22:07:GM:----
22:07:GM:ED02 : 成田晴史&士騎朝輝
22:07:GM:----
22:08:GM:大N市第七区画・中央病院
22:09:GM:個室の扉を開けて看護婦が入ってくる。
22:09:GM:個室のネームプレートは一人だけ。『成田晴史』。
22:09:GM:UGNが管理している病院だ。オーヴァードであっても入院が必要なレベルの負傷をした場合、真っ先にここへ運ばれる。
22:09:看護婦:「失礼しまーす。成田さん」
22:09:看護婦:「検温のお時間です。あと採血も」
22:10:成田晴史:「いいや。退院する」
22:10:成田晴史:ギプスまみれの状態で荷物をまとめている!
22:10:成田晴史:完全にゾンビめいている。
22:10:GM:成田さんは既にベッドにいなくてもいいし、無理やり退院しても……いた!
22:10:看護婦:「は!?」
22:10:看護婦:「いや無理ですよ! 全治何週間だと思ってるんですか!」
22:11:成田晴史:「悪いが後は家で治す」
22:11:成田晴史:「経験上問題ない」
22:12:GM:第七区画の管理下にある病院だ。最終的には支部長、成田の判断が最優先される。
22:12:士騎朝輝:「よぉ、いい大人が子供みたいな事言ってるなよなぁ。流石のお前も注射が怖いか?」
22:13:士騎朝輝:こっちも包帯まみれの姿で入ってくる。手には菊と蘭の花束だ。
22:13:成田晴史:「ああ……?」
22:13:成田晴史:常人を殺しかねない怒気と共にそちらを見る。
22:14:蔵町宗吾:「あー、あとはこっちで面倒を見る。大丈夫だ。下がっててくれ」 士騎の後ろで看護婦に頭を下げている。
22:14:成田晴史:「蔵町。何やってる」
22:14:成田晴史:「そいつを捕獲して処刑しろ」
22:14:士騎朝輝:「看護婦さんの言うことは聞いた方が良いぜ。見舞いに来たんだ、有難く思って欲しいよなぁ」
22:15:蔵町宗吾:「待て待て待て待て。さすがにそりゃあ無理だろ」
22:15:蔵町宗吾:「今回は戦力として活躍してくれたんだ。ここで処刑なんかしたら、俺らのほうがワルモノになっちまう」
22:15:成田晴史:「……」
22:15:士騎朝輝:「こうやって、捕まるかもしれないリスクを背負ってだ」看護婦さんに花渡して、いけといて。と言って。
22:16:蔵町宗吾:『偶然現場で遭遇しただけ』という前提をさりげなくスルーしている。
22:16:士騎朝輝:丸い座の付いたパイプ椅子に座る。こちらも痛々しい包帯姿だ。
22:17:成田晴史:「見舞いだと?そんな殊勝な人格をしているわけじゃないだろう」
22:17:成田晴史:「何をしに来た」
22:18:士騎朝輝:「俺は結構義理硬いと思うがなぁ。まずは、これだ」
22:18:士騎朝輝:請求書を渡す。手伝い量1300円也と書いてある。
22:19:成田晴史:「……」バギッ メギッ
22:19:どどんとふ:「雨堂聖理」がログインしました。
22:19:成田晴史:筋肉の力みだけでギプスが軋みをあげているのだ。
22:19:士騎朝輝:量に×と書かれ料と書き直してある。
22:19:成田晴史:「殴り殺すぞ」
22:20:士騎朝輝:「ほら、言っただろう。蔵町、元気になったよなぁ。こいつは怒らせるのが一番なんだ」
22:20:蔵町宗吾:「お前……"ホワイトミュート"」
22:20:蔵町宗吾:「連れてくるんじゃなかった。病院を更地にするつもりか?」
22:20:士騎朝輝:「怒りが原動力なんだからな。こいつが動かないと支部は機能しないんだ、早く元気になってもらわないと困る」
22:21:GM:士騎の言うことも当たってはいる。さすがに成田一人が倒れると機能不全になるほど、余裕のない支部ではないが……
22:21:GM:なにせ、武闘派と曲者の多い支部だ。成田晴史のカリスマでもって人員をまとめあげている部分も、少なからずある。
22:22:成田晴史:「いい心がけだ。そのために自分が死んでもいいっていうのならな」バチッ バチヂッ
22:22:成田晴史:「だが、半年前に言ったことをもう一度、はっきりと言っておくぞ。ホワイトミュート」
22:22:成田晴史:「この街を出て、二度と私の視界に現れるな」
