平賀迅:「……後ろ盾は一つくらいあったほうが良い」
平賀迅:「生憎、やりたい事をやっているとどうも風紀や生徒会にちくちくした視線で見られるからね」
三崎優:「……余計物騒です」ちょっと拗ねたように言う。
三崎優:「先輩はいったい何なんです?」
平賀迅:「そう訊ねられた時の答えはいつだって同じだ。何度訊かれようと変わらない」
三崎優:「はあ」
平賀迅:「魔術師さ。平賀 迅は魔術師だ」
三崎優:「……またそれですか」ちょっと呆れたように言う。
平賀迅:「またそれだとも。私は第一に魔術師であるからね。これまでも、これからも」
三崎優:「魔術なんてないですよ。この世の不可思議な現象はレネゲイドが原因だって、先輩も知ってますよね?」
平賀迅:「そうだな。君がそう思うなら、君の世界ではそうなのだろう」
平賀迅:「……定義、価値観。これは言い換えてみれば『信仰』なんだ」
三崎優:「何を言ってるのかさっぱり分かりません」再び呆れたように言う。
平賀迅:「砂漠に降る突然の雨を見て、天変地異だと騒ぎ立てるか、神の恵みと歓喜するか……」
平賀迅:「そういう違いだ。君は、そして多くのアカデミア学生は、この世の不可思議な現象をレネゲイドウィルスによる現象と断じ、信じるだろう。別にそれを否定はしないよ」
三崎優:「はあ。それで、先輩は魔術だと信じていると?」
平賀迅:「そう。君が君をオーヴァードと自認し、使いこなす能力をエフェクトと呼ぶように、私は私を魔術師と定義し、その力を魔術と定義する。だから、お前は何かと訊ねられれば、私は魔術師の平賀迅であるとしか答えられない」
三崎優:「そうですか」
平賀迅:「学び給え後輩。私が言いたい事は、つまり——」
三崎優:「やっぱり変わってますね、先輩は」くすりと笑う。
三崎優:「つまり?」
無道ささき:「こら!そこ!私語は慎め!」
平賀迅:「信じようによって、世界の見え方は如何様にも変わるという事、そして、それを不必要に侵す事などせずとも、人は互いに互いを認めて生きていけるという……」
GM:無道ささきはキミたちを指差しながら叫ぶ。
平賀迅:「……おっと、総番長が総番長らしい事を言ったね。これは大人しく黙っておくとしよう」 薄く笑い、目を閉じる
三崎優:「……後で詳しく聞かせてください」
GM:指先でキミの袖口を軽く引っ張りながら小声で言い、無道ささきの方に視線を向ける
無道ささき:「いいか、お前らー!プロ……プロなんとかが近付いてるとはいえ、浮ついた気分になるなよ!」
無道ささき:「こんな時こそ危険な事件が起こりやすい。あたしは過去の体験からよく知っている!」
無道ささき:「というわけで、応援も呼びつつ見回りを強化することにしたのであった。頼んだぞ、平賀」
GM:無道ささきはキミに向けて大きく手を振る。
平賀迅:「ああ頼まれたとも。力を尽くそう」
無道ささき:「うむ。心強い!100万パワーぐらいの心強さだ!」
無道ささき:「では、パトロールの組み合わせを発表するぞー」
無道ささき:「ジャック黒岩は馬面番長とー」
馬面番長:「ヒヒーン!」
平賀迅:「……電圧は1億は行くがね」 小声で呟く
“闇医者番長”ジャック黒岩:「馬じゃん」
無道ささき:「狼のやつはエリーゼとだ。エリーゼは先行してるから現地で合流しろよー」
三崎優:「エリーゼ先輩とは別か……」少し悲しげに呟く。
無道ささき:「平賀は三崎とだ。仲良くやれよー」
平賀迅:「天下のSSランク、殲滅嬢か……電力過多だな」
三崎優:「よろしくお願いします、先輩」
平賀迅:「おや、私は君とか。よろしく」 手を差し出す
GM:ちょっと躊躇った後に三崎は手を握る。
平賀迅:「隣で良かった。握手がしやすいからね」 軽く振った後、離し
三崎優:「あんまり気安く女の子に触ろうとしない方がいいですよ」
三崎優:「私みたいな子ばっかりじゃ……ひゃっ!?」
三崎優:「何を言ってるんですか、先輩。行きますよ」
平賀迅:「おや、最近の娘は握手にも敏感なのか……何もこのまま手を引いて夜のデートに洒落込もうってでもないのに」
平賀迅:「認識を改めておこう。では、行こうか。見回りにね」
三崎優:「そういう台詞を言うのがダメなんです」
三崎優:「減点対象ですよ。……はい、行きましょう」
平賀迅:「やはり難しいな」 肩をすくめる
GM:そんなこんなでキミたちはパトロールに出かけることになった。
GM:担当することになったのは学生寮のあるエリアだ。
GM:キミの隣を歩きながら三崎は言う。
三崎優:「……さっきのお話、まだ続きでしたよね」
三崎優:「お互いがお互いを認めていけるっていうやつ」
平賀迅:「ん? ああ、そんな話もしていたね」
三崎優:「あ、自分で話して忘れていたんですか?酷い人ですね」
平賀迅:「大した話じゃあない……というと、また君の不興を買いそうだが」 くっくっ
平賀迅:「言葉にすると大仰だが、別に特別な話じゃあないんだ」
三崎優:「特別じゃない?」
平賀迅:「さっき、私が手を差し出した。君は手を握ってくれた。しかし気安く触ろうとしない方が良いと忠告してくれた。私はそれを聞いてそういうものかと学んだ」
平賀迅:「君は『気安く触らないほうが良い』という常識があっても、私の『今宵のパートナーと握手をしたい』という意向を汲んで、手を握ってくれた。常識より私の気持ちを認めてくれたんだ」
平賀迅:「しかし君の忠告により、私も気軽な接触が不適切と学んだ。よって今後、気軽に接触を図るような事はしないだろう。君の語る常識を認めた」
三崎優:「……なるほど」
三崎優:「ズルいですね、そういう言い方。思わず説得されちゃいそうになるじゃないですか、先輩」
平賀迅:「ならば以後、君と私の間で、あるいは私と世間一般の常識との間で、接触にまつわる衝突は起きないだろう。互いに互いを認めて、平和裏に生きていける……」
平賀迅:「いやいや、説得されてくれていいんだぞ。私は至極正しい事を語っているんだから」
三崎優:「先輩の言いたいことはだいたい分かりました。説明上手いんですね、先輩」
三崎優:「でも、先輩は絶対に分かり合えない価値観もあるかもしれないとは考えたりしないんですか?」
平賀迅:「いや、あると思うよ」 あっさり言う
平賀迅:「私は平和主義者でもないし、そこまで気長な人間でもない」
三崎優:「え」
GM:三崎は呆気にとられたような顔をして話を聞く。
平賀迅:「たとえば目の前で罪のない人を殺そうとしている悪人がいたとしよう」
三崎優:「それはいけないことですね」
平賀迅:「その悪人には、相応の理由や事情、感情、動機があるのかもしれないが……そう、いけない事だ」
平賀迅:「私の独断正義に反する。だから止める。恐らくは暴力を以って。私には相応の力があるからね」
三崎優:「それは……でも……」
平賀迅:「間違っているかな?」
三崎優:「先輩の言いたいことは分かります」
三崎優:「でも、なんだかちょっとだけ複雑です」
GM:少しだけ寂しそうに微笑む。
GM:と、キミたちが春風寮の近くまでやってきた時。
GM:キミたちの前方に怪しげな気配が現れる。
平賀迅:「ならば君は君の信仰を守ると良い。それが私の独自正義に背かない限り、私はそれを——」
平賀迅:言葉を止め、帯刀した剣に手をかける
GM:そこにいたのは、のっぺらぼうめいた顔のない仮面を付けた真紅の怪人だ。背中からは折れ曲がった双翼の羽根が生えている。
三崎優:「……先輩?」
平賀迅:「前だ」
GM:遅れて三崎もそれに気付き、短剣をつかむ。
イカロス:「まずは一つ。計画までに残りの三つを……」
平賀迅:「こんな夜分に仮装かね? 鎮魂祭(ハロウィーン)には随分と季節外れじゃあないか」 声をかける
イカロス:「キミたちは。なるほど、番長連か」
イカロス:「これは長居がすぎたかな」
平賀迅:「いかにも番長連。私は平賀迅だ。名乗れ、君よ。そして何をやっていたのか証言し給え」
イカロス:「さてさて、その質問にはどう答えるべきか」
GM:怪人の周囲で赤い血風がにわかに巻き起こる。
三崎優:「下がっていてください、先輩!私の概念武装 “先輩ブレイカー”で牽制します!」
平賀迅:「名乗るのだよ。簡単だろう? 君が自分を第一にどう定義するか——」
GM:短刀を構え、駆け出そうとする三崎!
平賀迅:「止めはしないが、無茶はするな! あれが先輩でない可能性もある!」
イカロス:「ならば、そう。私はこう答えるしかない」
平賀迅:自身も何かあればすぐに飛び出せるよう身構える
イカロス:「キミたちには夢はあるかね」
平賀迅:「……夢?」
三崎優:「え」思わず面食らい、立ち止まる。
イカロス:「夢だよ。叶えたいと思う願い。実らせたいと思う恋」
イカロス:「どうかね、平賀迅くん」
平賀迅:「……あるよ、もちろん私にも。これで健全な青少年なのでね」
平賀迅:「しかも多分、それは人より大きく、多い。それがどうか?」 ポケットの中で単一乾電池を掴む
イカロス:「ほう!それは——」
イカロス:「素晴らしい!実に素晴らしいッ!」
イカロス:「だが——」
イカロス:「残念ながらその夢は叶わない!その恋は実らない!大半の願いというのはそういうものだ!」
三崎優:「あ……」
平賀迅:「……もう一度問おう。名乗れよ」
イカロス:「故にこそ、夢というのは素晴らしい!夢は破れるその瞬間が最も美しいのだッ!」
イカロス:「故に私はこう名乗っている!」
イカロス:「イカロスとッ!!」
平賀迅:「なるほど承知した。これで報告書類が書きやすくなる……な!」
平賀迅:演出攻撃したみ
イカロス:「だから、キミも夢に向かって邁進したまえ。そして思う存分、夢破れるのだ!」
GM:いいですよ!
イカロス:「いいや、キミだけではない。このアカデミアの全生徒がそうなるべきなのだ」
平賀迅:ポケットの中で乾電池を握り潰す。同時、迅の周囲に稲光が散らばり、瞬時に立体的魔法陣が描かれる
イカロス:「彼らもすぐにそのことは理解するがね!」
平賀迅:次の瞬間、迅の全構成要素が稲妻と化し、弾ける。一直線に"イカロス"を貫くべく
イカロス:「ほう!これは!素晴らしい力だ!」
イカロス:「だが、知るといい。全ての夢は破れ去るためにあるのだと!」
GM:イカロスは折れた双翼を羽ばたかせる!
GM:巻き起こった血風がダメージを最小限へと抑える!
