DX3rd『消えぬ後悔、復讐のクロノス』(GM:クオンタム)

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キャラシート

PC1 中条総悟(PL:中村)http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-IjmvQEM
PC2 篠沢 蒼(PL:それじゃない方のヒロ)http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqbDYvwEM
PC3 芙蓉堂太一(PL:さささ)http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlPv9ugEM
PC4 東雲 徹(PL:銀河)http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgKvXGww
PC5 エリス・トリオン(PL:アスハル)http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrOfsoQEM

プリプレイ

どどんとふ:「町川灯花」がログインしました。
どどんとふ:「芙蓉堂太一」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「雨品 みみね」がログインしました。
どどんとふ:「ななしさん」がログインしました。
GM:本日の日程は、だいたい18時とか19時くらいまでセッションしたあと
GM:ご飯休憩を挟んで、20時とか21時くらいから再開。あとは全員が眠くなって失神するまでやる感じの想定です。
GM:データについては、これの夜の部開始までにFIXしてれば大丈夫です。
どどんとふ:「ななしさん」がログインしました。
GM:さて、じゃあ時間になったのではじめていきましょうか。
中条総悟:おねしゃす!
GM:まずは自己紹介からいきましょう。
GM:PC順でPC1から! キャラシURLを貼って、自己紹介とか成長報告をしておくれ!
GM:つまり中条くん、キミからだ!
中条総悟:はーい
中条総悟http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-IjmvQEM
中条総悟:PC1の中条総悟(なかじょうそうご)です。
GM:あっ、ちゅうじょうじゃなかった
中条総悟:ひっかかったな!
中条総悟:あんまり男性的な印象を受けない美少年だけど中身は何よりも男らしく在ることに拘る厄介な子です。
中条総悟:男らしさの基準もえ?そこ?みたいなとこがありとてもめんどくさい。
中条総悟:でも番長はなんとなく男らしい響きだと思っているので番長連にいれてもらいました。
GM:見た目が完全に耽美美少年ですからね
GM:基準が雑!
中条総悟:あんまり迷惑かけないように頑張りたい!
中条総悟:性能としてはアタッカーが足りないと聞いていたので
中条総悟:面白みの欠片もないウインドブレスサイレン対抗種で死ね!マンです。死んでほしい。
中条総悟:以上です。田中さんと仲良ししたい。
GM:殺意しか感じない
GM:でもその殺意が頼もしいぜ……!
GM:はーい。じゃあ、君のハンドアウトはこちら。
GM
PC1:番長連orアカデミア一般生徒
シナリオロイス:"魔王番長" 田中智子(たなか・ともこ) 推奨感情(P:友情/N:食傷)

君の友人の"魔王番長"田中智子は、魔界の王クロノスが転生した存在だ。
田中は、かつてクラインが引き起こした『学園戦争』の際は実家に帰っていたため
戦争にまったく関われなかったことを悔やんでおり、
『あのとき我がいれば、戦争など2秒で終わらせてやったものを』と定期的に君に愚痴っている。

そんなある日、田中の様子が急変する。
仮面をかぶって君の前に現れた田中は、『魔王の力が戻った』と告げる。
田中は魔王の力で時を遡り、今度こそ戦争に介入して英雄になってみせると言うのだ。

歴史改変。パラドックス。ちょっと考えただけでもヤバそうな問題が多すぎる。
かけがえのない『今』を守るため、田中をなんとしても止めなくては。

中条総悟:魔王め!ぶっ殺してやる!!
GM:学園抗争とか学園戦争って言われてるこれは、『揺れるデイ・アフター・ウォー』のことですね。
GMhttp://dtlog.sodenoshita.com/chatLogs_dayafterwar_h.html
GM:君はこの戦争に参加してたことにしてもいいし、参加してなかったことにしてもOKです。
GM:OPまでになんかふんわり決めておいて!
中条総悟:してなかったことにして田中さんとふわふわしたい!!
GM:あっ非参戦仲間……! オッケオッケ!
GM:そんな感じかな。OPは田中とペアを組んで番長連の見回り活動をする感じなので、よろしくお願いします。
中条総悟:はーい、宜しくお願いします。
GM:じゃあ次!
GM:PC2の篠沢蒼ちゃん、おねがいします。
篠沢 蒼:はーい
GM:あおちゃんじゃなくてあおいちゃんだぞ!
篠沢 蒼http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqbDYvwEM
篠沢 蒼:そう、しのさわあおい!
篠沢 蒼:元々アイドルをやっていたけれど、なんやかんやあって引退したり軽音楽部に所属したりしています
GM:『喝采のアカデミア ~百花繚乱アイドルチャート~』
http://popncat.sakura.ne.jp/log/dxacidol_m.html

GM:詳細はこれを読めばわかるという噂がありますね。
篠沢 蒼:読まれるとちょっと恥ずかしいという噂もあります
篠沢 蒼:基本的には引っ込み思案で目立たない性格……だと思っているけど、なんか最近そうでもなくなってきた気がする。
GM:引っ込み思案・・・?
GM:履歴書詐欺かな
篠沢 蒼:番長連の片山君という男子と秘密交際中で、彼と出会ったことで色々転機が訪れたので
篠沢 蒼:恋愛に関することでは「ガンガンいこうぜ」状態になります。
篠沢 蒼:他にもアイドルとか音楽とか、譲れないことに関しては急に頑固になりがち。
篠沢 蒼:あ、それと一人称が「僕」です。僕っ娘!
GM:そういうとこいいですよね。僕も蒼ちゃんはめちゃくちゃ頑固なイメージある。
GM:ボクじゃなくて僕ね!
篠沢 蒼:性能面ではDロイス「触媒」と《さらなる力》をメインに、味方を再行動させるタイプの支援PC。
篠沢 蒼:今回250点なので《奇跡の雫》で戦闘不能回復もできるようになりました。べんり!
篠沢 蒼:あとは特に言うこともないかな……以上です。
GM:なんかいろいろできるの、高レベルのプリーストみたいでいいですね
GM:オッケオッケ!
GM:じゃあ蒼ちゃんのハンドアウトはこれ。
GM
PC2:風紀委員orアカデミア一般生徒
シナリオロイス:"ヘミニス" 推奨感情(P:興味/N:隔意)

学園戦争が終わってから数ヶ月。
すっかりいつも通りの生活を取り戻した君の前に、"ヘミニス"と名乗る仮面生徒が現れる。

――人間、誰しも後悔していることや、やり直したい過去があるはずだ。
君は過去の選択に満足しているか?
あらゆる選択に間違えはなく後悔もないと、胸を張って言い切れるか?

我々は時間を遡る力を手に入れた。じきに本格的な歴史改変すら可能になるだろう。
我々に協力しろ。もし協力するなら、過去をやり直すチャンスを与えてやる――。

"ヘミニス"は軽薄な態度で君にそう告げる。どちらを選ぶかは、君次第だ。

GM:"ヘミニス"は、悪魔っぽい仮面をかぶった女子生徒です。
篠沢 蒼:あ、女の子なんだ
GM:男子かも・・・
GM:声に謎のエコーがかかってたりして、割と正体が掴めない感じですね。
篠沢 蒼:男の娘かも?
GM:あと、学園戦争が終わってから数ヶ月って書いてありますけど
GM:3ヶ月前にしよう、3ヶ月前!
篠沢 蒼:了解!
篠沢 蒼:あ、重要な情報を忘れていたので追加しますが
GM:そんなところかな。シチュエーションは、まあその場で適当に決めても大丈夫でしょう。
GM:なんだい!
篠沢 蒼:胸のサイズは控えめです。
篠沢 蒼:以上!
GM:重要・・・
GM:OPは人気のないところでヘミニスに勧誘されることになるので、
GM:なんか好きなシチュエーションを考えておいてください! 以上です。
篠沢 蒼:はーい!
GM:次!
GM:PC3の芙蓉堂くん、キャラシを貼って自己紹介お願いします。
芙蓉堂太一:うす!
芙蓉堂太一http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlPv9ugEM
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一(ふようどう・たいち)。17歳高等部二年。男性。学園の情報屋。短髪糸目。Aランクサポーター。
芙蓉堂太一:一人称は「僕」です。身長は低めですが美少年とかではないです。
GM:やーい一人称かぶり!
芙蓉堂太一:見た目わりとのんびり飄々としていますが、有事には実はそんなに余裕があるタイプではない!
芙蓉堂太一:かぶった!
芙蓉堂太一:アカデミアには結構回数出ているので、順調に設定が増えております。
芙蓉堂太一:覚醒時に双子の弟を怪我させてしまっていたり、そのせいで人に攻撃はしないことにしていたのですが、
芙蓉堂太一:『揺れるデイ・アフター・ウォー』時に解禁させてしまったり、あと、遠国の王女と文通してちょっといい感じのなんかになっていたり、
芙蓉堂太一:そういうあたりの話題を出したりとかするかと思います。なんか知らんこと言ってるなって思ったらその辺と思ってほしいです。
芙蓉堂太一:ハヌマーンピュアで普段は純支援タイプなのですが、今回わがままを言いちょっとだけ攻撃できる構成にしました。
GM:クーデグラ!
GM:カブトワリ!
芙蓉堂太一:基本的には《エンジェルヴォイス》を一回だけ複数にかけられたり、《超血統》で強化した《援護の風》を《限界突破》でラウンド二回撃てたりします。
芙蓉堂太一:ばきゅーん
芙蓉堂太一:《マシラのごとく》持ちなので一回だけそこそこの火力でいけるはず……。
芙蓉堂太一:ミドルも社会が高めで情報技能がちょいちょいあるのと、オート支援を飛ばせるのでいろいろできるはず。
GM:あっ、なにげに援護の風限界突破バージョンになってる
芙蓉堂太一:さっき増やしました
芙蓉堂太一:とりあえずこれでいく
GM:よしよし(謎の褒め)
芙蓉堂太一:わーい こんな感じですかね!
GM:オッケー!じゃあハンドアウトはこれ!
GM
PC3:風紀委員or一般生徒、あるいは夏川ミナと面識のある設定のPC
シナリオロイス:"ジェミニ"夏川ミナ 推奨感情(P:友情/N:食傷)

ある日の昼休み、君は友人の夏川ミナから奇妙な質問をされる。
過去をやり直したいと思うのは歪んだ望みだろうか。
失敗を成功に変えたいと思うのは間違っているだろうか、と。

夏川は君の答えに対して煮え切らない反応をし、その場を去る。
彼女が行方をくらませたのは、その翌日だ。
優等生の夏川が無断で授業を休むなどまずありえない事である。
昨日の様子といい、何かがおかしい。君は彼女を探しに出る事にする。

GM:シナリオロイスは、夏川ミナってやつです。知ってますか?
芙蓉堂太一:それはもう……
GM:ならもう、君は彼女の様子がおかしいことが最初からわかる!
芙蓉堂太一:三回同卓して一回殴り合ってるんじゃないかな……
芙蓉堂太一:うおー心配だ
GM:ので、気にかけてくれるとGMがよろこびます。
芙蓉堂太一:気にかけるために参加しました。ふんす
GM:ありがとう!
GM:そんな感じかな~。蒼ちゃんのOPと同様、場所は屋上でも体育館裏でもいいので
GM:適当に考えておいてください。よろしくね
芙蓉堂太一:うす!
GM:次!
GM:PC4にして、今回初参戦の銀河さんの……東雲くん!
GM:キャラシを貼って自己紹介をしてください。
東雲 徹:了解です。
東雲 徹http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgKvXGww
東雲 徹:高等部一年、東雲通(しののめ とおる)。16歳の男子生徒です。
東雲 徹:違う!
東雲 徹:高等部一年、東雲徹(しののめ とおる)です。16歳の男子生徒。
東雲 徹:中学生の時にオーヴァードに覚醒し、運よく発見・スカウトされてアカデミアに来ました。
東雲 徹:これといった特徴といえば眼鏡をかけているぐらいの、真面目気味なタイプです。
GM:これ、ひとつ謝りたいんですが
東雲 徹:なんでしょうか
GM:アスハルさんと銀河さんにすごく謝りたいんですが
GM:昨晩まで、東雲くんを生徒会だと思っていました
GM:図書委員じゃねーか!
エリス・トリオン:あー、どうりで
東雲 徹:も、申し訳ない…!
GM:け、結果的にエリス君のハンドアウトは修正したので、すみません。許してください。
GM:性能とか好きなヒトも教えてください!
東雲 徹:いえ、こちらこそ…好きなヒト!?
東雲 徹:こほん
東雲 徹:趣味は読書で、図書委員会に所属しています。
GM:アカデミアの図書委員、めちゃくちゃ巨大そうですね
GM:なんか第四図書館まであるしな・・・
東雲 徹:イメージとしては、校舎内のそこそこの広さのやつ担当みたいな感じですね
東雲 徹:『果てなきサマーデイズ 』で会長が壁をぶち破っていたあの
GM:あーなるほど。図書館じゃなくて、図書『室』勤めなんですね。
東雲 徹:それはそれとして、日曜日には週替わりで第一~第四図書館に足を運んでいます
東雲 徹:あくまで利用者としてなので、かの四姉妹とは特に親密とか…そういうことはない!
GM:誰が好きなのかな~
GM:フォースはあげないよ!
GM:プライム姉さんはやや行き遅れ気味なのであげます。
東雲 徹:そこは秘密です(ヒント:キャラシ)
東雲 徹:揉め事、暴力沙汰の類は好みませんが、一方で怒りやすいところもあったり(溜めこむタイプ)。
東雲 徹:学園で起きた数々の事件では、そのどれも中心にいることなく、その他大勢の中から見ていた形です。
東雲 徹:そのため授業等を除く実戦経験はありませんが、最近では色々あって自主的な訓練もしてたりします。
東雲 徹:オーヴァードとしての能力はCランクで、行えることは高速行動と多少の物質変化。
東雲 徹:データ的には、《ハンドレッドガンズ》で作った武器を《居合い》により高速で投擲する感じです。
GM:銀河さんはアカデミアの全ログを読破して感想を書くという偉業を成し遂げているので、事件については存分に知っててください。
GM:投げる武器はなにか決まってるんですか?トランプとか?
東雲 徹:そうですね、まあ相手(生物か否か)によって多少形状は変えるのですが
東雲 徹:クナイや手裏剣みたいな感じです
GM:オッケオッケー!
GM:じゃあ、そんな東雲くんのハンドアウトはこれ。
東雲 徹:そんな感じの武器で、場合によって《ギガンティックモード》で範囲攻撃したり、
東雲 徹:《スピードスター》や《マシラのごとく》で一発限りの本気を出したりします。
GM:あっまだあった
東雲 徹:こんな感じで!
東雲 徹:ハンドアウトをお願いします!
GM:ウェイ!
GM:ハンドアウトはこれ!
GM
PC4:生徒会orアカデミア一般生徒
シナリオロイス:二階堂燈馬(にかいどう・とうま) 推奨感情(P:誠意/N:不安)

今回の仕事は少し変わっている。
アカデミア第三図書館の管理人であり化身でもあるレネゲイドビーイング、
サード・ライブラリが調査の依頼を持ってきたのだ。

サードの言うところによれば、第三図書館から何冊かの本が盗まれたらしい。
盗まれたのはいずれも『時間遡行』に関連するオカルト本だ。

当日、図書館の警備にあたっていた絶対警備保証部部長の二階堂は、
責任感のあまり今にも自害しそうな雰囲気だ。
自害されるといろいろ面倒だし、なんとかして犯人を捕まえよう。それが君の仕事である。

GM:二階堂は、様々な設備やイベントの警備を担当する絶対警備保障部の部長なのですが
GM:攻撃エフェクトを一切持たない支援型の青年です。歳は君より上、3年生かな。
東雲 徹:なるほど
GM:ほうっておくと戦闘力ゼロなのに一人で調査にいきそうなので、サードねえさんに頼まれて君が助かる感じですね。
GM:助けてあげて!
東雲 徹:助けねば
東雲 徹:先輩のために…サードさんのために!
GM:サードさんの評価もあがるよ~
東雲 徹:がんばります
GM:そんな感じ!よろしくね!
東雲 徹:はい。学園島に住む「誰か」の一人として、頑張りたいと思います。
東雲 徹:宜しくお願いします。
GM:じゃあラスト。PC5のエリスくん、キャラシを貼って自己紹介お願いします。
エリス・トリオン:はーい
エリス・トリオンhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrOfsoQEM
エリス・トリオン:初めまして~~~ピチピチのアカデミアニューカマー! エリス・トリオンくんでーっす!
GM:わあーっはじめまして!
GM:ウソつけバカ!
GM:生徒会とか無人島とか何回も出てるだろテメーッ!
エリス・トリオン:フフフ~~~~~生徒会役員にして不良生徒。悪を持って正義を挫く、ディフェンダーです
エリス・トリオン:17歳なので芙蓉堂くんと同じで最年長だ
エリス・トリオン:性格も口も性根も悪いが、最近ちょっとマシになってきているとかいないとか
GM:エリスくん、マシになったら君のアイデンティティが危ない!
GM:ソンケイが失われちゃうよ
エリス・トリオン:それはそれとしてデイアフターウォー再来とかいうやつはぶっころな☆
エリス・トリオン:能力は霧による防御と、霧に混ぜたマグネシウム化学反応による水素爆発。
GM:そう、あの戦争を経験した身として、君は再来を止めなきゃならんのだ……!
エリス・トリオン:250点になったことで攻撃能力が増えた・・・かと思えばそうでもない。
エリス・トリオン:無敵のエフェクト『ブラックマーケット』を取得したり、堅くなったり、運がいいと火力支援もできるかなくらい。
エリス・トリオン:メモリーも油断なく取り、今回もふわふわぶっ殺していきたいと思います
GM:DAWの時に使った《ウルトラボンバー》は
GM:アレ本当にエリス君的には使いたくない手だったんですねw
GM:今回リストラされてるし・・・
エリス・トリオン:スラム時代のやり口があれだったんですけど、封印するでもなく戻るでもなく、制御しつつある感じですね
GM:あっなるほど!スマートになったんだ。
エリス・トリオン:あと、ブレインハックもね
エリス・トリオン:三回くらいセッションして一回も使えなかったからというのもある
GM:ブレインハック、重いもんなあれ・・・
エリス・トリオン:色々と柔軟になっているのです。よろしくね
GM:オッケーです!じゃ、ハンドアウト(修正版)はこれ。
GM
PC5:生徒会、アカデミア一般生徒
シナリオロイス:"悪魔の仮面" 推奨感情(P:執着/N:嫌悪)

三ヶ月前に終結した学園抗争は、生徒会に大ダメージを与えている。
具体的には、未だに戦後処理的な事務仕事が多すぎて目が回りそうなのである。

そんなある日、君は生徒会長の雲雀から同行を依頼される。
あの戦争でディオゲネスクラブから奪い、
いまは生徒会・風紀・番長連の三組織で交代管理している『悪魔の仮面』。
今日から1ヶ月が生徒会の管理期間なので、受け取り現場へ同行してほしいというのだ。

さて。果たして君たちが金庫室へと赴くと、そこで管理されているはずの
『悪魔の仮面』は忽然と消え失せており、影も形もなかった。
雲雀はその場で君を特命捜査係に任命する。『悪魔の仮面』を何者かから奪い返すのが、君の仕事だ。

GM:引き取るはずの仮面がのうなってます。風紀も生徒会も大慌ての中で、君が会長によって捜査係になる感じ。
GM:他の生徒会メンバーは忙しくて不在気味!
エリス・トリオン:貧乏くじだぜ
GM:ということで、君は生徒会室で忙しくしていたり、一人だけサボったりしててください。
GM:そんなところかな。よろしくね!
エリス・トリオン:今回もボスを嘲笑・・・じゃなくて皆を護りたいぜ
エリス・トリオン:よろしく!
GM:守ってあげて!
GM:じゃあ、全員の自己紹介が終わったので本編に入りましょうか。
GM:トレーラーを流して本編INしましょう。
GM:■トレーラー■
GM
『戦争は終わった』と、誰かが言う。
『過ぎたことだ』と、別の誰かが言う。

まだだ。

我らの戦争はまだ終わっていない。
我らは生きることも死ぬこともできず、
あの『学園戦争』に縛り付けられている。

やり直すのだ。過去を変えるのだ。
我らの戦争を、もう一度やり直すのだ。

――戦争はまだ終わっていない。
過去の思い出になど、させるものか。

ダブルクロス The 3rd Edition
『消えぬ後悔、復讐のクロノス』

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

GM:じゃあ本編に入っていくよ!
GM:これ、PC1から順番にやっていこうと思っていたんですが
中条総悟:シュッシュッ!!
どどんとふ:「中条総悟」がログインしました。
GM:が!
中条総悟:拳を納める
GM:都合により、PC5のエリス君のOPからにします。

OP01 : エリス・トリオン

GM:場所は生徒会執務室。山縣さんとエリス君、あと影なんとかくんがいる感じかな。
GM:登場しておくれ!
エリス・トリオン:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 10[10]+36 → 46

どどんとふ:「山縣亜鷺」がログインしました。
GM:おお・・・
GM:----
GM:――アカデミア高等部、生徒会室。
GM:3ヶ月前に終結した学園抗争は、今なお生徒会に傷跡を残している。
GM:具体的に言うと、戦後処理的な事務仕事が非常に多い。今日もそうだ。
GM:エリス、山縣、影田の三名は、労災・傷ついた建物の修繕申請・慰謝料・ジュース代・その他もろもろの処理に追われています。
エリス・トリオン:「…………しちめんどくせえ……」書類の束を振り分けている
エリス・トリオン:「これぜんぶ燃やしゃあいいんじゃねえのか」
山縣亜鷺:「駄目です。だからこそ、早めに終わらせるしかないでしょう」
エリス・トリオン:「終わったらまたそれで別の書類が来るだろ」
山縣亜鷺:「それを続けていけば終わりますよ」
エリス・トリオン:「なんつったか。サイコロの河原だったか?」
GM:書類は山積みです。間違いなく今日一日で終わる分量ではない。
山縣亜鷺:「賽の河原ですか?」
エリス・トリオン:「それだ。それ。キリがねえ」
山縣亜鷺:「瑞果さんさえ居てくれれば、もっと楽になったんでしょうけど」
山縣亜鷺:「まだ出てこれないんでしょうか」
エリス・トリオン:「今度は何の罪で収監されてんだ?」
山縣亜鷺:「ええと」書類をめくる。「いつもの、としか」
山縣亜鷺:「いつものってなんでしょう?」
エリス・トリオン:「そら、ユージアリィなことだろ……」ばた、とソファに身を預ける。
GM:なら、そんなところで
GM:ドタバタと廊下をかけてくる足音がする。
GM:――ガラガラガラ!
山縣亜鷺:「エリスくん、もう休憩ですか……あら」
雲雀宏一:「ハァーッ!ハァーッ!」
エリス・トリオン:「お前が……あァ?」
雲雀宏一:「やあみんな、今日も元気そうでなにより!」
山縣亜鷺:「会長?どうされました?」
雲雀宏一:「緊急事態だ!暇な人ふたり、僕についてきてくれ……!」 切羽詰まった様子で告げる。
山縣亜鷺:「手伝いたくないから散歩してくると言ったばかりなのに……暇な人、ですか?」
エリス・トリオン:「こっちも緊急事態だ。俺が休憩したいっつう超重大事項だ」
雲雀宏一:「うん。ほら、あの、あれあるだろう山縣くん。アレ」
雲雀宏一:「風紀・番長連と共同で、月替りで順番に管理してる、変な仮面……」
山縣亜鷺:「ええと」いつもの3倍の書類の山を交互に見る。「もうちょっとかかります」
雲雀宏一:「あれ、今日からうちの管理になること、すっかり忘れてたんだよね」
山縣亜鷺:「ああ」手を打つ。「そうでした。あの変な仮面ですね」
エリス・トリオン:「変な仮面?」
雲雀宏一:「そう、それ! 引き渡しには最低三人必要だって言われちゃったんだよ!」
山縣亜鷺:「この間の抗争の折に、ディオゲネスクラブから接収したらしい仮面です」
雲雀宏一:「さすがに、どこか一勢力が専有するわけにもいかないからねえ」
エリス・トリオン:「あー……聞いたような聞かなかったような……」
雲雀宏一:「交代交代で管理してるのさ。っていうか前に資料渡さなかったっけ……? 渡したよねエリス君……?」
山縣亜鷺:「……燃やしました?」
エリス・トリオン:「俺が資料真面目に読んでるとでも思ってんなら、会長も随分と耄碌したモンだ」
エリス・トリオン:「んで、その仮面の? 持ち回り?」
雲雀宏一:「読んでよ! "会長お手製のしおり 絶対読んでね"って書いておいたのに!」
雲雀宏一:「うん。風紀の金庫室から、こっちの金庫室に移したい」
雲雀宏一:「最低でも三人連れてこいって言われてるからさ。山縣くんとエリスくん、頼むよ」
雲雀宏一:「シャドウドラゴンくんは見当たらないし……」
山縣亜鷺:「3人、ですか。ええと、流石に会長は頭数に入れてもいいですよね、引き渡しだけなら」
影田七生:「影田です。ずっといました」
エリス・トリオン:「うわっ」
雲雀宏一:「ええっ、めんどくさいな」
雲雀宏一:「走ってきて疲れたんだよね。山縣くんとエリスくん、あと影山くんの三人でよくない?」
山縣亜鷺:「あ、じゃあこっちの書類はお願いできますね」
雲雀宏一:「えっ?」
山縣亜鷺:「一歩も動かなくてもできますよ」
エリス・トリオン:「そりゃあ名案だ。流石は副会長サマ」
雲雀宏一:「……山縣くん、分身の術とか使えない?」
エリス・トリオン:ソファから身を起こす
山縣亜鷺:「瑞果さんは収監されてますし……フブキくんは差し入れに行くと言ったきり連絡が取れませんし……」
雲雀宏一:「引き渡しに同行しつつ、書類仕事もするっていうのは……」
GM:フブキくんは『差し入れのりんごを買ってくる』と言って、青森行きのフェリーに乗ったのが最後に目撃されてますね。
山縣亜鷺:「無理です」ニコニコと笑う。
雲雀宏一:「ううっ」
エリス・トリオン:アカデミア発、青森行きのフェリー、存在が限定的すぎない?
雲雀宏一:「し、仕方ない……! 僕と影代くん、あとエリスくんで行こう」
山縣亜鷺:「すみません、お願いしますね、会長、エリスくん、……」
エリス・トリオン:「テメーも一度は書類に潰されてみりゃあいいものを」
山縣亜鷺:「……お願いしますね、皆さん!」
雲雀宏一:『仕事? ああ、エリス・ザ・"素行不良でAランクに降格した学園島の恥"・ゴミカストリオンくんが仕事を探してましたよ』
雲雀宏一:「って滝くんも言ってたし」
エリス・トリオン:「ま、息抜きにゃなるか……」
エリス・トリオン:「よし。今度はアカデミアクリスタル囲碁相撲部の月刊誌差し入れてやっか!」
エリス・トリオン:仕方なさげに立ち上がる。
雲雀宏一:「じゃあ行こう。留守は頼むよ、山縣くん!」
山縣亜鷺:「よかった……差し入れに行く余裕なかったんですけど、エリスくんがやってくれてたんですね」
山縣亜鷺:「はい。こちらはお任せ下さい」
雲雀宏一:「僕は可能な限り仕事したくないから、なるべく君だけでそれ全部片付けておいてくれ……!」
山縣亜鷺:「分かりました。くれぐれも、これ以上は増やさないでくださいね」
山縣亜鷺:「ストライキも視野に入れますからね」微笑む。
エリス・トリオン:「テメーは人任せやめろや」と雲雀会長を蹴りだしながら部屋を出るぞ。
雲雀宏一:「ははは。山縣くんは冗談が上手いなあ」
雲雀宏一:「痛い!」
エリス・トリオン:「ああ」と、部屋を出る寸前に、山縣さんに振り返る。
エリス・トリオン:「おい。これ、やる」と、小袋を放り投げる
山縣亜鷺:「?」しげしげと眺める。「これは?」
エリス・トリオン:子袋入りの、何個かのカップケーキだ。ドライフルーツが入っている
エリス・トリオン:「この前のちっせえ事件の時、巻き込まれたケーキ屋からお礼の品とか言って、貰った」
どどんとふ:「山縣亜鷺」がログインしました。
エリス・トリオン:「ケーキは腹にたまらねーから嫌いなんだよ。それでも食って、多少はサボってろ」
山縣亜鷺:「ああ。じゃあ、頑張らないとですね。差し入れを貰っちゃいましたから」
山縣亜鷺:「ありがとうございます。お気をつけて下さいね」
エリス・トリオン:「……勝手にしやがれ。お利口さん」溜息をついて、部屋を出て行く
山縣亜鷺:「具体的には会長が変なことしないようにお気をつけて下さいね……!」
GM:----
GM:風紀委員会、金庫室前。
GM:銀行によくある、巨大な扉がぐるっと回って開く金庫の前には、
GM:武装風紀委員が何人も立っている。先頭に立つのは風紀委員長のベアトリス・ハックマンだ。
ベアトリス・ハックマン:「ご足労感謝する。生徒会の……」
ベアトリス・ハックマン:「雲雀宏一。エリス・トリオン。あと影山七生だな」
影田七生:「影田です」
エリス・トリオン:「変な前置きはいいからさっさと寄越せ」
ベアトリス・ハックマン:「性急だな。まあ、生徒会は戦争の事後処理に追われていると聞く……気が立っているのも、無理はないか」
ベアトリス・ハックマン:「我々風紀委員会は、生徒会と友好な関係を築きたい。人員不足なら事務要員を送るから、いつでも言ってくれ」
GM:そう言ってベアトリスは指を鳴らす。金庫の多重ロックが徐々に解除されていく。
ベアトリス・ハックマン:「言うまでもないと思うが――――」
ベアトリス・ハックマン:「この"悪魔の仮面"は、ディオゲネスクラブから押収したものの中でも、極めて強力な仮面だ」
GM:第二ロック解除。圧縮蒸気が排出され、複数の金属棒が飛び出す。
エリス・トリオン:「仰々しい……」
ベアトリス・ハックマン:「調査によれば……"仮面を生み出す仮面"らしい。ヒトの欲望を読み取り、最適な仮面を与えるという、な」
ベアトリス・ハックマン:「そんな仮面を管理しているのだ。仰々しいのも当然だろう」
GM:最終ロック解除。警報が鳴り響き、100個くらいの赤いパトランプが壁から飛び出し、点灯する。
エリス・トリオン:「おい予算無駄使いしてんぞ!」
雲雀宏一:「おお、かっこいいな」
影田七生:「影田です」
ベアトリス・ハックマン:「では、本日より一ヶ月。三勢力同盟(アライアンス)の、信頼と協調の証……」
ベアトリス・ハックマン:「"悪魔の仮面"。いま確かに、風紀委員会から生徒会に受け渡し――――」
GM:金庫の扉が開く。
GM:中央の台座の上。
GM:ガラスケースに安置された"悪魔の仮面"が――――
GM:―――――ない。
ベアトリス・ハックマン:「うけわた…………?」
ベアトリス・ハックマン:「…………?」
雲雀宏一:「…………?」
影田七生:「影田です」
雲雀宏一:「ちょっとごめんエリスくん。メガネの度が合ってないみたいだ」
エリス・トリオン:「影も形もねえな」
雲雀宏一:「あっやっぱり? ないよね?」
影田七生:「見当たりませんね」
ベアトリス・ハックマン:「……そんなバカな!?」
エリス・トリオン:「そいつの存在感よりもねえ」 影田くんを指差そうとしてあらぬ方向を指差す
エリス・トリオン:「いや、それは言い過ぎか・・・」
影田七生:「影田です。ここです」 反対側で手をあげる。
ベアトリス・ハックマン:「ど、どういう事だ……!盗まれたのか……!? いや、信頼できる風紀委員しかここには入れていないはず……!」
ベアトリス・ハックマン:「さ、探せー! 草の根分けてでも探し出せー!」
ベアトリス・ハックマン:「生死不問で懸賞金は100万ドル出す!必ず探してひっとらえてこい!」
GM:ベアトリスは半狂乱状態!
どどんとふ:「中条総悟」がログインしました。
エリス・トリオン:「・・・じゃ、風紀委員の責任問題だな」
雲雀宏一:「そうだね。巻き込まれるうちにとんずらしようか」
影田七生:「いえ、待ってください」
エリス・トリオン:「なんだよアゲ太郎」
影田七生:「影太郎です」
影田七生:「いえ影田です。ここで変に逃走すると」
影田七生:「最悪の場合、我々に罪を着せられるかもしれません……それに」
影田七生:「ここで協力しなければ、また三勢力はバラバラになってしまう」
影田七生:「あの戦争を防ぐためには、協力した方がいいのでは、と思います。影田がお送りしました」
雲雀宏一:「ええっめんどくさっ……!」
エリス・トリオン:「アホ言えよ。それとも何か? 今の予算無駄使いした仰々しいスモークに紛れて、」
エリス・トリオン:「そこにあった悪魔の仮面を掠め取れる能力者でも俺らの中にいるってのかよ」
雲雀宏一:「そうそう! そうだよシャドウバース君!」
雲雀宏一:「そんなの、自分の体を霧化させられる能力者くらいしかいないじゃん!」
影田七生:「…………」
エリス・トリオン:「…………」
雲雀宏一:「…………」
GM:今の会長の一言で、心なしか周囲の武装風紀委員の目がこちらに向いていますね。
GM:影田と雲雀がエリスくんを見ているせいで、自然とそちらに視線が集中する。
エリス・トリオン:「――存在感のなさを生かして掠め取った可能性も考えるべきじゃねえか?」
雲雀宏一:「……よしエリス君、頼んだ!ここはキミを特命捜査係に任命しよう!」
雲雀宏一:「"悪魔の仮面"を探し出し、我々の無罪を証明してくれ!」
エリス・トリオン:「……チッ。だから嫌だったんだ、クソッ!」
雲雀宏一:「影田代くんは純金の雲雀宏一像を作るという重要任務があるから、ちょっとむずかしいな……!ゴメン!」
エリス・トリオン:「会長が変なことしなくても変なことになるじゃねえか!」
影田七生:「影田です」
雲雀宏一:「まあ、大丈夫だよ。君はホラ」
雲雀宏一:「滝くんの次くらいにいろいろな事件を解決してきた、生徒会の古強者だろ?」
雲雀宏一:「なんとかなるなる。応援してるよ」
エリス・トリオン:「あァ? 誰が滝の次だ?」
雲雀宏一:「えっ君が……」
エリス・トリオン:「――良い度胸じゃねえか。こんなクソどうでもいい事件、鼻歌交じりで済ませてやるよ」
雲雀宏一:(……よかった……! やっぱり滝くんを引き合いに出すとエリス君は簡単に釣れるな!) 小声でガッツポーズする。
エリス・トリオン:「色々と『試し』もしたかったトコだしなあ・・・!」と、霧化した指先を小さく燃やす。
雲雀宏一:「おっ、やる気が出てきたようでよかった。じゃあ頼むよ!」
雲雀宏一:「万が一フブキくんが見つかったら応援に向かわせるから!」
GM:そんな無責任な応援を残し、会長と影田はその場から逃走します。
エリス・トリオン:「よし、ベアトリス。俺が調査して仮面を見つけてやる」
エリス・トリオン:「代わりにその金庫には会長を置いておくから……ってあのヤロォ!」
ベアトリス・ハックマン:「く……! 微妙に風紀委員会の失態な気がするが、手段を選んでいる場合ではないな……!」
ベアトリス・ハックマン:「頼む。一刻もはやく、仮面を取り返してくれ……!」
GM:----
GM:というところでシーンカット!
GM:ロイスだけ取れます。シナリオロイスは "悪魔の仮面" 推奨感情(P:執着/N:嫌悪)。
エリス・トリオン:とりあえずロイスはとっとくか
エリス・トリオン:仮面/悪魔の仮面/執着:○/嫌気/ロイス
エリス・トリオン:以上で
GM:ウェイ!
GM:オッケー!

OP02 : 東雲徹

GM:じゃあ次!PC4のOPにしようかな。
GM:このまま3→2→1と行く感じにしましょう。東雲くんは登場をどうぞ。
東雲 徹:はい
東雲 徹:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+6[6] → 39

GM:さて。サードから依頼を受けるわけですが、
GM:第三図書館と普段勤務してる図書室、どっちがいいですか?
GM:日常描写をやりたいほうを選んでくれてかまいません。
東雲 徹:可能ならば、図書室を希望します
GM:じゃあ図書室!
GM:----
GM:アカデミア高等部、第三図書室。
GM:高等部の学舎は広い。エフェクト使用を想定した作りになっているがゆえに、廊下や部屋もやや広めにとられているためだ。
GM:東雲くんはそんな高等部の一角。第三図書館に近い、第三図書室で普段の業務をこなしている。
東雲 徹:高等部で発行された雑誌や新聞の類を、最新のものに差し替えている
東雲 徹:編集部を始めとした様々な団体が出しているそれらの数は、少なくない。というか、実際多いが
東雲 徹:アカデミア号外新聞などのレアもの以外は、一通り揃っている
女子委員:「東雲くん、そっち終わったー?」
女子委員:「編集部の、あの……あのちっちゃい部長さん。なんだっけ」
女子委員:「あの子が、号外新聞の控えをくれたから。あとでそっちに入れておいて~」
女子委員:「一部しかないから扱い丁寧にね!」
東雲 徹:「本当ですか?」立ち上がり、女子委員の方を向く
東雲 徹:「霧灯さんが…助かるなあ」
GM:名前を生成しておこう。秋吉 未央(あきやま・みお)。
秋吉未央:「あっそうそう、ムトウくん。それそれ」
秋吉未央:「あと……あっ」
秋吉未央:「ゴメン!カウンターにお客さん!」
秋吉未央:「たぶん貸出だ! こっちいま手が離せないから、東雲くんおねがい!」
東雲 徹:「あ、わかりました。これ、後で保管しておきますから」
東雲 徹:机の上のバックナンバーを置いて、カウンターに向かう
GM:君の図書委員腕章につけられたLEDライトが点灯っている。『呼び出しあり』の合図。
東雲 徹:ハイテックだ
GM:カウンターに向かったなら、そこに二人の人影が確認できるでしょう。そのうち一人は見覚えがある。
サード・ライブラリ:「あっ」
東雲 徹:「すいません、お待たせしま……」
東雲 徹:「……サードさん?」
サード・ライブラリ:「よかった、顔見知りがいて……! ええと、こうして話すのははじめましてですよね」
サード=ライブラリ:「はい。第三図書館管理人、サード=ライブラリです」
東雲 徹:「あ……はい、初めまして。高等部一年、東雲徹、です」
東雲 徹:カチコチとなりながらも、挨拶を返す
サード=ライブラリ:「はい、知っています。東雲くんはうちの本をよく借りてくれていますから」 小さく笑う。
サード=ライブラリ:「それで、相談なのですが……」
東雲 徹:「あ、いえ、そんな……どうも」
GM:サードがそう言いかけた矢先、隣に立っていた男子生徒がいきなり東雲くんにしがみついてくる。
東雲 徹:「……相談?」赤くなった顔が、真剣味を増す
東雲 徹:「うわっ!?」
二階堂燈馬:「た、頼む! 本を!」「本が盗まれたんだ!ここにあると言ってくれ!」
東雲 徹:「ちょっ、待っ、え、本!?」
二階堂燈馬:「俺が……おっ、俺たち絶対警備保障部が警備をしていたのに……」
東雲 徹:「お、落ち着いてください、とにかく。あと、図書室ではお静かに…」
二階堂燈馬:「"できる!時間遡行のヒミツ"が盗まれてしまったんだ! どこの図書室を探しても見当たらないんだ!」
二階堂燈馬:「ここにもなかったら……もっ、もう」
二階堂燈馬:「自爆するしかない!」 懐から赤い自爆スイッチを取り出す。
東雲 徹:「いや、絶対警備保障部? って」
サード=ライブラリ:「ぎゃーっ!」
東雲 徹:「ま、ま、ま、待って!」
サード=ライブラリ:「し、東雲さん!とりあえず止めて!」
サード=ライブラリ:「止めてください!」
東雲 徹:ガシッと二階堂氏の腕を掴む!
GM:自爆装置はカウントダウン3で停止!
サード=ライブラリ:「……すみません……何から説明すればいいか……」 肩を落とす。
東雲 徹:「ハーッ…ハーッ……図書室で騒ぐどころか、自爆まで……」
東雲 徹:「あの、ゆっくりでいいですから、お願いできますか?」
サード=ライブラリ:「はい。この人を抑えながらでよければ」 ぽつぽつとサードが説明しだす。
東雲 徹:腕を掴みながら聞く姿勢
GM:サードの説明によれば、この自爆生徒は絶対警備保障部の二階堂。様々なイベントや設備の警備を担当する部だ。
GM:第三図書館の警備も頼まれていたのだが……今朝、本の何冊かが忽然と消えているのがわかったらしい。
GM:"できる!時間遡行のヒミツ"など、いずれもタイムトラベルに関係するオカルト本です。
サード=ライブラリ:「……ということなんです。責任感が強いのか、自害するだの自爆するだのと言って聞かなくて……」
東雲 徹:「なるほど、オカルト関係……それも時間移動のものばかり」
東雲 徹:最新号に差し替えたばかりのアカデムーの表紙が脳裏に浮かぶ
サード=ライブラリ:「間違って、こちらの図書室に搬入されていたりしませんか?」
GM:ついさっきまで整理をしてた君ならわかりますが、そういった本はまったくありません。
東雲 徹:「いえ、新書はこのあいだ入りましたけど、そういった本はありませんでした」
東雲 徹:「今日入れたのは、校内の雑誌や新聞ばかりでしたし」
GM:そもそも君がつとめる第三図書室は、学校内雑誌や新聞といった生徒活動をメインに扱う図書室だ。
二階堂燈馬:「なんてことだ……ここにもない……!」
二階堂燈馬:「やはり盗まれたか……くそッ。任務失敗だ」
二階堂燈馬:「自爆するしかない!」
サード=ライブラリ:「あああ!東雲さん!」
東雲 徹:「第一、第二の方に入った中にも、それらは…ってちょっと!!」
サード=ライブラリ:「止めて止めてー!」
東雲 徹:力を強めるが、悲しきかな肉体2! いつまでもつか…
GM:自爆装置はカウントダウン2で停止!
サード=ライブラリ:「はぁ」
サード=ライブラリ:「本に優劣をつけるのは、あまり好きではないんですけど……」
サード=ライブラリ:「本当にぼろぼろのオカルト本なんですよね。ですから気にしないでと言ってるんですけど、この有様で」
東雲 徹:「………いえ、気にしますよ」
サード=ライブラリ:セルフレームの眼鏡をはずし、軽く眉間をおさえる。
東雲 徹:「図書館から本が盗まれて、気にならないわけ、ないです」
サード=ライブラリ:「……」
サード=ライブラリ:「あの、東雲くん」
東雲 徹:「はい」
サード=ライブラリ:「もしよかったらなんですけど……消えた本を探して頂いても、いいでしょうか?」
サード=ライブラリ:「この調子だと、いつか本当に自爆してしまいそうですし。私も仕事ができませんし……」
サード=ライブラリ:「お仕事の邪魔じゃなければ、ですけれど」 やや不安そうに東雲くんを見る。
東雲 徹:やや鋭くなった目で、サード=ライブラリを見る
東雲 徹:「もちろんです。本に関するトラブルは、図書委員として……いえ、個人的に見過ごせません」
東雲 徹:「それに、第三図書館に縁のある第三図書室の担当が、サードさんの助けにならないわけにはいきませんからね」
サード=ライブラリ:「ほ、本当ですか! ありがとうございます……!」
サード=ライブラリ:「風紀も生徒会も番長連も、最近はどうも忙しいようで困っていたんです」
東雲 徹:「まあ……色々ありますからね、ここは」
東雲 徹:色々な事が、頭の中に浮かんでは消えていく
二階堂燈馬:「俺も行く。東雲と言ったな。俺も行かせてくれ!」
東雲 徹:「………その物騒なものから、手を放してくれるなら」
二階堂燈馬:「わかった! 今のところはとりあえず手を離そう!」 自爆スイッチを粉々に踏み砕く。
二階堂燈馬:「自爆装置のスペアはまだあるから、いつでも責任を取って自爆できる。安心してくれ」
東雲 徹:「もっと上の責任者の首がとびそうなので、やめといた方がいいですよ…」
東雲 徹:まったく安心できていない
二階堂燈馬:「わかった。なるべく自爆はやめておこう」 素直に頷く。
東雲 徹:「なるべく、かぁ…」ぼそっと呟く
東雲 徹:というところで、掴んでいた腕を離します
サード=ライブラリ:「……他の警備部員から聞いたお話なのですが」 横から口をはさむ。
サード=ライブラリ:「昨晩、仮面をかぶった生徒が第三図書館近辺で目撃されているそうです」
東雲 徹:「仮面……!」
サード=ライブラリ:「悪魔を模した仮面と、砂時計のような仮面。この二人が関わっている可能性があると思うんですが……」
サード=ライブラリ:「……ごめんなさい。本当に今の段階だと、噂話程度で」
東雲 徹:「いえ…手掛かりとしては十分ですよ」
東雲 徹:「悪魔……砂時計……」取り出したメモ帳にさっと書き込む
GM:このシーンはこんなところですね。君が調査に出かけようとするなら、
GM:サードがちょっと君に話しかけて終わりになります。
二階堂燈馬:「仮面生徒が犯人なのは間違いない……! 聞き込み調査だ!」
二階堂燈馬:「行こう東雲! 俺が爆死する前に!」
東雲 徹:では、一言かけて調査に向かいます
二階堂燈馬:二階堂は猛然と部屋を出ていく!
東雲 徹:「爆死が確定しているみたいな言い方、やめてくれません!?」
東雲 徹:「……まあ、とにかく調べてみます。サードさんも、調べられるならお気をつけて」
サード=ライブラリ:「あの」 こちらもなにか言おうとしている。
サード=ライブラリ:「え、ええ。東雲くんも十分に気をつけて。怪我をしてからでは遅いですから」
サード=ライブラリ:「あの……」
東雲 徹:秋吉さんに伝えるため歩き出そうとして、止まっている
サード=ライブラリ:「さっき、言ってましたよね。"図書館から本が盗まれて気にならないわけない"って」
東雲 徹:「……はい」
サード=ライブラリ:「私もそうなんです。私はレネゲイドビーイングで……図書館の化身ですから」
サード=ライブラリ:「どんなにぼろぼろでも、私の大切な本なんです」
サード=ライブラリ:「同じ気持ちの人がいて、嬉しいです」 頭を下げる。 「どうか、本を探し出してください」
東雲 徹:「えっ、いや、その……」
東雲 徹:妙な感じで手を動かし、慌てる
東雲 徹:「……わかりました。探し出せるよう、全力を尽くします」
東雲 徹:「何かわかったら、連絡しますから」
東雲 徹:そう言って、秋吉さんに事情を説明した後、二階堂さんの後を追いかける感じで!
GM:オッケー!
GM:----
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です。
GM:シナリオロイスはこれ。 シナリオロイス:二階堂燈馬 推奨感情(P:誠意/N:不安)
GM:あとサード姉さんにも取れますけど、なんかサードは初期ロイスにありそうな気配があるから・・・
東雲 徹:この気配を読み取られるとは…
東雲 徹:二階堂さんに取りましょう
GM:取って取って!
GM:推奨感情じゃなくてもいいです。
東雲 徹:同行者/二階堂燈馬/感服/自爆:○/ロイス
東雲 徹:以上です
GM:自爆

OP03 : 芙蓉堂太一

GM:じゃあ次。PC3のOPにいきましょう。
GM:チャキチャキ行くよー。登場せよ、芙蓉堂くん!
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:33->38)
GM:----
GM:アカデミア高等部のどこかにある、オシャレなラウンジ。
GM:いつもは混雑しているラウンジだが、今日は比較的空いている。君は席に腰掛けてなんかしててもいいし、空席を探していてもいい。
芙蓉堂太一:では、短髪糸目の高校生が端の方の席に着き、何やら作業をしている。
芙蓉堂太一:机の上には『三秒でマスター!ティエラ語文法』と書かれた本とノートが開かれている。
GM:三秒は無理だろ
芙蓉堂太一:もちろん選択授業でもそういう科目はないし、
芙蓉堂太一:(三秒では無理だったな……)と思いながらノートを書いている。
GM:他の生徒も、たまに君が開いてる本の表紙を見て
GM:「三秒?マジ?」「三秒は無理だろ」「ティエラ語ってどこで使うの?」「三秒は無理だろ」などと言いつつ、通り過ぎる。
GM:そんな中で、唯一通り過ぎない生徒がいる。
???:「――――芙蓉堂太一」
???:「三秒は無理では?」
芙蓉堂太一:「えー、『もし私が鳥であったら』……っと」一瞬置いて顔を上げる。
GM:見覚えのある顔だ。君と同じ高等部の風紀委員、夏川ミナ。
GM:手にMサイズのホットラテを持っている。
芙蓉堂太一:「今まさに無理だなーって思ってるとこだよ、夏川さん」にっこり笑う。
夏川ミナ:「同席、いいですか。地味に席が埋まっているようでして」
芙蓉堂太一:「もちろん。向かいどうぞ」
夏川ミナ:「失礼します」 向かいの席に腰を下ろす。
GM:夏川はいつも口数が少ないが、今日は少しだけ様子が違う。
GM:どことなく暗いというか、思いつめているというか。そんな印象を受けるかもしれない。
芙蓉堂太一:「僕もちょっと疲れてたし、周りの噂話が気になってたから、ちょうどいいや……」
GM:君は三秒でティエラ語を習得するのに専念してもいいし、夏川に話しかけてもいいです。
夏川ミナ:「ラウンジは人が多いですからね。次からは、静かなところで勉強するのをおすすめします」
芙蓉堂太一:「うーん、情報収集と両得しようとしてた僕が間違ってた」
芙蓉堂太一:「……」ぱたんと本を閉じる。「風紀ってやっぱり今忙しい?」
夏川ミナ:「?」
夏川ミナ:「忙しいといえば、いつも忙しいです。芙蓉堂太一なら知っていると思いますが……あの、あれ」
夏川ミナ:「"悪魔の仮面"だとか、いろいろ。学園抗争の戦後処理がありますから」
芙蓉堂太一:「いや、なんか夏川さんも疲れてるのかなって思っただけだけど」
夏川ミナ:「ぬ」
芙蓉堂太一:「その辺の話ね」もちろん知ってるよ? 情報屋だからね?
夏川ミナ:「疲れているように見えますか」
GM:もちろん知っていてよい!
芙蓉堂太一:「なんとなくねー。少しは付き合い長いし」
夏川ミナ:「…………」 ラテを一口飲む。
芙蓉堂太一:「なんかあるなら聞くし、口止め料はあっちで売ってるブラウニーでいいよ」
夏川ミナ:「そうですね。思えば、アルマテーラ様が来た時からの付き合いですから、だいぶ長い方です」
夏川ミナ:「ぽたぽた焼きではだめですか?」 カバンからお煎餅を取り出す。
芙蓉堂太一:「カフェラテにぽたぽた焼きかあー。まあいいや、手を打とう」
夏川ミナ:「はい。おいしいですよ」 ぽたぽた焼きを押し付ける。
夏川ミナ:「………………」
芙蓉堂太一:受け取りましょう。商談成立だ。
夏川ミナ:「あの、学園戦争で」
夏川ミナ:「私はたいしたことが出来なかったな、と。最近、よく思うのです」
芙蓉堂太一:「……」
夏川ミナ:「とにかく、友達と戦うのがイヤでした。風紀側についたのも、もとから風紀委員だったからなんとなく……程度でした」
夏川ミナ:「滝さんにも、エリス・トリオンにも、なぜ学園長を助けたのか?と詰問されました」
夏川ミナ:「アカデミアで死人が出てほしくなくて……でも、それすら、胸を張って答えられなかったのです」
芙蓉堂太一:「ふむ」
芙蓉堂太一:「その辺は僕は……僕も大概だったと思うんだよね……」
夏川ミナ:「そうですか?」
芙蓉堂太一:「フラッフラしてた」
芙蓉堂太一:「だからまあ、わかるといえばわかるし、夏川さんにはそりゃ夏川さんの心残りがあると思うよ」
芙蓉堂太一:「それが後になってしんどくなっちゃった?」
夏川ミナ:「はい。人生は選択の連続です」
夏川ミナ:「心残りや、やり直したい過去というのは、たくさん発生しますね」
夏川ミナ:「しんどくなっています」 頷く。
夏川ミナ:「過去を……」
夏川ミナ:「過去をやり直したい。それは、歪んだ望みでしょうか?」
芙蓉堂太一:「ん?」細い目を薄く開ける。
夏川ミナ:「あの時の私は失敗続きでした。あの頃に戻って、失敗を成功に変えたい」
夏川ミナ:「それは、よくない考えでしょうか?」
芙蓉堂太一:「うーん。歪んでるとは思わない。そういうことはある。というのを前提として」
夏川ミナ:「も、もし、もし時間を巻き戻して過去を変えられるとしたら」
夏川ミナ:「あなたなら、どうしますか?」
芙蓉堂太一:「でも、今この時に対処できること以外で落ち込みすぎるのはあんまりよくないかなーって思う……と」
芙蓉堂太一:「実際にできたらの話? それは……そうだな」
芙蓉堂太一:「僕はやらない」
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:「あの。あなたは、前に少しだけ、おっしゃってませんでしたか」
夏川ミナ:「オーヴァードに覚醒した流れで……ご家族と、なにかあったと」
夏川ミナ:「それをやり直したいとは、思わないのですか」
芙蓉堂太一:「言ったねえ。弟を怪我させちゃったやつね。うん」カフェオレを一口。
夏川ミナ:「それです。弟さんとの仲も、きっと険悪になったりしているでしょう」
夏川ミナ:「過去に戻って、過去を変えたいと思いませんか?」
芙蓉堂太一:「うーん」さすがに少し考える。「まあでもやらないかなー」
芙蓉堂太一:「僕は今自分の目の前のことで手一杯なんですよ」参考書を示す。
夏川ミナ:「三秒は無理では?」
芙蓉堂太一:「無理でもやらなきゃなんないの!」
夏川ミナ:「そうですね。ふふふ」
夏川ミナ:「そういうところが頑固な人でしたね、あなたは」 立ち上がる。
芙蓉堂太一:「あんまり参考になるかはわかんないけど。まあ、僕としてはそう言わざるを得ない」
芙蓉堂太一:「気に病みすぎない方がいいよ。夏川さんもそういうところが頑固だ」
夏川ミナ:「生真面目と言っていただきたいです。真面目なのがいいところだと、よく言われます」
芙蓉堂太一:「それも知ってる」
夏川ミナ:お礼のぽたぽた焼きとハッピーターンを一包、テーブルに置く。
夏川ミナ:「おはなしを聞いてくれたお礼です」
夏川ミナ:「ありがとう、芙蓉堂太一」
GM:特に声をかけなければ、夏川はこのまま退場します。
芙蓉堂太一:「あ、おまけだ。どうも」受け取ります。
芙蓉堂太一:「……夏川さん」
夏川ミナ:「はい?」
夏川ミナ:振り返る。
芙蓉堂太一:「あの時は……戦争の時はさ。別に僕らは誰も悪くなかったと思うよ。そういうもんだろ」
芙蓉堂太一:「だからしんどい、という話だけどさ」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「それでも、忘れられないんです」
夏川ミナ:「あの時もっと、ちゃんとしていれば……滝さんやエリス・トリオンに自分の想いを告げられただろうと」
夏川ミナ:「忘れられないんです。まだ、あの戦争を」
芙蓉堂太一:「……」それ以上のことは言えない。自分はその場にいなかったし、何もできなかったから。
GM:ぱたぱたと手を振り、夏川はその場を去る。
GM:その背中は、ぱっと見る限りではいつもどおりのように見えるだろう。
芙蓉堂太一:かさかさとハッピーターンの包装を解いて一口。
芙蓉堂太一:「……やっぱりあんまりカフェラテには合わないな、これ」
GM:その日はそれで終わった。芙蓉堂太一の情報網にも、特に何もビッグニュースは流れてこなかった。
GM:ただ淡々と、平和に、三秒でティエラ語をマスターしていただけだ。
GM:君の情報網にとある噂が引っかかったのは、その翌日。
GM:夏川ミナが、授業に出てこない。
GM:寮の部屋にもいないらしい。無断欠席するような生徒でもない。
GM:そんな情報を、君はどこかしらからキャッチする。
芙蓉堂太一:(……あの夏川さんがねえ。真面目なのがいいところ、なのに)
芙蓉堂太一:(動いてみようかな。今回は僕個人として)
芙蓉堂太一:寮の部屋の椅子から立ち上がる。
GM:君のスマホには、情報屋仲間の“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海からのメールが届いている。
“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:『もと学園アイドルUndineメンバーの失踪! これは絶対とくダネだよ』
“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:『なんかわかったら教えて! 高値で買うから!』
芙蓉堂太一:『情報提供感謝』と返してから部屋の隅を見る。置きっぱなしのウェポンケース。
芙蓉堂太一:「……これは王族クラスの待遇なんだけどね、夏川さん。わかってんのかな」
芙蓉堂太一:ケースを持ち上げ、部屋の外へと出ていきます。
GM:----
GM:シーンカット。ロイスのみ可。
GM:シナリオロイス:"ジェミニ"夏川ミナ 推奨感情(P:友情/N:食傷)
GM:シナリオロイスはこれ!
芙蓉堂太一:抜かりなく初期ロイスです
芙蓉堂太一:○友情/不安で取得しました。
GM:わーいやったー!

OP04 : 篠沢蒼

GM:じゃあ次。
GM:PC2の蒼ちゃんのOPだ。登場お願いします。
篠沢 蒼:はーい
篠沢 蒼:1d+34
DoubleCross : (1D6+34) → 1[1]+34 → 35

GM:さて。蒼ちゃんは、悪魔っぽい仮面をかぶった"ヘミニス"と名乗る生徒に声をかけられるわけですが
GM:場所の希望とかありますか? なければ放課後の帰り道とか、廊下、空き教室とかになります。
GM:あるいは寮の階段とかでもいいな。
篠沢 蒼:人気のない場所だと、音楽準備室とかどうかなと思っています
GM:じゃあそれ!
篠沢 蒼:はーい!
GM:ちなみに、蒼ちゃんは準備室で何してる感じでしょう
GM:授業で使った道具の片付けとか?
篠沢 蒼:練習に使った機材を片づけに来てるとこかな
GM:モイ!
GM:----
GM:高等部、音楽準備室。
小内希穂:「よいしょーっ! はー重っ!」
GM:ここまで機材を一緒に運んできた同級生が、大きなため息をつく。
小内希穂:「重すぎでしょこれ。さわちー、そっち大丈夫?」
GM:授業で使った小型のドラムセットやギロ、メトロノーム、その他いろいろを、日直の君たち二人がワゴンで押してきた形だ。
篠沢 蒼:「大丈夫……だと思う」アンプやらなにやらの機材をおろして一息つく。
篠沢 蒼:「こういうときは肉体系のシンドロームが羨ましいね……」
小内希穂:「さわちーアイドルだもんねー。肉体労働とか絶対向いてないっしょ」
小内希穂:「なんで今日に限ってうちらが日直なんだろ」 スカートについたホコリを払い、ため息をつく。
篠沢 蒼:「元・アイドル。まあ、甘やかされてたかもしれないけど」苦笑する。
小内希穂:「甘やかされてた?」
小内希穂:「アイドル、甘やかされることあんの?」
篠沢 蒼:「いや、アイドルというか、まあ」個人的に甘くしてくれる人がいるだけなのだが、そうは言いづらい。
篠沢 蒼:「あ、あとは僕がやっとくからさ、先に戻ってていいよ」
GM:なら、君が小内の方を向いた時だ。
GM:その場には誰もいない。
GM:つい先程までたしかに、小内が不満そうに唇を尖らせていたのに。
篠沢 蒼:「……小内さん?」
GM:知覚で判定してください。難易度は6/9。
篠沢 蒼:1dx>=6 知覚は苦手
DoubleCross : (1R10[10]>=6) → 7[7] → 7 → 成功

GM:がんばた!
GM:なら9の方はわからないが、6の方はわかる。
GM:君のすぐ背後から、誰かが近づいてくる。
GM:――コツ、コツ
GM:――コッ
GM:やや離れたところで、足音が止まる。
篠沢 蒼:「……!」びくっとして振り向く。
???:「――こんちは!」
GM:振り向いた先に立っているのは、バフォメットめいた仮面をかぶった生徒ですね。
GM:比較的小柄なようだが、ふんわりとしたローブに身を包んでいる。声にもエコーがかかっている。
GM:性別も、当然ながら顔も、判然としない。
篠沢 蒼:「……初めまして、だよね」仮面を目にして、眉を顰める。
???:「ん。たぶん!」
???:「キミは"ステージ・デュナミス"だよね。もとUndineの。篠沢蒼ちゃん」
どどんとふ:「エリス・トリオン」がログインしました。
"ヘミニス":「ボクは"ヘミニス"。キミのファンさ。よろしく!」
篠沢 蒼:「そういうの、冗談なら好きじゃないな」仮面を指す。「本物なら、もっと嫌」
"ヘミニス":「あっ、ごめんごめん」
"ヘミニス":「こんなかっこだけど、ボクは別にディオゲネスクラブじゃないよ
"ヘミニス":「たまたま仮面を手に入れたから、自分の夢を叶えようとしてるだけ。警戒しないでほしいな」
篠沢 蒼:「夢?」警戒は解かないまま問い返す。
GM:特に襲ってくる様子はありません。ただ、話が終わるまではキミを逃すつもりもなさそうだ。
"ヘミニス":「そう、夢」
"ヘミニス":「……………………人生というのはさ」
"ヘミニス":「選択の連続だよね。お昼になに食べるか、みたいなユルい選択もあれば、きっつい選択ばっかの時もある」
"ヘミニス":「過去の選択を悔やむことだって、きっとあるはずだ。そう思わない?」
篠沢 蒼:「……」
GM:口には出さずとも、暗にキミに告げている。
GM:"元"アイドルのキミに――選択を後悔していないかと、問いかけている。
"ヘミニス":「あるでしょ。キミにだって」
"ヘミニス":「やり直したい過去が」
篠沢 蒼:「……誘う相手を間違えたね、悪魔さん」
"ヘミニス":「ほえ?」
篠沢 蒼:挑戦的な笑顔を見せて答える。「僕はね、今すごく幸せなんだ。人生で最高に」
"ヘミニス":「…………」
篠沢 蒼:「だから、今この瞬間に至るまで、どの選択だってやり直す気はないし、何度選び直すことになったって、同じ選択をするよ。自信を持ってそう言える」
篠沢 蒼:「たとえそれが間違いだって言われても、悪だって後ろ指さされてもね」
"ヘミニス":「強がりにしては、どうも本気に聞こえるな……」
"ヘミニス":「本気の本気で」
"ヘミニス":「"大好きだったアイドルを辞めたことに、ただの一つも後悔がない"っていうの?」
篠沢 蒼:「そりゃ、もう少し穏便な辞め方はあったかもね。ファンを傷つけない方法も」
篠沢 蒼:「だけど結局僕がアイドルを辞めることには変わりない。それをやり直すつもりなんてないよ」
"ヘミニス":「篠沢蒼は男を作ってアイドルをやめた裏切り者、なんて中傷記事だってある」
"ヘミニス":「それでも?」
篠沢 蒼:「もちろん。もう覚悟はできてるから」
"ヘミニス":「ん、んんん」 腕組みをして唸る。
"ヘミニス":「困ったな……! ボクの想定だと、ここで君が"やり直したい。悪魔に魂を売り渡してでも"って言って」
"ヘミニス":「勧誘シーンに移るはずだったんだけど……」 ペラペラとカンペをめくる。
"ヘミニス":「あっ"クロノス"、もうちょっとこの空間維持して! トラブル発生!」 どこかに向かって指示する。
GM:"ヘミニス"がしばらく黙り込み、そして顔をあげる。
"ヘミニス":「――――――やり直させてあげる」
篠沢 蒼:「……何?」
"ヘミニス":これまでの展開をすべてなかったことにして、事前の想定通りに進めることにした。
"ヘミニス":「ボクの仲間が、時間跳躍の力を手に入れたんだ」
"ヘミニス":「名は"クロノス"。今はまだ僅かしか遡れないけど、じきに本格的な歴史改変だって可能になる」
GM:コツコツと、篠沢のまわりとゆっくりと回る。
GM:ローブの下からかすかに脚が見える。スカートから伸びた女子生徒の脚。
篠沢 蒼:「えっと……話、聞いてた?」
"ヘミニス":「聞いていたよ。そのうえで、言ってる」
"ヘミニス":「ボクだって決心は堅いんだ」 手をさしのべる。
"ヘミニス":「篠沢蒼。ボクたちに力を貸して」
"ヘミニス":「後悔だらけの過去を、そうではないものへと作り変えよう」
篠沢 蒼:「……」その手をじっと見つめて。
篠沢 蒼:パシッ、と払いのける。「だから、そういうのは他を当たって」
篠沢 蒼:「僕の人生を勝手に決めつけないで」
"ヘミニス":「…………」 叩かれた手を見つめる。
"ヘミニス":「……残念だな。アイドルやめたこと、心のどこかで絶対後悔してると思ってたのに」
GM:ヘミニスは壁に向かってあるいていきます。もちろん行き止まりだ……本来なら。
"ヘミニス":「また、日を改めて誘いに来るよ」
"ヘミニス":「そのときは良い返事がもらえるといいな」
"ヘミニス":「篠沢蒼は……」
"ヘミニス":「私にとって、憧れのアイドルだったからね」
GM:ひらひらと手を振り、壁に溶けるように消える。
篠沢 蒼:「おとといおいで、ってやつだよ。その、時間跳躍とか何かでね」
小内希穂:「―――――――――ちー?」
小内希穂:「さわちー? おーい?」
小内希穂:「あれ、先に帰っちゃった? これカギかけていいのー?」 隣室から声。
篠沢 蒼:「……え、あっ」
GM:バロールの《時空の裂け目》です。能力者によって、さきほどまで君は異空間に隔離されていた。
篠沢 蒼:「小内さん、いるの?」
小内希穂:「あっいた」 音楽室に続く扉を開けて入ってくる。
小内希穂:「いるのじゃねーし! どこ行ってたのもー!」
篠沢 蒼:「あ、あのっ」両手で小内さんの肩をがっしり掴む。
小内希穂:「なんか急にいなくなるから超びっくりしたし……うおっ」
小内希穂:「えっ、なっ、なに?」
篠沢 蒼:「……ちょっと待って、今」
篠沢 蒼:「足、震えて……立ってられないから。もうちょっと支えてて」
小内希穂:「うち一応ノーマルだし、好きな人いるんだけど……さ、さわちーもしかしてそっち系?」
小内希穂:「は?」
小内希穂:「えっなに? 足? なに……!?」
小内希穂:言われるがままに支える。
小内希穂:「何があったん? 保健室行く?」
GM:――また、日を改めて誘いに来る。
篠沢 蒼:「や、どっちかというと風紀委員に連絡……」
GM:あの仮面は、君の力を欲している。絶対にまた来るはずだ。
小内希穂:「あっもしもし風紀? えーと、友達の具合が悪くて、救急車一台……」
小内希穂:「は? 保健委員に言え……? うっせー!早く来い!」
篠沢 蒼:以前、仮面の男に狙われたときのことを思い出す。
篠沢 蒼:それと状況は似ている。相手の目的も。
篠沢 蒼:だったらこれは、自分がアイドルを辞めたことが切っ掛けの事件だろう。
篠沢 蒼:相手に屈するつもりはない。だけど、ひたすら逃げるつもりもない。
篠沢 蒼:「ありがと、小内さん。もう大丈夫……覚悟は、決めたんだから」
GM:----
GM:シーンカット! ロイスが取れます。
GM:シナリオロイス:"ヘミニス" 推奨感情(P:興味/N:隔意)
GM:シナロはこれ!
篠沢 蒼:ロイス/仮面の生徒/ヘミニス/誠意/憤懣〇 取得します
GM:あっ誠意
篠沢 蒼:ファンには誠意をもって接する!
GM:あの態度から誠意を感じてくれるなんて、蒼ちゃんはいいこだな・・
GM:オッケー!

