『チョコレート・コスモス』(GM:すかいはい)
メインログ | 雑談ログ
キャラシート
PC1 : 《マクガフィン》鷲尾瞳(キャラシート)(PL:ぺんさん)
PC2 : 《ノーヴェ》ノーヴェ(キャラシート)(PL:クオンタム)
PC3 : 《飴降り》空原らら(キャラシート)(PL:りっとく)
PC4 : 《プロフェット・エイト》虹咲奏(キャラシート)(PL:優水)
セッション開催場所
ルーム:https://tekey.jp/game/?roomID=TgshbnAP4y1jpiE008uA
PASS:ひとのべ
目次
プリプレイ
GM:それでは、これよりダブルクロスのセッションを始めていきたいと思います。
GM:まずはセッションに参加するPCの自己紹介からやっていきましょう!
GM:PC番号順でいこうかな。まずはPC①!鷲尾瞳ちゃんから!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYmYbZxwUM
鷲尾瞳:はーい!
GM:自己紹介をお願いします!
鷲尾瞳:どうも、UGNチルドレンの鷲尾瞳です。
鷲尾瞳:クールで優秀が信条の14歳のチルドレン。昔は記憶を失っていた影響でギスギスしていたり
鷲尾瞳:いつかUGNに見限られてしまうのではないかと劣等感や不安に苛まれていましたが
GM:クールそうだけど色々あったんだなぁ
鷲尾瞳:紆余曲折あって昔のことも思い出したし恋人もできて最近は超ハッピー
GM:こいつ、満喫してやがる……!
鷲尾瞳:絆と愛の力で人々の日常を守る勝ち組チルドレンになりました
GM:勝ち組許せねえよ
鷲尾瞳:そして最近ではその働きが認められてこのモデルチルドレンのエンブレムもいただきました
GM:さすが優秀だ
鷲尾瞳:全てのチルドレンの模範になれるようこれからも精進していきますわ!
GM:えらい!風紀委員!
鷲尾瞳:判定に失敗すると落ち込んで効果がなくなるのは内緒だぜ
GM:そういう理由だったんだ
鷲尾瞳:性能としてはピュア咎人を生かした高火力のアタッカーって感じです
GM:強そう
鷲尾瞳:IAパワーで火力が上がり、経験点にも余裕ができて160点でカバーも範囲攻撃もできちゃうぞ
GM:くっ、おのれアイテムアーカイブ……!
鷲尾瞳:ますます優秀になったチルドレンパワーで今回も事件を解決していきたいです。よろしくお願いします!
GM:はーい!がんばれ、優等生チルドレン!
GM:では、そんな瞳ちゃんのハンドアウトはこちらです!
PC①(鷲尾瞳)用ハンドアウト
ロイス:”恋に恋する乙女”國司蕩(くにし・とう) 推奨感情 P:庇護/N:不安
キミはUGNの施設で育てられたチルドレンである。 バレンタインが近付いたある日のこと、キミはなんとなく百貨店のバレンタインチョコ売り場へとやってきた。高級チョコにするか手作りにするか、そもそもあげるべきなのか。
そんなことを思案しながら色とりどりのチョコレートを眺めているとキミと同じくらいの年の少女に声をかけられた。國司蕩という名前の半端ないパッションの少女はベタ惚れしている男子にどんなチョコをあげるのがいいか真剣に葛藤しているのだという。一緒になってあれこれ悩んだが、結局すぐに答えは出ないようだった。そんな時、キミは黒い鎧姿のオーヴァードを目撃する。そのオーヴァードが去った後には黒紫色の一輪の花が落ちていたのだった。
鷲尾瞳:くにしさん、あなたも恋する女の子なのですね……
GM:バレンタインチョコフェアの催事場でハイテンションな女子と知り合いになります。
GM:恋する乙女らしいですね。
鷲尾瞳:しかし鎧姿のオーヴァードとは不気味だぜ
GM:不気味だねぇ。何も起きないといいんだけど……。
鷲尾瞳:日常を脅かす者は誰であろうとゆるせない……!花を手がかりに絶対捕まえてみせます
GM:全力でひっ捕らえてください!
GM:では、次!
GM:PC②!ノーヴェくん、お願いします!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwY_vxAUM
ノーヴェ:は~い
ノーヴェ:UGNエージェントあらため、UGNチルドレンになったノーヴェです!
GM:若返ったか
ノーヴェ:元FHの機械化兵。見た目年齢は20歳だけど、ロールアウトからは2年なので実質2歳くらいです。それ以前の記憶はありません。
GM:バブちゃん!
ノーヴェ:絶対チルドレンって見た目じゃねえだろ!って本人は思っているけど
ノーヴェ:妻の瞳ちゃんと一緒の役職だし、戦闘力も(アイテムアーカイブのおかげで)上がったので、割と満足しています。
GM:二歳じゃしょうがないね
ノーヴェ:性格はかなり荒っぽいし口も悪いけど、根っこはクレバーです。引くべきときはちゃんと引けるタイプ。
ノーヴェ:それはそれとして情緒は小学生男子~中学生男子くらいだと思います。
GM:戦闘向きなのだなぁ
ノーヴェ:シンドロームはピュアブラックドッグ! Lvをめちゃくちゃ高くしたライトニングリンクで殴るだけ!
GM:強い(確信)
ノーヴェ:昔はゴミとか産廃とか旧ザクの方が強いとか呼ばれてたゾディアックウェポンがIAで強くなったので
ノーヴェ:スターアリズン入りのゾディアックウェポンをぶんぶんして戦います。
ノーヴェ:手甲型です。
GM:昔も使えない性能ではなかったけどもw
GM:何座?何座?
ノーヴェ:弱かったですって夏川さんが言ってました
GM:夏川!?
ノーヴェ:何座だろう……最初はジェミニのつもりだったんですが
ノーヴェ:もしかしたらヴァルゴあたりにするかもしれません。考えておきます!
GM:はーい!
ノーヴェ:以上です。あと、『瞳ちゃんが妻? 恋人じゃないの!?』という件については
ノーヴェ:DX3rd 大N市・第七地区『花嫁に幸運を、貴方に永遠を』(GM:めかぶ)
http://quantum44-02.sakura.ne.jp/log/202005/eternalbride_h.html
ノーヴェ:このセッションで結婚式をあげているので妻です!
GM:抜け目ない宣伝!
ノーヴェ:趣味は料理です。最強のチョコを作りたいです。よろしくね。
GM:キミは作る立場ではないが……いいでしょう。
GM:では、そんなノーヴェくんのハンドアウトはこちら!
PC②(ノーヴェ)用ハンドアウト
ロイス:”ネクロポリス“水無竜太郎(みずなし・りゅうたろう) 推奨感情 P:連帯感/N:厭気
キミはUGNに所属しエージェントとして戦う人造兵士である。バレンタインが近付いたある日のこと、キミは護送任務中にエリートチルドレンの"ネクロポリス"水無竜太郎に声をかけられた。彼は毎年バレンタインのたびに酷く憂鬱な気分になるのだという。
エリートすぎるあまりに女子からもらってしまう大量のチョコを全て食べ切る。そして、翌月のホワイトデーには大量のお返しを用意する。その事実を考えると今からうんざりするのだそうだ。キミは適当に聞き流しながらも、今まであまり気にもしていなかったバレンタインデーのことを否応なしに意識させられた。そんな時、謎のオーヴァードによる襲撃が発生する。ヤバそうな白衣の女だ。護送中の“遺産”を守らねば!
GM:護送任務で一緒になった男からやたらとモテ自慢をされたり、怪しい白衣の女が襲いかかってきたりするそうです
ノーヴェ:水無さんめっちゃチャラそう!
GM:遺産は……まあ……守らねばとは書いてありますが……
ノーヴェ:チャラそうだけどおばあちゃん子って書いてあるからいい人なんだろうなあ絶対
GM:上手いこと奪われてくれると助かりますw
GM:水無竜太郎はいけ好かないイケメンだよ。
ノーヴェ:大丈夫! 昔13のモノリスっていうすかいはいセッションをやった時、敵にガイアメモリを奪われるロールをしたことがあります!
GM:そ、そんな10年前のセッション!恥ずかしい!
GM:あんな感じでヘリを爆破されたりするといいでしょう。
ノーヴェ:了解で~す うまくハリウッドします
GM:では、そんな感じでよろしくお願いします!
ノーヴェ:水無くんは助かるのかな……
ノーヴェ:よろしくおねがいします!
GM:チョコの食べ過ぎでそろそろ糖尿病になるかも
GM:では、次!
GM:次はPC③!空原ららさん、お願いします!
GM:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=4sRCyO
空原らら:はあい!
空原らら:UGNイリーガルの女子高生です。ふわふわしています。
GM:ふわふわしてる!
空原らら:優しい両親、元気な妹、かわいい犬と共に健やかに暮らしておりますが
空原らら:実は幼少期にFHに誘拐され、人体実験の素体となり覚醒したという経緯が
GM:なんて平和なんだ
GM:平和じゃなかった!
空原らら:幸いすぐにUGNに助け出されましたが、その時のことがトラウマになっており、悪夢と思い込むことでメンタルを保っています。
GM:よかった~。よくない。
空原らら:普段はいい匂いのするもの集めと友人のコイバナが好きな普通のオンナノコだよ
GM:可愛らしい趣味だ。
空原らら:性能的にはピュアデバッファーです。誰よりも速く動き、ダイスと行動値を減らします
空原らら:ついでに憎悪を自分に向けさせ、クリスタルシールドで防ぐなどもします
空原らら:社会性が高いのでクリシも常備化できるというわけ
GM:さすがのソラリス
空原らら:PLはりっとくです!ららはこのセッションが初稼働なのでそわそわしております よろしくお願いします~!
GM:はーい!たくさんフワフワしてください!
GM:では、そんなららちゃんのハンドアウトはこちら!
PC③用ハンドアウト
ロイス:"ノリ軽ギャル"巳波佳肴(みなみ・かこ) 推奨感情 P:友情/N:隔意
クイックスタート:不確定な切り札 カヴァー/ワークス:高校生/指定なし
キミはN市の高校に通うごく普通の高校生で、オーヴァードだ。バレンタインが近付いたある日のこと、クラスメイトの巳波佳肴という少女から買い出しに誘われた。なんでもバレンタインデーにクラスで配る用の義理チョコを買いたいが、選ぶのがあまりに面倒なためキミに付き合って欲しいのだという。
スーパーのチョコレート売り場にやってきたキミたちはそこで奇妙な噂を耳にする。『偽りの愛を口にした者の前には黒い騎士が現れる。』というものだ。変な噂だね。だが、それを聞いた巳波は急に塞ぎ込んでしまう。ばら撒き用のチョコを買うこともなくこの日は解散となったが、彼女はいったい何を思い詰めているのだろうか。
空原らら:バレンタイン!コイバナの香りがしますね
GM:シナリオハンドアウトはクラスメイトの巳波カコ。適当すぎる生き方のギャルです。
GM:そんな彼女と一緒にバラマキ用のチョコを買いに行ったところで不穏な噂を耳にするようです。
空原らら:偽りの愛とはいったい……?
GM:何なんだろうなぁ
空原らら:真実の愛を見つけていきたいものです うおー
GM:はーい!そんな感じで真実の愛を見つけ出してください!
空原らら:はーい!よろしくお願いします!
GM:では、次!
GM:最後はPC④!虹咲さん、お願いします!
虹咲奏:はーい!
GM:https://ysui.sakura.ne.jp/DX2016/charaseet/nijisaki/160.html
虹咲奏:虹咲奏です。UGNN市(基本N市です)支部長やってます。
GM:支部長!みんなを束ねる人だ!
虹咲奏:初期と色々設定が変わってたりするのですが、偏屈者の親父に閉じ込められて育てられてたところ
虹咲奏:妻になる人に出会い、その後、実験により自ら彼女を食い殺すという悲しい過去を持ちます。
GM:酷い!なんて悲惨な……!
GM:いや、その設定を付けたの僕だ……。
虹咲奏:すかいはいさんと森田さんにつけていただいた形になりますね…
虹咲奏:その時の影響から強い飢餓衝動を持ち、食事をするときは理性を失ってしまうため
虹咲奏:人前では食事をしない。そう決めています。
GM:サプリメントとかたくさん飲んでね。
虹咲奏:そんな彼のフェイバリットはアールグレイ。フレーバーティーをはじめ、いろんな飲み物に凝っています。支部にはドリンクコーナーがいっぱいあるよ。
GM:すごい!豪華!
虹咲奏:好きな飲み物を楽しんでね!
GM:では、GMはこの重油を……。
虹咲奏:やめておきなさい!
GM:はい……。
虹咲奏:性能はデバッファー&盾。ショウタイムによるソフトトーントで自分に攻撃を寄せたり、相手の攻撃を削いだりします。
虹咲奏:ららちゃんがいるので、ショウタイムががちこーんと刺さるかもしれませんね。
GM:なんて厄介な相手なんだ……!
虹咲奏:感覚が鋭敏なので、人の感情を読んだり、微粒子に気づいたりすることができます。遠くもよく見える。
GM:エンジェルハイロゥってすごい。
虹咲奏:そんな感じかな。なんだかんだとよく活躍させていただいてます。今回はよく面倒を見ていた瞳ちゃんのバレンタインということで
虹咲奏:保護者気分でのほほんできたらいいなあと思っています。
GM:だが、そう簡単にのほほんと出来るかな……!
GM:それでは、そんな虹咲支部長のハンドアウトはこちらです!
虹咲奏:どんとこい!
PC④用ハンドアウト
ロイス:"ラブ・リマスター" 推奨感情 P:執着/N:敵愾心
クイックスタート:誇り高き紅 カヴァー/ワークス:指定なし/UGN支部長or UGNエージェント
キミは、UGN・N市支部の支部長もしくはUGNエージェントである。バレンタインが近付いたある日のこと、キミの支部もどこか浮かれムードだった。そんな中、バレンタインムードに対して不満たらたらの秘書エージェントの女性から報告があった。 近頃、"ラブ・リマスター"というFHエージェントの活動がN市で確認されているという。
"ラブ・リマスター"はマスターエージェントに匹敵する力を持った強大なオーヴァードであり、先日の遺産強奪事件も彼が関わっている可能性が高いらしい。秘書エージェントの女性はFHの非道に憤りつつ、職場でバレンタインチョコを渡す風習なんてさっさと廃れて欲しいと憤慨している。大変そうだね。"ラブ・リマスター"はこのN市で何を企んでいるというのだろう。
虹咲奏:そんな。バレンタインにどんな不満が?!
GM:“ラブ・リマスター”はOPでも描写しますが、ハートマークのようなモチーフでデコられた獣のような姿のオーヴァードです。すごいデザイン。
虹咲奏:???
GM:だって、職場チョコとか面倒くさいだけだし……。
虹咲奏:それはわからないでもない
GM:支部長、こんな風習、撤廃してください!
虹咲奏:私には持ってこなくてもいいからな。
GM:そんな感じでFHの野望を喰い止めたりするといいでしょう
虹咲奏:食い止めたりします!
GM:頑張ってください!
GM:では、PCの自己紹介はこれで終了!
GM:今回は稼働しまくってるキャラと初稼働のキャラがいるので
GM:セッションを始める前に一度関係性を整理しつつPC間ロイスの取得をしてもらおうかなと思います
ノーヴェ:むっ
空原らら:助かります(初稼働マン)
鷲尾瞳:ノーヴェは恋人!
ノーヴェ:ノーヴェはららちゃん!
ノーヴェ:でいいのかな。1→2→3→4→1?
GM:ららちゃんは今回が初稼働ですが、N市の高校に通う女子高生としてたまに虹咲さんのN市支部に力を貸してるような感じでいいですかね?
空原らら:大丈夫です!ありがたいです
GM:虹咲さんもそんな感じでよいです?
虹咲奏:よいです!
ノーヴェ:イリーガルだもんね、ららんちゃ
鷲尾瞳:ららのゔぇはどう関係を作ればいいんだろう
GM:とりあえず全員の立ち位置とかを整理してからPC間ロイスを取ってもらいますね!
虹咲奏:空原、頼りにしている。
空原らら:できることがあるならがんばりますねぇ
鷲尾瞳:イリーガルなのは知ってるくらいなのかな
ノーヴェ:ららちゃんがノーヴェに一目惚れし……本命チョコをくれる……?
鷲尾瞳:3番!
GM:瞳ちゃんは元から虹咲さんの支部の所属なんでしたっけ
空原らら:!?
虹咲奏:そうそう
鷲尾瞳:そうです!
空原らら:推しカプの当て馬になれるチャンス!?!?(PL発言)
虹咲奏:うちのこです
GM:じゃあ、ここはそのまま上司部下でいいな
鷲尾瞳:チョコを渡してもいいけどノーヴェはあげませんよ!
空原らら:チョコ渡してもいいの心広い これが正妻の余裕
ノーヴェ:もし最初からららのべが顔見知りだとしたら、『前に任務で一緒に戦ったことがある』とかかなぁ
GM:逆にノーヴェくんは虹咲さんとは初対面? 噂で知ってるくらいかな?
虹咲奏:いちおう任務で
ノーヴェ:噂で知ってるくらいかな? 虹咲さんに合わせます!
虹咲奏:軽く顔は合わせてる程度かな
空原らら:じゃあららのべは任務で顔合わせたことはあるくらいにして、妻がいるのは知らないことにしようかな
GM:ちょっとした顔見知りくらいの間柄ですかね。
鷲尾瞳:顔はしってるけど実際あったこと無いとかかな
空原らら:失恋したいので
GM:深く話したことはない感じ。
ノーヴェ:ログを見たら、ほかだれで会ってた!
GM:失恋したいの!?
鷲尾瞳:!
虹咲奏:会ってました
ノーヴェ:だから、のべ→らら・のべ→虹咲はどっちも『一度会ったことがある』くらいかな
虹咲奏:ですかね!
GM:ふんふん
空原らら:ノーヴェさんにそこまでガチの失恋じゃないやつで失恋していいですか?
ノーヴェ:ww
鷲尾瞳:そうか、正式に恋人になってからは会っていないのか
ノーヴェ:やってやって!
GM:急に何を言い出してるんだw
空原らら:ヤッター!!!
虹咲奏:瞳ちゃんに惚気は聞かされてそう
鷲尾瞳:聞かせてそう
空原らら:任務で一緒になったときから気になっててチョコを用意したんだけど本妻がいたので玉砕するやつやります!!!!
ノーヴェ:何も知らずに「嫁がいるからな……」ってムーブをします
GM:じゃあ、なんとなく全員の関係性とか立ち位置も分かったかな
虹咲奏:理解!
空原らら:その後別に瞳ちゃんとギスるとかでもなくコイバナを聞きたがる立ち位置になりたいです
GM:こんな感じでPC間ロイスを取ってもらうとなると
ノーヴェ:ららちゃんもしかしていい人なんじゃ……
虹咲奏:ららちゃんすでにかわいいな
鷲尾瞳:なるほどね
GM:ノーヴェくんと瞳ちゃんはなんか知らんけど既に初期ロイスで持ってるな
虹咲奏:なんか知らんけどw
ノーヴェ:もっています
鷲尾瞳:恋人なので……
GM:虹咲さん→瞳ちゃん→ららちゃん→ノーヴェくん→虹咲さん
鷲尾瞳:なるほど!
GM:こんな感じでPC間ロイスを取得してください!
ノーヴェ:りょ!
虹咲奏:りょです!
鷲尾瞳:協力者/空原らら/P:親近感◯/N:猜疑心/ロイス
空原らら:はーい!
虹咲奏:では
GM:親近感持ってくれてる
鷲尾瞳:これで取ります。同じ年頃で恋に興味がありそうなので親近感を抱きつつ
空原らら:ノーヴェくんに 〇慕情/隔意 で取ります 失恋確定次第P感情は変わると思います
虹咲奏:部下/鷲尾瞳/信頼:○/食傷/ロイス
GM:かわいい
鷲尾瞳:まさかノーヴェに気があるのでは……?と疑っています
GM:疑われてるw
虹咲奏:昔はN心配だったけど最近は惚気てくれるので
空原らら:どきっ
GM:それで食傷
鷲尾瞳:ずっと聞かされてるんだw
鷲尾瞳:まあでも事あるごとに話はしてそうだな……本人に自覚はないが……
虹咲奏:嬉しさ半分切なさ半分
GM:自覚なかったんだ
ノーヴェ:> -鷲尾のとこの支部長/虹咲奏/信頼/◯食傷/ロイス
こうかな。支部長としての能力を信頼する反面、マジメすぎて話が合うことはお互い無いだろうな……と思っている感じ
GM:これでどう変わっていくか楽しみですね
ノーヴェ:絶対にP反転するぞするぞするぞ
虹咲奏:わくわく
鷲尾瞳:なるほどな~
GM:では、取得したPC間ロイスは皆さんしっかりとメモしておいてくださいね!
鷲尾瞳:もも!
虹咲奏:メモ!
空原らら:めめ!
GM:それではPC間ロイスの取得はこれで終了です!
GM:これにてセッション開始前のあれこれは全部終わりましたので
GM:最後にトレーラーを読み上げたらいよいよセッションに入っていきたいと思います!
トレーラー
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
繰り返される日々の中、甘く蕩ける恋の祝祭がやってくる。
思い悩み、勇気を出し、手間暇かけて。
秘めたる想いを相手に贈る。
だが、そんな恋人たちの前に悲壮なる黒騎士の剣が迫る。
揺れ動く恋心は花と散ってしまうのか。
変われる強さと、変わらぬ想い。ほんの少しのほろ苦さを隠し味にして。
チョコレートの宇宙は爆発する。
ダブルクロス The 3rd Edition 『チョコレート・コスモス』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
鷲尾瞳:ワオワオワオワオ
GM:それでは、これよりダブルクロス The 3rd Edition シナリオ『チョコレート・コスモス』を始めていきます!
GM:皆さん、よろしくお願いします!
空原らら:よろしくお願いします!!!
虹咲奏:よろしくお願いします!
鷲尾瞳:よろしくお願いします!
ノーヴェ:うおーうおー!お願いします!
◆オープニング : 空原らら
GM:それでは、まずはオープニングフェイズから。
GM:オープニングフェイズ、最初のシーンは空原ららちゃんのOPからです。
GM:ららちゃんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
空原らら:私だ!
空原らら:1d10 登場 チャパレ忘れてた
DoubleCross : (1D10) → 4
空原らら:39です
GM:ほどほど
GM:このシーンは、キミがクラスメイトの巳波カコと一緒にチョコの買い出しに行き、そこで奇妙な噂を耳にするというシーンになります。
空原らら:楽しい放課後ショッピングのはずが……
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。
GM:
GM:バレンタインデーが近付いたある日の放課後のこと。
GM:キミは、クラスメイトの巳波佳肴に誘われ、高校近くのスーパーマーケットへとやってきていた。
GM:彼女がバレンタインチョコを買うのに付き合って欲しいのだという。
GM:金髪のショートボブの少女、カコはキミの横で楽しそうにケラケラと笑っている。
巳波佳肴:「やー、付き合ってくれてありがとね。ららぴ、マジ良い人だよね」
空原らら:「ふふ~、私で良ければ」にこにこ
空原らら:「だって、バレンタインだし。恋の気配も感じるし……」
空原らら:「佳肴ちゃんからそういう素敵なお話が聞けるかと思って」
巳波佳肴:「恋の気配わからんわ」ケラケラと笑っている。
巳波佳肴:「素敵なお話はないな~。この間も彼氏と別れたばっかだし」
空原らら:「ええっ、それは……寂しいお話……ごめんね、話題振っちゃって」
空原らら:「あれ、でもチョコは買うんだよね?」
巳波佳肴:「寂しくない、寂しくない。付き合ってたの四時間だもん」
空原らら:「よじかん」
巳波佳肴:「チョコはね~。クラスでばら撒く用!」そう言いつつ鮮魚コーナーに向かっている。
空原らら:なんか思ってたのと違うな……となりつつ「佳肴ちゃん! お菓子コーナーはあっちだよ!」
巳波佳肴:「あっ。鮭が安いよ、ららぴ!」
空原らら:「あっほんとだ。実はお味噌汁に入れてもおいしいんだよね、鮭」
巳波佳肴:「えっ、そうなの。うまそうじゃん。今度作ってよ」
空原らら:「石狩汁だっけ、北海道のお料理でそういうのがあって……」
巳波佳肴:「石狩……?石が入ってるのかなぁ」
空原らら:「じゃあ今度うちに遊びにくる? 犬いるから、それが大丈夫なら」
空原らら:「石は入ってなかったと思うなあ」
巳波佳肴:「ワンコ好き! 私、ワンコと徒競走したい!たぶん私、勝つよ!」
空原らら:「よかったー。るるも喜ぶと思うよ。あ、るるって犬の名前ね」
巳波佳肴:「ららとるるじゃん。サンリオみたいでいいね」
空原らら:「えへへ」ちなみに妹はりり。
巳波佳肴:「るるちゃん、るるぴって呼んでも怒らないかなぁ」
空原らら:「人懐っこい子だから大丈夫だと思うよー」
空原らら:「会えばすぐ、佳肴ちゃんはいい人だって分かるはずだし」にこー
巳波佳肴:「だったらよかった~。るるぴに絶対勝つぞ」闘志を燃やしている。
巳波佳肴:「良い人度ではららぴに負けるからなぁ。ららぴ、ノーベル賞じゃん」
空原らら:「えー? ぜんぜん、普通だよ普通」
空原らら:「普通の……恋する女の子ですよ?」ぽっ、とちょっぴり赤くなる
巳波佳肴:「普通じゃこんなノーベル賞じゃないよ……わっ!」ららちゃんの言葉に驚く。
巳波佳肴:「それ、いいな!私も恋に恋したい!」
巳波佳肴:ららちゃんを指差して飛び跳ねている。
空原らら:「佳肴ちゃん……失恋の傷から立ち直ったんだね!」四時間交際のことを指している
巳波佳肴:「いや、あの傷はノーダメージだったし……」
空原らら:「佳肴ちゃんはこんなにかわいくて明るくて、一緒にいると元気がもらえる人なんだから」
空原らら:「絶対! 素敵な恋、できるよ!」
空原らら:夢見る乙女の顔だ。
巳波佳肴:「マジか~。だといいんだけどなぁ」羨ましそうにキミのことを見る。
巳波佳肴:「バレンタイン……バラマキ作戦で済ます気だったけどもしかして舐めない方がいいっすか?」
空原らら:「そうだよ! 乙女の一大イベントだよ、佳肴ちゃん!!」むん!!
巳波佳肴:「でもさー、あげただのあげないだのが面倒くさくない?」
巳波佳肴:「いっそ全員にバーッと配っちゃえば楽かなって思ったんだけど」
空原らら:「佳肴ちゃんが、この人!って思う相手が今いないなら、それでもいいのかなと思うけど……」
巳波佳肴:そう言いつつ肉売り場を物色している。
空原らら:「とりあえずそのひき肉のパックは置こ?」
空原らら:「安いけど」
巳波佳肴:「ダメかぁ」ひき肉パックを置く。
巳波佳肴:「うーん……あっ、でもららぴにはあげたいよ!」
空原らら:「えっ」
空原らら:「……わわ」あたふたしている。うれしい。
巳波佳肴:「私たちラブじゃん?」
巳波佳肴:すごい軽いノリで言っている。
空原らら:「え、えと、えと」
空原らら:「ラブ……だね!」ちょろい。
巳波佳肴:「おお……バレンタイン前に恋人できちゃったわ」
巳波佳肴:「一生大事にするからな、らら」冗談めかして肩を抱いている。
空原らら:「ひゃわあああ」ぴぴぴ……とデフォルメ作画の汗を飛ばしている
空原らら:「だ、だめだよ佳肴ちゃん、私には気になってる人がいて……佳肴ちゃんのことも大好きだけど……!」
巳波佳肴:「えっ。気になってる人!?」
巳波佳肴:「私というものがありながら……ららぴ……」泣き真似をしている。
巳波佳肴:「……ちなみに誰?同じクラス?」
空原らら:「ち、違うの佳肴ちゃん、私そんなつもりじゃ……」ぴぴぴ
空原らら:「えっあっ、えと……バイト先……で、シフト……が一緒になった人で……」ごまかし
巳波佳肴:「ららぴ、バイトしてたんだ。今度遊びに行こ。ついでにまかない食べさせて」
空原らら:「話が早すぎるよう佳肴ちゃん」
空原らら:「で、でね、私は裏方のサポートしかできないんだけど、その人は前に出てばりばり働いててね」
空原らら:「その姿が……かっこいいなって思って……」きゃー
巳波佳肴:「ほー」ほわんほわんと飲食店のホールを想像している。
巳波佳肴:「いいね!」
巳波佳肴:「いいじゃん~」
空原らら:「え、えへへへ」
巳波佳肴:「ららがそんなにその人のことが好きなら俺は別れるぜ……」
巳波佳肴:「あばよ、らら……」
空原らら:「えっ……そんな、佳肴ちゃん……!?」
空原らら:「待って! 今あなたがいなくなったら……クラスに配るチョコレートはどうなるの!?」
巳波佳肴:「バ先の先輩の彼とお幸せにな……」
巳波佳肴:「あっ、そうじゃん。チョコ」戻ってくる。
巳波佳肴:「実際、何いい?麦チョコでいいかな?」
空原らら:「本当に文字通りばらまくの……?」節分かな?
巳波佳肴:「ばらまきやすさ重視でね」
GM:そんな風に話しながらお菓子売り場に向かっていると。
GM:キミたちは女子高生たちが話している会話を耳にするだろう。
GM:「……ねえ、あの噂知ってる?」「噂って?」「偽りの愛を口にした人の前には黒い騎士が現れる、ってやつ」
GM:「何それ、都市伝説ってやつ? あんた、本当にオカルトとか好きだよね~」「今回はマジなんだって。実際に目にした人もいるらしいよ」
空原らら:「?」その声に耳を傾ける。
GM:「誰がさ」「……友達の友達」「噓くさ。だいたい、その黒い騎士に会ったらどうなるの」
GM:「永遠に真実の愛を手に入れられなくなるんだって」「それが本当ならバレンタインとかヤバイね。義理チョコとかどうすんの~」
巳波佳肴:「…………」神妙な面持ちでその会話を聞いている。
空原らら:「はわ」口元を押さえる
空原らら:「あ、佳肴ちゃんにも聞こえた? こわい噂もあるんだねえ」
巳波佳肴:「ねえ、ららぴ。そういやスタバの新作ってもう飲んだ?」
空原らら:「え? どうしたの、急に……飲んでないけど……」
巳波佳肴:「あれ、めっちゃ気になってるんだよね~」
巳波佳肴:「時間あったら今からスタバ行かない?」
空原らら:「えっえっ、わ、私はいいけど……チョコはもういいの?」
巳波佳肴:「いやー……チョコは別にいいかなって……」
空原らら:あんなにやる気満々だったのに……といぶかしむ思いはあるものの
空原らら:あからさまに話題を逸らしたがっているのは、さすがに感付いたので。
空原らら:「いいよ、私も気になってたの」
空原らら:今は、友が笑顔でいる方が優先だ。
巳波佳肴:「やった。行こ、行こ、ららぴ!」
巳波佳肴:「iPhone15プロギガマンティスを買ったから今こそクソすごいカメラの出番だよ」
空原らら:「つよそう」
巳波佳肴:「なんか分からんけど強いらしい」
空原らら:「強いのはかっこいいよね」バ先の先輩のことを考えている。
巳波佳肴:「お。ららぴ、また恋する乙女になってない?こいつ、こいつ」ほっぺたを指先でぷにぷにしている。
空原らら:「んむむ」ぷにられながらスタバへ向かう
GM:キミたちはそうしてお菓子売り場を後にする。
GM:カコはキミに聞こえるかどうかの小さな声で呟いた。
巳波佳肴:「……本当に羨ましいな、ららちゃん」
空原らら:その声は風に攫われて聞こえないまま。
空原らら:ただ、己の内にある淡い慕情と似たようなものを、もしも彼女が誰かに抱えているとしたら。
空原らら:(素敵な恋になってほしいなあ)
空原らら:それだけを、単純に思っていた。
GM:シーン終了。
GM:シナリオロイスは巳波佳肴に取得してください!
GM:推奨感情はポジティブが友情、ネガティブが隔意ですが変えてもいいよ。
空原らら:では佳肴ちゃんに 〇友情/猜疑心 で取ります。ユウジョウ!だけど何か隠している味だぜ
GM:ユウジョウ!ありがたい
GM:では、改めて次のシーンにいきましょう!
◆オープニング : ノーヴェ
GM:次はノーヴェくんのOPです。
ノーヴェ:俺!
GM:ノーヴェくんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(32 → 32)
ノーヴェ:あれっ、増えてない
GM:おとなしい
GM:あっ、本当だ。上がってない!
ノーヴェ:37+2で39です!
GM:特異体質か……?
GM:違った
ノーヴェ:侵蝕最大値が32になってた!
GM:やはり特異体質か
ノーヴェ:選ばれし者でした
GM:このシーンは、キミが護送任務中にチルドレンの青年とバレンタイントークをしたり、強襲されたりするシーンになります
GM:まずはシーンの描写から。
GM:バレンタインが近付いたある日のこと。UGNの任務を受けたキミは護送車のコンテナの中にいた。
GM:コンテナの中には物々しく封印を施されたアタッシュケースが保管されている。
GM:任務は、UGNチルドレンの“ネクロポリス”水無竜太郎というもう一人の青年と一緒だった。
GM:緊張した空気の中、車両の走行音だけが響く。
GM:そんな時、水無がおもむろに口を開く。
水無竜太郎:「お前、ノーヴェとか言ったっけ。変な名前だな。九人兄弟の末っ子か?」
水無竜太郎:気障ったらしいイケメンな青年は嫌味な口調で言う。
ノーヴェ:「惜しいな。11人だ」
ノーヴェ:「そういうシリーズだったんだよ、FHの機械化兵の。ウーノとかドゥーエとか、ディエーチとか」
ノーヴェ:「今頃どこで何してんのか知らねえけどな」
水無竜太郎:「そんな分かりやすい名前なことあるのかよ」
水無竜太郎:「そりゃまた……大変だな。お前も」
ノーヴェ:「あいつらはセンスねえから、こういう"兵器です!"みたいな名前しかつけらんねえんだろうなァ」
ノーヴェ:「別に言うほど大変じゃねえさ。今はとっくにUGNだし……」「嫁もいるからな!」
ノーヴェ:「嫁だぞ嫁! すげえ美人でしかも強い! 羨ましいだろ!」
水無竜太郎:「そりゃあよかった。嫁……嫁!?」
水無竜太郎:「お前、何歳だよ!? 僕と同じくらいか少し上くらいだろ!?」
ノーヴェ:何も言われなくてもスマホの画面の瞳ちゃん(美少女)を見せつけてます。どう見ても中学生くらいの少女だ。
ノーヴェ:「2……あー……」少し考える。「ンなとこだ。20だよ」
水無竜太郎:「い、いやいやいや!違法だろ!」スマホの画面を指差す。
水無竜太郎:「お前、知ってるか!?成人男性は未成年と結婚しちゃダメなんだぞ!」
ノーヴェ:「違法じゃねえ! 俺と鷲尾が違法だったら、それは法務省の方向性が根本的に間違ってんだよ!」
水無竜太郎:「お前、法務省とかそういう言葉は知ってるんだな……」
ノーヴェ:「大丈夫だ。鷲尾は今14歳だから、あと4年で合法になる。問題ねえ」
ノーヴェ:「オリンピック一回分だよ。事実上合法だろうが」
ノーヴェ:スマホをしまっている。
水無竜太郎:「四年でも違法は違法だって! っていうか、14歳か~! 僕の一個下かよ。ヤバイって」
ノーヴェ:「むしろヤバイのはこの状況だよ、俺にとっては」
ノーヴェ:「今月は2月だ。もうじき何の日だかわかるか? お前」
水無竜太郎:「いや。僕もついさっきまでその話をしようと思ってたんだが……」
ノーヴェ:「ほお」
水無竜太郎:「もう驚きの事実の前で全部吹き飛んだよ」
ノーヴェ:「人の嫁さんのことでいちいち驚くなよ……で、わかってるよな? バレンタインが近いってことは!」
水無竜太郎:「いいか、九男坊。よく聞け。そうだ、もうじきバレンタインがある」
水無竜太郎:「一年で最悪の季節だ……!」
ノーヴェ:「そうだ。バレンタインがある」
ノーヴェ:「あ?」
ノーヴェ:「なんで最悪なんだよ? 恋人とか嫁と、どっちが美味いチョコレートをプレゼントできるかガチれる日だろ?」
ノーヴェ:「めちゃくちゃ楽しいだろうが」
水無竜太郎:「FHの情操教育、失敗してるよ。バレンタインってそういう日じゃないもん」
ノーヴェ:「失敗してねえって! もし違うならそれはバレンタインの方向性が間違ってんだよ!」
ノーヴェ:「くそ、今回はチョコムースを作るつもりだったんだ。それが任務のせいで買い出しにもいけねえ……」 ふくれっ面している。
水無竜太郎:「お前、自分の方向性を全部の基準にするのやめろよ!」
水無竜太郎:「バレンタインといえばだ!」
ノーヴェ:「おう。バレンタインと言えば?」
水無竜太郎:「女子たちがこぞって僕にチョコレートを渡しにくる日なんだ」
ノーヴェ:なんだかんだで絶対間に合わせるつもりではいるので、本気で凹んではいない。
ノーヴェ:「おう。……おう?」
水無竜太郎:「支部の皆が。そして、同じ中学の皆が!」
ノーヴェ:「そりゃモテるってことだろ? いいじゃねえか」
水無竜太郎:「いいわけあるか!考えてみろ!」
ノーヴェ:「っていうかお前……美人の嫁さんがいる俺だからよかったけどよ」
ノーヴェ:「それ、場合によっては自虐風自慢?とか言われて顰蹙買うぞ」
ノーヴェ:腕組みをして水無の話を聞いている。
水無竜太郎:「集まってきた何百、何千というチョコを食べきり、翌月のホワイトデーにはそのお返しを用意しなくちゃいけない」
ノーヴェ:「アイドルか何かかよお前は」
水無竜太郎:「こんな辛くて恐ろしいイベントが……いや、自虐風自慢をする気だったんだよ!」
ノーヴェ:無造作に水無くんに蹴りを入れてます。
水無竜太郎:「先にドストレートな自慢をしてくるやつがあるか!あ、痛っ!」
ノーヴェ:「この蹴りは愛のムチだと思え。んなことしてたら、毎年2月にどんどん友達を失うことになるぞお前」
ノーヴェ:「いや、でも……数百数千か……」
ノーヴェ:「流石にやばいな。虫歯とかカロリーとかすげえ大変そう」
水無竜太郎:「フン。エリートチルドレンの僕に釣り合う友達がいればの話だろ?」嫌味っぽく言う。
ノーヴェ:「あっなるほど、もとから友達いねえのか……」
水無竜太郎:「そこだな。毎年、医師からの警告は受けてるよ。このまま続けたらマズイって」
ノーヴェ:「かといって、溶かして別のお菓子に使うとかはありえねえよな。バレンタインチョコってのはそいつの魂がこもってんだし」
水無竜太郎:「当たり前だ。そんな失礼なこと僕にできるかよ」
水無竜太郎:「だからこそ二月は恐ろしい……」
ノーヴェ:「そんなにイヤならさっさと決めちまえよ、一人に」 普通に虫歯を心配している。
ノーヴェ:「誰かと結婚なりなんなりして、俺はこいつを愛してる!って宣言すりゃあ義理も減るぜ。虫歯にもならなくて済む」
水無竜太郎:「それはそれで失礼だろ。好きでもない相手と付き合えって? あり得ないね!」
GM:と、そんな風にキミが自慢話に耳を傾けていると……。
ノーヴェ:「好きな相手を作りゃあいい話だろうが! お前と同じくらい強い女とか、見どころのある女とか!」
ノーヴェ:「あっよし、そうだ。俺と鷲尾がどう結婚まで行ったか教えてやるよ」 勝手に話し出す。
ノーヴェ:「お前は恋愛初心者みたいだから、俺を参考にすりゃいいや。まず任務で一緒になったんだが、第一印象が最悪で…………」
水無竜太郎:「この僕と釣り合う女なんてそうそういるわけないだろ!やめろ、聞きたくない!」耳を塞ぐ。
ノーヴェ:語り続けています
GM:突如として《ワーディング》が展開され、轟音が響く!
ノーヴェ:「!」
ノーヴェ:「ネクロ!」 立ち上がる。
GM:激しい揺れとともに護送車は停まる!
水無竜太郎:「コードネームを略すやつがあるか!」傍らにからくり人形を出現させ、敵襲に備える。
ノーヴェ:咄嗟にアタッシュケースを片手に掴もう。オーヴァード相手なら、いきなり護送車の壁をすり抜けてアタッシュケースをパクる……なんてのもありえる話だ。
GM:その瞬間、炎の刃が走り、コンテナが両断される!
ノーヴェ:同時に、イージーエフェクトの《小さき密偵》を使います。超小型の盗聴・盗撮ドローンを車の外へ放つ。
ノーヴェ:「うおおおい! おいおい! はははは!」
ノーヴェ:「派手だなおい!」
GM:扉が吹き飛び、白衣の女が姿を現す。
白衣の女:「……随分と騒がしい奴らだ」冷たい目つきの女がキミたちを睨む。
ノーヴェ:「そりゃこっちの台詞だ。俺は今、恋愛初心者に優しくレクチャーをしてやってたんだぞ」
白衣の女:イージーエフェクトの《プラズマカッター》によって生成した炎のメスを構えている。
ノーヴェ:「今すぐ投降しろ。そしたらお説教で済ませてやるぜ」
水無竜太郎:「誰が恋愛初心者だ。経験人数なら僕の方が上だ」
水無竜太郎:「ここは僕に任せておけ、ノーヴェ」
ノーヴェ:「あん?」
水無竜太郎:自信満々の態度でキミの前に出る。
白衣の女:「そのアタッシュケースをこちらに渡せ。そうすればお説教で済ませてやる」
ノーヴェ:言いつつ下がります。今は護送対象のアタッシュケース保護を優先するべきだろう。
ノーヴェ:「やだね! ほしいなら俺たち二人に勝ってみせな!」
GM:キミたちの背後の路上では両断された護送車が炎上している。
ノーヴェ:「さもなきゃ──」
白衣の女:「そうか。残念だ。お前たちに恨みはないが」
ノーヴェ:「死ね!」 水無の横を一瞬で通り過ぎ、女に回し蹴りをかましている。
白衣の女:「私は絶対に失敗しない」
ノーヴェ:「ネクロォ! やるぞ!」
ノーヴェ:「この手の奴は絶対自分から引かねえ!」
ノーヴェ:「というか……」
白衣の女:「……もうやったよ」炎の剣を下ろす。
水無竜太郎:「悪い、ノーヴェ……」表情を苦悶に歪めている。
ノーヴェ:「俺は白兵タイプなんだよ! お前が持ってろ!」 水無にアタッシュケースを投げ渡し、
ノーヴェ:「…………あ?」 異変に気づく。
水無竜太郎:からくり人形ごと斬り裂かれ、その場に倒れ込む。アタッシュケースに伸ばした手は空を切る。
白衣の女:「言っただろう。私は失敗しないと」
ノーヴェ:「おまっ……一瞬でお前……」 アタッシュケースを取るか、今にもトドメをさされそうな水無を取るか。
白衣の女:ノーヴェの回し蹴りを片手で押さえると、次の瞬間には倒れ込んだ水無の隣に移動している。
ノーヴェ:「ミスターサタンかよ!!!」
白衣の女:そのままアタッシュケースをつかむ。
ノーヴェ:水無を取った。走り、水無の首根っこを掴んで引き寄せる。
白衣の女:「例えが分かりにくい」
ノーヴェ:「はやりの映画も見てねえのかよお前は。キッズに大人気なんだぞドラゴンボールは」
白衣の女:「キッズ……そういう歳には見えないが……」
白衣の女:「これはいただいていくぞ。私の計画に必要なものだ」
ノーヴェ:「嫁と一緒にアマプラで見たんだ。……計画、計画か」
ノーヴェ:「どんな計画だよ? 世界征服か? それとも生体兵器でも作るのか?」
ノーヴェ:中身の事は全く知らない。少しでも相手から情報を引き出すつもりだ。
白衣の女:「嫁……」その言葉にわずかに反応する。
白衣の女:「愛する人を取り戻す。そういう計画だ。お前も妻がいるならば分かってくれるな?」
白衣の女:イージーエフェクトの《折り畳み》を使用。アタッシュケースの形状を小さく変え、懐にしまう。
ノーヴェ:「あ?」
ノーヴェ:「お前はあれか。旦那だか何だかを失ったクチか」
白衣の女:「……少し喋りすぎたな」
ノーヴェ:「やめとけよ! 遺産だろうがなんだろうが、そんなもんで死者を蘇らせてハッピーエンドになった事例は全然聞かねえぞ!」
白衣の女:「知ったような口を聞くな」炎の剣を構える。
ノーヴェ:「仕方ねえだろ。初対面なんだから」 水無を小脇に抱えつつ拳を構えている。
白衣の女:「お前程度の強さでは私の計画は止められん!」
白衣の女:剣を振るうと炎の刃がアスファルトを溶解しながらキミに向けて迫る!
ノーヴェ:「いやあ、どうかな?」「確かにお荷物一人が邪魔だが……」 飛び退く。回避に専念しつつ、
ノーヴェ:《タッピング&オンエア》。無線通信で近隣に緊急無線を送っている。
白衣の女:「……二度と私の前に現れてくれるな」剣を下ろす。
白衣の女:イージーエフェクトの《見放されし地》を使用。暗闇の中へと姿を消すぞ。
ノーヴェ:「──襲撃だ! 白衣の女、20代! 目的は死者蘇生! ネクロがやられた!」
ノーヴェ:「……んで、いま逃げた」「くそッ」 通信を切る。
白衣の女:「……白衣の女、じゃない。ドクターV。いや、ただのVでいい」
白衣の女:「お前もUGNなら報告は正確にしておくんだな」去り際にそれだけ言って。
白衣の女:彼女は姿を消す。
ノーヴェ:「チッ」
ノーヴェ:水無くんは気絶してる感じですか?
GM:水無は重症で息も絶え絶えです。ただオーヴァードなので、命に支障はないでしょう。
水無竜太郎:「……チクショウ……この僕が……」朦朧とした意識の中呟いている。
ノーヴェ:「お前マジで……自虐風自慢する暇があったら筋トレと組手をしろよな」 水無くんを肩に担ぎなおす。
ノーヴェ:「とりあえず近くの支部か、UGN提携の病院まで運ぶからな。痛くても泣くなよ」
水無竜太郎:「……痛かったら……文句言うからな……」
ノーヴェ:「あとどっかの支部長とか鷲尾とかに怒られることになったら、お前も一緒に怒られろよ!」
水無竜太郎:「……僕は……嫌だ……」
ノーヴェ:「俺だって嫌に決まってんだろ!」
ノーヴェ:「まったくもう……恋愛クソ雑魚の上に近接戦闘までクソ雑魚とは……」 のしのし担いでいく。
ノーヴェ:「……」 ドクターVの最後の言葉を思い出している。
ノーヴェ:「(愛する人を取り戻す……ね)」
ノーヴェ:「(まあ実際、万が一、鷲尾が先に死んだら……いやまあ死ぬなら俺と鷲尾は二人同時に同じ戦場で死ぬと思うが……)」
ノーヴェ:「俺も似たようなコトするかもなあ」
ノーヴェ:「なあネクロ」
水無竜太郎:「…………」完全に気絶している。
ノーヴェ:「お前……」
ノーヴェ:「人の話はちゃんと聞けよ。女子にモテねえぞ」
ノーヴェ:護送車が炎上する熱を背中に受けつつ、小言を言いながらその場を立ち去った。
GM:では、キミが水無を担いで撤退したところでこのシーンは終了だ!
GM:シナリオロイスは水無竜太郎に取得してください。
ノーヴェ:取ります!
GM:推奨感情はポジティブが連帯感、ネガティブが厭気です。
ノーヴェ:-同僚/水無竜太郎/連帯感/◯憐憫/ロイス
ノーヴェ:恋愛初心者だったり虫歯ピンチだったりすぐやられたりで可愛そうだな……という上から目線です
GM:憐憫されることどうして
ノーヴェ:ちゃんと歯みがいてね
GM:水無は従者使いだから本体はへなちょこなんだ。
ノーヴェ:一番最初に変な人形使ってた花京院みたいだ
ノーヴェ:以上です!
GM:というか、恋愛初心者でもない!
GM:では、改めてシーンは終了です!
◆オープニング : 鷲尾瞳
GM:次のシーン!
GM:次は、瞳ちゃんのOPです!
GM:瞳ちゃんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(37 → 46)
鷲尾瞳:シュンシュンシュン
GM:いい感じの上がり具合
GM:このシーンは、百貨店のバレンタインチョコフェアを見に来たキミが、そこで歳の近い少女と友達になるシーンです。
GM:まずはシーンの描写から。
GM:バレンタインデーが近付いたある日のこと。N市内にある高級百貨店シカクイ。
GM:もはや季節の恒例行事となったバレンタインチョコフェアがこの百貨店でも開催されていた。
GM:噂を聞きつけたキミもなんとなくそのバレンタインチョコ売り場へとやってきたのだった。
GM:百貨店の催事場には色とりどりのチョコレートが並んでいる。
鷲尾瞳:「ふむ……うーむ……」高級チョコや手作りチョコセットなどが並ぶ売り場を悩ましい顔で右往左往している
GM:普段はお目にかかれないような海外のものや、有名パティシエの手によるもの。高級な日本酒とコラボしたものなど様々だ。
GM:「お客様、こちらのチョコはいかがですか。ご試食もできますよ」店員さんがにこやかな笑顔で呼び込みもしている。
鷲尾瞳:「バレンタインと言えば女性が想い人にチョコレートの形で思いを伝える日……」
鷲尾瞳:「恋人になったとはいえノーヴェに渡さないという選択肢はないのですが……」
鷲尾瞳:ありがとうございますと一口チョコを貰っておこう
GM:高級板チョコや海外産のアーモンドチョコ。宝石のようなキラキラしたチョコ。目移りしてしまいそうなほどだ。
鷲尾瞳:たしかに高級チョコレートは今食べた通り日常では味わえないような物だが
鷲尾瞳:しかしそれがノーヴェへの想いの大きさという事になるのだろうか?それでは世界一の大金持ちが大金を注いで作ったチョコに一番強い愛が籠もっているということに……
鷲尾瞳:「しかしかと言って、学業やアルバイト(UGNの任務のこと)と並列してお菓子作りを習ったとして」
鷲尾瞳:「私にこれほどの味のチョコが作れるとはとても……」手作りしたとして、味に劣るチョコを渡すことが果たして愛ということになるのだろうか?
鷲尾瞳:愛しているなら相手により美味しいものを食べて幸せになって貰いたいと思うのが道理ではないだろうか
鷲尾瞳:「しかしかと言って既製品……しかし手作りだと味が……」ううんううん
GM:と、キミがうんうん悩みながらチョコ売り場を物色していると
GM:同じように首を傾げている少女がいることに気付くだろう
國司蕩:「うーんうーん……」
鷲尾瞳:「困りました……こういうときに相談できる友達が居ればよかったのですが……」
鷲尾瞳:「生憎今は皆(主にUGNの仕事で)忙しいですし……む?」
GM:褐色肌をしたツインテールの少女はチョコ売り場を見つめながらうんうん唸っている。
鷲尾瞳:「失礼。もしかして……あなたもどんなチョコを送ろうか悩んでいるのですか?」
國司蕩:「今からじゃさすがにお菓子作りを習う時間はないし……かといって……」
國司蕩:「ひゃわっ!!?」
鷲尾瞳:うんうん唸っている少女に話しかけよう
國司蕩:「そう。そうなのだよ!どうして、分かったの。あなた、もしかしてエスパー!?」
鷲尾瞳:「いえ、私もちょうど同じことで悩んでいたもので」
鷲尾瞳:エスパーに近い存在であることは黙っておこう
國司蕩:「ええっ。そうなの。そんなに大人っぽくて素敵なのに!?」
國司蕩:「歴戦の勇者でもバレンタインに悩むことアリなの?」
鷲尾瞳:「そんな、大人っぽいなんて……いえ、確かに普通の女性よりかは大人かもしれません」
國司蕩:「や、やぱり大人レディーなんだ……!」
國司蕩:「し、師匠!師匠と呼ばせてください!」崇めている。
鷲尾瞳:「こう見えて実は結婚式もあげたことがあるくらいです」
鷲尾瞳:「残念ながら法律のせいでまだ籍は入れられていませんが……」
國司蕩:「け、結婚式までも……!?」
國司蕩:「法律、邪魔だなぁ。邪魔じゃなイ?」
鷲尾瞳:「ですがそれを守るのが大人というものですから」
國司蕩:「はー。大人レディーってすご」
鷲尾瞳:「結婚ができるのも法律があるおかげですしね」
國司蕩:「尊敬しました。大師匠と呼ばせてくださイ」
鷲尾瞳:「鷲尾瞳です。そんな改まらなくても瞳ちゃんでいいですよ。同じくらいの年頃ではないですか。あなたは?」
國司蕩:「トウの名前は國司蕩ダよ! 瞳ちゃん大先輩、よろしクね!」
國司蕩:「中学の二年の生でス」礼儀正しくお辞儀をしている。
鷲尾瞳:「國司さん。よろしくお願いします。先輩はいいですよやっぱり同じ年じゃないですか。それに、私も今まさに悩んでいるところですから……」
鷲尾瞳:「渡す相手は決まっているのですが、どんなチョコを渡せばいいのかわからなくなってしまって」
國司蕩:「恋愛経験豊富で結婚式まで挙げた瞳ちゃん師匠がお悩みヲ……?」
國司蕩:「トウと同じ悩みダ!」
鷲尾瞳:「手作りのほうが気持ちが伝わるとよく言われますが、しかし未熟なチョコを食べさせるのは本当に愛なのか……」
國司蕩:「それ!それなノ!」うんうんと頷いている。
鷲尾瞳:「美味しいものを食べてもらうべきなのでは?しかし既製品というのも味気ないような……」
國司蕩:「瞳ちゃん師匠、言葉にするプロ?もしくはトウの心を読んだダ?」
鷲尾瞳:「まるで迷宮に迷い込んでしまったかのように思考が同じ場所をぐるぐると回っています。チョコレートの迷宮です」
國司蕩:「迷宮だよね~」
鷲尾瞳:「ということは……國司さんも渡したい相手が?」
國司蕩:「そう! トウの好きな人、すっごく格好良くてすっごく素敵な人だからこの機会にチョコ渡しして」
國司蕩:「すっごく想いを伝えようと思うんだけど……」
國司蕩:「何をあげればいいか全然分からなくて~!もう複雑骨折しそうだよ!」
鷲尾瞳:「すっごく格好良くてすっごく素敵な人……まるでノーヴェのような人ですね」
鷲尾瞳:「まだ向こうは國司さんの思いを知らないのですね。たしかにそれはますます悩ましい……」
國司蕩:「ノーヴェ……もしやそれが瞳ちゃん師匠の旦那さま?」
國司蕩:「そうなの。彼、ニブチンだからトウの気持ちに全然気が付いてくれなくっテ!」
鷲尾瞳:「はい。結婚式を上げ、今も結婚を前提にお付き合いさせていただいています」
國司蕩:「順番、逆じゃなイ?」
鷲尾瞳:「大丈夫です。籍を入れた後は更に最強な結婚式を上げる予定ですので」
國司蕩:「最強!すごいじゃなイ!」ぴょんぴょん跳ねている。
鷲尾瞳:「ただ、最初から最強だったわけではないですよ。ノーヴェも最初は全く私の気持ちに気づいてくれなくて……」
國司蕩:「ええ……それって最悪じゃン!」
鷲尾瞳:「いえ、それどころか私も自分の気持に気づくのに随分時間がかかってしまいました」
國司蕩:「瞳ちゃん師匠も自分のお気持ちに……?」
鷲尾瞳:「お互い正反対の性格をしていて……相手のことを好きになる、好きになっているなんて考えもしていなかったんです」
國司蕩:「ほわあ……」よく分からないがぽわぽわしている。
鷲尾瞳:「だから安心してください。國司さんの想い人も、今は気づいてくれなくても」
國司蕩:「……!」
鷲尾瞳:「國司さんが思いをぶつけ続ければ必ず応えてくれるはずです」
國司蕩:「任せて!トウ、ぶつけるのは大の得意!」
鷲尾瞳:「バレンタインはその絶好のチャンス……いわばボーナスタイムです」
國司蕩:「家でもぶつけまくってママ上様に何度怒られたか……」
鷲尾瞳:「國司さんの思いをぶつけるのにぴったりのチョコがあればいいのですが……」
鷲尾瞳:「物理的にぶつけているということですか?チョコはぶつけないほうがいいですね」
國司蕩:「うん。トウ、がんばる!」
鷲尾瞳:「チョコは渡して、ぶつけるのは思いだけにしましょう」
鷲尾瞳:「いえ、あるいはぶつけても大丈夫なチョコを探したほうが……?」
國司蕩:「瞳ちゃん師匠のお話はいつも為になるでス」
國司蕩:「差し当たってはあれなんてどう?」売り場を指差す。
鷲尾瞳:「ふむ、あれは……」
GM:そこには二百万円ほどする純金のチョコレートが売られている。
國司蕩:「無敵さは出てるが?」
鷲尾瞳:「あれはチョコレートではなく純金ですね」
國司蕩:「ダメかね」
鷲尾瞳:「喜ぶかもしれませんが……まだ恋人同士でないとなると少し早すぎるかもしれませんね」
國司蕩:「そう。じゃあ、ダメだね。あのニブチンめ……」
鷲尾瞳:「結婚して二人の間にできた子供が独り立ちした頃、老後の資産を考えるときに購入するといいのではないでしょうか」
國司蕩:「え~。そんなのまだ早すぎるよ! トウ、子供は四人くらい欲しいじゃん!?」
國司蕩:「男の子二人と女の子二人!仲良し兄妹がいいね!」
鷲尾瞳:「そうですね……私も子供はたくさん欲しい方です」
國司蕩:照れて体をくねくねさせながら話している。
國司蕩:「やぱり瞳ちゃん師匠も……!」尊敬の眼差し。
鷲尾瞳:「でも4人はすこし少ないですね。ノーヴェの兄弟が11人なので……それに負けないよう12人はほしいですね」
鷲尾瞳:チルドレンなので12人兄弟がどれくらいのものか良くわかっていない。一番身近な所を基準に考えている
國司蕩:「旦那さん、兄弟多いんだ。いいね~」
鷲尾瞳:「ただ私は会ったことがないんです。今はどこで何をしているのか……」
鷲尾瞳:「それより純金以外のまともなチョコレートはないのでしょうか」
國司蕩:「むむむめ。じゃあ、あっちのロシアンルーレットチョコなんかは……」
GM:と、キミたちがチョコ売り場を前にああでもないこうでもないと話していると……。
GM:《ワーディング》が展開される。
鷲尾瞳:「あれは銃弾ですね」
鷲尾瞳:「……む?」
GM:人混みでごった返していた催事場は無音になる。
GM:その無音の中を金属質の足音が響く。
鷲尾瞳:「これはワーディング……?」近隣の支部からなにか情報は……と身を隠しながら端末を確認します
鷲尾瞳:國司さんもとっさに一緒に物陰に隠すけど「……」
GM:キミは気付くだろう。視界の端に鎧姿のオーヴァードの存在がある。
國司蕩:「…………」完全に無反応で、されるがままだ。
GM:黒い鎧姿のそれはゆっくりと歩き、人々を一瞥する。
鷲尾瞳:彼女を始め周りに民間人が多すぎる、こちらから仕掛けるわけには……
鷲尾瞳:と一旦様子を見てみます
GM:禍々しい鎧姿のそれは一瞬だけキミと視線が合い――。
鷲尾瞳:「……!気づかれた……!?」
GM:エネミーエフェクトの《神出鬼没》を使用してそのまま姿を消します。同時に《ワーディング》も解除される。
鷲尾瞳:合ってしまったら仕方ない。物陰からでていこう
GM:物陰から出たキミは気付くだろう。
鷲尾瞳:「待ちなさい、私はUGNチルドレンの……」
鷲尾瞳:「……!?消えた……一瞬で……?」
GM:キミの足元には一輪の花が落ちている。
鷲尾瞳:声をかけようとしたが既に遅かったぜ
鷲尾瞳:周囲を観察して、ふと足元の花に気づき
GM:黒紫色をした小さな花だ。
鷲尾瞳:「これは……すみれの花?それとも蓮華……?なんの花でしょう……」当てずっぽうの植物知識
鷲尾瞳:「ともあれ先程のオーヴァードとなにか関係がありそうですね」手袋をはめて、ビニールの中にお花を回収しよう
國司蕩:「瞳ちゃん師匠、愛する人のハートを打ち抜くって書いてあったけどあのチョコはダメなんダね……」物陰から戻ってくる。
鷲尾瞳:「あれでハートを撃ち抜いたら胸が張り裂けてしまいますね」
國司蕩:「……なんかあったわけで?」不思議そうにしている。
鷲尾瞳:「ええ。少し通知が。國司さんはなんともありませんでしたか?」
國司蕩:「うん。トウはなんともないけド……」困惑している様子だ。
鷲尾瞳:「ならいいのです。所で、すみません。私は急用ができてしまいました」
國司蕩:「えっ。急すぎちゃう!?」
鷲尾瞳:「連絡先を交換しませんか?バレンタインまでお互い情報共有といきましょう」
國司蕩:「わっ。ハチャメチャに嬉しい! しようぜです!」
鷲尾瞳:「必ず國司さんの思いを伝えられる素敵なチョコを見つけましょう」
國司蕩:「トウももうちょっとウンウン唸ってみるので、瞳ちゃん師匠も頑張っテね!」
國司蕩:スマホを取り出し、満足げにしている。
鷲尾瞳:「私もノーヴェへの愛に相応しい最強のチョコを探さなくては……そのための味方は多いほうがいいですからね」
鷲尾瞳:「はい、國司さんも」
國司蕩:「じゃあ、またお会いしましょうぜ! 瞳ちゃん師匠!」ぶんぶん手を振ってキミを見送る。
鷲尾瞳:軽く微笑んでこちらも手を振り、その場を去ろうかな
鷲尾瞳:鎧のオーヴァードのことを支部に伝えないと
GM:では、キミが百貨店を去り、國司蕩も帰った後。
GM:百貨店では店内アナウンスが流れます。
GM:『N市からお越しの〇〇様、〇〇様。催事場でお連れ様がお待ちです――』
GM:その名前はその後、UGN・N市支部の行方不明者リストに加えられることになった。
GM:シーン終了。
◆オープニング : 虹咲奏
GM:次のシーン!