平賀迅:「チッ……」
イカロス:「このアカデミアであらゆる夢が破れ去る!その時彼らは知るだろう!」
イカロス:「今はさらばだ、生徒諸君。夢に向かって突き進みたまえよ」
イカロス:「大きければ大きいほど、潰えた時には美しい」
GM:赤い血風が広がり、その中にイカロスの姿が消える。
平賀迅:稲妻より元に戻る。風圧により剣が弾かれ、かすり傷しか与えられなかった
GM:《瞬間退場》を使用してイカロスはシーンから退場します。
平賀迅:そして次撃の前に、その姿を見失う
三崎優:「夢……私の、願い……」
平賀迅:「……フン。犯行宣言か。しかも結局、何をしていたかははぐらかされたな」
GM:三崎は呆然とした様子でその光景を見ている。
平賀迅:「優、怪我はないか……優?」
三崎優:「あ、すみません、先輩。ついボーっとしてしまって」
平賀迅:「優。三崎優。しっかりしろ」 様子がおかしい事に気付き、強い口調で言う
三崎優:「もう平気です」
三崎優:「先輩こそ怪我はありませんでしたか?」
平賀迅:「よし、平気だな。いや、私は何でもない。電池を一つ使ったくらいだ」
三崎優:「だったらよかったです」
平賀迅:「……ともあれとんだ"アタリ"を引いた物だ。早速報告に向かわねばなるまい。"イカロス"か」
三崎優:「それにしてもイカロス。いったい何者なのでしょう」
三崎優:「ええ、戻りましょうか、先輩。総番長にも報告をしないと」
平賀迅:「仮面を見たろう。そしてあの翼、あの力。稲妻たる私を退けてみせた。ただものではあるまい」
三崎優:「……ほぼ間違いなくディオゲネス・クラブ、ですよね」
平賀迅:「だろうな。全ての夢を破れ去らせる。大言壮語も甚だしいが、奴らならこういう事を素面で言う」
三崎優:「……夢、か」
三崎優:「ううん、なんでもないです。早く戻りましょう、先輩」
平賀迅:「……なんでもないと言う人間は、なんでもなくないことも多い」
三崎優:「それも先輩の持論ですか?」
三崎優:「いいから行きますよ。報告が最優先ですっ」
平賀迅:「そうだ。だが私の持論にはこうもある。たとえなんでもなくとも、なんでもないというのは、その人間が胸中を悟られたくない、あるいはそれより優先すべき事があるからだ」
平賀迅:「君の意見に賛同しよう。報告に向かおうか。節電しつつね」
三崎優:「よろしい。行きましょう、先輩」
GM:三崎は軽くキミの袖口を摘むと、先に立って歩き出す。
平賀迅:じゃあ遠慮ない歩幅になりそれをすぐ追い越す
GM:では、平賀くんのオープニングはこれで終了!
GM:次のシーン!
GM:次はミナちゃんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
夏川ミナ:へいさ!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:35->43)
GM:ほどほどに高い。
夏川ミナ:あ、平賀くんとおそろいだ。
GM:風紀委員であるキミは風紀委員長のベアトリス・ハックマンから風紀委員室へと喚び出された。
GM:どうやら新しい風紀の仕事のようだ。
GM:風紀委員室に入ると風紀委員長席に座る金髪ボブ髪型の怜悧な面差しの少女、ベアトリス・ハックマンの姿が目に入る。
GM:その傍らには同じく三年の風紀委員・美袋晴子が控えている。真面目そうで美人めいた外見の少女だが、なぜかニヤけた顔付きでずっとスマホの画面を見つめている。
ベアトリス・ハックマン:「よく来てくれた、夏川」
夏川ミナ:「“ジェミニ”夏川ミナ、まいりました」
美袋晴子:「えへへ、内灘くん……」
夏川ミナ:「何か御用でしょうか、ビーちゃん」
夏川ミナ:美袋さんはひとまずおいといて、ぴしっと気をつけ姿勢です。
ベアトリス・ハックマン:「夏川、その呼び方はやめろ。常陸でもあるまいし(ドキッとしちゃった……)」
夏川ミナ:「承知しました。では、これまで通りベアトリス委員長とお呼びいたします」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。それでいい(あっ、寂しい……)」
GM:ベアトリスは不安げにちらりと美袋に視線を送りながら話を続ける。
ベアトリス・ハックマン:「夏川。お前に新たな任務だ」
ベアトリス・ハックマン:「ひとまずこの映像を見てくれ」
夏川ミナ:「はい」
GM:風紀スクリーンに映像が映し出される。
GM:そこに映し出されたのは顔を包帯で覆った、ダンス相手不在委員(かわいそう)委員長の持内権三郎(もてない・ごんざぶろう)だ。
GM:男は無限木刀を振り回し、周囲の生徒たちが逃げ惑う!通常の木刀よりもギザギザが多いため危険なのだ!
持内権三郎:『所詮この世は弱肉強食。モテれば嬉しく、モテなければ悲しい』
持内権三郎:『俺はこのアカデミアで鬱憤晴らしをする。こいつら非モテ七本槍とともにな!』
GM:男の後ろに控えているのは物々しい姿のモテなさそうな男たち!
夏川ミナ:「あ、これは先日のレクリエーションで見た映画に出てきた殺人奇剣によく似ていますね」
ベアトリス・ハックマン:「そんなものを見ていたのか」
GM:男は映像を撮影しているカメラに掴みかかり、破壊しようとする!画面が揺れる!
GM:だが、非力なせいかなかなかカメラが破壊できない!
持内権三郎:『クソッ!壊れねえ!』
夏川ミナ:「はい。こびりついた人間の脂で発火させるという、サラマンダーシンドロームもびっくりな」
夏川ミナ:「あ、非力」
ベアトリス・ハックマン:「すごいテクノロジーだ」
持内権三郎:『電源どこ!』
持内権三郎:『あっ!ここ——』
GM:映像が途切れる。
夏川ミナ:「なんだかかわいそうな人達に見えます。ビーちゃん」
ベアトリス・ハックマン:「奴らはダンス相手不在委員(かわいそう)を名乗り、アカデミアで彼女ができない鬱憤を晴らしている」
夏川ミナ:「かわいそう」
ベアトリス・ハックマン:「その呼び方はやめろと言ったろう、夏川(もっと呼んで♡)」
ベアトリス・ハックマン:「彼らは小心者なためにプロム実行委員を直接妨害することはない。だが、地道なアンチ活動のせいで少しずつプロム実行委員たちの士気も下がりつつあるようだ」
夏川ミナ:「名乗り、ということはかわいそうだという自覚があるのですね」
夏川ミナ:「アンチ活動ですか」
ベアトリス・ハックマン:「そうだ。大声で騒いだり、ビラを撒いたり、そうした地道な活動だ」
美袋晴子:「プロム楽しみだなぁ……」スマホを見ながらニヤニヤしている。
ベアトリス・ハックマン:「晴子。風紀委員の活動中にあまり携帯電話を見るのは……」
美袋晴子:「あ、ごめんなさい。ベアトリス。今度からタブレット端末にするね」
ベアトリス・ハックマン:「そういうことでは……」
夏川ミナ:「そういう問題ではないかと思います、美袋晴子先輩」
夏川ミナ:「というか、先ほどから携帯端末を眺めてニヤニヤしていましたが、何かあったのでしょうか」
美袋晴子:「だって、内灘くん……格好良いし……」消え入るような語尾。
夏川ミナ:「そんなに」
美袋晴子:「あ、違うの!そういうんじゃ全然ないから!勘違いしないで!」
ベアトリス・ハックマン:「……どうも晴子はプロムで踊る相手が決まっているらしく、以来ずっとこの調子だ」
夏川ミナ:「第四図書館に、このような状態に陥った人間を指し示す単語が掲載されていました」
夏川ミナ:「たしか、ウカレポンチだとか」
ベアトリス・ハックマン:「ウカレポンチ」
美袋晴子:「ウカレポンチ」
夏川ミナ:「だそうです」
夏川ミナ:こくりと頷く。
ベアトリス・ハックマン:「だそうだ」
美袋晴子:「ウカレポンチ……」
ベアトリス・ハックマン:「まあ、このようにプロムといえば、卒業を控えた三年生が意中の相手とダンスを行う重要なパーティーイベントなわけだ」
夏川ミナ:「はい。理解できました」
ベアトリス・ハックマン:「ち、ちなみに夏川はもしプロムに出るとしたら誰と踊りたい?」
ベアトリス・ハックマン:「アカデミアは自由な校風だから同性とダンスをする人もいるぞ。その辺を踏まえて、どうだ?」
夏川ミナ:「そうですね。異性とであれば、先日の任務でお世話になった中等部の朝倉侑生を想像しましたが」
夏川ミナ:「もし同性の方とダンスしても良いのであれば」
夏川ミナ:「私は」
ベアトリス・ハックマン:「ドキドキ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……生徒会役員の、滝瑞果さんがいいです」
GM:ベアトリス・ハックマンの顔が青ざめる。
GM:そして、受話器を手に取る。
夏川ミナ:「いつもキラキラと輝いていて、自信に満ち溢れていて、とてもステキな女性で……ビーちゃん?」
ベアトリス・ハックマン:「……生徒会役員の滝瑞果をここに呼べ。今すぐにだ!!」
ベアトリス・ハックマン:「すまない。少しうろたえてしまった」
GM:受話器を仕舞いながら言う。
ベアトリス・ハックマン:「では、改めて任務について伝えよう」
夏川ミナ:「少々驚きました」 平然としている。
ベアトリス・ハックマン:「吐きそう」
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
ベアトリス・ハックマン:「なんでもないです」
ベアトリス・ハックマン:「夏川、お前はプロムが無事に執り行われるように学園の風紀を守ってほしい」
夏川ミナ:とりあえず、ベストのポケットから取り出したビニール袋を手渡して
夏川ミナ:ビーちゃんの背中をさすってます。
ベアトリス・ハックマン:「ダンス相手不在委員(かわいそう)にもどうにも不穏な動きがあるようだ。くれぐれも気を付けてくれ」
ベアトリス・ハックマン:「ありがと……もっと下の方……」
夏川ミナ:「はい。アカデミアを代表する重要なパーティーイベント、失敗させるわけにはいきません」
美袋晴子:「はあ……好き……」
ベアトリス・ハックマン:「ああ、その意気だ」
ベアトリス・ハックマン:「あと、それとなく晴子の様子も見守ってやってくれると助かる……」
ベアトリス・ハックマン:「晴子にも風紀委員の仕事はしてもらうが、ずっとこの調子だからな……」
夏川ミナ:「承知しました。ただ、見守ると言われても」
夏川ミナ:美袋先輩を見る。
夏川ミナ:「よほどの事がない限り、ずっとあの調子のままな気がします」
美袋晴子:「早く会いたい……」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩?」 手を振る。
美袋晴子:「ハッ」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩」 ぶんぶん。
美袋晴子:「大丈夫!大丈夫よ、私は!」
ベアトリス・ハックマン:「……頼んだぞ、夏川」
夏川ミナ:「そうなのでしょうか」
夏川ミナ:「はい。なんとしてもこの任務を成功させ、知名度アップ、ともだち100人を目指して頑張ります」
ベアトリス・ハックマン:「風紀委員の目標としてはどうかと思うが、心強いぞ、夏川」
ベアトリス・ハックマン:「今世紀で一番死にたい」
夏川ミナ:「ビーちゃん?」
夏川ミナ:背中をさすってます。
ベアトリス・ハックマン:「擦るならお腹がいい……」
夏川ミナ:「はい。お任せ下さい」 お腹をさすりながら思案する。
夏川ミナ:(意中の相手とダンスする。なるほど)
夏川ミナ:(これもまた、青春の1ページに必要な……極めて重要な儀式である。そういう事ですね)
夏川ミナ:(守らねばなりません。UGNチルドレンとして。風紀委員として)
GM:では、ミナちゃんのオープニングはこれで終了!
GM:次のシーン!
夏川ミナ:まってー
夏川ミナ:しなりおろいすをとります!
GM:まつー
GM:どうぞー
夏川ミナ:風紀委員長/“サイレントノイズ”ベアトリス・ハックマン/○尊敬/不信感/ロイス
夏川ミナ:ビーちゃんはかっこよくて強く、仕事もできる方なのですが
夏川ミナ:しょっちゅう体調を悪くするので何か持病を隠しているのではないかと心配です。
GM:心配されてた……優しい……
夏川ミナ:あ、すみません
夏川ミナ:尊敬じゃなくて庇護にします。
夏川ミナ:以上!
GM:あっ
GM:シーン終了。
GM:次のシーン!