OP05 : 中条総悟

GM:じゃあラスト!
GM:中条くんのOPだよ。登場しておくれ。
中条総悟:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 3[3]+38 → 41

中条総悟:いい感じでごわす
GM:ぺん!
GM:----
GM:あ、ちょっと待ってくださいね。田中のコマを用意します。
中条総悟:田中どん!!
GM:放課後。
GM:高等部と中等部の間にある噴水広場に、たくさんの番長が集まっている。
GM:それもそのはず、今日は週1で行われている、番長連の『見回りデー』だ。有志の任意参加だが数は多い。
GM:治安維持のためにこういった見回りをするのは、本来なら風紀委員会だけだったが――今は違う。
GM:学園島全体を巻き込んだ、あの戦争。
GM:LAWとCHAOSの二つに生徒たちを引き裂いた『学園抗争』は、組織の在り方すら変化させた。
GM:二度とあのような事件を起こしてはならない。そう考えた番長連は、こうした見回りデーを発足させたのだ。
GM:まだ見回り開始までは少し時間があります。中条くんは噴水広場でぼうっとしていてもいいし、誰かとお話していてもいい。
GM:バーテン番長、闇医者番長、馬面番長など個性豊かな面々が集まってます。
中条総悟:適当なベンチに腰掛けて本を読んでいます。
中条総悟:中条の「男らしさ」の基準の一つに本を読み知識を蓄えるというものがあるのだ。
GM:「中条、相変わらずかわいいな……」「美少女……」「美少年だよ」「ヒヒーン!」「男でもあれはアリだろ」
GM:周囲からは遠巻きにそんな声が聞こえる。
中条総悟:そういう声は聞こえないふりをして本を読んでいます。
GM:なら、そういった有象無象どもを割ってずいずいと歩いてくる影がある。
???:「ええい、邪魔だザコども。どけどけ!」
中条総悟:綺麗であるために努力することは好きだけど、養子について人に言われるのは苦手だ。
中条総悟:本を閉じ、貌を上げる。
中条総悟:けもり変換が
???:「フフフ……下等な人間でありながら、あいかわらず見た目だけは一級品だな」
???:「ひさしいな"鉄叫"の。いや、今朝ぶりと言うべきか?」
田中智子:「貴様も見回りに参加するつもりのようだな!」 同級生の"魔王番長"。
中条総悟:「君の時間感覚は俺にはわからないからね。」
GM:田中智子です。Bランクスペシャリストのバロール能力者。
中条総悟:「きみがひさしぶりだと思うならそうなんじゃない。」
田中智子:「フン、この世界と魔界は時間の流れが異なるからな。わからぬのも無理はないか」
中条総悟:百合の蕾がそよ風に揺れるような、わずか笑みをみせながらそういう
田中智子:「あと、"きみ"ではなく魔王クロノス様と呼べ」
GM:田中は、魔界の王クロノスが転生した存在だ。少なくとも本人はそう言い張っているので、そうらしい。
中条総悟:「ああ、そうだったね。魔王クロノス様」
田中智子:「素直でよろしい。貴様のそういうところは嫌いではないぞ」
中条総悟:中条の男らしさの基準として友人の頼みはできるだけ聞いてあげる。というものがある
GM:力の99.999%を封印され、魔王の力はわずかしか発揮できないというのが田中の言い分だ。
中条総悟:「ありがとう。俺も君の率直の所は好ましいと思っているよ。」
田中智子:「ククク……矮小なる定命の者にしては話がわかるな」
無道ささき:「――よーし、全員集まったなー!」
GM:君らの会話をブチ壊すように、総番長の大声がとどろく。
中条総悟:「時間みたいだね。」
無道ささき:「今日は二人組で見回りに行ってもらう。いつもペア決めで三日くらいグダグダするから、今回はあたし特製のくじでチャキチャキ決めるぞー!」
GM:小学校で校長先生が挨拶するときに乗るやつに乗った無道ささきは、そういってティッシュ箱を使ったくじを引く。
中条総悟:「そうだ。魔王クロノス様」
無道ささき:「ペア一号! 馬のやつと、猛犬のやつ!」
GM:「ヒヒーン!」「馬じゃん」
田中智子:「うん? なんだ、鉄叫の」
中条総悟:「せっかくだから、魔王クロノス様のお供は俺にしてほしいな。」
無道ささき:「ペア二号! 餓狼番長と羽石!」
中条総悟:「貴方なら、それぐらいはできるでしょ?」
田中智子:「貴様、総番長の話を聞いていなかったのか? くじで……」
田中智子:「も、もちろん可能だが?」
中条総悟:「うん、だから魔王の力を使って、ね」
田中智子:「馬鹿者!くじに介入するのはフェアではなかろう!」
中条総悟:「えー、俺、人見知りだからそうしてくれると嬉しかったのにな。」
中条総悟:困った様子を見て、楽しそうに笑いながら言う。
田中智子:「ヌッ……ぬぬぬ……!」
無道ささき:「ペア三号! えーと……」
無道ささき:「鉄叫と田中!」
GM:違うw
無道ささき:「鉄叫と田中!」
田中智子:「あっ」
中条総悟:「流石、魔王クロノス様。」
田中智子:「チッ! 貴様のせいで無意識に"力"を行使してしまったわ……!」
無道ささき:「鉄叫、田中。おまえたちはエリュシオン寮の周りを見てきてくれ」
中条総悟:「ありがとう。そういう優しいところがとても好きだよ。」
無道ささき:「あそこらへんは男子禁制だけど……まあ、鉄叫なら大丈夫だろ」
GM:「美少女だもんな……」「美少年だよ」「俺、男でも全然いけるな」などの声が周囲から飛び交う。
中条総悟:「いや、俺ほど男らしい人はそういいませんよ。」
中条総悟:「それなら馬面猛犬ペアの方が適任では?」
中条総悟:ちょっとむっとしている。
無道ささき:「そうかー? おまえ、この間の美少女ランキングで10位以内に入ってたんだぞ」
無道ささき:「だめだ!もうそのペア出発しちゃったし!」
無道ささき:「とにかくたのんだぞー。こういう地道な活動こそ、戦争再発?防止? のために必要なことなんだ」
中条総悟:「むう、わかりました。ここは先輩の顔を立てましょう。」
無道ささき:「おお、よろしくたのむ。あたしはここで報告を待って……むにゃむにゃ……」
無道ささき:「なにかあったらいつでも……すやぐー……」
無道ささき:「Zzz……」
GM:総番長はその場に立ったまま眠りだします。
中条総悟:「じゃ、行こうか。クロノス様。」
中条総悟:いつものことなのでスルーするのだ。きっとくじ引きは他の人がやってくれるはず。
田中智子:「ええい、貴様が仕切るな! 号令をかけるのは我輩だ!」
田中智子:「征くぞ鉄叫の!」
田中智子:ずいずいあるき出す。
中条総悟:「了解」
中条総悟:その後に続いていく
GM:由緒正しき女子寮、エリュシオン寮の周囲は、鬱蒼とした雑木林になっている。
中条総悟:「さて、どうします。クロノス様」
GM:覗き防止のため、鳴子やクレイモア地雷、杭落としや落石のワナなど、いくつものトラップが仕掛けられている。
田中智子:「トラップ地帯は避けよと言われている。ぐるりと外周に沿って回っていくぞ」
中条総悟:「どこからまわっていきましょう。」
中条総悟:「あえてトラップ地帯に潜入し魔王の威厳を示していきますか?」
田中智子:「大馬鹿者!そんな危ないことをしてどうする!」
田中智子:「普通に行くぞ普通に!」 思考自体はひどくまっとうだ。オーソドックスな、可も不可もない選択。
GM:さくさくと落ち葉を踏みしめ、田中が先を行くだろう。
中条総悟:「うん、その方が俺も助かる。」
田中智子:「戦争の、再発防止か……」 歩きながらぽつりと口に出す。
中条総悟:田中さんに続いて歩いていく
田中智子:「口惜しいものよ。あのとき我輩が島に居たなら、定命の者どもの小競り合いなど2秒で止めてやったものを」
中条総悟:へらで一つ一つ丁寧に角を取り除いた、フランス人形ような容姿はささきの言う通り女子寮に男がいるという違和感を感じさせない
田中智子:「我が魂が煉獄へと呼び戻されていたのが悔やまれる」 たまたま戦時中は実家に帰っていた。
中条総悟:「そうだね。クロノス様がいたのなら、それもできただろうね。」
田中智子:「わかっているではないか」
田中智子:「そういう"鉄叫"よ。貴様こそ、あの戦争の時はなにをしていたのだ?」
中条総悟:「友達だもの。」
中条総悟:「定期健診。」
田中智子:「ふん?」
田中智子:「定期検診?」
中条総悟:「島の設備だけじゃ、ちょっと手が回らない部分があってね。」
田中智子:「どこか、体が悪いのだったか。あるいはオーヴァードとして覚醒した時の後遺症か?」
中条総悟:「そんなところ。大したことじゃないんだけど、定期的に見た方がいいって言われててさ。」
中条総悟:「でも2秒で戦争が終わったんじゃ、僕にはクロノス様の活躍がわからないね。」
田中智子:「脆弱なるヒトの身では大変であろうな。同情する」
中条総悟:あまり触れられたくないのか。無理に話題を変えようとする。
田中智子:「ん、それもそうだな。7日ほどに長引かせてやるのもよいか」
田中智子:「鉄叫の。貴様は」
中条総悟:「いや、30分、長くても2時間ぐらいにまとめてほしいな。ドラマか、映画みたいに」
田中智子:「英雄になりたいと思ったことはないか?」
中条総悟:「英雄か、それも「男らしさ」の一つだね。」
田中智子:「そうだろう、そうだろう」 うんうんと頷く。
田中智子:「30分でも、2時間でも。戦争をそれほどの短さで終わらせたなら、それは間違いなく稀代の英雄だ」
田中智子:「そんな存在になり、みなから讃えられたいと思ったことは、あるか?」
中条総悟:「讃えられたいっていうのは別かな。」
中条総悟:「ただ、「自分が英雄だ」と思える瞬間があったなら。」
田中智子:「……ほう? 名声は要らぬと?」
中条総悟:「それはきっと僕の人生で忘れられないものになると思う。」
田中智子:「それでいいのか? もしかしたらそれでは、お前以外の誰も、お前が英雄だとは思わないかもしれない」
中条総悟:「クロノス様にほめてもらえるなら嬉しいけどね。」
田中智子:「お前の活躍が、誰の記憶にも残らぬかもしれんのだぞ」
中条総悟:「うん、それでいい。」
中条総悟:「例え、俺以外の人すべてが俺を英雄だと思ってくれても」
中条総悟:「俺自身が俺をそう思えないなら、そんなものに何の価値もない。」
中条総悟:「俺を『男』だと思いたいのは、誰より俺自身なんだから。」
中条総悟:「クノロス様は、どうなの?」
田中智子:「………………なるほどな」
田中智子:「…………」 背中を向けている。
田中智子:「吾輩は違う」
田中智子:「貴様と吾輩は違う。似ているようでありながら、その価値観は決して――」 振り向く。
田中智子:「相いれぬ存在のようだ」 その顔には、砂時計を模した仮面が装着されている。
GM:中条くんは回避で判定してください。難易度は9。
中条総悟:エフェクト使っても?
GM:www
GM:い、いいよ!
中条総悟:浄瑠璃の鏡!
中条総悟:4dx+21
DoubleCross : (4R10+21[10]) → 6[1,2,5,6]+21 → 27

中条総悟:わーい
GM:強すぎw
GM:田中の腕が動き、小石を君に向かって投げつける。殺意のこもった攻撃ではない。
GM:君の力なら、回避しようと思えば簡単に避けられるだろう。
中条総悟:ほう、と小さく息を吐く
中条総悟:吐息の微かな音が増幅され、その力が田中さんと中条の真ん中あたりで意思を砕きます
中条総悟:「そうかな。」
GM:粉々にされた石がばらばらと空中に舞い散り、
GM:次の瞬間。
中条総悟:「俺は、さっきも言った通り君のことが好きなんだけど」
GM:動画の逆再生のように破片が集合し、もとの石になり、田中の手に収まる。
田中智子:「お前がそうでも、吾輩はそうではない」
田中智子:「いや違う。吾輩も貴様の事は嫌いではないが、過去の自分に納得がいかぬ!」
中条総悟:「……」
田中智子:「吾輩は、あの戦争で英雄になりたい!」
田中智子:「誰もが主役になれるはずのこの島で……」
田中智子:「永遠に脇役で居続けるのは、まっぴらごめんなのだ!」
中条総悟:「それで」
中条総悟:「また戦争でも起こすつもり?」
田中智子:「いいや、逆だ……こちらから"行く"」
田中智子:「魔王の力がじきに蘇る。魔王クロノスの力で時を遡り、歴史を改変する!」
中条総悟:百合の花のような印象は鳴りを潜め、厳冬の月を思わせる冷たさが表へ出る。
田中智子:「過去へと飛んで、あの戦争を終わらせるのだ! "クロノス"と"ヘミニス"の二人が!」
中条総悟:「そんなことが」
中条総悟:出来るわけがないという言葉を止める。
中条総悟:「クロノス様なら、出来るんだろうね。」
田中智子:「できる……!  そして、一度しか言わぬ。貴様を我が供として連れて行ってやろう!」
田中智子:「吾輩と来い、鉄叫の! 英雄になれるたった一度のチャンスだ!」
田中智子:「吾輩と共に過去へ飛び、歴史を作り変えるぞ!」
中条総悟:「残念だけど」
中条総悟:「俺はそれが英雄になれる最後のチャンスだと思っていない。」
中条総悟:「それに過去を乗り越えた今の学園も気に入っている。」
中条総悟:「最後に、俺が見たいのは過去の戦争で英雄になるクロノス様でなく、未来の戦いで英雄になる君だ。」
田中智子:「……交渉決裂か」
田中智子:「残念だ」
中条総悟:「残念だ。そう言ってくれたことだけは嬉しく思っておくよ。」
???:「ほらもー。だから言ったじゃないか」 エリュシオン寮の屋上から、誰かが飛び降りてくる。
???:バフォメットめいた悪魔の仮面をかぶった、黒いローブの生徒。
"ヘミニス":「その子はダメでしょ。見るからに過去改変に協力してくれる性格じゃないよ」
中条総悟:「君が、ヘミニスさん?」
"ヘミニス":「そ!」
"ヘミニス":「"仮面を作る仮面"――"悪魔の仮面"の、適合者!」
"ヘミニス":「今からでも遅くない。キミが過去改変に協力してくれるなら、ピッタリの仮面をあつらえてあげるけど?」
"ヘミニス":「しないよね。今の言い切りっぷりからして」
中条総悟:「しないね。それに俺の顔を隠す必要が「」
中条総悟:「あると思う?」
"ヘミニス":「あは! たしかにない!」
田中智子:「……話はここまでにしよう」
田中智子:「さらばだ中条。我はこの"ヘミニス"と共に、過去へと行く」
田中智子:「吾輩はもう、お前の知る田中智子ではない……」
"クロノス"田中智子:「仮面の力を手にした、真なる魔王。魔王クロノスだ」
GM:これ以上君がなにか言わなければ、クロノスとヘミニスは退場します。
中条総悟:「君がクロノス様なのはずっと前からだろう。」
中条総悟:「だから、僕はクロノス様を知っている。」
中条総悟:「だから、君が過去に行くなら、追いかけて、必ず止めてやる。」
中条総悟:「待っていろ。過去で。地獄のような、戦場で」
"クロノス"田中智子:「クックックッ」
"クロノス"田中智子:「おもしろい……」
"クロノス"田中智子:「定命の者のちっぽけな力。見せてみよ」
"クロノス"田中智子:「待っているぞ」 《ディメンジョンゲート》。
"クロノス"田中智子:ブラックホールのような時空の歪みを生み出し、消える。
"ヘミニス":《ワールウィンド》。
"ヘミニス":風が渦巻いたと思ったときには、もう姿はない。
GM:寮の裏手。鬱蒼とした雑木林の片隅に、キミだけが残された。
中条総悟:考え込んでいる。
中条総悟:中条の考える「男らしさ」の一つに言った言葉は必ず実行するというものがある。
中条総悟:でも流石に過去に行くとか、そんな突拍子のないことのやり方はわからない。田中にはできても自分には出来る気はしない。バロールシンドロームでもないし。
中条総悟:だから
中条総悟:「調べて、協力して、頑張るか。」
中条総悟:必ず、止める。
中条総悟:軽い口調の中にそんな決意を込めて
中条総悟:以上で!
GM:----
GM:シーンカット!
GM:ロイスがとれるよ。シナリオロイスはこれ。

■MP01 シーンプレイヤー:東雲徹

GM
GM:シーンプレイヤーは東雲くんにしようかな。
GM:サード、二階堂もついてきてます。登場可能PCは中条、エリス。
GM:登場する人はどうぞ。
東雲 徹:39+1d10 登場します
DoubleCross : (39+1D10) → 39+10[10] → 49

東雲 徹:うぐぅ
中条総悟:出る!
中条総悟:2d10+42
DoubleCross : (2D10+42) → 8[4,4]+42 → 50

GM:ももも・・
中条総悟:ぎゃす
GM:なに2d10って!
エリス・トリオン:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 7[7]+46 → 53

東雲 徹:多い!
エリス・トリオン:やめてほしい
GM:+4にしましょうw
中条総悟:よかった・ハンデだったw
GM:中条くんは46かな
中条総悟:だす!

GM:まずは東雲くんの描写から入ろう。
GM:東雲、二階堂、サードの三人は、本を盗んだ犯人探しのために広場へと出てきたところだ。
GM:もう、地道な聞き込み調査をするしかないのだが……。
サード=ライブラリ:「ううーん」
サード=ライブラリ:「ぜんぜんダメですね。"悪魔っぽい仮面と砂時計っぽい仮面をかぶった人を見なかったか"って聞いてきたんですが」
サード=ライブラリ:「まるでダメでした……東雲くんの方はいかがですか?」
東雲 徹:「こっちも今一つ…見回りをしている番長連の人達にも聞いてみたんですけど」
東雲 徹:「特にそれらしい情報はなかったです」
サード=ライブラリ:「そうですよね。そもそも、仮面生徒が現れたら普通に騒ぎになっているはずですし」
サード=ライブラリ:「もしかしたら仮面の二人は、まだ仮面をかぶって日が浅いのかもしれません」
東雲 徹:「僕はそのあたり、あまり詳しくないので、なんとも言えませんけど」
東雲 徹:「……何かの準備をしているとか、でしょうか」
サード=ライブラリ:「彼らの目的次第、ですね。さすがに本を盗むのが最終目的ではないでしょうし」
サード=ライブラリ:「ああ……こんなとき、姉さんたちならぱぱっと動機を推測できるんでしょうけど」
サード=ライブラリ:「申し訳ありません、あまり役に立てなくて」 肩を落とす。
東雲 徹:「いえ、そんな、あの、落ち込まないでください!」わたわたと手を動かす
東雲 徹:「ほら、それだけ相手が上手というか、手練れというか…いや、でも目撃されているし…」
東雲 徹:「……と、とにかく、調べ始めたばかりなんですから!」
GM:君が慰めているところで、二階堂も戻ってきます。
二階堂燈馬:「す、すまない……」 手には新しい自爆スイッチを持っている。
東雲 徹:話しかける前に手首を掴みます
二階堂燈馬:「"悪魔っぽい仮面”、”砂時計っぽい仮面"……さきほどから聞いて回っているのだが、まるで目撃情報がない」 手首を掴まれる。
東雲 徹:「そうですか……ありがとうございます。ここに来るまでに自爆しないでくれて」
二階堂燈馬:「ああ。自爆する前におまえたちに謝りたかったのでな」 反対側の手をポケットにつっこみ、別の自爆スイッチを取り出す。
二階堂燈馬:「くそーッ! 仮面の手がかりも見つからなかった今、もう俺にできることはない!」
二階堂燈馬:「自爆するしかないーッ!」
東雲 徹:「……僕たち三人だけだと、やっぱり限界がありますね」もう片方の手首をつかみながら
GM:というところで、エリスくんと中条くんも出てきていいよ!
サード=ライブラリ:「あああもう!」
エリス・トリオン:あ、では
東雲 徹:「あいにく、生徒会や番長連に知り合いはいないんですけど…サードさんはどうですか?」
サード=ライブラリ:「は、はやく……もうなんでもいいから仮面の情報を掴まないと、本当に自爆してしまう……!」
エリス・トリオン:二階堂君の自爆スイッチが、ぽんっぽんっと続けざまに爆発する
東雲 徹:「うわっ!?」
東雲 徹:手首を離して、サードさんの前に立つ!
二階堂燈馬:「グワーッ爆発!」 手をやけどして悶絶!
サード=ライブラリ:「!?」
エリス・トリオン:「往来の真ン中で、自爆スイッチ振り回してる危険人物がいるっつー通報が入ったんだが」
サード=ライブラリ:「通報されますよね、それは……って、あれ?」
サード=ライブラリ:「エリスくんじゃないですか」
エリス・トリオン:「テメーか? 風紀委員に引き渡してやっから大人しく・・・」 遠間から、すたすたと歩いてくる
東雲 徹:「あなたは……え?」その名を呼んだサードさんの方をちらと見て
エリス・トリオン:「あァ? 生徒会役員の俺サマの名前を……」
エリス・トリオン:「んー」少し考える素振り「――ああ、三番目か。」
サード=ライブラリ:「はい、フォースからよく聞いてますよ」
エリス・トリオン:ちなみに自爆スイッチはイージーエフェクト『炎の理』で破壊しました
エリス・トリオン:「図書館の良くできた司書さまが、こんなとこまで来て買い出しか?」
サード=ライブラリ:「はぁ……買い出しならよかったんですけど、そうではないんですよ」
東雲 徹:親しげに話す両名の顔を交互に見ている
サード=ライブラリ:「図書館の本が、仮面をかぶった生徒に盗まれてしまいまして」
エリス・トリオン:「いや、丁度良いや。お前らんとこ、盗難事件あったんだよな?」
サード=ライブラリ:「ね、東雲くん」
サード=ライブラリ:「あっ、もう知ってた」
東雲 徹:「ぇ、あ、はい」
エリス・トリオン:「一年か」見定めるような目でじろじろ見る
東雲 徹:「えと……はい。一年の、東雲徹です。図書委員です」
東雲 徹:腕章の付いた腕を少し前へ
サード=ライブラリ:「東雲くん、こちらは生徒会のエリスくんです。無愛想だけど根はいい人だと、うちのフォースが言っていました」
東雲 徹:「生徒会のエリスさん、ですか。よろしくお願いします………?」
エリス・トリオン:「今すぐ、その、雑な認識を、改めろ!」
東雲 徹:じぃ、と少しエリスさんの顔を見る
エリス・トリオン:「あんのクソチビ、どんな風に言ってやがる……」
サード=ライブラリ:「えっ、でも無人島に漂流したときは、エリスくんが引率のお兄さんみたいに頑張ってくれていたと……」
エリス・トリオン:「それ以上、余計な、情報を、出すんじゃねえ、三番目!」
二階堂燈馬:「そ、それで」
二階堂燈馬:「生徒会なんだろう、お前は。なにか……仮面についての情報を持っていないのか」
エリス・トリオン:「つーか何で知ってんだ、どいつからで漏れやがった・・・!」
エリス・トリオン:「そりゃこっちの台詞だ、自爆魔」
二階堂燈馬:両手の火傷を《リザレクト》で再生させながら、ゾンビのようにエリスくんに詰め寄る。
エリス・トリオン:「悪魔と砂時計の仮面、だったか?」
東雲 徹:「……っと。えっと、はい。その二つです」
エリス・トリオン:「悪魔の方は俺が探してる奴の可能性がある。分かってる情報を寄越せ」
サード=ライブラリ:こくこくとその横で頷く。
サード=ライブラリ:「えっ、エリス君も仮面の生徒を探してたんですか!?」
東雲 徹:「どこかで、別の事件が?」
エリス・トリオン:「風紀委員の奴らが、保管してたのをヘマしてかっぱらわれたんだよ」
エリス・トリオン:「風紀、委員の、奴らが」
エリス・トリオン:強調!
東雲 徹:「保管って…仮面を? つまり、その仮面を盗んだ奴らが、本を盗んだ…」
サード=ライブラリ:「チャ……」
サード=ライブラリ:「チャンスですよ東雲くん! ここは、エリス君と、協力しましょう!」 東雲くんの両肩を掴んでつめよる。
エリス・トリオン:「どっちが先かは知らねえがな」
サード=ライブラリ:「お荷物の二階堂くんもいる今、私たちだけでは永久に犯人を捕まえられない気がします!」
東雲 徹:「はぃあっ!?」
東雲 徹:「え、あ、のちょっと!?」
サード=ライブラリ:「仮面について知ってる人は、一人でも多いほうがいいはずです! ねっ、共同戦線しましょう!」
中条総悟:じゃあ、そんな風にワチャワチャしてるとこに登場してよいですか!
GM:来るがいいよ!
東雲 徹:予想外のアクションに思考回路がショート寸前
エリス・トリオン:どうぞ!
東雲 徹:お願いします
中条総悟:タッタッタッタッと遅めのジョギングのような一定のペースで走ってくる中等部の少年が視界の端に移ったりします。
中条総悟:ダッシュで走りたいとこだが体力がごみ(肉体1)なのでジョギングペースで走るのが精いっぱいなのだ。
二階堂燈馬:「お、お前! そこの……男子……女子……?」 そんな中条くんにも声をかける。
二階堂燈馬:というか描写をしていないだけで、先程から道行く人に片っ端から声をかけ続けている。
二階堂燈馬:「仮面の生徒を見なかったか!」
中条総悟:「え、はい。」
中条総悟:呼吸が乱れ、雨に打たれる梨の花のように、肩が上下している。
二階堂燈馬:「悪魔っぽい仮面と、砂時計っぽい仮面! どっちでもいい!」
中条総悟:肩を揺さぶられながら、二度深く息を吸い込み、呼吸を正そうとする。
エリス・トリオン:「アホ。ンな片っ端から声掛けて見つかったら苦労しねーよ」
二階堂燈馬:「もし有益な情報をくれるなら、絶対警備保障部謹製の自爆スイッチを一個あげるぞ!」
中条総悟:「ちょっと、落ち着いて」
サード=ライブラリ:「そうなんですよね。現にさっきから空振りばっかりですし……」
中条総悟:「その仮面なら、見ましたよ。」
GM:二階堂は自爆スイッチを差し出した状態で深呼吸する。
東雲 徹:「え?」
サード=ライブラリ:「……うえええ!?」
エリス・トリオン:「ホラ見ろ、中等部のガキが困り倒して・・・は?」
東雲 徹:正気に戻り、自爆スイッチを叩き落としつつ中等部の生徒の方を見ます
中条総悟:「砂時計の仮面と、仮面を作るとか触れ込みの悪魔の仮面ですよね。」
中条総悟:「そのことを、うちのボスに報告しようとしてたんですが、貴方達も探してるんですか?」
中条総悟:高等部の人たちっぽいのでとりあえず敬語を使う。
サード=ライブラリ:「え、悪魔の仮面の方はそこまで詳しく知らないんですけど」 エリスくんを見る。
東雲 徹:「そんなに物騒なものなんですか?」
東雲 徹:同じく見る
エリス・トリオン:「……あってる」嫌そうな顔。
エリス・トリオン:「お前、番長連か?」
二階堂燈馬:「な、なんてことだ……! 目撃者が、いた……!」
東雲 徹:「嬉しくて自爆とかやめてくださいね?」
二階堂燈馬:取り出しかけていた自爆スイッチをしまう。
中条総悟:「はい。そちらは?」
中条総悟:「番長、じゃないですよね?誰も見たことありませんもの。」
東雲 徹:「あ、僕は高等部一年の東雲徹。こちらが第三図書館のサード=ライブラリさん。それで、この人が…」
エリス・トリオン:「生徒会役員だ。エリス・トリオン。高二だ」
エリス・トリオン:「情報の出所を詳しく聞かせろ」
二階堂燈馬:「高等部三年の二階堂だ。絶対警備保障部部長をやっている」 一礼。
中条総悟:「ああ、名前を名乗ってませんでした。中等部二年中条雄吾、鉄叫番長と呼ばれています。」
中条総悟:「よろしくお願いします。」
中条総悟:たおやかに頭を下げる。
サード=ライブラリ:「あ、わたし知ってますよ。14歳なのにレネゲイドコントロールは大人顔負けだとか」
東雲 徹:「中条君、だね。よろしく」こちらも少し頭を下げる
サード=ライブラリ:「よかった。頼れる助っ人が二人も……」 胸をなでおろす。
中条総悟:「調子がいいときは、ですけどね。」
東雲 徹:「へえ、凄いんだね」
東雲 徹:「それじゃ、話を聞かせてくれないかな。あ、僕は生徒会じゃなくて図書委員なんだけど」
サード=ライブラリ:「そうですね。仮面について、いったいどこで?」
サード=ライブラリ:「さすがに本人に会ったとか、そういうわけではないでしょうけど……所在地の噂を掴んだ、とかですか?」
中条総悟:携帯をマナーモードにして寝ているのかまったく連絡のつかないささきさんよりも
中条総悟:普通にこの人たちと協力した方が早いのでは?とか思い始める。
エリス・トリオン:「総番長、話してもすぐに解決に繋がるわけじゃねえぞ」
エリス・トリオン:「周りに実働役がいる状態ならともかく」
中条総悟:「ですね。」
GM:ささきに電話をかけると、寝ている時特有の「現在すやすやしております。御用のある方は……」というメッセージが流れますね。
東雲 徹:かわいい
エリス・トリオン:この時間は見回りをやっているというハナシは聞いているので
エリス・トリオン:総番長の周りが手薄なのは予測がつくのだ
中条総悟:「突拍子のない話になるかもしれませんが。」
中条総悟:「聞いていただけますか?」
サード=ライブラリ:「大丈夫ですよ。突拍子もない事が起こるのがこの学園ですし」
サード=ライブラリ:「ね?」 エリスと東雲を見る。
東雲 徹:「ですね」首肯する
エリス・トリオン:「まあ、中坊なら慣れてねえのも仕方ねえ」 無駄に勝ち誇ったように
中条総悟:「では、簡単に説明させていただきます。」
二階堂燈馬:「いや、わかる。責任感の強い人間ほど、突拍子のない事態には困惑し、責任を取って自爆しようとするものだ……」
中条総悟:先輩方は、頼りになるなあと素直に思っている。
サード=ライブラリ:「この人は気にせずに話を進めてくださいね、中条くん」
中条総悟:「俺の友人である魔王番長が砂時計の仮面を被り魔王クロノスとして復活を遂げました。」
サード=ライブラリ:「はい?」
中条総悟:「そして彼女は"ヘミニス"となる悪魔の仮面を被った人と行動を共にしている。」
中条総悟:「そして彼女らの狙いは過去に遡り、かつてこの学園で起こった戦争で、英雄となること。」
エリス・トリオン:「あーあー、なるほどね」
東雲 徹:「えっと、復活ってことは、その魔王番長さんは魔王クロノスなの?」自爆スイッチを取り上げながら
中条総悟:「魔王クロノスです。」
東雲 徹:「クロノスで魔王かぁ」
東雲 徹:「………待った、学園戦争?」
中条総悟:「そして二人は「過去に行く」と言って俺の前から姿を消しました。」
エリス・トリオン:「……待て待て待て待て」
中条総悟:「そう言ってました。」
エリス・トリオン:「情報量が多いんだよ馬鹿!」
東雲 徹:「"過去に行く"……サードさん、盗まれた本の内容と合致しますよ」
中条総悟:「簡単にまとめたつもりだったのですが、要領を得ず申し訳ない。」
サード=ライブラリ:「"魔王番長"は知っています。Bランクスペシャリストの田中智子ちゃんですね」
エリス・トリオン:「いるのかよ、ンな胡乱な奴……」
サード=ライブラリ:「彼女が魔王クロノスを名乗っているのは、その……そういう……」 そういう設定の妄想、とは流石に言わない。
中条総悟:「はい、眼帯をした女の子です。」
サード=ライブラリ:「でも、Bランクですよ。いくら参考書があっても、単独での時間遡行は無理なはずです」
サード=ライブラリ:「中条くん。クロノスちゃんは本当に、過去へ行くと言っていたのですか?」
中条総悟:「はい。」
東雲 徹:「学園で起こった戦争って……アレ、だよね?」
中条総悟:「無論俺にその方法はわかりませんけど」
エリス・トリオン:「で? ……その動機が、何だって?」
二階堂燈馬:「戦争で……英雄になる、だったか?」
中条総悟:「事実ではなく、私見を伝えても良いなら、彼女の目は本気でした」
二階堂燈馬:「過去に飛んで……それは、歴史改変をするということじゃないのか」
中条総悟:「ええ、そういうことです。」
中条総悟:「だから俺はそれを止めるためになんとかしたいんですけど。」
エリス・トリオン:「動機のトコ、もう少し詳しく言え。戦争で英雄になる? どうやって? 何のために?」
サード=ライブラリ:「……」 突拍子もなさすぎて、眼鏡を外して眉間を抑えている。
中条総悟:「先輩方の中でタイムスリップしたことある人はいませんか?」
東雲 徹:「………僕は、ない」
サード=ライブラリ:「いやいや。そんな、"カレー作れる人いませんか?"くらいのノリで聞くものではないでしょう」
エリス・トリオン:「ねェな」
エリス・トリオン:「バロールとか、そういう単独戦闘規模でなら、近いことが出来る奴はいるだろうが」
東雲 徹:「二階堂さんは? 自爆したら過去に戻っていたとか…」
中条総悟:二階堂さんの方を見る。
二階堂燈馬:「君は俺をなんだと思っているんだ。非常識な」
東雲 徹:「ないって」中条君の方を見て
中条総悟:「なるほど、タイムスリップの経験はなしと。では、そこは手探りで探っていきましょう。」
中条総悟:「動機について、ということですが。」
エリス・トリオン:(・・・・・こいつ)
エリス・トリオン:(自分のペースが崩れねえタイプだな・・・)
中条総悟:「『私なら戦争を2秒で終わらせられるから』」
二階堂燈馬:「なるほど、理解できる」
エリス・トリオン:「………………………」
中条総悟:「『タイムスリップをしてそれをやれば英雄に慣れるよね』っていうのが俺が聴いた方法」
東雲 徹:「……それ、聞く人が聞いたらキレるやつだね」
二階堂燈馬:「あの戦争に参戦できなかったことを悔やんでいるタイプか」
エリス・トリオン:その言葉を聞いた一瞬、目つきが殺意じみて尖る。
サード=ライブラリ:「怒りますね……いや」
中条総悟:「理由は、二階堂さんの言う通りです。彼女は悔やんでる。」
東雲 徹:(正直、俺もだ)
エリス・トリオン:「…………チッ」 舌打ちし、元の不機嫌そうな表情に戻る。
サード=ライブラリ:「なんか、ここにも一名、そのタイプの人がいる気がしますけど」 エリス君の殺気にびくついている。
東雲 徹:エリスさんの表情の変化に気付く余裕はなかった
エリス・トリオン:「あ? 別に何もねェよ」
中条総悟:自分の言葉で殺気が湧いたことには気づいているが受け流す。
エリス・トリオン:「で。……さっきチラッと出たが、その手段ってのが、本か?」
中条総悟:「本、とは?」
東雲 徹:「……ああ、本ね。その仮面の二人組が、第三図書館から本を盗んでいて」
東雲 徹:「それが時間移動に関するものばかりなんだ」
エリス・トリオン:「盗まれた本、内容は分からねえのか?」
サード=ライブラリ:「でも、本当に箸にも棒にもかからないオカルト本なんですよ。アカデムーとか、本当にあった!いにしえのタイムゲート!とか、そういうの」
エリス・トリオン:「実際にその通りにすれば時間移動できるかはともかく、行動を予測できるかもだろーが」
エリス・トリオン:「満月の夜にどこどこの海岸に行けば~みたいな記述がありゃ万々歳だ」
サード=ライブラリ:「表題だけですね。なにぶんマイナーな本ですから、内容は詳しく調査しないと」
GM:内容については情報項目で明かしますが、表題については今書きましょう。
エリス・トリオン:「チッ、精霊の癖に使えねー」
中条総悟:「先輩方」
GM
・アカデムー(10年前、アカデミア解説当初にオカ研が書いたもの)
・アカデムー別冊:本当にあった!いにしえのタイムゲート!
・アカデムー別冊:"できる!時間遡行のヒミツ"

サード=ライブラリ:「わ、私だってもっとメジャーな本なら記憶してるんですよ!?」
中条総悟:「俺は彼女を止めたいんです。」
中条総悟:「彼女は過去に行くと言った、彼女が言ったならきっとそれはやり遂げる。」
東雲 徹:「……」中条君の真剣な眼差しを見る
中条総悟:「けど、過去に行ってから戻ってこれるかどうかはわからない。あの子はそういう子です。」
二階堂燈馬:「どうやって過去へとぶのか知らんが、リスクは当然あるだろうな」
中条総悟:「だから、出来ることなら彼女が過去に行く前に止めたい。過去に行ってしまったなら、何をしてても連れて帰りたい。」
エリス・トリオン:「過去、ねえ。過去か……」
中条総悟:「だから、お願いです。力を貸していただけませんか。」
二階堂燈馬:「それでも過去を変えたいということは、それだけ後悔が強いんだろう。真面目な人間が暴走すると厄介だという典型例だな……」
東雲 徹:「過去……」
エリス・トリオン:「アホくせえ」
中条総悟:深々と頭を下げる。中条の定義でこういう時に頭を下げることは「男らしくない」ことではない
東雲 徹:「……時間移動がどうこうはともかく」
東雲 徹:「僕たちも、盗まれた本を探していたんだ。こちらこそ、力を貸してほしい」
エリス・トリオン:「俺はただ仮面をかっぱらった馬鹿をぶちのめして回収するだけだ」
中条総悟:「ありがとうございます。」
サード=ライブラリ:「"目的は近いからとりあえず協力してやる"だそうです」 エリス君の言葉を翻訳して中条くんへ伝える。
中条総悟:もう一度深々と頭を下げる
GM:ここらへんかな。
GM:じゃあ、中条くんが頭を下げたところで
エリス・トリオン:「テメーは余計なことばっか言うんじゃねえ……!」 とサードさんの頭に軽くチョップを入れる真似をする
GM:高等部校舎の方から、オーヴァードにとってはおなじみの……それでいて、あまり歓迎したくない空気が急激に膨らむ。
GM:《ワーディング》です。
GM:同時に校舎からは、何人かの生徒が「仮面だ!」「仮面の怪人が出たぞ!」とあたふたと逃げてくる。
東雲 徹:「ちょっと、何を………!!」エリスさんの手を防ごうとした直後、ただならぬ気配に高等部校舎の方を見る
中条総悟:「先輩方、案内をお願いします。」
エリス・トリオン:「!」 手を止めてそちらを見る。
中条総悟:距離と方向をわかるが、高等部の構造がわからない!
エリス・トリオン:「……お前ら、戦えるクチか?」
エリス・トリオン:「具体的には破壊力を出せるクチか?」
中条総悟:「さっきわかったんですけど。今日は調子がいいみたいです。」
東雲 徹:「……経験はないですけど、少しは」その目つきは鋭い
二階堂燈馬:「戦闘力は皆無だが、行くぞ! 絶対警備保障部の名において生徒に被害は出させん!」 言うだけ言って真っ先に駆け出す。
エリス・トリオン:なんでないんだよ!
中条総悟:「皆無なのに迷わないんだ。すごいな。」
中条総悟:尊敬のまなざしでみる。
エリス・トリオン:「なんで警備保障部がねーんだよ! てめーら、とにかくついてこい!」
東雲 徹:「あの人は……!」頭を押さえつつ、懐から眼鏡ケースを取り出す
エリス・トリオン:「三番目は安全な距離を保ってついてこい!」
東雲 徹:かけていた眼鏡を、ゴーグルに近いヘッドバンド仕様のスポーツ用のものと交換する
サード=ライブラリ:「わかりました! 二階堂さんはほうっておくと危ないので、なんとか私が抑えます」
サード=ライブラリ:「少しでも仮面の手がかりをつかみましょう!」
中条総悟:そのままエリスさんについていく。
東雲 徹:「すいません、お願いします」
東雲 徹:《軽功》も発揮しつつ駆け出す
東雲 徹:スピードを抑えて、エリスさんと並走する形に
中条総悟:中条の考える「男らしさ」の定義に「常在戦場」があるので、常に闘える体制ではあるのだ
GM:----
GM:シーンカット。ロイスと購入が可能です。
GM:購入は、みんな聞き込みしたり移動してる間に購入した感じかな。
エリス・トリオン:購入はアレだ
エリス・トリオン:戦闘用きぐるみ。
GM:戦闘が近い予感がするので、装甲をかためたり回復アイテムを狙ったりするといいでしょう。
GM:ほほう!しかし買えるかな……?
エリス・トリオン:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[4,6,10]+5[5]+2 → 17

GM:ええっつよ
中条総悟:メイド服でも狙おうかな。
エリス・トリオン:いざとなれば財産点で・・・
エリス・トリオン:と思ったけど全然いけたわ
東雲 徹:ここは伝説のスペリオルミックスを狙ってみたい…CランクⅡで購入判定には+1のはず!
GM:きぐるみ、難易度14か。めっちゃ買えてる
GM:していいよ!
GM:>CランクII
東雲 徹:2dx+2+1>=15 了解! 振ります!
DoubleCross : (2R10+2+1[10]>=15) → 9[2,9]+3 → 12 → 失敗

東雲 徹:グエーッ
中条総悟:援護の風やら使えます?
東雲 徹:財産点は5あるけど…どうしよう
GM:つかえるよ~
中条総悟:ごわすー
GM:5人もいるんだから、自分の財産がなくてもどうってことないですって
GM:なんか援護の風使いが二人もいるし
エリス・トリオン:俺はもう完全状態なので
中条総悟:仲間を信じるんじゃ!!
エリス・トリオン:鐘ならある
東雲 徹:じゃあ買っておこう…情報収集には腕章もあるし
東雲 徹:3点払って買います!残り財産点2点!
中条総悟:援護の風+ウインドブレスを自分に
中条総悟:アルティメイド
中条総悟:6dx+10
DoubleCross : (6R10+10[10]) → 10[2,2,2,7,10,10]+8[4,8]+10 → 28

中条総悟:やったー
GM:圧倒的すぎるw
東雲 徹:強い
東雲 徹:スペリオルミックス、メジャーで飲むやつですけど、今飲んでもいいんでしょうか
中条総悟:侵蝕は50に
GM:いいよー
東雲 徹:ありがとうございます! 飲みます!
東雲 徹:伝説の味がする…
東雲 徹:生徒会/エリス・トリオン/連帯感:○/憤懣/ロイス
東雲 徹:ロイスを取得しフェイズエンドです
GM:オッケー!
GM:じゃあシーンを切るよ。
中条総悟:うぇい!

■MP02 シーンプレイヤー:芙蓉堂太一

GM:ネクスト!
GM:蒼ちゃんと芙蓉堂くんのシーン。場所はけいおん部部室がいいんでしたっけ?
芙蓉堂太一:そうですねー。こちらが訪ねていきたい。
篠沢 蒼:ではそこで!
GM:じゃあ、芙蓉堂くんサイドからちょこっと描写しましょう。廊下を歩いてるシーンから。

GM:アカデミア高等部。その芸能活動棟の廊下を君は歩いている。
GM:けいおん部、ヘビメタ部、デスメタル部、バイキングメタル部、メロスピ部など様々な部が活動している場所だ。
GM:当然治安の悪化も懸念されるので、風紀委員たちが頻繁に見回りしてます。
GM:「あの戦争から3ヶ月かあ」「はやかったな」「俺、戦争で手柄を立てて若槻先輩に告白するつもりだったんだけどなあ」
GM:「でも若槻先輩、カレシいるらしいぜ」「マジかよ」
GM:「俺、手柄を立てて夏川さんに告白しようと思ってたんだけど……」「あの子もカレシいるらしいぜ」「マジかよ」
GM:そんな、目立った戦績を出せなかった連中がぼやきながら見回りしてます。
GM:ということで、芙蓉堂くんはそいつらに反応したりしなかったりしながら目的地まで行くといいでしょう。
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:38->45)
芙蓉堂太一:高め
芙蓉堂太一:(あー、そのカレシどっちもわりと怖いぞー)などと思いながらぽてぽて歩いています。
芙蓉堂太一:背中に背負っているウェポンケースは、楽器ケースですよ?という顔をして堂々と行く!
芙蓉堂太一:周りを見回して、風紀委員の中に夏川さんがいないかも確認。
GM:いませんね。男子も女子もいるが、夏川ミナの姿はない。
芙蓉堂太一:風紀に当たるのは、まずざっと調べてからの方がいいかな、と判断。軽音部の部室に向かいます。
芙蓉堂太一:ひとり、話を聞きたい人物がいる。比較的近くに夏川ミナと交流があったらしい生徒だ。
GM:じゃあ、軽音部の部室から誰かが出てきますね。
GM:部員でしょう。練習で汗をかいたのか、ぱたぱたうちわで扇ぎながら外の風に当たりにきている。
芙蓉堂太一:「あ、すいませーん。軽音の人かな」愛想よく話しかける。
小内希穂:「はーあつっ! 廊下涼しい……天国すぎる……」
小内希穂:「あ、はいはい? そうだけど?」
小内希穂:「入部希望の人?」 背中のケースを見る。
芙蓉堂太一:「高二の芙蓉堂っていいます。篠沢蒼さんは中にいる?」
芙蓉堂太一:「今のとこ部活はしないつもり。これは別」
小内希穂:「今ギターもベースもけっこう多いんだよね。アンプ足りるかな……」
芙蓉堂太一:「しないってば」
小内希穂:「なんだそっちか」 追っかけだと思っている。 「ちょっと待ってね。呼ぶだけ呼んでみる」
小内希穂:「ねーさわちー! おーい!」
小内希穂:「なんかさわちーの追っかけっぽい変なヒトきてんだけどー!」
小内希穂:「どうするー? うちが追い返そっかー?」
芙蓉堂太一:「追っかけでもないし変なヒトでもないですよ!」
芙蓉堂太一:「単に用事があるだけ!」
小内希穂:「えー?なんか雰囲気が胡散臭いって言われない?」
篠沢 蒼:侵蝕率+4(1D10->4)(侵蝕率:35->39)
篠沢 蒼:「えー……と、僕がちゃんと話すよ、ありがと小内さん」
小内希穂:「ん。知り合い?」
篠沢 蒼:部室から眼鏡の女子生徒が顔を出す。
小内希穂:「フヨードーだって」
芙蓉堂太一:「胡散臭い……」あまり否定はできない!
小内希穂:言いながらその場をどく。
篠沢 蒼:「ふよ……?ううん、知らない人だけど」小内さんの肩越しに相手を見る。
篠沢 蒼:「邪険にするものじゃないでしょ、わざわざ会いに来てくれた人だし」
芙蓉堂太一:「どうも。はじめましてだしね。遠くから見たことはあるけど」
篠沢 蒼:「初めまして、篠沢です。……イメージ違うでしょ」
芙蓉堂太一:「ふむ、言われてみるとそうかも。……いや、僕は別に追っかけでもストーカーでもないから安心して」
篠沢 蒼:「自分でストーカーだっていう人は少ないと思うけど」控えめに笑う。
篠沢 蒼:「それで、腐葉土……先輩? どんな用事で?」
芙蓉堂太一:「もうちょっと音を伸ばそうか」
芙蓉堂太一:「まあ、本題はこっち。夏川ミナさん、知ってるよね」
篠沢 蒼:「……ふよーどー?」
芙蓉堂太一:「まあそれでいいや……」
篠沢 蒼:「夏川さん? そりゃ、友達だし、Undineのメンバーだったもの」
芙蓉堂太一:「うん。僕もわりと付き合いがある方で……だから来たんだ。彼女、今どこにいるか知ってる?」
芙蓉堂太一:「どうも授業に出てないって聞いた。あの夏川さんがだよ」
篠沢 蒼:「どこって……」怪訝な顔をする。「風邪とか、UGNの用事じゃないんですか」
芙蓉堂太一:「それがそういう理由でもないらしいからおかしいなって」
篠沢 蒼:「……」ますます眉を顰める。「えっと、はっきりさせたいんですけど」
篠沢 蒼:「ふよーどー先輩は、なんでそんなこと知ってるんですか?」
芙蓉堂太一:「おっと」
芙蓉堂太一:「そうだ。今回そっちの用事じゃないから忘れてた。僕、普段は情報屋をやってます。よろしくね」
篠沢 蒼:「情報屋って、そんな……」更に疑問を重ねようとして、言葉を止める。
芙蓉堂太一:「そっちのネットワークで自然に話が来てさ。さすがに心配になったということ」
篠沢 蒼:「えっと、ふよーどー……芙蓉堂?」
芙蓉堂太一:「花の芙蓉に講堂の堂。芙蓉堂です」
篠沢 蒼:「あー……! 夏川さんが言ってた、学園随一の情報通って人……!」
芙蓉堂太一:「話膨らんでんな」
芙蓉堂太一:「まあいいや。名前が通ってるなら話が早いや」
篠沢 蒼:「あの、わざわざ聞きに来たのに申し訳ないんですけど、僕も夏川さんの居場所なんて……というか」
篠沢 蒼:「授業に出てないっていうのも、今聞いた話ですから」
芙蓉堂太一:「うーん、そっか。まあそうだよね……」
芙蓉堂太一:「……ああ、一応言うけど、これは、別に情報屋としていいネタを掴んだとかそういうやつじゃなくて」
芙蓉堂太一:「僕が昨日ちょっと彼女と話して……様子がおかしかったから気になって。個人的に聞きに来ただけだから」
芙蓉堂太一:「もしどこかで会ったらちょっと気にかけてあげてくれる?」
篠沢 蒼:「それは、もちろん……」言いながら携帯を取り出して、夏川さんにメッセージを送る。
篠沢 蒼:「……うん。この時間ならすぐ既読つくはずなのに」
篠沢 蒼:「……あ、そうだ」
GM:既読はつきません。電話もコール音はするが、繋がりはしない。
篠沢 蒼:「あの仮面、もしかしてUndineのメンバーを狙ってるのかも」
芙蓉堂太一:「……仮面」糸目なのでわかりにくいが、表情が少し険しくなる。
篠沢 蒼:ヘミニスと名乗る仮面の女生徒との接触について、かくかくしかじかする。
篠沢 蒼:「風紀委員には伝えたんですけど、夏川さんや青海さんには……心配かけると思って」
芙蓉堂太一:「……やり直すって言った?」
芙蓉堂太一:「それ、昨日夏川さんから似たようなことを聞いたよ。『もし時間を巻き戻して過去を変えられるとしたら』」
篠沢 蒼:「『後悔だらけの過去を、そうではないものへと作り変えよう』……って」
芙蓉堂太一:「時間跳躍。歴史改変。同じじゃん」
芙蓉堂太一:「そいつが、夏川さんにも接触をしているかもしれない、ってことか」
篠沢 蒼:「だとしたら、話すべきだったかな……こっちにも接触してきたこと」
芙蓉堂太一:「そこは……まあ、それこそ今言っても仕方がないね」
篠沢 蒼:「あの、芙蓉堂先輩」顔を上げてまっすぐ目を見る。「探しましょう、夏川さん」
篠沢 蒼:「情報通の先輩が手伝ってくれるなら、きっと見つかります」
芙蓉堂太一:「ん」まっすぐな目に少しだけ怯んで「うん。その必要がありそうだね」
篠沢 蒼:「ありがとうございます」ぺこりと頭を下げる。
芙蓉堂太一:「……僕も昨日、なんかまずいこと言ってないか心配でさー。ちょっと思いつめてたから」
芙蓉堂太一:「部活が大丈夫なら、ちょっとあちこち行ってみよっか」
篠沢 蒼:「それじゃ、部活はもう上がるって言ってきますね」そう告げて部室に戻ろうとする。
小内希穂:「あ、さわちー終わった?」
小内希穂:「ここのリズムなんだけどさ……」 と、君に楽譜を見せようとしたところで
GM:芸能活動棟を覆うように、君たちにとって馴染み深いフィールドが展開される。
GM:《ワーディング》だ。
小内希穂:「う……!」 気を失う。
篠沢 蒼:「!?」
芙蓉堂太一:「!」
GM:芙蓉堂くんと蒼ちゃんは意志判定してください。難易度は7くらいかなぁ。
芙蓉堂太一:2dx+2=>7
DoubleCross : (2R10+2[10]>=7) → 3[3,3]+2 → 5 → 失敗

芙蓉堂太一:ぐげ
篠沢 蒼:思い出の一品とCランクⅡの効果込みで
篠沢 蒼:4dx+2>=7
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 10[1,6,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

GM:すげー!
GM:なら、蒼ちゃんはまっさきに気づくし、思い出せる。
GM:今まで話していた廊下の先。全部で6人ほどの生徒が倒れている。
GM:全員が、今日この後者の見回りをしていた風紀委員です。
GM:そして、倒れた風紀委員を見下ろすように、二人の生徒が立っている。……仮面の怪人。
"ヘミニス":「よーし、こんなものか」
篠沢 蒼:「な……」とっさに、倒れた小内さんを庇うような位置に立つ。
"ヘミニス":「"クロノス"。彼らを儀式の間へ」
"クロノス"田中智子:「ああ。一気に六人も手に入るとは、幸先がいい……む?」
"クロノス"田中智子:黒いゲートを開こうとしていたが、芙蓉堂くんと蒼ちゃんに気づいてそれを止める。
篠沢 蒼:「あいつの仮面!芙蓉堂先輩、さっき話した奴です!」
"クロノス"田中智子:「"ヘミニス"。あれは……糸目の方じゃないぞ。糸目の横にいるやつは……」
芙蓉堂太一:「……え」一瞬気づくのが遅れて振り返る。
"ヘミニス":「篠沢蒼。それに、芙蓉堂太一まで」
"ヘミニス":「珍しいね。どういう組み合わせだい」 黒いローブの、バフォメットめいた仮面を揺らしながら君たちに挨拶する。
"ヘミニス":「君たち、そんなに親密な仲だったのかい?」
芙蓉堂太一:「……一度狙われた篠沢さんはともかく、僕を知ってるのか」警戒しながら口を開く。
篠沢 蒼:「たった今会って意気投合したところ」
"ヘミニス":「知っているとも! 情報通の芙蓉堂太一。有名人じゃないか」
芙蓉堂太一:「CDは前に買ってたけどね」
"ヘミニス":「キミはもうすこし、自分の知名度に関する認識を改めるべきだね」 芙蓉堂くんに言う。
篠沢 蒼:「共通の友達の話で盛り上がったんだけど……ヘミニス、その子のことは知らない?」
芙蓉堂太一:「うーん、隠れてるつもりだったんだけど。まあいいや」
"ヘミニス":「?」
"ヘミニス":「友達?」
篠沢 蒼:「しらばっくれるの」
篠沢 蒼:語気が強まる。「君がさらったんじゃないの?」
"ヘミニス":「おいおい、なんなのさ。誰のことだい」
"ヘミニス":「まあ、人さらいなら今してるところではあるけどさ」
芙蓉堂太一:「……聞くけど。Undineのメンバーを狙ってたんじゃないのか?」
"ヘミニス":「えっ」
芙蓉堂太一:「えって」
"ヘミニス":「ぜんぜん違うよ。Undineのメンバーを攫っても、ボクらの計画にはつながらないし」
篠沢 蒼:「え……どういうこと? Undine絡みで仮面をつけたわけじゃ……」
"ヘミニス":「なわけないじゃん。ボクは過去に戻ってやり直したいことがあるけど、べつにUndine絡みじゃない」
"ヘミニス":「Undineはいいグループだったからね」
芙蓉堂太一:「……じゃあ、夏川さんの件は……?」
"ヘミニス":「……あぁ……」
"ヘミニス":「共通の友人って、その子のことか」
"ヘミニス":「知らなーい。夏川さんの能力じゃ時間遡行はできないし、拉致ったりもしないよ」
"ヘミニス":「ボクらがほしいのは、力だ」 一歩前に踏み出す。
"ヘミニス":「SSランクのロコロコくん。生徒会の山縣亜鷺や、風紀委員会の若槻常陸。編集部の霧灯夢二……」
"ヘミニス":「他者の力を増幅する、篠沢蒼」
"ヘミニス":「力を増幅させることで、過去へのゲートを開きたいのさ」
芙蓉堂太一:「なるほどね……」その辺のメンツには連絡をしておこうと思う。
"ヘミニス":「そこの"クロノス"ひとりでは、まだ時間遡行は難しいからね」
"クロノス"田中智子:「……」
篠沢 蒼:「そんなこと……僕じゃ力不足だと思うけど」
"クロノス"田中智子:「いいや、できる」 口をはさむ。 「我らと同じ、"過去に対して強い後悔を抱くもの"であればな」
"ヘミニス":「……まあ、いいさ。計画については後でゆっくり話すとする」
"ヘミニス":「芙蓉堂太一も支援タイプだったよね。ボクたちと一緒に来てもらおう」
"ヘミニス":「過去への扉を開くため、君たちには何が何でも、協力してもらう!」
芙蓉堂太一:「それ聞いて、はーいわかりましたーってついてくように見えます?」
GM:ヘミニスが指を鳴らすと、倒れていた風紀委員たちが一斉に起き上がる。
GM:その全員が……簡素な仮面をつけている!
"ヘミニス":「見えないなぁ。だから、力づくでやらせてもらうよ」
"ヘミニス":「怪我をさせたくはないからね。抵抗しないことをおすすめするよ……!」
篠沢 蒼:「……先輩。支援タイプってことは、こういうとき」芙蓉堂くんにすがるような視線を送る。
"クロノス"田中智子:《時空の裂け目》。空間を歪め、外界からこの廊下を遮断する。
芙蓉堂太一:「うーん、これ持ってきてよかったっちゃよかったけど」ウェポンケースを下ろす。
芙蓉堂太一:「正直、アタッカーと比べれば全然。威力には全く期待しないでほしい……」
"ヘミニス":「そうそう。君たちの戦闘能力はしっかり把握しているからね」
篠沢 蒼:「ああ……精一杯、応援しますね」冗談ではない。篠沢の能力は『応援』と呼べる程度のものだ。
"ヘミニス":「悪あがきはやめたほうがいいよ!」
芙蓉堂太一:「つって、この状況であがかないわけにいくか、という話!」
"ヘミニス":「そうかい」
"ヘミニス":「……じゃあ、かなり気が進まないけれど」
"ヘミニス":「痛い目にあってもらおうか!」
GM:----
GM:シーンカット。
GM:ロイスがとれるよ。購入も可!
GM:次は戦闘だよー。
篠沢 蒼:ロイス/協力者/芙蓉堂先輩/有為〇/猜疑心 取得します。
GM:さいぎしん!
芙蓉堂太一:ロイス、篠沢蒼/○誠意/不安 で!
芙蓉堂太一:あやしくないよー
篠沢 蒼:ほんとかなー
篠沢 蒼:ちょっと早いけどメイド服狙っていこう
篠沢 蒼:手配師とCランクとラッキーメダル:ホワイト使って
篠沢 蒼:7dx+5>=20
DoubleCross : (7R10+5[10]>=20) → 9[2,4,6,7,8,9,9]+5 → 14 → 失敗

GM:たりない!
芙蓉堂太一:ボディアーマー買えたらいいなあ
篠沢 蒼:財産6はたいて購入!
芙蓉堂太一:あ、援護の風使っていいですか
GM:いいよ~
芙蓉堂太一:やったー 侵蝕2上昇。ダイス+8個。
芙蓉堂太一:13dx+2=>12
DoubleCross : (13R10+2[10]>=12) → 10[2,3,3,4,4,5,5,6,6,8,9,9,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

芙蓉堂太一:よっしゃ
芙蓉堂太一:装備!

■MP03

どどんとふ:「中条総悟」がログインしました。
どどんとふ:「エリス・トリオン」がログインしました。
どどんとふ:「芙蓉堂太一」がログインしました。
どどんとふ:「東雲 徹」がログインしました。
どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
GM:セッション再開!
GM:ミドルフェーズの3。このシーンは、襲われて絶体絶命な非アタッカーのクズ二名のもとに
GM:エリス、中条、東雲の三人がギリギリ駆けつけて戦闘開始するというシーンだよ。
GM:ということで、全員登場をどうぞ。
エリス・トリオン:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 9[9]+53 → 62

芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:47->56)
東雲 徹:49+1d10-1 スペリオルミックスさん、頼みます!
DoubleCross : (49+1D10-1) → 49+1[1]-1 → 49

篠沢 蒼:侵蝕率+6(1D10->6)(侵蝕率:39->45)
エリス・トリオン:死ぬ
東雲 徹:最低1なので50!
中条総悟:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 3[3]+50 → 53

中条総悟:今回ついてるなー
GM:エリスくん・・・
エリス・トリオン:スペリオルミックスをくれ
東雲 徹:渡せばよかった…

GM:高等部校舎、芸能活動棟。
GM:騒音防止のため通常学舎からやや離れたこの芸能活動棟は、治安の悪化が懸念されている。
GM:そのため、武装風紀委員が定期巡回しているのだが……
GM:今では、その武装風紀委員すべてが"ヘミニス"の手先となってしまっている状態だ。
GM:篠沢と芙蓉堂に風紀委員が、そして"ヘミニス"と"クロノス"が迫る。
"ヘミニス":「もう一度だけ言うよ。無駄な抵抗はやめたほうがいい」
"ヘミニス":「ケガをするだけだからね。なるべく穏便にいきたいんだ」
"クロノス"田中智子:「……だ、そうだ。言うとおりにしたらどうだ?」
篠沢 蒼:「悪いけど、最近の僕はちょっと頑固なんだ」
芙蓉堂太一:「……ということらしいよ」でも支援型ふたりじゃなあーと頭を悩ませている!
GM:"クロノス"が時空を歪めているのか、本来校舎外から聞こえるはずの音は一切聞こえない。
GM:"ヘミニス"も詰みを確信しているのだろう。余裕をもって君たちに近づいてくる。
エリス・トリオン:「おーおーおー、雁首揃えやがって」
芙蓉堂太一:「え。……その声は……」
エリス・トリオン:声は、天井裏から。通風口からにわかに、部屋の中に霧が立ち込める。
"ヘミニス":「!」
篠沢 蒼:「霧……?」
"ヘミニス":「この声は……」
芙蓉堂太一:《蝙蝠の耳》。確かに知っている声をキャッチした。
エリス・トリオン:ざしゅ、と霧が実体化し、悪魔面の前に出現!
"クロノス"田中智子:「貴様は……!?」
"ヘミニス":「……エリス・トリオン……!」
芙蓉堂太一:「エリスくん……!?」
エリス・トリオン:「領域閉鎖なんざ、小賢しい真似しやがって。――隙間が多いんだよ、素人が」
エリス・トリオン:「んア? ……情報屋じゃねーか」 背後を振り向く
エリス・トリオン:「悪魔面に砂時計。……ドンピシャだ」
"クロノス"田中智子:「チッ! 校舎全体を異空間で覆うには、ちと時間がかかったか……忌々しい」
芙蓉堂太一:「あああ、助かった。人が来た……。どうも、久しぶり」
芙蓉堂太一:「Aランクディフェンダーの君が来れば僕らも……」
篠沢 蒼:「(いかにも喧嘩慣れしてそうな人、それに芙蓉堂先輩の知り合い……)」地獄に蜘蛛の糸!
篠沢 蒼:「……って、ディフェンダー?」
芙蓉堂太一:「……」ディフェンダー。サポーター。Cランク。
芙蓉堂太一:「あれ?」
エリス・トリオン:「よしテメーら、俺が止めといてやるからぶっ飛ばせ」
エリス・トリオン:「ん?」
篠沢 蒼:「ぶっ飛ばすって、そんなことできそうに見えます!?」思わず声が大きくなる。
芙蓉堂太一:「攻撃できる人! いや、僕もできなくはないけど、強い人! 誰か!」
芙蓉堂太一:「くっそ、風紀にも番長連にも連絡繋がんないし……!」
エリス・トリオン:「あ、そっちのは誰だテメー? 巻き込まれた一般人か?」
篠沢 蒼:「あっ、えっと……一般人ですけど」
篠沢 蒼:「どっちかというと、巻き込んじゃったのは僕の方で……ああ、もう」
篠沢 蒼:「今説明してる時間ないです!」
中条総悟:「ワーディングの中で立って居られてもこの学園では一般人なんだよな。」
中条総悟:「はい、攻撃できる人です。お待たせしました。」
"クロノス"田中智子:「バカ! 非戦闘タイプが一人増えただけではないか!」
"クロノス"田中智子:「これでは何の解決にも……」「!」
中条総悟:いつの間にか!いる!
篠沢 蒼:「!?」
エリス・トリオン:「やっと来たか。おっせーぞ!」
芙蓉堂太一:「……!」ようやくほっとする
東雲 徹:「すいません、ちょっと必要なものが…」後方より、さらに一人
中条総悟:「や、クロノス様。思ったより早く会えたね。」
中条総悟:「それとも君の感覚では久しぶり、なのかな」
"クロノス"田中智子:「…………ククッ、久しぶりだな鉄叫の。早速吾輩の邪魔をしに現れたか」
"クロノス"田中智子:「おもしろい。それでこそ吾輩が見込んだ男よ!」
芙蓉堂太一:「スペシャリスト一名確保……かな。と、あとえーと、知ってる。図書委員の人だ」頭の中を探る。
東雲 徹:「……仮面。砂時計に……山羊?」二人の怪人を見る
サード=ライブラリ:「間違いありません。おそらくあの二人が、本を盗み出した……!」
東雲 徹:「バフォメット、とかかな」
中条総悟:「ありがとう。期待に沿えるよう頑張るよ」
二階堂燈馬:「犯人だ!捕まえよう!捕まえるぞ!」
篠沢 蒼:「先輩、生徒全員の顔覚えてるんですか……?」少し引いてる。
東雲 徹:「僕たちが前に出るので、二階堂さんはサードさんをお願いします!」
サード=ライブラリ:「私はこの人がムチャしないよう抑えてますから! 東雲くん、お願いします!」
東雲 徹:「自爆は最後の手段にも入れない感じで!」
芙蓉堂太一:「全員は無理だよ。ノイマンじゃないし」
エリス・トリオン:「非戦闘員は下がってろ」 二階堂さん、サードさん、篠沢さんに
篠沢 蒼:「応援ぐらいなら、できますから」エリスくんに返す。
エリス・トリオン:「図書委員、中坊。そこの糸目はそこそこやれる奴だ」
エリス・トリオン:「雑に利用して構わねえ。……なんだ、テメーもか?」 と、篠沢さんに
東雲 徹:「糸目…」糸目さんの方を見る
芙蓉堂太一:「図書室はわりと行くから……あ、どうも糸目です」
東雲 徹:「……ん?」もう一人、隣にいる女生徒を見て
中条総悟:「よろしくお願いします。中条です。」
東雲 徹:「あ、東雲です」
篠沢 蒼:「一応支援の真似ぐらいは。……Cランクですけど」
篠沢 蒼:「えっと、篠沢……です」
芙蓉堂太一:「君も悪いけど手伝ってくれる? なんか訓練所の方でも見たことあるし、いけるでしょ」東雲くんに。
東雲 徹:「あ、はい、大丈夫です。いけます」芙蓉堂さんに
芙蓉堂太一:「これなら僕もサポートした方がいいし。分担分担」
"ヘミニス":「……おもしろいな。"クロノス"じゃないけど、おもしろくなってきた」
"ヘミニス":「悪事を働けば、かならず正義の味方が現れるってわけだ。……いいだろう!」
"ヘミニス":「用があるのは芙蓉堂太一と篠沢蒼だけだけど」
"ヘミニス":「――ここはひとつ、遊んであげるよ!」
GM:戦闘を開始します。エンゲージは次の通り。
GM
-----------------------------------------------

[8]クロノス [20]ヘミニス
[3]風紀委員(剣)3 [3]風紀委員(剣)2 [3]風紀委員(剣)3

5m

[12]風紀委員(術)1 [12]風紀委員(術)2 風紀委員(術)3

5m

[6]中条 [6]篠沢 [10]芙蓉堂 [21]東雲 [2]エリス


-----------------------------------------------

GM:あっ、蒼ちゃん3になってる
GM:ログで修正しようっと。
GM:ということで、セットアップに入りましょう。どうぞ。
"ヘミニス":《フルパワーアタック》。
"ヘミニス":様々な事情により、行動値は0……になりません。
中条総悟:ずるい!!
エリス・トリオン:そんな
篠沢 蒼:なんだと
芙蓉堂太一:おのれー
東雲 徹:卑怯な
"クロノス"田中智子:《得意領域》。RCダイスを増加。
GM:なお、風紀委員が全滅すると仮面二人は撤退しそうな感じがあります。
GM:そこを含めてエフェクトを切ったり、みんなの戦闘演出をおひろめしたりしてね!
篠沢 蒼:「(怖そうな人はディフェンダー、あっちの彼は図書委員。支援するなら……)」
篠沢 蒼:《活性の霧》《アクセル》を中条くんに。このラウンドの間、攻撃力+15、行動値+8。
中条総悟:パイセン!!
中条総悟:セットアップはなしです。
東雲 徹:「(……いや、長引いたら怖い。最後の手段だな)」
東雲 徹:セットアップは今回、なしでいきます
篠沢 蒼:「中条くん、だっけ。高校生なのに情けないけど……頼らせてね」感情をこめて言葉をかける。ささやかながら相手の士気を高揚させる『応援』の能力だ。
篠沢 蒼:侵蝕+4で49。
中条総悟:中条総悟の「男らしさ」の基準の一つに頼られたらそれに応えることがある
芙蓉堂太一:こちらはなし!
中条総悟:「頼られるのは嫌いじゃないので、任せてください。」
中条総悟:かすかに感覚が鋭くなっているの感じながら言う
"クロノス"田中智子:「Undineの蒼ちゃんか……鉄叫め。デレデレしおって」
"ヘミニス":「"もとUndine"だ。彼女の力はそういうものなんだから、仕方がないさ」
中条総悟:「クロノス様が応援してくれたら、もっと嬉しそうな顔してあげるよ?」
東雲 徹:「あぁ(見た顔のはずだ。名前もそうだし)」
"クロノス"田中智子:「ええいうるさい!行くぞ!」
GM:イニシアチブ!
GM:東雲くんの手番だよー
芙蓉堂太一:はい!
東雲 徹:うおお
GM:なんかあるかい
芙蓉堂太一:《スピードフォース》使用してメインプロセスを行います。侵蝕4上昇。
GM:こいつ、三秒で支援するつもりか……!
GM:行いな!
芙蓉堂太一:ククク……語学はできなくても支援はできる
芙蓉堂太一:マイナーで5m後退。メジャー、コンボ『ガラスの群来鳥』。《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》を使用。三体対象なので東雲くん、中条くん、自分に。侵蝕7上昇。
芙蓉堂太一:「自己紹介が遅れた。僕は芙蓉堂太一。情報屋をやってる」辺りに風が吹き、透明の空気でできた小鳥が舞い上がる。
東雲 徹:「…そういう人、いるのは知ってましたけど」舞い上がる鳥をちらと見て、敵の方へ向き直る
芙蓉堂太一:「とりあえず今回は君らを支援させてくれるかな。細かい話は後で!」鳥は口々にさえずり、勇気を与える歌を歌う!
芙蓉堂太一:対象の次のメジャーの判定ダイスが+5個、クリティカル値-1となります。
東雲 徹:「……はい、後で!」前を見ながら答える
中条総悟:敵から視線を切らず、その歌を聞いています
"ヘミニス":「さすが芙蓉堂太一。篠沢蒼もだが、支援する相手がいると一気にイキイキとするね」
"ヘミニス":「あ、"一気にイキイキ"って別にダジャレじゃないよ」
エリス・トリオン:「死ぬほどどーでもいい。黙って死ね」
"ヘミニス":「あいかわらず刺々しいな。ボクもキミに用はないよ……!」
GM:あらためて、東雲くんの手番!
東雲 徹:いえっさ
東雲 徹:マイナーで《ハンドレッドガンズ》+《ジャイアントウェポン》を使用。武器を作成し、装備します
東雲 徹:侵蝕率は50+3+2で55
GM:ジャイポン!
東雲 徹:Cランクなのでいうほど大きくはならない!
東雲 徹:続いてメジャーに
東雲 徹:《コンセントレイト:ハヌマーン》+《居合い》+《ギガンティックモード》
東雲 徹:範囲攻撃です。対象は"ヘミニス"と"クロノス"のエンゲージの全員を指定
東雲 徹:えーと
東雲 徹:支援でダイス+5、C値-1だから
東雲 徹:15の6で20だな。振ります
GM:ええ・・ダイス多くない?
東雲 徹:15dx6+20 teya-
DoubleCross : (15R10+20[6]) → 10[1,1,2,4,5,5,5,6,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,2,6,7,7,8,9,10]+10[1,3,5,7,7,9]+10[2,7,10]+10[6,7]+10[1,9]+10[8]+10[8]+4[4]+20 → 104

GM:えぇ・・・(困惑)
篠沢 蒼:こわ
芙蓉堂太一:ミドルなのに
エリス・トリオン:ちょっとお兄さんよくわかんないな
GM:とりあえず、風紀委員(剣)はイベイジョンで命中。
中条総悟:えぐい
GM:こんなんイベイジョンで避けられるわけねーだろ!
"クロノス"田中智子:4dx+1=>104 一応素ドッジ。
DoubleCross : (4R10+1[10]>=104) → 9[2,9,9,9]+1 → 10 → 失敗

GM:剣(1)がクロノスをメジャー放棄カバーします。
"ヘミニス":《リフレックス:サラマンダー》《炎神の怒り》《蛇の動き》。
"ヘミニス":16dx6+8
DoubleCross : (16R10+8[6]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,3,4,4,6,7,7,9,10,10]+10[1,2,3,5,5,7]+10[10]+10[6]+10[9]+10[10]+10[10]+3[3]+8 → 81

東雲 徹:強い…!
GM:これでよけらんねーってどういう事だテメー!
東雲 徹:ガチ回避系こわい
篠沢 蒼:こわっ
芙蓉堂太一:ひゃー
エリス・トリオン:ちょっと待った、C値6・・・?
GM:6です。
エリス・トリオン:なんだこいつ
GM:剣2がヘミニスをメジャー放棄カバー。
GM:ダメージをどうぞ!
東雲 徹:計算が正しければ、ダメージダイスは11のはず…振ります
東雲 徹:11d10+11 諸々有効
DoubleCross : (11D10+11) → 60[9,8,3,7,3,3,8,3,6,1,9]+11 → 71

