DX3rd Q町キャンペーン第四話『帰還』(GM:クオンタム)
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#3『魔境のレクイエム』Prev<| #4『帰還』 |>Next #5『裏切りのシンフォニア』
キャラシート
PC1 朝比奈 望(PL:中村) キャラシート
PC2 名塚佑(PL:珪素) キャラシート
PC3 谷神錬磨(PL:ロケット商会) キャラシート
PC4 水波賢哉(PL:白金) キャラシート
目次
プリプレイ
GM:DX3rd Q町キャンペーン第三話『魔境のレクイエム』(GM:クオンタム)
GM:http://quantum44-02.sakura.ne.jp/log/01_quanpaign/qp03_h.html
GM:前回のログだよ。たのしく遊んでね 仲良くあそんでね
名塚佑:アヤッター!
どどんとふ:「ななしさん」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
GM:よしよし。じゃ、全員揃ったのでセッションをはじめていきましょうか。
GM:まずは成長報告からお願いしたいと思います。PC1から順番に行きましょう。
GM:PC1の水波くん、成長報告をどうぞ。
GM:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327772778/386
水波賢哉:はーい。4話にしてPC1の凄腕チルドレンの水波賢哉くんです。実は支部長キャラだったらしいぜ!
GM:そう、支部長だぜ! でもジョブチェンジ(任意)はもうちょっと待ってね!
水波賢哉:今回も成長は地味の極み。白兵が7上がって技能値21になりました。
水波賢哉:単純な白兵ならRWのNO.1ヒーロー、パラディンやコードウェル博士を地味に越えたりします!w
GM:21・・・ヤバいなこいつは・・・
水波賢哉:攻撃の固定値が34.コンスタントに40出せるようになりました。
水波賢哉:後は調達が上がって、コンバットフォーカスとエンブレムサーチアイを取得しましたね。
水波賢哉:コンバットフォーカスは命中+2 サーチアイの効果は指定対象の攻撃に対してドッジダイス+2個です。
GM:うわーっドッジダイス+2! 地味にデカい!
水波賢哉:成長は以上ですね。彼女もこちらに来て、コヨミちゃんもヤバイのですが そう、出来るさ…僕にならね。の精神で頑張りたいと思います。
GM:はーい、ありがとうございます。
GM:ふふふ、だが今回は水波くんとてそうやすやすとはいかないボスを用意したからな……! ぬかりはないぜ
GM:じゃ、そんな水波くんのハンドアウトはこちらです。
■PC1:水波賢哉(PL:白金)
・シナリオロイス:月代コヨミ 推奨感情:P連帯感/N不信感
本来の君はQ市の若きUGNエージェントだった。
一ヶ月前、ツキガミの力が五つに分離した事で起こった"ツキガミ事件"。
君は見事この事件を解決し、Q市支部長へ昇進。副官の藍坂紗良とともに出世街道を爆進中であった。
そんな君の魂は今、VRシミュレータで作られた仮想のQ町に幽閉されている。
犯人の名は、月代コヨミ。彼女は君たちを仮想空間に幽閉し、その生命を奪おうとしている。
なぜコヨミがそんな行動を取っているのか、現時点ではまだ不明なままだ。
Q市UGN支部は、君たち四人がQ町から脱出でき次第コヨミの抹殺にかかるという。
残された選択肢は二つ。藍坂の提案通り、プールや山で遊んで静かに過ごすか。
または、情報を集めてコヨミの真意を問いただすかだ。
現実世界の記憶が少しずつ蘇る中、君はQ町最後の三日間を送る事になる。
GM:長いなこのハンドアウト……
GM:とはいえ、そういう事です。君の記憶は不完全ではあるが、少しずつ蘇りつつある。
GM:コヨミに脱出を悟られないよう夏休みをENJOYしてもいいし、裏で動いてもいい。そんな感じですね。
GM:また、さすがに現実世界の事を何もロールしないと『記憶が蘇ってる』とか言われても実感がわかないと思うので
GM:OPはA面・B面の二つやります。ひとつが"Q市"、もうひとつが現在、"Q町"のOPです。
GM:そんなかんじかな~
水波賢哉:成程。記憶統合して一気に上がった白兵技能の力を見せてやるぜー。
GM:たのんだぜ真の超兵!
GM:じゃあ次。PC2の望くん、成長報告をお願いします。
GM:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328019685/252
朝比奈望:オラー!
朝比奈望:PC2の朝比奈望です。
朝比奈望:なんかブラッドボムとか覚えて敵をぶち殺すことにさらに特化しました!
GM:ひええ
GM:しかもこれ、単純な火力アップじゃなくて、二段階殺できるんですよね。コワすぎる
朝比奈望:ダメージを与えた後生命吸収で自分のHPを回復してブラッドボムで自分のHPを消費してて敵を殺す!やったね!
朝比奈望:運が良ければ敵に致命傷与えてられてこっちは死なない!楽しい!
朝比奈望:あと射撃が地味にあがったりして安定感が偉い。
朝比奈望:そんな感じです。
GM:あ、それは偉いですね。東京ちゃんの負担が減るし。
GM:はいはい、了解です!
GM:じゃあ、そんな望くんのハンドアウトはこんな感じ。
■PC2:朝比奈望(PL:中村)
・シナリオロイス:月代コヨミ 推奨感情:P信頼/N不信感
本来の君はQ市に住む普通の高校生だった。
一ヶ月前、月代コヨミの力が暴走した事による"ツキガミ事件"に巻き込まれるまでは。
事件に巻き込まれた君は一度死亡し、オーヴァードとして覚醒し、様々な戦いを経験し――
しかし最後には、他の三名と共に事件を解決した。ツキガミ事件は終わったのだ。
そんな君の魂は今、VRシミュレータで作られた仮想のQ町に幽閉されている。
犯人の名は、月代コヨミ。彼女は君たちを仮想空間に幽閉し、その生命を奪おうとしている。
なぜコヨミがそんな行動を取っているのか、現時点ではまだ不明なままだ。
最後のツキガミ、"白"は、あと数日で現実世界へ帰れるから大人しくしていろと君に忠告する。
彼女の言う通り、静かに日常生活を送るか。情報を集め、コヨミの真意を問いただすか。
現実世界の記憶が少しずつ蘇る中、君はQ町最後の三日間を送る事になる。
GM:長いなこのハンドアウト・・・(二回目)
GM:でもそんな感じです。記憶は不完全だが、少しずつ蘇りつつある。
朝比奈望:うるせー!俺はコヨミちゃんを信じるって言ってるだろ!またぶちころされてーのかー!
GM:そして、コヨミに内緒でこの世界から脱出してもいいし、なんでこんなことをしたのかコヨミを問い詰めてもいい。そんな感じです。
GM:あっすごい! PC1力……!
GM:あと、これは別に水波くんに限った話ではないんですが、望くんもOPは二回やります。Q市の頃の記憶と、Q町の頃の記憶。
朝比奈望:やったぜ!
GM:なので、OPは二連続でやる感じですね。ちょっと大変だけどよろしく!
朝比奈望:うい!よろしくお願いします!
GM:アイヨッ!
GM:じゃあ次。PC3の谷神くん・・・なんですけど
GM:なんかロケットさんちのルーターの調子が死ぬほど悪そうですねw
谷神錬磨:どうもこれはブラウザの問題かもしれない……ですが、画面を変えなきゃ問題ないことがわかりました!
GM:本当にござるか~?
谷神錬磨:大丈夫大丈夫! ぼく、伝承者ですし!
GM:じゃあPC3の錬磨くん、成長報告をお願いします。
GM:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327801386/158
谷神錬磨:谷神錬磨!PC3です!
谷神錬磨:今回の成長もまた微妙! リフレックスを習得し、蛇の動きも取りました。
谷神錬磨:ちょっとだけ回避できるようになったということです。アタックに大量の浸食率を必要とするので、生存性を少しでも上げたいです。
谷神錬磨:火力はもう放っておこう……範囲攻撃も放っておくし……
谷神錬磨:そんなわけで、過去を思い出してもほとんど変わりのない谷神錬磨のキャラ性ともいえる…のではない…かなあ…??
谷神錬磨:真のQ市のことを知ってもほとんど見た目は変わらないように見えます。以上、そんなところです!
GM:へい!センキュー!
GM:(GMのブラウザが落ちて手間取ってました)
GM:というかリフレックスか……! これで水波くんに続いて二人目の回避マンが生まれたわけだな・・・
GM:じゃあ、そんな錬磨くんのハンドアウトがこちらです。
■谷神練磨(PL:ロケット商会)
・シナリオロイス:月代コヨミ 推奨感情:P誠意/N不信感
本来の君はQ市に住む高校生であり、鬼を狩る者の末裔だった。
一ヶ月前、月代コヨミの力が暴走した事によって発生した"ツキガミ事件"。
"夜叉童子"の依代となった天音と戦うなどの波乱を乗り越え、
君は見事ほかの三名と共に事件を解決へ導いた……はずだった。
そんな君の魂は今、VRシミュレータで作られた仮想のQ町に幽閉されている。
犯人の名は、月代コヨミ。彼女は君たちを仮想空間に幽閉し、その生命を奪おうとしている。
なぜコヨミがそんな行動を取っているのか、現時点ではまだ不明なままだ。
桜生と清三は、あと数日でログアウト用の"穴"が用意できると言う。
彼らの提案通り静かに日常生活を送るか。情報を集め、コヨミの真意を問いただすか。
現実世界の記憶が少しずつ蘇る中、君はQ町最後の三日間を送る事になる。
GM:長いなこのハンドアウト・・・
GM:でもそんな感じです。少しずつ記憶は蘇っているし、もうすぐログアウトできるらしい。
GM:君は谷神の末裔としてコヨミをブチ殺しにいってもいいし、まずは脱出を優先してもいいでしょう。
谷神錬磨:そんな凶暴なやつだったかなあw
GM:錬磨くんは心優しい子だょ!
谷神錬磨:確かにVR作品では現実ではできない残虐プレイも魅力ですけどね…!
谷神錬磨:そんな凶暴なやつだったかなあw
GM:では、そんな感じで!
GM:ラスト。PC4の東……佑ちゃん、お願いします。
GM:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327774113/150-151
名塚佑:キヌーッ!
名塚佑:東京ちゃんではないことが第三話で判明してしまった、名塚佑です……
GM:さいたまちゃん!
名塚佑:もう何も思い出せない……すごく難解な戦闘スタイルを使いこなすボクっ子だった気がする
名塚佑:手元に唯一残されているノートを見ても
名塚佑:俺の名前は名塚佑
名塚佑:魔術師
名塚佑:俺は強い
名塚佑:俺の使うシンドロームは ソラリス
名塚佑:そういうことくらいしか書いてないですね もはや何もわからないです
GM:シラット使いだろこれ!
GM:いや、魔術師なんだから左手首を掴むと『雷』が出たりするのかな・・
名塚佑:それでも、頑張って記憶を振り絞り成長させました
名塚佑:《奇跡の雫》と《帰還の声》および《アクアウィターエ》……!
名塚佑:もはや侵蝕度外視!シナリオ一回オートエフェクトを最大5体にまでバラまく極悪コンボよ!
名塚佑:こいつをやるために名塚ちゃんの構成を組んだのだ……!恋も仕事も、私がんばります!
名塚佑:以上です!
GM:あっ、あれ? 嘘・・・もしかしてこれ
GM:たとえば、範囲攻撃でいっぺんにみんなが死んだら、範囲レイズできるってこと・・?
GM:えっ嘘・・・やばいなこいつ・・・
名塚佑:ムッハハハハハハ
GM:《アクアウィターエ》が単体だと思っていたGMが思わぬショックを受けていますが、気を取り直して
GM:そんな白魔道士東京ちゃんのハンドアウトはこれ!
■名塚佑(PL:珪素)
・シナリオロイス:月代コヨミ 推奨感情:P友情/N不信感
本来の君は、最近Q市に戻ってきた、魔術の心得がある高校生だった。
一ヶ月前、月代コヨミの力が暴走した事による"ツキガミ事件"に巻き込まれるまでは。
朝比奈望は覚醒した。谷神練磨は魔を狩る一族だった。水波賢哉もUGNの一員だった。
侵蝕する非日常。"結社"の襲撃を受けるなどの波乱を乗り越えながらも、
君は見事、ほかの三名と共に事件を解決した……はずだった。
そんな君の魂は今、VRシミュレータで作られた仮想のQ町に幽閉されている。
犯人の名は、月代コヨミ。彼女は君たちを仮想空間に幽閉し、その生命を奪おうとしている。
なぜコヨミがそんな行動を取っているのか、現時点ではまだ不明なままだ。
君の家にやってきた綾瀬と天音は、あと三日もすれば君をこの世界から救出できると言う。
三日間、静かに日常生活を送るか。二人の提案通り、コヨミの真意を問いただすか。
現実世界の記憶が少しずつ蘇る中、君はQ町最後の三日間を送る事になる。
GM:たぶん、事件のわずかな間ですごい成長を遂げたんでしょうね。君は確かに事件を解決した。
GM:しかし、今はVRQ町に閉じ込められている。幸い、あと三日で脱出できるらしいよ・・・という感じです。
GM:東京ちゃんは前回のEDで、Q町がVR空間だということをまだ知らない方向でいったと思うので
GM:綾瀬と天音が最初にさらっと説明する感じのOPになります。
GM:東京ちゃんはショックを受けてもいいし、ショックを受け終わったあとからOPをはじめてもいい。そんな感じかな。
名塚佑:キ、キヌ~ッ
名塚佑:このQ町がVRであること自体は前回のEDで既に察しているので
名塚佑:ショックは受け終わった後からはじめたい!
名塚佑:このままVRで人生を終えるのもいいかもな……へへ……
名塚佑:大河はずっと真田丸だし……
GM:あっ察してたか! じゃあ、東京ちゃんがガーンってなってるところから、「でもあと三日で出られるよ!」って感じのOPにしましょう。
GM:ダメ! 東京ちゃんのリアル肉体が死んじゃう!
GM:そんなかんじですね。よろしくおねがいします。
GM:じゃあ成長報告はここまで!
GM:トレーラーを貼ってOPへ……といきたいところなんですが、
GM:やんごとなき事情により、トレーラーはまだ貼りません。しかるべきタイミングで貼るので、よろしくね。
オープニング01(A):朝比奈望
GM:ということで、OPに入っちゃいましょう。最初のOPは朝比奈くんです。
GM:Q市の記憶。ある意味過去回想なので、侵蝕ダイスは振らなくていいかな~と思ったんですが
朝比奈望:オラー!
GM:それなりのボリュームになりそうなので、侵蝕ダイスは振っちゃってください。お願いします。
GM:登場をどうぞ!
朝比奈望:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 9[9]+32 → 41
朝比奈望:む
朝比奈望:ぎゃ
GM:ンッ高い
GM:これは、"Q町"の物語ではない。
GM:現実世界の記憶。君がかつて経験した事件の記憶。
GM:――"Q市"で起きた、ツキガミ事件の記憶だ。
GM:Q高校・夜
GM:深夜。高層ビル街の合間に建つQ高校の校庭に、朝比奈くんは立っている。
GM:時刻は夜。ついさっき、この校庭で"黒"のツキガミを――"黒"の依代になった綾瀬春菜を倒したばかり。
GM:綾瀬の命こそ奪わずに済んだものの、"黒"は紛れもない強敵だった。朝比奈たち四人全員が生還できたのは奇跡と言ってもいいだろう。
GM:いま校庭にいるのは消耗の激しかった朝比奈と月代コヨミのみ。あとのメンバーは一足先にUGN支部へ戻っている。
GM:君はすっかり回復してピンピンしていてもいいし、まだヘロヘロ状態でもいい。
朝比奈望:ヘロヘロしてたいー
月代コヨミ:「望、大丈夫か……?」
月代コヨミ:「はじめての実戦だ、心身ともに消耗しただろう。家まで歩くのが難しければ、肩を貸すからな。恥ずかしがらずに言うのだぞ!」
朝比奈望:「ん、大丈夫だよ。」
朝比奈望:弱弱しく、笑顔を見せながら、言う
月代コヨミ:「本当か……? 強がりはいかんぞ、強がりは」
朝比奈望:「コヨミちゃんの力を借りて、戦ったんだもん。」
朝比奈望:「このくらい、へっちゃらだよ。」
GM:……あと三柱。
GM:"黒"のほかに、"赤"、"青"、そして"白"。今回と同じような戦いを、最低でもあと三度は乗り越えないといけない。
GM:数日前まで普通の高校生だった朝比奈にとって、並大抵の負担ではない……はずだ。コヨミが申し訳なさそうな顔になる。
月代コヨミ:「……望」
月代コヨミ:「怒らないのか?」
月代コヨミ:「我に対して、怒りはないのか……?」
朝比奈望:質問の意図がわからなくて、ちょっと困惑する。
月代コヨミ:「もとはと言えば、我が力が衰えたのが原因だ。そのせいで"黒"の暴走を制御できず、こんなことに……」
月代コヨミ:「我がもっとちゃんとしていれば……望が一度死ぬようなことも、なかった」
月代コヨミ:肩を落とす。
朝比奈望:「でも、コヨミちゃんは僕を助けてくれた。」
朝比奈望:「ん、違うな。そうじゃないな。」
朝比奈望:「遊んでたのは、ずっと昔のことだけど。」
朝比奈望:「コヨミちゃんは友達だもん。」
月代コヨミ:「……望……」
朝比奈望:「友達に助けてもらえるのは嬉しいし、友達を助けてあげられるのは、同じぐらい嬉しいよ。」
月代コヨミ:「ありがとう。こんな我を、友と呼んでくれるか」
朝比奈望:「それに、力がないとかそんなんで怒られてたら、僕はずっと怒られてないといけないからねえ。」
月代コヨミ:「嬉しい。心の底から、嬉しいと思うぞ」 ふんわりと笑う
朝比奈望:困ったように笑う。
月代コヨミ:「うん、そうか? 望はずいぶんとよくやっていたと思うぞ!」
月代コヨミ:「佑もそうだが、はじめての実戦とは思えん。錬磨や賢哉にも引けをとらぬ戦いっぷりだった!」
朝比奈望:「コヨミちゃんにそう言ってもらえてると、自信が持てるなあ。」
朝比奈望:「……」
月代コヨミ:「ふふふ。力を失いかけた神もどきの言葉でよければ、いくらでも褒めてやろう」
月代コヨミ:「どうした?」
朝比奈望:「あと、3回。」
朝比奈望:「あと3回戦えば、コヨミちゃんは元に戻れるんだよね。」
月代コヨミ:「……
月代コヨミ:「……」「……正直なところを話そう」
月代コヨミ:「もとに戻っても意味はない。我は、そう思っている」
朝比奈望:聞く構え
月代コヨミ:「望。ツキガミの力が衰えつつある理由がなんだか分かるか?」
朝比奈望:「ん……」
GM:まだこのQ市が村だったころから、このあたり一帯を見守ってきたツキガミ。
GM:それがなぜ、近年になって急激な弱体化を続けているのか……。
朝比奈望:「昔の僕たちみたいに、神社で遊ぶ子供は減ったよね。」
月代コヨミ:「……そう。そうなのだ」
月代コヨミ:「神というのは人々の信仰で力を得るものだ。町の発展によって、その信仰が薄れつつある。それが原因だと……我は思っている」
月代コヨミ:「ほれ。夏にやる、盆踊りなどもそうだ」
月代コヨミ:「一昨年からは神社ではなく、河川敷の大きな広場でやるようになっただろう? あれも遠因なのだろうな」
GM:Q市。かつて『Q町』と呼ばれていた、ツキガミの伝承の残る田舎町。
GM:ここ十年ほどで、この街の風景はだいぶ変わった。
朝比奈望:「……」
GM:田舎特有の無駄に広い土地を生かして高速道路が通り、駅前の大開発により高層ビルが急増した。
GM:『Q町』の面影を残しているのは駅の南側だけ。北側は、もはや県下でも有数の近代都市になっている……。
GM:信仰が薄れるのは、ある意味で当然のことだろう。
月代コヨミ:「黒、赤、青、白。全ての分神を回収し、今回の事件を解決したとしても……いずれ、我は再び暴走し、同じような事件を引き起こすと思う」
月代コヨミ:「もとに戻っても意味がない。というのは、そういう意味なのだ」
朝比奈望:「でも、意味がないなんて、思いたくないな。」
朝比奈望:「今、悲しんでるコヨミちゃんを助けることは、僕にとってはすごく大事なことだから。」
月代コヨミ:「そうか……」
月代コヨミ:「……そうか」
朝比奈望:「それに、きっとそんな風にならない方法だって、どこかにあるはずだよ。」
朝比奈望:「街が大きくなっても、そこに住んでる人たちが、僕たちがまるっきり変わっちゃうわけじゃないんだもん。」
月代コヨミ:「そう、だろうか?」
月代コヨミ:「古臭い、"土着の神"などという存在が……まだ生きていける方法が、あるだろうか?」
月代コヨミ:「探してくれるか? 望……」
月代コヨミ:「……我を、助けてくれるか?」
朝比奈望:「助けて、あげられるって約束は、わからないけど。」
朝比奈望:「コヨミちゃんを助けるために、ずっと友達でいられるために頑張るって約束なら。」
月代コヨミ:「……! ふふ。ふふふ、そうか、そうか」
朝比奈望:「僕はぜったい守れるって思う。今回だって、そうしたくて戦ったんだから。」
朝比奈望:笑顔を作りながら言う
月代コヨミ:「ありがとう望。じゅうぶんだ」
月代コヨミ:「その言葉と、その気持ちだけで……我は十分に満足だ」
月代コヨミ:「ありがとう、望。出来る限り、ずっと我の友達でいておくれ」
GM:コヨミの笑顔は、どこか、本来言おうとしていた言葉を飲み込んだようにも見える。
朝比奈望:昔は、この時間になれば虫の声が、うるさいくらいに聞こえていた。
GM:ただ、後悔混じりのものではない。
GM:言う必要がない。そんな、吹っ切れた笑顔だ。
朝比奈望:でも今は虫の音は遠くなり、その代わりに車の音や、人の行きかう音が聞こえるようになった。
朝比奈望:「うん。よろしくね。コヨミちゃん。」
朝比奈望:僕の住んでいる町は変わったけど、でも変わらないものはある、本当に変えちゃあいけないものはずっと変わらない。
朝比奈望:そう信じたい。
朝比奈望:「そろそろ、戻ろうか。佑ちゃんたちに、心配されちゃう。」
月代コヨミ:「ああ。事後処理についての説明も、水波からあるらしいからな」
月代コヨミ:「疲れただろうが、もう少しの辛抱だ。肩は貸すか?」
朝比奈望:「ん…」
朝比奈望:ちょっと迷って
朝比奈望:「じゃあ、ちょっとだけ。本当はちょっとだけ疲れてたんだ。」
月代コヨミ:「ふふふ。そうそう、子供は素直がいちばんよろしい」
月代コヨミ:「さあ、行こう」 朝比奈くんに肩を貸し、ともにQ市中央ビル……UGN支部を目指す。
GM:――深夜のQ市。虫の声は遥か遠く、夜空の月は排気ガスに霞む。
GM:それでもこの街は、かつてのQ町と地続きなのだ。
GM:人が暮らしているし、神も暮らしている……。
GM:そんなところで、オープニングA面は終わり。
GM:シナリオロイスの取得が可能です。シナリオロイス対象は月代コヨミで、推奨感情は:P信頼/N不信感。
朝比奈望:友達/月代コヨミ/信頼〇/不信感
朝比奈望:推奨のままでいかせてもらうぜ!
GM:やったーP信頼!
GM:じゃあ、このシーンは終了。
オープニング01(B):朝比奈望
GM:連続で色々申し訳ないですが、そのまま朝比奈くんOPのBパートに移ります。
GM:朝比奈くんは侵蝕率を上げて登場してください。
朝比奈望:オラー!!
朝比奈望:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 3[3]+41 → 44
朝比奈望:死の数字!
GM:マグナム!
GM:Q町。Q市が作り出したVRシミュレータによって作り出された、架空の世界。
GM:君はそこで、変わらぬ日常生活を続けている。
GM:……記憶は、少しずつ蘇りつつある。コヨミとの会話も思い出せた。
GM:……先日綾瀬が言っていた事が確かなら、Q市UGN支部も状況を把握しているようだ。
GM:だが、この世界からいつ出られるのかは、まだわからない。君はそんな状況で、実家の食堂の手伝いをしている。
朝比奈雪江:「望~! お皿洗い急いで!」
朝比奈雪江:「洗ってないお皿がおおすぎて、食器が下げられないのよ! はやくはやく~!」
朝比奈望:「はーい!ちょっと待ってー!」
GM:作り物。AIが演じる仮想現実。
GM:にもかかわらず、君にはホンモノにしか見えない。……VRシミュレータの管理者が、コヨミだからだ。
GM:長年Q町・Q市を見守ってきたコヨミがコアとなることで、限りなく現実に近い超演算を可能にしている。
朝比奈雪江:「あんまり手際悪いとお小遣い減らすからね!」
朝比奈望:「待って、今やるから!」
朝比奈望:芸術:皿洗い
朝比奈望:5dx+0
DoubleCross : (5R10+0[10]) → 9[2,3,5,6,9] → 9
GM:すげえ!
朝比奈望:なかなかの皿洗い
GM:なら、どんどん追加されるお皿を君は次々と洗っていける。もちろん、落として割るなんてこともしないだろう。
朝比奈雪江:「あんた、ずいぶん器用になったねー……」
朝比奈望:「えへへー、これでも結構手伝ってるからねー」
朝比奈望:「料理だって、賢ちゃんには敵わないけどそれなりにできるよー」
朝比奈雪江:「あらそう? 水波くんてあれでしょ、あの、とっぽい子よね」
朝比奈雪江:「あの子もバイトに入ってくれたりしないかなあ。ね、望から聞いてみてよ」
朝比奈望:「とっぽ……?」
朝比奈望:「ん、聞いてみるけど、賢ちゃん結構忙しいだろうから、来れるかわからないよー」
朝比奈望:お母さんが、たまに変な、よくわからない言葉を使うのは昔からあることだ
朝比奈望:だから、このお母さんはやっぱりお母さんで、本当はシミュレーションやらなんたらというのが間違いなんじゃ、という気持ちになる
朝比奈雪江:「あらそう? なら……」 言いかけたところで、
GM:ピンポーン。
GM:控えめなチャイムがなります。食堂の呼び出し音ではない。
GM:裏口。つまり、朝比奈家の玄関のほうだ。
朝比奈雪江:「望出て! あたしこれから青椒肉絲作るから!」
朝比奈望:「あ、僕出るね」
朝比奈望:「はーい」
朝比奈雪江:「うん。もうピーク過ぎたから、そのまま休んでいいよー」
朝比奈望:「忙しくなったら読んでねー」
朝比奈望:小走りで玄関まで行く
朝比奈望:「はーい、今開けまーす。」
朝比奈望:ガチャリ
白髮の少女:「あ!」
白髮の少女:「いたいた! やっほーのぞみん!」
白髮の少女:「おひさしぶりだねえ! 私のこと覚えてる? 覚えてない?」
白髮の少女:「忘れちゃった? 忘れちゃったかな~?」
朝比奈望:「?」
白髮の少女:「どっちかな~?」 《万能器具》で錬成した、【どっち?】という札を掲げている。
GM:初対面の少女です。歳は天音より歳上、君たちより年下くらい。
朝比奈望:「えっと、すいません、どちら様ですか?」
GM:……初対面、のはずだ。
白髮の少女:「ああっ、やっぱり忘れてる!」
白髮の少女:錬成した、"SHOCK"と書かれた木札を掲げる。
朝比奈望:そこら辺の動きでカタギでないことはわかるけれど
朝比奈望:何のようなのかはわからなくて困惑している
朝比奈望:「え、えっと。ごめんなさい?」
朝比奈望:「あの、人違いじゃないんですよね?」
白髮の少女:「うん。一度……一度? 二度? 三度?」
白髮の少女:「わすれちゃった。でも、それくらい会ってるもん」
GM:では、意志で判定をお願いします。難易度は3/6/9。
朝比奈望:オラー!!
GM:……この娘とは、初対面"ではない"。達成値が高いほど詳細に、この子の事を思い出せるでしょう。
白髮の少女:「私が誰だか当てられたら、ゴーカ景品をあげましょう!」
白髮の少女:「制限時間は10秒! ハイ答えて!」
朝比奈望:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 5[1,5]+1 → 6
白髮の少女:「じゅーう。きゅーう。チッチッチッ……」
白髮の少女:《万能器具》。10→9→8と、流れるように木札に書かれた数字が減っていく。
朝比奈望:「あ、待って!カウントダウンしないで!今思い出すから!思い出せたら!」
GM:達成値6! 情報を開示します。
GM:情報項目(3) : この娘はレネゲイドビーイングである。
GM:情報項目(6) : この娘はツキガミの一柱、"白"である。"白"は『破壊』と『再生』の二重人格であり、こちらは『再生』を司っている人格。
白髮の少女:「どうどう? 思い出せたかな~? どうかな~?」
朝比奈望:「え…」
白髮の少女:「さあのぞみん! 私の名前を言ってごらんよ!」
朝比奈望:「白、ちゃん?」
白髮の少女:「ガガーン」 【Shock】
白髮の少女:「違うよ~~~! いや合ってるけどちょっと違うよ~~~!」
ヴァイス:「ヴァイス!」
ヴァイス:「白、あらため、ヴァイス!」
ヴァイス:「ヴァイスちゃんだよ~~~!」
朝比奈望:「ヴァイスちゃん……」
朝比奈望:「あれ?こんな子だったっけ?」
ヴァイス:【Weiß】と書かれた札を振ってます。
朝比奈望:記憶があいまいなので破壊の方とごっちゃになってる
ヴァイス:「そうだよ~! たぶんもう一人とごっちゃになってる!」
ヴァイス:「でもごめんね! 私、再生のほうで、つくるのは得意なんだけど、順序立てて説明するのが苦手なんだけど、いまは私が表に出てて!」
朝比奈望:「え、あ、ごめん。
ヴァイス:「だからえーと……UGNに頼まれて、説明をしにきたんだけど……わかりにくいかな~。だいじょうぶかな~」
GM:思いついたことがどんどん口から出てくる、という感じの喋り方。
ヴァイス:「えっとえっと……説明入っていい? 大丈夫? もう少し自己紹介する?」
朝比奈望:何か、頭の中のモヤが少し晴れてきたような
朝比奈望:不思議な感覚を覚える
ヴァイス:「すきな食べ物とか、マリオカートの持ちキャラの話とかする?」
朝比奈望:「そっか。そうなんだね。」
ヴァイス:「あっそうそう! あと、ソシャゲのガチャで単発で☆5引いた話も!」
朝比奈望:「もう、その時が来ちゃったんだね。」
朝比奈望:ちょっと悲しそうに笑う。
ヴァイス:「うん。うんうん! そうなんだよ!」
ヴァイス:「あと三日で、この世界から出られるのだよ!」
ヴァイス:「やったね~! のぞみん!」
GM:長い銀髮が揺れる。
GM:長い銀髮と、燃えるような赤い瞳。コヨミとは似ても似つかないが、人外らしい見た目だ。
朝比奈望:「……」
朝比奈望:あまりうれしくはなさそうだ。
ヴァイス:「おろ? ろろろ?」
ヴァイス:「これはもしや、あまりうれしくないのでは?」
ヴァイス:【WHY】と書かれた小ぶりな札を掲げる。
朝比奈望:「とりあえずさ、うちに上がってよ。外、暑いでしょ。マリオカートの話も聞きたいし。」
朝比奈望:「ちなみに僕はクッパが好きだよ」
ヴァイス:「……………………」
ヴァイス?:「いや」 声色が変わる。
ヴァイス?:「その必要はない。こいつに任せていたら、いくら時間があっても話が進まん」
ヴァイス?:「ヴァイスは引っ込んで貰おう。私が説明する」
ヴァイス?:「朝比奈望。わかるか? 私が誰か」
朝比奈望:僕が、覚えていた方のヴァイスちゃんだ。
朝比奈望:「もう一人の、ヴァイスちゃん。」
"白"のツキガミ:「そうだ。……その、ヴァイスとかいうチャラチャラした呼び名は、気に食わないが」
朝比奈望:「僕は、君の方を白ちゃんって呼んでいたんだっけ」
"白"のツキガミ:「ああ。ちゃんは要らない、と言ったのだがな」
"白"のツキガミ:「今はお前たちの味方だ。Q市UGN支部と協力し、お前たちの脱出の手引きをしにきた」
GM:【WHY】の木札をぽいと捨てる。
GM:あっという間に白い砂になり、それも虚空に溶けて消えます。
朝比奈望:「……」
"白"のツキガミ:「この、ばーちゃるな空間からの……」
"白"のツキガミ:「ログ……」「……ログ……」
"白"のツキガミ:「おい、お前は若いのだから、そういうのは得意だろう」
"白"のツキガミ:「ログ、なんだ? わからん」
"白"のツキガミ:「この世界から出る……」
朝比奈望:「ログアウト?」
"白"のツキガミ:「ああ、それだ」
"白"のツキガミ:「ログアウト。ログアウト用の門を、Q町のどこかに作る。桜生や清三、藍坂はそう言っていた」
朝比奈望:「多分、ヴァイスちゃんのがその辺は得意だよ。」
"白"のツキガミ:「チッ……! それは分かっているが、ヤツに任せたら延々と電子遊戯の話をしてしまう!」
朝比奈望:「あはは。それはそれで大変だけど」
朝比奈望:「けど、そうか。そっか、もう出来ちゃったんだね。」
"白"のツキガミ:「こちらの時間であと三日もかかるがな。それに、どこに門が設置できるかはわからん」
"白"のツキガミ:「要件のひとつは、これだ。これを伝えにきた」
"白"のツキガミ:「あと三日の辛抱だ。とな」
"白"のツキガミ:「質問があれば言え。出来る範囲で答える」
朝比奈望:あと3日の辛抱。
朝比奈望:つまり、この町で、Q町の朝比奈望としてコヨミちゃんを話せるのは、あと3日だけ。
朝比奈望:「門の設置個所がわかるのは、いつぐらいになるのかな。」
"白"のツキガミ:「脱出の直前だ。……なにも意地悪をしているわけではない」
"白"のツキガミ:「この世界にお前たち四人を封じ込めているのは、我らが本体。月代コヨミ」
"白"のツキガミ:「ヤツに感づかれてはまずい……ということだ。直前まで場所は伏せておく」
"白"のツキガミ:「わかるか? もう一つの要件も、そのコヨミ繋がりだ」
朝比奈望:白ちゃんが、コヨミちゃんのことを敵にように言うことを少し寂しいと感じる
朝比奈望:コヨミちゃんは、敵なんかじゃない。大事な僕たちの友達のはずなのに。
朝比奈望:「聞かせて。」
"白"のツキガミ:「本題だ。お前に忠告しにきた」 容赦なく言う。
"白"のツキガミ:「コヨミに別れの挨拶などはするなよ。まして、ヤツの真意を探ろうなどとするな」
"白"のツキガミ:「どんな理由があれ、ヤツはお前たちをこの世界に閉じ込め、命を危険にさらしている」
朝比奈望:「……」
"白"のツキガミ:「それだけで十分だ。ヤツが討伐される理由はな」
朝比奈望:「白ちゃんが、僕にそう言ってくれるのは。」
朝比奈望:「向こうで春ちゃんに言われたから?それとも、白ちゃんも、コヨミちゃんを通して僕のことを知ってくれているから?」
"白"のツキガミ:「私も神だからだ。神の、ケジメだ」
"白"のツキガミ:「神は……人々を守る存在でなければならない。気性の荒い"黒"や"赤"も、根本は人々を守護する存在だ」
朝比奈望:「……」
朝比奈望:聞く構え
"白"のツキガミ:「その役目を違えた神は、討たねばならん。身内の落ち度は、私がカバーする……!」
"白"のツキガミ:「神の、最後の務めとして。私は必ず、お前たちを現実世界へ送り届ける。だからこうして忠告しにきたのだ」
"白"のツキガミ:「無用な危険を招くようなマネはするな、とな」
GM:おとなしく日常を送っても、コヨミと話しても、三日後は平等にやってくるのだろう。
GM:朝比奈くんは白の忠告を聞いてもいいし、あえて反論してもいい。
GM:なにせ、まだ分かっていないのだ。コヨミが何故、君たち四人をQ町に捕え続けているのか……その理由は、なにも。
朝比奈望:白ちゃんが嘘をついているようには思えない。真摯に、この土地に住まう神としてこの街に生きる僕たちを守ろうとしてくれてるんだと思う
朝比奈望:「ありがとう。白ちゃん。」
朝比奈望:「でも、僕にとっては、コヨミちゃんは神様である前に、友達だから。」
"白"のツキガミ:「……」
朝比奈望:「間違えちゃった神様は討たなくちゃいけないんだとしても、間違えちゃった友達はちゃんと止めてあげるのか、友達の役割だから。」
"白"のツキガミ:「…………」 黙り込む。
朝比奈望:「そもそも、コヨミちゃんが本当に間違えちゃってるのかも、僕にはわからないしね。」
"白"のツキガミ:「……チッ」
ヴァイス:「そうそう、そーなんだよー!」
ヴァイス:「そうなの!」
朝比奈望:ビクッとする
ヴァイス:「けっきょくUGN側でも、なんでコヨミがこんなことしてるのか? っていうのはわからずじまいでさ! のぞみんの言う通り、まだわかんないんだよ!」
ヴァイス:「あっ、賭け! 賭けに勝ったから戻ってきたよ!」
ヴァイス:「のぞみんは忠告なんてきかないじゃろー、いや聞く!いや聞かない! って言い争いになってさ~」
ヴァイス:「もし、のぞみんがコヨミを助ける……って言ったら、私に戻る約束だったんだ~」
朝比奈望:「わあ、いつの間にか賭けの対象にされてた。」
ヴァイス:「あっごめんごめん! でものぞみんを信じてたってことだから許してほしいな!」
ヴァイス:「で、そういうことだから! あんまりヤバかったら止めに入るけど、まあ、好きにしてだいじょぶだから!」
ヴァイス:「たぶん!」
朝比奈望:「ありがとう、ヴァイスちゃん。」
ヴァイス:「ううん」
ヴァイス:「こっちこそだよ」
朝比奈望:「?」
ヴァイス:「私たちですらね。神サマとか、イマドキいらない存在なのかなって思いはじめてたから」
ヴァイス:「友達? だっけ?」
ヴァイス:「コヨミのことをそう言ってくれるのは、うれしいな~」
ヴァイス:「ありがとねぇ」 【thx】
ヴァイス:【ありがとう】【多謝】【えらい】。《万能器具》で、矢継ぎ早に感謝の立て札を錬成する。
朝比奈望:「だって約束したもん。」
朝比奈望:こっちでも、向こうでも。
朝比奈望:「ずっと友達でいられるようにって。」
ヴァイス:「……そっか~」
ヴァイス:「ねえねえ。もしだよ? もし、もしだけど」
朝比奈望:僕にとってはそれは約束じゃなくて、願望のようなものだったかもしれないけど。
朝比奈望:「もし、なに?」
ヴァイス:「こう、ツキガミがだよ! 神様としてこれからもQ市にいられるようになってさ!」
ヴァイス:「コヨミと、私たちと、あと黒、赤、青! みんなで神様としてやっていけるようになったらさ!」
ヴァイス:「私たちとも友達になってくれるかな~? どうかな~?」
ヴァイス:「いっしょにマリカーしてくれる?」
朝比奈望:「うん、トーナメントとかもしよう!」
ヴァイス:「うわーい! やったったー!」
朝比奈望:「きっと楽しいよ。」
ヴァイス:「うんうん! 絶対たのしい絶対たのしい!」
朝比奈望:うん、きっと。きっと。僕たちならそういう未来だって作れるはず。
ヴァイス:「じゃあ私、まだメッセンジャーとしてのつとめがあるから!」
ヴァイス:「またね! といってもすぐに会う気がするけど! またねー!」
ヴァイス:《天候操作》。
朝比奈望:「うん、お疲れ様、頑張ってね」
ヴァイス:玄関から飛び退くと、まるでジェットエンジンのように強烈な熱気が立ち上る。
ヴァイス:上昇気流を作り出して、そのまま飛んでいきます。
朝比奈望:「わ。熱い!」
GM:……あと三日。
GM:コヨミと話せるのは、あと三日だ。
朝比奈望:スカートとか履いていた場合にそなえ目を瞑る
朝比奈望:「うん、きっと。」
朝比奈望:きっと、大丈夫。皆で楽しくゲームして川で遊んで、そんな日々に戻れるはず。
朝比奈望:Q町で出来ていたことが、Q市でだって出来ないはずがないんだから。
朝比奈望:「そうだよね、コヨミちゃん。」
朝比奈望:家から、遠くに見える神社を見ながらひとりごちる。
GM:----
GM:これで朝比奈くんのオープニングは本当に終了。
GM:ロイスが取れます。あと、PC間ロイスですが
朝比奈望:とりあえず保留で!
GM:【名塚→谷神→水波→朝比奈→名塚】となるので、東京ちゃんに取ってください。
朝比奈望:うい、いやとりあず白にだけとろう
朝比奈望:協力者/白(ヴァイス)/感謝〇/罪悪感
朝比奈望:以上で!
GM:おお、そっちを先に取った
GM:じゃあ、PC間ロイスはミドルで取ってくださいw
朝比奈望:あい!
朝比奈望:というか、東京ちゃんには固定でとっているのだ…!
GM:!
GM:マジかよ
GM:マジだわ
GM:じゃあ、改めて次行きましょうw
オープニング02(A):名塚佑
GM:セッション再開!
GM:ロケットさんが次元の狭間に飲み込まれてしまったので、OP順番を変更します。今日はPC3の佑ちゃんのOPから。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-61(12D10->1,7,9,5,9,8,1,6,5,4,1,5)した (侵蝕:32->-29)
GM:まずはA面から。Q市の頃、毒蜘蛛を倒した直後のシーンになります。
名塚佑:ゲーッ、なんだこれ
GM:登……なんだこれ!?
名塚佑:前回のセッションのバックトラック設定のままでした。
GM:www
GM:びっくりした・・・というか6個も余ってたんだな東京ちゃん・・・
名塚佑:登場直後にいきなり侵蝕率が-29とかで出てくるの
名塚佑:逆に絶対ジャームだろって感じしますよね
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+9(1D10->9)した (侵蝕:32->41)
GM:やっぱり前回の戦いで力を使い果たしてしまったのかも
GM:----
GM:――これは、"Q町"の物語ではない。
GM:現実世界の記憶。君がかつて経験した事件の記憶。
GM:"Q市"で起きた、ツキガミ事件の記憶だ。
GM:月代神社・夕刻
GM:――本来戦いを好まぬ"青"のツキガミは、"結社"のナザに操られ、佑たちを襲った。
GM:それだけではない。一度倒されて弱った"青"の力を、ナザが根こそぎ奪い取った。むしろ、それこそがナザの本当の狙いだったのだ。
GM:名塚佑の"起源"を奪うべく、ナザが別世界から召喚した、強大なジャーム。 ――――魔境の毒蜘蛛。
GM:力に飲まれて闇に堕ちた、『ありえたかもしれない』名塚佑。
GM:……佑を執拗に狙う"毒蜘蛛"との戦いは、心身に深いダメージを与えたはずだ。
GM:そんな戦いを経て。いま佑ちゃんが立っているのは、Q市・月代神社の境内。コヨミも一緒です。
GM:"毒蜘蛛"との戦闘直後だ。君はみんなを追って元気にQ市支部へ戻ってもいいし、まだヘロヘロでもいい。
月代コヨミ:「佑、大丈夫か? ……その」
月代コヨミ:「肉体的なダメージの話ではなく、だな」
月代コヨミ:「心の……」 語尾を濁す。
GM:さすがに『ジャームになった自分を目の当たりにするのは辛かっただろう』とまでは言えないのだろう。
GM:心配そうな顔で、先程からずっと君の方を見ている。
名塚佑:「……大丈夫」息が荒い。
名塚佑:「大丈夫。大丈夫、大丈夫」繰り返しながら、ギュッと心臓の部分を抑える。
月代コヨミ:「佑……!」 肩を抱く。 「すまない……! 我のせいだ」
月代コヨミ:「お前は錬磨や賢哉とは違う。望と同じ……戦いには縁のない一般人だった」
月代コヨミ:「我がもっとちゃんとしていれば、こんな辛い目に遭わせる事もなかった……! 本当に、すまない……」
名塚佑:「……違うよ」
名塚佑:「むしろ……“毒蜘蛛”。わたしと戦って……ボクは本当に、わかった……」
名塚佑:「“起源の力”を手に入れたのは、それをボクが選んだからだった」
名塚佑:「その選択から逃げて……ボクだけは戦いに関係ないなんて」
名塚佑:「そんな風に、思うべきじゃなかった」
月代コヨミ:「佑……」
月代コヨミ:「……強いな。本当に強い」
名塚佑:「ううん……」コヨミに寄りかかる。
月代コヨミ:「!」
月代コヨミ:「大丈夫か? まだ、どこか痛むか?」
名塚佑:「……もう少しだよね、ヨミ姉ちゃん」
名塚佑:「もう少しで全部終わる。戦わなくて済む……」
名塚佑:「望だって、日常に帰れるんだ」
月代コヨミ:「……あ、ああ」「そうだ。そうだとも」
月代コヨミ:「あと一柱。"白"が戻れば、すべて終わり。すべて元通りだ」
月代コヨミ:「佑だって、ゲームをしたり、ベーゴマをしたり、お肉屋さんに買い物にいったり……いつもの生活に戻れるとも!」
月代コヨミ:「佑だけではない。望も、錬磨も、賢哉もだ。日常に戻れる……!」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃん、ボクは……」
名塚佑:「……Q市を守れてるかな。えへへ。ヨミ姉ちゃんだけだと……大変だったと、思うし」
月代コヨミ:「守れているとも。今回も、前回も、その前だってそうだ」
名塚佑:「錬磨と……谷神のみんなと、ヨミ姉ちゃんが守ってきた街だもんね」
月代コヨミ:「ほら。錬磨の家の納屋で、佑はすかさず書物を発見しただろう。あれはすごかった……誇っていい活躍だ」
月代コヨミ:「……そうだな。みんなで守ってきた……大事な、土地だ」 一瞬、顔が曇る。
GM:「佑」
月代コヨミ:「佑」
月代コヨミ:「我らは……その……」
月代コヨミ:「……友達、と言って、いいのだろうか?」
名塚佑:「なに?」コヨミの肩を借りながら、前髪を払って隣を見る。
名塚佑:「ずっと、友達だよ」
月代コヨミ:「そうか……! ならば、我は友として誓うぞ」
月代コヨミ:「佑が辛いときは、いつだってこうして傍に居てやる。とな!」
月代コヨミ:「今回のことを思い出して辛くなったら……いつでもいい。真夜中でも、学校の授業中でも、我のところに来るのだぞ」
月代コヨミ:「力を失いかけた神でも、話くらいは聞いてやれるからな……!」
名塚佑:「ありがとう。ヨミ姉ちゃんはずっと……お姉ちゃんみたいだな……」
名塚佑:「……ごめんね」ふと呟く。
月代コヨミ:「……? なぜ、謝る」
名塚佑:「……あの日」
名塚佑:「ボクが……Q市に帰ってきて、神社に行ったあの日」
名塚佑:「ボクは、ヨミ姉ちゃんに会えると思ってたわけじゃなかったんだ」
月代コヨミ:「そうなのか?」
月代コヨミ:「なら、なぜ……」
名塚佑:「魔術師は……何も忘れちゃいけないのに。ヨミ姉ちゃんのこと、忘れていなかったのに」
名塚佑:「ただ、なんとなく……ハムカツのことなんて考えててて、足が向いて」
名塚佑:「そこで出会うまで、忘れていた」
月代コヨミ:「ふふ。はははは、そうかそうか」
月代コヨミ:「言わなければ気が付かなかったのに。佑は律儀な子よな」
月代コヨミ:「……慣れっこだ」
月代コヨミ:「望にも言ったのだが……。ツキガミの信仰は、年々薄れている」
名塚佑:「……うん」
月代コヨミ:「世が移り変われば、忘れられる神もいる。それが自然なことなのだ」
月代コヨミ:「忘れていたなら、それでよいのだ。謝る事などないのだぞ」 小さく笑う。
名塚佑:「友達のことだったのに」顔を背ける。
名塚佑:「神様だって、錬磨や望と何も変わらない、子供の頃の友達だったのに」
名塚佑:涙をボタボタと落としながら絞り出す。
名塚佑:「どうして忘れちゃうんだろう」
月代コヨミ:「生きるというのは、そういうことだ」「器に新しいものを入れれば、それまで入っていたものがこぼれ落ちる事もある……」
月代コヨミ:「……だが、そうだな」
月代コヨミ:「もし、我の事を友達と思ってくれるなら――ひとつ、頼み事を聞いてはくれないか?」
名塚佑:「うん。……うん……!」
月代コヨミ:「……」「…………もし」
月代コヨミ:「万が一。我が……将来」
月代コヨミ:「"毒蜘蛛"と同じような、人に害を成すような悪神になってしまったとしたら」
月代コヨミ:「そのときは、迷わず我を討ってくれ」
月代コヨミ:「友の情けと思って。どうか、頼む。佑……」
名塚佑:「ボクは……」
名塚佑:「友達を、倒したくなんかないよ」
月代コヨミ:「そうか……」「……いや、そうだな。たしかに、そうだ」
月代コヨミ:「我も、佑を倒したくはない。嫌な事を他人に強いるべきでは、なかったな」
名塚佑:「ごめん……ボクは、やっぱり魔術師だから」
名塚佑:「他の誰かの願いより、ボクの願いのほうが大事なんだ」
月代コヨミ:「……ふふふふ! そうか、そうか!」
月代コヨミ:「そうだな。うん、佑はずっとそうあってくれ」
月代コヨミ:「変な話をしてすまなかった。そろそろ行こうか?」
月代コヨミ:「それとも、"もうちょっと休憩していく"が佑の願いかな? だったら付き合うぞ、んふふ」
名塚佑:「……ボクこそ、心配かけてごめん」
名塚佑:「大丈夫だよ。ボクは……“毒蜘蛛”を認識した」
名塚佑:「だから“毒蜘蛛”にはならない」
月代コヨミ:「……ああ。ならないでくれ」「未来永劫
月代コヨミ:「未来永劫、な……」
月代コヨミ:そこにいる名塚佑がヒトであることを確かめるように、ポンポンと肩を叩く。
名塚佑:頷く。
GM:シーンカット。佑ちゃんのシナリオロイスは月代コヨミです。
GM:推奨感情はP友情/N不信感。もちろん、コレ以外でとってもOKです。
名塚佑:ウオーッ
名塚佑:ユウジョウ!!
名塚佑:あとすいません、キャラシだと書き換え忘れたんですけど
GM:ほいほい!
名塚佑:清三さんへのロイス感情を変えています。傾倒/憤懣:○
GM:wwww
名塚佑:3話やったけどやっぱ畏怖とかじゃなかったわこいつ
GM:前回までは傾倒が表でしたっけ
名塚佑:憤懣が畏怖でした
GM:あ、傾倒/畏怖か
GM:どんどん扱いが悪くなってる!
名塚佑:そのうち傾倒/やわらかいゴミ:○ とかになると思います
名塚佑:友達/月代コヨミ/友情:○/不信感/ロイス
GM:あ、あとこちらもプリプレイで案内し忘れたんですが、PC間ロイス。東京→谷神→水波→朝比奈 で取ってください。
GM:これは別に、ミドルで合流してからとってもOKです。
GM:……?
名塚佑:錬磨には元々取ってまーす
GM:東京ちゃん、初期ロイスで取ってるじゃん!
GM:初期ロイス二人目とは、なんたる失態……。了解です。じゃあ、このシーンはこれでカットしましょう。
オープニング02(B):名塚佑
GM:では、次のシーン。次も東京ちゃんのOPです。
GM:Q町サイドです。前のシーンの記憶が蘇った翌日くらいかな。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+4(1D10->4)した (侵蝕:41->45)
GM:綾瀬・天音と話すシーンになります。他のNPCは多分出ませんが、場所の希望とかありますか?
GM:なければ佑ちゃんち(佑ちゃんの部屋)とかになりそうです。
名塚佑:いや、ここは
名塚佑:綾瀬ちゃんの家に行きたいな
名塚佑:これを外すとあまり行く機会なさそうだし
GM:おっと! じゃあそうしましょう!
GM:旅館『あやせ』
GM:旅館『あやせ』。Q市でもQ町でも根強い人気を誇る旅館だ。
GM:シーズンとなれば予約でいっぱい。シーズンオフでも、常に五割近い部屋が埋まっている。
名塚佑:すごい!
GM:もっとも……この地で生まれ育った彼女たちにとっては、『ちょっと豪華なお菓子が出てくる友達の家』でしかないのだが……。
綾瀬秋代:「はい、佑ちゃん。天音ちゃん。おかしと飲み物、ここに置いておくわね」 春奈の部屋までおやつを届けにきた。
綾瀬秋代:「それにしても佑ちゃん、美人になったわねえ。旅館は外から来たヒトも多いから、ナンパについてっちゃだめよ?」
名塚佑:「ウン」
名塚佑:「ありがとうございます」お辞儀が固い。
綾瀬春奈:「おかあさん、もういいから。ほら、仕事戻って」
綾瀬秋代:「このあいだなんかもね。都内からきた、境千太郎さんってお客様が……」
綾瀬春奈:「もーいいから! お母さん!」
綾瀬秋代:「はい、はい。じゃあ、ごゆっくりね」 退室する。
綾瀬春奈:「ごめんね佑ちゃん、話の途中で……」
綾瀬春奈:「お母さんいっつも話長いから。シミュレーターなのに、ホンモノみたいで」
名塚佑:「ええっと……あの、春ちゃん」真面目な話なのだ。Q市とQ町のこと。
名塚佑:豪華なお菓子を横目で見る。
GM:佑ちゃんは、ここまでで一通りの説明を受けています。
GM:すなわち――この世界がVR空間であること。君たちの魂、意識だけがこの世界へ囚われていること。
GM:……このままでは、遠からず肉体が死ぬ。そうなれば精神も死ぬことも。
綾瀬春奈:「……うん」
名塚佑:「時間は……どれくらい、残ってるの」
綾瀬春奈:「手はいろいろ打ってるの。UGNのメディカルチームが、薬やエフェクトを使って佑ちゃんたちの体を保ってる」
綾瀬春奈:「それでも、あと二・三週間。それ以上は危ない。……そういう見立て」
谷神天音:「でも! いいこともあるの!」
谷神天音:おやつをぼりぼり食べていたが、顔をあげる。
谷神天音:「あと三日! あと三日で、この世界から出られるんだよ~!」
谷神天音:「ワープポータル? てきなもの? を作るんだって!」
名塚佑:「三日……」
谷神天音:「そう! だから、心配いらないよ~!」
名塚佑:『三日もかかる』のか。『三日しかない』のか。
名塚佑:(Q町は……嘘だった。ボクが帰りたかった町だったのに、本当の世界じゃなかった)
名塚佑:(でも、ボクは……本当のボクに戻らなきゃならない。魔術師として……)
綾瀬春奈:「佑ちゃん……?」
名塚佑:「ボク……ボクは、何をすればいいのかな」
名塚佑:「いつもなら、自分で決められるように……魔術があるのに」
名塚佑:「今は、ぜんぜん使う気分になれない。どうすればいいんだろう」
綾瀬春奈:「UGNからは……桜生先生や、水波くんの補佐役の藍坂さんからは」
綾瀬春奈:「三日間、なるべく普段どおりの日常を送るように。そう伝えろと言われてるの」
綾瀬春奈:「コヨミちゃんが何故こんな事をしたのかは、現状だとわからない。でも、真意を探ったりして、むやみに危険に足を踏み入れる事はない……って」
GM:UGNからは、を強調する。
GM:まるで、それ以外にも言いたいことがあるかのように。
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんとは……」
名塚佑:「……これでお別れ、なのかな」
名塚佑:みんなと友達でいたい。
名塚佑:関わり合うことなく、黙って彼女の前から消えることができれば、もしかしたらずっと友達のままでいられるかもしれない。
名塚佑:ヨミ姉ちゃんの認識でも、自分自身の認識でも。
綾瀬春奈:「だと、思う」
綾瀬春奈:苦く言う。
綾瀬春奈:「あとで資料が来ると思うけど……この世界を作っている"ツクヨミ"ってシミュレータのコアに、コヨミちゃんが同化しててね」
綾瀬春奈:「みんなが脱出でき次第、そのコアを破壊することが決定してるの。今のコヨミちゃんは危険だからって」
綾瀬春奈:「もちろん、データのバックアップとかを含めて、数日はかかるだろうけど……でも、出たらもう、会えない」
綾瀬春奈:「それを踏まえたうえでなお、UGNは……真意を探ったりはしないように、って言ってる。安全を第一に……って」
谷神天音:「……でもでも! 佑ちゃん!」
谷神天音:「ヨミねーちゃんさん、そんな悪いひとじゃないよね!?」
名塚佑:「そうだね……うん。そうだよ……」
谷神天音:佑ちゃんの右腕にすがり、前後にぶんぶん揺れる。
谷神天音:「でしょ!?」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんは、ずっとボクたちのことを考えてくれてた。もしかしたら自分が消えちゃうかもってときでも、ずっと……」
名塚佑:「――偽物でもいいって信じられるようになることが、魔術だ」
名塚佑:「この世界だって偽物だった。代替の、別の……そうであると思い込めるQ町」
名塚佑:「……ねえ、春ちゃん……」
綾瀬春奈:「うん」 しっかりと佑ちゃんを見る。
名塚佑:「本当の友達ってなんだろう」
綾瀬春奈:「人によって違うと思うけど」 苦笑する。 「私は……」
綾瀬春奈:「間違いを指摘できる間柄」「そして、間違いや喧嘩を乗り越えて、一緒に歩いていける人」
綾瀬春奈:「きっとそういう……対等な関係。それが本当の友達なんだと思う。……天音ちゃんはどう思う?」
谷神天音:「いっしょにいてたのしい人!」
谷神天音:「あと、だいじだな~、って思えて、いなくなったら寂しいひと!」
綾瀬春奈:「ふふ。だって、佑ちゃん」
綾瀬春奈:「……どうして? 急に」
名塚佑:「ボクがどうしたいのか、まだ、自分でもわからない」
名塚佑:「でも……“毒蜘蛛”のことで、ボクの願いを、なくしてしまって」
名塚佑:「……」自分の手を見る。
名塚佑:「本物が欲しいと思ったのかもしれない」
GM:二人が心配そうな顔になる。
GM:"こちら"でも毒蜘蛛と戦ったことは、綾瀬も天音も知っている。現実世界で観測していたからだ。
谷神天音:「ほんもの?」
谷神天音:「……なんのホンモノ?」
名塚佑:「……考えるよ。あと、少ししかないけど」
名塚佑:「それはみんな……錬磨や、望たちだって同じはずだと思うし」
綾瀬春奈:「……」「……コヨミちゃんを、倒さなくて済む方法を?」
名塚佑:「倒すとしても」
名塚佑:「納得できる方法だよ」
綾瀬春奈:「うん……」
綾瀬春奈:「そうなんだ。現状だと、あまりに謎が多すぎる」
綾瀬春奈:「力が戻ったはずのコヨミちゃんが、なんでこんな事をしたのか。優しかったコヨミちゃんが、なんでこんな事をしたのか」
綾瀬春奈:「納得できない。実は、私たちもそれを言いにきたの」
綾瀬春奈:「もし、こっそり調査をするなら……私と天音ちゃんは、できるだけ手助けするから!」
綾瀬春奈:「……納得できるように」
名塚佑:「……ありがとね」
谷神天音:「でもでも、あぶない事は避けてね! 佑ちゃんの……ひいおじいちゃん?とか、もうすごかったから!」
谷神天音:「"いや、うちの佑がキケンに晒されたんだよ? 倒していいでしょ"とか、もう、すごかったから! バレないようにね!」
谷神天音:清三のものまねをして喋る。
綾瀬春奈:「それだけ佑ちゃんが大事、ってことなんだよ。清三さんも」
名塚佑:「別に……」「関係ないじゃん。ひいおじいちゃんは」
名塚佑:不機嫌そうに顔を背ける。
綾瀬春奈:「あはは……。とりあえず、説明はそんなところかなあ」
綾瀬春奈:「けっこう長かったけど、大丈夫? なんならもう一度まとめるけど」
GM:そう言ったところで、部屋のドアがドシドシとノックされる。
名塚佑:「!」
名塚佑:警戒し、残ってるお菓子を引き寄せて守ります。
白髮の少女:「……やっほやっほー!」 ノックの返事を待たずに室内に飛び込んできます。
白髮の少女:「あっお菓子! ない!」 《万能器具》で、【EMPTY】の木札をかかげる。 「まあいっか!」
名塚佑:「なに!?」
白髮の少女:「やっほー東京ちゃん! あたしのことわかる? わからない? 覚えてる? 覚えてない?」
ヴァイス:「私だよ~! 私、私!」「ヴァイスちゃんだよ~~!」
名塚佑:「コワイ!」
ヴァイス:「説明しにきたの! あと三日でポータルが開くんだけどね! その間はなるべくコヨミに接触しないように……!」
ヴァイス:さきほどから綾瀬が説明してくれたことを、雑極まりない口調で垂れ流しはじめる。
名塚佑:「しかもさっきの説明と同じこと言ってる」
綾瀬春奈:「佑ちゃんのところには私たちが行くって言ったのに、"メッセンジャーやりたい!"って聞かないから……」
綾瀬春奈:「あ、いちおうこの子が、最後の"白"だよ」「一応……」
綾瀬春奈:「一応、ね……」
名塚佑:「そうなんだ」
名塚佑:お菓子を取られそうなので
名塚佑:急いで食べます。もぐもぐ
GM:――だが、この事実。この部屋に集まった君以外の全員が、あと三日でQ市に戻れると言っている。
GM:最後なのだ。
GM:Q町で過ごす、最後の三日間になるだろう。
ヴァイス:「ああっお菓子! まだあった!」 【EMPTY】 「食べられた!」
名塚佑:(何が本当でも……何が間違っていても)
名塚佑:(後悔はしたくないんだ!絶対!)
名塚佑:お茶をグーッと飲んで
名塚佑:詰め込んだお菓子を流し込みます!以上!
GM:オッケー!
GM:ではシーンカット。ロイスだけ取れます。
GM:なければ次のシーンにいきましょう。誰かにとりますか?
名塚佑:ううーん、クオンペーン
名塚佑:枠が足りなくなるんだよな!
名塚佑:他の3人全員とヨミ姉ちゃんに取るともう4枠だし
GM:四人セッションだしね……!
名塚佑:あと初期ロイスに居座ってるスカムジジイもいる……
名塚佑:なんだこれ……いらないだろ
GM:(佑……肉親にそんな事を言うものじゃないよ……)
名塚佑:なので保留とさせてください!春ちゃんとも天音とも仲良しだぞ!
GM:ウェイウェイ! 了解!
GM:じゃあ佑ちゃんのOPは終わり!
オープニング03(A):谷神錬磨
GM:じゃあ次!
GM:お待たせ! 谷神くんのOPです。
GM:時系列的には、Q市で夜叉童子を倒した直後。天音を取り戻したあとですね。
谷神錬磨:はい!
