GM:
"マスターアビス"
10m
御厨 鷲尾 士騎 入間
御厨 柴門:怨念の呪石を使います
GM:殺生石!
入間誠時:セットアップは、なし!
GM:そうか、シーン1回だからミドルから使えるんだなこれ……。
鷲尾瞳:セットアップはありません
御厨 柴門:「こういうのはさ、自分からエンジン入れたいんだよね!」
御厨 柴門:浸蝕+3 ダメージ+2D
"マスターアビス":《ヴァイタルアップ》。HPを60増加させ、侵蝕率を220%に。
"マスターアビス":《ワイルドグロース》《完全獣化》《進化の末脚》《螺旋の悪魔》。暴走して攻撃力と行動値を増加。
入間誠時:あ、あわわわわ…
士騎朝輝:暴走状態 《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+9 《加速装置》《ヴァジュラ》行動値+12 攻撃力+9 74→79
御厨 柴門:「スピード…出すからさ。巻き込まれない様に注意してよね」
御厨 柴門:速度への飢えが
御厨 柴門:自分を駆り立てていく
入間誠時:「……了解」じっと、”マスターアビス”、を見つめている。観ている。
鷲尾瞳:「うっ……この、圧力……!士騎朝輝の報告通り……気を抜けば本当に……!」より禍々しい姿に変化した“マスターアビス”を見て、息を呑む
GM:イニシアチブに入りましょう。まずはNPCの結木が支援します。
結木なつき:《領域の加護》《導きの華》《要の陣形》《未知なる陣形》。PC4人の次のメジャー、達成値と攻撃力を+8。
結木なつき:「怯えちゃだめです! UGNは、平和を守るんですから!」
結木なつき:「がんばって!」 床に手を付き、君たち四人に力を送り込む。
結木なつき:力の余波か、コンクリートを突き破って小さな花が二、三本咲いた。
GM:マスターアビスの手番。
御厨 柴門:「花か…」
御厨 柴門:「良いね」
藤原奈央:「戦場に不似合いな……」
入間誠時:「……なるほどね」
士騎朝輝:「……来るぜ!」
鷲尾瞳:「……!」
入間誠時:GMの温情により許可が出たので、《灰色の庭》を使用します。
GM:効果はどんなのだい
入間誠時:”マスターアビス”の行動値を-9だ!
GM:やる……! 行動値は差し引きで13。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+2した(侵蝕率:79->81)
GM:イニシアチブに入りましょう。行動値16、士騎くんの手番。
入間誠時:動こうとしたアビスを、重さが封じる。
入間誠時:「……抑えた。士騎。頼んだぜ」
"マスターアビス":『――――。』 音もなく浮遊していたが、つま先が地面に付く。
"マスターアビス":『――――"マスター"』『アビス…………』
士騎朝輝:「やるな、入間。これで、俺が」
藤原奈央:「ナイスよ結木、入間! アタッカー、ゴー!」
鷲尾瞳:「これは、"黒の檻”の」
士騎朝輝:士騎を中心に氷煙と氷霧が螺旋を描くように吹き上がり虚空を白へと染め上げていく。纏った風が吹雪へと姿を変え、氷煙が触れたモノは全ての動きを止め沈黙し、周囲を冷たく静かな死が支配する。
士騎朝輝:ジャームをも連想させる狂濃度の暴走出力。空気すら氷結していく埒外の異常凍結現象。それが、氷の剣鬼が刀を抜く先触れだった。
GM:行動どうぞ!
士騎朝輝:「先んじれるぜ!!」
士騎朝輝:エンゲージして攻撃します。
"マスターアビス"
士騎
10m
御厨 鷲尾 入間
士騎朝輝:《コンセントレイト:ブラックドック》《アームズリンク》79→83
士騎朝輝:9dx7+18
DoubleCross : (9R10+18[7]) → 10[4,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[2,4,5,6,6,8,8,10]+10[2,7,7]+10[2,7]+3[3]+18 → 61
GM:うわたっか!
入間誠時:ヒュー!
"マスターアビス":暴走しているのでリアクション不能。OPで見せた通り、潤沢なHPで受けるタイプなのだ。
"マスターアビス":ダメージをどうぞ。
士騎朝輝:オートでアームドスーツ展開して白兵ダメージ+3します。
士騎朝輝:7d10+32
DoubleCross : (7D10+32) → 35[5,3,8,8,6,1,4]+32 → 67
士騎朝輝:諸々有効。
GM:やる……! 生存してます。
"マスターアビス":重力から立ち直った。ふわりと浮き上がり、両手の鉤爪が鋭利に尖る――――が。
士騎朝輝:前傾した姿勢から霞むような速さで駆け抜けながら振り抜かれる一撃。
士騎朝輝:それは絶望を感じる間があるほど遅くはなく、村雨丸がその身を通りすがった後に、虚空に刻まれた氷の軌跡と血まで凍結した自身に気付き、そこで初めて絶望する程の鋭刃だった。
士騎朝輝:「気付きがあればだけどなぁ。さて、手応えは、どうだよ」
士騎朝輝:1点でもダメージ通れば解除できるEロイス有れば解除で。
"マスターアビス":解除可能なEロイスは無し!
"マスターアビス":『――――』 身体が寸断され、中央から真っ二つになりかけ、
"マスターアビス":『――――守らなければ』 そのままの状態で行動する。
"マスターアビス":《原初の黒:ライトスピード》《破壊の爪》《三頭の魔獣》。
"マスターアビス":一回目は、そうだな。目の前にいる士騎くんを殴ろう。
"マスターアビス":21dx7+4
DoubleCross : (21R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,2,2,3,4,5,5,6,7,7,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,3,4,5,5,7,8,8]+10[4,7,8]+4[2,4]+4 → 38
鷲尾瞳:「……反撃が来ます!士騎朝輝!」
GM:リアクションとかをどうぞ!
士騎朝輝:リア不!
"マスターアビス":4d10+65 なら死ね!もろもろ有効。
DoubleCross : (4D10+65) → 20[8,5,2,5]+65 → 85
GM:士騎くんは、奈央ちゃん支部長の8d10軽減もありますが
GM:そのまま喰らいますか?
士騎朝輝:期待値で死ぬので喰らう!
GM:OKです。
士騎朝輝:《リザレクト》
士騎朝輝:83+1d10
DoubleCross : (83+1D10) → 83+5[5] → 88
GM:メジャー二回目行きましょう。どっちを殴ろうかな。
GM:choice[御厨,入間]
DoubleCross : (CHOICE[御厨,入間]) → 入間
GM:入間くんになりました。
入間誠時:来た
GM:さっきのメジャーに《原初の赤:伸縮腕》を追加。
鷲尾瞳:私を無視しているだと……
GM:21dx7+4
DoubleCross : (21R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,10,10,10]+10[1,1,2,3,7,8,9,10,10]+10[5,7,7,7,10]+10[1,1,2,7]+4[4]+4 → 48
GM:次ラウンドで殴ってあげるから安心してね!
鷲尾瞳:入間くんカバーする?
GM:リアクションをどうぞ。
入間誠時:《迎撃する魔眼》。同エンゲージでないので行ける!
入間誠時:不要!
鷲尾瞳:了解!
GM:反撃だ! 判定をどうぞ。
入間誠時:4dx7+4
DoubleCross : (4R10+4[7]) → 10[1,6,8,9]+10[7,8]+6[2,6]+4 → 30
入間誠時:OK!
"マスターアビス":よしよし。こっちもダメージを出そう。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+7した(侵蝕率:81->88)
"マスターアビス":5d10+65
DoubleCross : (5D10+65) → 31[1,3,9,10,8]+65 → 96
入間誠時:ダメージ!
入間誠時:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 22[1,5,6,10]+12 → 34
入間誠時:まあまあ!で、ダメージ食らってリザレクト!
"マスターアビス":喰らいます。まだまだ生存。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:88->94)
入間誠時:あ、メイド服分忘れてたけど攻撃力変わらないのでそんな感じで。
"マスターアビス":二回目。三本の鉤爪が杭のように射出され、入間に突き刺さる。
入間誠時:「……なるほど、ね」その、射出される軌跡を視ている。
"マスターアビス":『――――』『"アビス”――――』
入間誠時:その軌跡を遡るように、黒い枝のような重力の塊が、
"マスターアビス":『"約束"――――』
入間誠時:”マスターアビス”にたどり着く。それは、ダメージというよりは……
入間誠時:痛みを、苦痛を与える、楔だ。
入間誠時:「………”マスターアビス”………」
入間誠時:「……『を』守る……?」
"マスターアビス":同時に、もう片方の鉤爪で士騎を引き裂いている。
"マスターアビス":身体が二つに裂けたのを逆に利用した。異形の戦法だ。
"マスターアビス":『――――アビス――――』
士騎朝輝:成す術もなく食らう。と言うより避けることも受ける為の行動も端から放棄している。
士騎朝輝:再生が効く内は相手に肉薄することしか考えていない狂戦士の戦い。
士騎朝輝:目を逸らさない。傷ついた体を氷のギブスで繋ぎ止め、出血を凍結で塞ぐ、体の再生はまだ効いている。剣士の距離を維持し続ける。
GM:行動値9。瞳ちゃんの手番。
鷲尾瞳:「怪物……!カバーします、士騎!」
藤原奈央:「ダメよ! 支援はあたしと結木に任せなさい!」
藤原奈央:「あんたはアタッカーよ鷲尾。長期戦になる前に、一気にケリをつける……!」
鷲尾瞳:はーい。マイナーで《スーパーランナー》《インフィニティウェポン》。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》
鷲尾瞳:「……!了解です。"マクガフィン”、行きます!」
GM:ヴォーパルソード!
士騎朝輝:「な。藤原が指示を間違えることはないよなぁ、優秀な支部長だからな」
鷲尾瞳:マスターアビスにエンゲージしながら、武器を作成。白兵攻撃します。とう。
鷲尾瞳:7DX7+9
DoubleCross : (7R10+9[7]) → 10[3,3,3,3,7,8,10]+10[1,8,10]+10[6,8]+6[6]+9 → 45
鷲尾
"マスターアビス"
士騎
10m
御厨 入間
士騎朝輝:「その結果、俺が厳しい目に合うんだがなぁ」
鷲尾瞳:コンセ3レベルは頼りになる!
GM:いい忘れてましたが、結木の支援の達成値&ダメージ+8も忘れないでね!
"マスターアビス":暴走リア不。ダメージをどうぞ。
鷲尾瞳:そうだった!
GM:(多分みんな忘れている気がする……)
鷲尾瞳:じゃあ+8で53です。
士騎朝輝:あ。ダメージ+8点忘れてた。
入間誠時:(忘れてた…)
GM:HP計算はなんかうまいことしておきます。大丈夫!
鷲尾瞳:メジャーアクションだけだから!
士騎朝輝:達成値は覚えてた。
GM:ということで、チャン瞳はダメージをどうぞ。
鷲尾瞳:6d10+39+8
DoubleCross : (6D10+39+8) → 27[7,2,1,9,2,6]+39+8 → 74
鷲尾瞳:装甲などは有効です
GM:高いな……!
鷲尾瞳:藤原の声を受けて、軽やかに駆け出す。同時に手の中に無数の粒子が寄り集まり、純白の長剣が錬成される。
"マスターアビス":死ぬので復活します。《魔獣の証》。
"マスターアビス":侵蝕率が220%なので、結構なHPが回復しました。
鷲尾瞳:どう動くべきかは既に想像してある。攻撃後の隙をついて"マスターアビス”の懐に飛び込み、結果を創造する。
鷲尾瞳:相手が人を模しているならば人に対する技術も有効なはず。フェイントを交えながら、演舞のような滑らかな、軽くも見える動きで斬撃を六つ、"マスターアビス”の異形に叩き込む
鷲尾瞳:重さを感じさせないその斬撃はしかし、硬質な“マスターアビス”の外殻を深々と切り裂いた。
鷲尾瞳:「手応えはありました、これで……」
士騎朝輝:「良い剣だ。なぁ、村雨丸」
藤原奈央:「なんだ、大した事ないじゃない! これで……!」
"マスターアビス":『僕は――――』『"マスター"』 切り裂かれ、黒い泥のようになって地面にぶちまけられる。
御厨 柴門:「いや…おかしいぞ」
御厨 柴門:「まだ動いてる」
"マスターアビス":『――――”マスターアビス”』 黒い泥が集まり、復活する。
"マスターアビス":ところどころひび割れてはいるが、限りなく元の姿に近い。
御厨 柴門:「意思疎通は難しいって話だったな。クソッ…」
御厨 柴門:結木なつきの方を一瞬見る
結木なつき:「諦めちゃだめです! 起き上がるなら、何度だって戦うまでです!」
結木なつき:「私もがんばりますから!」 後ろで精一杯支援している。
GM:御厨くんの手番。
御厨 柴門:「…解った」
御厨 柴門:「飛ばすぞ、オアシスロード」
"マスターアビス":『――――――。』
御厨 柴門:マイナーでヴィークルモーフィング&スーパーランナー
御厨 柴門:モーフィングカーを作成し登場
御厨 柴門:そのまま接敵して
GM:ブッブーン
御厨 柴門:巨匠の記憶&コンセで殴る
GM:情報収集だけでなく、戦闘でも猛威を振るうというのか、巨匠の記憶……!
御厨 柴門:4dx+6+8
DoubleCross : (4R10+6+8[10]) → 10[3,9,10,10]+9[4,9]+14 → 33
御厨 柴門:ダメージ出します
"マスターアビス":暴走でリア不。ダメージをどうぞ。
御厨 柴門:あ
御厨 柴門:ごめんなさい
士騎朝輝:コンセコンセ
GM:!
GM:達成値がいい感じだったから、コンセがないのわからなかったな……w 振り直してもいいです。
御厨 柴門:4dx7+6+8
DoubleCross : (4R10+6+8[7]) → 10[5,6,9,9]+2[2,2]+14 → 26
GM:下がった!
御厨 柴門:ホラ下がったw
GM:振り直しは下がるんですよねw
GM:ダメージをどうぞ。
GM:結木の支援で攻撃力は+8!
御厨 柴門:5d10+10+8
DoubleCross : (5D10+10+8) → 18[2,3,1,4,8]+10+8 → 36
"マスターアビス":ううっ、前二人が痛かったな……まだ生存してます。
御厨 柴門:何処からともなくエンジン音が響き
御厨 柴門:黒いスポーツカーが御厨を包み込むように出現
士騎朝輝:「あぁ、チェーンタイヤにしておけよ。此処には"俺”がいる」
結木なつき:「うわっ」
御厨 柴門:「氷で滑るくらいが丁度いいんだ!」
藤原奈央:「前衛二人はあたしが上手いこと守るわ。人身事故は気にしなくていいわよ!」
藤原奈央:「御厨! ゴー!」
御厨 柴門:体当たりしつつドリフトで室内を駆け巡る
"マスターアビス":『――――。』 衝突され、コマのように空中で回転する。悲鳴もあげない。
御厨 柴門:「チッ…加速が足りないか」
"マスターアビス":『――――守る』『――――ユー、ジー、エヌ』
"マスターアビス":『守らなければ――――』
藤原奈央:「手応えはあるわ。確かにヤバいやつだけど、前評判ほどじゃない……!」
GM:入間くんの手番。
入間誠時:はーい
GM:残りHPは、入間くんがすごく頑張れば倒しきれるかもしれないくらいのHPです。
入間誠時:うむ
入間誠時:マイナーなし。
鷲尾瞳:「はい。衝動喚起と生命力には目をみはる物がありますが……それだけです。ここで仕留めましょう」
士騎朝輝:「初撃の俺の腕が良かったんだよなぁ。なぁ、村雨丸」
入間誠時:《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》、これにRコントローラーを乗っける!ダイスさらに+5 !
入間誠時:(やばいやつじゃない……)
GM:マルチタプ使うよ
入間誠時:「………」
"マスターアビス":『僕が――――』
"マスターアビス":『”マスターアビス”を――――』
GM:判定どうぞ!
入間誠時:13dx7+15
DoubleCross : (13R10+15[7]) → 10[2,3,3,3,6,6,6,7,8,8,8,9,10]+10[1,7,7,9,10,10]+10[5,6,6,9,9]+10[3,10]+10[7]+1[1]+15 → 66
GM:ゲゲゲゲーッ
入間誠時:がんばった!
GM:(これは死んだかな……)
"マスターアビス":暴走リア不。ダメージをどうぞ。
入間誠時:ダメージ!
御厨 柴門:デカい 達成値 デカいよ
入間誠時:7d10+20
DoubleCross : (7D10+20) → 27[2,1,5,10,2,6,1]+20 → 47
入間誠時:んんんんん
GM:うおお、マジか
御厨 柴門:ダイスにちっちゃい妖精のせてんのかい
御厨 柴門:う ダメージは微妙な所なのか
"マスターアビス":魔獣の証のレベルは8。HP80で復活してました。
鷲尾瞳:高いなあ
"マスターアビス":御厨くんの攻撃で残りHP44だったので、倒れます。
入間誠時:80!
入間誠時:ぎ、ギリギリ……!
GM:マスターアビス(?)戦闘不能です。戦闘終了。
御厨 柴門:ヤッター
GM:演出をどうぞ。
入間誠時:演出します!
入間誠時:「……お前」
"マスターアビス":『僕は――――』
鷲尾瞳:はてなをつけないで
入間誠時:「…………”マスターアビス”を守るって言ってるように聞こえるんだよな、さっきから」
入間誠時:「それに………」
"マスターアビス":『”マスター”――――』
入間誠時:目を伏せる。
入間誠時:「………知り合いだったかもな。お前とは」
入間誠時:「でも、ここまでだ」
御厨 柴門:(僕にはUGNを守るって聞こえた…けど)
入間誠時:『”マスターアビス”』の周囲を、平面状の目が取り囲む。
鷲尾瞳:「"黒の檻"。話は終わってから……でしょう」
入間誠時:360度。球形に。
"マスターアビス":『――――”アビス”――――』
入間誠時:「………」
"マスターアビス":『――――UGN』
入間誠時:そして、その目から、黒い楔が生えてくる。
入間誠時:逃すことなく、貫いていく。
"マスターアビス":『――――――。』
入間誠時:その外殻の隙間を縫って。
GM:”マスターアビス”が全身を貫かれ、
GM:浮遊能力が失われていく。20cm、10cm...0。
GM:外殻が砕け散ります。
結木なつき:「………………」
結木なつき:「………………え?」
入間誠時:そして……見る。
GM:一人の少年が倒れる。鷲尾瞳も、最初に見たのが錯覚でなかったと確信するだろう。
GM:調査時に、K市メンバーの顔写真で見た顔だ。
"フィールティ"伊崎拓也:「………………」
入間誠時:「───伊崎」
結木なつき:「伊崎くん!?」
結木なつき:駆け寄ってゆさぶる。
鷲尾瞳:「伊崎拓也、やはり……」
GM:もちろん、伊崎の反応はない。生きているのかどうかも不明だ。
藤原奈央:「どういうこと……? こいつがダブルクロスだった……?」
士騎朝輝:「藤原、救護班の手配だよなぁ、こういう時は」
入間誠時:歯を嚙む。目はそらさずに、倒れる彼を見る。
藤原奈央:「わかってるわよ!」 スマホで救護班を手配。同時に、ジャーム用の拘束具も。
GM:次のシーンは追加情報収集があります。情報を抜き終わるとトリガーシーンがあり、クライマックスへいけるように。
鷲尾瞳:「離れてください、結来なつき。まだ"マスターアビス"の影響が残っているかもしれません」結木さんの肩を持って、伊崎くんから引き離します
GM:ということで、このシーンの目的は達成だ。伊崎が復活する様子もない。
GM:会話したい人はするとよいでしょう。
結木なつき:「は、離して……! 伊崎くんなんですよ!」
結木なつき:「なんで伊崎くんが……!?」
御厨 柴門:「落ち着け、結木なつき」
鷲尾瞳:「わかりません。兎に角危険です。彼も貴女を危険に晒したくはないと思っているはずです」
結木なつき:「ううっ」
士騎朝輝:「それを、ちゃんと調べるのがUGNだろ」
御厨 柴門:「君が騒いでも事態は変わらない」
鷲尾瞳:「"スカボロ・フェア"。彼女をお願いできますか」と言って、御厨くんに彼女を任せたいです
結木なつき:「どうしてこんな……」 がっくりと項垂れて、言うことを聞く。
御厨 柴門:「…解った」
御厨 柴門:「とりあえず、彼はUGNに任せよう」
御厨 柴門:「君はいったん落ち着くべきだ」
結木なつき:「……はい……」
御厨 柴門:「まだ…終わったと決まった訳じゃないさ」
鷲尾瞳:「……申し訳ありません、"黒の檻"」結木さんの背を見送ってから、入間くんに向かって深々と頭を下げます
入間誠時:「……なんで君が謝る」
入間誠時:さっきから、立ちつくしている。
鷲尾瞳:「私は"マスターアビス"が、伊崎拓也ではないかと気づいていました。部屋に突入する際、一瞬だけですが、元の彼の姿が見えたのです」
入間誠時:「……うん」
入間誠時:「チラっと聞こえたよ。君が呟いたのが」
鷲尾瞳:「任務遂行のためとは言え、それを貴方に黙っていました。私の判断で、貴方に彼を傷つけさせてしまいました。申し訳ありません」
入間誠時:「……だから、俺も、あいつを『観て』た。……」
入間誠時:「あいつを傷つけたのは、俺の判断だ。少なくとも、あれが”マスターアビス”ではないだろうことは気づいていた」
入間誠時:「それでも……やらなきゃならなかった。あいつは、ジャームになっていた」
入間誠時:「……それまでどうだったか、なんて、終わっちまえばなくなるんだ」
入間誠時:突き放すような言葉を紡ぎながらも、痛みを堪えているように見える。首筋をさする。
鷲尾瞳:「……彼が、貴方の友人だったことも、ですか?」頭を上げて、君の目を見つめて。
入間誠時:「俺は昔のあいつとはそれなりに仲良くやってた。でも、今のあいつとは」
入間誠時:「殺しあうだけの、関係だ」
入間誠時:その目を見つめ返して、言う。
鷲尾瞳:「……そう、ですか」
鷲尾瞳:視線に耐えかねるように、目を伏せる。
入間誠時:「……すまないな。育ちが悪くて、こんなんになっちまった」
入間誠時:「行こうぜ。まだ、やることが山とある」
鷲尾瞳:「……いえ。こちらこそ。申し訳有りません。必要のない事を聞いてしまいました」
入間誠時:「いいって。あんま気にすんなよ」肩をぽん、と叩いて歩いていく。
鷲尾瞳:「……はい。ありがとうございます、"黒の檻"」
鷲尾瞳:「貴方は、優しい人ですね」
入間誠時:「どーかな」手をひらひらさせながら。
鷲尾瞳:入間くんの背中を追って部屋を出ていきます。
GM:----
GM:シーンカット。ロイスのみ取得可能。
GM:購入は次のシーンが最後です。そしておそらく、次のシーンがクライマックス最後のシーンでしょう。
入間誠時:同行者/鷲尾瞳/誠意:○/寂しさ/ロイス
入間誠時:これで7枠!
入間誠時:以上です。
御厨 柴門:ウマッタ
士騎朝輝:応急手当使います。
士騎朝輝:2d10+5
DoubleCross : (2D10+5) → 13[5,8]+5 → 18
御厨 柴門:七枠埋まってます
鷲尾瞳:ブルーゲイルほしいな~
鷲尾瞳:買お
鷲尾瞳:3DX
DoubleCross : (3R10[10]) → 2[1,1,2] → 2
士騎朝輝:そしてアームドスーツを再びウェポンケースに。
鷲尾瞳:だめだ。この子凹んでる。
士騎朝輝:このシーンは購入できぬのだ
鷲尾瞳:ロイスだけ入間くんに取ります。
士騎朝輝:私は以上
鷲尾瞳:協力者/入間誠時/P:誠意○/N:悔悟/ロイス
鷲尾瞳:以上!