GM:tuyosuginai
GM:風紀(剣)は三人とも倒れる!
GM:カバーされたので仮面は無傷です。
東雲 徹:では、演出とかさせてもらいます!
東雲 徹:忘れないうちに、侵蝕率は8あがって、63
東雲 徹:ポケットに右手を突っ込み、中に入れていたものを握りしめる。
東雲 徹:目の前の敵を見据えながら、手の中のそれに自分の力を馴染ませる。
東雲 徹:「(………よし)」
東雲 徹:右手をポケットから出し、握りしめていたもの…道中で拾ってきた小石を、真上に放り投げる。
東雲 徹:「………ふっ!」
"ヘミニス":「……なんだ」
東雲 徹:落ちてきた小石の一つに右手で触れると、それはすぐさま投擲に適した形へと変わる。
"ヘミニス":「ただの、石――――」
"ヘミニス":「!」
東雲 徹:円柱状――チョークのようになった小石を、投げる
東雲 徹:牽制も兼ねて、まずはそれぞれの仮面の額へ。頭蓋を砕かぬよう速すぎず、避けられぬよう遅すぎず。
東雲 徹:投擲後、すぐさま別の石を掴む。先程と同様に変形させたそれを、今度は右前腕へ。
東雲 徹:続いて左腿、次いで左前腕、右腿…それを、人数分繰り返す。
"ヘミニス":「くっ!」 炎を巻き上げて小石を燃やしつくそうとするが、間に合わない。
東雲 徹:手にしていた複数の石は、一つも床に落ちること無く、敵へと向けて放たれた
GM:だが、近くに立っていた風紀委員が身を挺して仮面のふたりを庇う!
GM:――ドガガガガッ!
"クロノス"田中智子:「なんだあいつは……! 並の投擲ではないぞ!?」
東雲 徹:身体を貫くことはないが、したたかに身体を打つ
東雲 徹:無視することは到底できない痛みを与える…だろう。人に向けたのは、今回が初めてだ
"ヘミニス":「図書委員だっけ。何の用かな?」
"ヘミニス":「図書委員は戦うのが仕事じゃないだろう?」
東雲 徹:「……そう、だ。図書委員の仕事は、本に関する仕事だ」
"ヘミニス":「なら帰って本の整理でもしていなよ。最近、編集部の部長が新しい新聞を書いたらしいし」
東雲 徹:攻撃を終えた右腕が、だらんと下がっている。
東雲 徹:それなりに無茶をしているのだ。弾の準備も含めて、インターバルが必要になる
東雲 徹:「……盗んだだろ、本を。第三図書館から」
"ヘミニス":「……ん、ああ。ちょっと"借りた"ね」
"ヘミニス":「まさかそのためだけに、首を突っ込みにきたのかい」
東雲 徹:「無断で"借りる"のは、"盗む"ってことと、変わりない」
東雲 徹:「……そういう奴は、嫌いなんだ、昔から」
東雲 徹:「戦う理由は、そのためだけで、十分だ」
"ヘミニス":「ふうん、真面目だね。ずいぶんと」
東雲 徹:「よく、言われるよ」
篠沢 蒼:「(彼のことは知らないんだ。僕や芙蓉堂先輩については、よく知っているような口ぶりだったのに)」
"ヘミニス":「ふふっ」 鼻で笑う。
"ヘミニス":「真面目すぎるっていうのは融通が効かないってことだ。将来苦労するよ!」
GM:ヘミニスの手番。
"ヘミニス":マイナーはどうしようかな。なしでいっか。
"ヘミニス":《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《滅びの光》《空を断つ光》《スターダストレイン》。
東雲 徹:「(それも…してるし、知ってるさ)」
"ヘミニス":芙蓉堂くん以外の4名を狙います。
"ヘミニス":13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[2,3,5,5,6,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,2,3,4,6,7,10]+10[9,10]+5[3,5]+6 → 41

中条総悟:スターダストレインなのに!?
GM:そう、スターダストレインなのに!
GM:リアクションをどうぞ。
中条総悟:余裕を感じる…!!
エリス・トリオン:回避ー
篠沢 蒼:一応ドッジ!
東雲 徹:スピードスターをしていないから…リアクションができる!甘く見ないでもらおう!
エリス・トリオン:5dx-1
DoubleCross : (5R10-1[10]) → 10[3,3,6,10,10]+10[10,10]+10[2,10]+8[8]-1 → 37

GM:ファッ!?
"クロノス"田中智子:あ、中条くんは浄玻璃の鏡しそうな気がするので
篠沢 蒼:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

東雲 徹:2dx>=41
DoubleCross : (2R10[10]>=41) → 8[7,8] → 8 → 失敗

"クロノス"田中智子:《ジャミング》。ドッジダイスを-3。
"クロノス"田中智子:素ドッジでもジャミングするけど!
中条総悟:野郎、こっちの性格を分かってやがる!
中条総悟:えーい、《ウインドブレス》+《援護の風》
GM:こいつw
エリス・トリオン:うわっ、なんだこの出目
GM:遅くない!?
中条総悟:6dx+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 10[3,4,8,8,9,10]+5[5]+32 → 47

GM:高くない!?
中条総悟:あ、浄瑠璃の鏡!
GM:ほいほい。侵蝕あげといてね!
GM:カバーとかはあるかい。ないならダメージを出すよ。
エリス・トリオン:あ、はいはい
GM:ほいほい
エリス・トリオン:行動放棄カバーで東雲くんを護るよ
東雲 徹:とてもありがとうございます
東雲 徹:フルパワーアタックが重いので嬉しい
エリス・トリオン:やっておこうかな《凍りたて》
エリス・トリオン:《氷盾》
GM:「あたたか~い」「つめた~い」「こおりたて」
エリス・トリオン:侵蝕62→64
GM:じゃあ改めてダメージを出そう。エリスくんは装甲とガード値でダメージを引いてから、それを二倍したダメージを受けてください。
エリス・トリオン:はーい
GM:5d10+30 もろもろ有効。
DoubleCross : (5D10+30) → 22[4,8,3,4,3]+30 → 52

"ヘミニス":「さあて。それじゃあ」 人差し指を銃の形に構える。
"ヘミニス":「こんなのはどうかな!」
"ヘミニス":指先から無数の光の弾丸を放ち、芙蓉堂以外の四人を撃ち抜く!
篠沢 蒼:装甲引いても耐えられない!《リザレクト》!
篠沢 蒼:侵蝕率+6(1D10->6)(侵蝕率:49->55)
エリス・トリオン:装甲12、ガード値22  34ひいて18  二倍して36
エリス・トリオン:・・・駄目だな。リザレクト!
GM:よかった……!いきなりカキーンはされなかったぞ
エリス・トリオン:学習されてやがる・・・
エリス・トリオン:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 1[1]+64 → 65

中条総悟:ほう、と問息を吐く。
中条総悟:物理的に、音で光を防ぐことなどできはしないが
"クロノス"田中智子:指をふり、中条の周囲の時間を鈍化させる。 「……"止まれ!"」
中条総悟:所詮はレネゲイトを介した物理現象。ならばレネゲイド同士を干渉させることで、光を無害にすることは出来る。
中条総悟:田中さんの妨害を見越していたように
中条総悟:田中さんを見据えます。
中条総悟:「ごめん。ほら、俺って「男らしい」から。」
中条総悟:「そういうのされると、意地になるんだよね」
中条総悟:RCの出力を上げ、無理やり対抗!無傷!!
"クロノス"田中智子:「こしゃくな……!」
GM:ヘミニスが攻撃をしたので
GM:全員知覚判定してください。難易度は30……ですが
GM:芙蓉堂は6。篠沢は9。エリスくんは12とします。
GM:他のふたりは30!振りたまえ!
中条総悟:がんばえー!先輩方ー!
GM:成功すると、ちょっと何かがわかります。
東雲 徹:はい!
エリス・トリオン:どういうことだってばよー
エリス・トリオン:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[1,4] → 4

GM:ゴミ!
エリス・トリオン:普通だよ!
東雲 徹:11dx>=30
DoubleCross : (11R10[10]>=30) → 10[2,2,4,4,5,6,7,7,9,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

芙蓉堂太一:5dx+1=>6
DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 10[2,5,8,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

篠沢 蒼:1dx>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 10[10]+8[8] → 18 → 成功

中条総悟:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[5,7] → 7

芙蓉堂太一:まわた
篠沢 蒼:おお
GM:蒼ちゃん、1dxの数字じゃないでしょ
中条総悟:東雲パイセンぱねえな!?
東雲 徹:zenzenwakaranai
GM:じゃあ、芙蓉堂と篠沢の二人は攻撃を受けると同時にわかります。
GM:今の攻撃は、エフェクトの外見だけを他のエフェクトに偽装したものだ。
GM:具体的には、"メテオール"朝倉侑生の攻撃に似せたもの。メテオールは知ってても知らなくてもいいが、偽装していることはわかる。
GM:おそらく仮面の能力でしょう。"ヘミニス"のシンドロームは、使っているエフェクトからでは判断できないということになります。以上。
"ヘミニス":「どうかな? カッコよく決まっただろう」 攻撃を受けた三人に、BANG、と決めポーズをする。
篠沢 蒼:「う、痛……」易々と光弾に貫かれ、膝をついている。「……?」
芙蓉堂太一:(……?)どういうわけか難を逃れたから、よく見えた。自分は、この攻撃を知っている。
芙蓉堂太一:いや、あれはもっと……。
篠沢 蒼:《リザレクト》で治癒していく傷、その状態は光熱で焼き貫かれたものとは違うように思える。
"ヘミニス":「生徒会のディフェンダー様も、さすがに防御が間に合わなかったみたいだね。ふふん!」
芙蓉堂太一:「……もっと、キラキラしてた……ような。なんか違うな……?」曖昧な感覚だが、違和感がある。
エリス・トリオン:「偉そうに」
エリス・トリオン:東雲くんを背後に引き倒して、散らしていた霧を収束させる。
エリス・トリオン:「様子見してやったんだよ。次は通さねえぞ」
東雲 徹:引き倒され、尻もちをつきながらその姿を見ている
"ヘミニス":「"次"があるかな。足手まといの仲間を抱えて」
東雲 徹:「(霧………そうか、エリス・トリオン)」
東雲 徹:その顔に、見覚えがあった。万雷の拍手を浴びていた、五人の中の一人
東雲 徹:「RファイトDX優勝……チーム『アウトサイダーズ(仮)』」
東雲 徹:そう呟きながら、立ち上がる
エリス・トリオン:「ハッ! 仮面にカウンセリングされて、調子乗ってんのかァ?」
エリス・トリオン:「悩みがあるなら聞いてやるぜ、クソども」
エリス・トリオン:嘲り笑うように言う
二階堂燈馬:「何をしている、糸目と一般人!」 芙蓉堂と篠沢に。
二階堂燈馬:「戦いの最中だぞ。ぼうっとしているな!」
二階堂燈馬:「そこのギザっ歯不良を見習え!」
芙蓉堂太一:「ぼうっとしてたわけじゃないんだけどさあ……」頭を振る。「いや、ぼうっとしてたのかな」
芙蓉堂太一:"メテオール"はもう、この島にはいないのだから。
篠沢 蒼:「こういうの、専門外だから」
GM:イニシアチブ。行動値14……になってしまった、中条くんの手番。
東雲 徹:「……あまり、気にしないでください、あの人のことは」
東雲 徹:右腕を左手で掴む。まだだ。時間が要る
GM:あっ、エリスくんは朝倉くんが固定ロイスなので
GM:いまの攻撃がメテオールのものを模したものであることはわかってもいいです。エフェクトを偽装してることはわからない!
GM:きっと、同じタイプのエンハイ能力者なんでしょう。
GM:わからなくてもいいです。
エリス・トリオン:後で言われたら分かる・・・かもしれない!
エリス・トリオン:エリスの連想能力はゴミだ!
中条総悟:w
GM:マジカルバナナ弱そう
GM:じゃあ改めて、中条くんの手番!
中条総悟:一応エンゲージだけばらけておこうかな。マイナーで3M後退
GM:前3後2になった。キレイな陣形だ。
中条総悟:メジャーで《サイレンの魔女》+《さらなる波》
芙蓉堂太一:支援!
中条総悟:やたー!
GM:とり!
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》を中条くんに。侵蝕2上昇します。
エリス・トリオン:コロセー!
芙蓉堂太一:ダイス数+8個!
東雲 徹:お頼み申す!
GM:クク……だがウィンドブレスと違って固定値増加はないのだぞ
中条総悟:17dx9+23
DoubleCross : (17R10+23[9]) → 10[1,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10,10]+6[2,4,6]+23 → 39

中条総悟:対象は敵全員です
中条総悟:ありがとう、先輩!!
芙蓉堂太一:いえーい
GM:リアクション!
"クロノス"田中智子:《魔神の盾》でガード。
"ヘミニス":《リフレックス:ブラックドッグ》《ゲットダウン》《居合い》。
"ヘミニス":16dx6+8
DoubleCross : (16R10+8[6]) → 10[1,3,3,4,4,4,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10]+10[3,4,4,4,7,8,8,9,10]+10[8,8,8,9,10]+10[1,7,7,8,9]+10[1,3,10,10]+5[4,5]+8 → 63

"ヘミニス":こちらは回避に成功。
GM:術三体はイベイジョンで回避20固定。命中です。
中条総悟:無理だぜ…!!
GM:ダメージをよこしな!
中条総悟:4d10+40+3d10
DoubleCross : (4D10+40+3D10) → 18[5,4,6,3]+40+19[4,8,7] → 77

GM:tuyosuginai
中条総悟:装甲無視!
GM:装甲無視ww
GM:術は為す術もなく倒れます。無理だよこんなの!
中条総悟:敵から視線を切らさず、周囲の構造物に意識を向ける。
中条総悟:壁との距離、電灯の配置、窓の向き、天井の材質、廊下の傷、戦闘で生じた瓦礫、一瞬先の敵と味方の位置。
GM:仮面二人はまだ生存です。クロノスはそこそこのダメージを受けた。
GM:いやそこそこどころじゃないなこれ
中条総悟:音を反響させうる全ての情報を把握しようとする。響き渡る鳥の歌声が、自分の音を先導してくれている気がする。
中条総悟:「助かりますよ、先輩」
中条総悟:胸の前で、ゆっくりと手をあわせる。
中条総悟:ぱん
"クロノス"田中智子:「……いかん」
"クロノス"田中智子:「ヘミニス! 避けろ!」
中条総悟:先輩方には小さな乾いた音が耳元に届くだけだろう
中条総悟:だが、敵には
中条総悟:だが、空気と空気中のレネゲイドを解して指向性をもたされた音圧が
中条総悟:何百倍にもなって、襲い掛かる!
"ヘミニス":「ちっ!」
"ヘミニス":姿勢を極限まで低くし、紙一重で音圧を回避する。
GM:簡素な仮面をつけていた風紀委員三人は為す術もなくやられる!
中条総悟:"鉄叫番長"。鉄叫は自分が叫ぶからではない。鉄を切り裂くような悲鳴を、敵に上げさせるからつけられた名だ。
中条総悟:「おっかしいな。今日はいつになく調子がいいんだけど。」(250点だから)
篠沢 蒼:「な、何、今の……?」
"ヘミニス":「いやあ、すごいな。まともに当たったら耐えきれないよ」
"ヘミニス":「キミ、ほんとに中学生?」
中条総悟:「なんか、今日は調子がいいんですよ。」(250点だから)
東雲 徹:「……?」乾いた小さな音と共に敵が崩れ落ちた状況を、理解できないでいる
中条総悟:「だから、今、君のことをすごく警戒しています。」
中条総悟:「今のが通じないなら、俺はちょっと君に勝てる気がしない。」
中条総悟:タネがあるなら、タネを暴く。ただの実力だというなら、アレに攻撃を当てた東雲さんを活かす戦術を立てなければならない
"ヘミニス":「ふふふ、そうだろ? こっちも戦いにはちょっとした自信があるからね」
"ヘミニス":「相性ってものもある。……あっちの彼との相性は悪かったが、キミとの相性はいいみたいだ」 東雲をちらりと見る。
GM:さて、芙蓉堂くんはスピードフォースで手番を消費しているので
中条総悟:「うん、だから、多勢に無勢の内に決めさせてもらうよ。」
GM:クロノスの手番かな。動くぞい。
"クロノス"田中智子:マイナーで《ダークマター》。ダイスを増加。
"クロノス"田中智子:《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《魔王の腕》《アースシェイカー》。中条くんを狙う。
"クロノス"田中智子:当たると硬直し、さらにシーン間の全判定ダイスを-4です。
中条総悟:いじわる!!
"クロノス"田中智子:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,5,5,6,7,8,9,9,10]+10[2,5,6,8,9]+5[2,5]+5 → 30

中条総悟:《浄玻璃の鏡》
中条総悟:5dx+23
DoubleCross : (5R10+23[10]) → 8[1,4,4,7,8]+23 → 31

GM:ほわぁ
中条総悟:やったー!!メイド服最高ーー!
篠沢 蒼:すごい!
"クロノス"田中智子:「く、ぬ……!」 やや逡巡した後、魔眼を浮遊させる。
"クロノス"田中智子:「やらせん! まだ、ここで終わるわけにはいかんのだ!」
"クロノス"田中智子:時間操作の応用。複数の空間の時間停止と解除を繰り返すことで、時空断裂を発生させ――中条を引き裂こうとする。
中条総悟:魔王クロノスのこの攻撃は
GM:仮面で増幅された時間操作の力!当たればひとたまりもない、が……!
中条総悟:ただレネゲイドに干渉するだけは防げない。いや、時間に干渉する力に対抗できるほどのレネゲイドコントロールは、まだできない。
中条総悟:だが!
中条総悟:「ほう」
中条総悟:自分の声の音圧を、魔王クロノスの足元で爆発させる!
中条総悟:大技のあとでは小石をとばすぐらいしかできないか。
中条総悟:精密なレネゲイドコントロールを要請されるこの技の精度を落とす分には十分すぎる効果だ!
"クロノス"田中智子:「ッ!」
GM:狙いが僅かにそれ、中条のそばにあった消化器を粉砕する。
"クロノス"田中智子:「なるほど。ずいぶん、調子がいいようだな」
中条総悟:「死ぬかと思ったけどね。」
中条総悟:「クロノス様、ここで終わりにしないか。」
"クロノス"田中智子:「……なぜそいつらと一緒に行動している? たまたま出会った即席チームか?」
中条総悟:「正解。早く君を止めたかったからね。」
"クロノス"田中智子:「ふん。本気で我らの時間遡行を止めるつもりか」
"クロノス"田中智子:「口だけではないということだな。少し安心したぞ」
"クロノス"田中智子:「ああ言っておいて、やっぱ興味ないから家に帰るか……とかされたら寂しいからな!」
中条総悟:「クロノス様は、俺を過去の戦場に誘ってくれただろ?」
中条総悟:「それと同じで、俺も未来で輝いてる君がみたいのさ。」
中条総悟:「それに俺は言ったことは護るよ。『男』だからね。」
"ヘミニス":「いい友達だね。大事にしなよ、クロノス」
GM:蒼ちゃんの手番!
篠沢 蒼:80%以上でないとできることがない!放棄!
GM:なんてこった!
GM:エリスくん・・・もメジャー放棄してたね!
エリス・トリオン:侵蝕節約してた
GM:なら、"ヘミニス"が再び動こうとした瞬間、
GM:"クロノス"が作っていた、校舎全体を覆う異空間がほつれ、解除される。
ベアトリス・ハックマン:「――よし、おそらく犯人はこの中だ! 突入ーッ!」
GM:遠くからそんな声が聞こえますね。風紀委員の本隊が到着した。
"ヘミニス":「やれやれ、ここまでか。もう少し、"悪魔の仮面"の力を試したかったんだけどな」
"ヘミニス":「今回はここまでだ。また会おう、諸君!」
芙蓉堂太一:《蝙蝠の耳》。声を聞きつけ、ほっと安堵する。
エリス・トリオン:「逃がすか、ボケ!」
東雲 徹:「待て…!」右腕を上げようとするが、まだ上手く動かない
エリス・トリオン:霧の中を、導火線のように炎が走る。
中条総悟:エリスさんの声を増幅
中条総悟:音圧で妨害をかまそうとする!
"ヘミニス":「残念」
"ヘミニス":「もう"逃げてる"」 炎がヘミニスを包む。
GM:残像です。声が聞こえる少し前の時点で、既に本体はその場から逃走していた。
"クロノス"田中智子:《瞬間退場》。今の騒ぎに乗じ、クロノスも姿を消した。
GM:戦闘終了です。
エリス・トリオン:「チッ、またこのパターンか」
篠沢 蒼:「……助かった」やや青い顔で息を吐く。
エリス・トリオン:炎と霧が掻き消える。
東雲 徹:「………はぁ」
中条総悟:「すいません、あそこまで追い詰めながら」
東雲 徹:眼鏡を外し、頭を振る
サード=ライブラリ:「だ、大丈夫ですか皆さん」
中条総悟:いや、本当に追い詰めることが出来ていたのだろうか。
サード=ライブラリ:「エリスくんがケガを。蒼ちゃんと、あと芙蓉堂くんも」
東雲 徹:「はい、僕は。エリスさんが助けてくれましたから」
篠沢 蒼:「来てくれなかったら今ごろ誘拐されてた」強張った笑みを作る。
サード=ライブラリ:蒼ちゃんはUndine関連で、芙蓉堂くんは妹から名前を聞いている。
東雲 徹:眼鏡を普段用のものにかけかえ、改めてこの場にいる者の顔を見る
芙蓉堂太一:「どうも、サードさん。妹さんにはお世話に」
篠沢 蒼:「痛いけど、多分大丈夫……《リザレクト》って想像してたより気持ち悪いね」
中条総悟:「こんなことを聞くのは不躾かもしれませんが。」
中条総悟:篠沢さんと芙蓉堂さんに声を掛けます。
サード=ライブラリ:「あっいえいえ。こちらこそフォースがご迷惑を」
エリス・トリオン:「余力を残してやがった。仮面を被ってそう時間は経ってねえから当然か」
中条総悟:「彼女らは、何故先輩方に接触をされたのか、わかりますか?」
二階堂燈馬:「そういえばそうだな。君たち二人が狙い、のような口ぶりだった」
芙蓉堂太一:「僕らもちゃんとはわかってないんだよね。突然で」
篠沢 蒼:「支援能力が必要、って感じだったけど……それだけなら、もっと適任がいるはず」
芙蓉堂太一:「あとあれだ。"過去に対して強い後悔を抱くもの"とか言ってたね」
二階堂燈馬:「まあな。ちなみに俺もSランクサポーターだ」
芙蓉堂太一:「存じてますよ、"イティメノス"さん」二階堂さんに。
東雲 徹:メモ帳を取り出し、耳にしたことをちょこちょこと書き込んでいく
中条総悟:「過去に対して、強い後悔……」
東雲 徹:ピタリ、とシャーペンが止まり、また動き出す
篠沢 蒼:「そうそう、『Undineの篠沢蒼のファンだ』なんて言ってた」
篠沢 蒼:「僕がアイドル辞めたことを悔やんでるんじゃないか、って考えだったみたい」
サード=ライブラリ:「本人は親切でやってるつもりなんでしょうね。お察しします」 蒼ちゃんに同情の目を向ける。
篠沢 蒼:「人の気持ちを勝手に決めつけるなんて、いい迷惑ですけどね」苦笑する。
二階堂燈馬:「まあ、後悔がなければ時間移動などしようとは思わないだろうしな。彼ら二人も、いろいろ後悔があるんだろうさ」
二階堂燈馬:「責任感の強いやつらだ。絶対警備保障部に欲しいな……」
東雲 徹:「(……苦労してるんだな、やっぱり)」
東雲 徹:「仮面や本を盗む人、オススメしませんよ」二階堂さんに
篠沢 蒼:「ああ、それから」
篠沢 蒼:「"ヘミニス"の方も多分女の子。最初に会ったときに、スカートときれいな脚が見えたから」
芙蓉堂太一:「後悔ゼロの人なんてそういるかなあーとも思うけど」
篠沢 蒼:「ん、んー……」芙蓉堂くんの言葉に何か言いかけて、曖昧に笑う。
篠沢 蒼:「珍しいかもね、うん」
芙蓉堂太一:「女子か。じゃあやっぱりあの攻撃は違うよなあ……」独り言のように。
中条総悟:「……」
サード=ライブラリ:「どうしました、中条くん。あなたも攻撃に見覚えが?」
二階堂燈馬:「"後悔ゼロ"の方ではないのか」
中条総悟:「いえ、そうではなく。」
中条総悟:「"後悔"というのは。」
中条総悟:「ただ、過去に戻れば、その時とは違う選択ができれば」
中条総悟:「綺麗に、失くしてしまえるものなのかな、と。考えてしまっただけです。」
サード=ライブラリ:「…………たしかに」
サード=ライブラリ:「違う選択をしても、結局はあらたな後悔が生まれるかもしれませんしね」
サード=ライブラリ:「次に彼らにあったら、直接言ってあげるといいですよ。きっと」
中条総悟:「そうですね。俺も、考えておきます。」
芙蓉堂太一:「うーん、さっきの光の攻撃。見覚えはあったんだけど、そんなはずがないんだよね。女子ならなおさら」ゆっくり考えながら。
エリス・トリオン:「まどろっこしい表現すんなよ、情報屋。何だって?」
芙蓉堂太一:「僕の知ってる使い手は男子で、もうアカデミアにはいないはずだから」
芙蓉堂太一:「元風紀委員。"メテオール"。Aランクアタッカー。エリスくんも知ってるだろ」
芙蓉堂太一:「朝倉侑生。僕の友達」
エリス・トリオン:「……」思わぬ名前が出てきて、やや驚く。
二階堂燈馬:「いない?」
中条総悟:「女装している可能性は?」
芙蓉堂太一:「女装はまあ、似合うとは思うけど。普段からスカートを履くタイプではない」
芙蓉堂太一:「転校したんだ。戦争のすぐ後だよ」
東雲 徹:「朝倉侑生…というと、エリスさんもお知り合いですよね」
篠沢 蒼:「朝倉侑生!? あの天才子役の……」
サード=ライブラリ:「朝倉侑生。たしかに、転校後に彼が再入島した記録はありませんね」
エリス・トリオン:「……いや。言われてみりゃ、見た目は近いかもしんねーが」
エリス・トリオン:「紛い物だ。アイツのはもっと、隙間がねえっつうか・・・」
東雲 徹:「じゃあ、彼を真似ている? いや、他に似たようなことが出来る人も、探せばいそうですけど」
芙蓉堂太一:「そう。なんか違うなって思った」
エリス・トリオン:「ムラがねえ。ありゃあいつの美学だろ」
篠沢 蒼:「あっ、そうだ。あの攻撃」
篠沢 蒼:「受けた傷がちょっと違うんです。レーザーで焼き切られるというより……」服をまくり上げ、脇腹の傷を見せようとする。
中条総悟:傷に目をやる。
二階堂燈馬:「おおっ」
芙蓉堂太一:「うわ」あわてて止めようとする!
エリス・トリオン:「図書委員も知ってるのか? 朝倉のこと」
サード=ライブラリ:「ちょちょちょっ、ちょっと!女の子でしょう!」
篠沢 蒼:が、リザレクトで回復した白い肌には、わずかに痣のようなものが残る程度だ。
東雲 徹:「ちょっ」目を背ける
篠沢 蒼:「あっ、えっ……」
中条総悟:「確かに、光による攻撃の傷跡とは思えませんね」
中条総悟:普通に見ている。
篠沢 蒼:「ご、ごめんなさい! ついうっかり……夏川さんが伝染ったかな……」すぐに服を戻す。
東雲 徹:「……そりゃ、有名人ですよ。校内新聞や、その手の雑誌にも一時期載ってましたから」
東雲 徹:「なにせ、Rファイトで優勝しましたからね。『アウトサイダーズ(仮)』は」
東雲 徹:目を背けながら会話を続けている
エリス・トリオン:「懐かしい名前を……」 蒼ちゃんの方には微塵も反応していない。
エリス・トリオン:「朝倉は何かと派手な奴だったからな」
東雲 徹:「仕事場が、そういうのを多く扱っているので」
中条総悟:「あの『アウトサイダーズ(仮)』の。」
二階堂燈馬:「ああ、俺でも知っている。美少女と見紛うばかりの美少年だったな」
二階堂燈馬:「中条と良い勝負だと思う」
芙蓉堂太一:「そうそう。キラキラーってしてたね」
中条総悟:「俺は演義とかできませんよ」
エリス・トリオン:「中学生。山羊頭の方に心当たりはねえんだな?」
中条総悟:「中条です。砂時計の方は友人ですが。」
中条総悟:「悪魔の仮面は友人の友人。俺から見れば他人です。」
エリス・トリオン:「そうかよ。チッ、あっちは一からか……」
篠沢 蒼:「……朝倉くんって、夏川さんとも面識ありましたよね」まだ少し赤い顔で、芙蓉堂くんに尋ねる。
芙蓉堂太一:「うん。ちょいちょい縁はあったけど……」
篠沢 蒼:「でも、朝倉侑生はもう島にはいない。うーん……つながりそうでつながらない、ですね……」
芙蓉堂太一:「なんかどうも座り心地悪いな。もうちょっと調べる必要がありそうだ」
東雲 徹:「(夏川…夏川ミナ、だろうなあ)」
中条総悟:「むしろ、先輩の知り合いじゃないんですか?」
エリス・トリオン:「なんでそう思う。覚えがねえよ」
中条総悟:「向こうの口ぶりが。」
中条総悟:「初対面の方に、あいかわらず刺々しいな、なんて言います?」
中条総悟:「一方的に、知っているというだけだったのかな。」
サード=ライブラリ:「そういえば言ってましたね……」
エリス・トリオン:「んなこと言ってたか」考え込む。「……いや。思い浮かばねえな」
エリス・トリオン:「そっちも、さっきから夏川が何か……」と言い掛けて
エリス・トリオン:「場所移すか。そろそろ風紀がくる頃だ。捕まるとメンドくせえ」
篠沢 蒼:「(やっぱり、指名手配犯か何かなのかな……)」エリスくんを横目で見る。
東雲 徹:朝倉、夏川、知り合い? などと色々メモをしながら…
東雲 徹:「あ、もう見えてますよ」
ベアトリス・ハックマン:駆け込んできます。
ベアトリス・ハックマン:「ハァーッ!ハァーッ!」
ベアトリス・ハックマン:「なんだ今の《ワーディング》は……! どこだ! 犯人は!」
ベアトリス・ハックマン:「仮面を盗んだ犯人がここにいると私の第六感が……あっ蒼ちゃん」
ベアトリス・ハックマン:「あっかわいい……すごい、本物の蒼ちゃんだ……!」
東雲 徹:『この人達、山羊頭と砂時計の仮面に操られていました』というメモを書いて、破って倒れている一人の胸の上に乗せる
篠沢 蒼:「へ? あの……ひ、人違い……」こそこそ目をそらす。
篠沢 蒼:「眼鏡、変装の役には立たないな……」
中条総悟:なんか困ってそうなので前に出る。
GM:他にも、ベアトリスが引き連れた風紀委員たちがどやどやとやってくる。
エリス・トリオン:パァン! ベアトリスの眼前十センチの場所で炎が弾ける。
ベアトリス・ハックマン:「ギャーッ!」
東雲 徹:「うわっ!?」破裂音にビビる!
中条総悟:「ワーディングを起こしたのは山羊頭と砂時計の仮面の二人組。彼らとは今ここで戦闘があり。」
中条総悟:「そして残念ながら取り逃がしてしまいました………」
中条総悟:「………って聞こえてないかな。」
エリス・トリオン:閃光と音のみの、威嚇の火だ。「ずらかるぞ。話は生徒会から通しといてやる」
東雲 徹:「はい……今更ですけどエフェクトの使用とか、その辺もお願いします」
二階堂燈馬:「行こう。ベアトリス委員長は美少女に対して見境がなくなる」
二階堂燈馬:「絡まれると面倒だ」 先導するように駆け出す。
東雲 徹:「自爆しないと有能なんだな…」
篠沢 蒼:「もうすでに面倒ですけど……!」慌てて追いかける。
東雲 徹:「行きましょう、サードさん」
中条総悟:「では、詳細な報告は後程。」
中条総悟:駆け出します。
芙蓉堂太一:「……そっちも気をつけてくださいね、っと。オッケー。行こっか」名前が上がっていた人たちに連絡をしてから追いかける。
ベアトリス・ハックマン:「ま、待て」
ベアトリス・ハックマン:「蒼ちゃんの…………サイン」
ベアトリス・ハックマン:「ほしかっ、た……」

GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入ができます。あと、
GM:PC間ロイスというシステムをすっかり忘れていたので、ちょうどいいからいま取ってください。
GM:PC順にしましょうか。1→2→3→4→5→1。
東雲 徹:フフフ…そうくると思って既にとっておきました…
篠沢 蒼:芙蓉堂パイセンには既に取ってある!
東雲 徹:(虚勢)
芙蓉堂太一:では東雲くんに○感服/脅威で取得します。めっちゃすごいので敵に回したくない。
GM:100だもんな・・・
東雲 徹:恐れられている…!
エリス・トリオン:協力者/中条総悟/有為:○/面倒/ロイス  
中条総悟:先輩/篠沢 蒼/敬意〇/人見知り
エリス・トリオン:マイペースな奴は威圧出来ないから苦手
GM:理由が酷いw
GM:購入もできるからするといいよー
中条総悟:応急手当ー
エリス・トリオン:今更遅いかもだが
エリス・トリオン:スペリオルミックス!
芙蓉堂太一:スペリオルミックス!
篠沢 蒼:応急手当ー
エリス・トリオン:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 9[1,2,4,9]+2 → 11

中条総悟:応急手当ー
芙蓉堂太一:6dx+2=>15
DoubleCross : (6R10+2[10]>=15) → 10[1,2,7,8,9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

中条総悟:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[2,10]+6[6] → 16

東雲 徹:応急手当を狙おう
芙蓉堂太一:やった。即飲みます。
エリス・トリオン:財産4使って購入
中条総悟:天才
篠沢 蒼:4dx+5>=8
DoubleCross : (4R10+5[10]>=8) → 10[1,5,8,10]+4[4]+5 → 19 → 成功

東雲 徹:3dx+2>=8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 6[1,4,6]+2 → 8 → 成功

東雲 徹:あぶない。傷付かれた方、どなたか!
篠沢 蒼:買えたのでエリスくんに渡そう。
東雲 徹:護ってくれたエリスさんがいいかな、やはり
エリス・トリオン:篠沢ちゃんは自分に使ってくれてもいいのよ!
エリス・トリオン:東雲君の奴は貰います
東雲 徹:つかってください!
エリス・トリオン:やったー これもう使って良いですか?
篠沢 蒼:じゃあお言葉に甘える!
中条総悟:あ、足りなかったら俺のもどうぞ。
東雲 徹:スペリオルミックスを先に使った方が?
東雲 徹:メジャー使いますし、一応ですが
エリス・トリオン:じゃあ次のシーンで適当に使おう
エリス・トリオン:中条くんのやつも有難く貰います
エリス・トリオン:とりあえずスペリオルを飲んで、以上で
東雲 徹:こちらも以上です!
篠沢 蒼:6+2d10 かいふくー
DoubleCross : (6+2D10) → 6+12[7,5] → 18

篠沢 蒼:以上!
GM:絆創膏ぺたぺた
GM:もうお腹見せちゃだめだよ!
篠沢 蒼:気をつける!
GM:あっ、応急は今使っていいですよ!
エリス・トリオン:じゃあ使おう
エリス・トリオン:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+15[7,8] → 16

GM:まあ、自前で手当したいロールがあるなら次シーンでも全然いいです。
エリス・トリオン:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+11[3,8] → 27

GM:いや今使って次シーンで手当ロールしてもいいんだけど
GM:割といい出目!
エリス・トリオン:フィーリングでやります
中条総悟:なかなかいい応急手当
GM:じゃあ今度こそ以上かなー。シーンを切ります。
エリス・トリオン:来週またここに来て下さい
エリス・トリオン:本当の応急手当というものを見せてあげますよ
GM:[1,1]

■MP04 シーンプレイヤー:篠沢蒼

GM:シーンプレイヤーは篠沢蒼。
GM:任意登場です。落ち着いたところに移動し、情報共有と情報収集が行えます。
篠沢 蒼:侵蝕率+8(1D10->8)(侵蝕率:55->63)
篠沢 蒼:かけがえのない逸品相当の日々の思い出を消費します。振り直し!
GM:思い出パワ!
篠沢 蒼:侵蝕率+3(1D10->3)(侵蝕率:55->58)
GM:パワ!
東雲 徹:情報はそこそこいけそう…出ます
中条総悟:でゆ!
エリス・トリオン:普通に出ようっと
東雲 徹:63+1d10-1
DoubleCross : (63+1D10-1) → 63+1[1]-1 → 63

エリス・トリオン:1d10+65-1
DoubleCross : (1D10+65-1) → 5[5]+65-1 → 69

中条総悟:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 10[10]+66 → 76

芙蓉堂太一:まずは出ましょうか
東雲 徹:最低1なので64ですね
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:69->76)
東雲 徹:中条君!
芙蓉堂太一:ぐえ
中条総悟:はgた
東雲 徹:芙蓉堂さんも

GM:さて。これ、場所はどこにしようかな。
GM:今後の調査拠点になるので、どこか拠点にしたい場所がある人がいたら、そこを採用します。
GM:特になければ第三図書館かなぁ。
エリス・トリオン:図書館のこう・・・個室的な場所があれば・・・?
東雲 徹:第四図書館に談話室があったので
東雲 徹:第三図書館にもありそうですね
GM:そうしよう!談話室!

GM:【第三図書館 談話室】
GM:戦いを終えた君たちは風紀の追求とかそういうのから逃れ、ここ第三図書館へ避難してきた。
GM:ここは最上階にある談話室だ。そこそこの広さと長机、パイプ椅子、お茶を淹れるためのポットなどが揃っている。
サード=ライブラリ:「よいしょ。パイプ椅子、いま人数分出しますね」
東雲 徹:「あ、やりますよ」
中条総悟:「手伝います。」
東雲 徹:そう言って、椅子を用意していく
中条総悟:椅子出しは足りそうだからお茶でも入れよう。
サード=ライブラリ:「ありがとう二人とも。普段あまり使わない部屋だから、出しっぱなしにできなくて」 他の姉妹と比べて社交性がない。
芙蓉堂太一:じゃあ机をくっつけたりしよう
中条総悟:茶道は武家の作法なので男らしい。
エリス・トリオン:ほんとかー?ほんとかそれー?
東雲 徹:幅広く対応する男らしさだ
GM:サードの言う通り、普段はあまり使われていない部屋なのでしょう。
GM:長机が部屋の隅に積まれたり、いくつかのダンボールが放置されていたり、少々ゴミゴミしたところではある。見晴らしはいいが。
エリス・トリオン:「埃まみれじゃねえか」と言いながら、空けた窓枠に座る。
東雲 徹:とりあえず椅子を出して、長机は一人では無理かな、などと考えながらうろちょろしている
サード=ライブラリ:「ち、違うんです! 普段はもっとちゃんと掃除してからお客さまを通すんですよ!」
芙蓉堂太一:「東雲くん、机そっち持ってー」ひとりでは無理だった。
篠沢 蒼:皆の手際のよさに出遅れてきょろきょろしている。
東雲 徹:「はい。いきますよ。せー…の」
中条総悟:お茶をお盆に乗せている
中条総悟:「篠沢先輩、こちら運んでいただけますか?」
芙蓉堂太一:よいしょよいしょ
東雲 徹:こらしょこらしょ
篠沢 蒼:「あ、はいはーい」慌てて中条くんを手伝う。
エリス・トリオン:仕事はしない
中条総悟:「ありがとうございます。」
GM:まあしないよねエリス君は・・!
東雲 徹:感じ悪いなあ、などと窓の方をチラチラ見つつ、でも何も言わずに机を運ぶ
中条総悟:残り半分のお茶を入れる。
GM:ということで、一通りみんなが腰掛けたり、お茶が配られたところで
GM:このシーンで調べられる情報項目をお見せします。
GM
■悪魔の仮面について(1) <情報:アカデミア>6
■盗難された本について <情報:アカデミア><芸術:筆記>7
■"魔王番長"田中について <情報:アカデミア>8
■二階堂燈馬について <情報:UGN><情報:アカデミア>9

GM:現状ではこの4つですね。
中条総悟:二階堂さん、高っ!?
エリス・トリオン:なんか出てきそうだな・・・・
東雲 徹:あっ嬉しいことに筆記がある
二階堂燈馬:「休憩にきたわけではない。せっかく犯人と会えたのだから、あらためて情報交換をしようではないか」
東雲 徹:固定値が2だが、いけるだろうか…
芙蓉堂太一:UGNはコネと固定値4あるよー
二階堂燈馬:「自爆している場合ではないことがわかった。お互い知っていることを共有すれば、なにか発見があるかもしれん……」
東雲 徹:「二階堂さん…ようやく、わかってくれたんですね」
東雲 徹:顔は見ていない。自爆スイッチをいつ取り出すかと、視線は両手に主に向けている
二階堂燈馬:「ああ。自爆するとしたら、それはこの事件で役に立てなかった時だろう」
二階堂燈馬:「安心してくれ」
中条総悟:田中さんを調べたいでーす
GM:しらべな!
東雲 徹:「部員の皆さんのことも少しは考えてあげてください」
エリス・トリオン:フレーバー的には悪魔の仮面かな
東雲 徹:自爆を警戒しつつ、盗難された本について調べたいです!
芙蓉堂太一:二階堂燈馬についてかな
篠沢 蒼:何か出るかもしれないから待っておこう
中条総悟:"魔王番長"田中について
東雲 徹:では盗難された本について、<芸術:筆記>7で
中条総悟:コネ使います。
中条総悟:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[5,5,5,8]+2 → 10

中条総悟:やったー
東雲 徹:11dx+2>=7
DoubleCross : (11R10+2[10]>=7) → 10[1,2,2,2,5,6,8,8,9,9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

GM:やるなー
GM:や、やるなー!?
中条総悟:天才!!
エリス・トリオン:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[1,1,4,7]+1 → 8

東雲 徹:すらすら
中条総悟:文字めっちゃ綺麗!!
GM:エリスくんも頑張ってる!
エリス・トリオン:ふわっと
芙蓉堂太一:6dx+4=>9 二階堂燈馬について 情報:UGN コネ使用
DoubleCross : (6R10+4[10]>=9) → 9[3,6,6,7,7,9]+4 → 13 → 成功

エリス・トリオン:これ、普通にメール化何かで追加情報が来ただけだな
GM:会長が、あんま役に立たない情報を送ってきた気配がありますね
芙蓉堂太一:あ、コネ分のダイス入れ忘れてる
芙蓉堂太一:振り直します……
GM:どのみち成功してるでしょ!
中条総悟:振り足せばいいだけでは?
芙蓉堂太一:そうだ
芙蓉堂太一:2dx+13
DoubleCross : (2R10+13[10]) → 7[5,7]+13 → 20

GM:本来は8dx+4になるはずだから、この数値でも20にはならないはずなんだけど
芙蓉堂太一:あれ
GM:もとから成功してるからOK!
芙蓉堂太一:まちがい……
中条総悟:いえい!
芙蓉堂太一:大変失礼いたしました。以下進めてください。
GM:いいんだよ~(元から成功してるし)
GM:ということで、順番に開示していきます。追加情報があったら蒼ちゃんもふるといいぞ。
GM:■悪魔の仮面について(1)
GM:"ヘミニス"が所有する、バフォメットを模した仮面。
学園抗争の際、ディオゲネスクラブのアジトから押収したもの。
他者の欲望を増幅し、相手にもっとも相応しい仮面を作り出す能力を持つ。
番長・風紀・生徒会の三勢力が月替りで管理していたが、
本日の『風紀→生徒会』の受け渡しの際、盗難が確認された。

現在の容疑者は、『生徒会のエリス・トリオン(盗みに適性のある霧化能力者)』
『生徒会の影田七生(存在感が希薄なため)』の二名と、
『過去一ヶ月、金庫室に入った風紀委員全員』。

犯人はこれら容疑者の中にいる可能性が高い。

雲雀宏一:『らしいよ。容疑を晴らすために頑張って!』
雲雀宏一:というLINEが生徒会グループに送られてきてますね。
エリス・トリオン:「首尾よく自分だけ候補から逃れてんじゃねーぞテッメー!」
エリス・トリオン:みたいなこと言ってます
GM:■悪魔の仮面について(2) <情報:アカデミア>12 が追加されました。
GM:次。盗難された本について。
GM:■盗難された本について
GM:仮面のふたりに盗難されたのは、次の三冊。

・アカデムー(10年前、アカデミア解説当初にオカ研が書いたもの)
・アカデムー別冊:本当にあった!いにしえのタイムゲート!
・アカデムー別冊:"できる!時間遡行のヒミツ"

いずれも第三図書館の設立当初から死蔵されていたものであり、
サード=ライブラリでも詳しい内容は把握できていない。
現在、サードがアーカイブから修復を試みている。


GM:→2シーン経過後、修復した本を見るシーンが発生します。
東雲 徹:しゅうふく!
東雲 徹:じっくり待ちましょう
サード=ライブラリ:「いくつかの資料があれば復元できると思うんですよね。東雲くん、ちょっと手伝ってもらえますか?」
サード=ライブラリ:「アカデムーの2009年号を全部と、あとアカデムー別冊のこれとこれと……」
サード=ライブラリ:図書委員なので、本の扱いについて信頼を置いている。
東雲 徹:「わかりました。これと……あ、これですね」
東雲 徹:サードさんの近くで手伝い始める
東雲 徹:「(アカデムー、最初はオカ研が出してたんだなあ)」
GM:次!"魔王番長"田中について。
GM:■"魔王番長"田中智子について
GM
微弱な時間操作能力を持つ、中等部のBランクスペシャリスト。
もとはファンタジー小説を好み、空想が好きな文学少女だった。

覚醒は1年前。
当時は小説の主人公のようになれた事を喜んでいたが
アカデミアにやってきた事で自分が『その他大勢』の一部に過ぎない事がわかり、自信喪失。
なんとかして物語の主役のような活躍をしようとしているが、効果は芳しくない。

最近は、自分が凡百なオーヴァードに過ぎないことを自覚しつつあるのか
里帰りしている間に終わっていた学園抗争については、後悔よりも安心の方が強いようだ。

中条総悟:クロノス様…
GM:これは、中条くんが番長仲間から聞き出したことにしてもいいし
GM:もとから知ってたけど黙ってた、とかでもいいですね。
中条総悟:地元の支部に残った方が主役感は出るよな…
中条総悟:そこら辺は本人の会話からなんとなく推測できたことにしたい!
二階堂燈馬:「あの田中という生徒。なんというか、根は悪くないやつという印象を受けたな」
二階堂燈馬:「実際どうなんだ。中条とやら」
二階堂燈馬:「それなりに親しい友人なのだろう。さっきの会話から察するに」
中条総悟:「俺は、友人は選ぶことにしているんですよ。」
二階堂燈馬:「どういう意味だ?」
二階堂燈馬:「友人ではない、と?」
中条総悟:「逆ですよ。」
中条総悟:「俺の友人なんです。彼女は善良で、そして素晴らしい可能性を持っている人だ。」
中条総悟:「彼女は、自分の力の及ばない無理はしない。」
中条総悟:「けれど、その及ばない部分を少なくしようと常に努力している。」
二階堂燈馬:「やぶれかぶれになって過去改変に手を出そうとするほど愚かではない、ということだな。フーム」
二階堂燈馬:「逸材だな。絶対警備保障部にほしい……」
中条総悟:「その冷静さと、前向きな姿勢に、俺は憧れているし、尊敬しています。」
中条総悟:「あげません。」
サード=ライブラリ:「ふーん?」 ちょっと興味深そうに中条くんを見る。
GM:次。二階堂燈馬について開示します。
GM:■二階堂燈馬について
GM
絶対警備部部長。高等部三年のSランクサポーター。
直接戦闘能力は皆無だが、高い支援能力を持つ元UGNチルドレン。

以前、任務で一般人を守りきれず負傷させてしまった事があり
それ以来『任務の失敗』に過剰なまでに反応するようになってしまった。
アカデミアにはそんなリハビリを兼ねて転入してきたようだ。

現在はチルドレンを休職しており、コードネームも
"イティメノス(敗北者)"と自虐的なものに変更している。

先の戦争では中立を保っていたが、その選択が本当に正しかったのか今でも苦悩しているらしい。

GM:というのを、芙蓉堂くんは自由に調査できていて構いません。
GM:あるいは既に知っていてもいい!
芙蓉堂太一:ははー
芙蓉堂太一:じゃあ軽く調べた感じで!
サード=ライブラリ:「芙蓉堂くんはなにかわかりましたか?」
サード=ライブラリ:「フォースから聞いています。そこそこやり手の情報屋さんだと」
サード=ライブラリ:「報酬さえ出せば、女子のスリーサイズまで調べあげるとか……」 やや疑惑の目を向けている。
芙蓉堂太一:「ん、ああ。一応関係者のことをざっと洗ってみようかと……そっちの部長さんのことを」
芙蓉堂太一:「あっはっは。知りたいんですか?」
サード=ライブラリ:「軽蔑してるんですっ! そういうプライバシーの侵害はよくありませんよ!」
芙蓉堂太一:「そうむやみに明かしたりはしないですよー。僕の担当とはちょっと外れるし」
芙蓉堂太一:「……僕が調べたのは、部長さんの昔のことですね。伝手があったんで」
二階堂燈馬:「部長。俺か?」
芙蓉堂太一:「おっとっと」口をつぐむ。
二階堂燈馬:「……特にアピールするような実績もないからな。大した情報は出てこなかったろう」
二階堂燈馬:「あの戦争でも、俺は結局中立で……なっ、何もすることなく……!」
芙蓉堂太一:「まあ、元チルドレンとか……昔はコードネームが違ってたらしいとか……」
二階堂燈馬:「ただ安穏と……ウオーッ!」 4つ目の自爆スイッチを取り出す!
サード=ライブラリ:「芙蓉堂くん!止めて止めて!」
芙蓉堂太一:「ストップ! だから聞かせたくなかったんだってば!」
芙蓉堂太一:手を押さえる!
東雲 徹:シャッ、と何かが飛ぶ
GM:自爆カウントダウンは残り1で停止!
GM:同時に、飛来したなにかによってスイッチは爆散!
芙蓉堂太一:「あぶねえ……。まあ、そういう人だということはわかった……」
東雲 徹:空になっていたまま突っ込んでいた、シャーペンの芯のケースを投擲した
GM:なんでも武器にできるんだなキミ!?
中条総悟:「一つ、気になることがあるんですが。」
東雲 徹:投げるだけが芸…
二階堂燈馬:「だから、奴らがなにか後悔しているというのなら、わからなくもないんだ」
中条総悟:「そのカウント、回復しないんですか?」
二階堂燈馬:「過去の後悔というのは、自分が吹っ切れない限りどこまでもついてくるものだからな……」
二階堂燈馬:「いや、これは毎回3からカウントだ。安心してくれ」
東雲 徹:「何一つ安心できない…」
中条総悟:「よかった。」
東雲 徹:「(いいのか…!?)」
二階堂燈馬:「芙蓉堂。お前にだって、過去の後悔のひとつやふたつあるだろう?」
二階堂燈馬:「なにかを後悔していて、それを頭の中から消し去りたい。やり直したい、という気持ち」
二階堂燈馬:「俺は、わからなくもない」
芙蓉堂太一:「そりゃあるけど……」少し黙る。
芙蓉堂太一:「……でも、僕がそういうことを言ってはいけないと思ってるので」
二階堂燈馬:「……?」
東雲 徹:ちら、と芙蓉堂さんの方を見て、すぐに作業に戻る
サード=ライブラリ:「二階堂くん、そこまでにしましょう。プライバシーですよ。プライバシー」
サード=ライブラリ:「ですよね。芙蓉堂くん」
芙蓉堂太一:「そうですねー。スリーサイズの次くらいのレベルかなあ」笑う。
東雲 徹:じろ、と芙蓉堂さんの方を見て、しばらくしてから作業に戻る
GM:あ、これどっちにするかな・・!
GM:情報を二個追加します。蒼ちゃんはどっち調べてもいいよ。
篠沢 蒼:おお
GM:ひとつは、さっき書いたこれ。
> ■悪魔の仮面について(2) <情報:アカデミア>12 が追加されました。

GM:もうひとつは、エリスくんが開いた『容疑者』にかかわるこれ。
> ■過去、金庫室に入った風紀委員について

GM:難易度は情報アカデミア、もしくは交渉で13にしましょうか。
GM:お好きな方をどうぞ。
篠沢 蒼:悪魔の仮面について、かな
篠沢 蒼:あ、いや
篠沢 蒼:金庫室に入った風紀委員について調べるとき、《完全演技》でベアトリス風紀委員長のふりをして電話をかけるなどで
篠沢 蒼:何らかのボーナスはもらえますか?
GM:おお、おもしろい!
GM:固定値に+1しましょうか。その場合、金庫室の警備にあたっていた風紀委員に電話をかける感じになるかな。
篠沢 蒼:ふーむ
GM:いや、ベアトリスか・・・
GM:+2にしよっと。
篠沢 蒼:おお!
篠沢 蒼:じゃあ金庫室に入った風紀委員について、〈情報:アカデミア〉で
GM:ウェイ!
篠沢 蒼:《完全演技》とコネとラッキーメダル:ホワイト使用!
篠沢 蒼:6dx+4>=13
DoubleCross : (6R10+4[10]>=13) → 10[1,2,5,5,9,10]+10[10]+2[2]+4 → 26 → 成功

GM:やべー!
GM:じゃあ、渾身の演技ロールをしてもらってまったく構いません。
篠沢 蒼:ぽちぽちと風紀委員室の番号を押して電話をかけます。
篠沢 蒼:「もしもし、私だ。緊急の要件があり一般生徒の携帯電話から連絡している」
篠沢 蒼:《完全演技》でベアトリス・ハックマンのクールな声を模倣している。
東雲 徹:ギョッとした顔で篠沢さんを見る
一般風紀委員:『あっ委員長! お疲れ様です!』
一般風紀委員:『いつものふざけた声色じゃないってことは、それだけ緊急事態ということなんですね』
一般風紀委員:『なにかありましたか?』
篠沢 蒼:「え? ああ、うむ……コホン。件の仮面盗難事件について状況が変化したので、至急情報が欲しい」
篠沢 蒼:「調べてほしいのは、仮面を風紀委員会が預かった時点から現在までの……」という感じで情報を聞き出します。
一般風紀委員:『なるほど。んもー、忘れちゃったんですか? 委員長自ら選んだのに!』
一般風紀委員:『週替りで四人。えーと……』
GM:■過去、金庫室に入った風紀委員について
GM
風紀委員会は、過去に高い実績をあげた委員に現場責任者を任せており
金庫内には現場責任者しか入れないようにしていた。

過去一ヶ月の現場責任者は下記四名。


[第一週] "サイレントノイズ"ベアトリス・ハックマン
[第二週] "ヤヌアリウス"連城夕太
[第三週] "ジェミニ-5th"夏川ミナ
[第四週] "プレシオジテ"若槻常陸
GM:次シーン以降、任意でベアトリスに聞き込みを行う事ができます。
篠沢 蒼:「……分かっていると思うが、私はこの四名を含めた風紀委員全員についても仮面盗難の犯人である可能性を疑っている」
一般風紀委員:『ご自分も含まれてますけど』
篠沢 蒼:「無論、それを考慮に入れるのも君たちの役目だ」
篠沢 蒼:「嫌疑を対象に気取られぬよう、私からの連絡があったことはしばらく内密にしておくように」
一般風紀委員:『わかりました。はやく犯人確保してくださいね、ほんと』
一般風紀委員:『最悪、生徒会のあの不良か、あの……なんでしたっけ? 影なんとか』
一般風紀委員:『あれをスケープゴートにしてひとまずコトを納めよう、なんて話も出てるらしいですから」
篠沢 蒼:「分かっている。状況が変わったら連絡を……あっ蒼ちゃん!蒼ちゃんが!じゃあまたな!ブツッ」
GM:電話は切れる!
篠沢 蒼:最後はやや強引に電話を切り、ため息をつく。
GM:ということで、ここからは全員で会話してもらって構いません。
サード=ライブラリ:「すごい演技でしたね。さすがアイドル」
サード=ライブラリ:「あ、いえ。"元"ですね。すみません」
東雲 徹:「……凄いね、篠沢さん」会話しているのを、ポカンと見ていた
中条総悟:「アイドルって、演技もできるんですね。」
篠沢 蒼:「これはアイドルっていうより、ただの隠し芸みたいなものだけど」
芙蓉堂太一:「いやー、見事見事。今度情報収集手伝ってくれない?」
篠沢 蒼:「今回は緊急事態。普段から悪事に手を貸したりなんてできません」口をとがらせる。
東雲 徹:「スリーサイズのですか?」厭味ったらしい声で
篠沢 蒼:「というか、やっぱりそういうことしてるんですね、先輩」
芙蓉堂太一:「担当違うって言ったじゃんー」
サード=ライブラリ:「プライバシーですよ。芙蓉堂くん」
二階堂燈馬:「ええい、話題がそれているぞ。なにか聞き出せたのか?」
二階堂燈馬:「容疑者はエリスともうひとり、あとは風紀委員の誰かという話だったはずだが……」
東雲 徹:「そうだ。えっと…金庫に入った人?」作業を中断し、メモを手にする
東雲 徹:「エリスさん、影……影……さん、風紀委員長に…」メモメモ
篠沢 蒼:「風紀委員で例の仮面の見張り担当だったのはかくかくしかじかの四名」
篠沢 蒼:「……夏川さんも含まれてるみたい」
サード=ライブラリ:「行方不明の? あの、夏川ミナちゃん」
中条総悟:「ふむ、芙蓉堂先輩は、学園内の生徒についてもお詳しいんですよね?」
芙蓉堂太一:「ある程度はねー。このリストの人もざっとは知ってるし」
芙蓉堂太一:「うん。……夏川さんのことは、よく知ってる」
中条総悟:「では、この中で、強い後悔を持っている方というのは心当たりがありませんか?」
中条総悟:「勿論、どんな類のものなのか、までは言わなくて構いませんので」
芙蓉堂太一:「……」その言葉に少し黙って。
東雲 徹:「強い、後悔……」言いながら書いて、そこでぴたりと止まる
[第三週] "ジェミニ-5th"夏川ミナ
エリス・トリオン:「夏川はねえだろ。あの生真面目鉄拳女がんなことするタマか?」
[第一週] "サイレントノイズ"ベアトリス・ハックマン
二階堂燈馬:「ベアトリスもあるまい。鉄の女と噂される女傑だぞ」
[第四週] "プレシオジテ"若槻常陸
芙蓉堂太一:「……若槻常陸さんは、さっきの仮面に名前が挙げられていたから、可能性はあるけど本人ではなさそうだ」

芙蓉堂太一:「夏川さんは……うーん。僕は一度ちょっとした相談を受けた」
芙蓉堂太一:「『もし時間を巻き戻して過去を変えられるとしたら』って相談だ」
中条総悟:「タイムリーな相談ですね。」
芙蓉堂太一:「彼女はすごく、後悔しているように見えた」そう、タイムリーだ。
東雲 徹:「…怪しいといえば、怪しいですけど」
篠沢 蒼:「……僕のこと、顔や名前はともかく、能力を知ってる人は少ないと思う」
篠沢 蒼:「Cランクだから分類上でも『その他』扱いだし」
東雲 徹:「そうだね。雑誌にも色々載ってましたけど、アイドル面のことが殆どでしたし」
二階堂燈馬:「ふーむ……」
中条総悟:「では、誰からも名前の挙がらなかった、蓮城さんに関してはどうでしょうか。」
[第二週] "ヤヌアリウス"連城夕太
サード=ライブラリ:「連城くんは私も噂でしか知らないんですよね。誰か知ってる人、います?」
サード=ライブラリ:「やる気はあるけどおっちょこちょい、という話は聞いてますけど」
中条総悟:「それ、金庫番として最悪の類では?」
東雲 徹:「連城、連城…どこかで見てたかなあ」読んだ雑誌や新聞の記憶を探るが、今一つだ
芙蓉堂太一:「僕も面識はないんだよね、その子」
二階堂燈馬:「そいつではないのか。容易に仮面に魅入られそうだ」
二階堂燈馬:「仮面の力なら、外見を欺くのもできそうだしな。現にエフェクトは偽装していた」
篠沢 蒼:「うーん……そうであってほしい、なんて言い方はまずいけど」
エリス・トリオン:「…………」
東雲 徹:「…あぁ、でも女子っぽいんだよね? その…服装、とか?」篠沢さんに
篠沢 蒼:「そう、なんだよね。それに……」エリスくんの方を見る。「この中で、面識がある人は?」
中条総悟:首を横に振る。
篠沢 蒼:この中で→この四人の中で
東雲 徹:「あの格好で、ローブの中まで変えるかなあ」二階堂さんの発言を受けて、呟く
芙蓉堂太一:「そっか。よほど念入りに偽装してるんでなければ、まあ女子なんだよね」
エリス・トリオン:「連城は知らねえ。若槻も聞き覚えのある名前だが、違ぇだろ」
エリス・トリオン:「夏川は、まあ、顔見知り程度だが知っちゃいる」
エリス・トリオン:「へえ。アイツが後悔ね」
サード=ライブラリ:「あっ、友達だったんですねエリス君と夏川さん。なんか意外」
エリス・トリオン:「友達じゃねえよ。何度かやり合ったことがあるだけだ」
サード=ライブラリ:「あ、そっち……」
篠沢 蒼:「(やっぱり指名手配……)」
東雲 徹:「(妙に気安いな、この人…)」
中条総悟:「どんな方なんですか、夏川さんって。」
二階堂燈馬:「どんな奴なんだ?」
芙蓉堂太一:「……真面目。大真面目」
二階堂燈馬:「アイドルをやっていたのは一度見たことがある。スカートから伸びる脚が綺麗だった」
篠沢 蒼:「素直でいい子だよ。それにかわいい」
東雲 徹:「ああ……真面目ってのは、わかります。会ったことは、ないですけど」
エリス・トリオン:「チルドレン上がりだろ。確か」
エリス・トリオン:「ナントカいう専用武装を貰ってた。才能に溢れた奴さ」
サード=ライブラリ:「才能にあふれた、真面目な子」
サード=ライブラリ:「後悔とは無縁な感じがありますね。そもそもさっきの"ヘミニス"、口調からして真面目とは真逆でしたし」
芙蓉堂太一:「……大真面目に生きてるから、ああいう悩み方すんのかな。……」エリスくんの方を見る。
エリス・トリオン:「……何か言いたいことでもあんのかよ」
芙蓉堂太一:「……まあいいや。ぽたぽた焼き食べちゃったし。夏川さんの話に、君の名前が出てきてた」
エリス・トリオン:「……?」
芙蓉堂太一:「彼女の後悔は、あの戦争のことらしいよ。あの時何か言った?」
エリス・トリオン:「……………………………」
二階堂燈馬:「なんだその沈黙は」
東雲 徹:「戦争……("クロノス"、田中さんと同じ、か)」
エリス・トリオン:「…………………マジかよ。気にしてんのか? あのギフテッドが?」
芙蓉堂太一:「してたね。僕は今回彼女のために動いてるから、そこら辺ははっきりさせたい」
東雲 徹:「……何か、言ったんですね?」
篠沢 蒼:「(あの戦争……指名手配……平賀迅さんと組んで大暴れでもしたのかな、この人……)」
中条総悟:(やっぱり、この人たちはあの戦争に)
中条総悟:深く、関わった人たちなのか
エリス・トリオン:「言ったな。全部、何もかも解決して、丸く収まった後に」
エリス・トリオン:「あの戦争は最悪だった」
芙蓉堂太一:「それには同感だね」
二階堂燈馬:「そうか。そういえば」
二階堂燈馬:「エリス・トリオン、芙蓉堂太一……ふたりとも、あの戦争の中心で活躍した人物だったな」
エリス・トリオン:「俺はいまだにあの戦争に関わる全てを許してねえ。俺もアイツも、そこの情報屋も中心に関わってた。だから聞いた。八つ当たりみてえなモンだ」
エリス・トリオン:「丁度いい。お前は答えられるか、芙蓉堂」
エリス・トリオン:「『どうしてクラインは許されたのか』」
エリス・トリオン:「『それを認められない人間は アカデミアを去るべきか』。……まあ、八つ当たりみてーなモンさ。今にしてみたらな」
芙蓉堂太一:「……」目を開ける。
芙蓉堂太一:「僕は、答えられないね」ゆっくりとそれだけは答える。「答えられないまんま、ここで生きていく、というのが答え」
芙蓉堂太一:「明快な解答をあげられなくて悪いけど」
GM:クライン。学園長にして、あの戦争を引き起こした張本人。
GM:彼の処分については、戦争から3ヶ月が経過した今でも学園中で物議を醸している。
エリス・トリオン:「罪科の大きさは関係ねえ。アカデミアを滅ぼそうとした奴なんざごまんといる。問題は、あいつは『仮面を被ってなかった』からな」
エリス・トリオン:「夏川は、考えたこともねえみたいなツラしてたな」
エリス・トリオン:「こちとら、さんざ振り回されたんだ。多少、留飲が下がるツラではあったが」
芙蓉堂太一:「うーん、僕は半端者だからそういう逃げ方をできるけど。あの子真面目だからさあ」
芙蓉堂太一:「煮詰まっちゃったやつかなー……っと。ごめんごめん。昔話で盛り上がっちゃった」
中条総悟:「つまり」
中条総悟:「エリス先輩と芙蓉堂先輩は」
中条総悟:「夏川さんに、過去に戻ってやり直したいと思うほどに強い後悔がある、と」
中条総悟:「その可能性が高いと判断されている。ということでよろしいですか。」
東雲 徹:「……僕にも、聞くだけならそう聞こえますけど」
芙蓉堂太一:「……まあ、そういうこと」
エリス・トリオン:「…………可能性は、な」
エリス・トリオン:「じゃあ何か、山羊頭の仮面剥いだら、朝倉のコスプレしてる夏川が出てくるってのか?」
東雲 徹:「………」少し考えて、篠沢さんの様子を窺う
篠沢 蒼:「……」むすっとした顔で考え込んでいる。
中条総悟:「さて、まだ表に出てきていない、ということも考えられますから。」
篠沢 蒼:「……そんな」
中条総悟:篠沢さんの方を見る。
篠沢 蒼:「たったそれだけの理由で、過去に戻ってやり直そうなんて考えるのかな」
篠沢 蒼:「夏川さん、今だって充分幸せそうに見えたのに」
二階堂燈馬:「篠沢蒼」
二階堂燈馬:「"たったそれだけ"というのは、本人には言ってやるなよ」
二階堂燈馬:「本人の苦悩や後悔の重さは、本人にしかわからないものだ」 自爆スイッチを握りしめる。
篠沢 蒼:「っ……」
篠沢 蒼:「軽率でした」
東雲 徹:「二階堂さん……」思わぬ一言に、真剣な目を向ける
東雲 徹:自爆スイッチに手を伸ばすのも忘れて
中条総悟:「クロノス様が、俺に語ってくれた過去に戻りたい理由は。」
中条総悟:「『あの戦争で、英雄になりたいから』です。」
中条総悟:「戦争に参加された方にはその方なりの、出来なかった方には、出来なかったなりの後悔の仕方が、あると思うんです。」
中条総悟:「だから、俺には夏川さんの気持ちはわからないけど、クロノス様の気持ちなら少しはわかる。」
東雲 徹:「……まあ、そうだよね」
東雲 徹:「後悔も、人それぞれだと、思う」
エリス・トリオン:「当事者としちゃ、死ぬほどムカつくがな」
エリス・トリオン:「それを共存させうるのがアカデミアだ」
東雲 徹:「それが、アカデミア…」
サード=ライブラリ:「そうですね。多様性の見本市みたいな場所です、ここは」
エリス・トリオン:「雑なんだよ、要するに……」
中条総悟:こくり、と頷く。
東雲 徹:「ええ。僕たちだって、いろいろ、バラバラですし」
エリス・トリオン:「悪魔の仮面だって、人から人に渡ってる可能性もある」
エリス・トリオン:「推測だけしてても埒が空かねえ」
サード=ライブラリ:「もう少し調査を続けましょうか。連城くんや若槻常陸さんが犯人という線も消しきれませんし」
サード=ライブラリ:「それにここ、最上階だから見晴らしがいいんですよ。休憩しましょ、休憩!」
中条総悟:「お茶、冷めちゃいましたね。淹れ直します。」
東雲 徹:「……ですね。こっちも進めないと」
東雲 徹:修復作業に戻る
篠沢 蒼:「……少し前のめりになりすぎてましたね。お茶菓子、持ってきます」
芙蓉堂太一:「そだね。まだいろいろ調べなきゃだ。エリスくんお疲れー」頭の後ろで腕を組む。
エリス・トリオン:「……杞憂であることを祈るぜ、クソ」

GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入ができます。ある人はどうぞ。
篠沢 蒼:ロイス/協力者?/エリス・トリオン/好奇心〇/警戒心 取得します
エリス・トリオン:誰か、何か買ってほしい人います?
中条総悟:特には!
東雲 徹:こちらも特に、というものはないです
篠沢 蒼:スペリオル未使用だけど、そもそも侵蝕一番低いので優先度は低めです
芙蓉堂太一:ロイス、エリス・トリオン/○親近感/脅威 取得!
エリス・トリオン:じゃあRメン買おう
エリス・トリオン:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[1,6,10,10]+9[7,9]+2 → 21

中条総悟:ぱねえ
エリス・トリオン:お前、何なの?
中条総悟:応急手当ー
中条総悟:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[2,7]+1 → 8

中条総悟:よしょ
芙蓉堂太一:応急手当ってもう足りてます? まだいる?
篠沢 蒼:あ、自分で買って使おうかなってところです
東雲 徹:こちらはノーダメですね
エリス・トリオン:あ、2点回復してない
芙蓉堂太一:じゃあ先にどうぞ
篠沢 蒼:というわけで応急手当
篠沢 蒼:4dx+5>=8
DoubleCross : (4R10+5[10]>=8) → 6[3,4,6,6]+5 → 11 → 成功

篠沢 蒼:即使用!
篠沢 蒼:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 18[10,8]+18 → 36

芙蓉堂太一:じゃあ照準器を
篠沢 蒼:最大26なので全快
芙蓉堂太一:6dx+2=>15
DoubleCross : (6R10+2[10]>=15) → 9[2,2,6,6,7,9]+2 → 11 → 失敗

芙蓉堂太一:失敗!以上!
東雲 徹:アーマーを狙ってみよう…
東雲 徹:3dx+2+1>=12
DoubleCross : (3R10+2+1[10]>=12) → 10[1,5,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

東雲 徹:UGN的なボディーアーマーを手に入れた…
東雲 徹:装備しておこう
中条総悟:以上で
東雲 徹:ロイスは…今回はなしで。以上です
GM:こんなとこかな!