GM:錬磨くんは登場してください。
谷神錬磨:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 5[5]+33 → 38
GM:----
GM:――これは、"Q町"の物語ではない。
GM:現実世界の記憶。君がかつて経験した事件の記憶。
GM:"Q市"で起きた、ツキガミ事件の記憶だ。
GM:Q市郊外・UGN演習場
GM:……深夜。Q市駅前の喧騒から遠く離れた山間。
GM:未だ"Q町"の面影を色濃く残すこの場所は、UGNの秘密演習場として管理されており――。
GM:そして、ついさっきまでは戦場となっていた。"陰陽鬼"、そして"夜叉童子"と化した谷神天音との戦闘があったのだ。
GM:"夜叉童子"も"陰陽鬼"も紛れもない強敵だった。四人すべてが生還できたのは奇跡と言ってもいいだろう。
GM:そんな戦場跡に錬磨くんは立ってます。山を降りる前に一般人に遭遇しないか、水波ら三人は先に行って様子を見ている。
GM:ここにいるのは、君が背負ったり抱っこしたりしている天音(寝ている)と、コヨミだけだ。合図があったら降りていくことになっている。
GM:背負ったり、抱っこしていたり、まだそのへんに寝かせていてもいいです。
谷神錬磨:「……」 天音を傍らに寝かせて、その寝顔を見守っていることにします。
谷神天音:「ムニャムニャ……うーん、にい様……」
谷神天音:「もっと再生数をかせげるネタを……さがさなきゃ……」 寝言だ。
谷神錬磨:「……夢を、見ているようだな」
月代コヨミ:となりにきて、同じように天音の様子を見てから、
月代コヨミ:「……本当にすまなかった。錬磨」 頭を下げる。
谷神錬磨:「……なぜ、謝る?」
月代コヨミ:「我の責任だからだ」
月代コヨミ:「いくら天音の中に"夜叉童子"が眠っていたとはいえ……"赤"、いや"陰陽鬼"が出しゃばらねば、事態はもっと容易く解決したはずだ」
月代コヨミ:「結果的に、お前のたった一人の肉親である天音まで危険にさらしてしまった。錬磨には怒る権利がある……!」
月代コヨミ:「本当に、すまない……!」
谷神錬磨:「……なぜ、俺が怒る?」
谷神錬磨:「天音はこうして無事でいる」
谷神錬磨:「コヨミも。朝比奈も、水波も、名塚も無事だ。何か……問題があるのか?」
月代コヨミ:「……。…………望か」
月代コヨミ:「前回、"黒"と戦った時、望にも同じ話をした。怒らないのか、と」
月代コヨミ:「巻き込まれたお前には怒る権利がある、と、我は望に言った」
月代コヨミ:「言葉は違えど……同じような事を言われたよ。望もまた、怒らなかった」
谷神錬磨:「そうだろうと思った」
谷神錬磨:「……考えていることは同じだ」
谷神錬磨:「友達が謝っているのに、それ以上怒ってどうする?」
月代コヨミ:「なんと素直な」 苦笑する。 「錬磨。気づいているかわからないが」
月代コヨミ:「その素直さは相当に稀有なものだ。今後世渡りをするにあたって、錬磨の武器になるだろうな」
谷神錬磨:「……どうかな。喋るのが苦手ですまない。水波ならもっとうまく説明すると思う」
谷神錬磨:「つまり……そう……この土地を守るのは、もう俺たちの一族だけではない。そのことが嬉しい」
月代コヨミ:「谷神。この地の守護者、か」
月代コヨミ:「……錬磨。谷神の家は、鬼を討つのが務めであったな」
谷神錬磨:「そうだ。そう聞いている」
月代コヨミ:「……ツキガミの力は」
月代コヨミ:「日に日に衰えていく一方だ。町の発展は喜ばしいことだが、結果的に信仰が町から消え、神が必要とされなくなりつつある」
月代コヨミ:「今回の事件が収束しても……」
月代コヨミ:「いつの日か、我らツキガミは再び暴走し、事件を起こすだろう。そんな気が、する」
GM:コヨミの口元から笑みは消えている。寂しそうな、どこか覚悟を決めているような顔。
谷神錬磨:「……それが、怖いのか。嫌なのか?」
月代コヨミ:「恐ろしい」
月代コヨミ:「長いこと町を守ってきた我らが不要とされることが恐ろしい。……だが」
月代コヨミ:「もし再び暴走したとき。この手でQ市を壊したり、町のみなを手にかけてしまったらと思うと……そちらの方が、遥かに恐ろしい」
月代コヨミ:「だからだ。もし……もし、の話だ」
月代コヨミ:「もし、我がどうしようもなく暴走して……人に危害を加えるような"鬼"になったとしたら」
月代コヨミ:「錬磨」
月代コヨミ:「現代の谷神として、お前が、我を討ってくれるか?」
谷神錬磨:「それが怖いのは……コヨミだけの問題、というより……。……。……いや」 言葉を探すが、出てこない。 「……そうだな」
谷神錬磨:「俺は」
谷神錬磨:「それが谷神の敵の、鬼ならば討つ。谷神錬磨が約束できるのは……それだけしかない」
月代コヨミ:「そうか」「……そうか」
月代コヨミ:「少し安心した。なんとも錬磨らしい答えでな」 実際、安心したように笑う。
谷神錬磨:「そうかもしれない。……見るといい」 空を指さす
谷神錬磨:「今日は月が出ている。非常に丸い。月見をしたいな……」
月代コヨミ:「ん?」 言われるがままに見上げる。
谷神錬磨:「秋祭りが楽しみだ」
GM:秋祭り。Q市収穫祭という、Q町時代から続くお祭りだ。
GM:出店も出る。農作物の即売も行う。……なかには、ツキガミの伝承に関する紙芝居コーナーなどもあるだろう。
月代コヨミ:「ああ……そうだな」
月代コヨミ:「楽しみだ。次の秋祭りは、錬磨や天音たちと一緒に……まわりたいものだな」
谷神錬磨:「……ああ」 あとは無言で、天音を見守ります。
谷神天音:「むにゃむにゃ……」 まだ起きない。
GM:シーンカット。錬磨くんOPのA面終了です。
GM:シナリオロイスは月代コヨミ。推奨感情はP誠意/N不信感です。
GM:あと、PC間ロイスもお願いします。これはミドルで合流してからでも構いませんが、対象は水波くんです。
谷神錬磨:月城コヨミに推奨感情でとります。
谷神錬磨:水波くんとは合流してから取ります!
GM:やったー誠意!
谷神錬磨:月代コヨミ/P誠意○/N不信感
オープニング03(B):谷神錬磨
GM:じゃあ、続けてQ町パートに行きましょう。ハンドアウト通り、桜生と清三が訪ねてくることになります。
GM:場所は谷神くんちを想定してましたが、どこか場所の希望とかありますか?
GM:田舎町にありそうなところならだいたいどこでもOKです。
谷神錬磨:谷神宅で大丈夫です、むしろ谷神宅でお願いします!
GM:じゃあそこ!
GM:谷神邸。山に少し入った、他の家から離れたところに建つ大きな平屋。
GM:その茶の間……あるいは応接間……には、谷神錬磨を含めた三人の男の姿がある。
桜生ジン:「ということで……既に、ある程度思い出しているとは思いますが」 奥ゆかしく、出されたお茶には手をつけていない。
桜生ジン:「この世界は現実ではありません。意識だけがここに飛ばされている――いわゆるVR空間、ということになります」
谷神錬磨:「……ふむ」 自宅なので稽古着。 「意識だけが、ログインしているのか……。……大変だな……」
桜生ジン:「かつてない、画期的なシミュレータですからね。私はQ市から接続している本物ですし……天音ちゃんもそうです」
桜生ジン:「ただ、私達は自在にログアウトできるのに……あなたたち四人だけはできない。コヨミさんが制限をかけている、ようです」
谷神錬磨:「管理者権限はコヨミにあるのか。強制的な切断を待ってもらえて助かる……」
名塚清三:「そりゃあ、佑がいるんだからね! 強制切断されては困る!」 お茶を勝手に急須から注いでいる。
名塚清三:「佑と……もちろん、錬磨くんや朝比奈くん、水波くんがいなくなると、UGN的には大打撃だ。そんなことはできないよ」
谷神錬磨:「俺もそう思う。……名塚清三氏。何かいま、打てる手はないか?」
谷神錬磨:「俺もいろいろと探って入る。これだけ大掛かりなテクスチャをリアルタイムで完全に演算しているとは思えず……」
名塚清三:懐からメモを取り出す。 「安心したまえ。あと三日でログアウト用のゲートを構築する。そういう風に、UGN側で全力を尽くしている……」
谷神錬磨:「何かテクスチャにミスがないかどうか、町中を徘徊しているが、手ごたえはない。何か別の手が……ふむ。現実側で……」
名塚清三:「君の言う通りだ。ツキガミとて万能ではない。今は、UGNとツキガミで"Q町"の制御を取り合ってる感じだね」
谷神錬磨:「では、それを待とう。得意分野だ」
桜生ジン:「錬磨くんにやって頂きたいのは、ひとつ。いつもどおりの三日間を送ることです」
桜生ジン:「味方として、"白"のツキガミがこちらに来ています。彼女の頼みを聞く形で、Q町のあちこちにコヨミさんと遊びにいってほしい」
桜生ジン:「コヨミさんから遠い座標ほど、彼女の管理から外れる……そのタイミングを狙ってゲートの調整を行っていきます」
谷神錬磨:「……”白”の、か。……Q町の詳細な踏査は、俺もやっておきたいところではある」
谷神錬磨:「承知した」
名塚清三:「不意をうって、ツキガミを倒してもいいんだけどね」 さらりと言う。 「朝比奈くんのあの弓……あれはかつて二代目谷神の使っていた、神殺しの炎弓だ」
名塚清三:「管理者であっても、心臓を穿けば大打撃を与えられる。そうすれば脱出も容易になるだろう」
谷神錬磨:「ああ、なるほど。道理で異様な破壊力があると思った」
名塚清三:「だろう? 適合者が出なくてずっと神社に保管されてたそうだよ」
谷神錬磨:「だが、朝比奈はそうしない。もうあなたにもわかっていると思うが、不可能だ」
谷神錬磨:「安全策を……とることにする」
名塚清三:「そうなんだよね。彼はそういうところがある」
名塚清三:「優しいというか、甘いというか……いや、あれは甘いだけかな……まあいいや」
桜生ジン:「安全策、という意味で言えば――」
桜生ジン:「コヨミさんの真意は不明です。情報を集めればなにかわかるかもしれないし、本人に聞かないと分からないかもしれないのですが」
桜生ジン:「本人に聞くような事は、正直おすすめしません。……リスクが高すぎる」
谷神錬磨:「……そうか」 聞こうと思っていた男の顔
GM:もし、コヨミが悪意をもって錬磨たちをQ町に閉じ込めている場合――"なぜこんな事をするんですか?"と聞くのは、愚の骨頂だ。
GM:閉じ込めている事を自覚している。それ自体が既に、脱出の前兆ともとれる。
GM:コヨミはあらゆる手段をもって、脱出を妨害してくる――かもしれない。
谷神錬磨:「ふむ……俺はどちらかというと、コヨミは……。……。……言い方がわからない。とにかく、承知した」
谷神錬磨:「慎重に探ってみる」
名塚清三:「おお、割とすんなり了承するんだね」 ちょっと感心したように手をうつ。
名塚清三:「もう少しこう……"いや、コヨミは友達だ。まずは正直に聞いてみる"」
名塚清三:「とか言うと思っていた」
谷神錬磨:「いや。俺なら……そういうことを聞かれると……」
谷神錬磨:「恥ずかしい? これは違うか……まあ、いい。VR空間は現実と違って、繊細だ」
谷神錬磨:「何が影響するかわからないので、慎重にならなければ。最悪、あなたたちや天音にも影響が出るかもしれない。慎重になる」
桜生ジン:「ああ、そうだ。一番私が言いたかったのは、その天音ちゃんです」
谷神錬磨:「む」
桜生ジン:「といっても、天音ちゃんはQ市からログインしている。だからいつも会っている天音ちゃんが、Q市の天音ちゃんという事になるのですが……」
桜生ジン:「……わかりますね錬磨くん。あなたは、天音ちゃんの、たった一人の肉親だ」
桜生ジン:「帰る場所がある。帰りを待っている人がいる」
桜生ジン:「あなたに限った話ではないですが。……あなたはとくに、死んではいけないんです」
GM:谷神天音は、夜叉童子としての因子を抱えている。祖父も両親もとうに他界し、錬磨との二人暮らしだ。
GM:このうえ兄までも失い、天涯孤独になってしまえば――精神的な負担は計り知れないだろう。
桜生ジン:「どうか危険な行動は避けてください。私からは、それだけです」
谷神錬磨:「心に留めておく。……天音が泣いたら困る。だから帰る。名塚に言わせれば、こういうのは――」
谷神錬磨:「当然、そうであるように振舞うべきだ。帰る。それだけだ」
名塚清三:「その言葉が聞けてよかった。なら、私から言うことは……ああ」
名塚清三:「そうだ、そうだ。この世界から君たちがログアウトしたあとなんだけどね」
名塚清三:「VRシミュレータ"ツクヨミ"……重要データのバックアップが完了次第、コアは破壊される」「つまり、月代コヨミは討伐されるから、よろしく」
名塚清三:「最後の三日間だ。楽しく過ごすんだよ~」
GM:言うだけ言って、清三は一足先にログアウトします。
名塚清三:《猫の道》。姿が消える。
谷神錬磨:「……」
谷神錬磨:「そうなのか」
谷神錬磨:「……なんとかすべきでは……? そうだな。朝比奈……ではなく、名塚……いや。まずは水波か……?」
桜生ジン:「……最後の三日」
桜生ジン:「悔いのない選択を。錬磨くん」
桜生ジン:こちらも、谷神くんが呼び止めたりしなければ退場します。
谷神錬磨:「……」 考え込んでいるので呼び止めません。見送ります。
GM:なら、ガラガラッと玄関の扉が開く音がします。
谷神錬磨:「む」
GM:天音だろう。名塚佑とともに――説明のために。綾瀬の家に行っていた。
GM:ドタドタドタドタッと廊下をかけてくる音がして、
谷神天音:「にい様ー! ただいま戻りましたー!」
ヴァイス:「レンくんただいま~! お久しぶり~!」
GM:クソやかましい二人が、同時に部屋に飛び込んでくる。
谷神錬磨:「よく帰った、天音……と、ああ。”白”か」
谷神錬磨:「この三日。……騒がしくなりそうだな」
谷神天音:「あのねー! Q市とかQ町のこと、いろいろ説明したの!」
谷神天音:「佑ちゃんは……たぶん……コヨミちゃんを助けに動く感じだよ~! たぶん!」 錬磨の左腰に抱きつく。
ヴァイス:「あっやったー覚えててくれた! そうだよ~白だよ~!」
ヴァイス:「違う!」 《万能器具》で【違う】の木札を作る。「ヴァイス! ヴァイスちゃんだよ~~!」
ヴァイス:錬磨の右腰に抱きつく。
谷神錬磨:「よしよし」 天音の喉を撫でながら、床におろす。
谷神天音:ごろごろ撫でられながらおろされます。ほぼ猫のようなもの。
GM:錬磨くんには、ひとつわかる事があります。
GM:ツキガミ……コヨミの真意は、未だわからない。敵なのか味方なのかも不明だ。
GM:だが、コヨミを危険視するものもいれば、こうしてコヨミを救おうと動く者もいる。
GM:どちらを選ぶか、この三日で決めることになるのだろう――それだけは確かだ。
谷神錬磨:「どうどう」 ヴァイスの背中を叩いて、こちらも床に下ろす。そして肩を回す。ぐるりと。
ヴァイス:「おうおう!」 ぺたりと降ろされる。
谷神錬磨:「……さて。やることが沢山あるぞ……」
GM:----
GM:シーンカット。ロイスのみが可能です。
GM:といっても、既に5枠目までが確定してるので、そうそう取れないと思いますけど……w 誰かあればどうぞ。
谷神錬磨:いまは、ここまででお願いします!以上です!
GM:ヘイ!
オープニング04(A):水波賢哉
GM:よし! 再開!
GM:ということで、最後はPC1、水波くんのオープニングです。まずはQ市サイドから。
GM:水波くんは登場をどうぞ!
水波賢哉:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 2[2]+35 → 37
GM:低いw
GM:----
GM:――これは、"Q町"の物語ではない。
GM:現実世界の記憶。君がかつて経験した事件の記憶。
GM:"Q市"で起きた、ツキガミ事件の記憶だ。
GM:Q市・UGN支部 支部長室
GM:……"白"との戦いは、これまでとは違うものだった。
GM:ヴァイスと名乗る少女は、戦いを放棄。自分からコヨミのもとに戻ってきた。
GM:そのかわり、一週間。一週間だけ普通の中学生として夏休みを満喫させてほしい、と言ってきたのだ。
GM:プール。山遊び。プール。虫取り。キャンプ。プール。プール。
GM:遊びの末に――ついに、ヴァイスの中に隠れていたもうひとりの人格が牙を剥いた。力を失った神は死ぬべきだ、と、コヨミを殺すために。
GM:そんな戦いも、すべては終わった。支部長である君の指揮のおかげだろう。
GM:支部長である君の前にはコヨミが立っている。君に礼を言いに来たのだ。
月代コヨミ:「賢哉。これまで、本当に迷惑をかけた」
月代コヨミ:「何から何まで……"赤"の時は山で戦ったが、証拠隠滅なども大変だっただろう」
月代コヨミ:「すまなかった。そして、ありがとう。改めて礼を言わせてくれ」 頭を下げる。
水波賢哉:「まぁ、そこはね。でもそういうのは言いっこなし、礼は受け取るけど、頭を下げて貰うほどの事じゃないよ」
藍坂紗良:「く、口調が軽い……」 横に控えた補佐官が口を出す。
水波賢哉:「ほら、言い難い話だけど、お陰で充実した毎日だった訳だしさ」言いながら辺りを見回す。
藍坂紗良:「賢哉。支部長なんだから、もうちょっとこう、威厳をもって受け答えできないの?」
藍坂紗良:「充実とか言っちゃってるし……!」
水波賢哉:「あー、これは内緒で。3人だけの秘密って事さ」
月代コヨミ:「ふふふふ、そうしよう。実際、充実した毎日だったのは……間違っておらんしな」
月代コヨミ:「賢哉、紗良。今日はな、何も礼を言いにきただけではないのだ」
月代コヨミ:「……さよならを言いに来た。二人にだけは、さすがに言っておかねばと思ってな」
水波賢哉:「唐突だね。何か理由が?」
月代コヨミ:「うむ。そもそも今回我の力が暴走したのは、他でもない……ツキガミへの信仰が衰えたのが原因だ」
月代コヨミ:「こうして力が戻った今だからこそ、わかる。このままでは……何年かあと、我はまた同じ暴走を起こすだろう、と」
月代コヨミ:「ゆえに、こうすることにした」 UGN印のついた、紙の資料を差し出す。
水波賢哉:資料を見ましょう。
GM:――ツクヨミ・プロジェクト。かねてよりQ市が開発を進めていた、細緻極まるVR空間による、R災害シミュレータ。
GM:その生体コアには強い力を持つRBが必要だが、まだ技術的に未熟な部分も多い。
GM:端的に言えば、コアになったRBは数年以内に死亡する。
GM:そのコアに、コヨミが立候補したことが記されている。
月代コヨミ:「ちょうどよい頃合いであった。この町のため、命を使い切れる」
水波賢哉:「僕としてはなんとしてでも引き止めたいと思うけど…いや、僕だけじゃないな、皆も止めるでしょ」
月代コヨミ:「そうだな。望も、佑も……錬磨も、おそらくは止める」
月代コヨミ:「止めるだろう。お前たちはみな、そういう……優しい子たちだからな」
水波賢哉:「そんな事をして貰うために今まで戦ってきた訳じゃないからね、あいつら。特に朝比奈はさ」
GM:特に朝比奈は。そう、特に彼はそうだろう。
GM:"陰陽鬼"を撃てなかった彼だ。コヨミのことも、きっと止めるに決まっている。
月代コヨミ:「……賢哉。我らは立場こそ違えど、同じ町の守護者だ」
月代コヨミ:「守護者の役目とは、なんなのだろう。我はよくそんな事を考える」
月代コヨミ:「賢哉は、どう思う?」
月代コヨミ:「守護者とは――どうあるべきだと思う」
水波賢哉:「自分の力を使って護るべき物を護る。それが守護者だし、まあUGNとしてはその為に切り捨てる物が出るのもやむなし…って言うのが模範解答かな」
水波賢哉:「ただ」
月代コヨミ:「ん。ただ?」
水波賢哉:「僕はあいつらに嫌われたくはないし、あいつらの笑顔を奪うのも嫌だぜ。その時点で日常を護れてないとは思うよ」
水波賢哉:肩を竦める。
月代コヨミ:「はは、そうだな。いや、我が笑える立場ではないのだが……確かに」
月代コヨミ:「友達に嫌われるのは、ごめんだ。うむ」
水波賢哉:「護るのは僕の専門習熟技能だけどね、命を護るのを容易くても、心を護るのは難しいんだ」
月代コヨミ:「賢哉ほどの鉄壁剣士でも、か?」
月代コヨミ:「若くして支部長に上り詰めたのだ。てっきり、命も心も容易く守ってみせるぜ……! なんて言うかと思っておった」
水波賢哉:「その言葉は、今となりにいる人に言うのが精一杯だよ。人間本気で守りきろうと思ったら、一人を背負ってヒィヒィ言うね!」
水波賢哉:などと冗談めかして笑って
藍坂紗良:「ちょっ」 急に矛先が向いて顔を赤くする。
藍坂紗良:「ごほん! ……えー、賢哉の言葉についてはともかく、として!」
水波賢哉:「人の人生を背負うのは、強い弱いに関係なく、そんな容易いもんじゃないのです。そう、この僕をもってしても」うむと頷き。
水波賢哉:「まぁ、だからコヨミちゃんの提案には頷きたくないね。最低でも4人の人生に影響を与えちゃうじゃん」
藍坂紗良:「そうね。実際、コヨミちゃんがコアになれるかどうかは決まったわけじゃないし」 賢哉にこくんと頷く。
水波賢哉:「自分の意思で決めたことをやるな。とは言わないよ。でも、皆とちゃんと話し合うことが最低条件…と、言うとことでどうかな?」
月代コヨミ:「……うむ、承知した。水波支部長殿のお言葉であるし、逆らえぬ」 いたずらっぽく笑う。
月代コヨミ:「コアとしての適合力があるかを見極めるため、なんどかテストをするらしい。ええと……」
水波賢哉:「…そうだよ。支部長命令って言えば良かったんじゃん!おぉ、僕は今、最強の鬼札をこの手に持ってる」
藍坂紗良:「賢哉は、ほら。あれやってたっけ? ソーシャルゲームの。グランドオーダー」
藍坂紗良:「"ツクヨミ"システムって、あれのレイシフトみたいなものなのよね。魂だけを切り離して、VR空間へ送り込む」
藍坂紗良:「さすがにテストが必要だからね~。コヨミちゃんの決断については、テスト結果を見てからでも遅くないんじゃないかな、って思うの」
水波賢哉:「藍坂さん、質問良い?」
藍坂紗良:「はい、賢哉くん。どうぞ」
水波賢哉:「根本的にそのツクヨミシステムは娯楽以外の何に役に立つんですかー?さっぱりわかりません!」
藍坂紗良:「たっ……!」 絶句する。
藍坂紗良:「立つ! に! 決まってるでしょーがーっ!」 パシーン! と頭を叩く。
藍坂紗良:「いーい? 現実同様、多種多彩なエフェクト結果を完璧に再現できるシミュレータなんて、この世にはまだ存在しないの!」
藍坂紗良:「ツクヨミシステムがあれば……より多くの人を、救うことができる。R災害を、未然に防げる……可能性が上がる」
水波賢哉:「なかなか酷いことを。僕ですら避け切れなかったぞ」
藍坂紗良:「大丈夫。いずれご褒美に感じるようになるから」
藍坂紗良:「だから……だからね」「だから……」 口ごもる。
GM:だから、尊い犠牲は必要だ。
GM:君の副官は、そう言い切れるほど冷酷な人物ではない。
藍坂紗良:「……んん……だから、さ……」
水波賢哉:「自分の性癖をパートナーに押し付けるのは感心しないと賢哉君は思いますよ、ええ……いや、わかった。そこから先は言わないでもいいや」
藍坂紗良:「……ん。ごめん」
水波賢哉:「ふふん、キスは貸しとくよ。藍坂がその気になるまでさ」
水波賢哉:などとほざいて。
月代コヨミ:「これ、我はお邪魔かな? 出ていった方がよいか?」 にやにやと二人のやりとりを見物している。
藍坂紗良:「ああっもう! コヨミちゃんが変な気を回してるじゃない!」
藍坂紗良:「とっ、とにかく……賢哉支部長の案に私も賛成。やるにしても、まず話し合うことが最低条件ね」
水波賢哉:「気を使わないで。ここからは自重するよ」
水波賢哉:「ま、一連の会話は、そんなご大層なもんは流石に一支部長の権限じゃ却下できないってことの再確認」
藍坂紗良:「……あ」 そういう意味の質問だったのか、とようやく気づく。
月代コヨミ:「そうだな。少々、我も勇み足すぎたかもしれん」
水波賢哉:「実際これから、どうするかな。うん、決闘への秒読みを告げられた気分だよ」
水波賢哉:「この手のVRはそもそも谷神の方が詳しいんだよな、僕よりも」
月代コヨミ:「そうだな。我も説明は受けたが、最近の技術はどうもわからん」
藍坂紗良:「あなた達……支部長と神様なのに……」
月代コヨミ:「だが賢哉。これだけは覚えておいてくれないか」
月代コヨミ:「矜持の話だ。賢哉にも矜持があるように、我にもある」
月代コヨミ:「……守り神が、最後の最後に守ってきた町を傷つけるなど、あってはならないことだ」
月代コヨミ:「そうならないため、我は最後まで力を尽くしたい……どうかそれだけは、覚えておいてくれ」
月代コヨミ:「消えるべき時は、消える。それが守護者の役目なのだ……」
GM:申し訳なさそうな、しかし深い決断をこめた目でコヨミが君を見る。
水波賢哉:「ん。了解。消えるまで口に出されたらね……」目を軽く瞑る
水波賢哉:「死ぬまで忘れない」
水波賢哉:「前に赤いのにも言ったな、これ」軽く笑う
月代コヨミ:「……ありがとう。長い月日の中で、お前と会えてよかった。水波賢哉支部長」
月代コヨミ:「……ははははは! そうだな、我の中で"赤"も喜んでおるぞ!」
月代コヨミ:「あ、いや、喜んでないか? ……もう一度戦いたい? これは参ったな……」
GM:そんな感じで、特に呼び止めなければコヨミは部屋を出ていくでしょう。
水波賢哉:じゃあ、最後に呼び止めましょう。
水波賢哉:「僕もだよ。貴方と会えて良かった。僕に守護の役目と剣を振るう場所を再び与えてくれた恩人、月代コヨミちゃん」
月代コヨミ:「ふふふ。"ツクヨミ"が、賢哉から剣を振るう時を未来永劫奪ってくれると良いのだがな」
月代コヨミ:「では、これで失礼しよう。"白"が、望たちとマリオカートをしたがっているからな」 一礼して退室する。
GM:静寂が戻る。
GM:空調の音だけが支部長室に響く。
藍坂紗良:「……まあ、剣を振るう場所が未来永劫奪われたら、拷問になりそうだけどね。誰かさんにとっては」 小さく笑う。
藍坂紗良:「高校生になっても血の気が多いのは変わらないんだから」
水波賢哉:「培った技能が振るえないのは実際拷問だよ。僕はチルドレンで生き方を選べなかった。だから、決められた生き方で先頭を走ろうと思ったんだぜ」
藍坂紗良:「ほんとに先頭にきちゃうあたりが天才よね。誇らしいやら、妬ましいやら」
藍坂紗良:「次は日本支部長でも目指してみる?」
水波賢哉:「藍坂に会えなかったら、そうしてたかもね」
藍坂紗良:「また、そういうことを言う……!」
水波賢哉:「今はそこまでのやつはいいかな。それに偉くなりすぎると、いよいよ技術を、修練も披露もできなくなりそうだし」
藍坂紗良:「そだね。私としても、今の生活が一番たのしいし」
藍坂紗良:「……ねえ、賢哉?」
水波賢哉:「なに?」
藍坂紗良:「友達がいなくなる、っていうのはさ。やっぱり辛いよ」
GM:藍坂もまた、水波と同じ。昔からチルドレンとして活躍してきた。
GM:中には、任務の最中に失った友もいるのだろう。だからこそ、現実味のこもったつぶやき。
藍坂紗良:「辛いからさ……」
藍坂紗良:「……コヨミちゃん。なんとかなるといいよね」
藍坂紗良:「なんとかして……助けられると、いいよね」
水波賢哉:「それは違うよ、藍坂」
藍坂紗良:「へ?」
水波賢哉:「言うべきはこう。 賢哉、コヨミちゃんをなんとかしなさい!なんとかして…助けなさい!」
藍坂紗良:「ぶっ」
水波賢哉:だろ?と指をぴっと立てて
藍坂紗良:「あははは……! なにそれ!」
藍坂紗良:「……でも、そうね! 確かにそうだわ。言い直す!」
水波賢哉:「そうやって背中を押してくれると、賢哉君はやる気が出るんですけどねぇ」
藍坂紗良:「賢哉くん。ずうっとこの町を守ってきて、今も町のために犠牲になろうとしているコヨミちゃんを……」
藍坂紗良:「なんとかしなさい! なんとかして、助けなさい!」
藍坂紗良:「なんとかしてくれたら、私からゴホービもあげるから。ね!」
藍坂紗良:パチンとウインクする。
水波賢哉:「任された。やるさ、出来るさ。そう、この僕にならね」
GM:水波くんの回想パートは終了!
GM:シナリオロイスが取れます。シナリオロイスは月代コヨミ、推奨感情はP連帯感/N不信感。
GM:また、最初に案内し忘れたPC間ロイスは朝比奈くんに対してです。ミドルで合流してからとっても構いません。
水波賢哉:推奨感情を変えるぜーw
GM:へいへい!
水波賢哉:コヨミちゃんに P友情○/N憤懣 で!
水波賢哉:朝比奈君には P 尽力○/隔意 で!
GM:コヨミのN感情は、相談せずに勝手にきめんなよ、の憤懣ですねw
GM:オッケー!ありがとう!
水波賢哉:あと、君諦めてるでしょ。ゆるせねー。ですね
GM:闘争心を失ったヤツは許せない!
オープニング04(B):水波賢哉
GM:そうだそうだ。ちょっと珪素さんを待つ間、水波くんというか白金さんに聞いておきたいことがあったんですけど
水波賢哉:はい。
GM:もともとの想定は、『レイシフト事故(四人がコフィンに入ったところで事故発生)でPCたちの意識がVRに囚われた』だったんですが
GM:前回のOP(A面)を見てると、水波くん、そこまで危ない橋は渡らないというか、もう少ししっかりしてる気がするんですよねw
GM:なので、『いや、主要メンバー四人を一度にVR接続させたりしねーよ!』ってことであれば、ちょっと辻褄あわせをしたいと思います。
GM:実際どうでしょう? 『まあテストなら四人接続するかな……』って感じ、あります?
GM:ストーリー的にはどっちでもいけるので、水波くん的に自然な方を選んでおくれ!
水波賢哉:そうですね。辻褄を合わせましょう。
GM:ほいほい。じゃあ、みんなはVR接続しなかったことにしましょう。のこのことコフィンに入ったような事実はありません。
GM:よし! はじめてしまいましょう。
GM:水波くんのOP、B面。Q町パート。時系列的には3話EDの直後になります。
GM:水波くんは引き続き登場をどうぞ。
水波賢哉:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47
GM:ウワッ高い
GM:Q町、水波宅。
GM:"Q市"から直接訪ねてきた藍坂が最初に行ったのは……
GM:"事故の経緯の説明"――ではなかった。
GM:"Q町の状況確認"――でもなかった。
GM:……最初に藍坂が行ったのは、『なんかお腹すいちゃったな~。賢哉くん、ご飯作ってくれないかな~』という、メシの催促であった!
GM:ということで水波くん。君は今、自宅のキッチンでちょっと早めの夕食を作ってます。
GM:藍坂に手伝わせていてもいいし、一人で腕を奮っていてもいい。
水波賢哉:では、その前に、まず
GM:なんだいなんだい
水波賢哉:久しぶりの再会。瞬間観察。
水波賢哉:髪や服装の細かな変化にも気付き、それを肯定的に指摘するのが出来る彼氏と言うものだし、彼女の喜ぶ顔をそれで見れるなら安いものでもあるだろう。
GM:あっすごい!
GM:これは判定要らないでしょうね。こういう事を意識してやっている時点で、普段の気遣いが見て取れる。
藍坂紗良:髪型や服装は大きく変わっていない。UGN勤務のときよりもややラフな……つまり、プライベートの『藍坂紗良』として君と会うときの格好。
藍坂紗良:ただ、着ている服には水波くんは見覚えがあるはず。
藍坂紗良:タイトなパンツルックに、やはりタイトな黒シャツ。その上からジャケットを羽織っている。そんな中で、
藍坂紗良:ちょこんとアタマに乗ったキャスケット帽が自己主張している。……藍坂が買ったものではない。
藍坂紗良:以前、君とデートに行った時、『藍坂に似合うんじゃない?』と言われて購入したものです。
GM:君がお金を出したかもしれないし、藍坂が意地を張って全額出したかもしれない。そこは好きにしていいですw
水波賢哉:では、それに目ざとく気付き。目が細まる。
水波賢哉:「えぇー、普通は彼女が手料理作ってくれるもんだと思うんだけど!?でも、いつも甘えてるからなぁ、いいよ。今日くらいは甘やかすよ」
藍坂紗良:「時代は男女平等よ。時代錯誤な男はモテないんだから」
藍坂紗良:「……でも、いつも甘えてる? そうなの?」
藍坂紗良:「賢哉、甘える時もカッコイイモードを崩さないんだもんな~。わかんないって」
水波賢哉:「僕は先進的な男なのであった。藍坂にとっては幸運なことにね!ん?いや、そりゃ当然甘えてますよ」
水波賢哉:「今の僕の姿を他の奴らが見たら、奥歯で砂糖の塊を噛み締めたみたいな顔するんじゃない?」
藍坂紗良:「あはは、そうかも」
藍坂紗良:「……いつだったかのコヨミちゃんみたいにね」
藍坂紗良:「じゃ、ゴハンよろしく! 私はサファイヤと遊んでるから!」
藍坂紗良:「は~いこんにちはサファイヤちゃん~! 紗良お姉ちゃんですよ~!」
藍坂紗良:「よ~しよちよち~! いいこでちゅね~!」
水波賢哉:「よろしく、遊んであげて。ああ、そうだ。やっぱ、そのキャスケット凄い似合ってる。眼福」
サファイア:「ワフッワフ」 寝ていたところを撫でられて起きた。
藍坂紗良:「!」
水波賢哉:なんて言いながら冷蔵庫から材料を吟味しましょう。
藍坂紗良:「……よかった。この帽子のこと、ちゃんと覚えてた」 ホッと胸をなでおろす。
GM:キッチンの向こうからは、サファイヤに接する時特有の藍坂の猫撫で声と、遊び相手を得たサファイヤの控えめな鳴き声が聞こえてくることでしょう。
水波賢哉:「有頭海老、烏賊、マッシュルーム、ピーマン、パプリカ、ニンニク、玉ねぎ、調味棚にサフランあったな。顆粒鶏がらと腿肉…うーん、二人だから使い切るかな」
藍坂紗良:「魚介類使うと料理上級者、って感じがあるよね」
藍坂紗良:「自分で使うとどうしても、こう……下拵えとか、生ゴミの匂いとか、そういうのが気になっちゃうから」
藍坂紗良:サファイヤと遊びながら、時折キッチンに声をかける。
水波賢哉:「魚介類は殻と骨が本当に困るよな。でもこの時代のQ町は魚美味しいから」
水波賢哉:「うわっ、この時代のとか…やっぱ変な気分だな。ま、藍坂は好き嫌いがなくて助かるよ。メニュー決めるのに躊躇いがない。パエリア作ります」
GM:でしたら、水波くんは芸術:料理で判定をどうぞ。高いほど立派なパエリアが出来上がるでしょう。
水波賢哉:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 10[1,10]+6[6]+4 → 20
GM:もっとも……水波くんの感覚は、2! そこまでの達成値が出るとは思えませんがねェ……!
GM:出た!
GM:達成値20の料理、普通にプロ級ですねw
GM:水波くんは超美味しいパエリアを作ることができた、として構いません。パエリアだけじゃなくて前菜やデザートがあってもいいくらいだ。
水波賢哉:「やっぱり誰かの為に造るとなると包丁も良く動くってもんさ」手際よく調理をしていくことでしょう。
藍坂紗良:「大丈夫? 腕鈍ってない?」
藍坂紗良:「シミュレータの秘話機能でなんども"電話"したから、賢哉が賢哉だってことはわかってるけど」
藍坂紗良:「……心配してたんだ。大事な何かが欠け落ちてないかどうか」
GM:……料理は、その点でいうとわかりやすい。水波がたびたび藍坂に振る舞っていた、日常的なイベントのひとつだからだ。
GM:藍坂が、なぜ真っ先に手料理を所望したのか……別にふざけているわけではなかった。
GM:大事な人が変わっていないかどうか。それを何が何でも確認したかったのだ。
水波賢哉:「いや、僕も大分上手くなったと思うよ。料理と剣術、技術も心構えも全然違うけど刃物を使うところは一緒だろ。つまりさ、落ち着く」
藍坂紗良:「ああ、よく言うわよね。"刃物で人を幸せにできるのは料理人だけ"って」
藍坂紗良:「さすがうちの賢哉くん。刃物を使わせたらQ市いち、だわ」
水波賢哉:「さて、では僕の刃物で藍坂を幸せに出来るかな、っと。完成!」
水波賢哉:喋りながらの小一時間半の調理の後に品が完成する。
水波賢哉:鉄のフライパンの上に彩りよく配置された魚介と野菜。その下に炊き上がったサフランライスは良い塩梅で食材の出汁を吸い、ほのかにワインの風味が香る。
GM:ゲェーッ美味そう……!
藍坂紗良:「……どうしよう」
藍坂紗良:「なんかもう、匂いだけで十分幸せなんだけど」
水波賢哉:「どうぞ、召し上がれ。食べるともっと幸せになれると思う。味付けの好みがわかってるしさ」
藍坂紗良:「言われなくても、こんなの我慢できないわ! いただきます!」 スプーンを取って食べ始める。
藍坂紗良:「……あ~」「あ~~~……!」
藍坂紗良:「あ~、これ……! これこれ!」
藍坂紗良:「この、クックパッドに投稿したら確実に上位にきそうな……お店で食べたら普通にいい値段しそうな、この味……!」
藍坂紗良:「自分で料理すると色々めんどくさくて使えない魚介類の味がきいた、この……味……!」
藍坂紗良:「うう~ん! 美味しい!」
藍坂紗良:「賢哉の味だわ!」
GM:至福の表情で味わってます。あっという間にお皿の半分がなくなり、更にもう半分もぱくぱくと平らげていく。
水波賢哉:「藍坂は僕の料理を素直に賞賛してくれるから本当にありがたいよ。作り甲斐があります」
水波賢哉:「礼を言うとしたら僕の方かもってくらいだね。この前、どっかの誰かにカレー作ってやったら感想が『カレーだからな、辛かった』だぜ!それに比べ、この女神っぷり」
藍坂紗良:「それ谷神くんでしょ。高確率で」
水波賢哉:「本人の名誉の為にノーコメントで。…いや、でも僕も料理の腕が上がったな。最初に比べると雲泥の差だよ」
藍坂紗良:「私もこっそり料理教室にいったり、自炊したりしてるんだけどね~。無理よ。これに勝つのはムリムリ」
水波賢哉:「いや、僕が自炊初めに作った料理は、そりゃ酷いもんだった。豚ばら肉とエリンギのバター醤油炒め、切って炒めるだけだから簡単に作れるだろうと思ったんだ」
水波賢哉:「そうさ、豚ばら肉から出る油があんなにも大量だなんてその時は知らなかったんだ。あれ凄いぞ。バターと相まって取り返しのつかないレベルになった。余分な油は捨てるなんて、その時は考え付きもしなかった」
水波賢哉:「そんな人間がここまで出来るようになるんだしさ。真面目に料理やってればすぐに追い抜きますって」と苦笑する。
藍坂紗良:「そーかなー? これ、永久に追いつけないパターンじゃないの? "アキレスと亀"みたく」
藍坂紗良:「……でも、よかった」 スプーンを置く。パエリアは全部胃袋におさめた。
藍坂紗良:「本当に心配したんだ。Q町の状況はデータでは観測できるけど、あくまでデータだから」
藍坂紗良:「いつもの賢哉だ。いつもの賢哉の味だ。……ほんとによかった」
水波賢哉:「安心した?なら僕もほっとしてるよ。藍坂だけは裏切りたくないしね」
藍坂紗良:「ほんとにね。私だって、賢哉に裏切られるとか、二重・三重の意味でイヤだもん」
藍坂紗良:「だから、事故が起こった時は血の気が引いた。UGNも、賢哉たちの救出を最優先で進めて……やっとここまでこれた。長かったわ、ほんと……」
GM:"ツクヨミ"システムの事故によって、水波たちの意識はこの世界に囚われた。……しかし。
GM:そもそも水波賢哉という男は、……いくらテストとはいえ……Q市の最高戦力四人を同時にVR空間にダイブさせるほど愚かな男ではない。
GM:ついでにいえば、イリーガルの生命を軽視するような男でもない。
GM:彼らは、ダイブ用のコフィンに入っていなかった。にもかかわらず、なかば強制的にこの世界に取り込まれたのだ。
藍坂紗良:「覚えてるかどうかわからないけど……事故のとき、コフィンに入ってたのはまったく別の人達。賢哉や朝比奈くんたちは、支部の別々の場所にいたの」
藍坂紗良:「正規の接続手段すら介さず、意識を取り込む。……これがコヨミちゃんの力なのかどうかは調査中だけど……」
水波賢哉:「外の状況か。ここにいる限り実感ないのが困るな。今でもピンときてない部分は結構ある」
藍坂紗良:「恐ろしい力よ。冗談抜きに」
藍坂紗良:「なんでも聞いて。今答えられる事なら答えるし、資料が必要なものはあとで順次送るから」
水波賢哉:「さすが、頼りになる。当てにしてるぜ、そりゃ、もう存分に」
水波賢哉:「とりあえず、まず大事なのはさ。これから何すればいい?」
GM:ゲーム的に言えば、説明に時間がかかりそうなものは情報項目化されています。脇道的なものなら今でも答えられる、という感じ。
藍坂紗良:「ん」
藍坂紗良:「"白"のツキガミが味方でこの世界にきてるわ」「表向きは、彼女の最後のお願いを聞く……という体でQ町中を回ってほしいの」
藍坂紗良:「賢哉たちは、表向き静かに最後の三日間を過ごす。私達は、賢哉たちがコヨミちゃんを引っ張り回してる間、Q町にゲートを開く準備をする。ってところかな」
藍坂紗良:「……でもさ」
藍坂紗良:ちょっと考えるような素振りを見せる。以前、賢哉とコヨミちゃんが話したときの事を思い出しながら。
水波賢哉:「でも?」
藍坂紗良:「ただ脱出する……なんてこと、しないよね。多分」
藍坂紗良:「朝比奈くんは、なんとかしてコヨミちゃんを助けようとすると思う」「佑ちゃんも。後悔しない選択をしたがると思う」
藍坂紗良:「みんなの意見を聞いて……多少のリスクがあっても、色々と情報を集めて、コヨミちゃんをギリギリまで助けようとする」
藍坂紗良:「賢哉ならそうするかな~、と私は思ってたんだけど。――どう?」
水波賢哉:「当然そうなる、僕もその為に尽力する。わかった上で問いかけるのは意地悪も過ぎない?」
藍坂紗良:「だ、だって! 一応ほら……もしかしたら、"いや。情は捨てる。全力でここから脱出する"とか言うかもしれないし!」
藍坂紗良:「でも、よかった。こういうところもいつもの賢哉だ」
水波賢哉:「しまった。冗談でそういうフェイントかけて焦らせりゃ良かった」
藍坂紗良:「ホントにやめなさい。そういう事されると、頼れる年上のお姉さんモードを維持できなくなるから」
水波賢哉:「うわー、失敗した。藍坂のペースを乱すチャンスを逃した。決闘に負けた気分だ」
藍坂紗良:「実を言うと、ね。賢哉たちのサルベージを最優先にしてて、コヨミちゃんの事は全然調査が進んでないの」
藍坂紗良:「ツキガミの信仰を取り戻す方法はあるのか。なぜ彼女がこんな事をしたのか……とか。ね」
藍坂紗良:「この三日感で、そのあたりも調べていけばいいと思うわ。出来る限りの協力はするわ」
藍坂紗良:「……まあ、うちのお父さんと名塚さんちの清三さんはコヨミちゃん討伐派だから、いい顔はしないだろうけど。そこはうまく躱すから大丈夫」
水波賢哉:「うん。頼りにしてる。だから上手くやるよ、こっちも」
藍坂紗良:「じゃあさ。賢哉、手ぇだして。手」 右手をパーにして差し出す。
水波賢哉:「はい」手を出す
藍坂紗良:掌同士をぴたりと合わせ、 「――マスターコードを譲渡」
藍坂紗良:「支部長代理の藍坂紗良から、支部長・水波賢哉へ」 淡い光が賢哉くんの手に移る。
GM:マスターコード。特定の権限の人間に与えられる、VR空間の特殊権限。
GM:このセッション中。Q町のUGN関係者に限り、賢哉くんはいつでも判定を失敗させる事が可能です。
GM:具体的にはPC三名。それとNPCも含む。ヴァイスも入れます。コヨミは権限が上なので、これには入らない。
藍坂紗良:「まあ、使うことはないと思うけどね。もし……」
藍坂紗良:「賢哉が、何がなんでもここから逃げるべきだ! と思ったら」
藍坂紗良:「ここは攻撃させちゃいけない! ……とか思ったら」
藍坂紗良:「朝比奈くんや、谷神くん。佑ちゃん。彼らの行動を無効化できる」
藍坂紗良:「私が持ったままでもいいんだけど……私は、賢哉の判断を信じてるから」
藍坂紗良:「確かに預けましたからね。水波賢哉支部長」
水波賢哉:「無茶苦茶重いものを、託された気がする…本当に僕を信頼してくれたからこそのものか」
藍坂紗良:「イヤだった?」
水波賢哉:「藍坂以外から渡されたら逃げるくらいには」冗談めかして唇の端をあげる
水波賢哉:「決闘への秒読みが始ったって実感したよ。やるさ、逃げない」
藍坂紗良:「えらい。……いや、ほんとは正直逃げてほしいくらいなんだけどね」
藍坂紗良:「逃げられないよね。私達、UGNなんだから」
藍坂紗良:「日常は私達が守る。そうよね?」
GM:――ピンポーン! ピンポピンポピンポーン!
GM:藍坂の言葉を遮るかのように、水波宅のインターホンがけたたましくなる。
GM:というか、普通にうるさい。連打されている……。
水波賢哉:「僕は情に厚いけど、最後は正しい道を選ぼうとする藍坂好きだぜ。そういう藍坂だから信じ、、、」
水波賢哉:「うるせーーー。今いいとこなんですけどねーーーー!!!」
水波賢哉:開けるよ!
ヴァイス:「やっほやっほやっほー!」 《万能器具》。【こんにちは】の木札を掲げて飛び込んでくる。
ヴァイス:「賢ちゃん久しぶり! あっ覚えてる? 忘れちゃったかな……覚えててくれたらいいな!」
ヴァイス:「白! ヴァイスちゃんだよ~~~!」
水波賢哉:「白いな」
ヴァイス:「今回は私が! 作戦をサポートするからね~!」
藍坂紗良:「……ああ、それが一応……今回の味方の……"白"ね」
藍坂紗良:「いちおう、ね……」
ヴァイス:「前に戦ったの覚えてるかなー! あっ、私はモルフェウス側で、戦ったのはサラマンダー側なんだけど!」
ヴァイス:「それでねえ! 今回は三日間普通に過ごすんだけど、まあどうせ賢ちゃん達はコヨミを助けようとするだろうから……」 同じような説明を今更はじめる。
藍坂紗良:「……ということで。賢哉」
藍坂紗良:「帰るわよ。Q市に」「……いっしょに!」
水波賢哉:「一つ明確に思い出したんだ」
藍坂紗良:「ん?」
水波賢哉:「確か、上手くいったらゴホービを期待していいといったハズ!」
藍坂紗良:「……」
藍坂紗良:ニッ、と笑う。
藍坂紗良:「忘れてないわよ。ゴホービ、ちゃんとあげるから」
藍坂紗良:「頑張れ。男の子」
水波賢哉:「それで、十分。僕が絶対に帰る為の言葉はもらえた。なら後は全力で頑張るだけだぜ」
水波賢哉:「全ての力を使って事件を解決するさ」
GM:OP終了。ロイスが取得できます。
GM:といっても、シナリオロイスのコヨミもPC間ロイスの朝比奈くんももう取ってますねw
GM:藍坂は初期ロイスだし……特にロイスがなければ、次へいきましょう!
水波賢哉:藍坂さんは初期ロイスですし、ヴァイスちゃんはまだいいかな。よって無しです。
GM:はーい、了解です。
珪素さん、ブラウザ不調で他の発言が見えなくなる
名塚佑:この発言も聞こえないかな……
GM:きこえる!!
名塚佑:誰もいない荒野に発言している
朝比奈 望:きこえるー
谷神錬磨:聞こえる…聞こえるよ…
GM:多分こっちの声が聞こえてないなこれ……w
水波賢哉:こっちの発言が見えているのか?
名塚佑:どうすればこの状態から交信ができるというのか
名塚佑:イエスなら小指を2回、ノーなら小指を1回動かす
GM:チャネリングみたいでちょっとおもしろくなってきた
朝比奈 望:これが…普段東京ちゃんの見ている世界なの…?
名塚佑:私は今、生きているといえるのだろうか……
名塚佑:誰もいないんだ……いくら他の誰かが私の存在を100%保証してくれようとも
名塚佑:私にはその『他の誰か』を見ることができないのだから……
名塚清三:(佑……佑……)(自分を信じるんだ……確固たる自我こそが存在を確立させ、この次元への楔になるんだよ……)
朝比奈 望:おじいだやん…!
谷神錬磨:ラリってる時に見える幻覚みたいなおじいちゃんだな…
水波賢哉:自分を信じろとか言うアドバイスがまずクソみたいでいいですねw
ミドルフェイズ01
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:フー……東京ちゃんが現世に帰ってきてくれてよかった
GM:では、時間なのでセッションを再開しましょう。
GM:一人2オープニングというアホみたいな流れもようやく終わり、ここからはミドル! 合流シーンだよ!
GM:全員登場です。侵蝕ダイスをどうぞ。
GM:と思ったけど、まあ全員じゃなくてもいいか……。シーンプレイヤーは水波くんで、ほかは任意にしましょう。
GM:一日目の昼。藍坂やヴァイスとともに、今回の行動指針を再確認するシーンになります。
名塚佑:ここで登場せずしてなんのための存在か!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+7(1D10->7)した (侵蝕:45->52)
GM:存在!
水波賢哉:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 8[8]+47 → 55
谷神錬磨:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 4[4]+38 → 42
谷神錬磨:出るぞッ
朝比奈 望:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 7[7]+41 → 48
朝比奈 望:ぎゃ
GM:錬磨くん以外だいたい高いな……w
GM:――朝比奈食堂の2Fは、ちょっとしたお座敷になっている。
GM:旅行客向けの貸し切り宴会や、地元自治会による宴会や、忘年会・新年会などに使用される、静かな部屋だ。
GM:そんな部屋に君たちは集まっている。藍坂、ヴァイスも一緒だ。
GM:今回集まったのは、残り三日間の行動方針の共有のため。水波が集めたのかもしれないし、藍坂が提案したのかもしれない。
GM:いずれにせよ、食事は事前に運ばれている事でしょう。君たちはまだ食べていてもいいし、真っ先に食べ終わったあとでもいい。
水波賢哉:パエリア食べた後なので飲み物だけ。冷たい麦茶を飲んでます。
藍坂紗良:こちらもアイスコーヒーを飲んでいる。水波印のパエリアを腹いっぱい平らげたあとだ。
名塚佑:菜っ葉か何か食べてます
ヴァイス:「あっ麻婆豆腐! そこの麻婆豆腐とって麻婆豆腐!」 《万能器具》で錬成した『マーボー』の立て札をブンブン振っている。
ヴァイス:「中華料理屋みたいなグルグルテーブルじゃないから取りにくいよ~~!」
ヴァイス:「誰かとって~!」
朝比奈 望:「はいはい」
朝比奈 望:麻婆豆腐を小皿に取り分けて回します
ヴァイス:「うぉううぉう! サンキューのぞみん!」
朝比奈 望:「いえいえ」
ヴァイス:「のぞみんはこの四人の中でいっちゃん優しいから好きだよ!」
朝比奈 望:「あはは、ありがとう。」
谷神錬磨:「……賑やかだな」 スタミナ丼食べてます
水波賢哉:「お通夜ムードよりはいいんじゃん。賑やかな方がさ」
谷神錬磨:「そうだな……夏だからな」
GM:ヴァイスは県外の中学校の女子制服を着てます。藍坂は水波の部屋の来訪時と同じ、パンツルックのままだ。
名塚佑:「麦茶!」畳の上に体を伸ばして取ります。
朝比奈 望:「佑ちゃん、氷いる?」
ヴァイス:「東京ちゃんももっと食べなよ~! おっきくなれないよ~~!」
ヴァイス:「ずっと野菜食べてる!」
ヴァイス:「ウサギかい!」 【Rabbit】
名塚佑:「別に……ボクは、“起源”なんだし」
名塚佑:「ほんとはもう食べなくたっていいんだ。そういう体になってる」
藍坂紗良:「……えっ、そうなの……!?」
名塚佑:「うん」頷く。
藍坂紗良:「空腹感とか、そういうのも?」
名塚佑:「お腹はすくけど……でも、なんだろ。ひいおじいちゃんに聞いたほうがいいかも」
名塚佑:自分自身の力の正体を受け入れることは、そういう事でもあった。人間からかけ離れて戻らないということを、受け入れることだ。
谷神錬磨:「……そういうことなのだろう。だが、何かは食べた方がいい」
谷神錬磨:「そちらの方が、健康に見える」
名塚佑:「分かってる。食べると……おいしいし」
水波賢哉:「味覚があるなら、美味しいものを食べるに越したことはないからね」
水波賢哉:「心に栄養を与えるとか、そういう方向だ
名塚佑:「……うん」
朝比奈 望:「この回鍋肉とか、オススメだよ、僕が作ったヤツ。」
ヴァイス:「そうそう! 私たち神様なんか、味覚ないヤツの方が多いもんね~!」
ヴァイス:「そう、このホイコーローも!」 望くんが言うそばから食べる。「おいしいおいしい!」
朝比奈 望:回鍋肉判定
朝比奈 望:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,6,8,9,9]+1 → 10
GM:するがよい!
名塚佑:「ありがとう、望。人間じゃなくたって、やっぱり美味しいなあ……望の料理も、お母さんの料理も」
朝比奈 望:それなりに美味しい!
GM:10、普通にプロ級なんだよな・・・w
谷神錬磨:「肉は美味いからな」
藍坂紗良:「谷神くん、焼いた肉ならなんでも美味しいって言いそうだよね」 ちょっと意地悪に笑う。
水波賢哉:「作り手のこと思い切り無視した発言…谷神、お前ってやつはさぁ」
谷神錬磨:「そんなことは……、……、あるか……?」
谷神錬磨:「……確かめてみるか……。今度、バーベキューをやってみる」
朝比奈 望:「今日のは結構自信作だから、賢ちゃんも食べてみてよ。アドバイスとか、ほしい。」
水波賢哉:「お。僕に奨めるという事は相当の自信作と見た。よかろう」ホイコーローを一口つまむ
GM:水波くんを除くPCは、藍坂の事を覚えていてもいいし、なかなか思い出せなくてもいいでしょう。
GM:君たちより少し年上のUGNエージェントにして、水波賢哉の補佐官の女子大生。
朝比奈 望:なんか、いつも聞いてる彼女さんかな、ぐらいの認識。
名塚佑:「でも、もし栄養に意味がなかったら、肉を食べるのって……こう」胸のあたりで手を動かす
名塚佑:「後ろめたいっていうか。無意味に命を奪ってることになるかも」
ヴァイス:「いいんだよ~東京ちゃん。物質界に存在するものは、ただ生きてるだけで世界のリソースをなんらかの形で奪ってるんだから」
ヴァイス:「いいのいいの! ガンガン奪おう!」
名塚佑:「東京!」東京ちゃんと初めて呼ばれた!
谷神錬磨:あまり覚えていないが、違和感はない。みんなの友人なのだから問題ないという認識。
水波賢哉:「うん。なかなか上手くできてるじゃん。店に出しても問題はないと思うね」
朝比奈 望:「やったー。賢ちゃんに褒めてもらえると自信がつくな。」
藍坂紗良:「あ、ほんとだ。美味しいねこれ」 小皿にとった回鍋肉を食べている。 「白米が欲しい……!」
水波賢哉:「ただ、あれだ。今日は上手くできた。って感じだろ、これ。コンスタントに作れるようにするには要修行だな」
朝比奈 望:「うん、それにうちなんかでも、廃棄は結構出ちゃうしね。そういう意味じゃ、佑ちゃんよりうちの方が悪いと思うな。
朝比奈 望:「栄養が回らなくても、捨てられるより、美味しいって言ってもらって食べてもらえた方が、僕は嬉しいなー」
名塚佑:「そうかな。えへへ……やっぱり、回鍋肉食べるね」
朝比奈 望:「うん、食べて食べて、賢ちゃんカップルが揃って褒めてくれるなんて今回は相当だよ。」
藍坂紗良:「あ、望くんの言うことわかるなあ。私も飲食店でバイトした事あるけど、食べ物を毎日廃棄するのって悲しいよね」
藍坂紗良:「毎日心の中でお百姓さんごめんなさいって謝りながら捨ててたなあ……」 餃子を食べている。
水波賢哉:「この上にご飯とか、体重との戦いになりますよ。藍坂さん。廃棄を出すのは良くないけど、見極め大丈夫?」などと笑って
藍坂紗良:「食べても太らないタイプなんでーすー!」
谷神錬磨:「これは、米の飯がもう一杯必要だな」
朝比奈 望:「はいはい。じゃあ、お椀貸してー」
朝比奈 望:錬磨くんの御飯をよそう
谷神錬磨:「……ありがたく」
水波賢哉:「その人体の神秘に感謝すべきなのかね。そりゃ藍坂に無駄にお肉が付かないのは僕にとっては嬉しい事だけどね」
GM:会話がはずみ、食も進む。
GM:ちょっと前なら、ツキガミ事件の合間の平和な1ページ……ということで済んだだろう。
GM:だが今は、もう違う。
GM:あと三日。今日を含めれば、もうあと二日と半日しかない……。
藍坂紗良:「……さて。おいしいご飯がマズくなっちゃいそうで、切り出しにくかったんだけど」
藍坂紗良:「今回の行動方針についての確認。やってもいいかしら」
藍坂紗良:箸を置く。仕事モード。
水波賢哉:「はいよ。頼む、お願い」
朝比奈 望:ご飯をよそう手が一瞬止まって、頷きます。
藍坂紗良:「任されました。ほんとなら賢哉が進行するべきなんだろうけど、今は状況が特殊だしね」
谷神錬磨:「……さて。どうするか……」
朝比奈 望:ちょっと前なら、絶対ここにもコヨミちゃんがいてくれたはずなのに。と考えて少し寂しくなったりする
ヴァイス:「レンくんはどうするべきか悩んでるの?」
ヴァイス:「つまり、コヨミを信用するか、しないか。あるいは倒すか倒さないか!」 【どっち?】の札を創る。
谷神錬磨:「……それも含めて、何か行動はしなければ。いい知恵がないか?」
名塚佑:「待って」寝そべったままで右手をさっと挙げる
名塚佑:「そもそもの話なんだけど……」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんはこのシミュレーターで一番偉い権能?権限?があって」
名塚佑:「だからQ市支部もボクたちを元に戻せないんだよね?」
藍坂紗良:「うん。その認識で合ってるわ」
名塚佑:「じゃあ……ボクらがこうやって話してることだって、ヨミ姉ちゃんは知ろうと思えば知れるんじゃないかな」
ヴァイス:「んふふふ……そこで私!」
名塚佑:「あっ」
ヴァイス:「私の出番なんだよ~!」 【Power】
GM:佑ちゃん鋭い……! あとで出そうと思っていましたが、情報項目を一つ開示します。
谷神錬磨:「パワー……力、か……」
名塚佑:「力……」力・・・
朝比奈 望:「そういえば、ヴァイスちゃん、僕のとこに来てくれた時も玄関先で普通に話してたよね?」
ヴァイス:「うん」
ヴァイス:「あれはね~! ずばり、五人のうちの……五人の……ほら、なんとかゲリオンの……」
ヴァイス:「マギ……」 説明が致命的に下手。
朝比奈 望:「……?」
朝比奈 望:なんとかゲリオンとかマギとかかまずわからない
水波賢哉:「うわぁ、僕よりも説明下手な人間初めて見たよ」
水波賢哉:「初めてオーヴァードやUGNの説明を皆にした時、相当駄目だったなぁって思ってたけど、うん、僕の方が100倍マシだった」
・VRシミュレータ"ツクヨミ"の管理権限について
ツクヨミは、コアとなったコヨミと四分神による五体合議制を取っていた。
コヨミが暴走して水波たちをこの世界へ引きずり込んだ時、
"黒"、"赤"はコヨミ側に乗っ取られたが、"青"、"白"に関しては緊急離脱が間に合い、
UGN側が管理権限を保持することができた。
前回、"青"が完全なる味方として動いていたのも、今回ヴァイスが味方として動いているのも、この影響である。
今回はUGN側の全能力をつぎ込み、ヴァイスにサブ権限を移譲。
広域秘話機能やオブジェクト衝突無効処理など、ある程度の万能性をヴァイスが保有している。
GM:ヴァイスの下手な説明と、藍坂の補足。それと佑ちゃん達の推測。
GM:それで、なんとか上記の管理権限に関することを君たちは理解できるだろう。おそらく。
ヴァイス:「違うんだよ~~! 人格が二つあると思考も二つになるから、うまくまとまらないんだよ~~!」
名塚佑:「ううーん、どういうこと?」錬磨に聞く!