御厨 柴門:以上で終わりかな
GM:はいはい!
MP07 : 『真相』
GM:情報収集パートです。項目を先に提示しましょう。
GM:あ、いや
GM:先に軽く、PC1とヒロインのシーンをやったほうがいいな。
鷲尾瞳:いちゃつくのは大事!
GM:シーンプレイヤーは御厨くん。他の人はこのあと情報パートになるので
GM:そこを見て出るかどうか決めてください。
GM:御厨くんは登場をどうぞ。
御厨 柴門:ヘイヨー
御厨 柴門:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 10[10]+85 → 95
GM:た、高い
GM:----
GM:N市第三支部。凱旋は決して華々しいものではなかった。
GM:”マスターアビス”――そう思われていた人物の正体が、行方不明だったK市イリーガルの伊崎だったからだ。
GM:超高侵蝕域に足を踏み入れていたせいか、異常な体力だった。かろうじて生存しているが、伊崎は意識不明。
GM:今は暫定的に御厨のトレーラー内に簡易ベッドを入れ、四肢を拘束されています。
GM:このまま目を覚まさなければ、”キャラバン・サライ”を通じて本部へ移送されるかもしれない。……医学サンプルとして。
GM:ということで、トレーラーを結木が訪ねてきます。
結木なつき:「あの」 色とりどりの花をかかえている
結木なつき:「伊崎くんにお花をあげてもいいですか?」
御厨 柴門:「…あまり、見ない方が君の為だと思うけど」
結木なつき:「……」
御厨 柴門:「それでも、僕にそれを止める権利はない」
結木なつき:「御厨くんの車なのに?」
御厨 柴門:「アドバイスはするさ。でも」
御厨 柴門:「乗客が何処へ行くかを決めたのなら」
御厨 柴門:「僕はそこまで送り届けるだけさ」
御厨 柴門:「それが僕の車の中でもね」
御厨 柴門:トレーラーの扉を開ける
結木なつき:「伊崎くん……」 花を持ってよたよたと中に入る。
"フィールティ"伊崎拓也:「…………」 目を覚まさない。死んだように眠っている。……いや、既に死んでいるのかもしれない。
御厨 柴門:格納庫は二重になっている。
GM:ジャームであることは間違いない。そしてUGNはジャームに温情をかける組織ではないことを、御厨は知っている。
御厨 柴門:伊崎が拘束されている場所には強化ガラスで区切りが成されている
御厨 柴門:「彼は…どんな人だった?」
結木なつき:「伊崎くんは……」
結木なつき:「私の勘違いだったら、恥ずかしいんですけど」
結木なつき:花を枕元に置く。 「私の事を、たぶん、好きでいてくれた人だと思うんです」
結木なつき:「お花の世話をいつも手伝ってくれて」
結木なつき:「里帰りする前も、すごい深刻そうな顔で……"僕が必ずお前を守る"って言っていて……」
結木なつき:「…………」 ぐしぐしと涙を拭う。
結木なつき:「私、どうすればいいんでしょう。御厨くん……」
御厨 柴門:「それを決めるのは、僕じゃない。でも」
御厨 柴門:「今、君は無事に生きているなら。彼の約束はまだ守られてるんじゃないか?」
御厨 柴門:「彼がなぜこうなったかは知らない」
御厨 柴門:「でも、それはきっと君を守る為だったはずだ」
結木なつき:「伊崎くんが守ってくれた、命……」
結木なつき:「……私」
結木なつき:「この命を、大事にします。町のみんなを守るために、使います……!」
御厨 柴門:「そうだね。それが良いだろうさ」
御厨 柴門:なつきの方を見て考える
御厨 柴門:「彼は」
御厨 柴門:「このままだと研究所に送られる事になる」
御厨 柴門:「サンプルとして」
結木なつき:「え?」
御厨 柴門:「実際、そういう仕事は多いんだ」
結木なつき:「…………伊崎くん…………」 がっくりと肩を落とす。
GM:さすがに、騒いでもどうにもならないと理解しているのかもしれない。
御厨 柴門:「でも、まだ時間は稼げる」
御厨 柴門:「これは僕の車で」
御厨 柴門:「彼は僕の乗客だ」
結木なつき:「……!」
御厨 柴門:「発車までは時間がある、何か手段があるかもしれない」
御厨 柴門:「…手段がない場合も覚悟が必要だけど」
御厨 柴門:「それでも構わないか?」
結木なつき:「はい!」
結木なつき:「私はUGNですから。覚悟はできています」
結木なつき:「……戦って、生き抜いて……伊崎くんのぶんまで、がんばります!」
御厨 柴門:「そうだった。最初から君はそう言っていたね」
御厨 柴門:「僕も、力を貸すさ」
御厨 柴門:「面倒事は慣れているんだ」
結木なつき:「……ありがとう、御厨くん」
結木なつき:「あなたに出会えて、ほんとによかったです!」
御厨 柴門:「…そうか」
御厨 柴門:少し照れた顔をする
結木なつき:ぎゅむぎゅむと御厨くんの手を握る。
GM:じゃあこのあたりで、御厨くんのスマホに連絡が入った事にしましょうか。
GM:藤原奈央からだ。追加調査が必要な項目がある。
GM:結木をここに残していっても、トレーラーから締め出してから向かってもいいです。
御厨 柴門:「支部長が何か手がかりを見つけたみたいだ」
結木なつき:「あっ、じゃあ出たほうがいいですね」
御厨 柴門:「ここは一度閉める」
御厨 柴門:「ああ、そう簡単には誰も入れやしない」
御厨 柴門:「行こう」
GM:あらためて、情報収集パートです。
GM:先に言っておくと、K市の支部施設が復旧してあちらから情報が得られるようになりました。
GM:なので難易度も低め。項目は4つです。
鷲尾瞳:登場します。侵蝕も一番低いしね。
GM:
■K市の異形ジャームについて <情報:UGN>難易度6
■"マスターアビス"に関する報告(1) <情報:UGN><情報:FH>難易度5
└???
└???
鷲尾瞳:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 5[5]+81 → 86
GM:いい出目! 士騎くんと入間くんはどうしますか?
士騎朝輝:1D10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 5[5]+88 → 93
入間誠時:出るか
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:94->99)
GM:5,5,5w
GM:コンプリート!
鷲尾瞳:入間くん!侵蝕大丈夫かい!
御厨 柴門:これは今のシーンと同じでいいですか
GM:はい、大丈夫です。御厨くんも登場しっぱなし!
GM:ということで、情報に挑む人は判定をどうぞ。
御厨 柴門:ヤッター
入間誠時:なんか項目4つっぽいし!
入間誠時:一番簡単なアビスの報告行きます
鷲尾瞳:固定5あるから難しいの出てきたときに備えておきたいな~
士騎朝輝:GOGO
入間誠時:素!
入間誠時:5dx>=5
DoubleCross : (5R10[10]>=5) → 10[1,4,5,9,10]+10[10]+8[8] → 28 → 成功
GM:つえー
入間誠時:こんな時にそんなまわんなくていいんだよ?!?!
GM:異形ジャームについて行く人はいるかな。
士騎朝輝:情報FHなので開いた奴をみたいですね
GM:OKOK! じゃ、まずアビスについて(1)を開示しましょうか。
GM:これはK市支部長の報告書の抜粋です。
GM:
■"マスターアビス"に関する報告(1)
――K市に"マスターアビス:Λ(ラムダ)"というエージェントが潜んでいる事が発覚した。
エータ、シータ、ラムダといった個体がいるらしいが、他の個体は確認されていない。
この"アビス・ラムダ"は、人間と数十体のレネゲイドビーイングが融合したジャームだ。
全ての人格が溶け合った結果、深刻な記憶障害と認識障害が発生している。
具体的には、記憶や認識の書き換えが頻繁に発生する。
赤い鳥が目の前をよぎった場合でも、やつは青い蝶を見ているかもしれない。
人間と話しているつもりでも、やつは犬や猫と話している感覚かもしれない。
これが、"アビス・ラムダ"との意思疎通がほぼ不可能とされる理由だ。
……問題は、意志疎通が『ほぼ不可能』なだけで『多少は可能』ということだ。
この部分が迷彩になり、奴の異常性を見抜くのに時間がかかってしまった――――。
GM:----
■K市の異形ジャームについて <情報:UGN>難易度6
■"マスターアビス"に関する報告(1)
└■"マスターアビス"に関する情報(2) <情報:UGN><情報:FH>難易度5
└???
----
GM:(2)がオープンしました。
GM:あ、難易度は5じゃないや。4だ。
GM:だんだん下がります。
士騎朝輝:じゃあ、やってしまいましょう。 情報FHで
士騎朝輝:3DX+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 3[1,1,3]+3 → 6
鷲尾瞳:たのんだぞ
GM:あぶねえw
鷲尾瞳:あらまあ
士騎朝輝:金もあるから!
鷲尾瞳:じゃあK市異形ジャームについても調べちゃお
GM:いけいけ!
鷲尾瞳:6DX+5
DoubleCross : (6R10+5[10]) → 10[3,7,8,8,9,10]+6[6]+5 → 21
GM:瞳ちゃん、なんか情報が安定して強くない?
鷲尾瞳:優秀なUGNチルドレンなんだよな~
GM:K市の方から開示しましょう。
■K市の異形ジャームについて
K市の異形ジャームの討伐が完了した。倒したジャームの数は8体。
検死の結果、8体すべてがジャーム化したK市支部メンバーだった。
K市メンバーは全10名。第三地区にいる伊崎と結木を合わせれば数も合う。
彼らはやはり"マスターアビス"と交戦したようだ。支部に未送信の報告書が残っていた。
"アビス"の生命力活性化を受け、人の姿を失うほどにレネゲイドウィルスの侵蝕が進んだと推測される。
ジャームの脅威が消えた事で、K支部の機能復旧は急ピッチで進んでいる。
じきに詳細な記録が得られるはずだ。
鷲尾瞳:うわ~
GM:こういうことで、K市と連携して情報を収集できています。
入間誠時:ぎええ
鷲尾瞳:嫌なことを聞いてしまった
GM:K市支部は死んでるから、現地のノーヴェ(やガネシュさん)が送ってきてくれる感じかな。
鷲尾瞳:そんな感じにしましょう
GM:自動成功でないのは、暗号化されたデータの解凍などが必要なのだと思ってください。
GM:次。マスターアビスの(2)。
■"マスターアビス"に関する報告(2)
他の個体はどうか知らないが、少なくとも"アビス・Λ"は完全に支援タイプとして設計されている。
生命力――つまりレネゲイドを極限まで引き上げれば、
経験不足の新米エージェントでも、極めて強力なオーヴァードとなるからだ。
"マスターアビス"の得意分野は生命力の活性化。
わずか5分間の接触で、他者の侵蝕率を400%以上に引き上げる。
それが次世代戦術支援ユニット"マスターアビス:ラムダ"の正体だ。
これほどの高侵蝕域で自我を保てるオーヴァードはFHでも稀有なようで
FHも"マスターアビス:ラムダ"を持て余している。放し飼いにしているのが現状だ。
GM:■"マスターアビス"との報告(3)と、映像記録 <情報:UGN><情報:FH>難易度3 が追加されました。
GM:
■K市の異形ジャームについて
■"マスターアビス"に関する報告(1)
└■"マスターアビス"に関する情報(2)
└■"マスターアビス"との報告(3)と、映像記録 <情報:UGN><情報:FH>難易度3
鷲尾瞳:5分で400%はヤバすぎ
鷲尾瞳:1Rで80%じゃん!
鷲尾瞳:御厨くん~
御厨 柴門:難易度が低いw
鷲尾瞳:最後の情報よろしく!
御厨 柴門:UGNでコネも使います
御厨 柴門:6dx+1>=3
DoubleCross : (6R10+1[10]>=3) → 7[1,1,2,6,7,7]+1 → 8 → 成功
GM:みんなそろそろ力尽きはじめているw
GM:映像記録は後ほど流します。報告(3)。
■"マスターアビス"との報告(3)と、映像記録
完全に発狂した"アビス・Λ"と確実に意思疎通を図る方法が、一つだけある。
奴の領域――つまり、超高侵蝕域に身を置く事だ。
先月の任務で、我々は侵蝕率が極めて高い謎のジャームに偶然遭遇した。
言語機能すら失ったと思われたその個体は、我々では意思疎通不可能だったが
"アビス"だけは、そのジャームの意図や発言を正常に理解できているようだった。
怪物と話せるのは怪物だけ。
"アビス"にとっての生命活性化は、生まれ持った支援行動であると同時に
『普通にお話できるお友達』を作れる、唯一無二の手段なのだ。
GM:第三支部・防音会議室。
GM:室内には君たち四人と藤原奈央。
藤原奈央:「…………」 口数が極端に少ない。
藤原奈央:「いい?」
藤原奈央:「何も言わず、この映像を観て」
藤原奈央:「破損していたK市支部の記録を復元したものよ」
入間誠時:押し黙ったまま、麦茶を飲んでいる。
鷲尾瞳:「"リッターシルト"内々での話がある、ということでしたが……"サクラストーム"は同席させないのですか?映像?」口数の少なさを不安に思ったのか、早々に口を開きます
藤原奈央:「させない」
士騎朝輝:「先に見ておいたか?あんまり良い物じゃないみたいだなぁ」壁に寄りかかっている。言われて画面に視線を移す。
士騎朝輝:こういう時の藤原奈央の判断は確かである。と認識している。
御厨 柴門:「させないと、決めるだけの内容なんだね?」
鷲尾瞳:「"マスターアビス"関連の情報なら、彼女にも知る権利があると思うのですが……彼女がショックを受けることを懸念しているのでしょうか」
藤原奈央:「…………」
入間誠時:「……きっと、観ればわかる」
藤原奈央:「…………観ればわかるわ」
GM:室内が暗くなり、プロジェクターで壁に映像が映し出される。
GM:K市支部の壁面に取り付けられた監視カメラの映像だ。画質がやや悪い。
鷲尾瞳:不思議に思いながらも、指示に従ってそれ以降は口を噤みます。
GM:日付は一週間前。K市支部前。
GM:支部メンバーが勢揃いし、画面に映っていない誰かを見据えている。
GM:――――全員が膝をつき、苦しみに喘いでいるが、外傷は見当たらない。そのかわり、
GM:ほぼ全員、身体のどこかしらが異形化している。
鷲尾瞳:「……酷いですね。これは確かに、彼女には見せるわけには……」異形化しかけている支部員を見て
御厨 柴門:「問題は、それじゃない…な?」
"ラクチスマ"三野明美:「――――やめろ!」
"ラクチスマ"三野明美:ベリーショートヘアの女子大生。右脚が鎧や虫を思わせる硬質なものに変わりつつある。
"ラクチスマ"三野明美:「やめろ伊崎……もう目を覚ませ」
"ラクチスマ"三野明美:「そいつは敵なんだ。……"マスターアビス"だぞ!」
???:「お別れだなんてそんな~」
???:「おおげさですよー。ほんとに里帰りするだけなんですから」
"ラクチスマ"三野明美:「――ほら伊崎。なんか言うことないのか?」 ベリーショートヘアの女子大生。
"ラクチスマ"三野明美:「一週間も里帰りしちまうんだ。結木ともしばらくお別れだぞ」
???:「お別れだなんてそんな~」
???:「おおげさですよー。ほんとに里帰りするだけなんですから」
"ラクチスマ"三野明美:「故郷で幼馴染と再会して結ばれる、ってのはよくあることだろ」 からからと笑う。
入間誠時:「………」
鷲尾瞳:「……え?」
"フィールティ"伊崎拓也:「……分かってますよ、そんなの!」
"フィールティ"伊崎拓也:「僕が一番……最初に、聞いたんだ、支部長から!」
"フィールティ"伊崎拓也:男子高校生。既に身体の半分近くが異形化している。
"フィールティ"伊崎拓也:「そ、それでも」
"フィールティ"伊崎拓也:「僕は……約束した。あいつを守るって」 ゆっくりと画面奥へ歩いていく。
"フィールティ"伊崎拓也:「あるはずだ。正気に戻す手段が……」
"ベルサマフラ"三野裕司:「やめろ姉さん。もう伊崎はダメだ……支部長も」 男子高校生。左腕が異形化している。
"ベルサマフラ"三野裕司:「僕らだけで殺るしかない。町の平和は、僕らが守るんだ……!」
"グリダーヴォル"池宮久光:『く、ソ……』
"グリダーヴォル"池宮久光:スーツの切れ端が引っかかった、元は男性だったらしき人物。
"グリダーヴォル"池宮久光:いちばん異形化が激しく、衝動を押し殺すので精一杯に見える。
"グリダーヴォル"池宮久光:『判断、を、誤ッタ……これは』 『たダのジャーム化、でハ、………………ナい』
"グリダーヴォル"池宮久光:『こ、こいつ』 『こいつの』
"グリダーヴォル"池宮久光:『"眷属"に――――作り変えラれている』
"フィールティ"伊崎拓也:「明美さんに言われなくても分かってますよ」 高校生くらいの男子。
"フィールティ"伊崎拓也:「事故に気をつけろよとか、変な男に引っかかるなとか、そりゃ色々言いたいけど……」
"フィールティ"伊崎拓也:「なんで支部のメンバーが全員いるんすか! 二人きりにしてくださいよ!」
"ベルサマフラ"三野裕司:「ヘタレめ。これだから伊崎はダメなんだ」 伊崎と同い年くらいの、目つきの悪い少年。
"ベルサマフラ"三野裕司:「見送りなんだから、全員いるのは当然だ。なあ支部長」
"グリダーヴォル"池宮久光:「…………」
"グリダーヴォル"池宮久光:「……判断を」
"グリダーヴォル"池宮久光:「……誤ったか」 つぶやき、支部の中に入っていく。
藤原奈央:「………………」
鷲尾瞳:「"リッターシルト"。これは、」
鷲尾瞳:「最後まで見なければなりませんか」
"グリダーヴォル"池宮久光:『記録――――記録を』
"グリダーヴォル"池宮久光:『記録だけハ』
"グリダーヴォル"池宮久光:『破壊しなケれば――――』
"グリダーヴォル"池宮久光:『"マスター――――アビス"』
"グリダーヴォル"池宮久光:『我々が――――守らなければ――――』
藤原奈央:「……見なさい」
藤原奈央:「もう終わるから」
士騎朝輝:「………」険しそうな表情で眉を顰め、ギリと音がするほど脇に差していた村雨丸を握る。
御厨 柴門:「……」
"フィールティ"伊崎拓也:「…………大丈夫だ。もうこれ以上、手出しはさせねえ」
"フィールティ"伊崎拓也:「結木。覚えてるか?」
"フィールティ"伊崎拓也:「いちばん最初に会ったとき、言っただろ。"必ずお前を守る"って」
???:「はい? ……あ、最初にあった時ですか? はい!」
???:「桜が咲いてましたね!」
"フィールティ"伊崎拓也:「……約束する」
"フィールティ"伊崎拓也:「どんなに離れていても、どんな状況でも……」
"フィールティ"伊崎拓也:「僕がお前を守ってみせるよ」
???:「――――あぁ」
GM:少女が満面の笑顔を浮かべる。
結木なつき:「はじめてです!」
結木なつき:「伊崎くんの声が――ようやく、はっきり! 聞こえました!」
結木なつき:「ありがとう、伊崎くん!」
GM:映像が終わる。
入間誠時:首の後ろをせわしなく掻いている。
鷲尾瞳:「……」口元を抑えて、青白い顔で俯いている
鷲尾瞳:「これは、つまり。彼女が……」
GM:奈央がリモコンを操作すると、支部内の監視カメラがうつります。
GM:結木は花壇の世話をしている。『気分転換がしたい』と言っていた。
GM:クライマックス戦闘の補助効果を選択可能です。
[プランA]速攻暗殺。シーン1回、誰か一人がイニシアチブに即座に行動を行うことが可能。行動しても行動済みにならない。
[プランB]包囲体勢。1ラウンド目、全員の攻撃力を+10。2ラウンド目、全員の攻撃力を+5。
GM:これはクライマックスまでに決めてくれればいいでしょう。
藤原奈央:「他の支部にも応援は要請したけど。……時間がないわ」
藤原奈央:「ただちに、倒す。支部長決定よ」
御厨 柴門:「だから…面倒事は嫌いだ。予定外の客を乗せるなんてするもんじゃない」
御厨 柴門:「ああ、そうさ。解ってる」
御厨 柴門:「彼女を送り届ける先が変わっただけだ」
入間誠時:「………想像の」
入間誠時:「数倍以上、ヤバかった」
士騎朝輝:「まったく、嫌になるよなぁ、入間」
士騎朝輝:「お前の予想は当たっていたわけだ。俺はああ言った以上は責任を取るぜ」
入間誠時:「………ああ。嫌になる」
入間誠時:「こんな予想、外れてくれた方が良かったよ」
士騎朝輝:「これじゃ、ますます捻くれるよなぁ」
士騎朝輝:「だが、世界は守らなきゃいけない。だろ?」
士騎朝輝:「まだ、何かやるべきことがある奴は特にだよなぁ。俺は…人の自由意思を踏みにじったジャームは、俺の明確な敵だ」
入間誠時:「マジにな。少しぐらい信じさせてくれたっていいだろって感じだ」
入間誠時:「………とーぜん」
入間誠時:「何も知らないまま踏みにじられるような奴らが増えるのはごめんだね」
鷲尾瞳:「……"リッターシルト"。その。我々で戦うというのは、決定事項なのですか」
鷲尾瞳:うつむきがちに、藤原支部長に視線を向けて尋ねます
藤原奈央:「……放置はできないわ。1秒でも早く始末しないといけない」
藤原奈央:「これまであたしが出会ったジャームの中でもダントツでヤバいやつよ。戦闘能力がどうこうって話じゃない」
藤原奈央:「"完全に発狂していて"、"意思疎通が不可能"。……"得意分野は生命力の活性化"」
藤原奈央:「すべて情報の通りだった」
御厨 柴門:「本当に、そうなのか」
御厨 柴門:「会話していたと思っていたのは幻想だったのか?」
士騎朝輝:「裏を取るか、もう少し?」
藤原奈央:「客観と主観の話、あったわよね。御厨」
藤原奈央:「もし戦う理由が必要なら……そうね」
藤原奈央:「時間をかけずに取れる手が、ひとつだけあるわ。あいつが本当にジャームなのか裏を取る方法……」
藤原奈央:「"正面切って話しに行く"」
藤原奈央:「不意打ちのチャンスは失われるけどね」
鷲尾瞳:「私は反対です!」話に行く、と言う意見を聞いて反射的に立ち上がる
御厨 柴門:「それでいい。なんなら正面から行くのは僕だけでも構わない」
御厨 柴門:「僕を囮にして不意打ちをした方が成功率も増すだろう。でも」
御厨 柴門:「もう一度だけ、話はしておきたい」
鷲尾瞳:「正気ですか……?"スカボロ・フェア"。映像を見ていたでしょう。短時間でも彼女に接触するのは危険です!」