■MP05 シーンプレイヤー:篠沢蒼

GM:次のシーン。次の二つから選ぶことができます。
GM:ひとつは情報収集。残った『■悪魔の仮面について(2)』の調査。
GM:もうひとつはベアトリスの元へ行き、金庫室に入った風紀委員に対して聞き込みを行うことです。
GM:というわけで、聞き込みを行うなら行きたい人が。情報収集するなら情報得意な人が出るとよいでしょう。
GM:(2)の難易度はアカデミア12です。
東雲 徹:わかりました
エリス・トリオン:保留!
中条総悟:情報行きたいなー!
GM:ならばいけい!
芙蓉堂太一:ちょっと様子見して後から出られますか
GM:できるよ~
芙蓉堂太一:やったー
東雲 徹:こちらも…様子見で、とりあえず
篠沢 蒼:どちらにせよ出られるので、出る!
中条総悟:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 9[9]+76 → 85

GM:あっ、シーンプレイヤーは蒼ちゃんにしましょうか。
中条総悟:死んでしまう
東雲 徹:中条くん!
GM:中条ーーー!?
篠沢 蒼:侵蝕率+7(1D10->7)(侵蝕率:58->65)
芙蓉堂太一:ひゃー

GM:じゃあ、このシーンは情報収集のみです。
GM:残った項目は
・悪魔の仮面について(2) <情報:アカデミア>12 のみ。

篠沢 蒼:先に振ってみます、支援とかなしで済むならその方がいいので……
中条総悟:お願いします。
篠沢 蒼:コネとラッキーメダル:ホワイト使って判定!
篠沢 蒼:7dx+2>=12
DoubleCross : (7R10+2[10]>=12) → 10[3,5,5,5,6,6,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

篠沢 蒼:ばっちり
GM:えぇ・・強くない?
GM:情報を開示します。情報項目はこれでラスト。
GM:■悪魔の仮面について(2)
GM
装着者は仮面を生み出す能力のほか、いくつかの副次効果を得る。

副次効果その1。装着者は《完全演技》《竹馬の友》に近い力を持つようになる。
副次効果その2。装着者は《道化の出し物》に近い力を持つようになる。

前者は、主に交渉や会話で使用。
相手の欲望を聞き出し、仮面の生徒を次々と生み出すことが狙い。

後者は戦闘に使用。
エフェクトを偽装することで正体に気づかれにくくするのが狙い。

GM:なお、中条くんはせっかく出たので
中条総悟:はいはい
GM:中条くんにも判定してもらいましょうか。難易度9をクリアすれば、オマケ情報が開きます。
中条総悟:わーい
GM:クリアできなかった場合はNPCが持ってくる情報ですが、クリアすれば君が掴んだ事にしてよい!
中条総悟:なにでふれば!
中条総悟:よろしくて!?
GM:おっと!
GM:情報アカデミア、か
GM:知識:レネゲイドにしましょう。
中条総悟:じゃあアカデミアで振ろう
中条総悟:コネ使います。
中条総悟:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,4,5,6,9]+2 → 11

中条総悟:わーい
GM:やるう!
中条総悟:DBが生きた!!
GM:ならオマケ情報です。いま蒼ちゃんが調べた情報ですが、
GM:これらの偽装効果はいずれも、認識を改竄するタイプのエフェクトです。
GM:これらは、元からの知り合いに対しては効果は薄くなります。過去に結んだ絆のせいで、改竄できる余地が少なくなるため。
GM:つまり……
GM:さきほど攻撃に違和感を覚えたメンバーは、"ヘミニス"となんらかの繋がりがあるかもしれない。ということがわかりました。
中条総悟:ふむふむ
GM:そんな感じで、ロールをしてもらいましょうか。場所は談話室でも、どこか外でも構いません。
GM:お外でデートもどきします?>蒼ちゃん&中条くん
篠沢 蒼:どうしようかな
GM:GMのおすすめは最初の噴水広場か、喫茶店、学食あたりですね。情報収集して一段落といった感じで。
GM:もちろんそれ以外の場所でも構いません。アカデミアゴルゴダの丘とか・・・
篠沢 蒼:とりあえず適当にオシャレなラウンジとかで
中条総悟:じゃあ、喫茶店行きたい。ささきさんに途中経過報告して休憩する感じで
篠沢 蒼:ああ、じゃあそれで!
GM:ほいほい!

GM:【喫茶&軽食"ワーテルロー"】
GM:ワーテルロー。かつて芙蓉堂太一が発掘した知る人ぞ知るオシャレな喫茶店で、きみたちは休憩している。
GM:以前、『ラブジェネレーション』というジャームとの戦闘で全壊した店内も、今は綺麗に修繕されている。
篠沢 蒼:「……ヘミニス、一度だけ『私』って言ってたんだよね」つぶやいて、アイスカフェラテを一口。
中条総悟:お紅茶をいただいていよう
中条総悟:「一度だけ、でしたか。」
篠沢 蒼:「それで、これが悪魔の仮面に関する調査報告書。……部外秘らしいから見なかったフリしてね」
中条総悟:「ありがとうございます。」
GM:蒼ちゃんが差し出した報告書には、仮面の副次効果について記載されている。
中条総悟:じっくり目を通す
GM:いずれも、適合者はエフェクトや外見を偽装できるというものだ。
篠沢 蒼:「《完全演技》に近い効果。つまりさ、あのおどけた態度と『ボク』って言い方は本性をごまかすための演技なんじゃないかな、って」
中条総悟:「誤魔化すですか。」
篠沢 蒼:「そう。僕たちなのか、自分自身をなのか……ともかく、あれが普段の態度だと思わない方がよさそう」
中条総悟:「あの方の雰囲気や、能力は」
中条総悟:「朝倉さんという方に似ているという話でしたよね。」
篠沢 蒼:「うん。本物の朝倉侑生、間近で見たことはないけど」
中条総悟:「俺も、あったことはありません。けれど、皆さんの口ぶりから、彼が敬意を表されているのは、なんとなくわかりました。」
中条総悟:「だから、"ヘミニス"も単に正体を隠すためでなく。」
中条総悟:「或いは一つの"英雄"の理想像として、朝倉さんを模しているのかもしれない」
中条総悟:「自分の、"後悔"を塗りつぶすために」
篠沢 蒼:「英雄か……」一瞬目を閉じて考える。「天性のスターだものね、朝倉侑生は」
中条総悟:なら、"ヘミニス"は朝倉の知り合いなのだろうか、と思考を進めたところで全て過程に過ぎないと思い直す
中条総悟:「噂は、聞いています。戦争でも、活躍したとか、しないとか」
篠沢 蒼:「そうみたいだね。夏川さんから聞いてる」見たわけじゃないけど、と軽く首をかしげる。
篠沢 蒼:「僕はさ、戦争に深く関わらなかったし、そのことに後悔もしてないんだ」
篠沢 蒼:「ただ、いつも通りの学園が戻ってきたって、それだけでよかった。首謀者の処遇なんて、本当にどうでもいいことで」
中条総悟:太陽を閉じ込めた黒曜石のような瞳を、じっと篠沢さんに向ける。話を聞く姿勢だ
篠沢 蒼:「……」ぷくぷくとストローに息を吹き込む。
篠沢 蒼:「あの、さ」
中条総悟:「なんでしょう。」
篠沢 蒼:「今が幸せならそれでいい……もっと言うと、今日と明日が幸せなら、それでいいって思わない?」
中条総悟:「それがずっと、続けば。」
中条総悟:「ずっと幸せなままでいわれますね。」
中条総悟:柔かい笑みを作りながら言う
篠沢 蒼:うなずく。「僕は、それでいいと思ってる。好きな人がいて、友達がいて、楽しいことがある日々」
篠沢 蒼:「ヘミニスやクロノスは……それだけじゃいけなかったのかな」
中条総悟:「素晴らしいことだと思います。」
中条総悟:「ただ、俺の私見ですが。」
中条総悟:「辛い昨日があって、その地続きに辛い今日がある人間には」
中条総悟:「そういう風に考えることは、難しいのだと思います。」
中条総悟:「マイナスなんです。そういう方々は。」
篠沢 蒼:「……」
篠沢 蒼:ぷくぷくと、再びカフェラテに泡を作る。
篠沢 蒼:「つらかったのかな。ヘミニスは」
篠沢 蒼:「……つらかったのなら、教えてほしかったな」
中条総悟:「そうですね。」
中条総悟:「いえ、ごめんなさい。」
中条総悟:「俺は、教えてもらった。けど、それを振り払った。だから、同意する資格はありませんでした。」
篠沢 蒼:「僕だって」さみしげに笑う。「きっと、一緒には行けなかったと思う」

GM:ならこのあたりで、エリス東雲も入ってくると良いでしょう。
GM:あるいは、既に喫茶店の中にいて、合流するタイミングを見計らっていたのかもしれないが。
エリス・トリオン:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 4[4]+69 → 73

東雲 徹:64+1d10-1
DoubleCross : (64+1D10-1) → 64+4[4]-1 → 67

エリス・トリオン:ひく1!
東雲 徹:まだいける
エリス・トリオン:「――何だ。てめーらもサボりか?」
エリス・トリオン:と、東雲くんとサードさんを連れて入ってくる。
東雲 徹:「僕らまでサボりみたいなこと、言わないでくださいよ」
中条総悟:「サボりと休憩は違うと思うのですが。」
東雲 徹:「あ、僕は、クリームソーダを」メニューも見ずに、迷うことなく注文する
サード=ライブラリ:「私はサボりじゃありませんからね!休憩です!」
篠沢 蒼:「こっちも一段落ついたところです」サードさんに理解を示す笑顔を向ける。
サード=ライブラリ:「ロイヤルミルクティーをください。あとナポリタンと、デザートにパンケーキ」
サード=ライブラリ:「あと、コーヒーゼリーも」
東雲 徹:「ろっ」
中条総悟:「休憩ですからね、がっつりいきますよね。」
篠沢 蒼:「……(食べるなぁ)」
東雲 徹:「……(多いなぁ)」
エリス・トリオン:「お好きなように。資料集めなんざ、かったるくてやってらんねー」
中条総悟:「サボりじゃあ、缶コーヒー一杯飲むのがせいぜいですからね。」
東雲 徹:「経験、あるみたいな感じだね」
エリス・トリオン:「踏んだ場数がちげーんでな」
中条総悟:「自分は悪いことをしてる、という意識が、自分の行動を狭めてしまうんですよ。」
篠沢 蒼:「悪いことね」少し笑いが漏れる。「アカデムー、普通に借りればよかったのにね」
篠沢 蒼:「悪いことだと思うからコソコソしちゃうんだ」
東雲 徹:「……そうされてたら、僕はここにいなかったかな」
中条総悟:「それは、こっちにとっては向こうのファインプレーでしたね。」
中条総悟:マジで頼りにしている。自分ではヘミニスに勝てないのだ
東雲 徹:「その辺り、複雑だけどね」
サード=ライブラリ:「そうですね。普通に借りてくれれば、こんな大事にはならなかったんですけど」
サード=ライブラリ:ナポリタンに粉チーズを山盛りかけて頬張っている。
エリス・トリオン:「仮面被った時点で、マトモな判断能力はなくなるからな」
エリス・トリオン:「つーか、付け外しも出来なくなるんじゃねえか?」
エリス・トリオン:「お前ら、あの仮面の二人組が普通に図書借りに来たとして、貸すか?」 サードさんたちに。
東雲 徹:「仮面を被ってたら、ちょっと」少し笑いながら
サード=ライブラリ:「貸しませんね。通報します」
中条総悟:「ハロウィンの日を狙いましょう。それなら誤魔化せる。」
エリス・トリオン:「アカデミアでハロウィン禁止にすべきだな」
エリス・トリオン:「…逆に言や」
エリス・トリオン:「仮面をかぶってる限り、情状酌量の余地も生まれる」
エリス・トリオン:「そういう仕組みだと思ってた。クラインが復興官に収まるまではな」
中条総悟:「……」
中条総悟:エリスさんのほうをみる。
サード=ライブラリ:「仮面、かぶってなかったそうですからね。学園長……」 ハラペーニョソースをどくどくとかける。
東雲 徹:「……さっきの話、ですね」
東雲 徹:「自分の意思で、他人の干渉を受けずに悪事をなした者が、許されていいのか…と」
エリス・トリオン:「そういう問題だ。付け加えるなら、俺にとっちゃあの戦争は、最悪の記憶だ」
サード=ライブラリ:「逆に、仮面をかぶっていれば許されるんですか? エリスくん的には」
サード=ライブラリ:「仮面をかぶっていてもそうでなくても、混乱を引き起こしたのは同じだ。そういう人もいますけれど」
サード=ライブラリ:ミルクティーを一口すすり、パンケーキにはちみつをかける。
エリス・トリオン:「…………」お前ダイエットしてたんじゃねえのかよ、と思うが口には出さない。
エリス・トリオン:「そこら辺は『答え』に関わる。」
エリス・トリオン:「ノーコメントだ。……つーか、聞きたいのか? お前ら?」
中条総悟:「難しい話ですから。今はぼかしておきましょうか?」
中条総悟:中条の中ではっきりしているのは仮面をかぶってる限り、情状酌量の余地が生まれるとしても
中条総悟:その結果起きた全てを『仮面のせいにする人間は気に入らない』ということだけだ。
サード=ライブラリ:「あ、そうですね。すみません、余計なことを」
東雲 徹:「……」溶け始めたアイスクリームをすくい、口に運ぶ
エリス・トリオン:「気ィ遣われるのもそれはそれで腹立つな……」やや目線を彷徨わせる。
エリス・トリオン:言える範囲を考えている。
エリス・トリオン:「中条。お前、番長連だったよな」
中条総悟:「はい。」
中条総悟:「"鉄叫番長"という番長名を授かっています」
エリス・トリオン:「無道ささきは知ってるか?」
エリス・トリオン:他の三人も見回す。当然、知ってるだろう名前だろうから。
中条総悟:「ええ、お世話になっています。」
東雲 徹:「それは、当然」
サード=ライブラリ:「総番長ですしね。蒼ちゃんも、名前くらいは知っていますよね?」
篠沢 蒼:こくりと頷く
エリス・トリオン:「まあ、アイツがどんな人間か知らねえ奴ァいねえと仮定して」
エリス・トリオン:「『目的のためなら、無関係の一般人に犠牲が出ても仕方ない』」
エリス・トリオン:「無道が、そう言うのを聞いたことがあるか?」
中条総悟:「少なくとも、俺は聞いたことがありません。」
中条総悟:首を横に振る。
エリス・トリオン:「生徒が危機に陥ってるのを見て、『放置して、共倒れを狙おう』って言うのを、聞いたことがあるか」
東雲 徹:語気に圧倒され、押し黙っている
エリス・トリオン:「俺は、ある。……信じても信じなくても、好きにすりゃいい」
篠沢 蒼:「……」
エリス・トリオン:「逆に言えば、――これからどんなに無道によくされても」
エリス・トリオン:「あの時の記憶がちらつくわけだ。」
エリス・トリオン:篠沢さんの方を見る。「『過去の不幸』ってのは、そういうモンだ」
エリス・トリオン:「今が幸せだからそれでいい、にゃあならねえのさ」
サード=ライブラリ:「まさか。あのささきちゃんが、そんなことを……?」
エリス・トリオン:「アイツが良い悪いじゃあねえ。状況に呑まれて、信じられるものが何もなくなる」
篠沢 蒼:「でも」
篠沢 蒼:「でも、それは……」
篠沢 蒼:それは過ぎたことでしょう、とか、それは仕方なかったんじゃ、とか、思わず浮かんだ反論を飲み込む。
篠沢 蒼:それは、自分には分からないことだ。あの戦争の中心にいなかったのだから。
中条総悟:「エリス先輩は。」
中条総悟:「全部を救いたい人なんですね。」
エリス・トリオン:「芙蓉堂や朝倉はよくやってた方だ。……夏川も、俺から見りゃそういう強い奴に見えたんだがな……」
エリス・トリオン:「ハァ?」
中条総悟:「意外です。そういう方だとは思ってませんでした。」
中条総悟:「どちらかといえば、今エリス先輩のおっしゃった、ウチのボスのような思想の方かと。」
東雲 徹:何を言い出すのかと、中条君の方を見る
エリス・トリオン:「待て待て待て。今ので、どうしてそういう話になる?」
エリス・トリオン:「あわよくば戦争を知らねえてめえらにも、そういう呪いを分けてやろうってなぁ」
中条総悟:「だって、ボスが一般生徒を見捨てたのがショックだったんでしょう。」
エリス・トリオン:「…………」
中条総悟:「ボスが、学園の生徒を敵と割り切っているのが、見るに堪えなかったのでしょう?」
中条総悟:「それは、エリス先輩が、ボスとは違う見方をしていたからでは?」
サード=ライブラリ:なるほど、という顔でエリスくんを見ている。
エリス・トリオン:「おま、そりゃ、……………」絶句する。
東雲 徹:あ、やられている。という顔でエリスさんを見ている
篠沢 蒼:「……」黙ってカフェラテを啜る。
篠沢 蒼:ずるるる、ずずっ、と最後の一滴まで飲み干す。
篠沢 蒼:がたん、と勢いよく立ち上がる。
エリス・トリオン:「おっま、~~~~」顔を片手で隠し、中条君を睨む。
東雲 徹:「…篠沢さん?」
サード=ライブラリ:「あ、蒼ちゃん?」
中条総悟:「失礼な言い方になるかもしれませんが…」口を閉じ、篠沢さんの方を見る
篠沢 蒼:「無道さんが、緊急時に、どうしようもないときに、他の生徒を見捨てる人だったとしても」
篠沢 蒼:「これからは二度とそうならないように、そもそもどうしようもないことが起こらないようにすればいいんです」
中条総悟:「うん。」
篠沢 蒼:「裏切るとか見捨てるとか、そんなことはもう二度とないって言えれば……」
篠沢 蒼:「『過去の不幸』なんて、本当にただの過去になりますよね」
中条総悟:「きっと、うちのボスもそう思っています。きっとエリスさんの言ったことは、後悔してる。」
東雲 徹:篠沢さん、中条くん、次いでエリスさんを見る
中条総悟:「だから、あの燃費の悪い体で、毎日見回りだってしてるんです。」
中条総悟:そして、もしかしたら
中条総悟:今不意に浮かんでしまった言葉をそのまま、口に出してしまう
中条総悟:「もしかしたら、クロノス様も、そういう『傷』をみるのがいやで、過去で英雄になろうと。」
中条総悟:「そういう気持ちが、あるのかもしれない。」
東雲 徹:「……英雄になるのは、あくまで結果で」
東雲 徹:「本質は、戦争の結果、過程をよりいいものにすること」
東雲 徹:「…みたいな、感じかな」
東雲 徹:どう? という視線を向ける
中条総悟:頷きながら
中条総悟:「『2秒で終わらせる』と息巻いてましたけどね。」
中条総悟:という
エリス・トリオン:「…………ンなこと、言われなくても分かってんだよ」
東雲 徹:「大きく出る人だね」そう言って、少しだけ笑う
サード=ライブラリ:大人びた中条くん、蒼ちゃんの勢い。両方にあてられて目を丸くしている。
エリス・トリオン:「アカデミアは理想郷なんかじゃねえ。ただ雑で、罪も罰も、何も考えず、全てを受け入れるだけだ」
エリス・トリオン:「今までの事件の仮面の犯人だって、誰かからすりゃ、絶対に許せねえ相手だったかもしれねえ」
エリス・トリオン:「だったら、――俺が理想郷にするしかねえ。俺が、……るしか」
中条総悟:「もしそれが。」
中条総悟:「俺にとって、ろくでもないものだと思ったら全力で止めますから。」
中条総悟:「だから、安心して頑張ってください。応援しています。」
中条総悟:少ししか話していないけど、口の悪くて優しいこの先輩がつくる理想郷ならそうはならないだろうと思いつつ、そう言います。
東雲 徹:「………エリスさん」
エリス・トリオン:「俺が、護るしかねえ。……それが、今の俺が出してる答えだ」
サード=ライブラリ:「……」 ほらね、という顔をしている。妹から聞いた『根は悪い人ではない』という評価を信じていた。
篠沢 蒼:ため息をつく。
東雲 徹:「正直に言うと、あなたのこと、ちょっと嫌な奴だと思ってました」
東雲 徹:「サードさんにも、その、失礼な感じでしたし」
東雲 徹:ちらとサードさんの方を見て
東雲 徹:「でも」
東雲 徹:エリスさんの方をしっかりと見て
東雲 徹:「いい人なんですね、本当は」
エリス・トリオン:「……うーるーせーえーよ!」許容限界!「てめーら、年下の癖に好き勝手言いやがって!」
篠沢 蒼:「一人で気張ってる先輩が見るに堪えないからですよ」
篠沢 蒼:「そういうの、もっと大勢を巻き込んでこそじゃないですか?」
東雲 徹:「いやあ、色々と我慢してたので。これぐらい許してくださいよ」
東雲 徹:ずずず、とクリームソーダを呑む
中条総悟:「あはははは」
エリス・トリオン:「黙れ! こちとらなあ、その結論出すまでに夏川にした八つ当たりのことなんてすっかり忘れてたんだよ!」
東雲 徹:「いい人で、酷い人ですね」そう言いながら、まだ少し笑っている
東雲 徹:「まあ、思い出したなら、謝れたりもしますよ。きっと」
エリス・トリオン:「これでマジで夏川が犯人だったら、言行不一致極まりねえだろうが!」
サード=ライブラリ:「犯人、か。そろそろ手がかりも集まってきましたし」
サード=ライブラリ:「休憩が終わったら、金庫に入った人間について風紀に聞きにいきましょうか」
中条総悟:「ですね、頑張りましょう。」
東雲 徹:「ええ。本の修復も、もう少しです」
エリス・トリオン:「あ゛ー、クソ……!」
中条総悟:優しい先輩に囲まれて笑いながら、ちらりと夢想する。
サード=ライブラリ:「君がいい人なのがわかってよかったですよ。エリスくん」 くすくす笑っている。
エリス・トリオン:「戦争参加してねえお花畑組を脅かしてやるだけのつもりが……!」
中条総悟:この人の理想のアカデミアが創られたとして。
中条総悟:それはきっと素晴らしい学園になるだろう。
中条総悟:けれど、そのアカデミアがもし、世界と反目することになってしまったら。
中条総悟:この人は、アカデミアを護るために世界と戦ってしまうのだろうか。
中条総悟:それは先の戦争よりも、より多くの悲劇を生んでしまうのでは───
中条総悟:(いや、想像ですらない。単なる妄想だな。これは)
中条総悟:「とてもいい話を聞かせていただけて、嬉しかったですよ。エリス先輩。」
エリス・トリオン:「おいこら三番目。サード。今の、万が一にでもフォースに伝えてみろ」
エリス・トリオン:「テメーのスリーサイズを芙蓉堂に調査させてバラ撒くからな」
東雲 徹:ガキ、と口に入れていた氷をかみくだく
サード=ライブラリ:「ひえっ」
サード=ライブラリ:「ぷ、プライバシーですよ!プライバシー!」
サード=ライブラリ:「伝えませんし、ばらまかせません!」
サード=ライブラリ:言われなければフォースにはこっそり言おうと思っていた。
篠沢 蒼:「……エリス先輩」力のこもった低い声が出る。
エリス・トリオン:「あァ?」
篠沢 蒼:「脅しでも言っていいことと悪いことがありますよ」
篠沢 蒼:「そんなことしたらアカデミア全女子生徒との全面戦争ですから、ね」
東雲 徹:「エリスさん、そんなことしたら、理想郷を壊した大戦犯ですよ」
中条総悟:「待って、全面戦争って言い方だと女子vs男子みたいになりません?巻き込まないでほしいんですえkど」
東雲 徹:次の氷を口に放り込み、またガリゴリと噛み砕く
東雲 徹:「大丈夫だよ中条君。僕たちは真っ先に寝返ろう」
東雲 徹:「そもそも最初から仲間でもなんでもないけど」
エリス・トリオン:「おーおー、良い度胸だなテメーら」
東雲 徹:ガリゴリ
中条総悟:「いや、でも俺、『男』ですからね。女子vs男子になってしまうと、どうしても」
東雲 徹:「それに、エリスさんのいる生徒会も、男性ばかりじゃないだろうし」
エリス・トリオン:「こ、このクソガキども……!」
中条総悟:「さてじゃあ、第二の戦争が起こる前に過去の戦争をなんとかしにいきましょうか」
中条総悟:自分の分の会計を済ませ、店から出ていく
中条総悟:マイペースだ
東雲 徹:「そうだね。行きましょう、サードさん。篠沢さんも」
東雲 徹:席を立ち、財布を取り出しながらレジの方へ
サード=ライブラリ:「そうですね。あ、私は会計別で」 結局ナポリタンのおかわりも頼んだ。
篠沢 蒼:「(これ、学生のお財布には厳しい量だもんなぁ)」サードさんの平らげた量を横目で見る。
エリス・トリオン:「……つーか、芙蓉堂はンなことしねーだろ……信用ねぇなアイツ……」
エリス・トリオン:ぼそりと呟く。サードさんあたりは聞こえたかもしれない。
エリス・トリオン:と言いながら店を出て行こう。

GM:シーン終了前に蒼ちゃんとサードの会話があるのですが、先にいったんロイスを取りたい人はとってもいいです。
GM:会話の流れが残ってるうちのほうがロイス感情も選びやすいしね。
東雲 徹:ロイスの変更を行います
エリス・トリオン:中条くんへのロイスをネガティブの方にします。
中条総悟:そがな!?
東雲 徹:生徒会/エリス・トリオン/連帯感:○/憤懣/ロイス → いい人/エリス・トリオン/信頼:○/憤懣/ロイス
東雲 徹:ロイスはこれで!
GM:ペース崩されたしな・・w
エリス・トリオン:天敵/中条総悟/有為:/めっちゃ面倒:○/ロイス 
中条総悟:先輩/エリス・トリオン/有為〇/不安
GM:面倒からめっちゃ面倒になったw
中条総悟:めっちゃw
篠沢 蒼:エリスくんへのロイス感情を 信頼〇/警戒心 に変更します
GM:信頼だよ!やったねエリスくん!
エリス・トリオン:こんな綺麗な信頼なんて欲しくなかった!
エリス・トリオン:アイツは危険だけど有事の際には頼らざるをえない奴だくらいの認識が良かった!
GM:こんなとこかな!

GM:ラスト。
GM:『ワーテルロー』を出たあたり。風紀委員会のもとへ向かい、芙蓉堂や二階堂と合流する道中。
サード=ライブラリ:「蒼ちゃん」 そっと声をかける。
サード=ライブラリ:「ちょっといいですか。聞きたいことがあって」
篠沢 蒼:「……何ですか?」
サード=ライブラリ:「あ、ごめんなさい。考え事してた?」
篠沢 蒼:「いえ、これからどうするかな、って」
サード=ライブラリ:「そう。そのことです」
サード=ライブラリ:「Undineのライブ、私も見たことあります」
サード=ライブラリ:「まだ犯人が誰かはわからないけど……少なくとも、あの四人の中のひとり。ミナちゃんとはお友達なんですよね」
篠沢 蒼:「はい。……親友だと思ってます」
サード=ライブラリ:「ん……」 余計なお世話かもしれないけど、と付け足してから、
サード=ライブラリ:「……………………もし彼女が犯人だった時、どうするのか。何を話すのか」
サード=ライブラリ:「自分の中だけでいいから、決めておいたほうがいいと思います」
サード=ライブラリ:「データがありますから。仮面をかぶった人をもとの世界へ連れ戻すのは、誰かとの絆だって」
サード=ライブラリ:「あなたの一言が決め手になるかもしれないんです」
篠沢 蒼:「うーん……」
篠沢 蒼:「きっと、僕よりもずっと効果的な言葉をかけられる人がいるんです」
篠沢 蒼:「夏川さんも……もし仮に、仮面をかぶっているのなら、その人のことを、誰よりも待ってるはず」
篠沢 蒼:「だけど、彼が来られなくって、僕の他に言葉をかけられる人がいないのなら、全力で助けます」
サード=ライブラリ:「親友、だから?」
篠沢 蒼:「はい」屈託なく笑う。
サード=ライブラリ:「うん。そうですか……うん、うん」
サード=ライブラリ:「知ってますか? 迷いなく"私はあのヒトの親友だ"っていい切れる人って、かなり希少なんですよ」
サード=ライブラリ:「いい友達を持ちましたね。ミナちゃんは」
篠沢 蒼:「Undineは、特別なんです」
GM:----
GM:シーンカット。ロイスと購入ができます。
GM:さっきエリス君たちも購入してなかったと思うので、してくださいw
GM:今日はロイスと購入処理が終わったら、終わり!
中条総悟:とりあえず購入だぜー!
エリス・トリオン:あ、はい
中条総悟:何買おう、ブルーゲイル、ブルーゲイルだ!
エリス・トリオン:特にあれだ、何もなさそうなので、パープルテンプターを買います!
中条総悟:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[5,7,10]+2[2]+1 → 13

東雲 徹:購入は残っている…さてどうしよう
中条総悟:おしい。
篠沢 蒼:購入はジュラルミンシールド
篠沢 蒼:5dx+5>=12
DoubleCross : (5R10+5[10]>=12) → 9[1,6,7,7,9]+5 → 14 → 成功

東雲 徹:中条君がまだだったと思うので、スペリオルミックスを買ってみよう
篠沢 蒼:成功!装備しておきます
東雲 徹:3dx+2+1>=15
DoubleCross : (3R10+2+1[10]>=15) → 9[3,5,9]+3 → 12 → 失敗

GM:侵蝕がさがるに越したことはありませんしね。
エリス・トリオン:4dx+2>20
DoubleCross : (4R10+2[10]>20) → 9[4,4,9,9]+2 → 11 → 失敗

東雲 徹:お金が無い!
東雲 徹:期待させてごめんなさい。以上です
エリス・トリオン:うーむ
中条総悟:いや、あざす!
GM:パープルテンプター、どんなんでしたっけ
エリス・トリオン:これは諦めよう
エリス・トリオン:マイナーアクションでHPを10回復する 侵蝕が3上がる
エリス・トリオン:ICだ
GM:マイナー回復、地味に便利だな・・・
GM:じゃあ、あらためてシーンをカットしましょう。

■MP06 - マスターシーン

GM:――あの戦争が終結して、一週間ほど。
GM:彼女と出会ったのは、たしかそれくらいの頃だった。
GM:おばあちゃんのお墓参りにいっている間に学園戦争が起きて、島への渡航が禁止になって。
GM:それで、戻ってきたときにはすべてが終わっていた。
GM:くやしい。私がいれば、活躍できたのに。
GM:……という気持ちは、なかった。それよりも、心底ホッとしたのを覚えている。
GM:私が参戦しても、『その他大勢』のひとりで終わるのがオチだったろう。現実をつきつけられるのは、恐ろしいものだ。
GM:それでも、参加すれば何かができたかもしれない。私でも主役になれたかもしれない。
GM:そんな想いを胸に抱きながら、私はひとり、修復工事が進む学園を眺めていた。
???:「……」
???:「――隣、いいですか?」
???:「うん?」
???:「なんだきさ……」
???:「!!?」
GM:――第三図書館の近く。見晴らしのいい丘に立つ私の隣に、いつの間にか並んでいたのは
GM:あの"Undine"のメンバーのひとり。ミナちゃん先輩だった。
夏川ミナ:「いいでしょうか」
GM:エリートUGNチルドレンで、いつもキラキラ輝いている有名人。
GM:まさに、私の目指す『主役』。
GM:あまりに唐突な展開で、私はろくな返事を返せなかった。
???:「かっ、か」
夏川ミナ:「か?」
???:「か、かまわん。好きに、しろ」
田中智子:「この"魔王番長"……魔王クロノス様の隣にいれることを、光栄に思うがいい」
夏川ミナ:「そうですか。ありがとうございます、クロノス様」
夏川ミナ:「少し、気分転換したかったものですから」
田中智子:「……なにか」
田中智子:「なにかあったのか? 定命の者よ」
田中智子:「ずいぶんと暗い顔ではないか。悩みがあるならば、特別に、この魔王クロノスが聞いてやってもよい」
GM:とくに深い考えはなかった。
GM:なんとなく、有名人の先輩の、悩み相談にのってあげるつもりだった。
GM:本当に、ただそれだけのつもりだったんだ。その時は。
田中智子:「なにがあったか知らんが、貴様は運が良い。多少の後悔などはすぐに消えて失せるであろうよ」
田中智子:「このクロノス様が本気を出せば、時間を巻き戻すことなどたやすいのだからな!」
GM:………………悩み相談にのってあげるつもりだった。
GM:本当に、ただそれだけだったんだ。

■セッション三日目

どどんとふ:「中条総悟」がログインしました。
どどんとふ:「エリス・トリオン」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「芙蓉堂太一」がログインしました。
どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
どどんとふ:「エリス・トリオン」がログインしました。
どどんとふ:「東雲 徹」がログインしました。
GM:ぺぺぽ
GM:それでははじめましょう
GM:亡霊の王 嵐の夜 裏切り者の舞踏会を
GM:ミドルフェーズ7!保健室聞き込み組と、図書室で本を読む組にわかれるよ!
中条総悟:分身!!
GM:特にこれ、どっちからやってもいいんですよね。俺が今日のロール一番槍したいぜって人います?
GM:特になければ、中条&芙蓉堂組(保健室)からにします。人数少ないからそこまで長くはかからぬでしょう。
中条総悟:いけごわす!
芙蓉堂太一:いいよー
GM:じゃあそっちからやろ!

■MP07-a

GM:昼過ぎの第二保健室。若槻常陸が入り浸っている保健室とはまた別の、野戦病院型保健室だ。
GM:ベッドには、"ヘミニス"によって簡易型仮面をつけられ、操られた武装風紀委員たちが横たわっている。
闇医者番長:「手はつくした。あとは患者の生きる意志次第だろう」
GM:「うーんうーん」「今日はバレンタインデー……」
GM:「俺、今年こそ夏川さんから本命チョコもらうんだ」「あの子、彼氏いるらしいぜ」「マジかよ」
闇医者番長:「あとは患者の生きる意志次第だろう。失礼する」
GM:闇医者番長が去り、好きな子の話をしたり枕投げをしたりソシャゲ周回をしていた風紀委員たちも、一人また一人と寝入っていく。
???:「…………」
???:そこに音もなく現れ、差し入れのバスケットを置いていく。
???:ひとりひとりの枕元に、丁寧に。

GM:ということで、改めてMP07-a。
GM:芙蓉堂くんと中条くんは登場してください。
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+6(1d10-1->7-1)した(侵蝕率:76->82)
中条総悟:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 8[8]+85 → 93

中条総悟:ぎゃ
芙蓉堂太一:ひゃあ
GM:中条ーーー!
中条総悟:前半調子よかったのになあw
GM:Eロイスはあるから安心して!
中条総悟:優しいGM!
芙蓉堂太一:よかったね!

GM:ということで、君たちは風紀委員の四人の容疑者について聞き込みすべく、保健室にやってきた次第だ。
GM:篠沢蒼がビーちゃんのフリをして聞き出した情報ですね。
GM:言い忘れていましたが、二階堂も一緒です。
中条総悟:ひえっ自爆マン、なぜここに!
ベアトリス・ハックマン:「ん、おまえたちは……」 風紀委員たちがソシャゲ周回などをしていないか、各ベッドを見回りしていたが
ベアトリス・ハックマン:君たちに気づいてそちらを向く。
芙蓉堂太一:「や、どうもどうも。お久しぶりです」ぺこりとお辞儀をする。
ベアトリス・ハックマン:「どうした。もしやお前たちも、"悪魔の仮面"を盗んだ犯人について追っているクチか?」
ベアトリス・ハックマン:「あと、文字色が似ててとてもわかりづらいので、ちょっと待ってくれ」
中条総悟:(親切…)
ベアトリス・ハックマン:「よし、これでいいだろう」
芙蓉堂太一:「お気遣いどうもありがとうございます。まあ、ご想像の通りですね」
中条総悟:「初めまして。番長連に所属。中等部二年、中条総悟と申します。」
二階堂燈馬:「そこの地味な糸目はスゴ腕の情報屋だ。風紀の中に四人ほど、容疑者がいるという事を聞きつけてな」
中条総悟:静かに頭を下げます。さっきシミニスたちとの戦闘後に会ったことはカウントしない。すぐにエリスさんに爆破されてたからね
ベアトリス・ハックマン:「番長連に、情報屋に、絶対警備保証部か。変わった組み合わせだな……」
芙蓉堂太一:「そうそうー。僕が嗅ぎつけました」篠沢さんの件は内密にしないといけないね!
ベアトリス・ハックマン:「四人の容疑者については、まだ外部公表していないのだがな。やはりどこかから漏れてしまうか」
中条総悟:「所属がバラバラなのは、まあ、緊急を要する事態故、とお考え下さい」
ベアトリス・ハックマン:「糸目くんが嗅ぎつけたことに対しては目をつむろう。漏洩元の風紀委員を、ゴルゴダの丘に三日三晩はりつけにすれば済む」
芙蓉堂太一:「仮面について解決したいのは僕らも同じなんで……あの、お手柔らかにしてあげてくださいね」
二階堂燈馬:「中条の言う通りだ。"仮面を生み出す仮面"……悪魔の仮面をかぶった生徒は"ヘミニス"と自称していたが」
二階堂燈馬:「緊急事態だ。なりふりかまっている場合ではない」 自爆スイッチを握りしめる。
中条総悟:「自爆はまだはやいです。二階堂先輩。」
中条総悟:二階堂先輩を止めつつ。
ベアトリス・ハックマン:「実は、容疑者の行動については私も全て把握しきれていなくてな」
ベアトリス・ハックマン:「彼らの、警備中の行動をまとめた資料が今届いたところだ。そういうことなら、一緒に見るとするか」
中条総悟:ハックマン委員長の方を見る。
中条総悟:「よろしいのですか?」
芙蓉堂太一:「やったー、新鮮な資料だー」
中条総悟:意外、組織内の情報をあっさり開示してくれるとは思っていなかった。
ベアトリス・ハックマン:「君もさっき言ったはずだ、緊急事態だと。四人の容疑者のことまで知っているなら協力した方が早く済むはずだ」
ベアトリス・ハックマン:「まあ……もし」
ベアトリス・ハックマン:「既に君たちが、"こいつが犯人だ!"と目星をつけているやつがいるなら、先に聞いておきたいのだが。どうだ?」
二階堂燈馬:「俺は、連城とやらが怪しいと思っている。おっちょこちょいなやつだと聞いたからな」
中条総悟:「それについては、何とも。」
芙蓉堂太一:「……や、全然見当もつかないですね。だからこっちに来たんで」
中条総悟:「ただ、一つ、気にしていることはあります。」
ベアトリス・ハックマン:「ん?」
ベアトリス・ハックマン:「なんだ。言ってみろ」
中条総悟:「これは、風紀委員の方々には、皆さん当てはまってしまうのかもしれませんが。」
中条総悟:「ハックマン委員長から見て、この4人中で最も善良な性質を持ち、そして意志の強い方、というのはどなたになりますか?」
ベアトリス・ハックマン:「ほう……?」
GM
GM:■過去、金庫室に入った風紀委員について
GM:
風紀委員会は、過去に高い実績をあげた委員に現場責任者を任せており
金庫内には現場責任者しか入れないようにしていた。

過去一ヶ月の現場責任者は下記四名。

[第一週] "サイレントノイズ"ベアトリス・ハックマン
[第二週] "ヤヌアリウス"連城夕太
[第三週] "ジェミニ-5th"夏川ミナ
[第四週] "プレシオジテ"若槻常陸

GM:ベアトリスが口元に手をあて、少しの間思案する。
ベアトリス・ハックマン:「まあ、私はいったん置いておくとして……残り三名だな」
ベアトリス・ハックマン:「正直、連城も夏川も若槻も甲乙つけがたい。みな優秀……」
ベアトリス・ハックマン:「……みな優秀で、正義感が強く、意志も強い」
ベアトリス・ハックマン:「だが、誰かひとり選ぶとしたら」
中条総悟:ベアトリスさんの言葉の続きを待っている。
芙蓉堂太一:「……」
中条総悟:組織の長として、部下を見極める眼力をこの人は持っているはずだ。
ベアトリス・ハックマン:「この中で唯一の正規UGNチルドレン。UGNで12個しかない"ゾディアックウェポン"を与えられた、生粋のエリート」
ベアトリス・ハックマン:「あといいにおいがするし、アイドルランキングで1位になったし、脚もすらっとしていて綺麗な」
ベアトリス・ハックマン:「"ジェミニ-5th"、夏川ミナ。彼女だろうと思う」
GM:一瞬だけデレッとよだれをたらしかけたベアトリスが、もとのキリッとした顔に戻り、そう言い切る。
中条総悟:「それは、いい匂い云々をのぞいても?」
芙蓉堂太一:ほう、と息を吐く。真ん中のところはあんまり気にしないようにしよう。
ベアトリス・ハックマン:「いい匂い?なんの話だ?」
中条総悟:「いえ、失礼しました。なんでもありません。」
ベアトリス・ハックマン:「とにかく、夏川だ」
ベアトリス・ハックマン:「それがどうかしたのか、中条とやら」
中条総悟:「貴重な意見、ありがとうございます。」
中条総悟:「これは、俺の経験からの推測になりますが。」
ベアトリス・ハックマン:「うむ」 話を聞きながらリモコンを操作すると、保健室の天井が大きく割れ、大型液晶ビジョンと各種再生機器が降りてくる。
中条総悟:「過去に、俺が対峙した仮面の生徒は、自分の行いを正義……とまでは言わないまでも。」
中条総悟:「当然のこと、称賛されることはあれど非難されるはずの行いとして考えている節が見られました。」
中条総悟:「それなのに。」
中条総悟:>"ヘミニス":「……おもしろいな。"クロノス"じゃないけど、おもしろくなってきた」
>"ヘミニス":「悪事を働けば、かならず正義の味方が現れるってわけだ。……いいだろう!」
>"ヘミニス":「用があるのは芙蓉堂太一と篠沢蒼だけだけど」
>"ヘミニス":「――ここはひとつ、遊んであげるよ!」

GM:自動で照明が暗くなり、アロマが焚かれ、映像が飛び出る3Dグラスやポップコーンが乗った台が君たちの前にスライドしてくる。
中条総悟:「"ヘミニス"は、自分の行いを悪であると断言した。」
二階堂燈馬:「……そういえばそうだな。自分が悪で俺達は善だと、明確に割り切っていたように見える」
二階堂燈馬:気づいていたか? という視線を芙蓉堂くんに向けている。
中条総悟:「故に、仮面を被っていながら、自分たちの行いを悪と思ってしまうほどに善良で」
芙蓉堂太一:「なるほどねー。いやあ、これ面白いですね」3Dグラスをかけているので、表情は読めないかもしれない。
中条総悟:「そして、自分の行いを悪であると理解しながら、実行する強い意志を待った人間が犯人じゃないかと思ったんですけど、え、なにこれ?きいてます?」
ベアトリス・ハックマン:「……いや、聞いている。私は聞いているから安心しろ」
ベアトリス・ハックマン:「なるほどな……確かにそうなると、正義感が強く、かつ純粋な人物……」
芙蓉堂太一:「……そうだとしたら、なおさら早く解明しなきゃいけないじゃないですか」
中条総悟:「一人だけ真面目に喋ってるみたいで恥ずかしいんですけど」
二階堂燈馬:「この保健室の設備が悪い。金ばかりかけて、こんな無駄なものを」
芙蓉堂太一:「誰だとしたって、そんな人が仮面を被ったんなら、とっとと解決しなきゃなんない」
芙蓉堂太一:3Dグラスはかけている。
ベアトリス・ハックマン:「わかった。なら、今の中条の視点を意識しながら」
ベアトリス・ハックマン:「この、金庫内の監視カメラ録画映像を観てみよう」
芙蓉堂太一:(……友達なら、なおさらだ)
ベアトリス・ハックマン:「そして、可能なら見極めてくれ」「――――誰が犯人かを」
GM:監視カメラの映像をおさめたDVDが再生される。
GM:【第一週】
中条総悟:「…娯楽じゃなかったんですね。失礼しました。」
中条総悟:3Dグラスをかける
ベアトリス・ハックマン:「当たり前だ!緊急事態だと言ったはずだぞ!」
ベアトリス・ハックマン:「だがそれはそれとして、水分補給などはしておけよ。あの学園戦争の時は水分補給を怠って倒れたヤツも居たからな」
GM:第一週。ベアトリスが普通に金庫にやってきて、見回りをして、出ていく。
GM:ただそれだけだ。何もおかしいところはありません。それが7日ぶん繰り返されて終わる。
芙蓉堂太一:「ほんとに飛び出すなあこれ。すごいや」
GM:飛び出ているおかげで、普段なら見えないようなすみっこまで金庫室内が見渡せるでしょう。
二階堂燈馬:「……普通だな。特におかしなところも見当たらない」
中条総悟:飲み物を口に運ぶ、炭酸飲料が入っていたのでびっくりしてむせてしまう。
中条総悟:「けほっけほっ」
ベアトリス・ハックマン:「次に行こう。第二週」
中条総悟:「失礼。そうですね、特に異常な点は見当たらないかと」
GM:[第二週] "ヤヌアリウス"連城夕太
GM:連城という、中等部の男子生徒が金庫室に入ってきますね。
GM:仮面の入ったガラスケースを前後左右からきょろきょろ眺めた後、
GM:恐る恐るガラスケースにタッチしたり、念波を送ったりしている。
芙蓉堂太一:「……」
GM:さらには、部屋の隅にある緊急通報ボタンに手を伸ばし、「やっぱやめよう」って感じで引っ込めていたりする。
芙蓉堂太一:「何やってんの?」
中条総悟:「ハックマン委員長、これは?」
ベアトリス・ハックマン:「待て。こいつは、こいつも、やるときはやるやつなのだ」
中条総悟:「何者かと内通し、仮面を盗み出す下準備をしている、とも取れない気がしますが。」
ベアトリス・ハックマン:「先日の極寒事件を解決したのを評価して、金庫番に任命したのだが……」
中条総悟:取れないでもない
GM:映像の中の連城は、緊急通報ボタンを押すのをやめてその場を去ろうとし、
GM:次の瞬間、足をすべらせて後頭部を緊急通報ボタンにしたたかにぶつける!
GM:警報!かけつける警備員!
ベアトリス・ハックマン:「こういった事があって、残りの6日は他の者が代理を行った」
中条総悟:「或いは、仮面が既に入れ替わっていることに気付き、緊急警報ボタンを押そうとしたが確証なしに押すのは危険だと思ってやめたとか」
中条総悟:「違った。」
芙蓉堂太一:「第一週に比べてエンタメに振っているなあ」
芙蓉堂太一:「え、これ仮面自体は大丈夫だったんですよね?」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。結論から言うと、残りの6日は翌週担当だった夏川が代理を行ってな」
ベアトリス・ハックマン:「その映像も残っている。ほら」
GM:ベアトリスが早送りすると、連城にかわって仮面をチェックする夏川ミナが現れます。六日分だ。
GM:そしてそのまま、翌週の七日分も流れる。夏川ミナは第二週と第三週、両方の担当だった。
中条総悟:(彼女が、夏川さん)
芙蓉堂太一:「なるほどね……」
GM:いかにも生真面目そうな女子生徒です。無駄口を叩かず、淡々とチェックリストにある確認項目を埋め、金庫室を出る。それを繰り返す。
二階堂燈馬:「こいつが犯人ではない、ということか……」
二階堂燈馬:「となると、最後の週の若槻常陸か」
二階堂燈馬:「あるいは、生徒会のエリス、影……のどちらかが犯人なのではないか?」
芙蓉堂太一:「うーん、盛り上がりにかけるけど主演の魅力で保たせていますね」じっと映像を見ながら。
中条総悟:「結論は、映像を最後まで見てからでも遅くはないでしょう・」
ベアトリス・ハックマン:「そうだろう。夏川はかわいいし、いいにおいがするんだ」
ベアトリス・ハックマン:「そして、たしかにそうだ。映像は最後まで見るべきだろう」
中条総悟:「ですね。しかし、皆さんがエリート、だとかギフテッドだとかいうから、もっと強そうな見た目をされているのかと。」
中条総悟:ベアトリスさんのほうを見る
芙蓉堂太一:「アイドルできてたくらいだしね。こういう子」
ベアトリス・ハックマン:「体格も平均程度だからな。155cmの44kgだ」
ベアトリス・ハックマン:「まあ、それだけ厳しい訓練を積んできたということだろう。自分を押し殺して」
芙蓉堂太一:「正確な把握だ」
ベアトリス・ハックマン:「チルドレンとはそういうものだ。……再生してもいいか?」
中条総悟:「……チルドレンは、過酷ですからね。」
中条総悟:「お願いします。」
芙蓉堂太一:「どうぞ」
ベアトリス・ハックマン:「…………実は」
ベアトリス・ハックマン:「私はこの週、別件で島外に出ていてな。若槻の行動については、今日この場ではじめて把握する」
ベアトリス・ハックマン:「彼女が犯人だとは思えないのだが……」
GM:[第四週] "プレシオジテ"若槻常陸
GM:再生が再開される。第四週の頭、金庫室に入ってきたのは、
GM:――夏川ミナだ!
芙蓉堂太一:「あれっ」
GM:ということで、中条くんと芙蓉堂くんは知覚で振ってください。難易度は7。
中条総悟:いくぜ!
ベアトリス・ハックマン:「なに……!?」
中条総悟:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,6,7,8]+1 → 9

中条総悟:あぶねえ
二階堂燈馬:「おいどういうことだ!話と違うぞ!」
芙蓉堂太一:6dx+1=>7
DoubleCross : (6R10+1[10]>=7) → 8[2,7,7,7,8,8]+1 → 9 → 成功

GM:二人は完璧に同じタイミングで気がつく!
GM:DVDの入っていたケースに、小さく注意書きがついています。
中条総悟:そっち!?
芙蓉堂太一:画面ではなかった
GM:【若槻常陸は体調不良のため、保健室で療養。そもそも車椅子だと段差の大きい金庫室には入れなかった】
中条総悟:「………」
GM:【連城のときと同じように投票を行い、夏川さんに代理が決定しました】
芙蓉堂太一:はっと横を見てケースに気が付きます。
中条総悟:「芙蓉堂先輩」
芙蓉堂太一:「……うん」
中条総悟:「ハックマン委員長って、もしかして実はお茶目で可愛げのある方だったりします?」
芙蓉堂太一:「本人はシリアスなつもりなんだよ……」
中条総悟:自分で選んだ3名のうち2名が金庫番に適していないことに気付かない間抜け、と先輩に向かって言うわけには言かないので遠回りに表現する
GM:君たちがそう話している間にも、映像は進行する。
GM:最終日。つまり、生徒会へ管理を移譲する前日。
中条総悟:「なるほど。エリス先輩の仰る通り、懐の広い学園ですね。ここは」
GM:普段ならさっと見回りを終えて出ていくはずの夏川ミナが、この日に限って出ていかず、じっとガラスケースを見ている。
GM:そして、
芙蓉堂太一:「……いいとこでしょ?」画面を注視しながら。
GM:映像が大きく乱れます。何度も何度も複数のノイズが走る。
中条総悟:「この乱れは」
GM:卓越した知覚を君たちならわかるかもしれない。ノイズが途切れたほんの一瞬の隙間に、
GM:仮面が小さく、紫色に光っている。誰かを誘惑するように。
GM:そして画面が数秒ブラックアウトし――
GM:それきりだ。それ以降の映像は、残っていない。
中条総悟:「録画機器の異常、それとも、クロノス様……?」
芙蓉堂太一:「順番的にはどうなのかな。クロノス様はこの後……?」慎重に。
二階堂燈馬:「あの仮面は、相手にふさわしい仮面を生み出すのだろう」
中条総悟:「そうか、なら。」
二階堂燈馬:「夏川にも、力を授けたんだろうな……おそらくは」
二階堂燈馬:「正義感が強いのなら、自分が悪事をはたらくところは観られたくないだろう」
中条総悟:「ハックマン委員長。」
芙蓉堂太一:「……悪事と、そう思ってるんだな」3Dグラスは外さない。
中条総悟:「風紀委員として、夏川さんの消息を把握されていますか?」
二階堂燈馬:「夏川にぴったりな能力は、"偽装"と"隠蔽"だろうな。悪魔の仮面と親和性が高いわけだ」
ベアトリス・ハックマン:「彼女が授業に出ていないと知ったのは、つい今朝がただ。調査はしているが……」
ベアトリス・ハックマン:首を横にふる。
ベアトリス・ハックマン:「芙蓉堂と言ったか? 夏川から君のことは聞いている。頼れる友人だと」
ベアトリス・ハックマン:「君なら夏川の行方を知っているだろうと思ったんだが」
中条総悟:思考を切り替える。"ヘミニス"は、いや、すくなくともさいしょに仮面を持ち出したのは夏川ミナだ。ならば彼女のことを調べなくては。
芙蓉堂太一:「……そう言ってましたか。よかった。……よかったのかな」
ベアトリス・ハックマン:「言っていた。しかも定期的に、自慢げに」
ベアトリス・ハックマン:「ちょっとお前が羨ましい。呪い殺したいくらいには」
芙蓉堂太一:「僕は何もできてません。……でも。探します」
ベアトリス・ハックマン:「頼む。……夏川を見つけてやってくれ」
ベアトリス・ハックマン:「それは友人である、お前の務めだろうと思う」
芙蓉堂太一:「……ついでに、呪術部で呪い返し教えてもらわないとな」グラスを外す。いつもの糸目だ。
GM:そういってベアトリスは再生機材を片付け、部屋の隅で他の委員と連絡をとりはじめます。
GM:芙蓉堂くんと中条くんは図書館チームにこのことを伝えにいってもいいし、
GM:ちょっとここで会話をしてもいいでしょう。
中条総悟:片付けの際の雑音に紛れながら、芙蓉堂先輩に声を掛けます。
ベアトリス・ハックマン:「ああ、私だ。ベアトリスだ。もう一度夏川ミナの所在を……ん?」
中条総悟:考える。夏川ミナが、ヘミニスであるならば。クロノス様は。何をしようとしているのか。
ベアトリス・ハックマン:「さっきも電話した? そんなことはないだろう。私は外回りを…………」
中条総悟:「芙蓉堂先輩。」
芙蓉堂太一:「……ん。何?」ぐいっと飲み物を飲む。
中条総悟:「「図書室で、ちらと話されていた。夏川さんとの会話について、伺ってもよろしいですか。」
芙蓉堂太一:「ん、ああ。いいけど?」
中条総悟:>芙蓉堂太一:「夏川さんは……うーん。僕は一度ちょっとした相談を受けた」
>芙蓉堂太一:「『もし時間を巻き戻して過去を変えられるとしたら』って相談だ」

中条総悟:「『もし時間を巻き戻して過去を変えられるとしたら』」
中条総悟:「そう、聞かれて、先輩はどのように答えたのでしょう・」
芙蓉堂太一:「そこなー」
芙蓉堂太一:「僕もわりと自分でびっくりしたんだけど。『僕はやらない』って答えた」
中条総悟:「自分でも、意外だと思われたのですか?」
芙蓉堂太一:「そうだね。わりと後悔はいろいろあると思ってたし……夏川さんが言ってた戦争の件も、その前も」
芙蓉堂太一:「でも、実際質問されたら、僕はやらないなあって」
中条総悟:「なるほど…」
二階堂燈馬:「なぜやらないんだ? 後悔はあるんだろう」 横から口を挟む。
中条総悟:「それは、なぜ?」
二階堂燈馬:「なんらかの美学か」
中条総悟:二階堂さんと言葉がかぶる。
芙蓉堂太一:「うーん、そうだなあ」少し考える。
中条総悟:不躾であるが、聞いておきたいことだ。
芙蓉堂太一:「じゃあ、逆に質問をしよう」
中条総悟:「はい。」
芙蓉堂太一:「君がさっきみたいに大勢の仮面の生徒に囲まれて、反撃をしようとして……そうだな。オーヴァードじゃない一般人の友達を巻き込んでしまったとする」
芙蓉堂太一:「その相手は攻撃に巻き込まれて怪我をしちゃった。ついでに、何か大事な物が破損してしまったりした」
中条総悟:「……」
芙蓉堂太一:「思い出の品とか、なんでもいいけど。君はその場合、やり直したいと思う?」
芙蓉堂太一:「あ、別にどっちでもいいよ。どっちが正解とかじゃない」
中条総悟:俯き、考える。
中条総悟:先輩は、今日あったばかりの自分に、大事なことははなさそうとしてくれている気がする。
中条総悟:放そうと
中条総悟:話そうと
中条総悟:ならば、自分も自分もその問いに誠意をもって答えなければならない。
中条総悟:「………」
中条総悟:「傷つけたのが、俺だとしたら。」
中条総悟:「俺はやり直したいと思います。」
中条総悟:「ただ、それを決める権利は、俺にはないとも思います。」
芙蓉堂太一:「うん、そうだよね。じゃあさ、条件がさらに増えたとしたら」
中条総悟:「やり直すかやり直さないかは、傷つけられた側が決めるべき事柄だと。」
芙蓉堂太一:「ああ、なるほど。そっちか」
中条総悟:「ええ、もう一つ付け喰わさせていただくなら」
中条総悟:「俺が傷つけられた側なら、やり直すことは選ばない。何故なら、その選択の先に、今の俺があるからです。」
芙蓉堂太一:「君は強いなあ―」
中条総悟:「『男』ですから。」
芙蓉堂太一:「本当はね、さっきの話には続きがある。条件を足そうとしたんだ」
中条総悟:「聞かせていただいても_
中条総悟:?」
芙蓉堂太一:「相手が大勢で、友達を守れたのは僥倖だった、とか。友達は全然自分を責めたりはしなかった、とか」
芙蓉堂太一:「でも君は、そんなことしなくてもちゃんと選べるんだな」
中条総悟:「………」
芙蓉堂太一:「……僕はさ、まあ昔そういうことがあって。君みたいなことも考えたよ。でも、本音のとこだと……これがベターな選択だったから、と思ってた気がする」
芙蓉堂太一:「戦争の時だってね。いろいろきついことがあって、でもどうにか結果は良かったからねって」
芙蓉堂太一:「……ヘミニスは、そう思えなかったんだね」
中条総悟:「…優しい方なんですね。先輩は」
中条総悟:「そして、強い人だ。」
芙蓉堂太一:「初めて言われた気がする! Sレアだ」
中条総悟:「選択するということが、何かを切り捨てることだと知りながらそれを為し、切り捨てられたことが話をずっと忘れずにいる。」
中条総悟:「それを、強くて優しいと言わずになんと言いましょう。」
中条総悟:そんな先輩にだから。
中条総悟:「聞きたいことがあります。」
芙蓉堂太一:「ん」
中条総悟:「もし、そのご友人を傷つけた過去がなかったとしたら」
中条総悟:「先輩は、幸せだったと思いますか?」
芙蓉堂太一:「その過去がなかったら、僕は……全部背負ってアカデミアに来ることはなかったと思う」
芙蓉堂太一:「情報屋にもなってないし、夏川さんたちとも会ってない。人生とも」
芙蓉堂太一:「それが幸せかそうでないかはわからないよ」
中条総悟:「そうですか。」
芙蓉堂太一:「でも僕は今幸せなので、まあ、比較はできないねえ」
中条総悟:「やっぱり、先輩は強い人だ。」
芙蓉堂太一:「むずがゆいなあー。……あ、そうだ。後でぽたぽた焼きを買ってあげよう」
中条総悟:「俺は、過去の傷を克服するために生きています。そのことから逃げたいと思わない。」
芙蓉堂太一:「口止め料に……」
中条総悟:「けど、もしこの傷がなかったら、それはそれで幸せだったんじゃないか。と考えてしまうんですよ。」
中条総悟:笑う
中条総悟:「ぽたぽた焼きは頂きます。好物ですので。」
芙蓉堂太一:「うん」笑い返す。
芙蓉堂太一:「あと訂正だ。僕がやっちゃったのは友達じゃなくて弟。双子のね」
中条総悟:クロノス様たちがそんな風に過去を変えられるなら、あるいはみんなが幸せになれるかもしれない。俺は、それを否定することが出来るのだろうか。
中条総悟:目を丸くする。
中条総悟:「いいんですか。あったばかりの俺に、そんなことまで話して。」
芙蓉堂太一:「正確でない情報、嫌いなんだよね」
芙蓉堂太一:「別にそこまで重要ではないし……サードさんのスリーサイズの次くらいだ」
中条総悟:「わあ、これからも先輩を情報源として頼ってしまいたくなるような言葉だ・」
GM:----
GM:シーンカット。ロイスと購入ができます。
芙蓉堂太一:ロイス! 中条総悟/○敬意/嫉妬 すごいなー強いな―うらやましいなー
中条総悟:先輩/芙蓉堂太一/親近感○/不安
GM:購入もしなさい!
芙蓉堂太一:購入は照準器かなあ
中条総悟:スペリオルミックス
中条総悟:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 4[1,4,4]+1 → 5

芙蓉堂太一:あ、中条くんのスペリオルの方が先だ!
中条総悟:応急手当すら変えない!!w
GM:おそらく購入はこれがラストか、もう一回あるかないかという感じがあります。
GM:買いたいものがあるなら全力で挑むといいでしょう。
芙蓉堂太一:7dx+2=>15 スペリオルミックス
DoubleCross : (7R10+2[10]>=15) → 9[1,2,2,3,6,8,9]+2 → 11 → 失敗

中条総悟:ありがとうパイセン!!
芙蓉堂太一:たりない! おわり!
GM:失敗してる・・

■MP07-b

GM:じゃあ次のシーン!
GM:図書館で、復元した盗まれた本の内容を確認するシーンです。
GM:シーンプレイヤーは篠沢。東雲、エリスも登場可能です。
GM:登場をどうぞ。
篠沢 蒼:侵蝕率+9(1D10->9)(侵蝕率:65->74)
東雲 徹:67+1d10-1 登場します
DoubleCross : (67+1D10-1) → 67+2[2]-1 → 68

GM:あっ低い
東雲 徹:なんか調子いいなあ
エリス・トリオン:1d10+72-1
DoubleCross : (1D10+72-1) → 9[9]+72-1 → 80

GM:あっ高い
エリス・トリオン:kimisa^
エリス・トリオン:今回ほんと高いなー
GM:では、第三図書館・談話室。
GM:君たちはサードがアーカイブ的なものから修復した、三冊の本を前に座ったり立ったりしています。
サード=ライブラリ:「はぁぁ、疲れた……でもこれで、盗まれた本はほぼ完璧に復元できたと思います!」
東雲 徹:「お疲れ様でした。上手く手伝えてたか、どうか」
サード=ライブラリ:芋ようかんをかじりつつ、お茶を飲んでいます。君たちにも同じものが出ているので、手を付けてもつけていなくてもいいでしょう。
サード=ライブラリ:「いえ、助かりました。さすがは図書委員ですね」
エリス・トリオン:「で? 内容は?」 少し離れた位置の長椅子に寝っ転がっている。
サード=ライブラリ:「本を大事にしてくれるので安心できました」
篠沢 蒼:「おおー……こんなこともできるんですね」復元されたアカデムーをパラパラめくる。
東雲 徹:「いや…そんな風に言ってもらえると…」照れ照れ
GM
・アカデムー(10年前、アカデミア解説当初にオカ研が書いたもの)
・アカデムー別冊:本当にあった!いにしえのタイムゲート!
・アカデムー別冊:"できる!時間遡行のヒミツ"

篠沢 蒼:「(……自分では読まないんだ)」エリス先輩を無言でチラ見。
GM:じゃあ、蒼ちゃんがぱらぱらめくると、こんな内容が飛び込んでくるでしょうね。
GM:(他の二人は後ろから覗き込んだり、行間で共有されたことにしてもいいです)
東雲 徹:「…っとと」
東雲 徹:篠沢さんの後ろから…距離を十分にとりつつ覗きこみます
GM
――ピラミッドから出土した古文書によれば、この学園島にはピラミッド以外にも超古代文明の遺跡が眠っているようだ。
遺跡は大小様々だが、特に強い力を持つのは次の三つと書かれている。

GM:・【ガイアメモリ】
GM:この島で起きたあらゆる情報が蓄積された異空の本棚。図書館の化身であるライブラリ姉妹は、この【ガイアメモリ】の一部だろうと我々編集部は推測している。
GM:・【ウラヌスサイス】
GM:島と波長の合う人間、すなわち王家の血筋だけが扱える超兵器(らしい)。一振りで山を消し去り、二振りで嵐を呼び、三度振れば島すら沈める(らしい)。古代の人間も見たことがない(らしい)。
サード=ライブラリ:「……残り二つは置いておくとして。重要なのは、これ」
GM:・【クロノスゲート】
GM:強力な時間操作能力者とリンクすることで、過去へ通じるポータルを開く。ゲートというからにはどこかに設置されているのだろうが、まだ見つかっていない。
GM:ゲートについては、来月発売の『本当にあった!いにしえのタイムゲート!』に詳細を書くので、気になる人は買ってくれ!
GM:そう締めくくられてますね。
サード=ライブラリ:「アカデムーですし、与太話だと思っていたんですけど……」
サード=ライブラリ:「なんかここまでくると、逆に真実味を帯びてきませんか?」
篠沢 蒼:「推測、らしい、だろう、まだ見つかっていない……オカルト雑誌にありがちですね」
東雲 徹:「……でも、ドンピシャな内容ですね」
サード=ライブラリ:「ウラヌスサイスとか、9割9部が推測ですしね」
サード=ライブラリ:「ドンピシャなんですよね……」 ため息をつく。
東雲 徹:「で……その来月発売というものが」
サード=ライブラリ:「はい。そっちの本です」
東雲 徹:今度は自分で手に取って読んでみよう
東雲 徹:目次に目を通して、それらしいページを開く
篠沢 蒼:顔を近づけてそちらの本を覗き込む。
サード=ライブラリ:「私もそっちの二冊はまだ読んでいないんですよね。ちょっと失礼します、東雲くん」
東雲 徹:つつつ……と、距離を調整しつつ、読み進める
サード=ライブラリ:蒼ちゃんの反対側から覗き込むように顔を突き出す。
東雲 徹:ととと……と反対方向へ微修正
サード=ライブラリ:両手は東雲くんの肩に置いている。
東雲 徹:「(………なんだ、この状況!?)」
エリス・トリオン:(……何やってんだアイツら)
サード=ライブラリ:「エリス君!エリス君もこっち来て読みましょうよ!」
篠沢 蒼:「東雲くん、読みづらいからじっとして……」
エリス・トリオン:「何やってんだお前ら」
東雲 徹:「………本、読んでます」
サード=ライブラリ:「はい」
東雲 徹:「はい」
東雲 徹:じっとします
GM:・本当にあった!いにしえのタイムゲート!
GM:――我らオカルト研究部は、ついに【クロノスゲート】の所在地を突き止める事に成功した!
GM
さて。クロノスゲートだが、これは【第三図書館の地下深く】に存在することがわかった。
談話室の奥にある隠し扉から、ゲートのある儀式の間へ飛ぶことができるだろう。

GM:隠し扉は封印されている。サードちゃんはまだ2歳で危ないということで、今回はプライムさんに協力してもらった。
図書館管理人の誰かがいないと、この隠し扉は解錠できないぞ。イエーイ!