GM:次は柳武さんのオープニングです。
柳武歩:アイサー
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい
柳武歩:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39
GM:低めやね。
GM:生徒会室。
GM:生徒会長に恩のあるキミは生徒会の事務仕事を押し付けられ、ここにやってきていた。
GM:ニコニコとした表情のメガネの少年・雲雀宏一がキミの前に書類の山を積む。
雲雀宏一:「いやー、すまないね。柳武くん。生徒会も人手が足りなくてね」
柳武歩:柳武は、茶と金のまだらに染めたバサバサの髪を後ろで一つ結びにしている。
柳武歩:上着は学校指定の制服ではなく、袖捲りした迷彩柄のジャージだ。
柳武歩:そばかすの浮いた顔。三白眼ぎみの瞳がぎょろりと動いて雲雀宏一を睨む。
柳武歩:「俺に書類仕事やらすとか、生徒会の人材不足も極まってんじゃねースか。かいちょも働けっての」
雲雀宏一:「エリスくんも滝くんもいつの間にかどっかいっちゃったしなぁ。何をやってるんだ、あのボンクラどもは」
雲雀宏一:「ふっ、僕は真に働くべきタイミングを見極めているのさ」
柳武歩:「いつ。いつ来んの、ソレ。本当に来んの」
雲雀宏一:「学園が滅びる時かな……」遠い目。
雲雀宏一:「しかし、相変わらず口が悪いねえ、柳武くんは」ケラケラと笑う。
柳武歩:「しょーがないスよ、これが自然なんだから」
雲雀宏一:「それじゃあ仕方ないなぁ」
雲雀宏一:「あ、それよりも聞いてくれないかい、柳武くん。先日なんとティエラ王国の政府からアカデミアに多額の寄付をいただいてね」
柳武歩:「へえ。良かったじゃないスか。何か色々騒動あって大変だったみたいだけど」
雲雀宏一:「そうそう。無事に解決したかいがあったってものだよ。まあ、解決したのはほとんど風紀だけど」
雲雀宏一:「それでね、まとまったお金が入ってテンションが上がったから思わず寄付金で買っちゃったんだ」
柳武歩:「……こ、こいつは」
柳武歩:「どうして他人の手柄で入ったタナボタラッキーの金を勢いでつぎ込めるんだ」
雲雀宏一:「え、だってそりゃあ買うしかないだろう。万人の夢だよ」
雲雀宏一:「豪華客船」
柳武歩:「……?」
GM:生徒会室のカーテンが風で翻り、アカデミアの港に停泊した豪華客船の威容が窓から覗く。汽笛が鳴る。
柳武歩:「えっ、バカだ」
雲雀宏一:「今年のプロムは船上のダンスパーティーというわけさ。きっと華やかになるぞ~」
柳武歩:「さすがだよかいちょ、あんたバカのスケールが違うよ……」唖然として船を眺めている。
雲雀宏一:「いやあ、三年生のみんなも喜んでくれるかなぁ」
GM:と、その時!
GM:生徒会室のドアが勢い良く開け放たれる。そこには気の強そうな少女が立っている。
GM:少女はキョロキョロと室内を見渡す。
柳武歩:「おうコラ。いきなりなんだよ、ノックぐれーしろや」
GM:長牧彼方。かつてRファイトで事故に遭った姉の仇討ちと称し、仮面の槍使いとして他の選手たちを襲った過去のある少女だ。
GM:今はもうすっかり改心したはずだが——。
GM:長牧彼方はズカズカと生徒会室に入り込むと、キミの声を無視して雲雀宏一に掴みかかる。
長牧彼方:「なんとかしてよ」
雲雀宏一:「え、いや、豪華客船のことならもう買っちゃったから無理……」
長牧彼方:「そんなのどうでもいい!」
長牧彼方:「生徒会でしょ。生徒の助けになってよ」
柳武歩:「コラ。てめー、それが人にものを頼む態度かよ」
柳武歩:殺気だった目で長牧彼方を睨みつける。
長牧彼方:「何よ。あんたも生徒会?」
長牧彼方:「……全然そうは見えないけど」
柳武歩:「俺はただの手伝いだよコラ。こんな不良が生徒会なわけねえだろ」
長牧彼方:「ああ、やっぱり。そうだろうと思った」
柳武歩:「ア?んだテメー、ッてんじゃねえぞ?」
長牧彼方:「何よ。何言ってるのか全然わかんない」
雲雀宏一:「ぼ、僕を挟んで喧嘩しないでくれるかな。とりあえず話を聞こうよ、柳武くん」
柳武歩:「けっ。かいちょが言うんなら仕方ねえ、聞きますよ」
柳武歩:どっかと腰を下ろす。
雲雀宏一:「よし、じゃあ、キミの事情を聞こうじゃないか」
長牧彼方:「…………」
長牧彼方:「仮面の槍使いがまた現れたって。またあたしのせいだろうって、噂されてすごく困ってるの」
長牧彼方:「廊下を歩いてるだけで避けられるし。すれ違うだけでヒソヒソ話されるし」
雲雀宏一:「山縣くーん。お茶ー。あれ、いないのかなぁ」
長牧彼方:「あたしじゃないのに……。もうそんなことしないって、約束したのに……」その瞳はかすかに潤んでいる。
柳武歩:「……」
長牧彼方:「ううん、あたしのことなんてどうでもよかったね」
長牧彼方:「ただ実害があるからなんとかしてって話」
長牧彼方:「心を入れ替えたのに今回の事件で困ってるって人、あたしの他にも何人もいるみたいだし」
雲雀宏一:「ふーむ。なるほどね。どう思う、柳武くん?」
柳武歩:「ホントにやってねえの」
柳武歩:前髪をいじりながらぞんざいな口調で問う。
長牧彼方:「やってない。信じてくれなくたっていいけど、あたしじゃない」
長牧彼方:「だってそんなことしたら、あいつにもお姉ちゃんにも申し訳が立たない」
柳武歩:「……なら、誰かのなりすましってヤツじゃねえの。目的はこれから調べてみねーとわかんねえけど」
雲雀宏一:「お、ということはその気になったのかい、柳武くん?」
柳武歩:「人助けなんてガラじゃないスけどね。一回、なんかやらかしちまった奴が」
柳武歩:ちらりと長牧彼方へ視線を送る。
長牧彼方:「え、何?」困惑している様子だ。
柳武歩:「それからずっと信じてもらえねーのが辛いのとか、わかるし」
雲雀宏一:「よーし、それじゃあ白羽の矢!」雲雀宏一はキミを指差す。
雲雀宏一:「事務仕事は僕が代わりにやるから、柳武くんは彼女の件について調査をしてもらってもいいかな」
柳武歩:「はは。かいちょが働く?本気ッスか」
柳武歩:「そんなん言われたら、やらないわけにいかないっしょ」
長牧彼方:「え、ちょっと、こんな不良っぽいやつが?他に人いないの?」
柳武歩:「いねーんだよ。俺で我慢しとけよ」
長牧彼方:「……う、分かった」
長牧彼方:「長牧彼方。……あたしの名前」
柳武歩:「柳武歩だ。覚えなくてもいいけど」
長牧彼方:「……信じてくれてありがとうね。他に、誰もあたしのこと信じてくれなかったから」
長牧彼方:「その……ちょっと嬉しかった」
GM:小声で言った後に、それをかき消すように大声で叫ぶ。
長牧彼方:「あたしも、手伝えることがあれば手伝うから!」
柳武歩:「うるっせ……声がでけえ」
長牧彼方:「いいから事件の調査始めてよ」不機嫌そうに言う。
柳武歩:「へーへー。……あ、かいちょ。いざとなったら戦える人も要るッスよ。どっか声かけといてくださいよ」
雲雀宏一:「おや、そんな荒事になりそうなのかい?風紀あたりに連絡してみるかなぁ」
雲雀宏一:「じゃ、とりあえず頑張ってね、柳武くん。何かあったら生徒会室にでも来るといいよ」
柳武歩:「あざっす。じゃ、また」
柳武歩:ヒラヒラと手を振って生徒会室を後にする。
雲雀宏一:「ばいばーい」にこやかに手を振る。
柳武歩:ドアを閉めた後、一人溜息をつく。
柳武歩:「安請け合いしちまったかなァ。ケンカは勘弁だぜ……」
GM:では、シーン終了!
GM:シナリオロイスは生徒会長・雲雀宏一に対して取っておいてください。
柳武歩:アイアイ。○P:信頼/N:厭気で取得しています
GM:もう取ってた!
GM:では、改めてシーン終了。
GM:次のシーン!
GM:次は霧灯さんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
霧灯夢二:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42
GM:上がった、上がった。
霧灯夢二:ぐええー
GM:アカデミアの大広場。
GM:プロム実行委員に選ばれたキミはそこで他の生徒たちと一緒にプロム開催の準備を進めていた。
GM:キミは編集部としての腕を買われて、ポスターやチラシの作成を任されていたりするのだろうか。
霧灯夢二:そんな感じですね。
霧灯夢二:ポスターやチラシの草稿を添削したり編集してます
GM:では、そこに同じくプロム実行委員で平凡めいた見た目だが好青年風の男、内灘幸一郎がやってくる。
GM:彼は重そうな映画用の機材を額に汗して運んでいる。
内灘幸一郎:「よっ、作業は進んでるか、霧灯」
霧灯夢二:「ああ、まあ、ぼちぼちだ。」
霧灯夢二:「ふん、全く。俺は実行委員などになるつもりはなかったのだがな。」
内灘幸一郎:「おっ、なかなかいいデザインに仕上がっているな」作りかけのポスターを見ながら言う。
霧灯夢二:「第一実行委員になってしまっては取材も満足にできないではないか。」
内灘幸一郎:「そう言うなよ。一緒にプロムの準備頑張ろうじゃないか」
内灘幸一郎:「ほら、あれだよ。体験するのが一番の取材っていうだろ?俺も映画作ってるからある程度はさ」
霧灯夢二:「仕事の手は緩めてないし、取材も隙あらば行うつもりだ。」
内灘幸一郎:「おっ、いいじゃないか。気合入ってるな」
内灘幸一郎:「……プロムの準備、頑張んなきゃな」LINEの返信をしながら言う。
霧灯夢二:「試しに、お前に取材してみようか。」
内灘幸一郎:「取材~?俺に取材することなんて何もないよ。平々凡々な人間だぞ」
霧灯夢二:「今のLINEの相手は誰だ?」口の端を釣り上げて意地の悪い表情をする。
内灘幸一郎:「取材するなら俺よりもSSランクの生徒とか、あ、それか知り合いに凄い部活のやつがいるんだが」
内灘幸一郎:「ゲッ。こ、これは内緒だよ」
内灘幸一郎:「……まあ、隠してもしょうがないか」
内灘幸一郎:「いやー、実は今年の卒業生に好きな人がいてさ」
内灘幸一郎:「だから今回のプロムは絶対に成功させたいんだ」そう言って嬉しそうに笑う。
霧灯夢二:「ふふ、嬉しそうな顔だ。お前は顔に感情が出やすい。」
内灘幸一郎:「はいはい、自分でも分かってるよ。ポーカーフェイスなんて得意じゃないからな」
内灘幸一郎:「霧灯はどうなんだ?プロムに誘われてたりはしないのか?」
霧灯夢二:「生憎、女の代わりに締め切りと原稿に追われている。」肩を竦める
内灘幸一郎:「なるほど。霧灯らしいな」
GM:と、その時!
GM:超遠方からメガホン越しの声が聞こえる!
非モテ七本槍:『プロム反対!仲の良い異性のいない学生たちを苦しめるなかれ!』
非モテ七本槍:『キミたちの行いは非道そのものである!それでも人間の心があるのか!』
霧灯夢二:「………何だこの騒音は。」
内灘幸一郎:「ダンス相手不在委員(かわいそう)だ!この声、物理的被害は特にないが、やる気が削がれるな……!」
GM:内灘は耳を押さえ、苦しむ!
GM:と、そこに。
GM:体格のいい壮年の男性教諭がやってくる。彼のどま声がメガホンの音をかき消すように響く!
折田翼:「ドリイイイイイィぃいムッ!!」
GM:ドリーム!
