23:38:沙良 スミカ:「え? ……知らない!?」 自分を指さしている。
23:38:烏羽岬:「エージェントが、表向き、アイドルを? 面白いな……」
23:38:烏羽岬:「知らない」 本当に知らない!
23:38:烏羽岬:「……いや」
23:38:烏羽岬:「1分前に知ったところだ。クラスメイトが、お前のファンだそうだ」
23:39:沙良 スミカ:「……は~~~~~~。出たよ、FHチル公のクソ雑魚社会適応力~~~~」
23:39:沙良 スミカ:「UGNチル公も大差ないけどさあ。それなんとかなんないわけ? マジで落ち込むんだけど、たまに」
23:40:烏羽岬:「うるさいな。僕はアイドル・ポップよりも洋楽が好きなんだ」
23:41:烏羽岬:「そしてお前の正体を知った以上、NC10のサラを推すことは金輪際なくなった」
23:41:烏羽岬:「うちわやハッピは、他のメンバーのものを購入しよう」
23:41:沙良 スミカ:「あ、そー! そーですか! じゃあもういいわ! 収録あるし、キミの相手してる暇ないから!」 露骨に顔をしかめ、君に手を振る。
23:42:烏羽岬:「なあ、沙良スミカ」 遠ざかる背中に声をかける。
23:42:沙良 スミカ:「なによ!」
23:42:烏羽岬:「楽しいか? アイドル」
23:43:烏羽岬:「平凡な学生生活と同じくらい?」
23:44:沙良 スミカ:「そりゃもう」 攻撃的に笑う。 「平凡な学生生活なんて、もうやってらんないわ」
23:44:烏羽岬:「ふ……」
23:45:烏羽岬:「やはり、お前を推すことはなさそうだ」
23:45:烏羽岬:きびすを返し、雲居さんが去っていった方へ歩いていきます。
23:46:GM:————
23:50:GM:エンディング3:鶴喰湊融の場合
23:50:GM:————
23:51:GM:夜が明け、朝の支度をし、学校へ行く。
23:51:GM:一連のルーチンをこなしても、きみの日常に増えた新たな出来事は無視できない。
23:52:GM:のそのそとアジト内を這い回る、亀の世話だ。
23:52:鶴喰湊融:「ああっまた水槽から出てる…!」
23:53:江永瑞穂:「……水槽、ぜんぜん意味ないわね」 大きな水槽から逃げ出した亀を捕まえる。
23:53:江永瑞穂:「この亀、どうなってんの? さっきガラスをすり抜けるみたいなことしてたんだけど」
23:53:鶴喰湊融:「やっぱりきちんとしたケージとかいるのかな…。っえ」摺り抜ける。「すり抜けてたんですか」
23:53:GM:事実、そうとしか思えない動きをしていた。
23:54:GM:物質を選択的に透過する能力があるのかもしれない。
23:54:鶴喰湊融:「ええ…そうなると壁も抜けられちゃうのかな…。抗レネゲイド型のケージとかあったかなあ」
23:54:江永瑞穂:「リーダーがずっと調べてるんだけど、あんまり進んでないみたい。ホントにわけわかんないよね……誰かが見てあげてなきゃ」
23:55:江永瑞穂:「餌もぜんぜん食べないし」
23:55:鶴喰湊融:「うう…。お手数をお掛けしてます…」用意してきた餌も全然減らないままだ。
23:55:江永瑞穂:「体内にエネルギーが貯蔵されている証拠、ってリーダーは言ってたけどさ……可愛げがないっていうか……。う、ううん! 湊融ちゃんのせいとかじゃないよ!」
23:56:鶴喰湊融:「まああくまで外装の変形…?みたいですし…
23:56:江永瑞穂:「この、亀が! よくわかんないせいだし! ……あ、そうだ。名前とかつけてあげる?」
23:57:鶴喰湊融:「ってあ、いや、江永さんのおしごとを増やしちゃったからで…」と、そうだ。「名前ですか…」
23:57:江永瑞穂:「湊融ちゃん、好きなのつけてよ。湊融ちゃんが名前つけるなら、絶対誰も反対しないでしょ」
23:57:鶴喰湊融:「ええっわたしセンスとかないですよう」
23:57:江永瑞穂:「椋実さんが名前つけるのとは違うし」
23:58:鶴喰湊融:「椋実さんだっていいところはいっぱいあるんですからそこまで言わなくても…」
23:58:江永瑞穂:「いいところはあるけど、本人に言いたくないもの。……あー、じゃあ湊融ちゃんの好きなものとかある?」