鷲尾瞳:「その会話をしている間にも、汚染が進む可能性が……」
士騎朝輝:「そうか。じゃあ、そういう事でいいんじゃないか」
入間誠時:「……御厨くんがそう決めたなら」
入間誠時:「それでいいだろ」
藤原奈央:「………………」
藤原奈央:「あたしは鷲尾と同じで、反対よ。危険すぎる。でも」
藤原奈央:「誰を乗せるか。どこに行くか決めるのは自分――――だったわね。御厨」
御厨 柴門:「そうだ、彼女には」
御厨 柴門:「行き先の変更を伝えないといけない」
御厨 柴門:「君達が冷静でいてくれて、助かるよ」
鷲尾瞳:「"リッターシルト"……彼を行かせるのですか……?」
藤原奈央:「冷静に考えなさい、鷲尾。囮はたしかに必要だわ」
藤原奈央:「奴がスキを見せたら、火力のある士騎とあんたがやりなさい」
鷲尾瞳:「しかし……無責任ではないのですか。危険に晒されるのは貴方ではなく、"スカボロ・フェア"なのですよ……」
御厨 柴門:「ありがとう鷲尾さん。僕は、割り切れる側だと思っていたんだけれどね」
御厨 柴門:「やっぱり客の要望を聞いたうえでないと納得できないみたいだ。面倒な事にね」
御厨 柴門:「面倒事は嫌いなんだけどな」
士騎朝輝:「危険に晒される選択をしたのは御厨自身なんだ。汲んでやれよ」
藤原奈央:「ほんと。凄まじい面倒ごとを拾ってきたものね、御厨」 苦笑している。
GM:ということで、このシーンは
GM:みんなが戦う決意を固めたところでシーンカットになります。もう主目的は達成したので、好きに話したりするとよいでしょう。
GM:セーブしたり、装備を整えたり……。
GM:次がクライマックスとなります。
鷲尾瞳:「それは、そうですが……。しかし、その……」
御厨 柴門:「僕の我儘なんだ。存分に囮にしてくれて構わない」
入間誠時:瞳ちゃんの肩を軽く叩く。
入間誠時:「……優しいよな、鷲尾くんは」
鷲尾瞳:「……」無言でそちらに目を向ける
鷲尾瞳:「……そんなことは、有りません。私はただ、UGNチルドレンとして、必要な意見を述べているだけで……」
入間誠時:「それでもさ。人ってやつぁ納得するためにはいろんなコトが必要なんだよ。ヤバイことでもさ」
入間誠時:「……割と、君のは私情に見えるけどな、俺には」
士騎朝輝:「自分で選択した事を止めさせられると一生後悔し続けるぜ」
士騎朝輝:「だから、止めてやるなよ」
士騎朝輝:「フォローも後始末も俺がやっても良いから、やらせてやって欲しい」
入間誠時:「俺も、士騎と同意見だ」
入間誠時:「……護る、ってほどのことはできないが、相手の動きを止めるぐらいはできる」
鷲尾瞳:「……」しばしの逡巡の後
鷲尾瞳:「……わかりました。"スカボロ・フェア"が全力を出すのに必要だと言うなら」
鷲尾瞳:「それが"リッターシルト"の命令なら、従います。UGNチルドレンなら、指令に従うべきです」
藤原奈央:「納得いかない命令なら、拒否する権利もあるんだけどね。チルドレンには」
藤原奈央:「……ごめん鷲尾。戦力が必要なの」
藤原奈央:「力を貸して」
鷲尾瞳:「その権利は使いません。私を必要だと言ってくれる、信頼できる支部長の命令ですから」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。もったいない言葉を頂きました」と藤原氏部長に一礼。
士騎朝輝:「言っておくけどなぁ、御厨。魅入られてると判断したら、覚悟はしておけよ。幸い痛みはないと思うけどなぁ」
御厨 柴門:「なんかさ」
御厨 柴門:「まるで僕が死ぬ前提みたいに話してるけど」
藤原奈央:「し、死ぬまでは考えてないわよ! ちょっとしか……」
御厨 柴門:「僕はちゃんと仕事を終えて帰るタイプの人間なんだ」
御厨 柴門:「まあ、ヤバいと思ったなら頼むよ」
士騎朝輝:「任せておけ。仕損じは無しなんだよなぁ」鯉口を緩く動かす。
士騎朝輝:「それに、帰ってきてもらわないと困る。写真のデータ渡さなきゃなぁ、だろ?」
鷲尾瞳:「通りすがりの善意の協力者に、そこまでやらせるわけには行きません」
御厨 柴門:「言っとくけど、僕の車を簡単に切れると思ってもらうと困るんだけどね」
御厨 柴門:「ああ、そうだね」
御厨 柴門:「楽しみにしてるよ」
士騎朝輝:御厨君を写メで撮る。
士騎朝輝:「ん。良い顔だ。きっと生きて帰れるぜ」
入間誠時:「じゃあ俺は幸運を祈っとくか」
入間誠時:「お互いにな」
鷲尾瞳:「写真は許可を取ってからと言ったはずですが」
士騎朝輝:「芸術性を優先させてほしいよなぁ…しかし知り合った女子全員に言われるのは問題だ」
藤原奈央:「ふー……」 椅子によりかかる。
藤原奈央:「写真にツッコミをいれる気力すら惜しいわ。何よこれ」
藤原奈央:「着任数日でマスターエージェントって……しかもマスターエージェントの中でも、明らかにイカれたやつ……」
藤原奈央:「どうせなら、もっと弱いやつに当たりたかったなあ」
士騎朝輝:「ハードモードだよなぁ」
入間誠時:「……災難の中の災難だな」
入間誠時:「お疲れ、支部長サン。終わったら何か美味いモンでも奢るよ」
入間誠時:「……あれ?そっちが雇い主だったな。これじゃ逆か」
入間誠時:「ま、いいや。報酬とは別口ってコトで」
藤原奈央:「"終わったら"ね。さらっと言ってのけるじゃない、気に入ったわ」
藤原奈央:「うん。パーッと打ち上げしましょ、みんなで。焼き肉とか」
藤原奈央:「士騎も悪いわね。あんた、考えてみればイリーガルですらなかったのに」
入間誠時:「そう来なくちゃな」
鷲尾瞳:「"リッターシルト"。女子高生が真っ先に提案するのが焼き肉というのはイメージ的にどうかと思います」
御厨 柴門:「それを言うなら僕は戦闘要員じゃないんだけど」
藤原奈央:「い、いいでしょ!? 好きなのよ焼肉!」
藤原奈央:「うぐっ……」 御厨のつっこみに小さくなる。
士騎朝輝:「自分の意志で囮するってやつが今更だよなぁ」
士騎朝輝:「それにいいじゃないか、焼き肉。俺はやる気が出て来たよ」
鷲尾瞳:「はい。横暴だと思います。"スカボロ・フェア"は自らの発言に責任を持ってください」
鷲尾瞳:「……まあ私も、焼き肉は嫌いでは有りませんが」
御厨 柴門:「話に行くついでに囮になるんだ。戦闘しに行くとは言ってない」
士騎朝輝:「俺はさ、今回の話、三つ理由があるって言ったよな」
藤原奈央:「鷲尾も今回で、ロボットみたいに見えて実はそうでもないやつだってわかったわね……理由?」
入間誠時:「ん」士騎くんに耳を傾ける
鷲尾瞳:「そういうのは屁理屈というのです。……3つの理由。一つは"リッターシルト"への好意でしたね」
藤原奈央:「ああ、戦う理由? ビルの、突入前に言ってた」
藤原奈央:「それはもういいから!」 顔を赤くする。
士騎朝輝:「そ。一つは、藤原の前で良い格好がしたいから。って事にしておいただろ」
藤原奈央:「金と名誉って感じでもないわよね。あんたの場合」
藤原奈央:「金と名誉が好きなやつなら、タダで人助けして野宿なんてしないもの」
士騎朝輝:「二つ目はさ。ジャームが相手だからだ。相手がマスターであろうが、そうじゃない本当に弱いジャームであっても、俺は戦う道を選んでいたよ」
御厨 柴門:「まあ納得できる理由だね」
御厨 柴門:「で、もう一つは?」
士騎朝輝:「いや二つ目の話はまだ続きがある。それはジャームが憎いからとかじゃなくてなぁ。ジャームが世界を破壊するからだ」
入間誠時:「世界を……」世界を守らなきゃいけない。さっきの言葉を思い出す。
藤原奈央:「……? 同じじゃないの? 破壊するやつ=憎い、じゃなくて?」
士騎朝輝:「UGNに今更いう事じゃないけどな、どんな弱いジャームでも、その特異能力は世界を滅ぼす可能性があるだろ?」
士騎朝輝:「世界を滅ぼされたら、…旅ができなくなる」
御厨 柴門:「旅か」
御厨 柴門:「それは良い理由だと思う」
士騎朝輝:「俺が旅をする世界が減ったら困るからなぁ。つまり、これが二つ目だ」
御厨 柴門:「じゃあ三つめは?」
藤原奈央:「一つ目と二つ目だけで、戦う理由としては十分だと思うけど」
士騎朝輝:「帰りのタクシーは予約してあるんだ。キャンセルするなんて勿体ないよなぁ」
士騎朝輝:御厨君を見て笑います。
御厨 柴門:「予約?してたっけ?」
御厨 柴門:「臨時の客は本当に面倒事なんだけど。でも」
御厨 柴門:「まあ指名されてるなら仕方ないね」
御厨 柴門:「一つ。料金は割増しで」
御厨 柴門:「二つ。行き先は焼肉屋で構わないよね?」
士騎朝輝:「三つ。車内は禁煙で。だろ?」
士騎朝輝:「OK」
御厨 柴門:「君は戦いの後に吸いそうな雰囲気あるからな」
GM:シーンカット。次のシーンはクライマックス戦闘です。
GM:ロイス、購入が可能。
御厨 柴門:ロイスは埋まってるので購入かな
御厨 柴門:ここまで財産が減っていないの予想外のうれしさ
GM:ほ、ほんとだ
GM:財産20も残ってんじゃねーか!
御厨 柴門:リアクティブコートだー
鷲尾瞳:アビスさんにロイスとろう。すごい怖がってるし。
士騎朝輝:応急手当。
士騎朝輝:3DX+5
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 7[1,3,7]+5 → 12
士騎朝輝:使用
入間誠時:ブルーゲイルに挑戦しよう
士騎朝輝:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 6[5,1]+18 → 24
入間誠時:5dx+3>=20
DoubleCross : (5R10+3[10]>=20) → 9[4,6,7,8,9]+3 → 12 → 失敗
御厨 柴門:4dx+11>=36
DoubleCross : (4R10+11[10]>=36) → 9[2,4,8,9]+11 → 20 → 失敗
士騎朝輝:おおー、だれか助けてくれ
入間誠時:届かず!
GM:びくびく瞳ちゃん
御厨 柴門:金!使わずにはいられない!
御厨 柴門:14点使って購入
GM:あのクズと同じことをしている自分に荒れているッ!
GM:それでも財産6点残ってるのすごいな御厨くん……・w
鷲尾瞳:敵/"マスターアビス”結木なつき/P:同情/N:恐怖○/ロイス
鷲尾瞳:本当は戦いたくないけど……命令だからがんばります
御厨 柴門:ウェポンケースに入れておく
GM:ほんとに戦いたくなさそうw
御厨 柴門:予備装甲は2枚確保できたか
御厨 柴門:まあまあってとこだけど
GM:大丈夫だよ……Eロイスもいっぱいあるし、クオンタム社製ボスはやさしい性能だから……。
御厨 柴門:この敵だからなw
入間誠時:大丈夫かなあ
入間誠時:あ、以上で!
鷲尾瞳:ブルーゲイルに挑戦します
士騎朝輝:瞳ちゃん、応急手当買わない?w
GM:ミドルで御厨くんの硬さが発揮できなかったのが申し訳なかったw
鷲尾瞳:応急手当でもいいよ!どうせブルゲなんて買えないもんな
GM:士騎くん、そんなにHP必要なタイプでしたっけ
鷲尾瞳:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,2,3,6] → 6
鷲尾瞳:手が震えて応急手当も買えませんでした
GM:ブルブル瞳ちゃん
士騎朝輝:いや、奈央ちゃんがいるとHP満タンだと1撃は耐えられるかもと
GM:あっなるほど
GM:ということで、今日のセッションはここまでにしましょう。
GM:明日は21時から! クライマックス戦闘だよ~。
御厨 柴門:はーい
GM:真マスターアビスの力をお楽しみに!
GM:ミドルのカスなんかとは比べ物にならないパワーを見せてやるぜ!
入間誠時:伊崎くん…
MP08 : 『約束』 (マスターシーン)
GM:半年前。K市市街地・東区。
GM:高校生くらいの少女がひとり、桜並木を歩いている。
結木なつき:「ふふんふーん♪」
結木なつき:「たのしみですね~。まさか学校に行けるなんて!」
結木なつき:「学費を出してくれたお父さんお母さんに感謝しないとー」
GM:少女はずっと病気を患っており、遠く離れたO市の病院で過ごしていた。実家もO市にある。
GM:16歳でようやく病気を克服した彼女は、親のすすめもあってK市の進学校を受験。みごと合格したのだ。
GM:お父さんお母さんは、「外の世界を見てくるといい」と言っていた。
GM:優しい両親。新しい生活。少女は浮かれていた。
異形ジャーム:『――――"マスター"』
異形ジャーム:『"マスターアビス"』
GM:だから、迫る脅威に気が付かないのも、仕方がない事だった。
GM:背後から忍び寄る異形のジャームにも、展開される《ワーディング》にも、少女は気が付かない。
異形ジャーム:『――――守らなければ――――』
GM:ジャームの鉤爪が、少女の背めがけて振り下ろされ、
"フィールティ"伊崎拓也:「さ」
"フィールティ"伊崎拓也:「せ、る」
"フィールティ"伊崎拓也:「かああああッ!」
結木なつき:「へ?」
GM:――――バギャ!
GM:間一髪!
GM:飛び込んできた少年が、少女を抱きかかえてその場を跳ぶ。
GM:ジャームの鉤爪は、少女のスマートフォンだけを粉砕した。
結木なつき:「おお……?」
"フィールティ"伊崎拓也:「危なかった……! 大丈夫か!?」
GM:K市UGNの"守護者"。"フィールティ"――伊崎拓也と、
GM:のちのK市イリーガル。"サクラストーム"結木なつきの、最初の出会いだった。
CF01 : 『深淵』
GM:クライマックスです。全員登場。
GM:まずは御厨くんと結木の会話シーンが入ります。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:99->106)
士騎朝輝:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 6[6]+93 → 99
鷲尾瞳:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 9[9]+86 → 95
鷲尾瞳:高いのやだ……
御厨 柴門:1d10+95
DoubleCross : (1D10+95) → 1[1]+95 → 96
御厨 柴門:ヨシ!
GM:ひっ瞳ちゃん
GM:N市第三支部、中庭。花壇の世話をしている少女がいる。
結木なつき:「ふんふーん♪」
GM:……"マスターアビス"。彼女がもしその気になった場合、大量の人員を抱えるこの支部は、ジャームの巣窟と化す。
GM:そのため、支部には最小限の人員を残しています。周囲の一般人を避難させつつ、
GM:万が一、藤原率いる『処理部隊』が敗北したときの後処理に控えている。
GM:ということで、御厨くんは二人きりでお話できます。
GM:描写されてませんが、残りのメンバーも近くに隠れて会話を聞いていると考えてね!
御厨 柴門:通路から中庭にゆっくり歩いていく
御厨 柴門:「僕はさ、車に乗るのが好きなんだ」
結木なつき:「はい?」
結木なつき:「あっ、御厨くん」
結木なつき:「車のお話ですか? 運転がすきなんですね~」
御厨 柴門:「風を切って走るのが気持ちいいし、色んな景色を見る事が出来る」
御厨 柴門:「この街には、綺麗な花の咲く場所も幾つかある」
結木なつき:「はいー。K市ほどじゃないですけど、自然も多いですしね~」
御厨 柴門:「花見山とか、まあ名前がそのままなんだけれど」
御厨 柴門:「四季の花が綺麗な所さ」
結木なつき:「……伊崎くんにも」
御厨 柴門:少しずつ近づいていく
結木なつき:「見せてあげたいですね。目が覚めたら」
結木なつき:「いっしょに見に行きたいです」
御厨 柴門:(意思を保つんだ。暴走のコントロールと同じだ)
御厨 柴門:「うん、そうだね」
御厨 柴門:「その場所に、花見山霊園という小さな墓地がある」
結木なつき:「花……」「あっ、おはかですか?」
御厨 柴門:「彼は、そこに埋葬されるように僕が掛け合う事にした」
御厨 柴門:「残念だけれど、花に包まれて眠る事が出来るなら」
結木なつき:「!」
御厨 柴門:「彼も安らかに眠る事ができるだろうし」
結木なつき:「そうですか……」 まだ伊崎が元に戻る事をどこかで信じている。
御厨 柴門:「君が行った時も気持ちが安らぐんじゃないかと思ってさ」
結木なつき:「はい。もし伊崎くんが目を覚まさなかったら……よろこぶと思います。お花、好きでしたから」
結木なつき:「はい!」
御厨 柴門:「君に」
御厨 柴門:「僕の声がどれだけ届いているのか、解らない」
結木なつき:「ほえ?」
御厨 柴門:「でも、君がお喋りが好きで」
御厨 柴門:「花が好きな、優しい人だと言う事は解る」
結木なつき:「はい! お花はすきですよ~」
御厨 柴門:「そうだね」
御厨 柴門:「君の様に優しい人が、周囲の人達の声が聞こえなくなった時の恐怖は」
御厨 柴門:「想像しても足りないだろう」
結木なつき:「いやあ、えへへ……聞こえないなんてほどじゃないですよ~」
御厨 柴門:「僕も、君と同じ様になれば。声が届くのかもしれないけれど」
結木なつき:「今もこうしてお話できてますし!」
御厨 柴門:「本当にそうなら嬉しいね」
御厨 柴門:「でも、それは獸の呻き声がたまたま会話しているように聞こえるだけにすぎないんだ」
結木なつき:「?」
御厨 柴門:「伊崎君もそうだったように。僕も君を色んな所へ連れて行ってあげたかった」
結木なつき:「……?」
結木なつき:「御厨くん、大丈夫です? どうかしましたか?」
御厨 柴門:「でも、それはできない。僕にできる事は君が安らかに眠れる場所へと運ぶことだけだ」
結木なつき:「え」
結木なつき:「えっ……!?」
御厨 柴門:「もう君は引き返せない、解っているはずだ」
結木なつき:「ど、どういうことですか!」
御厨 柴門:「いくら聞こえなくとも、いくら見えなくても」
御厨 柴門:「伊崎君の言葉は聞こえたはずだ!」
結木なつき:「き、聞こえましたけど……! どういうことですか!」
御厨 柴門:「君が、マスターアビスであり。この事件の元凶だと言う事だ」
結木なつき:「……………………!!?」
結木なつき:「そ、んな……」
結木なつき:「……だと、したら」
結木なつき:「なんで、わざわざこうして、お話しにきたんですか? 敵なのに……」
御厨 柴門:「なんでだろうね。君の話す言葉が嫌いじゃなかったからかな」
結木なつき:「………………だとしたら」
結木なつき:「許せません」
御厨 柴門:「もう解っているはずだ」
御厨 柴門:「僕こそがマスターアビスであり、この事件の元凶だと言う事を」
御厨 柴門:「K市の全員をジャームに変えたのも。伊崎をN市に放ったのも」
御厨 柴門:「すべては"僕ら"の仕業だ」
結木なつき:「K市のみんなを弄んで……伊崎くんをひどい目にあわせて!」
御厨 柴門:「そうだろうね、僕の声は君には届かない」
御厨 柴門:「だから、僕は君を殺す」
御厨 柴門:「君のことは嫌いじゃない。もし僕の話をおとなしく聞くようなら、君にも"マスターアビス"になってもらおうと思ったけど」
御厨 柴門:「だめみたいだね」
御厨 柴門:「だから、僕は君を殺す」
結木なつき:「戦いは苦手だけど、K市の、最後の一人として……あなたを、止めます!」
結木なつき:「伊崎くんみたいに、町を守ってみせます!」
藤原奈央:『――――戦闘開始!』
GM:衝動判定です。難易度は11。
御厨 柴門:「やってくれ」
御厨 柴門:「みんな」
鷲尾瞳:11!
鷲尾瞳:3DX+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 7[3,5,7]+4 → 11
入間誠時:6dx>=11 頼む
DoubleCross : (6R10[10]>=11) → 7[1,2,5,6,6,7] → 7 → 失敗
鷲尾瞳:成功した
入間誠時:だめ
鷲尾瞳:2d10+95
DoubleCross : (2D10+95) → 16[8,8]+95 → 111
鷲尾瞳:うわっ
士騎朝輝:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[3,4,7,9] → 9
鷲尾瞳:きっつ
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+12(2d10->2,10)した(侵蝕率:106->118)
御厨 柴門:イッピン
士騎朝輝:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+13[5,8] → 112
御厨 柴門:3dx+2>=11
DoubleCross : (3R10+2[10]>=11) → 9[2,3,9]+2 → 11 → 成功
御厨 柴門:耐えたけど、どうせ暴走するんじゃい
御厨 柴門:2d10+96
DoubleCross : (2D10+96) → 14[5,9]+96 → 110
GM:みんなちょい高めだな……!
士騎朝輝:暴走 《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+12
GM:"マスターアビス"の……本当の"マスターアビス"のワーディングが吹き荒れる。
GM:先の戦闘の非ではない。ただその場にいるだけで生命力が……レネゲイドが活性化し続け、止まらない。
結木なつき:《ラビリンス》。周囲200mの生命力を活性化。
結木なつき:瞬時に草木が成長し、コンクリートを突き破って花が咲き乱れる。
結木なつき:一面の花畑が広がる。
"マスターアビス"結木なつき:「……私に、力を……!」
"マスターアビス"結木なつき:「伊崎くん!」
赤の幻灯花 灰の幻灯花 青の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
御厨
10m
鷲尾 士騎 入間
[18] 灰の幻灯花
[17] "マスターアビス"結木なつき
[09] 赤の幻灯花
[09][侵蝕111/昇華0] 鷲尾瞳
[06] 青の幻灯花
[05][侵蝕110/昇華0] 御厨柴門
[04][侵蝕112/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[04][侵蝕118/昇華0] 入間誠時 [暴走]
GM:戦闘を開始します。エンゲージは上記の通り。
鷲尾瞳:み、御厨くん!