霧灯夢二:「………………何だこの騒音は。」耳を抑える
折田翼:「プロムの準備ご苦労!生徒諸君ッ!」
GM:「先生!」「折田先生!」「敬愛する折田先生だ!」
GM:男は生徒一人一人と熱い握手を交わす。
内灘幸一郎:「折田先生!」内灘も嬉しそうに彼を見て握手をする。
霧灯夢二:ぽかんとその様子を眺めている。
折田翼:「プロムはいわば卒業生たちにとって夢の結晶だ。彼らの一生の思い出のためにぜひ頑張ってほしい」
GM:折田はキミの前にやってくる。
折田翼:「キミは……霧灯夢二くんだったね」
霧灯夢二:「……俺に何か?」折田先生を見上げる
折田翼:「おっと、驚愕には及ばない。私は全校生徒の夢を応援するために、その顔と名前を全て覚えているのだ」
折田翼:「キミの。キミの夢は何かな?」
霧灯夢二:夢。その単語を聞いて、一瞬表情が曇る。
折田翼:「どうしたんだい?素直に答えてごらん?」
折田翼:「私は!あらゆる夢を応援したいッ!!」
霧灯夢二:手に持ったペンと、スケッチブックを見て、
折田翼:「心配は無用だ、霧灯夢二くん」
霧灯夢二:「ありません、今は。」そう答える。
折田翼:「ふむ。それは寂しいね。キミもこのアカデミアで夢を見つけられるといいのだが」
折田翼:「キミはまずは自分の夢を見つけるところからというわけだ」
折田翼:「若者が夢に向かって進む姿というのは美しいものだ。私はそれを応援したいッ!」
霧灯夢二:「…。」見つけるまでもない。俺にも、夢はあった。
折田翼:「しかし、プロム実行委員であるキミは今だけは三年生たちの夢を応援してあげてくれたまえ」
折田翼:「来年や再来年、いずれキミが夢を応援される番になる。そのためにもね」
折田翼:「頼んだよ、霧灯くん」
GM:男はキミに手を差し出す。
霧灯夢二:「……。」おずおずと手を出す
GM:男はその手を強く握る。
折田翼:「うむ。いい握手だ」
霧灯夢二:「わ、わっ。」
霧灯夢二:けっこう痛い!
GM:男は踵を返すと、生徒たちに声をかけながらその場から去って行く。
折田翼:「ドリイイイイイィぃいンムッ!!!」
GM:ドリーム!
霧灯夢二:「………内灘、あのアカデミア島の平均気温を著しく上げている男は何だ?」
GM:「先生!」「敬愛!」「信奉!」
GM:やがて折田先生の姿は見えなくなる。
内灘幸一郎:「いやあ、相変わらず熱い人だったな、折田先生。知らないのか?」
霧灯夢二:「俺はインドア派だ。あのような暑苦しい手合いにはとんと縁がないのさ。」
内灘幸一郎:「三年生の学年主任で、生徒の夢を真剣に応援するから他の学年の生徒会からも人気がある」
GM:生徒会→生徒
内灘幸一郎:「もしかして霧灯は苦手なタイプだったか?」
霧灯夢二:「…ああ、うん。少しな。」頷く
内灘幸一郎:「まあ、でもいい先生だぞ」
内灘幸一郎:「他のプロム実行委員たちもやる気出たみたいだしな」
GM:先ほどまでやる気を削がれていた生徒たちは再び準備に取り掛かっている。
内灘幸一郎:「俺たちも気合を入れ直して作業の続きに入ろうじゃないか、霧灯?」
霧灯夢二:「そんな輝いた目で見るのはやめろ、暑苦しい。」
内灘幸一郎:「だ、駄目か?」
霧灯夢二:「まぁ、でも。やるとするか。」
内灘幸一郎:「おし、やるか!とりあえずそっちのポスター完成させちゃおう」
霧灯夢二:「プロムが終わったら、お前の映画を取材させろよ?」
内灘幸一郎:「俺の映画なんて大したものじゃ……いや、大したものではあるか」
内灘幸一郎:「映画の取材なら大歓迎だよ」
GM:内灘はそう言って笑い返す。
GM:では、ここでシーン終了!
GM:シナリオロイスは折田先生に対して取得してください。
霧灯夢二:-暑苦しい/折田先生/感服/○隔意/ロイス
霧灯夢二:これで!
GM:了解です!
GM:では、次のシーン。
GM:最後は南條くんのオープニングです。
GM:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい。
南條文緒:いえす!
南條文緒:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+3[3] → 37
GM:まずまず。
GM:さて、キミは普段は寮の部屋とかにいるのかな?
南條文緒:そうですね
南條文緒:寮とか、図書館とか、だいたいそんなとこです
GM:それでは、キミが寮の部屋で研究をしていると。
GM:寮の扉が叩かれる。
南條文緒:「……ふふふ……ここで……この薬を……む」
南條文緒:「誰だ、この天才の実験の邪魔をするのは!」
GM:その音が徐々に大きくなっていく。
GM:徐々に徐々に扉を叩く音は大きくなり……。
GM:ドーン!!ドーン!!
南條文緒:「ええいうるさい!!開ければいいんだろう開ければ!!」
GM:扉が開く。
赤手みあ:「はあ……はあ……。南條さん!いたんですね!」
GM:そこには破城槌を背後に隠した赤手みあが立っている。
南條文緒:「なんだ貴様か……おい、何を隠している何を」
赤手みあ:「いるならいると初めから言ってくださいよ!もう!」
赤手みあ:「あっ、見ちゃ駄目です!これはただのマスターキー!」
GM:慌てて破城槌を部屋の外に追いやる。
南條文緒:「貴様が扉をたたきすぎたせいで俺の声が聞こえなかっただけだろうが!!」
赤手みあ:「人のせいにするのはダメですー。そう、それよりも!」
赤手みあ:「そうですよ!私ですよ!赤手みあです!」
GM:小柄な赤毛の少女は元気良く飛び跳ねながら部屋に入ってくる。
南條文緒:「そうか、自己紹介御苦労。では帰れ」
赤手みあ:「続けて読むと、アカデミア……って、何でだ!?」
赤手みあ:「まだ来たばっかりですよ!」
赤手みあ:「お茶の一杯も出されてない!」
赤手みあ:「私、カモミールティーがいいなぁ」
南條文緒:「そんなものはない!!」
赤手みあ:「ないんですか!?じゃ、じゃあ、この際オシャレっぽいお茶ならなんでも……」
南條文緒:「俺は貴重な実験の最中で茶を出す暇もないくらい忙しいんだ、特に用がないなら帰れと言っている、用があるなら速やかに言え」
赤手みあ:「噛みそうな名前のやつがいいですね。いえ、噛みませんけど。報道部ですから。お茶の子さいさいです」
赤手みあ:「お茶だけに!」
赤手みあ:「そんなこと言って南條さん、お暇でしょう?お暇ですよね?」
南條文緒:「何がお茶だけにだ!なんの意味も通ってないぞ!!言いたかっただけだろそれ!!」
南條文緒:「そしてお前は忙しい俺に忙しいと何度言わせる気だ!!」
赤手みあ:「ち、違いますー!お茶とお茶の子さいさいがかかって……説明させんなバカー!」
赤手みあ:「忙しくても付き合ってください!」
赤手みあ:「今日は南條さんにお願いがあって来たんですよ」
南條文緒:「ギャグを言うならもっと自然な流れで言えと言って……いや、そんな話はしてない!」
南條文緒:「お願いだとぉ?」
赤手みあ:「ふむ、自然な流れ……。メモメモ」
赤手みあ:「そのですね……お願いというのは……」
赤手みあ:「また私の取材のお手伝いをしてくれませんか!」ペコリと頭を下げる。
南條文緒:「ふむ、そうか。このあとどういう流れになるかわかっているからあえて言わせてもらおう」
南條文緒:「断る!!」
赤手みあ:「ええー!?」
赤手みあ:「南條さんのイケズー!……ところでイケズってどういう意味です?」
赤手みあ:「もちろん取材料は弾みますよ!えっと……ホットケーキとかで……」
南條文緒:「いけずというのは意地が悪いとかそういう意味だ、ホットケーキはいらん」
赤手みあ:「ほう、勉強になる……。でも、そう言っておきながら南條さん、実は私のこと放っておけないんでしょう?」
赤手みあ:「ホットケーキだけに!」
赤手みあ:「ふっ、今度は決まった」
南條文緒:「……うむ、今のギャグの流れはさっきよりはマシだな」
赤手みあ:「やったぜ」
南條文緒:「放っておけないというより、放っておくといつまでもここに居着くつもりだろう!それでは俺が実験できん!」
赤手みあ:「居着かないです!だって取材に行くんですから!」
赤手みあ:「というか聞いてくださいよ!なんとなんと!今回は大スクープなんですよ!」
GM:赤手みあはどうやらいつになく張り切っているようだ。
赤手みあ:「見てくださいよ、この写真!」
南條文緒:「……そこまで言うのなら聞いてやらんこともない。どうせこうなるだろうと思って最初は断ったのだ」
南條文緒:「どんなゲームでも避けられぬ選択肢は一度は断るものだろう。そういうことだ」
赤手みあ:「南條さんのそういうところ好きですよー。って、私デッドエンドですか!?酷い!」
赤手みあ:「いいから、これ見てください!」
GM:彼女は数枚の不鮮明な写真をキミの手に押し付ける
南條文緒:「なんだこれは」とりあえず見るぞ
GM:そこに映っているのは天秤座の仮面の男、クラウン、チクタクマン、仮面の槍使い、クエスチョン、タウラス。いずれも過去の事件でアカデミアを騒がせた怪人たち。
GM:だが、写真に印字された日付はいずれも最近のものだ。これらの写真がごく最近撮られたものであることを示している。
赤手みあ:「どうやら過去にアカデミアで事件を起こしたオーヴァードたちが再び暴れ始めたみたいなんです!」
南條文緒:「……ディオゲネスクラブの仮面をつけた者達だと……」
南條文緒:「貴様、何故最初からそう言わん!!」
赤手みあ:「だから大スクープだって言ったじゃないですかー!南條さんが聞く見持たないから!」
赤手みあ:「しかもですよ、彼らはどうもプロムの準備を妨害しているみたいなんです」
赤手みあ:「おそらくその目的はプロムを開催中止にすることにありと、この赤手みあは見抜きました!」
南條文緒:「プロムなどどうでもいいが……この仮面には用がある」
赤手みあ:「おや、何か御用事ですか?約束事?」
南條文緒:「……ふん、実験材料としてこれ以上適したものはあるまい、それだけだ」
赤手みあ:「なるほど。科学者としての探究心……」
赤手みあ:「えーっと、それで要するに南條さんにお願いしたいのはですね」
赤手みあ:「私の調査だけだとまだ証拠不十分だから、科学捜査のプロである南條さんに一緒に調査をお願いしたいというわけなんです!」
赤手みあ:「プロムだけに!」
赤手みあ:「うーん、今のはイマイチだったかな」
南條文緒:「仕方ない、これ以上この貴重な実験場の空気を冷やされても困るからな。いいだろう。調査してやろうではないか」
赤手みあ:「やった!ありがとうございます!」
赤手みあ:「頼りにしてますね、南條さん!」
赤手みあ:「……こうするしかないんです」少女は小さな声で呟く。
赤手みあ:「こうしないと……アカデミアが終わっちゃうから……」彼女は不安げに自らの細い肩を抱く。
南條文緒:「何をしている。自分のくだらないギャグで体でも冷やしたか」
赤手みあ:「あ、いや、なんでもな……というかくだらなくないです!酷い!」
赤手みあ:「早くいきましょう、南條さん!インタビュー相手は待ってはくれませんよ!」
南條文緒:「言われずともちゃんと急いでやる。こいつらに逃げられでもしたらそれこそ時間の無駄だからな!」
南條文緒:「……そう、またとない実験の機会を逃すわけにはいかない」
南條文緒:「待たないだけにな!」
赤手みあ:「ほほう、いい心掛けです。調査が無事に済んだらちゃんとホットケーキ焼いてあげますからね!」
赤手みあ:「くっ、や、やられた……!」
赤手みあ:「上手い……!この赤手みあ、こんな屈辱は初めてだ……!」
南條文緒:「ふ、これが凡才と天才の違いだ」
赤手みあ:「ちくしょう!ノイマン……ノイマンになろう……」
GM:赤手みあはそう言いながらフラフラと寮室から出て行く。
南條文緒:「……アカデミアが終わるだと?……あいつ、何を考えているんだ……?」
南條文緒:「……まあいい、俺は俺のするべきことをするまでだ」
GM:では、シーン終了!
GM:シナリオロイスは赤手みあに対して取ってください。
南條文緒:赤手みあ/有為○/食傷/ロイス
GM:有為!やりましたね!
GM:では、南條さんのオープニングはこれで終了!
