23:27:夏川ミナ:「私の処分がどうなるか、わかりません。でも」
23:27:夏川ミナ:「迅の次に、あなたや篠沢蒼とお話したいです」
23:27:夏川ミナ:「クリームソーダをおごらせていただきます」
23:28:芙蓉堂太一:「うん。まあ、僕の時間はわりと高いけど……おごられてあげよう」
23:28:芙蓉堂太一:「友達だからね」
23:28:夏川ミナ:「あと……よければ、図書委員の方と、鉄叫番長も呼んでいただけると、助かります」
23:28:夏川ミナ:「ひどいことを言ってしまったので……」
23:28:夏川ミナ:「エリス・トリオンは別にいいです」 ふん、と鼻を鳴らす。
23:29:芙蓉堂太一:「それを自覚してりゃ十分でしょ」
23:29:芙蓉堂太一:「エリスくんもねえー、僕はわりと感謝してるんだけど」主に嘆願書の件だ。
23:30:夏川ミナ:「ふん」 鼻を鳴らす。
23:30:夏川ミナ:「滝さんも、なんであんな人と仲良くされているのか……」
23:31:芙蓉堂太一:くすくすとドアの向こうから笑い声がする。
23:32:芙蓉堂太一:「じゃ、僕はそろそろ行こうかな。夏川さんも調子戻ってきたみたいだし」
23:33:夏川ミナ:「だいたい、あの人は勝手すぎるのです。ギフテッドギフテッドと、私の名前を呼んでくれたことがろくにありませんし」
23:33:夏川ミナ:「きっと今だって、生徒会室で”オレは言いてェ事は言った。謝る気なんてねェ”とか言っているに決まっています」
23:34:夏川ミナ:「うう……そんな相手にすら、負けてしまって……うぅー……」
23:34:芙蓉堂太一:「結構モノマネ上手いね」
23:34:芙蓉堂太一:「そしたら、次は『ワーテルロー』ででも会おうか。みんな連れてくるし」
23:35:夏川ミナ:「はい。お願いします」
23:35:夏川ミナ:「エリス・トリオンは別にいいです」
23:35:夏川ミナ:「いいですからね。呼ばなくて」
23:35:芙蓉堂太一:「了解了解」吹き出しかけている。
23:35:夏川ミナ:「なにがおかしいのですか」
23:36:芙蓉堂太一:「べっつにー。こだわるなあーとか思ってないよー」
23:36:GM:芙蓉堂くんのスマホにメッセージが届く。
23:37:“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:『もうムリ。これ以上誤魔化すのはマジムリ』『早く出てきて!』
23:37:芙蓉堂太一:「……おっと」
23:37:“ミセス・ピーピング・トム”諸星愛海:たすけて と号泣する猫のスタンプつき。
23:38:芙蓉堂太一:「先輩にも苦労をかけちゃったなあ。じゃあ帰るね」『ごめんね』のスタンプを返す。
23:39:夏川ミナ:「はい」
23:39:芙蓉堂太一:「僕は結構これで忙しくてさ。三秒で文法をマスターしなきゃならないので」ドアに背を向ける。
23:39:GM:夏川も、特にそれ以上何も言わない。君は歩き去ることができるだろう。
23:40:GM:《知覚》で判定してください。難易度は15。
23:40:GM:ただし、《蝙蝠の耳》を使うなら難易度は3です。
23:40:芙蓉堂太一:使用します!
