DX3rdオフラインセッション 『ブラックナイト・バグ』(GM:すかいはい)

プリプレイ

GM:ではいつも通り、PCの自己紹介から。まあいつもだったらPC1から行くんですけど、ここは経験者ということでささささんからお願いしたいと思います。
さささ:えーっ
GM:じゃあまず、PC4の夕山さんから。
さささ:はい。夕山ひだりと言います。UGNエージェント。ワークスもカヴァーもUGNエージェントをやってます。
夕山ひだり:えーっとですね。シンドロームはオルクス/ソラリス。支援型ですね。《要の陣形》で複数支援できて、《導きの華》《狂戦士》が使えて。あと《妖精の手》でダイス振り足しができます。というのが性能の辺りかな。で、設定的には割とまじめな24歳女性、UGNエージェントということで……
クオンタム:ああいいなあ、エロいなあ
夕山ひだり:ま、まあ世話焼きで真面目な、頑張り屋さんです……という感じでやっていこうかと思っています。割と若い人が多いのかな?
GM:そうですね。学生も2人と……あとは支部長。支部長はでも結構年が。
アスハル:支部長は35歳です。
夕山ひだり:じゃあ支部長の補佐みたいな感じでやっていけたらいいかなあと、今決めました。
一同:今決めました!?
夕山ひだり:はい!そんな感じかな。他なんかありますかね。
GM:見た目の感じとか。
夕山ひだり:見た目の感じ。まあ、セミロングで。スーツ。
アスハル:就活生だ。
GM:若者っぽい!
夕山ひだり:そうだ、イラストが。(描いてきたイラストを取り出す)まあ地味目の……ね。
クオンタム:かわいいなあ、かわいいなあ。
GM:ネットにあるアレが目の前にあるの、すごい不思議な感じがしますね。
夕山ひだり:そんな感じでやっていきたいです。よろしくお願いします。
GM:ハンドアウトのほうも確認しておきましょうか。シナリオロイスが”ディアボロス”春日恭二。
夕山ひだり:そうですね、(推奨感情を)そのままで、厭気の方を表で。
GM:ハンドアウトの内容も読み上げておきましょう。

ロイス:“ディアボロス”春日恭二 (きりたに・ゆうご) 推奨感情 P:執着/N:厭気
キミはUGN・N市支部に所属するUGNエージェントだ。FHの“ディアボロス”春日恭二とは因縁浅からぬような、深からぬようなそんな仲である。
ある日、キミは街中で春日恭二にバッタリ出くわした。怪しげな商人のような格好をして路地裏の露店で妖しげな絵を売りさばいていた彼は、キミの存在に気が付くと慌てて逃げ去って行った。もしかするとまたヤツが何かを企んでいるのかもしれない。キミに、支部からの招集命令が下ったのもちょうどそんな時だった。

GM:どうやらオープニングから春日に会うことになるようです。そんな感じでよろしくお願いします。
夕山ひだり:よろしくお願いしまーす。
GM:あとはPC逆順で行きますか。PC5、DTさん。キャラクター名……なんて読むんですか?これ。
DT:砲三条(ほう・さんじょう)です。
砲三条:ワークスがRBですね。見た目としては人形に憑りついてるので完全にロボット人間みたいな感じです。絵もつくりました。(絵を見せる)
GM:これ、完全にSDガンダムとかそういうやつじゃ。
クオンタム:これ身長いくつ?
砲三条:身長34cmです。
GM:これ、《ヒューマンズネイバー》は使えるんですよね。
砲三条:《ヒューマンズネイバー》は使えるはずです、けど……
GM:人間形態はならなきゃならなくてもいいです。
砲三条:人間形態は……どうしても必要だったらなります!お前出れねえだろ、って言われたら。でも基本的に人形状態で黙ってればバレないだろうという予測に基づいてやってます。で、一応こいつは転生体なので元々人間の記憶を持ってるであろうという。オリジンはなのでヒューマンとあとレジェンドですね。
GM:あっ、2つ。
砲三条:そうです。で、自分は元々伝説の男だと豪語してるんですが、その真偽はよくわからない……そんな感じですね。まあ、なので俺はすげえんだぜ、みたいなことは結構言う感じでやってこうと思います。
クオンタム:ガンプラだ……
砲三条:ガンプラです。
クオンタム:伝説の男がガンプラになっちゃったってひどいよね。
GM:Dロイスは転生体じゃないんですよね
砲三条:秘密兵器ですね。秘密兵器は謎の……謎の博士に作ってもらった人形用のサイズの銃を使うってやつですね。他の人間には使えないので。
GM:あー、なるほど……
夕山ひだり:かわいい。
砲三条:あとは性能かな?性能としては秘密兵器……銃使いなんですけど《オリジン:ヒューマン》と《オリジン:レジェンド》があるので、それで色んなことをします。
一同:色んなことをしますw
砲三条:攻撃は射撃して、あとは《復讐の刃》。ブレイドバレットなので、白兵・射撃両方できるので、それで反撃したりとか。あとは《冥界の檻》を持ってるので、RCで相手の動きを止めたりとか。あとミドルは《天性のひらめき》で何でもやるという、色々手を広げている感じですね。
GM:万能型ですね。ハンドアウトの内容も見ていきましょう。シナリオロイスは”プランナー”都築京香。推奨感情は変えてもいいですし、恋愛感情を抱いているとかそんな感じにしてもらってもいいですし……
砲三条:オフセでキツいなそれ!
GM:キツいですよねー。
クオンタム:いやいけるよ!大丈夫!
砲三条:じゃ任せますよ!
GM:いや、決めて決めて。
砲三条:……じゃあポジティブ尊敬で、ネガティブ不信感、ポジティブ表にします。
GM:内容の方も読み上げておきますね。

ロイス:都築京香(つづき・きょうか) 推奨感情 P:尊敬/N:恐怖
キミはN市を拠点にして活動するレネゲイドビーイングだ。ある日、キミのもとにゼノスの首領である都築京香が現れた。なんでも近頃“クラウド”という名の異形のレネゲイドビーイングが無軌道な活動を繰り返しているのだという。
同朋としてもこのまま“クラウド”の行動を放っておくわけにはいかない。事件を調査中のUGNに協力して解決に導いて欲しいという都築京香の依頼をキミは受けることにした。

砲三条:しょうがねえなあ。受けてやるかー。
GM:上から目線だ!というわけでそんな感じでよろしくお願いします。
砲三条:よろしくお願いします!
GM:では、次。PC3の京塚さん、よろしくお願いします。
アスハル:えーと京塚伸也でーす。
京塚伸也:ワークスは支部長Cでカヴァーは探偵です。これはサンプルキャラの「すなわち雷だ」さんこと真実の探求者さんのデータをそのまんま流用したことによります。
GM:探偵になってるんですよね。
京塚伸也:探偵なんですよね。よーく見るとベルトから雷出してるんですよねあいつ。そのタイプのやつなんだと思います。今回は支部長Cということで、能力はブラックドッグとハヌマーンで、コードネームが”ゴッドブレスユー”ということで、息を吐くと雷がそっちに付随するという能力で。それを使ってRCで早めに範囲攻撃をブチかます、ただし命中率は低いという感じのキャラですね。結構こいつは範囲で、行動値早くて装甲無視という案外アタッカーとしてはサンプルキャラにしてはマシな方なんですよね。
クオンタム:ちょっとー、僕の影が薄くなるじゃん、やめてよそういうのー。
京塚伸也:こちとら最低5dx8+4だよ。キャラクターとしては探偵で35歳なんで冴えないおっさんくらいで。ひだりさんを助手みたいな扱いにしてるのかなと思いますけれども、支部がそのまま探偵事務所にしとくのがいいのかなとちょっと思います。
夕山ひだり:お茶とか汲まされたりする?
GM:じゃあ表向きは探偵事務所ってことで行きましょうか。
京塚伸也:興信所でもいいですよ。現代風。
GM:じゃあ探偵事務所の方が見栄えがいいので、探偵事務所でいきましょう。
クオンタム:うん、探偵事務所の方がかっこええね。
京塚伸也:猫とか探したりする。だいたい冴えないおっさんムーブしてくんで。
クオンタム:負けロールはしないんですか?
京塚伸也:負けロールはしないかな……?
一同:(笑)
GM:まあ男ですからね。男でやってもしょうかない。
クオンタム:いや!?男で負けロールやってもいいじゃん!見たいですよー!
:バリバリやる人ですよw
京塚伸也:今回、負けロールというか人生的に負け組なんで。
クオンタム:ひどいなあw
京塚伸也:まあそんな感じ。よろしくお願いします。
GM:ではハンドアウトも確認しておきましょう。シナリオロイスが”リヴァイアサン”霧谷雄吾、日本支部長です。
京塚伸也:初期ロイスにうっかり霧谷さん入れちゃったんですよ。
GM:じゃあ今回シナリオロイスは空けとく感じでお願いします。ハンドアウト内容も確認していきましょう。

ロイス:霧谷雄吾(きりたに・ゆうご) 推奨感情 P:信頼/N:不安
キミはUGN・N市の支部長を務めている。キミがいつもどおりに業務をこなしていると、日本支部長・霧谷雄吾からの連絡が入った。
最近N市では、行方不明事件が多発しており、同時に人々がオーヴァードに覚醒したりジャーム化する件数が増えつつあるのだという。しかも、あのFHのエリートエージェント“ディアボロス”春日恭二が何らかの計画を企てているという報告も入ってきていた。事態がこれ以上大きくなる前に、なんとしても解決せねばなるまい。

GM:PC4のハンドアウトともちょっと絡んでる感じですね。ということで、普通にいつも通り霧谷さんから連絡が入ってきます。
京塚伸也:エリートエージェント春日恭二、なにものなんだいったい……!
GM:誰なんだいったい……! そんな感じで事件を解決に導いてもらえればと思います。
京塚伸也:解決せねばなるまい!
GM:なるまい!ではそんな感じでよろしくお願いします。
京塚伸也:よろっしゃーす!
GM:それでは次、PC2、本庄さんよろしくお願いします。
:名前、本庄賢次郎です。
本庄賢次郎:UGNチルドレンのワークスで、カヴァーは高校生です。性格としてはちょっと真面目で臆病者なんですけども、本人としてはクール系なチルドレンを目指して少し頑張ろうかなって周りに言ってる感じです。能力としては武器とかに金属を継ぎ足す能力を持っていて、データ的には《伸縮腕》で遠距離攻撃したり、《砂の加護》でダイスを増やしたり、《崩れずの群れ》でカバーリングをしたり。あと《水晶の剣》で武器を強化します。
GM:色々できる。
本庄賢次郎:コードネームは”メタルコーター”なんですけど、将来的にはもっとクールなコードネームをつけようかなと言ってるらしいです。
クオンタム:何歳ですか?
本庄賢次郎:えっと、18歳。
クオンタム:18歳。あっじゃあ先輩だ。
本庄賢次郎:うん。なんで、八坂くんには……お手柔らかにお願いします。
クオンタム:おう。よかろう、よかろう。
京塚伸也:35、24、18……えーっと
砲三条:年齢不詳です。
京塚伸也:年齢不詳w
本庄賢次郎:見た目は普通の制服の高校生で、眼鏡をかけてます。
夕山ひだり:眼鏡!
本庄賢次郎:反応したwそんな感じで。よろしくお願いします。
GM:それでは、PC2シナリオロイスは”画家”伊達甲一郎。こう、線の細い美青年っぽい感じの画家の人です。感情はなんかうまいこと取ってもらえればと思いますので。
本庄賢次郎:なんか怪しい感じがするなあ……ちょっと不安だから……うーん、猜疑心か、不安か。うん、猜疑心で。猜疑心が表でいきます。
クオンタム:こいつ!こいつきっとボスだから!
本庄賢次郎:いやいやいや!まだ分かんないですよまだ!
GM:もしかしたらこいつがシナリオヒロインかもしれない。
クオンタム:ああー!それはマズい!
砲三条:俺のシナリオロイスがボスかもしれないですよね。都築京香って言うんですけど。
京塚伸也:何言ってるんですかー。
クオンタム:そいつだなあ絶対w
GM:感情決めたらレコードシートに書いといてくださいー。
本庄賢次郎:ネガティブが猜疑心、ポジティブが好奇心で、ネガティブを表でいきます。
GM:ハンドアウトの内容も読み上げておきたいと思います。

ロイス:“画家”伊達甲一郎(だて・こういちろう) 推奨感情 P:好奇心/N:猜疑心
キミはUGN・N市支部に所属するUGNチルドレンだ。現在、N市で頻発している行方不明事件の調査に当たっていた。
夜の住宅街で調査を行っていたキミは、そこで女性の悲鳴を聞き付ける。急いで現場に駆け付けたキミだったがそこに女性の姿はない。代わりに、画家を名乗る線の細い美男子風の男と出会った。男の身許は確かなようだが、どうにも疑念が拭えない。果たして彼は何者なのだろうか。

