ダブルクロス The 3rd Edition 『進み征くワン・モア・デイ』(GM:すかいはい)

メインログ | 雑談ログ

キャラクターシート

PC1 : 南條文緒 (PL:氷泉白夢)
PC2 : 霧灯夢二 (PL:猫口@)
PC3 : 柳武歩 (PL:CAT)
PC4 : 夏川ミナ (PL:クオンタム)
PC5 : 平賀迅 (PL:馴染)

プリプレイ

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「カイル・A・カンテミール」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
GM:では、セッションを始めていきましょう。
GM:まずはセッションに参加するPCの自己紹介からです。
GM:PC②、霧灯夢二さんからお願いします。
霧灯夢二:はーい
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_5q6Iww
霧灯夢二:霧灯夢二、16歳です!身長は145cmです(重要)!
GM:小柄!
霧灯夢二:高等部の男子で、文芸部の一つである編集部の部長です。
GM:文系!そんな部活があったとは!
霧灯夢二:総合情報誌の刊行を行っていたり、なんか…そう…編集とかを行う部なのだ…
GM:アカデミア通信、略してアカ通などを出版していたりするのでしょう。
霧灯夢二:それで行きましょう。
霧灯夢二:能力は描いた絵を実体化することです。目を入れるとたちまち絵から飛び出してしまうのだ。
GM:実体化能力!
霧灯夢二:昔は画家を目指してましたが、この能力が発現したせいで道を諦めざるを得なくなったので、
霧灯夢二:才能のある文化人を育てる方向に転換して編集部を設立したという経緯があります。
GM:悲しいぜ。
霧灯夢二:性能は《無形の影》《紡ぎの魔眼》でなんでもやるスタイルです。
GM:なんでも!便利だ!
霧灯夢二:特に、《無形の影》にはAランクスペシャリストが乗っかっており、達成値が+3されているのが特徴!
GM:つ、つよい。
霧灯夢二:それと、《原初の黄:活性の霧》《原初の白:力場の形成》《コズミックインフレーション》で
霧灯夢二:範囲選択の味方の攻撃力を+25出来るくらいですかね
GM:高火力支援!
霧灯夢二:そんな感じで、頑張っていきたいと思います!宜しくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:それでは、ハンドアウトの確認だ!
PC②用ハンドアウト
ロイス:“三年次学年主任”折田翼(おれた・つばさ) 推奨感情 P:感服/N:猜疑心

アカデミアに通う学生であるキミはなんやかんやあってプロム実行委員に選出されてしまった。なんとしてもプロムを成功させたいと意気込む内灘幸一郎(うちなだ・こういちろう)とともにダンスパーティーの準備を進めていたキミだったが、そこに三年の学年主任である折田翼がやってきた。壮年の教師である折田は顔は濃いが生徒の夢をいつも応援している熱血漢だ。そんな彼がキミに力強い言葉をかけ、励ました。これはダンス相手不在委員(かわいそう)たちの醸し出す倦厭ムードにも負けないよう気合を入れてプロムを良いものにしなければなるまい。
GM:折田先生は熱く生徒を応援する男性教諭。生徒からの人気も高い。
霧灯夢二:折田先生…熱血っぽいぜ!
GM:推奨感情はポジティブが感服で猜疑心ですが、まあ好きに設定してよかろう。
GM:プロムを成功に導くために頑張ってください。
霧灯夢二:成功に導いてやるぜ!
GM:心強いですお願いします
どどんとふ:「ロザリー・E・S」がログインしました。
GM:では、次!
GM:PC③、柳武歩さん。お願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsMiNJgw
柳武歩:ウィース。
柳武歩:柳武歩(やなたけ・あゆみ)、二年。無所属。
柳武歩:《インフィニティウェポン》で血まみれの鉄パイプを生成し、三種のリミットエフェクトを用いて敵をボコボコに殴ることしかできません
GM:血まみれの状態で生成するの。
柳武歩:はい!
GM:怖い。
柳武歩:中学時代はヤンキーでしたが、仲間の裏切りにあって死にました。
GM:死んだー!?
柳武歩:けどオーヴァードになったのでだいじょうぶだった。
GM:生きてたー!?
柳武歩:復活!旧友をボコボコにしてUGNに緊急保護!アカデミア入学!
柳武歩:そんな流れです。
GM:これは保護という名の観察処分なのでは……?
柳武歩:ハハハ、なんのことやら
GM:し、しらじらしい。
柳武歩:そんなわけで、上下関係はきっちりしていますが、仲間とか友達とかが苦手です。
柳武歩:このセッションで克服できるかな!がんばります。
GM:がんばって!
GM:では、ハンドアウトチェッカー!
PC③用ハンドアウト
ロイス:“昼行灯”雲雀宏一(ひばり・こういち) 推奨感情 P:信頼/N:不安

キミは生徒会長・雲雀宏一の懐刀的なアレだ。キミが生徒会室で仕事をしていたところ、かつて学園で事件を起こした少女・長牧彼方(ながまき・かなた)が陳情に現れた。なんでも近頃アカデミアで過去に大きな事件を引き起こした仮面のオーヴァードたちが再び現れたという噂が流れており、彼女は犯行を疑われてほとほと困り果てているのだという。他にも同様の風評被害に遭っている生徒は何人かいるらしく、生徒会長・雲雀宏一の後押しもあってキミは噂を調査することになった。果たして本当に彼女たちが再び事件を起こしているのだろうか。
GM:というわけで生徒会長にこき使われてください。
柳武歩:かいちょの命令は絶対だぜ。恩があるからな。
GM:シナリオロイスは雲雀宏一。推奨感情はポジティブが信頼でネガティブが不安。
GM:あと、可愛い女の子がキミに助けを求めてもいるようだ。
柳武歩:人助けとかガラじゃねえんだよなあ。ガラじゃねえけど……まあ、やるよ
GM:やったぜ。生徒会の信用が関わっていますからね。
GM:それでは、そんな感じで頑張ってください。
柳武歩:あざっす!
GM:では、次!
GM:PC④、夏川ミナさん。お願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY5emrIQw
夏川ミナ:「高等部一年生、“ジェミニ-フィフス”の夏川です」
夏川ミナ:「風紀を乱す生徒は63秒以内に鎮圧、排除、無力化可能です。よろしくお願いします」
夏川ミナ:そんな感じの風紀委員です。ロボット!
GM:すっかりお馴染みミナちゃん!
夏川ミナ:そう、これで登場は『ブラン・ニューデイズ』『アカデミアの休日』につづいて3回目なのです。
夏川ミナ:ロボットなので感情も希薄だし、ロボットなので自己紹介文章も使い回すことができるというわけです。
GM:便利!
夏川ミナ:シンドロームはエンハイ/ハヌマーン。ちょっぱやで動いてふたご座のゾディアックウェポンで殴ります。
GM:早くて強いのだ。
夏川ミナ:クライマックスで宝具を開帳すると1ラウンドだけ行動値58になるので、多分一番速く動けるはず・・・
夏川ミナ:そんなかんじですね。風紀委員らしく学園の治安を守り、不良は抹殺し、頑張りたいとおもいます。
GM:そりゃそうだよ!
GM:やったぜ!不良は抹殺だ!
夏川ミナ:あ!重要な事を忘れていた!
GM:では、ハンドアウトを見てみましょう
GM:何かね?
夏川ミナ:白兵タイプですけど、風紀委員なので常時制服ですし常時スカートです。よろしくおねがいします。
GM:そこ重要なこと!?
GM:まあ、いいや。ハンドアウト!
PC④用ハンドアウト
ロイス:“サイレントノイズ”ベアトリス・ハックマン 推奨感情 P:尊敬/N:隔意

キミは学園の風紀と規律を守る風紀委員にも所属している。プロムが近付いたアカデミアではダンス相手不在委員(かわいそう)のささやかなアンチ活動が活発化して風紀が乱れつつあるばかりか、プロム実行委員たちも士気を挫かれつつあるようだ。しかも、いつもならば頼りになる三年の美袋晴子(みなぎ・はるこ)もプロムの相手が決まっているせいかすっかりウカレポンチになってしまっている。風紀委員長ベアトリス・ハックマンの指示を受けたキミは美袋の様子も見守りつつ学園の風紀を取り戻すことになった。
GM:どうもこのままではプロムが上手く実行できない可能性が出てきたので、学園の風紀を取り戻す必要があるようです。
GM:あと、三年の彼氏持ちの先輩もウカレポンチ。
夏川ミナ:ウカレポンチ先輩はあれですね、CAT兄さんの。
夏川ミナ:暗黒裏番長セッションで出てきた先輩でしたね。
GM:そうそう。
夏川ミナ:ウカレポンチ・・・
GM:あのセッションで彼氏が出来てしまったのではしゃいでます。
GM:シナリオロイスはいつも通りベアトリス・ハックマン。推奨感情はポジティブが信頼でネガティブが隔意。
夏川ミナ:ビーちゃんだ!
GM:真面目で冷静な風紀委員長だ。
夏川ミナ:そうなのです。
夏川ミナ:時々鼻血を噴出しますけど、真面目で冷静で頼れる方なのです。
夏川ミナ:しかし、ダンス相手不在委員(かわいそう)のせいでプロムできないと本末転倒ですね。
夏川ミナ:ウカレポンチしてる場合ではないですよ先輩。
GM:というわけで、学園に風紀のために頑張ってください!
夏川ミナ:がんばります!
夏川ミナ:イェイイェイ!
GM:では、次!
GM:PC⑤、平賀迅さん!お願いします!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3vqoGww
平賀迅:うっす。魔術師を自称する高校生オーヴァード、平賀迅。16歳です。属性は雷です。
平賀迅:あのニコラ・テスラやトーマス・アルバ・エジソン、平賀源内などと同様だと思っていただければ。
GM:なるほど!
平賀迅:身長は高く、必要十分に鍛えておりますが、若干細めです。アカデミアでは特にどこにも所属せず、独断正義に則って何でもやる『私刑屋』として日々を生きています。
GM:私刑とは恐ろしい。
平賀迅:そう思われるでしょ? でも別に私刑といっても何も報復とか暴力とかそんなんばっかではなく、独断正義に適う内容であれば、宿題の代行やレポートの資料集め、ねこあつめやソシャゲイベントの代走などもやります。あと報酬! 安く見られる事は嫌います。
平賀迅:もちろん報復とか暴力とかもやるので立場は安定していませんが、そういう所も含めて学生生活をエンジョイしています。過去にはなんかいろいろあったみたいです。
平賀迅:能力ですが、雷属性の魔術師なので、自分自身を雷に変じさせます。
GM:さすが魔術師!
平賀迅:雷使いなどもはや時代遅れ……真に強力な雷魔術とは己自身を雷とする事なのだ。
平賀迅:そんな感じです。よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
GM:では、ハンドアウト!
PC⑤用ハンドアウト
ロイス:“イカロス” 推奨感情 P:好奇心/N:敵愾心
キミは弱きを助け強きを挫くアカデミアの自警組織・番長連に所属している。無道ささきの指揮のもとプロムが近付いた学園で不審な事件が起きないかパトロールをすることになり、キミは“後輩番長”三崎優(みさき・ゆう)とともに見回りを行っていた。そんなキミの前に“イカロス”と名乗る赤い翼の怪人が現れた。“イカロス”は「あらゆる夢が破れ去る」と不穏なことを語り、姿を消した。さらに三崎の様子も“イカロス”と遭遇してからどこかおかしい。三崎も心配だが、“イカロス”が何か仕掛けてくるつもりならば止めねばなるまい。
GM:今回の仕事は雇われ番長のようです。
平賀迅:あらゆる夢が破れ去るというのは、事実であれば当然独断正義に反するので、阻止しますし、雇われます
GM:シナリオロイスはイカロス。どうもディオゲネスクラブっぽい匂いがプンプンするぜ。
平賀迅:後輩も心配だぜ……先輩としてな……
平賀迅:ディオゲネスクラブは基本的に独断正義に反するので戦います
平賀迅:やるぜ!
GM:そう、後輩の女の子にも慕われたりするらしいのだ。
GM:やったぜ!
GM:それではよろしくお願いします!
GM:tugi
平賀迅:もはや動力源は十分という事です。十全に戦いましょう
GM:次!
GM:最後にPC①、南條 文緒さん。お願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY7pHRJQw
南條文緒:ははは!待たせたな!俺が天才の南條文緒だ!!
南條文緒:生徒会でも風紀委員でも番長でもない!俺は天才だ!
南條文緒:そんな感じのキャラです
南條文緒:寮とか図書室とか文殿寮とかに引きこもってなんかあやしい実験とかするピュアソラだぞ!
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:怪しい科学者!
南條文緒:なんかSランクアタッカーなので攻撃力が高いぞ!あとトランキリティで知識判定、素の社会の高さで情報収集は任せろ!
GM:情報収集にも強い!
南條文緒:アカデミアの情報収集は欠かさないのだ!あとなんか知らないけどディオゲネスクラブは嫌いだ!
GM:そんなに嫌わなくてもいいのになぁ。
南條文緒:まあだいたいそんな感じです、よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:では、ハンドアウトチェックだ!
PC①用ハンドアウト
ロイス:赤手みあ(あかで・みあ) 推奨感情 P:好意/N:敵対心

キミはオーヴァードアカデミアに通う学生だ。プロムを目前に控えたアカデミアでは、その準備をしている学生たちが怪人に襲撃される事件が起きていた。そんな時キミの友人である報道部三年の赤手みあは事件の真相を掴んだとキミに宣言する。彼女曰く、これは過去に事件を起こした学生たちが再び悪事を働いているに違いないというのだ。しかも、キミは流れでその大スクープの調査まで手伝わされる羽目になってしまったのだった。それにしても赤手みあはどこか思い詰めた様子にも見えるが、何か事情でもあるのだろうか。
GM:というわけで、報道部三年の赤手みあちゃんに協力してあげてください。
南條文緒:友人かどうかは知らんが事件には興味があるので調べてやらんでもないぞ!
GM:ハンドアウトに友人と書かれているので、友人です。
GM:まあ、これまでも何度か調査に引っ張り出されたりした経験があるのでしょう。
南條文緒:じゃあ仕方ない、友人としてやろう
GM:どうもアカデミアで怪事件が起きているようですしね。
GM:色々助けてあげてください。
南條文緒:仕方がないな!
GM:では、よろしくお願いします。
GM:PCの自己紹介は以上で終了!
GM:次はPC間ロイスの取得に移りたいと思います。
GM:PC1から2に、2から3、3から4、4から5、5から1という感じで
GM:感情を決定してロイスを取得してください。
南條文緒:霧灯 夢二・・・なんか知らんが憤怒されているぞ!
夏川ミナ:私は迅さんだー
平賀迅:同じSランクだけど引きこもりで怪しい奴だ……
平賀迅:科学者なんて怪しすぎる
柳武歩:ミナちゃんには初期ロイスで取得させていただきました。P:かわいい/N:辟易
霧灯夢二:柳さんには…どうしよう…
平賀迅:引きこもり/南條文緒/連帯感/○猜疑心/ロイス これで
南條文緒:自分に憤怒しているやつなど有為/厭気○で取得してやる!
柳武歩:むろん後からでもいいですぜ
霧灯夢二:あとからにします
平賀迅:いや、猜疑心よりは不信感かな。不信感にします
夏川ミナ:かわいい!
GM:不信感を抱かれている。
夏川ミナ:うえっへっへ・・・そんな・・・
平賀迅:知識だけ貯めても仕方ないぞ
夏川ミナ:私刑屋/“フロムザブルー”平賀迅/親近感/○警戒/ロイス
GM:おお、警戒している。
夏川ミナ:仕事熱心なのは良い事なのですが、規則を破るので大いに警戒します。
夏川ミナ:面識はあるかもしれないし、ないかもしれない・・・
平賀迅:警戒され男だ
平賀迅:面識はまあ……その場のノリで
夏川ミナ:ノリで!
GM:では、これで全員ロイスを取り終わったので、PC間ロイスの取得は終了!
夏川ミナ:5人セッションだからロイスがきつきつだー
GM:最後に改めてトレーラーを読み上げてセッションに入っていきたいと思います。
トレーラー

今年もアカデミアに卒業シーズンがやってきた。
卒業式よりも少し早い時期に三年生だけでなく全校生徒が参加して、“プロム”という盛大なダンスパーティーを開くのがアカデミアの伝統である。
“プロム”――そこでは誰もが主人公。とびきりに甘酸っぱくて最高に綺麗な夜。
それが“プロム”だ
プロム実行委員たちは賑やかに準備を進め、ダンス相手不在委員(かわいそう)たちは賑やかにアンチ活動に勤しんで、学園中が浮かれていた。
そんな中、かつてアカデミアを騒がせた仮面のオーヴァードたちが再び現れる。
まるで、時間を巻き戻すように。学園を去りたくないとでも言うように。
けれどそれは、許されるはずのないことだ。いつだって時間は等しく刻まれるのだから。
一度その大海に漕ぎ出してしまったのならば。
帆が裂け、竜骨は軋み、船尾は朽ち、羅針盤の針が狂ってしまったとしても。
それでも船は先へと進み続けるしかない。

ダブルクロスThe 3rd Edition『進み征くワン・モア・デイ』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:それではセッションを開始します!
GM:よろしくお願いします!
平賀迅:よろしくお願いしまーす
霧灯夢二:宜しくお願いします!
南條文緒:よろしくおねがいします!
柳武歩:よろしくおねがいしますー
GM:まずはオープニングフェイズから。
夏川ミナ:よろしくおねがいします!
GM:最初のシーンはマスターシーンです。

OP00 - マスターシーン

GM:春風寮の寮室のドアが開く。
GM:小柄な赤毛の少女、赤手みあはそのままの勢いで自分のベッドに倒れ込んだ。
GM:ベッドに寝転がったまま手に持った封筒を乱暴に破り開く。
GM:わずかに期待のこもった眼差しで、大学から届いた通知に視線を走らせた。
赤手みあ:「推薦入試、不合格……」
赤手みあ:「はあああぁ……またダメだぁ……」
GM:クシャクシャに丸められた紙がゴミ箱を目掛けて飛ぶ。目測を誤ってゴミ箱の縁に当たった紙はすぐそばに落ちた。
GM:小柄な少女は枕を抱きしめてうずくまる。
赤手みあ:「このままじゃ将来のこと何も決まらないうちに私のアカデミア終わっちゃうよ。そんなの嫌だぁ」
赤手みあ:「でも、三年間実況ばっかりで全然勉強してこなかったから、今から一般入試なんて無理だし」
赤手みあ:「どうすればいいんだろう……」
赤手みあ:「ううん。落ち込んでる場合じゃないな!よし!」
GM:リモコンを手に取り何やら操作すると、TVモニターにレース中継の録画映像が映る。
GM:レースの実況は少女自身の声だ。
GM:『大盛り上がりのアカデミア・デス・ロード!泣いても笑っても今日が最後、決着の時ですよ!』
GM:『二日目を制した梅尾選手がこのまま優勝をかっさらうのか、はたまたどんでん返しが起こるのか!こいつは目が離せませんね旦那!』
GM:『ではちょっと観客席の様子を…ひゃあ!すごい歓声です!』
GM:三日目ゴール付近の観客席にはお祭り好きのアカデミア生徒たちがひしめいている!
GM:ヨーヨー殺しやわたあめ地獄などの屋台なども立ち並び、完全に悪ノリが過ぎている状態だ。
GM:そんな観客たちの盛大な歓声の中をヴィークルに乗った選手たちが疾走する。
GM:『おおっと!ここでトップの梅尾選手に来栖選手・クルエール選手が並んだぁ!』
GM:少女のよく通る声が白熱するレースをさらに盛りたてる。
GM:「ふふっ。楽しかったなぁ、あれ……」
赤手みあ:「ふふっ。楽しかったなぁ、あれ……」
GM:不安げだった少女の表情が次第に落ち着いていく。
赤手みあ:「よっしゃあ!頑張るぞー、私!」
GM:その時!
GM:力強くガッツポーズした少女はその反動でベッドから落下する!
赤手みあ:「ギャーッ!?」
GM:ドスンと小気味良い音が鳴る!
赤手みあ:「あいたたた!死ぬわ!打ちどころが悪ければ死ぬ!遺体になるよ!」
赤手みあ:「痛い、だけに!!」
GM:カメラの方を向く赤手みあ!
赤手みあ:「…………」
赤手みあ:「おや?」
GM:そこで少女は視線の先に何かがあることに気付く。
GM:いつの間にそこにあったのか。それは星座めいた羅針盤の仮面だ。
GM:仮面が、少女に語りかけるように胎動する。
赤手みあ:「……夢を?」
赤手みあ:「私の、夢を」
GM:少女は細い指先を武骨な仮面へと伸ばす。
GM:マスターシーン終了。

OP01

GM:次のシーン!
GM:最初のオープニングは平賀さんからだ!
平賀迅:行くぜ
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:35->43)
GM:いい感じ!
平賀迅:エフェクト侵蝕軽いからね……!
GM:では、シーンの描写から。

GM:番長連の詰め所。
GM:快活そうな風貌の少女、総番長・無道ささきの前に個性豊かな番長たちが並んでいる。
GM:キミの姿もその中にあった。
GM:隣には“後輩番長”三崎優(みさき・ゆう)が立っている。
GM:ショートカット黒髪で小柄なツリ目がちな少女だ。冬らしくカーディガンを着用している。
三崎優:「……また番長連のお手伝いですか、先輩?」
平賀迅:腕組んで壁に背を預け、総番長に視線を向ける
平賀迅:「ああ。番長連とは良い関係でありたいと思っているからね」
平賀迅:「いや、敢えて悪しい関係でありたいと思う相手などいはしないが。何か不服かな?」
三崎優:「ちょっと言い方が不穏ですよ」
三崎優:「不服……ってわけじゃないですけど。番長連でもないのに、よくやるなあと思って」
平賀迅:「じゃあ君が安心できるように言い換えよう」
三崎優:「はい?」
平賀迅:「……後ろ盾は一つくらいあったほうが良い」
平賀迅:「生憎、やりたい事をやっているとどうも風紀や生徒会にちくちくした視線で見られるからね」
三崎優:「……余計物騒です」ちょっと拗ねたように言う。
三崎優:「先輩はいったい何なんです?」
平賀迅:「そう訊ねられた時の答えはいつだって同じだ。何度訊かれようと変わらない」
三崎優:「はあ」
平賀迅:「魔術師さ。平賀 迅は魔術師だ」
三崎優:「……またそれですか」ちょっと呆れたように言う。
平賀迅:「またそれだとも。私は第一に魔術師であるからね。これまでも、これからも」
三崎優:「魔術なんてないですよ。この世の不可思議な現象はレネゲイドが原因だって、先輩も知ってますよね?」
平賀迅:「そうだな。君がそう思うなら、君の世界ではそうなのだろう」
平賀迅:「……定義、価値観。これは言い換えてみれば『信仰』なんだ」
三崎優:「何を言ってるのかさっぱり分かりません」再び呆れたように言う。
平賀迅:「砂漠に降る突然の雨を見て、天変地異だと騒ぎ立てるか、神の恵みと歓喜するか……」
平賀迅:「そういう違いだ。君は、そして多くのアカデミア学生は、この世の不可思議な現象をレネゲイドウィルスによる現象と断じ、信じるだろう。別にそれを否定はしないよ」
三崎優:「はあ。それで、先輩は魔術だと信じていると?」
平賀迅:「そう。君が君をオーヴァードと自認し、使いこなす能力をエフェクトと呼ぶように、私は私を魔術師と定義し、その力を魔術と定義する。だから、お前は何かと訊ねられれば、私は魔術師の平賀迅であるとしか答えられない」
三崎優:「そうですか」
平賀迅:「学び給え後輩。私が言いたい事は、つまり――」
三崎優:「やっぱり変わってますね、先輩は」くすりと笑う。
三崎優:「つまり?」
無道ささき:「こら!そこ!私語は慎め!」
平賀迅:「信じようによって、世界の見え方は如何様にも変わるという事、そして、それを不必要に侵す事などせずとも、人は互いに互いを認めて生きていけるという……」
GM:無道ささきはキミたちを指差しながら叫ぶ。
平賀迅:「……おっと、総番長が総番長らしい事を言ったね。これは大人しく黙っておくとしよう」 薄く笑い、目を閉じる
三崎優:「……後で詳しく聞かせてください」
GM:指先でキミの袖口を軽く引っ張りながら小声で言い、無道ささきの方に視線を向ける
無道ささき:「いいか、お前らー!プロ……プロなんとかが近付いてるとはいえ、浮ついた気分になるなよ!」
無道ささき:「こんな時こそ危険な事件が起こりやすい。あたしは過去の体験からよく知っている!」
無道ささき:「というわけで、応援も呼びつつ見回りを強化することにしたのであった。頼んだぞ、平賀」
GM:無道ささきはキミに向けて大きく手を振る。
平賀迅:「ああ頼まれたとも。力を尽くそう」
無道ささき:「うむ。心強い!100万パワーぐらいの心強さだ!」
平賀迅:「……電圧は1億は行くがね」 小声で呟く
無道ささき:「では、パトロールの組み合わせを発表するぞー」
無道ささき:「ジャック黒岩は馬面番長とー」
馬面番長:「ヒヒーン!」
“闇医者番長”ジャック黒岩:「馬じゃん」
無道ささき:「狼のやつはエリーゼとだ。エリーゼは先行してるから現地で合流しろよー」
三崎優:「エリーゼ先輩とは別か……」少し悲しげに呟く。
無道ささき:「平賀は三崎とだ。仲良くやれよー」
三崎優:「よろしくお願いします、先輩」
平賀迅:「天下のSSランク、殲滅嬢か……電力過多だな」
平賀迅:「おや、私は君とか。よろしく」 手を差し出す
GM:ちょっと躊躇った後に三崎は手を握る。
平賀迅:「隣で良かった。握手がしやすいからね」 軽く振った後、離し
三崎優:「あんまり気安く女の子に触ろうとしない方がいいですよ」
三崎優:「私みたいな子ばっかりじゃ……ひゃっ!?」
三崎優:「何を言ってるんですか、先輩。行きますよ」
平賀迅:「おや、最近の娘は握手にも敏感なのか……何もこのまま手を引いて夜のデートに洒落込もうってでもないのに」
平賀迅:「認識を改めておこう。では、行こうか。見回りにね」
三崎優:「そういう台詞を言うのがダメなんです」
三崎優:「減点対象ですよ。……はい、行きましょう」
平賀迅:「やはり難しいな」 肩をすくめる
GM:そんなこんなでキミたちはパトロールに出かけることになった。
GM:担当することになったのは学生寮のあるエリアだ。
GM:キミの隣を歩きながら三崎は言う。
三崎優:「……さっきのお話、まだ続きでしたよね」
三崎優:「お互いがお互いを認めていけるっていうやつ」
平賀迅:「ん? ああ、そんな話もしていたね」
三崎優:「あ、自分で話して忘れていたんですか?酷い人ですね」
平賀迅:「大した話じゃあない……というと、また君の不興を買いそうだが」 くっくっ
平賀迅:「言葉にすると大仰だが、別に特別な話じゃあないんだ」
三崎優:「特別じゃない?」
平賀迅:「さっき、私が手を差し出した。君は手を握ってくれた。しかし気安く触ろうとしない方が良いと忠告してくれた。私はそれを聞いてそういうものかと学んだ」
平賀迅:「君は『気安く触らないほうが良い』という常識があっても、私の『今宵のパートナーと握手をしたい』という意向を汲んで、手を握ってくれた。常識より私の気持ちを認めてくれたんだ」
平賀迅:「しかし君の忠告により、私も気軽な接触が不適切と学んだ。よって今後、気軽に接触を図るような事はしないだろう。君の語る常識を認めた」
三崎優:「……なるほど」
三崎優:「ズルいですね、そういう言い方。思わず説得されちゃいそうになるじゃないですか、先輩」
平賀迅:「ならば以後、君と私の間で、あるいは私と世間一般の常識との間で、接触にまつわる衝突は起きないだろう。互いに互いを認めて、平和裏に生きていける……」
平賀迅:「いやいや、説得されてくれていいんだぞ。私は至極正しい事を語っているんだから」
三崎優:「先輩の言いたいことはだいたい分かりました。説明上手いんですね、先輩」
三崎優:「でも、先輩は絶対に分かり合えない価値観もあるかもしれないとは考えたりしないんですか?」
平賀迅:「いや、あると思うよ」 あっさり言う
平賀迅:「私は平和主義者でもないし、そこまで気長な人間でもない」
三崎優:「え」
GM:三崎は呆気にとられたような顔をして話を聞く。
平賀迅:「たとえば目の前で罪のない人を殺そうとしている悪人がいたとしよう」
三崎優:「それはいけないことですね」
平賀迅:「その悪人には、相応の理由や事情、感情、動機があるのかもしれないが……そう、いけない事だ」
平賀迅:「私の独断正義に反する。だから止める。恐らくは暴力を以って。私には相応の力があるからね」
三崎優:「それは……でも……」
平賀迅:「間違っているかな?」
三崎優:「先輩の言いたいことは分かります」
三崎優:「でも、なんだかちょっとだけ複雑です」
GM:少しだけ寂しそうに微笑む。
GM:と、キミたちが春風寮の近くまでやってきた時。
GM:キミたちの前方に怪しげな気配が現れる。
平賀迅:「ならば君は君の信仰を守ると良い。それが私の独断正義に背かない限り、私はそれを――」
平賀迅:言葉を止め、帯刀した剣に手をかける
GM:そこにいたのは、のっぺらぼうめいた顔のない仮面を付けた真紅の怪人だ。背中からは折れ曲がった双翼の羽根が生えている。
三崎優:「……先輩?」
平賀迅:「前だ」
GM:遅れて三崎もそれに気付き、短剣をつかむ。
イカロス:「まずは一つ。計画までに残りの三つを……」
平賀迅:「こんな夜分に仮装かね? 鎮魂祭(ハロウィーン)には随分と季節外れじゃあないか」 声をかける
イカロス:「キミたちは。なるほど、番長連か」
イカロス:「これは長居がすぎたかな」
平賀迅:「いかにも番長連。私は平賀迅だ。名乗れ、君よ。そして何をやっていたのか証言し給え」
イカロス:「さてさて、その質問にはどう答えるべきか」
GM:怪人の周囲で赤い血風がにわかに巻き起こる。
三崎優:「下がっていてください、先輩!私の概念武装 “先輩ブレイカー”で牽制します!」
平賀迅:「名乗るのだよ。簡単だろう? 君が自分を第一にどう定義するか――」
GM:短刀を構え、駆け出そうとする三崎!
平賀迅:「止めはしないが、無茶はするな! あれが先輩でない可能性もある!」
イカロス:「ならば、そう。私はこう答えるしかない」
平賀迅:自身も何かあればすぐに飛び出せるよう身構える
イカロス:「キミたちには夢はあるかね」
平賀迅:「……夢?」
三崎優:「え」思わず面食らい、立ち止まる。
イカロス:「夢だよ。叶えたいと思う願い。実らせたいと思う恋」
イカロス:「どうかね、平賀迅くん」
平賀迅:「……あるよ、もちろん私にも。これで健全な青少年なのでね」
平賀迅:「しかも多分、それは人より大きく、多い。それがどうか?」 ポケットの中で単一乾電池を掴む
イカロス:「ほう!それは――」
イカロス:「素晴らしい!実に素晴らしいッ!」
イカロス:「だが――」
イカロス:「残念ながらその夢は叶わない!その恋は実らない!大半の願いというのはそういうものだ!」
三崎優:「あ……」
平賀迅:「……もう一度問おう。名乗れよ」
イカロス:「故にこそ、夢というのは素晴らしい!夢は破れるその瞬間が最も美しいのだッ!」
イカロス:「故に私はこう名乗っている!」
イカロス:「イカロスとッ!!」
平賀迅:「なるほど承知した。これで報告書類が書きやすくなる……な!」
平賀迅:演出攻撃したみ
イカロス:「だから、キミも夢に向かって邁進したまえ。そして思う存分、夢破れるのだ!」
GM:いいですよ!
イカロス:「いいや、キミだけではない。このアカデミアの全生徒がそうなるべきなのだ」
平賀迅:ポケットの中で乾電池を握り潰す。同時、迅の周囲に稲光が散らばり、瞬時に立体的魔法陣が描かれる
イカロス:「彼らもすぐにそのことは理解するがね!」
平賀迅:次の瞬間、迅の全構成要素が稲妻と化し、弾ける。一直線に"イカロス"を貫くべく
イカロス:「ほう!これは!素晴らしい力だ!」
イカロス:「だが、知るといい。全ての夢は破れ去るためにあるのだと!」
GM:イカロスは折れた双翼を羽ばたかせる!
GM:巻き起こった血風がダメージを最小限へと抑える!
平賀迅:「チッ……」
イカロス:「このアカデミアであらゆる夢が破れ去る!その時彼らは知るだろう!」
イカロス:「今はさらばだ、生徒諸君。夢に向かって突き進みたまえよ」
イカロス:「大きければ大きいほど、潰えた時には美しい」
GM:赤い血風が広がり、その中にイカロスの姿が消える。
平賀迅:稲妻より元に戻る。風圧により剣が弾かれ、かすり傷しか与えられなかった
GM:《瞬間退場》を使用してイカロスはシーンから退場します。
平賀迅:そして次撃の前に、その姿を見失う
三崎優:「夢……私の、願い……」
平賀迅:「……フン。犯行宣言か。しかも結局、何をしていたかははぐらかされたな」
GM:三崎は呆然とした様子でその光景を見ている。
平賀迅:「優、怪我はないか……優?」
三崎優:「あ、すみません、先輩。ついボーっとしてしまって」
平賀迅:「優。三崎優。しっかりしろ」 様子がおかしい事に気付き、強い口調で言う
三崎優:「もう平気です」
三崎優:「先輩こそ怪我はありませんでしたか?」
平賀迅:「よし、平気だな。いや、私は何でもない。電池を一つ使ったくらいだ」
三崎優:「だったらよかったです」
平賀迅:「……ともあれとんだ"アタリ"を引いた物だ。早速報告に向かわねばなるまい。"イカロス"か」
三崎優:「それにしてもイカロス。いったい何者なのでしょう」
三崎優:「ええ、戻りましょうか、先輩。総番長にも報告をしないと」
平賀迅:「仮面を見たろう。そしてあの翼、あの力。稲妻たる私を退けてみせた。ただものではあるまい」
三崎優:「……ほぼ間違いなくディオゲネス・クラブ、ですよね」
平賀迅:「だろうな。全ての夢を破れ去らせる。大言壮語も甚だしいが、奴らならこういう事を素面で言う」
三崎優:「……夢、か」
三崎優:「ううん、なんでもないです。早く戻りましょう、先輩」
平賀迅:「……なんでもないと言う人間は、なんでもなくないことも多い」
三崎優:「それも先輩の持論ですか?」
三崎優:「いいから行きますよ。報告が最優先ですっ」
平賀迅:「そうだ。だが私の持論にはこうもある。たとえなんでもなくとも、なんでもないというのは、その人間が胸中を悟られたくない、あるいはそれより優先すべき事があるからだ」
平賀迅:「君の意見に賛同しよう。報告に向かおうか。節電しつつね」
三崎優:「よろしい。行きましょう、先輩」
GM:三崎は軽くキミの袖口を摘むと、先に立って歩き出す。
平賀迅:じゃあ遠慮ない歩幅になりそれをすぐ追い越す
GM:では、平賀くんのオープニングはこれで終了!
GM:次のシーン!

OP02

GM:次はミナちゃんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
夏川ミナ:へいさ!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:35->43)
GM:ほどほどに高い。
夏川ミナ:あ、平賀くんとおそろいだ。

GM:風紀委員であるキミは風紀委員長のベアトリス・ハックマンから風紀委員室へと喚び出された。
GM:どうやら新しい風紀の仕事のようだ。
GM:風紀委員室に入ると風紀委員長席に座る金髪ボブ髪型の怜悧な面差しの少女、ベアトリス・ハックマンの姿が目に入る。
GM:その傍らには同じく三年の風紀委員・美袋晴子が控えている。真面目そうで美人めいた外見の少女だが、なぜかニヤけた顔付きでずっとスマホの画面を見つめている。
ベアトリス・ハックマン:「よく来てくれた、夏川」
夏川ミナ:「“ジェミニ”夏川ミナ、まいりました」
美袋晴子:「えへへ、内灘くん……」
夏川ミナ:「何か御用でしょうか、ビーちゃん」
夏川ミナ:美袋さんはひとまずおいといて、ぴしっと気をつけ姿勢です。
ベアトリス・ハックマン:「夏川、その呼び方はやめろ。常陸でもあるまいし(ドキッとしちゃった……)」
夏川ミナ:「承知しました。では、これまで通りベアトリス委員長とお呼びいたします」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。それでいい(あっ、寂しい……)」
GM:ベアトリスは不安げにちらりと美袋に視線を送りながら話を続ける。
ベアトリス・ハックマン:「夏川。お前に新たな任務だ」
ベアトリス・ハックマン:「ひとまずこの映像を見てくれ」
夏川ミナ:「はい」
GM:風紀スクリーンに映像が映し出される。
GM:そこに映し出されたのは顔を包帯で覆った、ダンス相手不在委員(かわいそう)委員長の持内権三郎(もてない・ごんざぶろう)だ。
GM:男は無限木刀を振り回し、周囲の生徒たちが逃げ惑う!通常の木刀よりもギザギザが多いため危険なのだ!
持内権三郎:『所詮この世は弱肉強食。モテれば嬉しく、モテなければ悲しい』
持内権三郎:『俺はこのアカデミアで鬱憤晴らしをする。こいつら非モテ七本槍とともにな!』
GM:男の後ろに控えているのは物々しい姿のモテなさそうな男たち!
夏川ミナ:「あ、これは先日のレクリエーションで見た映画に出てきた殺人奇剣によく似ていますね」
ベアトリス・ハックマン:「そんなものを見ていたのか」
GM:男は映像を撮影しているカメラに掴みかかり、破壊しようとする!画面が揺れる!
GM:だが、非力なせいかなかなかカメラが破壊できない!
持内権三郎:『クソッ!壊れねえ!』
夏川ミナ:「はい。こびりついた人間の脂で発火させるという、サラマンダーシンドロームもびっくりな」
夏川ミナ:「あ、非力」
ベアトリス・ハックマン:「すごいテクノロジーだ」
持内権三郎:『電源どこ!』
持内権三郎:『あっ!ここ――』
GM:映像が途切れる。
夏川ミナ:「なんだかかわいそうな人達に見えます。ビーちゃん」
ベアトリス・ハックマン:「奴らはダンス相手不在委員(かわいそう)を名乗り、アカデミアで彼女ができない鬱憤を晴らしている」
夏川ミナ:「かわいそう」
ベアトリス・ハックマン:「その呼び方はやめろと言ったろう、夏川(もっと呼んで♡)」
ベアトリス・ハックマン:「彼らは小心者なためにプロム実行委員を直接妨害することはない。だが、地道なアンチ活動のせいで少しずつプロム実行委員たちの士気も下がりつつあるようだ」
夏川ミナ:「名乗り、ということは、自分たちがかわいそうだという自覚があるのですね」
夏川ミナ:「アンチ活動ですか」
ベアトリス・ハックマン:「そうだ。大声で騒いだり、ビラを撒いたり、そうした地道な活動だ」
美袋晴子:「プロム楽しみだなぁ……」スマホを見ながらニヤニヤしている。
ベアトリス・ハックマン:「晴子。風紀委員の活動中にあまり携帯電話を見るのは……」
美袋晴子:「あ、ごめんなさい。ベアトリス。今度からタブレット端末にするね」
ベアトリス・ハックマン:「そういうことでは……」
夏川ミナ:「そういう問題ではないかと思います、美袋晴子先輩」
夏川ミナ:「というか、先ほどから携帯端末を眺めてニヤニヤしていましたが、何かあったのでしょうか」
美袋晴子:「だって、内灘くん……格好良いし……」消え入るような語尾。
夏川ミナ:「そんなに」
美袋晴子:「あ、違うの!そういうんじゃ全然ないから!勘違いしないで!」
ベアトリス・ハックマン:「……どうも晴子はプロムで踊る相手が決まっているらしく、以来ずっとこの調子だ」
夏川ミナ:「第四図書館に、このような状態に陥った人間を指し示す単語が掲載されていました」
夏川ミナ:「たしか、ウカレポンチだとか」
ベアトリス・ハックマン:「ウカレポンチ」
美袋晴子:「ウカレポンチ」
夏川ミナ:「だそうです」
夏川ミナ:こくりと頷く。
ベアトリス・ハックマン:「だそうだ」
美袋晴子:「ウカレポンチ……」
ベアトリス・ハックマン:「まあ、このようにプロムといえば、卒業を控えた三年生が意中の相手とダンスを行う重要なパーティーイベントなわけだ」
夏川ミナ:「はい。理解できました」
ベアトリス・ハックマン:「ち、ちなみに夏川はもしプロムに出るとしたら誰と踊りたい?」
ベアトリス・ハックマン:「アカデミアは自由な校風だから同性とダンスをする人もいるぞ。その辺を踏まえて、どうだ?」
夏川ミナ:「そうですね。異性とであれば、先日の任務でお世話になった中等部の朝倉侑生を想像しましたが」
夏川ミナ:「もし同性の方とダンスしても良いのであれば」
夏川ミナ:「私は」
ベアトリス・ハックマン:「ドキドキ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……生徒会役員の、滝瑞果さんがいいです」
GM:ベアトリス・ハックマンの顔が青ざめる。
夏川ミナ:「いつもキラキラと輝いていて、自信に満ち溢れていて、とてもステキな女性で……ビーちゃん?」
GM:そして、受話器を手に取る。
ベアトリス・ハックマン:「……生徒会役員の滝瑞果をここに呼べ。今すぐにだ!!」
ベアトリス・ハックマン:「すまない。少しうろたえてしまった」
GM:受話器を仕舞いながら言う。
ベアトリス・ハックマン:「では、改めて任務について伝えよう」
夏川ミナ:「少々驚きました」 平然としている。
ベアトリス・ハックマン:「吐きそう」
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
ベアトリス・ハックマン:「なんでもないです」
ベアトリス・ハックマン:「夏川、お前はプロムが無事に執り行われるように学園の風紀を守ってほしい」
夏川ミナ:とりあえず、ベストのポケットから取り出したビニール袋を手渡して
夏川ミナ:ビーちゃんの背中をさすってます。
ベアトリス・ハックマン:「ダンス相手不在委員(かわいそう)にもどうにも不穏な動きがあるようだ。くれぐれも気を付けてくれ」
ベアトリス・ハックマン:「ありがと……もっと下の方……」
夏川ミナ:「はい。アカデミアを代表する重要なパーティーイベント、失敗させるわけにはいきません」
美袋晴子:「はあ……好き……」
ベアトリス・ハックマン:「ああ、その意気だ」
ベアトリス・ハックマン:「あと、それとなく晴子の様子も見守ってやってくれると助かる……」
ベアトリス・ハックマン:「晴子にも風紀委員の仕事はしてもらうが、ずっとこの調子だからな……」
夏川ミナ:「承知しました。ただ、見守ると言われても」
夏川ミナ:美袋先輩を見る。
夏川ミナ:「よほどの事がない限り、ずっとあの調子のままな気がします」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩?」 手を振る。
美袋晴子:「早く会いたい……」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩」 ぶんぶん。
美袋晴子:「ハッ」
美袋晴子:「大丈夫!大丈夫よ、私は!」
ベアトリス・ハックマン:「……頼んだぞ、夏川」
夏川ミナ:「そうなのでしょうか」
夏川ミナ:「はい。なんとしてもこの任務を成功させ、知名度アップ、ともだち100人を目指して頑張ります」
ベアトリス・ハックマン:「風紀委員の目標としてはどうかと思うが、心強いぞ、夏川」
ベアトリス・ハックマン:「今世紀で一番死にたい」
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
夏川ミナ:背中をさすってます。
ベアトリス・ハックマン:「擦るならお腹がいい……」
夏川ミナ:「はい。お任せ下さい」 お腹をさすりながら思案する。
夏川ミナ:(意中の相手とダンスする。なるほど)
夏川ミナ:(これもまた、青春の1ページに必要な……極めて重要な儀式である。そういう事ですね)
夏川ミナ:(守らねばなりません。UGNチルドレンとして。風紀委員として)

GM:では、ミナちゃんのオープニングはこれで終了!
GM:次のシーン!
夏川ミナ:まってー
夏川ミナ:シナリオロイスをとります!
GM:まつー
GM:どうぞー
夏川ミナ:風紀委員長/“サイレントノイズ”ベアトリス・ハックマン/○尊敬/不信感/ロイス
夏川ミナ:ビーちゃんはかっこよくて強く、仕事もできる方なのですが
夏川ミナ:しょっちゅう体調を悪くするので何か持病を隠しているのではないかと心配です。
GM:心配されてた……優しい……
夏川ミナ:あ、すみません
夏川ミナ:尊敬じゃなくて庇護にします。
夏川ミナ:以上!
GM:あっ
GM:シーン終了。
GM:次のシーン!

OP03

GM:次は柳武さんのオープニングです。
柳武歩:アイサー
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい
柳武歩:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39

GM:低めやね。

GM:生徒会室。
GM:生徒会長に恩のあるキミは生徒会の事務仕事を押し付けられ、ここにやってきていた。
GM:ニコニコとした表情のメガネの少年・雲雀宏一がキミの前に書類の山を積む。
雲雀宏一:「いやー、すまないね。柳武くん。生徒会も人手が足りなくてね」
柳武歩:柳武は、茶と金のまだらに染めたバサバサの髪を後ろで一つ結びにしている。
柳武歩:上着は学校指定の制服ではなく、袖捲りした迷彩柄のジャージだ。
柳武歩:そばかすの浮いた顔。三白眼ぎみの瞳がぎょろりと動いて雲雀宏一を睨む。
柳武歩:「俺に書類仕事やらすとか、生徒会の人材不足も極まってんじゃねースか。かいちょも働けっての」
雲雀宏一:「エリスくんも滝くんもいつの間にかどっかいっちゃったしなぁ。何をやってるんだ、あのボンクラどもは」
雲雀宏一:「ふっ、僕は真に働くべきタイミングを見極めているのさ」
柳武歩:「いつ。いつ来んの、ソレ。本当に来んの」
雲雀宏一:「学園が滅びる時かな……」遠い目。
雲雀宏一:「しかし、相変わらず口が悪いねえ、柳武くんは」ケラケラと笑う。
柳武歩:「しょーがないスよ、これが自然なんだから」
雲雀宏一:「それじゃあ仕方ないなぁ」
雲雀宏一:「あ、それよりも聞いてくれないかい、柳武くん。先日なんとティエラ王国の政府からアカデミアに多額の寄付をいただいてね」
柳武歩:「へえ。良かったじゃないスか。何か色々騒動あって大変だったみたいだけど」
雲雀宏一:「そうそう。無事に解決したかいがあったってものだよ。まあ、解決したのはほとんど風紀だけど」
雲雀宏一:「それでね、まとまったお金が入ってテンションが上がったから思わず寄付金で買っちゃったんだ」
柳武歩:「……こ、こいつは」
柳武歩:「どうして他人の手柄で入ったタナボタラッキーの金を勢いでつぎ込めるんだ」
雲雀宏一:「え、だってそりゃあ買うしかないだろう。万人の夢だよ」
雲雀宏一:「豪華客船」
柳武歩:「……?」
GM:生徒会室のカーテンが風で翻り、アカデミアの港に停泊した豪華客船の威容が窓から覗く。汽笛が鳴る。
柳武歩:「えっ、バカだ」
雲雀宏一:「今年のプロムは船上のダンスパーティーというわけさ。きっと華やかになるぞ~」
柳武歩:「さすがだよかいちょ、あんたバカのスケールが違うよ……」唖然として船を眺めている。
雲雀宏一:「いやあ、三年生のみんなも喜んでくれるかなぁ」
GM:と、その時!
GM:生徒会室のドアが勢い良く開け放たれる。そこには気の強そうな少女が立っている。
GM:少女はキョロキョロと室内を見渡す。
柳武歩:「おうコラ。いきなりなんだよ、ノックぐれーしろや」
GM:長牧彼方。かつてRファイトで事故に遭った姉の仇討ちと称し、仮面の槍使いとして他の選手たちを襲った過去のある少女だ。
GM:今はもうすっかり改心したはずだが――。
GM:長牧彼方はズカズカと生徒会室に入り込むと、キミの声を無視して雲雀宏一に掴みかかる。
長牧彼方:「なんとかしてよ」
雲雀宏一:「え、いや、豪華客船のことならもう買っちゃったから無理……」
長牧彼方:「そんなのどうでもいい!」
長牧彼方:「生徒会でしょ。生徒の助けになってよ」
柳武歩:「コラ。てめー、それが人にものを頼む態度かよ」
柳武歩:殺気だった目で長牧彼方を睨みつける。
長牧彼方:「何よ。あんたも生徒会?」
長牧彼方:「……全然そうは見えないけど」
柳武歩:「俺はただの手伝いだよコラ。こんな不良が生徒会なわけねえだろ」
長牧彼方:「ああ、やっぱり。そうだろうと思った」
柳武歩:「ア?んだテメー、ッてんじゃねえぞ?」
長牧彼方:「何よ。何言ってるのか全然わかんない」
雲雀宏一:「ぼ、僕を挟んで喧嘩しないでくれるかな。とりあえず話を聞こうよ、柳武くん」
柳武歩:「けっ。かいちょが言うんなら仕方ねえ、聞きますよ」
柳武歩:どっかと腰を下ろす。
雲雀宏一:「よし、じゃあ、キミの事情を聞こうじゃないか」
長牧彼方:「…………」
長牧彼方:「仮面の槍使いがまた現れたって。またあたしのせいだろうって、噂されてすごく困ってるの」
長牧彼方:「廊下を歩いてるだけで避けられるし。すれ違うだけでヒソヒソ話されるし」
雲雀宏一:「山縣くーん。お茶ー。あれ、いないのかなぁ」
長牧彼方:「あたしじゃないのに……。もうそんなことしないって、約束したのに……」その瞳はかすかに潤んでいる。
柳武歩:「……」
長牧彼方:「ううん、あたしのことなんてどうでもよかったね」
長牧彼方:「ただ実害があるからなんとかしてって話」
長牧彼方:「心を入れ替えたのに今回の事件で困ってるって人、あたしの他にも何人もいるみたいだし」
雲雀宏一:「ふーむ。なるほどね。どう思う、柳武くん?」
柳武歩:「ホントにやってねえの」
柳武歩:前髪をいじりながらぞんざいな口調で問う。
長牧彼方:「やってない。信じてくれなくたっていいけど、あたしじゃない」
長牧彼方:「だってそんなことしたら、あいつにもお姉ちゃんにも申し訳が立たない」
柳武歩:「……なら、誰かのなりすましってヤツじゃねえの。目的はこれから調べてみねーとわかんねえけど」
雲雀宏一:「お、ということはその気になったのかい、柳武くん?」
柳武歩:「人助けなんてガラじゃないスけどね。一回、なんかやらかしちまった奴が」
柳武歩:ちらりと長牧彼方へ視線を送る。
長牧彼方:「え、何?」困惑している様子だ。
柳武歩:「それからずっと信じてもらえねーのが辛いのとか、わかるし」
雲雀宏一:「よーし、それじゃあ白羽の矢!」雲雀宏一はキミを指差す。
雲雀宏一:「事務仕事は僕が代わりにやるから、柳武くんは彼女の件について調査をしてもらってもいいかな」
柳武歩:「はは。かいちょが働く?本気ッスか」
柳武歩:「そんなん言われたら、やらないわけにいかないっしょ」
長牧彼方:「え、ちょっと、こんな不良っぽいやつが?他に人いないの?」
柳武歩:「いねーんだよ。俺で我慢しとけよ」
長牧彼方:「……う、分かった」
長牧彼方:「長牧彼方。……あたしの名前」
柳武歩:「柳武歩だ。覚えなくてもいいけど」
長牧彼方:「……信じてくれてありがとうね。他に、誰もあたしのこと信じてくれなかったから」
長牧彼方:「その……ちょっと嬉しかった」
GM:小声で言った後に、それをかき消すように大声で叫ぶ。
長牧彼方:「あたしも、手伝えることがあれば手伝うから!」
柳武歩:「うるっせ……声がでけえ」
長牧彼方:「いいから事件の調査始めてよ」不機嫌そうに言う。
柳武歩:「へーへー。……あ、かいちょ。いざとなったら戦える人も要るッスよ。どっか声かけといてくださいよ」
雲雀宏一:「おや、そんな荒事になりそうなのかい?風紀あたりに連絡してみるかなぁ」
雲雀宏一:「じゃ、とりあえず頑張ってね、柳武くん。何かあったら生徒会室にでも来るといいよ」
柳武歩:「あざっす。じゃ、また」
柳武歩:ヒラヒラと手を振って生徒会室を後にする。
雲雀宏一:「ばいばーい」にこやかに手を振る。
柳武歩:ドアを閉めた後、一人溜息をつく。
柳武歩:「安請け合いしちまったかなァ。ケンカは勘弁だぜ……」
GM:では、シーン終了!
GM:シナリオロイスは生徒会長・雲雀宏一に対して取っておいてください。
柳武歩:アイアイ。○P:信頼/N:厭気で取得しています
GM:もう取ってた!
GM:では、改めてシーン終了。
GM:次のシーン!

OP04

GM:次は霧灯さんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
霧灯夢二:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42

GM:上がった、上がった。
霧灯夢二:ぐええー

GM:アカデミアの大広場。
GM:プロム実行委員に選ばれたキミはそこで他の生徒たちと一緒にプロム開催の準備を進めていた。
GM:キミは編集部としての腕を買われて、ポスターやチラシの作成を任されていたりするのだろうか。
霧灯夢二:そんな感じですね。
霧灯夢二:ポスターやチラシの草稿を添削したり編集してます
GM:では、そこに同じくプロム実行委員で平凡めいた見た目だが好青年風の男、内灘幸一郎がやってくる。
GM:彼は重そうな映画用の機材を額に汗して運んでいる。
内灘幸一郎:「よっ、作業は進んでるか、霧灯」
霧灯夢二:「ああ、まあ、ぼちぼちだ。」
霧灯夢二:「ふん、全く。俺は実行委員などになるつもりはなかったのだがな。」
内灘幸一郎:「おっ、なかなかいいデザインに仕上がっているな」作りかけのポスターを見ながら言う。
霧灯夢二:「第一実行委員になってしまっては取材も満足にできないではないか。」
内灘幸一郎:「そう言うなよ。一緒にプロムの準備頑張ろうじゃないか」
内灘幸一郎:「ほら、あれだよ。体験するのが一番の取材っていうだろ?俺も映画作ってるからある程度はさ」
霧灯夢二:「仕事の手は緩めてないし、取材も隙あらば行うつもりだ。」
内灘幸一郎:「おっ、いいじゃないか。気合入ってるな」
内灘幸一郎:「……プロムの準備、頑張んなきゃな」LINEの返信をしながら言う。
霧灯夢二:「試しに、お前に取材してみようか。」
内灘幸一郎:「取材~?俺に取材することなんて何もないよ。平々凡々な人間だぞ」
霧灯夢二:「今のLINEの相手は誰だ?」口の端を釣り上げて意地の悪い表情をする。
内灘幸一郎:「取材するなら俺よりもSSランクの生徒とか、あ、それか知り合いに凄い部活のやつがいるんだが」
内灘幸一郎:「ゲッ。こ、これは内緒だよ」
内灘幸一郎:「……まあ、隠してもしょうがないか」
内灘幸一郎:「いやー、実は今年の卒業生に好きな人がいてさ」
内灘幸一郎:「だから今回のプロムは絶対に成功させたいんだ」そう言って嬉しそうに笑う。
霧灯夢二:「ふふ、嬉しそうな顔だ。お前は顔に感情が出やすい。」
内灘幸一郎:「はいはい、自分でも分かってるよ。ポーカーフェイスなんて得意じゃないからな」
内灘幸一郎:「霧灯はどうなんだ?プロムに誘われてたりはしないのか?」
霧灯夢二:「生憎、女の代わりに締め切りと原稿に追われている。」肩を竦める
内灘幸一郎:「なるほど。霧灯らしいな」
GM:と、その時!
GM:超遠方からメガホン越しの声が聞こえる!
非モテ七本槍:『プロム反対!仲の良い異性のいない学生たちを苦しめるなかれ!』
非モテ七本槍:『キミたちの行いは非道そのものである!それでも人間の心があるのか!』
霧灯夢二:「………何だこの騒音は。」
内灘幸一郎:「ダンス相手不在委員(かわいそう)だ!この声、物理的被害は特にないが、やる気が削がれるな……!」
GM:内灘は耳を押さえ、苦しむ!
GM:と、そこに。
GM:体格のいい壮年の男性教諭がやってくる。彼のどま声がメガホンの音をかき消すように響く!
折田翼:「ドリイイイイイィぃいムッ!!」
GM:ドリーム!
霧灯夢二:「………………何だこの騒音は。」耳を抑える
折田翼:「プロムの準備ご苦労!生徒諸君ッ!」
GM:「先生!」「折田先生!」「敬愛する折田先生だ!」
GM:男は生徒一人一人と熱い握手を交わす。
内灘幸一郎:「折田先生!」内灘も嬉しそうに彼を見て握手をする。
霧灯夢二:ぽかんとその様子を眺めている。
折田翼:「プロムはいわば卒業生たちにとって夢の結晶だ。彼らの一生の思い出のためにぜひ頑張ってほしい」
GM:折田はキミの前にやってくる。
折田翼:「キミは……霧灯夢二くんだったね」
霧灯夢二:「……俺に何か?」折田先生を見上げる
折田翼:「おっと、驚愕には及ばない。私は全校生徒の夢を応援するために、その顔と名前を全て覚えているのだ」
折田翼:「キミの。キミの夢は何かな?」
霧灯夢二:夢。その単語を聞いて、一瞬表情が曇る。
折田翼:「どうしたんだい?素直に答えてごらん?」
折田翼:「私は!あらゆる夢を応援したいッ!!」
霧灯夢二:手に持ったペンと、スケッチブックを見て、
折田翼:「心配は無用だ、霧灯夢二くん」
霧灯夢二:「ありません、今は。」そう答える。
折田翼:「ふむ。それは寂しいね。キミもこのアカデミアで夢を見つけられるといいのだが」
折田翼:「キミはまずは自分の夢を見つけるところからというわけだ」
折田翼:「若者が夢に向かって進む姿というのは美しいものだ。私はそれを応援したいッ!」
霧灯夢二:「…。」見つけるまでもない。俺にも、夢はあった。
折田翼:「しかし、プロム実行委員であるキミは今だけは三年生たちの夢を応援してあげてくれたまえ」
折田翼:「来年や再来年、いずれキミが夢を応援される番になる。そのためにもね」
折田翼:「頼んだよ、霧灯くん」
GM:男はキミに手を差し出す。
霧灯夢二:「……。」おずおずと手を出す
GM:男はその手を強く握る。
折田翼:「うむ。いい握手だ」
霧灯夢二:「わ、わっ。」
霧灯夢二:けっこう痛い!
GM:男は踵を返すと、生徒たちに声をかけながらその場から去って行く。
折田翼:「ドリイイイイイィぃいンムッ!!!」
GM:ドリーム!
霧灯夢二:「………内灘、あのアカデミア島の平均気温を著しく上げている男は何だ?」
GM:「先生!」「敬愛!」「信奉!」
GM:やがて折田先生の姿は見えなくなる。
内灘幸一郎:「いやあ、相変わらず熱い人だったな、折田先生。知らないのか?」
霧灯夢二:「俺はインドア派だ。あのような暑苦しい手合いにはとんと縁がないのさ。」
内灘幸一郎:「三年生の学年主任で、生徒の夢を真剣に応援するから他の学年の生徒会からも人気がある」
GM:生徒会→生徒
内灘幸一郎:「もしかして霧灯は苦手なタイプだったか?」
霧灯夢二:「…ああ、うん。少しな。」頷く
内灘幸一郎:「まあ、でもいい先生だぞ」
内灘幸一郎:「他のプロム実行委員たちもやる気出たみたいだしな」
GM:先ほどまでやる気を削がれていた生徒たちは再び準備に取り掛かっている。
内灘幸一郎:「俺たちも気合を入れ直して作業の続きに入ろうじゃないか、霧灯?」
霧灯夢二:「そんな輝いた目で見るのはやめろ、暑苦しい。」
内灘幸一郎:「だ、駄目か?」
霧灯夢二:「まぁ、でも。やるとするか。」
内灘幸一郎:「おし、やるか!とりあえずそっちのポスター完成させちゃおう」
霧灯夢二:「プロムが終わったら、お前の映画を取材させろよ?」
内灘幸一郎:「俺の映画なんて大したものじゃ……いや、大したものではあるか」
内灘幸一郎:「映画の取材なら大歓迎だよ」
GM:内灘はそう言って笑い返す。
GM:では、ここでシーン終了!
GM:シナリオロイスは折田先生に対して取得してください。
霧灯夢二:-暑苦しい/折田先生/感服/○隔意/ロイス
霧灯夢二:これで!
GM:了解です!
GM:では、次のシーン。

OP05

GM:最後は南條くんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい。
南條文緒:いえす!
南條文緒:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+3[3] → 37

GM:まずまず。

GM:さて、キミは普段は寮の部屋とかにいるのかな?
南條文緒:そうですね
南條文緒:寮とか、図書館とか、だいたいそんなとこです
GM:それでは、キミが寮の部屋で研究をしていると。
GM:寮の扉が叩かれる。
南條文緒:「……ふふふ……ここで……この薬を……む」
南條文緒:「誰だ、この天才の実験の邪魔をするのは!」
GM:その音が徐々に大きくなっていく。
GM:徐々に徐々に扉を叩く音は大きくなり……。
GM:ドーン!!ドーン!!
南條文緒:「ええいうるさい!!開ければいいんだろう開ければ!!」
GM:扉が開く。
赤手みあ:「はあ……はあ……。南條さん!いたんですね!」
GM:そこには破城槌を背後に隠した赤手みあが立っている。
南條文緒:「なんだ貴様か……おい、何を隠している何を」
赤手みあ:「いるならいると初めから言ってくださいよ!もう!」
赤手みあ:「あっ、見ちゃ駄目です!これはただのマスターキー!」
GM:慌てて破城槌を部屋の外に追いやる。
南條文緒:「貴様が扉をたたきすぎたせいで俺の声が聞こえなかっただけだろうが!!」
赤手みあ:「人のせいにするのはダメですー。そう、それよりも!」
赤手みあ:「そうですよ!私ですよ!赤手みあです!」
GM:小柄な赤毛の少女は元気良く飛び跳ねながら部屋に入ってくる。
南條文緒:「そうか、自己紹介御苦労。では帰れ」
赤手みあ:「続けて読むと、アカデミア……って、何でだ!?」
赤手みあ:「まだ来たばっかりですよ!」
赤手みあ:「お茶の一杯も出されてない!」
赤手みあ:「私、カモミールティーがいいなぁ」
南條文緒:「そんなものはない!!」
赤手みあ:「ないんですか!?じゃ、じゃあ、この際オシャレっぽいお茶ならなんでも……」
南條文緒:「俺は貴重な実験の最中で茶を出す暇もないくらい忙しいんだ、特に用がないなら帰れと言っている、用があるなら速やかに言え」
赤手みあ:「噛みそうな名前のやつがいいですね。いえ、噛みませんけど。報道部ですから。お茶の子さいさいです」
赤手みあ:「お茶だけに!」
赤手みあ:「そんなこと言って南條さん、お暇でしょう?お暇ですよね?」
南條文緒:「何がお茶だけにだ!なんの意味も通ってないぞ!!言いたかっただけだろそれ!!」
南條文緒:「そしてお前は忙しい俺に忙しいと何度言わせる気だ!!」
赤手みあ:「ち、違いますー!お茶とお茶の子さいさいがかかって……説明させんなバカー!」
赤手みあ:「忙しくても付き合ってください!」
赤手みあ:「今日は南條さんにお願いがあって来たんですよ」
南條文緒:「ギャグを言うならもっと自然な流れで言えと言って……いや、そんな話はしてない!」
南條文緒:「お願いだとぉ?」
赤手みあ:「ふむ、自然な流れ……。メモメモ」
赤手みあ:「そのですね……お願いというのは……」
赤手みあ:「また私の取材のお手伝いをしてくれませんか!」ペコリと頭を下げる。
南條文緒:「ふむ、そうか。このあとどういう流れになるかわかっているからあえて言わせてもらおう」
南條文緒:「断る!!」
赤手みあ:「ええー!?」
赤手みあ:「南條さんのイケズー!……ところでイケズってどういう意味です?」
赤手みあ:「もちろん取材料は弾みますよ!えっと……ホットケーキとかで……」
南條文緒:「いけずというのは意地が悪いとかそういう意味だ、ホットケーキはいらん」
赤手みあ:「ほう、勉強になる……。でも、そう言っておきながら南條さん、実は私のこと放っておけないんでしょう?」
赤手みあ:「ホットケーキだけに!」
赤手みあ:「ふっ、今度は決まった」
南條文緒:「……うむ、今のギャグの流れはさっきよりはマシだな」
赤手みあ:「やったぜ」
南條文緒:「放っておけないというより、放っておくといつまでもここに居着くつもりだろう!それでは俺が実験できん!」
赤手みあ:「居着かないです!だって取材に行くんですから!」
赤手みあ:「というか聞いてくださいよ!なんとなんと!今回は大スクープなんですよ!」
GM:赤手みあはどうやらいつになく張り切っているようだ。
赤手みあ:「見てくださいよ、この写真!」
南條文緒:「……そこまで言うのなら聞いてやらんこともない。どうせこうなるだろうと思って最初は断ったのだ」
南條文緒:「どんなゲームでも避けられぬ選択肢は一度は断るものだろう。そういうことだ」
赤手みあ:「南條さんのそういうところ好きですよー。って、私デッドエンドですか!?酷い!」
赤手みあ:「いいから、これ見てください!」
GM:彼女は数枚の不鮮明な写真をキミの手に押し付ける
南條文緒:「なんだこれは」とりあえず見るぞ
GM:そこに映っているのは天秤座の仮面の男、クラウン、チクタクマン、仮面の槍使い、クエスチョン、タウラス。いずれも過去の事件でアカデミアを騒がせた怪人たち。
GM:だが、写真に印字された日付はいずれも最近のものだ。これらの写真がごく最近撮られたものであることを示している。
赤手みあ:「どうやら過去にアカデミアで事件を起こしたオーヴァードたちが再び暴れ始めたみたいなんです!」
南條文緒:「……ディオゲネスクラブの仮面をつけた者達だと……」
南條文緒:「貴様、何故最初からそう言わん!!」
赤手みあ:「だから大スクープだって言ったじゃないですかー!南條さんが聞く見持たないから!」
赤手みあ:「しかもですよ、彼らはどうもプロムの準備を妨害しているみたいなんです」
赤手みあ:「おそらくその目的はプロムを開催中止にすることにありと、この赤手みあは見抜きました!」
南條文緒:「プロムなどどうでもいいが……この仮面には用がある」
赤手みあ:「おや、何か御用事ですか?約束事?」
南條文緒:「……ふん、実験材料としてこれ以上適したものはあるまい、それだけだ」
赤手みあ:「なるほど。科学者としての探究心……」
赤手みあ:「えーっと、それで要するに南條さんにお願いしたいのはですね」
赤手みあ:「私の調査だけだとまだ証拠不十分だから、科学捜査のプロである南條さんに一緒に調査をお願いしたいというわけなんです!」
赤手みあ:「プロムだけに!」
赤手みあ:「うーん、今のはイマイチだったかな」
南條文緒:「仕方ない、これ以上この貴重な実験場の空気を冷やされても困るからな。いいだろう。調査してやろうではないか」
赤手みあ:「やった!ありがとうございます!」
赤手みあ:「頼りにしてますね、南條さん!」
赤手みあ:「……こうするしかないんです」少女は小さな声で呟く。
赤手みあ:「こうしないと……アカデミアが終わっちゃうから……」彼女は不安げに自らの細い肩を抱く。
南條文緒:「何をしている。自分のくだらないギャグで体でも冷やしたか」
赤手みあ:「あ、いや、なんでもな……というかくだらなくないです!酷い!」
赤手みあ:「早くいきましょう、南條さん!インタビュー相手は待ってはくれませんよ!」
南條文緒:「言われずともちゃんと急いでやる。こいつらに逃げられでもしたらそれこそ時間の無駄だからな!」
南條文緒:「……そう、またとない実験の機会を逃すわけにはいかない」
南條文緒:「待たないだけにな!」
赤手みあ:「ほほう、いい心掛けです。調査が無事に済んだらちゃんとホットケーキ焼いてあげますからね!」
赤手みあ:「くっ、や、やられた……!」
赤手みあ:「上手い……!この赤手みあ、こんな屈辱は初めてだ……!」
南條文緒:「ふ、これが凡才と天才の違いだ」
赤手みあ:「ちくしょう!ノイマン……ノイマンになろう……」
GM:赤手みあはそう言いながらフラフラと寮室から出て行く。
南條文緒:「……アカデミアが終わるだと?……あいつ、何を考えているんだ……?」
南條文緒:「……まあいい、俺は俺のするべきことをするまでだ」
GM:では、シーン終了!
GM:シナリオロイスは赤手みあに対して取ってください。
南條文緒:赤手みあ/有為○/食傷/ロイス
GM:有為!やりましたね!
GM:では、南條さんのオープニングはこれで終了!
GM:オープニングフェイズはこれで終了。
GM:次からはミドルフェイズに入ります。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログアウトしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。

MF01

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
GM:それではここからはミドルフェイズです。
GM:シーンプレイヤーは霧灯くん。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:42->51)
GM:侵蝕率が上がりましたね。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:43->50)
夏川ミナ:たかーい
GM:PC1以外のPCはここで登場が可能です。
平賀迅:出まーす
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:43->52)
平賀迅:アゲていこう

GM:霧灯くんは今日も今日とてアカデミア大広場でプロムの準備をしていた。
内灘幸一郎:「よし、あとはこっちのプロム用の案内看板を作る作業だな、霧灯」
GM:内灘が大きな板を運んでくる。
霧灯夢二:「ふむ、描くのは誰に任せようか。」
霧灯夢二:自分よりも背丈の大きい板の前で思案する。
内灘幸一郎:「その辺は美術部やオーヴァード漫研のやつらがいるからな」
内灘幸一郎:「しかし、デザインや配色は……どうしたものかな」
GM:では、案内看板の出来栄えがどうなるか簡単に判定をしてもらいましょうか。
霧灯夢二:やったるぜ
GM:〈芸術:文芸〉で判定をするがいい。
GM:高ければ高いほどクオリティはよくなるぞ。
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》使っていいですか?
GM:侵蝕率を上げるならいいですよ!
霧灯夢二:では使います!
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:51->52)
霧灯夢二:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 8[1,1,4,6,8]+4 → 12

GM:あっ、侵蝕率軽い
GM:そして高い!
霧灯夢二:軽いのだ…
GM:この達成値ならば、芸術作品と見紛うばかりの案内看板が完成することだろう。
霧灯夢二:「確かオーヴァード漫研に線画が得意なやつが、美術部に色彩センスに優れたやつがいたはずだ。」
内灘幸一郎:「すごいな。そこまで把握してるのか」
霧灯夢二:「雑誌で特集を組んだことがある。」
内灘幸一郎:「なるほどな」
霧灯夢二:「中々すごい腕だぞ。お前の映画の美術監督にスカウトしたらどうだ?」
内灘幸一郎:「それは考えてみた方がいいかもな。じゃあ、作業のためにすぐ呼んでくるよ」
霧灯夢二:「ああ、頼む。名前は…」
霧灯夢二:という感じに内灘君に手配します
内灘幸一郎:「よし、分かった!」
GM:霧灯くんの編集指示のもと、オーヴァード漫研と美術部員により作業が行われる!
GM:あっという間に立派な完成度の看板が出来上がる!
内灘幸一郎:「大したものだよ。学生の作ったものとは思えない。さすがだ、霧灯」
霧灯夢二:「あの二人がすごいんだ。俺はただ手配しただけ。」
霧灯夢二:といいつつ、少し羨ましそうな目で看板を見つめる
内灘幸一郎:「いや、それも霧灯の力があってこそだと思うけどなぁ」
内灘幸一郎:「とにかく、これでプロムの準備もあとちょっとだな」
霧灯夢二:「ああ、そうだな。またぞろあのちんどん屋が邪魔しなければ順調に終わるが…。」看板から目を逸らす
GM:と、その時!
GM:そこに現れたのは顔に包帯を巻いた男とその配下の七人の男たちだ!
持内権三郎:「邪魔するぜ。特に意味はないが、ちょうどここでアンチ活動がしたくなっちまった!」
霧灯夢二:「……今のは、噂をした俺が悪いのか?」
霧灯夢二:顔を右手で覆う
内灘幸一郎:「いや、俺もなんとなくそんな気はしてたよ……」
持内権三郎:「何をゴチャゴチャ話してやがる!ここから俺たちが本物のネガティブキャンペーンってやつを見せてやるぜ!」
内灘幸一郎:「お前たち!みんなプロムのために頑張っているんだ!邪魔をするのはやめろ!」
GM:内灘は男たちの方に向かっていく!
持内権三郎:「ハッ、こいつは正当防衛ってやつだな。オラァ!」
GM:包帯の男は妙にギザギザの多い木刀を内灘に叩きつける!
内灘幸一郎:「うわ!ギザギザが痛い!」
霧灯夢二:「内灘!」
GM:吹き飛ばされる内灘!
持内権三郎:「口ほどにもねえな!」
霧灯夢二:内灘を受け止めようとするが、内灘君の方がはるかに体格は勝る。
霧灯夢二:そのまま内灘君と一緒に倒れる
持内権三郎:「やれ、百式」後ろに控えた男に指示を出す。
GM:サングラスをかけたノースリーブ袖の男がメガホンを手に前へ出る!
“七の槍”百式:「プロムをする者は自分たちのことしか考えていない。だから鬱憤晴らしをすると宣言した!」
持内権三郎:「こいつの完璧な演説を聞いて心を揺さぶられねえヤツはいない」
持内権三郎:「だが、その合理的すぎる論説と普段の言動故に女からは全くモテねえ。それがこいつ、非モテ七本槍“七の槍”百式だ」
持内権三郎:「あとノースリーブが気持ち悪い」
霧灯夢二:「おい、内灘。怪我は?」
霧灯夢二:演説を無視しつつ内灘に
内灘幸一郎:「ちょっとギザギザが痛かっただけで、俺は平気だ。それより……!」
霧灯夢二:「ああ。」スケッチブックとペンを取り出す
“七の槍”百式:「この場にいる皆さんに聞いていただきたい!アカデミアは全ての学生にとって自由で平等な場であるべきだ。アカデミアの理念がそれを物語っている」
“七の槍”百式:「しかし、プロムはどうだろうか。リアルが充実している学生たちが利益を享受し、そうでない学生は搾取される。これのどこが良い学校行事なのか。今一度考え直していただきたい!」
“七の槍”百式:「モテない者たちにも楽しい学校行事を!我々も努力せずにモテたい!」
GM:百式の演説が朗々と続く!ソラリスのイージーエフェクト《竹馬の友》だ!危ない!
内灘幸一郎:「クソ、俺たちは間違っていたのか……!?」うなだれる内灘!
霧灯夢二:「おい、お前ら。今エフェクトを使ったな?」
霧灯夢二:「それは致命的だぞ。」非モテ七本槍の後方から迫る影を見やる。
“七の槍”百式:「残酷な現実に対して時として武力の行使が必要な時もある。それを厭わないこともまた勇気だ」
内灘幸一郎:「くっ、俺は……!ウワーッ!」
平賀迅:その瞬間、広場に向けて稲光が走る。百式の上方に人型が出現する
“七の槍”百式:「この感覚……!」
平賀迅:そして人型が着地すると同時に、メガホンが縦に両断され、演説の朗々たる響きが途絶える
GM:同時にエフェクトも解除される!
“七の槍”百式:「くっ、当たりどころが悪ければこんなものか……!」
GM:ノースリーブ男はすかさず他の七本槍のもとへと待避する!
内灘幸一郎:「あっ、平気」
持内権三郎:「チッ、俺たちを邪魔するやつが現れたか。こうなりゃあもう一度正当防衛させてもらおうじゃねえか」
持内権三郎:「やれ、伯爵。あの雷撃とお前の滑空速度、どちらが早いか見せてやれ」
“一の槍”伯爵:「俺の名は非モテ七本槍の“一の槍”伯爵!夜間飛行部員のルーキーさ!」
霧灯夢二:「エフェクトを使って悪行を働くとすぐさま飛んでくるお節介な奴がこの学園には多いからな。」
霧灯夢二:そう言いつつスケッチブックにペンを走らせる
平賀迅:「いくつか修正しておくと、私は別にお節介で来た訳でもないし」
平賀迅:「エフェクトの発動を探知した訳ではなく、こいつらの存在を探知したから来たのだ」 返す刃で百式にフェイントを入れ、下がらせる
平賀迅:「お前の演説内容にもいくらか疑問を差し挟む余地はあるが、時間と労力の無駄なのでやめておこう」
霧灯夢二:「じゃあ、世話焼きはあっちの方か。」
平賀迅:「あっち?」
平賀迅:いわゆるロングソードよりも薄く幅広で、蛍光色の細いラインがジグザグに走った剣を肩に担ぎ辺りを見回し
夏川ミナ:いつの間にか殴り倒していた七人のうち一人をぐりぐりと踏みつけてます。
“一の槍”伯爵:「ウワーッ!?」
夏川ミナ:「失礼します。風紀委員の者ですが」
夏川ミナ:「状況説明を求めます。“フロムザブルー”、平賀迅」
持内権三郎:「バカな!伯爵をこんなにも早く……!」
霧灯夢二:「風紀委員会か。仕事が速い。」
平賀迅:「……ああ、彼女……私か。私に説明を求めるのか」
夏川ミナ:「いつもの私刑とは少々雰囲気が異なるように見えましたので」 伯爵1号を踏んでいる。
霧灯夢二:「代わりに俺が説明しようか、”フロムザブルー”?」
平賀迅:「いや大丈夫。見ての通りだ。プロムの準備を急ぐ善良な学生たちを、このあの、」 権三郎を指さし 「馬鹿が馬鹿を連れて妨害しようとしていた」
平賀迅:「それと、この剣は非公認オーヴァード学生技研で開発された試作切断作業剣だ。試運転と宣伝を代価に、正当な契約で貸出を受けた物であり、風紀に触れる事はない」
夏川ミナ:「なるほど。ダンス相手不在委員(かわいそう)に襲われたのですね」
“一の槍”伯爵:「クソ、女の子と夜空を見ながらいい雰囲気になれるかと思って夜間飛行部に入ったのにちっともモテやしねえ……」踏みつけられている。
霧灯夢二:「そう。いわば我々プロム実行委員は被害者だ。」描いた絵に点睛すると、
霧灯夢二:ペンのような巨大な一つ目の怪物が霧灯の手に召喚される。
霧灯夢二:「風紀委員殿、正当防衛の許可をいただきたい。」
平賀迅:「そして私が彼らの元にわざわざ電力を使って飛んできたのは、何もお節介というのではなく……」
平賀迅:「おっと、やるなら口は聞ける程度にしておいてくれよ。聞きたい事があるのでね」
持内権三郎:「チッ。所詮は女の子目当てで部活に入るやつなどこの程度ということか」
持内権三郎:「次のヤツ!」パルテノン神殿めいた巨漢の男が一步踏み出す!
“二の槍”パルテノン:「俺は非モテ七本槍の“二の槍”パルテノン!生徒会のルーキー!」
“二の槍”パルテノン:「生徒会に可愛い女の子がいたから入ったが、近くに怖いヤツがいて近付けねえ!自分の気の弱さが許せねえ!」
持内権三郎:「こいつは見た目がパルテノン神殿に似ているだけでなく、重力を自在に操ることもできる。果たして回避不能の攻撃にどう立ち向かうかな」
夏川ミナ:平賀くんの説明と霧灯君の説明と“一の槍”の呻きと“二の槍”の主張全部を律儀に聞いている。
夏川ミナ:「状況を理解しました」
夏川ミナ:「このままですと、おそらく七人目まで順番に出てきて自己紹介して倒されての繰り返しだと思いますので」
夏川ミナ:「正当防衛でよいのではないでしょうか。私も協力します」
“二の槍”パルテノン:「ウオーッ!」周囲を押し潰しながら重力波が広がる!
GM:見えない重力波を避けながら敵に接近しなければいけない!〈知覚〉か〈RC〉で難易度は8だ!
GM:失敗すると1d10のダメージとバッドステータスの重圧を受けてもらう!
夏川ミナ:知覚!
霧灯夢二:RC!
夏川ミナ:9dx1=>8
DoubleCross : クリティカル値が低すぎます。2以上を指定してください。