23:40:芙蓉堂太一:4dx+1=>3
DoubleCross : (4R10+1[10]>=3) → 9[2,2,6,9]+1 → 10 → 成功

23:41: :『————芙蓉堂太一』
23:41: :『ありがとう』
23:41:GM:聞こえるのはそれのみ。
23:42:芙蓉堂太一:「……」口の端を微かにほころばせる。
23:42:芙蓉堂太一:そうして、そのまま廊下を歩き去っていく。
23:43:芙蓉堂太一:部屋に残された鳥も、空気に溶けて消えるだろう。
23:44::『どういたしまして』
23:44:芙蓉堂太一:その一言を残して。
23:46:GM:----
23:46:GM:————”クロノスゲート”事件。
23:46:GM:あるいは、”悪魔の仮面事件”。あるいは”ヘミニス事件”。
23:47:GM:学園抗争が残した傷跡は大きく、誰もがさまざまな後悔を抱えている。
23:48:GM:それでもなお、学園島はあらゆる存在を受け入れる。オーヴァードも一般人も別け隔てなく。
23:49:GM:矛盾すら受け入れる島。全員が答えの違う問いに頭を抱えてはじめて存在を維持できる、この上なく”雑”な島。
23:49:GM:そう、ここは学園都市。学生たちのユートピア。
23:49:GM:後悔も争いも。恋も学びも、思うままだ。
23:50:GM: 
23:50:GM:ダブルクロスThe 3rd Edition『消えぬ後悔、復讐のクロノス』
23:50:GM:——END
23:50:GM:-------------------------------------------------
23:55:GM:■PC
23:56:GM
PC1 : "鉄叫番長"中条総悟 (中村)
PC2 : "ステージ・デュナミス"篠沢蒼 (それじゃない方のヒロ)
PC3 : "ア・リトル・バード"芙蓉堂太一 (さささ)
PC4 : "スロウ・スロウ"東雲徹 (銀河)
PC5 : "ジラクジギル"エリス・トリオン (アスハル)

23:56:GM
■NPC

23:56:GM
"ヘミニス" / "ジェミニ-5th"夏川ミナ
"クロノス" / "魔王番長"田中智子
"クリペウス" / "イティメノス"二階堂燈馬

23:58:GM
■PCNPC
・"サード"サード・ライブラリ
・"フォース"フォース=ライブラリ (米ット)
・"トラクトリックス"滝瑞果 (珪素)
・"カガミクリゲ"山縣亜鷺 (DT)
・"Gコール"フブキ・マルヤマ (ぺんさん)

23:59:GM
————END

00:00:どどんとふ:「GM」がログインしました。
00:22:どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
00:33:どどんとふ:「中条総悟」がログアウトしました。
20:57:どどんとふ:「篠沢 蒼」がログインしました。
21:01:どどんとふ:「GM」がログインしました。
21:06:GM:■EX-Ending01 - 平賀迅
21:07:GM:今回の事件の首謀者。"ジェミニ-5th"夏川ミナに下された処罰は、(少なくとも本人にとっては)驚くほど軽いものだった。
21:08:GM:負傷者は風紀委員六名のみ。仮面の力で後悔を煽られ連れ去られた生徒たちも無傷。
21:08:GM:犯人自らによる出頭、過去の事件での功績——などなど。
21:09:GM:そもそも、アカデミアを滅ぼそうとした仮面生徒ですら普通に在籍し続けられるのがこのアカデミアだ。
21:09:GM:エリス・トリオンの言う通り。限りなく雑で、多様性に満ちた学園島……。
21:09:GM:そんな学園島の一角。
21:10:GM:UGN在籍者にだけ与えられる、他とは異なる専用寮——『デュランダル寮』。
21:10:GM:カーテンをしめきった一室で、膝を抱えている少女がいる。
21:11:夏川ミナ:「……馬鹿なことをしてしまいました」
21:11:夏川ミナ:「明日から、皆さんに合わせる顔が……」