22:23:士騎朝輝:「それだ。俺が来た件はまさにそれだ」
22:23:成田晴史:「……どうしてもう一度来た?」
22:23:成田晴史:椅子に腰を下ろす。
22:25:士騎朝輝:「ここでしかやってなかったリバイバル上映があったんだよ。それは本当だ。誰にも迷惑をかけるつもりはなかったが」
22:25:士騎朝輝:「まぁ、謝っておこうとは思ってなぁ。それと、今回の件の顛末がどうしても知りたかった」
22:26:成田晴史:「あれで全部だ」
22:26:成田晴史:「“オブセシオン”の他のメンバーは確認されていない。“サーラメーヤ”は日本支部に移送する」
22:27:成田晴史:「なにしろ重要機密の……ジャームだからな」
22:27:士騎朝輝:「移送は極秘裏にか?」
22:28:士騎朝輝:冷笑めいた表情が消える。幾分か真剣だ。
22:28:成田晴史:「どういう意図だ」
22:29:士騎朝輝:「もし、そうなら、俺にとって都合が良いし、1300円の代わりにして欲しい事があるんだよなぁ」
22:30:GM:成田さんなら気づいてもいいでしょう。蔵町以外にもう二人、近くにオーヴァードの気配がある……ノーヴェ、そしてガネシュ・カルキ。
22:30:士騎朝輝:「お前で駄目なら、蔵町に頼むんだけどな」
22:30:GM:もしこの男が悪質な脅迫をしてくるようならば、この二人をけしかける事も可能だろう。
22:31:蔵町宗吾:「………………」 成田と士騎のやりとりを緊張した面持ちで見守っている。
22:31:成田晴史:「貴様らの……学習能力のなさには、完全に呆れ果てている」雨堂をも含めている。
22:31:成田晴史:「どうして私が貴様の要求を聞くと思えるんだ?」
22:31:士騎朝輝:「利己的な要求ってのは説得力があるからなぁ。それに」
22:32:士騎朝輝:半年前と同じ笑みを浮かべる。
22:32:士騎朝輝:「オーヴァードは助け合いだろ?」
22:32:成田晴史:「黙れ」
22:33:士騎朝輝:「ま、お前らの役に立つかもしれないし、ふざけたことかもしれないが、まあ、聞け。実行するかは、お前らの意志で出来るんだ」
22:33:成田晴史:「いいか。私は今、貴様に非常に寛大に接しているつもりだ」
22:33:成田晴史:「既に何度か、発言する余地を与えているな」
22:34:士騎朝輝:「だったら、最初からそう言えよなぁ。寛大なる私は3つまでなら発言を許そうってな」
22:34:成田晴史:「その要求とやらに辿り着くまでに、限られたチャンスを……何度ムダにするつもりだ?」
22:34:士騎朝輝:「そうしたら、俺も最小限でものを言う。多分なぁ」
22:35:士騎朝輝:「わかった。俺が悪かった。謝る。マジでごめん。じゃあ、言うぞ」
22:35:士騎朝輝:「護送が秘密裏に行われるならサーラーメーヤはホワイトミュートと一緒に逃げた。って噂を流してほしい」
22:36:成田晴史:「それは貴様に何のメリットがある」
22:36:成田晴史:「日本支部にとってもデマだとすぐに分かる話だ」
22:36:士騎朝輝:最後にナラシンハを抉り凍らせた一撃。手応えはあった致命に至った。だが、必殺の確信がない。
22:38:士騎朝輝:万が一生きていたナラシンハが大葉を取り返しに来ることは避けたい。こんな噂を流せば、まずは自分の方を探そうとするだろう。
22:38:成田晴史:「——噂を流すのは」
22:38:士騎朝輝:「お前なぁ。あぁ、いや、正直に言うか」
22:38:成田晴史:「オブセシオンに対してか?」
22:39:士騎朝輝:「市にもだな。裏稼業やってるやつらにも、それとなく広めて欲しいね」
22:39:成田晴史:「連中はこの市の情報屋からこちらを探っていたようだったからな」
22:39:士騎朝輝:「メリットの方話すぞ。納得しやすいだろ、あった方が」
22:40:士騎朝輝:「俺は冷酷と言うわけでもないし、組織のしがらみもない。情が湧いた相手には贔屓することくらいはあるんだよなぁ」
22:40:成田晴史:「“賢者の石”の鉱床の存在を突き止めていた。本部級の情報を」
22:40:士騎朝輝:「意趣返しに来ると思うか?」
22:42:成田晴史:「万が一、信じられないアホ共ならな」