23:58:鶴喰湊融:「好きなもの、ですか?」こてり。
23:59:江永瑞穂:「そういうのでもいいと思うよ。好きな食べ物とか。好きなバンドとか、アイドルとか」
00:00:鶴喰湊融:「ううーん…兄様は違うし…剣もちょっと…桜も何か違う…」
00:00:鶴喰湊融:「バンド…アイドル…??」
00:00:鶴喰湊融:目に?マークが飛び交っている。
00:01:江永瑞穂:「あっ……ホントに湊融ちゃん、やばい……! このままでは烏羽みたいな中学生になってしまう……!」
00:01:江永瑞穂:「今度、テレビとか見よう! 音楽とか聞こう! ……でも、ダメかあ。なんでも好きな名前でいいんだけどなあ」
00:01:鶴喰湊融:「えっ鳥羽くんみたいにですか!鳥羽くん格好いいし優しいですよね!」
00:02:江永瑞穂:「その意見がすでにヤバいからなんとかしようね……!」
00:02:鶴喰湊融:「ええっ」
00:05:鶴喰湊融:うーん、と唸りながら亀を見る。
00:05:鶴喰湊融:黒っぽい体色。こつこつとつついてみると、すごく頑丈そうだ。
00:06:鶴喰湊融:「玄武…だとちょっと仰々しいし。文字…亀卜…玄冥…で。うん、決めた」
00:06:江永瑞穂:「鉄より硬いって、リーダーが言ってたよね」
00:07:鶴喰湊融:「きみは、冥。玄武神の別名の玄冥から、メイだよ」うりうりと突きながら。
00:07:江永瑞穂:「あー、なるほど……メイね。メイちゃん!」
00:07:江永瑞穂:「これで呼びやすくなったね。ありがと、湊融ちゃん」
00:08:鶴喰湊融:「ええっと…おかしくないですか?」不安そう。
00:08:江永瑞穂:「ぜんぜん。すごくいいと思うよ。……湊融ちゃんがそういう感じで、自己主張してくれるの、なんかちょっと嬉しいし」
00:08:鶴喰湊融:「えへへ…よかった」
00:09:江永瑞穂:「いつも苦労かけてるし……大変そうだったから。《パルツェ》セルのことも」
00:09:鶴喰湊融:「あれ…わたし、結構わがままだと思いますけれど…」そこで。あの兄妹のことを聞いて言葉が切れる。
00:09:江永瑞穂:「……あの。思い出させてごめん。……でも……」
00:10:鶴喰湊融:「…あはは。やっぱり、心配させちゃってますね…」力のない苦笑。
00:10:江永瑞穂:「うん。気になってた。なにか引っかかってるんじゃないかって」
00:10:江永瑞穂:「……どう、なのかな。私じゃ相談相手になれない?」
00:11:鶴喰湊融:「そんなことはないですよ!わ、わたしこそなんだかごめんなさい…!」
00:11:鶴喰湊融:わたわたと手を動かしつつ。その動きが、ゆっくりと止まる。
00:12:鶴喰湊融:「…あのときにしたことが、間違ってるなんて思ってはないんです」
00:12:江永瑞穂:「……そう、なの?」
00:12:鶴喰湊融:「いいえ。あれが正しかった」目を閉じる。「だって」
00:13:鶴喰湊融:「憐れんで見逃して--そうしたら、絶対にわたしたちを追って」「追って」「殺しに来る目をしてましたもの」
00:13:鶴喰湊融:「鏡で、よく見た目です。あれだけは間違えられない…」
00:14:江永瑞穂:「……それって」
00:14:江永瑞穂:「湊融ちゃん自身のこと……?」
00:14:鶴喰湊融:「ふふふ…江永さんは、わたしがこのセルに来た経緯は知ってましたっけ」
00:15:江永瑞穂:「……いいえ。みんなの過去のことは、聞かないことにしてるの」
00:15:江永瑞穂:「椋実さんは例外ね」
00:15:鶴喰湊融:「…まあ、よくあることだと思いますよ。それほど、特別でもなんでもないことです」
00:16:鶴喰湊融:「ふふ。あんなに外だと気にしいなのに、中だとちょっと緩いところありますよね」くすりと笑って。
00:17:鶴喰湊融:「…ああ、でもちょっとだけわたしも言ってしまいますね」
00:18:鶴喰湊融:「わたしには、兄様がいたんです。元いたセルのひとたちもいたけれど…たったふたりきりの家族で」
00:19:江永瑞穂:「……うん」
00:19:鶴喰湊融:「いっぱい、いろんなことを教えてもらいました。小さい時から、ずっと一緒にいて」