21:12:平賀迅:コンコン、と
21:12:平賀迅:カーテンで閉め切られた窓ガラスを、外側から叩く音がする
21:13:夏川ミナ:「!」 咄嗟に腰の"ジェミニ"に手を伸ばそうとし、
21:13:夏川ミナ:ロッカールームに預けていることを思い出す。仮面をかぶった後、最初にやったことだ。
21:13:夏川ミナ:ゾディアックウェポンはUGNの象徴。仮面の怪人が使っていい武器ではない。
21:13:夏川ミナ:コン、コン。 「どなたですか」
21:13:夏川ミナ:カーテンを開けずに問いかける。
21:14:平賀迅:「……」 少し躊躇するような間、そして咳払い
21:14:平賀迅:「……通りすがりのクレープ屋だ」
21:15:GM:デュランダル寮の下層階はUGN関連の複合施設だ。11Fより上が寮で、ここは19F。そうそう入ってこれる場所ではない。
21:15:平賀迅:「クレープを食べたいという気持ちを察知し……やってきた」
21:15:平賀迅:「いや、クレープ屋というより、『クレープ一緒に食べ屋』とでも言うべきか……」
21:15:夏川ミナ:「…………」 カーテンをしめたままのガラスに両手をつき、うなだれる。
21:16:夏川ミナ:「迅……」
21:16:夏川ミナ:「クレープは、食べたいです。あなたとも、いっぱい話したいです」
21:16:夏川ミナ:「でも、今の私は……どんな顔をして、あなたに会えばいいか……」
21:17:平賀迅:「君がそう思うなら、顔を合わせなくても良い。ひとまず窓を開けて、こいつだけでも受け取ってくれ」
21:17:夏川ミナ:「かえってください。きっと今の私には、あなたと話す資格がありません」
21:18:夏川ミナ:「……」 カーテンの隙間に手をのばし、そろそろと窓をあける。
21:18:平賀迅:「バナナチョコレートとストロベリーだ。気分な方を渡そう」
21:19:夏川ミナ:「…………なつかしい」
21:19:夏川ミナ:「以前、いつだったか。あれはたしか、ドゥームズデイの時でしたね」
21:19:夏川ミナ:「あなたといっしょに食べたのを覚えています」
21:19:平賀迅:「……そうだな」
21:20:夏川ミナ:「せっかくクレープ屋さんが持ってきてくれたのです。食べなければ、クレープにも失礼ですね」
21:20:夏川ミナ:「バナナ……」「いえ、ストロベリー……」
21:21:平賀迅:「……」 少し待ち
21:21:平賀迅:「……今日の私はどちらかと言うとストロベリーの気分だな」
21:21:夏川ミナ:「めずらしい。いつも脇目も振らずバナナを頼むのに」
21:21:夏川ミナ:「でしたら、私がバナナをいただきます」
21:22:夏川ミナ:そう言って、窓の外に手を伸ばす。
21:22:平賀迅:「そういう日もある」 バナナチョコレートのクレープを差し出す
21:23:夏川ミナ:「はい。人間には気分というものが存在しますから」
21:23:夏川ミナ:差し出されたバナナチョコレートを受け取る。
21:24:平賀迅:ミナの手がクレープを受け取ったらば、そのままその手首を掴む
21:24:夏川ミナ:「迅」
21:24:夏川ミナ:「ご…………うわっ」
21:24:平賀迅:部屋の外、室外機に座っていた平賀が、器用にその場で立ち上がる 「良いことを教えてやろう。ミナ。確かに私はあの日、クレープを食べたかったが」
21:25:平賀迅:「正確を期すなら、君と食べたかったのだし、君かクレープか、どちらが主目的だったかと言えば、まあ君だ」
21:25:夏川ミナ:「…………」「…………?」
21:25:平賀迅:「今日も変わらん」
21:25:夏川ミナ:「そうだったのですか?」
21:25:夏川ミナ:「"どうしてもクレープが食べたいが、男子一人だと人目が気になるから付き合ってくれ"とラインを送られた気がするのですが……」
21:26:夏川ミナ:「そうだったのですか。……前回も、今回も?」
21:26:平賀迅:「そうだったかもしれないな。だがそれもただの口実だ」