GM:次は虹咲さんのOPです。
GM:虹咲さんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(33 → 43)
虹咲奏:ホットスタート!
GM:一気に上がった
GM:このシーンは、キミが支部員からFHの怪しい行動についての報告やバレンタインの浮ついた雰囲気についての報告を受けるシーンになります。
虹咲奏:はーい
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。
GM:UGN、N市支部。支部長室。
GM:バレンタインデーが近付いたある日のこと。キミはいつものように支部長としての業務をこなしていた。
虹咲奏:デスクの端の方にはいくつかのチョコレートが積み上がっている。
虹咲奏:そして自らの傍には書類の山だ。
虹咲奏:黙々と仕事をこなしている。
GM:と、そこで支部長室の扉がノックされる。
絹川囀:「虹咲支部長。ちょいと急ぎでご報告が」女の声だ。
虹咲奏:「入れ」
虹咲奏:穏やかだが厳格な声で告げる。
絹川囀:「失礼します」タブレット端末を片手に支部長室に入ってくる。
GM:スーツ姿で眼鏡をかけた黒髪ショートカットの瘦せぎすの女。支部で秘書的な仕事をしている絹川囀(きぬかわ・さえずり)というオーヴァードです。
GM:進行役NPCなので事件に大きく関わることはないよ。
虹咲奏:そうなのか
GM:マジで関わりません。
絹川囀:「お忙しいところ恐縮ですね」ヘラヘラと笑い、ぺこりと一礼する。
虹咲奏:「ご苦労。飲み物はいるか?」
虹咲奏:「何、現場に出ている者たちほどではない」
絹川囀:「またまた~、ご謙遜を。あー、白湯もらえます?」少し思案してから言う。
虹咲奏:「白湯か。少し待て」
虹咲奏:立ち上がってポットと水差しからバランスよく液体を注ぐ。
絹川囀:ぼんやりとチョコの山を一瞥する。
虹咲奏:「7:3の割合が好みだったな」
虹咲奏:ことん、と応接用のテーブルにカップを置く。
絹川囀:「ども。助かります。味がないのがいいですよね」片手で受け取る。
絹川囀:「なんか街もすっかりバレンタインムードですね。支部内でも誰にあげるだのあげないだのそんな話で浮かれきってますし」
虹咲奏:「水分は肉体の大部分を構成する。循環を良くするのに白湯は最適だ」
虹咲奏:「気になるか、チョコレート」
絹川囀:「あはは。私の場合、そんなご大層なものじゃないですけどね」
虹咲奏:先ほどの視線を思い返して。
絹川囀:「なると言えばなるし、ならないと言えばならないですかね」
絹川囀:「いや、別に悪かぁないんですけど、甘いものとか食べない身からするとなんかウンザリするなぁって」
絹川囀:「や、性格悪いっすよね。すみません」
虹咲奏:「何。広いイベントごとでも興味を持てない対象など存在して当然だ」
虹咲奏:「そのことが性格の良し悪しを決めるものではない」
絹川囀:「あはは。虹咲サンは寛大で助かります」
GM:と、そこで情報を仕入れるために付けてあったモニターにCMが映る。市内にある百貨店のCMのようだ。
GM:ピンク色の画面にでっぷりとした中年の男が映り、手でハートマークを作っている。
愛好寺恋也:『全人類にLovin' you! シカクイ百貨店、バレンタインフェア開催中!』
絹川囀:「うちでも“マクガフィン”あたりは覗きに行ってるかもしれませんねぇ」
虹咲奏:「ああ、鷲尾も相手ができたそうだからな」
虹咲奏:「今頃地下で悩んでいることだろう」
絹川囀:「マジですか。今時の女子中学生は進んでるなぁ」
絹川囀:「……っと、すみません。話が脱線しすぎましたね」
虹咲奏:「急ぎの報告だったか?」ふ、と笑みを浮かべる。
絹川囀:「急ぎも急ぎっす。のんびり白湯なんか飲んでる場合じゃありませんでした。あ、いや、白湯はありがたいです」
絹川囀:真剣な表情を取り繕って言う。
絹川囀:「えー、諜報班からの報告です。ここしばらくN市で“ラブ・リマスター”というFHエージェントの活動が確認されているそうです」
絹川囀:「生憎とまだ情報は多くないですが……」
GM:タブレット端末に情報を映し出す。不鮮明な画像にはハートマークをあちこちにあしらったような異形の獣の姿が映っている。
絹川囀:「キュマイラ、でしょうかねぇ……?」
虹咲奏:難しそうな表情を浮かべる。
虹咲奏:「完全に獣化しているな。レネゲイドビーイング、あるいはアニマルオーヴァードということも考えられるが…」
絹川囀:「ジャームが異形化することもありますし、断言するには決め手にかけますかねぇ」
虹咲奏:「ただ、エージェントとして扱っているということは知性を持つ、ということだろう」
絹川囀:「あ、なるほど。さすが虹咲サン。ただの怪物ではない、ってことか」
虹咲奏:「おそらくは」
絹川囀:「他にもUGNの交戦記録によると、奴にはほとんどダメージを与えることができなかったと……マジかァ。それが本当ならマスターエージェント級の力を持っているってことになりますね」
虹咲奏:「なんらかの遺産、あるいはEXレネゲイド装備の力を持つか、ジャームとしてのエグゾーストを扱っているか。可能性はこちらも如何様にも考えられるな」
絹川囀:「いずれにせよ調査が必要そうですねぇ」
絹川囀:「それと、この“ラブ・リマスター”は先日発生した遺産強奪事件にも関わっている可能性が高いとのことです」
虹咲奏:「ノーヴェと水無が担当していた件だな」
絹川囀:「はい。“ネクロポリス”はまだ負傷中ですが、ノーヴェからは話が聞けるかと」
絹川囀:「竜太郎くん、かわいそうだな~」
虹咲奏:「ノーヴェは頑丈だからな」
虹咲奏:「かわいそう?」
絹川囀:「大怪我してしばらくは戦線から離脱ですって。彼もノーヴェくらい頑丈だったらよかったんでしょうけどね」
絹川囀:「今のところ情報はそんなもんですかね。どうします、虹咲サン。支部のエージェントやイリーガルに招集をかけますか?」
虹咲奏:少し考える。
虹咲奏:「……そうだな。季節柄、少しのことでも惨事になりかねない時期だ」
虹咲奏:「懸念は早めに取り除いておきたい」
絹川囀:マグカップを傾け、白湯を一口飲む。
絹川囀:「……あ、すんません。タイミングが……了解っす」
絹川囀:「それでは、早速支部員たちに招集をかけさせていただきますね、虹咲支部長」
虹咲奏:「ああ、よろしく頼む。……それと」
絹川囀:「……はい?」小首を傾げる。
虹咲奏:「イベントごとに必ず付き合わねばならないということはない。適当にあしらっておけ」
虹咲奏:「お前が嫌ならば、嫌と言えばいい」
虹咲奏:「ただ、楽しんでいる相手を否定はするな」
虹咲奏:「……私から言えるのは、それぐらいだ」
絹川囀:「気ぃ、遣いすぎです。私だってそこまでズドーンと気に病んでるわけじゃないですって」
絹川囀:「でも、あざっす。そうさせてもらいますね」どこか嬉しそうに微笑む。
絹川囀:「……ところで、虹咲サンこそ。そのチョコ全部食べて全部お返しするんですか?」
虹咲奏:「ああ。支部のチルドレンやエージェントが日頃の感謝に、ということだそうだ。食べなくてもいいから受け取ってくれと」
虹咲奏:「きちんと食べて返礼はするさ。よく味わえないのだけは歯がゆいがな」
絹川囀:「うちの支部の女子たちは幸せ者ですね」
絹川囀:「私も虹咲サンにチョコあげたらお返し期待しちゃっていいんです?」
虹咲奏:「お前の喜びそうなものをな」
絹川囀:「……罪な男ですねぇ、支部長サンも」
虹咲奏:「?」
絹川囀:「それじゃ、私はこれで。エージェントたちが集まり次第またご連絡します」
虹咲奏:「ああ、よろしく頼む」
GM:絹川はヘラヘラと笑って一礼すると退室します。
虹咲奏:軽く手を振って見送る。
虹咲奏:「それにしても」
虹咲奏:チョコレートを見て。
虹咲奏:「懐かしい気持ちになるものだな───響子」
虹咲奏:「あの頃のように紅茶とともに楽しむことは叶わないが」
虹咲奏:「お前の言ったようにいつまでも『楽しいイベント』であるよう、私も務めるよ」
虹咲奏:独り言を並べてから、軽く伸びをして、アールグレイのおかわりを淹れた。
GM:シーン終了。
GM:シナリオロイスは"ラブ・リマスター"に取得してください。
GM:推奨感情はポジティブが執着、ネガティブが敵愾心ですが変えてもいいよ。
虹咲奏:敵/”ラブ・リマスター"/興味/脅威:○/ロイス
虹咲奏:こうかな!なんか変わったエージェントなので興味です
GM:強敵ですからね! 警戒してもらえて嬉しい。
GM:では、改めてシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ01
GM:次のシーン!
GM:あ、これでOPは全て終了だな。
GM:ここからはミドルフェイズに入っていきます。
ノーヴェ:うおううおう!
鷲尾瞳:やっていくぞ~
GM:ミドルフェイズは最初にららちゃんのシーンを1シーンやってから合流シーンになります!
空原らら:はわ
鷲尾瞳:ららちゃんの身に一体何が……
GM:というわけで、ららちゃん!ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(39 → 43)
GM:他の人たちはひとまず登場不可です。
ノーヴェ:ららちゃん!?
GM:そこそこ
ノーヴェ:消えるのか……?
空原らら:すくすく
GM:このシーンは、OPの次の日。高校でのシーンになります。
GM:なんだか様子がおかしかったカコとお話したりしなかったり、UGNからの招集がかかったりします。
GM:では、まずはシーンの描写を軽くしていきますね。
GM:巳波佳肴と一緒に買い出しに行った次の日のこと。
GM:キミはいつもと変わらないように学校に来ていた。
GM:しかし、朝のホームルームの時にはいたはずの巳波の姿がいつの間にか消えていることにキミは気付く。
GM:巳波を探すのなら〈知覚〉か〈情報:噂話〉で難易度5の判定が必要だ。
空原らら:噂話で!
空原らら:8dx+2>=5 〈情報:噂話〉
DoubleCross : (8DX10+2>=5) → 10[2,2,5,6,6,8,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
空原らら:これがJKの社会性です
GM:た、高すぎる!
GM:本当にただの女子高生か……?
空原らら:そうだよぉ
GM:では、巳波佳肴の姿が見えないことを不安に思ったキミはなんかこう……
GM:すごいあっという間に瞬く間にヤバイ速さで彼女の行方を突き止めることができるでしょう
空原らら:ラブだからね。それくらいはできます
GM:キミは、ある空き教室で彼女を見つけます。『映画部』という看板がかけられたその教室は今はどうやら使われていないようです。
GM:薄暗い教室の中で彼女はぼんやりとスクリーンを見つめている。
巳波佳肴:「…………」
GM:スクリーンに映っているのは古い恋愛映画のようです。
空原らら:そろそろとドアを開けます。
空原らら:「佳肴ちゃん?」
巳波佳肴:「あれ、ららぴじゃん。どうしたの?」
巳波佳肴:「一緒に映画見る?」椅子を引っ張ってくる。
空原らら:「それも素敵だけど、おさぼりになっちゃうよ」
空原らら:「体調が悪いとかじゃないみたいでよかったけど……」
巳波佳肴:「ららぴは真面目だね。マジのノーベル賞じゃん」ケラケラと笑う。
巳波佳肴:「なんか色々考えてたらダルいなーってなっちゃって」
巳波佳肴:「おさぼりです」ポップコーンをつまむ。
空原らら:「ポップコーンまで……」
巳波佳肴:「キャラメルと塩味が一緒になってんの。セブンで売ってた」ポップコーンの袋を差し出す。
空原らら:ちょっと迷って
空原らら:「……んっ」食べる。
空原らら:「ほんとはいけないんだからねっ」
巳波佳肴:「……バカだなぁ。ららぴまで私みたいな不良になっちゃうよ」
空原らら:「怒られるならひとりよりふたりの方が、ちょっとでも違うでしょ?」
巳波佳肴:「そりゃそうだね。赤信号も皆で渡れば良いよって言うし」
空原らら:「良くはないかなあ」
巳波佳肴:「良くはないか」
空原らら:「……何か悩んでるの? 私じゃ力になれないこと、かな……?」
空原らら:どこまで踏み込んでいいんだろう、というそわつき。
巳波佳肴:「……ららぴはさぁ」どこか遠い目をして言う。
巳波佳肴:「その、バイト先のラーメン屋さん(?)の先輩のこと何で好きになったの?」
巳波佳肴:「やっぱチャーハン作るのが上手かったからとか?」
空原らら:ラーメン屋さん??ってなったけど話を合わせておくことにした。
空原らら:「え、えーと……最初はね、ちょっと怖そうだなって思ってたんだけど」
巳波佳肴:「ヤンキー系なんだ」
空原らら:「一緒に組んでお仕事する機会があったときに、私にできないことをどんどんこなしてて」
空原らら:「それでいて、私のことも気にかけてくれてて」
空原らら:「そういう……なんていうんだろう、意外な優しさみたいなのを見た時……かな?」照れてる。
巳波佳肴:「なるほどな~」
巳波佳肴:だらんと椅子にもたれかかる。
巳波佳肴:「私さぁ。今まで何十人かの人と付き合ったけど、一人もそういうのなかったんだよね」
巳波佳肴:「夢中になるとか、ワクワクする?とか。そういうの」
巳波佳肴:「どっか欠陥でもあんのかねぇ」
空原らら:「そ、そんなことないと思うよ? みんなが絶対恋しなきゃいけないわけじゃないんだから……」
空原らら:「佳肴ちゃんにとってワクワクしないっていうだけで、それが悪いことじゃないもん」
巳波佳肴:「でもさぁ。ドラマとか漫画とかでよく言うじゃん。愛の力とか真実の愛とか」スクリーンをぼんやり見つめる。
巳波佳肴:「なんか……そういう……なんだ……?」
巳波佳肴:「上手く言えないけど、なんかモヤモヤしちゃって」ポップコーンを貪る。
空原らら:「…………そっか」
空原らら:「佳肴ちゃんは、恋とか愛とかがとっても素敵なものだって、しっかり思ってるんだねぇ」
巳波佳肴:姿勢を変え、キミの顔をじっと見つめる。
空原らら:「そうじゃなかったら、憧れたりしないでしょう」
巳波佳肴:「んー。なるほど……」
巳波佳肴:「それは、そうなのかも」
巳波佳肴:「ららぴ。愛って何?」
空原らら:「それは哲学だねえ……」
空原らら:淡々と映画を流しているスクリーンに目をやる。
巳波佳肴:「私、いつの間にか哲学者になってたかぁ」
巳波佳肴:「お。この場面、あれだよ。なんとかの口に手を嚙みちぎられるとこ」
空原らら:「それは映画のジャンル変わっちゃうね」
空原らら:「愛って何、かなあ。私は、それが素敵なものだといいなあって思ってるけど」
空原らら:「でもきっと、愛ゆえに辛くなってしまう人っていうのもいっぱいいるから」
空原らら:「多分、私はまだその答えを知らないんだと思うの。私にあるのはまだ、恋と夢だけ」
巳波佳肴:「なんか素敵なこと言うじゃん」
空原らら:「そうかなあ」
巳波佳肴:「いや、本当だって。私が男だったら惚れてたな~」
空原らら:「えへへ」照れる
巳波佳肴:「恋と夢かぁ」ぼんやりと同じ言葉を繰り返す。
空原らら:「だから、ううんと、佳肴ちゃんは今すごくむずかしい問題を考えてるから」
空原らら:「えーいって放り投げちゃいたくなるのも、それはそうなんだと思うかな」
巳波佳肴:「投げて~。えーい、って」
巳波佳肴:「私、身体測定のボール投げ30メートルだったからそんくらいはいけるよ」
空原らら:「すごい」
巳波佳肴:「ららぴ、5メートルだったもんね。あれ超ウケた」
空原らら:「ち、ちがうもん、あれはえいってやったときに転んじゃったからだもん」
空原らら:「ちゃんと投げられたらもうちょっといくもん!」
巳波佳肴:「えー。可愛かったから毎年あれでいいよ」ケラケラと笑う。
巳波佳肴:「……はぁ。ありがとね、ららぴ。ちょっと元気出た」
空原らら:「それならよかった」
空原らら:「あんまり上手なことは言えないけど、お話聞くくらいならできるから……無理しないでね」
巳波佳肴:「マジ? それなら私、毎日鬼電しちゃうよ」
空原らら:「ふふ、じゃあ今度お泊り会する? 一晩中お話できるよ」
巳波佳肴:「マジで良い女~」キミに抱きつく。
巳波佳肴:「らら、俺らやっぱりもう一回付き合わね?」低い声を作って言う。
空原らら:「きゃーっ」><の顔ではわはわしている
巳波佳肴:「よし、ららぴのこともたくさん吸ったし。じゃあ、教室戻ろっか。ららぴまでサボりになっちゃうのは良くないっしょ」ポップコーンを手に立ち上がる。
空原らら:「私吸われてたんだ……」
空原らら:「ポップコーンはそんなに堂々と持ってたら駄目だよ」
巳波佳肴:「マジか。どうしよ、このポップコーン。まだ半分以上あるよ」
空原らら:「パーティサイズだよねえこれは」
巳波佳肴:「ららぴ、いる?」袋ごと差し出す。
空原らら:「あっ、私に罪を押し付けようとしてる! ひどい! 私のことは遊びだったのねーっ」
空原らら:こういうノリに慣れてないので棒読み
巳波佳肴:「ち、違う! ららのことはいつだって本気だぜ!」
巳波佳肴:「マジでありがとね、ららぴ」
GM:このイベントにより、佳肴はキミに対してロイスを取得します。
GM:ポジティブが友情、ネガティブが劣等感。ポジティブが表です。
空原らら:やったー!P表でよかった
GM:空き教室を出たところでキミのスマホに連絡が入ります。
GM:『放課後、バイト先に集合!』とのことです。
巳波佳肴:「どしたの、ららぴ~?」ポップコーンをざらざらと口に流し込みながら尋ねる。
空原らら:「あ……急にバイト招集かかっちゃった。人が足りないみたい」
空原らら:「放課後の予定埋まっちゃったなあ」
巳波佳肴:「えっ。じゃあ、俺と放課後にデートする約束はどうすんだよ」そんな予定はない。
空原らら:「仕事と私どっちが大事なのっていうやつ……!」
巳波佳肴:「いいよ。行ってきな。例の先輩に会えるといいね」
空原らら:「あう……う、うん」ぴゃわー
巳波佳肴:「ららぴはバレンタインどうすんのかな~?」
巳波佳肴:ぷにぷにとキミの頬をつつく。
空原らら:「え、えと、あの、一応、チョコは……用意して……」
空原らら:ぽわわとしている。
巳波佳肴:「えー。めっちゃいいじゃん! 本命?」
空原らら:「あううう」
空原らら:「わ、私のことはいいの、いいからっ」
巳波佳肴:「よくない。友達だもん」
巳波佳肴:「気持ち、伝えられるといいね」優しい笑みを浮かべて言う。
空原らら:「……うん。ありがとう、佳肴ちゃん」
巳波佳肴:「ららぴをフったらそいつ私がぶん殴ってやるから安心してね」やる気満々だ。
GM:では、キミたちが楽しげに話しながら教室に戻っていくところでこのシーンは終了です。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です。
空原らら:ロイスは保留で
空原らら:ぼでまか着ぐるみ買いたいんですけど、お買い物の相場はIAですか?(未所持)
GM:あっ、そうか。基本的にIAに合わせますが、持ってないんでしたら基本ルルブ基準でもいいよ
GM:着ぐるみが高騰しちゃいますからね
空原らら:あっやったー ありがとうございます
空原らら:じゃあ着ぐるみチャレンジします
GM:だが、そう簡単に買えるかな……!?
空原らら:8dx+2>=14
DoubleCross : (8DX10+2>=14) → 10[1,3,3,7,9,9,9,10]+10[10]+2[2]+2 → 24 → 成功
空原らら:おつりが来ます
GM:マジで買えてる!!?
GM:ららちゃんが着ぐるみでモコモコになりました
空原らら:装備してターンエンド!もこもこらら
GM:では、改めてシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ02
GM:次のシーン!
GM:次は、合流シーンになります。
鷲尾瞳:集まっちゃお~
GM:支部のブリーフィングルームで情報共有をしつつ顔合わせをしてもらいます。
GM:シーンプレイヤーは虹咲さん!PCは全員登場です!
GM:全員ダイスを振って侵蝕率を上げてください
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(43 → 48)
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(43 → 52)
ノーヴェ:うおーうおー!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(39 → 43)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(46 → 52)
鷲尾瞳:ずおおっ
GM:ららちゃん一気に上がった
空原らら:バ先の先輩に会うから……
GM:なるほどね……
GM:場所は……普通に支部のブリーフィングルームでいいですかね?
空原らら:はーい
GM:虹咲さん的に支部長室に連れ込みたいとか
鷲尾瞳:私は大丈夫だと思います
虹咲奏:で、いいです!茶器とかあります。
鷲尾瞳:ホテルの一室!?
GM:恐ろしいねぇ
虹咲奏:ティーバッグとか麦茶もあるよ
GM:準備がいい。
GM:では。
GM:N市支部、ブリーフィングルーム。
GM:UGNからの招集を受けたキミたちはこの場所に集まっていた。
GM:普通の作戦室とは異なりなぜか妙にティーセットや茶器が充実しているのが特徴だ。
鷲尾瞳:じゃあ皆にお茶を淹れてから自分も席につこうかな
絹川囀:「虹咲支部長。これで全員集まりました」スーツ姿の女が声をかける。
虹咲奏:上座に座り、アールグレイを手元に置いている。
ノーヴェ:「よう虹咲、空原。久々だな」 手をあげて挨拶しながら席につく。
絹川囀:「あ、“マクガフィン”。私がやるからいいのに」
虹咲奏:「ああ、ありがとう絹川」
鷲尾瞳:「色々ありますが、皆紅茶でよろしいですか?」
鷲尾瞳:「いえ。私もこの支部のチルドレンですので」
空原らら:「あ、ありがとうございます」綺麗な子だなあと瞳ちゃんを見ている
ノーヴェ:以前と比べるといくぶん言動が柔らかだ。ノーヴェも大人になったということなのかもしれない。
空原らら:「ノーヴェさんはお久しぶりです」ぺこり。どきどきを表に出さないようにがんばっている。
虹咲奏:「ああ、『へファイストス』の一件以来か。先日の遺産の件はご苦労だった」ノーヴェくんに
鷲尾瞳:「ららさんはこうして共に任務につくのは始めてですね。”マクガフィン”鷲尾瞳です。よろしくお願いします」
鷲尾瞳:お茶を起きながらららさんに挨拶
空原らら:「"飴降り"空原ららです。よろしくお願いします、瞳さん」
空原らら:「……瞳ちゃんって呼んでもいい?」
ノーヴェ:「久々の再会で護送失敗してるのはしまらねえがな」 と、女子二人の挨拶を聞いている。
鷲尾瞳:「はい、勿論です」
鷲尾瞳:「それにしても……ノーヴェまで招集されているとは意外でした」
空原らら:「ありがとう! 年の近い女の子と一緒になることって少ないから、ちょっとうれしい……」
鷲尾瞳:「今日集められたのは”ラブリマスター”の件だと聞いていたのですが……」
鷲尾瞳:「遺産護衛任務となにか関係が?」
鷲尾瞳:お茶を配り終えて席につくなり真面目な話をし始めるよ。チルドレンだから
空原らら:瞳ちゃんがお仕事モードになったので姿勢を正します。おしゃべりはあとでだ
絹川囀:「ありゃ。みんな、真面目だねぇ」
虹咲奏:「そうだな。絹川から詳しい説明がある」
ノーヴェ:「ラブリマスター? 俺はてっきり、遺産や"ドクターV"の件だと思ってたぞ」
虹咲奏:「私も改めてこの件についてフラットに聞かせてもらおう」
絹川囀:「はいな。締めるとこはお願いしますよ、虹咲サン」
鷲尾瞳:「……」真面目な話を切り出しつつ少しソワソワしている。思えばノーヴェと付き合い始めてから虹咲支部長とあわせるのは始めてだからだ。
空原らら:知らない単語がいっぱい出てきたのでお話を聞く姿勢になっている。
ノーヴェ:Lサイズのオレンジジュースを飲みながら話を聞いています。
絹川囀:「ノーヴェくんが護送任務を受けていた遺産の件、どうも“ラブ・リマスター”というFHの奴が裏で糸を引いてるようでして……」
絹川囀:と言ってモニターに資料を映し、少し前に虹咲サンにしたのと同じような説明を繰り返す。
絹川囀:「けど、その“ドクターV”ってのに関してはウチらも初耳ですね。ね、虹咲サン?」
虹咲奏:「そうだな。報告にはなかった。水無はまだ回復していなかったしな」
ノーヴェ:「俺からは提出済みだが、まだそっちまで上がってねえのかもな。なにせ情報が少なすぎる」
絹川囀:「竜太郎くんは日常生活は普通に送れるようですが、戦線復帰は少し先になりそうですねぇ」
ノーヴェ:「"襲ってきた"、"白衣の女"、"愛する人を蘇らせたい"くらいしかわからん」
虹咲奏:と、いいつつそわそわしてる瞳ちゃんを気にしている。《七色の直感》を使っているよ。
虹咲奏:ぴく、と眉を寄せる。
空原らら:「"愛する人を蘇らせたい"……?」
ノーヴェ:「ネクロのやつめ。自虐風自慢ばっかしてるからそういうバチが当たんだ」
鷲尾瞳:視線に気づいて咳払いし、いけないいけないと姿勢を正そう
虹咲奏:「”愛する人を蘇らせたい”か」
ノーヴェ:「ん。ああ」
鷲尾瞳:「それは……向こうも必死に遺産を確保しに来るわけですね」
ノーヴェ:「"愛する人を取り戻す。そういう計画だ"──みたいなことを言ってた。旦那か?って聞いたらはぐらかされたけど」
虹咲奏:「この世界にいながらそう言った願いを持つものは多いだろうな」
ノーヴェ:「でもまあ、家族か旦那か、そのあたりだろ。俺の"嫁がいる"って単語にひっかかってたみたいだし」
虹咲奏:「その為に日常を脅かすことは許されないが」
空原らら:「えっ」声出た
絹川囀:「嫁いんの、キミ」驚いている。
虹咲奏:「嫁」
鷲尾瞳:「んっ、ううんっ。ノーヴェ、今はブリーフィング中ですから、その話はあとに……」
ノーヴェ:「ネクロといいお前らといい、なんで全員そんなに食いつくんだよ!」
虹咲奏:「……」
ノーヴェ:「鷲尾の言うとおりだ、あとにしろ! とにかくなんかそういう……愛を取り戻したいやつなんだってよ」
絹川囀:「そりゃそうだ。悪いね」申し訳なさそうに言う。
空原らら:「…………」ぐるぐる目になっている。
鷲尾瞳:「こ、これは普通のFHエージェントより厄介かもしれませんね。FHに協力するオーヴァードの動機は様々ですが」
鷲尾瞳:「誰かとの絆が原因で協力しているタイプは、説得や懐柔が効きません。理性が残っている分」
虹咲奏:「ジャームは絆を持てない」
鷲尾瞳:「単純なジャームよりも対処が難しいと思ったほうがいいでしょう」
虹咲奏:「だから、愛するものを害することも容易くしてしまう」
虹咲奏:「今回の相手はそうではない、ということだ」
絹川囀:「ちなみに他に変なものを見かけたり妙な噂を聞いたって人はいたりします?」
虹咲奏:『愛するものを』の下りで痛みに耐えるように顔を歪めた。
ノーヴェ:「俺はいま報告したくらいだな。あとはバレンタインチョコを1000個くらい貰ってるとかいうアホをはじめて目撃したくらいか……」
空原らら:「…………あっ、えっと、いいですか」衝撃からかろうじて復帰して挙手
絹川囀:「そりゃアホだね」ヘラヘラと笑う。
ノーヴェ:「空原や鷲尾の方はどうなんだ? 日常生活っていうか、地域に密着してんのはそっちのほうだろ」
虹咲奏:「空原」
ノーヴェ:「お」 オレンジジュースをじゅるじゅるしながらららちゃんを見る。
虹咲奏:頷いて、促す。
空原らら:「バレンタインに合わせて、変な噂が立っていて」
絹川囀:「虹咲サン、先生みたい」小声で呟く。
空原らら:「偽りの愛を口にした者の前には黒い騎士が現れて、その人は真実の愛を得られなくなる、っていうお話です」
空原らら:「愛する人のお話をしていたので、思い出しました」
空原らら:愛する人、のところでちょっと声が小さくなった。
鷲尾瞳:「心当たりがあります。私も、その噂に出てくると思わしき黒い騎士を実際に目撃しました」
ノーヴェ:「ほー……」
ノーヴェ:「鷲尾もかよ。戦ったのか?」
絹川囀:「うーん。学生の間でありがちな都市伝説的な……って、本人に出くわしてんの?」
虹咲奏:「明らかに一般人ではないな。オーヴァードか」
鷲尾瞳:「いえ。私に気づくとすぐに姿を消してしまいました」
空原らら:「実在するんだ……じゃあただの噂じゃないんですね、やっぱり」
鷲尾瞳:「"ラブ・リマスター”とほぼ同じ時期に活動を始めた謎のオーヴァード……なにか関連性があると見ていいでしょう」
虹咲奏:「……しかし、愛、か」
虹咲奏:「”ラブ・リマスター”の名前。偽りの愛に反応する騎士。愛するものを取り戻そうとするドクターV」
虹咲奏:「そしてこの季節だ」
鷲尾瞳:「レネゲイドの活性は精神と大きく結びついていますからね」
虹咲奏:「場合によっては我々も向き合う必要が出てくる可能性があるな」
ノーヴェ:「っていうか、普通にムカつくな。"偽りの愛"って何様だよその騎士は」
ノーヴェ:「外からは偽りっぽく聞こえても、本人はガチのガチで好きかもしれねえわけだろ? 心の中なんてわかんねえんだし」
ノーヴェ:「それを他のやつが勝手に判断して呪いかけてくとか、ちょっと恋愛をナメすぎじゃねえのか」
絹川囀:「分かったらどうすんだい。心の中が読めるオーヴァードってのもいるよぅ?」いたずらっぽく言う。
ノーヴェ:恋愛上級者の俺が裁きを下す必要があるようだな、と気合を入れている。
ノーヴェ:「バカお前! エフェクトで読める程度の心なんてのは上っ面にすぎねーよ!」
虹咲奏:少し目を丸くしている。以前はノーヴェから恋愛のれの匂いもしなかったので。
虹咲奏:「そうだな。私も多少は感情が読めるが」
ノーヴェ:「仮にめちゃくちゃ心を読めるやつがいたとしても、俺の心は俺のモノだからな」
ノーヴェ:「ここにもいたな……」 虹咲さんを見る。
虹咲奏:「ノーヴェに同意するよ」
鷲尾瞳:「ノーヴェの言うとおりです。恋をしていても自分の気持に気づかないことだってあります」
絹川囀:「え。皆さん、ノーヴェくん派? マジか」
鷲尾瞳:「それを勝手な判断で摘み取るとは……断じてゆるせません」
ノーヴェ:「ふ……」 恋愛初心者にはわからないだろうな、という顔を絹川さんに向けている
絹川囀:「もしかして“ドリーミンレイン”も……?」ららちゃんの方を見る。
鷲尾瞳:「しかし絹川さんの意見も無視はできませんね。調査の際には読心能力を持っている前提で望んだほうがいいかもしれません」
空原らら:「えっ」ノーヴェさんのラブに圧倒されていた
ノーヴェ:「たしかにな。心を読んで、どこかのラインで"これは偽りの愛"みたいなラインを引いてる可能性はあるかもしれん」
空原らら:「え、えと……私は瞳ちゃんの意見に共感しました、かな……?」
空原らら:「自分の気持ちが自分で分からないことって、よくあると思うから」
虹咲奏:「だとするならばそれはそれで主観的で傲慢な断罪だな」
空原らら:「……それこそ、自分ではこんなの真実じゃないって思ってたようなことが、ほんものだったりするって」
空原らら:「……あるんじゃないかなあ」親友の顔を思い浮かべた
絹川囀:「なんか、今時の女子高生って色々考えてんだね……」圧倒されている。
ノーヴェ:「自分で考えるやつは小学生だって考えらあな」 じゅるじゅる。
絹川囀:「ちなみに“マクガフィン”。交戦もしなかったってことはその黒騎士については特に痕跡とかも無しってことでいいのかな?」
鷲尾瞳:「我々は恋に真剣なお年頃ですからね」
絹川囀:「虹咲サン。この子ら、このノリでいいんスか?」
鷲尾瞳:「いえ、現場に黒い花が落ちていました。解析班の方に品種とレネゲイドの痕跡を調べてもらっています」
虹咲奏:「これでいい」
鷲尾瞳:「そう遠くないうちに結果が出るかと」
虹咲奏:「この姿勢であることが重要だ」
ノーヴェ:「黒い花か。ジャームが出た先に痕跡を残すのは珍しくもないが……」
絹川囀:「ああ、解析班から報告が上がってたこれがそうか……」黒い花の写真をモニターに映し出す。
虹咲奏:「何。真剣に向き合っているんだ。悪いことなどひとつもないさ」
ノーヴェ:「流石にこれだけじゃあなんともな」 写真を見ながら。「解析待ちの間、調査を多方向から進めるべきだろうな。それでいいか虹咲?」
絹川囀:「虹咲サン、本当に優しいスね」
鷲尾瞳:「虹咲支部長は我々の感情が読めますから。ふざけているわけではないとわかってくれているのです」
絹川囀:「詳しいことは解析を待つ必要がありますが、この花からはかなり強力なレネゲイド反応が検出されているとのことです」
虹咲奏:「優しさで言っているわけではない」
絹川囀:「それも、『遺産』と酷似した反応だそうです」
虹咲奏:「『遺産』か」
鷲尾瞳:「遺産……奪われた遺産となにか関係が……?」
虹咲奏:「騎士の噂が流れ始めた時期、目撃情報……」
ノーヴェ:「そうだ、遺産で思い出した。俺とネクロが護送してた遺産について、詳細な情報はないのか?」
虹咲奏:「そして『遺産』が奪われた日」
虹咲奏:「関係を洗わねばならんな……」
ノーヴェ:「俺たちには一切情報が伏せられてたんだよな……」
絹川囀:「うーん。私の権限じゃアクセスできないですね。トップシークレットってやつかも……」
ノーヴェ:「できれば調べといてくれ。奪われた遺産が使用されているにしても、されていないにしても」
ノーヴェ:「知れる限りで情報を集めとくに越したことはないだろ」
虹咲奏:「私の方でも無理か?奪われた以上は伏せておくほうがリスクが高いと思うが」
鷲尾瞳:その辺りを判定でやってみる感じなのかな
ノーヴェ:そんな気がしています
空原らら:取り戻さないといけないなら、どんなものかは知りたいよね
絹川囀:「虹咲サンの立場ならいけるかな。いずれにせよ本腰で調べてみる必要があるかと」
ノーヴェ:「UGNは人手不足だからな……申請しても、情報が降りてくるまで時間がかかるかもだぜ」
絹川囀:「ってわけでご提案です」挙手する。
虹咲奏:頷く。
ノーヴェ:ぐぐーっと伸びをしながら絹川さんを見ている。
絹川囀:「調査の第一歩として“マクガフィン”がその黒騎士を目撃した場所を調べてみるのはどうでしょう」
鷲尾瞳:「目撃した場所を……」
絹川囀:「また出会えるとは限りませんが、何かしらの手がかりはあるかと。えーっと、場所は……」
鷲尾瞳:「……それは全員でということでしょうか……?そ、そこまでの人数は必要ないと思うのですが……」
虹咲奏:「……そうだな。特殊なレネゲイドの痕跡がないか『視』ておきたい」
絹川囀:「百貨店のチョコレート売り場……?」不思議そうに呟く。
鷲尾瞳:少し赤くなり顔を伏せて「……」
ノーヴェ:「バレンタインだしな」 鷲尾がチョコをくれるのは当然だと思っているので、普通に頷く。
鷲尾瞳:「ぐ、偶然近くに居合わせただけです。長居していたわけではありませんからね」
虹咲奏:「バレンタインだからな……」
鷲尾瞳:「それに友人の相談にも乗っていたところだったので……」
空原らら:「あ……私が騎士の噂を聞いたのも、スーパーのバレンタインコーナーのそばでした」
空原らら:「やっぱりバレンタインデーに関係がある騎士さんなんでしょうか」
ノーヴェ:「まあ、偽りの愛を断罪しまくってらっしゃるみたいだしな」
ノーヴェ:「バレンタインコーナーに陣取って、"義理チョコ"のワードを出したやつに呪いをかけてる……とかもありえるかもだぜ」
空原らら:「…………」
虹咲奏:「チョコを贈る風習に物を申したい人物なのだろうか…」
ノーヴェ:「義理だろうがなんだろうが好きにさせりゃあいいのによ。なあ」 ららちゃんに
鷲尾瞳:「そうだとしたら恐ろしく迷惑ですね。一体どれだけの人数が犠牲になることか」
空原らら:「あの」さっきまでより真剣な顔になる
空原らら:「私が噂を聞いたのは、友達と一緒にチョコを選んでいたときで」
空原らら:「その子はクラスメートに配る”義理チョコ”を探しに来てたんです」
鷲尾瞳:「……!」
空原らら:「……それが、噂を聞いた途端に動揺したように話題を逸らして、結局チョコは買わずに終わりました」
ノーヴェ:「…………」 腕組みしている。
空原らら:「その時は、あまり深く考えていなかったんですけど……何か思い当たるふしがあったのかもって……」
虹咲奏:「…………すると」
鷲尾瞳:「もしかしたらその友人も騎士の犠牲に……?」
虹咲奏:「その友人にも話を聞きたい……か?」
ノーヴェ:「ふむ。その友達とやらも、一度調べてみたほうがいいのかもな……」
空原らら:「……そうですよね」
空原らら:「ぎ、犠牲にはなってないです! ちょっと様子は……変かもなんですけど……」
虹咲奏:「あまり一般人を巻き込みたくはないところではあるが、一歩踏み込んでいる場合」
虹咲奏:「ターゲットになる可能性もある、ということだ。守る為にももう少しそばにいてやったほうがいいだろう」
空原らら:頷く。とっても心配だ。
鷲尾瞳:「そうですね。刺激を与えないよう、ららさんを軸に様子を見ていきましょう」
ノーヴェ:「だな。ただでさえチルドレンだのイリーガルだのは私生活を犠牲にしがちなんだ」
ノーヴェ:「友達は大事にしろ。出来る範囲で協力してやる」
ノーヴェ:んぐぐぐーっと伸びをしている。
空原らら:「あ」
空原らら:「……ありがとうございます」
絹川囀:「キミもチルドレンだろうに。何を言ってんだい」ノーヴェくんにツッコんでいる。
空原らら:ああ、この人のこういうところを見て好きになったのだよなあ、と思ったのは押し込めた。
ノーヴェ:「元はエージェントなんだよ!」
鷲尾瞳:「ノーヴェは私生活も充実していますから」
ノーヴェ:「チルドレンって見た目じゃあねえのによ。まあ実力を買われてるってことだからいいけど」
ノーヴェ:「そうだ。私生活も充実してるし、ついでにいえば菓子づくりも間違いなくこの中ではトップクラスに上手い!」
絹川囀:「“マクガフィン”がノーヴェくんの私生活を知ってるのも謎だけど……」
ノーヴェ:「事件が終わってうまいチョコを作りたい奴がいたら俺に相談しな!」
虹咲奏:「ふむ」
絹川囀:「では、虹咲サン。結局のところ調査の方針はどのように?」
虹咲奏:「意外と多芸なのだな」ノーヴェくんに
絹川囀:「感心しなくてもいいスから、そこ」
虹咲奏:「ああ。黒騎士の件が今もっとも触れやすい手がかりだ」
虹咲奏:「そこを軸に調査していくことになるだろう。また、遺産のことは私からも掛け合ってみる」
虹咲奏:「空原は友人からも目を離さないように……こんなところか」
空原らら:「はい、そちらは私が気を付けます」
鷲尾瞳:「了解です。では"マクガフィン"鷲尾瞳、これより黒騎士の調査にあたります」
虹咲奏:「今伝えるべきことは以上だ。あとは作戦チーム内で交流をしておいてくれ」
虹咲奏:「情報収集にも連携にも必要だからな」
絹川囀:「私、裏方なんでよく分からないんですが交流って必要なんですね」
絹川囀:「仔細、了解です。皆さん、頑張ってください。何か分かり次第こちらからも連絡しますね~」ヘラヘラと笑って手を振る。
虹咲奏:「皆、ご苦労。しばらく茶を楽しんだら、作戦に移ってくれ」
ノーヴェ:「うっし。傲慢な騎士様の鼻っ面をへし折ってやる」
ノーヴェ:「ドクターVもだ。借りは必ず返すぞ……!」
空原らら:衝撃なことと心配なことが一気に押し寄せてきているので、せっかくの紅茶の味もよく分からない。
空原らら:(……佳肴ちゃん、私も今ちょっとえーいってやっちゃいたい気持ちだよ)
GM:では、キミたちがお互いに情報を交換し、調査に向かおうとしたところでこのシーンは終了だ。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能ですよ!
ノーヴェ:ふんふん!
ノーヴェ:ららちゃんに取りたいけど……きっともっと美味しいタイミングがある。会話した後にとったほうが絶対にいい!
虹咲奏:このロイス枠って奴意外と少ないな
鷲尾瞳:このシーンでは一旦いいかな。次に備えておこう
ノーヴェ:この初期ロイスのUGNってやつ捨てたいな
虹咲奏:もうちょっと寝かせておきます
鷲尾瞳:購入も……モデルチルドレンは失敗したら修正が……
空原らら:ロイス保留で
鷲尾瞳:私は一旦見ておきます
GM:みんな悩んでる
ノーヴェ:購入どうしようかな~。FEARの嫌がらせでアームドスーツが買えない値段になっちゃった記憶があるので
GM:モデルチルドレンも意外と不便なんだなぁ
虹咲奏:ぼでまに挑戦します。社会性が全然ないので
虹咲奏:まあ無理だろうな
空原らら:じゃあ購入はぼでまで買えたら誰かにあげます
ノーヴェ:強化素材かボディアーマーを狙おうかな。
ノーヴェ:あっじゃあららんちゃの購入見てからにしよ
空原らら:8dx+2>=12 ぼでま
DoubleCross : (8DX10+2>=12) → 10[2,3,5,6,7,9,9,10]+2[2]+2 → 14 → 成功
GM:せ、成功してる!
虹咲奏:成功してる!
空原らら:要る人~
虹咲奏:はーい!
空原らら:こちらいつもお世話になっているお礼です(ぼでま)
虹咲奏:着ぐるみが理想だけどIAの物価に住んでるので
虹咲奏:わーい
ノーヴェ:きぐるみ購入難易度はナーフする必要なかったと思うの……
ノーヴェ:こっちもボディアーマーを狙います。HP36もあるから意外と耐えられる鴨
虹咲奏:応急手当てにしよっと
GM:アームドスーツ、購入難易度35になったのか……
虹咲奏:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 6[6]+1 → 7 → 失敗
ノーヴェ:1dx=>12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 2[2] → 2 → 失敗
虹咲奏:ふっ。失敗、以上!
GM:虹咲サン、惜しい!
ノーヴェ:2d6なら50点だったので以上です
GM:ノーヴェくんは……。
ノーヴェ:50点だから!
GM:ダブルクロスでの経験点50点やばいな
GM:では、全員判定が終わったようなので改めてシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ03
GM:次のシーン!
GM:次は、謎のオーヴァードの調査へと出向くシーンになります。
ノーヴェ:謎のオーヴァード、複数いる
GM:シーンプレイヤーは瞳ちゃん。虹咲さんも登場してください。
鷲尾瞳:調べちゃうドン
ノーヴェ:調べるぞ調べるぞ
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(52 → 53)
虹咲奏:ご指名だ
GM:他の人の登場は任意だよ。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(48 → 49)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(43 → 51)
ノーヴェ:出!
鷲尾瞳:一度来たところだから落ち着いている
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(52 → 57)
空原らら:いそいそ
GM:調査の最中に友人と再会したり、新たな出会いが訪れるシーンになります。
虹咲奏:新たな…出会い…!?
GM:ここからイベントは発生すると、次々とイベントが派生したり調査の必要が発生したりしてPCの交流どころではなくなる可能性もありますので
GM:シーンの最初に軽くPC同士で会話してもらおうかと思います
GM:百貨店で調査をしながらお話してもらえればと思いますので
鷲尾瞳:は~い
GM:まず最初は瞳ちゃんと虹咲さん
GM:次にノーヴェくんとららちゃん
GM:という順番でやっていきますね
虹咲奏:りょっか!
空原らら:はあい!
GM:まずはサラッとシーンの描写だけ挟みますね。
◆鷲尾&虹咲
GM:N市内にある高級百貨店シカクイ。
GM:催事場のバレンタインチョコ売り場は相も変わらず人混みでごった返している。
GM:正体不明のオーヴァードが出現したことなどまるで嘘のようだ。
GM:調査に乗り出したキミたちは二手に分かれ、レネゲイドの痕跡を探っていた。
GM:瞳ちゃんと虹咲支部長も色とりどりのチョコレートが並ぶ中を慎重に捜査していた。
鷲尾瞳:「虹咲支部長。おそらく既に虹咲支部長は気づいているとは思いますが……」
鷲尾瞳:「二人きりになったので、改めて報告しておきます」
虹咲奏:「何だ」《猟犬の鼻》で痕跡を見ている。
鷲尾瞳:「先程のブリーフィングでノーヴェが口にした嫁というのは他ならぬ私のことです」
虹咲奏:「…っふ」
鷲尾瞳:「決してノーヴェと私が破局して他の誰かとスピード婚したわけではありませんので、安心してください」
虹咲奏:「流石にお前の様子を見ていて破局したなどとは思わないさ」
鷲尾瞳:「勿論法を破って既に入籍を済ませたということでもありませんので」
鷲尾瞳:「以前の事件で、偶然私とノーヴェで結婚式……の予習と言いますか、練習といいますか……をした事があります」
鷲尾瞳:「それでノーヴェはああして私との関係を嫁と言っているのです」
虹咲奏:「相変わらず四角四面の真面目ぶりだな、お前は」
鷲尾瞳:「間違いなく数年後には結婚するでしょうし、今でも事実上結婚しているようなものですが……まだ恋人同士の関係です」
鷲尾瞳:「ノーヴェが誤解されるようなことがあっては私も困ります。特に相手が虹咲支部長ではなおさらですから、念の為」
虹咲奏:「わかっているさ」
虹咲奏:「ノーヴェはああいった奴だが、全てにおいて型破りというわけでもない。きちんと現実と現状を見据える冷静さがある」
虹咲奏:「そこに鷲尾がいるとなれば、そうそう軽率なことはおきないだろう」
鷲尾瞳:「そうですね……時にはむしろ、ノーヴェが私を止めてくれることもあるくらいですから」
鷲尾瞳:「嬉しいです、虹咲支部長にもノーヴェのことが解ってもらえて」
鷲尾瞳:「ノーヴェは勿論、私の世界を変えてくれた、とても大切な人ですが」
虹咲奏:目を細める。
鷲尾瞳:「虹咲支部長も。私の世界を守ってくれた大切な人です。二人の仲を認めて貰えなかったら悲しい気持ちになってしまう所でした」
虹咲奏:「……認めないはずもない」
虹咲奏:「私も、大切な者に世界を変えられたことがあったからな」
虹咲奏:「お前たちはバランスの良い相棒でもある。今回の作戦でも期待しているからな」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。……その……支部長の言う、大切な方というのは……亡くなった奥様のこと、ですよね」
鷲尾瞳:「ノーヴェの報告を聞く限り、今回我々が追っている"ラブ・リマスター"の目的は亡くなった人を蘇らせることのようです」
鷲尾瞳:「今回は、敵同士ですが……虹咲支部長も……相手がそうしようとする気持ちは、わかるものなのでしょうか」
虹咲奏:「”ラブ・リマスター”がドクターVその人とイコールであるか定かではないが……その目的・動機自体は壁となるだろうな」
虹咲奏:「蘇らせる、か」
虹咲奏:「考えたことがないわけではない。だが、無理だろうな」
虹咲奏:「あいつが私の血肉となっている以上は」
鷲尾瞳:「虹咲支部長の……」
虹咲奏:「それを引き剥がすことなど、今更できはすまい」
鷲尾瞳:「ではドクターVやラブリマスターの企みも、同じことだと」
鷲尾瞳:「確かに……死んだ方は死んだままではありません。灰や土、煙、どのような形であれ、世界へ返っていくものです」
鷲尾瞳:「既に変質したものをより集めて元の形に戻すのは、レネゲイドの力を持ってしてもほとんど不可能……」
鷲尾瞳:「できるのは似たような別物を作り出すことだけ。私はモルフェウスですから、その困難さはわかります」
虹咲奏:「ああ。だから実現するとしても、複製体やレネゲイドビーイングのようなものになるだろう」
鷲尾瞳:「虹咲支部長は自分の血肉の中に奥様が宿っていると感じているから……尚更それを蘇ったと思うことは出来ないのですね」
鷲尾瞳:「しかし、ドクターVが同じように考えているかはわからない、と」
虹咲奏:「人にはそれぞれ通ってきた道がある」
虹咲奏:「同じ考え方に至ることはそうそうできないものだ」
虹咲奏:「……血肉に宿っていると言ったが」
虹咲奏:「……お前にはそこまで話していたか?驚かないようだが」
鷲尾瞳:「話さなくてもわかりますよ、私も同じですから。ノーヴェと過ごす時間は間違いなく私の血肉の一部になっています」
鷲尾瞳:「似たような物が作れたとしても、きっと私も否定してしまうと思います。ノーヴェを蘇らせようなどとは思わないでしょう」
鷲尾瞳:「そういう……いわゆる比喩表現ですよね?虹咲支部長」
虹咲奏:「………」
虹咲奏:「いや、そうか。そうだな」
虹咲奏:「鷲尾。お前はそれでいい。……それが、いい」
鷲尾瞳:「?」
虹咲奏:「さて。痕跡を探すのを続けるぞ」
虹咲奏:「敵も待ってばかりとは限らないからな」
◆ノーヴェ&空原
GM:……瞳ちゃんと虹咲支部長が調査を進めていたその一方。
GM:ららちゃんとノーヴェも百貨店のバレンタインチョコ売り場で捜査を行っていた。
GM:チョコレートの試食を勧められたりしながらキミたちも広い売り場に何か不審なものがないか目を光らせていた。
ノーヴェ:「今んとこ怪しいとこはねえな。フツーの百貨店のフツーのチョコ売り場だ」
ノーヴェ:試食のひとくちいちごショコラをもごもごと口の中で踊らせている。
空原らら:「そうですね……」なんだか気がそぞろだ。
ノーヴェ:「お前なにさっきからボッとしてんだよ! 大丈夫かおい!」
ノーヴェ:「友達のナントカが心配なら、一旦そっちに行ってきてもいいんだぞ」
空原らら:「……大丈夫です。支部の人たちも気にしてくれてますし」
空原らら:「あの……ノーヴェさん」
ノーヴェ:「おう?」
空原らら:「さっきのミーティングで言ってた……嫁って……?」
ノーヴェ:「鷲尾だ。さっきお前も話してたろ? "マクガフィン"」
ノーヴェ:「第一印象は最悪だったし、色々すれ違いもしたんだが……最終的に相思相愛だってわかってな! 前に結婚式をあげた!」
空原らら:「………………えっ」
空原らら:「えーーーーーッ!!?!?」
ノーヴェ:以前撮影してもらった、ぼろぼろのタキシードのノーヴェとドレス姿の瞳ちゃんの写真をスマホで見せてます。
GM:売り場の店員が驚いたようにキミたちを見る。
ノーヴェ:「おい……! 店ん中だぞ!」
空原らら:「ご、ごめんなさい」ちいさくなる
ノーヴェ:手でららちゃんの口をふさぎ、背中を抱いてそそくさと端っこに連れていっている
ノーヴェ:「まあ……あいつもまだ14だからな。ガチの結婚式ってわけじゃねえんだが」
ノーヴェ:「鷲尾が18になったら、最強の結婚式をあげる。せっかく知り合ったんだしお前も来いよな」
空原らら:しばらくぼーっとしている。処理に時間がかかっている
空原らら:「え、あれ……? ノーヴェさんっておいくつか聞いてもいいですか……?」
ノーヴェ:ノーヴェの中では他の人にも何度も説明した、ありふれた内容だ。何もなかったかのように普通にスマホをポケットにしまっている。
ノーヴェ:「あ? そりゃあ、に……」
ノーヴェ:「……見た目はこの通りハタチ前後。ただ、機械化兵として目覚めたのは二年前だ」
ノーヴェ:「だからまあ2歳といえば2歳だし……ハタチといえばハタチだ」
ノーヴェ:「あっ、精神年齢は違うからな! 子供扱いすんじゃねえぞ!」
空原らら:「にさい」ぐるぐる目になった
空原らら:「…………え、ああ、はい……大丈夫です。大人だと思って……ます」
空原らら:「……瞳ちゃんかあ……」
ノーヴェ:「あー、言いたいことはわかるぞ。あんな真面目な子とノーヴェみたいな奴が……とかそんなんだろ」
空原らら:「あ、え、いや、そうじゃなくて……普通に、年齢の方にびっくりして……」
ノーヴェ:「俺もエージェントとして真面目にやってるが、前はかなりヤンチャだったからな……って、なんだ。違うのかよ」
空原らら:「……その……」年齢にびっくりしたのは本当にそうだが。
空原らら:「……瞳ちゃんのどこが好きか、聞いてもいいですか?」
空原らら:「私、気になってる人がいて。今年のバレンタインは、その人にあげようとも思ってて」
空原らら:「……だから。お嫁さんって呼ばれるの、素敵だなって思ったんです」
空原らら:――嘘は言ってない。
ノーヴェ:「ほぉ」
ノーヴェ:「いいじゃねえか。俺や鷲尾ほど歴戦じゃないが、お前も恋愛経験値を積んでるみたいだな」 ふふんと鼻を鳴らし。
ノーヴェ:「そうだな……好きなところか……言われてみると思い当たりすぎるが……」
ノーヴェ:改めて振り返る。サラサラの銀髪、せいぜい自分の胸あたりくらいしかない身長、細くて白い指、透き通った声。
ノーヴェ:変に無防備なところ、真面目で口うるさいところ、ほっそりとした身体に似合っていた水着やドレス……これはなんか違うな。
ノーヴェ:だが、一番印象に残っている部分をあげるなら……。
ノーヴェ:「あいつはな。最初っからすんげー強かったんだよ」
ノーヴェ:「あの細っちょろい身体で、俺と同じかそれ以上の攻撃を繰り出す。チルドレンとして常に適切な判断をする」
ノーヴェ:「あいつと背中合わせで戦うのはすげえ楽しいし、あいつはマジでいいライバルだと思ってた」
ノーヴェ:「そのライバル関係が、気がついたら恋愛的な好きになってた。だから全部好きだが、やっぱ強いとこが好きだな」
ノーヴェ:「あ! でも空原、勘違いすんなよ!」
ノーヴェ:「強いってのは、腕っぷしだけを言うんじゃねえぞ! 心の強さだって強さだからな!」
ノーヴェ:「俺は強い奴が好きだ。そんだけだ」
空原らら:静かにその言葉を聞いて。
空原らら:「そうですか」
空原らら:「瞳ちゃんは幸せですね」
ノーヴェ:「質問しといてリアクションが薄くねえかお前……」
空原らら:「いえ、なんというか……圧倒されてしまって」
空原らら:「わあすごい! なんて驚くのもわざとらしいじゃないですか」
ノーヴェ:「それはたしかにな」
空原らら:「……おふたりが、そういう薄い関係なんかじゃないって、ノーヴェさんの様子を見てたら分かりました」
空原らら:「…………。私は瞳ちゃんとは会ったばかりですが、すごくいい子だと思います」
空原らら:「ノーヴェさん」
ノーヴェ:「んあ?」
空原らら:「末永くお幸せにいてくださいね?」微笑む。
ノーヴェ:「当たり前だ! 俺の嫁だぞ。世界一幸せにするし、子供は最強に育てるし、誰にも渡さねえよ」
ノーヴェ:そう断言したあと、少し考え込む。「……」「……薄い関係ね」
ノーヴェ:「空原、俺からもお前に聞きたいんだが」
空原らら:「え?」
ノーヴェ:「いやよ。例の騎士様が、"偽りの愛"を断罪しまくってんだろ?」
ノーヴェ:「んじゃあ逆に……"真実の愛"ってのはなんなんだ? もちろん人によるってのはわかるけどよ」
ノーヴェ:「例えば俺と鷲尾はガチ両想いのラブラブだし、真実の愛だが……まだまだ愛が強くなる余地はあると思う」
ノーヴェ:「だったら今の愛は、完全体の真実の愛より弱いかもだろ。真実の愛って、どこからが真実なんだよ?」
ノーヴェ:「お前はどうだ? どう思う?」
空原らら:「…………私は」似たような問いかけをした、親友のことを思い出す。
空原らら:私にあるのは恋と夢だけ。あの時はそう言った。
空原らら:今でも、いや今だからなおのこと、そう思う。彼の愛を聞いた後だから。
空原らら:だけど、そんな私でも何か言えるとしたら。
空原らら:「真実は、強いか弱いかじゃなく、あるかないかだと思うので」
空原らら:「ノーヴェさんと瞳ちゃんとの間にある愛が、真実なのだと、お二人が思っているのなら」
空原らら:「どこから、とかではなくて。もうそれだけで、いいんじゃないでしょうか」
空原らら:へにゃり、と困ったように笑う。
ノーヴェ:「へっ」 それを聞いて嬉しそうに笑う。
ノーヴェ:「だよな! "俺の気持ちは俺のモノ"を流儀にしてる身としては、やっぱそれがしっくりくる」
ノーヴェ:「すっきりしたぜ。サンキュー空原!」
ノーヴェ:肩を組むようにべしべしとららちゃんの肩を叩く。
ノーヴェ:「うし、んじゃ調査すっか。しばらくしたら鷲尾や虹咲と合流だ。いこうぜ」
空原らら:「っ」べしべしされて
空原らら:「はい。……それとノーヴェさん、これは恋する乙女からのアドバイスですが」
空原らら:「あまり他の女性と距離を詰めない方がいいですよ。……瞳ちゃんがヤキモチを妬かないタイプだとしても、ですからね」
ノーヴェ:「ああ? わかった、わかったよ」
ノーヴェ:「まったくもう……クソ真面目に説教しやがって」
ノーヴェ:「鷲尾みてえな奴だな」
◆調査パート
GM:そうして二人はまた並んで歩き出す。
GM:キミたち四人は手分けして百貨店内をざっと調査したがオーヴァードの怪しい痕跡は見当たらない。
GM:一旦合流し、意見をすり合わせようとしたその時だった。
GM:瞳ちゃんは聞き覚えのある元気な声の少女に呼び止められる。
國司蕩:「瞳ちゃん師匠! ここで会ったが百年戦争じゃなイ!?」
國司蕩:褐色肌で青っぽい髪色をしたツインテールの女子中学生。國司蕩だ。
鷲尾瞳:「この声は……國司さん!」
鷲尾瞳:「またいらしてたんですね。ということは……まだ理想のチョコは見つかっていないのですね」
國司蕩:「ハロー! トウだよ!」
ノーヴェ:「ん。鷲尾の知り合いか」 少し距離をおいて様子を見ている。
空原らら:「こんにちは。瞳ちゃんのお友達ですか?」
鷲尾瞳:「はい。以前ここに来たときに偶然……」
虹咲奏:「どうも」軽く頭を下げる。
國司蕩:「チッチッチ。甘いね、瞳ちゃん師匠。トウはもう瞳ちゃん師匠を超えてしまったかもしれない……」意味深に微笑んでいる。
鷲尾瞳:ハンドジェスチャーで皆に國司さんは一般人であることを念押ししておこう
國司蕩:「あっ、どもどもでございまス。瞳ちゃん師匠の弟子のトウです」
虹咲奏:「弟子」
虹咲奏:弟子で一般人?と首を傾げている。
ノーヴェ:(一般人か。事件に関係はなさそうだな……)
鷲尾瞳:「師匠ではなく友達になったつもりだったのですが……」
鷲尾瞳:「超えてしまったとは一体?」
國司蕩:「そこだよ、瞳ちゃん師匠! トウは秘策を思い付いたのサ!」
國司蕩:「……愛しの彼のハートを射止める、ね!」
鷲尾瞳:「以前ここで見た銃弾を使ったりしませんよね?」
國司蕩:「ナンセンス。もっとすごい秘策でございまスよ」
鷲尾瞳:銃弾と黄金が売ってるチョコ売り場なんだよ
國司蕩:「見ててね」懐から可愛らしい財布を取り出す。
鷲尾瞳:それは財布ですね
國司蕩:「店員様、この売り場にあるチョコを全部くださイ!」
鷲尾瞳:「え……全部!?」
虹咲奏:「!?」
空原らら:「全部!?」
國司蕩:「マネーはこいつで」黒いクレジットカードを手渡す。
ノーヴェ:「ああ?」 興味なさそうに周囲をチェックしていたが、流石に視線を戻す。
鷲尾瞳:「國司さん、流石にそれは無理ですよ……!中学生のお小遣いでここのチョコを全部なんて……」
ノーヴェ:「いやおいおいおい、なんだよ? 石油王か?」
國司蕩:「ふふん。名付けて下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる戦法!」
鷲尾瞳:「それにそんなカードで買い物ができるわけ無いじゃないですか」
虹咲奏:「お、親御さんはいないのか?」
鷲尾瞳:「黒く塗っただけのカードでなんて……」
國司蕩:「愛しの彼の好みが分からなくてもこれだけの数のチョコならどれか一個くらいは好みのがあるはずなのだ!」
空原らら:「瞳ちゃん、お店にもよるけどカードでもお買い物はできるんだよ」耳打ち
ノーヴェ:「やめとけよ。だったら、全種類を1個ずつでいいだろ」 横から口をはさむ。
鷲尾瞳:「ららさん、私もクレジットカードくらい知ってます」
國司蕩:「あ。ママ上様はお仕事だよ。はい、店員様」カードを渡している。
ノーヴェ:「流石に全部買い占めたら、他の奴がチョコ買えなくて困るぞ。悪いこと言わねえから一個ずつにしとけ」
鷲尾瞳:「でもこんな黒いカード見たことありませんよ?」
GM:「ヒッ!こ、これはブラックカード……!!?」店員が悲鳴を上げる!