名塚佑:魔術師だから機械に弱い
朝比奈 望:「白ちゃん、そうなの?」
ヴァイス:「つまり、今の私はコヨミとソコソコ対等レベルの神様なの!」
ヴァイス:「そしてコヨミも、万能ってほど万能じゃないのさ! 本来なら総理大臣レベルだけど、今は学級委員長レベルだよ!」
ヴァイス:【対等】の札を振る。
谷神錬磨:「単独でシステム全体をアドミニストレーターとして制御するのは困難のため、”白”を含めて権限を分割した」
谷神錬磨:「そしていま”白”は管理者としての権限を使える……ということか……」
ヴァイス:「そうそう。それそれ」
名塚佑:「つまり、つまり、その……分霊」
名塚佑:「……ってことだよね。やっぱり、そうだ。権能の分割なんだ」
名塚佑:「全てを持つ者は、全てであるが故に切り分けられる。そういうことだよね」
名塚佑:「だからQ市の話をする時は」
名塚佑:「いつも“白”がボクたちのところにいたんだ!」
朝比奈 望:「……1組の教室ならコヨミちゃんに全部筒抜けだけど、今はヴァイスちゃんたちが学級委員長の2組の教室にいるから大丈夫ってこと?」
ヴァイス:「すごい! レンくんとのぞみんと東京ちゃん、たとえが全部違う……!」
ヴァイス:「そうそう! それ!」
ヴァイス:《万能器具》。はなまるを描いた木札を掲げ、錬磨・望・佑をぱたぱた仰ぐ。
朝比奈 望:わかったようなわからないようなだけど、ヴァイスちゃんが凄いということは理解した。
谷神錬磨:「……当面のところ、安全なのか……。作戦の会議ができるな」
水波賢哉:「元々、作戦会議するために集まったわけだしな」
GM:外からはセミの声が聞こえる。数日前から君たちは夏休みだ。
GM:もっとも、現実世界ではもう夏も終わりかけているだろうが……。
名塚佑:「……でも、そうだよ!それなら尚更」セミの声を聞いてはたと気付く
名塚佑:「普段と違うようなことをしてたら、変に思われるかも」
藍坂紗良:「そうなのよね。だからこのご飯も、"外からやってきた私をもてなすため"みたいな体裁にしてもらったけど」
藍坂紗良:「多分……こうしてがっつり作戦会議できるのは、今日くらいね」
藍坂紗良:「だから確認しておきたかったの。あなた達の意志を」
藍坂紗良:「普通に三日間を過ごして、平穏に脱出するか―ー」
藍坂紗良:「――あえてコヨミの真意を確認しに動くか、を」
GM:コヨミ→コヨミちゃん
ヴァイス:「せっかくみんなテーブルについてるんだし、順番にきいてく?」
ヴァイス:《万能器具》で6面サイコロを取り出す。「1が出たら賢ちゃん、2がのぞみん……とか!」
朝比奈 望:口を拓こうとしたけど、ヴァイスちゃんの話を聞いて口を紡ぐ
藍坂紗良:「どうかしら。明確な考えがある人がいるなら、その人から言ってもらってもいいと思うけど」
藍坂紗良:ちらりと賢哉くんを見る。どうしよう?の合図。
水波賢哉:「そういうゲーム性は嫌いじゃないけどさ。何か言いたそうにしてる朝比奈から言うか?」
朝比奈 望:手を挙げて発言したい意思を示します
谷神錬磨:「……」 聞く構え
水波賢哉:「無理に口を噤むのも精神衛生に良くないしねっと、はい、じゃあ、どうぞ」朝比奈君を促し
朝比奈 望:「僕は、コヨミちゃんの話を聞きたい。」
ヴァイス:「……おお……!」
朝比奈 望:「ごめん。これは、なんか、特別な理由があるわけじゃなくて。」
朝比奈 望:「こうした方が助かるとか、皆の為になるとかじゃなくて。」
朝比奈 望:「ただ、コヨミちゃんを信じたいってだけなんだけど。」
ヴァイス:「のぞみんを閉じ込めたのは確かなのに?」
ヴァイス:「敵かもしれないよ」
朝比奈 望:「敵だったとしても。」
朝比奈 望:「ん……敵だからかもしれないから、こそ。聞いておきたい。じゃないと、多分僕はコヨミちゃんが敵だった時に、向き合えない。」
朝比奈 望:違う。本当は、敵だったとしても、自分だけは、コヨミちゃんに殉ずるべきじゃないかと思ってる。自分の命も、力も、今は全てコヨミちゃんからの借り物なんだから
藍坂紗良:「納得のため、か」「……そうね。敵であっても味方であっても、まず自分が納得してなければ向き合えないものね」
朝比奈 望:「それに、コヨミちゃんは、僕にとっては、ただ信じたいからって理由で信じるに値する人だから。」
朝比奈 望:言いたいことは言ったので、皆の言葉を待つ
ヴァイス:「いいなぁ。なんか、のぞみんがそうやって信じてくれれば、ツキガミも未来永劫存続できる気がするよ~」
水波賢哉:「納得せずに戦わなきゃいけないなんてのはね、UGNだけで十分さ。朝比奈達にはきっちり納得して行動の選択して欲しいね」
水波賢哉:左手をヒラリと振って
名塚佑:「……水波くんは、どうなの?」
朝比奈 望:水波くんの方を見る
水波賢哉:「僕?なんだ、最後に纏めようと思ったのに、2番手とはね…その前に、まず、そうだな」
谷神錬磨:「ツキガミ……。……」 水波くんを注目
ヴァイス:「気になる気になる! UGNだし、やっぱりあまっちょろいのはキライ?」
水波賢哉:「UGNとしては僕達の脱出が最優先。コヨミちゃんは消去するってのが決定事項…らしい」
水波賢哉:「そのことは知っておいてくれ。いいか?頭に叩き込んだ?」
藍坂紗良:無言で頷き、水波の発言を肯定する。
GM:四人のうち、正規エージェントは水波のみ。朝比奈も、錬磨も、佑もイリーガルだ。
GM:そもそも、水波ら四人はQ市でも最強クラスのオーヴァード。戦力的にも、倫理的にも、脱出を最優先にするのが妥当だろう。
名塚佑:「それは、でも……それは」
名塚佑:「ひどいよ」
谷神錬磨:「清三氏から、その話自体は聞いていた……」
朝比奈 望:改め水波くんから言葉を聞くと重みを感じてしまう
水波賢哉:「その上で、その決定が決まっている上で、言うけどね」
水波賢哉:「僕のこの地での仕事はお前らを護る事だぜ?誰一人欠けさせる事なく、無事に日常に帰す。コヨミちゃんも含めてね」
水波賢哉:「お前らが無事に帰れました。でも、コヨミちゃんがいなくなりました。って、それは完璧な仕事じゃないだろ?」
朝比奈 望:「そうだね、賢ちゃんは、仕事も、きっちりこなす人だもんね。」
名塚佑:「本当にそういうことができるなら……それが一番だけど……」
水波賢哉:「本当に、もう後がなくなるぎっりぎっりまではなんとか付き合うよ。だから、それまでにどうにかしろよ」
水波賢哉:「命の事は何時もみたいに僕が護ってやるからさ」
水波賢哉:「こんなところだよ。コヨミちゃんとは前に話した事もあるからね。それを見定めなきゃってのもある」
朝比奈 望:「僕も、それが一番だと思うから。やっぱりそこを目指したいよ。」
朝比奈 望:それを目標にしてもたどり着けないかもしれないけど、そこに行こうと思わなきゃ絶対にそうはなってくれない。
水波賢哉:「じゃあ、次だ。どっちでもいいぜ」
谷神錬磨:「……名塚は」
谷神錬磨:「できるとは、思えないのか?」
名塚佑:「ボク……ボクは……」
名塚佑:「もしかしたら……話さないまま、終わりたいって思ってるかも」
名塚佑:自分の一つの目的を自覚するのが魔術だというのに、真実と向き合ったその時から、全く魔術が使えない。
名塚佑:「ねえ、みんな……これが終わったら、Q市に、戻るんだよね」
名塚佑:「『Q町』はどうだったの?」
朝比奈 望:「どうだったって?」
朝比奈 望:どういうこと?
名塚佑:「……ボクは、本当のことを知らされるまで、こっちが『本当』だと思ってた」
名塚佑:「ずっと帰りたかった場所のように思ってて……」
名塚佑:「本当に懐かしく思ってたんだ。心の底から」
名塚佑:「でも……知った今なら、思うんだ。このQ町が一番懐かしかったのは、誰だったんだろうなって」
名塚佑:「……もしもヨミ姉ちゃんが心の底からこの世界を『現実』だと思ってたなら……それがヨミ姉ちゃんの魔術なら」
名塚佑:「……ヨミ姉ちゃんに本当のことを突きつけて、終わりにしたくない」
朝比奈 望:「……」
GM:……限りなく現実に近い仮想世界を造るため、長いあいだ人間界を見守ってきたRBをコアとするシステム。
GM:しかし、そうなのだ。コヨミが作り出した仮想世界は、Q市ではなくQ町だった。
GM:まだ自分が神として静かに暮らせていたころの、理想郷。
GM:消えたくない。神として、人々とともに暮らしたい。
GM:そんな想いを感じ取れるかもしれない。
朝比奈 望:「僕たちがQ町からいなくなるってことも、コヨミちゃんに現実を突きつけることになるのかな」
名塚佑:「どうしても叶わない願いがあっても、一つだけ叶える方法がある――」
名塚佑:「心の中に、それが叶っている世界を作り出すこと。それが、願いを叶える最後の魔術だから」
名塚佑:「……ボクたちが脱出するなら……どこかの時点で、ヨミ姉ちゃんは殺されちゃうんだよね?」藍坂さんに確認。
藍坂紗良:「うん。でも、すぐにってことはないと思う」
藍坂紗良:「重要データのバックアップをとるだけでも三日かそれ以上はかかる。最低でも、みんなが脱出してから一週間くらいの猶予はある……」
名塚佑:「そっか……」
名塚佑:「幸せなまま消えられるなんてことは、ないのかなあ」
ヴァイス:「む。いいかもしんないね、それ」
ヴァイス:「東京ちゃんたちは脱出するけど、AIで動く"NPCの"東京ちゃんたちを残して……幸せな中で、消える」
ヴァイス:「そう。だから、コヨミに黙って脱出しても、みんなが気に病むことはないんだ」
名塚佑:「それは……」人道的にはいけないことだと分かっている。だが。
名塚佑:「ボクは、いい方法だと思う」
朝比奈 望:「……僕は、いやだ。」
名塚佑:「……。でも、本当にこれがヨミ姉ちゃんの願いなのか、確かめたい気持ちもわかる」
名塚佑:「だから……望の方法にも、ダメだなんて言えない」
名塚佑:「ボクの考えは、そう」
名塚佑:「嘘と本当に、優劣なんてつけられないから」
朝比奈 望:「……佑ちゃんの言う通り、その方がコヨミちゃんを傷つかずにすむのかもしれないけど。」
朝比奈 望:「たとえコヨミちゃんを傷つけても、僕はコヨミちゃんにいなくなってほしくない。」
朝比奈 望:前だって、そうだった。例え佑ちゃんが傷ついても、僕は佑ちゃんにいなくなってほしくなかった。
朝比奈 望:だから僕は我儘なんだと思う。
名塚佑:「ボクだって……ヨミ姉ちゃんがずっといて、同じように……ずっと暮らしていけたら……」
名塚佑:それが一番いい。水波くんが、そんな方法を見つけ出してくれるのなら。
ヴァイス:「んふふふ。東京ちゃんものぞみんもワガママだな~」
ヴァイス:「私は好きだよ、こういうの。自分の意志を通すっていうの、生きてるって感じがあるもん」
藍坂紗良:「谷神くんはどうなの?」
藍坂紗良:「最初の時点で、どうするべきか……って悩んでたみたいだけど」
藍坂紗良:アイスコーヒーを一口飲んで口元を潤す。
ヴァイス:「おしえておしえて!」
谷神錬磨:「……俺か?」
谷神錬磨:「俺は、外に出る。待たせている者がいるからだ」
谷神錬磨:「コヨミには……、その前に一つ気になっていることがある」
谷神錬磨:「コヨミが消えれば、”白”はどうなる?」
ヴァイス:「えっ私?」
ヴァイス:「死ぬよ!」
ヴァイス:「あ、死ぬっていうか、消える? RBだし」
ヴァイス:《万能器具》。 【コヨミ】→Power→【わたしたち】 の図の真ん中を断線させる。
ヴァイス:「結局、分神だからね~。やっぱり主神が死んじゃうと、私たちもダメみたい」
谷神錬磨:「そんな気がしていた。……では、助けよう」
ヴァイス:「えっなにそれ!」
水波賢哉:「運命共同体なわけね。また難儀な」
ヴァイス:「えっえっ? 私のため?」
ヴァイス:目を白黒させる。
谷神錬磨:「もはやヴァイスに対しては、”幸せなままで”という前提が通じない」
名塚佑:「そう……だね。考えてみたら、そうだ……」
谷神錬磨:「だからなんとしても、コヨミも俺たち自身も救う必要がある」
名塚佑:「別々の神格として信仰が分かたれたならともかく……」
名塚佑:「“白”には自分だけで存在を維持できるだけの人の認識……承認がないから……」
谷神錬磨:「……根本原因をなんとかしなくては、通常の方法で脱出したとしても、コヨミは消されるだろう……と、思う……」
ヴァイス:「は、話がむずかしい」
谷神錬磨:「やはり、というべきか……どこかの時点で、コヨミから原因を効きださなくては……と、考えているのだが」
谷神錬磨:「その方法と、タイミングが……」 黙る。数秒の沈黙ののち、首を捻る。 「わからない。不用意に刺激したくないのだが、難しい」
谷神錬磨:「そのことを考えていた。俺は以上だ」
藍坂紗良:「コヨミちゃんの事については……実はあまり調査が進んでないの。みんなを救出するのに必死だったから」
藍坂紗良:「だから、そうね。情報を集めて、それでもコヨミちゃんの真意がわからなかったら……谷神くんの言う通り」
藍坂紗良:「本人に聞く。そういう事になるんじゃないかな、と思う」
ヴァイス:「じゃあじゃあ? これって、えーと?」
ヴァイス:「コヨミをなるべく助ける方向でいいの?」
ヴァイス:「えっいいの!? マジ!?」 【マジ?】
水波賢哉:口を極力挟まずに全員の意見を極力聞いていた。麦茶を飲み干す。
朝比奈 望:「僕は、そうしたい。」
谷神錬磨:「”白”。お前も助けるということだ」
ヴァイス:「わーいやったー!」「あっ、ヴァイスちゃんだよ!ヴァイスちゃんって呼んで!」「やったー!」
ヴァイス:【Weiß】と書かれた札を振ってます。
水波賢哉:「じゃあ、しょうがないな。行動指針としてはだ。真意を問いだしつつコヨミちゃんが、ずっと、一緒に暮らしてける方法を見つけるか。それが最高で、全員が納得できるって事みたいだ」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんの、命も……心も救う……」
名塚佑:「望は、命。ボクは、心。でもきっと、どっちかだけじゃ意味がないんだ」
ヴァイス:「そだね。うん、それはそう」
ヴァイス:「いのちが欠けても、こころが欠けても、それはもう違う存在だからね」
GM:両方なければ意味がない。……心を失った名塚佑が、"毒蜘蛛"になったように。
谷神錬磨:「……決まりだな」
水波賢哉:手を軽く突き出す。
水波賢哉:「ちょっとみんな、こぶしつき合わせて」
名塚佑:「え……」
名塚佑:「どういうこと?」
藍坂紗良:「うわっ。賢哉、ほんとにやるの?」 ちょっとヒいた顔で。「青春ドラマの見すぎ……」
朝比奈 望:「ん…!」
朝比奈 望:水波くんの意図を読んで拳を出す
ヴァイス:「なになに? じゃんけん?」 よくわからずに拳を突き出す。
水波賢哉:「んー、まあ、いいから、こういうの僕は好きでね」
名塚佑:「……」釈然としないながらも拳を出す。
谷神錬磨:「……何かの作戦か」 グーを出す
水波賢哉:軽く深呼吸。
藍坂紗良:拳を突き出す。
水波賢哉:「よし!やるさ!出来るさ!!そう、僕達になら!!!ね!」皆に拳を合わせる。
ヴァイス:「うおーっ! 出来るさー!」 ノリノリで声をあげる。
名塚佑:「ボク達になら!!ね!」
朝比奈 望:「うん!やろう!」
谷神錬磨:「ああ」
藍坂紗良:あいた手で眉間を抑えていたが、「……そうね。うん。みんななら出来る!」
GM:拳がぶつかり、部屋にひときわ熱気がこもる。
GM:どうなるかは分からない。コヨミの真意も……コヨミを助けられるのどうかも。
GM:それでも、出来るはずだ。意志の力で、望ましい未来を引き寄せられるはずだ……!
藍坂紗良:「じゃ、そういうことで――」
藍坂紗良:「ここからは、表向き普通の夏休みを装う必要があるから」
藍坂紗良:「水着選びにいこっか」
名塚佑:「ええ~~っ!?」
谷神錬磨:「そうなのか」
水波賢哉:「~♪」
GM:----
GM:シーンカット。購入判定とロイスが取れます。
GM:また、次シーンからは情報収集も可能です。
GM:なにかあればどうぞ。
朝比奈 望:ボデマ
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 9[9] → 9
朝比奈 望:無理ー
谷神錬磨:水波くんにロイス。 信頼
水波賢哉:ボディーアーマー買います。
水波賢哉:1dx+5
DoubleCross : (1R10+5[10]) → 9[9]+5 → 14
名塚佑:私も水波くんに信頼で取ります。
名塚佑:いや、信頼じゃないな。ネガティブを不信にするから
朝比奈 望:友達/ヴァイス/友情〇/不安
GM:N不信w
谷神錬磨:水波くんにロイス。 信頼○/不安 これで!
名塚佑:友達/水波賢哉/期待:○/不信/ロイス
ヴァイス:わーいいやったー!友情!
谷神錬磨:調達はボディーアーマー。
谷神錬磨:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 8[8]+1 → 9
名塚佑:高い買い物したいときはボクに言ってね!
谷神錬磨:無理でした…以上!
GM:ソラリスのパワ!
名塚佑:医療トランク狙います。
名塚佑:6dx+1>=20
DoubleCross : (6R10+1[10]>=20) → 9[4,4,5,6,7,9]+1 → 10 → 失敗
朝比奈 望:馬鹿な…!
谷神錬磨:そんな…!
名塚佑:究極の……ソラリスの力が……
GM:あっばかな、調達成功したのが水波くんだけだと・・・!
GM:じゃあ、ロイスも調達も終わったみたいだしシーンを切りましょう。
名塚佑:まあでも最初のシーンだし、ピュアソラの究極の力なら全然この後成功するでしょ~(慢心)
ミドルフェイズ02
GM:次のシーン。先のシーンが一日目の昼、今度は一日目の夜パート。……といっても
GM:あまり夜だとクソ田舎のスーパーはしまってしまうので、そうだなあ。夕方かな。
GM:ここからはコヨミも登場します。シーンプレイヤーは錬磨くん。
GM:登場する人はどうぞ。海にはまだ遊びにいかないよ。
谷神錬磨:いきます!
谷神錬磨:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 9[9]+42 → 51
GM:夜の海は危ないからな!
GM:ゲェー高い!
谷神錬磨:まだまだやれるさ!
朝比奈 望:いけるか、いくぜ!
朝比奈 望:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55
朝比奈 望:ゴジラ!!
GM:グエーッ
GM:い、一応……今回のEロイスは多いので安心してください。OPも倍だったしね。
GM:水波くんと佑ちゃんはどうしますか? もちろん、ここで登場しなくても水着が披露できないということはないです。
水波賢哉:途中から乱入ありなら様子を見たいです(なんかクリティカルな話題になるとか)!
GM:あ、それでも全然OKです。ぼくGMのセッションは、なんか言わない限りは途中登場大丈夫です。
水波賢哉:では様子見!ありがとうGM
名塚佑:私も様子見します
GM:はいはい! じゃあ、このシーンのPCはレンくんとのぞみんだけ。
GM:夕刻。スーパー"かわい"。
GM:Q町最大の2F建てスーパーだ。老人の中には、これを百貨店と呼ぶ人もいる。
GM:……当然ながら、そんな大きさはない。食品コーナーだけのこじんまりとした1Fに、
GM:なんとも地味なデザインの衣服や雑貨、多少のペット用品が並ぶ2Fがある。
GM:もう夕刻ということもあり、2Fの人気は皆無です。そんな中に、君たちとヴァイス、コヨミ……
GM:そして海に行きたがっている綾瀬と、錬磨にくっついてきた天音の姿がある。
月代コヨミ:「えー……と、いうことなのだ……」 気まずそうに頬をかく。
月代コヨミ:「いちどは我の元から去った"白"が、こうして自分から戻ってきたのはいいのだが……」
ヴァイス:「おねがいだよ~~! 最後にもうちょっと、三日間くらい! フツーの女の子やらせてよ~~!」
ヴァイス:「海にいったり! 山にいったり! 花火したりしたいんだよ~!」
月代コヨミ:「すまん、この通りなのだ。付き合ってくれるか……?」 望と錬磨を見る。
谷神錬磨:「なるほど」
朝比奈 望:「うん。楽しいよね、みんなで遊ぶの。」
谷神錬磨:「海の幸、山の幸……そういうことだな…」
谷神錬磨:「ならば、俺にも手伝えそうだ」
ヴァイス:「そういうこと!」
ヴァイス:「ほら、水波の賢ちゃんのカノジョもきてるでしょ? みんなで遊ぶにはチョードいいよね!」
朝比奈 望:「ん、みんなと一緒に遊べるなら、大歓迎だよ。」
朝比奈 望:「ね、春ちゃん。」
綾瀬春奈:「うんうん。夏休みでもないと、みんなでわーって遊ぶ機会ってなかなかないもんね」
綾瀬春奈:「それに……いつもの学校のプールじゃなくて、海だよ! 海!」
綾瀬春奈:「大歓迎だよ!」 なにげに海が好き。
谷神錬磨:「そうだな。まずは海がいい……。夏しか行けないからだ」
朝比奈 望:「冬の海も風情があって好きだけどねえ。」
朝比奈 望:「夜に行くと、星空の下で波の音だけが響いてて、ちょっとひたれるしね。」
谷神天音:「冬の海はダメなの? さむいから?」
谷神天音:「クラゲがいるから?」
谷神錬磨:「冬の海は寒いぞ、天音。気をつけろ……」
朝比奈 望:「あれ?錬ちゃんたち海に入ること前提に放してる?冬に?」
谷神天音:「冬の海、はいったことあるもん! シュギョーで!」
谷神天音:「すんげ~~暗くて冷たいんだよ~~!」
谷神錬磨:「朝比奈は入ったことがないかもしれないが、夏の海ほど暖かくない。だから遊びに行くならいまだ」
谷神天音:「すんげ~~……こわかった……」 語尾が窄まる。
朝比奈 望:「あはは、すごいね。二人とも。」
月代コヨミ:「冬の海はいかんぞ。夏の海ですら、長く浸かっていれば体温を奪われて死ぬものが後を断たぬのだ」
谷神錬磨:「必要なものはなんだろう……」
朝比奈 望:「ところで、ヴァイスちゃんは泳げるの?その前にプールとか入ったことある?」
ヴァイス:「あるよ~! ツキガミ分神だもん!」
ヴァイス:「作ろうと思えば浮き輪も、水着も、なんでも作れちゃうぞ!」
朝比奈 望:「おー、すごい。」
谷神錬磨:「そういえば」
谷神錬磨:「便利な特技があるのだった」
朝比奈 望:「あ、僕あんまり泳ぎに自信ないから浮き輪ほしいな。」
ヴァイス:「いいよ! イルカのでいいかな?」
ヴァイス:「シャチがいいかなー」
GM:ということで、二人は調達判定をお願いします。目標難易度は6。
谷神錬磨:「浮き輪か。万が一に命を助けるかもしれない……ゴムボートもあった方がよさそうだ……」
谷神錬磨:調達するぞ~!
朝比奈 望:「えー、すごい浮かれてる感じで恥ずかしい…、でも夏休みぐらいいいのかな…!」
GM:6以上なら好きな水着や浮き輪が手に入ります。それ以下だと、自宅にあるスクール水着とか、子供の頃に買ってもらった浮き輪とかになる。
谷神錬磨:1dx+1 ウオオオオーッ!
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 6[6]+1 → 7
綾瀬春奈:「えっ何言ってるの望くん……!」「夏だよ! 海だよ!」
綾瀬春奈:「ここで浮かれなくてどこで浮かれるの!」
谷神錬磨:や、やったッ
GM:あっすごい! 成功!
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+5[5] → 15
朝比奈 望:や、やた!なんでも買える!
谷神錬磨:朝比奈くんの貪欲さ
GM:めっちゃ成功してるw
谷神錬磨:すごいっ
GM:なら、めちゃくちゃ成功します。このスーパー、都会のそれと比べると品揃えは貧弱極まりないが……
GM:それゆえに穴場でもある。大抵の観光客もあらかじめ水着を持ってくるせいか、この水着コーナーはノータッチのことが多い。
朝比奈 望:「ん、じゃあ、イルカさんのやつ、買っちゃおうかな!一人だと恥ずかしいから、2,3人で乗れそうな、大きいヤツ!」
GM:つまり、案外状態がいい水着や浮き輪があります。
谷神錬磨:「天音の分も用意しよう。任せておけ」
綾瀬春奈:「あっすごい! イルカの浮き輪、すんごい夏って感じがある……!」 目を輝かせている。
谷神天音:「えっほんと! やったー!」
谷神天音:「あたし、あれがいい! ビキニ! ビキニ!」
谷神天音:「オトナの! ロシュツが多いやつ!」
朝比奈 望:「春ちゃん、このことか、可愛くない?」
谷神錬磨:「天音には早すぎる……」
綾瀬春奈:「私、バナナのボートもいいと思うんだよね。全部乗りたい……!」
朝比奈 望:「ああ、それもいいねえ。何人かで乗れるように何個か買ってこうか。お母さんからお小遣い結構もらえたし。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんはどれがいい?」
月代コヨミ:「ん、我か?」
月代コヨミ:「はははは! 我はそんな、遊ぶような歳ではないというのに!」
月代コヨミ:「遊ぶような……だが、うむ……!」
朝比奈 望:「えー、ヴァイスちゃんとお揃いの水着とか、買っちゃおうよ。」
ヴァイス:「えっ、おそろい? おそろいにする?」 まさに天音が言ったようなビキニを選択している。
月代コヨミ:「……いや、もう少し地味なのにしよう……」
谷神錬磨:「海に出る以上、自然な格好をするべきだ」
ヴァイス:「そういうレン君とのぞみんはどういう水着にするのさ? さ?」
ヴァイス:「ガッコの水着?」
綾瀬春奈:「それはゼッタイにダメ!」
綾瀬春奈:「海だよ! 高校生の夏休みだよ……! 学校の水着とか言語道断だよ!」
谷神錬磨:「ダメなのか……」
谷神錬磨:「訓練用の水着はサイズが合わない。いずれにせよ新調する必要はあった……」
朝比奈 望:「学校のやつは、ピチピチしててかえって恥ずかしいんだよね」
朝比奈 望:「天音ちゃんも学校じゃみれないお兄ちゃんが見たいよねえ。」
GM:そんな感じで、君たちは海グッズを色々選んで行くだろう。
GM:あるいは、隣にある包ましげなアウトドアグッズコーナーを物色して、キャンプの準備とかをしてもいい。
谷神天音:「うんうん、みたいみたい!」
谷神天音:「それでね~、泳ぐにい様を撮影してね~、ユーチューブに投稿するんだよ~!」
朝比奈 望:「わあ、撮影する時は言ってね。」映りたくない
谷神錬磨:「俺はかなり速いので、がんばって捉えてくれ……」
GM:……一方で。
GM:こうしている間にも、現実世界の記憶が少しずつ蘇ったり――あるいは
GM:あらかじめ依頼しておいた情報を、藍坂が精査して持ってきてくれたりすることもあるだろう。
GM:情報項目を出します。現在調べられるのは次の通り。
・今回の脱出作戦と『ツクヨミ』について <情報:UGN>5、<意志>か<交渉>7
・Q町に囚われるきっかけとなった事故について <情報:UGN>7、<意志>か<交渉>9
・"ツキガミ"月代コヨミについて <情報:UGN>7、<意志>か<交渉>9
・ヴァイス / "白"のツキガミについて <情報:UGN>6、<意志>か<交渉>8
朝比奈 望:オラオラ!調べてやるぜ!
GM:情報UGNはご覧の通り。また、意志なら思い出す感じだし、交渉だと藍坂やヴァイスに「コレってどんな感じだったっけ?」って聞く感じかな。
GM:今回は協力者が多いので、全体的に低めの難易度になってます。調べたい項目をどうぞ。
朝比奈 望:クソウ、噂好きの友人がつかえにゃー
谷神錬磨:よーし
GM:あ、噂を入れてもいいかなあ。噂というか、友人=綾瀬や天音と会話する感じ。
谷神錬磨:社会で攻めるか…
朝比奈 望:社会派!
GM:噂話は高い方にしましょう。つまり、意志・交渉と同じ難易度。
朝比奈 望:やたー!
朝比奈 望:Q町に囚われるきっかけとなった事故についてについて春ちゃんたちに聞く!
朝比奈 望:コネ使う!
谷神錬磨:では、「・今回の脱出作戦と『ツクヨミ』について <情報:UGN>5」 をやりましょう!
GM:振りな! 噂話なら難易度は9!
朝比奈 望:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 6[1,3,6]+4 → 10
朝比奈 望:てりゃ!
谷神錬磨:社会が2のスーパーエグザイル人間! 私にお任せを!
GM:おお、成功だ。錬磨くんのほうは情報UGNらしいので、難易度5ですね。
谷神錬磨:2dx=5
DoubleCross : (2R10[10]=5) → 4[1,4] → 4 → 失敗
GM:エグザイルなら5は成功するでしょ~
GM:エッエグザイル!
谷神錬磨:財産を1使います
谷神錬磨:これが! エグザイルの……実力!
GM:あ、あぶねぇ……! 大丈夫なのかスーパーエグザイル人間
GM:じゃあ情報を開示します。まずは錬磨くんの方からかな。
朝比奈 望:よかった、エグザイルは金持ってる。景気がいい
GM:■今回の脱出作戦と『ツクヨミ』について
GM:
Q町は、大規模R災害シミュレータ『ツクヨミ』で作られた超リアルな仮想空間である。
『ツクヨミ』のコアはレネゲイドビーイング、"ツキガミ"月代コヨミ。
長い間Q町を見守ってきた彼女が生体CPUの役割を担うことで、
風景から人々の営みに至るまで、かつてのQ町を完全に再現している。
今回の作戦目標は、このQ町から脱出すること。
『コヨミのもとから飛び出したものの、自主的に戻ってきたヴァイスの最後のお願いを聞く』
……という名目でQ町のあちこちに遊びにいき、その間に桜生や清三らが脱出ゲートを設置する。
幸い今は夏休みシーズンであり、学生が遊び回るのはいたって普通のことである。
コヨミに感づかれないよう、なるべく本気で夏休みをエンジョイするのが望ましい。
GM:これ、OPで語った内容ではあるんですが
GM:OPでここまで詳細に描写できるかなあ、という不安と、状況が複雑なので情報項目化したほうがいいだろうな、と思って項目化しました。
GM:なのでほとんど既知! 状況のまとめみたいなものだと思ってください。
谷神天音:(にい様、にい様)
谷神天音:(いちおう……こういう紙をもらってるんだけど) 試着を手伝ってもらうフリをして、試着室でこっそりと資料を渡す。
谷神天音:(……いまさら感? いまさら感かな?)
谷神錬磨:「……いや」
谷神錬磨:「だいたいわかってきた。助かる……」
谷神天音:「よかったー……!」
谷神錬磨:「あと、これはやはり露出が多いので、ちゃんとしたものにしよう」
谷神天音:「うぇー」
谷神天音:「オトナのビキニが~~」
谷神天音:唇を尖らせる。
GM:では、望くんの方の情報も開示します。こちらは綾瀬経由。
GM:■Q町に囚われるきっかけとなった事故について
GM:
四つの分神を全て回収し、暴走も収まった様子のコヨミだったが
ツクヨミの起動実験の際、ふたたびツキガミの力が暴走。
水波たち四人のログアウト手段を完全封鎖し、四人をQ町へ幽閉することとなった。
当時、水波たちは《コフィン》と呼ばれるVRダイブ用の装置には入っておらず、
コアから展開された強烈なワーディングに触れた瞬間、気を失うようにQ町へ引きずり込まれた。
あくまで推測になるが、Q市UGN支部は
『ツキガミ事件の最中、あるいは最初からコヨミは既にジャーム化していたのではないか』……と考えている。
GM:→ ■PCたちがQ町内で死亡した場合 が追加されました。
GM:コヨミが四人をQ町に引きずり込んだのは、いい。そういう事実がある。
GM:だが、何故? そんな事をして何の得があるのか……。
綾瀬春奈:「……とりあえず、事故の経緯はそんな感じ」
綾瀬春奈:「どうかな望くん。ぼんやりと思い出した……?」 流石に試着室に呼び込むわけにはいかないので、
綾瀬春奈:キャンプもしたい、という名目で望をアウトドアグッズコーナーに引っ張っていった。
朝比奈 望:「うん」
綾瀬春奈:「……おかしいんだ。普通、VR空間に入るには、プレステVRみたいな専用のヘッドセットとか、ああいうのが必要なんだけど」
朝比奈 望:「なんとなく、受け入れられるよ。知ってた気がする。」
綾瀬春奈:「そういうのがなかった。それこそ……そう。桜生先生や佑ちゃんのおじいちゃんは」
綾瀬春奈:「ジャームの力がないと無理だ、って言ってた」
朝比奈 望:「………」
綾瀬春奈:「……そんなふうに見えないよ。コヨミちゃん」
綾瀬春奈:「違うと思う。なにか事情があるんだと思う。私は……」
朝比奈 望:「僕も、違うと思う。」
綾瀬春奈:「……うん」
朝比奈 望:「本当に、そうなってるなら、それこそ引きずり込むのは誰だっていいんじゃないかな。ジャームっていうは、もう絆も何も無くしてるんだから。」
朝比奈 望:「僕たちを、コヨミちゃんとかかわりの深い僕たちを選んだってことは、きっと、何かあるんだと思う。ただの……」
朝比奈 望:ただの、怪物にはありえない
朝比奈 望:「コヨミちゃんだけの理由が、きっと」
綾瀬春奈:「ただの?」
綾瀬春奈:「……」
綾瀬春奈:「うん。私も、そう思う」 言外に込められた想いを察する。
綾瀬春奈:「ね。だとしたらさ、望くん」「もし、コヨミちゃんに、絆を結ぶだけの心が残ってるならさ……」
朝比奈 望:「うん。」
朝比奈 望:春ちゃんのほうをみる
綾瀬春奈:「ここは仮想空間で、幻みたいな世界だけど……」 アウトドア用のコンロを指でなぞる。
綾瀬春奈:「コヨミちゃんと仲良く遊んで、絆を強く結ぶのが、もしかしたら突破口になるのかもしれない」
綾瀬春奈:「……幻だなんて思わないで。全力で、いっぱい遊ぼう。ね!」
朝比奈 望:「うん、大丈夫」
朝比奈 望:この町を懐かしいと言っていた佑ちゃんの言葉を思い出す。
朝比奈 望:「僕も、Q町のことが大好きだから。ここでみんな遊ぶのが凄く楽しみなんだ。」
GM:----
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:再開!
GM:シーン継続して時刻は一日目の夜。朝比奈くんと錬磨くんのお話タイムですが
GM:場所の希望とかありますか?
GM:といっても、場所書いてハイフン四つ出すだけなんですけど・・・
谷神錬磨:そのまま買い物したならお話ししましょう
谷神錬磨:買い物しながら
GM:了解です。じゃあ、引き続きスーパー"かわい"の2F。
GM:丁度みんながバラけている。コヨミは1Fの水波とともに食料品を除いており、会話が漏れる心配はない……。
谷神錬磨:「……朝比奈」 と、低い声で呼び止めます。
GM:閉店が近づき、人も少ない。もし話すなら今だろう。
朝比奈 望:「なに?」
朝比奈 望:錬磨くんのほうをみる。
谷神錬磨:「いや……。少し、聞きたいことがあった。少し前からだ」
朝比奈 望:「ん、珍しいね。どうしたの?」
谷神錬磨:「なんというべきか……。……どんな気分だ? いや、これも違うか……。そうだな、」
朝比奈 望:錬磨くんが言いたいことを言わないのはなんか珍しい気がする。
谷神錬磨:「外に出たら、どうする? ……こうだな。朝比奈。お前は、俺や水波や名塚とは、少し事情が違う」
谷神錬磨:「このVR空間の中で……ああ……、そう。初めて力を持った体験を、追体験したのだと思う。初めて力を持ったに等しい環境にある」
朝比奈 望:「……」
谷神錬磨:「そのうえで、外に出たらどうすると聞きたかった。かつてのお前と、いまのお前で、別の結論があるかもしれないと思った。どうだ?」
朝比奈 望:「どう、なのかな。」
朝比奈 望:「Q市の僕と、今の僕は、多分どっちも変わらないと思うよ。」
朝比奈 望:「どっちも、コヨミちゃんに助けられた命だから、コヨミちゃんの為に使おうと思ってたと思うし。」
谷神錬磨:「同じように、コヨミのために街を守るのか? ……危険な怪異……ジャームと戦うのか。危険に晒されるのは、もうわかっているだろう」
朝比奈 望:「うん。ちょっとだけだけど、それは分かったと思う。」
朝比奈 望:「誰かの為になるなら、僕の知ってるの人を護れるなら、戦いたい。」
朝比奈 望:「でも………今はちょっとわからないんだ。」
谷神錬磨:「……わからない?」
朝比奈 望:「それが本当にコヨミちゃんの為になるのかが、わからない。」
谷神錬磨:「そもそも、コヨミが何を望んでいるのか。俺にもそれがわからない……朝比奈にもわからないなら、そうなのだろう」
朝比奈 望:「錬ちゃんたちは、外に出ないといけないと思う。コヨミちゃんにどんな理由があっても、錬ちゃんたちは外でちゃんと『生きて』たんだから」
朝比奈 望:「でも、僕は、もう本当は外で『死んで』いて。この命は、コヨミちゃんにもらったものなんだから。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが望むなら、僕はここに残って、死んでいくのが、正しいことなんじゃないかとも思っちゃって。」
谷神錬磨:「……その話。気をつけておけ……」
朝比奈 望:「……?」
谷神錬磨:「皆の前で言わない方がいいぞ。たぶん、叱られる。……なぜかといえば、」
谷神錬磨:「……いや……説明しづらいな。朝比奈自身で思いついてくれ。すまない。……俺が聞きたいことは終わった」
朝比奈 望:「ん、ありがとう。」
谷神錬磨:「やることが決まった。少なくとも、俺はな……朝比奈も決めた方がいい、だろう」
朝比奈 望:「ごめんね。言わなくてもいいことなのに、錬ちゃんに甘えちゃった。」
谷神錬磨:「俺ほど相談に適さない人間もいないだろうが、話を聞くぐらいのことは得意だ。朝比奈がよければ行こう。あまり待たせると不審がられる……」
朝比奈 望:「そうだね」
朝比奈 望:「あ、錬ちゃん火を起こすのとか、得意だっけ?」
朝比奈 望:「あれだったら着火剤とかも買わないと。」
谷神錬磨:「……万が一に備えて、ガスコンロも持っていくことにしよう……」
朝比奈 望:「雰囲気出ないなー」
朝比奈 望:笑いながらレジに進んでいきます
GM:……一日目の夜が終わる。
GM:あと二日。
GM:----
GM:シーンカット。登場した望くん、錬磨くんは調達とロイスが可能です。
谷神錬磨:調達……ボディアーマーッ!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 8[4,8]+1 → 9 → 失敗
朝比奈 望:ボデマ!
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8
朝比奈 望:残念!おわり!
谷神錬磨:はいだめ! ロイスはすっげー迷うんですけど、ここで取ったらあっという間に枠が破裂するんで、朝比奈くんに取りたいけど取らずにおきます!
谷神錬磨:以上です!
GM:はいはい、了解です。
GM:あと、初日から見学室で出てたフレーバーロイスを試験的に導入してみることにします。
GM:
・メイン7枠とは別にロイスが取れる
・ロイス的な効果はまったく発揮しない
朝比奈 望:や、やったー!無限!!
GM:これだけですね。枠がたりねーよ!でもこの人にロイス取らないのは嘘だろ! って時にご活用ください。
GM:ということで、錬磨くんと望くん、フレーバー取ります……? なければ次にいきましょう。
名塚佑:最高だ……
水波賢哉:これで遠慮なく仲間に取れる
谷神錬磨:じゃあ普通のロイスで朝比奈くんに。 友情○/隔意 で取ります!以上!
谷神錬磨:Fロイスがある以上、いくらとってもいいからね~!
GM:Fロイスちゃんはすごいんだよ!
朝比奈 望:じゃあ、谷神くんに
朝比奈 望:友人/友情〇/隔意で
朝比奈 望:今度こそ終わり!
GM:OKです。どんどん取るがいい……これがFロイスの力だ。
GM:じゃあシーンカット!
ミドルフェイズ03
GM:次のシーン。二日目の昼。
GM:水着回です。具体的には海。
GM:そして、情報収集も行えます。シーンプレイヤーは……錬磨くん!
GM:出たい人はどうぞ。
水波賢哉:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 10[10]+55 → 65
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+5(1D10->5)した (侵蝕:52->57)
GM:おげげげ
朝比奈 望:出るぞ
朝比奈 望:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 6[6]+55 → 61
谷神錬磨:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 8[8]+51 → 59
谷神錬磨:まだまだ…やれる!
GM:み、みんな今回高くない……?
GM:----
GM:山がすぐそばにあるのどかな田舎町、Q町。……だが
GM:実のところ、山を超えたところまでがQ町である。
GM:そして、山を超えると……海水浴場がある!
GM:ほぼ隣のR市に近いものだが、それでもQ町はQ町だ。当然、この世界でも忠実に再現されている。
GM:君たちは高校生らしく自転車でこの海水浴場に来た事にしてもいいし、
GM:かなり遠回りだが電車に乗ってきたことにしてもいいし、旅館"あやせ”の送迎バスに乗ったのでもいいでしょう。
GM:徒歩でもいいです。たぶん片道2時間くらい。
名塚佑:谷神家は徒歩で来そう
谷神錬磨:【徒歩で来た】
綾瀬春奈:「うおーっ海! 海だよー海ー!」 バスで来た。
綾瀬春奈:「私、昨晩の時点で水着着て寝ちゃったもん!」
綾瀬春奈:「みんなもそんな感じだよね? ねっ!」
名塚佑:「いやーそんな……」
名塚佑:「海なんて、全然楽しみじゃなかったし」
名塚佑:「水着なんて、用意してないし」
名塚佑:「えへへ」ニヤニヤしてます。
GM:眼の前には一面の海。夏休みなだけあって人もそれなりに多いが、芋洗いというレベルではないです。
水波賢哉:「ご機嫌だね、綾瀬。まるで日曜の子供じゃんか。まぁ、でも楽しそうで何よりだよ」肩を竦める。
水波賢哉:迷彩グレーのサーフパンツに白いパーカー、空色の丸型レンズのサングラス。釣竿ケースの中にルミナスサーペント(蛇腹刺突剣)そしてクーラーボックス
水波賢哉:完全にバカンス装備だ。
藍坂紗良:「名塚さんもね。絶対に楽しみにしてたでしょ~、その顔は?」
藍坂紗良:ホットパンツにサングラス。タンクトップの上から白いパーカーを羽織っている。完全なるバカンス装備。
谷神錬磨:「翻訳すると、名塚も楽しみにしていたと言っている」
谷神錬磨:メンズ用のラッシュガードと、スパッツ型の水着だ。すぐにでも泳げる。あと、体躯に見合った大きなザック。
名塚佑:「そんなことないよ~~」
朝比奈 望:「佑ちゃん、バナナ浮き輪とイルカの浮き輪だったらどっち乗りたい?」
名塚佑:「イルカがいい!」
朝比奈 望:「じゃあ、イルカは佑ちゃんの担当だねー」
水波賢哉:「谷神、天音ちゃんは?一番元気が有り余りそうなもんだが」
谷神錬磨:「自転車なので少しおくれて、いま来る……ああ。来た」
谷神天音:「海だー!!」 真横に自転車で滑り込んできます。
谷神天音:バスより遅く出たのに、バスとほぼ同時刻で到着している。麦わら帽子にショートパンツとワンピース。
水波賢哉:「うぉ、横滑りしたぞ。自転車」
水波賢哉:「おーい、みんな。今年の初海でテンション上がってるのわかるけど、浮かれすぎないように」
谷神天音:「へーきへーき! 自転車のウンテン上手いから!」 車体への負担は考慮していない。
朝比奈 望:大きめのサープパンツに柄を合わせたシャツを羽織っている。
朝比奈 望:「大丈夫、準備運動とかも忘れないよー」
名塚佑:「天音はバナナとイルカどっちがいい!?」
谷神天音:「バナナ!!」
谷神天音:「バナナがいい~~! バナナがいいよ~~!」
名塚佑:「えっへへ……途中で交換したりしようねー」
ヴァイス:「ああっ、私! 私もバナナ!」
ヴァイス:「バナナがいいよ~~!」
名塚佑:「”白”もいっしょにね!」
ヴァイス:「ヴァイスちゃんって呼んでくれていいんだゼ!」
名塚佑:「Weißチャン!」ネイティブ!
ヴァイス:【Weiß】と書かれた札を振ってます。
谷神錬磨:「ばぁいすちゃん……」
ヴァイス:「発音が致命的に下手」
朝比奈 望:「はい、バナナねー。膨らますから待っててねー」
水波賢哉:「浜辺では他の人のことも気をつけて怪我とかないように、安全に楽しくを心がけるんだぞ」
水波賢哉:「聞いちゃいねえなぁ」サングラスをついと上げて空を仰ぎ見る。
谷神錬磨:「水波……引率、苦労を察する」
GM:非常に騒がしい。
GM:だが、これがおそらく……フツーの学生の夏休み、なのだろう。
月代コヨミ:「ふふふ。ご苦労さまだ、賢哉」
月代コヨミ:「人の営み。賑やかな会話。いやあ、見ているだけで楽しいものよな」
水波賢哉:「いや、本当に今日は朝比奈じゃなくて僕を甘やかしてよコヨミちゃん。さしあたって夏のしおりを皆に配るとかやってくれると助かる」
水波賢哉:5Pくらいのぺらがみ小冊子をコヨミちゃんに渡す。中身はまあ良くある海での注意事項書。
月代コヨミ:「うむ、わかった。ほらみんな!」
月代コヨミ:「わざわざ賢哉が作ってくれたしおりだ。よく目を通すのだぞ!」
谷神錬磨:「まさか、このようなものまで作るとは……」
名塚佑:「気合入ってるよね、水波くん!」コヨミの肩越しに覗き込む。
藍坂紗良:「あ、そうそう。しおりの後ろに私が追記したんだけど」
藍坂紗良:「今日、いろいろイベントやってるらしいのよね。景品つきの」
GM:しおりの一番最後。『賞金付き! 遠泳大会』だとか、『S級スイカをプレゼント! スイカ割り大会!』だとか書かれているのが見えるでしょう。
朝比奈 望:「S級スイカ…すごそうだね」
ヴァイス:「割ったスイカをくれるのかな。それとも、スイカを割ったらもう一個オマケでくれるのかな」
ヴァイス:「ドミノピザのクーポンみたい」
水波賢哉:「昨日の夜作ったよ、海水浴場のHPとか見て!盛り上がりたいから、イベント情報調べてもらってさ」
谷神錬磨:「なるほど。遠泳……遠泳か……」
朝比奈 望:「錬ちゃん、修行じゃないからね。多分だけどね。」
名塚佑:「錬磨、記録はどれくらいだったっけ?」
谷神錬磨:「測ったことはないが、とりあえず、おぼれたことはない」
谷神天音:「にい様はすごいんだよ! すごいんだよ~~!」
谷神天音:「たぶん、モーターボートより遠くまで泳げるの!」
名塚佑:「やっぱりすごいなー!」
月代コヨミ:「し、しかし大丈夫なのか? これ、結構遠くまで泳ぐようだぞ?」
月代コヨミ:「海は潮の流れとかそういうのが……」 過保護なおばあちゃんのように心配している。
水波賢哉:「遠泳で溺れたら大事故だからな。…実は極めて普通の事言ってるだけだぞ」
名塚佑:「錬磨、子供のころ漁船から泳いで帰ってきたことあったんだよ」水波くんに言う。
朝比奈 望:「あったねー。そんなこと」
水波賢哉:「谷神はなんでそんなことしたのさ!?なぜ漁船から!」
谷神錬磨:「だが、イベントの種類が豊富だ」
谷神錬磨:「ここは分担しなければなるまい……。漁船が故障したかと思ったからだ。助けを呼びに……結局は気のせいだった」
名塚佑:「そうそう、すごかったんだよ」
名塚佑:「イベントは何個くらいあるの?」
水波賢哉:「僕はお前らの思い出話にたまに凄いカルチャーショックを受けるよ。僕の出自でそう思うんだから、相当だぞ」額に指当てて嘆息。
水波賢哉:「んー、4つくらいか。大きいのだと」
藍坂紗良:「そうね。遠泳、スイカ割り、ビーチバレー、全部賞金つき。あと、海の家の新メニュー開発も……」
藍坂紗良:「……最後のこれ、イベント?」
水波賢哉:「海の家の料理大会みたいなノリなんじゃん?」
朝比奈 望:「あ、楽しそうだね、それ。」
朝比奈 望:「なんか参考になりそうなメニュー出るかな。」
GM:各イベントに必要な能力値を開示します。
遠泳大会:肉体、意志
ビーチバレー:肉体、射撃
スイカ割り:知覚、交渉
海の家:<芸術:料理>
名塚佑:「望は料理やってみたら?絶対優勝できるって!」
ヴァイス:「のぞみんと賢ちゃん、いっそ両方出てみたら?」
ヴァイス:「料理漫画みたいに決勝で当たるんだよ!」
谷神錬磨:「料理大会のこの、審査員……なんというか、キャラが濃そうに見えるな……」
GM:『味担当』『健康担当』『匂い担当』『美しさ担当』など、キャラが濃い審査員が並んでます。
名塚佑:確かに見たことあるなこういう料理漫画……
藍坂紗良:「スイカ割り、わたし苦手なのよね。というかアレ得意な人とかいるの?」
藍坂紗良:「周りからのアドバイスとかさっぱり聞こえないし……これは優勝無理だし、放置でもいいんじゃない?」
水波賢哉:「勝てれば嬉しいけど、楽しむのが一番でしょ。やりたい奴に参加していこうぜ」
朝比奈 望:「佑ちゃんがアドバイスしてくれたらなんとかなりそうな気がするけどねー」
朝比奈 望:「でもスイカ割りをどうやって成立させるのか全く想像がつかない。」
朝比奈 望:「割れ方の美しさ?」
GM:ということで、参加イベントを決めておくれ! ひとつのイベントに二人が出てもいいです。
谷神錬磨:「遠泳をやりたい」
名塚佑:「え?分かるよ、スイカくらい」
名塚佑:「大きいじゃない」
谷神天音:「ほあ?」
谷神天音:「も~。佑ちゃんはダメだな~」
谷神天音:「見えないんだから、おっきいもなにもないじゃない!」 ドヤ顔をする。
名塚佑:「よーし、じゃあ天音にお手本を見せてあげちゃおっかな」ぐるぐると腕を回す。
名塚佑:「貝殻とか小石とかだと、さすがに目隠しはむずかしいけど……」
名塚佑:「スイカは大きいからね」
谷神錬磨:「確かにスイカは大きいからな……」
綾瀬春奈:「……えっ嘘。まさかホントに、目隠ししてても物体が見えるの……?」
谷神天音:「えー? ムリだよ、ムリムリ!」水波くんに首をふる。「めかくし状態だよ? 心眼でもないとムリだよ~!」
水波賢哉:「確かに佑ちゃんのあの技術構築の仕方だと、スイカ割りは得意な方になるのか」
水波賢哉:「ま、お手並み拝見だな」
名塚佑:「ん」
名塚佑:「やるからね!天音も、錬磨も見てて!」
名塚佑:「錬磨も!」念を押す。
谷神錬磨:「見るのは得意だ。視力には自信がある」
水波賢哉:「藍坂、じゃあペアでビーチバレー出る?少しは運動した方が良いと彼氏としては愚考しますが」ちょっとだけ意地悪く笑う。
藍坂紗良:「だから食べても太らないって……!」
藍坂紗良:「でもビーチバレーは賛成。ペアなら負ける気がしないしね」
朝比奈 望:「じゃあ、僕は料理大会出たいなー。コヨミちゃん、手伝ってくれる?」
月代コヨミ:「もちろんだ! だが、我は料理であまり役に立てないぞ……?」
名塚佑:「でも、ヨミ姉ちゃんが美味しいって思う料理なら、すごいじゃん!」
朝比奈 望:「ん、味見してくれたりしてくれたらうれしいなって。」
月代コヨミ:「!」
月代コヨミ:「そうか。……ああ、そうか」
月代コヨミ:「そうだな……。そういう風に役立つことが、できるのか……! やらせてくれ!」
朝比奈 望:「うん、コヨミちゃんが美味しいって言ってくれたら自信持てるしね」
水波賢哉:「ヴァイスはなんかやるか?」
ヴァイス:「全部! 全部やるよ~~!」
ヴァイス:「遠泳もスイカも料理もバレーも、みんなに勝って優勝して景品もらうからね!」
ヴァイス:「カクゴするんだね!」
月代コヨミ:「だ、そうだ。遊びにつきあってやってくれ。ふふふ」
谷神錬磨:「強力なライバルか……」
水波賢哉:「そいつは元気でいいことだな。あれだ、つまり…」
水波賢哉:「僕と決闘したいんだな!」
朝比奈 望:「わあ、バイタリティ」
名塚佑:「水波くんがやる気だ!」
藍坂紗良:「こらっ。熱くなると負けるわよ、賢哉くん」
藍坂紗良:「クールにね。クールに」
朝比奈 望:「もしかして藍坂さんも結構負けず嫌いなタイプ?」
朝比奈 望:水波くんに聞いてみる
谷神錬磨:「藍坂のスパイクの素振りの音がすごい」
水波賢哉:「才能で勝てる人間だからね、事、勝負事で接戦になると熱くなる」
水波賢哉:「ただ、僕がこういう人間なんで、僕を見て冷静になるという好循環だよ」
水波賢哉:と、軽く肩を竦める。
朝比奈 望:「あはは、お似合いだねえ。」
藍坂紗良:「ぜッッたい負けないわよ~! 気合いれて賞金ゲットするんだから……!」 気合を入れてストレッチしている。
水波賢哉:「だろ?僕もそう思うよ。運命に感謝したいくらいだね」
水波賢哉:「あ。そうだ。綾瀬!」
綾瀬春奈:「――ねー! ちょっと、みんな!」「いつまで喋ってるのー!」
綾瀬春奈:「はやく着替えようよう! 海行こうよう~~!」
水波賢哉:「君に重要任務を任せたい。サファイヤちゃんと浜辺で戯れることを許します。遊んであげて」
綾瀬春奈:「え、いいの!?」
綾瀬春奈:「くれるの!?」
綾瀬春奈:明らかにテンションが高い。
月代コヨミ:「賢哉。これ、預けない方がよいのではないか?」
月代コヨミ:「所有権を主張されるぞ」
朝比奈 望:「待って、春ちゃんにお留守番押し付けるのやめて」
水波賢哉:「しまったなぁ。綾瀬がこのテンションだと想定してなかった」
GM:実際、イベントに出る時も他のメンバーは応援する感じになるので
GM:まあ、誰かがひとりぼっちになったりはしないでしょうw
水波賢哉:「押し付けてるわけじゃないぞ。純粋に喜ぶんだよ。見ろ、所有権を主張するほどだ」
谷神錬磨:「遠泳まで時間は少ない。ストレッチしてくる……」
綾瀬春奈:「えへへへ……波打ち際でわんこと遊ぶとか、ここが事実上の天国なのでは……」
谷神天音:「じゃあ佑ちゃん、春ちゃん、いっしょに着替えよ!」
谷神天音:「はやくはやく!」 海の家の方にグイグイ引っ張っていく。
名塚佑:「わわ、引っ張らないでよ~~」
名塚佑:しまりのない表情で引きずられていく。
GM:……まだ日は高い。海の家で着替えた君たちは……イベントに挑む!
GM:choice[遠泳,スイカ割り,ビーチバレー,新メニュー開発]
DoubleCross : (CHOICE[遠泳,スイカ割り,ビーチバレー,新メニュー開発]) → ビーチバレー
GM:ビーチバレー担当は水波くん!
水波&藍坂ペア vs ビーチバレー大会
水波賢哉:はい!
アナウンサー:『これはーッ! 一回戦から不運な組み合わせだーッ!」
アナウンサー:『水波クンと藍坂さんチームは、恋人同士ということで連携に期待が持てるが……残念!』
アナウンサー:『一回戦の相手は、昨年優勝のバレーキング&バレークイーン! その連携でほかを寄せ付けない圧倒的強者!』
"バレーキング"砂浜拝球:「ヘヘヘ。悪いな、毎年このビーチバレー大会で賞金3万円ゲットするのが夏のお約束なのヨ」 チャラチャラした日焼け男。
"バレークイーン"砂浜蒼球:「ブザマに負ける前に棄権した方がいいんじゃないかしら!」 フーセンガムを膨らませている。
藍坂紗良:「……」
藍坂紗良:「…………」
GM:藍坂紗良には、ひとつ特徴がある。
GM:あまりに機嫌が悪いと怒りを通り越して真顔になり、無口になるということだ。
名塚佑:「バッバレーキングとバレークイーン……!」
名塚佑:「とてつもないバレー強者オーラだ!これはあの水波くんといえど負けてしまうかも……っ」手に汗握る実況だ
名塚佑:いや、片手に握りしめているのはラムネだ
谷神錬磨:「……なぜガムを噛んでいるのだろう……?」
水波賢哉:「藍坂さんにクールに、クールにですよ。そりゃ自信があれば、あれくらい言いたくなるんだよ」
藍坂紗良:水着は、わざわざビーチバレー用に買った運動用水着。動きやすさを最重要視した際どいショートビキニだ。
藍坂紗良:太ももの付け根に食い込んだパンツに、スポーツブラのような形状のトップス。汗拭き用のリストバンドに、遮光用のスポーツサングラス。
藍坂紗良:UGNエージェントである以上、日々の鍛錬は怠っていない。引き締まった身体に、女子大生らしい柔らかな曲線が浮かび上がっている。
GM:完全に勝ちを狙っている服装です。藍坂紗良はもともと負けず嫌いではあるが……
GM:特に『自分たちを甘く見られた場合』、その負けず嫌い度は数倍以上にまで膨れ上がる。こうなるともう、水波賢哉でも手はつけられないだろう。
水波賢哉:「僕も経験あるね。…うん、だから、落ち着いて…」
藍坂紗良:「ほほぉ~……自信、自信ねえ……」
藍坂紗良:「落ち着いてるわ。ええ、落ち着いてるわよ賢哉くん」
藍坂紗良:「……あいつらブッ潰すわよ! もしワンミスでもしたらわかってるわね!」
藍坂紗良:「帰ったら地獄の特訓を施してあげるから、気張りなさい!」
水波賢哉:「了解……落ち着いて、ぶっ潰そう」
GM:OK.ならば判定だ!
GM:さっきは肉体・射撃って書きましたけど
GM:片方の判定が射撃なんだから、もう片方も白兵とかのほうがよかったかなあ。
GM:でも白兵だと結果が見えすぎるから、素直に肉体にしとこう・・・w
GM:射撃か肉体で、難易度は8。判定をどうぞ。
GM:イージーエフェクトなども使用可能です。(あれば)
水波賢哉:蝙蝠の耳ですからね。音がそこまで有用にはならんでしょうw
水波賢哉:では《切り払い》65→66
水波賢哉:5dx+34
DoubleCross : (5R10+34[10]) → 10[1,3,6,6,10]+8[8]+34 → 52
GM:なんだこれ……おかしい……
GM:えっちょっとまって、こいつに攻撃当てるの
GM:ムリじゃない?
GM:とにかく判定は成功!
"バレーキング"砂浜拝球:「オラッ! そこのナヨナヨしたボーイ!」
"バレーキング"砂浜拝球:「鼻息荒いカノジョを連れて、さっさとおうちに帰りな!」 強烈なサーブを叩き込む。
名塚佑:「ナヨナヨしたボーイだって!」横に座る錬磨の肘を叩く。
谷神天音:「だってだって!」 望くんの肘を叩く。
谷神錬磨:「あの水波のどこが……???」
谷神錬磨:「やつには、俺たちには見えない何かが見えているのか……??」
朝比奈 望:「まあ、バレーンキングに比べたら日に焼けてないしねえ」
水波賢哉:「連れておうちに帰るのは、是非ともそうしたいけど。さっさと…?鏡の前で言ってくれ」
名塚佑:「間違いなく強敵だよ……!」
綾瀬春奈:「水波くん、身長はそこまででもないもんねえ。ほっそりしてるし」 サファイヤをなでている。
"バレーキング"砂浜拝球:「ああん……!?」
水波賢哉:強烈?音速超えもしていない、質量も軽い、何よりも、その圧が後ろにいる女神に比べたら塵よりも軽い。
藍坂紗良:「賢哉。許すわ。許します」
藍坂紗良:「"全力で"いきなさい」
藍坂紗良:というか、全力でいかなかったら殺す。
藍坂紗良:そんな圧がある。
水波賢哉:華麗な手の動きでボールの勢いを殺し、藍坂さんのジャンプに合わせてトス。
藍坂紗良:「さすが賢哉くん――」「ベストタイミング!」 まるでそこにボールが来ることがわかっていたかのように、強烈なスパイクを叩き込む。
水波賢哉:「ビーチバレーは共同作業。攻撃は藍坂の担当でしょ」
藍坂紗良:「そういう事。戦闘は攻守の連携が命」 ――キュドッ! 「……よ!」
GM:飛んだボールがバレーキングの顎を強打し、一瞬で失神させるでしょう。
名塚佑:「バレーキング――ッ!!」悲鳴!
アナウンサー:『ウワーッバレーキングーーー!?』 絶叫!
谷神錬磨:「いま、音速を超えたような音が聞こえた気がした」
朝比奈 望:「待って、あれずるくない?いいの?」
谷神天音:「にい様もあれできる? できる?」
谷神錬磨:「……タイミングがあえばの話だ。あのトスがなければ不可能だと思う」
水波賢哉:「藍坂。でも、熱くなりすぎ、やりすぎだと賢哉君は思うなぁ」言いながら左手を上げて
藍坂紗良:「ふふん。でも賢哉もスッキリしたでしょ?」 こちらも手をあげ、ハイタッチ。
藍坂紗良:「イエーイ!」
名塚佑:「バレーキング……キングなんでしょ!頑張って!立って~~!」
アナウンサー:『エイト、ナイン、テン……! キング立てない~ッ! キングがまさかの緒戦敗退~!』
アナウンサー:『勝敗を分けたのは……僅かな心の差か! ハングリーさが勝敗をわけた~ッ!』
水波賢哉:「面と向かって侮辱されたら、そりゃ、まぁ。僕よりも先に藍坂が怒ってくれたけどさ」
藍坂紗良:「あたりまえでしょ。私はね」
藍坂紗良:「"俺のことはいい!仲間の事を悪く言うのは許さん!"なんて少年漫画脳じゃないの」
藍坂紗良:「彼氏の事を悪く言われたら怒るし、私の事を悪く言われたら、さらに怒る。そういうことね……!」
藍坂紗良:「さ、サクサク行くわよ! 優勝狙うんだから!」
水波賢哉:「うん。存じ上げてます。そういう華麗で気儘なところは好きだよ。はいはい、最後まで付いて行きますよ」
水波賢哉:「その前に…一つ」
藍坂紗良:「ん?」
藍坂紗良:「なに? 作戦会議?」
藍坂紗良:額の汗を拭いながら賢哉くんに近寄る。
水波賢哉:パーカーを脱いで渡します。「水着凄い似合ってるけど、多少、刺激が強いし、あんまり他人に見せたくないです」
藍坂紗良:「……あ」
水波賢哉:「ので…独占欲を発揮します。これ羽織って」
藍坂紗良:自分の格好を見る。気合を入れすぎて露出にまで気を配ってなかった。
藍坂紗良:「……ふへへへへ」
藍坂紗良:「うん。うん、そっか」
藍坂紗良:「ありがと、賢哉くん。頂戴します」 彼パーカーを羽織る。
水波賢哉:頭をぼりぼりとかいてそっぽを向きます。そして照れ隠しに言う。
水波賢哉:「観客ー。身内を応援しなさいよ、まじで!」
名塚佑:「いいじゃん!キングにももっといい勝負させてよー!」ブーイング!
谷神錬磨:「名塚落ち着け……キングはこの敗北を胸にきっと帰ってくるだろう」
谷神錬磨:「明らかに俺たちには見えない何かが見えていただろうから…」
綾瀬春奈:「いやムリでしょ……あんなにこっぴどく負けたんだから」 容赦がない。
綾瀬春奈:「再起不能だよ。絶対」
名塚佑:「そ、そんな悲しいこと言わないでよ……クイーンも悲しんでるよきっと」
"バレークイーン"砂浜蒼球:「チッ! マジで使えねえ男だぜ……!」 キングの足をズリズリ引きずって退場。
名塚佑:「クイーンたくましい……」
谷神錬磨 vs 遠泳大会
GM:次!