21:26:平賀迅:手首を掴んでいた手で窓枠を掴み、そのまま身体を持ち上げ、開かれた隙間に足を、身体をねじ込み
21:27:平賀迅:「……今日も同じだ」 窓へ強引に膝立ちするような恰好で、ミナを見る
21:27:夏川ミナ:「あ、おわ」
21:27:夏川ミナ:右腕は掴まれ、左手にはクレープ。止めることもできずにそれを見る。
21:28:夏川ミナ:そして、クレープを持った左腕で顔を隠します。「だ、だめです」
21:28:夏川ミナ:「合わせる顔が……あなたになんと謝れば……」
21:29:平賀迅:構わずその場で靴を脱ぎ、靴だけを窓枠に置いて、そのまま室内へ
21:30:平賀迅:「ミナ」 顔を隠す左腕をそっと撫でる
21:30:夏川ミナ:「……うう」 俯いて顔を隠そうとする。はじめて、他人との会話が恐ろしいと思っている。
21:31:平賀迅:「……それだとクレープも食べられん。どうしても私に顔を見せてくないと強情を張るなら……まあ何だ」
21:31:平賀迅:そのまま頭を撫で 「私は部屋の角の方を向いていよう、それなら良いか?」
21:31:平賀迅:「主目的は君に会うことだが、クレープも食べたい」
21:31:夏川ミナ:学園抗争のあとのあの会話と同じだ。キラキラとした学園島で、これ以上失望の言葉を投げかけられたら……
21:32:夏川ミナ:「わ、かり、ました」
21:32:夏川ミナ:「背中合わせに座りましょう。それなら声も届きますし、クレープも食べられます」
21:33:夏川ミナ:震える手でクレープを確保しながら、ぎくしゃくと体育座りする。
21:33:平賀迅:「良かった。それで」 ミナの背に背を合わせ、あぐらをかく
21:33:平賀迅:そしてそのまま、ストロベリーのクレープを口に 「……ふむ。酸味はあるが、思ったよりも甘いな」
21:34:夏川ミナ:何を話しても不正解な気がして、黙々とバナナチョコクレープをかじる。
21:34:夏川ミナ:「ストロベリーですから」
21:35:夏川ミナ:「ストロベリーの酸味と調和するように、他よりもちょっと甘くされているそうです」
21:35:夏川ミナ:「……バナナは逆に、酸味が足りなくて物足りないですね」
21:36:平賀迅:「フフ、そうか? バナナの濃厚な甘みに、チョコレートの苦味ある甘みはが合わさって、なかなか濃厚だろう」
21:36:平賀迅:「砕いたナッツの食感も良い。厚みと変化のある甘さを楽しむフレーバーだ」
21:36:平賀迅:「……交換するか?」
21:37:夏川ミナ:「はい。塩キャラメルと同じ理屈で、苦味と甘みという相反する要素が……」
21:37:夏川ミナ:「し、ます」 つっかえつつ即答する。
21:37:平賀迅:半分ほど食べられたクレープをミナの方へ
21:37:夏川ミナ:震える手を伸ばし、食べかけのバナナチョコクレープを差し出す。まだたいして減っていない。
21:38:平賀迅:受け取り、食べる 「……うむ。やはりこちらが普段の味だ。ストロベリーも美味いが……」
21:39:夏川ミナ:「はい。やはり、心の赴くままに好きなものを食べるのが一番だと感じます」
21:39:平賀迅:「うん。とはいえ、たまに気紛れを起こして別の味を食べれば、発見もあるというもの」
21:39:夏川ミナ:「だいぶ量が減っていることだけが不満といえば不満ですが……」 ちまちまとストロベリークレープをかじる。
21:40:夏川ミナ:「そう、でしょうか」
21:40:夏川ミナ:「悪い思い出になったりしませんか」
21:40:平賀迅:「君と一緒なら、それはそれで味わいある思い出だ」
21:41:平賀迅:「……普段と違う味はどうだった?」
21:41:夏川ミナ:「ふ」「複雑……でした……」
21:42:夏川ミナ:「これまで我慢していた欲求をぶちまける快感。風紀やUGNという縛りから解き放たれた開放感」
21:42:夏川ミナ:「仮面の力で他人を蹂躙する心地よさ。学園に混乱を招くことの楽しさ
21:42:夏川ミナ:「……それと」
21:42:平賀迅:「ああ」
