GM:セッションだ!
坂道家緒:オウイェー!
GM:まずは自己紹介から始めていきます!
葛葉こおり:いえーす!
GM:PC番号!?そんなものはない!
羽鳥七海:キエーッ
GM:とにかくやるんだ!
GM:持ち時間は5分前後!
羽鳥七海:ククク……では一番手は私が行かせて貰いましょう!
GM:羽鳥七海さんから自己紹介をお願いします!
GM:頼むぜ!
羽鳥七海:この《エスメラルダ》の羽鳥七海がネェーッ
坂道家緒:な、なにーッ、あの羽鳥お嬢様だとォーッ
羽鳥七海:アクリオプテラ・ファラックスのキュマイラ、羽鳥・怪奇ナナフシ女・七海です。
羽鳥七海:極めてオーソドックスかつ安定したUGNエージェントで、
羽鳥七海:今回もきっと頼れる仲間や協力的なイリーガルと共に任務を果たせるでしょう。
羽鳥七海:能力は視界遠隔白兵。能力発現によって、圧倒的XY軸上アドバンテージの上から相手を一方的に攻撃します。
羽鳥七海:あと妨害。それと、情報ももしかしたらちょっとだけ出来るかも。
羽鳥七海:そんなわけで、よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
坂道家緒:よろしくお願いします!
GM:ナナフシとは!まるで虫だぜ!
葛葉こおり:怪奇!
GM:ハンドアウトを確認しておきたいと思います。
GM:ロイス:“リヴァイアサン”霧谷雄吾(きりたに・ゆうご) 推奨感情 P:尊敬/N:食傷
GM:キミはN市で活動するUGNエージェントだ。日本支部支部長の霧谷雄吾からキミに新たな任務が下された。なんでも昨夜遅く、N市の上空にUFOじみた高濃度レネゲイドウイルス反応が現れ、町外れの神社の付近でその反応が途絶えたのだという。おかげで町はUFOの話題で持ち切りだ。さすがに宇宙人が実在するはずはないが、オーヴァード絡みの事件である可能性は高い。原因を究明し、町に平穏を取り戻すことがキミの役目だ。
GM:割りと普通のハンドアウトですね。
GM:シナリオロイスは霧谷雄吾。
GM:よろしくやってください。
羽鳥七海:余裕のようすけですね。
GM:さあ、次だ!
GM:坂道家緒さん、お願いします!
坂道家緒:はーい!
坂道家緒:「こんにちはー! FHセル〝ヴェロシチズム〟の〝最終加速(エンドアクセル)〟でーっす」
坂道家緒:「名前? 坂道家緒(さかみち・いえを)、中学生だけれど、チルドレンじゃないよ。間違えないでね!」
坂道家緒:「お兄ちゃんがセルリーダーなので、セルのためなら火の中水の中! とりあえずはハヌっこ大好きなお兄ちゃんのために、ピュアハヌをもっとセルに殖やすことが目標かなあ」
坂道家緒:性能はスピードスターで範囲攻撃をシナリオ二回だけ繰り出し、後はコンビネーターの追加ダメージで片づけてもらうという微妙火力娘です。突撃担当だ!
坂道家緒:情報戦は得意じゃないのでコネだよりだよ! FHだけど皆さんとは仲良くしたい、PLの希望だ!
坂道家緒:よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
羽鳥七海:おねがーいします!
GM:GMの兄力が試される時!
葛葉こおり:よろしくおねがいします!
GM:では家緒さんのハンドアウトです。
GM:ロイス:陣九郎の鼓(じんくろうのつつみ) 推奨感情 P:執着/N:不安
GM:キミはN市で活動するFHエージェントだ。所属するセル“ヴェロシチズム”のリーダーからキミに新たな任務が下された。とある神社に安置されていた“遺産”陣九郎の鼓が何者かに奪われたため、それを取り戻すというのがその任務の内容だ。陣九郎の鼓には邪悪な風の神ジャームが封じられている。それは人間には到底制御できるものではないのだという。自分にすら制御できない風の力が野放しになっていることが許せないというセルリーダーに代わって、“遺産”を元通りにしてやろう。
坂道家緒:はーい! お兄ちゃんのために頑張って取り戻してくるよ!(別にうちの所有物じゃなかったけれど)
GM:自分に制御できないハヌマーンの力が存在していることが許せない!そんなお兄ちゃんだ!
坂道家緒:支配欲が強い! お兄ちゃん素敵!
GM:大丈夫かな、この子・・・
GM:というわけで最後に葛葉こおりさん!
GM:自己紹介をお願いします!
葛葉こおり:のじゃー!
葛葉こおり:「わらわは葛葉こおりじゃよ、狐の神様じゃよ、つまり偉いから金置いてくとよいぞ、食べ物でもよいぞ」
葛葉こおり:こんな狐娘です、生意気にも神格なんて持ってます
葛葉こおり:性能的には高火力単発を繰り出すだけの非常にわかりやすい構成です!
葛葉こおり:キャラを考えていたところのじゃロリ狐やりてえ!と思い立ったので作りました、よろしくお願いします!
GM:その欲望!実に素晴らしい!
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこんな感じです
GM:ロイス:“宇宙忍者”ベータ 推奨感情 P:好奇心/N:憐憫
GM:キミは神社で活動するレネゲイドビーイングだ。ある日、キミの住む神社に宇宙人じみた姿の男が現れた。その男はなぜかキミの神社の文明力の低さを嘲ったり、地球侵略の野望をキミに語ったりした。しかし、“宇宙忍者”ベータと名乗るその男はキミの神社に封じられていた“陣九郎の鼓”の存在に気が付くと、宇宙忍法によってそれを奪い去った。あれには邪悪な風の神ジャームが封印されている。解放されれば取り返しの付かないことになってしまう。なぜそんなものがキミの神社にあるのかは分からないが、奪い返さねば。
GM:なぜそんなものがキミの神社にあるんですか?
葛葉こおり:「知らぬ、何故じゃ」
GM:何故・・・
GM:そんなわけでよろしくお願いします
坂道家緒:……貢ぎ物だったとか?
葛葉こおり:よろしくおねがいします!
坂道家緒:よろしくお願いします~
羽鳥七海:いえーい
GM:最後にトレーラーを読み上げてセッションを始めていきましょう
GM:トレーラー
GM:宇宙人。
GM:それは宇宙の人。
GM:ファーストコンタクトしたり地球を侵略したりすることがある(ダブルクロスではあんまりない)。
GM:今まさに侵略の時が訪れようとしていた。
GM:僕らの地球を守るため!
GM:オーヴァードたちよ、悪しき異星人に立ち向かえ!
GM:ダブルクロス The 3rd Edition「侵略ジャームを撃て」
GM:ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉。
GM:ということでセッション開始していきます!
GM:よろしくお願いします!
坂道家緒:よろしくお願いします! 立卓感謝ドスエー!
葛葉こおり:ありがとうございます!よろしくお願いします!
GM:まずはオープニングフェイズからです
羽鳥七海:ジャーム殺すべし! 宜しくお願いします!
GM:最初は羽鳥七海さんのOPから
GM:シーンに登場して侵蝕率を上げてください
羽鳥七海:1d10+29
DoubleCross : (1D10+29) → 10[10]+29 → 39
羽鳥七海:その意気やよし!!!
GM:早朝。
GM:キミのもとに日本支部長の霧谷雄吾から連絡が入ります。
GM:携帯電話でいいですかね?それとも支部のモニターとかの方がいいですか?
羽鳥七海:では、支部のモニターの前に立っています。
羽鳥七海:既に身だしなみはかっちり整えているぞ。
GM:モニターには温和そうな男の顔が映っている。
霧谷雄吾:「おはようございます、羽鳥さん。こんな朝早くに集まっていただき申し訳ない」
羽鳥七海:「ご無沙汰しております、霧谷日本支部長」モニターに一礼。
GM:霧谷も画面越しに頭を下げる。
霧谷雄吾:「では、早速任務のお話を。ヤバイ運命が動き出しそうなのです」
羽鳥七海:「? ヤバイ運命……ですか?」
霧谷雄吾:「そう、ヤバイのです」
霧谷雄吾:「数時間前、N市の上空で未確認飛行物体じみた高濃度のレネゲイド反応が観測されました」
羽鳥七海:「未確認飛行物体じみた、というのは、どういうことですか?」
霧谷雄吾:「なんかUFOっぽいのです」
霧谷雄吾:「こう、なんというかシュッとしていて円盤のようで、それでいて逞しく……」
霧谷雄吾:「お分かりいただけましたでしょうか」
羽鳥七海:「わんぱくでもいい、元気で育ってほしい・・・みたいな動きですか?」
霧谷雄吾:「未確認なので詳しいことは分かりませんが、概ねそんな感じです」
羽鳥七海:ちょっと相好を崩す。
羽鳥七海:「未確認なら仕方ありませんね……」
羽鳥七海:「今回の任務はそれの調査でしょうか?」
霧谷雄吾:「そのUFOじみた高濃度レネゲイド反応ですが」
霧谷雄吾:「深夜にしばらくN市上空を浮遊するように動いて、その後町外れの神社の付近で反応が消失したというのです」
霧谷雄吾:「さすがは羽鳥さん。UFO知識にもお詳しいようだ」
霧谷雄吾:「現在、町はその飛行物体の噂で持ち切りです」
羽鳥七海:「なんだか、のんびりとした話ですねー」
霧谷雄吾:「ギャルなんかもすごいし、子供の間ではUFOウォッチというゲームが大流行、UFOっしーなるゆるキャラまで現れる始末です」
羽鳥七海:「それ一体どうやって読むんですか……?」
羽鳥七海:「うほっしー?」
霧谷雄吾:「これがただのUFOならよいのですが、もしオーヴァード関連の何かだったらマズイことになります」
霧谷雄吾:「私が先ほどから出川哲朗の真似でヤバさを強調していたのはそのためです」
霧谷雄吾:「ヤバイよヤバイよー」
羽鳥七海:「まだ見ぬリエゾンロードが載っていないとも限りませんから」
霧谷雄吾:「それはマジでヤバイ」
羽鳥七海:「…………。」曖昧に微笑して小首をかしげる。反応に困っているのだ。
霧谷雄吾:「というわけで何があってもいいように、羽鳥さん、あなたを調査任務に派遣したいと思います」
霧谷雄吾:「あなたにしかできない仕事です」
霧谷雄吾:「あなたにしかできない仕事です!!!」
羽鳥七海:「そこまで大切なことみたいに言わなくても!」
霧谷雄吾:「決め台詞だと思って……」
GM:霧谷は落ち込みます。
羽鳥七海:「ここぞと言う時に使いましょう。」
霧谷雄吾:「わかりました……」
羽鳥七海:「が、がぜんやる気が沸いてきましたよ」
羽鳥七海:ぐっと両腕を上げて拳を握る。
霧谷雄吾:「本当ですか!私も日本支部長として嬉しい限りです!」
羽鳥七海:「やっぱり霧谷支部長のキメセリフは違うなー憧れちゃいますなー」
GM:霧谷はぱあっと笑顔になる。
霧谷雄吾:「まずは反応は消失したという神社の辺りに向かってみてください、羽鳥さん!」
羽鳥七海:「はい、《エスメラルダ》、ミッション諒解致しました。まずはその神社に」
霧谷雄吾:「よろしくお願いします」
羽鳥七海:一礼して部屋を出ていこうとして、足を止める。
霧谷雄吾:「どうしました、羽鳥さん?」
羽鳥七海:「あ、おみやげはうほっしー人形で良いでしょうか?」
霧谷雄吾:「……」
霧谷雄吾:「期待して待っています」
GM:霧谷は深々と頭を下げる。
羽鳥七海:「はい。じゃんじゃんUFOキャッチしてきちゃいますね」
霧谷雄吾:「よ、よろしくお願いします」
GM:そろそろシーンを切りますよ!
羽鳥七海:以上です!
GM:では、羽鳥さんのOPはこれで終了!
羽鳥七海:ロイスで 霧谷さんに 尽力:○/悪戯心 で取ります
GM:オーケー!了解です!
羽鳥七海:尊敬すべき支部長です。以上!
GM:つぎに坂道家緒さんのOPです。
GM:登場と侵蝕率を!
坂道家緒:はーい!
坂道家緒:1D10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42
GM:FHセル“ヴェロシチズム”アジト。
GM:キミは新たな任務のためにセルに招集されたのかもしれないし、常に傍に控えているのかもしれない。
GM:その辺は自由に決めてよい。
坂道家緒:アジトはでっかい団地なので、そこでみんな生活してる感じですね。自分はお兄ちゃんと同じ部屋です!
GM:だ、団地!?
GM:オーケーです。
坂道家緒:なんか建設途中で破棄されたので、作りかけですが、住民全員セルメンバーです。
GM:斬心なセルだなぁ。
坂道家緒:たまに天井の崩落で誰かリザったりしてる。
GM:では、そこの一室。
坂道家緒:はい
GM:体格の良い柔和そうな、だが不敵な笑みを浮かべた男ががらりと窓を開ける。
坂道門司:「今日もいい風が吹いているな、家緒」
坂道家緒:「うん! 何だか良いことがありそうな気がするね♪」上機嫌で返事。げんき!
GM:その男こそ“ハヌマーンマスター”。セルリーダーにしてキミの兄の坂道門司だ。
坂道家緒:お兄ちゃんの前に来ると、喜びでツインテー……ツイン……フォーテールの尻尾がぴこぴこするぞ!
GM:門司は窓から外を見下ろし、ハヌマーンシンドロームのセル構成員たちが疾走したり飛んでいる光景に満足そうな笑みを浮かべる。
GM:しかし、彼はすぐに悲しそうな顔になる。
坂道家緒:「……?」兄の表情が曇ったのを見て、眉をひそめる。
坂道門司:「いいことがあれば……よかったんだが。悲しい知らせだ、家緒」
坂道家緒:「お兄ちゃん、誰か殺せばいいの?」
坂道門司:「おいおい、どうしてそうすぐ物騒な話になる」
坂道門司:「殺すのは最後の手段だ」
坂道家緒:「う……ごめんなさい」しゅん。
坂道門司:「いつも言っているだろう?俺たちハヌマーンには無限の可能性がある」
坂道門司:「まずはその力でやれることを模索し、行動する。まあ、殺すのは最後でいい」
坂道家緒:「はい」きりりっとした顔で聞いている。
坂道門司:「それでいい」
GM:門司は満足そうにキミを見る。
坂道門司:「悲しい知らせというのはな、家緒。……“陣九郎の鼓”という遺産を知っているか?」
坂道家緒:しばらく右見て、左見て、首をかしげ。頭をかしかし。「……うーん、聞いたことないや。ごめんね、お兄ちゃん」
坂道門司:「いや、いいさ」
坂道家緒:「遺産、ってことは、レネゲイドのすっごいやつだよね。ボク、まだ見たことないなあ」
坂道門司:「“陣九郎の鼓”というのはハヌマーンシンドロームに近い性質を持った遺産で、それを持つ者は暴風や轟音を操ることができるという」
坂道門司:「だが、その力は強大すぎておれの手にすら余る」
坂道家緒:ガ——————ン!!!
坂道門司:「だから今まで手を出さずにきた。だが――」
坂道門司:「ど、どうした家緒」
坂道家緒:「そっ、そんな……ファルスハーツにハヌマーンの中のハヌマーン、ハヌマーンマスターとして認められたお兄ちゃんが……!?」わなわなわな
坂道家緒:「う、嘘だ! そんなの嘘だ! お兄ちゃんは最強なんだ! うわーんっ!」号泣! サイレンの魔女を持っていたら見境なく撃ってしまうところだ!
坂道家緒:————しばらくお待ち下さい————
坂道門司:「お、落ち着いたか、家緒」
坂道家緒:気を取り直して。「うっぐ、ひっく……ぐす。うん、大丈夫」
坂道門司:「何か格好良いことを言おうかと思ったのにそれどころじゃなかったぞ」
坂道門司:「話を戻そう」
坂道家緒:「うう……ごめんね……」
坂道門司:「その“陣九郎の鼓”が何者かによって奪われた」
坂道門司:「風は強ければいいというものではない。制御できない力など、力とは言えん」
坂道門司:「だが、誰かがハヌマーンの力で醜く暴れ回るのを見せられるのは、まあ、あまり気分のいいものじゃないな」
坂道家緒:(こくこく)鼻をかみつつ静聴。
坂道門司:「そこでだ、家緒。信頼するお前に頼みがある」
坂道家緒:「はい!」きらきら
坂道門司:「“陣九郎の鼓”を……つまりハヌマーンの力をあるべき姿に戻してやってほしい」
坂道門司:「頼めるな、家緒?」
坂道家緒:「あるべき姿……神社に、戻せばいいのかな?」
坂道門司:「そういうことだ。おれには不要な力だからな。コントロールできないのならば……ただ眠っていてもらおう」
坂道家緒:「うん! 任せて、お兄ちゃん!」
坂道家緒:「地獄の果てまでも、陣九郎の鼓を追って、必ず取り戻してくるよ!」
坂道門司:「いい返事だ」
坂道門司:「それじゃ、まずは行動だな」
坂道家緒:「はい!」窓へ向かって駆け出す!
坂道門司:「“陣九郎の鼓”が封じられていた神社に向かういい。何か手がかりがあるかもしれん」
坂道門司:「……速いな。さすがはおれの妹だ」
坂道家緒:「任せて!」スマホでぴっぽっぱっと住所を探しつつ。
坂道家緒:イージーエフェクト《軽功》! 窓から飛び出し、空中三回転! 難なく着地! ダッシュ!
GM:去っていったキミを見て感心したように呟く。
坂道家緒:「待っててねーっ、お兄ちゃんんん——ッ(ドップラー効果)」
坂道門司:「頼んだぞ、家緒」
GM:柔和そうな、だが不敵な笑みを浮かべた男は満足そうに言った。
GM:シーン終了!
坂道家緒:シナリオロイス:陣九郎の鼓 ●執着/不安 チャラーン
GM:オーケー!了解です!
GM:次は葛葉こおりさんのOPだ!
葛葉こおり:やるのじゃー!
GM:侵蝕率と登場することが可能!
葛葉こおり:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+8[8] → 43
葛葉こおり:その意気やよし
GM:場所はキミの神社。
GM:名前は葛葉神社とかなんですかね。
葛葉こおり:じゃあそれで!
GM:時間にして家緒さんのOPより遡ること少し前。
GM:キミの住処でもある神社にはいつものように子供が遊びに来ていたりする。
子供:「こおりー、遊ぼー!」
葛葉こおり:「みつぎもの(お菓子の事)は持ってきたんじゃろうな」
子供:そこにはキミの友人の篠崎空の姿もある。
篠崎空:「持ってきたよー。麦チョコにフエラムネにポテチ!」
篠崎空:「一緒に食べよ!」
葛葉こおり:「やるではないか、流石じゃのぉ、空は」
葛葉こおり:「貢がれた菓子は全部わらわのものじゃ!と言いたいところじゃが、次から持ってきてもらえなかったから辛いから仕方なく食わせてやるんじゃよ」
篠崎空:「本当かなー?まあ、そういうことにしといてやるけどー」
葛葉こおり:「な、何を言うか、貴様ら相手に嘘なんざついてどうするというんじゃ全く……」しぶしぶとお菓子を分けられるように開けていこう
GM:などと言っていると。
GM:《ワーディング》が展開される。
GM:空はふっつりと意識を失う。
GM:遅れて目の前の空間でバチバチと雷鳴がほとばしる!
