御剣凌駕:「……普通の女の子、か」
御剣凌駕:「そうであってくれるといいのだが」
GM:----
GM:折木本家
GM:----
GM:——夜。誰もが寝静まった時間ならば、神津島ナギサは自由に動ける。
GM:誰かに見とがめられない限りはだが。
神津島ナギサ:きしっ、きしっ
神津島ナギサ:「——折木の家に、怪しい動きがあったとしたら」
神津島ナギサ:「それを見つけ出してほしい……か」
神津島ナギサ:だだっぴろい屋敷を、極力音を殺して歩いています。
御剣凌駕:心細い思いでいるナギサのすぐそばでヴェロキラプトルじみた小さい鳴き声がする。
御剣凌駕:ナギサの手にまるでヴェロキラプトルの舌が舐めたかのような感触が伝わる。
神津島ナギサ:「ひゃ」
神津島ナギサ:びっくりするが、すぐにその正体に思い至る。 「そっか」
神津島ナギサ:「お前も来てくれたんだね。ありがとう」
御剣凌駕:《ハンドリング》の分の侵蝕率を上げておこう。
神津島ナギサ:「……でもどうすればいいんだろな。ヴェロ」
神津島ナギサ:「あたし、弓近みたいな情報屋じゃないし。探り方とか全然わかんないし……」
御剣凌駕:姿の見えないヴェロキラプトルはナギサのすぐそばに寄り添ってよく分からなさそうにしている。
神津島ナギサ:1人と1匹で首をかしげる。
GM:当主の暦は、滅多に姿を現さない。以前ナギサが見た時には、既に痴呆が進行しているようにも見えた。
GM:眞魚は絶対安静の病気らしく、常に自室に篭っている。薬を差し入れさせられることもあった。
GM:秋果はよそよそしい少年だ。真夜子のような不気味さはないが、ナギサのことを警戒している。
神津島ナギサ:(当主と、もう一人のお嬢さんは怪しい動きなんて出来る感じじゃないし)
神津島ナギサ:「……真夜子さんか秋果のどっちかか」
神津島ナギサ:じゃあ、真夜子さんの部屋の方へ行ってみようと思います。
神津島ナギサ:部屋に居れば様子を伺うし、もし……この深夜に……部屋にいなければ、それはそれで手掛かりになるかもしれない。
御剣凌駕:まるでヴェロキラプトルがナギサの考えを支持するかのような気配がすると、その気配がナギサの後をついていく。
GM:真夜子の部屋に明かりはついていません。
神津島ナギサ:「……」
神津島ナギサ:「もう寝ちゃってるのかな。どうかな」 ヴェロキラプトルに尋ねる。
GM:ヴェロキラプトルが偵察してくれるなら
GM:彼女は布団にもいないことがわかりますね。
神津島ナギサ:そうだ、こいつは透明だった!
御剣凌駕:では、まるでヴェロキラプトルが部屋の中には誰もいないと伝えているかのような気配をナギサは察知する。
GM:すごい気配力だこれ
神津島ナギサ:「……いない?」
神津島ナギサ:「この時間に?」
GM:つまり、どこかの……違う部屋にいることになる。
神津島ナギサ:思いきってお嬢さんの部屋を覗いてみます。
GM:綺麗に整頓された、いい香りのする部屋です。
GM:何度か出入りしたことはありますが、怪しい物が増えていたりはしないようです。
神津島ナギサ:「……」
GM:布団はたたまれてはいないものの、綺麗に揃えた状態で戻されている。
GM:つまり突発的な事態ではなく、自分から起きていったということになる……
神津島ナギサ:何か探せばあるいは手掛かりが見つかるかもしれないけど、そこまでする勇気はない。
神津島ナギサ:「——さがそう。やっぱり何かあるのかもしれない」 ヴェロキラプトルを撫でる。
御剣凌駕:ヴェロキラプトルは励ますように小さく鳴く。
神津島ナギサ:「ごめんね。お前も眠いだろうに」
神津島ナギサ:秋果の部屋の方へ向かいます。弓近にも頼まれたし、姉弟で協力して何かしているかもしれない。
神津島ナギサ:もちろん、通り道にある無数の小部屋にも注意を払う。
GM:……では、秋果の部屋にも何もありません。
神津島ナギサ:秋果もいない……?
GM:秋果の姿も。彼もどこかで行動している。
神津島ナギサ:「…………」
ヴェロキラプトル:「…………」
神津島ナギサ:小部屋の一つに入り、懐から携帯電話を取り出す。
神津島ナギサ:「ヴェロ、ちょっと見張っておいて。呼びたい人がいるから……」
神津島ナギサ:窓を背にしてスマートフォンを弄る。
御剣凌駕:まるでヴェロキラプトルが近付くものがいないか周囲を見張っているかのような気配がする。
弓近いおり:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 3[3]+63 → 66