夏川ミナ:9dx+1=>8
DoubleCross : (9R10+1[10]>=8) → 10[1,3,3,3,4,7,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

霧灯夢二:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,6,6,9,9]+1 → 10

平賀迅:あっこれ私もやる流れか
GM:ちなみに誰か1人が成功すればOKだ!
GM:誰かが成功したなら判定しなくてもいいよ!
平賀迅:よし、やらないでおこう
GM:では、霧灯くんとミナちゃんは重力の波をかいくぐることができる!
夏川ミナ:じゃあ、特に慌てることもなくテクテク歩いて近寄ります。
夏川ミナ:時々ぴょんとジャンプしたり軽くカラダをかがめたりするだけ。UGNで散々やった知覚訓練だ。
平賀迅:「折角借り受けたばかりの剣を、使い勝手も分からないうちにあんな無骨なパルテノン重力で折られてはたまらないからな」 するっと抜けて傍観
“二の槍”パルテノン:「バカな、俺の重力が……!」
“二の槍”パルテノン:「あ、ありえん!並の人間にこの俺のパルテノン重力を破ることなど……!」
霧灯夢二:「一ついいことを教えてやろう。」急速に接近しつつペンを振りかぶる。
“二の槍”パルテノン:「な、何だ!」
霧灯夢二:「”ペンは剣よりも強し”、だ。」巨大なペンを、パルテノン目掛け振り下ろす!
GM:そして、この男は近付れると攻撃手段がない!
GM:パルテノンの眼前に巨大なペンが迫る!
夏川ミナ:こちらも、両手の手甲を展開して重機のようなごつい形状に。
“二の槍”パルテノン:「ヒッ!?」
夏川ミナ:「私もいいことを教えてあげます」 ペンの反対側から振りかぶる。
夏川ミナ:「風紀委員は」
“二の槍”パルテノン:「な、何だ!」
夏川ミナ:「ええと……」
夏川ミナ:「………………」
夏川ミナ:おおきなペンの人みたいに、かっこいい台詞が思い浮かばなかったので
夏川ミナ:そのまま挟み撃ちの形で殴りつけます。
“二の槍”パルテノン:「ウワーッ!?」
GM:パルテノン神殿めいた巨漢が吹き飛ばされる!
GM:その場で押しつぶされ、パルテノンは動かなくなる!
平賀迅:「……ふうむ」
持内権三郎:「チッ。所詮は女の子目当てで委員会に入るやつなどこの程度ということか」
持内権三郎:「次のヤツ!」
GM:顔に「柳生」と書かれた布を巻いた剣士風の男が踏み出る!
“三の槍”柳生二億兵衛:「……参る」
霧灯夢二:「風紀委員は、なんだ?」
霧灯夢二:着地しつつ新たに出てきた男を警戒する
夏川ミナ:「風紀委員は……」
持内権三郎:「こいつは非モテ七本槍“三の槍”柳生二億兵衛(やぎゅう・におくべえ)。あの柳生十兵衛や柳生十一兵衛、柳生二十兵衛を輩出した柳生一族の末裔。純粋培養の柳生よ」
持内権三郎:「ビックリするほどモテないが、剣の腕は一流だ。伊達に柳生部の部長を務めてるわけじゃねえ。さあ、やれ」
平賀迅:「待て! もう三人も倒したのだ。いい加減飽きてきた。そんな事だから女子にモテないんだ」
“三の槍”柳生二億兵衛:「……尋常に」腰を落とし、剣を構える。
平賀迅:「ウィットのあるトークを教えてやろう。これは私の質問に答えるだけで…チッ、全員殴った方が早いなこれは」
GM:鋭い刃が迫る!〈白兵〉で真っ向勝負をするか〈回避〉で避けきるかだ!難易度は9!
GM:失敗すると3d10の装甲無視のダメージだ!
平賀迅:やった!白兵勝負だ!
平賀迅:振ります!
GM:どうぞ!
平賀迅:7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[1,2,3,4,4,5,10]+10[10]+6[6]+6 → 32

夏川ミナ:ふれふれ!
夏川ミナ:ツヨすぎるw
GM:た、たけえ
霧灯夢二:つよすぎる…
夏川ミナ:ここは平賀君におまかせしようかな。
GM:柳生二億兵衛の剣閃が迸る!常人ならば見切ることすら不可能な一閃だ!
“三の槍”柳生二億兵衛:「……両断」
平賀迅:だがその瞬間、広場に稲光が瞬く
夏川ミナ:「風紀委員は、ううむ……」 考えこんでいる。
夏川ミナ:「“剣よりも強し”ではペンと被ってしまいますし、ううむ……」
夏川ミナ:「む」
平賀迅:迅が激しい雷となり、次の瞬間彼は二億兵衛の背後に立っている
平賀迅:そして二億兵衛の剣は根本から切断され、二億兵衛自身も熾烈な斬撃を受けている!
GM:剣を振りぬいた男は不思議そうに自らの剣を見る。
“三の槍”柳生二億兵衛:「……まさか」
GM:そして、自らの体を確かめる。
夏川ミナ:「これはすごい」 無表情に拍手。
GM:衝撃から遅れ、その場に倒れ伏す!
“三の槍”柳生二億兵衛:「……モテたい」
夏川ミナ:「あ、かわいそう」
平賀迅:「一つ。私の知識を開陳しよう。柳生の剣は――」 切断され、宙に飛んでいた剣が地面に突き刺さる 「――無欲ゆえの強さだったぞ」
“三の槍”柳生二億兵衛:「……不覚」
GM:柳生二億兵衛は失神する!
霧灯夢二:「ほう」目を瞠る
持内権三郎:「まさか柳生二億兵衛すらも倒すとはな!」
持内権三郎:「こうなればこの俺が直接出るしかねえか」
GM:包帯を巻いた男が進み出る!手にはやたらとギザギザの多い木刀!
平賀迅:「風紀に褒められるとはね。このまま他の諸々も見逃して欲しいものだが……やれ来たか」
内灘幸一郎:「気を付けろ。あの刀、ギザギザしてるぞ」
GM:内灘は傷付いた自身の体を支えながら言う。
夏川ミナ:「通常の木刀よりもギザギザが多いため危険だという噂の、無限木刀ですね」
霧灯夢二:「ギザギザにする意図が分からんな。おっと、あまり無理をするなよ。」
平賀迅:「確かにギザギザしているが、なるほどあれが無限木刀……」 目を細める 「知らない武器だ」
持内権三郎:「よく知ってるじゃねえか。なら、その怖さも知っているはずだ」
持内権三郎:「俺はあまりハンサムではないため、顔に自らで包帯を巻いた。この地獄の業火で身を焼かれるような苦しみがお前たちに分かるか?」
平賀迅:「さあね。生憎地獄に落ちるような悪行は働いていないし、」
平賀迅:「自らの居場所を地獄と錯乱するほど自信に不足してもいない」
夏川ミナ:「あの、お言葉ですが」
持内権三郎:「何だ、風紀委員」
夏川ミナ:「恋愛は顔でするものでは無いですよと本に書いてありました」
夏川ミナ:「ハンサムかどうかは、あまり気にしない方が良いかと思います」
持内権三郎:「…………」ミナの言葉を聞いて黙り込む。
持内権三郎:「本当のアンチ活動ってやつを見せてやるぜ!!」
GM:包帯の男はヤケクソになり、自らの刀を振りかぶる!
平賀迅:「それがお前の信仰か……」
GM:その時!
夏川ミナ:「む」
GM:《ワーディング》が展開されます。
GM:持内権三郎は非オーヴァードのため昏倒!
持内権三郎:「ウーン」
霧灯夢二:「これは。」
“七の槍”百式:「委員長!くっ、やってくれる!」
夏川ミナ:とりあえず権三郎さんが頭を打たないように片手でキャッチして、あらためて床に転がしておきます。
GM:その瞬間、遠くから放たれた光弾が直撃!百式を含む非モテ七本槍の残りの四人も吹き飛ばされる!
平賀迅:「……待ち人ではなさそうか」 ワーディング発生源が分かるならそちらを見る
夏川ミナ:「あの、七本槍の皆さん。そこにいると危ないのではないかと」
非モテ七本槍:「「「「ウワーッ!?」」」」
夏川ミナ:「あっ」
夏川ミナ:「危なかったですね」
霧灯夢二:「!」何とかすんでで後退し、攻撃から逃れる
GM:平賀くんの視線の先。
GM:《ワーディング》の発生源。
平賀迅:「下がれ風紀委員、夏川ミナ。それと霧灯夢二。お前たちも危ない」
GM:そして光弾が飛んできた方向であるそこには、赤い槍を持った仮面の怪人が立っている。
仮面の槍使い:「誰一人卒業などさせるものか。私のアカデミアは終わらない」
夏川ミナ:《ウサギの耳》でその言葉をキャッチしてます。
霧灯夢二:「ほう!”仮面”のご登場か!」そちらに目を向ける
GM:仮面の槍使いは槍を回転させて振りかざす。
平賀迅:「ディオゲネスクラブか。そんなにアカデミア学徒を偏愛してるのかね」
霧灯夢二:「ディオゲネスクラブか、そいつらに操られているかだな。」
仮面の槍使い:「操られている?違う。私の意志だ。アカデミアは終わらせない。終わらせてなるものか」
平賀迅:「なるほどね。実を言うと私も"仮面"に用があって来たんだ。目当てとは違うが、同じ仮面なら友誼もあろう」
夏川ミナ:ダンス相手不在委員(かわいそう)の方々はどうなってますか?
夏川ミナ:そこらへんで気絶してるのかな・・・
GM:ダンス相手不在委員(かわいそう)は全員がやられたので最早害はありません!
夏川ミナ:じゃあ、吹っ飛ばされたダンス相手不在委員(かわいそう)を一瞥して仮面の方に向き直ります。
平賀迅:「巫山戯た七本だが十本だか二億本の槍どもよりはやれそうか。殴って踏ん縛って知っている事を聞き出したい。やれるな二人とも」
仮面の槍使い:「何も答える気などない。お前たちもプロムの、卒業の手助けをするのならば――」
仮面の槍使い:「――ここで消えろ!」槍を持っていない方の手に光弾エネルギーが蓄積される!
霧灯夢二:「ま、普段ならば傍観の上取材活動にまい進するところだが、今の俺は実行委員だ。やるしかあるまい。」
夏川ミナ:「ダンス相手不在委員(かわいそう)も無力化されたようですので、私は本来の役目に戻ります」
夏川ミナ:「つまり、不良生徒を倒し、風紀を守ります」
平賀迅:「ではそうしよう。昂ぶれ電圧……!」
GM:では、キミたちが仮面の槍使いと向き直ったところでシーン終了だ!

GM:ロイスの取得と購入判定が可能ですよ!
夏川ミナ:購入どうしようかなー
平賀迅:あっ購入判定。日本刀チャレンジいちねんせいします
GM:がんばれー
霧灯夢二:あっ、購入。何買おう
平賀迅:1dx+6=>11
DoubleCross : (1R10+6[10]>=11) → 2[2]+6 → 8 → 失敗

平賀迅:残念一年生
GM:惜しい。
夏川ミナ:無難に風紀委員ボディアーマーを狙います。
平賀迅:ロイスは保留マンなので以上です
夏川ミナ:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 6[6]+1 → 7 → 失敗

夏川ミナ:だめ!以上です。
GM:社会性が低かった
霧灯夢二:フルオートショットガン狙います
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》と手配師使用。
霧灯夢二:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,4,6,7,7,9,10]+3[3]+4 → 17

夏川ミナ:これが紡ぎの魔眼・・・つよい
霧灯夢二:財産3消費して成功させます。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:52->53)
GM:買った!
GM:ロイスはどうします?
霧灯夢二:ロイスは保留します!
GM:では、改めてシーン終了だ

MF02

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは南條くん
南條文緒:いくぜー!
南條文緒:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+9[9] → 46

南條文緒:あがった
GM:そんなわけでキミは赤手みあと一緒に事件の調査へと向かうことになった。
GM:市街区を歩きながら赤手はキミの横で手帳を広げ、ページを指でなぞって言う。
赤手みあ:「過去に事件を起こした人たちは何人かいて、まずはどこからインタビューしようかと思っているんですけど」
赤手みあ:「ひとまずはここ!天才倶楽部なんていいんじゃないでしょうか!」
赤手みあ:「南條さんはどう思います?」
南條文緒:「ふん、俺を差し置いて天才などと名乗っている恥知らずな倶楽部か」
赤手みあ:「まあ、向こうは南條さんと違って実績がありますから」
赤手みあ:「全国大会での優勝経験もあるんだそうですよ」
赤手みあ:「優秀ですよねー」
赤手みあ:「あ、今のは優勝と優秀をかけた……」
南條文緒:「実績が何の役に立つものか。俺の方が天才なのは揺るがない事実だ」
南條文緒:「わかってるから説明しなくてもいい」
南條文緒:「まあ、本物の天才を見せてやるというのも酷だが必要なことだろう。まずはここから情報を集めるとするか」
赤手みあ:「まあ、南條さんは私の役に立ってますからね!そういう意味では!そういう意味では!!」
赤手みあ:「ガーン」ショックを受けた表情。
赤手みあ:「ほほ~う。じゃあ、決まり!天才倶楽部に行きましょう!」
GM:と、その時、市街区に出ているお店からチョコレートの香ばしい匂いが漂ってくる。
GM:赤手はぽんやりとした表情で口元からヨダレを垂らしてそちらを見る。
GM:お店のノボリには「焼き立て!アカデミア・チョコタルト」と書かれている。歩きながらでも食べられるようなお手頃サイズのチョコタルトのようだ。
南條文緒:「何を間延びしたアルパカのような顔をしている」
赤手みあ:「ハッ!い、いけない。行きましょう、南條さん!」
赤手みあ:「斬新な罵倒表現!」
赤手みあ:「私が間延びしたアルパカだったら南條さんは潰れたヌートリアですよっ!
赤手みあ:「いえ、いいのです。今はチョコタルトなんかに目移りしている場合ではありません」
南條文緒:「そうか、ならば俺だけ買って食うとするか」
赤手みあ:「え!ちょ、ちょっと!ずるいですよ、南條さん!」
赤手みあ:「私の分!私の分も!」思いきり南條くんの顔の方に腕を伸ばす。
南條文緒:「やめろ!天才を維持するには糖分が必要なんだ!やめろ!頭はやめろ!!」
赤手みあ:「ええい、だったら私も一緒に食べます!」
赤手みあ:「これで一石二鳥ですよね!?」
南條文緒:「うむ、食いたいならば食う。それが合理的な考えだ」
赤手みあ:「合理的かなぁ。まあ、いいや」
赤手みあ:「くーださいなー!」お店に駆け寄り、チョコタルトを2つ買ってくる。
赤手みあ:「はい!南條さんの分ですよ!味わって食べてください!」
GM:チョコタルトの包みをキミに手渡す。
赤手みあ:「私が買ったということは実質私の手作りのようなものですからね。ふっふっふ」
南條文緒:「そう考えるだけでこのチョコタルトが腹を下しそうな劇物に見えてくるな。食うが」
赤手みあ:「あ、じゃあ食べなくていいですよ!よこせ!」
GM:再びキミの顔の方に腕を伸ばす。
南條文緒:「食うと言ってるだろ!!頭はやめろ!!」
赤手みあ:「はい」
GM:座ってもぐもぐと自分のチョコタルトを食べだす。
赤手みあ:「おいしい!おいしいですよ、これ!甘すぎない甘さが美味!」
南條文緒:「ふむ、なかなか美味いものだ。この天才の頭脳に響くものを作るとはな」
赤手みあ:「ありがとうございます、南條さん」
南條文緒:「なにがだ」
赤手みあ:「アカデミアを卒業したら、こういうのも食べられなくなっちゃうんですよね」
赤手みあ:「そう思ったら、今食べておいてよかったなって」
GM:赤手みあはどこか寂しげな表情でそう言う。
南條文緒:「凡才は悩みが単純でいいな、まったく」タルトを食いながら
赤手みあ:「単純ですかねぇ」
南條文緒:「食いたいならば食えばいいとさっき言っただろう。あとで後悔するくらいならその方がずっといい」
赤手みあ:「南條さん、何が言いたいんです?」
南條文緒:「……卒業したところで、何が変わるわけではない。確かにアカデミアでできなくなることはあるだろうが、その先でできることはあるだろう」
南條文緒:「だったら今アカデミアでできる事を優先してもいいではないか、という話だ」
赤手みあ:「…………」
赤手みあ:「なーんて!この赤手みあが南條さんなんかに励まされて感謝すると思ったかー!自惚れが過ぎるぜー!」
GM:どこか嬉しいような照れくさいような顔で赤手みあは立ち上がる。
赤手みあ:「もう行きましょうか!取材対象は待ってちゃくれませんよ!」包み紙をクシャクシャにしながら言う。
南條文緒:「素直に感謝してもいいんだぞ。天才相手に恥ずかしいことではない!」
赤手みあ:「あ、アンポンタン!いいから行く!」
南條文緒:「そうだ、実際今、俺達はアカデミアでしか出来ないことをしているのではないか。時は待たんぞ」
赤手みあ:「そうです!そうですよ!」
赤手みあ:「いざ行かん、天才倶楽部の部室!」
南條文緒:「ああ、行くぞ」
GM:では、キミは再び赤手みあと一緒に歩き出す。
GM:部室棟にある天才倶楽部の部室にやって来たキミたち。
GM:天才倶楽部の部室はゴシック調の西洋建築とピサの斜塔を組み合わせたような建物です。
赤手みあ:「ひええ、すごい建物」
GM:部室の一角に電子ロックのかかった頑丈そうな鉄扉がある。その前には安楽椅子を持った大男が立っている。
GM:あれが天才倶楽部の現部長・藍級五百太郎(あいきゅう・ごひゃくたろう)です。
赤手みあ:「うわあ、知的そうですよ~」
南條文緒:「俺よりは落ちるがな」
赤手みあ:「おっ、出た。うぬぼれ」
赤手みあ:「さて、目的の人物はおそらくあの扉の向こうにいます」
赤手みあ:「しかし、素直に行って通してくれるものでしょうかねえ」
赤手みあ:「頼みました、南條さん!」
藍級五百太郎:「オデ、見張スル!誰モ通サナイ!」安楽椅子を振り回している!
南條文緒:「……知的か、あれ?」
赤手みあ:「くっ、なんという知的さ……!」
赤手みあ:「いえいえ、あれはおそらく愚鈍そうに振る舞うことで他の部員たちを知的に見せる作戦なんですよ!巧妙!」
南條文緒:「素直に知恵だけで勝負しろ!!」
赤手みあ:「邪道な知性というわけなんですね……」
南條文緒:「……俺は天才だ。故に例え部員でなくてもここに入る資格がある。そこを通せ」
藍級五百太郎:「元部長、誰モ会エナイ!生徒会ヤ風紀、番長連ノ許可必要!」
藍級五百太郎:「オデ、頭イイ!通ロウトスルヤツ、ダメ!」
赤手みあ:「ひええ!なんか通れなさそうですよ、南條さん!?」
GM:というわけで彼を説得してここを通るためには〈交渉〉で難易度7の判定に成功するか、生徒会か風紀委員、番長連に関係のあるキャラクターを連れてくる必要があります。
南條文緒:「生徒会や風紀委員、番長連だと!?そんな奴らより俺一人の方が価値があるとわからんとは本当に天才か疑わしいな!」
南條文緒:とりあえず交渉してみましょう
藍級五百太郎:「オデ、天才!疑ワシクナイ!数モ数エラレル!」
南條文緒:6dx=>7
DoubleCross : (6R10[10]>=7) → 9[1,3,3,4,8,9] → 9 → 成功

南條文緒:「俺が少し力を出すだけで生徒会も風紀委員も番長連も俺の下にひれ伏すのだぞ」
藍級五百太郎:「ホ、ホントウカ?」
南條文緒:「当然だ」全くそんなことはないのに一切の疑問を持ってない自信!
藍級五百太郎:「ムムム……」
藍級五百太郎:「オデ、ドウスレバイイ?」
GM:藍級五百太郎は動揺する!
南條文緒:「何を疑問に思う必要がある。俺を通せばいいのだ」
藍級五百太郎:「通ス……デモ、生徒会ノ許可ガ……」
柳武歩:そこへ、ガラの悪い女子生徒がふらりと現れる。
柳武歩:「おう。天才倶楽部の元部長ってのが居るのはここか?」
藍級五百太郎:「オデ、分カラナイ。……!」
藍級五百太郎:「オマエ、何者!ココ、通セナイ!」
柳武歩:「柳武歩。生徒会の使いだよ。ほれ、かいちょの一筆もあるぜ」
藍級五百太郎:「……!」
柳武歩:雲雀宏一のサインがぞんざいに書かれた紙を見せる。
藍級五百太郎:「マ、マサカ、オマエ、本当ダッタ!?」南條の方を見る。
南條文緒:「俺の言った通りだっただろう。俺が欲すればすぐさまこうして使いが現れるのだ」抜け目ない天才なので悪びれもせずに言うぞ!
柳武歩:「あ……?」
柳武歩:事情が呑み込めず、目を瞬かせる。
藍級五百太郎:「開ケル!スグ扉開ケル!」
GM:藍級五百太郎は力強く安楽椅子で鉄扉を開ける!
赤手みあ:「おお、やりましたね、南條さん!天の配剤です!」
南條文緒:「うむ、これも俺が天才ゆえだ」
赤手みあ:「ちなみにそこの不良っぽくてガラの悪いあなたはどこのどなた?」
柳武歩:「安楽椅子って絶対そうやって使うもんじゃねえと思う……って、ああ」
柳武歩:「三年の赤手先輩ッスよね。俺は二年の柳武です。会長に言われて、ちょっと調べもので」
赤手みあ:「あ、先輩って言われるの気持ち良い」
柳武歩:柳武は上下関係には厳しいのだ!
南條文緒:「普段はまず呼ばれんだろうからな」
赤手みあ:「なぜだろう……?」
赤手みあ:「というか、やりましたね南條さん!取材要員が増えましたよ!」
柳武歩:「赤手先輩はともかくよぉ。南條とやら、今、さりげなく俺の事利用しなかったか?あ?」
柳武歩:三白眼ぎみの眼で鋭くメンチを切る。
南條文緒:「ふん、天才は凡人を利用するものだ。むしろ俺に利用されたことを光栄に思うといい」
柳武歩:「ケッ、いい性格してやがんなこの野郎」
赤手みあ:「ふーむ。しかし、インタビュアーが2人に増えたとなると、私は先に他の人を取材してきた方がいいのかもしれませんね」
南條文緒:「ああ、我ながら性格の良さは自負しているところだ。天才倶楽部の元部長には俺達も用が……何?」みあを見る
赤手みあ:「よし、柳武後輩!南條さんのことはお任せしました!」
赤手みあ:「ちょっくら手品部に行ってくらぁ!」
GM:そう言うと赤手みあは小柄な体で駆け出す!
柳武歩:「は?いやちょっと先輩、こんなのと二人にしねーでくださ……」
赤手みあ:「あ痛!」
GM:転んで起き上がり、再び駆け出す!
柳武歩:「聞いちゃいねえ」
南條文緒:「……無駄に行動力だけはある女だ」
GM:赤手みあの後ろ姿はやがて見えなくなる!
柳武歩:はあ、とため息をついて南條君を見やる。
柳武歩:「まあ……別々に話聞いても時間食っちまうだけだろうし」
柳武歩:「さっさと済ましちまおうぜ」
南條文緒:「そうだな、同じ相手に用があるのであれば邪魔にはなるまい」
柳武歩:というわけで元部長に会いたいぜ
GM:鉄扉の向こうは物がほとんどない簡素な部屋だ。
GM:壁は白いペンで書かれた何かの計算式で埋め尽くされている。
GM:長身でハンサムな男が腰掛けていたベッドから立ち上る。
大和猛流:「ここに来たということは、少しは頭を使ったということだ。話を聞こうか」
GM:かつてハテナマークの仮面の怪人・クエスチョンとして学園で事件を起こした男、大和猛流(やまと・たける)だ。
大和猛流:「それともクイズでも出そうか?パズルでもいいぞ?」
柳武歩:「どっちもお断りだ。俺は頭悪りィんだよ」
大和猛流:「ああ、それは残念だ。知的な話し相手が欲しかったのだがね」
南條文緒:「ならば、俺がクイズを出そうではないか」
大和猛流:「ほう、そいつは楽しみだ。どんなクイズかな」
大和猛流:「見たところキミは科学知識には精通しているようだ、となると、化学式にまつわるクイズかな?それとも物質の構造についての謎か?」
南條文緒:「最近現れているクエスチョンとは、誰だ」写真を見せる
大和猛流:「なるほど。クエスチョンが現れたか。だが、それも仕方のないこと。謎とは偏在するものだ」
大和猛流:「俺がクエスチョンかもしれないし、別の誰かかもしれないな」
柳武歩:「クエスチョンだけじゃねえぞ。この学園には今、過去に事件を起こした奴が何人も現れてる」
大和猛流:「ほう?それは興味深い」
南條文緒:「天才らしい結論ではあるが、それでは答えにはならないな」
大和猛流:「確かに今の答えでは正当とは言えないな。だが、タダで答えるのもつまらん」
大和猛流:「どうだね、ここは1つ知恵比べをしようじゃないか」
南條文緒:「ほう、天才の俺に知恵比べとはなかなか言うではないか」
大和猛流:「俺の出すクイズにキミたちが答えられたら、俺もキミたちの問いに答えよう」
GM:そう言って彼は謎かけを口にする。
GM:実際に解いてもらってもいいのですが、ここは判定だ。
GM:〈芸術:謎〉か〈情報:アカデミア〉で難易度8の判定に成功すれば、彼は正直に知っていることを答えます。
大和猛流:「さあ、それじゃあ俺からの第一問」
南條文緒:ではアカデミアで判定!
南條文緒:6dx+1=>8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[1,3,4,8,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

柳武歩:肩をすくめ、南條君に向かって声をかける。
柳武歩:「こーいう話だと俺は戦力外だ。頼めるかよ?自称天才」
GM:高い!
大和猛流:「案外頭がキレるな、自称天才」
南條文緒:「ああ、自称だが真実だからな、当然だ」
大和猛流:「今のクイズの答えはShips(船)で正解だ」
大和猛流:「では、今度はこちらが質問に答えよう。何が聞きたいんだったかな?」
南條文緒:「当然、この仮面達について知っている事全てだ」写真を見せる
大和猛流:「その聞き方は品がないな。だが、まあいい。といっても俺が知っていることは少ないぞ」
大和猛流:「なんせ俺はここから一步も出ていないんだからな」
大和猛流:「その“クエスチョン”は別の誰かだろう」
南條文緒:「……そうだろうな」
大和猛流:「俺が事件を起こしていない理由として挙げられるのは2つ」
大和猛流:「まず、1つ。壁に書いてある数式がなんだか分かるか?」
柳武歩:(全くわからん)
大和猛流:「そこの女、少しは頭を使え?それとも滝くんなら分かったかもしれんがな」
南條文緒:「その通りだ。頭は使わなければ錆びつく一方だぞ」
大和猛流:「要するにこの計算式は俺にとってのアリアドネの糸玉だ」
柳武歩:「ありあど……何?」
柳武歩:頭の周りにクエスチョンマークが飛びまくっている。
大和猛流:「ギリシャ神話には疎いか?牡牛の迷宮に閉じ込められた英雄テセウスは糸をたどって脱出をした」
大和猛流:「俺も暇潰しにここからの脱出方法を計算している。今のところ導き出された方法が53」
大和猛流:「そのうち比較的簡単なものが13で、最も容易なものが1つだ。まあ、やらんがね」
大和猛流:「だが、抜け出して事件を起こし、何事も無かったかのようにまたここに戻ってくるとなるとそう簡単じゃない」
大和猛流:「方法は精々1つか2つ。それも難易度は高い。他の事件を起こして捕まっているオーヴァードたちも状況は似たり寄ったりだろう」
大和猛流:「これが理由の一つ目だ」
南條文緒:「簡単に言ってやろう。抜け出すだけならば例えバレようと何をしようと問題はない。しかし抜け出して戻るとなれば話は別だということだ」
柳武歩:「おお、それでわかった」
柳武歩:「おめーもちっと分かりやすく説明しろや!」
柳武歩:苛々した様子で大和君を睨みつける。
大和猛流:「俺の高度な頭脳を理解できない方に問題があると思うがね」
南條文緒:「全くだ、その分、この女が理解出来んことを理解して教え直してやる俺の優しさと優秀さが光るというわけだがな」
大和猛流:「次の理由、こちらの方が説明は難しいのだが」
大和猛流:「次に、俺は俺を止めてくれたヤツらにそれなりに恩義を感じている。だからしばらくは大人しくするさ」
大和猛流:「もし風紀委員の夏川という少女に会ったらプロムで一緒に踊ろうと伝えておいてくれ」冗談めかして言う。
柳武歩:「フン。そっちはわかりやすい」
大和猛流:「説明が難しいと言ったぞ、俺は。俺にもこの感情がなんなのか理解しきれていないんだ」柳武に向かって苛立たしげに言う。
南條文緒:「ふん、恩義か……なるほど、全く度し難いな」
柳武歩:「天才ってのは変なトコで難しく考えすぎなんだな」
柳武歩:「あと、夏川チャンは倍率高いぜ多分」
南條文緒:「夏川……夏川ミナのことだろう。わからん、全くわからん」
大和猛流:「これは驚いた。男子生徒から人気があるのか、あの娘」
大和猛流:「それと、知ってることを全て話せと言ったな。さっきも言った通り、俺の知っていることは多くない」
大和猛流:「だが、おそらくこの事件を起こしているのは天才ではない。凡人だろう」
大和猛流:「何か犯人の手がかりが見つかったなら、詳しく調査するか専門家にでも見せてみろ。きっとボロが出るぞ」
南條文緒:「ほう」
南條文緒:「それは楽しみだ。すぐに化けの皮をはいでやるとしよう」
柳武歩:「そりゃいいや。これ以上天才に増えられてもついていけねーからなァ」
大和猛流:「俺の知っていることはその程度だ」
大和猛流:「ああ、そうだ。ついでにどうでもいい話をしておこう」
南條文緒:「どうでもいい話だと?」
大和猛流:「さっき英雄テセウスの話をしたが、お前たちはテセウスの船というパラドックスは知っているか?」
柳武歩:「全然知らん」
大和猛流:「お前がギリシャ神話に疎いということはよく分かった」
大和猛流:「ここに木でできた船があるとする」
大和猛流:「時間が経てば船は朽ちる。船を維持するためには古くなった部品を新しいものと取り替えていかなければいけない」
南條文緒:「そのまま新しいものに変えていったとする」
南條文緒:「そして全ての部品を変えられたその船は、果たして同じ船と言えるのか。という話だ」
柳武歩:「……?」
柳武歩:「え?同じ船でいいんじゃねえの?」
南條文緒:「……」
大和猛流:「賢いな。つまりこういう話だよ」
大和猛流:「アカデミアの生徒や教師が出て行って全員が新しい人たちと入れ替わったのなら」
大和猛流:「それはアカデミアと呼べると思うか?」
南條文緒:「……それは……」
大和猛流:「お前たちはどう思う?」
大和猛流:「どうだい、生徒会のキミ」
柳武歩:「何が不思議なんだ?」
柳武歩:「卒業やら転任やら、人が入れ替わるのなんて当たり前じゃねえか」
柳武歩:「アカデミアがアカデミアでなくなんのは、このガッコが目的を失くした時だろ」
大和猛流:「ほう!そいつは面白い!」
大和猛流:「だとさ、自称天才。こいつは俺たちの負けだ」
南條文緒:「……なるほど、凡人の意見もたまには参考になるものだ」
柳武歩:「なんか褒められてる気がしねーなァ」
大和猛流:「だが、仮面の彼女は果たしてどう思っただろうね?……まあ、今回の事件はテセウスの船というよりも、イアソンの船だろうが」
柳武歩:「説明」
大和猛流:「なんでもかんでも説明を求めるな。俺の話はここまでだ」
大和猛流:「頑張ってくれよ。俺もアカデミアの三年生だ。プロムには出たいのでな」
柳武歩:「まあ収穫はあったよ、あんがとよ」
南條文緒:「……ふん」
南條文緒:「全く、どいつもこいつもプロムだな。そんなに感慨深くなるものか」
大和猛流:「なんせ一生に一度のイベントだろう?まあ、俺の場合は口先だけで喜んでいるのだがね」
柳武歩:「あ…そういや三年だったスか。失礼なクチきいてすいませんでした」深々と頭を下げる。
大和猛流:「いいとも!さっきの答えは実に見事だった!それで無礼は許す」
大和猛流:「見たろう、あの時のそこの彼の顔!」
柳武歩:「はい(見てなかったけど)」
南條文緒:「ふんっ」忌々しげに顔を逸らす
大和猛流:「見ておけばよかったのに。傑作だったぞ」
大和猛流:「では、また。事件の調査、気を付けてやりたまえ。凡人ながら敵の野望は大きいようだからね」
柳武歩:「んじゃ、失礼します。プロムは無事に開催できるよーにするッスよ」
大和猛流:「結構」
南條文緒:「まあいい、得た物の質自体は悪くない」
GM:鉄扉が閉まり、キミたちは部屋の外に出る。
柳武歩:腕組みして思案していたが、やがて南條君に話しかける。
柳武歩:「なあ、自称天才…南條だっけ」
南條文緒:「なんだ、そういえばお前の用は済んだのか」
柳武歩:「ああ。あの元部長から聞き出せた事で大体な。っつか、お前が居なきゃ空振りだったろーな」
柳武歩:「自分で言うのもなんだけど、俺は頭悪ィんだよ。けど必要あってこんなガラにもねーことやってんだ」
南條文緒:「ふむ、確かに頭は悪かったな」
柳武歩:「うるせぇな畜生。だからな。俺一人でやってても行き詰まりそーな気配がすっからよ。その優秀な頭貸してくんねぇか?」
柳武歩:「こっちは一応会長命令で動いてっから、必要ありゃ権限も多少は使えるぜ」
柳武歩:雲雀宏一のサインをピラピラと振って見せる。
南條文緒:「……なるほどな。確かに今後、またあのような問答を繰り返すのは非常に面倒だ」安楽椅子を持った男を見て
南條文緒:「天才が凡才を扱うのが義務であるならば凡才が天才を頼るのもまた義務ということか。いいだろう!お互いの利害も一致していそうだしな」
柳武歩:「ホントいちいち腹立つなこの野郎……」
柳武歩:「まあ、いいよ。とりあえずは凡才の犯人が残す手がかり探しか」
南條文緒:「少なくともさっきの奴よりは性格が良いと自負しているがな」
南條文緒:「そうだな、凡才が天才に敵うはずがないと教えてやらねばなるまい!」
柳武歩:「あ、そうだ。その前によ」
柳武歩:小声で尋ねる。
柳武歩:「……イアソンの船って何?」
GM:では、そう言いながらキミたちが部室棟を出たその時!
GM:遠くの方で争うような気配があり、それから《ワーディング》が発生する!
GM:場所はアカデミア大広場の方だ!
南條文緒:「……イアソンの船とはアルゴー船のことで……む!」
柳武歩:眉根を寄せ、舌打ちする。
柳武歩:「早速かよ?」
南條文緒:「行ってみるしかあるまいな!」
柳武歩:「俺は暴力振るうの嫌いなんだよなァ」
柳武歩:「だからよ、使わねーで済むといいんだけどなァ。暴力」
柳武歩:ギラギラと目を輝かせながら、走って大広場へと向かおう。
南條文緒:「人はみかけによらないと言うがお前は随分顕著らしい……そうでもなさそうだな」
南條文緒:「まあいい、この俺が退屈しない展開であることを望もう!」向かう
GM:では、ここでシーン終了!

GM:ロイスの取得と購入判定が可能です
柳武歩:南條君にロイス!
柳武歩:○P:有為/N:腹立つ で取得したいです
南條文緒:ロイスは保留!
GM:腹立ってた
南條文緒:購入はー、UGNボディアーマーを狙ってみよう
GM:がんばれー
南條文緒:6dx+1=>12
DoubleCross : (6R10+1[10]>=12) → 8[5,6,6,8,8,8]+1 → 9 → 失敗

GM:おしい
南條文緒:んー、財産はやめとこう、おわり!
柳武歩:そして調達。Dロイス・器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化し、ダイス数を増やしたいのですがよろしいか。
GM:器物使い!いいでしょう!
柳武歩:ちょっと自分でもどういう状態なのかわかんないんだけど>メダルと一体化
柳武歩:こちらもボディアーマーを。
柳武歩:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 4[2,2,3,4]+1 → 5 → 失敗

柳武歩:ダメ!器物使いは解除。
GM:残念!
柳武歩:以上です!
GM:では、購入判定も終わったので改めてシーン終了です。
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。

MF03

どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「南條文緒」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーはミナちゃん!
GM:他のPCも全員登場だ!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:52->58)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:53->62)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:50->60)
柳武歩:前回侵蝕を上げ忘れたので二回分上げます!
夏川ミナ:ダイスボーナス!
南條文緒:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+1[1] → 47

柳武歩:39+2d10
DoubleCross : (39+2D10) → 39+13[8,5] → 52


GM:ミナちゃんは平賀くん、霧灯くんとともに仮面の槍使いと対峙している!
夏川ミナ:大型手甲を展開して臨戦態勢。
GM:仮面の槍使いはキミたちに向けて光の蓄えられた手をかざす!
GM:と、そこに。
GM:鋭い剣が回転しながらミナちゃんを目がけて飛んでくる!
GM:同時に女神像めいた魔眼が飛来し、キミたちに光線を放つ!
GM:攻撃の飛んできた方。ゆっくりと歩み寄るのは?マークの仮面、そして時計の文字盤めいた仮面のオーヴァードだ。
平賀迅:「っく、単独行動では、ないか!」 演出回避します
霧灯夢二:「新手か!」こちらも回避します。壁の絵に目を描き、実体化。光線を防ぐ。
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:なら、霧灯くんが生み出した壁に隠れます。剣は手甲ではじく。
クエスチョン:「くっくっく……」戻ってきた剣をキャッチする。
クエスチョン:「多勢に無勢とはこのこと。私たちも加勢させてもらいますよ」
夏川ミナ:「おじゃまします。すみません、緊急事態ですので……む」
夏川ミナ:「……あれは」
平賀迅:「なんだ、知り合いか?」
霧灯夢二:「……知っているのか?」
夏川ミナ:「はい。以前の事件で倒した、天才倶楽部の大和猛流こと“クエスチョン”です」
夏川ミナ:「……? ただ、彼は軟禁中と聞いているのですが」
夏川ミナ:「……??」
クエスチョン:「知ってるのか……まずい……」
霧灯夢二:「背格好はどうだ?同じか?」
GM:姿は一見すると同じように見えますね。
GM:ただし以前の彼は剣などは使っていませんでした。
夏川ミナ:「はい、だいたい同じように見えます」
夏川ミナ:「剣を使うようなシンドロームでは無かったと思いますが……ふむ」 ぶんぶんと手を小さく振り、剣を使う真似をする。
平賀迅:「軟禁されているかつての容疑者、か。脱走か偽物か、それも後で時間をかけて聞き出してやれば良い」
平賀迅:「用事が増えた。良いな。一度にやるべき事が多いというのは。効率的だ……で?」
平賀迅:「ついでにもう一人、出てきたらどうだ。魔眼使い!」
仮面の槍使い:「ふん、手助けなど余計なことを」
チクタクマン:「その方が早い。プロムを潰すためには」
GM:チクタクマンの周囲を女神像めいた魔眼が浮遊!光線を放つ!
夏川ミナ:「む。」
夏川ミナ:「あれは“チクタクマン”ですね」
平賀迅:「知り合い……の、ようだな。そいつも同じか?」
夏川ミナ:「アカデミアタワー事変の……はい。こちらも討伐され、無力化されたという記録が」
平賀迅:「なるほど。そっちは『記録』か。となると君個人に対する礼参りという線は薄くなるかね。風紀委員……という枠も怪しいか」
平賀迅:「いや、まだ挨拶段階だ。増援にはとても感謝しよう。悪いのはあっちだ」 敵を指差す
GM:黒い光線がキミたちめがけて襲いかかる!
柳武歩:横合いから飛来した椅子が、光線を遮る。
柳武歩:やや遅れて、投擲した主もその場に駆け込んで姿を見せた。
チクタクマン:「無駄話をしている暇は!……何!?」
柳武歩:「ケッ。やっぱり始まってんじゃねえか」
クエスチョン:「むむむ……新手か……!」
南條文緒:「……仮面の槍使いにチクタクマン、それに……クエスチョンか」ふっと全員の前に現れる
クエスチョン:「……!」
クエスチョン:「何をしに来た。お前には関わりのないことだ」
霧灯夢二:「なんだ?また新手か?」壁から向こうを覗く
夏川ミナ:「あぶないですよ。ここはお姉さん達にお任せ下さい」 霧灯君の首根っこを掴んで引っ張り寄せます。
夏川ミナ:なぜ初等部の生徒が居るのかは分からないけれど、きっと迷い込んでしまったのだろう。
霧灯夢二:「南條!お前、ようやく部屋から出てきたのか…うわっ!」引っ張られる
霧灯夢二:「俺は高等部だぞ、全く。」夏川さんの手を振りほどきながらスケッチブックを取り出す
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……?」 霧灯君を見る。
南條文緒:「そっちは誰かと思えば、平賀に霧灯……それに夏川ミナ、か」
柳武歩:「おお、夏川チャン。やっぱこの件、風紀も出てきてんのか…ってか、多いな!?」
GM:遅れてやってきた南條くんと柳武さんの目には倒れている一般生徒たちの姿が映るだろう。
平賀迅:「………何だ、今日は変わった事がつくづく起こる日だな」 南條くんを見て片眉を上げる
平賀迅:「これでもう一度、多勢に無勢だ。そこのクエスチョンマーク。どうだ、他に誰か連れてこないのか?」
クエスチョン:「ひ、ひええ」平賀くんの言葉を聞いてうろたえる。
仮面の槍使い:「何人来ようが叩き潰すまで。軽い試合だ」
チクタクマン:「ええ。そうですね」
クエスチョン:「マジですか」
霧灯夢二:「各々思うところはありそうだが、」
霧灯夢二:「まずは奴らをおとなしくさせないか。」
柳武歩:槍使いの言葉に片眉を上げる。
柳武歩:「試合だぁ?ずいぶん好き勝手暴れてくれやがってよ」
柳武歩:「そこのちっこいのの意見に同感だ。こりゃあもう暴力……使うしかねえなあ?オイ」
平賀迅:「敵は人数にも劣る上に方向性にまで乱れがある。いよいよ長くないぞ」 剣を肩に担ぐ 「片そう」
南條文緒:「よく聞け凡人共、あのクエスチョンは少なくとも以前のクエスチョン……大和猛流ではない」
夏川ミナ:「ふむ、ふむ」
夏川ミナ:「“クエスチョン”は大和猛流の頭脳あっての“クエスチョン”でしたから」
夏川ミナ:「そうなると、あまり脅威ではなさそうですね」
南條文緒:「ああ、見たところ頭も弱そうだしな」
平賀迅:「なるほど。一つ解決したな。一つ問題もできたが」
仮面の槍使い:「これはまだ始まりに過ぎん。誰一人、この学園から卒業などさせるものか」
チクタクマン:「了解しました。戦闘を開始します」
GM:女神像めいた魔眼が旋回を始める!
仮面の槍使い:「試合開始ですわ」槍を振りかざす!
クエスチョン:「そうだ……!アカデミアを終わりになどさせるものか!奴らを潰せ!」
クエスチョン:「それから、誰の頭が弱いだー!」
GM:クエスチョンは長剣を構える!
夏川ミナ:「うん。あれは大和猛流ではないですね」 クエスチョンを見て断言する。
霧灯夢二:「偽物の”仮面”か?面白く、いや、きなくさくなってきたな。」
柳武歩:「三流役者の化けの皮、剥がしてやろうや」
南條文緒:「とりあえず、奴らを黙らせてやるといい。気が向けば手伝ってやろう。この天才がな」
GM:敵はキミたちに襲いかかろうとする!
GM:戦闘開始だ!

ROUND-01

GM:まずは戦闘前の説明から
夏川ミナ:説明!
GM:エネミーはクエスチョン(行動値17)、チクタクマン(行動値13)、仮面の槍使い(行動値11)の3体
GM:3体とも同エンゲージでキミたちのエンゲージからは5メートル離れている。
クエスチョン[17] チクタクマン[13] 仮面の槍使い[11]

5m

南條[4] 霧灯[9] 柳武[7] 夏川[18] 平賀[6]
GM:と、だいたい説明はこんなところかな。
GM:それでは早速ラウンド進行を始めていきましょう
柳武歩:オッケー
夏川ミナ:ウェイ!
霧灯夢二:行くぜー
夏川ミナ:(waitではなく了解の意味のウェイ)
GM:1ラウンド目。
GM:まずはセットアップから。
GM:エネミーは全員何もなし。
柳武歩:なし!
夏川ミナ:ありませぬー
平賀迅:ないです
南條文緒:ない!
夏川ミナ:あっあった
GM:あるの
夏川ミナ:《スピードスター》。ラウンド間リアクション不可能になって、攻撃力を行動値のぶんの+18します。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+5した(侵蝕率:60->65)
霧灯夢二:《活性の霧》!対象はミナちゃん!攻撃力+15!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+3した(侵蝕率:62->65)
GM:つよい(恐怖)
夏川ミナ:+33になった!
霧灯夢二:あ、ドッジダイス-2だけど些細な問題だよね!
柳武歩:おそろしい
平賀迅:リアクション不可だからなあw
南條文緒:おそろしさ
GM:では、セットアップはこれで終了。
GM:まずは行動値18のミナちゃんの番からです。
夏川ミナ:とりあえず、ウェポンケースからゾディアックウェポンを装備します。
夏川ミナ:で、マイナーで戦闘移動して仮面三人組のエンゲージに。
夏川ミナ:「まだ何が起きているのか把握しきれていませんが」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:ウカレポンチ先輩のゆるみきった幸せそうな顔とか、
夏川ミナ:プロム実行委員の皆さんの頑張りっぷりを思い出します。
夏川ミナ:「プロムを台無しにする? ダメにきまっています」
夏川ミナ:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《獅子奮迅》。
夏川ミナ:三人をぶん殴るぞ!
夏川ミナ:9dx8+6
DoubleCross : (9R10+6[8]) → 10[1,1,4,5,5,6,7,8,10]+3[2,3]+6 → 19

夏川ミナ:低い!
GM:き、来た!
GM:一人ずつドッジを試みる!
GM:まずは仮面の槍使いから!
GM:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[2,4,7,7,10,10]+2[1,2]+2 → 14

GM:おしい!
GM:次にクエスチョン!
GM:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 8[2,3,4,5,8]+3 → 11

GM:だめ!
GM:最後にチクタクマン!
GM:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 7[1,2,4,7]+2 → 9

GM:失敗!全員命中だ!
夏川ミナ:「――ゆえに」
夏川ミナ:「その野望を粉砕します」
夏川ミナ:勢いを乗せた超重機パンチ。衝撃波で薙ぎ払う!
夏川ミナ:2d10+1d10+44
DoubleCross : (2D10+1D10+44) → 11[3,8]+4[4]+44 → 59

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8した(侵蝕率:65->73)
GM:チクタクマンが《隆起する大地》を使用!ダメージを軽減!
GM:15+1d10
DoubleCross : (15+1D10) → 15+3[3] → 18

GM:ダメージきついな!
夏川ミナ:ど、どうだー!
GM:あ、《斥力障壁》も使えた!クエスチョンに使用!
GM:15+1d10
DoubleCross : (15+1D10) → 15+2[2] → 17

GM:うむ。これでクエスチョンと仮面の槍使いはなんとか立ってる!
霧灯夢二:すげー
GM:だが、本人が落ちる!
夏川ミナ:かわいそう
霧灯夢二:かわいそう
平賀迅:頑張ったな
夏川ミナ:じゃあ、隆起したアスファルトと斥力の隙間を縫うようにして
夏川ミナ:なんかそこに立ってた時計っぽい人を殴り飛ばします。
GM:女神像めいた魔眼が光ると空間が歪み、ミナちゃんの攻撃を逸らそうとする!
GM:が、そのままミナちゃんに殴り飛ばされる!
霧灯夢二:スケッチブックにデフォルメ化した夏川ミナを描く。そして、実体化。
霧灯夢二:三人に突撃したミナを追従するように、拳を構えて絵の夏川ミナが突撃する!
霧灯夢二:拳、一閃!
GM:他の2人もその攻撃を浴びる!
GM:仮面の槍使いとクエスチョンは吹き飛ばされながらも立ちあがる!
GM:チクタクマンはそのまま倒れ伏す!
夏川ミナ:「おお」 思わず感嘆。
絵の夏川ミナ:「おお」絵の夏川ミナが夏川ミナと目を合わせて感嘆の声を上げる。
平賀迅:「速いな」 片目を閉じる 「それに、意外と言う」
柳武歩:「相変わらずえげつねー威力…しかも増えてやがんの」
南條文緒:「口は達者なようだが、ずいぶんと脆いようだな。本物はあんなものではなかったはずだ」
チクタクマン:「くっ……!あなたみたいな人に……!」
チクタクマン:「恋心も知らないようなあなたに何が分かる……!」
チクタクマン:「あなたみたいなのが偉そうな口を利くな……!」
夏川ミナ:「…………………………」
夏川ミナ:「まだ元気なようですから、もう少し殴りましょう。“私”」
絵の夏川ミナ:こくりと頷き、敵に向き直る。
GM:チクタクマンは《蘇生復活》を使用、そして《瞬間退場》。
夏川ミナ:痛いところを突かれたので、チクタクマンを踏みつけ……られない!
夏川ミナ:(……今のは、先日“タウラス”に言われたばかりの言葉だったと思いますが……)
霧灯夢二:(……。)目を細める。
夏川ミナ:「待ちなさい。あなたは誰ですか」
GM:踏みつけられる直前でチクタクマンは姿を消す。
夏川ミナ:「むう」
チクタクマン:「その質問に答える義理はないですよ。では」
チクタクマン:「卒業なんて、させるものか」
平賀迅:「逃走一人。捕まってやるつもりはないという事か。……実入りは期待できそうにないかね、これは」
クエスチョン:「ひええ、逃げた」
仮面の槍使い:「試合を続けよう。こちらは戦意十分だ」
クエスチョン:「十分じゃねー!」
平賀迅:「それ『自分は』に修正しておけよ。……私の出番もなさそうだな」
GM:だが、次は行動値17のクエスチョンの番!
クエスチョン:「ええい、ままよ!」
GM:クエスチョンは鋭い針めいた長剣を構え、キミたちの方に突っ込む!
GM:マイナーで《インフェニティウェポン》+《オプティカルレンズ》+《光芒の疾走》を使用
GM:ミナちゃんのエンゲージを離れ、四人のエンゲージに入る。
GM:メジャーで《光の舞踏》+《形なき剣》+《要の陣形》を使用!
GM:対象は柳武、平賀、南條の三人!
平賀迅:こいっ
柳武歩:ぬぬ。形なき剣ってドッジダイス減る奴でしたっけ
GM:そう、ドッジのダイスは−2個だ!
南條文緒:避けれないじゃん!
GM:命中いくぜ!
柳武歩:キヤガレー
GM:10dx+6
DoubleCross : (10R10+6[10]) → 10[3,3,4,5,6,7,8,9,10,10]+5[3,5]+6 → 21

南條文緒:ドッジ不可!ガード値も0なので何もかもが無意味!!
GM:達成値は21!勝った!
平賀迅:ドッジ……かな!
柳武歩:防具が無いからドッジするしかないんじゃー
平賀迅:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,4,6,6,10]+3[3]+1 → 14

柳武歩:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[6,8]+1 → 9

柳武歩:ダメ!
平賀迅:うーん残念
GM:め、命中!
GM:ダメージいくぜ!
GM:そして、今気付いたが、三人に攻撃しちゃったからオプティカルレンズの効果がかからないぜ!
GM:3d10+9
DoubleCross : (3D10+9) → 14[2,2,10]+9 → 23

柳武歩:何をしているのw
霧灯夢二:www
南條文緒:あらら
平賀迅:なんということだw
GM:23点!装甲は有効!
夏川ミナ:クエスチョン、ドジっ子なのでは・・・
南條文緒:あっ1残る!
平賀迅:もらいました。装甲点もないぞ!
柳武歩:装甲は無い…HP6で生存。
南條文緒:1
南條文緒:1残られても微妙に困るが1残るので仕方がない
柳武歩:ww
平賀迅:トランキリティできないやつ
霧灯夢二:ああ・・・
GM:鋭い針めいた長剣が回転しながら光によって分裂!三人を切り裂く!
平賀迅:「お、っと」 甘んじて受けながら"クエスチョン"の動きを見る
GM:その動きは素人丸出しだ!エフェクトも上手く使いこなせていない!
クエスチョン:「うおおおおお!とりゃーっ!」
クエスチョン:「ど、どんなもんだぜ!」
柳武歩:「痛ってェなコラァ!何してくれてんだテメエ!」恫喝!
クエスチョン:「ひ、ひい!?」
平賀迅:「……まあ、始めたばかりの割には動けているか? 確かに痛かったしな」
南條文緒:「何もかもが中途半端だな、凡人にしてもあまりに微妙だ」
クエスチョン:「な、なんじゃこらー!いてまうどー!」恫喝!
仮面の槍使い:「よくやった。次は私が出よう」
平賀迅:「集中力(コンセントレイト)が足りていない。拾った棒きれを振り回す子供のようなものだな。攻撃というよりも運動だ」
平賀迅:「が、痛かったぞ」
クエスチョン:「おお、褒められた」
夏川ミナ:「おめでとうございます」
平賀迅:「なので無事では帰さない」
クエスチョン:「ひええ」
夏川ミナ:「おめでたくはなかったですね」
霧灯夢二:「ほどほどにしておけよ?」
仮面の槍使い:「……私が出よう」
クエスチョン:「はい」
南條文緒:「……しかし、これではかえって俺の頭脳の回転が鈍る……本当に全く中途半端だ……!」
平賀迅:「うん。首と理性が残っていれば十分だろう」
クエスチョン:「残虐やん!」
仮面の槍使い:「私が出よう」
クエスチョン:「はい」
GM:次は行動値11の仮面の槍使いの番!
GM:メジャーはなし
GM:違う!
GM:マイナーはなし
柳武歩:放棄してもいいのよ?
GM:しない!
GM:メジャーで《振動球》+《砂の刃》+《レインフォース》を使用。
GM:対象は柳武さん!
柳武歩:来るか…!
GM:さらに判定の直前に《援護の風》も使用してダイスを増やす!
GM:命中いくぜ!
柳武歩:おうよ!(死にそう)
GM:ちなみにガードをしたらガード値−5です
GM:10dx+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 10[2,3,5,6,6,7,7,8,9,10]+10[10]+1[1]+4 → 25

GM:回った!
GM:命中の達成値は25!
柳武歩:ひゃー。ガードはできないのでドッジするしかない
柳武歩:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[2,5,6,6]+1 → 7

柳武歩:アウト!
GM:ダメージを喰らえ!
GM:12+3d10
DoubleCross : (12+3D10) → 12+17[4,9,4] → 29

GM:29点!装甲無視!
柳武歩:死!《リザレクト》しましょう。
柳武歩:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+6[6] → 58

GM:仮面の槍使いはその手から風を纏った光弾を放つ!
柳武歩:クエスチョンにやられたダメージもあり、避けきれない。まともに食らって吹っ飛ばされる!
柳武歩:床を転がり、手をついて身体を起こす。
柳武歩:「偽物野郎が……てめーのせいで長牧が迷惑してんだよ」
GM:いや、それは光弾ではない。光に見えたそれは無数の砂だ!きらめく砂嵐が防御の上からキミの体を傷つける!
平賀迅:「……ん、大丈夫かそこの 」
平賀迅:「………トラ?」
柳武歩:「誰がトラだ!俺は二年の柳武だ!」
平賀迅:「柳武か。すまない。私は魔術師・平賀迅だ。そして大丈夫なようで何より」
仮面の槍使い:「長牧?私はその長牧のために行動している」
仮面の槍使い:「長牧此方のため。このアカデミアからは誰も卒業させはしない」
仮面の槍使い:「そうだ。一人残らずここで潰してやる」
GM:仮面の槍使いは長牧彼方の姉の名前を出す。
柳武歩:「長牧此方のため…?魔術師…?ど、どいつもこいつもワケのわかんねェこと言いやがる」
平賀迅:「そういう時は敵に集中するのがいい。ほら、あいつはまだ勝つ気でいるようだからな」
夏川ミナ:「ふむ……」 長牧彼方の事を思い出している。
GM:仮面の槍使いの行動は終了!
GM:次は行動値9の霧灯くんの番!
霧灯夢二:待機!
GM:では、次は行動値7の柳武さんの番!
柳武歩:「そうさせてもらうぜ。元からゴチャゴチャ考えんのは得意じゃねえ」
柳武歩:マイナーで《インフィニティウェポン》。侵蝕+2
柳武歩:Dロイス:器物使いで作り出した武器と同化します。
柳武歩:床についた手をべりべりと引きはがす。と、その手には鉄パイプが握られている。
柳武歩:今しがた生成したばかりだというのに、先端は赤く血で濡れている。
仮面の槍使い:「モルフェウスか。珍しくもないが……。見せてみるがいい、その力」
柳武歩:「首洗って待ってろ。まずはこっちからだ!」
柳武歩:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》で、クエスチョンに攻撃しましょう
クエスチョン:「マジですか!?」
GM:命中判定をどうぞ!
柳武歩:あ、すいません。やはり万全を期して《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》にします。
GM:万全を期したー!?
柳武歩:判定!
柳武歩:10dx8+1
DoubleCross : (10R10+1[8]) → 10[2,3,4,6,6,6,6,7,8,8]+7[1,7]+1 → 18

GM:ドッジ!
GM:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 7[2,2,4,5,7]+3 → 10

GM:おしい!
柳武歩:よしよし。
南條文緒:あぶなし
GM:ダメージをどうぞ
柳武歩:2d10+21
DoubleCross : (2D10+21) → 7[1,6]+21 → 28

柳武歩:装甲は有効
GM:あーっと、これは死んだ
GM:クエスチョンは呆気なく戦闘不能!
クエスチョン:「て、鉄パイプはあかんやろ!」
柳武歩:メキメキと音を立てて鉄パイプと握った手が同化する。その腕を、大きく振りかぶる。
柳武歩:「テメーが悪いんだぜ。俺は暴力嫌いなんだからよぉ。テメーのせいで暴力振るわなきゃいけねえじゃねえか」
柳武歩:「おらあ!」
クエスチョン:「う、嘘吐き!嘘吐き!」
柳武歩:力任せに振り下ろすと、天井を削り飛ばしながら鉄パイプがクエスチョンに襲い掛かる!
クエスチョン:「ギャーッ!?」
GM:クエスチョンはそのまま勢い良く吹き飛ばされる!
南條文緒:「あれはだいぶダメージが入ったな……」
平賀迅:「純粋な力だ。分かりやすく、その分強い。あのクエスチョンマークには耐えられないだろうな」
柳武歩:「これであと一人だ。てめーらも働けよ、自称魔術師に、自称天才!」
GM:派手に飛ばされたクエスチョンは地面に突っ伏す!
クエスチョン:「……ダメだ。これじゃあダメだ。私のアカデミアが終わっちゃう。もう手段を選んでる場合じゃない」
夏川ミナ:「……中の人は女性でしょうか」
夏川ミナ:首を傾げている。
南條文緒:「……さあな」
GM:クエスチョンは《蘇生復活》を使用。そして《瞬間退場》。
GM:そこで全員〈知覚〉で判定してみてください。
夏川ミナ:知覚!
平賀迅:「そいつも逃げか。ふん」
GM:難易度は8といったところですかね。
南條文緒:ち、知覚!?苦手分野!
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》使用、知覚判定
夏川ミナ:9dx+1=>8
DoubleCross : (9R10+1[10]>=8) → 8[1,4,5,5,5,6,6,8,8]+1 → 9 → 成功

柳武歩:ふむ。そういえばさっきの攻撃で侵蝕は68です
平賀迅:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[1,6]+1 → 7

霧灯夢二:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,4,9,10,10]+5[2,5] → 15

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:65->66)
平賀迅:失敗男
南條文緒:1dx+1=>8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

南條文緒:無理!
夏川ミナ:天才ー!
霧灯夢二:成功!
GM:では、ミナちゃんと霧灯くんは気付く。
柳武歩:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[1,4,5,8] → 8

GM:柳武さんも気付く!
GM:立ち去る間際、クエスチョンの姿にノイズが走り、光が消えるようにして?マークの仮面が羅針盤めいた星座の仮面へと変わる。
GM:その仮面はまた一瞬で?マークへと戻り、クエスチョンは姿を消す。
クエスチョン:「あ、やべ!」
夏川ミナ:「む」
霧灯夢二:「ん?」
夏川ミナ:「明らかに変なものが……私の目の錯覚でなければ……見えましたね」
柳武歩:「なんだありゃ。どっちにしろ仮面じゃねェか」
霧灯夢二:「俺にも見えた」
夏川ミナ:「となると、錯覚ではない」
南條文緒:「……ちっ……さっきのダメージのせいで頭が回らん……」
平賀迅:「ん? 何か視えたのか。興味深いな。後で教えてくれ」 仮面の槍使いに意識を向けているので気付かなかったのだ
仮面の槍使い:「どうした?試合を続けよう」
GM:仮面の槍使いは槍を振り下ろし、砂嵐弾を放とうとする!
GM:次は行動値6の平賀くんの番!
平賀迅:「なあおい、仮面の! まだ続けるのか? お前がこの先辿れる道は二つだけだ」
平賀迅:「即ち、今すぐ尻尾を巻いて逃げるか、俺に斬られて逃げるかだ。痛いほうが好きかな?」
仮面の槍使い:「勝負は最後まで分からんさ。いつだってな」
平賀迅:「うん、そうだろうな。お前のようなのはそう言うと思っていたよ。ところでこちらの攻撃準備は整った」
平賀迅:マイナーアクションで高速振動ブレードを起動。
平賀迅:メジャーアクションで《一閃》+《コンセントレイト》。で、移動時に《縮地》します
GM:縮地!来るか!
平賀迅:ポケットから取り出した単一乾電池を左手で握り、左半身のみ前へ。周囲に電光が迸る。
平賀迅:「"イカロス"前の試し切りをくれてやろう。目を見開けよ。気張らなければ視えんぞ」
平賀迅:7dx8+6
DoubleCross : (7R10+6[8]) → 10[1,2,6,9,9,9,10]+7[2,4,5,7]+6 → 23

仮面の槍使い:「ブラックドッグか!?チッ、並みの出力ではないな……!」
GM:ドッジだ!
GM:槍を下げ、砂嵐弾を放つ!
GM:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 9[1,2,7,9,9,9]+2 → 11

GM:くっ!回避失敗!
平賀迅:3d10+32
DoubleCross : (3D10+32) → 10[5,3,2]+32 → 42

平賀迅:諸々有効
GM:つ、強い!
GM:その攻撃は派手にオーバーキルだ!
平賀迅:乾電池を握り潰しながら、指を鳴らす。次の瞬間には、閃光と落雷音が一帯に轟き、迅の姿は仮面の槍使いの背後にあり、剣は振り下ろされ、既に斬られている
平賀迅:「視えたかね?」
仮面の槍使い:「馬鹿な!Rファイトでもここまでのオーヴァードは……!」
GM:体を貫かれた仮面の槍使いはその場に膝をつく!
平賀迅:「戦いが好きな事と、戦いが得意な事は別、ということだ。私も好きでこんな技術をみにつけた訳じゃない 」
平賀迅:「……フフ、欺瞞だな。さてどうする? 殊勝に仮面を脱いで知っている事を全て吐いてくれてもいいんだぞ?」
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+6した
仮面の槍使い:「ほざけ!私はこんなところで負けるわけにはいかない!」
仮面の槍使い:「私は此方の無念を晴らすまでは……!」
GM:《蘇生復活》。そして《瞬間退場》を使用します。
GM:仮面の槍使いは姿を消す。
GM:その時、仮面の槍使いの体から何かが千切れ、地面に落ちる。
GM:それは厚くしつらえられた布のようだ。
平賀迅:「だと思った。また会おう」 ブレードの電源を切る
平賀迅:「おや、落し物か」 拾って見てみる
南條文緒:「ふん、やはり俺が出るまでもなかったか……なんだこの布切れは」
GM:どうやら仮面の槍使いの体から切り裂かれたもののようにも見えますね。見た感じそんな装飾もなかったけど。
夏川ミナ:「制服の一部でしょうか」
霧灯夢二:「擬態、かもしれないな。」
平賀迅:「それか? 何にせよ、返しに行かなければね」
柳武歩:「揃いも揃って逃げ足速ェってか、スッキリしねぇなチクショウ」
GM:制服にしては大きいし、デザイン性もない……。これについては後で詳しく調べることも可能だ。

GM:というわけでエネミーは全滅。戦闘は終了だ。
GM:《ワーディング》も解け、倒れていた一般生徒たちも起き上がり始めている。
持内権三郎:「うーん、ムニャムニャ……これ以上モテられないよ……」
夏川ミナ:霧灯君にぺこりと頭をさげます。
夏川ミナ:「何はともあれ、先程の支援は助かりました」
夏川ミナ:「高等部……高等部の……?」
霧灯夢二:「高等部だ。こう見えてもな。」
霧灯夢二:「なに、ちょっと手伝っただけだ。」
平賀迅:「とりあえずシリアスな被害は防げたし、この……何本槍を適当に始末つければ、ここは問題なさそうか」
柳武歩:「一体、なにがどういう状況だったんだ。詳しく聞かしてくれや」
柳武歩:「つってもここじゃあ何か。場所移すか」震える手で、額にじっとりと浮かんだ汗を拭う。
夏川ミナ:「近くであれば、私の寮室がありますね」
夏川ミナ:「インスタントのコーヒーならば皆さんに振る舞えるかと思います」
平賀迅:「寮室? 寮……つまり私室か」
夏川ミナ:「そうなります」
夏川ミナ:こくんと頷く。
平賀迅:「…この人数で顔を突き合わせるのは狭そうだし、もっと近くに適切な場所があるんじゃないか」
霧灯夢二:「うちの部室がある。そこを使おう」
平賀迅:「うん。そうしよう。その方が話もしやすそうだしな。コーヒーもありそうだ」
南條文緒:「休めればどこでも構わんがな……とりあえず、あの仮面の事について知っている事を聞かせてもらうとするか」
柳武歩:「ああ、助かるわ。んじゃあそこで」
夏川ミナ:「ダンス相手不在委員(かわいそう)の方々はどうしましょうか」
夏川ミナ:「連れて行くと、それはそれでうるさそうですし」
霧灯夢二:「風紀委員か番長連を呼んで処理してもらおうか。」
夏川ミナ:「はい。その意見に同意します」
平賀迅:「番長連に連絡をする。……した。適当に処理してくれるだろう」
平賀迅:スマッヒョヒョンで三崎後輩に頼んで置きます
GM:三崎後輩は優秀な後輩なので後片付けを頑張ってくれることでしょう。
柳武歩:スマッヒョヒョン…魔術道具だろうか
夏川ミナ:烏丸ヒョヒョン
南條文緒:「ダンス相手不在委員(かわいそう)……なんなんだそれは……理解出来んな……」
霧灯夢二:「南條、天才のお前にも理解できないものがあるとは思わなかったな。」
平賀迅:「加害者というものは往々にかわいそうなものだよ。それが牙を剥けばかわいそうでもなんでもなくなる」
夏川ミナ:「アカデミアで恋人ができない鬱憤を晴らしている方々だそうです」 南條くんに律儀に説明する。
柳武歩:「相手がいねーならいねえで、プロムの妨害より他にいくらでもする事があんだろうに。くだらねェ」
平賀迅:「そう、くだらない奴らだ。くだらない連中のためにくだらなくない我々の時間をそう費やす事もあるまい。……そのコーヒーの出る部室はどっちだ?」
南條文緒:「凡人の考える事は時に理解の範疇を超える。いくら天才といえどカエルの行動が全てわかるわけではないからな」
南條文緒:「とにかく、そんなやつらに構ってる場合でもあるまい、行くぞ」
霧灯夢二:「”燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや”、その逆もしかり。ということか。」
霧灯夢二:「さて、行こう。さっさと椅子に座って休みたい。」
柳武歩:「ああ。もうエンジャクでも何でもいいよ」 霧灯君の後をフラフラ着いて行きます。
夏川ミナ:「アマガエルは可愛いですよ」
夏川ミナ:全く関係ない事を口走りながらついていきます。
平賀迅:乾電池の残りカスをポイ捨てしようとして、一瞬ミナちゃんを見て、燃えないゴミ箱に放り入れます
GM:では、キミたちが編集部の部室に向かったところでシーン終了だ。

MF04

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは……順番的に行くと柳武さんかなぁ。
柳武歩:へいへいー
GM:他のPCも全員登場だ。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:66->68)
南條文緒:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+2[2] → 49

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:64->67)
南條文緒:の、のびない
柳武歩:68+1d10
DoubleCross : (68+1D10) → 68+2[2] → 70

GM:情報共有を行なったりするためのシーンですね。
夏川ミナ:先生、購入とかはできないので!
柳武歩:あっ忘れてた
GM:あ、購入はなし!ロイスのみ可!
南條文緒:あっそうだ
平賀迅:ロイスは保留していきます
南條文緒:じゃあリザレクト使っていいですか!シーンの終了時!
夏川ミナ:ロイス枠めっちゃきつい・・・
柳武歩:こっちも、とりあえずロイスはまだいいかな
平賀迅:じ、自害!
霧灯夢二:南條君自害するの
夏川ミナ:なっなにい!《リザレクト》は平常時でもHP回復エフェクトとして使えるという事を忘れずに出してくるとは!
柳武歩:HP1はキツいものな!
GM:《リザレクト》は許可しましょう
平賀迅:なっなんだと
南條文緒:自害ではない!傷を治すのだ!
南條文緒:やったー
柳武歩:天才かよ…
南條文緒:じゃあさっきの登場侵蝕に足して
GM:《リザレクト》はシャワールームで自害するためのエフェクトではない。家族と話をしているだろうか
南條文緒:49+1d10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+1[1] → 50

夏川ミナ:超安い
南條文緒:ひどい!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:73->83)
夏川ミナ:超高い
夏川ミナ:南條くん、交換しませんか?
平賀迅:ダイス交換して!交換!
南條文緒:交換したい・・・

