23:34:椋本絹:「また、新しいあるじを……探すの?」
23:35:セカンド・ビハインド:「いえ……恥ずかしながら、私の主探しなど結局の所は逃避でしかなかったのです」
23:35:椋本絹:「……」
23:35:椋本絹:「じゃあ、戻るのね。セカンド」
23:36:椋本絹:「あなたの、最初のあるじのところに」
23:36:セカンド・ビハインド:「失った夢を見続けるために瞼を瞑り続けていただけのこと」
23:36:セカンド・ビハインド:「はい、戻ります。私の主の下へ」
23:37:椋本絹:「……ああ」ため息のように微笑む。
23:37:椋本絹:「セカンド。……セカンド、わたし……シックスに、かわいそうなことを言ってしまったわ」
23:38:椋本絹:「『生きて』と言ったの。シックスは、自分の使命のためなら——死んだってかまわないって」
23:38:椋本絹:「そう覚悟していたのに」
23:38:椋本絹:「でも……セカンド……」
23:39:椋本絹:とっくに湯は沸いて、蒸気が上がっている。
23:39:椋本絹:片手が強く割烹着の裾を掴む。
23:39:椋本絹:「あなたが、執事だったときみたいに」
23:39:椋本絹:「もう一つだけ……、甘えてもいいかしら」
23:40:セカンド・ビハインド:「ふふっ、構いませんよ」
23:40:セカンド・ビハインド:「というよりも、絹様はまるでそういうことをしなかったではありませんか」
23:41:椋本絹:「いいえ。していたわ」セカンドの手を取る。
23:41:椋本絹:「死なないで」
23:41:椋本絹:「あなたの人生の生き死にを、わたしに決めさせて」
23:41:椋本絹:「あなたたちの運命が、どれだけ過酷だって」
23:42:椋本絹:「いなくなって、しまわないで——」
23:43:セカンド・ビハインド:「——そのようなこと」 と一旦、言葉を切る。
23:43:セカンド・ビハインド:そして口元がふっと緩む。
23:43:セカンド・ビハインド:「ではこちらからも一つだけ、お願いをしてもよろしいでしょうか」
23:44:椋本絹:「ええ。いいわ」
23:44:椋本絹:「わたしはもう、あなたのあるじではないけれど」
23:44:椋本絹:「お友達だもの」
23:44:セカンド・ビハインド:「では——」
23:45:セカンド・ビハインド:「貴女が最も幸福な時。その時に」
23:45:セカンド・ビハインド:「私をそこに呼んでくれるか? 絹」
23:46:椋本絹:「ふふ」
23:46:椋本絹:「その時には、掃除機も勝手に暴れだすかしら?」
23:47:セカンド・ビハインド:「さてはて、私。こう見えても結構、空気を読む方でして」
23:47:セカンド・ビハインド:「そんな無粋な真似は——いやはや、するかもしれませんね」
23:48:椋本絹:「クッキーも爆発する?」
23:48:セカンド・ビハインド:「するかもしれません。実に賑やかなことになりましょう」
23:49:椋本絹:「畳んだお洋服が空を飛んで……家のあちらこちらで、花火が上がって」
23:50:椋本絹:「あなたのいた毎日は、とても素敵だったわ。セカンド」
23:50:椋本絹:「きっと呼ぶわ。その時に、また、出会えるように」
23:50:セカンド・ビハインド:「そう言って頂けると、頑張った甲斐がございました」
23:51:セカンド・ビハインド:「ふふっ、その時を楽しみにしております」
23:51:セカンド・ビハインド:「最も、その時は屋敷絹かもしれませんが」 いたずらめいて笑う
23:51:椋本絹:「……セカンド」
23:52:セカンド・ビハインド:「どうかしましたか? 絹様」
23:52:椋本絹:唇に人差し指を当てる。
23:52:椋本絹:「あまり冗談をいうものではないわ」
23:53:セカンド・ビハインド:「ふ、そういうことにしておきましょう」
23:54:セカンド・ビハインド:「ああ、それと……」
23:55:セカンド・ビハインド:「私も絹“お嬢様”との日々、とても楽しくございました」
23:56:セカンド・ビハインド:「最後の主と、このように終われて実に幸福であったと思います」
23:57:椋本絹:「ええ。ありがとう。セカンド」
23:57:椋本絹:「わたしはもう、あなたに背負わせなくても、歩いていけるわ」
23:57:椋本絹:「わたしの……わたしの、最初の従者」
23:58:椋本絹:「また、きっといつか。どこかで」
23:58:セカンド・ビハインド:「はい。またどこかで」
00:00:GM:シーンを終了します
00:03:GM:では経験点の配布に移ります
00:03:GM:セッションに最後まで参加した!皆するね!1点!
00:04:GM:よいロールプレイをした!いいロールプレイしかなかった!1点!
00:04:GM:他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った!1点!
00:04:GM:セッションの進行を助けた!1点!
00:04:GM:スケジュールとかいろいろ!1点!
00:04:GM:ここまでで計5点とする
00:04:GM:異論はあるか!
00:05:屋敷十四朗:ないぜ!
00:05:椋本絹:ノー異論!
00:05:セカンド・ビハインド:ないぜ!
00:05:白上束:なきなき!
00:05:早芝直純:俺がスケジュールもらっていいのかなぁ?
00:06:GM:OK!では5点
00:06:GM:がんばったからいい
00:06:GM:セッションの目的を達成した!したね?10点!
00:06:セカンド・ビハインド:頑張ったよ!
00:06:GM:ここに加えて、RHOの公開で+2
00:06:GM:Eロイスが19個
00:06:GM:+19点
00:06:GM:で、Dロイス
00:08:GM:白上光の"変異種”、4位の"強化兵”!シックスの"触媒"!それから"マスターウィザード”の複製体が40個!+42
00:08:白上束:!?
00:08:椋本絹:ヒエーッ!?
00:09:セカンド・ビハインド:ア、ハイ
00:09:屋敷十四朗:個数がおかしすぎる
00:09:白上束:そうだよな……縮地25個持ってたんだもんな
00:09:GM:73点に各々の侵蝕値ボーナス、及びSロイス分を足したものが
00:09:GM:今回の経験点となる!