[NPC]藤原奈央 (侵蝕率120%)
ラウンド1回ずつ、下記二つの効果を使用可能。
『天才の根性』
《炎陣》《氷盾》。装甲12+ガード値47で視界内カバーリングを行う。対象1名。
バッドステータスは奈央が受けるが、超過したダメージは本来のターゲットが受ける。
『天才の奮励』
《閃熱の障壁》。視界内のPC1名がHPダメージを受ける直前に使用。
9d10のダメージを軽減する。対象1名。
GM:NPCカードもあります。有効に使ってね。
GM:また、御厨くん以外の人は
GM:登場演出をしても構いません。
鷲尾瞳:「はああああ!」合図とともに、上方から"マスターアビス”に向かって斬りかかる。
"マスターアビス"結木なつき:「!」 動きは遅い。避けることもできないが……
赤の幻灯花:ランプのような花をつけた、人の背丈ほどもある異形の花が"マスターアビス"を守る。
鷲尾瞳:「くっ……!」その軌道を遮ったのは赤の幻灯花。体ごと弾かれ、御厨の後方数mの地点で着地する。
"マスターアビス"結木なつき:「鷲尾さん……! まさか、あなたも……!」
藤原奈央:「"数十体のレネゲイドビーイングの集合体"……!」
藤原奈央:「結木に溶け合ったRBが、自動防御するんだわ。――入間、士騎!」
入間誠時:少し離れた場所に立つ。ほんの一瞬前にはそこには誰もいなかった。
入間誠時:「確かに耳が悪いどころの騒ぎじゃなかったな」
入間誠時:「珍しい花じゃないか。世話するのは難しそうだ」
"マスターアビス"結木なつき:「!」
"マスターアビス"結木なつき:「そんな……! 入間さんまで」
"マスターアビス"結木なつき:「騙してたんですか? ずっと!」
鷲尾瞳:「……やはり我々の言葉も姿も、届いていないようですね」
入間誠時:「……誰も、騙していない。君も、俺たちも。ただ、騙されてただけだ」
入間誠時:「けっこー応えるよな、こういうの。……伊崎のことまで……クソッ」
鷲尾瞳:「……はい。許せません。彼女ではなく、彼女をこのように捻じ曲げてしまった人たちが」
藤原奈央:「不意打ちのチャンスは失われたわ。でも」
藤原奈央:「それ以上に重要なこと……戦う覚悟と」
藤原奈央:「包囲ができた!」
"マスターアビス"結木なつき:「支部長さんに、入間さん……じゃあ、まさか……」
"マスターアビス"結木なつき:「まさか……!」
士騎朝輝:一迅の風が中庭に吹く。夏の暑い風がまるで木枯らしのように冷たい。
士騎朝輝:「旅の縁を自分で切るのは辛いよなぁ」
士騎朝輝:身を斬られたような沈痛な表情を一瞬だけ見せ、ゆっくりと花畑に向かって歩いてくる。士騎の歩みと共に足元から氷霧が広がり咲き乱れる花が凍っていく。
"マスターアビス"結木なつき:「……士騎、さん……!」
士騎朝輝:息を吐き、マスターアビスに顔を向ける。言葉を紡ぐ。
士騎朝輝:「例え無謀と言われようと、愚かと見られようと、それでも守らなければいけない矜持がある。こいつは一度乗せた客にどこまでも誠実であるべきだと思っている。それは相手がジャームであっても例外はなかった。まったく愚かで無謀だ。だが、だからこそ強い。その尊い矜持と決意に俺は喜んで力を貸そう」
士騎朝輝:何者か。と聞いてはくれないだろう。今回はそれでいい。そういう相手ではないからだ。
士騎朝輝:ただ、静かに村雨丸を抜き放った。
GM:戦闘を開始します。
ROUND-01
GM:セットアップ。
赤の幻灯花:《螺旋の悪魔》。暴走し、ウロボロスエフェクトの攻撃力アップ。
青の幻灯花:"楔の呪い"。青が生存中、復活以外のロイス昇華効果を封印。
入間誠時:うええ
灰の幻灯花:Eロイス"堕落の誘い"。これはさっきの衝動判定のときに使ったものとします。
灰の幻灯花:侵蝕率99%以下の者は即座に100%になり、衝動判定。
御厨 柴門:うわーい
鷲尾瞳:うわ~
"マスターアビス"結木なつき:《ヴァイタルアップ》。
"マスターアビス"結木なつき:侵蝕率が150増加し、400%に。
"マスターアビス"結木なつき:現HPとHP最大値を150増加。
入間誠時:400%
鷲尾瞳:おいおいおいおい
御厨 柴門:ヒュー
入間誠時:《灰色の庭》を”マスターアビス”に。行動値-12。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+2した(侵蝕率:118->120)
入間誠時:多分…ここだろう!
GM:強いな……!
鷲尾瞳:ナイス灰色!
御厨 柴門:怨念の呪石を使用します 浸蝕+2で112
御厨 柴門:攻撃力+2D 暴走
士騎朝輝:《加速装置》《ヴァジュラ》112→117 行動値+16 攻撃力+12
御厨 柴門:+3だったな
御厨 柴門:113
GM:では、マスターアビスの行動値が17→5に。
入間誠時:「……なんも解ってないんだよなあんた」
入間誠時:「でも、あんたはもう、自分でそう意識しなくても……他の奴らを壊しちまう」
入間誠時:「………少し、止まっててくれ」「その内に、きっと……終わるから」
入間誠時:結木なつきの動きに重力を加える。
"マスターアビス"結木なつき:「重い……!」
[20][侵蝕117/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[18] 灰の幻灯花
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕111/昇華0] 鷲尾瞳
[06] 青の幻灯花
[05][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[05][侵蝕113/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
[04][侵蝕120/昇華0] 入間誠時 [暴走]
GM:セットアップは終わりですね。イニシアチブに入りましょう。
Initiative
鷲尾瞳:「……"黒の檻”。どれほど禍々しく、恐ろしく、邪悪に見えたとしても……彼女は被害者です」剣と視線をマスターアビスに向けながら。
鷲尾瞳:「出来る限り、苦痛を感じさせないように。速やかに終わらせます。UGNチルドレンとして全力を尽くします」
入間誠時:「…………そうだな」
入間誠時:「俺は、苦手だから。頼んだ、鷲尾くん」
GM:最速は……灰を抜いて士騎くんか!
GM:行動値20。士騎くんの手番。
士騎朝輝:「一人で背負う事もないよなぁ、入間。お前にも旅の縁は出来てるんだからなぁ」
入間誠時:「……士騎」
士騎朝輝:ピシピシと音を立て空気が凍り罅割れ、そして沈黙した。士騎の足元から霜が走り地面を花壇を建物を銀色に染め上げる。
士騎朝輝:肌が雪のように白化する、明るい茶の髪が蒼白へと変質する。ただ立つだけで周囲を極寒の冬へと変えてゆく暴走形態。
士騎朝輝:「まずは俺が黙らせてくるぜ。なぁ、村雨丸」
藤原奈央:「……ちゃんと」
藤原奈央:「帰ってくんのよ、士騎!」
士騎朝輝:「あぁ、今の言葉で、その気になった!」
士騎朝輝:オーロラを纏った氷の剣鬼が憐みを帯びた殺気を漲らせる。
士騎朝輝:青の幻灯花にエンゲージ攻撃します。
赤の幻灯花 灰の幻灯花 青の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
士騎 御厨
10m
鷲尾 入間
GM:判定をどうぞ!
士騎朝輝:プランBで攻撃力+5はつくんでしたっけ
GM:そうだ、つきます。フィールド効果:包囲体制。
GM:1ラウンド目、全員の攻撃力を+10。2ラウンド目、全員の攻撃力を+5です。
士騎朝輝:《コンセントレイト:ブラックドック》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》117→126
士騎朝輝:12DX7+10
DoubleCross : (12R10+10[7]) → 10[1,1,1,4,5,5,6,7,8,9,10,10]+10[1,2,2,5,9]+6[6]+10 → 36
青の幻灯花:イベイジョンで自動命中。しょせんは花なのだ。
GM:ダメージをどうぞ。
士騎朝輝:オートでアームドスーツ展開 白兵ダメージ+3
士騎朝輝:4d10+11+3+12+12+16+10
DoubleCross : (4D10+11+3+12+12+16+10) → 24[10,4,6,4]+11+3+12+12+16+10 → 88
士騎朝輝:諸々有効。
GM:つ、強すぎる……! 死ぬよそんなの!
GM:花だぞ!
青の幻灯花:死にます。復活もなし。
青の幻灯花:《ラストアクション》。
士騎朝輝:1点でもダメージ通ればEロイス解除!
GM:まず、楔の呪いが解除されます。そして、
青の幻灯花:《熱狂》《堕ちる絶望》。
青の幻灯花:対決に負けると衝動判定が発生し、シーン中の白兵攻撃力を+15です。
青の幻灯花:意志で対決をどうぞ。
青の幻灯花:7dx+5
DoubleCross : (7R10+5[10]) → 10[1,1,2,4,6,10,10]+10[2,10]+1[1]+5 → 26
士騎朝輝:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[2,4,5,8] → 8
GM:衝動判定です。難易度は15。
士騎朝輝:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,3,4,6] → 6
士騎朝輝:暴走だから意思判定もリア不でしたね!
GM:いつもどおり侵蝕をあげておくれ!
士騎朝輝:126+2d10
DoubleCross : (126+2D10) → 126+10[9,1] → 136
[20][侵蝕136/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[18] 灰の幻灯花
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕111/昇華0] 鷲尾瞳
[05][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[05][侵蝕112/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
[04][侵蝕120/昇華0] 入間誠時 [暴走]
GM:攻撃演出などがあればどうぞ。
士騎朝輝:構えを取る。戦闘に携わる者なら、それが内懐まで肉薄した鍔迫り合いの最中に、相手の攻撃を捌き、一撃を見舞うものであると解るだろう。
士騎朝輝:本来ならば、このような間合いの外では用を成さぬ、必殺の型。否、この距離は士騎朝輝の間合いの内であり、稲妻よりも速く敵に届く、紛れもない刃圏であった。
士騎朝輝:踏み込みと共に叩き込まれる寒波の渦。吹雪と共に死神の影が疾る。
士騎朝輝:「まず厄介なのは、この青い奴だよなぁ。戦闘の幅が減る」
青の幻灯花:図体がでかいとはいえ、ただの花だ。回避行動など取れるわけもない。
GM:ただし、"マスターアビス"によって極限までレネゲイドを注ぎ込まれた花。
GM:斬られた瞬間、瘴気にも似た黒い空間が周囲に広がり、士騎を覆う。
GM:それだけで、公園で"偽マスターアビス"と対峙したときと同じ感覚が襲ってくるだろう。
藤原奈央:「――――士騎ッ!!」
士騎朝輝:「往生際が悪いやつだ。藤原、今はまだ大丈夫だ。けど、お前 本当にヤバい時に限って優しいよなぁ」
士騎朝輝:黒い霧を凍らせていくが、吸い込んだ後では凍結の意味は薄いだろう。だが重要なのは…
士騎朝輝:「こいつの核は氷葬した」
"マスターアビス"結木なつき:「お花が……!」
GM:マスターアビスの認識がどうなっているのか、客観的には知りようもない。ただ、
GM:『支援する要領で力を極限まで送り込むと、どんな敵も動かなくなる』ということだけは知っている。
GM:次の手番です。灰が動く。
灰の幻灯花:行動値18。行動します。
灰の幻灯花:こちらの行動は単純です。《雨粒の矢》のみ。
灰の幻灯花:対象はPC全員。
灰の幻灯花:6dx+7
DoubleCross : (6R10+7[10]) → 8[2,2,6,7,7,8]+7 → 15
鷲尾瞳:ほう……
GM:リアクションをどうぞ。
鷲尾瞳:回避してみます。肉体型だからね。
士騎朝輝:リア不!
鷲尾瞳:9DX+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,2,2,2,5,5,7,8,10]+4[4]+1 → 15
GM:スゲー!
鷲尾瞳:ドッジ!優秀なチルドレンなんだよな~!
入間誠時:リア不、普通に食う!
GM:御厨くんも暴走でリア不か。こいつらみんな暴走してるな・・・
御厨 柴門:変異暴走なのでガードが出来るのだ
御厨 柴門:偉いぞ
GM:えらーい!
御厨 柴門:ガード
灰の幻灯花:2d10+6 もろもろが有効。
DoubleCross : (2D10+6) → 10[4,6]+6 → 16
御厨 柴門:ダメージが低いのが逆に怖いんですけど
入間誠時:あ、装甲10だから…
士騎朝輝:24→18 生存
入間誠時:7−6!1残った!
御厨 柴門:ガードと装甲で弾いた
GM:えらーい!
入間誠時:入間誠時のHPを-6した(HP:7->1)
GM:黒い雨が降り注ぐ。長く浴びると、レネゲイドを活性化するのかもしれないが……
GM:今の時点では脅威ではないだろう。
御厨 柴門:今の時点…
GM:この花は、"マスターアビス"に溶け合った数十体のRBの意識の残滓とも言えるものです。
GM:マスターアビス本体の意志と関係なく、敵対者に攻撃を仕掛ける自動防御機構。
入間誠時:「………」衝動がざわめく。回避行動が取れない。……じっと、マスターアビスと花を、見る。
"マスターアビス"結木なつき:「大丈夫……おちついて、落ち着いて……!」
"マスターアビス"結木なつき:「伊崎くんがくれた命なんだから……!」
GM:行動値9。赤と瞳ちゃんが同値なので、瞳ちゃんの手番。
鷲尾瞳:迷っています
鷲尾瞳:行動します。マイナーで《インフィニティウェポン》《スーパーランナー》
GM:kurugaii
鷲尾瞳:侵蝕は111から4上がって115
赤の幻灯花 灰の幻灯花 青の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
鷲尾瞳:エンゲージしつつ武器作成。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《クリスタライズ》
鷲尾瞳:赤の幻灯花に白兵攻撃します。
GM:OK!
鷲尾瞳:9DX7+9
DoubleCross : (9R10+9[7]) → 10[3,4,4,5,5,6,9,10,10]+10[1,6,7]+10[7]+10[7]+5[5]+9 → 54
GM:うわたか!
鷲尾瞳:優秀!
赤の幻灯花:イベイジョンで命中。なので、
灰の幻灯花:《原初の紫:崩れずの群れ》。赤をカバーします。
鷲尾瞳:やめてください
GM:あと上のエンゲージ表、まだ青が残ってますね。
赤の幻灯花 灰の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
GM:ただしくはこう。ダメージをどうぞ。
鷲尾瞳:6d10+63
DoubleCross : (6D10+63) → 38[5,10,7,5,3,8]+63 → 101
鷲尾瞳:装甲無視です
GM:だから強いって!
御厨 柴門:強い
灰の幻灯花:倒れます。復活もなし。
灰の幻灯花:《原初の黒:ラストアクション》。《原初の虚:堕ちる絶望》。
鷲尾瞳:やめてください
GM:意志で対決です。負けると衝動判定。
灰の幻灯花:6dx+5
DoubleCross : (6R10+5[10]) → 10[5,5,6,7,9,10]+4[4]+5 → 19
鷲尾瞳:意思は強いぞ!
鷲尾瞳:4DX+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[4,6,7,9]+4 → 13
GM:強かったが……!
鷲尾瞳:おごご
GM:衝動判定です。難易度は15。
鷲尾瞳:高いって!
鷲尾瞳:4DX+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[1,1,3,9]+4 → 13
鷲尾瞳:うわー!暴走します!カバーリングが!
鷲尾瞳:2d20+125
DoubleCross : (2D20+125) → 27[18,9]+125 → 152
GM:せっかくとったカバーが!
GM:何そのダイス!?
鷲尾瞳:間違えた
GM:びっくりした……
鷲尾瞳:2d10+125
DoubleCross : (2D10+125) → 11[10,1]+125 → 136
鷲尾瞳:つらつら
GM:演出をどうぞ!
[20][侵蝕136/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕136/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[05][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[05][侵蝕112/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
[04][侵蝕120/昇華0] 入間誠時 [暴走]
----
[18] 灰の幻灯花 [戦闘不能]
[06] 青の幻灯花 [戦闘不能]
鷲尾瞳:黒の雨を切り裂いて、白い刃が戦場を駆け抜ける。狙いはまだ動いていない赤の幻灯花。
"マスターアビス"結木なつき:「いけない……!」 手をかざし、鷲尾の生命力を活性化せようとするが……間に合わず。
鷲尾瞳:「伊崎拓也の無念のためにも。結木なつきのためにも、"マスターアビス”貴方は今、ここで」振りかぶった剣が陽の光を受けたかのように輝く。
鷲尾瞳:「我々が必ず倒します!」突き立てた刃が幻灯花を深々と切り裂く……のみならず。刻まれた傷は刀身を遥かに超える長さまで広がり
鷲尾瞳:巨大な花を真っ二つに両断する。花びらが散り、冷風によって氷り、雪のように砕けた。
鷲尾瞳:おわり
GM:やはり同じだ。切り裂かれた途端、花の中から黒い瘴気が噴き出して鷲尾を覆う。
GM:鷲尾のレネゲイドを、急激に活性化させる……際限なく!
GM:そして今度は、黒い瘴気が更に広範囲に広がります。
GM:"マスターアビス"が、瘴気そのものを活性化した。
"マスターアビス"結木なつき:Eロイスが発動します。"衝動侵蝕"。
入間誠時:ウワーッ!
"マスターアビス"結木なつき:対象はPC全員。衝動判定、難易度は11。
入間誠時:衝動判定何回めだ…?!
鷲尾瞳:「……!?この力……!レネゲイドの侵蝕が、先程より……!?」
鷲尾瞳:「自分自身の能力を……活性化して……!」
藤原奈央:「まずい……!」
藤原奈央:「そりゃそうよね。……支援対象が単体の戦闘なんて、めったにない」
藤原奈央:「全員を活性化させる前提で造られてるのよ、こいつ!」
入間誠時:「…まだ、来るのかよ……!」今だけでも、衝動を抑えるのに必死だというのに
入間誠時:6dx>=11
DoubleCross : (6R10[10]>=11) → 9[1,2,7,7,8,9] → 9 → 失敗
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+16(2d10->7,9)した(侵蝕率:120->136)
鷲尾瞳:4DX+4 もう暴走してるから意思判定に意味ないけど……!
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 10[1,6,9,10]+7[7]+4 → 21
鷲尾瞳:2d10+136
DoubleCross : (2D10+136) → 7[5,2]+136 → 143
御厨 柴門:まあ、ダイス-5個で振れないんですけど
御厨 柴門:2d10+110
DoubleCross : (2D10+110) → 10[6,4]+110 → 120
士騎朝輝:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,2,3,5,10]+5[5] → 15
士騎朝輝:リア不だよ。
士騎朝輝:136+2d10
DoubleCross : (136+2D10) → 136+18[9,9] → 154
御厨 柴門:ウゲェー
[20][侵蝕154/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕143/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[05][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[05][侵蝕120/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
[04][侵蝕136/昇華0] 入間誠時 [暴走]
----
[18] 灰の幻灯花 [戦闘不能]
[06] 青の幻灯花 [戦闘不能]
赤の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
士騎朝輝:士騎の身体から際限なく氷煙が溢れ渦巻いていく、レネゲイドが活性化し続け、真夏の陽光が冷たい光へと貶められていく。
御厨 柴門:「暴走をコントロールするんだ、意思を強く保て」
鷲尾瞳:「わかっています、わかっては……!う、くっ……!」必死に息を整え、暴走を抑えようとする。それでも体の震えと、全身から吹き出る冷や汗は止まらない
GM:イニシアチブ。行動値9、赤の手番。
赤の幻灯花:《極光螺旋》《オリジナルツール》。
赤の幻灯花:《コンセントレイト:モルフェウス》《仮初の器》《クリスタライズ》《原初の赤:氷の塔》《原初の黒:憎悪の炎》。
GM:装甲無視のRC攻撃です。命中するとダメージに加え、次のメジャーダイスを+5し、赤への憎悪を付与。
入間誠時:うわっ
入間誠時:これどうします?
GM:あ、対象は単体です。
入間誠時:あ、単体か
GM:対象は御厨くん。
御厨 柴門:OK
赤の幻灯花:7dx+20
DoubleCross : (7R10+20[10]) → 10[1,4,4,4,5,9,10]+10[10]+8[8]+20 → 48
GM:コンセないのに回るなこいつ・・・w
入間誠時:コンセ抜けてる!
入間誠時:あれ、元々ない?
GM:あっそう!こいつコンセない子!
GM:固定値で当てる子でした。リアクションをどうぞ。
御厨 柴門:ダイスが振れないのでガードかな
鷲尾瞳:奈央カバーの使い所では!
御厨 柴門:いや これは受けます
御厨 柴門:ダメージ軽減で受ける
士騎朝輝:色々なオートがある!
鷲尾瞳:憎悪不味くない?
御厨 柴門:ちょうど120%
御厨 柴門:火力をここで補強しておかないとまずい
鷲尾瞳:トドメさせないけど平気かなあと思ったけど火力の問題なら仕方ないか
GM:奈央ちゃん支部長のNPCカードも忘れずにね! HPダメージ直前に使用です。
GM:ではダメージ。
赤の幻灯花:5d10+47
DoubleCross : (5D10+47) → 21[1,10,1,3,6]+47 → 68
GM:うわっ低い
GM:装甲は無視。
御厨 柴門:低いのが逆に困るなーw
御厨 柴門:ガードは有効ですよね
GM:もちろん!
GM:何かエフェクトは使いますか?
御厨 柴門:ガード宣言しなければよかったな
御厨 柴門:使います
御厨 柴門:赤河の支配者 異形の加護 異形の捕食者を同時に使う
GM:1点でも通れば憎悪を付与。命中時点で次のメジャーダイスを+5です。
GM:防御フルコンボ……!
御厨 柴門:赤河と異形の効果にそれぞれ3D10をプラス
御厨 柴門:同時ですが便宜上 先に異形の捕食者から使います
御厨 柴門:68からガード12を引いて56
御厨 柴門:56-8d10
DoubleCross : (56-8D10) → 56-45[6,5,1,8,6,7,4,8] → 11
御厨 柴門:45点軽減して 45点攻撃アップ
GM:ダメージが通った!奈央のNPCカードは使いますか?
御厨 柴門:赤河の支配者
御厨 柴門:の分
御厨 柴門:がまだあります
GM:なんだって
御厨 柴門:更に屍人なので
御厨 柴門:11-6d10+6
DoubleCross : (11-6D10+6) → 11-29[7,2,6,6,2,6]+6 → -12
御厨 柴門:弾きました
入間誠時:硬い…
GM:つえー
鷲尾瞳:つよいぞー!
御厨 柴門:憎悪も受けない
赤の幻灯花:密林の奥地に生えていそうな、無数の触手が蠢く花だ。
赤の幻灯花:触手の先端は注射器のようになっている。それが一斉に振るわれ、御厨に殺到する。
赤の幻灯花:『刺して』『活性化させる』個体。
御厨 柴門:何処からともなくエンジン音が聞こえる
御厨 柴門:「さあ、走ろう。どこまでも」
藤原奈央:「えっ、……硬っ!」
藤原奈央:防御に入ろうとしていたので、愕然とする。
御厨 柴門:「全てを喰らって動力を燃やせ!」
御厨 柴門:「スーク・アル・カマル!」
GM:防御エフェクトの侵蝕率も上げてね!
御厨 柴門:御厨の影が相手の攻撃を吸い込んでいきエンジン音はさらに力強く鳴り響く
藤原奈央:「やる……! ガソリン補給が要らないって、こういうことだったの」
藤原奈央:「いい車じゃない!」
御厨 柴門:浸蝕+12
御厨 柴門:132
士騎朝輝:「暴走を防御に回すタイプって言ってたものなぁ…さぁ、エンシンが温まって来たなら此処からが本番だよなぁ」
"マスターアビス"結木なつき:「いいえ、させません!」
"マスターアビス"結木なつき:「あなた達は――ここで、止めます!」
GM:あっ、泊められない
GM:行動値5。同値だ。
GM:御厨くんの手番。
御厨 柴門:ダイス+5は貰える?
GM:もちろん! 命中時点でもらえます。
GM:あと、地形効果で1ラウンド目は攻+10。
赤の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
士騎朝輝:「サーキットは凍ってるくらいがちょうど良いんだったよなぁ。準備は整えておいたぜ」
藤原奈央:「いける。このタイミングなら……! 御厨っ!」
御厨 柴門:「来い、オアシス・ロード」
鷲尾瞳:「羨ましいですね……慣れている方たちは……軽口を叩く余裕があって……!」
鷲尾瞳:震える手で必死に剣を握り締めながら、二人に向かって。
御厨 柴門:マイナーでヴィークルモーフィング
御厨 柴門:100%超えているのでモーフィングカーⅡをだす
御厨 柴門:浸蝕+2
士騎朝輝:「泣き喚いて現状変わるんなら、泣き喚くんだよなぁ、多分な」そんな台詞を嘯く。余裕がないのは事実だが、悟らせることもない。
御厨 柴門:メジャーで巨匠の記憶+コンセ
御厨 柴門:灰色の幻灯花に止めを刺す!