00:19:鶴喰湊融:「これからも、きっと一緒なんだって…」
00:19:江永瑞穂:「……うん」
00:20:鶴喰湊融:「でも、そうはならなかった」声が、乾いていくのが分かる。
00:20:鶴喰湊融:「あの日。あのとき、みんないなくなって…」ペンダントを握る。「残ってたのは、これくらいでした」
00:21:江永瑞穂:「湊融ちゃん。そんなの……。……それが……?」
00:21:鶴喰湊融:「兄様の剣です」
00:21:鶴喰湊融:「いまは、わたしの」
00:22:江永瑞穂:「……大事な剣なんだね」
00:22:鶴喰湊融:「いつも寝てばかりで、肝心なときにならないと働かないのが気に入らないですけどね」
00:23:鶴喰湊融:「わたしじゃ不足だって言ってきてるみたいで」
00:24:江永瑞穂:「……湊融ちゃんは、もしかして……強くなりたいの?」
00:24:鶴喰湊融:「なりたいですよ」
00:25:鶴喰湊融:「あの仇に、この刃を届かせて」にこり。月の影で咲くように。「その首を撥ねられるくらいには」
00:25:江永瑞穂:「……そうね」 かすかにため息をつく
00:26:鶴喰湊融:「辛気臭くてごめんなさい。…まあ、ですから。兄妹ふたりきり、なんて。ちょっと、色々勝手に考えちゃってました」
00:26:江永瑞穂:「私には湊融ちゃんの心を簡単に『わかる』なんて言えない。応援する資格さえないかもしれない。でも……」
00:27:江永瑞穂:「私は……あの……湊融ちゃんのこと、本当に大切に思ってるよ。表の世界に出られない、私の、貴重な家族だから」
00:27:鶴喰湊融:「……」ペンダントを握りながら聞いている。
00:27:江永瑞穂:「……どっ、どうかな……。湊融ちゃんにとって、私って……どんな感じ……?」
00:28:鶴喰湊融:「ありがとうございます、江永さん。——わたしも」
00:28:鶴喰湊融:「このセルで、貴方たちに会えて。本当によかったって、そう思います」
00:29:鶴喰湊融:ペンダントを握る手を離し、そっと江永さんに伸ばす。
00:30:鶴喰湊融:「…家族っていっても。わたしは、兄様しか知らないから。よくわからないけれど…」
00:30:江永瑞穂:「……ありがとう」 うつむく。湊融さんの手を恐る恐るにぎる。 「……ありがとう」
00:30:鶴喰湊融:きゅ、と力を込めて握り返す。
00:31:鶴喰湊融:「…江永さんは、やさしいひとですね。それは、わたしにだって分かります」
00:33:江永瑞穂:「……それ」 笑う。 「湊融ちゃんに言われたくないわよ!」
00:34:鶴喰湊融:「ええっ…そんなことないですよぅ…!」
00:34:江永瑞穂:「あるよ」 笑い続ける。 「湊融ちゃんだもの」
00:35:鶴喰湊融:「えええ…!な、なんですかそれ!全然説明になってないです!」ぷすっと頬が膨らむ。
00:36:GM:江永瑞穂は声を殺して笑い続ける。鶴喰瑞穂は憤慨を表情にあらわす。
00:37:GM:その傍らのバーカウンターを、黒い亀がゆっくりと通り過ぎていく。
00:38:GM:その瞳が、一瞬、江永瑞穂を見つめた気がした。雑音交じりのラジオからは、NC10と呼ばれるアイドルグループの音楽が流れている——
00:38:GM:————
00:47:どどんとふ:「烏羽岬」がログインしました。
13:51:どどんとふ:「GM」がログインしました。
13:54:どどんとふ:「百入結衣子」がログインしました。
13:55:どどんとふ:「烏羽岬」がログインしました。
14:04:GM:————
14:04:GM:エンディング3:椋実翔利の場合
14:04:GM:————
14:05:GM:R市。
14:06:GM:鶴見原。中心地区からやや外れた、繁華街と住宅街がまじりあう一角で。
14:07:GM:椋実翔利は、今日も個人的な趣味と稼ぎに精を出していた。
14:07:GM:1d100を振ってみてください。どれだけ勝っているかの指標を出しましょう。高い方が勝っている。
14:07:椋実翔利:1d100
DoubleCross : (1D100) → 24
14:07:GM:負けてる……
14:07:椋実翔利:下手の横好き!