葛葉こおり:「なっ……!」
GM:雷鳴が収まった時、そこに立っていたのは1人の男だ。
ベータ:「ここがN40惑星……通称地球か」
GM:やたらとテカテカとした銀色の服の男は周囲を見渡して言う。
葛葉こおり:「なんじゃ貴様は」
GM:男は神社のお社に目を止める。
ベータ:「それなりに文明が進んだ星だと聞いていたが、あの粗末な小屋は何だ……?もしかすると地球も案外大したことはないのかもしれない」
ベータ:「いや、まだ断言するには早いな。調査を進める必要がある」
葛葉こおり:「なんじゃ貴様!いきなり現れて砂利共を転がした挙句わらわを無視してしかもわらわの神社が粗末じゃと!」
葛葉こおり:「いや、神社は粗末じゃが……」
ベータ:「む、キミはこの星の原住民か?自己紹介が遅れてすまない」
ベータ:「やはり粗末なのか……」
ベータ:「未開の地……」
ベータ:「おっと嘆いている場合ではない!」
ベータ:「私の名はベータ!キミたちの言葉で言うならそう、宇宙人だ!よろしく頼む!」
葛葉こおり:「何が宇宙人じゃかぶきものが!わらわ知ってるぞ、宇宙人はプラズマなんじゃ、実際さっきもプラズマ起きたしな!」
ベータ:「昔の人みたいな価値観してるな、キミ……」
葛葉こおり:「まあそれはそれとしてわらわは葛葉こおり、神様じゃ」
ベータ:「神?知っているぞ。地球人が架空の脅威的な存在に人格を与えて呼ぶ名だ。しかし、実在はしない」
葛葉こおり:「わらわ実在してなかったのか……非実在青少年にもなれやしなかったとは……」
ベータ:「そして私の目的は速やかなる地球侵略だ!よろしく頼む!!」
葛葉こおり:「……なんと地球侵略!これは宇宙人ということに信憑性が生まれてきてしまったぞ!わらわなど実在性も怪しいというのに!」
ベータ:「ショックを与えてしまったようだね、原住民。しかし、それが大人になるということなのだよ」
ベータ:「そう、私は地球侵略をしなければならないのだが、円盤の操縦方法が分からずこんなところに不時着してしまったんだ。これからどうしよう」
葛葉こおり:「いや、そんなこと言われても知らぬが……というか操縦方法ちゃんと練習しとけよ来る前に」
ベータ:「仕方なかったんだ。仮免中なんだよ」
葛葉こおり:「じゃあ仕方ないな……まあここは粗末な神社じゃし、宇宙船のパーツとかはよそで探してくれ」
GM:と、その時。ベータは何かに気が付く。
ベータ:「あれは……!」
GM:ベータの腕がまるで伸縮腕のように伸び、神社の扉を突き破る!
葛葉こおり:「ぎゃーっ!わらわのボロ小屋が一層ボロ小屋に!!」
GM:戻ってきた腕がつかんでいるのは鼓のようなものだ!
葛葉こおり:「ボロ小屋はいいすぎじゃろ!!」自己ツッコミ!
ベータ:「素晴らしい……!まさか地球にもこのようなアーティファクトがあるとは!」
葛葉こおり:「えっ、なにそれわらわ知らない……」見覚えのない鼓だ
ベータ:「このアーティファクトの力さえあれば、私1人でも地球侵略は容易い!」
ベータ:「どれ、試し撃ちといこうじゃないか」
GM:ベータは掌で鼓を鳴らす。
GM:すると、周囲に木の葉が舞い散り、それらが寄り集まって怪物じみた姿になる!
葛葉こおり:「なにそれこわい」
ベータ:「やはり、この力、本物だ!地球という惑星も捨てたものではないな!」
ベータ:「というかキミは何で自分の住処にあるものを把握してないの?」
葛葉こおり:「というかよそでやれ!こいつらが怪我したらどうするんじゃ!」転がってる子供たちを見て
ベータ:「子供ォ?ああ、その未熟な生命体のことか。いずれは我々に侵略される生命。どうなったところで構いはすまい」
ベータ:「というわけでグッバイ」
GM:ベータはシーンから退場します。
葛葉こおり:「お、おい待たんか!!いつあったのかは知らんがわらわの家にあったということはそれはわらわの物じゃ!!どろぼー!!」
GM:鼓の力によって生み出された怪物たちは子供ににじり寄る!
怪物:「キシャー!」
怪物:「ギャオー!」
怪物:「カイブツー!」
葛葉こおり:「なんたることじゃ、どろぼーを許してしまうとは、次あったら謎の光線を浴びせて名前をどろぼーに改名してやらねばならん」
葛葉こおり:「……カイブツーとは鳴かんじゃろ怪物は」
葛葉こおり:「ボケてる場合ではないな、こやつらに危害を加えるなら許してはおかんぞ」
GM:突っ込んでいる場合ではない!子供たちが危ない!
GM:というところで一旦シーン終了だ!
GM:葛葉こおりさんのOPは以上!
葛葉こおり:かぶきもの/ベータ/好奇心/憤怒○/ロイス を取るぞ
GM:オーケー!了解です!
GM:ここからはミドルフェイズです!
GM:シーンプレイヤーは羽鳥さん!
羽鳥七海:はいさ!
羽鳥七海:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 2[2]+39 → 41
GM:任務を受けて神社へと向かっていたあなた。
GM:すると、《ワーディング》の発動を察知します。
羽鳥七海:「!」
GM:発生源は目的地の神社だ!
羽鳥七海:「やはり、R案件だったようですね」
羽鳥七海:急いで神社に向かうぞ。
羽鳥七海:歩幅がだんだんと大きくなり、低空を飛ぶような奇怪な挙動で足を速めるのだ。
GM:神社に急行したあなたが目にしたのは倒れた子供に襲いかかろうとする怪物の姿だ!
GM:オーヴァードらしき少女が立ち向かおうとしているが、多勢に無勢!
GM:そんなわけで、こおりさんも登場してください。
羽鳥七海:当然、模範的UGNエージェントである私はそれを一薙ぎにしようとします。
葛葉こおり:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+4[4] → 47
怪物:「キシャー!」
怪物:「ギャオー!」
怪物:「カイブツー!」
怪物:この怪物たちはエキストラなので、宣言だけで倒すことができます。
羽鳥七海:「危ないっ!」翻ったスカートの奥から不可視の槍めいたものが伸び、怪物を突き刺す。
怪物:「ギャッ!?」
葛葉こおり:「おおっ!?なんじゃ!?」
GM:怪物の1体は体を貫かれ、爆発四散!
羽鳥七海:子供の前にふわりと着地。スカートの端を摘まんで戦闘態勢だ。
葛葉こおり:「なんとなく助かったが、わらわも頑張らねばならぬね……とやっ!!」怪物に尻尾から灯った炎をぶつける
怪物:「グギャー!?」
GM:怪物の体が炎上していく!生き物は炎に弱い!
羽鳥七海:そりゃそうだ!
羽鳥七海:「大丈夫ですか、ええっと、……巫女さんかな?」
葛葉こおり:ちなみに耳も尻尾も隠してもいないぞ
羽鳥七海:「……心配の必要は、ひとまずなさそうですね」
羽鳥七海:安堵の息をつき、背後を振り向きもせずに残る怪物を薙ぎ払う。
葛葉こおり:「神様じゃよ、巫女の上司じゃ。 そういうおぬしは宇宙人か?どろぼーか?」尻尾の炎は遠隔攻撃も出来る!怪物に飛ばしていくぞ!
GM:怪物が鋭い爪を振り上げるが、炎が到達する方が早い!炎上!
羽鳥七海:きょとんと眼を丸くする。「これはまた、可愛らしい神様ですね」
葛葉こおり:「そうじゃろ、神も可愛さで売っていく時代じゃし、じゃぶじゃぶお供えとかしていいんじゃよ」
羽鳥七海:「名を残す悪人より、無辜の善人でいようと心掛けています。……お供えは、今あまり持ち合わせがありませんので」
羽鳥七海:「庭掃除の手伝いで代わりとさせていただきます」再び不可視の薙ぎ払いだ。
GM:抵抗する間もなく怪物たちは一掃されていく!
GM:しかし、その時。粉々に散った木の葉が羽鳥さんの背後で寄り集まって再び怪物の姿となる。危険だ!
葛葉こおり:「ぬぅっ……後ろじゃッ!」
GM:というわけでそろそろ家緒さんも登場するとよいのではないでしょうか。
羽鳥七海:「(木の葉……オルクス? いえ、領域使いにしては個別の動きが……)——えっ?」
坂道家緒:1D10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 9[9]+42 → 51
坂道家緒:「アクセル全開ぃ——ッ!」
坂道家緒:ナイフを腰だめに構えた少女が、目にも留まらぬ速度で怪物に突っ込んだ!
羽鳥七海:背後に振り向くも、脚が間に合わない。両腕を組んで盾として——
羽鳥七海:「!?」
葛葉こおり:「な……なんじゃ今度は!」
坂道家緒:手にしたのはちっぽけなナイフ一つだが、我が身を省みぬほどの速度によって、恐るべき鋭利さで突き刺さる! 否、貫通!
坂道家緒:「……手応え、アリだね」
怪物:「な、なんて速さだ……!ありえないィィイ!?」
葛葉こおり:「喋れるんかい!!」
GM:怪物は再び爆発四散!
坂道家緒:「シャベッタァァ!?」
羽鳥七海:「お、思ったより流暢……」
怪物:「オ、オレタチ、コトバワカラナイ……」
坂道家緒:「と、とりあえず殺しちゃったけれど……コレ、なに?」と羽鳥さんと葛葉さんに訊ねる。
GM:怪物たちは思わぬ敵の登場に恐慌状態だ!
坂道家緒:「いや、しゃべってた。しゃべったよキミ」空中チョップツッコミ。
葛葉こおり:「知らんが意志疎通は出来そうにない生き物じゃし」
葛葉こおり:「別に倒してもよかったんじゃないかとわらわは思うよ、願わくば」
羽鳥七海:「はあ。……木の葉の化け物なんて古臭いですね。作った人のセンスが窺い知れます」
坂道家緒:げしげし(散った木の葉を踏んづけてる)
羽鳥七海:コトバガワカラナイというので挑発してみる
怪物:「チクショウ!イワセテオケバ!」
羽鳥七海:「……やっぱり分かってるじゃないですか」
坂道家緒:「あっ乗ってきた!」
怪物:「ウオーッ!ウオーッ!」
GM:怪物じみた雄叫び!意思の疎通は取れなさそうだ!
坂道家緒:「さっきワーディングの気配がしたし、どうせこれもレレネゲイド関連だよねえ」
葛葉こおり:「なんにしても今日は来る客来る客みんな無課金ばかりで悲しくなってきたよわらわ」
坂道家緒:(……本当かなあ)いや、説得は多分不可なんでしょうが。
羽鳥七海:「ええっと、神様ちゃん。ところで、この怪物はどこから現れたのですか?」
坂道家緒:「誰か悪魔召喚にでも失敗したの? N市受胎なの?」
坂道家緒:途中から話は聞いているので、神さま=葛葉さんは把握している!
羽鳥七海:怪物の足元に唐突に穴が開く。
羽鳥七海:不可視の杭で牽制するぞ。
怪物:「!!?」
GM:怪物たちはほぼ全滅しかけている!
羽鳥七海:「動かないでくださいね」
葛葉こおり:「ある意味似たようなものじゃが、かくかくしかじかというわけで宇宙人を名乗るかぶきものがドロボーしてこのありさまというわけじゃよ」
羽鳥七海:「(交渉も説得も不可……ですが、尋問ならば可能でしょうか)」
坂道家緒:「う、うん」(なんだろう……お嬢様っぽいけれど、危険な香りがする、この人……)
坂道家緒:「ウチュージン??」
葛葉こおり:一応ちゃんとした説明もしたということで!
坂道家緒:「自分を宇宙人と思い込んでるジャーム、なのかなあ」疑問符だらけの顔。
羽鳥七海:「まるまるばつばつですね。宇宙人……まさか本当にそうだとは思いませんでした」
羽鳥七海:「その、奪われた鼓のようなものは、本当に心当たりはなかったんですね?」
坂道家緒:「そうそう、ここの神さまなんでしょー?」
葛葉こおり:「自慢じゃないがわらわは金になりそうなものを見つけたら即座に売り払うのであんな鼓があったと知ってたら早速質屋に駆けこんでるところじゃよ」
坂道家緒:「……神さま?」首かしげ。
坂道家緒:(とても疑わしい目を剥けている)
坂道家緒:気を取り直し。「それにしても、〝陣九郎の鼓〟にこんな力があるなんて……お兄ちゃんにも扱えなかったのに! 宇宙人め!」
羽鳥七海:「拾得物横領は……『陣九郎の鼓』?」
羽鳥七海:「名前を知っていらっしゃるんですか? ええっと……」名前を聞いてないぞ
坂道家緒:「あ、ボクはいえを! 坂道家緒だよ! お姉さんも鼓を知ってるの?」
羽鳥七海:「家緒さんですね。私は羽鳥七海です。いえ、私はこの辺りのUFO騒ぎを聞きつけて調査に来ただけです」
葛葉こおり:「わらわは葛葉こおり、まぎれもなく神様じゃよ……UFO、円盤、あの宇宙人もそんなこと言っておったのう」
坂道家緒:「UFO? 鼓を盗ったっていう宇宙人(仮)のやつだね!」
坂道家緒:「ボクはお兄ちゃんから、ここに〝遺産〟の鼓があるけれど、それを奪ったヤツがいるって言われて、寄越されたんだ」
葛葉こおり:「なるほど、確かに彼奴はわらわの神社からその遺産の鼓とやらを持っていったからのう」
羽鳥七海:「……”遺産”?」
坂道家緒:「遺産って、凄いレネゲイドのなんかだよね。ボクはよく知らないけれど、うちのお兄ちゃんが言っていたなら、間違いないよ」
坂道家緒:「確か……ハヌマーンシンドロームに近い性質を持った遺産で、それを持つ者は暴風や轟音を操ることができる、って」
羽鳥七海:「(そんなものがあると分かっていたら、霧谷さんが触れないはずがないですね)」
坂道家緒:「怪物まで召喚出来なんて、聞いてなかったけれど……」
葛葉こおり:「よくわからんがおぬしの兄が言ってたならそうなんじゃろう、会った事ないが」
坂道家緒:「お兄ちゃんはハヌマーンの中のハヌマーンなんだよ! 凄いんだよ!」えっへん(無い胸をそらす)
羽鳥七海:「……成程。少し話が見えてきました」
GM:と、その時。羽鳥さんの携帯端末に霧谷雄吾から連絡が入る。
羽鳥七海:「はい。こちら《エス——羽鳥です」
霧谷雄吾:「すみません、羽鳥さん。あなたの向かった神社には遺産の一つ“陣九郎の鼓”が封印されているとされています」
霧谷雄吾:「くれぐれもお気をつけください。さっきは言うの忘れちゃった」
羽鳥七海:「軽い!」
羽鳥七海:「あっいえ、失礼しました……」
羽鳥七海:「こちらも今、確認したところです」
坂道家緒:しまった、蝙蝠耳取ってなかった(盗み聞きできない)
霧谷雄吾:「どうやら遅かったようですね。しかし、羽鳥さんならばきっと上手くやってくれることでしょう」
GM:通話が切れる。
羽鳥七海:「ふう……」小さく肩を落とす。
羽鳥七海:「どちらにせよ、その宇宙人と《遺産》、放っておくわけにはいきませんね」
GM:と、同時に、先ほどまで暴れ回っていた怪物たちが急に木の葉へと戻る!まるで能力の範囲から外れたか何かした感じだ。
坂道家緒:「ねえ、ねえ、神さま」尻尾と耳に興味津々ながら、ぐっとこらえ。「その宇宙人って、どっちへ逃げたか分からないかな?」
羽鳥七海:「お二人にも、ご協力をお願いできますか?」
坂道家緒:「!?」
葛葉こおり:「あっ崩れてしもうた……」
坂道家緒:木の葉になった怪物にびっくりしつつ、「うん、ボクも遺産をここの神社に戻しに来たんだ。おねーさんがUFOを追っかけてるなら、協力したいな!」
GM:先ほど、こおりさんが見た様子ではベータは街の方に向かったようでした。
坂道家緒:危険!>町の方
葛葉こおり:「ふぅーむ、本来は早速金じゃと切りだしたいところじゃが盗まれたのがうちの神社のものじゃしのう……」
羽鳥七海:木の葉の一つを取って、かさかさと指先ですりつぶす。
葛葉こおり:「むしろ協力してもらうのはこっちのほうかもしれん、金は払わんが」
羽鳥七海:もう動かないことを確認してから、町の方へと向かう。
坂道家緒:「……神さま、お金困ってるの?」
葛葉こおり:「……というわけで、彼奴は町の方に向かった、はずじゃ!」
坂道家緒:ごそごそ。「お賽銭は〝縁がたくさんありますように〟五円玉がいい、ってお兄ちゃんが言っていたから。はい」五円玉を葛葉さんに差し出す!
羽鳥七海:「でしたら……急がなければいけませんね」
羽鳥七海:失礼。ここで町の方を見る
坂道家緒:ぱんぱんと柏手打って、手を合わせ。「よし! 行こう!」
葛葉こおり:「五円で生活が出来たら苦労せんわー!!」といいつつもらう
坂道家緒:「ごめんね、神さまに直接お賽銭、渡したことないから」
羽鳥七海:「不景気の波がこんなところにまで……」
葛葉こおり:「ま、まあ仕方ないから許すんじゃよ、わらわ心が広いからの、じゃから次はもっと持ってくるんじゃよ」
坂道家緒:(百円玉ぐらいがいいのかなあ)
葛葉こおり:「……あ、そうだちょっと待ってもらっていいかの」
坂道家緒:「?」
葛葉こおり:「いや、せめてこやつらをな、どうせ寝るならせめて神社の中がいいじゃろ?」子供たちを指して
羽鳥七海:「そうですね。これは、私としたことが」
坂道家緒:あっ子ども達忘れてたっ
坂道家緒:「倒れてるってことは、オーヴァードじゃないんだよね……そっか、放っておくと死んじゃうかもしれないものね」※多分あまり死なない。
羽鳥七海:「じきに眼を覚ますと思いますが、UGNの人員が来られるように知らせておきます」
坂道家緒:とてとてとて、手近な子に近付いて、よいしょと背負い。「壊れてる拝殿でいいのー? 神さまー」
羽鳥七海:端末で連絡する。
葛葉こおり:「壊れては……さっきちょっと壊されたけど!そんなに壊されていないぞ!」とりあえずこっちも背負う
GM:UGNに連絡が取れたので、すぐに隊員たちが駆け付けることでしょう。
坂道家緒:では手近なところにころころり、転がして起きませう。
羽鳥七海:「神様パワーでどうにかしたりしないんですね」
葛葉こおり:「UGNか、それは助かるのう」
坂道家緒:「モルフェウスの人がいたらいいのかなあ(さっきのおねーさん、UGNって言った、ね……)」ぼんやり警戒を強める。
GM:子供たちの無垢な寝顔だ。
葛葉こおり:「わらわ親しみやすい神様じゃから」
坂道家緒:「親しみやすい、親しみやすい」葛葉さんの尻尾をぎゅー!