00:09:早芝直純:76点
00:09:椋本絹:侵蝕ボーナスが誤差すぎる
00:10:白上束:76点です
00:10:屋敷十四朗:73+バックトラック3点+絹ちゃんへのSロイス5点
00:10:椋本絹:73+侵蝕4,Sロイス5で82点だ!
00:10:セカンド・ビハインド:77点!
00:10:屋敷十四朗:81点!
00:11:GM:GMは130点貰います!へへ!わるいな!
00:12:白上束:1キャラ作れる
00:13:セカンド・ビハインド:俺のカシオペイアの時の10倍じゃねえか!
00:13:椋本絹:ヤバすぎ
00:14:GM:取得経験点
屋敷十四朗:81点
椋本絹:82点
白上束:76
早芝直純:76点
セカンド・ビハインド:77点
GM:130点

00:45:どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
20:46:どどんとふ:「セカンド・ビハインド」がログインしました。
20:52:どどんとふ:「椋本絹」がログインしました。
20:56:どどんとふ:「白上束」がログインしました。
20:57:どどんとふ:「早芝直純」がログインしました。
20:58:どどんとふ:「屋敷十四朗」がログインしました。
21:01:どどんとふ:「GM」がログインしました。
21:18:GM:---
21:20:GM:早芝直純の任務は終わった。記憶処理班を始め、事後処理を行うエージェントへの連絡事項も終わり
21:22:GM:君は日本支部への帰還を命じられるよ。
21:26:早芝直純:早朝、朝食前の時間、挨拶も抜きに白上邸から立ち去ろうとする。
21:27:早芝直純:「ようやく、キャリア向上の日々に戻れるぜ。さて、黙っていくのも水臭いが……」
21:28:早芝直純:この男にしては非常に珍しいことだが、少しだけ逡巡する。が
21:29:椋本絹:「直純?」庭の方から、呼び止める声がある。
21:30:椋本絹:真新しいブラウスに吊りスカートの少女。椋本絹だ。この時刻に、すっかり身なりを整えている。
21:30:早芝直純:「おっと、おはよう絹。随分と朝が早いな」
21:31:椋本絹:「いつも、これくらいの時間に起きているのよ。だから、ごめんなさい」
21:31:椋本絹:「——直純を待っていたわけでは、なかったのだけど」
21:32:早芝直純:「今日も身だしなみが完璧だな。ああ、まったく悪い子だ、黙って出ていこうと思ったんだが」
21:32:早芝直純:「偶然とはいえ、見つかったからには、それなりの言葉を尽くさなきゃいけなくなったな」
21:32:椋本絹:「……そうね。別れのごあいさつを、させてほしいわ」
21:33:早芝直純:軽く肩を竦めふっと笑う。
21:33:椋本絹:「それと、今回のこと。直純にもあやまらなくてはいけなかったわ」
21:34:早芝直純:「言うと思ったぜ。じゃあ、少し話すか…聞くぜ。それくらいの余裕はある」
21:34:椋本絹:「……」
21:34:早芝直純:庭に出て備え付きのベンチに座り
21:34:椋本絹:静かに近くに寄って、隣に座る。
21:34:早芝直純:隣にハンカチ敷いて、どうぞ。と
21:35:椋本絹:「ありがとう」
21:35:早芝直純:「どういたしまして。出来るエージェントだからな、俺は。これくらいはな」
21:35:椋本絹:「直純はとても強かったわ。それにわたしを——いいえ。わたしだけではなくて」
21:35:椋本絹:「わたしを守る束も、直純は一緒に守っていたわね」
21:36:椋本絹:「……素敵だったわ。誇りに思うべきことよ」
21:38:早芝直純:「絹の護衛にいい性格をしていると言われたがな…」
21:38:早芝直純:「正しくはいい男だろ?」
21:38:早芝直純:左手を軽く開き。朝焼けの風景に電光の青を散らす。
21:39:椋本絹:「直純は、どちらも素敵よ」微笑む。
21:39:早芝直純:「まあ、本当のところ。それが出来るから、やったまでだ。それに、俺に信頼を寄せてくれてる奴らには、俺も同じものを返しただけさ」
21:39:椋本絹:「——“温羅”のこと」
21:40:椋本絹:「ごめんなさいね。直純は誠実に仕事を果たしていたのに」
21:40:早芝直純:「まったく、もう少し正義感が強いエージェントだったら危なかったぜ」
21:41:早芝直純:これに関しては薄く笑う。
21:41:椋本絹:「……だけどわたしは、後悔してはいないわ」
21:42:椋本絹:「もう一度、お兄さまや十四朗が……どうしようもなく、危なくなってしまったとき」
21:42:椋本絹:「もしも『リスト』や"緋緋鷹右眼”がなくて。他になにもなかったのなら」
21:42:椋本絹:「わたしは同じ道を選ぶわ」
21:43:早芝直純:「絹はそれでいいさ。俺だって自分の大切な物の為に生きてるし、他人がそう生きることを否定するほど傲慢じゃない」
21:43:早芝直純:「それで衝突することがあるかは、また別の話さ…それに」
21:43:早芝直純:少しばつが悪そうに言う。
21:43:早芝直純:「俺としても、口癖があってな……」
21:44:椋本絹:「もう、聞いているかもしれないわね——どんな口癖なの?」
21:44:早芝直純:「やってしまったものはしょうがない。修正プランを用意してくれ……」
21:44:椋本絹:「……」まばたきをする。
21:44:早芝直純:「そのツケが来やがった。って思ったぜ。あの時は」
21:44:早芝直純:笑う。
21:45:椋本絹:まったく、想像できなかった。この事件での早芝直純の活躍からは、決して。
21:45:椋本絹:「…………直純が」
21:45:椋本絹:「そんなことを言ってしまう相手がいるの?」