神津島ナギサ:「……弓近庵。番号は……」
神津島ナギサ:静かな部屋に小さなコール音だけが響く。
弓近いおり:では、番号をプッシュし終えた瞬間。コール音が二重に鳴る。
神津島ナギサ:「——え?」
神津島ナギサ:「お前のじゃないよね?」 ヴェロキラプトルに声をかける。
弓近いおり:『「はいこちら弓近庵です。お呼び立て、ありがとうございます」』
御剣凌駕:まるでヴェロキラプトルが驚いてナギサを庇おうと回り込むかのような気配がする。
弓近いおり:電話音声と肉声。窓の桟に腰を掛けて座っている。
神津島ナギサ:「あっ、弓近か?今すぐ折木の家に来れ……」
神津島ナギサ:「……!!!」
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが窓の方を警戒して唸っているような音がする。
弓近いおり:「こんばんわ、ナギサ。思ったより早い再会ね」
弓近いおり:「わ。どうどう……落ち着いて」見えない方向に手を差し出す。
神津島ナギサ:「だ、大丈夫。弓近だよ。弓近……こわい人じゃない」
神津島ナギサ:ヴェロキラプトルを撫でる。
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが大人しくなり、ナギサの後ろに下がっていくような感覚がある。
弓近いおり:気配すげえ
神津島ナギサ:「うん、いい子」
弓近いおり:「それ、凌駕の竜よね? 随分と慣れてるのね。私、まだちょっと怖いのに」
神津島ナギサ:「素直で、大人しくて、いい子だよ。お風呂も一緒に入ってくれたし」
神津島ナギサ:「恐竜の友達が出来るなんて思わなかった。ふふふ」
弓近いおり:「へえ、面白いわね」
神津島ナギサ:「……呼んだのにはちゃんとわけがあるんだ」
弓近いおり:(たぶんとはいえ恐竜相手に、それだけ警戒心をなくせるのも、すごいと思うけれど)
弓近いおり:「何があったの?」
神津島ナギサ:「……」
神津島ナギサ:ちょっと躊躇った後、白川から探りを入れてほしいと言われた事を説明します。
神津島ナギサ:そして、この深夜に真夜子と秋果、二人の姿が無い事も。
弓近いおり:「へえ……UGNも気付いていたのね」
神津島ナギサ:「も?」
弓近いおり:「ああ、ううん。何でもないわ」
弓近いおり:首を振る。「……どこに行ったかとか、心当たりはある?」
神津島ナギサ:ふるふる首を振る。 「ごめん、無い。だからこの子と一緒に探そうと思って」
神津島ナギサ:「それで、その、秋果に何かあったら知らせてねって弓近が言ってたから……弓近、こう言うの得意そうだから……」
神津島ナギサ:身振り手振りで説明する。
弓近いおり:「ううん、よく呼んでくれたわ。素敵な判断よ」
弓近いおり:桟に乗ったまま頭を撫でる。
GM:弓近さんのスキルであれば、この屋敷のどこで異変が起こっていそうか、すぐに分かるはずです。
弓近いおり:別宅?
GM:もちろん、別宅を探しても構いません。が
GM:ナギサちゃんの判定で分かった内容は本宅のものです。
神津島ナギサ:「もしかしたらこの屋敷には居ないのかも」
神津島ナギサ:「いや、でも屋敷の中も全部探したわけじゃないし……ううん……」
GM:弓近さんは気配を察知できます。痕跡を追跡できたとしてもいいでしょう。
弓近いおり:「まずは屋敷の中を探してみましょうか」
GM:当主の暦の自室に明かりがついている。
神津島ナギサ:発火能力もまるで役に立たない。心細げにヴェロキラプトルの前足を握る。
弓近いおり:「いえ、待って……」
神津島ナギサ:「?」
弓近いおり:「あそこ。あの場所って、いつも明りがついてるの?」
神津島ナギサ:「え」
神津島ナギサ:そちらを見る。
GM:声が、かすかに漏れ聞こえてくる。
折木真夜子:「…………ね………。……。……ん……」
折木暦:「……、……」ボソボソ
神津島ナギサ:「……当主の部屋だ」
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが聞き耳を立てているかのような気配がする。
弓近いおり:耳を済ませる。全身に流れる特異な血液で、電波の揺らぎを感じとる。
GM:障子に影が映っている。
弓近いおり:「もう少し近づいてみましょうか。ナギサは、……そうね、その子の傍から離れないで」
GM:座禅のような姿勢で座り込む、痩せ衰えた影。当主の暦。
神津島ナギサ:自分は超聴覚も視覚も持っていないので、不可視のヴェロキラプトルに偵察をお願いします。
神津島ナギサ:「う、うん」
GM:その横に屈み、耳打ちしているのが折木真夜子だ。
折木真夜子:「——ね。お祖父様」
折木真夜子:「……を、長い釘で……のですって」耳にかかる髪を指で払う。
御剣凌駕:まるでヴェロキラプトルが当主と真夜子が何か話していることをナギサに伝えるような気配が近くでする。
弓近いおり:より部屋に近い位置で聞き耳を立てる。古い日本家屋でも、足音を完璧に消している。
折木真夜子:「……………リエット”のこと。昔、そうだったのでしょう?……」
折木暦:「ア……アァ、ああ」
折木暦:「……真夜子……ウゥ」
弓近いおり:(……長い釘。昔。リエット……リエット?)
折木真夜子:「……同じよね?……ね?お祖父様のときと」
折木真夜子:「……おぼえているのよね?」暦の首筋を指で撫でる。
折木真夜子:「本当は——」
神津島ナギサ:ドキドキしながら障子越しにその様子を見守る。
折木暦:「かは、かは——、あああ……」落ち窪んだ眼窩からは何の感情も読み取れない。
折木暦:「……」あるいは、何らかの真意を隠しているのかもしれない。
GM:真夜子の表情がそうであるように、折木家にはそういう『技術』がある。
神津島ナギサ:(……ジュリエット?)
折木真夜子:「……また、教えてもらうわ。お祖父様?」
折木真夜子:美しい微笑みを祖父に向けて、
折木真夜子:「……」一瞬、ナギサ達の隠れる障子の方向を見る。
神津島ナギサ:その気配を感じ取り、反射的に身をかがめる。
GM:気付いていたのかどうかは分からない。真夜子は当主の部屋を出た。
GM:……だが、分かったことはある。
GM:“長い釘”。近い時期に起こった猟奇事件に、それを連想させるものがある。
GM:特に、弓近いおりは……折木の家にまつわる、早贄のことを聞いたばかりだ。
弓近いおり:(あらあら。秋果さんの懸念は、案外、本物だったのかしら)
GM:“ジュリエット”。最初にナギサがその名を出した時も、折木真夜子は反応していた。
GM:“長い釘”と同じ文脈で、会話に現れていた。
神津島ナギサ:「……弓近。どう思う?」
神津島ナギサ:「UGNからは、怪しい動きがあったら教えてくれって言われてる、けど……」
弓近いおり:「ジュリエット。長い釘。聞こえたのはそれくらいね。だけど、この言葉が本当なら……」
弓近いおり:「早贄事件。折木家の不審な動き。それに凌駕のお爺さんの話……」
弓近いおり:「それが繋がっている、ってことになるわ」
神津島ナギサ:「……」
GM:“ジュリエット”を監禁していたのは旧帝国陸軍。
GM:“長い釘”と“ジュリエット”の関連を知るのは折木家。
GM:そして、“長い釘”で殺される、早贄事件が——今、起こっている。
弓近いおり:「……部屋に戻りましょうか。ナギサ、自室はどこ?」
神津島ナギサ:「……UGNの人にさ。この件から手を引けって言われたけど」
神津島ナギサ:「やっぱりあたし、この件、追ってみようと思う。勝手に」
神津島ナギサ:「何が起きてるのか気になるし……あと、それに……」
神津島ナギサ:「えっと……」
弓近いおり:「その中で誰かが傷ついていたら」
弓近いおり:「どうにかしたいって、思う?」
神津島ナギサ:「……うん」
神津島ナギサ:「もしそれが真夜子さんなら、よけいに助けたい。ほんとの友達になりたいから」
弓近いおり:「真夜子って・・・あの? 怖がってたんじゃないの?」
弓近いおり:すぐに席を外したが、それくらいは分かる。
神津島ナギサ:「……うん、怖い。苦手なとこのほうが多いかも」
弓近いおり:「なのに、友達になりたいって思うの?」
弓近いおり:「よく分からないけど、ナギサはそうなのね」