GM:では、柳武さんは他の人たちと一緒に編集部の部室へとやってきました。
GM:編集部の部室は……どんな感じですか?
霧灯夢二:デスクとかパソコンとかが並んでいて、書類とかが机に積んであったり、
霧灯夢二:その他何に使うか分らないガラクタ的なものが隅に乱雑に集められていたり、
霧灯夢二:けっこう散らかってるので唯一無事な応接スペース的なところに皆さんを座らせます
GM:では、そんな乱雑なオフィスのような部室にキミたちは通されました。
夏川ミナ:ガラクタをつんつんつついたりしてます。
平賀迅:じゃあそれを見てます
南條文緒:「ずいぶん散らかっているな、これでは全く落ち着かん……」
柳武歩:「……まあ、贅沢は言わねーよ。座れるだけでもありがてェ」
柳武歩:へたりこむように腰を下ろす。あからさまに顔色が悪いのだ。
霧灯夢二:「…大丈夫か?」
柳武歩:「ああ。まあCランクなんてこんなもんだ」
夏川ミナ:なら、歩ちゃんの背中をさすります。
夏川ミナ:「冷たいものを飲んでリラックスすることをおすすめします」
柳武歩:「あんがとな、夏川チャン」
霧灯夢二:冷たい麦茶を柳武さんの前に置く。
霧灯夢二:「さて、情報共有と行こうか。」スケッチブックをしまい、メモ帳を取り出す。
柳武歩:麦茶を一息に飲み干す。
夏川ミナ:「では、僭越ながら私から」
平賀迅:「……ふむ。そうだな。教えてくれ」
夏川ミナ:「はい。風紀委員会所属、高等部一年生の夏川ミナです」 おじぎする。
夏川ミナ:「ダンス相手不在委員(かわいそう)がプロム実行委員の皆様を妨害している、と聞いて現場に馳せ参じたのですが」
夏川ミナ:「来た途端にあの状況だったので、取り急ぎ応戦した次第です」
夏川ミナ:「それ以外はまったく。なにも。」 ふるふる。
平賀迅:「助かった。速かったしな」
柳武歩:「ふーん。そっちがメインだったのか」
南條文緒:「あの時のワーディングは仮面達が出したものか」
夏川ミナ:「ダンス相手不在委員(かわいそう)の方々が昏倒していましたから、おそらくはそうなのでしょうね」
霧灯夢二:「……。」聞き取った情報をメモに書き込んでいく
平賀迅:「ま、昏倒はワーディングというより攻撃によるところが大きいが、少なくともリーダーの……なんとかは非オーヴァードのようだった」
夏川ミナ:「ギザギザ木刀の方ですね」
平賀迅:「そう、ギザギザが痛そうな奴だ」
平賀迅:「…さて、では次は私が話すか? といってもこちらも大した事を知ってる訳じゃない」
平賀迅:「と、その前に前例に則って名乗っておこう。魔術師をやっている。平賀迅だ。高等部一年。他にも色々あるが、まあこれだけで大丈夫だろ。今は何もしてない」
平賀迅:「魔術師の何たるかがわからないなら『オーヴァード』と置き換えてくれて構わない。で、そうだな、何故私があそこにいたかを話せば……」
平賀迅:「……"イカロス"という奴がいてな。仮面のだ。先日、夜の学生寮エリアで出会った」
南條文緒:「……"イカロス"、聞いた事のない名だな」
夏川ミナ:「平賀迅は規則を破る“私刑屋”として有名な方ですが」
夏川ミナ:「戦闘能力に関しては確かであるとお約束を……イカロス」
夏川ミナ:「はい。私も知りません」
霧灯夢二:「”イカロス”、か。」
柳武歩:「イカの仲間かな…」
平賀迅:「やはり知らないか……装飾のない仮面をかぶって、赤く折れた翼を持った奴だった」
平賀迅:「名前の元を辿れば、ギリシャ神話の人物だろう。人造の翼を太陽に溶かされた奴だな。イカの仲間でも、ロスの仲間でもないと思う」
柳武歩:「お、おお。聞いた事あるような気がするわ」
平賀迅:「小学校で歌を習っただろ? 赤く燃え立つ太陽に、ろうで固めた鳥の羽、みるみる内に――」
平賀迅:「……あれは夢の素晴らしさを語った後、全ての夢は破れ去るためにあり、という事を言っていた。ろくでもない輩である事は間違いない」
霧灯夢二:「………。」ペンが止まる。
夏川ミナ:「お言葉ですが、ろうで固めた鳥の羽ではそもそも飛べないのではないでしょうか」
平賀迅:「で、この時期に大それた事をするならプロムに合わせての事だろう。なので準備している近辺を見回ろうかと思っていたら、イザコザに遭遇した訳だ。以上かな」
南條文緒:「仮面をつけたやつ等、皆ろくでもないものだ。なんの不思議もない」
平賀迅:「飛べたんだよ、神話の中ではね」
平賀迅:「ま、つまり私が情報で何か知っている事といえば、そう、南條の言うとおり、ディオゲネスクラブに関わる何かが動いているだろうという事くらい」
平賀迅:「だからあの連中を踏んで縛って吐かせてやろうと考えていたのだが、逃走の手段はきっちり確保していたという事だな」
柳武歩:「なるほど。よく口のまわる野郎だな、お前、平賀」 感心したように口を開けて聞いている。
霧灯夢二:「逃げ足が早くなければこのアカデミアで活動など続けてられんさ。」筆記を再開する。
平賀迅:「滑舌の良さが重要なんだ。魔術師だからね。詠唱とかさ」
夏川ミナ:「報道部の赤手みあさんのようですね」
柳武歩:「そういうもんか。つか魔術師って…二年通ってんのにまだ慣れねーわ、このガッコ」
南條文緒:「変なところで変なやつの話題を出すな、全く……」
平賀迅:「彼女の弁、見ている人を引き込み楽しませる技術も魔術に近いと私は思うよ」
霧灯夢二:「報道部随一だろう。あの実況センスは。…さて、次は」
南條文緒:「……俺はその赤手みあに頼まれて、最近になって出没している過去に事件を起こした仮面の奴らの情報を集めていた」
南條文緒:「途中でこの女(歩)と会い、天才倶楽部で大和猛流と直に話をした。その直後にワーディングを感知し、あの場にかけつけた。だからこそ断言できた。あのクエスチョンは大和猛流ではないとな」
夏川ミナ:「あ、なるほど」
夏川ミナ:「直前に話をしていたのですね」
南條文緒:「あの短時間で大和猛流が俺達にも気付かれずにあの場に行く等、まず不可能だろう」
南條文緒:「そうでなくとも、あのクエスチョンには知性の欠片も感じられなかったがな」
夏川ミナ:「ふむ。本題とはあまり関係ありませんが、大和猛流は元気そうでしたか」
夏川ミナ:「彼と戦った身としては、その後が気になっていました」
南條文緒:「貴様とプロムに出たい等と言うほどには元気だった」
夏川ミナ:「私とプロムに」
夏川ミナ:「私とプロムに?」
柳武歩:ひゅう、と口笛を吹く。
南條文緒:「全く理解が出来んな」
平賀迅:「別に不思議がる事でもないだろう。古来より、戦場で刃を交えた相手に心惹かれるという話はある」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:そういった事を言われたことがないので、動揺をがんばって隠します。
平賀迅:「吊橋効果だとか言えば分かりやすいだろう。もしその戦いが命の危機に迫るものだったら、生存本能という事もある。彼女は見目も良いほうだし……」
夏川ミナ:「さき」
夏川ミナ:「さきすすめ……先を、先に、進めましょう」
夏川ミナ:「話を」
霧灯夢二:「……そうだな、その話はまた今度にしよう。」
南條文緒:「……わかりやすく動揺しているな……まあいい。続きを話そう」
平賀迅:二、三度まばたきして 「……うん、そうしようか」
柳武歩:「俺は柳武歩な。経緯は大体、南條に同じくだ。依頼主はかいちょ…生徒会長だけどよ」
柳武歩:「さっきの、仮面の槍使い。あれのオリジナルが長牧彼方っつー女だったから、偽物が出てきて迷惑してるんだと」
平賀迅:「なるほど、偽物の出没は既に前例があった訳だ」
南條文緒:「俺の集めていた情報が正しければ、クエスチョンはもとよりチクタクマンや槍使いも過去の戦闘データとは全く異なっている。力を隠していたのでもない限り、やはり別人と考えるのが妥当だと思われるな」
柳武歩:「そういう事だ。こうなってくると俺じゃあ頭が足りねえから、南條に協力を頼んだわけ」
夏川ミナ:「なる……なるほど」
夏川ミナ:「なるほど」
平賀迅:「そうしたらまさにその偽物に、更なる他の偽物もいて、偽物の祭典会場に迷い込んで……」
平賀迅:「鉄パイプで殴った訳だ」
柳武歩:「先にやってきたのは向こうだぜ」肩を竦める。
夏川ミナ:「しかし、ふむ」
夏川ミナ:「なぜわざわざニセモノを用意したのでしょうね」
霧灯夢二:「罪を着せるため?いや、それにしては雑だな。」
平賀迅:「いや、雑でもないんじゃないか。実際に長牧彼方は迷惑していると言ってたんだろ?」
霧灯夢二:「大和は軟禁中だった。脱走して暴れて、また戻るなんてそうそう出来る事ではない。」
霧灯夢二:「そうした事に、いずれ誰かが気づくだろう。」
平賀迅:「そうだな。それは一理ある。いずれ気付くまでの嫌がらせに徹すれば良し、というにはやる事が重い――」
夏川ミナ:「“卒業なんて、させるものか”」
夏川ミナ:「チクタクマン……チクタクマン(偽者)は、そう言っていましたね」
平賀迅:「……確かに言っていたな。アカデミアを卒業させない……」
柳武歩:「長牧…此方?とか、アカデミアのためだとかも口走ってたな。正直ワケがわからん」
柳武歩:「プロムを邪魔するってのも、何の関係があるんだかなァ」
平賀迅:「生憎ここの卒業式を見た事はないが、別に何か、特別な設備を用いた洗礼だかをしなきゃ卒業はできんという事でもないよな? となるとどうか……」
南條文緒:「……ふん、本当にテセウスの船を恐れている者でもいるのかもしれんな」
平賀迅:「テセウスの船? どうした、急に」
南條文緒:「大和猛流とそういう話をした、それだけだ」
平賀迅:「船、構造材料……アカデミア……卒業を、させない……?」
GM:では、そこで。
霧灯夢二:「……最後は俺か?」
平賀迅:「……いや、止めておこう。なあ夢二、そうだ。君は――」
霧灯夢二:「報道部部長、高等部一年。霧灯夢二だ。」
夏川ミナ:「高等部……」
夏川ミナ:霧灯くんの全身をしげしげと観察してます。
柳武歩:「高等部……」
霧灯夢二:「……。」学生証を見せる。そこにはちゃんと高等部一年と書いてあるのだ。
南條文緒:「ふっ、まあそうは見えんよな!」にやにやしている
霧灯夢二:「うるさいぞ、南條。」むっとした顔で南條を睨む。
平賀迅:「こういう者はたまにいるものだ。レネゲイドウィルスか、そうでない原因かは、敢えて追求はしないが」
霧灯夢二:「生まれつき発育が悪いんだ!……こほん。話を進めよう。」
柳武歩:「悪い。続けてくれ」
霧灯夢二:「こうなった顛末だったな。俺はプロム実行委員として準備を進めていたが…」
霧灯夢二:「ダンス相手不在委員(かわいそう)がプロムの準備を邪魔してきてな。」
霧灯夢二:「夏川と平賀の助けでそいつらを追い払ったと思ったら、」
霧灯夢二:「今度は”仮面”どもが邪魔をしてきた。…完全な被害者だ。」
夏川ミナ:「はい。完全な被害者だと思います」
夏川ミナ:頭を撫でようとして、
平賀迅:「ご苦労だったな。だというのに話すための場所まで貸してくれて、感謝してるよ」
夏川ミナ:同い年であることを思い出して肩を叩きます。
夏川ミナ:「平賀迅の意見に同意します。ありがとうございます、“ハルシネイター”霧灯夢二」
霧灯夢二:「ふん、こっちもプロム実行委員としてプロムの開催を実現する義務があるからな。」
霧灯夢二:「このくらいは、まあ協力するさ。」
霧灯夢二:「一応俺の見解を話しておくが、ダンス相手不在委員(かわいそう)と”仮面”は関係が無いな。」
柳武歩:「おう。聞いた感じじゃあ、あくまで一般生徒の集まりって感じだしな」
霧灯夢二:「もし奴らが結託していたのなら、《ワーディング》を貼ってダンス相手不在委員(かわいそう)たちを昏倒させる理由が無い。」
夏川ミナ:「オーヴァードでない事も、ダンス相手不在委員(かわいそう)が歪んでしまった要因の一つなのでしょうか」
霧灯夢二:「………いや、オーヴァードも混じっていたからそういう訳ではないのだろう。」
夏川ミナ:「奥が深い……」
平賀迅:「まあ、あの一団を率いていたなんとかいう奴にそういう性質がないとも言い切れないが……」
平賀迅:「そういう奴がオーヴァードを率いれるというのも考えづらいしな」
霧灯夢二:「あれはオーヴァードと一般生徒が”モテるやつらが憎い”という一つの欲望の元集まった集団だ。」
柳武歩:「く、くだらねえ。心底くだらねえ」
霧灯夢二:「その…認めたくはないが…あれもオーヴァードと人が手を取りあった一つの例だろう。」
南條文緒:「全く意味がわからんな……何故そのようなことにそこまで熱心になるのか……」
平賀迅:「フ、フ。確かにそうとも言えるな。面白い観点だ」<手を取り合った
平賀迅:「嫉妬ははじまりの神が七つ数えた大罪の一つ。別に不思議でもなんでもないさ。ま、私もどちらかというと、あまり理解できない方の感情だがね」
柳武歩:「あー……そういう見方もあんのかぁ。やっぱ俺頭悪ィな」
夏川ミナ:「……」 こっちもそういう見方がある事に気づいていなかった。
南條文緒:「まあ、そいつらの事についてはどうでもいい。また話題に出るような事があればその時にすればいい。問題は仮面の奴らだ」
平賀迅:「……そうだな。現状だと判断材料に欠ける。もう少し何か……」
霧灯夢二:「そう。話を戻そう。”仮面”の動機と、行動を見極めなくてはな。」
柳武歩:「ああ。長牧モドキにゃ結局逃げられちまったし、手がかりを探さなきゃならねえ」
GM:と、そこで。
GM:付けっ放しになっていた編集部のテレビのニュース番組が新たなニュースを知らせる。
夏川ミナ:「あ、ニュース。」
霧灯夢二:「ん…騒がしいな。音量を落とすか。」
平賀迅:「……いや、待て」
霧灯夢二:テレビのリモコンを手に取り「?」
霧灯夢二:平賀の方を見る
GM:キャスターと変わってテレビに映ったのは赤手みあの姿だ。
赤手みあ:「ズザザーッ(滑る音)!新たなニュースが入ってまいりました!ここからは報道部三年の赤手みあがお送りします!」
赤手みあ:「続けて読むと、アカデミア!……こほん」
南條文緒:「……何してるんだあいつ」
夏川ミナ:ソファに座り直します。
赤手みあ:「報道部が掴んだ情報によりますと、アカデミアに現れている仮面のオーヴァードたちは間違いなく本人のようです!そして、その目的はプロムの阻止にあり!」
夏川ミナ:「え?」
柳武歩:「オイ、オイ、オイ」
眉が吊り上がる。

南條文緒:「は?」
平賀迅:黙って見ている
GM:暴れるオーヴァードの映像!そして吹き飛ばされるダンス相手不在委員(かわいそう)の映像!
赤手みあ:「どうでしょうか、この見るも無残な光景!」
赤手みあ:「犯人についての証言があります。こちらのVTRをご覧ください!」
GM:画面が切り替わり、おしとやかでスタイルのいい美少女が映る。
GM:その目元はなんか棒みたいなやつで隠されている。
棄木かぶら:「……わたくしは確かに見ましたわ。長牧彼方さんが仮面を付け、人々を襲っているところを」
棄木かぶら:「おそらく彼女はRファイトの試合中に怪我をした姉が今も昏睡状態だというのに、わたくしたち三年生が彼女を置いて学校を卒業することが許せないのでしょう」
棄木かぶら:「それこそ逆恨みというものですのに。……他のオーヴァードの方々もそういった負の感情に苛まれて、暴動を起こしているに違いありませんわ」
棄木かぶら:「本当に悲しいことですわ……」ハンカチで目元を押さえようとする。
棄木かぶら:「この黒い棒みたいなやつ、邪魔ですわね」
GM:なんか棒みたいなやつを取り払い、ハンカチで目元を押さえる。
南條文緒:「直接つけてたのかよ!」
棄木かぶら:「あっ。あとはスタジオにお返しいたしますわー」
柳武歩:「つか、何言ってんだよコイツ。途中から全部てめーの想像じゃねえか」
赤手みあ:「スタジオです!」
赤手みあ:「なんと信憑性のある証言でしょう!」
夏川ミナ:「信ぴょう性……」
赤手みあ:「このままでは三年生の卒業も、プロムの開催も危うい!」
平賀迅:「……ふん」
霧灯夢二:「しまった、盲点だったな。」
霧灯夢二:「”仮面のオーヴァードらしき奴らが暴れている”という事実さえあれば、」
霧灯夢二:「情報に信憑性なり、説得力なりを付与して伝えられる奴らがいたんだ。」
赤手みあ:「生徒会や風紀は一刻も早く調査をし、彼らの身元を押さえる必要があるでしょう!」
赤手みあ:「ニュースをご覧の皆さんもそう思いませんか!でなければ、政権交代だ!」
赤手みあ:「それでは、赤手みあがお送りしました!ズザザーッ(滑る音)!」
GM:ニュース映像が終わる。
柳武歩:「……やらかしてくれんなァ、赤手先輩もよ」
柳武歩:こめかみに青筋が立つほど苛立っている。
南條文緒:「……今、俺の天才的頭脳に今すごく頭の悪い結論が出かかっているんだが」
南條文緒:「……いや、せめて、もう少し確信を持ちたいというか……これが真実であると考えたくないというか……」
霧灯夢二:「南條?」
平賀迅:「歯切れが悪いな天才。私のように滑舌を鍛える必要があるんじゃあないか」
夏川ミナ:「プロムが中止になってしまってはビーちゃんや美袋先輩もしょんぼりしてしまいそうですし」
夏川ミナ:「何か分かったのでしたら、教えて頂けませんか。“デッドサイエンティスト”南條文緒」
柳武歩:「あと、俺にも分かるように説明しろよ」
平賀迅:「……言いたくなければ言わなくても良い」
平賀迅:「間違いを喧伝して周囲の人間を誤った方向に導くよりはマシだ」 まだ画面の切り替わったテレビを見ている
南條文緒:「……あ、ああ、そういうことだ。わかっているじゃないか。俺が天才とはいえまだ間違っている可能性もある段階だからな。うむ」
GM:と、そこで柳武さんの携帯電話にメールが届く。生徒会長からだ。
雲雀宏一:『今のニュース見た?生徒会ヤバい。電話鳴りっ放し。対応に追われっ放し。動けるのキミしかいない。調査よろしく』
柳武歩:「っとにもーよお……!」メールを見て頭を抱える。
平賀迅:「……被疑者の身柄は無事だろうな? よもやアカデミア生徒が今の一報だけで暴徒化するような事はないだろうが」
雲雀宏一:『彼方くんならちゃんと逃がしたから大丈夫』
夏川ミナ:「さすがにそこは、風紀含む三大委員会の上層部がうまく対応していると」
夏川ミナ:「あ、少なくとも生徒会は対応しているようですね」
夏川ミナ:歩ちゃんの後ろからケータイを覗き込んでます。
柳武歩:「さすがに頼りになるわな」周囲のみんなにも携帯のメール文章を見せておこう。
平賀迅:「そうか。よし。ならばすべき事はシンプルだな。世紀の大誤報の追及と、真実の究明」
GM:と、そこで夏川さんの携帯電話にメールが届く。風紀委員長からだ。
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:飾り気のない白いスマホを取り出す。
ベアトリス・ハックマン:『今のニュースは見たか?世論のせいで風紀委員はほとんどのメンバーが過去の犯人たちを追わねばならない。現状で事実調査を頼めるは夏川だけだ。すまんが、頼んだぞ。夏川と結婚したい』
夏川ミナ:「そうらしいです」 こっちも、皆にメール文章を見せておきます。
夏川ミナ:「風紀で動けるのは私だけとのことで……」
霧灯夢二:「ふむ、長牧彼方は無事。後は…なんだそのメールは。」
平賀迅:「風紀の方も動き回るか……まあ、忙しくしてるなら私に突っかかってくる事もないだろ。むしろやりやすいくらいに思っておくか」
柳武歩:「……?」 ベアトリスのメール、最後の一文に目を疑って何度も読み返している。
南條文緒:「……最後の文は打ちミスかなにかだろう。そう思っておこう」
平賀迅:「……何だ、歩。もしかして最後の文章を見てるのか?」
平賀迅:「そう。文緒の言う通りだ。スマートフォンというのは、簡単なタッチ操作で変換予測が暴走しやすい」
柳武歩:「そうだよな。間違いとか…暗号か何かだよな」
柳武歩:「だよなあ。いやー無駄にビビったわ」
霧灯夢二:「こほん。…まあ、十中八九そうだな。びっくりした。」
平賀迅:「あの風紀委員長が結婚などという単語を打ち込むタチとは思えないが、そうだな……アカデミア結婚詐欺事件について何か調べたりしていたのかもしれん」
ベアトリス・ハックマン:『最後の一文は他の人に送るつもりだったのを間違って夏川に送ってしまった。忘れてくれ』
平賀迅:「そうか、あの御仁も結婚とか考えるのか……一体どんな相手を選ぶのだか。柱時計か、法律辞典かか?」
夏川ミナ:「なんだか女性としてのプライドが傷つけられた気がします」
南條文緒:「ええい話をややこしくしおって!!……とにかくだ!!」
夏川ミナ:「いえ、UGNチルドレンにそういった感情はありませんが……はい」
南條文緒:「どれほど頭が悪い相手だろうと仮面は仮面だ!ディオゲネスクラブの奴らは気に食わん!俺は奴らを追うつもりだ」
霧灯夢二:「南條の言う通りだ。俺達も動くか?」
霧灯夢二:「判断は各々に任せよう。ここからは…”仮面”との交戦も考えられるしな。」ちらりと柳武さんを見る。
夏川ミナ:「ビーちゃんからの命令ですので、当然私も同行します」
柳武歩:「団体行動ってガラじゃねえんだけど、そうも言ってらんねーな」
柳武歩:霧灯くんの視線を躱すようにそっぽを向きながら。
南條文緒:「俺についてくるというのであれば凡人なりに役立ってもらうぞ、いいな」
平賀迅:「団体……そうか団体か。いや、異論はない。私もそれが効率的だと思う」
平賀迅:「だが、済まない。一つだけいいか。もし協働関係になるのであれば、一つはっきりさせておきたい事がある。夏川ミナ、あと歩」
夏川ミナ:「? はい」
柳武歩:「あン?」
平賀迅:「……そうだな。直截に行こう」 少し悩ましげにしていたが、心を決めて
平賀迅:「もし私が君たちの体に触りたくなった時、どこを触れば良い」
夏川ミナ:「すみません、もう一度お願いします」
柳武歩:無言で若干身を引く。
平賀迅:「む。……もし今後、私が君たちの体に触りたくなった時、どこをどのように触るのが適切だろうか」
夏川ミナ:若干、歩ちゃんと身を寄せあってます。
平賀迅:「いや、待て。何か不穏だな。経緯から話そう。先日、後輩の体に触った時に、気安く触らない方が良いと言われたのだ」
夏川ミナ:「セクシャル・ハラスメントの前振りとしてはあまりに堂々としすぎているような……あ、なるほど」
柳武歩:「あー……そういう事。また、馬鹿正直な」
平賀迅:「なので今回、注意される前に、どうすれば良いかを尋ねておこうと思ってだな……よし、通じた。通じたようだぞ」
柳武歩:「危ねえな、あと一歩で武器作ってたトコだわ。まあ普通に腕とか、肩とかじゃねえの」
平賀迅:「そういう事だ。一緒に組むなら、握手くらいする事もあるだろう? ごく一般的なコミュニケーション手段だというのに、どうもそういう事をするのに相手が女子だと用心がいる場合もあるらしくてな」
平賀迅:「……やはり男同士が良いな」
夏川ミナ:「はい。手の洗浄なしで唇などの粘膜に直接触れると感染の恐れがありますから、そこは避けて頂くとして」
夏川ミナ:「腕や肩、手であれば問題はありません」
霧灯夢二:「平賀。お前の表現は、なんだ、その……。」
霧灯夢二:「誤解を招く。」
平賀迅:「腕、肩か。よしよし、その辺りか」 自分の腕と肩を触りつつ
平賀迅:「……後輩が潔癖だったのだろうか。今度聞いてみるとしよう」
柳武歩:「先行き不安過ぎる。すげえ不安だ…」
南條文緒:「……これだから凡人共は……」ため息をつく
夏川ミナ:こっちも、自分の腕や肩をぺちぺち触ってます。
平賀迅:「誤解か……もし何かあれば言ってくれ。できるだけ物事は正確に話すようにしているが、不足がある事も自覚しているからな」
平賀迅:「済まんな。しかし凡人の懸念事項はこれで解決した。行くとしよう。これで心置きなく協働できる」
霧灯夢二:ふぅ、とため息をつく「ああ。そうだな。」
夏川ミナ:「ふむ」
夏川ミナ:「平賀迅。あなたの事が少し分かったような、そんな気がします」
夏川ミナ:平賀君のロイス感情をP表に変更します。
夏川ミナ:私刑屋/“フロムザブルー”平賀迅/○親近感/警戒/ロイス
GM:そしてこのシーン、特に何もしていないので購入判定が可能です。
夏川ミナ:「あなたと組むことになるとは思いませんでしたが、どうぞよろしくお願いします」
夏川ミナ:ぺこりと頭を下げる。
南條文緒:「……(もし俺の考えている事が現実であれば……本当に何を考えている……あいつは……)」
平賀迅:「そうか。何かは分からないが、分かられるのは嬉しい。よろしく」
柳武歩:「このガッコは変人ばっかりだ…」

GM:では、シーン終了!
GM:購入判定とロイスの取得が可能だよ!
平賀迅:こ、購入!購入をします!
柳武歩:平賀君にロイスを取りましょう。 感情はP:興味/○N:変
南條文緒:お、応急手当キットを買います
夏川ミナ:「変」
平賀迅:変……
平賀迅:伸縮性警棒だ!
霧灯夢二:同行者/平賀迅/○有為/隔意/ロイス
南條文緒:赤手みあ/有為○/食傷/ロイス→赤手みあ/有為/猜疑心○/ロイス
平賀迅:1dx+6=>5
DoubleCross : (1R10+6[10]>=5) → 6[6]+6 → 12 → 成功

GM:伸縮性警棒!珍しいものを!
平賀迅:大きさの変わる棒を買いました!日本刀買えたなコレ!!
GM:次は刀を狙いましょう
夏川ミナ:どうしようかな・・・アカデミアボディアーマーを狙います。
霧灯夢二:どうしよう…
夏川ミナ:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[3,3,7]+1 → 8 → 失敗

夏川ミナ:ああ買えない!
夏川ミナ:ロイス・・・ロイスは・・・
南條文緒:夏川ミナ/有為/敵愾心○/ロイス
夏川ミナ:敵愾心!?
南條文緒:で、応急手当キット
南條文緒:個人的理由により敵愾心が一番しっくりくるので・・・
柳武歩:敵愾心!
霧灯夢二:アカデミアシューターズジャケットを買いましょう
南條文緒:何故なのかは・・・あとで話せれば・・・いいな・・・
霧灯夢二:敵愾心とは…
南條文緒:6dx+1=>8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[2,5,8,9,10,10]+8[3,8]+1 → 19 → 成功

南條文緒:アーマー買う時これでろよ!
柳武歩:武器はもうなくなってるから…再び器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化。ボディアーマー狙いだ
霧灯夢二:おっと、《紡ぎの魔眼》使います
霧灯夢二:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,3,4,8,10]+5[5]+4 → 19

柳武歩:4dx=>12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[2,6,7,10]+6[6] → 16 → 成功

霧灯夢二:成功!
柳武歩:ヤッター
柳武歩:一体化解除。
南條文緒:応急手当キットで回復してもいいですか!
GM:どうぞ!
南條文緒:2+2d10
DoubleCross : (2+2D10) → 2+9[8,1] → 11

南條文緒:まあまあ!
南條文緒:リザレクトも・・・可能なんですかね・・・?
GM:したいなら、してもいい!
南條文緒:じゃあする!侵蝕率ぶっちぎりで低いし!
夏川ミナ:元“クエスチョン”/大和猛流/○困惑/脅威/ロイス
南條文緒:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+4[4] → 54

夏川ミナ:それでもまだ低いw
南條文緒:どうしてこうも低い値ばかり・・・!
夏川ミナ:南條くんのために応急キットかっておけばよかったかなあ。
南條文緒:とはいえ15のHPを確保できた、これでなんとか回そう
夏川ミナ:ボディアーマーも買えなかったし、こっちは以上です。
GM:まあ、まだこれからもミドルのシーンはありますしね。
柳武歩:こちらも以上!
南條文緒:以上!
GM:それでは改めてシーンは終了です。

MF05

GM:次のシーン!
GM:ここからは情報収集のシーンになります。
平賀迅:集めていくぜ
GM:とりあえずシーンプレイヤーは平賀くん。
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:67->69)
GM:他のPCも集めたい人はシーンに出るとよいでしょう。
霧灯夢二:出たい!
南條文緒:でるぜ~
南條文緒:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+3[3] → 57

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:68->69)
柳武歩:まだ行けるかな…
南條文緒:まだ低い!!
柳武歩:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+10[10] → 80

柳武歩:ぎゃー
霧灯夢二:あと、紡ぎの魔眼分の侵蝕増やしときます
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:69->70)
夏川ミナ:おやすみます!侵蝕が83だよ!
南條文緒:ダイス目すげえ交換してえ
GM:歩ちゃんも上がった!
柳武歩:情報収集2周目あったら休みますう
GM:今のところ判定が可能な情報収集項目は次の6つです
南條文緒:6つ!おおいぜ!
GM:・赤手みあについて〈情報:アカデミア、噂話〉難易度7
・折田翼について〈情報:アカデミア、噂話〉7
・プロムについて〈情報:アカデミア〉難易度8
・再生オーヴァード出没事件について〈情報:アカデミア、噂話〉難易度8
・イカロスについて〈情報:アカデミア、UGN〉難易度9
・なんか布みたいなやつについて〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド〉難易度10

柳武歩:なんか布みたいなやつについてw
霧灯夢二:なんか布みたいなやつ
夏川ミナ:雑!
霧灯夢二:うーん、イカロスについてやってみようかな…
GM:これは仮面の槍使いの体から剥がれ落ちた例のアレのことですね。
GM:調べたい人は調べたいものを調べるとよいでしょう。
平賀迅:情報収集は苦手なので低めのやつをやりたい気分
柳武歩:私も苦手なので赤手みあか、折田翼かなあ。
南條文緒:ふーむ、どうしたものかな
南條文緒:布みたいなやつ行くか
平賀迅:折田翼……折田翼は接点ないんだよな……w
平賀迅:みあちゃんの全てを赤裸々にしちゃおっかな!
夏川ミナ:言い方あ!
柳武歩:こちらも接点無いけど、まあ調べてるうちに耳に挟んだ感じでw
GM:まあ、先生は有名人でもありますしね。
南條文緒:なんか布みたいなやつについてを〈知識:レネゲイド〉で!〈コンセントレイト:ソラリス〉+〈トランキリティ〉!文殿寮特務証書でダイス+一個!
GM:本気だ!
南條文緒:9dx8+1=>10
DoubleCross : (9R10+1[8]>=10) → 10[1,1,3,5,7,8,8,9,9]+10[1,2,3,9]+1[1]+1 → 22 → 成功

南條文緒:これが天才の力よ
平賀迅:成分分析とかしてそう
柳武歩:天才力…
GM:凄い!その達成値ならば布の肌触りまで手に取るように分かる!
南條文緒:57→62 HP15→10
柳武歩:それ手に取ったらわかるやつや
霧灯夢二:イカロスについて!《紡ぎの魔眼》と学園通の友人を使用。
霧灯夢二:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 9[1,3,3,3,5,6,9]+1 → 10 → 成功

霧灯夢二:無難に成功
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:70->71)
柳武歩:ひゅーっ
GM:成功だ!
柳武歩:では器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化。折田翼について情報:アカデミアで調査します。
柳武歩:5dx+1=>7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 8[1,5,7,8,8]+1 → 9 → 成功

柳武歩:おっけー
GM:やる!
柳武歩:一体化解除。
平賀迅:クックック……俺は素振りしかできない男!
GM:最後は平賀くん。
平賀迅:赤手みあを素で調べます。<情報:アカデミア>
平賀迅:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 2[1,2]+2 → 4

平賀迅:ダメだこれ!
霧灯夢二:おおう…
GM:かなしい。
GM:では、順番に情報を開示していきましょう。
GM:・なんか布みたいなやつについて
GM:“仮面の槍使い”の身体から剥がれ落ちた布のようなもの。本来の“仮面の槍使い”の身体にはそのようなオーヴァード部位は存在しない。そのため、オーヴァードの外見についてなんらかの偽装工作を施している可能性がある。布の成分や素材自体は帆船の帆に使われるものに非常に酷似している。また、他の何体かのオーヴァードと結び付くような性質を持っているようだ。
GM:新しい情報収集項目が追加されます
GM:・仮面のオーヴァードたちについて〈知覚〉〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度15
GM:次!
GM:・イカロスについて
GM:ディオゲネス・クラブのオーヴァード。無地の仮面に背中の折れ曲がった翼が特徴。ディオゲネス・クラブの他のオーヴァードたちの仮面の力をある程度再現することができ、勝手に彼らの師を名乗る。そのため彼らからは蛇蝎のごとく嫌われている。夢というものに強く執着し、若者の夢が破れた瞬間の感情を好む。
GM:また、番長連の三崎優が一人で“イカロス“に接触していたらしい。
霧灯夢二:ヤバいのでは…?
GM:この情報を調べたことにより、次のシーン。平賀くんにトリガーイベントの一つが発生します。
夏川ミナ:>勝手に彼らの師を名乗る
むっちゃむかつくなこれ!

柳武歩:ひどいw
霧灯夢二:www
柳武歩:おしかけ師匠!
平賀迅:ヒャー
南條文緒:無許可!
GM:プラネータたちからは異常に嫌われています。
GM:次!
GM:・折田翼について
GM:アカデミアの教師で、三年の学年主任。担当教科は世界史。いつも生徒たちの夢を熱心に応援しており、生徒たちからの人気も高い。ただし、その応援を受けて高すぎる目標に挑んで挫折する生徒も多いようだ。赤手みあも彼の後押しで推薦入試に挑んでいるが、さっぱり上手くいっていない。今はプロムの開催にも尽力している。また、他人に話すことは滅多にないが若い頃は宇宙飛行士になることを夢見ていたという。
GM:以上です。
GM:あっ、あと平賀くんはさっきテレビに出ていたのが赤手みあであることが分かりました。
GM:以上です。
平賀迅:よっしゃ
柳武歩:エエーッ
霧灯夢二:ウワーッ
柳武歩:誰だと思ってたんだろうw
GM:演出があるならしてもいいよ!

霧灯夢二:「イカロス。ふむ、目撃情報があったぞ。」
霧灯夢二:と言って情報を共有します。
平賀迅:「それは……本当か」
南條文緒:「こっちは布の成分がだいたい理解出来た」共有!
霧灯夢二:「うちの編集部は優秀だ。」
平賀迅:「……後輩め。独断専行か?」 こめかみに指をつく
霧灯夢二:「あと、番長連の三崎が”イカロス”と接触していた、との情報もあるな。」
平賀迅:「うん。そっちも重大な手がかりとは思っていたが、また胡乱な性質を持っているな。てっきり制服か、それに類する物の切れ端だとばかり」
柳武歩:「うーん。イカロスの、仮面の力を再現ってのは気になるよな」
平賀迅:「その三崎が私の後輩だ。多少顔を見知っててな」
柳武歩:「俺の方は…うーん、こりゃ関係あんのかな。折田ってあの暑苦しい教師だっけ」
柳武歩:適当にそこらの生徒から聞いた話をメモしてきたが、ぜんぜん整理されていないのだ。
平賀迅:「手を握った事に関して話をせねばならんと思っていたのに、話すべき内容が増えた」
南條文緒:「帆船の帆とはな……一体何を意味しているのか……この線でもう少し調べてみるか……」
霧灯夢二:「帆…船……駄目だ、情報が足りないな。」
霧灯夢二:「そうだな、追加調査が必要だ。」
平賀迅:「ああ。そいつは間違いなく重要になると思う。引き続き頼むよ、篭もれる天才」
柳武歩:「あー駄目だ、やっぱこういうのは苦手だ。頼むぜインテリ組」
霧灯夢二:「しかし、この切れ端からここまでわかるとは。南條、お前は間違いなく天才だよ。」
南條文緒:「ふん、当然だ!もっとあがめてもいいぞ!」
平賀迅:「で、折田……折田? そいつに関する話で何かあったのか」
柳武歩:調べてきた内容を一応共有する。
霧灯夢二:「熱意が空回りしているタイプだな。暑苦しいだけでなく有害とは。」
柳武歩:「悪意は無いんだろうけどな。赤手先輩にも負担かかってんじゃねえのかな、これ」
平賀迅:「……ふむ。何ともまあ、難儀な趣味、いや、性質……としておくか」
霧灯夢二:((でも……))
霧灯夢二:((…もし、仮にそれが意図的だとしたら?))折田先生との会話を思い返す。
柳武歩:「ま、本人はプロムを成功させようとしてんだから、まあこの事件とは関係ねえよな。悪い。シクったわ」
霧灯夢二:口を閉ざし考え込む
平賀迅:「だろうね。実際にそれで空回りさせられる方としては堪ったものじゃないだろう」
南條文緒:「……ふん、俺が嫌いなタイプの一つだな」
霧灯夢二:((考えすぎか。))
平賀迅:「構わないさ。アカデミア教師にまつわる情報は汎用的に役に立つ」
平賀迅:「さて、分かった事はこれくらいか……引き続き、色々調べる必要がありそうだ」
柳武歩:「まだ続くのか……くそ、さっさと出てこいってんだあの再生怪人ども」
霧灯夢二:「さて、次は何を調べるか…」
GM:では、シーン終了!
平賀迅:購入いけますか!
GM:購入判定とロイスの習得や感情変更が可能ですよー
柳武歩:あっ、そういえばこっちもHP減ってた
平賀迅:(………)
平賀迅:(……よし、自分だけ何も収穫がなかった時に、敢えて堂々と振る舞う事でしらばっくれるという事は、けっこう有効だという事を経験できたぞ)
平賀迅:ぼであまでも狙っていこう
南條文緒:私もボディアーマーを
南條文緒:7dx+1=>12
DoubleCross : (7R10+1[10]>=12) → 7[1,4,4,5,6,6,7]+1 → 8 → 失敗

南條文緒:あーもう!
柳武歩:器物使い、ラッキーメダル:ホワイト一体化
南條文緒:いいや、財産使っちゃおう!4点使用!
柳武歩:6dx=>8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 7[1,3,4,4,4,7] → 7 → 失敗

平賀迅:固定値の力をミルガヨイ
柳武歩:うがあ!一体化解除。
平賀迅:2dx+6=>12
DoubleCross : (2R10+6[10]>=12) → 9[3,9]+6 → 15 → 成功

南條文緒:財産8→4
平賀迅:赤手UGNボディアーみあ購入
霧灯夢二:ホローポイント弾!
GM:みあちゃん!
霧灯夢二:2dx+4>=10
DoubleCross : (2R10+4[10]>=10) → 8[2,8]+4 → 12 → 成功

霧灯夢二:成功!
GM:無事に入手!
霧灯夢二:ロイスは保留で異常でうs
霧灯夢二:以上です
GM:では、改めてシーン終了です。

MF06

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは連続になってしまいますが、平賀くん。
GM:ちょっとしたイベントのシーンです。
平賀迅:ちょっとするぜ!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:69->78)
GM:他のPCも登場可能です、。
夏川ミナ:ううっ出たい
南條文緒:ヤッテヤルデス!
柳武歩:侵蝕高目なので休もうかな…
南條文緒:62+1d10
DoubleCross : (62+1D10) → 62+9[9] → 71

夏川ミナ:出たいけど様子見・・・します・・
南條文緒:やっと高い値が
霧灯夢二:うーむ、様子見!
GM:ミナちゃんと霧灯くんは様子見かー。
柳武歩:私も様子見で!
GM:では、ひとまず登場するのは平賀くんと南條くんだけということで。
GM:キミたちが引き続き調査を行なっているようなところですかね。
平賀迅:そうですね。今度こそ真面目に赤手みあのなんかをしようなどと考えている所でしょう
GM:では、そこにカーディガン姿でショートカット髪型の小柄な少女が姿を現します。
三崎優:「こんにちは、先輩」
三崎優:「そっちの人は先輩のお友達ですか?」
平賀迅:「次こそは実入りを……やはり脅……ん、ああ。優か」
三崎優:「……今、何か物騒なことを言いませんでした?」
南條文緒:「別に友達ではない。利害の一致で一緒にいるだけだ」
平賀迅:「知らないだろう? 紹介しよう。三崎優。番長で、後輩だ」 と南條くんに
三崎優:「ああ。たまにありますよね、そういうの」南條の言葉を聞いておかしそうに笑う。
平賀迅:「物騒でもない。何と言うか、それは、そうだな。道の問題だ。高い目標のために山道を行く……いや、それはいい」
三崎優:「はじめまして。三崎です」平賀の言葉に続いてぺこりと頭を下げる。
南條文緒:「南條だ。覚えておいて損はないぞ、なにせ天才だからな」
三崎優:「天才……。ああ、南條さんももしかして先輩と同じタイプですか」くすりと笑う。
南條文緒:「同じタイプだと?」
平賀迅:「実際、頼りになる知識と調査力……ん? 同じタイプ?」
三崎優:「なんていうか……自惚れ屋で誇大妄想家?」首をかしげながら言う。
平賀迅:「………なんと」
三崎優:「魔術も天才もあまり違わないような……」
南條文緒:「……ずいぶんな後輩を持っているらしいな」
平賀迅:「ふむ、そうだな。客観的に見ると……」 顎に手を当て 「……自惚れ屋という点では似た所はあるかもしれない。自分を正しく理解し評価した結果として……」
平賀迅:「牙を剥かなければ良い後輩なんだ。……それより、優。私は君に一つ確かめなければいけない」
三崎優:「あ、気分を害したなら謝ります……って、認めるんですか?」
三崎優:「私に、ですか?現場の後片付けならしておきましたよ。人遣いが荒いんですから」
三崎優:「今回は随分派手に暴れたんじゃありません?」
平賀迅:「ああ、その節は助かったよ。そう、手際も良いんだ……うん、本題に切り込もう。君のような鋭さを以って」
平賀迅:「あの後、一人で"イカロス"と接触したとか?」
三崎優:「……調査の一環です。でも、何もありませんでしたよ」
三崎優:「すぐに逃げられてしまって。空振りでした」
平賀迅:「そうか。まあ、二人で会った時もそうだったからな……ちなみに、いつ何処で遭遇した?」
三崎優:「それは……えっと、番長連に戻った少し後に自分でも調査に出かけて……」
三崎優:「本当に何事もなかったんですから、私のことは気にしなくても大丈夫ですよ」
平賀迅:「そうだな。優はしっかりしている。私もそこまで心配はしていない」
平賀迅:「で、何処で遭遇した?」
三崎優:「えっと、前と同じ場所です。学生寮の近くの……」
三崎優:「あ、そうだ、先輩。私も先輩に一つ聞いてみたいことがあったんです」
平賀迅:「……うん。何かな?」
三崎優:「聞いてみたいことというか……ちょっと変な質問なんですけど」
三崎優:「あ、ついでに南條さんも一緒に答えてくれると嬉しいです」
三崎優:「もし、先輩が男子生徒から告白されたらどうしますか? 本気の告白。」
三崎優:「あ、別に私が実は男の子で先輩のことを好きに思っている、なんてわけじゃありませんから。安心していいですよ」
平賀迅:「………」
三崎優:「ただの興味本位の質問です」
南條文緒:「ふむ」
三崎優:「……やっぱり気持ち悪いと思いますよね?」
平賀迅:「…困難な質問だな。何せ私にはそんな経験はない」
三崎優:「そうでしょうね」くすりと笑う。
三崎優:「思いつかなかったら、それでもいいですよ」
南條文緒:「同じくだな、そもそも恋愛というものになかなか想像が浮かばなくてな」
三崎優:「やっぱり南條さんって、先輩と似たタイプなんじゃありません?」
平賀迅:「しかし、待て。私なりに想像力を働かせよう。……たとえばそうだな。今コイツが」 南條くんを指す 「私に告白してきたら、外を出歩き過ぎていよいよトチ狂ったかという視線を哀れみと共に送ってやり、手っ取り早く保健室にぶちこんでやる」
三崎優:「何ですか、それ」コロコロと笑う。
三崎優:「……でも、もしそれが本当に真剣な気持ちだったら?」
南條文緒:「安心しろ、そのような事は絶対にない……俺もお前が告白してきたらその時は脳に異変がないかどうか見てやるから安心しろ」
平賀迅:「しかしそうではなく、例えば私とそれなりに良好な信頼関係を築いている相手からそのような告白を受けたら、私は……」
平賀迅:「いきなりそいつを否定したりはしないだろう」
三崎優:「……本当、ですか?」
平賀迅:「本当だ。理由を聞けば納得してくれると思うので言うが、」
三崎優:「納得できる理由なんですか?」
平賀迅:「信頼関係を築いている相手を失う事が、単純に惜しいからだ。損得勘定だよ」
平賀迅:「……納得行くだろ? これはとても私が言いそうな事だと思う」
三崎優:「……損得勘定。確かに先輩らしいですね」少しがっかりしたように言う。
平賀迅:「肯定はしないが、否定はしない。さりとて保留もしない。私はそのような状況に直面したら、そうだな……理解に努めるだろうか」
三崎優:「……理解」
平賀迅:「理解のための行為は会話だ。会話を通じて、あるいは自分の中の未知の感情を発見したり、相手の中の感情の新たな形を発見したり、あるいは、互いに変わる事なく、それでもそこそこに良好な関係を維持できるかもしれない」
平賀迅:「逆に、その末に関係が破綻する可能性も、当然ある。だがそれだって、何も分からぬままの破綻よりはずっとマシだと私は思う」
平賀迅:「あらゆる経験は尊い」
三崎優:「それは……でも、勇気が要りますよ。もしかしたら上手くいかないかもしれないのに」
平賀迅:「そうだな。途轍もない勇気が必要だろう。告白というのはそういうものだし、それが普通より困難なものでなければ、なおさらだ」
三崎優:「ええ。普通の人には……とても……」
平賀迅:「……しかし、勇気を出せなければ、永遠にその気持ちは滞ったままだ」
三崎優:「…………」
南條文緒:「……なるほどな」
三崎優:「南條さんは答え、何か思いつきました?」
南條文緒:「そうだな……俺は相手次第であろうな」
三崎優:「相手次第?顔で選ぶとか、そういうことですか?」
南條文緒:「もし本当に俺に釣り合う相手であれば男性であろうと気にはすまいが……そもそもこの天才に釣り合う相手がどれほどいるかという問題だ」
三崎優:「あ、自惚れ屋」
南條文緒:「ああ、先程言い忘れたから今言っておくが、自惚れなのは確かだろう。だが俺は誇大妄想はしていない。事実天才なのだ」
三崎優:「まあ、ノイマンのオーヴァードというのもいますしね」
南條文緒:「俺はピュアソラリスだ」
三崎優:「天才ではないですね」
南條文緒:「ふん、凡才は天才の価値をなかなか理解しようとしないのはよく知っているさ」
南條文緒:「だからこそ、俺に告白してくるような奴は相当な変わり者だろう。それを推してまで告白してくる相手を無下にすることはないとは言える」
三崎優:「……なんだか、ちょっとだけ素敵ですね」
三崎優:「あと一つ追加。南條さん、口が減らないところも先輩に似てます」
南條文緒:「大きなお世話だ」
南條文緒:「……最も俺は今は実験に夢中だからな。恋愛より実験を取るだろうがそれは仕方あるまい!俺は天才なのだからな!」
三崎優:「はあ。そうですか」
三崎優:「でも、参考になりました。お二人とも、ありがとうございました」
三崎優:「もっと早く先輩たちに相談……じゃなかった、質問しておけばよかったかもしれません」
南條文緒:「何の参考かは知らんが、凡才を導くのは天才の役目だからな。ありがたく思え」
平賀迅:「ああ。優も頑張れよ。また何かあったら連絡してくれ。後輩の話ならそれなりに聞く」
三崎優:「あ、返事は先輩の方が優しかったですね。ポイント、高いですよ」
平賀迅:フ、と笑ってちらっと南條くんを見下ろす
平賀迅:「ああ、それと、"イカロス"に……いや、不穏なディオゲネスクラブ、仮面被りと接触したら、連絡を寄越してくれ」
南條文緒:「ふん」
GM:曲がり角に差し掛かったところで三崎が腕に付けている円盤がピコピコと鳴り出す。
三崎優:「はい。わかりました。……あ、先輩レーダーが反応してる。すみません、そろそろ行きますね」
三崎優:「また会いましょうね、先輩。南條さんも」
平賀迅:「ああ、気を付けて」
GM:小さく手を振ると三崎は曲がり角の向こうに去っていく。
南條文緒:「……柄にもないことを言ってしまった気がするな。全く。俺らしくもない」
平賀迅:「良い後輩だろう。あいつに乞われると何故か口数が多くなる」
平賀迅:「後輩番長の名に恥じない後輩だ。彼女に特別な感情を持ってる訳じゃないが、彼女の頼みであればきっと私は無茶をするよ」
南條文緒:「ふん……さて、続きを調べねばな」
GM:すると、その時。
GM:2人とも〈知覚〉で判定を!難易度は7!どちらか一人が成功すればオーケーだ!
平賀迅:だめそう(予知)
南條文緒:だめだ(予知)
平賀迅:3dx+1 侵蝕率補正オラーッ!
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 5[1,1,5]+1 → 6

南條文緒:2dx+1=>7
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 4[3,4]+1 → 5 → 失敗

夏川ミナ:息が合いすぎているw
南條文緒:ウワーッ
平賀迅:だめです
柳武歩:君たちw
霧灯夢二:www
GM:女神像めいた魔眼が飛来し、キミたちに向けて光線を放つ!
GM:〈白兵〉か〈RC〉で難易度12の判定を!失敗すると3d10のダメージだ!
南條文緒:「な……っ!?」気付くのが遅れた!
平賀迅:「……!」 気配だけで剣を手に掛ける
平賀迅:<白兵>で行く! 成功率はこちらの方が高い!
南條文緒:トランキリティは使わず素振り〈RC〉だ
平賀迅:8dx+6=>12
DoubleCross : (8R10+6[10]>=12) → 9[1,1,5,5,6,8,8,9]+6 → 15 → 成功

GM:平賀くんは成功!
南條文緒:3dx+2=>12
DoubleCross : (3R10+2[10]>=12) → 9[3,4,9]+2 → 11 → 失敗

柳武歩:ファンタスティック平賀!
南條文緒:ぬーっ1足りない!
GM:お、惜しい!
GM:では、南條くんにだけダメージを!
南條文緒:10-3d10
DoubleCross : (10-3D10) → 10-20[5,8,7] → -10

GM:女神像めいた魔眼が放った光線が2人に飛ぶ!
南條文緒:オーバーキルですね
南條文緒:「ぬおぉおっ!!」避けれない!リザレクト!
南條文緒:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+7[7] → 78

平賀迅:攻撃の発生源と性質を反射的に見切り、床を斬り開きつつ稲妻と化してその中へ飛び込む
平賀迅:攻撃が止んだのを見て、すぐさま戻ってくる 「……おい、大丈夫か。生き返ったか?」
南條文緒:「くっ……攻撃を頭で理解できても体がついてこん……これも天才のジレンマだな……」起き上がる
GM:では、雷から戻った平賀くんにチクタクマンが掴みかかる!
チクタクマン:「お前はここで始末する!」
平賀迅:「普段から篭ってばかりいるからだ。体を動かす経験は重要だぞ……っと!」 掴みかかられ
チクタクマン:「消えろ!私の夢を阻む邪魔者め!」
平賀迅:「どうしたいきなり。そんな事を言い出して」
南條文緒:「チクタクマンのニセモノか……何者だ貴様……っ!」
GM:チクタクマンの武骨な腕が平賀くんの首を締めあげる!
平賀迅:「……おいおい、何者か、などと聞くヒマが、あればだな」
チクタクマン:「お前は……お前たちはここで……!」
平賀迅:「その、腰の辺りから、今にも解けそうな擬態のノイズ膜をひっぺがす方が、先だろう」 ブラフだ!
GM:チクタクマンはハッとした様子で、自分の腰を見る!
平賀迅:蹴りを入れて振り払う
チクタクマン:「貴様……!」
南條文緒:「俺にとってはそのままでいてくれたほうが話を聞きやすかったのだがな……まあいい。今からでも話は聞けるな」
GM:転がって起き上がったチクタクマンの周囲を女神像めいた魔眼が旋回し始める。
平賀迅:「そんなにその仮面の下を見られたくないのか。だが遅い」 距離を取ってポケットに手を突っ込み
GM:その時!《ワーディング》が展開!
GM:赤い風によってチクタクマンが吹き飛ばされる!
平賀迅:「追いかけっこに乗ってやる。逃げる気が失せるまで叩いてその仮面を剥が……」
チクタクマン:「くっ……!」
南條文緒:「なんだ……!?」
平賀迅:「…何だ、今度は」 別の攻撃に備える
GM:そこに現れたのは真紅の両翼の怪人“イカロス”だ。
イカロス:「やめたまえ!」
GM:イカロスはチクタクマンの体をつかみ上げる。
南條文緒:「……こいつは」
イカロス:「勝手な真似は慎むのだ。計画に支障が出たらどうする」
チクタクマン:「……申し訳ありません」
平賀迅:「……"イカロス"」
イカロス:「すまなかったね、平賀仁くん。私が代わりに非礼を詫びよう」
イカロス:「それに南條文緒くんも。大事はないかね」
平賀迅:「………」 "イカロス"と"チクタクマン"を見比べ 「……いいや、お前に謝られても意味が無い。そいつを引き渡せ」
イカロス:「それはできない相談だ。まだこの子を失うわけにはいかん」
南條文緒:「大事はあったが、大目にみてやろう。その代わりに素直に俺にその仮面を渡してもらおうか」
平賀迅:「そう言うと思った」
イカロス:「いずれ時は来る。その時までのお預けだ」
イカロス:「夢は必ず叶う、のだからね」
チクタクマン:「夢は……必ず叶う……」
平賀迅:「……全ての夢は破れ去るためにあると豪語したお前がそれを言うか」
イカロス:「行きたまえ」
GM:チクタクマンは頷くと、シーンから退場する。
平賀迅:「どこまでも空虚な喋り手め。その上顎と下顎が永遠に離れんよう縫い付けてやろうか」
イカロス:「だからこそ、だよ」
平賀迅:「だからこそ、だと?」
南條文緒:「だからこそだと?」
イカロス:「だからこそ、理想を謳う必要がある!夢破れた少年が現実に叩きつけられる、その時のために!」
イカロス:「高く飛べば飛ぶほど、地面に落ちた衝撃は大きくなる!」
イカロス:「故に!だからこそ、だ!!」
平賀迅:「救えん悪趣味だ。やはり貴様は、」
平賀迅:剣を斜めに構え、乾電池を握る 「斬り捨てる他ないな」
南條文緒:「ふざけるなよ、貴様」
南條文緒:「貴様の羽が溶けようが勝手だが、無様に他人の足を引っ張るなど愚の骨頂だ」
イカロス:「どうした。怒ったのかね。怒り心頭に発したか?」
イカロス:「だが、今はたださらばと言わせてもらおう。ここでキミたちと戦う意味はないからね」
イカロス:「それも、時がくれば、だ」
GM:イカロスは《ワールウインド》を使用。シーンから退場します。
イカロス:「では、さらば!」
平賀迅:「怒りだ。私の独自正義に反するゆえに、だ!」 その直前に稲妻化して斬り込んでおこう
南條文緒:「……ふざけおって……」
GM:赤い旋風が巻き起こり、イカロスの姿がその中に消える。
平賀迅:「……よくよく逃げるのが上手い奴だ」 辺りに稲光をチリチリ舞わせつつ
平賀迅:「……まあ、まあいい。今は、と言うからにはいずれまた姿を表わすだろう。よしんばそうでなくとも、いずれ必ず仕留める」
平賀迅:「この空の下にある限り、稲妻から逃げられるなぞと思い上がらん事だな……!」
南條文緒:「……ああ、次会ったときに逃げられない為にも今必要なのはさらなる情報だ」
平賀迅:「同意するぞ天才。奴の策謀への道を早くつけるとしよう」
GM:イカロスと遭遇したことで新しい情報収集項目が追加されます。
平賀迅:南條くんへのロイスをP化しておこう
GM:・イカロスの計画について〈情報:アカデミア、UGN〉〈芸術:夢〉難易度12
GM:そして、情報収集の判定も可能です。
平賀迅:情報収集の前に、三崎優後輩に「さっきはイカロスについての情報をありがとう」とメールしておきつつ
南條文緒:仮面のオーヴァード達について〈知識:レネゲイド〉で攻めましょう。〈コンセントレイト:ソラリス〉+〈トランキリティ〉!文殿寮特務証書つき!
平賀迅:またみあちゃんをストークするかあ~
GM:一気に難しいところに行った!
平賀迅:赤手みあについて、〈情報:アカデミア〉で参ります
南條文緒:10dx8+1=>15
DoubleCross : (10R10+1[8]>=15) → 10[2,3,4,5,6,8,8,9,9,10]+10[1,6,7,8,10]+10[3,9]+2[2]+1 → 33 → 成功

平賀迅:2dx+2=>7
DoubleCross : (2R10+2[10]>=7) → 9[4,9]+2 → 11 → 成功

南條文緒:はっはっは
平賀迅:や、やった!
南條文緒:お前この数字さっきも出ろよな
GM:2人とも成功だ!
平賀迅:これがツインSランクの力というわけ
南條文緒:侵蝕率78→83 HP7→2
GM:まずは赤手みあについて
GM:報道部三年になった赤毛で小柄な溌剌とした少女。学園行事などの際に披露される熱い実況は一部の層に根強いファンを持つ。報道を学べる大学への進学を希望しているが、推薦入試にはことごとく失敗し思い悩んでいるようだ。また、最近はアカデミアで起きている再生オーヴァード出現事件の報道に熱心に取り組んでいる。
GM:以上です。
GM:次!
GM:・仮面のオーヴァードたちについて
GM:学園に出現している仮面のオーヴァードたちの姿は幻影である。羅針盤座の仮面のオーヴァードが持つエネミーエフェクト《ミッドナイトシネマ》の効果により、自分や帆座の仮面、艫座(ともざ)の仮面の姿を過去の事件のオーヴァードたちに見えるような幻影を投射していたようだ。
GM:羅針盤座、帆座、艫座、竜骨座の仮面は、エネミーアイテム節制の仮面の効果で「Eロイス:ありえざる存在」によって装着者に《融合》のエフェクトを持たせる力がある。四体のオーヴァードが《融合》すると強大な力を持つ一体のオーヴァードとなり、「Eロイス:破壊神顕現」を持つ。
GM:まあ、とは言っても現状は四体のうち三体しか現れていないようですので、ご安心ください。
GM:以上です!
平賀迅:これ、みあちゃんの情報、大体南條くんなら知ってそうな気がするので、彼から聞いた事にしようかな……w
南條文緒:www
GM:あ、でも推薦入試云々については知らない可能性がありますね
平賀迅:ああ、なるほど。じゃあやっぱりちゃんと調べた事にしましょう
平賀迅:演出します?
平賀迅:多分こっちは同級生辺りから聞き出して終わっていそうなので
平賀迅:(前回はそれすらしていなかった事になる)
南條文緒:どちらでも大丈夫ですがじゃあ軽くしましょう
南條文緒:「なるほどな……幻影の投射か……」
平賀迅:「……うん、赤手みあの友人の知り合いという奴を捕まえて大体話を聞けたぞ」
南條文緒:「羅針盤座、帆座、艫座とくれば残りは竜骨座……これらが集まることがありえるのか……む?」
南條文緒:「赤手みあの話か、大した話はなかっただろう」
平賀迅:恐らく文殿寮にいるであろう(許可証使ってたし)南條くんの元に着いた所だ
平賀迅:「推薦入試が上手く行っておらず、というのは今のところプライベートな情報だろう」
平賀迅:「再生オーヴァード出現事件に対して興味津々というのは、一応悪くない情報かな。……そっちはどうだ、何か分かったか? ソラリス薬物天才」
南條文緒:「推薦入試……それは聞いた事がなかったな」
南條文緒:「ああ、つまり……」わかったことを説明して
南條文緒:「……しかし、今のところ三体しか見ていない。四体目が見つかっていないということかもしれんな」
平賀迅:「ま、お前みたい勉学に困った事のなさそうな奴に話しても何にもならなさそうだからだろうな」
南條文緒:「ふん、凡人の苦しみか……全く、それを導くのが天才だというのに……」
平賀迅:「……なるほど。ディオゲネスクラブの仮面については、私はほとんどよく知らないんだが、見つかっていない、という事も有り得るのか」
平賀迅:「それ、直接言ってやれよ。そっちに助ける気があるのならば、だけどね」
平賀迅:「その辺り、再生オーヴァードで騒動を起こしている事と何か関係があるのかもしれないな」
南條文緒:「……ふん、しかし俺もそろそろ疲れた。先程のダメージもあるし一度休もうと思う」保健室利用許可証を上に軽く放り投げてはキャッチする
平賀迅:「そうだな、今日のお前はやたらと撃たれている。折角外に出たのについていないな」 くくく
平賀迅:「他の面子には私が話しておく。早く休んで休み終えることだ」
南條文緒:「全く、本当に口が減らないな」
平賀迅:「魔術師だからね」
GM:では、シーン終了!
GM:購入とロイスが可能だよ!
南條文緒:ロイスはー、うーん、いい感じなんだけどあとひとつなので保留で!
南條文緒:購入はどうしようかな・・・応急手当キットを改めてもう一個買っておこう、保険!
南條文緒:8dx+1=>8
DoubleCross : (8R10+1[10]>=8) → 9[6,7,7,8,9,9,9,9]+1 → 10 → 成功

平賀迅:無難に応急手当キットだな
GM:成功!強い!
平賀迅:2dx+6=>8
DoubleCross : (2R10+6[10]>=8) → 10[4,10]+6[6]+6 → 22 → 成功

平賀迅:やめろよそういう回転w
GM:た、高い!
平賀迅:即座に使います
GM:不要なところで回るダイス
GM:どうぞー
平賀迅:13+2d10
DoubleCross : (13+2D10) → 13+10[3,7] → 23

GM:南條くんも使いますか?
南條文緒:私は取っておきます!
GM:では、これで改めてシーン終了としましょう。

MF07

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは霧灯くん。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:71->76)
南條文緒:おやすむ!
GM:このタイミングで発生するイベントはないので、情報収集の続きのシーンですね。
平賀迅:出るぜ
GM:他のPCも登場可能だ。
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:78->83)
夏川ミナ:ううーむ。流石に三連続で休むのはさみしい。
夏川ミナ:しかし侵蝕が83もある・・・
柳武歩:出よう。
柳武歩:80+1d10
DoubleCross : (80+1D10) → 80+9[9] → 89

柳武歩:ぎゃー
夏川ミナ:よ、よし。なら私も出ます。
平賀迅:大丈夫大丈夫、平賀も83になったし
夏川ミナ:私は風紀委員だ。やってみる価値はある。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:83->86)
夏川ミナ:ふう!
GM:おお、抑えた
霧灯夢二:おお、いい出目
柳武歩:あ、あれ…いつの間にかトップになってしまった

GM:というわけで残る情報収集項目は三つ。
GM:・プロムについて〈情報:アカデミア〉難易度8
・再生オーヴァード出没事件について〈情報:アカデミア、噂話〉難易度8

GM:・イカロスの計画について〈情報:アカデミア、UGN〉〈芸術:夢〉難易度12
平賀迅:かくかくしかじか系情報共有は、判定の後に演出の一環でやりやしょう
柳武歩:おk
霧灯夢二:了解で鵜s
平賀迅:相変わらず不動の情報弱者ぶりなので出没事件について調べたい
霧灯夢二:イカロスの計画についてやります。
柳武歩:おお…お願いしゃす
霧灯夢二:情報:アカデミア。《紡ぎの魔眼》とコネ:学園通の友人使用。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:76->77)
夏川ミナ:じゃあ、プロムについていってみようかな。
夏川ミナ:と思ったけど歩ちゃんがいきたいなら先を譲ります!
柳武歩:じゃあ、自分は誰かが失敗したらそこを。
霧灯夢二:7dx+1>=12
DoubleCross : (7R10+1[10]>=12) → 5[1,1,1,3,4,5,5]+1 → 6 → 失敗

霧灯夢二:………ちょっと待ってくれ
平賀迅:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 9[1,4,9]+2 → 11 → 成功

GM:あ、低め!
柳武歩:おおう…12の壁
夏川ミナ:夢くん!
GM:あとの二人はどうします?
霧灯夢二:財産も足りないので失敗!
霧灯夢二:次は無形の影使って無理やり抜いてやるからな!覚悟しとけよ!
夏川ミナ:自分はやはりプロムについて。ビーちゃんからもプロム成功させろって言われたし。
GM:気合が入っている
柳武歩:そうね!
夏川ミナ:コネ:学園通の友人を使ってダイスを+2。
夏川ミナ:5dx+1=>8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 10[4,4,8,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

夏川ミナ:おお
GM:高い!素晴らしい!
霧灯夢二:おお
柳武歩:駄目元でイカロスの計画について、行ってみよう。
柳武歩:器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化
柳武歩:6dx+2=>12
DoubleCross : (6R10+2[10]>=12) → 7[1,3,4,5,7,7]+2 → 9 → 失敗

GM:む、残念。
柳武歩:やはりダメか…一体化解除。
GM:では、成功したところだけ。
GM:・再生オーヴァード出没事件について
GM:過去にアカデミアで事件を起こした仮面のオーヴァードたちが再び出現している事件。現在のところ三体までしか同時に出現するところが確認されていない。報道部の赤手みあは過去の犯人たちが再犯してプロムを潰そうとしているのだと報道を繰り返している。
GM:その目撃証言をした棄木かぶらは長牧彼方の姉が所属していたRファイトチームのサブリーダーである。多くの生徒は報道や目撃証言を信じ切っており、生徒会や風紀の注目もそちらに向いていてまともに事件の調査はできていないようだ。

→ Rファイトの訓練施設に行くことでハラキリ・ヴァルキリーのサブリーダー棄木かぶらに会うことが可能になりました。
夏川ミナ:会えるアイドル!
GM:親近感!
GM:では、次!
GM:・プロムについて
GM:毎年アカデミアで卒業式より少し前の時期に行なわれる盛大なダンスパーティー。三年生が中心のイベントで、一、二年生が実行委員となって準備を進める。今年は生徒会が豪華客船を購入したため船上でダンスパーティーが行なわれる。風紀委員三年の美袋晴子は内灘幸一郎とプロムに出る予定であるため、すっかりウカレポンチになってしまっているようだ。また、内灘幸一郎らが進めていたプロムの準備もそろそろ完了するらしい。
柳武歩:執拗なウカレポンチ描写
GM:この情報収集項目を調べたことで次のシーンではマスターシーンが発生します。
GM:以上です。
夏川ミナ:そういえば、ビーちゃんから
夏川ミナ:ウカレ・・・美袋先輩の様子を時々気にかけてあげてねって言われましたが
夏川ミナ:特に変化はない感じでしょうか?
GM:今のところは変わりないようですね。今後は分かりませんが。
夏川ミナ:よかった。じゃあ、プロムの事を調べるついでにちょこっと覗いてきました。
GM:浮かれながらも熱心に風紀委員の仕事をしているようですね。
平賀迅:じゃあ、前シーンで起こった事、情報収集で判明した事はかくかくしかじかで話し、次いで今回の収集ぶんについて話す感じで
霧灯夢二:こっちは取材班が学園の混乱に巻き込まれ、機能しなかったことにします。

夏川ミナ:「ふうむ。ウカレポン……美袋晴子先輩があれだけ楽しみにしているのですから」
夏川ミナ:「やはり失敗させるわけにはいきませんね。うん」
夏川ミナ:「そちらはいかがでしたか。霧灯夢二」
夏川ミナ:「憔悴しきっているように見えますが」
霧灯夢二:「……状況はかなり向かい風だな。」
霧灯夢二:「学園に散開した取材班が悉く混乱に巻き込まれ、追い返された。」
平賀迅:「無理もない。報道部のパンチがアカデミア内の空気をガタガタにしてくれたよ」 と今回の情報収集分の事を!
平賀迅:「一応、例のデタラメ……私たちはデタラメだと知っている報道に関して、その情報源という事になってる棄木かぶらに会う目算は立てられた」
夏川ミナ:「ふむふむ」 メモってます。
霧灯夢二:「……棄木かぶら、か。報道部のニュースで取材に答えていたやつだな?」
平賀迅:「そうだ。居場所は分かりきってるし、そっちなら確実に会いに行けるだろう」
柳武歩:「なるほどな。みんな何かしら掴んできてんじゃねえか」
霧灯夢二:「そっちは何か掴んだか?」
柳武歩:「そーれを言われっとな……うーん」
柳武歩:ばつの悪そうな顔。当たった情報がことごとく空振りだったのだ。
霧灯夢二:柳武さんの顔を見て「気にしなくてもいい。俺もダメだったんだ。」
平賀迅:「気にするな。運も多分に影響する。こんな混乱した空気の中じゃあ、余計にね」
平賀迅:「むしろ私のようなのの方が動きやすいかもしれないな」 一度空振りしている事には触れもしないぞ!
柳武歩:「へっ、気ィ使うなよ」霧灯君に返す。今までよりはいくらか柔らかい表情だ。
夏川ミナ:「……」
平賀迅:「どうかしたか、夏川ミナ?」
柳武歩:「腹の調子でも悪ィのか、夏川チャン」
夏川ミナ:「いえ。その、おなかは元気ですし、つまらない事なのですが」
霧灯夢二:「……?」夏川さんを見つめる
夏川ミナ:「私の中でも、整理がついていないのですが……ええと」 小包を置くようなジェスチャーをする。
夏川ミナ:「大和猛流……“クエスチョン”は」
GM:そういえば夏川さんは判定の達成値が凄かったですので。
GM:プロムの情報と一緒に、大和猛流がプロムに来るつもりでいることも知ったことにしましょう。
夏川ミナ:「そうやすやすと再犯するような、意志の弱い人ではなかったように思います」
夏川ミナ:「“クエスチョン”以外は記録でしか知りませんが、他の方も同じで、こう……真摯に反省されていたように見えました」
夏川ミナ:「ですので、彼らが濡れ衣を着せられているのが気の毒というか……はやくこの事件を解決したいというか……」
夏川ミナ:「ただこれは多分に私情が含まれているので、風紀委員として言って良いものかと……」
柳武歩:「優しいな、夏川チャンは」
平賀迅:「何だ、そんな事で言い淀んでいたのか」
平賀迅:「構うものか。君は風紀委員であると同時に夏川ミナだろう。その夏川ミナの抱いた個人の感情を口に出す事の何に問題がある」
霧灯夢二:「言っていいんだ、そういうのは。」
夏川ミナ:「そういうものですか」
霧灯夢二:「少なくとも、お前の前には私情でしか動かん男が二人いる。」そう言って平賀を見る
霧灯夢二:「だから、そう気にするな」
柳武歩:「そうそう。別に夏川チャンのソレ、迷惑に思う奴なんかいねえし」
平賀迅:「違いない。何せ私は『私刑』屋だ。独断正義によってのみ動く人間だからな」 霧灯くんをに視線を返す
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「なるほど。優しいのですね、皆さんは」
夏川ミナ:ちょこっとだけ笑います。
夏川ミナ:「ありがとうございます」
霧灯夢二:「…。」ちょっとだけその笑顔に見惚れる
平賀迅:「その通り。私は優しい。こんなのを睨むなんて間違ってると思わないか、風紀委員の判断基準は?」 腕を広げて
柳武歩:「いや、おめーの問題はまたちょっと違うからな。そこ有耶無耶にできると思うなよ」
柳武歩:抜け目なくツッコミを入れておく。
霧灯夢二:「意外な表情を見た。」こほんと咳払いして「私刑屋まで行くと、迷惑に思う奴もいるかもしれんな。」にやっと笑って
平賀迅:腕を広げたまま肩を竦める 「やはり無理か」
霧灯夢二:「だがまあ、今は利害の一致している貴重な戦力だ。」
霧灯夢二:「この件が終わるまで睨まれることはないさ。恐らくな。」
夏川ミナ:「はい。仲間ですので」
平賀迅:「私は誰とも友好な関係でありたいよ。これは紛れも無い本音だ……さて」
霧灯夢二:「やるべきことは二つ。棄木かぶらへの取材と、”イカロス”の計画を暴くことだ。」
柳武歩:「南條もそろそろ起きる頃かね。やっぱあいつの頭は必要だからなァ」
平賀迅:「そろそろ保健室でクソ寝こけている文緒も目を覚ましてくる頃だろう。いい加減奴らの矛先を明確にしなければな」
GM:では、そこで霧灯くんのスマホにメールが入る。
GM:プロムの準備を進めていた内灘からだ。
霧灯夢二:「む、待て。」携帯を取り出す
夏川ミナ:「そうですね。人格に多少の問題はありますが、天才を自称するだけあって彼の知能は……む。」
内灘幸一郎:『プロムの準備がだいたい完了したぞ!お前も一度見に来てくれ!』
霧灯夢二:「さて、どうするかな。」メッセージを全員に見せる。
夏川ミナ:「現場警備もかねて、南條文緒を起こしてそのまま向かいますか」
平賀迅:「…そうだな。奴らの狙いがプロムの公算は高いし、事前に見て知っておくのは無駄にはならないだろう」
霧灯夢二:「プロムの準備を見に行くついでにインタビューと行こうか。」
柳武歩:「あっちもこっちもだな、ったく」
霧灯夢二:「まずは保健室。で、プロム。Rファイト練習場。忙しくなるぞ。」
霧灯夢二:「取材や調査はここ(部室)でも出来るが…一番情報を稼げるのは、足だ。」にやっと笑う
GM:では、キミたちが保健室に向かったところでシーン終了だ。
夏川ミナ:「そうですね。忙しくなりそうな気がします」
夏川ミナ:「無事終わったら、みんなでクリームソーダを食べておつかれさま会をしましょう」
平賀迅:「クリー……何? 何だ急に」
夏川ミナ:「クリームソーダとは、メロン味の炭酸水の上にアイスクリームが乗った飲み物で……」
夏川ミナ:クリームソーダ概念について説明しながら歩いていきます。
柳武歩:「俺ジンジャエールのがいいな…」
平賀迅:「知っている。子供の飲み物だろう」
平賀迅:「そうそう。高校生にもなればコーヒーだとかな……」 という感じで
霧灯夢二:「紅茶党の俺には関係のない話だな…」という感じで

GM:では、キミたちが保健室に向かったところでシーン終了だ!
GM:購入とロイスが可能だよー。
南條文緒:はい!シーンには出てないけど!シーンに出てない時にしか使えないアイテムがあるんだなー!
GM:な、なんだって!そんなものが!
平賀迅:更に応急手当をキットしていきます
平賀迅:3dx+6=>8
DoubleCross : (3R10+6[10]>=8) → 8[1,5,8]+6 → 14 → 成功

平賀迅:即使用
平賀迅:2d10+23
DoubleCross : (2D10+23) → 4[2,2]+23 → 27

GM:たかい!
平賀迅:うーん
柳武歩:器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化し応急手当キットを買うのだ
柳武歩:6dx+1=>8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 9[3,3,4,6,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:おお、難なく成功
霧灯夢二:皆さん、欲しいものありますか?
柳武歩:買えた。一体化解除。即使用させていただきます
柳武歩:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+17[9,8] → 23

夏川ミナ:む
霧灯夢二:アンチマテリアルライフルくらいなら帰ると思います
夏川ミナ:アンマテが簡単に買えるこの人ヤバイと思うんですけど(名推理)
柳武歩:間違いないッ
霧灯夢二:何も無ければアンマテを一丁用意しておこう…
平賀迅:個人的にはブルーゲイルとか欲しいかもしれないマンです
南條文緒:保健室利用許可証だ!!HPが30!つまり全回復するぜ!!
平賀迅:なくてもどうにでもなります
夏川ミナ:とりあえず風紀委員ボディアーマーを購入します。
柳武歩:このパーティ遅いからなあ
夏川ミナ:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 10[2,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

霧灯夢二:ブルゲ買いましょう。
夏川ミナ:かえたー!
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》!手配師は保留。
GM:む、本気だ
霧灯夢二:6dx7+7
DoubleCross : (6R10+7[7]) → 10[1,3,4,5,6,7]+10[8]+10[8]+10[10]+6[6]+7 → 53

柳武歩:!?
夏川ミナ:やばい
GM:た、高すぎる
平賀迅:ヒッ
霧灯夢二:…少々本気を出し過ぎたようだな…
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:77->84)
柳武歩:しかもダイス一個が回りまくってるw
霧灯夢二:失礼、77→83です。
霧灯夢二:ブルーゲイル購入!平賀君に渡します。
平賀迅:薬物!ありがとうございます!
GM:早くなる!
GM:では、こんなところかな。
霧灯夢二:私は以上です
平賀迅:ですね。以上です
柳武歩:以上ですー
GM:それじゃあ改めてシーン終了です。
GM:次のシーンはマスターシーンになります。

MF08 - マスターシーン

GM:どこか浮かれた様子の真面目そうな少女が学園の廊下を歩いている。
美袋晴子:「ふふ、内灘くん……」
美袋晴子:「っと、いけない。ベアトリスにデータを送っておかないと」
GM:楽しそうに鼻歌を口ずさんでいた少女はタブレット端末を操作しようとする。
GM:次の瞬間。
GM:少女の目の前で教室のドアが開く。少女は叫ぶ間もなく暗い教室の中へと引きずりこまれる。
美袋晴子:「え」
GM:少女の体は教室の床を転がる。
美袋晴子:「痛っ……!なに……!?」か細い悲鳴が漏れる。
GM:床に倒れた少女が目を開くと、眼前に羅針盤めいた怪物の顔があった。
羅針盤座の仮面の怪人:「プロムで踊るのをやめろ。あの男からの誘いも断れ」
美袋晴子:「え、なんでそんな……」
羅針盤座の仮面の怪人:「言う通りにしろ」
美袋晴子:「嫌よ。ずっと楽しみにしてきたの。アカデミアでの2人の最高の思い出にって……」
GM:少女は恐怖を堪えるように言う。
羅針盤座の怪人:「命令が聞けないのならば、少し痛い目に遭ってもらおうか」
GM:羅針盤座の怪人は右腕の巨大な針剣を少女の瞳の前に突き出す。
羅針盤座の怪人:「綺麗な顔がめちゃくちゃになってもいいのか?」
GM:鋭い針が少女の頬を小さく引っ掻く。
美袋晴子:「ひっ!?」
美袋晴子:「そ、そんなことをされたって……あなたの言いなりにはならない……!」涙目になった少女が叫ぶ。
羅針盤座の怪人:「そうか。ならば、やり方を変えよう。お前には何もしない。その代わり――」
GM:羅針盤座の怪人は鋭い針剣を教室の外の方に向ける。
羅針盤座の怪人:「あの男が苦しみを味わうことになる」
美袋晴子:「内灘くん……!?」
羅針盤座の怪人:「手始めに全身の皮を少しずつ剥ぎ取ってやろう。それから指を一本、一本切り落とす。最後に眼球を抉り出して」
美袋晴子:「そ、それだけは……」
GM:少女は床に這いつくばったまま頭を下げる。
美袋晴子:「それだけはやめてください。私には何をしてもいいから。内灘くんだけは。お願いします」
GM:羅針盤座の怪人は顔を近付ける。
羅針盤座の怪人:「ならば、どうすればいいか分かるな」
美袋晴子:「プロムでは踊りません。内灘くんからの誘いも断ります。だから、許してください」涙声で訴える。
羅針盤座の怪人:「行け」
GM:羅針盤座の怪人は少女の体を蹴り飛ばす。
美袋晴子:「うっ……!」
GM:少女はふらふらと立ちあがり、教室を去る。
羅針盤座の怪人:「…………」
GM:羅針盤座の怪人はその後ろ姿を見送る。
イカロス:「素晴らしい!上出来だよ、ピクシス!」
GM:拍手の音。背後の闇から現れたのはイカロスだ。
イカロス:「キミは才能があるな。拷問の才能が」
イカロス:「これで最後の……四人目の適格者が揃う」
イカロス:「キミの願いはあと少しで叶うのだ。励みたまえ、ピクシス」
GM:イカロスは再び闇の向こうに姿を消す。
羅針盤座の怪人:「私は……」
GM:暗い教室で羅針盤座の怪人は一人たたずむ。
GM:脳裏に蘇るのは先ほど学園中に流れたニュース映像だ。
羅針盤座の怪人:「私は、自分の手で報道を汚した」
羅針盤座の怪人:「あんなに好きだったのに」
羅針盤座の怪人:「何してるんだろう、私」
GM:マスターシーン終了。