GM:PC3のハンドアウトでもちょろっと言っていた事件ですね。というわけで、画家の人と知り合いになるという、そんな導入です。
本庄賢次郎:行方不明事件……これは……
クオンタム:ボスだから!殺していいよ!
本庄賢次郎:いえいえいえ分かんない!分かんない!
クオンタム:ボスだから!絶対ボスだから!
本庄賢次郎:そ……そんな野蛮なこと言っちゃダメだよ!w
京塚伸也:そうだよラブアンドピースだよラブ・アンド・ピース。ダブルクロス……それはラブアンドピースを意味する言葉……
クオンタム:そうだったかな!?w
GM:仮面を破壊したら助けられるかも知れない!そんな感じで何とか事件を解決してもらえればと思います。では最後、PC1、八坂さん。よろしくお願いします。
クオンタム:うむ。儂が八坂信龍である!
砲三条:その喋り方!?
八坂信龍:いやいや、こんな感じの真田丸です。
京塚伸也:真田丸じゃねえか!
本庄賢次郎:真田丸って言っちゃった!
八坂信龍:で、この真田丸はワークスがヤクザです。八坂組のところの次男坊。兄が一人いて、でまあ自由な次男坊として高校生でUGNイリーガルをやっているという感じで。シンドロームがエグザイル/ハヌマーンのクロス。ミドルでは普通に殴るんだけど、クライマックスでは《リミットリリース》とか賢者の石とかを使ってクリティカル値が3とか4とかでグルグル回すような!まさにオフセに特化したキャラクターになっております。
京塚伸也:特化してんのかなあそれ。
八坂信龍:いやー、回って欲しいんだけどなー、これなあ。あと《自動触手》でちょっと反撃をしたりだとか、《デビルストリング》で春日恭二って奴が使ってきそうな感じのする《イージスの盾》を潰したりとか。
本庄賢次郎:いやいやデータ上持ってるか分からないよ?
GM:ウロボロスかも知れない。
八坂信龍:いやー、それだったら……まあウロボロスだったらいいな。
GM:《ウルトラボンバー》を使ってくるかも知れない。
八坂信龍:ちょ、ちょっとそれは……w マイナーで戦闘移動しなきゃいけないのに《ライトスピード》があるんですけど、これに関してはそこの30cmの人がワイヤーウィップを買ってくれるそうです。
八坂信龍:それを使って……
砲三条:買う!買う!
京塚伸也:《水晶の剣》で強化もできるしなあ。
八坂信龍:そう!そうなんですよ。だからみんなの助けを得て、PC1をやっていきたい。そういうヤクザ高校生でございます。
GM:おお、うまいことまとめた。
八坂信龍:はい!お願い致します。
GM:はい、よろしくお願いします。それではシナリオロイス、萩野美月。かわいらしい女の子です。元気いっぱいの女の子なんですけどどこか危うげな感じがあるという、そんな感じですね。
八坂信龍:もうハンドアウトの時点で危ういもんね。
GM:危ういです。感情は変えるんであれば今の内に宣言をお願いします。
八坂信龍:いや、好意でいいでしょう。
GM:いいですか。じゃあ決めたらレコードシートに記入しておいてください。
京塚伸也:こいつ、ボスだよ。
八坂信龍:本当に裏切りそうなんだよね!こいつ。
夕山ひだり:画家がヒロインですよね。
GM:では読み上げていきまーす。

ロイス:萩野美月(はぎの・みつき) 推奨感情 P:好意/N:不安
キミはN市の高校に通うごく普通の高校生で、UGNに協力をするオーヴァードだ。キミのクラスメートの萩野美月は“売れるアイドル”を目指す少女である。しかし、彼女の微妙に空回りしがちな努力は一向に実を結ばない。
そんなある日、彼女が有名な画家のモデルとして選ばれたのだという。上手くやれば“売れるアイドル”になれるかもしれないと張り切る彼女だったが、どうにも危なげな様子だ。UGNから入った招集命令に応じつつも、キミは彼女の身を案じていた。

八坂信龍:うーむ。
GM:という感じで。まあオープニングの時点だとまだ彼女ははしゃいでるだけですね。
八坂信龍:画家を先に殺しに行きたい。
GM:そういうゲームじゃないw
本庄賢次郎:まだ!まだ!
GM:自己紹介はこれで終了ですね。次にPC間ロイスの決定に行きたいと思います。PC間ロイスはPC1からPC2、PC2からPC3、3から4、4から5、5から1という感じになりますので、八坂さんから本庄さん、本庄さんが京塚さん、京塚さんは夕山さんのロイスを取ってもらって、夕山さんが砲さんのロイスを取るって順ですね。
砲三条:八坂くんは有為/不安だな。
八坂信龍:おおー。レネビっぽい。
GM:PC1に対するっぽい感情ですね。
八坂信龍:本庄さんどうしようかな。本庄さんヘタレ系?
本庄賢次郎:……ヘタレ系ですね。
八坂信龍:ヘタレ系ねー。ヘタレかー。
本庄賢次郎:支部長は怖い感じですか?
京塚伸也:いや、無精ひげとか生やしてるから、冴えない系というか。
本庄賢次郎:あ、なるほど。
京塚伸也:なんだろうな、シキベさんがいるときのガンドーさんみたいな感じ。
夕山ひだり:ああー、なるほど。
本庄賢次郎:分からないw
夕山ひだり:(砲さんへの感情は)庇護/不信感かなー。
GM:怪しいですものね。
京塚伸也:怪しい。
本庄賢次郎:まあ、確かに。
京塚伸也:こっちは信頼/劣等感で取っておきました。ああー、できる子だなーって。
夕山ひだり:信頼されてる。
京塚伸也:信頼しました。
本庄賢次郎:えっと……連帯感/劣等感で取ります。
京塚伸也:ういーっす。
八坂信龍:……庇護は決まってるんだよ。庇護/憐憫にすっかなあ。
本庄賢次郎:庇護w
京塚伸也:先輩なのに!
八坂信龍:試しに振ってみるか。……庇護/隔意。オッケーオッケー。
GM:全員PC間ロイスも取り終わったみたいなので、最後にトレーラーを読み上げてセッションの方にいよいよ入っていきましょう。


昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
だが――世界は知らぬうちに変貌していた。
街にばら撒かれ始めた妖しげな絵画。
手にした者は暗く深い淵へと沈んでいく。
少女は願う。
何者にもなれない私のままで終わりたくないと。
その細やかな想いを、蠢めく羽音が塗り潰す。
ダブルクロス The 3rd Edition『Black Night Bug (ブラック・ナイト・バグ)』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

GM:というわけでシナリオ『Black Night Bug (ブラック・ナイト・バグ)』、始めて行きたいと思います。
PL:よろしくお願いしまーす!

GM:最初のシーンはPC4、夕山さんのシーンからです。それではまずはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
夕山ひだり:侵蝕率32→36
GM:では、君は町中でパトロールをしているところでもいいし、出掛けているところからでもいいですが、どんな感じがいいですかね。
夕山ひだり:じゃあ真面目にパトロールしていましょうか。
GM:では君が町中をパトロールしているところからで。町は一見平穏で何も事件は起きていないように見えますね。君が町中を歩いていると、向こうの方から男の声が聞こえてきます。
春:「えーい、安いよ安いよー!」
夕山ひだり:www
春:「どうだい買っていかないかい!あっ!そこのお嬢ちゃんどうだいこの絵画!」
夕山ひだり:絵画!?w
春:「いまなら一房100円だよー!安いよ安いよー!」
GM:と、男はハリセンで台を叩きながら……
夕山ひだり:バナナじゃないんですか!?
GM:……。オールバックの神経質そうな眼鏡の男は、叩き売りをしています。
春:「さあどうだいお嬢ちゃん、この絵画。きっと何かの役に……ええい、くそう。最近の子供は芸術の良さも分からんのか!」
夕山ひだり:あからさまに怪しいのでちょっと様子を見ます……見に行きましょうか。
春:「ええいこのままでは計画が一向に進まんではないか。」と言いながら言葉を詰めていますね。
GM:……と、ふと君の方に気付きます。
春:「おや?……ぬ、き、貴様は。まさかこんなところで出くわすとはな。いったい何の用だ!まさか既に我々FHの計画に勘付いたとでもいうのか!」
夕山ひだり:何、お前かーみたいな感じで……wあっいいんですか分かっちゃって。
GM:どうぞどうぞ。歴戦の勇士である君なら分かるでしょう。彼はFHのエリートエージェント春日恭二です。
夕山ひだり:「あんたこそそんなところで叩き売りなんかして何やってんのよ!」って啖呵を切りましょうか。
春:「フン、私の計画についてはまだ貴様に漏らす訳にはいかんなあ!これは秘密裏の計画なんだ。」
夕山ひだり:秘密裏なんだ……w
春:「しかしなぜ誰も私の絵を買わんのだ。私の営業スキルがいけないのか……!?こんなことならばFHの研修をもっとしっかり受けておくべきだったか……」
夕山ひだり:研修あるんだ……。えっと、じゃあとりあえず……すいません、面白すぎて言葉が……w
八坂信龍:殴り倒そうよ!
夕山ひだり:こっちはサポーターなんで、殴るって言っても素手殴りになるんですよ。肉体1なんですよ。……というわけで素手で相手するには敵わないんで応援呼びましょうか。携帯電話あるんで、「もしもし」って。
春:「む!貴様、な、何をするつもりだ!」
夕山ひだり:「応援を呼ぶに決まってるでしょーが!もう!」
春:「お、応援だと!?それはまさか増援がやってくるという意味ではないのか!?」
夕山ひだり:「他に何の意味がある!?」
春:「くっ!今は貴様らUGNに邪魔をされるわけにはいかんのだ!この計画が成就した暁には、私はマスターレイスの座を手にすることが……ふっ、これ以上は言うことはできんな。」
夕山ひだり:「もう分かりやすいなー!」
春;「応援が来るのであれば、これ以上この場に居続けることはできん!」と言いながら彼は物凄いスピードで屋台を畳んでいきます。
夕山ひだり:w
春:「よいしょっと、これで良し。一仕事だよもう。」
夕山ひだり:「あ、もしもしすいません。ちょっと応援を……」
春:「や、やめろー!」
夕山ひだり:「そうです、春日恭二が。」
春;「あっ!私の名前は言っちゃ駄目!オフレコ、オフレコで頼むよ君。私はこの計画を続行させてもらう!貴様もくれぐれも私を追うことの無い様に!さらばだ!」と言うと、彼は屋台を牽きながら立ち去っていきます。
夕山ひだり:「あっ、すいません行っちゃった……行っちゃったんでえーっとどうしよう……」と言った感じで途方に暮れてますね。
GM:「マジですか?行っちゃったんですか。」と戸惑っているようです。
夕山ひだり:「行っちゃったんですよー。」
GM:「そ、それでは支部の方からも招集命令が入っておりますので、一旦引き上げるようによろしくお願いします。」
夕山ひだり:「はい分かりました。すいません、すいません……。」
GM;「いえいえ。相手があのエリートエージェントの春日恭二ですので、仕方ないでしょう。」と、君のことを案じてくれています。
八坂信龍:本当にエリートかなあ……?
夕山ひだり:しょうがないので招集命令ということでそちらの方に向かいましょうか。
GM:では、君が支部に向かって行ったところでこのシーンは終了です。