サード=ライブラリ:「は?」
東雲 徹:「え?」
篠沢 蒼:「サードちゃん」
GM:談話室は細長い作りです。ちょうど今、エリスくんが寝っ転がっているソファがあるところが最奥だ。
GM:その奥には、ダンボールやら何やらがごちゃごちゃと積まれている。
サード=ライブラリ:「…………」
東雲 徹:キョロキョロと見まわした後、エリスさんが座っている方へ、視線を向ける
エリス・トリオン:「…………」寝っ転がったまま背を逸らし、背後を見る。
サード=ライブラリ:「……えいっ」
GM:サードが小さく掛け声をあげると、ダンボールやら何やらが雪崩を起こして
GM:エリスくんの座ってるソファの方面に転がってきます。
東雲 徹:「あっ」
エリス・トリオン:「グワーッ!?」
エリス・トリオン:飲み込まれます。
篠沢 蒼:「ああ……」
東雲 徹:「(天罰覿面……)」心の中で合掌
サード=ライブラリ:「ああっすみません、ついクセで!」
GM:サードはいつもこうやって適当に荷物を移動させ、部屋を片付けたりしている!
GM:飲み込まれたエリス君なら、ダンボールの隙間から見えるでしょう。
エリス・トリオン:オルクス能力者!?
篠沢 蒼:「意外とズボラ……」
東雲 徹:「篠沢さん、ちょっと」
エリス・トリオン:何がだオラァ!
GM:魔法陣が描かれた、古ぼけた真紅の扉が部屋の奥に存在する。
エリス・トリオン:「オラァ!」 ダンボールを弾き飛ばして立ち上がる。
GM:図書館管理人。もしくは、よほど強い……"仮面"の力がない限り解錠できない、古代の扉だ。
エリス・トリオン:「三番目! テメェ喧嘩売ってんなァおい!」 背後の壁をぶん殴る。
サード=ライブラリ:「う、売ってません売ってません!ごめんなさい!」
篠沢 蒼:「あっ、そんなことより赤い扉だよ、赤い扉」話題を逸らすように指さす。
篠沢 蒼:「せっかくだから開けてみる?」
東雲 徹:「いや…いいのかなあ、開けても」
サード=ライブラリ:「せっかくですしね。……でも、たしかに」
サード=ライブラリ:「なにかリスクがあるかもしれません。そのへんは、残り一冊に書いてあるのかも」
エリス・トリオン:「チッ」 げしげしと乱暴に蹴っている。
GM:扉はびくともしない!
東雲 徹:「じゃあ、先に三冊目……"できる!時間遡行のヒミツ"を」
GM:・できる!時間遡行の秘密
GM
――ゲートを起動するにはSSランク相当の時間操作能力者が必要だ。
2009年現在、SSランクは学園に数名しか存在しないが、他者のサポートがあればAランクやBランクの時間操作能力でもゲートは起動可能だ。

GM
ただ起動させるだけでは時間遡行はできない。
車や電車が通るトンネルと同じだ。指向性を持ってどこかのポイントに出口をつなぐ事で、ゲートは過去への扉として機能する。

GM:――『戻りたい時代』への強い想いが必要だ。
GM:多ければ多いほどゲートは安定し、通過の際のリスクを減らすことができるだろう。
GM:ということで、ゲート通過の際のリスクがその下に書いてある。
GM:【リスクはただひとつ。ゲートを通った人間は、最低でも三割の確率で死亡する】。
GM:そう書かれてますね。
東雲 徹:「……おいおい」
篠沢 蒼:「試したのかな」
GM:【(らしい)】
東雲 徹:「怖いこと言うね…!?」
篠沢 蒼:「あ、伝聞調」
東雲 徹:「胡散臭いなあ…」
エリス・トリオン:「ってことは最低でも10人は使ったってことだな」
エリス・トリオン:「アホくせえ。所詮はオカルト本だな」
エリス・トリオン:「その姿を見て生きて帰ったモノはいない……って描いてある怪物の絵みてーなもんだ」
GM:【いや、そんなことはしない。さすがに怖いので、これはゲートの横にあった説明書きを書き写しただけだ】
東雲 徹:「……この部分、さっきまであった?」
サード=ライブラリ:「ありましたありました」
篠沢 蒼:「まあ、実際に使われたことがあるなら、この記事がホコリをかぶってるなんてあり得ませんよね」
東雲 徹:「あったかなあ…」
篠沢 蒼:「もっと大々的に報じられてるか、痕跡すら残さないぐらいに隠し通されるか……」
エリス・トリオン:「説明書きって何だよ……」
サード=ライブラリ:「隠し通す……つもりだったんでしょうね。実際、この本のクオリティ自体は高いのに、なぜか書庫の奥のほうにしまわれてたんですよ」
サード=ライブラリ:「それがだんだん、図書館の拡張に伴ってだんだんと表に出てきて」
サード=ライブラリ:「そして、"ヘミニス"の仮面をかぶった誰かが……発見した」
東雲 徹:「"ヘミニス"……か」
エリス・トリオン:「……腐ってもアカデミア、か」
サード=ライブラリ:「…………この本を盗んだなら、リスクについても把握しているはずなのに」
サード=ライブラリ:「死のリスクを背負ってでもやり直したい後悔なんて、あるものなんでしょうか?」
エリス・トリオン:「嘘八百とも限らねえのがタチ悪ィ」
東雲 徹:「………」
篠沢 蒼:「どうだろう。仮面のせいで冷静な判断ができなくなってるのかもしれないけど……」
篠沢 蒼:「死んでも譲れない意地、みたいなものだったら少し共感できるかも」
サード=ライブラリ:「意地?」
篠沢 蒼:「他人から見ると些細なことでも、絶対に譲っちゃいけないもの。人間には一つくらいあるものなんです」
篠沢 蒼:「それを譲ったら、自分が自分でいられなくなるようなものが」
東雲 徹:「些細なこと……"たったそれだけ"、か」
東雲 徹:先程の、二階堂の言葉を思い出して
エリス・トリオン:「そこまで後悔するほどのことなんだ」
エリス・トリオン:「ハナから、一回死んで生まれ変わるくらいの感覚なんじゃねえのか」
サード=ライブラリ:「今の自分を捨ててでも、もう一度過去からやり直したい、か……」
篠沢 蒼:一瞬目をつむり、頭を冷やす。「……それに、彼女たちは二人いるんです」
サード=ライブラリ:「やっぱり、思いつめてる感じがありますね。犯人は」
篠沢 蒼:「70%ならどっちかは生き残る、って考えもあるんじゃないですか?」
エリス・トリオン:「いや。……思いつめてる、より一段階やべェ」
エリス・トリオン:「テメェも誘われたんだろ?」と篠沢さんに。
篠沢 蒼:「それに芙蓉堂先輩も」
エリス・トリオン:「中条もだったか。アイツらがこの中身を信じているとして、『担い手の三割が死ぬ時間旅行』に」
東雲 徹:「他にも、候補はいるって言ってましたね」
篠沢 蒼:「でも、命がけとは言われなかったな」
エリス・トリオン:「文字通りの『道連れ』を集めてるってワケだ」
サード=ライブラリ:「なんて危険な……!」
エリス・トリオン:「既に犠牲なんざへでもねーってこった」
サード=ライブラリ:「肝心なリスクを話さないで蒼ちゃんを誘うなんて!」
東雲 徹:「後から言うつもりだったかもしれませんけど…まあ、誠実じゃないですね」
篠沢 蒼:「そうじゃなくて、初めからリスクなんて気にしてないんだと思う」
エリス・トリオン:「はあ? ……ってェと?」
篠沢 蒼:「隠してたわけじゃなく、言っても言わなくても同じだと思ってる……それぐらい、やり直しに真剣ってこと」
東雲 徹:「真剣……って言えば、聞こえはいいけど」
東雲 徹:「危険だよ、それは」
エリス・トリオン:「過去改変したがってるんだ、それくら覚悟して当然……ってか?」
篠沢 蒼:「そういうこと」
サード=ライブラリ:「もしかしたら、ですけど」 小さく手をあげる。
東雲 徹:「サードさん、何か?」
サード=ライブラリ:「"死のリスクがあるのは最初に通る一人だけ"ってこと、ないでしょうか?」
サード=ライブラリ:「ほら。道路のトンネル工事でも、工事の時は死人が出るじゃないですか。でも一度開通すれば、そう簡単には崩れないし」
エリス・トリオン:「ゲートを『開けた』人間に死のリスクってことか?」
サード=ライブラリ:「そうそう、そういう事です」
サード=ライブラリ:「最初に"ヘミニス"たちが通って、ゲートを安定させれば、協力者は無条件で好きな過去を改変できる……とか」
エリス・トリオン:「いや、『通った人間』って書いてあったんだろ?」本を覗き込む。
東雲 徹:問題のページを開き、読み直す
GM:【ごめん。"最初に通った人間"かもしれない】【注意書きがかすれて読みにくかったから……】
東雲 徹:「………」
サード=ライブラリ:「この本、あとで燃やした方がいいですね」
エリス・トリオン:「…………」
東雲 徹:眼鏡を外し、両眼をこすり、もう一度読み直す
サード=ライブラリ:「流石に危険度を無視できない気がしてきました」
GM:【ごめん。"最初に通った人間"かもしれない】【注意書きがかすれて読みにくかったから……】
エリス・トリオン:「……信憑性が上がってンのが嫌だ」
東雲 徹:「………とにかく」
東雲 徹:「じゃあその、"ヘミニス"達は」
東雲 徹:「『自分たちが犠牲になるから、存分に過去をやり直してくれ』と?」
篠沢 蒼:「最悪の場合でも、自分たち以外は安全……って考えなのかな」
エリス・トリオン:「『危険は自分たちが担うから、同じ思いの仲間を少しでも連れて行きたい』ってトコか」
サード=ライブラリ:「推測と、この本の内容があっているなら、ですけど……ね」
サード=ライブラリ:「それだけ、過去を後悔していて」
東雲 徹:「………無茶苦茶だ」
サード=ライブラリ:「そして、同じ苦しみを抱いている人がいるなら、解き放たれてほしい」
東雲 徹:パン、とアカデムーを閉じる
サード=ライブラリ:「そう考えているのかな」
GM:そう言って、サードはやや離れたところへ行き、図書館内の本を検索しだします。
東雲 徹:立ち上がり、部屋の中をうろうろと歩き回る。考えをまとめるために
GM:おそらく同じような本がないか調べているのでしょう。後日まとめて処分したりするのかもしれない。
GM:君たちはかいわを
GM:君たちは会話をしてもいいし、保健室グループの帰りを待ってもいい。
篠沢 蒼:「……それで、エリス先輩」視線を上げてエリスくんに目を合わせる。
篠沢 蒼:「止めるんですか、ヘミニス達を」
エリス・トリオン:「あァ?」何を今更、という表情。「当たり前だろが、ンなもん」
篠沢 蒼:「彼女達があの戦争を、『最悪』じゃないものにできるとしても?」
エリス・トリオン:「…………そういう話か」
篠沢 蒼:「命がかかってる、なんていうのは理由になりません」
エリス・トリオン:「なんだお前、あんな与太を気にしてやがんのか?」
篠沢 蒼:「できるかもしれない、でしょう? ここはアカデミアなんです」
篠沢 蒼:「割と何でもありだと思ってますから、僕」
篠沢 蒼:「それで、命をかけてでも何かをやりたいと思ってる人がいて」
エリス・トリオン:「それは否定しねえよ」
篠沢 蒼:「彼女達の挑戦でみんなが幸せになれるかもしれないとして」
篠沢 蒼:「それでも、止めようって思いますか?」
エリス・トリオン:「止めるね」 即答だ
東雲 徹:ぴたり、と足を止める。ちょうど、二人が同じ距離の位置で
篠沢 蒼:「どうして?」
エリス・トリオン:「一番の理由は、まあ不安定だからだが――後輩の可愛い質問だ」
エリス・トリオン:「百歩、千歩譲って、仮に、死のリスクがなく、奴らの過去改変が100パーセント成功するとして」
エリス・トリオン:「それでも、俺ァ止める。」
篠沢 蒼:頷いて先を促す。
エリス・トリオン:「お前さ。今の自分が、幸福な記憶だけで出来てると思うか?」
エリス・トリオン:「自分の性格。能力。学力や身長でも。それは全部、過去の幸福な成功体験のみで出来てるか?」
篠沢 蒼:「……」少し考える。「全然。思い返すと泣いてばっかりです」
東雲 徹:自分に向けての言葉ではないが、小さく左右に首を振る
エリス・トリオン:「当然だ。――乱暴に言っちまえば、過去改変がなされて、最悪な学園戦争が消えたら」
エリス・トリオン:「今、ここに居る『俺』は死ぬ」
エリス・トリオン:「嫌な過去? 腐るほどあるさ。だがそれを変えたら、それはもう俺じゃねえ」
エリス・トリオン:「押しつけてんじゃねェよ。これが一つ」
篠沢 蒼:「なるほど」わずかに口元を緩める。「それから、他にも?」
エリス・トリオン:「仮に、それで俺が幸せになるとしても」
エリス・トリオン:「それなら、俺が自分で、この手でやるべきだ。これが二つ目」
エリス・トリオン:「で、三つめ。最後」
エリス・トリオン:「あのクソみたいな最悪の戦争で、それとは何の関係も無く、何故か、なんか良く分からん流れで、手に入ったものがある」
エリス・トリオン:「戦争を百万回繰り返しても、おれが世界最強のオーヴァードだったとしても、」
エリス・トリオン:「アイツの手を取れるのは、この一回だけだ。その確信がある」
エリス・トリオン:「――――以上。質問は?」
篠沢 蒼:目を見開く。一瞬の後、こらえ切れないというように笑い出す。「ふ、ふふ……あははは」
東雲 徹:「……篠沢さん?」
篠沢 蒼:「すごく、すごくよく分かりました。僕も同じです、エリス先輩!」
篠沢 蒼:「つまり、エリス先輩って今――」
エリス・トリオン:「あァ?」
篠沢 蒼:「最高に幸せなんですよね!」
東雲 徹:「くっ」
東雲 徹:くくく、と声を殺して笑う。今までの空気は、なんだったのだろう。
エリス・トリオン:「……………………」
エリス・トリオン:「うるっせえよ! テメェはさっきから、そういう簡単なワードでしか人をまとめらんねえのか!」
東雲 徹:「いやあ、エリスさんがシンプルな人ってことじゃあ、ないんですか」
サード=ライブラリ:話が気になってしょうがないので、いつの間にか隣に来て話を聞いていた。「でも、事実なのでは?」
東雲 徹:「ご自分で、思われているよりも」
篠沢 蒼:「ごめんなさい、僕、最近ずっとこうなんです」くすくす笑いながら片手で謝罪のポーズ。
サード=ライブラリ:「そうそう。"俺は面倒くさい悪人だぞ"って皮をかぶってますけど、意外とシンプルないい人ですよね」
エリス・トリオン:「頭お花畑の無所属のパンピーが調子乗ってんじゃねえぞ!」
篠沢 蒼:「頭の中がいい天気で。難しく考えられなくなっちゃったみたいで」
東雲 徹:「……いや、いいんじゃない? 正直、安心したよ。そういうとこ見られて」
エリス・トリオン:「その温ィ眼をやめろ!」
エリス・トリオン:「だったらテメーはどうなんだよ図書委員!」
東雲 徹:「え?」
エリス・トリオン:「また仮面に誘われたら、今幸せですって堂々と言えるか?」
エリス・トリオン:「美人の図書館の精霊サマと一緒に作業できて幸せですんでって?」
東雲 徹:「………」
東雲 徹:「………まあ、それはそれとして」
篠沢 蒼:「(……!! それはそれなんだ!)」
東雲 徹:「乗っかるみたいで悪いですけどね、俺も似たようなもんですよ」
東雲 徹:「後悔してることだって、そりゃあります。まあ、一番は"こう"なったことですけど」
東雲 徹:シュッと物を投げるジェスチャー。オーヴァードに覚醒したことだ
サード=ライブラリ:(美人…………)
東雲 徹:「それで、置き去りにしてきたこと、捨ててきたこともあるし」
東雲 徹:「……だけど、それで手に入れたものもある」
エリス・トリオン:「ハッ。たりめーだろ」
東雲 徹:「後悔から先で手に入れたものが、そんなに軽くないんですよ」
東雲 徹:「エリスさんと同じで、ね」
エリス・トリオン:「オーヴァードになろうが、ならなかろうが、捨てて拾って落ちて掴まっての繰り返しだ」
東雲 徹:「……そうやって、前に、前に」
東雲 徹:「進んでいくわけですね、俺たち」
エリス・トリオン:「だから、前向きにまとめてんじゃねえよ」
エリス・トリオン:「後退してってるかも、横歩きしてるかもしれねえ」
東雲 徹:「前向きな事は嫌いじゃないもので。物語とか……歌、とか」
エリス・トリオン:「ただ、戻れねえことだけは確かだ」
エリス・トリオン:「歌? ハッ。お気楽極楽で何よりなこった」
篠沢 蒼:「歌、嫌いですか?」
東雲 徹:「いやあ、好きなグループの曲が、前向きな歌詞のばっかりで」
サード=ライブラリ:「元アイドルの前でエリス君……」
サード=ライブラリ:「でも意外ですね。東雲くんも好きなグループとかあったんですか」
エリス・トリオン:「好きでも嫌いでもねえよ。――アイドル? 誰が?」
篠沢 蒼:「今だってボーカル、です」サードさんに細かい訂正を入れる。
東雲 徹:「次の時代、知らない未来へ」
篠沢 蒼:「!!!」
東雲 徹:「きっと何でもできるよ。悩んでるより――」
東雲 徹:そこまで言って、篠沢さんの方を向く
篠沢 蒼:「わ、ちょっと待って、ちょっと」
東雲 徹:「……引退してるから、触れない方がいいと思ってたんだけどさ」
篠沢 蒼:「い、いきなりでびっくりした……」
東雲 徹:「Undineの曲、好きだからさ。俺……あ」
東雲 徹:「………」
エリス・トリオン:「うん……?」
東雲 徹:「いや…僕、も」
篠沢 蒼:「それはどうも……ありがとう」ぎこちなく頭を下げる。照れているが表情は笑顔だ。
東雲 徹:「(……やっちまった)」左手で顔を覆う
エリス・トリオン:「おいこら」 サードさんの襟元を引っ張る。  「話が読めねえ」
篠沢 蒼:「俺、なんだ。普段」
東雲 徹:「いや………独り言? とかね」
東雲 徹:「………キャラじゃないだろ?」
サード=ライブラリ:「ちょっ、ちょっと、伸びちゃう伸びちゃう」
篠沢 蒼:「眼鏡の図書委員くんなら、確かに『僕』って感じだけど」
サード=ライブラリ:「私も見えませんよう!」
篠沢 蒼:「でも、そういうのもいいと思う」にこっと笑う。「ギャップも君らしさだよ」
エリス・トリオン:「うんでぃーねって何だ? それでなんでアイツが照れる?」
東雲 徹:「うっ」
東雲 徹:「……あ、ありがとう」
篠沢 蒼:「あ、Undineのことはともかく!」
東雲 徹:横の会話においこいつマジか、などと思いながら、礼を言う
篠沢 蒼:「今は軽音部でボーカルやってるから」くるっとエリス先輩の方を向く。「先輩も!よろしくお願いしますね!」
篠沢 蒼:「今度のライブ、ほんと動員増やさないと……」
篠沢 蒼:「……何の話してるんだろ、こんなときに」
エリス・トリオン:「はー? ああ、よろしく……?」
サード=ライブラリ:(あっ、Undineのことは言わない方がいいのかなこれ……)
東雲 徹:「……なんだろうね、ほんと」
サード=ライブラリ:律儀に説明しようと思っていたが、手元に呼び出した『Undine三人娘 水着インタビュー』の本を仕舞う。
エリス・トリオン:まあいいか、とサードさんの襟元を離す
サード=ライブラリ:「ともかく、保健室組の帰りを待ちましょうか」
サード=ライブラリ:「……やるべきことは、もうだいたい決まってそうですからね」 奥の扉を見る。
東雲 徹:「そうですね……大丈夫ですか、襟」
サード=ライブラリ:「平気平気。レネゲイドビーイングですし」
サード=ライブラリ:「私達は、自分の認識によって体を形作ってますからね。伸びてないと思えば伸びてないんです」
東雲 徹:「そういうものなら……まあ、安心しました」
サード=ライブラリ:「まあ……限界がありますけど。体重とか……」
エリス・トリオン:「ウェストは意図せず変わるけどな」 ぼそっ
サード=ライブラリ:「エリスくん!」
エリス・トリオン:「おー怖怖」
東雲 徹:「……やっぱり、酷い奴だな」ぼそり、と呟く

GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入ができるよ。
GM:購入はこれがラストか、あともう一回できるかどうかという話があります。
GM:欲しいものがあったら全力で挑むといいでしょう。もう開ける情報もないしね。
エリス・トリオン:欲しいものある人います?
東雲 徹:特にこれが! というものはないですね。
篠沢 蒼:エリス先輩へのロイス、 信頼〇/警戒心 → 共感〇/面倒くさい人 に変更します
篠沢 蒼:こちらも特に欲しいものはなし
エリス・トリオン:うるせーーー
エリス・トリオン:じゃあパープルテンプター買おうっと
GM:面倒くさい人w
エリス・トリオン:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[1,6,7,8,10]+10[10]+5[5]+2 → 27

GM:君、ほんとすごいな
エリス・トリオン:本当にダイス片っ端から回るな・・・
エリス・トリオン:侵蝕ダイスも回るし・・・
篠沢 蒼:すごい
GM:アタッカーじゃないのに回る・・・
東雲 徹:ロイスどうしようかなー
エリス・トリオン:これでRメンと合わせてマイナー・メジャーで3d10回復できるぞ
GM:フルアーマーリジェネレイトエリス!
篠沢 蒼:買うべきもの特にないし、強化素材でも買っておこう
エリス・トリオン:お花畑/篠沢蒼/無害:○/単純/ロイス
篠沢 蒼:5dx+5>=15
DoubleCross : (5R10+5[10]>=15) → 10[1,3,7,10,10]+2[2,2]+5 → 17 → 成功

篠沢 蒼:エリスくん盾に貼ります?
東雲 徹:軽音部/篠沢 蒼/安堵:○/不安/ロイス
GM:ほんとに無害か?
GM:強化素材、そんなシールみたいなやつなの
エリス・トリオン:あっ貰えるなら貰いたい!
篠沢 蒼:どうぞ!
エリス・トリオン:効果は+1だっけ?
東雲 徹:購入かー
篠沢 蒼:貼るとマイナスイオンが出てガード値が上がる
篠沢 蒼:1ですね
エリス・トリオン:マイナスイオン入りの霧だ・・・
エリス・トリオン:有難く頂きます
東雲 徹:防具もみんな持ってるからなあ
エリス・トリオン:あ、何も無ければ応急手当ほしい
東雲 徹:じゃあそれで!
エリス・トリオン:HP、29だから全快できてない
GM:あと2ならRメンって手もありそう
GM:エリスくん、談話室でズルズルしてるの似合うし・・
エリス・トリオン:そっちでもいい!
東雲 徹:3dx+1+1>=8 応急手当
DoubleCross : (3R10+1+1[10]>=8) → 7[1,4,7]+2 → 9 → 成功

東雲 徹:ありがとうCランクⅡ
エリス・トリオン:やったー!
東雲 徹:ということでエリスパイセン、どぞー
エリス・トリオン:有難く! 遣います!
エリス・トリオン:27+2d10
DoubleCross : (27+2D10) → 27+8[7,1] → 35

GM:いますぐ つかうかい?
エリス・トリオン:応急手当は もっているだけだと こうかがないぞ
東雲 徹:では以上で!
エリス・トリオン:勝手に使っちゃった!こちらも以上です
どどんとふ:「篠沢 蒼」がログアウトしました。

■MP08

GM:再開をするんだよー
GM:スイッチはスイッチなのです
GM:次のシーンはミドルフェーズ8。シーンプレイヤーは東雲くん。
GM:場所は談話室です。保健室組と図書室組で情報共有を済ませ終わった直後がいいかな。
GM:みんなでゆっくりお話できるであろう最後のチャンスでもあります。
GM:なお、中条くんは次のシーンのシーンプレイヤーになっているので
GM:ここで休むのも手かもしれないし、侵蝕ダイスに自信ニキなら両方出るのもよいです。
GM:てことで、東雲くん以外は任意登場! お話したい人がいれば出るといいよ!
東雲 徹:68+1d10-1 シーンプレイヤー!
DoubleCross : (68+1D10-1) → 68+3[3]-1 → 70

GM:もし東雲くんだけしか出ない場合は、サードとタイマンを張ることになります。
東雲 徹:なんか調子いいねキミ
GM:ほかはどうかな~
篠沢 蒼:侵蝕率+6(1D10->6)(侵蝕率:74->80)
芙蓉堂太一:出ます。
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:82->89)
GM:おお
GM:この三名かな!
GM:----
GM:談話室、と言いましたが
GM:よく考えたら次のシーンはラストダンジョン突入シーンで、また談話室になっちゃうので
GM:三人が希望する場所があれば、そこでもいいです。休憩&準備時間みたいなかんじで。
GM:特になければ散らかった談話室になるよ~
東雲 徹:お二人は何かありますか!
篠沢 蒼:こちらはどこでもOK!
芙蓉堂太一:談話室OK!
GM:じゃあそれ!
GM:■MP08 (シーンプレイヤー:東雲)
GM:ということで、二手に分かれていた君たちはこの談話室に戻ってきた。
GM:あとは談話室奥に封印されていた扉を通り、"ヘミニス"たちがいるはずの『儀式の間』……クロノスゲートのある場所へ行くだけ。
GM:一通りの情報交換を済ませた体でも、軽く情報共有ロールをしてもいいでしょう。
GM:この場にいないメンバーは各々が用事を済ませているとお考えください。
篠沢 蒼:じゃあかくかくしかじかで情報共有は済ませたことにしましょうか
芙蓉堂太一:しましょう!
東雲 徹:そんな感じでいいかと
サード=ライブラリ:「みなさん、もう支度は済んだんですか?」
サード=ライブラリ:「確実に戦いになると思います。二階堂くんみたいに、部活の人に一言言っておくとか……」
サード=ライブラリ:なにかあったら帰ってこれない、とはさすがに言わない。
芙蓉堂太一:「うーん、まあ、はい」糸目なのでわかりづらいが、考え込むような顔で椅子に座っている。
東雲 徹:「ああ、二階堂さんは部の方に行かれたんですね」
サード=ライブラリ:「はい。万が一に備えて、予備の自爆スイッチを託したいと」
東雲 徹:「どこまでが予備なんだろう」
芙蓉堂太一:「僕の用意は出てきた時にしてあるし。いざとなったらデータの渡し先も確保してあるし」
東雲 徹:額を指で押さえて少し考える
篠沢 蒼:「僕も……まあ」あいまいにうなずく。
芙蓉堂太一:傍らに置いたウェポンケースを示す。諸星先輩なら、あのデータベースを悪いようにはしないだろう。
篠沢 蒼:「万が一ってことがないように、気をつけますから」
東雲 徹:「……ああ、僕も秋吉さん……委員会の人に連絡は入れましたから」
東雲 徹:「支度も……まあ、それなりに」ぽん、とポケットを叩く
サード=ライブラリ:「そうですか。それならいいんですけど」 心細そうに長い黒髪をいじる。
サード=ライブラリ:「なんか皆さん、意外と冷静なんですね」
サード=ライブラリ:「私はもう、途中から怖くって。なにかあったらと思うと……」
芙蓉堂太一:「……冷静、ではないです」ぽつりと。
篠沢 蒼:「……」よく見ると、膝の上でぎゅっと握りこぶしを作っている。
芙蓉堂太一:「ただもうぐちゃぐちゃになっちゃってよくわかんないんですよね。はは」
東雲 徹:「僕は……」
東雲 徹:「その、なんていうか。こういうこと、直接関わるのが初めてなので」
東雲 徹:「多分、よくわかってないだけだと思います」
サード=ライブラリ:「そうですね。東雲くんは、本当にごめんなさい」
サード=ライブラリ:「盗まれた本を探し出してくれっていう依頼だったのに、気がつけばこんな大事に」
東雲 徹:「あっ、いや、そんな謝らないでください!」
東雲 徹:慌てて両手を振り、言葉を制する
サード=ライブラリ:「本当、1ヶ月くらいかけてのんびり探してもらえれば~って感じだったんですけどね……あはは」困ったように笑う。
東雲 徹:「はは……確かに、最初はそれだけで」
東雲 徹:「図書委員だし、本は好きだし、サードさんは困っているし」
東雲 徹:「だから、頑張ろうって感じでしたけど」
東雲 徹:「今は……それだけじゃないというか、なくなったというか」
東雲 徹:頬をぽりぽりとかきながら、視線を外して少しずつ口にする
サード=ライブラリ:「?」
東雲 徹:「いや、あの…」
東雲 徹:「……これ、やっぱり言う感じかな?」少し困って、篠沢さんに振ってみる
篠沢 蒼:「え……っと」
東雲 徹:「あ、ごめん。急に振っちゃって」
芙蓉堂太一:(初々しいなあー。もっとガンガンいけばいいのになー。諸星先輩的にはこの辺の話はどうかなー)などと考えているよ。
篠沢 蒼:「こんな状況だからね。言わないままで後悔することになるのは、よくないと思うな」
東雲 徹:「あー……そう言われると、言った方がいい気がしてきたかな」
東雲 徹:「後悔」という言葉が、いつも以上に重く感じられる
東雲 徹:「ん、うん。それじゃあの、言いますけど」
東雲 徹:場にいる三人の顔を一人一人見てから、口を開く
サード=ライブラリ:「えっ、ど、どうしたんですかこの空気」
東雲 徹:「あっ、いや! そんな重大な話じゃないので! 本当に!」
サード=ライブラリ:「そ……そんな重大な話を?」
東雲 徹:「違いますって!」
東雲 徹:「その、単純なことなんですよ。今回、この件に関わった、色んな人達の話…事情を聞いて」
東雲 徹:「……『助けたいな』、『力になれたらな』って。そう思っただけなんです」
東雲 徹:「前はあんまり、考えたこと無かったんですけどね。だけど、ちょっと前にある人の話を聞いて」
東雲 徹:「頭の中に残っていたものが、こう……パッと浮かんできたというか」
芙蓉堂太一:「それは、誰のことを?」
東雲 徹:「……3ヶ月前の、開校記念式典で」
東雲 徹:「会長の代理で話してた、彼ですよ」
芙蓉堂太一:「……ああ」思い出す。
芙蓉堂太一:イージーエフェクト《空の楽器》使用したいです。
GM:せよ!
芙蓉堂太一:手を広げる。透明の小鳥が一羽飛ぶ。
東雲 徹:「わっ」
:「三万人の誰かが、三万人の誰かを助けてる。それがずーっと続いて、この島を作ってる。」
芙蓉堂太一:これの話かな。
芙蓉堂太一:「これの話かな」
サード=ライブラリ:「うわっ!?」 席からがたりと立ち上がる。
サード=ライブラリ:「び、びっくりしたぁ。一声かけてください芙蓉堂くん!」
芙蓉堂太一:「あっびっくりした? いやー、うっかり」
東雲 徹:「驚きすぎですよ、サードさん」穏やかに微笑みながら
芙蓉堂太一:《空の楽器》は記憶にある声を再生することもできるのだ。
東雲 徹:「……そうですよ、芙蓉堂さん」
東雲 徹:「あの戦争のとき、俺は何もしなかったし、できなかったけど」
東雲 徹:「……でも、あの戦争があったから、変わったんです。ちょっとだけ、ですけどね」
芙蓉堂太一:「そういう話が聞けると、わりとホッとするね」
東雲 徹:「だから、聞く人が聞いたら怒るだろうけど」
東雲 徹:「なかったことにされるの、嫌なんですよ」
サード=ライブラリ:「でも、悪い意味で変わってしまった人もいる」
サード=ライブラリ:「芙蓉堂くん、蒼ちゃん」
サード=ライブラリ:「これ、犯人は……もう、ほぼ、決まったようなものなんですよね」
サード=ライブラリ:「あの戦争で後悔を残した人に、私達は、なにを言ってあげられるんでしょう?」
東雲 徹:む、とサードさんの方を見て、表情を曇らせる。
芙蓉堂太一:「……まあ、はい」映像の話はした。筋道は明らかだ。
サード=ライブラリ:「なかったことにしたい、とすら考えてしまうくらい思いつめた人たちは、どうすれば救われるんでしょう」
篠沢 蒼:「それは……会って、話してみないと分からないけど」
篠沢 蒼:「でも、彼女の馬鹿な行為を本気で止めたいって思ってることは、伝えられるはずです」
篠沢 蒼:「僕も、夏川さんも、このアカデミアの『三万人の誰か』の一員なんだって」
ひよんとふ:「米ひよ」がひよんとふからログインしました。
サード=ライブラリ:「…それで、止まってくれなかったら?」
サード=ライブラリ:「それでも相手が、頑固に計画を推し進めようとしたら?」
篠沢 蒼:「ぶん殴ってでも止めて、それからゆっくりお話をします」
東雲 徹:「ぶん……」
芙蓉堂太一:「僕も同じかなあー」
篠沢 蒼:「……って、立場が逆だったら、言ってくれます。夏川さん」
芙蓉堂太一:「言いそう言いそう」
サード=ライブラリ:「えっ、そういう子なんですか夏川さん」
サード=ライブラリ:「Undine、どうなってるんですか」
サード=ライブラリ:「アイドルグループですよね?」
東雲 徹:「……いや、でも普段は風紀委員ですし」
芙蓉堂太一:「僕は今回でUndineの全員と会ったけど」
芙蓉堂太一:「まあ、一筋縄ではいかない子たちばっかりですよ」
篠沢 蒼:「えっ……それ、僕もですか」
東雲 徹:「あ、青海さんもそんな感じなんですね」
芙蓉堂太一:「まあねー。あ、そうだ。一筋縄ではいかない篠沢さんにちょっと聞きたいことが」
芙蓉堂太一:「『演じる』ってどういう感じかなあって」
芙蓉堂太一:「ベアトリス委員長の真似とかすごかったじゃん。ああいう時、どういう気分でいるのかな」
どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
篠沢 蒼:「どういう気分って言われても……説明が難しいですけど」
芙蓉堂太一:「いや、仮面の話とか聞いていろいろ思い出しちゃってさ。……あの子は今、どういう気持ちであのキャラをやっているのかって」
篠沢 蒼:「演技してる自分とそれを見てる自分が、別々に存在するみたいな」思い出しながら、言葉を選んで説明する。
東雲 徹:「別々、に」
東雲 徹:想像しながら説明を聞いている
芙蓉堂太一:「なるほど。見てる自分がいるんだ」
芙蓉堂太一:「正義感が強いのなら、自分が悪事をはたらくところは観られたくないだろう」と二階堂部長が言っていたことを思い出す。
芙蓉堂太一:「それなら多分、しんどいね」
篠沢 蒼:「……そうですね。自分自身なら絶対できないことを、一番間近で見てるんですから」
サード=ライブラリ:「でも、なんであんな軽率なキャラクターを装ってるんでしょう?」
サード=ライブラリ:「人が別人格を生み出したり、装ったりするときは、なんらかの事情があるものです。"この人格なら成功できる""この人格なら後悔しない行動を取れる"みたいに」
篠沢 蒼:「芙蓉堂先輩も、演技とか得意そうですけど」少し目を細める。「理由、思い当たりませんか?」
東雲 徹:篠沢さんの言葉に、芙蓉堂さんの方を見る
芙蓉堂太一:「実は僕は演技が全然ダメな方」笑う。「戦争の時に思い知ったねー」
GM:芙蓉堂くんは、どことなく思い至ってもいいでしょう。
GM:ボク、という一人称。先の戦闘における光の弾丸。あれらはすべて、朝倉侑生を"目指した"ものだ。
GM:あの戦争で、もっとも悔いなく戦いを終えた生徒。後悔を残さず、自分の想いを貫いた生徒。
GM:自分は失敗したが、彼を模倣すれば今回は上手くいくかもしれない。いや、きっと上手くいく……そんな願いが込められている。
芙蓉堂太一:「せいぜい演技して悪い奴になりたかったけど、それもできなくて。ぐじぐじ悩んでいた時に助けてくれた子がいる」
芙蓉堂太一:「僕が知ってる中で一番キラキラしてた生徒だ。朝倉侑生」
芙蓉堂太一:「憧れるのは、よくわかる。わかるけど……」
芙蓉堂太一:「わかるけど、やっぱり違うよな。似合ってない」
篠沢 蒼:「憧れ……ですか」自分のアイドル時代を思い出す。一人称を『私』にして、キラキラした笑顔を振りまいていた。
篠沢 蒼:それは憧れたアイドルの形の具象化。夏川ミナが朝倉侑生を装うのも、同じことなんだ。
篠沢 蒼:「それだったら」
篠沢 蒼:眼鏡を外して《完全演技》。「『私』になりきってくれてもよかったのに。ちょっと悔しいな」
芙蓉堂太一:目をぱちぱちさせる。
篠沢 蒼:「わざわざ勧誘しに来て、大ファンとまで言ってくれたのに……朝倉侑生には敵わないかぁ」
東雲 徹:ポカンとした顔で篠沢さんを見ている
篠沢 蒼:「ミナちゃん、そういうところ正直すぎだよね」言い終えると眼鏡をかけなおす。
サード=ライブラリ:「言ってあげるといいかもしれませんね。それ」 くすりと笑う。
芙蓉堂太一:「……うん」笑う。
芙蓉堂太一:「"偽装"と"隠蔽"か。わざわざそんなことをする必要ないのにな」
篠沢 蒼:「ああ、本当に……」
芙蓉堂太一:「あのさ。僕は彼女がやろうとしてることは当然止めるけども、それ以上に」
芙蓉堂太一:「無理をして突っ走っている友達をどうにか助けたい」
篠沢 蒼:「……いい人ですね、芙蓉堂先輩」
芙蓉堂太一:「そうなんだよねえ。どうも毎回いい人になっちゃうんだ、僕は」肩をすくめる。
篠沢 蒼:「僕は、止めたい気持ちと、叱りたい気持ちと、文句を言ってやりたい気持ちが2:1:1」
芙蓉堂太一:「それでいいのかも、というのが僕が戦争で学んだこと。だから、これも消しちゃうわけにはいかないね」
篠沢 蒼:「先輩に比べると自己中みたいです」
芙蓉堂太一:「そんなことはないよー。そうだなあ。じゃあもう一個付け加えよう」指を立てる。
芙蓉堂太一:「『朝倉くんはそんなことは言わない』」ニヤリと笑う。
篠沢 蒼:目を丸くする。「強火のファンがここにもいましたか」
篠沢 蒼:「敵わないなぁ、朝倉侑生」
芙蓉堂太一:「解釈違いだぜってぶっ込んでやるのさー」愉快そうに笑う。
GM:----
東雲 徹:「……僕は夏川さんも、朝倉くんも、ステージの上とか、紙面でしか知りませんけど」
東雲 徹:「でも、芙蓉堂さんと篠沢さんと……それにエリスさんに中条君のことは、知ることができたから」
東雲 徹:グッと、拳を握りしめる
東雲 徹:「がんばりますよ、みんなのために」
東雲 徹:「……何か言えそうだったら、まあそれは、その時に」
篠沢 蒼:「あれ」横から口を挟む。
篠沢 蒼:「サードさんのために、は入れなくていいの?」
東雲 徹:「え?」
東雲 徹:「え、あ、いやその」
芙蓉堂太一:吹き出しそうになって口を押さえている。
東雲 徹:「サードさんと、あと二階堂さんとか、その辺りはこう別口な流れかなー、と思って」
サード=ライブラリ:「あっ、のけもの」
東雲 徹:「あ、もちろんサードさんのためにも頑張りますよ!」
サード=ライブラリ:「いいですよ別に。私はどうせ、生徒じゃなくて、図書館の管理人ですから……」
篠沢 蒼:「特別扱い、ですよ」くすくす笑う。
東雲 徹:シャシャッとスローするモーション
東雲 徹:「いやその…ちょっと!?」
篠沢 蒼:「まあまあ、そのあたりはまた別口で……だね?」
東雲 徹:「あー……はい」
東雲 徹:がっくり
東雲 徹:「……篠沢さん、結構いじわるだね」
東雲 徹:「(やっぱり、新聞や雑誌じゃ全部は知れないな)」
GM:----
GM:シーンカット。最後の購入ができます。
東雲 徹:そう思いながら、少し笑う
GM:あとロイスも。
篠沢 蒼:購入はどうしようかなぁ
篠沢 蒼:あ、ロイスロイス
東雲 徹:どうしよう
芙蓉堂太一:ロイスあと一枠……!
篠沢 蒼:ロイス/協力者/東雲徹/温かい眼差し〇/じれったさ 取得します
東雲 徹:そ、その目はなんなのですか!
篠沢 蒼:みまもっているよー
芙蓉堂太一:ロイス 篠沢蒼/○連帯感/隔意 で取得します。
芙蓉堂太一:まだ友達の友達くらいの距離なのでは……?という感じ
東雲 徹:ラストロイスは様子見で…ボスにも取りたみがある…!
芙蓉堂太一:調達、何かほしいものある人います? そんなに強くはないけど
篠沢 蒼:こちらは必要なものそろってるので大丈夫です
東雲 徹:一応防具もありますし、武器は創ってはぶっ壊すので
篠沢 蒼:ダメ元でクリスタルシールド狙ってみよう
東雲 徹:メジャーもマイナーも空きそうにないですし、とくには
芙蓉堂太一:じゃあ照準器かな
篠沢 蒼:6dx+5>=25
DoubleCross : (6R10+5[10]>=25) → 4[2,2,3,3,3,4]+5 → 9 → 失敗

篠沢 蒼:全然ダメ!以上!
GM:ククク……
芙蓉堂太一:7dx+2=>15
DoubleCross : (7R10+2[10]>=15) → 8[2,3,5,6,6,7,8]+2 → 10 → 失敗

芙蓉堂太一:うん、失敗
GM:そのシールド失敗が致命的なミスにならなければいいな……!
東雲 徹:照準器ってどこに載ってるやつでしたっけ
篠沢 蒼:ICだったかな
芙蓉堂太一:IC! でもとても入り用というわけではない!
GM:ICのどっかに……
GM:強化素材の射撃版ですね。
東雲 徹:まあこちらも特にないので、ダメ元!
東雲 徹:3dx+2+1>=15 照準器を
DoubleCross : (3R10+2+1[10]>=15) → 10[7,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

GM:ぴったりじゃん
芙蓉堂太一:うお
篠沢 蒼:ばっちりじゃん
GM:この照準器は誰が使うんだい!
東雲 徹:取得前に芙蓉堂さんに受け渡してもいいでしょうか
GM:どうぞどうぞ
芙蓉堂太一:ありがとうございます!
東雲 徹:お納めください
芙蓉堂太一:受け取ってボルトアクションライフルに装着します。
GM:なにを 強化する?
GM
・ブラックジャック
・ボルトアクションライフル
・ナイフ

GM:ボルトアクションライフルが+1になった!
東雲 徹:やったー!
東雲 徹:以上です
芙蓉堂太一:わーい
芙蓉堂太一:こちらも以上
GM:じゃああらためてシーンカットだ。

■MP09

GM:----
GM:■MP009
GM:第三図書館に続く、小さな路地。
GM:遊歩道のようになっていて、周囲には木々が広がっている。
GM:人の気配は少ない。高等部の腕章をつけた男子生徒と、
GM:――――バフォメットめいた仮面をかぶった、謎の怪人。
GM:その二人だけだ。
二階堂燈馬:「ふっ……まさか俺のところにお出ましとはな」
二階堂燈馬:「"ジェミニ-5th"」
"ヘミニス":「あはっ」
"ヘミニス":「誰それ? ボクは"ヘミニス"だよ。名乗らなかったっけ?」
二階堂燈馬:「噂には聞いている。ゾディアックウェポンを授かった、生え抜きのUGNチルドレンだと」
二階堂燈馬:「光の速度で破城槌のような一撃を叩き込む、とな。なるほど、一撃必殺だ」
二階堂燈馬:「羨ましいよ。俺にはない力だ、それは」
"ヘミニス":「だから人違いだって。まあ、いいや」
"ヘミニス":「ボクもキミの事は入学時に聞いてるよ。"オーバードブースト"皐月原真琴より、さらにもう一学年上のチルドレンがいるって」
"ヘミニス":「二階堂燈馬。もともとのコードネームは"クリペウス"」
"ヘミニス":「チームの指揮官として味方を支援し、将棋やチェスのように敵を追い詰める、一流のUGNチルドレン」「……"だった"」
GM:《ミッドナイトシネマ》。立体映像を投射する。
GM:UGN戦闘服を着込んだ少年が、廃ビルの密集地で指揮を執っている。
GM:既に人払いは済ませてあるのか、周囲に人影は存在しない。
二階堂燈馬:「……!!!」 それを見た途端、顔色が変わる。
:『こちら"クリペウス"。作戦は問題なく進行中』
:『予定通りだ。チームアルファは敵ジャームをおびき寄せ、チームブラボーは周囲のビルに仕掛けた爆弾を発動。瓦礫で押しつぶした後、全員でトドメを刺せ』
二階堂燈馬:「やめろ! それを、消せ!」
:『3……2……1』 『よし、今だ。起爆しろ!』
GM:根本を爆破された周囲の廃ビルが次々と倒れ、その根本付近にいるはずのジャームを生き埋めにする。
GM:――だが。
:『隊長、まずい!』『交戦ポイントのすぐそばに、一般人がいる!』
:『"覚醒したて"だ! ワーディングが効かなかったんだ!』 『……やばい、あの子まで瓦礫に潰される!』
:『…………俺が助ける。お前たちは任務を優先!』
GM:映像の中の二階堂が慌てて駆け出すが、その速度は苛立つほどに遅い。
GM:当然だ。彼はエンジェルハィロゥでもハヌマーンでもない、頭脳労働専門の支援型オーヴァードなのだから。
:『……あ』
:『……ああ……!』
GM:懸命に走っていた映像の中の二階堂が、ふいに立ち止まる。
GM:そして、がくりと膝をつく。投影されていた映像も、そこで終わる。
"ヘミニス":「――巻き込まれたのは、当時15歳だった川代友見ちゃん。陸上部のエースだった」
"ヘミニス":「覚醒していたおかげで死ぬ事はなかった。今は高校に進学して、イリーガルとして普通に暮らしている……けど」
"ヘミニス":「この事件のせいで三週間ほど入院。彼女が一番出たかった中学最後の陸上大会には、とうとう参加できなかった」
"ヘミニス":「今でもときどき、"参加したかったな"と漏らしているらしいね。かわいそうに!」
二階堂燈馬:「う、お、ああ……!」
二階堂燈馬:「違う。違うんだ。俺は……」
"ヘミニス":「……後悔にまみれた過去は、けっして忘れる事はできない」
"ヘミニス":「むしろ、忘れようと意識すればするほど、強固な鎖となって絡みつく」
"ヘミニス":「二階堂くん。キミにふさわしい仮面をあげるよ」
"ヘミニス":「ボクらが力を合わせれば、ゲートは開かれる。リスクについても、"君は"気にしなくていい」
GM:ふわりと、ヘミニスの横に人影が現れる。
GM:砂時計を模した仮面。"クロノス"。
"ヘミニス":「過去をもう一度やり直そう」
"クロノス"田中智子:"囚人の鳥籠"。二階堂の足元にゲートを開き、どこかへと連れ去る。
"ヘミニス":「ゲート」「時間操作能力者」「強力なサポーター」「そして、無数の"後悔"」
"ヘミニス":「ピースは揃った。さあ、行こう」
"ヘミニス":「もう一度、あの戦争をやり直そう」
"ヘミニス":「"選択を間違えた者"は……」
"ヘミニス":「学園島には、不要な存在なんだから」

■MP10

GM:クライマックス前、最後のシーンです。
GM:シーンプレイヤーは中条くん。ほか、全員登場を推奨します。
中条総悟:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 5[5]+93 → 98

GM:ホッ
中条総悟:よし!
篠沢 蒼:侵蝕率+6(1D10->6)(侵蝕率:80->86)
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+5(1d10-1->6-1)した(侵蝕率:89->94)
東雲 徹:70+1d10-1
DoubleCross : (70+1D10-1) → 70+10[10]-1 → 79

東雲 徹:gyaa
エリス・トリオン:1d10+80-1
DoubleCross : (1D10+80-1) → 2[2]+80-1 → 81

GM:では、君たちは談話室の奥。サードの力によって開かれた、赤い扉の前にいる。
GM:赤い扉の奥には、長い長い廊下が続いている。時空間がねじまがっているのか、先はまったく見えない。
GM:しかし、この先に犯人がいるのは……間違いない。
GM:"ヘミニス"。そして"クロノス"が。
サード=ライブラリ:「すみません。私はここで帰りを待ってます。足手まといになりそうですし……」
サード=ライブラリ:「みなさん、気をつけてくださいね」
中条総悟:コクリとうなずく
サード=ライブラリ:「……二階堂くんが遅れてきたとき、事情を話す人も必要ですし」
篠沢 蒼:「のんびり待っててください」笑って手を振る。
東雲 徹:「そうですね……心配して、自爆しないように言っておいてください」
篠沢 蒼:「すぐに解決します」
芙蓉堂太一:「それじゃ、行ってきます」武器を担ぐ。
エリス・トリオン:「ちゃっと言ってちゃっと片してくんぞ。馬鹿らしい」
中条総悟:「そう言えば、内側から扉は開けられるんですか?」
篠沢 蒼:「えっ」
篠沢 蒼:不安げにサードさんを見る。
中条総悟:「開けられないなら、サード先輩にはずっと外で待っててもらわないと僕たち戻れませんよ。開けっ放しも物騒でしょう?」
東雲 徹:「…どうなんですか?」
中条総悟:遼の部屋の鍵、閉めたかな?ぐらいの口調で言う
サード=ライブラリ:「開けられ……」「……書いてないですね。でも、中条くんの言う通りです」
サード=ライブラリ:「内側から開けられなかったら、困ります。やっぱり私は残って正解みたいです」
GM:君たちは、準備ができた人から廊下に足を踏み入れていいだろう。
中条総悟:「わあ、じゃあ一番重要な役割ですね。俺たちが外に戻ってこられるかは、先輩にかかってるんですから。」
エリス・トリオン:後ろの会話も気にせず、ずかずかと踏み入っていく。
中条総悟:言いながら、エリスさんに続ていきます。
GM:特に、踏み入っても何も起こりません。背後の会話も普通に聞こえる。振り向けばみんながいる。
篠沢 蒼:「あの……ちゃんと待っててくださいね、お願いします」サードさんに念を押して、二人に続く。
芙蓉堂太一:ひとつ深呼吸して続く。
東雲 徹:「それじゃあ、行ってきます」
東雲 徹:眼鏡を交換して、歩き出す。
GM:では、全員が廊下に入った瞬間。
GM:"悪意の伝染"。シーンを封鎖。
GM:同時に、PCたちをばらばらに引き離します。
GM:----
GM:まずはエリス・東雲から行こう。
GM:君たちがふと気づくと、君たち二人以外のメンバーが消えている。
GM:後ろにも前にも長い廊下。それしかない。
東雲 徹:「……」ぴた、と立ち止まる。
東雲 徹:目の前を歩いていた4人の内の3人が、いつの間にかいない。
エリス・トリオン:「フン」 と鼻を鳴らす。
エリス・トリオン:「いんのは、俺とお前だけか?」
東雲 徹:「みたい、ですね」
東雲 徹:辺りを見回し、警戒する。
エリス・トリオン:「さて。どっちって話だが……単純に、ゲート周辺の作用なのか」
東雲 徹:「向こうに何かされたか……ですね」
エリス・トリオン:「歓迎の用意を整えてくれてりゃ、話が早ェ」
GM:君たちのその言葉に応じるかのように、前方におぼろげな幻影が現れる。
GM:その幻影は、またたくまに廊下全体を飲み込み――
GM:次の瞬間。きみたちは、とある場所に立っている。
GM:学園島の上に浮かぶ、巨大な空中戦艦の甲板だ。脱出用の小形飛行船がすぐそばに横付けされている。
GM:キミたちが立っているそばからも巨大戦艦は少しずつ崩れていく。
GM:君たちの目の前には、戦いに敗れてボロボロに傷ついた男。……アカデミア学長、クライン・ネバーエンズ。
クライン・ネバーエンズ:「希望は潰えた。俺が望んだ未来は訪れん」
クライン・ネバーエンズ:「俺が生き残ったところで、これから為すべきことなど何もありはしない」
クライン・ネバーエンズ:「早く逃げろ、エリス・トリオン。東雲徹」
クライン・ネバーエンズ:「俺は責任をとって、この戦艦もろとも大地の肥やしとなろう」
エリス・トリオン:「…………」
GM:戦争を引き起こし、アカデミアを永久闘争へ導こうとした張本人だ。君たちは見捨てても、助けてもいい。
東雲 徹:「ここは……それに、この人」
エリス・トリオン:苛立たしげに片足をゆすっている。
エリス・トリオン:だが、意を決したようにクラインに近づくと、
クライン・ネバーエンズ:「なにをしている!早く逃げろ!」
エリス・トリオン:クラインを乱暴に掴み、脱出用の飛行船目掛けて、雑に投げ込む。
クライン・ネバーエンズ:「な……!」 投げ込まれる。
クライン・ネバーエンズ:「なに、を」
東雲 徹:おお、とエリスさんのことを見ている
エリス・トリオン:「何故かって? アイツらに聞けよ」
エリス・トリオン:「俺と図書委員だけで、評議会サマをぶっ倒せるとでも思ってんのか?」
エリス・トリオン:クラインというより、幻影全体に呼び掛けるように答える
GM:その呼びかけと共に、君たちを包み込んでいた幻影全体がぴたりと止まる。落ちていく戦艦すら、空中に静止する。
:「――――人は」「選択をする」 どこかからか声。
:「あの戦争の最後で、今のキミと同じように、クラインを助けた生徒がいた」
:「『アカデミアに人殺しをしてほしくない』『誰かが死ねば、本当にアカデミアは終わってしまう』そんな理由で」
:「しかし、わかっているのか。クラインは『アカデミアを終わらせようとした張本人』だ」
:「助けるのは、誤った選択だ。そうじゃないのかな、エリス・トリオン」
:「クラインと、クラインを助けた生徒。誤った選択をした者ども」
:「彼らは、学園島には不要な存在じゃないのか」
エリス・トリオン:「その問いは百万年遅ェ」
エリス・トリオン:「アカデミアがアカデミアたらしめてるは、理想でも、慈愛でも、まして、正しさでもねえ」
:「じゃあ」「それは、なにさ?」
エリス・トリオン:「『間違えた者を、間違ったまま受け入れる』」
エリス・トリオン:「一切の例外のない、無制限の『許容』だ」
:「…………」
エリス・トリオン:「クラインを、俺は絶対に許さねえ。人死にの有無なんざ関係ない」
エリス・トリオン:「テメェの言う通り、俺にとっちゃアイツは絶対の悪だ。――だが、アカデミアは受け居れた」
エリス・トリオン:「極端な話、……人死にが出たところで、アカデミアは受け入れるだろうぜ」
:「…………ずるい」
:「あの時も、今も、あなたはそうやって自分ひとりで納得して!」
:「"なぜクラインを許した"」「"いつもの騒動じゃねえんだよ。『アカデミアを滅ぼそうとしたが、ナントカなった』じゃあ、ねぇんだ"」
:「"あの時、アカデミアは確かに、滅んでた"」
:「あの言葉は、今もずっと……私を責め続けているのに……!」
GM:幻影は消滅します。
GM:長く続く廊下が、いつの間にか終わっている。
GM:古ぼけた木造りの、両開きの扉が、目の前にある。
エリス・トリオン:「…………チッ」
東雲 徹:「…………」
エリス・トリオン:忌々しげに床を蹴る。眉間に皺を寄せて、不機嫌そうに。
東雲 徹:「今のが、その……"八つ当たり"ですか」
エリス・トリオン:だが、どこか、困っているようにも見える。
エリス・トリオン:「まァ、な」
エリス・トリオン:「昔の俺は、アカデミアを理想郷だと思ってた」
東雲 徹:その言葉に、ワーテルローでの会話を思い出す
エリス・トリオン:「汚いものも、悪いものもねえ。過ちは許され、穢れは排除される。俺は、それを食い物にする。それでいいと思ってた」
東雲 徹:「けど、違った……と」
エリス・トリオン:「俺にとってさえ、絶対に許されないはずのクラインが復興担当官として残った」
エリス・トリオン:「俺だけじゃねえ。俺の他にも、そのミスマッチに適応出来ない奴は何人かいた」
エリス・トリオン:「だから理由を、答えを外に求めた。あの、誰よりも戦争の最前線で戦ってた、全てに愛されていそうな、幸せそうなギフテッドなら、分かるかと思ったんだ」
東雲 徹:「それで、さっきのアレですか」
エリス・トリオン:「……そういうこった」 エリスには非常にレアだが、ややバツが悪そうな表情
エリス・トリオン:「いいか。先輩からの忠告だ。……他人に理想を押し付けんなよ。女相手にゃ、特にだ」
東雲 徹:「………」
東雲 徹:「あの、こっちからもいいですか」
エリス・トリオン:「何だよ」
東雲 徹:「会ってすぐでこんなこと言うの、失礼とは思いますけど」
東雲 徹:「もうちょっとこう、あったでしょ。言い方」
エリス・トリオン:「ううるっせーな!」
東雲 徹:「そりゃ、心中穏やかじゃなかったんでしょうけども!」
東雲 徹:「気にしますよあれじゃあ!」
エリス・トリオン:「まさか何も分からねえとは思わねえだろ!」
エリス・トリオン:「滝だって朝倉だって、あの羽石ですらガンガン調子崩してたんだぞ!」
東雲 徹:「まさにわからない人間がいっっっちばん近くにいたでしょうに!」
東雲 徹:勢いよく目の前の人間を指差す
エリス・トリオン:「分からねえんじゃねえ!」
エリス・トリオン:「勘違いしてただけだ!」
東雲 徹:「……勘違い、してたと」
東雲 徹:「今はそう、思ってるんですよね」
エリス・トリオン:「……だからやり辛ェんだよ」
エリス・トリオン:「俺は人に迷惑を掛ける時は100パーセント分かった上で掛ける」
東雲 徹:「……生徒会の人達、大変そうですね」
エリス・トリオン:「ウルセエ。つまり相手を選んでんだよ。でなきゃむしろ、生徒会なんてやってられっか」
エリス・トリオン:「そうと知らねー間に負担被せた場合、どうすりゃいいんだ」
東雲 徹:「なるほど……でも、勘違いだったってわかって」
東雲 徹:「八つ当たりだったと感じていて」
東雲 徹:「今は、まあ、割と落ち着いていると」
エリス・トリオン:「…………まぁな」
東雲 徹:「じゃあ」
東雲 徹:扉の方を、ちらと見て
東雲 徹:「とりあえず、謝りましょうよ」
東雲 徹:「『あの時は酷いことを言って、悪かった』って」
エリス・トリオン:「……………………………………」
エリス・トリオン:「マジか」
東雲 徹:「いや、悪かったって思ってるんなら」
東雲 徹:「謝った方がいいですよ、きっと」
エリス・トリオン:「お前、俺様を誰だと思ってんだよ」
東雲 徹:「……そうですね」
東雲 徹:うーん、と少し考えて
東雲 徹:「口が悪くて、雰囲気怖くて、サードさんにあたりが強くて」
東雲 徹:「………だけど、周りのことを考えられる、生徒会で、チーム『アウトサイダーズ(仮)』の」
東雲 徹:「エリス・トリオンって、人のいい先輩だと思ってます」
エリス・トリオン:「………………一個、追加しとけ」
東雲 徹:「なんですか?」
エリス・トリオン:「『最近、アカデミアにクソ生意気な後輩が増えてうんざりしてる』」
エリス・トリオン:髪をがしがし掻きながら扉へと進む。
東雲 徹:「……くっ」
東雲 徹:くくく、と声を上げずに笑う
東雲 徹:「じゃあまあ、そこはおあいこってことで、追加しておきます」
エリス・トリオン:「うるせえクッソ……謝るって何だ……どこの方言だよ……」 とぶつぶつ呟きながら扉を開ける
東雲 徹:「ま、とりあえず聞いてもらえるように、手伝いますよ。俺も」
東雲 徹:そう言って、後ろに続く
GM:----
GM:次は、篠沢・芙蓉堂。
GM:廊下を歩いていた君たちもまた、気がつくと見知らぬ場所に立っている。
GM:あるいは、芙蓉堂くんだけは覚えがあるかもしれない。
GM:学園島の上に浮かぶ、巨大な空中戦艦の甲板だ。脱出用の小形飛行船がすぐそばに横付けされている。
GM:君たちの目の前には、戦いに敗れてボロボロに傷ついた男。……アカデミア学長、クライン・ネバーエンズ。
クライン・ネバーエンズ:「希望は潰えた。俺が望んだ未来は訪れん」
クライン・ネバーエンズ:「俺が生き残ったところで、これから為すべきことなど何もありはしない」
クライン・ネバーエンズ:「早く逃げろ。芙蓉堂太一、篠沢蒼」
クライン・ネバーエンズ:「俺は責任をとって、この戦艦もろとも大地の肥やしとなろう」
芙蓉堂太一:「……」確かに見覚えのある光景だ。
篠沢 蒼:「え、何……?」状況が呑み込めていない。
GM:君たちが助けなければクラインはこのまま死ぬだけだろう。二人で引きずれば、なんとか助かるかもしれないが。
芙蓉堂太一:「あの戦争の一番最後の場面だ」
GM:ひとつ確かなのは、脱出船に乗り込まなかった者は、墜落に巻き込まれて死ぬということだけだ。
芙蓉堂太一:「あの人を夏川さんは助けた。その件で僕らを試そうとしているということ、かな」
芙蓉堂太一:「……」
篠沢 蒼:「……なるほど、そういうこと」
GM:ちなみに、ここで何もしないと普通に墜落死の感覚を味わって20d10のダメージを受けてもらいます。
芙蓉堂太一:つかつかと歩いていく。
芙蓉堂太一:「篠沢さん。一緒に引きずっていこう」
篠沢 蒼:ズタボロの学長に駆け寄って、その腕を持ち上げる。
篠沢 蒼:「そうですね。同じ意見」
クライン・ネバーエンズ:「……な」「お前たち、何を考えている!」 学長が狼狽するが、もはや振りほどく力すら残っていない。
篠沢 蒼:「抵抗しないでください……幻覚か何かのくせに、重いんですから……!」
芙蓉堂太一:「『死にたいのですか? 死にたいのなら、肥やしになるのも止めはしないのですが』」飛行船に向かう。
芙蓉堂太一:「『少しでも生きたいという気持ちがあるのなら、生きてみませんか』」
クライン・ネバーエンズ:「……………………」
芙蓉堂太一:「……あの時彼女はこう言ったし、僕も同意見」
GM:その言葉を発した瞬間、幻影が消えます。……いや。
GM:新たな幻影が君たちを包み込む。
篠沢 蒼:「……!!」
GM:芙蓉堂くんと蒼ちゃんは、回避で判定してください。難易度は6。
芙蓉堂太一:4dx+1=>6
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 10[5,6,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

芙蓉堂太一:すごい避けた
GM:すげえ!
篠沢 蒼:CランクⅡの効果を使います。
篠沢 蒼:3dx+1>=6
DoubleCross : (3R10+1[10]>=6) → 10[2,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

GM:ナカヨシじゃん
篠沢 蒼:すごい
GM:なら、いま君たちが立っているのは夕闇に包まれた第三時計台前。
GM:君たちに向けて、剣が振り下ろされる。
(エリス・トリオン):「――舐めてんじゃねぇぞォ!」
GM:見覚えのある生徒が、君たちをぎらりと睨みつけている。
(エリス・トリオン):「おまえら。なんで」「なんで、――クラインを許した?」
篠沢 蒼:「あぶなっ……」周囲に意識を巡らせていたおかげもあり、かろうじて避けられる。
(エリス・トリオン):「動機は稚拙。起こした被害は甚大。そんな奴が復興担当? 馬鹿げてやがる」
芙蓉堂太一:「……!」相手に驚いたおかげで逆に回避ができた。
(エリス・トリオン):「てめぇらは知ってるのかよ」
(エリス・トリオン):「誰かの悲鳴で叩き起こされる朝を。腐りかけのパンと蛆の湧いた水を奪い合う生活を。寝てる間に見つからねェよう、隠れて眠る瓦礫の下の寒さをよ」
(エリス・トリオン):「いつもの騒動じゃねえんだよ。『アカデミアを滅ぼそうとしたが、ナントカなった』じゃあ、ねぇんだ」
(エリス・トリオン):「あの時、アカデミアは確かに、滅んでた」
(エリス・トリオン):「……間抜けは、俺か?」
(エリス・トリオン):「あの状況に、勝手にトラウマ刺激されて、真剣に捉えてた俺が、道化だったのか?」
GM:目の前の男子生徒はギリギリと歯噛みし、君たちを問い詰める。
篠沢 蒼:「これも、戦争のときの……?」エリス先輩が言っていた言葉を思い出す。ずいぶんきつい『八つ当たり』だ。
芙蓉堂太一:「僕はこの場にいなかったから、きっと彼女が言ってたエリスくんたちとの会話だね……」
(エリス・トリオン):「なんで許した。なんで助けた」「答えろ。篠沢、芙蓉堂」
(エリス・トリオン):「まさか、"なんとなく"で助けたんじゃねェだろうな」
篠沢 蒼:「……」一つ深呼吸をする。これは即興劇と同じだ。状況を俯瞰して、ここに配置された『篠沢蒼という登場人物』がどう答えるか考える。
篠沢 蒼:「なんとなく、で助けちゃいけないんですか?」
(エリス・トリオン):「……あァ?」
篠沢 蒼:「あの人がどんな罪を犯して、どう裁かれるべきかなんて、僕には関係ないですから」
篠沢 蒼:「そういうのは、事件の全容を解明して、状況を精査して決めるべきことです……というか」
(エリス・トリオン):「……なンだぁ? てめェ」
(エリス・トリオン):「関係ねえだと? マジで言ってんのか」
篠沢 蒼:「僕には、背負いきれるものじゃありません」
芙蓉堂太一:「……」
篠沢 蒼:「ただ、僕は……なんとなく、気分が悪くなりそうだったから」
篠沢 蒼:「目の前で人に死なれたら、夢見が悪くなるから。そんな身勝手な理由で助けるんだと思います」
芙蓉堂太一:「僕は……悪い。篠沢さんみたいな答え方はできないんだけど」
芙蓉堂太一:「あのさ。僕は『先を知っていたから』助けた」
芙蓉堂太一:「彼女があの時どういう行動をして、何を言って、それから先に何があるのか。それを知っていたから助けた」
芙蓉堂太一:「その方が僕にとって都合がいいからね……ただ」
芙蓉堂太一:「……すごくやりきれない気持ちがしたね。やり直しっていうのは」
(エリス・トリオン):「さすが情報屋。コスい真似しやがる」
(エリス・トリオン):「だがお前ら。わかってんのか」
(エリス・トリオン):「アカデミアは駆け込み寺だ。あの戦争が、それだけで、消えねえ傷になる奴はいくらでもいる」
(エリス・トリオン):「羽石を知ってるか。あいつは外じゃ生きらんねェから、学園に駆け込んだ」
(エリス・トリオン):「クラインは、そんな奴らにとっての逃げ場を壊そうとしやがった」
(エリス・トリオン):「それでも、クラインを許す方がいいとか寝言ほざきやがんのか?」
芙蓉堂太一:「じゃあ、『許さなかった未来』がさらに最悪だった場合はどうするのかな?」
芙蓉堂太一:「やり直して、その選択がまた間違っていたら。君はまた何回もやり直す?」
どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
芙蓉堂太一:「僕はコスいからね。せいぜい良い目を見た分で満足して……先に進むしかない」
(エリス・トリオン?):「…………」
(エリス・トリオン?):「…………それは…………」
篠沢 蒼:「僕は」
篠沢 蒼:「許すか許さないかなんて、どうでもいいんだよ。本当に関係ないと思ってる」
篠沢 蒼:「だけど、どうしても許すべきじゃないって思うんなら、そう声を上げればいい」
篠沢 蒼:「あのとき命を助けたからって、あの人の全てを許さなきゃいけない理由なんてないでしょ?」
芙蓉堂太一:「そういうこと」
:「…………私は」
芙蓉堂太一:「戦争の後、僕は語学の先生を見つけた。三秒は無理でも、せいぜい頑張るつもりなんだけど。それも巻き戻ってしまうのかな」
:「私は、なんとなくで助けてしまったんです」
:「なんとなく……なにも、死んで責任を取るほどの事ではないだろう、って」
:「ま、間違った……間違った選択を……」
芙蓉堂太一:「だから」
芙蓉堂太一:「君は別に間違えてない」
:「……間違ったんです! だから、やり直すんです!」
:「もう、戻れない! 過去をやりなおすしか、ないんです!」
GM:幻影は消滅します。
GM:長く続く廊下が、いつの間にか終わっている。
GM:古ぼけた木造りの、両開きの扉が目の前にある。
芙蓉堂太一:はーっと息を長く吐く。
篠沢 蒼:「間違った選択、かぁ」
芙蓉堂太一:「参ったな、完全に意固地になってる」
篠沢 蒼:「仮面の影響もあるのかな」
篠沢 蒼:「……でも、困ったな」
芙蓉堂太一:「だと思いたいね」
篠沢 蒼:「そういうことなら、僕が何を言っても夏川さんには届かない……かも」
篠沢 蒼:少し視線を落として、ため息をつく。
芙蓉堂太一:「ぶん殴ってでも止めて、それからゆっくりお話をします、じゃなかったっけ?」
芙蓉堂太一:「まだぶん殴ってはいないねえ」
篠沢 蒼:「止めるのは絶対ですけどね。目の前で親友が死ぬかもしれないなんて、見過ごせませんから」
芙蓉堂太一:「ほんとだよ。あの子自分をなんだと思ってるんだ」ため息をつく。
篠沢 蒼:「……篠沢蒼は選択を間違えた。彼女はやりなおすべきだ」
篠沢 蒼:「そう言われたら、僕、意固地になっちゃうと思うんです」
篠沢 蒼:「僕の選択が間違いでも、この先不幸しか待っていなくっても、それでいいって」
芙蓉堂太一:「自分で決めたから?」
篠沢 蒼:「そういうこと」ため息まじりにうなずく。
篠沢 蒼:「だから、夏川さんとはそもそも立ってる場所が違う」
篠沢 蒼:「きっと、彼女の後悔は僕には理解できない……と、思います」
芙蓉堂太一:「僕だってね。そもそも後悔をしないように日々やっているわけで……将来のためというか」
芙蓉堂太一:「ちゃんと気持ちを汲んであげられるかどうかってのは怪しい」
芙蓉堂太一:「けど、それでも言いたいことがあるってこと、それ自体は伝えないとさ」
芙蓉堂太一:「いちいち一歩引いてたら、届く声も届かなくなっちゃうな」
篠沢 蒼:「……嫌だなぁ」下げた視線をそのままにつぶやく。
篠沢 蒼:「ここで間違えたら、きっと本当に後悔しますね」
芙蓉堂太一:「うん。僕は三割でも死にたくないので、ゲートとやらをくぐりたくはない」
芙蓉堂太一:「だから、やり直さなくて済むようにせいぜい進みましょう、という感じ」
篠沢 蒼:「今はまだ、悩むときじゃありませんね」視線を上げて扉を見る。
篠沢 蒼:「殴ってでも止めに行きましょう、まずは」
芙蓉堂太一:「うん」
芙蓉堂太一:「"夏川ミナ"を連れ戻そう」
篠沢 蒼:一歩踏み出して、扉に手をかける。
GM:----
GM:ラスト。中条くん。
GM:長く伸びる無機質な廊下を歩いていた君は、いつの間にか一人になっていることに気がつく。
GM:そして、前方に見知った人影が立っていることにも、気がついていいでしょう。
"クロノス"田中智子:「……」
"クロノス"田中智子:「来たか。"鉄叫"……」
中条総悟:「嬉しいな、クロノス様が直々に出迎えてくれるなんて」
中条総悟:「待たせちゃったかな?」
"クロノス"田中智子:「"ヘミニス"は別の連中を出迎えているからな。必然、吾輩がお前の担当になるというわけだ」
"クロノス"田中智子:「いいや。今来たところだ」 笑ったような口調だが、砂時計の仮面で表情は伺い知れない。
"クロノス"田中智子:「ひとつ、お前に問いたい」
中条総悟:「何かな。」
"クロノス"田中智子:「危険が待ち受けているとわかっていながら、お前はなぜ、ここに来た?」
"クロノス"田中智子:「吾輩を止めるためか?」
中条総悟:「うん。」
中条総悟:「俺は、今回の件は最初から、そのために動いてるよ。」
中条総悟:「理由はいろいろ迷ったけどね。」
中条総悟:「けど、クロノス様を止めたいという部分は、どうにも変えられなかった。」
"クロノス"田中智子:「…………では」
"クロノス"田中智子:「吾輩が、実は"戦争のやり直し"など興味がないと言ったら?」
"クロノス"田中智子:「吾輩が、とっくの昔に仮面の支配から脱していて、今からでも寮に戻ると言ったら」
"クロノス"田中智子:「お前はどうする。一緒に帰るか」
"クロノス"田中智子:「それとも、"ヘミニス"を止めるために、この先へ進んでくれるのか?」
中条総悟:「その前に、クロノス様」
中条総悟:あ、ごめん、これなし!
GM:OK!
中条総悟:「進むよ。」
"クロノス"田中智子:「なぜだ? お前とはもはや、関係のない事件なのに?」
中条総悟:「関係なくないさ」
中条総悟:「クロノス様は、『この先へ進んでくれるのか』って聞いてくれた。」
"クロノス"田中智子:「…………」
中条総悟:「俺はその言葉にクロノス様が進んでほしいと思ってると感じたから、進む。」
中条総悟:「それに、先輩たちを待たせてるからね。」
"クロノス"田中智子:「……………………」 その言葉に、無言で何度も頷く。
中条総悟:「俺は、夏川さんにあったことはないけど。」
中条総悟:「先輩たちにとって、夏川さんは大切な友人みたいなんだ。」
中条総悟:「だから、俺にとってのクロノス様みたいにね。」
中条総悟:「十分すぎる理由だと思わない?」
中条総悟:「それにさ、クロノス様。」
中条総悟:「君、最初から英雄になりたい、って思ったなかったでしょう?」
"クロノス"田中智子:「んッ」
"クロノス"田中智子:「そ、それは……そんな……まあ」
"クロノス"田中智子:「まあ……うん……」
"クロノス"田中智子:「……いや」
"クロノス"田中智子:「英雄になりたいという気持ちも、ウソではないのだ。戦争に参加できなかった後悔も、ウソではない」
"クロノス"田中智子:「ただ、それよりも深い後悔がある」
"クロノス"田中智子:「吾輩の言葉が最後のひと押しになって、仮面に魅入られてしまった先輩がいる」
"クロノス"田中智子:「彼女を救うために、ずっと"ヘミニス"と一緒に行動してきたが……吾輩では、結局、救えなかった」
"クロノス"田中智子:「だから頼む。あえてもう一度、しっかりと頼む」
"クロノス"田中智子:「この先へ進んでくれ。中条」
"クロノス"田中智子:「"ヘミニス"を止めてくれ」
中条総悟:「任せて」
中条総悟:短く、強く言い切ります。
GM:君のその言葉を聞くと"クロノス"の姿は消えます。
GM:本人ではあった。しかし、本体ではなかったのだろう。
GM:いつの間にか君は廊下の終わりにたどり着いており、目の前には古ぼけた両開きの扉がある。
中条総悟:先輩たちを助ける。」
中条総悟:"ヘミニス"を止める。
中条総悟:田中さんとの、約束を守る。
中条総悟:決意を新たにしながら、扉を開きます。
GM:-----------
GM:シーンカット。ロイスだけが取れます。
GM:出た全員ね!
GM:といっても、もしかしてこれ
GM:もう全員ロイスバッチリ埋まってたりするのか
中条総悟:ロイスは、埋まってる!おわり!
東雲 徹:私はあと一つ残っていますが
GM:いや、エリスくんと東雲くんがまだか。
東雲 徹:今回は変更だけ行います。
東雲 徹:エリスさんへのP感情を、信頼から尽力に
東雲 徹:裏表はそのままです
エリス・トリオン:夏川ミナ/憤懣:/罪悪感:○/ロイス
GM:Nが表!
芙蓉堂太一:篠沢さんへのN感情を隔意→不安に変更します。ちょっと近づいたので!
中条総悟:く、クオンペーン4話で実装されたあのシステム的には意味がないけどロール的にはとっていいロイスのシステムがあれば!
エリス・トリオン:果たしてPはこれPなのか?
エリス・トリオン:細かいことは気にしない
GM:あっ
篠沢 蒼:芙蓉堂先輩へのロイス感情を 信頼〇/不安 に変更します。
GM:まったくもって試験的な試みですが、クオンタムGM卓ではフレーバーロイスシステム(仮)を採用しています。
芙蓉堂太一:あと夏川さんへのN感情は不安→憤懣に変更します。
GM:システム的にはまったく意味がないけどロイスが取れるというシステムです。
篠沢 蒼:あ、夏川さんへのロイスも変更しよう。N感情を無力感に。
芙蓉堂太一:表裏は変更なし!
篠沢 蒼:以上!
GM:昇華もできないけど他者への感情表現ができるFロイス!とりたい人はとっていいよ!
中条総悟:やったー!とる!
エリス・トリオン:Fかー。東雲くんに取ろうかなあ
中条総悟:Fロイス/先輩/"ヘミニス"/止める〇/嫉妬
エリス・トリオン:F/後輩/東雲徹/敬意:/生意気:○/ロイス
東雲 徹:生意気
東雲 徹:私はまだ枠が空いているし、今はいいですかな…以上です
GM:ほいほい!
芙蓉堂太一:ちょっとまってね
芙蓉堂太一:Fロイス/戦争/懐旧/○嫌気 かなあ
篠沢 蒼:あっ
GM:でも、戦争になったらアルマテーラ様と会えますよ
GM:素敵じゃありませんこと?
芙蓉堂太一:リスクが大きすぎる
篠沢 蒼:Fロイス/偶像/朝倉侑生/尊敬/嫉妬〇 取得します
GM:Shit
GM:アイドル仲間だから・・・
GM:じゃ、こんなところかな。シーンを切ろう。