神津島ナギサ:なんで友達になりたいのか、自分の中でも整理がついていない。
神津島ナギサ:父親がいなくて寂しそう、という勝手な思い込みから来る庇護欲か。
神津島ナギサ:どこか家の事情に縛られているように見えるのを、島に囚われていた自分と重ねているのか。
神津島ナギサ:「……うん。あたしはそうなんだと思う」
神津島ナギサ:「ごめん、今話しても意味なかったよな……部屋戻ろう」
弓近いおり:「——私も、この件は調べるわ。このままだと収まりがつかないし」
神津島ナギサ:「依頼、なくなっちゃったのに?」
弓近いおり:「そうなんだけど……よく考えたら情報屋って、必ずしも依頼を受けて動く必要ないと思わない?」
神津島ナギサ:「あ、そっか」
神津島ナギサ:「色々やる、総合窓口。だもんな」
弓近いおり:「そうそう。前の仕事を引きずりすぎてたのよ、わたし」
神津島ナギサ:「……ふふっ、よかった。この子と二人だけで屋敷の事探るの、寂しかったから」
弓近いおり:「……あ。ナギサ。この件を解決したいなら、もう一人、協力できそうな子はいるわよ」
神津島ナギサ:「もう一人?」 ヴェロキラプトルの喉下をくすぐりながら首をかしげる。
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが嬉しそうに唸るような気配がする。
弓近いおり:「秋果。あなたは避けられてるみたいだから、無理に近づく必要はないかもだけど」
神津島ナギサ:「……大丈夫か?ほら。さっき部屋にいなかったって話、しただろ」
弓近いおり:「だって最初の依頼人だし」
神津島ナギサ:「!?」
弓近いおり:「……あ。これ、言っちゃいけないやつかしら」
神津島ナギサ:「依頼の内容は……?」
弓近いおり:「それは前言った通りよ。近辺で起きてる怪しげな物事の調査。だいぶ錯乱してたし、そこに行くまでの詳細は省くけど」
神津島ナギサ:ちなみに、周囲に秋果君の気配はありますか?
GM:ありません。真夜子とは違って、彼の行く先は完全に謎です。
神津島ナギサ:「ふうん。あいつはあいつで、真夜子さんとは別の何かを探ってるのか……」
弓近いおり:「彼の気配は分からないし。今日の所は、これでお開きにしましょうか」
神津島ナギサ:「うん。真夜子さんに気付かれないうちに、あたしも部屋に戻るよ」
神津島ナギサ:「そのさ……別にあたしの為に来てくれたわけじゃないのはわかってるんだけど」
神津島ナギサ:「頼もしかった。ありがとな、弓近」 珍しく、ぎこちなさの無い笑顔を見せる。
弓近いおり:「……あら」目を丸くする。やがて、ふふ、と笑みを返す。
弓近いおり:「こちらこそ。ナギサって、可愛い子よね」
神津島ナギサ:「……!?」
神津島ナギサ:真っ赤になって俯く。
神津島ナギサ:「じゃ……じゃあな。気をつけて帰れよ!」
神津島ナギサ:「行くよ、ヴェロ」
弓近いおり:「はいはい。この案件がおわるまで、よろしくね」
神津島ナギサ:耳を真っ赤にさせながらヴェロキラプトルと一緒にてこてこ歩き去ります。
御剣凌駕:まるでヴェロキラプトルが大人しくナギサのそばについていくかのような気配がする。
弓近いおり:何も無ければ、窓の桟からダイビングするように背中から落ち、赤い電光を残して消える。
GM:仄明るい廊下をわたって、ナギサは再び自分の寝室へと戻っていく。
GM:自分も、真夜子や秋果と同じように抜けだしてきたのだ。怪しまれないとも限らなかった。
神津島ナギサ:弓近とも少し仲良くなれた気がする。遠藤や御剣ともそうだ。
神津島ナギサ:何が起こっているのかは分からないし、不安だけど、それでも彼らと一緒ならなんとかなりそう。
神津島ナギサ:そんな明るい気持ちで自室へ戻る。
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが何かを警戒するようにナギサの方を見ているかのような気配がする。
GM:ナギサの部屋の電気は消えたままです。眠りにつくだけだ。
神津島ナギサ:「お前も御苦労さま。ゆっくりお休み」 部屋に入る。
神津島ナギサ:電気が消えたままでも、月明かりのお陰で布団の位置くらいは分かる。
GM:ナギサが床についたその時、
折木真夜子:その後ろから腕が回される。
神津島ナギサ:「ひゃわ……!?」
折木真夜子:「——ナギサ」囁き声。柔らかな感触が押し付けられる。
神津島ナギサ:「……え、え」
折木真夜子:「悪い子ね」
折木真夜子:「……おとなしく、眠っていなかったの?」優しい声色だ。
神津島ナギサ:「う……違うよ。ちょっと、お手洗いに……」
GM:暗闇の布団の中に、既にいた。……折木真夜子が。
折木真夜子:「そう。信じていいのね……?」
御剣凌駕:ヴェロキラプトルが真夜子を睨み、微かに唸るような気配がする。
御剣凌駕:姿の見えないヴェロキラプトルはナギサの命令があればすぐにでも真夜子に飛びかかるだろう。
神津島ナギサ:「……」
折木真夜子:後ろから、細い指が喉を撫でる。早贄事件の……首筋。
神津島ナギサ:「………真夜子、さん。あのさ」
折木真夜子:「ふふ」ナギサの髪を、愛でるように撫でている。
神津島ナギサ:くるりと腕の中で向きを変え、真夜子さんの方を向く。
神津島ナギサ:「あたし、その……世間知らずで、あんま役に立たないかもしれないけど」
神津島ナギサ:「真夜子さんがもし困ってるなら、助けたいって思うんだ」
折木真夜子:闇の中で、月光に反射する瞳がじっとナギサを見つめる。
折木真夜子:「……」
神津島ナギサ:綺麗な瞳に気押されそうになりながら、それだけなんとか絞り出す。
折木真夜子:「…………こまってる?」
折木真夜子:「私が、そうなの?」
神津島ナギサ:「わ、わかんない、けど……もし困ってる事があれば、言ってほしくて」
神津島ナギサ:「……ともだち」
神津島ナギサ:「真夜子さんと、本当の友達になれたらいいなって。思うから」
折木真夜子:「……困ってるなんて。私が困っていないと、本物のお友達になってくれない?」目を細めて笑う。
折木真夜子:「私は、折木真夜子よ」
折木真夜子:「——困ったことなんて、一度もないわ」
神津島ナギサ:「……」
折木真夜子:もう一度ナギサの喉を撫でる。
折木真夜子:「……だから、ナギサが私の友達でいたくないとしても」
折木真夜子:「ちっとも、困らないわ……」
神津島ナギサ:「!」
折木真夜子:笑顔を浮かべたまま、ナギサを抱きしめる。
折木真夜子:「あなたが、私と友達でいたいと思ってるから、友達になっているの」
折木真夜子:「そうでしょう?……ねえ、ナギサ」
神津島ナギサ:「……」
神津島ナギサ:寂しそうに目を伏せる。
神津島ナギサ:「う、ん……」
折木真夜子:「いい子ね」自分の胸にナギサを抱くようにして、微笑む。
折木真夜子:——だが、実際の表情がどうなのか、ナギサからは見えない。
折木真夜子:「ナギサ……ナギサ」
折木真夜子:「お友達よ。ずっと……」
神津島ナギサ:(ほんとの友達に、なりたいのにな……) 抱きしめられながら微かな溜息をつく。
GM:----
どどんとふ:「御剣凌駕」がログアウトしました。
どどんとふ:「弓近いおり」がログインしました。
どどんとふ:「神津島ナギサ」がログインしました。
GM:それではシーンは継続し、残された弓近さんの手番となります。
弓近いおり:はいさい
GM:調査したい項目は、透明な男関連以外は自由に調査可能です。
弓近いおり:何を調べようかな~
GM:あと調べられなさそうなのあったかな
弓近いおり:個人的には、やはり早贄事件か
弓近いおり:失踪した父親のことも調べたいけど、そっちはナギサちゃん向けな気もする
GM:▼早贄事件の新たな犠牲者 〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉 難易度11
弓近いおり:裏社会! 固定値3もあれば十分かな~~~~~~
弓近いおり:《アクティベート》 HP6消費
GM:リソースがw
弓近いおり:2dx+9
DoubleCross : (2R10+9[10]) → 8[5,8]+9 → 17