21:47:早芝直純:「いるぜ、天使みたいな奴だよ。屋敷十四朗が絹の為に戦ってたみたいにな、俺はそいつの為に今回動いてた、ようなものだ」
21:48:椋本絹:「そうだったの」
21:48:椋本絹:「その人、幸せものね」
21:49:早芝直純:「本人にぜひ聞かせてやりたいぜ」
21:50:椋本絹:「直純は……これからもUGNで戦っていくのね」
21:51:早芝直純:「俺はそれを自分で選んだから、いいのさ。それよりも、絹。リキシレはやばい立ち位置にある。しんどくなるぜ」
21:52:早芝直純:真面目な顔に戻って言う。
21:52:椋本絹:「ええ」目を閉じる。
21:52:椋本絹:「……セカンドのことを知ってる?」不意に、話題を変える。
21:53:早芝直純:「あの執事さんか?マスターエージェント100体殺しの」
21:53:椋本絹:「そう。そのセカンドの話。シックスも、セカンドも……“サーヴァント”は……あるじを探し続けなければいけない定めがあるみたいなの」
21:54:早芝直純:「おかしな言い回しだな、絹がセカンドの主じゃないのか?」
21:54:椋本絹:「この間まではそうだったわ。けれど彼らがあるじに仕えるのは、“最初のあるじ”のため」
21:55:椋本絹:「セカンドは……自分のあるじを、絶対に裏切る執事だ、といっていたわ」
21:56:早芝直純:話を真面目に聞いている。
21:56:椋本絹:「誇りを失って、堕ちてしまったとき。オーヴァードとしての正気を失ってしまったとき——」
21:56:椋本絹:「セカンドはそのとき、裏切らないということができない執事なの」
21:57:椋本絹:「……とても、悲しくて、苦しい生きかただと思うわ」
21:58:椋本絹:目を開いて、雲がかかった灰の空を見上げる。
21:58:椋本絹:「セカンドはわたしの“最後の敵”だったの」
21:59:早芝直純:「…………」
22:00:早芝直純:「UGNの俺が言うのもなんだが、その年齢で背負うのは辛くないか?」
22:00:椋本絹:「わたしは椋本家の娘よ」微笑む。
22:01:椋本絹:「リキシレのしていることにだって、いずれ無責任ではいられなくなるわ」
22:01:早芝直純:「俺には、絹の方が悲しくて、苦しく見えるよ。あの護衛の尻をもう少しひっぱたくべきだったかな?」
22:01:椋本絹:「直純」ベンチを立って、小さな手を差し出す。
22:02:椋本絹:「わたし、もっとお勉強をするわ。お友達も、これからずっと増えていって——」
22:02:椋本絹:「今よりももっと、強くなると思うわ」
22:02:椋本絹:「そのとき……もしも、わたしが間違っていたなら」
22:02:椋本絹:「わたしの敵になってくれる?」
22:03:早芝直純:「そうか。約束するぜ。その時は絹は世界を動かす存在になっていて」
22:04:早芝直純:「倒せば俺の評価が駄々上がりだ。絶対にそうなってる。保証する」
22:04:早芝直純:笑っているが、その目は真剣だ。
22:04:椋本絹:「——よかった」笑う。
22:04:早芝直純:「じゃあ、俺からも一つ」
22:05:早芝直純:言いながらメモに何か書いて、差し出された手に渡す。
22:06:椋本絹:「?」
22:07:早芝直純:「絹が間違わなかった場合、これから先、本当にどうにもならなくなった時に、ここに連絡しろよ。そして、目の前の男に、こう言ってやってくれ。 大丈夫よ。十四朗、私には最高の切り札が残ってるわ ってな」
22:07:早芝直純:「1回だけだぜ」
22:08:椋本絹:「ありがとう」
22:08:椋本絹:「あと一度だけ、直純は……いいお客様ね」
22:09:早芝直純:「そういう事だ。その時が来るかはわからないが」
22:10:早芝直純:ベンチから立ち上がる。
22:11:椋本絹:「直純は、すばらしいUGNだったわ」
22:11:椋本絹:「みんなが怖がるような相手にも、自分だけでなく、皆を勇気づけてくれたわ」
22:12:椋本絹:「友達だけじゃなく、無関係な人々だけじゃなく……敵となるわたしまで、守ってくれたわね」
22:13:椋本絹:頭に手を伸ばそうとして、止める。
22:13:椋本絹:「とても、偉いわ。直純」
22:13:椋本絹:「これからも強くなってね。まっすぐ、純粋であるように」
22:14:早芝直純:「絹もな、今の行動は偉かった。誤解させるような行動は慎むのも淑女だしな」
22:15:椋本絹:「ふふふ。いいつけを、ちゃんと守ったわ。直純」
22:16:早芝直純:「ああ。どこまでも真っ直ぐに純粋に、それが俺の名前だ。その名の通りに生きるさ」
22:16:早芝直純:「だが、最後に握手くらいはいいだろ?」
22:16:早芝直純:右手を差し出す。
22:17:椋本絹:「そうして手を握ってしまうと、かんちがいさせてしまうわ」
22:17:椋本絹:「そうよね。直純」両手で、その手を握り返す。
22:18:早芝直純:「並の男なら、いちころだぜ」ウィンクをして応える。
22:18:早芝直純:「じゃあな、俺の最強の敵になるかもしれない、それとも、俺を切り札にするかもしれない、椋本絹」
22:18:早芝直純:「楽しかったぜ」
22:18:椋本絹:「直純は、悪いお客様ね」
22:18:椋本絹:「……ええ。さようなら。直純」
22:21:椋本絹:「わたしも、楽しかったわ」
22:21:早芝直純:手を放し、背を向いて歩きだす。一度だけ振り返り、空に奇麗な電光を疾らせる。
22:21:椋本絹:眩しそうに、その星のような輝きを見る。
22:21:早芝直純:See you around
22:22:早芝直純:電光で文字を描くと歩き去る。
22:35:GM:それから数時間後!