■MP11(マスターシーン)

GM:第三図書館の地下深く。
GM:クロノスゲートのある、『儀式の間』。
GM:儀式の間はRファイト会場を思わせる空間になっており、
GM:観客席のように周囲に積み上げられた巨大な本の山の上に、何人もの生徒が倒れている。
"ヘミニス":「聞き違いかな。いま、なんて?」
"ヘミニス":「耳の良さには自信があるんだけどなー」
"クロノス"田中智子:「聞き違いではない」
"クロノス"田中智子:「"吾輩は中条の側に付く"と言ったのだ」
"ヘミニス":「これはまた。いろいろと、ワケを聞かせてほしいな~」
"ヘミニス":「キミは戦争について後悔してるんだろ。だからこの計画にも協力してくれたんじゃないの?」
"クロノス"田中智子:「確かに、あの戦争については後悔している」
"クロノス"田中智子:「もし参加していれば……あるいは、もしかしたら」
"クロノス"田中智子:「Bランクの、中等部の、三下オーヴァードの吾輩でも」
"クロノス"田中智子:「なんらかの形で功績を収め、物語の主人公になれるのではないかと思っていた」
"クロノス"田中智子:「でも、先輩!」
"クロノス"田中智子:「私が本当に後悔してるのは、あなたのことなんです!」
"クロノス"田中智子:「わ……私の軽率な一言が、迷っていたあなたの背中を押してしまった」
"クロノス"田中智子:「私に後悔があるとしたら、それは戦争ではなく、……ミナちゃん先輩に、最後のひと押しを与えてしまったことなんです!」
"クロノス"田中智子:「勝手な言い分だとはわかっています。それでも、私はあなたを止めたい」
"クロノス"田中智子:「いや、力づくでも止める」
"魔王番長"田中智子:「番長連の"魔王番長"として!」
"ヘミニス":「……………………」
"ヘミニス":「…………あなたは、悩んでいる私の相談をいろいろと聞いてくれましたね」
"ヘミニス":「私はクラインを助けました。学園島に人殺しをしてほしくなかったから」
"ヘミニス":「でもきっとあの時、私はクラインを助けるべきではなかった」
"ヘミニス":「……本当にアカデミアが大事なら、きっと、クラインをあの場で処断するべきだった」
"ヘミニス":「それは、正規チルドレンの私がやるべき仕事のはずだった」
"魔王番長"田中智子:「先輩……」
GM
 「『アカデミアは全てを許す』」
 「ならば。『全てを許せないものは、アカデミアにいるべきではない』のか?」

"ヘミニス":「なのに……私の行動が、"許せる者"と"許せない者"の軋轢を生んでしまった」
GM
 滝瑞果:「でも、許せないことを許すってことは」
 滝瑞果:「エリスがクラインに落とし前をつけることも許すってことだろ」
 夏川ミナ:「はい。多様性を認める以上、そうなります」「ので」
 夏川ミナ:「私は、そんなエリス・トリオンを頑張って阻止してみようかな、と思います」

"ヘミニス":「全部許せなくてもいいじゃないか。そんな浅い考えを口にした結果、滝さんにまで失望されてしまった」
GM
 滝瑞果:「ふふふ。なんていうか……ふふ」
 滝瑞果:「最初に会った時より、冷たくなったよね……ミナちゃん。彼氏と付き合うとそうなっちゃうわけ?」

"ヘミニス":「しかも……私の失態に、迅まで巻き込んでしまった」
GM
 平賀迅:「大体、彼女の変化を私一人のせいにされるのも筋違いだ」 肩を竦める 「君らも無関係だなんて言わせない」
 滝瑞果:「『相手がなんでそう思ったか分からないけど、別にいいんじゃないかな』」
 滝瑞果:「……そんな感じだ。それがあたしの責任でもあるっていうなら、反省するよ」

"ヘミニス":「あの時、あの四人でかわした会話はたったの数分程度だったけど」
"ヘミニス":「忘れられません。いまなお、後悔が残っています」
"ヘミニス":「だから、相談に乗ってくれたあなたには」
"ヘミニス":「――――――ほんとに感謝してるんだけどなあ!」
"魔王番長"田中智子:「……!」
"ヘミニス":「いいよ。そこまで気持ちが固まってるのなら、仕方がない」
"ヘミニス":「ボクの計画を邪魔するのなら」
"ヘミニス":「少し、頭を冷やしてもらおうか!」

■CF

GM:■クライマックス
GM:全員登場だよ!でな!
篠沢 蒼:侵蝕率+1(1D10->1)(侵蝕率:86->87)
中条総悟:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 9[9]+98 → 107

東雲 徹:79+1d10-1
DoubleCross : (79+1D10-1) → 79+9[9]-1 → 87

芙蓉堂太一:芙蓉堂太一の侵蝕率を+6(1d10-1->7-1)した(侵蝕率:94->100)
中条総悟:ガーン
GM:中条ー!?
東雲 徹:中条くんー!
エリス・トリオン:1d10+81-1
DoubleCross : (1D10+81-1) → 9[9]+81-1 → 89

GM:芙蓉堂くんもぴったり100だ
芙蓉堂太一:ぐえー
GM:さて。前のシーンからの続きだ。
GM:それぞれ扉を開けた君たちは、いつの間にか全員がかたまって同じところに立っていることに気づく。
GM:コロッセオのようにすり鉢状になった空間の底だ。
中条総悟:「不思議だ。まっすぐ歩いているようにしか感じなかったのに。」
GM:周囲にはマットレスのごとき巨大な本がいくつも積み重なり、観客席のようになっており、その上にたくさんの生徒が倒れている。
GM:そして、その空間のはるか奥に……黒い口をあけた、巨大なワープゲートのようなものが存在する。
GM:"クロノスゲート"。
エリス・トリオン:「おーおー……」 空を見上げる。「いよいよ、何でもアリだな」
東雲 徹:「なんというか、こう」全員いることを確認してから、周囲を見渡す
東雲 徹:「思ってたより……凄いな」
エリス・トリオン:「テメェら、どこほっつき歩いてやがった」と、いなかった組に
中条総悟:「ちょっとデートを。」
芙蓉堂太一:「なるほどねえ、本当に本物なのか。……何もなければ面白がれるんだけど」
東雲 徹:「デート?」
中条総悟:「久々に楽しい語らいが出来ました。」
東雲 徹:「……会えたんだ」
中条総悟:冗談めかしながら言う。」
芙蓉堂太一:「いいねえーデート。うらやましいな」
東雲 徹:「いないんですか? そういう人」
中条総悟:「なに、帰ればいくらでもできますよ。」
芙蓉堂太一:「デートはなかなかねー」
東雲 徹:「(いるにはいる、って感じだ)」
GM:じゃあ、君らがそうやってのんきに話しているとだ。
中条総悟:「明日か、もっと先になるかは、知りませんけどね。」
中条総悟:"クロノスゲート"を見上げながらいう、とりあえず、あれぶっ壊すか?とか思ってる
篠沢 蒼:「本当にあったんだね、あれ」ゲートに視線を向ける。
中条総悟:「壊しちゃいましょうか?」
東雲 徹:「まあ、保存しておきたいところだけど」
東雲 徹:「悪用されるのは困るからなあ」
GM:対象ランダムにしようと思ってたけど、ここは蒼ちゃんにしようかな。
GM:君たちがそうやって話していると、奥からすごい勢いで誰かが吹っ飛んでくる。同時に、衝撃の余波も。
GM:蒼ちゃんは知覚か回避で判定してください。難易度は15。
篠沢 蒼:高い!
篠沢 蒼:知覚、CランクⅡ使用で
篠沢 蒼:3dx+1>=15
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 8[1,2,8]+1 → 9 → 失敗

篠沢 蒼:むり!
GM:失敗すると、装甲ガード有効の35ダメージを受けてもらいます。
GM:カバーは可能。誰かがカバーしてもよいです。
エリス・トリオン:あ、じゃあやる
GM:しな!エフェクトはなんか使いますか?
エリス・トリオン:装甲が12、クリタルシールドが13、
GM:あっしまった、クリスタルシールド+1になってるじゃん
エリス・トリオン:エフェクト《氷盾》使用で、ジャスト35!
GM:ち、違う……エリス君に1ダメージは入るつもりだったのに……
GM:――ガガガガガガッ!
GM:地面をえぐり取りながら、誰かが飛んでくる。
篠沢 蒼:「きゃ……!」思わず目をつぶって顔を庇う。
GM:……"クロノス"だ。
GM:このままだと蒼ちゃんに衝突するだろう。衝撃波のおまけつきで。
エリス・トリオン:蒼ちゃんの前に網状に霧が展開し、クロノスを受け止め、衝撃波を流す。
中条総悟:「田中さん!!」
東雲 徹:「なっ……」
エリス・トリオン:「……あァ? 黒幕じゃねえか」
芙蓉堂太一:「うっわ」
篠沢 蒼:「あ、ありがとうございます……」
"魔王番長"田中智子:「ぐはっ!」 勢い余って地面にごろごろと転がる。
:『――そこらへんに倒れてる人たちはみんな、過去をやり直したいと願った人たちだよ』 どこからか声がする。
:『無数の想いを乗せた"クロノス"は、強力なサポート能力者の支援を得て、"クロノスゲート"を起動させる』
中条総悟:「待ってください。この人は敵では。」
:『そしてボクらはさまざまな過去へと飛び、歴史を改変する…………』      カツ、コツ
東雲 徹:「この声は…!」
"ヘミニス":広間の奥から、静かに歩み出る。
"ヘミニス":「そういう計画だったんだけどなぁ」
東雲 徹:観客席に倒れている者達を見てから、"ヘミニス"の方へ視線を向ける
"ヘミニス":「困っちゃうよね。"クロノス"は急にボクを裏切ろうとするし」
"ヘミニス":「きっと悔いがあるだろう~と思ってた子に限って、アテが外れるし。さ」 蒼ちゃんと芙蓉堂くんを見ながら。
"ヘミニス":「クロノスがなんで心変わりしたのか、知らない? 君たち」
GM:そう言って、"ヘミニス"は君たち五人をゆっくりと見回す。
篠沢 蒼:「お互い、もっといっぱい話すべきだったね」ヘミニスの視線を受けて答える。「僕も、君のこと勘違いしてた」
中条総悟:「……クロノス様は、心変わりなんてしていませんよ。」
中条総悟:「最初から、今のこと時もずっと。」
中条総悟:「貴方の為を想って動いている。」
"魔王番長"田中智子:「ボクのためねえ。それに、勘違い?」
"ヘミニス":「ボクのためねえ。それに、勘違い?」
"ヘミニス":「わからないな。勘違いって、何が?」
篠沢 蒼:「僕は君のこと、ずっと幸せそうだなって思ってたんだよ。平和に戻ったアカデミアを満喫してるって……」
篠沢 蒼:「夏川さん。悩んでるなんて気づかなかった」
篠沢 蒼:「お互い、自分の基準で考えちゃだめだね」
"ヘミニス":「夏川さん? ボクは"ヘミニス"だよ。人違いじゃない?」
"ヘミニス":「悪魔の仮面をかぶり、過去を改変しようとする、悪の怪人さ」
エリス・トリオン:「――まずは、その仮面を外して、猿真似をやめさせるところからだな」
エリス・トリオン:片手を鳴らしながら前に出る。
エリス・トリオン:「ついでにいやあ――諦めろ。俺達は全員、何万回繰り返そうと、朝倉にはなれねえ」
"ヘミニス":「……言い切るね」
"ヘミニス":「わからないじゃないか。やってみなくちゃあ」
"ヘミニス":「あのとき間違えなければ。あの時違う選択をしていれば」
"ヘミニス":「そういうものじゃあない?」
芙蓉堂太一:「やってみて、それで?」
芙蓉堂太一:「それで、僕はもう一度、友達が急にいなくなるのを、見送らなきゃいけない?」
"ヘミニス":「……」
芙蓉堂太一:「そんなのはごめんだね」
芙蓉堂太一:「朝倉くんはいいさ。いざとなったら全力で連絡先を探す」
芙蓉堂太一:「君が消えたら、もうそんなこともできないんだよ」
"ヘミニス":「芙蓉堂太一。考えが変わったかもしれないから、"もう一度"聞いておこうか」
"ヘミニス":「弟をケガさせてしまったことに対する、罪悪感は?」
"ヘミニス":「過去をやりなおしたいという気持ちは?」
芙蓉堂太一:「罪悪感はある。やり直したくはない」
芙蓉堂太一:「僕は全部抱えてアカデミアに来た。だから、そのまま全部抱えて歩いていく!」
"ヘミニス":「頑固だなぁ」 肩をすくめる。
"魔王番長"田中智子:「中条」 隣に立つ中条に声をかける。
芙蓉堂太一:「君ほどじゃないと思うんだけどなあー」
中条総悟:「なんだい。」
"魔王番長"田中智子:「一つ言っておく。わかっていると思うが、貴様と"ヘミニス"は致命的に相性が悪い」
中条総悟:地面に座り、田中さんの頭を支えながら言う
中条総悟:「知ってる。」
"魔王番長"田中智子:「良い。ならば」「吾輩を使え」
中条総悟:けれど、怒りが収まらない。
GM:この戦闘では、NPCカード:"魔王番長"田中智子が使用可能です。
中条総悟:「……無理をしていない?」
"魔王番長"田中智子:「していない。むしろ絶好調だ!」 まだ仮面をかぶったままだ。理性を残したまま、仮面を制御している。
GM
■"魔王番長"田中妙子
NPCカード"絶対支配の王鍵"
- タイミング:オートアクション
- 対象が判定を行う直前に使用する。その判定は失敗する。
- 1シナリオ1回まで使用可能。

NPCカード"反転時空の王錫"
- タイミング:オートアクション
- メジャーアクションの直前に宣言。その行動で発生する侵蝕値を-10。
- 1シナリオ1回、田中に対してロイスを取得している者のみ使用可能。

中条総悟:「そうだね。クロノス様は、そう言う人だ。」
"魔王番長"田中智子:「タイミングは貴様に任せる。好きに使え」
中条総悟:クロノス様は、自分のために無理をするよなことはしない。わざと罠のある場所を通り魔王の威厳を示そうともしない。
"魔王番長"田中智子:「この魔王クロノスの真の力、たっぷりと見せてやる!」
中条総悟:けれど、他人の為なら、クジでいい目を引くために力を使ってくれもする。先輩の為に、過去を渡るなんて無茶にも協力しようとする。
中条総悟:「うん、期待している。悪いけど、今回は俺に合わせてね。クロノス様」
中条総悟:田中さんのそういうところを、中条をとても尊敬しているし。憧れに思っているのだ。
東雲 徹:「……夏川さん。ここに来るまでに、いろいろ聞いて、思ったんだ」
東雲 徹:ここにきて、改めて思う。自分はかなり、部外者だと。
東雲 徹:それでも。
東雲 徹:「みんな、君に言いたいこと、君と話したいこと、まだまだ沢山、あるんと思うんだ」
"ヘミニス":「だから、人違いだって。もう」 言いつつも話は聞く。
東雲 徹:「ここにいる人たち以外にも、そう思っている人は、きっといると思う」
東雲 徹:それでも、何か一つぐらいは。
東雲 徹:「……友達でも、知り合いでも」
東雲 徹:「結構わかってないこと、あるんだって、思ってさ」
東雲 徹:「……わかったんなら、もうちょっと話してみない?」
"ヘミニス":「そうだねえ」
東雲 徹:「僕は君と知り合いじゃないから、何も言えないけど」
東雲 徹:「……………」
東雲 徹:「いや」
東雲 徹:一つ、ぐらいは、何か。
"ヘミニス":「うん? 何?」
東雲 徹:「………そうだな、個人的に、君に言いたいことは、あるかもしれない」
東雲 徹:「すっごい、個人的なことだけどね」
東雲 徹:「それにはちょっと、その……」
東雲 徹:す、と"ヘミニス"の仮面を指差す
東雲 徹:「そいつが、邪魔なんだ」
"ヘミニス":「はぁ」 大きくため息をつく。
"ヘミニス":「やれやれ。あの戦争なみに混沌としてきちゃったなぁ」
"ヘミニス":「いいよ。君たちを静かにさせたあと、"クロノス"とはゆっくり話をするさ」
"ヘミニス":「ちょうどいいサポーターも、確保できたしね」
"ヘミニス":「――"クリペウス"!」
"クリペウス":――ダン!
"クリペウス":空中から落下し、ヘミニスの横に着地する。
"ヘミニス":「さっさと始めようか。戦い以上に雄弁な言葉は存在しない」
GM:きらきらと瞬く、赤と蒼のきらめきが周囲に舞い散る。
GM:無数の、輝く星の集合体のようなものが、君たちを取り囲む!
"ヘミニス":「さあ……ふふっ」
"ヘミニス":「――――勝負だ。正義の味方ども!」
GM:----------------------------------
GM:戦闘を開始します。エンゲージは次の通り。
GM
ポルックス・デブリ1 ポルックス・デブリ2 ポルックス・デブリ3
ポルックス・デブリ4 ポルックス・デブリ5 ポルックス・デブリ6

5m

"クリペウス" "ヘミニス"

5m

カストル・デブリ1 カストル・デブリ2 カストル・デブリ3
カストル・デブリ4 カストル・デブリ5 カストル・デブリ6

5m

中条 芙蓉堂 篠沢 東雲 エリス

5m

 カストル・デブリ7  カストル・デブリ8
ポルックス・デブリ7 ポルックス・デブリ8

GM:見づらいな。圧縮しよう。
GM
ポルックス・デブリ1-6

5m

"クリペウス" "ヘミニス"

5m

カストル・デブリ1-6

5m

中条 芙蓉堂 篠沢 東雲 エリス

5m

カストル・デブリ7/8 ポルックス・デブリ7/8

GM:ダイエットしました。
GM:こんなところかな。セットアップ!
東雲 徹:衝動判定とかは?
GM:!
GM:すっかり忘れてました。
"ヘミニス":「さあ……ふふっ」
"ヘミニス":「――――勝負だ。正義の味方ども!」
GM:精神を蝕む"悪魔の仮面"の魔力が、君たちの精神を飲み込もうとする。
GM:衝動判定です。難易度は9。
エリス・トリオン:エンブレム『ビーコン』を使用。意志達成値+10。
GM:つよっ!
エリス・トリオン:3dx+11
DoubleCross : (3R10+11[10]) → 7[4,7,7]+11 → 18

中条総悟:7dx+3
DoubleCross : (7R10+3[10]) → 10[3,4,6,7,9,9,10]+1[1]+3 → 14

東雲 徹:3dx+4>=9 衝動判定
DoubleCross : (3R10+4[10]>=9) → 6[5,5,6]+4 → 10 → 成功

芙蓉堂太一:5dx+2=>9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 8[1,1,2,4,8]+2 → 10 → 成功

中条総悟:いえい
GM:えっつよ!
東雲 徹:こわいぜ
芙蓉堂太一:よし
GM:なんだお前ら!
篠沢 蒼:思い出の一品相当のUndineのブローチを使用、あとCランクも
中条総悟:2d10+107
DoubleCross : (2D10+107) → 8[2,6]+107 → 115

篠沢 蒼:6dx+2>=9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 7[1,3,5,5,6,7]+2 → 9 → 成功

芙蓉堂太一:100+2d10
DoubleCross : (100+2D10) → 100+8[2,6] → 108

GM:ぜ、全員成功だ
中条総悟:やたーーーーーー!!!!
GM:中条くんも押さえた!
篠沢 蒼:2d10+87
DoubleCross : (2D10+87) → 3[1,2]+87 → 90

東雲 徹:87+2d10
DoubleCross : (87+2D10) → 87+10[7,3] → 97

エリス・トリオン:2d10+91
DoubleCross : (2D10+91) → 10[9,1]+91 → 101

中条総悟:すげえ、全員10以下でおさえた
GM:蒼ちゃん、冷静すぎでしょ
エリス・トリオン:蒼ちゃん強い
GM:セットアップ。
"ヘミニス":《戦いの予感》《スピードスター》。行動値を+60し、ラウンド間リアクション不能に。
"ヘミニス":また、リアクション不能のくせに《ミラーイメージ》も使っておきます。ラウンド間、ドッジC値を-1。
篠沢 蒼:暴走機関車パンチが来る……
エリス・トリオン:へっへっへ、あいつリアクション不能の癖にミラーイメージなんて使ってやがる
GM:わ、笑うんじゃない
エリス・トリオン:エフェクトの基本も知らねえ雑魚のようだぜ こりゃあ楽な仕事だなあ~~
"クリペウス":《戦術》。ヘミニス、カストル1~8、ポルックス1~8が次に行うメジャーダイスを+6。
GM:PC側はセットアップエフェクトありますか?
東雲 徹:《限界突破》《スピードスター》。前者は《居合い》を指定し、ラウンド間2回使用可能に変更します。
GM:ほいほい!
東雲 徹:そして後者で、このラウンドで次に行う攻撃に行動値と同値のダメージを加えます。代償に全リアクション不可に。
東雲 徹:侵蝕率は合計で8上昇し、105に
エリス・トリオン:他にはいなさげ?
篠沢 蒼:コンボ『背を押す一声』《活性の霧》《アクセル》を《タブレット》《多重生成》で視界・3体に拡大。
GM:ない人はないって言ってね!
芙蓉堂太一:こちらはなし
中条総悟:なしです。
篠沢 蒼:対象は東雲・中条・芙蓉堂。このラウンドの間、攻撃力+15、行動値+8。
篠沢 蒼:侵蝕90→99
GM:カストルとポルックスどもはなし。そもそもこいつらはトループです。
中条総悟:100いかねえw
GM:スペリオルミックスを飲まなければ・・いや、飲んでなかったわ
GM:イニシアチブ。
エリス・トリオン:《ファンアウト》
GM:あっまだあった!
エリス・トリオン:自分以外の全員に戦闘移動が可能になるよ!
GM:移動したりしなかったりしな!
中条総悟:では打ち合わせ通り中条はエリスさんのエンゲージに残ります。
エリス・トリオン:侵蝕101→105
篠沢 蒼:後方に3m、エリスくんのエンゲージとデブリ軍団の間に位置取ります。
GM:エリス君の遠距離カバーは10mなので、他の人はそれを意識して動いたりするといいでしょう。
芙蓉堂太一:では右に4m異動。エンゲージを切ります。
芙蓉堂太一:移動
東雲 徹:じゃあ前方、仮面の方に移動かなあ
東雲 徹:前方に3m移動します。篠沢さんと反対方向の中間点ですね
エリス・トリオン:中条くんのみを同エンゲージに、それ以外の三人を別個の単独エンゲージにします
GM:つまり、こうだ。
GM
ポルックス・デブリ1-6
5m
"クリペウス" "ヘミニス"
5m
カストル・デブリ1-6

2m

東雲
3m
中条 エリス 4m 芙蓉堂
3m
篠沢

2m

カストル・デブリ7/8 ポルックス・デブリ7/8

GM:セットアップ演出があればするといいぞ!
篠沢 蒼:「夏川さん……"ヘミニス"の強さは、よく分かってます」
篠沢 蒼:「でも、皆ならなんとかできるって信じます。信じさせてください」
篠沢 蒼:言葉とともに感情を励起する、篠沢蒼の『応援』能力。
エリス・トリオン:「お誂え向きだ。――戦争ン時のリベンジ、させて貰おうか」全身が霧に分解され、戦場全体に広がる。
エリス・トリオン:全員に霧の抜け道が生まれ、移動の指示となる。
東雲 徹:霧に導かれ、慎重に移動しながら呼吸を整える。
東雲 徹:「……そういう風に言われると」
東雲 徹:自分の中の力―――そして、自分以外の力を感じる。
東雲 徹:「裏切らないよう、頑張らないとな」
"クリペウス":「やつらがどう動くかは全て予測している」「作戦通りに進めるだけだ」 古めかしい盾のような仮面の下で呟く。
"クリペウス":ただそこに立っているだけで、仲間のパフォーマンスを大幅に引き上げる。"クリペウス"二階堂燈馬の本来の能力。
GM:イニシアチブ。
芙蓉堂太一:はい!
GM:なんかあるのかい!
芙蓉堂太一:《スピードフォース》使用します。
GM:実は"クリペウス"もイニシアチブエフェクトがあるのですが、行動値順でそちらを優先します。
芙蓉堂太一:やったー
芙蓉堂太一:ではイニシアチブで行動! 侵蝕4上昇して112に。
GM:どうぞどうぞ。では、君は即座にメインプロセスを行ったりするといい。
芙蓉堂太一:マイナーはやることないかな……。ちょっとお待ちを。
芙蓉堂太一:マイナーなし。
芙蓉堂太一:メジャー、コンボ『ガラスの群来鳥』。《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》。侵蝕7上昇。
GM:OKです。
GM:対象はどなたへ?
芙蓉堂太一:対象は東雲くん、中条くん、芙蓉堂、エリスくん。次のメジャーアクションのダイス数+6個、C値-1。
GM:OK!
芙蓉堂太一:手を差し上げると、透明の小鳥が何羽も宙を舞う。口々にさえずるのは、聴く者に勇気を与える歌。
芙蓉堂太一:自分も耳を傾ける。勇気を。友達を引き戻す勇気を。自分を、周囲を信じる勇気を。
芙蓉堂太一:顔を上げる。指揮をするように手を振る。鳥たちは飛び続ける。
芙蓉堂太一:以上!
GM:OK。じゃあ、クリペウスのイニシアチブ。
"クリペウス":《スピードクリエイト》。《ハンドレッドガンズ》を使用。
"クリペウス":自爆スイッチを放り投げ、パシッとキャッチする。
"クリペウス":その瞬間にはもう、スイッチが拳銃へと変わっている。チルドレンとして訓練を受けた、高速錬成能力。
"クリペウス":「支援はする。行け」
"ヘミニス":「さすが。頼もしいね、先輩」
GM:改めてイニシアチブに入りましょう。"ヘミニス"が動きます。
"ヘミニス":マイナーで《シャイニングアーム》。
"ヘミニス":"ヘミニス"の両手が輝き、武器を生み出す。
"ヘミニス":左手には、砲身のように連なる黒い同心円。
"ヘミニス":右手には先端に赤い血が付着した鉄パイプ。
"ヘミニス":「さっ、はじめようか」
"ヘミニス":「邪魔はさせない。ボクの戦争はまだ終わっていない」
"ヘミニス":「――――――過去の思い出になど、させるものか!」
"ヘミニス":《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》。
"ヘミニス":シーン攻撃。PC全員を狙います。
"ヘミニス":18dx7+8
DoubleCross : (18R10+8[7]) → 10[1,2,5,6,6,6,6,6,6,8,8,8,10,10,10,10,10,10]+10[2,4,5,7,8,8,10,10,10]+10[1,3,6,7,8,10]+10[1,3,9]+10[9]+10[7]+10[7]+6[6]+8 → 84

GM:リアクションをどうぞ。
東雲 徹:フフフ…リア不…
エリス・トリオン:ガードー。特にエフェクトとかは使いません
篠沢 蒼:ドッジしてみる
芙蓉堂太一:ドッジ!
GM:それが良いでしょう。スピードスターも乗っています。
中条総悟:ドッジ
中条総悟:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,3,6,10]+3[3] → 13

篠沢 蒼:3dx>=84
DoubleCross : (3R10[10]>=84) → 9[1,7,9] → 9 → 失敗

芙蓉堂太一:5dx+1=>84
DoubleCross : (5R10+1[10]>=84) → 10[2,4,8,8,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

芙蓉堂太一:まわったのに
中条総悟:はい無理!
エリス・トリオン:かもん!
GM:ダメージ!
"ヘミニス":9d10+80+9-5 装甲ガードが有効。
DoubleCross : (9D10+80+9-5) → 33[7,10,3,2,3,1,1,4,2]+80+9-5 → 117

エリス・トリオン:《崩れずの群れ》で中条くんをカバーリング
篠沢 蒼:有効だからなんだというんだ
篠沢 蒼:死!《リザレクト》!
エリス・トリオン:装甲とガードで25点減らして、92ダメージの2倍で、184点ダメージ
エリス・トリオン:チッ、もうちょいRメン食っておけばな・・・
芙蓉堂太一:普通に倒れますので東雲くんのロイスを切って復活します。HP12。
篠沢 蒼:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 8[8]+99 → 107

東雲 徹:二階堂さんのロイスのP感情を感服から誠意に変更して、表へ。同時にタイタス昇華し、復活します。
エリス・トリオン:悪魔の仮面のロイスを切って復活します。 HP14
東雲 徹:HPは12に
"ヘミニス":右手の鉄パイプを振ると、大きくしなったそれは、巨大な金属の鞭と化す。
篠沢 蒼:《活性の霧》《アクセル》のレベルが上がるので効果量がそれぞれ18、10になるよー
"ヘミニス":鞭が荒れ狂う大海蛇のごとく君たちを飲み込む。多少の散開などものともしない!
篠沢 蒼:「夏川、さ……っ」言葉を発する間に、金属の暴風に呑み込まれ打ちのめされる。
"ヘミニス":「あはははっ!」
"ヘミニス":「変幻自在さ。今のボクは、誰にだってなれる」
エリス・トリオン:「ッ! あンの武器……ッ!」 霧が掻き散らされる。と見せ掛けて、巧みな展開で中条くんだけは隠し通す。
中条総悟:音圧で防ごうとするがそれもかなわない。いや、そもそもレネゲイドの構造を掴み切ることがいない。否、掴み切れたとしてもこの圧倒的出力の前では
東雲 徹:「―――――ッ!!」高速行動に入るための準備時間。リアクションは行えない。
"ヘミニス":「朝倉侑生にも! 柳武歩にも!」
芙蓉堂太一:「っ! あんな武器……夏川さんは……?」
東雲 徹:全身を強く打たれる。今まで感じたことのない、激しい痛み。死を近くに感じる。
"ヘミニス":鉄パイプを一振りすると、鉄パイプは雷をまとった無骨な機械剣へと姿を変える。
エリス・トリオン:「そういう願いなんだろ! 分かりやすいことこの上ねえ!」
中条総悟:「エリス先輩、お願いします。」
"ヘミニス":「そうだよ! あの戦争で、みんなはボクよりよほど上手くやっていた!」
芙蓉堂太一:「柳武歩。なるほどね」呟き、汚れた制服を払う。
"ヘミニス":「誰を真似しても、ボクよりはきっと上手く行く!」
GM:東雲くんの手番。
東雲 徹:"ヘミニス"の隣に現れた新手。その声、その得物を想い、命を繋ぐ。
東雲 徹:イエッサ
東雲 徹:マイナーで《ハンドレッドガンズ》《ジャイアントウェポン》
GM:あ、言い忘れてましたが
GM:この戦闘は"ヘミニス"が戦闘不能になると終了します。
東雲 徹:終了条件、承知しました
東雲 徹:で、射撃武器を作成し、装備。攻撃力12、射程30m。侵蝕率は5上昇し、110に
東雲 徹:"両手"を上着のポケットに入れる。じゃらり、と小さいものがたくさん触れ合う音。
東雲 徹:「……困るな」ぼそり、と呟く。
東雲 徹:「まだ、ちゃんと会っていないのに」
東雲 徹:「"誰か"になられちゃ―――困るな」
東雲 徹:ロイスを取得します
東雲 徹:夏川ミナ/夏川ミナ/尽力:○/不安/ロイス
GM:人違いだって言ってるのに!
東雲 徹:人違いだったら謝る!
東雲 徹:気を取り直して、メジャーアクション!
GM:こいっ
東雲 徹:コンボ《勇投星》を繰り出します
東雲 徹:《コンセントレイト:ハヌマーン》+《居合い》+《ギガンティックモード》+《マシラのごとく》
"魔王番長"田中智子:「小細工なしで"ヘミニス"に攻撃を当てられるのはお前だけだ」
芙蓉堂太一:支援!
"魔王番長"田中智子:「なんとかしろ!図書委員!」
芙蓉堂太一:オート《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
東雲 徹:「なんとかしますよ……魔王様!」
GM:"ヘミニス"はリアクション不能ですが、本当に援護の風していいのかい
東雲 徹:いいんですかい
芙蓉堂太一:します!
東雲 徹:では"ヘミニス"と"クリペウス"の範囲を指定し、両者を対象に攻撃します
"ヘミニス":《ミスディレクション》。
東雲 徹:ラウンド間:攻撃力+18、行動値+10
"ヘミニス":範囲攻撃を単体に変更。"ヘミニス"か"クリペウス"のどちらかを選んでください。
東雲 徹:ゲェーッ
エリス・トリオン:待った
GM:ヌッ!
東雲 徹:貴方は!
エリス・トリオン:《デビルストリング》。オートアクションを打ち消す
GM:やってくれるぜ……
GM:じゃあ、ミスディレクションは打ち消されます。カバーとかも特になし。
GM:判定をどうぞ!
東雲 徹:ありがとうエリスさん!
東雲 徹:ラウンド間:攻撃力+18、行動値+10
次のメジャーアクション:ダイス数+6個、C値-1
ダイス数+9個

GM:エビストの侵蝕も上げてね!
GM:エビスト?
GM:デビスト
エリス・トリオン:105→111
東雲 徹:13の6の9で
エリス・トリオン:重いんだよ
東雲 徹:3の1で
東雲 徹:28でdxで6プラスの22かな
東雲 徹:ダイス28、C値6、達成値+22
東雲 徹:いきやすぜ!
GM:判定しなしな
東雲 徹:28dx6+22 せいっ!
DoubleCross : (28R10+22[6]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,4,6,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[1,1,1,2,6,7,9,10,10]+10[2,6,7,8,9]+10[2,3,5,8]+5[5]+22 → 77

東雲 徹:ぐおお…
"ヘミニス":スピードスターの効果でリア不。
"クリペウス":素ドッジ。
"クリペウス":5dx+1=>77
DoubleCross : (5R10+1[10]>=77) → 9[2,2,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

GM:非戦闘型のクズだとこんなもんです。
GM:ダメージをどうぞ!
東雲 徹:攻撃力は行動値で21、それがさらに+10。武器で12、バフで18.
東雲 徹:a
東雲 徹:待った
東雲 徹:マシラの減少分を忘れてた!
GM:振り直して!
GM:23dxかな。
東雲 徹:慣れないエフェクトを使うとこれだから…ごめんなさい!
東雲 徹:23dx6+22 改めまして…せいっ
DoubleCross : (23R10+22[6]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,2,3,4,4,4,4,6,6,6,7,7,7,8,9,9,10]+10[1,1,4,5,6,7,7,7,9,10]+10[2,7,8,9,10,10]+10[2,2,4,8,9]+10[1,9]+3[3]+22 → 75

東雲 徹:ほぼ同じて
GM:かわんねーじゃねーか
GM:ダメージをどうぞ。
エリス・トリオン:www
東雲 徹:申し訳ない。ありがとうございます…
東雲 徹:で、上記にマシラの40が乗る…振る!
東雲 徹:8d10+31+12+18+40
DoubleCross : (8D10+31+12+18+40) → 30[7,3,6,2,2,1,4,5]+31+12+18+40 → 131

GM:死ぬに決まってんだろ!
東雲 徹:ダイスひっく
"クリペウス":《魂の錬成》で復活。
"ヘミニス":クリペウスほどではありませんが、こちらもHPはそこまで高くありません。
"ヘミニス":"修羅の世界"で復活。全バッドステータスを解除。
"ヘミニス":スピードスターのデメリットも解除。リアクション可能になります。
東雲 徹:侵蝕率は13あがって123に
東雲 徹:演出いきます
東雲 徹:両手をポケットから抜く。
東雲 徹:手にしているのは―――安物の、至って普通のゼムクリップ。
東雲 徹:「そっちの人ほど、上手くできないんですけどね」"クリペウス"を見て
東雲 徹:クリップを真上へ放り投げる。いくつかは途中でこぼれ、ばらばらと地面へ落ちるが―――
東雲 徹:「頑張らないと、いけないので」
東雲 徹:殆どは真上にあがり、投げた者へと落ちてくる。そして―――
東雲 徹:「………はっ!」
東雲 徹:落ちてきたクリップを、右手でいくつかまとめて掴む。瞬時に変形したクリップを、投擲。
東雲 徹:穿つのではなく、打つための形。カストル達の間を抜けて、仮面の二人へ。
東雲 徹:同時に左手で別のクリップ群を掴む。変形、投擲。右手は既に別のクリップへ。
東雲 徹:右、投擲。左、投擲。右投擲。左投擲。右。左。右。左。
東雲 徹:右左右左右左右左右左右左右左右左右左右左―――
"クリペウス":そのまま受ける。もとから回避できるとは思っていない。
"ヘミニス":そして、こちらも。そのまま受ける。
東雲 徹:全身、主に両腕両脚を狙い、投げる。投げる。投げる。
東雲 徹:―――投げる!
芙蓉堂太一:その投擲に、風の威力を乗せる!
"ヘミニス":「いい攻撃だね。狙う場所も悪くない」 有り余るレネゲイドで、淡々と肉体を再生する。
"ヘミニス":「でも惜しいな」
"ヘミニス":「その全力投球は、後に取っておくべきだった」
GM:中条君の手番。
東雲 徹:「―――――か、はッ」
東雲 徹:訓練よりも、よほどうまく出来た。二人の支援があったから。
東雲 徹:両腕も、訓練の時より、ズタズタだ。
東雲 徹:どうぞ!
中条総悟:"ヘミニス"をみている。あれだけの猛攻を受けてもなお崩れない余裕に脅威を感じている。
中条総悟:> "ヘミニス":「誰を真似しても、ボクよりはきっと上手く行く!」
中条総悟:「「誰を真似しても、ボクよりはきっと上手く行く」ってことだけど。」
"魔王番長"田中智子:「……中条?」
中条総悟:「じゃあ、貴方は君の代わりを誰に押し付けるつもりなの?」
"ヘミニス":「選択を間違えた人間は、学園島には不要な存在だ」
"ヘミニス":「不要な存在の代わりは、要らない」
中条総悟:「なるほど。」
中条総悟:「貴方が、自分を悪と断じていた理由がわかりましたよ。」
中条総悟: "ヘミニス"は強い。何をしても、余裕が崩れない。自分の信念を崩さない。
中条総悟:それをクズ為には、自分では力以外のものを行使するしかない。
中条総悟:「貴方は、正義の味方を、待っていたんですね。」
中条総悟:「正確には正義の味方をしている。君の恋人を。」
"ヘミニス":「……部外者が」
"ヘミニス":「知ったような口を!」
中条総悟:近頃よく耳にする夏川さんに恋人が出来たという噂。
中条総悟:>GM:「俺、手柄を立てて夏川さんに告白しようと思ってたんだけど……」「あの子もカレシいるらしいぜ」「マジかよ」
>GM:「俺、今年こそ夏川さんから本命チョコもらうんだ」「あの子、彼氏いるらしいぜ」「マジかよ」

中条総悟:そして、自らを悪と断じ、こちらを正義の味方と呼ぶ"ヘミニス"の言動
中条総悟:>"ヘミニス":「……おもしろいな。"クロノス"じゃないけど、おもしろくなってきた」
>"ヘミニス":「悪事を働けば、かならず正義の味方が現れるってわけだ。……いいだろう!」
>"ヘミニス":「さあ……ふふっ」
>"ヘミニス":「――――勝負だ。正義の味方ども!」

中条総悟:それらを無理やりこじつけ考える。この人は正義の味方を待っている。そしてそれは夏川ミナの恋人だと。
中条総悟:「自分が抱えている後悔を、恋人には言えなかった?」
中条総悟:「それとも愛しい恋人としてでなく、悪と対峙する正義の味方として、話を聞いてもらいたかった?」
中条総悟:「そして、恋人が自分を止めるか、肯定してくれるのかを知りたかった?」
"ヘミニス":「ふっ。ふふふふっ」
"ヘミニス":「鉄叫番長か。明日からカウンセラー番長に改名することをオススメするよ」
"ヘミニス":「女の子と見紛うくらいキレイな見た目なんだ。さぞ人気が出ると思うけどな」
中条総悟:「否定しないんだ。」
"ヘミニス":「というか、余裕だね」
"ヘミニス":「この数を前に、のんきにくっちゃべってるなんてさ」
中条総悟:(崩せないか。)
GM:行動しな!
中条総悟:「いや、君に聞きたいことがったんだ。」
中条総悟:(だが、口は開かせた。今なら、きっと)
中条総悟:《ウインドブレス》+《援護の風》
中条総悟:メジャーで《サイレンの魔女》+《さらなる波》
中条総悟:あ、その前にマイナーでらいとすぴーど!
GM:ほいほい!
中条総悟:19dx9+32
DoubleCross : (19R10+32[9]) → 10[2,2,3,3,3,3,3,4,5,6,7,7,7,8,8,8,10,10,10]+10[4,7,10]+2[2]+32 → 54

GM:うわっ高い
"ヘミニス":《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》《光の舞踏》。
"クリペウス":《支援射撃》。ダイスを増加。
"ヘミニス":18dx7+8=>54
DoubleCross : (18R10+8[7]>=54) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,5,7,7,9,9,10]+10[3,3,4,7,7]+10[8,10]+4[3,4]+8 → 42 → 失敗

GM:げーっ!
中条総悟:やたー!
篠沢 蒼:いえーい!
GM:クリペウスは、《リバーサルショット》という後出し達成値+10エフェクトも持っているのですが
GM:なんと、それでも届かない……!
GM:これ、対象は敵全体でいいですよね?
中条総悟:です!
"クリペウス":"ヘミニス"をメジャー放棄カバー。
GM:ダメージをどうぞ。
中条総悟:6d10+30+15+3d10
DoubleCross : (6D10+30+15+3D10) → 30[9,1,7,5,1,7]+30+15+17[7,4,6] → 92

中条総悟:おら!装甲無視じゃい!!
GM:あっ!
GM:ドッジのC値が6なのをすっかり忘れてましたが、今回は通しにします。
GM:見学室いわく、6でも変わらないという報告もあるし・・
篠沢 蒼:あっ
GM:っていうかクソ高いなこれ!
篠沢 蒼:篠沢の侵蝕が100超えてるので攻撃力あと3プラスですね、たぶん
中条総悟:あっと、じゃあ95!!
GM:クリペウスも、カストル&ポルックスも、これで一度落ちますね。
"クリペウス":《ラストアクション》。
中条総悟:ぎゃ!
"クリペウス":《ギガノトランス》《アウェイクン》《ヒール》《仮初の器》。対象はヘミニス、倒れたカストル、ポルックス。
"クリペウス":全体をHP1で復活させ、HPを回復し、次のメジャーダイスを増加。
"クリペウス":4d10+7
DoubleCross : (4D10+7) → 26[2,10,4,10]+7 → 33

中条総悟:厄介さんだね!?
GM:演出はあとでまとめて行いましょうか。これでクリペウスは退場だ。
GM:メジャー二回目をどうぞ!
中条総悟:2回目は流石に下がる!アドバイスも援護の風もない!!
中条総悟:《サイレンの魔女》+《さらなる波》
中条総悟:対象は敵全員!!
GM:きなっ!
中条総悟:8dx+23
DoubleCross : (8R10+23[10]) → 9[1,1,3,4,5,5,8,9]+23 → 32

中条総悟:まわらない!
GM:固定値が高いんだよなあ
GM:ポルックスとカストルはイベイジョンで命中。
"ヘミニス":《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》《光の舞踏》
"ヘミニス":12dx6+8=>32
DoubleCross : (12R10+8[6]>=32) → 10[1,1,2,2,3,4,5,5,6,7,7,8]+10[1,2,3,6]+10[9]+10[8]+3[3]+8 → 51 → 成功

中条総悟:うおー!田中さんを使いたい!!
GM:どうするかね!
中条総悟:では見学室で許可が下りたので田中さんの絶対支配の王鍵を使いたいです!
中条総悟:判定、しちゃってるけど!
GM:使うといい!
GM:クオンタム卓はそこらへんはゆるいので、大丈夫です。
GM:では、ドッジの判定は失敗。
中条総悟:やたー!
GM:ダメージを出しな!
中条総悟:ダメージ!
中条総悟:4d10+30+15+3d10
DoubleCross : (4D10+30+15+3D10) → 21[2,8,3,8]+30+15+20[9,2,9] → 86

"魔王番長"田中智子:「……ここだ!」
"魔王番長"田中智子:「中条、合わせろ!」
GM:うわっ、高いな
中条総悟:「うん、行こう。クロノス様」
GM:いや、でも大丈夫だな・・100超えてるとヤバかったけど……
GM:カストルとポルックス、全員が《ショックアブソーブ》。シナリオ1回の軽減エフェクト。
GM:全員50ダメージ軽減して、いちおう立っています。
中条総悟:マジか…!
東雲 徹:ひええ
"ヘミニス":《空蝉》。ダメージを無効化。
エリス・トリオン:全員かー
"ヘミニス":さっきの回避が成功してればここで切らずに済んだのに・・・
中条総悟:すまねえ!
中条総悟:では演出!
"魔王番長"田中智子:"ヘミニス"が回避のためのステップを刻み始めたところを狙う。
中条総悟:田中さんの掛け声にあわせて
"魔王番長"田中智子:時間を止めるのではなく、時間を極限まで鈍化させた。
中条総悟:田中さんの左手に、自分の右手を合わせます。
"魔王番長"田中智子:「!」
"魔王番長"田中智子:「は、恥ずかしいから早くしろ!」
"魔王番長"田中智子:「そう長くは持たんぞ!」
中条総悟:ぱん
中条総悟:「大丈夫、この『音』が欲しかっただけだから」
"魔王番長"田中智子:「……乙女心を……!」
中条総悟:乾いた音圧が、何百倍にも増幅され "ヘミニス"たちに襲い掛かる!
"ヘミニス":「こざ、かしい……!」 仮面の力をオーバーロード。無理やり停滞空間から脱出し、難を逃れる。
中条総悟:「普段は出来ないけど、今日は調子がいいからね。」
中条総悟:音は、反響する。
GM:ガラスの球体のような無数の星星が一度砕け散り、
GM:そして再生する。
"魔王番長"田中智子:「いや、しかし」
"魔王番長"田中智子:「……バカな。今ので仕留めきれていないだと……!」
中条総悟:天井から床から壁から、増幅された音圧が、二度、敵に牙をむく!
"魔王番長"田中智子:「中条!もう一度だ、なんとかもう一度撃て!」
"魔王番長"田中智子:「あの物量に押し潰されたら、攻勢に移る前に負ける!」
中条総悟:「ごめん。ちょっと無理」
中条総悟:「頑張って耐えよう。」
中条総悟:中条君は男らしいので窮地で頑張れるのだ。
GM:梁山泊・・・
GM:イニシアチブ。
GM:特に何もなければ、ポルックスたちが一斉に動きます。
篠沢 蒼:Dロイス触媒の効果を使います。対象は中条くん。
GM:いいだろう!
GM:せっかくのDロイスだ。演出などあればどうぞ。
篠沢 蒼:「クロノス……じゃないな、田中さん」狼狽える魔王番長に声を掛けます。
中条総悟:「クロノス様でいいですよ。」
"魔王番長"田中智子:「なんだ定命アイドル!いま忙しいのがわからんのか!」
篠沢 蒼:「手を握って、心から伝えてあげて。頼りにしてるって」
篠沢 蒼:「男らしい彼ならきっと応えてくれるから」そう言ってウィンク。
"魔王番長"田中智子:「だから今はそういう状況……は?」
"魔王番長"田中智子:「えっ何?」
"魔王番長"田中智子:「アイドルジョーク?」 思わず篠沢を見る。
篠沢 蒼:「彼氏が男らしく頑張ってるなら、奮い立たせるのが女の子の役目ってこと」
篠沢 蒼:「それと、元アイドルだから!」
"魔王番長"田中智子:「う、むっ、ぬぬぬ」
"魔王番長"田中智子:中条くんの方を見る。
中条総悟:「彼氏じゃないのにね。」
中条総悟:田中さんに応える。
"魔王番長"田中智子:「う、ム」 カチコチにかたまっている。 「もうヤケだ……!」
"魔王番長"田中智子:「なっ」「ナカジョウ」「くん」
中条総悟:「なに、クロノス様」
"魔王番長"田中智子:「こっ、こんな」「Bランク……」「魔王」「の」「わたっ……わっ、吾輩だが」
"魔王番長"田中智子:「お……」
中条総悟:「お…?」
"魔王番長"田中智子:「お前が、さっき、廊下で」
"魔王番長"田中智子:「奥へ進むと言ってくれて、本当に、救われた……」
"魔王番長"田中智子:思い切りうつむきながら、中条の両手を握る。「いつも、頼りに、してます」
"魔王番長"田中智子:「……頑張って……」
中条総悟:「もっと大きな声で。」
"魔王番長"田中智子:「うっ」
"魔王番長"田中智子:「うるせーーーー!」
"魔王番長"田中智子:「さっさと! 行動! せんか!」
"魔王番長"田中智子:「戦いが終わったらいくらでも言ってやる!」
GM:田中が君の尻を蹴り飛ばす!
GM:触媒効果。中条くんの手番です。
中条総悟:嬉しそうに、笑う。
中条総悟:「うん、その大きな声がほしかった」
中条総悟:マイナーなし
中条総悟:メジャーで《サイレンの魔女》+《さらなる波》
GM:来いっ!
中条総悟:8dx+23
DoubleCross : (8R10+23[10]) → 10[1,2,3,3,7,8,8,10]+9[9]+23 → 42

中条総悟:ギリギリ目があったりしないかな…!!
GM:カストル&ポルックスどもはイベイジョンで命中!
"ヘミニス":《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》《光の舞踏》。
"ヘミニス":12dx6+8=>42
DoubleCross : (12R10+8[6]>=42) → 10[2,2,2,4,5,5,6,7,7,8,8,10]+10[2,5,5,6,8,9]+10[3,5,8]+3[3]+8 → 41 → 失敗

中条総悟:やたーーーーー!!!
GM:うおおおおえええ
GM:ちょっと待て!
GM:ウッソだろお前
GM:ダメージをどうぞ・・・
中条総悟:6d10+30+18+3d10
DoubleCross : (6D10+30+18+3D10) → 39[9,4,6,1,9,10]+30+18+15[2,8,5] → 102

GM:たっか!
篠沢 蒼:つよ
GM:さっきこれが出てたらショックアブソーブでも死んでたな・・・
中条総悟:ダメージまで調子乗ってきた!!
GM:だがメジャー三回目サイレンの侵蝕もあげといてね!
中条総悟:145だ!
GM:カストルとポルックスはこれで落ちます。蘇生エフェクトなどもなし。
"ヘミニス":《光の守護》。ダメージを無効化。
"ヘミニス":まさか中条君相手に二回も切らされるとはな・・・
中条総悟:俺が吃驚してる
中条総悟:では演出!
中条総悟:「大丈夫、攻撃はもう終わってるから。」
"魔王番長"田中智子:「なに?」
中条総悟:>"魔王番長"田中智子:「うるせーーーー!」
中条総悟:田中さんの怒声を上空に向けて増幅させ
中条総悟:既を反響を繰り返し敵を倒せるだけのエネルギーはたまっている!
中条総悟:"魔王番長"田中智子(エコー):「うるせーーーー!」「うるせーーーー!」「うるせーーーー!」「うるせーーーー!」「うるせーーーー!」
中条総悟:田中さんの怒声が敵たちを襲う!!
GM:なら、滝のように降り注いだその音が敵を潰す。
GM:赤と青の星星は、ばりんと音を立てて粉砕されます。
"魔王番長"田中智子:「ほ、本当に当てるとは……!」
中条総悟:「やっぱり、クロノス様が頼りになるね。」
"魔王番長"田中智子:「いや、本当に、応援で動くとは……!」
エリス・トリオン:(……平賀の話題を出して冷静さを失わせ、問いかけするフリをして……いやフリでもねえのか)
篠沢 蒼:「そういうものだよ」くすっと笑う。
エリス・トリオン:(即興でクロノスと篠沢と息を合わせて、ハヌマーンの音声反響攻撃……)
エリス・トリオン:「……え、えげつねえ……場慣れか? それとも素かお前それ…?」
GM:では、イニシアチブ。
中条総悟:「今日は調子がいいんですよ」
GM:の前に、全員知覚で振ってもらいましょうか。難易度は9。
東雲 徹:知覚ですね
中条総悟:微かに笑みを作りながらそう言います。
GM:誰か一人でも成功すれば、仮面の力によるエフェクト偽装が解除されます。
東雲 徹:13dx>=9
DoubleCross : (13R10[10]>=9) → 9[1,1,2,2,2,3,5,6,6,7,8,9,9] → 9 → 成功

芙蓉堂太一:7dx+1=>9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 9[2,2,6,7,7,9,9]+1 → 10 → 成功

篠沢 蒼:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 9[2,5,7,9] → 9 → 成功

GM:いきなり成功してんじゃねーよ!
エリス・トリオン:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,4,10]+1[1] → 11

中条総悟:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[4,4,7,8,10,10]+9[3,9] → 19

エリス・トリオン:これはひどい
GM:はい、もうミドルからの付き合いなので
中条総悟:よかった…!一人だけ失敗したらどうしようかと…
芙蓉堂太一:全員じゃん!
GM:エフェクト偽装はバレバレですね。いい加減、"ヘミニス"の本当のエフェクトが見切れるようになります。
GM:最初のシーン攻撃は《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《神速の鼓動》《かまいたち》でした。
GM:以後は普通にエフェクト名を書きます。
GM:イニシアチブ。
GM:の前にエンゲージを整理しよう。こうだな。
GM
"ヘミニス"

10m
    東雲
    3m

中条 エリス 4m 芙蓉堂

3m

篠沢

中条総悟:スッキリした…!!
GM:ということで、改めてイニシアチブ。
"ヘミニス":《加速する刻》。行動します。
東雲 徹:くるか…
エリス・トリオン:加速する刻さん!
中条総悟:噂をすれば加速…!!
"ヘミニス":マイナーで《光芒の疾走》。エリス・中条のエンゲージへ。
"ヘミニス":《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》。
"ヘミニス":中条を狙います。
エリス・トリオン:いけーっ! 女の敵!
"ヘミニス":18dx7+8 さっきの支援エフェクトが残っているので、ダイスが増加。
DoubleCross : (18R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,6,6,6,7,7,7,8,9,9,9]+10[2,2,5,7,7,9,9]+10[2,6,7,10]+10[1,7]+10[7]+4[4]+8 → 62

GM:リアクションどうぞ!
中条総悟:ぐえー!?
GM:あ、一応ダメ押ししておこう。
"ヘミニス":《空疾る爪》。達成値を+10。
GM:達成値は72です。どうぞ!
中条総悟:そこまでしなくてもいいのに!!
中条総悟:じゃあワンチャンに全てをかけて
中条総悟:《浄玻璃の鏡》
中条総悟:8dx+23
DoubleCross : (8R10+23[10]) → 10[6,6,6,7,8,9,9,10]+2[2]+23 → 35

GM:あぶねえ・・・
GM:これで避けられたらさすがにヤバかった
中条総悟:全然無理!
エリス・トリオン:《崩れずの群れ》でカバー
中条総悟:ありがとう、先輩!!
GM:OKです。既にスピードスターはありませんが、ガードエフェクトなどは?
エリス・トリオン:《氷盾》で。
GM:オッケ!
"ヘミニス":7d10+9+20 もろもろが有効。
DoubleCross : (7D10+9+20) → 36[3,6,6,6,1,8,6]+9+20 → 65

エリス・トリオン:レベル上がって《氷盾》が15、クリシー+1が13、装甲が12
エリス・トリオン:この時点で40減少
GM:今更だけど、これ獅子奮迅するべきだったな
エリス・トリオン:ダメージ減少エフェクトで《氷雪の守護》
エリス・トリオン:ダメージ -4d
エリス・トリオン:65-40-4d10
DoubleCross : (65-40-4D10) → 65-40-23[2,7,7,7] → 2

GM:2ダメ!
中条総悟:先輩カッコいいーーーー!!
GM:さらに けいげん するかい?
エリス・トリオン:2ダメ受けてHP12
エリス・トリオン:タイミング的につかうなら纏めてなので・・・。普通に受けます
"ヘミニス":周囲の群れがいなくなったので身軽に動けるようになった。武器は両手に持った機械剣。
"ヘミニス":格闘武器ではない。平賀迅を思わせる、鋭い踏み込みと斬撃。 「――はあッ!」
中条総悟:(早いッ)
エリス・トリオン:「――遅ェ」
中条総悟:音圧で相殺も出来ない。せめて田中さんを、と田中さんをかばおうとする。
エリス・トリオン:ギャリギャリギャリ、と、剣撃が、異様な音と共に中空で止まる。
"ヘミニス":「……!」
"ヘミニス":「邪魔だ――――どけ」
"ヘミニス":「いつもそうだ。お前はいつも、邪魔ばかりする!」
"ヘミニス":「エリス・トリオン!」
エリス・トリオン:金属片混じりの霧が、その刃を完璧に捉えている。
エリス・トリオン:「ハッ……!」
"ヘミニス":「なぜ止める? ボクは、誤った行動を正そうとしているだけなのに!」
"ヘミニス":「なぜ……なぜ、さっき……」
エリス・トリオン:「俺はディフェンダー。『人の意志を挫く』Aランク能力者だ」
"ヘミニス":「"なぜ、クラインを助けた"!」
エリス・トリオン:「……勘違いしてるな。俺はクラインが許せなかったんじゃねえ」
エリス・トリオン:「『クラインを許すアカデミアが信じられなかった』んだ」
エリス・トリオン:「細部の作り込みが甘いんだよ。慣れねえことするからこうなる――アァ全く」
エリス・トリオン:「――なんだ、このフヌケた一撃はァ!!」
エリス・トリオン:金属片から炎が巻き起こり、ヘミニスを弾き飛ばす。
"ヘミニス":「くそッ……くそっ!」
"ヘミニス":「できる。できるんだ」
"ヘミニス":「私にだって……できるんだ……!」
GM:イニシアチブ。
エリス・トリオン:あ、ちょっと待って
GM:ぺん!
エリス・トリオン:「――テメェみたいな仮面野郎とは何の関係もねえハナシだがな」
エリス・トリオン:「少なくとも」
エリス・トリオン:「あの戦争の最中で、秩序の犬どもの最前線に立って!」
エリス・トリオン:「活躍して! 輝いて! ――信じてたアカデミアに勝手に裏切られた馬鹿なガキが!」
エリス・トリオン:「『こいつなら回答を知ってるかもしれねえ』って思った奴はな!」
エリス・トリオン:「これよりも遥かにマシな一撃だったぜ!」
"ヘミニス":「勝手な」
"ヘミニス":「勝手なことを」
"ヘミニス":「勝手な! ことをーッ!」 "さらなる絶望"。
"ヘミニス":同エンゲージにジェミニ・ゴーレムを召喚。
"ヘミニス":"尽きせぬ力"。"さらなる絶望"の回数を回復。
"ヘミニス":"さらなる絶望"。同エンゲージにジェミニ・ゴーレムBを召喚。
GM:粉々に砕けた星々が再集合し、いびつな巨人を作り出す。
GM:鈍重な、しかし巨大な"壁"だ。"ヘミニス"を守護する最後の盾。
エリス・トリオン:「おーおー、無駄なキャパシティの使い方しやがる」
中条総悟:「朝倉さんってこういうのも出来る方だったんですか?」
エリス・トリオン:「やっぱ仮面はクソだな。雑魚を引き上げるのには十分だが」
芙蓉堂太一:「いーや、全く全然そんなことはないよ」
エリス・トリオン:「元から戦闘専門に奴にあげると、こうやってアホな真似になるわけか」
中条総悟:「ふむ、それじゃあ、今あそこに立っているのは。」
エリス・トリオン:あ、侵蝕上昇
エリス・トリオン:111→118
芙蓉堂太一:「高等部一年。Aランクスペシャリスト。風紀委員」指折り数え上げる。
芙蓉堂太一:「"ジェミニ"夏川ミナ」
芙蓉堂太一:「僕の友達だ」
"ヘミニス":「だ」「ま」「…………れぇぇぇぇッ!」
GM:イニシアチブ。未行動の行動値5、ジェミニゴーレムズの手番。
篠沢 蒼:あ
篠沢 蒼:その前に。イニシアチブで脱ぎます。
GM:脱衣!
篠沢 蒼:アルティメイド服を装備解除!行動値3→6に。
GM:じゃあキミの手番だ!
GM:エンゲージはっとこう。
GM
東雲
3m

GゴーレムA "ヘミニス" 中条 エリス GゴーレムB 4m 芙蓉堂

3m

篠沢

GM:篠沢蒼の手番。
篠沢 蒼:「"ヘミニス"の仮面。他者を模倣して、誰にでもなれる能力。だけど、夏川さん」
篠沢 蒼:「君が誰を、どんなに上手に真似たって、理想の夏川ミナにはなれないんだよ」
篠沢 蒼:「♪勇気出して 一歩前へ 見たことのない世界へ」
篠沢 蒼:「♪変わる事を 恐れないで……」
"ヘミニス":「……!」
篠沢 蒼:「♪学園乙女Undine 私だけのステージを探して」
篠沢 蒼:「♪たったひとつだけの 夢を掴むんだ――そうでしょ?」
篠沢 蒼:「あの日のこと、覚えてるよね」
篠沢 蒼:眼鏡を押し上げて深呼吸する。「ライブの後、アイドルを続けないかって誘ったとき」
篠沢 蒼:「夏川さんは、風紀委員をまだ続けたいって断った」
篠沢 蒼:「まだ、学ぶべきことがあるからって……」
篠沢 蒼:「その結果がこれなら、残念だよ」震える声を強いて抑え、冷静に語る。
"ヘミニス":「後悔は消えない」
"ヘミニス":「眠る前、一人になった時」
"ヘミニス":「放課後、見回りをしている時」
"ヘミニス":「いつもいつも。いつもいつもいつも」
"ヘミニス":「"なぜクラインを許した"」
"ヘミニス":「"冷たくなったよね”――"相手がなんでそう思ったか分からないけど、別にいいんじゃないかな"」
"ヘミニス":「何度も何度も! あの時の言葉が忘れられないんです!」
"ヘミニス":「過去を変えないと……間違っていた自分を正さないと……」 仮面にヒビが入っている。
"ヘミニス":「夏川ミナは、永久に、アカデミアに不要な存在のままになってしまう……!」
篠沢 蒼:「僕には必要だよ!」
篠沢 蒼:「アカデミアの3万人が要らないって言ったって、僕は、夏川さんが必要だよ」
篠沢 蒼:「僕も、青海さんも、片山くんも」
篠沢 蒼:「解散したって、それぞれ違う道を歩んだって」
篠沢 蒼:「僕たちはいつでもUndineだよ……」
篠沢 蒼:「……それに」
篠沢 蒼:「Undineの前向きな歌を『好きだ』って言ってくれた人がいる」
篠沢 蒼:マイナーアクションなし、メジャーで《さらなる力》《狂戦士》《スキルフォーカス:RC》《タブレット》
篠沢 蒼:対象は東雲くん。
GM:OK!
東雲 徹:そのお気持ち、確かに
篠沢 蒼:7dx+12>=20
DoubleCross : (7R10+12[10]>=20) → 8[1,2,3,5,7,7,8]+12 → 20 → 成功

篠沢 蒼:あぶなっ
GM:あぶねえw
篠沢 蒼:次のメジャーアクションの判定ダイス+8個、C値-1、未行動状態に。
篠沢 蒼:篠沢の侵蝕は14上がって121。
GM:行動値5のジェミニゴーレムより高いので、東雲くんの手番ですね。
GM:行動をどうぞ。
東雲 徹:いきます!
東雲 徹:マイナーで《ハンドレッドガンズ》《ジャイアントウェポン》
東雲 徹:侵蝕率は5上昇し、123から128へ
東雲 徹:「………参ったな」
東雲 徹:ズタズタの左腕が、ゆっくりと動き出す
東雲 徹:「こんな時に、そんなこと、言われたら」
東雲 徹:ズボンの左ポケットから、ゼムクリップが詰まったプラスチックのケースを取り出す
東雲 徹:「………かっこつけたく、なるじゃないか」
GM:メジャーをどうぞ!
東雲 徹:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》+《居合い》+《ギガンティックモード》。《居合い》はこれでラウンド間、打ち止め!
"ヘミニス":《ミスディレクション》。対象を1体に変更。
"ヘミニス":ゴーレムA、B、ヘミニスの誰かを選んで下さい。
東雲 徹:"ヘミニス"を指定します
エリス・トリオン:《デビルストリング》
東雲 徹:おおっと!
GM:おお!
GM:じゃあ、範囲攻撃だ!
ジェミニ・ゴーレムA:《マグネットフォース》。ヘミニスをカバー。
エリス・トリオン:レベルは2。3発まで打てる
GM:改めて判定をどうぞ。
芙蓉堂太一:おっと、支援!
芙蓉堂太一:《Aランク:サポーター》使用でダイス2個増加。侵蝕2上昇!
東雲 徹:判定バフがダイス+2個
GM:芙蓉堂くんとエリスくんは侵蝕あげといてね!
エリス・トリオン:118→124
芙蓉堂太一:上げた!123ですね。
東雲 徹:ダイス15、C値7、達成値22
東雲 徹:いきます!
東雲 徹:15dx7+22
DoubleCross : (15R10+22[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,7,7,9,10]+10[2,3,6,10]+5[5]+22 → 47

GM:さくさく判定いきましょう。
GM:おお……
東雲 徹:mumumu
GM:というか、別にヘミニスは普通にドッジしていいんだよな
GM:カバーするかどうかはそっち見て決めよう。
東雲 徹:尼って
東雲 徹:待ってください!
東雲 徹:篠沢さんのバフを忘れている…!
GM:本当だ。23dx6+22かな。
GM:振り直しをどうぞ。
東雲 徹:8個で…-1で…そうです! 改めて!
東雲 徹:23dx6+22
DoubleCross : (23R10+22[6]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,8,8,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,3,5,5,5,7,8,8,10,10]+10[1,5,7,8,9]+10[2,6,10]+10[3,10]+10[10]+10[6]+1[1]+22 → 93

GM:あ、いや
GM:サポーターの+2がのってないなこれw
東雲 徹:iya
GM:サポーターは乗ってる?
東雲 徹:元が13個で、それに+2で15個でして
GM:OKOK!
"ヘミニス":《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》《光の舞踏》。
東雲 徹:何度もすみません!
"ヘミニス":12dx6+8=>93
DoubleCross : (12R10+8[6]>=93) → 10[4,4,5,5,6,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,2,3,5,5,6,7,9]+10[2,9,9]+10[5,9]+5[5]+8 → 53 → 失敗

GM:さすがに無理か・・・!
ジェミニ・ゴーレムA:《マグネットフォース》でヘミニスをカバー。《イージスの盾》。
ジェミニ・ゴーレムA:《イージスの盾》。
GM:ダメージをどうぞ。
東雲 徹:ダメージバフは…最初のラウンド間+18のみだな
東雲 徹:確認した! いきます
東雲 徹:10d10+12+18
DoubleCross : (10D10+12+18) → 47[3,5,4,1,10,6,7,7,2,2]+12+18 → 77

GM:ンンッ
GM:とりあえずイージスの数字を見よう。
ジェミニ・ゴーレムA:77-3d10
DoubleCross : (77-3D10) → 77-18[9,4,5] → 59

ジェミニ・ゴーレムA:77-3d10
DoubleCross : (77-3D10) → 77-6[2,3,1] → 71

GM:どっちもAだけど、後ろはB。Bはゴミだな!
GM:範囲攻撃カバーなので、装甲ガードで軽減してから二倍。
GM:Bはカバーしてないので普通に生存。
GM:Aはギリギリで生存してます。
中条総悟:堅ッ!!
東雲 徹:侵蝕率は8上がって128→136
GM:ゴーレムが盾になります。鈍重だが、とにかく遮蔽物としての機能に長けている。
東雲 徹:手早く演出をば
東雲 徹:プラスチックケースを、無理矢理放り上げる。
東雲 徹:半分ぐらいは、ろくに上がらず、すぐに落ちていくが――
東雲 徹:――それでも、十分な数だ。
東雲 徹:「―――ッ!!」
東雲 徹:今度は、右腕を強引に動かす。
東雲 徹:掴んでは、投げる。単純な動作。東雲徹には、これしかできない。
GM:ガッ!ガガガガガッ!
芙蓉堂太一:風が吹く。小鳥が飛ぶ。
東雲 徹:―――これしかできないから、それを、磨いた。
GM:ガラス片で編まれた巨人が削られるが、まだ倒れない。
芙蓉堂太一:「……君は、本当に真面目なんだな」少し呆れたように、感服したように。
GM:守ることに特化した守護の巨人。"ヘミニス"を守る唯一の存在だ。
東雲 徹:「いやあ……そこまでじゃ、ないですよ」
芙蓉堂太一:「無理しすぎないで、先輩にも頼りなさいよ」
GM:イニシアチブ。
東雲 徹:「そうさせてもらえると……嬉しいですね、正直」
どどんとふ:「GM」がログインしました。
東雲 徹:「(あと、どれだけ動くかな……これ)」
GM:特に何もなければ、ジェミニゴーレムズが動きます。
東雲 徹:両腕は、ピクリとも動かない。
エリス・トリオン:きませい
GM:あっ、というか
GM:さっきの東雲くん行動前のイニシアチブにあったわ!エフェクト!
GM:忘れてたので、いま使います。《マグネットムーブ》。
GM:ゴーレムA・Bが芙蓉堂と篠沢を引き寄せます。
篠沢 蒼:きゃー
芙蓉堂太一:ぐわ
GM
東雲