GM:やったないおり
神津島ナギサ:つよっ
GM:またぼくたちのコンビネーションで情報を抜いたな!
弓近いおり:やっぱりお前は最高の相棒だぜ
GM:弓近さんがよろしければ、秋果くんの口にした僅かな手がかりを頼りに
GM:いくつかある折木別宅の中から怪しい場所に目星をつけて、足で探すことになるでしょう。
弓近いおり:折木別宅、倉庫、さらに、秋果くんが気まぐれで訪れることの出来る場所。
弓近いおり:つまり、本宅からそこまで離れてはいないだろう。その辺りの倉庫を探します。
弓近いおり:セキュリティなどショウジ戸同然
GM:最初の二棟ほどは不発に終わる。
GM:だが、変異種のレネゲイドにより
GM:恐るべき技術をオールマイティに発揮できる!生半可なセキュリティは障子戸同然なのだ。
GM:……そして、三軒目。
GM:もちろん弓近さんの方が先に捕捉できます。既にその別宅を探ろうとしている影がある。
弓近いおり:なんと
折木秋果:「……」懐中電灯を持っているが、点灯していない。
弓近いおり:(おや、あれは……)
GM:もちろん、探りを入れている秋果に気付かれずにこの別宅内に先に潜入し、
GM:そして気づかれないままその場を離れる事も可能でしょう。弓近いおりの技量ならば。
弓近いおり:(秋果。なら、ここが前に言っていた場所かしら)
弓近いおり:そうですね。調査はもう決めたことなのですが、依頼を却下した手前、
弓近いおり:秋果さんにこちらから協力してますよ~という姿勢を示すのはバツが悪い。というか、舐められる気がする。
弓近いおり:秋果さんは、どのような探りをしていますか?
弓近いおり:たとえば、その辺りのドアを開けようとしたりなど、していますか?
GM:まだ別宅の周辺を回っているだけのようです。
GM:例えば、潜入のアマチュアはこういった行動を取りがちになる。
GM:プロならば無人であると確信できることが、すぐには分からない。よって長く現場周辺に居座り、発見されるリスクを犯してしまう。
弓近いおり:(ああ、もう。見てられないって感じだわ)
弓近いおり:では、ですね。たまたま秋果さんがその辺りの壁に手をついた瞬間。
弓近いおり:その場所に一瞬前まで無かったはずの謎のささくれが現れ、手をちょっとだけ傷つけてしまうなどは如何でしょう
GM:構いませんが、どのような技術でそれをやりますか?
弓近いおり:感覚かRCかどちらかで。
GM:何かを飛ばすということですか?
弓近いおり:はい。遠隔ナイフコーティングみたいなものです。
弓近いおり:こっそりと血を飛ばして、壁の任意の場所に刃を作り出し、それを彼が去った後で回収するつもりです。
GM:では難易度はRCで9とします。
弓近いおり:フゥーム……
弓近いおり:素振りしましょうか。たまには
弓近いおり:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[1,3,6] → 6