GM:choice[遠泳,スイカ割り,新メニュー開発]
DoubleCross : (CHOICE[遠泳,スイカ割り,新メニュー開発]) → 遠泳
GM:あ、その前に
谷神錬磨:やるぞ~
GM:水波くんは判定に成功したので、次の景品からひとつが選べます。
名塚佑:錬磨の番だ!
GM:『財産点1』『応急手当キット1個』『ファンを獲得し、次の情報収集判定の達成値を+1』
GM:好きなものを選んでください。
谷神錬磨:セレクタブル景品!!
水波賢哉:財産点1 1万円!
GM:なら、1万円が君の財布に入った! 帰りにサイゼにでもよりたまえ!
GM:では次。遠泳。
GM:こちらはストイックだ。遠泳参加者がずらりと浜辺に並んでいる……目標地点は5km先のブイ。
GM:いって、帰る。それだけだが、ただそれだけが凄まじくキツいだろう。
ヴァイス:「ううーっ! 次は絶対に負けないんだから~!」
ヴァイス:「私も出る! 遠泳に出る!」
ヴァイス:「私自らが出る!」 極端に露出の多いビキニを着ている。
ヴァイス:水に濡れると布は重くなる。だから生地が少ないほうが強い、という判断だ。
GM:ヴァイスの外見年齢は14歳前後。言動もプロポーションも年齢相応だが……全身が不思議な色気に満ちている。
GM:生命力を司る"再生"の神格だからだ。肌の露出が増えると、その力はより顕著に発揮される。
GM:本人が望もうと望むまいと、ただそこに居るだけで男を魅了して離さない。そういう力が宿っている……。
谷神天音:「にい様~~! にい様がんばれ~~!」
谷神錬磨:「……なるほど。やる気だな……」 屈伸している
朝比奈 望:「ヴァイスちゃん、さっきはいつの間にか負けてたね」
谷神錬磨:「俺もやってみよう」
谷神天音:「動画とってるからね~~!」 防水カメラをぶんぶんしている。
水波賢哉:「どっちも負けるなよー」ビーチバレーの次の試合まで見学だ。
朝比奈 望:「溺れないように頑張ってねー」とヴァイスちゃんに声援を送る
水波賢哉:「帰ってきたら焼きソバ焼いてやるからさ。頑張ってこい」
名塚佑:「錬磨は絶対一位だよ!」
名塚佑:「泳ぎで錬磨が負けるはずがない!」全幅の信頼!
ヴァイス:「ふふん! のぞみんの声援を受けた私はいまや無敵!」
ヴァイス:「レン君なんかぶっちぎりだよ!」 鼻息が荒い。
谷神錬磨:ラッシュガードは脱いでいる。代わりにゴーグルをつけていた。
谷神錬磨:「いいだろう。ここは決戦だな」
名塚佑:「ヴァイスちゃんは気をつけてね!」
名塚佑:「錬磨が行けるからって泳げる流れのとこだと思わないほうがいいよ!」
ヴァイス:「くくく……東京ちゃんも私を見くびってるねえ」
ヴァイス:「我に秘策あり! まあ、みていなさい!」
水波賢哉:「朝比奈、どっちが勝つかジュース一本かけるか?」
藍坂紗良:「あ、私も乗る。錬磨くんにジュース1本」
朝比奈 望:「ん、じゃあ、僕はヴァイスちゃんを信じるよ」
谷神天音:「にい様にジュース3本!」
GM:ということで、錬磨くんは判定をお願いします。肉体か意志で難易度は8。
谷神錬磨:あ。これ、軽功って意味あります?
GM:あります! 達成値を+2しましょう。
谷神錬磨:やったあ! パワー……つまり力! やるぞ!
谷神錬磨:4dx+2=>8 肉体判定
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 10[3,7,8,10]+1[1]+2 → 13 → 成功
GM:補正なくても余裕で超えてるw
朝比奈 望:「待って、いつの間にかすごく大穴になってない?ヴァイスちゃん」
水波賢哉:「じゃあ僕はバランス考えてヴァイスにするよ」苦笑
水波賢哉:一万円入ったのでおごる心構えです。
名塚佑:「錬磨が勝つに決まってるもん……!」
名塚佑:「ジュース5本!」
GM:なら、君らの賭けが出揃ったあたりで参加者たちが一斉にスタートするだろう。
GM:早々にギブアップし、途中のボートに拾い上げられるもの。ガチで溺れてライフセーバーに助けられるもの。
GM:そんな中で……錬磨くんは、どう泳いでいるだろうか?
GM:判定に成功したので、すごい泳ぎを披露してくれて構いません。
谷神錬磨:「……疾ッ」 開始と同時、跳ぶように泳ぐ……その姿はトビウオを思わせる。い、いや……これはまさか……
朝比奈 望:「ヴァイスちゃん!?」
谷神錬磨:軽功! 水しぶきでよく見えづらいが、水面を跳ねている……!
GM:軽功www
谷神錬磨:本人の「溺れたことがない」の意味……それは!
谷神錬磨:水面を走れるから、原理的に溺れない……!
GM:溺れようがないwwww
水波賢哉:「僕の方が大人気なかったので、何もいえないのが悔しいな。……いや、我慢できない。なんだ、あれ!?」
水波賢哉:「なんだよ!あれ!?」
名塚佑:「錬磨が速い!錬磨が強い!やったー!」キャッキャと喜ぶ!
谷神錬磨:この泳ぎ方から、Q市のトビウオの異名をとる。バタフライの亜種だと思われているようだが、定かではない……。最終的に砂浜に帰還するまで、それは続いた…。
GM:しかしそれでも、はたから見れば変な泳法で泳いでいるようには見える……かもしれない。
GM:というか、あまりに異常事態すぎて、突っ込む人間がいない……。
朝比奈 望:「待って、あれ、いいの!?」
月代コヨミ:「いや、さすがにあれは反則扱いされ……む!」
月代コヨミ:「いや見ろ! 後ろから追い上げてくるあれは……!」
ヴァイス:「――うはははーっ!」 錬磨くんを追い抜く。
ヴァイス:錬成したモーターボートに乗っています。
ヴァイス:「秘策! 泳がなくても、文明の力に頼ればいいんだよ!」
谷神錬磨:「……」 横目に見る
ヴァイス:「体力だの肺活量だの、すべては些細なこと……!」「科学!」
ヴァイス:「いまは科学が微笑む時代なんだよ!」
ヴァイス:「ウハッハッハー! 残念だったねーっレンくん! サラバ!」 あっという間に追い抜いていきます。
谷神錬磨:「……遠泳とは一切関係ない……のでは……?」
GM:もちろん、ヴァイスは浜辺についたと同時に失格になりました。
GM:ヴァイスの蛮行が隠れ蓑となり――結果的に、谷神錬磨の泳法(?)に突っ込むものは、誰も出なかったのである!
名塚佑:「ヴァイスちゃん……」唖然
朝比奈 望:「頑張ったよね。ヴァイスちゃん」
水波賢哉:「コヨミちゃん。ヴァイスはまず人間界の規則を学びましょう。とツキガミ界隈で評判じゃなかった?」
月代コヨミ:「うむ……あまりにも自由なので、あれの教育は"白"の方に一任していたのだが」
月代コヨミ:「再教育が必要かもしれん。常識面の……」 頭を抱える。
谷神錬磨:「うーむ……」
司会:「優勝は谷神さん! 谷神錬磨さんが優勝だー!」
司会:「谷神さん、なにか一言!」 マイクを向ける。
谷神錬磨:「……やはり沖まで行ってもテクスチャの……あ。ああ」
谷神錬磨:「海は、広く深い……優勝できて良かった」 一言!
名塚佑:「わー!わー!」興奮状態
谷神天音:「わーわー! やったやったー!」
朝比奈 望:錬磨くんが勝って喜んでる佑ちゃんをちょっと嬉しそうに見ている。
名塚佑:「錬磨~~!」インタビューから帰ってくる錬磨に抱きつきにいきます
GM:だ、抱きつき!
谷神錬磨:「やったぞ、天音。名塚」ぐるぐる回転させる。
名塚佑:「すごいすごーい!」グルグル
谷神天音:「うひょひょひょー!」 ぐるぐる回ってます。水着は結局、露出の少ないワンピースタイプを買った。
名塚佑:思考能力がほとんど天音レベルに落ちている……
名塚佑:幼少時より錬磨推しのあまり、大会などで錬磨が際立った活躍を見せるたびそのようなことがあった。
水波賢哉:「………ジュース買ってくるから!みんな、飲みたい物を言うように!!」
綾瀬春奈:「あ、こんな有様でも奢ってくれるんだ。優しい……!」
朝比奈 望:「一緒に行こうか、次のプログラムまで時間あるし」
水波賢哉:「そうだな。助かるよ。一人で持つの限界があるしな」
月代コヨミ:「我も行こう。ヴァイスにねぎらいのドリンクでも差し入れてやらんとな」 くすくす笑う。
朝比奈 望:「佑ちゃんとか5本とか無茶な賭けしてたからね。」
谷神錬磨:「ここからが楽しみだ。皆の健闘も期待する」
朝比奈 望:「ありがとー、錬ちゃんにも買ってあげないとね。」
名塚佑:「あははははは!あははははは!」
水波賢哉:「ま、みんな喜んでるし、こういうのもたまにはいいかね」
名塚佑:「……はあ。5本も1人で飲めないや。みんなでわけよう」
GM:沖合まで泳いだ錬磨くんは、逆にあそこまで泳いでもテクスチャの綻びがない事で察しがつくでしょう。
GM:やはりこの世界は、管理者のコヨミに近いほど強固な設定が展開される。
GM:逆に言えば今、Q町は相当手薄なはずだ。脱出用のゲートが用意されているだろう。
GM:この遊びにも、意味がある。……あと半日は釘付けにしておきたいところだ。
谷神錬磨:「ふーむ……。ひとまず、優勝賞品を回収してくる……」
GM:錬磨くんも景品を獲得できます。『財産点1』『応急手当キット』『ファンを獲得し、次の情報収集判定の達成値を+1』からひとつ。
GM:このファン、佑ちゃんじゃないのって気がするけど
名塚佑:♥錬磨♥ ♥軽功して♥
谷神錬磨:じゃあ、情報収集判定の達成値+1にしましょう!w そっちの方が合ってそうなので!w
名塚佑:やった!
GM:ファンが増えた!
GM:じゃあ次!
GM:choice[スイカ割り,新メニュー開発]
DoubleCross : (CHOICE[スイカ割り,新メニュー開発]) → 新メニュー開発
GM:スイカ割りが最後だw 次はのぞみん!
朝比奈 望:あーい!
朝比奈&コヨミペア vs 海の家の新メニュー開発
GM:海の家、スターダストバスターバックス。ここは今――戦場と化している。
GM:特設料理台が15個。そのすべてに、やる気に満ちた料理人たちがスタンバっている・・・!
司会:「いいですね? 今回の課題は"海の家らしいメニュー"!」
朝比奈 望:「思ったより参加してる人いるなあ。」
司会:「つまり、ナイフとフォークを使わないと食べられない料理だとかは論外!」
司会:「割り箸一本で食べられて……かつ、海で泳いだあとの体にもやさしい!」
水波賢哉:「審査員にドイツ人がいるのに!?」
司会:「そんな、海の家の微妙な味のしょうゆラーメンのような、素敵な料理を作ってくれ!」
"健康"の審査員:「安心しろ。私はドイツ人だが――見るのは栄養面だけだ。ナイフとフォークを使わなくても差別はしない」 ドイツ系審査員。
朝比奈 望:「微妙な味の醤油ラーメンで、栄養面を…?」
藍坂紗良:「ね。でもさ。これさ」
藍坂紗良:「……"海の家らしいメニュー"って、アバウトすぎない?」
藍坂紗良:「ガバガバすぎるでしょ。条件が」
水波賢哉:「いやぁ、これはあれだよ。つまり名物料理コンペなんだと思うね」
綾瀬春奈:「名物料理コンペ?」
水波賢哉:「優勝料理を海の家で出す。宣伝にもなるしアイディア考えなくていいじゃん」
水波賢哉:「だから海の家で作れない料理は考慮外なわけ」
谷神錬磨:「なるほど。単に美味い飯を作ればいいというわけではないか……」
綾瀬春奈:「あ、なるほど。だからお題も割と緩いんだ」
名塚佑:「さすが料理名人なだけあるね、水波くん」
月代コヨミ:「望、どうする? 我は海の家の料理など、さっぱりわからん……!」
月代コヨミ:「かき氷だとか、ホットドッグだとかを作ってもありきたりすぎる……! ど、どうするというのだ!」
谷神錬磨:「この戦い……、考えて調理しなければ勝ち目はない……」
朝比奈 望:「うーん、微妙な味のしょうゆラーメンとは違うかもしれないけど。」
朝比奈 望:「Q町らしい、海の料理なら、作れるかも。」
水波賢哉:「いやさぁ、去年の準優勝者だぜ、僕」
GM:ああ、水波くんは実際準優勝してますねこれ・・・w
GM:じゃあ、望くんは判定をどうぞ! 芸術:料理で、難易度は8です。
朝比奈 望:やったるぜ、オラー!
GM:"望"サン! やっちまってください!
朝比奈 望:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 7[1,3,6,7,7,7]+1 → 8
朝比奈 望:やった、ギリギリw
GM:ギ、ギリ!
GM:でも勝ちは勝ちだw
GM:なら、決勝に残ったのは二人。すなわちヴァイスと――朝比奈&コヨミコンビだ。
ヴァイス:「先攻! 先攻私!」
ヴァイス:「ヴァイスちゃん特製、海の家カレーッ!」
水波賢哉:「あ。そうか。ヴァイスは調理器具の分アドバンテージが取れるわけだ。成程な」
朝比奈 望:「ヴァイスちゃん、料理は出来たんだ…!」(失礼)
谷神錬磨:「ヴァイスのカレーは美味そうに見える」
"健康"の審査員:「ンンッ、これは……!」
"美"の審査員:「海の家の人気メニュー、カレーの上に……やはり海の家の人気メニュー、焼きとうもろこしをほぐしたものがのっている!」
"匂い"の審査員:「焦がし醤油のニオイが食欲をそそるわあ!」 好評!
司会:「好評~~! 99点が出ています!」
司会:「これは朝比奈&月代ペア、厳しいか~ッ!」
水波賢哉:「僕のカレーへの感想忘れてないからな。谷神」
谷神錬磨:「水波のカレーは肉が入っていてすごく美味い」
谷神天音:「そうそう! たまねぎも入ってて、おいしかった!」
名塚佑:「にんじんがおいしい!」
谷神天音:「すごく美味しい!」 語彙が貧弱。
水波賢哉:「君達!?もうちょっと審査員達を見習おうぜ」
名塚佑:「おいしいねーっ」
月代コヨミ:「大丈夫だ望」
月代コヨミ:「大丈夫だ。望が作ったこれは……間違いなく、美味い!」
月代コヨミ:「我が言うのだから間違いない! さあ、自信を持って出してくるのだ!」
朝比奈 望:「ん…ありがとう!」
GM:朝比奈食堂の跡取り、朝比奈望。
GM:君は一体、どんな料理を作ったのか……!
水波賢哉:「99点……満点は100点だものな。勝機はまだある」
藍坂紗良:「でもどうかしら。99点って、事実上の満点じゃない?」
藍坂紗良:「そんな簡単に出るかなぁ、100点。そりゃあ確かに、朝比奈くんの料理は美味しいけど……」
水波賢哉:「少年漫画脳だと先攻の99点は負けるんだよなぁ」
朝比奈 望:では審査員の前に出されるのは
朝比奈 望:アルミホイル!お皿の上に、アルミホイルが乗っている!
"健康"の審査員:「ん……!」
"美"の審査員:「これは……」
"匂い"の審査員:「……アルミホイル?」
名塚佑:「ア、アルミホイル……!?」
谷神錬磨:「……あの料理は!」
ヴァイス:「おっととっと! 血迷ったようだねのぞみん!」
ヴァイス:「アルミホイル……つまり熱い料理!」
ヴァイス:「この、気温35度の、海水浴場で! あっはっはー!」
ヴァイス:「私の勝ちは決定だね~!」
朝比奈 望:「カレーも冷めてないでしょ!?」
朝比奈 望:ゴホン
朝比奈 望:「どうぞ、ホイルを開けてください。」
水波賢哉:「へぇ、朝比奈、面白いものを作ったな。あれは期待感を煽るぞ」
朝比奈 望:「僕の料理は、Q町式アクアパッツァ風ホイル焼きです!」
朝比奈 望:ジャーン!
谷神錬磨:「あの料理は……たしか、すごく美味しい!」
"健康"の審査員:「大丈夫なのかね君。これ以上熱いものを食べる気には、…………!?」
"美"の審査員:「そ……そういうこと! この時期のQ町は海産物が美味しく、入手も容易……それを生かさない手はない!」
"匂い"の審査員:「ホイルを開けた瞬間漂ってくるオリーブオイルの香りが食欲をそそるわあ!」
名塚佑:「さすが望!!」
名塚佑:「オリーブオイルの香りが食欲をそそる!」
"健康"の審査員:「これは……栄養価もいい! DHAがある!」
"健康"の審査員:「ほんのりと塩が効いていて……しかもDHAがある!」
谷神錬磨:「魚だからDHAがあるのか……盲点……」
司会:「こ、これは……これはーッ!」
朝比奈 望:「海は案外汗をかきますからね、この料理は、泳いで不足した塩分を補給したり、できます!」
司会:「出た―ッ! 審査員60点、観客40点、100点満点だーッ!」
ヴァイス:「そ、そういうことだったのか……!」
ヴァイス:「海は、汗を、かく……!」
ヴァイス:「盲点だった……!」 崩れ落ちる。
朝比奈 望:「やったー!」
月代コヨミ:「よくやった望! よくやったー!」 ぴょんぴょん跳ねる。
月代コヨミ:描写してなかったですが、こちらも水着です。ヴァイスと違う、大人しめのワンピーススイムウェア。
朝比奈 望:「いい勝負だったよヴァイスちゃん。っていうか、ヴァイスちゃんのカレー美味しかったよ。」
ヴァイス:「えっほんと!」
朝比奈 望:「ね、コヨミちゃん、美味しかったよね。」
水波賢哉:「まあ、いい勝負だったよ。99点と100点だから好みで逆転される範疇だ」
名塚佑:「すごいよ望!」
綾瀬春奈:「望くんすごいすごい!」
ヴァイス:「よーし! Q町に戻ったら朝比奈食堂のメニューに入れてもらおう!」
水波賢哉:(こっそり)3dx+4
水波賢哉:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 9[5,6,9]+4 → 13
名塚佑:「朝比奈食堂の宣伝にもなるぞ!」
朝比奈 望:負けてたw
谷神錬磨:「単純にこの町の魚は美味いからな……使う方が有利だっただろう……」
GM:クリティカルしてないのに13w
名塚佑:「言われてみればカレーはどこで食べてもカレーだもんなあ」料理漫画の審査員のような手のひらの返しかた
朝比奈 望:「朝比奈食堂にも出すのでお気に召した方は是非足を運んでくださいねー」
朝比奈 望:佑ちゃんに言われて宣伝をしてみる。
谷神錬磨:「だが、それはそれとして、ばいすの料理も後で食べておこう」
ヴァイス:「ヴァ・イ・ス!」
藍坂紗良:「賢哉くん。自分が出てたら優勝してたな、とか思ってるでしょ」
水波賢哉:ホイル焼きをこっそり頂きなんかにやにやしてる。
GM:電光掲示板に、でかでかと『朝比奈食堂』の文字と電話番号と住所が表示されてます。
GM:これは明らかに宣伝……! 明日からの来客数が増加するだろう!
水波賢哉:「ああ。僕らは後で両方とも味わえるのは役得だよな」
水波賢哉:「宴会のメニューが増えたってことでさ」
谷神錬磨:「二人が参加してくれてよかった」
名塚佑:「でも望は誰が作っても美味しく作れるメニューを考え出したんだもん、えらいよ!」
名塚佑:「料理が上手い水波くんが作れば美味しいのは当たり前だけど」
名塚佑:「今回は新メニュー対決だし!」
朝比奈 望:「えへへ、ありがとうー」
水波賢哉:「そうだな。発想力は僕よりも朝比奈の方が上だと思うぜ」
朝比奈 望:宣伝をしてもらいつつ、舞台から降りていくのだ!
綾瀬春奈:「あ、それは確かにそうだよね。前に望くんのお母さんも言ってたもん」
綾瀬春奈:「誰が作っても美味しい料理が、本当の大衆料理だ……って。海の家の料理って、まさにそういう料理だもんね」
GM:ではラスト!
GM:あ、その前に
GM:望くんは景品を選んでください。『財産点1』『応急手当キット』『ファンを獲得し、次の情報収集判定の達成値を+1』。
GM:これ、判定ごとに景品変えようと思ってたんだけど
GM:なんかうまいこと思いつかなかったんだよな……w
朝比奈 望:じゃあ、常連さん(ファン)に会って達成値をあげてもらおう!
GM:オッケオッケー!
GM:じゃあラスト。もうチョイスを振る必要はない……スイカ割りだ。
名塚佑:イエー!
名塚佑 vs スイカ割り大会
GM:正午をすぎ、みんなが泳ぎ疲れた頃。
GM:喉の渇きを潤すように大量のスイカが販売され――同時に、
司会:「スイカ割り大会ッ! 空振りなし、一発で割れた人には豪華景品をプレゼント~ッ!」
司会:「一発で割れた人が二人以上出た場合は、割るまでのタイムが速かったほうが優先だ! ……まあ、いないだろうけどね!」
谷神天音:「あ! スイカ割り!」
谷神天音:「佑ちゃん、ほんとにスイカがわかるの~? 目隠し状態だよ~?
朝比奈 望:「あ、なるほどタイム制」
名塚佑:「よーし」スイカ割り用の棒に見立てたそこらで拾った流木を振り回している。
名塚佑:素人丸出し!
GM:君たちの前では、目隠しして右往左往した挙げ句、見当違いのところに木刀を振り下ろす参加者の姿が見える。
GM:一人ずつ順番に参加ですね。つまり、否が応でも注目される。
谷神錬磨:「太刀筋は完全に未経験者だが……」
谷神錬磨:「あれでスイカを斬れるのだろうか……」
朝比奈 望:「あ、待って待って」
朝比奈 望:佑ちゃんに声を掛けます。
名塚佑:「どうしたの望」厚めのラッシュパーカーを羽織っている。
朝比奈 望:「ん、流木そのまま持つとささくれとかで危ないからさ。ちょっと貸して?」
名塚佑:「別にこれでやるわけじゃないよ。へへへ、照れるな……」渡します。
朝比奈 望:「あ、なんだ。そうだったんだ。」
名塚佑:「でも、望が手伝ってくれるなら」
名塚佑:「これでやっちゃおっかな」
朝比奈 望:いいながら砂で磨いてささくれを取り、佑ちゃんが握りやすい用にグリップを作ります。
月代コヨミ:「うむ。木刀と同じ程度の長さ・太さの棒なら良いそうだ」
水波賢哉:「お。朝比奈も女性のエスコートの仕方がわかってきたな。いや、僕と違って天然でやってるからタチが悪いと言う方がいいのか」
水波賢哉:くつくつと嬉しそうに笑って
朝比奈 望:「あはは、練習用に使ってくれればいいよ。頑張ってね。」
名塚佑:「ありがとね」微笑む。
月代コヨミ:「その棒なら大丈夫だろうが……なるほど! 握りを作ったか!」
水波賢哉:「谷神も見習えよ。女性は自分が考える3倍の気遣いで接するべしだ」
谷神錬磨:「そうだな。あれならスイカを粉砕できるだろう」
水波賢哉:「木使いじゃなくて気遣い!だっての」
水波賢哉:「ああ、もう、まったく」ラムネを飲み。
谷神錬磨:「名塚がスイカを割ると聞いて不安だったが……これで確実だ」
名塚佑:「どうかな……やっぱりこの曲がってる方を下にして……斧みたいに、よっ」ブンブン
ヴァイス:「ふふーん。握りやすかろうがどうだろうが、一発で当てなきゃ意味がないからね」
ヴァイス:「もちろん私は一発で当てるよ! 身体能力へっぽこな東京ちゃんに出来るかな~~?」
名塚佑:「ボクは……割れさえすれば、当たるし!」
朝比奈 望:「すごい、因果が逆になってる気すらする。」
谷神錬磨:「スイカに対する攻撃力。それのみだ」
水波賢哉:「しかし、藍坂は直感鋭いんだから、スイカ割り得意だと思うんだけど、何が問題だったんだ?」
藍坂紗良:「え? 殴るべき敵が見えないのってムカつかない?」
藍坂紗良:「見えないと集中力下がるし……殴る時はやっぱりこう、相手を見据えてゴン!よね」
水波賢哉:「普段、裏方仕事とかやってもらって御免。って思い始めてます。御免ね。いつも感謝してます」
GM:まずは佑ちゃんが先になるでしょう。順番待ちすれば、ほどなく順番がくる。
GM:ところで、佑ちゃんの水着はどんな水着ですか?(重要項目)
名塚佑:ぶ厚めのラッシュパーカーですね。淡い薄黄色だ。
名塚佑:順番が来たなら前に進み出ます。
GM:なら、丁度順番がきました。女性係員が目隠しをまき、その場で三回ぐるぐる回される。
GM:周囲からのアドバイスが飛ぶでしょう。まっすぐ、右、左……どれが本当か、まるでわからない。
名塚佑:では、目隠しの前に準備運動をする。
名塚佑:少し、錬磨の方に横目で視線を流して
名塚佑:するり、とラッシュパーカーを脱ぎます。
谷神錬磨:「……名塚が本気だな。少しでも軽くするつもりだ……!」
名塚佑:反らした背中の白い曲線が露わになる。
名塚佑:少年めいた言動や、厚手のパーカーの上から想像するよりも
名塚佑:ずっと起伏に富んだ肢体であると分かるでしょう。
名塚佑:女性らしさをアピールするような、フリルの多い水色のビキニだ。
GM:ざわり、と観客が歓声をあげる。ラッシュパーカーのみであっても、若い女の子の脱衣……! オッサン連中に大人気!
藍坂紗良:「げー」 露骨に嫌そうな顔。
藍坂紗良:「これ、絶対に女の子の水着目当てで観てるヤツいるわよね。参加しなくてよかった」
水波賢哉:「藍坂が参加してたら、水着じゃなくて服着させるよ、僕としても」
綾瀬春奈:「あっ、でもかわいい水着だ。いつ買ったんだろあんなの……!」
名塚佑:「フー」動きやすくして、申し訳程度のスクワットをする。
名塚佑:胸に手を当てて、ドキドキしているのを感じたりする。
GM:では判定をどうぞ。えーと、
GM:知覚か交渉で難易度8ですね。
ヴァイス:「失敗しろ……! 失敗しろ……!」 後ろから呪いをかけている。
名塚佑:目隠し状態だが、考えるのは一つだ。
谷神錬磨:「……! ヴァイスも奥の手を出している……! 呪詛か。単純だが、効果は……!」
名塚佑:6dx>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 10[4,5,6,7,7,10]+7[7] → 17 → 成功
名塚佑:『正解の方向はどれか』。思い切り振り下ろす!
GM:――バ、キャ!
GM:明らかに空振りとは違う手応えがあります。スイカにクリーンヒット。
朝比奈 望:「うん。知ってた。」
名塚佑:「どう?」
谷神天音:「うええええーっ! うそー!?」
名塚佑:「ちゃんと割れた?」当たったこと自体は疑いを持っていない
ヴァイス:「わ……割れてる……! なんで……!?」
水波賢哉:「さすがだな。脱帽だ。だから、賭けなかったんだ」
谷神錬磨:「見事な一打だ。武器との釣り合いがとれていたな……」
GM:目隠しを外していい、という合図がくるでしょう。佑ちゃんが目隠しを取れば、当然スイカが砕けている。
谷神天音:「えー!? なんでなんで!?」
谷神天音:「見えてないんじゃないの!?」
名塚佑:「やっぱり望のやつを使ってよかった」
名塚佑:「ふっふっふー。天音、それはね」
谷神天音:「なーんでー!?」 勢いよく駆けてくると、佑ちゃんにしがみついて説明を求める。
名塚佑:「そういう魔術だからさ」
谷神天音:「……ずっるーい!」
谷神天音:「佑ちゃん! あたしにも魔術教えて~~!」
谷神天音:「教えてよう~!」
谷神錬磨:「見えていなくても、場所くらいわかる。見えることだけがわかることではない……」
谷神錬磨:「参考になる」
水波賢哉:「ヴァイス~ まだ、負けたわけじゃないぞ。頑張れー」
水波賢哉:「ほら、12秒以内に割れれば勝ちさ。勝ち」
名塚佑:膨大な情報と記憶を総動員する思考形態――とかつては説明していたが、それも正確な理解ではない。
名塚佑:レネゲイド的な原理はこうだ。ある種の香気物質を放出し、それが返る位置を受容器で『知覚』して当てたに過ぎない。
GM:ア……アクティブソナー……!
名塚佑:「錬磨!……どう?」
谷神錬磨:「見事な一撃だ……。あとは撃ち込みの速さだけだと思う。驚嘆の手際だ……!」
名塚佑:「そうじゃなくて!」両手をバタバタと動かす。
名塚佑:「どう?」
藍坂紗良:「ほらほら谷神くん。三倍の気遣い、三倍の気遣い」
谷神錬磨:「……そうか! なるほど……」
谷神錬磨:「水着が似合っている……ペンギンのようにかわいいと思う」
GM:www
名塚佑:「ペ……」
名塚佑:「ペンギン」
藍坂紗良:「……」 無言で額を抑えている。
水波賢哉:「水着まで辿り着いたことを僕は褒めたい……」
水波賢哉:「谷神見直したぜ」
朝比奈 望:「錬ちゃん、ペンギン好きだもんね」
朝比奈 望:よくわからないフォローをいれる。
綾瀬春奈:「うん。普段の錬磨くんなら、太刀筋が見事だった~止まりだもんね」 変なフォローその2。
名塚佑:「ペン……」
谷神錬磨:「ペンギンよりもかわいい生き物は少ない」
名塚佑:「そうだけど」
名塚佑:「そうだけど~~」
名塚佑:「ううーっ」ゴロゴロ
名塚佑:砂浜をゴロゴロ転がります。奇行!
水波賢哉:「あ。サファイヤ…そっとしといてあげて、ペンギンの憂鬱に触れちゃいけない」
GM:なら、東京ちゃんがゴロゴロ転がってる横で
司会:『――ヴァイスちゃん、失格!」
ヴァイス:「うぇ~~!?」
ヴァイス:「なんでだよ~~! これならどこに振っても一発で叩き潰せるのに~!」
GM:しゃもじのように先端が凄まじく大きい木刀で挑んだ結果、レギュレーション違反で失格になりました。
朝比奈 望:「よくそれを持てたね、ヴァイスちゃん!?」
谷神錬磨:「恐るべき武器だ……これが試合でなければな……」
水波賢哉:「そうか?的が大きい分受けやすいぜ、あれ」
名塚佑:「ヴァイスちゃん~~」
名塚佑:「水着かわいいよー」
ヴァイス:「ウグググーッ!」 露出の多いビキニを忌々しげに見る。「うれしくない~っ!」
ヴァイス:「勝者のあわれみ……! く、屈辱だよ~……!」
名塚佑:「うえーん」
名塚佑:「水着……」
ヴァイス:「ううっ、嘘嬉しい……悔しいけど嬉しい……」
GM:では佑ちゃんは景品を選んでください。『財産点1』『応急手当キット』『ファンを獲得し、次の情報収集判定の達成値を+1』のどれか!
名塚佑:財産点1……!金の力っ……!
GM:1万円ゲット!
GM:徐々に日が沈む。……イベントで騒がしかった浜辺も、だんだんと静かになっていく。
GM:もちろん、君たちも一日中遊び呆けていたわけではない。
GM:遊び呆けていたわけではないはずだ。
GM:ドリンクの買い出しなど、コヨミから離れたちょっとした間に、情報収集をするスキがあった……。
GM:ということで、本日はここまでにしましょう。次回はこのシーンの情報収集です。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
GM:じゃあセッションを再開するよ!
GM:といってもシーンは切れてないので、普通に情報収集です。
朝比奈 望:オラー!集めたる!!
GM:えーと、前回抜いた項目があれだから・・・
[済]今回の脱出作戦と『ツクヨミ』について <情報:UGN>5、<意志><交渉><情報:噂話>7
[済]Q町に囚われるきっかけとなった事故について <情報:UGN>7、<意志><交渉><情報:噂話>9
[未]PCたちがQ町内で死亡した場合 <情報:UGN>6、<意志><交渉><情報:噂話>7
[未]???
[未]"ツキガミ"月代コヨミについて <情報:UGN>7、<意志><交渉><情報:噂話>9
[未]???
[未]ヴァイス / "白"のツキガミについて <情報:UGN>6、<意志><交渉><情報:噂話>8
GM:こうかな。未オープン項目も含めて、あと5個です。
GM:この[未]??? 表記、スキルツリー系のゲームっぽくてわかりやすいのではないかと自画自賛しています。
谷神錬磨:ここはあっしの「噂話」に任せてくだせえ!
朝比奈 望:オラー!コヨミちゃんについて調べたいぜ!!
水波賢哉:僕はUGNで振れるのでどれをやっても良いです。
水波賢哉:UGNは技能値4ある
谷神錬磨:PCたちがQ町内で死亡した場合 <情報:UGN>6 をやりたいです!
GM:前回言った通り、意志は思い出す感じ。交渉、噂話はNPCから話を聞く感じですが
GM:必ずしも必須ではありません。やりたい情報収集演出とかあれば遠慮なくやるんだぞい。
GM:ならば振りたまえ、スーパーエグザイルにんげん!
名塚佑:すべて確定成功圏内なので、支援が欲しい人は言ってください
名塚佑:この手番は待って、追加情報で難易度の高いものが出たら私自らが出る
水波賢哉:まず二人の結果を見て追加情報まで確認だー
谷神錬磨:この……我が力を……見よ!
谷神錬磨:2dx+1=>6 さっきのボーナス含め
DoubleCross : (2R10+1[10]>=6) → 9[1,9]+1 → 10 → 成功
谷神錬磨:スーパーエグザイルタイム
朝比奈 望:コネ、頼むぜ春ちゃん!!
朝比奈 望:4dx+5
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 9[4,8,8,9]+5 → 14
GM:すげえw
朝比奈 望:おらー!死ねー!うぎゃー!
GM:というか望くん、いまさらだけど噂話5もあるんだな・・・w
GM:あれっ、キャラシだと4じゃない!?
朝比奈 望:さっきの+1ぶんで!
GM:!
GM:え、偉い……GMの記憶容量のクソさが露呈しましたね
GM:じゃあ、水波くんと東京ちゃんが様子見してるので、まず二人が抜いた情報を開示しましょうか。
GM:■"ツキガミ"月代コヨミについて
GM:遥か昔からQ市を守ってきた神。
この地に住む人々の想いがオリジンとなり、神の姿を取ったもの。
想いの種類に応じて、分神の"黒"、"赤"、"青"、"白"が存在する。
これらを統合するツキガミ本体=月代コヨミを合わせ、全五柱から成る複合神がツキガミである。
主神はコヨミなため、基本的には一蓮托生の運命。
Q市の開発が進んだためかツキガミの力は年々不安定になっており、
数ヶ月前に力が暴走。四つの分神がコヨミの制御を離れ、外へ飛び出した。
この事件で朝比奈望は一度死亡し、オーヴァードとして覚醒している。
今回の事件をコヨミは深く気に病んでおり、これ以上ツキガミとして生きていくのは困難と判断。
事件終了後はツクヨミのコアとして短い余生を送ることを決め、UGNに協力した。
GM:情報項目が追加されました。
[済]"ツキガミ"月代コヨミについて <情報:UGN>7、<意志>か<交渉>9
→ コアになったRBの最期 <情報:UGN>8、<意志>か<交渉>10
GM:次。錬磨くんが調査した、「死亡した場合」。
GM:■PCたちがQ町内で死亡した場合
GM:
現実時間で数週間Q町に囚われ続けている水波ら四人は、少しずつ衰弱してきている。
もしQ町の中で力尽きた場合、四人の力はコアへ吸収――つまり、コヨミの力になるだろう。
Q市UGN支部は、コヨミは最初からUGNを騙していたのだと推測している。
ツキガミ事件を乗り越え、強力なオーヴァードとなった朝比奈たち四人。
しかも彼らは、自分に対して友情や信頼といった強い感情を抱いている。
信仰を糧とする神にとって、彼ら四人は力を高める"エサ"として最適なのだ。
飛び散った四柱と水波ら四人。これを全て吸収し、もう一度"神"として復活する。
あくまで推測ではあるが、現状で一番可能性の高い動機がこれである。
これを考慮し、朝比奈らを"ツクヨミ"内部から救助した後は
最重要データのバックアップを取ったあと、ただちにコアを破壊。
コアと一体化した月代コヨミを抹殺する予定。
GM:情報項目が追加されました。
[済]Q町に囚われるきっかけとなった事故について
[済]PCたちがQ町内で死亡した場合
→ 事故直前の音声記録 <情報:UGN>14
GM:以上です。情報収集ロールはどうしましょうか、まとめてやります?
GM:先に二人のロールをやってもいいんだぜ!
谷神錬磨:まとめてやりましょうか
名塚佑:なら先に我々二人の判定ですね
名塚佑:水波くん、支援は必要ですか?
GM:そういうこと!
水波賢哉:音声記録やるなら支援あれば嬉しいですけど、それ以外なら大丈夫ですね。
名塚佑:なら、私が音声記録に取り掛かりましょう
GM:残りは三つですね。これとこれとこれ。
[未]事故直前の音声記録 <情報:UGN>14
[未]コアになったRBの最期 <情報:UGN>8、<意志>か<交渉>10
[未]ヴァイス / "白"のツキガミについて <情報:UGN>6、<意志>か<交渉>8
水波賢哉:じゃあ僕はRBの最期をやります。
名塚佑:神(ソラリス)の力を見せるときが来たようだな
GM:デンジャラスゾンビ!
朝比奈 望:名塚どん!
名塚佑:6dx>=14 事故直前の音声記録
DoubleCross : (6R10[10]>=14) → 10[2,3,5,7,10,10]+6[4,6] → 16 → 成功
水波賢哉:コアになったRBの最期をやります。 コネ:UGN幹部を使用。 限定特殊権限による情報閲覧!
名塚佑:私が神だァァァ―――ッ!!!
水波賢哉:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 8[3,4,5,6,8]+4 → 12
名塚佑:ヴェハハハハハ~~ッ!!
水波賢哉:こちらも問題なく。
GM:つ、強い!
GM:なら情報を開示します。えーと、まずはRBの最期の方がいいかな。
GM:■コアになったRBの最期
GM:『ツクヨミ』はコアと同化した力を吸い取り、それを元に超演算を行う。
ゆえに、コアになった者の寿命は長くない。
ツキガミといえど数年で力を使い切り存在消滅=死亡する見込みだった。これは水波の記憶とも一致するだろう。
つまりコアになるのはゆるやかな自殺行為とほぼ同義なのだが、
暴走事件や朝比奈望の死亡などを受け、神として生きていく自信を喪失していたコヨミにとってはある意味で好都合だったらしい。
暴走の数日前、「Q市の為に」……とコアになることを水波に申し出ている。
結局、コヨミを『ツクヨミ』のコアとして使うかは保留という形になったが、
彼女の意志を尊重し一度だけ起動実験を行ったところ、今回の事故が発生。
謎の強力なワーディング発生により、水波らがQ町へ囚われることとなった。
GM:次。音声記録。
GM:■事故直前の音声記録
GM:
水波たちをQ町へ引きずり込む直前、コヨミはこのような独り言を残している。
『――このまま、あいつの自殺行為に付き合ってたまるか』
『いや、違う』
『ここで死なれたら、"儂"は何の為に生まれたのか、わからなくなってしまう……!』
『全員だ。全員を喰らって、"儂"はかならず生き延びてやる』
『誰もが安心して暮らせる国を、かならず作ってやる……!』
この直後にコヨミは暴走、水波ら四人がQ町へ囚われる事となった。
黒、赤、青、白、そして月代コヨミ。
記録に残された口調は、この五人の誰とも違うものだった。
六人目の"誰か"が、コヨミの中に潜んでいる可能性がある。
コヨミを救う場合は『誰か』の正体を突き止めねばならないだろう。
GM:情報は以上です。
GM:ということで、コヨミ抜きでみんなが集まったほうがいいかなあ。なんかいいシチュエーションあるかな・・・w
水波賢哉:ボートで沖の方で話し合いします?
水波賢哉:海で泳いでないし!
GM:そうなんですよねw
谷神錬磨:いいですよ!
水波賢哉:コヨミちゃんは天音ちゃんとかNPC組と浜辺で遊んでもらって。PC達は海にでようw
名塚佑:ぜひそうしましょう
朝比奈 望:そういうことになった
GM:イベントとイベントの合間。君たちは浮き輪ボートに乗ってのんびりと沖合に浮かんでいる。
GM:沖合といっても、海水浴場によくあるブイのあたりだが――それでも、ここまで来る人は皆無だ。
GM:あまりに傍若無人なヴァイスを諌めるため、コヨミは海辺に残ってヴァイスに一般常識を説いている。
GM:つまり、チャンスだ。情報交換の。
水波賢哉:「楽園でこうやってノンビリするの最っ高だな。いや本当にさ」ボートに掴まって海にプカプカと浮いてる。
朝比奈 望:「あんまりブイに近づくと監視員さんに怒られちゃうから気を付けないとねー」
藍坂紗良:「そうね。最近は安全とか色々と厳しい海水浴場が多いし」
名塚佑:「……」イルカの浮き輪でぷかぷか浮いている
名塚佑:パーカーを羽織り直している。機嫌が悪いぞ!
水波賢哉:「谷神、なんかペンギン以外の褒め言葉言えよ」
谷神錬磨:「……ここまで来れば、会話をするのに問題ないだろう」
谷神錬磨:「……俺か? 別の問題ではないだろうか…」 ボートを牽引して低速で遊泳している
谷神天音:「サメ……サメいないかな、サメ……」
谷神天音:「佑ちゃん、だいじょうぶ? タイチョーわるい?」
名塚佑:「べつに。ぜんぜん、元気だし」
朝比奈 望:「いたら、教えてね。全力で逃げるから。」
綾瀬春奈:「えっ、夏休みだよ? サメくらいやっつけようよ!」 海なのでテンションがハイ。
水波賢哉:「逃げるんじゃなくて、倒せよ。浜の平和の為に…もう、それくらいは出来るんだからさ」
綾瀬春奈:「ほらほら! 水波くんもこう言ってる!」
谷神錬磨:「鮫か……鮫は食べたことがない……」
谷神天音:「サメ、おいしくないらしいしね~」 漫画で読んだ。
朝比奈 望:「無理に倒す者じゃないと思うけどなー」
水波賢哉:「市民の安全第一がUGNの理念なのさ。今日の綾瀬と被ったのは地味にショックだった」
水波賢哉:「ま、鮫がくる前にだ。じゃあ、みんな何かしら思い出すなり調べたか?…我ながら野暮なこと聞いてるとは思うよ」
谷神錬磨:「……できる範囲で。少しは調べてみた……」
藍坂紗良:「……そうね。体を動かせば、レネゲイドも励起する」
藍坂紗良:「記憶を取り戻すためのいい刺激になる。そういう狙いもあったんだけど、どうかな」 水波と同じボートに乗りつつ、みんなを見る。
名塚佑:「ボクは……」
朝比奈 望:佑ちゃんの方を見る。
名塚佑:「何か思い出せないか、ずっと考えてた。もしかしたら、意味のある記憶を見つけられたと……思う」
綾瀬春奈:「……事件の解決に繋がるような?」
名塚佑:「……ボクだけじゃ、なんともいえないから。もっと記憶に潜る必要があるかも」
谷神錬磨:「……順番に、話すか?」
水波賢哉:「そうだな。情報のお見合いとか正面衝突とかは愉快じゃない」
水波賢哉:「谷神から、じゃあ頼む」
谷神錬磨:「ん。俺の方は……、これは、俺の推測も含むことだが」
谷神錬磨:「現実にある俺たちの体は、間違いなく衰弱している。ログアウトする手段もないままに。UGNが強制的にそれをさせないのは――」
谷神錬磨:「命の危険があるからだ。つまり、このQ町で死ねば、現実の俺たちも死ぬ……と思う。おそらく。ほぼ確実に」
谷神錬磨:「……推測が多い物言いだが、この状況……俺たちの現実の体が衰弱しているのは、このツクヨミに力を奪われているからだろう」
谷神錬磨:「なんのために奪っているか。……コヨミの存在の維持のためだ。他に目的が思いつかない……」
谷神錬磨:ということで、自分の考えとともに、さきほどの情報を共有します! よろしくどうぞ!
朝比奈 望:「でも、僕はコヨミちゃんが、そんなことをするとは」
朝比奈 望:こんな状況になったとしても、錬磨くんの推測が事実だとしても
朝比奈 望:「やっぱり、思えない」
水波賢哉:「まてまて朝比奈。大事な人の事だから焦るのはわからないこともないけど、情報が全部出揃ってないんだ」
綾瀬春奈:「私も望くんと同じ意見だよ。"黒"のとき、望くんと私に何度も何度も謝ってたコヨミちゃんが……そんな事をするなんて」
朝比奈 望:「コヨミちゃんは、僕が一度死んだことを、多分、僕以上に悲しんでてくれたんよ。」
谷神錬磨:「……コヨミが何を考えて、この装置のコアに志願したのか。俺にはそれがわからない」
水波賢哉:「そんな事を考えるのも口にするのも情報を精査してからにしようぜ」
水波賢哉:「じゃあ、なんでコヨミちゃんがコアに志願したかだけどな」
藍坂紗良:「コヨミちゃんの動機に関する調査は、Q市の方でもまだ進んでないけど――そう」 ちらりと賢哉を見る。
藍坂紗良:「そこだけは、私達は知ってるのよね。コアに志願した理由」
水波賢哉:「まずは、おさらい。『ツクヨミ』はコアと同化した力を吸い取り、それを元に超演算を行い、この空間を構築運営する」
藍坂紗良:仕事の時のように賢哉の後ろに控えてます。必要に応じて補足を行うのが支部長補佐、藍坂紗良の役割だ。
名塚佑:「……それだけでもすごいことだよね」
名塚佑:「全然、現実と変わらない感覚だから。ずっとそれだけの思考を続けてるか、力を行使してることになる」
水波賢哉:「そんな事をするんだ。消費するレネゲイドやエネルギー総量は並じゃないのは、佑ちゃんの仰るとおり」
谷神天音:「いっぱい動くとおなかすくもんね。ずっと動きっぱなしじゃ、すぐはらぺこになっちゃう!」 兄の負担を減らす為にボートから降りて立ち泳ぎしている。
水波賢哉:「生命体としてはコアになるなんて自殺行為もいいとこだ。だから、コヨミちゃんがコアになるのは保留案件だった。コアになったら数年で存在が消滅するんだからな」
名塚佑:「自殺……!」身を乗り出すので、イルカがバランスを崩しそうになる。
綾瀬春奈:「え、ちょっと待って。私それ聞いてない……!」
綾瀬春奈:「消滅って……死ぬってことじゃないの」
GM:まだ検討中も検討中、各メンバーへの打診すらまだだっただろう。知っているのは賢哉と藍坂……あとは、もし話したなら、賢哉が話した一部のメンバーだけだ。
名塚佑:「そうか。自殺しようとしてたのは……ヨミ姉ちゃん……だったんだ」
朝比奈 望:「やっぱり…」
谷神錬磨:「ふむ……」
水波賢哉:「だから、保留案件にしたんだよ。そんな事は僕だって認めたくない。話し続けてもいい?」
名塚佑:「たぶん、ボクの思い出した情報が役立つものになると思う。続けて」
名塚佑:「望も……何か、気づいたことがあったなら、言って」
藍坂紗良:「私も賢哉も、性急すぎる、話し合おうって言ったんだけどね。……決心は堅いみたいだった」
水波賢哉:「問題は、現実世界でのって言い方もしっくり来ないが、本来の時系列のコヨミちゃんは暴走事件やら僕らを巻き込んだことで随分と気落ちして罪悪感を抱いててな」
水波賢哉:朝比奈の死についてはぼやかす言い方だ。
水波賢哉:「コアになる事を強く望んでいた。時間稼ぎの為に1回だけ起動実験を行う事にしたわけだが…その結果は言うまでもないよな」
水波賢哉:握ってた手を爆発を表現するようにぱっと開いて、ため息をつく。
藍坂紗良:「これは実際……私や賢哉にとっては、急な話だったんだけど」
朝比奈 望:水波くんの話した情報はほぼ自分の記憶と一致する。
藍坂紗良:「どうなの? みんな……たとえば、コヨミちゃんが一番気に病んでるのは朝比奈くんの事だけど」
藍坂紗良:「彼女から、そういう話はなかった? その……つまり」
藍坂紗良:「……自ら命を断つつもりだとか。そういう意志が感じられるような話は」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんが自殺するつもりだったかどうか」
名塚佑:「……大事な話だ。本当に、それがヨミ姉ちゃんの願いだったなら」
朝比奈 望:「きっと、後悔してたと思う。」
朝比奈 望:「後悔して、二度と同じことを繰り返したくないって思ったんだと思う。」
朝比奈 望:「僕なら、そう思うだけで済むけど。コヨミちゃんは、そう思いながら、自分がいたら、また同じことが起こるってことがわかっちゃったんだ。」
名塚佑:「……。魔術は――」
朝比奈 望:「だから、消えようとした。"黒"も、"赤も"、"青"も、"白"も、自分も、全部、消そうとしたんだ。」
名塚佑:「“術”として組めなければ、ただの“魔”だ」
名塚佑:「自分が自分でなくなることが怖い。分かるよ……」
水波賢哉:「………」朝比奈君の顔を見やる。
谷神錬磨:「……あり得る話だ」
綾瀬春奈:「私もわかる。"黒"ちゃんに取り憑かれた時は、自分が自分でなくなっていったもの」
綾瀬春奈:「あの恐怖がずっとつきまとって、また同じことが起こって、大事な人達を傷つけるかもしれないって思ったら……」
綾瀬春奈:「……消えようとすると思う。私だって」
朝比奈 望:「僕は、」
名塚佑:「望がそう感じ取ったなら、やっぱり間違いない。この中で自殺しようとした人がいたとしたら……ヨミ姉ちゃんだ」
朝比奈 望:「佑ちゃんと違って、コヨミちゃんの願いを優先したいとは、思わない。」
名塚佑:「――このまま、あいつの自殺行為に付き合ってたまるか」
水波賢哉:手を上げる。
水波賢哉:「いいか?」
朝比奈 望:水波くんの方を見る
谷神錬磨:「……」
谷神錬磨:泳ぐのはやめて、海面に浮かんでいる。
谷神天音:「?」
谷神天音:「あいつって?」 佑ちゃんのボートに泳いで近づく。
名塚佑:「ここで死なれたら、儂は何の為に生まれたのか、わからなくなってしまう」
名塚佑:「……ボクの記憶じゃないけど」
名塚佑:「……読み取ってる。覚えてる。知ってる……ヨミ姉ちゃんが作った世界なら」
朝比奈 望:「……」
名塚佑:「必ずどこかにヨミ姉ちゃん自身の記憶の痕跡があって、ボクは……魔術師の会話みたく、口に出されなくても、考えが分かる」
谷神天音:「でも、でもでも佑ちゃん」 手をあげる。
名塚佑:「たぶんこれは、ボク達がこの世界に閉じ込められる前の……独り言だと思う」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんの」
谷神天音:「"黒"……は知らないけど、"陰陽鬼"は『オレ』だったよ?」
綾瀬春奈:「黒は一緒になってたから覚えてる。"我"」
名塚佑:「“白”も“青”も違ったよね」
朝比奈 望:「じゃあ」
藍坂紗良:「…………誰?」
水波賢哉:「糸口が見えてきた。やっぱ情報の精査は大事だな」
谷神錬磨:「……もう一人いる」
名塚佑:「全員を喰らって、"儂"はかならず生き延びてやる。誰もが安心して暮らせる国を、かならず作ってやる」
名塚佑:「……ボクが拾った記憶は、ここまで」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「やり方は、納得できないけど。目的はコヨミちゃんより、その人のヤツのほうが好きだな。」
綾瀬春奈:「ええ!?」
綾瀬春奈:「全員を喰らって、って……絶対に望くんたちの事だよ。それでも?」
朝比奈 望:「それは、ダメだと思うよ。」
朝比奈 望:「でも、今はどうかわからないけど、あの時のコヨミちゃんにも、皆で、楽しく暮らせる日につながる道を、選んでほしかったなって。」
谷神錬磨:「少なくとも、生きる意欲がある。おかげで貴重な時間を稼ぐことができた……」
朝比奈 望:「その為に助けてくれって、言ってほしかった。」
水波賢哉:すっと手を上げよう。
朝比奈 望:水波くんの方を見る
水波賢哉:「一ついいか?佑ちゃんの話を聞いて思い出したことがあるんだけどさ」
水波賢哉:「今にして思えば、コアになる。って言って実験を強行したのは実際コヨミちゃんじゃないかも知れない」
藍坂紗良:「その……佑ちゃんが言った"儂"の意志かもしれないってこと?」
水波賢哉:「そう。藍坂もあの場にいたじゃん。僕はコヨミちゃんがコアになるのに一つ条件を出しただろ?」
水波賢哉:「皆とちゃんと話し合うことが最低条件ってさ。コヨミちゃんは頷いてくれた訳だけど。誰か相談されたか?」
名塚佑:「ボクは……そんなことは、全然」
GM:これは、全員覚えていてもいいでしょう。まだ相談されたことはなかった。
谷神錬磨:「記憶にはないな。だが、相談というなら、俺が相手ではないだろう」
朝比奈 望:首を振る、少なくとも覚えてはいない。
綾瀬春奈:「そういう"最低条件"があったなら……」
綾瀬春奈:「コヨミちゃんが、それをないがしろにするとは思えない。思えないよ」
綾瀬春奈:「水波くんの仮説は正しいのかもしれない。あくまで仮設で、裏付けはないけど……私はそう思う」
朝比奈 望:「もし、そうなら。」
朝比奈 望:「やっぱり、コヨミちゃんと話さないと。」
谷神天音:「あたしもそう思う!」
谷神天音:「かもしれない、かもしれない、でお話すすめたら、やっぱりダメだよ!」
GM:――とはいえ、コヨミに悪意があった場合を考えると、軽々に話すわけにもいかない。
GM:話すとしたら脱出の直前。三日目の夜を狙うのが妥当だろう。……これなら、
GM:仮にコヨミが何らかの反撃を講じたとしても――それを迎撃し、ゲートまで逃げるくらいはできる。
藍坂紗良:「待って。その前にひとつ聞いておきたいんだけど」
藍坂紗良:「いちばん大事な事を聞いていない。……名塚さんは?」
藍坂紗良:「名塚さんは、どう思ったの?」
藍坂紗良:「その記憶を読んで……やっぱり、自殺する意志があるなら、それを尊重するべきだと思う?」
名塚佑:「……自殺は、よくないよね」
名塚佑:「残された友達や家族を……悲しませるだけで、自分も、大切な命を失う」
名塚佑:「でも、もしもそうするしかないほど追い詰められてたなら、それが最後のわがままなんだ」
谷神天音:「……」 自分も似たような事をやろうとしたので、バツが悪そうに黙り込む。
藍坂紗良:「友達として……最後のわがままは、聞いてあげたい?」
名塚佑:「……分からない。今回のことがどれだけヨミ姉ちゃん自身の意志で、どれだけ……別の誰かの意志だったのか」
名塚佑:「分からなくなってきた」
名塚佑:「だから話は聞くべきだと思う。その上で、ヨミ姉ちゃん自身の意志で」
名塚佑:「死なせてほしいと頼まれたなら――ボクは、分からない」
名塚佑:他の誰かの願いより、ボクの願いのほうが大事なんだ。
名塚佑:そう答えた事がある。けれど、もう自分の願いは叶わなくなってしまった。
GM:現状出揃っている情報から、君たちには一つわかる事がある。
GM:すべてが推測止まりだ。コヨミの動機も、六人目が潜んでいるかもしれないということも、すべて。
GM:いい加減な推測ではないにしても……たどり着ける情報精度には限度がある。
GM:おそらく、これ以上調べても推測以上のことはできないだろう。つまり最終的には……。
GM:……コヨミを問いただすか、否か。
GM:この問題は、そこに収束するのだろう。
藍坂紗良:「あー」
藍坂紗良:「私はUGN側の人間だから、コヨミちゃんと話すのは断固反対。リスクを増やすだけだからね」
藍坂紗良:「それはそれとして、ここからは独り言なんだけど……」
藍坂紗良:「……独り言なんだけど!」
水波賢哉:「うわっ、無茶苦茶不器用な事してる!」
藍坂紗良:「ゴホン! 三日目の夜にログアウト用のゲートが開く事が決定したらしいのよね。時間はちょうど、夜0時」
藍坂紗良:「だから、そうね。ゲートが開く直前あたりにコヨミちゃんと話すなら、最悪の事態に陥っても脱出はできるんじゃない?」
藍坂紗良:「多分だけど。いや、話すのとか断固反対だけど」
水波賢哉:「決闘への秒読みは最初から3カウントだった訳だ。……いいや、むしろ、わかりやすくなった」
谷神天音:「にい様! にい様もとうぜん、コヨミちゃんとお話するよね!」
谷神天音:「ねっねっ!」
朝比奈 望:「わかった。藍坂さんがそう言ってくれたことは覚えておきます。」
谷神錬磨:「ん。ああ」
谷神天音:立ち泳ぎに疲れてきたので、兄の肩によりかかる。
朝比奈 望:「ありがとう。」
水波賢哉:「大きく前進はしたけど、手持ちの情報はここらで限界。タイムリミットと最後のボーナスタイムが提示されたってとこだな」
藍坂紗良:「なんの事かな~。私は断固反対って言っただけなんだけどな~」
谷神錬磨:「もともと、そのつもりでいた。だが、慌ただしいことになりそうだ」
水波賢哉:「情報漏洩じゃなくて、たまたま独り言を聞かれただけだからな。勘が鋭いイリーガルって困ったもんだよ」
水波賢哉:肩を竦める。
水波賢哉:「……儂だか燕だかが果して何者なのか、か」
朝比奈 望:そんな風に言ってくれる藍坂さんと水波くんをみて、やっぱり、似た者同士だなあとか思ってみる
綾瀬春奈:「ムチャな話かもしれないけど、"儂"の正体が佑ちゃんの……魔法?でわかったりはしないの?」
名塚佑:「可能性はあるかも」
綾瀬春奈:「え!」
名塚佑:「ボクが知らない間にヨミ姉ちゃんの独り言を感じ取っていたなら、他の言葉も聞こえていたってこともあるかもしれない」
名塚佑:「でも……それはあくまで、偶然みたいなものだから」
名塚佑:「全部、それを頼りにはできない。時間もないし……」
GM:情報項目が予想以上に早く抜かれてしまったので
朝比奈 望:「佑ちゃんだけに頼ってたら、意味がないもんね。」
GM:次シーンからは残った一つ、ヴァイスについて 以外に、"儂"の正体推測が可能です。プライズ形式で一定値ごとに情報解禁。
谷神錬磨:「直接、俺たちで確かめる。結局、それしかないか」
朝比奈 望:例え、この空間を作ることを選んだのがコヨミちゃんじゃなくても。コヨミちゃんが悩んでたなら
GM:佑ちゃんの言う通り、他の言葉が残っているかもしれない。それはもしかすると、コヨミと話す時の説得材料になりうる……。
朝比奈 望:「うん、僕たちで確かめて、コヨミちゃんに、僕たちだって出来るんだぜってことを見せつけてあげよう」
水波賢哉:「その結局で良かったじゃん。他の方法、得意じゃないだろ谷神は」薄く笑う。
谷神錬磨:「……話すのも得意とはいえないが。時間が短いというのなら、手伝えるかもしれない」
谷神錬磨:「速度は任せろ」
水波賢哉:「谷神はとても速いからな。頼りになる……お前風に言うとこんな感じか?」
谷神錬磨:「……」 「なかなか上手だ」
谷神錬磨:ちょっと笑います。
水波賢哉:あ。Fロイス習得 谷神錬磨 連帯感○/やや理解不能
GM:一通り話がまとまったあと、君たちは浜辺へ戻ってくる。
GM:海の家で休憩するもの、再び泳ぎに出るもの、コヨミの様子を伺いに行くもの。行動は様々だろう。
GM:水波と藍坂も同じだ。冷えた体を夏の日光で温めるかのように、二人で浜辺を歩いている。
水波賢哉:「夏は日が沈むのが遅いよな。綺麗な夕焼けを一緒に見たかったんだけど…でも、そこまでは贅沢かな」
藍坂紗良:「すぐ暗くなっちゃうよりはいいじゃない?」
藍坂紗良:「冬とか、夕方の4時とか5時にはもう暗くなってるんだもん。私は夏の方が好きだなあ」
水波賢哉:「いやいや暗い夜道をエスコートするってのも男の子は憧れるもんなんですよ」
水波賢哉:「藍坂には夏の方が似合うとか、そういうのとは別の所で、さ」と笑って
水波賢哉:「うん……さっきはさ、独り言とか佑ちゃんの事とかありがとな」
藍坂紗良:「やっぱり。そっちが本題よね」
藍坂紗良:「まだ当たり障りのない会話を続けるようなら、こっちから"で、本題は?"って聞いてたところよ。ふふん」
水波賢哉:「まあ、ね。実はもっと陰ながら手助けしてくれるもんだと思ってた」
水波賢哉:「藍坂にしてみれば、自分が正しいと信じた事をしてるだけだろうし、僕に力を貸してくれるのは、言葉にしなくても当然だって笑って言うのかもしれないけどさ」
水波賢哉:「厚意を受け取る僕の方がそれを、やっててもらって当たり前なんて思っちゃ絶対に駄目だ」
水波賢哉:藍坂さんの顔を正面からちゃんと見る。
水波賢哉:「だからさ、ちゃんと伝えなきゃ。…僕は何時だってそんな藍坂を尊敬してるし、誇りに思うし、感謝してるよ」
藍坂紗良:「大丈夫よ。私も、本当に危なくなったら止めるから」
藍坂紗良:「名塚さんがさ、言ってたでしょ」
藍坂紗良:「"ヨミ姉ちゃん自身の意志で死なせてほしいと頼まれたなら"――"ボクは、分からない"」
藍坂紗良:「私、彼女ほどオトナじゃないもの」
藍坂紗良:「大好きな人が、自分の意志で死のうとしたなら……ブン殴ってでも止める」
藍坂紗良:「私は私が大好き。私の意志が最優先だからね」
GM:言外に、"お前の命が危なくなったらコヨミちゃんへの配慮なんかしないぞ"と言っている。
水波賢哉:「うん。そのときは…いや、軽率にブン殴ってくれ。って言って良いのか、これ?」
水波賢哉:少し嬉しそうに唇の端が上がる。
水波賢哉:「その結果、僕が死にかねなくなくない?血気盛んなのは結構だけどさ、肩に力が入りすぎじゃない?やるなら徹底抗戦、殲滅戦ってのは藍坂らしいとは思うけど」
藍坂紗良:「え、大丈夫でしょ。私たち頑丈なんだし!」 人気が少ないとはいえ、公共の浜辺でオーヴァードという言葉は使わない。UGNエージェント!