21:42:夏川ミナ:「……わ、私を信じて、仲良くしてくれた人を……裏切ったことへの、後悔と……自己嫌悪……」
21:43:夏川ミナ:「嫌われるかもしれないという恐怖、が……今は、いっぱいで……」
21:43:夏川ミナ:「うっ、うう……」
21:44:夏川ミナ:もうクレープには手をつけていない。必死に目元を拭い、顔を上に向け、涙を抑える。
21:44:平賀迅:「……ミナ」
21:45:夏川ミナ:「ううう……!」
21:45:平賀迅:「君の犯した過ちは大きなものだろう。その罪は消えない。きっと君の後悔も消えない。後悔のために後悔を重ねた君は、それを抱えて生きていく必要がある」
21:46:平賀迅:「……私にそれを代わってやることはできない。今君が感じている苦しみは、君がいつまでも相対しなければいけないことだ」
21:46:夏川ミナ:無言で頷く。それはきっと、これまで戦ってきた仮面の生徒全員が背負っている事だ。
21:47:平賀迅:「……もし時間を巻き戻して、やり直せるとしたら」
21:47:平賀迅:「やり直したいか? 今回のことを、初めから、なかったことにするために」
21:48:夏川ミナ:「!」
21:49:夏川ミナ:しばし考えてから口を開く。「わかり、ません」
21:49:夏川ミナ:「やり直したい気持ちもあります。同じことをするのは、今回事件を止めてくれた皆さんへの裏切りになるのではという気持ちもあります」
21:50:夏川ミナ:「な、なによりも」
21:50:夏川ミナ:「気づいたんです。やり直したとして、100%同じ未来がやってくるわけではない」
21:50:平賀迅:「……ああ。そうだな」
21:51:夏川ミナ:「やり直して、より最悪な結末になったら……こうして、あなたとクレープを食べる未来は、手に入らないかもしれない……」
21:51:夏川ミナ:「やり直し、ません。きっと」
21:52:平賀迅:「……フ……」 笑うような、ため息を吐いたような音を唇から漏らす。クレープを傍らのサイドボードに置く
21:53:平賀迅:「私は、やり直しても良いと思うがね」
21:53:夏川ミナ:「え」
21:53:夏川ミナ:思わず背後を向く。
21:53:夏川ミナ:「な」
21:53:夏川ミナ:「え……?」
21:53:平賀迅:「リターンの裏にリスクがあるのは当然のこと。『より悪くなる』ことを恐れて『より良くする』ことを恐れては、我々の誰も前には進めまい」
21:54:平賀迅:「未来の可能性を知識として知っている自分であれば、そうでない自分に比べて、上手くやれるのは当然のことじゃないか」
21:55:夏川ミナ:「あらゆる知識を継承した、あなたらしい意見ですね」
21:55:平賀迅:「有り得る、不確定な『最悪の結末』を恐れて、より望ましい未来を得る可能性をまとめて放棄してしまうのは、惜しいことだ」
21:56:平賀迅:「……なあ、だがな、ミナ」 少しだけ振り向く。その目は険しい
21:56:平賀迅:「一つだけ許せないことがある」
21:56:夏川ミナ:「は、い」
21:56:夏川ミナ:「……たぶん今、同じことを考えています」
21:56:平賀迅:「『ゲートを"最初に通った人間"は、理論上三割の確率で死亡する』」
21:57:夏川ミナ:「私が一番後悔しているのも、それです」 目を伏せたいのを堪えて視線を受け止める。
21:57:平賀迅:「……ふざけるなよ?」
21:57:夏川ミナ:「……」
21:58:平賀迅:手を伸ばす。ミナの肩を掴み、床に押し倒す。真正面から彼女の目を睨む
21:58:平賀迅:泣きそうな眼で
21:58:平賀迅:「ふざけるなよ、ミナ」
21:58:夏川ミナ:「っ……」
21:58:平賀迅:「どうして」
21:58:平賀迅:「どうしてそんなことを思った。それが仮面の後押しだったとしても」
21:59:平賀迅:「30%の可能性を引いた時に、私はどうなると思っていた」
21:59:平賀迅:「……どうして……ッ、く……」 涙が落ちそうになるのを、片手で拭う
22:01:夏川ミナ:「迅……」