羽鳥七海:「それは、とても素敵だと思いますよ」
羽鳥七海:くすくすと二人の様子を見て微笑む。
坂道家緒:「……圧倒的もふもふ!」\パアアアア/
葛葉こおり:「ぎゃーっ!なんてことを!!いちもふ52000円(税抜き)の価値があるとされているわらわの尻尾を無断でー!!」
坂道家緒:「もふいもふい! もふいもふい! これはもしや《至上の毛並み》!?」
葛葉こおり:あっ至上の毛並みいれておけばよかった……(リアルしくじり)
坂道家緒:あっw
坂道家緒:とりあえず家緒はキツネしっぽにめろめろだ!
GM:では、話がまとまったらこのシーンは切るぞ!
葛葉こおり:GM!ものは相談で体型維持のかわりにいれていいですか!
GM:ウーン……
葛葉こおり:だめならいいです!
GM:まあ、所詮はイージーエフェクトなのでいいでしょう
葛葉こおり:ありがとうございます!こおりは体型維持をきれいさっぱり忘れた!
羽鳥七海:「(さて、神様さんはいいとして……家緒ちゃんの方は、どうなんでしょう?)」
坂道家緒:尻尾をもふりつつ(うっ……なんだかあのおねーさんの目が怖い……?)びくびくしてる。
羽鳥七海:眼が合うとにっこり笑うよ。
葛葉こおり:そして至上の毛並みを覚えた!
坂道家緒:(びくぅ)
羽鳥七海:やさしいあくりおぷてらふぁらっくすのおねえさんだよ
坂道家緒:ワア……とっても綺麗な蛍光ブルー……
GM:では、そんなこところでシーンを切りましょう
羽鳥七海:とかなんとかしながら以上です!
坂道家緒:ハーイ!
GM:さて、PCも全員登場したことだしPC間ロイスを取ることにしましょう。
GM:羽鳥さんは家緒さんの、家緒さんはこおりさんの、こおりさんは羽鳥さんのロイスを取ってください。
坂道家緒:神さま(※まだ名前を知りません) ●もふもふ!/ハヌマーンかな?
羽鳥七海:ゴスロリちゃん/坂道家緒 感嘆:○/疑惑 /ロイス
羽鳥七海:ゴシックの子/坂道家緒 感嘆:○/疑惑 /ロイス こうだな
葛葉こおり:UGN関係者/羽鳥七海/連帯感○/脅威(意外と攻撃がえぐい)/ロイス
坂道家緒:ゴシック(ジッパーだらけのセーラー服)(タトゥー)(わりとパンクめいているかも)
羽鳥七海:パンクか!
羽鳥七海:しまったな。羽鳥さんには区別ついてないことにしよう
坂道家緒:ゴスパンとか言うのだろうか……?(よく分からない)
羽鳥七海:PLの適当さを容赦なくPCに押し付けていくスタイル
坂道家緒:合理!
坂道家緒:(実際この服、制服としてはありえないから、セーラーワンピとかそういう衣装なんだろうな)
坂道家緒:背後にいる猫はぬいぐるみだ
GM:次のシーンはキミたちが町に向かったあとのシーン。
GM:シーンプレイヤーは家緒ちゃん。
GM:他のPCも自由に登場して構いません。
坂道家緒:1D10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 8[8]+51 → 59
羽鳥七海:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 9[9]+41 → 50
坂道家緒:てーてってってってー(走ってる)
葛葉こおり:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+5[5] → 52
GM:街はいまだにUFOの話題で持ち切り。
GM:空中を浮遊するゆるキャラのUFOっしーグッズなどが大人気だ。
坂道家緒:(うほっしー……? お兄ちゃんにお土産に買っていこうかな?)
GM:このシーンはそんな中でキミたちがワイワイイチャイチャするシーンになります。
葛葉こおり:「そういえばなんかお菓子の袋にやたらといたのうこいつ」
坂道家緒:イチャイチャ!
羽鳥七海:「どうやって浮いてるんですかねー、これ」
坂道家緒:「最近はゆるキャラも多すぎて訳が分からないよう」
羽鳥七海:「霧谷さんへのお土産も、買っていきませんと。ふふ」
葛葉こおり:「わらわもゆる神として売っている身としてはライバルと言えんこともない」
坂道家緒:「あ、神さまもゆる族なんだ~」
坂道家緒:ゆる属ゆる科カミサピエンス
葛葉こおり:「名乗る分には勝手じゃしな!」
坂道家緒:「わあ、本当にゆるゆるなんだね!」
羽鳥七海:「ゆるゆるですか?」
坂道家緒:ちゃりーん(自販機のうほっしードリンクを購入。ミルクセーキ味)
坂道家緒:「神さまー、何か飲む?」賽銭代わりにおごるよの意。
葛葉こおり:「ではゆるゆるとコーラで、カロリーゼロじゃないやつ」
葛葉こおり:「本当は酒がいいんじゃが未成年に買わせるわけにもいくまい」
坂道家緒:ではコカコーラを手渡しました。
羽鳥七海:「こら、あなただって未成年でしょう? 駄目ですよ、お酒なんて」
坂道家緒:(……おねーさんは、どうしようかなー)UGN関係者なのはハッキリしてるので、FH的には身の振り方を考えねばならない!
坂道家緒:「羽鳥おねーさんは、どうしますか?」懐柔にもならんとはいえ、缶ジュースを勧める!
葛葉こおり:「わらわ神じゃからお酒は水みたいなもんじゃよ」コーラをぐいぐい飲みながら
羽鳥七海:「あら。じゃあ、ココアを貰っちゃうかなあ」
羽鳥七海:「ありがとうね、家緒ちゃん」
坂道家緒:ではホットココアをがちゃこんと。「どうぞー」
羽鳥七海:背伸びしている子供扱いだ
坂道家緒:まだ14歳なので、ハタチのおねーさんに子ども扱いをされても反論しがたいのであった!
羽鳥七海:「じゃあ、代わりに何か買ってあげますね」
坂道家緒:「べ、別にそういうつもりじゃ」あわわ、と手を振る。
葛葉こおり:「けふー……しかしどこもかしこもUFOだらけじゃの、わらわという神がここにいるというのに」一応尻尾も耳も隠してるぞ
羽鳥七海:「あら、遠慮なんてしないでいいのに。こちらのうほっしーキーホルダーとか、ストラップは?」
坂道家緒:「う……」ストラップとキーホルダーの間を視線がさまよう!
坂道家緒:「ストラップ、可愛いね」
羽鳥七海:「ふふ。じゃあ店員さん、こっちのストラップを三つくださいな」
坂道家緒:「あ、おそろい!」
葛葉こおり:「むっ、わらわにももらえるのか!」
店員:「毎度あり!お嬢ちゃんたち姉妹かい?仲が良くていいねえ!」
坂道家緒:「そんなに似てるかな?」首傾げ。年齢的には近いかもしれない。
羽鳥七海:「ありがとうございます♪ ところで、聞きたいんですけど、この辺りで……」と、
羽鳥七海:情報収集も欠かさないぞー
坂道家緒:さすが模範的UGNエージェント!
葛葉こおり:すごい!
店員:では、そこで全員〈知覚〉で難易度7の判定をしてみてください。
羽鳥七海:知覚だとーっ!?
葛葉こおり:知覚・・・よわい
葛葉こおり:1dx+1=>7
DoubleCross : (1R10+1[10]>=7) → 2[2]+1 → 3 → 失敗
坂道家緒:え、エフェクトはOKですか?
羽鳥七海:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4
葛葉こおり:クソザコ!
羽鳥七海:死ぬが良い
GM:知覚と噛みあうエフェクトがあるのであれば!
坂道家緒:《コンセ》+《電光石火》
坂道家緒:7Dx+2@8
DoubleCross : (7R10+2[8]) → 10[1,1,3,4,8,9,10]+10[3,8,10]+4[3,4]+2 → 26
坂道家緒:(回りすぎた……)
羽鳥七海:圧倒的知覚力!
坂道家緒:1D10-28 バックファイアあるの忘れてた
DoubleCross : (1D10-28) → 4[4]-28 → -24
坂道家緒:ダイスボーナスも入ったぞ!
GM:では、家緒ちゃんの驚異的な知覚能力は向こうの方で騒ぎになっている様子を察知する!
坂道家緒:(もしかしてコンセ入れなくても良かったのでは)キュピーンッと閃光が走り、そちらの方を向く!
GM:宇宙人がどうこうとかそういう声がしているようだ。
坂道家緒:「あっち、何だか騒がしいね……ッ宇宙人! 宇宙人の話してるよ!」
葛葉こおり:「なんじゃと!」
羽鳥七海:「宇宙人? 聞こえませんでした……家緒ちゃん、案内して?」
坂道家緒:では、先頭に立って駆け出します。「こっち!」
羽鳥七海:ついていきます。町中だと普通に走るので、結構遅い
坂道家緒:てーてってってってー
葛葉こおり:「全然気付かんかった……」てぽてぽついていく、普通に遅い!
坂道家緒:(やっぱりハヌマーンこそ最速なんだね、お兄ちゃん……!)ぐっ
GM:では、キミたちが騒ぎが起きている方角に向かったところで一旦シーン終了だ!
坂道家緒:はーい
GM:ロイスの取得やアイテムの調達が可能です!
坂道家緒:羽鳥七海 ●好奇心/UGNだ!
羽鳥七海:調達するぜ~っ
GM:どういうネガティブ感情ですか、それw
坂道家緒:基本的に敵なので……w
羽鳥七海:ボディアーマー! それが模範的エージェントの役割っ!
羽鳥七海:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 10[8,10]+5[5]+4 → 19
GM:すごい
坂道家緒:私もボディアーマーを購入します! 手配師!
坂道家緒:6Dx+2>=12
DoubleCross : (6R10+2[10]>=12) → 6[1,1,2,3,4,6]+2 → 8 → 失敗
坂道家緒:な、なんだとーっ!?
葛葉こおり:少女/坂道家緒/有為○/不信感(よく考えたら何者か全然わからない)/ロイス
羽鳥七海:ふっ、FHが我がボディアーマーを得ようなどと……
葛葉こおり:ボディアーマーを一応狙おう
坂道家緒:くっ……FHイシューないねん……
葛葉こおり:2dx=>12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[9,10]+9[9] → 19 → 成功
葛葉こおり:まさかの成功
坂道家緒:グワーッ、やはりFHではダメなのかーッ
葛葉こおり:いえおちゃんにあげよう、わらわはオリジン:アニマル使うから鎧がそこまで重要じゃないのだ
坂道家緒:「わあ! 神さまありがとーっ! これが御利益ってやつなんだね」ありがたくありがたく。
坂道家緒:とっても現世利益!
葛葉こおり:「よいよい、もっとあがめるがよいぞ!」ドヤ
坂道家緒:「ははーっ!」ひれ伏して拝むポーズ。
GM:では、調達も済んだようなので改めてシーン終了としましょう。
羽鳥七海:「やっぱりこれが一番落ち着きますね」
羽鳥七海:以上で!
GM:そ、そういうものなんだ
坂道家緒:此方も以上です。
葛葉こおり:以上で!
GM:次のシーン。
GM:シーンプレイヤーは葛葉さん。
GM:他のPCも自由に登場して大丈夫です。
葛葉こおり:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+3[3] → 55
坂道家緒:1D10+64 だいぶ上がってきたけれど、音を聞いたことだし。
DoubleCross : (1D10+64) → 2[2]+64 → 66
葛葉こおり:なかなか安定してるのじゃ
羽鳥七海:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 10[10]+50 → 60
羽鳥七海:お前な……
羽鳥七海:家緒への警戒心が……緊張となって……
坂道家緒:すると家緒はストラップとボディアーマーで懐柔済み……?
GM:あなたたちが騒ぎの方に向かうと、やたらとテカる銀色の服の男が人々に囲まれています。
坂道家緒:「あっ! いかにも怪しいヤツ!」
ベータ:「この惑星で一番偉い人間と話がしたい。誰か案内をしてくれないか」
葛葉こおり:「むっあやつはっ!」
GM:「何アレー。超ウケるんだけどー」
GM:「バラエティ番組か何かかな?」
GM:「頭おかしいんじゃね、あいつ?」
坂道家緒:大雑把な侵略プランで動きやがって!
羽鳥七海:「また、随分と駄目そうな台詞を……でも」
坂道家緒:「神さまー、知ってる相手? 神さま仲間?」
GM:宇宙人じみた男、ベータは周囲を見渡し不満気な表情を浮かべている。
羽鳥七海:「(あれがオーヴァードなら、冗談ではすまない場合がある)」
葛葉こおり:「ばかいえ!あやつがどろぼーでかぶきものの宇宙人じゃ!」
坂道家緒:「!?」びっくりして懐のナイフを確かめつつ、男を二度見!
ベータ:「ム、キミは先ほどの自らを神と称する原住民ではないか」
GM:見るとベータは手に鼓のようなものを持っている。
葛葉こおり:「ええい誰が原住民じゃ!さっさとその鼓を返せドロボーめ!」
ベータ:「ム、そんなにこのアーティファクトが欲しいのか。キミたちは」
羽鳥七海:「それは……」
坂道家緒:「そういうあなたは、その鼓をどっから持って来たの?」ベータを睨みつける。
ベータ:「聞いてくれないか。街に出てみたところ私は人間の数の多さに仰天してしまった。いったい地球人類というのは何万人ほどいるんだね?」
羽鳥七海:「ざっと70億人ほどですね」
ベータ:「な、70億……!?ちょっと多すぎやしないかね?」
葛葉こおり:「わらわもそう思う、びっくりじゃな」
坂道家緒:「地球は人口問題で大変だから、仕方ないんだよー」ぼへー
ベータ:「せいぜいがところ数万から数十万程度だと思っていたぞ、私は」
羽鳥七海:「個人的なコメントは差し控えますけれど」
坂道家緒:「そんなことより、その鼓を持ち主の所に帰してくれないかな?」
羽鳥七海:「計算外ついでに、話し合いをして下さるつもりはありますか?」
ベータ:「話し合い……。そうだな。ちょうど私もそれを考えていた」
葛葉こおり:「話し合いならわらわとも出来たであろうに何故逃げたのじゃ!」
ベータ:「まさか地球人類がこんなに多いとは思わなかったのだ。私は正直くじけそうだよ」
坂道家緒:(話し合うつもりがあるなら、ジャームじゃないのかな……それとも、取引がしたいような状況になってきたのかな)
羽鳥七海:「何なら、私の上官と取り次いでも良いですよ」
葛葉こおり:「なんならくじけてくれると話が早いんじゃが、まあ言い分くらいは聞いてやってもよいぞ」
坂道家緒:すすすっと背後に回り、耳打ちをする。「くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろ~」
羽鳥七海:「ああ、すみません、彼はうちの事務所の者ですので」と言って、衣装着た俳優とその事務所のマネージャーみたいな雰囲気でエキストラを去らせていく
GM:「なんだ、やっぱり撮影かー」
GM:「宇宙人じゃねえのか」
GM:「写メ撮って損した」
GM:有象無象たちは散っていく。
ベータ:「キミの上官……というのはこの星で一番偉い人間かね?」
葛葉こおり:「手慣れておるのう」
羽鳥七海:「そうですね……いずれはゆくゆくそうなる可能性もありもなくもやぶさかではないのではないでしょうか?」
坂道家緒:なおもベータの耳にささやき続ける。「くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろー、くじけろ~」(ただのBGM)
ベータ:「では、一つ話を通してもらえないだろうか」
坂道家緒:(わー、ボク知ってる、これ煙に巻く論法だー)
ベータ:「私の目的は我々のこの惑星への移住」
羽鳥七海:「ええ。どのようにお取り次ぎいたしましょうか?」通すとしたら霧谷さんだが……
ベータ:「数は60万人ほど。キミたち地球人類の人口はもっとずっと多いようだからさほど問題にはならないのではないだろうか」
坂道家緒:「60万……」しかし、突然そんな数の移民を一度に受け容れることなど、出来るのであろーか。
羽鳥七海:「……………………」
羽鳥七海:「あなたがた、と言うのは?」
葛葉こおり:「おぬし地球に住んでる人口以上にやってこようとしてたのか……」
坂道家緒:(この人日本語うまいなー)
ベータ:「我々だよ。地球とは異なる星に住む、人口60万人ほどの、キミたちの言葉で言うならそう、レネゲイドビーイングだ」
坂道家緒:「へあ」
坂道家緒:「……別惑星の、レネビ? 惑星が、レネビ? ???」
坂道家緒:「ハヌマーンですか?」まずはそこを確かめる。
羽鳥七海:「—————」すう、はあ、と大きく息を吐く。
羽鳥七海:「(え、聞く所そこ!?)」
GM:一気に60万人のオーヴァードがこの国に押し寄せる。そうなると、UGNやFHの均衡は崩れ、パニックが起きるのは間違いないだろう。
坂道家緒:地球全土に分散してもらうにも大変そうだなあ……
ベータ:「ハヌマーン……キミたちの分類で言うところのハヌマーンシンドロームの者ももちろん存在する」
羽鳥七海:「(不可能ですね。間違いなく)」
坂道家緒:「何パーセントぐらい?」
羽鳥七海:「……今まであなたがたが居た星はどうなったのです?」
葛葉こおり:「普通にいろいろいるわけじゃな、特定のシンドロームに関わらずに」
坂道家緒:(外宇宙から来たレネビなら、もしかしてレネゲイド発祥の地から来た存在だったりするのかな……研究系セルが喜びそうだけれど、60万は多いよねえ)
ベータ:「滅んだ。オーヴァード勢力同士の争いが原因で、居住できる環境ではなくなった。生き残ったのは我々60万人だけだ」
羽鳥七海:「(地球人口に対する割合は、この際問題じゃない。そんな数のレネビが一度に降り立って、世界が無事で済むはずがない……)」
羽鳥七海:「と言いますか、60万人生き残ったなら普通に故郷を再興しましょうよ」
坂道家緒:「モルフェウスやオルクスがたくさんいたら、かなり環境からして改善出来そうだよねえ」
葛葉こおり:「というか何故地球に来たんじゃ?」
ベータ:「星の環境を再生するのにはオーヴァードの力があっても何億年もかかる試算だ。ノイマンのレネゲイドビーイングが導き出した計算だ。間違いはない」
坂道家緒:「うぐう」>ノイマン演算
ベータ:「それはさっきも言った通り円盤の運転が上手く出来なくて不時着を……」
ベータ:「さて、そろそろ答えを聞かせて欲しい。我々がこの星に移住することは十分に可能と考えるが、どうか」
坂道家緒:(無理だよねえ……)と思いながら、羽鳥さんと葛葉さんに目配せ。
葛葉こおり:「(無理じゃろう、どう考えても)」
羽鳥七海:家緒さんに首肯する。だが、本当に60万人のレネビが存在する場合、
羽鳥七海:迂闊な返答は、まさしくこの星にとって命取りとなる。が……
羽鳥七海:「——もし、それが不可能だと」
羽鳥七海:「この星の住人——我々が、あなたがたが入り込む余地は残していない場合」
羽鳥七海:「どうしますか?」
ベータ:「そう、か。理解した」
坂道家緒:(あっ)
葛葉こおり:「ほう」
羽鳥七海:「(……いや)」
GM:ベータはイージーエフェクト《熱感知知覚》によってあなたがたの感情を読み取った。
ベータ:「ならばやはり私はこの星を侵略するしかないようだ」
坂道家緒:あっそこか!
葛葉こおり:そう来たかー!
GM:ベータは“陣九郎の鼓”を高く掲げる!
GM:一気に激しい風が巻き起こる!
坂道家緒:「それはダメ!」止めようとするが……風にはばまれる!