GM:オープニングフェイズはこれで終了。
GM:次からはミドルフェイズに入ります。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログアウトしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「霧灯夢二」がログインしました。
どどんとふ:「平賀迅」がログインしました。
どどんとふ:「柳武歩」がログインしました。
どどんとふ:「夏川ミナ」がログインしました。
GM:それではここからはミドルフェイズです。
GM:シーンプレイヤーは霧灯くん。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:42->51)
GM:侵蝕率が上がりましたね。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:43->50)
夏川ミナ:たかーい
GM:PC1以外のPCはここで登場が可能です。
平賀迅:出まーす
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:43->52)
平賀迅:アゲていこう
GM:霧灯くんは今日も今日とてアカデミア大広場でプロムの準備をしていた。
内灘幸一郎:「よし、あとはこっちのプロム用の案内看板を作る作業だな、霧灯」
GM:内灘が大きな板を運んでくる。
霧灯夢二:「ふむ、描くのは誰に任せようか。」
内灘幸一郎:「その辺は美術部やオーヴァード漫研のやつらがいるからな」
内灘幸一郎:「しかし、デザインや配色は……どうしたものかな」
霧灯夢二:自分よりも背丈の大きい板の前で思案する。
GM:では、案内看板の出来栄えがどうなるか簡単に判定をしてもらいましょうか。
霧灯夢二:やったるぜ
GM:〈芸術:文芸〉で判定をするがいい。
GM:高ければ高いほどクオリティはよくなるぞ。
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》使っていいですか?
どどんとふ:「南條文緒」がログインしました。
GM:侵蝕率を上げるならいいですよ!
霧灯夢二:では使います!
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:51->52)
霧灯夢二:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 8[1,1,4,6,8]+4 → 12
GM:あっ、侵蝕率軽い
GM:そして高い!
霧灯夢二:軽いのだ…
GM:この達成値ならば、芸術作品と見紛うばかりの案内看板が完成することだろう。
霧灯夢二:「確かオーヴァード漫研に線画が得意なやつが、美術部に色彩センスに優れたやつがいたはずだ。」
内灘幸一郎:「すごいな。そこまで把握してるのか」
霧灯夢二:「雑誌で特集を組んだことがある。」
内灘幸一郎:「なるほどな」
霧灯夢二:「中々すごい腕だぞ。お前の映画の美術監督にスカウトしたらどうだ?」
内灘幸一郎:「それは考えてみた方がいいかもな。じゃあ、作業のためにすぐ呼んでくるよ」
霧灯夢二:「ああ、頼む。名前は…」
霧灯夢二:という感じに内灘君に手配します
内灘幸一郎:「よし、分かった!」
GM:霧灯くんの編集指示のもと、オーヴァード漫研と美術部員により作業が行われる!
GM:あっという間に立派な完成度の看板が出来上がる!
内灘幸一郎:「大したものだよ。学生の作ったものとは思えない。さすがだ、霧灯」
霧灯夢二:「あの二人がすごいんだ。俺はただ手配しただけ。」
霧灯夢二:といいつつ、少し羨ましそうな目で看板を見つめる
内灘幸一郎:「いや、それも霧灯の力があってこそだと思うけどなぁ」
内灘幸一郎:「とにかく、これでプロムの準備もあとちょっとだな
内灘幸一郎:「とにかく、これでプロムの準備もあとちょっとだな」
霧灯夢二:「ああ、そうだな。またぞろあのちんどん屋が邪魔しなければ順調に終わるが…。」看板から目を逸らす
GM:と、その時!
GM:そこに現れたのは顔に包帯を巻いた男とその配下の七人の男たちだ!
持内権三郎:「邪魔するぜ。特に意味はないが、ちょうどここでアンチ活動がしたくなっちまった!」
霧灯夢二:「……今のは、噂をした俺が悪いのか?」
霧灯夢二:顔を右手で覆う
内灘幸一郎:「いや、俺もなんとなくそんな気はしてたよ……」
持内権三郎:「何をゴチャゴチャ話してやがる!ここから俺たちが本物のネガティブキャンペーンってやつを見せてやるぜ!」
内灘幸一郎:「お前たち!みんなプロムのために頑張っているんだ!邪魔をするのはやめろ!」
GM:内灘は男たちの方に向かっていく!
持内権三郎:「ハッ、こいつは正当防衛ってやつだな。オラァ!」
GM:包帯の男は妙にギザギザの多い木刀を内灘に叩きつける!
内灘幸一郎:「うわ!ギザギザが痛い!」
霧灯夢二:「内灘!」
GM:吹き飛ばされる内灘!
持内権三郎:「口ほどにもねえな!」
霧灯夢二:内灘を受け止めようとするが、内灘君の方がはるかに体格は勝る。
霧灯夢二:そのまま内灘君と一緒に倒れる
持内権三郎:「やれ、百式」後ろに控えた男に指示を出す。
GM:サングラスをかけたノースリーブ袖の男がメガホンを手に前へ出る!
“七の槍”百式:「プロムをする者は自分たちのことしか考えていない。だから鬱憤晴らしをすると宣言した!」
持内権三郎:「こいつの完璧な演説を聞いて心を揺さぶられねえヤツはいない」
持内権三郎:「だが、その合理的すぎる論説と普段の言動故に女からは全くモテねえ。それがこいつ、非モテ七本槍“七の槍”百式だ」
持内権三郎:「あとノースリーブが気持ち悪い」
霧灯夢二:「おい、内灘。怪我は?」
霧灯夢二:演説を無視しつつ内灘に
内灘幸一郎:「ちょっとギザギザが痛かっただけで、俺は平気だ。それより……!」
“七の槍”百式:「この場にいる皆さんに聞いていただきたい!アカデミアは全ての学生にとって自由で平等な場であるべきだ。アカデミアの理念がそれを物語っている」
“七の槍”百式:「しかし、プロムはどうだろうか。リアルが充実している学生たちが利益を享受し、そうでない学生は搾取される。これのどこが良い学校行事なのか。今一度考え直していただきたい!」
“七の槍”百式:「モテない者たちにも楽しい学校行事を!我々も努力せずにモテたい!」
GM:百式の演説が朗々と続く!ソラリスのイージーエフェクト《竹馬の友》だ!危ない!
霧灯夢二:「ああ。」スケッチブックとペンを取り出す
内灘幸一郎:「クソ、俺たちは間違っていたのか……!?」うなだれる内灘!
霧灯夢二:「おい、お前ら。今エフェクトを使ったな?」
霧灯夢二:「それは致命的だぞ。」非モテ七本槍の後方から迫る影を見やる。
“七の槍”百式:「残酷な現実に対して時として武力の行使が必要な時もある。それを厭わないこともまた勇気だ」
内灘幸一郎:「くっ、俺は……!ウワーッ!」
平賀迅:その瞬間、広場に向けて稲光が走る。百式の上方に人型が出現する
“七の槍”百式:「この感覚……!」
平賀迅:そして人型が着地すると同時に、メガホンが縦に両断され、演説の朗々たる響きが途絶える
霧灯夢二:「エフェクトを使って悪行を働くとすぐさま飛んでくるお節介な奴がこの学園には多いからな。」
霧灯夢二:そう言いつつスケッチブックにペンを走らせる
“七の槍”百式:「くっ、当たりどころが悪ければこんなものか……!」
平賀迅:「いくつか修正しておくと、私は別にお節介で来た訳でもないし」
GM:同時にエフェクトも解除される!
内灘幸一郎:「あっ、平気」
平賀迅:「エフェクトの発動を探知した訳ではなく、こいつらの存在を探知したから来たのだ」 返す刃で百式にフェイントを入れ、下がらせる
GM:ノースリーブ男はすかさず他の七本槍のもとへと待避する!
持内権三郎:「チッ、俺たちを邪魔するやつが現れたか。こうなりゃあもう一度正当防衛させてもらおうじゃねえか」
霧灯夢二:「じゃあ、世話焼きはあっちの方か。」
平賀迅:「お前の演説内容にもいくらか疑問を差し挟む余地はあるが、時間と労力の無駄なのでやめておこう」
平賀迅:「あっち?」
持内権三郎:「やれ、伯爵。あの雷撃とお前の滑空速度、どちらが早いか見せてやれ」
“一の槍”伯爵:「俺の名は非モテ七本槍の“一の槍”伯爵!夜間飛行部員のルーキーさ!」
夏川ミナ:いつの間にか殴り倒していた七人のうち一人をぐりぐりと踏みつけてます。
“一の槍”伯爵:「ウワーッ!?」
平賀迅:いわゆるロングソードよりも薄く幅広で、蛍光色の細いラインがジグザグに走った剣を肩に担ぎ辺りを見回し
夏川ミナ:「失礼します。風紀委員の者ですが」
夏川ミナ:「状況説明を求めます。“フロムザブルー”、平賀迅」
霧灯夢二:「風紀委員会か。仕事が速い。」
持内権三郎:「バカな!伯爵をこんなにも早く……!」
平賀迅:「……ああ、彼女……俺か。俺に説明を求めるのか」
夏川ミナ:「いつもの私刑とは少々雰囲気が異なるように見えましたので」 伯爵1号を踏んでいる。
霧灯夢二:「代わりに俺が説明しようか、””」
霧灯夢二:「代わりに俺が説明しようか、”フロムザブルー”?」
平賀迅:「いや大丈夫。見ての通りだ。プロムの準備を急ぐ善良な学生たちを、このあの、」 権三郎を指さし 「馬鹿が馬鹿を連れて妨害しようとしていた」
平賀迅:「それと、この剣は非公認オーヴァード学生技研で開発された試作切断作業剣だ。試運転と宣伝を代価に、正当な契約で貸出を受けた物であり、風紀に触れる事はない」
“一の槍”伯爵:「クソ、女の子と夜空を見ながらいい雰囲気になれるかと思って夜間飛行部に入ったのにちっともモテやしねえ……」踏みつけられている。
夏川ミナ:「なるほど。ダンス相手不在委員(かわいそう)に襲われたのですね」
霧灯夢二:「そう。いわば我々プロム実行委員は被害者だ。」描いた絵に点睛すると、
平賀迅:「そして私が彼らの元にわざわざ電力を使って飛んできたのは、何もお節介というのではなく……」
霧灯夢二:ペンのような巨大な一つ目の怪物が霧灯の手に召喚される。
霧灯夢二:「風紀委員殿、正当防衛の許可をいただきたい。」
持内権三郎:「チッ。所詮は女の子目当てで部活に入るやつなどこの程度ということか」
持内権三郎:「次のヤツ!」パルテノン神殿めいた巨漢の男が一步踏み出す!
“二の槍”パルテノン:「俺は非モテ七本槍の“二の槍”パルテノン!生徒会のルーキー!」
平賀迅:「おっと、やるなら口は聞ける程度にしておいてくれよ。聞きたい事があるのでね」
“二の槍”パルテノン:「生徒会に可愛い女の子がいたから入ったが、近くに怖いヤツがいて近付けねえ!自分の気の弱さが許せねえ!」
夏川ミナ:平賀くんの説明と霧灯君の説明と“一の槍”の呻きと“二の槍”の主張全部を律儀に聞いている。
持内権三郎:「こいつは見た目がパルテノン神殿に似ているだけでなく、重力を自在に操ることもできる。果たして回避不能の攻撃にどう立ち向かうかな」
夏川ミナ:「状況を理解しました」
“二の槍”パルテノン:「ウオーッ!」周囲を押し潰しながら重力波が広がる!
GM:見えない重力波を避けながら敵に接近しなければいけない!〈知覚〉か〈RC〉で難易度は8だ!
夏川ミナ:「このままですと、おそらく七人目まで順番に出てきて自己紹介して倒されての繰り返しだと思いますので」
GM:失敗すると1d10のダメージとバッドステータスの重圧を受けてもらう!
夏川ミナ:「正当防衛でよいかと思います。私も協力しますので」
夏川ミナ:知覚!
霧灯夢二:RC!
夏川ミナ:9dx1=>8
DoubleCross : クリティカル値が低すぎます。2以上を指定してください。
夏川ミナ:9dx+1=>8
DoubleCross : (9R10+1[10]>=8) → 10[1,3,3,3,4,7,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
霧灯夢二:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,6,6,9,9]+1 → 10
平賀迅:あっこれ私もやる流れか
GM:ちなみに誰か1人が成功すればOKだ!
GM:誰かが成功したなら判定しなくてもいいよ!
平賀迅:よし、やらないでおこう
夏川ミナ:じゃあ、特に慌てることもなくテクテク歩いて近寄ります。
GM:では、霧灯くんとミナちゃんは重力の波をかいくぐることができる!