22:38:GM:君はUGN日本支部の会議室に呼び出されていた。中にいるのは、君に今回の件を委ねてきた、光円寺勇吾だ。
22:38:光円寺勇吾:「事の顛末は聞いた。予想以上の大事に……いや、もともと大事ではあったんだが」
22:39:早芝直純:「俺はリストの開示が済めば帰っても良かったんだが、そうもいかなかっただろ。まったく正式なポイントになるのか?これは」
22:40:早芝直純:手を軽く開く。バチバチと青白い火花が掌の上で爆ぜる。
22:41:早芝直純:「だが、温羅の復活は阻止し、疑似ソロモンズリングは破壊し、マスターエージェントを撃破してきた」
22:41:早芝直純:「これ以上の成果はないだろう。満足か?本部エージェント」
22:42:光円寺勇吾:「文句なしに、最高の戦果だ。当然、報酬も最高のものを用意してある」
22:43:光円寺勇吾:そう言って君に向かって小さなバッジを放るよ。
22:43:光円寺勇吾:アッシュ派に所属する事を示す、本部エージェントのバッジだ
22:43:早芝直純:それを空中で掴む。
22:44:早芝直純:しげしげと興味深く眺める。
22:44:光円寺勇吾:「優秀なエージェントは早めにスカウトするってのが、アッシュ派のスタンスでね」
22:44:早芝直純:「…………」
22:45:早芝直純:それを指で弾き突っ返す。
22:45:光円寺勇吾:「"ドラゴンズネスト"。おめでとう。お前は将来のではなく、今から俺の同僚だ」
22:45:早芝直純:「こいつを貰う前に。もう一つ任務を回せ」
22:45:光円寺勇吾:「……って、おい!」慌てた様子でそれをキャッチするよ
22:46:早芝直純:「オペレーターのエージェントコントロールが必要になる高難度のヤツがいい。これは、その後に」
22:46:早芝直純:「ああ、その時は、ついでにもう一つ用意してくれ」
22:46:光円寺勇吾:「このバッジ用意するために俺がどれだけ冷汗かいたと……ああ」
22:47:光円寺勇吾:「はっ!なるほど、そういうことか。だがいいのか?その条件だと、一つじゃ済まないかもしれんぜ」
22:48:早芝直純:「ふっ、問題ないぜ。じゃあ、早めに手配しろよ」
22:48:早芝直純:「派閥を率いて乗り込んでやる」
22:48:早芝直純:僅かに獰猛な笑みを浮かべると会議室から出ていくよ。
22:49:光円寺勇吾:呆れたような感心したような笑い顔で見送るよ
22:52:間久部映子:では、会議室を後にした早芝くんの前方から
22:52:間久部映子:対照的に元気のない様子の少女が歩いてきます。
22:53:間久部映子:「はぁー……」
22:53:早芝直純:「よぅ。どうした、お前がため息をつくのは、……別段珍しくないか」
22:54:間久部映子:「な」
22:54:早芝直純:「体重が2㎏増えでもしたか?」
22:54:間久部映子:「何よ……“ドラゴンズネスト”?よりによってこんな時に——」
22:54:間久部映子:「——ってバカ!」ローキックを繰り出す!
22:55:早芝直純:両足を揃えてジャンプして避ける。
22:55:早芝直純:「はははは、そのガッツがなきゃな、お前と話してる気がしない」
22:56:早芝直純:「帰ってきたと実感したぜ。で、何かあったか?」
22:56:間久部映子:「そっちはよっぽど機嫌がいいみたいね?」腕組みの姿勢。
22:57:早芝直純:「天使の声を久しぶりに聞いたからな。それに」
22:57:早芝直純:「喜べよ。もう少しすると任務が下りるぜ、ナイン」
22:57:間久部映子:「こっちは最悪だったわ」話しつつまたローキックする。
22:59:間久部映子:「神城早月襲撃の応援人員に呼ばれて、もう毎っ日毎日企業連中との折衝続きで——」
22:59:早芝直純:「俺がいなかったからな、それは確かに最悪っ」脛で受ける「連発かよ」
22:59:間久部映子:ローキック「……で、結局襲撃予告自体がガセって!どうなってんの!?」
23:00:早芝直純:「それは、そうだ。だって、お前、疑われてたし」
23:00:間久部映子:「はぁ?」
23:00:間久部映子:「疑われてたって、何が」
23:00:早芝直純:「企業連とつながってるんじゃないか?って疑いがかかってたんだぞ」
23:01:間久部映子:「繋がってるって、それ。ええ……」
23:01:早芝直純:「お前が、UGNの情報流して、企業と裏取引してる疑惑」
23:01:間久部映子:「スパイ疑惑ってこと?そりゃあたしは“クラウンベースII"の現場責任は持ってたけど、あれはあたしの有能さゆえの抜擢であって……」
23:01:間久部映子:「違うわよ!なんでそういうことになるの!?」
23:02:早芝直純:「やっていても不思議はないだろう。お前は潔癖だが、自分が気に入らないものを利用して食い潰すのも、他に手段がなくなったら良識が許す範囲で自棄になるのも、有り得る話だぜ」
23:02:早芝直純:うんうんと頷いて。
23:02:早芝直純:「で、俺がその疑惑を晴らすために奔走してた」
23:02:間久部映子:「~~~~ッ」
23:03:間久部映子:ローキック!