GM:その達成値なら、壁についたタイミングから少し外してしまいました。
GM:暗闇の中で、壁を突く寸前の意識のタイミングを測り、同時同箇所に着弾させるのは中々の精密作業だ(難易度9)
弓近いおり:(うーん、おしい)
弓近いおり:まあいいや。先んじて建物に入ります
GM:それでは、痕跡を残さず先に侵入できました。
GM:情報収集判定は成功しているため、このあたりに来れば完全にわかります。
GM:血の匂いがします。
弓近いおり:「!」
弓近いおり:(もしかして) 普段以上に警戒して慎重に進みます
GM:その痕跡は移動させられているように感じられる。
GM:どこかから、この別宅の倉庫に集められてきている……
弓近いおり:物理的にですか? それとも、どこかから急に現れている様子などは?
GM:いえ、過去の移動履歴として、ここに持って来られているということです。
GM:血を感じ取れる中心点はこの別宅内倉庫です。
弓近いおり:中継地点ということですね
弓近いおり:では臭いの中心に向かいます。
GM:古い作りの蔵。重い閂がかかっている。もちろん錠前も。
GM:もちろん、本気のオーヴァードを阻むに足るセキュリティではない。
弓近いおり:錠前に触れると、半ば自動で血液が抽出精製。構造に合った即席鍵に。
GM:ガチン
GM:小さな解錠音とともに閂が動く。
弓近いおり:一旦、扉の端に飛び退いてから、数秒待機。
GM:当然、中に動くものの気配はありません。機械的セキュリティが動作した形跡もない。
GM:もちろん、機械セキュリティをかけているような蔵であれば
GM:人目をはばかるものを隠せるはずもない。
弓近いおり:侵入します
GM:ギ
GM:  ゴギギ
弓近いおり:(失礼するわね、誰とも知らない倉庫さん)
GM:扉が開くと共に、街灯の光が僅かに戸の隙間から差し込む。
GM:……そして、中には柱が立っている。
GM:風に僅かに揺れる。柱に少女が打ち付けられている。
GM:柱は6本ある。
弓近いおり:「……………!」
GM:遠くの大通りで車の走る音が聞こえている。夜風が木々をざわめかせる。
GM:普通の住宅街の夜と同じ。
GM:だが、全員が死んでいる。恐怖と苦痛の表情のまま……
弓近いおり:6個の柱に、6人?
GM:一人ずつ、全員が喉を打ち付けられて死んでいることがわかります。
弓近いおり:「…………これ、は」
GM:他に外傷はないことも。明らかに、『喉を打たれて』死んでいる。
弓近いおり:「あからさまね。猟奇的、って言葉の……お手本みたい」
GM:——そして、6本の柱の他にも
弓近いおり:パリパリと、身体の端々を赤雷が走る。
GM:濃い血と腐敗の匂いが、倉庫の片隅から感じ取れるでしょう。
GM:小さなバケツが置いてある。
弓近いおり:軽口を叩くのも。雷撃を放つのも、彼女に教え込まれた動きとは異なる。
弓近いおり:そちらを、覗きこみます。
GM:こちらは、もう原型すら留めていないズタズタの寸断死体が
GM:雑然と放り込まれ、腐乱しています。
GM:通常なら身元不明です。
弓近いおり:通常ならな!
弓近いおり:六人を含め、当たりに血は?
GM:雑然と飛び散っています。どのみち証拠品が押し込まれている倉庫の中なので
弓近いおり:それと、首を打たれている凶器は何でしょう。
GM:隠滅も考えなかったのでしょう。
GM:長い釘です。
弓近いおり:「…………」では、全身からパリパリと電光を響かせながら、ポケットから試験管めいたものを取り出し
弓近いおり:凶器周辺の、六人それぞれの血を慎重に回収。
弓近いおり:最後に、バケツの中の死体の血を、おそるおそる、少しだけ舐めます。ブラッドリーディング。
GM:通常の血よりもさらにおぞましい味ですが、弓近は理解できます。
GM:バケツの中に詰め込まれているのは一人の死体です。
GM:おおよそ、40代から50代の男性でしょう。……そして、
GM:ちょうど、このような腐敗状態を示しそうな時期に失踪した、プロフィールの一致する、
GM:……そしてまだ見つかっていない、この湯津町の住人のことを知っているはずです。
弓近いおり:「…………これは」
弓近いおり:父親?
GM:状況的にそれが最も妥当な推測でしょう。
弓近いおり:「折木、家……」
GM:折木真夜子と折木秋果の父親、折木敦弘と思われます。
弓近いおり:もちろん、事前に折木家のプロフィールは調べている。
弓近いおり:流石に顔までは連想できないが、それが確信できるという程度のことは分かる。
GM:    ガタン
GM:扉が開いた音が聞こえます。近い。
弓近いおり:「!」
弓近いおり:既に必要なものは回収した。この場から逃げるべきだとは分かっているが、
GM:足音を殺しているものの、消しきれてはいない。アマチュアだ。
GM:最初に探すのは倉庫になるだろう。今脱出すれば、見咎められることはありません。
弓近いおり:その中途半端な警戒度から、誰であるかを理解する。
弓近いおり:脱出、しません。
GM:その場で待っていると、扉が開く。
折木秋果:「……!」
弓近いおり:代わりに、相手が扉を開けた瞬間に、背後からその口元を押さえる。
折木秋果:叫び声すら上げられない。だが突然の襲撃に恐慌し、もがく。
弓近いおり:「静かにして」
弓近いおり:「なるたけ目を細めて。焦点を合わせないように」
折木秋果:「……う」「うう」
弓近いおり:「ここであなたが迂闊に悲鳴をあげたら、とても面倒なことになるわ」
折木秋果:まだ背後にいるのが誰かを理解していない。
弓近いおり:「もう忘れちゃいました? 薄情な依頼主さんですね」
折木秋果:「……!」暴れるのを止める。
弓近いおり:「いや、元かしら」
弓近いおり:動きが止まったことを確認してから、そっと解放する。
折木秋果:「おぐっ、げぶっ、ごっ……うぐっ!」地面に倒れこみ、嘔吐する。
折木秋果:「……っは、ポ、ポップ……エムさん、これ、これは」
折木秋果:「……あ」
弓近いおり:「気をしっかり持って。……難しいかもしれないけど」
折木秋果:「むり、無理だ……こんなの」
折木秋果:「死体。ひどい臭いだ。どうして……こんなこと」
弓近いおり:「ここ、あなたが前に、死体を見つけたはずの場所?」
折木秋果:「どうして……」
弓近いおり:「……分からないわよ、そんなこと」
弓近いおり:バチ、バチ、と赤雷が身体を走る。
折木秋果:「じゃあ、なんで!ここにいるんですか!」
折木秋果:「げほっ、げほげほ!ごほっ!」
弓近いおり:秋果さんを倉庫の外に出す。
弓近いおり:強引に壁にもたれさせて、仰向けにする
折木秋果:臭いから解放されたためか、多少落ち着く。
折木秋果:「ふーっ……ふーっ……」
折木秋果:「現実だ、現実だ、現実だ……」
折木秋果:「……なんでここにいたんですか」弱々しい口調で再び聞く。
弓近いおり:少々考えて。「……あなたを尾けてたの」
弓近いおり:「あんな中途半端な所で断られて、大人しく引き下がるのも嫌だったしね」
折木秋果:「そう……だったのか」
折木秋果:「僕は知らなかった。こんなことになってるなんて。ここも、折木の家だ」
弓近いおり:「何もなければそれはそれ。何か分かれば、UGNとかに売りつけようと思ったんだけれど」
折木秋果:「僕の家の中で、こんなことが起こってるんだ。ああ!……」両手で顔を覆う。
弓近いおり:「……度を超えてるわ。あんなの」
折木秋果:「僕は間に合わなかったのかな……」
折木秋果:「結局、決断できなかったから、こういうことになったんだ」
弓近いおり:一瞬だけ目を見開く。口を押さえる。「……ん」
弓近いおり:手を外す。「……だから。そんな、問題じゃないわ」
折木秋果:「……」
弓近いおり:倉庫の周りには、たとえば、何かを引きずった跡とか
弓近いおり:そういうものはあるんですか?
GM:僅かな痕跡はあります。
弓近いおり:(……いちばん怖いシンドローム……バロールや、オルクスじゃない)
弓近いおり:(直に、手で運んでる。空間操作のシリアルキラーが、たまたまここを保存場所にしたって線は無い)
GM:そうですね。そういった痕跡はありません。
弓近いおり:(……たぶん)
GM:つまり、何者かは確信を持って、ここを安全な保管場所として選んだということになります。
弓近いおり:「…………」秋果さんを横目で見る。あのバケツ……
GM:すぐに目に入るのがあの柱である以上、バケツには意識が向かなかったはず。
GM:折木秋果が苦しんでいるのは、あくまで新たな6人の『早贄事件』の犠牲者だ……
弓近いおり:あ、これ新たななのか
弓近いおり:今までの事件の被害者が集められてるわけじゃないのね
弓近いおり:そうか、死体は普通に見つかってるんだから、そりゃあそうか
弓近いおり:「……UGNと、警察」
弓近いおり:「秋果。折木家にとっては、どっちが都合が良い?」
折木秋果:「それは……UGNに決まってる」
弓近いおり:「そ。スポンサーだから、もみ消したりするかと、ちょっと思ったのだけれど」
弓近いおり:そこで、ナギサの話を思い出す。
弓近いおり:少なくとも、疑いを持って折木家にあたるエージェントが最低一人は居る
弓近いおり:ナギサちゃんを介して、その方に連絡を取ることは出来ますか?
GM:この時刻は不可能ですね。
GM:ナギサは恐らく就寝しているはずだからです。
弓近いおり:じゃあ、秋果さんに頼んで、直接UGNのその人に連絡して貰うか・・・
弓近いおり:くそっ! 名刺は渡したのに名刺交換はしてない! 
弓近いおり:プロ意識が足りなかった……
GM:特に状況を動かさないならイベントが起きます。
弓近いおり:UGNに連絡を取ろうとはしますが
弓近いおり:手間取るとは思います。どんなイベントでyそうか
GM:----
折木秋果:「……冷静ですね、本当に」
折木秋果:「殺し屋だからですか」
折木秋果:力なく笑いながら言う。
弓近いおり:「そういう風に、教え込まれたわ」
折木秋果:「不自然ですよ、ポップレクイエムさん」
弓近いおり:バチ、バチ、と身体に赤い雷が走る。
折木秋果:「そういうところだけカッコつけて。けほっ……」
折木秋果:「結局ヘラヘラして、迂闊な子供みたいな態度で、全然釣り合ってない」
折木秋果:「そこは教えられてないんですか?何ならできるんですか?」
弓近いおり:「今この場で、即座にナイフを投げて」
弓近いおり:「この町のどこかに居る猟奇殺人犯をざっくり捕まえれば」
弓近いおり:「そんなことが出来ればいいなって思うわ」
折木秋果:「ヘラヘラしているあなたと……今、ここでそうやってプロみたいな事言ってるあなたの」
折木秋果:「どっちが本当なんですか……どっちが!」
折木秋果:「もしあなたが本当に頼れる人なら、ここで助けてもらいたいのに……!すぐにでも!今にでも!」
弓近いおり:「むつかしいことを言うわね」
弓近いおり:「つまり、私は疑われてるのね」
弓近いおり:「あなたが依頼するに、信頼に値する力があるかどうか」
折木秋果:「『びっくり』とか『ぷんぷん』とか、言いますか!殺し屋が!」
折木秋果:「殺し屋ですよ!?くはっ、はは……違う、そんなもう、僕も変だ」
折木秋果:「……こんな状況で、そういう問題じゃないのに……ははは……」
弓近いおり:「煙草をふかして、机の上に足を載せて、昔の人の格言と一緒に命の軽さでも説けって言うの?」
折木秋果:「そうです……そうですよ」
折木秋果:「だって、僕は……」
折木秋果:「少なくとも僕は、本当に。真剣に。殺してもらいたかったんだ」
弓近いおり:「……誰を?」
折木秋果:「こんなおかしなことを起こしてる何かを。僕の殺意は……真剣だった」
折木秋果:「殺し屋なんて、本当は誰でも頼めると思うんです」
折木秋果:「そこらのホームレスに、何十万かを掴ませれば、多分、後ろから平気で人を刺してくれる人が見つかる」
弓近いおり:「…………」
折木秋果:「でも……父様が、僕の父様が、わざわざ、頼んだってことは」膝の間に頭を埋めるようにする。
折木秋果:「そんな、不真面目な殺意だったわけがないじゃないか……」
弓近いおり:「…………」
弓近いおり:「ごめんなさい」
折木秋果:「……」
弓近いおり:「あなたの期待を裏切ったわ。あなたの殺意を侮った」
弓近いおり:「……だから彼は、私に、殺しをさせなかったのかしら」
弓近いおり:殺す相手に対する力ではなく。
弓近いおり:殺してくれと頼んでくる相手に向き合う力が、足りなかった。
弓近いおり:膝を抱える。
折木秋果:「……僕も言い過ぎました」
折木秋果:「もう依頼主でもないのに。甘えてますよね」
弓近いおり:「そうよ。ひどいわ」
弓近いおり:「そもそも、依頼の内容も周りの事情もぜんぜん分かってないのに、なんかいるから殺せ、なんて」
弓近いおり:「モンスター依頼主だわ」
折木秋果:「……ですね」溜息混じりに笑う。
折木秋果:「気持ちだけで足りるなんて、お話の中だけだ」
折木秋果:「それに——実際、会ってみて」
折木秋果:「……あなたが本当の殺し屋じゃないほうがいいんじゃないかとすら思ってた」
弓近いおり:「なに、それ」
折木秋果:「見た目通りの、ヘラヘラした……少し強いだけのオーヴァードのお姉さんで」
折木秋果:「それなら、依頼を破棄したことにすれば……実際どうだったかなんて、曖昧に終われるだろうって」
弓近いおり:「曖昧に終わらせちゃ、駄目じゃない」
折木秋果:「……だって、フフ……!僕と、こんなに」弓近の目を見て、すぐに逸らす。
折木秋果:「年が近くて。こんな人だと思ってなかったから」
折木秋果:「もしも、僕に近い……そんな人が」
折木秋果:「真剣な殺意で人を殺せる、本物の殺し屋だったら、そのほうが怖いと思ってしまった」
折木秋果:「だから、だからあなたがどっちでもない事が……許せなかったのかも」
弓近いおり:「…………んー。それは新たな知見だわ」
弓近いおり:「悪かったわね、中途半端で」
折木秋果:「……どっちなんですか」
弓近いおり:「私はジ・エレイソンの唯一の弟子」
弓近いおり:「そこは本当。——殺し屋かどうか?」
折木秋果:無言で頷く。
弓近いおり:「依頼を受けて人を殺したことは無いわ。でも、下準備を手伝ったことはある」
弓近いおり:「情報収集。それは向いていると褒められたから」
弓近いおり:「名刺の通り、情報屋になろうとしたわ」
弓近いおり:「だけど、ジ・エレイソンの仕事が残ってるなんて言われたら」
弓近いおり:「やらざるをえないじゃない。——あなたの前に現れたのは、そういうわけ」
弓近いおり:大きく息をつく。なんだか、改めて説明すると、本当に中途半端だ。
折木秋果:「ポップ・レクイエムさん。あなたが言ったみたいに、もしも僕が、本当に依頼をしたなら——」
折木秋果:口を開いた矢先に倒れる。
弓近いおり:「——秋果?」
GM:〈知覚〉難易度9で判定してください。
弓近いおり:…………
弓近いおり:アクティベート!
弓近いおり:HP7消費!
弓近いおり:4dx+8
DoubleCross : (4R10+8[10]) → 10[6,7,9,10]+1[1]+8 → 19