14:08:椋実翔利:平均すれば勝ってる……平均すれば勝ってるから……
14:08:やくざ者1:「……で? どうだ?」 カードをオープンして、きみの顔色を見る。
14:08:椋実翔利:「……」
14:08:やくざ者1:「そっちの手を開けてみろよ」
14:09:椋実翔利:「……あっはっは! 何だよ思ったよりアゲてんじゃねえか!」 カードを放り投げる。2と5のツーペア
14:10:椋実翔利:「あんまりビビッてるから負けが見えてるのかと思ったぜ。ヤクザやめて役者になれよ」
14:10:やくざ者1:「結局それか。ずいぶんとハッタリかましてくれたもんだ」 フルハウス。Aが二つ。6が3枚。
14:10:椋実翔利:「いやぁ、素なんだけどな。ハッタリに見えた? 気分アガッてんのかなー」
14:10:やくざ者1:「役者はやめたよ。こうなっちまったからよ」 頬の傷を指さす。
14:11:やくざ者1:「あんた、あれだな。ポーカーフェイスはお見事だが……」
14:11:やくざ者1:「根本的にツキがねえんじゃねえかな」
14:11:椋実翔利:「マジメなヤツだ。今時なんだかんだ言ってそういうのがいられるトコもあるんじゃね? ヤクザっぽいやつ必要だろ。知らんけど」
14:12:椋実翔利:「ツキがない? んーどうかな……」 煙草を咥え、遠慮なく煙を吐きながら少し考える
14:13:椋実翔利:「……まあもしかしたら、今まさにはツキがねえかもな。良いこともあったし」
14:13:椋実翔利:「そういうのってほら、波だろ。人生山あり谷あり!」
14:14:やくざ者1:「いいコトがあった? まあ、そりゃそうかもな……」カードをまとめて、片付け始めている。
14:14:椋実翔利:「そろそろてっぺん越えて谷に向かいたいもんだねえ……ん」
14:14:やくざ者1:「今日はここまでだ。あんた、よくわからんが確かにツイてるぜ」
14:14:椋実翔利:「おいおい、オレを山ん中に置き去りかよ」
14:15:やくざ者1:「まさか。俺たちゃそんなカネにならんことはしないぜ。あらかた巻き上げたしな」
14:16:椋実翔利:「ちぇっ。しゃーない別ン所顔出すか……このまま帰ると怒られそうだし」
14:16:やくざ者1:「いや、待て。あんたに会いたいって客から予約が入ってる。貸し切りだ。……しかも美人だぜ、おっかねえ雰囲気で何者かわかんなくて、だいぶイラついてたけど」
14:17:椋実翔利:「へえ? おっかない雰囲気の美人? 身に覚えがそれなりにあって分からんな。名乗ってた?」
14:19:やくざ者1:「名前は——おっと」 立ち上がる。 「本人に聞きな」 そのまま出口に向かう。
14:19:奥野キリエ:「……《ホブルディ》。あたしだよ、《フェザータップ》」
14:19:椋実翔利:「あそう。じゃあアンタもどっか行ってな。聞いたり覗いたりするなよ。部屋、汚すかもしれないけどゴメン……」
14:20:椋実翔利:「な。よう。おっかない雰囲気の美人って聞いて一番に思い出したのはオマエだったぜ」
14:20:やくざ者1:「関わりたくもねえさ。ごゆっくりどうぞ、だ」 そのまま出ていく。
14:21:奥野キリエ:「冗談だろ。あたしほど優しいやつがいるか?」
14:21:奥野キリエ:「イラついてんだよ……もう限界ってくらいにな。なのに仕掛けてない」
14:22:椋実翔利:「そうそう。オマエのコトだから、その辺の道をオレがフラフラ歩いてる時に仕掛けてきても、とは思ったね。っていうか」
14:22:椋実翔利:「それを狙ってわざわざさびしーい道を選んで歩いてたんだけど。まあいいや。座れよ」 また煙草に火を点ける