GM:おのれ……! 誰もカバーしません。とどめをさせます。
鷲尾瞳:これ、別にエフェクト要らないんじゃ?
御厨 柴門:ホントだw
鷲尾瞳:死人はリアクションできないし……
GM:あ、そうですね。宣言なしで殺せます。
御厨 柴門:メジャーはただの運転攻撃にしておきます
GM:オッケー!灰の花がグシャリと潰れて、今度こそ土に還る。
御厨 柴門:御厨を包むように現れた漆黒のスポーツカーが花を潰す
御厨 柴門:「こんな花は君に似合わない」
"マスターアビス"結木なつき:「ううっ」 花が無残な姿に変わるのを見、思わず目をそらす。
御厨 柴門:「僕は、そう思う」
"マスターアビス"結木なつき:「どうしてこんな事ができるんですか。優しかった御厨さんは、全部嘘だったんですか……!」
御厨 柴門:「僕は、別に優しくなんかない。ただ、約束を守りたいんだ」
御厨 柴門:「君の事を思って死んだ伊崎君の約束を、せめて」
藤原奈央:「…………御厨…………」
GM:イニシアチブ。特に行動がなければ、行動値5のマスターアビスの手番。
入間誠時:はい!
入間誠時:メイド服を脱ぎます!
入間誠時:行動値は7に。
GM:ほう! じゃあ君の手番だ!
入間誠時:で、マイナーで暴走を解除。
入間誠時:青の幻灯花にトドメを刺す!
入間誠時:攻撃方法は《黒の鉄槌》のみ。
GM:OKです。誰もカバーはしないので、判定も不要。
GM:トドメをさせました。侵蝕だけあげておいてくれ!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+1した(侵蝕率:136->137)
入間誠時:OK!
入間誠時:御厨と結木のやりとりの裏で。
入間誠時:静かに黒い牙が青い花の亡骸を食んでいた。
藤原奈央:「よし……!」 ガッツポーズを決める。
藤原奈央:「いいわよ入間。さすが冷静ね」
入間誠時:「……そうでもないさ」
[20][侵蝕154/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕143/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[07][侵蝕137/昇華0] 入間誠時 [暴走]
[05][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[05][侵蝕132/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
----
[18] 灰の幻灯花 [完全死亡]
[06] 青の幻灯花 [完全死亡]
入間誠時:首を、叩く。
GM:全てが同時進行だ。結木と御厨の会話、入間の行動、そして、
GM:"マスターアビス"の能力の発動。
"マスターアビス"結木なつき:行動します。行動値17なのに、やっと動けた……
"マスターアビス"結木なつき:《オリジン:レジェンド》《オリジン:プラント》《オリジン:サイバー》《オリジン:ヒューマン》。各種達成値を増加。
"マスターアビス"結木なつき:《コンセントレイト:オルクス》《要の陣形》《未知なる陣形》《領域の加護》《導きの華》《悪魔の影》《死神の瞳》《ハザードコール》。
"マスターアビス"結木なつき:対象はPC全員で、HPダメージは無し。ハザードコールは濃縮体でLv21。
GM:命中すると次のメジャー達成値と攻撃力を+8。次の攻撃にリアクション不可になり、次の攻撃で受けるダメージを+10d10し、侵蝕率を即座に+21します。
鷲尾瞳:うおおおお!
GM:なんか妨害的なものがなければ判定します。
御厨 柴門:ウゲェー
士騎朝輝:奈央ちゃんのカバー貰っていい?
鷲尾瞳:助けて入間くんー!
入間誠時:妨害…どうします?
士騎朝輝:侵蝕+21がキツすぎる
入間誠時:よし、ここだな!
士騎朝輝:あ。棺よ!!
入間誠時:《時の棺》
GM:おお……!
入間誠時:それは通さねえ!
御厨 柴門:棺ー
御厨 柴門:ヤッター
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+10した(侵蝕率:137->147)
GM:なら、アビスの攻撃は失敗。
"マスターアビス"結木なつき:「戦いが苦手でも……支援しかできなくても!」 花畑に手をつく。
"マスターアビス"結木なつき:「レネゲイドには、こういう使い方が、あるんです!」
GM:背筋が凍りつくほどの《ワーディング》!
入間誠時:「………使い方は、知ってるわけだ」
藤原奈央:「まずい……!」
入間誠時:それを塗りつぶすように。
士騎朝輝:(やばいな。避ける本能を殺してる俺にこれは致命の一撃だ)
GM:全員が理解します。これを食らうと、ジャーム化が一気に近づく。
御厨 柴門:「クソッ…これはヤバい」
入間誠時:領域が結木を覆う。
鷲尾瞳:「ま、まだ侵蝕を!?……これ以上は、もう……保たな……!」
入間誠時:「悪いけどな、使わせない」
"マスターアビス"結木なつき:「…………!」
"マスターアビス"結木なつき:「力が……!?」
GM:力が拡散せず、領域内で霧散する。
士騎朝輝:(泣き喚くか?そんなことできないだろう。だって村雨丸。あぁ、そうだな…どうやら)
入間誠時:領域に、無数の穴が空く。
入間誠時:ブラックホールのように、その力を飲み込んでいく。
士騎朝輝:「旅の縁っていうのはこうやって俺を助けてくれる」
藤原奈央:「まだよ。全員、わかってるわね」
御厨 柴門:「入間君の力か!」
藤原奈央:「まだ……"アビス"には、傷をつけられていない」
藤原奈央:「こっからが本番。倒すわよ!」
入間誠時:「…これをしたら、どうなるか、わかっててやってるよな」
士騎朝輝:入間君に向けてサンキューとハンドサインを出す。
入間誠時:結木さんに。
入間誠時:まともな返答は期待していないが。
鷲尾瞳:「これが……"黒の檻”の……!」
GM:結木は、これがジャーム化に結びつくものだとは知っていません。認識と記憶が完全に破綻している。
GM:『力を送り込めば』『危険な敵を無力化できることがある』としか分かっていない。
"マスターアビス"結木なつき:「くっ……!」
入間誠時:「攻撃だと、認識してやってる」
入間誠時:「その時点で、ただの被害者じゃあない」
入間誠時:「その結果が……例えあんたの、想定と違うものだったとしてもだ」
入間誠時:その声に、怒りが滲む。
"マスターアビス"結木なつき:「はい?」
"マスターアビス"結木なつき:「FHの極悪人に何を言われようと、私の心には響きません!」
"マスターアビス"結木なつき:「……でも、やっぱり、強い……!」
鷲尾瞳:「……っ」その言葉に、まるで自分が切られたかのように顔を歪め。
GM:クリンナップ。敵の行動は特になし。
ROUND-02
GM:セットアップ。
御厨 柴門:(認識が狂っているだけで彼女の心に邪悪はない、それが僕にとってせめてもの慰めだ)
御厨 柴門:なし
鷲尾瞳:ありません
士騎朝輝:《加速装置》154→156
士騎朝輝:行動値2→18
入間誠時:《灰色の庭》アビスちゃんに
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+2した(侵蝕率:147->149)
GM:行動値はいくつ下がるんだい!
入間誠時:行動値−12!
"マスターアビス"結木なつき:《赤方偏移世界》。自分の行動値を+16。差し引きで+4。
入間誠時:ま、まじか…
赤の幻灯花:《螺旋の悪魔》。攻撃力を増加。
GM:イニシアチブ。最速は士騎くんの手番!
入間誠時:あれ、
入間誠時:元の行動値が17だから、
入間誠時:+4なら21だったり……します…?
GM:あっほんとだ
GM:失礼失礼!
御厨 柴門:ウワーッ
"マスターアビス"結木なつき:「あなたのその攻撃は、もうわかりました」
"マスターアビス"結木なつき:「自分を支援することだって、できるんです!」
GM:重力を中和している。完全とはいかないが。
入間誠時:「……ッ……もう、通用しないか!』
"マスターアビス"結木なつき:「そして……」
"マスターアビス"結木なつき:「今の反応。わかりました」
"マスターアビス"結木なつき:「やっぱり"これ"が、あなた達の急所――――!」
"マスターアビス"結木なつき:《コンセントレイト:オルクス》《要の陣形》《未知なる陣形》《領域の加護》《導きの華》《悪魔の影》《死神の瞳》《ハザードコール》。
入間誠時:《隠された世界》
GM:効果は先程と同じです。
GM:おおっ
鷲尾瞳:入間くん~!!
入間誠時:対象を単体に!
GM:やってくれるわ……!
入間誠時:再選択をお願いします!
鷲尾瞳:神かな……?
GM:侵蝕もあげるのだぜ!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:149->157)
GM:ひええ
入間誠時:く、高い出目が出た
"マスターアビス"結木なつき:対象は、そうだな。
"マスターアビス"結木なつき:御厨君。
御厨 柴門:ダヨネー
"マスターアビス"結木なつき:PC1とヒロインですからね!
"マスターアビス"結木なつき:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,7,8,9,10]+10[2,5,5,10]+3[3]+10 → 33
GM:命中すると次のメジャー達成値と攻撃力を+8。次の攻撃にリアクション不可になり、次の攻撃で受けるダメージを+10d10し、侵蝕率を即座に+21。
GM:奈央のカバーも使えます。
GM:リアクションをどうぞ。
御厨 柴門:ドッジ
GM:いや、そもそも暴走してるからリアクションもないんだけど……w
GM:違う!変異暴走か!
GM:便利だな~
御厨 柴門:ダイス-5個だけどなw
御厨 柴門:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[8,8]+1 → 9
御厨 柴門:ダメー
GM:ではバッドステータスを受けてもらいます。侵蝕率アップも。
GM:ハイテク計算マシーンによると、侵蝕155になると予想されています。
御厨 柴門:浸蝕155
"マスターアビス"結木なつき:今度は両手を広げ、《ワーディング》に乗せて瘴気を放つ。
"マスターアビス"結木なつき:この中庭全体を覆い尽くすつもりだ。
GM:これが本来の"マスターアビス:ラムダ"の"支援行動"。
GM:チーム全体の侵蝕率を、短時間で大幅にアップさせる……!
入間誠時:その瘴気を、領域がカーテンのように黒い幕を下ろして覆う。
入間誠時:だが、先ほどのような全てを飲み込むものではない。これはあくまで広範囲への出力を減退させるものだ。
GM:瘴気が流れる先は――
藤原奈央:「……御厨!」
入間誠時:「…悪い、これが限界だ!耐えてくれ!」
御厨 柴門:車を前進させそれ以上の拡散を防ぐように進む
御厨 柴門:「暴走を…コント…ロールしろ。まだ、倒れる事は出来ない…。僕には君を最後まで届けなければならない…んだ!」
"マスターアビス"結木なつき:「!」
"マスターアビス"結木なつき:「どうしてそこまで……FHで、敵なのに……」
"マスターアビス"結木なつき:「どうしてそんなに、真っ直ぐな目で……!」
"マスターアビス"結木なつき:「どうして!」 Eロイス発動予兆が発生します。
鷲尾瞳:「礼を言います……"黒の檻”……貴方がいなければ、我々はもう、既に……」
御厨 柴門:「止まる…ものか。スカボロー・フェアが止まるのは。目的地に着いたとき…だ!」
GM:士騎くんの手番。次の攻撃が達成値30未満の場合、"衝動侵蝕"が発動。
GM:30以上ならオープニングと同じように無力化できます。Eロイスカウントは増える。
GM:行動値18。士騎くんの手番。
GM:あ、当然ながら赤に攻撃した場合は無力化不可! アビスに攻撃した場合のみですね。
[21][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[20][侵蝕154/昇華0] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕143/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[07][侵蝕157/昇華0] 入間誠時 [暴走]
[05][侵蝕155/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
----
[18] 灰の幻灯花 [完全死亡]
[06] 青の幻灯花 [完全死亡]
赤の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
士騎朝輝:「さぁ、行くぜ。村雨丸。通りすがらなきゃなぁ」マスターアビスに攻撃します。
藤原奈央:「……信じてるわよ……!」
藤原奈央:「信じてるからね!」
士騎朝輝:「本当にヤバいピンチになら」
士騎朝輝:「白い沈黙(ホワイトミュート)が颯爽と助けに来るだろ」
士騎朝輝:《コンセントレイト:ブラックドック》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》156→165
士騎朝輝:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[2,3,3,3,4,5,5,8,8,9,9,9,10]+6[3,3,4,4,4,6]+10 → 26
士騎朝輝:ここはロイス切ろう
鷲尾瞳:ダイス目がー!
GM:なんだって……!
GM:4以上出ないとダメなのだぞー!
士騎朝輝:126+1D10
DoubleCross : (126+1D10) → 126+1[1] → 127
鷲尾瞳:士騎くんー!
御厨 柴門:アワワ
入間誠時:あわわわわ
GM:衝動侵蝕無効化とは別に、攻撃自体は命中します。
GM:ダメージをどうぞ。
士騎朝輝:駄目だ。本当にすまん。マスターアビスのロイスを昇華
鷲尾瞳:だ、大丈夫なのか
入間誠時:む、無理しないで
GM:えっ2個め……!?
士騎朝輝:1個目
鷲尾瞳:気にするな!
士騎朝輝:あ。マスターアビスのロイスを斬ったよ。ってだけ!
入間誠時:あ、そうか
GM:当てるまで切り続けるのかと思ったw
入間誠時:良かった…
鷲尾瞳:ダイス目はしょうが無い。それに士騎くんはかっこいいから大丈夫!
"マスターアビス"結木なつき:ガード。《魔人の盾》。
士騎朝輝:3d10+12+12+11+3+15+16
DoubleCross : (3D10+12+12+11+3+15+16) → 9[5,3,1]+12+12+11+3+15+16 → 78
GM:あ、地形効果があります。2ラウンド目は全員の攻撃力+5。乗ってる……?
士騎朝輝:さらに+5 83
GM:OK!
"マスターアビス"結木なつき:ダメージを大幅に軽減しました。まだ立っています。
士騎朝輝:1点でも通ったらEロイス解除です。
GM:解除可能なEロイスは無し。達成値30を超えていないので、衝動侵蝕も発動する……!
士騎朝輝:溜めに溜めた力を爪先から爆発させる。狙いは一点、正面からの直接打撃。最大出力の心臓破り。
士騎朝輝:氷煙を尾のように靡かせて、0.1秒で敵の眼前。止まることなくコンマの世界で弾かれる冷たい凶器。
"マスターアビス"結木なつき:「ッ!」
士騎朝輝:黄白の電荷と純白の凍気を帯びた渾身の右腕(いっとう)が心臓を粉砕する。
"マスターアビス"結木なつき:腕をクロスさせて防御する。完全に素人の身のこなし、なのだが……
"マスターアビス"結木なつき:侵蝕率が異常だ。そして、レネゲイドによる肉体の強化も。
士騎朝輝:(まずい。当たりが異様に浅いよなぁ、これ)
"マスターアビス"結木なつき:腕をクロスする。ただそれだけで、藤原奈央並の防御性能を発揮している。
"マスターアビス"結木なつき:「負け……」
"マスターアビス"結木なつき:「ません!」 "衝動侵蝕"。
GM:衝動判定です。難易度は9。
GM:いや、12だ。
GM:対象はPC全員。
御厨 柴門:これは攻撃扱いではないですよね?
GM:ないよ~。
入間誠時:7dx>=12
DoubleCross : (7R10[10]>=12) → 9[2,3,5,6,8,8,9] → 9 → 失敗
入間誠時: うえーん
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+16(2d10->8,8)した(侵蝕率:157->173)
士騎朝輝:165+2d10
DoubleCross : (165+2D10) → 165+14[5,9] → 179
入間誠時:エフェクトレベルが上がりました
鷲尾瞳:もうやだよ~
鷲尾瞳:5DX+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 9[1,2,2,9,9]+4 → 13
鷲尾瞳:2d10+143
DoubleCross : (2D10+143) → 15[10,5]+143 → 158
御厨 柴門:ダイスは振れないさ
御厨 柴門:155+2d10
DoubleCross : (155+2D10) → 155+6[4,2] → 161
御厨 柴門:低めだ
[21][侵蝕400] "マスターアビス"結木なつき
[20][侵蝕179/昇華1] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09] 赤の幻灯花 [暴走]
[09][侵蝕158/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[07][侵蝕173/昇華0] 入間誠時 [暴走]
[05][侵蝕161/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
----
[18] 灰の幻灯花 [完全死亡]
[06] 青の幻灯花 [完全死亡]
藤原奈央:「やっぱり……くそ……!」
藤原奈央:「長期戦は不利だわ。あと3分、いや」
藤原奈央:「2分も保たない……!」
藤原奈央:「全員、速攻! ここで決めるしかない!」
GM:瞳ちゃんの手番。
入間誠時:首の後ろにきつく爪を立てている。既に血が滲んでいる。
鷲尾瞳:「う、く、あああああ……」感情が抑えられない。今にも泣き出しそうな顔で、それでもなんとか戦意だけは保っている。
鷲尾瞳:暴走したレネゲイドが体内を駆け周り思考を乱している。モルフェウスの力の源は武器を、そして思い描いた理想を創造するための想像力だ。
鷲尾瞳:平常心を失っては、まともに戦えない。このままでは……。
藤原奈央:「鷲尾……鷲尾」
藤原奈央:「鷲尾……!」
藤原奈央:「戦いなさい! 戦って」
藤原奈央:「勝て! 生きろ!」
士騎朝輝:「鷲尾!」
士騎朝輝:「剣だけは振れよ。絶対に当てられはする相手だ」
入間誠時:「鷲尾くん……」自らも余裕がない。彼女の様子を見て、心がざわつく。
御厨 柴門:「鷲尾さん…」
鷲尾瞳:心が折れそうになった瞬間、仲間の声が聞こえてくる。
士騎朝輝:「チルドレンの訓練より楽なはずだ。お前の人生はこの2分で塗りつぶされる程度に脆弱じゃないよなぁ」
士騎朝輝:「剣を!」
士騎朝輝:「振れ!!」
鷲尾瞳:長剣の柄と鍔が変形し禍々しい装飾が付け足されている。怪物になった伊崎の姿を連想させるような。それが徐々に、元の姿に戻っていく。
鷲尾瞳:「……っ!う、くっ、ふ、ああああああ!」
"マスターアビス"結木なつき:「……まだ動く!?」
鷲尾瞳:マイナーで暴走解除。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《クリスタライズ》
鷲尾瞳:赤の幻灯花に白兵攻撃します。
GM:えっそっち!
赤の幻灯花
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
鷲尾瞳:10DX7+9
DoubleCross : (10R10+9[7]) → 10[2,2,2,4,4,7,9,9,10,10]+10[2,3,7,7,9]+10[1,6,9]+3[3]+9 → 42
赤の幻灯花:イベイジョンで自動命中。
赤の幻灯花:ダメージをどうぞ!
鷲尾瞳:5d10+63
DoubleCross : (5D10+63) → 32[3,7,10,2,10]+63 → 95
鷲尾瞳:装甲無視です
GM:しまった……こいつ、憎悪の炎を黒で取っちゃってたのか
GM:死にます。花が全部倒れた今白状すると、花のファイナルアタックは全部ラストアクション堕ちる絶望だったのですが
GM:こいつは御厨くん攻撃にリソースを割いてしまったので、ラスアクができない……!
GM:落ちます。ラストアクションもなし。
鷲尾瞳:そうだったのか……!
鷲尾瞳:嬉しい誤算だ
GM:使えないゴミ花め!
"マスターアビス"結木なつき
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
鷲尾瞳:「ああああああああ!」
鷲尾瞳:純白の長剣が本来の姿と輝きを取り戻す。雄叫びとともに振るわれた白銀の一閃が黒の瘴気を、その向こうに咲き乱れるアビスの眷属を両断する!
赤の幻灯花:ボロボロとちぎれ、地面に落ち、
赤の幻灯花:黒い泥になって消える。
藤原奈央:「まだよ、まだ……まだ!」
藤原奈央:「"マスターアビス"を……!」
GM:イニシアチブ。入間くんの手番。
入間誠時:はい。
鷲尾瞳:「大丈夫、まだ行ける……行けます……!私はUGNチルドレン"マクガフィン”です……」
入間誠時:「………」
士騎朝輝:「あぁ、尊敬するよなぁ、鷲尾。やるべきことをやったぜ、お前」
入間誠時:彼女が苦しむ姿を見て、心がざわついた。歓喜に。
入間誠時:解っている。これは、奴に───マスターアビスに励起されたレネゲイドの暴走だ。
鷲尾瞳:「彼女の眷属にはなりません……これ以上、彼女を悲しませることも……!」
入間誠時:それでも、いつも思う。それは本当にレネゲイドだけのせいなのかと。
鷲尾瞳:侵蝕は10上がって168になりました
入間誠時:マイナーで暴走解除。
鷲尾瞳:「皆さんの、声が聞こえました……その、お陰です」
入間誠時:「………」
入間誠時:「感謝するなら、俺以外にしとけ」
入間誠時:「…ホント、嫌になるぜ。自分のヤなトコ思い知らされるのはさ」
入間誠時:頭を搔く。
御厨 柴門:「いや、それでも。ここに立ってくれているだけで」
御厨 柴門:「皆の力が支えになっている」
入間誠時:「……いいやつだよなあ、君は」
入間誠時:「君が、結木くんに敵視されちまうのは結構キツイよ」
鷲尾瞳:「はい。我々の絆は……こんな力には負けません。……そうですよね?」
入間誠時:「俺だけが、悪者の方がやりやすいぜ」
入間誠時:そう言って手を”マスターアビス”へと差し出す。
入間誠時:メジャー行動。
士騎朝輝:「その心配はしなくて良いよなぁ、入間」
士騎朝輝:「花を一番枯らしてるのは俺だからなぁ」
入間誠時:《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》Rコントローラー二回め、ダイス+5。
GM:判定をどうぞ。
入間誠時:少し、笑う。
入間誠時:17dx7+4
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,6,6,6,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,3,4,8,8,10,10]+10[1,1,7,8]+10[5,10]+4[4]+4 → 48
GM:あ、すみません。判定と前後してしまうのですが
入間誠時:おっと
GM:Dロイスが発動します。
入間誠時:なっ
???:"守護者"。対象を自分に変更。
御厨 柴門:伊崎ーッ
入間誠時:お……お前は!!