羽鳥七海:「っ……!」
葛葉こおり:「なんじゃと貴様……くッ……!!」風にはばまれる
ベータ:「交渉は、決裂したようだな。少女たちよ!」
羽鳥七海:「(惑わされるな。こんな交渉、そもそも決裂するしかない……っ)」
葛葉こおり:「どこが交渉じゃ!!またぬかこのッ……!」
葛葉こおり:「星ごと盗むつもりか……!!」
ベータ:「70億の地球人類をどうするかゆっくり考えさせてもらうとしよう」
羽鳥七海:「では、どういたしますか? ミスター・インベーダー」
坂道家緒:「60万もいたら惑星ごと錬成でもしてみなさいよー! もー!」
ベータ:「例えば、そう、このアーティファクトの力があれば、嵐を引き起こすことも思いのままだ。やり方はいくらでもあるだろう」
GM:ベータは《ワールウィンド》を使用。シーンから退場します。
坂道家緒:あっハヌマーン
坂道家緒:「いくらクロスハヌっこでも、許さないよ……!」
GM:正しくは“陣九郎の鼓”の持つエネミーエフェクトでした。
坂道家緒:あっ
羽鳥七海:こやつ!
葛葉こおり:くそう!
坂道家緒:凄いなあ陣九郎
羽鳥七海:「待ちなさい! くっ……」
坂道家緒:「行っちゃった……」肩を落とす。
坂道家緒:「宇宙のレネゲイドビーイングってことは、シンドロームも13以上あったりするのかなあ」システム的には無いだろうけれど。
羽鳥七海:「この世界の規模を勘違いしたままなのは助かりますが……」
坂道家緒:「とにかく、あいつを捕まえないと、大変なことになる……!」
羽鳥七海:「ですが、ただの嵐でも一都市くらいは麻痺させられる。……UGNに連絡しますが、我々でも追いましょう」
葛葉こおり:「そんなに頭のいいノイマンとやらがいるのであればこちらがどういう反応をするかわからぬわけではあるまい……本当に交渉する気があったのかどうか……」
坂道家緒:「うん! ……うう、本当に60万もやってきたら、UGNとかFHとか言ってられないなあ」
羽鳥七海:「! そうですね。……彼の話がどこまで本当か、そもそもそこから考える必要があります」
坂道家緒:「全員がレネゲイドビーイングで、エフェクトが当たり前の世界なら、オーヴァードと非オーヴァードがごちゃごちゃしてるこの世界は、予想外だったりしたのかも?」
羽鳥七海:ぱんと手を叩く。
坂道家緒:「60万移民なんて途方もない話が嘘なら、嬉しいけれど、うーん」
葛葉こおり:「そうじゃの、本当に宇宙人なのかも今の時点ではわからぬしな……宇宙人はプラズマじゃ、わらわ知ってる」
坂道家緒:「……最初から、遺産の方が目当てだった? でも、宇宙人が嘘なら、そんなお芝居をする必要はどこに……」
坂道家緒:「そういえば、不時着した円盤って、調べられるのかな……実は地球の部品で普通に出来てるんじゃ」
坂道家緒:ない頭を使って考える!
羽鳥七海:「それです、家緒さん!」
坂道家緒:「え?」
羽鳥七海:「そもそも彼の話はリアリティがなさすぎる。60万人オーヴァードがいて尖兵が彼一人というのはおかしいです」
坂道家緒:「確かに……」
羽鳥七海:「彼を“そういう妄想に取りつかれたオーヴァード”として仮定して動きましょう」
羽鳥七海:「だとするなら、化けの皮を剥がすのが対策としては手っ取り早い」
葛葉こおり:「なしてわらわの鼓にあそこまでこだわるのかもわからんしの……まあ、単純に偶然目に入っただけかもしれんが」
羽鳥七海:「宇宙船にしろ、遺産にしろ……彼が『ただのオーヴァード』なら、彼の行動のどこかに、その証拠がある」
羽鳥七海:「……はずです」
坂道家緒:「ただの、オーヴァード……」
坂道家緒:「実はUGNやFHの一員が、妄想の衝動に飲み込まれたとかだったら、過去の在籍記録に顔写真か何か見つかったりするかも?」
羽鳥七海:「そのうえでもし、万が一、彼の話が全て本当で、60万のレネビが一斉に攻めてきた場合は……」
羽鳥七海:「ごめんね、で済ませます」微笑んで首をかしげる
坂道家緒:ガクッ
坂道家緒:「ま、まあでも、その時は仕方ないよ! 規模が大きすぎるし!」
葛葉こおり:「全員で土下座すればなんとか許してもらえるかもしれんしの!まあその時はその時でどうにかするしかあるまい」
坂道家緒:「こんな突飛な話、嘘か妄想のほうがありがたいし、そっちに賭けて動こう! うん!」
羽鳥七海:「正直、目をつけられた時点で終わってますし、それね」
葛葉こおり:「やすやすと侵略されるつもりは、ないじゃろ?」
羽鳥七海:「ありがとう家緒さん。あなたのお陰で考えがまとまりました」
坂道家緒:「えへへ、ボク頭は良くないけど、役に立ったならよかった」
羽鳥七海:「もちろん、そのつもりです」>葛葉さんに
GM:というわけで話がまとまった辺りで一度シーンを切ろうかと思います。
GM:次のシーンは情報収集シーンか、羽鳥さんと家緒ちゃんが交流するシーンかのどちらかにする予定です。
羽鳥七海:情報収集しながら交流しましょう
坂道家緒:しましょう(侵食的に)
羽鳥七海:シーンは切れる
GM:では、そうしましょう
GM:では、シーン終了!
坂道家緒:はーい
GM:次のシーン。シーンプレイヤーは羽鳥さん。
GM:このシーンからは情報収集を行うことが可能です。
羽鳥七海:60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+6[6] → 66
坂道家緒:1D10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 7[7]+66 → 73
葛葉こおり:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+2[2] → 57
葛葉こおり:も、もうちょっとだけ上がってもいいんじゃよ
坂道家緒:分けて上げたい、この侵食
羽鳥七海:あ、ロイス ベータに 興味:/敵対:○ で
坂道家緒:ロイスは、もう少し待とうかな
羽鳥七海:すまぬ……すまぬ……
GM:調べることのできる項目は以下の3つです
GM:・UFOじみた高濃度レネゲイド反応について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度7
GM:・“陣九郎の鼓”について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈知識:昔話〉難易度9
GM:・“宇宙忍者”ベータ〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
坂道家緒:情報はFHしかないし、要人への貸しで難易度低い方から行こうかな? でもベータなら、ロイス取った羽鳥さんからのほうがいいかな。
羽鳥七海:私は噂話言った方が良いかなと……
坂道家緒:それなら、このシーンはベータ調べる方行ってみますー
羽鳥七海:財産無いし あと器物使いが効く
葛葉こおり:鼓かな!
葛葉こおり:一応UGNがあるし財産もある
坂道家緒:よーし、ではベータについて、情報FH、要人への貸し、社会+ボーナス1=3でっと
坂道家緒:6Dx+1>=8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 8[2,4,4,6,6,8]+1 → 9 → 成功
坂道家緒:おお、危ない
羽鳥七海:自動巡回ソフト使用 器物使いで融合 社会2+ボーナス1+巡回1+器物2だ
羽鳥七海:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,3,3,4,8,10]+7[7]+1 → 18
坂道家緒:ツヨイ!
葛葉こおり:すごいぜ
GM:つよい
葛葉こおり:鼓!
葛葉こおり:2dx+1=>9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 5[3,5]+1 → 6 → 失敗
葛葉こおり:財産を3使おう!
坂道家緒:チャリーンチャリーン
GM:おお、成功だ。
羽鳥七海:頼りになる金の力!
羽鳥七海:やっぱり金だな……
葛葉こおり:世の中やはり金じゃ
GM:では、1つずつ情報を開示していきましょう。
坂道家緒:頼もしいですよね……お金
GM:・UFOじみた高濃度レネゲイド反応について
GM:昨夜未明、N市上空に突如として出現した高濃度レネゲイド反応。その正体はUFOではなく、“宇宙忍者”ベータの乗る宇宙ヴィークルである。神社の付近で反応が消えたのはその周囲に不時着したためのようだ。円盤は現在でもその近くにあるらしい。
GM:・陣九郎の鼓について
GM: 手で持てる程度の大きさの鼓。その内側にはかつて風の神として崇められ人々を虐げてきた陣九郎狸という名のジャームが封じられている。使用することで風を起こしたり音で物を操ったりすることができるが、どんな強力なハヌマーンシンドロームのオーヴァードであっても自由にその力を引き出して制御することは困難。また陣九郎狸の封印は完全なものではなく、何らかの要因によって力を解放された場合、封印されている陣九郎狸が目覚める可能性がある。
GM:・“宇宙忍者”ベータについて
GM:地球外に存在する新種のレネゲイドウイルス“ベータレネゲイド”がレネゲイドビーイングとなった存在。「Dロイス:器物使い」の力で一体化することにより、例え能力を封じられている道具であっても強制的にその力を引き出してコントロールすることができる。可能ならば平和的に地球に移住しようと考えているが、それが不可能であった場合、地球侵略も辞さない考えのようだ。また、どこかにある彼の円盤に何か秘密があるらしい。
坂道家緒:器物使い……?(そっと羽鳥さんを見る)
羽鳥七海:ギャーッ! ベータレネゲイド!
葛葉こおり:宇宙からやってきたのは本当だったとは!
羽鳥七海:私でも陣九郎狸の力を制御できる……?
羽鳥七海:まあそりゃそうですよね……宇宙からきてますよね……
坂道家緒:公式リプレイのネタがそんなところに……
GM:あ、それは少し面白いですね。シナリオで拾えるか考えてみましょう。
GM:というわけで情報は以上です。
坂道家緒:な、なんてこったー!
葛葉こおり:そういうこととは・・・
羽鳥七海:じゃあどっかで情報交換をしましょうか……
坂道家緒:するとベータ波サラエグなのか……
坂道家緒:はい、ではぴっぽっぱっとどこぞにスマホでお電話して、上記のようなお話をふむふむっと聞きだして、しばしボーゼンとしています。
坂道家緒:「べ、ベータウィルスだから、ベータだったなんて、そんな……」わなわな
羽鳥七海:じゃあどこかの小洒落たオープンカフェにしましょう
GM:そうしましょう。
羽鳥七海:当然、私は家緒さんの報告を聞いて
GM:オシャレなカフェラテやワッフルなんかがテーブル上に並んでいるぞ。
羽鳥七海:顔を両手で抑えて身をよじって二人から目を背けています
坂道家緒:(呆然としながらもパンケーキをもくもく摂取)
羽鳥七海:「…………恥ずかしい…………」
羽鳥七海:推理ガン外ししたからな
坂道家緒:「おねーさん、元気出して」すすっと注文されきたカフェラテ(ラテアートで見事なリラックスしすぎてるクマの顔とか描いてある)を勧める。
葛葉こおり:「人生そういうこともあるもんじゃ、わらわとて間違いだらけの人生じゃよ!」ドーナツをもしゃもしゃ食うぞ
羽鳥七海:「な、何が『リアリティがなさすぎる』……レネゲイドを前に何を普通の人間みたいなことを言って……」
葛葉こおり:「……いや、神生(じんせい)と言った方が正しいのう!」
羽鳥七海:「活字でしか分からない言葉遊びはやめて……」 突っ込みにも力が入らない
坂道家緒:「宇宙レネビなのは事実だったとして、移住の話も本当なら、コードウェル博士とか、プランナーとか、天上人にでも投げたいね~」あはは、と力無く笑い。
葛葉こおり:「それでもちゃんと得るべき情報は得ているんじゃから立派じゃよ」一応こいつも間違った推理しているのに恥じてもいないのだ
羽鳥七海:「うぅぅ……あ、ところで、まだ神社の近くに宇宙船はあるみたいです……」
坂道家緒:「というか」
坂道家緒:「ベータさんはヒューマンズネイバーしてるんだろうけれど、他の60万レネビは、実はウィルスサイズだったりして」
坂道家緒:「移住=地球人に感染、って意味だったりは……うん、それもそれで大混乱か」ジャームとか生まれかねないし。
坂道家緒:「とりあえず、今は出来るだけのことしなくちゃね!」これ食べたら神社に宇宙船探しに行こう、の意
羽鳥七海:「人間化能力はレネビの基本能力の一つですから……」
坂道家緒:「だよね……レネビって言っていたから、細菌サイズ60万じゃないよね~」あはははは
葛葉こおり:「ま、いろいろな考えを出しておくのはいいことじゃよ、例え間違ってたとしてもこうして少しずつ正解に辿り着いて次に繋がるんじゃからな」顔にチョコがついてる
羽鳥七海:「ありがとう……あと顔にチョコついてます……」ハンカチで拭いてあげる
羽鳥七海:憔悴しているが、僅かに行動力は戻ってきたようだった
葛葉こおり:「むぐむぐ」
羽鳥七海:「……行きましょう。ベータレネゲイドは単体でも極めて未知で、危険な存在です」
葛葉こおり:「そうじゃの、動かされたりせんうちに宇宙船を調べてみた方がよいじゃろ」
坂道家緒:けふ、と息を吐いて、満腹満腹。「うん、腹ごなしも万全!」
羽鳥七海:「まずはやれるだけのことをやってから。恥ずかしがるのは後で……後でも……」
羽鳥七海:「……後でも出来ます」席を立とう
坂道家緒:「大丈夫大丈夫」羽鳥さんの背中さすさす。「これはボクたち三人だけの秘密にするから!」
GM:話が落ち着いたらこのシーンも一旦切ることにしましょう。
GM:セリフや演出がある人は今のうちにどうぞどうぞ。
羽鳥七海:「ご、ごめんなさい……」
羽鳥七海:家緒さんのPロイスを誠意に。
坂道家緒:ワーイ
葛葉こおり:ロイス変更はなし!
坂道家緒:そういえばUGNだーと思いつつ馴染んできていることだし
坂道家緒:羽鳥さんへの感情を●幸福感/隔意(UGNなので)
坂道家緒:神さまへのネガ感情を、憐憫(お賽銭もっと持って来るね)に
GM:調達の判定もしたい方はどうぞ。
GM:ちなみに次のシーンは羽鳥さんと家緒さんがイチャつくシーンか、宇宙船を調べるシーンかどちらかの予定です。
坂道家緒:日本刀を買います。手配師二つ目!
坂道家緒:6Dx+2>=11
DoubleCross : (6R10+2[10]>=11) → 9[3,5,5,7,8,9]+2 → 11 → 成功
GM:宇宙船を調べに行った場合、おそらくはミドルフェイズ最後のシーンになるかと思われます。
坂道家緒:おお、同値で成功。やったぜ!
GM:おお、おめでとうございます。
坂道家緒:いえをの攻撃力が3上がった!
羽鳥七海:今回はやめておこう
葛葉こおり:応急手当キットを狙っておこう
葛葉こおり:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 10[2,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
葛葉こおり:何故ここで回るのか
葛葉こおり:以上!
坂道家緒:こちらも以上ですー
羽鳥七海:以上
GM:では、シーン終了!
GM:次のシーン。シーンプレイヤーは家緒ちゃん。
GM:他のPCも自由に登場して、どうぞ。
葛葉こおり:57+1d10 全然行ける
DoubleCross : (57+1D10) → 57+2[2] → 59
坂道家緒:1D10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 1[1]+73 → 74
葛葉こおり:ちょっ
坂道家緒:またもダイスボーナスをはばまれてしまうのか……。
羽鳥七海:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 9[9]+66 → 75
GM:さて、どうしましょう?
羽鳥七海:また侵蝕が
坂道家緒:宇宙船を調べると話が動くとして
GM:はい。
坂道家緒:羽鳥さんと絡めるなら絡みたいですなー(まだ所属も隠したままだし)
GM:何かシチュエーションの要望とかはあれば叶えましょう。
坂道家緒:うーむ……
羽鳥七海:くっ
坂道家緒:春だし……桜並木とか?
坂道家緒:羽鳥さんどうでしょう
羽鳥七海:そうですね。誘き出しましょう
羽鳥七海:違った。誘い出しましょう
坂道家緒:おびきだされるのかとw
GM:では、神社に向かう途中。
GM:咲き誇る桜並木を目にしたキミたちはふらりと立ち寄っていました。
坂道家緒:「春って感じだね~」
羽鳥七海:「わあ……きれいですね」
坂道家緒:(そういえばお兄ちゃん、セルのお花見会の準備してたなあ)
葛葉こおり:「桜か……桜はいいのう……花見酒……」
羽鳥七海:「子供は……って言っても、仕方ないですか」
坂道家緒:「神さまは本当はいくつなのかな?」
葛葉こおり:「覚えとらんなあ、はて、いくつじゃったか……」いたずらっぽく笑う
羽鳥七海:「この騒動が終わったら、また集まりましょうか」
羽鳥七海:「家緒さんのイリーガル登録も、しなければいけませんしね」
坂道家緒:「えっ?」思わず怪訝な声。
羽鳥七海:「あれ、家緒さん、未登録ですよね? 」
坂道家緒:(……し、しまった! FHだって隠していたから、野良オーヴァードだと思われてる!)
葛葉こおり:「ほう……そうじゃな、また集まるのはいいのう」
坂道家緒:「う、うん、未登録だね、あはは」
坂道家緒:(このままイリーガルとして登録されれば、UGNにスパイとして潜り込めるんじゃないかな? もっと、お兄ちゃんの役に立てるかも!)
坂道家緒:(……でも……)
羽鳥七海:「あなたなら、きっと優秀なイリーガルになれますよ」にっこり
坂道家緒:ちくり、と、少し胸が痛む。
羽鳥七海:「葛葉さんは、どうでしたか?」
羽鳥七海:「神社付きのレネビだと、あまり自由な動きは出来ないかもしれませんが」
葛葉こおり:「ふむ、わらわか……そうじゃのう」
葛葉こおり:「わらわはもっと気楽に面白おかしく暮らして、菓子と酒をつまんでるほうが好みじゃ」
羽鳥七海:「そうですね」苦笑する。「土地神タイプのRBはそういう理由もあって、イリーガルに登録し辛いことが多いんです」
坂道家緒:「あ、ボクそれ知ってる! 甘い物もお酒も好きな人を、二刀流って言うんだって!」(二刀流……二重スパイ……ううっ)
羽鳥七海:「もちろん、捕捉はちゃんとしますけどね」両手の指でカメラの形を作る。
羽鳥七海:「ぱしゃり」二人をフィルムに収めるように並べて取るフリをする。
葛葉こおり:「むう、うかつなことが出来なくなってしまうではないか!」
坂道家緒:(このまま、黙ったままでいいのかな。羽鳥おねーさんも、神さまもいい人たち。でも、FHだと知られたら、もう……もうこんな風に、お話出来ないかな)
坂道家緒:「ね、ねえ、羽鳥さん」おずおずと。
羽鳥七海:「なんですか?」
葛葉こおり:「……」
坂道家緒:「FHとUGNって、たまに利害が一致すると、手を組むこと、ありますよね」
坂道家緒:「今度の件、ベータさんの故郷から60万のレネビがやってきたら、FHとかUGNとか、言ってられなくなると思う、けど……」
羽鳥七海:「…………」
坂道家緒:「侵略が始まる前に、組織の垣根を越えて協力し合えたら、いいな。って、ボクは思う」
坂道家緒:「羽鳥さんは、どうですか。UGNの人だけど、FHと一緒に、ベータさんを止めるため協力出来るって、思いますか?」
羽鳥七海:「……」ふっ、と笑って
羽鳥七海:家緒さんの台詞の途中で、彼女の唇に指を当てて言葉を止めさせる。
羽鳥七海:「それ以上はやめてくださいね」
坂道家緒:「……?」指をあてられたまま、羽鳥さんを見上げる。
羽鳥七海:「あなたが思うほど、私は善良でも、素直でもありません」
羽鳥七海:「呉越同舟という言葉がありますね」
坂道家緒:こくり。
羽鳥七海:「確かに、あなたの言う通り、敵対するもの同士が一時的に共闘することはありえるでしょう」
羽鳥七海:「ですが、同舟していた彼らが——船を漕ぎ終え、対岸につき、陸地に降りればどうなりますか?」
羽鳥七海:「そこにいるのはどうしようもなく『呉』と『越』でしかない」
坂道家緒:「…………」
羽鳥七海:「だから、お願い、それ以上は言わないで」
坂道家緒:少し、哀しげに目を伏せて。
坂道家緒:それから、吹っ切るように、こくりとうなずいた。
羽鳥七海:「ありがとう。——家緒さんは、良い子ですね」
羽鳥七海:背を向けて歩き出す。「——私はUGNエージェント《エスメラルダ》。翠緑の仔」
羽鳥七海:「……ですけど」
坂道家緒:じっと耳を澄ましている。
羽鳥七海:「単なる『羽鳥七海』としてなら」ふっと笑って「——お転婆な、未登録のオーヴァード一人くらいとお茶をしても、バチはあたりませんよね」
坂道家緒:「……うん!」ぱあっと、笑顔になる。
葛葉こおり:「……呉越同舟、か」
羽鳥七海:「じゃあ、事件が終わったら、二人とも、私が知ってるとっておきの店に行きましょうか」
坂道家緒:「うん! 楽しみー!」
羽鳥七海:「もちろん私の奢りです。エリートエージェントの財力、楽しみにしていて下さいね」
葛葉こおり:「やったのじゃよー!」
坂道家緒:「おごり……」じゅるりら
GM:話がまとまったらシーンを切りますよ!他に演出やセリフがあればどうぞ。
葛葉こおり:「(呉越同舟、例え呉と越が仲違いをしていようとも、人と人となればまた話は変わってくるか……)」
羽鳥七海:これ以上は追加できませぬ
坂道家緒:うきうきステップで、羽鳥さんの後をついていくのであった。
坂道家緒:以上デース!