藍坂紗良:「そう簡単に死なない。そこだけは、私達もツキガミも同じよ」
水波賢哉:「そうか。ああ、そうだな。感謝を伝えたかったのに、答まで貰ったよ」
GM:望もうと望むまいと、そう簡単に命を断つことはできない。それがレネゲイドに染まった者の宿命だ。
GM:コヨミもそうだったはずだ。死にたくても死ねない――ただ、心を失った獣になる可能性だけが残る。
水波賢哉:「僕も藍坂方式で行くことにするとしよう。うん。ブン殴ってでもコヨミちゃんを連れ戻す」
藍坂紗良:「それでよろしい。賢哉くん、ベテランならわかってるわよね」
藍坂紗良:「不安定な、いつ獣に堕ちるかもわからない私たちを……この世界につなぎ留めているモノは?」
藍坂紗良:「今のコヨミちゃんにいちばん必要なモノは、きっとそれよ」
水波賢哉:「ああ。そして、それは言わなくても皆がすでに持ってるものだ」
藍坂紗良:「うん。話すんでも、ブン殴るんでもいいわ。コヨミちゃんと……あと、"儂"とやらに教えてあげなさい」
藍坂紗良:「……そう簡単に、人の絆は砕けない。ってね」
水波賢哉:「絆の力が大切な誰かを日常に繋ぎ止める。ただ、それだけの何時も通りのシンプルな話しなら…僕達は勝てるさ」
GM:……心。絆。
GM:オーヴァードがそうであるように、コヨミにとっても同じなはずだ。
GM:結んだ絆だけが、我らを現世につなぎ留めている――。
GM:シーンカット。(F)ロイスと購入が可能です。
GM:全員登場したので、全員ですね。なにかあればどうぞ。
水波賢哉:強化素材かいます
水波賢哉:2dx+5
DoubleCross : (2R10+5[10]) → 8[2,8]+5 → 13
水波賢哉:財産2消費して購入
水波賢哉:ルミナスサーペントの攻撃力+1します。
名塚佑:購入支援もできることを売りにしていたけど
名塚佑:よく考えたらクライマックスで必殺技を連発する構成だから
名塚佑:ミドルでは抑えた方がいいかなあ
名塚佑:医療トランクを狙います。
名塚佑:6dx+1>=20
DoubleCross : (6R10+1[10]>=20) → 10[5,6,7,7,8,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
名塚佑:お金は温存する!失敗
谷神錬磨:ロイス取得します
谷神錬磨:名塚佑/Pかわいい○/Nやや理解不能/ロイス これは普通ロイスです。
名塚佑:「やや」理解不能で済んでる辺りに以心伝心を感じる
朝比奈 望:ボデマ!
朝比奈 望:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[8,10]+3[3] → 13
朝比奈 望:しゃっー!
谷神錬磨:ボディアーマーッ!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 2[2,2]+1 → 3 → 失敗
谷神錬磨:はががががが……
谷神錬磨:無敵のエグザイルが……こんなことが……。
谷神錬磨:ダメでした。以上です。
朝比奈 望:以上かな。以上で!
GM:ほいほい。じゃあ、次だ。
GM:えーと、今ので二日目の昼が終わったので
GM:残り、自由に行動できるのは2シーンとなります。二日目の夜と、三日目の夕刻。
GM:三日目の夜はトリガーシーン。コヨミと話に行くか、黙って脱出するかになります。
GM:ミドル戦闘はもちろんどこかで発生します。よろしくね。
ミドルフェイズ04
GM:二日目の夜! Q町に戻ってきて、神社の夏祭り&盆踊り!
GM:登場したい人は登場をどうぞ。情報収集も可能です。
谷神錬磨:うおおおおーっ!出ます!
朝比奈 望:出るぞい!
朝比奈 望:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 4[4]+61 → 65
谷神錬磨:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 10[10]+59 → 69
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+6(1D10->6)した (侵蝕:57->63)
朝比奈 望:錬ちゃん!!
水波賢哉:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 2[2]+65 → 67
谷神錬磨:はがががが…
GM:あっ死にそう!
GM:二日目の夜。日中あれだけ海で遊んだというのに、高校生の体力というのは尽きることがない。
GM:それはそうだ。毎年恒例の大イベントがある。
GM:Q町の夏のおたのしみ――神社境内での、盆踊り! 毎年恒例の夏祭り!
GM:たこやき、トルネードポテト、お好み焼き、かき氷。中央の櫓を中心にして大量の屋台が並んでます。人も多い。
GM:コヨミとヴァイスを含め、全員が居ることでしょう。
名塚佑:たこ焼きをパクパクと食べてます。
月代コヨミ:「ああ……いや。いつ見ても心が和む」 かき氷をしゃくしゃく食べている。
月代コヨミ:「神社に活気がある。境内が人々の憩いの場になっている!」
ヴァイス:「パワがわくよね!」 【Power】
GM:コヨミとヴァイスの二人とも浴衣です。少し暗い金色と白。
朝比奈 望:ヨーヨーをパシパシしている
朝比奈 望:「ん、嬉しいよね。こういうの見ると」
朝比奈 望:「お祭りの時だけが、昔と変わらないなあって思えるよ。」
谷神錬磨:「力……か……」 狐みたいなお面をつけて、イカ焼きをくわえています
綾瀬春奈:「お約束だもんね~。子供のころからの」 こちらも浴衣。母に着付けをしてもらったので、かなりしっかりしている。
水波賢哉:「あー。鉄板で焼きそば焼いたら絶対気持ちいいだろうなー。来年、屋台出すの検討するよ、賢哉君は」
名塚佑:「来年かあ」
朝比奈 望:「あ、半熟の目玉焼き乗せる奴がいいなあ」
谷神錬磨:「焼きそばは暑そうだな……だが、水波と朝比奈がやるなら、面白そうに感じる」
谷神天音:「佑ちゃん佑ちゃん、あたしたちもなんかお店やろ! やろ!」
谷神天音:「それでね~、がっぽがっぽ儲けてね~、スイッチのあたらしいソフト買うの!」
名塚佑:「いいよ天音!どんなお店やる?」
谷神天音:「腕相撲屋さん!」 ハンターハンターを読んだ。
名塚佑:タコ焼きを天音に餌付けしてやったりしてます
名塚佑:「た、楽しそうだけどお店が成立しなさそうな気がするな~」
谷神天音:餌付けされています。ほぼ親鳥からのエサを待つヒナ。
谷神錬磨:「天音……腕相撲屋さんはなさそうだぞ……」
水波賢哉:「うら若い女子と合法的に手を握れる遊戯か。谷神止めろよ、その時が来たら」
谷神錬磨:「その時でなくとも止める」
水波賢哉:「……腕相撲キングと腕相撲クイーン」なんとはなしに口にした。
谷神錬磨:「……キングとクイーン……まさか、ここに……!?」 きょろきょろする
月代コヨミ:「せっかく料理大会で優勝したのだ。望も、朝比奈食堂としてひとつ出張店を出してはどうだ?」
月代コヨミ:「あのアクアパッツァとかな。あれは売れる! 売れるぞ~!」
朝比奈 望:「あはは、コヨミちゃんがそういってくれるのは嬉しいけど。」
朝比奈 望:「どっちかというと僕はこうして歩いてる方が好きだから。」
朝比奈 望:「中学生の時はお囃子やってて、そんなに回れなかったしねえ。」
朝比奈 望:芸術:お囃子
朝比奈 望:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,1,2,7,9] → 9
GM:太鼓を叩いているのは地元の小学生や中学生です。といっても、田舎だから大した人数ではないが……
GM:子供の頃からQ町に住んでいる者なら、誰もが一度は自治会の太鼓連に入っただろう。
名塚佑:「昔はあれ練習したな」
名塚佑:「こんなのイミあるかなーって思ってた」
朝比奈 望:「えー、上手だなーって思ってたのに。」
綾瀬春奈:「したした。私、今でも叩けるよ」
谷神錬磨:「俺も記憶がある」
谷神錬磨:知識:電子機器(お囃子)
谷神錬磨:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 8[2,8]+2 → 10
名塚佑:電子機器!?
朝比奈 望:ずるいw
GM:シンセサイザーw
月代コヨミ:「錬磨はどうだ? まだ叩けるか?」
谷神錬磨:「踊るよりも奏でる方が好きだった」
谷神錬磨:「むしろ依然より正確に叩けると思う」
朝比奈 望:「すごいなあ、僕もうそんな自信ないよ。」
名塚佑:「ボクも、忘れてなくても体がもう覚えてないかも」
朝比奈 望:ちょっと笛の音を口ずさみながら指で太鼓のリズムを刻んでみる。やっぱり難しい
朝比奈 望:「賢ちゃんたちは、お囃子とかやってた?」
朝比奈 望:水波くんと藍坂さんに聞いてみる
谷神錬磨:「そうか。都会では……どうなのだろう」
水波賢哉:「僕は今とあんまり変わらないぞ。ま、好きなことだけ打ち込んでたよ」
水波賢哉:肩に背負った長袋をクイと動かし。
藍坂紗良:「うちの周り、ビルだらけだったからなあ。太鼓はプロの人が招かれて叩くものだったし」 都会出身。
藍坂紗良:「東京のイベントってそんなのばっかりなのよ。私はQ町のほうがアットホームで好きだな」
朝比奈 望:「プロ!?」
朝比奈 望:「すごいなあ、うちにも和太鼓のグループはあるけど…プロ…!都会は凄いなあ…」
朝比奈 望:羨望のまなざし
谷神天音:「ふふん! こっちにだって都会帰りの佑ちゃんがいるもん!」
名塚佑:「え、そ、それは」
名塚佑:「そう……だね。東京は和太鼓だって……プロだし……」
名塚佑:「ゴニョゴニョ……」
谷神錬磨:「……屋台の遊びに興じたことは?」
水波賢哉:「こっち来るまでなかったな。僕や、前に会った千太郎みたいなのは、まあ、幼少期はつまらないもんだよ」
名塚佑:「東京のお祭り……」
GM:君たちの会話を眺めているあいだ、コヨミはずっと笑顔だ。……というより、見るからに活力がみなぎっているように思える。
GM:神は信仰で生きる存在である。言ってみれば、多数の人間からうっすらとした絆を結ばれることで形を保つことができる。
GM:神社の境内に人がいる。ただそれだけで、自然と本来の力を取り戻せているのだろう。
水波賢哉:「神戸の祭りもまあ派手だったな。情緒はQ町に比べると薄いけど」
朝比奈 望:「いいなー、一回、そっちのお祭りもいってみたいなー」
朝比奈 望:「佑ちゃんが案内してくれたら、きっと楽しいと思うな。ね、コヨミちゃん。」
月代コヨミ:「うむ、そうだな。別に東京でなくともよい」
月代コヨミ:「Q町を離れている間、きっと別の地で楽しい思い出があっただろう。楽しい祭りもあっただろう。そこを案内してくれたら、きっと楽しい」
名塚佑:「そうしたいな」微笑む。
名塚佑:本当は魔術の修行しかしていない。そもそも本当の思い出はQ町ではなく、Q市のことだ。
名塚佑:望んだ、嘘の世界。このQ町こそが、ヨミ姉ちゃんにとっての“東京”だった。
月代コヨミ:「……祭りは」 少し遠くを見るような目になる。
月代コヨミ:「いいものだ。神がまだ人々の心の中に在る、と実感できる」
月代コヨミ:「我らはまだ不要な存在ではないのだと、言葉ではなく心で理解できる」
月代コヨミ:「嬉しい。嬉しいものだ」「ずっと祭りが続けばいい……そう望みそうになるくらいには」
朝比奈 望:「続くよ。」
朝比奈 望:「こんなに楽しいお祭りだもん。」
月代コヨミ:「うん。そうであってほしい」 どこか寂しそうに笑う。
GM:前シーンに引き続き、君たちは情報収集が可能です。
GM:まずひとつは、最後まで後回しに……ううっ、かわいそうに……なった、ヴァイスについて。
[未]ヴァイス / "白"のツキガミについて <情報:UGN>6、<意志>か<交渉>8
GM:これですね。
GM:もうひとつは【"儂"の正体推測】。これは、えーと、技能どうしようかな!
既存知識から推測するなら、<情報:UGN><知識:レネゲイド>。
みんなと相談するなら<情報:噂話>。
直感、魔術に頼るなら<知覚>、(<交渉>:名塚佑のみ)。
GM:こうかな。難易度は8にしましょう。これは完全ボーナス項目なので、一回も抜けなくてもゲームになんら支障はありません。
水波賢哉:ヴァイスちゃん誰が振ります?
谷神錬磨:ヴァイスちゃんは私に任せてください……
GM:あ、正体推測はプライズ! 一番高い人のを採用するよ!
GM:悟りました……
谷神錬磨:もう財産ポイントも残っていない! プライズに挑戦してもいい結果は残せないでしょう!
朝比奈 望:やってちまってください、旦那ぁ!!
谷神錬磨:ここは!この私に、情報:UGN6を突破する栄光を!
谷神錬磨:いきます!エグザイルの導きを………!
谷神錬磨:3dx=>6
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[5,9,10]+7[7] → 17 → 成功
GM:えっ強!
谷神錬磨:ふっ……悟りました………エグザイルの偉大さを…
GM:じゃあ先に開示しましょう。ヴァイスについて。
GM:■ヴァイス / "白"のツキガミについて
コヨミから分離したツキガミ分神の一つ。司るものは破壊と再生。
天災や戦乱による大規模破壊。
そういった災厄に見舞われるたびに人々は一致団結し、集落を立て直してきた。
破壊と再生。二つの相反する想いが集まり、神の形として昇華されたものが"白"である。
その成り立ちを反映してか、
天真爛漫で新しいもの好きな『再生』と古めかしく厳格な『破壊』、二つの人格を併せ持つ。
『再生』時はモルフェウス、『破壊』時はサラマンダーシンドロームが強く表に出るようだ。
必殺技は絶対絶殺四連魔剣、"星花雪月クアドラストライク"。
炎の渦を作り出して敵を一箇所に集め、回避不能の大爆発で敵陣を薙ぎ払う、致命必至の四連撃。
GM:他のツキガミと同様、人の想いからうまれた一柱です。戦闘能力はおそらく、ツキガミの中でも随一。
GM:搦手を使う"赤"や、眷属を使役する"黒"とは違い、純然たるパワーで敵を圧倒する破壊の化身です。
GM:錬磨くんは、Q市で戦った事を思い出したということにしてもいいし……藍坂や天音、あるいは
GM:ヴァイス本人が得意げに自分の能力を話したことにしてもいい。
GM:あっ、一個大事なこと抜けてた!
GM:【追加】
Q市の際は、今回と同じくヴァイスが自主的に帰還。
最後の思い出に……とヴァイスの遊びに付き合ったが、最後の最後に"白"がコヨミ抹殺のために裏切り、攻撃を仕掛けた。
GM:『コヨミは神としての力を失い、朝比奈や天音をはじめ多くの人の命を危険に晒した。こんな神は滅びなければならない』。
GM:そういう理屈でした。それを君たちは撃退した……という感じです。
GM:錬磨くんは情報収集ロールをしてもいいし、先にプライズ判定をやってもいいぜ!
谷神錬磨:先にプライズ判定を!
谷神錬磨:どうぞ!
GM:ほいほい。じゃあ、【"儂"の正体推測】。情報UGN、知識レネゲイド、情報噂話、知覚、(交渉:名塚のみ)で、最低難易度は8。
水波賢哉:じゃあやりましょうか。全員で振って高いの出したものの手柄
GM:錬磨くん以外の人は振っても振らなくてもいいです。
名塚佑:当然やらせてもらおう……交渉でな!
朝比奈 望:ブチのめしたらあ!!
名塚佑:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[2,3,3,6,7,9] → 9
名塚佑:アヤーッ!?
水波賢哉:要人への貸し使用してUGNで
朝比奈 望:噂話じゃー!
水波賢哉:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[3,3,4,8,10]+2[2]+4 → 16
谷神錬磨:アアーッ!
朝比奈 望:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[2,5,7,9]+4 → 13
名塚佑:そ、そんな……バカな
GM:そ……ソラリスが負けた!
朝比奈 望:くっ、水波くんに負けた…!
正体推測(1)
ひとつ確定したことがある。口調こそ違うが、「儂」発言をしたのはコヨミだ。
声紋、あるいは声の高さなどからも、"儂"が【ツキガミのいち人格である事】は間違いない。
GM:これは絶対確定です。断定ロールをしても構わない。
GM:つまり、――六人目。
GM:六人目が、コヨミの中にいる。
GM:達成値が20なので、もう一個かな。(2)も公開します。
GM:20じゃない、切り上げで2だw
水波賢哉:あ。じゃあ財産4つかっていいですか?達成値20にして3があるなら抜きたいです。
GM:うおっ、いいでしょう
水波賢哉:では財産全つっぱ
名塚佑:いや、待った!
GM:なに!
名塚佑:待ったをかけていいですか
GM:あっ!
GM:ど、どうぞ……! なんかイヤな予感がするけど
名塚佑:財産で4上げるくらいなら
名塚佑:《夢の雫》で14上げませんか?
水波賢哉:魔術!
名塚佑:私は侵蝕一番低いし、これで2段階ブーストできるなら悪くない……!
名塚佑:プライズなどさっさと切り上げ、日常ほのぼのシーンを楽しみましょう
GM:な、なんてヤツだ
GM:ミドル戦闘もまだだというのに……! GMはOKです。その場合、賢哉くんの財産仕様は取り消してもいいでしょう。
水波賢哉:14上がると財産使わずにちょうど30になる
名塚佑:《夢の雫》使用。水波くんを元気にしてあげて
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:63->66)
水波賢哉:それで行きましょう!
GM:じゃ、じゃあ4……一気に情報が公開されます。
正体推測(2)
『儂』は強力な力を持つジャームである。
魔術で言うところの『陣』を広げ、ツクヨミに接続していなかった水波らを強制的にQ町へ引きずりこんだ。それほどの力を持っている。
正体推測(3)
にもかかわらず、『儂』は、名塚が探り当てた例の独り言以降ひとつも発言していない。
コヨミの意志によるものだろう。強大な力を持つはずの『儂』が、一時的に封じられている。
正体推測(4)
VR空間に水波らを閉じ込めたのは、コヨミの意志ではなく、『儂』の意志である。
正確には『儂』に乗っ取られかけたコヨミが、水波らとの絆を思い出し、神としての主権を取り戻した。
それでも完全に『儂』を追い払えたわけではなく、現に今も、水波らがログアウトする手段は『儂』によって封じられている。
GM:こんなところですね。ここまでは確定ロールしていいくらい確定です。
GM:……神は、信仰によって力を得る。
GM:だがそもそも、土着神への信仰というのはきわめて緩いものだ。『なんとなくそういう神様がいる』程度のもの。
GM:それよりも、遥かに強い力を得られるのが――強く太い絆。水波らと結んだ絆の力。
GM:今のコヨミは、君たちと結んだ絆の力によって『儂』を抑え込んでいます。Q市とQ町の両方で事件を乗り越えた事もあり、絆はより強固になっている。
GM:そして、現状で正体推測できるのはここまでです。これ以上はやはり、コヨミに直接聞くしかない。
GM:『儂』は何者なのか。コヨミは今、何をしようとしているのか。
GM:――なぜ、『儂』は生まれたのか?
GM:そこは直接聞くしかないでしょう。以上です。
GM:夏祭りの中で、少しずつ蘇ってくる記憶がある。今回君たちが思い出したのは、ヴァイスに関する記憶だろう。
GM:また、君たちは各自、『儂』の正体について考察を重ねているかもしれない。
ヴァイス:「でも、やっぱりお祭りはいいよね~。平和でさ~」
ヴァイス:「わたし、本気を出したらたぶんツキガミの中でいちばんつよいけど、戦うのは面白くないもん!」
ヴァイス:「マリカーとかイカやってるほうが楽しいよ」 カラフルなチョコバナナを頬張っている。
GM:コヨミは綾瀬や天音と盆踊りに参加しています。現実世界のことを口に出しても問題ないでしょう。
谷神錬磨:「それは助かる。ばいす、と白は強い……」
水波賢哉:「へぇ、戦うのは面白くないか。いや、耳が痛いね。僕よりヴァイスの方がUGN向きかもだよ」
水波賢哉:烏賊焼き食べながら、少々バツが悪そうな顔をする。
朝比奈 望:「UGNって水泳大会で船を作っちゃう人にも務まるんだっけ?」
ヴァイス:「うっ」
水波賢哉:「レネゲイドの力を作って海を横断する事が求められてる場合は、評価項目だな」けらけらと笑う。
ヴァイス:「そ、そうだよね! よかったよかった!」
名塚佑:「ヴァイスはなんでも全力で遊ぶよね」
名塚佑:「今日はびっくりした。魔術師の才能があるよ」
ヴァイス:「えっ」
ヴァイス:「……魔術師って遊んで暮らせるジョブなの!?」 曲解!
朝比奈 望:清三さんを思い浮かべて、遊んで暮らしてそう…とか思ってる
GM:遊んで暮らしています。名塚の実家は裕福で、少なくともまともに働いてはいない。
谷神錬磨:清三氏は働いてなさそう……と思ってる
水波賢哉:清三は誰かを働かせて自分は好きなことしかやってなさそう。と思っている。
名塚佑:(ひいおじいちゃんは働いてなかったな……)
ヴァイス:「でもさでもさ、私だって、別にふざけてるわけじゃないんだよ」 《万能器具》で【NO】の木札をつくる。
ヴァイス:「なんで自分が生まれたのか、って考えたことない? あるでしょ? あるよね?」
谷神錬磨:「……。ああ。なくも……ない……かもしれない」
朝比奈 望:「うん、わかるよ。」
朝比奈 望:脳内の清三さんのイメージを打ち消しながら言う
水波賢哉:「僕は今でも考えてるし、赤にはそれを伝えたりもしたよ」
名塚佑:「ぼくは、あったな」
ヴァイス:「ほらほら! あるでしょ!」
ヴァイス:「私は、人々の『村や町を再建しよう~』っていう意志から生まれたんだ。なにかを造ったり、再生させたりするのが存在意義なんだよ」
ヴァイス:「自分のうまれた意味っていうのはさ。やっぱ大事にしたいじゃん!」
ヴァイス:「だから四六時中、なにかを作ってるわけ! 自分が存在する理由を忘れたくないからね!」 《万能器具》。ゴムヨーヨーを造る。
朝比奈 望:「ん、そうだね。やりすぎちゃうこともあるけど、ヴァイスちゃんはいつでも真剣でいてくれるから、好きだよ。」
ヴァイス:「ええっ好き!?」「えっうれしい。結婚する……?」
ヴァイス:「いや、でも私にはレンくんがいるしなぁ。『お前を助ける』って言われちゃったし……」
朝比奈 望:「あはは、錬ちゃんにはかなわないなあ。」
谷神錬磨:「……どちらにしても、戦わずに済むのはいいことだ」
谷神錬磨:「かつては、そうはならなかったようだから」
ヴァイス:「うん。そだね~」
名塚佑:「いいね」笑う。
名塚佑:「作る力が一番強いっていうのは、いいな」
水波賢哉:ちょいと複雑そうな表情を浮かべる。創造が存在意義ならそれは平和だろうし、皆に望まれやすいだろう。
水波賢哉:だが、逆なら?破壊が存在意義だった場合は、それは許されることだろうか?
水波賢哉:「……自分のうまれた意味か。いやヴァイスは平和で前向きで僕としても好ましいけどさ」
水波賢哉:「白はどう思ってるのかもちょっと聞きたいね」
ヴァイス:「あっほんと? 聞いてあげて聞いてあげて、本人も喜ぶよ!」
ヴァイス:「おーいおーい! 出ておいで~!」 自分の右頬をつんつん突く。
ヴァイス:「…………」
"白"のツキガミ:「…………く、くそ」
"白"のツキガミ:「賑やかな場は苦手だから、あいつに任せていたのに……無理やり替わられた」
谷神錬磨:「斬新な呼び出し方だな」
名塚佑:「“白”……!」
"白"のツキガミ:「久しいな。名塚佑、谷神錬磨、それから水波賢哉」
"白"のツキガミ:「朝比奈望には最初に挨拶したが、そういえばお前たちにはまだだった。許せ」
水波賢哉:「やれやれ、なんか悪かったな。わたあめでも食べる?」
"白"のツキガミ:「要らん。神は本来、ヒトのように食物を必要とはしない」
"白"のツキガミ:「信仰があれば、それで良い」
谷神錬磨:「健勝そうだな。何よりだ」
名塚佑:「覚えてる。少しだけど」
名塚佑:身構える……ような姿勢になる。素人丸出し。
水波賢哉:「お久しぶり。どうも記憶としてはいまいち実感ないけどな。信仰が心の栄養ならお前も祭をそれなりに楽しんでる?」
"白"のツキガミ:「そう構えるな。お前たちと戦うようなことは、もうないだろう」
"白"のツキガミ:「……楽しんでは、いる」
"白"のツキガミ:「まるで……現実……そのものだからな。私たちツキガミが必要とされていた頃の、Q町だ」
GM:"白"もまた、自分たちが不要とされている事については思うところがあるのだろう。少しだけ寂しそうな声を出す。
名塚佑:「……“白”は、どうしたいの?」
名塚佑:「何か目的はあるの?どうして今度はボク達を助けてくれるの?」
"白"のツキガミ:「コヨミを滅ぼす」
"白"のツキガミ:「私の目的はそれだ。結果的に、お前たちを脱出させる事がそれに繋がると思った……だから協力している」
水波賢哉:「それが白の存在意義か?さて、じゃあなんでコヨミちゃんを滅ぼすんだ?」
水波賢哉:「理由を口にして欲しいもんだよ。白の口からね」
谷神錬磨:「……消えてしまいたい、のだろうか」
朝比奈 望:「うん、コヨミちゃんがいなくなったら、白ちゃんたちも、いなくなっちゃうんだよ?」
ヴァイス:「莫迦を言え。私とて、別に死にたいわけではない」
ヴァイス:「矜持だ。神としての誇りが、そうさせる」
ヴァイス:「ツキガミ……コヨミはもう限界だ。信仰は衰え、力は失い、我ら分神を裡に留めておくことすらできん」
ヴァイス:「力を制御できない神など、ただの災厄だ」
ヴァイス:「それは……ここまで戦いをくぐり抜けてきたお前たちが、いちばん分かっているのではないか?」
GM:! ヴァイスに戻ってる!
"白"のツキガミ:「それは……ここまで戦いをくぐり抜けてきたお前たちが、いちばん分かっているのではないか?」
GM:破壊の力。誰からも望まれないがゆえに、強い想いが神となった存在。――白。
GM:その彼女だからこそ、力の扱いに関しては強いこだわりがある。
GM:『力を持つものは、力を制御する義務がある』という。
水波賢哉:「そうか。なるほど、白のいう事はもっともだ。間違ってないな。僕としては共感できる部分もそりゃ、あるさ」
水波賢哉:「でも逆に、そこをクリアできたら、当然、コヨミちゃんを滅ぼす理由はなくなる訳だ」
"白"のツキガミ:「できるか? 喪われつつある信仰を取り戻すのは、容易い事ではないぞ」
"白"のツキガミ:「時代は変わった。神の時代は終わったのだ」
"白"のツキガミ:「力が衰え……分神を抑えられない本体など、およそ生きている価値がないと思うのだがな」
朝比奈 望:「それが、白ちゃんの神様としての見方なんだね。」
谷神錬磨:「……どう、だろうな」
谷神錬磨:「神の居場所か……」
名塚佑:「錬磨は、どう思うの?」
"白"のツキガミ:「谷神錬磨。お前とて、生きづらさは感じているはずだ」
"白"のツキガミ:「もはや戦乱の時代ではない。ひっきりなしに鬼を狩る時代でもない……」
"白"のツキガミ:「時代は変わった。そうだろう」
谷神錬磨:「……いや。……いいや……そう。時代は変わった」
谷神錬磨:「それは確かだ。だが、居場所は……。俺や神々の居場所は、なくなっただろうか?」
谷神錬磨:「……うまく言えない。コヨミに言うべきことかもしれない。……考えておく……」
名塚佑:「……」黙ったままだ。
名塚佑:錬磨に話を振ったのは、同じだと思っていたからだ。谷神の技。名塚の魔術。
名塚佑:そして、望の遺産。どれも――今の時代に取り残されていって、いずれ消えるものだ。
水波賢哉:「さて、じゃあ僕は問いに答えておくよ。白」
"白"のツキガミ:「問い? ああ」
"白"のツキガミ:「先ほどのか。再度言うが、容易い事ではないぞ」
水波賢哉:「できるか?と問われれば、やるさと答える。じゃなきゃこの決闘場に僕が降り立った意味はないだろ?」
"白"のツキガミ:「精神論か……」
"白"のツキガミ:「どんなに心で願っても、出来ない事は出来ない。それを分かっているのか?」
水波賢哉:「信仰と言う鎧に絆と言う刃が立ち向かう、そういう話だ。その手の事にかけてはUGN(僕)はプロだぜ」
"白"のツキガミ:「…………絆、か」
"白"のツキガミ:「……そうだな。ツキガミに対する強い絆があれば……信仰を取り戻すのに時間がかかったとしても」
"白"のツキガミ:「その絆が、神としての我らを生き永らえさせてくれるかもしれんな」
"白"のツキガミ:「まあ、未来など知ったことではないが。私はお前たちを脱出させるのに全力を尽くすだけだ」
名塚佑:「“白”」
"白"のツキガミ:「なんだ」
名塚佑:「もしも……そんな『出来ない』手段じゃなくても」
名塚佑:「まだ神として生きていられる方法があったら、“白”ならどうする?」
"白"のツキガミ:「……………………」
"白"のツキガミ:「……力を暴走させず、誰も傷つけず。かつての神として生きられる方法があったら、か?」
名塚佑:「それは、願いが3つだ」
名塚佑:「『ランプの魔人』が特別なのは、『何でも願いが叶う』からじゃない」
名塚佑:「『3つも』叶えられるからだ。かつての神として生きられる方法があったら、どうする?」
"白"のツキガミ:「………」
"白"のツキガミ:「……私が考える神とは」「力を暴走させず。誰も傷つけず。民を見守り、慈しみ、時に力を貸す存在だ」
"白"のツキガミ:「それらのどれが欠けても、神ではない。もし、どれか一つでも欠けた状態で生きるのなら……」
"白"のツキガミ:「やはり、死ぬ。そのような不完全な神は、在ってはならないだろう」
"白"のツキガミ:「自死すべきだ」
名塚佑:「……。“白”は、立派な神様だね」
名塚佑:「ヴァイスの時の意識を聞いているか分からないけど」「それをしようとしている相手がいるかもしれない」
"白"のツキガミ:「らしいな。しかも"我ら"――ツキガミの中に存在する可能性が高いときた」
"白"のツキガミ:「許せん事だ。断固殺す」
水波賢哉:「そいつの正体はわからないの?または僕らが探る何らかの切欠とかさ」
"白"のツキガミ:「わからん。『儂』の独り言とやらも、我々は聞いたことがない」
"白"のツキガミ:「……だから、コヨミに聞くしかないのだろうが……わかっているな」
"白"のツキガミ:「もはや、止めん。止めんが」
"白"のツキガミ:「聞くならせめて、三日目の夜。脱出直前にしておけよ」
谷神錬磨:「危険だから、か?」
"白"のツキガミ:「そうだ。今……二日目の今は、まだ"ろぐあうと"用の門を開く準備が整っていない」
"白"のツキガミ:「門の準備さえ出来た後なら、なにかあっても逃げられるだろう」
朝比奈 望:「うん、ありがとう。」
朝比奈 望:「白ちゃんの話が聞けて、よかった。」
朝比奈 望:消えるべきだとは思っていても、消えたいとは思っていない。コヨミちゃんに近い”白"がそう言ってくれているのを聞いて、少し安心している。
"白"のツキガミ:「聞かれたから答えただけだ」 不機嫌そうに鼻を鳴らす。
水波賢哉:「いや、僕が思うよりも三十倍は話の分るヤツでよかったよ。気が向いたらもっと外に出ても良いんじゃない?その時は歓迎するぜ」
水波賢哉:「破壊の神格って言ってたから少しは不安だったんだ」
朝比奈 望:「ねえ、白ちゃん。」
"白"のツキガミ:「逆だ。ただ災厄を生む破壊の力だからこそ、柱の中でも一番の自制心を……」
"白"のツキガミ:「……ゴホン。なんだ」
"白"のツキガミ:頑張ってますアピールをやめ、望くんの方を見る。
"白"のツキガミ:「まだ何かあるのか? 会話を作るのは苦手だ。さっさとヴァイスに交代したい」
朝比奈 望:「僕は、コヨミちゃんの力が衰えても、失くなっても、それで生きている価値がなくなるなんて、思わないよ。」
"白"のツキガミ:「……そうなのか」
朝比奈 望:「だから、うん。」
朝比奈 望:「あんまり、コヨミちゃんと、自分を責めないであげてね。」
"白"のツキガミ:「………………」
"白"のツキガミ:「……………………。おい」
"白"のツキガミ:「ひとつ、お前たちに聞いておきたい」
"白"のツキガミ:「お前たちは…………」
"白"のツキガミ:「つまり……」「神とか、そういうのは、関係なく」 ペラペラ喋るヴァイスとは正反対に、言葉をつなぎ合わせている。
"白"のツキガミ:「"私たち"を必要としてくれているのか?」
"白"のツキガミ:「我らは……神でなくなっても、生きていていいのか?」
"白"のツキガミ:「どうなのだ。全員、考えを言え」
朝比奈 望:「僕は、白ちゃんたちが神様として消えちゃうより。」
朝比奈 望:「ただの友達として残ってくれた方が嬉しいな。」
朝比奈 望:力に誇りと、責任を持つ白ちゃんには残酷かもしれないけど、と思いながらそう言い切ります
"白"のツキガミ:「……朝比奈望らしい」
"白"のツキガミ:「実に甘っちょろい考えだな」 鼻を鳴らす。
"白"のツキガミ:「谷神錬磨はどうだ。言え」
谷神錬磨:「いまさら、聞くのか……?」
谷神錬磨:「コヨミや白が神だから、俺たちは親しくしていた。そんなはずはない」
谷神錬磨:「……わかってもらえると、嬉しい」
"白"のツキガミ:「……。ふん……」
"白"のツキガミ:「次。どちらでもいい。言え」
名塚佑:「……“白”がそう聞くってことは」
名塚佑:「“白”自身も、神であることが絶対だと思ってないってことだよ」
名塚佑:「神の力を失って、生きていいのか、死んでしまいたいのか……」
名塚佑:「ボクは、ヨミ姉ちゃんや“白”や……ヴァイスが、自分で決めるべきことだと思う。それは心の願いだから」
”白"のツキガミ:「……私の心は決まっている」
”白"のツキガミ:「決まっている……はずだ」
名塚佑:「でも、ヨミ姉ちゃんはきっと分かってる」
名塚佑:「理由もなく……神や、何かをしてくれる者としてじゃなくて、愛したり、愛されたりするのは」
名塚佑:「とても幸せなことだって……」
”白"のツキガミ:「どうだかな。わからんぞ? ヤツがすべての元凶である可能性は零ではないのだ」
”白"のツキガミ:「まあ、いい」
”白"のツキガミ:「……」 目を閉じる。名塚の指摘でわずかに生まれた動揺を殺すように。
”白"のツキガミ:「最後だ。水波賢哉」
”白"のツキガミ:「お前は、ある意味でもっとも我らツキガミに近い存在だと思っている」
”白"のツキガミ:「町を見守り、力を制御し、人々を守る……そうだな?」
”白"のツキガミ:「そんなお前は、力を失いかけた我らを必要としてくれるのか」
水波賢哉:「そうだね。僕が物心つく時より何度も聞かされた言葉さ、それは」
水波賢哉:「……皆で飯を食べた時さ」
水波賢哉:「実は一つだけ嘘をついた」
水波賢哉:「作戦練ってる時は完璧な仕事だとか言ったけどね、本心はそうじゃない。そんなのはお為ごかしだ」
”白"のツキガミ:「なに?」
水波賢哉:「コヨミちゃんは僕の恩人で、数少ない友人だから何が何でも助けたい。だから個人的な肩入れもするし、粘れるだけ粘るし、UGNの決定にも逆らうさ。そう、誰にも文句を付けられない結果を出して裁定自体を覆す」
水波賢哉:「僕は好きな人間(かみさま)を贔屓すると決めた。コヨミちゃんに恩を返さなきゃ、格好悪くて自分を誇って生きるのが難しくなる」
水波賢哉:「だから、やってやるのさ。そういう事だよ」
”白"のツキガミ:「…………」
”白"のツキガミ:「………………」 腕組みをして考え込む。
”白"のツキガミ:「おい。水波賢哉」
”白"のツキガミ:「……わたあめを寄越せ。やはり、食べる」
朝比奈 望:その様子を見て嬉しそうに笑う
谷神錬磨:「……よかったな」
水波賢哉:「どうぞ。僕の柄にもない台詞に少しは心が動いた?」
水波賢哉:「だとしたら言った甲斐があったよ。綿飴くらい甘いけど、ふわふわしてないと自負してるんだけどさ」
水波賢哉:笑いながら渡します。
”白"のツキガミ:「チッ……知ったことか」
”白"のツキガミ:「お前たちの長話に付き合っていたら腹が減っただけだ」 バクバクと一瞬で平らげる。
”白"のツキガミ:「私は戻る。いいか、忠告はしたぞ」
”白"のツキガミ:「話すなら明日の夜、脱出直前だ。危険は冒すなよ!」
”白"のツキガミ:「………………」
ヴァイス:「だって!」 戻ってきた。
水波賢哉:白にロイス取ります 好感○/不安 で
GM:Fですか? えっ、まさか通常?+
水波賢哉:通常で!
GM:すごーい! やったー!
ヴァイス:「もー、ああいう性格だから、ほっといたらずーっと出てこないと思ってたから!」
ヴァイス:「ありがとうね。話してくれて」 君たちに深々と頭を下げる。
名塚佑:「ヴァイス。“白”に、ありがとうって伝えて」
ヴァイス:「えっ? 東京ちゃんがお礼言うようなことあった?」
ヴァイス:「私たちがお礼言うならわかるけど」
谷神錬磨:「俺もだ。話しやすくて助かった」
ヴァイス:「まじか」
水波賢哉:「聞こえてるなら、ヴァイスの中で無茶苦茶照れてるんじゃん?」
ヴァイス:「照れてる照れてる! や~ん、かわいいな~!」 両頬を抑えて顔を振る。
朝比奈 望:「白ちゃんにはお礼にわたあめ渡せたから、ヴァイスちゃんにはリンゴ飴買ってあげるね。」
朝比奈 望:「あれも美味しいよー」
朝比奈 望:「佑ちゃんも食べる?リンゴ飴。」
朝比奈 望:一緒に買い物に行きたいムーブ!
名塚佑:「……うん」
名塚佑:じゃあ、頷いて後ろについていきますね。
朝比奈 望:「適当なとこに座っててー」
朝比奈 望:といいながら人ごみの方に向かっていきます
名塚佑:手持ちのチョコバナナとかを食べながら、屋台の光の中を歩く。
名塚佑:木々の隙間に並んだ人の活気と、声。灯り。
名塚佑:「……信じられないよね」
名塚佑:「全部、作り物だなんて」
朝比奈 望:「…だねー。」
GM:すべてが作り物なのに、すべてが現実そっくりだ。この祭りも、学校も、朝比奈食堂の活気も……何もかも。
GM:理想郷だろう。現実世界で信仰を失いかけている、ツキガミにとっては。
朝比奈 望:「そのことがわかってからさ。」
名塚佑:「うん。」
朝比奈 望:「もっとここが偽物みたいに、色あせて見えるかなって思ったんだけどさ。」
名塚佑:「……うん」
朝比奈 望:「でも、全然そんなことなくて、この町は僕のふるさとだし、お母さんは、お母さんとしか思えなくて。」
朝比奈 望:「……おかしいよね。この町も僕の故郷じゃないし、お母さんも、本当はお母さんじゃないのに」
名塚佑:「うへへ……ボクも、そう思ってた」
名塚佑:「相手が本物じゃなかったら、その人を大切に思う心って、なんだろうね」
名塚佑:「――“神”は、最初はこの世にいなかったんだよ。魔術の考えでも、そうなんだ」
朝比奈 望:「神様が、世界を作ったんじゃないの?」
名塚佑:「宗教では、そう教えてるかもしれないけど」
名塚佑:「そこにある『人』とか『物』を信じるんじゃなくて、何か……もっと漠然とした、存在しない『何か』をみんなが信じて」
名塚佑:「最初は存在しなかった『何か』が、逆に人の意識を動かすようになるんだって……」
朝比奈 望:佑ちゃんの言葉はわかるようでわからない。
朝比奈 望:でも言葉の外を通って何が伝わってくる気がする。昔とは違うかもしれないけど、そんな佑ちゃんの声を聴くのは、好きだ
朝比奈 望:「昔、お母さんが悪いことをしちゃだめだよ、お天道様がみてるんだからってよく言ってたけど。」
朝比奈 望:「僕、それを本気にして太陽から逃げようとしちゃって、でも太陽が全然消えないから町の外までは知っちゃったことがあるんだけど」
朝比奈 望:「それも、同じようなものなのかなあ。」
名塚佑:「そう!そういうの。それが、神様なの」
名塚佑:「でも、ヨミ姉ちゃんが本物だって、偽物だって――」
名塚佑:「最初からどこにもいなくたって…………。望。嘘じゃないよね……」
朝比奈 望:「うん。」
朝比奈 望:「きっと、そうだよ。」
朝比奈 望:嘘じゃ、ない。相手が本物じゃなかったとしても。
名塚佑:「ボクは……ボクは、ヨミ姉ちゃんがこのまま消えてしまいたいなら……町と一緒に……って、言ったけど」
名塚佑:「本当は」
名塚佑:「怖くて……ずっと信じていて、ボクが愛していた『Q町』が消えちゃうのが……怖くてさ……」
朝比奈 望:佑ちゃんが錬ちゃんを一番大切に思ってても、僕が佑ちゃんを大切に思ってる気持ちが嘘じゃないように。自分の気持ちだけは、本物のはずだ。
朝比奈 望:そうであってほしい。
朝比奈 望:「消えないよ。」
朝比奈 望:「『Q町』が『Q市』になっても。」
朝比奈 望:「『Q町』が消えたわけじゃない。僕だっているし、錬ちゃんもいる。佑ちゃんの知ってる人は、たくさんいる。」
名塚佑:「でも……でもさ、もう二度と、こんな夏は来ないかもしれない」
名塚佑:「夏祭りなんて、誰も覚えていないかもしれない!神社の森だって、なくなってるかも!」
名塚佑:「望も錬磨も……もしかしたら別の町に進学して、どこかにバラバラになっちゃうかもしれない!」
朝比奈 望:「佑ちゃんも、大好きなんだね。この町が。」
名塚佑:「……ヨミ姉ちゃんの願いがこの町なら……幸せな夢のまま死んでいきたいと願ってるなら……ボクが願ってたことと同じだ」
朝比奈 望:「僕は、違うな。」
名塚佑:「……望」
朝比奈 望:「僕は、幸せな時間が、幸せな時間なまま止まってほしいんじゃなくて。」
朝比奈 望:「多分、皆が、それぞれ幸せになるような道を、歩いていってほしいと願ってるんだ。」
名塚佑:「……それが」微笑む。
朝比奈 望:「離れても、遠くにいても、一緒に歩いていてほしい。うん、多分。」
名塚佑:「それが望の本当の願いなんだね」
朝比奈 望:「うん。佑ちゃんが転校した時も、きっとずっとそう望んでた。」
名塚佑:「そうだったんだ。ボクは……」
名塚佑:あれから先に進めなかった。時計は止まったままで、あの頃の友達の望や錬磨と一緒にいることだけを望んでいた。
名塚佑:その一つの願いもなくなってしまって、今、何をすべきかもわからない。
名塚佑:「……ボクは、どうしようかな?」気が抜けたように、情けなく笑う。
朝比奈 望:「のんびり、しててもいいんじゃない?」
朝比奈 望:「僕たちまだ高校2年生だよ?進路でせかせかするにはちょっと早いよ。」
朝比奈 望:冗談めかしたように笑みを浮かべながら言う
名塚佑:「それは……望だって、錬磨だって……水波くんだって、同じじゃない」
朝比奈 望:「ん、だから。」
名塚佑:「……戦ったり……誰かが死んだり、生きたり。消えたり、忘れたり……」
朝比奈 望:あ、今のなし!アクマ!
名塚佑:「そんなこと、本当はみんな、考えるはずじゃなかったのに」
朝比奈 望:「…うん、そうだね。」
朝比奈 望:「でも、僕は今の僕も嫌いじゃないし。今の皆だって、大好きだよ。」
朝比奈 望:「泣きたくなるぐらい怖い思いして、目をそむけたくなるぐらい、自分の情けない面を知って。」
朝比奈 望:「でも、それでも自分を友達だって言ってくれる人がいることも知れたし。自分の願いも、ちょっとわかった気がするし、うん、悪くない。」
名塚佑:「望は……ヨミ姉ちゃんに、幸せになってほしい?」
朝比奈 望:「うん。」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんに、生きていてほしい?」
朝比奈 望:「うん」
朝比奈 望:迷いなく返事をする。
名塚佑:「どちらかしか選べなかったら、どうする?」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「佑ちゃん、たまにいじわるだよね。」
名塚佑:「ボクはずっと、そうやって考えてきたから。」
名塚佑:「だから、魔術師の願いは『1つだけ』なの。そういう時が来た日に、迷うことも、後悔することもないから」
朝比奈 望:「じゃあ、僕は後悔するかもしれないけど、絶対迷わないようにする。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんに、幸せに生きていってほしい。」
名塚佑:「わかった。望。ボクは魔術師で、もう、自分の願いも持ってないから」
名塚佑:(――友達の誰か『一人』の願いを、選ぶとしたら)
名塚佑:「望の願いを叶えることにする」
朝比奈 望:佑ちゃんが、誠意をもって自分に言葉を伝えていることを、なんとなく感じる
朝比奈 望:「ありがとう。」
朝比奈 望:「なんか、佑ちゃんにはお礼を言ってばっかりだね。僕」
名塚佑:「うへへ」
名塚佑:「いっぱい感謝してね。りんご飴も買ってね」
朝比奈 望:「ん、ジュースもつけるよ」
名塚佑:「……幸せになってね」
名塚佑:浴衣の袖で、耳元の髪を拭うようにどける。
名塚佑:「ずっと、友達でいて」
朝比奈 望:「佑ちゃんも」
朝比奈 望:また自分の願いを見つけて、そして幸せになってほしい。そう言おうとしてるのに、言葉が続かなった
名塚佑:「ん」笑う。りんご飴の屋台を遠くに見つけて、駆けていく。
朝比奈 望:虫の音が遠くに聞こえる。
朝比奈 望:Q町は決して色褪せないけど、あれから、虫の音が、ひどく懐かしく響くようになった。
朝比奈 望:この感覚が、この町は自分の街じゃないと思っているからなのか、それとも郷愁に引き込まれてしまっているのかは、よくわからない。
朝比奈 望:佑ちゃんを追いながら、そんな風に感じてます。
GM:----
GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入ができます。購入チャンスは次のシーンが最後なので、コレ含めてあと二回かな。
朝比奈 望:応急手当!
谷神錬磨:購入します。UGNボディアーマーッ!
朝比奈 望:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[2,9] → 9
谷神錬磨:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 8[5,6,8]+1 → 9 → 失敗
朝比奈 望:いえいいえい!
水波賢哉:ボディーアーマー
谷神錬磨:無理!ロイスはなし。以上です!
水波賢哉:2dx+5
DoubleCross : (2R10+5[10]) → 1[1,1]+5 → 6 → ファンブル
名塚佑:照準器を買います。
水波賢哉:おっとレアだ。パスできなかったな
名塚佑:6dx+1>=15
DoubleCross : (6R10+1[10]>=15) → 8[1,2,5,6,7,8]+1 → 9 → 失敗
谷神錬磨:レアだ!
名塚佑:キューッ
朝比奈 望:友達/白/親近感○/隔意
谷神錬磨:T京ーッ
朝比奈 望:Fロイス!!
GM:Fロイスシステム、やっぱりいいな
GM:こうしてシーンの終わりに感情を示して貰えるだけでもなんかうれしい
名塚佑:友達/朝比奈望/希望:○/罪悪感/ロイス
谷神錬磨:あっ、Fロイス! ”ヴァイス”ちゃん側にとりたい。 ばいす/P庇護○/N脅威/ロイス
谷神錬磨:以上です。
水波賢哉:僕も以上
GM:ほいほい!
GM:----
GM:次のシーン。
GM:GMがマスターシーンのことを忘れなかったので、マスターシーンです。
ミドルフェイズ05 - マスターシーン
GM:――Q市ビジネススクエア。
GM:六つのオフィスビルやショッピングモールで構成された、駅前でもっとも賑わっている区画。その中でもっとも高い中央ビルが、Q市UGN支部である。
GM:入居企業の大半はダミー。UGNの"表向きの姿"で使っている偽装企業か、あるいは神城のような裏社会に通じる企業のみ。
GM:そのビルの地下に、月代コヨミがいる。
月代コヨミ:「――"ツクヨミ"か」
GM:地下深く。何度もエレベータを乗り継ぎ、厳重なセキュリティをくぐり抜けた先に、巨大な機械が鎮座している。
GM:全高30mほど。一見すると、プラネタリウム投影機のようにも見えるが……もちろんプラネタリウムではない。
GM:これこそ、RBと一体化することで超演算を行うR災害シミュレータ、"ツクヨミ"である。
GM:コヨミの起源は『レジェンド』――噂を核とするレネゲイドビーイングだ。
GM:コヨミは今、あえて肉体を造らず、情報体のままで"ツクヨミ"のコアと一体化している……。
月代コヨミ:「"ツクヨミ"。月の満ち欠けを見るように、未来に起こりうる災害を読み、未然に防ぐ。この町の新たな守り神か」
月代コヨミ:「そんなたいそうなモノが、我の命を捧げるだけで動く」
月代コヨミ:「安いもの、だな」
GM:まずは、コアと一体化できるかどうかの基本的なテスト。それを越えたら、今度はQ町ステージを使った次のテスト。
GM:少なくとも、コアと一体化はできるらしい。……つまり、
GM:この先のテストに進むためには、やはりみんなに相談をしなければならない。
GM:『コアとなって死のうと思う』という相談を、朝比奈たちに。
GM:月代コヨミにはずっと前から胸に決めていた事があった。
GM:『――もし自分が神でいられなくなったなら』『もし自分が、神の資格を失ったとしたら』。
GM:その時は潔く死を選ぼう。誰かに迷惑をかける前に死のう――と決めていた。
GM:そのつもりだった。そうするはずだったのだ。
月代コヨミ:「……それが……」
月代コヨミ:「守るべき民の……望の命を奪い、多くの人々に迷惑をかけ」
月代コヨミ:「今なお、のうのうと生きている。生き恥を晒している」
月代コヨミ:「賢哉はみなに相談しろと言ったが……佑も錬磨も望も、優しい」
月代コヨミ:「相談すれば、きっと……我がコアになるのは嫌がるのだろう」
月代コヨミ:「こんな我に向かって、"死ぬな"と言ってくれるのだろうな……」
月代コヨミ:「……」
月代コヨミ:「……なあ」
月代コヨミ:「お前たちはどうだ? どう思う?」
月代コヨミ:「我らは、どうするべきだろうか? 再びこうして五人集まった今、意見を聞かせてほしい」
:『――我の方針は変わらぬ。守り神、などという生き方はもう古いのだ』
:『祟りだ!』 『闇夜に潜み、恐怖と災厄をもたらすべきだ!』
:『人を殺めることはなく。ゆえにこそ、人々は闇夜に対する原初の恐怖を思い出す』
:『家に帰ったあと、彼らは家族に闇夜の恐怖を語る。それは新たな信仰の芽生えとなる』
:『わかるな? ツキガミは、夜に生きる魔物として生きるべきだ!』
:『――それで』
:『いつかは"夜噛"に狩られるわけか? 世話ねェな』
:『オレは戦えればどうでもいい。そういう刹那的な起源から生まれたもンだからな』
:『というか、今回の戦いでオレはだいぶ満足した。当代の谷神が死ぬまでは大人しくするさ』
:『まァ、谷神の前にオレらツキガミが死にそうだが! クハハハッ!』
:『――私は見守りたいわ』『この町を、これからもずっと見守っていきたい』
:『だってそうでしょ? 何百年もこの地の発展を見てきたんだもの』
:『死にたくない。できるならこの町でずっと暮らしたいよ』
:『でも……そのせいで誰かに迷惑をかけるのは、本位ではないわ』
:『町のみんなを傷つけたくはない。それが私の最優先事項』
:『――えっとねー! 私たちはねえ!』 / 『何度も言った。力を失った神は自害すべきだ』
:『自害以外の方法はないのかなー? って思うんだけど!』 / 『ない』
:『信仰を取り戻す方法とか、あるでしょ! 公民館でツキガミ紙芝居するとかさ~!』
:『方法自体はあるだろうな。――それで?』 / 『んえ?』
:『その紙芝居が効果を発揮し、我らが信仰と力を取り戻すまでに、どれだけの時間がかかる?』
:『それまでに、信仰を失ったコヨミが再度暴走しないという保証はどこにある?』
:『"黒"を見ろ。次にコヨミが力を抑えられなくなれば、こいつは正真正銘好き勝手に動くぞ』
:『私たちが抑えればいいんじゃん!』
:『拒否する』『分神を抑えられない本体など、およそ生きている価値がない』
:『そうなった場合、私はまず黒を殺す。そののち、コヨミも殺す』
:『コ! コヨミが死んだら私たちも死ぬのに~~!』
:『それが神の在り方だ。誇り高く死ね』
:『……殺す? この"黒"を?』
:『出来ると思うか。貴様の貧弱な炎で、この"黒"を殺せると?』
:『造作もない。犬一匹を消し炭にするのに何の苦労がある?』
:『おっ、面白そうだな。ケンカするならオレも混ぜろよ』
:『三つ巴だ! オレvs黒vs白組。青は見学でもしてろ、ハハハハッ!』
:『も~~~~~! この脳筋どもー!』 『オバカ三連星!!!』
:『……ちょっとコヨミ。収集がつかなくなる前に止めて』
月代コヨミ:軽く頭を振る。 「わかった、わかった! お前たちの言い分はわかった!」
月代コヨミ:「思えば聞くまでもなく、お前たちの考えはずっと明確であったな。……静かにしてくれ」
月代コヨミ:「少し、悩む」
GM:…………黒、赤、青、白。
GM:個々の人格を持つ、ツキガミの分神たち。
GM:コヨミからすれば、もうひとりの自分のようなものだ。今挙げられたどの意見にも賛同できる。
:黒に近い自分は、鬼として自由に生きていくべきだと言っている。
:赤に近い自分は、ただ戦いだけを求めている。
:青に近い自分は、誰も傷つかない穏便な手段を模索している。
:白に近い自分は、自死と延命を求めている。
GM:――なら、『自分』は?
GM:黒でも赤でも青でも白でもない『月代コヨミ』は、どう思っている?
月代コヨミ:「…………。…………」
月代コヨミ:「……我は……」「我は……」
月代コヨミ:「……死にたくない」
月代コヨミ:ぽつりと漏らす。
月代コヨミ:「死にたくない。我はやはり、死にたくない……」
月代コヨミ:「これからも……この町で、生きていきたい……!」
月代コヨミ:「生きたいのだ、我は。どんな手を使ってでも……!」
???:『――――――なら』
???:『そうすればいいではないか』
???:『安心しろ。この"儂"が、お前を助けてやる……!』
ミドルフェイズ06
GM:再開!
GM:次のシーン。三日目の夕刻、神社での花火(手持ち)シーンです。
朝比奈 望:おらー!
朝比奈 望:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 1[1]+65 → 66
GM:シーンプレイヤーは朝比奈……はやい!
GM:しかも1だし!
GM:次のシーンがトリガーシーン。次の次がクライマックスとなります。
GM:トリガーシーンは全員登場なので、もし侵蝕に不安がある人は休んでもいいかもしれません。
GM:シーン内容的には、コヨミとのトークになりますね。
GM:朝比奈くん以外は任意登場です。
谷神錬磨:出ます
谷神錬磨:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 7[7]+69 → 76
水波賢哉:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 9[9]+67 → 76
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8(1D10->8)した(侵蝕:66->74)
GM:あわわわわ
GM:――三日目のQ町。今日は夕刻から遊ぶ事になっている。
GM:神社の境内での花火遊びだ。既に周囲は薄暗く、花火をするにはもってこいだろう。
GM:コヨミは一足先に境内で待っています。君たちはヴァイスと共に階段をのぼっている。
ヴァイス:「ね、あのさ」 スーパーで買った花火セットを片手に、みんなに声をかける。
朝比奈 望:「どうしたの?」
ヴァイス:「たぶん、こういうお話ができるのは最後だろうから……みんなにひとつだけお願いしたいんだ」 【おねがい】の木札を錬成する。
谷神錬磨:「……なんだ……?」
水波賢哉:「謙虚だね。一つで良いなんてさ。僕なら出来るだけお願いは聞いてもらうぜ」
ヴァイス:「あっ賢い! さすが賢ちゃん!」
ヴァイス:「でも今回はひとつだけでいいのいいの!」
ヴァイス:「コヨミをね~。助けてあげてほしいんだ」
名塚佑:「……」
ヴァイス:「あっ、いやね! 東京ちゃんたちに犠牲になれってわけじゃなくて!」
ヴァイス:「どうすれば"助ける"って事になるのか、もう、さっぱりわかんないじゃん?」
ヴァイス:「殺せばいいのか、神格を引き剥がせばいいのか、信仰を取り戻せばいいのか……わからないから」
朝比奈 望:「うん。」
名塚佑:「だから、みんな困ってるんだ……」
朝比奈 望: ヴァイスちゃんの話を聞く構え
名塚佑:「この中にヨミ姉ちゃんを助けたくない人なんて、一人もいないのに」
ヴァイス:「うん……」「みんなのそういう気持ち、すんごくわかるよ」
ヴァイス:「だから、ごめん。曖昧で、どうしようもなく丸投げで、適当なお願いで、ほんとゴメンなんだけど」
ヴァイス:「助けられるようなら、助けてあげてほしいんだ」
谷神錬磨:「……いまさらの”願い”だな」
ヴァイス:「ゲームとか小説もさ。やっぱり、ハッピーエンドがいいじゃん?」 【しあわせ】【うれしい】
ヴァイス:「う。い、いまさらだった?」
朝比奈 望:「んーん。」
水波賢哉:「僕はさっき白に啖呵切ったばかりだぜ。もう一度言った方が安心出来るなら言うけど?」
朝比奈 望:「一番コヨミちゃんに近い、ヴァイスちゃんたちからそういう風に言ってくれるのは、嬉しいし、頼もしいよ」
谷神錬磨:「俺はもともとそのつもりでいた。皆そうだと思う」
名塚佑:「やるよ。きっと、助ける」
ヴァイス:「おおー……」「そっか。そっかぁ」
ヴァイス:「ずっとこれを言いたかったんだ。ハッピーエンド、好きだから」
ヴァイス:「……ありがとうみんな。絶対、ハッピーでトゥルーなエンディングにしてね!」
ヴァイス:「いこいこ!」 中学の制服のスカートを翻し、階段を二段飛ばしであがっていく。
朝比奈 望:ハッピーエンド、そうだね。コヨミちゃんがそれを望んでくれるなら、それが一番いい。
朝比奈 望:ヴァイスちゃんのあとについていきます
GM:シーン前にヴァイスからの一言を入れたかっただけなので、あとはみんなが良ければ花火になります。
水波賢哉:「負けられない理由がどんどん積み上がってるな。これ、ヴァイスの笑顔が一枚絵になるやつだぞ、きっと…よし、頑張れ谷神」
谷神錬磨:「俺か? ……いや」
谷神錬磨:「朝比奈の見せどころのように思う」
朝比奈 望:「みんなでしょ?」
谷神錬磨:「そうか。つまり……、いつも通りか」
名塚佑:(……みんな)
名塚佑:「……ね。もしも失敗したら、ボク達、どうなるんだろうね」
水波賢哉:「まぁ、そうなんだけどさ。ヴァイスのお気に入り、お前じゃん」
谷神錬磨:「失敗したら。それが……気になるか?」
名塚佑:「皆が、賭けてる。水波くんは誇りを……錬磨は優しさを……望は選択を。ヴァイスは命を賭けてる」
名塚佑:「本当に何も手立てがなくて――ひどい結末しか待ち受けていなかったら」
名塚佑:「どうなるんだろう」
谷神錬磨:「そういう世界もあるかもしれない。実はもう結末は決まっているかもしれない。ただし――」
谷神錬磨:「忍びの考え方は、こうだ」
谷神錬磨:「残酷な真実が待っていようと、都合のいい偽りで塗り替える」
谷神錬磨:「そうやるのが、忍術だ。魔術はどうだ?」
名塚佑:「……それは……」
名塚佑:「それは、魔術もそうだ」
谷神錬磨:「もしかしたら、この”相手”も……そうしようとしているのかもしれない」
名塚佑:「無駄じゃなかった……やらなかったより、ずっと良かった」
名塚佑:「後悔せずに済んで、幸せだったと。そう『思う』ことが、最後の……」
名塚佑:あれだけ強くて、憧れている錬磨ですら、現実を前にそれ以上の答えは持てないのだ。
GM:……どうすれば助けられるのか。どういう結末が待っているのか……ヴァイスの言った通り、現状ではあまりにも手がかりが少ない。
GM:コヨミにすべてを打ち明け、真相を聞いたとして、それが解決に繋がるかどうかはわからない。
GM:無言でQ町を出て"ツクヨミ"のコアを破壊する。もしかすると、結局はそれが最適解かもしれないのだ。
名塚佑:ならば水波くんは?望は?こんな問題に、誰なら答えを教えてくれるのだろう?
月代コヨミ:「――おお! 待っていたぞみんな!」
月代コヨミ:階段を登りきったところで、一足先にバケツに水を用意していたコヨミが出迎える。
月代コヨミ:「境内で花火などやるのはひさしぶりだ。水はたっぷりあるから、遠慮なく遊ぶがよい!」
朝比奈 望:「お待たせー。ありがとね、準備までしてくれて」
名塚佑:「――うん」その笑顔に、複雑な心境を抱く。
谷神錬磨:「ずいぶんと久しぶりだな…」
水波賢哉:「うわぉ。揃えたなー。いやぁ壮観、壮観。蝉花火から打ち上げ式までより取り見取りじゃん」
名塚佑:「少しだけど、ボクたちも持ってきたんだ」
名塚佑:「ほら!蝉花火!」
ヴァイス:「ぬふふふ、私もスーパーに寄って買ってきたもんね~!」
ヴァイス:「ほらほら! アンパンマンの、赤青グラスをかけると花火が飛び出して見えるやつ……と」「蝉花火!」
谷神錬磨:「セミ花火が多い」
ヴァイス:「レンくんはどうなのさ! なにか買ってきてないの?」
水波賢哉:「よせよ。なんかそういう事言うと、また誰か持ってくるぞ…蝉花火」
朝比奈 望:「セミ花火、好きだけどなー」
谷神錬磨:「ねずみ花火……」 (※自作。めっちゃ煙が出る。もとは狼煙だったものを改造した。)
名塚佑:「それ、爆発したりしない?」
GM:忍具w
水波賢哉:「……それ忍者道具じゃないだろうな。いや、別にいいんだけどさ」
谷神錬磨:「実験してみたが、おそらく大丈夫だ。危険をおよぼすほどの威力はない。威力があれば別の用途で使う」
水波賢哉:「なんか突っ込みどころがあるのがもやもやする」
名塚佑:「水波くんも持ってきてるんでしょ?」
月代コヨミ:「スーパーの品揃えが品揃えであるからな。賢哉であっても、そう変わり種は持ってこれんだろうが……なにか買ってきたのか?」
水波賢哉:「僕は香りシリーズ! チョコ、カレー、いちご、コーラ の臭いがする花火買って来たけど」
名塚佑:「混ざって変なことになりそう」
朝比奈 望:「UGN印の面白花火とかあるの?」
水波賢哉:「凄いぞ、これ。花火やってるのにカレーの臭いが辺りに立ち込めるんだ。1回やって驚く分には最適なのさ」
ヴァイス:「えええ」
ヴァイス:「賢くん、なんでそんなの買ってきたの?」 素。
GM:賢ちゃん
朝比奈 望:「つまり、その花火をうまいことブレンドして誰が一番いい香りを作れるか、勝負だね?」
水波賢哉:「…朝比奈、お前、UGNをなんか、なんでもやる面白組織だと思ってない!?ないよ。ないからな、おそらく、多分…」
谷神錬磨:「……いちご? 火をつけていちご……試してみるか……」
水波賢哉:「いや、なんでって、思い出作りはインパクトだろ?ほら、こうやって皆も興味を示してるじゃん」
ヴァイス:「もー! 話してないではやくやろうよー!」
ヴァイス:「ほらほら! 私なんか線香花火5本まとめて火ぃつけちゃうもんね!」 一足先にバチバチはじめる。
朝比奈 望:「はやい、線香花火は早くない!?」
名塚佑:「ボクはロケット花火やろうっと」
GM:君たちも思い思いに花火遊びをするといいだろう。ただし、人に向けてはいけない……危ないからだ(ほんとに危ない)。
月代コヨミ:「いや、ロケット花火も早いのではないか……!?」
名塚佑:地面にたくさん並べて火をつけてます。
ヴァイス:「えっ多い!」
ヴァイス:「迫撃砲かな?」
谷神錬磨:「……」 打ち上げ花火に火をつけはじめている。 「”妖星乱舞”……すさまじい名前の花火だ……」
ヴァイス:指の間に線香花火を挟み、糸使いのような状態になっている。
水波賢哉:「派手だなぁ。いきなりクライマックスじゃないか」
名塚佑:「あははははは!」めちゃくちゃな方向に飛んでいくロケット花火を見てきゃっきゃと喜ぶ
GM:――パン、パパパパン!