ノーヴェ:ちょっと恐怖してるじゃん
鷲尾瞳:「それこそ漫画や小説でしか……え?」
空原らら:「……本物みたい?」
GM:「一部の富裕層しか手にすることができないという……!」下級店員はそのプレッシャーに耐え切れず失神する!
虹咲奏:「……その道では有名なカードのようだな」
鷲尾瞳:「本物のブラックカード……!?國司さん……なぜそんな物を……!?」
國司蕩:「はよ全部のチョコ出さんかい!おらー!」
ノーヴェ:「なんか……」「事件と全然関係ねえのにすげえ面倒なやつが出てきたな……!」
上級店員:「この圧力……我々では対応できん、エリアマネージャーを呼べ!」
GM:「ひ、ひえー!店長!いや、オーナー!」下級店員がバックヤードに走る!
GM:すると
ノーヴェ:「これは偽りの愛……判定にはならねえんだろうな。勢いがガチだし……」
GM:店のバックヤードから恰幅のいい白いスーツ姿の男がやってくる。
鷲尾瞳:「これだけの騒ぎになってしまうと調査は難しそうですね……」
愛好寺恋也:「いったい何の騒ぎかな」
虹咲奏:「あれは……」
空原らら:「あっ、CMで見たことある人……」
ノーヴェ:「あっ、シカクイのCMの」
愛好寺恋也:「お疲れさんです」中年のは下級店員にも気さくに挨拶をする。
愛好寺恋也:「やあ、どうも。皆さん」
GM:と、その瞬間、店内BGMがフラメンコめいた情熱的な曲に変わる。
愛好寺恋也:「全人類にLovin' you! 愛と平和の伝道師、愛好寺恋也です!」
ノーヴェ:「あんた、シカクイのおえらいさんだろ? この石油王お嬢さんをVIPルームに連れて行った方がいいと思うぜ」
愛好寺恋也:バラの花を手にその場でくるりとターンする。
ノーヴェ:「さもなきゃ、こいつはブラックカードを振りかざしてどんどん下級店員を失神させ続けるぞ」
鷲尾瞳:「なぜ失神してるのかはわかりませんがノーヴェの言うとおりです」
愛好寺恋也:「お偉いさん。その通り! 私が全世界に愛を届ける愛好寺グループの社長です」
ノーヴェ:(なんで社長がチョコ売り場に来てんだよ……) 口には出さない。
愛好寺恋也:「おや、これは」瞳ちゃんとららちゃんに気付く。
虹咲奏:「う、うむ」ノーヴェくんに頷いている。
愛好寺恋也:「なんて可憐な少女たちなんだ……」
鷲尾瞳:「社長が直々にチョコ売り場に来るということは……世界に愛を届けるというのは本気なのですね」
愛好寺恋也:「美しい女性には花がよく似合う」瞳ちゃんとららちゃんの手を握り、バラの花を手渡します。
鷲尾瞳:「そんな、可憐だなんて……まあ……ノーヴェの恋人ですから……」
空原らら:「あ、ありがとうございます……?」困惑してバラを受け取る
空原らら:瞳ちゃんからはちょっと目を逸らした。
虹咲奏:「鷲尾……強くなったな……」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。いいんですか?」
ノーヴェ:「……」 いつもなら鷲尾は俺のだぞ!と出しゃばったかもしれないが、流石に営業トークだろうと思っている。
愛好寺恋也:「もちろん。キミたちの愛らしさへのプレゼンツです」
ノーヴェ:腰に片手を当てて様子を見てます。
愛好寺恋也:「本当ならばもっと巨大な花束を贈りたいところだが……生憎今はこのバラしか持ち合わせがない……!」絶叫している。
國司蕩:「社長サン。いいから、お買い物を……」クレジットカードで彼をつついている。
鷲尾瞳:「もっと巨大だと持ち帰りに困ってしまいます」
鷲尾瞳:「それにそうです。可憐と言ったら國司さんもですよ」
愛好寺恋也:「おや、これは美! しかもこれは本物のブラックカードじゃないか……」
愛好寺恋也:「ふむ。しかし、これは親御さんの名義のようだね」カードを裏返して見ている。
愛好寺恋也:「残念ながらクレジットカードは本人でないと使えないんだ……」
國司蕩:「えっ。この感じでそんな真っ当な理由で断るの……」
鷲尾瞳:「國司さん本人のものじゃなかったんですね」
國司蕩:「そんナ……」落ち込んでいる。
鷲尾瞳:それはそうかとホッとしている
國司蕩:「カードはママ上様のダけど……」
ノーヴェ:「日本の法律にのっとればそりゃそうだろ……」 都合のいい時だけ法律の味方についている。
鷲尾瞳:「でもダメですよ、國司さん。親御さんのものとはいえ勝手に持ち出したら泥棒ですよ」
國司蕩:「ママ上様が好きに使いなさいって預けてくれたンだよ!」
空原らら:「お母さんと来たらいいんじゃないかな……ね?」なだめている
鷲尾瞳:「それはママ上様に問題がありそうですね……」
國司蕩:「けど、どうしよう。お買い物ができないと愛しの彼にチョコを贈ることもできない……」
鷲尾瞳:通販なら……
國司蕩:「ママ上様は……お仕事が忙しいし……家に帰ってもいつも難しい顔ばっかで……」
虹咲奏:「………」
愛好寺恋也:「ムムム!? 愛しの彼へのチョコ!?」
愛好寺恋也:「そ、それは買わせてあげたい……!例え法律をねじ曲げたとしても……!」
ノーヴェ:「どーすんだこれ。うちにチョコの材料はあるから、分けてやろうと思えば分けれるけどよ……」 調査中だしなあ
虹咲奏:「法律は極力ねじ曲げないでいただきたい」
ノーヴェ:「しょうがねえなもう」 コートに手を突っ込む。
ノーヴェ:「おいお前! 名前はなんだっけ? トウ?」
愛好寺恋也:「うおおおおお!どうすればいいんだ、私は!社長という立場などかなぐり捨ててしまいたい!愛のためならば……!」地団駄を踏んでいる。
國司蕩:「トウの名前はトウですが……」
ノーヴェ:「とりあえずここは俺が出してやるよ。返すのはいつでもいい」 一万円札を一枚出している。
ノーヴェ:「金にモノを言わせず、一番お前がビビっときたやつを選べ。それでいいだろ!」
GM:と、いうわけでここで
GM:ここで一万円札を出せるかどうか判定をしてもらいましょう!
ノーヴェ:ww
ノーヴェ:一万円札無いこともあるの!?
鷲尾瞳:調達判定だ
虹咲奏:今何かが変わった音がしたな
空原らら:一万円札を出せるかどうか判定、初めて聞いた
GM:なんかほだされてくれそうな愛好寺を説得してクレカを不正利用するなら〈交渉〉で難易度15。
ノーヴェ:15!?
空原らら:クレカを不正利用する判定!?
鷲尾瞳:ららちゃん、まさかこのためにソラリスに……!?
空原らら:wwwww
虹咲奏:不正利用ルート!?
GM:蕩を説得して身の丈にあったチョコを選んでもらうなら〈知覚〉か〈知識:チョコレート〉か〈調達〉で難易度7です。
ノーヴェ:肉体がない……!
虹咲奏:一万円とは
GM:どちらの判定を選んでもシナリオは進みますが、後々何かに影響してくる可能性があります。
虹咲奏:全員が挑戦できるのかな?
鷲尾瞳:トウちゃんを説得する方の交渉はないんだ
ノーヴェ:本当だw
GM:なにかこじつけられるなら【肉体】系の技能でもいいですよw
鷲尾瞳:意志が強い女なのか?
空原らら:なるべく法には触れたくないかな……
鷲尾瞳:はぁはぁはぁはぁ
ノーヴェ:ららちゃん、社会めちゃ高いから交渉は活かしてあげたいよね
鷲尾瞳:私はモデルチルドレンだぞ……こんな所で……
ノーヴェ:無理するな鷲尾!
虹咲奏:調達も社会だから
GM:判定失敗したら大惨事
虹咲奏:そっちでもなんとか?
鷲尾瞳:そう言えばそうだった
空原らら:そうですね
GM:冷静だ
鷲尾瞳:ららちゃんたちが失敗したら私もチャレンジするか
空原らら:お買い物上手なところを見せるか……
鷲尾瞳:最後の切り札モデルチルドレン
ノーヴェ:ららちゃんお願いします!
GM:こんなところで切り札を
空原らら:はーい!調達チャレンジします!
ノーヴェ:流石にいけるやろ~
空原らら:8dx+2>=7
DoubleCross : (8DX10+2>=7) → 8[1,2,3,4,6,6,8,8]+2 → 10 → 成功
鷲尾瞳:じゃあららちゃんが調達した1万円札をノーヴェくんに渡してもらうか
ノーヴェ:ホッ
GM:さすが!
虹咲奏:やったぜ
GM:現金を調達するな
ノーヴェ:ららちゃんが直接渡してもいいよw
ノーヴェ:ノーヴェの一万円は食べられなかったのかもしれない
鷲尾瞳:じゃああれですね、1万円はノーヴェくんのを使って
GM:選んであげるとかね
鷲尾瞳:チョコをららちゃんが見繕ったことにしましょう
虹咲奏:いいですね
GM:いいのでは?
ノーヴェ:あっなるほど
空原らら:わーい
鷲尾瞳:1万年にふさわしいチョコを音
GM:では、判定は成功です!トウのお返事に戻ります!
GM:少女はノーヴェの差し出した一万円札を見て申し訳ないようなかえって意地になったようなそんな表情を見せる。
國司蕩:「お、お気持ちはありがたサンキューだけど……そもそもトウは愛しの彼に渡すチョコを決められないからこんな暴挙に出たんダよ……!」
國司蕩:「そんな一万円ぽっちのお金じゃあまた元の木阿弥ダよ……!」
鷲尾瞳:「そ、そこはほら。1万円もあればきっとなにか良いのが見つかりますよ」
鷲尾瞳:「うう、我々との金銭感覚の差が……」
ノーヴェ:「こいつ一万円をぽっちっていいやがった……! 一万円ありゃどんだけ野菜が買えると思ってんだ!」
愛好寺恋也:「ぐううう、こうなったらやはり私が法律を捻じ曲げるしか……!!」
愛好寺恋也:「社員のみんな、すまん……!」震える手でクレジットカードを受け取ろうとしている。
鷲尾瞳:「銃弾はダメですけど……ほら、彼氏の心を縫い留めるこのトラバサミチョコとか……」
空原らら:「……トウちゃん」
國司蕩:「あなたは……瞳ちゃん師匠のお友達の……?」
空原らら:「はい、ららです。……トウちゃんがいっぱい迷うのは、大好きな人にとびきり素敵なものを贈りたいからだよね」
國司蕩:「うん。彼に一番喜んで欲しいって、そう思うかラ……」
空原らら:「そうだよね。でも、素敵なチョコレートがいっぱいあるから困っちゃうよね」
空原らら:「そういうときは、どれが一番素敵かよりも、どれが一番『あの人に似合うか』って考えてみると、いいかも」
國司蕩:「あの人に似合ウか……」
空原らら:「あの人は甘いのが好き? 苦い方が好き? お酒が好き? 見た目が凝ってるものが好き?」
空原らら:「あの人が笑顔でチョコレートを食べているとき、そこにあるのはどんなチョコだろうって考えてみるの」
國司蕩:「……ララお姉さん」
國司蕩:「うん。分かった。トウ、そうやって選んでみる!」
國司蕩:「瞳ちゃん師匠も一緒にたくさん悩んでくれてありがとダよ」
空原らら:「うん。それでね、トウちゃん、忘れないで」
鷲尾瞳:「う……は、はい。私よりららさんのほうがずっと師匠らしいことを言っていた気もしますが……」
空原らら:「トウちゃんの好きな人が本当に素敵な人だったら……トウちゃんがこんなにたくさん、その人のことを思って悩んだっていうことを」
空原らら:「何よりも、喜んでくれるはずだから。ね」
ノーヴェ:「(アドバイスの解像度がすげえ)」 内心で感心している。 「(気になってる人にチョコを渡そうと思ってる……か)」
國司蕩:「らじゃ、ダよ!」元気よく返事をする。
ノーヴェ:「(空原のこれが偽りの愛扱いされるようなら、マジで黒騎士をブン殴ってやる)」
國司蕩:「一万円札のお兄さん。さっきはチンピラみたいな見た目とか凶暴そうとかボロクソ言ってすみませんでした」頭を下げる。
ノーヴェ:「言ってねえし、そんなこと思ってたのかよ」
國司蕩:「そのお金、今だけお借りしていいですか。必ず返済しますので」
鷲尾瞳:「心のなかで言ってたんですね……」
國司蕩:「あっ。しまった。心の声じゃン」
ノーヴェ:「慣れてるからいいけどな。後ろのおっちゃんが経費で落としてくれるし」 虹咲さんを見る。
虹咲奏:「まあ、印象はそんな感じという雰囲気はあった」
ノーヴェ:「……でいいよな?」 調査を円滑に進めるための……
虹咲奏:「………まあ、いいだろう」
國司蕩:「そうなノ!? 後ろのおっちゃんもありがとダよ!」
鷲尾瞳:でもわかりますよ、ノーヴェは一見怖そうに見えても内心思慮深くて人をよく見ていて……
虹咲奏:おっちゃん(28)
鷲尾瞳:うんうんと頷いています
ノーヴェ:「ってわけだ、持ってけ。ちゃんと自分の気持を込めて渡せよ」
ノーヴェ:「俺のチョコは世界最強だ!って気持ちがこもってりゃあ、相手だってイチコロに決まってんだからな」 一万円を渡す。
國司蕩:「任せテよ! 気持ちにかけてだけはトウは誰にも負けないんだから!」
國司蕩:丁寧に一万円札を受け取ると真剣な眼差しで売り場を眺め、
國司蕩:緊張した様子で買い物を済ませてくる。
愛好寺恋也:「お買い上げ、ありがとうございました~!いや~、よかった、よかった!」
國司蕩:「みんな、買ったよ~!」
空原らら:「お疲れ様でした」ぱちぱち
國司蕩:「瞳ちゃん師匠、ララお姉さん!一万円札のお兄さん、後ろのおっちゃん!みんな、センキュー!」
虹咲奏:「うむ。良かった」
鷲尾瞳:「それはノーヴェと虹咲さんですね」
ノーヴェ:「ノーヴェだ。連絡先はこれ。そのうち返しにこいよな」
ノーヴェ:電話番号を書いたメモを渡している。
國司蕩:「一万円札のノーヴェ! 後ろの虹咲!ありがトね!」メモを受け取ってポケットに突っ込んでいる。
ノーヴェ:「変な二つ名みたいにすんのやめろ!」
虹咲奏:「アニメ映画のマスコットの気分だな…」
國司蕩:「……あー。あの、皆々様方」
空原らら:となりのトトロみたいでちょっとかわいいと思っている
國司蕩:「借金ついでに非常に申し訳ナイんだけど、もう一個お願いしてもいいかナ?」
鷲尾瞳:「勿論。まだ私は役に立てていませんからね」
ノーヴェ:「ここまできたら、もう最後までこいつの面倒見てやったほうがよさそうだな」 放置すれば新たな火種になりかねない気がしている。
國司蕩:「トウ、明日が決戦なんダよ」
ノーヴェ:「日常の守護者だからな、一応……」 小声で 「で? 何に困ってんだよ?」
國司蕩:「バレンタイン当日に渡すのはさすがに恥ずかしすぎるかラさ」
國司蕩:「数日前に呼び付けて渡す計略なノ!」
虹咲奏:「計略か」
ノーヴェ:「当日に渡したほうが決戦っぽくてスカッとすると思うけどな」 そこは人それぞれなので、深くは言及しない。
國司蕩:「そこで、皆々様方におかれてはトウがチョコを渡す様をちょっと離れたところで見守っていてほしい所存」
虹咲奏:「ふむ」
國司蕩:「2メートル……いや、5メートルくらい離れた愛しの彼からは見えない場所で……」
國司蕩:「いや、やっぱり3メートル……」
鷲尾瞳:「なるほど、それくらいなら……」と虹咲さんに目配せして許可を募ります
ノーヴェ:「クソ近ぇ……」
ノーヴェ:マジでやんのかよ?という目線を虹咲さんに向けている。
空原らら:「私は大丈夫だけど……」お仕事的にどうなのかなの顔
國司蕩:「はん。ノーヴェ、そんなこと言ってるとお金返さなイよ!?」
虹咲奏:「………いいだろう。3メートルとはいかないが、極力隠密状態での護衛を実行しよう」
ノーヴェ:「こっこのガキ……!」
空原らら:「トウちゃん、優しくしてもらった人には優しくした方が素敵なレディだと思うなあ」
虹咲奏:「今、世間ではバレンタインに紐づいた事件が起こりつつある」
國司蕩:「ララお姉さん、分かりました!」
虹咲奏:「ならばそこから一般人を守るのもまた我々の責務だろう」ということにしておこう。
ノーヴェ:「……」 確かに、愛の告白現場というのはそうそう遭遇できるものではない。
ノーヴェ:「しょうがねえな。金も返してもらわなきゃだし……協力するか」
鷲尾瞳:「ありがとうございます、虹咲し……虹咲さん」
國司蕩:「あ、そうだ。瞳ちゃん師匠」くい、とキミの袖を引っ張る。
國司蕩:「愛の告白ってどうやるノ。今のうちに教えてくれない?」
鷲尾瞳:「あ、愛の告白……ですか?」
鷲尾瞳:「たしかに私は経験ありですが、参考になるかどうかは……」
國司蕩:「経験あるんだ。リスペクトするでございます……!」
鷲尾瞳:まさか結婚式を先に開いてから好きと伝えるわけには行かないだろうし……と思っています
國司蕩:「どう!? どんな感じに告白したノ!? 教えて教えて!」
鷲尾瞳:「私の場合は特殊で、思いを伝えるより先に結婚を……い、いえ……」
國司蕩:「じゃあ、トウも結婚からスタートした方が……?」
鷲尾瞳:「そうですね……と、兎に角臆さないことです!自分の気持ちを素直に伝えるのと」
鷲尾瞳:「それとやはり当日はとびきり可愛いと思う格好をしていきましょう」
國司蕩:「それなら任せテよ!トウ、服選びは絶対に失敗しないから!」
鷲尾瞳:「それからえ~……なぜ好きになったのか、どこが好きになったのかも一緒に伝えて……」
國司蕩:「ふむふむん……思ったより多いね、アドバイス……」
鷲尾瞳:「あとは雰囲気を読んで近づいて唇を奪えば……完璧です、おそらく」
國司蕩:「なるほど、あとは唇を……」
國司蕩:「唇を!!?」
鷲尾瞳:「あ、わ、私がそうしたと言うだけで……あくまで参考までにといいますか……」
國司蕩:「それって、キッスのこと!?」どぎまぎしながら他の人たちの方を見る。
虹咲奏:「………鷲尾……意外と、大胆だったのだな」後ろの方で少し赤くなっている。
鷲尾瞳:「そうですね……はい……キスのことですが……」
空原らら:「わあ」わあ
國司蕩:「ララお姉さん、これ合ってる?このアドバイス」
鷲尾瞳:「で、でも効果の程は保証します!今でもこうしてラブラブですので……!」とノーヴェの腕に抱きついて
鷲尾瞳:「……ね?そうですよね?」
國司蕩:「ううん……」葛藤している様子。
ノーヴェ:「このアドバイスほんとに合ってんのか……?」 少し方向性に疑問を覚えながらも
空原らら:「…………人によるかなあ…………?」なんとかそれだけ絞り出した
ノーヴェ:「でも鷲尾の言うとおりだ。キスするかどうかはお前の勝手だが……」
ノーヴェ:「キスしてもいいくらい好きだって気持ちをぶつけりゃあいいんだよ!」
鷲尾瞳:「だって……私が告白したのはノーヴェだけですから……これしか経験が……」
國司蕩:「なら……やるっきゃなイか……」拳を握り締めている。
ノーヴェ:「世界で一番、めちゃくちゃ好きだ!って気持ちをぶつけりゃあ、あっちだって誤魔化したりしねえだろ」
鷲尾瞳:「……そうです、そういうことです!」
ノーヴェ:「俺もそうだよ。このアドバイスで合ってんのかわからん」 抱きついている瞳ちゃんの髪を撫でている。
虹咲奏:「………」指を口の辺りで止めてファーストキスのことを思い出している。
國司蕩:「うん。ハイパー参考になったよ、皆々様方!じゃあ、当日はよろしクね!」
ノーヴェ:アドバイスが合っているのかわからないが、こうして上手くいってるんだからこれでいいだろ!と思っている。
虹咲奏:「まあ。なんだ。健闘を祈る」
空原らら:「うん。……悔いのないようにね」
國司蕩:「あとで待ち合わせ場所の案内図と集合時間、現場の担当者名と緊急連絡先を送るかラね!」
鷲尾瞳:「はい、明日の決戦……ご武運を祈っています」
ノーヴェ:「なんだよ現場の担当者名って……」
ノーヴェ:「……流石に不安になってきたな。様子見に行ってやるか」 ため息
國司蕩:元気よくキミたちに手を振って去っていく。
鷲尾瞳:撫でられて自然とノーヴェに寄りかかるように頭を寄せています
ノーヴェ:「……どうする? まだ調査するか?」 自然体で瞳ちゃんを撫でたまま
空原らら:やんわりとのべひとから距離を取って虹咲支部長の方に寄ります。
ノーヴェ:「なんかめちゃくちゃに疲れたんだが……」
鷲尾瞳:「……はっ」調査中ということを思い出して、さっとノーヴェから離れ
虹咲奏:「ん……こほん」
鷲尾瞳:「んっ、ううんっ」赤くなっているのを咳払いでごまかして「失礼しました。友人のことで時間を取らせてしまって……」
虹咲奏:「現時点では特に異変も痕跡もなさそうだな」
虹咲奏:「一旦撤収を……」
GM:キミたちが去ろうとすると、虹咲さんは声をかけられる。
愛好寺恋也:「いやぁ。あの子も無事にチョコが買えて良かった。皆さんのご尽力のおかげです」
虹咲奏:「あ……はぁ。ええ、そうですね」
愛好寺恋也:「世間はもうすぐバレンタイン。そこのイケオジのあなたも愛しい人に会えるといいですね」
虹咲奏:「(いけおじ……)」
愛好寺恋也:「全人類にLovin' you! 愛する想いはきっと届くものです」
虹咲奏:「………ありがとうございます」頭を下げ。
愛好寺恋也:「いえいえ。あなたもきっといつか永遠の愛を手にすることができるはずです」
虹咲奏:「………永遠、か」
愛好寺恋也:「何かあればいつでもご連絡を。愛と平和の伝道師、愛好寺恋也です!」ハート型の名刺を手渡す。
虹咲奏:「どうも」《七色の直感》
虹咲奏:その感情の動き。裏にあるかもしれない感情。通常であれば問題なく読み取れる。
GM:では、あなたは彼の語る言葉が全て本心からのものであることが分かるでしょう。
GM:ただし、その感情は異様にどす黒い。
虹咲奏:怖い
虹咲奏:「あなたにも、愛と平和が訪れますよう」
愛好寺恋也:「ありがとう。またいずれお会いしましょう」
愛好寺恋也:「おっと、少々長居しすぎてしまった。世界中が私を待っている!!」
GM:恰幅のいい中年の男はドタバタと走って去っていきます。
虹咲奏:「…………」
虹咲奏:永遠の、愛。
虹咲奏:「そんなもの、もう手にしているさ」この身を引き裂く程に。
虹咲奏:「(幸せになったって良いのだ、とあいつは言っていたが)」
虹咲奏:「(忘れられそうにない。お前の笑顔も、声も、感触も、───味も)」
虹咲奏:だから、これはきっと永遠だ。
虹咲奏:自分で、望んでいるのかもしれない。あの日の愛を。痛みを。どこにも捨て去らないことを。
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です!
ノーヴェ:ふんふふふん!
GM:なんか知らんが色々あったな、このシーン
ノーヴェ:ららちゃんに取ろう。いっぱいお話したから……
鷲尾瞳:あったな~
GM:あっ、えらい
虹咲奏:どうしょっかな。瞳ちゃんへのロイスはもうあるから
鷲尾瞳:虹咲支部長にとろ~
空原らら:ノーヴェさんへのロイス、N感情を表にします。慕情/〇隔意
虹咲奏:一旦保留
GM:ららちゃん!!
ノーヴェ:ぐああああ苦しい隔意だよ
虹咲奏:ららちゃん……!
空原らら:さらに瞳ちゃんに 親愛/〇羨望 でロイス取ります
ノーヴェ:N羨望!!
虹咲奏:購入はこのスニーキングスーツとか言うやつを買います
虹咲奏:1dx+1>=10
DoubleCross : (1DX10+1>=10) → 7[7]+1 → 8 → 失敗
鷲尾瞳:お父……支部長/虹咲奏/P:信頼◯/N:不安/ロイス
虹咲奏:普通に失敗!以上です
GM:お、惜しい
虹咲奏:お父
GM:お父……?
空原らら:お父支部長
空原らら:じゃあスニーキングスーツチャレンジしようかな
鷲尾瞳:これで取ろう。信頼していると同時に、先の会話で理由のわからない僅かな不安を感じています
GM:良いですね
空原らら:8dx+2>=10
DoubleCross : (8DX10+2>=10) → 7[2,2,2,4,4,5,7,7]+2 → 9 → 失敗
GM:お、惜しい!
空原らら:ム。財産点入れれば買えますので、必須の方います?
ノーヴェ:-イリーガル/空原らら/◯好意/食傷/ロイス
俺と鷲尾のこと応援してくれるし、真実の愛についての意見も合うし、すげえいいやつじゃん!
GM:めっちゃ好意を抱いてるよ
空原らら:んっふふふふふふ
ノーヴェ:という好意です。食傷はなんかこいつボーっとしてんな……のほう。
GM:スニーキングスーツ、無理に買うほどでもないんじゃないかなw
虹咲奏:スニーキングスーツは、この後のシーンで隠れそうだったので
虹咲奏:無理に買わなくても良いです!
空原らら:じゃあやめておきます!
虹咲奏:虹咲さんは購入判定が死んでるので……
GM:このパーティー、ららちゃんの社会性が頼りだ
ノーヴェ:ボディアーマー……は買えなかったんだよな
ノーヴェ:本当は少しでも火力をあげるために強化素材がほしいんだが……
ノーヴェ:12も15も変わんない気がする。強化素材を狙ってみます。
ノーヴェ:1dx=>15
DoubleCross : (1DX10>=15) → 1[1] → 0 (ファンブル) → 失敗
ノーヴェ:ぐあああああ
虹咲奏:ノーヴェーーーっ
ノーヴェ:チョコが爆発したので以上です
GM:ふぁ、ファンブル!
GM:50点あげますね
ノーヴェ:214点PC!
GM:瞳ちゃんは購入判定、挑戦する?
鷲尾瞳:あ、私はモデルなので……
ノーヴェ:ww
虹咲奏:www
ノーヴェ:間食を断る人みたい
GM:モデルを何だと思ってるんだw
鷲尾瞳:ということで大丈夫です!
GM:では、全員終わったようなのでこのシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ04
GM:次のシーン。
GM:次は、トウに頼まれてチョコを渡すのを見守るシーンになります。
GM:シーンプレイヤーはノーヴェくん。
GM:わざわざ全員で来なくてもって思う場合は何かが起きるまで登場せずに様子見しててもいいよ
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(51 → 53)
ノーヴェ:よいしょよいしょ
GM:あっ、落ち着いてる
虹咲奏:心配だから出ようかな
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(49 → 56)
GM:やさしい
ノーヴェ:恋愛上級者だからこんなものよ
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(53 → 60)
空原らら:おねえさんなので出ます
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(57 → 62)
GM:さすがお姉さん
鷲尾瞳:全員で見に行く我々
鷲尾瞳:どこに隠れてようかな
GM:では、全員登場したところでさりげなくシーンの描写をしていきますね。
GM:トウと別れた翌日。N市中央公園。
GM:見守り要員として呼ばれたキミたちはこの場所に集まっていた。
GM:大きな噴水の前。青っぽい髪色をしたツインテールの褐色肌少女が緊張した様子でウロウロしている。
國司蕩:「こ、この場所に例の人を呼び付けてるかラね!」キミたちに説明している。
ノーヴェ:《小さき密偵》をばらまいておこう。超小型ドローンで公園の上空から偵察している。
鷲尾瞳:「わかりました。我々は例の人に見つからないよう気をつけておきます」
ノーヴェ:「いいな蕩。告白で重要なのは気合だぞ」
虹咲奏:「光を曲げれば隠れるのに困ることもないだろう」小声で。
空原らら:「ファイトだよ、トウちゃん」
國司蕩:「気合……!」拳を握り締める。
ノーヴェ:「"俺は世界でいちばんお前が好きだ! 他のやつには渡さん!"という気持ちをぶつけろ! そうすれば上手く行く」
國司蕩:「うおお、やったるでございます」
ノーヴェ:完全にノーヴェ理論なのだが、ずっとそれを瞳ちゃんにやってるので迷いなく説明しています
國司蕩:「皆々様方はしっかりトウのことを見守ってるんだよ! 勝手にどっか行っちゃダメだからね!」
鷲尾瞳:「間違いありません。我々もそれで上手く行っています。ファイトです」
國司蕩:「瞳ちゃん師匠がそう言うなら……」
虹咲奏:この手のアドバイスに自分の出る幕はないな、と思っている。
國司蕩:「あっ。そろそろ待ち合わせの時間じゃなイ。皆の衆、散開!」
ノーヴェ:「おい、年長者からは……」 虹咲さんに言いかけて。「……もう時間か。隠れとくかね」
國司蕩:「付かず離れずの距離にいるんダよ!」バタバタと手を振る。
ノーヴェ:最初はジャームが出るかも……という気持ちでついてきていたけど、普通に告白見守りに乗り気になっている。
鷲尾瞳:「任せてください、我々はプロですから」
鷲尾瞳:何のプロかは言わない
虹咲奏:「任せておけ」《天使の外套》。木に擬態する。周りからはどこかに隠れたように見える程度の自然さ。
國司蕩:胸元にチョコレートの包みを抱え、そわそわと噴水の前に立っている。
空原らら:イリーガルなのであんまり慣れていない。無難に大きめの木の後ろとかに隠れる
ノーヴェ:虹咲さんの演出で擬態しながら、「あのガキよ。最初はまあ、チョコ買い占める!とか言っておかしい奴だと思ってたけどよ」
鷲尾瞳:我々も擬態させてもらおう
ノーヴェ:「っていうか今も普通におかしいところあると思ってるけどよ」
ノーヴェ:「あれくらい暴走できるくらい、恋にガチってことだよな。いいことだぜ」
國司蕩:「そわそわ……」そわそわしている。
ノーヴェ:負けんなよ……! と小声でエールを送っている。
鷲尾瞳:大丈夫です、我々がついていますよ……
GM:待ち合わせ時間になると、時間ピッタリに中学生くらいの歳の青年がやってくる。
GM:気障ったらしいイケメンな男だ。
水無竜太郎:「何だよ、この僕をこんなところに呼び出して……」
水無竜太郎:UGNチルドレンの水無竜太郎だ。まだ片腕に包帯を巻いている。
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「…………」「…………殺すか…………」 腕まくりをしている。
虹咲奏:「ノーヴェ、抑えろ」
鷲尾瞳:「あの顔、何処かで見覚えが……」
國司蕩:「あっ。愛しの彼……!」奇妙な動きで何かを表現している。
國司蕩:「あ、あの……その……」
水無竜太郎:「…………?」
虹咲奏:「一応あれでもUGNのチルドレンだ」
空原らら:「あっ、そうなんですね」
ノーヴェ:「だってよ虹咲……! お前も上司なら知ってんだろ!」「"ボクと釣り合う女なんていない"とか、"バレンタインに1000個チョコ貰って大変"とか言ってんだぞ!」
國司蕩:「そ、その、あのでございますね……!」
ノーヴェ:「絶対"君程度が釣り合うと思ってるのか?"とか言うって!」 先入観!
水無竜太郎:「…………??」不思議そうに周囲を見渡す。
鷲尾瞳:「しっ、ノーヴェ。相手に気取られてしまうかも、静かに……!」
虹咲奏:「知っている。私も手伝おうかと申し出るのだが、そんな相手を裏切るようなことはできないと」
ノーヴェ:「くっ……」 声のボリュームを落とす。
虹咲奏:「いつも自力でチョコレートを……」
空原らら:「それは……誠実な方なのでは?」
GM:と、その瞬間、奇怪な形をした小さなからくり人形がノーヴェのすぐそばに現れる。彼の従者だ。
水無竜太郎:『おい、ノーヴェ!』
ノーヴェ:「うわっ出た」 小声
水無竜太郎:『何だよ、これ!どういう状況!?』従者がコソコソ囁く。
水無竜太郎:『支部長たちもいるじゃんか……いるじゃないですか!』従者がコソコソしている。
ノーヴェ:「愛の告白に決まってんだろうが! お前はいま、あいつのガチの気持ちをぶつけられようとしてんだぞ!」
ノーヴェ:「エフェクトなんか使って余所見してんじゃねえ! 向き合え! 集中しろ! 殺すぞ!」 小声でまくしたてている。
虹咲奏:「……危険な可能性があったのでな。その護衛だ」
ノーヴェ:「そーやって余所見すっからドクターVにワンパンされんだぞお前!」 虹咲さんの冷静な説明の横で何か言っている。
水無竜太郎:『はあ!?いや、わけがわからないって……クソ!』従者が消える。
國司蕩:「あ、あのう、何かあっテ……?」不安そうに尋ねる。
水無竜太郎:「ああ、いや。何でもない。それで僕に用事ってのは?」
國司蕩:「は、はい!本日はお日柄もよくテ……」
水無竜太郎:「いや、だから用事は……」
國司蕩:「あ、あの!こ、これ! 受け取ってください! ハッピーバレンタインです!」チョコの包みを手渡す。
水無竜太郎:受け取りながら大きなため息を吐く。
ノーヴェ:「……」 固唾をのんで見守る。ノーヴェにとって、これはほぼ決闘を見守るようなものだ。
水無竜太郎:「何だよ、こんなことか。困るんだよなぁ。毎年毎年どれだけもらってると思ってんだ」
國司蕩:「えっ」
水無竜太郎:「あげる方は気楽だろうけど、もっとこっちの迷惑も考えてほしいよ」
國司蕩:「そんな……」
水無竜太郎:「……名前と住所、教えろよ」
鷲尾瞳:「あ……なんてことを……!トウさんの葛藤も知らないで……!」
國司蕩:「ひ、ひぃ!?報復!?」
水無竜太郎:「何言ってんだ。知らなきゃお返しも……」
國司蕩:「ご、ごめんなさい! そのチョコ、間違いナの! 返して!」渡したばかりのチョコを奪い取ろうとする。
空原らら:「……!!!」ぎゅうと胸が締め付けられる
水無竜太郎:「は、はあ!? 迷惑だけど受け取ってやるって言ってるだろ……!」
ノーヴェ:「……決闘ってのはこういうもんだ。思い切りぶつかって負けた。それで納得するべきなんだろうが……」 水無の断り方にキレている。
ノーヴェ:これ、GMがよければなんですけど
ノーヴェ:物陰から出て行ってもいいですか……?
ノーヴェ:出ないほうがいいならギャレンしてます!
GM:いいですよ!
ノーヴェ:あっやった!
國司蕩:「これ、本当はトウが自分で食べる用だから! 気にしないで! 別に先輩のことは最初からちっとも好きじゃなイの!」
ノーヴェ:「おまっ……トウ! バカか!」 堂々と物陰から出ていく。
ノーヴェ:「おめ~~なあ!」 ズカズカ!
鷲尾瞳:「あっ……ノーヴェ……!」
國司蕩:「ひゃい!?」
ノーヴェ:「水無の断り方は間違いなくカスだし、こいつは後でボコるけどよ! それはそれとして!」
虹咲奏:偽装を解く。物陰から出てきたように見せて。
ノーヴェ:「5分前までの自分の気持ちを否定してんじゃねーよ!」
ノーヴェ:「ガチで好きだから渡そうと思ったんだろうが! 間違いとか言ってんじゃねえ!」
國司蕩:「うう……トウは……気合……ファイト……」俯く。
水無竜太郎:「おいおい。本気で何が起きてるんだよ……」困惑した顔。
虹咲奏:「すまん、水無」
鷲尾瞳:「付かず離れずと言われたのに、もう……!」
空原らら:トウちゃんの背中をさすさすしている。
國司蕩:「そう、だヨね。トウの気持ちは……!」ノーヴェくんの言葉を聞き、顔を上げようとする。
鷲尾瞳:「でもここでノーヴェが黙っていられないのはとてもらしいです」
虹咲奏:「元は調査の為だったのだが……」
ノーヴェ:律儀にみんなのところに戻っていって(もう遅い)、決闘を見守ってます。
GM:と、その時。
水無竜太郎:「だから、ガチで好きとか言われても僕は迷惑だって……受け取ってはやるけどさぁ……!」
GM:エグザイルのエフェクト、《メモリーハック》が使用される。
GM:同時に《ワーディング》が展開され、黒い鎧を纏った騎士のような姿のオーヴァードが現れる。
虹咲奏:「……黒い騎士」
鷲尾瞳:「……!?ワーディング!?」
黒い騎士:「……『偽りの愛』を検知。この世界からの切除手術を開始する」
ノーヴェ:「あれは……!」
黒い騎士:キミたちの前に現れた黒い騎士は禍々しい剣を振るう!
GM:黒い斬撃がトウと水無を襲う!
空原らら:「!」トウちゃんの傍にいたので咄嗟に庇おうとする
虹咲奏:その前に
虹咲奏:翼が舞う。
鷲尾瞳:「國司さん!水無さん、危ない!」
水無竜太郎:咄嗟にトウをかばって斬撃の前に出る。
水無竜太郎:「その娘を頼む……!」
虹咲奏:「水無」
ノーヴェ:「ネクロ!」
虹咲奏:「その役目は───」
水無竜太郎:「ぐっ……!」
虹咲奏:斬撃を煌めく翼が受け流そうとするが、
水無竜太郎:「悪いね、支部長……女の子の前でくらい格好付けたいじゃん……」黒い斬撃に切り裂かれると、水無の体は消滅していく!
GM:キミたちが見ている前で水無の肉体は消滅する!
鷲尾瞳:なんか防いだはずなのに不思議な力で切られちゃったことにしよう
GM:あとには、黒い一輪の花が落ちる。
ノーヴェ:無敵貫通無効を貫通!
黒い騎士:「……次は、その娘だ。邪魔をするな」剣の切っ先をキミたちに向ける。
鷲尾瞳:「そんな、水無さんが跡形もなく……!?」
國司蕩:「…………」ワーディングの影響で気を失っている。
虹咲奏:「………次を許すと思うのか」
鷲尾瞳:「くっ……させませんよ!大体今の二人の間のどこに偽りの愛があったというのですか!」
ノーヴェ:「どういう攻撃だよ。っていうか黒い花って、鷲尾がデパートで見つけたやつじゃねえのか!」
黒い騎士:「私は絶対に失敗しない。斬ると決めたものは必ず斬る」
空原らら:おろおろしながらトウちゃんを近くのベンチの影とかに寝かせます。
ノーヴェ:「そォだ! トウはガチで気持ちを伝えようとしたし、水無もカスだけど本心はちゃんと伝えてただろ!」
ノーヴェ:「……」「この口調……!」
黒い騎士:「大人しくその娘を……。蕩?」少女の方を見る。
黒い騎士:驚いた様子で剣を下ろす。
鷲尾瞳:「……?」
虹咲奏:「ノーヴェ、心当たりが───なんだ?」
黒い騎士:遺産を解除すると黒い鎧が消えていく。
白衣の女:「なぜその子がここに……」白衣の女が姿を現す。
ノーヴェ:「俺の記憶が確かなら、こいつの中身は……」 虹咲さんに答えつつ、鎧が消えた先を見る。
ノーヴェ:「────ドクターV。護送車を襲った張本人だ」
鷲尾瞳:「一体どういう……!?」
虹咲奏:「……!」
白衣の女:「ただのVでいいと言ったはずだ。今の私にドクターを名乗る資格はない」
鷲尾瞳:「まさか……ドクターVが國司さんのママ上……!?」
白衣の女:「……いや。何が起きようと計画は失敗はしない」
白衣の女:骨のような形状をしたガジェットを構える。
白衣の女:「私の邪魔をするというのなら、お前たちから先に切除するまでだ」
虹咲奏:「『遺産』を奪ったものであるならば、こちらとしても容赦はしない」
虹咲奏:「戦闘準備だ」
鷲尾瞳:「そうです、遺産も勿論ですがなにより水無さんを返してもらいますよ!」
白衣の女:遺産の力を使い、《赤色の従者》を使用します。
鷲尾瞳:「まだ國司さんの思いは伝え終わっていないんですから、消えられては困るんです」
鷲尾瞳:従者だ
空原らら:トウちゃんに自分のカーディガンをかけつつ、トウちゃんの手を握ります。
ノーヴェ:「ママ上ね……親ってのは自分の子供を溺愛するもんだと思ってたが」 自分はそうする。「このママ上は例外っぽいな」
白衣の女:「あの男は遺産によって不必要な存在だと認められた。二度とこの世界に戻ることはない」
空原らら:「……あなたは私とは違う」その恋心が届く前に、否定なんてさせない
虹咲奏:「ふ。例外は意外と多いものだぞ、ノーヴェ」
ノーヴェ:「ママ上だろうがなんだろうが、前回の借りはキッチリ返してやるからな。覚悟しろや!」 首を鳴らす。
白衣の女:「次は、お前たちの番だ。遺産の力、味わうがいい」
空原らら:後方で立ち上がります。
GM:瘴気が寄り集まると禍々しい姿をした魔物が現れる!
GM:魔物はキミたちに敵意を向けるかのように咆哮する!
GM:では、ここからはミドル戦闘だ!
GM:ええっと、エネミーは
GM:前のシーンの判定でクレカが不正利用されなかったので
GM:1エンゲージに2体!
GM:不正利用されてたらもう1エンゲージ分が増えてました
ノーヴェ:クレジットカード次第でエネミー違ってたんだ
虹咲奏:こわ
空原らら:偽り度が増していたというわけね
鷲尾瞳:そういうことなの?
GM:白衣の女からのキミたちへの憎しみが変わっていたので
GM:エネミーは遺産従者(悪魔)、遺産従者(ドラゴン)の2体!
GM:名前は違いますが、データは共通です
鷲尾瞳:クリムゾンビーストかな
GM:2体ともキミたちから5メートル離れた位置に存在しています。同エンゲージ。
GM:従者です。
GM:行動値は二体とも15!
[15]遺産従者(悪魔) [15]遺産従者(ドラゴン)
|
5m
|
[9]鷲尾 [8]ノーヴェ [16]らら [8]虹咲
GM:今回はドクターVは戦闘には参加せず、また同様にトウも攻撃の対象になることはありません。
空原らら:よかった
虹咲奏:よかった
GM:説明はだいたいこんなところかな
GM:何か質問は!
鷲尾瞳:カレーはおやつに入りますか?
虹咲奏:多分大丈夫!
ノーヴェ:水無くんが消滅したこと以外は問題ありません!
空原らら:だいじょうぶです!
GM:カレーは飲み物!水無は消えた!
GM:では、よければ早速ミドル戦闘に入っていきましょう!
GM:ラウンド進行の開始です!
◆ROUND-01
GM:1ラウンド目
鷲尾瞳:ドルルンドルルン
虹咲奏:うおー!
GM:まずはセットアップから!
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
ノーヴェ:えーとあったっけ ない!
GM:従者は二体とも特になしだよ!
ノーヴェ:ありません!
空原らら:なし!
虹咲奏:《ショウタイム》をドラゴンの方に撃ちます。
GM:!?
鷲尾瞳:私はないぜ~
虹咲奏:ラウンド間、対象が虹咲さんを対象に含まない攻撃を行う場合判定ダイス-[LV+1]個
鷲尾瞳:先手取られてるけど虹咲支部長がなんとかしてくれるだろう……
GM:すごい減る!
GM:演出があればどうぞ!
虹咲奏:えーと、今のレベルは5だから
虹咲奏:-6ですね!
GM:や、やばい
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を4増加(56 → 60)
虹咲奏:演出は簡単にします!
GM:遺産によって作り出された禍々しい闇の竜はキミたちに敵意を向けている。
虹咲奏:「竜か。因果なものだが」
虹咲奏:「お前も、惑え」翼があたりの光を反射し、屈折させ
虹咲奏:虹咲以外のものへの感覚を鈍くさせる。
GM:空を滑空する闇の竜は怯んだ様子を見せる!
ノーヴェ:「お、ホワイトミュートんとこの支部長と同じタイプか」
ノーヴェ:「防御は任せるぞ。そのぶん殴るのは任せろ!」
GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます
GM:能力値を上げた従者は早いのだ!行動値15もある!
鷲尾瞳:早すぎるピ~
GM:当然、遺産従者の番から
GM:じゃない!!
ノーヴェ:はやいよ~
空原らら:16です(スッ)
GM:ららちゃん、行動値16もある!?
ノーヴェ:16!?
空原らら:17だったけど着ぐるみで遅くなっちゃった><
虹咲奏:ハヤイ!
ノーヴェ:先手必勝か~いいエフェクトだ
GM:それでも早いよ!?
GM:では、まずは行動値16のららちゃんの番から!
空原らら:はい!
ノーヴェ:がんばえー!
空原らら:まずマイナーで移動して従者たちにエンゲージします
GM:近付いてきた!
空原らら:メジャー【飴宿り】 抗いがたき言葉+彫像の声+狂乱の一声+ポイズンフォッグ+コンセ:ソラリス
空原らら:命中時にシーン中のあらゆるダイス-3個、行動値-15、自身への憎悪付与です
GM:な、何事!?
GM:で、では命中判定どうぞ……
空原らら:8dx7+2 交渉
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[2,3,3,4,6,9,10,10]+10[2,4,10]+2[2]+2 → 24
GM:ど、どうするどうする
GM:喰らったらやばいぞこれは
空原らら:空原ららの侵蝕率を12増加(62 → 74)
GM:二匹まとめて無力化されるわけにはいかん!
鷲尾瞳:されてよ~
GM:遺産従者(悪魔)はガードを宣言!
GM:遺産従者(ドラゴン)はドッジ!
虹咲奏:あたれ!
GM:9DX>=24
DoubleCross : (9DX10>=24) → 8[1,3,5,6,6,7,7,8,8] → 8 → 失敗
GM:失敗したので
空原らら:ドッジダイス多い!
GM:遺産従者(悪魔)が《盾なる人形》を使用!もう一体をカバーリングします!
空原らら:むむっ
GM:悪魔なのにいいやつだ
GM:ダメージどうぞ!
空原らら:3d+1 装甲有効
DoubleCross : (3D10+1) → 19[2,8,9]+1 → 20
GM:火力高くない!?
空原らら:固定値たったの1ですよ?かよわい
GM:ダイス目がいいのか……!
ノーヴェ:3D10で19はすごくいい!
虹咲奏:良いダイスめ!
空原らら:トウちゃんの件でおこなのかも
鷲尾瞳:範囲カバーだから2倍だぜつよいぜ
GM:ガード値、装甲を削ってそれを二倍し
GM:遺産従者(悪魔)は16点のダメージを受けます!
GM:いいダメージは喰らったがまだピンピンしてるぞ!
空原らら:まあ私のダメージはおまけだから……
空原らら:行動値は15-15で0になってもらいます
GM:行動値0!!?
GM:手番が回ってくるまでなんとしても生き残るんだぞ!!
虹咲奏:やばいデバフ祭り
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
空原らら:はーい!
空原らら:誰よりも後方にいたはずの少女が、いち早く駆ける。
空原らら:キャンディショップのような甘い香りがする。
白衣の女:「イリーガルの高校生か。この遺産の力を前にお前ごときにいったい何ができる」
GM:禍々しい悪魔のような姿をした魔物が威圧感を放つ!
空原らら:しとしとと、雨が降る。飴が降る。飴が。土砂降りの飴が降る。
空原らら:――これは夢だと理解できる夢のことを、明晰夢と言う。
白衣の女:「これは……?」空を見上げる。
ノーヴェ:「ふん。空原を甘く見るんじゃねえぞ」
ノーヴェ:「こいつは……性格が丸っこいから誤魔化されがちなだけで」「能力はだいぶガチだからな!」
空原らら:ならば、夢が夢と理解できたその上で。そこから逃れられないと知った時の恐怖は、いかほどだろう。
空原らら:「……本当はもっと、素敵な夢を見たいし、見せたい。でも、私にはこれしかできないから」
空原らら:「恨むならどうぞ、私を恨んでくださいね」
空原らら:それはあまいあまい、悪夢だ。
白衣の女:「マズい。既に奴の術中か……!」魔物たちを操るべく骨の形をしたガジェットを握るが――。
GM:魔物の動きが途端に鈍っていく!
白衣の女:「さすがに甘く見過ぎたか……!」空原を睨む。
空原らら:「ふふ、甘いのは本当ですので」
空原らら:降ってきた飴を口に放り込んで微笑む。
鷲尾瞳:「従者たちの動きが鈍っています、これなら……」
白衣の女:「だが、その程度で遺産の力を止められると思うなよ!」顔をしかめ、遺産を構え直す。
GM:もう一体の魔物がキミたちへと迫る!
ノーヴェ:「ブン殴れるってわけだ。鷲尾やるぞ! 2匹とも殴り倒す!」
GM:では、ららちゃんの行動はこれで終了!
GM:次は、行動値15を守り切った遺産従者(ドラゴン)の番!
GM:うおおお、なんとか攻撃できるぞ
GM:いくぞ!マイナーはなし!
ノーヴェ:全年齢ドラゴン!
GM:R18Gです
虹咲奏:そんな!
鷲尾瞳:血でできた従者だからグロいのかな
GM:メジャーで《かりそめの狩人》+《忌まわしき砲弾》+《怒涛の狩人》+《コンセントレイト:ブラムストーカー》を使用!
虹咲奏:対象は!
GM:従者の弓を使った範囲選択!攻撃対象は後ろの三人!
虹咲奏:《魔獣の咆哮》判定ダイス-LV個
ノーヴェ:コンセ以外のみっつ、実戦で初めて見たかもしれない
GM:瞳ちゃん、ノーヴェくん、虹咲さん!
虹咲奏:これを撃っておきましょう
GM:!?
ノーヴェ:ガオォォン
鷲尾瞳:ガオガオ
虹咲奏:ダイスは-5個!
GM:そ、そんな
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を2増加(60 → 62)
鷲尾瞳:虹咲支部長絶対ガオガオではない
GM:だ、だがその程度ならまだなんとでもなる!
GM:虹咲さんを対象に含んでいるから《ショウタイム》は受けないはず……!
虹咲奏:ふむ
虹咲奏:そういえばこんなのもあったなあというのがあります
虹咲奏:《ミスディレクション》
GM:!!?
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を5増加(62 → 67)
鷲尾瞳:支部長~
GM:あ、あわあわあわ
虹咲奏:対象を選びなおそう!
GM:攻撃の対象が単体になるので……
GM:虹咲さんを狙わなかった場合のデバフは……?
虹咲奏:-11個ですね
GM:あ、当てられる気がせん!
GM:ダイス3個に
ノーヴェ:ww
GM:なっちゃうよ!
GM:し、しょうがない!では、虹咲さんに単体攻撃をします!
虹咲奏:おいでー
GM:命中判定!