14:24:奥野キリエ:「座る気はねえよ。今日は警告と、提案に来た」
14:24:椋実翔利:「警告と提案。それセットになると脅迫じゃね?」
14:25:奥野キリエ:「そう聞こえたか? だったら嬉しいね、通じないゴリラ相手に喋るのは疲れる」
14:26:椋実翔利:「偉いじゃないか。動物園の飼育員だってゴリラと喋ったりはしないだろ。オマエもマジメだ。世の中はマジメなヤツばっかだな」
14:27:奥野キリエ:「うるせえよ! ……その態度、わかってねえな。先に警告してやる」
14:28:奥野キリエ:「《スレイベギー》セルはあんたらに敵対する。そのぐらいはもうわかってると思うが——」
14:28:椋実翔利:「まー先にウチを切ったのはオマエらだしな」
14:29:奥野キリエ:「オーダーはこうだ。一人残して、あとは全員殺せ」
14:29:奥野キリエ:「その一人はあんたのことじゃない、《フェザータップ》。いまのところな」
14:29:椋実翔利:「ちょっと期待してたのに。ひでーなー」
14:30:椋実翔利:(一人っつうとやっぱり遺産探知できる江永かね……オッサンにそれだけの価値はないだろうし……)
14:31:奥野キリエ:「いちいち軽口をたたかないと喋れないのかい、あんたは。まあいい。それで、もう一個が提案だ」
14:31:奥野キリエ:「遺産。あんたらがなんて呼んでるか知らないが、この前拾ったやつがあるだろう?」
14:33:椋実翔利:(『なんのことかな?』 って言いたいけど、そしたらコイツまた怒りそうだなー)
14:33:椋実翔利:ヘラヘラしている
14:33:奥野キリエ:「盗み出して、渡せ。あんたなら得意だろう」
14:34:奥野キリエ:「それで命を助けてやらないでもない。あたしは反対だけどな」
14:34:椋実翔利:「ふぅん。仕事の提案ってワケか。人選も、そうだな。他の連中はまずやんなそうだ」
14:35:奥野キリエ:「命より高い買い物はない。選択の余地はないはずだ」
14:36:椋実翔利:「確認したいんだが、渡す相手はオマエ? だとすると不安は残るなー。渡した瞬間殺されそうだし……」
14:38:奥野キリエ:「は! ごもっともだな。だが、注文をつけられる立場だと思ってんの?」
14:39:椋実翔利:「……それもそうか。しゃーない、そこはいいや。期限とかある? 10年とか?」
14:40:奥野キリエ:「いますぐだよ! 今日中だ。そんなに待てるか。ケンカ売ってんのか?」
14:42:椋実翔利:「そりゃ無理だ。あの遺産、メッチャ厳重に管理されてるからな。オレだってそうやすやすとは行かない」
14:42:椋実翔利:「一週間。一週間後なら夜警のサイクルで確実に行ける。それくらいの辛抱はくれると有難いんだが、どうかねー」
14:43:奥野キリエ:「……なあ、《フェザータップ》」 金髪をかきむしり、一歩離れる。
14:43:椋実翔利:「何?」 ポケットの中に手を突っ込み
14:44:奥野キリエ:「……あんまりあたしを舐めるなよ!」 飛び離れながら、黒い炎を放つ。
14:44:椋実翔利:既に足元に出現させていたスカイキッドで距離を取り、それを躱す
14:45:椋実翔利:「ダメか。怖いな! 分かった分かった」
14:46:椋実翔利:「今日中に? オマエの所に? 遺産をだな? オッケーオッケー!」
14:48:奥野キリエ:「やる気になったわけか?」
14:49:椋実翔利:「せっかちだな。落ち着けよ! イイ女ってのはな、一度でも信じようって思った男は健気に待ってるもんだぜ」
14:50:椋実翔利:「そして男は自分を信じる女にソンをさせたりしないモンさ! ハハハ!」