22:01:平賀迅:「……分かっている。八つ当たりだ。こんなのは」
22:02:平賀迅:「平時の君ならそんな選択は当然取らない。自らの命を、あんな信憑性の低いコーナーにベットするような真似を」
22:03:夏川ミナ:「……ずっとずっと、エリス・トリオンと滝さんの言葉が気になっていました」
22:03:平賀迅:「……聞いてくれるか。これは今まで君にも話したことのないはずだが」
22:03:夏川ミナ:「"あんな奴をなぜ許した"」
22:04:夏川ミナ:「ずっと、選択を間違えたと思っていました。自分は学園島に要らない人間になってしまったのでは、という気持ちがありました」
22:04:夏川ミナ:「私を必要としてくれる友達は、いっぱいいたのに……」
22:05:平賀迅:「……それがそんなにも、君に根深く張っている後悔だと気付けなかったのも私だ」
22:06:平賀迅:「君は、うん……失敗して、失望されることに慣れていなかったんだろう。だからこその、それだ」
22:07:平賀迅:「もういい。……多分ミナ、君も分かってくれただろ。そのことは。……いいんだ」
22:07:平賀迅:ミナの肩を押さえつけていた手の力を緩める。身体を起こし、気まずそうに視線を逸らす
22:08:夏川ミナ:こちらはまだ起き上がらず、床に倒れたままだ。涙でにじむ目で天井を眺めている。
22:08:平賀迅:「……聞いてくれるか。これは今まで君にも話したことのないはずだが」
22:09:夏川ミナ:「……はい」
22:10:平賀迅:「私は一つ、覚悟していることがある」
22:10:平賀迅:「君との別れだ」
22:11:夏川ミナ:「……」 起き上がる。「別、れ」
22:11:平賀迅:「君も知っての通りだ。私たちはこのオーヴァードアカデミアに生涯居続ける訳にはいかない」
22:12:夏川ミナ:「そう、ですね。三年生になればプロムがあり、卒業があります」
22:12:夏川ミナ:「約束された終わりがあるからこそ、学園島の生活は輝いている」
22:12:平賀迅:「"ジェミニ-5th"。UGNに12本を収蔵するのみの秘具。その1つを託されし、5番目の子。UGNチルドレン。それが君だ」
22:13:平賀迅:「生まれながらのエース。世界を変える最前線に立つことを、遺伝子から宿命付けられた」
22:14:平賀迅:「……フ。風紀なぞに入って、UGNのことを学び、君との格差……実力などではない。その存在の格の差は、むしろ埋められ難いものと実感させられたよ」
22:15:夏川ミナ:「意外です。いつも自信満々のあなたが、そんな事を考えていたなんて」
22:16:平賀迅:「言ったろう。今まで話したことのないことだと。……この島を出た先で、私と君がどうなるか。そこには必ずUGNというものの意志が介在することになるだろう」
22:17:平賀迅:「あと二年。たった二年。それだけで、果たしてどれだけその意志に食い込めるほどの力を私が手に入れられるか。……フフ。考えるだに無謀なことだ」
22:17:夏川ミナ:「あなたは、そういうところがありますね」
22:17:夏川ミナ:「お情けで立場を得るなんてことを望まない。自分の力で居場所を勝ち取ろうとする」
22:18:平賀迅:「ああ。そうでなければ君と並び立てない。並び立てなければ意味がない」
22:19:平賀迅:「だから覚悟している。君との関係の終わりが、いつか来ることを。……これでもな」
22:19:夏川ミナ:「…………」
22:19:夏川ミナ:「………………」
22:20:夏川ミナ:すっくと立ち上がる。
22:20:平賀迅:「だが……ミナ?」 見上げる
22:20:夏川ミナ:平賀くんの横につかつか歩いていって、座り、両手でほっぺたをぺちぺちと叩きます。
22:21:夏川ミナ:「やはり」
22:21:平賀迅:「う、た、つっ、何だ何だ」
22:21:夏川ミナ:「口に出さないと、気持ちは伝わりませんね。あなたはさっき、私の後悔に気づけなかったと言いましたが」
22:21:夏川ミナ:「私も、あなたがそんな」「そんな」