GM:では次のオープニング。八坂さんのオープニングに行きたいと思います。
八坂信龍:お、俺か!
GM:まずダイスを振って侵蝕率を上げてください。
八坂信龍:侵蝕率33→43
GM:では、オープニングは君が学校に登校するところから行きましょうか。朝8時前くらいですかね。平日の朝、君はいつも通り学校へと向かっています。すると、君の後ろの方から勢いよく駆けてくる足音が。そして君の背中が強く叩かれます。
萩:「おっはよー!八坂くーん!」
八坂信龍:「おぉう、お早う。」
萩:「えー?どうしたの?元気ないよ?」
八坂信龍:「そうか!?俺はいつも元気だぞ。」
萩:「お?だったらいいんだけども……あっ、それよりも八坂くん、見てよこれこれー!」と言って、何やら封筒のようなものを君に差し出します。
八坂信龍:「おう。何だこれは。」
萩:「オーディションの結果!」
八坂信龍:「オーディション?」
萩:「そう。」
八坂信龍:「お前まーた受けたのか。」
萩:「受けるよ!受けるに決まってるじゃん!こないだ受けた仮面ライダーブルーディスティニーの……ヒロイン役!」
京塚伸也:見てぇーw
萩:「もしかしたら……受かってるかも知れないんだ!」
GM:と言って差し出しますが、その封筒はやたらとペラペラしています。
八坂信龍:「萩野……お前知っとるか。封筒が!ペラペラの!時はな、だいたい『ごめんなさい』内容しか書い取らんのやぞ。」
萩:「そんなの、開けてみるまで分かんないじゃん!」
八坂信龍:「じゃあ開けてみい。」
萩:ピリピリピリ。「『ごめんなさい』」
八坂信龍:「ほれ見ろ!ほーれ見ろ!」
萩:「ち、ちくしょー。あ、あたし絶対売れるアイドルになりたいのにー。」
八坂信龍:「お前はなんか努力の方向性が間違っとんのじゃ……。」
萩:「そ、そんなことないよ!毎日笑顔の練習だってしてるし……」
八坂信龍:「うむ。」
萩:「泣き方の練習だってしてるし……」
八坂信龍:「うーむ。」
萩:「怒り方の練習だってしてるもん!」
八坂信龍:「うーむ。」
萩;「あと……あと……それ以外何もしてない……」
八坂信龍:「ううーむ!」
萩:「あっ、でもでもー、今度新しいお仕事の話が入ったんだ。」
八坂信龍:「……何じゃそれは。」
萩:「何でも、有名な画家さんのモデルをすることになったらしいんだよね。」
八坂信龍:「画家!脱ぐのか!」
萩:「有名な画家……ぬぇ、ぬ、脱がない!脱がないよ!」
八坂信龍:「何だ脱がんのか……つまらんなぁ……」
萩:「何でそこに期待してるの八坂くん!?」
八坂信龍:「まあいい……で?何……モデルが何だって?」
萩:「そう、それでね。その人、世界的に有名な画家らしいから、その絵が有名になったら私もこれで一躍、売れるトップアイドルに……なれるかもしれない!」
八坂信龍:「おー。なるほどな。しかしそんな画家が近くにおるのか?遠いのか?」
萩:「このN市出身の画家らしくて、世界的にも有名になったんだって。名前は……何ていったかな。私、人の名前覚えるの苦手だから忘れちゃった。」
八坂信龍:「儂もそんな名前聞いたことないぞ。あとな、あの、今思ったんだけどな?『俺』と『儂』どっちがいいと思う?」
一同:(笑)
萩:「一人称で迷ってるんだね……八坂くん。」
八坂信龍:「そうだ。どちらがいい!」
萩:「思春期にありがちな悩みだ……。うーん、でも、これは簡単に答え出しちゃいけない悩みな気がする!」
一同:(笑)
八坂信龍:「うーむ、ではとりあえず『儂』で行くことにする。よろしく頼むぞ。」
萩:「そうだね、うん、よろしくね八坂くん。」
八坂信龍:「うむ。よろしく頼む。お前も頑張れよ!」
萩:「うん!私も、アイドルとしての決め台詞なかなか決められてないから、一緒に考えていこ?」
八坂信龍:「うむ。考えよう。『罪を数えろ』とかどうだ。」
萩:「うーん、なんか、前々に見た仮面ライダーの、どっかで見たような気……」
八坂信龍:「気のせいだ!気のせいだ!」
萩:「気のせいか!気のせいだったら仕方ないな。」
八坂信龍:「うむ!」
GM:と、話をしているとですね。君の携帯電話に連絡が入ります。支部からの呼び出しのようですね。
八坂信龍:おお。じゃあとりあえず出ます。
GM:どうやら事件が発生しているのでその調査のために支部に来て欲しいというような内容ですね。時間帯的には今日の放課後って感じですね。
八坂信龍:ああそうか、まだ登校時間。
GM:そうですね。
八坂信龍:はいはい。じゃあとりあえずそれに関しては、学校終わったら行くという。
萩:「ん?どうしたの八坂くん?」
八坂信龍:「いやぁ何でもない。組の仕事じゃ。」
萩:「く、組……八坂くんも大変なんだね……。」
八坂信龍:「うむ。色々あるのよ儂にも。」
萩:「あたしがアイドルの仕事をバリバリがんばってるようなものだね。」
八;「そう……」
萩:「ま、今んところまだ一件も仕事来てないけど。」
八坂信龍:「まあいざとなったら、お前をうちの組で雇って、極道アイドルとして使ってやるけぇ。」
萩:「それ、ほんとに売れる?ねえ売れる!?」
八坂信龍:「ああ、暴力で売るから問題ない。大丈夫だ……。」
萩:「あっ、だったらいっかな……」
八坂信龍:「うむ。安心せぇ。」
萩:「ありがと、八坂くん!」
八坂信龍:「うむ!」
萩:「あっ、ていうかもうこんな時間だ。学校行かなきゃ!」
八;「よし!遅刻する前に走るぞ。いくぞ。」
萩:「よーし!行こう八坂くん!」
八坂信龍:「うむ!」
萩:「これもアイドルになるための鍛錬だね!」
八坂信龍:「そうかな……?そうなのかな……?」
萩:「そうだよ」
八坂信龍:「ふふ、分かった。」
萩:「うん!このまま走り続ければ八坂くんだってきっと……売れるアイドルになれる!」
八坂信龍:「儂はアイドルになる気はないぞ!」
萩:「ないの!?」
八坂信龍:「ないよ!?」
GM:では、君たちがそういう風に走りながら登校していくところで、オープニングは終了します。
八坂信龍:ういっす……これは好意だな!これは間違いない!

GM:えーでは次のオープニング。では、本庄さんのシーンにしましょう。
本庄賢次郎:32→39
GM:では本庄さんのオープニングは、時間帯的には夜ですね。N市支部からの命令で、現在頻発している行方不明事件の調査に当たっているところです。住宅街、夜なのですっかり寝静まっており、人の声とかもしませんね。そんな中を君はパトロールしていました。
本庄賢次郎:「はー……」と震える声で大きくため息をつきながら夜の住宅街を歩いていようと思います。
GM:ではそうすると、遠くの方から女性の絹を裂くような叫び声が聞こえてきます。
本庄賢次郎:その叫び声を聞いたら、ちょっと目の色を変えて、真剣な顔になってそちらの方に走って行きましょうか。
GM:その叫び声がする方に君はやってきます。その途中、何となく君の周りに数mmほどの小さい羽根の生えた甲虫のようなものが飛んでいるのを君は気付きます。
本庄賢次郎:気付きます。視界の端に入るけども、それが視界の外に流れていくのを見ながら悲鳴の方に向かいます。
GM:では、そっちの方に向かって行くと、どこを探しても女性の姿は見当たりません。
本庄賢次郎:「うわー……どっから聞こえたのかな。もう、いなくなっちゃったのかなあ……うーん……」
GM:すると、君の進路を遮るようにしてそこに一人の男が立っています。
伊:「やあキミ、こんなところでどうしたんだい。」
八坂信龍:うわムカつくなあ。
京塚伸也:早いよ!早い!早い!
本庄賢次郎:「あっ、なんかさっきこっちの方で悲鳴みたいなのが聞こえたんで気になってちょっと来てみたんですけど……何か聞こえませんでしたかね。」
伊:「悲鳴……?どんな悲鳴かな……?」
本庄賢次郎:「えっと……」
伊:「ボクには何も聞こえなかったが。」
八坂信龍:ムカつくなあ。
本庄賢次郎:「えっ。そ、そ……そうかなあ……明らかに聞こえたような……?ううーん……えーっと、あなたはここで何してるんですか?そういえば。」
伊:「ああ。ボクはこのアトリエに帰るところさ。ちょうどこの近くで個展をやっていてね。その後片付けをしていたんだよ。」
本庄賢次郎:「……そうなんですねー。」
伊:「キミこそ、子供がこんなところでどうしたんだい。」
本庄賢次郎:「えっ。僕は……あのー……その辺でちょっと人探しをしてたんですけれどもー」
伊:「人探し?キミが?」
本庄賢次郎:「あ、はい。」
伊:「へえ。行方不明か何かかい?」
本庄賢次郎:「あっ。よく知ってますね。なんか知り合いがちょっと居なくなっちゃって、それを探そうと思っていて。」
伊:「そうか。それは大変だね。新聞にも事件の話は載っていたりするからね。ボクも協力できることならしたいんだが、しかし一介の画家にはそんな力はないからね。」
本庄賢次郎:「画家さんなんですねー。そういえば。アトリエをやってるって。」
伊:「あっ!申し遅れたね。ボクはこういうものさ。」と言って君に名刺を差し出します。
本庄賢次郎:「わざわざどうも。」
GM:名刺には画家と書かれており、伊達甲一郎という名が。
本庄賢次郎:「……伊達甲一郎。」
伊:「ああ。聞いたことはないかな?これでもそれなりに売れているつもりなんだが。」
本庄賢次郎:「すいません、そういう方向にはちょっと疎くて。」(へこへこする動作)
伊:「ああ、そうなのか。だったら、さっきも言った通りこの近くで個展を開いているから、いずれ見に来てくれるといい。」
本庄賢次郎:「は、はあ。」
伊:「きっとキミにも気に入ってもらえると思うよ。キミの名前を聞かせてもらえるかな?」
本庄賢次郎:「あっ、自分は本庄賢次郎と言います。」
伊:「本庄くんか。よろしく頼むよ。ファンは一人でも多い方がいいからね。」そう言って彼は握手のために手を差し出します。
本庄賢次郎:「はあ。」と言いながら、あと会釈をしながら……その場は去ろうとします。
京塚伸也:逃げやがったw
伊:「おや。嫌われてしまったかな。まあいい。キミがその気になったらいつでもボクの個展に来てくれるといいよ。それじゃあね、本庄くん。」
本庄賢次郎:えっと、ものすごく困った顔をしながら……
GM:では、彼とそのままこの場では別れるような感じですね。
本庄賢次郎:そのまま悲鳴があったところをしばらく探してうろついていました。
GM:探しましたが、女性の姿はやはりどこにも見当たりません。
本庄賢次郎:「うーん……聞こえたはずなんだけどなあ……」と言いながら調査を打ち切っていきましょう。
GM:じゃあそこで君がパトロールを打ち切って立ち去ったところでオープニングは終了しましょう。
八坂信龍:すごい事件ぽいオープニングだったなあ。
GM:チルドレンっぽい感じにしてみました。

GM:支部長、京塚さんのオープニングいきましょう。ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
京塚伸也:侵蝕率33→43
GM:支部が探偵事務所ということなので、いつも通り……事務所の中に居てもらった方がいいので、報告書書いてるような感じですかね。
京塚伸也:そうですね。報告書。タイプライターですね。
GM:タイプライターで打ち込んで……
京塚伸也:タイプライターで……(タイプライターを叩いた後、それを持ち上げて投げ捨てる仕草)「……ああ面倒くさい!」と言って隣のノートパソコンで打ち始めます。
八坂信龍:最初からそっち使えよ!w
京塚伸也:「あーやっぱりなー。興味本位で買ったのは失敗だったなー……」と言いながら肩を叩く。
GM:君が報告書を打ち込んでいると事務所の黒電話が鳴り始めます。ジリリリ、プルルル。
京塚伸也:「はーいこちら京塚探偵事務所でーす。」
霧:「どうも、お久しぶりです。京塚さん。霧谷です。」
京塚伸也:「これはどうも霧谷さん。本日は何ですかねー、猫探しか何かですかね。迷子の猫ならいくらでも探してやりますけど。」
霧:「残念ながら今回はそちらの依頼ではありません。私も猫を探して欲しいのはやまやまなんですが。うちのミケどこに行ったんでしょう。」
京塚伸也:「またいなくなったんですかあいつ。」
霧;「あいつ、3日に1度はいなくなってしまって。」
京;「そりゃちゃんと帰ってやんないと。いやそういうのは良いんですけどね。うちも仕事になりますし……えーっとそれ以外の依頼になります、と。」
霧:「ええ、UGNの依頼の件です。」
京塚伸也:「はいはいはい、まあそう来ますよねー。」
霧:「今回、あなたにお願いしたいのは現在N市で発生しつつある事件のことです。」
京;「と言いますと。」
霧:「京塚さんもご存知かもしれませんが、現在N市で行方不明事件が多発しています。」
京;「ああ、そちらは把握しておりますけど。」
霧:「ええ。本庄さんにも現在捜査に当たってもらっていますが、まだ犯人の目星はついていないようです。」
京塚伸也:「そうですね。あちらはしかしレネゲイド案件だとはまだ確定してなかったはずでしたが。」
霧:「そうですね。ただ、これと同時期にどうもN市で人々がオーヴァードに覚醒したりジャーム化するケースが増加傾向にあるようなので。」
京塚伸也:「そっちの方に繋がって来ましたかー。」
霧;「ええ。もしかしたらこの2件には何らかの関連があるのかも知れません。」
京塚伸也:「それでこちらの方も腰を入れて調査を引き続きやっていきますね。」
霧:「ええ、そうですね。その上、なんと。なんとですよ、夕山さんから報告があったのですが、あのFHのエリートエージェント、”ディアボロス”春日恭二が……よもや本人の口から漏らしたりはしなかったでしょうが……何らかの計画を企てているようなのです!」
京塚伸也:「まーた奴ですかー。あいつもホントに不死身なんだから勘弁して欲しいものですねえ。」
霧:「ええ、懲りないやつです。ですので、N市で何か大きな事件が発生する前に、なんとしてもそれを食い止めて欲しいのです。」
京塚伸也:「そうですねえ。うちも本庄も夕山も、何気に優秀なエージェントですから……まあ、本腰を入れて調査に当たらせていただきます。」
霧:「ええ、一度支部の構成員に声をかけ、事態の調査に当たってもらえればと思います。……それが終わりましたら改めて、ミケ探しの方をよろしくお願いします。」
京塚伸也:「あーお任せください、猫探し不倫調査なら十八番ですんでねえ。」
霧:「不倫調査もやってもらえるのか……!」
一同:(笑)
京塚伸也:「おい何やってんだ!おい何やってんだ支部長!」
霧:「そ、そちらの話は今はどうでもいいのです!何を関係ない話をしているのですか!」
京塚伸也:「あー……まったくもってその通りですねえ。私、危機管理がなってますんでね……。」
霧:「助かります。それでは、FHの調査の方はよろしくお願いします。」
京塚伸也:「あー、お願いしますー。ところで先日してた人間ドックの予約日なんですけど……ちょっと仕事入っちゃったんで変更していいんですか?」
霧:「ああ、人間ドックの方は毎年必ず受けてもらわないといけないことになってますからねえ。」
京塚伸也:「あー……そうですかあ……」
霧:「UGNもそういった機関なので」
京塚伸也:「あーあーなるほど……まあ……分かりましたー、じゃあまたそっちの方は仕事が終わったら改めて……」
霧:「ええ、それから税金の方も。申請書を送っておきましたので提出してくださいね。」
京塚伸也:「勘弁してくださいよー……その辺は……」
霧:「いえいえ、脱税となるとこちらも困りますから。よろしくお願いします。京塚さん。」
京塚伸也:「……お任せくださーい。」
霧;「それでは、また何かあれば連絡しますので。よろしくお願いします。」と言って電話は切れます。
GM:電話の向こうで「この黒電話、話しにくいなあ」という声が聞こえました。
砲三条:あっちも黒電話使ってんのかよ!
京塚伸也:ガチャンと黒電話を切ります。「まったくあいつもいつまで経ってもなあ。五体四散とかしねえかなあ勝手になあ……五体四散しても生き残りそうだなあ」などと一人しかいないのにグチグチとぼやきます。「またミケ探しでもするかなあ」と言いつつ、これまでも探偵としての依頼でも来ていた行方不明事件の書類を整理したりし始めます。
GM:では君がそう言った感じで事件の整理を始めたところでこのシーンは終了としましょう。