GM:では、シーン終了!
GM:次がミドルフェイズ最後のシーンですよ。
GM:円盤の調査のためにキミたちは再び神社へと向かいました。
GM:シーンプレイヤーは、こおりちゃん。
GM:他の2人も登場です。
葛葉こおり:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+1[1] → 60
坂道家緒:1D10+74 もうすぐクライマックスだしー
DoubleCross : (1D10+74) → 1[1]+74 → 75
葛葉こおり:そしてこの1である
坂道家緒:なんて格差だ……
羽鳥七海:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 4[4]+75 → 79
GM:しかし、周囲を探してみても円盤を見つけることはできません。どうやら巧妙に隠されている様子。
GM:宇宙船を発見するためには〈知覚〉か〈RC〉で難易度8の判定に挑戦してください。
羽鳥七海:RCなら……1ある!
葛葉こおり:どっちも超弱い!
葛葉こおり:2dx+1 知覚!
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 3[2,3]+1 → 4
葛葉こおり:だめだこりゃ
坂道家緒:精神にしろ感覚にしろ3なのだが、電光石火だけ乗せてみようかな
羽鳥七海:いざ仰げ!アクリオ!
羽鳥七海:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[6,9]+1 → 10
葛葉こおり:おお!
坂道家緒:やった! じゃあ私は素振りで!
坂道家緒:3Dx+1>=8 RCが一応あった。
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 8[6,7,8]+1 → 9 → 成功
坂道家緒:ヤッター
葛葉こおり:くっ
GM:では、羽鳥さんと家緒ちゃんは光学迷彩によって隠されていた宇宙船を発見することができます。
羽鳥七海:思ったよりハイテクだった!?
坂道家緒:エンハイレネビががんばったんだろうか。
GM:まあ、宇宙の力ですから。
坂道家緒:コズミックエナジー……
葛葉こおり:「見つからぬ!見つからぬぞ!」
坂道家緒:「神さまー、こっちこっちー」背中をつんつん、呼んでみる。
葛葉こおり:「なんじゃそっちじゃったか!いやわかっておったよ!」
羽鳥七海:「人のお株を奪おうとは、20年早いですね」 何もないように見える空間をコンコンと叩きながら
GM:羽鳥さんが叩くのに反応して、宇宙船はその巨大な姿を現す。
坂道家緒:「さすがに何もせず放置してはいかなったんだねー。帰る時も、やっぱり使うのかな」
GM:機能が故障しているようで入口は開いているみたいです。
羽鳥七海:ではサクサク入ります
坂道家緒:「がら空きだー」羽鳥さんに続く。
GM:宇宙船に入り奥に進んでいくと、キミたちはカプセルに入れられて眠っている人々を見つけます。
葛葉こおり:「む、なんじゃこれは!」
GM:ベータと似た顔立ち……おそらくは彼の星の人たちでしょう。
GM:しかし、眠っている人たちはどこかしら体に異常を抱えている、まるで病人じみた状態のようです。
坂道家緒:「60万人……もういるの!?」
羽鳥七海:「こんな……」
GM:しかもカプセルの中で眠る60万人近い人たち全員が皆そうです。
坂道家緒:(……ベータさんは、故郷がもう暮らせない環境になったって言っていたけれど、それって……)
坂道家緒:「そっか、もう、ベータさんしか、動けなかったんだね」
羽鳥七海:宇宙船めちゃくちゃでけえ
坂道家緒:こんなの不時着しても気づかれないワーディング凄い
GM:その辺はきちんと宇宙船の内部にオルクスやらバロールやらのエフェクトが施されているのです。
羽鳥七海:圧縮空間!
坂道家緒:便利!
羽鳥七海:ポケットディメンジョンか
葛葉こおり:「……なるほど、移住するしかない、か」
羽鳥七海:「だから……彼しか戦闘要員がいなかった……」
GM:その先の暗闇の中で、ベータはうつむくようにして座っている。
ベータ:「見てしまったのだね」
坂道家緒:「……ベータさん」
GM:ベータはうつむきながら言う。
ベータ:「キミたちもおかしいと思ったんじゃないか?60万人も仲間がいて、この星を攻めようとしているのがそのうちのたった1人だなんて」
ベータ:「その答えがこれだ」
羽鳥七海:「これが……あなたの星の、末路ですか」
葛葉こおり:「そうじゃのう、故に最初は与太話かと思っていたが……そうか」
ベータ:「そうだ。この船は移民船でもなければ、軍船でもない。病人用の移送船さ」
坂道家緒:「だから、鼓が欲しかったんですね」
ベータ:「私は医者でもなんでもない。ただのエンジニアなのだ。治療をするのは機械で、私は自分の能力で機械と一体化し、機械の調整を行うだけ。私たちの星の科学は地球よりもずっと進んでいたんだ」
ベータ:「しかしこの船がこのまま動かなくなれば、それも意味がなくなる。私には医療の心得などない。治療を受けられなくなった60万人の病人たちは死に絶え、私1人が残る」
ベータ:「私の星は、真に滅びの時を迎える」
ベータ:ベータはうつむいたまま言う。
羽鳥七海:「……どうして! どうして、そんな所に至るまで……!」
羽鳥七海:「その、前に……!」
坂道家緒:「羽鳥さん……」そっと、首を振る。もはや今言ってもせんのないこと。
坂道家緒:おそらく、同じ問いは、彼らとて何万回も繰り返したことだろう。
坂道家緒:(でも、どうすればいいんだろう)
ベータ:「戦いを止めればよかった。争い合う者同士が手を取り合えば。だが、我々にはそれができなかった」
ベータ:「その結末がこれだ」
羽鳥七海:「…………っ!!」
ベータ:「だが、私にはまだやるべきことが残されている。彼らに安息の地を」
GM:ベータはカプセルの中で眠る人たちを振り仰ぐ。
GM:そして、“陣九郎の鼓”を高く掲げる。
坂道家緒:(……目の前で死にかけている人たちは、出切れば助けたい。でも、……数が、多すぎる)
ベータ:「私は地球を侵略する!」
ベータ:「アーティファクトよ、私に力を!」
GM:ベータの叫びに呼応するように“陣九郎の鼓”から風が巻き起こる!
GM:だが。
GM:次に、“陣九郎の鼓”の中から現れたのは真っ黒い巨大な獣の腕だった。
坂道家緒:「……陣九郎狸!」
葛葉こおり:「……あれは」
GM:獣の腕は、暴れ回り、宇宙船の天井や壁を破壊する!
羽鳥七海:「封じられていたジャーム…………やめなさい!」
ベータ:「何だ!?どうなっている!?やめろ!」
GM:予想外の事態にベータは混乱する!
坂道家緒:さっき手に入れた日本刀で斬りかかる! 出来るだけカプセルの防衛を優先!
葛葉こおり:「ベータよ!止められぬのか!?」機械の破壊を食い止めようと動く
ベータ:「制御しようとしている!だが、止まらない!」
羽鳥七海:獣の腕を透明化でかわし、鼓本体に向かう!
坂道家緒:「もしかして、もう、封印が解けてしまったの……!?」
羽鳥七海:「自暴自棄を!」
GM:このままでは封印されたジャームの暴走を止めることは難しいだろう。
ベータ:「私の……私のせいだ……」
坂道家緒:「ベータさんしっかり! まだ諦めないで!」どうすればいいのか分からないままに、悪あがきめいて、叫ぶ。
羽鳥七海:私の器物使いパワーの力で止められ……るか!?
GM:真っ黒い巨大な獣は、病人たちの眠るカプセルを押し潰そうと腕を振り下ろそうとする!
GM:「Dロイス:器物使い」を持っているキャラは判定に挑戦することが可能です。
羽鳥七海:どんな判定が!?
坂道家緒:くっ援護の風なんてないぜ
葛葉こおり:何も援護出来ぬよ!
GM:ベータの代わりに“陣九郎の鼓”を通してジャームを抑える必要があります。
GM:〈RC〉で難易度は12。器物使いの効果を使用することも可能です。
羽鳥七海:器物使いをどうやってRCで使用するんだぜ……!
坂道家緒:えーと、鼓と融合かな?
GM:そういうことですね。
GM:アイテムを使用した判定として認めるということなので、判定のダイスに+3個してもよいです。
羽鳥七海:まあ、挑戦するしかあるまい。ダイス+2か。侵蝕ちょっと上げていいですか?
GM:ジェネシフトですね。いいですよ。
羽鳥七海:ありがたみ!
羽鳥七海:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+5[5] → 84
羽鳥七海:ダイスボーナス2、精神1、器物使い3でRC1
羽鳥七海:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[4,4,5,5,6,8]+1 → 9
羽鳥七海:お前ェーッ
坂道家緒:ンアーッ
羽鳥七海:ロイス切ろう
葛葉こおり:ぐぬぬ
GM:おお
羽鳥七海:「く、あ、うぅぅぐ……!」鼓に触れ、ベータさんへ抱いた複雑な感情を力に変える!
羽鳥七海:ベータさんのロイス切って達成値上昇!
ベータ:「キミは……なぜ私を助ける……?」
羽鳥七海:「あなたを……助けっ、る、わけでは、ありません……あなたも、この60万人も、助ける方法も、私は持ってない……」
羽鳥七海:「だけれど。——あんまりじゃないですか。」
羽鳥七海:「戦って、戦って、止められなくて、何もかも滅んで——それで最期が、最後の一人の必死の努力の失敗だなんて」
羽鳥七海:「そんな終わり、酷いじゃないですか」
羽鳥七海:「だから——」
羽鳥七海:9+1d10
DoubleCross : (9+1D10) → 9+6[6] → 15
坂道家緒:やった!
GM:判定は成功!
葛葉こおり:よーし!
GM:カプセルを押し潰そうとした獣の腕が、寸前で止まり、苦しみ出す!
GM:苦しみ悶えた獣は霧のように姿を変えると、宇宙船の外へと逃げ出していく!
GM:カプセルに眠る人たちの安全は確保された!
坂道家緒:「あ、逃げてく! ……鼓からは抜け出しちゃう?」
GM:ベータはその場にへたり込む。
ベータ:「地球人というのは……大したものだ」
葛葉こおり:「……わらわもそう思う」
羽鳥七海:「……終わり方は、あなたが、決めて下さい」
ベータ:「ああ。それは私の役目だ」
羽鳥七海:鼓から手を離し、かくりと膝をつきながも、手をついて立ち上がる。
羽鳥七海:「褒めることなんて、ありませんよ」
坂道家緒:「羽鳥さん」立ち上がるのをそっとアシスト。「羽鳥さん……凄いよ」
羽鳥七海:「貴方と同じ力を持ちながら、貴方達を疑い、侮り、終わらせることしか出来ない——ただの、裏切り者(ダブルクロス)です」
ベータ:「そうか。ならば、キミたちにもう一つだけ頼みがある」
ベータ:「ヤツを……。ヤツを止めてくれ」
ベータ:「私の不始末をキミたちに押し付けてしまってすまない。だが、頼めるのはキミたちしかいないんだ」
坂道家緒:ベータさんに「大丈夫、ボクはお兄ちゃんに、あの鼓のことを頼まれているから」
坂道家緒:「ハヌマーンの力を、醜い暴力には使わせないよ」
羽鳥七海:「…………それこそ、大きなお世話ですよ」
葛葉こおり:「元よりあの鼓はわらわの物じゃったからのう、当然その不始末はわらわの仕事じゃ」
羽鳥七海:「UGNの仕事は、ああいった物から人々を護るためにあるんですから」
坂道家緒:「羽鳥さん。羽鳥さんはさ、ダブルクロスかもしれないけれど、ダブルクロスだから出来ることを、したんじゃないかな」
坂道家緒:「羽鳥さんがいてくれなかったら、カプセルの中の人たちだって……!」
羽鳥七海:「……分かりません。救ったなんて、言えないんですから」
羽鳥七海:「ありがとう、家緒ちゃん、こおりちゃん」
羽鳥七海:「ううん……ああ、駄目です、ね。一番お姉さんなのに、つい、ムキになって、しまいました」
ベータ:「いえお、こおり、か。キミの名は何と言うのだ?」羽鳥さんに言う。
羽鳥七海:「…………はとり、ななみ、です」
ベータ:「ななみ。そうか」
羽鳥七海:「あなたは?」
ベータ:「私の名は前にも言った通り……」
羽鳥七海:「ベータは、種の名でしょう?」
ベータ:「そう、だな。……私の個体名はエメラド・ルルド。エメラドとは、私の星の言葉で、『人々を守る者』という意味だ」
羽鳥七海:「そうですか。……覚えておきます。60万人ともども、数多き、レネゲイドの被害者として」
ベータ:「まあ、私は名前負けもいいところだったがね。だが、キミならばきっと」
葛葉こおり:「いいや、いい名前じゃとわらわ思うぞ」
坂道家緒:「うん。綺麗な名前だね」
羽鳥七海:「あなたは守人でした」
ベータ:「名前を褒められたのは随分と久しぶりだ」ベータは微笑む。
ベータ:「……では、ななみ。いえお。こおり。私からの頼みだ。ヤツを止めてくれ」
坂道家緒:「うん!」
羽鳥七海:「UGNエージェント《エスメラルダ》。確かにあなたのミッションを諒解致しました」
坂道家緒:(……この人は、たくさんのカプセルに囲まれて、仲間が弱っていくのを見守りながら、どれだけ宇宙を旅してきたんだろう)
坂道家緒:(それでも、望みを捨てないで、仲間を助けようとしていたんだよね……)ここでロイスを取得してよろしいですか!
GM:どうぞ!
ベータ:「エスメラルダ。そうか、それがキミの名なのか。ななみ」
坂道家緒:ベータさん ●感服/悔悟 60万人の仲間を助けてあげられないであろう無力さを噛みしめつつ!
羽鳥七海:「誇り高き名では、……名前では、ないんです」肩の力を抜き、相好を崩して。
羽鳥七海:《完全獣化》。スカートの奥から、ぐにゃりと長く節くれだった翠緑のナナフシ脚が伸び、地面に付き立つ。
坂道家緒:「あっ綺麗な色」
羽鳥七海:脚長はおよそ5m。
羽鳥七海:「醜いですよね。 ……えっ」
坂道家緒:(鮮やかなカラーに目をキラキラさせている)
葛葉こおり:「ナナフシか!」
葛葉こおり:「まあ、この場にいる誰もが七海ということをわかっておるからのう、今更そんな風に思ったりはせんじゃろう」
坂道家緒:「そっかー、ナナフシって種類のキュマイラなんだねー。神さま物知り!」
ベータ:「これは私の星の言葉だが、誇りとは自らで作るものではなく、他人と何かを分かち合うことで得るものなのだそうだ」
GM:ベータはキミたちを見ながら言う。
羽鳥七海:「……こおりちゃん、家緒ちゃん、ベータさん……」
羽鳥七海:「………………」言葉が出てこない。顔を隠す
坂道家緒:「羽鳥さん、ちょっとこれ触ってもいーい?」手をわきわきさせている。興味津々!
羽鳥七海:「あ、だ、駄目です!」
坂道家緒:「そう?」ちょっと残念そうに。「ツルツルすべすべして綺麗だなーって」
坂道家緒:「じゃ、それは諦めて、と……」きっと、宇宙船の外——陣九郎狸が出ていった方を見やる。
羽鳥七海:「きっ」かあと顔を赤くする。「——そ、んなことより早く行かないと!陣九郎狸が!」
葛葉こおり:「おお、そうじゃったな!」
坂道家緒:しゃきん、と再び日本刀を構え。「じゃ、陣九郎狸を仕留めよう!」
GM:では、キミたちが陣九郎狸を追って宇宙船の外へ出ると、このシーンは終了。
GM:走り去るキミたちを見ながら、ベータは壁に背を預けて座り込んだ。
GM:そしてカプセルの中で眠る1人の人へと視線を向ける。
ベータ:「彼女たちならば、我々にできなかったことをやってくれる。そう信じよう」
GM:次回はいよいよクライマックスとなります。
坂道家緒:おうさー!
羽鳥七海:悪いジャームをぶっころしに行こうぜ!
GM:ここからはクライマックスフェイズです。
GM:黒く巨大な獣が森の中を駆ける。
GM:その強大な力の塊は走るだけで周囲の木々を薙ぎ払っていく。
GM:町はもう目の前だ。この巨大な獣ならば一飛びすれば、それだけでたどり着くだろう。
GM:そうすれば町に甚大な被害が出ることは想像に難くない。
GM:黒く巨大な獣はその身を屈めて、大きく跳躍しようとする。
GM:その時!
GM:ここでPCたちは全員登場です。
坂道家緒:1D10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 2[2]+75 → 77
坂道家緒:低い!
葛葉こおり:あっ!そういやジェネシフトしたかったのすっかり忘れてたぜ・・・
羽鳥七海:84+1d10
DoubleCross : (84+1D10) → 84+7[7] → 91
葛葉こおり:60+1d10 とりあえず出る!
DoubleCross : (60+1D10) → 60+4[4] → 64
葛葉こおり:64って
羽鳥七海:高い悲しい物語だぜ
羽鳥七海:跳躍しようとした獣の足元に、ジグザグの軌道と共に、上空からナナフシ脚が突き刺さる。
陣九郎狸:『……!』
GM:真っ黒い巨大な獣はその足を止める。
坂道家緒:その隣! 木々を蹴って跳躍走行してきた少女が降り立つ!