23:03:間久部映子:「なにそれ!?あたしに恩でも売ってるつもり!?」
23:03:早芝直純:「そんなわけあるかよ。これは当たり前の話だぜ」
23:03:早芝直純:「よく考えろよ」
23:04:早芝直純:「そんな危ない橋を渡らせてる原因の一つが俺なら、その分は俺が骨を折るべきだ」
23:04:早芝直純:「だろ?」
23:04:間久部映子:「あたし、別にあんたのために本部エージェントになりたいわけじゃないんだけど」
23:05:早芝直純:「前にお前に言ったぜ、俺は」
23:05:早芝直純:「俺と組めよ。出世させてやるぜ。って その言葉を違えるのはフェアじゃないしなぁ」
23:06:早芝直純:「俺のプライドの問題だから、全然!これっぽちも!まったく!気にしなくていいぜ!」
23:06:間久部映子:「……」キックは飛ばないが、いらついている。
23:06:間久部映子:「…………大体、あんたの方の仕事は、それで成功したわけ?」
23:06:間久部映子:「あたしの支援抜きで」
23:08:早芝直純:「………でなきゃ生きて戻ってこれるか」
23:08:早芝直純:「でも」
23:08:早芝直純:心底疲れた声で言う。
23:08:早芝直純:「あんなのは二度とごめんだぜ」
23:08:間久部映子:「ふっ。そうでしょうね」
23:09:間久部映子:「で、次の任務って、どういう話?」
23:10:間久部映子:「またいつものカッコつけたがりで、いらないお節介を焼いてくれたんでしょうけど」
23:11:間久部映子:「まだまだタスクは色々と残ってるのよ。“コード・ヴァルチャー”に“マスターディガー”、それこそ企業の動きだって……」
23:12:早芝直純:「…さてな。だが、俺の行動には常に意味も勝算もあるんだ。ポイントナインが使えるなら問題はないぜ」
23:13:早芝直純:「せいぜい上手く使ってくれ。ドラゴンズネストをコントロールするのがお前の器量の見せ所だぜ」
23:13:早芝直純:言いながら歩きだす。
23:13:早芝直純:「なぁ、飯食いに行こうぜ。どうせ、もう暇だろ?」
23:14:間久部映子:「ふー」すれ違う時に、呆れたように息を吐く。
23:14:間久部映子:「“ドラゴンズネスト”」背中を向けたまま言う。
23:14:間久部映子:「ありがとう、なんて言わないから」
23:14:早芝直純:「じゃあ、なんて言ってくれるんだ?」
23:15:間久部映子:「——いい?いつでも誰かが褒めてくれるなんて、思わないで」
23:15:間久部映子:「本部エージェントなら、当然の働きでしょ」
23:15:間久部映子:「……ああ、中華が食べたいわね!」
23:15:早芝直純:背中を震わせる。笑っている。
23:16:早芝直純:「ああ、まったく…」
23:16:間久部映子:振り向いて、早芝の背中を追う。
23:16:早芝直純:「最低で最高だ」
23:17:GM:---
23:24:GM:白上別邸。賑やかなパンケーキ会も終わり、客人は各々の日常へ帰っていった。今残っているのは、本来の利用者だけ。
23:25:GM:すなわち白上束と御友別連の二人だけだ。
23:26:白上束:割烹着を着て、台所に立っている。
23:26:白上束:フライパンの上には、焼き上がったパンケーキがある。
23:27:白上束:「絹ちゃんに教わった」
23:28:白上束:彼女のものと、ほぼ違わぬ出来。
23:28:御友別連:「そうか……すまない。甘いものを、食べる約束をしたが。まさか作ってもらうことになるとは」
23:28:白上束:半分残っていたヨーグルトも投入したし、なぜか別邸にないはずの
23:29:白上束:生クリームやチョコレート、メープルシロップまで用意されている。
23:29:白上束:「うん。覚えたから、作れるよ」
23:29:御友別連:「……助けて貰った上に、料理まで。世話になりっぱなしだな、束さんには……」
23:30:白上束:コーヒーも用意してある。淹れ方はLINEで聞いて覚えた。
23:30:御友別連:「流石に、当主候補はちがうな。私も正木……さんから、色々教わったが、あまり身には付かなかった」
23:31:白上束:「教えるのは、苦手だけど」
23:32:白上束:「識りたいなら、教えられるようにする」
23:34:御友別連:「私も料理を教わるのは苦手だ。……すまない。恐らく、フライパンの持ち方から、教わることになる」
23:35:白上束:「たくさん苦手だね」
23:36:白上束:パンケーキを皿に移し、机までさっと持っていく。
23:37:白上束:「……ん」差し出す。
23:38:御友別連:「……ああ。ありがとう。よく出来ているように見える。いただこう」と、言いつつ、中々手を付けようとしない
23:39:白上束:「?」首をかしげる。
23:40:御友別連:「……すまない。本当に、美味しそうだと思っている。だが、私が食べていいのかと、思ってな」
23:40:白上束:「もしかして。怪我で、食べられない?」
23:41:御友別連:「いや、怪我はない。屋敷さんが守ってくれた。彼に不手際があったわけではない」
23:42:白上束:「失敗はしてないよ。覚えたから、失敗しない」
23:42:白上束:「甘いものが好きなら、大丈夫だと思う」
23:43:御友別連:「それも心配していない。私の問題なんだ。……すまない。約束をしたと言うのに、束さんばかりに苦労をさせてしまった」
23:44:御友別連:「束さんを傷つけたとも思う。それが、こんな簡単に、許されていいのかと思うと」
23:45:白上束:「約束したのは、甘いものを食べに行くことと、これを返すことだよ」
23:45:白上束:胸元を探り、赤紫色の宝石がついたネックレスを取り出す。
23:46:白上束:「苦労はしたけど、苦労をさせないでなんて約束してないよ」
23:47:白上束:「傷も、私にはついてない」
23:48:御友別連:「束さん……」
23:49:御友別連:「すまない……ありがとう。私は、貴女から貰ってばかりだ……」
23:51:白上束:「……」
23:51:白上束:「……食べないの?」
23:53:御友別連:「……すまない。いただこう。熱い内に食べなければ、勿体無いからな」
23:54:白上束:「うん」
23:55:御友別連:そう言ってシロップを掛けて一口食べます。