GM:では最後のオープニング。PC5、砲さんのオープニングですね。まずはダイスを振って侵蝕を上げてください。
砲三条:侵蝕率42→50
八坂信龍:早いなあ。
GM:さすがRB。
砲三条:秘密兵器も使ってるんで。
本庄賢次郎:ああなるほど。
GM:ええでは砲さんのオープニング。プランナーと話すところからですね。では場所はゼノスのアジトにしましょう。
砲三条:了解です。
GM:ゼノスのアジトってどういうところなのか全く分からないんですけどね。砲さんがロボットっぽいところだったので、工場的なプラントで、こう、ベルトコンベアがそこをガコンガコンと。機械が流れていました。そんなところで。
本庄賢次郎:怪しいw
GM:工場っぽい恰好をした都築京香が立っています。
八坂信龍:工場っぽい恰好wツナギw
GM:ツナギで帽子を被っています。
プ:「なるほど。こちらの制御も問題はないようですね。プラン通りです。ふむ、そろそろ砲さんがやってきてくれるプランですね。」などと言いながら、手元のボードに何やら書き込んでいたりします。
砲三条:「おい今のあんたを何て呼んだらいいんだ。プラント長でいいのか。」
プ:「よく気付きましたね砲さん。私は”プラント長”都築京香。この姿でいるときはそう呼んでください。」
砲三条:「分かった、プラント長。」
プ:「ありがとうございます。これもプラン通りです。今回あなたを呼んだのは他でもありません。”クラウド”というRBのことを知っていますか。」
砲三条:「ああ、名前くらいはな。」
プ:「そうですか。その”クラウド”というRBのことなんですけれども、どうやら最近暴走傾向にあるようなのです。」
砲三条:「暴走。」
プ:「ええ。彼自身、以前から人間を知りたいという欲望の強いRBではありましたが、どうも最近はその行動が面倒な方向に進みつつあるようでして。」
砲三条:「というと何だ?」
プ:「どうもこのN市でその”クラウド”が複数の被害者を出しているという情報が入ってきました。」
砲三条:「そいつは捨ておけねえな。」
プ:「ええ。これが”クラウド”を捉えた希少な写真映像です。どうぞ。」と言って写真を手渡します。
GM:そこには何やら黒いモヤか煙のようなものが写っていますね。
砲三条:「おい何も分からねえぞこれは。」
プ:「ええ。それが”クラウド”の姿です。私も何が何だかさっぱり。」
砲;「ほう。つまり、”クラウド”だから雲ということか。」
プ:「雲。なのでしょうか。雲のような、雲でないような。まあ雲を掴むような話ですね。」
砲三条:「なるほど。」
プ:「うまいこと言った、うまいこと言った。」
砲三条:「さすが”プラント長”だ。中々油断できねえぜ……。」
プ:「ええ、そうでしょう。私は油断できないようなプランなのです。あなたには今後”クラウド”のことを調べ、彼の行動を止めて欲しいのです。」
砲三条:「むう。この雲を掴めっていうのか。」
プ:「ええ。あなたも中々うまいことを言いますね。」
砲三条:「それほどでもねえや。」
プ:「流石のプランです。我々ゼノスとしても、RBの動向にも……あまり、こう、殺伐をしたことをされると困ります。UGNの方も事件の調査に当たり出しているようですので、この調査の方をよろしくお願いしたいと思います。」
砲三条:「なるほどな。まあ、俺一人じゃなければ、何とかなるだろう。やるだけやってみるか。」
プ:「一人だと困るのですか?」
砲三条:「一人だと……寂しいんだ……!俺は寂しいと死ぬんだ……!」
プ:「それは大変な問題ですね。私も、一人だと心細い気持ちになりますので。その気持ちはよく分かります。」
砲三条:「それでこんな工場を作ったのか。」
プ:「そうです。これで私の友達を量産し……あ、いいえ!何でもありません。」
砲三条:「そうか。聞いちゃいけないことを聞いてしまったような気がするが。」
プ:「ええ。忘れて下さい。……忘れて下さいなプランです。」
本庄賢次郎:直したw
砲三条:「プランを忘れてもいいということか。」
プ:「……それでは、彼、”クラウド”の調査のことはよろしく頼みました。砲さん。」
砲三条:「ああ、分かった。だが一つ条件がある。」
プ:「条件?なんでしょう。」
砲三条:「それ、俺の分も作っててくれないか。」
プ:「このガコンガコン言ってるやつですか?」
砲三条:「ああ。」
プ:「分かりました。私のプランに組み込んでおきましょう。」
砲三条:「契約成立だな。」
プ:「ええ、契約成立です。」と言いながら手元のボードに何やら書き込みます。「砲さんの、分も、作る、と。」
八坂信龍:雑w
プ:「それでは、よろしくお願いします。砲さん。」
砲三条:「オッケーオッケー。任しとけ。」
プ:「あっ、N市はあっちですよ。」と工場の外を指さしています。
砲三条:じゃあそこに向かって歩いていきます。
プ:「うーん、小さいなあ、だいじょぶかなあ」と言いながら、去っていく砲さんを……
砲三条:「お前がこのボディを作ったんだろ!」
プ:「そうでした。すっかり忘れていました。」
砲三条:「何だこの足の短さは!」
プ:「巨大な姿にしておけば良かったですね。」
砲三条:「1メートルぐらいは欲しかった。」
プ:「ええ。あなたも無事に経験点を得ることが出来ればその夢も叶うかも知れません。頑張って成長してくださいね。」
砲三条:「分かった!Eロイスがいっぱいあるといいな!」
プ:「ええ。なんか巨大化できるようなエフェクトとか、あるんじゃないですかねえ。」
砲三条:「俺のシンドロームでは厳しいな!《完全獣化》か!?いやしかし機械だぞ……?」
プ:「もしくはジャーム化することで何か……」
砲三条:「ジャーム化か!ジャーム化は嫌だ……!」
プ:「嫌ですか……私も嫌です。お互い頑張りましょうね。」
砲;「ああ。お互いジャーム化しないようにな。」
プ:「ええ。ジャーム化は嫌ですからねえ……では、そんな感じのプランでお願いします。」
八坂信龍:こいつぜってーボスだよ。
京塚伸也:プラント長―!
GM:そんな感じであなたが”プラント長”と別れたところでオープニングは終了したいと思います。オープニングフェイズはこれで終了!次からはミドルフェイズに入っていきたいと思います。