朝比奈 望:「すごいすごい」
谷神錬磨:「むぅっ、……なかなかの威力……!」 跳んでいく花火を見送る
朝比奈 望:「じゃあ、僕もー」
GM:無数の”妖星乱舞”が炸裂する。爆発したとき、火花がランダムでさまざまな図柄を描く、最近人気の打ち上げ花火だ。
朝比奈 望:セミ花火にバババと火をつけて並んで飛んでく様を見て喜んでる。
GM:アタリの図柄は天使です。これだけ打ち上げれば、ひとつくらいアタリが出たかもしれない。
水波賢哉:「綺麗なもんだな。夏の空に儚く消える光の軌跡…か。潔くて好きだね」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんは」
朝比奈 望:https://www.youtube.com/watch?v=gz5qal9QLTY
谷神錬磨:「煙が光ってみえる」
ヴァイス:「はははは、これはすごい!」
朝比奈 望:「この加速がたまらないんだ。」
名塚佑:「……ヨミ姉ちゃんは、なんの花火が好きなの」
ヴァイス:「ん?」「どうした佑」
月代コヨミ:「んん、そうだなあ」
月代コヨミ:「花火はみな美しいからな。火薬のにおい、夜の闇を切り裂く色とりどりの火花……好きといえば、すべて好きだが」
月代コヨミ:「あえて言うなら、やはり線香花火であろうな」 線香花火を一本手に取る。
月代コヨミ:「これが好きなのだ。懸命に火花を散らし、やがては落ちる儚い花火が……」「人の生きざまに、よく似ている」
名塚佑:「神様の目でも、やっぱり風情があるんだ。線香花火は」
月代コヨミ:「人の営みを、生き様を見守る。それが神のつとめだからな」 火を付ける。
名塚佑:「……うん」
谷神錬磨:「線香花火なら、俺も好きだ。一つのパックにたくさん入っているからな」
月代コヨミ:「はははは、それはそれで錬磨らしい」
名塚佑:「もう!錬磨!」二の腕あたりをはたきます。
名塚佑:「もー!」
谷神錬磨:「……何か……しくじったか……」
月代コヨミ:「ふっふ、佑と錬磨は仲が良いな。もう年頃だというのに、子供の頃とまるで変わらん」
水波賢哉:「僕としてはもう少し大人の付き合いをして欲しいよ。そっちのが見てて楽しいからさ」
水波賢哉:青色線香花火を左手つまみ火をつける。
朝比奈 望:「バレーキングとバレークイーンみたいな?」
ヴァイス:「おお~? オトナの付き合いというのはどういうのですかな~、水波殿?」
水波賢哉:「朝比奈、なに?こいつらにあの二人みたいになって欲しいの?…うわ、想像したら死ぬよ。僕を殺せるぞ、それ」と笑う
谷神錬磨:「バレーキングとバレークイーン……何者だったんだ……」
名塚佑:「え、えっと……じゃあ、水波くん」
朝比奈 望:「でもオトナではあったと…思う?」自信がなくなってきた
名塚佑:「どういう意味なの?」上目遣いに見る。
水波賢哉:「お。女性陣は結構、興味津々?ほら、男女の深い仲とか、色恋沙汰とか、そういうのさ」
水波賢哉:「二人で時間を共有して、関係性と心の理解を深める。湧き上がる幸福感が駄々漏れる!」
谷神錬磨:「恋の話というより、水波の体験談はあまり当てにはならない……稀有な例では?」
名塚佑:「…………」
月代コヨミ:「んくくくく。よせよせ、まだ佑には色恋は早い」
水波賢哉:「それを、秘密にするのもよし、周りに撒き散らすのもよし。僕はそういうの見てニヤニヤしたいし、そういう絆持ってるのを見ると安心するの」
名塚佑:「水波くんの、えっち」
月代コヨミ:「ほれ、変に意識してしまったようだぞ。どうするのだ、明日から佑の態度がぎこちなくなったら」 くすくす笑う。
朝比奈 望:「あはは、えっちー」
谷神錬磨:「警告一つだな」
水波賢哉:「そこはほら、ぎこちない態度を取る佑ちゃんに谷神がさぁ 何かあったのか?(声真似) とか聞いてさ」
朝比奈 望:「ねえ、みんな、落下傘飛ばすから誰が拾えるか競争しようよー」
名塚佑:「そうだね!しようしよう!」水波くんを放って駆け出します。
水波賢哉:「なんでもないよ(声真似) って返すわけだよ。 …いかん、谷神だとここで終わりそうだ。おい、次どうするんだ?お前」
ヴァイス:「あっ、賢ちゃんが放置プレイされてる!」
谷神錬磨:「…俺は言いたいときに、言いたいように言うさ。……落下傘が飛ぶぞ。水波が来ないなら、俺が拾う」
朝比奈 望:「行くよー!」
朝比奈 望:パーン!
水波賢哉:「やれやれ、はいはい、調子に乗りすぎましたよ。僕が悪ぅござんした。拾うよ!僕も」
朝比奈 望:知覚
朝比奈 望:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[3,4,4,8,9,10]+8[8]+1 → 19
名塚佑:ずるい!
谷神錬磨:見せてやるさ…!
GM:落下傘花火の奪い合いは夏の風物詩だ。身体能力だけではなく、風を読む力や他人の行動の妨害も必要になってくる……。
朝比奈 望:ヒャハハハハ!!Q町の落下傘キングたあ俺様のことよ!!
名塚佑:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 4[4]+1 → 5
谷神錬磨:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 3[1,3,3]+1 → 4
名塚佑:《夢の雫》を使います。
GM:wwww
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+6(1D10->6)した(侵蝕:74->80)
水波賢哉:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[8,8,10]+7[7]+2 → 19
谷神錬磨:はいクソ!
GM:どうぞw
GM:背の高い錬磨が有利だろうか。先手を打った望が有利か。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8(1D10->8)した(侵蝕:74->82)
名塚佑:あれ?
GM:な、なんかめっちゃ上がってる
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した(侵蝕:74->77)
名塚佑:これが正しい!
谷神錬磨:神社裏手の竹藪に挟まった
GM:広い視野を持つ賢哉が有利か……あるいは、先の会話で女性であることを意識させた佑が、ボディタッチを躊躇わせて勝利を手にするか。
GM:東京ちゃんの夢の雫、いくつあがるんでしたっけ? 21くらい?
谷神錬磨:「……動けん」
朝比奈 望:火薬の音で落下傘の高さと風の流れでなんとなくの位置を把握しようとする!
名塚佑:+14です。まだ80に到達してないので
GM:朝比奈:19、水波:19、谷神:4、名塚:5+14=19
GM:三人とも同点出してんじゃねーヨ!
朝比奈 望:あ、すごい、3人が同値w
GM:仲良しかお前ら!
水波賢哉:「…視野の広さで僕に勝てると思うなよ。先手は譲ったけど、後追いで追い抜くのが流儀だっての」
朝比奈 望:「ん、でもここは僕の地元だからねー。長く住んでる僕と錬ちゃんの方が風の流れとか……って錬ちゃーん!!」
名塚佑:「……」少し顔が赤い。無口だ。
谷神錬磨:「俺のことはいい……! 自分で切り抜ける、先に行け……!」
朝比奈 望:「なんか。すごくデジャビュを感じる!その台詞!」
朝比奈 望:多分、子供の頃とか、Q市の時も同じようなことをしていたのだろう
水波賢哉:「あ。僕が突っ込めない思い出話し禁止!身の置き場がなくなるだろ」
水波賢哉:なんて笑いながらジャンプだ。間合いを詰める。
名塚佑:とりあえず、落下地点は魔術的思考で分かるのだ。先回りして、体を割り込ませる!
朝比奈 望:「ん…!」
朝比奈 望:賢ちゃんと佑ちゃんの奪い合いになりそう、一瞬の混乱のうちにかっさらう!
GM:……なら、錬磨を除く三人が落下傘に狙いを定めたところで、
月代コヨミ:《水晶の目》。知覚判定。
月代コヨミ:9dx+5
DoubleCross : (9R10+5[10]) → 9[1,1,4,6,7,8,8,8,9]+5 → 14
月代コヨミ:あっくそ、ダメだこいつ……!
朝比奈 望:妖精!妖精!w
月代コヨミ:《原初の紫:妖精の手》。
GM:1dx+20
DoubleCross : (1R10+20[10]) → 9[9]+20 → 29
名塚佑:お、大人げない!
水波賢哉:魔術師が言うかw
月代コヨミ:なら、君たちが狙いを定めたところで
月代コヨミ:「……もらったーっ!」
名塚佑:「あ!」
朝比奈 望:「しまった…!!」
月代コヨミ:真横からずっと狙いを定めていたコヨミが、さっそうと落下傘をかっぱらう!
水波賢哉:「な!?アンブッシュ!」
月代コヨミ:「はっはっはー! 黒・赤・青の力を取り戻した我は、もはやほぼほぼ無敵!」
月代コヨミ:「こういった勝負では負ける気がしないのだ!」 からからと笑う。
谷神錬磨:「なんという跳躍力……」
朝比奈 望:この時期のQ町は基本東北に向けての風が吹く。しかし、一日だけ東南の風が吹き始める時がある。それが、今日!!
谷神錬磨:「まるでバッタ……」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃん……すごい!ずるい!」
朝比奈 望:「くー。東南の風のことを忘れていたよ。流石コヨミちゃん、生き字引…」
ヴァイス:「……はっ、しまった!」
ヴァイス:「あまりにコヨミの動きが大人気なさすぎて、呆然としてた……!」
水波賢哉:「一本取られたな。決闘に乗ってくるとは思ってなかった。意識の外からの一撃だったよ」
月代コヨミ:「あっはっは!」
月代コヨミ:「ほれ、今度は勝者のリクエストにもつきあってくれ。みなで線香花火をやろうではないか」
GM:ヴァイスが買ってきた、ちょっと高級な線香花火の結束バンドをほどき、みんなに配って渡す。
名塚佑:「うへへ」
水波賢哉:「勝者に従うのは敗者の義務だね。いいよ。やるさ。何処までも付き合うよ」楽しそうに笑う。
名塚佑:「……ヨミ姉ちゃん、よかったよね」
谷神錬磨:「これは高級線香花火……。長持ち間違いなし……。喜んで従おう」 頭に竹の葉っぱをくっつけたまま復帰
朝比奈 望:「ん、ありがとー」
水波賢哉:谷神君の頭の葉っぱをはらおう。腕凄い伸ばして。
ヴァイス:「私も私も!」 今度は一本だけ取って、慎重に遊びだす。
水波賢哉:「身だしなみ!」
名塚佑:「谷神や……水波くんが相手なら、こうやって全力で遊んだりもできるんだ」
谷神錬磨:「すまない。感謝する」
月代コヨミ:「ああ。だがそれもこれも、飛び散った力を取り戻すために協力してくれた、お前たちのおかげよ」
月代コヨミ:「ふう……」
月代コヨミ:ふいに黙り、少しの間、考え込む。
GM:choice[東京,谷神,水波]
DoubleCross : (CHOICE[東京,谷神,水波]) → 東京
月代コヨミ:「佑」
名塚佑:「ん」
月代コヨミ:「"汝の意志することを行え"」
月代コヨミ:「以前、天音から聞いた。それが名塚の……いや」「魔術師にとっての、絶対遵守の決まりだそうだな」
名塚佑:「……そうだよ」
名塚佑:「天音、覚えててくれたんだ。嬉しいな」
月代コヨミ:「深い意味までは、まだまだ理解が及んでいなかったようだがな」 小さく笑う。
月代コヨミ:「この決まり、佑は好きか?」
月代コヨミ:「我は……とても良い決まりだと思う」
名塚佑:「ボクは――」
名塚佑:「……どうかな。わからない。わからないことだらけになっちゃった」
名塚佑:「魔術は、一つの願いを叶える役に立っても、『それ以外』のことを……」
名塚佑:「悲しむ人を作ってしまったり、誰かを困らせてしまったり……そんなことを、気にしてくれないから」
月代コヨミ:「そうか。そうか」 孫と話す祖母のような柔らかい笑みを浮かべる。
月代コヨミ:「我は魔術師ではないからな。魔術師としての、効果的な助言はできないが……」
月代コヨミ:「もしやるべき事に迷ったら、自分と深く深く対話してみるとよい」
月代コヨミ:「本当にやりたいこと。やりたくないこと。それがきっと、見えてくるはずだ」
月代コヨミ:「佑ならきっと、それができる」
名塚佑:「……うん」
名塚佑:「決めるよ。ボクは、きっと……」
名塚佑:「”汝の意志”を。別の願いを、決めなきゃいけない」
月代コヨミ:「……うむ」「やるべきことが分かっているなら、絶対に大丈夫だ」
GM:満足気に頷くと同時に、コヨミの線香花火の先端が地面に落ちる。
月代コヨミ:choice[谷神,水波]
DoubleCross : (CHOICE[谷神,水波]) → 谷神
月代コヨミ:「そうだ、錬磨」 次の線香花火に火を付ける。
谷神錬磨:「ん……」
谷神錬磨:線香花火をつまんで、顔をあげる。
月代コヨミ:「母親の写真というのは、お前の家に残っているか?」
谷神錬磨:「……いや。おそらく……残っていないと思う」
月代コヨミ:「ん。そうだったか」
谷神錬磨:「知っているのか?」
月代コヨミ:「うむ。昔、少しだけだが、お前や天音の母親を見たことがある」
月代コヨミ:「ちょうど天音が産まれる少し前だったかな。町の外からやってきて……」
月代コヨミ:「まあ、こんな美人がいるものかと感心したものだ」
谷神錬磨:「天音の母親だからな。それはそうだろう」
名塚佑:「む」
月代コヨミ:「ふははは! 当たり前のように言うのだな!」
月代コヨミ:「天音は母親似だ。あれは将来、きっと美人になるぞ」
月代コヨミ:「我が言うまでもなかろうが……兄としてしっかり守ってやるのだ」
月代コヨミ:「それが出来るのは、間違いなく錬磨ただ一人なのだから」
谷神錬磨:「俺もそう思う。……だが、天音にもいつか時が来る」
谷神錬磨:「天音自身が、何かを守らなければならない時が」
月代コヨミ:「……もし」
月代コヨミ:「天音の守りたいものと、錬磨の守りたいものが違ったら、その時はどうする?」
月代コヨミ:「我を通すか? それとも、共に歩める道を模索するか?」
谷神錬磨:「俺たちは兄妹だ。だから……」
谷神錬磨:「喧嘩でもして決めるだろう。俺は天音を、どんなことがあったとしても憎めない。そうである以上は――」
谷神錬磨:「”納得”の話にしかならない。仲良くやる。コヨミ。お前も、分神たちと同じようにあってくれると嬉しい」
月代コヨミ:「……」「……錬磨は」「いつだって真っ直ぐに、物事に向き合うな」
月代コヨミ:「承知した。錬磨に言われては"無理です"などと腑抜けた事は返せまい」
月代コヨミ:「出来る限り、我もそうあると誓おう」
谷神錬磨:「……ありがとう」 線香花火の火が落ちる。錬磨が笑ったかどうかはわからない。
月代コヨミ:「賢哉」
月代コヨミ:次の線香花火に火を付ける。 「UGNの……守護者の役目を、辛いと思ったことはないか?」
月代コヨミ:「投げ出したい。やめたいと思ったことは?」
水波賢哉:「いやさ。僕は逆だったから」青い火花を散らす線香花火からコヨミちゃんに視線を移す。
水波賢哉:「ほら、守護者の役目を果たせないことに苛立ちを感じてたじゃん」困ったように笑う。
月代コヨミ:「ああ、そういえばそうであった」
月代コヨミ:「"赤"ともずいぶん気が合ったようだしな?」 にやりと笑う。
水波賢哉:「自分が培ってきた技術が振るえない。振るうことが出来ない、生きてきたことが無駄だったと思う、あの感覚は、辛かったな」
月代コヨミ:「辛かった、か。今はどうだ?」
月代コヨミ:「"白"が戻れば、ツキガミ事件も終わる。戦いは終わる」
月代コヨミ:「それは、やはり辛いか?」
月代コヨミ:「守護者とは孤独なものだ。人知れず災害を防ぎ、それゆえに誰にも感謝されず、己の活躍はただ埋もれていく」
月代コヨミ:「……弱音や愚痴を吐くのは、決しておかしいことではない。我はそう思うが」
月代コヨミ:賢哉くんを見る。
水波賢哉:「いいや、僕は機会を得られた。存分に技を振るえた、僕のやって来たことが無駄じゃないって証明もできた」
水波賢哉:「何より、みんなとコヨミちゃんは知ってるじゃん。僕は凄いヤツだって。僕のお陰で助かったってさ」
月代コヨミ:「あっはっはっは! そうだな、それは確かにな! あっはっは!」
月代コヨミ:「賢哉の技が何度窮地を救ったことか。はたから見ていても、あれは神業であったわ」
水波賢哉:「だから、もう辛くはないよ、充分、報酬は貰った。…平和を享受してもいいかなって思ってるね。藍坂にも会いたいしさ」
月代コヨミ:「ふふふ、それならばよい。賢哉の心のもやが晴れたなら、まったくよい」
水波賢哉:「そうそう、赤の事、笑えないわけだけど、あいつ、きっと、こんな事考えてたんじゃないかな」
月代コヨミ:「うん?」
水波賢哉:「こっちに飛ばされた時さ」
水波賢哉:「僕は誰からも必要とされない、なら、誰にも頼らずに生きて行こう。そんな事を考えていたもんだよ」
月代コヨミ:「……うむ。自分が不要なのかもしれない、と感じた時、そう考える者は多いだろうな」
水波賢哉:「でも、実際はそうじゃないじゃん。生きてれば色んな人と関わって、誰かが気にかけてくれるもんでしょ」
月代コヨミ:「ああ。それはそうだ」
水波賢哉:「僕のことを藍坂が気にかけてくれたし、赤だって僕は特に気にかかったし…まあ、だからさ」
水波賢哉:「コヨミちゃんも、もう自分が必要な存在じゃないとか考えるのはなしだぜ」
水波賢哉:「あはは。お説教されそうだからさ、先にしておこうと思って」
月代コヨミ:「ははは。わかっている、わかっているとも」
月代コヨミ:「我は一人ではない。不要な存在でもない」
月代コヨミ:「こうして、必要としてくれる存在が……友がいる」
月代コヨミ:「わかっている。ありがとう、賢哉」
水波賢哉:「ああ、じゃあ、もう一つだけわかってる?」
月代コヨミ:「……これからも、この町を頼むぞ。凄腕剣士殿」
月代コヨミ:「ん?」
水波賢哉:「僕もちゃんと、コヨミちゃんの事好きな内の一人だぜ」
水波賢哉:片目をぱちりと瞑り。
水波賢哉:「ん。町は任されましたとも。なんせ凄腕ですから」
月代コヨミ:ぺちん、とデコピンする。 「こら。我はともかく、女子を勘違いさせるような振る舞いはほどほどにな」
月代コヨミ:「かわいい彼女に妬かれるぞ」 くすくす笑う。
GM:また線香花火が落ちる。
水波賢哉:「妬かれたいですよ、ええ。…焼かれたくはないけど」冗談めかして返すのだ。
GM:どこか寂しそうに、どこか満足気に、コヨミは君たち一人一人と対話していく。
GM:……まるで、これがみんなと普通に話せる最後の機会であるかのように。
月代コヨミ:「望」
月代コヨミ:「ずっと言おうと思って、なかなか言えないことがあった」
月代コヨミ:「こんな場で言うのもなんだが……聞いてくれるか?」
朝比奈 望:「ん、僕にだけ何にも話してくれないのかなーってそわそわしてたよ。」
朝比奈 望:「なに?」
月代コヨミ:「いやぁ、なに。少々この場にそぐわない話題であったからな」 照れくさそうに言う。
朝比奈 望:「聞かせてほしいな。」
月代コヨミ:「うむ。ひとつは、お前が使っている弓のことだ」
月代コヨミ:「名を"蒼雁"。はるか昔に大陸から持ち込まれた、神殺しの宝具」「元は我が保管していたものを、力と共に望に与えた……」
月代コヨミ:「どうだ? あれはかなりのじゃじゃ馬らしいが、うまく使えているか?」
朝比奈 望:「使えては、ないのかな?」
月代コヨミ:「ほう?」
朝比奈 望:錬ちゃんたちの方をちらりとみる。
月代コヨミ:「まだ自身がないか?」
朝比奈 望:「うん、ない気がする。」
月代コヨミ:「そうかそうか。ふふふ、そういう謙虚なところは望らしいな」
朝比奈 望:「僕が今使えてるのは、"蒼雁"の、敵を倒す部分だけだから」
朝比奈 望:「でも、本当に力を使いこなすって言うのは、そういうのじゃないんでしょう?」
月代コヨミ:「ん……そうだな。力に呑まれず、最小限の力で最大の効果を発揮させる。それが"使いこなす"ということかもしれんが……」
朝比奈 望:賢ちゃんや、錬ちゃんの戦い、在り方をみるとそう思う。自分はそこに至れてはいない。たどり着けるのかもわからない。
月代コヨミ:「ただ使えているだけでも大したものだ。あれは本来、それほど御する事が難しいのだから」
月代コヨミ:「あれは……力ある者が使えば、神すら滅ぼせる武器だ」
朝比奈 望:「……」
月代コヨミ:「望にはその素質がある。悪しき神を討つ勇気、力に呑まれぬ素質がある。我はそう思う」
月代コヨミ:「だからな、望……」
朝比奈 望:じっとコヨミちゃんの方を見つめます
月代コヨミ:「……もし、我が悪しき神になってしまったとしたら」
月代コヨミ:「その力で、我を討ってくれるか?」
GM:望くんはこの問に答えてもいいし、あえて別の問いを投げかけてもいいでしょう。
朝比奈 望:虫の音が聞こえる。
朝比奈 望:いつか、どこかで、同じようなことをコヨミちゃんに聞かれた気がする。
朝比奈 望:ただ、その時には多分、虫の音は遠かったんだと思う。
朝比奈 望:「わかった。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが、どうしようもなく悪い神様になって。」
朝比奈 望:「春ちゃんも、錬ちゃんも、賢ちゃんも佑ちゃんもコヨミちゃんを他の方法で助けることはできないと諦めて。」
朝比奈 望:「僕も、本当の本当にどうしようもないだと見切りをつけられたら、そうするよ。」
月代コヨミ:「……」「ありがとう」
朝比奈 望:「諦めたくないし、諦めらないと思うけどね。」
月代コヨミ:「ありがとう、望」
朝比奈 望:「やめてよ、もう。」
朝比奈 望:コヨミちゃんの言葉を聴いて、ひどく切なくなるのを感じます
朝比奈 望:「あ、ねえ、コヨミちゃん。」
朝比奈 望:話題を変える。
月代コヨミ:「ん、なんだ?」
朝比奈 望:「ヴァイスちゃんが白ちゃんは"破壊"で、自分は"再建"の象徴だ、みたいなこと言ってたけど。」
朝比奈 望:「それって、昔何かあったの?」
月代コヨミ:「ああ、なるほど」
月代コヨミ:「他のツキガミと同じよ。平穏無事な人生というものはない。土地も同じだ。何かしらの波乱がある」
月代コヨミ:「たとえば、70年ほど前にあった戦争ではこの近くも少なからず被害を受けてな」
月代コヨミ:「闇夜に潜む悪意が"黒"になったように……町を立て直そうという思いが、"白"という神として昇華された。そういう事だ」
月代コヨミ:「あとは……」
朝比奈 望:「へえ。じゃあ、白ちゃんってまだ若い神様なんだね。」
朝比奈 望:「また、新しい神様も生まれたりするのかな。」
月代コヨミ:「ははは。いやなに、モノの喩えよ。白が生まれたのはもっと前、まだ甲冑を包んだ武士が戦っていた頃だな!」
月代コヨミ:「…………」「……そうだな。もしかすると、生まれるかもしれん」
月代コヨミ:「ヒトの強い想いがあれば」
月代コヨミ:「我も、黒も赤も青も白も――みな、そうして生まれたのだから」
朝比奈 望:「ふふ、新しいツキガミ様が出来たら紹介してね?」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「ねえ、コヨミちゃん。」
月代コヨミ:「どうした?」
朝比奈 望:「僕の命と力は、コヨミちゃんにもらったものだから、僕はコヨミちゃんの望むことをしたいし、しなくちゃならないと思ってる。」
朝比奈 望:その為なら、自分の命が、また消えてしまってもいいと思ってる。
朝比奈 望:「でも、僕が本当に願ってるのは。コヨミちゃんが、ずっと幸せにいてくれることだからね。」
月代コヨミ:「ああ……」
朝比奈 望:「うん、だから、来年も、そのまた来年も、ずっとお祭りとか、花火とかで遊んでくれたら、嬉しいな。」
月代コヨミ:「もちろんだ。我も、望たちと一緒にこの町で生きていきたい」
月代コヨミ:「来年もまた、こうして花火をしよう」 線香花火を見つめる。
朝比奈 望:「ん、約束。」
月代コヨミ:「約束だ」 右手を差し出し、小指を伸ばす。
朝比奈 望:右手の小指を、コヨミちゃんのそれに絡めます。
朝比奈 望:嬉しそうに笑い
朝比奈 望:線香花火に照らされた小指が、ふっと夜の帳に隠れたところで、僕はオッケーです!
GM:――人生は、選択の連続であると言う。
GM:何を選んでも結果は無慈悲に現れる。何も選ばないという行動すら、"何も選ばないという選択をした"という事となって、結果が現れる。
GM:三日目の夜の帳が降りる。Q町最後の夜が来る。
GM:選ばなければならない。
GM:コヨミとの対話か――あるいは、拒絶かを。
GM:シーンカット。これが最後の……あれ? 購入、あと1回って言ったかな?
GM:うん、合ってた。これが最後の購入チャンスです。ロイスも取れます。
名塚佑:ええ~~っ
名塚佑:じゃあどうしよう。なんかアンチマテリアルライフルとか欲しい人いないですかね
GM:購入はたぶん、花火とかを買う時にいっしょに買ったんだと思います。
名塚佑:いないよなあ
名塚佑:ボルトアクションライフル買います
GM:怪奇!対戦車ライフルが置いてある田舎のスーパー!
谷神錬磨:UGNボディアーマーッ
名塚佑:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,5,6,7,7,10]+1[1]+1 → 12
GM:怪奇!猟銃が置いてある田舎のスーパー!
朝比奈 望:標準装置的な装置!!
名塚佑:あれ、難易度いくつでしたっけボルトアクションライフル
朝比奈 望:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[6,10]+9[9] → 19
谷神錬磨:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 6[2,2,6]+1 → 7 → 失敗
GM:む、ど忘れしたぞ。12じゃないのは確かなんですけど
朝比奈 望:買えたった
谷神錬磨:むり。以上です。
GM:15? ログを見ようっと
朝比奈 望:15っすね!
名塚佑:財産が12あるので
GM:15!
名塚佑:金を3出して購入したいです。以上!
名塚佑:あとお暇のある方はシューターズジャケット買ってくれると
名塚佑:私が攻撃するときファンブルしなくなるのでありがたい
水波賢哉:シューターズジャケット
水波賢哉:2dx+5
DoubleCross : (2R10+5[10]) → 10[3,10]+4[4]+5 → 19
GM:あっすごい、買えてる
水波賢哉:買えました。
名塚佑:スゲェーッ
朝比奈 望:やるー
名塚佑:水波くん、好き!!
名塚佑:錬磨くんよりこっちのほうが素敵!
GM:ハイパービッチ!
朝比奈 望:NTR!!
水波賢哉:僕はチルドレンの中でもミドル性能が足引っ張らない程度にあるのだ
水波賢哉:佑ちゃんにパス
名塚佑:アタシにとっての男の価値はなァ~~
名塚佑:アタシにどれだけ貢げるかで決まンのヨッ!どきな!
名塚佑:じゃあありがたく使わせていただきます。これで戦闘も安心だ……。
朝比奈 望:ロイスはなしかな…なしだ!
GM:ロイス、考えてみればこのシーンはシナリオロイスのコヨミと既知のヴァイスしか出てないんだなw
GM:取りようがないでしょう。じゃあ、これでシーン終了だ。
GM:では本日のラストシーン。マスターシーンです。
ミドルフェイズ07 - マスターシーン
GM:----
GM:Q市支部・地下 "ツクヨミ"内
GM:----
???:『なら、そうすればいいではないか』
???:『安心しろ。この"儂"が、お前を助けてやる……!』
月代コヨミ:「……!?」
月代コヨミ:思わず困惑する。はじめて聞く声だ。
GM:だが、月代コヨミが真に困惑した理由は――その声に聞き覚えがなかったからではない。
GM:"声が自分の内側から聞こえたから"だ。
GM:己の一側面。 ……分神の声でもなければ、こんな聞こえ方はしない。
???:『簡単な話ではないか。死にたくないなら、どのような手を使っても生きる。それを可能にする道具が、"ツクヨミ"が、目の前にあるではないか!』
???:『さあコヨミ。"ツクヨミ"を使い、仮初のQ町を作れ!』
???:『朝比奈望たちをQ町へ取り込め。夢幻の世界で奴らを殺し、喰らえ!』『奴らの力を糧としろ!』
???:『期は熟した。お前と強い絆を結んだ者であれば、間違いなく極上の養分となる』
???:『お前は力を取り戻せる。……再び、"ツキガミ"として君臨できるのだ!』
月代コヨミ:「……なんだ?」「誰だ……?」
月代コヨミ:「お前は、誰だ!?」
???:『クク……寂しい事を言ってくれるな。儂を呼んだのはお前ではないか』 嘲るように笑う。
???:『儂は新たなるツキガミ』『黒、赤、青、白に続く、お前の影。新たなる分神だ!』
月代コヨミ:「ふざけるなッ! 貴様など知らん!」
???:『…………』 貴様など知らん。その言葉を聞き、少しだけ声のトーンが落ちる。
???:どこか寂しそうな……失望や怒り、悲しみが混ざった声色に。
???:『……知らぬはずはない。よく考えてみろ』『我らの起源を思い出せ』
???:『お前や他の分神どもは、いったいどうやって生まれた? 思い出せ』
月代コヨミ:「……それは……」
GM:思い出すまでもない。"黒"の事件のころから、たびたび望たちにも語ったことだ。
GM:人々の感情――夜道を照らす月明かりへの感謝が、ツキガミ伝承の土台を作った。
GM:闇夜に潜む怪異や悪意が"黒"を、戦乱や谷神の伝承が"赤"を作った。
GM:隣人を慈しみ、平和を育む心が"青"を。町を襲う破壊と、そこからの再建の意志が"白"を作った。
GM:信仰というのは、"神への想い"をそれっぽく言い換えているだけに過ぎない。根源にあるのはいつだって、誰かの強い感情だ。
GM:では、こいつは?
GM:人々の強い想いが神を作るのだとしたら――――この新顔は、どこから来たのか。
GM:朝比奈たちを喰らってでも生きる。そんなおぞましい発想をするこいつは、いったいどんな想いから生まれたのか。
月代コヨミ:「…………まさか…………」
GM:……いや。
GM:"誰の"想いから生まれたのか。
月代コヨミ:「………………………………我、か」
月代コヨミ:「し……死にたくないという、我の想いが」
月代コヨミ:「成長する望たちを見て抱いた、力への渇望が……」
月代コヨミ:「……お前のような存在を……!」
???:『そうだ……!』
???:『お前のその心が!』『断ち切れぬ"生"への想いが!』 『この儂を生んだのだ!』
GM:生存本能を発揮した人間は、ときに驚異の力を発揮する。
GM:何十キロもある重い物を持ち上げたり、痛みを感じなくなったり、身の丈を超えた芸術品を世に送り出したりと、枚挙に暇がない。
GM:生存本能は強烈なブーストを引き起こす。――神も、同じだ。
GM:ツキガミを生かすためだけに生まれた六つ目の柱。"人々のために"、"善き事だけに"……そういった良心やリミッターが、こいつには存在しない。
GM:捨ててはいけないものを捨ててしまったからこそ、こいつはどの柱よりも圧倒的な力を持っている……!
???:『さあ、行こう』
???:『お前を生かす。ツキガミを存続させる」「儂はそのために生まれた。……そのためだけに生まれたのだ!』
GM:Eロイス"ファイトクラブ"。これまでのツキガミは、神の力を擬似的に示すためにEロイスを使用していましたが、
GM:この人格だけは異なる。踏み越えてはいけないラインを踏み越えてしまった、"鬼"――ジャームの人格。
???:『儂の使命は誰にも邪魔させん。創造主であるお前であってもだ!』
???:『お前を死なせはせん。安心しろ、汚れ仕事はすべて儂が請け負ってやる!』
???:『お前はただ見ているだけでよい』『朝比奈たちが幻想の世界で斃れ、我らが糧となるのを……』
???:『ただ、見ているだけでよい!」
月代コヨミ:「……やめ、ろ……!」 自分が乗っ取られていくのを感じる。他の分神たちの声も、先程から一切聞こえない。
月代コヨミ:「……やめろ……!」
GM:――その瞬間、漆黒のワーディングがQ市支部をくまなく覆った。
GM:ワーディングは、コヨミがもっとも信頼する友を――
GM:朝比奈望を、名塚佑を、谷神錬磨を、水波賢哉を包み込み、精神を強制分離させ、"ツクヨミ"内部へ取り込んだ。
GM:すべては彼らの魂を喰らい、ツキガミとして復活を遂げるために。
GM:この世に生まれてきた役目を果たすために。
GM:ただ、生きるため。
GM:生きるために。
ミドルフェイズ08 - トリガーシーン
GM:トリガーシーンです。全員登場。
GM:NPCはヴァイス、藍坂、そしてコヨミです。
谷神錬磨:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 7[7]+76 → 83
水波賢哉:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 6[6]+76 → 82
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+6(1D10->6)した(侵蝕:77->83)
朝比奈 望:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 2[2]+66 → 68
朝比奈 望:よし
GM:花火の合間。君たちが花火を買ってきてくれたお礼にと、今度はコヨミが飲み物を買ってきてくれることになった。
GM:神社の階段を降りて少し先にいったところにある、Q町では珍しい自販機。
GM:……この間に決めるしかない。コヨミと話すか、この地を去るのかを。
名塚清三:『――ザザッ。ザザザ』
名塚清三:『やあみんな、こんばんは。この声は聞こえてるよね?』 Q市支部からの通信だ。
名塚佑:「む」不機嫌になる。
谷神錬磨:「……時間か」
朝比奈 望:「清三さん」
水波賢哉:「えー、良く聞こえてますよ。こっちの声は?聞こえてます?」
名塚清三:『ああ、よく聞こえてるよ。なんだい朝比奈くん?』
朝比奈 望:「あ、ただ清三さんだーって思っただけです。」
名塚清三:『火急の要件でなければあとにしてくれ! 今は色々大事な時だからねえ』
名塚佑:「ひいおじいちゃんは別にいいから!」
名塚清三:『あぁ、ああ。なんだ、そういうことか』
名塚清三:『佑なんか私の事を呼んでもくれ……あっ呼んでくれた、嬉しい』
名塚佑:「藍坂さんとかに代わって!」
谷神錬磨:「その通り、いまは忙しい時間だ」
藍坂紗良:「その心配はないわ。私だけはログインしたままだから」 物陰から現れる。
藍坂紗良:「私がゲートまで案内する。といっても、みんなにとっては案内なんか要らないだろうけど……念の為ね」
桜生ジン:『――ログアウト用のゲートの場所をお教えします』
桜生ジン:『場所はQ町の南、小鮎橋』『旅館"あやせ"の少し先。朝比奈くんが一番最初に"黒"に襲われ、命を落とした場所です』
谷神錬磨:「なるほど。わかりやすい」
朝比奈 望:「ん…」
朝比奈 望:ちょっと複雑そうな顔をする。
名塚清三:『ツキガミにとっても忘れたい場所のようでね。ほんの少しだけプロテクトが甘かった』
名塚佑:「それなら、覚えてるからいつでも行ける」
水波賢哉:「藍坂のフォローがあるのは嬉しいね。何か万が一があっても信頼をもって任せられる」
名塚清三:『まあ、そうだろうさ。無辜の市民をブチ殺してしまったんだ、心の傷になるのも仕方がない。ははは』
藍坂紗良:「はあ……」 清三の発言を聞き、ちょっと気の毒そうな顔を佑に向けている。
朝比奈 望:「場を和ませようとするにしても、そういう言い方はやめてもらえませんか?」
名塚佑:「ひいおじいちゃんは黙っ、て、よー!」
水波賢哉:「だな。情報やアドバイスなら有益なものが欲しい」
桜生ジン:『……アドバイスはただひとつ。"コヨミちゃんに見つからないよう、ただちにそこから撤収を"』
水波賢哉:「今の僕達にはメイジジョークはいらないですよ」
桜生ジン:『残念ですが……』『お別れの時です。Q町とも、コヨミちゃんとも』
ヴァイス:「……」 ただ黙って、君たちをじっと見ている。
谷神錬磨:「……助言はありがたく。だが、無理だな」 みんなを眺める
藍坂紗良:「……みんな」「ここでお父……桜生さんの言うとおりにすれば、すべてが円満に解決するけど」 水波たち四人を見る。
藍坂紗良:「みんなの考えは、決まってるわよね。きっと」
名塚佑:「桜生先生。ボク……わたし達は、この問題を本当に解決しないといけない」
朝比奈 望:「でも、その円満の中には、コヨミちゃんは入ってないんでしょう?」
桜生ジン:『名塚さん……』
桜生ジン:『名塚さんも朝比奈くんも聞いてください。"円満に"、"本当に"解決するなら、今すぐそこを脱出し、"ツクヨミ"のコアを破壊するしかないんです」
水波賢哉:「…と言うことなんで、もうちょっと頑張ってみますよ」
名塚清三:『えっ、おい? ちょっと?』 珍しく取り乱している。
名塚清三:『まさか……話すつもりなのか? ツキガミと?』
名塚清三:『冗談だろう!? 君たち、相手が何物だかわかってるのか!?』
谷神錬磨:「昔からよく知っている」
朝比奈 望:「清三さんこそ、『コヨミちゃん』をよく知らないでしょう?」
水波賢哉:「僕に言わせれば…まさか対話をせずに切り捨てるつもりだったんですか?」
名塚清三:『そりゃあそうだろう。名塚の跡取り、500年に一度の逸材、佑の命がかかってるんだよ?』
名塚清三:『佑。このわからず屋たちになんとか言ってやりなさい』
名塚佑:「わからずやはひいおじいちゃんだよ!!」
名塚佑:「ばか!!!」
名塚清三:『な…………!?!?』
藍坂紗良:「賢哉」
藍坂紗良:「右手を前に突き出して。でもって、私の真似して」
谷神錬磨:「いまのは清三氏にもだいぶ効いたな……」
水波賢哉:「ジンさん、すみません。支部長の判断って事でご容赦ください。見極めはしっかりするし、こいつらの命は僕が責任持ちますから」
水波賢哉:そして右手を前に突き出す。
藍坂紗良:「"マスターコード起動。支部長権限を持って命ず"』
藍坂紗良:「"Q市支部からの通信回線を遮断せよ"」
名塚清三:「…………」 完全にショックを受けている。
桜生ジン:『ま、待った……! 待ちなさい!』
桜生ジン:『そんな勝手な真似を……紗良! 水波くん!』
水波賢哉:「じゃあ、支部長としての初仕事いってみようか!もしかたら最後の仕事になるかもだぞ、これ」
藍坂紗良:「け、賢哉! 復唱復唱っ!」
水波賢哉:「"マスターコード起動。支部長権限を持って命ず"」
水波賢哉:「"Q市支部からの通信回線を遮断せよ"」
桜生ジン:『………………!』
GM:ブチン。
GM:通信が切れます。これで、邪魔は入らない。
水波賢哉:空に響きわたる声で告げる。
藍坂紗良:「う、うわー……やっちゃった。これでもう後戻りはできないわよ」
谷神錬磨:「見事。では、ゆくか」
朝比奈 望:「完全に、クビ覚悟の暴走なのが伝わっちゃったね。」
水波賢哉:「これは、無事に帰れても冷や飯食いかもな。いや、でも気持ちよかったよ」
名塚佑:「ありがとうね、水波くん。でも」
名塚佑:「まだ……ここから、頑張らなきゃいけないから」
水波賢哉:「藍坂には責任もって面倒見てもらうことにしよう。そして、お前らは僕に百篇感謝するように、な!」感謝しなくていいよとばかりに笑う。
朝比奈 望:「賢ちゃんにはいっつも感謝してるよ。」
谷神錬磨:「これもいまさら、の話だな。話を聞きにいかねば」
藍坂紗良:「感謝はあとで存分にすればいいとして……名塚さんの言う通り、ここからよ」
藍坂紗良:「誰が切り出すの? コヨミちゃんに」
藍坂紗良:「"私達は全部知ってます"。"ここがQ市じゃない事も知っています"。"あの日、あなたに何があったのか話してください"……」
藍坂紗良:「……誰がいく?」
GM:GMは賢哉くんを想定してましたが、ここはみんなで相談して決めてもらっても構いません。
朝比奈 望:GMの想定通りでいい気がする!
GM:交渉なれした支部長の水波が行くか。揺るぎない覚悟を持つ名塚佑が行くか。
谷神錬磨:「……俺にその手の任務は無理だ」
GM:友として、常にコヨミを思いやってきた朝比奈望か――大穴の谷神錬磨か。
水波賢哉:「僕が話してもいいけど、こういうのは全員でやっても良いと思うけどね」
名塚佑:「それは……たぶん、だめ」
水波賢哉:「おや、その心は?」
名塚佑:「全員で囲んで問い詰めたら、対等じゃなくなる。いくらボク達がそう思ってなくても」
名塚佑:「一人の友達として話さないといけない……もし、誰かが必要なら、ボクがやる」
藍坂紗良:「そうね。どんなお話でも、多人数で一人を問い詰めるのは……フェアじゃないわ」
朝比奈 望:「僕は、二人に任せるよ。多分、僕じゃあうまく話せないと思う。」
朝比奈 望:感情先走って、冷静に話せる自信がない
水波賢哉:「なるほどね。納得。じゃあ、いいさ。僕がやるよ」
水波賢哉:「真実を突きつけるのは刃みたいなもんだろ。なら僕が適任だ。その後のフォローこそ朝比奈や谷神の役目とみた」
谷神錬磨:「やる気だな、水波」
藍坂紗良:「となると、賢哉か名塚さんか。タフな交渉に慣れてるのは賢哉だろうけど……名塚さんは、友達としての積み重ねがある」
藍坂紗良:「もうじきコヨミちゃんが戻ってくるはず。迷ってる時間はないわよ」
名塚佑:「……」
名塚佑:水波賢哉。この『Q町』に帰ってきてから、ずっと居た、『あの頃の友達』の異物。
名塚佑:仲間として……信頼、できるだろうか?自分たちを守る保証のために、魔術の呪いに頼りもした。
名塚佑:「…………」唾を飲む。
名塚佑:「……ボクは……この、大切な時に……やっぱり、昔からの友達のほうが……いいと、思う」
名塚佑:「けど」
藍坂紗良:「……名塚さん?」
名塚佑:「同じだよね……水波くん。ボク達と……気持ちも、思いの強さも……」
水波賢哉:「そうだな。僕は、今まで君が見たとおりの奴だと思うぜ」
名塚佑:「それに、水波くんには……魔術師のボクにはない力がある」
水波賢哉:「あの日、此処で話してから、僕が期待を裏切ったことが一度だってあったか?」
名塚佑:「……自分の言葉に、責任を取れる」
名塚佑:「その力の分、水波くんに……ボクは、任せたい……」
藍坂紗良:「……決まりね」「賢哉。責任重大よ」
水波賢哉:「任された。できるさ、そう僕にならね」
GM:……コッ、コッ、コッ。
朝比奈 望:「ん、知ってる。」
GM:コヨミが石段を登ってくる音がする。
谷神錬磨:「……来たか」
ヴァイス:「みんな」 ――――コツ コツ
名塚佑:無言で下がる。
ヴァイス:「ありがとう」 ――――カツン、カツン
ヴァイス:「どうか……」「コヨミを助けてあげて」
月代コヨミ:姿をあらわす。
月代コヨミ:「よしみんな、飲み物を買ってきたぞ。炭酸のやつと、お茶と……」
月代コヨミ:「……どうした? みんな」
水波賢哉:3歩前に出る。深呼吸。髪をかきあげ後ろに撫で付ける。さぁ、決闘だ。
GM:賢哉くんの説明は自由です。知っていることをすべて口にしてもいいし、長くなる部分は「そういうことを話した」ではしょってもいい。
水波賢哉:「いや、コヨミちゃんを持ってたんだ」
GM:どちらにしても……話す事は決まっているのだから。
月代コヨミ:「ん、我か?」
月代コヨミ:「飲み物を待っていた……という感じでもなさそうだな。何かあったか……?」
水波賢哉:「僕はコヨミちゃんに心の内は伝えたし、あれが素直な気持ちだよ。だから、ここからは後ろを振り返らない」
水波賢哉:「僕達は全部包み隠さすこの町のことを知っている」
藍坂紗良:賢哉の横、一歩後に控えている。支部長補佐のときと同じ――必要に応じて補足する役目だ。
水波賢哉:「その上でまだ此処に留まっている。全員がだ。コヨミちゃんが恩人で大切な友人だからだ」
月代コヨミ:「…………」
月代コヨミ:「……。…………」
月代コヨミ:「我が……」「本性をあらわして襲ってくるかもしれない、という懸念は、なかったのか?」
水波賢哉:「僕が信じるコヨミちゃんの本性は、こうやって、やりもしない例え話をする人だから」
水波賢哉:「いや、それが出来るなら、他の色なんて生まれないでしょ」
水波賢哉:と、何時ものように軽く笑って
月代コヨミ:「わかった」
月代コヨミ:ぺたり、とその場に腰を下ろす。
月代コヨミ:「みな、聞いてくれ。すべてを話す」
月代コヨミ:「すべてを聞いて、そして、決めてほしい」「Q町の――」
月代コヨミ:「Q市の守護者として、取るべき道を。選んでほしい」
GM:そう言って、コヨミがゆっくりと語りだす。
GM:内容としては、二つのマスターシーンで描いた内容そのものです。"ツクヨミ"の最初期テストで――コヨミも知らない、第六の柱が現れた。
GM:その力はあまりにも強く、水波らの精神だけを切り離し、この世界へ幽閉した……。
月代コヨミ:「我の自我すら、あやうく塗りつぶされるところだった。だが、そうはならなかった」
月代コヨミ:「声が聞こえたのだ」 賢哉を見、
月代コヨミ:佑を、錬磨を、望を見る。
月代コヨミ:「奴に呑まれる直前に……お前たちの声が」
水波賢哉:「僕達と絆を結んでたからかな。それが鎹になったのか」
GM:――『コヨミちゃんを助けるために、ずっと友達でいられるために頑張るって約束なら。』
GM:――『僕はぜったい守れるって思う。今回だって、そうしたくて戦ったんだから。』
藍坂紗良:「UGNでもたまに報告されているわ。"堕ち"きらなければ、絆で戻ってこれる事もある」
GM:「ありがとう。ヨミ姉ちゃんはずっと……お姉ちゃんみたいだな……」
GM:『ボクは……』『友達を、倒したくなんかないよ』
ヴァイス:「……やっぱり」「信仰よりも大事なものは、あるんだよ」
GM:『……考えていることは同じだ』『友達が謝っているのに、それ以上怒ってどうする?』
GM:「つまり……そう……この土地を守るのは、もう俺たちの一族だけではない。そのことが嬉しい
月代コヨミ:「お前たちの心が……」「お前たちが、我にぶつけてくれた、真摯な思いが」
月代コヨミ:「邪気を払ってくれた。我はそう信じている」
GM:『死ぬまで忘れない』
GM:『貴方と会えて良かった。僕に守護の役目と剣を振るう場所を再び与えてくれた恩人、月代コヨミちゃん』
月代コヨミ:そう言って、コヨミはふうと息を吐く。
月代コヨミ:「――"マガツ"」
月代コヨミ:「ヤツはそう名乗っていた。マガツカミの"禍津"かもしれぬし、魔の月かもしれぬ。それはわからないが……」
月代コヨミ:「奴の力は強大だ。"白"や、主神である我よりも」
月代コヨミ:「その支配を……お前たちとの絆が、防いでくれたのだ」
月代コヨミ:「……ありがとう」 全員に深々と頭を下げる。
GM:絆が、マガツの乗っ取りを間一髪で防いだ。
GM:Q市とQ町。二つの世界でコヨミと育んできた絆が今、"マガツ"を封じ込めている。
GM:だからこそ、脱出の日まで時間を稼ぐ事ができた。……意味があったのだ。これまでの戦いのすべてに。
月代コヨミ:「我が知っている事はこれですべてだ。聞きたい事があれば、聞いてくれ」
朝比奈 望:「じゃあ、今のコヨミちゃんは、僕たちの知ってる、僕たちの友達のコヨミちゃんなんだよね。」
月代コヨミ:「ああ。いつ目覚めるかもわからぬ爆弾を抱えてはいるがな」
GM:Eロイス"ファイトクラブ"。人格の一部がジャーム化している。
GM:現状、治す手段はまだ不明です。おそらく……現実世界に戻り、調査をするしかないだろう。
水波賢哉:「じゃあ単刀直入に、マガツを追い出せばコヨミちゃんは助かったりする?」
月代コヨミ:「わからぬ。だが、あれはどの柱とも違う性質を持っている」「何らかの形であれを分離すれば……助かるのかも、しれん」
朝比奈 望:安心してられない状況だとはわかっていても、今、コヨミちゃんが確かにいてくれるということにほっとしてしまう。
藍坂紗良:「……できるのかしら。ジャーム人格との共存例はあるけど、引き剥がした事例は……」
谷神錬磨:「そうか。倒す……というより、祓う、というべきかもしれないな……」
GM:×ジャーム人格 ○別人格
名塚佑:「話し合うことは……できないのかな。”白”とヴァイスのどっちとも話せたみたいに」
ヴァイス:「そうだよそうだよ。言ってみれば、悪霊憑きみたいなものだもんね!」
朝比奈 望:「でも、コヨミちゃんは元々白ちゃんたちを……あ、そうか。白ちゃんたちは別に引きはがしたりしたわけじゃないのか。」
藍坂紗良:「難しいと思うわ」 佑に。 「名塚さんには馴染みが薄いかもしれないけど……ジャームっていうのは根本的に対話が不可能なの」
藍坂紗良:「絆を結ぶための機構が欠落している。多分、話し合いはできない……」
ヴァイス:「私たちはそういうのと違って、いい神様だからね!」
水波賢哉:「マガツがそもそもジャームなのかっていうのはあるけどね」
水波賢哉:「そういう類?コヨミちゃん?」
月代コヨミ:「ああ、あれは間違いない。万が一相対した場合、錬磨や賢哉ならすぐに見抜けるだろう」
月代コヨミ:「あれは正真正銘の"鬼"だ」
名塚佑:「魔術師の場合――願いを叶えるために、元の人間性が邪魔にならないように、仮想の人格を作る」
谷神錬磨:「戦う。それ以外に道はないか」
名塚佑:「”天使”とか”悪魔”……”魔神”って呼んだりもする」
GM:――魔境の毒蜘蛛。彼女もまた、最後の最後まで佑を殺そうとあがいた。分かり合う事はなかった。
GM:殺戮だけが、ジャームを解放するただ一つの手だ。
月代コヨミ:「魔の神か」「佑の言うそれが、もっとも近い表現かもしれんな」
月代コヨミ:「……わかっただろう。状況が」
水波賢哉:「もう一つ質問」
月代コヨミ:無言で賢哉の方を見る。
水波賢哉:「僕達が話してるこれを、マガツは認識してる?」
月代コヨミ:「………………」「わからない」
月代コヨミ:首を振る。「あれ以来、やつの声は聞こえない。消滅したのかと思ったが……」
月代コヨミ:「お前たちをこの世界へ縛り付けているのは、間違いなくマガツの力だ」
月代コヨミ:「だから、こうして面と向かって話すのは避けていた。何が起こるかわからないからだ」
GM:今、コヨミはごくごく普通の状態に見えます。ジャームのような危うさは感じられない。
GM:だがいつ……マガツが表面化し、襲ってくるかはわからない。おそらく、コヨミ本人ですら。
月代コヨミ:「だから、今しかないのだ!」
月代コヨミ:「ヤツが再び表に出てくる前に、ここから脱出してくれ。我ごと、"ツクヨミ"のコアを破壊してくれ!」
ヴァイス:「待って待って!」
ヴァイス:「そういうことなら、のぞみん達がコヨミの事を忘れでもしない限り、絆パゥワでマガツを抑え続けられるんじゃない?」
ヴァイス:「まだ諦めるには早いよ! マガツだけを引き剥がして倒す方法を、探そうよ!」
ヴァイス:「ねっみんな、お願いだよ~! コヨミを助けてあげてよ!」「殺して終わりなんて、私はヤだよ~!」
GM:みんなは選ぶ事ができます。
GM:コヨミの頼みを聞いて、コヨミを殺すか。ヴァイスの願いを聞いて、救う方法を探るか。
GM:あるいは……賢哉くんはマスターコードで他の三人の動きを封じ、現実世界へ強制帰還してもいいだろう。
藍坂紗良:「賢哉……」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃん」
名塚佑:「そうやって、ヨミ姉ちゃんがボク達に殺されたいと願うのは――」
名塚佑:「マガツを認めたくないからなんだね」
月代コヨミ:「それもある。そして……」「みんなを、傷つけたくはない」
月代コヨミ:「認めよう。我は死にたくない」「できればずっとずっと、佑たちと一緒に生きていきたい」
月代コヨミ:「だが……我の友を傷つけるのは、死ぬよりも御免だ!」
名塚佑:「マガツはヨミ姉ちゃんの生きる願いだ。それをボク達が倒すのなら……生きる願いの否定になる」
名塚佑:「だから、ボク達がマガツを倒して、ヨミ姉ちゃんだけが生き残る未来を、ヨミ姉ちゃんは信じることができないんだ」
月代コヨミ:「それができたら、どんなにいいか」「だがそれは、お前たちの身をさらなる危険に晒す事になる……」
名塚佑:「…………」
名塚佑:「信じて」
月代コヨミ:「……なに?」
名塚佑:「他の分神の全員に、ボク達は勝った」
名塚佑:「錬磨は、鍛錬を休んだ日は一日もない。水波くんは、この空間でさらに人を守る経験を積んでる」
名塚佑:「ボクは……願いを諦めて、自分の力の本質を得た」
名塚佑:(……望は)力を得ないままのほうがよかった。
名塚佑:「勝てる。傷つけられたりしない」
ヴァイス:「そう、そうだよ! のぞみん達の強さは、コヨミだってわかってるでしょ!」
ヴァイス:「マガツにだって負けない。きっとなんとかなるよ!」 《万能器具》。【大丈夫】の木札を作る。
月代コヨミ:「…………」
月代コヨミ:迷ったように、他の三人の方を見る。
朝比奈 望:「コヨミちゃん、言ってたよね。」
朝比奈 望:「黒ちゃんも、赤ちゃんも青ちゃんも白ちゃんも……コヨミちゃんも」
朝比奈 望:「人の、強い想いから生まれてきたんだって。」
月代コヨミ:「ああ。言った」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが、僕たちを守ってくれたのは、Q町……Q市を見守ってきてくれたのは。」
朝比奈 望:「そういう強い想いを大切に思ってくれて、そんな想いを持ってる人たちを大事思ってくれてるからなんだよね。」
月代コヨミ:「……ああ」
朝比奈 望:「だから、僕もそれを大切にしたい。」
月代コヨミ:「我を、助けてくれるのか」「佑の言ったように……マガツに打ち勝つつもりだと」
ヴァイス:「だからもう! みんな、最初っからそのつもりでここに残ってるんだって!」
ヴァイス:「ねっのぞみん!」
朝比奈 望:「うん。」
ヴァイス:「ほら!」
水波賢哉:「コヨミちゃん。切り捨てるなんてのはね。そんなの何時でも出来る。誰にでもだ。僕は誰でも取れるような選択をするために残った訳じゃない」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが手を伸ばしてくれるなら、僕たちは絶対それを掴むよ」
月代コヨミ:「だ、だが」
月代コヨミ:「だが……錬磨を見ろ! 錬磨は天音を、たった一人の妹を残してこちらにいるのだぞ!」
水波賢哉:「いいかい、助かる気持ちのないものを、助ける事ほど難儀なものはないんだ」
月代コヨミ:「もし何かあれば……!」
谷神錬磨:「俺たちがそこまで弱いと思われているとは……心外だな」
月代コヨミ:「わ、我とて助かりたい。助かりたいが……!」
谷神錬磨:「コヨミ。もしや、こう考えているのか?」
谷神錬磨:「現実はお前の思っている以上に残酷で、俺たちはずっと弱く、困難に打ち勝つことはできないかもしれない……」
谷神錬磨:「それはお前がそう思っているだけのことだ」
谷神錬磨:「まだ何も試みてはいない。結末は出ていない。俺たちには何もわからない」
谷神錬磨:「であれば、やるだけのことだ。お前を見捨てて戻れば、それこそ天音に合わせる顔がない」
月代コヨミ:「……うっ、うう」
月代コヨミ:「ならば、賢哉! 賢哉とて、紗良との幸せな未来があるだろう!」
月代コヨミ:「我を助けるなど考えなくてよい。今すぐ、みんなを連れてここから出るべきだ!」
藍坂紗良:「ですって。賢哉くん」
藍坂紗良:「どう? 谷神くんは、ここで見捨てたら天音ちゃんに合わせる顔がないらしいけど」
藍坂紗良:「同じことをした場合、水波賢哉くんの彼女さんはどう思うのかしらね」
水波賢哉:「ほら、この通り、僕と藍坂の幸せな未来にはコヨミちゃんは必要不可欠だよ」
水波賢哉:肩を竦める。
水波賢哉:「いや、まさかとは思うけど、コヨミちゃん、本当は助かりたくないんじゃない?」
水波賢哉:「僕達を舐めすぎてない?結論が出てるのに避わされまくってるから、いい加減面倒になってきた部分がある」
水波賢哉:「だから、決意表明をするよ」
水波賢哉:「文句が全然言い足りない。いいか。言っておくぞ。僕は何があっても、どんな事しても絶対に助ける。絶対に助けて一晩中言葉で攻め抜いてやるからな」
水波賢哉:「僕はそうすると決めた。これは最優先事項だ。コヨミちゃんの気持ちなんて知った事じゃない。来るな?嫌だ?そんな事は聞かない。助けられたくなければ…」
月代コヨミ:「な……!」
水波賢哉:「僕の命を奪う気概でかかって来いよ」
朝比奈 望:「ん、そうだね。僕たちみんな、自分の我儘でここにいるんだから。」
水波賢哉:「人の願いを拒絶する。ってのはそういうことさ」
GM:もし話がこじれるようなら別だったんですが、これは採決を取るまでもないですね。
GM:水波ら全員が、一丸となって、コヨミを救おうとしている。
GM:……見捨てるような選択肢など、はなから存在しなかった。
藍坂紗良:「ナイス。賢哉くん」 小さくガッツポーズする。
ヴァイス:「決まりだね。決まり決まり!」
藍坂紗良:「さて、じゃあどうしようか。いっそのこと、ここはコヨミちゃんと一緒に外に出た方がいいかもね」
藍坂紗良:「外で桜生さんと清三さんがカンカンだろうし、いったん橋まで行きましょ。全員で直訴するわよ!」
水波賢哉:「さぁ、コヨミちゃん。どうする?」
GM:ということで、他に会話がなければ君たちは神社を降り、ゲートのある小鮎橋まで向かう事になるでしょう。
朝比奈 望:向かうぜ!
月代コヨミ:「……ああ」
月代コヨミ:「負けた。負けたわ。お前たちはバカだバカだと思っていたが、ここまで大馬鹿だとは思わなかった」
月代コヨミ:「その賭け。我も乗らせてくれ」
月代コヨミ:「……信じさせてくれ。お前たちが、マガツを倒せる、その未来を!」
月代コヨミ:「望。佑。錬磨、賢哉」「……ありがとう……!」
朝比奈 望:「それはこっちの台詞だよ。」
谷神錬磨:「ああ。大したことではない」
名塚佑:「ボクは、願いを叶えるためにやってるだけだよ」
朝比奈 望:コヨミちゃんの願いと自分の願いが重なっている。その為に力を使うことが出来る。そのことが、思ったよりもうれしいのだ。
水波賢哉:「幸せな未来の為にしたことだからさ」笑う
ヴァイス:「いやーよかったよかった。コヨミも納得してくれたし、ハッピーハッピートゥルーエンド!」
ヴァイス:「いこいこ!」 境内をスキップし、階段へ向かう。
GM:全員、知覚判定してください。難易度は9。
月代コヨミ:「いや」
朝比奈 望:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[2,6,9,9,9,9]+1 → 10
月代コヨミ:「待て。みんな」
水波賢哉:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[4,4,6,10]+6[6]+2 → 18
朝比奈 望:水波くん、強いなw
谷神錬磨:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[5,7,8,10]+9[9]+1 → 20
谷神錬磨:SINOBI
GM:君たち、なんなの……!?
水波賢哉:谷神くん、さらに強いな
GM:東京ちゃんも知覚しておくれ!(あえてしなくてもいいけど)
名塚佑:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
名塚佑:だから振りたくなかったんだ!
GM:一人だけダメ!
GM:なら、佑以外の三人はすぐに気づくでしょう。
月代コヨミ:「殺せ」 ……様子がおかしい。
月代コヨミ:「我を、殺すのだ。早く」
月代コヨミ:「……………………早く!」
GM:この瞬間、判定に成功した佑ちゃん以外の三名はメインプロセス一回分を行い、コヨミに攻撃を仕掛ける事が可能です。
GM:攻撃しなくてもいいです。それぞれ選択をどうぞ。
月代コヨミ:「……早く……!」 その場にうずくまる。手を地面につき、荒い息をはく。
朝比奈 望:しねえ!!≠死ねえ!!
朝比奈 望:「コヨミちゃん。」
谷神錬磨:「まずいな。名塚、下がれ……!」
朝比奈 望:「待ってて…!」
ヴァイス:「え」「え、何?」「なんで……!」
水波賢哉:皆を守るように前に出る。
GM:錬磨くんと水波くんはどうしますか?
谷神錬磨:攻撃はしない……! 朝比奈くんがしてないのに、できるかよ~っ!
名塚佑:「え……」完全にボーッとしていたので気づけていない。
名塚佑:ファンブル!