GM:——直前。
GM:弓近の頭のすぐ横の軌道を通って、飛来物が秋果に着弾する。
GM:その直感を弓近は得た。
弓近いおり:体内と体表面に電光が走る。0から100の急加速で、秋果を引き寄せて飛び退く!
GM:カバーリング扱いになり、弓近に着弾します。よろしいですか?
弓近いおり:カモン!
“バーデンバーデン”:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《妖の招き》。
“バーデンバーデン”:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,3,3,5,5,6,7,8,9,10,10]+10[1,1,2,4,7]+5[5]+6 → 31

“バーデンバーデン”:「蟲毒の壷」を使用。邪毒3を付与。
弓近いおり:こんの・・・・・・!
GM:——z__パ ン ! !
GM:背後から飛来したスパイクが、骨髄めいた網状組織とともに展開し、
GM:弓近を捕える!
“バーデンバーデン”:「……“捕獲”」
“バーデンバーデン”:「“杭”」
“バーデンバーデン”:「見たぞ。オマエら」
GM:ミドル戦闘に突入します。
弓近いおり:「バデバデ……!」
弓近いおり:「過激な、お誘いだわ!」
GM:----
GM:第1ラウンド
弓近いおり:なん・・・・・・だと・・・・・・
GM:----
GM
バーデンバーデン
   弓近