GM:9DX7
DoubleCross : (9DX7) → 10[3,3,4,4,5,6,8,9,10]+10[1,3,7]+10[7]+3[3] → 33
虹咲奏:《竜鱗》 装甲+30
GM:がんばった!えらい!えらいよ!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を3増加(67 → 70)
GM:プラス30!!?
虹咲奏:リアクションの代わりにこれを使います
虹咲奏:装甲は全部で38
GM:だ、ダメージいきます……
GM:4D10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 25[6,8,1,10]+22 → 47
GM:いいダメージでは!?
鷲尾瞳:メッチャ頑張ってる
GM:これはやった!!
GM:装甲は有効です!
虹咲奏:衝撃相殺で15軽減して
GM:?
虹咲奏:53
虹咲奏:無傷ですね……
GM:な、何事!!?
虹咲奏:すごい良いダメージではあったんですが……
鷲尾瞳:バリアクラッカーがないのが悪いぜ
GM:ブラムストーカーに無理を言うな!!
鷲尾瞳:あっても死んでない気がするが……
GM:で、では攻撃の演出いきます!
虹咲奏:はい!
白衣の女:「女。お前がいくら特異な力を持っていたとしても全ては守りきれん」空原に言う。
白衣の女:「それを教えてやる」
GM:黒い竜が宙を舞い、後方の三人へと迫る!
GM:黒い竜の口元に火の粉がくすぶる。
鷲尾瞳:炎を見ても身構えすらしない
虹咲奏:「悪いが」
虹咲奏:「そいつはもう、手の内だ」
鷲尾瞳:いかな遺産の力を使ったとしても、自分に攻撃は届かないと知っているからだ
GM:黒い竜が三人に向かって口を開くと、そこから黒い炎が噴出する!
虹咲奏:噴き出した黒い炎は───
虹咲奏:まるで何かに導かれるように、虹咲へと殺到する。
GM:幻惑されたかのように黒炎は瞳ちゃんとノーヴェからは逸れる!
白衣の女:「…………!」
白衣の女:「自らを犠牲にしたか。だが、直撃を受けては一溜まりもあるまい」
GM:黒い炎が地面を焦がすように押し広がる。
虹咲奏:黒い炎は虹咲を飲み込むと、
ノーヴェ:「おっ、すげえ。そういうタイプか」 こちらは回避しようとしていたが、その足を止める。
虹咲奏:しばらくそこで燃え続けたかに見えたが、
虹咲奏:次の瞬間───
虹咲奏:翼が、広がる。
虹咲奏:黄から青への色相をなぞる虹の翼は、傷ひとつない。
白衣の女:「何だと……!」
GM:黒い竜が脅威を察知したかのように吠える!
虹咲奏:「問題ないな」
空原らら:「そうですね。私なんかよりずっと守るのが上手な人がいるので」
空原らら:虹咲さんの様子を見て胸をなでおろす。
白衣の女:「チッ……!」苦虫を嚙み潰したような顔をする。
白衣の女:「だが、この攻撃、そう何度も耐えられはすまい……!」
虹咲奏:「今が好期だ」
虹咲奏:「……言うまでもないだろうがな」
虹咲奏:ぎし、と獣化した口元が笑う。
GM:では、遺産従者(ドラゴン)の行動はこれで終了!
GM:次は、行動値9の瞳ちゃんの番です!
鷲尾瞳:うおうおー
鷲尾瞳:行動するぜ~。マイナーで《スーパーランナー》《インフィニティウェポン》 4上昇
鷲尾瞳:武器を作りつつ従者にエンゲージしよう
GM:く、来るなー!
鷲尾瞳:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《ギガンティックモード》 9上昇
鷲尾瞳:従者2体を纏めて攻撃するぜ~
ノーヴェ:ギガンティックモードまで!?
GM:本気じゃん!
鷲尾瞳:折角取ったから……
鷲尾瞳:カバーされてしまう気もするが折角取ったから……な!
GM:二倍ダメージは怖いって!
GM:では、命中判定をどうぞ!
鷲尾瞳:7dx7+9 モデル
DoubleCross : (7DX7+9) → 10[3,4,4,4,7,8,10]+10[1,4,9]+6[6]+9 → 35
GM:いや、高いな!?
鷲尾瞳:当たれ当たれ~
GM:どうするどうする
GM:とりあえず遺産従者(ドラゴン)はドッジ!
GM:9DX>=35
DoubleCross : (9DX10>=35) → 9[2,2,5,7,7,8,9,9,9] → 9 → 失敗
GM:うえーん
GM:遺産従者(悪魔)はまともに喰らうと死ぬし避けるか……?
GM:いや、ダメだ!ららちゃんのせいでドッジダイスも減ってるじゃん!
空原らら:あらゆる判定ダイスを3個奪っちゃうぞ
虹咲奏:あらゆる判定に乗るデバフやっぱつよいな
GM:くそー!ガードを宣言!《盾なる人形》でもう一体をカバーリング!
鷲尾瞳:いつもお世話になっています
GM:ダメージどうぞ!
鷲尾瞳:うお~
鷲尾瞳:4d10+47
DoubleCross : (4D10+47) → 25[5,7,4,9]+47 → 72
ノーヴェ:つよ!
鷲尾瞳:色々有効!
GM:ヤバいって!!
虹咲奏:サイコー
空原らら:固定値すごいし出目もいい!
鷲尾瞳:これがモデルチルドレンの力だ
GM:ガードと装甲で12点減らして60点
GM:それを二倍して
GM:120点喰らいます
GM:120点!!?
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を13増加(60 → 73)
GM:遺産従者(悪魔)は跡形もなく吹き飛びます!!
鷲尾瞳:死んじゃった
鷲尾瞳:では演出していっていいかな?
GM:攻撃の演出どうぞ!
鷲尾瞳:虹咲支部長が攻撃を引き受けたのと同時に駆け出し、一気に従者たちとの距離を詰める。
鷲尾瞳:無手だったはずのその手には踏み出した次の瞬間純白の剣が出現している。
鷲尾瞳:「虹咲支部長へのその評価、間違っていると思い知らせたい気持ちはありますが」
鷲尾瞳:「……はあっ!」裂帛の気合とともに白い剣閃がひらめく。
鷲尾瞳:斬撃の瞬間、剣がモルフェウス能力によって引き伸ばされ、従者2体を周囲一帯ごと薙ぎ払う。
GM:禍々しい魔物たちがその剣によっていともたやすく切り裂かれる!
鷲尾瞳:一瞬のうちに行われたその攻撃は、はたから見れば飛ぶ斬撃が放たれたようにしか見えないだろう
白衣の女:「あの細身でどこからこんな力を……!」
鷲尾瞳:「その攻撃を何度も許すような教育は受けていませんので」
白衣の女:「良い教育だ。さすがはUGNと言うべきか」自嘲ぎみに笑う。
白衣の女:「だが、この数、お前一人でどこまで斬り伏せられるかな」骨の形状をした遺産を握る。
鷲尾瞳:「強いて言うなら愛から……でしょうか?」
鷲尾瞳:「心配はいりません。もう勝負は決していますので」
白衣の女:「なぜそこで愛なのだ!…………何?」
GM:では、瞳ちゃんの行動はこれで終了!
GM:次は行動値8!虹咲さんとノーヴェくん!
GM:好きな方から動くといいでしょう!
虹咲奏:そういえば手番残ってたな…ノーヴェくんどうぞ
ノーヴェ:プロフェット・パンチするかな
ノーヴェ:しない!
GM:しなかった
ノーヴェ:じゃあいっちゃうぞ~。戦闘移動で接近して
GM:では、ノーヴェくんの番!
GM:来ないで~
ノーヴェ:ゾディアックウェポンをウェポンケースから装備して、コンボ雷閃。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
GM:な、なんか強そうだぞ……!?
ノーヴェ:12dx7+7-3 えいえい!
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[2,2,2,3,4,5,6,7,8,8,9,10]+10[5,6,8,8,10]+10[7,8,10]+10[2,6,10]+10[7]+10[10]+10[8]+4[4]+4 → 78
ノーヴェ:すご!
ノーヴェ:アームズリンクが仕事してる!
GM:こ、これが愛……!?
虹咲奏:わあ
ノーヴェ:愛で死ね!
鷲尾瞳:ふふん
GM:う、うおお喰らうわけにはいかん
鷲尾瞳:偽りの愛は消せても……わたしたち二人の真実の愛の前では成すすべないようですね
GM:遺産従者(ドラゴン)はドッジを宣言!
GM:何が何でも避けるんだ!
GM:ここで避けさえすれば次のラウンドで……!
GM:あれ、ららちゃんに行動値0にされるのでは……?
GM:避けます
GM:9Dx
DoubleCross : (9DX10) → 8[1,1,2,2,2,3,5,8,8] → 8
GM:そんな……
GM:ダメージどうぞ!!
ノーヴェ:せっかくだからゾディアックウェポンの特殊効果も使っちゃおう。侵蝕+2でダメージを1d10。
GM:!!?
ノーヴェ:この宣言、一時期アカデミアですごくやった記憶があるな……ダメージ!
ノーヴェ:8d10+1d10+36+13 装甲ガード有効
DoubleCross : (8D10+1D10+36+13) → 48[5,1,10,6,7,5,8,6]+4[4]+36+13 → 101
GM:ひ、ひええ……
ノーヴェ:ノーヴェのHPを31に変更(36 → 31)
GM:ミドルで出していいダメージじゃないよ!!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を10増加(53 → 63)
GM:遺産従者(ドラゴン)は最大HPの三倍近いダメージを喰らって吹き飛びます!
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
GM:瞳ちゃんの剣舞を逃れた黒い竜は次なる攻撃のために空を滑空する!
ノーヴェ:あっ吹き飛んでる!
GM:100点ダメージ喰らったら立ってられないよ!
ノーヴェ:ぐるぐると腕を回す。両腕にはつい先日貸与されたばかりの黒いガントレット──新型のゾディアックウェポン。
ノーヴェ:銘はなんだったか。ヴァルゴだったか、レオだったか、ジェミニだったか……
白衣の女:「あの武器……。それなりの手練れか」目を細める。
ノーヴェ:重要なのは、鷲尾が隣にいるということだ。……以前は戦いに不安を覚えるようなことはなかったが
ノーヴェ:最近はほんの少しだけ、戦う前に緊張がある。なぜなら。
ノーヴェ:────好きな女には、めちゃくちゃかっこいいところを見せたいからだ!
白衣の女:「だからといってそう易々と遺産の力を打ち砕けるわけがない」
ノーヴェ:「そうかな?」 腰を落とす。弓を引き絞るように拳を構える。
ノーヴェ:「見せてやろうドクターV……これが」
ノーヴェ:バチバチと腕に雷電が走り。
ノーヴェ:「──真実の愛パンチだ!」
ノーヴェ:滑空してきたドラゴンに、拳を正確に叩き込み、
ノーヴェ:強烈な放電音と共に、竜を一撃で地面へ沈めた。
ノーヴェ:「一匹!」
GM:魔物の巨体が紙切れのように吹き飛び、叩き付けられる!
GM:アスファルトが砕ける!
白衣の女:「馬鹿な。こうも容易く……!?」
鷲尾瞳:「……どうやら真実の愛に対してはその遺産も効果が薄いようですね」
白衣の女:「だから、なぜそこで愛が出てくる……!」
ノーヴェ:「はン。偽りの愛とかいって初心者狩りしてるようなやつはこんなもんだ」
ノーヴェ:「恋愛上級者に歯向かうべきじゃあなかったな!」 瞳ちゃんの横で拳を構える。
鷲尾瞳:「しかしそれなら尚更、水無さん達のどこを偽りの愛と判定したのか疑問ですが」
鷲尾瞳:「愛といい出したのはその遺産ではないですか!」
白衣の女:「口の減らない小娘め……!」
白衣の女:「かくなる上は私自身の手で……」再び遺産を構える。
鷲尾瞳:「……!まだやる気ですか。望む所です」
白衣の女:「……貴様」鷲尾を見る。
鷲尾瞳:「消えてしまった水無さん達のためにも……これ以上犠牲者を出すわけには行きません」
白衣の女:「銀色の髪。愛くるしい容姿。……貴様が、鷲尾瞳か?」
ノーヴェ:「……? なんだ鷲尾、知り合いか?」
鷲尾瞳:「あ、愛くるしい……?急に褒めだして……一体何ですか?」
ノーヴェ:「まあ確かに鷲尾は愛くるしいが……」
鷲尾瞳:「いかにも私は鷲尾瞳ですが……」
白衣の女:「やはり、そうなのか」酷く葛藤するような様子を見せる。
鷲尾瞳:「……?」
GM:その時。
GM:上機嫌そうな笑い声が響く。
“ラブ・リマスター”:「そこまでにしましょう、先生!」
ノーヴェ:「!?」
虹咲奏:「!!」
鷲尾瞳:「新手……!?」
GM:体中のあちこちにハートマークをあしらったような奇怪な姿の怪物が現れる!
ノーヴェ:ハートの名刺持ってそう
虹咲奏:「”ラブ・リマスター”……!」
虹咲奏:わかる
鷲尾瞳:「……!あれは報告書にあった……!」
白衣の女:「お前は……」
“ラブ・リマスター”:「新手とは愛のない呼び方ですねぇ。私の名は、“ラブ・リマスター”。愛を込めてそう呼んでください」
空原らら:「……なんか、どこかで……」某社長との類似点が……
虹咲奏:《七色の直感》
ノーヴェ:「おい。この声、この喋り方……」「いやまさか……さすがにな……」
ノーヴェ:「そこまでバカじゃないだろ……」
虹咲奏:何かの既視感を覚え、視界を切り替える。
“ラブ・リマスター”:「計画の完遂まであと少し。無理は禁物ですよ、先生」白衣の女に語りかける。
鷲尾瞳:私は全く気づかないぜ。調査をするまではね
GM:虹咲さんは怪物から噓偽りのないピュアな感情を読み取る。ただしその色は酷くどす黒い。
ノーヴェ:なんか全体的に似てるけどまさかな……って思ってます
虹咲奏:「……見覚えのある色だな。どこかで会ったか?」
“ラブ・リマスター”:「何をおっしゃいます。私はいつでも全人類の心のそばにいますとも!」足をクロスさせ、ポーズを取る。
“ラブ・リマスター”:「さあ、先生。あなたにはまだ仕事が残っている。行きますよ」
白衣の女:「……ああ。分かっている。私のオペの邪魔をさせるわけにはいかない」
虹咲奏:「少なくとも、遺産の強奪の裏に奴がいたのは確かめられたようだが」
鷲尾瞳:「くっ……!虹咲支部長、追いますか?」
白衣の女:「鷲尾瞳。その娘を……いや……」苦悩するようにそれだけを呟く。
虹咲奏:「───」
白衣の女:「追ってくるな!」
虹咲奏:「いや。ここは、」
ノーヴェ:「……虹咲、深追いは禁物だ。まだ情報がロクに集まってねえ」
白衣の女:「………もうお前たちとは戦いたくない」
空原らら:「え……?」
虹咲奏:女の叫びが重なり、ノーヴェの言葉に頷く。
ノーヴェ:「タイミングも良すぎる。罠かもしれん」 こちらは作戦を進言している。
白衣の女:遺産の力でエグザイルのエネミーエフェクト、《神出鬼没》を使用。シーンから退場します。
鷲尾瞳:「……了解しました。ここは一旦矛を収めましょう」
虹咲奏:「ああ。情報が少なすぎる」
虹咲奏:「『遺産』のこともまだわかっていない」
鷲尾瞳:水無の件もある。追いたい気持ちはあったが、二人の言葉に従うぜ
“ラブ・リマスター”:「それでいいのです、先生。では、私もこれにて」若干気持ち悪い仕草でお辞儀をする。
鷲尾瞳:「……國司さん」
虹咲奏:「……水無を消した一撃を使われれば厄介だ。あいつを取り戻す方法も探さねば……」
鷲尾瞳:「あなたの母親は一体……」
鷲尾瞳:後方で横たわっている國司さんに目線を向けます
GM:“ラブ・リマスター”はすごいスピードでダッシュし、このシーンから退場します。
空原らら:エフェクトとかじゃないんだ
ノーヴェ:「お前は普通に走ってくのかよ!」
“ラブ・リマスター”:「行かねば!銀河の光が我を呼ぶ!」すごいスピードです。もう追いつけないでしょう。
鷲尾瞳:危険なので追いません
GM:同時に貼られていたワーディングの効果も消えます。
國司蕩:「…………」寝息を立てている。やがて目を覚ますだろう。
ノーヴェ:《小さき密偵》で、超小型ドローンをいくつか上へ飛ばしてます。被害状況確認と、周囲の封鎖が必要かの判断だ。
虹咲奏:変異はすでに解いている。國司の様子を伺う。
鷲尾瞳:「ひとまず國司さんはUGNで保護……で問題ありませんね」
鷲尾瞳:「Vの関係者……それに遺産に狙われてもいます」
虹咲奏:「そうだな。Vに狙われた以上は」
虹咲奏:「イリーガルに面倒を見てもらうのがいいだろう」
ノーヴェ:「だな。ぱっと上から見た感じ、他の被害者はいねえっぽいし……貴重な重要参考人になるだろ」
國司蕩:「ぅぅん……愛しの先輩……」寝言で呟いている。
空原らら:「……」トウちゃんに自分のカーディガンをかけてあげる
空原らら:「では私の担当でしょうか」
ノーヴェ:いちばん大柄なのでトウちゃんをよっこいしょと抱き上げようかな。じきに護送車かなんかが来るだろう。
ノーヴェ:「んあ? お前が持つか?」
國司蕩:「むにゃむにゃ……チンピラみたいな見た目……」
ノーヴェ:「一万円貸してやったのにこいつ……」
空原らら:「あ、それはノーヴェさんにお願いします」非力なので
虹咲奏:「ああ、いや」
虹咲奏:「他の人員を出すつもりだったんだが」
ノーヴェ:「……あぁ、"イリーガルに面倒を"、のほうか」
ノーヴェ:「鷲尾と二人で交互に面倒見てやりゃいいんじゃねえか? 鷲尾は元々知り合いだし、二人とも歳近いしよ」
虹咲奏:「そうだな。歳の近い同性の方が安心だろう」
鷲尾瞳:「そうですね。Vについてもなにか話を聞けるかもしれません」
空原らら:「うん、瞳ちゃんがいる方がトウちゃんも安心だろうし」
鷲尾瞳:「あとは水無さんの件をどの程度覚えているかが問題ですね……」
鷲尾瞳:「心の傷が残らなければいいのですが……」
國司蕩:「すや……ママ上様……」抱えられたまま呑気な寝息を立てていた。
GM:では、ミドル戦闘は終了!このシーンはこれで終わります!
GM:過酷な戦闘があったのでここでは購入はなし!
GM:ロイスの取得や感情変更のみあればどうぞ!
ノーヴェ:うわ~ん
空原らら:ロイス取りたいけど枠があといっこしかないので保留……!
虹咲奏:ロイスまだ保留でお願いします
GM:ロイス枠はいつだって足りない
虹咲奏:どっかでドバッと取るかも
ノーヴェ:>-同僚/水無竜太郎/連帯感/◯憐憫/ロイス
鷲尾瞳:Vさんに取ろうかな~
ノーヴェ:これをN憤懣にしたいです!
GM:おお!
鷲尾瞳:敵……?/ドクターV/P:好奇心/N:猜疑心◯
GM:憤懣だなんて
GM:瞳ちゃん、疑ってくれてる!
鷲尾瞳:本当に敵として切っていいのか疑っているのと、トウちゃんとどういう関係なのか興味です
空原らら:お買い物何にしよう 自分用のものは揃っているので何かお手伝いが必要ならそのチャレンジします
虹咲奏:あ、今回はお買い物なしだそうです
GM:戦っているとお買い物どころではないですからね
空原らら:あっそうか
GM:次のシーンでたくさん買いな!
ノーヴェ:王宮キット買いたかった……次で買お~
空原らら:王宮建ててる
GM:王宮キット、すごそう
GM:では、改めてこのシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ05
GM:次のシーン!
GM:ここからは情報収集に入っていきます。
GM:ただ、情報が明らかになっていくとまた色々とイベントも発生したりするので
ノーヴェ:集めるぞ集めるぞ
GM:その前に軽くPC同士の交流シーンを挟んでおきたいと思います
虹咲奏:わあい
鷲尾瞳:がんばんば
GM:瞳ちゃんとららちゃん、ノーヴェくんと虹咲さんの二人ずつの会話場面をやって
GM:それが終わったら情報収集に入っていくことにしましょう
GM:では、まずは瞳ちゃんとららちゃんのターンから!
虹咲奏:登場は!
空原らら:がーるずとーく!
GM:あっ、そうじゃん!
GM:シーンプレイヤーは虹咲さん!
虹咲奏:はーい!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(63 → 70)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(73 → 75)
ノーヴェ:えいえい
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(70 → 79)
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(74 → 82)
GM:それ以外も調査をしたり交流したりしたい人はシーンに出るといいでしょう。
GM:登場する人はダイスを振ってね!
GM:みんないい感じに上がってる!
GM:では、最初に軽くシーンの描写だけしておきますね。
◆鷲尾&空原
GM:N市支部、医務室前。
GM:医務室に運び込まれた國司蕩は念のため検査を受けたが健康状態には全く問題ないとのことだった。
GM:やたらと熟睡しているが、おそらく寝不足が原因だろうというのが医療班の判断だった。
GM:眠らせておけばじきに目を覚ますだろう、とのことだ。
GM:安堵した瞳ちゃんとららちゃんは、医務室前のベンチに腰かけて小休憩を取っていた。
鷲尾瞳:「國司さんの身体に何もなくてよかったです。心の方はまだ、目覚めてみないとわかりませんが……」
空原らら:「そうだね……水無くんがあんなことになっちゃったし……」
鷲尾瞳:ベンチに腰掛けてます。まだ湯気の立っているホットティーのカップを両手で持っているよ。
鷲尾瞳:「偽りの愛に対して襲いかかる遺産。標的にされたらオーヴァードでも成すすべがないとは、予想以上に強力です」
鷲尾瞳:「念の為に伺っておきたいのですが、空原さんは大丈夫ですか?」
空原らら:「え?」意図を掴みかねる
鷲尾瞳:「愛の話です。もしも誰かを愛しているのであれば、黒騎士の能力に狙われるかもしれません」
空原らら:「――――」一瞬、呼吸が止まる。
鷲尾瞳:「何が偽りの愛と判定されるか、まだわかりませんからね」
鷲尾瞳:「自分がどう思っているかに関わらず、誰かに愛を持っているなら警戒をしておくべきです」
空原らら:「……そう、だね。瞳ちゃん、聞いてもらえる?」
空原らら:「私、バレンタインに本命チョコをあげたい人がいるの」
鷲尾瞳:「……!そうだったんですね。國司さんと同じように、相手は空原さんの気持ちを知らないのですか?」
空原らら:「うん、ぜんぜん知らないと思う。嫌われてはいないみたいだけど」
鷲尾瞳:「なるほど……やはり、大人に……高校生になっても思いを伝えるには勇気がいるんですね……」
空原らら:「……そんなに大人じゃないよ。2つか3つくらいしか違わないでしょう」ふふ、と笑う
空原らら:「でも、そうだね、勇気がいるのは本当」
空原らら:「付き合いが長いわけでもなければ、女性として意識されてるわけでもないんだもんなあ」
鷲尾瞳:「割合にすれば今までの人生の20%以上の差です。私にとっては大きな差なんです」
鷲尾瞳:「嫌われていないのに女性としては意識されていない……」
鷲尾瞳:「そういう男性の方は多いのでしょうか?友人や同僚、あるいはライバルとしてしか見てくれないような……」
鷲尾瞳:「私もノーヴェに意識してもらえずひどく苦労した覚えがあります。しかしそれなら逆にチャンスですよ」
空原らら:「…………」にこ、と微笑みを張り付けたまま聞いている。
鷲尾瞳:「思いを伝えて女性として見てもらえれば一気に仲が進展するかもしれません。ヴァレンタインは絶好の機会じゃありませんか」
鷲尾瞳:「これはなんとしても当日までに事件を解決して、空原さんが憂いなく思いを伝えられるようにしなくてはなりませんね」
空原らら:「なるほどねぇ」
空原らら:「瞳ちゃんは優しいなぁ」
鷲尾瞳:「同じ恋する女の子同盟ですから」
空原らら:「……そっか」
空原らら:「瞳ちゃんはノーヴェさんと愛し合ってる今でも、ノーヴェさんに恋をし続けてるんだね」
鷲尾瞳:「はい。今でも一緒にいると、胸がいっぱいになって心がぽかぽかしてきますし」
鷲尾瞳:「ノーヴェが私のことを好きだと言ってくれる度、心臓がドキドキと高鳴るのを感じます」
空原らら:「……うん」
鷲尾瞳:「そして私もノーヴェにそう思ってもらえるように、もっと可愛くて強い自分でいられるよう、色んなことを頑張れるんです」
鷲尾瞳:「大変なときでも、ノーヴェと居るとなんとかなると思えるんです。今回も……黒騎士の力は強大で、水無さんも元に戻せるかまだわからないのに」
鷲尾瞳:「ノーヴェと一緒なら、きっと最後は水無さんも、國司さんも含めて、皆笑顔で解決できるような気がしています」
鷲尾瞳:カップに映った自分の顔を見る。いつの間にかチルドレンとしての真面目な顔ではなく、どこか力の抜けた女の子の顔になってしまっている
鷲尾瞳:「……あっ!……す、すみません。空原さんの愛の話をしていたのに、自分とノーヴェの話ばかり……!」
鷲尾瞳:赤くなって焦ったように言って
空原らら:「ううん、瞳ちゃんからもそういう話が聞きたかったから嬉しいよ」
鷲尾瞳:「そ、空原さんの話もしてください!チョコを渡したい相手は一体どんな方なんですか?」
鷲尾瞳:「やはり学校の同級生や……あ、部活の先輩だったりするんでしょうか」
鷲尾瞳:「もしかして先生……だったりしますか?」
空原らら:瞳ちゃんの言葉を聞いているうちに、凪いでいた己の内面に小さくさざ波が立った。
空原らら:いや、凪いでいたと思っていたのがそもそも気のせいだったのだろう。
空原らら:――彼女を傷つけたいわけではない。それでも。恋する女の子同盟に、少し甘えてもいいのなら。
空原らら:「実はUGNで会った人でね」
鷲尾瞳:「UGNで……!」
空原らら:「私はサポートしかできないんだけど、その人は前に出てどんどん戦うタイプの人で、それがかっこよくて」
鷲尾瞳:「なるほど……前線に出る果敢なタイプの方なんですね」
鷲尾瞳:「わかります。男の人が戦っている姿は頼もしくてかっこいいですよね」
空原らら:「最初は荒々しい人なのかな?と思ったんだけど、ちゃんと気遣いもしてくれる人でね」
空原らら:「実は料理が上手らしくて」
鷲尾瞳:「ふむふむ、なるほど……荒々しいように見えて、実は気遣いも出来て……」
鷲尾瞳:「それでいて料理の腕もある……」
鷲尾瞳:「なんだかすごくノーヴェと似ている人ですね。空原さんが好きになるのもわかる気がします」
空原らら:「……シンドロームはブラックドッグで」
空原らら:「実年齢が2歳で」
空原らら:「かわいいお嫁さんがいる」
空原らら:「9番の人」
鷲尾瞳:「シンドロームがブラックドックで……」
鷲尾瞳:「2歳で……かわいいお嫁がいて……!?」
鷲尾瞳:「それは……ノーヴェですね……」
空原らら:「うん」微笑む。
空原らら:「どう? 瞳ちゃん」
空原らら:彼女に罪はない。だからこれは私のいじわる。
空原らら:「応援、してくれる?」
鷲尾瞳:「応援、は……」言葉に詰まり、カップに目を落とし
鷲尾瞳:ぐーっと飲み干してから覚悟を決めて
鷲尾瞳:「……空原さん。私の見立てでは間違いなく……世界がひっくり返っても」
鷲尾瞳:「ノーヴェが空原さんの気持ちに応えることはないと思います……が……」
鷲尾瞳:「……それでも、私は応援します。ただし!空原さんが気持ちを伝えるところまでですが」
鷲尾瞳:「どんなチョコを渡してもノーヴェの私への愛は変わらないと思います。でもだからといって」
鷲尾瞳:「自分の思いを抑えておけるほど空原さんの愛は小さくない……そうですよね」
空原らら:「…………」目をぱちぱちして
空原らら:「……えい」瞳ちゃんのほっぺをぷにっとします。
鷲尾瞳:「ひえっ!?」
空原らら:「おばかさん。こういうときは『応援なんかしません! ノーヴェは私のものです! あげません!』くらい言っていいんだよ?」
鷲尾瞳:「すみません、ノーヴェとの恋愛しか経験にないもので……」
空原らら:「ノーヴェさんが瞳ちゃんだけを愛してるのは分かるし」
空原らら:「もし私が世界一魅力的な女性だったとして、それで私に振り向くノーヴェさんはノーヴェさんじゃないでしょう」
空原らら:「そこまで分かってる。分かったから、もういいの」
鷲尾瞳:「ノーヴェにとって世界一魅力的な女性は私ですからね」
空原らら:「そういうこと」苦笑する
鷲尾瞳:「もういいって……告白はしないということですか?」
空原らら:「うん。大丈夫」
空原らら:「その代わり……って言うのも変だけど、瞳ちゃんにいじわるついでにお願いがあるの」
空原らら:きっとこんなことを言う必要はない。だって、言うまでもなく彼女は「そう」だから。
鷲尾瞳:「はい。私にできることならなんなりと」
空原らら:私が折り合いをつけるためのわがままで、理想の押しつけ。
空原らら:……それでもこの子は、ほんの2つくらいしか違わない、きっと私には想像もできない世界を生きてきたこの子は。
空原らら:こんなふうに素直に頷くんだ。
空原らら:「あのね」
空原らら:「ずっとずっと、瞳ちゃんがノーヴェさんの世界一でいて」
空原らら:「瞳ちゃんがお嫁さんだったら誰も敵わないなって、私に思わせ続けてほしいの」
鷲尾瞳:「はい、勿論!」
鷲尾瞳:「私はもうノーヴェのものですから。ノーヴェに相応しいよう、世界一のお嫁さんになります」
空原らら:それを聞いて、へにゃりと笑う。貼り付けた笑みではない、心からの。
鷲尾瞳:「空原さんも、また誰かに恋をしてくださいね」
鷲尾瞳:「誰かをノーヴェ以上に好きになって、私とノーヴェに負けないくらい幸せなお嫁さんとお婿さんになってください」
鷲尾瞳:「思いを伝えない代わりに……約束してもらえると嬉しいです」
空原らら:「……あーあ」本当に敵わないなあ、と思って。
空原らら:「うん、約束。結婚式にも呼ぶから」
空原らら:「瞳ちゃんも呼んでね」
鷲尾瞳:「はい。二人でお互いのブーケトスを受け取ってしまいましょう」
空原らら:「うふふ、贅沢だぁ」
鷲尾瞳:「結婚式は私達の夢ですから。とびっきり贅沢でいいんです」
空原らら:「そうだね。すべての女の子が恋愛や結婚を夢見る必要は全然ないけど――」
空原らら:「私たちの夢は、私たちのものだもん」
GM:支部員がキミたちを呼ぶ声が聞こえる。もうじきブリーフィングが始まるらしい。
GM:少女たちの秘密の時間はゆるゆるとほどけていった。
◆ノーヴェ&虹咲
GM:N市支部、支部長室。
GM:瞳ちゃんとららちゃんが國司蕩の様子を見に行っている間、ノーヴェくんと虹咲さんは状況整理と小休止を兼ねてここにやってきていた。
GM:落ち着いた調度の室内。デスクの隅には依然としてチョコレートが積まれたままになっている。
ノーヴェ:「そこにあるのはあれか。支部チョコってやつか」
ノーヴェ:「部下チョコ? 義理チョコ……?」
虹咲奏:「まあ、そのどれでも当てはまるだろうな」茶を入れている。
虹咲奏:「茶の好みはあるか?こちらで選ぶ方がお前には都合がいいか」
ノーヴェ:情報整理のため、借り物のケースからいくつかの書類とノートパソコンを取り出している。
ノーヴェ:「なんでもいい。……っていうとまた鷲尾に怒られそうだな」
ノーヴェ:「カモミールがあったら頼む。あれ後味が独特で目が覚めるんだよ」
虹咲奏:「ああ、それならちょうど多めに仕入れたところだ」少し口元が緩む。
虹咲奏:いつでも熱湯を入れられるよう、電子ポットは完備されている。
ノーヴェ:ブルーライトカットのメガネ(効果はおそらくない)をかけてノートパソコンを触ってます。
ノーヴェ:次の……40分後の集合までに、まとめられる情報はまとめておいたほうがいいだろう。
ノーヴェ:「偽りの愛ねえ」
ノーヴェ:「お前はどう思う虹咲。俺は恋愛上級者だから、愛については独自の意見を持ってるが」
虹咲奏:「ほう」
虹咲奏:「お前の見解も気になるところだが、聞かれたからには先に答えるのが筋か。そうだな」
虹咲奏:あたためたカップにカモミールティーを注ぐ。
ノーヴェ:「お前とこうして話したことはなかったからな。鷲尾の上司だしクソ真面目だってことは知ってるが」
ノーヴェ:「そもそも恋愛経験どんくらいあるんだ? 結婚とかしてんのか?」
虹咲奏:「まず、偽りと定義するものは独自の愛の定義をもっているのだろう。そこから外れた『自称』愛を断罪していると……」
虹咲奏:「恋愛経験」
ノーヴェ:質問するでもなくそう聞きながら、虹咲さんの答えを聞いている。
虹咲奏:「………妻がいた」
ノーヴェ:「い"た"?」
虹咲奏:「しかし、経験としては豊富ではない。たった一度きりの恋愛だ」
ノーヴェ:「多寡は別にいいんじゃねえのか。出会って三日間で結婚したとしても、本人たちにとっては大恋愛かもしれねえじゃん」
ノーヴェ:「俺は上級者だが、鷲尾以外と恋愛するつもりはねえしな」
虹咲奏:「大恋愛か……そうだな」懐かしそうに口角を上げて。
虹咲奏:「………この支部のもの、特に年長のものには強く聞かせていることがある」
虹咲奏:「私がジャーム化したら躊躇いなく殺せるように、鎧を貫く術を用意しておけと。……過去のある事故……事件のデータとともにな」
ノーヴェ:「いい判断だな。ジャーム化したときの自分の危険度をちゃんと見積もれてるのは、指揮官として一流だ」
ノーヴェ:「でもそれ、恋愛とは関係あるのかよ」
虹咲奏:「その事故で、私は暴走し、あらゆるものを破壊し、喰らった。その中にいたのが私の妻だ」
虹咲奏:「後遺症で、いまでもまともに食事はできん」
ノーヴェ:「ほぉ……」 PCで作業しながらの会話だったが、はじめて顔をあげる。
ノーヴェ:「飢餓衝動か?」
ノーヴェ:「破壊……とか殺戮ではないよな。それだったら喰うより、殺す」
虹咲奏:「ああ。オーヴァードの衝動としてはありふれたものだが、私は特に強い」
虹咲奏:「強くなった、と言うべきか」
虹咲奏:「……だから、妻のことを思い出す時。常にあいつを喰らったことも思い出す」
ノーヴェ:「まだ好きか? そいつのこと」
虹咲奏:「───ああ」
虹咲奏:「私が手向けた唯一の愛だ」
ノーヴェ:「ふ……」 それを聞いて、血なまぐさい話題には不釣り合いな、嬉しそうな笑みを浮かべる。
ノーヴェ:「……俺はよ虹咲」「何かあるたびに常々意識してる。俺の気持ちは俺のもんだと」
ノーヴェ:「元FHでも俺は日常を守るエージェントだ。性格や素行や年齢が正反対でも、俺の妻は鷲尾だ。俺がそう決めた」
ノーヴェ:「俺が思うに……"自分が、疑いなく、自分の愛を真実の愛だと信じている"なら」
ノーヴェ:「それはジャームであっても口出しできねえ、真実の愛でいいんじゃねえかと思う」
虹咲奏:目を細め、頷く。
ノーヴェ:「だからそうだな……」
ノーヴェ:「好きなやつを喰ったとか、絶対消したい記憶なのに、お前はずっと覚えてんだろ」
ノーヴェ:「それは十分、真実の愛って言えるように見える」
ノーヴェ:「お前自身の判定はどうだよ? 真実の愛を自称できそうか?」
虹咲奏:「………これが真実の愛でないと言うなら」
ノーヴェ:「言うなら?」
虹咲奏:「きっとそう宣ったものを殺しているだろうな」
ノーヴェ:「んはっ」
ノーヴェ:「はははは! おいおいお前!」
ノーヴェ:「鷲尾レベル100みたいなクソ真面目を考えてたらよ……! お前なんだよ、面白いじゃねえか!」
虹咲奏:「わ、わしおれべるひゃく……」
ノーヴェ:「そォだな。お前の経験を偽りの愛とか言う奴がいたら、俺もそいつをブン殴るわ」
虹咲奏:「い、いや。まあ。鷲尾はお前も知っている通りの真面目さと面白さのあるチルドレンだが」
ノーヴェ:「面白さはわからんが……真面目で美人なのは間違いないな」
虹咲奏:「そうか………そうか」
ノーヴェ:「鷲尾ってよ。俺と結婚する前と後で、やっぱり性格変わったりしたのかね」
ノーヴェ:「俺の方も、ノーヴェくん性格変わったねみたいなことを最近言われんだよな」
ノーヴェ:「どうなんだ? 俺と結婚した後の鷲尾って、やっぱりこう……可愛くなりすぎて支部でモテすぎてたりしないのか?」
ノーヴェ:「色目使ってる同僚とかいたりすんのか?」
虹咲奏:「結婚する前と後……ああ、あの事件か」
虹咲奏:「流石に色目を使うような者はいないが、なんというか……柔らかくなった気はするな」
虹咲奏:「女子チルドレンに可愛がられるようになったというか」
虹咲奏:「……ふむ。お前のことは鷲尾がよく話しているが………」
ノーヴェ:「だろうな」
ノーヴェ:離れていても鷲尾は常に自分を想っている……と疑いを持っていない。
虹咲奏:「実際お前とは作戦をともにする機会も少なかったからな」
虹咲奏:「あいつはどうだ?突然落ち込んだりとか……してはいないか」
ノーヴェ:「突然落ち込む? いや、んなことはないぞ」
ノーヴェ:「さっきもそうだったろ。いつもやる気まんまんだし、戦闘中は俺と張り合えるくらい強えし」
虹咲奏:「そうか。いや、そうだな」
虹咲奏:「あいつもここに来たばかりのあいつではない」
虹咲奏:「では、いつも元気そうにしているということだな」
ノーヴェ:「んー……でも、そうだな……」 少し考えて。
ノーヴェ:「いつも元気そうに見えるのは、単純に俺視点だからかもしれねえな」
ノーヴェ:「ほら。好きなやつと一緒にいると、それだけで元気になるし、やる気も出てくるし、この戦い勝ったなって気持ちになるだろ」
ノーヴェ:「俺もそうだ。あいつもきっとそうなんだろう」
虹咲奏:「なるほど。確かにな」
ノーヴェ:「だから虹咲。あんま鷲尾についてお前が心配する必要はないと思うぜ」
ノーヴェ:「あいつはこの先、ずっと元気だからな」
虹咲奏:ふ、と微笑む。
虹咲奏:「……ああ。あいつとずっと一緒にいてやってくれ」
虹咲奏:「だから、勝ち続けろ」
虹咲奏:「お前はそれができるチルドレンだろうからな」
GM:そこで、支部員からの声がかかる。ブリーフィングの時間が近付き、瞳ちゃんとららちゃんもこちらに向かっているという。
GM:しばしの休息も終わり、また事件へと向き合う時がやってきた。
◆調査パート
GM:と、いうわけでここからは本格的に情報収集に入っていきましょう!
ノーヴェ:うおー!
GM:現時点で調べられる情報は次の4つ!
・國司蕩について〈情報:噂話、UGN〉難易度7
・強奪された遺産について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度7
・巳波佳肴について〈情報:噂話、ウェブ〉難易度6、9
・“ラブ・リマスター”について〈情報:UGN、裏社会〉難易度8
GM:カコちゃんに関する情報は二段階ですね。高い達成値で開く情報もあります。
空原らら:か、かこちゃ
虹咲奏:いったいなにが
鷲尾瞳:なんだとぉ……
GM:実はららぴのことを愛しているのかも
鷲尾瞳:因縁的にはやはり私がトウちゃんに行きたいところだ
GM:そんなわけで調べたい人から挑戦するといいでしょう!
ノーヴェ:社会はクソ雑魚なのでUGNの優しいやつにいきたいです!
空原らら:かこちゃいきたいです!!
GM:社会低い組は頑張ってほしいw
虹咲奏:こっちもクソ雑魚!
ノーヴェ:因縁的にもトウちゃん、かこちゃは確定でいいだろうから
ノーヴェ:そしたらノーヴェが遺産いってもいいですか……?
虹咲奏:まあラブリマいきます、だめもとで
鷲尾瞳:お願いします!
ノーヴェ:丁度強奪されたし
ノーヴェ:やっちゃお~ コネ使ってダイスを増やすワン
GM:がんばれー!
ノーヴェ:4dx+2=>7 強奪された遺産について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 9[4,5,6,9]+2 → 11 → 成功
虹咲奏:財産は3点ある!UGN幹部のコネ使うよ
GM:すご!成功してる!
空原らら:80超えてるからダイス+2か
ノーヴェ:抜いた!
GM:お見事!
鷲尾瞳:コネUGNとDB+1で振るよ~
虹咲奏:3dx+1>=8 “ラブ・リマスター”について UGN
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 9[1,2,9]+1 → 10 → 成功
空原らら:10dx+2>=6 かこちゃについて噂話!
DoubleCross : (10DX10+2>=6) → 9[1,3,3,5,5,6,7,7,8,9]+2 → 11 → 成功
虹咲奏:おっけおっけ
鷲尾瞳:5DX+5>=7 モデル!
DoubleCross : (5DX10+5>=7) → 10[2,4,4,4,10]+10[10]+2[2]+5 → 27 → 成功
GM:モデル!!?
鷲尾瞳:ふ……
虹咲奏:すげえモデル
空原らら:モデル!!
GM:全員成功だ!すごい!
GM:では、順番に情報を公開していきましょう!
ノーヴェ:モデル!
GM:判定した順にいくか
GM:まずは強奪された遺産について
“ドクターV”というオーヴァードによって強奪された遺産。UGNのトップシークレットで、『聖者の遺骨:タイプV』と呼称されている。恋人の守護聖人である聖ウァレンティヌスの聖遺物とされており、愛し合う者たちに祝福を与える一方で愛を裏切った者に裁きを下すという伝承がある。
鷲尾瞳:バレンタインじゃん!
GM:タイプVです
虹咲奏:バレンタイン遺骨
ノーヴェ:ホンモノの聖者の遺骨、はじめて見た
GM: この遺産はエグザイルとブラムストーカー、バロールのシンドロームの力を持ち、黒い鎧のような形状となって適合者に《融合》することができる。そして、他人の嘘を見破り、不義に鉄槌を下す力を適合者へと与える。具体的にはエグザイルの《メモリーハック》で言動と記憶の差異を読み取り、ブラムストーカーの《鮮赤の牙》で他人を思う心を奪い去り、バロールの《時空の裂け目》によって作り出した牢獄へと幽閉している。この能力を行使した後にはレネゲイドの痕跡として黒いコスモスの花が落ちる。現在はこの遺産を強奪した“ドクターV”が継承者としてその能力を行使している。
GM:新しい情報収集項目が追加されます
ノーヴェ:めちゃくちゃシナジーしてる……
GM:・“ドクターV”について〈情報:UGN、学問〉難易度11
GM:追加された情報は次のシーン以降から調査可能だよ!
鷲尾瞳:絶対倒すぜ
GM:次!
GM:・“ラブ・リマスター”について
GM: 近頃、N市で活動が記録されているFHのオーヴァード。ハートマークを随所にあしらった獣の如き異形の姿を持つオシャレさん。その怪物の姿は《完全獣化》によるもので、正体は愛好寺グループ社長の愛好寺恋也。この世界に『永遠の愛』をもたらすことを目的としており、そのために何らかの計画を実行に移そうとしている。
GM: マスターエージェントに匹敵する力を持つとされており、UGNの過去の交戦記録でも全くダメージを受けていない。だが、これは彼の戦闘能力の高さによるものではなく何らかの特殊な力が働いて攻撃を無効化しているものと推測される。
GM:新しい情報収集項目が追加されます
GM:・“ラブ・リマスター”愛好寺恋也の計画とその能力について〈情報:UGN、裏社会〉難易度13
GM:この情報も次のシーン以降で調査が可能だよ!
GM:この情報は以上!
GM:次!
GM:・巳波佳肴について
GM:まずは難易度低い方の情報から
GM: N市内の高校に通う女子高生で、空原ららのクラスメイト。何事に対してもノリの軽い金髪のギャルで、茶道部に所属する(無料でお菓子が食べられるため)。過去に十数人の人と付き合っていたが、誰に対しても本気になることができずすぐに別れてはまた他の人と付き合うようなことを繰り返していた。そのうちに自分は人を本気で愛することができないダメな人間なのではないかと考え始めるようになってしまったようだ。
GM:難易度低い方はここまでで
GM:ここからは難易度の高い方の情報
GM: レネゲイドウイルスに感染しており、オーヴァードにはまだ覚醒していないものの《ワーディング》への耐性を獲得している。そのせいで噂が広まり始める前に“黒い騎士”が《ワーディング》下で人を襲って消滅させる場面を一度目撃してしまっていた。自分ではそのことを悪い夢だと信じていたが、『黒い鎧の騎士』の噂話を聞いてからは真剣に受け止めて悩んでいたようだ。
GM:現在も落ち込んでいる最中のようで、夜の街をフラフラとさまよう姿が目撃されている。
GM:難易度高い方の情報が開示されたことで、このシーンの最後にイベントが発生します
GM:次!
GM:・國司蕩について
GM: N市内の中学校に通う女子中学生。半端ないパッションを持つ。一学年上の先輩に恋心を寄せており、バレンタインデーをきっかけに告白しようと企んでいた。完全に一目惚れであったため彼の性格や人柄は全く分かっていないのだが、顔が好みすぎるため特に気にしていない。
GM: 母はアメリカの超一流病院に勤務していた天才外科医。國司蕩自身も母と一緒にアメリカで長く生活していたため日本語はあまり達者ではなく、日本に来てからも学校にあまり馴染めていなかった。そのため新しくできた友人である鷲尾瞳のことを嬉しそうに母に話していたという。
GM:あと、瞳ちゃんの達成値が異常に高かったのでボーナス情報としてなんかどうでもいい情報を
ノーヴェ:なんかどうでもいい情報w
GM:彼女がノーヴェの一万円で購入したチョコレートは襲撃事件の現場にも落ちていませんでした。
鷲尾瞳:食べられちゃったってこと?
GM:どうやら水無竜太郎が大切そうに自分の体で守り、そのまま一緒に消滅したようです。
空原らら:水無!!!!!!!
虹咲奏:どうでも…いいか?
GM:割とマジの情報だったわ
虹咲奏:水無ィ!!!!
GM:というわけで、このシーンで分かる情報は以上!
空原らら:絶対に助けような
GM:あとはシーンの最後で何かが起きますので
GM:今のうちに情報を共有したりしておきましょう!
GM:
GM:N市支部、ブリーフィングルーム。
GM:小休止と状況整理を終えたキミたちはここに集まっていた。
GM:街で起きた異変を解決するためにも今は情報の共有が必要なようだ。
絹川囀:「お疲れ様です、皆さん。お茶ですよ。今度こそ“マクガフィン”に淹れられる前に………!」
虹咲奏:「そんなにお茶を淹れたかったのか……気付かずにすまなかったな」
ノーヴェ:「よお、おつかれ」 瞳ちゃん達に手をあげて挨拶する。
絹川囀:スーツ姿の眼鏡の女が妙なライバル意識を燃やしながらお茶を並べている。
鷲尾瞳:「心配しなくとも、そんなに淹れたいなら譲りますよ、絹川さん」
鷲尾瞳:「お疲れ様です。……すみません、情報共有の前に少しいいですか?」
ノーヴェ:「なんかあったのか?」
空原らら:「お疲れ様です」ぺこり。どこかすっきりとした顔をしている
鷲尾瞳:そう言ってノーヴェくんに近づいて、ぎゅううっと抱きつきます
ノーヴェ:「空原が随分スッキリした顔してるけどよ」
絹川囀:「いや、別に淹れたいわけじゃなくてね……実働部隊の子にそんなことまでさせるのはちょっとという思いがね……」端の方で小声で呟いている。
ノーヴェ:「お前らいったい何の話を……ああ!? おい!?」
虹咲奏:「!」
空原らら:「あらまあ」
絹川囀:「!!?」端の方で驚いている。
ノーヴェ:鷲尾が作戦中にここまで引っ付くのは相当珍しいことだ。
鷲尾瞳:「……」少しの間抱きついて「すみません、もう大丈夫です」
虹咲奏:「あ、ああ」
鷲尾瞳:「空原さんと黒騎士について話をして、少し思うところがあったので」
ノーヴェ:「いやお前以外が大丈夫じゃねえよ。びっくりするだろうが!」 こちらもぎゅうぎゅうと力強くハグし、離しながら
虹咲奏:「……そ、そうか」
虹咲奏:「まあ黒騎士について考えると……無理もない話ではあるが」
鷲尾瞳:「そうだと思い事前に謝っておきました」
鷲尾瞳:「私はもう問題ありません。情報共有に移りましょう」
虹咲奏:「あいつの遺産についてはノーヴェが調べておいてくれている」
虹咲奏:「少々情報のクリアランスが高かったが…」
空原らら:目を細めて瞳ちゃんの様子を見ていたがおとなしく着席する。
ノーヴェ:「おい鷲尾! なんか不安なことがあったなら事件が終わったあとに話せよ。いいな!」 瞳ちゃんの頭をわしゃっと撫で、席に戻る。
鷲尾瞳:「不安、ではありませんが。わかりました。後ほど時間が出来たときに。それで、私の調べた情報ですが……」という感じで丁度いいタイミングでトウさんのことを話そう
ノーヴェ:じゃあ遺産から話しちゃおう。得られたデータをプロジェクタ経由でスクリーンに移している。
ノーヴェ:「この通りだ。分類としては"聖者の遺骨"──で間違いないみたいだが」
ノーヴェ:「今回のは特に純度が高いな。ここまで特殊能力が複合してる"遺骨"は、そうそう見ねえ」
ノーヴェ:「偽りの愛の裁きに関するギミックも概ねわかった。読心し、心を奪い、異空間へ幽閉する──よくもまあこんだけやるもんだぜ」
ノーヴェ:感心したように言う。
虹咲奏:「幽閉、か」
虹咲奏:「ならば水無の救出も可能そうだな」
空原らら:「よくはないけどちょっとよかったです。本当に消えたわけじゃないんですね」
虹咲奏:「ああ。他に犠牲になった者たちも解放するすべがきっとあるはずだ」
鷲尾瞳:「彼ほど名の知れた聖者の物となれば、これだけ強力なのも頷けますね」
鷲尾瞳:「彼の伝承になにか解法の手がかりなどがあれば楽なのですが」
ノーヴェ:「まだ情報が不足してる感じあるな。ドクターVの個人情報についてもあんま抜けなかったし」
ノーヴェ:「トウを見た時になんか動揺してたろ。関係者じゃねえのかあれ?」
空原らら:「トウちゃんを傷つけたくない感じでしたものね」
鷲尾瞳:「はい、トウさんの身元ですが……」ではこの辺りでトウさんの情報を流そう
鷲尾瞳:「この天才外科医というのがドクターVなのではないか……と私は推測しているのですが」
鷲尾瞳:「正確な情報は隠蔽されているようで掴みきれませんでした。彼女本人から確かめるしか無いかと」
ノーヴェ:「そういや鷲尾のことも知ってるふうだったな。母親なら、たしかに筋は通るか……」
空原らら:「……じゃあ、ドクターVさんの蘇らせたい人は、トウちゃんのお父さんかもしれないんだ」
虹咲奏:「……ふむ。『永遠の愛』……」
鷲尾瞳:「果たして本当にそのようなことが可能なんでしょうか?」
虹咲奏:「可能かどうかはともかく、それを目論むのは彼女一人だけではない」
ノーヴェ:「最後に割り込んできたデブとかもそうだったよな」 永遠の愛、で思い出した。
虹咲奏:「そいつだ。”ラブ・リマスター”」
空原らら:「えっ」
虹咲奏:「……既視感をあのエージェントに覚えたものも多いだろうが。その通り、あれは愛好寺恋也だ」
鷲尾瞳:「な……!本当ですか?彼は一企業の社長ですよ」
虹咲奏:「完全獣化をした姿だったようだな」
鷲尾瞳:「そんな人間がなぜFHに……」
ノーヴェ:「マジかよ。あの口調、まさかとは思ったが……」
ノーヴェ:「狙いは? まさかあん時こぼしてた、"永遠の愛"とやらの実現か?」
虹咲奏:「ああ。この世界に『永遠の愛』をもたらすこと」
虹咲奏:「そのための計画があるようだ。計画の中身までは知れなかったが……」
虹咲奏:「あとは、攻撃の無効化能力がある。対策をしなければ、今のままでは挑んでも無駄だろうな」
ノーヴェ:「永遠の愛ね……」 他人の思惑で自分の愛に介入されるのは一番嫌うところだ。露骨に眉根を寄せている。
鷲尾瞳:「ラブ・リマスターというコードネーム、そして愛に執着しているところを見ると」
鷲尾瞳:「やはり解除条件も愛が鍵になりそうですね」
空原らら:「……」少し難しい顔をしていたが
空原らら:「私からもいいですか。気にしてもらっていた同級生の……巳波佳肴ちゃんのことなんですが」
ノーヴェ:「最近様子が変、って言ってたやつだよな?」
空原らら:「はい。支部の方が調べてくれたところによると、オーヴァードではないけどレネゲイドには感染してる、らしくて」
空原らら:「それで、ワーディングが効かないみたいで……黒い騎士を直接見てしまったことがあるらしいんです」
鷲尾瞳:「直接騎士を……!」
虹咲奏:「それは……」難しい顔になる。
空原らら:「……佳肴ちゃん、自分のことを、本気で人を好きになれない駄目な奴だって思い込んでて」
空原らら:「だから自分のところにもあの騎士が来るんじゃないかってなっちゃってるみたいで……」言いながら悲しい顔になっていく
ノーヴェ:「なるほどな。トウみたく直接被害を受けるケース以外に、そうやって心の方をやられるパターンもあるのか……」
ノーヴェ:「かなり稀有なパターンだし、ラブリマスターの計画次第ではそいつが狙われる可能性もある。見かけたら保護してやったほうがいいかもな」
鷲尾瞳:「そうですね。精神的なストレスが溜まれば覚醒が起こる可能性もあります」
虹咲奏:「AWFを獲得しているとなると、こちらでも対策が必要だな」
空原らら:こくこく頷く
虹咲奏:ノーヴェに頷く。
GM:と、その時!
GM:痺れるような違和感が空間を覆う。キミたちは《ワーディング》を察知するだろう!
GM:N市の街中で展開されたもののようだ!
空原らら:「!?」
GM:続けざまに支部員からの報告が入る!
ノーヴェ:「ああ……!?」
虹咲奏:「街中か…!」
絹川囀:「UGNの管理下にないオーヴァードによるワーディングです! この反応は、“ラブ・リマスター”のものです!」
鷲尾瞳:「《ワーディング》……!それもかなり広範囲に展開されています」
絹川囀:「その近くにいる一般人は……報告にあった巳波佳肴という少女と思われます!」
鷲尾瞳:「”ラブ・リマスター”……!」
空原らら:「佳肴ちゃん!?」思わず立ち上がる
虹咲奏:「まずい!」
虹咲奏:「すぐに急行するぞ」
鷲尾瞳:こくりと頷き「行きましょう、空原さん」
空原らら:「うん……!」ぎゅっとちいさく拳を握る
虹咲奏:「すまん、絹川。茶はまた今度馳走になる」
虹咲奏:「ではな」
ノーヴェ:「はっ。あっちから出てくるとは上等だ」
ノーヴェ:「なにが永遠の愛だ。テメエの勝手な愛を押し付けやがって……」「直接締め上げて計画全部吐かせてやる!」
絹川囀:「お茶は別にいいですから! 皆さん、ご武運を!」
GM:支部員に見送られ、キミたちはワーディングの発生源へと向かう!
GM:シーン終了!
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です!
ノーヴェ:やったー買える!
虹咲奏:ノーヴェくんにロイスとろ
空原らら:おかいもの!
鷲尾瞳:はぁはぁはぁはぁ
ノーヴェ:>-鷲尾のとこの支部長/虹咲奏/信頼/◯食傷/ロイス
まずこれを反転させます。信頼表!
鷲尾瞳:ロイスと購入どっちも大丈夫
ノーヴェ:ww
GM:信頼!
ノーヴェ:モデルの重圧が
鷲尾瞳:信頼だ!
GM:瞳ちゃん、もっと気楽にお買い物してもいいのに
空原らら:ロイス感情変更します
虹咲奏:部下/ノーヴェ/信頼:○/隔意/ロイス
虹咲奏:こうかな?恋愛真っ最中でいいなあてきなのあります
空原らら:ノーヴェ 慕情/〇隔意 → 〇憧憬/隔意
瞳 親愛/〇羨望 → 〇友情/羨望
それぞれ感情変更したうえでP表
GM:信頼し合ってる
ノーヴェ:>-同僚/水無竜太郎/連帯感/◯憤懣/ロイス
あと水無くんもP表にしようかな。あいつなりに真面目に向き合ってたみたいだし、最後も男子らしかったから
ノーヴェ:帰ってきたら俺が恋愛講座をしてやるか……
GM:ららぴ、それでもノーヴェくんにあこがれを抱いているんだなぁ
空原らら:取得は保留でおかいものは他の人のお手伝いあればします
ノーヴェ:ららちゃん→瞳ちゃんが友情なの嬉しい
虹咲奏:おっかいものっはっ
GM:ノーヴェくん、微妙にHPが減ってるのでは?
ノーヴェ:鴨
虹咲奏:リアクティブアーマー欲しい…
ノーヴェ:王宮を買って、それから高いHPを活かせるようにボディアーマーかな
GM:王宮ほしいね。住みたい。
ノーヴェ:でも王宮広くておトイレとか大変そう
ノーヴェ:応急手当キット!
ノーヴェ:2dx+2=>8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 4[3,4]+2 → 6 → 失敗
ノーヴェ:うわ~ん
GM:買うなら購入判定に挑戦しな!
GM:惜しい!!
虹咲奏:こっちもキット狙います
虹咲奏:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 4[4]+1 → 5 → 失敗
虹咲奏:雑魚!
空原らら:ではキットチャレンジ
ノーヴェ:社会カスコンビ
鷲尾瞳:やるしか無いようだな……王宮を……
GM:社会弱い組がw
鷲尾瞳:私が買います、ノーヴェのために
空原らら:10dx+2>=8
DoubleCross : (10DX10+2>=8) → 8[1,1,3,4,6,7,7,8,8,8]+2 → 10 → 成功
ノーヴェ:瞳ちゃんはじっとしてて!