22:21:夏川ミナ:すーっと息を吸い込む。
22:21:夏川ミナ:「そんなばかげた覚悟をしているとは、思っていませんでした!」 べちべちと頬を叩く。
22:22:平賀迅:「な、ばっ、おいこら、何、何だ!」
22:22:平賀迅:「ばかげたとは!」
22:22:夏川ミナ:「ばかです!バカ!」
22:22:夏川ミナ:「私は絶対に、何があっても、一生あなたと一緒にいるつもりです! UGNなんていざとなったらやめてやります!」
22:23:夏川ミナ:「私が今回一番後悔しているのは、あなたに相談しなかったこと。あなたを共犯者として選ばなかったことだけ!」
22:23:夏川ミナ:「わ、別れなんて……覚悟すること自体が、バカです!バカ!」
22:24:平賀迅:「…………」 頬を叩かれるまま、声を上げるまま、彼女の言葉を聞いて
22:24:平賀迅:「……ああ、ああ。そうか、全く」 腕を伸ばし、無理にでも眼前の少女を抱き寄せる
22:25:夏川ミナ:「バカ平賀迅。バカッコマン。気取りクレープ屋」 平賀くんの胸に顔をうずめ、握った拳でどすどすと胸を叩く。
22:26:平賀迅:叩かれるのは甘んじて受け入れる、胸の中のミナの頭を、愛しく撫でる
22:26:夏川ミナ:「ううううう~!」
22:26:夏川ミナ:「ご」
22:26:夏川ミナ:「ごめんなさい……!」
22:26:夏川ミナ:「相談しなくて……ごめんなさい……」
22:27:夏川ミナ:「ひとりで、勝手に……!」
22:27:夏川ミナ:「ごめんなさい…………!」
22:27:平賀迅:「……君がそれを一番の後悔としてくれているなら、私としてはもう何でも良い」 小さな頭を抱いて
22:27:夏川ミナ:それだけなんとか言って、大声で泣く。
22:27:平賀迅:「そうだとも、ミナ。私は君の味方だ。私は君のために在る」
22:28:平賀迅:「君が悪なる手段で世界に何某かを問おうというのなら。……私はそれだって助けるとも」
22:29:平賀迅:「私を、平賀迅を、君のために在らせてくれ。……それが私の望みだ」 慰めるように頭を撫でながら、耳元で静かに囁く
22:30:夏川ミナ:「迅」 涙でぼろぼろになりながら、顔をあげる。「私も、望みを言います」
22:30:平賀迅:「何かな」
22:31:夏川ミナ:「こんな私ですけど……これからも、一緒に歩んでください。私の味方でいてください」
22:31:夏川ミナ:「私の隣に、いてください」
22:33:平賀迅:「そうするとも」 答え、その願いを口にした唇に唇を重ねる
22:33:平賀迅:「……絶対にそうする。絶対に。私は、平賀迅は必ずや、君の隣にいよう」
22:37:平賀迅:「……だから君も、私の隣にいてくれ。私に何でも問うてくれ。願ってくれ」
22:37:平賀迅:「君が姿を消して、最初の何日かーー」 ひときわ強く抱きしめる 「……本当に、本当に恐ろしかったんだ。だから頼む。きっと」
22:40:夏川ミナ:「……はい。もう我慢しません。溜め込みません」
22:41:夏川ミナ:「あとで、かわりのクレープを買いにいきましょう。交際してることも、風紀のみんなにバラしてしまいましょう」
22:41:夏川ミナ:「こうして、いっぱい抱きしめてもらいます。たくさん撫でてもらいます」
22:41:夏川ミナ:「これからも……」
22:41:夏川ミナ:「夏川ミナを、よろしくお願いします」
22:42:平賀迅:「……そうだな。それももう良い。見せつけてやろう。何も我慢するものか」
22:42:平賀迅:「だから……ああ。こちらこそ、よろしく。今後とも、ずっとな」
22:43:夏川ミナ:---------------------
22:43:夏川ミナ:ダブルクロスThe 3rd Edition『消えぬ後悔、復讐のクロノス』
22:43:夏川ミナ:——END
22:46:GM
----

22:47:GM:経験点配布!
22:47:GM:これはあとでアクマして、バックトラックの後にくっつけたりするパートです。
23:15:どどんとふ:「GM」がログインしました。