"マスターアビス"結木なつき
"フィールティ"伊崎拓也
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
"マスターアビス"結木なつき:「……だめ!」
"マスターアビス"結木なつき:「……きちゃだめ! 死んじゃう!」
GM:リアクションは無し。ダメージをどうぞ。
鷲尾瞳:嘘だろお前……
御厨 柴門:格好良いよ伊崎君
入間誠時:……伊崎くん…
入間誠時:5d10+16
DoubleCross : (5D10+16) → 30[6,6,9,2,7]+16 → 46
"フィールティ"伊崎拓也:『――さ――』『せ、る、』『…………か…………!』
入間誠時:諸々有効!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4した(侵蝕率:173->177)
入間誠時:「な………」
"フィールティ"伊崎拓也:一度仮死状態に陥ったため、Eロイス"妄念の姿"が半分解除されています。
入間誠時:「伊崎!!」
GM:半分異形、半分人の姿でマスターアビスをカバー。
"フィールティ"伊崎拓也:『ああああァァアアア!』
"フィールティ"伊崎拓也:《虚無への回帰》でダメージを無効化。
入間誠時:重力の杭は止まらない。そのまま、伊崎を刺し穿つ。
"フィールティ"伊崎拓也:『守るんだ……! 守る……!』
"フィールティ"伊崎拓也:『守る…………!』
入間誠時:「………伊崎」
"マスターアビス"結木なつき:「伊崎くん…………!!」
入間誠時:「くそッ……!!」
GM:イニシアチブ。御厨くんの手番。
入間誠時:ロイス変更。
士騎朝輝:「愛と正しさは時として両立しえないからなぁ、難しいよなぁ…この野郎!」
"マスターアビス"結木なつき:「だめ! 逃げて!」
"フィールティ"伊崎拓也:『言っただろ……!』『約束した……!』
"フィールティ"伊崎拓也:『僕が…………』
"フィールティ"伊崎拓也:『どんなときも…………!』
入間誠時:バカ/伊崎拓也/楽しいやつ:○/食傷/ロイス→友人/伊崎拓也/楽しいやつ/悔悟:○/ロイス
鷲尾瞳:「"フィールティ”……貴方は、そんな姿になってまで、まだ、彼女を……」
GM:伊崎はいまのでメジャー放棄カバーを行った判定です。行動値は4。
GM:行動値5、御厨くんの手番。
士騎朝輝:「それは違う、鷲尾 まだ、じゃない、もう、それしかないんだ」
士騎朝輝:「それでしか思考ができない。それが世界を破壊するジャームだ」
御厨 柴門:「だから…嫌なんだ。ジャームは…人の心を残しているかの様に」
御厨 柴門:「見えるからッ!」
御厨 柴門:マイナーで暴走解除
"フィールティ"伊崎拓也:『守る…………!』
"フィールティ"伊崎拓也:『必ず…………!』
御厨 柴門:メジャーで巨匠の記憶&コンセ
御厨 柴門:マスターアビスを狙います
GM:来い!
御厨 柴門:ダイスマイナスが無くなります
御厨 柴門:13dx7+6+8
DoubleCross : (13R10+6+8[7]) → 10[2,2,3,3,4,4,5,6,7,8,8,8,8]+10[1,2,5,8,10]+4[3,4]+14 → 38
"フィールティ"伊崎拓也:《軍神の守り》《イージスの盾》。
"フィールティ"伊崎拓也:結木なつきをカバー。
御厨 柴門:クソー
御厨 柴門:4d10+12+8+45
DoubleCross : (4D10+12+8+45) → 22[7,8,3,4]+12+8+45 → 87
"フィールティ"伊崎拓也:87-3d10
DoubleCross : (87-3D10) → 87-14[2,4,8] → 73
"フィールティ"伊崎拓也:こんなん出目が良くても耐えられないよ……!
"フィールティ"伊崎拓也:"妄念の姿"で取得したエフェクトが発動します。
御厨 柴門:「信じたくなるんだ」
御厨 柴門:「でも、それは影だ。君達の淡い想いでの影に過ぎないんだ!」
御厨 柴門:エンジンが爆発的に回転し加速
御厨 柴門:結木さんに向かって突撃する
"マスターアビス"結木なつき:「逃げて!!」
"フィールティ"伊崎拓也:逃げない。御厨の攻撃に真っ向から立ち向かう。
御厨 柴門:「退くわけないよな!」
御厨 柴門:「ああ、解ってるさ!」
御厨 柴門:そのままパワーで押しきる
"フィールティ"伊崎拓也:御厨を庇うように錬成した車を止め、
"フィールティ"伊崎拓也:ぶちぶちと身体中が崩壊する。動いているのが奇跡のようなものだった。
士騎朝輝:「ちゃんと運んでやるしかないよなぁ。御厨。一度乗せた相手なんだから…俺が言うまでもないか」
御厨 柴門:「言われるまでもない、君も彼女もちゃんと連れて行ってやるさ」
"フィールティ"伊崎拓也:『――――必ず』
"フィールティ"伊崎拓也:《ラストアクション》。
"フィールティ"伊崎拓也:《瞬間退場III》。結木なつきを退場させる。
"マスターアビス"結木なつき:「伊崎く――――!」
御厨 柴門:「な、にッ?」
入間誠時:「伊崎ッ………」
"フィールティ"伊崎拓也:泥のように溶ける力。深淵へのゲートを開き、その中を移動していた。
"フィールティ"伊崎拓也:最後の力で、結木なつきをゲートに送り込んだ。
"フィールティ"伊崎拓也:『――――元気で――――』
入間誠時:「………ッッ!!!」
鷲尾 士騎 御厨
10m
入間
鷲尾瞳:「"マスターアビス”が……消え……た……?」
御厨 柴門:「約束を…守ったって言うのか」
鷲尾瞳:自体を認識できず、呆然とした顔で立ち竦む
御厨 柴門:「馬鹿野郎ッ!」
GM:伊崎の死体だけが残りました。多分死んでいるだろうが、必要ならばとどめを刺してもいい。
入間誠時:「クソ………クソッッ!!」
GM:ここで希望する人は次のシーン、クライマックス2へ行く事が可能です。"マスターアビス"追撃戦ができる。
GM:生きて帰れる保証はまったくありませんが、とにかくぶち殺したいぜという人は次のシーンに登場できます。
GM:戦闘終了。希望者がなければバックトラックに入ります。
[20][侵蝕179/昇華1] 士騎朝輝 [変異暴走:闘争]
[09][侵蝕168/昇華0] 鷲尾瞳 [暴走]
[07][侵蝕177/昇華0] 入間誠時 [暴走]
[05][侵蝕165/昇華0] 御厨柴門 [変異暴走:飢餓]
鷲尾瞳:どうしようw
入間誠時:どうしよう
鷲尾瞳:殺したいけどキャラ的にはもうへなへなしゃがみ込みたいw
GM:GM的には、2にいくと多分半分くらい死にそうだなーと思っています。
入間誠時:めちゃくちゃ殺しに行きたいけど
ファサズ@見学:コワイ!
入間誠時:これきついよな……
ヤヒロギンジ@見学:チキンレース!
御厨 柴門:一人で勝てる相手ではないよね?
士騎朝輝:2に行った場合
士騎朝輝:シーンの登場ダイスが馬鹿にならない
GM:行動ルーチンはさっきと変わりません。毎ラウンドハザードコール死神コンボをしてくるのと、
GM:残りのEロイスがあります。衝動侵蝕。
鷲尾瞳:殺す
入間誠時:アタッカーは…?
ロケット商会@見学:鷲尾チャンのメリハリあるムーヴ
御厨 柴門:ううーむ
鷲尾瞳:当然、全員来るよな
入間誠時:さ、殺意
GM:えっ、ほんとにいくの・・?
入間誠時:PC的には行きたい
士騎朝輝:全部でEロイスそうすると11個?
GM:クライマックス2はほんとに死んでも知りませんからね!
入間誠時:PL的には帰りたい…
御厨 柴門:シーン切り替え扱いだと火力が出せないのがキツイけど 殺せなくは…ないのかな
鷲尾瞳:そうか……
入間誠時:瞳ちゃん生きて帰ってほしいんですよ
鷲尾瞳:わかる
鷲尾瞳:でも瞳ちゃんは
士騎朝輝:敵は残り一体 奈央ちゃんのカバーがあるなら
鷲尾瞳:一人でも戦うなら多分ついてくよ
入間誠時:うう
士騎朝輝:お供はいないと考えても良いのかな
御厨 柴門:イヤー 本当は敵が逃げる敵ってクソなんですけど ここは伊崎君が格好良すぎたんだよな
鷲尾瞳:実際瞳ちゃんも、シーンが切り替わると
鷲尾瞳:武器作りなおさないといけないから
鷲尾瞳:きっついんだよねえw
御厨 柴門:僕は 帰還ダイスは1個3くらいと思ってるので
GM:お供はいないです。衝動侵蝕は残り3個。
鷲尾瞳:いやこれダメだなあ
鷲尾瞳:どう考えても追ったら死ぬ
御厨 柴門:11個で33 残りロイスの3倍と思って18の3倍で54
士騎朝輝:衝動侵蝕連打されると無理だな
御厨 柴門:187がギリギリだと思うけど
入間誠時:衝動侵蝕、2d10振らされるけどロイス一個分だから1d10なんだよな
御厨 柴門:士騎くんはさらにキツイ
鷲尾瞳:1R目で倒せるなら
鷲尾瞳:ダイス目が普通なら瞳ちゃんはギリギリ生き残れる
御厨 柴門:うぬぬぬ
入間誠時:やめましょう
鷲尾瞳:やめよう
士騎朝輝:シーン跨ぎじゃなかったらな
入間誠時:ガードも硬い
御厨 柴門:そうだね
御厨 柴門:盾が復活してるからな
鷲尾瞳:魔神の盾もシーン1回じゃん!
鷲尾瞳:帰ろう……
御厨 柴門:殺せはするけど 絶対に誰か死ぬ
御厨 柴門:GMの想定通りの半々くらいだと思う
御厨 柴門:ちょっとこのメンバーには死んで欲しくない
御厨 柴門:登場ダイスや衝動浸蝕が走るとその時点で死ぬか
士騎朝輝:止めを刺そうと首を刎ねようとするが…
士騎朝輝:「藤原…どうする?」
士騎朝輝:村雨丸を止める。
藤原奈央:「……………………」
藤原奈央:「ジャームとオーヴァードの違いは分かる?」
鷲尾瞳:「あ……」敵が逃げたのだ、とわかった瞬間。力が抜け、へなへなとその場にへたり込む。
士騎朝輝:「その心に自由があるかないかだな」
藤原奈央:「帰ってこれたかどうかよ。帰ってこれない奴がジャームで、帰ってきた奴だけがオーヴァード……」
藤原奈央:「……戦闘終了! 支部長命令よ!」
藤原奈央:「すでにアビスのことはN市の全支部に伝えてあるわ」
藤原奈央:「次は……必ず、倒す!」
鷲尾瞳:「……」伊崎の死体を見つめ、ぼんやりとその話を聞いている
GM:ということで、そろそろ伺いましょう。追撃に移る方はいますか?
入間誠時:歯をギリギリと軋らせている。爪が食い込むほどに手を握りこんでいる。
入間誠時:「……解った」
入間誠時:追撃はしません。
鷲尾瞳:「う、う……」
鷲尾瞳:「うう……」
入間誠時:「…畜生」
士騎朝輝:奈央ちゃんの肩を労う様に叩く。
藤原奈央:「……情けないって」
藤原奈央:「思ってんでしょう。士騎」
藤原奈央:「支部長が陣頭指揮をとってたくせに……」
士騎朝輝:「いや、嫌な決断させたよなぁ。って思ってるよ」
士騎朝輝:「後、お前が本当に優しくて良い奴で…冷静に状況を見れる凄い奴だともな」
士騎朝輝:「本当は一番あいつをどうにかしたいの、お前だもんな。それくらい俺にもわかるぜ」
士騎朝輝:大きく息を吸って吐く。
士騎朝輝:わざとらしいくらい明るい声で告げる。
入間誠時:本当ならば殺したい。その肉を引き裂いて、バラバラにしてしまいたい。
入間誠時:そのぐらいの、怒り、いや。憎悪がある。
入間誠時:それでも、これ以上はダメだ。アレと、同じものになる。
御厨 柴門:「…ああ」
御厨 柴門:「僕達は、生きてる。まだ生きてやる事があるんだ」
御厨 柴門:伊崎君の死体を見て
御厨 柴門:「伊崎君が、死んでもやり切ったように」
鷲尾瞳:「ううううううううう……!」
鷲尾瞳:こらえていた涙が溢れ出し、剣を濡らす。
鷲尾瞳:「うああああ……!あっ、う、あぁぁぁぁぁぁぁ……!」悔しさと、それ以上の安堵で胸を満たされて、UGNチルドレンではなく、怯えた少女のような情けない声で、泣き続ける。
入間誠時:「……」息を大きくついて、泣いている瞳ちゃんを軽く撫でる。
入間誠時:「……多分、全員な」
藤原奈央:「くそ……くやしいな」
藤原奈央:「強くならないと、もっと……」 声を押し殺して泣いている。
士騎朝輝:「胸で泣くなら貸すぜ?スレンダー美少女有能支部長」
藤原奈央:「……うっさいわよ、この軽口お人好しバカ剣士……!」
士騎朝輝:いや、強引に頭を抱いて胸を貸そう。
藤原奈央:「くっ……うううううっ……!」
士騎朝輝:「そうだよ。散々、罵倒してくれ。今はそういう気分だ、俺もなぁ」
士騎朝輝:優しく頭を撫でる。その手は…意外なことに冷たくはなかった。
御厨 柴門:皆を眺めて座り込む
GM:座り込んだ場所にも一面の花。
GM:"マスターアビス"の活性化を離れ、徐々に枯れつつある。
GM:伊崎ももう動いていない。死んでいる。
御厨 柴門:「僕は君に負けたんだね」
GM:その声に応じる者は、もう誰もいない。
GM:――――K市。
GM:半年前。
"フィールティ"伊崎拓也:「――――させ、る、かああああッ!」
結木なつき:「へ?」
GM:――バギャ!
GM:間一髪。飛び込んできた少年が、少女を抱きかかえてその場を跳ぶ。
GM:ジャームの鉤爪は、少女のスマートフォンだけを粉砕した。
"フィールティ"伊崎拓也:「危なかった……! 大丈夫か?」
結木なつき:「おお……?」
結木なつき:「どうしたんですか? 急に飛び出すと危ないですよー」
"フィールティ"伊崎拓也:「お、お前……!」
"フィールティ"伊崎拓也:「のんきな事言ってる場合じゃ」
"フィールティ"伊崎拓也:「……!!」
"フィールティ"伊崎拓也:少女の顔を見たとたん、頬を赤く染め、慌てて目をそらす。
"フィールティ"伊崎拓也:「は、話はあとだ。君……オーヴァードだよな!?」
"フィールティ"伊崎拓也:「こいつはジャームっていう化け物で…………」
結木なつき:「はい?」
"フィールティ"伊崎拓也:「あとでちゃんと説明するよ。とっ、とにかくこいつを倒そう! 一緒に!」
結木なつき:「……? ……あっなるほど、戦うんですか?」
結木なつき:「わかりました! よくわからないけど、がんばります!」
"フィールティ"伊崎拓也:「オーケー! いい返事だ!」 両手に黒い爪を生成する。
"フィールティ"伊崎拓也:「安心しろよ。君のことは――――」
"フィールティ"伊崎拓也:「僕が必ず、守ってみせる!」
GM:――――今から半年ほど前。K市市街地、東区にて。
GM:ちょうど、桜の舞い散る時期のことだった。
バックトラック
GM:バックトラックに入りましょう。
GM:今回のEロイスは14個。
GM:
■"フィールティ"伊崎拓也
・妄念の姿 [解除条件:死亡]
・衝動侵蝕
・衝動侵蝕
■マスターアビス
・超越者の戯れ
・衝動侵蝕
・衝動侵蝕
・衝動侵蝕
・衝動侵蝕 [未使用]
・衝動侵蝕 [未使用]
・衝動侵蝕 [未使用]
■青の幻灯花
・楔の呪い (*2)
■灰の幻灯花
・堕落の誘い (*2)
GM:振りたい方はどうぞ。
御厨 柴門:振らない理由が無い
御厨 柴門:165-14d10
DoubleCross : (165-14D10) → 165-64[5,7,4,4,8,1,1,8,1,6,5,2,9,3] → 101
入間誠時:振ります
入間誠時:177-14d10
DoubleCross : (177-14D10) → 177-79[6,5,3,9,10,5,9,8,5,1,5,5,3,5] → 98
士騎朝輝:179-14d10
DoubleCross : (179-14D10) → 179-75[10,7,1,10,1,7,7,6,7,5,4,1,5,4] → 104
入間誠時:戻った
士騎朝輝:1倍
入間誠時:一倍
士騎朝輝:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-29[8,6,10,4,1] → 75
入間誠時:98-6d10
DoubleCross : (98-6D10) → 98-28[5,2,1,9,10,1] → 70
御厨 柴門:1倍です
入間誠時:ぐあっ
入間誠時:4点!
御厨 柴門:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-33[8,5,6,9,3,2] → 68
御厨 柴門:4点
御厨 柴門:あ違う
鷲尾瞳:振ります
士騎朝輝:5点
御厨 柴門:9が1になります
鷲尾瞳:168-14d10
DoubleCross : (168-14D10) → 168-76[8,8,2,8,2,1,6,5,7,7,4,4,5,9] → 92
御厨 柴門:屍人なので
鷲尾瞳:1倍
鷲尾瞳:92-6d10
DoubleCross : (92-6D10) → 92-27[4,2,5,4,7,5] → 65
鷲尾瞳:4点です
GM:ということは、ぽぽさんは5点ですね。
御厨 柴門:76なので5点
GM:経験点は日曜日にやりましょう。この戦闘後テンションのまま、合同だけやっちゃいたい。
鷲尾瞳:はーい
入間誠時:OK!
御厨 柴門:ほいさ
士騎朝輝:YES
GM:合同EDは、今の戦闘後すぐを考えてますが
GM:それでみんないいかい!