鷲尾瞳:ららちゃ!
ノーヴェ:危険だ! モデルがどうなるかわからないんだぞ!
GM:ららちゃん、すげー!
ノーヴェ:ららちゃん!
空原らら:どうぞどうぞ
虹咲奏:ららちゃ、えららちゃ
空原らら:えららちゃ!
鷲尾瞳:無事手に入ったようだからモデルポーズしてよ
GM:出来る女は違うなぁ
ノーヴェ:ありがと~~ ららちゃんがくれた義理チョコ(すごく手が込んでて包装もしっかりしてる)を食べます
GM:やっぱモデルなんかとはなぁ
空原らら:括弧内よ
ノーヴェ:と思ったけど、次のシーンでダメージ喰らったりする可能性もゼロではないから
GM:あっ、賢いな
ノーヴェ:クライマックス直前にこのチョコは食べましょう。温存しておきます
GM:えらいぞ
GM:では、全員が判定終わったようですので改めてこのシーンは終了です!
◆ミドルフェイズ06
GM:次のシーン!
GM:次は、マスターシーンになります。
GM:マスターシーン。
GM:雨が降りしきる街。
GM:制服姿の金髪ショートボブの少女がふらふらと繫華街をさまよい歩く。
GM:少女は夜の街を眺め、寄り添うカップルを見ながらどこか寂しそうな顔をする。
巳波佳肴:「私、やっぱり黒い騎士に消されちゃうのかな。愛とか分かんないもんな」ため息を吐く。
巳波佳肴:「……はぁ、さすがにそろそろ帰るか。ららぴが知ったら心配するだろうしー!」ぐぐっと伸びをする。
GM:と、そんな時、チャラそうな外見の男たちが少女に声をかけてくる。
GM:「ねえ、彼女、こんな時間に1人? 俺たちと一緒に遊ぼうよ!」「俺らマジウェーイだぜ!」
GM:少女は男たちの顔をじろじろと見る。
巳波佳肴:「うーん……」
巳波佳肴:「イマイチかな。全然ときめかない。あ、他の男とチェンジってできたりする?」
GM:その言葉を聞いた男たちは激怒し、少女を突き飛ばす!
巳波佳肴:「ぎゃっ」尻餅をつく。
GM:「何だ、その口の利き方。この女、舐め腐りやがって!」「俺らマジカッチーンだぜ!」
巳波佳肴:濡れた路上に倒れ込んだままぼんやりと考える。
巳波佳肴:このまま殴られるだけならまだ良い方。最悪はもっと酷いことになるだろう。
巳波佳肴:(ちょっと考えなしに喋りすぎたかな。結局ららぴに心配かけちゃいそうで申し訳ないな)
巳波佳肴:そう思いながら痛みに堪えようと身構える。
GM:その瞬間、《ワーディング》が貼られる。
GM:いつまで経っても暴力が降りかからないことを不思議に思い、少女は顔を上げる。すると、頭上にはハート型の傘が差し出されていた。
愛好寺恋也:「野蛮な奴らですねぇ。女性のエスコートの仕方も知らないとは」
GM:恰幅の良い白スーツの中年男の足元には先ほどのチンピラたちが倒れている。
巳波佳肴:「……おじさん、誰?」
愛好寺恋也:「私かい? 私は……」
GM:男は少女の瞳を見つめ、『Eロイス:孤独の叫び』を使用します。
愛好寺恋也:「キミの運命の相手さ」
GM:巳波佳肴は彼に対してロイスを取得させられます。感情はポジティブが純愛、ネガティブが純愛。ポジティブが表です。
巳波佳肴:「ぁ……や、やだ……何これ……」少女の瞳が揺れる。胸が高鳴る。頬が紅潮していく。
愛好寺恋也:「……先ほどの戦いを見て分かったよ。UGNの連中はやはり厄介だ。ここは愛の力を借りるしかないな」誰にともなく呟く。
愛好寺恋也:「さて、愛しい人。キミに真実の愛を教えてあげようじゃないか」男は手を差し出す。
巳波佳肴:「真実の愛……」ぼうっとした顔つきで男を見上げる。
巳波佳肴:「本当に私にも手に入るの?」
愛好寺恋也:「もちろんだとも。さあ、おいで」
巳波佳肴:「……うん」
GM:少女はその手を取ると、愛おしそうに男に抱きついた。
GM:マスターシーン終了。
◆ミドルフェイズ07
GM:次のシーン!
GM:次は、このマスターシーンの直後!キミたちがワーディングの発生源に駆け付けるシーンになります!
GM:シーンプレイヤーはららちゃん!
GM:他にも登場したい人はシーンに出ていいよ!
ノーヴェ:こ、この現場に駆けつけを
GM:シーンに出る人はダイスを振って侵蝕率を上げてください!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(79 → 82)
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(82 → 84)
鷲尾瞳:駆けつけるしか無いようだな
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(75 → 78)
ノーヴェ:少し様子見しようかな~と思ったけど、みんなで出ていったし
ノーヴェ:ららちゃん単独だと戦闘力も危ないからやっぱりいこう
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(70 → 80)
ノーヴェ:ぐあああ
鷲尾瞳:ららちゃんに基本任せるつもりだけど後ろで見守っているぜ
GM:みんないい感じに上がってる!
GM:では、まずは軽くシーンの描写から。
GM:《ワーディング》が貼られた夜の街。
GM:キミたちが駆け付けると、そこには寄り添い合う中年の男と女子高生の少女がいた
GM:巳波は甘えるように愛好寺恋也の腕に抱きついている。
ノーヴェ:「おい見ろ! あいつ……!」
巳波佳肴:「えへへ。幸せ……」
虹咲奏:「……愛好寺恋也!」
鷲尾瞳:「あれは、愛好寺……いえ、”ラブリマスター”……!?」
空原らら:「佳肴ちゃ……ん……?」
愛好寺恋也:「ふっふっふ。私もさ、マイハニー」
ノーヴェ:「……おいおい。隣のあれが例のお友達かよ」
愛好寺恋也:「やあ、皆さん。お揃いで」恭しく礼をする。
虹咲奏:「彼女が空原の……」
巳波佳肴:「あ、ららぴじゃん! どしたの、こんなところで」
空原らら:「か、佳肴ちゃん、その……その男の人は?」
巳波佳肴:「あ、そうなの。私、心の中から愛する人ができたんだよ。この人!」隣の男にぎゅっとハグをする。
ノーヴェ:「空原。あいつはいつもあんななのか?」
巳波佳肴:「こんなに満たされた気持ちになったの生まれて初めて。ららぴもみんなもずっとこんなんだったんだ。ズルいなぁ」
ノーヴェ:「最近元気がなかった、って話だったと思うが……」
空原らら:「ち、ちがう」ふるふると首を振る
鷲尾瞳:「一体どういう経緯でいつの間に……」
虹咲奏:「………」言葉は挟まないが、警戒している。
愛好寺恋也:「愛し合う同士だ。きっかけなんて些細なことさ」
空原らら:「佳肴ちゃんは、ずっと悩んでた。愛が分からないって」
巳波佳肴:「ねえ、ららぴも喜んでくれるでしょ。私、やっと人を好きになるってどんな気持ちなのか分かったんだよ」
空原らら:「…………」
空原らら:「……それが佳肴ちゃんの本心なら、もちろん思い切りお祝いするよ」
空原らら:「でも……」愛好寺――ラブ・リマスターを見る。
愛好寺恋也:「お友達も私たちのことを祝福してくれるようだ。よかったじゃないか、マイハニー」
巳波佳肴:「えへへ。やったぁ」
GM:彼女の様子は明らかに普通とは異なります。キミは、ここで巳波佳肴に対するロイスをタイタスに変えても構いません。
空原らら:か、変えません!
GM:了解です。
GM:では、全員、〈知覚〉か〈RC〉で判定を行ってください。難易度は6です。
ノーヴェ:即答!
鷲尾瞳:はぁはぁはぁはぁ
鷲尾瞳:モデル……モデル……
ノーヴェ:知覚の方がダイスは1多いけど、RCは固定値が1ある
虹咲奏:知覚します。イージーで《七色の直感》も使っちゃおう。
空原らら:5dx+2>=6 RC
DoubleCross : (5DX10+2>=6) → 7[2,2,4,7,7]+2 → 9 → 成功
鷲尾瞳:5DX+2>=6 感覚は高いから余裕
DoubleCross : (5DX10+2>=6) → 9[1,2,3,5,9]+2 → 11 → 成功
鷲尾瞳:うおお!
GM:虹咲さんはイージーエフェクトを使うならダイス2個のボーナスをあげよう。
ノーヴェ:4dx+1=>6 ならRCにしよう。
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 10[8,10,10,10]+5[1,4,5]+1 → 16 → 成功
虹咲奏:わーい!
虹咲奏:5dx>=6
DoubleCross : (5DX10>=6) → 7[1,3,4,5,7] → 7 → 成功
ノーヴェ:フン!
GM:全員成功してる!!
虹咲奏:それなのにギリ!
空原らら:ノーヴェさんめっちゃ10出てる 恋愛上級者だからか
GM:全員判定成功!
ノーヴェ:ほんとだ、8,10,10,10だ
虹咲奏:ノーヴェくんすごい
GM:では、全員気付きます。愛好寺が巳波佳肴に対して何らかの精神操作を行っていることに。それも、ジャームによる強力なものであると。
鷲尾瞳:なんてやつだ……
愛好寺恋也:「さあ、私たちの愛の深さを理解できたのならどいてくれ。私たちは愛の巣に戻ってお互いの想いを確かめ合うのに忙しいんだ」
鷲尾瞳:「なんて白々しい……!」
虹咲奏:「やれやれ」
巳波佳肴:「…………」どこか苦しそうに胸を押さえている。
虹咲奏:「既に堕ちていたとはな」
ノーヴェ:「おい空原……」「ダチのお前ならわかるだろ。こいつはただのインチキだ」
ノーヴェ:「こんなん愛でもなんでもねえぞ」
巳波佳肴:「なんか変……私、どうしちゃったの……」荒い吐息を漏らす。
空原らら:「佳肴ちゃん」
巳波佳肴:「ららぴ……?」
空原らら:名前を呼んで。それからどうしようと悩む。
空原らら:ノーヴェさんの言う通り、こんなものは真実の愛なんかではない。
空原らら:――けれど、今の彼女にとっては、そうではないのだ。
空原らら:悩みながら困った顔で親友をただ見つめる。
巳波佳肴:「幸せなはずなのに……頭の中がぐちゃぐちゃで変な感じ……」
巳波佳肴:「ねえ、ららぴ……私はこれでいいんだよね……?」
空原らら:「あ」それを聞いてくれるのなら、答えられる。
空原らら:「よくないよ、佳肴ちゃん」
巳波佳肴:「……えっ」その言葉に戸惑う。
空原らら:「覚えてる? この前、愛ってなんだろうって一緒にお話したよね」
巳波佳肴:「うん、覚えてる。忘れるはずないじゃん」
空原らら:「よかった。それでね、私が恋してる話とか、佳肴ちゃんが哲学してる話とか、いろいろして」
巳波佳肴:「あのつまんない映画見ながらね」
空原らら:「あはは、うんうん。それで佳肴ちゃんはきっと、恋とか愛とかをとっても素敵なものだと思っていて、だから憧れてるんだねって話して」
巳波佳肴:「うん。ららぴがそうやって言ってくれたよね」
空原らら:「私もそう思う。もちろん、心が通じなくて苦しいこともあるけれど――」
空原らら:「その人と一緒にいるだけで」一歩、前へ。
空原らら:「その人のことを考えるだけで」もう一歩。
空原らら:「胸がぽかぽかして、勇気が湧いて、なんだかなんでもできそうな気持ちになって」
空原らら:「それってとっても素敵でしょう? 私たちの憧れる真実の愛って、きっとそういうものだよ」
空原らら:「佳肴ちゃんは、どう?」
巳波佳肴:「そうだよ」
巳波佳肴:「私が欲しかったってそういうもの!」
巳波佳肴:「ららぴ……!」苦しげに胸を押さえたままキミを見る。
愛好寺恋也:「それ以上の無駄話はやめろ!!」巨体を二人の間に割り込ませ、話を遮る。
愛好寺恋也:「どうしてこうも安定しないんだ。しっかりと愛を育んだはずなのに」
愛好寺恋也:「これでは何かあった時に不安だな。ふむ……」そう言ってららちゃんと瞳ちゃんを見る。
空原らら:「彼女さんが友達とおしゃべりしているのを邪魔するような彼氏さんはいかがなものかと思いますよ?」
愛好寺恋也:「ああ、なんだ。いるじゃないか、おあつらえ向きのマイエンジェルが」
愛好寺恋也:「分かったよ、マイハニーはお友達と離れ離れになるのが寂しいんだね」
鷲尾瞳:「そうです!それに愛を育んだなんて……彼女は貴男の悪行を知らないでしょう」
巳波佳肴:「わ、私は……」
愛好寺恋也:「それなら、みんな仲良く私のマイハニーになるといい」
虹咲奏:「!空原、鷲尾!」
鷲尾瞳:「偽りの自分を見せて何が……」
鷲尾瞳:「……!?」
GM:ラブ・リマスターは再び『Eロイス:孤独の叫び』を使用します!
GM:対象は瞳ちゃんとららちゃん!
鷲尾瞳:ひえ~
ノーヴェ:殺す!!
空原らら:ぐおーっ
虹咲奏:おのれ!
GM:二人にもロイスを取得させます!
ノーヴェ:あっそうか、これ意志判定とかないんだ
鷲尾瞳:悪じゃん
GM:いや、キミたちはPCなので抵抗はできます
ノーヴェ:ある!
鷲尾瞳:抵抗しちゃお~
空原らら:じたばた
GM:〈意志〉か〈交渉〉で難易度8の判定に成功すれば取らされずに済むぞ!
鷲尾瞳:モデルモデル!
虹咲奏:モデル!
空原らら:交渉交渉!
GM:また、ノーヴェくんと虹咲さんは彼女たちにロイスを取得している場合、宣言すれば彼女たちの判定ダイスを+1個することができます。もちろんしなくてもいいよ。
鷲尾瞳:メッチャ欲しい
虹咲奏:やべえららちゃんにロイス取ってない
鷲尾瞳:交渉得意だから大丈夫
虹咲奏:瞳ちゃんに1個!
ノーヴェ:二人にロイス取ってる場合って両方に援護飛ばせるのかな?
GM:二人ともに取ってたら両方にいけます!
鷲尾瞳:たちゅけてくだちゃい……
空原らら:ノーヴェさんのラヴ!
ノーヴェ:やった!じゃあアサルトナーブスします
ノーヴェ:瞳ちゃんとららちゃんのダイス+1!
空原らら:11dx+2>=8 交渉 ダイスボナ込
DoubleCross : (11DX10+2>=8) → 10[2,2,3,4,4,6,7,7,8,10,10]+10[3,10]+1[1]+2 → 23 → 成功
鷲尾瞳:浸蝕ダイスと合わせて+3個だ!
GM:判定に失敗したら愛好寺恋也に対してロイスを取得してもらう。その場合、感情はポジティブが純愛、ネガティブが純愛だ!
鷲尾瞳:モデルパワーもあるし振るぞ~
虹咲奏:スーパー意志力
GM:ららちゃん、すげえ!
空原らら:ららはおこだよ!
鷲尾瞳:4DX+1+1+2>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 10[2,3,8,10]+3[3]+4 → 17 → 成功
虹咲奏:モデル!
ノーヴェ:はあはあはあ
空原らら:モデル!
GM:瞳ちゃんも高い!さすが!
鷲尾瞳:これが……愛の力だ!
空原らら:真実の愛!
GM:では、二人とも自身のロイス欄を守り切ることができるぞ!
GM:愛好寺恋也は瞳ちゃんを、そしてららちゃんをじっと見つめる。
愛好寺恋也:「さあ、キミたちにも真実の愛を教えてあげよう」
愛好寺恋也:「お互いの心をさらけ出そうじゃないか」
GM:二人は自身の心が侵されるような不快感とそれと相反するような高揚感を覚えるだろう。
ノーヴェ:「……こいつ……!」
虹咲奏:「生憎だな」
虹咲奏:「言ってやれ、二人とも」
鷲尾瞳:「あ、ぐう……!」胸を抑えて苦悶の表情を浮かべるが
鷲尾瞳:「そうです、こ、こんなもの……!」
空原らら:「ッ……佳肴ちゃんも、こういう気持ちで……」
愛好寺恋也:「さあ、どうしたんだ。自分の想いに正直になりたまえ」
鷲尾瞳:「こんな相手を都合よく作り変えようなんて……こんなもの、愛でもなんでもありません!」
ノーヴェ:特に瞳ちゃんを励ましたりはしない。……この程度で鷲尾が負けることなど、ありえない!
空原らら:「佳肴ちゃんの悩みに付けこんで、自分の道具みたいにして……」
空原らら:「私は、あなたを許さない……!」跳ね除ける!
鷲尾瞳:「それに私達は貴男等とは比べ物にならない、もっと素敵な方を知っていますから」
空原らら:「うふふ。そうだねっ」瞳ちゃんに笑いかける
ノーヴェ:「はッ、俺の愛する女だぞ。お前の催眠程度で負けるかよ!」
愛好寺恋也:「馬鹿な。どうして……!私の愛は完璧なはずなのに……!!」たじろぐ。
ノーヴェ:「……いやあれ? 空原もすげえな……?」
鷲尾瞳:「私達を惚れさせたいならもっと自分を磨いてから来ることですね。それでも世界一の男性には及ばないと思いますが」
ノーヴェ:もし堕ちるとすれば、イリーガルで経験の浅い空原だろうと思っていたが──予想以上の意志力と、鷲尾との意気投合っぷりに少し驚いている。
虹咲奏:「お前のまやかしの愛など、穴だらけだと言うことだ」
愛好寺恋也:「こんなはずではない。海よりも深い私の愛情が通用しないだと……!?」
巳波佳肴:「ららぴ、助けて……!このままじゃあ本当に私の心が、私のものじゃなくなっちゃう……!」辛そうに手を伸ばす。
空原らら:「佳肴ちゃん!!」はっきりと助けを求めた彼女に手を伸ばす!
愛好寺恋也:「ええい、お前だけでも来るんだ!マイハニー!」
愛好寺恋也:『Eロイス:囚人の鳥籠』を使用。巳波を連れ、シーンから退場する!
空原らら:アーッ貴様
ノーヴェ:眼の前で!
巳波佳肴:「ららぴ……!」伸ばした手が虚しく空を切る。
虹咲奏:「くっ……」
ノーヴェ:「チッ……!」 愛好寺に殴りかかっていたが、こちらも拳が空を切る。
空原らら:手は届かず、つんのめった勢いで水たまりにべしゃりと転ぶ。
鷲尾瞳:「逃げ足の早い……!」
GM:ハートマークがフワフワと舞い散り、愛好寺恋也とカコはその向こうに姿を消す!
GM:ワーディングも消え、キミたちは夜の街に取り残される。
ノーヴェ:「おい空原。立てるか」
虹咲奏:「……すまん、空原。お前の友人を守れなかった」
ノーヴェ:「まだ終わりじゃねえ。あいつも完全無敵じゃねえはずだ……取り戻す手はあるぞ!」
空原らら:「……はい」立ち上がります。
空原らら:制服についた泥も払わないまま、すっと凪いだ瞳でみんなを見る。
空原らら:「……本当に、本当に悩んでたんです。あの子は」
空原らら:「それなのに、私のことばかりいつも気遣ってくれて」
空原らら:「絶対に助けます。……お願いします」ぺこりと頭を下げる。
ノーヴェ:「当たり前だ。あいつは……俺の守る街に手を出したのもそうだが……」
ノーヴェ:「人の嫁さんに手ぇ出しやがった! 言われんでもブッ殺す!」
鷲尾瞳:「さ、触られてはないですからね!ですが、はい。我々も全力で手伝います!」
鷲尾瞳:「あんな愛を汚すような言動、チルドレンとして、そして一人の乙女として絶対に許してはおけません」
虹咲奏:「愛を汚す、か」
虹咲奏:「……そうだな。ここからだ」
虹咲奏:「必ず助けだす。我々の力で」
ノーヴェ:瞳ちゃんを片腕で抱き寄せる。「おう。あのペテン師に見せてやろうじゃねえか」
ノーヴェ:「奴の偽りの愛を超える……真実の愛ってもんをな!」
鷲尾瞳:「の、ノーヴェ。ワーディングが解けたから人の目が……」
鷲尾瞳:そう言いながらも嬉しそうに頬を赤らめています
ノーヴェ:「お前だってさっき会議中に抱きついてただろ!」
GM:戻ってきた人通りがキミたちを不思議そうに見つめながら通りすぎていっている。
鷲尾瞳:「そ、それはそうですが、あれは建物の中だったからで……!」
鷲尾瞳:言い訳をしつつも自分から離れる様子はない。通行人に見られつつシーンを終了しましょう
GM:では、決意を新たにしたキミたちが再び調査へと乗り出したところでシーン終了だ!
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です!
ノーヴェ:ふんふんふん
虹咲奏:ラブリマのやつのロイスを
鷲尾瞳:そろそろ買うか……♡
ノーヴェ:ロイスどうしようかな~ ラブリマさんに取りたいが……
GM:今まで買わずにおいたのにw
虹咲奏:敵/”ラブ・リマスター"/興味/脅威:○/ロイス→敵/”ラブ・リマスター"/脅威/憤懣:○/ロイス
GM:憤懣!
鷲尾瞳:DBついたし応急手当キットくらいなら余裕で買えるっしょ~
虹咲奏:こうです 怒り
ノーヴェ:とりあえず購入しよ。UGNボディアーマーを狙います。
ノーヴェ:だ、大丈夫なのか……!?
GM:モデルなら余裕余裕
鷲尾瞳:モデルパワーも全開だぜ
ノーヴェ:というか応急必要な人ってノーヴェくらいな気もするけど
鷲尾瞳:あ、でもまだ1個しかついてなかった
ノーヴェ:減ってる人ほかにいたっけ
空原らら:ラストロイス、虹咲さんに 〇誠意/心配 でとります お前の友達を守れなかったって言ってくれたのらぶだったので
GM:そういうサイヤ人みたいなやつだったんだ、モデルパワーって
鷲尾瞳:2個つくの80%からだ
空原らら:心配はちゃんとごはんたべてるのかなの心配
鷲尾瞳:寝てます
ノーヴェ:寝……
GM:寝た!
虹咲奏:ごはんはめっちゃ食べてます
鷲尾瞳:ノーヴェくんの腕の中で寝てます
ノーヴェ:3dx=>12 ボディアーマー
DoubleCross : (3DX10>=12) → 5[2,3,5] → 5 → 失敗
虹咲奏:1dx+1>=12 ボディアーマー!
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 6[6]+1 → 7 → 失敗
GM:ノーヴェくん……。やっぱ瞳ちゃんを抱きながらだときつかったか。
ノーヴェ:どうだラブリマスター……お前では細身銀髪美少女を腕の中で眠らせることはできまい
空原らら:10dx+2>=12 ぼでま
DoubleCross : (10DX10+2>=12) → 10[2,2,2,3,5,9,9,9,9,10]+9[9]+2 → 21 → 成功
GM:みんな、さっきの判定は強かったのにw
空原らら:要る人~
GM:ららちゃん、すごいね!?
ノーヴェ:ぼでまーほしいです!ワンチャンある!
空原らら:このための社会性です
GM:さすがソラリス
空原らら:どうぞどうぞ 夜なべして編んでおきました
GM:まさかの手編み
ノーヴェ:心が悲鳴をあげてるんだ
虹咲奏:すごい
鷲尾瞳:ボディアーマー手編みするの手間ヤバそう
虹咲奏:髪とか編み込んでない?
ノーヴェ:瞳ちゃんNTRエロ同人誌されかけたし、ラブリマさんに称賛/◯殺意で取りたいけど
ノーヴェ:ちょっと待とう。計画を知ってからでも遅くはあるまい
ノーヴェ:以上です!
空原らら:称賛www
GM:称賛するな
GM:では、全員が判定終わったようですので改めてこのシーンは終了です!
ノーヴェ:鷲尾の心の強さを知って催眠するとは面白いやつだ、の称賛です
虹咲奏:はーい!
空原らら:なるほどね
空原らら:はーい!
GM:面白いやつなのです
◆ミドルフェイズ08
GM:次のシーン!
GM:次は、情報収集フェイズ後編になります!
GM:シーンプレイヤーはノーヴェくんにしようかな。
GM:他にも調査したい人はシーンに出るといいでしょう。
GM:シーンに出る人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(82 → 85)
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(84 → 94)
鷲尾瞳:何が残っているにせよ浸蝕一番余裕あるし出ておこうかなあ
空原らら:ヒエッ
GM:おお、一気に上がった
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(78 → 86)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(80 → 88)
ノーヴェ:ぐああああ
鷲尾瞳:私が守らねば……
ノーヴェ:序盤は軽かったのに急に上がってきた
GM:ここに来て急激な上昇
GM:では、残された情報収集項目は次の二つ!
・“ドクターV”について〈情報:UGN、学問〉難易度11
・“ラブ・リマスター”愛好寺恋也の計画と能力について〈情報:UGN、裏社会〉難易度13
GM:調べたいものが決まったら判定に挑戦するといいでしょう!
虹咲奏:出たはいいけど太刀打ちできなさそう
空原らら:なかなかの難易度
GM:このチーム、ららちゃんの社会性が一強すぎる
鷲尾瞳:モデルなので最後に開けられなかったやつ行こうかな
鷲尾瞳:UGNなら得意だぜ!
GM:さすがモデルチルドレン!
ノーヴェ:んん~
ノーヴェ:とりあえずららんちゃの出目を見てからにしようかな
空原らら:じゃあラブリマさんいきます 許せんしな
GM:許して~
ノーヴェ:いけいけ!
鷲尾瞳:絶対に許せないぜ!
ノーヴェ:じゃあやっぱり普通にドクターVにいこう
空原らら:10dx+1>=13 UGN
DoubleCross : (10DX10+1>=13) → 10[1,2,2,5,5,6,7,9,10,10]+7[1,7]+1 → 18 → 成功
虹咲奏:強い!
ノーヴェ:コネ使ってダイス+2!
空原らら:らら安定してるな
GM:すごい!ららちゃん完璧だな!
ノーヴェ:5dx+2=>11
DoubleCross : (5DX10+2>=11) → 8[1,4,7,7,8]+2 → 10 → 失敗
ノーヴェ:ぐああああ財産もない!
GM:お、惜しい……!
空原らら:おしい!
GM:金もなかったか
虹咲奏:じゃあお金3点あるし
虹咲奏:先に挑戦してみよう
ノーヴェ:いますぐ1万円返してくれれば財産1増えるかも
GM:お、支部長マネー
虹咲奏:コネUGNで判定
虹咲奏:3dx+1>=11
DoubleCross : (3DX10+1>=11) → 4[1,3,4]+1 → 5 → 失敗
GM:一万円はフレーバーなのでダメですw
ノーヴェ:ヤバイ
虹咲奏:よわよわ
GM:ざ、残念……!
ノーヴェ:えっモデル……!?
鷲尾瞳:ここはどうやらモデルチルドレンの出番のようですね
ノーヴェ:大丈夫なのか!
鷲尾瞳:UGNのコネがあるのでダイスは沢山だぜ~
GM:い、いけるというのか……!?
空原らら:モデル!
鷲尾瞳:固定値も5有るぜ~これは貰った
虹咲奏:モデル…!
ノーヴェ:でもそういえば瞳ちゃん、固定値めちゃ高かったっけ
鷲尾瞳:はぁはぁはぁはぁはぁ……
GM:緊張しとるやないか
鷲尾瞳:6dx+3+2>=11
DoubleCross : (6DX10+5>=11) → 9[2,2,3,7,7,9]+5 → 14 → 成功
鷲尾瞳:うおおおおおモデル!
ノーヴェ:うおおおおモデル!
空原らら:モデル~!
GM:お見事!さすがモデルチルドレン!!
虹咲奏:共鳴してる
鷲尾瞳:すべての判定に成功する……これが優秀で模範的なチルドレンなんですね~
GM:失敗しそうな判定には挑戦してないもんなぁw
鷲尾瞳:(すべての購入判定を放棄しながら)
空原らら:モデルさんってすごいなあ
GM:では、情報収集はこれで全てクリア!
GM:内容を公開していきますね
・“ラブ・リマスター”愛好寺恋也の計画と能力について
“ラブ・リマスター”はかつて優秀なエージェントであった“ドクターⅤ”を計画に誘い、彼女に遺産の力を使わせることで大勢の市民を拉致している。拉致した人々から遺産の力で奪った感情を吸収することで、“ラブ・リマスター”はより強力な力を得ようとしている。
真の力を手にした“ラブ・リマスター”は『Eロイス:愚者の契約』を無制限に使用し、死者の蘇生ができるようになる。それによって誰かの愛する人が永遠に生き続ける究極の世界を作り出すことが目的だ。ただし、この『Eロイス:愚者の契約』で生き返った者は必ずジャームとして蘇る。結果的に世界はジャームで溢れ返ることになるだろう。
鷲尾瞳:その力とは……
空原らら:ウワーッ
鷲尾瞳:ジャーム蘇生だ
ノーヴェ:やっぱりろくなエンドじゃないじゃないか
虹咲奏:殺す!
ノーヴェ:奪った感情を吸収、やっぱり愛の感情を吸ってるのかな
また、“ラブ・リマスター”は『Eロイス:究極存在』を持っており、あらゆるダメージを受けることがない。
この効果は彼に対して「純愛」のロイス感情を持つキャラクターが同じシーン内に登場している限り適用され続ける。
そのロイス感情を書き換えるかタイタスにする、もしくはそのキャラクターを戦闘不能にすれば、Eロイスを解除して“ラブ・リマスター”にダメージを与えられるようになるだろう。
鷲尾瞳:そんな……
空原らら:ええーっ
鷲尾瞳:カコちゃん……死ぬん!
虹咲奏:ヤダーッ
GM:詳しい判定方法はクライマックス戦闘の時に説明しますが、カコを説得して洗脳を解くか
GM:もしくは彼女を戦闘不能にする必要があります
ノーヴェ:死んじゃう!
GM:まあ、ぶん殴るのは一番早いですね
空原らら:ウオオ俺の交渉力は百億万
虹咲奏:私に妖精の手があれば
GM:実際にやってもらうのはクライマックス戦闘の時になりますので
GM:覚悟の準備をしておいてくださいね
ノーヴェ:PCが自発的に純愛ロイスを取ったらPCに対する説得パートがあったのかな
GM:自発的に取ることないでしょw
ノーヴェ:ない!
GM:また、“ラブ・リマスター”が拉致した市民を閉じ込めている場所を探すための判定を行えるようになります。
GM:この判定に成功すれば、クライマックスフェイズに向かうためにイベントを起こせるようになります。
GM:判定は〈情報:UGN、裏社会〉〈知識:レネゲイド〉で難易度20。ただし、この情報は別のイベントでも何かあるかもしれないので
GM:今、頑張って挑戦しなくてもいいかもしれない
GM:この情報は以上!
GM:次!
・“ドクターV”について
本名は國司唯(くにし・ゆい)。元天才外科医で、卓越した外科手術の腕前を持つ。オーヴァードに覚醒して以後は長らくエージェントとしてUGNに協力し、遺産継承者としての高い戦闘能力で多くの事件を解決に導いた。
しかし、数年前にFHが大きな事件を引き起こした時に大勢の市民が巻き込まれ、一般人だった夫も瀕死の重傷を負って難易度の高い手術が必要な状況となった。その際、彼女は夫の手術よりも事件解決を優先することで多くの人を救った。だが、結果として手術は間に合わず彼女の夫だけは命を落とすことになってしまった。その事件をきっかけに一線を退いていたが、現在ではFHの“ラブ・リマスター”に協力して動いているようである。
また、國司蕩(くにし・とう)という名前の一人娘がいる。
GM:この情報を得たことでイベントが発生します。
鷲尾瞳:なんだろ~
GM:國司蕩が目を覚ましたため、医務室に向かえば彼女から話を聞けるようになります。
空原らら:トウちゃ!
GM:というわけで、情報は以上!
ノーヴェ:そう言えばずっと寝てたんだ!
鷲尾瞳:リッスン
GM:12時間以上寝てました
GM:あとは情報の共有を行いつつイベントに向かいましょう!
ノーヴェ:どうしよ ちょっと共有してからトウちゃんに夜這いかな
虹咲奏:はーい!
空原らら:夜這い
虹咲奏:共有したら多分支部員が
虹咲奏:お知らせに来てくれるよw
GM:支部に戻って医務室に向かう道中で話します?
鷲尾瞳:夜這い!?
虹咲奏:道中で話してもいいかも
鷲尾瞳:道中しますか
GM:尺の関係で廊下が異常に長いことになるかもしれないが
虹咲奏:そんなに
ノーヴェ:無限廊下編!
ノーヴェ:こっちは廊下で大丈夫!
GM:では、そんな感じで話してもらいますか
空原らら:じょぶ!
GM:UGN、N市支部。國司蕩が目を覚ましたという報告を受けたキミたちは医務室へと向かっていた。
GM:事態は急を要する。その道すがら、キミたちは各々が集めてきた情報を持ち寄っていた。
ノーヴェ:「チッ……!」 耳元に指を当てている。
ノーヴェ:「ダメだ、偵察に出してたドローンが壊された。情報がぜんぜん掴めねえ」
ノーヴェ:「ドクターVかラブリマか、せめてどっちか……って思ったんだけどな」
鷲尾瞳:「市街側から情報を掴むのは難しそうですね。私の方は成果がありました」
ノーヴェ:「お、さすがだな。どうだった?」
鷲尾瞳:「やはりドクターVはトウさんの母親で間違いありません。一度は消されていたようですが、数年前行われたUGNの作戦記録に情報が」
鷲尾瞳:と言って情報項目の内容を皆の端末に送ろう
虹咲奏:「……」急いで目を通す。
GM:では、皆の端末に國司唯というUGNエージェントについての情報が送られる。
ノーヴェ:「……俺の"妻"発言に反応してたのは、こういうことか」 目を通している。
空原らら:「もともとUGNの人だったんだ……」
空原らら:旦那さんの記述に胸を痛めている。
虹咲奏:「國司唯。聞いたことはある」
鷲尾瞳:「彼女が最後に参加した作戦です。その作戦で彼女は夫を失っています」
虹咲奏:「…………」目を細める。
鷲尾瞳:「”ラブリマスター”に協力しているのも、夫からの負い目……いえ、愛ゆえにでしょう」
鷲尾瞳:「しかしラブリマスターはどうやって國司さんの夫を蘇らせるつもりなのか……」
ノーヴェ:「自分の旦那より、人助けを優先したか。……ふむ」
鷲尾瞳:「カコさんのように人を洗脳した所で死者の復活ができるとは思えないのですが……」
ノーヴェ:一瞬だけ思考が逸れる。もし自分が選択を迫られたら鷲尾と多くの一般人、どちらを助けるだろうか。
空原らら:「ああやって人を集めてるのは、力を蓄えるため、かも」
ノーヴェ:「たしかにな。洗脳能力は凄かったが、死者蘇生まではできないだろ」
空原らら:「私、まだ知識が浅いから、さっきジャームの使う力について支部で調べさせてもらったんだけど」
空原らら:「対価なく無制限に力を使えるようになったら、人の蘇生にも使えちゃう……そういう力があるんだって」
空原らら:そうですよね、と支部長に確認を求める
虹咲奏:「……ああ。そういう類型のエグゾーストが存在する」
虹咲奏:「解放衝動のジャームに見られるものだな」
空原らら:「……でも、生前のその人がそのまま戻ってくるわけじゃない……」
空原らら:「ジャームの力で呼び戻された人はみんなジャームになっちゃうって……」
空原らら:「それをあの人は、愛する人が戻ってくるってうそぶいて、唯さんを利用してるんです」怒りが滲む
鷲尾瞳:「ドクターVはそのことを知っているのでしょうか」
ノーヴェ:「そら見ろ……死者の蘇生なんてロクでもねえぞ、ってドクターVに言ったのによ」
虹咲奏:「………ジャームとして蘇る……か」
鷲尾瞳:「ジャームは生前親しかった人間を狙う傾向にあります。もしジャームとして蘇ったら狙われるのはトウさんかもしれないというのに……」
虹咲奏:嫌な仮定を振り払う。
ノーヴェ:「ドクターVと一番最初に直接やりあった身から言わせてもらえば、俺は知らないと見るぜ」
空原らら:「トウちゃんを傷つけたくなさそうだったし、知らないのかなと思うんだけど……」
ノーヴェ:「"私は絶対に失敗しない"が口癖のポンコツ女が、その辺まで把握してるとは思えねえ。恐らくラブリマに騙されてる……んじゃねえのか」
虹咲奏:「ならば交渉の余地もあるかも知れんな」
GM:では、キミたちはそうして話しながら医務室へとやってきました。
ノーヴェ:そういえば廊下だった
GM:実はね
鷲尾瞳:状態は安定しているのだろうか
GM:ベッドでは青っぽい髪色をした褐色肌の少女がベッドに腰かけている。すっかり元気になったようだ。
GM:キミたちを見ると彼女はぱあっと笑顔になる。
鷲尾瞳:「こんにちは。もう元気になったようですね、國司さん」
國司蕩:「あっ、瞳ちゃん師匠! 皆々様方も! トウ、前の日に緊張して寝られなくてさ、そのせいで急に寝ちゃってたんだっテ。迷惑かけたみたいでごめんだヨ」
虹咲奏:「……良かった。元気そうだな」
ノーヴェ:(直前の記憶がどこまで残ってるのかわからんな。出来ることなら記憶処置はしないでやりてえが) トウの様子を伺いつつ。
空原らら:「おはよう、トウちゃん。元気でよかった」
國司蕩:「いえい、いえい。ピースだよ」
鷲尾瞳:「ちなみに……眠る前のことはどれくらい覚えていますか?」
ノーヴェ:「俺がチョコレート代貸してやったことは忘れてねえだろうな?」
國司蕩:「うーん……確か愛しの彼を呼び付けて……?」
國司蕩:「でも、結局チョコも渡せなくて、どこかに落としてきちゃったみたい」
國司蕩:「お金は確か踏み倒したんだっけ」記憶は若干曖昧なようだ。
ノーヴェ:「踏み倒してねえよ!! 返せ!」
國司蕩:「チッ。騙されんか」
ノーヴェ:「自覚ありかよ。記憶にゃ問題なさそうだな」 変なことを覚えていないという意味で。
國司蕩:「愛しの彼とちゃんとお話できなかったのは残念だけどね」少し寂しそうに言う。
國司蕩:「でも、いいの。チョコはまた買えばいいもんね! 気合!」ぐっと拳を握る。
鷲尾瞳:「……」そのやり取りを複雑そうに聞いているぜ
國司蕩:「というわけで、はい」ノーヴェに手を差し出している。
國司蕩:「あと一万円」
ノーヴェ:「ん」
ノーヴェ:「ん?」
ノーヴェ:「お前さあ……いやマジでさ……」
ノーヴェ:「どーいう教育受けてきたんだよ親から!」
ノーヴェ:「母ちゃんいるんだろ? ここに呼べ! 説教してやる」
國司蕩:「トウはともかくママ上様のことを愚弄する……!?」
國司蕩:「ま、ママ上様は今はお仕事が忙しくて……」
GM:と、その時、少女のスマホが鳴る。
國司蕩:「あれ。噂をすればママ上様だ」
ノーヴェ:「お前が福沢諭吉を愚弄しなければ俺もしなくて済んだんだがな」
鷲尾瞳:「ママ上……!?」
國司蕩:「ちょっと出るね!」嬉しそうにスマホを握っている。
鷲尾瞳:「まさか向こうから連絡してくるとは……」
ノーヴェ:(……ドクターVか)
國司蕩:「うん、うん……。えっ、そうなんだ。ちょっと待ってね!」
國司蕩:「はい、瞳ちゃん師匠。ママが瞳ちゃんと話したいって」スマホを差し出す。
鷲尾瞳:「私と……?……わかりました。ありがとうございます、トウさん」
GM:電話の相手は白衣の女ことドクターⅤです。
鷲尾瞳:「もしもし。國司唯さんですね?」
GM:彼女は《シークレットトーク》を使用して話します。これで、スピーカーモードにしたとしても蕩には声は聞こえません。
鷲尾瞳:何だとぉ……
鷲尾瞳:私からも自由に話せるということか
國司唯:「鷲尾瞳、か。UGNの他の者もその場にいるのだろうな」
GM:自由に話せるよ
鷲尾瞳:「はい。なぜこのタイミングで接触を?」
國司唯:「もうとっくに気付いているのだろうが、その國司蕩という少女は私の娘だ」
國司唯:「……どうする。人質にでもするか?」
GM:キミたちはここで蕩をネタにしてドクターⅤを脅迫してもいいし、しなくても構いません。
鷲尾瞳:「そのようなことはしません。我々は日常の守護者。たとえ敵を倒すためであっても誰かの日常を踏みにじるようなことは絶対にありません」
鷲尾瞳:「UGNに居た貴女なら良く解っているでしょう」
國司唯:「ああ、そうだな。なんとなくそう言うとは思っていた」
鷲尾瞳:「貴女の方こそ、トウさんのことをどうするつもりなんですか?」
鷲尾瞳:「”ラブ・リマスター”の能力の代償が何か知ったうえで協力しているとしたら」
鷲尾瞳:「真っ先に危険にさらされるのは貴女とトウさんのはず」
國司唯:「それでも、だ。それでも私はすがらざるを得なかった」
國司唯:「あの娘は家にいる時はずっと悲しそうにしているんだ」
國司唯:「子供にはやはり父親が必要なんだ」
鷲尾瞳:「何故ですか?実の娘を危険にさらして、愛した相手を怪物に変えると解っていて、何故……!」
鷲尾瞳:「……トウさんが……?」
國司唯:「ああ。どうも私だけでは、ダメらしい」
國司唯:「理由はそれだけだ」
鷲尾瞳:「……たしかに唯さん一人ではダメなのかも知れません。ですが貴女の行動は間違っています」
鷲尾瞳:「貴女がするべきは失った父親を取り戻す事ではなく、彼女の新しい出会いを応援する事ではないのですか?」
國司唯:「……そういう意味ではお前には非常に感謝している」
鷲尾瞳:「私だけではありません。知っていますか?トウさんには愛する人がいるんです」
國司唯:「愛する人……?」
鷲尾瞳:「その人にどうにか思いを伝えるために、必死に私に相談してきたんです。貴女はそれを知っているんですか?」
國司唯:「そうか。お前を師匠と呼んでいたのはそのせいか」
鷲尾瞳:「その相手は今”ラブリマスター”によって捕まっています。彼女は告白の返事も聞くことが出来ないんですよ」
鷲尾瞳:「娘が大事なら遺産を奪うのではなく、一緒にチョコを買ってあげるべきではないのですか?」
國司唯:「…………」
鷲尾瞳:「貴女も恋する乙女だったのなら……役に立つアドバイスの一つくらいしてあげるべきではないですか?」
國司唯:「……すまない。それはできない」
國司唯:「そうするとしても、それは全てが終わった後だ」
鷲尾瞳:「唯さん……!どうして……!」
國司唯:「……何日か前。あの娘が珍しく笑顔で話してくれた。友達ができたんだ、と。その友達は鷲尾瞳という名前で、綺麗な銀髪をした愛くるしい容姿の子なんだそうだ」
國司唯:「これ以上、私を追うな。娘の友達を傷付けたくない」
國司唯:「お前たちが邪魔をしないのならば私もお前たちに手を出すつもりはない」
國司唯:「私の計画はお前たちを害するものではない。どうか見なかったことにしてくれ。それがお互いのためだろう?」
鷲尾瞳:「邪魔します。友達の告白が成功するかどうかの瀬戸際なのです」
國司唯:「それはお前の独断で決めていいことではあるまい」
鷲尾瞳:「この恋を見なかったことになど出来ません。トウさんのために、貴女の計画は絶対に阻止してみせます」
鷲尾瞳:「問題ありません。皆も同じ気持ちのようですから」
鷲尾瞳:と言って他の3人に目線をやるぜ
虹咲奏:頷く。
空原らら:トウちゃん撫でながら頷きます。
國司唯:「そうか……」
國司唯:「娘は。良い友達を持った」
國司唯:「……遺産の力で消失した人たちは愛好寺グループの本社ビルに囚われている」
ノーヴェ:「!」
鷲尾瞳:「唯さん……!」
國司唯:「だが、そこに来るというのなら私はお前たちを斬ることになる。今度こそ容赦はしない」
ノーヴェ:「幽閉。……異空間的なところだとばかり思ってたが」
ノーヴェ:「だいぶ物理的な幽閉だったな……!」
ノーヴェ:「おいドクターV。聞こえてるか! ノーヴェだ」 口を挟む。
國司唯:「物理的といっても遺産の力で空間をねじ曲げたものだ。一般人では到達はできな……何だ?」
ノーヴェ:「容赦はしないっつったな? こっちも同じだ」
ノーヴェ:「お前には借りが三つくらいある。最初に遺産を持ってかれた時が一つ、水無を斬られた時で二つ……まあ後者はあいつが雑魚いのが悪いんだが」
ノーヴェ:「これで二つ。残りの一つは、おたくの娘さんが俺にチョコレート代を二万円もたかりに来てることだ」
國司唯:「ならば残りの二回は?」
鷲尾瞳:「水無さんはトウさんの想い人なんですから、もっと手心を……」
ノーヴェ:「合計三つ。借りは必ず返してもらうぞ」
國司唯:「………そうか。私も察しの悪い方ではないから聞くが」
國司唯:「お前が言っていた妻というのが、もしや鷲尾瞳か?」
ノーヴェ:「そうだ!」 即答。
國司唯:「そうか」
鷲尾瞳:「て、敵にもそんなふうに紹介をしてたんですか……」
ノーヴェ:「今までお前が話してた、"マクガフィン"。鷲尾瞳が、俺の妻で、俺の恋人で、大事な相手だ」
ノーヴェ:「いい女だろうが」
國司唯:「ああ。いい女だ」
國司唯:「ならば、お前は何があっても死ぬな」
鷲尾瞳:横でいい女と言われて照れて赤くなっています
國司唯:「残された者は悲しむぞ」
ノーヴェ:「言われなくても死なねえよ。もし俺が死ぬとしたら、それは100パー鷲尾と一緒って決めてる」
ノーヴェ:「お前にも見せてやろう。本当の愛ってもんをな」
國司唯:「………言ったな」
國司唯:「私のもとに来るのなら、覚悟をしておけ」
國司唯:「また相まみえることがないよう祈っている。UGN諸君」
鷲尾瞳:「もう覚悟はできています。また会いましょう、國司唯さん」
國司唯:「ああ。ではな、鷲尾瞳」
GM:それだけ言うと彼女は通話を切る。
國司蕩:「ねえ、皆々様方。何をお喋りしてたノ。全然聞こえなかっタよ!」不思議そうにしている。
ノーヴェ:「なんだよ、その歳でもう耳が遠くなったか? もっかい検査してもらったほうがいいかもな」
ノーヴェ:ぐぐーっと伸びをしている。
鷲尾瞳:「色々大事な話しをしていました。トウさんの恋も含めて」
國司蕩:「ええっ。難聴!? もしくは悪性腫瘍!?」
國司蕩:「トウの恋……?」えへへ、と照れている。
國司蕩:「それにしてもママ上様と瞳ちゃん師匠が知り合いだったなんてビックリだよ」
鷲尾瞳:「どうやら私の大先輩だったみたいです。実際に話すのは始めてですけどね」
國司蕩:「そうなんだ。ママ上様、最近ずっとお仕事が忙しいみたいで心配なんだヨね。トウにも全然構ってくれないし」
國司蕩:「あ、ねえ。それなら、もしママ上様に会ったら伝えて欲しいんダ」
鷲尾瞳:「大丈夫。もう少ししたら仕事も落ち着くみたいですから」
鷲尾瞳:「はい、なんでしょう」
國司蕩:「そうなノ!? よかった~」
國司蕩:「あのね、さっきのトウの恋のこと」
鷲尾瞳:頷いて先を促す
國司蕩:「トウがこんなに大きくなるまで育ててくれてありがとうって。そのおかげでトウは大好きな人と巡り会えたんダよ!」
國司蕩:「お願いね、師匠……ううん。瞳ちゃん!」
鷲尾瞳:「勿論です。一字一句漏らさず伝えておきます」
鷲尾瞳:「ようやく師匠らしいことが出来そうです」
國司蕩:「えへへ。瞳ちゃんは師匠で、トウの一番の友達だよ」
GM:國司唯、そして蕩との話を終えたキミたちは“ラブ・リマスター”の本拠地に向かうための準備を始める。
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です!
GM:次のシーンがクライマックス前、最後のシーンになりますので
GM:心残りのないようにしておいてくださいね
鷲尾瞳:トウちゃんにロイスを取るぞ!OP見返したら取ってなかったようだ
ノーヴェ:うわ~ん迷う!
空原らら:かこちゃんへのロイスを 〇友情/心配にしておきます。もう猜疑心などない!
ノーヴェ:NTRしてきたラブリマに殺意で取るか、ドクVに庇護で取るか、トウちゃんに庇護で取るか
虹咲奏:どうしようかな〜
空原らら:お買い物はみんなのお手伝い必要に応じてします
鷲尾瞳:弟子にして友達/國司蕩/P:尽力◯/N:憤懣
ノーヴェ:いや、ロイスは無し! 後で絶対取るぞ
鷲尾瞳:これで取ろう。絶対告白成功させてやるぞ!という気持ちと、あれだけ熱く語っていて顔……?という怒りです
虹咲奏:まあ次のシーンでいいか。保留〜
ノーヴェ:ww
GM:怒りw
虹咲奏:www
ノーヴェ:顔も大事ではあるから!
GM:瞳ちゃんもノーヴェくんの顔は好きでしょ!
虹咲奏:お買い物はリアクティブアーマー
虹咲奏:奇跡が起こらなければ買えない
ノーヴェ:買い物は……強化素材にしよう
GM:奇跡は起きるよ
鷲尾瞳:あとはVさんのロイスを反転させておこうかな~。Pを表にして、P:好奇心◯/N:猜疑心
ノーヴェ:4dx=>15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 8[5,5,8,8] → 8 → 失敗
ノーヴェ:ぐあああ買えない
虹咲奏:1dx+1>=24
DoubleCross : (1DX10+1>=24) → 6[6]+1 → 7 → 失敗
GM:くっ、残念……!
鷲尾瞳:どんな恋をしたのか絶対に吐かせてやる
GM:さすがにダイス一個じゃキツイか
鷲尾瞳:買い物は……モデルが……
鷲尾瞳:終わりです
虹咲奏:強化素材でもむり
GM:何の好奇心だw
ノーヴェ:ママ上の恋は普通に気になる
GM:まだモデルしてる
空原らら:じゃあ強化素材を狙ってみます
空原らら:10dx+2>=15
DoubleCross : (10DX10+2>=15) → 10[1,3,3,3,7,8,8,9,9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功
ノーヴェ:!?
空原らら:どうぞ♡
虹咲奏:すご
GM:いや、すごいねキミ!?
ノーヴェ:これもやっぱり手編みなのかな
GM:もうこのままN市を牛耳れそう
空原らら:手編みの強化素材
GM:かわいいね
空原らら:ばんそうこう巻いてる手で差し出します
ノーヴェ:こんないい子がノーヴェを本気で好きだったことを僕はまだ知らない もらいます!
ノーヴェ:ゾディポンポンに使おう~ 攻撃力を+1しました
GM:天秤座だか獅子座だか分からないが強くなった!
GM:では、全員が判定終わったようですので改めてシーンは終了です!
ノーヴェ:ワン!
鷲尾瞳:ありがとうございました!超楽しかった~
鷲尾瞳:次回も楽しみ
◆ミドルフェイズ09
GM:次のシーン!
GM:次は、クライマックス前、最後のシーンになります。
GM:敵の本拠地の前で待ち構えている國司唯がなんか「お前らマジ帰れって!」と言ってくるシーンになります。
虹咲奏:お、おう
GM:シーンプレイヤーは瞳ちゃん。ノーヴェくんも登場です。
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(86 → 91)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(88 → 92)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(85 → 88)
GM:他の人の登場は自由ですが、何かが起きるのは間違いないです。
ノーヴェ:よかった、控えめだ
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(94 → 103)
空原らら:やばい
虹咲奏:ららちゃん!
GM:ららちゃん、ガンガン上がる!
虹咲奏:守護らねば
GM:では、まずはシーンの描写から。
GM:N市、オフィス街。そこに、一際大きな高層ビルが鎮座している。
GM:それこそが愛好寺グループの本社ビルだ。建物の上空は不吉な黒雲で覆われている。
鷲尾瞳:てれてんてれてんてれてんてれてん
GM:そのビルの入り口には白衣の女が待ち構えていた。
GM:キミたちを見ると、女は残念そうに呟く。
國司唯:「……やはり来たのか」
ノーヴェ:「行くっつっただろが」 こきこきと首を鳴らす。
鷲尾瞳:「来ました。待っていたのではないのですか?」
國司唯:「ここで待ちながらお前たちが来ないでくれることを祈っていたのさ」
空原らら:(いい人だなあ……)
國司唯:「鷲尾瞳。UGNとして戦い続ける限り、お前は選択を迫られ続けることになる」
國司唯:「お前は大切な人を見つけたのだろう。ならば、もう戦いをやめてもいいんだ」
國司唯:「でなければ、いつかその大切な人すらも失う時が来るぞ」
虹咲奏:「……」黙って聞いている。
鷲尾瞳:「私は大切な人を見つけるために戦ってきたわけではありません」
鷲尾瞳:「たしかに最初は望んで戦っていた訳ではありません。力に対する責任、自分の居場所を守るため……色々なしがらみもあって戦っていました」
鷲尾瞳:「しかし今は違います。私は誰かのために戦うことを誇りに思っています」
鷲尾瞳:「そして何よりノーヴェが好きになったのは戦っている私ですから」
國司唯:「その結果がお前の大切な人を傷つけることになったとしても、か?」
鷲尾瞳:「ノーヴェも、誰かのために戦う事が大好きです。私が好きになったのも戦う彼なんです」
鷲尾瞳:「たとえ傷ついたとしても……最後はお互い笑って乗り越えられると信じています」
國司唯:「……そうか」諦めたように顔を伏せる。
鷲尾瞳:「貴女は旦那様を死なせてしまったことを後悔しているのですよね」
國司唯:「支部長さん。医療班に連絡をしておいてもらえるか。すぐに救急患者の受け入れ準備をするように言え」
虹咲奏:「手配は既にしてある。ただ」
虹咲奏:「……救急患者となるのは鷲尾たちではないだろう」
國司唯:「一名分で十分だ」
虹咲奏:「……一名分で十分なのは同感だが」
虹咲奏:「貴方の思うように進むかな」
國司唯:「これだけ言っても分からないならば仕方ない」
國司唯:「失う怖さを。真に理解してもらうとしよう」ノーヴェを見る。
國司唯:《ワーディング》を貼る。その手には黒い剣が握られている。
ノーヴェ:「ああ?」
ノーヴェ:「おいおいなんだよ。護送車の時の続きか?」
國司唯:黒い剣の切っ先はノーヴェへと向けられている!
鷲尾瞳:「……ノーヴェ、気をつけてください。なにか仕掛けてくるつもりです」
ノーヴェ:「心配すんな。好きな女の前だぞ?」
ノーヴェ:「そう簡単に俺がやられるかよ!」
ノーヴェ:口調とは裏腹に、目つきは鋭い。この状況、数の不利をもってしてなおここまで言うからには、よほどの自信があるのだろうと感じている。
國司唯:「ああ。好きな女の前だからこそ都合がいい」
國司唯:國司唯は《鮮赤の牙》を使用。ノーヴェくんを従者化しようとします。〈意志〉で対決です!
鷲尾瞳:悪のエフェクトじゃん!
ノーヴェ:ぐえええええ
GM:また、その対決の結果に関わらず続けて《黒星粉砕》を叩き込みます!
虹咲奏:意志〜〜〜!!
ノーヴェ:やめろバカ!
虹咲奏:うわーー!
空原らら:のーべひと!!!のーべひと!!!!(声援)
虹咲奏:ノーヴェくん!頑張って!
GM:では、こちらから〈意志〉判定いきますね!
鷲尾瞳:ブラックドックはそこまで精神高くないのに!
ノーヴェ:ちなみにこれは……さっきのNTR催眠みたいに、ロイス取ってる人からダイス支援はもらえたりしないのかな
GM:今はないです!
鷲尾瞳:催眠じゃないから無理なのかな
ノーヴェ:はあはあはあ
ノーヴェ:いいだろう! 来い!
GM:この後の何かには用意してます
鷲尾瞳:ケーキ入刀?
國司唯:《鮮赤の牙》+《コンセントレイト:ブラムストーカー》を使用!
國司唯:7DX7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,3,3,4,7,7,8]+10[3,8,9]+3[3,3]+4 → 27
鷲尾瞳:ひえ……
空原らら:回すな!
GM:〈意志〉でリアクションをどうぞ!
鷲尾瞳:こんなの聞いてないドン
ノーヴェ:はあはあ……
ノーヴェ:4dx=>27
DoubleCross : (4DX10>=27) → 9[3,6,8,9] → 9 → 失敗
ノーヴェ:無理!
GM:高くはあるが、届かない!
GM:では
GM:ノーヴェくんの胸には黒い剣が突き刺さっている。キミたちの目の前で黒い閃光が迸った。
GM:ノーヴェくんは違和感に気付くでしょう。いつもならばすぐに再生されるはずの肉体が全く治っていかない。
鷲尾瞳:「……!?」
ノーヴェ:「…………!」
GM:キミは今は従者になっているため自分の意思では《リザレクト》は行えません!
虹咲奏:「く……!」
ノーヴェ:「ぐッ……」 膝をつく。
GM:そして、同時にそれまで瞳ちゃんに対して抱いていた強い思いが急速に薄れていきます。これも遺産の力だ。
空原らら:「ノーヴェさん……!」
GM:ノーヴェくんは瞳ちゃんに対して取得しているロイスをロイス欄から削除してください!
ノーヴェ:!?!?
GM:断ってもいいですが、命令に反すると全身に耐えがたい激痛が襲うためその場合はこの後の《黒星粉砕》のダメージは二倍で算出させてもらいます!
鷲尾瞳:「ノーヴェ、しっかりしてください……ノーヴェ!?」
GM:さあ、それが嫌ならロイスを削除するんだ!
ノーヴェ:うるせ~~~けさね~~!
GM:な、何ぃ!!?
ノーヴェ:-妻/鷲尾瞳/◯純愛/食傷/ロイス(RE)
GM:それだと20D10のダメージを喰らうことになるんだぞ!
ノーヴェ:2倍ダメージを喰らってもこれは絶対残します。来るなら来い!
GM:分かっているのか!!
ノーヴェ:どうせ10d10でも即死だろ!