MF09

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーはミナちゃん!霧灯くんも自動登場だ!
GM:他のPCたちも登場可能!
霧灯夢二:出るぞ!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:83->89)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:86->87)
夏川ミナ:よしよし!
平賀迅:無茶は利くのさ。行くぜ
GM:抑えてる!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:83->93)
平賀迅:フッ
柳武歩:お休みする!
夏川ミナ:平賀ーーー!?
GM:がんばるな、平賀くん!
霧灯夢二:ヒラガーッ!
南條文緒:よし、出よう!
南條文緒:83+1d10
DoubleCross : (83+1D10) → 83+1[1] → 84

南條文緒:いえーい

GM:ミナちゃんは内灘から連絡を受けた霧灯くんと一緒にプロムの準備会場へとやってきました。
GM:平賀くんと南條くんも一緒だ。
夏川ミナ:「ふむ。内灘幸一郎先輩のところに、風紀委員の美袋晴子先輩もいるはずですね」
夏川ミナ:「少し挨拶をしたいところですが」
夏川ミナ:きょろきょろしてます。
霧灯夢二:「随分派手だな。」
内灘幸一郎:「お、来たか、お前たち。ちょっと待っててくれよ」
平賀迅:「そりゃあ、プロムだからな。年に一度の祭典と言うは簡単だが、三年生にとっては学生生活最後の思い出の場だ」
霧灯夢二:準備会場を見渡し、プロムパーティーの看板が飾ってあるのを見て微笑みます。
平賀迅:「華やかしくなくてはいけないだろう。うん、いいじゃないか」
内灘幸一郎:「よし、調理部への手配も済んだ。どうだ、立派なもんだろう」看板を示して言う。
夏川ミナ:「……なるほど。アカデミアの生活にも終わりがあるのですね」
霧灯夢二:「ああ、立派だ。」
内灘幸一郎:「これ、霧灯が作ったんだぞ」他の三人に言う。
夏川ミナ:「ほうほう」
霧灯夢二:「ち、ちがう。俺は手配しただけだ。」
平賀迅:「学校なんて人生の通過経路でしかない……ほう、夢二が」 じろじろ見る
内灘幸一郎:「いいデザインだろ。プロ顔負けだ……って、さすがにそれは褒めすぎかな?」
平賀迅:「いや、いいじゃないか。アカデミアプロムの何たるかを体現する役割を担うには十二分な出来だと思うよ」
南條文緒:「……ふむ、プロムになんざ興味はないが……なるほどな」
夏川ミナ:「素晴らしいと思います。エフェクトも、絵を描くタイプの能力でしたし」
夏川ミナ:「霧灯夢二には絵画やデザインの才能があるのではないでしょうか」
霧灯夢二:「…もういいだろ、内灘。」耳が赤い。
平賀迅:「同感だな。編集なんて言わず、自分で筆を執ってもいいんじゃあないか」
霧灯夢二:「………。」
霧灯夢二:「それは…その………。」
南條文緒:「才能があるのなら悩む必要はないと思うがな」
内灘幸一郎:「まあ、いいんじゃないか、その辺のことは」
夏川ミナ:「……」 口ごもってしまった霧灯君をじっと見ている。
内灘幸一郎:「それよりほら、あとは当日になれば、会場に料理も運び込まれて、吹奏楽部や軽音部の演奏が始まる予定なんだ」
平賀迅:「……そうだな。全く、聞いてはいたが本当に、随分豪勢になりそうじゃあないか」
内灘幸一郎:「ああ。学園中にチラシやポスターも手配したし、きっと良いプロムになると思う」
夏川ミナ:「良いことです。美袋晴子先輩も楽しみにして……そう」
内灘幸一郎:「お前たちもプロムに出るなら今のうちに衣装を選んでおかないとダメだぞ」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩はどちらでしょう。ご一緒ではないのですか」
夏川ミナ:「衣装……」
平賀迅:「生憎、私は一年坊主だ。出る機会など、いやはや」 肩を竦め
内灘幸一郎:「ああ。美袋さんなら風紀委員の仕事だと思う。もう少し時間がかかるとは言ってたけど」
GM:と、そこで場にどま声が響く。
霧灯夢二:「三年生が中心だが、踊る相手がいれば一年だろうが二年だろうが参加が可能だ。」
南條文緒:「プロムになど興味はない、相手もいないしな」
霧灯夢二:「確かそうだろう…おっと。」
平賀迅:「男ならタキシードか、モーニングコートか? 女性はやはり華やかに着て飾るんだろうな、さぞ……ん?」
折田翼:「素晴らしい!実に素晴らしい!なんというドリーム!」
夏川ミナ:「衣装……」 タンスの中は9.5割が制服だ。ドレスなど持っていない。
夏川ミナ:「む」
折田翼:「いや、むしろこう言うべきか!ドリイイイイイイインムと!!」
GM:ドリーム!
夏川ミナ:「ドリイイイイイイインム?」
平賀迅:「復唱しないでいい」
内灘幸一郎:「先生!」瞳を輝かせる。
霧灯夢二:「……歩く騒音だな。全く。」内灘に聞こえないように小さく呟く
折田翼:「いやはや、さすがだよ。実行委員の諸君。内灘くん、それに霧灯くんも」
平賀迅:「…歩がちょっと前に噂をピックしてきた教師だったな。あれは。ふむ」
南條文緒:「ふん……」
折田翼:「これならば三年生の諸君も大いに喜んでくれることだろう」
霧灯夢二:「……どうも。」先生を見上げる。
GM:折田先生はキミたちにも一人一人に手を差し出す。
折田翼:「努力の成果を見るというのはいつも清々しいよ」
夏川ミナ:「おつかれさまです」 こちらも手を差し出します。
南條文緒:「……」腕を組んで絶対に握手などしないという構えだ
GM:ミナちゃんの手を強く握り返す。
GM:南條くんの肩を強く叩く。
平賀迅:「おっと、これは丁寧にどうも、先生。一度折田先生とはお話がしてみたかった」
南條文緒:「……っ……」明らかに面倒くさそうな顔をしてるぞ
夏川ミナ:「む、む」 手がじんじんする。
折田翼:「キミは……平賀迅くんだね。私も一度キミの夢は聞いてみたいと思っていたよ」
平賀迅:手を差し出し、握手し、離さない
GM:折田はにこやかな表情でその手を強く握り返す。
平賀迅:「先生は、破れた夢はどうなるとお考えです? 先生が見てきた全ての生徒が、夢を叶えられた訳じゃないでしょう」
平賀迅:静かな笑みで、その顔を見据える
折田翼:「そうだな。それは難しい質問だな。だが」
折田翼:「例え夢破れたとしても、そこまでに至るために積み上げた努力は無駄ではないと私は信じているよ」
折田翼:「キミの夢も、私は応援しているよ。平賀迅くん」
霧灯夢二:折田先生から目を逸らす。
平賀迅:「なるほど、確かにその通りだと思います。夢は破れたとしても、そこで終わりではない。絶望する必要なんかない訳です」
南條文緒:「……ふん」
平賀迅:「…私にも夢がある。それは人より多く、強い、きっと欲深い夢だ。それはアカデミアだからこそ叶えられる夢です」
折田翼:「そう。キミの言う通りだ。例え夢が叶えられなかったとしてもね」
折田翼:「ほう、その夢とは?」
平賀迅:「――秘密です。しかし、その夢はアカデミアだからこそ、叶えられる。アカデミアが損なわれれば、それは失われる」
折田翼:「そうだな。夢を叶えるための場というのはいつだって大事だからね」
平賀迅:「なので、もしアカデミアに危機が迫れば、私は――」 一瞬、眼差しの奥に強い稲光を光らせ 「決してその元凶を許しはしない」
折田翼:「キミのその強い決意!実に素晴らしい!」
平賀迅:「……ありがとうございます」 薄く笑って、手を離す
折田翼:「これからもアカデミアのために頑張ってくれたまえ。応援しているよ」
GM:折田も手を離す。
平賀迅:「ええ。尽力しましょう。アカデミアの全ての夢を守るために」
折田翼:「さて、あとはプロムの当日を待つばかりか。実に楽しみだ」
内灘幸一郎:「はい!」
GM:と、そこに。
夏川ミナ:「……? 折田翼先生とは仲良しなのですか。平賀迅」 小声で聞く。
平賀迅:「いいや、教諭の折田翼と直接話したのは今日が初めてだ」 小声で返す
GM:真面目そうな女生徒がやってくる。美袋晴子だ、しかし、その様子はどこか思いつめているようでもある。
南條文緒:「夏川ミナ、お前は凡人という以前に察しが悪い」
夏川ミナ:「ぬう」
平賀迅:「いいんじゃないか。そういう察しの悪い所も可愛いんだろう」
内灘幸一郎:「美袋さん!」嬉しそうに手を振る。
霧灯夢二:「あれが内灘の恋人というわけか。」
美袋晴子:「……内灘くん」
内灘幸一郎:「……美袋さん、何かあった?」
美袋晴子:「内灘くん。私、あなたとプロムに出るのやめることにしたわ」
夏川ミナ:「え」
内灘幸一郎:「え」
霧灯夢二:「?」
内灘幸一郎:「ど、どうして急に」
南條文緒:「……」
平賀迅:横目で周囲を、主に折田教諭を見ている
夏川ミナ:「そうです。美袋晴子先輩、あんなに楽しみにしていたではないですか」
美袋晴子:「なんだか飽きちゃって。なんとなく付き合ってみたけど、内灘くんってつまらない人だし」
夏川ミナ:「もし風紀の仕事でしたら私が代わりますが……」
夏川ミナ:「……」
美袋晴子:「プロムには別の人と出ることにしたの」
内灘幸一郎:「そんな……」
美袋晴子:「そもそも内灘くんみたいな冴えない人が私と付き合えると思うのが間違いだったのよ」
夏川ミナ:《ウサギの耳》。
夏川ミナ:美袋晴子先輩の心拍音を聞き取ります。少しでもウソかどうかを判断したい。
美袋晴子:「あなたとは遊びだったの。今までいい夢が見られてよかったわね」
平賀迅:や、やる気だ
夏川ミナ:黙りこくって、美袋先輩の『音』に耳を澄ます。
GM:美袋はそのまま背を向けて去ろうとする。
GM:ミナちゃんは気付くだろう。
GM:心臓の音の代わりに、彼女が何度も小さく繰り返し「ごめんなさい」と呟いているのを聞きとることができる。
夏川ミナ:「………………。」
内灘幸一郎:「待って……」伸ばした手が下りる。
GM:内灘はその場にしゃがみ込む。
夏川ミナ:「……」
内灘幸一郎:「全部ダメになっちまった」
平賀迅:「……大した物を見せられてしまったな」 注意は周囲から外さない
内灘幸一郎:「……ごめん。プロムには参加するから。一応最後まで」
折田翼:「……悲痛だな」悲しげな表情だ。
夏川ミナ:「内灘幸一郎。」
夏川ミナ:「先輩」
折田翼:「……どうした?」
夏川ミナ:「まだ確信はないので……その、最終判断はあなたに任せますが」
夏川ミナ:内灘先輩の両肩に手を置く。
折田翼:「な、何だよ」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩は、本当に、本当に、」
夏川ミナ:「あなたとプロムに出るのを楽しみにしていました」
夏川ミナ:「急にあんな事を言う方ではありません」
夏川ミナ:「……絶対に! あんな事を言う人では、ありません!!」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「こほん」
夏川ミナ:「なので、その。信じてください。美袋晴子先輩を」
夏川ミナ:「お願いします」
夏川ミナ:深々と頭を下げます。
南條文緒:「……おい」
内灘幸一郎:「そんなの……いや、でも……」
内灘幸一郎:「ごめん、ありがとう」
内灘幸一郎:「わかった。もう一度、美袋さんと話をしてみるよ」
夏川ミナ:ずっと頭を下げてます。
平賀迅:「……よさないか、夏川ミナ。君がそんな事をする必要はないだろ」
内灘幸一郎:「俺は弱い人間だからできるか分からないけど、やれるだけやってみる」
内灘幸一郎:「ああ。頭を上げてくれよ」
夏川ミナ:「む、う……」
夏川ミナ:「失礼しました」
南條文緒:「……夏川ミナ」
夏川ミナ:「はい」
南條文緒:「これはもしの話だが」
南條文緒:「美袋がああいう風に言う事を誰かに強制されていたとしたら、どう考える」
内灘幸一郎:「美袋さんのところに行ってくる。ここ頼めるか、霧灯」
霧灯夢二:「…ああ。こっちは任せておけ。」
GM:霧灯くんの背を叩き、内灘は走り出す。
霧灯夢二:「……。」その背を見送る。
折田翼:「我々は見守るしかないな。内灘くんの健闘を祈ろう」そう言って彼も立ち去る。
夏川ミナ:その背中を見送りながら、しばし考え込みます。
夏川ミナ:「任務に私情を挟んではいけないと教育されているので、その」
夏川ミナ:「こういう事を言うのは少々……なんというか、憚られるのですが……」
夏川ミナ:「南條文緒。もし、あなたの言った通りであれば」
夏川ミナ:「その“誰か”は、許せません」
南條文緒:「……なるほど、そうだろうな」
平賀迅:「十二分に有り得るだろう。夢の破壊。いよいよ手を選ばなくなってきたじゃないか」
霧灯夢二:「悪趣味の極みだな。」
霧灯夢二:「内灘は本当にこのプロムパーティを楽しみにしていたんだ。」
霧灯夢二:「だからこそ、不本意かつ面倒だったが俺も手伝ったんだ。」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩も同じです」
夏川ミナ:「本当に、毎日楽しそうで、嬉しそうで、内灘幸一郎先輩とダンスできるのを楽しみにしていました」
平賀迅:「……いよいよ手を選ばなくなってきたじゃあないか。狙う所も全く下卑ている」
平賀迅:「だが、ここに我々がいて、我々が見、これから我々が動くという事実こそが、敵にとっての悔うべき点だ」
夏川ミナ:「それは、ええと」
夏川ミナ:「“よくもやってくれやがったな、これからボコボコにしてやるから覚悟しやがれ”ということでしょうか」
霧灯夢二:「ふっ…くく…」
平賀迅:「分かってるじゃないか。それでいいんだ、それで」
霧灯夢二:「夏川、お前には翻訳の才能があるな。」
霧灯夢二:「要点を実にわかりやすくまとめてくれた。」
霧灯夢二:「俺も同じ思いだ。」
南條文緒:「……ふ……そうだな」
夏川ミナ:「おお……」
平賀迅:「そろそろ歩も回復した頃だろ。行こう。ここで我々にできる事はもうない」
霧灯夢二:「次はインタビューだな。」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「お見苦しいところを見せてしまい、申し訳ありませんでした」
霧灯夢二:「……謝ることは無い。むしろ、俺は夏川に感謝している。」
南條文緒:「……俺はプロムになんざ興味はないが、非常に腹が立っている」
南條文緒:「そして言いたい事は概ね夏川ミナ、お前が言った通りだ。察しの悪い凡人にしては十分すぎる働きだったぞ」
南條文緒:「……ディオゲネスクラブの仮面など、はぎ取ってくれる」
夏川ミナ:「褒められているのか、けなされているのか、微妙にわかりかねますが」
夏川ミナ:「“腹が立っている”という部分に関してはまったくもって同意します」
夏川ミナ:「あなたと同じく、憤慨の極みです」
平賀迅:「『あなた』の後に『たち』を付けてくれても構わないぞ。歩も聞けば、『たち』の仲間入りだ」

GM:ちなみに最後に一つ情報収集項目が残っていたりします。
夏川ミナ:!
平賀迅:あ、このシーンでできるのかな
GM:判定は可能ですよ!
霧灯夢二:じゃあ判定しよう!
平賀迅:よっしゃ!お願いします編集部長!
霧灯夢二:フーハハーッ!切り札使ってやるぜチクショー!
霧灯夢二:イカロスの計画について!情報:アカデミア!《紡ぎの魔眼》、コネ:学園通の友人、さらに…
南條文緒:おお!
霧灯夢二:アイテム:ジョーカーを使用!
霧灯夢二:達成値に+5だ!
夏川ミナ:ジョーカー!
夏川ミナ:イカロス!ジョーカー!
平賀迅:ジョォウカァー
霧灯夢二:デンデンデン!
霧灯夢二:行くぜ…!
霧灯夢二:8dx+6>=12
DoubleCross : (8R10+6[10]>=12) → 9[1,1,2,2,5,7,8,9]+6 → 15 → 成功

夏川ミナ:ひゅー!
GM:高い!やる!
平賀迅:ヒューッ
霧灯夢二:行けた!
GM:・イカロスの計画について
GM:イカロスはプロムの会場である豪華客船を襲撃し、多くの学生たちに恐怖と苦痛を与えることを目論んでいる。学園最高の思い出が最悪の瞬間に変わり、夢が破壊された時の生徒たちの感情を味わって自らの力に変えることが目的だ。
GM:ただし会場にはオーヴァード学生も多いためさすがに彼一人ではタコ殴りにされる可能性が高く、強大な力を持つオーヴァードが必要になってくるだろう。また、何らかの目的のために四人の仮面の適格者を探しているようだ。
GM:以上です。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:89->90)
霧灯夢二:紡ぎの魔眼の侵蝕上げときます
霧灯夢二:新しい情報項目がにょきって生えたりしませんか?
GM:これで情報収集項目は全てですね。まあ、これが「仮面のオーヴァードたちについて」の項目と繋がるわけです。
霧灯夢二:なるほどー
GM:では、最後に購入とロイスの習得があれば可能だよ!
平賀迅:応急の手当をキットしてやるぜェーッ!
平賀迅:3dx+6=>8
DoubleCross : (3R10+6[10]>=8) → 6[3,3,6]+6 → 12 → 成功

平賀迅:即使用!
平賀迅:27+2d10
DoubleCross : (27+2D10) → 27+14[9,5] → 41

夏川ミナ:シナリオロイスが美袋先輩だと思ってたらビーちゃんだった。
霧灯夢二:アンマテ…はちょっと重すぎるか…
平賀迅:満タンのHP36です!一撃で消し飛ぶかもしれないけど、多少はね?
霧灯夢二:もしもの時のためのフラググレネード!
霧灯夢二:手配師使用!
霧灯夢二:7dx+4>=12
DoubleCross : (7R10+4[10]>=12) → 6[1,2,2,4,4,5,6]+4 → 10 → 失敗

GM:おしい!
霧灯夢二:ナニッ…だが財産2で買いましょう
GM:買った!
南條文緒:どうしよう、何か買う物あるかな
霧灯夢二:財産5→3
夏川ミナ:少しでも攻撃力を底上げすべく、強化素材を狙っておきます。
夏川ミナ:3dx+1=>15
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 10[3,7,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

夏川ミナ:買えた!ゾディアックウェポンに使います!
夏川ミナ:フォウくんを食べさせて攻撃力が+1。
霧灯夢二:同行者/夏川ミナ/○好意/不安/ロイス
霧灯夢二:これで!
夏川ミナ:好意・・・!
南條文緒:応急手当キットをもうひとつ買っておこう
南條文緒:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[1,1,2,2,2,2,5,9]+1 → 10

南條文緒:買えた
GM:強い!
GM:では、この辺でシーンを終了。
GM:しましょう。
夏川ミナ:しょう!
平賀迅:◆しよう◆
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。

MF10

どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「南條文緒」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは柳武さん
GM:他のPCも登場可能です
柳武歩:鎮まれ…俺の侵蝕ダイス…
柳武歩:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+1[1] → 90

柳武歩:鎮まった
平賀迅:93……誤差だよ誤差
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:93->103)
平賀迅:普通だな!
南條文緒:誤差だよ誤差!
南條文緒:84+1d10
DoubleCross : (84+1D10) → 84+5[5] → 89

柳武歩:ああっ…
夏川ミナ:でるぞーっ
GM:ニュースでインタビューに答えていた棄木かぶらのところにカチコミをかけに行くシーンですね
柳武歩:カチコミ
柳武歩:物騒だなあ~
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:87->89)
夏川ミナ:なぐりこみだ!
霧灯夢二:みんな出るならでる!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:90->94)

GM:では、まずはキミたちがRファイトのトレーニング施設に向かっているところですね。
GM:すると、道を歩いていた柳武さんたちは気の強そうな見た目の少女、長牧彼方と出くわします。
夏川ミナ:「柳武歩。体調はもう良いのですか」
夏川ミナ:「休むことも仕事のうちであると、本に書いてありましたが」
柳武歩:「ん。ああ……まあ、なんとか。足手まといにはならんよーにすっからさ」
柳武歩:道すがら、先ほど起きた出来事は全員に聞いている。
夏川ミナ:歩ちゃんの横をとことこ歩いてます。
霧灯夢二:「…四人の適格者か。」考え事をしつつみんなの後を歩いている
平賀迅:「頼むよ。そろそろ敵の本懐も近い。少なくともプロムで仕掛けてくる事は確かなんだ」
平賀迅:「今から顔を拝みに行く彼女の証言のおかげで、この件に関して積極的かつ有機的に動けるのは私達五人に、加えて何人かが精々だろう。各々が力を尽くさなければ」
平賀迅:「話が済んだら何か食べに行くか。体力が付く物だ。確かレネゲイドどうぶつホルモン焼き屋が繁華街の方で先日オープンしたとか聞いたな……」
夏川ミナ:「そうですね。私はあまり、小粋なトーク術というのは得意ではないので」
夏川ミナ:「弁の立つ南條文緒や平賀迅に任せ……ホルモン焼き……」
南條文緒:「レネゲイドどうぶつホルモン……!?なんだそれは……」
柳武歩:「全く食欲をそそられねえ名前だな」
霧灯夢二:「明らかに非合法な名前だな。」
GM:すると、そこで柳武さんたちは向こう側から歩いてきた気の強そうな外見の少女、長牧彼方と出くわします。
GM:長牧彼方は気まずそうなような落ち込んだような表情すると、キミたちを避けて去っていこうとします。
霧灯夢二:「む、あれは…?」
夏川ミナ:「ホルモ……む」
平賀迅:「弁舌を期待されても応じられるかは微妙だがね。所詮は詠唱用の舌さ……おや」
柳武歩:「お」
柳武歩:「ちょい待て!長牧!」
GM:ピクリと反応して長牧は立ち止まる。
GM:しかし、そちらの方は振り向かない。
南條文緒:「ふむ、素直に待つ態度は殊勝だな」
柳武歩:「あの放送、見ちまったか?」
長牧彼方:「……あんたも見たんだ。じゃあ、どうせあたしのことを犯人だと思ってるんでしょ」
長牧彼方:「あたしのこと信用して損したって思ってるに決まってる」
柳武歩:前髪を指に絡め、溜息をつく。
柳武歩:「思わねえよ。今から棄木先輩に聞きに行くとこだ。何のつもりであんな証言したのかをな」
長牧彼方:「それ本気……!?いったい何のために。アカデミアのみんな、あれを信じてるよ」
長牧彼方:「棄木先輩、Aランクの優秀なオーヴァードで成績も家柄も良い。誰だってあたしより棄木先輩の言うことの方を信じるよ」
柳武歩:「俺らは俺らで調査して、今暴れてる仮面の連中は偽物だって確信を持ってんだよ」
柳武歩:「少なくともあれだ、なんか、見た目をごまかしてんだよな?」
柳武歩:周囲の同意を求める。
夏川ミナ:こくこく頷いてます。
夏川ミナ:「その可能性が高いと……そう」
夏川ミナ:「こちらの天才も言っています」 南條君をさしている。
南條文緒:「ああ、あいつらがニセモノである事は直接会えば明確だ」
平賀迅:「そうだ。それは間違いない。少なくとも私たちは、その事実を把握している」
霧灯夢二:「いつまでも新聞部が報道の天下にいると思うなよ。」
霧灯夢二:「我々編集部が今から下剋上しに行くところだ。」
長牧彼方:「物好き。何も得なんてないのに。それでいいの、柳武も?あんたそういう柄でもないでしょ」
夏川ミナ:「……」 歩ちゃんを見る。
霧灯夢二:柳武さんを見上げる。
柳武歩:「確かにメンドくせー話だし、俺のガラでもねえよ。でも」
柳武歩:歩いて長牧彼方へと近づき、その目を見つめる。
長牧彼方:「え」真っすぐに見つめられて戸惑い、視線を泳がせる。
柳武歩:「お前は助けを求めていいんだよ。俺らが助ける。お前は一人じゃねー。それだけは言っとく」
長牧彼方:「なんでさ。……理由あるの?」
柳武歩:「俺もそうやって助けられたからな」
長牧彼方:「助けられた?柳武も?」驚き、目を見開く。
柳武歩:「ああ。かいちょ、雲雀会長にさ。だから、俺がお前を助けんのは昔の自分を助けるみたいなモンなんだ」
長牧彼方:「そっか。……あのボンクラ、いいこともするんだ」
柳武歩:「するんだよ。稀に」
柳武歩:肩を竦め、鼻で笑って見せる。
長牧彼方:「わかったよ、柳武。じゃあ、それで納得する」微笑みながら言う。
長牧彼方:「あ、あのさ、それじゃあたしも付いていっていいかな。あたしにも関係のあることだし」
長牧彼方:「ハラキリ・ヴァルキリーのトレーニングルームまでの案内ならできるよ。お姉ちゃんのいたとこだから」
柳武歩:「えーと、俺はいいけど?」
柳武歩:振り返って視線を送る。
平賀迅:「断る理由は何もない」
平賀迅:「相手も、他ならぬ真相の主がいるとなれば、多少は動揺してくれるかもしれないからね。ヒステリーでも起こされない限りは、だが」
霧灯夢二:「平賀に同じく。」
霧灯夢二:「当の被害者が真相を知らずにいるのもおかしな話だしな。」
南條文緒:「別に構わん、好きにしろ……柳武、それがお前が人を助ける理由なのか」
柳武歩:「ああ。私情100%で、夏川チャンに聞かせるのはちっと気まずかったんだけど」
平賀迅:「私情、フフ、上等じゃないか。フフ。私だって100%独断正義の元に動いているんだ」
夏川ミナ:「良いことではないでしょうか」
夏川ミナ:「自分が助けられたから、今度は他人を助ける。そうして輪が出来ていくのは良いことだと思います」
夏川ミナ:「もちろん私も協力します。風紀委員ですから」 胸を張る。
柳武歩:「そっか。うん」
長牧彼方:「じゃあ、一緒に行ってもいいの?」
夏川ミナ:「私が見る限り、反対している人間は居ないように思います」
柳武歩:「おう、行こうぜ」
長牧彼方:「よかった!じゃあ、こっち!」安心したように言い、歩き出そうとする。
南條文緒:「……ふん、まあいい。自分の欲求の為だというのならば俺も同じだ」
南條文緒:「行くならさっさと行くぞ」なんだか微妙に不機嫌になっているようだ
夏川ミナ:「?」
夏川ミナ:「南條文緒。あなたも体調不良ですか」
GM:その時きゅるる、という音が長牧のお腹から聞こえる。
夏川ミナ:「休むのも仕事の……む」
夏川ミナ:「……休むのも仕事のうちですね」
長牧彼方:「……あのニュースが流れてから、まともに買い物もできなかったから」恥ずかしそうに顔を赤くしている。
南條文緒:「体調不良でもない。言っておくが空腹でもない、休むというのならば好きにしろ」
柳武歩:「……?」
柳武歩:南條君の態度に何やら違和感を覚えたものの、話の流れとして切り出しかねる。
平賀迅:「なるほど、それもそうだな。食べ物か、今は何か……」 ポケットを探り 「……何もないな」
霧灯夢二:ポケットを裏返す「当然ながら、俺も持ちあわせていない。」
夏川ミナ:「腹が減っては戦はできぬ、と本に書いてありました」
夏川ミナ:「学食か、購買か。どこかに寄りましょう。棄木かぶらもそう遠くには行かないでしょうし」
平賀迅:「……しかしあまり悠長にしてもいられない、というのもあるだろ。近場に何か都合よく屋台でも出ているのであればそれを捕まえても良いが」
霧灯夢二:南條の様子を見つつ「代わりに俺が買いに行こう。」
霧灯夢二:「アカデミアの生徒の大半があの報道を信じているのなら、誰かが代わりに行った方がいいだろう。」
長牧彼方:「い、いいよ、そんなの!お腹が空いたのは我慢できるし」
GM:もう一度長牧のお腹がきゅるきゅるという音を立てる。
長牧彼方:「……お願いします」
平賀迅:「…そうだな。目立つのは良くないが、相手はRファイトチームのサブリーダーだし、焦らんでもどこに逃げるという事もないか」
夏川ミナ:「はい。それと、恐らくここまで心細かったと思いますので」
夏川ミナ:「ごはんくらいは落ち着いて食べさせてあげたいところです」
霧灯夢二:「適当に落着ける場所を探しておいてくれ。買ってくる。」
柳武歩:「悪いな、霧灯」
長牧彼方:「……面目ない」
平賀迅:「優しいな。この近くだと何処だ……ん」
平賀迅:「待ってくれ。私も行こう。ついでだ、皆は何か欲しい物でもあれば携帯ででも教えてくれ」 霧灯くんについていく構え
南條文緒:「……」ただ黙って何かを考えているらしい
霧灯夢二:「…………。」南條を一瞥し
霧灯夢二:「ああ、では一緒に行こう。」
平賀迅:「万一の事があっても私なら稲妻歩き(モデラート・デル・トゥオーノ)でまあ逃げられるだろうしな。霧灯と一緒には難しかろうが……いや、抱えればやれるかな。試してみるか?」 とか話しながら買い出しに行きます
霧灯夢二:「おい。一応言っておくが、抱えるなよ?」
霧灯夢二:とか言いつつ買い出しに行きます

夏川ミナ:南條くんの顔の前でさっさと手を振ります。
夏川ミナ:「南條文緒。私が見る限りでは、先程から様子がおかしいように思いますが」
夏川ミナ:「何か気になることがありましたか」
南條文緒:「……別に、なんでもない。助けられたから助けるなど。俺にとって理解出来んだけだ」
柳武歩:「お前、頭いいのに意外と理解できないこと多いなあ」
南條文緒:「ああ、世の中全く理解できんことばかりだ。天才のやりがいがあるというものだな」忌々しげに返す
長牧彼方:「あたしは柳武の言ったことちょっと分かったよ。あたしも誰かに救われたことあるから」
夏川ミナ:「そうなのですか」
長牧彼方:「うん。だから、同じ過ちは繰り返したくないって思うし」
夏川ミナ:「今度は、自分が誰かを救いたい?」
長牧彼方:「……そこまでの勇気はなかなか出ないけど、まあそうかもね」
柳武歩:「じゃあ、尚更この事件さっさと解決しねーとな。お前を助けた誰かのためにもよ」
長牧彼方:「そういうんじゃない。あたしはただ実害があるから困ってただけで……」もごもごと口ごもる。
南條文緒:「……チームアウトサイダーズ(仮)、か……ふん」
柳武歩:「お、さすが。知ってんのか」
南條文緒:「仮面のことについては常に調べているからな、最近の事件に関しては殆どを把握しているつもりだ」
長牧彼方:「なんでまたそんなことを」
南條文緒:「……」
南條文緒:「当然あの仮面の事を研究しつくしてやるために決まっているだろう、知的好奇心だ」
平賀迅:じゃあそろそろ帰って来ます
平賀迅:「待たせたな。近くにちょうど良い屋台があって助かった」 包みを抱えている
長牧彼方:「お腹空いた―!早くー!」立ちあがって叫ぶ。
平賀迅:「何だ何だ、元気満々じゃあないか。好みの味を聞きそびれたし、メールも来なかったのでね。適当に買ってきたよ」
霧灯夢二:「今は学園全体が混乱しているみたいでな。その屋台くらいしかなかったから文句をつけないでくれよ?」同じく帰ってきます。
柳武歩:「この学園で適当に買ってきたものって、すげえ嫌な予感すんだけど大丈夫かよ」
平賀迅:「しょうゆ、しお、とんこつ、みそ、トマト、海水、苦渋。ちょうど七人分だ。どれがいい?」
柳武歩:「ほら来た」
夏川ミナ:「……???」
夏川ミナ:「これは何でしょうか」
平賀迅:「モンゴルラーメンまんだ、ほら」 包みからはみ出ている弁髪っぽいものを引っ張って出す
平賀迅:外見は中華まんのそれだが、店頭吊り下げように可食な弁髪がくっついているのだ
霧灯夢二:「こっちはバッファローまんだ。スタミナとパワーたっぷりだぞ。」
霧灯夢二:あきらかに可食でなさそうな角が二本生えている。
柳武歩:「味の問題じゃねえ!ビジュアルが呪いのアイテムだろうが!」
柳武歩:「霧灯も何で止めな……おっ、お前もか」
夏川ミナ:「私は苦くないものを希望します」
長牧彼方:「柳武、毒見してくれない」
柳武歩:「誰が毒見なんかするか!食うまでも無く頭痛してきたぞ!」
長牧彼方:「柳武ならいけるって。頑張れば食べられる!」
平賀迅:「甘いな、歩。呪いなんてものじゃないぞ。こいつを引っ張って抜くとな……」 実際に引っ張って抜いて見せる
平賀迅:「熱くなるんだ」 ピューという音が立ち始める
夏川ミナ:「おお」
南條文緒:「……見た目はともかく、原理は気になる代物だな」
長牧彼方:「そんなに堂々とやるものなの」
平賀迅:「そしてこの中身は、ラーメンの麺に、具材、そしてスープ! いつでもどこでもラーメンを歩き食いできるという画期的商品であるようだ!」
平賀迅:「今気付いた問題としては、死ぬほど熱い」
柳武歩:「こっこのヤロウ、いきなり元気になりやがって!」
霧灯夢二:「うむ、手当たり次第に学園の屋台に取材活動していた時を思い出すな。」くつくつと笑う
夏川ミナ:「やけどしますよ。平賀迅」
夏川ミナ:「あと、苦くないものを希望します」
平賀迅:「うむ。長くは持たないだろう」 メチャクチャ熱くなりつつあるしおを歩に押し付ける
長牧彼方:「あっ、あたしあんまり食欲なくなってきたかも。柳武それ食べていい」
柳武歩:「熱っち!あちちち……アホか!」
柳武歩:怒鳴りながらも、わけのわからない状況になんだか笑ってしまう。
平賀迅:「苦くないものだな。夏川ミナ、君は……みそだな、受け取ると良い。弁髪は引っ張るとメチャクチャ熱くなるから気をつけるように」
平賀迅:差し出します
夏川ミナ:「む……む」
平賀迅:「うん、いいな。豊かな食事は心を豊かにする」 知った顔で笑う
平賀迅:「残るはしょうゆ、とんこつ、トマト、海水、苦渋! ほら長牧とやら、君も選べ。バッファローまんもあるぞ。君のために買ってきたんだ。しっかり食べるんだ」
南條文緒:「……ふん、全くどいつもこいつも」そういいつつも少しだけ笑みを浮かべる
南條文緒:さりげなくトマトを取っていく
柳武歩:「腹減ってねーならさっさと行くぞ!もう!」
柳武歩:笑いをこらえながら歩きだす。
長牧彼方:「バカ。あんたら、バカだ」楽しそうな笑みをこぼしている。
長牧彼方:「誰が食べるか!食べ物買ってこい!行こう、柳武!」
GM:柳武の隣を歩き出す。
平賀迅:「何だと……」 憮然としつつ自分はしょうゆを取って食います
夏川ミナ:みそ味をもくもく食べながら後についていきます。
夏川ミナ:「美味しいですよ」 もくもく。
霧灯夢二:「ふ、このまんじゅうは後で記事にしようか。物好きが列を成すぞ。」苦渋を取って食います
霧灯夢二:「む、ぐふ……面白いな……生肝を舐めているような味だ……。」
霧灯夢二:「えげつないほどの苦みと生臭さがある…。よし、一面記事にしよう。」
霧灯夢二:青い顔で笑いつつ皆さんの後を歩き出す。
夏川ミナ:「……」 苦いのにしなくてよかった、という顔で見てます。
平賀迅:「だろう。ラーメンは美味いんだ。番長連経営の十二ラーメン番長ストリートの店はどれもいつも繁盛していてな……霧灯、苦渋を!」
平賀迅:「く、まさか一面記事レベルとはな。次の機会に私も苦渋を食べるしかない……」
平賀迅:と言いつつ歩みます
長牧彼方:「柳武、あのバカたちは本当に頼りになるのか不安になってきた」
柳武歩:「いや、ああいう所もあるけどそれはそれだぜ」
柳武歩:「多分……」
長牧彼方:「多分……」
長牧彼方:「不安……」
柳武歩:「……まあ、ちょっと覚悟はしておけ」
夏川ミナ:「柳武歩」
夏川ミナ:もくもく食べながら声をかけます。
柳武歩:「ん?」
夏川ミナ:「悪いことではないと思うのですが、アカデミアの生徒は」
夏川ミナ:「オーヴァードだからなのか、生来のものなのか……どうにも我が強い人間が多いように思えます」
柳武歩:「あー、まあな」
柳武歩:後ろでがやがやしている面子をチラリと見ながら。
夏川ミナ:「はい」 こくんと頷く。
夏川ミナ:「そんな中で、“自分が助けられたから今度は誰かを助けたい”という貴方の考えは、とても素晴らしいものだと思います」
夏川ミナ:「限りあるリソースを、自分のためではなく誰かのために」
夏川ミナ:「それはきっと大変なことだと思いますから」
夏川ミナ:「私も、出来る限り協力します。柳武歩」
柳武歩:「……そっか」
柳武歩:首の後ろに手を置いて、やや赤面する。
柳武歩:「なんかそう、正面から言われっと照れくせえな」
夏川ミナ:「申し訳ありません。もっと小粋なトーク術があればよかったのですが」
柳武歩:「いや、いいって。うん。ありがとな、夏川チャン」
柳武歩:「あー、ほら!早く案内しろよ長牧!」
夏川ミナ:満足そうに頷いて、もくもくとラーメンまんを食べる作業に戻ります。
長牧彼方:「柳武が照れてるとこ、初めて見た」おかしそうに笑う。
長牧彼方:「あたしからもありがとう……えっと、夏川?」
夏川ミナ:「はい。夏川ミナ、一年生です。風紀委員を務めています」
長牧彼方:「うん!ほら、こっち!」先導して歩き出す。
長牧彼方:「よろしくね、夏川」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:目をすこし丸くする。
夏川ミナ:「はい。よろしくお願いします、長牧彼方先輩」
長牧彼方:「うん!……先輩は少しくすぐったいな」

GM:というわけで場面は変わり。
GM:ハラキリ・ヴァルキリーのチーム用トレーニングルーム。
GM:自分の名前が入ったロッカーを片づけていた上品そうな見た目の少女は、キミたちに気が付くと顔を上げる。
棄木かぶら:「あら、真犯人御一行さまがわたくしに何の用ですの?」
長牧彼方:「う……」気圧されたように顔を背けている。
柳武歩:誰であろうと先輩なので一礼する。
夏川ミナ:こちらもペコリとおじぎしてます。
霧灯夢二:「いきなり御挨拶だな。よくそんな涼しげな顔で毒を吐ける。」
棄木かぶら:「毒も何も。わたくしの言っていることは真実ですもの」
南條文緒:「ほう、真実か」
平賀迅:「なるほど奇遇。私の目にも真実の一端が映っているよ」 目を細め、棄木さんを見る。礼はない
棄木かぶら:「あら、そちらの引きこもり風の男子生徒は何か気にかかることでもあるんですの?」
棄木かぶら:「真実の一端?いいえ、わたくしがあのニュースで語ったことが真実の全てですわ」
南條文緒:「なに、この天才が見た真実とは何もかもが異なるのでな」
平賀迅:「そうだね。君がそう主張しているのは知っているさ。だが、そう、この天才引きこもり仕立ての言う通り、君以外の人間にとってそうとは限らないんだ」
棄木かぶら:「まあ、いいですわ。どの道わたくしはあなたがたに何も語るつもりはありませんので。……天才引きこもり仕立て?」
平賀迅:「そう、ただの天才ではない、引き込もり仕立ての天才だ。通常の天才とくらべて蓄積した知識量と自信の強さがアップしている。ゆえに強いぞ」
南條文緒:「人を変な料理のように呼ぶな!……だが、そうだな」
南條文緒:「語る語るまいに関わらず、この天才が全ての真実を明るみにしてみせてやろう。楽しみにしておくがいい」
平賀迅:「……ほら、長牧彼方。君も引いてどうする。力がやはりでないのか? ラーメンまんはもはや海水味しかないが、食うか?」
棄木かぶら:「ふん、信用なりませんわ。その青白さ、とても強そうには見えませんもの」
長牧彼方:「あ、あたしは……」
GM:長牧彼方は怯えた様子だ。
霧灯夢二:「彼女はチームメイトだろう?どうしてそこまで言える?」
夏川ミナ:「霧灯夢二の言う通りです」
夏川ミナ:「チームメイトならば仲良くする。そういうものではないでしょうか」
棄木かぶら:「わたくしはあくまでも見たままを話しただけですわ。それに、正確にはチームメイトではなくチームメイトの妹です」
柳武歩:「見たってのは、棄木先輩も犯人を直に見たんスか?」
棄木かぶら:「……黙秘ですわ」
棄木かぶら:「わたくしはチームの引き継ぎや卒業の準備で忙しいのです。無駄な時間イズナッシング」
棄木かぶら:「もしそれでもどうしてもわたくしの口から何かを聞き出したいというのであれば――」
棄木かぶら:「Rファイトでこのわたくしと勝負なさい!」
棄木かぶら:「わたくしが勝ったのならば、すごすごと引き下がることですわ」
GM:柳武さんたちの方を指差して彼女は言う!
平賀迅:片目を閉じる 「それでいいのか」
夏川ミナ:「いいのですか」
夏川ミナ:「手短に済みそうでよかったです。棄木かぶら先輩、こう見えて実は良い方なのではないでしょうか」
夏川ミナ:手甲を打ち付ける。
平賀迅:「うん、そうだな。正面から言い負かしにいくよりずっと分かりやすく、手早く済む」 剣に手をかけ
霧灯夢二:「種目は何だ?こっちが選んでいいのか?」
棄木かぶら:「な、なんだか妙に強気ですわね」
長牧彼方:「やめよう、柳武。あんたCランクでしょ。向こうのAランクのオーヴァード。勝てるわけないよ」
長牧彼方:「あたしのことはいいからおとなしく帰ろう。柳武が怪我でもしたら……」不安そうに言う。
柳武歩:「人を犯人扱いすんのに証拠も出さねえ、理由を語りもしねえ。しまいにゃ勝負しろと来た」
柳武歩:「止めんなよ長牧。いくら先輩つっても、こりゃあこのまま引き下がれねえぜ」
長牧彼方:「柳武……!」
南條文緒:「アカデミアのランクなんぞ、本質とはなんの関係もないぞ」にやりと笑う
棄木かぶら:「ふっ、いい度胸ですわ」
棄木かぶら:「種目は公式戦に則ってこの三つ!その中から一つをチャレンジャーであるあなた方に選ばせてあげますわ」
GM:そう言って彼女は三枚のカードを取り出す。
夏川ミナ:「ふむふむ」
GM:「ドキドキ!オーヴァード野球対決」「ワクワク!ストライク徒競争」「ハチャメチャ!エフェクト一騎打ち」
夏川ミナ:「?」
平賀迅:「公式戦に則って……?」
南條文緒:「Rファイトというのは、ここまで頭が悪そうなものであったか……?」
霧灯夢二:「公式戦に則っているよ、これで。」
棄木かぶら:「どうやら名前を見てすくみ上がってしまったようですわね。無理もありませんわ。どれも危険な種目ばかり……」
棄木かぶら:「命の保証はありませんわよー!」
棄木かぶら:「さあ、それではルール説明からですわ!」
長牧彼方:「本当にやるの?危険だよ、柳武」
柳武歩:「このガッコがおかしいのは今に始まったことじゃねえけど…うん」
柳武歩:「んな心配すんな。無茶はしねーよ」
長牧彼方:「約束だからね、柳武。あとこの種目名だとあたしのこのヒロインムーブ無理ない?」
柳武歩:「わかってんなら言うなよ長牧…」
棄木かぶら:「説明!」
夏川ミナ:「はい」
GM:「ドキドキ!オーヴァード野球対決」はエフェクト使用可能の野球勝負をするものです。
GM:〈運転:バット〉で棄木かぶらの〈運転:ボール〉と対決してもらいます。
南條文緒:運転
平賀迅:運転
夏川ミナ:運転
霧灯夢二:運転なのか…
柳武歩:運転なの
GM:〈情報:野球〉で難易度7、〈知覚〉で難易度8の判定に成功した場合は対決の時のC値をそれぞれ1ずつ下げることができる。
GM:対決に勝利すればPCの勝ちです。
夏川ミナ:社会と感覚が高ければC値が下げられ、そうでなくとも運転が上手なら勝てるという寸法ね
夏川ミナ:運転・・・
GM:「ワクワク!ストライク徒競争」
GM:合図と同時に徒競争をスタートし、ゴール地点の置かれた武器でターゲットを狙い撃つ。
柳武歩:それ徒競走か!?
霧灯夢二:流鏑馬では…?
GM:【肉体】で棄木かぶらと対決をし、勝った方から順に〈射撃〉で難易度12の判定を行なってもらいます。
GM:また、【肉体】判定での対決の時の達成値の差d10がその際のダイスボーナスとなります。
GM:彼女よりも先にPCが判定に成功すれば勝利です。
平賀迅:しゃ、射撃
夏川ミナ:射撃マンがいない!
GM:「ハチャメチャ!エフェクト一騎打ち」はルール無用のガチンコ勝負です。
GM:シンプルに〈白兵〉か〈射撃〉か〈RC〉で棄木かぶらと対決を行ないます。
GM:達成値で上回った方が勝利となる!
平賀迅:「……で、この中の一つで、私達の中の誰か一人が勝てば良いのかな?」
棄木かぶら:「そういうことになりますわね」
棄木かぶら:「説明は以上。さあ、好きな競技を選ぶのですわ!」
平賀迅:「それはまた何と言うか、随分と……いや、言うまい」 首を振り、皆を振り返る
平賀迅:「誰が行く?」
棄木かぶら:「あ、でも1対1でお願いしますわね?その辺はよろしいですわよね?」
夏川ミナ:「あ、不安そう」
霧灯夢二:「5人でかかったところで、納得し無さそうだからな。」
霧灯夢二:「双方納得がいく形で決着をつけよう。」
平賀迅:「うん。折角なので言っておくと、ルールを説明されるまでこの六人を相手に君一人でやるのかと思っていたんだ。『それでいいのか』と聞いた理由の一つは、それだね」
棄木かぶら:「まあ、わたくしでしたら5人を一度に相手にしてもいいのですけれど。変な物言いがついても困りますし」
南條文緒:「ふむ、その点では俺が出てしまうと納得する結果にはなるまい。何故なら俺は天才すぎるからな」
柳武歩:「野球やら徒競走やら、のんびりやってる暇はねえ」
柳武歩:ハチャメチャ!エフェクト一騎打ち のカードを手に取る。
柳武歩:「これでいいよな」
棄木かぶら:「あら?いいんですの?それはわたくしの一番得意な種目ですわよ」
棄木かぶら:「おっと、この空気」
霧灯夢二:「いいチョイスだ。試合時間的にもそれが一番短い。」
夏川ミナ:「時間に余裕があるわけではありませんからね」
夏川ミナ:「あとは私達5人のうち、誰が出るかですか」
平賀迅:「決めるまでもないだろう」
平賀迅:「自の手で選び取ったという事は、その意志があるということ。だろ?」
柳武歩:「いいのかよ。任せてくれんのか」
南條文緒:「うむ。柳武ならばちょうどいい戦いとなるのではないか」
霧灯夢二:「…一応聞くが、やるんだな?一騎打ちという事は喧嘩だぞ?」
霧灯夢二:柳武さんの眼を覗く
棄木かぶら:「あら、正気ですの?あなたのランクは見たところCかCマイナス。Aランクのわたくしが相手では試合にもなりませんわ」
夏川ミナ:「そうですね。ランク的に見ると厳しいものがありますが」
夏川ミナ:「実際、どうですか」
夏川ミナ:「柳武歩」
柳武歩:「……キツくても、やらねえわけにいかねえ時ってのはあるじゃんよ」
柳武歩:霧灯君とミナちゃんに向かって。
霧灯夢二:「……腹を括っているのなら、いいだろう。」
棄木かぶら:「言いましたわね。この棄木かぶら、ハラキリ・ヴァルキリーサブリーダーの名にかけて手加減は出来かねますわよ」
GM:棄木かぶらはトレーニングルームの中央に歩み出る。
夏川ミナ:壁際にどきます。
夏川ミナ:「柳武歩」
夏川ミナ:「ゆるーく、ゆるーく。ですよ」
平賀迅:壁にもたれかかり、腕を組み、鋭い眼光で棄木さんを見る
平賀迅:(歩の意志が押し通れば、それで良し。負けて、なおかつ彼女の知る事が一も二もなく必要であれば……彼女の居宅を特定しなければな……)
霧灯夢二:((平賀め、物騒なことを考えているな。……さて、そうならなければいいが。))
霧灯夢二:闘いを見守る
棄木かぶら:「始まる前に聞いておきますわ。あなたの一番得意な戦闘方法は何ですの?」
柳武歩:「武器でぶん殴る。それだけだ」
棄木かぶら:「そう。シンプルでいいですわ。それなら、わたくしも」
GM:棄木かぶらの手元に砂鉄が集まり、黒い剣へと変化する。
棄木かぶら:「あなたの最も得意な戦闘方法で!ぐうの音も出ないほどに叩きのめして差し上げますわ!」
柳武歩:《インフィニティウェポン》で武器を生成します。侵蝕90→92
柳武歩:手に握るのは、血塗られた鉄パイプ。
柳武歩:大きく深呼吸をする。Dロイス:器物使いで武器と一体化。
GM:《援護の風》を使用!判定のダイスを増やす!
夏川ミナ:!?
南條文緒:おおう!
GM:風が巻き起こり、砂鉄剣を振り下ろす速度が上がる!
棄木かぶら:「言ったはずですわ。手加減はなしだと」
GM:こちらの判定からいきます!
GM:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,2,2,2,3,4,6,9] → 9

GM:達成値は9!
棄木かぶら:「タマ獲ったりですわー!」
柳武歩:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》で判定します。
柳武歩:11dx7+1
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,4,5,7,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,2,3,5,5,6,8,8]+10[3,10]+1[1]+1 → 32

GM:棄木かぶらの振り下ろした砂鉄剣がキミの眼前に迫る!
柳武歩:あ、間違い!
柳武歩:まだC値8だわ
GM:振り直すのだ!
柳武歩:11dx8+1
DoubleCross : (11R10+1[8]) → 10[1,1,1,1,1,1,3,8,8,8,10]+10[1,5,5,8]+1[1]+1 → 22

GM:棄木かぶらの振り下ろした砂鉄剣がキミの眼前に迫る!2カメ!
棄木かぶら:「タマ獲ったりですわー!」
柳武歩:肩に担いだ鉄パイプを横薙ぎに振る。歩の手と一体化した鉄パイプは、まるで生き物のようにのたうつ。
柳武歩:棄木かぶらの武器を持った手を、何度も往復して打ち据える!
棄木かぶら:「これは……!エグザイル!?武器と一体化して……」
棄木かぶら:「まずい!それでは、反応速度では敵わない……!」
GM:棄木かぶらの手から跳ね上がった砂鉄剣が宙を舞う!
柳武歩:侵蝕値は92→96。
棄木かぶら:「速い……!」
GM:棄木かぶらは膝をつく。
柳武歩:「手加減なしの真剣勝負、あざっした。俺の勝ちッスね」
柳武歩:器物使いによる一体化解除。床に落ちた鉄パイプが、がらんと音を立てる。
夏川ミナ:「よし」 無表情で小さくガッツポーズする。
霧灯夢二:「ふぅー…。何とかなったか。」安心したように息を吐く
平賀迅:武器の消滅を認めて目を閉じ、壁から離れてぱらぱらと拍手する
南條文緒:「なかなか見ものではあったぞ」
GM:剣は落下して床にぶつかると砕けて砂鉄へと戻る。
棄木かぶら:「……トドメは刺さないんですの?」
柳武歩:「必要ないスから」
柳武歩:荒い呼吸を繰り返し、歩もその場に膝を着く。
棄木かぶら:「ふっ、甘いですわね。でも、嫌いじゃないですわ」
棄木かぶら:「まさかこのわたくしがCランクのオーヴァードに負ける日が来るだなんて」
棄木かぶら:「……さっきのわたくしの話、少しだけ誤りがあったことを認めますわ」
棄木かぶら:「わたくしは真実を話したと言いました。ですが、わたくしが話したのは、本当はわたくしが“正しい”と思ったことです」
棄木かぶら:「試合中に事故に遭い、今でも昏睡中の長牧はきっとわたくしたちのことをずっと怨んでいるはずなのです」
柳武歩:「はあ、はあ……先輩は、そう思った……」
夏川ミナ:「……」
棄木かぶら:「そうでなければいけない。チームメイトだったわたくしたちはその罪悪感と後悔を一生忘れてはならない」
棄木かぶら:「わたくしたちはずっと長牧に怨まれ続けているべきなんですわ」
長牧彼方:「お姉ちゃんは……」
棄木かぶら:「……ごめんなさい。わたくしからは本当にこれ以上は話せませんわ」
柳武歩:「自分を責める、ってのは、悪い事じゃねースよ」
夏川ミナ:「しかし、長牧彼方先輩はやっていないと言っています」
夏川ミナ:「あらぬ罪を着せてしまったら、もっと怨まれてしまうのでは」
柳武歩:「そうなんだ。自分を責めるために、聞いたわけでもねえ人の気持ちを決めちまったり、悪い事を誰かのせいにしたりよ」
柳武歩:「やめようぜ、先輩」
棄木かぶら:「わたくしが怨まれる分にはいくら怨まれようとも結構ですわ。それに」
棄木かぶら:「残念ながらわたくしはもう長牧の真意を確かめることもできないんですわ」
棄木かぶら:「卒業試合の打ち合わせがありますのでわたくしは、この辺りで」
棄木かぶら:「ナイスファイトでしたわ、あなた」柳武にそう言うと彼女は立ち去る。
夏川ミナ:「えっ」
柳武歩:「ちょっと待て、まだ……」
柳武歩:抗議したいが、まだ膝に力が入らず起き上がれない。
夏川ミナ:「ふむ。釈然としませんが」
夏川ミナ:「取り急ぎ、この事実を放送部に伝えれば罪は晴れるといったところで……」
夏川ミナ:てくてく歩み寄って、歩ちゃんに手を貸します。
南條文緒:「……」
平賀迅:「待ってくれないか、棄木かぶら」
平賀迅:「そう、放送部だ」
棄木かぶら:「何ですの?」
棄木かぶら:「……放送部?」
平賀迅:「一応、確かめさせてくれ。君は自ら、放送部にそのネタを売り込みに行ったのか?」
棄木かぶら:「いいえ。あのキャスターの方から出演のオファーがあったんですわ。確か名前は……」
棄木かぶら:「赤手みあ、と言いましたかしら」
棄木かぶら:「では、今度こそ失礼いたしますわ。アデュー!」
平賀迅:「……ああ、ありがとう。今度君の試合を見に行かせてもらう!」
棄木かぶら:「イエス!次の試合がわたくしを待っていますわー!」
GM:棄木かぶらは颯爽と駆けていく。
平賀迅:「本当に得意とする戦法が何なのかを見せてもらうために、な」 小声で呟く
霧灯夢二:「……。」憮然とした表情で腕を組む。
南條文緒:「……赤手みあ。か」
南條文緒:「やはりそこを避けて通るわけにはいかんか」
柳武歩:「なんか、心当たりあんのか南條」
柳武歩:ミナちゃんに肩を貸してもらってなんとか起き上がり、尋ねる。
夏川ミナ:「よいしょ」 肩を貸す。
南條文緒:「心当たりも何も。あいつから俺にこの事件を調べてほしいと依頼に来たのだぞ?」
南條文緒:「にも関わらず、俺と合流する前にあのような放送をする。おかしいだろう」
南條文緒:「仮にスクープを得たにしても俺の調査の結果を聞いてからでも遅くはなかったはずだ。それに……それが明らかに間違っているものであればな」
柳武歩:「あ。そうか…確かにそうか」
霧灯夢二:「……話を聞きに行くべきだろうな。」
平賀迅:「それを気にしていたのか。あのテレビを見た時から」
平賀迅:「電話番号の一つも知らないのか? かけてみたらどうだ」
夏川ミナ:「放送部に問い合わせるという手もありますが」
夏川ミナ:「直に電話できるならばそれが一番良いですね」
南條文緒:「いや、直接捕まえた方が早いだろう。電話では一方的に通信を切られる可能性もある」
南條文緒:「もしそうなっては逆に話をするのが困難になるぞ」
夏川ミナ:「なるほど。素行不良の生徒を捕らえる感覚でいくわけですね」
夏川ミナ:「居場所を掴み、包囲し、問い詰めましょう」
平賀迅:「捕まえられれば、だけどもな。……そう言うと何とでもなりそうな気がする」
霧灯夢二:「幸い、ホシの知名度は高い。見つけるのはたやすいだろう。」
GM:では、そこで先ほど出て行った棄木かぶらと入れ替わるようにして、雲雀宏一がやってくる。
雲雀宏一:「やあ、キミたち。こんなところにいたのかい。探したよ」
平賀迅:「おや、生会長、もとい生徒会長」
柳武歩:「あれ、かいちょ。……やべ、そういや報告サボってた」
夏川ミナ:「お疲れ様です。高等部一年、風紀委員の夏川ミナです」 おじぎする。
霧灯夢二:「生徒会長殿か。これはどうも。」
南條文緒:「ふん、生徒会長か……」
雲雀宏一:「はい、生会長です。実はちょっと話があってね。それというのも……」

GM:と、ここで一度シーン終了だ!
GM:ロイスおよび調達が可能だよ!
霧灯夢二:-同行者/柳武歩/○信頼/不安/ロイス
霧灯夢二:これでロイス取得します
柳武歩:長牧彼方にロイスを取りたいです。○P:親近感/N:悔悟 で
平賀迅:うーん、ジュラルミンシールド
平賀迅:を調達します
GM:どうぞどうぞ
平賀迅:4dx+6=>12
DoubleCross : (4R10+6[10]>=12) → 10[1,6,7,10]+2[2]+6 → 18 → 成功

GM:つよい
平賀迅:ウム成功
南條文緒:クール
平賀迅:ロイスは保留で
南條文緒:ロイスは保留!
夏川ミナ:うーむ
霧灯夢二:調達はうーん…
夏川ミナ:歩ちゃんに取るか・・・しかしボスが間違いなく嫌な奴だからそいつに怒りのロイスを取るために残すか・・・
夏川ミナ:歩ちゃんはいい子だ・・・
霧灯夢二:だめもとでPDW
柳武歩:エヘヘ
霧灯夢二:やっぱやめよう。照準器買います
夏川ミナ:取ろう。歩ちゃんにロイスを取ります。
霧灯夢二:3dx+4>=15
DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 6[5,5,6]+4 → 10 → 失敗

霧灯夢二:オボッ…買えなかった。以上です。
夏川ミナ:不良生徒?/“ランブルスネイク”柳武歩/○信頼/食傷/ロイス
柳武歩:やったー
夏川ミナ:なんでこの子風紀委員から注意を受けてるんだろうってくらい良い子なので、?がつきました。
柳武歩:ww
夏川ミナ:そして購入は夢くんのために照準器。
夏川ミナ:3dx+1=>15
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 3[1,2,3]+1 → 4 → 失敗

夏川ミナ:ばーかばーか!
夏川ミナ:以上です。
南條文緒:じゃあ私が照準器を・・・
霧灯夢二:みんなやさしい…!
南條文緒:8dx+1=>15
DoubleCross : (8R10+1[10]>=15) → 10[1,3,3,5,6,8,9,10]+10[10]+4[4]+1 → 25 → 成功

南條文緒:ウワッ
柳武歩:天才かよ
南條文緒:クリスタルシールドいける値だった・・・
霧灯夢二:これが天才の力…
南條文緒:というわけで差し上げよう!
霧灯夢二:ありがとう…!
柳武歩:器物使いラッキーメダルホワイトで応急手当キットを。
柳武歩:6dx+1=>8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[4,5,6,10,10,10]+9[1,4,9]+1 → 20 → 成功

GM:おお、高い
柳武歩:そんなに行かなくていいのよ!
柳武歩:使用させてくださいませ。
GM:どうぞ!
柳武歩:23+2d10
DoubleCross : (23+2D10) → 23+7[3,4] → 30

柳武歩:まだ6足りないがまあいい!
柳武歩:以上です。
GM:では、改めてシーン終了です!
GM:次のシーンはマスターシーンです。

MF11:マスターシーン

GM:素朴な顔つきの少年――内灘幸一郎は必死で学内を駆けていた。
GM:早くあの人に会わなければいけない。会って話をしなければ。
内灘幸一郎:「信じてください。美袋晴子先輩を、か」
GM:信じよう。信じてみよう。いいや、本当ならば俺が真っ先に信じてやらねばならなかったんだ。
内灘幸一郎:「女子に説教をされたのはこれで二度目だな」
GM:荒い息を吐きながらカーブを曲がる。転びかけるが、足は止めない。
GM:危うく体勢を立て直すと、さらにスピードを上げる。
GM:腕を植え込みに引っかけたが、気にしてなどいられない。今は、一刻も早く。
GM:次のカーブを曲がったその先にやがて、制服姿の女子が見えた。
内灘幸一郎:「美袋さ――」
GM:制服姿の背中に向かって叫びかけようとした時、目の前に壮年の男性教諭が現れた。
GM:《ワールウィンド》を使用してシーン内に登場した折田だ。
内灘幸一郎:「折田先生……?」
GM:内灘は激しい呼吸を抑えながら思わず足を止める。
折田翼:「やあ、内灘くん」
内灘幸一郎:「すみません、俺、急がないと……!」
折田翼:「いや、その必要はないよ。なぜならば――」
折田翼:「キミの恋はもう叶わないのだからね」
内灘幸一郎:「……どういうことですか、折田先生」
折田翼:「ああ、もう一つ訂正だ。この姿の時は折田ではなく」
GM:男の顔に真っ白な仮面が付けられている。その背中から折れ曲がった一対の翼が生える。
イカロス:「“イカロス”と呼んでくれたまえ」
GM:イカロスは「Eロイス:憎しみの楔」を使用。内灘の持つ美袋へのロイスをタイタス化します。
GM:このEロイスの効果はイカロスが戦闘不能にならない限り解除されることはありません。
GM:内灘はその場に膝を突く。
内灘幸一郎:「あ……」
GM:心の奥から湧いてくるのは、先ほど美袋晴子から浴びせられた冷たい言葉。それによる憎悪。疑念。
GM:先ほど払拭したはずのそれらが蘇ってくる。
イカロス:「キミは自分が思っているよりも余程凡庸な人間だ」
イカロス:「誰かを愛する資格も、愛される資格もありはしない」
イカロス:「だが、キミにはそのドス黒い感情を力に変える才能がある」
イカロス:「私がキミの願いをもっと叶えやすいものに変えてあげよう」
GM:内灘の目の前に嫉妬めいた仮面が浮かぶ。
イカロス:「仮面・変換!ハーッ!」
GM:イカロスが手をかざすと嫉妬の仮面が竜骨座の仮面へと変形していく!
GM:出現した竜骨座の仮面が内灘の顔を覆っていく!
イカロス:「おめでとう。これでキミの夢は叶う」
内灘幸一郎:「嫌だ…嫌だ……」
内灘幸一郎:「あ……あああああああああ!!!」
イカロス:「いやはや。もっと簡単に済むはずだったのだが、愚か者どものせいで随分と時間を取らされた」
イカロス:「だが、これでパーティーの準備は済んだ。行くぞ、内灘幸一郎くん。……いや、カリーナ」
内灘幸一郎:「……はい」
GM:竜骨座の仮面の少年は立ち上がる。
GM:彼を探す美袋晴子の声が辺りに響いたのは、2人が立ち去って少しした後だった。
GM:シーン終了。

セッション五日目

どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
どどんとふ:「南條文緒」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。

MF12

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは平賀くんかな。
GM:他の人も登場するとよいでしょう。
霧灯夢二:出ます!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:94->97)
柳武歩:伸びるなよ…伸びるなよ侵蝕…!
柳武歩:96+1d10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+8[8] → 104

夏川ミナ:でるぞ!
夏川ミナ:控えめに・・・控えめに・・・
南條文緒:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+8[8] → 97

柳武歩:あがが
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:89->95)
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:103->104)
夏川ミナ:歩ーーー!
霧灯夢二:歩ちゃんが…
平賀迅:なあに、衝動判定でどうせみんな100超えさ
柳武歩:クライマックスの登場分もあるぞ!ウヒャヒャヒャ

GM:キミたちは雲雀宏一に連れられて手芸部の経営する服屋部室にやってきていました。
GM:雲雀は平賀くんたちに言う。
雲雀宏一:「調査の結果はこちらでもある程度は把握しているよ。プロムが狙われているんだろう?」
雲雀宏一:「ただプロムの開催までもう時間もあまり無くなってきた」
平賀迅:「間違いない。人が集まり、夢の綺羅びやく場所だ……そしてそう、時間もない」
雲雀宏一:「本来ならばプロムを中止にするのが妥当なんだろうけどね。しかし、今回はちょっとした事情があるんだよ」
南條文緒:「事情だと?」
夏川ミナ:平賀くんの横に控えてます。生徒会長から重要情報が渡されるかもしれないので、メモをとる構え。
夏川ミナ:「中止にしないほどの事情が?」
雲雀宏一:「ああ、そうだ。実は……」
雲雀宏一:「ティエラ王国の寄付金で豪華客船を買ってしまい大々的にプロムの宣伝もした手前、ここでプロムを開催しないなんて言い出したら国際問題に発展しかねない……」
GM:雲雀宏一は暗い顔だ。
柳武歩:「バカかな?」
霧灯夢二:「……なるほど。」ため息を吐く
夏川ミナ:「国際問題に……」 メモってます。
平賀迅:「………」 肩を竦める
平賀迅:「……ま、実際それは正しい判断だと思うよ、会長。たとえそんな"事情"がなくってもね」
雲雀宏一:「ほほう。平賀くん、その心は?」
平賀迅:「アカデミア生徒たちの学生生活の最後を飾る夢の舞台だろう?」
平賀迅:「それを、脅かされるからと中止にしたら、それこそ敵の思う壺だ」
平賀迅:「……実利的な事を言うなら、敵の手中に脅威の火種が温存される事にもなるしね」
雲雀宏一:「なるほどね。確かに平賀くんの言うとおりだ」
南條文緒:「……困った事にその通りだな。奴らの思う通りにさせるなど癇に障る」
柳武歩:「確かにそりゃそうだ。良い事言うじゃねえか」
夏川ミナ:「はい。プロムはキラキラした思い出作りの場ですから、それを中止にするのはもったいないと思います」
雲雀宏一:「うむ、良いもったいない精神だ」
雲雀宏一:「というわけで、だ。キミたちに頼みがあるんだ」
霧灯夢二:部室の中の衣装を物色しつつ、話を聞いている。
柳武歩:「かいちょの無茶ぶりには慣れっこッスよ。次は何を?」
平賀迅:「もちろん、頼まれるまでもない。彼らは必ず止める。……で、この話をここでする理由は、あれか?」
夏川ミナ:「私たちに出来ることであれば、協力しますが」
夏川ミナ:「なぜ服屋部室で?」 平賀くんと違い、見当はついていない。
夏川ミナ:きょろきょろしてます。
雲雀宏一:「そう、頼みというのはほかでもない。プロムの参加者の振りをして豪華客船に潜り込んで、会場を見張っていてくれないかな」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:「なるほど」
雲雀宏一:「敵が何かを仕出かすにしても豪華客船に乗る必要はあるだろう?こちらも内部にいれば何かがあってもすぐに対応することができる」
平賀迅:「……ああ、参加者の振りか……」
夏川ミナ:「潜入捜査というわけですね。流石です」
霧灯夢二:「時間もないし、妥当ではあるな。」ドレスを一着手に取り、
雲雀宏一:「それにキミたちだってダンスもできるし。ね、合理的だろう?」
南條文緒:「合理的……合理的か?」
平賀迅:「その理由はあまり"理"に"合"ってない気はするが……まあ、妥当な所だろうな。ふむ」
柳武歩:「ゲ……参加者の振りってことは」眉根を寄せる。
雲雀宏一:「うん?そりゃあもちろん、キミたちもドレスやタキシードを着るのさ」
柳武歩:「うわ、やっぱり」
雲雀宏一:「よーし、話もまとまったことだし、さっそく衣装を選んでもらおうじゃないか」
夏川ミナ:「選ぶ?」
夏川ミナ:「この中からでしょうか」
霧灯夢二:「心配するな。学生が作ったものとはいえ、手芸部のデザインセンスはなかなかのものだ。」
GM:手芸部の部室はそれ自体が一つのマンションのような建物にあり、中では部員たちが、大量生産の既製品やオーダーメイドまで、様々な作業に勤しんでいます。
平賀迅:部室やべえ
GM:その中から、ふわふわした髪型で渦巻きメガネの小柄な少女がキミたちの方にやってきます。
ココ・エルメス・アラバスタ:「あっ、プロム用の衣装をお求めですかっ!いらっしゃいませですぅ!」
ココ・エルメス・アラバスタ:「ちなみに私はこういう者ですぅ!」とキミたちに名刺を差し出す。
GM:名刺にはこう書かれています。『手芸部 営業担当副部長ココ・エルメス・アラバスタ』と。
夏川ミナ:「頂戴します」 名刺を受け取る。
霧灯夢二:「これはどうも。」同じく名刺を受け取る。
霧灯夢二:名刺ケースに名刺を納め、「万一を考えて、動きやすい服装の方がいいか?」などと言いつつ服を物色する
平賀迅:「編集部が言うならそこは信用しよう。と言っても、私のようなのが着る物なんて相場が決まってるようなものだが……おっと、これは丁寧に」 名刺を受け取る
夏川ミナ:「営業……」
夏川ミナ:「これは部活ではなく、どちらかというと会社ではないでしょうか」
平賀迅:「違いない。案外、UGN関連企業の外注なんかも取っているかもしれないね」
ココ・エルメス・アラバスタ:「ぎ、ギクーッ!?そ、そんなことないですぅ!残業代もちゃんと払ってるですぅ!」
南條文緒:「残業代ってなんだ……」
柳武歩:「やっぱ会社だこれ」
夏川ミナ:「部活で残業代が」
平賀迅:「ブラック部活の気配すらある」
霧灯夢二:「取材の価値ありかもな。」
平賀迅:「スッパ抜いてやれ。対応に出た妙に声の荒い男上役にモザイクかけたりしてな」
ココ・エルメス・アラバスタ:「どれでもお好きな衣装を選んでくださいですぅ!もちろん試着もできるですぅ!」
ココ・エルメス・アラバスタ:「お代は生徒会の方から出ておりますから、気軽にお好きなものを手に取ってみてくださいですぅ」
GM:キミたち一人一人に名刺を手渡しながら言う。
夏川ミナ:「なる、ほど」
夏川ミナ:「好きなものを」

南條文緒:「……フラスコを持ち歩けるタキシードはないのか?」
ココ・エルメス・アラバスタ:「フラスコでしたら、こちらのやたらめったらポケットの多いタキシードなどがオススメですぅ」
南條文緒:「ふむ、ならばそのやたらめったらポケットの多いタキシードにしよう」機能性重視だ
柳武歩:「好きなものって言われてもよくわかんねえんだよなー。どうせ似合わねーし」
柳武歩:適当に手にとっては戻し、手にとっては戻ししている。
ココ・エルメス・アラバスタ:「柳武さまでしたら、こちらのドレスなどは流行ですし、きっとお似合いになるですぅ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「好きなもの……」
夏川ミナ:制服以外の服をほぼ持っていないので、手が止まっている。
平賀迅:「しかし、しかしタキシードか……制服のとてもすごいバージョンという事で良い……のか?」
平賀迅:「どうした、夏川ミナ」
夏川ミナ:「……いえ、なんでもありません。だいじょうぶです」
夏川ミナ:「私はUGNチルドレンで風紀委員ですから、見事ひとりでドレスを選んでみせます」
平賀迅:「そうか。見事に選べるよう頑張れ。……しかしどうしても迷える時は、ちゃんと知識在る人間を頼るのも手だぜ」
平賀迅:「というか、半ばそのために来たんだろう?」 ココを見て
ココ・エルメス・アラバスタ:「もちろんですぅ。お客様がお洋服をお求めになるのを手助けするのも私の役目ですぅ」
ココ・エルメス・アラバスタ:「夏川さまのような細身の方でしたら、こちらのドレスなんかもお似合いですぅ」
夏川ミナ:「う、む」
霧灯夢二:「…夏川、好きな色はあるか?」
夏川ミナ:「色ですか。意識したことがありません」
平賀迅:「お前は涼し気な顔をしてるからな。逆に思い切り明るい色をつけたらどうだ。オレンジとか、レモンイエローとか」
夏川ミナ:「明るい色……明るい色……」
平賀迅:「歩は逆に少し落ち着きがあるのが良いのかもしれない。……あと髪。色彩的にかなり浮きそうだが、ああいうのって大丈夫なのか?」 やっぱりココに
ココ・エルメス・アラバスタ:「そうですねぇ。失礼ながら、髪型は少し整えていただいた方がいいかもしれないですぅ」
柳武歩:「う。やっぱそうなるのか」
霧灯夢二:「ふむ…だったら……」
霧灯夢二:似合いそうな服を数着持ってくる。「俺が勧めるのはこのあたりだな。」
霧灯夢二:「夏川には…こっちだな。もちろん、自分で選んだ方がいいならそちらを優先するが。」
夏川ミナ:「私はこういったファッション感覚が皆無ですので、あなたのオススメを信じます」
夏川ミナ:「柳武歩。せっかく二人が選んでくれたものですし、一度試着してみましょう」
柳武歩:「あー、うん…色的にはこれとかかな…」霧灯君に渡された中から、ブルーのドレスを選び出して眺める。
夏川ミナ:ドレスをそろそろと試着室に運んでいきます。
夏川ミナ:「似合わなくても笑わないで頂けると、大変助かります」
霧灯夢二:「似合うさ。保障する。」
夏川ミナ:「本当ですか?霧灯夢二」
霧灯夢二:「疑うなら着てみるといい。」にやりと笑う
夏川ミナ:「……はい。着てみます」
夏川ミナ:すぐそこの試着室のカーテンを閉めて、その向こうから返事する。
GM:話を聞きながらブラブラしていた長牧彼方も一着のドレスを持ってくる。
長牧彼方:「ねえ、柳武。こっちのも似合うと思うんだけど、着てみるだけどう?」
GM:彼方は薄いブルーの控えめながらもきらびやかなドレスを歩に手渡す。
霧灯夢二:「おお、これも中々いいな。」
柳武歩:「んん?」長牧さんの持ってきたドレスを見よう。
柳武歩:「ああ。これなら派手過ぎないし、ちょうどよさそうだな……」

南條文緒:「全く、衣装ひとつ決めるのにずいぶんと手間取るものだな……」自分一人さっさと終わったもんだから適当に見てるぞ
平賀迅:「悩むのがいいんだろ、こういうのって。どうせ急いだってプロムが早く始まる訳じゃないんだ。それにほら、文緒。お前だって完璧じゃない」
南條文緒:「なんだと?俺が完璧ではない?」
平賀迅:「服はいいだろ。だが靴は? よもや普通のブツを履いてはいまいな」
平賀迅:「見ろこれ。ポケット付き靴だ。まさか見落としていたのか?」 なんかサイドにうっすい収納スペースがついた靴を見せる
平賀迅:「更に見ろ。これは一見するとただのシルクハットだが……ほら! 中にポケットが!」
南條文緒:「む……むう……まさかそんなものが……く……っ……」悔しそう
柳武歩:「南條と平賀も遊んでねーで準備しろよ」
平賀迅:「何を言う。私は私なりにこいつの気に入りそうなのをクエストしていてな……ほら、お前たちも行って来い」
平賀迅:「さて、私もいい加減真面目に選ぶか。文緒で遊んでいたら、何となくタキシード周りの事も思い出せてきたし」
南條文緒:「遊ぶとはなんだ遊ぶとは……!」
平賀迅:「おっと、誤解しないでくれ。私には天才たる君との、ええと、戯れが必要だったんだ。物を思い出すには色々考える必要があってね。君でなければ無理だったよ」