23:56:御友別連:「……本当に、よく出来ている。教わったばかりとは、思えないほど」
23:57:白上束:「うん」「よかった」
23:57:白上束:それを見届けると、自分も手を付け始める。
23:57:白上束:「うん。出来てる」
00:00:白上束:「……」
00:00:白上束:「……」
00:00:御友別連:「……?」
00:01:白上束:「御友別の、お役目は」
00:01:白上束:「続くの?」
00:03:御友別連:「……続くだろう、と思う。“緋緋鷹右眼”の力を目覚めさせる鍵は、私……私たちの血筋しか、もうない」
00:05:御友別連:「白上が、我々を手放すことはないだろう」
00:06:白上束:「……分かった。じゃあ、代わりに一つ、連ちゃんが手放して」
00:07:白上束:「首飾りが欲しい。私に、有利になるから」
00:09:御友別連:「構わない。私より、束さんのほうが似合っている」
00:09:白上束:「うん」左眼を受け取る。
00:10:白上束:「装身具を、貰ったから。交換しよう」
00:11:白上束:「友達とは、交換するの」懐から、小石のようなものを取り出す。
00:11:白上束:断面が多層になった半球。絹糸が結ばれ、根付のように誂えられたもの。
00:12:白上束:“矢呑竜骨”。
00:12:御友別連:「なぜ私に、これを……?」
00:13:白上束:「私より、似合うから」
00:13:白上束:「それを守ることを、新たなお役目に出来るから」
00:14:白上束:「そうすれば、白上は手放さないから」
00:14:白上束:「それに、矢からも守れるよ」
00:15:白上束:「いいことばかり」
00:15:御友別連:「……私には、勿体無い位だ」
00:16:御友別連:「だが……誰にも渡さない。約束する」
00:17:白上束:「……ん。約束」
00:17:GM:---
20:46:どどんとふ:「セカンド・ビハインド」がログインしました。
20:55:どどんとふ:「早芝直純」がログインしました。
20:55:どどんとふ:「屋敷十四朗」がログインしました。
20:59:どどんとふ:「白上束」がログインしました。
21:00:どどんとふ:「GM」がログインしました。
21:00:どどんとふ:「椋本絹」がログインしました。
21:08:GM:---
21:10:GM:日本の何処か。和菓子屋の店先に用意された喫茶スペースで、大柄な男が茶をすすっている。
21:12:GM:怪我でもしているのか、首元には包帯が巻かれている。傍らには土産と思わしき、箱詰めの大福。テーブルの上にはそれとは別に食べかけのいちご大福が乗っている。
21:13:セカンド・ビハインド:「おや、今はお一人ですか?」
21:13:セカンド・ビハインド:ではその喫茶スペースにふらっと現れ、声を掛ける。
21:14:セカンド・ビハインド:「椋本正木様」
21:15:椋本正木:「はっ!あの館でも一人だったろう。お前の方こそ、また一人か?」
21:16:セカンド・ビハインド:「ええ、その通り。今は一人でございます」
21:16:椋本正木:「絹の執事だと言うのに、絹から離れてばかりだな、セカンド!はっは!」
21:16:セカンド・ビハインド:「ふふっ、そうでございますね。確かに絹様とは離れてばかりでございました」
21:17:セカンド・ビハインド:「ですが、もう近づくことはありませんよ。もう、椋本絹様の執事を辞めましたので」
21:18:椋本正木:「それはいい!兄としても、お前のような物騒なやつが側に居たのでは、安心できんからな」
21:19:セカンド・ビハインド:「そうでしょうね。私もそう思いますとも」
21:19:セカンド・ビハインド:「その様に正木様の方も自らの従者と離れてばかりでございますが、どうなされましたか?」
21:19:セカンド・ビハインド:「しかしその様に仰る正木様の方も自らの従者と離れてばかりでございますが、どうなされましたか?」
21:21:椋本正木:「仕方あるまい。起こした事が事だ。俺の側は安全とは言い難い」
21:22:椋本正木:「そんな時にシックスを連れていては、はは!ヘマを起こされた時、本当におっ死にかねんからな!」
21:23:セカンド・ビハインド:「ふふっ、なるほど。まことに正しい判断でございます」
21:23:椋本正木:「何れ準備ができれば、迎えに行くつもりだ。放って置いても危険な奴だからな」
21:25:セカンド・ビハインド:「……そうでしたか。では正木様、こちらをどうぞ」
21:25:セカンド・ビハインド:そう言ってジュラルミンケースを近くに置く。
21:25:セカンド・ビハインド:「ああ、爆発物の類などではございません」
21:25:椋本正木:「あの館のように、俺もふっとばすつもりじゃないだろうな?」
21:26:セカンド・ビハインド:「いやいや、実にお恥ずかしい話ではありますが」
21:26:セカンド・ビハインド:「お借りしましたが、あまり使わなかったので。お返しすることにしまして」
21:27:セカンド・ビハインド:「いささか、色をつけてまいりました。利子ということです」
21:27:セカンド・ビハインド:ジュラルミンケースの中に入っているのは奪っていった金と、セカンド自身の金だ!
21:28:椋本正木:「はは!残念だ!あの花火も、中々に派手で楽しかったのだが」
21:29:セカンド・ビハインド:「ふふっ。ご期待に答えられず申し訳ありません」
21:30:椋本正木:「しかし、お前はこれからどうする?執事を失業して、再就職先にあてはあるのか?」
21:30:セカンド・ビハインド:「ええ、幸いにも私には本業がございましてそちらに戻ろうかと」
21:31:セカンド・ビハインド:「シックスの方はどうするかは知りませんが——ここで一つ正木様にお願いがあります」
21:33:椋本正木:「はは!お前からの頼みか。あまりいい予感はしないな」
21:33:セカンド・ビハインド:「そうかも知れませんね」
21:33:セカンド・ビハインド:「……今すぐにそうして欲しいというわけではありません。ですが、いつか」
21:34:セカンド・ビハインド:「シックスに名を。“椋本”の名を与えてやってはくださいませんか」