“二の槍”パルテノン:「バカな、俺の重力が……!」
夏川ミナ:時々ぴょんとジャンプしたり軽くカラダをかがめたりするだけ。UGNで散々やった知覚訓練だ。
平賀迅:「折角借り受けたばかりの剣を、使い勝手も分からないうちにあんな無骨なパルテノン重力で折られてはたまらないからな」 するっと抜けて傍観
“二の槍”パルテノン:「あ、ありえん!並の人間にこの俺のパルテノン重力を破ることなど……!」
霧灯夢二:「一ついいことを教えてやろう。」急速に接近しつつペンを振りかぶる。
“二の槍”パルテノン:「な、何だ!」
霧灯夢二:「”ペンは剣よりも強し”、だ。」巨大なペンを、パルテノン目掛け振り下ろす!
GM:そして、この男は近付れると攻撃手段がない!
GM:パルテノンの眼前に巨大なペンが迫る!
夏川ミナ:こちらも、両手の手甲を展開して重機のようなごつい形状に。
“二の槍”パルテノン:「ヒッ!?」
夏川ミナ:「ええと、私もいいことを教えてあげます」 ペンの反対側から振りかぶる。
夏川ミナ:「風紀委員は」
“二の槍”パルテノン:「な、何だ!」
夏川ミナ:「ええと……」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:おおきなペンの人みたいに、かっこいい台詞が思い浮かばなかったので
夏川ミナ:そのまま挟み撃ちの形で殴りつけます。
“二の槍”パルテノン:「ウワーッ!?」
GM:パルテノン神殿めいた巨漢が吹き飛ばされる!
平賀迅:「……ふうむ」
GM:その場で押しつぶされ、パルテノンは動かなくなる!
持内権三郎:「チッ。所詮は女の子目当てで委員会に入るやつなどこの程度ということか」
持内権三郎:「次のヤツ!」
GM:顔に「柳生」と書かれた布を巻いた剣士風の男が踏み出る!
霧灯夢二:「風紀委員は、なんだ?」
“三の槍”柳生二億兵衛:「……参る」
平賀迅:「待て! もう三人も倒したのだ。いい加減飽きてきた。そんな事だから女子にモテないんだ」
霧灯夢二:着地しつつ新たに出てきた男を警戒する
夏川ミナ:「風紀委員は……」
持内権三郎:「こいつは非モテ七本槍“三の槍”柳生二億兵衛(やぎゅう・におくべえ)。あの柳生十兵衛や柳生十一兵衛、柳生二十兵衛を輩出した柳生一族の末裔。純粋培養の柳生よ」
持内権三郎:「ビックリするほどモテないが、剣の腕は一流だ。伊達に柳生部の部長を務めてるわけじゃねえ。さあ、やれ」
“三の槍”柳生二億兵衛:「……尋常に」腰を落とし、剣を構える。
平賀迅:「ウィットのあるトークを教えてやろう。これは私の質問に答えるだけで…チッ、全員殴った方が早いなこれは」
GM:鋭い刃が迫る!〈白兵〉で真っ向勝負をするか〈回避〉で避けきるかだ!難易度は9!
夏川ミナ:「風紀委員は、ううむ……」 考えこんでいる。
GM:失敗すると3d10の装甲無視のダメージだ!
平賀迅:やった!白兵勝負だ!
平賀迅:振ります!
GM:どうぞ!
平賀迅:7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[1,2,3,4,4,5,10]+10[10]+6[6]+6 → 32
夏川ミナ:ふれふれ!
夏川ミナ:ツヨすぎるw
GM:た、たけえ
霧灯夢二:つよすぎる…
夏川ミナ:ここは平賀君におまかせしようかな。
GM:柳生二億兵衛の剣閃が迸る!常人ならば見切ることすら不可能な一閃だ!
“三の槍”柳生二億兵衛:「……両断」
平賀迅:だがその瞬間、広場に稲光が瞬く
夏川ミナ:「“剣よりも強し”ではペンと被ってしまいますし、ううむ……」
夏川ミナ:「む」
平賀迅:迅が激しい雷となり、次の瞬間彼は二億兵衛の背後に立っている
平賀迅:そして二億兵衛の剣は根本から切断され、二億兵衛自身も熾烈な斬撃を受けている!
GM:剣を振りぬいた男は不思議そうに自らの剣を見る。
“三の槍”柳生二億兵衛:「……まさか」
GM:そして、自らの体を確かめる。
夏川ミナ:「これはすごい」 無表情に拍手。
GM:衝撃から遅れ、その場に倒れ伏す!
“三の槍”柳生二億兵衛:「……モテたい」
夏川ミナ:「あ、かわいそう」
平賀迅:「一つ。私の知識を開陳しよう。柳生の剣は——」 切断され、宙に飛んでいた剣が地面に突き刺さる 「——無欲ゆえの強さだったぞ」
“三の槍”柳生二億兵衛:「……不覚」
GM:柳生二億兵衛は失神する!
霧灯夢二:「ほう」目を瞠る
持内権三郎:「まさか柳生二億兵衛すらも倒すとはな!」
持内権三郎:「こうなればこの俺が直接出るしかねえか」
GM:包帯を巻いた男が進み出る!手にはやたらとギザギザの多い木刀!
平賀迅:「風紀に褒められるとはね。このまま他の諸々も見逃して欲しいものだが……やれ来たか」
内灘幸一郎:「気を付けろ。あの刀、ギザギザしてるぞ」
GM:内灘は傷付いた自身の体を支えながら言う。
夏川ミナ:「通常の木刀よりもギザギザが多いため危険だという噂の、無限木刀ですね」
霧灯夢二:「ギザギザにする意図が分からんな。おっと、あまり無理をするなよ。」
平賀迅:「確かにギザギザしているが、なるほどあれが無限木刀……」 目を細める 「知らない武器だ」
持内権三郎:「よく知ってるじゃねえか。なら、その怖さも知っているはずだ」
持内権三郎:「俺はあまりハンサムではないため、顔に自らで包帯を巻いた。この地獄の業火で身を焼かれるような苦しみがお前たちに分かるか?」
夏川ミナ:「あの、お言葉ですが」
平賀迅:「さあね。生憎地獄に落ちるような悪行は働いていないし、」
持内権三郎:「何だ、風紀委員」
夏川ミナ:「恋愛は顔でするものでは無いですよと本に書いてありましたので、ハンサムかどうかはあまり気にしない方が良いかと思います」
平賀迅:「自らの居場所を地獄と錯乱するほど自信に不足してもいない」
持内権三郎:「…………」ミナの言葉を聞いて黙り込む。
持内権三郎:「本当のアンチ活動ってやつを見せてやるぜ!!」
GM:包帯の男はヤケクソになり、自らの刀を振りかぶる!
平賀迅:「それがお前の信仰か……」
GM:その時!
夏川ミナ:「む」
GM:《ワーディング》が展開されます。
GM:持内権三郎は非オーヴァードのため昏倒!
持内権三郎:「ウーン」
霧灯夢二:「これは。」
“七の槍”百式:「委員長!くっ、やってくれる!」
夏川ミナ:とりあえず権三郎さんが頭を打たないように片手でキャッチして、あらためて床に転がしておきます。
GM:その瞬間、遠くから放たれた光弾が直撃!百式を含む非モテ七本槍の残りの四人も吹き飛ばされる!
平賀迅:「……待ち人ではなさそか」 ワーディング発生源が分かるならそちらを見る
夏川ミナ:「あの、そこにいると危ないのではないかと」
非モテ七本槍:「「「「ウワーッ!?」」」」
夏川ミナ:「あっ」
夏川ミナ:「危なかったですね」
霧灯夢二:「!」何とかすんでで後退し、攻撃から逃れる
GM:平賀くんの視線の先。
GM:《ワーディング》の発生源。
平賀迅:「下がれ風紀委員、夏川ミナ。それと霧灯夢二。お前たちも危ない」
GM:そして光弾が飛んできた方向であるそこには、赤い槍を持った仮面の怪人が立っている。
仮面の槍使い:「誰一人卒業などさせるものか。私のアカデミアは終わらない」
夏川ミナ:《ウサギの耳》でその言葉をキャッチしてます。
霧灯夢二:「ほう!”仮面”のご登場か!」そちらに目を向ける
GM:仮面の槍使いは槍を回転させて振りかざす。
夏川ミナ:「これまでのデータにはない個体ですね」
平賀迅:「ディオゲネスクラブか。そんなにアカデミア学徒を偏愛してるのかね」
霧灯夢二:「ディオゲネスクラブか、そいつらに操られているかだな。」
仮面の槍使い:「操られている?違う。私の意志だ。アカデミアは終わらせない。終わらせてなるものか」
平賀迅:「なるほどね。実を言うと私も"仮面"に用があって来たんだ。目当てとは違うが、同じ仮面なら友誼もあろう」
夏川ミナ:ダンス相手不在委員(かわいそう)の方々はどうなってますか?
夏川ミナ:そこらへんで気絶してるのかな・・・
GM:ダンス相手不在委員(かわいそう)は全員がやられたので最早害はありません!
夏川ミナ:じゃあ、吹っ飛ばされたダンス相手不在委員(かわいそう)を一瞥して仮面の方に向き直ります。
平賀迅:「巫山戯た七本だが十本だか二億本の槍どもよりはやれそうか。殴って踏ん縛って知っている事を聞き出したい。やれるな二人とも」
仮面の槍使い:「何も答える気などない。お前たちもプロムの、卒業の手助けをするのならば——」
仮面の槍使い:「——ここで消えろ!」槍を持っていない方の手に光弾エネルギーが蓄積される!
霧灯夢二:「ま、普段ならば傍観の上取材活動にまい進するところだが、今の俺は実行委員だ。やるしかあるまい。」
夏川ミナ:「ダンス相手不在委員(かわいそう)も無力化されたようですので、私は本来の役目に戻ります」
夏川ミナ:「つまり、不良生徒を倒し、風紀を守ります」
平賀迅:「ではそうしよう。昂ぶれ電圧……!」
GM:では、キミたちが仮面の槍使いと向き直ったところでシーン終了だ!
GM:ロイスの取得と購入判定が可能ですよ!
夏川ミナ:購入どうしようかなー
平賀迅:あっ購入判定。日本刀チャレンジいちねんせいします
GM:がんばれー
霧灯夢二:あっ、購入。何買おう
平賀迅:1dx+6=>11
DoubleCross : (1R10+6[10]>=11) → 2[2]+6 → 8 → 失敗
平賀迅:残念一年生
GM:惜しい。
夏川ミナ:無難に風紀委員ボディアーマーを狙います。
平賀迅:ロイスは保留マンなので以上です
夏川ミナ:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 6[6]+1 → 7 → 失敗
夏川ミナ:だめ!以上です。
GM:社会性が低かった
霧灯夢二:フルオートショットガン狙います
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》と手配師使用。
霧灯夢二:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,4,6,7,7,9,10]+3[3]+4 → 17
夏川ミナ:これが紡ぎの魔眼・・・つよい
霧灯夢二:財産3消費して成功させます。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:52->53)
GM:買った!
GM:ロイスはどうします?
霧灯夢二:ロイスは保留します!
GM:では、改めてシーン終了だ
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは南條くん
南條文緒:いくぜー!