夏川ミナ:「あの、すみません」 試着室の中から弱々しい声。
夏川ミナ:「背中のチャックが上げられないのですが……」
夏川ミナ:「チャックが……」
ココ・エルメス・アラバスタ:「ほほうですぅ」ちらちらと男子三人に視線を送る。
霧灯夢二:「…ココ、だったか。すまないが夏川の様子を見て欲しいんだが…。」
柳武歩:「……夏川チャンの着替え覗くなよ、お前ら」
柳武歩:自分もドレスを持って試着室へ。
夏川ミナ:背中が開きまくった状態のドレスを両手で抑えて、よたよた試着室から出てきます。
夏川ミナ:「救援を要請します」
平賀迅:「そんな無粋な事はしな……いや待て待て出てくるな出てくる奴がいるか!」
平賀迅:目を覆っている
南條文緒:「覗く気はない」
南條文緒:「……なかったが向こうから出てくるとは思わなかったな」
霧灯夢二:「待て待て待て待て!」
霧灯夢二:「一旦戻れ!」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:男子たちに背中を向けて試着室に戻ります。
長牧彼方:「うわー!?目を瞑ってろ、あんたら!」
GM:三人を殴打してから、長牧彼方も夏川の試着室に入る。
ココ・エルメス・アラバスタ:「チッですぅ」
平賀迅:「……見ていないぞ」 目を覆っていたのでかわせなかった
霧灯夢二:「………不可抗力だと思わんか。」
霧灯夢二:殴られた頭を抑えながら。
南條文緒:「何故俺が殴られなければならんのだ……!」
平賀迅:「全く、また事故に遭ってはたまらん。私も探しに行くとしよう。交戦が想定されるなら肩周りにゆとりがあるのが良い。腰下はベルトで調整の利く……右腕を主に動かす事を……」 ぶつぶつ呟きながら男性礼服のコーナーへ
霧灯夢二:「俺は…ふむ、俺の服か…。」
霧灯夢二:「………すまないが裾上げを頼む。」
ココ・エルメス・アラバスタ:「かしこまりましたですぅ!」

GM:というわけで無事に全員の衣装選びも終わったようです。
GM:試着室の前で長牧彼方はそわそわした様子で待っている。
長牧彼方:「柳武、着替え終わった?」
柳武歩:「こ、殺せ……!」



柳武歩:ベアトップの青いロングドレスにホワイトのショール。
柳武歩:バサバサの髪はゴールド一色に染められてアップにまとめられ、
柳武歩:メイクもばっちり施され、つややかなローズピンクの口紅まで塗られている。
長牧彼方:「……すごい。綺麗じゃん、柳武」
GM:頬を赤らめ、視線のやり場に困ったように目をそらしている。
柳武歩:「落ち着かねえよ、こんなの」
長牧彼方:「だろうね。落ち着かれても困るし。でも、男子もきっと驚くよ」
柳武歩:「うー。笑われて終わりじゃねえかなあ」
柳武歩:赤面し、所在なさげにうろうろしている。
長牧彼方:「そんなことないって!その……柳武、それぐらい綺麗だし…」
長牧彼方:「あ、夏川はファスナー大丈夫そう?」誤魔化すように試着室に声をかける。

平賀迅:「……その賑わい、とりあえずファスナー半開きテロリズム騒動の物という訳ではなさそうだな?」
平賀迅:着替えを終えて慎重な足付きで顔を出します。黒のスラックスとベスト、ジャケット。シルバーのネクタイ。腰には装飾の施されたレイピアがベルトで提げられている。ベストの下のシャツと、自分の目を覆う手にきっちりと嵌められた手袋だけが白い。
ココ・エルメス・アラバスタ:「お客様、とてもよくお似合いですぅ!」
柳武歩:「おー。タッパあるから似合うな、平賀は」
平賀迅:「ありがとう。自分で着て、何と似合っているんだと10秒くらい鏡で見惚れていたので似合っている事は分かっていたが、やはり女性目線の意見を貰えると安心するね」
平賀迅:「しかしまあ、制服の延長線と舐めていたら、予想以上にこう、色々あるのだな。サイズ感とか……」
平賀迅:「大丈夫か? 不自然な所はないか。知識はあるが着るのは初めてなので、少しばかり不安だ」 片手で目を覆いつつもう片手で自分の身体を漁っている
霧灯夢二:「考えたな。それなら装飾品のレイピアに見える。」試着室から出てくる。
霧灯夢二:濃紺の上着にスラックス、黒の蝶ネクタイ。スタンダートなタキシードだ。
霧灯夢二:言いようを変えれば、面白味のないチョイスをしている。自分の服装には無頓着なのかもしれない。
霧灯夢二:「……袖はこれが限界か。」余った袖を見る
平賀迅:「レイピアはね、使っていた剣の開発元のオーヴァード学生技研に形状加工を依頼して、今はないが、プロムに乗り込む頃には完成するだろう。まさか本物だとは思うまい」
南條文緒:「ふん」ポケットの大目なタキシード、結局靴は普通のにしたらしい。見た目はあんがい普通だ
平賀迅:「……なんだ文緒、結局靴は普通のにしたのか。正解だな。あれは実はマジシャン用棚から持ってきたんだ」
平賀迅:目を覆っていても足元は見えるのだ

夏川ミナ:「あの」 試着室の中から声。
夏川ミナ:「やはり私には、こういった服は似合わないと思うのですが」
柳武歩:「大丈夫だって、夏川チャン。俺の方が似合わねえから」
霧灯夢二:「大丈夫だ。」
平賀迅:「何だ今更。夏川ミナ。そうビクビクする事もないだろ」
平賀迅:「夢二のセレクトを信じろ。そして背中のチャックを閉じろ。そうすれば大丈夫だ」
夏川ミナ:「むう……」 おずおず出てきます。



夏川ミナ:裾がふわりと広がったオレンジ色のドレス。花飾りのワンポイント。
夏川ミナ:「このドレス、とてもキラキラしていて……おそらくこれは滝さんのような方が着るべきものだと……」
夏川ミナ:「あ、チャックは長牧彼方に閉じて頂きました」 背中を見せる。
南條文緒:「ふむ、両方とも似合わんことはないな。馬子にも衣装か」
柳武歩:スカートがふわりと揺れるのを、口を開けて眺める。
柳武歩:「すげえかわいい……本当に俺と同じ生きモンか」
長牧彼方:「柳武だって可愛いじゃん……」小声でもごもごと呟く。
ココ・エルメス・アラバスタ:「こ、これは!可愛さSランクですぅ!!」
長牧彼方:「あ、いや、閉じても十分露出してるから男子連中には見せなくてもいいよ」
夏川ミナ:「そうなのですか」 向き直る。
霧灯夢二:「平賀、お前のアドバイスは的確だったな。暖色系はやはり似合う。」
平賀迅:「うん。どうせ普段と違う事をするなら、普段と違うチョイスをせよと。これは知識でもあるし経験でもある」
柳武歩:「平賀、お前も見ろっての。いつまでソレやってんだ」
霧灯夢二:「ほら、もういいぞ。」平賀の腕を引っ張る
平賀迅:「……よし、背中は閉じているな。そして誰かが殴られている気配もないな。いやしかし……ああ待て、子供のようなお前に子供のような事を!」 夢二に引っ張られ、手を取る
平賀迅:「うん」 ミナを見て
平賀迅:「うん」 歩を見て
平賀迅:「うん」 ついでに長牧さんを見て
平賀迅:「うん」 ココを見る
ココ・エルメス・アラバスタ:眼鏡を上げながら自信満々に平賀くんを見返す。
柳武歩:「……?」
平賀迅:「……あー…そうだな……」
平賀迅:「……君を見ていると心拍数が落ち着いていくのを感じるよ。このままずっと君を見つめていたら心停止して心安らかに死ぬかな?」 ココを見ている
ココ・エルメス・アラバスタ:「はわ!?ですぅ!」
ココ・エルメス・アラバスタ:「お客様!私のことはいいからお客様を褒めるですぅ!」
平賀迅:「ああ、違うんだ。今の発言に君に対する失礼さは含まれていないし、別に君のことをほんの一瞬だって褒めていたつもりはない。つまり……」
平賀迅:「……顔赤くなったりしてない?」
平賀迅:ちょっと赤くなった頬を押さえて
霧灯夢二:「…最初からそう言え。お前の発言は誤解を招く。」呆れたように平賀君を見上げる。
霧灯夢二:「ちなみに、少し赤い。」
平賀迅:「そうか。夢二。お前の事を見つめていてもなんだか心臓が落ち着くな……恋かな……?」
南條文緒:「やめろお前ら」
霧灯夢二:「やめろやめろ!お前は俺の話を聞いていないのか!」
夏川ミナ:「大丈夫でしょうか、平賀迅」
長牧彼方:「あー、つまり夏川と柳武のドレス姿を見てドキドキしてるってこと?」
平賀迅:「ああ、分かったわかった! よし順番に行こう。長牧! 彼方! 似合う! 直接そういう事を言わなければなお良い!」
長牧彼方:「なっ……やっぱりこいつ叩いておこうか?」
GM:ちなみに長牧彼方はグリーンのオシャレなドレス姿です。
平賀迅:長牧さんを指していた指を歩に向け
平賀迅:「誰だお前は! ……言っておくがこれは慣用句だぞ。つまり普段の君とは見違えて見えるという事だ。髪も綺麗にまとまってるし、涼やかなカラーリング似合うじゃないか綺麗で」
柳武歩:「う、うっさい!見んな。感想を言うな」
長牧彼方:「叩く?叩く?」
柳武歩:「叩いていいぞ。夏川チャンを褒め終わったらな」
夏川ミナ:「私はどうでしょうか。平賀迅」
夏川ミナ:「キラキラしていますか。ドキドキするでしょうか」
平賀迅:「お前か! お前は、」ミナに指を向け 「なんだ、その……なんだそれは! 普段の風紀委員の粉砕機(クラッシャー)なお前とは全然違うその……暖かくてふわっとした明るいひだまりのようなそれは何だ。どういう事だ」
平賀迅:「更衣室内に転移魔法の魔法陣があって性格が正反対な双子とすり替わったんじゃないのか? お前は本当に……その、何だ……」
平賀迅:目を閉じて、ゆっくり息を吸って、吐いて
平賀迅:「……いいな」
夏川ミナ:「比喩の70%ほどが理解不能ですが、その」
平賀迅:「……だが一つ断っておくと、ドキドキなんてしないぞ。キラキラはしているが。光の関係でな」
夏川ミナ:「ありがとうございます。よかったです」
夏川ミナ:「たぶん、嬉しいと感じています」
平賀迅:「……よかったですか。よかったな」
霧灯夢二:「夏川、あの平賀がこのザマになるほどだ。」いたずらが成功した子供のように笑いをこらえながら
霧灯夢二:「似合っているぞ。」
平賀迅:「そうだ。あの平賀だ。わかるか? どの平賀かは分からないが」 背を向け 「ちょっと面識のある女子三人がドレスに着替えたくらいでそんな動揺、、するものか」
南條文緒:「全く着替え一つにこの騒ぎか……しかし、そうだな」
南條文緒:「衣装によってここまで印象が変わるというのはなかなか興味深いな……やはりその方面も研究の余地があるか……」
長牧彼方:「もう、恥ずかしいんだよ!!」
GM:長牧彼方は三人を殴打する。
夏川ミナ:「あっ」
夏川ミナ:「痛そう」
柳武歩:「あくまで知的好奇心とかいうやつか…ブレねえな、南條は」
平賀迅:「大体ちょっと着替えた所でぐむ」 殴られ沈む
霧灯夢二:「……理不尽極まりない。」殴られた頭を抑えつつ。
南條文緒:「何故俺を殴った……!?」

雲雀宏一:「やあ、みんな。すっかり準備は整ったようだね」
GM:雲雀宏一はいつの間にかやたらと高そうなタキシードを着て、髪もオールバックに固めている。
雲雀宏一:「なんでボコボコになってるの?」
南條文緒:「俺が知るか!!」
柳武歩:「まぁ色々あって。でも準備は整ったッスよ」
平賀迅:「生徒会長。さすが、場慣れしているな。私ときたらこの数分で随分と沽券を落としたんだが、経費で落としてくれよ」
雲雀宏一:「経費で落ちるかなぁ。あとで会計に聞いてみよう」
平賀迅:「治療費もな」
雲雀宏一:「治療費は無理……」
雲雀宏一:「それじゃあ、準備がいいならそろそろプロムの会場に向かうとしようじゃないか」
平賀迅:「……そうだな! 変身した三人を見て動揺ごっこでいい感じに時間も潰れたし、頃合いという所だ」
夏川ミナ:「あの」
夏川ミナ:「このままの服装で?」
夏川ミナ:「外を……?」
柳武歩:「いや、そこわかってなかったのか夏川チャン」
霧灯夢二:「制服では会場に入れないぞ。」
南條文緒:「そのために着たんだろう」
雲雀宏一:「まあ、覚悟を決めることだね。ハッハッハ」
夏川ミナ:外の雑踏を見る。
夏川ミナ:「落ち着いて……落ち着いて……」 深呼吸している。
平賀迅:「……そう。脱ぐのは勿体がないぞ。夏川ミナ」
平賀迅:「私も覚悟を決めて、落ち着いた。お前も覚悟して、落ち着くんだ」
南條文緒:「こいつはわけがわからんくらい動揺しているな……」
平賀迅:「落ち着いてると言ったろ、文緒! 天才のくせに!」
南條文緒:「天才のくせにという罵倒ははじめて受けたな……」
GM:窓の外では会場に向かう着飾った男女がちらほらと見受けられることでしょう。
霧灯夢二:「大丈夫。プロムの当日だ。同じような格好の人間もいるだろう?」外を見やる
柳武歩:「正直俺も足ガクガクだけどよ。こうなりゃもう、ヤケだよ」
平賀迅:「安心しろ夏川ミナ。今のお前を見てお前とわかる奴なんて、そういない。歩も、あと長牧彼方もそうだ。私たちだってそうかもしれん」
夏川ミナ:「そうですね。考えてみると、みんな普段と違う格好ですし」
夏川ミナ:ここにきてようやく他のみんなの格好に目をやる。
夏川ミナ:「行きましょう。落ちつ……落ち着いて、自信を……自信をもって……」
雲雀宏一:「よし、それじゃあ大枚をはたいて買った会場へレッツゴーだ」
平賀迅:今まで横目でチラチラ女性陣を見ていたが、目を閉じて、三度息を吐く

GM:場面は変わり、プロムの開始時間。
GM:船のタラップを渡り、着飾った男女が次々と豪華客船に乗り込んでいきます。
GM:メイン会場となるダンスホールにはプロム開始前のざわついた雰囲気の男女が集まっている。
GM:壁際のテーブルにはビュッフェ形式の料理が並べられ、ステージではオーヴァード軽音部が演奏の準備をしている。
GM:広々とした空間には豪奢なシャンデリアが吊られており、キミたちもそのダンスホールの中にいる。
平賀迅:「……プロム会場か、これが。すごいね」
夏川ミナ:高そうなウインナーをパリパリかじってます。
夏川ミナ:「想像以上です」
夏川ミナ:「ただ、費用がどれくらいかかったのかとても気になります」 経理の友人のことを思い出している。
霧灯夢二:「うむ、味もいい。これは料理部の…。」
霧灯夢二:ビュッフェの料理をもぐもぐしています。
平賀迅:「ああ、頭では分かっていたつもりだったが。やはり実際に足を踏み入れると違うな」 なんか食べてるミナちゃんは正視できる
南條文緒:「無駄に金がかかりすぎではないか……?」チーズとか食べてる
柳武歩:「なんつーか、居心地悪ィなあ」
GM:と、そこに大和猛流がキミたちの方にやって来る。しかもキャピキャピとした女子たちを何人か連れ添っている。
大和猛流:「やあ、お前たちもプロムに?三年生から誘われでもしたか?……って、冗談だよ。大方は何かの調査だろう?」
平賀迅:「人心地付かないというのは全く同感だ。……うん?」
夏川ミナ:「あ、大和猛」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「お久しぶりです」 おじぎする。
霧灯夢二:「……随分連れが多いな。」
大和猛流:「うん?ああ、彼女たちは気にしないでくれ。ただのダンスパーティーの相手だ」
南條文緒:「大和猛流、本当にプロムに参加する気だったとは驚いたな」
柳武歩:「おう。普通に出られんだな」
大和猛流:「もちろんだとも。俺だって三年生だ。楽しむ権利はある」
大和猛流:「そう、このためにわざわざ脱獄してきたんだぜ。苦労したよ」
大和猛流:「御無沙汰だな、夏川くん」
夏川ミナ:「おひさしぶり、です」 目が泳ぐ。
霧灯夢二:「流石というべきか…。」
平賀迅:「ああ。何かの調査に来ているらしい連中によく堂々と脱獄なんて言えるものだ」
南條文緒:「そうか、ところで、夏川ミナと踊るのではなかったのか」
大和猛流:「うん?夏川くんと?……ああ、天才のキミがあんな冗談を真に受けていたのか」南條に応える。
夏川ミナ:「えっ」
大和猛流:「ん?」
柳武歩:あちゃあ、と額に手を置く。
夏川ミナ:「確認します。大和猛流」
大和猛流:「どうぞ」
夏川ミナ:「プロムの相手に私を指名したのは」
夏川ミナ:「1. 冗談である 2.冗談ではない 3.どちらともいえない」
大和猛流:「アンケート形式か。ひょっとして俺の知性を試している?」
南條文緒:「うむ、お前の知性が試される時が来ているようだな」
大和猛流:「あー、ズバリ答えるなら答えは1だ。俺が本気で誘うならキミより滝瑞果だ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「…………」
柳武歩:「先輩さァ、もうちょい言い方ってもんが」
夏川ミナ:大和猛流のロイスをタイタスにします。
夏川ミナ:元“クエスチョン”/大和猛流/○困惑/脅威/ロイス → タイタス
夏川ミナ:「………………」
大和猛流:「………」
大和猛流:「よし、事件の話だ」
GM:大和猛流は話を変えようとする。
GM:取り巻きの女子生徒たちは「サイテー」などと言いながら離れていく。
夏川ミナ:「事件の話をしましょう」 空の紙皿を大和猛流の顔面に投擲する。
霧灯夢二:「おわっ!?」
平賀迅:「……おお」
大和猛流:「待て!誤解だ!俺は最高の知性だぞ!そんなミスが……」顔で紙皿を受けとめながら言う。
大和猛流:「……事件の話だ」
夏川ミナ:すでに別の紙皿にウインナーをたくさんのせてバクバク食べてます。
夏川ミナ:「どちらかというと、最低の知性でした」
夏川ミナ:頬いっぱいにウインナーを詰め込んで、口数が少なくなっている。
南條文緒:「……うむ、夏川ミナが問題ないのであれば、事件の話に移ろう」一応気を使っているらしい
平賀迅:ミナの方をちらっと見て 「そうだな。事件の話をしてくれ」
霧灯夢二:「……う、うむ。」ちらっと夏川さんを見る
平賀迅:「迂闊に横道に逸れると次の皿を舐める事になるぞ」
GM:顔にクエスチョンマークの痕が付いた猛流は話を続ける。
大和猛流:「搭乗する乗客は全員を警備がチェックしているようだ。不審人物が入り込む隙はない」
大和猛流:「だが、どうにも違和感がある。既にどこかでエフェクトが使われているかもしれん」
平賀迅:「ま、私たちアカデミア生徒に対して、通り一遍の警備チェックではね」
柳武歩:「当然そうなるよなあ」
南條文緒:「可能性は十分にありえるだろう、《ミッドナイトシネマ》の使い手がいるという情報があるからな」
大和猛流:「ああ、その点は問題ない。エフェクトも使用したボディチェックだ。潜り抜けるのは難しかろう」
大和猛流:「俺が気付いたのはそれくらいだ。おっと、もうパーティーが始まるようだぞ」
大和猛流:「くれぐれも気を付けろよ。……それから楽しいプロムを」
GM:そう言って猛流は去っていく。
夏川ミナ:頬いっぱいにテリーヌを詰め込んでます。
夏川ミナ:「……」 話は聞いてたが、そっぽを向いている。
平賀迅:「どちらにせよ、プロムで事を起こすと言っていた連中だ」
平賀迅:「侵入経路くらい考えていない訳がない……うん、まあ情報としては微妙だが、ありがとう」
霧灯夢二:「エフェクトを使って入り込む、か。」
霧灯夢二:「顔を変えるか、危険物を隠して持ち込むか…可能性を考えるとキリがないな」
夏川ミナ:「もご……ごくん」
夏川ミナ:「私達の中に、嘘が見抜けるエフェクトや感知系エフェクトの達人がいればよかったのですが」
柳武歩:「あー。夏川チャン、あんま気にすんなよ?」
夏川ミナ:「気にしていません」 即答する。
夏川ミナ:「気にしていません」
南條文緒:「どうみても気にしているが……」
霧灯夢二:「…喉を詰まらせるなよ」水を差しだす
GM:と、そこで生徒会長が壇上に上がる。
雲雀宏一:「皆様、今宵はプロムにお集まりいただきありがとうございます。この豪華客船アカデミア号は間もなく出航いたします」
柳武歩:「またぞんざいな名前付いたな、この船」
雲雀宏一:「洋上に出ますと、いよいよダンスパーティーが始まりますのでもうしばらくお待ちください。では、出航です!」
GM:高い汽笛の音が鳴る。船は海の上を滑るように進み、窓の外の景色も少しずつ変わり学園都市から離れてゆく。
GM:生徒たちからは一斉に拍手が沸き起こる。
雲雀宏一:「それではお待たせいたしました。プロムの始まりです!」
GM:生徒会長の挨拶と同時にオーヴァード軽音部の演奏するジャズが流れ出す。
南條文緒:「……俺達にとってもここからが正念場だな。何が起きてもおかしくはないぞ」
平賀迅:「……そうだな。始まりだ」 窓の外を眺め
柳武歩:「おう。気合入れるさ」
霧灯夢二:「まずはどうする、船内を探るか?」
GM:というわけでここからは船内調査イベントが始まります。
GM:船内調査イベントはラウンド進行となり、各PCが船内の任意の場所で判定を行なうことができます。
GM:調査場所を決めるための豪華客船シチュエーションチャートは次の通りです
夏川ミナ:わーいチャート!
豪華客船シチュエーションチャート ROC
ダイス目 シチュエーション


GM:1  独房。密航者や犯罪者などが捕まるとここに閉じ込められる。檻の中にはいまだに彼らの遺品が残されている。
南條文緒:>突然の独房<
平賀迅:遺品
GM:独房です。あまりロマンチックな雰囲気はありません。
GM:2  船長室。回すやつや計器類があるだけでなく、船の行く先を真っすぐ見渡すことができる。気分はすっかりキャプテンだ。
GM:艦隊戦ごっこには最適です。回すやつっていうのは、あの、よく面舵とか取り舵とか言って回してる……

GM:3  厨房。料理部のシェフたちが腕によりをかけて食事を用意している。コックは強いし、レストランでは本場並みのフレンチを食べることもできる。
GM:なんかコックが異常に強いらしいです。
夏川ミナ:コック強いの
平賀迅:まあ船だしね
GM:ハリウットスターばりに強いです。
柳武歩:コックはテロに対処しないといけないからね
GM:4  一等客室。まるでホテルのスイートルームのような瀟洒な客室だ。大きなベッドもあるため、休みたい時はいつでもここへ。
GM:休憩ができます。

GM:5  ダンスホール。ムードのある音楽が流れる中、多くの学生たちが意中の相手とダンスしている。プロムのメイン会場がここだ。
GM:踊りたい時はここに来るとよいでしょう。

GM:6  娯楽室。ビリヤードやトランプ、ルーレットなどの遊びが揃っている。気分転換にゲームに興じるには最適。
GM:暗黒非合法カジノが行なわれているという噂もありますが、今回のシナリオとはあまり関係ありません。

GM:7  甲板。船の上からは360度を海に囲まれた絶景を眺めることができる。水平線の向こうに沈みゆく太陽は感動的だ。
GM:海から見える景色は綺麗・・・
夏川ミナ:あんこく非合法賭博、まだやってるのか!
GM:8  バー。大人な雰囲気のバーだ。バーテンダーが用意するのは全てノンアルコールだが、実は隠しメニューにアルコールがあるという噂も。
GM:もしかするとノンアルコールのはずが実はお酒だったというハプニングもあるかもしれないし、ないかもしれません
南條文緒:大人のぶどうジュース・・・
平賀迅:サラマンダー能力者が余興のマジックに使ったりするのだ飲んじゃだめだぞ事故で飲んでも自己責任
平賀迅:じこだけにネ!
GM:9  プール。船のデッキには大きなプールがあり、奴隷サラマンダーによって夜でもプールサイドで日光浴をすることもできる。
GM:水着姿になることができます。
平賀迅:直球
夏川ミナ:MIZUGI!
GM:10 大浴場。広くて豪勢なお風呂だ。ダンスをした後には汗を流したくなるだろうし、そこで誰かと出くわしたりするかもしれない。
霧灯夢二:水着!
霧灯夢二:混浴ですか?
夏川ミナ:あっ、気になってた
GM:さすがに男女は別です。ですが、豪華客船なので普段とは勝手が違って間違ってしまうこともあるかもしれません。
霧灯夢二:夢が広がる
平賀迅:男女別
柳武歩:なんでだ!!
平賀迅:つまり覗けるという事だ
平賀迅:そりゃ夢も広がる
GM:豪華客船なので色々なところが浮世離れしているんですよ。男湯のマークがすごくエレガントで判別できなかったり。
南條文緒:なんたる
霧灯夢二:そうとは…
夏川ミナ:そんなに・・
GM:というわけでチャートは以上。
平賀迅:『男』『女』がフランス語記載だったりする
GM:そうそう
GM:船内調査イベントの判定は〈知覚〉か〈意志〉か〈情報:アカデミア〉で難易度は8。
夏川ミナ:あーw
GM:判定に成功すると「手がかりアイテム」を入手することができ、5つ集めると犯人を発見しクライマックスフェイズに移行するためのイベントが発生します。
GM:判定の際には他のPCが同行し手助けすることで、一度だけ判定を振り直すことが可能になります。
南條文緒:画期的だぜ
GM:ただし、人数が増えると犯人に怪しまれるため三人以上で行動している場合、一人増えるにつき難易度が4ずつ上がっていきます。
平賀迅:よん!
霧灯夢二:4も!
平賀迅:あ、三人以上だとか。二人ならノーペナですね
GM:そうなのです。
夏川ミナ:二人組・・・!
柳武歩:ふむ。そうなると二人行動が基本か…
平賀迅:はい二人組作ってー
柳武歩:一人あまる!!
南條文緒:あぶれる・・・
GM:頑張ってたくさんの人のお風呂を覗くために高難易度に挑戦してもいいし、しなくてもいい。
GM:あ、同行するのは手番は消費しないし、誰のところに何回行ってもいいですよ!
平賀迅:誰からとかあります?
GM:船内調査イベントにかかった時間が少なければ少ないほど、クライマックスフェイズの判定の際に有利になるという仕組みだ。
GM:行動値順に処理するので、夏川さんからですね。
夏川ミナ:おお
平賀迅:ああ、その辺もラウンド進行
GM:何か質問などがなければイベントを開始するよー
柳武歩:ヘーイ!
平賀迅:私は大丈夫です
霧灯夢二:わかりましたー。
夏川ミナ:だいじょぶ!
GM:あ、余った手がかりアイテムは概念礼装や素材と交換することも
GM:では開始しましょう!
南條文緒:いえーす!
平賀迅:周回しなきゃ

Research : Part01

GM:船内調査イベント1ラウンド目。
GM:まずは夏川さんの番からです。
夏川ミナ:おっけーです。先にチャートで1d10を振って、それから任意の能力値で判定すればいいのかな。
GM:そうですね。
GM:同行者は指名してもいいし、話し合ってもいいぞ。なんならいなくてもいい。
夏川ミナ:ひとりはさみしい~♪
夏川ミナ:同行してくれるひとはいますか?
南條文緒:ミナちゃんとお話したみあるねー
夏川ミナ:じゃあいっしょにいこう!
GM:豪華客船シチュエーションチャートは振ってもいいし、なんなら自分で選んでもいいです。
南條文緒:いってみよう!
柳武歩:ヒューヒュー
夏川ミナ:自分で選べるのこれ・・・
平賀迅:ROCだから!
柳武歩:チョイスもできる!
GM:独房に行っちゃったら可哀相だし
柳武歩:なんでつくった!!
GM:ほんとだよ!
GM:というわけで同行者は南條くんだ!
GM:言い忘れていたが、待機も可能です。
夏川ミナ:ちなみに、南條くんはどっか行きたいところありますか?
GM:とりあえずダイスを振るだけ振ってみてもいいし。
南條文緒:どこがいいだろう・・・
夏川ミナ:バーにします!が、それはそれとしてダイスは振らせてください。(楽しそうなので)
夏川ミナ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

夏川ミナ:バーにします!
南條文緒:バーになった!
GM:では、船長室は無視してバーで!
夏川ミナ:というかここからが本番なんですよね・・・おさがし判定します。知覚。
GM:今判定してもいいし、会話をした後に判定してもいい。そこもお任せなのだ。
夏川ミナ:10dx1=>8
DoubleCross : クリティカル値が低すぎます。2以上を指定してください。

夏川ミナ:10dx+1=>8
DoubleCross : (10R10+1[10]>=8) → 10[1,2,3,3,3,4,7,9,10,10]+8[4,8]+1 → 19 → 成功

南條文緒:ワオ!
夏川ミナ:やったー!
GM:た、高い!成功だ!
GM:では、一つ目の手がかりアイテムを入手することができます。
GM:手がかりアイテム1『三崎優は番長連の三年生に好きな人がいるらしい』
夏川ミナ:バーの噂で聞いたりしたのかな・・・
GM:おそらくそんな感じなのでしょうね。
南條文緒:バーといえば噂話だぜ・・・

GM:というわけで船内にある落ち着いた雰囲気のバー。
GM:夏川ミナはそのカウンターに腰かけていた。
夏川ミナ:「まだ未成年ですので、ノンアルコールのワインをお願いします」
バーテン番長:「ワインでございますね。かしこまりました」
夏川ミナ:「南條文緒。あなたはどうされますか」
南條文緒:「夏川ミナ。先程からずいぶん飲み食いをしていないか?」
夏川ミナ:「気にしていません」
GM:ミナの目の前にワイングラスに入った赤い液体が置かれる。
夏川ミナ:「全く気にしていません」
夏川ミナ:これで10回目くらいの台詞を口にする。
南條文緒:「いや、気にしているかいないかの話はしていないんだが……」
夏川ミナ:「気のせいだと思います。私は普段通りですし」
夏川ミナ:「捜査の際は、瞬時に精神面を平常時のそれに戻せるよう、コンセントレイトの訓練を受けています」
夏川ミナ:ワインをグイグイ飲んでいる。
バーテン番長:「お連れ様はどうなさいますか?」南條くんに聞く。
南條文緒:「俺は水で構わん」
夏川ミナ:「私はおかわりを下さい」
バーテン番長:「かしこまりました」グラスに入った水を差し出す。
バーテン番長:「ワインのおかわりでございますね。承知しました」次のワイングラスがミナの目の前に置かれる。
夏川ミナ:「私も、がんばっているのです。南條文緒」
南條文緒:「うむ?」
夏川ミナ:「先生から突然、“おまえ明日からアカデミアだから。恋と部活と勉学に励め”と言われ……右も左もわからず……」
夏川ミナ:「つい先日まで制服しか持っていませんでしたし。滝さん達に出会うまで、なかなかお友達もつくれず……」
夏川ミナ:「おかわりを下さい」
バーテン番長:「かしこまりました」次のグラスが置かれる。
南條文緒:「う、うむ……なんだか様子がおかしくないか?夏川ミナ」
夏川ミナ:「やまとたけるは、酷いとおもいませんか!」
夏川ミナ:「おかしくありません!」
GM:では、南條くんは〈情報:酒〉で判定してみてください。難易度は7といったところかな。
南條文緒:「お、おう」
南條文緒:情報は得意分野・・・
南條文緒:8dx=>7
DoubleCross : (8R10[10]>=7) → 10[2,3,3,4,4,6,8,10]+4[4] → 14 → 成功

夏川ミナ:「おかわり!」 その横でおかわりを頼んでます。
バーテン番長:「かしこまりました」次のグラスが置かれる。
GM:では、南條くんはミナちゃんが先ほどから飲んでいるワインがまったくもってノンアルコールではないことに検討がつきます。
南條文緒:だよね!
GM:もうビックリするほどノンアルコールではありません。むしろウォッカ。
夏川ミナ:「うう~。ううう~」
夏川ミナ:「がんばっているのに~」
バーテン番長:「かしこまりました」次のグラスが置かれる。
南條文緒:「おい、それ本当のワインじゃないか!?飲むのをやめろ!」
夏川ミナ:南條君のジャケットをカリカリ引っ掻いています。
南條文緒:「お、おい落ち付け!何をしている!」
夏川ミナ:「セクハラをしています!いまの私は滝さんです!」
バーテン番長:「かしこまり……いっけね!これ普通のワインだ!」次のグラスが置かれ……ない!
夏川ミナ:「南條文緒~」
南條文緒:「セクハラ……?セクハラだったのか……いや、それより、ほら、水を飲め水を」普通の水であることを確認してから飲ませようとする
夏川ミナ:「あなたは、どうして、アカデミアにきたのれすか?」
夏川ミナ:「おー」
夏川ミナ:水を飲んでます。
南條文緒:「なんで酒が置いてあるんだ……」
南條文緒:「……俺が、アカデミアに来た理由、だと?」
夏川ミナ:「私みたいに、言われたからアカデミアにくるのは、よくないのれすか?」
夏川ミナ:「あなたの!です!」
南條文緒:「い、いや、よくないということは、ないと思うが……!」流石に少しうろたえているぞ
夏川ミナ:南條君の膝をカリカリ引っ掻いている。
バーテン番長:「クソー!バーテン番長の名折れだー!死ぬしかねえー!」背景でバーテン番長は短刀を取り出して上着を脱ぎ出す。
南條文緒:「……俺がアカデミアに来たのは、それは、当然天才の舞台として不足がないと思ったから……お、おいやめろ!くすぐったい!」
夏川ミナ:「ふうん」
南條文緒:「お前もやめろ!よそでやれ!!」バーテン番長に
夏川ミナ:頭を左右にゆらゆら揺らしながら、南條君の顔を覗き込む。
夏川ミナ:「たのしいですか?」
夏川ミナ:「アカデミア」
南條文緒:「……う」流石に顔が近いとちょっとびくつくぞ
バーテン番長:「ハッ!この短刀は総番長からもらったもの……。もしや総番長は俺に生きろと言って」背景でバーテン番長はわななく。
南條文緒:「楽しい……か……」
バーテン番長:「よそでやります……」背景でバーテン番長は出て行く。
夏川ミナ:「楽しくない?」
夏川ミナ:「どっち?」
南條文緒:「……別に、楽しいとか、楽しくないとかではなく、俺はこのアカデミアで実験をする必要があると感じて……」
南條文緒:「……楽しくない、ことは、ないが。今は、楽しんでいる暇は、ないんだ」
南條文緒:「俺はアカデミアにいる間に為さねばならん壮大な実験を抱えているからな」
夏川ミナ:へらーっと笑って、ぶんぶん頷きます。アルコールが回る。
南條文緒:(どうせこの様子じゃ、酔いからさめた後、覚えていまい……)
夏川ミナ:「わかるー」
夏川ミナ:「わたしも、今はめのまえの事にいっぱいいっぱいですのでー」
夏川ミナ:「でも、いいですか?」
夏川ミナ:「いいですか?聞いてますか?」
南條文緒:「あ、ああ、大丈夫だ、聞いている!」
夏川ミナ:「よろしい!」
夏川ミナ:「……アカデミアには、とっても楽しいことがいっぱいですから」
夏川ミナ:「目の前のことがいそがしくても、どんなに大変でも、」
夏川ミナ:「たのしい!って気持ちを………………」
夏川ミナ:「……………………」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:寝てます。
夏川ミナ:「うう……」
南條文緒:「……急だなおい」
夏川ミナ:「がんばっているのに……がんばっているのに……」
南條文緒:「……放っておくわけにもいかんな……」肉体1だが今はなんとか肉体3なので頑張ってミナちゃんを運ぼう
南條文緒:なんかその途中で三崎優ちゃんの噂を聞いたりすると思う、たぶん
GM:聞いたりしました。
GM:では、ミナちゃんの手番は終了!
夏川ミナ:おわった!

Research : Part02

GM:次は霧灯くんの番です。
霧灯夢二:はい!
霧灯夢二:同行者はミナちゃんに来てもらいたいな…
GM:では、ミナちゃんがご指名で!
GM:豪華客船シチュエーションチャートは振ってもいいし、振らなくてもいい。
霧灯夢二:場所は…一応ロールしてみる!
霧灯夢二:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

夏川ミナ:ダンスホールw
霧灯夢二:うーん、4の客室に行きましょう。
霧灯夢二:今ダンスしたらミナちゃんの体調がヤバイ
GM:では、客室ということになりました。
GM:夏川さんが酔い潰れたという話を聞いた霧灯くんは客室に向かうことになりました。
霧灯夢二:では情報:アカデミアで判定
霧灯夢二:コネ使用して判定+2D
霧灯夢二:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,3,5,6,9,10]+10[10]+9[9]+1 → 30

霧灯夢二:……oh
GM:た、高い!?
GM:判定は成功です
GM:手がかりアイテムを入手しました。
霧灯夢二:やったあ!
GM:手がかりアイテム2『棄木かぶらは、チームメイトだった長牧此方(長牧彼方の姉)が今でも昏睡中であるために試合中の事故について謝れないまま自分だけがアカデミアを卒業してしまうことを悔いているらしい』
霧灯夢二:かぶらさん…

GM:というわけで無駄に豪華な装いの一等客室へとキミはやってきました。
GM:ドアの向こう側で夏川さんが眠っているはずです。
GM:じゃあ、ここは〈知覚〉で対決にしましょう。
霧灯夢二:なに!
霧灯夢二:5dx いくぞ!
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,4,5,10,10]+6[4,6] → 16

GM:〈知覚〉で対決して夏川さんが勝利すれば誰かが来たことに気付いて眼を覚ましたりあえて眠ったふりをすることができますが
夏川ミナ:あっ、対決ってもしかして
夏川ミナ:私だった!
GM:敗北するとすやすや眠ったままです
夏川ミナ:すやすや眠ったままがいいですが、それはそれとして判定してみます。
夏川ミナ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 8[1,2,3,3,3,5,6,7,7,8]+1 → 9

夏川ミナ:おわあ!
夏川ミナ:勝ててないじゃん!
霧灯夢二:しめやかに侵入できる…
GM:では、夏川さんは霧灯くんがやって来たことに全く気付けません。
GM:判定だから仕方ないね。
霧灯夢二:じゃあ、静かに客室のドアを開けて入ってきます。
霧灯夢二:「全く、何をしているんだ。」
夏川ミナ:「ううー……うー……」 ドレスのまま仰向けで寝てます。
夏川ミナ:ヒールはさすがに脱いでいる。
霧灯夢二:「バーで酒を飲んだ挙句南條に絡んでそのまま寝るとは…」
霧灯夢二:はぁ、とため息を吐く。
夏川ミナ:「頑張っているのに……頑張っているのに……」
霧灯夢二:客船内の売店で買ってきた水をテーブルに置く。
夏川ミナ:寝返りをうつ。
霧灯夢二:タオルで額の汗を拭う。
霧灯夢二:夏川さんの額に手を触れ、少し考えた後に洗面台へ。
霧灯夢二:タオルを濡らし、絞ってから戻ってくる。
夏川ミナ:なら、霧灯君がすぐに気づくと思います。
夏川ミナ:さっきまでと足の位置が違う。テーブルの上のコップがない。
夏川ミナ:「……」 ベッドに腰掛けて、水を飲んでます。
夏川ミナ:やっと起きた。
霧灯夢二:「気分はどうだ?」
夏川ミナ:「中度から強度の頭痛に襲われています」
夏川ミナ:「あと、記憶の混濁というか……バーの記憶が曖昧な気が……」
霧灯夢二:「ほら。」頭痛薬を渡す。
霧灯夢二:これも売店で買ってきたものだ
夏川ミナ:ぱちくりして、それを受け取る。
夏川ミナ:「ありがとうございます」
夏川ミナ:「もしよければ、霧灯夢二。状況を教えて頂けると幸いです」
霧灯夢二:「バーの店員が誤って酒を提供したらしい。それで、この通りというわけだ。」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「私は、大丈夫だったのでしょうか」
夏川ミナ:「アルコールを摂取した事で一時的に理性を失っていたとか、そういったことは」
夏川ミナ:「南條文緒に迷惑をかけたりは……」
霧灯夢二:「理性は失っていたろうな。南條がそう言っていた。」くすりと笑いながら。
夏川ミナ:「…………」
霧灯夢二:「だが、迷惑そうではなかったぞ。」
夏川ミナ:まくらを膝の上に抱えて、顔を埋めます。
夏川ミナ:「そうなのですか」 くぐもった声。
霧灯夢二:「夏川。」夏川さんの隣に座る
夏川ミナ:「……はい」 枕に埋めたまま。
霧灯夢二:「頑張ってるんだな。」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「頑張っている……と、自分では思います」
夏川ミナ:「でも、なかなか皆さんのようにキラキラ輝けなくて」
夏川ミナ:「取り柄だった任務遂行率も、まさかこんな失態を晒すことになるとは……」
夏川ミナ:枕を抱える。
霧灯夢二:「……さてはお前、自分を客観視したことが無いな?」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……?」
霧灯夢二:「お前は十分に輝いている。」
霧灯夢二:「最初はなんて堅物だ、とも思ったが…」
霧灯夢二:「認識が改まった。」
夏川ミナ:「……どのように、でしょうか」
霧灯夢二:「落ち込んだ内灘に声をかけてくれたろう。」
霧灯夢二:「俺はどう声を掛ければいいか分らずただ狼狽えていたが。」
霧灯夢二:「お前は臆せず、内灘に声をかけてくれた。」
夏川ミナ:「……」
霧灯夢二:「俺には、そのまっすぐさが眩しかった。」
夏川ミナ:枕から顔をあげます。
夏川ミナ:ずっと枕に顔を押し付けていたせいか、目元が赤い。
夏川ミナ:「私も、キラキラできていましたか。霧灯夢二」
霧灯夢二:「ああ、俺は保証する。」
夏川ミナ:それを聞いて、ほんのちょこっとだけ笑います。
夏川ミナ:「よかった」
霧灯夢二:「……。」その笑顔を見つめて
霧灯夢二:「やはり、俺には眩しすぎる。」顔を赤らめて目線を逸らします。
夏川ミナ:「?」 
霧灯夢二:「こほん。いや、何でもない。」
夏川ミナ:「あの。まだ少し頭痛がするので」
夏川ミナ:「もしよろしければ、もう少しだけおはなしさせて頂いてもいいでしょうか」
霧灯夢二:「構わんぞ。」
夏川ミナ:「あなたがデザインしたプロムパーティーの看板。すばらしいと思いました」
夏川ミナ:「その……私は“感情がわかりにくい”と言われるのですが、本当にそう思っています」
夏川ミナ:「あなたには絵画やデザインの才能があるのではないでしょうか」
霧灯夢二:「……だから、あれは俺でなく……」
霧灯夢二:言葉が途切れる
夏川ミナ:「能力も、描いたものを実体化させていたと記憶しています」
夏川ミナ:「なのにどうして、編集部に?」
霧灯夢二:「……。」スケッチブックを取り出す。
霧灯夢二:そこに目玉に手足と羽が生えたような小さな怪物を描くと……
目玉の怪物:絵が実体化し、客室内を飛び回る。
夏川ミナ:「わ」 目で追う。
目玉の怪物:目玉の怪物はダンスをするように夏川さんの周りを何周か回った後、
目玉の怪物:夏川さんにウインクして、消える。
霧灯夢二:スケッチブックにも、何も残っていない。
夏川ミナ:「む」
霧灯夢二:「……見ての通りだ。」
夏川ミナ:「……」
霧灯夢二:「俺の絵は、この世のどこにも残らない。」
霧灯夢二:「だから俺は美術家の夢を捨てたんだ。」
霧灯夢二:そのまま体を倒し、ベッドに寝そべる。
夏川ミナ:「悲しいですか」
霧灯夢二:「悲しいさ。」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:ずっ、ずっ、とベッドに腰掛けたまま移動して、霧灯君の頭の横あたりにすわります。
夏川ミナ:「何と言えばいいか、わからないのですが」
夏川ミナ:「こんな私でもキラキラ輝けたのですから、あなたが美術で輝けない事は、絶対ないと思います」
夏川ミナ:「応援します」 霧灯君の手を取る。
夏川ミナ:「いっしょに、たくさんキラキラできる道を模索しましょう」
霧灯夢二:「……。」夏川さんを見上げる
霧灯夢二:「俺が、か。」ふっと微笑む
霧灯夢二:「……俺が編集部にいる理由は、」
霧灯夢二:「誰かの夢が叶うところが見たいからだったのかもな。」
夏川ミナ:「?」
霧灯夢二:「気になったんだ。夢が叶ったらどうなるのかって。」
霧灯夢二:「……やっぱり、自分で叶えてみたいな。」
夏川ミナ:「自分の夢ではなく、誰かの夢がですか」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「うん」
夏川ミナ:ちょっと強めに手を握る。
夏川ミナ:「私でよければ、応援します。霧灯夢二」
霧灯夢二:「……ありがとう。」その手を握り返す
霧灯夢二:天井から、夏川さんに視線を移す。
夏川ミナ:目が合うと、さっきと同じようにほんのちょこっとだけ笑い返します。
霧灯夢二:「夏川……その………」夏川さんのひんやりとした手の感触を感じて、頬が熱くなる
夏川ミナ:「はい」
霧灯夢二:「え、と……」しばし迷って口を開こうとした瞬間、
目玉の怪物:バン!とドアを開けて、目玉の怪物が部屋に入ってくる
霧灯夢二:「わっ!」思わず跳ね起きる
目玉の怪物:「キーッ!キーッ!」
夏川ミナ:「うわ」
夏川ミナ:「倒しますか?」
霧灯夢二:「そ、そうだ。放っておいた使い魔が戻ってくる、と言おうとしたんだ。」
夏川ミナ:「あ、なるほど」
目玉の怪物:ぺっと情報の書かれた紙を吐き出し、消える
霧灯夢二:紙を受けとる「う、うむ!一定の成果はあったな。」
夏川ミナ:横から紙を覗き込んでます。
霧灯夢二:誤魔化すように話を変える。髪の隙間から耳が赤くなっているのが見えるかもしれない。
夏川ミナ:「すばらしい。さすがは編集部の……霧灯夢二?」
夏川ミナ:「大丈夫でしょうか。少々、熱があるのでは」
夏川ミナ:「私が使用した後のベッドでも構わないならば、このまま休んで頂いてもいいと思います」
霧灯夢二:「い…いや、大丈夫だ。」
霧灯夢二:「夏川は体調が戻るまで休んでいた方がいい。俺はさらに詳しく調べてくる。」
霧灯夢二:そういってベッドから跳ね起きて部屋から出ていこうとする
夏川ミナ:いっしょに跳ね起きます。
夏川ミナ:「いえ。もう完全回復、120%のパフォーマンスを発揮可能です」
夏川ミナ:「いっしょに戻りましょう。霧灯夢二」
夏川ミナ:「友達は、一緒に行動するものです。ね」
夏川ミナ:そう言って、霧灯くんについていきます。
霧灯夢二:「む、そうか。ならばそうしよう。」
霧灯夢二:「調査再開だ。奴らの策謀、全て白日の下にさらけ出してやる。」
霧灯夢二:そう言ってにやりと笑う。いつもの不敵な笑みだ。
GM:では、2人が一等客室を後にしたところで霧灯くんの手番は終わりだ。

Research : Part03

GM:次は柳武さんの番です。
柳武歩:ヘイ!
GM:同行者とシチュエーションを決定するがよい。
柳武歩:では同行者は平賀くん、場所は甲板を希望したい
平賀迅:行くぜ!
柳武歩:まず判定を…Dロイス:器物使いによりラッキーメダル・ホワイトと一体化。
柳武歩:《情報:アカデミア》で判定します。
柳武歩:7dx+1+1
DoubleCross : (7R10+1+1[10]) → 10[4,5,7,8,9,10,10]+8[1,8]+2 → 20

GM:高い!あっさり成功だ!
GM:無事に手がかりアイテムを入手しました。
柳武歩:よかった!一体化は解除。
GM:手がかりアイテム3『美袋晴子は本気で内灘幸一郎のことを愛しており、一人でプロムの会場にも来ているらしい』

GM:海風の当たるデッキ。柳武さんは喧騒を離れてそこにやってきていた。
柳武歩:「うお、風強っ!」
柳武歩:ショールが風をはらみ、思わずよろめく。
GM:船のへりからは夕陽が水平線に沈んでいく様子を見ることができる。オレンジ色に染まった海が美しい。
平賀迅:「おっと」 いつの間に後ろにいた平賀がよろめいた柳武さんの肩を支える
平賀迅:「大丈夫かな?」
柳武歩:「おっ……平賀か。悪い、このヒールがよ…慣れなくてよ」
平賀迅:「だろうね。同じように転びそうになっている女子を他にも見かけた」
平賀迅:「皆背伸びしているんだな」
柳武歩:「お前は何つうか、慣れてるなあ。いつも余裕って感じだし」
平賀迅:少し笑って 「そんな事はないさ。慣れてはいない。自信があるだけさ」
柳武歩:「自信か」
柳武歩:肩から外れかかったショールを羽織り直し、腕を組む。
平賀迅:「加えて言うなら、知識もある。自分の知識に、自信がある。だから堂々と振る舞っていられる。ま、そのせいで失態する事もあるのは……」
平賀迅:「君も知っている所だろう」
柳武歩:「はは、確かに。でも、ビビって失敗するよりいいだろ」
柳武歩:「さっきもちゃんと言われた通り肩支えたしな」
平賀迅:「そう! 良いことを言う。加えて褒め上手だな、歩」
平賀迅:「あの時君らに意を決して問うていなければ、私は君に触れるのを躊躇してよろめくのを見ているしかなかったか、あるいは君の身体全てを抱え上げて空中で三回転ほどした後ワンダフルに着地をキメていたかもしれない」
柳武歩:「良かったな!聞かれててホント良かったわ!」
平賀迅:「そう、良かった。今となっては君と夏川ミナに引かれたのも良い思い出だ」
平賀迅:「あらゆる経験は尊い。失敗も愛すべき物だよ」
柳武歩:「失敗も……か」
柳武歩:ふいに顔を曇らせ、手すりに手を置いて水平線を眺める。
平賀迅:「そう。愛するには難しい、憎き隣人かもしれないがね」 手すりによりかかり、同じ方角を見る
平賀迅:それからちらりと柳武さんを見て 「……体の方は大丈夫か?」
柳武歩:「……お前も大概、鋭いよな」
平賀迅:「私以外でも気付くさ。戦いの前の厭な高ぶり方、戦いの後の不快そうな様子」
平賀迅:「正直今も、ちょっと調子を悪くしているんじゃないか、と随分疑っている。君がよろめきそうになったときすぐに支えられたのも、人混みを避ける君の背姿が目に止まったからだ」
柳武歩:「全部バレバレかよ。まあ、ちゃんと言っとかなきゃ、いざって時迷惑かけるかもな」
平賀迅:「……言いたくなければ、言わなくても良い」
平賀迅:「言ってくれれば安心はできるけどね」
柳武歩:「人を殴んのが、怖くてよ」
平賀迅:「……ほう」
柳武歩:「オーヴァードになった時、色々あって…俺はいっぺん死んだし、ダチのことも半殺しにしちまった」
柳武歩:「それからずっと、力を使うのが怖えーんだよな」
平賀迅:「なるほど。それで体調の不良にも繋がっている、という事かな」
柳武歩:「ああ。無理やりテンション上げなきゃ戦えねーし、一発殴ったら吐きそうなくらい気持ち悪ィ」
平賀迅:「そんななのに荒事に関わっている……いや、君を動かしたのは生徒会長だったか」
平賀迅:「どちらにせよ、キツいな。それは」
柳武歩:「作れんのは鉄パイプだけで、一発殴ったらポンコツだ。Cランクにもなるわな」
柳武歩:そう言って、やや自嘲的に笑う。
平賀迅:「……だな。確かにそのような評価であれば、妥当な所だろう」
平賀迅:「私はカウンセラーではないし、君に永く寄り添える誠実なパートナーでもない。だからあまり、半端な忠言はよろしくないと、私の知識は告げているんだが……」
平賀迅:「しかし、そうして話してくれた以上、私も黙って頷くだけでは我慢ならない。私の独断正義に反する」
平賀迅:そう言うと、おもむろに手すりの上に立ち上がります
柳武歩:「うお!?」
平賀迅:「よ……っと」
平賀迅:「足元がおぼつかないな」
柳武歩:「おま、何してんだ、あぶねーぞ!」
平賀迅:「落ちるかもしれない」 足元を見て笑う。海なのだ
平賀迅:「ああ、全くだ。足元の海を見れば、危ないとしか思えない。こんなバカをする事もない」
平賀迅:「しかし見てみろよ」 もう一度水平線の方を見る
平賀迅:「目に見える範囲全部、空と海だ」
平賀迅:「足場が狭いから、立っている感じもしない」
平賀迅:「風が気持ち良い。最高の気分だ」
柳武歩:「……」
平賀迅:「一発殴ったら吐き気と不快感でダメになるポンコツ野郎である所のお前も、危ないと分かっていながら、今ここにいる」
平賀迅:「事件に関わり、荒事になるからと途中で引っ込む事なく、慣れない靴なんて履いてここまで来た訳だ」
平賀迅:「何故だ?」
柳武歩:「俺は……」
柳武歩:靴を脱ぎ、自分も手すりの上に立ってみる。
平賀迅:「おい、危ないぞ」
柳武歩:「俺は変わりたい。いつまでも過去のことばっかで、グルグル同じところ回ってんのは嫌だ」
柳武歩:風にふらつきながら、背筋を伸ばす。
平賀迅:「そう。その意志がお前を危ない足場に立たせる」
平賀迅:「つまり足りないのは、意志や心の持ちようじゃない。やり方だよ」
柳武歩:「…そうか」
平賀迅:「手元を見るから恐ろしいのさ。遠くを見よう。その行いの結果……直近の結果じゃないぞ。誰かを鉄パイプで殴って、その先で何が得られるのか」
柳武歩:「その、先」
柳武歩:水平線に向かって手を伸ばす。
平賀迅:「敢えてすぐそこにあるある恐ろしいものへ直面する事はない。そうだな、人に言わせればこれも逃避に過ぎないのかもしれないが……」
柳武歩:オレンジ色の夕陽が手を透かす。
平賀迅:「『ビビって失敗するよりいいだろ』?」
柳武歩:返ってきた自分の言葉に、思わず笑いがこぼれる。
平賀迅:つられるように笑う
柳武歩:「そうだな。……ありがとう、平賀」
平賀迅:「いいや、君の一助になれたんなら幸いだ」
GM:では、そこで突然強い風が吹きます。
GM:2人はバランスを崩して手すりから落ちそうになる!
平賀迅:鬼かな!?
柳武歩:ええっ
GM:【肉体】で難易度6の判定を!失敗すると誰かに助けられない限りそのまま海に落下して5d10のダメージだ!
平賀迅:10dx=>6
DoubleCross : (10R10[10]>=6) → 9[1,3,4,5,6,6,7,8,8,9] → 9 → 成功

柳武歩:7dx=>6
DoubleCross : (7R10[10]>=6) → 10[4,4,6,7,8,10,10]+5[4,5] → 15 → 成功

GM:2人とも成功か!
平賀迅:私は鬼なんかに屈しないぞ!
GM:では、キミたちはバランスは崩すものの落下はせずに済むぞ!
柳武歩:笑った拍子にバランスを崩し、大きくよろめく。
柳武歩:「うわっ、つ!」
平賀迅:「おっと」 強風に煽られてバランスを崩しかけ、すぐに手すりから飛び降りようとする
平賀迅:が、柳武さんもバランスを崩した所を見て、踏みとどまってもう一度その肩を支える
平賀迅:「……言ったろう、危ないと」
柳武歩:「はは。ホントだ」
平賀迅:「全く無茶をする。はきりさせておくと、私は稲妻になって……一般的な言い方をすれば《イオノクラフト》があるので、落ちようとすぐに自力復帰できたからこんな暴挙を働いている訳だが」
平賀迅:「君はどうなんだ」
柳武歩:「ノープランだったな。頭悪いんだよ俺は」
柳武歩:「さて、もうちょいあちこち探ってみるか。一応、ここに来る前に美袋先輩についても噂聞いたし」
平賀迅:「結局、そこが良くなかった訳だ。もっと長い視野を見る事だね。一つ行動を起こして、そうなった結果を考えてと……」
平賀迅:「美袋……彼女か。詳しく聞かせてもらおうか」 手すりから降りると、手を差し伸べる
平賀迅:「手は大丈夫だったな?」
柳武歩:「今、聞く流れじゃねーけど……まあOKかな」
柳武歩:手を取って降り、いそいそと靴を履く。
平賀迅:靴を履いている間、また海を眺めているが、思い出したように口を開く
平賀迅:「……もしも」
平賀迅:「戦えなくなれば、無理せず逃げおおせろよ」
平賀迅:「この事件の解決に君の力は必要だろうが、君の人生にこの事件の解決は必要ないだろうからね」
柳武歩:「それはホントに最後の手段だな。助けてほしがってる奴も居るからさ」
GM:では、手すりから降りたキミたちがこの場から立ち去ったところで柳武さんの手番は終了だ!
平賀迅:「ああ。本当の最後にそういう道があること、本当に忘れないように。じゃないと焚き付けた私の心地が悪いからね」
柳武歩:あ、平賀くんのロイスだけ変更しときます
柳武歩:○P:安心感/N:変 に変更させてください
GM:変!
GM:なんて短いネガティブ感情なのだろう
夏川ミナ:変

Research : Part04

GM:というわけで次は平賀くんの番です。
GM:同行者とシチュエーションを決定するがよいでしょう。
平賀迅:やーってやーるーやーってやーるー
平賀迅:同行者には夏川ミナを指名、場所は
平賀迅:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

平賀迅:ダンスホールです
GM:大浴じょ
GM:ダンスホールになりました。
夏川ミナ:お風・・・ホール!
平賀迅:ダンスホールです

GM:では、広々としたダンスホール。
平賀迅:夏川ミナに電話をかけます
GM:ノリの良いロックンロールが流れる中、着飾った生徒たちは思い思いの相手とダンスを楽しんでいる。
GM:夏川ミナはそんな会場の壁際でたたずんでいる。
夏川ミナ:油断のない目で見張りをしています。
夏川ミナ:皆とは別れてひとりぼっちだけど、ダンスもできないけど、寂しくはない。
夏川ミナ:仕事だから。仕方がない。
夏川ミナ:「そう。これは仕事なのだから」
夏川ミナ:「ウカレポンチになど、なっては……?」
夏川ミナ:スマホを取り出して、電話に出ます。
夏川ミナ:「はい。夏川です」
GM:ミナちゃんの目の前でダンスを踊る男女の生徒たちの姿が目に入る。小柄な少女は体格の良い青年にリードされるようにして恥ずかしそうにだが幸せそうにダンスに興じている。
夏川ミナ:「……」 それを目で追う。
平賀迅:『私だ。平賀迅だ。聞こえるかな。ちょっと後ろがうるさかったら済まない』 声の後ろは何やら騒がしい
夏川ミナ:「はい、感度には問題ありません。何かありましたか」
平賀迅:『何かあった訳ではないが、何かしようと思っていてね、あー……』
平賀迅:少し言葉を選び
平賀迅:『いや、まどろっこしいのはなしだ。夏川ミナ。どうだ、一つ……』
平賀迅:ここで電話が切れ、横の方から直接声がかかる
平賀迅:「踊らないか?」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:ぎこちなくドレスの隠しポケットにスマホをしまいながら、そっちを見ます。
平賀迅:ひらひらと電話を揺らす。特に緊張していたりする表情ではなく、気張らない感じ
夏川ミナ:「それは調査の一環でしょうか。平賀迅」
夏川ミナ:「あなたでしたら、もっと他に色々なパートナーを見つけられそうですが」
平賀迅:「そうだね。調査の一環というのも理由の一つだ」
平賀迅:「が、理由の一つに過ぎないんだ。君を誘った理由はしめて十七は存在する」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「踊りながらお伺いします。代表的なものだけで結構ですので、教えて頂けますか」
平賀迅:「都合良い。私も踊りながら話すつもりだったんだ」
夏川ミナ:無表情のまま手を差し出します。
平賀迅:差し出された手を柔らかく取る
平賀迅:「そう。今の君を見て壁の花にするのは惜しいと、感じた。それが第二の理由だ」
夏川ミナ:「壁の花」 手を取られてエスコートされながら。
夏川ミナ:「装備品というのは実戦で使用されてこそ、ということでしょうか」
平賀迅:壁際からホール中心へと歩きながら 「そうとも言えるだろうが、そこまで実利的な捉え方ではない」
平賀迅:「単純に、惜しいと思った。……どうせホールに来るのは相手がいる人ばかりだしね。それに君も少々剣呑な雰囲気を発していたし」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:あいた方の手で自分の口元やほっぺたを触って、強張っていたのをムニーッと伸ばします。
平賀迅:「そんな事をしたって、発する気配は早々に変わらないよ」 制止するように、空いているもう片方の手も取りつつ
夏川ミナ:「剣呑な雰囲気を発していたのなら」
夏川ミナ:「むしろ、近寄りがたい。そういった相手とは踊りたくない」
夏川ミナ:「そのように感じはしなかったのでしょうか?」
平賀迅:「そうだろうね。実際、初めて会う他人からパートナーを選ぶなら、君のような人は避けたろうな」
夏川ミナ:「ぬう」
夏川ミナ:踊り出す。
平賀迅:「しかし私は平賀迅で君は夏川ミナ。事件を通じて多少なりとも知りあった訳だ。別に近寄り難いとは感じなかったし……むしろその険しさを和らげられやしないかと思ったんだ」
平賀迅:「それが第三の理由で良い。……ダンスの知識と経験は?」
夏川ミナ:「今回の任務参加に伴い、基本的な体捌きや足さばきを習得しました」
夏川ミナ:「ただ、このような体験には乏しく……和らげる?」
夏川ミナ:「……? なぜそんな事を?」
平賀迅:「私も大体そんな所だ。しかし知識ばかりはそれなりにあるからね。出来うる限りエスコートしよう」
平賀迅:「何故って」
GM:では、ダンスホールの中央に出たキミたちが上手く踊れるかどうか判定してもらいましょうか。
GM:【肉体】か〈芸術:ダンス〉かなぁ。他に使えそうな技能やイージーエフェクトがあるなら提案してくれてもいい。
平賀迅:【肉体】で行きます
夏川ミナ:平賀くんがリードしてくれると思うので、支援判定できませんか?
GM:なるほど。そういうのもありですね。
夏川ミナ:やった!技能はなんでしょう!
夏川ミナ:一番得意なのは感覚なので、平賀くんのリードに強引についていくなら・・・こ、これかなみたいな・・・
GM:夏川さんは〈知覚〉で平賀くんのリードに上手く合わせられるか判定してもらいましょう。
夏川ミナ:やったー!じゃあ、先に支援判定!知覚!
夏川ミナ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 8[2,3,3,3,4,5,5,6,7,8]+1 → 9

GM:難易度は7.成功すると平賀くんの判定ダイスがプラス4個というところかな。
GM:言う前に振ってたが、成功だ!
平賀迅:プラス4個だ!
夏川ミナ:全能力をフル活用して、頑張って平賀くんのリードについていきます。
平賀迅:じゃあ振ります。多分難易度設定してって感じでもないだろうし……!
平賀迅:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,4,4,5,5,6,6,6,7,9,10,10,10,10]+9[4,7,7,9] → 19

GM:そうですね。達成値が高ければ高いほど上手く踊れます
夏川ミナ:ひゃー!
GM:やばい。
平賀迅:フ
平賀迅:BGMに合わせ、人波を縫うようにその中心に近づいていく。あくまで動くのに不自由するような空間は避け、さりとて悪目立ちもいないように
GM:その達成値ならば、プロも顔負けだ。周りで踊っていた他の人たちがつい見とれるような見事なダンスを踊ることができるだろう。
平賀迅:最初のちょっとだけ様子見して、行けると踏んだら少し強気のエスコートにかかる感じで
夏川ミナ:自分でも驚くほど、綺麗に踊れる。
夏川ミナ:リードされる通り、身体が動く。
平賀迅:「上手いじゃあないか、夏川ミナ。基礎練習が活きてるな」
夏川ミナ:「おそらく貴方のおかげです、平賀迅。まさかこんなに上手に踊れるとは思ってもみませんでした」
GM:流れている曲はいつの間にかしっとりとしたバラードへと変わる。
夏川ミナ:「……それで?」 胸元に飛び込んだタイミングで聞く。
夏川ミナ:「まだ“何故って”の後を聞いていません」
平賀迅:「何故君の剣呑さを和らげようとするか、か」 受け止めながらも、身体の動きは止めない 「理由を言う事はできるよ」
平賀迅:「あまり剣呑な雰囲気を放っていると、悪目立ちする。敵に警戒されるかもしれない、と言ったら、君はきっと納得してくれるだろう」
夏川ミナ:「はい、今、なるほどと思いました」
夏川ミナ:「違うのですか」
平賀迅:「ダンスホールの壁際で、トゲトゲした雰囲気で立っている、見知った女の子がいるんだ。気晴らしでもできればと思う事は、きっと普通の事だと思う。もしかしたらそういう私の知識が非常識な可能性もあるけれど」
平賀迅:「一言で言えばこうだ。『私がそうしたかったから』。……これは第四の理由にしようか」
夏川ミナ:「ふ、む」
平賀迅:「……随分中心が近くなったな。照明が明るい」
夏川ミナ:「何か、本意を隠しているようにも感じますが……納得はしました」
夏川ミナ:「本当ですね。必然的に目立つポジションですから、気をつけなければ」
平賀迅:「曲調も緩やかだし、逸脱すると目立つだろうね。さて、じゃあ次の理由だが……」
平賀迅:「『今夜しかない』と思ったからだ。第五の理由は。考えてもみたまえ。今は事件の成り行きで協力しているが、君は風紀委員、私は私刑屋だ」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:間抜けなくらい“それもそうだ”と思った。口には出さない。
平賀迅:「仮にこの後事件を円満解決した所で、その後の日々、君と親しく過ごせるかは分からない。いわんやダンスを仲良く踊るなど!」
平賀迅:「あらゆる経験は尊い。こういう事も、きっとしてみたら、何か素敵な物が得られるんじゃないか、と思った訳だ」
夏川ミナ:「確かに、この事件以前のあなたへの印象はあまり良いものとは言えませんでした」
夏川ミナ:「今夜しかない……そして、あらゆる経験は尊い」
夏川ミナ:「うん。それに関しては、深く同意します」
夏川ミナ:強張っていた表情がほぐれて、ほんの少しだけ口元がゆるんでいる。
平賀迅:「同意が得られて嬉しいよ。ああ、嬉しい」 笑って、それから少し手を引き
平賀迅:「許可を得たい。背中に手を回しても良いか。すぐとは言わないが、曲調の流れでそういう事が必要になるタイミングが来ると思う」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:自分でも珍しいと思うくらい、普通に笑います。
夏川ミナ:「ふふふふ」
平賀迅:「……な、何だ」 少し動揺する
夏川ミナ:「ダンスで相手の背中に手を回すことは、ごく普通の行為です。平賀迅」
平賀迅:「それは」
平賀迅:「……そうだな」
夏川ミナ:「どうぞ。こうなれば、最後までダンスをかっこよく踊りきり、ダンスホールいちのキラキラポジションを獲得しましょう」
平賀迅:「キラキラポジション。君は時に面白い事を言う。やってやろう」 その笑みから僅かに視線を外しつつ
平賀迅:「……第六の理由。このように、君の明るい面も見られるかな、と。ホールの明かりの下でならね。そう思ったからだ」
夏川ミナ:「私は、もっと明るくなった方が良いのでしょうか」
夏川ミナ:「もっと他人に笑顔を振りまいたり。愛想よくしたり。ボディタッチを敢行したり」
平賀迅:「で、第七の理由。これは私の誘いの出発点だが、単純に、君が踊りたかったのではないかと思ったからだ」
平賀迅:「いいや? 君が変わる必要なんてないだろう」
平賀迅:「変わらない君の、違う顔を見たかった、と言えば伝わるかな」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「平賀迅」
平賀迅:「何かな」
夏川ミナ:「そのようにストレートに言われると、少々」
夏川ミナ:「気恥ずかしいように思います」 顔を少しそむける。
平賀迅:「……そうだったかな」 動きを止めぬまま、頭上の照明を見上げ
夏川ミナ:「あまりそういう事を言われた事がないものですから」
平賀迅:「私もあまり、そういう事を言わないからさ。加減が利かないんだ。極上の知識ばかりは詰まっているんだがね」
平賀迅:「しかしそうだね。第八の理由……ともすれば君の恥じらうような一面を見られるかもしれない、というのを、今ここで達成した」
夏川ミナ:「む……」
夏川ミナ:「……なるほど。確かに、あなたに見られました」
平賀迅:「フフ」
夏川ミナ:くるりとターンして、また平賀くんと向き合う。
平賀迅:手を取り、少し距離を持って、夏川ミナを見つめながら、ゆったりと歩く
平賀迅:「実際の所、夏川ミナ。どうなのかね、君は」
平賀迅:「こうして誰かと踊りたかったんじゃないのか?」
夏川ミナ:「私は」
夏川ミナ:「私は……」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「一つ。プロムと聞いて、漠然とした興奮を抱いていました」
夏川ミナ:「二つ。大和猛流が私を相手に指名していたと聞いた時、やったと思いました」
夏川ミナ:「三つ。それが嘘だとわかって、自分でもよくわからないくらい、落胆しました」
夏川ミナ:「……なので、多分、踊りたかったのだと思います。あなたの言う通り」
平賀迅:「そのようだね。どちらかというと……憧れていた?」
夏川ミナ:「はい。私も、キラキラ輝いてみたかったのだと推測します」
夏川ミナ:「あ、ですので、その」
夏川ミナ:「今こうして華麗にダンスを踊れて……中心でキラキラ輝けているのは」
夏川ミナ:「私、とても、幸せです」
平賀迅:「幸せか」
平賀迅:「それを聞いて私もとても幸せな気分だ」 手を引き、体を寄せる
夏川ミナ:「そうなのですか」 音楽にあわせて、体を寄せる。
夏川ミナ:「私の幸せが、あなたの幸せに?」
平賀迅:「それはそうだ。このような場でのダンスというのは、一人でできるものじゃあない」
平賀迅:「君が幸せを感じているという事は、私が上手くやれているという事で、それに幸せを感じるのだ」
平賀迅:「そう。第九の理由は私本意。こうして、着飾った綺麗な女の子を誘って、踊り、気持ちを共有するという経験を、私に補完したかった」
平賀迅:「第十の理由も似たもので、女の子とダンスしてみたかった。単純だろ?」
夏川ミナ:「着飾った綺麗……綺麗?」
夏川ミナ:「私が……」
平賀迅:「綺麗だよ」
夏川ミナ:「……」 ぶんぶん首を振ります。
夏川ミナ:「質問です。着飾った綺麗な女子生徒であれば、誰でもよかった?」
平賀迅:「君は求めるだろうので、正確に応えよう。第九、第十の理由においてはそうだと言っていい」
夏川ミナ:「むう」
平賀迅:「だが他の理由において、君でなきゃいけない理由は山と存在する」
平賀迅:「……そもそも君、そんなに自分が、他と替えの利く存在と思ってるか?」
夏川ミナ:「む……」
夏川ミナ:「……………………概ねの代替は利くのではないか、と理解しています」
夏川ミナ:「戦闘能力の高いチルドレン。任務遂行力の高い風紀委員」
夏川ミナ:「校則違反を起こさない、アカデミアの一年生。それほど特別なものではない……ない、はずです」
夏川ミナ:自信なさげに平賀くんを見る。
平賀迅:「第十一の理由。君の普段の無表情の下に隠した物を知りたかった。達成したよ」
平賀迅:「こういうスペシャルな場では、往々にして人の口は緩みやすい」
夏川ミナ:「う」
夏川ミナ:手で口を抑えようとして、どちらも平賀くんに握られている事に気づく。
平賀迅:「そして、そうだね。そのように要素を列挙すれば、同じ要素を持った人材ってのは、確かにいるだろう。UGNチルドレンってのはそういう性質の者が多い」
平賀迅:「いや、むしろ……君より戦闘能力の高く、任務遂行力が高く、校則を徹底順守する者すらいるだろう」
夏川ミナ:「はい」
平賀迅:「しかし今の君は君にしか務まらない」
平賀迅:「君の友人は、君の代わりの君以外を求めやしない」
平賀迅:「人間の存在ってのは、何も全て数値化してロジカルに集計できるものじゃあないんだ」
平賀迅:「『人』の『間』に在るのが人間だ。君が経験を通じ築いた関係性(ロイス)、全て掛け替えのないものだ。双方にとって」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:いくつかの貴重な友人たち……あるいは、今日友達になれた人達……を思い浮かべる。
夏川ミナ:「あなたもですか?平賀迅」
夏川ミナ:「あなたも、私の代わりの私以外を求めはしない?」
平賀迅:「求めない。他ならぬ君だからこうして踊っている」
夏川ミナ:「率直に言うと、それを聞いてとても安心しました」
夏川ミナ:「そう思ってくれる人がいて、そう思ってくれる貴方と、このプロムで踊れて良かった。そう思います」
夏川ミナ:「本当です」
平賀迅:「……疑うものか。そう言って貰えて嬉しいとも」
平賀迅:「……ふふ。一つだけ今のうちに頼んでおこう。ミナ。耳は良い方かな」
夏川ミナ:「……? はい」
夏川ミナ:「耳の良さに関しては、エフェクトを使用することでかなりの精度を発揮できます」
平賀迅:「なるほど。ならばあんまり、耳を澄ませるような事はしないでくれよ」
夏川ミナ:「わかりました」 首を傾げながら答える。
平賀迅:「君との身長差だと、聞かれたくない物が聞こえそうだ。いい加減、虚勢も売り切れそうでね」
夏川ミナ:「?」
平賀迅:踊った相手/夏川ミナ/○好意/隔意/ロイス
平賀迅:んじゃ情報判定します
GM:どうぞ!
GM:判定は〈知覚〉か〈意志〉か〈情報:アカデミア〉で難易度は8です。
平賀迅:知覚が1あった。これにしよう
平賀迅:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[4,5,6,6,10]+6[6]+1 → 17

夏川ミナ:強すぎw
GM:高い!
平賀迅:ミナちゃんのおかげです
夏川ミナ:平賀くんのロイス感情を変更したいです。
GM:では、無事に手がかりアイテムを入手することができます。
GM:どうぞ!
夏川ミナ:私刑屋/“フロムザブルー”平賀迅/○親近感/警戒/ロイス これの親近感を信頼へ。
GM:手がかりアイテム4『イカロスはプロム襲撃時に生徒たちから発せられる “夢破れエネルギー”を利用して自らの力を強化し、全生徒の夢を叶えるつもりらしい』
夏川ミナ:「ふう」 僅かににじんだ汗をぬぐう。
平賀迅:「……さて。ホールは一通り回れたかな。イカロスの話も小耳に挟めたし」
平賀迅:「理由の全てを話せてはいないが、時間的にもここにいるシリアスな理由は薄そうだ。ごく個人的な感情を述べれば、もっと楽しみたいという気持ちはあるが……」
夏川ミナ:「そうですね。個人的な意見を述べますと、もっとダンスをしていたかったです」
夏川ミナ:「なので平賀迅。また踊りましょう」
夏川ミナ:「次のプロムで。次の次のプロムで」
夏川ミナ:「まだ先がある。それが私たち一年生の強みであると考えます」
平賀迅:「………」 目をしばたたかせた後、少し視線を泳がせ
平賀迅:「……おや。あー。次や次の次のプロムで事件があるとは限らないが……」 話しつつ、からかうような口調になっていく
平賀迅:「それは『そういう意味』で良いのかな。夏川ミナ?」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「むう……」
夏川ミナ:「……仕事に戻りましょう。平賀迅」
平賀迅:「ああ、そうしよう。……でもそうだ。最後に一つ」
平賀迅:「今宵のパートナーとなってくれてありがとう、ミナ」
夏川ミナ:「それは」
夏川ミナ:振り返る。
夏川ミナ:ドレスの裾を踏んづける。
夏川ミナ:平賀くんの方につんのめります。
平賀迅:「お……っと!」 抱きとめます
平賀迅:しっかりと
夏川ミナ:「……」
平賀迅:「…」
夏川ミナ:「……それはこちらの台詞です」
夏川ミナ:「ありがとうございます、平賀迅」
平賀迅:「……ああ」
平賀迅:「ちなみに、今夜はもう構わないが」
平賀迅:「ダンスまでする相手に姓名呼びは堅苦しい」
平賀迅:「次は名前だけで呼んでくれ。ま、次があればね」
夏川ミナ:「はい、承知しました。平賀…… 迅」
GM:では、キミたちが2人で連れ添って調査に戻ったところで平賀くんの手番を終えよう。

Research : Part05

GM:1ラウンド目の最後は南條くんの番だ。
GM:同行したいPCやシチュエーションがあるなら決めてください。
GM:最後なのでサクッと判定を成功させてイベントを発生させてもいい!
南條文緒:とりあえずダイスを振ってみるぞ
南條文緒:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