21:35:セカンド・ビハインド:「差し出がましいことではあります。無理を言っていることも理解しております」
21:36:椋本正木:「はは!そいつはまさしく、無理な相談だな」
21:36:セカンド・ビハインド:「ふっ、ならば聞かなかったことにしてくださると助かります」
21:37:椋本正木:「勘違いするなよ。俺が嫌だと言っているんじゃない」
21:37:椋本正木:「断られたからだ、シックスに」
21:38:セカンド・ビハインド:「シックスから?」
21:39:椋本正木:「勝手に哀れむなと言うことだろう。あいつはただのシックスだが、ただのシックスでいいと」
21:39:セカンド・ビハインド:「ふふっ、なるほど。実にらしい」
21:40:セカンド・ビハインド:「シックスがそうであるのも、余計な世話を焼いてしまうのも。実にらしい」
21:40:椋本正木:「はは!その上で気になるのなら、お前が与えてやったらどうだ。ビハインドの名を!」
21:40:椋本正木:「それも断られるかもしれんがな」
21:41:セカンド・ビハインド:「ふふっ、生憎とこの名前は誰にも譲ることはしないと決めておりますので」
21:42:セカンド・ビハインド:「では、私はこれにて。お話に付き合ってくださってありがとうございました」
21:42:椋本正木:「なに、中々に楽しかった」
21:43:セカンド・ビハインド:「それでは——」 と一度言葉を切り、
21:43:セカンド・ビハインド:「それではシックスを、よろしくお願いします」 やはりそう言うことにした。
21:44:椋本正木:「次に会う時は……はは!揃って元気な姿を見せるとしよう」
21:44:GM:---
21:44:セカンド・ビハインド:私は全てを元に戻したかった。
21:45:セカンド・ビハインド:かつて仲間たちと共にあれるように、一人の主に全員で同じ様に仕えることの出来るように。
21:45:セカンド・ビハインド:だから探した、次のロードを。私達のためのマスターロードを。
21:45:セカンド・ビハインド:しかしそれは見つからなかった。
21:45:セカンド・ビハインド:既にフィフスは死に、シックスも十分に死ぬ可能性が今回はあった。
21:45:セカンド・ビハインド:もう見つける時間はない。
21:46:セカンド・ビハインド:……私達は不死であったマスターロードと違い、死んでしまうのだから。
21:46:セカンド・ビハインド:たとえ、私が次なるロードを見つけても結局は無意味だっただろう。所詮は悪あがきだったのだ。
21:46:セカンド・ビハインド:それがどんなに私にとって理想の主だとしても——私が殺してしまうのは変わらないのだから。
21:46:セカンド・ビハインド:セカンド・ビハインド。
21:46:セカンド・ビハインド:それが私の名であり、私の裏切りの根源。
21:46:セカンド・ビハインド:名の意味は次なる存在、後に続く者——それは何かなど決まっている。
21:47:セカンド・ビハインド:真のマスターロード、次のマスターロード。
21:47:セカンド・ビハインド:自分自身が真の主だから、何者も私の主にはなれない。
21:47:セカンド・ビハインド:それが今まで目を瞑り続けていた私の本性、設定されたマスターロードの絶対自殺機構。
21:47:セカンド・ビハインド:瞑っていた眼を開く。
21:47:セカンド・ビハインド:前には深い闇が広がっているばかりで、一歩踏み出せばもう元の道には戻れないだろうという確信がある。
21:48:セカンド・ビハインド:以前の私はこの道以外を見つけるように必死に目を逸し、瞑ってきた。
21:48:セカンド・ビハインド:しかし、今の私はそうではない。
21:48:セカンド・ビハインド:椋本絹との別れを思い出す、すると思わず頬が緩むのがわかる。
21:48:セカンド・ビハインド:最後の主である椋本絹。
21:48:セカンド・ビハインド:彼女よりも優秀な主は過去に居た、また愚かな主も居た。
21:48:セカンド・ビハインド:強い主も居た、無力な主も居た、正しかった主も、悪であった主も、情に厚い主も、冷酷な主も。
21:48:セカンド・ビハインド:殺したくない、などと思った主は他にも居た。
21:49:セカンド・ビハインド:私にとって最後の主である椋本絹とは、優れていた部分、素養は十分ではあったが最高の主ではない。
21:49:セカンド・ビハインド:別れを告げることにしたのも、つまりは時間切れだった。なし崩し的に最後になってしまっただけに過ぎないのだろう。
21:49:セカンド・ビハインド:だが。
21:49:セカンド・ビハインド:だが、それでも——あの穏やかで幸福な結末に辿り着いた主は椋本絹ただ一人だけだ。
21:49:セカンド・ビハインド:私は望んだものに手は届かず、全ては無駄に終わった。
21:49:セカンド・ビハインド:抗いたかった運命に負けた無様な道化だろう。
21:49:セカンド・ビハインド:しかし、それでもたった一つだけ得たものは確かに、この胸の内にある。
21:50:セカンド・ビハインド:私は闇へと戻っていく、己の本来を役割を果たすために。
21:50:セカンド・ビハインド:その歩みに迷いはない、一つの結末がこの胸にある限り。
21:50:GM:---
22:00:GM:中国地方!商業施設の立ち並ぶ一角に、屋敷さんは来ています。
22:01:GM:此度の戦いで駄目になったスーツを新調するためだ。ちなみに君の口座には出所不明の入金があったりして、それなりに高いスーツを買うこともできる。
22:02:屋敷十四朗:あのあとすぐ、スーツのリペアを注文しておいた。東京に戻るまでには修繕が間に合うかと思ったのだが……
22:02:屋敷十四朗:結局「買い替えたほうが早いですよ」と言われて、仕上がりに一日待たされた形だ。むしろ帰る前に受け取れてよかったとも言える。
22:03:屋敷十四朗:「こんにちは。先日スーツを頼んだ屋敷ですけど、出来上がってますか」
22:03:屋敷十四朗:「できればちょっと試着をしていきたいんだけど……」
22:04:GM:勿論いいですよ!という感じで試着室に案内されます。
22:05:GM:しかし君が試着室に入る前に、一つ隣の試着室からクックック……という不愉快な笑い声が聞こえてくるよ
22:05:屋敷十四朗:「……?」 そっちを見る。