14:51:椋実翔利:ダンボールと養生テープで塞がれた窓を、SHIDENの背面飛行で突き破り、その場から飛び去ります
14:51:奥野キリエ:「あ。おいっ、こら!」
14:52:奥野キリエ:「飛ぶか普通! おい、窓……くそっ!」 舌打ちをして、壁を蹴る。
14:53:奥野キリエ:「ぜんぜん信用できねえ。無駄な一手だろ……やっぱり殺そ……!」
14:54:椋実翔利:…………
14:54:椋実翔利:——建物の上を滑るように飛びながら、セルリーダーに電話をかける。
14:54:椋実翔利:「ああオッサン? あのさ、さっき"ホブルディ"に会って」
14:55:椋実翔利:「近いウチとか言わず、あの連中、たぶん明日とかにでも仕掛けてくるぜ。どーにかしてくれよー。もうみんな殺すって勢いで……」
14:55:横嶋洋明:『……えええ……』
14:56:横嶋洋明:『……椋実くん、絶対またなんか煽るようなことしたでしょ……!』
14:56:GM:————
15:00:GM:エンディング4:百入結衣子の場合
15:00:GM:————
15:00:GM:燕ヶ丘駅前。ショッピングモール。
15:01:GM:いつもはにぎわう通りだが、平日の昼間は比較的閑散としている。
15:01:GM:百入結衣子の「買い物」には、都合のいい時間帯なのかもしれない。
15:02:百入結衣子:「~♪」悠々と、ウィンドウを眺めて物色する。
15:02:GM:だが、この日は少しツキがなかったといえる。百入結衣子にとっては、珍しいことに——
15:03:?:「……なあ、そこの人! お嬢さん! ちょっと助けてくれないかい!」
15:04:?:奇妙に耳障りな声が、背後から聞こえた。
15:04:百入結衣子:「?」振り向く。「あたし?」
15:05:?:「お。聞こえた? ラッキー! 大当たり!」
15:05:?:「いや、困ってたんだよな。この街よく知らなくてさ。お嬢さん、この街の人?」
15:06:百入結衣子:「うーん。バイト先ってとこかな」
15:07:?:「どっちにしろ助かる。ちょっと探し物しててさあ。この街広くて、すげー迷っちまって」
15:07:百入結衣子:「あはは。まあそうだよね。色んなものがあるというか」
15:08:百入結衣子:「色んな顔があるもの。この街は」
15:08:百入結衣子:「それで?探しものって?」
15:08:?:「だよね。っていうかこの街、オーヴァード多くない? さっきとか問答無用で仕掛けられたぜ……おっかねえやつだった」
15:09:百入結衣子:「???」よくわからない、といった顔を作る。
15:09:?:「なんでトボけるんだよ……さっきの俺の声が聞こえたなら、そうなんだろうよ」
15:10:百入結衣子:「問答無用で仕掛けられるような人に、警戒するのは当然でしょ」
15:11:?:「言えてる! でもさっきの連中はヤバかった。ありゃ職業的な人殺しだな……お嬢さんも気を付けなよ」
15:12:?:「当分、ナイフ使いは見たくねえ」
15:13:百入結衣子:怪訝な顔をする。「……そんなの、あたし見かけたことないんだけど」
15:13:?:「だったら、新顔だな。俺が探してるのも、割と新顔……みたいなオーヴァードでね。男なんだ」
15:15:百入結衣子:「じゃあ、あたしが貢献できることはないかも。知り合い少ないもの」
15:15:?:「んじゃ、その知り合いにいないか? こういう……」 エアろくろを回す。
15:16:?:「胡散臭くて信用できない感じの。顔は……いじってるかもしれねーから意味ねーな。とにかくそんな雰囲気のオーヴァードなんだけど」
15:17:百入結衣子:くすりと笑う。「そんな人、積極的に知り合いになりたくないね」