南條文緒:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+9[9] → 46
南條文緒:あがった
GM:そんなわけでキミは赤手みあと一緒に事件の調査へと向かうことになった。
GM:市街区を歩きながら赤手はキミの横で手帳を広げ、ページを指でなぞって言う。
赤手みあ:「過去に事件を起こした人たちは何人かいて、まずはどこからインタビューしようかと思っているんですけど」
赤手みあ:「ひとまずはここ!天才倶楽部なんていいんじゃないでしょうか!」
赤手みあ:「南條さんはどう思います?」
南條文緒:「ふん、俺を差し置いて天才などと名乗っている恥知らずな倶楽部か」
赤手みあ:「まあ、向こうは南條さんと違って実績がありますから」
赤手みあ:「全国大会での優勝経験もあるんだそうですよ」
赤手みあ:「優秀ですよねー」
赤手みあ:「あ、今のは優勝と優秀をかけた……」
南條文緒:「実績が何の役に立つものか。俺の方が天才なのは揺るがない事実だ」
南條文緒:「わかってるから説明しなくてもいい」
南條文緒:「まあ、本物の天才を見せてやるというのも酷だが必要なことだろう。まずはここから情報を集めるとするか」
赤手みあ:「まあ、南條さんは私の役に立ってますからね!そういう意味では!そういう意味では!!」
赤手みあ:「ガーン」ショックを受けた表情。
赤手みあ:「ほほ~う。じゃあ、決まり!天才倶楽部に行きましょう!」
GM:と、その時、市街区に出ているお店からチョコレートの香ばしい匂いが漂ってくる。
GM:赤手はぽんやりとした表情で口元からヨダレを垂らしてそちらを見る。
GM:お店のノボリには「焼き立て!アカデミア・チョコタルト」と書かれている。歩きながらでも食べられるようなお手頃サイズのチョコタルトのようだ。
南條文緒:「何を間延びしたアルパカのような顔をしている」
赤手みあ:「ハッ!い、いけない。行きましょう、南條さん!」
赤手みあ:「斬新な罵倒表現!」
赤手みあ:「私が間延びしたアルパカだったら南條さんは潰れたヌートリアですよっ!
赤手みあ:「いえ、いいのです。今はチョコタルトなんかに目移りしている場合ではありません」
南條文緒:「そうか、ならば俺だけ買って食うとするか」
赤手みあ:「え!ちょ、ちょっと!ずるいですよ、南條さん!」
赤手みあ:「私の分!私の分も!」思いきり南條くんの顔の方に腕を伸ばす。
南條文緒:「やめろ!天才を維持するには糖分が必要なんだ!やめろ!頭はやめろ!!」
赤手みあ:「ええい、だったら私も一緒に食べます!」
赤手みあ:「これで一石二鳥ですよね!?」
南條文緒:「うむ、食いたいならば食う。それが合理的な考えだ」
赤手みあ:「合理的かなぁ。まあ、いいや」
赤手みあ:「くーださいなー!」お店に駆け寄り、チョコタルトを2つ買ってくる。
赤手みあ:「はい!南條さんの分ですよ!味わって食べてください!」
GM:チョコタルトの包みをキミに手渡す。
赤手みあ:「私が買ったということは実質私の手作りのようなものですからね。ふっふっふ」
南條文緒:「そう考えるだけでこのチョコタルトが腹を下しそうな劇物に見えてくるな。食うが」
赤手みあ:「あ、じゃあ食べなくていいですよ!よこせ!」
GM:再びキミの顔の方に腕を伸ばす。
南條文緒:「食うと言ってるだろ!!頭はやめろ!!」
赤手みあ:「はい」
GM:座ってもぐもぐと自分のチョコタルトを食べだす。
赤手みあ:「おいしい!おいしいですよ、これ!甘すぎない甘さが美味!」
南條文緒:「ふむ、なかなか美味いものだ。この天才の頭脳に響くものを作るとはな」
赤手みあ:「ありがとうございます、南條さん」
南條文緒:「なにがだ」
赤手みあ:「アカデミアを卒業したら、こういうのも食べられなくなっちゃうんですよね」
赤手みあ:「そう思ったら、今食べておいてよかったなって」
GM:赤手みあはどこか寂しげな表情でそう言う。
南條文緒:「凡才は悩みが単純でいいな、まったく」タルトを食いながら
赤手みあ:「単純ですかねぇ」
南條文緒:「食いたいならば食えばいいとさっき言っただろう。あとで後悔するくらいならその方がずっといい」
赤手みあ:「南條さん、何が言いたいんです?」
南條文緒:「……卒業したところで、何が変わるわけではない。確かにアカデミアでできなくなることはあるだろうが、その先でできることはあるだろう」
南條文緒:「だったら今アカデミアでできる事を優先してもいいではないか、という話だ」
赤手みあ:「…………」
赤手みあ:「なーんて!この赤手みあが南條さんなんかに励まされて感謝すると思ったかー!自惚れが過ぎるぜー!」
GM:どこか嬉しいような照れくさいような顔で赤手みあは立ち上がる。
赤手みあ:「もう行きましょうか!取材対象は待ってちゃくれませんよ!」包み紙をクシャクシャにしながら言う。
南條文緒:「素直に感謝してもいいんだぞ。天才相手に恥ずかしいことではない!」
赤手みあ:「あ、アンポンタン!いいから行く!」
南條文緒:「そうだ、実際今、俺達はアカデミアでしか出来ないことをしているのではないか。時は待たんぞ」
赤手みあ:「そうです!そうですよ!」
赤手みあ:「いざ行かん、天才倶楽部の部室!」
南條文緒:「ああ、行くぞ」
GM:では、キミは再び赤手みあと一緒に歩き出す。
GM:部室棟にある天才倶楽部の部室にやって来たキミたち。
GM:天才倶楽部の部室はゴシック調の西洋建築とピサの斜塔を組み合わせたような建物です。
赤手みあ:「ひええ、すごい建物」
GM:部室の一角に電子ロックのかかった頑丈そうな鉄扉がある。その前には安楽椅子を持った大男が立っている。
GM:あれが天才倶楽部の現部長・藍級五百太郎(あいきゅう・ごひゃくたろう)です。
赤手みあ:「うわあ、知的そうですよ~」
南條文緒:「俺よりは落ちるがな」
赤手みあ:「おっ、出た。うぬぼれ」
赤手みあ:「さて、目的の人物はおそらくあの扉の向こうにいます」
赤手みあ:「しかし、素直に行って通してくれるものでしょうかねえ」
赤手みあ:「頼みました、南條さん!」
藍級五百太郎:「オデ、見張スル!誰モ通サナイ!」安楽椅子を振り回している!
南條文緒:「……知的か、あれ?」
赤手みあ:「くっ、なんという知的さ……!」
赤手みあ:「いえいえ、あれはおそらく愚鈍そうに振る舞うことで他の部員たちを知的に見せる作戦なんですよ!巧妙!」
南條文緒:「素直に知恵だけで勝負しろ!!」
赤手みあ:「邪道な知性というわけなんですね……」
南條文緒:「……俺は天才だ。故に例え部員でなくてもここに入る資格がある。そこを通せ」
藍級五百太郎:「元部長、誰モ会エナイ!生徒会ヤ風紀、番長連ノ許可必要!」
藍級五百太郎:「オデ、頭イイ!通ロウトスルヤツ、ダメ!」
赤手みあ:「ひええ!なんか通れなさそうですよ、南條さん!?」
GM:というわけで彼を説得してここを通るためには〈交渉〉で難易度7の判定に成功するか、生徒会か風紀委員、番長連に関係のあるキャラクターを連れてくる必要があります。
南條文緒:「生徒会や風紀委員、番長連だと!?そんな奴らより俺一人の方が価値があるとわからんとは本当に天才か疑わしいな!」
南條文緒:とりあえず交渉してみましょう
藍級五百太郎:「オデ、天才!疑ワシクナイ!数モ数エラレル!」
南條文緒:6dx=>7
DoubleCross : (6R10[10]>=7) → 9[1,3,3,4,8,9] → 9 → 成功
南條文緒:「俺が少し力を出すだけで生徒会も風紀委員も番長連も俺の下にひれ伏すのだぞ」
藍級五百太郎:「ホ、ホントウカ?」
南條文緒:「当然だ」全くそんなことはないのに一切の疑問を持ってない自信!
藍級五百太郎:「ムムム……」
藍級五百太郎:「オデ、ドウスレバイイ?」
GM:藍級五百太郎は動揺する!
南條文緒:「何を疑問に思う必要がある。俺を通せばいいのだ」
藍級五百太郎:「通ス……デモ、生徒会ノ許可ガ……」
柳武歩:そこへ、ガラの悪い女子生徒がふらりと現れる。
柳武歩:「おう。天才倶楽部の元部長ってのが居るのはここか?」
藍級五百太郎:「オデ、分カラナイ。……!」
藍級五百太郎:「オマエ、何者!ココ、通セナイ!」
柳武歩:「柳武歩。生徒会の使いだよ。ほれ、かいちょの一筆もあるぜ」
藍級五百太郎:「……!」
柳武歩:雲雀宏一のサインがぞんざいに書かれた紙を見せる。
藍級五百太郎:「マ、マサカ、オマエ、本当ダッタ!?」南條の方を見る。
南條文緒:「俺の言った通りだっただろう。俺が欲すればすぐさまこうして使いが現れるのだ」抜け目ない天才なので悪びれもせずに言うぞ!
柳武歩:「あ……?」
柳武歩:事情が呑み込めず、目を瞬かせる。
藍級五百太郎:「開ケル!スグ扉開ケル!」
GM:藍級五百太郎は力強く安楽椅子で鉄扉を開ける!
赤手みあ:「おお、やりましたね、南條さん!天の配剤です!」
南條文緒:「うむ、これも俺が天才ゆえだ」
赤手みあ:「ちなみにそこの不良っぽくてガラの悪いあなたはどこのどなた?」
柳武歩:「安楽椅子って絶対そうやって使うもんじゃねえと思う……って、ああ」
柳武歩:「三年の赤手先輩ッスよね。俺は二年の柳武です。会長に言われて、ちょっと調べもので」
赤手みあ:「あ、先輩って言われるの気持ち良い」
柳武歩:柳武は上下関係には厳しいのだ!
南條文緒:「普段はまず呼ばれんだろうからな」
赤手みあ:「なぜだろう……?」
赤手みあ:「というか、やりましたね南條さん!取材要員が増えましたよ!」
柳武歩:「赤手先輩はともかくよぉ。南條とやら、今、さりげなく俺の事利用しなかったか?あ?」
柳武歩:三白眼ぎみの眼で鋭くメンチを切る。
南條文緒:「ふん、天才は凡人を利用するものだ。むしろ俺に利用されたことを光栄に思うといい」
柳武歩:「ケッ、いい性格してやがんなこの野郎」
赤手みあ:「ふーむ。しかし、インタビュアーが2人に増えたとなると、私は先に他の人を取材してきた方がいいのかもしれませんね」
南條文緒:「ああ、我ながら性格の良さは自負しているところだ。天才倶楽部の元部長には俺達も用が……何?」みあを見る
赤手みあ:「よし、柳武後輩!南條さんのことはお任せしました!」
赤手みあ:「ちょっくら手品部に行ってくらぁ!」
GM:そう言うと赤手みあは小柄な体で駆け出す!
柳武歩:「は?いやちょっと先輩、こんなのと二人にしねーでくださ……」
赤手みあ:「あ痛!」
GM:転んで起き上がり、再び駆け出す!
柳武歩:「聞いちゃいねえ」
南條文緒:「……無駄に行動力だけはある女だ」
GM:赤手みあの後ろ姿はやがて見えなくなる!
柳武歩:はあ、とため息をついて南條君を見やる。
柳武歩:「まあ……別々に話聞いても時間食っちまうだけだろうし」
柳武歩:「さっさと済ましちまおうぜ」
南條文緒:「そうだな、同じ相手に用があるのであれば邪魔にはなるまい」
柳武歩:というわけで元部長に会いたいぜ
GM:鉄扉の向こうは物がほとんどない簡素な部屋だ。
GM:壁は白いペンで書かれた何かの計算式で埋め尽くされている。
GM:長身でハンサムな男が腰掛けていたベッドから立ち上る。
大和猛流:「ここに来たということは、少しは頭を使ったということだ。話を聞こうか」
GM:かつてハテナマークの仮面の怪人・クエスチョンとして学園で事件を起こした男、大和猛流(やまと・たける)だ。
大和猛流:「それともクイズでも出そうか?パズルでもいいぞ?」
柳武歩:「どっちもお断りだ。俺は頭悪りィんだよ」
大和猛流:「ああ、それは残念だ。知的な話し相手が欲しかったのだがね」
南條文緒:「ならば、俺がクイズを出そうではないか」
大和猛流:「ほう、そいつは楽しみだ。どんなクイズかな」
大和猛流:「見たところキミは科学知識には精通しているようだ、となると、化学式にまつわるクイズかな?それとも物質の構造についての謎か?」
南條文緒:「最近現れているクエスチョンとは、誰だ」写真を見せる
大和猛流:「なるほど。クエスチョンが現れたか。だが、それも仕方のないこと。謎とは偏在するものだ」
大和猛流:「俺がクエスチョンかもしれないし、別の誰かかもしれないな」
柳武歩:「クエスチョンだけじゃねえぞ。この学園には今、過去に事件を起こした奴が何人も現れてる」
大和猛流:「ほう?それは興味深い」
南條文緒:「天才らしい結論ではあるが、それでは答えにはならないな」
大和猛流:「確かに今の答えでは正当とは言えないな。だが、タダで答えるのもつまらん」
大和猛流:「どうだね、ここは1つ知恵比べをしようじゃないか」
南條文緒:「ほう、天才の俺に知恵比べとはなかなか言うではないか」
大和猛流:「俺の出すクイズにキミたちが答えられたら、俺もキミたちの問いに答えよう」
GM:そう言って彼は謎かけを口にする。
GM:実際に解いてもらってもいいのですが、ここは判定だ。
GM:〈芸術:謎〉か〈情報:アカデミア〉で難易度8の判定に成功すれば、彼は正直に知っていることを答えます。
大和猛流:「さあ、それじゃあ俺からの第一問」
南條文緒:ではアカデミアで判定!