水波賢哉:朝比奈君が手を出さなかった意味を僕達は知っている。あの時あの場にいたのだから。
???:『く』『くはっ。くはははははっ』
???:『くはははははははッ!』
GM:コヨミではないもう一つの声。虚空に響く、禍々しい声。
???:『この瞬間を待っていたぞ』
???:『コヨミが、全身全霊でお前たちとの絆に依存する、この瞬間を……!』
GM:コヨミの背後に、真っ黒なモヤのようなものが現れた瞬間、全員に衝撃が走る。
???:Eロイス"傲慢なる理想"、"砕け散る絆"。
???:PC全員のコヨミへのロイスを消去します。
???:このシナリオ間、コヨミへのロイスの再取得はできません。コヨミ以外への再取得は可能。
名塚佑:ギャーッ!!
朝比奈 望:ギャーーー!!
GM:狂ったように笑うコヨミから、全方位に向かってどす黒いワーディングが展開される。
GM:通常のジャームのそれと違い、レネゲイドを励起させるわけでもない。……ただ、
GM:君たちの中から、コヨミとの思い出、コヨミとの会話だけがするすると抜け落ちていくだろう。
GM:――まるで最初から、月代コヨミとの絆など存在しなかったかのように。
GM:それは、水波たちとの絆によってマガツの支配を一時的に脱していたコヨミに――最大級の苦痛を与えるだろう。
月代コヨミ:「……う、うううううっ!」
月代コヨミ:「ああああっ! ぐああああああああああ……っ!」
GM:Eロイス"究極存在"。本来はあらゆるダメージを無効化するEロイスですが……
GM:今回は独自裁定を適用。【Dロイス"神格"の回数制限なし】【自身の衝動に加え、コヨミおよび四分神の衝動に該当するEロイスを使用可能】としています。
GM:衝動に関しては雑談タブの通りです。
朝比奈 望:黒、赤、白、青への認識がなんかそっくりな四つ子…?程度の認識になってしまう…!!
???:『ああ……コヨミ。コヨミや』『苦しいだろう。辛いだろう』
???:『ずっとだ』『信仰に頼って生きる限り、無限にこの苦しみが続く……』
???:『"忘れられる"、"不要とされる"恐怖が、いつまでもつきまとうのだ!』
???:『さあ、儂とともに行こう……!』『未来永劫の安心を手に入れよう』
???:『こいつらを、一人残らず喰らいつくしてな!』
GM:黒いモヤがコヨミと融合します。……もう、君らの目の前にいるのはコヨミではない。
GM:ジャーム人格。第六の柱。
GM:"マガツ"です。
水波賢哉:「くっそ。なんだ、これ。頭が気持ち悪い…が、いいや。やるさ」
谷神錬磨:「ああ。襲ってくるなら、かえって話が早い……! ゆくぞ!」
朝比奈 望:「うん、このまま、消えてたまるか!」
水波賢哉:「わかりやすい。この記憶が抜け落ちるまでが決闘の時間だろ。みんな、動けるか?当てにするぞ」
名塚佑:「……やらなきゃ。やらなきゃ。大丈夫。願いは決まってるから……!」
月代コヨミ:「みんな……」
月代コヨミ:「……我を、殺せ……!」
GM:ミドル戦闘を開始します。
マガツ[4]
10m
水波[6] 朝比奈[12] 谷神[5] 名塚[4]
--------------------------
水波賢哉:あ。僕6ですね
GM:あっそうだ。戦闘開始前に、ひとつ邪魔者を片付けます。
GM:6!
マガツ:「ああ、そうだ」
マガツ:「お前にはまだ仕事がある。……しばらく、消えろ!」
マガツ:"囚人の鳥籠"。ぽっかりと開いた暗い穴に、ヴァイスを取り込む。
ヴァイス:「……げえっ!」
ヴァイス:「みんな! 気をつけ――」
GM:ヴァイスはこのシーンから退場します。支援は期待できない。
Round-01 -Setup-
GM:セットアップから行きましょう。セットアップ!
谷神錬磨:なしっ!
朝比奈 望:なし!
名塚佑:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》。
水波賢哉:サーチアイ起動します。マガツに対してドッジダイス+2個
マガツ:《ワイルドグロース》。セットアップで《完全獣化》.
マガツ:セットで《進化の重鱗》《進化の末脚》《進化の大爪》。ラウンド中、ガード値と白兵攻撃力と行動値を増加。
名塚佑:4体に攻撃力+21、ドッジダイスを-2個。ほしい人はいますか
朝比奈 望:はいはーい!
谷神錬磨:もらっておこう
名塚佑:というか、質問するのは水波くんだけでいいか
名塚佑:欲しいですか?
谷神錬磨:欲しいです!
GM:錬磨くんもリフレックス持ちになったぜ!
名塚佑:そうだったとは
水波賢哉:相手の手の内見てからにしましょう。僕はこのRは頂かない
GM:でも錬磨くんと賢哉くん、回避の重要度にだいぶ差があるよな・・w
谷神錬磨:ガード値が高そうなので、こいつは欲しいですね
名塚佑:では水波くん以外の全員にバフ付与!
マガツ:"唯我独尊"。再びセットアップ。
マガツ:《レネゲイドチェイン》。自分以外の行動値を-12。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した(侵蝕:83->91)
マガツ[19]
10m
水波[0] 朝比奈[0] 谷神[0] 名塚[0]
朝比奈 望:ぎゃー!お前の母ちゃんゆいがどーくそん!!
水波賢哉:谷神君届く?
GM:あっ、5m! 5mです!
GM:5! 10じゃないぞ!
谷神錬磨:あっ届きそう
Round-01 -Initiative-
GM:イニシアチブ。行動値トップのマガツが動きます。
マガツ:マイナーで《破壊の爪》《究極獣化》《鷹の翼》。攻撃力と装甲がアップし飛行状態に。
GM:コヨミの姿が変わる。黒い影が蠢き、巨大な獣のシルエットを形成する。
GM:君たちの目の前に現れたのは、 ――――ドラゴンだ。
GM:月光を思わせる青白い鱗に覆われたドラゴン。鋭い牙と爪が獲物を探してガチガチと蠢く。
朝比奈 望:「これも、ツキガミなの…?」
マガツ:『――そうだ。だが、他の連中と一緒にするでないぞ!』
名塚佑:「竜は生命の象徴の一つだから。ヨミ姉ちゃんがそう認識していれば、そのようにもなる……」
谷神錬磨:「なるほど。洋風だな……」
水波賢哉:「さしずめ竜に囚われたお姫様だ」
マガツ:『どいつもこいつも、甘いのだ。見守るだの、神らしい死だの、人のために命を捨てるだのと……論外だ!』
マガツ:『わかるか? 人々の信仰に頼って生きる限り、我らは常に消滅の恐怖に怯えねばならん』
マガツ:『わかるかお前たちに! 常に誰かに己の心臓を握られているこの恐怖、この苦痛が!』
マガツ:『貴様らの力を手に入れ、儂はQ市から人間どもを一掃する』『そして作るのだ……!』『行き場を失った神々だけが暮らす、神の楽園を!』
マガツ:『死ね! 神の踏み台となれることを、光栄に思えッ!」
マガツ:マイナーで《原初の灰:光子解放》。ラウンド中の全判定ダイスを+5。
マガツ:《コンセントレイト:ウロボロス》《背教者の王》《原初の白:完全なる世界》《混色の氾濫》《幻想の色彩》《世界を喰らうもの》《カラミティスマッシュ》。
マガツ:ドッジC値が+1される視界範囲攻撃です。対象はPC全員。
マガツ:37dx7+7
DoubleCross : (37R10+7[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,4,4,6,7,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,5,5,5,8,8,9,10]+10[2,2,3,9]+10[8]+10[9]+3[3]+7 → 70
GM:リアクションが可能です。
水波賢哉:「わかる?レネゲイドに頼って生きる限り、僕らは常にジャームになる恐怖に怯えなきゃならない。そんなのはね、僕らも同じだって言うのさ」
名塚佑:可能というだけw
谷神錬磨:もはやワンチャンにかけるつもりもない……素ドッジチャンス!
朝比奈 望:ドッジ!
朝比奈 望:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,6,7,9]+1 → 10
朝比奈 望:はい無理!
水波賢哉:避けれる目はありますが、佑ちゃんをカバーだね。
GM:え、えらい! この状況でもカバーしてくれる……!
谷神錬磨:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[5,8,9,9]+4 → 13
GM:佑ちゃんと錬磨くんもリアクションをどうぞ。
名塚佑:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
谷神錬磨:muri
GM:www
名塚佑:だ……だから振りたくなかったんだ!!
GM:東京ちゃん、今回ダメダメだな!
GM:ダメージを出します。
水波賢哉:《マグネットフォース》82→84 ガード
GM:なら、賢哉くんが東京ちゃんをカバー。賢哉、錬磨、望の三人にダメージ。
マガツ:8d10+26+15+20 もろもろが有効。
DoubleCross : (8D10+26+15+20) → 44[7,2,7,8,5,2,6,7]+26+15+20 → 105
マガツ:尾を打ち振る。単純な、力任せの攻撃。
マガツ:……ただそれだけが、凄まじい威力を誇る!
マガツ:境内の周囲の竹林がなぎ倒され、石畳が跳ね飛ばされる。直撃した朝比奈、水波、谷神もだ。
谷神錬磨:リザレクションッ
谷神錬磨:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 6[6]+30 → 36
朝比奈 望:何が起こったのもかもわからないまま、衝撃に巻き込まれる!
谷神錬磨:間違えた。6上がって83→89です。
朝比奈 望:リザ!
名塚佑:カバー……されます!済まない!
朝比奈 望:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 5[5]+68 → 73
朝比奈 望:でや!!
水波賢哉:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 3[3]+84 → 87
谷神錬磨:「……防ぎようがないな」 血と肉の影から、ずるりと再生する。
水波賢哉:迫り来る瓦礫、大木、衝撃波 全てを視界に捉え、愛剣を構え…る、ことなく。佑ちゃんの前に跳ぶ。
水波賢哉:「そうか?僕ならいけたね。ぎりぎり落せる…是非、試してみたかったよ」
水波賢哉:血唾を吐いて立ち上がる。後方には礫一つ通さない。
名塚佑:「み、水波くん……」まったく反応できていなかった。
谷神錬磨:「名塚は無事か。よし。反撃できる」
マガツ:『ははははは! ははははははは!』
マガツ:『脆い脆い! 人など、神が本気を出せばこの程度……!』『脆すぎるッ!』
朝比奈 望:「確かに、こんな風にいつ殺されてもおかしくない相手の目の前に立ってるのは、怖いよね。」
水波賢哉:「これは、あれだな。判断をミスった。僕も魔術の恩恵にあずかるべきだった。朝比奈、谷神、攻撃は任せた」
藍坂紗良:「ちっ……! 賢哉、選んで!」
藍坂紗良:「1、私だけヴァイスちゃんを探しにいく。2、この場で賢哉たちを支援する」
藍坂紗良:「判断よろしく!」
水波賢哉:「1だ。ヴァイスを引きはがせれば、そのぶん、こいつの出力は落ちるはずだ」
藍坂紗良:「了解。死ぬんじゃないわよ!」 全力で駆け出し、神社の階段を降りていく。
藍坂紗良:欠片ほども躊躇いません。UGNエージェントだからだ。
水波賢哉:「藍坂にあの世で殺されたくないから頑張るよ。そっちも死ぬなよ」
名塚佑:「……思考、を」
名塚佑:「思考を同調する。ボクにはマガツの動きが見える!」
谷神錬磨:「承知。斬撃する」
マガツ:『見える?』
マガツ:『見えるからどうなるというのだ。恐怖が倍増するだけだぞ!』
マガツ:ダメージが入ったのでオートエフェクトを使います。《背徳の理》《原種暴走》《喰らわれし贄》《破壊の渦動》。
マガツ:このシーン間、ウロボロス系攻撃のダイスが10個増え、ダメージが上がり、範囲攻撃になり、装甲無視になります。
名塚佑:めちゃくちゃな性能アップ!
GM:行動値0。PC組の手番です。
GM:誰から動いてもいいんだぞい。
谷神錬磨:先手はお譲りする!マシラはまだ速い……谷神は大した攻撃力出せないス!
名塚佑:私が様子を見ましょうか?
名塚佑:素殴りができます
谷神錬磨:さすが名塚チャン
朝比奈 望:ジェネシーしようかな…。
朝比奈 望:いや、やめよう。怖いからな。
マガツ:あ、いっこ重要なエフェクトを噛ませ忘れてました。
マガツ:マイナーで《幻想の獣王》。リアクション不可になり、ダメージがアップしてます。
GM:行動をどうぞ。
名塚佑:では私から動いてよろしいでしょうか。《腐食の指先》を当てることを試みたいです。
水波賢哉:ok
GM:ダイスを振るがいい!
谷神錬磨:がんばってー!
名塚佑:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[1,10]+6[6] → 16
マガツ:幻想の獣王でリアクション不可。命中します。
マガツ:というか、常識的に考えてバカデカいドラゴンが機敏な回避をできるわけがない……。
谷神錬磨:すごいっ回った!
名塚佑:2d10+29 シーン中装甲-10
DoubleCross : (2D10+29) → 12[9,3]+29 → 41
GM:えっちょっと待って
GM:強くない?
名塚佑:あっはい
名塚佑:ピュアソラの《活性の霧》なので……
水波賢哉:ソラリス攻バフ
名塚佑:世界最高シンドロームピュアソラの《活性の霧》なので
マガツ:ダメージが入ります。まだ倒れないが、装甲は大きく剥がれる。
名塚佑:(ボクが攻撃の意思を与える限り――)(それが”起源”になる)
名塚佑:そこらの小石を指で弾き、飛ばす。
名塚佑:「【マガツ!】」
名塚佑:「【それに当たれば、傷がつく!】」
マガツ:避けようとすらしない。その鱗は、大抵の攻撃を防ぐからだ。
名塚佑:カン!
マガツ:「何を……」
名塚佑:当然に弾かれる。現実は何も変わらないように見える。
名塚佑:「……当たった」
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+2した(侵蝕:91->93)
マガツ:「!」 鱗を覆っていた青い光が喪われる。
GM:佑の放った小石が当たった場所だけ、鱗が黒く変色し、ひび割れる。
GM:魔術。"毒蜘蛛"が、殺戮のイメージを空間に展開したように……佑の意志が、意志通りの事象を呼び寄せる。
谷神錬磨:「崩れた。いけるか」
水波賢哉:「あそこか。さて、狙えたもんかな」
マガツ:「……ははははは!」
マガツ:「いいぞいいぞ。そら、好きなだけ攻撃するがいい!」
マガツ:「我はコヨミと一心同体。お前らの敵意が……その殺意が」
マガツ:「コヨミの、人を信じたいという心を折るのだ!」
GM:次! 水波、朝比奈、谷神の誰かの手番!
谷神錬磨:錬磨がいきます!
GM:はい、錬磨は大丈夫です!
谷神錬磨:「その前に、お前の存在を……断つ」
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動! マガツちゃんとエンゲージ!
マガツ[19] 谷神[0]
5m
水波[0] 朝比奈[0] 名塚[0]
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+死神の精度+爪剣。対象は……マガツ!
GM:きませい!
谷神錬磨:11dx7+1
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,1,3,4,4,4,5,7,7,8,9]+10[2,5,6,9]+5[5]+1 → 26
谷神錬磨:ホイ!
マガツ:「谷神か」「お前の父親や祖父の事を覚えているか?」
マガツ:「そうやって……」
マガツ:「身の程をわきまえず、勝てぬ相手に戦いを挑んで死んだのだろうな」
マガツ:「虫のように。藁のように!」
マガツ:リアクション不可。ダメージをどうぞ。
マガツ:「はははは! はははははは!」
谷神錬磨:「……黙れ……!」
名塚佑:《活性の霧》で攻撃力は+21です。
谷神錬磨:3d10+21+10+5+15 諸々有効
DoubleCross : (3D10+21+10+5+15) → 17[5,9,3]+21+10+5+15 → 68
GM:ううっ高い……!
谷神錬磨:浸食89→100
マガツ:一度死にます。《魔獣の証》で復活する。
谷神錬磨:「……散骸……」 錬磨の体が、一瞬ブレる。
谷神錬磨:刃だけではない。全身での高速振動・高速移動――マガツとすれ違う直前、完全にその姿が影のように霞んで消えた。直後!
谷神錬磨:鋼の旋風が六度、残光のみを後に、ほぼ瞬時にマガツの肉を引き裂いている。
マガツ:「お……!」 ドラゴンの肉が微塵に斬られ、はじけ飛ぶ。
マガツ:「……愚かなものだ」
マガツ:「いっそ憐れみすら覚える。なぜ退かない?」「なぜこの状況下で、そうも果敢に攻撃を仕掛けてくる?」
マガツ:「まさか……まさかとは思うが……」
マガツ:「まだコヨミを救えるつもりでいるのか?」 竜の眼光が錬磨を見下ろす。
谷神錬磨:「黙れ……」
谷神錬磨:もっとも精神薄弱な錬磨は、コヨミのことを急速に忘れつつある。
水波賢哉:「六閃。今のは六度…か。調子悪いなりにやっぱやるな、谷神は」
谷神錬磨:「……」 だが、目的は必要だ。戦う目的。目の前の異形。これを狩ることに精神を向ける。
谷神錬磨:「お前は斬り伏せる」
GM:……まだ、錬磨たちの中からコヨミとの思い出が完全に消えたわけではない。声も思い出せる。顔も思い出せるだろう。
GM:だが、マガツの声を聞くたび……マガツのレネゲイドを浴びる度、コヨミとの思い出が奪われていく錯覚に襲われる。
GM:当然だ。錬磨たちがコヨミとの絆を喪失したときこそ、自分が完全にコヨミを乗っ取れるチャンスとなるのだから。
GM:次。朝比奈くんか賢哉くんの手番です。
マガツ:「きりふせる」
マガツ:「ふはッ!」「ふははははは! ふははははははははは!」
マガツ:「ハハハハハハハハハハハハ!」
マガツ:「これは面白い! 儂を笑い死にさせるつもりか! ハハハハハハハ!」
谷神錬磨:「……なるほど。それが通じるなら、面白い作戦だ……」
谷神錬磨:「横隔膜を攻めるか……」 真剣に検討している
GM:リミッターのかかっていない神の力は強大だ。マガツの余裕もそこから来ている。
GM:選択肢は二つ。
GM:高い技能で、名塚と谷神が作った急所を穿つか――、
GM:圧倒的な火力で、跡形もなく燃やし尽くすかだ。
水波賢哉:(藍坂頼むぞ。僕はこいつに早くほえ面をかかせたい!…ヴァイスが奪還できれば何かしら影響が出るはずだ)
水波賢哉:(あの高笑いが驚愕に変わるところを最前席で拝んでやる)
朝比奈 望:ではいきます!
GM:行け!
GM:もとい……来い!
朝比奈 望:マイナーでエンゲージを斬りつつ
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+滅びの一矢+アマテラス+ブラッドボム
マガツ[19] 谷神[0]
5m
水波[0] 名塚[0]
5m
朝比奈[0]
GM:こんな感じかな。
GM:きませい!
朝比奈 望:10dx7+20
DoubleCross : (10R10+20[7]) → 10[1,1,1,1,1,3,7,8,9,9]+10[3,6,6,7]+10[7]+1[1]+20 → 51
GM:えっ高・・・
GM:だ、ダメージをどうぞ
マガツ:幻想の獣王でリアクション不能。
朝比奈 望:6d10+33+21
DoubleCross : (6D10+33+21) → 43[5,9,3,10,7,9]+33+21 → 97
GM:えっ高!
朝比奈 望:ブラッドボム分!
朝比奈 望:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[4,2] → 6
朝比奈 望:リザ!
朝比奈 望:いや、リザは敵のアレの様子を見よう!
マガツ:《虚無への回帰》。アマテラス部分のダメージを無効化。
マガツ:ブラッドボムを喰らいます。まだ生存。
朝比奈 望:や、野郎!
GM:どうする!リザするかい、寝っ転がってるかい!
朝比奈 望:リザる!
朝比奈 望:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 5[5]+84 → 89
朝比奈 望:おっけ!
朝比奈 望:高笑いしているところに矢を放ちます。
マガツ:「貴様も……」「まだ諦めていないのかッ!」
マガツ:竜の咆哮。一喝で炎の矢の大半を打ち消す。
朝比奈 望:「確かに、君みたいな人の前に立つのは怖いけど。」
朝比奈 望:「でも、一人じゃないから。」
朝比奈 望:自分がひどく残酷なことを言っているような感覚に襲われる。
朝比奈 望:今、一番一人にしてはいけない人を無視して、言葉を吐いてしまっているような。
GM:……望の感覚は間違ってはいない。
GM:"白"にはヴァイスがいた。分神の中で一番"鬼"に近い黒ですら、他のツキガミという理解者がいた。
GM:マガツには、誰もいない。……ジャームだからだ。
マガツ:「……気に入らん」「気に入らん……!」
マガツ:「貴様のその目が気に入らん」「貴様らの、その目が気に入らん!」
マガツ:「まだコヨミを救えると本気で考えている目。希望を捨てていない者だけができる目だ……!」
マガツ:「全員が気狂いなのか? 現実を受け入れられぬのか?」「……気に入らん!」
GM:ラスト。水波くんの手番……の前に、
GM:申し訳ありません。実は、最初の《世界を喰らうもの》でHPが減っていたので
GM:東京アタックで一度死んでました。
朝比奈 望:「だって、ここは現実じゃないんでしょう?」
GM:キュマイラの120%エフェクト、《不死なる獣》でダメージを軽減した事とします。
水波賢哉:「余裕がなくなってきたな。いや、違うな。結局は、お前は生まれたばかりの新しい神性だ…」
水波賢哉:「抵抗されること、それ自体に戸惑ってるな」
水波賢哉:「そこを見逃すほど。僕(UGN)の修練は甘くないぜ!」
谷神錬磨:「そうか。面白い発想だ、水波……精神面をつけるか……?」
水波賢哉:戦闘移動して接敵、谷神君と同じエンゲージにいきます。
マガツ[19] 谷神[0] 水波[0]
5m
名塚[0]
5m
朝比奈[0]
水波賢哉:「心まで穿つ一撃か。試してみる甲斐はあるか、やってやるさ」
水波賢哉:6dx+35
DoubleCross : (6R10+35[10]) → 10[3,5,6,10,10,10]+10[7,8,10]+4[4]+35 → 59
GM:ファーwww
水波賢哉:雫とかくだされる?
GM:ソラリスパワーとかするならするがいいでしょう。
名塚佑:じゃああげちゃうヨッ
水波賢哉:やったぜ!
名塚佑:《夢の雫》!
谷神錬磨:ナイストス!
名塚佑:なんと達成値に+16だ!がんばって!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した(侵蝕:93->96)
水波賢哉:達成値75!
水波賢哉:8d10+9
DoubleCross : (8D10+9) → 41[10,9,8,1,1,10,1,1]+9 → 50
GM:おげげげげげげ
水波賢哉:最速の一刀は、刺突剣を持つ手から、最も遠い足から始まる。
水波賢哉:大地を蹴った足の捻りが、膝から腰へ、腰から肩へ、肩から肘へ、肘から手首へ、そして、手首から刺突剣の切先へと伝わって行く。
水波賢哉:それは、肉体と言う発射台を経て螺旋状に加速した、運動エネルギーの奔流に他ならない。
水波賢哉:「エフェクトの行使はなくてもね。オーヴァードの肉体を使って、僕の技量を搭載した一撃だ。鋼くらいなら貫穿するさ」
GM:切り札は《虚無への回帰》と《不死なる獣》と《魔獣の証》があったのですが、
水波賢哉:「それに、急所は魔術でリサーチ済だ」
GM:不死なる獣は東京アタックで。魔獣の証は谷神アタックで。虚無への怪奇は朝比奈アタックで使用。
GM:装甲は10あったんですが、東京アタックで0に。残りHPはブラッドボムで削られ、25でした。
GM:倒れます。戦闘終了。
GM:水波くんはかっこよくフィニッシュムーブを決めていいです。
谷神錬磨:「……徹った、な」
マガツ:「……急所?」「技量だと?」
マガツ:「だから何だと言うのだ。神がその程度で斃れると思うのか……!?」
水波賢哉:もとより点にすぎない刺突剣の軌跡。 一撃ごとに速度を上げ、四撃放つ間に、それは瞬光と化している。
水波賢哉:オーヴァードの動体視力をもってしても不可視に近い領域。それを赤黒く変色した鱗の一点のみを速射の方のように連べ打つ。
GM:――――ッド!
マガツ:「……違う」「これは……」
マガツ:「何故だ!」
マガツ:「何故、この……未曾有のチャンスの邪魔をする……!」
マガツ:「…………コヨミ…………!」
水波賢哉:「僕らのことが大好きな女の子を抱えて…」
水波賢哉:「僕らに勝てるわけないだろ…なんだ、そうか、そんなことか」
GM:ドラゴンの姿が急速にかき消える。かわりに、よく知った一人の姿が現れるでしょう。
谷神錬磨:「……お前は」
月代コヨミ:《ヒューマンズネイバー》。
GM:人と共に寄り添おうとするレネゲイドビーイングが使う、偽装エフェクト。
GM:……まだ絆は消滅しきっていない。最後の絆が、いま一度マガツを退け、コヨミに最後のチャンスを与えている。
月代コヨミ:「ハーッ……! ハァー……!」
月代コヨミ:「す……すまない……みんな」「最後の最後まで……」「……迷惑を……」
朝比奈 望:「何言ってるの、まだ、最後なんかじゃないでしょ」
月代コヨミ:「……いや。最後だ」
月代コヨミ:「自分のことだからわかる。こうして話せているのも、残りわずかだ」
名塚佑:「ち、違う。待って。あきらめ……ないで」
名塚佑:「忘れないから。……お姉ちゃん。大丈夫……まだ……!」
名塚佑:ここに留まっていれば、また戦いになる。それを回避する方法も知っている。
名塚佑:目の前の彼女が必死に頼むのなら、そうするべきなのではないか。そうしないと決めた記憶があっても、そう思ってしまう。
月代コヨミ:「佑! 聞けッ!」「もう無理なのだ! そう長く抑えてはいられない!」
月代コヨミ:「すぐにここから逃げろ。Q市へ戻れ! 出たらすぐ、"ツクヨミ"のコアを、我ごと破壊しろ!」
月代コヨミ:「今しかない……! こいつごと、確実に、我を殺せ!」
月代コヨミ:佑をたしなめ、そして他の三人を見る。
GM:余裕がないのが見るからにわかります。……ここにいれば、遠からずまたマガツと戦う事になるだろう。
水波賢哉:「だってさ。お前らどうする?僕に言えばすぐに帰れるわけだけど」
谷神錬磨:「無理だな」
水波賢哉:息を静かに吐き、長めの前髪を両手で後ろに撫で付ける。エージェントとしてのマインドセットだ。
水波賢哉:谷神の台詞を聞き口の端が上がる。
谷神錬磨:「ここでコヨミを助けたい」
月代コヨミ:「……ば、かな……」
朝比奈 望:「バカで、ごめんね。」
月代コヨミ:「もう、無理だ。今だって……我の中から、マガツが蘇ろうと……」
月代コヨミ:「我といっしょにいれば必ず災厄が訪れる。お前たちも、UGNからどんな目で見られるかわからぬ」
月代コヨミ:「行け……行くのだ……!」
名塚佑:「……違う!」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんはずるい!そうやって、自分がいいやつのまま消えてしまえばいいって思ってるんでしょう!」
月代コヨミ:「な」
名塚佑:「……神様はそうじゃない!ヨミ姉ちゃんだって知ってるはずだ!!」
名塚佑:「土地を守ったり、恵みをもたらすだけじゃない!もともと、神様は災厄でもあるんだ!」
名塚佑:「白とヴァイスを見ても分からないの!?」
名塚佑:「ボクは――魔術師として、ヨミ姉ちゃんと友達になるって決めた。災厄だって、引き受ける義務がある!」
月代コヨミ:目を白黒させている。 「ぎ、義務……だと」「そんな義務が……」
月代コヨミ:「いや待て。ずるいとか、そういう問題では……! 命の危険があるのだぞ……!」
水波賢哉:「自分の命の危機をないがしろにする人に言われてもね。いや、心配してくれるのはあり難いけどさ」
谷神錬磨:「コヨミが俺たちの立場なら、同じようにしただろう」
水波賢哉:「こう言っちゃなんだけど、僕はUGNよりコヨミちゃんにこそ多くの物を貰ったし、UGNよりも藍坂の目の方が大事ですので」
水波賢哉:「ここで逃げるって言うなら、コヨミちゃんも一緒に、だ」
水波賢哉:「なぁ?」と皆を見回す。
朝比奈 望:「うん」
谷神錬磨:「賛成する。コヨミは人のことが言えた立場ではないと思う。共に行くぞ」
月代コヨミ:「大馬鹿者め……!」
朝比奈 望:「来たのも一緒なら、出ていくのも一緒じゃないと。」
GM:君たちは選ぶ事ができます。ここでコヨミを見捨て、自分たちだけで脱出するか――もしくは、
GM:あらゆるリスクを覚悟で、コヨミとともに脱出するか。
GM:もしコヨミとともに脱出する場合、誰かが背負ったりする必要があるでしょう。それほどに衰弱している。
月代コヨミ:「この、……この、大馬鹿者どもめ……!」
水波賢哉:「誰に負ぶられたい?より取り見取り。スピードなら谷神、乗り心地なら朝比奈、僕はその中間だな」
月代コヨミ:「…………は。ははは」
月代コヨミ:「本当に……我を連れて逃げるつもりか……ふふっ。ふふふふ」
月代コヨミ:「ふふふ、あははは……! ば、莫迦な子ほど可愛いとはこういう事か」
月代コヨミ:ゆるゆると右手をあげ、望を指差す。 「望にしよう」
月代コヨミ:「賢哉には想い人がいる。佑は体力的に無理だ。となると、錬磨か望になるわけだが」
月代コヨミ:「ふふふ。あまり錬磨を独り占めすると、佑が妬いてしまうかもしれんからな?」
名塚佑:「む」
谷神錬磨:「……ずいぶんな余裕があって何よりだ……」
谷神錬磨:「いずれにせよ朝比奈が適任だ。背後は守ろう」
朝比奈 望:コヨミちゃんの右手を掴んで、自分の肩へと持っていきます
朝比奈 望:「ごめんね。みんな我儘で」
月代コヨミ:「もうよい。我儘なのは……いちばん我儘なのは、我だった」
月代コヨミ:「頼めるか、望? 我も、あの橋まで連れていってくれ」
月代コヨミ:「……そして、みんなで外へ出よう」
朝比奈 望:「うん、帰ろう。いつもみたいに、みんなで帰ろう。」
水波賢哉:「よし。じゃあ僕は先導だな。正面は任せろよ。…っと、その前に」
水波賢哉:藍坂に連絡を入れよう。
名塚佑:頷く。
藍坂紗良:『――賢哉! そっちはどうなってるの!』
藍坂紗良:『Q町自体がだんだん不安定になってる。はやく橋のゲートまで行かないと、この世界の崩壊に飲み込まれるわよ!』
GM:管理者であるコヨミとマガツの意志のコンフリクトです。この空間自体が、徐々にほつれてきている。
水波賢哉:『わぉ、ぎりぎりだな。今からコヨミちゃんを連れて脱出する。そっちは?ヴァイス見つかった?』
藍坂紗良:『まだ。どこにいるんだろ……! 彼女なら最悪一人でも脱出できると思うけど……』
名塚佑:「……Q町が……」
GM:佑ちゃんが周囲に視線をやれば、まるで急速に経年劣化したかのように神社の本殿がボロボロになっていくのがわかるでしょう。
名塚佑:「……っ」唇を噛む。
谷神錬磨:「限界のようだ」
朝比奈 望:「コヨミちゃん、わかる?」
月代コヨミ:「いや。だが、同じツキガミ同士だ。出来る限り呼びかけてみる」
水波賢哉:『OK。ヴァイスも単独で脱出は出来るんだな。じゃあ藍坂も離脱してくれ』
水波賢哉:『問題自体は全部解決って訳じゃない、外に出たらなにか起こるかもしれない。フォローよろしく』
水波賢哉:「と言うわけで走るぞ、お前ら」
谷神錬磨:「わかった。追随する」
月代コヨミ:「……佑……」 声をかける。
名塚佑:「Q町のこと……」
名塚佑:「……ボクは、大好きだったよ……」
月代コヨミ:「うん。我も大好きだった」
月代コヨミ:「自然が豊かで……田んぼと、山と、川があってな。本当に良い場所だった……」
名塚佑:「……」
月代コヨミ:「大丈夫。Q市にもまだ残っているのだ。そういう場所は」
月代コヨミ:「全部が終わったら……また、いっしょに遊ぼう」
朝比奈 望:「Q市だって、いい場所だよ。佑ちゃん。」
朝比奈 望:「帰ったら、たくさん案内してあげる。」
名塚佑:「……うん」
名塚佑:みんなに遅れないよう、必死で走ります。
GM:水波くんの携帯が震えます。着信ではなく、LINEのメッセージ。
水波賢哉:見る。
GM:『待っててあげてるから早く来い』という文字と共に、怒りスタンプが貼られている。
水波賢哉:思わずニヤける。気合が入った。
水波賢哉:走りながら一度だけ崩れ逝く町に視線を移す。
水波賢哉:「Goodbye, my heaven」名残惜しむように偽り(二度目)の青春に別離を告げた。
GM:シーンカット。購入はもうできない・・
名塚佑:悲しい物語だわん
GM:ロイスは取れます。"砕け散る絆"の効果が解除される。
GM:消去されたコヨミへのロイスを取り直す事が可能です。
水波賢哉:取り直します! 感情もそのまま!
朝比奈 望:やったー!
朝比奈 望:取り直すぜ!!
朝比奈 望:そんでマガツに取ります。
谷神錬磨:取り直します!
谷神錬磨:そのままです。
GM:取れ!
名塚佑:友達/月代コヨミ/友情:○/執着/ロイス
朝比奈 望:敵?/マガツ/親近感/脅威〇
朝比奈 望:おわり!
GM:よしよし。じゃあ、シーンカット。
クライマックス
GM:様々な事情により、マスターシーンは無しになります。クライマックス。
GM:全員登場だよ。出ろ!
谷神錬磨:1d10+100
DoubleCross : (1D10+100) → 3[3]+100 → 103
谷神錬磨:低めが出た!
朝比奈 望:おらー!でたらー!
朝比奈 望:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 6[6]+84 → 90
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+7(1D10->7)した (侵蝕:96->103)
名塚佑:ちがう!
名塚佑:あっ、合ってた。
GM:合ってる合ってる!
GM:おお?
名塚佑:1D10に戻さないままだと思ってしまった。103です。
水波賢哉:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 6[6]+87 → 93
朝比奈 望:やーい!佑ちゃんと錬ちゃん侵蝕おそろいー!
GM:----
GM:君たちはQ町を駆け抜けている。もとより夜中ということもあって人気はなかったが、今はそれ以上に人の息遣いが感じられない。
GM:目標の小鮎橋までは、あと数分かかるが……この世界が崩れ落ちる前には間に合う事でしょう。
GM:そして、それと同時に。
GM:向こうの方から全力疾走してくる人影が見える。
GM:片手には機械式と思しき漆黒の突撃槍。もう片方の手には赤い宝玉が埋め込まれた、華美な装飾の戦斧。
???:「……、…………!」 何か叫んでいる。
GM:水波くん以外の全員は<知覚>か<交渉>で判定してください。難易度は9。
GM:水波くんはどうしようかな……w <知覚>か<交渉>、<知識:藍坂紗良>のいずれかで難易度6にしましょう。
朝比奈 望:ちっかく!!
名塚佑:交渉ーッ
朝比奈 望:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,3,4,6,7,8,10]+9[9]+1 → 20
朝比奈 望:ひゃー!
谷神錬磨:5dx+1 知覚!
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,7,7,9,9]+1 → 10
名塚佑:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 6[1,1,2,5,6,6] → 6
GM:東京!
名塚佑:ザコ!
水波賢哉:知覚ですね。
水波賢哉:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[4,6,9,10]+6[6]+2 → 18
GM:ならばザコ以外は気がつく! 走ってくるのは藍坂です。
名塚佑:ザコ……
藍坂紗良:「ぜ」
藍坂紗良:「全員……」
藍坂紗良:「伏せて!」 自分も、地面に飛び込むように伏せる。
???:"破壊神顕現"。
???:凄まじい爆風が押し寄せ、周囲の建物が吹き飛ぶ。
朝比奈 望:「コヨミちゃん!!」
朝比奈 望:コヨミちゃんを庇うようにしながらふせる!
月代コヨミ:「我は大丈夫だ! 佑を……!」
水波賢哉:佑ちゃんの目の前にその身を晒し、盾になる。
谷神錬磨:「……む」 急旋回。爆風を刃で払いながら、飛びのく。
GM:東京ちゃんは2d10のダメージを喰らうがいい!
名塚佑:ウワーッ
名塚佑:クソザコ!一切反応できなかった。
水波賢哉:カバーリングできます?
GM:えっするのかい! そのHPで!
GM:できます。
水波賢哉:ダメージを喰らいますので、出してくださいな。
GM:ならばカバーリング成功。水波くんは佑ちゃんのかわりに2d10を喰らいます。
GM:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[8,4] → 12
GM:そこそこの出目!
水波賢哉:リザレクト
水波賢哉:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 7[7]+93 → 100
GM:お、おええ
名塚佑:「ごっ……」
名塚佑:「ごめん」
水波賢哉:「護衛は僕の専門習熟技能だぜ。それに、前にも同じ事したな。赤の時」
藍坂紗良:「はーっ……はー……!」
藍坂紗良:「し、死ぬかと思った……! シミュレータで受けていいダメージじゃないわよ、これ……!」
GM:気づく人は気づくでしょう。藍坂には、別行動していた僅かな時間で複数回《リザレクト》した痕跡がある。
GM:"何者か"との戦いで、自然治癒の限界付近までレネゲイドを酷使している。
水波賢哉:「藍坂、戦闘した?僕がいないときに無茶するなよな」
朝比奈 望:「藍坂さん、あれは、なんなの!?」
谷神錬磨:「いまのは、なんだ。……何と戦っている?」
藍坂紗良:「……みんなごめん。説明の前にふたつ謝る」
藍坂紗良:「まずひとつ。私、戦闘だとほんっっっと役立たずだと思う。消耗しすぎた……」
藍坂紗良:「ちょこっと援護するくらいが関の山。あんま期待しないで」
GM:……ザッ、ザッ。
藍坂紗良:「で、二つ目。これが本題なんだけど」
藍坂紗良:「…………ごめん! 私じゃ説得できなかった!」
藍坂紗良:「"白"は……コヨミちゃんを倒すつもりよ!」
名塚佑:「“白”……」
"白"のツキガミ:「……」 瓦礫を踏み越え、姿をあらわす。
谷神錬磨:「ああ。”白”か」
朝比奈 望:「…"白"ちゃん…?」
"白"のツキガミ:「全員そこをどけ」
"白"のツキガミ:「コヨミを……"マガツ"を殺す。どけ」
水波賢哉:「ヴァイス自体はちゃんと見つけてくれた訳だ。流石は藍坂。その後のことは僕らがやるさ」
藍坂紗良:「ヴァイスちゃんっていうか、もう"白"モードだけどね……!」
GM:並々ならぬ殺気が漲ってます。殺気はすべて、コヨミに集中している。
名塚佑:「“白”……ヴァイスは、ヨミ姉ちゃんを助けてほしいって言ってた」
名塚佑:「これからそれをする。……どいて」
朝比奈 望:「なんで?白ちゃんだって、コヨミちゃんを助けることに賛成してくれたんじゃないの?」
水波賢哉:「僕らはまだ諦めてないけど、そっちは我慢の限界?むしろ手を貸してくれると有難いんだけどね」
水波賢哉:「今なら信者になってもいいね。大サービスだよ」
"白"のツキガミ:「流石に看過できん。あれだけの禍津神がコヨミの中に潜んでいるのだ」
"白"のツキガミ:「力を目の当たりにして、わかった……あれは放置していいものではない!」
GM:同じ神だからこそ分かる事もある。分神の中でもひときわ神性が高い"白"ならば尚更だ。
GM:絆の力によってマガツを封じる。これはほとんど奇跡のような、際どいバランスで成り立っている事象。
GM:次にマガツが起きれば……どうなるかわからない。その前に、災いの芽を摘まねばならない。
"白"のツキガミ:「……むしろ、あれと戦って何故、お前たちはまだコヨミを救おうとしている……!?」
"白"のツキガミ:「連れ帰るつもりか! 町に災厄を持ち込むつもりか、お前たちは!」
月代コヨミ:「……言っておくぞみんな。"白"の言う事は正しい」
月代コヨミ:「というか、お前たちが大馬鹿すぎるのだ。あれの言っている事は、本当に正しい……」 ため息をつく。
"白"のツキガミ:「コヨミを差し出せ。さもなくば……」
"白"のツキガミ:「戦うしかないぞ」
朝比奈 望:「でも、僕たちだって間違えてはないよ。」
朝比奈 望:「友達を助けることが、正しくないはずなんてないんだから。」
名塚佑:「……もしも、マガツを倒してヨミ姉ちゃんを助けるなら。ヨミ姉ちゃんの創り出した――この『Q町』の中じゃ、勝ち目がない」
名塚佑:「今……一緒に脱出することが勝算なんだ……!ヨミ姉ちゃんも、“白”も、助けたい!」
谷神錬磨:「……”白”を、できれば説得したいが」
谷神錬磨:「折れてはくれないだろうとも思っている……お前にはお前の正しさがある」
月代コヨミ:「説得を試みてくれるのは嬉しいが……まず無理だろう」
月代コヨミ:「ああなった"白"は頑固でな。テコでも動かない」
"白"のツキガミ:「二度目の警告だ。そこを、どけ」
"白"のツキガミ:「三度目はないぞ!」
水波賢哉:「僕はまだ自分が暴走してるとは思えなくてね。UGNとしての全てを使って町も友達も守りきるつもりだ」
水波賢哉:「白よ。最後にひとつだけ問答いいかい?」
"白"のツキガミ:「言え」
水波賢哉:「本当に簡単なひとつだけだ。時間もないしね」
水波賢哉:「どうせ、僕らを力づくで止めるのは変わらないんだろう?僕達だって意見は曲げない」
水波賢哉:「僕らが勝ったら力を貸す。ってのはどうか?」
"白"のツキガミ:「なに?」
"白"のツキガミ:「……いや……」
"白"のツキガミ:「ふん、いいだろう。敗者が勝者に従うのは当然のことだ」
"白"のツキガミ:「もし私が勝てば、コヨミは差し出して貰うぞ」
水波賢哉:「そうさ、決闘をしようぜ。って言ってるのさ!話が早くて助かるよ。決まりだな」
水波賢哉:後ろを振り向く。
水波賢哉:「あー、すまん。そういう事になった!お叱りは後で幾らでも受けるぞ」
月代コヨミ:「みんな……頼む。素直に言うぞ」
月代コヨミ:「我は死にたくない。マガツにも負けたくない。みんなと共に生きていきたいのだ」
月代コヨミ:「……勝って、我を助けてくれ!」
名塚佑:「……願いを、叶えるよ」
谷神錬磨:「承知した」 小太刀を逆手に構える
朝比奈 望:「わかった。頑張る。」
藍坂紗良:「もう……勝手な約束して……」
藍坂紗良:「やるからには完勝してきなさいね。賢哉くん!」
水波賢哉:「勝手な約束はするけど、出来ない約束はしないさ。ああ、勝って来るさ」
GM:コヨミを守ろうとする水波たちと、コヨミを討とうとする"白"。
GM:Q市でおこったツキガミ事件、その最後の戦い……それが再び、この世界でも再現されようとしている。
"白"のツキガミ:「……………………行くぞ!」
GM:"白"の強烈な殺気が君たちのレネゲイドを励起させる。
GM:衝動判定です。難易度は9!
名塚佑:2dx>=9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 4[1,4] → 4 → 失敗
谷神錬磨:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,2,9,10]+1[1] → 11 → 成功
名塚佑:クソザコ!
水波賢哉:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[4,5,5,9,10]+9[9]+4 → 23
谷神錬磨:2d10+103
DoubleCross : (2D10+103) → 14[4,10]+103 → 117
GM:佑ちゃんにいいところがないw
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+11(2D10->7,4)した (侵蝕:103->114)
朝比奈 望:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,2,2,10]+5[5]+1 → 16
朝比奈 望:おんどりゃあ!
朝比奈 望:90+2d10
DoubleCross : (90+2D10) → 90+13[5,8] → 103
朝比奈 望:ぐあー
水波賢哉:100+2d10
DoubleCross : (100+2D10) → 100+20[10,10] → 120
GM:うわっ
名塚佑:ヒイ!
名塚佑:守りの要の水波くんが……!!
谷神錬磨:ここでデカい目を…!
朝比奈 望:あわ
GM:NPCカードのご案内をします。この戦闘中、藍坂紗良から支援を受ける事が可能です。
GM:ラウンド一回、オートでレベル6の《勝利の女神》が可能。達成値を後乗せで+18します。
名塚佑:めちゃくちゃ便利!
朝比奈 望:女神ー!
"白"のツキガミ:「――――我が名は"白"! 万象を砕く破壊の化身!」
"白"のツキガミ:「町の平和のために……」「人々の未来のために!」「神の誇りを守る為に!」
"白"のツキガミ:「この偽りの世界もろとも、灰燼に帰せ!」
GM:戦闘を開始します。
"白"のツキガミ[7]
10m
水波[6] 朝比奈[12] 谷神[5] 名塚[4]
GM:エンゲージはこんな感じですね。
Round-01 -Setup-
GM:セットアップ!
GM:何かエフェクトがある人は宣言をどうぞ。
水波賢哉:サーチアイ起動します
谷神錬磨:なし!
名塚佑:当然マルチロック《活性の霧》ですが
名塚佑:ダイスペナ欲しくない人は外すので言ってください
谷神錬磨:ください!ほしい!
朝比奈 望:なし!
"白"のツキガミ:《オーバーアクセル》《苛烈なる火》《不死身の炎》。
"白"のツキガミ:行動値+8、ラウンド中の攻撃力を+12。更に最大HPと現HPが大幅に増加。
"白"のツキガミ:《オーバーアクセル》で暴走したので常時エフェクトが発動します。《紅蓮の憎悪》《ワイルドファイア》《絶対零度》。
"白"のツキガミ:暴走中、常に攻撃力+9、行動値+9、精神判定ダイスを+4。行動値は24になりました。
"白"のツキガミ[24]
10m
水波[6] 朝比奈[12] 谷神[5] 名塚[4]
名塚佑:攻撃力が高い……!
名塚佑:水波くんは活性の霧いりますか
GM:そう、水波くんを活性させるかどうか……そこが分かれ目だ……!
水波賢哉:今、攻撃力なんぼ上がりますっけ?
名塚佑:+24ですね……
GM:めちゃくちゃ上がる
水波賢哉:サラ/モルでしょ。防御あげようと思えば幾らでも上がるが、ダイスペナ攻撃は得意じゃないタイプとみた。
名塚佑:大鎚と両手剣を二刀流した程度のパワーが上がります
水波賢哉:今回は貰います!
名塚佑:よっしゃ!じゃあ自分も含めて全員に《活性の霧》!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:114->122)
水波賢哉:サーチアイ分で相殺だ!
"白"のツキガミ:「一分だ」 計六枚、スタビライザーのような炎の翼を展開。
"白"のツキガミ:「全力で行かせてもらう。貴様らの命は、あと一分だと宣言する」
GM:本来、"白"とヴァイスは対等だ。上も下もなく、二人が同じだけの力を持ち、必要に応じて入れ替わる。
GM:ただし――とあるケースでのみ、例外が発生する。
GM:『強敵との全力戦闘が必要な時』のみ、"白"は全ての自制心を捨て、破壊の化身と化す。
GM:その破壊衝動は、本来なら同格であるはずのヴァイスの意識すら塗りつぶし……
GM:……二人が持つリソースの全てを、戦闘能力へと転化する!
"白"のツキガミ:「私たちに勝ちたければ、全力で来い!」
朝比奈 望:「コヨミちゃんも、白ちゃんも守りたいからね。」
朝比奈 望:「だから、全力で行くよ!」
Round-01 -Initiative-
水波賢哉:マスターコードを使用します。
GM:ほほう! いいでしょう。
水波賢哉:「デュエルカウントの名の下に、管理者権限を持って命ずる、その攻撃を停止せよ!」
水波賢哉:左手の甲に紋様の様な光の線が走り、眩い輝きを放った瞬間、白を周囲の空間ごと凍結停止させる。
水波賢哉:「騙まし討ちみたいで悪いが、奥の手を使わせてもらうよ。ぎりぎりまで隠しておいた取っておきだ」
GM:――マスターコード。VR空間内における管理者権限の一部が、水波賢哉に宿されている。
GM:マスターコード。特定の権限の人間に与えられる、VR空間の特殊権限。
GM:このセッション中。Q町のUGN関係者に限り、賢哉くんはいつでも判定を失敗させる事が可能です。
GM:具体的にはPC三名。それとNPCも含む。ヴァイスも入れます。コヨミは権限が上なので、これには入らない。
GM:当然、通用する。……通用するはずだ。
GM:……"相手が、ヴァイス単独であったなら"!
"白"のツキガミ:「"白"と"ヴァイス"の名の下に命ずる」 両腕に、水波のものによく似た光の紋様が走る。
"白"のツキガミ:「二者承諾による破壊神格全解放。本空間内における攻性防壁展開」「――マスターコードによるオーダーを破壊する!」
GM:時間凍結したのは一瞬だけ。空間自体に無数の亀裂が入り、次の瞬間にはすべてが元通りになる。
GM:――効かない。
GM:今この瞬間、"白"は管理者であるコヨミと対等にまで力を押し上げている。本気でコヨミを殺せる状態だ……!
水波賢哉:「権限破壊!?冗談だろ。…破壊の神性は伊達じゃないって事か」
藍坂紗良:「なんの勝算もなく、マガツに挑むはずはないと思っていたけど……!」
藍坂紗良:「これはマジよ賢哉。"Q町"内でも、これだけの力があればマガツを滅ぼせる!」
水波賢哉:「いいさ。敢えて言うよ、面白くなってきた」
GM:イニシアチブ。
GM:行動値24の白が動きます。
"白"のツキガミ:マイナーで《オリジン:レジェンド》《炎の加護》《アーマークリエイト》《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。
"白"のツキガミ:真っ白な異形の西洋甲冑を錬成。全身を装甲でくまなく覆う。
"白"のツキガミ:さらに、分厚い刀身を持つ両手剣すら一瞬で錬成。ヴァイスの持つ驚異的な錬成能力を十全に発揮している。
"白"のツキガミ:《コンセントレイト:サラマンダー》《プラズマカノン》《灼熱の砦》。錬磨くんを狙います。
谷神錬磨:ギェーッ
"白"のツキガミ:14dx7+6
DoubleCross : (14R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,4,4,5,6,6,9,9]+10[3,10]+4[4]+6 → 30
GM:ピッタ! リアクションをどうぞ。
水波賢哉:どうする?かばうか?
谷神錬磨:うーん、せっかくだからまずは回避チャンスにかけてみよう。
水波賢哉:GOGO!
谷神錬磨:いちおう、ダイス8個でC値7、回避スキル4。浸食率3でできるんだから、試してみてもいい!いくぞ!
谷神錬磨:リフレックス+蛇の動き!
谷神錬磨:8dx7+4=>30
DoubleCross : (8R10+4[7]>=30) → 10[2,3,5,6,6,6,7,8]+10[9,9]+4[4,4]+4 → 28 → 失敗
谷神錬磨:援護を!
名塚佑:うおお……!
名塚佑:《夢の雫》!!
GM:いったか……!
谷神錬磨:やった、回避!
谷神錬磨:浸食117→120
朝比奈 望:すごいぜ!
名塚佑:達成値+18!圧倒的よ!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:122->125)
水波賢哉:1ロイス得したね!
GM:錬磨くんの回避は成功!
GM:青白いビームのような放射熱線が迸る。……誰かを狙った"攻撃"ではない。
GM:"戦闘態勢に入っただけ"だ。
谷神錬磨:「……名塚」 よけ方は彼女が知っている。目を閉じ、体を傾ける。
GM:ただそれだけで、常人を軽く十回は焼き殺せる熱が発生する……!
名塚佑:【後ろに――】思考伝達によって、攻撃範囲を知る。
名塚佑:【――――】
名塚佑:【――二十三歩】広い。攻撃出力が高すぎる。
水波賢哉:「いよし…無駄のない避し方だな。僕と真逆の身体の使い方だよ、あれは真似はできないな」
谷神錬磨:「……戻ってきた」 Q市の頃の感覚が、徐々に。 二十三歩。錬磨にとってのそれは、
谷神錬磨:アスファルトを砕き、地を削り取り、熱線を減衰させながら、自ら生み出した塹壕によって回避する動作である。
谷神錬磨:「避けた。反撃を……!」
GM:アスファルトがボコボコと沸騰するが……回避には成功する。受けていたらどうなっていたか、わからない。
名塚佑:「う、受けきった……」攻撃方向から偶然逃れていたが、それでも背筋が冷える。
藍坂紗良:「みんな覚えてる? 思い出して……いやもうとにかく警戒して。全力で行って!」
藍坂紗良:「"白"最大の攻撃! 力を溜めたあとの四連撃!」
藍坂紗良:「RPGのボスと同じ! カウントダウンのあとに攻撃してくるやつ!」
藍坂紗良:「必殺技が来る前になんとかブチのめすしかない…………そうでないと」
藍坂紗良:「……あの出力に呑まれて、ここで全滅する!」
水波賢哉:(4回か。4回なら許容範囲だな。佑ちゃんのフォローがあれば+1回くらいは受けれるか?)
水波賢哉:「僕がそんな事させないよ。何時も通り、命は守る。全力で行けよ、朝比奈」
GM:望くんの手番です。
朝比奈 望:「全滅は、いやだな。」
月代コヨミ:「案ずるな望。お前の炎は……もう、"白"と互角の威力を持っている」 言いながら後ろに下がる。疲弊した自分は役に立たない。
月代コヨミ:「行け。我らの未来を、勝ち取ってくれ!」
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス+滅びの一矢+生命吸収+ブラッドボム
朝比奈 望:「うん。」
朝比奈 望:"蒼雁"。Q町に伝わる、神殺しの神器。
朝比奈 望:最初は、ただ弓に言われるままに射った。
朝比奈 望:次第に、その力の怖さがわかってきた。
朝比奈 望:今は、怖さを知った上で、その力を、自分の意思で放つことができる。
朝比奈 望:13dx7+21
DoubleCross : (13R10+21[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,4,5,8,8,8,10,10]+10[1,2,2,4,10]+4[4]+21 → 45
GM:高い!
"白"のツキガミ:暴走中です。リアクション不可。
GM:ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:5d10+39+24
DoubleCross : (5D10+39+24) → 20[1,1,3,7,8]+39+24 → 83
"白"のツキガミ:《ディスマントル》。ダメージを軽減。
GM:あっ、ダメージ出る直前に宣言だったな……多少前後しちゃったけど許してください。
朝比奈 望:ういうい!
朝比奈 望:生命吸収で18
朝比奈 望:ブラッドボムで
朝比奈 望:あ、ダメージは通ったのかな、これ!
GM:通ってるよ! そんなのアーマークリエイトで耐えられないよ!
GM:ということでブラッドボムをふるがいいぜ!
朝比奈 望:3d10
DoubleCross : (3D10) → 11[2,6,3] → 11
朝比奈 望:いまいちふるわないが、こんな感じだ!!
朝比奈 望:弓を引き絞り、狙いを定める。
GM:最初のダメージはディスマントルと装甲で軽減。残りはHPダメージなのでそのまま受ける。
GM:まだ立っています。ピンピンしている。
朝比奈 望:動いている敵を狙えるほどの技量はない。錬ちゃんに攻撃した直後、わずかな硬直の寸前を狙い矢を放つ。
朝比奈 望:「行くよ、白ちゃん!」
"白"のツキガミ:「見せてみろ。"蒼雁"の担い手……!」「貴様の決意を!」
GM:――――ド ッ!
GM:炎の矢が突き刺さるでしょう。防御する素振りすら見せない。
GM:見せない、が……。
GM:水波くんと錬磨くんは判定してください。<知覚>か<知識:レネゲイド>で、難易度は7。
水波賢哉:知覚
水波賢哉:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[3,7,8,10,10]+5[2,5]+2 → 17
谷神錬磨:知覚!
谷神錬磨:5dx+1=>7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 10[3,8,9,10,10]+7[3,7]+1 → 18 → 成功
朝比奈 望:貫いた瞬間、白の体が蒼い炎に包まれる
朝比奈 望:白を焼き尽すように、食い尽くすように、奪いつくすように。
GM:蒼い炎の中で"白"がかすかに動く。
"白"のツキガミ:「……ぬるいな」 ……無傷!
"白"のツキガミ:両手剣を一振りし、まとわりつく炎を消し去る。 「この程度か!」
朝比奈 望:「……通じない…!?」
GM:戦闘のプロである賢哉、錬磨にはわかります。
GM:正確に言えば無傷なわけではない。ダメージは確かに入っている。……ただ、
GM:そのダメージが視認できないほどの超高速で、損傷部位を再生している!
名塚佑:「望の攻撃が通じないなんて……」一度もなかった事態だ。
水波賢哉:「どんな枢だ?効いてはいる、いるはずだ。ただ修復が圧倒的に速い」
水波賢哉:「生命力を燃やすサラマンダーと物質創造のモルフェウスの組み合わせにしても異常がすぎるね」
朝比奈 望:「前は、通じたはず。なんだよね?」
朝比奈 望:白ちゃんが僕らのことを対策してきている?
藍坂紗良:「通じてたわ。でも、これほどの出力じゃなかった……!」
藍坂紗良:「あの時は迷いがあったのかもしれない。……今は違う」
藍坂紗良:「本気で、コヨミちゃんを斃すしかないと考えている……!」
谷神錬磨:「……ということは……より強力な攻撃が、必要なのか」
"白"のツキガミ:「忘れたか。破壊と再生こそ、私たち"白"が司るもの」
"白"のツキガミ:「"ツキガミ"最強の再生能力――――舐めてもらっては困る!」
GM:次の手番。行動値6の水波くんです。
水波賢哉:エンゲージは動かず。 谷神君は回避を覚えたしフォロー次第では避けられよう。
水波賢哉:手番の直前のオートでルミナスサーペントの射程を延長します。
水波賢哉:その場から攻撃。
GM:きませい!
水波賢哉:7dx+35
DoubleCross : (7R10+35[10]) → 10[1,3,3,4,7,7,10]+8[8]+35 → 53
GM:安定して高いな・・・w ディスマントルはラウンド1回なので無し。
GM:ダメージをどうぞ。
水波賢哉:6d10+9+24
DoubleCross : (6D10+9+24) → 34[8,6,8,4,7,1]+9+24 → 67
GM:ほんと高いな!
"白"のツキガミ:装甲で受けて生存。
水波賢哉:「刺しにいく時は何時だって天地賽投の心意気さ。攻撃に転ずる時は思い切りが肝心だからね」
水波賢哉:足は不動。構えの姿勢から手首を回し、剣の切先が真円を成す。刃で作られた円の中に相手の身体を収めた瞬間、稲妻のように閃く、喉、心臓、脇腹を穿ち抉る三点衝。
水波賢哉:伸ばし、引き戻した刀身の速度は不可視の領域。傍から見れば届かぬ間合いで繰り出した三連刺突、その軌道の先に確かに貫刃が発生していく。
水波賢哉:「魔剣使いには二通りいてね。一つは妖刀、遺産の類、強力な剣の力を十全に引き出す適合者としての魔剣使い。そして、もう一つはその剣技を魔の領域にまで到達させた技巧者としての魔剣使いだ。僕は言うまでもなく後者の方だぜ」
"白"のツキガミ:やはり、そのまま受ける。再生速度、そして鎧の強度が尋常ではない。
"白"のツキガミ:「知っている。だが」
"白"のツキガミ:「我が鎧を貫くには、少々力不足だな。この戦いに敗れたあとは威力を磨くがいい」
GM:貫かれた箇所が瞬時に塞がる。傷跡すら残らない。
"白"のツキガミ:「残り30秒。その調子で私たちを倒せるか? 水波賢哉」
水波賢哉:無意識に唇の端がつりあがる。言うだけの事はある。と。
名塚佑:(藍坂さんの言っていた……制限時間!)
"白"のツキガミ:《加速する刻》。行動します。
"白"のツキガミ:マイナーで《リミテッドイモータル》。HPを12回復。
"白"のツキガミ:メジャーで《ヒール》。HPをさらに回復。
"白"のツキガミ:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 16[7,7,1,1]+6 → 22
水波賢哉:「さて、流石の僕も自信がなくなってきたよ。と、言えば力を抜いてくれるかい?」
"白"のツキガミ:「残念だったな。その言葉は、もう数分早く言うべきだった」
"白"のツキガミ:「まあ……手は抜かないがな!」
水波賢哉:「まあ、心にもないことを言えないのが僕の欠点でね。微塵も思ってなかったよ!」
谷神錬磨:「……速いな。治っていく」
GM:行動値6、錬磨くんの手番です。
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動。
朝比奈 望:「錬ちゃん、時間がない。お願い!」
谷神錬磨:”白”に接敵します!
谷神錬磨:「承知した。……追いつく。やってみせる……!」
"白"のツキガミ[24] 谷神[5]
10m
朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4]
水波賢哉:「谷神、手数だ。お前の得意技だろ?速さじゃ負けないっての僕に見せろよ」
月代コヨミ:「再生すればするだけ、力も消耗する……錬磨!」
月代コヨミ:「いつもの戦い方でよい。行け!」
谷神錬磨:メジャーでコンボ:畏を揮い、禍を裂く。
谷神錬磨:コンセ+爪剣+オールレンジ+死神の精度+吠えたける爪+マシラのごとく。
GM:来たか、マシラ……!
谷神錬磨:8dx7+1
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,9,10]+10[5,8]+6[6]+1 → 27
谷神錬磨:支援ができればほしい……!
谷神錬磨:藍坂さんのやつとか……!
水波賢哉:「藍坂。援護頼む!」
GM:ふふ・・しかし、東京パワーはもうないぞ!
藍坂紗良:「了解!」 地面を蹴って飛び出す。 「谷神くん! 合わせて!」
藍坂紗良:三連刃の機械槍と斧の連撃を繰り出す。どちらもUGN製の特殊兵器。
藍坂紗良:錬磨のスピードには遠く及ばないが、破壊力は高い。
水波賢哉:「流石、華麗で鮮やかだよ。スィッチの入った藍坂の勇しさたるや、スペリオルが操縦する戦車か装甲車って勢いだ」
水波賢哉:「惚れ直しましたよ。ええ、本当に。掛け値なしで最高だ」藍坂さんをSロイスに指定してしまおう!
GM:いいぜ!Sロイス承認!
藍坂紗良:「あんま褒められてる気がっ、しないんだけどっ……!」
藍坂紗良:《勝利の女神》。錬磨の達成値を+18。
谷神錬磨:やった!
谷神錬磨:達成値45。暴走リア不だし、通るはず……!
谷神錬磨:「参る」
GM:もちろんリア不! ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:5d10+5+12+20+40+24 装甲のみ無視!
DoubleCross : (5D10+5+12+20+40+24) → 24[6,2,8,2,6]+5+12+20+40+24 → 125
GM:ゲエエーッ!?
GM:わ、わけわからんダメージだな……! こんなの耐えられないって!
谷神錬磨:「……追いつけ」 加速は一瞬。つむじ風だけを残して、その姿がブレる。
"白"のツキガミ:「……ほう!」 はじめて防御に転ずる。
"白"のツキガミ:しかし、もとより重い攻撃に特化した形態だ。錬磨の剣を受け切るほどの速度は、ない。
谷神錬磨:「速さ、が……」 鬼のように異形化した左手で”白”を掴む。それも一瞬、小太刀が空気を裂く。
谷神錬磨:「もっと、速く……だ!」 斬撃の数は、およそ二十。左右からのつむじ風が、”白”を吹き抜けた。
谷神錬磨:浸食率120→138
GM:まだ生存して……と思ったんですが
GM:これ装甲無視か! く、くそ……装甲無視の差で落ちる。
"白"のツキガミ:《燃える魂》で復活。
GM:あ、いや
GM:ちょっと待てよ……?