GM:では次は全員登場で合流シーンにしましょう。シーンプレイヤーは支部長、京塚さん。全員ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
京塚伸也:侵蝕率43→49
八坂信龍:侵蝕率43→49
本庄賢次郎:侵蝕率39→46
夕山ひだり:侵蝕率36→42
砲三条:侵蝕率50→56
GM:支部に集まって事件の情報を共有したりとか、話し合ったりとかするようなシーンですね。何か問題があれば霧谷が出てきて細かに説明したりします。
八坂信龍:これ顔見知りかどうかってどうします?
京塚伸也:えーっと、一応この4人は顔見知りでしょ?(砲さん以外の4人を示す)
八坂信龍:うんうん。
GM:そうですね。
本庄賢次郎:砲さんをどうするか。
砲三条:知ってる方がいいんじゃない?
GM:八坂さん対象ロイスを持ってるので、何かしら知り合っていると思うんです。
八坂信龍:じゃあもう全員知り合いじゃあ……
京塚伸也:一回何かの事件でたぶん顔合わせてるんじゃないですかね。
GM:では君たちはUGNの支部から招集を受けたり”プラント長”から支持を受けたりしてN市支部に集まってきた、という感じですね。外観は普通に探偵事務所なので、探偵小説が積んであったりとか、事件のファイルが置いてあったりとか、応接用にデスクがあったりとかそんな感じですね。
京塚伸也:あとは地下にでっかい機械が発進できるように……
八坂信龍:www
夕山ひだり:じゃあ全員にお茶入れて立ってます。
砲;外から「ぎゃー!やめろー!やめろー!」っていう声が聞こえます。「やめろ!離せ!離せ!」
京塚伸也:「どうした?」
京塚伸也:「なんか聞こえるぞ。おい、外。」
夕山ひだり:窓をガラガラ開けて……
本庄賢次郎:「何か聞こえたよ……」
砲三条:開けると、ミケに襲われてるロボット人形がいます。
本庄賢次郎:「ああーっ!砲さんがー!襲われてる、またー!」
京塚伸也:「あーお前また来たのかー」と言いながらミケを抱き上げます。
砲三条:「ああ!酷い目に会った!」
八坂信龍:「お前毎回襲われとるのう!」
砲三条:「奴との相性すこぶる悪い!」
八坂信龍:「それだけ好かれとるなじゃな、お前はな。」
京塚伸也:「おお、よしよし。」と言いながらミケを撫でています。
八坂信龍:「おうミケ。こっちおいで。こっちおいでミケ。」(京塚さんの方に手招きしている)「で、事件が何じゃ。」
砲三条:「ああっ、パーツ傷ついておる!引っかかれた!」
夕山ひだり:「ああ絆創膏貼りますから大丈夫ですよ。」
砲三条:「絆創膏頼む!」
京塚伸也:「貼って何になるんだよ。」
砲三条:「気休め……」
京塚伸也:「えー、つー訳で京塚探偵事務所へようこそ……って言ってもまあ今回は探偵事務所としての活動じゃない。UGNの方の招集が来たっていうことはおおよその内容は掴んでるんだろ?えー。N市で行方不明事件が多発しているのは……それぞれ知っている……か?」
本庄賢次郎:「まあ元々支部長に言われて一人で調べていましたからね。僕はね。」
八坂信龍:「そうなのか。」(本庄さんを睨む)
本庄賢次郎:「……え、そ、そう。そう、ですよ……?」
八坂信龍:「俺は知らん。」
本庄賢次郎:「えっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!?何で……」
八坂信龍:「まーったく知らんなあ。」
本庄賢次郎:「えっ、何で八坂君が知らないって言いながらそんな睨んでくるんすか!?」
八坂信龍:「いやー。俺はまったく知らん。」
本庄賢次郎:「いや、だから……」
八坂信龍:「事情を説明しろ。」
砲三条:「おいおい!俺でも知ってることだぜ?お前この人形以下なんだぜ!?」
八坂信龍:「やかましい!やかましいわそんな……」
京塚伸也:「まあ、まあイリーガルへの連絡はあんまりこっちじゃ徹してねえからなあ。」
八坂信龍:「で行方不明はどうした。」
京塚伸也:「行方不明事件。件数が多くなってきているってだけならまあまだウチの範疇じゃねーんだが、同時に人々がオーヴァード化したりジャーム化したりするって案件がどーも増えてきてるようでな。」
本庄賢次郎:「やっぱりそれと関係あるかも知れないっていうことなんですね。」
京塚伸也:「関連性が本部で認められたってことだな、恐らく。で、それに関しての調査をやっていきたい。プラス、夕山が春日に出くわしたんだな。」
八坂信龍:「出くわしたァ?」
夕山ひだり:「そうなんですよ。絵画の叩き売りをしてたんですよ!」
八坂信龍:「なんじゃそれは。」
夕山ひだり:「絵画を『安いよ安いよ』って売ってたんですよ。」
八坂信龍:「アホか。」
本庄賢次郎:「絵画って叩き売りするようなものでしたっけ……?」
夕山ひだり:「私もそうは思わないんですけどしてたんです……。」
本庄賢次郎:「そ、そう。なるほど。」
夕山ひだり:「芸術に対する冒涜だと思うんですよ。」
砲;「時代は変わるもんだな。」
本庄賢次郎:「えっ時代とかそういう話……?」
京塚伸也:「時代とか分かんのか……。」
砲三条:「馬鹿にするな!俺はっ……俺は昔の英雄なんだぞっ……!」
夕山ひだり:「分かりますよねー。」
八;「まーた始まったぞ。放っとけ放っとけ。」
夕山ひだり:「そういうわけで、春日恭二が何か企んでることは間違いないと思います。よろしくお願いします。」
京塚伸也:「まー春日はこういう時だいたい尖兵だからなー。その裏っ側で何狙ってるのかってのは調べないといかん。ふぅーむ。」
八坂信龍:「とりあえず春日をブチ殺せば良いじゃろう?」
京塚伸也:「あー、それが出来れば一番早えーな。」
本庄賢次郎:「過激……!」
八坂信龍:「お前は少しオドオドしすぎなんじゃ。」
本庄賢次郎:「あ、お、思わず……」
砲三条:「とりあえず、春日以外の敵の候補ならアテがあるぜ。」って言って写真を見せます。写真は黒い影の写真です。
八坂信龍:「なーんも分からんぞこれ!なんだこれ!」
砲三条:「こいつが”クラウド”なんだこいつが!」
八坂信龍:「ほう。」
砲三条:「こいつが犯人と目されてるんだ!そうウチの工場長が言ってたんだ!」
八坂信龍:「ほーう。」
砲三条:「あっ間違えた!”プラント長”が言ってたんだ!」
八坂信龍:www
京塚伸也:「まーたFFも随分グラフィックが自然化してんのー。」
砲三条:「ゲームの話をしてんじゃない、俺は!」
八坂信龍:「ああ、ゲームかこれは。なんだ。」
砲三条:「違うんだ!」
夕山ひだり:「ロールシャッハテスト?」
砲三条:「違う!」
本庄賢次郎:「んー、モヤモヤしてますねー。」
京塚伸也:「で?今回はお前の方はその”クラウド”とやらの……調査に……?」
砲三条:「こいつが人間に悪さをしているらしい。剣士としては無視できねえなと」
京塚伸也:「あー、まあ確かに。つーことはそっちの方も調べねーといけねーのか。」
本庄賢次郎:「今回のことと関係あるんですかねーそっちも。」
八坂信龍:「うーむ…?」
本庄賢次郎:「あっ、絵画と言えば僕、夜の住宅街で画家の人に会いましたよ。なんか、怪しい感じの人でした。」
京塚伸也:「怪しいお前にそこまで言わせるってのは相当だな。」
本庄賢次郎:「悲鳴が聞こえて駆け付けたんすけど聞こえないって言うし、ずっと自分の評判について気にしてるし、とにかく変な人でした。」
京塚伸也:「ただ自己顕示欲が強いだけの通りすがりという可能性もあるが……」
八坂信龍:「いーや怪しいぞ。何故とっ捕まえなかったそいつを!」
本庄賢次郎:「えっ?いや、とっ捕まえ……えっ!?だって……ええー……?」
八;「とりあえず疑わしきはとっ捕まえて体に聞けばいいんじゃぞ!」
京塚伸也:「そんなあw」
本庄賢次郎:「ああーっ!?や、野蛮―!?」
八坂信龍:「まったくもう……」
本庄賢次郎:「あっ、そうだ。名刺ならもらいましたよ。」と言って名刺をとりあえずみんなの前に出します。
八坂信龍:「伊達甲一郎。おお。」
京塚伸也:「はーん?」
本庄賢次郎:「とりえずこれが……」
砲三条:「おい持ち上げろ!見えねえぞ!」
本庄賢次郎:小さいからw
夕山ひだり:(持ち上げる動作)
本庄賢次郎:「アトリエがあるってそういえば言ってました。」といって名刺の住所を示します。
京塚伸也:「あー。チラシ見たような気がするなー、こんなやつ。なんかスカしたやつだったな。」
GM:ではそういったところで、事務所に置かれている黒電話が変形してモニターへと変わります。
八坂信龍:「なんじゃこれは。」
GM:そしてそこに霧谷雄吾の顔が映ります。
霧:「どうやら皆さん、お揃いのようですね。」
八坂信龍:「おおー。」
砲三条:「今のすげえかっけえ。」
本庄賢次郎:「今の……何!?」
霧:「一通りの話が……」
砲三条:「俺も付けれないの!?これ!」
霧:「これのことは気にしないでください。」
京塚伸也:「まー付けて欲しけりゃUGNに正式加入することだな。」
砲;「そ、そうか……そうか……」
霧:「そう、その通りです。これについては企業秘密ですからね。」
砲三条:「くそう……くそう……!」
夕山ひだり:「厚紙でよければ作りますよ。」
霧:「一通り情報の交換は済んだ様ですが、やはりその、本庄さんが出会ったという画家の彼については気になるところですね。彼の個展については誰かしら調査に向かった方が良いかも知れません。このN市でまた何かしら大きな事件が起きる可能性もあります。皆さんは京塚さんの指示に従って調査をよろしくお願いします。」
京塚伸也:「ヒヤリハット事例はなー、積んでいかなきゃなんねーかんなー。春日の売ってた絵の方は1枚くらい手に入ってないのか?」あれから春日はどっかで売ってたりとかそういうのはしてない?
GM:そうですね。それについては調べてみないとまだ何とも言えない感じでしょうね。
夕山ひだり:「全部撤収しちゃいましたからね、あの時は。」
GM:夕山さんが見た記憶では、禍々しい様な筆致で描かれた人物画だったというようなことは記憶には残っているでしょう。
夕山ひだり:「なんかキモかったです。」
京塚伸也:「なんかキモかったかー。はあはあはあ。春日が描いた絵ってわけじゃないのかなー。あいつ絵描けそうな顔じゃねーよなー。」
本庄賢次郎:「あ、それは思いますね。」
八坂信龍:「儂もそう思う。」
京塚伸也:「お、珍しく意見が一致したな。」
夕山ひだり:「もうちょっとIQが高そうな絵でしたよ。」
京塚伸也:「あー、もうちょっとIQが高そうな絵か。あーなるほど。」
砲三条:「……お、お前ら敵のことはすげえ無茶苦茶言うんだな?」
京塚伸也:「まー敵だしなあ。」
GM:では夕山さんは判定の必要もなくあれは春日の描いた絵ではないと分かりますね。
京塚伸也:そこまでかー。「じゃあその噂の画家の伊達だかなんだかって奴のところに……今個展をやってるんだったか?」
本庄賢次郎:「昼間に行けば安全なんじゃないですかねー。」
京塚伸也:「安全も何も……まあそうだな。万が一のことはあるが。」
八坂信龍:「画家のところには俺に行かせてくれ。……儂だった!儂に行かせてくれ。」
本庄賢次郎:「えっ。八坂くんが一人で!?」
八坂信龍:「ちょっと気になることがあってな。画家のところは。」
本庄賢次郎:「えっと……じゃあ僕も行った方がいいんじゃないかなあ?」
京塚伸也:「そうだな」
八坂信龍:「お前が来んのか!」
砲三条:「それか俺が行った方が良いかね!」
本庄賢次郎:「行かなくていい!行かなくて!」
八坂信龍:「お前の方がまだいい!」
本庄賢次郎:「いや!ちょっと砲さんはやめましょう!」
砲三条:「何故だ!俺が絵に対する芸術を理解しないというのか。」
本庄賢次郎:「いや、そういう訳じゃないと思うんだけど……!」
京塚伸也:「お前は個展に一緒に並べられる可能性があるからな。」
砲三条:「並べられるなら並べられて監視できるから好都合じゃないか。」
京塚伸也:「最悪廃棄されるぞ。」
砲三条:「廃棄は嫌だ……あのつらい記憶が……」
本庄賢次郎:「つらい記憶があるんだ……!?」
八坂信龍:「おい。あまりいじめてやるな。おい。」
夕山ひだり:「私もちょっと見に行きたいんですけど。」
八坂信龍:「おう。じゃあみんなで行くか。そちらは。」
京塚伸也:「そうだなー。今んのところのヒントはそれくらいかー。その黒い霧だか霞だか煙だかの奴らはどうするかな。一応部下の方にも話は回しておくが……まあ昼間っからいきなりその辺に霧が出るってなったらそりゃ大事件だからなー。そちらの方に関してはもうちょっと発見待ちということになるな。」