GM:距離0m、邪毒3の状態から戦闘突入です。まずはセットアップ。
“バーデンバーデン”:なし。
弓近いおり:なし。
“バーデンバーデン”:「シューッ……!」
“バーデンバーデン”:包帯が乱雑に巻かれた顔の隙間から呼気が漏れる。
“バーデンバーデン”:前回遭遇時のようなハリネズミめいたスパイクは展開できていない。辛うじて右腕から生えた、一本の杭だけだ。
“バーデンバーデン”:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《インスタントボム》。
“バーデンバーデン”:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[3,3,3,3,4,5,5,6,6,8,10]+10[5,7]+4[4]+4 → 28

弓近いおり:ドッジ!
弓近いおり:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 5[1,3,5]+1 → 6

GM:あ、ちょっと待った!
“バーデンバーデン”:すいません、マイナー行動を忘れていました。
弓近いおり:待つ!
“バーデンバーデン”:《骨の剣》《骨の銃》。
“バーデンバーデン”:「金属骨格」によりHPが-3されます。
“バーデンバーデン”:「オマエは……やってはならない事をした……!」
“バーデンバーデン”:「死」「ね!!!!」
“バーデンバーデン”:網状組織で弓近の右半身を絡めとったまま——
“バーデンバーデン”:3d10+18 装甲無視
DoubleCross : (3D10+18) → 15[3,5,7]+18 → 33

GM:ド  ウ   ! ! !
“バーデンバーデン”:「“炸裂杭”ッッ!!」
GM:ゼロ距離で起爆する!
弓近いおり:「! あ———」
“バーデンバーデン”:“バーデンバーデン”はやはりワーディングを展開している。
弓近いおり:全身から煙を吹き出しながら地面を転がる。
GM:いずれ増援が来る。……だが、この状況、その前に!
弓近いおり:だが、血液が瞬時に硬化。服をぼろぼろにしながらも、致命傷をかわす
弓近いおり:リザレクト。
弓近いおり:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

“バーデンバーデン”:「やはり皆殺しにするべきだった。最初から!クソどもが……!」
弓近いおり:「やってはならないとか、言われたくないわ」
弓近いおり:「酷い攻撃。センスの欠片もない」
弓近いおり:全身から電磁が迸る。
“バーデンバーデン”:「シィィィ……ッ!」こちらも、明らかに万全のコンディションではない!
“バーデンバーデン”:最初の遭遇でやられたダメージが回復しきっていないのだ。
弓近いおり:「は。あ……」
弓近いおり:GM。問いますが
弓近いおり:バーデンバーデンの攻撃対象はこちらのみですか?
弓近いおり:秋果くんとか狙います?
GM:いえ、まだ狙いません。
弓近いおり:OK。
弓近いおり:マイナーアクション。《イオノクラフト》。エンゲージ離脱。
GM:何m移動しますか?
弓近いおり:飛行状態で+2m。17m。
弓近いおり:上方へ。更にメジャーアクション。
弓近いおり:全力移動。
GM
バーデンバーデン

  17m

  弓近

弓近いおり:上方へ。30m。
GM
バーデンバーデン

  47m

  弓近

弓近いおり:行動終了。全身に電磁を迸らせ、倉庫の壁を跳躍。周辺の木々を渡り、更に上へ。
弓近いおり:月を背負い、十二分の距離を取る。
“バーデンバーデン”:「射程……」
弓近いおり:「一度目の戦闘で、あなたの攻撃範囲はだいたい見切れたわ」
GM:圧倒的な攻撃範囲と威力を誇るかのように見える“バーデンバーデン”の能力。
GM:だが、そこには一つ穴があった。弓近いおりはそれを見切っていた。
弓近いおり:「その長大な杭も。網も。——遠くへ飛ばすのは向かないんじゃないかしら?」
“バーデンバーデン”:「……ソイツは“捕獲杭”」細長い左手で指す。
“バーデンバーデン”:「非殺傷だ。当然、オーヴァードを捕えるためのもんじゃねェー」
“バーデンバーデン”:「……でもなア、シューッ……」
“バーデンバーデン”:「捕えるための機能なら……動かさない毒なら、既に食い込んでる」
“バーデンバーデン”:「非殺傷のやつがな。」
弓近いおり:「…………ッ!」
GM:クリンナップ。「蟲毒の壷」の邪毒で弓近に9ダメージ!
弓近いおり:不死者の恩寵ーっ!
GM:使うがいい!
弓近いおり:3d10+3+1-9
DoubleCross : (3D10+3+1-9) → 19[1,8,10]+3+1-9 → 14