鷲尾瞳:大丈夫です。
御厨 柴門:イイヨ
士騎朝輝:はい
GM:ではそうしましょう。
鷲尾瞳:焼き肉食べに行く空気じゃないよ
GM:この状況で焼き肉食べにいけるやつ
GM:絶対にジャームでしょ
合同エンディング : 『不屈』
GM:第三支部、支部長室。君たちは思い思いの形で身体を休めている。
GM:ソファでも、仮設ベッドでも、椅子でもいいだろう。藤原もソファにだらしなく倒れ込んでいる。
GM:外傷はない。K市メンバーと同じで、ただの一人も。
GM:多少の傷があったとしても、オーヴァードの力ですぐに治癒している……だが。
GM:励起しきったレネゲイド。ジャーム化がすぐそこにある感覚が、君たちの心を揺さぶり続けている。
藤原奈央:「…………」 赤くなった目をこする。
鷲尾瞳:マットレスの上にぺたんと座り込んで、頭から毛布にくるまっています。顔は真っ青で、夏だと言うのに身体はまだ震えている。
鷲尾瞳:「……皆さん。先程は、申し訳有りませんでした。見苦しいところを、お見せして」目を赤く晴らし、スン、スンと鼻を啜りながらも、なんとかいつもの表情を取り戻して。
入間誠時:ソファの一つに持たれて、天井に顔を向けている。
士騎朝輝:皆の分の飲み物を淹れて、備え付けの机に置いていく。
御厨 柴門:「気にしないで良いさ、皆同じだ」
入間誠時:「……いや、謝ることじゃないだろ」
入間誠時:「発露の仕方が違ったってだけだ。俺だって酷いモンだった」
鷲尾瞳:「UGNチルドレンとして、情けないです。私より"スカボロ・フェア”や、"黒の檻”の方が、ずっと泣きたいはずなのに」
御厨 柴門:「…そうか」
士騎朝輝:「気持ち、切り替えようぜ…起こったことは覆らない」
入間誠時:「おいおい、やめてくれよ。別に泣きたいワケじゃない」
御厨 柴門:「いや、そうなんだ」
士騎朝輝:「反省と対策を立てるのは大事だけどな。そら、温かい物飲もう」
御厨 柴門:「僕は泣いても良かったんだな」
入間誠時:「………」
御厨 柴門:コーヒーを受け取ります。
入間誠時:「泣けるやつは、泣けばいいんだ」
士騎朝輝:「泣け。泣け。写真で撮るけど他には見せないから」わざとらしいほどの普段通りの声。
士騎朝輝:「藤原、ウェットティッシュ使うか?指はやめた方が良いと思うんだよなぁ」
入間誠時:体を起こしてこちらもコーヒーのカップを取る。
鷲尾瞳:「あ……ありがとう、ございます」マグカップを受け取りながら。「……それでも、謝らせてください。彼女が、逃げ出した時。私は……心の底から安堵してしまいました」
御厨 柴門:砂糖とミルクを多めに入れたコーヒーを飲む。
入間誠時:「………ん」
鷲尾瞳:「"リッターシルト”が違う命令を出していても……きっと……私は彼女を追えなかった……」
鷲尾瞳:「怪物に……あんな怪物になると思うと、本当に、怖くて……」話しているうちに、再び涙ぐんでいる。
入間誠時:「……俺は」
入間誠時:「あそこで支部長サンの言葉がなかったら1人でも行ってただろうな」
入間誠時:「だから、助かったよ」
入間誠時:奈央ちゃんを見ながら。
士騎朝輝:飲み物とウェットティッシュを渡す。
藤原奈央:「……ん」
藤原奈央:ウェットティッシュを取る。涙でメイクがとれたのを気にして男性陣の方を向いていなかった。
藤原奈央:「UGNとしては」
藤原奈央:「命を捨ててでも倒すべきだったのかもしれない。あれは野放しにしてはいけない存在だから」
藤原奈央:「ただ……」
藤原奈央:「一時的にでも、あんた達は、あたしの部下だもの」
藤原奈央:「あたしの許可なく死ぬことは許さないわ。戻る気無しで戦場に行くことも許さない」
藤原奈央:目元を拭う。
士騎朝輝:「つまり、みんな、帰ってきてくれて有難うって言ってるんだな。なぁ、藤原」
藤原奈央:「ううう、うるっさいわね!」
藤原奈央:「士騎あんた、わざとらしいくらいいつも通りで逆に腹立ってきたわ!」
士騎朝輝:「理不尽だよなぁ、それ。信用の分の誠意を頑張って出してるんだがなぁ……あんま良い所見せられなかったからな」
入間誠時:「……いや、あそこで追わない判断をできたのは大したモンだ」
入間誠時:「ちゃんと各支部にも連絡を入れてある。…今まで通りってワケじゃない。情報だって、共有されてんだ」
鷲尾瞳:「……はい」一度、毛布でぐしぐしと顔を拭いてから「こうして……今話せているのも。"リッターシルト”の判断のお陰です。本当に、ありがとうございます」
御厨 柴門:「そうだね」
御厨 柴門:「つまり、追うんだね」
御厨 柴門:「彼女を」
藤原奈央:「ええ。今回以上の面倒事になるわよ」 御厨に。
藤原奈央:「面倒事は嫌いって言ってたけど、御厨はどうする?」
御厨 柴門:「嫌いだね、面倒事は」
御厨 柴門:「でも、仕事をやり終えられない事はもっと嫌だ」
御厨 柴門:「伊崎君は埋葬してもらう、それくらいは出来るんでしょ?」
鷲尾瞳:「かっこよかったです」
藤原奈央:「同感。中途半端なままで仕事を放っておくのは、支部長としてのプライドにかかわるわ」
士騎朝輝:「客が途中で勝手に降りたもんな。御厨は我慢できないよなぁ」
御厨 柴門:「支部長なら」
鷲尾瞳:「かっこよかったですよ、士騎朝輝は」
鷲尾瞳:「"リッターシルト”が好意を寄せるだけはあると感じました」
入間誠時:ぷ、と吹き出す。
入間誠時:「ま、何でもかんでも恋愛ゴトにする必要はないと思うけどさ」
入間誠時:「でもけっこーいい感じだよな、支部長サンと士騎」
入間誠時:からかうように。
士騎朝輝:「なんか、皆、いつも通りになってきたよなぁ」困ったように笑う。
士騎朝輝:「藤原の事は好きだけどな。まあ、向こうがどう思ってるかは別だから、そこは気を付けた方がいいぜ」
藤原奈央:「なっ……!」
藤原奈央:「なっ、なっ……! なんっ……」
藤原奈央:「なんなのよあんた達はーっ! 揃いも揃って!」
士騎朝輝:「だって、俺の扱いがなんか悪くなる傾向にあるんだからな、これ」
入間誠時:「くくく」
御厨 柴門:「それじゃあ士騎くんは」
御厨 柴門:「しばらく旅はお預けか」
御厨 柴門:「予約はだいぶ先になりそうだね」
士騎朝輝:瞳ちゃんに向けて声を掛けよう。
士騎朝輝:「お前も格好良かったぜ。鷲尾瞳 俺はさぁ、昔、ああいう時に村雨丸を振れなかった事が一回だけあってな。つまり、お前の方が格好良くて強い」
士騎朝輝:本当かどうかは誰にも分らない。嘘かもしれない。いや、きっと嘘だろう。
士騎朝輝:けれど、これが士騎朝輝が送れる最高の称賛だった。
鷲尾瞳:「あ、う、その……。いえ、UGNチルドレンなら、躊躇う事無く剣を振えるべきです。それに、あの時剣を振るえたのは、貴方が居てくれたからです」
鷲尾瞳:「……その、振れなかった時、というのが、いつの事かはわかりませんが」
藤原奈央:「アドバイスなら、御厨のことも忘れちゃだめよ」
鷲尾瞳:「きっと、その時。貴方の隣に、士騎朝輝のような人が居たなら。貴方も剣を振れていたはずです」
藤原奈央:「"暴走を制御しろ"。繰り返してたあの言葉があったから、あたしも冷静でいられたんだもの」
鷲尾瞳:「……はい。士騎朝騎だけではありません。皆さんが居たから……私はUGNチルドレンとして、最後の線を超えずに済みました」
藤原奈央:「……鷲尾」
鷲尾瞳:「貴方達と戦えて、良かったと思っています」
士騎朝輝:「はははは。それはそうだな。ま、その時に、藤原がいたら…絶対に戦え。って言われてたよなぁ」
藤原奈央:瞳ちゃんを抱きしめる。
藤原奈央:「怖かったでしょ。よく頑張ったわね」
藤原奈央:「力を貸してくれてありがとう。……鷲尾だけに言う事じゃないけどさ」
鷲尾瞳:「……っ!?」思いもよらなかった行動に、身を固める
御厨 柴門:「いや、うん。僕からもありがとう」
士騎朝輝:(あぁ、こいつの、こういうところが好きなんだよな)瞳ちゃんを抱きしめる奈央ちゃんに視線を向ける。
御厨 柴門:「彼女と話す機会をくれて」
藤原奈央:「正直、ヒヤヒヤしたわよあれ……!」
鷲尾瞳:「そんな……私は、UGNチルドレンとして……ただ……」
藤原奈央:「……話した甲斐は、あった?」
御厨 柴門:「囮とかいったけれど、結局は僕の我儘だったから」
士騎朝輝:(でも、手は出せないよなぁ。旅には一緒についてきてくれそうにないもんな、こいつ…)
鷲尾瞳:口ではそう言いながら、目元にはまた涙が。
御厨 柴門:「あった、かな」
士騎朝輝:「そこがいいんだけどな」一人ごちる。
御厨 柴門:「うん、話せてよかったよ」
入間誠時:ぼんやりと、また天井を眺めている。
士騎朝輝:唇の端を上げて笑う。
藤原奈央:「そ、よかったわ。……よしよし」 瞳ちゃんの背中をさすっている。
士騎朝輝:「おーい、結構、功労した俺には何もなしなのか?労われよなぁ」
藤原奈央:「むっ」
藤原奈央:「う、むむ……」 士騎くんを抱きしめにいくか、握手くらいで済ませるか、蹴っ飛ばすか迷い、
鷲尾瞳:「も、申しわけありません。何度も、こんな……」藤原支部長の胸に顔をうずめて、また泣き始める
藤原奈央:「う……うっさいわよ、バカ! 今は鷲尾のケアが先なの!」 結局瞳ちゃんを慰めたまま。
士騎朝輝:肩を竦めてその光景を写メを撮る。
士騎朝輝:「あぁ、御厨。旅はお預け?まさか、旅は続けるさ。予約は絶対に使うけどなぁ、また、当てのない旅烏だよなぁ…」
入間誠時:そんなやりとりも、聞こえていないかのようだ。
御厨 柴門:「そう?予約は二人分の席でも構わないけどさ」
鷲尾瞳:「あ、い、いえ、わ、私より士騎朝騎を優先して……何なら二人きりに……あっ」
御厨 柴門:「入間くんも鷲尾さんも、必要な時はいつでも」
御厨 柴門:と言って連絡先を渡す
御厨 柴門:「どこまででも運んであげるさ」
藤原奈央:「頼もしい限りだわ。最初はとっつきにくいやつだと思ったけど」
藤原奈央:「"運び屋"の名は伊達じゃないってことね」
御厨 柴門:「勘違いしてもらっちゃ困るけど」
御厨 柴門:「一つ。嫌な奴はそもそも乗せない」
御厨 柴門:「二つ。料金はちゃんと貰う」
士騎朝輝:「三つ。車内は禁煙」
御厨 柴門:「そうだね」
入間誠時:暫く、反応しないままだったが、遅れてテーブルに置かれた連絡先に気づく。
鷲尾瞳:「私はまだ未成年です」
入間誠時:「………サンキュ」ポケットにそれをねじ込み、立ち上がる。
入間誠時:「ちょっと、風に当たってくる」
士騎朝輝:「そっか。あの時、鷲尾は席を外してたよなぁ」
士騎朝輝:「入間!」
藤原奈央:様子がおかしいのには気づいていたが、何も言わない。そうした方がいい人物もいるからだ。
入間誠時:「…うん?」
士騎朝輝:100円を弾く
士騎朝輝:「コーラ買ってきてくれ。何でも屋」
入間誠時:顔面に当たる。
士騎朝輝:「帰ってくるだろ?これで、お前」
藤原奈央:「はあっ!?」
入間誠時:「……別に、いなくなるわけじゃないさ」100円玉を拾いながら
入間誠時:「りょーかい。コーラね」
入間誠時:手をひらひらと振る。
士騎朝輝:放っておくと、ふらりと消えそうだから…いらないお節介をした。良くないことかもしれないが
藤原奈央:「まったく……変な気の回し方をするわよね、あんた。さっきから変に明るい口調なとこといい」
藤原奈央:「でもまあ、うん」
藤原奈央:「空気が明るくなったのは、事実だわ。えらい」
藤原奈央:「褒めてあげる」
士騎朝輝:「…なぁ?もしかしてだけどな」
士騎朝輝:「初めて褒められた」
鷲尾瞳:パシャリ。
士騎朝輝:屈託のない笑顔で応える。
鷲尾瞳:藤原支部長と、彼女に向かって笑顔を浮かべる士騎を、携帯のカメラで撮影する
藤原奈央:「えっはじめて? 嘘よね? そこまで塩対応じゃ……は!?」
藤原奈央:「……写真?」
鷲尾瞳:「士騎朝騎に、これまでの仕返しです」
士騎朝輝:「肖像権!」
御厨 柴門:(仕返し…割と本人が喜ぶだけじゃないかな…)
鷲尾瞳:「撮られる方の気持ちが、これで少しは分かったのではないですか?」
士騎朝輝:「一方的に被害者なのは藤原だけだよなぁ。俺、結構嬉しいぜ。それ、送ってくれよ」
鷲尾瞳:「渡しません。……ただ、どうしてもというのなら」
鷲尾瞳:「先程の写真と交換です。それなら構いませんよ」
鷲尾瞳:「……UGNチルドレンとして。今日のことを忘れたく有りませんから」
鷲尾瞳:「次にまた、彼女と会う時まで」
士騎朝輝:「交渉もUGNチルドレンはできるらしいよなぁ、わかったよ。じゃあ、交換。あぁ、写る光景は思い出だ」
士騎朝輝:「ただぼんやり過ごしている時に ああ こんなこともあったなって 苦笑しながら思い出せる出来事になったら それは意味がある」
士騎朝輝:「そんな日が来るように願おうぜ」データを送信した。
御厨 柴門:そんなやり取りを眺めて
御厨 柴門:「君達、相当にタフだよね」
鷲尾瞳:「そうでなければ、UGNチルドレンは務まりませんから」
御厨 柴門:「落ち込んでなんかいられないな」
御厨 柴門:「ああ、そうだね」
御厨 柴門:「僕は次は負けない」
御厨 柴門:「だから、この戦いが終わったら」
御厨 柴門:「また皆で集まって」
御厨 柴門:「笑えるといい、と僕は思う」
藤原奈央:「同感だわ」
藤原奈央:「約束よ。この仕事を終えたら、皆で集まって、笑って……」
藤原奈央:「焼き肉ね」
士騎朝輝:「今、外に出てる、あいつも入れてな」
鷲尾瞳:「お願いできますよね、"スカボロ・フェア”」
御厨 柴門:「ああ、いいさ」
御厨 柴門:「良い店を仲間に聞いておくよ」
GM:ということで、本日のセッションはここまで。
GM:次回は個別EDです。9/8(日)の14時から。
GM:おつかれさまでした!
入間誠時:おつかれさまでした!
鷲尾瞳:お疲れさまでした!超楽しかった!
鷲尾瞳:エンディングも楽しみ~
御厨 柴門:お疲れさまー
ED02 : 『秘密』
GM:第三支部裏手、休憩エリア。
GM:自販機が立ち並ぶ、支部員たちの憩いの場だ。近くには喫煙室もある。
GM:普段ならば他の構成員でにぎやかな場所だが、今は人気に乏しい。"マスターアビス"対策で分散した構成員がまだ戻りきっていない。
GM:"アビス"の足取りを追う必要がある……掴めるかは不明だが。
入間誠時:自販機の隣で、壁に背をつけて地を見つめている。
入間誠時:その手の中にはすっかりぬるくなったコーラが。
入間誠時:首の後ろがひどく、からっぽのような気がして。
入間誠時:ゆるく、首を横に振る。
入間誠時:さっきから、それを繰り返している。
鷲尾瞳:「……入間さん?」
士騎朝輝:鷲尾の声と同時、足音を立てずに背後から近づいて、肩を叩く。
士騎朝輝:人差し指を折らないまま。
入間誠時:「ぅわっ……」鷲尾瞳の声に顔を上げ…と思ったところで肩を叩かれ驚きの声を上げる。
士騎朝輝:「なんだ。振り向けよなぁ。指ささって、もっと、面白いことになるはずだったのになぁ」
入間誠時:「……悪い」軽口も返さず、手の中のコーラを差し出す。
入間誠時:「随分経ってたんだな。待たせちまった」
鷲尾瞳:「やめてあげてください、士騎朝騎。入間さんには冗談に付き合う余裕は無いように見えます」士騎くんとは違い数歩離れた距離から。
入間誠時:「………鷲尾くん」
鷲尾瞳:「申し訳有りません。一人にしておいたほうが、いいのかもしれないとも考えたのですが。つい、貴方の様子が気になって」
士騎朝輝:「だから、問題なんだよなぁ」顔色や表情をじぃと見る。「お節介をやきたくなるからなぁ」
入間誠時:なんとなく、普段より鷲尾瞳の言葉が柔らかく感じる。少し考えて、コードネームでなく、名前を呼んでいるからだと気づく。
入間誠時:元々顔色が良い方ではないが、ほんのすこし、いつもより白いのがわかるかもしれない。
士騎朝輝:コーラ受け取り。重症だよなぁ。と、内心呟く。
入間誠時:「あー……まあ、そっか。こんだけ遅いしな……」
入間誠時:ふう、とため息をつき。
入間誠時:「自分でもこれで元気です、ってのは無理あると思うよ」
士騎朝輝:「そうだよなぁ。でも、分かりづらいよりは、良いさ」
士騎朝輝:「何も表に出さずにため込んで、気付いた時には手遅れ。とかの方が困るよなぁ。うん、入間は素直で助かるぜ」
士騎朝輝:「………悪い、茶化してるわけじゃないんだが」
鷲尾瞳:「その。“マスターアビス”を討てなかったのは、入間さんのせいでは有りません。最善を尽くした上で、なお彼らが上回ったと言うだけで」
入間誠時:「………」瞼を軽く伏せる。突然変わってしまうもの。もしかしたら、表に出さなかっただけかもしれない。
入間誠時:「勿論、自分の責任だ、なんて言うつもりはないさ。全員がベストを尽くした。……けどさ」
鷲尾瞳:「責任を感じたり、気に病むようなことではありません。だから、その」
士騎朝輝:「心配してるんだぜ、鷲尾は、ついでに俺もな。お前の問題ではあるし、伊崎とお前の関係はわからない。踏み込んで良い領域かはわからないが…まだ俺達はチームだろ?」
士騎朝輝:「俺の中では友人までいってるけどなぁ」
鷲尾瞳:「……そう、ですね。理解した上で、割り切れないものがあるから、苦しんでいるのですね、入間さんは」
入間誠時:「……ん。ああ。正直、すげーありがたいって思ってる、今。ホントに」
入間誠時:「そいつは嬉しいな。俺もお前とはけっこー気が合う気がしてた」友人、と言う言葉に
入間誠時:「……俺は、本当にさ。あのまま、”マスターアビス”を……結木なつきを追いたかった」
入間誠時:「1人でも、自分がどーなってもなんでも、追いかけて、八つ裂きにしたかった」
鷲尾瞳:「立派なことだと思います。私には、抱けない感情でした」
士騎朝輝:「それは、なんで?」
入間誠時:「……憎いからさ」
士騎朝輝:「何が憎かったんだ?入間は」
士騎朝輝:いつものような軽口は鳴りを潜め、言葉の響きも静かで真剣だ。
入間誠時:「…」
鷲尾瞳:「……」士騎の雰囲気につられてか、こちらも静かに入間くんの言葉を待ちます
入間誠時:「伊崎がさ」
入間誠時:「ああやって、バケモノに変えられちまって。それで……そしたら、もうそれは俺たちにとって、敵なわけだろ」
士騎朝輝:「あぁ、そうだな。それは、俺達オーヴァードにすら自由にならない唯一のルールだよなぁ」
入間誠時:「そんな、殺されるような存在になって……俺だって、もうそれは仕方ないと思って……だから、あいつを俺は」
鷲尾瞳:「……はい。もしも、彼の人格が残っているように思えても。もうもとに戻すことは出来ない……倒すしか無いような相手です」
入間誠時:「…それなのにさ。あいつは、結木なつきを守った。……自分を変えちまったやつを、何に代えても守った」
入間誠時:「好きだったんだろーな」
入間誠時:「……最後のメッセにもさ。かわいー女の子が来たって、あってさ……」
鷲尾瞳:「……“マスターアビス”は、守ってはいけない相手でした」
入間誠時:「なんつーか、それが……すごい………悔しくてさ」
士騎朝輝:「好きだったんだなぁ、世界を敵に回しても良いほどに」
鷲尾瞳:「入間さんは、何も間違っていません。彼を倒すことは、終わらせることは、彼にとっても救いだったはずです」
入間誠時:「その、すべてをさせた結木なつきが、許せないって思った」
入間誠時:「全部、めちゃくちゃにしておきながら、それでも守られて、姿を消した」
入間誠時:「………なんか、なんつーかだよな。別に何も間違っちゃいなかっただろーと思うのに」
入間誠時:「それを追えなかった、追う力のなかった自分が腹立たしいんだよな」
入間誠時:「………結木なつきは伊崎のすべてを壊したんだ」
士騎朝輝:「それは違うぜ」
鷲尾瞳:「それは……」言葉を探すような間「……はい。私も、士騎朝騎と同じ意見だと思います。きっと」
士騎朝輝:「お前は立ち止ったよなぁ。こうして悶々と考えてもいるだろ」
士騎朝輝:「結木なつきはお前を壊すことはできなかった」
士騎朝輝:「俺は結木なつきが何をどこまで思っているかは知らないが、全部が全部、あいつの都合よくいったわけじゃない」
士騎朝輝:「お前が足を止めて、自分の意思で堕ちることを拒んだんだから」
鷲尾瞳:「伊崎さんは、貴方を忘れてしまったのかもしれません。それでも、彼女には、貴方と伊崎さんの繋がりは、絆だけは、壊すことが出来なかった」
鷲尾瞳:「私もそう思います。だから、あの」
鷲尾瞳:「貴方が怒りを抱いたことも、その上で立ち止まったことも、今苦しんでいることも。全部、意味のあることだと思います」
入間誠時:「……」腕を伸ばして、手を開く。閉じて。また開く。
入間誠時:「あー……うまく、言えないけどさ。そー言ってもらえると……っていうか」
鷲尾瞳:「貴方がここに居るということが。伊崎拓也が、“マスターアビス”に屈しなかったことの証明だと、そう、思います」
入間誠時:「自分では、そういう風に考えられなかったから……さ」
入間誠時:「今。けっこー。いや、すげー嬉しい」
入間誠時:「…そーだな。伊崎が俺のこと全然気づかなくて、あいつのことだけ見てて、っての、ショックだったんだよな」
鷲尾瞳:「そうではないかと、心配していました。最初に、伊崎拓也と戦った時」
入間誠時:「自分がよく知ってると思ってた……仲が良いとか、なんでもいいけどさ。良い関係を築けてた。そう思ってたやつが」
鷲尾瞳:「貴方は、ジャームに成れば、それまでの関係性は全て、終わってしまう。ただ殺し合うだけの関係になると言っていました」
入間誠時:「……ああ」
鷲尾瞳:「あの時から。本当は、今のようなことを言いたいと、ずっと思っていました」
入間誠時:「……」
鷲尾瞳:「ジャームになっても、もし死んだとしても、共に過ごした時が無くなるわけではないと。だから……傷ついていることを隠さないでほしいと」
鷲尾瞳:「ようやく言えました。これで貴方の痛みが、少しでも和らいだなら。UGNチルドレンとして、嬉しく思います」
入間誠時:「……………」首の後ろを摩る。
士騎朝輝:「自分がソイツにとってどうでも良い存在だったかもしれない。なんて類の想いは誰にでもあるし、誰でも怖いよなぁ。だからさ」
士騎朝輝:「生きてる内に、こんな風に話しておこうぜ」
入間誠時:「……サンキュな。……」目を伏せ、また開き。
士騎朝輝:「俺達にはまだそれが出来るんだからなぁ。…後悔しなくて良いようにな」
入間誠時:「……けっこー昔にさ。似たような、つーにはちぃとばかしキツいことがあってさ」
士騎朝輝:「あぁ」
入間誠時:「身内が豹変しちまって、まあ、それまでの生活は全部ダメになって」
入間誠時:「……そーいうのを、ずっと引きずってるんだよな」
入間誠時:「伊崎のことは……比べるモンでもねーけど」
入間誠時:「でも、ずっと、救いがあったなって、おかげで思えるようになった」
鷲尾瞳:「あったのではなく、貴方が救いになったのです。きっと」
士騎朝輝:「俺は、お前の悲しみに完全に寄り添う事なんて出来ないけどな、あぁ、そうだ、覚えておけよ」
士騎朝輝:「お前に会えて、良かったって思ってる旅人がいるってことくらいはなぁ」
士騎朝輝:「そう。捨てたもんじゃない人生に思えるだろ?そういう奴がいれば」
入間誠時:頭をくしゃくしゃと掻く。
入間誠時:「なんつーか……すごい、お前ら俺のこと良いヤツだと思ってないか?」
士騎朝輝:「まさか、お前が、俺の事を良いヤツだと思うべきなんだよなぁ」軽口が戻る。
士騎朝輝:「鷲尾に至っては言うまでもないことだからな」軽く手を広げて笑う。
入間誠時:「あー……。確かにそうだな。こんなヤツと会えて良かったなんて言うんだから、大したヤツだよ」少し笑う。
入間誠時:「鷲尾くんは……マジで良い子だよな。うん」
鷲尾瞳:「私はUGNチルドレンとしての責務を果たしているだけです。イリーガルの心理的なケアも、我々の努めですから」
士騎朝輝:「バカやれそうな気が合う男友達ってのは、まあ、貴重だよなぁ?だから会えて良かったんだよなぁ」
入間誠時:「そこまでできる奴も中々いないぜ。チルドレンでも優秀ってことだ」
入間誠時:「くくっ、違いないな」
鷲尾瞳:「それは、はい。普段の訓練の賜物です」「……ところで、士騎朝騎はそろそろ藤原支部長のところへ行かなくていいのですか?」
士騎朝輝:「おっ、結構話し込んでたなぁ。これ以上、待たせると藤原の機嫌が悪くなりそうだ」
鷲尾瞳:「御厨紫門とのミーティングが終わったら、なにか話があるような口ぶりでした。あまり小人を待たせるのはよくないと思います」