15:17:?:「俺もそー思う。ヤバいよな。でもまあ、とにかくそういうやつだ。知らねえか?」
15:18:百入結衣子:「うーん。分かんないや」
15:18:百入結衣子:「おじさんはどうしてその人を探してるの?」
15:19:?:「一番の理由は嫌いだから。二番目の理由はむかつくから。三番目の理由は、俺のものを盗んだからだな!」
15:20:百入結衣子:「それは——剣呑だね」
15:21:?:「だろう。盗みはよくない。犯罪だ」
15:22:百入結衣子:「じゃあ、おじさんは警察官なんだ」
15:23:?:「ってわけでもねーけどな。個人的なアレだよ。……まあ、知らないなら仕方ねえか」
15:24:?:「俺が最後に掴んだ、やつのコードネームは《フェザータップ》だ。いまもそう名乗ってる保証はないけど、わかったら教えてくれや」
15:25:百入結衣子:「うん」手を振る。「おじさんも気をつけて」
15:26:?:「そーするよ。この街、マジで物騒だしな。あー……そうだ。お嬢さん、名前は?」
15:27:百入結衣子:「人に聞く時は、まず自分からだよ?」
15:27:百入結衣子:「女の子のプライバシーを知りたかったら尚更そう」
15:28:?:「やべ。そうか。そうだな……俺は《ホットショット》のレナード。レニーでもいいぜ。……マスター・ヴォルトを継ぐ男だ」
15:30:百入結衣子:「あはは。あたしがUGNだったらどうするの、それ」
15:31:レナード:「いいね。いつでも相手になるぜ、うちのセルは」
15:31:レナード:「俺個人だって構わねえ。もしかしてお嬢さん、UGNか?」
15:32:百入結衣子:「……まさか。だからやめてってば」
15:33:百入結衣子:「あたしは“クロイドン・キャット・キラー”。ただの弱小よ」
15:34:レナード:「……んんー……聞いたことねえな。じゃあ、いいや。邪魔して悪かった」
15:34:百入結衣子:「ん」手を振る。
15:35:レナード:「この街、暗殺者がウヨウヨしてるぜ。せいぜい気を付けな」 歩きながら錠剤を取り出し、かみ砕く。
15:36:百入結衣子:「それは怖いなあ。おじさんみたいに喋りかけられないように、注意しなきゃ」
15:36:レナード:「それがいい。じゃあな! ……やっぱりこの曲、何がいいのかわかんねーや」 片耳からイヤホンを外し、また付け直す。 「ロックにしよ」
15:36:レナード:ひどいノイズの音漏れが遠ざかっていく。
15:37:百入結衣子:「……」彼が去った後。
15:38:百入結衣子:「……バカ兄貴。迷惑ばっかかけて……」
15:39:百入結衣子:「ばか、ばーか、ばーか……!」ショッピングの気分ではない。苛立たしげな足取りで、『ブリック』への帰途についた。
15:40:GM:————
15:40:横嶋洋明:「……まずいな」
15:40:GM:誰もいない《ヴリトラ》セルの片隅で、《パタンジャリ》横嶋洋明は唸る。
15:41:横嶋洋明:「最悪だ。こんなタイミングで……どうする? 何ができる?」
15:41:横嶋洋明:「みんなで無事に生き延びるには」
15:42:横嶋洋明:「何か方法が……。これを」 遺産の変化した亀——『メイ』の背中を映した画像に手を触れる。
15:43:横嶋洋明:「解かなきゃ。でもどうやって?」 再び唸り、沈黙。
15:43:横嶋洋明:後に残るのは、電子機器の稼働する、静かな排気音。
15:43:横嶋洋明:————
15:44:GM:FHキャンペーン「I'm home」
■第一話:この世にたった二人きり ——了
15:28:どどんとふ:「烏羽岬」がログインしました。