GM:風の唸りのような声を醜い口元からもらしながら獣は振り向く。
葛葉こおり:くるりと回転しながら燃える狐娘が降り立つ!
羽鳥七海:ロングスカートをふわりと揺らして、獣の真正面に降りる。一旦、獣化を解除。
羽鳥七海:「申し訳ありませんが、ここから先へは通す訳には参りません」
陣九郎狸:『矮小な人間どもが何故に我の邪魔をする』
GM:獣が言葉を発する。それだけで大気がピリピリと震える。
坂道家緒:「お兄ちゃんとベータさんのタメだよっ!」
葛葉こおり:「こちらの台詞じゃ、矮小な狸風情めが」
羽鳥七海:「それが、私たちの使命ですので」
陣九郎狸:『ならぬな。長い眠りから覚めた我は酷く空腹だ。町一つは食い潰さねば到底満たされぬわ』
坂道家緒:「そんなのダメだよ」
羽鳥七海:「眠れる所を起こしてしまったことには、申し訳ない気持ちもありますが」
羽鳥七海:「……ならばもう一度、眠って頂きましょう」
坂道家緒:「たんたんお山の狸さん、おうちに帰ってねんねしましょ♪」
坂道家緒:「キミの終わり(エンド)を、始めてあげるよ、この〝エンドアクセル〟が!」
陣九郎狸:『貴様は……。憎き子狐か。まさか今生においても見えようとは。目障りよ!』葛葉さんに言う。
葛葉こおり:「ふん!大人しく眠っておればよかったのじゃよ、役目を終えた獣はな」
坂道家緒:「?」葛葉さんを見る。「神さま、知り合いー?」
葛葉こおり:「さあて、どうじゃったかのう……」くすりと笑う
陣九郎狸:『ええい、忌々しや!子狐め!』
羽鳥七海:「おや。なんとも、食えないお人ですねー」
GM:陣九郎狸は憤怒に燃える!
羽鳥七海:「なんか怒ってらっしゃいますけど」
坂道家緒:「なんだか大人の会話だ!」
陣九郎狸:『しゃらくさいわ、小童ども!我が一飲みにしてくれる!』
GM:陣九郎狸が大気を震わせると、舞い散る木の葉が重なり合って怪物の姿となる!
GM:無数の怪物たちが生み出され、蠢き出す!
GM:同時に陣九郎狸の放つ禍々しい風が、キミたちの体のレネゲイドウイルスをもざわつかせていく!
GM:衝動判定です!〈意志〉で難易度は9!
坂道家緒:3Dx>=9 意志も思い出の一品もござらぬ!
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[3,6,10]+7[7] → 17 → 成功
坂道家緒:なんだこの回り方(
羽鳥七海:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[1,1,7] → 7 → 失敗
坂道家緒:2D10+77
DoubleCross : (2D10+77) → 5[4,1]+77 → 82
羽鳥七海:暴走!
坂道家緒:は、羽鳥さーん!
羽鳥七海:91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+8[3,5] → 99
葛葉こおり:2dx+1=>9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 1[1,1]+1 → 2 → ファンブル
葛葉こおり:だめだこりゃ
羽鳥七海:でもおっしゃ! リザレクト残った!
GM:さあ、侵蝕率も上げるんじゃよ
葛葉こおり:64+2d10
DoubleCross : (64+2D10) → 64+13[8,5] → 77
葛葉こおり:まあまあ!
坂道家緒:暴走しなくてもスピードスター起動でリア不になる私が成功するとは……。
GM:もし暴走の演出とかがあればどうぞ
GM:なければ戦闘を始めていくぞ
羽鳥七海:「っつ……ううう……」
葛葉こおり:「愚かしき狸めが、せっかく忘れてやっておったというにわざわざ思い出させてくれおってからにのう」炎も上がっていないのにこおりの周囲に熱が上がる!
坂道家緒:「おねーさん? 神さま? ……だ、大丈夫だよね」ちょっと冷や汗をかきつつ。
羽鳥七海:身体を掻き抱き爪を立てる。「気持ち悪い……」自己やその他への嫌悪!
坂道家緒:可能なら近付いて、羽鳥さんの手首をつかむ。
葛葉こおり:「すまんすまん、問題ないぞ……ほれ、このくらい盛りあがった方がよいじゃろ?」
羽鳥七海:「…………家緒、さん?」
坂道家緒:(神さまは毛が逆立つ姿もかわいいなー)……尻尾出てましたっけ?
坂道家緒:「羽鳥さん、そんなことしたら、綺麗な肌が傷ついちゃうよ」
葛葉こおり:尻尾も耳も出てますよ!
坂道家緒:やったぜ! もふみ!
羽鳥七海:至上の毛並み……
羽鳥七海:「それで構わな…………いえ、あ、りがとう、ございます」
陣九郎狸:『愚かなり!人間なぞどう足掻こうと我の前では滅び行くのみよ!手始めに貴様たちから冥府に送ってくれるわ!』
坂道家緒:羽鳥さんににっこりと笑いかけ。
坂道家緒:陣九郎狸に「始めるのは、こっちのほうだよ!」とあっかんべー。
GM:圧倒的な暴風が巻き起こる!
GM:では、戦闘開始です!
GM:エネミーは陣九郎狸が1体。トループの亡者が8体で4体ずつ別エンゲージです
坂道家緒:グワーッ、獅子奮迅は二回までしか使えないぜ
GM:距離はPCたちと亡者のエンゲージの間が4メートル、そこから陣九郎狸のエンゲージまでがさらに4メートルです
葛葉こおり:フフフ・・・
坂道家緒:狸はお二人に任せた!
GM:説明はこんなところですかね
羽鳥七海:OK!
坂道家緒:おっけーでーす
葛葉こおり:OK!
GM:それでは、ラウンド進行を始めていきましょう
GM:まずは1ラウンド目のセットアッププロセスからです
羽鳥七海:なし!
坂道家緒:《スピードスター》!
葛葉こおり:なーい!
GM:エネミーは全員何もなしです
GM:それではここからはイニシアチブプロセスです。行動値順に処理していきましょう
坂道家緒:「見せてあげるよ、ハヌマーンこそ最速最高最強最愛のシンドロームだってこと! これが! ボクのアクセル全開!」
坂道家緒:これにより、ラウンド間家緒は行動値15がダメージに+、かつあらゆるリアクション不能!
坂道家緒:そして狸と私が同値か
陣九郎狸:『戯け者!風の神たる我の前で強きを名乗るとは!』しかし、そのスピードにわずかに翻弄される!
GM:最初は行動値15の家緒ちゃんとエネミーの陣九郎狸ですが、PCが優先なので家緒ちゃんの行動からです
坂道家緒:ハーイ!
坂道家緒:まずはマイナーでジェネシフト!
坂道家緒:3D10+85
DoubleCross : (3D10+85) → 26[10,9,7]+85 → 111
坂道家緒:で、でけっ……まあいいや。「アクセルぎゅんぎゅん!」
GM:めっちゃ上がりましたね
羽鳥七海:だ、大丈夫か!?
坂道家緒:コワイが、まあ仕方ないです、はい
坂道家緒:《コンセ》+《電光石火》+《一閃》+《獅子奮迅》
坂道家緒:亡者ズの一方とエンゲージ!
GM:了解です。
坂道家緒:11Dx+2@7
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,4,5,6,7,9,9,9,10,10,10]+10[2,3,4,4,5,8,9]+2[1,2]+2 → 24
坂道家緒:グエー、揮わない
GM:しかし亡者は《イベイジョン》持ちなので、回避の達成値は14で固定。攻撃は命中です
坂道家緒:やった!
葛葉こおり:いけるぜー
坂道家緒:3D10+20 諸々有効、ただしダメージ一点貫通で、以後このラウンド間はあらゆる被ダメージ+2Dだ!
DoubleCross : (3D10+20) → 19[3,7,9]+20 → 39
GM:いいダメージ!
GM:装甲値を差し引いても、そのダメージは耐えられない。
坂道家緒:ヒャッハー!
GM:亡者1、2、3、4のトループは戦闘不能!
坂道家緒:では演出をば
GM:どうぞどうぞ。
坂道家緒:クラウチングスタートの姿勢から日本刀を抜き、背負うように構える奇妙な姿勢。
坂道家緒:瞬きをした瞬間、衝撃波のように駆け馳せる!
坂道家緒:「速さは強さ! 速さは正しさ! 速さは美しさ! 速度こそ絶対なり!」
坂道家緒:吼える声が振動波となり、刃を伝って亡者どもの体をズタズタにしていく!
GM:亡者たちは鋭い爪を構えようとするが、あまりの速さに対応しきれない!
GM:抵抗する間もなく斬り裂かれていく!
坂道家緒:「お兄ちゃん——今日も、家緒はいい風になったよ」にこり、微笑み、納刀。
羽鳥七海:「疾い……!」
GM:納刀すると同時に亡者たちは木の葉へと戻って舞い散る。
坂道家緒:「へへ」その周囲で、敵は爆ぜ散じた!
GM:では、家緒ちゃんの行動はこれで終了。
葛葉こおり:「心地よい風じゃな……」
GM:次は同じく行動値15の陣九郎狸の番です。
坂道家緒:はっはぁー! 俺は今前のめりに倒れる準備まっしぐらだぜ!(リア不)
GM:陣九郎狸はマイナーはなし。
GM:メジャーで《振動球》+《紅の刃》+《血の宴》+《血族》+《蝕む赤》+《コンセントレイト:ブラムストーカー》を使用して羽鳥さんと葛葉さんを攻撃。
羽鳥七海:装甲無視じゃないですか! やだー
GM:しかも攻撃が命中すると3レベルの邪毒だ。
葛葉こおり:邪毒じゃと~!
GM:命中判定いくぞ。
坂道家緒:ひっ、酷いぜ!
GM:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,3,3,5,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,3,3,4,5,7,8]+10[2,10]+1[1]+4 → 35
羽鳥七海:暴☆走
葛葉こおり:同じく☆
GM:達成値35。
GM:自動命中じゃないですか。
GM:では、ダメージを出します。
GM:10+4d10
DoubleCross : (10+4D10) → 10+14[2,4,3,5] → 24
坂道家緒:おお
GM:あれ、ダイス目が低い。
GM:24点装甲無視です。
羽鳥七海:ダメージひくっ!?
羽鳥七海:生き残った! 生き残ったぞー!
葛葉こおり:死なない!
坂道家緒:ギリ生きてる! 凄い!
GM:陣九郎狸が発生させた禍々しい風がキミたちを襲う!
葛葉こおり:「それに比べこの風はどうじゃ……はっ!禍々しい上に腑抜けたと来ているではないか!」
陣九郎狸:『ククク……我の風はその身を蝕んでゆく。じわりじわりとなぶり殺しよ!』
羽鳥七海:「威力自体はっ……そうですが、油断はしないよう。成程、毒ですか……」
GM:そんなわけで3レベルの邪毒により、クリンナッププロセスの度に9点のダメージを受けてもらうのだ
葛葉こおり:くっ
羽鳥七海:うわー大変だぜー
GM:では、陣九郎狸の行動はこれで終了。
GM:次は行動値4のトループたちの行動になります。
坂道家緒:亡者にやられるのが先か、邪毒で倒れるのが先か……
羽鳥七海:行動値4~~~~?
葛葉こおり:おっと待ってほしいんじゃよ
羽鳥七海:そんな遅い奴に負ける気がしねえなあ~~~~
GM:おや、何かありますか
坂道家緒:やっぱりハヌマーンが最速ですね!
葛葉こおり:Dロイスの神格を使わせていただくんじゃよ
GM:な、何だと!
坂道家緒:ワオーッ! 神さまキツネさまーっ!
葛葉こおり:亡者共のトループエンゲージを対象!戦闘不能にしてくれるわ!
GM:クソ、せっかくのなぶり殺しチャンスが!
GM:亡者5、6、7、8は戦闘不能になる!
葛葉こおり:侵蝕値が低いとはいえなぶり殺しにされる趣味はないのじゃ!
坂道家緒:ワーイワーイ(お賽銭の五円玉を投げまくる)
GM:何か演出があればどうぞ!
葛葉こおり:「この程度の亡者共がわらわの前で通用するかどうか……さて、貴様は覚えておったかのう?」尻尾が揺れる……
葛葉こおり:揺れる……増える! 二本……四本……九本!
坂道家緒:「神さまの尻尾がたくさん——もっ……もふもふし放題!?」
羽鳥七海:「言及する所そこですか!?」
葛葉こおり:「かわいかろう?」
陣九郎狸:『よもや貴様……!あれほどの時を経ても寸分も力を失っておらぬと言うのか!』
坂道家緒:「かわいい!」首をぶんぶん振って。
坂道家緒:(あれなら尻尾ぶとんも夢じゃない……)
羽鳥七海:「か、かわいいですけど……」
葛葉こおり:「衰える力もある、失う物もある。じゃがまた得る物もあるということじゃ、果たして貴様に理解出来るかのう」尻尾の全てに火がともる……そして弾ける!
葛葉こおり:全ての亡者達は一瞬で燃え尽きるだろう!
GM:瞬く間に亡者たちは消滅していく!
陣九郎狸:『時の中で得るものだと。わけのわからぬことを!時がもたらすものなど滅びだけよ!』
羽鳥七海:「驚きました……なんてレネゲイド圧力。本当に神様だったんですね……」
陣九郎狸:『おのれ……!おのれおのれ!』
坂道家緒:「時間こそは絶対の速度」ぽつりと。
羽鳥七海:葛葉さんに 感服:○/脅威 で取ろう
葛葉こおり:「まだ信じられてなかったとは!」
坂道家緒:「バロールみたいにそれをねじ曲げる存在もあるけれど……最速の地位は、時間でこそ不動だよ」
坂道家緒:「時の中で得るもの。それを理解してる神さまは、……とても、強くてきれい」
坂道家緒:ロイス感情を変更!
GM:では、次は改めて行動値3の羽鳥さんと葛葉さんの番です
葛葉こおり:どちらにします?
羽鳥七海:「(信仰由来のRBは多いですけど、実際に神クラスの力を持っているのは稀なんですよね)」
羽鳥七海:あ、ではお先にどうぞ
葛葉こおり:いえす!
坂道家緒:神さま ●感服/嫉妬 に変更!
葛葉こおり:ではマイナーで〈オリジン:アニマル〉+〈破壊の爪〉
葛葉こおり:ジェネシフト出来なかったんじゃよ・・・
GM:おう
坂道家緒:ああっ
羽鳥七海:2ラウンド目から出来るよー
葛葉こおり:まあでも80%越えたので一応全力は出せるのじゃよ!
葛葉こおり:次ラウンドからな!!
坂道家緒:分けて上げたいこの侵食値(122)
葛葉こおり:〈コンセントレイト:サラマンダー〉+〈炎神の怒り〉+〈フレイムタン〉!
葛葉こおり:12dx8+2
DoubleCross : (12R10+2[8]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,5,5,9,10]+10[5,9]+10[8]+4[4]+2 → 36
葛葉こおり:ほほほ
GM:回ったなぁ。
坂道家緒:いい出目!
GM:陣九郎狸はドッジを試みる。
GM:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,2,2,3,3,5,6,6,6,7,8,8,8,10]+9[9] → 19
GM:回避失敗!
葛葉こおり:ではダメージ!
葛葉こおり:4d10+9+10-3
DoubleCross : (4D10+9+10-3) → 25[9,3,4,9]+9+10-3 → 41
葛葉こおり:諸々有効
GM:なかなかのダメージだ。
葛葉こおり:HPが3減るのじゃ
羽鳥七海:あっ(察し)
坂道家緒:あっ炎神
葛葉こおり:リザレクトの目が腐ったら炎神出来ない・・・!
坂道家緒:ああ……
坂道家緒:応急手当はメジャー潰しちゃう
陣九郎狸:『この程度の炎、我の風で掻き消してグワーッ!』
GM:陣九郎狸は体から黒い霧を噴出させて苦しむ!
葛葉こおり:「理解できぬ狸にヒントを一つ授けてやろうかのう」尻尾に炎をともしながら
葛葉こおり:「"エメラド"じゃ」
陣九郎狸:『えめら……?またぞろわけのわからぬことを!』
坂道家緒:「『人々を守る者』……だよ」そっと、狸には聞こえないような声でつぶやく。
羽鳥七海:「…………」一瞬、瞑目する
葛葉こおり:「さて、まずはこんなところか……出来ればこの汚らわしい風をさっさと止めたいところじゃな」
GM:では、次は羽鳥さんの番です。
坂道家緒:あ、すいません! 電光石火のバックファイアのダイスを忘れてました!
坂道家緒:1D10-24
DoubleCross : (1D10-24) → 6[6]-24 → -18
坂道家緒:ふう
羽鳥七海:OK!
羽鳥七海:まず霧谷さんのロイスをタイタスにして、暴走+邪毒解除
GM:解除された!
羽鳥七海:「……私にしか出来ないこと、ですからね」
羽鳥七海:そんでもって、オートで大槌と融合!
羽鳥七海:マイナーで陽炎の衣。メジャーで伸縮腕+見えざる死神+コンセ:エグ!
羽鳥七海:「では——」スカートをつまみ、優雅に持ち上げる。そこにあるべき脚が、存在しない!
坂道家緒:「……ゆ、ゆーれー?」ぱちくり。
羽鳥七海:11dx7-1
DoubleCross : (11R10-1[7]) → 10[1,2,3,4,5,5,6,7,8,8,9]+10[7,8,10,10]+10[1,4,7,8]+10[6,7]+1[1]-1 → 40
坂道家緒:「おねーさんだから、怖くないけど」
GM:ドッジだ!
GM:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,1,1,5,5,5,5,5,6,8,8,8,10,10]+9[3,9] → 19
GM:攻撃は命中です。
羽鳥七海:さっきから結構回すなコイツ
羽鳥七海:5d10+21
DoubleCross : (5D10+21) → 17[1,4,3,6,3]+21 → 38
羽鳥七海:では、羽鳥の身体がワイヤーでもついているかのようにぐぃんと空へと跳び、
羽鳥七海:次の瞬間、狸とその周辺に、無数の見えない杭が突き立った!
GM:体を杭によって貫かれ、獣はよろめく!
羽鳥七海:周囲に舞う風や木の葉から、僅かにその輪郭は判別できるだろう——無数に枝別れした保護色の脚による蹴撃である。
羽鳥七海:「——あら。足りなかったみたいですね?」
羽鳥七海:「もっと穴だらけに、してあげればよかった」妖艶に微笑み、再び着地。スカートを降ろす。
陣九郎狸:『おのれ、人間め!許してはおかぬぞ……!』刺し貫かれた傷から黒い霧を噴出させながら獣は怒りを露わにする!
GM:これで全員の行動が終了。
GM:クリンナッププロセスです。
葛葉こおり:毒で死ぬのじゃ
坂道家緒:く、葛葉さーん!
葛葉こおり:リザレクト!
葛葉こおり:90+1d10
DoubleCross : (90+1D10) → 90+2[2] → 92
葛葉こおり:あっ
坂道家緒:あっ
羽鳥七海:あっ……
GM:おや
葛葉こおり:炎神、使えず!!
坂道家緒:うーん
GM:残念……
葛葉こおり:ま、まあ、出番があるかどうかもわからないし!
GM:では、2ラウンド目です
GM:まずはセットアッププロセスkら
坂道家緒:家緒がメジャーで、葛葉さんから応急手当受け取って手当てするってのは可能でしょうか!
葛葉こおり:大丈夫じゃよ!
GM:メジャーアクションでできるとしてもどちらか片方の行動だけでしょうね。
葛葉こおり:手番回ってきたらロイス使ってダイス増やす!