GM:いいでしょう……
鷲尾瞳:それはそう
GM:では、《黒星粉砕》によるダメージ!
GM:20D10
DoubleCross : (20D10) → 103[4,4,7,8,4,2,1,3,8,10,2,3,10,4,2,4,7,7,10,3] → 103
GM:103点ダメージ!
ノーヴェ:これってHPダメージでしたっけ
鷲尾瞳:死んじゃうよ~
ノーヴェ:いやまあ装甲ガード有効でも絶対死ぬんだけど……
ノーヴェ:死んだのでリザレクト!
虹咲奏:確か直接ダメージ
鷲尾瞳:これって庇えるんでしょうか?
ノーヴェ:いや、リザレクトできないのか
GM:いや、カバーリング不可で現時点ではリザレクトも行えません
ノーヴェ:リザレクトができない……!?(今深刻さに気づいた)
ノーヴェ:死ぬ!
鷲尾瞳:死ぬじゃん!
虹咲奏:剣からバリバリ行ってるのかな
GM:ノーヴェくんは全身から力が抜けていくのを感じるでしょう。胸には黒い剣が突き刺さったままだ。
鷲尾瞳:白ロイス……
虹咲奏:ま、まだ戦闘不能!
國司唯:「遺産の力でレネゲイドウイルスを抑制した。その男は自分の力だけでは肉体の再生すら行うことができない。このままでは出血多量によって失血死かもしくはショック死を迎えることになるだろう」
國司唯:「今すぐ撤退し、適切な治療を受けさせろ。そうすれば命は助かる」
空原らら:「そんな……!」
ノーヴェ:「な、るほど、な……!」「虹咲、鷲尾」「お前らの反応が……遅かったわけじゃない」
國司唯:「……覚悟は決めてきたのだろう」ノーヴェを見下ろす。
虹咲奏:「………」端末を操作し、待機させていた車両を呼び寄せる。
鷲尾瞳:「ノーヴェ、そんな……!」膝をついたノーヴェくんに駆け寄ってなんとか身体を支えようとするよ
ノーヴェ:「不意打ち特化の……」「ネクロもこれでやられたのか……」
ノーヴェ:傷が再生しない。普段ならどんな負傷をしても鷲尾によりかかるような事はしないが……
ノーヴェ:今は鷲尾にだらしなくよりかかり、それでもなお荒い呼吸を隠せない。
國司唯:「鷲尾瞳。ノーヴェ。そして、UGN。事の深刻さを理解したか」
國司唯:「ならば取るべき行動は一つのはずだ」
鷲尾瞳:「ノーヴェ、私は……」
鷲尾瞳:荒々しく息をするノーヴェを見て、ぐっと唇を噛み
ノーヴェ:「……鷲尾。さっき自分が言ったこと忘れてんじゃねえだろうな」
ノーヴェ:「最後は笑って乗り越えられる。大丈夫だ。…………ただ」
ノーヴェ:「ちと…………喋るのが、きついんでな…………」
ノーヴェ:「俺のかわりに、あいつに…………こう、言ってやれ。大笑いしながら…………」
鷲尾瞳:「ノーヴェ……!」ノーヴェくんの手に自分の手を重ねる
ノーヴェ:ドクターV。いや、國司唯。お前は絶対に失敗しないそうだが、やはり失敗してるぞ。
ノーヴェ:お前のその、たいそうな遺産を持ってしても──
ノーヴェ:俺の、鷲尾への想いは、欠片ほども消えてねえ!
ノーヴェ:これが真実の愛だ。真実の愛ってのは、他人がそう簡単にブッ壊せるものじゃねえんだよ。
ノーヴェ:俺たちの勝ちだ。俺と、鷲尾の、勝ちだ!
ノーヴェ:「……」 もう殆ど目も見えていない。瞳ちゃんに伝えると、手を掴む。
ノーヴェ:「……聞こえたな?」
鷲尾瞳:「……大丈夫です、ノーヴェ。わかっています」
國司唯:「鷲尾瞳。何をしている。そのままではその男は死ぬぞ!」語気を荒げる。
ノーヴェ:「おう……」
ノーヴェ:「お前のドレス……」
ノーヴェ:「マジで綺麗だったな……」 意識を失う。
鷲尾瞳:涙を振り払いノーヴェの頬にキスをして立ち上がるよ
GM:ここでキミたちが選べる選択肢は三つあります
GM:①ノーヴェくんを見捨てて先に進む。この場合、ノーヴェくんは高確率で死亡しますがクライマックス戦闘を有利に進めることができます。
GM:②一度撤退して回復してからクライマックスに進む。この場合、ノーヴェくんは確実に助かりますがクライマックス戦闘は不利な状況でスタートします。
ノーヴェ:なんだこの選択は!
鷲尾瞳:なにっ
鷲尾瞳:第三の選択があるのか
GM:ぶっちゃけ②一択ではと思ってはいるのですが
GM:最後の選択肢は一番危険なやつです
空原らら:なにっ
GM:③瞳ちゃんの体内のレネゲイドウイルスを使ってノーヴェくんのレネゲイドウイルスに干渉し、ノーヴェくんの肉体の再生能力を無理やり引き起こす。この場でノーヴェくんを助けることができますが、判定に失敗するとレネゲイドウイルスが暴走してノーヴェくんは完全に死亡します。
ノーヴェ:!?
空原らら:!?
鷲尾瞳:なんだとぉ……
GM:救済措置なしの完全死亡です。
GM:それを踏まえて選択肢を選ぶといいでしょう!
鷲尾瞳:ちなみにどんな判定なんでしょうか……?
GM:一応説明しておきますか
GM:2人が【肉体】か〈知覚〉か〈RC〉で判定し、2人の判定の達成値の合計が15以上になる必要があります。
鷲尾瞳:なにっ
鷲尾瞳:合計15以上でいいのか!
GM:諸々のボーナスはありますが、もし1点でも達成値が足りなければノーヴェくんは本当に死亡します。
GM:ファンブルしたら死ぬからね!
鷲尾瞳:モデルチルドレンだから余裕っしょ~
ノーヴェ:15……15ならいけるんじゃないか?
ノーヴェ:本当に……?
鷲尾瞳:ノーヴェくんも肉体得意だしな!
虹咲奏:諸々のボーナス、ということは
虹咲奏:我々も協力できる、みたいな…?
GM:そういうことですね
空原らら:もろボナをチェックしたいですね……
ノーヴェ:はあはあはあ……死にたくない……
ノーヴェ:ミスコンに出る瞳ちゃんをこの目で見るまでは……
鷲尾瞳:高校の文化祭……
GM:このシーンに瞳ちゃん、ノーヴェくんにロイスを持っているキャラが登場しているならそのキャラが宣言すれば2人の判定のダイスが+1個されます!
GM:ロイスを持っている人は判定前に宣言するといいでしょう。
ノーヴェ:はあはあはあ……
虹咲奏:二人それぞれに+1かな?
空原らら:モッテル!
虹咲奏:もってるよ〜
國司唯:あとは私もだ。
空原らら:唯さん!?
ノーヴェ:!?
虹咲奏:唯さん!!
ノーヴェ:ママ上!
GM:なので、合計三個?
鷲尾瞳:お前もだったのか
鷲尾瞳:トウちゃんも呼ぼうぜ
GM:そして、先ほどの判定の際にノーヴェくんが従者化されながらも瞳ちゃんへのロイスを守りきったので二人は判定の時にクリティカル値をマイナス1しても構いません。
空原らら:おおー!
鷲尾瞳:相互ロイスだぞ!
虹咲奏:おー
空原らら:愛の力だ!
鷲尾瞳:では3番で行きますか……
GM:それでも、もし達成値が1点でも足りなければその時点でノーヴェくんは死亡しますので!
GM:そのことを念頭に置いて選択肢を選んでね!
ノーヴェ:はあはあ……し、死にたくない……
ノーヴェ:でも3……かなこれは・・・
鷲尾瞳:1だと高確率で死んじゃうらしいもんね
GM:選択肢を決めたのなら判定に挑戦するといい!
鷲尾瞳:2は実質水無くんを見捨てることになりそうだし……3で行くしかないよ!
鷲尾瞳:【肉体】で判定するぞ~
GM:2人とも【肉体】か〈知覚〉か〈RC〉で判定し、達成値の合計が15以上になれば成功だ!
ノーヴェ:うおおお行くぞ!
虹咲奏:ボーナス投げるよ!
空原らら:ロイスの力でダイスを増加!
鷲尾瞳:肉たうい6にダイスボーナス2個に3人のボーナスで+3個
ノーヴェ:ダイスくれー!
國司唯:私もする。
空原らら:唯さん!
虹咲奏:ノヴェくんもどうぞ!
鷲尾瞳:私は合計11個だ。モデルチルドレンの効果も乗るぞ
ノーヴェ:こっちは12個かな。肉体で振るから固定値はなし。
ノーヴェ:はあはあ……
ノーヴェ:いくぞ……
鷲尾瞳:私一人で十分だ……いくぞ
鷲尾瞳:11DX9+2
DoubleCross : (11DX9+2) → 10[1,1,4,4,5,6,7,8,9,10,10]+6[2,3,6]+2 → 18
ノーヴェ:12dx9
DoubleCross : (12DX9) → 10[1,1,2,4,5,5,5,6,7,8,8,9]+6[6] → 16
虹咲奏:www
ノーヴェ:うおおお!
空原らら:うおおおおおおおおおお
虹咲奏:二人とも
虹咲奏:一人で超えてる!!
空原らら:二人とも私一人で十分だしてる!!
GM:二人とも本当に1人で超えてるw
GM:すごいな、キミたち
鷲尾瞳:出目二人共16だ!
ノーヴェ:一人でも超せる 二人なら絶対超せる
ノーヴェ:ほんとだ!?
空原らら:運命……ってコト!?
虹咲奏:結婚しろ…してたわ
ノーヴェ:瞳ちゃん固定値2があるから
ノーヴェ:ほ、ほんとうに16だ
鷲尾瞳:モデル分だぜ
空原らら:エンダアアアアアアアア
ノーヴェ:結婚しててよかった……これが真実の愛だ
GM:では、これによって《鮮赤の牙》の効果は解除されます!ノーヴェくんの戦闘不能状態もHP1で回復します!
ノーヴェ:生き残った!!
虹咲奏:やったあー!
空原らら:よっしゃー!!!
GM:復活の演出は好きにやっていいからね!
鷲尾瞳:「ノーヴェは死にません。水無さん達を置いて帰ることもしません」
國司唯:「……何を言っている。鷲尾瞳。お前は間違うな」立ち上がった瞳ちゃんを険しい顔で睨む。
鷲尾瞳:「私達の愛は絶対に負けません!」
國司唯:「やめろ。やめてくれ……!」
虹咲奏:「……覚えているな、ノーヴェ」
虹咲奏:「あの時言ったことを」
空原らら:「瞳ちゃん、約束覚えてるよね」
空原らら:「見せて、世界一のところ」震える体を押さえつけて、笑いかける。
鷲尾瞳:「中学を卒業したら、ノーヴェと同じ家に住んで、同じ高校に通って」
鷲尾瞳:「とびきり可愛い制服姿で毎日一緒に学校に行って、仲のいい様子を周りに見せつけて」
鷲尾瞳:「大学に通いながらも毎日一緒にご飯を食べて、UGNで働きながら結婚して子供を作って……」
鷲尾瞳:「ノーヴェの兄弟に負けないくらいたくさん子供を作って、おじいちゃんになってもおばあちゃんになってもずっとお互い愛し合う」
鷲尾瞳:「そういう未来を歩む予定なんです。だからノーヴェはこんな所で死んだりしません」
鷲尾瞳:「結婚式には水無さんやトウさん、それに貴女も誘わないといけません。だからここで帰ったりもしません」
國司唯:「……その男も同じようなことを言っていた。自分が死ぬとしたらお前と一緒でなければいけないそうだ」
鷲尾瞳:「たとえ貴女に脅されても、何があっても、私達の愛は砕けたりしません」
國司唯:「お前の言葉。私に信じさせてみろ」
鷲尾瞳:「はい。私も、生きるも死ぬもノーヴェと一緒。そのつもりです」
鷲尾瞳:「……ノーヴェ。私が打ちのめされて立てなくなった時は、ノーヴェが私に力をくれました」
鷲尾瞳:「今度は私が貴方の力になります。貴方を支えます。だから……!」
鷲尾瞳:自分のレネゲイドを凝縮、結晶化して、純白の剣を錬成する
鷲尾瞳:その剣を倒れたノーヴェくんの手に握り込ませるよ
鷲尾瞳:「ノーヴェ。一人では勝てない敵でも」
鷲尾瞳:「私達二人なら勝てます。そうですよね」
鷲尾瞳:剣に自分の手を添えながら、目を閉じノーヴェと唇を重ねる
鷲尾瞳:「……國司唯さん。……いえ、ドクターV」
鷲尾瞳:「私達の勝ちです。私とノーヴェの!」
ノーヴェ:意識は既に途絶えている。……だからそれは、もしかしたら本能に近いものだったのかもしれない。
ノーヴェ:彼女のことはずっと見てきた。時に隣で、時に後ろから、あるいは正面から。
ノーヴェ:美しい銀髪がなびくのを。純白の剣が敵を切り裂くのを。幾度も一緒に戦い、時には撤退もしたが、最後には勝ってきた。
ノーヴェ:鈴の音のような声を何度も聞いた。説教されることもあったし、照れながら愛を囁かれることもあったし、敵と戦うための作戦を練ることもあった。
ノーヴェ:ノーヴェの人生には────"常に"と言っても過言ではないくらい、
ノーヴェ:《マクガフィン》。鷲尾瞳と、彼女の握る純白の剣の姿があった。表裏一体だった。
ノーヴェ:その二つが、断固たる意志と共にノーヴェに重ねられたのならば────。
ノーヴェ:「────そォだ」
ノーヴェ:「ドクターV…………」「國司唯…………!」
ノーヴェ:まだ愛する人のぬくもりが残る唇を軽く抑え、先程吐いた血を拭い。
ノーヴェ:「俺と鷲尾の、勝ちだ!」
ノーヴェ:死んだはずの男が、もう一度立ち上がった。
鷲尾瞳:「はい……はいっ!」
國司唯:目を見張る。医学的に到底起こり得ることではない。目の前の出来事を何という言葉で言い表せばいいだろう。
ノーヴェ:剣を杖にし、伴侶に支えられながら……立っている!
鷲尾瞳:「どうですか、唯さん。これがノーヴェです。私の自慢の旦那様です」
鷲尾瞳:「世界一かっこよくて、いい男でしょう!」
ノーヴェ:「虹咲! 空原も見たな! お前らもちゃんとした証人だぞ!」
國司唯:「ああ、認めよう。お前たちは強い」わずかに微笑んで言う。
ノーヴェ:「俺はやってみせたぞ。……これが真実の愛だ!」
虹咲奏:「ああ。信じていた」
虹咲奏:微笑む。
空原らら:「見てましたっ」
虹咲奏:「だが、治療は受けるようにな。これからが戦いなのだから」
鷲尾瞳:にこっ、と、言葉通り世界一幸せそうな笑顔を二人に見せて
國司唯:「勝ち名乗りを上げるのはまだ早い。この建物の最上階だ。そこで決着をつけよう」
國司唯:「私は絶対に失敗しない。最後まで手を抜くつもりはないぞ」
鷲尾瞳:「望む所です、ドクターV。私からも一つ言いたいことがあります」
鷲尾瞳:「首を洗って待っていてください」
國司唯:「ああ。私の持つ全力で迎え撃とう」
國司唯:愉快そうに笑うと、遺産の力でエネミーエフェクトの《神出鬼没》を使用。
國司唯:シーンから退場する。
鷲尾瞳:毅然とした表情で國司唯を見ていたが
ノーヴェ:「……っふう……」 膝をつきそうになるのをこらえる。立ったまま肉体を再生させている。
ノーヴェ:好きな女が、目の前でここまで格好つけてくれたのだ。ここで格好つけない男はバカだ。
鷲尾瞳:彼女が立ち去ると「……ノーヴェ!まだ辛そうですが、本当に大丈夫ですか!?」
鷲尾瞳:慌ててノーヴェに向き直り、黒い剣が刺さっていた傷口を確認する。
虹咲奏:「医療班、簡易手術キットを」端末から連絡している。
ノーヴェ:「流石に、リザレクトすらできずに死ぬのは初めての経験だったからな……」
ノーヴェ:「悪いが3分くれ。コンディションを戻す」
鷲尾瞳:「その様子だと本当にもう、問題ないようですね。よかった……」
鷲尾瞳:「……」ほ、っと胸をなでおろしてから
鷲尾瞳:無言で正面からノーヴェくんに抱きつきます。
ノーヴェ:「おいおい。なんだよ、今回は随分甘えん坊だな」
ノーヴェ:「生きてるだろちゃんと」
鷲尾瞳:「……3分は待たなくてはいけませんから」
鷲尾瞳:「その間に、念のために確かめているんです。今」
鷲尾瞳:ノーヴェの体温、ノーヴェの声、ノーヴェの心臓の音を感じている
ノーヴェ:「確かめるならお前の身体もだろ。……遺産の変な力がお前に伝染して、そっちまで死んでたらどうしてたんだよ」 キスされたことを思い出している。
鷲尾瞳:「……ん」それからノーヴェの顔に手を伸ばしてもう一度キスをする
ノーヴェ:「おまっ」
鷲尾瞳:唇だけではなく、頬に額に耳に、一度だけではなく何度も
ノーヴェ:「ちょっ、おい」
鷲尾瞳:「……ほら、私も大丈夫でしょう」
虹咲奏:「んっんん」
ノーヴェ:「おい……おい! こら!」 珍しく狼狽している。ここまでノーヴェが狼狽えることはまずない。
虹咲奏:咳払い。
空原らら:「……」ぽわ……と赤くなって虹咲さんの後ろに隠れた。
鷲尾瞳:「それに、死ぬなら一緒と言っていたんですよね。なら……やっぱりやってよかったです」
虹咲奏:ほんの少し赤くなっている。
鷲尾瞳:「……すみません、虹咲支部長、空原さん。でも……」
鷲尾瞳:「やっぱり怖くて、乗り越えられたのが嬉しくて、安心して……すみません」
鷲尾瞳:最後に名残惜しそうに、唇に長いキスをしてようやく離れる
鷲尾瞳:3分間ずっとノーヴェにくっついてキスをしていた
虹咲奏:「……気持ちは解るが」困ったように眉を寄せて、仕方なさそうに微笑んで、
ノーヴェ:「お前……鷲尾。意外と怖がりだよな」 傷はもう治った。わしゃわしゃと銀髪を撫でている。
鷲尾瞳:「はい。怖がりです。でもそれを乗り越える勇気をノーヴェがくれたんです」
虹咲奏:「周りには刺激が強すぎるぞ」
鷲尾瞳:「今回も、乗り越えられてよかった……」
ノーヴェ:「まだだぞ鷲尾。まだ最終決戦が残ってる」
鷲尾瞳:「大丈夫です。人目が多いところではしないようにします」
鷲尾瞳:「……そうですね。水無さんたちを助けなければ」
ノーヴェ:「ドクターVを止める。ラブリマも止める。2万円は返してもらうし、これが終わったら俺とお前は自宅デートをする」
鷲尾瞳:虹咲支部長と空原さんは仲がいいから問題ないと思っている
空原らら:ぼのぼのの汗を出して照れています。
鷲尾瞳:「そしてチョコレートも渡さないといけません」
虹咲奏:「………いや……人目が少なくとも………ああ、まあ……いい」
ノーヴェ:「真実の愛をラブリマに見せつけてやるのも忘れずにな」
ノーヴェ:「待たせたな。もう大丈夫だ!」
鷲尾瞳:「私も元気満タンです。行きましょう。偽りの愛を断罪しに」
ノーヴェ:「……いや悪いな本当。色々待たせて」 珍しく小声でららちゃんと虹咲さんに謝っている。
虹咲奏:ふ、と笑って、軽く肩を叩く。
空原らら:「気にしないでください。瞳ちゃんも落ち着いてよかったです」照れ笑いしつつ
ノーヴェ:バツの悪い……というよりは、少し照れくさそうな顔だ。流石のノーヴェも、タガが外れた鷲尾がここまで凄いとは想像していなかったのかもしれない。
ノーヴェ:ビルの中へと進む。防御に優れた虹咲が先頭、その次に空原。戦闘能力に優れたノーヴェと鷲尾が最後尾──よくある陣形だ。
ノーヴェ:普段ならさして気にしなかったかもしれない。だが、今はこの陣形が少しだけありがたかった。
ノーヴェ:最愛の少女にだけ聞こえる声で、静かに呼びかけられるからだ。
ノーヴェ:「おい。鷲尾」
鷲尾瞳:「……?何でしょう、ノーヴェ?」
鷲尾瞳:こちらも囁くような小さな声で返す
ノーヴェ:片手を伸ばし、互いのおでこをこつんとぶつける。
ノーヴェ:「愛してるぞ。世界一な」
鷲尾瞳:「……ん」
ノーヴェ:頬にキスして、何事もなかったかのように歩き出した。
鷲尾瞳:「……!も、もう……!ようやくチルドレンに戻れた所だったのに……」
鷲尾瞳:「そんなことを言われたら……もう……もう……!」
鷲尾瞳:にやつこうとする顔を必死に抑えながらついていきます
GM:偽りの愛を裁くという遺産が作り出した空間は二人を阻むこともなく、その道を開けていた。
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能です!
虹咲奏:購入判定!
GM:次はいよいよクライマックスですので、今のうちにしっかりと準備をしておいてね!
虹咲奏:高性能治療キット
虹咲奏:をノーヴェくんのために買いたい
GM:おら、モデル!今なら判定に失敗してもデメリットはないぞ!
虹咲奏:1dx+1>=9
DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 3[3]+1 → 4 → 失敗
虹咲奏:ごめん
鷲尾瞳:ノーヴェくんへのロイスをSロイスに変えます……!
虹咲奏:唯さんにロイス取っておくか
空原らら:11dx+2>=9
DoubleCross : (11DX10+2>=9) → 9[3,3,4,4,4,5,6,6,7,8,9]+2 → 11 → 成功
GM:Sロイス……!
GM:ららぴ、強い!
鷲尾瞳:それから関係性を恋人から旦那様に変えておきます
空原らら:すっ(高性能治療キットを差し出す)
ノーヴェ:瞳ちゃんへのロイスをSロイスにします。20d10喰らっても守りきったロイスだぞ!
ノーヴェ:ららちゃん……! ありがとう……!
ノーヴェ:これって3D10回復するんでしたっけ?
GM:Sロイスの説得力あるな!
空原らら:旦那様!
GM:高性能医療キットは3D10ですね
鷲尾瞳:Sロイス/愛する旦那様/ノーヴェ/P:純愛◯/N:憤懣 これにします
虹咲奏:敵対/國司唯/共感:○/憤懣/ロイス
ノーヴェ:憤懣w
空原らら:おこ
ノーヴェ:-世界一の妻/鷲尾瞳/◯純愛/食傷/Sロイス
虹咲奏:嫉妬にしようかなと思ったけどそれも違うなあと
ノーヴェ:じゃあ手元の応急と合わせて5d10回復!
ノーヴェ:ノーヴェのHPを1に変更(31 → 1)
鷲尾瞳:ライトニングリンクがやばいぜ
ノーヴェ:1+5d10
DoubleCross : (1+5D10) → 1+31[9,4,7,2,9] → 32
ノーヴェ:ヤーッ!
GM:すごい回復した!
虹咲奏:全快じゃん
ノーヴェ:全快ではないけどほぼ全!
鷲尾瞳:最後だから私も応急手当狙ってみるか
GM:でも、満タンには足りないか
空原らら:げんきげんきのべひと
虹咲奏:ではないのか
鷲尾瞳:3dx+2>=8
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 8[2,6,8]+2 → 10 → 成功
ノーヴェ:あっすごい
GM:お、すごい!成功!
鷲尾瞳:私の手当も使ってください!
GM:これがモデルチルドレンか
ノーヴェ:瞳ちゃんにキスしてもらって回復しました
ノーヴェ:32+2d10
DoubleCross : (32+2D10) → 32+13[3,10] → 45
ノーヴェ:全快!
虹咲奏:すっごい回復してる
鷲尾瞳:すごい回復してる!
空原らら:これが愛!
ノーヴェ:ノーヴェのHPを36に変更(32 → 36)
GM:すごい!全快だ!
GM:これが愛の力か
GM:では、全員が判定終わったようですので改めてシーンは終了です!
◆『チョコレート・コスモス』
GM:次のシーン!
GM:次はいよいよクライマックスフェイズです!
GM:PCは全員登場!
GM:ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(91 → 99)
鷲尾瞳:出る出るマウス
空原らら:空原ららの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(103 → 111)
空原らら:高いよ~~~~
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(88 → 90)
虹咲奏:落ち着いてる〜
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(92 → 95)
ノーヴェ:あっ賢者モードに入っている
GM:ららぴ、がんばれ……!
GM:では、最初に少しシーンの描写を。
GM:愛好寺グループ、本社ビル。最上階。
GM:そこには、ビルのワンフロアと思えないほどの広大な空間が広がっていた。
GM:真っ暗な空間に星のような光が走り、その光は部屋の中央に置かれた巨大な機械へと流れ込んでいる。
GM:部屋には百人近い人たちが寝かされている。人々の中にはチョコレートを大切そうに抱えたまま昏倒している水無竜太郎の姿もあった。
GM:その光景を眺める愛好寺恋也は不敵な笑みを浮かべ、傍らの少女に語りかける。
愛好寺恋也:「あの光が見えるかい。星の瞬きのような光は人々の感情のパルスだ。それを一点に集め、最終的に私のものとする」
巳波佳肴:「よく分からないけど、すごーい」愛好寺恋也に抱きついたまま甘えた声を出す。
愛好寺恋也:「私が究極の力を手にする時、この世界は真の姿を取り戻すのさ」
GM:そこに遅れてやってきた國司唯は言う。
國司唯:「“ラブ・リマスター”、もはや一刻の猶予もないぞ。計画を成功させるつもりならば今すぐにでも実行に移せ」
愛好寺恋也:「ふふ、言われなくてもそのつもりだとも」
GM:愛好寺恋也が機械を操作すると、そこに繋がれた人々は苦しみ始める!
GM:真っ暗で広大な空間に無数の光が瞬く!
愛好寺恋也:「ああ、素晴らしい。未来への足音、希望への鼓動が聞こえてくるぞ!」
巳波佳肴:「ねぇ、つまんないよ。佳肴にもっと優しくして」駄々をこねるように男の服を引っ張る。
愛好寺恋也:「ふふ。可愛い子だ、マイハニー」彼女の頭を撫でる。
巳波佳肴:「佳肴のことが好きなら……ちゅーしてよ」
GM:そう言ってから自分の言葉に気付いて少女は青ざめる。
巳波佳肴:「え。なんで……そんなことしたくないのに……やだやだやだ……!」苦しそうに喉元を押さえる。
巳波佳肴:だが、またすぐにうっとりした顔つきに戻る。
巳波佳肴:「ねえ、何してるの。ちゅー、してってば」
愛好寺恋也:「いいだろう。新世界の訪れを口づけで祝おうじゃないか!」
巳波佳肴:「やった。嬉しい。早く、早く」待ち遠しそうにぴょんぴょんと跳ねる。
巳波佳肴:「ん……」少女はそっと目をつむる。
國司唯:國司唯はその様子を苦々しい顔で見つめている。
愛好寺恋也:「いくよ、マイハニー」男は少女にキスしようとして顔を近付け――。
空原らら:――ドアから真っすぐに飛んでくる質量!!
空原らら:星の光を乱反射してきらめく盾が、男を突き飛ばす!
愛好寺恋也:「ぐっ……!」転倒し、額から血を流す!
愛好寺恋也:「神聖な口づけの邪魔をするとは。無粋な娘だ!」
空原らら:クリスタルシールドを構え、いつになく怒りに満ちた表情の空原ららは、相手を一瞥する。
空原らら:「無粋なのはどっち!!」
愛好寺恋也:「キミはまだ子供だから男女の深い関係というのが理解できないのかもしれないな」
鷲尾瞳:「どうやら既の所で間に合ったようですね」
虹咲奏:「そうか。ならば大人の見解を述べた方がいいか?」
鷲尾瞳:ららさんとカコちゃん、愛好寺の様子を見て何かを察するぜ
巳波佳肴:「もうちょっとでキスしてもらえたのに~」残念そうに言いながら男の方に駆け寄る。
ノーヴェ:「"子供だから男女の仲が理解できない"だとォ?」 入ってくる。
國司唯:「来たのだな、UGN」
虹咲奏:「私から見てもそれは男女の深い関係『ごっこ』にしか見えないが」
ノーヴェ:「年齢と恋愛経験値は関係ねえよ! うちの鷲尾は14歳だぞ!」
空原らら:「……佳肴ちゃん」
巳波佳肴:「ららぴ?」ポカンとした顔でキミを見る。
空原らら:盾は下ろさぬまま、親友を真剣に見つめる
空原らら:「もうちょっとだけ、待ってて」
巳波佳肴:「どしたの、そんな怖い顔して~」けらけらと笑う。
巳波佳肴:「……うん、待ってるからね」小さく、震える声でそれだけを絞り出すように言う。
愛好寺恋也:でっぷりとした中年の男は落ち着いた声でキミたちに言う。
愛好寺恋也:「まあまあ、待ちたまえ。見ての通り私は紳士でね。争いごとを好まない性質なんだ」
愛好寺恋也:「ここは穏便に話し合いで解決しようじゃないか。……なあ、支部長殿」
虹咲奏:「世界の在り方を破壊しようとしている身で何を話し合うつもりだ?”ラブ・リマスター”」
愛好寺恋也:「話し合いというよりもこれは交渉。いや、提案だな」
愛好寺恋也:「虹咲クン。君のことはあらかた調べさせてもらったよ」
愛好寺恋也:「愛する妻君を失った事件のこともね。さぞや辛かったろう。私としても同情を禁じ得ないよ」ハンカチで涙をぬぐう。
虹咲奏:「……交渉をする気なら、その話を持ち出すべきではないな、尚更」ぎちぎちと、顔の半分が獣化し始める。
愛好寺恋也:「何を言ってるんだ。私はキミにも救いの手を差し伸べると言ってるんだよ」
愛好寺恋也:「私が真の力を手にした暁には真っ先にキミの妻君を蘇らせてあげよう」
愛好寺恋也:「そして、その幸福を永遠に味わい続けることができる。どうだね、良い話だろう?」
虹咲奏:「だ」「ま」「れ」 ───シュン。 光が疾る。
愛好寺恋也:「さあ、虹咲クン。男として何が一番大切か判断を……」
虹咲奏:それは破壊力を持たない、幻惑の光だ。
虹咲奏:「二度と」「二度とその口であいつの存在を穢すな」
虹咲奏:「殺してやる」
愛好寺恋也:「な、なぜだ。最上の選択肢だろう!」
愛好寺恋也:「なぜ理解できなんだ!頭がおかしいのか!?」困惑している。
虹咲奏:「───解らないのか?」
虹咲奏:「ジャームとして蘇ったものは、ジャームに過ぎない」
愛好寺恋也:「な、何……!?」
虹咲奏:「それが、たとえ完璧に記憶と精神を宿していても……衝動に抗うことは、」
虹咲奏:ダンッ!!!
虹咲奏:足で床を踏み叩く。
虹咲奏:「できない!ならば!」
虹咲奏:「辿る道は、同じだ!」
愛好寺恋也:「この男……何を言っている!?意味が分からない……!」
愛好寺恋也:「そ、そうだ。分かったぞ。お前は恋人を愛してなどいなかったのだな……!」狼狽したように叫ぶ。
虹咲奏:「GRRRRRRRRRRUAAAAAAHHHHHHHHH!!!!」
虹咲奏:咆哮。
愛好寺恋也:「クソ……交渉の余地もないとは……!」
鷲尾瞳:「は……初めて見ます。支部長が、これほど感情を顕にしているのは……」
虹咲奏:「貴様の価値観で愛を断ずるな………!!!!!!!」
虹咲奏:「ああ、この力を護ることに振り向けていて良かった」
愛好寺恋也:「何を言う。私ほど人々を愛している人間もいないというのに……!」
虹咲奏:「でなければ、いますぐに貴様を喰い殺していただろうからな」
虹咲奏:「いや」
虹咲奏:「口にする価値もない!!!」
ノーヴェ:「すげえな。色んなジャームを見てきたが……」「ここまで勧誘が下手な奴ははじめて見るぞ」
愛好寺恋也:「ドクター、こいつらを始末しろ!私が作る愛に満ちた世界にこんな野蛮な奴らは不要だ!」
國司唯:「……ああ、いいだろう」ラブ・リマスターを侮蔑の目で見てから進み出る。
鷲尾瞳:「支部長、我々にも指示を」
國司唯:「かかってくるがいい、UGN。ここで倒れるのならばお前たちはその程度。世界を守る資格などなかったということだ」
虹咲奏:「フーーーーーッ……フーーーーーーッ………」
ノーヴェ:「くっくっ」 おかしそうに笑う。「その言い方はよくないだろ。負けた時にお前の愛が軽かったってことになっちまうぞ」
虹咲奏:「………すまない、少々興奮し過ぎた」
虹咲奏:「鷲尾。ノーヴェ。空原」
ノーヴェ:ドクターVに軽口を飛ばしながら、号令を待っている。
空原らら:ぎゅっと盾を持ち直して顔を上げる。
虹咲奏:「”ラブ・リマスター”の排除、及び國司唯の無力化」
虹咲奏:「行くぞ」
ノーヴェ:「おう。ママ上への借りは四つだ……絶対に返す!」
鷲尾瞳:「了解。UGNチルドレン”マクガフィン”、戦闘に入ります」
國司唯:「私にできないオペはない。お前たちをこの世界から切除する」遺産を構える。
空原らら:「はいっ!」
空原らら:「真実の愛を知ってる人しかいないんだもの……負けません!」
愛好寺恋也:「お前たちの愛など所詮は紙切れのようなものだということを教えてやる……!」
愛好寺恋也:ハートマークが舞い散り、途轍もないプレッシャーが空間を覆う!
GM:キミたちは、体内のレネゲイドウイルスがざわつく感覚を覚えるだろう!
GM:衝動判定だ!〈意志〉で難易度は9!
ノーヴェ:さっきの意志対決よりはマシ!
空原らら:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 10[2,4,5,7,9,10]+5[5] → 15 → 成功
GM:判定に失敗したらバッドステータスの暴走を受けてもらう!判定の成否に関わらず侵蝕率は2D10上がるぞ!
虹咲奏:2dx+1>=9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 8[7,8]+1 → 9 → 成功
空原らら:意志ぢから!
GM:すご!
ノーヴェ:4dx=>9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[1,2,4,10]+5[5] → 15 → 成功
虹咲奏:やったああああああああ
空原らら:2d10 侵蝕上昇
DoubleCross : (2D10) → 6[5,1] → 6
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を2D10(→ 7)増加(90 → 97)
ノーヴェ:やった!生存しました!
空原らら:よーーしよし
ノーヴェ:15なので生存です!
虹咲奏:よし、いいかんじ
GM:ららぴも侵蝕落ち着いてる!
鷲尾瞳:100じゃないからちょっとダイスが少ない
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を2D10(→ 15)増加(95 → 110)
ノーヴェ:ぐああああああああ
鷲尾瞳:3DX+1+1+2>=9
DoubleCross : (3DX10+4>=9) → 10[7,8,10]+8[8]+4 → 22 → 成功
空原らら:ノーヴェくーん!
鷲尾瞳:メッチャ意志強い
ノーヴェ:すげえ
GM:代わりにノーヴェくんが一気に上がった!
虹咲奏:ダイスー!
GM:瞳ちゃんは意志も強い!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を2D10(→ 8)増加(99 → 107)
鷲尾瞳:私が守るぜ
GM:では、全員衝動判定は成功だ!
GM:“ラブ・リマスター“の強大な力を前にしてもキミたちは自身の衝動を抑え込むことに成功する!
ノーヴェ:「ハッ。紙切れ、紙切れか」
ノーヴェ:「せいぜいほざいてろ! そして喜べ!」
ノーヴェ:「これからお前を……真実の愛でブチのめしてやるからな!」
ノーヴェ:歯をむき出しで笑う。愛する女の力で死を乗り越えた今、テンションは最高潮だ!
愛好寺恋也:「この私の愛を超えるものなどあって堪るものか……!」
GM:では、ここからはクライマックス戦闘だ!
GM:エネミーは“ドクターⅤ”國司唯と“ラブ・リマスター”愛好寺恋也の二人。
GM:行動値は國司唯が19で、愛好寺恋也が4です。
GM:二人は同エンゲージで、キミたちのエンゲージから5メートル離れた場所に存在しています。
ノーヴェ:ラブリマさんおそ!
GM:ちなみに巳波佳肴も行動値0で同エンゲージにいます。原則的に彼女は自分から行動することはないです。
鷲尾瞳:ピュアキュマだから足遅いんだ
GM:キュマイラとあとなんかです
GM:また、2ラウンド目のクリンナッププロセスまでにエネミーを倒しきれなかった場合、人々から感情エネルギーを吸い取った“ラブ・リマスター”が真の力を手にすることになります。
空原らら:ヒエーッ
ノーヴェ:だ、第二形態……
GM:そうすると“ラブ・リマスター”は無制限に死者の蘇生が行えるようになります。虹咲さんの奥さんも生き返らせてあげるね。
空原らら:その前に殺さなきゃ
ノーヴェ:ww
ノーヴェ:ハンドアウトさんだ
GM:そして、事前の情報収集でも明らかになっている通り“ラブ・リマスター”は『Eロイス:究極存在』を持っているため彼に対して「純愛」のロイスを持つ巳波佳肴がいる限りはダメージを与えることができません。
虹咲奏:殺してやる…殺してやるぞ愛好寺恋也
GM:カコを対象に攻撃を行い、1点でもダメージを与えれば彼女は戦闘不能になるため『Eロイス:究極存在』の効果は無効化されます。
鷲尾瞳:やるしかないのか……?
GM:範囲攻撃に巻き込むのとかは楽なやり方ですね。
GM:ただし、その場合、カコにはエンディングフェイズで何かが起きることになります。
ノーヴェ:だめだめ!
虹咲奏:絶対良くない何かじゃん!
GM:一応もう一つのやり方も用意はしてあるんですけど
空原らら:なんだい!
GM:もしくはクライマックス戦闘中、キミたちはイニシアチブでいつでも巳波カコを説得するための判定を行うことができます。
鷲尾瞳:ふんふん
空原らら:イニシなんだ
GM:この判定は未行動でのみ行うことができ、もし判定が失敗した場合は即座に行動済みとなります。成功すれば通常通りにその後の本来の手番は行えます。
虹咲奏:ほええ
GM:ただでさえ時間制限が厳しいので失敗した時のデメリットを考えるとね~
GM:GM的にはあんまりオススメできないかもね~
空原らら:なるほどな~
虹咲奏:技能はなんなんですか〜?
GM:判定は〈意志〉か〈交渉〉で難易度20!
ノーヴェ:20!?
GM:ただし、巳波に対してロイスを取得している場合は難易度が5下がって15になり、巳波とお互いにロイスを取り合っている場合はさらに5下がって10となります!
ノーヴェ:はは~
虹咲奏:ははーん
ノーヴェ:いるじゃねえか……適任がよお!
鷲尾瞳:相互にロイスを取っている人なんてそんな……
GM:まあ、そうそう一般人女子にロイスを取ってる人もいないでしょうが
空原らら:そんな……かこちゃんと相互にロイスを取っている奴なんて……
空原らら:いるさっ!!!!ここに一人なっ!!!!!
GM:ららぴ!?
鷲尾瞳:うおおおおおおおおおお
GM:でも、判定に失敗したら、ららぴの手番を無駄に一手消費することになるんだからね!
虹咲奏:手番使って判定すると思ってたからなー
空原らら:友人に語り掛ける時間に無駄なことなんてないよ
虹咲奏:割とありがたい
GM:もし判定に成功することができれば、巳波の洗脳状態は解け、『Eロイス:究極存在』を無効化して“”ラブ・リマスター“に対してダメージを与えられるようになります!
虹咲奏:さすが空原だ
GM:好きなやり方で“ラブ・リマスター”を攻略するといいでしょう!範囲攻撃に巻き込んでもいい!
空原らら:巻き込ませようとしてくるGM
GM:説明はだいたいこんなところかな
GM:何か質問はありますでしょうか!
空原らら:かこちゃんに好きな香りはありますか?
ノーヴェ:!
空原らら:ないならないで大丈夫!
GM:なんか関係あるのでしょうかw
空原らら:虹の香りを持っているので演出で使おうかと
GM:おお、なるほど
巳波佳肴:抹茶の匂いとか好きだよ。あとは畳の香りとか。茶道部だから?
空原らら:茶道部らしさ!(おやつが食べられる)
空原らら:ありがとうございます 了解しました
GM:了解されました!
GM:では、戦闘前の説明は以上!
GM:ここからはクライマックス戦闘に入ります!
ノーヴェ:ママ上とかこちゃんを説得してラブリマはぶっ倒す!
國司唯:私は説得されない!倒せ!
國司唯:いや、倒すな!返り討ちにしてやる!
空原らら:かわいい
◆ROUND-01
GM:それでは、今からラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目!
GM:まずはセットアップから。
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします。
虹咲奏:《ショウタイム》を唯さんに。
虹咲奏:ラウンド間、対象が虹咲さんを対象に含まない攻撃を行う場合判定ダイス-[LV+1]個
GM:聖者の遺骨:タイプⅤは《融合》を使用。これ以後、國司唯は聖者の遺骨が持つエフェクトを戦闘中に使用可能になります。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を4増加(97 → 101)
ノーヴェ:セットアップはなかったっけ。ないはず。ないです!
空原らら:無です!
GM:ただし、聖者の遺骨はあくまでもアイテム扱いのため戦闘には参加せず、攻撃の対象にもなりません。遺産継承者である國司唯が倒れれば聖者の遺骨も無力化されます。
鷲尾瞳:ないです!
虹咲奏:侵蝕が100超えたのでレベル+2!
虹咲奏:ダイスデバフは-8です。
GM:あっ、そうか起源種!
鷲尾瞳:なるほど……持ち主を倒せばいいというわけ
ノーヴェ:事前に奪われて融合してる感じだもんね
GM:やばいな、その数は……!
GM:ラブ・リマスターは「Dロイス:野獣本能」の効果で《完全獣化》+《進化の末脚》を使用!獣化しつつ行動値を+9!行動値13まで上がります!
虹咲奏:げっ早い!
鷲尾瞳:愛とは本能だったのか
空原らら:ムムッ
GM:愛の本能で圧倒してくれる~!
ノーヴェ:レッグポイントだ
GM:では、セットアップの演出いきましょう!
愛好寺恋也:「チェンジ、ラブリーフォーム!」指を鳴らしてその場でターンする。
愛好寺恋也:すると、ハートマークのようなエンブレムを身に付けた異形の怪人の姿へと変貌していく!
國司唯:骨の形状をしたガジェットを構える。
國司唯:「これより、オーヴァード式執刀術を行う。術式に伴い、ワーディングを展開。使用レガシーは『聖者の遺骨:タイプV』とする」
國司唯:「摘出手術、開始」女の体が黒い鎧によって覆われていく!
虹咲奏:両翼を差し出すように掲げる。
國司唯:「今度こそ……私は絶対に失敗しない」黒騎士がキミたちを睨む。
虹咲奏:「残念だが」
ノーヴェ:「なんでドクVはこんなやつと組んでんだかな……」 愛好寺の姿を見て
虹咲奏:「うまくは行くまいよ、國司唯」
虹咲奏:「私は貴女を理解できないが、それでもその足を止めることはできよう」
虹咲奏:「蕩のためにもな」
國司唯:「ならば止めてみるがいい、支部長さん。私の剣はあなたの翼さえ切る」
愛好寺恋也:「さて。私の愛がどれだけ強大か見せてあげるとしよう!」
鷲尾瞳:「支部長の力は一度見ているはずなのにあの自信……なにか奥の手が……?」
ノーヴェ:「気をつけろよ虹咲! お前の防御力は大したもんだが……」「あっちも並じゃねえぞ!」
GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます!
GM:イニシアチブですが、ららちゃんはここで説得を行ってもいいですがどうします?
GM:もちろん戦況を見て後から説得してもいいぞ
空原らら:逃さんぜ!説得チャンス!
GM:む!
ノーヴェ:がんばれー!
GM:では、イニシアチブ!まずはららちゃんの説得の判定から!
GM:どうやらお互いにロイスを持っているようですので、〈意志〉か〈交渉〉で難易度は10になります!
GM:成功すればカコは正気に戻り、ラブ・リマスターにダメージを与えることができるようになるぞ!
GM:ただし、判定に失敗すればららちゃんはこのラウンド行動済みとなる!
空原らら:ウオオ
空原らら:私の交渉ダイスは8個……そこに侵蝕ボーナスを足して3個……
空原らら:すなわち11個だ!!
GM:意外と振れるな……!
空原らら:11dx+2>=10 交渉!!
DoubleCross : (11DX10+2>=10) → 9[1,2,3,4,6,6,7,8,8,8,9]+2 → 11 → 成功
空原らら:っっっっぶね
虹咲奏:うおおおお
GM:うおおおお!
ノーヴェ:あぶあぶあぶあぶ
GM:やる!お見事!
ノーヴェ:固定値2あってよかった!
鷲尾瞳:うおおおお!
空原らら:固定値あってよかった~~~!!!!
鷲尾瞳:ありがとう技能
GM:いや、本当に!
GM:では、ららちゃんの判定は成功!
GM:それによって、カコは愛好寺恋也に所属しているロイスの感情をポジティブが「キモい」、ネガティブが「死ね」に変えたうえでタイタス化!
GM:愛好寺恋也のEロイスの効果も無効化されます!
GM:では、説得の演出どうぞ!
巳波佳肴:「ねえ、こんなの早く終わらせてよ~」男に抱きついたまま甘えた声を出している。
愛好寺恋也:「はっはっはっ。そうするとも。愛の力がある限り、私は無敵だからね」
空原らら:《虹の香り》を使用。彼女が好む、畳と抹茶の香りを漂わせる。それ自体に深い意味はない、ただ少しでも落ちついてほしいだけ。
空原らら:「佳肴ちゃん、私ね、愛についてちょっとだけ知ったんだよ」普段のお喋りの、延長線の声音。
空原らら:例えば、その人がいるだけでどんな困難も笑顔で解決できる気分になったり。
巳波佳肴:「……この香り」どことなく高校の教室にいる時のような顔つきになっている。
空原らら:例えば、自分の命をかけて相手を繋ぎとめることに躊躇がなかったり。
巳波佳肴:「ららぴ……?」
空原らら:例えば、もう会えない唯一の人をいつまでも忘れないでいたり。
空原らら:「愛っていろんな形があるの。絶対正しいかたちが一個あるわけじゃないんだよ」
空原らら:「だから、佳肴ちゃんが『これは真実の愛!』って言うんなら、私は何も言えなかったと思う」
巳波佳肴:「私は……」キミの方を真っ直ぐに見る。
空原らら:香りが変わる。
空原らら:優しい畳から、埃っぽく硬い床の香りに。
空原らら:爽やかなお茶から、塩気の効いたポップコーンの香りに。
空原らら:あの日、つまらない映画を見た、小さな空き教室の匂い。
空原らら:「でも、佳肴ちゃんは今、困って、悩んで、苦しんでる」
空原らら:「それはね、もう真実とか偽りとか、そういう話ですらなくて」
空原らら:「『佳肴ちゃんの親友のららぴ』として、あなたの隣でこう言うの」
空原らら:「――やめておきなよ、そんな男!!」
巳波佳肴:涙がこぼれ落ちる。
巳波佳肴:「私、は」胸を強く押さえる。
巳波佳肴:「私、こんな気持ちいらない! ららぴと一緒につまんない映画見て、悩んで、笑い合って」
巳波佳肴:「義理チョコ配ってる方がずっといい!」
愛好寺恋也:「な、何を馬鹿なことを!あんな小娘の言うことに耳を傾けるな!」
愛好寺恋也:少女の腕を掴もうとする。
巳波佳肴:「キメーんだよ、オッサン!死ね!」男の腕を振り払う!
空原らら:「ごめんなさい、ラブ・リマスターさん」
空原らら:「佳肴ちゃんは、いつだって私にはマジなんですよ?」
空原らら:ふふん、と珍しく勝ち誇った笑みを見せる。
巳波佳肴:「そういうこと」あっかんべーをする。
愛好寺恋也:「な、な……馬鹿なー!?」ハートのエンブレムにヒビが入る!
愛好寺恋也:「ま、マズい……ハートブレイクしている……!こ、このままでは私の無敵の力が……!」
GM:ラブ・リマスターは動揺する!
空原らら:「佳肴ちゃん下がってて、説明はあとできっとちゃんとするから」
空原らら:「あっ、それと」
空原らら:「おかえり!!」
巳波佳肴:「うん。うん!」
巳波佳肴:「ただいま!」
GM:これによってラブ・リマスターの『Eロイス:究極存在』の効果は解除される!
愛好寺恋也:「ドクター!さっさと奴らを始末するんだ!奴らが攻撃を仕掛けてくる前に……!」
ノーヴェ:「くっくっ。ふふふはは」 声を殺して笑っている。
ノーヴェ:「ざまみろクソ野郎! これが真実の愛だ!」
鷲尾瞳:「力で心を捻じ曲げて得た愛など……やはり長続きはしないのです」
鷲尾瞳:「さあ、今こそ報いを受ける時。覚悟してください、”ラブリマスター”!」
虹咲奏:口角を上げている。そして、迎撃体制。
虹咲奏:(───来る)
愛好寺恋也:「愛することに報いなどあるはずがない……!」
國司唯:「貴様に命じられるまでもない。私は、私のやるべきことをさせてもらう」
GM:黒騎士が一歩進み出る。
GM:では、ららちゃんのイニシアチブ行動は終了!
GM:行動済みにはならずに次!
GM:次は行動値19の國司唯の番!
國司唯:マイナーで《赫き剣》+《ブラッドコントロール》を使用!白兵武器を作成しつつ、メインプロセスの判定ダイスを増やします!
ノーヴェ:はやいよ~~
國司唯:メジャーで《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《渇きの主》+《伸縮腕》+《巨人の斧》+《怒涛の大蛇》を使用!
鷲尾瞳:そんにゃ~
國司唯:シナリオ1回のシーン攻撃!装甲無視の白兵攻撃だ!
空原らら:ひえ~
鷲尾瞳:シーン攻撃だと……!
GM:これならばショウタイムも関係ない……!
鷲尾瞳:たし蟹
虹咲奏:やはり装甲無視!
GM:そう!しかも装甲無視だ!
GM:命中判定からいくぞ!
虹咲奏:んー、妨害はなし!
GM:では、いきます!
國司唯:13DX7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,1,2,2,2,5,5,7,8,8,10,10,10]+10[1,2,5,5,6,7]+10[10]+10[10]+3[3]+6 → 49
ノーヴェ:ほえええ
GM:達成値は49!
鷲尾瞳:強すぎる……万が一回避してみよう
虹咲奏:あっダイス少ない
虹咲奏:やっとけばよかったな…!まあ後悔しても仕方ない
鷲尾瞳:もうクライマックスだから回避失敗に怯えることはないぞ
GM:《巨人の斧》で二個減ってるのだ
虹咲奏:カバーいる人は教えてね
ノーヴェ:10dx+1=>49 とりあえずドッジ!
DoubleCross : (10DX10+1>=49) → 10[2,2,2,3,4,4,5,7,7,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
鷲尾瞳:9DX+1+2
DoubleCross : (9DX10+3) → 9[1,1,2,4,5,5,6,8,9]+3 → 12
空原らら:クリシ構えてガードします 駄目そうな気もするが
GM:意外と頑張ってるな
鷲尾瞳:くっ私もカバーできます
ノーヴェ:ドッジ・トリアエズ伯爵(1598~1635)
GM:カバーリングがなければダメージに移るぞ!
虹咲奏:ららちゃんカバーされなくて大丈夫?
空原らら:あ~……(侵蝕を見る)
空原らら:していただけると救われます!!!
虹咲奏:じゃあします!
ノーヴェ:カバーください! 瞳ちゃんにカバーしてもらっても虹咲さんにカバーしてもらっても美味しそうだけど……そこは任せます!
空原らら:ありがとうございます!
鷲尾瞳:じゃあ私はノーヴェくんをカバーしよう。《砂の結界》!
虹咲奏:ガードからの行動放棄カバー!ららちゃんに!
GM:おお!2人してカバーか……!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を2増加(107 → 109)
GM:では、ダメージいきます!
ノーヴェ:ほえほえ~たすかる~
GM:5D10+29
DoubleCross : (5D10+29) → 26[10,4,5,4,3]+29 → 55
鷲尾瞳:高いよ~
空原らら:ぴえー
GM:55点!装甲無視!ガード値は有効!
鷲尾瞳:粉微塵になっちゃった
虹咲奏:高いなー
鷲尾瞳:リザレクト……はもう出来ない!
虹咲奏:死わよ 唯さんのロイス切って復活!
虹咲奏:虹咲奏のHPを13に変更(28 → 13)
GM:立ち上がってきたか!
鷲尾瞳:虹咲支部長のロイスをタイタス化、昇華して復活しよう。支部長の前で情けない姿は見せられないぜ
GM:さすが瞳ちゃんだ
GM:では、攻撃の演出いきます!
國司唯:鎧姿の騎士の手に黒い剣が握られる。
國司唯:腰を下ろして剣を構えると黒い光が刀身に集まっていく。
國司唯:「この一刀、耐えてみるがいい」
鷲尾瞳:「なんという禍々しいレネゲイド……!これが遺産の力……!」
虹咲奏:「……!」直感する。あれは、貫かれる!
國司唯:裂帛の気合とともに研ぎ澄まされた剣閃が放たれる!
虹咲奏:「空原!」
國司唯:黒い閃光が迸り――
虹咲奏:翼を広げ、ららの前に立つ。
ノーヴェ:動く素振りは見せない。幾度も隣で戦い、組手をし、戦術論議を重ねてきた身として……
ノーヴェ:こういう避けられない一撃が来る時、"マクガフィン"ならどう動くか、既に知っている!
GM:黒剣から放たれた斬撃がキミたちを両断しようと迫る!
鷲尾瞳:虹咲支部長の惑乱能力をもってしても逸らしきれないと瞬時に判断。
ノーヴェ:「鷲尾頼む!」
虹咲奏:極彩色の羽根が散る。
虹咲奏:貫かれ、傷つき、血を流している。
鷲尾瞳:「無論です!」支部長と息を合わせ、同時に前に出る。剣で攻撃を受け止め、チームでの被弾を最小限に抑えるよ
空原らら:覚悟をして盾を構えたとはいえ、戦闘経験はやはり少ない。反射的に目をつぶってしまうが……
虹咲奏:「……空原。大事ないか」
國司唯:「言ったはずだ。私にできないオペはないと」黒い剣を抜き放った姿勢のままキミたちを睥睨する。
ノーヴェ:(……虹咲の防御を貫通した!)(遺産の出力は伊達じゃねえな……!)
空原らら:「虹咲さん……!」顔を上げる。怪我をした彼を見て胸が苦しくなる。
空原らら:「……大丈夫です、ありがとうございます!」それでも、ごめんなさい、は違うと思うから。
鷲尾瞳:「ぐっ……!」深く切り裂かれ血を流すが、剣を支えに立ち上がる
虹咲奏:「ああ。頼むぞ。お前の力が、必要だ」
ノーヴェ:「まだいけるよな鷲尾。こっからは競争だぞ」 心配はしているが、倒れるとは微塵も思っていない。
ノーヴェ:「どっちが先に……あいつらをブッ倒すかだ!」
國司唯:「……やはり立ち上がってくるか」キミたちを見ながら顔をしかめる。
鷲尾瞳:「望む所です。私達も言ったはずですよドクターV」
鷲尾瞳:「真実の愛はなにものにも負けないものなのです!」
國司唯:「ふっ。そうだな。だが、私もあの人への想いならお前たちにも負けるつもりはない!」黒い剣を構え直す。
國司唯:《赫き剣》でHP3点消費しましたが、《渇きの主》の効果で回復しつつ
國司唯:黒い鎧がどくんと脈打つ
愛好寺恋也:「ふっふっふ!素晴らしいぞ、ドクター!これならば私の無敵パワーがなくとも楽勝じゃないか!」
愛好寺恋也:「よし、そろそろ私のラブ力もお披露目しようじゃないか」
GM:では、國司唯の行動はこれで終了!
GM:次はラブ・リマスターの……
GM:じゃないわ!
GM:行動値16のららちゃんの番!
空原らら:ららっ(登場音)
GM:早くなっても超えられてなかった
空原らら:マイナー移動で唯さんとラブリマさんにエンゲージ
空原らら:メジャー【病まない飴】 抗いがたき言葉+彫像の声+狂乱の一声+ポイズンフォッグ+コンセ:ソラリス(侵蝕100↑)
空原らら:命中時にシーン中あらゆるダイス-4個、行動値-20!!
空原らら:ついでに攻撃力2のダメージと自分への憎悪
GM:行動値マイナス20!!?
ノーヴェ:行動値-20エグすぎる
虹咲奏:ひええ
GM:や、やばいやばい。絶対に当たれない
GM:しかも、シーン中かこれ!
鷲尾瞳:すご
空原らら:シーン中です♡
鷲尾瞳:やべ~
ノーヴェ:あっずっとなんだこれ!?
ノーヴェ:怖すぎる
GM:怖すぎる……
空原らら:空原ららの侵蝕率を12増加(117 → 129)
GM:と、とりあえず命中どうぞ!
空原らら:11dx7+2 交渉
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[2,3,4,5,6,7,7,8,8,9,9]+10[1,1,3,8,8,10]+10[2,7,9]+10[1,7]+2[2]+2 → 44
空原らら:よしよし
GM:た、高くない!?
GM:だが、ラブ・リマスターはキュマイラだからドッジのダイスも多いぞ!
GM:ドッジを宣言!
GM:14DX+2>=44
DoubleCross : (14DX10+2>=44) → 10[1,2,3,3,4,5,6,7,7,7,8,8,9,10]+3[3]+2 → 15 → 失敗
空原らら:ちょっと頑張るな!
GM:全然ダメじゃん!
GM:國司唯もこれを喰らうのはヤバすぎるのでドッジしよう
GM:9DX+2>=44
DoubleCross : (9DX10+2>=44) → 9[1,1,2,3,7,8,8,8,9]+2 → 11 → 失敗
GM:避けれない!
GM:ダメージどうぞ!
空原らら:5d+2 装甲有効
DoubleCross : (5D10+2) → 36[4,9,8,10,5]+2 → 38
空原らら:むん
GM:デバッファーとは思えないダメージ出すな!?
空原らら:そんな……攻撃力2ですよ?かよわい……
GM:38点はか弱くないよ!
GM:2人ともそこそこのダメージを喰らい
GM:デバフも素通しです!
GM:攻撃の演出どうぞ!