砲三条:「おう、頼んだ。」
京塚伸也:「ところでその黒い霧の調査とやらは何だ?プランナーからのいつもの指令なのか?」
砲三条:「違う。プラント長だ。」
京塚伸也:「プラント長?まだゼノスにも新たな幹部がいたとはな。これは報告しておかなきゃなー。はーやれやれ。」
霧:「では、どうやら方針の方は決まったようですね。皆さん、なんかそんな感じでよろしくお願いします。」
八坂信龍:「雑だなあ。」
霧:「すみませんね。」
京塚伸也:「ところで霧谷さん。個展の入場料は経費で落とせるのか?」
霧:「300円までなら経費で落とせます。」
砲三条:「おやつかよ!」
八坂信龍:「安いな。」
霧:「領収書の方はUGN御中で切っておいて下さい。」
砲三条:「UGNで切っていいのか?この組織は。」
夕山ひだり:「あっ、霧谷さん。ミケの餌代は経費で落ちますか?」
霧:「落としています。何か問題が?」
本庄賢次郎:「落ちるんだ……」
夕山ひだり:「落ちるんだ……」
京塚伸也:「お前らこういう大人になっちゃ駄目だぞ。」
霧:「こらっ、何を言っているんですか。」
八坂信龍:「伸也、UGNやめて独立したらどうじゃ、こりゃ早々。」
京塚伸也:「まあ仮にも準公務員みたいなもんだからなー」
霧:「まったく失礼なことばっかり。」
砲三条:「独立してこのモニターに変形するやつ俺に流してくれよ!」
霧:「企業秘密だと言ってるではありませんか。」
京塚伸也:「これは借りてる奴だからな。独立したら返さなきゃならない。」
砲三条:「くそっ……!」
八坂信龍:「パクればいいんじゃ。パクれば。」
京塚伸也:「お前は元探偵に何を要求してんだよ。」
GM:ではそんな感じで話しているところで、八坂さんの携帯電話に美月からのメールが入ってきますね。
八坂信龍:おっ、見ましょう早速。
GM:どうやら彼女は仕事で大成功したような感じですごく大はしゃぎしているような内容ですね。どうも八坂さんと話して報告がしたいという感じで。
萩:「明日ちゃんと学校に来るんだよね?」的なことを言っています。
八坂信龍:じゃあ「分からん」って打ちましょう。
砲三条:「お前、雑だなあ!」って覗きながら言ってます。
萩:「分からんって何!!!!!!」って大量に!マークがついたメールが返ってきます。
八坂信龍:「仕事の都合で もちろん行くつもりだ でも分からん」ってことを書きましょう。
萩:「待ってる!!!!!!」って大量に!マークがついたメールが返ってきます。
八坂信龍:「お前びっくり多すぎじゃ!」っていうのを送って、「明日学校で会おう。」と最後に付け足しましょう。
GM:では、一応嬉しそうな感じの返信が返ってきてメールはそれきりですね。
八坂信龍:「ああすまなかった。ただの……あー……」
夕山ひだり:「彼女?」
八坂信龍:「友達じゃ!友達じゃただの!女友達じゃ!」
霧:「おや八坂さんこれですか?これですか?」(小指を立てる)
本庄賢次郎:「霧谷さんがなんか言ってる……」
八坂信龍:「女友達じゃあ!」
京塚伸也:「若えっていいよなあー。」
八坂信龍:「ちょっとな、こいつがな、画家のところにモデルとして雇われたという……」
本庄賢次郎:「えっ?画家?」
八坂信龍:「画家だ。で、売れっ子の画家がここのN市にいるという話を聞いとったのだが……儂はそんなん初めて聞いた。だからちょっと怪しいと思ってな。」
本庄賢次郎:「……売れっ子。」
八坂信龍:「売れっ子。売れっ子の画家。」
本庄賢次郎:「なんかどっかで聞いたような……」
夕山ひだり:「絵に縁がある話が多いですね。」
京塚伸也:「そうだなー。きな臭いな。」
八坂信龍:「春日ではないと思うがな。」
砲三条:「俺もそう思うな。」
八坂信龍:「うむ。」
本庄賢次郎:「名前は聞いてないんだ?」
八坂信龍:「聞いておらん。」
本庄賢次郎:「うーん……」
八坂信龍:「聞けば良かったな。今聞くか。」と言って、メールで聞いてみます。画家の名前を。
GM:あー確かに。では、メールが返ってきた内容によると、伊達甲一郎という名前の画家だそうですね。
八坂信龍:「伊達甲一郎。」
本庄賢次郎:「え。」
八坂信龍:「どっかで聞いたな。」
本庄賢次郎:「いやどっかっていうか……これじゃないですか。」って言って机の上の名刺をまた八坂くんの目の前に突き出します。
砲三条:「おい!これってどれだ!見えねえぞ!」
本庄賢次郎:「いや砲さんはいいからー!?」
京塚伸也:「お前はせめてなんだろうなー、こう、竹馬とか乗ったらどうだ?」
八坂信龍:「竹馬。」
京塚伸也:「飛行機能をつけろとは言わねーからさー。」
砲三条:「俺だって……足を延ばしたいんだホントは。だが最初に作られたボディに馴染んじまって外せねえんだよこれを!」
八坂信龍:「難儀しとるなあ。とにかく、この伊達甲一郎が気になるから儂はこいつの元に行ってみたい。」
京塚伸也:「そうさなあ……。」
本庄賢次郎:「じゃあ明日学校の後に行きますか?」
八坂信龍:「うむ。そうしよう。」
本庄賢次郎:「じゃあそうしましょっか。」
GM:一応ですね、次のシーン以降の進行として、八坂くんが美月と話すシーンを用意して、それと同時進行で”画家”伊達甲一郎の個展に向かうシーンを作ろうと思ってたので……
八坂信龍:置いてかれたー!
砲三条:個展、夕方5時とかに閉まることが多いからな。
GM:そうですよね。時間帯的にちょっと微妙ですよね。
八坂信龍:あー、待ってるとダメなんだ。
GM:でまあ、本庄くんも出るなら学校のシーンかなと思ってたんですけど、まあ割とどっちに出てもいいような感じですね。
本庄賢次郎:じゃあ学校のシーンに出ます。
八坂信龍:おー、2:3だ。
砲三条:僕はどっちに出ればいいんですか?w
八坂信龍:学校!学校来ようよ!
夕山ひだり:学校w
京塚伸也:しまったどっちでも浮くぞこいつ!
砲三条:どっちもダメっていう新機軸なんですけど。
夕山ひだり:なんか紙袋に入れて、窓開けといて……
八坂信龍:ダサいw
GM:これで登場していると言えるんだろうか。
砲三条:鞄に入るとか。
本庄賢次郎:じゃあ、高校生組が出て放課後行こうって言ってる間に先にエージェント達が行ってるって感じですよね。
GM:そうですかね。
京塚伸也:そういう風にじゃあ命令しましょう。「おい八坂。お前ちょっとその画家に選ばれた……彼女?を……」
八坂信龍:「彼女ではない。」
京塚伸也:「彼女ではない。あー、まあ彼女ではない女友達。つまり、」
八坂信龍:「うむ。」
京塚伸也:「英語で言うとガールフレンドだな。」
八坂信龍:「うむ……うん?」
京塚伸也:「ガールフレンドの方についていとくれ。まー念のためな。」
八坂信龍:「うむ。」
京塚伸也:「その間にこっちは行っとく。どうもこの個展も妙に早く閉まるからなあ。」
本庄賢次郎:「あっ早く閉まっちゃうんだ?」
京塚伸也:「学生組には若干つらいだろ?」
砲三条:「なんでその癖にこれ学割すげー安いんだろうな?」
GM:学割50円とかです。
京塚伸也:やっす!
八坂信龍:安いなあ。
夕山ひだり:「学生来ないと思って足元見てるんですよきっと。」
GM:大量に集めておきたいですからね。
八坂信龍:「性格の悪い画家だなあ。気に食わん!」
砲三条:「でもあれだろ?これで250円浮くわけだろ?」
京塚伸也:「お前はそもそもかからんだろ」
砲三条:「あっ……おう。」
京塚伸也:「まあその間に俺と夕山とあとはまあ……」
砲三条:「俺も連れてってくれ!」
京塚伸也:「まあ連れていくべきだなあ。」
砲三条:「俺だけ!一人で!ミケと残すのは勘弁だ!」
京塚伸也:「ミケの爪が欠けてもいかんし。霧谷さんからの預かりものだし。」
砲三条:「お、俺の方は!?」
京塚伸也:「お前治るだろ《リザレクト》で。」
砲三条:「この……心の痛みは治らないんだ……!」
本庄賢次郎:「あ、じゃあ」
夕山ひだり:「鞄に入れてってあげるから。」
砲三条:「だが20kgあるから気を付けてくれ。」
夕山ひだり:www
夕山ひだり:重い!重いよ!w
八坂信龍:鞄の存在w
夕山ひだり:「しょうがないな。よい!しょっと!」(背負う仕草)
砲三条:「おお、なかなか力あるぞ!」
本庄賢次郎:あ、じゃあその砲さんにちょっと話しかけて、砲さんの傷ついているところを見て、「あっ、じゃあ砲さんちょっとここまた修復しときますよ。」って言ってそこに能力使います。《水晶の剣》。
砲三条:ありがたい!じゃあ僕のブレイドバレットが……
GM:何点分攻撃力上がるんですか?
本庄賢次郎:100%未満で6点。
GM:結構上がる。
八坂信龍:今のはうまいなー。
夕山ひだり:すごい、すごかった。
GM:侵蝕率上げといて下さいね。
本庄賢次郎:侵蝕率4上げます。侵蝕率46→50
京塚伸也:そうか。砲さん入り浸ってんの本庄さんがいるからかー。
砲三条:あいつがいなければ……俺は、ボロボロになったままなんだ……!
霧:「では皆さん、個展の方の調査に行く人員は決まったようですね。なにか、彼やたらと怪しいフリしていますし、ボロを出すと言いんですが……」と、不穏なことを口にし始めます。
京塚伸也:「外見で決めつけちゃ駄目だぜー?霧谷の先生よう。」
霧:「私としたことが、失言でしたね。」
八坂信龍:「そうだなあ。伸也も随分と冴えない外見だが、仕事は意外と出来るからなあ。」
京塚伸也:「お前はもうちょっと口にオブラートとか被せることを覚えた方がいいな……。」
八坂信龍:「そんなのは知らん。」
砲三条:「外見で判断しちゃいけないぞ!」
京塚伸也:「お前は……」
夕山ひだり:「あと、もうちょっと人使いがなあ。」
本庄賢次郎:「まあまあまあ。」
京塚伸也:「まあ俺は安楽椅子探偵型だからな。働くのはお前らに任せる。なー?ミケー?」
八坂信龍:「ミケおいで、こっちにおいで。」
砲三条:「絶対離すな!近付けるな俺に!」
GM:では、話し合いの方向性が決まったところで一旦このシーンは切れましょうか。購入するんであればこの辺でやっといてもいいですよ。
八坂信龍:ワイヤーウィップ(調達難易度12)にまずちょっと自力で挑戦してみるか。(2dx10+2→8、失敗)
夕山ひだり:UGNボディアーマー(5dx10+3→14、成功)
本庄賢次郎:UGNボディアーマー(2dx10+4→12、成功)
八坂信龍:みんな調達高くない?
砲三条:僕はエフェクト使いましょう。《オリジン:ヒューマン》、《天性のひらめき》使って振りましょう。ワイヤーウィップ。侵蝕56→62
八坂信龍:侵蝕めっちゃ上がるなあ
砲三条:(2dx+5→9、失敗)。財産2しかない。手配師使えばよかった……そのための手配師だったのに…。
本庄賢次郎:ああっ侵蝕が上がる。
京塚伸也:私はRC型だから正直なんか要るかって言われると……
GM:RCならアルティメイド服ですかね。
京塚伸也:アルティメイド服流石に無理よ。
砲三条:僕もね、武器が足りないんだよね実は。
八坂信龍:あーウィップくれよー!ワイヤウィップー!
夕山ひだり:私、自分のお買い物大体済んだんで、社会5で買い物できます。
本庄賢次郎:僕、器物使いなんで、本当に余裕がある人に自動巡回ソフトを……。
京塚伸也:あれ買えるんでしたっけ?
本庄賢次郎:買えます買えます。ちなみに難易度は5です。
京塚伸也:じゃあ買えるわ。(1dx+2=14、成功)あーボディアーマー買えんじゃん。
本庄賢次郎:やったー!
京塚伸也:「あー、じゃあ本庄ちょっとこれ使ったらどうだ?」って言ってガシャガシャ変形するタイプライターを渡します。
砲三条:「待て!それも変形するのか!?聞いてないぞ!?」
京塚伸也:「言ってねーからなあ。」
本庄賢次郎:「あっ、これ使いやすいんですよねー。」
夕山ひだり:「使いやすいんだ……」
本庄賢次郎:ガシャガシャ変形させてお弁当箱みたいな形にして鞄にごそごそ閉まっています。
八坂信龍:「……トイザらスでこういうのを見たことがある。」
夕山ひだり:「UGN、ほんと訳わかんないですよね。」
砲三条:「ノブもトイザらスとか行くんだな。」
京塚伸也:「まあ探偵事務所だからな。色々あるんさ。」
砲三条:あと俺、本庄くんにロイスを取りたい。
八坂信龍:直してもらったからだ。
砲三条:感謝:○/憤懣。
本庄賢次郎:憤懣!
砲三条:もっとしっかりして欲しいと思ってるから。あんなねー、ノブなんて奴に言いくるめられてちゃ駄目だぞお前!
GM:じゃあ他にロイス取る人とかいなければ次のシーンに行きましょうか。