坂道家緒:スピードスターはシーンに1回なのだ
羽鳥七海:受け渡しだけでメジャーを使うはず
GM:おお、その手が。
坂道家緒:うーむ、なるほど。了解です。
葛葉こおり:というわけでセットアップ!フルパワーアタック!
GM:陣九郎狸は特に無し。
葛葉こおり:行動値が0に
GM:他の人たちはどうします?
坂道家緒:セットアップは何もないですよん。
羽鳥七海:なしー
GM:それではイニシアチブプロセスです。
GM:最初は行動値15の家緒ちゃんから。
坂道家緒:ハーイ! 彼我距離4mだったはずなんで……マイナーで陣九郎にエンゲージ。
坂道家緒:《コンセ》+《電光石火》 ふつうに殴る!
坂道家緒:11Dx+2@7
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[3,3,4,4,4,4,6,6,8,9,9]+10[3,5,9]+10[10]+10[10]+2[2]+2 → 44
坂道家緒:やったぜ。
GM:達成値が高い!
GM:ドッジだ。
GM:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,5,5,5,7,8,9,10]+2[2] → 12
GM:くっ、命中です
坂道家緒:5D10+5 さあダメ貫通でコンビネーター効果を受けて、お二方にトドメを刺されるが良い!
DoubleCross : (5D10+5) → 37[9,8,5,10,5]+5 → 42
GM:いいダメージだ。
GM:陣九郎狸はもがき苦しむが、まだ倒れはしないぞ!
坂道家緒:一撃目で気力体力を大幅に使った家緒には、最初ほどの速度はもはやない。
坂道家緒:だが、それでも揮われる刃は的確に陣九郎狸の黒い毛皮を貫く!
坂道家緒:「おねーさん! 神さま! いまだよ!」このラウンド間は被ダメージ+2Dだ!
陣九郎狸:『おのれ小娘!もはや許さぬぞ……!』
坂道家緒:1D10-18 そしてバックファイア
DoubleCross : (1D10-18) → 7[7]-18 → -11
GM:だが、次は行動値15の陣九郎狸の番!
GM:陣九郎狸はマイナーで《完全獣化》+《破壊の爪》を使用
坂道家緒:カモン!
坂道家緒:えっ
葛葉こおり:なん・・・だと・・・
羽鳥七海:なんだってー
GM:体が蠢き、さらに獰猛な姿へと変わっていく!
坂道家緒:まさか眠れる獅子だったとは
GM:メジャーで《一閃》+《吠え猛る爪》+《超振動閃》+《血族》+《鮮血の一撃》+《獣の力》+《コンセントレイト:ブラムストーカー》を使用
GM:家緒ちゃんを攻撃します
GM:命中判定いくぜ
坂道家緒:ヒャッハー!
GM:21dx7+4
DoubleCross : (21R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,6,6,7,7,8,8,8,9,9]+10[3,4,6,8,9,9,10]+10[6,7,9,9]+5[3,4,5]+4 → 39
GM:達成値39!
坂道家緒:6Dx+1>=39 一応ドッジだ!
DoubleCross : (6R10+1[10]>=39) → 10[1,2,6,7,7,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗
坂道家緒:ハハハハ死んだぜ
GM:ダメージいきます
GM:4d10+18
DoubleCross : (4D10+18) → 19[3,7,7,2]+18 → 37
GM:37点、装甲無視です
坂道家緒:計算するまでもなく死亡!
坂道家緒:陣九郎へのロイスをタイタスにして戦闘不能を回復します。
陣九郎狸:『口ほどにもないわ、小娘!』
GM:陣九郎狸の鋭い爪がキミの体を貫く!
坂道家緒:「がふ……っ!」
坂道家緒:華奢な体をくの字に折って、血を吐く。
羽鳥七海:「家緒ちゃんっ!」
坂道家緒:自らを貫く爪に手をかけ……きっと顔を上げ、獣の顔を睨んだ。
坂道家緒:「負けない……お前なんかに、負けない……!!」
坂道家緒:昇華! HP13で復活!
陣九郎狸:『何ィ……!なぜ倒れぬ!なぜ立ち上がる!!』
坂道家緒:「ボクは、お兄ちゃんに頼まれたんだ! ハヌマーンの力を、醜い破壊には使わせたりはしない! お前の美しくない風を、これ以上吹き荒らさせない!」
GM:では、次は行動値3の羽鳥さんの番です。
羽鳥七海:いえさー!
羽鳥七海:マイナーで陽炎の衣!
羽鳥七海:メジャーで同じコンボ。伸縮腕、見えざる死神、コンセ:エグ。
羽鳥七海:では死ねい!
羽鳥七海:11dx7-1
DoubleCross : (11R10-1[7]) → 10[4,5,6,6,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,4,4,5,8,9,9]+10[7,10,10]+10[1,6,7]+2[2]-1 → 41
羽鳥七海:出目いいなー……
GM:くっ回るなぁ。
坂道家緒:殺意てきめん!
GM:だが、こちらも完全獣化でドッジのダイスは増えている!
GM:18dx
DoubleCross : (18R10[10]) → 10[1,2,2,2,2,4,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10]+10[10]+5[5] → 25
GM:ダメか!
羽鳥七海:フッ、普段の俺のダイスならば越えられていた……
GM:ダメージをどうぞ!
坂道家緒:ヒャッハー! コンビネーターごと羽鳥姐さんのダメージを喰らいな!
羽鳥七海:そうか!+2d10
羽鳥七海:7d10+21
DoubleCross : (7D10+21) → 41[2,7,9,6,2,5,10]+21 → 62
坂道家緒:ワオ
GM:なんてダメージだ。
GM:それには耐えられぬ。戦闘不能だ!
GM:だが、オートアクションで古代種専用エフェクト《イモータルライフ》を使用して復活する。
坂道家緒:おきあがりぽんぽこだ!
DoubleCross : (2D10) → 7[5,2] → 7
GM:HPを7点回復して起き上がる
羽鳥七海:「これは……家緒ちゃんの、風?」やや驚きながら、その場に座り込む。
羽鳥七海:次の瞬間、狸の真下に潜り込んだ右足が狸を下から突き上げ、
羽鳥七海:回し蹴り気味に放った左足が、浮いた身体を貫く!
陣九郎狸:『グウウ……ッ!』
GM:落下した獣はうめき声を上げながら倒れる!
GM:だが、黒い霧がその場に集まり、再び体を再生させていく!
羽鳥七海:「あら——今のはかなり入ったと思ったんですが。自信を失くします」くるんと着地。
陣九郎狸:『まだだ……!我はこのようなところで滅びはせぬ……!!』
坂道家緒:「なんて執念深い……!」
GM:だが、その一撃が致命傷であったことは見て取れる!
葛葉こおり:「その身で何を願うか、狸よ」
陣九郎狸:『決まっておろう!この世を我のものとするのよ!』
陣九郎狸:『思うままに喰らい、滅ぼし、虐げる!それこそが力を持つ者のあるべき姿ではないか!』
坂道家緒:「そこに、気持ちの良い風は吹くのかな?」
陣九郎狸:『風など我の力でいくらでも吹かせてくれるわ!』
坂道家緒:「風はすべてを運び、流れていく。時間のように、水のように」
坂道家緒:「お前の風は流れていない、淀んで、濁って、地に堕ちた、ただの臭い息だよ」
陣九郎狸:『黙れ、小娘が!短き時間の中でしか生きられぬ貴様に何が分かるものか!』
葛葉こおり:「ふ、その通り、風の流れは変わるものよ」
葛葉こおり:わらわの番じゃな!
GM:そうです!行動をどうぞ!
坂道家緒:がんばれ神さま! コンビネーターはラウンド間有効なので、復活しようとも関係無いぞ!
葛葉こおり:特にマイナーでやることもないしジェネシフトしておくんじゃよ、1dで
葛葉こおり:1d10+96
DoubleCross : (1D10+96) → 1[1]+96 → 97
葛葉こおり:だめだこりゃ
坂道家緒:アーッ
葛葉こおり:メジャーで〈コンセントレイト:サラマンダー〉+〈フレイムタン〉!
GM:オートアクションで《魔獣の咆哮》を使用!命中判定のダイスを-5個だ!
葛葉こおり:ヌゥーッ!だが負けぬよ!もうかぶきものではないベータのロイスを昇華してダイスを増やす!
羽鳥七海:オートアクションだぁ~
GM:獣が雄叫びをあげると巻き起こった風によってキミの炎が弱まっていくぞ!
羽鳥七海:今、オートアクションと言ったのかい?
坂道家緒:オートアクションだねえ~
GM:そ、それがどうした
羽鳥七海:《デビルストリング》!
GM:何ィ!?
葛葉こおり:おお!でもロイスは使うぞ!
坂道家緒:羽鳥さんの美しいおみ足からは逃れられんぞ!
羽鳥七海:つまらん小技なんぞ、この無敵のアクリオプテラファラックスの前には無意味よォ~!
GM:《魔獣の咆哮》の効果は消滅!
羽鳥七海:口を開けた瞬間に、その上顎に不可視の一撃が落ちる。
陣九郎狸:『グウ……ッ!?バカな……!』
葛葉こおり:せっかくなんで坂道ちゃんにももう不信感はないのでこれ使ってC値を下げるんじゃよ
坂道家緒:ワーイ
GM:陣九郎狸は目を白黒させる!
GM:では、改めて命中判定をどうぞ!
葛葉こおり:17dx7+2
DoubleCross : (17R10+2[7]) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,5,5,5,5,5,6,7,9,10]+10[4,8,9]+10[5,9]+5[5]+2 → 37
羽鳥七海:「残念。小細工はなしですよ。」足を高く掲げている——ようなスカートの跳ね上がり方である。
GM:ドッジだ!
GM:18dx
DoubleCross : (18R10[10]) → 10[1,1,2,3,3,3,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+4[2,4] → 14
葛葉こおり:ロイス二つも使った割にはいまいちな
坂道家緒:だが命中だ!
GM:攻撃は命中!
葛葉こおり:よーし!フルパワーアタックを喰らえい!
葛葉こおり:+2d10を忘れずに
葛葉こおり:6d10+9+10+15-3
DoubleCross : (6D10+9+10+15-3) → 28[1,3,8,5,9,2]+9+10+15-3 → 59
坂道家緒:見事なオーバーキルだぜ! ヒャッハー!
GM:HP0!戦闘不能です!
葛葉こおり:「あの時は封じ込めるだけで済んだが……今回はどうかな?」尻尾に火が灯る……風になど負けない!
葛葉こおり:「なんにせよ停滞した風になどわらわ興味ないんじゃよ」9つの尻尾から……炎が弾ける!
GM:次々と体に炎が着弾!悲鳴を上げる!
陣九郎狸:『おのれ!おのれ……!この我を……二度までもーッ!!』
坂道家緒:(……やっぱり、神さまが封印したのかなあ、あの狸……)
陣九郎狸:『許さぬ!許さぬぞ!葛葉!人間ども!この恨み、必ずや……!』
羽鳥七海:「恨み、辛み、ご理解いたします」
葛葉こおり:「……」一瞬だけ寂しそうな顔をする
羽鳥七海:「ですが……先に手を出したのは彼とは言え」
羽鳥七海:「“無辜の人々”を傷つけんとするジャームを討伐する。それが私の、UGNの使命です」
陣九郎狸:『グオオオオオオ……ッ!!』
GM:黒い霧が体から噴出し、苦しみ悶える獣はやがて一つの塊へと収縮!
GM:そしてその塊は宇宙船のあった方角へと飛んで行く。再び鼓へと封印されたのであろう。
GM:これで戦闘は終了です!
坂道家緒:「再封印完了、かな? また誰かが起こしたら、復活してしまうのかもしれないけれど」
羽鳥七海:チッ……とどめは刺せなかったか
坂道家緒:「ベータさん、大丈夫かな」
葛葉こおり:「……やはり滅ぼせはせぬか……」
GM:あなた方が獣の行く末を見届けたところでクライマックスフェイズは終了。ここからはお待ちかねのバックトラックとなります。
GM:今回はEロイスはなし。
坂道家緒:ヒャッハー! 確率表を参照したところによると、侵食率127でロイス5個等倍の帰還率はきっちり50%だったぜ!
坂道家緒:二倍振りまったなし!
葛葉こおり:ははは見よ、101じゃ
GM:タイタスになっていないロイスの数だけダイスを振り、侵蝕率を減少させてください。
羽鳥七海:今回は出目が良かったからなァ~
葛葉こおり:ロイス取りきってない上に2個も使ったのに余裕じゃぞ!
葛葉こおり:101-3d10 一倍
DoubleCross : (101-3D10) → 101-14[6,7,1] → 87
羽鳥七海:ロイス四つ! 1倍振りの期待値で十分だぜ~~~~
坂道家緒:10D10-127
DoubleCross : (10D10-127) → 52[7,1,2,8,5,1,6,6,10,6]-127 → -75
坂道家緒:さがりすぎた!
羽鳥七海:じゃあ二倍振りします(真顔)
GM:どうして!?
羽鳥七海:8d10-116
DoubleCross : (8D10-116) → 43[8,2,10,3,1,1,10,8]-116 → -73
葛葉こおり:1が二つもあるし
GM:おお、よかった。
GM:皆さん無事に帰還できたようで何よりです。
羽鳥七海:馬鹿な……最後まで出目がいいままだと……
GM:エンディング前に簡単に経験点の配布だけしてしまいましょう
坂道家緒:ワーイ
GM:経験点はいつもの5項目で5点と
羽鳥七海:わーい
葛葉こおり:いえーす
GM:シナリオの目的を達成したの項目で、シナリオをクリアしたことで5点、それからDロイスがベータの器物使いと陣九郎狸の古代種で2点なので合計7点
GM:この12点に各人の最終侵蝕率分をプラスする形になります
葛葉こおり:17点なのじゃ
坂道家緒:15点ドスエ
羽鳥七海:15点だー
GM:では、経験点をもらってください。
坂道家緒:へへ、ありがたくいただきやすぜ!
GM:それではここからはエンディングフェイズに入っていきたいと思います
GM:エンディングは特に希望などがなければ、葛葉さんがベータの処遇について話し合うシーンと、羽鳥さんと家緒ちゃんが“陣九郎の鼓”を神社に返しに行くシーンの大きく2つのシーンでいきたいと思いますが、よろしいでしょうか?
GM:何か希望があれば取り入れますよん
坂道家緒:こちら特に異論ないですー。希望としては、お兄ちゃんにちょっぴり出番があると嬉しいかな
羽鳥七海:葛葉さんがベータなのですか?
GM:メインは葛葉さんですが、他のPCの登場ももちろん可能ですよ
坂道家緒:ベータさんについては、やはり全員で話した方がいいかなあ
葛葉こおり:なら、最後は子どもたちともまたたわむれたいんじゃよ
葛葉こおり:ベータさんとは全員で話そう
坂道家緒:ベータさんと、彼の仲間の行く末を見取って上げたいですね
羽鳥七海:ベータさんと合同で話して、その後個別的な……
羽鳥七海:私は合同だけでもいいかな、この場合は
GM:では、まずは合同エンディングからいきましょう
坂道家緒:はーい
葛葉こおり:りょうかーい
GM:シーンプレイヤーは羽鳥さんです
GM:場所は再び葛葉さんの神社。
GM:その場にはキミたち3人とベータがいる。
ベータ:「キミたちには本当に世話になった。礼を言う」
羽鳥七海:「礼なんてとても。……我々は、何も出来ていないのですから」
ベータ:「それは謙遜にもほどがある」
坂道家緒:「うーん、何とか現状維持に成功した、ってところかなあ」少しお兄ちゃんの言い方を真似してみる(四字熟語)
葛葉こおり:「……流石にこの数をどうこうする事はわらわにも出来ぬ……すまぬな」
坂道家緒:あらためて船内に並ぶ、無数のカプセルをぐるりと見回す。60万……数字で聞くと軽いものだが、目の当たりにすれば、圧倒的な数だ。
ベータ:「少なくともキミたちのおかげで私の……なんと言えばいいのかな。私の心は、救われた。私はキミたちに会えてよかったと思う」
坂道家緒:(……これは、FHでも引き受けられない。ううん、多分……、みんな研究材料に使い潰されるのが関の山……)
羽鳥七海:「どちらにせよ。我々は貴方を受け入れる事はできないのですから」
都筑京香:「それに関しては私に案があります」
GM:幼い少女の声がする。
羽鳥七海:「それは……」
羽鳥七海:「!?」
GM:キミたちの背後に“プランナー”都築京香が立っている。
葛葉こおり:「むっ……!?」
ベータ:「彼女は……?」
坂道家緒:「ひえっ!?」目を白黒!
羽鳥七海:「《プランナー》都筑京香……!」
都筑京香:「私は都筑京香。地球のレネゲイドビーイングたちの集まる組織ゼノスを運営しています」
坂道家緒:「さすが元FH日本支部代表、耳が早い……ベータさんのことを、聞きつけて来たんだね」
都筑京香:「ええ。詳細については全て把握しています」
葛葉こおり:「ほう……というと?」
都筑京香:「彼の仲間については我々ゼノスの拠点で引き受けましょう。異星のような技術はありませんが、今の状態を維持するのは可能かと思います」
坂道家緒:ぱちくり。「じゃ、じゃあ、いつかは……治療も出来るかもしれない、ってこと?」
都筑京香:「さて、それは人間の科学技術の進歩次第、ですね」
羽鳥七海:「ですが……60万人ですよ?」
羽鳥七海:「いくらあなたがプランナーとはいえ……それほどの数を受け入れられるのですか」
都筑京香:「現状維持だけならば可能、というレベルでしょうか。彼らにはこのまま眠り続けていてもらうことにはなりますが、少なくともUGNやFHよりも彼らのためにはなるのではないでしょうか」
羽鳥七海:「そうですか……。……そう、ですか」
坂道家緒:「……眠り続けて、体を治して」
坂道家緒:「そのうち、地球からまた旅立ったり、地球に残ったり。そんな選択が出来る未来も、ある?」とプランナーに
羽鳥七海:ふらり、と傍らの石灯籠にもたれるように倒れ込む。
都筑京香:「それはその時の地球の状況次第ではあるでしょうが。可能性は十分に」
坂道家緒:「そっか。そうだね。うん」出来るだけ前向きに考えよう、そう自分に言い聞かせるように繰り返す。
ベータ:「ななみ!?」慌てて駆け寄る。
羽鳥七海:「…………良かった……」
羽鳥七海:深く、深く安堵の息をつく。
ベータ:「キミが私の仲間を思っていてくれたことを、私は嬉しく思うよ」
葛葉こおり:「うむ……まあ、少なくとも悪い話ではないはずじゃろう」
ベータ:「みんな。私は彼女の提案を受け入れようと思う。可能性に賭けてみたい」
坂道家緒:こくりとうなずく。「少なくとも、ボクはFHやUGNより、プランナーの所が一番可能性、あると思う」
都筑京香:「それでは詳しい話は我々ゼノスの本拠地でいたしましょう」
GM:プランナーがゲートを開く。
羽鳥七海:「本当は、あまり他の所に頼るのはよくないんですが……」
坂道家緒:ディメンジョンゲート的なもの?