空原らら:守ってもらったおかげで、自分は身軽なままだ。
空原らら:きらめく盾と共に、舞うように相手へ接近する。
空原らら:ざあざあと波のような音がする。
空原らら:色とりどりのキャンディ?が、地平線から――地平線から?溢れてくる。
空原らら:それは波で??雨でも?あり、飴で?も、あり、終わりなく、終わり??なく???
愛好寺恋也:「こ、この音は……? な、何だ、あの飴ちゃんは……!?」困惑した表情を浮かべる!
空原らら:「悪夢を見るなら、せめて少しでもかわいく……と思ってはいるんですけど」
空原らら:「難しいんですよね。あなたたちは、どんな夢がいいと思いますか?」
國司唯:「例の幻惑か……!」術者を狙い撃とうとするが、剣の反応も間に合わない。
空原らら:ぱん、ぱん、ぱん、包み紙がはじけて中から飴玉が飛び出してくる。
愛好寺恋也:「そ、それならば愛に溢れた夢を頼むよ……!」
空原らら:「ではそのように」飛び出した飴玉が、わざとらしいピンクのハートマークになり。
空原らら:そのまま、ラブ・リマスターの顔面に、全身に、突き刺さっていく。
空原らら:「ほら。あなたの愛って、こういうものでしょう?」
愛好寺恋也:「ぐわあああ!?」何もないはずの空間でもがき苦しむ!
國司唯:「……チッ。本当に厄介な能力だ」冷や汗を流しながら次の動きを警戒する。
空原らら:後方の三人の足元に、飴玉がひとつだけこっそりと転がってくる。まるで目くばせのようだ。
鷲尾瞳:幻覚によって二人の動きが一気に鈍った、これなら……
GM:では、ららちゃんの攻撃はこれで終了!
GM:次は行動値9の瞳ちゃんの番!
鷲尾瞳:はーい!マイナーで《スーパーランナー》《インフィニティウェポン》! 4上昇
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を4増加(109 → 113)
鷲尾瞳:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《ギガンティックモード》 9上昇
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を9増加(113 → 122)
GM:うわー!範囲攻撃!
鷲尾瞳:武器を作成しつつ、ラブリマスターと唯さんにエンゲージ
鷲尾瞳:範囲攻撃で二人を攻撃するぞ!
GM:その火力で範囲攻撃はシャレにならないって
鷲尾瞳:妨害などはないかな
GM:妨害はなし!
GM:命中判定どうぞ!
鷲尾瞳:じゃあダイス振っちゃうぜ!
鷲尾瞳:9dx7+9
DoubleCross : (9DX7+9) → 10[1,2,2,3,5,7,9,9,10]+6[3,4,5,6]+9 → 25
鷲尾瞳:ちょっと低め
GM:それでも高いな!
鷲尾瞳:+9の力だぜ
GM:ドッジ……いや、ダイスを減らされてるのか……
GM:いいや、それでもやるしかない
GM:ラブ・リマスターはドッジ!
鷲尾瞳:やめろ~
愛好寺恋也:10DX+2>=25
DoubleCross : (10DX10+2>=25) → 9[1,1,1,2,4,6,6,6,7,9]+2 → 11 → 失敗
GM:ダメか……!
GM:國司唯は赫き剣でガード。《魔人の盾》でガード値を+20する!
鷲尾瞳:+20!?
鷲尾瞳:すご!
GM:1シーン1回だが、ここで切る!
GM:ダメージどうぞ!
鷲尾瞳:3D10+55 ではダメージだぜ
DoubleCross : (3D10+55) → 18[3,8,7]+55 → 73
鷲尾瞳:いい感じ!
GM:マジで火力高いな!?
GM:國司唯はガードエフェクトを切ったおかげでまだ余裕はある!
GM:けど、ラブ・リマスターがやばい!もう死にそう!
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
鷲尾瞳:二人が幻覚に苛まれている間に飛び出し距離を詰めている。
鷲尾瞳:「トウさんのためにも……貴方がたの悪行、ここで止めさせていただきます!」
鷲尾瞳:「……はあっ!」
國司唯:「来るか、鷲尾瞳……!」黒い剣を構える。
鷲尾瞳:錬成した白い剣が、遺産である黒い剣と衝突する。
國司唯:黒い剣に手をかざすと閃光が迸り、レネゲイドの出力が増す。火花が散る!
鷲尾瞳:「これが、貴女の愛の強さ……!しかし、負けません!」
愛好寺恋也:「いつまでもこんな飴ちゃんに惑わされている私ではないぞ……!」その傍らで威勢よく立ち上がっている。
鷲尾瞳:「こちらは二人……いえ、虹咲支部長とららさんを含めて4人」
鷲尾瞳:「トウさんと水無さんを入れて6人分の愛の力です!」
鷲尾瞳:「はああっ!」
鷲尾瞳:剣が振り抜かれる。モルフェウスの錬成能力によって刃の白が黒い剣を侵食しながら、ラブリマスターと國司唯の二人を纏めて切り裂くぞ
愛好寺恋也:「…………何奴ッ!?」立ち上がった直後に切り裂かれて吹き飛ばされる!
國司唯:「それがお前の強さか……!」鍔迫り合いをしていた黒い剣ごと体を切り裂かれる!
鷲尾瞳:「唯さん。トウさんからの伝言です。大きくなるまで育ててくれてありがとう。お陰で、大好きな人に巡り合うことが出来たと」
鷲尾瞳:「父親がいなくともトウさんは立派に育っています」
國司唯:「蕩が……そんなことを……?」
鷲尾瞳:「6人……いえ、貴方のトウさんへの愛で七人。貴方の旦那さまから、トウさんへの愛で八人分」
鷲尾瞳:「貴方一人の愛で上回れると思いますか、唯さん!」
國司唯:「愛を人数で換算する奴があるか、馬鹿者。だが、ああ――」震える声で言う。
國司唯:「その言伝、確かに受け取った」
愛好寺恋也:「何を仲良くくっちゃべっている!早くそいつらを叩き潰すんだ!」血を流しながら再び立ち上がる。
GM:では、瞳ちゃんの行動はこれで終了!
GM:虹咲さんの手番は終了しているので
GM:次は行動値8のノーヴェくんの番!
ノーヴェ:ふんふんふん
ノーヴェ:先にママ上を殴ろうかな。ラブリマさんはたぶん復活あるでしょ~
GM:や、やめろー!
ノーヴェ:ということで、戦闘移動して敵のエンゲージへ。で……
ノーヴェ:コンボ霹靂神。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《バリアクラッカー》!
ノーヴェ:装甲ガードは無視です。いくぞ~
GM:コンボ名、かっこいいな!
GM:では、命中判定どうぞ!
ノーヴェ:16dx7+4 オートでゾディポン装備してGO!
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,6,8,9,9]+10[2,3,7]+1[1]+4 → 25
ノーヴェ:うわひく!!
ノーヴェ:ミドルで凄い回ったしわ寄せがきてる
GM:いや、それだけ出てれば十分でしょう!
GM:よし、ここはまたガードして
GM:あれこれガード不可!?
ノーヴェ:ガード不可だぞ!
GM:そ、そんな!
ノーヴェ:低いけどよく見たら瞳ちゃんと全く同じ出目だからいいや
GM:仕方ない、ならばドッジ!
GM:でも、ダイス減ってるんだよなぁ
GM:5DX+2>=25
DoubleCross : (5DX10+2>=25) → 10[4,5,6,7,10]+10[10]+5[5]+2 → 27 → 成功
虹咲奏:は?!
GM:よ、避けた……!
空原らら:成功すな!!
ノーヴェ:えええーっ!!
GM:どうする!タイタス昇華します!?
鷲尾瞳:許せないぜ
ノーヴェ:よ、避けられるとは思ってなかったな……みんな特に上乗せとかはなかったよね
鷲尾瞳:ゾディポンの-が響くとは……
虹咲奏:支援はできないのだ…ごめん…
鷲尾瞳:(虹咲支部長が)カバーするからロイスで達成値あげちゃってもいいぜ!
空原らら:支援できないウーマン……
GM:さすが國司唯。一流のエージェントだ。
鷲尾瞳:次のラウンド気たらもう一回攻撃されてロイス切れちゃうだろうし
ノーヴェ:ロイスGRで達成値+15しようかな~って思ったけど、これ判定前だ!
GM:問題は敵が2人とも行動値0なこと……
ノーヴェ:タイタス昇華しちゃおう。ぺんさんの言う通り次ラウンドでどのみち攻撃されちゃうし
ノーヴェ:瞳ちゃんが攻撃当ててるのにカッコ悪いところは見せられない! えーと、どれにしようかな
鷲尾瞳:竜太郎……
虹咲奏:私の使って良いよ!
虹咲奏:許可制でもなんでもないが…
ノーヴェ:虹咲さんのロイスを……いや……
ノーヴェ:水無くんにしよう! 敵を討つぞ
GM:おお!
GM:いいでしょう!
ノーヴェ:>-同僚/水無竜太郎/◯連帯感/憤懣/ロイス
これをタイタスにします。追加ふりするよ~
GM:やりな!
ノーヴェ:1d10+25=>27
DoubleCross : (1D10+25>=27) → 2[2]+25 → 27 → 成功
ノーヴェ:ぐあああああ
ノーヴェ:これ同値回避では!?
鷲尾瞳:そうかも
虹咲奏:同値回避だ…
鷲尾瞳:もう一発!
ノーヴェ:流石にここまできて諦めるのはアホ!
GM:あ、そうか!リアクションだと同値回避だ!
ノーヴェ:ドクターVにロイスを取ります。
GM:おお……!
GM:なんという執念……!
ノーヴェ:-バカじゃないはず/國司唯/◯信頼/憤懣/ロイス
ノーヴェ:これを更に昇華!
ノーヴェ:27+1d10
DoubleCross : (27+1D10) → 27+2[2] → 29
ノーヴェ:攻撃されてないのに2つもロイスが減ってしまった……
GM:では、攻撃は命中!!
空原らら:当たったもん勝ち
ノーヴェ:ダメージをだすゾ~イ
虹咲奏:ノーヴェくんにこれ以上ロイスは切らせねえぜ
GM:いや、でもノーヴェくんの攻撃も痛いんだよな!?
GM:ダメージどうぞ!!
ノーヴェ:3d10+40+13+1+1d10 まわれまわれ~
DoubleCross : (3D10+40+13+1+1D10) → 11[5,3,3]+40+13+1+1[1] → 66
GM:いや、強いって!!
ノーヴェ:微妙だけどガード装甲無視!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を12増加(110 → 122)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を2増加(122 → 124)
GM:ガードを使えていない分、瞳ちゃんの攻撃よりもダメージ喰らう……!
ノーヴェ:倒れる?倒れる?
鷲尾瞳:鎧だから装甲も高そうだよね
GM:その攻撃はさすがに耐えられない!
GM:國司唯は一度戦闘不能になります!
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
ノーヴェ:まだ復活がある……!
GM:もちろんある!
ノーヴェ:ガントレットをつけた右腕を大きく引く。腕には雷が纏わりつき、バチバチと大気を焦がす音が響いている。
國司唯:「ノーヴェ。お前はよくここまで来たものだ。だが、その体は本来ならば今すぐにでも治療が必要なもの」
國司唯:「果たしてどこまでこの戦いについてこられるかな?」戦場に視線を走らせる。
ノーヴェ:「はッ……愛する女のキス以上の治療はねえよ」
ノーヴェ:「お前には借りが三つあるって言ったな。最初の襲撃の分と、さっき殺されかけた分と、お前の娘の分だが……」
ノーヴェ:「更にもう一つ、追加させてもらう。ここに来て、お前を殴らないといけない理由がもう一つあることに気づいた」
國司唯:「ほう。何だ、それは?」
ノーヴェ:「空原みたいな奴は違うかもしれねえが、俺は言うぞ」「お前は──お前自身の愛を裏切ってやがる!」
國司唯:「私自身の愛だと……?」
ノーヴェ:「そォだ! 女を攫って洗脳して、そのくせ他人の愛をバカにするような愛好寺の愛が真実であってたまるか!」
ノーヴェ:「てめえも、死んだ旦那のことが本気で好きなら……!」 腰を落とす。バチバチと雷が爆ぜ、
ノーヴェ:「目ェ────────────」「覚ませ!!!!!」
國司唯:「……ッ!」
ノーヴェ:次の瞬間、一足で10m以上の距離を詰めた。
ノーヴェ:紫電と共に、強烈な拳が鎧ごとドクターVを……國司唯を撃ち抜く!
ノーヴェ:「……どうだドクターV。少しは堪えたか?」
國司唯:拳の一撃を受け、黒い鎧の騎士が吹き飛ばされる!
鷲尾瞳:「完璧に入りました。いくら遺産の力を受けているとは言え、立ち上がれるとは……」
ノーヴェ:「誰かの言葉を借りるなら、"そんな男やめとけ"だ。目ぇ覚ませ!」
GM:倒れた鎧が強力すぎる電撃を受け、蓄電してバチバチと光る。
GM:《不死不滅》を使用。戦闘不能を回復し、立ち上がる。
國司唯:「……ああ。いい一撃だった」
國司唯:鎧がひび割れ、隙間から女の整った顔が覗く。
國司唯:「だが、私もまだこんなところで立ち止まるわけにはいかない」黒い鎧がどくどくと脈打つ。
國司唯:「それに、何よりも」
鷲尾瞳:「……!そんな。鎧も一度は砕けたはず……!」
ノーヴェ:「タフだな……! 遺産との相性がよほど良かったのか」
國司唯:「私は、あの人の顔をまだ一目すらも見ていない……!」再び剣を握る!
GM:では、ノーヴェくんの攻撃はこれで終了!
GM:ようやく敵の番だ!!
GM:行動値0にさせられた愛好寺恋也の番!
愛好寺恋也:私の愛を受けよ!!
ノーヴェ:やめやめろ!
ノーヴェ:お前らのせいでロイス2個も減ってるんだぞ
愛好寺恋也:もっと減らしてくれる!
愛好寺恋也:まずはマイナーで《猛毒の雫》を使用!1点でもダメージを受けたら追加で5ランクの邪毒を受けてもらいます!
鷲尾瞳:セクハラですセクハラ!
虹咲奏:うっわやらしー!
空原らら:通報しました
愛好寺恋也:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《エクスプロージョン》+《魔獣の衝撃》+《火炎袋》を使用!範囲選択のRC攻撃だ!
ノーヴェ:マイナーで動いただけなのにw
虹咲奏:《魔獣の咆哮》判定ダイス-7個
鷲尾瞳:たちゅけてください……
GM:!?
ノーヴェ:また範囲攻撃!!
虹咲奏:《ビーストロア》
GM:!!?
ノーヴェ:しぶちょ!
空原らら:でもららに憎悪取ってるよね?
虹咲奏:これでさらに-5!
GM:あ、そうですね。憎悪があるので
ノーヴェ:憎悪って範囲で含めてればいいんだっけ 全然使わないから忘れてる……
鷲尾瞳:これで振れるダイスはいくつだろう
GM:攻撃の対象はららちゃんたちのエンゲージに……
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を5増加(101 → 106)
ノーヴェ:いやだ~~!
空原らら:なるほど
空原らら:こまる
GM:ららちゃんのデバフでも2個減ってるので
虹咲奏:私にできるのはここまでだ…
空原らら:4個ですよ
GM:あっ、そうか
虹咲奏:あとはがんばって!
空原らら:支部長ありがとう~~~
GM:本来ならば振れるダイスは16個なんですけど
鷲尾瞳:16個も減ってるの阿波
GM:あれ??
鷲尾瞳:ちょうどじゃん!
GM:一個も振れない???
GM:え、ええっと……
ノーヴェ:た、助かった!?
GM:では、命中判定のダイスが0個になりますので……
空原らら:無を振る!?
GM:ラブ・リマスターの命中判定は自動失敗になります……
GM:そ、そんなことある!!?
GM:え、ええっと
ノーヴェ:やった~!
GM:で、では攻撃の演出いきます……
愛好寺恋也:「ふっふっふ。ドクターも満身創痍のようだが、ここまでやってくれたらもう十分」
愛好寺恋也:「あとは私自らの手で奴らを片付けてやろう」
愛好寺恋也:自身の唇に手を当てると、巨大なハートマークが現れる。
愛好寺恋也:「私の愛を全身で受けるがいい!」
愛好寺恋也:振りかぶると、瞳ちゃんたちの頭上に向けてハートマークを投擲!
GM:投げキッスが無数に分裂し、三人へと目掛けて落下する!
鷲尾瞳:「……!?キュマイラとは思えないなんて奇妙な攻撃……!」
GM:ハートマークは着弾したものから爆発!三人を圧殺しようと迫る!
ノーヴェ:「チッ……!」 回避しようとするが、いつもより明確に動きが悪い。……先の負傷がまだ効いている。
ノーヴェ:当たり前だ。いくらオーヴァードでも、瀕死の負傷が3分で完治するわけがない……!
虹咲奏:───そのはずだった。
虹咲奏:その爆発は、3人には降りかかっていない。
虹咲奏:「助かった、空原」
虹咲奏:「私一人ではこの規模のものを曲げ切ることは難しいからな」
空原らら:「ほあ」支部長はやっぱりすごいなあと思いつつも
空原らら:「少しでもお手伝い出来てよかったです」褒められたしみんなを守れたのでうれしい!
愛好寺恋也:「ふっふっふ。私の全力の愛、避けられるはずが……」爆発が晴れる――。
ノーヴェ:「……!」
GM:そこには、傷一つない三人の姿がある!
ノーヴェ:「すんげえなお前ら……! あれ、止められるもんなのかよ!」 無傷!
虹咲奏:「甘いものには毒がある、というやつだな」
鷲尾瞳:「ららさんの幻覚と支部長の惑乱の相乗効果ですか……これではどれほど威力が高くとも意味はないですね」
愛好寺恋也:「あ、あり得ない……何が起きている……!?」目の前の光景を見て困惑する。
空原らら:「私もいつか、虹咲さんくらい強くなれるかな……」盾を握る手をもぎもぎしている
愛好寺恋也:「く、クソ。ええい、私が真の力を手にしてさえいれば……!」
GM:では、愛好寺恋也の行動はこれで終了!
GM:これで全員の行動はこれで終了しましたので
GM:クリンナップ!
GM:邪毒を喰らってる人がいればここでダメージが入るはずだったのですが……
GM:だ、誰にも与えられなかった……
ノーヴェ:よ、よかった……
GM:制限時間は残り1ラウンド!
ノーヴェ:あっHP減らします! ライトニングリンクのペナルティを受けてなかった
ノーヴェ:ノーヴェのHPを31に変更(36 → 31)
GM:捕らえられている人たちは苦しみの声をあげます!
ノーヴェ:あと1ラウンドやばいよ~~
鷲尾瞳:竜太郎、立ち上がってもう1ラウンド稼げ
水無竜太郎:「グワーッ!?感情グワーッ!?」感情エネルギーを抜き取られ、苦悶する!
空原らら:かわいそう
鷲尾瞳:ダメそう
◆ROUND-02
GM:では、1ラウンド目はこれで終了!
GM:2ラウンド目!
GM:まずはセットアップから!
虹咲奏:《ショウタイム》撃ちまーす
GM:セットアップの行動がある人は宣言をどうぞ!
空原らら:無!
鷲尾瞳:ママ上さまはこのラウンドで仕留める……!
國司唯:私もない
虹咲奏:今度はラブリマさんが良い気がする。
鷲尾瞳:ないぜ
虹咲奏:のでそちらに。
鷲尾瞳:いいと思います!
愛好寺恋也:!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を4増加(106 → 110)
愛好寺恋也:いいでしょう。かくなる上は……
ノーヴェ:こっちはなし!
空原らら:かくなる上は……!?
愛好寺恋也:「Dロイス:野獣本能」の効果でセットアップにアージエフェクト《幻想の獣王》を使用!
虹咲奏:なにっ
愛好寺恋也:リアクション不可になる代わりにダメージダイスを5D増やす!!
ノーヴェ:うわっアージだ
愛好寺恋也:この力で貴様たちを確実に葬り去ってくれる……!
空原らら:でも行動値マイナスはシーン継続なんですよね
鷲尾瞳:強すぎるぜ
ノーヴェ:かわいそう
GM:あっ、そうじゃん
空原らら:解除にはマイナーアクションを使うとEAにあります
GM:行動値0じゃないとキミたちを葬り去れないの?
GM:でも、マイナーには《猛毒の雫》も使わないといけないし……
ノーヴェ:このラウンド以内に倒さないとダメだから、本当に行動が回っちゃったら終わりだ
GM:虹咲さんはセットアップの演出あります?
虹咲奏:なし!
GM:では、こちらもあとでやらせてもらおう!
GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に行動を行っていきます!
GM:エネミーは行動値0にされたので本来ならばららちゃんの番からですが
GM:イニシアチブ
空原らら:ムッ
國司唯:《時間凍結》を使用!
鷲尾瞳:なんだとぉ……
虹咲奏:そうきたか
鷲尾瞳:そんなHPを使って大丈夫なのかママ上!
ノーヴェ:ひえ~
空原らら:自分を大事にしろ!
國司唯:HP20点を消費して割り込め行動だ!
ノーヴェ:不死不滅からの凍結、めちゃくちゃ瀕死になってそう
國司唯:動かせてもらう!
ノーヴェ:ひええ
國司唯:マイナーで《ブラッドコントロール》を使用!
國司唯:メジャーで《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《渇きの主》+《伸縮腕》+《巨人の斧》を使用!
GM:今度は単体の白兵攻撃!
GM:しかもこれ、憎悪を喰らってるからららちゃんに攻撃するしかないんだな
GM:では、攻撃の対象はららちゃん!
ノーヴェ:助かった……!
空原らら:ららら~
ノーヴェ:ありがとう憎悪
GM:命中判定いきます!
虹咲奏:《魔獣の咆哮》
GM:!?
虹咲奏:ダイス-7!
空原らら:しぶちょ~~♡
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を2増加(110 → 112)
鷲尾瞳:しぶっちょ~!
GM:ま、まだそれでもダイスは振れる……!
空原らら:らら・デバフで-4もあるよ
GM:ダイスは2個!
GM:当たりさえすれば殺せるからな!
ノーヴェ:ダイス減少がエグすぎる
GM:命中判定いくぞ!百回くらいクリティカルしろ!
國司唯:2DX7+6
DoubleCross : (2DX7+6) → 10[4,7]+1[1]+6 → 17
國司唯:よし、がんばったぞ、私!
鷲尾瞳:がんばるなあ
空原らら:ここで回避チャレンジをする!それが乙女の流儀!
ノーヴェ:がんばれ!
GM:やってみるがいい!
虹咲奏:がんば!
ノーヴェ:さっきのノーヴェの命中25も回避されたしいけるいける
鷲尾瞳:乙女だから余裕だぜ!
空原らら:5dx+1>=17
DoubleCross : (5DX10+1>=17) → 8[2,6,7,8,8]+1 → 9 → 失敗
ノーヴェ:ぐあああ
空原らら:えーん
GM:さすがに無理か!
虹咲奏:かなしい
空原らら:やっぱC値って大事ね
GM:では、ダメージロール前に《ヘルズブラッド》+《崩壊のスフィア》を使用!
空原らら:なによ!
GM:ダメージダイスを10個増やします!
空原らら:なによ!?
ノーヴェ:ダメ押しすぎw
GM:確実に始末する!!
GM:ダメージいきます!
鷲尾瞳:絶対許さないじゃん
GM:12D10+29
DoubleCross : (12D10+29) → 72[6,6,8,8,6,8,7,8,5,6,3,1]+29 → 101
空原らら:わあ
GM:101点!装甲無視!
虹咲奏:おとな…
空原らら:吹き飛びます!
GM:ノーヴェくんが死にかけたような攻撃をららちゃんにも食らわせれあげようと思ってね
GM:愛ですよ
空原らら:なるほどなあ
空原らら:ではノーヴェくんのロイスをタイタス昇華して立ち上がります。
GM:では、攻撃の演出いきます!
GM:ひび割れた鎧の騎士が立ち上がり、剣を構える。
國司唯:「今までの戦いで身に染みて分かった。どこから先に崩すべきか」
國司唯:「イリーガルの高校生に手をかけるのは心苦しいが」
國司唯:黒い閃光が迸る。
GM:幻惑の光すらも突き抜け――
GM:黒い刃が空原の胸に突き刺さる。
國司唯:「まずはお前だ」
虹咲奏:「空原!!!」
空原らら:盾を向ける時間もなかった。相手が悪かったというのも勿論、空原ららに元来そこまでの反応速度はない。
國司唯:ノーヴェに喰らわせたような蘇生封じだけはないが、それでも必殺の一撃だ。
空原らら:じくじくと、胸を、全身を苛む痛み。
鷲尾瞳:「……!」
國司唯:素人の。ただの女子高生が受けて立ち上がれる技ではない。
空原らら:「……ああ」
ノーヴェ:「やべえ……! またあれかよ!」
ノーヴェ:「おい空原……!」
空原らら:「唯さんの愛は、冷たくて、苦しくて、痛くて、悲しくて」
鷲尾瞳:「仕方ありません、こうなれば一刻も早く二人を倒し、ららさんの治療を……」
空原らら:「それでもどうしようもなく、愛なんですね」
空原らら:少女は、微笑んだ。
國司唯:「……!?」
國司唯:「……馬鹿な」
空原らら:体内工場をフル稼働させ、己のレネゲイドをぶつけて剣のかたちを崩していく。
空原らら:血が滴る。痛くて怖い。だけど逃げない、逃げたくない。だって。
國司唯:「いったい、どうなっている……!」
GM:空原に突き刺さった黒い剣が消滅していく!
空原らら:「私だって、恋する乙女の端くれですから」
空原らら:「背伸びしたい時くらい……あります!」
國司唯:「ちっ。それは……」
空原らら:げほ、とひとつ大きくせき込んで、それからまっすぐに國司唯を見つめる!
鷲尾瞳:「空原さん……!」
國司唯:「ふっ。相手が悪かったか……」
空原らら:――この気持ちは実らない。分かっている。悲しい苦しい泣きたい、それがどうした!
空原らら:「私の愛だって、なかなかのものなんですから!」
國司唯:「私はお前を見誤っていたようだ……!」
GM:では、國司唯の割り込み行動は終了!
國司唯:《渇きの主》の効果でHP20点も回復しておくぞ
鷲尾瞳:ずるい
ノーヴェ:凍結のぶん帳消しにしとる!
GM:改めて行動値16のららちゃんの番だ!
國司唯:すごいだろう
空原らら:ぐぬぬ らら行きます!
空原らら:マイナーはなし、メジャーは……彫像は抜いていいかな
GM:もう喰らってますしね
空原らら:メジャー【飴隠れ】 抗いがたき言葉+狂乱の一声+ポイズンフォッグ+コンセ:ソラリス(侵蝕100↑)
空原らら:さっきのコンボ彫像抜きです
GM:来るか……!
空原らら:消費も8になりお得
ノーヴェ:これで倒してくれ~!
GM:妨害はなし!命中判定どうぞ!
空原らら:11dx7+2 交渉
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[1,2,3,4,5,6,6,8,9,10,10]+10[2,5,6,10]+10[7]+1[1]+2 → 33
空原らら:よしよし
GM:安定して高いな!
愛好寺恋也:《幻想の獣王》の効果で私はリアクション不可!
國司唯:赫き剣でガード。《スプリングシールド》を使用してガード値を+10する。
GM:ダメージどうぞ!
空原らら:4d+2 装甲有効
DoubleCross : (4D10+2) → 13[7,1,2,3]+2 → 15
空原らら:ぐあああ下振れ
ノーヴェ:流石に倒せないか……!
國司唯:私はその攻撃ではまだ倒れない!
鷲尾瞳:行動値を下げてくれるだけで十分よ
GM:ですが、もう一人は瀕死だったので……
空原らら:私「は」ということは!?
GM:ラブ・リマスターはその攻撃で一度戦闘不能になります!
空原らら:ヨシャー!
GM:ダメージどうぞ!
鷲尾瞳:愛が砕けていく~
GM:じゃない!
虹咲奏:一度と言わず何回でも戦闘不能になってくれ
GM:攻撃の演出どうぞ!
空原らら:もう一度飴の雨を降らせる。流石に一度死んで復活した直後なので、並のイリーガルとしては苦しい状況だ。
空原らら:それでも力を繰ることを止めない。諦めない。
空原らら:自分にできることはほんのわずかだ。それでも、そのわずかがあったからこそ、先ほどの攻撃を無効化できた。
國司唯:「お前の胆力に感心するが、私も二度同じ手は喰らってやれん……!」黒い剣を振るい、被弾を最小限に抑える!
空原らら:未熟だなんて、経験不足なんて、誰より自分が分かっている。
愛好寺恋也:「そ、そうだ……二度も同じ幻術など……!」
空原らら:戦うのは怖い、傷つけたくも傷つきたくもない、友達と平和に笑っていたい。
空原らら:――だけど。守りたいものがあるなら、戦わなくてはならないと知ったのだ。
空原らら:「……さっきは、あなたの愛に合わせたから」ラブ・リマスターを見る。
空原らら:「今度は私の愛を見てくれますか?」
愛好寺恋也:「くだらん!いい加減にキミも観念して私のマイハニーの1人になるといい!そうすればもう恋の悩みからも失恋の辛さからも解放されるのだぞ!」
空原らら:ぱん、ぱん、とキャンディの包みがはじける。
空原らら:中から出てきたのは、リボンのついたヘアピン。うさぎのぬいぐるみ。おそろいのちょっとダサいキーホルダー。水玉模様のシャープペンシル。
愛好寺恋也:「こ、これは……!」
空原らら:「これが私。ただの私」
空原らら:「大きな力もない、大変な経験もない、ただの高校生の私」
空原らら:「だけど、私の心は私のもの」
愛好寺恋也:「そんなちっぽけなもの……!この世界を覆う愛に比べれば……!」
空原らら:「私の悩みも辛さも、恋も愛も全部」
空原らら:「どんなにちっぽけなひとかけらだって、あなたになんかくれてやらない!!」
愛好寺恋也:「…………!」
空原らら:ばん!!!!ファンシーな雑貨たちが一斉に爆発する!!
愛好寺恋也:「ぐわあああッ!?」悶絶し、その場に倒れ伏す!
GM:幻惑の中でラブ・リマスターは絶叫をあげる!
GM:だが、そこで
GM:《蘇生復活》を使用!
GM:ラブ・リマスターはHP1で立ち上がる!
GM:ふらふらとした足つきで立ち上がった怪人の姿はより醜く、より禍々しい姿へと変わっていく。
GM:まるで神話の伝えられる悪魔のような姿へと変貌する!
鷲尾瞳:「どうやら傷を受けて見た目を取り繕う余裕もなくなってきたようですね」
愛好寺恋也:「なぜ私の愛が分からない……!私は……全人類に幸福でいて欲しいだけだというのに……!」
愛好寺恋也:「それを邪魔するお前たちこそが悪だ……!」
ノーヴェ:「愛の形なんて人の数だけあるからなァ。ぶつかって当然だろ」
ノーヴェ:「そう考えるとお前の愛も、たしかに愛ではあるんだろうが……」
ノーヴェ:「単純にお前が気に入らねえんだよ!」
愛好寺恋也:「私も……私もお前のようなハンサムでスタイルの良い男は気に入らん!!」
ノーヴェ:拳を構える。「年貢の納め時だ。観念しな、愛好寺!」
鷲尾瞳:「何故嫌いな相手を褒めているのでしょう……」
ノーヴェ:「はじめて人から受けたなそういう評価……」
GM:では、これでららちゃんの行動は終了!
GM:次は行動値9の瞳ちゃんの番!
鷲尾瞳:は~い。ギガンティックモードで武器を破壊しちゃったからもう一度作り直そう
GM:再作成
鷲尾瞳:マイナーで《スーパーランナー》 3上昇
鷲尾瞳:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《ギガンティックモード》 9上昇
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を3増加(122 → 125)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を9増加(125 → 134)
GM:ま、また範囲攻撃をするつもりか!?
ノーヴェ:同エンだからスーパーランナーは要らない気がする!と思ったけど
鷲尾瞳:あ、逆だ
ノーヴェ:これ武器生成だな……w
GM:スーパーランナーじゃなくてインフィニティウェポンだ
鷲尾瞳:スーパーランナーを消したつもりだったがインフィニティウェポンを消してしまったようだな
鷲尾瞳:《インフィニティウェポン》だぜ!
鷲尾瞳:では妨害とかなければ二人を攻撃しちゃうよん
GM:妨害はない!命中判定をどうぞ!
鷲尾瞳:9DX7+9 うおおモデル!
DoubleCross : (9DX7+9) → 10[2,3,4,6,7,9,10,10,10]+10[2,2,2,3,9]+10[8]+4[4]+9 → 43
鷲尾瞳:モデ!
GM:た、高くない!?
愛好寺恋也:私は《幻想の獣王》の効果でリアクション不可!
鷲尾瞳:そう言えばそうだった
國司唯:私はガードを宣言。そして、ガード時に《スプリングシールド》+《自動触手》を使用!
ノーヴェ:ママ上ほんとにタフだな~
國司唯:鷲尾瞳。お前にも倒れてもらう。
國司唯:15点ダメージだ!
ノーヴェ:瞳ちゃ!
鷲尾瞳:ううっではダメージを受けつつダメージ
鷲尾瞳:5d10+55
DoubleCross : (5D10+55) → 35[7,7,10,8,3]+55 → 90
GM:いや、ダメージ!!
GM:高すぎるって!
鷲尾瞳:実は私はロイス復活でHPが16まで回復しているので
GM:えっ
GM:ま、まさか
鷲尾瞳:触手はギリギリHP1で耐えるぜ!
GM:死なない!?
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを1D(→ 2)減少(16 → 14)
鷲尾瞳:なんだこれは
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを-2減少(14 → 16)
愛好寺恋也:ごめんなんだけど、さっきの復活エフェクト差し替えさせて
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを15減少(16 → 1)
鷲尾瞳:どうやらもう一枚あったようだな
愛好寺恋也:さっきは《アクアウィターエ》で復活したことにさせてもらって
ノーヴェ:ww
愛好寺恋也:どの道この攻撃で死ぬので
ノーヴェ:野生のアクアウィターエが生えてきた
愛好寺恋也:今度こそ《蘇生復活》!
空原らら:野生のアクアウィターエ
愛好寺恋也:うおお、死んでたまるか!
愛好寺恋也:これで復活エフェクトも打ち切り!
鷲尾瞳:くっ……しかしママ上はどうかな
國司唯:私はもう何もない
國司唯:見事だ、鷲尾瞳。
GM:國司唯はその攻撃で戦闘不能だ!
鷲尾瞳:ありがとう……娘のもとに帰るといい
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
鷲尾瞳:「時間ももう殆ど残っていません。そろそろ幕引きにしましょう」
鷲尾瞳:「皆の愛の力、返してもらいます……!はああっ!」
鷲尾瞳:レネゲイドが凝縮し剣に再び輝きが戻る。
國司唯:「まだカーテンコールには早いさ」黒い剣を構える。
鷲尾瞳:「いい子はもう寝る時間です。偶には娘さんの隣で夜を迎えてもいいでしょう」
鷲尾瞳:「……いきます!」歪んだ執念を絶たんと、黒騎士となった唯へと斬りかかる!
國司唯:「甘い。その程度の斬撃で私が倒せるか……!」黒い剣閃が振るわれる!
國司唯:黒い剣の切っ先がキミの体をかすめる!
鷲尾瞳:黒い剣が身体を切り裂く。だが、それは紙一重で致命傷には至らない
鷲尾瞳:「……!」すれ違いざまに剣が振り抜かれる。
國司唯:「…………!」
鷲尾瞳:「……唯さん。貴女は、旦那様を死なせたことを、後悔しているんですよね」
鷲尾瞳:「自分の選択は失敗だったと。でも、きっと……旦那様の方は、そうは思っていないはずです」
國司唯:「私は、私の選択を誇りたいとずっと思っていた。だが、……できなかったんだ」
鷲尾瞳:「それでいいと思います。代わりに、旦那様が、誰よりもトウさんが、貴女のことを誇りに思っているはずです」
國司唯:「そうか。それでいい、か」割れた鎧の隙間から、微笑みが覗く。
鷲尾瞳:「もっとトウさんの傍にいてあげてください。彼女を見ていればきっと」
鷲尾瞳:「自分のしたことが間違いなどではなかったとわかるはずです」
鷲尾瞳:「だってあんなにもかわいい女の子に育ってたんですから」
國司唯:「…………礼を言う」
國司唯:「お前たちは強いな。今度こそ」
國司唯:「お前たちの勝ちだ」
國司唯:膝を突く。
國司唯:黒い剣が、そして鎧が砕け散る!
鷲尾瞳:「真実の愛の持ち主ですから。あとは……貴方だけですよ、”ラブリマスター”!」
鷲尾瞳:「カコさんの、唯さんの、水無さんの、皆の愛を愚弄した罪、償っていただきます!」
愛好寺恋也:「……あんな女、所詮は私の手駒にすぎない。もはや計画は最終段階。ここまで来れば勝ったも同然だ!」
GM:では、瞳ちゃんの行動はこれで終了!
GM:次は行動値8のノーヴェくんと虹咲さんの番!
GM:好きな方から動いてね!
ノーヴェ:「なあ虹咲」
虹咲奏:「…何だ?」
ノーヴェ:「さっきめちゃくちゃにキレてたが──どうだ。まだアイツを殺りたいか?」
虹咲奏:ふう、とため息をついて。
ノーヴェ:「"鷲尾の前でカッコつけさせてくれ"ってわがまま言おうかと思ったんだが……」
ノーヴェ:「断言してもいい。お前にはあいつをブチ殺す権利がある」
虹咲奏:「そうかもしれんな。だが」
ノーヴェ:「……だが?」
虹咲奏:「あいつはありふれた衝動に振り回されている愚者にすぎん」
虹咲奏:「早い話が」
虹咲奏:「手を汚す価値もない」
ノーヴェ:「くはッ」
ノーヴェ:「んじゃ、ありがたく手を汚させてもらう。そんかわり、そうだな……」
ノーヴェ:「号令と、あいつに対する死の宣告を頼んでもいいか?」
虹咲奏:「……いいだろう」
ノーヴェ:軽いステップを踏みはじめ、言葉を待つ。
虹咲奏:「”ラブ・リマスター”。お前の愛は、誰にも受け入れられることなく、このまま消えていく」
愛好寺恋也:「…………!」
虹咲奏:「それを味わいながら、この世に別れを告げるがいい」
虹咲奏:「ノーヴェ。”ラブ・リマスター”の排除を」
ノーヴェ:「おう」 「…………任されたぞ。"プロフェット・エイト"!」
GM:では、ノーヴェくんの番!
ノーヴェ:行動します! さっきと同じコンボ霹靂神!
ノーヴェ:バリクラは……うーん
ノーヴェ:Eロイスもあるから乗せておこう。これでミスったら怖いし
ノーヴェ:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《バリアクラッカー》。いくぞっ
ノーヴェ:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,1,1,1,2,3,4,5,6,8,8,9,9,10,10,10]+10[2,2,4,4,4,6,7]+1[1]+4 → 25
ノーヴェ:なんでこんなひくいのー!!
鷲尾瞳:殺す価値もないと思っているのかも
ノーヴェ:🦀
GM:ぐっ、だが避けれはしない……!
愛好寺恋也:こちらは《幻想の獣王》の効果でリアクション不可!ここで耐えれば最大火力の攻撃を飛ばせる!
愛好寺恋也:その代わり!
ノーヴェ:えっなになに
愛好寺恋也:《不死なる獣》を使用!
ノーヴェ:!?
愛好寺恋也:ダメージを6D10軽減させてもらう!
愛好寺恋也:ここで耐え切れば私の勝ちだ!!
虹咲奏:うわやらしー!!
ノーヴェ:おま……
ノーヴェ:そんなン持ってたのかよ!
GM:シナリオ1回!最後の切り札だよ!
愛好寺恋也:勝負だ、色男!
ノーヴェ:HP軽減だからバリクラも効かないんだよな~
愛好寺恋也:6D10
DoubleCross : (6D10) → 36[4,10,5,9,7,1] → 36
鷲尾瞳:がんばれノーヴェー!
GM:36点軽減!どうだ……!!
虹咲奏:いけるぞ!
ノーヴェ:いくぞー! 37点以上を出せば勝ち!
ノーヴェ:こういう軽減って本来はPCが先にダメージ出すんでしたっけ?
鷲尾瞳:そうかも
GM:あ、そうですね。でももう振っちゃった!
ノーヴェ:よし! じゃあゾディポンの1d10も乗せます!
GM:やりな!
ノーヴェ:3d10+40+13+1+1d10 オラッ!
DoubleCross : (3D10+40+13+1+1D10) → 17[9,5,3]+40+13+1+9[9] → 80
GM:ば、倍じゃん!!
ノーヴェ:装甲ガードは無視!
GM:その攻撃は……
鷲尾瞳:耐えられなさそう
虹咲奏:固定値で勝ってる
ノーヴェ:ノーヴェのHPを26に変更(31 → 26)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を12増加(124 → 136)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を2増加(136 → 138)
GM:どうあがいても耐えられない!!
GM:ラブ・リマスターは今度こそ完全に戦闘不能だ!!
GM:クライマックス戦闘はキミたちの勝利だ!
GM:では、戦闘の演出どうぞ!
愛好寺恋也:「私の愛が消えるなど世迷言を……!」
愛好寺恋也:「私の愛は永遠に不滅だ……!」
GM:ラブ・リマスターの姿は次なる攻撃に耐えるべきどんどん醜い怪物のような姿へと変貌していく!
ノーヴェ:「なら試してみな!」 虹咲の号令に合わせ、一直線に飛び込んでいく。大気の焦げる匂いが鼻孔をくすぐり、景色が後方へ流れる。
ノーヴェ:この事件だけで、色々な愛を見た。
ノーヴェ:醜悪なジャームに味方してでも、愛する伴侶を蘇らせようとする者。……自分が鷲尾を喪ったら、真似するかもしれない。
ノーヴェ:想い人を喰らい、その記憶をなお留める者。……自分であれば、UGNなど続けていられないかもしれない。
ノーヴェ:戦い慣れしていないのに、一歩も引かずに友を救い出した者。真実の愛は形を問わない──友愛だってきっとそうだ。
ノーヴェ:……あの、いつも真面目で口うるさい少女が。泣きそうな顔で抱きついて、人前で何度もキスをした。
ノーヴェ:愛とは間違いなく、人を変えるものなんだろうと思う。
ノーヴェ:「──愛ってのは、人を変えるもンだ」
ノーヴェ:「お前の言う、永遠で不滅で不変の愛も、理解はできるが──────」
ノーヴェ:「必要はねェんだよォ!!!」
愛好寺恋也:「永久に変わらないものこそが愛だ!!」
愛好寺恋也:「消え去れ、色男ッ! 真実の愛を勝ち取るのはこの私だ!!」攻撃を押し留めるべく、丸太のように太く変形した腕を突き出す!
ノーヴェ:するりと拳を受け流す。粗野な言動からは想像できないほどにスマートで、仮想戦闘のモデルに使用されそうなほど流麗な動き。
ノーヴェ:そしてそのまま。
愛好寺恋也:「…………っ」
ノーヴェ:渾身の力をこめて──愛好寺の顔面に、拳をめり込ませた。
ノーヴェ:「死」 「ね!!!」
愛好寺恋也:「この、…………私が、……!?」
GM:男の巨体は軽々と吹き飛ばされ、機械装置に激突!機械装置ごと吹き飛んで爆発を起こす!
ノーヴェ:「覚えておけラブ・リマスター。お前は俺に負けたんじゃねえ」
ノーヴェ:「俺らの愛に負けたんだからな」
鷲尾瞳:後ろでじっと、敵を倒すノーヴェの背中を見ている
ノーヴェ:「…………あっ」
ノーヴェ:かっこよく背を向けて鷲尾とハイタッチしようとしていたが。
ノーヴェ:「だ、大丈夫かこれ!? 捕まってる奴は!?」
GM:エネミーは全滅!キミたちの勝利だ!
鷲尾瞳:「装置を止める手間が省けた……と思いましょう」
GM:その時、國司唯の手元に残っていた遺産が反応し、《ディメンジョンゲート》を開く。
GM:力を使い果たしたように、遺産は砕け散って消滅する。
國司唯:「……迷惑をかけた。捕まった人たちの避難を頼めるか」
虹咲奏:「承った」
鷲尾瞳:「勿論です。急ぎましょう。バレンタインに間に合わなくなってしまいます」
虹咲奏:元の姿に戻り、人々の元へと向かう。
GM:地響きがする。どうやら爆発のせいでビルが崩れ始めているようだ。
國司唯:モルフェウスのエネミーエフェクト《キングダム》を使用。崩れ始めたビルを支える。
國司唯:「この場は私が支えておく。持ちこたえられている間に人々を頼む」
GM:遺産が作った《ディメンジョンゲート》は地上に繋がっているらしく、向こう側には光が見える。
GM:捕まっていた水無本人はまだ倒れたままだが、彼のからくり人形従者も動き出したようで人々を運ぶのに加わっている。
鷲尾瞳:「唯さん……!貴女も必ず帰ってきてくださいね!」
國司唯:「ああ。当たり前だ」
ノーヴェ:捕まった人たち、どれくらいいるんでしょう
GM:だいたい百人くらいですね。
ノーヴェ:百!
鷲尾瞳:せっせと運んでいくか
ノーヴェ:「おい水無! いくらモヤシでももう起きてるだろ、さっさと手伝え!」
ノーヴェ:「従者にばっか任せてるから筋肉がつかねえんだぞお前は!」 気絶した人々をせっせと運び込み、水無くんに途中で蹴りを入れている。
鷲尾瞳:「皆さん、ここは危険です!自力で動ける方はあのゲートへ!」
空原らら:非力だけどよいせよいせ運びます。
水無竜太郎:「人使いが荒すぎるだろ……だいたいにして僕は本体よりも従者の方が高性能なんだよ……!」ふらつきながら立ち上がる。
鷲尾瞳:「ああ、ノーヴェ駄目ですよそんな雑に!トウさんの想い人なんですから……!」
虹咲奏:一人一人を背負って運んでいる。
國司唯:「支部長さん、市民の避難が済んだら子供たちを先に行かせてくれないか。あの子たちにこれ以上情けない姿を見せたくなくてな」
鷲尾瞳:目覚めかけている人たちを誘導しつつ、両肩に気絶した人達を乗せてゲートへ運んでいくよ
虹咲奏:「……ああ、わかった」
國司唯:「すまない。少し話したい相手がいてな」
ノーヴェ:「ちっ……どんな理由でも一目惚れでも、ガチの愛は愛だしな……」
空原らら:「瞳ちゃんすごいね……やっぱり鍛え方が違うのかな……」
虹咲奏:「市民の避難が終わったら各自速やかに外に出るように」
ノーヴェ:「鍛えかた以外に、生まれやシンドロームもあるからな。マネしようと思ってもできるもんじゃねえよ」 避難誘導しつつ。
國司唯:白衣の女は建物の床に手を触れてエフェクトを行使したままキミたちを見送る。
ノーヴェ:「お前はお前の強みを活かしゃあいいだろ、空原」
ノーヴェ:こっちも一通り運び終わったらゲートで避難しようかな
空原らら:「ふふ、そうかもしれません。でも鍛えるのも、もう少しくらい頑張ってみようかなって」
ノーヴェ:「ああ……?」
空原らら:「瞳ちゃんを見てるとそういう気になるんです」
空原らら:「ノーヴェさんなら分かるんじゃないですか?」
ノーヴェ:「……」「……まあな!」
國司唯:市民の避難が完了に近付いたのを確かめ、収縮を始めた真っ暗な空間の向こう側へと視線を向ける。
GM:機械装置が発生させていた感情パルスの光も徐々に薄れて消えゆこうとしている。
GM:その星のような瞬きの向こうに、一人の黒い影があった。
鷲尾瞳:「唯さん、もう市民たちは大丈夫です、貴女もゲートに……」
虹咲奏:「鷲尾」
虹咲奏:「先に行け」
虹咲奏:「彼女なら、大丈夫だ」
國司唯:「ありがとう。私もすぐに行く」
鷲尾瞳:「……!」支部長の言葉に何かを察し、頷くと先にゲートへ潜ります
ノーヴェ:「…………」 空原に向け、鷲尾のことについてもっと語りだそうとしていたが
ノーヴェ:「……行くか」
GM:それはただの影法師だったのか、それとも“ラブ・リマスター”の能力の残滓だったのか。
ノーヴェ:國司唯の背中を見てから、無言でゲートを潜る。
空原らら:「佳肴ちゃん、歩ける?」友の手を取ってゲートをくぐります
巳波佳肴:「歩けるけど、お腹空いた~」手を繋いだまま歩く。
國司唯:触れるか触れないかの距離に手を伸ばす。
國司唯:「あの時は、お別れを言うこともできなかったからな」
國司唯:「蕩は……あの子は、元気な良い子に育ったらしい。あの子の友人がそう教えてくれた」
國司唯:「これからはあなたの分までしっかりあの子に向き合うよ」
國司唯:「……さようなら。愛していたよ」
GM:星が明滅し、消える。暗闇に、もう人影は見えなかった。
國司唯:「最後まで自分のことより私の心配ばかりするんだから」
國司唯:「そういうところが好きになったんだよ」涙をぬぐう。
GM:女は、そのまま一度も振り返ることなくキミたちの後を追った。
GM:クライマックスフェイズ終了。
◆バックトラック
GM:というわけで、クライマックスフェイズはこれで終了です!
GM:ここからはお待ちかねのバックトラックに入っていきます!
鷲尾瞳:バブ……
鷲尾瞳:帰るぞ~
GM:還らなきゃ
GM:母なる海に還るんだ
虹咲奏:ふんふん
鷲尾瞳:別のゲームじゃないそれ
ノーヴェ:カバーしてもらったのになぜかロイスが減っている……許さんぞラブリマスター
GM:あいつはもう死んだから許してほしい
GM:まずはEロイスから!
GM:今回のEロイスはラブ・リマスターが持っていた四つ!
GM:じゃない!六個!
GM:算数もできなくなってしまった
鷲尾瞳:6つもくれるとは大判だぜ
GM:大判小判だよ
空原らら:いっぱい振れるドン
ノーヴェ:うおー振るぞ振るぞ!
GM:そのうち半分くらいは女子たちを洗脳しようとしてた力だけど
虹咲奏:私は…振らない!
GM:まずはEロイス分の6dを引き下げるかどうかを決めてください!
空原らら:引き下げます!
鷲尾瞳:振っちゃお~
ノーヴェ:138-6d10 振ります! ここで死んだらただのアホ
DoubleCross : (138-6D10) → 138-38[7,9,10,1,10,1] → 100
虹咲奏:なんか思ったより上がらなかったので
鷲尾瞳:134-6d10
DoubleCross : (134-6D10) → 134-26[1,7,1,8,1,8] → 108
空原らら:137-6d10
DoubleCross : (137-6D10) → 137-24[6,1,9,1,2,5] → 113
ノーヴェ:だいぶ出目がいい
空原らら:ひいひい
GM:みんな結構上がってたな!
鷲尾瞳:ロイスは5個あるので1倍で平気だろう
虹咲奏:一倍
鷲尾瞳:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-12[4,2,1,2,3] → 96
GM:あとはタイタス化していないロイスの数だけ引き下げてね!
ノーヴェ:残りロイスは4つ。絶対帰れるので絶対一倍!
虹咲奏:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-20[3,10,3,2,2] → 92
ノーヴェ:100-4d10
DoubleCross : (100-4D10) → 100-24[3,8,10,3] → 76
虹咲奏:よし!
GM:瞳ちゃん!!?
空原らら:倍振りします
鷲尾瞳:出目ひどくない?
鷲尾瞳:でもちゃんと帰ったぜ
ノーヴェ:5d10で12やばすぎ
空原らら:113-10d10
DoubleCross : (113-10D10) → 113-67[10,2,2,9,8,10,4,7,5,10] → 46
虹咲奏:出目こわっ
空原らら:はあはあはあ
GM:支部長もなんだかんだギリ
GM:あっ、ららちゃんは倍振りか!
GM:なんとしても日常に帰らないといけませんからね
GM:では、皆さん無事に帰ってくることができましたね!
GM:おめでとうございます!
◆ED01 / カフェ『スノウフレーク』
GM:それでは、バックトラックもこれで終了!