22:42:成田晴史:「何しろジャームだ。生物として、危機管理能力が正常に機能しているかが問題だ」
22:43:士騎朝輝:「あぁ、アホ共がいるという見解なんだなぁ。俺も同意見だ」
22:44:士騎朝輝:「だから、丁度良い囮位に使え、この俺を。ってところだよ。別にお前らに損は、色々あるがメリットもあると思うが」
22:45:士騎朝輝:言いたいことを言ったのか、相手の発言を待つ。
22:46:成田晴史:「………面白い作戦だ。いいだろう」
22:47:士騎朝輝:「サンキュー。せいぜい俺と奴らが相打ちに…なってくれることを祈るタマじゃあないよなぁ」
22:48:士騎朝輝:「良いタイミングで一網打尽にしてみろよ。期待してるぜ」
22:48:成田晴史:「貴様は何をするつもりだ?」
22:49:士騎朝輝:「実は、それを聞かれるのが一番困るんだよなぁ。明日になれば何をしたいかも変わってくるだろう?」
22:50:士騎朝輝:「その時、その時で、やりたいことをやる」
22:50:成田晴史:「明日には人類の敵になるとしてもか?」
22:51:士騎朝輝:「明日には人類の敵になるにしてもだ」
22:51:士騎朝輝:「そして、人類が俺の敵であっても、俺は人類の味方だ」
22:52:成田晴史:「湯ノ浦の連中——“オブセシオン”は、実際にジャームの原則に反して、理性や人間性を取り戻している側面もあるんだろう」
22:53:成田晴史:「だがそれは、人間のような挙動をするジャームだ」
22:53:成田晴史:「そして、ホワイトミュート。戦闘時の貴様は……」
22:53:成田晴史:「ジャームのような挙動をする人間だ。連中とどれほどの違いがある?」
22:54:士騎朝輝:「?おかしなことを聞くな。お前はもう少し聡いと思っていたがなぁ」
22:55:士騎朝輝:「違いすぎるだろう。だって、俺は、ジャームのような挙動を取って、奴らに匹敵する出力をもっていても」
22:55:士騎朝輝:「ジャームと違って自由なんだぜ」
22:57:成田晴史:——人間とジャームとの間には、後戻りできない境界がある。それは絶対だ。誰もがそれを知っている。
22:57:成田晴史:それでいて、その境界がどこにあるのかを確かに定義できる者はいない。
22:58:成田晴史:侵蝕率が600%を越えながら暴走挙動を示さない者がいる。UGNでジャームと定義されながら、理性を残した不死者がいるという話すらもある。
22:58:成田晴史:「貴様の答えがなんであれ、はっきりしていることが一つある」
22:58:成田晴史:「私は貴様が気に食わないということだ」
22:59:士騎朝輝:「殴っていい。今から怒らせるからだ」
22:59:士騎朝輝:肩を竦める。
23:00:士騎朝輝:「俺はお前が結構好きだぜ」
23:00:成田晴史:バキン!!!
23:00:成田晴史:ギプスをつけた腕のままで殴った。
23:01:士騎朝輝:「つっーー!」口の端から血を流し、右目当りが青く濁る。
23:01:成田晴史:「失せろ」
23:01:士騎朝輝:「元気になって良かったよなぁ」話すことも終えて立ち上がろう。
23:02:士騎朝輝:「失せる前に最後に一つ。しばらく、この市にいると思うぜ」
23:02:士騎朝輝:「じゃあな」
23:03:士騎朝輝:最後に一瞥して、出ていく。
23:03:成田晴史:その姿を見送って、
23:03:成田晴史:怒りに満ちた溜息を吐く。
23:04:成田晴史:ややあって、ナースコールをかける。
23:04:成田晴史:「217号室の成田だ。もう一日だけ入院することにした」
23:05:成田晴史:「たった今、骨をもう一本折った」
23:05:GM:----
23:19:GM:ED03 : ノア・スノウマン
23:19:GM:----
23:20:GM:工場に扮したN市第七支部。その裏口となる、物資搬入路。
23:21:GM:トレーラーやトラックなどごつい車両が停まっている事が多いが、今日は特にそうだ。物々しい護送車が一台。
23:22:GM:トレーラーを改造した巨大護送車です。魔人サーラメーヤ……大葉瑠美を日本支部へと護送するため、テレーズ・ブルムが手配したものだ。