GM:ディメンジョンゲートのプランナー版です。
坂道家緒:つよそう
羽鳥七海:プランナーゲート
羽鳥七海:強すぎる
GM:プランナーゲート。
葛葉こおり:「……ベータ、いや、エメラドよ。ひとつ聞きたい、単なる興味じゃが」
ベータ:「何かな」
葛葉こおり:「……この船で眠っている者達の中には……かつて争い合った者同士も乗っておるのか?」
ベータ:「……答えはイエスだ」
GM:ベータはカプセルの一つに視線をやる。
葛葉こおり:「……そうか、ならば……おそらく彼らの目が覚めた後、それだけで円満とは行くまい」
坂道家緒:「時間は流れていくけれど……この人たちの時は、止まったままだものね」
葛葉こおり:「じゃが、わらわは信じておるよ。きっと、おぬしらが再び繋がれるとな」
坂道家緒:「そうだよ、時間が凍っている間、ベータさんはみんなを守って戦ってたんだもの」葛葉さんに同意して。
ベータ:「私はもう一度上手くやっていけると信じているよ。この星にキミたちのような者もいたのだから」
坂道家緒:「きっとそれを、この人たちが目覚めた時も、分かってくれるよ」
ベータ:「それでは私はそろそろ行くとしよう。いつかこの星から旅立つ前には必ずキミたちに会いに来るよ」
葛葉こおり:「うむ、わらわは待っておるぞ」にっと笑って
坂道家緒:「うん、また会おうね!」
ベータ:「さらばだ、誇り高きエスメラルダよ。キミは確かに守護者だった」羽鳥さんに言う。
羽鳥七海:「ありがとうございます。……いずれ、あなたの讃辞に釣り合う身になれるよう、精進していきます」
羽鳥七海:身なりを整え、深々と礼をする。
羽鳥七海:ベータさんたちを見送ります。
坂道家緒:「もし今みたいな桜の季節なら、みんなで、お花を見ながらがいいな」
GM:ベータはプランナーとともにプランナーゲートの向こうへと姿を消す。
坂道家緒:ばいばーい、と元気に手を振った。
GM:では、このシーンはここで終了です。
坂道家緒:はーい
葛葉こおり:了解です!
GM:次のシーン
GM:葛葉さんのエンディングです
葛葉こおり:おおわらわか!
GM:事件が全て終わったあとの神社。
GM:再び子供たちが遊びまわっている。
葛葉こおり:「せっかく菓子に手を付けないでおいてやったんじゃから感謝するように!」
篠崎空:「すげー、こおりも我慢できたんだー!」
GM:子供たちは元気だ。
葛葉こおり:「なんじゃきつい冗談じゃのう!」
葛葉こおり:「きつねだけに!」
葛葉こおり:ちなみに尻尾は戦闘が終わった時から一本に戻っているぞ
篠崎空:「つまんねー!」
GM:尻尾を引っ張る。
葛葉こおり:「ぎゃー!よさんか!!わらわの尻尾を!!金を取るぞ!!ぎゃー!!」
篠崎空:「えー、有料なんだ」
GM:空は手を離す。
葛葉こおり:「そうじゃとも、おぬしこんな素晴らしい尻尾がタダで触れるわけなかろう、5万2000円(税抜き)じゃぞ本来なら」尻尾ふーふー
篠崎空:「俺のお年玉でも足りないじゃん!」
葛葉こおり:「せいぜい出世して払いに来るがよいぞ」
篠崎空:「あ、そういえばさー、こおり、なんかいいことあった?」
葛葉こおり:「……む?いいことじゃと?」
篠崎空:「なんかいつもより嬉しそう」
葛葉こおり:「……ふふ、そうか? まあおぬしに5万2000円(税抜き)の借金を背負わせることが出来たからの!!」しゃー!
篠崎空:「わー!サギだよ、サギ!」
葛葉こおり:「嫌ならせいぜい菓子でも持って遊びに来いジャリ共め!」高笑い
篠崎空:「しょうがないなー。また遊びに来るよ!」
GM:子供たちはしかし嬉しそうに笑っている。
葛葉こおり:「ふふっ……」
篠崎空:「どうしたの、こおり?」
葛葉こおり:「ふん、なんでもないわい……それより菓子を食うぞ!わらわはもう辛抱出来んからこれ以上待たせるならば食うぞ!」
篠崎空:「わー、ズルい!俺たちも食べる!」
GM:子供たちの声はいつまでも賑やかに神社に響いていた。
GM:と、こんなところでシーン終了です。
葛葉こおり:OKです!
GM:こおりさんのエンディングはこれで終了。
GM:次のエンディングは羽鳥さんと家緒ちゃんが神社に“陣九郎の鼓”を返しに行くシーンになります
坂道家緒:ハーイ
GM:UGNの分析により、陣九郎狸の力は今度こそ完全に鼓の中に封印されたことが分かりました
GM:普通に放っておく限りはこれが周囲に悪影響を及ぼすこともないでしょう
GM:それを返還するために羽鳥さんと家緒ちゃんは神社へと向かう道を歩いていました。
羽鳥七海:「カエサルのものはカエサルのものへ、ではないですけど」
羽鳥七海:「こういうものって、元あった場所が、保管に一番適していることが多いんですよね」
坂道家緒:「これでボクも、お兄ちゃんの頼みを果たせるよ~」てっくてっくスキップ
羽鳥七海:「今回は、本当に協力ありがとうございました」
羽鳥七海:「あなたやこおりさんがいなかったら、解決は難しかったですから」
坂道家緒:「ううん! ボクのほうこそ、羽鳥おねーさんや神さまには、お礼を言わなくちゃ!」
坂道家緒:(UGNのことは隠して、お兄ちゃんにおねーさんのこと話したら、菓子折りでも持っていこうかなあ~)
羽鳥七海:「…………」少し逡巡する様子を見せる。『お兄ちゃん』の目的について、どこまで踏み込んでいいものか……
GM:では、その時。キミたちは道の先に誰かが立っていることに気が付く。
GM:体格のいい、柔和な顔付きだが不敵な笑みを浮かべた男。
GM:“ハヌマーンマスター”坂道門司だ。
坂道門司:「任務ご苦労だった。だが、そいつを返す必要はもうないぞ、家緒」
坂道家緒:「お兄ちゃん!?」目をまん丸くしてびっくり。
坂道家緒:「どうして、神社に帰さなくてもいいの?」
羽鳥七海:「……!」
羽鳥七海:「お兄ちゃん? では、あれが家緒さんの……」
羽鳥七海:とぼけた発言をしつつ、既に動いている。
坂道門司:「そう。俺が家緒の兄。“ハヌマーンマスター”坂道門司だ」
坂道家緒:「そう!」胸を張って。「ハヌマーンの中のハヌマーン、最強のハヌマーンマスター、坂道門司、ボクのお兄ちゃんだよ!」えっへん
坂道家緒:とっても誇らしげ!
坂道門司:「返還するつもりだったのは、そいつが俺の手では制御できんからさ」
坂道家緒:鼓を見る。「? じゃ、再封印されて、お兄ちゃんが制御出来るようになったってこと?」
坂道門司:「いいや。“遺産”をコントロールできるのは……その女だ。そうだろう?」指を指す。
羽鳥七海:鼓をしまった鞄を庇いながら、じりじりと距離をとる。
羽鳥七海:「……そういう、ことですか」
坂道家緒:「えっ……」羽鳥さんを見る。
羽鳥七海:圧倒的なレネゲイド出力の違いを感じる。
坂道門司:「そうなればもう話は別さ。その女ごと遺産を手に入れる。当たり前だろう。なあ、家緒?」
羽鳥七海:「あくまであれは……一時的に融合しただけです。同じことをやれと言われても、不可能ですよ」
坂道家緒:「あっ、えーと、でも、お兄ちゃん——」
坂道家緒:「そうだよ、羽鳥さんだってそう楽々扱えるってわけじゃないし……無理やりそんなこと、させられないよ」
坂道門司:「やってみなければ分からんさ。なんなら同じ状況を再現できるよう人体実験を施してやってもいい」
坂道家緒:「あと、おねーさんはハヌマーン無しのトライブリードだよ!」どどーん
坂道門司:「知っているとも。だったらセルの所有品として扱うだけさ。なあ、家緒?」
坂道家緒:「実験……」少し暗い顔になる。
羽鳥七海:「それに……私が従うとでも?」
坂道門司:「従わせるのさ」
坂道家緒:羽鳥さんを庇うよう、彼女の前に立つ。
坂道家緒:首を横に振る。
坂道家緒:「お兄ちゃん、やめて」
羽鳥七海:「家緒さん。……退いて下さい」
坂道門司:「……どういうつもりだ、家緒」
坂道家緒:「おねーさんは、便利な道具でも、ボクの敵でもない……例え、UGNと、FHでも」断言。
坂道家緒:「羽鳥おねーさんは……友達だよ! いくらお兄ちゃんでも、ボクの友達に酷いことするのは、許さない!」
坂道家緒:兄に逆らうのは、いつ以来だろう。怖くて、哀しくて、けれど決して譲ってはいけない場面だと、全身全霊でそう感じる。
坂道門司:「俺はお前の兄だぞ、家緒」
羽鳥七海:「家緒さん……」
坂道門司:「そこを退け。今ならば俺の見間違いだったということで済ませてやる」
坂道家緒:「ね、お兄ちゃん——家族と友達の違いって、なんだと思う?」
坂道家緒:「地の繋がり? でも、昔死んだボクたちの兄弟は、血が繋がったり、繋がってなかったりした。それでも、家族だった」
坂道家緒:血の繋がり……
坂道家緒:「一緒の家に住むこと? でも、友達同士のルームシェアとか、色んな家があるよね」
坂道家緒:「家族と友達、どっちがどう違って、どっちが上なんて、決められない。ただ、家族が、友達を傷付けるのも、その逆も、ボクは絶対にいやだ!」
坂道門司:「お前には失望したぞ、家緒」
羽鳥七海:「…………っ」唇を噛む。
GM:突然巻き起こった旋風が家緒ちゃんの体を吹き飛ばす。音速を優に超えるそれは避けようもない一撃だった。
坂道家緒:「————ッ」声もあげられず吹っ飛ばされる! そのまま神社の石段を転がり落ちた。
羽鳥七海:「家緒ちゃんっ!」
坂道家緒:一番下まで落ちるが、華奢な体はぴくりとも動かない……。
羽鳥七海:「————っ」完全獣化!
羽鳥七海:その脚部は、もはや単なるナナフシの脚ではない——その上半身となる。
羽鳥七海:手足は6本、口吻も、尾も——家緒たちの前では無意識に抑えていた真の異形!
羽鳥七海:「ハヌマーン、マスター……坂道門司ッ!」
坂道門司:「なぜだ。なぜそいつのためにそうまでして怒る。そのバカな娘はお前の敵のはずだがな」
羽鳥七海:不可視となった無数の手足が、全方位から容赦なく門司を襲う! だが——
坂道門司:「フン、醜い姿だ。ハヌマーンの力の美しさの前では足下にも及ばん」
GM:瞬間、坂道門司の姿が掻き消える。
羽鳥七海:「ええ、敵です。FHはUGNの宿敵——相手がどんな小さな女の子でも、それは変わらない」
羽鳥七海:視界に捕えられない。だが、それなら全方位を狙えばーーっ
GM:キミが認識するよりも早く、彼の武骨な腕はキミの首をつかみ、その体を吊り上げていた。
羽鳥七海:「か、……っ!」
坂道門司:「ハヌマーンの力に死角はない」
GM:首を絞め上げる手に力が増す。
羽鳥七海:呼吸が止まる。だが、大きく伸びたナナフシの脚が、背後から門司を襲う——
GM:羽鳥の体を吊り上げながら、門司の視界には家緒の姿が映る。
坂道家緒:石段の下、動かなかった彼女が、立ち上がりかけたのを、彼は見たことだろう。
坂道家緒:だが、それだけだ。
坂道家緒:次の瞬間、彼女の姿はその場からかき消え——、
GM:身動ぎ一つせずに発した突風が背後から迫った羽鳥の足を吹き飛ばす。
羽鳥七海:「————!」より深く獣化した脚を無残にへし折られ、声なき悲鳴をあげる。そのままぐったりと力を失い——
GM:その瞬間、坂道門司の意識は羽鳥七海に向いていた。
坂道家緒:「風が止まれば、そこに、隙が出来る」
坂道家緒:《スピードスター》でアクセルを全開にした、全力全速の刺突!
坂道家緒:ぴしゃりと、血が跳ねる。
坂道家緒:兄の血を頬に受けながら、家緒は兄を貫き倒していた。
坂道家緒:「お兄ちゃん。風が……止まったね」
GM:迎撃のために坂道門司は羽鳥七海の体を投げ捨てていた。しかし、それでも防御は間に合わなかったのだ。
坂道門司:「さっきのは、俺の教えだ」滴り落ちる血を見ながら言う。
羽鳥七海:「っ、が、げほっ! げほっ……」地面に転がり、激しく咳き込む。
羽鳥七海:涙目で向かい合う二人を見る。だが、やるべきことは分かっていた。
坂道門司:「驚いたぞ、家緒。まさかお前が俺を殺そうとするとは」
坂道家緒:「言ったでしょ、〝風が止まった〟って」
坂道家緒:「地に堕ちて臭い息になるお兄ちゃんなんて、見たくないよ」
坂道家緒:「だから——、」そうなる前に、いっそ。
坂道門司:「だが、お前ではどうあっても俺には勝てんぞ。お前に戦い方を教えたのは俺だ」
GM:驚異的な再生能力によって坂道門司の傷は塞がっていく。
GM:坂道門司の圧倒的なまでのオーヴァードの力が家緒の戦意を足下から飲み込もうとする。
坂道家緒:ヌウーッ、リミテッドイモータル
GM:ヤツが到底勝てる相手ではないということは、誰よりもキミが一番よく理解していた。
羽鳥七海:「『家緒ちゃん』」
羽鳥七海:「『いいえ——よくも騙してくれましたね、《エンドアクセル》』」
坂道家緒:はっと、体がこわばる。
羽鳥七海:この場で出来る事は——彼女を護るために出来る事は一つだ。
羽鳥七海:「『もう、あなたと私は敵同士。——いずれ相争う時まで、せいぜい兄弟仲良く暮らすことです』」
坂道家緒:「はと……っ」言いかけて、唇を噛む。血が滲むほどに。
坂道家緒:ナイフを握る手が震える。彼女の意図を理解してしまったから、それを口にするのは辛い。
羽鳥七海:「ハヌマーンマスター。この狼藉、覚えておいて下さい」
坂道家緒:「いっ……今さら気づいたの、エスメラルダ! このオマヌケのUGNめ!」
羽鳥七海:「《エスメラルダ》の脚は無限に伸びる。いずれ必ず、あなたの首に届くことでしょう」
羽鳥七海:「『ええ、そう、そう。あなたがそう言うなら、何の問題もありません。エンドアクセル』」
坂道家緒:「エンドアクセルは、エピローグへのプロローグを開く。次に会ったときが、キミの終わりだよ!」
羽鳥七海:「『それはこちらの台詞です。短い命、あたら散らさないよう』」不可視の脚が地面を巻き上げ、——同時に、無数の翠ナナフシが二人に殺到する。
坂道門司:「……そうか。ならばあの女のことはお前に任せるぞ、家緒」
羽鳥七海:小さなナナフシの群れ。彼女が情報収集に使う、使い魔だ。(器物使い:自動巡回ソフト相当)
坂道門司:「俺は寛大だ。先ほどまでのヤンチャは水に流そう」
坂道家緒:深い安堵を覚えながら、それを必死でさとられまいと、殺到するナナフシと、その向こうにいる彼女を睨みつけた。
羽鳥七海:更に《陽炎の衣》。門司の言葉を最後まで聞かず、全力で——撤退する。
坂道家緒:「うん、まかせて、お兄ちゃん」
GM:坂道門司は身動ぎ一つせずに突風を発生させ、ナナフシの群れを叩き落す。
羽鳥七海:消える寸前、口元を動かす。家緒ちゃんにだけ見えるように、『声』にならないように。
羽鳥七海:——『ありがとう』
羽鳥七海:——『ごめんなさい』
坂道家緒:ひっそりと電光石火を発動させ、神経加速された知覚力で、家緒はその言葉を「読んだ」。
坂道門司:目を細めて坂道門司は羽鳥七海が消えたことを確かめる。
坂道門司:「……逃げたか」
GM:坂道門司は家緒の肩に手を置く。
坂道家緒:(びくり)
坂道門司:「あの女の追跡、しばらくはお前に任せるぞ、家緒。お前ならばできるはずだ」
坂道家緒:「うん」こくり、うなずく。
坂道門司:「信頼しているぞ、家緒」
GM:《ワールウインド》を使用して坂道門司はシーンから退場する。
坂道家緒:後には冷たい一迅の風と、少女が一人、残された。
羽鳥七海:では、
坂道家緒:鼓は羽鳥さんが持って行きましたね?
羽鳥七海:はい。狙われていると分かった以上、元の場所ではなくUGNが保管するでしょう。
坂道家緒:それが一番ですなー
葛葉こおり:わらわの物じゃが仕方ないか
坂道家緒:頬についた、兄の返り血をぐしぐしと手の甲でぬぐう。血ではないものも、少し、一緒に。
坂道家緒:体の痛みを堪え、武器を閉まって、ゆっくりと石段を下りていく。あの親しみやすい神さまには、ここへ来たら、また会えるだろう。
坂道家緒:けれど、多分、前のように仲良しこよしなど出来ないのだ、
坂道家緒:(……そういえば、桜並木のところで、また会おうって約束したっけな……)
坂道家緒:彼女が自分の正体に気づいているのは、薄々分かっていた。お互い暗黙の了解を持って、この付き合いが続く物と、そんな、身勝手な幻想はもう、ない。
坂道家緒:とん、と。気がつけば、石段は一番最後の段。
坂道家緒:名残りを惜しむように、段の上から神社を見上げ——かすかな違和感を覚えた。
坂道家緒:「……?」スカートのポケット、少し前までは無かった何かがある。
坂道家緒:ごそごそとさぐり。「……メモ?」
坂道家緒:「……これ、おねーさんの……!」
羽鳥七海:羽鳥七海は器物使い。手持ちの道具で、さほど構造の複雑でないものなら、ナナフシに変えて飛ばせる。
羽鳥七海:ナナフシに変えて忍ばせたメモ。そこには、とある、一つの店の名前と、簡単なメッセージがある。
羽鳥七海:『私は正義の味方ですので』
羽鳥七海:『約束は守る方なんです』
坂道家緒:ふふっ、と笑いがこぼれる。「さすが、〝エメラド〟だね」
羽鳥七海:一度だけ話した、彼女のお気に入りの店。そこに来れば、また会えるかもしれない。
坂道家緒:大事に、メモを四つに折り畳み、ポケットにしまうと、ウキウキと歩き出した。
坂道家緒:そのステップはすぐに、軽快な早足に変わり、またたくまに速度を上げ、風のようにその場を去っていく。
坂道家緒:「ボクも、約束、守るよ!」
坂道家緒:そんな声と共に、気持ちの良い旋風が、過ぎ去っていった。
GM:では、ここでシーン終了です。
坂道家緒:はい!
GM:これにてセッションの全日程は終了となります。
GM:大変お疲れ様でした!
羽鳥七海:お疲れさまでした~
坂道家緒:お疲れ様でした——っ
羽鳥七海:超有難うございました
葛葉こおり:おつかれさまでしたー!
坂道家緒:いやあ、凄く綺麗な終わり方になった……アスハルさんのお姉さん力凄い!
羽鳥七海:まさかここまで家緒ちゃんに攻略されるとは思いもしなかった……
坂道家緒:私もこんなに羽鳥さんと仲良しするとは思いませんでした。
葛葉こおり:素晴らしき仲良しっぷりじゃった!