南條文緒:6dx+1=>8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[1,3,4,8,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功
柳武歩:肩をすくめ、南條君に向かって声をかける。
柳武歩:「こーいう話だと俺は戦力外だ。頼めるかよ?自称天才」
GM:高い!
大和猛流:「案外頭がキレるな、自称天才」
南條文緒:「ああ、自称だが真実だからな、当然だ」
大和猛流:「今のクイズの答えはShips(船)で正解だ」
大和猛流:「では、今度はこちらが質問に答えよう。何が聞きたいんだったかな?」
南條文緒:「当然、この仮面達について知っている事全てだ」写真を見せる
大和猛流:「その聞き方は品がないな。だが、まあいい。といっても俺が知っていることは少ないぞ」
大和猛流:「なんせ俺はここから一步も出ていないんだからな」
大和猛流:「その“クエスチョン”は別の誰かだろう」
南條文緒:「……そうだろうな」
大和猛流:「俺が事件を起こしていない理由として挙げられるのは2つ」
大和猛流:「まず、1つ。壁に書いてある数式がなんだか分かるか?」
柳武歩:(全くわからん)
大和猛流:「そこの女、少しは頭を使え?それとも滝くんなら分かったかもしれんがな」
南條文緒:「その通りだ。頭は使わなければ錆びつく一方だぞ」
大和猛流:「要するにこの計算式は俺にとってのアリアドネの糸玉だ」
柳武歩:「ありあど……何?」
柳武歩:頭の周りにクエスチョンマークが飛びまくっている。
大和猛流:「ギリシャ神話には疎いか?牡牛の迷宮に閉じ込められた英雄テセウスは糸をたどって脱出をした」
大和猛流:「俺も暇潰しにここからの脱出方法を計算している。今のところ導き出された方法が53」
大和猛流:「そのうち比較的簡単なものが13で、最も容易なものが1つだ。まあ、やらんがね」
大和猛流:「だが、抜け出して事件を起こし、何事も無かったかのようにまたここに戻ってくるとなるとそう簡単じゃない」
大和猛流:「方法は精々1つか2つ。それも難易度は高い。他の事件を起こして捕まっているオーヴァードたちも状況は似たり寄ったりだろう」
大和猛流:「これが理由の一つ目だ」
南條文緒:「簡単に言ってやろう。抜け出すだけならば例えバレようと何をしようと問題はない。しかし抜け出して戻るとなれば話は別だということだ」
柳武歩:「おお、それでわかった」
柳武歩:「おめーもちっと分かりやすく説明しろや!」
大和猛流:「俺の高度な頭脳を理解できない方に問題があると思うがね」
柳武歩:苛々した様子で大和君を睨みつける。
大和猛流:「次の理由、こちらの方が説明は難しいのだが」
南條文緒:「全くだ、その分、この女が理解出来んことを理解して教え直してやる俺の優しさと優秀さが光るというわけだがな」
大和猛流:「次に、俺は俺を止めてくれたヤツらにそれなりに恩義を感じている。だからしばらくは大人しくするさ」
柳武歩:「フン。そっちはわかりやすい」
大和猛流:「もし風紀委員の夏川という少女に会ったらプロムで一緒に踊ろうと伝えておいてくれ」冗談めかして言う。
大和猛流:「説明が難しいと言ったぞ、俺は。俺にもこの感情がなんなのか理解しきれていないんだ」柳武に向かって苛立たしげに言う。
柳武歩:「天才ってのは変なトコで難しく考えすぎなんだな」
南條文緒:「ふん、恩義か……なるほど、全く度し難いな」
柳武歩:「あと、夏川チャンは倍率高いぜ多分」
大和猛流:「これは驚いた。男子生徒から人気があるのか、あの娘」
南條文緒:「夏川……夏川ミナのことだろう。わからん、全くわからん」
大和猛流:「それと、知ってることを全て話せと言ったな。さっきも言った通り、俺の知っていることは多くない」
大和猛流:「だが、おそらくこの事件を起こしているのは天才ではない。凡人だろう」
南條文緒:「ほう」
大和猛流:「何か犯人の手がかりが見つかったなら、詳しく調査するか専門家にでも見せてみろ。きっとボロが出るぞ」
柳武歩:「そりゃいいや。これ以上天才に増えられてもついていけねーからなァ」
南條文緒:「それは楽しみだ。すぐに化けの皮をはいでやるとしよう」
大和猛流:「俺の知っていることはその程度だ」
大和猛流:「ああ、そうだ。ついでにどうでもいい話をしておこう」
南條文緒:「どうでもいい話だと?」
大和猛流:「さっき英雄テセウスの話をしたが、お前たちはテセウスの船というパラドックスは知っているか?」
柳武歩:「全然知らん」
大和猛流:「お前がギリシャ神話に疎いということはよく分かった」
大和猛流:「ここに木でできた船があるとする」
大和猛流:「時間が経てば船は朽ちる。船を維持するためには古くなった部品を新しいものと取り替えていかなければいけない」
南條文緒:「そのまま新しいものに変えていったとする」
南條文緒:「そして全ての部品を変えられたその船は、果たして同じ船と言えるのか。という話だ」
柳武歩:「……?」
大和猛流:「賢いな。つまりこういう話だよ」
柳武歩:「え?同じ船でいいんじゃねえの?」
大和猛流:「アカデミアの生徒や教師が出て行って全員が新しい人たちと入れ替わったのなら」
大和猛流:「それはアカデミアと呼べると思うか?」
南條文緒:「……」
大和猛流:「お前たちはどう思う?」
南條文緒:「……それは……」
大和猛流:「どうだい、生徒会のキミ」
柳武歩:「何が不思議なんだ?」
柳武歩:「卒業やら転任やら、人が入れ替わるのなんて当たり前じゃねえか」
柳武歩:「アカデミアがアカデミアでなくなんのは、このガッコが目的を失くした時だろ」
大和猛流:「ほう!そいつは面白い!」
南條文緒:「……なるほど、凡人の意見もたまには参考になるものだ」
大和猛流:「だとさ、自称天才。こいつは俺たちの負けだ」
柳武歩:「なんか褒められてる気がしねーなァ」
大和猛流:「だが、仮面の彼女は果たしてどう思っただろうね?……まあ、今回の事件はテセウスの船というよりも、イアソンの船だろうが」
柳武歩:「説明」
大和猛流:「なんでもかんでも説明を求めるな。俺の話はここまでだ」
南條文緒:「……ふん」
柳武歩:「まあ収穫はあったよ、あんがとよ」
大和猛流:「頑張ってくれよ。俺もアカデミアの三年生だ。プロムには出たいのでな」
南條文緒:「全く、どいつもこいつもプロムだな。そんなに感慨深くなるものか」
柳武歩:「あ…そういや三年だったスか。失礼なクチきいてすいませんでした」深々と頭を下げる。
大和猛流:「なんせ一生に一度のイベントだろう?まあ、俺の場合は口先だけで喜んでいるのだがね」
大和猛流:「いいとも!さっきの答えは実に見事だった!それで無礼は許す」
大和猛流:「見たろう、あの時のそこの彼の顔!」
柳武歩:「はい(見てなかったけど)」
南條文緒:「ふんっ」忌々しげに顔を逸らす
大和猛流:「見ておけばよかったのに。傑作だったぞ」
大和猛流:「では、また。事件の調査、気を付けてやりたまえ。凡人ながら敵の野望は大きいようだからね」
柳武歩:「んじゃ、失礼します。プロムは無事に開催できるよーにするッスよ」
大和猛流:「結構」
南條文緒:「まあいい、得た物の質自体は悪くない」
GM:鉄扉が閉まり、キミたちは部屋の外に出る。
柳武歩:腕組みして思案していたが、やがて南條君に話しかける。
柳武歩:「なあ、自称天才…南條だっけ」
南條文緒:「なんだ、そういえばお前の用は済んだのか」
柳武歩:「ああ。あの元部長から聞き出せた事で大体な。っつか、お前が居なきゃ空振りだったろーな」
柳武歩:「自分で言うのもなんだけど、俺は頭悪ィんだよ。けど必要あってこんなガラにもねーことやってんだ」
南條文緒:「ふむ、確かに頭は悪かったな」
柳武歩:「うるせぇな畜生。だからな。俺一人でやってても行き詰まりそーな気配がすっからよ。その優秀な頭貸してくんねぇか?」
柳武歩:「こっちは一応会長命令で動いてっから、必要ありゃ権限も多少は使えるぜ」
柳武歩:雲雀宏一のサインをピラピラと振って見せる。
南條文緒:「……なるほどな。確かに今後、またあのような問答を繰り返すのは非常に面倒だ」安楽椅子を持った男を見て
南條文緒:「天才が凡才を扱うのが義務であるならば凡才が天才を頼るのもまた義務ということか。いいだろう!お互いの利害も一致していそうだしな」
柳武歩:「ホントいちいち腹立つなこの野郎……」
柳武歩:「まあ、いいよ。とりあえずは凡才の犯人が残す手がかり探しか」
南條文緒:「少なくともさっきの奴よりは性格が良いと自負しているがな」
南條文緒:「そうだな、凡才が天才に敵うはずがないと教えてやらねばなるまい!」
柳武歩:「あ、そうだ。その前によ」
柳武歩:小声で尋ねる。
柳武歩:「……イアソンの船って何?」
GM:では、そう言いながらキミたちが部室棟を出たその時!
GM:遠くの方で争うような気配があり、それから《ワーディング》が発生する!
GM:場所はアカデミア大広場の方だ!
南條文緒:「……イアソンの船とはアルゴー船のことで……む!」
柳武歩:眉根を寄せ、舌打ちする。
柳武歩:「早速かよ?」
南條文緒:「行ってみるしかあるまいな!」
柳武歩:「俺は暴力振るうの嫌いなんだよなァ」
柳武歩:「だからよ、使わねーで済むといいんだけどなァ。暴力」
柳武歩:ギラギラと目を輝かせながら、走って大広場へと向かおう。
南條文緒:「人はみかけによらないと言うがお前は随分顕著らしい……そうでもなさそうだな」
南條文緒:「まあいい、この俺が退屈しない展開であることを望もう!」向かう
GM:では、ここでシーン終了!
GM:ロイスの取得と購入判定が可能です
柳武歩:南條君にロイス!
柳武歩:○P:有為/N:腹立つ で取得したいです
南條文緒:ロイスは保留!
GM:腹立ってた
南條文緒:購入はー、UGNボディアーマーを狙ってみよう
GM:がんばれー
南條文緒:6dx+1=>12
DoubleCross : (6R10+1[10]>=12) → 8[5,6,6,8,8,8]+1 → 9 → 失敗
GM:おしい
南條文緒:んー、財産はやめとこう、おわり!
柳武歩:そして調達。Dロイス・器物使いでラッキーメダル・ホワイトと一体化し、ダイス数を増やしたいのですがよろしいか。
GM:器物使い!いいでしょう!
柳武歩:ちょっと自分でもどういう状態なのかわかんないんだけど>メダルと一体化
柳武歩:こちらもボディアーマーを。
柳武歩:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 4[2,2,3,4]+1 → 5 → 失敗
柳武歩:ダメ!器物使いは解除。
GM:残念!
柳武歩:以上です!
GM:では、購入判定も終わったので改めてシーン終了です。