23:23:GM:今ここにいるのはノア・スノウマンと大葉瑠美。そして雨堂聖理、士騎朝輝だ。
23:24:GM:しとしとと雨が降っている。
23:24:ノア・スノウマン:「……」護送車のドア近くで無表情に佇んでいる。左手には弓、腰には矢筒。
23:24:雨堂聖理:「大葉ちゃん~~」
23:25:雨堂聖理:ぎゅうぎゅうと彼女を抱きしめている
23:25:士騎朝輝:「悪いよなぁ、ノア。無理言ってるか、俺達?」
23:25:大葉瑠美:「あわわわ」
23:25:雨堂聖理:「ちゃんと元気で過ごすんだよ~~!」
23:25:ノア・スノウマン:「無理なら支部長が止めてる……拳で」
23:25:大葉瑠美:「雨堂さん、見られてる見られてる。エージェントの人たち、すごく見てる」
23:25:雨堂聖理:「よく寝てよく食べて! 歯も磨いて! 毎日一個は楽しいこと見つけて!」
23:25:士騎朝輝:「あれ、最初から関わりたくないって感じだったぜ。見舞いに行ってきたけどなぁ」
23:25:GM:ノア以外にも何人か警備の一般エージェントがついているが、雨堂のことを怪訝な目で見ている。
23:25:士騎朝輝:全身に包帯を巻いている。特に右目を覆うように巻かれた包帯が痛々しいブレザー学生服風の姿の少年。手には大き目の紙袋を持っている。
23:26:雨堂聖理:「いいんだよそんなの! もうしばらく会えなくなっちゃうんだから!」
23:26:大葉瑠美:「うん、ありがとう。あっちでどれだけ自由な行動が許されるのか、さっぱりわからないけど」
23:26:ノア・スノウマン:「……」しばらく。楽観的な言葉だな、と思う。口には出さない。
23:26:士騎朝輝:「雨堂、話し終わったら、俺にも貸せよなぁ、この嘘つき娘には言ってやらなければいけないことが、何個かあるんだよなぁ」
23:27:雨堂聖理:「そうなんだけど! でもそういうのを当たり前にやること忘れちゃダメだよ!」
23:27:大葉瑠美:「歯は磨くよ。ちゃんと寝るし……雨堂さんに手紙を書けたら一番いいんだけど、さすがに無理だろうなぁ」
23:27:雨堂聖理:「すぐにはできないかもしれないけど……それでも!」
23:28:士騎朝輝:その様子を写メで撮る。ノア君もフレームに収める。
23:29:雨堂聖理:「手紙! 貰えたらすごく嬉しい! もし書けるようなら書いてね!」
23:29:大葉瑠美:「うん、絶対に書く。いつか絶対この町に戻ってくるよ」
23:29:ノア・スノウマン:「……」写真を撮られるのは厳密には機密保持に反する。少しだけ困るな、と思ったのが表情に出たかもしれない。
23:30:雨堂聖理:「ならよし!」 ぽん、と背中を叩いて、明るく笑って離れる 「今の言葉、絶対忘れないように!」
23:30:大葉瑠美:「雨堂さんとまたおはなししたいし。あと」
23:30:大葉瑠美:「成田さんにお礼も言えてないしね」 困ったように笑う。
23:30:雨堂聖理:「え、支部長もか……大葉ちゃんは律儀だなあ」
23:30:士騎朝輝:「……」悪い、けど気にするな。と無責任な視線を飛ばす。
23:31:大葉瑠美:「あのとき」 雨堂たち三人を見る。
23:31:雨堂聖理:「まあいいや。えーと……」 士騎さんを見て 「……で、士騎さんも大葉ちゃんにご用なんだっけ」
23:32:大葉瑠美:「ホテルの屋上に来るのを後回しにしてくれた。私がナラシンハを止めるって言葉を信じてくれたのかな、って嬉しかったんだ」
23:33:大葉瑠美:「だから、うん……いつか必ず、成田さんにもお礼を言わなきゃね。怖いけど」
23:33:士騎朝輝:「あぁ、まったく……まあ、少しなぁ、言っておくこともある感じだよ。」
23:33:士騎朝輝:「俺には礼は無しかよ。薄情な奴もいたもんだよなぁ。なぁ、村雨丸」
23:33:大葉瑠美:「絶対戻ってくる。忘れないよ」 ぽふぽふと雨堂さんの背中を叩く。
23:34:大葉瑠美:「士騎さんにもノアくんにもお礼言いたいですよ!でもこういうのは順番なんです、順番!」
23:35:雨堂聖理:「ホントだからね!」 そう言ってから士騎さんを見て 「……で、士騎さんも大葉ちゃんにご用なんだっけ」
23:35:雨堂聖理:「人のいる所で大丈夫? あの人たちどかす?」 周囲のエージェントを指差して