GM:ここからはいよいよエンディングフェイズに移っていこうと思います
GM:それでは、最初のエンディング。
GM:まずはPCたち全員登場で合同EDになります。
GM:このシーンは、トウと水無のバレンタインイベントをみんなで見守りながらのんびり
GM:お話してもらうシーンになります。
鷲尾瞳:見守ります
空原らら:がんばれ~
GM:まずは軽くシーンの描写から。
ノーヴェ:水無くん死ぬほど気まずそうだけどがんばってほしい
GM:事件から数日後。
GM:N市内にあるカフェ『スノウフレーク』。お洒落な外観のカフェのそのテラス席。
GM:そこからは綺麗な小川を臨むことができる。
GM:そこに、青っぽい髪色をした褐色肌の少女が緊張した様子で立っている。
國司蕩:「い、愛しの彼……!」
水無竜太郎:「あ、ああ……うん……」どこか気まずそうだ。
GM:キミたち4人は國司唯とともに少しだけ離れた席からその様子を見守っていた。
國司唯:「あれが蕩の想い人か?」イチゴタルトをナイフとフォークで綺麗に切りながらキミたちに語りかける。
ノーヴェ:「すんげー気まずそう。まあそりゃそうか……」
鷲尾瞳:「大丈夫ですトウさん、ファイトですよ……!」
虹咲奏:アールグレイを飲みながら見守っている。
鷲尾瞳:「顔だけで惚れたと聞いた時は驚きましたが……きっとそこから始まる恋もあるはず……!」
國司唯:「菓子をもらうだけなのにあそこまで緊張するものか」
ノーヴェ:ホットドッグをかじっています。飲み物はコーヒーだ。
空原らら:「水無くんが緊張してるのは多分、もらうことそのものよりも……」この状況では……
鷲尾瞳:ショートケーキを頼んだが、二人の行く末が気になってほとんど手を付けていないぞ
空原らら:注文はいちごサンデー(パフェよりちょっとちっちゃいやつ)とダージリン。
虹咲奏:食べ物は一人の時でないと食べないので何も頼んでいない。
國司唯:「鷲尾瞳。イチゴを最後に取っておきたい気持ちは分かるが、食べねば味わうこともできないぞ。よし、私のイチゴをやろう」
國司唯:イチゴをフォークで刺して彼女の皿に乗せている。
ノーヴェ:「というかあいつ(水無)って、偽りの愛判定されてたよな? ドクVに」 馴染んでしまったのでドクブイ呼びになっている
ノーヴェ:「口では迷惑そうだったけど、そうじゃなかったってことなのか?」
空原らら:「だとしたら罪深い人ですねぇ」
國司唯:「あれは私ではなく遺産が判定した結果だがな」
虹咲奏:「あいつはな……」
鷲尾瞳:いちごが食べたいわけではないけど好意は頂いておこう
虹咲奏:「……まあ、素直じゃないのは確かだ」
鷲尾瞳:「水無さんもトウさんの顔に惚れた可能性が……?」
水無竜太郎:「いや、というか何だよ、この状況!」キミたちに向かって叫ぶ。
水無竜太郎:「おかしいだろ、何でまた監視されながらバレンタイン!?」
虹咲奏:「目の前に集中しろ、水無」
虹咲奏:ずずー
鷲尾瞳:「そうです。私達のことはお気になさらず」
空原らら:「ちゃんと向き合ってください、水無くん」
水無竜太郎:「支部長までそういうこと言います!?」
ノーヴェ:「そうだこのボケ! 戦いに集中しろ、男だろ!」
國司蕩:「そうそう、ママ上たちのことは気にしなくていいかラ!」
鷲尾瞳:「トウさんがやはり心細いと言うので見守っているだけですので。余計な口出しはしませんから安心してください」
國司唯:「そうだ。私たちのことは気にしなくてもいい」
水無竜太郎:「いや、気にするなっていう方が無理でしょ!?」
ノーヴェ:「だいたいお前、チョコなんて1000個もらってますぅ~とか自虐風自慢してただろ」
ノーヴェ:「こんな状況慣れっこじゃねえのかよ」
水無竜太郎:「上司や同僚や相手の母親から見られながらはさすがに初めてだよ!」
ノーヴェ:「やれやれ……」
鷲尾瞳:「経験したことのないシチュエーションでドキドキも倍増というわけですね」
ノーヴェ:根性の無いやつだ、とコーヒーを啜っている。
鷲尾瞳:「さすがトウさん、これを見越して我々を……」
空原らら:「違うと思うなあ」
國司蕩:「あっ。し、しまった!?」
國司蕩:何かがしまったらしい。
水無竜太郎:「ああ……?」
國司蕩:「ノーヴェからまた一万円を借りてチョコを買ってくるつもりがすっかり忘れてタよ……!」
鷲尾瞳:「なんと……!ではこの場で一万円を渡すしか……!?」
虹咲奏:「ノーヴェからでなくてはだめなのか……?」
虹咲奏:そういう問題ではない。
國司蕩:「ど、どうしよう……」慌てながらノーヴェの方をチラチラと見ている。
水無竜太郎:「チッ。しょうがないな……」
ノーヴェ:「チッ……!」
水無竜太郎:「ほらよ」以前に受け取っていたチョコを取り出して渡す。
ノーヴェ:「っていうか今渡してもシチュエーションが台無しで……あぁ?」
國司蕩:「こ、これって蕩のチョコ……?」
水無竜太郎:「たまたまその辺で拾ったんだよ」
水無竜太郎:「もう一回ちゃんと渡してくれよ。今度はちゃんと受け取るから」
虹咲奏:「……鷲尾、確かあれは……」小声で
國司蕩:「う、うん!」チョコレートの包みをぎゅっと抱きしめる。
鷲尾瞳:「ええ……1000個チョコを貰っているのは伊達じゃありませんね」
空原らら:「確かにこれはモテちゃうかも……」
國司蕩:「こ、これ! 受け取っテよ! 蕩、あなたのことが好きなノ!」チョコレートの包みをもう一度相手に差し出す。
水無竜太郎:「ありがと。嬉しいよ」チョコレートを受け取り、はにかんだように笑う。
水無竜太郎:「けど、悪い。僕、お前とちゃんと話したことないからさ」
ノーヴェ:「……ん?」
國司蕩:蕩は一瞬悲しそうな顔をする。
ノーヴェ:目をぱちくりとさせて二人を交互に見ている。
水無竜太郎:「ホワイトデーまでの間に一緒にどっか遊びに行かないか。返事はそれからでもいいか?」
國司蕩:「うん! もちろんダよ!」嬉しそうに笑う。
GM:「蕩、遊びに行くならハワイがいいナ!」「遠方〜」
空原らら:「わあ」口元を両手で押さえてほわーとしている
國司唯:「鷲尾瞳の言う通りだったな。娘は本当に元気に成長した」
ノーヴェ:「あいつ、今回が特別なのか? それともチョコくれる1000人と同じことやってんのか……?」
鷲尾瞳:「黒騎士が乱入してきた時はどうなるかと思いましたが……どうやら丸く収まりそうですね」
ノーヴェ:「まぁ本人たちが幸せそうだからいいか……」
鷲尾瞳:「スケジュールが大丈夫なのかだけ心配ですね」
國司唯:「1000人……? 何の話だ……?」不可解そう。
虹咲奏:「1ヶ月に1000人……?」
ノーヴェ:「本人が言ってたんだよ。毎年1000個チョコを貰って困るってな」
ノーヴェ:「確かにあの性格ならモテるかもしれんが……いやでも1000はないよな? よく考えると……」
國司唯:「それは……不純と言うのではないか……?」
ノーヴェ:「俺もそう思う。だから"いちばん好きな女を一人選べ"って言ったんだけどよ」
ノーヴェ:当然ながら、ノーヴェはあまり嘘をつかない。戦闘時のクレバーな嘘ならともかく、雑談ならなおさらだ。
ノーヴェ:「あいつこう言ったんだよ。"僕に釣り合う女がそうそういるわけないだろ"って」
國司唯:「……なるほどな」
鷲尾瞳:「我々が釣り合うよう応援していくしかありませんね」
國司唯:「支部長さん。あとであの男とランチミーティングがしたい。許可をもらえるだろうか?」
虹咲奏:「許可しよう」
國司唯:「ありがたい」
空原らら:(トウちゃんが"いちばん好きな女"でありますように)色んな意味で祈っている。
ノーヴェ:「くっくっくっ」 面白そうに笑っている。
虹咲奏:「……何。ああ見えてあいつは真摯な奴だ」
虹咲奏:「そうそう心配はいらないだろう」
國司唯:「だといいのだが。まあ、そうでなければ切除するまでだ」イチゴタルトを切っていたナイフを強く握っている。
ノーヴェ:「するなするな」
鷲尾瞳:「近くにいないのも問題ですが、これはこれで心配になってきますね」
國司唯:「ほぼ冗談だ」
空原らら:「ほぼ……」
虹咲奏:「まあ、子としては応援されると嬉しいものさ」アールグレイを飲んでいる。
ノーヴェ:「今回の事件で思ったんだけどよ」 追加のショートケーキをスマホオーダーで頼んでいる。
ノーヴェ:「水無に限らず……愛する人間を誰か一人に絞らねえってのは、単純に怖いからかもな」
ノーヴェ:「世界でめちゃくちゃ好きな奴がいたとして、そいつが先に死んで自分一人だけ置いてかれたら、怖いだろ」
ノーヴェ:「実際昔の俺は怖いものなんてなかったが、今は鷲尾を置いて死ぬのが一番怖ぇしな」
ノーヴェ:コーヒーを飲む。
國司唯:「それに関しては私からは何も言えんな」苦笑し、虹咲支部長を横目で見る。
虹咲奏:「………」ごくごく。
鷲尾瞳:「死ぬのは滅多にないとしても、確かに。自分の前から去ってしまうことはあるかも知れませんからね」
空原らら:「……」あったかい紅茶を飲む。
鷲尾瞳:「でも、どんなに怖い事が増えても、私は世界一好きな人が出来たほうが幸せだと思います」
鷲尾瞳:「今の私がそうですから」
國司唯:「ああ。それは同感だ」
鷲尾瞳:「唯さん……」
虹咲奏:穏やかな目で鷲尾瞳を見ている。
國司唯:「大丈夫さ。お前たち二人ならばこれから何があっても乗り越えられる」
空原らら:「私も唯さんと同じ意見です」うふふと笑う
國司唯:「これこそ最愛の人を奪いかけた私が言うことではないか」再び苦笑する。
ノーヴェ:「大丈夫だろ? あんなんピンチのうちにも入らねえよ」
ノーヴェ:「俺と鷲尾は最強コンビで最強の夫婦だ。お前との確執はもうねえし、結婚式にも呼んでやるぞ」
鷲尾瞳:「はい。私達の愛は最強ですから」
ノーヴェ:むしろ心の隅には、國司唯と夫の再会チャンスを奪ったことに対する負い目が少しだけある。
空原らら:まぶしいものを見る目で瞳ちゃんとノーヴェさんを見ている
國司唯:「それは楽しみだ」
ノーヴェ:間違いなく今回の事件の影響だ。本来のノーヴェなら、こうもセンチになるのはありえないことだろう。
國司唯:「良い後進が育っているな。指導の賜物だろう、支部長さん」微笑みかける。
虹咲奏:「……そうだと、嬉しいがな」
國司唯:「立派な大人だ。私もいつかあなたのようになりたいよ」
國司唯:「さて。お前たちには改めて謝罪をさせてくれ。お前たちだけでなく多くの人に迷惑をかけた。本当にすまなかった」深々と頭を下げる。
ノーヴェ:「水無なんて二回もお前に斬られたからな」 くつくつと笑う。
國司唯:「ああ、取り返しのつかないことをしたと思っている。どんな罰であろうと進んで受け入れるつもりだ」
鷲尾瞳:「もう終わったことです。全てが全て無罪放免とはいきませんが、我々に遺恨はありませんよ」
空原らら:「あっ、私唯さんに言いたかったことがあるんだ」ぽん、と手を合わせる
國司唯:「私にか? 何だ、女」
空原らら:「空原ららです」
國司唯:「いや、その呼び方はマズいな。ああ、空原……」
國司唯:「何だ、空原らら」
空原らら:「唯さんに斬られたとき。あのときはそこまで余裕がなくて言えなかったけど……」
空原らら:「唯さんも、恋する乙女同盟ですねって」
空原らら:ね、と瞳ちゃんに笑う。
國司唯:「は……?」ポカンとした顔をする。
鷲尾瞳:「ふふ。そうですね」
鷲尾瞳:「今日から一人メンバー追加です」
空原らら:「にぎやかになるねえ」
國司唯:「三十歳を過ぎた女に何を言うんだ……」照れたように赤面する。
國司唯:「お、おい。待て。勝手にメンバーに加えるんじゃない」
ノーヴェ:「くくく。別にいいじゃねえか、ガチで恋してりゃしわしわの婆さんだって乙女カウントだろ」
鷲尾瞳:「そうです。愛に年齢は関係ありませんから」
ノーヴェ:「ガキだって年寄だって恋する資格はあンだろ……そうそう」 鷲尾の言葉にこくこくと頷く。
空原らら:「むしろ唯さんの方が先輩ですし」ねー
國司唯:「くっ……!」真っ赤になっている。
鷲尾瞳:「結婚して子供まで設けているのですから大先輩です。後学のためにも色々アドバイスを貰わなくては」
國司唯:「支部長さん!あなたの教育はどうなっているんだ!」照れ隠しのように叫んでいる。
國司唯:「だから、私はアドバイスできるようなことは何も……」
虹咲奏:「私の教育を肯定するか否定するかどちらかにするべきだと思うが……」
虹咲奏:「……まあ。自主性に任せているところはある。みな、私より余程大人だからな」
ノーヴェ:「そうそうそう! ドクV! 俺も聞きたいことあったんだ!」
ノーヴェ:大人、とは程遠い好奇心丸出しの声と目。
鷲尾瞳:「私もノーヴェと同じ気持ちかもしれません」
國司唯:「これのどこが大人だ……?」指を差している。
ノーヴェ:「鷲尾もか。こいつに聞きたいことっていったら……やっぱアレだろ?」
國司唯:「何だ。私に答えられるとしたら医学のことや外科手術のことくらいだぞ」
鷲尾瞳:「はい。旦那さまとどうやって恋に落ちたのか……ですよね?」
ノーヴェ:「そう! それだよ!」
國司唯:「…………」
鷲尾瞳:「唯さんは元々エージェントだったんですよね?どういった切っ掛けで一般の男性の方と?」
ノーヴェ:「どうやってくっついたんだ? そもそもどっちから告白したんだ?」
國司唯:「支部長さん……これは答えねばならないのか……?」必死に助け舟を求める。
虹咲奏:「ふふ」
虹咲奏:「答えてやったらどうだ、先達としてな」
國司唯:「ぐっ……! あなたまでそのようなことを言うのか……!?」
國司唯:「この“ダブルクロス”め……!」
空原らら:「あ、じゃあこれを罰ということにしましょう。そうしたら話してくれるはず」
空原らら:「でも好きな人のことを話すのが罰なのは変かな……?」首をかしげている
國司唯:「それを言われたら断ることができないじゃないか。女め……」
空原らら:「空原ららです」
國司唯:「空原ららめ……」
空原らら:にこ!
鷲尾瞳:「むう……しかし、罰ということにしたら虹咲支部長から話しが聞けなくなってしまうのでは?」
鷲尾瞳:「先達ということなら虹咲支部長もそうではないですか。教育の一環ということにすれば二人からお話が聞けるかも……」
ノーヴェ:「そうだな。俺、虹咲の話も普通に聞きてえぞ」
空原らら:「なるほど」
國司唯:「む、そうだ。あなただけ逃げるのは無しだ。そのような卑劣な真似は私が許さん」
虹咲奏:「む」
虹咲奏:「ひ、ひれつ」
ノーヴェ:既に長期戦を見越し、追加のコーヒーを頼んでいる
ノーヴェ:「おい水無、トウ! お前らもこっちこいよ!」
ノーヴェ:「面白い話が聞けるぞ! 参考にしとけ!」
鷲尾瞳:「思えば虹咲支部長は私とノーヴェの馴れ初めを知っているのに逆は知らないのは不公平では?」
國司蕩:「なになに!トウも聞きたイ!」
鷲尾瞳:「やはりここは話してもらうしか無いのでは?」
虹咲奏:「……あまり愉快な話ではないぞ」
空原らら:「テーブルと椅子をくっつけましょうか。すみませーん」店員さんを呼んで席を増やしている
水無竜太郎:「この六泊七日のハワイ旅行の計画から逃げられるなら僕はなんでもいい」
鷲尾瞳:「それでも、支部長の大切な思い出なら知りたいです」
空原らら:「い、いつの間にそんなことに」
鷲尾瞳:「ただ順番は考えたほうがいいかも知れませんね。唯さん、トウさんの話を聞いて最後に虹咲支部長の話しでビターに……」
ノーヴェ:「俺と鷲尾は今回、真実の愛を見せつけるばっかだったからな」
ノーヴェ:「虹咲も分けてくれ。お前の知ってる、真実の愛の味を」
國司唯:「では、こうしないか、支部長さん。俗に言う『ジャンケン』という決闘方法を用い、負けた方から話すというのは」
虹咲奏:「………真実の愛の味、か」
虹咲奏:「私は鷲尾の言っている順番でいいと思うが……」
鷲尾瞳:「唯さん、自分の順番を最後にして有耶無耶にするつもりでしょう」
鷲尾瞳:「そうは行きませんよ、やはり最初は唯さんから話してもらいます」
國司唯:「そ、そういうわけではない。私はただ公平にだな……」
國司唯:「くっ、やめろ!そういう目で見るな!」
國司唯:「……いいだろう。ならば、私から話そう」コホンと咳払いする。
ノーヴェ:それ以上口を挟まず、成り行きを見守っている。戦いも愛も、物を言うのは経験値だ。
ノーヴェ:愛のかたちを一つでも多く知ることが自分の愛を守り抜くことになるはずだと信じ、僅かに笑いながらコーヒーを飲んでいる。
國司唯:「あの人と初めて出会ったのは――」カップを握ったまま思い出をたどるように視線を上向ける。
GM:二月の空は、冬の日には珍しく青く澄み渡っていた。
GM:カフェのテラス席では、恋を知る者たちの楽しげな話し声がいつまでも響いていた。
GM:シーン終了。
◆ED02 / N市UGN支部 - 支部長室
GM:では、次のシーン!
GM:次は虹咲さんのエンディングです!
虹咲奏:はい!
GM:虹咲さんのエンディングは支部長室で絹川と事件のその後の話やバレンタインムードのことについて話すようなのを想定していますが
GM:そんな感じでよろしいでしょうか?
GM:唯は呼ばれたら来ます
虹咲奏:折角なので、
虹咲奏:唯さんともう少しお話ししたいですね
GM:おお、了解です!
GM:では、最初に支部長室で唯と軽く話すところからスタートしましょう
GM:
GM:事件からしばらくして。
GM:2月14日。UGN、N市支部。支部長室。
GM:この日は珍しくキミの執務室に客人が訪れていた。
GM:白衣姿の怜悧な目つきの女は特に緊張する素振りも見せていない。
虹咲奏:「飲みたいものがあったらここから選んでくれ」メニューのようなものを差し出す。
虹咲奏:紅茶、ハーブティー、コーヒー、日本茶等々……さまざまな茶の名前が並んでいる。
國司唯:「珍しいな、ここの支部は。イチゴラテ……いや、紅茶を」
虹咲奏:「私の唯一と言っていい趣味が茶でな。それを皆にも提供している」
虹咲奏:「では、紅茶を。フレーバーティーは苦手か?」
國司唯:「……普通のやつでいい」一瞬だけ葛藤してから言う。
虹咲奏:「わかった。座って待っていてくれ」机の横にはソファがある。
國司唯:「今回の用向きは何だ。ようやく私の処罰が決まったか?」
虹咲奏:「処遇については追々話す。……ただ、個人的に気になっていただけだ」
國司唯:「個人的に?」意外そうな顔をする。
虹咲奏:「貴女の愛の話、と言えばいいかな。……大まかなことは先日聞いたばかりだが」
國司唯:「馴れ初めは語ったろう。あれ以上に話すこともないと思うのだがな」肩をすくめる。
虹咲奏:「……私には、わかっていない。何故貴女がああまで、主人を蘇らせようとしたのか」
國司唯:「……そこか」
虹咲奏:「私も知っての通り、妻を亡くしている。その答えは貴女も見た通りだ」
國司唯:「ああ。私とは違う答えだったな」
虹咲奏:「やはり、蕩のことが関係しているのか」
國司唯:「そうだな。ズルい答え方になるかもしれないが……」
國司唯:そこでようやくソファーに腰かける。
虹咲奏:あたたかなアールグレイが机の上には並ぶ。
國司唯:「もしもあなたと、あなたの配偶者の間に子供が……そう、あの鷲尾瞳のような子がいたらと想像してみてくれ」
國司唯:「愛する人は永遠に去り、後にはあなたとその子だけが残された」
國司唯:「人によってはそれでも愛する人を蘇らせようとは思わないかもしれないな」
國司唯:「私はそうではなかった」
國司唯:「……少しは参考になったかな」痛みにこらえるような顔で言う。
虹咲奏:「……もし。なんの危険も代償もなかったとしても、私には選択し得なかった答えだ。だが」
虹咲奏:「その、貴女の表情だけで十分だ」
國司唯:「分かっている。全ては私の弱さゆえだ」
虹咲奏:「弱さ、とは私は思わない」
國司唯:「……そうかな」
虹咲奏:「……私は、恐れているからだ」
虹咲奏:「愛するものが蘇った時」
虹咲奏:「再び彼女を手にかけることを」
國司唯:手を組み、正面からあなたを見る。
虹咲奏:「それは、弱さだろう」
虹咲奏:その視線を受け止める。
國司唯:「いいや。きっとそれは弱さではない」
國司唯:「『人間らしさ』と呼ぶべきものだと思うよ」
虹咲奏:微笑を返す。
虹咲奏:「ならば、それが答えだ」
國司唯:「前までの私ならば到底そんな言葉は思い浮かばなかった」
國司唯:「教えてくれたのは、あなたの子供たちだ」
虹咲奏:「……私は、父親でも何でもないが」
虹咲奏:「それでも、ああ。あの子たちは、素晴らしい子供達だと思う」
國司唯:「謙遜するな。彼女たちはあなたの『チルドレン』だぞ」微笑して紅茶を口に含む。
虹咲奏:「………そうか」
虹咲奏:己を閉じ込め、権益のためだけに自分を化け物に変えた血縁上の父のことを考える。
虹咲奏:その呪いが、我が『子』にまで及んでいないのであれば、
虹咲奏:「幸福だな、私も、貴女も」
國司唯:「ああ。これだけは誇っていいのだと思う。私たちには後に残せるものがある」
國司唯:「用が済んだのならもういいか。少しでも娘と一緒にいてやりたくてな」
國司唯:紅茶を飲み干すと立ち上がる。
虹咲奏:「ああ」
虹咲奏:「蕩によろしくな」
國司唯:「ああ。鷲尾瞳にも」
虹咲奏:「処遇だが。悪いようには決してしない」
虹咲奏:「それだけは約束する」
國司唯:「そうか。寛大な支部長さんでありがたい」
國司唯:「その……」
國司唯:「次に来る時はイチゴラテをお願いしてもいいだろうか」もう一度だけメニュー表のようなものに視線を落として言う。
虹咲奏:「ふふ。構わないとも」
虹咲奏:「用意しておくよ」
國司唯:「恩に着る!」
國司唯:「……甘いものが、好きなのだ」
虹咲奏:「……ハッピーバレンタイン」
虹咲奏:少し笑って、そう言祝ぐ。
國司唯:「そういう言葉は――」
國司唯:「ああ、いや。構わんか」
國司唯:「ハッピーバレンタイン」
國司唯:それだけ言うと、白衣を翻して支部長室を去っていく。
國司唯:彼女が去ったあとのテーブルには子供向けのような小さなチョコが置かれていた。
虹咲奏:そっと、小さなチョコレートをつまみあげる。
虹咲奏:「……ああ」
虹咲奏:「すまない」
虹咲奏:そう呟くと、包み紙と指ごと口でくわえこんで、
虹咲奏:がり、ごりと噛み砕いた目は、何も映さなかった。
GM:執務室の扉がノックされ、キミを呼ぶ騒がしい声が聞こえる。
GM:『衝動』の扉一枚へだてた向こう側にはまたキミの『日常』が待っているようだった。
GM:シーン終了。
◆ED03 / N市公立高校
GM:次のシーン!
GM:次はららちゃんのエンディングになります。
空原らら:ららっ(登場音)
GM:ららちゃんのエンディングはカコと一緒に教室で義理チョコを配り、それから二人でのんびりとお話をするシーンを想定していますが
GM:そんな感じでよろしいでしょうか?
空原らら:よろしまくりです
GM:はーい! では、朝のホームルーム前からやっていきましょう。
GM:事件からしばらくして。
GM:2月14日。N市公立高校、教室。
GM:朝のホームルーム前。キミは、いつものようにこれから始まる授業の準備をしていた。
GM:すると、巳波カコが元気よく教室に入ってくる。
巳波佳肴:「みんな、おはよ~」
巳波佳肴:「ららぴもおはぴ~」
空原らら:「おはよう、佳肴ちゃん」
空原らら:「元気そうだね」安心
巳波佳肴:「何言ってるの。私が元気ないのなんて数学と古文と英語と物理の授業中くらいだよ」
巳波佳肴:「さて。配給だよ、皆の者~」手には大きな袋を持っている。
空原らら:「結構あるねえ」
空原らら:佳肴ちゃんに近寄っていきます。結局何にしたんだろうと気になる。
GM:ビニール袋の中には雑多な種類のチョコが突っ込まれている。
巳波佳肴:「そうなの。だからさ、ららぴもチョコ配るの手伝ってよ。1人だと大変そうで」チョコの入ったビニール袋を差し出す。
空原らら:「わあ」
空原らら:「えーと。佳肴ちゃんからの配給?でーす」
巳波佳肴:「はい、ハピバレ。あげる~。お返しはハイブラのバッグがいいな」勢いよくクラスのみんなにチョコを配っている。
GM:「ちょっと、カコ。空原さんを巻き込むのやめなよ~」
GM:女子たちが騒いだり、男子がドギマギしながらららちゃんのチョコを受け取ったりしている。
空原らら:「私は大丈夫だよ~。みんなが楽しそうでよかった」にこにこしてチョコを配っていきます
巳波佳肴:「ららぴ、お礼言いたいからあとでちょっといい? 色々と、さ……」こっそりとキミに囁く。
空原らら:「うん、もちろん」
空原らら:「あっ、あなたピーナッツ駄目だったよね? 違うのをどうぞー」細やかだ!
巳波佳肴:「うーん、売れた売れた」
巳波佳肴:「みんな、バレンタイン楽しみなよ~。私に感謝。ららぴにはもっと感謝ね!」
GM:男子から拍手喝采が起きている。
空原らら:なんとなく流れで自分も拍手している。ぱちぱちー
巳波佳肴:嬉しそうにキミと微笑み合う。
GM:――眠たくなるような授業の時間も過ぎ、昼休みになった。
GM:キミたちは内緒話をするために屋上へとやってきていた。空は気持ちよく晴れ渡っている。
GM:道中で巳波カコが威嚇していたため他の生徒の姿もない。これならば周りを気にせずに話をすることができるだろう。
巳波佳肴:「んー! 面倒なイベントもこれで終わったー!」晴れやかな顔で伸びをしている。
空原らら:「よかったねえ。でも他の人にシャーッてするのはよくないよ」
巳波佳肴:「ちなみにさっきのはトリケラトプス拳だよ」シャーッとする。
巳波佳肴:「……この間のこと。色々心配かけてごめんね。それと、ありがと」
空原らら:「つよそう」しゃーっ
空原らら:「そのことだろうと思った。うん、本当に無事に帰ってきてくれてよかったよ」
巳波佳肴:「ぜーんぶららぴのおかげだね」
空原らら:「そんなことはないけど……」
巳波佳肴:「本当だって。ららぴのあんな格好いいところ初めて見たし。今でもららぴのこと間近で見るとちょっとドキドキしちゃう」
巳波佳肴:少し恥ずかしそうに言う。
空原らら:「て、照れちゃうな」えへへ
巳波佳肴:「なんかでも、秘匿?秘密?とかあるらしくてさ。この間のことは忘れないといけないんだって」
空原らら:「えっ」照れ照れしていた表情が固まる
巳波佳肴:「本当の夢になるのは安心だけど、格好良いららぴのことも忘れちゃうのは嫌だな~」
空原らら:「……そっか……うん、そうだね。怖いことが夢になるのはいいことだよね」まさに自分が悪夢をそうしているから。
空原らら:「……佳肴ちゃんはどうしたいとか、ある?」
巳波佳肴:「んー、そうだな……」横目でキミを見る。
空原らら:「夢にしたいくらい怖かったと思う。それは私にも分かるよ。だから本当はそれがいちばんいいと思う」
空原らら:「でももし佳肴ちゃんが、その恐怖も含めて全部忘れたくないって思う……思えるのなら」
空原らら:「支部長さんに掛け合ってみてもいいと思う……かな」
巳波佳肴:「お、すごい。ららぴってもしかして秘密組織のエリートだったりするの」
空原らら:「ぜ、全然だよ! その……首は突っ込んでるけど」
巳波佳肴:「あはは。冗談。エリートはむしろあの銀髪の子とかでしょ」
巳波佳肴:「ららぴはさ、なんて言うのかな……。ああやって戦うの怖くないの?」
空原らら:「怖いよ」
巳波佳肴:意外なような、そうでもないような。そんな顔でキミを見る。
空原らら:「怖いけど……逃げる方が怖いこともあるの」
巳波佳肴:「逃げるのが……?」
空原らら:「私とか、銀髪のあの子とかは、ちょっと不思議な力を持ってて、でも普段は隠してる」
空原らら:「だけどそれを悪いことに使う人もいる。今回の、あの男の人みたいに」
巳波佳肴:「なるほど……」難しい顔をする。
空原らら:「それをね、もっと強い人たちに任せるのも、もちろんできると思うし……それが悪いことではないと思う」
空原らら:「……でも、私は」
空原らら:「私の大事なものを、ちゃんと守りたかった」
空原らら:「私だけじゃ守れなくても、他の人にたくさん助けてもらったとしても……」
空原らら:「『私が守りたい』『私が奪われたくない』って気持ちを抱いていたい」
空原らら:「……答えになってる、かなあ?」
巳波佳肴:「……知らなかったなぁ」ポツリと呟く。
巳波佳肴:「ららぴがこんなに強い人だったなんて」
巳波佳肴:「なんか、ぎゅーってしていい? 今、すごいそんな気分」
巳波佳肴:答えも聞かずにキミを優しくハグする。
空原らら:「えっ、わっ、わわわ」
巳波佳肴:「なってるよ。答えになってる」
空原らら:ぼのぼのの汗が出ている。ぴゃー。
巳波佳肴:キミを離すと、真っ直ぐに見つめる。
巳波佳肴:「じゃあさ、私は絶対忘れない。忘れたくない」
巳波佳肴:「もしクラスのみんなが……街中のみんなが知らなかったとしても」
巳波佳肴:「誰か1人くらいは『空原ららはどんなに怖くても逃げずに戦ってる』って知ってる人がそばにいた方が……」
巳波佳肴:「なんか……なんかいいと思うんだ!」
空原らら:「佳肴ちゃん……」
巳波佳肴:「だから、私のわがままでごめんなんだけど、秘密組織の偉い人に相談してみてもらえないかな!?」
空原らら:一瞬泣きそうに顔をゆがめて、それからぎゅっと自分からハグします。
巳波佳肴:「おう……!?」
空原らら:「佳肴ちゃんだって、すっごく強いよ」
空原らら:「私、何も言えなかった。佳肴ちゃんが苦しんでるってことは痛いほど分かってるのに、なんて言えばいいのか分からなかった」
空原らら:「でも、佳肴ちゃんが、私に聞いてくれたから」
空原らら:「佳肴ちゃんが、私の声を聞こうとしてくれたから!」
空原らら:「だから、こうしていられるの。佳肴ちゃんはすごくすごいんだよ」
巳波佳肴:「お馬鹿だなぁ。あの時、ららぴが手を差し伸べてくれたから私はここにいるんじゃん」
巳波佳肴:「でも、ありがとね」
空原らら:「うん」
空原らら:「私から連絡しておくから、一緒に支部長さんのところ行こ。佳肴ちゃんが直接お話した方がいいと思う」
空原らら:「ちゃんと、ひとりひとりのお話を聞いてくれる人だから」
巳波佳肴:「うん。ららぴが一緒なら安心」
巳波佳肴:「支部長かぁ。多分魔法使いみたいなヒゲモジャのお爺さんなんだろうなぁ」
巳波佳肴:想像を膨らませている。
空原らら:あの時の現場にもいたんだけどな……と思うけど佳肴ちゃんが楽しそうなのでそっとしておく。
巳波佳肴:「ワンピ読んでる? きっと五老星みたいな感じでしょ」
巳波佳肴:「あ、そうだ。ふと思ったんだけどさ」
空原らら:「? うん」五老星ってなんだろうと思っている
巳波佳肴:「ららぴが好きな人がいるって言ってたバイト先ってのももしかしたら秘密組織のこと……?」
空原らら:「あっ。ばれちゃった」
巳波佳肴:「ラーメン屋じゃなかったんだ。まかないの夢が……」
空原らら:「あの時いた白い髪で褐色肌の男の人、覚えてる? あの人」
巳波佳肴:「あ、いたいた。ガタイの良い人!」
空原らら:「うん。それでさっき言ってた銀髪の子」
巳波佳肴:「うんうん」
空原らら:「あの子がその奥さんです」
巳波佳肴:「うん……?」
巳波佳肴:「秘密組織って未成年での結婚ありなの?」
空原らら:「法的にはまだ結婚してないらしいんだけど式は挙げたって」
巳波佳肴:「なるほど……?」あまり理解できていない様子だ。
空原らら:「結論を言うと」
空原らら:「失恋しました」
空原らら:ふふ、と微笑む。
巳波佳肴:「はぁ!!?」今日一番大きな声を出す。
巳波佳肴:「えっ、話の流れからするとその相手がその人ってこと!?」
空原らら:「そういうこと」わかる~エッ!?てなるよね~の顔をしている。
巳波佳肴:「うわー……マジか……」その場にしゃがみ込む。
巳波佳肴:「運が無かったって言っちゃうもアレだけど……それじゃあ相手の男を殴りに行くわけにもいかないしな……」
巳波佳肴:「本命チョコ渡して発覚した感じ?」
空原らら:「ううん、渡す前に『妻が』って言い出したから、渡してない」
巳波佳肴:「あー……しかも渡せずじまいなんだ……」
空原らら:「どうして佳肴ちゃんの方が悲しそうなの」困ったようにへにょっと笑う
巳波佳肴:「だってさぁ。友達のことだもん。そりゃあ……」
巳波佳肴:「……二つ聞きたい」
空原らら:「はい」背筋を正す
巳波佳肴:「そのチョコ、どうする?」
巳波佳肴:「あ、そうだ」ごそごそと何かを取り出す。
空原らら:「うーん、普通に自分で食べようと思ってたけど……なあに?」
巳波佳肴:「それだよ。悲しいじゃん、そんなの!」
巳波佳肴:「だからさ、それ。もしららぴがよければだけど、友チョコにしちゃわない?」
巳波佳肴:他のチョコよりもちょっと高そうなチョコを取り出して見せる。
巳波佳肴:「ららぴに渡す用にも用意してたんだ」
空原らら:「えっ……わっ、えっ、どうしよう」
空原らら:かばんからかわいいチョコの箱を取り出し。
巳波佳肴:「自分で食べるならそれでもいいけども~」
巳波佳肴:「あっ、かわいい!」
空原らら:「佳肴ちゃんのぶんは、もう別に用意してあって……」
空原らら:はい、とそれを渡します。
巳波佳肴:「もらっちゃった」
巳波佳肴:「では、こちらもどうぞ」ちょっと高そうなチョコを手渡す。
巳波佳肴:「ピエールマルコリーニッ!」謎のポーズをしている。
空原らら:「わ、なんか有名なやつじゃない……? ありがとう」
巳波佳肴:「わーい。美味しく食べるね~」
空原らら:「……佳肴ちゃん、今日と明日って何か用事ある?」
空原らら:明日は土曜日で学校は休みだ。
巳波佳肴:「んー……ない!」一瞬だけ考え、力強く言い切る。
空原らら:「じゃあ、今日の放課後に支部長さんに大事なお話をしに行ったら、そのあと」
空原らら:「私の家に来て、お泊り会しようよ。友チョコも本命チョコも開けてパーティしよう」
巳波佳肴:「えっ、それ最高じゃん!」
巳波佳肴:「最高~!」ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいる。
空原らら:「最高~」ふにゃ~とゆるく拳を上げる
巳波佳肴:強引に体を伸ばしてハイタッチする。
巳波佳肴:「じゃあ、もう一個の質問!」
巳波佳肴:「……次の恋はどうする?」
空原らら:「どうしようかなあ」
空原らら:「でも、約束してるから。幸せになるぞって」
空原らら:「素敵な人と巡り合えたらいいなあってくらいかなあ、今は」
巳波佳肴:「だったらきっと大丈夫だね」
巳波佳肴:「必ず出会えるよ。私もららぴも」
巳波佳肴:「胸がぽかぽかして、勇気が湧いて、なんでもできそうな気持ちになる」
巳波佳肴:「そんな素敵な愛に」
巳波佳肴:穏やかな笑顔でキミに微笑みかける。
空原らら:「……うんっ!」嬉しそうに笑い返す。
空原らら:「ね、ね、じゃあお泊り会でその話もしようよ。理想の恋の話」
巳波佳肴:「しよう、しよう!」
空原らら:――ああ、守れてよかった。
空原らら:私の素敵な愛は、理想の恋は、ひとつ終わったけれど。
空原らら:私たちには、未来があるんだ。
空原らら:もらったチョコを大事に鞄にしまい、支部に連絡を入れる。
空原らら:昨日と変わらない今日があることが、こんなにも嬉しかった。
GM:放課後。明日。さらにその先。
GM:キミが守り抜いた『日常』は確かに未来へと続いていく。
GM:シーン終了。
◆ED04 / レストラン『エテルニテ』
GM:次のシーン!
GM:次が最後のエンディングになります。
GM:最後は、瞳ちゃんとノーヴェくんの合同EDです。
GM:二人でスイーツブッフェに行ってもらい、そこでのんびりお話をしてもらう予定ですが
GM:そんな感じでよろしいでしょうか
ノーヴェ:ブッフエ!
ノーヴェ:大丈夫です! 甘いの食べるぞ~
鷲尾瞳:それでお願いします!瞳ちゃんがチケットを買って誘った感じで
GM:はーい。折角だしちょっと良いところのお店にしよう。
GM:では、最初に軽くシーンの描写をしていきますね。
GM:事件からしばらくして。
GM:2月14日。バレンタインデー当日。
GM:ホテルの上階にあるレストラン『エテルニテ』は多彩なケーキやスイーツが楽しめるカップルにも人気のお店だ。
GM:上品で落ち着いた店内は前評判どおり男女の客で賑わっていた。キミたち2人はN市の街並みを一望できる半個室の席へと案内される。
GM:レストランのオーナーはUGNとも関わりがあるらしく、周りを気にせずにのんびりと話しながらスイーツを楽しんで欲しいというキミたちへの計らいらしかった。
GM:丁寧に作られた宝石のようなケーキやチョコレートがキミたちのテーブルに並んでいた。
鷲尾瞳:「おお……」自分で予約を取ったが、予想以上にいい席で少し圧倒されています
ノーヴェ:「すげえ……」 こちらも普通にびっくりしている
ノーヴェ:「スイーツ専門店がどっかのホテルに入ってるってのは聞いてたんだが、ここまでとはな」
鷲尾瞳:「支部の伝手も使ってチケットを取ったのですが、ここまで本格的とは……」
鷲尾瞳:「ともかく、楽しみましょう。これは私からのバレンタインプレゼント第一弾ですので」
ノーヴェ:「第二弾もあんのかよ! こっちも色々チョコを用意してはいたが……」
ノーヴェ:「ちっ……今回は俺の負けかもしれねえな」
ノーヴェ:さっそくショートケーキのいちごから食べている。
鷲尾瞳:「はい。味に拘った既製品を渡すか、心を込めた手作りを渡すか、チョコではなく他のものを渡すか……色々悩んでいたのですが」
鷲尾瞳:「トウさんがチョコを買い占めようとしていた時、気づいたのです。何も渡すものを一つに絞る必要はないと」
鷲尾瞳:「どれもいいと思うなら、どれも渡してしまえばいいのです」
鷲尾瞳:「ということで、まずはこのスイーツビュッフェです。チョコを渡し合うだけでなく」
鷲尾瞳:「ノーヴェと楽しい思い出を共有したいと思ったので。……さすが専門店だけあってフルーツにも拘っていますね」
ノーヴェ:「確かにそうだな。あいつは結果的に一つに絞ってたが」 主にお金の都合で
ノーヴェ:「愛の形に正解なんてねェんだ。好きな相手にガチの気持ちを伝えられるなら、百個でも千個でも、デートでもなんでもやりてえよな」
ノーヴェ:「"ヘファイストス"と戦った時覚えてるか? 俺がラーメン屋に連れて行ったの」
ノーヴェ:「あれも今となっちゃあ笑える思い出だ」
鷲尾瞳:「懐かしいですね。私一人では入ることはなかったと思いますが……ノーヴェと一緒に行ったあのお店は不思議と気に入っています」
鷲尾瞳:「しかし確かに、女性として意識している相手をいきなり連れて行く場所ではなかったですね」
ノーヴェ:「しかたねえさ。あの頃の俺はまだ、鷲尾を"最高に強くていい女"としか見てなかったからな」
ノーヴェ:「思えばあれから、色んなとこに行ったもんだ。結婚式あげて、温泉だろ、ナイトプールだろ……」
鷲尾瞳:「思えば悲しんだり傷ついたりした記憶も、恥ずかしかった記憶もありますね……」
ノーヴェ:「ナイトプールとかな……」 露骨に不機嫌そうになっている。
鷲尾瞳:「色んな敵とも戦いました。遺産の化身もいれば神話に残る怪物に、クラスメイトの兄に……」
鷲尾瞳:「あの時は恥ずかしいと言うより怖かった記憶のほうが強いかもしれません。それも、ノーヴェのお陰で楽しい思い出に代わりましたが」
ノーヴェ:「お前だけマスターアビスを殴りに行った時もあったよな。あれズルかったぞ!」
ノーヴェ:「でもそうだな……だいたいの思い出の中には俺がいて、隣にお前がいる。悪くねえ」
鷲尾瞳:「そう言われても。私もほとんど巻き込まれたようなものでしたから」
鷲尾瞳:「それに私の心中には常にノーヴェが居ましたから。実質二人で戦ったようなものです。おそらく」
鷲尾瞳:「……そう言えばあの時も、ノーヴェが万が一死んでしまった時のことを考えた気がします」
ノーヴェ:「当たり前だ。お前の一番は俺だからな」 常にノーヴェがいた、の言葉に頷いている。
ノーヴェ:「だいぶ前の話だが、そこの話は覚えてる。そういう幻覚を見せられたんだったな」
ノーヴェ:「なあ鷲尾。もしだが」
ノーヴェ:「俺が今回死んでたら、お前はどうしてた?」
鷲尾瞳:フォークを置く。と言っても、ほとんど話しに夢中でケーキは殆ど減っていない。
鷲尾瞳:「どうしていたでしょう……。きっとたくさん泣いてしまうと思います」
ノーヴェ:「ははは! そりゃそうだ。お前が死んだら、この俺だって多分泣くからな」
鷲尾瞳:「でもその前に、目の前の事件を解決しようとすると思います。思い切り泣くのはそれからですね」
ノーヴェ:「お前が泣かねえわけがねえよ。意外と怖がりだし」 ひとくちチーズケーキを食べている。
鷲尾瞳:「べ、別にいいではありませんか。怖がりなのは、言い換えれば危険やリスクを理解しているということです」
鷲尾瞳:「それに負けない勇気を持っていればむしろ長所です。怖いもの知らずで居るほうがずっと危ないんですから」
鷲尾瞳:「……ノーヴェはどうですか?もしも今回、逆にドクターVに私が狙われて、死んでしまうかもとなったら」
鷲尾瞳:「やはりノーヴェも怖がるのではないですか?」
ノーヴェ:「…………」 少しの間考え込む。
ノーヴェ:鷲尾だけが死ぬかも、と心配になったのは、実際のところ今回がはじめてではない。
ノーヴェ:戦闘エージェントなら当然そういう危険はある。『自分たちだけは大丈夫』と楽観視できるほど、ノーヴェは甘くない。
ノーヴェ:「そうだな」
ノーヴェ:「俺は……まあお前も知ってンだろうが、滅多なことでは怖がらねえ。恐怖は負けにつながるからな」
ノーヴェ:「勝ち目のない戦いで勝ち目を探すし、それでも勝てなそうなら全力で逃げる。怖がるって選択はねえんだが……」
鷲尾瞳:「そうですね。ノーヴェが恐怖を表に出す所は殆ど見たことがありません」
ノーヴェ:「でも、そうだなあ。お前が死ぬかも……ってなると、やっぱ怖え。かなり怖えわ」
ノーヴェ:「もちろん、もしお前が死にかけたら、そんな怖がってる素振りは絶対見せねえけどな」
鷲尾瞳:「そうでしょう。だから怖がるのは悪いことではないんです。それだけ大事なものがあるということですから」
鷲尾瞳:「それはやはり……私にかっこいいところを見せたいからですか?」
ノーヴェ:「くく……そうだな。昔の俺は怖いもの知らずだったが、大事なモノを得た今の俺のほうが絶対強ェ」
ノーヴェ:「そうだよ! 当たり前だろ!」
ノーヴェ:「もしお前が死ぬとして……もうどうしようもなく死ぬしかないとしたら」
ノーヴェ:「お前が最後に見る俺は、いつもどおりの俺で居たいじゃんか。強くて、自信満々で、お前の仇を取ってくれそうな奴でさ」
ノーヴェ:「世界一好きな女の前で情けねえ顔見せられるかよ」
鷲尾瞳:「とても、とてもノーヴェらしい考え方ですね」
鷲尾瞳:「でも、わかります。私も、ノーヴェの前でどうしても死なないといけない時は、格好つけて笑うと思います」
鷲尾瞳:「最後に見せる顔が情けない顔ではいやですから。その時はとびきり綺麗な笑顔で別れたいです」
鷲尾瞳:「……先程、ノーヴェが死んだらどうするかですが」
ノーヴェ:「おう」
鷲尾瞳:「一つ大切なことを言い忘れていました」手を伸ばしてノーヴェの手に自分の手を重ねる
ノーヴェ:「俺が死んだら誰かと再婚でもするか?」 冗談めいて言い、「ん?」
鷲尾瞳:「ノーヴェが死んだ後も、私はずっとノーヴェのことを愛し続けます」
鷲尾瞳:「私が生涯で愛する人は、ノーヴェ一人だけです。死ぬまでノーヴェを思い続けます」
鷲尾瞳:「ノーヴェは?」
ノーヴェ:「お前……この」「もう、バカが!」
ノーヴェ:「なんで女のお前が先にかっこつけてんだよ! そういうのは男の俺から言わせろよ!」
鷲尾瞳:「さ、先に聞いたのはノーヴェではないですか!」
ノーヴェ:「ただでさえ俺は今回死にかけてダサいとこ見せてんだぞ! もう……!」
鷲尾瞳:「そんな事ありません!死にかけた時もノーヴェはずっとかっこよかったです!」
鷲尾瞳:「苦しいはずなのに、ずっと私の背中を押してくれて、勇気づけてくれて……あの姿を見て感じてダサいなんて言う人は」
鷲尾瞳:「たとえノーヴェでも許しませんよ。いいですね」
ノーヴェ:「ちっ……」
ノーヴェ:視線を落とし、バツが悪そうに大きく息を吐いてから顔を上げる。
ノーヴェ:「わかったよ。じゃあ、ダサい云々は忘れて……」
鷲尾瞳:微笑んで「はい。ノーヴェはいつでも魅力的ですから」
ノーヴェ:鷲尾の手にこちらの手を重ねる。まだ14年しか人生を刻んでいない、白く、小さく、美しい手に。
ノーヴェ:「言わなくても伝わるだろうが、ここはハッキリ言っとくぞ。俺は何があろうと、お前以外の女を愛するつもりはねえ」
ノーヴェ:「ハグもキスも結婚も、俺の人生では鷲尾瞳専用だ。たとえお前が死んだとしてもな」
ノーヴェ:「例えジャームに操られても、他のやつとするもんかよ」「なあ?」
鷲尾瞳:手を重ねられてぴくりと指が動く。今日の最初から元々赤みがかっていた顔がさらに赤く色づく。
鷲尾瞳:「はい……はい。ノーヴェなら、そう言ってくれると思っていましたが……」
ノーヴェ:お前もだろ、というように首をかしげて笑う。
鷲尾瞳:「……直接聞くと、想像していたよりずっと嬉しくて、その……はい。」
鷲尾瞳:「はい……勿論です。私の唇も腕もそれ以外も、全部ノーヴェのものですから」
ノーヴェ:無言でにっと笑い、鷲尾のトレードマークのきれいな銀髪をわしゃわしゃと撫でている。
ノーヴェ:「まァそもそもの話」
ノーヴェ:「前提がおかしいんだよ。お前ならともかく、俺に言い寄ってくる物好きなんてそうそういねえんだから」
鷲尾瞳:「んっ……!」目を閉じて気持ちよさそうに撫でられ
鷲尾瞳:「……?何を言っているのですか?」
鷲尾瞳:「ノーヴェに言い寄るのがもの好き……?」
ノーヴェ:「そのまんまだよ。別に負けたとは思わねえが、俺はネクロみたいにモテるタイプじゃねえもん」
鷲尾瞳:「ネクロ……水無さんは極端に特殊な例だと思いますが……」
ノーヴェ:「一番モテたい奴にモテてるから別にいいけどな」 チョコムースを食べている。
鷲尾瞳:「ノーヴェがモテないタイプというのはおかしいと思います。私個人の視点からだけでなく、一般的な目線から見ても容姿が整っていると思いますし」
鷲尾瞳:「確かに学校などに潜入する機会が少ない分、女性との接触が少ないのはあるでしょうが……それにしてもモテないと思うのは早計です」
ノーヴェ:「改めて言われるとむず痒いな……」 ラブリマスターもそんなこと言っていたし
鷲尾瞳:「例えばUGNの関係者だったらノーヴェの魅力に気づいてもおかしくないと私は思います」
鷲尾瞳:最近知り合った一人の女の子のことを思い浮かべつつそんな事をいいます
鷲尾瞳:「……確かにそう考えると、私ももう少し振る舞いを変えたほうがいいのかも知れませんね」
ノーヴェ:「関係者ねえ。雨堂とか……いやあれは無いな。空原とかか?」
鷲尾瞳:「いっ、いえっ!空原さんは今は全くこれっぽっちも関係ありませんが……」
ノーヴェ:「くははは、わかってんよ! ああいう女はもっとこう、紳士的な男を好きになるタイプだろ! 多分」
ノーヴェ:「ってか何だって? お前の振る舞い?」
ノーヴェ:「いまさら何をどう変えるって? 今のままじゃまずいのかよ?」
鷲尾瞳:「そうです。今まで、ノーヴェと居る時も、人目があるところではなるべく自制心を持って接するようにしていましたが」
鷲尾瞳:「ノーヴェに惚れて傷つく女性が量産されないように、もっと私が恋人だとわかるように振る舞うべきかも知れません」
ノーヴェ:「されねえだろ量産は……」 呆れている
鷲尾瞳:「私は真剣です」
ノーヴェ:「でも、そうだな。俺はどんな時でもお前のこと好きだ!ってストレートに言うが、お前は割と照れながらコソコソ言う感じだしな」
鷲尾瞳:「はい。あまり……人前でキスやハグをしたら、はしたない女だと思われそうで……」
ノーヴェ:「家で二人で映画見る時はべったりくっついてくるだろ。いつもあんくらいでいいんじゃねえか?」
鷲尾瞳:「それはダメです。あんなふうにくっついていたら私はすぐキスをしたくなってしまいますから」
鷲尾瞳:「ですが手を繋ぐくらいならいいかも知れません。愛し合っている事ももっと口に出していくべきですね」
鷲尾瞳:「そうすれば無駄にノーヴェに振られる女性もこれから先早々でてこないでしょう」
ノーヴェ:「だからこれまでも出てきてねえって……」「じゃ、これ食べ終わって買い物終わったら、ウチ行こうぜ。チョコ渡してえし」
ノーヴェ:「もちろん道中は手を繋ぐ。照れ屋の鷲尾先生にはいい予行練習になんだろ」 くくと笑っている。
鷲尾瞳:「それは……ノーヴェが自覚していないだけかも……」
鷲尾瞳:「……て、手を繋ぐ位で照れたりはしませんっ!恋人同士ではそれくらい普通ですから、普通……」
ノーヴェ:「……普通。普通か。なあ鷲尾、さっきの"死んだら"と少し被るんだがよ」
鷲尾瞳:「はい、なんでしょう」紅茶を口に運びながら
ノーヴェ:「ママ上……」呼び方が感染った。「ドクVな。あいつは悪い奴じゃなかったが、旦那を蘇らせたい!って気持ちだけは譲らなかったろ」
ノーヴェ:「実際に愛してる奴が死んだら、蘇らせたい!って気持ちが出てくるのは全然フツーのことだと思うし」
ノーヴェ:「そういう意味ではちょこっと悪いことしたかなって思ってる。この俺がな」
ノーヴェ:「お前はどう思う? どう感じた?」
鷲尾瞳:「そういえば、彼女と対峙している時、少しの間複雑そうな顔をしていましたね」
ノーヴェ:「ガチのクズだったらいっそ良かったんだが、そうでもなかったからなあ」
鷲尾瞳:「この件に関しては、少し私はノーヴェと違う感覚を抱いているかも知れません。UGNの教育をずっと受けていたせいかも知れませんが」
鷲尾瞳:「私は止められてよかったと心の底から思っています。ジャームというのは、人間だった頃と同じように見えて決定的に違ってしまっています」
鷲尾瞳:「もし、旦那様を蘇らせていたら一番傷ついたのはドクターV自身だったでしょう」
鷲尾瞳:「蘇った旦那に傷つけられると同時に、好きだった相手を穢してしまった自分自身にも傷つけられてしまうと思います」
鷲尾瞳:「ですから今回の件については、私は一切負い目を感じていません。……これが、本当に生前と変わらない蘇生だったのなら」
鷲尾瞳:「話は別だったと思いますが……今回はそうではなかったのですから」
ノーヴェ:「お前……」 本当にいい女だな、という後半の言葉を飲み込みながら。
ノーヴェ:「そうだな。俺が最終的にドクVを殴ろうと思ったのも」
ノーヴェ:「お前のそれまでの愛は何だったんだよ、って思ったからだ。ジャームでもいいってのは、見た目が同じだけの他人でもいい、ってのと同じようなもんだしな」
ノーヴェ:「あいつの愛は、あいつの旦那に捧げられるべきものだ。よく似たそっくりさんジャームに向けるべきじゃねえと思った」
鷲尾瞳:「その通りです。考えても見てください。例えば私が死んでしまったとして、他の誰かが、鷲尾瞳をジャームとして蘇らせてやる」
鷲尾瞳:「だからノーヴェ、お前も手を貸せ……等と言ってきたら、ノーヴェは絶対に止めますよね」
鷲尾瞳:「それと同じで、やはりドクターVも誰かに止められるべきなんです」
ノーヴェ:「あー、たしかに。それはねえわ。それはない」
鷲尾瞳:「虹咲支部長がラブリマスターに怒りを抱いていたのも同じ理由なのでしょう」
ノーヴェ:「"マクガフィン"だぞ? 鷲尾瞳がジャームになるなんてあるわけねえもん!」
鷲尾瞳:「ドクターV自身も元UGN出身のエージェントです。その事はわかっていたと思うのですが」
ノーヴェ:「たとえ今のお前と全く同じ見た目で蘇るとしても、俺は御免だね」
鷲尾瞳:「……愛する相手だけでなく……子供が出来たらまた、別の考えが芽生えるものなのでしょうか」
ノーヴェ:「えーと」
鷲尾瞳:「こればかりは、我々にはまだ確かめようがないですね」
ノーヴェ:「結婚まであと4年だろ。すぐ子供って作っていいんだっけか?」
ノーヴェ:「楽しみにしてるぜ。実際に子供ができたらどうなのか、確かめる時をな」
鷲尾瞳:「そうですね。以前は16歳から結婚できましたが、法が変わって18歳からになったはずです」
ノーヴェ:話している間も、豪華ないちごパフェを粛々と平らげていた。ラストのシューアイスをかじっている。
鷲尾瞳:「子作りもその年齢から……」と話している間に、子作りが何を指すかを思い出し
鷲尾瞳:「……そ、そうですね……後4年……や、やはりノーヴェも楽しみではあるんですね……」
ノーヴェ:にやにやとしている。鷲尾はこの手の話題ですぐ赤くなるから、からかい甲斐がある……明確な弱点は突くのが戦闘エージェントだ。
ノーヴェ:「当たり前だろうが! 好きな女、それも鷲尾みたいないい女を抱きたいってのは当然の欲求だ!」
ノーヴェ:「それをメチャクチャに我慢してんだからな。お前も覚悟決めとけよ!」
鷲尾瞳:「こ、声が大きいですノーヴェ……!こ、個室とは言え外に聞こえてしまいます……!」
鷲尾瞳:「か、覚悟は勿論……!私だってノーヴェの事が大好きですから、何でも受け入れる覚悟はできているつもりです!」
ノーヴェ:「クソ真面目なお前が"何でも"っていうとマジで何でもしそうなんだよな……」
ノーヴェ:「お前はモテるんだから、あんま俺以外の男に無防備なとこは見せんなよ」
鷲尾瞳:「大丈夫です!モテるかどうかはわかりませんが……ノーヴェ以外の男に隙を見せるつもりはありませんので」
鷲尾瞳:「な、何でもというのは当然……何でもという意味ですが……」
ノーヴェ:「………………」 普段の無防備な姿や、"男子中学生はそんな色目を使ってきたりしませんよ"などの言葉を思い出している。
ノーヴェ:「待て鷲尾! それ以上言うな。マジで我慢できなくなるぞ!」
ノーヴェ:「俺はもう……ほんとにお前と会うたびにがんばって我慢してんだからな! 俺を煽んな! いいな!」
鷲尾瞳:「……その……以前から気になっていたのですが……」
ノーヴェ:「あ? なんだ?」
鷲尾瞳:「……むしろノーヴェは……我慢していていい……んですか?」
ノーヴェ:「…………」
鷲尾瞳:「確かに……その……いやらしいことは、18歳になってからというのは、私から言い出したことですが……」
鷲尾瞳:「今の状態は、私のワガママを一方的にノーヴェに聞いてもらっているわけですし……」
鷲尾瞳:「それに……私も考えなかったわけではありません。我々は戦闘エージェントですから、いつ死んでしまうかもわかりませんし」
鷲尾瞳:「何より……18歳まで待ってもらったとして……」
ノーヴェ:「……もらったとして?」
鷲尾瞳:「14歳の私を抱いてもらえるのは、14歳の今だけ……ですよね?」
鷲尾瞳:「後々になって、ノーヴェが14歳の私を抱いておけばよかったと、後悔してしまうのではないかと……最近考えるんです」
ノーヴェ:「………………」 珍しく眉間に指を当てている。「先にひとつ聞きてえんだが」
ノーヴェ:「バレンタインプレゼントの第二弾ってのは、まさかお前……プレゼントは私とかそういう……」
鷲尾瞳:「ちっ……ちがっ……!ちゃ、ちゃんと手作りの品を用意してありますっ!」
鷲尾瞳:「……それも……考えなかったわけではありませんが……」
ノーヴェ:「び、びびった……この俺がびびった……鷲尾が急に不良になったのかと……」
ノーヴェ:「考えてはいたのかよ!」
鷲尾瞳:「……そ、その、兎に角、私が言いたいのは」
鷲尾瞳:「私はたしかに、今でも、18歳まで控えるべきだと考えていますが」
鷲尾瞳:「……ノーヴェがどうしてもと言うなら、交渉は……可能ですので……」
ノーヴェ:「………………」 紅茶を飲み干す。丁度今の鷲尾の顔のように真っ赤なハイビスカスティーだ。
ノーヴェ:「よし」
鷲尾瞳:恥ずかしそうに目線を下げてから、様子をうかがうようにチラリとノーヴェの事を見る
ノーヴェ:「よし鷲尾。会計だ。行くぞ!」
ノーヴェ:ざくざくと瞳ちゃんの横に立ち、その手を取る。
鷲尾瞳:「ひゃっ……!?」
鷲尾瞳:「ま、まだ少し、時間は残っていますが……」
ノーヴェ:「どうせあと5分とか10分だろ! こんな話ししてケーキなんか食べてられっか!」
ノーヴェ:「決めた。プラン変更だ。……ウチ行くのは最後にする。今日は死ぬほどデートするぞ!」
鷲尾瞳:「死ぬほどデート……!」
ノーヴェ:「一つ言っといてやる。俺は確かに14歳の鷲尾瞳も、18歳の鷲尾瞳もめちゃくちゃに抱きたいが……」
ノーヴェ:「それと同じくらい、それ以外の鷲尾瞳も俺のモノにしたいんだよ」
ノーヴェ:「だからいいな。今日は徹底的に、お前が疲れるまでデートするからな!」
ノーヴェ:「映画見て、買い物して、あとえーともう一回なんか食って……」
ノーヴェ:「最後はウチまで手ぇ繋いで帰って、俺の激ウマチョコムースでお前の顔をでれでれにする。いいな!」
ノーヴェ:「わかったら立て。行くぞ!」
ノーヴェ:「俺のデートについてこれる女は、お前だけなんだからよ!」
鷲尾瞳:「……ふふ。確かにそれだと、時間がいくらあっても足りなさそうです」
鷲尾瞳:「はい。喜んでついていきます。今日一日ずっと一緒に居て」
鷲尾瞳:「私をノーヴェの色に染めてください。お願いします。」
ノーヴェ:「おう。任せろ」
ノーヴェ:「なあ鷲尾」
鷲尾瞳:「はい、ノーヴェ」
ノーヴェ:「まったく……ラブリマスターと戦う前に言った言葉と、まったく同じになるんだが……」
ノーヴェ:最初に鷲尾が言った通りだ。一つに絞る必要はない。
ノーヴェ:同じ台詞を何度伝えたって、別にいいはずだ。
ノーヴェ:「愛してるぞ。世界一な」
GM:キミたちはお互いの愛を確かめ合うようにしっかりと手を繋いで街へ出た。
GM:街ゆく人々はキミたちが命懸けの戦いをしたことも2歳と14歳の夫婦であることも知りはしない。
GM:キミたちが守り抜いた日常と、二人の確かな愛だけがそこにあった。
GM:シーン終了。
◆アフタープレイ
GM:というわけで、ダブルクロス The 3rd Edition シナリオ 『チョコレート・コスモス』
GM:エンディングフェイズまで全て終了です!
GM:皆さん、お疲れ様でした!
GM:最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ノーヴェ:うおーうおーうおー!
ノーヴェ:めちゃくちゃ楽しかったです!!!!!!
GM:そう言っていただけるとGMもやった甲斐がありました!
GM:時間も遅いので最後にまとめて経験点だけ配っちゃいますね
GM:経験点項目
鷲尾瞳:本当に楽しすぎて世界滅びそう
GM:世界は滅ぼさないで
・セッションに最後まで参加した
1点
・シナリオの目的を達成した
まずはシナリオをクリアしたことで5点
“ラブ・リマスター”の計画を阻止したことで追加で1点
巳波カコがジャーム化しなかったことでさらに追加で1点
ノーヴェが死亡しなかったことでさらに追加で5点
Eロイスが“ラブ・リマスター”ので6つで6点
Dロイスが“ラブ・リマスター”の野獣本能、國司唯の遺産継承者の2つで2点
この項目だけで合わせて20点
・最終侵蝕率による経験点
瞳ちゃん、ノーヴェくん、虹咲さん5点
ららぴ倍振りしたので3点
・Sロイスがタイタスにならなかった
瞳ちゃん、ノーヴェくん5点
・よいロールプレイをした
1点
・他のプレイヤーを助けるような発言や言動を行った
1点
・セッションの進行を助けた
1点
・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
1点
GM:全部でこうなので
GM:瞳ちゃん、ノーヴェくんは35点、虹咲さんは30点、ららぴは28点になりますね
空原らら:いっぱいだー!
GM:全員本当に最高のロールだったので良かったところや好きなロールは雑談タブやツイッターでもたくさん振り返ってあげてくださいね!
ノーヴェ:ツイッターはもう……イーロンのせいで……
GM:というわけで、皆さん経験点をもらってください!後々キャラの成長に使うといいでしょう!
GM:エックス!
ノーヴェ:やったー!メモリー100個取ります!
空原らら:ありがとうございます!!もぐもぐ!!!
鷲尾瞳:うおうおうおうお
GM:というわけで、これにてセッションの全行程は終了となります!
鷲尾瞳:ありがとうございます……!ツイッターをメモリーにします
虹咲奏:いただきます!
GM:皆さん、最後までセッションにお付き合いいただきありがとうございました!
GM:お疲れ様でした!
空原らら:お疲れ様でした!!!無限に楽しかったです……!!!本当にありがとうございました!!!!!
ノーヴェ:楽しかったです……お礼に今度すかいはいさんを拉致監禁して僕GMのセッションに参加させます
ノーヴェ:本当に楽しかったです……ありがとうすかいはいさん……!
GM:また機会がありましたら是非一緒に遊びましょうね~。