3m

篠沢 GゴーレムA "ヘミニス" 中条 エリス GゴーレムB 芙蓉堂

GM:改めてイニシアチブ。なんかありますか?
GM:なければゴーレムが動きます。
篠沢 蒼:イニシアチブで《覚醒の秘薬》使用。《タブレット》《多重生成》で対象を増やします。
GM:再起動マンレディ!
エリス・トリオン:イニシアチブで《氷熱の軍団》使用。
篠沢 蒼:対象はエリスくん以外の4人。
GM:となると
エリス・トリオン:ラウンド間、味方全員の攻撃力を+20します
GM:エリス君以外の四人が再起動し、さらに攻撃力が+20か
GM:君たち、1ラウンドに何度動くつもりだ
篠沢 蒼:121+2d10+5
DoubleCross : (121+2D10+5) → 121+13[5,8]+5 → 139

篠沢 蒼:侵蝕は139に。
GM:ごめんなさい。やんごとなき事情により
GM:引き寄せ対象を変更します。篠沢・東雲にしよう。
GM:東雲 篠沢 GゴーレムA "ヘミニス" 中条 エリス GゴーレムB 4m 芙蓉堂
GM:今度こそイニシアチブ。えーと
エリス・トリオン:侵蝕124→134
GM:行動順にいけば、東雲くんの手番か。
エリス・トリオン:あ、ごめんもう一つ
GM:ほいほい
エリス・トリオン:《裁定者》。ヘミニスに使用。
エリス・トリオン:与える状態異常は《暴走》。
エリス・トリオン:駄目じゃないか・・・スピードスターなんだから・・・きちんとリアクション不可にならないと・・・
GM:テメェー!
GM:ヘミニスが暴走状態になります。
東雲 徹:では手番を頂きたく!
GM:行動をどうぞ。
篠沢 蒼:「まだ……まだだよ」立ち続けるゴーレムを見て、拳を握り締める。
篠沢 蒼:「まだ、終わってない。まだ夏川さんを助けられてない」
篠沢 蒼:「だから、ごめんなさい」
篠沢 蒼:「皆。僕の友達のために……もう少しだけ、もう少しだけ、無理してください……!」
GM:では、全員が未行動になる。東雲くんの手番。
GM:全員じゃないな。エリス君以外……だけどエリスくん、行動してないしな・・・w
エリス・トリオン:ぴすぴす
エリス・トリオン:あ、ではこちらも
エリス・トリオン:霧の中に混じった金属片が、ゴーレムの隙間を超え、ヘミニスの動きを封じる。
"ヘミニス":「こ、れは……!」
エリス・トリオン:「全力なら酒(アルコール)混ぜてねえだけ、有難く思え」
エリス・トリオン:「あの時、お前にゃまるで攻撃が届かなかったよなァ」
エリス・トリオン:同時に、周囲の霧が輝き、オーラのように東雲くんを初めとする、味方全員を覆う。
エリス・トリオン:「――あれから、やり方を考えた。折角だ。味わってけや」
"ヘミニス":「くっ……くううっ」「エリス、トリオン……!」
"ヘミニス":「私は……悩んで悩んで、ずっと悩んで……なのに、ううううっ」
"ヘミニス":「あなた、は……!」
GM:イニシアチブ。東雲くんの手番。
東雲 徹:改めまして!
東雲 徹:マイナーで《ハンドレッドガンズ》《ジャイアントウェポン》
東雲 徹:侵蝕率は5上がって136から141へ。
GM:ヘミニスは暴走状態です。HPは"クリペウス"のヒールで回復してます。
東雲 徹:「そんな顔……いつまでも、させとけないよなあ」
東雲 徹:右ポケットから、クリップのケースを……取り出して、取り落とす。
東雲 徹:「うん……大丈夫だよ」
東雲 徹:落ちたクリップを、一握り。確かに、その手に。
篠沢 蒼:「……」歯を食いしばって、それを見つめる。
東雲 徹:メジャーで《ギガンティックモード》
東雲 徹:同エンゲージ、"ヘミニス"と二体のゴーレムを選択、攻撃します。
東雲 徹:今回はダイスやC値は何もないね…ね
GM:OKです。ヘミニスは暴走リア不。
GM:判定をどうぞ。
東雲 徹:ダイス14個、固定値10、いきます!
東雲 徹:14dx+10
DoubleCross : (14R10+10[10]) → 10[1,1,1,5,5,5,6,6,7,9,9,10,10,10]+8[3,6,8]+10 → 28

GM:あっ、入りなおしたらゴーレムのチャットパレットが消えてる
GM:まあいいや。ゴーレムAが《マグネットフォース》でヘミニスをカバー。
GM:そして両方ともイージスでガードします。
GM:ダメージをどうぞ。
東雲 徹:3d10+12+18 ダメージバフはまだ残っているぜーッ!
DoubleCross : (3D10+12+18) → 19[2,7,10]+12+18 → 49

篠沢 蒼:エリスくんのバフもつけて!
GM:3d10-49 #1
DoubleCross : (3D10-49) → 21[9,9,3]-49 → -28

GM:3d10-49 #2
DoubleCross : (3D10-49) → 19[7,3,9]-49 → -30

GM:んっ、逆だった
東雲 徹:忘れてた
GM:+20だから、69か!
東雲 徹:+20で、69です!
東雲 徹:何回もすみません!
東雲 徹:今更ですが武器が破壊されます。侵蝕率は3あがって144
GM:うむ、Aはもともと生きてるのが不思議なくらいの損傷だったので、耐えられません。
GM:Bはまだ生きてます。
GM:さくっと演出してくんな!
東雲 徹:「ぐ………あああああッ!!」
東雲 徹:やることは、変わらない。
東雲 徹:放り投げる。掴む。変形させる。投げる。
東雲 徹:"ヘミニス"には、今までと変わらず円柱状のものを。だが、ジェミニ・ゴーレムには、違う。
東雲 徹:人間相手ではないなら、遠慮はいらない。八方手裏剣の形に変えたものを、ありったけ。
東雲 徹:―――ありったけ、投げる。
GM:――ガ    シ ャン!
GM:一体が砕け散ります。今度こそ、バラバラのガラス片になって周囲に散らばる。
GM:巨人の一体はまだ生きている。
東雲 徹:「大丈夫……だけど、ちょっときつい、かな」
東雲 徹:右腕の感覚があるのか、ないのか。どっちだろうか。
東雲 徹:それでも、無理して笑おう。
GM:イニシアチブ。
GM:芙蓉堂くんの手番。
GM:東雲 篠沢 "ヘミニス" 中条 エリス GゴーレムB 4m 芙蓉堂
芙蓉堂太一:マイナー。ボルトアクションライフルを使用。達成値+5。
GM:God Golem
芙蓉堂太一:メジャー、コンボ『ただ一度の銃声』。《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》《マシラのごとく》。侵蝕9上昇。
GM:対象は!
芙蓉堂太一:対象は"ヘミニス"!
GM:おっけー!
GM:判定をどうぞ。
"ヘミニス":「まだ、だ……!」 透明な小鳥の群れを呼び出し、芙蓉堂くんの視界を塞ぐ。
芙蓉堂太一:15dx6+9
DoubleCross : (15R10+9[6]) → 10[2,2,2,2,2,4,6,6,7,7,7,7,9,9,10]+10[1,2,6,7,8,8,8,8,10]+10[2,3,4,6,8,9,10]+10[1,2,3,6]+10[7]+4[4]+9 → 63

GM:おお……!
GM:あっ、これどうしようかな
GM:うーん、うーん
GM:暴走してるんだよな・・・
芙蓉堂太一:あっ
芙蓉堂太一:すいません、マシラのデバフ引いてない!
GM:振り直して!
芙蓉堂太一:10dx6+9
DoubleCross : (10R10+9[6]) → 10[1,1,1,2,6,6,7,7,8,10]+10[1,5,5,8,9,10]+10[1,4,6]+10[7]+2[2]+9 → 51

芙蓉堂太一:こちらで
GM:ゴーレムBが《マグネットフォース》。
GM:打ち消さない場合はゴーレムBに当たるぞ!
GM:打ち消さないかな。
GM:ゴーレムは《イージスの盾》でガード。ダメージをどうぞ。
芙蓉堂太一:7d10+40+8+18+20
DoubleCross : (7D10+40+8+18+20) → 26[5,2,5,1,9,2,2]+40+8+18+20 → 112

GM:お、おお
GM:凄いなお前!?
芙蓉堂太一:いやー
GM:112-3d10
DoubleCross : (112-3D10) → 112-10[3,5,2] → 102

GM:無理に決まってんだろ!
芙蓉堂太一:やっちゃいました?(支援ましましで)
GM:ジェミニゴーレムのHPは120でした。ここまでで削られてるので、Bもこれで退場です。
芙蓉堂太一:演出いきます。
芙蓉堂太一:銃を構える。あの戦争の時に一度だけ使ったものだ。密かに部屋に隠していた。
芙蓉堂太一:(中条くんと東雲くんは拡散が上手い……けど。僕は多分、集中させた方がいいな。となると……直で彼女に当てるのはむずかしいか)
芙蓉堂太一:透明の小鳥が一羽、銃口に飛び込む。装填は済んだ。安全装置も外した。撃つのは、自分の意志だ。
芙蓉堂太一:(破れた誓いにこだわって大事な友達を失くしたら。ひとつの後悔に立ち止まってまた後悔を増やしたら。僕はそんなのは嫌だ)
芙蓉堂太一:「……アカデミア!」一緒に円陣を組んだ友達はもう島にはいない。もうひとりは、目の前にいる。
芙蓉堂太一:(全部。自分の選択と結果を全部踏み台にして、僕はせいぜい飛ばせてもらう!)
芙蓉堂太一:「オー!」声はひとつきり。銃声は一発。
芙蓉堂太一:だが、鳥の形の風に乗った超高速の弾丸は真っ直ぐに進む。止まらない。
"ヘミニス":先程の鳥は目くらまし。既に不可視の真空フィールドを作り出していた。
"ヘミニス":フィールドが弾丸の軌道をそらし、ゴーレムに誘導する。
芙蓉堂太一:弾丸はゴーレムに当たって弾ける。そして。
"ヘミニス":「そらすのが……限界か」
芙蓉堂太一:瞬間、耳元で"ヘミニス"は聴くだろう。相手の記憶から再生された、誰かの声を。
"ヘミニス":「……夏澄ちゃんみたいには」「いかないな……」
:『ゆるーく、ゆるーく、ですよ。芙蓉堂太一』
芙蓉堂太一:それはいつか朝倉侑生が夏川ミナに伝え、また芙蓉堂太一に与えられた言葉だ。
芙蓉堂太一:「僕が朝倉くんから教えられたのは、『状況を甘く見る』ことだ」銃を置き、立ち上がる。
芙蓉堂太一:「君は? 君が友達から教わったのは、その憎まれ口だけかな」
芙蓉堂太一:「違うだろ、夏川ミナ」
GM:もはや返答はない。暴走状態と消耗で、二重に余裕がない。
GM:東雲 篠沢 "ヘミニス" 中条 エリス 4m 芙蓉堂
GM:中条くんの手番。
中条総悟:いくぜ!
中条総悟:マイナーなし。オートもなし
中条総悟:メジャーで《サイレンの魔女》+《さらなる波》
GM:こいっ!
GM:ラウンド4回目のサイレン!
GM:4回目ってなんだよ
中条総悟:狂ってる
中条総悟:そしていままでAランクスペシャリストの効果を忘れていたぜ!!
中条総悟:8dx+26
DoubleCross : (8R10+26[10]) → 10[2,3,3,4,6,7,9,10]+10[10]+9[9]+26 → 55

GM:wwww
GM:今更wwww
"ヘミニス":暴走でリアクション不能。
"ヘミニス":ダメージを出しな!
中条総悟:あ、田中さんに"反転時空の王錫"を使ってもらいたいのですが
中条総悟:よろしいですか!
GM:チッ……気が付きやがった
GM:いいよ!君はクロノスをずっと大事にしてくれたので、その資格がある。
"魔王番長"田中智子:「頼む中条」
"魔王番長"田中智子:「ミナちゃん先輩を、倒すのではなく」
"魔王番長"田中智子:「助けてやってくれ!」
中条総悟:「クロノス様は、難しい注文をしてくれるね。」
中条総悟:「けど、そうだね。」
中条総悟:尊敬に値する先輩方が、これだけボロボロになって助けようとしている人
中条総悟:エリス先輩が、自分の知らない答えを知っていると信じた人
中条総悟:そして、クロノス様が憧れて、守ろうとしている人
中条総悟:「そうだね。俺も」
中条総悟:「助けたい。」
中条総悟:「一緒に帰りましょう。夏川先輩。」
中条総悟:クロノス様の声と、自分の声を重ね合わせる。
GM:ダメージをどうぞ。
中条総悟:6d10+30+18+20+3d10
DoubleCross : (6D10+30+18+20+3D10) → 29[9,3,2,2,3,10]+30+18+20+13[8,4,1] → 110

中条総悟:ずえりゃ!!
GM:むり!
GM:復活エフェクトも無効化エフェクトもなし。"ヘミニス"、戦闘不能です。
中条総悟:「過去を護ろうとする行為も素晴らしい。」
"ヘミニス":左手を指鉄砲のように構える。手首に渦巻く黒い同心円が大きく膨らみ、収束する。
中条総悟:「けれど、過去を変え、傷ついた人を癒そうとする優しさも、また素晴らしいものだと思います。」
中条総悟:「どちらが、正しいのか、俺にはまだわかりません。」
中条総悟:「けど、今回は」
中条総悟:「確かにここにある。貴方を助けようとしている友人と…後輩に免じて」
中条総悟:「一つ、譲っていただけませんか?」
中条総悟:ぱん
中条総悟:と乾いた音を鳴らす。
中条総悟:音の波が、 "ヘミニス"の体を切り裂く!!
中条総悟:あ、演出的には以上で!
"ヘミニス":なにか反撃をしようとしたが、エリスの撒いた霧の影響でそれも叶わない。
"ヘミニス":仮面が割れる。
"ヘミニス":同時に黒い同心円も、まとっていたローブも消える。
GM:女子生徒の姿が現れる。――夏川ミナ。
GM:"ヘミニス"のHPは24、装甲は8。
GM:無効化エフェクトは《空蝉》、《光の守護》、それに暴走で使えなかった《シャッフル》。
GM:そして復活エフェクトが"修羅の世界"でした。
GM:戦闘終了!君たちの勝利だ!
中条総悟:やったぜ!!
中条総悟:ロールは後にしてバックトラックかしら
芙蓉堂太一:わー!

GM:"悪魔の仮面"が割れ、ゲートもまた光を失っていく。
GM:終わってみれば、たった一日の出来事。
GM:仮面が消失し、
GM:友が行方不明になり、
GM:本の調査を依頼され、
GM:そして、番長仲間が仮面をかぶり、宣戦布告した。
GM:こうして――"クロノスゲート事件"は、5人+1人の活躍によって、一応の解決を見た。

■バックトラック

GM
■クロノス
"囚人の鳥籠"
"悪意の伝染"

■ヘミニス
"修羅の世界"
"さらなる絶望"
"さらなる絶望"
"尽きせぬ力"
"超越活性"

GM:こちらの7個です。振りたい人はどうぞ。
GM:Eロイスね!
エリス・トリオン:振るよ。振る
エリス・トリオン:134-7d10
DoubleCross : (134-7D10) → 134-31[10,1,3,1,8,2,6] → 103

東雲 徹:最終侵蝕率、144。振ります。
篠沢 蒼:振ろうっと
芙蓉堂太一:振ります!
東雲 徹:144-7d10
DoubleCross : (144-7D10) → 144-39[10,2,5,7,5,7,3] → 105

篠沢 蒼:139-7d10
DoubleCross : (139-7D10) → 139-46[2,3,8,9,9,8,7] → 93

芙蓉堂太一:132-7d10
DoubleCross : (132-7D10) → 132-36[2,5,10,2,1,7,9] → 96

東雲 徹:ありがてぇ…
中条総悟:いただくぜ!
芙蓉堂太一:めっちゃ減った
GM:やっぱEロイス多すぎたな!
篠沢 蒼:すごい戻った
中条総悟:146-7d10
DoubleCross : (146-7D10) → 146-35[4,1,7,1,5,10,7] → 111

中条総悟:よしよし
中条総悟:素振り!
エリス・トリオン:あれ
中条総悟:111-6d10
DoubleCross : (111-6D10) → 111-26[2,4,3,1,6,10] → 85

エリス・トリオン:さらなる絶望、二つあった?
GM:あっごめん
芙蓉堂太一:増やしてませんでしたっけ
GM:6個じゃん
東雲 徹:えーと、どしましょ
芙蓉堂太一:6個だった
エリス・トリオン:いや、付きせぬ力で《再使用》してたから
芙蓉堂太一:なるほど
中条総悟:あら、じゃあ、降り直そう。
GM:というか違うな。こうだ。
GM

■クロノス
"囚人の鳥籠"

■ヘミニス
"悪意の伝染"
"修羅の世界"
"さらなる絶望"
"尽きせぬ力"
"超越活性"

GM:ごめんよ!まあ6個でも君たちなら大丈夫であろう。
エリス・トリオン:134-6d10
DoubleCross : (134-6D10) → 134-32[7,4,2,4,5,10] → 102

中条総悟:146-6d10
DoubleCross : (146-6D10) → 146-45[7,8,7,7,10,6] → 101

東雲 徹:144-6d10
DoubleCross : (144-6D10) → 144-40[3,9,9,2,9,8] → 104

芙蓉堂太一:132-6d10
DoubleCross : (132-6D10) → 132-23[4,3,2,4,4,6] → 109

中条総悟:ふえとる
篠沢 蒼:139-6d10
DoubleCross : (139-6D10) → 139-41[9,1,10,8,3,10] → 98

エリス・トリオン:もっと減った
中条総悟:素振り
篠沢 蒼:ほぼ変わらない
エリス・トリオン:素振りー
中条総悟:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-22[2,4,6,3,2,5] → 79

芙蓉堂太一:一倍!
エリス・トリオン:102-5d10
DoubleCross : (102-5D10) → 102-25[1,5,4,7,8] → 77

中条総悟:よし、5点!!
篠沢 蒼:1倍!
東雲 徹:素振りしましょう。通常ロイスは残り5
エリス・トリオン:良い塩梅だ。5てーん
芙蓉堂太一:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-28[9,6,4,1,8] → 81

東雲 徹:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-27[8,9,2,6,2] → 77

芙蓉堂太一:5点!
篠沢 蒼:98-6d10
DoubleCross : (98-6D10) → 98-43[9,9,2,10,10,3] → 55

東雲 徹:5かな
篠沢 蒼:えっと、何点だっけ
東雲 徹:51~70なので4?
篠沢 蒼:4点!
GM:GMの限界が近いので、点数配布は後日にしましょう。
GM:ということで、今日はここまで!
GM:エンディングは土曜日13時からです。おつかれさまでした。
東雲 徹:皆様お疲れ様でした!
芙蓉堂太一:お疲れ様でしたー!
篠沢 蒼:お疲れさまでしたー!
中条総悟:おつかれさまでしたー
エリス・トリオン:お疲れさまでした~!

■Ending - 合同

GM:saikai surun
GM:見学室での要望により、まずは合同EDからいきましょうか。

GM:儀式の間。巨大な本がコロシアムのように周囲に積み重なった空間に君たちはいる。
GM:"ヘミニス"――夏川ミナは気絶したままだ。とくになければ、田中が"ディメンジョンゲート"で外へと運ぶでしょう。
篠沢 蒼:あっ、目が覚めるまで膝枕したい
GM:膝枕!?
GM:じゃあ君が膝枕してる!
エリス・トリオン:「チッ。呑気に寝こけやがって」
篠沢 蒼:「……」意識を失っている友人の顔を眺める。起きたら何を言ってやるべきか。
"魔王番長"田中智子:「心身ともに無理をしていたのだ。負担が一気にやってきたのだろうな」
"魔王番長"田中智子:「吾輩は魔王の魔力によって早々に仮面の呪縛より逃れたゆえ、負担も軽く済んだが」
芙蓉堂太一:「わりとすごいことするよね、君」
東雲 徹:「なるほど……こっちの人は、どうなんだろう」
東雲 徹:少し離れて、"クリペウス"……二階堂さんの傍にいる
"魔王番長"田中智子:「当たり前ぞ?我、魔王クロノスぞ?」
GM:"クリペウス"……二階堂の仮面も、もう既に割れています。大本の"悪魔の仮面"が割れたからだ。
エリス・トリオン:「そこは仮面の影響じゃねえのかよ……」>魔王クロノス
中条総悟:「俺の友人ですからね。クロノス様はすごいんですよ。」
"魔王番長"田中智子:「そう、すごいのだ。鉄叫はよくわかっているな」
二階堂燈馬:「それに比べると……」
芙蓉堂太一:「まあ、そうね……」本名を知っていることは言わないでおこう。
二階堂燈馬:「すまない。この上ない醜態を晒してしまった」
篠沢 蒼:「ほんとに、大したものだと思うよ」ぴんぴんしている田中さんに感心して、少し笑う。
二階堂燈馬:君たちに頭をさげる。
東雲 徹:「いや、その、気にしないでください……は、無理として」
東雲 徹:「……程々で、お願いします。こっちも、あなたにはあまり気を遣えませんでしたから」
二階堂燈馬:「記憶はすべて残っている。状況が状況だったからな」
篠沢 蒼:「うん……正直、夏川さんで手いっぱいだったから」
二階堂燈馬:「……そう、仮面をかぶってわかったが、記憶はすべて残るのだ」
二階堂燈馬:「自我はそのまま、自分でないもうひとりの自分が勝手に身体を動かし、行動する。そんな印象だ」
東雲 徹:「自分であって、自分でない……みたいな、感じですか」
篠沢 蒼:「……そう」膝の上の友人の頭をなでる。
芙蓉堂太一:「それはきついな……」
二階堂燈馬:「全員が全員かはわからないがな」 東雲くんに頷く。
二階堂燈馬:「……まあ、厳しいやつには本当に厳しいだろう」
篠沢 蒼:「抑圧された欲望の暴走……みたいな説明をするのかもね、そういうのに詳しい人なら」
二階堂燈馬:「それこそ、仮面をかぶった過去に介入して、改変したい。そう思いたいくらいには」
エリス・トリオン:「まるまま他人になるモンでもねえだろ。仮面は、人の感情を引き出して暴走させる」
篠沢 蒼:「日頃規範に従って生きている人ほど、抑圧は大きかったりするらしいから」
篠沢 蒼:「夏川さんは、うん……」
エリス・トリオン:「逆に……それが、悩みを解決させる切っ掛けになることもある」
東雲 徹:「荒療治、ってことですか?」
"魔王番長"田中智子:「いや、さすがにそれは荒療治にもほどが……」
篠沢 蒼:「誰にも打ち明けられずに溜め込んでたのなら、いつか別の形で限界が来てたかもしれない」
エリス・トリオン:「結果論だよ。だが、『悩みの解決を仮面に取られた』って悔しがるような」
エリス・トリオン:「そういう考え方も、知り合いから聞いたことがあるってだけだ」
中条総悟:「しんみりした空気の中で申し訳ないんですが。」
篠沢 蒼:「もっと穏便に……誰かが、話を聞いてあげられればよかったのに」
篠沢 蒼:「……?」
東雲 徹:「どうしたの、中条君?」
中条総悟:「実利的な話をしてもよろしいですか?」
東雲 徹:「実利?」
芙蓉堂太一:「……そこはなー。僕にも責任が……?」
"魔王番長"田中智子:「どうした。言ってみよ」
中条総悟:「いや、盗まれた本。この本の山の中からどうやって探すんです?って話を」
東雲 徹:「……………」
東雲 徹:「………魔王様、盗まれた本はどちらに?」
"魔王番長"田中智子:「えっ」
"魔王番長"田中智子:「も」
"魔王番長"田中智子:「もちろん知っている。安心しろ」
東雲 徹:「も?」
"魔王番長"田中智子:言いながら二階堂を見る。
二階堂燈馬:こちらは無言で首を横に振る。
東雲 徹:つられて、二階堂さんを見る
"魔王番長"田中智子:「もちろん知っている。安心しろ」
東雲 徹:「全くできない」
中条総悟:「よかった。クロノス様はちゃんと片付けが出来る人だった。」
芙蓉堂太一:「クロノス様はすごいんだろ? ならどうにかなるでしょ」
エリス・トリオン:「本業だろ図書委員。何とかしろ」
中条総悟:「先輩、わかってますね。」
東雲 徹:「うっ……そう言われると、弱いなあ」
中条総悟:いたずらっぽく笑いながら言う
:「――――ゲートの後ろ」
:「アタッシュケースに、入れてあります」
東雲 徹:[
芙蓉堂太一:「!」
:「本に万が一のことがあっては、返却ができなくなるので」
篠沢 蒼:「!!」
東雲 徹:「あ、そうなんですか。いやあ、よか……った?」
夏川ミナ:蒼ちゃんの膝枕で目を覚ます。
篠沢 蒼:「もう……真面目だなぁ」
夏川ミナ:「…………」
篠沢 蒼:空気が抜けたように表情を崩す。「夏川さん」
GM:口数は少ない。そもそも、いつも持ち歩いている"ジェミニ"すら装備していない。
篠沢 蒼:「目が覚めたらどうしようか……怒鳴ってやろうか、慰めようか、考えてたんだけど」
芙蓉堂太一:「おはよう」軽くしゃがむ。
GM:仮面をかぶる前に、おそらくは自室かどこかに置いてきている。仮面の悪人はUGNチルドレンではないからだ。
篠沢 蒼:「どっちも後回しだね。とりあえず今は、お帰り」
篠沢 蒼:「無事でよかった」
夏川ミナ:「……」 二人の言葉を聞いてうつむく。
夏川ミナ:「……おはようございます。申し訳ありませんでした」
芙蓉堂太一:「そうだねえ。すごく大変だった」
"魔王番長"田中智子:「お、おい貴様ら」 そわそわした顔で成り行きを見守っている。
芙蓉堂太一:「まあでも、篠沢さんの言う通り、請求は後でかな。僕もぽたぽた焼きの件破棄しちゃったし」
篠沢 蒼:「うん。謝ってもらうのは、落ち着いてから」
篠沢 蒼:「膝の上では格好つかないよ」夏川さんの頭をぽんぽんなでる。
中条総悟:「アタッシュケースってこれですか?」
夏川ミナ:「…………」
エリス・トリオン:「少しは頭冷えたかよ。ギフテッド」
エリス・トリオン:篠沢さんの前に立って、見下ろすように。
中条総悟:タイミング外したなって思ってる。
東雲 徹:「ちょっと……」口を出せぬ雰囲気に、そこで言葉が止まる
東雲 徹:「(ちゃんと謝ってくれるといいんだけど…)」
エリス・トリオン:「まず。……白黒はっきりさせとく必要がある」
"魔王番長"田中智子:「お、おい」 そわそわしている。
夏川ミナ:「なんでしょうか。エリス・トリオン」 右手で両目を覆い隠している。
エリス・トリオン:「あの問いは、俺の八つ当たりだ。テメェに勝手に、理想のアカデミアを投影して」
エリス・トリオン:屈みこむ。「裏切られた気になって、問い詰めた。……それに関しては、全面的に俺の思いこみで、勘違いで、」
エリス・トリオン:「俺が悪ィ」
夏川ミナ:「そうですか」
エリス・トリオン:苦虫を百万匹噛み潰したような、居心地悪そうな表情で言い、
エリス・トリオン:「ーーーーーーが」
エリス・トリオン:立ち上がる「――だが! 俺は! 謝らねえ!」
夏川ミナ:いつも以上に淡々と、あらゆる感情を殺して返答している。
"魔王番長"田中智子:「は?」
二階堂燈馬:「どういう話の流れだ、これは」
東雲 徹:「えぇーーー………?」
篠沢 蒼:「(この人は……)」
エリス・トリオン:「夏川。お前、仮面を失って、過去に戻れなくなったが」
芙蓉堂太一:じっと様子を見ているし、なんなら声をしっかりと聞いている。
夏川ミナ:「話が見えません」
夏川ミナ:「はい」
エリス・トリオン:「『答え』は、まだ出せるだろ」
エリス・トリオン:「どうして、アカデミアはあの時、クラインを生かしたのか」
夏川ミナ:「答えはもう出ています。あれはアカデミアの意志ではなかった」
夏川ミナ:「私が間違った選択をしただけです」
夏川ミナ:「あの場で、ただちにとどめを刺すべきでした。きっとそうです」
エリス・トリオン:「違うね」
エリス・トリオン:「それは、俺や滝の反応に引きずられてるだけだ」
エリス・トリオン:「『深く考えた訳ではなかった』から。きっと『深く考えてた俺達が正しかったんだろう』って」
夏川ミナ:「あの時の私はあまりに適当な考えでした。ただ"なんとなく"、"学園島に人を殺してほしくなかった"」
エリス・トリオン:「思考経緯と、回答の正誤は関係ない」
エリス・トリオン:「適当だから。なんとなくだから。だから違うとは限らない」
エリス・トリオン:「――あの戦争は、勘違いしてシリアスになった奴ほど馬鹿を見る戦争だった」
エリス・トリオン:「少なくとも俺はそう定義した。それも、『俺の』回答だ」
エリス・トリオン:「悩め。相談しろ。仮面にまで頼ったんだ。もう恥ずかしくもなんともねえだろ」
エリス・トリオン:「俺のトンチキでもいい。極端な話、回答なんざ出ないままでもいい」
エリス・トリオン:「答えのでねえ葛藤にもがきながら上手くやってる奴だって、見たことがある」
エリス・トリオン:「――そうして、全員が答えの違う問いに頭を抱えて」
エリス・トリオン:「それでようやく、このアカデミアは、存在を維持できる」
エリス・トリオン:一息に言いきって、背を向ける。
夏川ミナ:「答えの多様性を認めるということは、正反対の主義主張すら迎え入れるということですよ」
中条総悟:「要するに。『夏川さんの出した答えが間違っているわけじゃない。ただ、俺が気に喰わねえ答えだからぶっ潰しただけだ』」
中条総悟:『悩んで苦しんで、また同じ答えが出たなら何度でもやれ。その度に俺が止めてやる。だから、納得するまでぶつかってやがれ』」
中条総悟:ということですか?」
エリス・トリオン:「矛盾すら受け入れる。器がデカいんじゃねえ。雑だからだ。その証拠に、アカデミアはいつでも滅びかけてんだろ」
エリス・トリオン:「違ェよ。お前は本当に解釈がお花畑だな中坊」
エリス・トリオン:「要約するなら――せいぜい、悩んで苦しめ、だ」
篠沢 蒼:「(……これがこの人なりの、夏川さんへの激励なんだ)」目を細めてエリスくんを見つめる。
エリス・トリオン:「そんだけ、お友達に恵まれてんだ。勝者なら、甘んじて受け入れろ」
篠沢 蒼:「(エリス・トリオン――屈折して、皮肉屋で、そのくせ理想主義者で……この先輩は本当に)」
夏川ミナ:「…………」
篠沢 蒼:「面倒くさい人だなぁ」思わず口に出る。ロイス感情、N:面倒臭い人を表に。
中条総悟:「じゃあ、これからも悩んで苦しまれる夏川先輩に、俺からも判断材料を一つ。」
芙蓉堂太一:くくく、と小さく笑う。
東雲 徹:「……本当にね」篠沢さんの言葉に。
夏川ミナ:「やはりあなたのことは嫌いです。あの時も、今も、勝手な事ばかり」
夏川ミナ:「学園島で唯一と言っていいくらいに嫌いです。なぜ滝さんがこんな人と仲良くされているのか、本当に理解に苦しみます」 エリス君から顔をそむける。
エリス・トリオン:「言ってろ。俺は、誰にも好かれようなんざ思っちゃいねえ」
エリス・トリオン:「あと滝とは仲良くしてねえよ目ん玉洗って出直せボケ夏川!」
芙蓉堂太一:「まあまあ、またケンカすることないでしょ」仲裁しようと手を広げる。
夏川ミナ:「知りません。あのときは私に言うだけ言って、そのあと二人で会話されていたではないですか。仲良く」 顔をそむける。
東雲 徹:「……そんなことまでしてたんですか?」
エリス・トリオン:「お前、本っ当にあの問答が刺さってたんだなオイ……」
芙蓉堂太一:「エリスくん、あのさあ」
芙蓉堂太一:《空の楽器》使用します。
夏川ミナ:「毎晩寝る前に思い出して、5分間の自問自答をしていました」
エリス・トリオン:「生真面目か!」
:『俺が悪ィ』
GM:そう言って更に顔をそむける。
芙蓉堂太一:鳥がエリス・トリオンの声を再生する。
芙蓉堂太一:「僕、めっちゃ聞いてたし覚えてたからね、今のやつ」
エリス・トリオン:「ゲッ! 情報屋テメェ」
篠沢 蒼:「生真面目だよ」両手で夏川さんを庇うジェスチャ。
中条総悟:「いじめた側の人間って、本当にいじめられた側の傷を忘れるんですね。」
エリス・トリオン:「タチ悪ィ能力もってやがんな……」
篠沢 蒼:「そこも夏川さんのいいところなんだから」
芙蓉堂太一:「ふふふ、いいだろー」
芙蓉堂太一:「まあ、何をするとは言ってないけど、ちょっとは身の回りに気をつけなね、という感じ」
エリス・トリオン:「うるせー。俺だって、アカデミア出て行くか考えるレベルで衝撃だったんだよ」
"魔王番長"田中智子:「……鉄叫。貴様は何を言おうとしたのだ?」
エリス・トリオン:「前任者がいるからダサくてやんなかっただけで、場合によっちゃ俺が先に仮面被ってたかもしれねえ」
中条総悟:「夏川先輩は親しい人が多いみたいだからさ。」
中条総悟:「夏川先輩の友人でも、undineのファンでも、風紀委員の仲間でも、UGNの上官と部下でも、戦争を共に戦った間柄でもない」
中条総悟:「ただの同じ学園の生徒だっていう繋がりしかない人間が」
中条総悟:夏川さんが間違っていたと切り捨てようとした選択を守ろうとする。
芙蓉堂太一:(そしたらやっぱり誰かが君を助けたと思うけどね)と思いながらくすくす笑っている。
中条総悟:悩んで苦しんでその末に仮面を被った生徒を受け入れる。
中条総悟:「夏川先輩の選択の先に続いている今のアカデミアは、とてもいいところだと思ってるってことを知っておいてもらいたかったんだ。」
中条総悟:「ほら、悩んで答えを出そうとするなら、データの収集は必要だし、そういう悩みなら、友人だけじゃなく、他人の回答も必要でしょ?」
中条総悟:「でも、必要なかったみたいだね。」
中条総悟:先輩たちに囲まれてる夏川さんを見ながらそう言います
夏川ミナ:「もう、いいです」
夏川ミナ:「悩むのなら、滝さんとエリス・トリオンに言われてからずっと悩んできました」
夏川ミナ:「答えは出ています。私が間違っていました」
夏川ミナ:「間違った人間が、間違った手段を取って」「本気とも手加減ともつかない中途半端な戦いをして、負けた」
夏川ミナ:「それだけです」
篠沢 蒼:ぺち、と軽く夏川さんの頬を叩く。
篠沢 蒼:「答え合わせはまだ終わってないよ」
篠沢 蒼:「本当は分かってるくせに……頑固だね」
中条総悟:「ええ、俺だってまだ答えは出せてないのに勝手に納得されては、なんというか、ずるいです。」
夏川ミナ:「3ヶ月、毎日悩んだ末での結論です。"勝手に"などと言われては心外です」
夏川ミナ:篠沢の膝枕から立ち上がる。
中条総悟:「それは、すいません。俺が間違ってました。」
中条総悟:「ただ、俺たちが殴って、勝ったから自分が間違ていたなんて思わないでほしいんですよ。」
中条総悟:「人の悩みは、後悔は、そんなもので決着をつけていいものじゃない。そう思ってるから、俺はずっと考え続けていたので。」
中条総悟:「ただ、先輩の3か月間の後悔を、軽いものと扱うような意図はなかったんです。すいません」
中条総悟:頭を下げます
夏川ミナ:「…………」 背中を向けてその言葉を聞いていた。
GM:もはや何も言わずに、夏川はコツコツと広間の奥に向かいます。
東雲 徹:「………あの、夏川さん」
GM:広間の奥には『非常口はこちら、鍵を回してからドアを押し開けてね!』と記載された非常口がある。
夏川ミナ:振り返らない。疲弊した身体を引きずるように歩いていく。
東雲 徹:「あの、正直、このタイミングで言うのもどうかと思うんだけど」去りゆく夏川さんの背中に声をかけ続ける
東雲 徹:「さっき、言いたいことがあるって言ったし……『言わないまま後悔するのはよくない』って言われたし」
夏川ミナ:《ウサギの耳》。東雲の言葉はキャッチしている。
東雲 徹:「………あのさ、せっかく会えたんだから、お礼が言いたいんだ」
夏川ミナ:「やめてください」 立ち止まる。
夏川ミナ:「……"クエスチョン"も"タウラス"も、"イカロス"も"キューピット"も、こんな気持ちだったんでしょうね」
夏川ミナ:「願いを打ち砕いた張本人たちから、憐憫と同情のお説教をされるというのは」
夏川ミナ:「超、むかつきます」
夏川ミナ:「"お礼"だなんて、聞きたくもありません」
東雲 徹:「………そうか。そりゃ、そうか」
東雲 徹:「でも、ごめん。聞かなくてもいい。言わせてほしい」
東雲 徹:そう言って、声のボリュームをかなり下げて、続ける。
東雲 徹:「……風紀を守ることや、トップアイドルになることに比べたら、小さなことかもしれなくて」
東雲 徹:「間違ったって悩んで、仮面を被った人には、相応しくないと思われるのかもしれないけど」
東雲 徹:―――永久に、アカデミアに不要な存在のままになってしまう……!
東雲 徹:「でもさ、君がいてくれてよかったなってこと、あったから」
東雲 徹:―――真面目ってのは、わかります。会ったことは、ないですけど
東雲 徹:「………あんな堅苦しくて変わった紹介文、読んだの初めてだったよ。でも、だから興味を持てた」
東雲 徹:「君が教えてくれたからだよ。ありがとう」
東雲 徹:「あの店、よかったよ」
夏川ミナ:「……………………それはそうでしょう」
夏川ミナ:「芙蓉堂太一の、おすすめのお店ですから」
GM:それだけ言って、夏川は非常口に姿を消す。
東雲 徹:言い終わったまま、非常口を黙って見続けている。

■Ending02 - エリス・トリオン

GM:■Ending02 - エリス・トリオン
どどんとふ:「山縣亜鷺」がログインしました。
どどんとふ:「町川月夏」がログインしました。
どどんとふ:「フブキ」がログインしました。

GM:翌日。生徒会執務室。
GM:いつものメンバー……ではない声が、先程から再三に渡って響き続けている。
ベアトリス・ハックマン:「あらためて、この度は」
ベアトリス・ハックマン:「本ッ」
ベアトリス・ハックマン:「―――――ッッッッッッッとに申し訳ありませんでしたーっ!」
ベアトリス・ハックマン:130度の角度で頭をさげ、菓子折りを差し出している。
エリス・トリオン:「オウオウもっと頭下げろやオラ もとはと言や、テメーのケア不足注意不足だろうが」 後ろの方で偉そうにしている
ベアトリス・ハックマン:「わたくしの! 不徳の致す! ところです!」
雲雀宏一:「あっ、5/7/5」
雲雀宏一:「ぼく、文字色こんなんだったっけ?」
雲雀宏一:「まあいいか」
滝瑞果:「なあ風紀委員長……菓子折りなんかよりさァ~もっと出せるもんがあるんじゃないのォ~?」PCデスクに座っている。
ベアトリス・ハックマン:「な、なんでしょうか」 超低姿勢!
滝瑞果:「あるんだろう……あたし達は全員“アレ"を狙ってるんだぜ……アンタの“コレクション"をよォ……!!」
ベアトリス・ハックマン:「わたくしのUndineエッチブロマイドコレクションだけは……」
ベアトリス・ハックマン:「アアアアーッ!?」
滝瑞果:「やっぱりあるんじゃねーかァァ~~!」
ベアトリス・ハックマン:「そ、それだけはやめてください!家宝なんです!」
山縣亜鷺:「ウンディーネッチ……?」
フブキ:「山縣先輩ー。俺のいない間になんかあったんすか?」シャリシャリ。うさぎさん型に切ったりんごを食べながら尋ねるよ
山縣亜鷺:「いろいろありましたよ……ほんとに」頭を押さえる。
滝瑞果:「あっフブキくんだ」
滝瑞果:「いつ帰ったの?」
影田七生:「影田です」
雲雀宏一:「ね。青森からもう帰ってこないと思ってたのに」
フブキ:「昨日ようやく帰ってきたんすよ!いやー、大変でした。青森から北海道に行くまでの道もわかんなかったし」
滝瑞果:「りんごを買うから青森って話じゃなかったっけ?」
雲雀宏一:「そうそう。滝くんへの差し入れに、おいしいりんごを買いに行ったんだよね」
山縣亜鷺:「北海道……?」
山縣亜鷺:「いえ、青森の時点で何でそんな事になってしまったのかはわからないんですけど、それはそれとして」
フブキ:「網走監獄ならりんごの差し入れくらいすぐあるかと思ったら、意外と少ないし、そもそも差し入れがあるからって売ってくれるわけじゃないし……」
フブキ:「はい!でもこの通り!ちゃんと【差し入れのりんご】は手に入れてきたっす!皆さんもどうぞ食べてください!」
滝瑞果:「それ」
滝瑞果:「差し入れのを買ってきたのかよ!!」
エリス・トリオン:「相変わらずフブキはフブキだな……」
エリス・トリオン:シャクシャクと一個丸ごと齧っている
雲雀宏一:「うちほど"相変わらず"が似合う組織はないよね。エリスくんも今回、いつものエリスくんだったらしいし」
山縣亜鷺:「会長、また色変わってませんか」
雲雀宏一:「僕、こんな文字色だったっけ?」
雲雀宏一:「まあ、騒ぐほどのことじゃないか」
エリス・トリオン:「いつもじゃねえ俺がいンのかよ。……いや、いたか。いたな」
滝瑞果:「わかったわかった会長。文字色のところにFFFFFFって入れてみるといいぞ」
滝瑞果:「元の色に戻るからさ」
山縣亜鷺:「そうなんですか……あ、委員長は頭を上げてくださいね」
山縣亜鷺:「元はと言えば、こちらの素行の至らぬ点もありますし……エリスくんとか会長とか」
雲雀宏一:「あれっ? これ明らかにちがくない? 滝くん?」
滝瑞果:「コレクションの件、本当頼みますよ」囁く。
フブキ:「会長ー!それ000000っすよ!FFFFFFはこっちっす!」
ベアトリス・ハックマン:「学園天使……やっぱり亜鷺ちゃんは天使だな……」
フブキ:「こうっすよこう!しっかりしてくださいよ会長!」
滝瑞果:「あっフブキくん何あたしの声マネしてんだ!」
雲雀宏一:「でも、エリスくんは今回大活躍だったらしいね」
雲雀宏一:「あの、犯人の、なんだっけ……風紀の……ナントカって子を」
雲雀宏一:「うまくナントカしたんでしょ。たいしたものじゃあないか」
滝瑞果:「ミナちゃんだろーが!!」空き缶を投げる!
雲雀宏一:「グワーッ!」
滝瑞果:「覚えろよ、名前くらい!」
GM:盗難された"悪魔の仮面"は、結局戦闘によってブチ割られたわけですが
GM:結局、仮面のかけらにもなんらかの力があるとマズいということで、現在はUGNが調査をしている状態です。
エリス・トリオン:「元はと言えばテメーが変な容疑を押し付けたせいだろが!」 コンボ! リンゴの入ってた箱を投げる
雲雀宏一:「グワーッ痛い!」
エリス・トリオン:残った芯を種ごとバリバリ食う。
山縣亜鷺:「これ、箱ごと貰って元の差し入れは大丈夫だったんですかね」
影田七生:「そもそも、なんで箱ごとくれたんでしょうね。親切すぎでは」
雲雀宏一:「で、でもよかったよ……仮面を生み出す仮面なんて、ろくなもんじゃないからね」
雲雀宏一:「あと、普通に監視の仕事が増えてめんどくさかった」
エリス・トリオン:「……まあ、更に遡れば、俺の撒いた種でもあったからな」
エリス・トリオン:「片すのはやるが、後のケアはアイツの知人に任せるさ」
雲雀宏一:「あっそうなの?」
雲雀宏一:「やっぱエリスくんが犯人でよかったということ……?」
雲雀宏一:「信じていたのになあ」
エリス・トリオン:「会長のクソ眼鏡、次から仮面と入れ替えておいてやろうか?」
フブキ:「へぇー。仮面て植物だったんすねー。どんな花が咲くのかなあ」
山縣亜鷺:「止めてくださいエリスくん」
山縣亜鷺:「会長の行動力で仮面でもかぶられたら、何が起こるか考えたくもないです」
エリス・トリオン:「一周して無害になる可能性ねぇか?」
雲雀宏一:「やだなあ。僕は無害な非オーヴァードだよ、大したことできないできない」
雲雀宏一:「できるのはダイタンな予算の使い方をして、滝くんを発狂させることくらいだよ」
滝瑞果:「すでに有害なんだが?」
GM:なお、今回の"ヘミニス"騒動もまた、あの戦争の影響のひとつという事になり
GM:君たちのもとには無数の戦後処理用事務仕事が舞い込んでます。今回追加されたぶんだけでも軽く1週間はかかるだろう。
影田七生:「仕事をしましょう。今日くらいは定時で帰りたいです」
滝瑞果:「収監されてたほうが自由時間多かった」
山縣亜鷺:「定時って何時なんでしたっけ」
エリス・トリオン:「まず、学校に定時って概念があるとこから疑問に思うべきじゃねえのか?」
エリス・トリオン:「いや、まともな学校がどんなんかはしらねーけどよ」
フブキ:「大丈夫っす!今日から俺もちゃんと生徒会室にいますんで!なんでも任せてくださいっすよー!」
滝瑞果:「フブキくんは外で遊んでていいよ~」余計な仕事を増やさないでほしいという意味
雲雀宏一:「ははは、フブキくんは元気だなあ。滝くんが次に投獄された時のために夕張メロンとかそのあたりを買ってきてもらおうか」
エリス・トリオン:「やめろ馬鹿ども!フブキに曖昧形の提案を出すな!」
山縣亜鷺:「外ってまた学園の外に出ませんよね……?」
フブキ:「えっいいんすか!実は俺、一回位月面に行ってみたかったんすよね!」
山縣亜鷺:「えっ」
滝瑞果:「地球外!?」
エリス・トリオン:「ホラ見ろ大気圏外に行こうとしてやがる!」
雲雀宏一:「地球の外じゃん」
影田七生:「影田です」
エリス・トリオン:「黙れアレクサ!」
フブキ:「まずは宇宙飛行士の資格を取らないと!早速図書室で勉強してくるっすよ!夕張メロンは月から帰ってきたら買います!」
フブキ:「帰ってくるまでちゃんと投獄されててくださいね、滝先輩!うおー!」
フブキ:どたばた生徒会室から消えます
滝瑞果:「マジか」
エリス・トリオン:「ん……これは、比較的穏健な選択肢……か?」
山縣亜鷺:「え、えっと。結果オーライなんでしょうか……?」
雲雀宏一:「来年には帰ってくるといいなあ」 ボリボリとおせんべいをかじっている。
エリス・トリオン:「おい、滝」
滝瑞果:「なんだよ」
エリス・トリオン:「お前、学園戦争が終わった直後に、俺がお前と夏川に喧嘩売って絡んだの覚えてっか」
滝瑞果:「覚えてなーい」
滝瑞果:「っていうか……よく、あんなの口に出せるな。自分から」苦虫を噛み潰したような表情。
エリス・トリオン:「テッメェな。いちいち……。それ関連だったんだ、仕方ねえだろ」
エリス・トリオン:「でなきゃ夏川が仮面なんざ被るかよ」
滝瑞果:「……」当然、今回の事件の犯人については(エリスの書いた雑な)報告書を見ている。だからあまり追求していなかったのだ。
滝瑞果:「そこ。なんでミナちゃんが仮面被ったのかとか、そういうのが」
滝瑞果:「全然書いてねーんだけど。罫線すら守れてないぞお前」
エリス・トリオン:「罫線って何だよ、体育の授業で引いてるやつかよ。……まあ本人の名誉のために詳細は省くが」
エリス・トリオン:「ざっくり言うと、あの問答をクソ真面目に捉えて悩んだ結果、仮面に手を出したって話だ」
エリス・トリオン:「……………………なあ」
滝瑞果:「なんだよ」
エリス・トリオン:頭を抱える。「…………………………やっぱ俺が悪いか?」
エリス・トリオン:すげえ気まずそうな顔。
滝瑞果:「エリス、それは聞き方が悪いだろ」
滝瑞果:「いいところを数えた方が早いんじゃねえのか。あるとしたらだけど」
滝瑞果:「……ま、冗談だけどさ。でも」
滝瑞果:「……いややっぱいいや。なしなし」
エリス・トリオン:「なんっなんだよ! はっきりしねえな!」
滝瑞果:「う…………」
滝瑞果:さっきの勢いが嘘のように、言いよどんでいる。
エリス・トリオン:「ッたくよォ、あいつも文句あんなら俺に直接殴りに来いってんだよなあ……!」
滝瑞果:「……いや……お前のあれはクソ八つ当たりでさ、クソ迷惑で……はっきり言って、最悪だったよ」
エリス・トリオン:「?」
滝瑞果:「挙句の果てにはまたこんな事件まで起こしやがってさあ。仕事を増やす天才かよ」
エリス・トリオン:「るっせえな! へーへー、そうさ、どうせ俺が……」
滝瑞果:「……でも、あの時のあれは、こう……なんていうかさ」しどろもどろ。
滝瑞果:「あたしにとっては、ちょっと安心できたっていうか」
滝瑞果:「マジになってたのがあたしだけじゃないって分かっただけで……ちょっと楽になったよ」
滝瑞果:「……とか」
滝瑞果:「うるせーーよ!!」会長を殴る!
雲雀宏一:「グワーッ!?」
雲雀宏一:「えっなに? いま僕殴られる流れだった?」
GM:雲雀は種火周回中だったスマホを取り落としながら困惑!
エリス・トリオン:「……………」 固まったまま、殴られる会長を見過ごしている。
滝瑞果:「はーっ、はーっ!」顔面が蒼白!エリスに感謝したり褒めたりすることは滝の体に極めて多大な負担を与え、最悪死の危険すらありえる!
滝瑞果:「ジェネシフトします!」
滝瑞果:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+4[4] → 39

GM:何やってるの!?
エリス・トリオン:「ハ! そりゃ、随分と」……。…………。「……よかったことで」
エリス・トリオン:メジャーアクションでRメンを使用します。
エリス・トリオン:1d10+12
DoubleCross : (1D10+12) → 5[5]+12 → 17

エリス・トリオン:水も入れないままでRメンを口に放り込んで噛み砕いている。
滝瑞果:「っていうか、それを言ったらあたしの方こそめちゃくちゃ後悔してるよ!!」
滝瑞果:「くそ、もう……ミナちゃんと話すのが気まずいよ!エリスは相変わらずこんなんだしよ!」
エリス・トリオン:「うるせえ! 俺は成長してんだよ!」
エリス・トリオン:「いつまでも収監と脱獄を繰り返してるテメーと一緒にしてんじゃねえ!」
滝瑞果:「脱獄はしてねーよ!あたしは毎回ちゃんとした司法取引の上で出てきてるんだろうが!」
エリス・トリオン:「取引してんのかよ!」
滝瑞果:「レクター博士とおおよそ理屈は同じだ」
エリス・トリオン:「言ってて悲しくならねえのか」
滝瑞果:「それで、エリスは……どうなんだよ」
滝瑞果:「自分で言うんだから、今回の事件でさぞ反省して成長したんだろうな」
エリス・トリオン:「ハ、舐めんなよ」指先に、小さく炎をともす。制御しつつある霧の火だ。
エリス・トリオン:「いつアカデミアが滅んでも大丈夫なように、逃走経路の確保は万全だ」
滝瑞果:「そういう意味じゃねーよ戦闘バカの不法廃棄物野郎」
滝瑞果:「逃走経路は10枚300円のゴミ袋でも使ってろ。ちゃんとミナちゃんと仲直りできたのかよ」
滝瑞果:「お前のことだから、皆から非難轟々の中で『俺は謝りませ~ん!』とでも言ってないかあたしは心配だよ」
エリス・トリオン:「ああ、それか」
雲雀宏一:「ははは。さすがのエリスくんでもそんな事はしないでしょ」
影田七生:「影田です」
エリス・トリオン:「なんだ。もう知ってんじゃねえか」
エリス・トリオン:「アカデミアで一番嫌いだって言われたな」
滝瑞果:「お前、それ……よく自殺してないな。ミナちゃんだぞ……」
エリス・トリオン:「ついでにテメェのことも嫌いだって言ってたぞ」
滝瑞果:「ウワーッ!!」
滝瑞果:グシャーッ!!
滝瑞果:一番近い壁に突っ込んで血を飛び散らせる。
エリス・トリオン:「嘘だボケ」
滝瑞果:「ク、クソ野郎~~ッ!!」瀕死
エリス・トリオン:「むしろ、嫌われた、幻滅された~っみてーな感じだったからな。テメーの方は何とかなるんじゃねーのか」
滝瑞果:「はーっ、はーっ……」
滝瑞果:「…………………テメーも何とかしろよ」
滝瑞果:「相手の方になんとかしてもらうだけじゃねーだろ……人間関係はよー……」壁にもたれかかったまま。
山縣亜鷺:「あ、じゃあ今から謝りに行きましょうか」立ち上がる。「お一人で行けないならついていきますよ」
エリス・トリオン:「言いたいことは言った。別に良いんだよ、好きも嫌いも、対立も矛盾も飲み込むのがアカデミア……」
エリス・トリオン:「はあ!?」
山縣亜鷺:「はあ、じゃありません。生徒会が他人から嫌われていて、いいわけないでしょう」
山縣亜鷺:「生徒の皆さんに頼られないといけないんですから。そういう態度は困っちゃいますよ」
エリス・トリオン:「今更!? 良いだろ俺は別にそういうもんだろ!?」
山縣亜鷺:「私がよくないので。私だけで不服なら、瑞果さんも一緒に来てもらいます」
滝瑞果:「あ、あたしも!?」
滝瑞果:「やだ!」
滝瑞果:「怖いよ!気まずいよ!」
滝瑞果:机の足とかにしがみついている
エリス・トリオン:「ハハハ! そりゃ面白ェな! ざまーみろ!」
フブキ:「すみません、せんぱーい!第四に行ったらうるさくするなって怒られたっす!図書館って何処の図書館に行けばいいんすかー!?」
フブキ:「ってうわっ!何やってるんすかこれ!滝先輩が引き裂かれそうになってる!」
山縣亜鷺:「それでもまだ足りなければ……あ、えっと」
山縣亜鷺:「今のは無しで……図書館はどこもうるさくしちゃダメですよ」
滝瑞果:「助けてフブキく~ん……」
フブキ:「任せてください!直ぐに現世の苦しみから助けてあげますんで!」そう言って滝先輩の横について念仏を唱え始めます
滝瑞果:「ギャアアアア!そういう意味じゃない!」
滝瑞果:「煩悩が!あたしの力の源が浄化されてしまう!!」
エリス・トリオン:「効くのかよ」
山縣亜鷺:「フブキくん、ホントに何でも出来るんですね」
滝瑞果:「ギャアア~~ッ」
フブキ:「煩悩から開放されれば、牢獄に入れられることもなくなるっすよ!大人しく受け入れてください!」
フブキ:「涅槃への道を開くんす!がんばって!」
滝瑞果:「死ぬ~~!解脱してしまう~~!」
エリス・トリオン:「ともかく、滝はさておき俺は御免だ。お前は俺の母親かなんかかよ」
山縣亜鷺:「……分かりました。じゃあ私一人でも行って頭を下げてきますからね」
エリス・トリオン:「何でそうなる!」
エリス・トリオン:「………………………分かったよ! 行きゃいんだろ! 行きゃあ!」
山縣亜鷺:「私は行きますね。エリスくんは来るも来ないも、好きにしていいですから……」
山縣亜鷺:「ああ、よかった」微笑む。
山縣亜鷺:「じゃあ、準備して下さいね。あ、身だしなみも整えてください」
山縣亜鷺:「お二人はどうされますかー?」
滝瑞果:「行く!行かせてください~!」
滝瑞果:「90分行きまくり!」
フブキ:「よくわかんないけど皆さんが行くなら俺もお供しますよ~!」
フブキ:「エリス先輩と滝先輩にだけ謝らせて、俺だけ謝らないなんて後輩の名折れっすからね!」
エリス・トリオン:「どうしてこうなんだよ……クソッ……」
エリス・トリオン:「フブキは普通に関係ねえけどまあ今更か……」
山縣亜鷺:「反省の一つだと思って、観念して下さいね」
山縣亜鷺:「仲良くやりましょう」エリスくんの手を引いて、生徒会室を後にする。
エリス・トリオン:「だったら、頼むから、お前は謝るなよ……」

■Ending03 - 東雲徹

GM:つぎ!
GM:中条くんか東雲くんかな。中条くんは番長裁判にかけられた後のクロノスと話すシーンで
GM:東雲くんならサードとお話するシーン。
GM:ゆるふわな方から先にやっていきたい感じがあるので、特に希望がなければ東雲くんからかな~
GM:東雲くんからにしようか!
東雲 徹:私はOKです!
GM:じゃあ君!
GM:サードと話すシーンです。OPと同様、図書室にサードが訪ねてくる感じかな。時間は翌日。
東雲 徹:そんな感じでお願いします!
GM:もちろん、シチュエーション希望があったら外でも大丈夫です。
GM:じゃあこれでいこうかね!
東雲 徹:あ、じゃあカウンターでボーっとしてたいですね
GM:ほいほい

GM:アカデミア高等部、第三図書室。
GM:高等部の学舎は広い。エフェクト使用を想定した作りになっているがゆえに、廊下や部屋もやや広めにとられているためだ。
GM:東雲くんはそんな高等部の一角。第三図書館に近い、第三図書室で普段の業務をこなし……
GM:こな……こなし……
東雲 徹:受付カウンターに座り、ここではないどこかを見つめながら、ボーっとしている。
東雲 徹:「……………」
秋吉未央:「あ、返却本いっぱいだ。戻してくるねー」
東雲 徹:「はいー」
秋吉未央:「……東雲くん大丈夫? なんかずーっとボッとしてない?」
秋吉未央:「風邪? インフルエンザ?」
東雲 徹:「………え、あ」
東雲 徹:「いや、大丈夫です! 健康ですよ!」
東雲 徹:腕をグルグルと回そう……として、できない。
東雲 徹:動くには動くが、まだ幾らかダメージが残っている。
秋吉未央:「ならいいんだけど……心配だなぁ」
秋吉未央:「うつさないでね……?」 自分の心配をしながらワゴンをごろごろ押していく。
東雲 徹:「あ、はい。ありがとうございます……」
東雲 徹:そう言って、またどこかを見つめ始める。
東雲 徹:「………」
東雲 徹:―――言わないままで後悔することになるのは、よくないと思うな
東雲 徹:「………言ってもめちゃめちゃ後悔するじゃん、篠沢さん」
東雲 徹:うおお、と頭を抱えてカウンターに突っ伏す。
GM:その頭が、ぺちりと叩かれる。
???:「こらっ」
東雲 徹:「あてっ」
???:「図書室の管理者が、なんて格好をしているんですか」
???:「受付は図書室の顔ですよ。もっと知的にクールに、です」
東雲 徹:頭を上げる。そこにいたのは―――
GM:ロングヘアの眼鏡の女性と、高等部三年生の男子生徒が立っている。
サード=ライブラリ:「こんにちは。お元気ですか、東雲くん」
二階堂燈馬:「疲れはとれたか。見たところ、まだ完全復活には程遠いようだが」
東雲 徹:「は、はい!」大声と共に立ち上がり
東雲 徹:「………元気、です」小声と共に椅子に座る
二階堂燈馬:「……元気そうには」
サード=ライブラリ:「見えませんね……」
東雲 徹:「あの、すいません」
東雲 徹:「………」
サード=ライブラリ:ごとごとと音を立て、売店で買ってきた大量のリポビタンD、マムシドリンク、うな重などを置く。
東雲 徹:「………なんですか、これ?」
サード=ライブラリ:「いえ。東雲くん、戦いで無理をしたそうですから」
東雲 徹:「それは、まあ。それなりに」
サード=ライブラリ:「精がつきそうなものを見繕ってきました」
東雲 徹:「精が………」
東雲 徹:置かれたものをしげしげと見つめる。
東雲 徹:「………じゃあ、せっかくなので。頂いておきます」
東雲 徹:「飲食禁止なので、寮かどこかででも」
サード=ライブラリ:「はい、そうしてください。お腹が減っていると元気も出ませんからね!」
サード=ライブラリ:「それで、その」
サード=ライブラリ:「どうしたんですか?」
サード=ライブラリ:「珍しいですね。真面目な東雲くんが、カウンターで突っ伏してるだなんて」
東雲 徹:「え? あ、いやその」
東雲 徹:「ちょっと、昨日のことを思い出してまして」
東雲 徹:「なんというか……色々と、むちゃくちゃやってたなあ、と。あ、僕がです」
東雲 徹:普段とは違う言動、本来とは違う使い方をしてしまった道具など、いろいろなことが頭の中でグルグルと回っている。
二階堂燈馬:「戦闘の話か?」
二階堂燈馬:「お前の行動は覚えている。あの状況では最善の行動だったろう」
二階堂燈馬:「……元チルドレンとして、見る目はあるつもりだ。むちゃくちゃであったとしても、後悔する必要はないはずだ」
東雲 徹:「いやあ、それはそうかもしれないんですけど」
東雲 徹:「………その、それ。それです」
東雲 徹:「その、後悔ってやつなんですけど」
サード=ライブラリ:「……?」
東雲 徹:「こう、まあ、夏川さんとか二階堂さんとか、あと…いや、とにかく」
東雲 徹:「皆さん、色々と後悔をされてるのがわかったんですけども」
東雲 徹:「………後悔すること自体は、苦しいことだとは思うんですけど」
東雲 徹:「でも、後悔しているってことは、それだけそのことについて、心から考えているからだろうな、とも思ってですね」
東雲 徹:「………ちょっと自分でも上手くまとめられない感じなんですけど」
サード=ライブラリ:「それはそうでしょうね。どうでもいい事なら、別に後悔なんてしませんし」
サード=ライブラリ:「"生きることとは、考えることだ。" ――古代ローマの哲学者、キケロの言葉です」
サード=ライブラリ:「東雲くんの言う通り。心から考えるからこそ、人は後悔するのだと思います」
東雲 徹:「……流石、博識ですね」
サード=ライブラリ:とことことカウンターの中へ歩いてきて、東雲くんの隣に腰掛ける。
サード=ライブラリ:「それで?」
サード=ライブラリ:「東雲くんは、何を後悔してるんですか」
東雲 徹:「あー……そうなります、か」椅子に座りながらちょっと横にずれて、続ける
東雲 徹:「僕にも、色々とありますけど」
東雲 徹:「とりあえずは……言葉の選択がどうだったか、ですね」
二階堂燈馬:「言葉?」
二階堂燈馬:「ああ。もしかすると、あれか」
二階堂燈馬:「お前が、最後に夏川にかけた言葉か」
東雲 徹:「あれ、です」
東雲 徹:「あの時は、夏川さんに何かしてあげられないかと、考えてのことだったんですけど」
東雲 徹:「……よく考えたら、見知らぬ男子にあんなこといきなり、それも目的を打ち砕かれた直後に言われたら」
東雲 徹:「………はぁ」
東雲 徹:左手で顔を押さえる
サード=ライブラリ:「……」 言葉に詰まる。
サード=ライブラリ:妹のフォースと違って、自分は"仮面"をかぶった生徒と戦った経験が、ほとんどない。
サード=ライブラリ:東雲が取った行動が正解なのかどうか。仮面を砕いた事が正しかったのかどうかすら、わからないのだ。
二階堂燈馬:こちらも同じだ。仮面で願いを叶えたかったという気持ちと、砕いてくれてよかったという気持ち。両方が複雑に混ざっている。
どどんとふ:「フォース=ライブラリ」がログインしました。
フォース=ライブラリ:「それで。」 背後から声がかかる。
フォース=ライブラリ:「不躾ではなかったかと気に病んでいるということですね。……その方が東雲さんでしょうか。」
フォース=ライブラリ:金髪のおさげ髪の幼女が後ろの椅子に腰かけ、白い表紙の本を手元でペラペラとめくっている。
東雲 徹:「はい、東雲です………え?」顔を押さえたまま返事をしてから、ん、と顔を上げる
サード=ライブラリ:「あっ」
フォース=ライブラリ:「特徴も一致しているので間違いなさそうですね。サード姉さんから良く話を聞……」
サード=ライブラリ:シーッ、シーッ
サード=ライブラリ:と、口元に人差し指を立てている。
サード=ライブラリ:そして人差し指と人差し指を打ちつけ、ばってんを作る。
フォース=ライブラリ:「……第四図書館で見かけたことがある気がしますね。」
フォース=ライブラリ:サード姉さんの方をチラっと見て言葉を直す
東雲 徹:「はぁ……」フォースさんとサードさんを交互に見ながら
東雲 徹:「それは、よく行きますから……フォース=ライブラリ、さん?」
フォース=ライブラリ:「はい。フォーはフォース=ライブラリなのです。」 東雲さんの顔を見て会釈。
東雲 徹:「あ、東雲徹です。初めまして」こちらも会釈を返す。
サード=ライブラリ:「フォース。いま、私たちは真面目な話をしてるんです。外で遊んでいなさい」
サード=ライブラリ:「仮面をかぶった生徒を倒したあと、なんと声を掛けるべきのが正解だったのか……あるいは何も言わないのがよかったのか」
サード=ライブラリ:「あなたにはまだ難しい問題でしょう」
フォース=ライブラリ:「……なるほど。そうですね。」
フォース=ライブラリ:「フォーの関わってきた仮面を被った生徒は……あるいは、仮面を被った生徒でない方たちも。」
フォース=ライブラリ:「どの方も皆、仮面を被ったことを後悔していたようでしたからね。」
フォース=ライブラリ:「フォーはいつもただ、気にすることはないといったようなことを言うだけで済んでいました。」
東雲 徹:「気にすることはない、ですか」
フォース=ライブラリ:「はい。」 頷く。
東雲 徹:「気にすることはない、かあ」天井を見上げて、少し考える。
東雲 徹:「……後悔するのが、考えているからなら」
東雲 徹:「気にしないのも、考えているから……」と、そこまで言ってフォースさんの方を見る。
東雲 徹:「という、ことでしょうか」
フォース=ライブラリ:「ふふ、どうでしょう。何も考えないというのはむしろ困難なのでは。」 笑う。
東雲 徹:「それは……そう、ですね」こちらも、つられて少し笑う。
フォース=ライブラリ:「……ただ、そうですね。あえて気にしないように気を遣っていただくのも、自分のことで後悔されるのも、」
フォース=ライブラリ:「フォーとしては……気にかけてもらっているだけで嬉しかったかと。」 サード姉さんの方を見る。
フォース=ライブラリ:「フォーも以前、仮面の力で暴走してしまったことがあるので。」
東雲 徹:それは、知らなかった。驚いて目を見開く。
サード=ライブラリ:「……そうね」
サード=ライブラリ:「"好き"の反対は"嫌い"ではなく、"無関心"ですから」
サード=ライブラリ:「結果や過程がどうあれ、気にかけてもらえるのは良いことです」
東雲 徹:「………そうか。そうですね」
サード=ライブラリ:「夏川さんもきっと、内心では嬉しかったかもしれませんよ」
サード=ライブラリ:「してくれたんでしょう? 返事。無視じゃなくて」
東雲 徹:「それは……どうでしょう」苦笑しながら
東雲 徹:「でも、気にかけたことは、間違ってなかったかな……とは、思えてきました。ありがとうございます」
二階堂燈馬:「煮え切らない奴だな」
二階堂燈馬:「よし、わかった」
東雲 徹:「な、なんですか?」
二階堂燈馬:「これから夏川のところへ行くか」
サード=ライブラリ:「あ、そうですね。そうしましょう」
東雲 徹:「……はい?」
東雲 徹:「いや、ちょっと、あの」大声を出しかけて、慌てて小声で
東雲 徹:「昨日の今日ですよ!」ヒソヒソ
二階堂燈馬:「はい? ではない。自分の言葉が間違っていたのかどうか、直接聞くのがいいだろう」
二階堂燈馬:「気まずいようだから、我々も一緒に行く。いい落とし所だと思うが?」
サード=ライブラリ:「二階堂くんの割には良い考えです」
東雲 徹:「夏川さんからしたらいいポイントがなさそうなんですが…」
サード=ライブラリ:「フォースも一緒に来てくださいね。仮面との交戦経験豊富ですから、うまくカバーできるでしょうし」
東雲 徹:「いやあの、交戦は終わったんですけど…!」
フォース=ライブラリ:「む。夏川さんにですか。」 既にグミの袋を取り出してモグモグ食べている。
東雲 徹:「飲食禁止なんだけどなぁ」ぼそりと
サード=ライブラリ:「ああっもう!また図書室でお菓子を食べて!」
サード=ライブラリ:「今回の事件でわかったでしょう。後悔は、ずうっと心に残ります」
サード=ライブラリ:「夏川さんだって、戦闘直後は意固地になっていたはずです。後悔しているなら、きっとあっちもそうですよ!」
サード=ライブラリ:「そういうアフターケアができるのは、戦った東雲くんだけだと思いませんか?」
東雲 徹:「それは……まあ、責任を持つ、ということなら」
東雲 徹:いや、でもどうなんだろうな? などと思いながらも、徐々に流され始めている。
フォース=ライブラリ:「良いですが、フォーは夏川さんとの接点があまりありませんよ。」 しれっとグミの袋を光る文字の群れに戻して本にしまう。
フォース=ライブラリ:「編集部で食レポの連載を同じコラムでしている程度で。」
サード=ライブラリ:「十分な接点でしょう、それ?」 妹を撫でる。
サード=ライブラリ:「さ、行きましょう。今回の件で番長連も生徒会も風紀もバタバタしてますから」
サード=ライブラリ:「お話できるときにお話しますよ!」 東雲くんをぐいぐいと引っ張っていく。
東雲 徹:「ちょ、ちょ、ちょっと!」ぐいぐいと引っ張られていく。
東雲 徹:「あ、秋吉さん、すいません、また出てきますー」それだけは伝えようと、小声で叫ぶ。
フォース=ライブラリ:「……それにその、サード姉さんから事件の概要は聞きましたが、実際に時間を逆行させてしまった身とし……あっ、」
フォース=ライブラリ:うだうだ言っていたらサード姉さんたちが出て行ってしまうので、結局、
フォース=ライブラリ:小走りで追いかけていく。
秋吉未央:「あーい。気をつけていってくるんだよ~」