23:35:士騎朝輝:「構わないだろ。ノアの視界に入ってる時点で、どこで何話しても同じだよなぁ」
23:36:士騎朝輝:「別に聞かれて困る事を言うわけでもないなぁ」
23:36:GM:一応、エージェント達は遠巻きに見守ってる感じです。テレーズが『人道的な待遇』を約束したのもあるのだろう。
23:36:ノア・スノウマン:「……」相変わらず無言で佇んでいる。邪魔をするつもりはない、という意思表示でもある。
23:36:雨堂聖理:「そっか。じゃあいいや」 士騎さんに大葉ちゃんを譲る
23:37:士騎朝輝:「悪いなぁ。すぐに済むと思う、きっとな」
23:38:士騎朝輝:大場さんの方を向き。
23:39:士騎朝輝:「嘘をつかれたことには腹立ってるんだよなぁ。久しぶりに怒ったぜ」
23:39:大葉瑠美:「あの、こういうことを言うのもなんなんですけど」
23:40:大葉瑠美:「嘘をつきすぎてたせいで、どの嘘のことか分からないんですよね」
23:40:大葉瑠美:しれっと答える。
23:40:大葉瑠美:「魔人だったことですか。爆弾のこと? 覚醒したてを装ってたこと? あと、えーと……何があったかな……!」
23:41:士騎朝輝:「お前は、何を言ってるんだかなぁ」
23:41:士騎朝輝:「そんな事なわけないだろう。俺に気を使って、口に合わないものを美味いといった事だよ」
23:41:大葉瑠美:「ああー…………」
23:42:士騎朝輝:本当に不機嫌な表情だ。
23:42:大葉瑠美:「で、でも、ちょっとは分かるんですよ? 凄い美味しい!ってわけではないけど」
23:42:大葉瑠美:「タピオカのもにゅもにゅした食感とか。輸血パックよりはずっと美味しかったです。ほんとです」
23:43:士騎朝輝:「炎陽は嘘をつくようなタイプに思えなかったがなぁ」疑惑の目だ。
23:43:士騎朝輝:「どっちにしろ、俺は他人に気を使われるのが一番嫌なんだよなぁ。なにせ、俺は誰にも気を使わないからだ」
23:44:士騎朝輝:「そんなことさせたら、俺が気を遣わなきゃいけなくなるだろ。正直に色々言えば、色々できた。と思うしな」
23:45:大葉瑠美:「あはは、そうですよね。見てればよくわかります。盗撮もされたし」
23:45:士騎朝輝:大葉ちゃんへの感情を 尽力〇/憤懣に変更します。
23:45:士騎朝輝:「嘘をついた件は認めるよなぁ?」
23:45:大葉瑠美:「気を遣わないのはいいですけど、女子高生の盗撮はダメですよ。私とか雨堂さんじゃなかったら訴えられちゃいますからね」
23:45:大葉瑠美:「いや、私ならともかく雨堂さんを盗撮するのもだめ!」
23:46:大葉瑠美:こくんと頷く。 「はい。いっぱい嘘ついてました」
23:46:士騎朝輝:「じゃ、お前の写メの件はチャラな」笑う。
23:47:大葉瑠美:「いいですよーだ。私なんかの写真でよければ何枚でも撮ってください」
23:47:大葉瑠美:「雨堂さんはダメですからね!雨堂さんがいいって言っても私が訴えますからね!」
23:48:士騎朝輝:「お前、独占欲が強いって言われるだろ。しょうがないよなぁ」
23:48:雨堂聖理:「待って! さっきから聞いてたけど、大葉ちゃんだっていくらでも撮っていいわけじゃないでしょ!」 後ろから口を出す
23:48:雨堂聖理:「あたしを撮れ! 大葉ちゃんを無理やり撮るくらいなら!」
23:49:大葉瑠美:「ダメだってば! 雨堂さんは清純なままがいいの!」
23:49:士騎朝輝:「こうして共通の敵が出来て、二人の仲は結束するんだよなぁ。写真が趣味には生きづらい」
23:50:士騎朝輝:「おい、大葉。そろそろ締めに入るから、聞いてくれると助かるんだけどなぁ」
23:50:雨堂聖理:「大葉ちゃんこそ純粋なままで……! ……あ、ごめんね割り込んじゃって」 引き下がる
23:50:士騎朝輝:指をくるくる回し。笑う。
23:50:士騎朝輝:「ごちそうさまだ」雨堂に笑う
23:52:士騎朝輝:さて、まあ、口ごもる事でもないし、特別な事を言うわけでもない。さっさと言ってしまおう。湿っぽくならないように。