GM:じゃあ次のシーン。シーンプレイヤーは八坂さんで、本庄さんも登場にしましょう。侵蝕率を上げてください。
八坂信龍:侵蝕率49→50
本庄賢次郎:侵蝕率50→54
GM:まだボーナスには届かないですね。
本庄賢次郎:えーっと、先輩後輩だから、一緒にいるようなところ?
砲三条:あっそうか同じ教室にいないんだ。
八坂信龍:あっ、そうかー。
GM:じゃあどうしようかなあ。
京塚伸也:昼休みか。
夕山ひだり:昼飯?
GM:ああ、昼休みとかの方がいいですかね、じゃあ。
八坂信龍:学食とか?
GM:学食……いや、屋上?
八坂信龍:あー屋上。青春らしく。
GM:じゃあ、学校の屋上。君たちがお昼を食べているようなとこですかね。そこに美月がやってきます。
萩:「八坂くーん。ここでお昼食べてたのー?」
八坂信龍:「おう。」
本庄賢次郎:「あ、君が噂の。」
萩:「え?私、噂になってるの?もしかして……」
八坂信龍:「しーっ!」(本庄さんに)
萩:「もしかして……売れるアイドルのって有名になっちゃってた!?」
本庄賢次郎:「いや、そういう意味じゃ……」
八坂信龍:「そう、そうだ!そういうことで有名になっとんじゃ。な?」
本庄賢次郎:「ええっ?」
八坂信龍:「な!な!」
本庄賢次郎:「あれー!?え、ええー……?」
八坂信龍:「な!」
本庄賢次郎:「えーっと、えーっと……」って言ってますね。
八坂信龍:事件のことは黙ってろ!みたいなそういう顔をしますね。
萩:「えっと、あなた……あっ。確か3年の本庄さん。」
本庄賢次郎:「あっ。そうなんだよね。よく覚えてくれてた……」
萩:「こんなとこにも、あたしのファンがいたなんて!」
本庄賢次郎:「あっ、えっ。そ、そうだねー……」
八坂信龍:「こいつはもう……ファンなんだ。お前の。熱心な。良かったなー!」
萩:「よし、サインを書いてあげよう!」と言って、美月は君の制服にサインを書き始めます。
本庄賢次郎:「ちょっ!?ちょっと待って。ちょっと待って!?それはちょっとダメ……」
八坂信龍:「良し良し。」
本庄賢次郎:「あっ!?いつの間にか書かれてるー!?」
萩:「きっと将来的に2億ぐらいで売れるよー。」
八坂信龍:「良かったなあ賢次郎。」
本庄賢次郎:「えっ?あの……」
八坂信龍:「プレミアがつくぞ。」
本庄賢次郎:「えーっと、」
八坂信龍:「良かったなあ!」
本庄賢次郎:「ええーっと?w」
萩:「そう、ファンと言えばね、これからあたしのファン、がんがん増えるかもしれないんだ!」
八坂信龍:「……ほう。」
萩:「こないだ、画家の先生のとこにモデルに行くって話したで……」
八;「脱いだのか!」
萩:「脱がない!」
八坂信龍:「おう。そりゃ良かった。」
本庄賢次郎:「……。……何だこのやり取り……?」
萩:「でも、モデルとしてすごく優秀だって言われちゃって。」
八坂信龍:「どこが?」
萩:「どこがじゃない!あたしの才能見て分かんないの?」と言いながらその場でクルクルと回り始めます。
八坂信龍:「うーむ。」
萩:アイドルっぽい決めポーズをしたりします。
本庄賢次郎:「あの、才能っていうのは。」
萩:「どう?分かった?」
本庄賢次郎:じゃあ、八坂くんの方をチラッと見ます。
八坂信龍:「……分かりました。よろしい。」
萩:「それでね。あたしのことを描いた絵がすごい傑作になるだろうって画家の先生も言ってくれたんだ。」
八坂信龍:「ちょっと待った。その画家ってのはこないだ言ってた伊達甲一郎。」
萩:「そう、伊達甲一郎先生!それで、なーんと!」
GM:と言って、いかにも給料の入ってそうな茶封筒を取り出します。
萩:「あたしの!人生で生まれて初めてのお給料もらったんだよねー!」
八坂信龍:中身はどのくらい入ってたんですか?
萩:「なんと、一万円札が2枚。」
本庄賢次郎:「あっ、普通に高い。」
八坂信龍:「おお……微妙なラインだな……」
萩:「微妙にリアルで困ったよあたしも。」
本庄賢次郎:「困るんだ……」
萩:「ということなのでー、今日はこのお金を使ってパーッと遊びに行かない?」
八坂信龍:「おお。お前の奢りか。」
萩:「そう、もちろんあたしの奢り!まあ将来的には2億の価値がついたりするからね、あたしのサインには。」
八坂信龍:「だそうだぞ。良かったな。」
萩:「安いもんだよ。」
本庄賢次郎:困ったような顔をしてますw
八坂信龍:「うーむ。女に奢られるのは……いやしかしなあ……」
萩:「じゃ八坂くんが奢ってくれるの?」
八坂信龍:「何でだよ!」
萩:「だって話の流れ的に……。」
八坂信龍:「……奢って貰おう。」
萩:「しかたないなあ。じゃっ、今回はひとつ貸しってことで。」
八坂信龍:「ん、んんー?なんか釈然としないが……まあいい。」
萩:「じゃっ、放課後よろしくね。あっ、本庄先輩も一緒ね!」
本庄賢次郎:「え?あっ、はい。」
八坂信龍:「大ファンだよな?良かったなあ!?」
本庄賢次郎:「は、はい。」
萩:「やったね。ファンと一緒で行けるなんてアイドルみたいで嬉しいなあ!」とはしゃいでいます。
萩:「じゃっ、また放課後にねー。」と言いながら彼女は去っていきます。
八坂信龍:「ああーっ、ちょっと待った!ちょっと待った!ちょっと待った!」
萩:「ど、どうしたの?」
八坂信龍:「お前何か変なことされんかったか。」
萩:「変なこと……?ううん、何も……?」
八坂信龍:「本当か。」
萩:「ただ普通にポーズをとって、絵のモデルになっただけ。」
八坂信龍:「脱いではないんだよな。」
萩:「脱いでない!」
八坂信龍:「ああ良かった、ならいい。画家が……こう……画家から黒いモワモワが出てたりはしなかったか?」
萩:「モワモワ?何それ?」
本庄賢次郎:www
本庄賢次郎:直接的―!w
八坂信龍:「うーむ。儂もなにそれと思う。」
萩:「何それって思うんだったら聞かないでよ……」
八坂信龍:「うむ、済まんかった。いやー、何でもない。行っていい。」
萩:「何も怪しいことはなかったよー?」
八坂信龍:「脱いどらんよな?」
萩:「脱いでない!」
八坂信龍:「うむ、なら良い。なら良い、行け。」
萩:「じゃっ、また放課後にねー。」と言って去っていきます。
八坂信龍:「……だ、そうだぞ。」
本庄賢次郎:「なんか……凄い……凄い、元気な子だね。」
八坂信龍:「うむ。たまにウザい。」
本庄賢次郎:「あはは、そ、そうなんだ……。」
八坂信龍:「いやしかし画家が怪しいと思っとったんだがなあ。アテが外れたな。」
本庄賢次郎:「うーん。そういえばあの子、引き続き通って仕事したりするのかな。それ聞けば良かったね。」
八坂信龍:「まあ、おそらくは通うことになるんじゃないか。目は離さん方が良かろうな。」
本庄賢次郎:「そうだね……。」
八坂信龍:「こんな時になあ……あのちっこいのがいれば……」
本庄賢次郎:「ちっこいの。」
八坂信龍:「あれをこう、手渡して監視係にすんだがな。」
本庄賢次郎:「そ、それ砲さんが可哀そうすぎない?」
八坂信龍:「構わん、そんなん。あいつはこのためにいるんだから。」
砲三条:そのためにいたんだ!?
本庄賢次郎:「いやっ!?そ、そのため?そのためなんだ……!?」
砲三条:「へっくしゅ!」
GM:では君たちがそんな感じでお昼に会合し、時間がたって放課後。君たちは美月と一緒に町中に出ました。
萩:「よーし、それじゃ遊びに行こー。」
GM:という感じで美月がはしゃいでいます。
萩:「この通りお金はたくさんあるからね!」と給料の入った茶封筒を掲げています。
八坂信龍:「リアルな金額なのが寂しいんだな。」
本庄賢次郎:「まあ、掲げるのはどうかと思うけどねー。」
萩:「20万とかだったら良かったんだけどね。それはそれで怪しいからいいけど。よーし、それじゃあまずは……カラオケにでも行こうか!」
八坂信龍:「お?カラオケで何する。TRPGか!そうか!」
萩:「TRPG?何それ?」
八坂信龍:「知らんのか!まったく時代遅れだなあ、お前は。」
萩;「えっ?流行ってるの?」
八坂信龍:「流行っとるよ!」
萩:「そ、そんな。全然知らなかった……売れるアイドルを目指す身として失格!」
八坂信龍:「うむ。後で教えてやるからな。」
砲三条:とりあえず歌えよw
夕山ひだり:w
本庄賢次郎:その2人のやり取りを死んだ様な目をして見つめています。
八坂信龍:www
萩:「どうしたの?本庄先輩。」
本庄賢次郎:「えっ?いや、2人は仲いいなあと思ってね。」
萩:「そんな死んだ様な目……えっ、仲、いいかなあ。」
八坂信龍:「大ファン過ぎて言葉を失っとるのじゃ、こいつは。」
萩:「そ、そんな!」
八坂信龍:「なあ?」
本庄賢次郎:「え。」
八坂信龍:「良かったなあ!」
萩:「照れるなあ。」
本庄賢次郎:「……な、なんだこのやり取り!?」
萩:「よし、じゃあ今日は特別にあたしの売れるアイドルとしての美声を聞かせてあげよう!」
本庄賢次郎:「あっ、だめだもう僕の意見が入っていかない。聞き入れられない。」
八坂信龍:「もうこうなったらこいつは何言っても止まらんからな。諦めろ。」
本庄賢次郎:「あー、うん。八坂くんにそれを言われるのもなにか腑に落ちないけど。」
萩:「ほら、行きますよ本庄先輩!」
本庄賢次郎:「はーい……」
GM:と、君たちはカラオケボックスへと連れていかれます。というわけでやってきたカラオケボックス。美月は歌を歌います。なんかこう、普通にうまいというか、プロレベルじゃないだろうなという感じの歌声です。
八坂信龍:「なんかニコニコ動画にこういうのおるな。たまにな。」
萩:「わーい!褒めてくれてありがとう八坂くん。」
八坂信龍:「うーむ?褒めたつもりもないのだがなあ。」
本庄賢次郎:「ポジティブなんだねー。」
萩:「はい、じゃあ次は八坂くんの番ね。」
GM:と言って君にリモコンを渡します。というわけで、判定をするのであれば〈芸術:歌唱〉ですね。
八坂信龍:おお、する!するする。
砲三条:判定するならこれ(マイクを指す)で歌の方が良いんじゃない?
GM:歌ってもいいですよ。
八坂信龍:www
八坂信龍:〈芸術:歌唱〉で判定:2dx→17
八坂信龍:おお!
GM:プロレベルのめちゃくちゃうまい歌を歌えますね。
八坂信龍:よーし、演歌を歌います。
GM:では美月はそのそばで微妙にショックを受けています。
萩:「な、なにこの歌……まるで北島三郎並みの……美声。このビブラートの利かせ方。そんな、あたしより八坂くんの方が売れるアイドルに向いてるんじゃ。」
八坂信龍:モニタにはピピピッピーッと「100点」と表示されています。
本庄賢次郎:www
八坂信龍:「どうじゃ!」
萩:「ひゃ、100点。あたしのさっきの歌が74点だったのに。」
八坂信龍:「リアルな数字なのがまた悲しい。」
萩:「だ、だめだ、精神を落ち着かせないと。」
本庄賢次郎:「あっ。落ち着いて。落ち着いて。」
萩:「本庄先輩!歌を!早く歌を!」
本庄賢次郎:「え、ええー……僕がー?」
GM:では、【感覚】で〈芸術:歌唱〉の判定をお願いします。
本庄賢次郎:「ええー……。普段音楽も聞かないから、テレビで聞いたあの曲をちょっと歌ってみようかな。」と言ってパチパチ入力して歌います。
本庄賢次郎:3dx→8
本庄賢次郎:普通でした。
GM:じゃあ普通にうまいという感じですね。まあ、高い方ですね。
八坂信龍:100点満点中的には!
本庄賢次郎:80点にしたらいいんじゃないかな。
GM:それで彼女はちょっと調子を取り戻してますね。
八坂信龍:www
萩:「ま、まあまあこんなもんだよね!」
八坂信龍:「お前ほんとにポジティブだな。」
萩:「なんか今日ちょっとのどの調子が悪くてー。やっぱりモデルをやった次の日だからかなー。」
本庄賢次郎:「い、言い訳が適当過ぎる。」
萩:「あたしがプロデビューした暁にはあたしのCDプレゼントしますからね本庄先輩!」
八坂信龍:「良かったなあ!」
萩:「まあ今日はこんなところで。手加減してあげましたからね!」
GM:と、そんなことを言い始めます。
萩:「よし、じゃああたしの美声も披露できたことだし、次んとこ遊びに行こ!八坂くん、本庄先輩!」
八坂信龍:「うむ。ああ、そうだ。そういや美月。一つ聞きたかったんだが。」
萩:「何?八坂くん。」
八坂信龍:「画家のところには今後も通うのか。」
萩:「うん、そうだね。絵が完成するまではお仕事で通い続けることになると思うよー。」
八坂信龍:「次に行くのはいつだ。」
萩:「次は……明後日って言ってたかなあ。」
八坂信龍:じゃあここでチラッ、チラッと「何かあったら困るからその時に尾行しよう」みたいな(本庄の方をチラチラ見る)
八坂信龍:「おう、成程。分かった。のう?」
本庄賢次郎:「……なるほどねー。」
八坂信龍:「うむ。」
萩:「ん?どうしたの八坂くん、本庄先輩。」
八坂信龍:「いやあ何でもない。」
本庄賢次郎:「いや、明日は暇なんだなあって。」
萩:「ま、まあ、売れるアイドルって言っても毎日仕事が入ってるわけじゃないからね。」
八坂信龍:www
本庄賢次郎:www
八坂信龍:「……うん、お前は大物になると思うよ。うん。」
萩;「ほ、ほんと!?ほんとにそう思ってる八坂くん!」
八坂信龍:「うん。ほんとうにおもっとる。」
萩:「やったね!」
八坂信龍:「その図太さとか、ポジティブさとかな……!」
萩:「うんうん!前向きなのは売れるアイドルとして大事なことだしね!」
八坂信龍:「うーむ……」
萩:「よし!それじゃお腹すいてきたし何か食べに行こっか!そうだ、駅前にあったクロワッサンたい焼き、あれあたし食べてみたいんだよねー。」
八坂信龍:「お前の奢りなら行ってやる。」
萩:「ふーむ。」考える。
萩:「どうしよっかな。」と財布の中身を見ます。
萩:「1万……よし、いいよ!」
八坂信龍:「良し!」
砲三条:収入以外なかったんだ
八坂信龍:w
萩:「……あたしは基本、売れるアイドルだから無一文なんだ。よし、行こう!二人とも!」
GM:と言って再び町中に出ます。では、そんな感じで君たちが歩いているとですね、横の方から男の声が聞こえてきます。
春:「どうだい、お嬢さん。この絵、買わないかい?」
八坂信龍:「む?何かムカつく声がする。」
春:「いい絵だろう!……あっ、ちょっ、ああっ行かないでくれ!……クソッ!商売の仕方を変えてみたというのに!なぜ駄目なんだ!」
八坂信龍:あの、僕初期ロイスに春日恭二を取ってるので、知覚判定で春日かどうか気付いてもいいですか?
GM:あっ。初期ロイスで取ってるのであれば判定もいらない。
八坂信龍:判定いらない?w
GM:いらない!ではその眼鏡を掛けた神経質そうなオールバックの男は間違いなく春日恭二ですね。
八坂信龍:おおー。
春:「これでも駄目だというのならば、どれだけ下手に出ればいいというのだ!これ以上私にプライドを捨てろというのか!」
本庄賢次郎:ちょっと八坂くんの顔を見ます。アイコンタクト。
八坂信龍:それでフラッと歩いていきましょう。「いやお前、絵がキモいのが駄目なのだと思うぞ。」
春:「キモいか?それなりに迫力あると思うがなあ……」
八坂信龍:「迫力があってもキモいんじゃどうしようもなかろう。これ第一お前が描いたのか?違うじゃろう?」
春:「私がこんな絵描けるわけがないだろう!」
八坂信龍:「うむ、儂もそう思っとった。」
春:「貴様、私のこと馬鹿にしていないか?」
八坂信龍:「している。」
春:「き、貴様!八坂ではないか!」
八坂信龍:「遅い!遅―い!」
本庄賢次郎:「遅っ!?」
春:「私の知覚能力を欺くとは!いつの間にか腕を上げたな。」
八坂信龍:「うむ。お前の馬鹿っぽい声が聞こえたからな。」
春:「くっ!だが貴様ら、さ……」と、ここで君たちの傍にいる女の子に気付きます
春:「むっ、その娘は……」
萩:「八坂くん、この人は誰?」
八坂信龍:「あー……その……うーむ……馬鹿、だよな。」
本庄賢次郎:「まあ、以前からの知り合いですね。」
八坂信龍:「ああ、そうそうそう。うむ。それそれ。」
春:「……クックックク……フフフフフ……」と言いながら彼は眼鏡をおさえ始めます。
春:「余計な邪魔が入ったと思ったが、まさかここで“クラウド”の目を付けていた娘に出会えるとはな。」
八坂信龍:「……あぁん?」
春:「ちょうどいい。私も手柄を立てておこうか。」
GM:と言って彼はそこで《ワーディング》を展開します。
八坂信龍:「おお……!?やる気かお前!」
本庄賢次郎:「マ、マジ!?マジで!?」
春:「……1人、2人。ならば、この私でも問題はなかろう!」
GM:美月は《ワーディング》を受けてその場で気を失います。
八坂信龍:じゃあすかさず抱き留めて……安全そうなとこに転がします。
GM:あっ!?転がされた!じゃあ美月はそのままコロコロと転がっていきますね。
本庄賢次郎:「こ、転がすんだ……?」
萩:「うーん、売れるアイドル……」
春:「フッフッフ。貴様たち2人ならば!この私、春日恭二の敵ではないわぁ!」
八坂信龍:「そうかなあ。」
本庄賢次郎:「いや結構……やばい状況ですよ?八坂くん。」
八坂信龍:「阿呆!お前、やる前から負ける気ってどうすんじゃ!」
本庄賢次郎:「やっ、って言ってもですよー?」
本庄賢次郎:……ってw
八坂信龍:みたいな感じでwキャンキャン言ってます。
春:「フン、下らん!貴様たちがそんな下らん会話をしてる間に!私のこの爪で引き裂いてくれる!」と言って襲い掛かってこようとします。
GM:では、君たちが反応しようとしたところでこのシーンは一旦切りましょう。