22:05:どどんとふ:「セカンド・ビハインド」がログインしました。
22:08:五角エイジ:「ケッ!お姫様を守りきって、次の日には呑気にお買い物か?」
22:09:五角エイジ:「いい御身分だな、”三月兎”さんよお」
22:09:屋敷十四朗:「げっ。その声」
22:10:屋敷十四朗:思わず試着室のカーテンをひっつかんで開ける。
22:10:屋敷十四朗:「……4位じゃねえーか!」
22:10:屋敷十四朗:「テクタイトの!」
22:11:GM:その通り!そこに居るのはテクタイトの4位なのだ。微妙に裾のダボッとしたスーツに身を包んでいる
22:11:屋敷十四朗:「しかもスーツが全く似合ってねえ……」
22:12:GM:明らかにサイズも合っていないのだ
22:12:五角エイジ:「なんだ?じゃあ自分は似合ってるって言いてえのかよ。結構な自信だな、ええ?」
22:13:屋敷十四朗:「こういうのは経験値がものを言うからな。おたく、普段からスーツ着るタイプじゃないだろ」
22:14:屋敷十四朗:「あんまスーツ着ないなら、こっちの細身のラインのやつのほうが着こなしが雑でもそれっぽく見えるぜ。生地も伸びやすいし」
22:15:五角エイジ:「次の仕事で必要になるかもしれねえから、用意しに来ただけだ。スーツなんて常日頃から着るもんでもねえだろ」
22:15:屋敷十四朗:言いながら近くのスーツをいくつか持ってくる。
22:15:五角エイジ:「チッ!余計なお世話だ!アドバイスなんか求めてねえよ!」
22:16:屋敷十四朗:「くははは。それにしても、意外だな」
22:16:屋敷十四朗:「テクタイトの上位ランカーとスーツ屋で出くわすのもそうだが」
22:16:屋敷十四朗:「つい先日、血みどろの殺し合いをした仲だ。問答無用で殺しにかかられると思っていた」
22:16:屋敷十四朗:カーテンをひっつかんで問答無用で開けたのも、相手の動きを視認したかったからだ。
22:17:五角エイジ:「はっ!金にもならねえ殺しなんてするかよ。それに、勘違いするんじゃねえ」
22:18:屋敷十四朗:「あん? 勘違い?」
22:19:五角エイジ:「あんなのは俺に取っちゃ殺し合いには入らねえ……いいか?一度倒したくらいでいい気になってる見てえだがな。俺はお前より下なんて思っちゃいねえ」
22:20:屋敷十四朗:「気が合うな。俺も似たような気持ちさ」
22:20:五角エイジ:「そうやってスカした態度を取ってられるのも、次に会う時までだ……覚えときやがれ」
22:20:屋敷十四朗:「戦場じゃ何が起こるかわからないからな。今回はたまたまこっちに出目が寄った。それだけだと考えてる」
22:21:屋敷十四朗:「正直、おたくと二度やりあいたくはないね」 肩をすくめる。 「執念深そうだし」
22:21:五角エイジ:「そういう態度が気に食わねえってんだよ!」
22:22:屋敷十四朗:「まあ待てよ。俺だって言いたいことは山程あるが、それはそれとしてだ。ここで会ったのもちょうど良い」
22:22:屋敷十四朗:「傭兵としてのおたくに聞きたい事があるんだ」
22:23:五角エイジ:「チッ!まあいいぜ。内容によっちゃ、金と引き換えになるけどな」
22:24:屋敷十四朗:「――テクタイトの上位ランカー」
22:24:屋敷十四朗:「その中でも派閥の強大さならば随一とされる『4th』――五角エイジ」
22:24:屋敷十四朗:「おたくを……そうだな。たとえば1年間専属で雇うとしたら、いくらかかる?」
22:25:五角エイジ:「一年だぁ!?んな長時間、一体何やらせるつもりだよ」
22:26:屋敷十四朗:「今回の件でわかった。おたくは敵に回すとあまりに厄介だ」
22:26:屋敷十四朗:「そして……椋本絹を今後も護り続けるなら、"まっとうな手段"だけじゃあ、やってられん」
22:26:屋敷十四朗:「汚れ役が必要だ。彼女の手を汚さないために、俺は彼女の見えないところで汚れ仕事を引き受ける」
22:27:屋敷十四朗:「そんなとき、頼りになる傭兵がいりゃあいいなってな」
22:27:屋敷十四朗:「できれば一生雇いたいんだがな。流石に無理だろうから、とりあえず一年雇ったらおいくらですかって事で……どうだ、4th?」
22:28:五角エイジ:「ケッ!そういう魂胆かよ。よっぽど大切なんだな、あのガキの事が」
22:28:屋敷十四朗:「そうとも。世界で一番大事だ」 本気か冗談かわからない声色でニッと笑う。
22:29:五角エイジ:「気持ちわり!ま、仕事内容はわかった。それなら一年で、数千万ってとこじゃねえの?」
22:30:屋敷十四朗:「たッか! 高いが……まあ、一年まるまる雇うとそんなもんか」
22:30:屋敷十四朗:「新築で家を建てると、だいたい三千万とか四千万円って聞くからな。それでテクタイトの上位ランカーが雇えると思えば、ある意味安いか」
22:32:五角エイジ:「は?何いってんだ?円?」
22:32:五角エイジ:「ドルだよ、ドル!」
22:32:屋敷十四朗:「ドル!!」
22:32:屋敷十四朗:「またドルかよもう!」
22:33:屋敷十四朗:「なるほど。わかったよ、おたくを雇うとクソ高くなるってことはよくわかった」
22:33:屋敷十四朗:「それ相応の働きをするってこともな。マジで二度と戦いたくないもんだ」
22:36:五角エイジ:「はっ!ま、二度はないだろうよ」
22:37:五角エイジ:「俺でも殺せなかったっつー噂が広がれば、当然俺より上が雇われるだろうからな」
22:38:五角エイジ:「クック!そこまでしてあんたらを殺したいって奴が居るのかは分からねえが……ま、精々頑張れよ」
22:38:屋敷十四朗:「うへえ。次にテクタイトが椋本やリキシレを狙うとしたら、3rd以上が出てくるってわけか。ぞっとしないな」
22:39:屋敷十四朗:「おたくもな。おたくが絹ちゃんを泣かせたってこと、ちゃんと聞いてるぜ」
22:40:屋敷十四朗:「将来あの子がリキシレのトップに立って、テクタイトの大スポンサーになったりしない事を祈るんだな。ふふん」
22:41:屋敷十四朗:「……あの子の傍にはいつも"三月兎"が居る。マスターウィザードを殺し、フェンリルを殺した傭兵だ」
22:41:屋敷十四朗:「忘れんなよ。テクタイト」
22:42:GM:---