23:52:士騎朝輝:「お前が本当にニッチもサッチもいかなくなって、挫けそうになって、泣きそうになって、それでも挫けなかったら、その時は通りすがってやるよ。何処にいても、何をしていても、いつ何時でも」
23:53:大葉瑠美:「…………」
23:53:士騎朝輝:「お前はさ、これ迄の人生よりこれから歩く人生の方が何倍も長いんだぜ。それで色んな世界を見て、色んなことを思うんだ。絶対にな」
23:53:大葉瑠美:「士騎さん、おじいちゃんみたいですよ」 少し笑う。
23:53:大葉瑠美:「でも、ほんとですね? 約束ですよ? ちゃんと通りすがってくれますね?」
23:54:大葉瑠美:「約束を破る男の人は嫌われますからね!」
23:54:士騎朝輝:「旅人は大人びてるんだよ。…もちろんだ。俺は通りすがりのオーヴァードだからな」
23:54:士騎朝輝:「誰かに 一緒に旅をしてみたい。そう言われたのは初めてだったからなぁ。半分だけ本気にして、結構嬉しかったぜ」
23:55:士騎朝輝:今まで見せたことがない皮肉気な表情が消えた笑みだ。
23:55:士騎朝輝:「お前みたいに可愛い娘に言われたから、尚更な」
23:55:大葉瑠美:「ふふふ。かわいいですか。うへへへ」
23:55:大葉瑠美:「なんとかして……頑張ってこの街に戻ってきたい理由が、一つ増えちゃいましたね」
23:56:士騎朝輝:「単純な奴だよなぁ、お前」紙袋を手渡す。「中で開けろ」
23:56:大葉瑠美:「? わかりました」
23:56:士騎朝輝:ノアと雨堂の二人に視線を向ける。
23:57:士騎朝輝:「悪いな。結構時間くったよなぁ。これで、俺はいい」
23:57:ノア・スノウマン:「……簡単に通りすがれるほど、UGNはザルじゃない」
23:57:ノア・スノウマン:言ってから、口の端を吊り上げる。
23:58:ノア・スノウマン:「そろそろ時間だ」
23:58:大葉瑠美:「じゃあ雨堂さん、士騎さん」
23:58:大葉瑠美:士騎の両手をぎゅっと握りしめ、
23:59:大葉瑠美:一瞬迷った後、雨堂を思い切り抱きしめる。
23:59:大葉瑠美:「助けてくれてありがとう。さよなら……ではなくて」
00:00:大葉瑠美:「またね」
00:00:雨堂聖理:「ん」 抱きしめ返す。その感触を忘れられないように
00:00:雨堂聖理:「また!」
00:01:士騎朝輝:二人の抱擁を横目で見つつ
00:01:士騎朝輝:「じゃあな。狩人も元気でな。助かったし、なんか俺はお前のこと気に入ってたと思うんだよなぁ、通りすがる時はよろしくな」
00:01:士騎朝輝:軽く別れのあいさつを交わした。
00:01:ノア・スノウマン:「そう」一言だけ返す。それ以上の言葉は必要ないだろう。
00:02:雨堂聖理:「あ、そうだノアくん!」
00:02:ノア・スノウマン:視線だけを雨堂さんに。
00:03:雨堂聖理:ポケットから折りたたんだメモを取り出し、ノアくんの様相を見てちょっと考えるが
00:03:雨堂聖理:空いているノアくんの右手を取って、その紙片を握らせる。
00:04:雨堂聖理:可愛らしいメモだ。折り畳まれた内側には、LINEのコード、普通のメールアドレス、電話番号、住所が順番に書かれている。
00:04:雨堂聖理:「連絡するの、何が良いか分かんないから書けるだけ書いといた。ノアくんスマホとか持たなさそうだし……」
00:05:ノア・スノウマン:「……」初めて文字を見た人間のように、まじまじとそれを観察する。
00:05:雨堂聖理:「……あの、ルールとか厳しいの分かってるから。ムリだとは思うんだけど……」
00:06:雨堂聖理:「でもできたら、教えてくれれば嬉しい。大葉ちゃんのこと。……あっ、もちろんそれ以外のことでも構わないよ!」
00:06:雨堂聖理:「ノアくんからなら何でも歓迎! 一緒に戦ってくれた仲だしね!」 笑って見せる
00:07:ノア・スノウマン:「……」まだメモを見つめたまま固まっている。どう返答すればいいか考えているのだ。
00:07:士騎朝輝:口をパクパクさせる。 あ・り・が・と・う・ とノアに向けて送っている。
00:08:ノア・スノウマン:無理だと分かっているのにわざわざ、これを? それ以外のことで連絡? 一緒に戦ってくれた仲ってなんだ?