東雲 徹:「………あの、二階堂さん」隣を歩く二階堂さんに、声をかける。
二階堂燈馬:「なんだ」
二階堂燈馬:「自爆スイッチなら、タダでやるぞ。お前には色々世話になったし、迷惑もかけたからな」
東雲 徹:「それはいりません」
二階堂燈馬:「そうか……」 懐に新品の自爆スイッチを仕舞う。
東雲 徹:「じゃなくて、その……なんか妙なことになっちゃいましたけど、ありがとうございました」
東雲 徹:「最初は、自爆ばかりする変な人だなとか、思ってましたけど……その、いろいろあって」
東雲 徹:「いい人だなって、わかりましたから。きっと、警備保障部の皆さんも、そう思ってますよ」
二階堂燈馬:「…………」
二階堂燈馬:「俺は、任務でも、あの戦争でも、ろくに何かを守れなかった男だ」
二階堂燈馬:「そんな俺でも、アカデミアに居ていいと思うか?」
二階堂燈馬:「判断を間違った人間が」
二階堂燈馬:「学園島で暮らしていても、いいと思うか」
東雲 徹:「………」
東雲 徹:「大事な時に、判断を誤ったのが二階堂さんなら」
東雲 徹:「今こうやって、僕を外に連れ出してくれたのも、二階堂さんです」
東雲 徹:「いていいのか、悪いのか。難しい問題ですけど」
東雲 徹:「………いいと、思いますよ」しっかりと、はっきりと言い切る。
東雲 徹:「それが、俺たちの学園島………俺たちのアカデミアですよ、きっと」
二階堂燈馬:「……なんだ」
二階堂燈馬:「気弱そうに見えて、やはり芯はしっかりしているな。お前は」
二階堂燈馬:「救われた気持ちだ。礼を言う、東雲」
二階堂燈馬:「ああ、だが待て」
東雲 徹:「なんですか?」
二階堂燈馬:「チルドレンの指揮官として、交友関係を見極める目は確かなつもりだ。だからひとつ訂正しておく」
二階堂燈馬:「俺ではない」
東雲 徹:「交友……?」
東雲 徹:「え?」
二階堂燈馬:「お前を外に連れ出したのは」
二階堂燈馬:「お前の、サードへの愛の力だ。俺の力ではない」
東雲 徹:「あっ」
東雲 徹:???
東雲 徹:?????
サード=ライブラリ:ぐいぐい引っ張っていたが、東雲くんの動きが止まってつんのめる。
東雲 徹:顔が固まったまま、足だけを動かしている
GM:あっ動いてる
東雲 徹:停まる!
東雲 徹:止まるよ
サード=ライブラリ:「ぎゃっ!」 すっ転ぶ。
フォース=ライブラリ:「あっ」
東雲 徹:「とぁっ、とと!」
サード=ライブラリ:「ああっもう、なんですか!さっきから後ろでゴチャゴチャと!」
東雲 徹:倒れないように支えよう
サード=ライブラリ:「話すなら話す!歩くなら歩くにしてください!」
サード=ライブラリ:よたよたと支えられる。
東雲 徹:「いや、あの、いつまでも放してくれなかったので…」
サード=ライブラリ:「それで」
サード=ライブラリ:「なんの話をしてたんですか?」
フォース=ライブラリ:小走りで走ってきて、3人に追いつく。
東雲 徹:「何の話を……してたんでしょうか?」
二階堂燈馬:「何の話だろうな」 追いついたフォーちゃんを見る。
フォース=ライブラリ:「む?」
東雲 徹:三人の顔を何度も行ったり来たりしながら
東雲 徹:さっき言われた言葉が、頭の中で暴れている
東雲 徹:グルグルと回っていたことを、上書きするように
東雲 徹:「えっと……」
東雲 徹:「………とりあえず、話すのは置いておきましょうか」
東雲 徹:そう言って、一人サードさんが向かっていた方向へ歩きはじめる。

■Ending04 -

GM:――番 長 裁 判
GM:   開   廷
GM:ダダン!
GM:中条くんは今、アカデミア裁判所にいる。
GM:今回の事件の重要参考人として呼ばれたのだ。君には特例として、あらゆる発言が許されている。
中条総悟:やったー!
GM:裁判所の、なんか被告が立つあそこには、"魔王番長"田中智子の姿。
GM:そして周囲の傍聴席には無数の番長、馬や闇医者が立っている。
無道ささき:「うおっほん!おっほんほん!」
GM:カンカン!
GM:つけひげをつけた無道ささきが、カツカツと木槌っぽいあれを叩き、静粛にさせる。
無道ささき:「ではこれより、番長裁判をはじめる」
無道ささき:「今回の裁判の目的は、えーと」
無道ささき:「被告、魔王番長クロノスは、仮面をかぶって色々と……"ヘミニス"の手助けをしたりしたということだ」
無道ささき:「この裁判の結果次第では、田中は有罪になったり、無罪になったりするかもしれない」
無道ささき:「魔王番長よ。なにか言い分はあるか」
"魔王番長"田中智子:「………………」
"魔王番長"田中智子:「いや、なにもない。吾輩は、吾輩が信じた正義のままに行動した」
"魔王番長"田中智子:「投獄でもなんでも好きにするがいい。覚悟はできている」
無道ささき:「うおっほん! それでは有罪……」
GM:というところで、中条くんは好きに口を挟んでいいです。
中条総悟:発言の許可を求めるように挙手をします
中条総悟:なんか一向にこっちに向けて言葉をくれないので上げた手を振ったりしています。
フリースタイル検事:「Say Yo そこの鉄叫 なにか言い分あるんじゃねえのか?」
フリースタイル検事:「遠慮せずに刻んでけよライム 高めてくぜ法廷のバイブス」
無道ささき:「鉄叫か。発言を許可する」
中条総悟:「ありがとうございます。」
中条総悟:クロノス様の方を向く
"魔王番長"田中智子:(中条……! この大馬鹿者め) 口には出さない。
"魔王番長"田中智子:(余計な口をはさむな。貴様まで有罪にされるぞ!)
中条総悟:「被告人、貴方は先ほど『自分が信じた正義のままに行動した』と発言しましたが」
中条総悟:「貴方が信じた正義とは、どのようなものなのでしょうか?」
"魔王番長"田中智子:「ぬっ……」
"魔王番長"田中智子:「そ、それは、もちろん」
"魔王番長"田中智子:「それは…………」
GM:しばらく黙っていた田中が、口を開く。
中条総悟:「被告人は早く答えるように。」
"魔王番長"田中智子:「……"ヘミニス"をそそのかしたのは、吾輩なのだ」
"魔王番長"田中智子:「吾輩の軽率な発言が、彼女を反抗へと駆り立てた」
"魔王番長"田中智子:「吾輩は番長だ! 弱き者を守るのが番長の務めだ!」
"魔王番長"田中智子:「目の前で苦しんでいる者がいるなら……その苦しみに、自分が加担してしまっているのなら」
"魔王番長"田中智子:「見捨てることなど、できぬだろう!」
"魔王番長"田中智子:「……それが吾輩の正義だ」
中条総悟:頷きながら、裁判長の方を向く
中条総悟:「被告は、最初から罰を受ける覚悟を持って」
中条総悟:「何の徳にもならないに、ただ、友情のために正義を為しました。」
中条総悟:「これは、我ら番長連の理念から何ら外れる者は出ないと思います。」
中条総悟:「故に、番長連刑法第164条に則り」
中条総悟:「被告、魔王クロノスの番長無罪を主張します!」
GM:ざわざわ……どよどよ……ブルルッ、ヒヒン……
無道ささき:「……ふーむ」
無道ささき:「ひとつだけ聞こう。"鉄叫番長"中条総悟」
中条総悟:「なんなりと」
無道ささき:「今回の時間の黒幕は、"ヘミニス"。つまり風紀委員の夏川ミナだった」
中条総悟:ささきさんの話を聞いている
無道ささき:「もし夏川が真の悪人であったとしたら、彼女に加担した田中もまた、断じて許されん。悪の増長を招くだけだからな」
無道ささき:「お前の目から見て、夏川はどうだった」
無道ささき:「更生の見込みはありそうだったか」
無道ささき:「夏川に加担したクロノスは間違っていないと、胸を張って言えるか?」
無道ささき:「今ここで、答えてもらおう」
GM:総番長の圧倒的なオーラが君のレネゲイドを励起させる。
中条総悟:ここで更生の見込みがあるといえば、ささきさんは満足してくれるだろうと思う。
中条総悟:ただ、断言できないことを言葉にするのは、中条にとって男らしくないことだった
"魔王番長"田中智子:もう自分に口出しできることは何もない。中条を見守っている。
中条総悟:「更生の見込みがあるか、それはわかりません。」
中条総悟:「俺は、仮面を外した夏川先輩と接したことは、ほぼありませんから。」
無道ささき:「……なんだとぉ?」
無道ささき:「ではやはり有罪――――」
中条総悟:「けれど。」
無道ささき:「――――。」
中条総悟:「夏川先輩の友人には」
中条総悟:「彼女が、間違っていると思ったなら、殴ってでも止めようとする。人のいい方々が揃っていました。」
中条総悟:「俺は、その光景は、夏川先輩の未来を信じるに値するものだと」
中条総悟:「そう判断しました。」
中条総悟:だから、断言できるものだけをいう、夏川先輩を救おうと尽力した先輩たちの姿は、何よりも力強い真実だ。
無道ささき:「………………」
GM:カンカン!
無道ささき:「判決を言い渡す!」
中条総悟:ささきさんの判断を見守る
無道ささき:「……田中の動機、番長連の理念」
無道ささき:「そして実際に犯人たちと交戦した中条の言い分から……」
無道ささき:「"魔王番長"田中智子を――――」「1ヶ月の厳重観察処分とする!」
無道ささき:「観察者は中条、お前がやれ。いいな!」
中条総悟:「謹んで拝命いたします。」
中条総悟:頭を下げる。
無道ささき:「うむ。しっかりやるんだぞ」
無道ささき:「では、番長裁判……これにて閉廷!」
GM:総番長の声が響き渡り、集まった番長たちも三々五々解散していく。
フリースタイル検事:「じゃ、手続きはこっちでやるんで。ここに名前書いて頂いて……あっ、中条さんと田中さんの名前ですね」
フリースタイル検事:「よろしくお願いします」
中条総悟:「はい。よろしくお願いします。」
中条総悟:名前を書きながら
フリースタイル検事:「YO」 二人の名前が書かれた紙を満足気に眺め、去っていく。
中条総悟:「ごめんね。無罪を勝ち取れなかった。」
中条総悟:とクロノス様に謝ります
"魔王番長"田中智子:「お前は……」
"魔王番長"田中智子:「中条。貴様、お前、貴様」
"魔王番長"田中智子:「前々から思っていたのだが」
"魔王番長"田中智子:「バカだな?」
中条総悟:フリースタイル先輩は後輩にも敬語を使ってくれるいい人だなあと思っている。
中条総悟:「え?どこが?」
"魔王番長"田中智子:「すべてがだバカ者!今のタイミングで吾輩を擁護するなど、一歩間違えれば共犯者だぞ!」
中条総悟:珍しく、快活に笑う
"魔王番長"田中智子:「なにがおかしい!」
中条総悟:「だって、共犯者になることを覚悟したうえで、"ヘミニス"の共犯になった人にそんなこと言われるなんて」
中条総悟:「ごめん、全く予測できなかった。予想外のこと言われると、笑いが先に来るんだね。初めて知ったよ」
中条総悟:口元を抑えて、楽しそうに笑っている。
"魔王番長"田中智子:「ぐっ、ぬぬぬ」
"魔王番長"田中智子:「吾輩はいいのだ。たぶん、ミナちゃん先輩だってそう思っていた」
中条総悟:「目の前で苦しんでいる者がいるなら……その苦しみに、自分が加担してしまっているのなら」
"魔王番長"田中智子:「大切な人には傷ついてほしくない。自分が傷つく分には、特に問題ない」
中条総悟:「放っておくことなんてできないでしょう?」
"魔王番長"田中智子:「…………」
"魔王番長"田中智子:「そうだが……」
中条総悟:「それに俺にとって、クロノス様は大切な人だよ。」
中条総悟:「心から尊敬できる、数少ない友人だ。」
"魔王番長"田中智子:「ええい、お前はいつもそれだな!」
"魔王番長"田中智子:「真正面からやれ大切だの尊敬だのと!歯が浮くわ!」
"魔王番長"田中智子:「どうせそんな感じで他の女子にも似たような事を言っておるのだろうが!」
中条総悟:「尊敬できる人にはね。」
"魔王番長"田中智子:「そらみたことか!」
中条総悟:「敬意を表するのに、恥じらいは不要だから。」
中条総悟:「………俺はね、クロノス様」
"魔王番長"田中智子:「な、なんだ。あらたまって」
中条総悟:「クロノス様の、特別な存在になりたいという欲求は」
中条総悟:「とても俗で、誰もが持っているものだけれど。」
中条総悟:「でも、俺たちには簡単に味わうことが出来るものだと思うんだ。」
中条総悟:「だって、俺たちはオーヴァードで、この島では珍しくはなくても、世間では、充分特別な存在なんだから。」
中条総悟:「別に、地元でもどこでもいい、そこで不良でもヤクザでも気に喰わない人たち相手に力を行使していれば、ヒーローの気分だって、王様の気分だって味わえる。」
"魔王番長"田中智子:「…………」
中条総悟:「けど、クロノス様はそうしなかった。力のない人に、オーヴァードの力を行使することを是としなかった。」
"魔王番長"田中智子:「……たしかに、そうだな」
中条総悟:「これは、クロノス様が公正で高潔であることの証左だと思う。」
中条総悟:「そして、クロノス様は、オーヴァードの中で、更に、特別な存在であろうとしている。」
中条総悟:「そのことの難しさを知った上で、もがき苦しんで、前に進もうとしている。」
中条総悟:「ならば、クロノス様の欲求は、既に夢や志と呼んでいいほど貴いものだと思う」
中条総悟:「そして、その夢に向かって歩んでいくクロノス様はとても誇り高い人だと思う。」
中条総悟:「そんな人をさ。」
中条総悟:「尊敬しない理由がないでしょう?」
中条総悟:当たり前のことの言っただけのように、言葉を締めます。
"魔王番長"田中智子:「…………………………」
GM:既に裁判所からは全員が退出し、すっかり静まり返っている。
"魔王番長"田中智子:「おい、鉄叫」
中条総悟:「何、クロノス様」
"魔王番長"田中智子:「…………吾輩には、尊敬する者が二人いる」
中条総悟:「うん、尊敬できる人間がいるのは、いいことだ。」
"魔王番長"田中智子:「ひとりは、吾輩とは違う立場の人だ。エリートUGNチルドレンで、どこまでも真面目で、アイドルなんかもやっていた女子の先輩だ」
"魔王番長"田中智子:「どんな形であっても……彼女の力になれて、嬉しかった」
"魔王番長"田中智子:「それと、もうひとり……」
"魔王番長"田中智子:「そいつはどうしようもないバカでな。しかも吾輩と同じ番長連だ」
"魔王番長"田中智子:「定命の身でありながら馴れ馴れしくしてくるので、吾輩としてはいい迷惑なのだが……」
"魔王番長"田中智子:「…………『クロノス様は、『この先へ進んでくれるのか』って聞いてくれた』」
"魔王番長"田中智子:「『俺はその言葉にクロノス様が進んでほしいと思ってると感じたから、進む。』」
"魔王番長"田中智子:「その言葉が、吾輩にはたまらなく嬉しかった」
"魔王番長"田中智子:「土壇場で、ああいう事をすらっと言える人間を……」
"魔王番長"田中智子:「吾輩は、尊敬している」
中条総悟:「……」
GM:そっぽを向いたまま、田中はそれだけ言い切る。
中条総悟:「クロノス様にも、いい友人がいるようでうれしいよ。」
中条総悟:「ねえ、クロノス様、言伝をお願いしていいかな。」
"魔王番長"田中智子:「ふふん。羨ましかろう?」
"魔王番長"田中智子:「貴様この魔王クロノスをパシリに……! ま、まあ、よかろう」
"魔王番長"田中智子:「今日だけは特別だ。なんなりと口にせよ」
中条総悟:「『帰ってきてくれて、ありがとう。『今』『この瞬間』に君がいてくれることが、たまらなく嬉しい』」
中条総悟:「『君が『頼りにしている』と言ってくれたおかげで、俺は最後まで戦えた。』」
中条総悟:「そう、同じ学年の田中智子さんに伝えておいて」
"魔王番長"田中智子:「おっ」
"魔王番長"田中智子:「きっ」
"魔王番長"田中智子:「きっっさま……!」
中条総悟:「あの子、俺が田中さんって呼ぶと怒るからさ」
中条総悟:くすくすと笑いながら言う。
"魔王番長"田中智子:「きさ……おまっ……おま……」
"魔王番長"田中智子:「良くも恥ずかしげもなくそんな……おまえ……おま……!」
中条総悟:「友情を示すにも恥じらいは不要でしょ?」
中条総悟:「さ、帰ろうか。クロノス様。君が守った明日が君を待ってる。」
"魔王番長"田中智子:「ええいやかましい! もう吾輩は知らん、知らんぞ!」
中条総悟:クロノス様に微笑み、寮に向かって歩いていきます。

■Ending05 -

GM:つぎのエンディング。
GM:蒼ちゃんのEDです。シチュエーションや、話したい相手に冠する希望はありますか?
どどんとふ:「GM」がログインしました。
篠沢 蒼:今回さっぱり顔を出さなかった夏川さんの彼氏っていうやつをちょっと問い詰めたいです
GM:じゃあそれ!
GM:場所は平賀くんの教室?
どどんとふ:「馴染」がログインしました。
篠沢 蒼:ですね。押しかける!
GM:じゃあそんな感じでいきましょう。NPCは必要に応じて生えます。

GM:――アカデミア高等部、学舎。
GM:1-Aの夏川ミナは本日も欠席だ。事件の真相は一部の人間しか知らず,あくまで病欠とだけ伝えられている。
GM:ゆえに、その二つ隣のクラス……1-Cの教室も、いたって静かなものだ。
GM:平賀迅はいつものように自習に励んでいてもいいし、あるいは
GM:他の事件に関わったばかりで、ようやく日常生活に戻ってきたばかりかもしれない。
平賀迅:進路希望の調査用紙の回収日が今日だったので
平賀迅:用事があったという学級委員に代わり、それを集め、ぬけもれがないかを確認しています。
小内希穂:「カッコマンごめーん、用紙出すの遅れたー」
小内希穂:ぺいっと投げやりに平賀くんの机に調査用紙を置く。
平賀迅:「別に構わんが、私を呼ぶ時はきちんと私の名を呼ぶことだ」
平賀迅:「この場でこいつを音読録音して、風紀全体向け通話に流してやっても良いんだぞ?」 と言いつつ、中身はあまり見ず正しい順番の所に入れる
小内希穂:「えーいいじゃん。カッコイイ男(マン)だからカッコマンだよ? よくない?」
小内希穂:「けっこー女子から人気あんだよカッコマン」
平賀迅:「イケメンみたいなものか。……結局一般名詞じゃないか。言ったろ、私の名前を呼べと」
篠沢 蒼:ではそんなとき。
小内希穂:「どうせフリーっしょ? 誰かと付き合ってみたら?」
小内希穂:「カッ……平賀の見た目じゃみんな萎縮しちゃって、グイグイ来る人もいなさそうだし」
小内希穂:「てきとうに自分からさー…………あ?」
篠沢 蒼:「――平賀迅くん、いますか」教室の入り口で声がする。そちらを向けば眼鏡の女子生徒が立っているのが見えるだろう。
平賀迅:「フ。誰かと付き合うことをハナから目的にするのは不実だろう。私は……」
平賀迅:眉をひそめる 「平賀はこちらだ。何か?」
小内希穂:「えぇ……嘘……」 蒼ちゃんと平賀くんを交互に見ている。
篠沢 蒼:ツカツカと平賀くんの前に歩いていく。
平賀迅:席に座ったまま迎える
小内希穂:「さわちー、カッコマンみたいなのタイプだったんだ……」
篠沢 蒼:「……夏川さんの友人の、篠沢です」ぺこりと頭を下げる。
平賀迅:「……ミ、夏川の」
小内希穂:「ミ?」
平賀迅:「……」 少し何か考えると、進路希望届けを小内さんに渡す
小内希穂:「お、おう?」
篠沢 蒼:「これ」平賀くんの前に『クロノス・ゲート調査報告』と書かれた紙束を置く。
篠沢 蒼:「小内さん」
篠沢 蒼:「ごめん、ちょっと外して」
小内希穂:「お、おう」
平賀迅:「職員室まで頼む。こんどアイスでも奢ってやるから」
小内希穂:「えぇ……なんかいろいろショックなんだけど……」
GM:小内は紙束を持って退出!
平賀迅:それを見届けると、調査報告の書類を手に取る 「で? 資料の添削をしてくれってのでもないだろう」
平賀迅:「ミナの友人というのが、そんなに肩を怒らせ私目掛けてこの資料を叩きつけた意図は?」
篠沢 蒼:「事件のこと、知ってますよね。確か風紀委員でしたから」
篠沢 蒼:「夏川さんが仮面を被ったこと」
平賀迅:「もちろん」
平賀迅:「……把握してる」 書類の端を指でぱらぱらとなぞる
篠沢 蒼:「仮面は破壊されました。夏川さんの友達や、番長連や図書委員の人まで協力してくれて」
篠沢 蒼:「夏川さんも、無事……今は、安静にしています」
平賀迅:「知ってる。……なんだ? それをわざわざ伝えに来たのか?」
篠沢 蒼:首を左右に振る。「だから、あなたは悪くないってことです」
平賀迅:指の動きが止まる
篠沢 蒼:「全部終わって、今は平和が戻ってきて……だから」
篠沢 蒼:「僕がこれから言うことは、ただの言いがかりなんです」
篠沢 蒼:「それでも、僕以外の人は誰も言わないだろうから」
篠沢 蒼:「きっと思いついても、心の底に沈めてしまうワガママだから」
篠沢 蒼:「そう思って、聞き流してください」
平賀迅:「……」 返事はない。その視線は資料の表紙に向けられままだ。立っている蒼ちゃんからは、平賀の表情は平静を保っているように見えるだろう
篠沢 蒼:「平賀迅、あなたは夏川さんの一番近くにいた人です。だったら」
篠沢 蒼:「どうして夏川さんを助けてくれなかったんですか」睨むような目つきで、理不尽な問いをぶつける。
篠沢 蒼:「どうして、こうなる前にちゃんと話を聞いてあげなかったんですか」分かり切っている。親しいからこそ、話せないことだってある。
篠沢 蒼:「どうして、誰より早く駆けつけてくれなかったんですか」オーヴァードは全知全能の神様じゃない。そんなに都合よく事件に居合わせられるはずもない。
篠沢 蒼:「どうして……」一瞬言葉を切って考える。夏川さんが考えることを。夏川さんが、呑み込んでしまう言葉を。
篠沢 蒼:「どうして……『勝手に思い込むな、勝手に決めつけるな』と言ってくれなかったのですか、平賀迅」夏川ミナがかつて仮面の少女に言った言葉。平賀迅には知りようのない場でのものだ。
平賀迅:「……聞き流せと言っておいて」
篠沢 蒼:これは八つ当たりだ。非のない相手に対する言いがかり。まともに取り合う必要もない――
平賀迅:「問い尋ねてばかりだな。篠沢」 席を蹴るように立つ
篠沢 蒼:ビクッ、と体が震える。
篠沢 蒼:「答えは、いいです」
篠沢 蒼:「こんなの、あなたの責任じゃありませんから」
平賀迅:「そうだな。それにお前の中では、それらの問いに漠然とした答えはもう出ているんだろう」
平賀迅:「だから教えてやる。私の対することができる真実の答えを」
平賀迅:「なぜ助けられなかったか? これは一重に私の調査力不足。情報収集が得意でもないクセに、妙な焦り方をして初動を間違えた因果の応報だな」
平賀迅:「なぜ話を聞いてあげなかったのか。私が一般生徒で彼女がUGNチルドレンだからであり、何もかもを垣根なく語らえる関係ではないからだ」
篠沢 蒼:「……」少しだけ視線を外し、俯く。
平賀迅:「なぜ駆けつけなかったか。……事件が明るみになったタイミングでは、風紀委員の業務をしていた。何処ぞの誰かが一部風紀委員を負傷に追い込んでくれたからな」
平賀迅:「なぜ……『勝手に思い込むな、勝手に決めつけるな』と言えなかったか」
平賀迅:蒼ちゃんに背を向ける 「……私がミナのことをちゃんと見られなかったからだ」
平賀迅:「私の責任ではない、という君の認識は誤りだ。これは私の責任『でも』ある」
平賀迅:「あるいは君のだ」
平賀迅:「……どうだ。」
平賀迅:「気持ちは晴れたか?」
篠沢 蒼:視線を上げて、広い背中を見る。
篠沢 蒼:「……少しだけは」
篠沢 蒼:「八つ当たりの自己嫌悪で、すぐに落ち込みそうですけど」
平賀迅:振り向く。苦笑を浮かべている 「君は話で聞いていたより面倒なやつだな」
篠沢 蒼:「どんな話を聞いてたんですか」
平賀迅:「大切な友達だと。Undineとしての活動は、元は風紀としての仕事だったが……それを惜しいと思ったのは、君という人がいたからだと」
平賀迅:「今でもあの頃の楽しそうな話はたまに聞かされる。ミナと、君と、あともう一人に、マネージャーと。……楽しかったんだろうさ」
平賀迅:「きっとそれも彼女を変えた。……なあ篠沢。篠沢蒼」
篠沢 蒼:「なんですか」
平賀迅:「私に言わせれば、そこは君の責任だ。……責任なんて、彼女と関わったあらゆるものが遍く持っているべきだ」
平賀迅:「律儀に自覚する必要はないし、反省する必要なぞもないがね。……今回のように、特定の誰かが焚き付けた、というものでないならば、なおさらな」
平賀迅:「……どうだ。もう少し気持ちは晴れたかね」
篠沢 蒼:「夏川さんに関わった全てが……」
篠沢 蒼:「……はい、って答えるのは癪です」
篠沢 蒼:「だけど」
篠沢 蒼:「平賀くんになら、夏川さんを任せてもいいかもしれない、と思いました」
平賀迅:「フ、フ」
平賀迅:大きく腕を振って、書類を稲妻に変化させ、燃えるゴミ箱へシュートする。
平賀迅:「そう言ってもらえるなら何より。……君こそだ」
平賀迅:「ミナの友人でいてくれてありがとう。今私が好きな彼女がいるのは、君のおかげだ」
平賀迅:「きっとそれは、私が彼女と付き合えていることより、よほど幸運なことだよ」
篠沢 蒼:「好きな彼女……ストレートですね」ほんの少しだけ表情を柔らかくする。
篠沢 蒼:「言うまでもないと思いますけど」
篠沢 蒼:「話してあげてくださいね、夏川さんと」
平賀迅:「そうとも。私の気持ちは一直線だ。稲妻のように」 念のため消火剤もゴミ箱に放り込む
平賀迅:「……もちろん。だが今は規則的によろしくない」
篠沢 蒼:口をとがらせる。「規則と気持ちとどっちが大事なんですか」
平賀迅:眉尻を下げて 「規則を守らなきゃ通せない気持ちもある」
篠沢 蒼:「そこは……まぁ。状況次第でした」
平賀迅:「分かれば良い」
篠沢 蒼:「それじゃ、僕はこれで」ぺこり、と頭を下げる。「急に押しかけて、失礼しました」
平賀迅:言って、少し目を細める 「……君は彼氏いるのか」
篠沢 蒼:「……はっ?」
平賀迅:「君は彼氏いるのか?」
篠沢 蒼:「いや、聞こえてましたけど」
平賀迅:「なんだ。聞こえていたのか。なら聞き返すことはないだろう」
平賀迅:ポケットに手を突っ込んでいる
篠沢 蒼:「……いたらどうするんですか」
平賀迅:「いや、ちょっと聞いてみたいことがあってな。なかなかそういうことを人と話す機会が来んのだ。一応秘密にしているので」
篠沢 蒼:「というと……?」ちょっと顔を寄せて内緒話の体勢。
平賀迅:「いや、というとではなく」
平賀迅:「君は彼氏いるのか?」
篠沢 蒼:「……」視線をずらして、少しまごつく。「……まあ」
平賀迅:「ほう……」 なぜか感心したような表情をする
篠沢 蒼:「何」眉を寄せて睨む。
平賀迅:「いや、なら聞こう。君は」
平賀迅:「『別れ』を考えたことはあるか」
平賀迅:その目は冷たい。何かを見定めようとしている、そんな目だ
篠沢 蒼:針で突かれたような表情をする。「……いえ」
篠沢 蒼:「ううん、正確には」
篠沢 蒼:「頭をよぎることはあります、何度も。だけど向き合わないようにしてる」
篠沢 蒼:「……怖いから」
平賀迅:「……フ」
平賀迅:「フフ……いや、済まん。笑うではないな」 肩を揺らし
平賀迅:「そうだな。それがきっと正しいんだろう」
篠沢 蒼:「……」
平賀迅:「『死』だ。誰もが死を想う時がある。たとえばいきなりトラックに突っ込まれて。高所から足を踏み外して。操作している機会が壊れ、電流に襲われて」
平賀迅:「だが本当にそれを恐れて身動きを取れなくなる奴はいない。……感受性の不便な小さな子どもなどは、それで夜泣きなどすることもあるようだが」
平賀迅:「しかし私は、その『死』にじっくり向き合う機会を得てしまったんだよ、今回」
平賀迅:「なぜ助けられなかったか。なぜ話を聞いてやれなかったのか。なぜ駆けつけないのか。なぜ……彼女が望む言葉をかけてやれなかったのか」
篠沢 蒼:「それって、つまり……」
平賀迅:燃えるゴミ箱に向けて歩き始める 「……私になら、ミナを任せて良いかもしれない、と君は言ったな」
篠沢 蒼:「……」
平賀迅:「――私自身はそう思えるのか」
平賀迅:「今、少し、分からん」
平賀迅:燃えるゴミ箱の中が多少焦げ付いているだけできちんと鎮火しているのを確かめる。
平賀迅:薄汚れたゴミの中を睨む目は、冷たい
篠沢 蒼:「それでも、自分を騙してください」
平賀迅:ゆっくりと、その目線を蒼ちゃんへ向ける
篠沢 蒼:「夏川ミナを幸せにできるのは平賀迅しかいない。二人でいる時間は世界一幸福だって」
篠沢 蒼:「そう信じて、その通りに行動してください」
篠沢 蒼:「あなたのことを話す夏川さんは、すごく幸せそうですから」
平賀迅:「……君にそう言われちゃ敵わんな」
篠沢 蒼:「僕は単純ですから」
篠沢 蒼:「恋は人を幸せにするって信じたいんです」
平賀迅:「ミナは、そうか。……幸せそうに話してくれているんだな。それだけで少し勇気が出た」
平賀迅:「……良い信念だと思う。そうだよな。そんなことで、人は幸せになって良いはずだ」
平賀迅:「ミナもだ」
篠沢 蒼:「あなたも、です」
平賀迅:もう一度、息を漏らすように笑う
平賀迅:「……職員室に行く用事がなくなった分も、そろそろ帳尻が合ってしまうな。風紀委員に向かわねばならん」
篠沢 蒼:「僕も、貴重な練習時間がどんどんすり減ってる」
平賀迅:「ああ、それでは。……話せて良かった」
篠沢 蒼:「はい、お互いに」
平賀迅:「今度ミナに自慢してやろう」
篠沢 蒼:「ふふ、きっと悔しがりますね」
平賀迅:「話した内容は秘密で行こう」
篠沢 蒼:「ちょっとかわいそうかも」言いながら、表情は笑顔だ。
篠沢 蒼:「それじゃあまた。今度は夏川さんも一緒に」
篠沢 蒼:手を振ってその背を見送る。
平賀迅:「いいさ。ちょっとくらいな」 くく、と笑い、そのまま風紀委員室へ向かっていきます
平賀迅:「ああ。あと一週間もなく解放されるだろ。そうしたらな」

■Ending06 -

GM:ということで、芙蓉堂くんのEDです。
GM:シチュエーションの希望などはありますか?
芙蓉堂太一:夏川さんに会いに行く!
GM:なければ、ハンセイボウ・マウンテンに入れられた夏川ミナとお話する感じになります。
GM:オッケー!
芙蓉堂太一:それで!

GM:アカデミアには生徒たちが普段生活する学舎以外にも、様々な建物がある。
GM:たとえば、大音量でのバンド活動にも耐える芸能活動棟。
GM:Rファイト会場などを要する多目的運動棟。
GM:そして、凶悪犯罪者を収容する地下牢獄などを備えた絶対隔離棟などだ。
GM:その隔離棟の1F。奥まった廊下の更に先。
GM:処分待ちの生徒が入れられる部屋がある。それがこの反省・懲罰室だ。
GM:あたりには『ハンセイボウ』『更生か死か』などの威圧的なショドーが並び、生徒を威圧する……
夏川ミナ:そこに、ただ一人で佇んでいる。
夏川ミナ:身じろぎせず、パイプ椅子に座っている。報告書のたぐいは既に提出済みだ。
夏川ミナ:風紀委員会への自首。拘束。そして隔離。
夏川ミナ:これまで仕事としてやってきたことを、まさか自分が受けるとは思わなかった。
GM:反省室には窓がある。窓を開ける事もできるだろう。
GM:処刑用レーザーガンを備えた高い城壁もあるが、オーヴァードがその気になれば脱出も不可能ではない。
GM:だがそこまでだ。逃げたところで、どうするわけでもない。
夏川ミナ:(……それに、逃げるつもりもありません)
夏川ミナ:(道を間違えた者は、裁かれなければいけないのだから)
芙蓉堂太一:では、そこにコツコツと足音がゆっくり近づいてくる。
芙蓉堂太一:やがて足音は反省室の前で止まり、硬い扉を叩く音がする。
夏川ミナ:反射的に《ウサギの耳》で集音してしまい、思わず苦笑いする。
夏川ミナ:犯罪者の自分が、チルドレンや風紀委員のマネごとをするなど。
夏川ミナ:「なんですか。言っておきますが、面会は不可能ですよ」
夏川ミナ:「そういう命令が出ています。…………私も、誰とも会いたくありません」
夏川ミナ:「会える気がしません」
芙蓉堂太一:「……」ドアの向こうで何か小さく声がする。そして。
:『面会はできなくても、話すだけならいけるかな?』
:するり、とドアの隙間から透明の小鳥が飛び出してくる。
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「えっ、気持ち悪い」
夏川ミナ:「この鳥、こんなこともできたんですか」
:『どうも、情報屋です。押し売りに来ました』
どどんとふ:「エリス・トリオン」がログインしました。
:『気持ち悪い言うなよー。がんばったんだからさー』
:声は芙蓉堂太一のものだ。
:『コネを駆使してここに潜り込んだし』
夏川ミナ:「意外ですね。ここに潜り込むのは、だいぶリスクが高いです」
夏川ミナ:「あなたがそんな危険を犯すとは思えませんでした」
:『三分の一で死ぬよりはマシなリスクでしょ』
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:仮面をかぶっていた時の自分を思い出し、押し黙る。
夏川ミナ:「何の用ですか」
夏川ミナ:「情報はすべて風紀委員会に報告しました。スクープになるようなネタは、そちらから拾ったほうが早いと思います」
:『うん。買いつけに来たわけじゃない。逆』
:『言ったじゃん。押し売りってさ』
夏川ミナ:「聞くだけ、聞こうと思います」
:『やったねー』鳥はパタパタと飛び回る。
夏川ミナ:「この後悔と自己嫌悪を消せる情報をあなたが持っていることに期待して、です」 はあとため息とつく。
:『うーん、どうかねえ。メンタルケアに来たわけじゃないし。僕の自分勝手』
:『今回の件の最初に、君と僕の昔の話をしただろ。あれ、誤解受けてるかなあって思って。訂正をしたかったんだ』
夏川ミナ:「ああ」
夏川ミナ:「弟さんの話ですね」
夏川ミナ:「たしかに押し売りです。それは」
:『そうそう。険悪になってるんじゃないかとか言われたね』
:『あれはね、そんなことはない。家族からはわりとよく連絡が来る』
:『弟もね、元気だよ。元気にしてる。……僕のことなんて特に恨んでないみたいだ』
:『……BGM代わりと思って、聞いてほしい』
夏川ミナ:入室時に渡されたペットボトルの水を弄びながら耳を傾ける。
夏川ミナ:水には口をつけていない。軽食としてビスケットも渡されたが、そちらも手付かず
:『知っての通り、僕には双子の弟がいる。サッカーが好きな元気な奴だった。僕は気が弱かったからよくいじめられて、庇ってもらってたな』
:『ある日僕らは、いじめっ子のグループに追いかけられて公園のジャングルジムの上に追い詰められた。風が強い日だった』
:『あんまりちゃんとは覚えてないけど、そこで僕は覚醒して、その場の全員を突風で吹っ飛ばした。横の弟も一緒にね』
:『他の子たちは軽傷で済んだけど、弟は全身を打って昏睡して、最悪寝たきりになるかもって言われた』
夏川ミナ:「そうですね。真面目なインドア派は、幼少時はいじめられやすい傾向にあります」
夏川ミナ:「いい弟さんだったのでしょうね」
:『うん。仲が良かったよ。……だからきつかった』
夏川ミナ:「……」 後半も、オーヴァードへの覚醒時には珍しくないことだ。
:『UGNの対処は早くて、事故として処理された。家族には僕のせいだとばれてない』
:『弟も結局最悪の事態にはならなくて、元気に日常生活を送れるようになったから、むしろ回復を喜んでた』
:『……脚を痛めて、二度とサッカーはできなくなったけどね』
:『まあ、わりとありがちなやつ。むしろかるーい方だよね』
:『家で僕だけが事実を知ってた。で、一番きつかったのは誰も僕を責めなかったことだ』
:『だから僕はめちゃくちゃ調子を崩して、家族と離れてアカデミアに来なきゃいけなかったし……』
:『自分で自分に罰を与えないといけなかった』
夏川ミナ:「……なんだ」 少しがっかりしたようにため息をつく。
夏川ミナ:「がっかりです。私はてっきり、真相を話した上で弟さんがあなたを許したのかと思っていました」
夏川ミナ:「真相は結局、知らないのですね。それでは弟さんもご家族も、あなたを責めようがないではないですか」
:『そうだよ。だから言ったじゃん。自分で自分を罰したって』
:『最初は電話帳。次は時刻表。こっちに来てからは、学生名簿と顔写真』
夏川ミナ:「ご実家に真実を暴露する怪文書を送りつけてから、今回の事件を起こすべきだったかもしれませんね」
夏川ミナ:「それならあなたも勧誘に乗ってくれたかも」
:『ひどいこと言うなあ』
:『まあ、弟はサッカーを奪われたんだから、できるだけ無意味で苦痛なことばっかりしないといけない、と思ってた』
:『全部覚えようとしたんだ。辛かったよ』
夏川ミナ:「…………ああ」
:『僕、最初は別に好きじゃなかったんだよね、データとか』
夏川ミナ:「ずっと疑問でした。ノイマンシンドロームでもないただの一般人が、どうして情報屋を名乗れるほどの知識を持っているのかと」
夏川ミナ:「そういうことでしたか」
:『そう。まあ、でもそのうち楽しくなってきちゃったから、そのままにした』
:『アカデミア、好きになっちゃったからね』
夏川ミナ:「それはわかります」
夏川ミナ:「楽しいところです。とても好きです」
:『だろー?』
:『『で、今では立派な情報屋。弟も元気で、勉強頑張って医者を目指してる、というところ』
夏川ミナ:「なるほど」
:『僕がやり直したくないのはさ。もし最悪の事態が起こったら怖いからなんだ』
夏川ミナ:「びっくりです。本当に、掛け値なしに、ただの押し売りでしたね」
夏川ミナ:「……最悪の事態」
:『コスい情報屋ですからね』
:『もしやり直してもっとひどい事態になったら?』
:『弟が二度と目を覚まさなかったら?』
:『僕はあれ以上に何をすればいい?』
夏川ミナ:「たしかに。全く同じ未来が手に入るとは限りませんからね」
夏川ミナ:「やり直すメリットよりも、デメリットのほうが大きい。そういうことだったんですね」
:『そうそう。反省室に潜り込むリスクどころじゃないよね』
:『だから君は強いと思うよ』
夏川ミナ:「……強い?」
夏川ミナ:「なぜ今の流れで、私が強い事になるのですか」
夏川ミナ:「安易に"ありえたかもしれない可能性"逃げるのは、弱さの証明ではないでしょうか」
:『リスクを恐れずに飛び込もうとしたとこだね』
:『僕にはとてもできない。嫌味じゃなくてだ。止めたいから止めたけど、君の行動力はすごいと思ってるよ』
:『もうひとつ、話したいことがある』
夏川ミナ:「行動力なんて」
夏川ミナ:「結局、何の役にも……」
夏川ミナ:「……」 黙り込んで、また耳を傾ける。
:『戦争の時の話だ。クラインの話』
:『さっき、最悪の事態になったらって言ったね。あの時もそういう可能性はいくらでもあったと思う』
:『完全に後出しだけど、いろいろと考えてみた』
:『例えばさ。「クラインを止めることに成功しても、UGN内で僕らが信じてもらえなかったら」?』
:『クラインは仮面を被ってなかったけど、ジャーム化してもいないオーヴァードだ』
:『しかも学長で評議員。人脈も太いし情報も操作してた。もちろん君の関係者は動いたろうけど、結構危ない橋だったんじゃない?』
夏川ミナ:「それでも私は、そのケースは最悪ではないと思います」
夏川ミナ:「本当に最悪なのは、学園島がなくなってしまうことですから」
夏川ミナ:「もし私たちが追放されても。最悪死んだとしても、島は生き残る」
夏川ミナ:「それはきっと、良いことだと思います」
夏川ミナ:「今回もそうでした。私が3割の確率で死んだとしても、島は残る」
夏川ミナ:「最悪のケースにはならないはずだ。そう私は判断していました」
:『それは君の基準だし、さっきのケースでも最悪は起こり得た』
:『だからさっきの話だよ。「やり直してまた最悪になったら」』
:『今島は消えてる?』
夏川ミナ:「ありますね。私の幻覚などでなければ」
:『そうだろ。最善ではなくても最悪ではなかった。別に良しとしろとは言わないけどさ』
:『最悪を避けられた理由、僕の見ていた範囲ではふたつ考えつく』
:『ひとつ。エリスくんが提案した嘆願書』ティエラ王国へ送られたものだ。
:『もうひとつは、正規チルドレンである君がとっさの判断と行動力でクラインを助けたこと』
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「ですから、それは間違った判断だったと…………」
:『首謀者の自供ほど重要な情報はない』
:『彼があそこで死んでいたら、どうつながったかわからない、と僕は思う』
:『君のやったことは正解ではないのかもしれないけど、間違っていたとも思わない』
:『僕はこないだからそう言ってるだろ』
夏川ミナ:「……っ」
:『物事は白黒だけじゃないよ。パンダじゃねえんだからさ』
:『僕はポリシーとかないから、ああいう時君みたいにパッと動けない』
:『だから、まあ、こう言わなきゃなって思ってた』
:『「僕の好きなアカデミアを助けてくれてありがとう」。「ひとりで背負い込ませてごめん」』
夏川ミナ:「………………」
夏川ミナ:「言いたいことが……あります」
:『なんだい』
夏川ミナ:「10秒待ってください」
:『文法が三回マスターできちゃうな』
GM:震えた声でそういったきり、反応が途絶える。
夏川ミナ:「――――っ、はぁ」
夏川ミナ:「まだ、そこにいますか。芙蓉堂太一」 結局、たっぷり1分近くは待たせた。
:『いるよー』のん気な声。
芙蓉堂太一:「こっちの方がいいかな」ドアの外から声がする。
GM:ミナの声色は元に戻っている。感情をギリギリまで押し殺した震えた声ではない、本来の声。
夏川ミナ:「……」 赤くなった目元を拭い、ドアの近くに歩いていく。
夏川ミナ:そして、ドアにもたれかかるようにして体重を預ける。
夏川ミナ:「まずひとつ」
夏川ミナ:「クラインを助けた事について、肯定的な意見をもらったのは」
夏川ミナ:「先程のあなたの言葉がはじめてです」
夏川ミナ:「ありがとうございます」
芙蓉堂太一:「あれ、そうだったの?」
芙蓉堂太一:ドア越しに声が続く。
芙蓉堂太一:「なんだ、そんなことは知ってるって言われたらどうしようかと思ってたよ」
夏川ミナ:「はじめてです」
夏川ミナ:「誰も、なにも、言ってくれませんでした」
芙蓉堂太一:「それは貴重なポジションだ」
夏川ミナ:目元をぬぐう。 「でも、芙蓉堂太一」
夏川ミナ:「"君のやったことは正解ではないのかもしれないけど、間違っていたとも思わない"」
夏川ミナ:「あそこは嘘でもいいので、私は間違ってなかったと断言してほしかったですね」
夏川ミナ:「そういうところですよ」
芙蓉堂太一:「そこかー」
芙蓉堂太一:「僕正確じゃない情報嫌いなんだよね」
夏川ミナ:「そういうところですよ」
夏川ミナ:指を伸ばし、鳥を軽くつつく。
芙蓉堂太一:「だって正解が何かなんて僕にもわかんないしさ」
夏川ミナ:「じゃあ、これも聞いても無駄でしょうか」
芙蓉堂太一:「ん?」
夏川ミナ:「私は……」
夏川ミナ:「……これから、どうすればいいのでしょう」
芙蓉堂太一:「……そうだなあ」
夏川ミナ:「風紀をやめる。UGNをやめる。島を出ていく」
夏川ミナ:「どれが正しい選択なのか、わかりません」
夏川ミナ:「助けてください」
芙蓉堂太一:「そういう重いやつを持ってくるか」
夏川ミナ:「どうすればいいんですか」
芙蓉堂太一:「三択なの?」
芙蓉堂太一:「『その他』はなしかな」
夏川ミナ:「……いえ。私が考えたのがその三つというだけです」
芙蓉堂太一:「なるほど。じゃあ、そうだなあ」
芙蓉堂太一:「いろんな人と話しな。僕も考えるけど、なるたけいろんな人とだ」
芙蓉堂太一:「中条くんもデータを集めろって言ってたじゃん。母数が増えればいい答えも見つかるかもよ」
夏川ミナ:「そんな……」
夏川ミナ:「こんな事件を起こした私に、話してくれる人なんて」
夏川ミナ:「蒼ちゃんともほとんど話せませんでした」
芙蓉堂太一:「君はバカか」
芙蓉堂太一:「いくらでもいるっての。これまで何を見てきたんだよ。信じられないね!」
夏川ミナ:「図書委員の方にも、鉄叫番長の話にも、真摯な態度を取れなくて……」
芙蓉堂太一:「だから!」
芙蓉堂太一:「じゃあ『やり直せ』よ。これから」
芙蓉堂太一:「ゲートよりはよっぽどリスクが少ないよ。アカデミアはまだあって、みんないるんだから」
芙蓉堂太一:「やりにくけりゃ僕が渡りをつけたっていいんだよ」
芙蓉堂太一:「あー、そうだー。さっきの情報の対価を設定してなかったなー」
夏川ミナ:「やり直せるんでしょうか」
芙蓉堂太一:「『気が向いたら話したい人とクリームソーダでも一緒に飲むこと』にでもしようか」
夏川ミナ:「……弟さんの? 情報の?」
夏川ミナ:「勝手に話して対価を要求するのは、押し売りでは?」
芙蓉堂太一:「押し売りに来たって言ったじゃん」
夏川ミナ:「押し売りでした」
芙蓉堂太一:「やり直せると思うけどね、僕は。君の行動力をもってすれば」
芙蓉堂太一:「とりあえずさ、あれだ。あの脚のクソ長い彼氏とかと話してあげるといいよ」
夏川ミナ:「正直、さきほどの肯定で上がったあなたの好感度が下がりつつありますが」
夏川ミナ:「……そうですね」
夏川ミナ:「クリームソーダを飲んだり、迅と話すのは、悪くない案です」
芙蓉堂太一:「まああんまり上がってても気味がわるいし……」
芙蓉堂太一:「だろ」ドアにもたれたまま。
夏川ミナ:「それはそれで、女性としてのプライドが傷つくのですが……」
夏川ミナ:「私の処分がどうなるか、わかりません。でも」
夏川ミナ:「迅の次に、あなたや篠沢蒼とお話したいです」
夏川ミナ:「クリームソーダをおごらせていただきます」
芙蓉堂太一:「うん。まあ、僕の時間はわりと高いけど……おごられてあげよう」
芙蓉堂太一:「友達だからね」
夏川ミナ:「あと……よければ、図書委員の方と、鉄叫番長も呼んでいただけると、助かります」
夏川ミナ:「ひどいことを言ってしまったので……」
夏川ミナ:「エリス・トリオンは別にいいです」 ふん、と鼻を鳴らす。
芙蓉堂太一:「それを自覚してりゃ十分でしょ」
芙蓉堂太一:「エリスくんもねえー、僕はわりと感謝してるんだけど」主に嘆願書の件だ。
夏川ミナ:「ふん」 鼻を鳴らす。
夏川ミナ:「滝さんも、なんであんな人と仲良くされているのか……」
芙蓉堂太一:くすくすとドアの向こうから笑い声がする。
芙蓉堂太一:「じゃ、僕はそろそろ行こうかな。夏川さんも調子戻ってきたみたいだし」
夏川ミナ:「だいたい、あの人は勝手すぎるのです。ギフテッドギフテッドと、私の名前を呼んでくれたことがろくにありませんし」
夏川ミナ:「きっと今だって、生徒会室で"オレは言いてェ事は言った。謝る気なんてねェ"とか言っているに決まっています」
夏川ミナ:「うう……そんな相手にすら、負けてしまって……うぅー……」
芙蓉堂太一:「結構モノマネ上手いね」
芙蓉堂太一:「そしたら、次は『ワーテルロー』ででも会おうか。みんな連れてくるし」
夏川ミナ:「はい。お願いします」
夏川ミナ:「エリス・トリオンは別にいいです」
夏川ミナ:「いいですからね。呼ばなくて」
芙蓉堂太一:「了解了解」吹き出しかけている。
夏川ミナ:「なにがおかしいのですか」
芙蓉堂太一:「べっつにー。こだわるなあーとか思ってないよー」
GM:芙蓉堂くんのスマホにメッセージが届く。
“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:『もうムリ。これ以上誤魔化すのはマジムリ』『早く出てきて!』
“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:たすけて と号泣する猫のスタンプつき。
芙蓉堂太一:「……おっと」
芙蓉堂太一:「先輩にも苦労をかけちゃったなあ。じゃあ帰るね」『ごめんね』のスタンプを返す。
夏川ミナ:「はい」
芙蓉堂太一:「僕は結構これで忙しくてさ。三秒で文法をマスターしなきゃならないので」ドアに背を向ける。
GM:夏川も、特にそれ以上何も言わない。君は歩き去ることができるだろう。
GM:《知覚》で判定してください。難易度は15。
GM:ただし、《蝙蝠の耳》を使うなら難易度は3です。
芙蓉堂太一:使用します!
芙蓉堂太一:4dx+1=>3
DoubleCross : (4R10+1[10]>=3) → 9[2,2,6,9]+1 → 10 → 成功

:『――――芙蓉堂太一』
:『ありがとう』
GM:聞こえるのはそれのみ。
芙蓉堂太一:「……」口の端を微かにほころばせる。
芙蓉堂太一:そうして、そのまま廊下を歩き去っていく。
芙蓉堂太一:部屋に残された鳥も、空気に溶けて消えるだろう。
:『どういたしまして』
芙蓉堂太一:その一言を残して。

GM:――――"クロノスゲート"事件。
GM:あるいは、"悪魔の仮面事件"。あるいは"ヘミニス事件"。
GM:学園抗争が残した傷跡は大きく、誰もがさまざまな後悔を抱えている。
GM:それでもなお、学園島はあらゆる存在を受け入れる。オーヴァードも一般人も別け隔てなく。
GM:矛盾すら受け入れる島。全員が答えの違う問いに頭を抱えてはじめて存在を維持できる、この上なく"雑"な島。
GM:そう、ここは学園都市。学生たちのユートピア。
GM:後悔も争いも。恋も学びも、思うままだ。
GM: 
GM:ダブルクロスThe 3rd Edition『消えぬ後悔、復讐のクロノス』
GM:――END?

■EX-Ending - 平賀迅&夏川ミナ

GM:今回の事件の首謀者。"ジェミニ-5th"夏川ミナに下された処罰は、(少なくとも本人にとっては)驚くほど軽いものだった。
GM:負傷者は風紀委員六名のみ。仮面の力で後悔を煽られ連れ去られた生徒たちも無傷。
GM:犯人自らによる出頭と自首、過去の事件での功績――などなどが考慮され、『一週間の自室謹慎』が下されたのみだ。
GM:そもそも、アカデミアを滅ぼそうとした仮面生徒ですら普通に在籍し続けられるのがこのアカデミアだ。この程度で済むのも、アカデミアなら当然なのかもしれない。
GM:エリス・トリオンの言う通り。限りなく雑で、多様性に満ちた学園島……。
GM:そんな学園島の一角。
GM:UGN在籍者にだけ与えられる、他とは異なる専用寮――『デュランダル寮』。
GM:カーテンをしめきった一室で、膝を抱えている少女がいる。
夏川ミナ:「……馬鹿なことをしてしまいました」
夏川ミナ:「明日から、皆さんに合わせる顔が……」
平賀迅:コンコン、と
平賀迅:カーテンで閉め切られた窓ガラスを、外側から叩く音がする
夏川ミナ:「!」 咄嗟に腰の"ジェミニ"に手を伸ばそうとし、
夏川ミナ:ロッカールームに預けていることを思い出す。仮面をかぶった後、最初にやったことだ。
夏川ミナ:ゾディアックウェポンはUGNの象徴。仮面の怪人が使っていい武器ではない。
夏川ミナ:コン、コン。 「どなたですか」
夏川ミナ:カーテンを開けずに問いかける。
GM:デュランダル寮の下層階はUGN関連の複合施設だ。11Fより上が寮で、ここは19F。そうそう入ってこれる場所ではない。
平賀迅:「……」 少し躊躇するような間、そして咳払い
平賀迅:「……通りすがりのクレープ屋だ」
平賀迅:「クレープを食べたいという気持ちを察知し……やってきた」
平賀迅:「いや、クレープ屋というより、『クレープ一緒に食べ屋』とでも言うべきか……」
夏川ミナ:「…………」 カーテンをしめたままのガラスに両手をつき、うなだれる。
夏川ミナ:「迅……」
夏川ミナ:「クレープは、食べたいです。あなたとも、いっぱい話したいです」
夏川ミナ:「でも、今の私は……どんな顔をして、あなたに会えばいいか……」
夏川ミナ:「かえってください。きっと今の私には、あなたと話す資格がありません」
平賀迅:「君がそう思うなら、顔を合わせなくても良い。ひとまず窓を開けて、こいつだけでも受け取ってくれ」
夏川ミナ:「……」 カーテンの隙間に手をのばし、そろそろと窓をあける。
平賀迅:「バナナチョコレートとストロベリーだ。気分な方を渡そう」
夏川ミナ:「…………なつかしい」
夏川ミナ:「以前、いつだったか。あれはたしか、ドゥームズデイの時でしたね」
夏川ミナ:「あなたといっしょに食べたのを覚えています」
平賀迅:「……そうだな」
夏川ミナ:「せっかくクレープ屋さんが持ってきてくれたのです。食べなければ、クレープにも失礼ですね」
夏川ミナ:「バナナ……」「いえ、ストロベリー……」
平賀迅:「……」 少し待ち
平賀迅:「……今日の私はどちらかと言うとストロベリーの気分だな」
夏川ミナ:「めずらしい。いつも脇目も振らずバナナを頼むのに」
夏川ミナ:「でしたら、私がバナナをいただきます」
夏川ミナ:そう言って、窓の外に手を伸ばす。
平賀迅:「そういう日もある」 バナナチョコレートのクレープを差し出す
夏川ミナ:「はい。人間には気分というものが存在しますから」
夏川ミナ:差し出されたバナナチョコレートを受け取る。
平賀迅:ミナの手がクレープを受け取ったらば、そのままその手首を掴む
夏川ミナ:「迅」
夏川ミナ:「ご…………うわっ」
平賀迅:部屋の外、室外機に座っていた平賀が、器用にその場で立ち上がる 「良いことを教えてやろう。ミナ。確かに私はあの日、クレープを食べたかったが」
平賀迅:「正確を期すなら、君と食べたかったのだし、君かクレープか、どちらが主目的だったかと言えば、まあ君だ」
夏川ミナ:「…………」「…………?」
平賀迅:「今日も変わらん」
夏川ミナ:「そうだったのですか?」
夏川ミナ:「"どうしてもクレープが食べたいが、男子一人だと人目が気になるから付き合ってくれ"とラインを送られた気がするのですが……」
夏川ミナ:「そうだったのですか。……前回も、今回も?」
平賀迅:「そうだったかもしれないな。だがそれもただの口実だ」
平賀迅:手首を掴んでいた手で窓枠を掴み、そのまま身体を持ち上げ、開かれた隙間に足を、身体をねじ込み
平賀迅:「……今日も同じだ」 窓へ強引に膝立ちするような恰好で、ミナを見る
夏川ミナ:「あ、おわ」
夏川ミナ:右腕は掴まれ、左手にはクレープ。止めることもできずにそれを見る。
夏川ミナ:そして、クレープを持った左腕で顔を隠します。「だ、だめです」
夏川ミナ:「合わせる顔が……あなたになんと謝れば……」
平賀迅:構わずその場で靴を脱ぎ、靴だけを窓枠に置いて、そのまま室内へ
平賀迅:「ミナ」 顔を隠す左腕をそっと撫でる
夏川ミナ:「……うう」 俯いて顔を隠そうとする。はじめて、他人との会話が恐ろしいと思っている。
平賀迅:「……それだとクレープも食べられん。どうしても私に顔を見せてくないと強情を張るなら……まあ何だ」
平賀迅:そのまま頭を撫で 「私は部屋の角の方を向いていよう、それなら良いか?」
平賀迅:「主目的は君に会うことだが、クレープも食べたい」
夏川ミナ:学園抗争のあとのあの会話と同じだ。キラキラとした学園島で、これ以上失望の言葉を投げかけられたら……
夏川ミナ:「わ、かり、ました」
夏川ミナ:「背中合わせに座りましょう。それなら声も届きますし、クレープも食べられます」
夏川ミナ:震える手でクレープを確保しながら、ぎくしゃくと体育座りする。
平賀迅:「良かった。それで」 ミナの背に背を合わせ、あぐらをかく
平賀迅:そしてそのまま、ストロベリーのクレープを口に 「……ふむ。酸味はあるが、思ったよりも甘いな」
夏川ミナ:何を話しても不正解な気がして、黙々とバナナチョコクレープをかじる。
夏川ミナ:「ストロベリーですから」
夏川ミナ:「ストロベリーの酸味と調和するように、他よりもちょっと甘くされているそうです」
夏川ミナ:「……バナナは逆に、酸味が足りなくて物足りないですね」
平賀迅:「フフ、そうか? バナナの濃厚な甘みに、チョコレートの苦味ある甘みはが合わさって、なかなか濃厚だろう」
平賀迅:「砕いたナッツの食感も良い。厚みと変化のある甘さを楽しむフレーバーだ」
平賀迅:「……交換するか?」
夏川ミナ:「はい。塩キャラメルと同じ理屈で、苦味と甘みという相反する要素が……」
夏川ミナ:「し、ます」 つっかえつつ即答する。
平賀迅:半分ほど食べられたクレープをミナの方へ
夏川ミナ:震える手を伸ばし、食べかけのバナナチョコクレープを差し出す。まだたいして減っていない。
平賀迅:受け取り、食べる 「……うむ。やはりこちらが普段の味だ。ストロベリーも美味いが……」
夏川ミナ:「はい。やはり、心の赴くままに好きなものを食べるのが一番だと感じます」
夏川ミナ:「だいぶ量が減っていることだけが不満といえば不満ですが……」 ちまちまとストロベリークレープをかじる。
平賀迅:「うん。とはいえ、たまに気紛れを起こして別の味を食べれば、発見もあるというもの」
夏川ミナ:「そう、でしょうか」
夏川ミナ:「悪い思い出になったりしませんか」
平賀迅:「君と一緒なら、それはそれで味わいある思い出だ」
平賀迅:「……普段と違う味はどうだった?」
夏川ミナ:「ふ」「複雑……でした……」
夏川ミナ:「これまで我慢していた欲求をぶちまける快感。風紀やUGNという縛りから解き放たれた開放感」
夏川ミナ:「仮面の力で他人を蹂躙する心地よさ。学園に混乱を招くことの楽しさ
夏川ミナ:「……それと」
平賀迅:「ああ」
夏川ミナ:「……わ、私を信じて、仲良くしてくれた人を……裏切ったことへの、後悔と……自己嫌悪……」
夏川ミナ:「嫌われるかもしれないという恐怖、が……今は、いっぱいで……」
夏川ミナ:「うっ、うう……」
夏川ミナ:もうクレープには手をつけていない。必死に目元を拭い、顔を上に向け、涙を抑える。
平賀迅:「……ミナ」
夏川ミナ:「ううう……!」
平賀迅:「君の犯した過ちは大きなものだろう。その罪は消えない。きっと君の後悔も消えない。後悔のために後悔を重ねた君は、それを抱えて生きていく必要がある」
平賀迅:「……私にそれを代わってやることはできない。今君が感じている苦しみは、君がいつまでも相対しなければいけないことだ」
夏川ミナ:無言で頷く。それはきっと、これまで戦ってきた仮面の生徒全員が背負っている事だ。
平賀迅:「……もし時間を巻き戻して、やり直せるとしたら」
平賀迅:「やり直したいか? 今回のことを、初めから、なかったことにするために」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:しばし考えてから口を開く。「わかり、ません」
夏川ミナ:「やり直したい気持ちもあります。同じことをするのは、今回事件を止めてくれた皆さんへの裏切りになるのではという気持ちもあります」
夏川ミナ:「な、なによりも」
夏川ミナ:「気づいたんです。やり直したとして、100%同じ未来がやってくるわけではない」
平賀迅:「……ああ。そうだな」
夏川ミナ:「やり直して、より最悪な結末になったら……こうして、あなたとクレープを食べる未来は、手に入らないかもしれない……」
夏川ミナ:「やり直し、ません。きっと」
平賀迅:「……フ……」 笑うような、ため息を吐いたような音を唇から漏らす。クレープを傍らのサイドボードに置く
平賀迅:「私は、やり直しても良いと思うがね」
夏川ミナ:「え」
夏川ミナ:思わず背後を向く。
夏川ミナ:「な」
夏川ミナ:「え……?」
平賀迅:「リターンの裏にリスクがあるのは当然のこと。『より悪くなる』ことを恐れて『より良くする』ことを恐れては、我々の誰も前には進めまい」
平賀迅:「未来の可能性を知識として知っている自分であれば、そうでない自分に比べて、上手くやれるのは当然のことじゃないか」
夏川ミナ:「あらゆる知識を継承した、あなたらしい意見ですね」
平賀迅:「有り得る、不確定な『最悪の結末』を恐れて、より望ましい未来を得る可能性をまとめて放棄してしまうのは、惜しいことだ」
平賀迅:「……なあ、だがな、ミナ」 少しだけ振り向く。その目は険しい
平賀迅:「一つだけ許せないことがある」
夏川ミナ:「は、い」
夏川ミナ:「……たぶん今、同じことを考えています」
平賀迅:「『ゲートを"最初に通った人間"は、理論上三割の確率で死亡する』」
夏川ミナ:「私が一番後悔しているのも、それです」 目を伏せたいのを堪えて視線を受け止める。
平賀迅:「……ふざけるなよ?」
夏川ミナ:「……」
平賀迅:手を伸ばす。ミナの肩を掴み、床に押し倒す。真正面から彼女の目を睨む
平賀迅:泣きそうな眼で
平賀迅:「ふざけるなよ、ミナ」
夏川ミナ:「っ……」
平賀迅:「どうして」
平賀迅:「どうしてそんなことを思った。それが仮面の後押しだったとしても」
平賀迅:「30%の可能性を引いた時に、私はどうなると思っていた」
平賀迅:「……どうして……ッ、く……」 涙が落ちそうになるのを、片手で拭う
夏川ミナ:「迅……」
平賀迅:「……分かっている。八つ当たりだ。こんなのは」
平賀迅:「平時の君ならそんな選択は当然取らない。自らの命を、あんな信憑性の低いコーナーにベットするような真似を」
夏川ミナ:「……ずっとずっと、エリス・トリオンと滝さんの言葉が気になっていました」
平賀迅:「……聞いてくれるか。これは今まで君にも話したことのないはずだが」
夏川ミナ:「"あんな奴をなぜ許した"」
夏川ミナ:「ずっと、選択を間違えたと思っていました。自分は学園島に要らない人間になってしまったのでは、という気持ちがありました」
夏川ミナ:「私を必要としてくれる友達は、いっぱいいたのに……」
平賀迅:「……それがそんなにも、君に根深く張っている後悔だと気付けなかったのも私だ」
平賀迅:「君は、うん……失敗して、失望されることに慣れていなかったんだろう。だからこその、それだ」
平賀迅:「もういい。……多分ミナ、君も分かってくれただろ。そのことは。……いいんだ」
平賀迅:ミナの肩を押さえつけていた手の力を緩める。身体を起こし、気まずそうに視線を逸らす
夏川ミナ:こちらはまだ起き上がらず、床に倒れたままだ。涙でにじむ目で天井を眺めている。
平賀迅:「……聞いてくれるか。これは今まで君にも話したことのないはずだが」
夏川ミナ:「……はい」
平賀迅:「私は一つ、覚悟していることがある」
平賀迅:「君との別れだ」
夏川ミナ:「……」 起き上がる。「別、れ」
平賀迅:「君も知っての通りだ。私たちはこのオーヴァードアカデミアに生涯居続ける訳にはいかない」
夏川ミナ:「そう、ですね。三年生になればプロムがあり、卒業があります」
夏川ミナ:「約束された終わりがあるからこそ、学園島の生活は輝いている」
平賀迅:「"ジェミニ-5th"。UGNに12本を収蔵するのみの秘具。その1つを託されし、5番目の子。UGNチルドレン。それが君だ」
平賀迅:「生まれながらのエース。世界を変える最前線に立つことを、遺伝子から宿命付けられた」
平賀迅:「……フ。風紀なぞに入って、UGNのことを学び、君との格差……実力などではない。その存在の格の差は、むしろ埋められ難いものと実感させられたよ」
夏川ミナ:「意外です。いつも自信満々のあなたが、そんな事を考えていたなんて」
平賀迅:「言ったろう。今まで話したことのないことだと。……この島を出た先で、私と君がどうなるか。そこには必ずUGNというものの意志が介在することになるだろう」
平賀迅:「あと二年。たった二年。それだけで、果たしてどれだけその意志に食い込めるほどの力を私が手に入れられるか。……フフ。考えるだに無謀なことだ」
夏川ミナ:「あなたは、そういうところがありますね」
夏川ミナ:「お情けで立場を得るなんてことを望まない。自分の力で居場所を勝ち取ろうとする」
平賀迅:「ああ。そうでなければ君と並び立てない。並び立てなければ意味がない」
平賀迅:「だから覚悟している。君との関係の終わりが、いつか来ることを。……これでもな」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「………………」
夏川ミナ:すっくと立ち上がる。
平賀迅:「だが……ミナ?」 見上げる
夏川ミナ:平賀くんの横につかつか歩いていって、座り、両手でほっぺたをぺちぺちと叩きます。
夏川ミナ:「やはり」
平賀迅:「う、た、つっ、何だ何だ」
夏川ミナ:「口に出さないと、気持ちは伝わりませんね。あなたはさっき、私の後悔に気づけなかったと言いましたが」
夏川ミナ:「私も、あなたがそんな」「そんな」
夏川ミナ:すーっと息を吸い込む。
夏川ミナ:「そんなばかげた覚悟をしているとは、思っていませんでした!」 べちべちと頬を叩く。
平賀迅:「な、ばっ、おいこら、何、何だ!」
平賀迅:「ばかげたとは!」
夏川ミナ:「ばかです!バカ!」
夏川ミナ:「私は絶対に、何があっても、一生あなたと一緒にいるつもりです! UGNなんていざとなったらやめてやります!」
夏川ミナ:「私が今回一番後悔しているのは、あなたに相談しなかったこと。あなたを共犯者として選ばなかったことだけ!」
夏川ミナ:「わ、別れなんて……覚悟すること自体が、バカです!バカ!」
平賀迅:「…………」 頬を叩かれるまま、声を上げるまま、彼女の言葉を聞いて
平賀迅:「……ああ、ああ。そうか、全く」 腕を伸ばし、無理にでも眼前の少女を抱き寄せる
夏川ミナ:「バカ平賀迅。バカッコマン。気取りクレープ屋」 平賀くんの胸に顔をうずめ、握った拳でどすどすと胸を叩く。
平賀迅:叩かれるのは甘んじて受け入れる、胸の中のミナの頭を、愛しく撫でる
夏川ミナ:「ううううう~!」
夏川ミナ:「ご」
夏川ミナ:「ごめんなさい……!」
夏川ミナ:「相談しなくて……ごめんなさい……」
夏川ミナ:「ひとりで、勝手に……!」
夏川ミナ:「ごめんなさい…………!」
平賀迅:「……君がそれを一番の後悔としてくれているなら、私としてはもう何でも良い」 小さな頭を抱いて
夏川ミナ:それだけなんとか言って、大声で泣く。
平賀迅:「そうだとも、ミナ。私は君の味方だ。私は君のために在る」
平賀迅:「君が悪なる手段で世界に何某かを問おうというのなら。……私はそれだって助けるとも」
平賀迅:「私を、平賀迅を、君のために在らせてくれ。……それが私の望みだ」 慰めるように頭を撫でながら、耳元で静かに囁く
夏川ミナ:「迅」 涙でぼろぼろになりながら、顔をあげる。「私も、望みを言います」
平賀迅:「何かな」
夏川ミナ:「こんな私ですけど……これからも、一緒に歩んでください。私の味方でいてください」
夏川ミナ:「私の隣に、いてください」
平賀迅:「そうするとも」 答え、その願いを口にした唇に唇を重ねる
平賀迅:「……絶対にそうする。絶対に。私は、平賀迅は必ずや、君の隣にいよう」
平賀迅:「……だから君も、私の隣にいてくれ。私に何でも問うてくれ。願ってくれ」
平賀迅:「君が姿を消して、最初の何日かーー」 ひときわ強く抱きしめる 「……本当に、本当に恐ろしかったんだ。だから頼む。きっと」
夏川ミナ:「……はい。もう我慢しません。溜め込みません」
夏川ミナ:「あとで、かわりのクレープを買いにいきましょう。交際してることも、風紀のみんなにバラしてしまいましょう」
夏川ミナ:「こうして、いっぱい抱きしめてもらいます。たくさん撫でてもらいます」
夏川ミナ:「これからも……」「私を、よろしくお願いします」
平賀迅:「……そうだな。それももう良い。見せつけてやろう。何も我慢するものか」
平賀迅:「だから……ああ。こちらこそ、よろしく。今後とも、ずっとな」

夏川ミナ:ダブルクロスThe 3rd Edition『消えぬ後悔、復讐のクロノス』
夏川ミナ:――END