GM:ナントカ回復だった!
弓近いおり:めっちゃ治った
弓近いおり:「ア、グッ、ケホッ!」
弓近いおり:身体がマヒし始め、呼吸困難に陥る。だが——
“バーデンバーデン”:「……」低く、倉庫の上に四足で這ったまま睨みつけている。
弓近いおり:全身が赤き電光に包まれる。落ちそうになった動きが、止まる。
弓近いおり:身体が纏う電光。それは、内在する電荷が漏れている・・・のではない。
弓近いおり:『外部神経』。理性に基づき、強制的に、精神および肉体の状態をベストに保つ。
弓近いおり:「……続けるわね」
“バーデンバーデン”:「逃さねェ」
“バーデンバーデン”:「どこまで“持つ”かだ」
GM:----
GM:第2ラウンド
GM:----
GM:セットアップはスキップします。
“バーデンバーデン”:戦闘移動から全力移動。17+34m移動。51mの距離を詰めてエンゲージします。
GM
バーデンバーデン
  弓近

弓近いおり:まあ、ですよねェーッ!
“バーデンバーデン”:——ガ
“バーデンバーデン”:ギュン!!
“バーデンバーデン”:弓近を捕える“捕獲杭”から伸びる、細い筋繊維が
“バーデンバーデン”:一瞬で巻き取られ、“バーデンバーデン”を空中に押し上げる。
“バーデンバーデン”:「続き」「……だ!!」
弓近いおり:「しつこいんだから!」杭が刺さっている以上、逃れられないと判断する。
弓近いおり:マイナー。イオノクラフト+アクティベイト。
弓近いおり:HP9消費しつつ、17m移動。斜め下方向、倉庫の屋根へ着地。
GM
バーデンバーデン

  17m

  弓近

弓近いおり:メジャー。アタックプログラム。レールガンで狙撃!
GM:先ほどまでとは逆に、弓近が下方から“バーデンバーデン”を狙う!
弓近いおり:空中で旋転。引き抜いた護身用投げナイフを握りこむと、それは一瞬で赤い血液に包まれ
弓近いおり:電光を纏って——射出される。
弓近いおり:達成値は19+3−4。
弓近いおり:あ、オートアクションでシューターズジャケット装備。
弓近いおり:7dx+18
DoubleCross : (7R10+18[10]) → 9[1,1,1,2,3,8,9]+18 → 27

“バーデンバーデン”:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[2,3,5,5,6,8,10,10]+3[2,3]+2 → 15

弓近いおり:あっちょっと怖っ!ガード不可。
弓近いおり:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 21[5,10,6]+20 → 41

弓近いおり:「”神無宴”」
GM:——バ ヂ!!
GM:赤い光の線が中空の一点を刺し貫き、
“バーデンバーデン”:「……!」
“バーデンバーデン”:「オマエ……!」認識したその瞬間には、左腕が根本から引きちぎれている。
“バーデンバーデン”:HPは32。一撃で0になりますが、
“バーデンバーデン”:「予備心臓」で復活します。HP1。
“バーデンバーデン”:「……!」ドチャ!
GM:地面に叩きつけられる音。
弓近いおり:捕獲網の根元を奪いつつ、正確に急所を射抜いた。
弓近いおり:屋根の上から相手を見下ろす。相手が人間なら、人を殺した感慨にふける可能性もあったが……
“バーデンバーデン”:「……」ビキ、バキバキ、ギチッ
“バーデンバーデン”:相手は人間ではない。オーヴァードだ。
GM:クリンナッププロセス。邪毒ダメージ9を受けます。
弓近いおり:さっきと同じく、不死者の恩寵。
弓近いおり:3d10+3+1-9
DoubleCross : (3D10+3+1-9) → 19[4,8,7]+3+1-9 → 14

GM:またいい出目!
弓近いおり:赤電が麻痺毒を中和する。
“バーデンバーデン”:こちらは、失った左腕をスパイクで置換しつつ、
“バーデンバーデン”:壊れかけた歩行機械のようにバランスの立て直しを試みている。
“バーデンバーデン”:「シューッ……」
GM:----
GM:第3ラウンド
GM:----
GM:セットアップをスキップします。
“バーデンバーデン”:「……シャアッ!!」
GM:ダン!!
GM:全身のバネで地を蹴り、敷地外に移動。
GM:戦闘移動17m+全力移動34m。51m離脱。
GM
バーデンバーデン

  68m

  弓近

GM:追撃しなければここで戦闘終了です。
弓近いおり:ボルアク買ってりゃよかった・・・
弓近いおり:追撃しません。
弓近いおり:秋果のこともある。逃げるなら追いはしない
GM:では互いに決定打を与えられず、ここは退けました。
弓近いおり:「なんだ……逃げるなら最初から攻撃してこないでほしいわ」
弓近いおり:——助かった。
弓近いおり:彼女の戦闘スタイルは殺し屋。一撃必殺&離脱が本質だ。
弓近いおり:ああいうガチの相手に正面からぶつかれば、持久力で押し切られる。
折木秋果:「……今の」
折木秋果:「ワーディングだったのか……また」頭痛のように頭を押さえる。
弓近いおり:バチ、バチ、と。
弓近いおり:身体を纏う電光が、だんだんとおぼつかなくなっている。
折木秋果:「へ、平気!?」弓近に反射的に手をのばそうとして、
弓近いおり:「もう。本当に、いきなり襲ってくるんだから」
折木秋果:肌に触れる直前で止まる。
折木秋果:「……です、か」
弓近いおり:「秋果。UGNに、連絡は、した?」
折木秋果:「……多分。通話には……なってた」
弓近いおり:「そ。あり、がと……」
弓近いおり:倉庫の壁に、ずるずるともたれ込む。
折木秋果:「……ポップレクイエムさん!ポップさん!!」
折木秋果:秋果の呼ぶ声が、遠く霞んでいく。
弓近いおり:「あ、」毒が回っている。
弓近いおり:あの猟奇殺人痕を見た時点から、既に強引に制御していた。
弓近いおり:電光が切れ、そのままぐったりと意識を失います。
GM:----
GM:シーンを終了します。
GM:今いる人だけで、ロイスと調達判定が可能。残りは後回しです。
弓近いおり:秋果さんへのロイスをポジティブに。誠意。
弓近いおり:あと、バーデンさんに執着:/忌避感:○で取ります。全て埋まる。
弓近いおり:ロイスは以上。調達は次回で。
神津島ナギサ:うーむ。ロイス感情どうしようかな・・・
神津島ナギサ:-後見人/折木真夜子/好奇心/○屈辱/ロイス → -後見人/折木真夜子/○好奇心/屈辱/ロイス
神津島ナギサ:真夜子への感情をP表にします。
神津島ナギサ:調達は同じく次回!