00:08:雨堂聖理:(やっぱりこういうのって困るものかな……?) 長く沈黙されると、なんとなく笑みが硬くなる
00:08:士騎朝輝:そう言えば良いんだよ。という余計なおせっかいではあった。なんとデリカシーのない。
00:09:ノア・スノウマン:「……これは」
00:09:ノア・スノウマン:「持ち帰って、考えてみる」
00:09:ノア・スノウマン:丁寧にたたみ直して、ポケットに入れる。
00:09:雨堂聖理:安堵の笑みと溜息 「よかった……ありがとう。考えてみて!」
00:10:ノア・スノウマン:「それじゃ、さようなら」学習した通りの挨拶で、頭を下げる。
00:10:雨堂聖理:「うん。ノアくんも元気で! 弓矢すごかった!」
00:11:ノア・スノウマン:朝輝にも頭を下げると、大葉を護送車のコンテナへ導く。
00:11:士騎朝輝:手を軽く上げ応える。
00:12:大葉瑠美:「……ありがとう! 本当にありがとう、二人とも!」
00:12:大葉瑠美:「またね!」
00:12:雨堂聖理:「またー!」
00:12:大葉瑠美:それだけ言い、大きく手を振ったあと護送車の中へ入る。
00:12:雨堂聖理:頭の上で手を振り返す
00:13:士騎朝輝:「あぁ、いつかな」言葉を返す。
00:14:GM:鋼鉄製の扉が閉まる。
00:15:GM:ノアが搭乗したあとエンジンがかかり、大型の護送車が去っていく。
00:15:GM:----
00:16:GM:護送車内は静かだ。そして広大なスペースになっている。
00:16:GM:前部と後部に分かれており、前部には他エージェントが。後部にはノアと大葉だけが乗っている形ですね。
00:17:ノア・スノウマン:壁に背を預けて立っている。様々な周波数の振動が体を揺する。エンジンの回転、路面の凹凸、屋根を打つ雨粒。
00:17:ノア・スノウマン:ふと、前触れもなく口を開く。
00:18:ノア・スノウマン:「UGNは正義の味方、って言ったそうだね」
00:19:大葉瑠美:「うわっなにこれ」 士騎から貰った紙袋を開けて呆れている。 「ほんとに自由な人だなあ、士騎さん……え?」
00:19:ノア・スノウマン:「この世界の日常を守る組織、それがUGN。僕はそう習った」
00:19:大葉瑠美:「うん。電話のときに」
00:19:大葉瑠美:「そうか、あのときノアくんいなかったんだ」
00:20:ノア・スノウマン:こくりと頷く。
00:20:大葉瑠美:「そう、私もそう聞いたの。湯ノ浦を出てこの街に来る前に」
00:20:ノア・スノウマン:「だから、その行いが正義だって言うのなら」
00:20:ノア・スノウマン:「君は正しいことをした。そう思う」
00:20:ノア・スノウマン:それだけ言って、再び沈黙する。
00:21:大葉瑠美:「ノアくんにそう言ってもらえるのは、嬉しいんだけど……」
00:21:大葉瑠美:「私はね。正しいことをしたとは思ってないんだ」
00:22:ノア・スノウマン:「……」無言で話を聞く姿勢。
00:22:大葉瑠美:「湯ノ浦の人たちを裏切ったから。お兄ちゃん、チヨおばあちゃん、矢藤くんに新島さんに天翔くん」
00:23:大葉瑠美:「私が裏切らなければ、みんなは死ななかったかもしれない」
00:24:大葉瑠美:「私はただ、やりたい事をやっただけ」
00:24:大葉瑠美:「……これって、正しいのかな。間違ってるのかな」
00:24:ノア・スノウマン:「……」息を吐く。サーラメーヤの裏切りがなくとも、自分があの魔人に負けたとは思わないが。
00:25:ノア・スノウマン:「彼らが死ななければ、この町の人間がたくさん死んだ」
00:25:大葉瑠美:「うん。それは、絶対にそうだね」
00:26:ノア・スノウマン:「……」頭の中で考えを整理する。沈黙の間にも護送車は進む。時折対向車が音を立ててすれ違う。
00:26:大葉瑠美:「湯ノ浦の大災害で死なず、魔人として生き残ってしまったこと自体が罪なのかもしれない」
00:27:大葉瑠美:「死ねば少なくとも、誰かに迷惑をかけることはなかったんだから」
00:27:ノア・スノウマン:「……グリズリーは群れを作らない」
00:27:大葉瑠美:「グリズリー?」
00:27:ノア・スノウマン:「オオカミの群れは、せいぜい十匹くらいだ」
00:28:ノア・スノウマン:「この町には……何千人? 何万人? 数えきれない人間がいる」
00:29:大葉瑠美:「そうだね……ほんとに大きい街だった」
00:29:ノア・スノウマン:「ヒトは巨大な群れを作る。他の生き物なら崩壊するような巨大な群れだ」
00:29:大葉瑠美:「満員の電車とかバスとか、はじめて乗ったもの」