南條文緒:娯楽室、ふむ
GM:ここはGM権限でダイス目をいじって甲板へと移動してもらいましょう。
南條文緒:おう、そうとは
南條文緒:いいよ!
GM:それでは同行者はどうしますか?
南條文緒:ミナちゃんで!
GM:了解しました。
夏川ミナ:私は風紀委員、ついていく
GM:では、とりあえず判定をしましょう。
GM:〈知覚〉か〈意志〉か〈情報:アカデミア〉で難易度は8です。
南條文緒:〈情報:アカデミア〉で!
南條文緒:8dx+1=>8
DoubleCross : (8R10+1[10]>=8) → 9[3,5,6,7,7,8,9,9]+1 → 10 → 成功

GM:む、やる!
南條文緒:得意分野よ!
GM:5つ目の手がかりアイテムも入手完了です。
GM:手がかりアイテム5『折田翼はディオゲネス・クラブとなんらかの関わりがある。さらに、乗船開始前に教師権限で船に乗り込んで船内に連れ入れた誰かを《ポケットディメンジョン》で隠したらしい』
夏川ミナ:あの折田先生が?そんなばかな・・・
南條文緒:そうとは・・・
GM:というわけで、南條くんは船の甲板にいる。
GM:日はすっかり落ち、デッキからは夜の海が窺える。
GM:頭上にある大きな月が煌々と水面を照らしている。
南條文緒:「ふむ、やはりダンスパーティー等は俺には合わんな」
夏川ミナ:なら、その後ろのほうからコツンコツンと足音がしますね。
夏川ミナ:「――私もそう思っていましたが、少し認識を改めたところです」
夏川ミナ:「お疲れ様です。南條文緒」
南條文緒:「夏川ミナか……」
南條文緒:「ずいぶんと楽しんでいたらしいな」
夏川ミナ:「う」
夏川ミナ:「あれは調査の一環で……いえ。それ以前に」
夏川ミナ:頭を深々と下げます。
夏川ミナ:「申し訳ありません。あなたにとんでもない迷惑をかけたと、霧灯夢二から教えて貰いました」
南條文緒:「別に問題はない、天才は迷惑をかけられるものだ。わざわざ律儀に言うこともないのだぞ」
夏川ミナ:「いえ。それでも、記憶が混濁するほどの失態ははじめてでしたから」
夏川ミナ:「あなたのジャケットを引っ掻いていたような、そういう記憶があります」
南條文緒:「まあ、逆に自分の考えをまとめられてよかったんじゃないのか。あれくらいの方がな」
夏川ミナ:「……なぜアカデミアに来たのか」
夏川ミナ:「アカデミアは楽しいか。そんなことも貴方に尋ねた気がします」
南條文緒:「……む……そういうところは覚えているのだな」
夏川ミナ:「はい。うろ覚えですが、あなたの発言で裏が取れました」
南條文緒:「……俺とした事が余計な事を言ったな……どうにも調子を狂わされていかん」
夏川ミナ:「南條文緒。失礼を承知で率直に申し上げますが」
夏川ミナ:ドレスの裾をつまんで、横に歩いてきます。
夏川ミナ:「貴方はどこか、常に不機嫌なところがあるというか……思いつめたところがあるというか」
夏川ミナ:「“物事を楽しんでいるどころではない”」
夏川ミナ:「そんな側面があるように思います」
南條文緒:「……っ」
南條文緒:「……そうだな、俺もそう言ったからな」ある種、観念したかのように
夏川ミナ:「何か困っているのでしたら、可能な範囲で手助けしますが」
夏川ミナ:「いったい、あなたに何が?」
南條文緒:「……それに答える前に、先にこちらから聞いてもいいか」
南條文緒:「安心しろ、どのような答えであれ、俺からも聞いた以上、ちゃんと俺も答える」
夏川ミナ:「はい」
南條文緒:「夏川ミナ、お前はクエスチョン、タウラスの仮面を破壊し、カルペ・ディエムを退けた」
南條文緒:「何故そこまでする?何故そこまで出来る?」
夏川ミナ:「?」
夏川ミナ:「私が風紀委員で、それが仕事だから……では、不足でしょうか」
南條文緒:「……不足ではない。だが、本当にそれだけでディオゲネスクラブと、仮面と戦えたのか?」
夏川ミナ:「……んん」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「うまく……言語化することが、難しいのですが」
夏川ミナ:「なぜそこまで出来るのかと言えば、それは」
夏川ミナ:「“アカデミアが好きだから” なのではないかと思います」
南條文緒:「……ふむ、そうか」
南條文緒:「……やはり、そういう答えにいきつくのか」
夏川ミナ:「はい。滝さんやロコロコさん、夏澄さん。芙蓉堂太一や朝倉侑生、アルマテーラ様」
夏川ミナ:「みんながキラキラ輝けるアカデミアを壊されるのは、やはり嫌なので」
南條文緒:「……やはり、お前のようなやつだったのだろうかな……」怒ったような、悲しんでいるような、そんな感じの言葉だ
夏川ミナ:「……南條文緒?」
南條文緒:「うむ、約束通り俺の方からも答えを返そう」
南條文緒:「俺がまだ中等部の頃だ」
南條文緒:「俺は、ディオゲネスクラブの仮面を付けた」
夏川ミナ:「……!」
南條文緒:「自分は天才であり万能であると思いこみ、そこを付けこまれた。今となっては愚かな話だ」
夏川ミナ:「ディオゲネスクラブの全貌を把握しているわけではありませんが」
夏川ミナ:「大丈夫だったのですか。関係を断つにしても仮面の支配から脱するにしても、相当の困難がつきまとったはず」
南條文緒:「そこのところだがな、どうにも前後の記憶がはっきりせん。仮面の力に溺れていたせいなのかもしれんがな」
南條文緒:「ひとつだけ確かなのは、俺の仮面を破壊し、解放した誰かがいたということだけだ」
夏川ミナ:「その“誰か”の名前も、顔も?」
南條文緒:「調べたし探したとも。だがわからん。全くわからん」
南條文緒:「そうとなればおそらく一番可能性が高いのは」
南條文緒:「既に卒業してしまったのだろう」
夏川ミナ:「……」
南條文緒:「俺は俺を助けた奴の真意も素性も全くわからんままこのアカデミアに取り残されたわけだ」
夏川ミナ:「その人を探しだすまでは」
夏川ミナ:「楽しむだとか、それどころではない」
夏川ミナ:「そういう事でしょうか」
南條文緒:「いや、もういい。そいつの事を探そうと思っても仕方ないからな」
南條文緒:「……自分は天才だと思っていた。このアカデミアには自分以下の凡才しかいない。仮面をつける直前まで俺はずっとそう思っていた」
南條文緒:「だが、俺はその凡才にその全能感を打ち砕かれ、あまつさえ救われた。ああ、救われたんだ。それだけははっきりと覚えている」
南條文緒:「……ふん、だからこそな。俺はディオゲネスクラブを潰してやる」
夏川ミナ:「……?」
夏川ミナ:「“凡才に救われるという屈辱を与えられた”から?」
南條文緒:「そうだ!凡才には卒業するまで俺の仮面を破壊するという程度のことしか出来なかっただろうがな!俺は天才だ!」
南條文緒:「俺ならばディオゲネスクラブそのものを潰すことが出来るというのを証明してみせるということだ!」強い口調とは裏腹に、どこか強がっているようにも見える
夏川ミナ:「お言葉ですが、南條文緒」
南條文緒:「なんだ」
夏川ミナ:「ディオゲネスクラブは強大です。単独ではどんな天才も、どんなSSランクも、ただ敗れるのみだと思います」
南條文緒:「……何が言いたい」
夏川ミナ:「強大であり、底が知れない。それゆえに学園に根を張り続けている……つまり」
夏川ミナ:右手を差し出します。
夏川ミナ:握手の形。
夏川ミナ:「目的が同じなら、助け合いましょう」
夏川ミナ:「私は恐らく凡才ですが、風紀委員会や番長連、生徒会には有能な方も多くいらっしゃいます」
夏川ミナ:「ひとりでできない事も、みんななら出来ますから。助けあいましょう」
南條文緒:「……ッ」
南條文緒:「だがお前は仮面を破壊したのだろう!!」
南條文緒:「アカデミアの仮面を破壊したものは、皆、大なり小なりアカデミアが好きだと考えるやつばかりだ!」
南條文緒:「俺は違うんだ……アカデミアが好きだからとか、アカデミアの為だからとか、そんな理由で戦えているわけじゃない……」
南條文緒:「……考えれば考えるほど、調べれば調べるほどわからないんだよ……」
南條文緒:「俺はずっと調べて、考えて、凝り固まった執念と私念でディオゲネスクラブを潰そうとしているだけだ……」
夏川ミナ:「ふ、む」
夏川ミナ:「ちょっといいでしょうか。南條文緒」
南條文緒:「……」無言で言葉を待つ
夏川ミナ:南條君の隣にやってきて、自分のスマホを見せます。
夏川ミナ:画面に写っているのは中等部の男子生徒。
夏川ミナ:「これが“メテオール”の朝倉侑生です。先日のアルマテーラ王女様の一件で仲良くなったのですが」
夏川ミナ:「彼に戦う動機を尋ねると、だいたいこんな返事が返ってきました」
夏川ミナ:「“だって目立ちたいから”とか……“結局ボクが一番可愛くて、かっこよくて、最高なんだ”とか……」
夏川ミナ:「あと、こちらは生徒会会計の滝瑞果さんです」
夏川ミナ:「いつもキラキラと輝いている知的な女性で……いえ、それはともかく」
夏川ミナ:「滝さんはアカデミアのためとかはあまり関係なく、女子生徒にセクハラをすることを原動力とされていました」
南條文緒:「……」
夏川ミナ:「私が言いたいこと、うまく伝わっていますでしょうか」
夏川ミナ:「“自分勝手でいい”のでは?」
南條文緒:「……なんだと……」
夏川ミナ:「おそらく貴方は根が真面目すぎるので、もう少し自分勝手になるくらいでちょうど良いのだと思います」
夏川ミナ:「たぶん。おそらく。」
南條文緒:「…………」
南條文緒:「……」
南條文緒:「お前が、それを言うのか……」
夏川ミナ:「言ってしまいました」
南條文緒:「……まさか、俺が自分勝手でないと、夏川ミナのようなものに言われるとは思わなかったぞ」
南條文緒:「……夏川ミナ、お前と……お前達と戦えば」
南條文緒:「俺のようなものでもディオゲネスクラブに勝てると思うか?」
GM:では、そこで。
GM:デッキの手すりの方にいるキミたちのもとに赤手みあがふらりとやってくる。
GM:その姿は赤いドレスで着飾られている。ショートカットの赤毛が風に吹かれて揺れる。
夏川ミナ:「――――あ」 何か言おうとしたところで、そっちに気づく。
赤手みあ:「こんばんはー、南條さん。プロム、楽しんでるみたいですね?」
南條文緒:「……赤手みあ」
南條文緒:「……楽しんでいる、か。まあ楽しんでいるといえば、楽しんでいるかもしれんな」いつも通りの態度だ
赤手みあ:「夏川さんも一緒だったんですねえ。珍しい組み合わせじゃありません?っていうか、私の取材メモにはない組み合わせですよ!」
赤手みあ:「一つ、南條さんに謝らなければいけないことがありました」
南條文緒:「ふん、お前が勝手に別の場所に取材に行ったり突然報道をしている間にいろいろとあってな」
南條文緒:「俺に謝る事だと?なんだ」
赤手みあ:「そのこと、です。……南條さんに取材のお手伝いをお願いしたのに、何も言わずに勝手なことを始めてごめんなさい」
南條文緒:「……ずいぶんと急だったな。それにやけに自信ありげだった」
南條文緒:「一体どこから得た情報だ?」
赤手みあ:「情報、というかなんとうか……あれは……」
赤手みあ:「私にもよくわかんないんです」はにかんだように笑う。
南條文緒:「……そうか。よくわからない、か」
赤手みあ:「……わかんないと言えば、なんで南條さんに取材のお手伝いをお願いしたのか。それも自分でもよくわかってないんです」
赤手みあ:「今回だけはそんな必要なかったはずなのに」
南條文緒:「……どういう意味だ?」
赤手みあ:「うーんと、南條さんに手伝ってもらわなくても、私は初めからあのでっちあげのニュースを流すつもりで……」
赤手みあ:「あ――すみません、もっと話したかったけど、時間みたいです」
GM:船のマストが裂け、時空の狭間からから三人の男女が現れる。
夏川ミナ:手甲を展開します。
GM:タキシード姿の内灘幸一郎、ドレス姿の三崎優、棄木かぶらだ。
夏川ミナ:「南條文緒。あれは……!」
GM:その手に仮面を持った三人はキミたちの方に歩み寄り、船のへりに足をかける。
南條文緒:「……そうか」
赤手みあ:「待ってましたよ、みなさん」
GM:赤手みあは自身も船のへりに上がり、両腕を大きく広げる。その手には羅針盤座の仮面が握られている。
赤手みあ:「私たちのアカデミアは終わらない。終わらせたりするものか」
GM:赤いドレスが風になびく。
南條文緒:「本当に決定的な、言い逃れできようのない証拠を見つけるまでは"協力者"でいようと思っていたが」
南條文緒:「もうそれも終わりということか」
赤手みあ:「違いますよ、南條さん」
赤手みあ:「これから続けるんです」
赤手みあ:「みんなでずっとずっと楽しい学園生活を送ればいい」
赤手みあ:「さあ、私たちのアカデミアを続けましょう、南條さん」
赤手みあ:「もう一日、あと何日でも」
GM:赤手みあは南條の方に指先を伸ばし、もがくように眼前の虚空を引っ掻くと、引き戻したその手で仮面を付けた。
GM:他の三人も赤手みあに続くように仮面を付ける。
夏川ミナ:「内灘幸一郎先輩……」
内灘幸一郎:「恋い焦がれた想いも叶わないなら、俺は」
三崎優:「せめて友達でい続けたいという思いも実らないなら」
棄木かぶら:「闘いの後に残るものが後悔だけなのならば」
赤手みあ:「私たちはこうするしかない」
GM:羅針盤座、帆座、とも座、竜骨座の仮面を付けた四人は、そのまま船のへりから海へと飛び込む!
GM:四人の落下した水面からは水しぶきが上がる!
南條文緒:「……仮面が……4つだと」
GM:一瞬の間、静寂が訪れ、そして。
夏川ミナ:「これは……」
GM:その沈黙は轟音とともに水面からせり上がってきた何かによって破られた!
夏川ミナ:「あの仮面は、まさか」
GM:それは幽霊船めいた巨大な船だ!船体にはアルゴ座めいた星座の紋様が走っている!
GM:三崎優、棄木かぶら、内灘幸一郎は赤手みあに対して《融合》を使用!四人は融合して一体の巨大なアルゴ座のオーヴァードとなったのだ!
GM:アルゴ幽霊船は「Eロイス:破壊神顕現」を発動!豪華客船を破壊しようとする!
GM:2人の見ている前でアルゴ幽霊船の砲塔が回転し、豪華客船に狙いを付ける!
夏川ミナ:「だめです」
夏川ミナ:「それは、だめです」
GM:砲弾が発射され、豪華客船に直撃!船は大きく揺れる!
夏川ミナ:「アルマテーラ王女様から支援して貰って……みんながプロムでキラキラしていて……う!」
南條文緒:「……く……っ!!」
GM:と、ここでシーン終了!
GM:最後の手がかりアイテムを入手しました。
GM:手がかりアイテムEX『赤手みあは将来のことが何も分からないまま学園を卒業してしまうくらいなら、このままずっとアカデミアで報道部をやっていたいと思っているらしい』
夏川ミナ:うおお・・・
GM:というわけでクライマックス前最後の購入判定とロイスの調整が可能です。
夏川ミナ:ロイス・・・は話しながらタイタスにしたり変更したりしたので、購入だけしようかな。
霧灯夢二:わたしも購入だけします
平賀迅:ロイスは保留。購入も、うーむ、何とも
夏川ミナ:だめもとでPDW!
平賀迅:今回すごく装備が充実してるからな……ウェポンケースでも拾いに行くか
夏川ミナ:3dx+1=>30
DoubleCross : (3R10+1[10]>=30) → 10[4,6,10]+9[9]+1 → 20 → 失敗

霧灯夢二:スゲーッ!?
夏川ミナ:うおおお、がんばったのに・・・
柳武歩:うわっ、回ったが!
夏川ミナ:財産は3しかないので失敗です。以上!
霧灯夢二:ここは自分の力で手に入れる事にしましょう…フフ…
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》でPDW狙います。
平賀迅:いや、無駄になっても良いので応急手当キットをキープしておこう
平賀迅:4dx+6=>8
DoubleCross : (4R10+6[10]>=8) → 8[1,4,6,8]+6 → 14 → 成功

平賀迅:もらい
霧灯夢二:8dx7+7>=30
DoubleCross : (8R10+7[7]>=30) → 10[3,3,4,4,4,5,5,9]+5[5]+7 → 22 → 失敗

GM:おしい
霧灯夢二:……こんなに回らんもんかな…
霧灯夢二:侵蝕上げ損だチクショー!以上!
柳武歩:えーと…特に欲しいものがないので
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:97->104)
夏川ミナ:財産・・・は、ないか・・・!
夏川ミナ:7もあがったw
柳武歩:無理っぽいけどやるだけやってみようか!PDW
霧灯夢二:97→103でした
霧灯夢二:6上がりますね
夏川ミナ:ブルーゲイルって手もあるぞい!
南條文緒:うーむ
柳武歩:うむっ…確かに
柳武歩:ブルーゲイルのほうがまだ現実的だ
柳武歩:よし、そっちにしよう。Dロイス:器物使いによりラッキーメダル・ホワイトと一体化。
柳武歩:7dx+1=>20
DoubleCross : (7R10+1[10]>=20) → 7[1,1,3,4,5,5,7]+1 → 8 → 失敗

柳武歩:はい。
夏川ミナ:ひどい出目だ
南條文緒:うむ、ブルーゲイルを狙ってみよう
南條文緒:8dx+1=>20
DoubleCross : (8R10+1[10]>=20) → 8[2,3,4,4,5,5,7,8]+1 → 9 → 失敗

南條文緒:だめだめ!以上!
柳武歩:こちらも以上!
GM:では、全員が終わったようなので改めてシーン終了です。

クライマックス

GM:クライマックスフェイズ!シーンプレイヤーは南條くん!他のPCも全員登場だ!
夏川ミナ:うおーっ!
霧灯夢二:シャアーッ
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:104->110)
柳武歩:ふうーっ
南條文緒:97+1d10 しゃー!
DoubleCross : (97+1D10) → 97+6[6] → 103

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:103->113)
柳武歩:104+1d10
DoubleCross : (104+1D10) → 104+10[10] → 114

霧灯夢二:オゴッ…
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:95->99)
柳武歩:あががががg
南條文緒:あわわ
平賀迅:戦う前から阿鼻叫喚だ
夏川ミナ:10が二人もいる・・・
GM:まずは船内にいたであろう霧灯、柳武、平賀の方の描写からです。
GM:ダンスホール。砲撃を受けた船内は混乱の渦中にあった。
GM:キミたちの目の前で悲鳴をあげる生徒たちはホールの入口へと殺到する。
平賀迅:「……ッ、おい! そう走ったら二次災害が……」
平賀迅:「…などと言って聞く訳がないな」
霧灯夢二:「ちっ…派手に仕掛けてくれるじゃないか。」
霧灯夢二:「平賀、柳武。夏川は?」
柳武歩:「見てねえな。ひょっとして外か?」
平賀迅:「文緒もいない。せめて一緒にいてくれれば良いんだが」
GM:その時、生徒たち殺到する入口の前に立った折田翼がゆっくりと扉を閉めた。
折田翼:「どこに行くのだね、キミたち」
GM:仮面を付けると、男の姿は赤黒く染まり、背中から折れ曲がった双翼が生える。
イカロス:「パーティーの会場はここだろう?」
霧灯夢二:「!」
平賀迅:「……ついに来たか。来たのかよ」
平賀迅:「"イカロス"」 レイピアを抜き、横に構える
平賀迅:「会いたかったぜ。ここでな」
GM:「そんな……先生が……?」「嘘でしょ……」「ホーリーシット」
GM:その光景を見た生徒たちは一様に絶望の表情を浮かべる!
GM:だが、その時、再び船に砲弾が直撃!生徒たちから嗚咽まじりの悲鳴!
イカロス:「ハハハ!いいぞ、いいぞ!今までにないほどのパワーが集まってくる!」
イカロス:「ああ……いいよ、これ……」
柳武歩:「こんのヤロウ…っ!」
霧灯夢二:「この光景が」スケッチブックを開く。「お前の望みか、”イカロス”。」
イカロス:「違うな。私の望みは、その先だ。ああ……高まぁ……るぅ……!みなぎるぅ……」
平賀迅:演出攻撃したみがあります
GM:どうぞ!
GM:キミたちはイカロスのレネゲイド力が増大していることに気が付くことができるだろう!
イカロス:「素晴らしい!実に素晴らしい!!」
イカロス:「私は、生徒諸君の全ての夢を犠牲にすることで、最高の力を得たのだ!これならば、私はッ!!」
平賀迅:「悦楽に腹を膨らせて、楽しそうじゃないか」 ポケットの中で乾電池を握り潰す。辺りに電流の火花が散る
イカロス:「――生徒諸君の全ての夢を叶えてやることができる」
平賀迅:「破裂しろ」 刹那、平賀は稲妻と化し、"イカロス"を貫こうと疾駆する!
平賀迅:だいたい《一閃》です
GM:イカロスは「Eロイス:虚実崩壊」を使用します。
GM:稲妻と化して飛びかかった平賀くんを圧倒的なレネゲイド圧が襲う!
柳武歩:「焦んな、平賀……ッ!?」
GM:それは船内全体を覆いながら他の2人にも迫る!
霧灯夢二:「平賀ッ!…くそっ。」スケッチブックに筆を走らせる
平賀迅:「――!」 恐ろしい圧力に、稲妻の身の拡散の危機を悟り攻撃命中直前で実体化
GM:そこで、一度キミたちの意識は途切れます。
平賀迅:「く、ッ!?」 そのまま吹き飛ばされ、壁に打ち付けられる
GM:ここからはクライマックス戦闘パート1です。
GM:1ラウンド目。
GM:まずは行動値18のミナちゃんの番から。







GM:遠くの方には見慣れた大きな校舎の建物が見える。
GM:その逆側。キミの目の前のボートから降りてきた女性がキミに声をかける。
祁答院さゆり:「よお、ミナ。久しぶりだねえ」
夏川ミナ:「は」
夏川ミナ:「え?」
GM:花魁めいた派手な着物を着て煙管をくわえたその女性はキミの先生の祁答院さゆりだ。
夏川ミナ:「え?」
GM:大きく開いた着物の胸元からは豊かで柔らかげな胸が覗いている。
祁答院さゆり:「あんた、立派になったね。記録で見ちゃあいたが、こうして実際に会って確信した」
祁答院さゆり:「このアカデミアでの生活はあんたにとって良い経験になったんだね」
祁答院さゆり:「あたしも師匠として鼻が高いよ」さゆりは優しげな手つきでキミの頭をなでる。
夏川ミナ:「あう」 撫でられるがまま。
夏川ミナ:いつも訓練で良い成績を出すと、こうやって先生は撫でてくれた。
夏川ミナ:あたりを見回す。
夏川ミナ:ここは、さっきまで居た船の上ですか?
GM:いや、違いますね。
GM:いつもと変わらないアカデミアの船着き場。
夏川ミナ:「あの、先生」
夏川ミナ:「あの」
GM:目の前には彼女の乗ってきたであろうボートが一隻。豪華客船の姿はありません。
祁答院さゆり:「どうしたんだい、ミナ?」
夏川ミナ:「申し上げにくいのですが、恐らくこれは現実ではないと思います」
夏川ミナ:「先生がたまに警告されていた、オルクス-ソラリス能力者の幻覚領域……とか……」
夏川ミナ:「私は先程まで、豪華客船アカデミア号の甲板に居たはずで」
夏川ミナ:「居たはずで……」
祁答院さゆり:「現実じゃない?バカなことを言いなさんな。このあたしが幻に見えるのかい?」
夏川ミナ:「……」
祁答院さゆり:「それとも一発ぶん殴ってやった方がいいのかねぇ」
夏川ミナ:「う」
夏川ミナ:「それは……それは痛いので、やめて頂きたいのですが……」
祁答院さゆり:「今回はせっかくあんたに仕事の話を持ってきてやったってのに、そんなみょうちくりんな話をされたんじゃ切り出すのもためらっちまうよ」
夏川ミナ:「仕事?」
祁答院さゆり:「ああ、そうさ。今回はね、ミナ。あんたを迎えにきたんだ」
夏川ミナ:「え」
祁答院さゆり:「ちょいと厄介な依頼が来てね。信用が置けて腕の立つ相棒が要る」
祁答院さゆり:「ミナ、今のあんたなら申し分ない。あたしの背中だって任せられる」
夏川ミナ:「あ、あの。そうなりますと、アカデミアは」
夏川ミナ:「風紀委員会や、友人の皆さんとは?」
祁答院さゆり:「ん?ああ、もちろんアカデミアは離れることになるだろうが、なあにまたいつでも戻ってくればいいさ」
夏川ミナ:意志で判定します。
夏川ミナ:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 4[1,1,1,4] → 4 → 失敗

夏川ミナ:「……」
祁答院さゆり:「あたしにはあんたの力が必要なのさ」
祁答院さゆり:「悪いが、あまり時間はないんだ。一緒に来るのならさっさと乗りな」
GM:ミナちゃんはここで1d10のダメージを受けてください。
夏川ミナ:「……………………わかり、ました……」
夏川ミナ:夏川ミナのHPを-3(1d10->3)した(HP:24->21)
夏川ミナ:自分の意志とは逆に、足が勝手に動く。
GM:さゆりはボートに乗るように促す。
夏川ミナ:先生の後を追おうとする。
夏川ミナ:「嫌だ……嫌」
夏川ミナ:「嫌です、先生」
夏川ミナ:「私……」
GM:ミナちゃんの行動はこれで終了。





GM:次に行動値7の霧灯くんの番。
GM:キミは気が付くと部室にいます。
GM:だが、いつもとは少し様子が違う。
GM:積み上げられていた本の山や原稿などは消え失せ、代わりに絵が飾られています。
霧灯夢二:スケッチブックに筆を走らせる!
GM:間違いなくキミが自分で描いたであろういくつもの絵が。そのスケッチブックの絵も、実体化することはない。
霧灯夢二:平賀を援護すべく、平賀の泰然とした立ち姿を想像しつつ、絵を描き込んでいくが…
霧灯夢二:「………あ、れ。」
GM:どうやらここはキミが部長を務める美術部の部室のようだ。
GM:そこで部屋のドアが開き、素朴な顔立ちの青年がやってくる。キミの友人の内灘幸一郎だ。
霧灯夢二:筆が止まる。
内灘幸一郎:「やあ、霧灯。折り入って頼みがあるんだ」
内灘幸一郎:「……ん、もしかして寝てたか?」
霧灯夢二:「………内灘?」ぼんやりと部室に入ってきた内灘を見つめる
内灘幸一郎:「やっぱ寝てたろう?」
内灘幸一郎:「実は、お前たち美術部で俺の今度の映画の美術製作をやってほしいんだ」
内灘幸一郎:「霧灯のこの間のコンクールの絵だってすごい評判だったじゃないか。霧灯が手伝ってくれるなら、きっと最高の映画になると思うんだ」
霧灯夢二:「………」改めて、部室を見渡す。
GM:まぎれもない。そこにはキミが描いた絵が並んでいる。
霧灯夢二:((そういえば、そうだったな。評判になっていた気もする。))
GM:中にはコンクールで受賞したと思しきものもある。
霧灯夢二:((俺、結構頑張ったな。))
内灘幸一郎:「……俺の映画、今は美袋さんも手伝ってくれてるしな」
内灘幸一郎:「なあ、頼むよ。絵を描いてくれないか、霧灯」
霧灯夢二:「…ああ、そうだな。お前が脚本を持ってきたあの映画だろう?例えば……」
GM:霧灯くんは1d10のダメージを受けてください。
霧灯夢二:27-1d10
DoubleCross : (27-1D10) → 27-5[5] → 22

内灘幸一郎:「さすが霧灯だなぁ。すごいアイデアだ」嬉しそうに言う。
霧灯夢二:「は、は……」不意に、涙があふれ出そうになる。
霧灯夢二:「あれ、」目元をぬぐう
内灘幸一郎:「どうしたんだ、霧灯。泣いてるのか?」
霧灯夢二:「目が、乾いたかな。」当たり前のように絵を描いただけなのに、
内灘幸一郎:「そんな泣くほどのことじゃないよ」
霧灯夢二:なぜか、とても嬉しくなった。
GM:霧灯くんの番は終了。
GM:次は行動値7の歩ちゃんの番です。





GM:Rファイトの会場前。
GM:盛大な喚声の聞こえるスタジアムの入り口に向かってキミは数人の少女たちと一緒に歩いていた。
柳武歩:「あ……?」
GM:キミの横を歩くのはかつてキミを集団で襲ったチームのサブリーダー格の少女シュラだ。
GM:少女はそんな物騒なことなどなかったかのように和やかな表情でキミに笑いかける。
シュラ:「なあ、あの、Rファイトってやつ、すげえんだろ?見に行くの楽しみだなぁ」
シュラ:「っていうか歩、Rファイト優勝候補のAランクオーヴァードに勝ったって聞いたけど、本当か?」
柳武歩:突然切り替わった光景に、いやそれ以上に、目の前の人物に言葉を失う。
柳武歩:忘れもしない。あの日、歩を呼び出し、突然鉄パイプで頭を叩き割った少女。
シュラ:「ん、どうしたんだ、歩?なんか怖そうな顔してねえ?」
柳武歩:息が詰まる。動悸が激しくなり、思わず後ずさる。
柳武歩:「シュラ……おまえが、何で、ここに」
シュラ:「どうしたんだよ、歩。そんな顔すんなよ。オレら仲良しだろー?」
柳武歩:そうだ。友達で、何があってもずっと仲間だと思っていた。あの日までは。
GM:シュラは後ずさったキミにくっつき、肩を組むようにする。
シュラ:「なんか嫌なことでもあったなら言えよ。オレら、仲間だしな」
柳武歩:これはきっと現実じゃない。
都合の良い妄想の中でなら何度も見たことのある光景だ。

シュラ:「腹でも下した……って、感じでもねえよなぁ。マジで何があったんだ?」
柳武歩:だが、現実ではないが、ずっと待っていたものだ。
そしてきっと、歩の心を救ってくれるものはこの形しかない。

柳武歩:「俺と…一緒に居てくれるのか?」
シュラ:「ああン?何言ってんだよ。ずっと一緒にいるに決まってんだろ」
シュラ:「なあ、お前ら!」後ろを歩く少女たちを振り返って言う。
GM:「当たり前っすよ!」「歩さんのこと超尊敬してますから」「パねえっすわ」
柳武歩:「あ……」
柳武歩:気が付けば、熱いものが両目から零れ落ちている。
柳武歩:戦いを捨ててこの世界に身をゆだねたとしても、それを咎めるものは居ない。
柳武歩:「もう……一人ぼっちは、厭なんだ」
シュラ:「歩、やっぱどっか体悪いのか?」
GM:その時、スタジアムのモニタには長牧彼方によく似た少女――姉の此方と一緒に戦う棄木かぶらの姿が映る。
シュラ:「おっと、行けねえ。遅れちまうな」
シュラ:「あー、どうする?行けるか?」
柳武歩:「ああ。お前らと一緒なら、もう、何も怖いもんなんてない」
GM:「行きましょうよー、歩さん」「あたし、歩さんとこれ見に行くの楽しみにしてたんすよ」
GM:「マジッすか!」「やりぃ!」
シュラ:「よっし!じゃあ、行こうぜ、歩」
GM:シュラはスタジアムの入り口の方へと歩いて行く。
柳武歩:不敵に微笑んで、その後をついて行きます。
GM:歩ちゃんは1d10のダメージを受けてください。
柳武歩:29-1d10
DoubleCross : (29-1D10) → 29-4[4] → 25

シュラ:「ほら、早く来いよ。あ、でも本当に具合悪くなったらすぐに言うんだぞ?」
GM:「歩さん、こっちっすよー」「早く早く」
柳武歩:「誰にモノ言ってんだよ!喧嘩最強、柳武歩だ。誰が相手だろうが負けはねーぜ」
シュラ:「おっ!いつもの調子が出てきたじゃねーか!」キミの肩を叩く。
GM:歩ちゃんの行動は終了。
GM:次は行動値6の平賀くんの番です。





GM:キミはいつの間にか首領めいた衣服を羽織り、アカデミアでの交戦の最中にあった。
平賀迅:「……しまっ、意識が……」 首を振り、交戦相手を見る
GM:しかもその体からは今までにない充足感が感じられる。
GM:キミは知識も経験も完全なものとしたのだ。
平賀迅:「………」
GM:どうやら敵対しているのは防衛に現れた番長連のようだ。
GM:だが、今のキミにとっては相手にもなるまい。
平賀迅:「……なん」
平賀迅:「…だ」
GM:さらにキミのそばにはキミに従う多くの結社員たちがいる。
平賀迅:「ったん」
平賀迅:「だ」
平賀迅:「――今までの、寝ぼけた夢は」
結社員:「閣下。次の指示を」
GM:敵側からは後輩めいたショートカットの少女や先輩らしき金髪の少女の制止を振り切り、快活な見た目の少女が前に出てくる。
平賀迅:「………指示。そうか」
無道ささき:「ええい!こうなったら直接あたしが相手をしてやる!」
平賀迅:「相手?」
平賀迅:「私のか?」
平賀迅:「……ふふ。フフ。寝言を抜かすなよ、小娘」
無道ささき:「そうだ!このあたしと勝負だ!アカデミアの侵略などさせるものか、蒼き裂き手め!」
平賀迅:「私の名を呼んだか! だがその重み、指先足りとも解していないと見える。この完全なる『蒼き裂き手』の意味を!」
平賀迅:……完全な自分。
無道ささき:「わ、わけのわかんないこと言いやがって!」
平賀迅:あらゆる知識、あらゆる経験を先代より引き継ぎ、若き肢体に数百年の歴史を秘めた自分。
無道ささき:「小娘かどうか、あたしの拳でわからせてやる!」
平賀迅:『蒼き裂き手』首領たる平賀迅は、それらを更に研ぎ澄まし、UGNという世界組織に食らいつき――
平賀迅:その未来を担う地、アカデミアへと至った――
平賀迅:そんな回想をしながら腕をふるうと、激烈な稲妻が迸り、大地が弾け、無道ささきを撃ち貫きます
GM:鉄拳めいたパンチを繰り出そうとした無道ささきは、腕を振りぬく前に地面に倒れている。
平賀迅:「……死なせはしない」
無道ささき:「え……」
無道ささき:「ウソ……何も見えな……」
平賀迅:「恭順せよ。そうすれば命は奪わない。いや、その自由すら保証してやっても良い」
無道ささき:「い、いやだ……アカデミアの平和を譲り渡すくらいなら……」
平賀迅:「……平和か。構わないぞ。それをくれてやっても」
無道ささき:「な……!?だ、だったら、お前の目的は何なんだ!」
平賀迅:「我らが求めるは叡智。世界の全てを蒼天が如く覆うための叡智だ。貴様達UGNはやれ秘匿を使命として守りたがるのでこうして力を振るわざるを得なかったが……」
平賀迅:「……お前たちの知る全てを寄越せ。そして供し続けよ。それこそが我らが求め。我が使命。我が栄光に他ならない」
無道ささき:「だ、ダメだ……こいつには勝てない……」震える声で言う。
平賀迅:「……既に心は手折った。もはや時間の問題だろう」 結社員に向けて
平賀迅:「交渉の下準備をせよ。一歩、我らが果たすべき道を前進する時だ」
結社員:「さすがです、閣下。かしこまりました」
結社員:「それでは次の目標地点に参りましょう」
平賀迅:「……ああ」
平賀迅:緩やかな歩調で歩み始める。果てしない充足感。多くの者が自分を頼り、多くの者が自分に屈する
GM:平賀くんは1d10のダメージを受けてください。
平賀迅:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

平賀迅:……己の完全さに酔い痴れる。知識と経験……叡智に裏付けられた。蒼き裂き手首領の座に就く己を。
結社員:「間もなくアカデミアの他の防衛戦力も駆けつけることでしょう。お急ぎを」
平賀迅:「………」
平賀迅:「…その中に、風紀委員はいるだろうか」
結社員:「……は?風紀委員、ですか?」
平賀迅:「奴らはいつも、目を光らせ……私に目を……」
平賀迅:「…いや」
平賀迅:「気にするな」 腕を大きく払う。頭上に雷雲が渦を巻く
GM:平賀くんの行動は終了。
GM:次は行動値4の南條くんの番です。





GM:キミは自分の実験室にいます。
GM:目の前には使用中の実験器具が放置されている。どうやら実験中だったようだ。
GM:仮面もディオゲネス・クラブも関係のない純粋な科学実験のようだ。
南條文緒:「うむ……いいぞ、新しい反応だ……」
GM:計器の数値はいずれもキミの期待通りの値を示している。このままならば、キミの新たな理論は無事に証明されそうだ。
南條文緒:「うむ、素晴らしい!俺の素晴らしい頭脳がここまで発揮されるとなると我ながら恐ろしくなるな!!」
GM:そこで実験室のドアが開き、威勢の良い声が聞こえる。
赤手みあ:「こんにちはーっ、南條さん!私です、赤手みあです!」
南條文緒:「新しき物を生みださずして何が実験か。常に新しい事を求めてこそ……む」
赤手みあ:「続けて読むと、アカデミア!」
赤手みあ:「おっ、今は何の実験中ですか?」
南條文緒:「そのネタは聞き飽きた。俺は今、世紀の大発見を為そうとしているのだぞ、邪魔をするな」
赤手みあ:「ええーっ、世紀の大発見って何ですかー?気になるー?」
赤手みあ:「っていうか、ちゃんと正規のルートを踏んだ実験なんですよね、それ?」
南條文緒:「ふんっ、凡人の貴様に言ったところで理解など出来まい!」
南條文緒:「……」
南條文緒:「当然だろう、何を言っている」
赤手みあ:「世紀だけに……」
南條文緒:「……くっ、また貴様のギャグに余計な反応をしてしまった!実験の結果が狂ったらどうしてくれるつもりだ!!」
赤手みあ:「そんなことで狂う実験なんてありませんよー!いや、知りませんけど」
赤手みあ:「あっ、そうだ、南條さん!実は今日はお願いがありまして!」
南條文緒:「よし、断る」
赤手みあ:「お願いというのもですね……って、早っ!?」
南條文緒:「実験で忙しいと何度言わせるんだお前は!」
赤手みあ:「ちょっとは聞いてくれたっていいじゃないですかー!」キミの腕を取ってブンブン振り回す。
赤手みあ:「そんなこと言って、いったい何の実験をしてるって言うんですかー?」いやらしく笑う。
南條文緒:「なんだその笑いは」
赤手みあ:「どうせ大した実験なんてしてないんだろー、という笑いです」
南條文緒:「貴様ーっ!たわけたことをぬかしおってっ!!」みあの頭をぐらぐらと揺さぶる
赤手みあ:「ぎゃーっ!?」
南條文緒:「ええい、鬱陶しいから少しくらいは話を聞いてやる、なんだ」
赤手みあ:「おお、やった!お願いというのはですねー」
赤手みあ:「五月の体育祭、よかったら一緒に取材に行ってくれませんか?」
南條文緒:「何故そんなことをしなくてはならんのだ」
赤手みあ:「いいじゃないですか!注目株の運動部があるんですよ!私、お弁当作って行きますから!」
南條文緒:「お前の?弁当?」
赤手みあ:「南條さんの科学分析力があれば、あの運動部の強さの秘密も解き明かせると思うんですよ!」
南條文緒:「食えるのかそれは」
赤手みあ:「そう!私のお弁当です!」
赤手みあ:「ひ、ひどい!?」
赤手みあ:「一口食べただけでほっぺが焼け落ちると評判ですよ!」
南條文緒:「それは妙な化学反応が起きてないか……?」
赤手みあ:「ねえ、一緒に行きましょうよ、南條さーん」
南條文緒:「ええい!このままでは実験が進まん……気が進まんが行ってやる」
赤手みあ:「やった!ありがとうございます!私、腕によりをかけてお弁当作りますね!」
赤手みあ:「あ、南條さん、好き嫌いとかありました?とりあえず唐揚げでも入れておけばオッケーですか?」
南條文緒:「貴様、俺をなめてるだろう……」
赤手みあ:「な、なめてないですよぅ!」
赤手みあ:「なめてもあんまり美味しくなさそうだし……」
南條文緒:「本当に食えるものであればなんでもかまわん、好きに作れ」
赤手みあ:「あ、甘かったりします?そうしたら舐めますけど」舌先を覗かせる。
赤手みあ:「わーい!じゃあ、頑張ります!」
GM:南條くんは1D10のダメージを受けてください。
南條文緒:「よせ!やめろ!けがれる!!」
南條文緒:24-1d10
DoubleCross : (24-1D10) → 24-8[8] → 16

赤手みあ:「な、舐めませんってば!」
GM:赤手みあはフッと落ち着いた表情を見せる。
南條文緒:「全く……」
赤手みあ:「……ねえ、南條さん」
赤手みあ:「南條さんはこの学園のこと好きですか?」
南條文緒:「……さあ、どうだろうな」
南條文緒:「……少なくとも、嫌ってはいないかもしれんな」
GM:南條くんの番はこれで終了。
GM:全員の手番が終わったので1ラウンド目は終了です。
夏川ミナ:なんて1ラウンド目だ・・・
夏川ミナ:つよい・・・
南條文緒:何も出来ずにダメージだけ追うとは・・・
平賀迅:このままではやられてしまう
柳武歩:強制負けイベントかな…?
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。
どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。

セッション最終日

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「南條文緒」がログインしました。
GM:クライマックス戦闘パート1。2ラウンド目。
GM:では、ここからルールの説明です。
夏川ミナ:説明!
霧灯夢二:さあこい!
GM:キミたちはイカロスの「Eロイス:虚実崩壊」によって作りだされた空間にいます。
柳武歩:よしっ
平賀迅:許せないぜ
GM:〈芸術:夢〉か〈意志〉で難易度15の判定に挑戦することができ、成功するとここから抜け出すことができますが失敗すると1d10のダメージを受けます。
GM:また、誰かが判定を成功するごとに難易度は3ずつ低下していきます。
GM:先に抜け出た人が他の人のところに助けに行くようなイメージですね。
夏川ミナ:おお、面白い・・・
平賀迅:なるほど
GM:何度でも判定を行なうことはできますが、もしこの判定で戦闘不能になった場合その時点でロイスは全てタイタス化し永久にここから抜け出すことはできなくなります。
柳武歩:ひえええ
平賀迅:ヤバイ
夏川ミナ:り、リザレクトは!
GM:リザレクトは可能だが、戦闘不能になった時点でロイスは全てタイタス化する!
GM:ずっとここに留まりたい場合は一応、判定を放棄してダメージだけ喰らうことも可能ですので、その時はご相談ください!
GM:というわけでルール説明は以上だ。
GM:何か質問はありますか?
南條文緒:順番は!
平賀迅:うーん、使わないとは思いますが、タイタス昇華のダイス+10とか達成値+1Dとかはできますかね
GM:それは可能です!
GM:順番はラウンド進行で進めるので、相談して待機したりするとよいでしょう!
夏川ミナ:よかったー
GM:では、他に質問がなければ2ラウンド目を始めていきましょう。
GM:それでは2ラウンド目。
GM:ないとは思いますが、まずはセットアップから。
夏川ミナ:ないでーす
霧灯夢二:なし
柳武歩:ないよ
南條文緒:ないー
平賀迅:ありませぬ!
GM:では、イニシアチブ。最初に行動値18の夏川さんの番からです。
夏川ミナ:待機します!
GM:では、次は行動値7の霧灯くんの番です。
GM:あ、柳武さんも7ですね。
柳武歩:こちらも待機ッス!
GM:好きな順番に動いてくださいませ!
霧灯夢二:では私からいきますぜ!
GM:どうぞ!
霧灯夢二:よし、ここはフルコンボで行きます。《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》、オートで《紡ぎの魔眼》
GM:全力だ!
夏川ミナ:あっ、本気だ・・・!
霧灯夢二:技能は芸術:夢、行きます
霧灯夢二:12dx7+3
DoubleCross : (12R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,7,8,8,10,10,10]+10[1,2,3,5,6,9]+5[5]+3 → 28

柳武歩:おおおおお
GM:た、高い!余裕で成功だ!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:113->120)
霧灯夢二:ぐぬー!結構きついが成功だ!みんな!早く抜け出すんだ!





GM:では、キミは美術部の部室で話を続けている。
GM:内灘は嬉しそうにキミに語っている。
霧灯夢二:それを聞きながら、スケッチブックに筆を走らせている。
内灘幸一郎:「いやあ、霧灯の話を聞いていて俺も色々アイデアが湧いてきたよ」
内灘幸一郎:「やっぱ大したやつだな、お前って。きっと次の映画、上手くいくと思う」
霧灯夢二:描けることが、面白い。嬉しい。
霧灯夢二:顔がほころんでいるのが内灘君にはわかるかもしれない
内灘幸一郎:「いつにも増して嬉しそうだなぁ、霧灯」
霧灯夢二:「お前と同じだよ。俺もいろいろとアイデアが湧いてきた。」
内灘幸一郎:「お、そうか。そいつは見せてもらうのが楽しみだ」
霧灯夢二:そう言ってスケッチブックを見せる
内灘幸一郎:「これは……?」
霧灯夢二:「もう出来た。お前の映画の、キャラデザインだ。」
霧灯夢二:そこに描かれているのは、
内灘幸一郎:「すごいなぁ。もう出来たのか!」
霧灯夢二:悠然とした気障な長身の男。
霧灯夢二:生真面目そうなショートカットの女子高生。
霧灯夢二:ツリ目の鉄パイプを持った女子。
霧灯夢二:白衣を着た痩せた男。
内灘幸一郎:「…………霧灯」
霧灯夢二:「学園ものだろう?個性の強いメンバーでないとな。」
内灘幸一郎:「……こいつはすごいな!確かにいいキャラクターだ!」
GM:内灘は震える声でつづける。
内灘幸一郎:「完成したら真っ先に……試写会には呼ぶから……楽しみにしてくれよ……」
霧灯夢二:「…。」
内灘幸一郎:「なんでだよ、霧灯。あんなに嬉しそうにしてたじゃないか……」
霧灯夢二:「………嬉しくないわけ、ないだろ。」
内灘幸一郎:「だったら……いいじゃないか、ここで」
内灘幸一郎:「現実の世界で叶わない夢を追い続けて辛い思いをするより、ずっとマシだろ」
内灘幸一郎:「……俺みたいな凡人には、特にさ」
霧灯夢二:筆を持つ手が震える。
霧灯夢二:「俺は……。」
内灘幸一郎:「霧灯……」
霧灯夢二:スケッチブックを掻き抱く。今見ているこの夢を、捨てたくない。
内灘幸一郎:「頼むよ」
霧灯夢二:「………。」十数秒の沈黙。
霧灯夢二:の後、首を横に振る。
内灘幸一郎:「……そうか」
霧灯夢二:「俺は、夢を見続けたいんじゃない。」
霧灯夢二:「叶えたいんだ。」
GM:内灘はハッとしたような表情になる。
霧灯夢二:「俺は、戻るよ。」スケッチブックに筆を走らせる。
内灘幸一郎:「……バカ野郎」
霧灯夢二:四人のスケッチの隣に、自分を描き加える。
内灘幸一郎:「ああ。わかったよ」
霧灯夢二:((ああ、絵を描くって、楽しいな。))部室の絵を、スケッチブックを眺める。
霧灯夢二:ひっこめたはずの涙が、目から零れ落ちた。
GM:涙が零れ落ちたその瞬間、キミの目の前から美術部の景色が消え去っていく。
GM:霧灯くんの番は終了!

GM:次は行動値6の平賀くんの番!
平賀迅:待機します(焼け石に水)
GM:では、次は行動値4の南條くんの番です。
GM:判定の難易度は霧灯くんが成功したことにより3低下して12だ。
南條文緒:いえす!
南條文緒:判定は〈意思〉!〈コンセントレイト:ソラリス〉+〈トランキリティ〉!
GM:来るか!
南條文緒:12dx7=>12
DoubleCross : (12R10[7]>=12) → 10[1,2,2,2,2,5,5,6,7,7,7,10]+10[4,6,7,9]+10[8,8]+6[1,6] → 36 → 成功

GM:た、高すぎる!
GM:余裕で成功だ。
南條文緒:HP16→11 侵蝕値101→106
南條文緒:違う、103だから108





GM:キミは自分の研究室で研究をしながら赤手みあと話を続けている。
赤手みあ:「むむ、南條さん、そろそろお腹とか空いてきません?私、ホットケーキでも焼きましょうか?」
南條文緒:「ふむ……」試験管を手に持っている
南條文緒:「ホットケーキか、それも悪くない」
南條文緒:「悪くないが……」
赤手みあ:「ビーカーとメススリンダーさえ貸してくれればちょちょいのちょいですよ?
赤手みあ:「……南條さん?どうしました?」
南條文緒:突然、試験管を床に叩きつける
赤手みあ:「きゃっ!?」
南條文緒:がしゃんと音を立てて試験官が割れる
GM:赤手みあは怯えた様子を見せる。
赤手みあ:「な、南條さん、どうしたんですか」
南條文緒:「つまらん!」
南條文緒:「俺はこんなところでほっとしている場合ではないのだ」
南條文緒:「ホットケーキだけにな!」
赤手みあ:「つ、つまらないって何がですか!というか、それ私のネタ!」
南條文緒:「こんな空間で実験だけしていてもつまらんだけだと言っている!」
赤手みあ:「ええっ!?じゃあ、どこかに取材にでも行きますか?」
南條文緒:「それも断る、理由は三つあるが聞くか?」
赤手みあ:「えっ、あっ……一応聞きます。参考までに」
GM:赤手みあはメモ帳を構える。
南條文緒:「一つは、もうここが偽物の空間だとわかってしまったからだ。天才である俺にこのようなまやかし、そう長く誤魔化し続けられると思うな」
赤手みあ:「に、偽物じゃあダメですか……?」
GM:赤手みあは不安そうに自分の肩を抱く。
南條文緒:「ああ、まことに残念だが俺はしっかりと現実で為さねばならんことがある。ここにいるわけにはいかない」
赤手みあ:「ふ、二つ目は!」
南條文緒:「あいつらだ」
赤手みあ:「……あいつら?」
南條文緒:「推察するに、うぬぼれ屋で誇大妄想家で口の減らない凡才に、自分が過去に助けられたから今度は自分が助ける等という凡才に、俺に自分勝手になれなどと言ってくる凡才に、自分の夢の意味を何よりもわかっている凡才が同じような状況にいる」
赤手みあ:「凡才だらけじゃん!?」
南條文緒:「だが見どころのある凡才だ。あいつらがこんなまやかしを受け入れ続けるはずがなかろう」
南條文緒:「その時にこの天才の俺が一番に脱していなければ恰好がつかないだろうが!」
赤手みあ:「そ、それは……どうか分からないじゃないですか……」
赤手みあ:「格好いんですから、南條さんは」
赤手みあ:「あ、三つ目!」
南條文緒:「貴様、三つ目の察しがつかんのか」
赤手みあ:「へ?察し?」
南條文緒:「三つ目は貴様だ、赤手みあ」
赤手みあ:「皆目見当が付かないですが……って、私!?」
南條文緒:「貴様が俺にこの事件の調査を協力するように申しでたのではないか」
赤手みあ:「そ、それは、そうですけど……でも、あんなのインチキの出まかせで……」
南條文緒:「この天才が頼まれた事を達成できなかった、などと言えるか!」
南條文緒:「それに、お前このままではアカデミアが終わるなどとのたまっただろう」
赤手みあ:「それは……そういう意味じゃなくて……」
赤手みあ:「卒業式が来たら、私のアカデミアは終わっちゃうじゃないですか」
GM:少女は弱弱しく笑いながら言う。
赤手みあ:「私のためだって言うなら」
赤手みあ:「……だったら、行かないでください。南條さん」
GM:小柄な体がキミの体に抱き付く。
赤手みあ:「ここから出たって辛い過去はなくならないし、不安な未来は先延ばしになんてならない」
赤手みあ:「ずっとここにいましょう。お願いです」
赤手みあ:「私を一人にしないで」
GM:泣き出しそうな声でそう言った赤手みあはキミを見上げる。
南條文緒:「全く、愚かさもここまで来ると立派だな」
南條文緒:「いいか、よく聞け」
赤手みあ:「……へ?」
南條文緒:「確かに過去は消えんし未来も先延ばしにはならない」
赤手みあ:「は、はい」
南條文緒:「ここにいればそうだな、未来は先延ばしに出来るだろう。ずっと終わらないアカデミアがあるのだからな」
赤手みあ:「そ、それでいいじゃないですか」
南條文緒:「本当にそう思うか?それは永遠に未来を先延ばしにして、その先にあるものを何も掴めなくなることだ」
赤手みあ:「じゃ、じゃあ、南條さんはどうするっていうんですか」
南條文緒:「……赤手みあ、ずいぶん未来に思い悩んでいると聞いた。当然だ。俺だって未来は不安だ」
赤手みあ:「な、南條さんが……?」
南條文緒:「当然だ、不安で不安で仕方がない、だが、俺は停滞はしていたくない」
赤手みあ:「それは……嘘ですよ。私、南條さんが過去の事件ばっかり研究してるの知ってます」
南條文緒:「……ああ、そうだな。俺は過去に縛られて、ずっとどうやって生きていくべきか悩んでいたのだからな」
赤手みあ:「じゃあ、南條さんだって!」
赤手みあ:「南條さんだって本当は進みたくないんじゃないんですか……」
南條文緒:「……ああ、そうだ。進みたくない。だがな……」
赤手みあ:「……」
南條文緒:「……少し前にテセウスの船の耳にした。わかるか。次々と部品を変えて、全てが違う部品になった船は同じ船と言えるのか、という話しだ」
赤手みあ:「お、おう。わかります」
南條文緒:「……それについて、今の俺が出した結論は二つある」
南條文緒:「ひとつは、次々と部品を変えてでも、その船は前へ進みたかったということだ」
南條文緒:「そしてもうひとつは。たとえ全てが違う部品になったとしても、その部品は前の部品から受け継いだ物が必ずあるのだ」
赤手みあ:「それは……」
南條文緒:「……わかるか、例えお前が卒業しても、お前から何かを受け継いだ奴がいる。必ずいる。この天才が保障してやる」
南條文緒:「何故なら貴様はあれほど広報の仕事を楽しんでいたではないか」
赤手みあ:「私から、何かを」
赤手みあ:「……わかりました」
赤手みあ:「行くのなら勝手に行ってください、南條さん!」
南條文緒:「……そして、もしお前がアカデミアを卒業して、それを失ったように見えても。必ず新たな何かを見つけて先へ進んでいける。お前なら、出来ると俺は信じている」
南條文緒:「だから俺はこの状況を打破し、ディオゲネスクラブの仮面を壊し、アカデミアというものを守ってやろうではないか」
赤手みあ:「もういいですから!南條さんのことなんて知りません!ほら、さっさと!勝手口はあっちですよ!」
赤手みあ:「だって……それ以上言われたら私……」
南條文緒:「……わかった。俺は先に行こう。だがいいか」
南條文緒:「必ずお前もこの先に進むんだ」歩きだす
赤手みあ:「お礼はまだ言いませんからね」
GM:少女は背を向けたまま言う。
南條文緒:「……」歩き
南條文緒:「……この学園を嫌ってはいない、か」
南條文緒:「なんだ。簡単な答えではないか」
南條文緒:扉を開き。その先へ進む
赤手みあ:「アカデミアを守るっていうなら最後まで責任を以って守りきってくださいよ。そうしたらニュースに取り上げてあげますから!」
GM:扉が閉まり、少年の姿は光の向こうへ消え、少女は闇の中へと残る。
GM:南條くんの番はこれで終了!

GM:次は待機していた平賀くんの番!
GM:判定の難易度はさらに低下して9だ!
平賀迅:意志判定だ。行くぜ!
平賀迅:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 9[1,4,6,8,9] → 9 → 成功

平賀迅:よし……!
平賀迅:サンキュー二人!
GM:ギリギリ!成功だ!





GM:キミは結社員たちととともに次の攻略地点へと向かおうとしている。
結社員:「このままいけばアカデミアの制圧は無事に完了するでしょう」
平賀迅:「そうだな。全ては予定通りだ」 悠然と歩く。妨害の意志を持つ者は、例外なく上空に渦巻く雷雲から降り注ぐ雷に撃たれる。
平賀迅:「《蒼き裂き手》の歩みは止まらない。我らはこの蒼天を覆い、世界の果てまで手を伸ばし、抗う者を切り裂くだろう」
結社員:「閣下のお力があればこそでございます」
平賀迅:「ああ。そしてお前たちの支えあってこそだ」
結社員:「ありがたきお言葉」
GM:その時。一瞬、キミの脳裏に見知らぬ四人の男女の姿がフラッシュバックする。
平賀迅:その顔つきは無表情。《蒼き裂き手》首領の心は波立たない。数百年の歴史を抱いた完全なる男を揺るがすものなど、ある訳が、
平賀迅:「……」
平賀迅:足を止める。
平賀迅:「………ふむ」
三崎優:「先輩。足は止めなくていいんですよ」
GM:キミの目の前にショートカット髪型のカーディガンを羽織った後輩然とした少女が現れる。
平賀迅:「……先輩。フフ」
平賀迅:「何をしに来た。優。よく私の前に出てこられたな」
三崎優:「あ、呼び方不味かったですか?じゃあ、迅くんで」
平賀迅:「好きにしろ。完全な私を呼ぶに相応しい呼称などない。あらゆる呼び名は不遜だ」
平賀迅:「……なんてな?」
三崎優:「何をも何も。せんぱ……迅くんに今のままでいてほしかったからです」
三崎優:「そういうおどけ方もなしです」
平賀迅:「面白い事を言うじゃないか。優。それとも何か、チクタクマンと呼んだ方が良いか?」
三崎優:「口調、元に戻してください」
三崎優:「だって、今の先輩は先輩の理想としてる姿なんですよね?」
平賀迅:「……理想」
三崎優:「先輩はそれで満足してるんですよね。さっきだってすごく格好良かったし、強かったです」
三崎優:「このまま、弱い迅くんのことなんて思い出す必要ないじゃないですか」
平賀迅:「…うん、そうだよな」
平賀迅:「しかし」
平賀迅:「弱い平賀迅だからこそ、得た物もある。今の私じゃあ得られない物もある」
三崎優:「……弱いから得たものなんて」
平賀迅:「この夢の中では、あの編集者の特集を読む事はできんし、あのぶっきらぼうな女の今後を見る事もできない」
平賀迅:「あの天才と面白おかしく遊ぶ事もできないし、敵対する風紀委員と来年ダンスする事もできない」
平賀迅:「君を止める事もできない」
三崎優:「それは!そんなの!今の先輩の力に比べたらちっぽけなものじゃないですか!」
平賀迅:「……フ」
平賀迅:「クク」
平賀迅:「ハハハハハ!」 突然、哄笑し始める
平賀迅:「その通り……その通りだ。その通りなんだよ優!」
三崎優:「せんぱ……迅くん?」
三崎優:「何を言ってるかさっぱり分かりません」
平賀迅:「あの四人との親交が何だ? 今の私が、夢見た私が持つ数百年の知識と経験! そんな物に比べれば、あんなものは些少な誤差だ!」
三崎優:「……自分でも分かってるじゃないですか」
三崎優:「だったら、忘れてください。向こうが夢で、こっちが現実です」
平賀迅:「そうなんだよ! 夢から目覚める理由なんてないんだ。この完全なる私から見たら、生温くも永劫に続くような悪夢を見る必要なんて!」
平賀迅:「……ただ一点を除いては」
三崎優:「そうです、先輩にとっては何の価値もない人たちです……って、え?」
平賀迅:「"イカロス"」
三崎優:「それも些事では?」
平賀迅:「……困った物だ。完全な私になり損ない、不完全なまま永劫の渇きを抱いて彷徨する運命を抱いた半端者が残した負債」
平賀迅:「奴は私の力を二度も退けた。そんな者が完全である訳がない」
三崎優:「先輩が気にするほどのことでは……」
平賀迅:「気にするさ。奴を放ってはおけない。奴に負けたままではいられない」
三崎優:「負けず嫌いなんですね、男の人って」
平賀迅:「当然だ。完全な私が二度にわたる敗北を放ってなどおけるものか」
平賀迅:「……できれば、そんな物には目をつぶって」
平賀迅:「この夢の中にあり続けたいと囁く私もいるがね」
三崎優:「目をつぶって、夢を見ていた方がいいのに」
平賀迅:「臣下がある。家族がある。敵がある。それを撃ち払う力がある。完全なる私」
三崎優:「素晴らしいじゃないですか」
平賀迅:「……永遠の欠落と共に生きねばならない現実から目をそむけられれば、どれだけいいか。今だって悩んでいる。リアルタイムに悩んでいる」
平賀迅:「だがね、目覚めねばならんのだ」
三崎優:「なぜです?」
三崎優:「そんな必要なんてないと思いますけど」
平賀迅:「私の独断正義に反する」
平賀迅:「……これにだけは嘘を付けない」
三崎優:「……呆れた」
平賀迅:「呆れてくれよ。私はそんなに賢明な人間じゃない。だから今だけは虚勢を張ろう」
GM:ショートカット髪の少女はため息を吐く。
三崎優:「じゃあ、仕方ないですね」
平賀迅:「夢見た安息、夢見た完全。現実では手に入らない充足感に身を浸して死ぬという未来はとても魅力的だった。一時でもこの夢が見られて、良かった」
三崎優:「そうですか、先輩。なら、私も今から少し卑怯なことを言います」
三崎優:「……私は自分の弱さのせいで、これから好きだった人に何も伝えられないままお別れする予定です」
三崎優:「ここを出るというのはそういうことですから」
三崎優:「その責任は取ってくれるんですよね?」小首を傾げながら言う。
平賀迅:「いいだろう。君の依頼、私刑屋として受けてやる。つまり……」
平賀迅:「弱さのせいで暴挙に走った三崎優を現実で叩き起こして、目当ての人への告白の場をセッティングする……いや」
平賀迅:「私が君の名を騙ってラブレターでも出せばいいんだな!」
三崎優:「そ、そこまでは言ってません!」
三崎優:「やっぱり経験が不足しすぎなんじゃないですか、先輩は」
平賀迅:「いや、いや、言うな! 遠慮はいらない、優後輩。他ならぬ君の頼みだ。それくらいのサービスは当然するさ」
三崎優:「いりません!」
平賀迅:「しかしその前に」 空を見上げる。雷雲はもはやない 「とりあえず私が目覚めて、君を連れ戻さなければな」
三崎優:「どうやってここから戻るか、算段はあるんですか?」
三崎優:「あ、雷になって飛んでいく?」
平賀迅:「そしてその後で、夢二の雑誌に寄稿したり、歩とマジな戦闘訓練をしたり、」
平賀迅:「文緒が思う存分天才らしさを発揮できる遊びを考えたり、夏川ミナをデートに誘ったりするか」
平賀迅:「……算段? フフ、そんな事」
三崎優:「なら、大忙しですね」
平賀迅:「全くだよ。だがその前に、とにかく"イカロス"をバラバラにしてやらなければ気が済まん」
三崎優:「ん、今デートって聞こえたような……」
平賀迅:「……さて、では私は行くよ。目覚める手段なんて、最初から分かっている」
三崎優:「そうなんですか?」
平賀迅:「そうさ。優も、後で」
平賀迅:中空に手を伸ばす。この世界に存在しなかった、平賀迅の一部――
平賀迅:すなわち、剣を手に取り、立ち上がるために。
三崎優:「ええ。では、また、先輩。さっきの話、半分くらいは信じておきますよ」
GM:剣を手に取った瞬間、キミの目の前から結社も魔術師たちも全てが消え去っていく。
GM:平賀くんの番はこれで終了!

GM:次は待機していた歩ちゃんの番!
GM:判定の難易度は6まで下がる!
柳武歩:万全を期すためDロイス:器物使いで思い出の一品と融合しても良いでしょうか
GM:許可しましょう!
柳武歩:ありがとう!ダイス+2で《意志》で判定します
柳武歩:6dx+2=>6
DoubleCross : (6R10+2[10]>=6) → 10[2,6,6,7,7,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

GM:高い!
GM:判定は無事に成功だ!





GM:キミは友人のシュラたちと一緒にトンネル状の入り口を潜り、スタジアムの中へと向かっている。
シュラ:「ジュースとか買ってった方がいいかなぁ。歩は何飲む?」
柳武歩:「いつも通りジンジャエールかな」
柳武歩:「いや……」
柳武歩:ふと、足を止める。
シュラ:「歩、いっつもそれだなぁ。じゃあ、オレもたまには飲んでみかなぁ」
GM:では、キミはその時気が付くだろう。
柳武歩:「……クリームソーダ?」
シュラ:「何だ、その可愛いの。似合わねえ」吹き出す。
GM:後ろを歩いていた少女たちも一斉に笑いだす。
GM:キミの手にはいつの間にかその体に融合したような鉄パイプが握られている。
GM:その鉄パイプには血が付いている。
柳武歩:ぼんやりと見つめる。囚われ捨てきれない自分の過去の象徴。
GM:キミの脳裏にフラッシュバックする記憶がある。
GM:土砂降りの雨の中、キミはアスファルトの地面に倒れている。頭は酷く痛む。
GM:血の付いた鉄パイプが音を立ててキミのそばに落ちる。
GM:頭上から聞こえてくるのはサブリーダーだったシュラの声だ。
シュラ:『チームがこれ以上飛躍するためにはお前は邪魔なんだよ、歩』
柳武歩:「なん……で……」
柳武歩:どろりとした血が流れ、顔を汚す。視界が赤く染まっていく。
柳武歩:やがて暗くなっていく視界の底で、見覚えのない光が瞬く。
柳武歩:憎い。このまま終わりたくない。ぶち壊してやりたい。
柳武歩:衝動がその光を増幅させ、死んだはずの身体を動かし始める―
シュラ:『わかんねえかなぁ。俺らがお前に従ってたのは、お前が強かったからだよ』
シュラ:『でも、もう用済みってわけ。行くぞ、お前ら』
GM:仲間だった少女たちの声がキミから離れていこうとし……。
GM:キミの目の前には再びスタジアムへと戻る入り口がある。
シュラ:「どうした、歩?」
GM:近くで少女たちの声が聞こえる。
柳武歩:「……逃げてもいいって言われた時。俺はどっかホッとしたんだよな」
シュラ:「なんだァ、いきなり」戸惑ったように微笑む。
柳武歩:「戦うのはいつだってキツい。見たくないものと向き合うのはしんどい」
柳武歩:「でも俺は言ったんだ。逃げんのは最後の手段だって」
柳武歩:あの時、夕陽に透かした掌を見つめる。
棄木かぶら:「それでしたら、あなたはあそこに戻りたいんですの?」スタジアムの入り口から少女の声が聞こえる。
棄木かぶら:「いいえ、そんなはずはありませんわよね」
棄木かぶら:「悲惨な現実と戦ったところで、それが報われるとは限りませんわ」
棄木かぶら:「だから、あなたもこちらにいらっしゃいな」
柳武歩:「……先輩。俺はまだ、戦い始めてもいねえんだよ」
柳武歩:「行かなきゃならない。先に進みたいんだ」
柳武歩:自分が今、ずっと欲しかったものを自分から捨てようとしているのはわかっている。
そして、これはきっと二度と手に入らない。

棄木かぶら:「自分から、あの土砂降りの中に戻るというんですの?」
柳武歩:「ああ。何が変わっても俺は俺だよ。でも、この気持ちを失くしたら、もうそれは俺じゃない」
柳武歩:「……それに、あいつらもきっと逃げないから」
棄木かぶら:「わかりませんわ。あなたの言っていることが。いったい、何のために」
柳武歩:「わかんなくてもいいッス。これは俺だけの理由……すげえ個人的な、エゴってやつだから」
棄木かぶら:「止めても無駄、ということですのね」
柳武歩:「はい。長牧の、妹の方を助けるって約束してんスよ」
柳武歩:喉を震わせ、あとからあとから溢れだしてくる感情を飲みこんで、シュラへ鉄パイプを突き出す。
柳武歩:「だから、お前ら(過去)とここにはいられない。さよならだ」
シュラ:「歩?おいおい、さっきからどうしたんだよ」
棄木かぶら:「そう。それでしたら、わたくしも長牧を、姉の方を、助けてやらねばなりませんの」
棄木かぶら:「もう一試合、しなければなりませんわね」
シュラ:「どうしたんだ?そんな物騒なもん持って」
柳武歩:無言のまま歯を食いしばり、腕を大きく振りかぶって、一気に振り下ろす。
シュラ:「待てよ、それ、どっかで見覚えが」
GM:その瞬間、シュラの姿とともにキミの目の前は景色は一瞬で砕け散る!
GM:歩ちゃんの番は終了!

GM:最後はミナちゃんの番だ!
夏川ミナ:おっしゃー!
GM:判定の難易度は3まで低下する!
夏川ミナ:ふー・・・
夏川ミナ:芸術:夢で判定します。
夏川ミナ:10dx=>3
DoubleCross : (10R10[10]>=3) → 10[1,1,3,5,5,7,7,8,10,10]+10[2,10]+5[5] → 25 → 成功

GM:凄いな!
GM:判定は難なく成功!