GM:えー、では次のシーン。エージェント組が個展に向かったシーンですね。
砲三条:エージェント。
GM:はい。
砲三条:エージェント!
八坂信龍:エージェントw
京塚伸也:エージェントプラス。
GM:では、シーンプレイヤーは砲さんにしましょうか。で、京塚さんと夕山さんも登場してもらいます。
砲三条:侵蝕率62→66
京塚伸也:侵蝕率49→53
夕山ひだり:侵蝕率42→44
砲三条:66になりました。
八坂信龍:高っ!
GM:もうボーナスが。
GM:では砲さんたちはN市で開かれている伊達甲一郎という画家の個展へとやってきました。個展はそれなりに人が入っているようで、中々のにぎわいですね。
京塚伸也:それなりの服で行きましょう。こういう潜入捜査はやったことあるし。
GM:そんな君たちを線の細い美青年風の男が出迎えます。
伊:「やあ、ボクの個展によく来てくださいました。今日はゆっくりと見ていってください。」
砲三条:「なんか見えないんだけどさ……」と、鞄の中から言います。
伊:「な、なにか物音が聞こえるような」
京塚伸也:鞄を膝で蹴ります。
夕山ひだり:「あっ、携帯が鳴ってるんですよ。すみませんねー。」
砲三条:「ううっ!」
伊:「ああ、そうですか。申し訳ないが携帯はオフにしていただけると。」
夕山ひだり:「あっ、はい。はい。」ガッ(鞄の中を殴る動作)
砲三条:www
伊:「静かになったようですね。」
京塚伸也:「あんたがここの個展を開いてる画家さんかい?」
伊:「ええ。伊達甲一郎と申します。」
京塚伸也:「あー、これはどうもどうもどうも。私はこういうものでして。」と言って名刺を出します。「結構若いのに随分と活躍してるみたいですねー。いや私はあんま芸術とか全然分かんないんですけどねえ。」
伊:「芸術は良いものですよ。心を豊かにしてくれる。あなたもどうですか?この個展ではわたくしの絵も販売しておりますので。よろしかったら買っていっていただけると良いでしょう。」
京塚伸也:「はっはっは。でも高いんでしょう?やっぱりねえ。」
伊:「ええ。私は人々が問題なく絵を鑑賞できるようなライフスタイルが一番良いと思っておりますので、それなりの値段には設定しておりますが。」
京塚伸也:「ほうほうほう。」
伊:「言うなれば、〈交渉〉か〈調達〉で難易度8くらいの判定に成功すれば、手に入れることは可能ですよ。」
京塚伸也:w
京塚伸也:「はあはあはあ。なるほどそれなら手は届きそうですねー。なあ?夕山。」
夕山ひだり:「まあ。でもまず絵を見せていただきたいですね。」
伊:「ええ。どうぞ、存分に見て行って下さい。」
GM:と言って彼は君たちを案内します。絵はすごく迫力のあるタッチで描かれたような人物画が多いですね。
八坂信龍:キモくはない?
GM:うーん。キモくはないというか、鬼気迫るような雰囲気はありますね。
京塚伸也:油絵系?ですかね。
GM:そうですね。
砲三条:なんとか身をよじってファスナーの間から見ようと……見ようと頑張ります。
夕山ひだり:ちなみに見覚えがある感じだったりはしますか?
GM:ああ、そうですね。夕山さんが見た絵にもかなり近いような印象を受けますね。
夕山ひだり:かなり近い。うーん。だいぶ近い……そのものでは無いくらいの感じですかね。
京塚伸也:確信はできないくらい?
GM:そうですね。実際に絵を手に入れて調べてみれば分かるんでしょうけれども一回見た限りでは確信はできない様な感じですね。情報収集をすれば分かるといった感じです。
京塚伸也:「どうなんだ夕山?春日の売ってたやつと同じか?」
夕山ひだり:「なんか似てるんですけど、これぞっていう決め手はない感じですねー。」
京塚伸也:「そうか。まあ絵なんてどれも似たようなもんだからなあ。」
夕山ひだり:「うーん。」
京塚伸也:「仕方ねえ。最悪一枚くらい買っとくか。安いやつな。」
夕山ひだり:「おっ。」
京塚伸也:「え?買ってくれるんじゃないの。」
夕山ひだり:「え。私なんですか?」
京塚伸也:「大丈夫大丈夫。俺はさ、探偵兼ねてるけどさ、アンタはあれだろ?エージェントだろ?つまり経費で落とせる。」
夕山ひだり:「あれー?」
京塚伸也:「多分な。」
夕山ひだり:「……おっかしいなあ?」
京塚伸也:「ほら俺、雇われ支部長だからさ。」
伊:「どうです?気に入っていただけましたか?」
京塚伸也:「……あーあーあー。とても素敵な感じでね、まあ一枚くらいあったらいいなあ……ってね。こちらの人物画とかモデルはいらっしゃるんですか?」
伊:「ええ。私は人間というものに非常に興味を持っておりまして。基本的には市内の人間にモデルをお願いして、こういった絵を描いています。」
京塚伸也:「はあはあはあ。てことは案外その辺歩いたらモデルさんに出くわしたりとかする可能性もありますねえ。」
伊:「そうですね。そういったものも大きな発見になるかもしれません。日常の中に驚きを見つけるというのも、こういった創作活動においては重要ですからね。」
京塚伸也:「なるほどねー。」
砲三条:「なかなかカッコいいこと言うじゃねえかー!」みたいなことをボソッと言います。
夕山ひだり:www
京塚伸也:www
砲三条:……なんで俺シーンプレイヤーなのにこんなことになってんの!?
GM:そ、そんなキャラ設定にするから!
京塚伸也:シーンプレイヤーって何だっけ……w
八坂信龍:もう普通に出てきちゃえばいいじゃん!
砲三条:いやだ!俺は……ここが案外心地いいんだ!
夕山ひだり:w
夕山ひだり:じゃあとりあえず1枚買って……っていう感じですかね。
京塚伸也:まあそうだなー。調達判定で1枚買って……それ以外だと何だ?名刺は貰ってるし。
GM:ちなみにここで絵を購入することによって、この絵について後ほど情報収集をすることが可能になります。
京塚伸也:じゃあまあ調達判定ちょっとやってみますか。
GM:〈交渉〉か〈調達〉で難易度8ですね。
夕山ひだり:交渉・調達は得意です。調達3あります。
京塚伸也:じゃあお願いします!私は駄目だ。
夕山ひだり:「うちの寝室とかに飾りたいなあ。」とか言いながら。(5dx10+3→25、成功)
GM:すごい。
京塚伸也:むっちゃ買っとる!
夕山ひだり:「これくらいあればどうです?」
砲三条:「お、おま……おま……!」
伊:「なるほど。これくらい出していただけるのであれば、この個展に飾っている絵全部差し上げますが。」
夕山ひだり:「いやそこまではいいかな……?うちの寝室そんなに広くないんですよ。」
伊:「そうですか。」
夕山ひだり:「1枚あれば、もう。」
伊:「なるほど。寝室そんなに広くないものなんですか。」
夕山ひだり:www金持ち……w
京塚伸也:「いやー、画家さんは中々ブルジョアジーですねえ……チイッ。」
伊:「いえいえ。それではこちらの絵、差し上げたいと思いますので、大事にしていただければと思います。」
夕山ひだり:「はい、ありがとうございまーす。」
伊:「そういえばその内、N市の博物館に私、大きな展覧会をする予定ですので。ぜひその時にも見ていただければと思います。」
京塚伸也:「おー、精力的に活動なさっていらっしゃる。その時はぜひともまた見に行かせていただきますよー。」
伊:「ええ。よろしくお願いします。」
京塚伸也:「お願いしますー。」
GM:そう言って彼は握手のために手を差し出します。
京塚伸也:(夕山さんの方を見る)
夕山ひだり:手がこう、絵で塞がっているので……w
京塚伸也:……素直に右手を取りましょう。「よろしくお願いしますねー。」
伊:「ええ。」と言って微笑みます。
GM:するとですね、手を離した君の手に、大きさ数ミリくらいの小さい、羽根の生えた甲虫の様なものが一匹残っています。
京塚伸也:「おっ。」(バシィ、と手を叩く)
GM:ピクリとして一瞬彼は反応しますね。
京塚伸也:「はっはっは……おっと。虫が入ってきてますね。良くないですねこういうのはどうにも。」と言いながらフッと吹き消します。
伊:「ああ、それはいけない。」
京塚伸也:1ミリくらいですよね?
GM:そうですね。
伊:「気を付けなければいけませんね。それではまた、個展の方は開いておりますので。いつでも来ていただければと思います。」
GM:といったあたりで、君たちは遠くの方で《ワーディング》が展開された気配を感じます。
八坂信龍:おお。
夕山ひだり:「あっ。」
京塚伸也:「おっと、これはまた……」とそちらの方に軽く眼をやって、夕山さんの方と砲さんの方を見ます。
砲三条:鞄をゴソゴソやってます。
夕山ひだり:私、鞄持って絵持ってるんですけどw
夕山ひだり:「どうしましょう。どうしましょう?」
伊:「おや。何かありましたか?鞄ゴソゴソしているようですが。」
夕山ひだり:「あっ、携帯です!」(鞄の中を殴る動作)
砲三条:www
伊:「携帯はオフにしておいていただけると……」
夕山ひだり:「はい!」ガッ!(鞄の中を殴る動作)
砲三条:「痛い……」
京塚伸也:「まったくしっかりしとけよ夕山―。」
夕山ひだり:「ああもう、すいません。さっき切ったはずだったんですけどね。」
京塚伸也:「じゃあ我々はこの辺でー。お世話になりましたー。」
夕山ひだり:「ありがとうございましたー。」
伊:「ええ。それではまた。」
GM:と言って彼は君たちを見送ります。《ワーディング》はどうやら繁華街の方で展開されているようですね。
京塚伸也:「ったく、どこの馬鹿だ?こんな昼間っからよー。」
夕山ひだり:「とりあえず急がないといけないですよね。」
京塚伸也:「あ、それ置いてこなきゃな。」
夕山ひだり:「えー?もうどうしよう。コインロッカーなかったかな……。」
京塚伸也:コインロッカーに入るサイズw
GM:リアル。
砲三条:「2度もぶった……」
夕山ひだり:「しょうがないじゃん!」
八坂信龍:かわいそうなシーンプレイヤーだなあw
京塚伸也:《ヒューマンズネイバー》何のためにあるんだよそれ!w
GM:君たちがそちらの方に向かえばシーンは終了ですね。
京塚伸也:購入判定できるんですか?
GM:あ、確かに。したいのであればどうぞ。
砲三条:ショットガンを。《マルチウェポン》使うんですよ。
京塚伸也:難易度11ね。(1dx10+1→6、失敗)無理。
砲三条:(4dx10→19)。買えた。
夕山ひだり:応急手当キットで……
GM:ワイヤーウィップを買ってもいいんですよ。
夕山ひだり:あっそっか。
八坂信龍:買って買って!買って買って!
夕山ひだり:(5dx10+3→12、成功)じゃあワイヤーウィップを買って……
GM:このシーンには(八坂くんが)出てないので、持ってるだけですね。
夕山ひだり:持ってるだけ。ただで大荷物に!
京塚伸也:それワイヤーウィップっていうか絵止めてる留め具かなんかじゃない?
八坂信龍:www
夕山ひだり:「あっこれ使える。」
八坂信龍:もうそれでいいよ!
京塚伸也:しかし八坂くんのワイヤーウィップってチェーンとかそういうタイプのじゃないの?
八坂信龍:あー。ぽいなーw
砲三条:俺はひとりショットガンをカチャカチャしてます。
GM:よし、では全員購入判定も終わったみたいなのでこの辺で一旦休憩にしましょうか。