00:30:ノア・スノウマン:「それを維持するために、絆とか、正義とか……形のないものを積み上げてきた」
00:31:大葉瑠美:「野生育ちとしては」
00:31:ノア・スノウマン:「だから、同じ町に住むたくさんの人を守ることは、正義の機能だ……と思う」
00:31:大葉瑠美:「やっぱり、思う? 無駄だなあとか。回りくどいとか」
00:31:ノア・スノウマン:首を振る。「これが、人間の強さなんだ、きっと」
00:32:ノア・スノウマン:「だけど……」
00:32:ノア・スノウマン:「ひとつの世界(むれ)から弾き出されたヒトが、ずっとその正義を抱き続けるのは……分からない」
00:33:大葉瑠美:「……?」 「つまり、あの、もしかして」
00:33:大葉瑠美:「もし間違ってたら、ごめんなんだけど」
00:34:大葉瑠美:「わ、私のことを……励まして、くれてる……?」
00:35:ノア・スノウマン:「そう思うなら、君はこちら側」
00:36:ノア・スノウマン:「この世界を守ることが間違いだと思ったら、そのときはもう」
00:36:ノア・スノウマン:「君は本当に僕たちの敵になる」
00:36:大葉瑠美:「じゃあ、当分はノアくんたちの敵にはならないかな。きっと」
00:37:大葉瑠美:「ね、ノアくん。ノアくんはこのあとどうするの?」
00:37:大葉瑠美:「もしできるなら」
00:37:GM:ヴヴヴヴ。ヴヴヴヴ。
00:37:GM:ノア・スノウマンの携帯に暗号化されたメッセージが送られてくる。
00:37:GM:テレーズ・ブルムからだ。
00:38:ノア・スノウマン:黙ってそれを確認します。
00:38:大葉瑠美:「第七地区に戻って、あの街を守ってほしいって思うんだ」
00:38:大葉瑠美:「僅かな間だけど、私が過ごして……雨堂さんと同じ学校に通って」
00:38:大葉瑠美:「タピオカを飲んで、UGNとして活動させて貰って」
00:39:大葉瑠美:「守りたいと思った街だから。……守ってほしい」
00:39:GM:メッセージの内容は短い。
00:40:GM:『今回の活躍、事件の背景などを鑑み』『"ウルサ・ミノール"の第七地区への派遣は、引き続き続行することとする』
00:40:GM:『精鋭チルドレンらしい活動を期待する ——テレーズ・ブルム』
00:41:大葉瑠美:「お、お願いできる身分じゃないから、独り言みたいなものだけど!」
00:41:ノア・スノウマン:「……」無言で携帯をしまう。
00:41:大葉瑠美:「どう、かな……あの街はごみごみしてて、人が多くて、大自然とは真逆で、嫌いかもしれないけど」
00:41:大葉瑠美:「守って……くれない……」 「ですかね……?」 低姿勢。
00:42:ノア・スノウマン:「お願いする必要はないよ」一言だけ返す。
00:43:大葉瑠美:「へ?」
00:43:ノア・スノウマン:深呼吸する。コンテナの中には街の空気が充満している。
00:44:ノア・スノウマン:人のにおい。石油と煤のにおい。鉄のにおい。削れたゴムタイヤのにおい。止まない雨のにおい。
00:44:ノア・スノウマン:血のにおいは、今だけは途絶えている。
00:53:ノア・スノウマン:涙のような長雨が、血を洗い流したのかもしれない。
00:53:ノア・スノウマン:「君を送り届けたあと、引き返してくる頃には、きっと雨が止んでる」
00:54:ノア・スノウマン:「また、血と死のにおいに向き合うことになる」
00:56:大葉瑠美:「!」
00:56:大葉瑠美:「ま、守ってくれる……ってこと!」
00:56:ノア・スノウマン:言葉は返さない。再び壁に背を預け、沈黙する。
00:57:ノア・スノウマン:コンテナ越しの雨粒を感じながら思う。
00:58:ノア・スノウマン:矢に手紙を括りつけて雲の上まで届ければ、この雨はもう少し続くだろうか。天井の誰かは、もう少しの間この街に憐れみをくれるだろうか。
00:59:ノア・スノウマン:そんな考えは、しかしすぐに研ぎ澄まされた現実主義にそぎ落とされる。
00:59:ノア・スノウマン:天上に神はいない。死後に天国も地獄もない。
01:00:ノア・スノウマン:ここにある真実は、自分が生きていること、放った矢が迷わず飛ぶこと。
01:00:ノア・スノウマン:これからもこの街は、無数の死を孕んで生き続けるだろうこと。それだけだ。
01:00:GM:----
01:01:GM:ダブルクロス The 3rd Edition『蹂躙するナラシンハ』
01:01:GM:——END
02:14:どどんとふ:「GM」がログインしました。