GM:船着き場にいるキミはボートへと歩みを進める。
夏川ミナ:アカデミアの制服を着られるのも、これが最後になるかもしれない。
夏川ミナ:先生の後を追ってボートに乗ります。
祁答院さゆり:「さあ、それでいい。事件はあたしたちを待ってちゃあくれないよ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「あの、先生」
祁答院さゆり:「ん、なんだい?」
夏川ミナ:「アカデミアで過ごした日々は本当に楽しかったです」
GM:さゆりはボートのエンジンをかけながら返事をする。
夏川ミナ:「でも、三年生になって卒業したら終わってしまう。うたかたの夢のような物だということも理解しています」
祁答院さゆり:「ああ。学生でいられる時間なんてのは初めから決まってる」
祁答院さゆり:「それがどうかしたのかい?」
夏川ミナ:「その……くだらない、いえ、くだらなくはない喩え話なのですが……」
夏川ミナ:「もし先生がアカデミアの生徒だったとして」
祁答院さゆり:「なんだい。言ってみな」
夏川ミナ:「毎日が楽しくて、新鮮な経験の連続で、キラキラかがやいていて」
祁答院さゆり:「あたしが?」
夏川ミナ:「はい。先生がです」
夏川ミナ:「そんな先生が、三年生の最後の日になって、どうしても“卒業したくない”と感じてしまったら」
夏川ミナ:「先生でしたら、どうされますか」
祁答院さゆり:「あたしが、か」
祁答院さゆり:「そうだねえ。あたしだったら……」
祁答院さゆり:「暴れる」
夏川ミナ:「暴れる?」
祁答院さゆり:「ああ、気の済むまで暴れる」
祁答院さゆり:「そんで大暴れした後で考えてみれば、だいたいどう気持ちを整理すりゃあいいかわかってる」
夏川ミナ:「それは、図書館で読みました」
夏川ミナ:「賢者タイムと呼ばれるものだと思います」
祁答院さゆり:「あ、いや、ちょいと違うんじゃないか?」
夏川ミナ:「むう」
祁答院さゆり:「それで、あんただったらどうする、ミナ?」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「わかりません。まだ高等部一年生ですから」
夏川ミナ:「先生に質問させて頂いたのは、私もどうすればよいか分からないからでした」
祁答院さゆり:「そうかい。なら、それもまた良しだ。あんたもあたしに倣って一暴れしたっていいしね」
夏川ミナ:「力づくで永遠の学生生活を繰り返すのが良いのか……卒業すればよいのか……」
祁答院さゆり:「まあ、そん時はぶん殴って止めるがね」
夏川ミナ:「そうなのですか?」
祁答院さゆり:「そりゃあそうさ。こんなんでも愛弟子だ。泣きわめいて暴れてる姿なんざ見ちゃあいられない」
夏川ミナ:「こんなん……」
祁答院さゆり:「そうなったら殴って止めてやるのはあたしの務めさね。まあ、今のあんたにはあたし以外にもそういう人間がいるのかもしれないがね」
夏川ミナ:「………………はい。先生、聞いて頂けますか」
祁答院さゆり:「何だい?答えが出ないならここで酒でも飲んでるかって言おうとしたとこだったんだが」
夏川ミナ:「私、プロムで男性と踊りました」
祁答院さゆり:「ほう、あんたが!こりゃあめでたい!」
夏川ミナ:「はい。しかも、同い年の友達ができました」 すらすらと言葉が出てくる。
夏川ミナ:「中等部の友達もできました」
夏川ミナ:「尊敬する先輩ができました」
祁答院さゆり:「へえ、あたしが出した課題は順調にこなしてるってわけだ」
夏川ミナ:「はい。課題どころか、海外から来た王女様ともお友達になりました」 制服のスカートがはためく。
夏川ミナ:「Rファイトに出場しました。友達と一緒にはじめて喫茶店にいって、はじめてクリームソーダを飲みました」
夏川ミナ:「台風の中の大停電事件を、みんなでいっしょに解決しました」
夏川ミナ:「……先生は敬愛していますが、先生以外にも殴って止めてくれそうな方が、いっぱいできました」
祁答院さゆり:「そうかい。そいつは全部、あんたにとって大事な思い出なわけか」
夏川ミナ:頷く。
祁答院さゆり:「……行くのかい?」
夏川ミナ:「……はい。卒業したら終わってしまう日々かもしれませんけど」
夏川ミナ:「だからこそ、アカデミアで過ごす一日一日を大事にしたいです」
夏川ミナ:制服が風にあおられて、ボロボロにちぎれていく。
祁答院さゆり:「そうかい。分かったよ。行ってきな」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「夏川ミナ、アカデミアに帰還します」
夏川ミナ:もとのドレス姿で先生に一礼する。
祁答院さゆり:「任務、ご苦労」
祁答院さゆり:「あんたと一緒に酒を飲むのはまたのお預けにしとこうじゃないか」
夏川ミナ:「……いえ、先生。これは任務ではないです」
祁答院さゆり:「任務じゃあない?」
夏川ミナ:「はい」
祁答院さゆり:「だったら、なんだい?」
夏川ミナ:にっこり笑います。
夏川ミナ:「ゆるーく、ゆるーく」
夏川ミナ:「学生生活を楽しんでいるだけです」 跳ぶ。
夏川ミナ:海に飛び込みます。
GM:さゆりは呆気に取られたような顔をする。
祁答院さゆり:「やれやれ。あんた、本当に――」
GM:水しぶきが跳ぶと、さゆりの声は聞こえなくなる。





GM:全員が判定に成功!
GM:これでクライマックス戦闘パート1は終了だ!
柳武歩:っしゃあ!
GM:現実の世界に戻ってくる直前、キミたちは幻の残滓のようなものを感じ取ります。
平賀迅:帰ってきたぜ
GM:夕焼けの教室。
GM:高校生ほどの歳の少年が席に座り、正面の席に着いた教師と話しているようだ。
GM:『お前の進路希望調査票を見たが、何だこれは?宇宙飛行士?別にご両親が宇宙飛行士だったりするわけじゃないんだろう?』
GM:『はい……』
GM:『いいか。お前は知らないだろうが、宇宙飛行士っていうのは優秀なごく一部のエリートだけがなれるものなんだぞ』
GM:『でも、先生……』
GM:『お前ももう三年なんだし、いつまでも夢みたいなことを言っているのはやめなさい。あまりご両親に心配をかけるんじゃないぞ』
GM:『……はい』
GM:『進路希望は書き直して明日までに提出するように。今日はもう遅いから帰りなさい。じゃあな』
GM:『はい……』
GM:日の沈んだ教室に少年は1人残っている。
GM:目の前の紙に書かれた「宇宙飛行士」の文字はグシャグシャに線で消され、代わりに小さく「教師」と書かれている。
GM:鉛筆を置いた少年はポツリと呟いた。
GM:『“夢みたい”じゃなくて…… “夢”なんだよ……』

GM:そして、幻は消え去る。
GM:霧灯、柳武、平賀の方に歩み寄ろうとしていたイカロスはピタリとその足を止める!
イカロス:「なぜ……なぜ、そこにいる……!」
イカロス:「なにゆえ!目を覚ましているのだ!」
平賀迅:意識が戻り、最初に動くのは腕。剣を握り直し、床に突き立てる
イカロス:「私は!キミたちの夢をこそ叶えようと!それなのに!それだというのに!」
霧灯夢二:目元を擦り、起き上がる。
柳武歩:床に着いた拳を強く握りしめ、顔を上げる。
平賀迅:「……ハハ」 剣を杖に、起き上がる 「目覚めたくなんてなかったさ。あんな居心地の良い夢からさ」
イカロス:「ならばなぜ理解せぬ!この世界ではキミたちの願いが叶うことなどないのだ!」
平賀迅:「事ここに到って善人ぶるのも馬鹿らしい。私の目的は一つだけ」
平賀迅:「……オマエをブチのめす事だけだっての」
イカロス:「ええい!忌々しい!」
柳武歩:「叶っても叶わなくても、それが俺達の人生なんだろ。てめえに仕立ててもらう必要はねえ」
柳武歩:「余計なお世話だぜ、イカ野郎」
霧灯夢二:「決めつけるなよ。願いが叶う事などない、なんて。」
イカロス:「何を言う!それはキミが一番よくわかっているはずだ!」
霧灯夢二:「………そうかもしれない。けど、」
イカロス:「そうだ。キミの夢が実現する可能性などごくわずかもない!」
霧灯夢二:「その言葉は、言っちゃいけないだろ。」
霧灯夢二:「それは、先生自身を深く傷つけた言葉じゃないのか。」
イカロス:「だからこそだ!!」
イカロス:「こうなれば……!」
イカロス:「より強い恐怖と絶望と破壊を以って!諸君らの夢を叶えてやるほかあるまい!」
GM:激昂したイカロスは《ワールウィンド》を使用!南條とミナのいた甲板の方へと瞬間移動する!
平賀迅:「……ああクソ」
長牧彼方:「……行くの、柳武?」
GM:不安そうに柳武さんの手を握る長牧彼方も額からかすかに出血している。
柳武歩:「ああ。終わらせてくる」
長牧彼方:「分かった。でも、無理はしないでね」
柳武歩:「おう。お前も気をつけろ。そんで、安心して待ってろ!」
柳武歩:甲板へ向かって駆けだそう。
平賀迅:「……私は本当に目覚めたくなんてなかったんだぞ、あの夢から。あんな気持ち、たとえ百年生きていたって味わえないんだ。どうして格好付けて、戻って来たんだよ」
霧灯夢二:「奇遇だな。俺も同じことを思ってた。」平賀くんを見る
平賀迅:「そっちもか」 夢二くんを見て、笑う 「バカだな、私も君も」
柳武歩:「なにゴチャゴチャ言ってんだ平賀ァ!霧灯ォ!ボケっとすんな!」
長牧彼方:「ボケッとすんなってさ」
霧灯夢二:にやりと笑う。「格好つけたせいで、とんだチャンスを逃したな。」
平賀迅:「ああ。これで永遠、人生砂漠に逆戻りだ……おっと。全く前向きな奴だよ」
霧灯夢二:「これ以上は拳が出るな。……行こうか。」
平賀迅:「ああ。もう前に行くしかない。だったらせめて、この道行をマシにしようじゃないか」 歩き、そして駆け出す
霧灯夢二:同じく、駆けだす。

GM:甲板。
GM:倒れていた南條と夏川は目を覚ます。
GM:キミたちを砲弾から守るように覆いかぶさっていた大和猛流は言う。
大和猛流:「ようやくお目覚めか。睡眠時間が長すぎるんじゃあないか?ナポレオンを見習いたまえ。彼は日に三時間しか眠らなかったと言うぞ」
夏川ミナ:「む……」 猛流君の横顔を間近に見ながら呻く。
夏川ミナ:「なぜここに?」
南條文緒:「……う、く、目覚めに気持ちのいい顔ではないが……同じ質問をさせてもらう、何故ここにいる?」
夏川ミナ:南條くんの横でうんうん頷いてます。
大和猛流:「この場での最善手を考えた結果、こうするのがもっとも効率が良いという答えが出た」
大和猛流:「ただそれだけの話だ。ボサッとするなよ。お前たちの仕事は丸ごと残ってるぞ」
GM:負傷した足を押さえながら大和はアルゴ幽霊船を指差す。
夏川ミナ:「……」 しゃがんで、
夏川ミナ:大和君の足の傷に自分のハンカチを巻き付けながら呟く。
夏川ミナ:「私、どうにもおかしな夢を見ていた気がします」
夏川ミナ:「南條文緒、大和猛流。あなた達はどうでしたか」
大和猛流:「さっさと逃げたよ。悪いが、催眠は俺の得意分野の一つだ。まあ、苦手な分野がそもそも存在しないがね」
南條文緒:「……ふん、夢の事などいちいち気にしていられん」
南條文緒:「……だが、夏川ミナ。お前がいたおかげで少し目覚めが早くなった気がする。感謝しておこう」
夏川ミナ:「私がですか」
夏川ミナ:「私がいたおかげで?」
南條文緒:「ええい、わざわざ聞き返すな!!」
夏川ミナ:「申し訳ありません。少し嬉しかったので」
大和猛流:「悪いが痴話喧嘩をしている時間はないぞ」
GM:大砲の音が響く。
夏川ミナ:「……む」
GM:アルゴ幽霊船を指差した大和は言う。
大和猛流:「さあ、夏川くん、行ってくるといい。一度アカデミアを救ったキミだ。同じことをもう一度やれない道理はない」
大和猛流:「二度でも三度でも救ってこい」
夏川ミナ:「一部文言の訂正を要求します、大和猛流」
夏川ミナ:「同じことをもう一度やるにあたっては――――やはり」
夏川ミナ:「やはり、みなさんの力がなくては」
夏川ミナ:ホールに続く扉の方を見ます。
南條文緒:「……ふん」
GM:直前、アルゴ幽霊船の前に赤い旋風を纏ったイカロスが現れる!
イカロス:「諸君!あの船を沈めるのだ!キミたちの願いのために!」
イカロス:「私は恐怖と絶望と破壊を以って、諸君らの夢を叶えてみせよう!」
GM:双翼の魔人が咆哮する!
夏川ミナ:《ウサギの耳》。
夏川ミナ:扉の向こうから近づく、足音を感じ取っている。
夏川ミナ:「3……2……あ、すごい勢い」
柳武歩:「おっらぁあ!」
柳武歩:ホールから続く扉を蹴破り、甲板へと飛び込んでくる。
柳武歩:「間に合ったかァ!間に合ったよな南條!夏川チャン!」
夏川ミナ:「間に合いましたか?南條文緒」
南條文緒:「遅い。だがまあ十分だろう」
柳武歩:「うるっせ!喧嘩は勢いが命なんだっつの!」平賀くんに。
平賀迅:「……」 薄く笑ってそれに続く 「…普通に開けても良かったんじゃないか?」
霧灯夢二:「ふむ、ギリギリといったところか。」スケッチブックを開きながらそれに続く
イカロス:「来たか、無粋者ども!」
イカロス:「だが、貴様たちでは最強のオーヴァードとなった彼らを止めることはできん!」
GM:アルゴ幽霊船が軋む少女の悲鳴をあげる!
赤手みあ:「私のアカデミアは終わらない!終わらせるものか!!」
GM:アルゴ幽霊船の砲塔が回転し、キミたちに狙いをつける!
平賀迅:「……あそこに手のかかる後輩も居るという事か。ま、受けた依頼は果たさんとな」
霧灯夢二:ペンを抜き放ち、手の中でクルクルと回転させる。
柳武歩:「もう一試合のスタートな。上等」
平賀迅:「それと、その最強オーヴァードとやらを盾に引っ込んだりするなよ、"イカロス"? この無粋者。言ったろ? 私はな、夢から目覚めるつもりなんてなかったんだよ。ただテメエを叩くためだけに、あの天国からこんなしみったれた人生に戻ってきてやったんだ」
平賀迅:言葉に混じり、喉の奥から、声とも呼吸とも異なる重低音が漏れる。それは雷の音。喉の奥、肺で、心臓で、魂で、雷雲が唸っているかのように思わせるような低音。
夏川ミナ:「アカデミアはしみったれていませんよ、迅」 ぺちんと叩きます。
平賀迅:「……おっと」 ぺちんされて帯びていた物騒な気配が薄らぐ 「……別にアカデミアをしみったれてるとは思っちゃいないさ。まったく」
平賀迅:「ま、何だ……」 軽く頭を掻く。もう声に雷は混ざっていない 「それはとにかく色々と困るので止めるぞ、報道部エース」
南條文緒:「そこにあるものは終わりではない。教えてやろう赤手みあ。この天才がな」
赤手みあ:「信じない!何も信じられるものかッ!!」南條に応えるように吠える!
イカロス:「よかろう!行きがけの駄賃だ!まずは貴様たちから叩き潰してくれる!」
GM:アルゴ幽霊船の放つ禍々しいレネゲイドが広がり、キミたちの体を侵していく!
GM:衝動判定だ!〈意志〉で難易度は9!
夏川ミナ:しゃー!
夏川ミナ:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,7,9,10]+1[1] → 11 → 成功

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+12(2d10->3,9)した(侵蝕率:99->111)
柳武歩:思い出の一品との一体化は解除しないでおいたんだ
霧灯夢二:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[2,2,5,7,8,9,10,10]+10[2,10]+10[10]+8[8] → 38 → 成功

南條文緒:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[1,3,6,7,10]+8[8] → 18 → 成功

平賀迅:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 9[1,1,7,8,9] → 9 → 成功

柳武歩:6dx+2=>9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[3,5,7,8,9,10]+10[10]+3[3]+2 → 25 → 成功

霧灯夢二:ちょっとすごい数字出てる。
平賀迅:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[5,8] → 13

柳武歩:なにその意志力w
南條文緒:みんななんでそんな数字が・・・
GM:全員成功か!やる!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+13した
霧灯夢二:120+2d10
DoubleCross : (120+2D10) → 120+11[2,9] → 131

柳武歩:114+2d10
DoubleCross : (114+2D10) → 114+15[8,7] → 129

柳武歩:ひい
南條文緒:108+2d10
DoubleCross : (108+2D10) → 108+12[10,2] → 120

南條文緒:うー
平賀迅:応急手当キットマンします
平賀迅:2d10
DoubleCross : (2D10) → 5[4,1] → 5

平賀迅:平賀迅のHPを+5した(HP:30->35)
南條文緒:応急手当キットします、とりあえず一個
南條文緒:11+2d10
DoubleCross : (11+2D10) → 11+6[1,5] → 17

南條文緒:回復必要な方がいないならもう一個も使っちゃいますが
霧灯夢二:必要ないのでどうぞー
柳武歩:どうぞー
夏川ミナ:つかっちゃいなー!
平賀迅:どぞどぞ。1だし
南條文緒:いえー!
南條文緒:17+2d10
DoubleCross : (17+2D10) → 17+5[4,1] → 22

南條文緒:概ね全回復よ
赤手みあ:「私たちの邪魔をするのなら、誰であっても許さない!粉々にしてやる!」
GM:アルゴ幽霊船の船体が軋み、咆哮する!
GM:ここからはクライマックス戦闘パート2の開始だ!
夏川ミナ:「あの、皆さん。緊急事態ではありますが」
柳武歩:「どしたよ夏川チャン」
霧灯夢二:「どうした?」
平賀迅:「どうした。手早くな」 ポケットの中で乾電池を握りながら既に歩み始めている
夏川ミナ:「赤手みあさんをはじめとする、生徒の皆さんは勿論として」
夏川ミナ:「“イカロス”も、できることなら……捕らえるだけで済ませられないでしょうか」
夏川ミナ:「私、変な夢を見ました」
夏川ミナ:「きっとあの人にも事情があるのだと思います」
柳武歩:「ああ……夏川チャンも見たのか、あれがそうなんだろな」
平賀迅:「……そんなことか」
霧灯夢二:「………。」覚醒する間際、垣間見た幻の残滓を思い出す。
南條文緒:「さっきも言っただろう、夢の事などいちいち気にしていられるか」
南條文緒:「自分勝手にしろ」
平賀迅:「そもそもどんな事情があったって、為した悪虐が減る訳でもない」
平賀迅:「……が、そもそも元より死なすつもりはないさ。死ぬほど痛い目に遭ってもらうし、その後で死んだ方がマシな目に遭う可能性もあるが……」
柳武歩:「たぶん命がけになるしな、甘ェとは思うけど」 ふ、と笑って頭を搔く。
柳武歩:「夏川チャンのそういうとこ俺は好きだしなあ。まあ、付き合うぜ」
夏川ミナ:「ありがとうございます。私も、柳武歩のそういった付き合いの良いところが好きです」
霧灯夢二:「夏川。お前の意見に全員賛成らしい。俺含めな。」
夏川ミナ:「なかよし5人グループということですね」
柳武歩:「はは。何かそれ、こそばゆい」
南條文緒:「全く、緊張感のないやつらだ……」
平賀迅:「……大間違いじゃあないがね」 苦笑する
夏川ミナ:スカートの内側に吊り下げていた手甲を装着。展開する。
イカロス:「シャットアップ!無駄話は終わり!今こそが真なるドリームの始まりだ!」
イカロス:「いや、あえてこう言わせてもらおう!!」
イカロス:「ドリイイイィインンンムと!!!」
柳武歩:「言い直す意味がわかんねェ」
柳武歩:ヒールの高い靴を脱ぎ捨てる。
平賀迅:「私に言わせれば、あれの事は半分以上分からんよ」
平賀迅:ネクタイを取り去り、ワイシャツのボタンを外す
南條文緒:アカデミア/有為/隔意○→アカデミア/幸福感○/恥辱
霧灯夢二/有為/厭気○→霧灯夢二/感服○/厭気
夏川ミナ/有為/敵愾心○/ロイス→夏川ミナ/感服○/嫉妬/ロイス
赤手みあ/有為/猜疑心○/ロイス→赤手みあ/信頼○/不安/ロイス

南條文緒:ロイスの書きかえです
GM:一気に変えた!
GM:イカロスは赤い旋風を巻き起こす!
GM:ここからはクライマックス戦闘パート2の開始だ!
柳武歩:よーし
GM:敵はイカロス(行動値19)、“羅針盤座”赤手みあ(行動値17)、“竜骨座”内灘幸一郎(行動値16)、“とも座”三崎優(行動値13)、“帆座”棄木かぶら(行動値7)の5人!
GM:キミたち5人が1エンゲージで、そこから5メートル離れたところにイカロスのエンゲージ、さらに5メートル離れてアルゴ組4人のエンゲージだ。
GM:そして、アルゴ幽霊船となったことで「Eロイス:破壊神顕現」が発動しています。
GM:そのため、3ラウンド目以内にアルゴ組の4人を倒さない限り豪華客船は大破して沈没します。
GM:説明は以上!
霧灯夢二:急がなきゃ…!
柳武歩:がんばるべし
GM:では、ラウンド進行を開始します。
柳武歩:はいっ
平賀迅:やるぜ
霧灯夢二:やるぜー

ROUND-01

GM:1ラウンド目。
GM:まずはセットアッププロセスからです。
夏川ミナ:《戦いの予感》《スピードスター》。
夏川ミナ:ラウンド間の行動値が58になって攻撃力も+58されます。あと、R間リア不です。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7した(侵蝕率:111->118)
平賀迅:はyい
GM:怖いぜ。
平賀迅:セットアップはなし
南條文緒:なんと天才にはセットアップがないのだ
柳武歩:何もなし
霧灯夢二:《コズミックインフレーション》《原初の黄:活性の霧》《原初の白:力場の形成》、対象はPC全員
柳武歩:キター!
霧灯夢二:攻撃力を+30します。
平賀迅:うおお
夏川ミナ:原初マン!
南條文緒:ひえー
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+8した(侵蝕率:131->139)
夏川ミナ:楽天原初マン!
GM:高いよ!?
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+2した(侵蝕率:139->141)
霧灯夢二:ファハハ…これがコズミックインフレーションの力…
GM:棄木、三崎、内灘の三人は《融合》を使用!赤手みあに融合をする!
GM:今回は特殊ルールにより、エフェクトだけでなくランクアイテムの効果も共有もさせてもらう!
平賀迅:ヒエッ
GM:四人は仮面の力により、一体の巨大なオーヴァード船となる!
GM:赤手みあは《限界突破》+《ヴァイタルアップ》を使用!最大HPを増やしつつ《隆起する大地》の使用回数を増加させる!
GM:イカロスは何もなし!
GM:では、セットアップは終了!
夏川ミナ:「“ジェミニ”、起動しま……」
夏川ミナ:「……」 ヒールとか、ドレスを見る。
夏川ミナ:「……むう。動きにくい……」
霧灯夢二:「ドレスが邪魔か?」
夏川ミナ:「はい。いえ、邪魔ではないのですが、戦闘には不向きかもしれません」
霧灯夢二:「ならば、動きやすい服に着替えるといい。」目のような模様の付いた動きやすいドレスを描き、実体化
霧灯夢二:夏川さんの体を包むドレスが、徐々に動きやすいものへと変化していく。
夏川ミナ:ドレスのかわいらしいディティールはそのまま、動きやすくなった事に驚く。
夏川ミナ:「おお……」
夏川ミナ:「やはり、あなたにはデザイナーの才能があると思います。霧灯夢二」
絵の夏川ミナ:「準備完了ですか。夏川ミナ。」
絵の平賀迅:「出来たのなら行こう。あの無粋者に今すぐにでも一撃加えたいのでな。」
絵の柳武歩:「似合ってんじゃん。夏川ちゃん。」
絵の南條文緒:「………緊張感のない奴らだ。」
夏川ミナ:目をぱちくりさせる。
霧灯夢二:「これで、戦力は二倍だな。」
平賀迅:「なるほど、大広場で夏川ミナにやっていた奴か……奇妙な気分だが、フフ、面白い。ついて来いよ私」
柳武歩:「さらっと言うなよなあ、霧灯!すげえぞ!?」
柳武歩:残り1枠のロイスを霧灯くんに取ります。霧灯夢二/○P:信頼/N:悔悟
南條文緒:「これが俺か……?不本意だが使えるならまあ構わん。役立ってもらうとするか」
イカロス:「ふん、そのような単純計算が効くものか!キミたちと我々では100対10にも等しい戦力差があるのだ!それが倍になったところで!」
イカロス:「思い知らせてくれようじゃないか!」
GM:では、イニシアチブ!
GM:イカロスは妄想のアージエフェクト《時の魔術師》を使用!HPを5点消費して赤手みあの行動値を+9する!
GM:これで貴様の行動値を超え……超えない!!
平賀迅:ミナちゃんはすばやい
柳武歩:58あるもんな
イカロス:「これが私と仮面の力だ!」
GM:時空がねじれ、アルゴ幽霊船が加速する!
GM:というわけでまずは行動値58のミナちゃんの番からです。
夏川ミナ:はい!
夏川ミナ:あ、エンゲージで質問なのですが
GM:はいはい。
夏川ミナ:戦闘移動でイカロスの横をとおって、後ろのアルゴ船まで跳ぶことは可能ですか?
夏川ミナ:移動系エフェクトはなし。移動可能距離は63mです。
GM:ふむ。戦闘移動だとさすがに厳しいかな!一度イカロスとエンゲージする必要はある!
夏川ミナ:キャーッ!
夏川ミナ:じゃあ、マイナーで戦闘移動してイカロスにエンゲージ。
夏川ミナ:オートアクションでウェポンケースからゾディアックウェポンを装備。
夏川ミナ:《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》……そして
GM:来るか!
夏川ミナ:タイタス化している大和猛流のロイスを昇華して、C値を-1する!
GM:C値を下げるのに使ってきたか!
夏川ミナ:11dx6+6
DoubleCross : (11R10+6[6]) → 10[1,2,3,4,6,7,7,8,8,8,9]+10[2,4,5,6,6,7,10]+10[2,5,6,9]+10[7,9]+10[1,6]+10[8]+10[9]+5[5]+6 → 81

GM:マジかよ。
GM:全力でドッジだ!!
GM:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[2,3,3,5,5,6,6,7,9,9,10]+2[2]+4 → 16

GM:無理だった!
GM:あ、待てよ!
GM:バロールのDロイス時使いの効果を使用!
GM:最後のダイス目2を3に変える!
GM:ダメでした・・・。
GM:ダメージをどうぞ。
夏川ミナ:ゾディアックウェポンの効果も使います。侵食+2でダメージを+1d10。
夏川ミナ:「……嘘をついたり、かばったり、ほんとうに変な人でした。大和猛流」
夏川ミナ:「しかし、同意できる点もあります」
夏川ミナ:「“同じことをもう一度やれない道理はない”」 深く腰を落とす。
イカロス:「むう、来るか!」
GM:イカロスは時空をねじまげてそれに対抗しようとする!
夏川ミナ:「はい。今日の私はダンスで皆さんから注目を浴び、キラキラが最高潮ですから」
夏川ミナ:「避けられるとは、思わないでください。“イカロス”」
夏川ミナ:矢をつがえるように片腕を大きく引く。
イカロス:「愚か者!どれだけキラキラしようとも時間の流れの前には逆らえぬ!」
夏川ミナ:「風紀委員、夏川ミナ――――」
夏川ミナ:「いきます」
夏川ミナ:9d10+1d10+12+78+30
DoubleCross : (9D10+1D10+12+78+30) → 42[10,3,8,2,4,2,3,1,9]+5[5]+12+78+30 → 167

GM:さて、そのダメージはいくらボスといえども。
GM:一度戦闘不能になります。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10した(侵蝕率:118->128)
夏川ミナ:矢のように跳ぶ。
夏川ミナ:時間流の歪みすら断ち切って。
夏川ミナ:イカロスを、殴り飛ばす!
イカロス:「バカ……な……!」
GM:イカロスは吹き飛ばされ、海へと落下していく!
夏川ミナ:「あ」
平賀迅:「……死なすなと言った奴が随分無慈悲じゃないか」 苦笑し、アルゴー船へ目を向ける
夏川ミナ:暗い海に落ちて生きていられるとは思えない!イカロスに手を伸ばします。
GM:手を伸ばしたミナの目の前でイカロスは急上昇!
GM:ミナを後ずさらせながら、再び飛翔する!
夏川ミナ:「よかった。いえ、よくないですが、よかった」 ドレスのスカートを軽くおさえる。
絵の夏川ミナ:「まだ来ます。」
GM:イカロスはリミットエフェクト《無限の血肉》を使用!戦闘不能から復活する!
柳武歩:「ちっ。ものすげえ一発だったのによ!」
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 12[1,3,7,1] → 12

平賀迅:「おっと。それもそうか」
イカロス:「この私が!この程度でやられるものか!」
霧灯夢二:「ああ。分身もついていけなかったからな。だが、ダメージは負っている筈だ。」
GM:大きく抉られた体を再生させながらイカロスは叫ぶ!
イカロス:「次はキミたちが粉微塵になる番だ!」
GM:次は行動値の上昇した赤手みあの番!
GM:マイナーで《ハンドレッドガンズ》+《雷の加護》を使用!
GM:メジャーで《アタックプログラム》+《コンセントレイト:ブラックドッグ》+《スプリットアタック》+《カスタマイズ》+《形なき剣》を使用して、南條、夏川、柳武の三人を攻撃!
夏川ミナ:!
GM:さらに判定前に《援護の風》を使用してダイスも増やす!
GM:18dx7+8
DoubleCross : (18R10+8[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,5,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9]+10[1,1,3,3,4,5,5,8,8,8,10]+10[3,7,7,8]+10[7,8,9]+10[2,7,8]+10[5,8]+10[8]+6[6]+8 → 84

夏川ミナ:あっ、やばい
柳武歩:ギャワッ
GM:《形なき剣》の効果により、ドッジのダイスはマイナス3個だ!
夏川ミナ:《スピードスター》の効果でリア不です。
夏川ミナ:だが、私の装甲は8もあるぞ!
柳武歩:《活性の霧》の効果と合わせて-5!でも防具ないのでドッジにチャレンジするしかねえ
柳武歩:ドッジします
南條文緒:ドッジダイス・・・まいなす・・・5・・・?
南條文緒:ドッジできない
南條文緒:ガードも無意味!
柳武歩:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[2,6]+1 → 7

南條文緒:やるならやれ!
GM:9d10+10
DoubleCross : (9D10+10) → 41[6,3,1,5,8,3,9,3,3]+10 → 51

GM:51点!装甲は有効だ!
夏川ミナ:歩ちゃん、おしい。あと8回くらいクリティカルすれば避けられたのに
南條文緒:死ぬのだ
柳武歩:全然おしくねぇ!?
GM:あ、待って!
柳武歩:おろ
GM:棄木かぶらのAランク:アタッカーの効果も使用する!攻撃力さらに+4!
夏川ミナ:ダメ押しw
柳武歩:いらんわ!元々死ぬわ!
夏川ミナ:死ぬわ!バカー!
GM:合計で55点のダメージ!
平賀迅:粉微塵なんだよなあ
夏川ミナ:ビーちゃんのロイスをタイタス昇華して復活します。 風紀委員長/“サイレントノイズ”ベアトリス・ハックマン/○庇護/不信感/ロイス→タイタス
GM:幽霊船の砲塔が展開!狙いをつける!
GM:放たれた砲弾がキミたちに直撃し、炸裂する!
南條文緒:とりあえずディオゲネスクラブのロイスをタイタスにして復活する!
柳武歩:長牧彼方のロイスをタイタス昇華、復活します。 長牧彼方:○P:親近感/N:悔悟/ロイス→タイタス
棄木かぶら:「狙い通りですわ。わたくしたちの邪魔をする方々は木端微塵に……!」
夏川ミナ:「ドレス……せっかくのドレスを汚さない、最善の回避方法は……」
夏川ミナ:「回避方法は……うっ……!」 吹き飛ばされる。
内灘幸一郎:「ああ。このままプロムごと破壊してやる」
赤手みあ:「そう。そして、私たちの願いを叶えましょう!そのために……消えてください!!」
GM:着弾した砲弾が連続して爆発する!
平賀迅:「形振り構うな! ドレスは替えが利く!」
柳武歩:飛び退って回避を試みるも、至近距離で砲弾が炸裂。甲板に叩きつけらて転がる。
霧灯夢二:「ちっ……!」
夏川ミナ:「でも……せっかく選んでもらって……うっく!」
南條文緒:「くうっ……!!」
赤手みあ:「まだ生きてるんですか!往生際の悪い!」
平賀迅:砲撃を睨み、その合間を抜けつつ着弾点から素早く離れる。たまたま立ち位置が砲撃の外周部だったので助かったのだ
柳武歩:「あーもう、クッソ動き辛ぇ!」
柳武歩:舌打ちしてドレスの裾に爪を立て、引き裂き、乱暴にスリットを作る。
夏川ミナ:「うわ」
夏川ミナ:自分もドレスをやぶこうとして、
夏川ミナ:やっぱりやめて、またやぶこうとして、を繰り返してます。
南條文緒:「ええい、夏川ミナ。ドレスか戦闘かどっちかに集中しろ!」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:結局、戦闘に集中する!
GM:では、赤手みあの行動は終了!
GM:次は行動値19のイカロスの番!
GM:まずはマイナーで《エアロドライブ》を使用!この《エアロドライブ》はヒューマンリレーション掲載の新エフェクト《崩壊の鼓動》によって強化されているため強い!
GM:イカロスの白い仮面が鬼の面へと変形し、その手には刀が握られる!
GM:「これぞ我が能力『先生特権』!私は教え子たちの能力をある程度操ることができるゥ!」
夏川ミナ:「あれは」
夏川ミナ:「………………マスター、ブレイド!」
イカロス:「そう!その通り!」
イカロス:「つまり!キミたちは私に勝つことはできんのだ!絶対になァ!」
柳武歩:「ある程度操る、ってのが微妙な匂いだけど……こりゃ、元が元だけにヤバいやつか」
GM:メジャーで《コンセントレイトハヌマーン》+《ライトスピード》+《かまいたち》+《渇きの主》+《朱色の大斧》+《瞬速の刃》+《漆黒の拳》を使用!2回攻撃だ!
平賀迅:「……いったいどういう理屈だか。お前は"マスターブレイド"本人でもなんでも無かろうに」
南條文緒:「なんであろうと関係ない。この天才にはな」
イカロス:「問答無用ーッ!」
GM:1回目の攻撃はそんな平賀くんが対象!
平賀迅:来いよ!
GM:命中判定!
GM:15dx8+6
DoubleCross : (15R10+6[8]) → 10[1,1,2,3,3,4,4,5,6,7,8,8,9,9,10]+10[2,4,6,6,10]+6[6]+6 → 32

GM:なかなか!
平賀迅:ジュラルミンシールドでガードだ。ダメージを出してみたまえ
GM:4d10+16
DoubleCross : (4D10+16) → 15[3,1,7,4]+16 → 31

GM:31点!装甲無視!ガードは有効だ!
平賀迅:フフーン!魔術師のボクをそんなので落とそうなんて百年早いですねー!耐えます!
平賀迅:平賀迅のHPを-25した(HP:35->10)
GM:生きてるのか!
イカロス:「喰らうがいい!イカロス流星剣!」
平賀迅:魔術師(肉体特化実験体)だからね!
GM:イカロスは重力と風力によって操作された刀で斬り付ける!
平賀迅:「何が流星! 宇宙に挑む前に諦めたお前が!」
イカロス:「どうだね!マスターブレイドと同等かちょっと劣るくらいの私の太刀筋は!」
平賀迅:「大した事もなさそうだな。大体その攻撃も、地球が大好きで堪らんといった雰囲気じゃあないか……!」 剣の峰で攻撃を捌きながら笑う
平賀迅:もちろん全ては捌き切れない。タキシードのそこかしこが裂け、風の刃に鮮血が乗り流れる
イカロス:「捌くか!そうでなくては!」
イカロス:「そうでなくては、この攻撃をしかけた意味がない!」
GM:キミは裂かれた自分の体から雷が奪われていることに気が付くだろう。
平賀迅:「……っ!?」
GM:《朱色の大斧》の効果により、1点でもHPダメージを与えるとこのシーンの間、攻撃力が+16される!
GM:さらに《渇きの主》の効果によりHPは24点回復!
GM:あと、《エアロドライブ》の効果によりHPが5点減ります・・・
平賀迅:かわいそう
GM:ちくしょう
夏川ミナ:かわいそう
南條文緒:かわいそう
平賀迅:(力を、奪う…いや、私の力が減じるほどではない。むしろ他の魔力に刺激され、活性化しているのか……!?)
GM:イカロスは平賀から跳び下がると、体を雷に変質させながらその刀で霧灯くんを狙う!
イカロス:「隙ありだとも!」
霧灯夢二:「!」
平賀迅:「しまっ、夢二!」
霧灯夢二:咄嗟にスケッチブックに筆を走らせる!
イカロス:「そして今度は……!」仮面が花模様へと変わる!
イカロス:「行くわよーッ!!」
GM:刀を振ると雷撃と花弁が散る!
イカロス:「受けるがいいわーッ!」
GM:2度目の命中判定!
GM:15dx8+6
DoubleCross : (15R10+6[8]) → 10[2,2,2,3,3,4,4,4,4,8,8,8,10,10,10]+10[2,2,3,6,7,10]+4[4]+6 → 30

霧灯夢二:ドッジ!
霧灯夢二:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[2,7] → 7

霧灯夢二:オゴゴゴゴ!ダメージどうぞ!
GM:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 22[6,6,2,8]+32 → 54

霧灯夢二:死ぬ!
GM:54点!装甲無視!
霧灯夢二:南條くんのロイスをタイタス化、昇華。立ち上がります。
霧灯夢二:スケッチブックに描いた霧灯夢二をデコイとして実体化させるが…
イカロス:「イカロス流星お花雷剣!」
イカロス:「甘いわッ!」
GM:刀によって分身は切り裂かれ、回り込んだ花弁と雷撃がキミ自身をも覆う!
柳武歩:「技名雑すぎんだろ!って、ツッコんでる場合じゃねえ!霧灯!?」
霧灯夢二:「ぐ、あ……!?」
イカロス:「どうだね。仲間の雷を自分で受けた感想は。威力はちょっと劣るかもしれんが、効くだろう?」
霧灯夢二:雷撃を受け、膝を付く。
平賀迅:「……フ、フ。いよいよ度し難く赦し難いな、腐れた男め」
霧灯夢二:「……ああ、劣るね。平賀の電撃をまともに受けたら、立ち上がれもしないだろうからな。」
霧灯夢二:ゆっくりと、体を起こす。
イカロス:「キミはつくづく度し難い生徒だ!」
霧灯夢二:「その礼に、とっておきの絵を贈ってやろう。」スケッチブックを開く。
GM:キミから吸い取った血でイカロスはHPを24点回復し、さらにエアロドライブの効果で5点消費する!
イカロス:「ふん、キミごときがあがこうとしても無駄だということを教えてやろうじゃないか!」
GM:イカロスの番は終了!
GM:内灘、三崎は《融合》の効果によって行動済み。
GM:なので、次は行動値7の霧灯くんと柳武さんの番です!
霧灯夢二:どちらが先行きますか?
柳武歩:うーん、そうですな
霧灯夢二:あ、じゃあ先譲ります。
霧灯夢二:あ、すいません。やっぱ先頂いていいですか?
柳武歩:いいすよ!
霧灯夢二:ありがとうございます!
霧灯夢二:では、マイナーで戦闘移動。”イカロス”に接敵。
GM:エンゲージだと!?
霧灯夢二:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》。オートで《紡ぎの魔眼》!
霧灯夢二:フルオートショットガンで”イカロス”を撃つぞ!
GM:ええい!アタッカーでもないキミに何ができ何ィ!?
霧灯夢二:アタッカーも出来るという事を見せてやる!
GM:来るがいい!
霧灯夢二:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,5,6,9,9,9,9]+10[1,6,6,9]+2[2]+4 → 26

霧灯夢二:おおう…
霧灯夢二:さあリアクションはどうする!
GM:ワンチャンあるかもしれん!
GM:ドッジだ!
GM:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 7[2,2,2,3,4,4,4,6,6,6,7]+4 → 11

霧灯夢二:あたった!よかった…!
GM:くそ!ダメか!
霧灯夢二:ダメージ!
霧灯夢二:3d10+40
DoubleCross : (3D10+40) → 19[9,2,8]+40 → 59

霧灯夢二:オラーッ!
霧灯夢二:装甲有効です!
GM:ダメージ高いな!?
GM:赤手みあはイカロスに対して《隆起する大地》を使用!
霧灯夢二:オゴゴーッ!
GM:1d+15
DoubleCross : (1D6+15) → 3[3]+15 → 18

霧灯夢二:1d10!
GM:あっ、本当だ
GM:1d10+15
DoubleCross : (1D10+15) → 4[4]+15 → 19

柳武歩:ふえた!
GM:あんまり変わらん!
霧灯夢二:うーん、強い。
GM:だが、装甲とさっき回復したHPを合わせてギリギリ立ってる!
霧灯夢二:ぐえええー。現実は非情だ!
霧灯夢二:スケッチブックに筆を走らせ、絵を実体化させる。
GM:しかし、手痛いダメージだ!
柳武歩:あれ、隆起する大地の射程って至近では…?
GM:あっ
平賀迅:ワオ
霧灯夢二:至近だ…
GM:待って!このダメージ減少がないと落ちちゃう!
GM:や、役立たずどもがー!
霧灯夢二:フハハハハ!よ、よかった…!
GM:仕方ない!一端戦闘不能だ!
イカロス:「ピクシス!私を守れーッ!」アルゴ幽霊船に向かって叫ぶ!
GM:女神像めいた魔眼がガードのために飛来しようとするが距離が遠い!
霧灯夢二:スケッチブックに筆を走らせ、絵を実体化。
霧灯夢二:「…受け取れ、俺の絵を。」
霧灯夢二:ゴ … ゴゴ ……
イカロス:「何だ……何が来る……!」
霧灯夢二:豪華客船の上空から重低音の唸り声が。いや、これは、
霧灯夢二:スペースシャトルのエンジン音!
絵の折田翼:「ドリイィイィイインンンム!!」
イカロス:「これは……私!?バカな……!!」
霧灯夢二:シャトルに乗った男が嬉しそうに叫ぶ!
霧灯夢二:「受け止めろ、お前の夢を!」
絵の折田翼:「ハーッハッハッハッハーーーッ!!」
イカロス:「愚か者があああッ!!」
GM:イカロスはそのままスペースシャトルに衝突する!
霧灯夢二:スペースシャトルが速度を上げ、イカロスに着弾!
絵の折田翼:シャトルは絵の月に着陸し、そこに絵の折田翼が降りたつ。
絵の折田翼:絵の折田翼は「DREAM」と書かれた旗をそこに突き立てた。
GM:吹き飛ばされたイカロスは船の船体にぶち当たる!
イカロス:「絵空事だ……そんなものは……!」
GM:手をかざすと、噴き上がった血風で絵を破壊!
GM:《不死不滅》を使用して戦闘不能状態から回復する!
イカロス:「私はこんなところでは倒れんぞ!」
霧灯夢二:「…これは絵空事なんかじゃない。」
イカロス:「キミに言われるまでもない!そのような光景、何度も夢想したのが私だ!」
イカロス:「だが、所詮は空想!夢想に過ぎぬ!それが絵空事でなければ何だ!」
GM:イカロスの体は仮面に取り込まれたかのように徐々に獣じみて変貌を始める!
イカロス:「ならばこそ、私はこのようなところで負けられぬのだ!」
霧灯夢二:「他人絵空事と言われても、辛くて諦めようと思っても、捨てきれないんだろ。」
霧灯夢二:「だから、どんな形であってもかなえようとする。」
霧灯夢二:「絵空事ってのを一番否定したいのは、先生じゃないのか。」
イカロス:「……黙りたまえ!!」
GM:イカロスは再び血風を巻き起こす!
GM:霧灯くんの番は終了!
GM:次は同じく行動値7の柳武さんの番!
柳武歩:よし。
柳武歩:《インフィニティウェポン》で武器作成しDロイス・器物使いで一体化。
柳武歩:この時点で侵蝕は129→131
霧灯夢二:すいません、侵蝕上げ忘れました。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:141->148)
柳武歩:ひー 高い
柳武歩:そしてコンボ『オール・ヘル・ブレイクス・ルース』
柳武歩:《コンセ:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》でエネミー全員にシーン攻撃だ
GM:し、シーン攻撃だと!
柳武歩:行くぜい!
柳武歩:14dx7+1
DoubleCross : (14R10+1[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,6,8,9,10,10,10]+10[8,8,8,10,10]+10[2,2,7,9,10]+6[1,2,6]+1 → 37

柳武歩:こっから《剣精の手》で追加!
GM:くっ、やる!
GM:まだ増えるのか!?
柳武歩:41+1dx7
柳武歩:まちがえたw
柳武歩:1dx7+41
DoubleCross : (1R10+41[7]) → 10[7]+10[10]+5[5]+41 → 66

GM:高いよ!ばか!
柳武歩:オッラァ!リアクションどうぞ!
GM:アルゴ組は四人全員がガード!
GM:イカロスはドッジを宣言!
GM:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,1,3,3,3,4,6,8,8,9,10]+2[2]+4 → 16

GM:一回は回ったのに!
GM:ダメージをどうぞ!
柳武歩:あいよ!
柳武歩:7d10+57
DoubleCross : (7D10+57) → 43[4,6,5,9,8,10,1]+57 → 100

柳武歩:装甲は有効!
GM:嘘だろ……
GM:赤手みあは《隆起する大地》を使用!
GM:1d10+15
DoubleCross : (1D10+15) → 6[6]+15 → 21

GM:さらに三崎優が赤手みあに《斥力障壁》を使用!
GM:1d10+15
DoubleCross : (1D10+15) → 6[6]+15 → 21

GM:ここまでだな。
GM:《ヴァイタルアップ》を使った赤手みあ以外のアルゴ組は落ちる!
GM:イカロスも再度戦闘不能だ!
柳武歩:血染めの鉄パイプ。未来へ向かう礎とするため、それを強く握りしめる。
柳武歩:「夢を潰して心を折って、あんたはどこへ行きてえんだ。イカロス!」
イカロス:「当然!その先だとも!」
イカロス:「崩れた夢の先に叶うものがあるのだ!」
柳武歩:「は!てめえ一人が先に行くつもりかよ!それじゃあ生徒は置いてけぼりだ!」
柳武歩:大きく、声を張り上げる。仮面の先へと届くように。
柳武歩:「あるご船だかなんだか知らねーがよ!目的地もわからねえで、同じとこグルグル回ってのはなあ!」
柳武歩:「そんなもんは航海じゃねえ、遭難っつうんだ」
イカロス:「最後には皆救う!皆だ!」
イカロス:「それだとしても皆が幸福ならば構うまい!」
柳武歩:腕と一体化した鉄パイプは、天を衝く勢いで延長する。大きくしなったそれは、巨大な金属の鞭と化す。
イカロス:「こ、これは……!」
柳武歩:「悪いがよ。船長がお前じゃ、同じガッコの連中は乗せておけねえな。救助が必要だ。行くぜ!棄木先輩!」
棄木かぶら:「マズイですわ、マズイですわ」
柳武歩:「俺は荒っぽくしかできねーからよ!痛かったら仮面を恨んでくれよなァ!」
三崎優:「即座に障壁を……!」
柳武歩:「おおおっらああ!!」
柳武歩:振り回す腕が、荒れ狂う大海蛇のごとくイカロスと幽霊船に喰らいつく!
GM:女神像めいた魔眼がバリアーを貼ろうとする!
柳武歩:霧灯夢二の産み出した、同じ動きをする歩の攻撃がそれを貫く!
GM:だが、その障壁は女神像めいた魔眼ごと砕け散る!
イカロス:「ノオオオオオオッ!!」
絵の柳武歩:「おおらぁっ!どうだ!」
柳武歩:ふしゅう、と息を吐く。侵蝕は131→147へ。
GM:アルゴ幽霊船は船の各部を破壊され、一時的に動きを止める!
GM:地面に叩きつけられたイカロスはその仮面にヒビが入る!
棄木かぶら:「ば、ばたんきゅーですわ……」
柳武歩:「再戦はいつでも受け付けるッスよ。そんで……」
柳武歩:「もう一息、か……!」
内灘幸一郎:「ウソだろ……あれで俺と同じCランクだなんて……!」
三崎優:「先輩……ごめんなさい……」
赤手みあ:「まだ……」
イカロス:「そうだ。まだ終わらぬ!」
GM:イカロスはエネミーアイテム勇気の仮面を使用!
GM:ひび割れた仮面を無理やり血でつなぎ合わせて立ち上がる!
赤手みあ:「まだ終わらない!終わらせてなるもんか!」
GM:船が再び軋みながら動き出す!
絵の柳武歩:「みてぇだな。」鉄パイプを担ぎ直す
夏川ミナ:「もうひと押し。といったところでしょうか」
夏川ミナ:アルマテーラ様からの寄付で購入された豪華客船。それが徐々に傾いてきているのを感じる。
南條文緒:「全く、往生際の悪いことだ……」
平賀迅:「……船もまだ動くか。歩、大した一撃だったが」
平賀迅:「もはや『終わらせないこと』だけが目的になってるんだよ。未来なき航海だ。……さてと」
GM:次は行動値6の平賀くんの番!
平賀迅:「アレはこちらで引き受ける。彼女は君が止めろよ、天才」
平賀迅:マイナーアクションで高速振動ブレードを起動。
柳武歩:「魅せろよ、魔術師!」
南條文緒:「……」
平賀迅:メジャーアクション、《コンセントレイト》+《一閃》+《バリアクラッカー》。対象は"イカロス"です。
GM:来い!
平賀迅:一閃での移動時に《縮地》も使用。
平賀迅:んん……
平賀迅:"イカロス"のロイスをタイタスにして昇華、C値-1!
GM:そこまでやるか!
平賀迅:ここで仕留め損なったらマジでカッコつかないからね……!
平賀迅:10dx6+7
DoubleCross : (10R10+7[6]) → 10[2,2,4,4,4,4,6,9,10,10]+5[1,2,3,5]+7 → 22

平賀迅:ほらー!
GM:いけるかもしれんな。
夏川ミナ:が、がんばれー!平賀くーん!
柳武歩:あ、あたれー!
GM:ドッジを宣言!
GM:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[2,2,2,4,5,6,7,7,7,8,10]+1[1]+4 → 15

柳武歩:やったー!
平賀迅:やめてよ!ばか!
霧灯夢二:あっぶない…!
GM:Dロイス時使いを使用して最後のダイス目の1を2に変える!
GM:達成値は16!
GM:回避失敗!
平賀迅:ダメージ出します!Sランク:アタッカーの効果使用!
GM:アタッカーと来たか!
平賀迅:5d10+67
DoubleCross : (5D10+67) → 18[2,9,2,3,2]+67 → 85

平賀迅:装甲ガード全部無効!死ヒャーッ!!
GM:装甲もガードも!?
GM:ダメだ。そのダメージはどうにもならん。
GM:だが、一人では死なん!
平賀迅:なんだと
GM:イカロスはひとまずこれで完全に戦闘不能だ!
平賀迅:ポケットの中、乾電池を握り潰すと同時に、青白いプラズマの火花が飛び散る。
平賀迅:先んじて分身が稲妻と化して突撃し、攻撃。だがそれは入りが浅い!
絵の平賀迅:「そら、”崩し”たぞ。後は好きにやれ。」
イカロス:「この程度か!」
GM:一撃目は辛うじて耐える!
絵の平賀迅:振り返り、不敵な笑みを浮かべる。
イカロス:「何だ……?」悪寒。
平賀迅:その瞬間には、平賀の魔術は完成している。そのレイピアの刃の周囲に、稲妻で描かれた三重の魔法陣。
平賀迅:「神話を更新しろ、イカロス!お前の傲慢の翼を散らすのは、天の日差しなんかじゃあない」
平賀迅:「アカデミアという楽園より放たれた、この」
イカロス:「これは……!」
平賀迅:稲妻と化し、閃光と轟音と共に"イカロス"へ肉薄。
GM:刀を振るが対応しきれない!
平賀迅:「――稲妻(わたし)だ!」
イカロス:「雷か!!」
平賀迅:レイピアが突き刺さったその瞬間、魔法陣の全てが"イカロス"の身体に流れ込む。
平賀迅:「とくと味わえ! 稲妻歩き(モデラート・デル・トゥオーノ)――!」
イカロス:「あがああああッ!?」
イカロス:「こんな……こんなバカなーッ!?」
平賀迅:次の瞬間、"イカロス"の身体はコンマ1秒以下だけ稲妻と化す。その身体は即座に元に戻り、稲妻の速度と推力だけを得て、船を突き破り、海面へと吹き飛ぶ――
平賀迅:……感じにしたいので、もし何か最後にやるようであれば今のうちにお願いします(ぶっちゃけ
GM:では、吹き飛ばされる瞬間!
イカロス:「猿真似だ……猿真似でいい……」
イカロス:「リンクは繋げてある……」
GM:イカロスの体から散った羽根が一本、キミの体に触れる。
GM:イカロスは《ワームホール》を使用。
GM:同じだけのダメージを返す!
GM:イカロスに与えたのと同質量の衝撃がキミの体にも伝う!
平賀迅:「――、!?」 確実に仕留めたと思って気の緩んだ瞬間、"イカロス"がそうなったのと同様に
イカロス:「道は……開けさせてもらう……」
平賀迅:稲妻の速度、稲妻の推力で吹き飛ばされ、船体を突き破り、海に落下する
GM:イカロスの体は吹き飛ぶ!海面を跳ねた彼の体からは砕け散った羽根が散る!
GM:そして最後のDロイス触媒を使用!
GM:赤手みあを行動させる!
GM:ボロボロの体を船体から引き剥がした赤手みあは跳躍する!
赤手みあ:「うああああああああ!!!」
GM:もう《融合》の効果は切れたので使えるエフェクトは自分のもののみ!
南條文緒:「赤手みあ……!」
GM:マイナーで《インフェニティウェポン》+《オプティカルレンズ》+《光芒の疾走》を使用!
平賀迅:あ、行動前は待って欲しい……!
平賀迅:タイタス昇華で復活します。ええとなんか適当に
GM:お、了解!
平賀迅:南條くんのロイスをタイタスにして昇華、復活です。うっかり攻撃来たら死ぬからね……!
夏川ミナ:なら、船体を突き破ったものの
夏川ミナ:平賀くんは海に落ちてません。甲板から一個したの客室で『受け止められている』。
絵の平賀迅:逆方向に落ちた”イカロス”もまた、絵の平賀迅によって受け止められている。
夏川ミナ:「咄嗟に」
平賀迅:「……っは! な……ッ?」 衝撃を感じた瞬間に覚悟した激突の痛みはない。荒く息をして、辺りを見回そうとする。
夏川ミナ:「床を殴り抜けて……こうして待ち構え、ナイスキャッチしたのですが」
夏川ミナ:平賀くんの背中を抱くように、しっかりとキャッチしてます。
夏川ミナ:代償として、ドレスはあちこちボロボロになっている。
夏川ミナ:「余計なお世話だったでしょうか、迅」
平賀迅:「……お、お。おま、え」
平賀迅:「……いや、そんな、とんでもない。助かった。まさか最後のアレを、返されるなんて、思ってもいなかったのでな」
平賀迅:「全く、抜かっている……」 頭を軽く振る
柳武歩:「あ、あっぶねえ。霧灯も、夏川チャンも、ナイス……!」
柳武歩:血相を変えて駆け寄ろうとした二方向の様子を見て、ほっと胸をなでおろす。
夏川ミナ:ぴょんと飛んで甲板に戻ると、下の平賀くんに手を差し伸べます。
夏川ミナ:「さあ」
夏川ミナ:「見届けましょう」
GM:平賀が吹き飛び、夏川と霧灯の注意がそちらに向いたその間隙を。
GM:赤手みあは跳ぶ!
平賀迅:「……ああ、うん」 手を取り、甲板の上へ
霧灯夢二:「来るぞ!」
GM:マイナーで《インフェニティウェポン》+《オプティカルレンズ》+《光芒の疾走》を使用!
GM:武器を作成しながら南條くんにエンゲージ!
GM:仮面は既に半分ほど砕け、手には羅針盤めいた長剣が握られている。
GM:メジャーで《光の舞踏》+《形なき剣》を使用して南條くんに攻撃!
GM:命中判定いきます!
南條文緒:「来るなら来い、赤手みあ。俺は逃げも隠れもせん」腕を組み、白衣が風になびく
赤手みあ:「何でですか!逃げろよ!隠れろよ!怖い……癖に……ッ!!」
GM:命中判定!
GM:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,1,2,4,5,6,6,7,8,9,10]+1[1]+4 → 15

GM:ドッジのダイスはマイナス3個だ!
赤手みあ:「私は!私はッ!!」
南條文緒:ドッジもガードもしない!放棄する!
GM:赤手みあは羅針盤めいた長剣を振り下ろす!
赤手みあ:「怖くて堪らないんだよ!!」
GM:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+11[9,2] → 27

GM:27点。装甲、ガードともに有効です。
南條文緒:余裕で死ぬ、ので、えーと、どうしようかな
南條文緒:過去、仮面をつけた自分/執着○/悔悟/ロイス を取得できるならしたい!
GM:許可しましょう!
南條文緒:ならそれを昇華して復活!
GM:キミの体を長剣が切り裂き、鮮血がほとばしる!
南條文緒:「ぐ……く……っ……!!」
赤手みあ:「はぁ……はぁ……あああああああッ!」
南條文緒:「ふ、ふふ……天才が、この程度……く……けほ……っ……!!」
赤手みあ:「……血だらけの癖して、なに強がり言ってるんですか」
GM:最後に行動値4の南條くんの番だ。
南條文緒:「……強がり……そうだな、強がりだろうな」
南條文緒:「自分の事を天才と呼び、他人を見下し、常に一人で……うむ、我ながら……強がり以外の何物でもないな」
赤手みあ:「自分は弱いんだって認めてますよ、それ」
南條文緒:「ああ、そうだとも……ずっと、怖かったんだ……いつかまた、あの仮面に手を出してしまうのではないかとな」
赤手みあ:「だったら!私のことをとやかく言えた義理なんてないじゃないですか!」
南條文緒:「……ああ……だがな……今はな……今なら、違う気がするんだ」
赤手みあ:「何が違うっていうんですか!」
赤手みあ:「負けない!南條さんになんかッ!」
GM:赤手みあは再び羅針盤めいた長剣を振りかぶる!
南條文緒:「わからん……何もわからんさ……ただ、ひとつだけな……!」
南條文緒:マイナーなし、メジャーで〈コンセントレイト:ソラリス〉+〈アシッドボール〉+〈エクスプロージョン〉+〈増加の触媒〉+〈トランキリティ〉+〈アンプリフィケイション〉
GM:赤手みあは砕けた仮面から覗いた目でキミを睨み、長剣を振り下ろそうとする!
GM:命中判定をどうぞ!
南條文緒:12dx7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[2,3,3,3,3,4,5,6,7,7,8,8]+10[6,6,8,9]+6[6,6]+2 → 28

GM:ドッジ!
GM:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 6[4,6,6,6]+3 → 9

GM:回避失敗!
GM:ダメージを!
南條文緒:HP11→6 侵蝕値120→138
南條文緒:「何が、違うのかな、全くわからない。ただ、ただ……」
南條文緒:Sランクアタッカー使用!
GM:来い!
赤手みあ:「あああああああああッ!」
南條文緒:5d10+2+8+18+20+40
DoubleCross : (5D10+2+8+18+20+40) → 30[4,5,9,5,7]+2+8+18+20+40 → 118

GM:そのダメージは……。
南條文緒:「ただ、貴様を、助けたいんだ」
GM:耐えられるはずもない。
赤手みあ:「そんなの」
赤手みあ:「そんなの……」
赤手みあ:「分かってましたよ」
GM:最後に残った赤手みあも戦闘不能になる!
南條文緒:試験管の薬品にソラリスの力を共鳴させ、小規模ながら破壊力の高い爆発を起こす
南條文緒:それは緻密な計算によって、仮面を破壊するにとどめるだろう
GM:爆発に巻き込まれ、羅針盤座の仮面は粉々に砕け散る!
GM:仮面の破片が宙に舞い散る中を小柄な少女の体は倒れていく。
南條文緒:「なら、手間を、かけさせるんじゃあ、ない、愚か者、め……」その体を受け止める
赤手みあ:「ごめん……なさい……」
GM:赤毛の少女は弱弱しくキミの体にもたれかかる。
赤手みあ:「それから」
赤手みあ:「ありがとうございます」
赤手みあ:「今度はちゃんと言いましたよ」
南條文緒:「……ああ、ちゃんと、進んできたな」
赤手みあ:「はい」
GM:少女はキミの腕の中で微笑むと、キミの顔を見上げた。
GM:これでエネミーは全員戦闘不能。クライマックス戦闘は終了です!
柳武歩:勝ったー!
夏川ミナ:やったー!
夏川ミナ:「しかし、ううむ」
夏川ミナ:「もう駄目そうですね」
夏川ミナ:「この船」
GM:赤手みあが倒れると、アルゴ幽霊船の融合も解けていっているようだ。
雲雀宏一:「おーい、キミたち!無事に終わったんだね!」
柳武歩:鉄パイプごと伸ばした腕で幽霊船から棄木かぶら、三崎優、内灘幸一郎の身体を引きずり出し、せっせと自分たちの船へと移している。
霧灯夢二:「持たせるさ。プロムが終わるまではな。」にやりと夏川さんに微笑む
霧灯夢二:そうしてスケッチブックを開き、何かを描き始める
平賀迅:「持たせるって、あれだけ派手に砲撃を受けていたのに……一体何を」
夏川ミナ:「?」 スケッチブックをのぞきこむ。
平賀迅:夢二くんの方も気になるが、歩ちゃんが引っ張り出してきた面々の様子も見ておこう
柳武歩:「無事じゃねースよ……めちゃめちゃ疲れたっつの」
柳武歩:悪態をつきながらも、表情は晴れやかだ。
平賀迅:おっと、このままエンディングに行きそうな雰囲気なので、最後にロイスを
平賀迅:時間軸的には前後しますが
平賀迅:尊い経験/船での思い出/○懐旧/悔悟/ロイス
平賀迅:これで
GM:了解です!
絵の夏川ミナ:全員が助かったのを見て、
絵の平賀迅:描かれた平賀や柳武らが
絵の柳武歩:姿を消す。
雲雀宏一:「しかし、船の動力源もダメージを受けてしまったし、パーティー会場もめちゃくちゃだよ。いったいどうするつもりだい?」
GM:と、クライマックスフェイズはここで終了!

バックトラック

GM:ここからはお待ちかねのバックトラックだ!
GM:今回のEロイスは合計7つ。
柳武歩:おうっ
夏川ミナ:わー
GM:最初に7d10を振るかどうかを決めてください。
平賀迅:あ、すみませんクライマックス攻撃の侵蝕値足されてなかったので今足します
霧灯夢二:振ります!振らせてください!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+10した(侵蝕率:123->133)
南條文緒:絶対帰りたいマンなので振る
柳武歩:振る振る!
平賀迅:で、Eロイス分振ります
柳武歩:147-7d10
DoubleCross : (147-7D10) → 147-35[7,2,4,7,5,7,3] → 112

夏川ミナ:なんか珍しくミナが一番侵食低いのですが、ふります。帰らないといけないのです。
夏川ミナ:128-7d10
DoubleCross : (128-7D10) → 128-31[4,4,3,9,6,1,4] → 97

平賀迅:133-7d10
DoubleCross : (133-7D10) → 133-45[1,8,9,7,9,2,9] → 88

霧灯夢二:148-7d10
DoubleCross : (148-7D10) → 148-33[4,5,4,2,5,10,3] → 115

柳武歩:よしっ
霧灯夢二:よし、一倍!
夏川ミナ:1倍!
霧灯夢二:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-21[3,2,6,1,9] → 94

平賀迅:その出目、攻撃時に欲しかったな……w
霧灯夢二:やった!
南條文緒:138-7d10
DoubleCross : (138-7D10) → 138-28[10,3,1,7,1,4,2] → 110

柳武歩:1倍で良さそうっ
夏川ミナ:97-4d10
DoubleCross : (97-4D10) → 97-14[4,2,1,7] → 83

南條文緒:うむ、これならいけるだろう
柳武歩:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-27[1,9,8,1,8] → 85

夏川ミナ:あ、5点だ。やったー
柳武歩:やったー
平賀迅:1倍で
南條文緒:110-4d10 1倍!
DoubleCross : (110-4D10) → 110-24[9,6,7,2] → 86

霧灯夢二:5点!
平賀迅:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-19[2,9,5,3] → 69

柳武歩:5点ぜ!
南條文緒:OK!5点!
平賀迅:減りすぎ
GM:全員無事に帰還できたようですね。おめでとうございます。
平賀迅:くっ4点だ。とにかく生還!
柳武歩:やったー!おめでとう!
霧灯夢二:めでたい!
GM:では、バックトラックは終了。

ED01

GM:ここからはエンディングフェイズです。
GM:まずは他のPCも登場しつつ歩ちゃんのエンディングから。
GM:被害を受けたパーティー会場は食器類などが散乱したり、ガラスが割れたりし、惨憺たる有様だった。
夏川ミナ:「ひどい有様ですね。柳武歩」
夏川ミナ:「ウインナーが……」 落っこちたウインナーを見て悲しそうな顔をしてます。
夏川ミナ:「テリーヌも……」
柳武歩:「ああ。メチャクチャだな、せっかくのプロムがよ……」
柳武歩:「食うなよ夏川チャン」
夏川ミナ:「う」
平賀迅:「ついさっきまでは皆普通に楽しんでいたから、余計にな。まったく……」
平賀迅:「う、って」
南條文緒:「食うつもりだったのか……?」
霧灯夢二:夏川さんが見ていたウインナーが、何者かによって拾い上げられる
目玉の怪物:「キーッ!キーッ!」
夏川ミナ:「いえ。衛生観念的に、食べるなどとんでもないことです」 手をひっこめる。
夏川ミナ:「あ、めだまさん」
雲雀宏一:「おや、何だろう、この薄気味の悪い怪物。キミたちの知り合いかい?」
目玉の怪物:夏川さんにウインクし、拾い上げたウインナーをてきぱきと片づけていく
霧灯夢二:「知り合いさ。ほらあれも。」
雲雀宏一:「ほほう、なるほど。こうやって人手を確保するわけか」
平賀迅:「知り合いというか、こいつのだ」 夢二くんを示して 「流石、編集部は仕事が早い」
一つ目の大柄な男:大きい瓦礫を拾いあげて、甲板へ
柳武歩:「なるほど。こりゃ俺らがやるより速いわ」
雲雀宏一:「よおし、分かった。それなら僕も少しツテを当たってみようじゃないか」
霧灯夢二:奇妙な一団が、てきぱきとプロム会場を片づけていく。
平賀迅:「そしてそこに私たちが加われば更に早いという訳だ」
GM:少ししてパーティー会場にやって来たのは、包帯姿の男を筆頭にした集団。
柳武歩:「サボんのは無理か。まあしょうがねえ」
霧灯夢二:「む。あれは」
夏川ミナ:「はい。ダンス相手不在委員(かわいそう)ですね」
南條文緒:「俺は休みたいんだが……」
GM:そのいかにもモテなさそうな男たちはダンス相手不在委員(かわいそう)たちだ。
持内権三郎:「野郎ども!所詮この世は弱肉強食だ。モテれば嬉しく、モテなければ悲しい」
平賀迅:「……いたのか」
持内権三郎:「だが、まずは!」
持内権三郎:「まずは生徒会から恩赦を得るために全力でこの会場の片づけをするぞ!!」
非モテ七本槍:「「「うおおおおー!!!!」」」
目玉の怪物:「ぎー!」
一つ目の大柄な男:「ウオオーッ!」
霧灯夢二:「……ま、あいつらもアカデミアの一員だったわけか。」ほっとしたようにため息を吐く
雲雀宏一:「ふっふっふ、人材はこうやって使うのさ」
平賀迅:「いいね。ポジティブな理由の労働力ならさ」
GM:スマートフォンをしまいながら生徒会長は微笑む。
柳武歩:「……ほんと、会長はちゃっかりしてんだからよー」
霧灯夢二:「よし、片付きそうだな…。おい!軽音部!吹奏楽部!」
夏川ミナ:「……」
雲雀宏一:「さてと、この分ならすぐにでも再開ができそうだね」
GM:軽音部と吹奏楽部が霧灯くんのそばに集まってくる。
霧灯夢二:「壊れた楽器は何台ある?全て用意してやろう。」
GM:「全てだって!?」「そんなことができるのか」「ホーリーシット」
平賀迅:「……おい」 ミナちゃんに小声で
夏川ミナ:びくっとそっちを向きます。
霧灯夢二:「負傷した人間はひとまず客室か医務室へ。」
夏川ミナ:「あの、ええと」
夏川ミナ:「お見苦しい事になっていないでしょうか。ドレス」
平賀迅:「……ああ、まあ」
平賀迅:「私もそいつがきになってたんだ。正直な」 言いつつ、ジャケットを脱ぐ
夏川ミナ:下着が見えたりしていないか、背中とかスカートの部分とかを気にしている。
夏川ミナ:「気になってた?」
平賀迅:「ああ。私の油断で食らった反撃。あのフォローをさせたからな。ほら」 脱いだジャケットを押し付ける
平賀迅:「羽織れ。背中とか肩まわりはそれで大丈夫だろ」
夏川ミナ:「なるほど」 ジャケットを受け取って、羽織る。
夏川ミナ:「これで貸し借りなし……といったところでしょうか?」
平賀迅:「足の周りは私じゃどうにもならん。とりあえず高所とかに上がらないように気をつけて。気になるんなら休んでても良い。人手はあるから」
平賀迅:「……面白い事を言うな」 少し笑う
夏川ミナ:「はい。少し、ユーモアのセンスが身についてきたように思います」
夏川ミナ:「ふふ」
平賀迅:「全く、どこまで本気なのやら」
GM:そこで吹奏楽部が再び壇上に登る。
雲雀宏一:「さあ、オーケストラだ!」
雲雀宏一:「港に着くまでの間プロムを再開するぞ、みんな!」
GM:歓声が湧きあがり、オーケストラが一斉に鳴り出す!
柳武歩:「えええ。本気か、この状況でェ!?」
夏川ミナ:「おおー。」 棒読みで拳を突き上げる。
霧灯夢二:「プロム、再開だ。」夏川さんと平賀君に話しかける
霧灯夢二:「踊りたければ存分に踊ってくるといい。」
平賀迅:「ハハ。いいじゃないか。今日という夜は今しかないんだ。しかし攻撃を受けた船で帰らない訳にもいかない」
平賀迅:「なら今、帰還までの時間を楽しむのは道理……だな!」 拳を上げる
柳武歩:「あー……わかった、わかったよ」
霧灯夢二:「そう!今日しかない!だから、その分思いっきり楽しめ!」
霧灯夢二:「おっと、(かわいそう)たちには…」絵で描いた思い思いの美少女が(かわいそう)たちの手を取る。
GM:ボロボロのドレスやタキシードを着た男女はダンスホールで思い思いの相手とダンスを始める。
南條文緒:「全く、どいつもこいつも元気なものだな」その辺りにあったソファに座る
柳武歩:「おら!お前らもそんなとこでモジモジしてんなよ。今のうちに紛れちまえ!」
柳武歩:清掃が終わり、隅っこの方に固まっているダンス相手不在委員(かわいそう)の連中に声をかける。
GM:柳武に叱咤されたダンス相手不在委員(かわいそう)たちは慌てて会場に散っていこうとする。
夏川ミナ:「あ、それでしたら」
夏川ミナ:持内権三郎くんの方に駆け寄ります。
夏川ミナ:「この包帯は」
持内権三郎:「チッ、くだらねえ。この俺がダンスだと」
持内権三郎:「あン?この包帯がどうした」
夏川ミナ:顔に手を伸ばして、包帯をしゅるしゅるほどいていきます。
夏川ミナ:「取ったほうが良いのではないかと思います。相手の顔が見えたほうが、いいですし」
持内権三郎:「なっ……!テメェ!」
夏川ミナ:「あと、恋愛は顔ではないですよと本に……」
夏川ミナ:無限木刀で殴られる前に逃走する!
持内権三郎:「許さねえぞ。覚えておきやがれ!」
GM:真っ赤になった少年は背中に叫ぶ!
柳武歩:「うはは、ナイス、夏川チャン!」
平賀迅:「全く本当、よくやるよ……くく」
夏川ミナ:「はい。最近、ユーモアのセンスが身についてきたように思います」
南條文緒:「うむ、赤手みあのやつよりも面白かったぞ、今のは」
赤手みあ:「ほほう、心外ですねえ、南條さん」
GM:ボロボロの赤いドレスを着た赤手みあは南條の隣のソファにどっかりと座る。
南條文緒:「なんだ起きたのか」
赤手みあ:「私のいないところでそんな風に貶すだなんて人権の侵害ですよ!」
赤手みあ:「心外だけに」
赤手みあ:「あ、起きました!」
南條文緒:「全く、本当にそういうことだけはすぐに思いつくな……」
赤手みあ:「……プロム、始まっちゃいましたねえ」
GM:キミたちから見える会場の端。内灘幸一郎と美袋晴子は少しの間言葉を交わす。
GM:それから2人はぎこちなく、それでも幸福そうにダンスを始める。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:そんな内灘先輩と美袋先輩を見て、ほっとしたように息を吐きます。
南條文緒:「ふ、そうだな」それを見て少し笑う
赤手みあ:「ダンス、私はこの格好じゃ無理ですねえ」
GM:赤手みあはボロボロの赤いドレスを示しながら言う。
赤手みあ:「南條さんは誰か他の人とダンスしてこないんですか?」
南條文緒:「俺はもう疲れた、こんな体でろくな踊りは出来んだろう」
柳武歩:ソファに座っている南條くんの襟首を掴む。
南條文緒:「ぬぁあっ!!?」
柳武歩:「何落ち着いてんだよ南條、ちょっと付き合え」
赤手みあ:「ふーん。まあ、そうですよね。って、ちょっと不良の人!?」
柳武歩:「悪いね、ちょっと借りるぜ。後でちゃんと返すからよ!」
南條文緒:「柳武!?なんの用……おい!待て!引きずるな!!」
赤手みあ:「あ、はーい。いや、別に私のものでは!」

柳武歩:ホールの中央まで連れてきて向かい合い、一礼する。
柳武歩:「まあダンスの仕方なんてわかんねーから、カッコだけな」
柳武歩:なかば強引に手を取り、リズムに合わせてステップを踏む。
南條文緒:「な、おい……何故俺と……っ」といいつつ踊りはじめる
柳武歩:「なんつーかな。あん時お前と鉢合わせてなかったら、ここに居たかどうかもわかんねーじゃん」
南條文緒:「う、うむ……まあ、確かにな」
柳武歩:「感謝してんだぜ、一応。お前なんだかんだ言いながら面倒見いいしな」
南條文緒:「面倒見が……いい……俺がか……?」怪訝そうな顔
柳武歩:「凡才がどうのこうの言いながら、居なくなれ、とは言わなかったろお前」
南條文緒:「……むう」
柳武歩:「だから、最後まで一緒に事件に関われた。ありがとな」
柳武歩:「そんだけ!後でちゃんと、赤手先輩もダンスに誘えよ!」
南條文緒:「……ふん、あんなボロいドレスには、まともに踊れない疲れ切った男がよく似合うだろうよ」
赤手みあ:「聞こえていたぞー」
赤手みあ:「ちょっとこっちに来てください」
GM:戻ってきた南條の腕を赤手みあが掴み、無理やりホールの中央へと連れて行く。
赤手みあ:「南條さんにロマンチックな雰囲気作りなんて無理だってこと、ようく分かりました」
南條文緒:「なっ、貴様っ!!」
南條文緒:「おい!!どいつもこいつも何故人を引きずる!!!」
赤手みあ:「南條さんが引きずられるような言動をしてるのがいけないんです!」
赤手みあ:「いいからダンスしますよ!ダンス!」

夏川ミナ:じゃあそれを見ながら、隅っこで絵を描いてた霧灯君に声をかけます。
夏川ミナ:「霧灯夢二」
霧灯夢二:「…どうした?踊ってこないのか?」
霧灯夢二:筆を置く。補修も片づけもとりあえずは一段落ついた。
夏川ミナ:「いえ、あなたを踊りに誘いにきました」
霧灯夢二:「……俺を?」
夏川ミナ:「酔いつぶれた私を介抱して頂いたお礼………………お礼……?」
夏川ミナ:「お礼にはならないと思いますが、一曲付き合ってはいただけないでしょうか」
霧灯夢二:「え、えと、そ、うだな……。」僅かに目を逸らして、頬を掻く。
夏川ミナ:「あ、あと」 平賀くんにうまーくリードしてもらったことを思い出す。
夏川ミナ:「あまり踊るのが上手ではないのですが、それでもよければ」
霧灯夢二:「俺もあまりダンスは得意じゃないから、リードとか、できないぞ?」心配そうに夏川さんを見上げる。
夏川ミナ:「大丈夫です。柳武歩と南條文緒が先陣を切ってくれましたので」
夏川ミナ:「さあ」 右手を差し出す。
霧灯夢二:「…………。」少し悩んで、おずおずとその右手に自分の右手を重ねる。
夏川ミナ:ホールの中央に連れて行って、ぎこちなーく踊り出します。
夏川ミナ:「いち、に、いち、に」
霧灯夢二:「う、うわ」よたよたと千鳥足のようなステップで踊り出す。歩幅があわないのだ。
霧灯夢二:それでも何とか夏川さんのステップとリズムについていこうとする。
夏川ミナ:「くるっとターンして、うわ、おおう」 よたよたしている。
夏川ミナ:「実は、あなたにお願いがあるのです。霧灯夢二」
霧灯夢二:「……おねがい?」
夏川ミナ:「はい。いつか……遠い未来で結構です。一年後でも、二年後でも」
夏川ミナ:「もし貴方が能力を使いこなせるようになって。また絵を描けるようになったら」
夏川ミナ:「私と、あなたと、迅と、柳武歩と、南條文緒」
夏川ミナ:「五人いっしょの絵を描いてはいただけないでしょうか」
夏川ミナ:「一生の宝物にします」
霧灯夢二:「………。」
霧灯夢二:「五人一緒の絵、か。」
霧灯夢二:「平賀はどんな風に描こうかな。あいつは顔もスタイルも整いすぎていて面白くないから、ちょっと崩してやろうか。」
霧灯夢二:「南條は、そうだな…赤手みあも隣に描いてやろう。その方が楽しそうだ。」
GM:ホールの反対側で赤手みあの声が響く。
赤手みあ:「嫉妬してるんです、私はー!」
赤手みあ:「あの不良女!今度会ったらぎったぎたのめっためただぞー!」
GM:少女は微かに頬を赤らめて言う。
夏川ミナ:「そうですね。南條文緒は嫌がりそうですが。」
霧灯夢二:「柳武は…やさしめに描いてやろうか。ああ見えて心根はやさしいんだからな。」
夏川ミナ:「私はどうでしょうか」
夏川ミナ:「迅ほどかっこよくなく、南條文緒ほど天才ではなく、柳武歩ほど優しくもないですが」
霧灯夢二:「夏川は………。」言葉を切る。息を吸って、吐く。
霧灯夢二:「とびきり、きれいに描く。本物に負けないくらい、な。」
霧灯夢二:言った後、顔が真っ赤になる
夏川ミナ:「……………………」
夏川ミナ:リードを失敗して、ずてーんと転びます。
霧灯夢二:「わっ!」引っ張られるようにして同じく転びます
夏川ミナ:「動揺してはいません」
夏川ミナ:「動揺してはいません……たぶん……」
霧灯夢二:「ほら。」手を差し出す
夏川ミナ:「はい」 手を伸ばす。

赤手みあ:「……ドレス、変じゃないですか、南條さん?」
南條文緒:「変ではないが、まあ、ボロボロだな」
赤手みあ:「アホたれ!」ポカポカと胸を叩く音がホールの向こう側から聞こえてくる。
南條文緒:「事実を言ったまでだろうが!!」
赤手みあ:「ムードを作らんかい、おのれはー!」
南條文緒:「お前が一番台無しにしているだろうが!!」
赤手みあ:「ハッ、その発想はなかったですね。盲点」
赤手みあ:「じゃあ、まあ……普通に踊りましょうか」手を差し出す。
南條文緒:「最初から俺はそのつもりだったんだがな」手を取る

霧灯夢二:「…夏川。俺もお願いがある。、」
夏川ミナ:「? はい」
霧灯夢二:「ミナって……呼んでいいか?」
霧灯夢二:赤い顔をさらに赤くして
霧灯夢二:「い、い、今のは、その…忘れて……くれ……。」
夏川ミナ:「はい。何人かのお友達からは“ミナちゃん”と呼んで頂いてますし」
夏川ミナ:「親しみを込めて下の名前で呼んで頂けると私も嬉しいです」
夏川ミナ:「こちらも夢二と呼ばせて頂きます。よろしくおねがいします」
霧灯夢二:「………よろしく、み、ミナ…。」
霧灯夢二:こうして、ペースを握られっぱなしのまま夏川さんと踊っています。

赤手みあ:「……南條さん、一つだけお願いがあります」手を握られドギマギしながら言う。
南條文緒:「なんだ」
赤手みあ:「今だけは貴様とかじゃなくて……」
赤手みあ:「な、名前でどうよ?」
GM:顔をひきつらせながら赤手みあは南條くんの方を見ている。
南條文緒:「みあ。でいいのか」
赤手みあ:「う、うっす」
GM:赤手みあは真っ赤になってうつむく。
赤手みあ:「じゃあ、私も……ふ、文緒……恥ずかしいわアホー!」
南條文緒:「何勝手に切れているのだ!落ち付けみあ!!」
赤手みあ:「また呼んだぞ!文緒!アホ!」
南條文緒:「何故アホ呼ばわりされなくてはならんのだ!理不尽な……!!」
赤手みあ:「恥ずかしいからじゃー!あと、嬉しいからだ!」
南條文緒:「というかお前は騒ぎすぎだ!」
赤手みあ:「ハッ、その発想はなかったですね。盲点」
赤手みあ:「しっとりしていましょう。しっとりー」静かに服をつかむ。
南條文緒:「ああ、そろそろ落ち着いてゆっくりな」
赤手みあ:「……はい、南條さん」

柳武歩:歩はキョロキョロとあたりを見渡しながら移動している。
柳武歩:「おお、居た居た。平賀!」
平賀迅:「よっと……うん?」
平賀迅:ホールの端の方に大きめのゴミというか瓦礫的な奴を集めて積んでいた
柳武歩:「やっぱ全然ダンスわかんねえとキツいわ。ちょっと教えてくれ」
平賀迅:「フフ、確かに君はそういう事には縁がなさそうだしな。よし」 軽く肩を回し
平賀迅:「任せたまえ。私には確かな知識と経験がある。今夜を良く楽しむ位には教えてやれるさ。ほら」 柳武さんの手を取る
柳武歩:「あ~まず足ってどっちから先に出すんだこれ、手はこう、ここに?いや、こうか……?」
平賀迅:「あんまり格式張った順番を意識すると却って上手くいかない。力を抜け」
柳武歩:「お、おう」
柳武歩:たどたどしいながらも、平賀君のリードに任せる。
平賀迅:「何も考えなくて良い。音に合わせて散歩するくらいの気持ちで良いんだ。そう、身体を揺らすように……」 しっかりと先導する
柳武歩:「……ところでよ平賀、さっき、お前はどんな夢見てたんだ。言いたくなきゃ言わなくてもいいけどさ」
平賀迅:「夢……どんな夢か。そうだな」 目を細め
平賀迅:「最高の夢だ。恐らく、あの夢の中で死ぬ事が、きっと私の取りうる選択肢の中で、最も幸福な終末であろうと、確信できるほどにはね」
柳武歩:「そっか」
柳武歩:「俺も、昔の仲間に囲まれてすげえ居心地良かったよ。もう会えねーと思ってたから」
平賀迅:「……そうか。戻らない物を、見せられたよな」
平賀迅:「ま、何はどうあれだ」 軽く引っ張るくらいの勢いで、大きな動きをつける 「結局私たちはこうしてこっちを選んだんだ」
柳武歩:「うん。……うん」 一度、視線を落とし、すぐにその顔を上げて。
柳武歩:「でもさ。お前にもらった言葉がなかったら、戻ってこれなかったかもな。だからもう一回言っとく」
柳武歩:「ありがとう、平賀。じゃーな」
柳武歩:ぱっ、と離した手をひらひらと振って、また人の列の中に去って行く。
平賀迅:「ああ。健康で楽しいプロムを」 片目を瞑る
平賀迅:「……振り返れば悔やみ続けるだろう。それもきっと大切だ。だがそればっかりでは、愛すべき経験を得る機会も失われてしまう」
平賀迅:「前向きに生きられればいいね、全く」 視線を落とし、ホールの端へ
GM:ホールの向こう側では南條と赤手みあが落ち着いた様子で静かにたまに何かを囁き合いながらダンスに興じている。