士騎朝輝:「そうするよ」
士騎朝輝:「あぁ、そうだ。入間、リベンジはするだろ?藤原、当てにしてたぜ。力を貸してやって欲しいんだよなぁ」
士騎朝輝:そんなことを言いながらコーラを手で弄びながら出ていこう。
入間誠時:「ああ、勿論。……またな」軽く手を振って見送る。
士騎朝輝:「行きずりの人間のお節介は旅の醍醐味だぜ。つまらないと思ったら帰った後に捨てればいい」最後に言って歩き去った。
入間誠時:「………」
入間誠時:「鷲尾くんは行かなくて良いのか?」
鷲尾瞳:「はい。藤原支部長と士騎朝騎は二人きりに成りたがっていると思います」
入間誠時:「そうか……」そうか?と思っているが深くは追求しない。
鷲尾瞳:「それに、まだやらなければならないことが残っていますから。」
鷲尾瞳:「入間さん。すこし屈んでもらってもいいですか?」
入間誠時:「?」
入間誠時:訝しげにしながらも言われるままに屈む。
鷲尾瞳:「……」真面目な表情のまま、君の目の前まで近づく。「暫くそのままで、お願いします」
入間誠時:「お、おう……」じっとする。
鷲尾瞳:少し大きめに息を吸って、吐いて。手を伸ばしかけ、一度逡巡してから。
鷲尾瞳:入間くんの頭を恐る恐る撫ではじめます。始めは髪を梳かすように。
鷲尾瞳:それから、首の後ろ側を優しく労るように。
鷲尾瞳:「……あの。私は、苦しい時、辛い時、傷ついている時。その……これをされて、とても安心した……ので……」
入間誠時:「……?!??!?」硬直。
鷲尾瞳:「申し訳有りません。チルドレンとして、こういった訓練は、受けていなくて。私がしてもらった方法しか知らなくて、あの」
鷲尾瞳:「……嫌、ですか?」
入間誠時:「あ、う、あ」想定外の事態に動揺している。
入間誠時:「あ、そ、そんなことは、ない、が」
鷲尾瞳:手を止めて尋ねる。身長差でわずかに見上げるような姿勢で。
鷲尾瞳:「……そうですか。もしも、泣きたくなったら」
鷲尾瞳:「遠慮しないでください。今は私しか、見ていません」
入間誠時:少しどころではなく恥ずかしい。大の大人がこんな小さい少女に撫でられているのだ。
鷲尾瞳:「私は、UGNチルドレンですから。秘密は必ず守ります」
入間誠時:「………」
入間誠時:「ありがとな………」
入間誠時:かつて。
入間誠時:自分をこのように撫でていたひとの。
入間誠時:首の後ろ。
入間誠時:……それが空になるのを見たことがある。
入間誠時:その時から、ずっと感じている、空白。
入間誠時:それが今は少しだけ、和らいだ……
入間誠時:……そんな気が、した。
鷲尾瞳:「構いません。UGNチルドレンとして、必要な事をしただけです。……ただ、入間さんも。このことは秘密にしておいて頂けると」
鷲尾瞳:「一応、異性同士ですから。誰かに仲を勘違いされることが、無いとも限りません」と士騎くんが去ったほうを少し気にして。
入間誠時:「ああ。俺も、秘密にしておきたいな、これは」
入間誠時:「鷲尾くんも勘違いされたら、困るだろ」
鷲尾瞳:「はい。UGNチルドレンに、色恋にかまけている暇はありませんから」
入間誠時:ノーヴェの話をした時、K市支部に行きたがっていたことを思い出す。
入間誠時:少し、笑って
鷲尾瞳:「……」最後にもう一度頭の後ろを優しく撫でてから、距離を取る
入間誠時:「鷲尾くんぐらい優秀なら、平気だと思うけどな」
入間誠時:体を起こす。
鷲尾瞳:「優秀だからこそ、です」
鷲尾瞳:「いつか、いつか貴方が。貴方の涙を拭ってくれる人と出会えるよう。私は祈っています」
入間誠時:「………」本当は。隣にいる人間を作りたくはない。けれど。
入間誠時:「……ありがとな。……きっと、そのうち」
入間誠時:「そんな日も……来るかもな」
入間誠時:そう言って笑った。
鷲尾瞳:それを見てこちらも、誇らしげに笑います。
ED03 : 『東雲』
GM:――大N市第三支部、支部長室。
GM:高校の制服に身を包んだ少女が、スマートフォンを置いて一息つく。
藤原奈央:「ふう……」
藤原奈央:「足取りは掴めずか。……そうよね。文字通り命をかけて、最後の執念で逃したんだもの」
藤原奈央:「よっぽどの幸運……悪運かな。がない限りは、ダメだ」
藤原奈央:「はーっ」 机に突っ伏す。
GM:というところで、士騎くんも入ってきて構いません。ノックをしてもいいし、無言で入ってきてもいい。
士騎朝輝:「そこまで、わかってるならな。いい加減、休めよなぁ」
士騎朝輝:ノックせずに入ってきて、労う様に、少し呆れたように言う。
藤原奈央:「ノックくらいしなさいよ」 強く咎めはしない。支部長として一応示しをつけただけだ。
藤原奈央:「入間と鷲尾は? まだ外?」
士騎朝輝:「なにか、しらないが、追い出されたんだよなぁ」
藤原奈央:「追い出されたあ?」
藤原奈央:「士騎、あんた、また変なこと言ったんじゃないでしょうね」
士騎朝輝:「どれだけ、信用がないんだ、俺は。普通にしてただけだぜ」
士騎朝輝:「………俺の普通に問題があるとか、言わないよなぁ。言うなよ!」
士騎朝輝:「まぁ、だが、鷲尾が言うには、俺が藤原を待たせてるから、早く行ってやれ。って事だったからなぁ」
藤原奈央:「あはは……うそうそ。そりゃ確かに、住所不定で、所属不明で、戦闘時は暴走してるけれど」
藤原奈央:「気遣いはできる男だもんね」
藤原奈央:「って、はあ!?」
藤原奈央:「鷲尾、まだなんか勘違いしてるの!?」
藤原奈央:「い、いい!? あたしとあんたは別にまだそんなんじゃないからね! ただの! ビジネスパートナー!」
士騎朝輝:「いや、だって、お前ね。自分の言った台詞、覚えてるか?」
藤原奈央:「え? なにが?」
士騎朝輝:「確か…士騎が本気であたしの事が好きなら、そのときはまあ……検討してあげなくも? ないけど?」
士騎朝輝:「だろ、そして、俺が、直後に」
士騎朝輝:「藤原の事は好きだぜ」
士騎朝輝:「って言ってしまったからなぁ。絶対に誤解してるなぁ、あれ」
藤原奈央:「こっ、こ……言葉の綾よ、あれは!」
藤原奈央:「まったくもう……! あとで呼び出して説教しなきゃ……!」
藤原奈央:顔を真赤にして顔をそむけ、窓の外を観る。
藤原奈央:「士騎。あんたさ」
藤原奈央:「なんて言ってたっけ。あんたの許せないもの」
士騎朝輝:「何個かあるけどなぁ。世界を破壊する者、人の自由を踏みにじるもの、何も関係ない奴を自分の都合だけで巻きこむやつ」
士騎朝輝:「どれだよ?我ながら心当たりが多すぎる」苦笑をする。望む答えを見つけるのが地味に困難だ。「一言で言えばジャームではあるが」
藤原奈央:「そうよね。ジャームが好きなやつなんて、この世にはそうそういないわ。UGN側なら特に」
士騎朝輝:同じように窓の外を見る。同じ風景を目に焼き付けておきたかった。
藤原奈央:「あたしもあんたと同じ。人の自由や尊厳を踏みにじったり、自分の都合だけで他人を巻き込むやつは許せない」
藤原奈央:「けど」
藤原奈央:「今回、もういっこ許せないものがあるってわかったわ」
士騎朝輝:「それは?」
藤原奈央:「生きて帰る気なしで、戦場に赴こうとする奴よ」
藤原奈央:くるりと豪華な椅子を回して、士騎くんに向き直る。
士騎朝輝:「……それは、UGNの奴じゃなくても?」
藤原奈央:首肯する。 「だめ。ジャームとオーヴァードの違いは、帰ってこれたかどうかだもの」
藤原奈央:「"帰ってこれなくてもいい"というのは、"ジャームになって世界を破壊してもいい"と同じくらい、無責任なことだわ」
藤原奈央:だからこそ、あの場で全員が悔しさを噛み殺し、冷静に撤退したことを内心では喜んでいる。
士騎朝輝:眩しそうに奈央ちゃんを見て目を細める。
藤原奈央:口には出さない。命を捨てて戦うべきだったかもしれないと、今でも迷っているからだ。
藤原奈央:「……どう? あんたは、どう思う?」
藤原奈央:「間違ってるかな……支部長として」
士騎朝輝:「俺、お前のそう言うところ好きだぜ、本気で。検討して欲しいくらいに」
藤原奈央:「そっ! そーいうのはいいから!」
士騎朝輝:「お前以上に正しい奴がいるかよ!胸張れよ、意地と同じくらい張っても許されるぜ」
藤原奈央:「ほ……ほんと? ほんとのほんとにそう思う?」
藤原奈央:「支部長のくせに甘っちょろいとか、こんなやつにはもう頼まれても協力したくないぜとか、思わない?」
士騎朝輝:「自信なさ気に言う言葉じゃないんだよなぁ。いつも通り、天才で、有能で、美少女な自分モードでいいんだよ」
藤原奈央:「ううう、うっさいわね! 天才でスレンダー美少女で有能支部長なあたしだって、たまには自分の正しさについて疑いを持つこともあるのよ!」
藤原奈央:「た、たまに。……たまにね!」
士騎朝輝:「頼まれなくても、協力してやるよ。俺なら。世界中の誰もがお前の敵でも、お前が同じ言葉を言うのなら、俺はな力を貸すさ」
士騎朝輝:「………なぁ?だからか?」
士騎朝輝:「俺にだけ、ちゃんと、帰ってこい。って言っただろ…周りに比べて、あれは俺に何か、危なっかしいとこがあったか?」
藤原奈央:「うっ」 口ごもる。
藤原奈央:「あ、あれは……いや別に……危なっかしいとかそういうのじゃなくて……」
士騎朝輝:「じゃなくて?」ずいと一歩詰め寄る。
藤原奈央:「そっ、その、なんていうか」 ずりずりと椅子のキャスターを使って後ろにさがる。
藤原奈央:「あ、あの中だと、あんたとの付き合いが一番長いし……」
藤原奈央:「死なれると寂しいなあみたいな……か、帰ってきてくれないと、張り合いがないなあって言いますか……」
藤原奈央:「それだけよ!!」
藤原奈央:「それだけだったら!」
士騎朝輝:「そっか。そうかぁ」にやにやと笑う。
士騎朝輝:「嬉しかったぜ。俺はさぁ、ああいう言葉 借金があるから、って前置き無しに言われたの 初めてだった」
士騎朝輝:「誰かに、そう望まれるのは嬉しいよな」
藤原奈央:「……結木はどうだったのかしらね」
藤原奈央:「あいつの主観は謎だわ。感情を読んだり、推測していいような存在じゃない」
藤原奈央:「それでもあいつは、K市のみんなに帰ってきてほしいと、心から思ってたのかな」
士騎朝輝:「どうだったんだろうな。思ってるかもしれない」
士騎朝輝:「だが、あいつの言うK市は俺達帰ってきたやつが見ているK市じゃない」
士騎朝輝:「自分の都合の良い世界、異星だろうな」
士騎朝輝:「……で、どうするんだよ?そいつのリベンジさ」
藤原奈央:「あー。異星か」 思わずぷっとふきだす。 「そうね。違いないわ」
藤原奈央:「どうするですって?」 椅子から立ち上がり、びしりと士騎に人差し指をつきつける。「決まってんじゃない!」
藤原奈央:「ファフ……こないだ観たアニ……SF作品でやってたわ。恐怖の異星人の襲来で、地球人類が滅亡寸前に追い込まれるの」
藤原奈央:「悪意ある異星人に対して人類が取るべきリアクションは、いつだって一つよ」
藤原奈央:「ぶちのめす!」
士騎朝輝:パチパチパチと拍手。
士騎朝輝:「勇ましいよなぁ。大変だなぁ、UGN」
藤原奈央:「なんなのよその雑な拍手はーっ!」
藤原奈央:「そう、大変なのよ。生きて帰れる望みがないかもしれない戦いだわ」
藤原奈央:「住所不定の旅人は、厄介事になる前に逃げても全然構わないんだけど?」
藤原奈央:「いえむしろ逃げるべきだわ。ただちに。即座に。ダッシュで」
士騎朝輝:「そうだなぁ、そろそろ湯ノ浦にでも行くのも悪くないしなぁ」
藤原奈央:「……あっそ。そーでしょーねー」 むすっと口を尖らせてそっぽを向く。
士騎朝輝:「まぁ、でも、偶然、住所不定の旅人が、目的地に行く途中で、UGNの前を通りすがるかもしれないしなぁ」
藤原奈央:「む」
士騎朝輝:「たまたま、その時、知り合いがいて、困ってたら、力を貸すかもしれないよなぁ」
士騎朝輝:「ほら、オーヴァードは助け合いだしな」
藤原奈央:「正気?」
藤原奈央:「それがたまたま、恐怖の極悪非道外道異星人との戦いでも?」
士騎朝輝:「それが、さっき、言われてしまってなぁ」
藤原奈央:「?」
士騎朝輝:「……信じてるわよ……!信じてるからね!」
藤原奈央:「なっ……!」
士騎朝輝:「まだ、そうなら、やるしかないよなぁ」
士騎朝輝:「どうなんだよ?」
藤原奈央:「~~~っ」 真っ赤になって口元をもごもごさせる。
藤原奈央:「……おーけー。あたし、約束の撤回は許さないからね。男子が女子とかわした約束は特に」
藤原奈央:「約束よ士騎朝輝。つぎ偶然通りがかった時は、今回みたいに」
藤原奈央:「あたしに力を貸しなさい。必ずね!」
藤原奈央:にゅっと右手の小指をつきだす。
士騎朝輝:「古風な女だよなぁ、藤原は」
士騎朝輝:小指を絡める。
藤原奈央:「ゆびきりげんまん、……嘘ついたら向こう100年タダ働きの上、死後は"嘘つきの軽口住所不定男"として第三支部の正面に剥製としてかざる」
藤原奈央:「ゆーびきった」
藤原奈央:「約束だかんね」 にっと笑う。
士騎朝輝:「それは、いいけどな!お前さ」くくっと笑う
士騎朝輝:ププっと必死で笑いを堪える。
藤原奈央:「は? 何よ」
士騎朝輝:「100年ずっと、お前の傍にいるって事だよなぁ、それ」
藤原奈央:「!!!」
藤原奈央:「……言葉の! 綾よ!!」
藤原奈央:「さっさと出てけ!!」
士騎朝輝:「あぁ、はいはい、そろそろ行くよ。その前に言うことあった。捨て台詞だ」
士騎朝輝:「お前さぁ」
士騎朝輝:「わざとらしいくらいいつも通りでムカツクって言ってたけど」少しだけ不機嫌そうに、少しだけ拗ねた様に視線を逸らす「マイペースな士騎も好きよ。って言ってたのはお前だろ?だからそういう方向で頑張ったんだけどなぁ」そんな軽口を言って出て行った。
藤原奈央:「なっ、な、な……!」 椅子に座りかけていたが、がたりと音を立てて立ち上がる。
藤原奈央:もちろんその時にはもう士騎はいない。
藤原奈央:「バカ! バカ士騎!」
藤原奈央:「バーカ!!」
士騎朝輝:歩く。夜明け前の空の下を歩き続けながら思い返す。
士騎朝輝:実はあの時、速やかに伊崎の首を刎ね、足は追おうとしていたのだ。
士騎朝輝:追えばマスターアビスの存在を氷葬していた確信がある。その為に旅の果ての終着を受け入れればだが。
士騎朝輝:アレを凍らせ斬った結果、自分がジャームになっても、あそこ迄の特異性を得ることはなく、アレを世に放ち続けるよりはマシだとすら感じていた。
士騎朝輝:白状すれば、衝動の波に晒されながら村雨丸を振るい続けるのは楽しかった。何処までも何時までも続きがしたかった。
士騎朝輝:冬と刃を喜悦と共に撒き散らす羅刹。それが結局は本当の自分ではないかと思えた。
士騎朝輝:本当の自分を見つけ、旅は終わり、UGNは少しばかりの被害で士騎朝輝だった残骸を始末する。おぞましい悲劇は広がることなく、これで目出度し、目出度し。
士騎朝輝:悪くはない結末のハズだ。
士騎朝輝:だが、心に刻まれた声があった。淵より来るものより暖かく強烈な光が、冷たいだけの氷のような思考を消し飛ばした。
士騎朝輝:『……ちゃんと』
士騎朝輝:『帰ってくんのよ、士騎!』
士騎朝輝:逝けば、二度と逢えなくなる。声を交わすことも出来なくなる。
士騎朝輝:そして、藤原奈央は、堕ちた士騎を切り捨てたふりをして、誰も見ていないところで、散々、怒って泣いて悲しんで、その傷を閉まったまま強くあろうと立ち上がってしまう。
士騎朝輝:あぁ、それは絶対に嫌だ。
士騎朝輝:そんな事は我慢できない。
士騎朝輝:士騎朝輝はあの少女の顔を曇らせたくはなく、心に疵を残したくなく、何よりも、自分の帰りを願ってくれる少女の笑顔を、何時かまた見たいと心の底から望んだのだ。
士騎朝輝:だから、足を止めて、振り返って…
士騎朝輝:なんて……思い出すだけで気恥しい。氷をも溶かす理不尽な精神の熱量、時間差で襲い掛かってくる羞恥に思わず頭を抱える。
士騎朝輝:「まったく、自分の心だけは案外自由にならないらしいよなぁ」
士騎朝輝:「大体、あいつ、支えてくれるヤツが山ほどいるだろうになぁ」
士騎朝輝:自分に呆れる。そこまで青臭く、単純な人間だと思っていなかったのだが。
士騎朝輝:「いや、これこそが本当の意味で自分の心の自由に従って選択した事か。案外、安い男だよなぁ、俺も」
士騎朝輝:気の抜けた溜息をつき皮肉気に自嘲する。
士騎朝輝:「………だがまぁ」
士騎朝輝:今なら分かる。あの羅刹たらんとした氷の感情は衝動に酔っていただけ、ただ暴走していただけだと、そこには結局、本当の自分自身などなかったと。
士騎朝輝:帰ってきたからこそ分かるのだ。
士騎朝輝:「旅の縁に助けられた。だって?あぁ、その通りだよ、村雨丸」
士騎朝輝:「そうだな、これだから、やめられないよなぁ」
士騎朝輝:言いながら、眩しそうに空を仰ぎ、歩き続ける。
士騎朝輝:悲劇があった。救われない恋(あい)の前に敗北もした。だが、世界は依然として続き、この道(いま)の先には、新しい出会いと、懐かしい再会があるだろう。
士騎朝輝:「未知(あした)はきっと楽しくて、振り返る日々(きのう)は輝かしい」
士騎朝輝:「さぁ、行こう。通りすがろう。新しい世界が俺達を待っている」
ED04 : 『黄昏』
GM:数日後。N市第三地区、町外れ。
GM:花見山霊園。山に囲まれ、四季の花が美しい公園墓地。
GM:石造りの緩やかな坂を登る、少年と大人の影がある。
本宮正尚:「こちらです。"スカボロー・フェア"」
GM:本宮正尚。コードネームは"ナモロド"。表向きはこの墓地を管理する寺の住職であり、
GM:R事案によって命を落とした人や、ジャーム化したものの死体を埋葬・管理するUGNの特殊エージェントでもある。
GM:御厨の提言もあり、K市メンバーは全員がここに埋葬されています。
御厨 柴門:「ありがとう、"ナモロド"」
御厨 柴門:案内されるままに住職の後をついていく。
本宮正尚:「いえ。仕事ですので」
本宮正尚:「気を悪くされたら謝るのですが、珍しい事ですよ」
本宮正尚:「エージェント……チルドレンでしたか。が、こうして墓参りに来るというのは」
本宮正尚:「お知り合いでしたか? どなたかが」
GM:立ち並ぶ墓石の中を先導する。Cエリアに入り、小階段を登り、11列目を曲がる。
GM:真新しい墓石が10個並んでます。
GM:9個!
御厨 柴門:「殆どは知らない。相手からしてみれば」
御厨 柴門:「僕の事なんか解らないかもしれないくらい」
御厨 柴門:「でも、言わないといけない事があってさ」
御厨 柴門:手持ちのビニール袋には缶入りの酒やソフトドリンクなどが入っている。
御厨 柴門:「本当は、花とか供えると良いのかもしれないんだけど」
本宮正尚:「……」 黙って話を聞いている。ここを訪れたエージェントのメンタル・ケアも、"ナモロド"の仕事だ。
御厨 柴門:「詳しくなくて」
本宮正尚:一人にしてくれと言われれば去り、そうでない場合は吐露される心中をただ聞いて受け止める。
御厨 柴門:成年のエージェントの墓には酒を、チルドレンの墓にはソフトドリンクを置いていく
本宮正尚:「花ですか」
本宮正尚:「前向きに別れを受け止めるのであれば、そのあたりに咲く彼岸花などよいかもしれませんね」
GM:Cエリアは山のすそだ。すぐそばの山肌に、赤い花が生えている。
本宮正尚:「花言葉は"転生"。あるいは、"また会う日を楽しみに"」
本宮正尚:「世間では不吉と言われることもございますが。良い花ですよ」
御厨 柴門:その言葉を噛みしめる様に頷く。
御厨 柴門:「次に来るときはそうします」
GM:カラスが鳴く。日没も近い。
御厨 柴門:「ここは、春は桜が綺麗ですよね」
御厨 柴門:「春先に近くを走っていると良く見えます」
御厨 柴門:「だから、ここが良いかなと思ったんです」
本宮正尚:「ええ。墓石の掃除は大変ですがね」
本宮正尚:「桜がお好みで? それとも、花自体が?」
御厨 柴門:「いえ、ここで眠る人が多分。好きだったと思うので」
御厨 柴門:「少し、一人にしてもらっても良いですか?」
御厨 柴門:「表の門とか、閉めておくので。先に帰って頂いても大丈夫です」
本宮正尚:「承知しました。なに、時間はお気になさらず」
御厨 柴門:「ありがとう」
本宮正尚:「積もる話もございましょう。……帰り道は暗いので、それだけお気をつけを」
御厨 柴門:軽く礼をする。
GM:御厨に礼を尽くすよう、深々と礼をして去っていく。
GM:ゴーン。ゴーン。夕闇にまぎれ、遠くからかすかに別の寺の鐘が聞こえる。
御厨 柴門:"ナモロド"を見送ったあと伊崎君の墓の前に立つ。
御厨 柴門:「なあ、君は」
御厨 柴門:「最後まで、彼女の事は解ってたんだよな」
御厨 柴門:しゃがみこんで墓石と目線を合わせる。
御厨 柴門:「他の何も解らなくなっても、それだけは解ってたんだよな」
御厨 柴門:「それが”好き”って事なのか?」
御厨 柴門:「最後に残った絆があったんなら、君をジャームと呼ぶべきじゃないんだろうけど」
御厨 柴門:「格好良かったよ、君は」
御厨 柴門:一呼吸置く。
御厨 柴門:「好きって事は強いな」
御厨 柴門:「君は他の全てを捨てても彼女を守ったし」
御厨 柴門:「以前闘ったヤツは、他の何を置いても好きな人を手に入れようとしてたよ」
御厨 柴門:「でも、君は死んで。僕は彼女を殺さないといけない」
御厨 柴門:「放っておくと、君はまた立ち上がってきそうだ。彼女の為に何度でも」
御厨 柴門:「前に会ったヤツが言ってた、まあ次に会う時はそいつは敵なんだろうけど」
御厨 柴門:「終わってしまった者がまだ動いているのは、見ていられないってさ。その点は僕も同じだ
御厨 柴門:「だから、君に約束をしよう」
御厨 柴門:「彼女は必ず僕がここに連れてくる。一緒に眠れれば安心だろう?」
御厨 柴門:「僕には君の”好き”は解らないけれど。それが何より大事なら」
御厨 柴門:「ここで一緒にいれば安らかに眠れると信じたいんだ」
御厨 柴門:「僕は一度始めた仕事は終わらせないと気が済まないから、その辺は信じて待ってて欲しい」
御厨 柴門:「頼もしい仲間もいるからさ」
御厨 柴門:立ち上がる。
御厨 柴門:「君達にもそういう仲間が居たように」
御厨 柴門:振り向いて歩き出す。
御厨 柴門:「次は何か花を持ってくるよ」
御厨 柴門:墓参りを終え、僕は石段を降り車に乗る。
御厨 柴門:夕日が地平に沈み始め夕闇が迫る中、僕は車を走らせた。
御厨 柴門:花見山霊園の駐車場から国道へと繋がる曲がりくねった道の途中で。
御厨 柴門:…。
御厨 柴門:僕は一人の少女とすれ違った。
御厨 柴門:花束を抱えふらりと頼りなげに歩く姿。
御厨 柴門:余りにも普通の笑顔。
御厨 柴門:思わず車を止めて声を掛けたくなる様な誘惑に耐えて僕はそのまま車を走らせる。
御厨 柴門:今、一人きりで彼女に相対する事はできない。
御厨 柴門:バックミラー越しに彼女を見ようとしたが、既に人影は写っていない。
御厨 柴門:陽が落ちた山道は暗い闇に閉ざされようとしていた。
御厨 柴門:僕は思う。
御厨 柴門:ああ、少女の背後には余りにも深い虚ろが口を広げている。
御厨 柴門:ある人は恐怖によって。
御厨 柴門:ある人は憎悪によって。
御厨 柴門:ある人は怒りによって。
御厨 柴門:ある人は優しさによって。
御厨 柴門:そして、ある人は愛によって。
御厨 柴門:あの深く暗い淵に飲まれてしまうのだろう。
御厨 柴門:”マスターアビス”結木なつき。
御厨 柴門:彼女は『淵より来るもの』なのだ。
それは闇の底からやってきた。
それは闇であり、深淵そのものであった。
問うてはならない。
見てはならない。
考えてはならない。
深淵を覗く時、深淵もまたあなたを覗いているのだから。
ダブルクロス The 3rd Edition 『淵より来るもの』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:ということで、第三支部セッションはこれにて全行程完了です。
GM:お疲れ様でした!
御厨 柴門:お疲れさまでしたー
入間誠時:おつかれさまでした!
士騎朝輝:お疲れさまでした!!
御厨 柴門:いやー もちろん滅茶苦茶楽しいのもあるんですけれど この敵、このホラー感が参加してて最高でした
御厨 柴門:ありがとうございます
鷲尾瞳:めちゃめちゃ良かった……