柳武歩:ホールを移動する中で、夏川ミナとばったり出くわす。
柳武歩:「おっと。夏川チャン、今一人か?」
夏川ミナ:霧灯夢二とダンスをなんとか踊りきったところ。軽く汗をぬぐっている。
夏川ミナ:「はい。柳武歩、あなたもでしょうか」
柳武歩:「ああ。ちょっと一緒すっか?今、踊り方覚えてきたところだからさ」
夏川ミナ:目をぱちくりさせます。
夏川ミナ:「私でいいのですか?男性ではなく?」
夏川ミナ:「あ、もちろん私としては願ってもない事です」
柳武歩:「いいんじゃね?うちのプロムは結構、そういうの関係ねーみたいだしさ」
柳武歩:ホールのあちこちに、同性でダンスを楽しんでいるペアも見受けられる。
夏川ミナ:そういえばビーちゃんもそんな事言ってたな、と思い出します。
夏川ミナ:「でしたら、よろこんで」
柳武歩:ミナちゃんの手を取り、先ほどまでよりはいくらかマシな、でも危なっかしいステップを踏み始める。
夏川ミナ:「いち、に、いち、に」
夏川ミナ:「柳武歩は私よりも女性的なボディラインに見えますから、ドレスがいっそう映えますね」
柳武歩:「やーめてくれー。そんな天使みたいな顔で言われてもだぜ」
柳武歩:思わず顔が赤くなる。
柳武歩:「しかしよ。俺はもうバテバテなんだけどよ。夏川チャンはいつもあんな風に戦ってんだよな。しんどくねぇの」
夏川ミナ:歩ちゃんを気遣って、ちょっとペースを落とす。
夏川ミナ:「しんどいかどうかは、意識したことがありません」
夏川ミナ:「チルドレンは任務遂行の為のマシーンであれ。そう訓練されてきましたので」
柳武歩:「そうなのか……」
柳武歩:思わず神妙な顔つきになる。
夏川ミナ:「でも、柳武歩。とてもかっこよかったと思います」
夏川ミナ:「先ほどの戦闘、お見事でした」
柳武歩:「ありがとう。つか、ソレ言ったら夏川チャンだってよ!強くてかわいいとか反則だぜ」
夏川ミナ:「かわ……」
夏川ミナ:ぶんぶん首を振る。
夏川ミナ:「恥ずかしいです」
夏川ミナ:顔を少しだけ赤くしたまま踊る。
柳武歩:(うーん、こりゃ男どもがほっとくわけねーわ……夏川チャン狙いのやつは大変だな)
柳武歩:「ははは。よし、次行かないとな。じゃあな!」
柳武歩:苦笑しながら離れる。
夏川ミナ:「はい。あの」
夏川ミナ:「踊れて、楽しかったです」
夏川ミナ:「ありがとう。柳武歩」
GM:では、そうして2人は離れる。

柳武歩:会場の端あたりでぼーっとしている霧灯君を見つけてずんずん近づいていく。
柳武歩:「居た!」
霧灯夢二:惚けた様にぼーっとしている。顔が赤い。
柳武歩:「霧灯、なんだその赤い顔。酒飲んでんじゃねーだろうな」
霧灯夢二:手はスケッチブックとペンを持ったまま動いていない。
霧灯夢二:「………へ」
霧灯夢二:「あ、ああ……柳武か。」
柳武歩:「しっかりしろよ。ほら、行くぞ。お前でラストなんだからよ」
霧灯夢二:「え?何が……わわ、引っ張るな!」
柳武歩:ホール中央まで引っ張って行き、ダンスを始める。体格差を考慮しないため、やや振り回すような動きになってしまっている。
霧灯夢二:「ちょっと、ま、うわ」
霧灯夢二:ばたばたとせわしないステップを踏む
柳武歩:「あ、悪い。どうも応用きかねーな、俺は」
柳武歩:少しずつ、ペースを落として霧灯君に合わせる。
柳武歩:「今回の事件って、やっぱ編集部で記事にすんのか?」
霧灯夢二:「いち、に、いち、に……それにしても…急にどうしたんだ?」落ち着いたところで柳武さんに話しかける。
霧灯夢二:「しない。」
柳武歩:「……そっか。うん。その方がいいよな」
霧灯夢二:「俺達の担当はな、日々の面白おかしい与太話や、ファッションだとか、おいしい喫茶店とかなのさ。」
霧灯夢二:「だから、今回のは管轄外だ。」
柳武歩:「おう。折田とか、先輩たちが苦しんだこととか…戦ったこととか、俺らだけが知ってりゃいいよな」
霧灯夢二:「………仮面の事件について、どこも報道しない理由がわかったような気がする。」
霧灯夢二:「柳武の言ったように、仮面の力で苦しんだり、悲しんだりした人がいるんだな。」
柳武歩:「ああ。喧嘩の最中はあんま考える余裕なかったけどさ」
柳武歩:「でも、お前も同じ気持ちだったなら安心したよ」
柳武歩:「ありがとな、霧灯」
霧灯夢二:「……ん。このくらい、いいさ。」
柳武歩:「アカデミアは変なガッコだよなあ。想像もつかねーことばっかり起きる」
柳武歩:ホールを見渡し、溜息をつく。
霧灯夢二:「いち、に、いち、に………そうだな。」
柳武歩:「でもよ。何が起こるかわかんねえってのは、おっかねーけど面白い」
柳武歩:「それを楽しめんのは、前向いて進んでるやつの特権だよな」
霧灯夢二:「………ん、そうだ。前、向かなきゃな。」その言葉は、柳武に返しているのか。自分に向いてるのかは分らない。
霧灯夢二:「なぁ、柳武。アカデミア(ここ)は楽しいか?」
柳武歩:「……」一度、目を閉じる。夢で見た光景は浮かばない。
柳武歩:「……ああ。最高かも」
霧灯夢二:「なら、よかった。」そう言って、柳武さんに微笑む。
柳武歩:目を開き、歩もまた、これまでに見せなかったような、穏やかな笑顔を浮かべた。

夏川ミナ:二人が踊っているのを見ながら壁際に寄っていきます。
夏川ミナ:ホールには熱気があふれているけど、窓の近くなら少しは涼しいはず。
平賀迅:「……夏川ミナ」
夏川ミナ:「考えてみると、借り物のジャケットを汗で汚してしまったのでは」
夏川ミナ:「これは洗濯して……あ」
夏川ミナ:「おつかれさまです」 おじぎする。
平賀迅:不意に声がかけられる。そうすればすぐに分かるだろう。ついさっきまで何もなかったはずの所に椅子があり、平賀が座っている
夏川ミナ:「……? エフェクトを?」
平賀迅:「そっちこそ、疲れたろう。ほら」 椅子から立つ
平賀迅:「うん。ちょっと考え事をしていてね。そういう時は邪魔の入らない方が良い。まあ、半ば癖のようなものだ」
夏川ミナ:ちょっと考えた後、勧められるがままに椅子にすわる。
夏川ミナ:ジャケットを脱いで一息つく。
平賀迅:「飲み物でもあれば気が利いたかもしれないが、生憎、特にない。……持ってこようか?」
夏川ミナ:「いえ。私はチルドレンですから、多少の喉の渇きは我慢できます。それに」
夏川ミナ:「今はこの火照りが、どこか心地良いです」
平賀迅:「……そうか。気持ち良いよな、身体を動かした後」
平賀迅:「なあ、君は」
平賀迅:「…どんな夢を見た? ほらあの、"イカロス"にやられた時だ」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「あ、そうか。あれは全員が異なった夢を見させられていたのですね」
平賀迅:「おっと、アレだ。言いたくなければ言わなくていい」
平賀迅:「そうだ。……いや何、さっき歩とその話をしてな。少しね」
夏川ミナ:「アカデミアに入る前の教官。師匠。先生がいらっしゃって、私をいっぱい褒めてくれて」
夏川ミナ:「でも、仕事でアカデミアから連れ出される。そんな夢でした」
平賀迅:「なるほど。それが君の夢……というよりは、目標、か?」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「以前は先生に必要とされる事が一番嬉しくて、一番の夢だったと思います」
平賀迅:「うん。気持ちは分かるよ。自分が尊敬する人に、必要とされる。本当に喜ばしい事だ」
平賀迅:「今は?」
夏川ミナ:「……離れたくありません」
夏川ミナ:「アカデミアから、離れたくありません」
夏川ミナ:「アカデミアで三年生まで過ごして、たくさんの友達を作って、笑って卒業する。それが私の夢です」
夏川ミナ:「それが私の夢なんだと、気付かされました」
平賀迅:「……うん。いい夢じゃないか」
平賀迅:「前向きで……そうだな。君に合わせて言うなら」
平賀迅:「キラキラしている」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「本当ですか」
平賀迅:「本当だとも。さっきまでホールで踊っている君だって、そう。キラキラしていた」
平賀迅:「眺めていた私が言うんだ。間違いない」
夏川ミナ:「あなたは、どうでしたか?」
夏川ミナ:「あなたの夢は、どんな夢を?」
平賀迅:「うん。私はな。昔の夢を見た。よくある話だ。充実した日々。喪失。取り戻し得ぬもの――」
平賀迅:「……いや違うな」 自嘲めいて笑い
平賀迅:「私の夢はもっと身勝手な物だ。理想の現在。本来手にしていた物に、子供のように思い寄せて、振り回して」
平賀迅:「なんて言っても、分からないよな、フフ……」
夏川ミナ:「?」 首をかしげる。
平賀迅:「……さっき、君はチルドレンだから、喉の渇きは我慢できる、と言っていたよな」
夏川ミナ:「はい。そのような訓練を受けました」
平賀迅:「私は逆だ。永遠に渇き続けている。そのように知識を受け継いだからだ」
平賀迅:「……ああ、駄目だな。そんな事を言ったって君に分かるはずがない」 また首を振る
平賀迅:「……すまない」
夏川ミナ:「理解はできます、迅」
夏川ミナ:「恋愛とはどういうものか。友情とはどういうものか」
夏川ミナ:「私も知識があるだけで、経験がありませんでしたから」
平賀迅:「……ああ」
夏川ミナ:「あ、いえ。今でも恋愛の経験はありませんが……友情については、少しずつ乾きが満たされてきたように感じます」
夏川ミナ:「迅。あなたの乾きは、いつか満たされそうですか?」
平賀迅:「………」
平賀迅:「無理だと思う」
夏川ミナ:「……むう」
平賀迅:「すまない。本当にこんな事を、言って」 目を押さえ
平賀迅:「駄目なんだ。あれから3年。ようやく目を向けずに、前を向いて生きていけるようになってきたのに、今更あんな物を見せられて。気持ちが落ち着いて、余計に駄目で」
夏川ミナ:「……」
平賀迅:「済まん。君を捕まえてこんな事を言って、何にもならないのにな。分かっていたはずなんだがな。だから領域まで張って」
平賀迅:「一人で考えていたんだが、どうも、ハハ」
夏川ミナ:「迅。二つ提案があります」
平賀迅:「済まん、どうか忘れて……」 言いかけ、黙る
夏川ミナ:「まずひとつ。わたしと踊りましょう」
夏川ミナ:「暴れてリフレッシュせよ。そう先生も言っていました」
平賀迅:「……」
夏川ミナ:「ふたつ目は……ええと」 背伸びする。
夏川ミナ:「しゃがんで頂けるとうれしいのですが」
平賀迅:「…ああ、踊るのは、別に良いんだが」
平賀迅:「…?」 膝をつき、屈む
夏川ミナ:手を伸ばして、
夏川ミナ:「私が悩んでいると、先生はよくこうしてくれました」
夏川ミナ:平賀くんの頭を撫でます。
夏川ミナ:「先生にならい、あなたが落ち着くまでこうしています。落ち着いたら、踊りにいきましょう」
平賀迅:「……は」
平賀迅:「はは……それ。それさ。私もされたよ」
平賀迅:「母さんにさ……」
平賀迅:しばらく目を閉じ、それに甘んじる
平賀迅:「……済まん。もう大丈夫だ」 そう言って首を振り、立ち上がって
平賀迅:「面倒をかけた。……もう大丈夫だ。ありがとう」

GM:では、最後に。
GM:歩の前にところどころが引き裂けたグリーンの優雅なドレスを着た長牧彼方がやってくる。
長牧彼方:「さっきから見てたけど、何してんの?思い出作り?」
柳武歩:「んげっ」
柳武歩:びっくりして飛び退る。
長牧彼方:「『んげ』って……」不機嫌そうな顔をする。
柳武歩:「なんだよ!見てんなよ!……ってか、お前それどしたんだよ。ドレス」
長牧彼方:「それなりにボロボロに。だからあんまり動かないようにしてたんだけど……まあ折角だし」
長牧彼方:「……あたしも柳武と一緒に踊ってもいいかな」
柳武歩:「んー。そうだな」
柳武歩:頬を搔いて、首をかしげる。
柳武歩:「どっちがリード役?」
長牧彼方:「嫌ならいいよ……三年でもないし」
長牧彼方:「あう」
長牧彼方:「お、お願いしてもいいかな。あたし、ずっと見てるだけだったから……」
柳武歩:「オッケー」
柳武歩:長牧彼方の手を取り、ゆるやかにダンスを始める。先ほどまでの経験が活きた。
GM:手を取られながら彼方は危なっかしく踊る。
長牧彼方:「上手いね、柳武。……なんかすごく頼もしい」
柳武歩:「硬くなんなよ。音に合わせて散歩するくらいの気持ちで良い」
柳武歩:「らしい、ぜ。これは受け売り」
長牧彼方:「手慣れてるなぁ」嬉しそうに笑う。
長牧彼方:「ううん。事件の時からそうだったかな。あたしが一人で心細い時に助けてくれて……頼もしかったし……格好良かった」
柳武歩:「やめてくれよ。そんな立派なもんじゃないって」
長牧彼方:「立派だって」
長牧彼方:「柳武。今回のこと色々ありがとう。……あんたのおかげであたし、すごく助けられたと思う」
柳武歩:「なら、良かったよ。これは単に俺の、変えられねー性分なんだと思うけど」
柳武歩:「一人ぼっちの奴がいるのがダメなんだ。そういう奴はどこに居ても助けてやりたい」
長牧彼方:「羨ましいな、柳武のそういうところ」
長牧彼方:「羨ましいな、じゃないか……えっと……」
長牧彼方:「好きだな、かな……」
長牧彼方:「あ、えっと!お礼だけ!お礼だけ言いたかっただけだから!……もう離していいよ」
柳武歩:「……ありがと」
柳武歩:照れくさそうに微笑む。
柳武歩:「じゃあさ。一個頼みたいんだけどよ」
長牧彼方:「頼み?あたしに?」
長牧彼方:「あたしにできることなんてそんなにないと思うけど……」
柳武歩:「いや……俺、ダチ作るの苦手でさ。同年代にほとんどそういうの居ねーんだ」
長牧彼方:「あたしも友達はあんまりいないから……そういうのの相談には乗れないかも……」
柳武歩:「いやー、あの、そうじゃなくてよー」
長牧彼方:「違う……?」
柳武歩:「だから、お前がダチになってくんないかって言ってんの!」
長牧彼方:「あ」
長牧彼方:「あたしでよかったらぜひ……」
柳武歩:「ったくー。全部言わすなよ!」
GM:長牧彼方はおずおずと手を差し出す。
柳武歩:もう一度その手を取り、ちょっと掲げて笑う。
長牧彼方:「ごめん、鈍感で。こういうの慣れてなくて……」
柳武歩:「いーよ。鈍感さなら俺もいい勝負だと思うぜ」
柳武歩:「これからよろしくな。彼方」
長牧彼方:「うん、よろしく、柳武」
長牧彼方:「あっ、待って。今、名前で呼んだでしょ!」
柳武歩:「え……まだ早かった?距離の取り方がわかんねーんだよ!」
長牧彼方:「そうじゃなくて!あたし失敗したよ!もう一回!」
長牧彼方:「あたしも、歩って呼びたかった」
柳武歩:「何だよソレ!ったく……じゃあ、よろしく!彼方!」
長牧彼方:「……よろしく、歩」
長牧彼方:「め、迷惑かけた」
GM:やがて船の行く先に学園都市の港が見えてくる。
雲雀宏一:「さてと。もうじきプロムもおしまいだな」
GM:賑やかなダンスホールを振り返りながら雲雀宏一は言った。

GM:それからしばらくして。
GM:キミはまた生徒会室で手伝いに駆り出されていた。
GM:生徒会室の窓からは港に停泊した豪華客船の様子が見える。船は絶賛修理中のようだ。
雲雀宏一:「いやはや、一時はどうなることかと思ったけど、無事に事件が終わってよかったねえ」
GM:会長は扇子でパタパタと自分の顔を扇ぎながら言う。
柳武歩:「無事っすかねえ。損害とかあんま考えたくねー額出てる気がすんスけど」
柳武歩:プロムが終われば、またまだらな金茶頭と迷彩柄のジャージ姿だ。
雲雀宏一:「まあ、確かに折角買った豪華客船はあっという間にボロボロになってしまったけどね」
雲雀宏一:「でも、見てご覧よ。この方がかえってアカデミアらしい気もするだろう?」
GM:窓から見える傷だらけの船を示しながら雲雀は聞く。
柳武歩:「どういう理屈ッスかソレ。ボロボロの船のほうがアカデミアらしいって?」
雲雀宏一:「大きな事件があって傷ついても、また立ちあがって前に進もうとする。ほら、とってつけたアカデミア号って名前も案外ピッタリだろう?」
柳武歩:「あー……」
柳武歩:眉をしかめたり、首を捻ったりしていたが、やがて観念したように肩を落とす。
雲雀宏一:「それに柳武くんも今度の事件だっていい思い出になったんじゃないかい」
柳武歩:「くそう、反論できねえ」
雲雀宏一:「はっはっは、そうだろう。そうだろう」
柳武歩:「かいちょ、そこで計算通りって顔すんのやめてくれよな!」
GM:雲雀はしてやったりという顔で扇子で扇ぐ。
雲雀宏一:「ダメかね」
柳武歩:「ったくよー。ホントいい性格してるよ」
雲雀宏一:「まあ、つまりそういう貴重な思い出に比べたらお金のことなんて些末な問題だって僕は言いたいわけで」
GM:その時、会長席の電話が鳴る。
雲雀宏一:「おや、電話だ。誰だろう」
雲雀宏一:「はい、雲雀です。おや、これは運営機関の!いやあ、事件は無事に解決しましたよ(僕は何もしてないけど)」
雲雀宏一:「これからも何かあればいつでも生徒会にお任せください(僕は何もしてないけど)」
雲雀宏一:「そういえばティエラ王国からの寄付金の件なのですが、そろそろ生徒会の予算に組み込んでいただけるとありがたいのですが」
雲雀宏一:「え?ティエラ王国の寄付金が生徒会の予算になるわけがないだろうって?嫌だなぁ、もちろん冗談ですよ、冗談」
雲雀宏一:「それじゃあまたよろしくお願いします」
GM:電話を切る。
柳武歩:「おいバカ」
GM:受話器を置いた雲雀は静かに立ち上がる。
雲雀宏一:「さて」
雲雀宏一:「柳武くん、僕はちょっと急用ができてね」
雲雀宏一:「しばらく自分探しの旅に出ることにしたよ」
柳武歩:「じゃねーーーよ!このバカいちょ!」
雲雀宏一:「しばらく生徒会室には戻らないと思うから、山縣くんか滝くんあたりが来たらよろしく伝えておいてくれたまえ」
柳武歩:「ふざけんなー!」
柳武歩:右手を壁に付き、引きはがしながら鉄パイプを生成する。
雲雀宏一:『本当もう豪華客船を買ったお金どうしようね。柳武くん、アテがあったりしない?」
雲雀宏一:「あ、これはまずい」
雲雀宏一:「さっさと自分探しの旅に出ることにしよう」
GM:雲雀はそそくさと荷物をまとめると生徒会室を後にしようとする。
柳武歩:「待てやコラァ!!いい加減にしろ!」
柳武歩:鉄パイプを振り回しながらその後を追う。
雲雀宏一:「キミが僕を追いかけたら誰が山縣くんや滝くんに言い訳するんだ!」
雲雀宏一:「うわーん!」
柳武歩:「知るか!そんな役俺に押し付けんな!」
柳武歩:ふと、鉄パイプの先端を見つめる。血に濡れていない。真新しい鉄の色だ。
雲雀宏一:「適材適所だと思うんだけどなぁ、僕は!」
柳武歩:「は……ちょっとくらいは先に進めたかな」
雲雀宏一:「こう見えても案外人を見る目はあるしね!」
柳武歩:鼻で笑って、猛然と会長の後を追う。
柳武歩:「うるせー!神妙にお縄につけ!」
雲雀宏一:「放っておいてくれ!人間誰しも一人になりたいときはあるだろう!僕はちょうど今がその時なんだ!」
GM:そうして廊下を走る柳武の携帯に連絡が入る。
GM:きっとそれは新しい友達からのものだろう。
GM:歩ちゃんのエンディングはこれで終了。

セッション最終日

どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
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ED02 - 平賀迅

GM:次は平賀くんのエンディングです。
平賀迅:そうとは。
平賀迅:三崎後輩と話して、その後モノローグとかそんな風味の物をして終わりって感じにしようかと思っているのですが、彼女どうしてるでしょう。捕まったり……?
GM:平賀くんのエンディングは三崎後輩の告白実行委員会をしたり、会話したりするシーンを想定しているのですが
平賀迅:ふむふむ
GM:彼女は残念ながらピンピンしており、被害者扱いということで不起訴処分(?)となりました。
平賀迅:よかった
GM:なので、そんな感じのエンディングでいいですかね?
平賀迅:オーケーです!
GM:了解しました!
GM:ではでは。

GM:上流階級用の女子寮であるエリュシオン寮。
GM:の、屋上。
GM:の、給水塔の陰にキミはいた。
平賀迅:縮地で来た
GM:さすが。
GM:キミの視線の先には金髪でスタイルの良い少女と話す三崎優の姿がある。
GM:三崎は真っ赤な顔で金髪の少女に何かを告げる。
GM:金髪の少女は優しく諭すように三崎に語りかけた。
GM:金髪の少女に頭を撫でられながら三崎は、はらはらと涙を零す。
GM:しばらくして少女と別れた三崎は小走りにキミの方へと駆け寄ってきた。
三崎優:「お待たせしました、先輩」
平賀迅:「別に待っちゃいないさ。全部見ていた」
平賀迅:「お疲れ」 軽く肩を叩いてやる
三崎優:「……ありがとうございます」
三崎優:「……謝られました。親に決められた婚約者がいるんだそうです。だから、私が望んでいる関係にはなれません。ごめんなさい、って」
三崎優:「でも、私への親愛はこれからも絶対に変わることはないからって。……謝るのは私の方なのに」
平賀迅:「ほう、婚約者……婚約者ね。いや、確かに彼女ほどであれば、そう違和感はないな」
三崎優:「これで、よかったんですよね」
平賀迅:「ああ。良かったんだと思うよ」
三崎優:「ありがとうございます。私のアカデミアでの初恋はひとまずこれでおしまいです」
三崎優:「この度は大変ご迷惑をおかけしました、先輩」
平賀迅:「言うなよ。後輩なんて、先輩に迷惑かけて然る存在だろう」
平賀迅:「それに元凶を辿れば、最も悪いのは君じゃなく"イカロス"だ。あれは本当に最悪だった。だから、あまり気に病むな」
三崎優:「礼義の問題です。それとも、もっとふてぶてしい方がよかったですか」
三崎優:「そう。……そうですね」
平賀迅:「それはそれで見てみたい」 からかうように <ふてぶてしい
三崎優:「ありがとうございます。……なんだか、お礼を言ってばかりですね、私」
平賀迅:「うん、そうだな。全く何度礼を言われた事か! しかしそれだけでは負からない」
三崎優:「曲がりなりにも落ち込んでいる私をからかうなんて、なかなかのタフネスですね、先輩」
三崎優:「ずっとここにいても仕方ないですし、そろそろ行きましょうか、先輩」キミの袖を指先でつかみ、昇降口の方へと歩き出す。
平賀迅:「感謝の気持ち、礼というのは受け取れば嬉しい物だが、それだけで動くほどこの『私刑屋』、軽くはないぞ。お代を貰わなきゃなるまいな」
平賀迅:「おっと、待て待て。そっちから出たら恐らく風紀委員が飛んで来るぞ。いや、どちらにしろ『風紀委員』には用があるんだが……」
三崎優:「……お代、ですか?私に払えるでしょうか」
三崎優:「ああ、そうですね。もしエリュシオン寮の中で女子生徒に見つかったりしたら袋叩きにして川に流されますから、気を付けてください、先輩」
平賀迅:「払えるか、払えないか。些末な問題だよ。払ってもらうんだ」 そう言って、給水塔に立てかけておいた袋をゴソゴソ持ってきます
三崎優:「その場合、私はそしらぬフリを……何ですか?」
平賀迅:「まず一つ目、これだ!」 袋から取り出したのは、なんか怪しげな魔術・呪術的な占いに関するペーパーだ。
三崎優:「何です、これ」ポカンとした顔。
平賀迅:色々と怪しかったり物騒だったりな事が書いてあるが、それによって導き出される占いの結果は恋愛運だとか金運だとか、一般に寄せようと努力した跡が見られる
平賀迅:「いやね。アカデミア通信があるだろ。あそこの編集とコネが出来たんでな。寄稿でもしてみようと思って、書いた」
三崎優:「はあ。つまり、この禍々しい文言が、雑誌コラムだと」
平賀迅:「そうだ。いきなり本誌は無理だろうが、アカデムーとかそっちの分誌辺りになら行けなくもないんじゃないかと思ってね」
平賀迅:「結構量がある。じっくり目を通して、後で感想を聞かせてくれ」 半ば押し付けるように手渡す
三崎優:「先輩のそのささやかな野望はどこから生じてくるものなんですか……あっ、ちょっと」
三崎優:「分かりました。お礼、ですからね」
平賀迅:「頼むよ。で、二つ目はこいつだ。後輩の君ならこういうことにも詳しいだろう」 取り出したのは格闘戦闘の訓練メニュー的な物だ。
GM:三崎は渋々といった様子で手稿を受け取る。
三崎優:「今度は何ですか?」
三崎優:「これは……訓練メニュー?誰のものです?」
平賀迅:中身は『体力・持久力強化』『めっちゃ戦う』『攻撃力だと負けるのでそういうのは競わない』みたいな事が書かれており、それに即した最新鋭技術と時代錯誤な物が入り乱れた訓練メニューが書き並べてある。
三崎優:「なんと言いますか……手直しする余地はありそうですね」
平賀迅:「これも事件で知り合った奴用の物だ! そいつは持久力・継戦力に不安があるようだからな。ちょうどそれは私の得意分野でもある。だからちょっと、面倒でも見てやれないかと思ったんだ」
三崎優:「なるほど。先輩は面倒見がいいですからね」
三崎優:「それで、これも私に監修を?」
平賀迅:「そう。優、多分運動系部活のマネージャーとかもやっていただろう。いや、全くその想像だが。見てくれよ」
三崎優:「分かりました。こういうサポート系の仕事なら、確かに私の得意分野です」
三崎優:「後輩としての腕の見せ所ですね」
平賀迅:「だろ? 頼むよ。で、三つ目は……紙がある訳じゃない。考えてみて欲しい事があるんだ」
三崎優:「考える?」
平賀迅:「天才と言われるほど頭の良い奴がいる。いつも仏頂面で引き篭もって怪しい一人遊びばかりしているのだ。そいつを楽しませる方法と言ったら、どんなのがいいと思う?」
GM:三崎は少し上を向いて考える体勢になる。
三崎優:「……難しいですね」
平賀迅:「直感でいいんだ」
三崎優:「そういうの私はあんまり……」
三崎優:「……遊園地」
平賀迅:「この問題は、結局一つ正解がある訳じゃない。純粋に意見を……遊園地?」
三崎優:「あ、変でした?楽しいことと言われてパッと思い浮かんだのがそれで……」
平賀迅:「いや、良いんだ。そうか遊園地か……確かに行って遊べば、否応なく楽しめるだろうしな」
三崎優:「私じゃあ、あまりいい考えも思い浮かびませんから、もし変だったら忘れてください」
平賀迅:「アカデミアに遊園地……ふむ。探せばありそうだな。探してみるか」
三崎優:「ええ。探してみる価値はあると思いますよ」
平賀迅:「そうしてみよう。で、四つ目だが」
平賀迅:「……」
三崎優:「はい」
平賀迅:そこまで来て、平賀は言い淀む。視線を泳がせ、こめかみを掻く。
三崎優:「デートの話ですか?」
平賀迅:「何と言えば良いのか……」
平賀迅:「…………」
平賀迅:「……デートってほどじゃないんだ。ただ、一緒に出かける誘いをするだけで」
三崎優:「なるほど。今までの口ぶりからすると、お相手は風紀委員の子ですね?」
平賀迅:「ノ」
平賀迅:「ノーコメントだ」
GM:三崎は口元に手を当てながら悪戯っぽく笑う。
平賀迅:「……つまりだね。例えば……例えばだ。見知った相手だが、そこまで付き合いは深くない相手がいたとしよう。異性だ。そいつから、どのように誘われたら、君は警戒せずにその誘いに乗る?」
平賀迅:「例えばね」
三崎優:「例えば、ですか」
平賀迅:「そう、例えばだ」
平賀迅:「……君がその方がイメージしやすいなら、同性でもいいが」
三崎優:「そうですね。私でしたら――」
三崎優:「今の、ちょっと無粋です」足を踏む。
平賀迅:「うづっ」 呻く
三崎優:「なんでもいいと思います。先輩が相手を連れていってあげたいところとか、食べさせてあげたいものとか」
平賀迅:「何でも良い、か……」
三崎優:「そういうところに誘ってみたらいいんじゃないでしょうか。先輩が考えて決めたことなら、きっと相手の子は喜ぶと思います」
平賀迅:「喜ぶ……」 顎に手を当て
平賀迅:「……あまりイメージは湧かないが、いや、君が言うならそうなのだろう。参考にしよう。ありがとう」
三崎優:「なんでしたら今度は私が先輩のデートの段取りをしてもいいんですが」
三崎優:「まあ、今回はやめておきますね」
平賀迅:「……ああ。上手く行かなかったら行かなかったで、それは良し」
平賀迅:「あらゆる経験は尊い」 自分に言い聞かすように
三崎優:「なんだかいつもと違って新鮮ですね、迅くん」
平賀迅:「そうかな? いつも通りさ」
三崎優:「今更恥ずかしがらなくてもいいんですよ、迅くん」
平賀迅:「ま、あまり人前に見せなかった所を君に見せた、という事にはなるかもしれないが……」
平賀迅:「……恥じてなどいない。優。君こそなんだ、いきなり下の名でなど呼んで。まったく構わないのだが、気やすいじゃないか」
三崎優:「そう言われるとなんだか得した気分です」
平賀迅:「それこそ新鮮だ」
三崎優:「……はあ。なんだかちょっと風紀委員の子が羨ましくなっちゃいました」わずかに頬を赤らめながら言う。
平賀迅:「それは」
平賀迅:「……」
三崎優:「と、とにかく。デート、がんばってくださいね、先輩」
平賀迅:「……あ、ああ。全く、そうだな……やれやれ! お代と言いつつ、四つも相談事を持ち込んでしまったね。振り返ってみると、今回の君の問題に対する対価としては少し量が多すぎたかもしれないね。むしろ君に借りができてしまったと言っても良い」
平賀迅:「だから、また今後何かあれば、気軽に私に言ってくれよ。きっと君の力になろう」
三崎優:「それは別に……あ、すみません、先輩。ラインに連絡が」そう言いながらスマホをいじる。
三崎優:「かぶら先輩から……」嬉しそうな笑みを浮かべる。
平賀迅:「おっと、先輩からの呼び出しか? では私も去るとしよう」
平賀迅:「…………」 腑に落ちない顔
三崎優:「あ、違うんです。えっと、Rファイトチームの棄木かぶら先輩と最近仲良くさせてもらってまして」
三崎優:「その、なんと言いますか……」
平賀迅:「いや、何も違うと弁解する必要はないさ。いいじゃないか。仲の良い人間が増えるのは良い事だよ」
三崎優:「《融合》した時のあの感覚がどうしても忘れられなくて……」頬を赤らめる。
三崎優:「忘れてください……」
平賀迅:「…………」 フォローした甲斐がないという顔
三崎優:「いえ、忘れなくてもいいので口外しないでいただけると。早速借りを返してください」
三崎優:「なんですか、先輩。その顔は」
平賀迅:「……」 首を振り 「そんなつまらない事でこの私への貸しを消化しようとするな」
平賀迅:「わざわざ言われんでも、人の性癖の事など言いふらしたりはしないよ」
平賀迅:「克明に記憶はしたがね!」
三崎優:「は、はあ。助かります。でも、言い方が少し……」
三崎優:「やっぱり忘れてください!!」
三崎優:「先輩ブレイカー、起動」閃光。
平賀迅:「忘れたくても忘れられないのが記憶というものさ」 軽く手を振り、《イオノクラフト》で屋上から上空へ逃げるように浮遊。
三崎優:「あっ、逃げた!バカ!先輩のバカ!上手いこと言ったつもりですか!」
平賀迅:「上手い事を言うなんて、とんでもない。この私、魔術師平賀迅。口から出るのは金言ばかりだとも!」
平賀迅:「それでは、な!」 稲妻になって飛行、エリュシオン寮から随分離れた路地裏で元に戻ります。
三崎優:「自信過剰の自惚れ屋−!」
GM:寮の屋上でやかましく騒ぐ声が次第に遠くなり、やがて聞こえなくなる。
平賀迅:「……やりたい事……か。何でもいいって、困るんだよな」
平賀迅:苦笑しつつ呟き、考え込みながら、のろまな足取りで歩き始める。
平賀迅:行き先は知れた事ではない。しかし、立ち止まってはいられない。
平賀迅:このアカデミアに来た以上、立ち止まっては意味が無い。
平賀迅:歩いて走って踏破すれば、その経験が平賀迅になるはずなのだから。
平賀迅:「……」 携帯電話の電話帳を開く。『な』。『夏川ミナ』。通話開始を示す緑のボタン。
平賀迅:「…あらゆる経験は尊い」 もう一度、自分に言い聞かせるように言う。
平賀迅:躊躇って時間が過ぎれば、その分距離は離れていく。事件が落ち着き、自分が『私刑屋』として活動を再開する直前。思い立った今以上のタイミングなどありはしない。
平賀迅:「……ふぅ」
平賀迅:ボタンを押す。
GM:何度かコール音が続く。実時間よりもそれはずっと長く感じる。
GM:やがて、電話を取る音がし、向こう側から聞こえたてきたのは――。
GM:シーン終了。

ED03 - 夏川ミナ

GM:次はミナちゃんのエンディングです。
夏川ミナ:はい!
GM:GMの邪悪メモによると、想定ではベアトリス委員長のところに任務の報告をするエンディングとなっているようですね。
夏川ミナ:あ、じゃあ
夏川ミナ:先生(真)に電話で少し、今回の報告とかをしたいです。
GM:ほうほう!
夏川ミナ:もちろん委員長への報告が第一で!
GM:じゃあ、風紀委員室での話の後にそれをやりましょう。
GM:それではそんな感じで!
GM:まずはシーンの描写から。

GM:風紀委員長室。
GM:キミは報告のためにここへとやって来ていた。
GM:風紀委員長席の後ろには三年の美袋晴子が控え、さらにその後ろの壁には「滝瑞果」と書かれた藁人形が打ち付けられている。
ベアトリス・ハックマン:「今回も風紀委員としての任務ご苦労だった、夏川」
夏川ミナ:藁人形を見た後におじぎします。
夏川ミナ:「はい。色々ありましたが、皆さんのおかげで任務を完遂できました」
ベアトリス・ハックマン:「プロムを執り行うだけでまさかここまで大騒動になるとはな。夏川の奮闘がなければどうなっていたことか」
夏川ミナ:ちらりと藁人形を見る。
ベアトリス・ハックマン:「ああ、これのことは気にするな。ただの日本の伝統的なお人形さんだ」
夏川ミナ:「そうなのですか」
夏川ミナ:藁人形を見る。
ベアトリス・ハックマン:「そうだ」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:視線を戻す。
ベアトリス・ハックマン:「よしよし、可愛いでちゅねー」
GM:「滝瑞果」と書かれた藁人形をあやす。
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
ベアトリス・ハックマン:「主にこのようにして使う。やましいところは何もない」
夏川ミナ:「そうなのですか」
ベアトリス・ハックマン:「そうだ。あと、その呼び方はよせ、夏川」
夏川ミナ:「あの、二つほど質問をしてもよろしいでしょうか」
ベアトリス・ハックマン:「どうした、夏川」
夏川ミナ:「はい。“イカロス”の処遇はどうなったのかなと」
夏川ミナ:「彼のした事はそう簡単に許されませんが、いろいろな事情のある人だったようなので」
ベアトリス・ハックマン:「彼はUGNの査問会にかけられることになった。今後の対応についてはそこで決定されるだろう」
夏川ミナ:「なるほど……」
ベアトリス・ハックマン:「アカデミアに戻ることは難しいかもしれんが、あとは本人の意思次第というところだろう」
夏川ミナ:「折れてしまった自分のぶんまで、他人の夢を叶えたい。それが彼の夢だったのでしょうか」
夏川ミナ:「私には夢らしい夢がないので、あれほどの熱意があるのは少しうらやましく思いました」
ベアトリス・ハックマン:「おそらくはな。その方法は間違ったものではあったが、確かに熱意だけは本物だったのかもしれん」
ベアトリス・ハックマン:「(夏川の夢……お嫁さん……?)」
夏川ミナ:「はい」
ベアトリス・ハックマン:「もう一つの質問というのは何だ?」
夏川ミナ:「あ、いえ。これはその……風紀委員というか、個人的なものなので……」
ベアトリス・ハックマン:「(夏川のウェディングドレス姿……)」
ベアトリス・ハックマン:「構わん。言ってみろ」
夏川ミナ:「……」 “君は風紀委員であると同時に夏川ミナだろう”とか、“言っていいんだ、そういうのは”という言葉を思い出す。
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩と、内灘幸一郎先輩」
夏川ミナ:「仲直りできましたか?」
美袋晴子:「その件については、私からお礼を言わせてちょうだい、夏川さん。あと、ベアトリスのさっきからの言動はあまり気にしないで。」
ベアトリス・ハックマン:「ひどい」
夏川ミナ:「そうなのですか」
夏川ミナ:藁人形をちらりと見る。
夏川ミナ:視線を戻す。
美袋晴子:「夏川さんのおかげでアカデミアでの最後の、最高の思い出を作ることができたわ。本当にありがとう」
夏川ミナ:「いえ」
夏川ミナ:「つらそうな美袋晴子先輩と内灘幸一郎先輩を見た時、私の胸の奥まで何か変な感覚が押し寄せてきたので」
夏川ミナ:「私こそ、お礼を言わせてください」
夏川ミナ:「お二人が思い出を作ることができて、本当によかったです。ありがとうございます」
美袋晴子:「お礼を言われるようなことなんて、私は何も」
美袋晴子:「ねえ、夏川さん。今度は私からの質問なのだけど」
夏川ミナ:「胸の……もわもわが……取れた気がします」
夏川ミナ:「はい、なんでしょうか」
美袋晴子:「プロムでは恋人がいなくても、その場で出会いが生まれるかもしれない、なんて話もあるそうだけど」
美袋晴子:「形だけでもプロムに参加してみてどうだった?素敵な出会いはあった?」
夏川ミナ:「…………」
美袋晴子:「……夏川さん?」
夏川ミナ:「……うん」
夏川ミナ:「いっぱい、ありました」
夏川ミナ:「ふふふ」
美袋晴子:「そう。だったら二年後は夏川さんの番ね」
GM:美袋は嬉しそうに微笑んで言う。
美袋晴子:「三年生代表として、これからの夏川さんの青春を全力で応援してるわ」
美袋晴子:「言うまでもないことかもしれないけれど、精一杯アカデミアを楽しんでね」
ベアトリス・ハックマン:「夏川には……そういうの早いから……」青ざめている。
夏川ミナ:「……うん」
夏川ミナ:「本当にいろいろ、素敵な出会いがありました」
GM:美袋はニコニコしながら話を聞いている。
ベアトリス・ハックマン:「ちなみに相手はなんという名前の生徒だ」机の引き出しから藁人形を取り出しながら言う。
美袋晴子:「黙って」
夏川ミナ:藁人形をちらりと見る。
夏川ミナ:視線を戻す。
夏川ミナ:「バーテン番長が間違えてお酒を提供して、ドレス姿のまま酔っ払ってしまいましたし」
美袋晴子:「お酒!それは大変だったのね」
ベアトリス・ハックマン:「ひええ」
夏川ミナ:「それで南條文緒には随分迷惑をかけました」
夏川ミナ:「へにゃへにゃになったところを、編集部の夢二に介抱して頂きました」
美袋晴子:「南條くんと夢二くん。新しいお友達ね」
ベアトリス・ハックマン:「ひええ」
夏川ミナ:「はい。わざわざベッドまで水と頭痛薬を持ってきてくれたのです」
夏川ミナ:「あと、迅がリードしてくれたお陰でしっかりとダンスをすることができました」
夏川ミナ:「私が、あんなにキラキラできるとは思いませんでした」
美袋晴子:「迅くん。私も噂には聞いているけれど。そう、夏川さん、上手くダンスできたんだ」自分のことのように喜んで相槌を打つ。
ベアトリス・ハックマン:「ベッド……ダンス……」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「あと……ええと、柳武歩に……」
夏川ミナ:「強くてかわいいと言って頂けて。そんな事を言われた経験は、まるでないので」
夏川ミナ:「胸がドキドキして、本当に嬉しかったです」
夏川ミナ:「本当に、本当に、楽しいプロムでした」
美袋晴子:「柳武さん。お友達の女の子ね。私も夏川さんのことは強くて可愛くて頼もしいと思ってるから、その子の言ってることは合ってると思うわ」
夏川ミナ:「あの」
夏川ミナ:「そう直截に言われると、恥ずかしいです」
夏川ミナ:少し赤くなって俯く。
ベアトリス・ハックマン:「胸がドキドキ……?」
美袋晴子:「あ、ごめんなさい。つい思ったことを口に出してしまって」
美袋晴子:「でも、夏川さんにとってプロムが良い思い出になったみたいでとてもよかったわ」
美袋晴子:「二年後のプロムが本当に楽しみね。本番はきっともっと楽しいわよ」
ベアトリス・ハックマン:「とてもつらい」
夏川ミナ:「はい。こんなに楽しい思い出ができるなんて、アカデミアに来てよかったと」
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
美袋晴子:「ベアトリスのことはあまり気にしないで」
ベアトリス・ハックマン:「ひどい」
夏川ミナ:「そうなのですか」
ベアトリス・ハックマン:「気にして……」
美袋晴子:「あ、続けてちょうだい、夏川さん」
夏川ミナ:「はい。高等部一年、Aランク。風紀委員の夏川ミナ。報告は以上です」
夏川ミナ:「これからも風紀委員として、がんばります」
美袋晴子:「ご苦労さまでした、夏川さん」
ベアトリス・ハックマン:「……ああ、ご苦労だった、夏川」
ベアトリス・ハックマン:「今後も学園の風紀のために働いてくれ」
夏川ミナ:「おまかせください。ビーちゃん」
夏川ミナ:ぺこりとお辞儀して退室します。
ベアトリス・ハックマン:「それから、夏川の今後の学園生活がより良いものになることを私も微力ながら祈っている」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:立ち止まる。
夏川ミナ:(私の夢)
夏川ミナ:(あのとき、イカロスに見せられた幻)
夏川ミナ:(先生に必要とされるのでも、UGNチルドレンとして大成するのでもない……私の夢は、そう。)
ベアトリス・ハックマン:「……夏川?」
夏川ミナ:「いえ。ありがとうございます、ビーちゃん」
夏川ミナ:「せいいっぱい頑張りたいと思います」
夏川ミナ:「アカデミアでキラキラした学園生活を送る。それが、今の私の夢ですから。」
夏川ミナ:小さく笑って、お辞儀して、今度こそ退室します。
GM:ベアトリスはわずかに驚いた表情をした後、満足げに微笑んだ。
ベアトリス・ハックマン:「尊い……」
美袋晴子:「黙って」

GM:風紀委員長室を出たところでキミの携帯電話が震え出す。
夏川ミナ:「む」
GM:発信者の名前は平賀迅。キミの友人だ。
夏川ミナ:首をかしげて、目をぱちぱちさせたのちに、
夏川ミナ:通話の緑色のボタンに指を伸ばした。
夏川ミナ:「はい。高等部一年、風紀委員。夏川です」
GM:かかってきた電話に出ている間、キミの電話に別の着信があった。
GM:不在着信となった電話の主は、通話を切って呟く。
祁答院さゆり:「やれやれ。たまに気をかけて電話をしてやったってのに何してんだい、あのバカ弟子は」
祁答院さゆり:「まあ、友達の一人でも出来たってことかね」
祁答院さゆり:「せいぜい楽しみなよ、ミナ」
GM:シーン終了。

ED04 - 南條文緒

GM:では、次は南條くんのエンディングだ!
南條文緒:やるぜ!
GM:GMの方では赤手みあと会話をしたり、報道部に顔を出したりするシーンを想定しております。
南條文緒:いけるます!
GM:では、そういう感じでいきましょう!

GM:南條くんのエンディング!
GM:キミは赤手みあに誘われ、報道部の部室へとやってきていた。
GM:なんでも、今日は報道部のお別れ会があるらしく、キミにも参加して欲しいということだった。
GM:台風が来た時に一度は濁流で押し流された報道部の部室だったが、無事に再建を果たしていたのである。
GM:クラッカーが鳴る。拍手の音が響く。
GM:「みあ先輩!いなくなっちゃ嫌ですー!」後輩めいた女子生徒が泣きながら言う。
赤手みあ:「私も本当は卒業なんてしたくないけど……」
GM:ちらりとキミに視線を送る。
南條文緒:「なんだ、大した人気ではないか」
赤手みあ:「そう、私は人気者なのですよ、南條さん!」
赤手みあ:「だからこそ!」
赤手みあ:「これからの報道部は後輩であるキミたちが担っていくのだよ!そう、キミたちが私の記者魂を継ぐのです!」
GM:「みあ先輩……」
GM:「なります!あたしたち!みあ先輩みたいな立派な記者に!」
赤手みあ:「よしよし。その意気だぞ、後輩!」
GM:キミに小さくウインクをする。
南條文緒:「ここまで言えるようになるまでずいぶん時間がかかったがなー」小声だが割とはっきり言っている
赤手みあ:「ようし、後で覚えてろよー」
GM:司会記者が威勢の良い声で叫ぶ。
GM:「それじゃあ、お待ちかねのビンゴ大会始めるぞー!」「いえーい!」
GM:赤手みあはそれを見届けると紙コップを二つ持ってキミのもとにやってくる。
赤手みあ:「南條さん、カルピスとマグマのように煮えたぎったコーヒーどっちがいいですかー?」
赤手みあ:「っていうか熱い!これ熱いから早く受け取ってください!」
南條文緒:「いや、俺はカルピスでいいぞ」
赤手みあ:「はい、カルピスです」
赤手みあ:「熱い!熱い!」
南條文緒:「マグマのようなコーヒーはお前が責任もって飲むがいい」
赤手みあ:「アホですか、南條さんは!」
赤手みあ:「ちょっと冷ましておこう……」部屋の隅の方に紙コップを置く。
南條文緒:「アホはお前だろうが」カルピスを飲む
赤手みあ:「というわけでコーヒーは放っときます」
赤手みあ:「ホットコーヒーだけに」
南條文緒:「60点というところだな」
赤手みあ:「おっ、単位がもらえる」
GM:赤手みあはそれから少しだけ真剣な顔になって言う。
南條文緒:「……」
赤手みあ:「ごめんなさい、南條さん。こんなアウェイなとこに呼んじゃって」
赤手みあ:「でも、どうしても南條さんに見てもらいたくて」
赤手みあ:「私から何かを受け継いだ人たちはちゃんといたよって。それだけなんですけどね」
南條文緒:「ああ、確かに見た」
南條文緒:「だから言ったではないか」
赤手みあ:「む?」
南條文緒:「あれほど熱心に取り組んでいたのだ。多かれ少なかれ結果が出るのは当然のことだ」
赤手みあ:「それに気付けたのは、南條さんが教えてくれたからですよ」
赤手みあ:「そうじゃなかったら、たぶん私はずっと自分のことを一人で抱え込んでいたはずです」
GM:「次のビンゴはー!9番!9番です!」
赤手みあ:「おっ、あるじゃないですか」勝手にキミのビンゴカードに穴を開ける。
南條文緒:「ああ、ありがたくこの天才に感謝を……こら、勝手に開けるな!!」
赤手みあ:「はい。ありがとうございます」
南條文緒:「……ず、ずいぶん素直だな……」
赤手みあ:「こういう時は素直に受け取っておくものですよー!」
GM:「27番!27番出ました!」
赤手みあ:「チッ、揃わんなぁ」
南條文緒:「ビンゴなんぞそういうものだ」
赤手みあ:「今回の事件、本当は必要ないのになんで南條さんに取材の協力をお願いしたのかずっと考えていたんですけど」
赤手みあ:「南條さん、科学でなんとかしてくださいよ。私、3DSの新しいやつがほしいです」
赤手みあ:「たぶん私は、南條さんに助けてもらいたかったから声をかけたんだろうなって」
GM:「次は51番です!51番!」
南條文緒:「大人しく運に身を任せろ」
南條文緒:「……まあ、凡才を助けるのは天才の役目だからな」
赤手みあ:「ケッ、南條さんの科学力も所詮はその程度ということですか」
赤手みあ:「はい。だから、さっきのありがとうは、そういう気持ちも込めたありがとうでした」
赤手みあ:「なので、素直に受け取っておいてもらえると大変嬉しいですね!」
南條文緒:「お前科学をバカにしてるだろ……?」
南條文緒:「……仕方ない、素直に受け取ってやる」
GM:「99番!99番いないかー!」
赤手みあ:「人類の役に立たない科学にいったい何の価値があるというのか……?」
赤手みあ:「南條さん。私、将来のことが何も分からなくても、アカデミアを卒業してもきっと前を向いて進んでいけると思います」
南條文緒:「ああ、そうしてくれ。でなければ俺が働いた甲斐がないからな」
GM:「7番!ラッキーセブンだぞー!」
赤手みあ:「くそー、リーチまではいくんですけどねえ」
赤手みあ:「だから!まだもうしばらくはがんばりますよ!南條さんのおかげです」
南條文緒:「……ああ、よかったな」
赤手みあ:「はい。……あ、それとこれは一回しか言いませんけど」
南條文緒:「なんだ?」
赤手みあ:「私、進路が決まったら真っ先に南條さんに伝えに行きますから」
GM:「6番!6番だぞー!」
GM:赤手みあは一列に穴の開いたビンゴカードを置き、立ちあがってキミの紙コップを奪う。
南條文緒:「……?……そうか」
赤手みあ:「カルピスもらい!」
南條文緒:「なっ」
GM:そして、一気にそのカルピスを飲み干す。
赤手みあ:「ぷはー!」
南條文緒:「何をする……!」
GM:紙コップをキミの手に返す。
赤手みあ:「間接キスだ、コラ」
南條文緒:「ぉ゛っ」
赤手みあ:「行きましょうか、南條さん。じきに送別会も終わりみたいですよ」
南條文緒:「……」
赤手みあ:「そろそろ桜の季節ですねえ」
GM:赤手みあは報道部部室の窓から見える桜の木を仰ぐ。
南條文緒:「……ふん」
南條文緒:「この世界はまだわからんことだらけだな」
南條文緒:「せいぜい次にどのような世界の情報をよこすのか楽しみにしておこう」
赤手みあ:「南條さんはなかなか引きこもりを卒業しないですねえ」
南條文緒:「貴様……っ……せっかく餞別の言葉を送っているのだから素直に受け取れ……!」
赤手みあ:「どうしようかなー、受け取るかなー。……私、がんばりますから、楽しみにしててくださいね、南條さん」
南條文緒:「……仕方ない、凡才の貴様ががんばるというのならば、この天才がそれを上回らなければならない」
南條文緒:「お互い楽しみにするとしよう、次に会う時をな」
赤手みあ:「はい!」
GM:窓の外では咲きかけた桜の花が、瑞々しいつぼみを誇らしげに風に揺らしていた。
GM:南條くんのエンディングはこれで終了!

ED05 - 霧灯夢二

GM:最後は霧灯くんのエンディングです。
霧灯夢二:はい!
GM:GMで想定しているのは、まず折田先生と話して、それから内灘くんと話すエンディングですね。
GM:それではシーンの描写をしていきましょう。

GM:事件の首謀者であった折田翼はUGNの査問会にかけられることとなった。
GM:彼は、時を待たずしてアカデミアから本土へと移送される手筈だ。
GM:埠頭。修理を待つ大破豪華客船のそばに緊急連絡船が停まり、神城警備保障のガードマンたちが手錠をかけられた折田を取り囲んでいる。
霧灯夢二:「………。」複雑な表情で折田先生を見ている。
ガードマン:「何この豪華客船」「すごい邪魔」
GM:折田はキミに気付き振り返る。
折田翼:「……霧灯夢二くん」
折田翼:「私はキミに謝らなければならない」
折田翼:「キミの夢を貶したこと、本当に申し訳なかった。すまない」
GM:手錠をかけられたまま折田は頭を下げる。
霧灯夢二:「……あなたは、赦せない事をした。」
霧灯夢二:「目的はどうであれ、人の夢を…折ったんだ。」
霧灯夢二:「でも……」
折田翼:「……分かっている。本当にすまない」
霧灯夢二:「俺は、あなたに感謝したい。」
折田翼:「感謝……?」訝しみながら顔を上げる。
霧灯夢二:「一瞬だけ、俺は絵が描けた。」
霧灯夢二:「もう二度と描けないと思ってた絵が描けたんだ。」
霧灯夢二:「だから、そこだけは感謝したい。」
折田翼:「……そうか」
折田翼:「キミに、一つ頼みがある」
霧灯夢二:「………頼み?」
折田翼:「もう一度……」
折田翼:「もう一度ロケットを描いてくれないかね」
霧灯夢二:「………。」スケッチブックを取り出す
霧灯夢二:描き、目を入れ、具現化
霧灯夢二:宇宙飛行士の格好をした小人の折田翼が、60cmほどの大きさのロケットに歩いていく
絵の折田翼:折田翼にウインクしながら、ロケットに乗り込んでいく
霧灯夢二:そして……
霧灯夢二:3
霧灯夢二:2
霧灯夢二:1
霧灯夢二:………発射
GM:折田は神妙な面持ちで飛んで行くそれを見上げる。
霧灯夢二:ロケットは高く、高く、空に輝く星たちに向かって飛んで行った。
霧灯夢二:そして、見えなくなった。
折田翼:「キミのおかげで査問会が終わったら一つやっておきたいことができた」
折田翼:「NASAで事務仕事をするためにはどうすればいいか調べてみようと思うのだ」
折田翼:「キミの夢、叶うといいな」
霧灯夢二:「…先生。」
GM:折田はガードマンたちに連れられて船へと乗り込んでいく。
霧灯夢二:「また、絵が描けたら送ります。ロケットの絵を。」
折田翼:「ああ。心待ちにしている」
ガードマン:「この豪華客船、邪魔」「何これ……」
GM:折田はキミの言葉に何度も頷くと、タラップの向こうに姿を消す。

GM:それからキミはいつものように編集部の部室に戻った。
GM:しばらくして、編集部の部室のドアがノックされ、やってきたのはキミの友人の内灘幸一郎だ。
内灘幸一郎:「やあ、霧灯」
GM:手にはなぜか映写機とスクリーンのようなものを抱えている。
霧灯夢二:「だーーーーーっ!尺を取り過ぎだこの記事は!」
霧灯夢二:あれから数日が経過した。卒業も間近に迫り、編集部が出す雑誌の記事も自然、卒業がテーマの記事が多い。
内灘幸一郎:「お!?ど、どうしたんだ、霧灯」
霧灯夢二:霧灯はそうした記事の最後の調整を行っている。
霧灯夢二:「見ろ!これを!」怪しげな魔術・呪術的な占いに関するペーパーを内灘に見せる
内灘幸一郎:「何だ、このおどろおどろしい記事」
霧灯夢二:「指定は6頁と言ってある筈なのに20頁も送ってきたんだ!」
内灘幸一郎:「編集者は大変だなぁ」
霧灯夢二:「平賀め…後で調整せねばならんな…。」
霧灯夢二:「だが、なかなかに面白い記事だ。アカデムーのレギュラーコーナーにしてもいいかもな…。」
霧灯夢二:「………ん、すまない。内灘。」
内灘幸一郎:「怒ってる割には楽しそうだな、霧灯」
霧灯夢二:「そうか?」
内灘幸一郎:「ああ。前よりもずっとな」
霧灯夢二:「……そうか。なんでだろうな。やってる事はいつもと変わらないのに。」
霧灯夢二:『平賀と編集会議』と予定帳に書き込みつつ内灘に笑う。
内灘幸一郎:「ちなみに小耳に挟んだだけなんだけど、霧灯は今回の事件を記事にするつもりはないって本当か?」
霧灯夢二:「しない。うちが取り扱うのはオカルト、占い、観光スポット、単位情報、それから……」
内灘幸一郎:「それから?」
霧灯夢二:「デートスポットだからな。」内灘君の耳に囁く
GM:少し赤くなって頬を掻く。
内灘幸一郎:「……事件のことは、改めてお礼を言わせてくれよ」
内灘幸一郎:「美袋さんのあんな嬉しそうな顔、初めて見た。それも霧灯のおかげだ。本当にありがとう」
霧灯夢二:「……俺だけの力じゃないさ。」
内灘幸一郎:「そうかな。じゃあ、そういうことにしておこうか」
内灘幸一郎:「ところで事件を記事にしないのはいいけど、他に何かやりたいことを考えてたりはしないのか?」
霧灯夢二:「今はこっちで手いっぱいだな。何せ、締め切りが近い。」と言いつつ、編集作業を進める。
内灘幸一郎:「そうか。それじゃあ、仕方ないな」
霧灯夢二:『科学雑誌「アカデミートン」刊行!学術記事求む!』
霧灯夢二:と書かれた広告をページの角に配置する。科学的な記事を書けるライターを募集するのだ。
内灘幸一郎:「科学雑誌か。こりゃあ記事を書く側も苦労しそうだ」
内灘幸一郎:「じゃあさ、忙しいところ悪いけどちょっとこれだけでも見てもらっていいかな」
霧灯夢二:「書ける奴に心当たりはある。」
内灘幸一郎:「お、あるのか」
内灘幸一郎:「実は今日来たのは世間話とお礼以外にも目的があってさ。あ、なんなら作業しながらでもいいぞ」
霧灯夢二:「お、悪いな。」
霧灯夢二:その言葉に甘え、編集作業を進める。
内灘幸一郎:内灘は一本のフィルムを取り出す。
内灘幸一郎:「記念なんてつもりじゃないけど、俺なりに今回の事件を通して感じた何かを形にしておきたくて」
霧灯夢二:「出来たのか。」手を一瞬止め、そのフィルムを見る。
内灘幸一郎:「ああ。何日か徹夜してね」
内灘幸一郎:「キャラクラターデザインは前もって霧灯が考えておいてくれたから、そこは楽させてもらったけど」
霧灯夢二:「あまり無茶するなよ。」
内灘幸一郎:「無茶はCランクの特権だよ」
霧灯夢二:「…………俺が、考えたデザインか。」”イカロス”に見せられた夢を思い出す。
内灘幸一郎:「元ネタは分からないように配慮したつもりだけど、編集部部長として霧灯の目で厳しく検閲してもらえないかな」
霧灯夢二:「…わかった。見せてくれ。」
内灘幸一郎:「ありがとう、霧灯。ちょっと待ってくれよ、今準備するから」
GM:内灘は勝手に持ち込んだ映写機にフィルムをセットし始める。
GM:が、苦戦しているのか、少々手間取っているようだ。
内灘幸一郎:「くそう、機材が古いからなぁ」
霧灯夢二:それを横目で見つつ、雑誌の編集作業を再開する。
霧灯夢二:『『私刑屋』、活動縮小中。ただし困っているなら即応対。貴方の恩讐、必ず果たします。』
霧灯夢二:((これも、載せておくか…。))
霧灯夢二:先ほどのアカデムーの記事の下に小さく掲載する。
霧灯夢二:((ふっ…風紀委員に検閲を食らうかもしれんな。))
内灘幸一郎:「あっ、くそ!パーツが!これはこっちか……」脇の方から声だけが聞こえる。
霧灯夢二:そして、次の記事を手に取る。
霧灯夢二:『ストリートスナップ アカデミア高等部 長牧彼方』
霧灯夢二:編集部の誰かが撮ってきたのであろう、ストリートスナップだ。
霧灯夢二:長牧彼方の隣には、柳武歩の姿もある。
霧灯夢二:((元気そうじゃないか。))小さく笑い、記事を配置する。
内灘幸一郎:「フィルムは……うん、大丈夫だな」
霧灯夢二:((今度は……。))
霧灯夢二:アカデミアのオススメスポットの紹介記事。喫茶店『ワーテルロー』の読者レビューだ。
霧灯夢二:その中にひときわ目を引くレビューがある。
霧灯夢二:すさまじく堅苦しい文体ではあるが、クリームソーダの魅力について熱く語っているものだ。
霧灯夢二:レビュワーの名前は、『夏川ミナ』。ペンネームではなく、本名であろう。
霧灯夢二:((いい店を知っているじゃないか。ミナ。))
内灘幸一郎:「スクリーンも……問題なしっと」
霧灯夢二:『逆レポート!報道部に潜入取材!?』
霧灯夢二:最後の記事は、報道部への取材記事。
霧灯夢二:報道部の普段の活動、魅力、失敗談などを面白おかしく書いたものだ。
霧灯夢二:記事の最後を飾るのは、お別れ会と赤手みあの写真。
霧灯夢二:見切れているが、隣に白衣を着た男の姿がある。
霧灯夢二:((南條))小さく噴き出す。
内灘幸一郎:「あとは機材の最終調整をして……」
内灘幸一郎:「よし、準備できた」
内灘幸一郎:「待たせて悪かったな、霧灯」
GM:内灘はスクリーンのそばに立つ。
霧灯夢二:「こっちも終わったところだ。」
霧灯夢二:スクリーンに向き直る
内灘幸一郎:「さすがに仕事が早いなぁ」
内灘幸一郎:「今回のはどういう映画かというとだね……まあ、それは見てのお楽しみか」
内灘幸一郎:「それじゃあ、いいかい、霧灯?」映写機に手をかける。
霧灯夢二:内灘に頷く
内灘幸一郎:「いくぞ。タイトルは――」
GM:スクリーンに白黒の映像が映り、やがて画面に色が付く。
GM:カウントダウンが開始され、タイトルが大写しになる。
GM:そして……
GM:3
GM:2
GM:1

   『One More Day』




GM:シーン終了。
GM:これでエンディングは全て終了!
GM:ダブルクロスThe 3rd Editionシナリオ『進み征くワン・モア・デイ』は終了となります!
GM:皆さん、大変お疲れさまでした!
霧灯夢二:おつかれさまでした!
平賀迅:ヒャーッ!お疲れ様でした!
柳武歩:おつかれさまでしたーーー
柳武歩:大団円!
夏川ミナ:おつかれさまでしたー!!
夏川ミナ:たのしかったー!!
GM:ありがとうございます!
柳武歩:みんなに拍手!GMに拍手!
南條文緒:おつかれさまでした!
平賀迅:いやあ面白かったです。楽しかった。
GM:皆さんに楽しんでいただけたのでしたら何よりです。
霧灯夢二:楽しかった…!
柳武歩:最高のメモリーです!
GM:では、この辺でさらさらと経験点の配布もしてしまいましょう!
夏川ミナ:いえい!
柳武歩:はいはい!
GM:経験点項目を一つずつ読み上げていきますね
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:長丁場のセッションでしたが、皆さん、最後までご参加いただきありがとうございました!1点です!
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:まずシナリオをクリアしたことで5点、
GM:Eロイスがありえざる存在×4、虚実崩壊、破壊神顕現、憎しみの楔の7つなので7点
夏川ミナ:むっちゃあった!
GM:Dロイスはイカロスの時使い、業師、触媒で3点
柳武歩:ヒューッ!
GM:振ったでしょ、キミ!
GM:合計で15点です
南條文緒:わお・・・
平賀迅:たくさんだ……
平賀迅:時使いとは
GM:160点環境だとここまで経験点が増えるんですねえ
GM:・最終侵蝕率による経験点
GM:これはおのおので算出するがよい。GMは物忘れが激しいので一週間前の晩ご飯も覚えておらぬ
柳武歩:5点だぜ
平賀迅:4点です。一週間前の晩ごはんは拙者も覚えていません
夏川ミナ:5点だぞー!ガオーッ
霧灯夢二:5点だー!
南條文緒:5点だー!
GM:よく帰った!では、その分の経験点をもらってください!
GM:次!
GM:・よいロールプレイをした
GM:これは自薦か他薦でいきましょう!皆の者、褒めるがよい!
柳武歩:全員を褒めるぜぇ~
夏川ミナ:南條くん:白夢さんには珍しく上から目線のキャラだったので新鮮でした。セッションテーマに沿って過去に囚われてるのもよかった。
平賀迅:はい!平賀頑張りました!(抜かりない自薦)
平賀迅:そうそう、南條くんはハンドアウトからのシナリオ全体のテーマ・雰囲気に隙なく沿った作りがすごく良かったですね。
柳武歩:仮面を着けた過去、という大仕掛けがばっちり決まっていた!それまでの言動がひっくり返っていじらしく見えるところがすごい!
GM:平賀くんは格好良かった!演出もロールも格好良い!
霧灯夢二:平賀君:カッコ良かったです…!戦闘演出から自分の持つ信念も全部…!あと、心を許すと弱さを見せるところもすごくよかったです。
柳武歩:南條くんも平賀くんも、強さと弱さを見せるところでこちらの心をグッと掴んできたー
GM:白夢さんはねー、ハンドアウトに沿ったキャラを作るのが本当に上手いんですよ
平賀迅:ツンケンした天才にほのかなデレを添えてな感じも好きでした。こいつめ。
柳武歩:卒業した先輩の中にも、ディオゲネスクラブと戦っていた人たちがいた…というのは
霧灯夢二:夏川さん:かわいかった…。一挙手一投足かわいさが満ち溢れていました…。そしてかわいいだけでなく決めるところをびしっと決める決定力もあり、無敵でした。
南條文緒:ミナちゃんはとても とてもかわいい
柳武歩:これまでのアカデミアシリーズをさらに深く感じさせるナイス描写…
夏川ミナ:へへへへ・・・
南條文緒:平賀くんはこう、こんなタイプのキャラが出来るのか、ってすごく、おもった、よかった #褒め力の弱さ
柳武歩:平賀君は文章量の多さも設定と絡んで説得力を出してくるところが素晴らしい
夏川ミナ:平賀くん:終始イケメンでした。ダンスでリードしてくれたのと、戦闘時の啖呵と、最後の最後に見せた弱さのギャップが最高でした。
柳武歩:神話を更新しろ!(惚)
平賀迅:夢二くんも能力使いがすごく良かったです! 戦局操作?というかそういう所から、ささやかでエモーショナルな手先の演出まで。
夏川ミナ:夢くん:夢を断たれたけど前向きに頑張るキャラだからイカロスと好対象でした。クライマックス1の夢がかなったところが辛かった…いつか能力を使いこなして集合絵を描いてほしい。
柳武歩:その時その時、その人が一番必要としている言葉を選んで出せる感じがまさに魔術師!
GM:霧灯くんは編集者らしく、他のPCに対する観察力が実にナイスでしたね。
夏川ミナ:思えばこのセッション、男子PC3人が3人とも違ったかっこよさでしたね
霧灯夢二:南條君:天才!キャラクターの深め方がとても好きです…。こう、話が進むたびにどんどんどんどん南條君というキャラが露わになっていくような…。
柳武歩:夢二君も、南條君と別方向でテーマに沿った設定を出してきて終始グッときました
霧灯夢二:ありがたや…
柳武歩:他のPCの設定くすぐり、話題ふりも実に細かく、ありがたいことこの上ないです
GM:柳武さんはねー、クライマックス周辺のシーンが本当に好きなんですよ。シュラを叩き殺すところとかすごく格好良かった!
南條文緒:柳武ちゃん、こう、ストレートに向かっていってくれる子がいるってやっぱりいいなって思ったりしました!かっこよかったしかわいかった!
平賀迅:歩ちゃんは言葉遣いとかヤンキーっぽいけどその実かなり良識的な常識人で、等身大な観点から話を支えて進めていた所が良かったと思います!クライマックスの夢周りも、そうそうよかったです。
柳武歩:ウェヘヘ…ありがたやありがたや…GMもばっちり舞台を整えていただき感謝…!
GM:ミナちゃんは上半身裸で更衣室から出てくるところとか酔っぱらってるところとかがエロかったと思います。
柳武歩:ミナちゃんはもう、なんていうか、祈り…光…メッセージ…私はもう塩になるしかない
南條文緒:霧灯くんはやっぱり、夢のつよさ・・・そういったものを感じましたね・・・このセッションにあってとても良いキャラ・・・
霧灯夢二:柳武さん:ストレートな観点と素直な価値観でちょっとひねくれた男子陣とは違った反応や行動を見せてくれるところがとてもよかったです。
夏川ミナ:は、裸じゃないよ!
平賀迅:ミナちゃんはかわ、可愛、可愛かったとです……いや、敢えて可愛かった所に触れないで行くと、やっぱり内灘くんに向けて頭を下げて必死の主張をしたシーンが印象的でした。
GM:裸じゃない・・・
夏川ミナ:ドレス脱げかけみたいな・・・やつだよ!
GM:そう!あれはいい!
霧灯夢二:というわけで、皆さんとてもよかったです…語彙が足りない…!
柳武歩:ミナちゃんはめちゃめちゃ感情豊かよ…ロボめいてないよ!
GM:だいたいこんなところかな!
霧灯夢二:褒める語彙が無限に出てくればいいのに!
柳武歩:また隙を見てTLとかで褒めるぞ
GM:では、みなさん1点です!
柳武歩:覚悟しておけよ
平賀迅:あとダンスの所はやっぱりこう……リードしたとは言いますが、そのリードにぴったりついてきてくれて、むしろリードをリードしてくれた感があるのでとても私もやりやすかったです。
南條文緒:(褒め力ゼロ)
平賀迅:ヒャーイ
柳武歩:いただきまーす
夏川ミナ:歩ちゃん:CAT兄さんだから当然なんだけどめちゃくちゃ優しい子!もっと不良不良してると思ってたのでびっくりしました。初期ロイスにミナを入れてくれてたのに、あまり絡めなかったのがちょっと残念だったかも。またお話したいです。
夏川ミナ:いただきます!
柳武歩:またナカヨシしよう!
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
GM:これも自薦か他薦で!存分に褒めるがよい!
柳武歩:霧灯くん、鬼のような爆発火力支援
夏川ミナ:わ、私は話題ふったりする方向でがんばりました!(精一杯の自薦)
夏川ミナ:あの火力支援はすごかったね・・・
柳武歩:ロールでもちょくちょく方針をまとめて助けていただいた感じ!
平賀迅:すごかった……
南條文緒:さっきも言ったけど、柳武ちゃんみたいにストレートな子がいて私としてはとても助かったですよ!
柳武歩:よかったー
霧灯夢二:組んだ甲斐がありました…
平賀迅:助けるような発言というか、流れを作って先に進む発言や行動は皆コンビネートしてて良かったと思います
夏川ミナ:してたしてたー
霧灯夢二:夏川さんにはロール方面でとても助かりました…!
南條文緒:南條が屁理屈こねてる横であっさり答えたりとかしてすごく助かった!よかった!
柳武歩:ミナちゃんはもう、何かあれば迷わずツッコミに行くからね!話がどんどんできる!
GM:ミナちゃんはミドルの敵があんなにあっさり吹き飛ばされそうになるとは思わなかった……範囲攻撃の恐ろしさ……
霧灯夢二:いいタイミングで的確に話題を振ってくれたりした…!
平賀迅:互いに互いの発言やアクションに応じて膨らませていく感じで……
夏川ミナ:へへへー!ありがとう!
GM:では、皆さん1点ずつもらってください!
柳武歩:やったぜーーー
霧灯夢二:やったぜー!
GM:・セッションの進行を助けた
平賀迅:戦闘とか判定周りでは……まあ趣味に走り過ぎたからな……w ハッタリは利かせた(?)
南條文緒:ミナちゃんはかわいく強い、酔って絡んでくれたりしたのはすごく楽しかったし、仮面のことを打ち明ける相手がいてとても助かった!
平賀迅:いただくぜ!
柳武歩:平賀君はもう何から何まで甘えっぱなしで頭が上がらねえ…
夏川ミナ:南條君に絡み酒しただけだったから、ちゃんと仮面のことお話できてよかったなーw
GM:皆さん、円滑なセッション進行にご協力いただきありがとうございました!1点です!
平賀迅:いいってことよ!
夏川ミナ:やー!
柳武歩:いただきやす!
霧灯夢二:いただきます!
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:いつも日程の調整にご協力いただきありがとうございました!1点!
夏川ミナ:GM!スケジュール調整マジおつかれさまです!
GM:これで経験点項目は全てです。
平賀迅:お疲れ様です……!
GM:さて、合計は何点になったでしょうか。
柳武歩:お疲れ様です!
夏川ミナ:何点だろう・・・(ぼんやり)
GM:GMが果物ゼリーを食べている間に計算とかしなさい。
柳武歩:日程、進行、助け、良いロールで1点ずつで
霧灯夢二:24点です!
柳武歩:24点かな
南條文緒:100点くらいあるかな~~~
GM:多いな~
柳武歩:こら!天才!!
平賀迅:みんなより1点引けばいいから23点だ(ものぐさ)
霧灯夢二:76点はどこからきた!
南條文緒:てへ
夏川ミナ:24点だ!
南條文緒:24点らしいです!(完全に人任せ)
夏川ミナ:すかいはいさんのその果物ゼリーが晩ごはんだったりしないかな・・・大丈夫かな・・・
柳武歩:有り得る…
GM:それでは、皆さん経験点をもらってください!
柳武歩:いただきますムシャア
夏川ミナ:バクバク!
霧灯夢二:やったー!むしゃむしゃ
南條文緒:むしゃりむしゃり
平賀迅:ゴクン……メリメリ……バキッ
GM:経験点は何かの折にでもお使いくださいませ。
GM:それでは、経験点の配布はこれで終了。
GM:改めまして、これでセッションの全工程は終了となります!
GM:皆さま、大変お疲れ様でした!
柳武歩:ぱちぱちぱちぱちぱちぱち
平賀迅:お疲れ様でっす!
南條文緒:わー!
平賀迅:何度でも言います!結構長かったし……!
GM:長い間お付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
霧灯夢二:おつかれさまでした!
柳武歩:本当に、本当にお疲れ様でした
霧灯夢二:こちらこそ、ありがとうございました…!
柳武歩:ありがとうございました
南條文緒:ありがとうございました!
平賀迅:いやいや、こっちこそ楽しいセッションありがとうございましたです。
夏川ミナ:いやー、めちゃくちゃ楽しかったです
平賀迅:充足感だ……本当にやりたいようにやらせてもらった。皆さんもありがとうございました
柳武歩:放心状態…
夏川ミナ:終わってしまった・・・寂しい・・・
夏川ミナ:私達のワンモアデイが・・・
GM:PLの皆さんにやりたいことをやってもらうのを前提に企画したセッションでしたので、楽しんでいただけたのでしたら何よりです。
柳武歩:いやはやもう、やりたい事全部のせでやらせていただいて…
夏川ミナ:どのキャラでいこうか迷ってたけど、ミナを出してよかったなー
平賀迅:己の欲望に完全に従いました
霧灯夢二:わたしも欲望のままにロールしました
GM:その欲望、解放しろ。
GM:では、ここからは最後のマスターシーンです。
柳武歩:!?





ED06 - ???

GM:広い面接室。
GM:赤毛髪の小柄な少女の前には5人の厳めしいスーツ姿の男たちが座っている。
GM:紙をめくる音と、ペン先の音だけが静かな部屋に響く。
GM:椅子に座った少女に、5人の男たちは仰々しく礼をする。
GM:中央に座る白髪頭の男が少女を見据え、おもむろに口を開いた。
面接官:「それでは、受験番号6番の方。名前と出身の後に自己PRをどうぞ」
GM:すると、少女は元気よく椅子から立ち上がった。
GM:室内の張り詰めて緊張しきった空気にも、決して怯むことなく。
GM:今度は。
GM:今度こそは。
赤手みあ:「オーヴァード・アカデミア出身――」
GM:明るく、ハツラツとした声で。
赤手みあ:「赤手みあですっ!」
GM:少女はそう言った。