GM:失礼しました。ギリギリHPが残っています。
朝比奈 望:な、なんやて!?
谷神錬磨:くっ!
名塚佑:ヌゥーッ
"白"のツキガミ:「これが……谷神か。なるほど」 しげしげと切り裂かれた鎧を見る。
谷神錬磨:「……まだだ」 「もっと速くなれる」
"白"のツキガミ:「谷神錬磨。お前は……ある意味で我ら神にもっとも近く、ある意味でもっとも遠い存在だと思う」
"白"のツキガミ:「生まれながらにして背負った、鬼を狩るさだめ。身につけざるを得なかった、武術の業前」「困難な生まれだ」
"白"のツキガミ:「にもかかわらず――お前は"黒"のように運命を呪う様子もなく、"赤"や水波賢哉のように闘争心に踊らさせる事もない」
"白"のツキガミ:「なにか、秘訣でもあるのか?」
谷神錬磨:「”白”……俺も、お前とは、最も戦いたくなかった。同じだよ……」
谷神錬磨:「”みんなのため”のことを考えている」
"白"のツキガミ:「"みんなのため"?」
谷神錬磨:「お前もそうだろう。”みんなのため”に、いまこうして敵対している」
"白"のツキガミ:「そうなるな。となれば、お前が今取っている行動は"町のみんなのため"とは正反対の行動だ」
"白"のツキガミ:「お前の言う"みんな"とは、何だ」
谷神錬磨:「俺の”みんな”は、お前もコヨミも含む。……ほんの少し、数人分ばかり、範囲が広い……だけだ」
"白"のツキガミ:「は」
"白"のツキガミ:『お前も』の部分に、微かに感心したような笑いを漏らす。全身を覆う西洋甲冑のせいで、表情までは伺いしれない。
"白"のツキガミ:「……………………くだらん!」
谷神錬磨:「……ううむ、喋りすぎた。時間は稼げたか……名塚?」
GM:行動値4。佑ちゃんの手番。
名塚佑:「もちろん」指先を向けている。“銃”だ。
名塚佑:マイナーでボルトアクションライフルを起動。達成値を+5します。
"白"のツキガミ:「お前の魔術は知っているぞ。名塚佑」
名塚佑:「――どうかな」
名塚佑:「ついこの間まで、ボク自身もボクの魔術をわかっていなかった」
名塚佑:《腐食の指先》のみ。暴走しているならファンブルしない限り当たる!
"白"のツキガミ:「お前の魔術は知っている。"私には、効かない"」 あえて口に出す事で、能力に呑まれるのを未然に防止している。
月代コヨミ:「そうだ。佑もまた、成長している……!」「案ずるな。行け!」
名塚佑:2dx+5
DoubleCross : (2R10+5[10]) → 10[10,10]+9[4,9]+5 → 24
名塚佑:すごーい!
GM:ファンブルと真逆の結果!
名塚佑:これまでのクソザコはこのためにあったのか
名塚佑:命中すれば装甲値-15!
GM:も、もうザコとかぐんまちゃんとか言えない……これからは『ACT2』東京と呼ぼう
GM:命中します。ダメージをどうぞ!
GM:※クオンペーン裁定により、装甲マイナスしたあとにダメージが適用されます。
名塚佑:「……それは、間違ってる。自分で自分に言霊をかけるのは」
名塚佑:「【わたしの魔術は“白”に効く】」
名塚佑:3d10+24+8
DoubleCross : (3D10+24+8) → 15[7,5,3]+24+8 → 47
名塚佑:装甲値-15で適用!
GM:さすがに死ぬ……! さっきの錬磨の攻撃により残りHPは8しかなかった。
名塚佑:「それは自分の守りを開くことだ」
名塚佑:攻めているうちは言動が強い!それが魔術師なのだ。
"白"のツキガミ:「――なに?」
名塚佑:何かが“白”の体に触れた。先程の錬磨の攻撃の余波で舞った小さな飛礫か何かであったのだろう。
名塚佑:それが弾丸であると知覚させる。
"白"のツキガミ:「!」
GM:名塚の"弾丸"が命中した瞬間、"白"を覆っていた西洋甲冑のあちこちがひび割れる。
GM:頭部をくまなく覆うヘルムも砕け、左目付近が露出する。
谷神錬磨:「……割ったな」
水波賢哉:「そろそろ1分か?…ここからが本番だ」
"白"のツキガミ:《燃える魂》で復活。
"白"のツキガミ:「やるな……なるほど」
"白"のツキガミ:「成る程。確かに、魔術が可能性を秘めているのは認める」
"白"のツキガミ:「だが……出来るか?」「コヨミを助ける。それは、"マガツ"だけを引き剥がさねばならないという事だぞ」
"白"のツキガミ:「たかだか言霊を操る程度の、お前の魔術で……ゼロに等しい可能性を引き寄せられるか!」
名塚佑:「それは……“白”が、確かめてみるといい!」
名塚佑:「ボク達に勝てる、絶対の自信があって決闘を受けたのなら……ゼロに等しい可能性を、見せてあげるよ!」
"白"のツキガミ:「ふっ! はははははッ!」
"白"のツキガミ:「よかろう。ならば、見せてみろ!」 《加速する刻II》。
谷神錬磨:「まだ速くなれる。もう一度。もう一度……!」
朝比奈 望:「……来る!」
GM:マイナーで《リミテッドイモータル》《氷の回廊》《氷の加護》。HPを12回復しつつ、朝比奈・水波・名塚のエンゲージへ。
谷神[5]
10m
"白"のツキガミ[24] 朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4]
谷神錬磨:「……逃したか!」
"白"のツキガミ:《コンセントレイト:サラマンダー》《フレイムタン》《冷気の鎌》《ストライクモード》《デトネイトモード》。
"白"のツキガミ:本当はフレイムタンを噛ませたくなかったんだけど、氷の白兵起点がなかった・・w 朝比奈くんを狙う。
"白"のツキガミ:この攻撃に対するリアクションダイスを-6します。
"白"のツキガミ:10dx7+6
DoubleCross : (10R10+6[7]) → 10[1,2,3,3,4,6,7,8,10,10]+10[2,3,3,9]+6[6]+6 → 32
GM:さっきと同じくらいの出目。リアクションをどうぞ。
朝比奈 望:なめなや!!
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 4[4]+1 → 5
朝比奈 望:舐められても仕方ない。
水波賢哉:《マグネットフォース》
水波賢哉:120→122
GM:あっそうか、朝比奈くん肉体も高いんだな・・!
GM:よろしい。では、水波くんがカバーだ。
GM:攻撃が水波くんへ飛びます。
"白"のツキガミ:《バーストブレイク》。ダメージダイスを+5d10。
"白"のツキガミ:《ストライクモード》で+4d10、《デトネイトモード》で武器攻撃力が二倍。
"白"のツキガミ:4d10+9d10+54 装甲ガード有効。
DoubleCross : (4D10+9D10+54) → 17[1,1,10,5]+53[5,10,8,6,9,1,5,3,6]+54 → 124
GM:"白"の武器は一度破壊されます。
水波賢哉:「まったく。素直に僕のところへ飛んでくるか、ある程度の攻撃範囲があれば楽なんだけどな」
水波賢哉:磁力反発による超跳躍で朝比奈君の前に立って攻撃を受ける。
"白"のツキガミ:両手剣の形状が変形し、ファルクスのような形状へ。そのまま朝比奈を刈り取ろうとし、
"白"のツキガミ:立ちはだかった水波賢哉を切り裂く。
"白"のツキガミ:切り裂かれたところを起点として、全身に氷が広がるでしょう。瞬時に体温を奪い、本来であれば即死させる。
藍坂紗良:「……賢哉!」
水波賢哉:「ああ、いいね。この凍気。僕の心の内は燃えるぜ。こっちの3年とむこうの3年。僕の集大成を見せてやる」
水波賢哉:「どうだ、朝比奈。命の心配はするな。って言ったハズだぜ?」
水波賢哉:全身が白く染まり、血液さえも凍結する。レネゲイドを無理やり起動させ生命活動を延長させる。
朝比奈 望:「…ん、頼りにしてるよ。」
朝比奈 望:「だから、悪いけど、もうちょっとだけ、頼りにさせてね」
水波賢哉:「口では柔らかいこと言うけど、絶対に苦労させる宣言、ははは、調子が出てきたな。いいぞ。頼りにして、そして感謝しろよ」
水波賢哉:朝比奈君のロイス昇華で復活。
藍坂紗良:「……そうね」
藍坂紗良:「ここは、賢哉が泣いて嫌がったとしても頼りにするしかなさそうよ」
GM:…………"一分"が来る。
"白"のツキガミ:「ふ……」 ひび割れた兜の奥で笑う。
"白"のツキガミ:「遅いな。頑張ったほうだが、それでも二手は遅い」
"白"のツキガミ:「一分だ。ようやく力が隅々にまで行き渡ったぞ……」
"白"のツキガミ:「すなわち、終わりだ!」
"白"のツキガミ:"さらなる絶望"。炎の竜巻を生み出す。
谷神錬磨:「……なるほど、熱そうだな」
炎禍のエレメンタル:竜巻自体が意志を持つように蠢き、らせんを描く。
炎禍のエレメンタル:《マグネットムーブ》。錬磨を自エンゲージまで引き寄せ。
"白"のツキガミ[24] 谷神[5] 朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4] 炎禍のエレメンタル[6]
"白"のツキガミ:「観念するがいい」
"白"のツキガミ:「我らが必殺の四連魔剣、《星花雪月》――――――喰らって燃えつきろ!」
GM:炎の渦が、谷神錬磨を無理やりに引き寄せる。
朝比奈 望:「錬ちゃん!?」
水波賢哉:「お早いお帰りだったな」
谷神錬磨:「例のやつか。気が進まない……が……!」
名塚佑:「これが切り札……!」
藍坂紗良:「仕方がない……! 全員、防御に専念!」
GM:一箇所に集め、薙ぎ払う。――必殺技が来る。
Round-01 -Cleanup-
GM:クリンナップ。
"白"のツキガミ:《フェニックスの翼》。自身のHPを20回復。これはシーン1回。
"白"のツキガミ:《高速再生》。自身のHPを30回復。こちらは次ラウンドも使用する。
Round-02 -Setup-
GM:■第二ラウンド
GM:セットアップ!
谷神錬磨:なし!
朝比奈 望:なし!
"白"のツキガミ:《苛烈なる火》。HPが減少し攻撃アップ。
水波賢哉:サーチアイ起動!
水波賢哉:対象は白
名塚佑:遠慮なく!《活性の霧》……!
水波賢哉:相手のダイペナは6つ支援は受けない。
名塚佑:水波くん、谷神くんは必要かどうかを宣言して欲しい。
谷神錬磨:いただきます!必要です!
GM:朝比奈くんは選択権すらないw
名塚佑:効果は拒否できるので一応全員にかけるだけはかけておきます。
朝比奈 望:もらうしかない
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:125->133)
名塚佑:《タブレット》《多重生成》《活性の霧》!タブレットは残り5回。
炎禍のエレメンタル:なし。エフェクトを三つしか持っていない。
Round-02 -Initiative-
GM:イニシアチブ。
"白"のツキガミ:まず、イニシアチブで《氷熱の軍団》を使用します。ラウンド中、自分とエレメンタルの攻撃力を+24。
"白"のツキガミ:「……行くぞ!」「ここから先はすべて、私たちの手番だ!」
"白"のツキガミ:マイナーで《リミテッドイモータル》《氷の加護》《氷の回廊》《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。5m下に移動しつつ、攻撃力アップ。
"白"のツキガミ:再び両手剣を錬成する。
谷神[5] 朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4] 炎禍のエレメンタル[6]
5m
"白"のツキガミ[16]
"白"のツキガミ:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《氷の塔》《冷気の鎌》《氷の戒め》《ペトリファイ》。
"白"のツキガミ:この攻撃に対するリアクションダイスを-6。当たるとラウンド中の全判定ダイスを-5、シーン中の行動値を-6します。
"白"のツキガミ:対象は全員。エレメンタルを含む全員です。
水波賢哉:《孤独の魔眼》
GM:おお・・!
水波賢哉:122→126
"白"のツキガミ:《極圏の覇者》。判定ダイスを+8。
"白"のツキガミ:18dx7+6 水波くんにのみ攻撃!
DoubleCross : (18R10+6[7]) → 10[1,1,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,5,5,8,8,10,10]+10[5,6,7,10]+2[1,2]+6 → 38
名塚佑:ゲゲーッ
水波賢哉:「決闘への秒読み(デュエルカウント)をはじめよう。3,2,1」魔眼が空を螺旋状に疾る。大気が歪み破壊の波が収束され、水波賢哉の元へと誘導される。
"白"のツキガミ:「受けてみろ。壱の剣――――」 両手剣を腰だめに構える。
"白"のツキガミ:「――――"雪風"!」 剣に冷気をまとわりつかせ、横薙ぎに振り抜く。
水波賢哉:《リフレックス:ハヌマーン》+《切り払い》126→129
水波賢哉:2dx7+34
DoubleCross : (2R10+34[7]) → 10[3,10]+3[3]+34 → 47
GM:高い……!
名塚佑:カバーリング……しようかな……!
GM:なら、地を這う氷が水波賢哉ひとりに誘導されるでしょう。本来なら面で制圧する牽制技だが……
GM:収束した今ならば、回避ができる!
水波賢哉:「そう軽率に必殺を投げ込まれては、こっちも同じものを返さざるを得なくなる その攻撃が」銀閃一迅「僕に届くことは、ない」切って落とした。
"白"のツキガミ:「はッ! そうこなくては困る!」
水波賢哉:「速さも強さも上回られてはね。こっちは、もう、上手さしか見せ場がない。さぁ、何処まで凌げるか、試してみなよ」
"白"のツキガミ:「言われずとも」
"白"のツキガミ:「――――弐の剣」 《加速する刻》。
"白"のツキガミ:行動します。マイナーで《炎の加護》《リミテッドイモータル》《ブレインコントロール》。
GM:HPが回復します。さらに、この判定に対するドッジダイスを-5。
"白"のツキガミ:《コンセントレイト:サラマンダー》《プラズマカノン》《クロスバースト》《灼熱の砦》《エネルギーブレイド》《ブレイズセル》《冷気の鎌》。ドッジダイスをさらに-6。
GM:対象は全員です。エレメンタルを含む全員!
朝比奈 望:「まだくる…!!」反撃する隙がない…!!
谷神錬磨:「永遠には続かない。凌ぎきるぞ……」
水波賢哉:《孤独の魔眼》129→133
GM:ゲーッ!
GM:シールダーが強すぎる……! 賢哉くん一人にまたも収束。
"白"のツキガミ:《極圏の覇者》。判定ダイスを+8。
"白"のツキガミ:20dx7+6
DoubleCross : (20R10+6[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,5,8,8,8]+10[2,4,9]+3[3]+6 → 39
GM:ドッジダイスは-11です。
名塚佑:ダイスはものすごく多いが……!
水波賢哉:(佑ちゃんとの約束がここに来て重いよ。みんなを守りきる。僕になら出来る。って言いきったもんな)
水波賢哉:名塚佑にロイス 習得 友情/不信 昇華 ダイスペナを解除します。
GM:ゲゲゲゲ
水波賢哉:《切り払い》133→134
水波賢哉:9dx+34
DoubleCross : (9R10+34[10]) → 9[2,3,3,3,4,5,6,8,9]+34 → 43
名塚佑:わ、私が支援する隙もない達成値……!
GM:だ、ダイペナがなければ素で超えられるというのか・・・!
"白"のツキガミ:両手剣を大上段に振りかぶると、その刀身に青い炎がまとわりつき――天高く伸びる。
"白"のツキガミ:全長数百メートルはある、巨大な、馬鹿げたサイズの炎の柱。
"白"のツキガミ:これが出し惜しみなし、100%本気の『必殺剣』!
"白"のツキガミ:「弐の剣――――」「"月穿ち"!」 炎剣を叩きつける。
名塚佑:(ボクの知覚でも、あれは……)
名塚佑:(回避できない!)
水波賢哉:「剣なんてのはね、手足も同然。当然、僕の腕は大分長いぜ。そら、そこにも届く」狙うは炎の剣を操るその腕。すでに蛇腹剣はまさに蛇の如く巻きついている。
水波賢哉:手綱を捌くように腕を操り攻撃を捌く。
"白"のツキガミ:「……!」 叩きつける軌道が僅かにブレる。
GM:背後の山が両断されます。君たちには……当たらない。
藍坂紗良:「えぇ……」
名塚佑:「攻撃自体を……」
藍坂紗良:「いやおかしいでしょ……訓練でどうにかなる範囲を超えてない?」
谷神錬磨:「威力そのものを捌くひつようはないのか。起点を抑える……なるほど。勉強になる」
水波賢哉:「こっちの3年。僕の経験蓄積のアドバンテージを舐めるなよ。本気でやることがなかったからな。剣を振るうしか出来なかったんだ」
"白"のツキガミ:「ふ。ふふふっ! その闘争心、"赤"よりもよほど闘神に見える」
"白"のツキガミ:「……マガツの為に取っておこうかと思ったが」
"白"のツキガミ:「貴様らの力、もはや"Q市"の時と同等と判断した」「出し惜しみはしない!」
"白"のツキガミ:"さらなる絶望"。エレメンタルをもう一体錬成。
朝比奈 望:バ、バカ!!
炎禍のエレメンタルA[6] 谷神[5] 朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4] 炎禍のエレメンタルB[6]
5m
"白"のツキガミ[16]
GM:あっ
GM:エンゲージ!
GM:ダメだ!さらなる絶望は、自エンゲージにしか呼び出せない……!
GM:……いや、いいや。
炎禍のエレメンタルB:《加速する刻》。《イオノクラフト》でエンゲージに入る。
朝比奈 望:ひええ。自動追尾
"白"のツキガミ:「消し飛べ」
"白"のツキガミ:「参の剣――――!」
"白"のツキガミ:《極大消滅波》。エンゲージの全員にリアクション不能の必中ダメージ。
GM:8d10
DoubleCross : (8D10) → 51[6,8,3,7,6,10,7,4] → 51
GM:全員蘇生したりしなさい!
名塚佑:ギャーッ
谷神錬磨:水波くんのロイスをタイタス昇華し……蘇生!
名塚佑:ならば新コンボ、「影」!《アクアウィターエ》《タブレット》《多重生成》!
朝比奈 望:東京様ーー!!
名塚佑:……全員HP30で蘇生!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+15した (侵蝕:133->148)
GM:ゲエーッ!
谷神錬磨:あ、ロイス切りなし!
谷神錬磨:東京パワーのありがたみ!
GM:さすが東影様だってばよ
"白"のツキガミ:「参の剣――――」
"白"のツキガミ:「――"花天"!」 剣を地面に突き立てると同時に、炎の渦が連鎖爆発を起こす。
名塚佑:「その技は」
名塚佑:「……【出ない】!!」思考ジャミング!精妙なコントロールを乱し、狙いを能動的に外させる。
"白"のツキガミ:「いいや」 名塚の妨害により、爆発そのものは殆どが不発に終わった。 「僅かな熱でも伝われば……」「それで良い!」
GM:エレメンタルが死亡するため、エフェクトが発動します。
炎禍のエレメンタルA:《自爆装置》。全員に4d10ダメージ。
炎禍のエレメンタルB:《自爆装置》。全員に4d10ダメージ。
名塚佑:「……ッ!!」
朝比奈 望:おばか!!
GM:4d10 自爆装置一回目。
DoubleCross : (4D10) → 28[6,7,5,10] → 28
GM:4d10 自爆装置二回目。
DoubleCross : (4D10) → 13[2,1,7,3] → 13
水波賢哉:庇って欲しい人は言うように!
GM:しょぼっ!Bはダメだな……!
GM:カバーは各自爆ごとに可能です。
名塚佑:どうしようかな。一回目のダメージなら他の人は耐えられるはず
名塚佑:だが私は一回目のダメージでも死亡する上水波くんにかばってもらうと水波くんが死んでしまうのだな
谷神錬磨:東京パワーで蘇生したのだから、1発目は耐えられたものの2発目で死ぬ!
谷神錬磨:で、継承者のHPを確保したいので、2発目で死んでおいてロイス昇華で蘇生しよう!
谷神錬磨:なので錬磨をかばう必要なし! 水波くんをタイタス昇華し、HP14で蘇生!
朝比奈 望:僕も2回目で死ぬマン!
朝比奈 望:錬磨くんのロイスを斬って復活します
水波賢哉:という事で1初目は通し2初目の自爆 東京ちゃんを庇う
水波賢哉:《マグネットフォース》134→136
名塚佑:“白”にロイスを取ります。
名塚佑:仲間/“白”/共感:○/反発/タイタス
名塚佑:一回目は通して、タイタス蘇生。
名塚佑:そして二発目でコンボを撃ちます。「花園」。《奇跡の雫》《タブレット》《多重生成》。対象は水波くんと望。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+10した (侵蝕:148->158)
GM:は、範囲蘇生を二度も……正気か……!
名塚佑:フフ……侵蝕率が上がってきたわい
名塚佑:150オーバーなので回復量は20!
名塚佑:私のかわいいエフェクトちゃん 二人を元気にしてあげて
朝比奈 望:あ、じゃあ、ロイス切るのやめる!ありがとう!東影様!!
GM:なら、爆風が君たちを包むだろう。誘爆に次ぐ誘爆により、炎の渦が炸裂する。
"白"のツキガミ:「……これも、凌ぐか……!」
名塚佑:「まだ……!」目の端から血が流れる!
名塚佑:意識のないはずの渦に対しても、思考の“プログラム”とでもいうべきものに干渉した。
谷神錬磨:「……まだ来る。だが、まだ立てる」
水波賢哉:「みんな本気だ。今のこれは佑ちゃんだな。僕の技術が手を出せない領分をフォローしてくれる」
GM:イニシアチブ。
朝比奈 望:まだなんかあるの!?
"白"のツキガミ:「正直、驚いている。ここまで凌がれるとは……」
朝比奈 望:ボロボロになりながら、守られながら、反撃の気を伺っている。
谷神錬磨:「次で四度目。本命かもしれないな」
"白"のツキガミ:「そうだ。これが正真正銘、最後の一手になる」
"白"のツキガミ:「……受けきってみろ! ツキガミの守護者ども!」
"白"のツキガミ:マイナーで《リミテッドイモータル》《ブレインコントロール》。HPを回復し、リアクションダイス-5。
"白"のツキガミ:《コンセントレイト:サラマンダー》《プラズマカノン》《クロスバースト》《灼熱の砦》《エネルギーブレイド》《冷気の鎌》《ギガノトランス》。リアクションダイスを-6。
"白"のツキガミ:範囲攻撃です。対象は全員……全員!
GM:本来なら自己修復にあてるはずだった手番を捨てた、最後の攻撃。
GM:これで何人かを仕留めれば、"白"の勝利。
GM:……凌げば、水波たちが勝つ!
名塚佑:ヌゥーッ
水波賢哉:《孤独の魔眼》136→140
水波賢哉:駄目だ
水波賢哉:ギガノトランスだ
水波賢哉:魔眼無理です。
朝比奈 望:じゃあ、そのまま喰らうぜ!
"白"のツキガミ:《極圏の覇者》。判定ダイスを+8。
"白"のツキガミ:20dx7+6
DoubleCross : (20R10+6[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,6,7,8,8,8,10]+10[1,3,4,6,8]+1[1]+6 → 27
GM:うっ低い……!
GM:というかこいつ、安定して30前後しか出ないな……。おそらくリアクションできるお方はいないでしょう。
名塚佑:やはりリアクション-11個か……
GM:ということで、ダメージを出します。対象は全員。
水波賢哉:《マグネットフォース》136→138
水波賢哉:名塚佑だ!
名塚佑:たのんます!
GM:やる……!
GM:なら、佑ちゃんを水波くんがカバー。
谷神錬磨:こいーっ!
"白"のツキガミ:《バーストブレイク》。ダメージを+5d10。
"白"のツキガミ:10d10+81 もろもろが有効。
DoubleCross : (10D10+81) → 65[5,5,10,4,3,9,9,3,9,8]+81 → 146
水波賢哉:白 好感○/不安 タイタス 昇華
GM:水波くん、のぞみん、錬磨くんは復活したりしなさい!
水波賢哉:復活。
朝比奈 望:今度こそ錬磨君のロイスを斬って復活!
谷神錬磨:朝比奈くんへのロイスをタイタス昇華し、復活!
"白"のツキガミ:「―――――――――終剣」
GM:天を埋め尽くすように、ちょっとしたビルほどの太さがある鉄棒がいくつも飛来する。
GM:モルフェウス能力とサラマンダー能力の複合。鉄棒は赤く熱され、マグマのように脈打っている。
GM:――水蒸気爆発。
GM:熱したフライパンに水滴をたらすと、激しく弾け飛ぶように……『大量の水』と『超高温の熱源』が接触した時、凄まじい爆発が発生する。
GM:"雪風"で生み出した、大量の氷。"月穿ち"、"花天"の熱で氷を溶かして作り上げた、大量の水。
GM:すべてはこの一手。……不可避の水蒸気爆発のために!
"白"のツキガミ:「"星河一天"!」 ……地形が変わるほどの、大爆発!
水波賢哉:「あの攻撃規模じゃ攻撃は収束できない上に、視界も赤一色か。最善手は…」跳ぶ、佑ちゃんの盾になる。
名塚佑:安全な地帯を『見る』。不可避の全範囲攻撃に対して、それは一箇所しかない。
名塚佑:「……水波くん!」
水波賢哉:「ああ。僕の後ろが世界で一番安全な場所だ」
GM:爆風が君たちを洗う。常人ならば即死どころか、死体の原型すら留めないだろう。
GM:だが、君たちは違う。 ……生きている。オーヴァードだからだ。
GM:人間ではない。少なくとも、まっとうな人間では。
谷神錬磨:「ああ。思い出した。……こういうことか」 直撃を受けながら、原型を留めず、なお立つ。それは
谷神錬磨:「速度なら、俺だな」 自身が高速で再生する。いまさらながら”白”の再生力を見て思い出した
藍坂紗良:「いいでしょ名塚さん、その核シェルター。結構良い性能してるのよ」 ボロボロになりながら這い出る。
名塚佑:「……ごめんね、藍坂さん」
名塚佑:「ボクは、自分が一番大事だから……場所、取っちゃって」
藍坂紗良:「あは! いいのいいの」
藍坂紗良:「名塚さんはそうやって謝れる子だもんね。守らなきゃ嘘でしょ、UGNとしては」
朝比奈 望:息を吸う。同時に喉が焼けるような痛みに襲われる。
朝比奈 望:左の手を握る。肉がいくらか削ぎ落ちているが、動かせる。オーヴァードの体だ、使えなくなった部分は、他の箇所が代用してくれている。
月代コヨミ:「錬磨、望! 無事か……!」
月代コヨミ:「げほッ……我は、いちおう大丈夫だが……」
朝比奈 望:「無事、だよ」かすれた声で応えます
谷神錬磨:「無論、だ。反撃に移ろう」
水波賢哉:心配がないのが心地良い。それは自分の信頼の証だ。技術の行き着く果て、強者として賞賛に他ならない。
名塚佑:「……行けるよね。水波くん」
名塚佑:非情なまでの信頼。だが、それは彼が全力を尽くすために、自分が全力を尽くすということでもある。
水波賢哉:「当然。そろそろ安全考える頃合だけど、いけるさ」
藍坂紗良:「そうね。再生能力持ちと長期戦なんてのは、回避無しバーサーカーで耐久戦をするようなものだわ」
藍坂紗良:「なら、いってきなさい。……勝利の女神のキスをあげるわ!」 賢哉の背中を叩く。
水波賢哉:「気合が入るよ。いいよ、やるさ!」
GM:"白"の行動は無し。先程の『終剣』は加速IIの行動……つまり、すべての手番を出し尽くした。
GM:行動値12。朝比奈くんの手番です。
朝比奈 望:オラー!殺す!!
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス+滅びの一矢+生命吸収+ブラッドボム
朝比奈 望:対象は白!
月代コヨミ:「望……勝利の女神のキスは真似できないが」「この戦いが終わったら、お前にありったけの礼をする。何でもする……」
月代コヨミ:「勝ってくれ!」
朝比奈 望:「ん、楽しみにしてる。」
GM:来い!
朝比奈 望:「白ちゃんも、ごめんね。」
朝比奈 望:「白がちゃんが、やらなきゃいけないと思ってることもわかるけど。」
朝比奈 望:「僕は、ヴァイスちゃんと約束した。皆で遊べる未来の方を選びたいから。」
朝比奈 望:13dx7+22
DoubleCross : (13R10+22[7]) → 10[2,3,3,4,4,5,7,7,7,9,9,10,10]+10[3,3,3,4,5,6,8]+5[5]+22 → 47
"白"のツキガミ:「その未来を壊すのが、コヨミかもしれないのだぞ……!」
"白"のツキガミ:……リアクション不能! ダメージをどうぞ。
"白"のツキガミ:あっ違う。《ディスマントル》します。
朝比奈 望:爆発の余波、”白”の繰り出した炎と呼吸を合わせる。
朝比奈 望:この"蒼雁"も、"白"も元をたどれば、ツキガミの、コヨミちゃんの力だ。防ぐことはできなかったけど、呼吸を合わせ、その力をあわせることはできるはず。
朝比奈 望:いや、出来ると信じる。
朝比奈 望:"白"の力は、"ヴァイス"ちゃんの力だ。"ヴァイス"ちゃんの願いは、変わらない。きっと、力を貸してくれるはず。
朝比奈 望:弓を引き絞る。
"白"のツキガミ:炎を両手剣に纏わせ、切り払いの構えを取る。
朝比奈 望:"白"の放った炎のエネルギーを収束するように、矢を放つ!!
"白"のツキガミ:「勝てると思うか……」「炎の扱いで、"私たち"に!」
GM:ダメージ家紋!
朝比奈 望:ヴァイスちゃんのロイスを消化して、達成値をあげよう!
GM:こ、この野郎
朝比奈 望:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 1[1]+47 → 48
朝比奈 望:ぎゃ、無意味
GM:絆!
名塚佑:支援いります~?
朝比奈 望:C値を下げればよかった!
朝比奈 望:いらない!大丈夫!
朝比奈 望:5d10+39+24
DoubleCross : (5D10+39+24) → 25[2,7,1,7,8]+39+24 → 88
GM:ふ、ふざけるなよ……こっちは装甲が削られまくってるんだぞ……!
朝比奈 望:生命吸収18
朝比奈 望:ブラッドボム
朝比奈 望:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[5,3,8] → 16
"白"のツキガミ:全部喰らいます。まだ倒れないが、相当のダメージを食らった。
GM:ここではじめて、再生能力に陰りが見えるでしょう。
GM:それが……短時間で力を使いすぎた影響なのか、
朝比奈 望:「勝てるよ。」
GM:それとも朝比奈の考えたように……朝比奈たちに味方するヴァイスの意志が"白"を凌駕しつつあるのかは、わからない。
朝比奈 望:「勝てると信じて、僕たちは戦ってる。」
朝比奈 望:「未来を壊すのがコヨミちゃんだとしても。」
"白"のツキガミ:「ッ……!」
朝比奈 望:「僕たちなら、コヨミちゃんからも、マガツからも未来を護れるって信じて戦ってる。
"白"のツキガミ:「なぜ……なぜだ」
"白"のツキガミ:「何故そうも……純粋に」「信じられる……」 錬成した西洋甲冑の兜が完全に砕け散る。
朝比奈 望:「純粋じゃないよ。」
朝比奈 望:「ただ、そう在ってほしいと思える願いがあるなら。」
朝比奈 望:「それに向かって進まないと、絶対そこには届かないって。教えてもらったから。」
朝比奈 望:「だから、諦めたくない。諦めたくないから、信じるのをやめない。それだけだよ。」
朝比奈 望:「白ちゃんだって、神として、諦めらない。捨てられない誇りがあるから闘ってるんでしょう?」
"白"のツキガミ:「……わかったような口をきくな!」
"白"のツキガミ:「結局は意地の張り合いだ。エゴのぶつけあいだ……お前たちのその想いが災厄をもたらすかもしれないと、何故わからない!」
"白"のツキガミ:「力がある我々はいい。何かあったとき、無力な人々はどうする!」
"白"のツキガミ:「力ある者が……力ある者が、理性的に振る舞わなくては……!」
GM:行動値6。水波くんの手番。
朝比奈 望:「だからって、白ちゃんが自分を犠牲にするのは、コヨミちゃんが犠牲になっていいなんていうのは、辛すぎるよ!」
水波賢哉:「いや、こればかりは答えが出ない。互いの想いが正しいなら、後は力比べをするしかないからね」
月代コヨミ:「賢哉……」
水波賢哉:「僕らは後腐れのないように決闘しているわけだし、その想いに優劣なんかないのさ…けど」
水波賢哉:「白はUGN向きだね。本当にそう思うよ。力有るものが理性的で強い責任感を持つのは理想の在り方だ」
水波賢哉:剣を構える。
藍坂紗良:「闘争本能に呑まれまくりの賢哉が言うとかなり説得力あるわね」
藍坂紗良:「強い責任感か。多分これ、私たちに一番欠けてるものだわ……」
藍坂紗良:「やっぱここは、決闘に勝って仲間にしないとね」 賢哉くんを見る。
水波賢哉:「僕も正しくあろうとはしてるんだぜ。誰よりも理性的に、平和を守りたい。その気持ちに嘘はないさ。同じくらい友達が大事なだけでさ」
水波賢哉:7dx+35
DoubleCross : (7R10+35[10]) → 9[1,2,6,8,8,9,9]+35 → 44
水波賢哉:勝利の女神をいただけますかね。
"白"のツキガミ:無理……! 潤沢な装甲で受けます。
GM:よかろう!
藍坂紗良:《勝利の女神》。賢哉の達成値を+18。
水波賢哉:「勝利の女神のキスを前借するよ、藍坂!」視線を送る。
水波賢哉:7d10+9
DoubleCross : (7D10+9) → 37[6,7,1,5,9,8,1]+9 → 46
藍坂紗良:「ん!」 視線を受けて真っ先に飛び出す。
藍坂紗良:錬磨との連携時と違って、特に声をあげたりはしない。ただたんに両手の武器を構えて突撃するだけだ。
藍坂紗良:(あとは……賢哉が、勝手に合わせてくれる!)
水波賢哉:空の光を弾き、銀色に輝く鋼線で繋がれた蛇腹刀身の長さはゆうに15m。その鋼の切先は石壁すら容易に貫通する代物だ。
"白"のツキガミ:このダメージはさすがに耐えられない……! 《魂の錬成》で復活。
"白"のツキガミ:「ッ!」 大技で力を放出しすぎたためか、動きも鈍い。
水波賢哉:その剣呑、不条理な長物を、まさに左腕の延長のように自在自然に疾らせる。
水波賢哉:放たれた音越えの一刺は、標的に間合いを詰める過程で速度を三段階に変化させ、藍坂紗良の身体をブラインドにし、見切ろうと注視する者の目を幻惑、防御を掻い潜り突き刺さる。
水波賢哉:「勝てると思うか?……」「武器の扱いで、"僕たち"に!」
"白"のツキガミ:「お、おのれ……! 貴様」
"白"のツキガミ:「その台詞だけは、聞き捨てならん……!」
藍坂紗良:「いーいこと言う。あっちが"私たち"なら、こっちは"僕たち"ってね」
水波賢哉:「言われると、結構悔しいだろ。さっきの攻撃はかなり喰らったから、お返しだ」片目を瞑る。
"白"のツキガミ:「ハーッ……ハァー……!」 ――ガラン!
"白"のツキガミ:ボロボロだった西洋甲冑の一部が更に剥がれ、落ちる。
水波賢哉:「谷神、畳み掛けろ。僕達はやるだけやったぞ!」
谷神錬磨:「承知」
GM:何人かはそこに、短い文字を認めることができるだろう。
:《万能器具》。
:甲冑に似せたパーツの裏側に、メッセージを記入した。
:『しんじてる』 ……とだけ。
GM:行動値5、錬磨くんの手番。
谷神錬磨:「神に信じられては、やるしかないな……」
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動。”白”のツキガミに接敵。
朝比奈[12] 水波[6] 名塚[4]
5m
谷神[5] "白"のツキガミ[16]
谷神錬磨:メジャーでコンセ+爪剣+オールレンジ+リミットリリース+吠えたける爪+伝承者。
GM:でっ伝承者
谷神錬磨:C値は5!ダイスは14!がんばれ!
谷神錬磨:14dx5+1
DoubleCross : (14R10+1[5]) → 10[1,2,2,2,3,5,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,1,2,5,5,7,7,10]+10[1,3,4,9,9]+10[1,7]+10[9]+4[4]+1 → 55
谷神錬磨:支援がほしいが……!
"白"のツキガミ:リアクションできない……! というか出来てもどうしようもない!
GM:東京都しますか?
名塚佑:東京~ッ!
GM:名古屋ちゃん!
名塚佑:《夢の雫》で東京・21
名塚佑:達成値を+21しちゃいます
谷神錬磨:やったね!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:158->161)
GM:ダメージを出したまえ!
谷神錬磨:達成値は76!いきます!
GM:161w
谷神錬磨:8d10+5+12+24 装甲のみ無視
DoubleCross : (8D10+5+12+24) → 53[10,7,3,3,10,3,7,10]+5+12+24 → 94
GM:DRの出目もやたらといい・・・
谷神錬磨:浸食率138→153
谷神錬磨:HP14→4
GM:今度こそ落ちます。復活エフェクトは《燃える魂》《魂の錬成》の二つのみ。
GM:23もある装甲と、毎ターン100くらい回復するケアルで耐えるボスでした。
"白"のツキガミ:「谷神錬磨……! お前とてわかるだろう!」
"白"のツキガミ:「過去に"鬼"に襲われた無力な人間が何人もいたのを!」
"白"のツキガミ:「力持つ者は、災害を未然に防がねばならん……! 仕方がないのだ!」
"白"のツキガミ:「コヨミが死ぬのも、私たちが死ぬのも……仕方がない。やむを得ない事だ。冷静な判断をしろ!」
谷神錬磨:「ああ……そうだな。よくわかる。言いたいことは……だが」 ごく軽く、羽のように地を蹴り、動き出す。その姿が霞んで消える。
名塚佑:「嘘だ。ヨミ姉ちゃんも、黒も、赤も、青も……白も!」
名塚佑:「嘘ばかりだ!本当の願いじゃない!……行って、錬磨!」極度集中!
谷神錬磨:「力持つものは災害を未然に防がねば……ならない。例えば――」 その一撃は、斬撃ではない。つむじ風は起きない。
名塚佑:「【右ニ歩、後一歩】」すう、と息を吸い込む。
名塚佑:「【前六右一左ニ前三後ニ前六右三後五左一左一左一前三】!」
名塚佑:「――【攻撃】!!」
谷神錬磨:「……この町を守り続けた、守り神の滅亡だ」 名塚の言う通り、右に二歩。後一歩。前六右一左ニ前三後ニ前六右三後五左一左一左一前三。
谷神錬磨:そして、交錯。小太刀による無数の刺突。その移動の軌跡には、稲妻状の痕跡が残る――谷神の最速の攻撃が、これだ。
月代コヨミ:「……錬磨……!」 涙ぐんでその背中を見守る。
"白"のツキガミ:「………………」 パキン。
"白"のツキガミ:無数の刺突を受け、ついに西洋甲冑の全身にヒビが入り……次の瞬間、
GM:――ガシャン!
GM:鎧が粉々に砕け散る。"白"ががくりと膝をつく。
"白"のツキガミ:「わ……」
谷神錬磨:「……ふ、ぶっ」 砕けた鎧を横目に、血の混じった息を吐き出す。赤い蒸気が立ち上る。 「……すまない。思ったより手荒くなった……」
"白"のツキガミ:「……私たち……いや」「私……は」
"白"のツキガミ:「……間違って、いたのか?」
"白"のツキガミ:「敗けたというのは……私が、間違っていたという……ことなのか……」
水波賢哉:「谷神、そのまま白を抱えろ。脱出ー!時間!」
谷神錬磨:「し……承知した。”白”。間違っていたかどうかは些細なことだ……まずは……とにかく、生きろ……!」
"白"のツキガミ:「こ、答えろ……! 応えなければ、私は、行かんぞ」
"白"のツキガミ:「私は間違っていたのか。正しいのは、お前たちなのか……?」
朝比奈 望:「ん、行こう。コヨミちゃん!」
月代コヨミ:「待ってくれ望。"白"の……問いに、答えてやってくれ」
谷神錬磨:「……誰か。回答……頼む」
名塚佑:「“白”も負けさせない」
名塚佑:「戦いで勝つことの意味なら……水波くんが知ってると思う」
月代コヨミ:「そうだな。……賢哉、頼む」
水波賢哉:「じゃあ、いいかい?僕が言っても」
水波賢哉:「君が自分で決めることだ…」
水波賢哉:「いや、違うな。君が自分で決めて良いんだ…生きてるんだから」
水波賢哉:「その答えを自分で考えても、もう、いいんだよ。神様」
GM:……"白"は分神の中でも最強の力を持つゆえに、慣れていない。
GM:自分が気遣われる事に慣れていない。自制し、他者を気遣うのは常に自身だったからだ。
:『だからって、白ちゃんが自分を犠牲にするのは、コヨミちゃんが犠牲になっていいなんていうのは、辛すぎるよ!』
GM:ゆえにこそ……『自分が犠牲になる』ことに反論された事で、強く動揺した。最後はもはや、その答えを見出すために戦っていた。
GM:自分が間違っているのか。自分はどうすればいいのか。という。
"白"のツキガミ:「…………」
"白"のツキガミ:「……自分で決めろ。自分で考えろ……か」
"白"のツキガミ:「従おう」
"白"のツキガミ:「……それが、勝者の望みなら。……考えてみる……」 錬磨の腕の中で気を失う。
GM:戦闘終了です。
GM:瓦礫だらけの荒野と化した"Q町"。その彼方に、目的地の橋と……虹色の光を放つゲートが、ぽっかりと口を開けている。
藍坂紗良:「はーっ! なんとか、なった……!」
谷神錬磨:「……眠ったか。急いだほうが……よさそうだな」
朝比奈 望:「だね。」
朝比奈 望:「いいよね、コヨミちゃん。」
月代コヨミ:「ああ。夢から覚める時間だ」
水波賢哉:「いや、まだまだ。帰るまでが戦いだからな。飛び込め!早く早く」
名塚佑:「うん。……行こう!」
谷神錬磨:「ああ。帰ろう……Q市に」 ふらつきながら急ぐ。
藍坂紗良:「……まあ、現実に戻ってからが本当の戦いなんだけどね……!」
GM:全員が駆け出す。
GM:その直前、しんがりつとめる藍坂が賢哉に声をかける。
藍坂紗良:「これさ、賢哉」
藍坂紗良:「どうなるかな~。私たち」 曖昧な表現。
藍坂紗良:「廊下に立たされてバケツ持たされるくらいで済むといいわよね」
水波賢哉:「どうなっても、怖くはないさ」
藍坂紗良:「へ?」
水波賢哉:「どっちか片方が背負うものじゃない。僕と藍坂の二人で背負う事になる決断だ」
藍坂紗良:憂鬱そうな返事が返ってくると思ったので、目をぱちくちさせる。
水波賢哉:「互いが絶対に味方なんだぜ。それが確定してるんだ、怖いことなんてあるものか」
藍坂紗良:「……ふふふふっ。そうね。確かにそうだわ」
藍坂紗良:「確かに、そうだわ。心配して損しちゃった」
藍坂紗良:「じゃ、外に出てからも私を守ってね? 水波賢哉クン」 ウインクする。
水波賢哉:「護衛は僕の専門習熟技能だぜ、藍坂さん。君の為に全ての力を使うと約束するよ」笑って応える。
GM:――――Q町は幻想の町だった。
GM:共に歩んできたコヨミこそが、水波たち四人をQ町に閉じ込めている元凶だった。
GM:四人がQ市に――現実世界に戻り次第、コヨミは討伐される予定だ。
GM:
GM:態勢を整えたQ市UGN支部は、ついに四人の脱出作戦を実行に移す。
GM:水波たち四人がQ町から脱出するまで、あと三日。
GM:『友』としてコヨミと話せるのも、あと三日。
GM:
GM:コヨミを信じるべきか、疑うべきか。
GM:コヨミと対話するか、対話を避けるか。
GM:救うか。
GM:殺すか。
GM:
GM:徐々に記憶が蘇る中、彼らは最後の決断を迫られる。
GM:生きる以上は、選ばねばならない。
GM:守るべきものを。
GM:
GM:ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
GM:「守護者の願い」 第四話 『帰還』
GM:
GM:ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
バックトラック
GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスは次の通り。
■マガツ
ファイトクラブ
囚人の鳥籠
究極存在
傲慢なる理想
※砕け散る絆
唯我独尊
■ヴァイス / "白"のツキガミ
破壊神顕現
さらなる絶望
さらなる絶望
GM:9個もある! 振りたい人はどうぞ。
谷神錬磨:もちろん!振ります!
谷神錬磨:153-9d10
DoubleCross : (153-9D10) → 153-47[8,4,10,1,5,1,10,7,1] → 106
水波賢哉:138-9d10
DoubleCross : (138-9D10) → 138-47[4,10,5,1,8,3,4,8,4] → 91
水波賢哉:帰れた!
名塚佑:振るに決まっとろうが~~!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-47(9d10->9,7,1,1,3,5,4,9,8)した (侵蝕:161->114)
名塚佑:イケてる!
水波賢哉:全員47?w
朝比奈 望:いただきんか!
朝比奈 望:133-9d10
DoubleCross : (133-9D10) → 133-51[5,3,1,6,7,10,7,8,4] → 82
名塚佑:あ~
名塚佑:一人だけ47じゃないヤツがいるぞ
名塚佑:やーいやーい
谷神錬磨:イェイイェーイ!
GM:コラッ!仲間はずれはやめなさい!
朝比奈 望:フッ貴様らと馴れ合う気はないんでね
GM:ナザゾンビがくるよ!
谷神錬磨:のこりは106かー。残りロイスは4つ!よし1倍ぶり!
谷神錬磨:106-4d10
DoubleCross : (106-4D10) → 106-28[10,3,9,6] → 78
谷神錬磨:戻りました。経験点5!
水波賢哉:1倍振りします
水波賢哉:91-3d10
DoubleCross : (91-3D10) → 91-17[8,1,8] → 74
名塚佑:念の為2倍振りにしようっと
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-65(10d10->2,8,7,8,6,1,6,7,10,10)した (侵蝕:114->49)
朝比奈 望:82-4d10
DoubleCross : (82-4D10) → 82-34[5,9,10,10] → 48
朝比奈 望:い
水波賢哉:経験点5点にSロイスで10点です。
朝比奈 望:3点!
名塚佑:私は2倍振りなので侵蝕率関係なしに3点だ。
GM:いつもの5点に、シナリオ基本点は……今回、Q市のことを前提としたロールをやってもらったりしてすごく大変だったと思うので
GM:(しかも、コヨミを騙す体で夏イベントを楽しんでもらうという事までやってもらった)
GM:前回より一点増やします。8点。
GM:Eロイスが上記の通り9点。Dロイスは、
GM:
■ヴァイス/白
・錬金術師
・戦闘用人格
・神格
■コヨミ/マガツ
・神格
GM:こうかな。
朝比奈 望:騙してるのつらかった…
GM:そうね……! 僕がPLでも辛かったと思う。よくがんばってくれた……!
GM:5+8+9+4=26。これに各々のバックトラック点を足してください。
GM:おいくつですか?
谷神錬磨:31点でーす!
朝比奈 望:29点!
名塚佑:29点でーす
水波賢哉:36点
GM:ウェイウェイ!
GM:C((31+29+29+36)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 41
GM:
白金さん 36点
中村さん 29点
ロケットさん 31点
珪素さん 29点
GMクオンタム 41点
GM:経験点はこんなかんじ!
朝比奈 望:いえいいえい!!
GM:じゃあ、これにてバックトラックは終了だ!
GM:まずは合同EDから参りましょう。
合同エンディング - 『帰還』
GM:――パシュ!
GM:圧縮空気が排出される音。広々とした空間で、棺桶めいたいくつかのポッドが開く。
GM:choice[朝比奈,名塚,谷神,水波]
DoubleCross : (CHOICE[朝比奈,名塚,谷神,水波]) → 名塚
GM:一番最初に目を覚ましたのは――名塚佑。
GM:見覚えのある空間です。ここはQ市支部の地下。
名塚佑:(……戻ったんだ)
GM:"ツクヨミ"内へのダイブに使う部屋だ。
名塚佑:まだ、どこかに旅行先で目覚めたかのような
名塚佑:まだ、Q町に戻れるような錯覚がある。
名塚佑:(けれど)体を起こす。
名塚佑:(きっと、それはもう、叶わない願いなんだろうな――)
名塚佑:誰か、他に人はいますか?
GM:そうですね。横を見れば、同じようなポッドが並んでいて……
GM:choice[朝比奈,谷神,水波]
DoubleCross : (CHOICE[朝比奈,谷神,水波]) → 朝比奈
GM:朝比奈くんも目を覚ます。
朝比奈 望:「ん……」
GM:おそらく、Q町との接続を安定させるため、このコフィンに入れられていたのでしょう。
GM:つまり残りのポッド……《棺桶》、コフィンと呼ばれるポッドにいるのは、谷神と水波だ。
朝比奈 望:さっきまでその手にあった感触がないことに気付く
朝比奈 望:「コヨミちゃんは!?」
月代コヨミ:「ここだ。望、佑」
月代コヨミ:「安心せよ。一緒に出てきた……ぬかりはない」
名塚佑:「ああ……よかった。ヨミ姉ちゃん」
朝比奈 望:「ん…よかった…」
名塚佑:「よかった。まだ……平気なんだね」
月代コヨミ:「……絆だ」
月代コヨミ:「砕かれた絆を……それでも信じたおかげで、こうして戻ってこれた」
朝比奈 望:心底ほっとしたような顔をする。でも、佑ちゃんの言葉聞いてまだ安心できるよう状況じゃないと思い直すよ
月代コヨミ:「お前たちのお陰だ……」
GM:choice[谷神,水波]
DoubleCross : (CHOICE[谷神,水波]) → 谷神
GM:その言葉にかぶさるように、次のコフィンが開く。
GM:谷神錬磨もまた、覚醒する。
谷神錬磨:「……む」
GM:錬磨くんは、身体がだいぶ重いことに気がつくでしょう。
GM:やはり、筋力の衰えがある。Q町で培った技をこの肉体で再現できるか、微妙なところではある。
谷神錬磨:「ぐ……寝すぎたような……」 頭を振ってはい出します。
朝比奈 望:「おはよう。錬ちゃん」
月代コヨミ:「力を使い果たした者は、Q町から戻ってこれない可能性もあった」
月代コヨミ:「だが……よかった。心配は要らぬようだな」 胸をなでおろす。
谷神錬磨:「……鍛え直しがいるな、これは……。ああ。おはよう。それにただいま……でもある」
名塚佑:「錬磨……よかった」
GM:この部屋は空調の音しか聞こえない。ログアウトしたものが最初に戻ってくる、絶対安静室のような場所だ。
GM:だが……上階や、壁の向こうは確かに騒がしい。
谷神錬磨:「名塚も、朝比奈も無事だな。よし。あと、水波は……心配するだけ損だな……」 最後のコフィンを見つめる。
GM:それはそうだ。賢哉と藍坂が命令に背き、月代コヨミを連れて帰ったのだから。大騒ぎにならないわけがない。
GM:そんな騒ぎの張本人たちが、最後に身を起こす。
GM:水波くんも目覚めてください。同時に、横のコフィンに入っていた藍坂も目を覚ます。
月代コヨミ:「……いや、本当に大丈夫か……?」
月代コヨミ:「賢哉は、あれだけ"白"の攻撃を受けたのだ。これだけ経って目覚めないのも……おかしい」
月代コヨミ:「まさかとは思うが……!」
水波賢哉:「なんだ…何も、見えない」
月代コヨミ:「賢哉……!?」
水波賢哉:コフィンが開く。
名塚佑:「嘘……!?」水波くんのコフィンを覗き込みます。
名塚佑:「いたっ」
水波賢哉:「目の前が真っ暗だよ。……いや、これ、髪伸びすぎてるだけか」起きて、髪を両手で後ろに撫で付ける。
谷神錬磨:「ふ」 笑う 「水波。はやく起きろ」
名塚佑:「~~っ」不機嫌になります。
藍坂紗良:「紛らわしいことしてんじゃないわよ」 もぞもぞと起きてくる。
藍坂紗良:「名塚さん。殴っていいわよ、グーで」
谷神錬磨:「まずは散髪と……それに、髭だな」
水波賢哉:「何?僕が最後か。まあ、一番最後に出たんだ、最後に起きるのは道理って、佑ちゃん、どうした!?角か?角に当った?」
名塚佑:「知らないよ!」スネを蹴ります。
月代コヨミ:「あっ、それは痛い……」
朝比奈 望:「僕はお風呂入りたいなあ。熱いヤツ。」
朝比奈 望:「頭と、顔をぐあーって洗いたい。」
水波賢哉:「サファイヤに会いたいよ。綾瀬と天音ちゃんも大丈夫かね」
水波賢哉:「くそっ、身体が万全なら避けることなど造作もないのに。地味に痛い」見まわして全員の安否を確認。白もいるかな?
GM:"白"もいますね。一番最後に開いたコフィンから、ふらふらと出てくる。
"白"のツキガミ:「……つ」
ヴァイス:「つかれたぁ~~~。もう、だめだ~~」
ヴァイス:「死ぬ~~~」 柔軟体操のように、ぺたんと床につっぷす。
ヴァイス:銀色の長髪がクラゲのように床に広がる。
朝比奈 望:「お疲れ、一人で頑張ったもんねえ。」
谷神錬磨:「……ああ。そちらも無事らしい」
名塚佑:「髪。のびたかな……」もみあげの辺りを指に絡めて、
名塚佑:座り込んだまま、ちらりと錬磨を見る。
谷神錬磨:「多少な。それはそれで、名塚に似合う。まるで竜の髭のようだ」
名塚佑:「竜の髭……!?……!?」
名塚佑:「?????」
GM:ザザッ。キュイイー。
GM:ひどいハウリングのあと、ノイズがクリアになる。
名塚清三:『あー。君たち。あー』
名塚清三:『聞こえているかい? すごい事をしてくれたものだ』
名塚佑:「……」座り込んだまま放送を聞いている。
名塚清三:『桜生くんから伝言だ。"話は、あとでじっくりさせて貰います"……だそうだよ』
名塚清三:『落ち着いたら、うーん。そうだな……メディカルチェックを受けて、一日ほどゆっくり休んで、それから話すとしようか。じゃあね』
名塚佑:【ヨミ姉ちゃんを連れて逃げたほうがいいのかな】《声なき声》。
名塚佑:支部の面々を信頼していないわけではないが……それでも、不安だ。
月代コヨミ:「……」
谷神錬磨:「……賛成できない」
谷神錬磨:「ただでさえ強力な敵がいる。これ以上、敵対者を増やしたくない……」
谷神錬磨:「……わかってもらうしか、ないだろう」
朝比奈 望:「僕は、まずは話をしたいかなあ。」
朝比奈 望:我儘を通したのだから、そのまま逃げるのでは義理が廃る。
藍坂紗良:「……大丈夫。さすがに、いきなり囚われて処刑されるなんて事はないはず……」「……はず……」
名塚佑:【……ヨミ姉ちゃんは、大丈夫?】
月代コヨミ:【ああ】【大丈夫だ。覚悟はできているし……それに】
水波賢哉:「胸を張って言うさ。コヨミちゃんの危険性よりも、ツクヨミシステムよりも、Q市のイリーガルの力の方が重要と判断しましたってさ」
月代コヨミ:「……ふふっ」 笑いをこぼす。
ヴァイス:「はえ? なんでみんな、そんな切羽詰まった顔してるの?」
ヴァイス:「完全自殺モードだったコヨミを説き伏せて、絆の力でマガツをねじ伏せて、戻ってきたんじゃない」
ヴァイス:「大丈夫だよ! みんななら、話せばなんとかなるって!」
ヴァイス:「げんき、げんき!」 床にぺたりと倒れたままでガッツポーズする。
名塚佑:「うん。そう信じる」
名塚佑:「大丈夫……だよね」
朝比奈 望:「大丈夫だよ。清三さんだって、なんだかんだで佑ちゃんには優しい……」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「………よね?」
谷神錬磨:「……そう信じるしか、あるまい」
名塚佑:「……。ひいおじいちゃんに期待なんか、しないし」
藍坂紗良:「そのあたりの心配はあとにしましょ。もっと重要な事があるし」
藍坂紗良:「……汗だくだし、髪もぼさぼさだし……」
藍坂紗良:「シャワールーム、すぐ隣にあるから行きましょ。こっちこっち」
谷神錬磨:「腹も減った。何かを胃袋に入れたい気分だ……」
朝比奈 望:「男子用のもあります?」
名塚佑:「うん……」藍坂さんにふらふらついていく。
水波賢哉:「自販機ならシャワーの反対側にあるぜ。冷凍食品出る奴も」
ヴァイス:「あ、急に固形物食べちゃだめだよ。おなか痛くなるからね~」
谷神錬磨:「谷神の消化力でも、粥が無難か……行こう……」
月代コヨミ:「……みんな!」 動き出した全員の背中に声をかける。
月代コヨミ:「…………」
月代コヨミ:「…………ありがとう」
名塚佑:「ボクこそ」
名塚佑:「信じてくれて、ありがとうね」
谷神錬磨:「ああ。……どういたしまして」
朝比奈 望:「ふふ、今回コヨミちゃんはお礼を言ってばっかりだねえ」
水波賢哉:「そんな事言っていいの?僕は言ったぜ。無事に連れ帰って言葉で一晩中攻め抜いてやるって」意地悪く笑う。
月代コヨミ:「ふふ……馬鹿め。揃いもそろって」
月代コヨミ:「大馬鹿者どもめ……」 顔をくしゃくしゃにして、泣き笑いを作る。
GM:……まだ問題は多い。マガツの事も、UGNとの今後の事も。
GM:だが、掛け値なしに全員で戻ってくることができた。
GM:もう一つの故郷。――"Q市"に。
エンディング02 - 谷神錬磨
GM:じゃあ、個別EDに入っていきましょう。
GM:まずは錬磨くんのEDからだよ!
谷神錬磨:ハイッ!
GM:天音とのお話になります。場所はQ市支部の一角か、自宅かの選択かな。
谷神錬磨:自宅にしたいです!
GM:まだ戻ってきたばかりで体調の不安もあるだろうし、賢哉たちのいる支部の一室にとどまるか……あるいは
GM:そう、心休まるマイホームにするか……! じゃあ自宅!
GM:谷神邸。
GM:ここに戻ってくるのは、谷神錬磨の記憶では"1日"ぶりだ。
GM:だが実際は違う。衰えた筋肉が、それより多くの時間が経過したと告げている。
谷神錬磨:「……懐かしい、というよりは……ようやくと言うべきなのだろう……」
GM:1ヶ月。1ヶ月ぶりに、君は帰ってきた。
GM:君の目の前には玄関の引き戸がある。
谷神錬磨:「一か月も動画のアップロードを止めてしまった……」
GM:玄関から堂々と入ってもいいし……ものぐさに、縁側から自室へ戻ってもいいでしょう。
谷神錬磨:「……」 ため息をつく。玄関の引き戸に手をかける。そして止まる。
谷神錬磨:「……天音。いきなり飛びかかってくるのは、やめておいてほしい。……かなり衰えている……」
:「……!!!」 扉の向こうで気配。
谷神錬磨:「お前に全力でこられると、派手に吹き飛ぶ」 釘を刺しておいてから、ゆっくりと玄関を開ける。
GM:では、回避判定してください。難易度は23。
谷神錬磨:4dx+4=>23
DoubleCross : (4R10+4[10]>=23) → 9[4,5,8,9]+4 → 13 → 失敗
谷神天音:「お、お」 玄関に正座して帰りを待っていた。
谷神天音:「お……うううーっ、無理!」
谷神天音:「おかえりなさーい!」 飛びついてくる。
GM:予想以上に天音の動きが早く感じるでしょう。回避することもかなわない。
GM:いや、速く感じるというより……"錬磨の肉体が鈍っている"。
谷神錬磨:「おっぶ」 衝撃!タックル掌底投げされるまでもなく、その場でかろうじて受け身をとります。
谷神天音:「おかえりなさーい! おかえりなさーい!」 馬乗りになって頬ずりし、おかえりなさいを連呼している。
谷神天音:「よかった……! 帰ってきてくれてよかった~~!」
谷神錬磨:「なんとかな。いま、まさに意識が……飛びかけたような気もするが……」
谷神錬磨:「本物の、天音だな?」
谷神天音:「ほんものだよ~~~!」
谷神天音:「ねっ、ねっ、どうなったの? 結局どうなったの?」
谷神天音:「ワルモノはやっつけたの? 平和になったの?」
谷神錬磨:「その、何の捻りもない本物主張……アバターではなさそうだ。よかった。本当に天音だ」
谷神天音:「しばらく家でのんびりできる? ユーチューブに投稿できる?」
谷神天音:矢継ぎ早に質問する。 「そうだよう!本物だよう~~!」
谷神錬磨:「落ち着け。順番に応えると……」 天音を抱えて立ち上がる。
谷神錬磨:「悪者はやっつけてない。平和にもなっていない。しばらく家でのんびりできそうにない……すまない」
谷神天音:「んむい」 抱えられた間も、ごろごろと兄に頬ずりしている。
谷神天音:「そうなんだ……」
谷神錬磨:「ほぼ何も終わっていない。だが、とりあえず動画はアップロードする」
谷神天音:「ねっ、ね! あたし、動画も……ワルモノやっつけるのも、ちゃんとお手伝いするからね!」
谷神錬磨:「……助かる。正直に言って、天音には一つ、頼みたいことがあった」
谷神天音:「おお?」
谷神錬磨:「俺に稽古をつけてくれ。いまは、お前の方が強い。……一つずつ、取り戻す」
谷神錬磨:「これからが本番だ」
谷神天音:「……!」
谷神天音:ショックを受けている。ワルモノをまだ倒してない、と言われたときよりも。
谷神天音:谷神天音にとって、兄は常に超えられない壁だったからだ。
谷神天音:「……にい様、つよいにい様に戻れるよね?」
谷神天音:「あたし、お手伝いするから。稽古もするし……お茶もいれるし、お風呂上がりにタオルいっちょでうろついたりもしないから!」
谷神天音:「にい様がもとに戻れるなら……いっぱいいっぱい頑張るから……!」
谷神錬磨:「そうか。お互いに努力が必要なようだ……というより、ああ。お前には、正直に言っておこう。他の皆には言えないからな……」
谷神錬磨:「俺はひょっとすると水波以上に自信家なのだろうと思う。……俺は前より強くなると思う。なんというか……」
谷神錬磨:「俺は、戦いの天才のような気がする。誰にも言うなよ」
谷神天音:「うぇへへへ」
谷神天音:「うん。うんうん! 言わない、言わない!」
谷神天音:「でも、"気がする"じゃないよ」
谷神天音:「にい様は戦いの天才だよ! あたしが保証します!」
谷神錬磨:「ありがたい。天音の保証とは……ふ、ふふふふ!」 喉を鳴らして笑う。
谷神天音:「うへへへへ」 錬磨がこうして笑うのは、同居する妹の目から見てもかなりレアだ。
谷神天音:「じゃあ、どうしよ! お風呂にします? ごはんにします?」
谷神錬磨:「いや。お風呂よりもご飯よりも、まずは、これだ。家の敷居をまたぐ前に……」
谷神錬磨:「ただいま」
GM:――帰還は、果たした。
GM:本来ならばここで終わりなのだろう。……だが、谷神錬磨の場合はそうではない。
GM:邪神は斃されていない。町に平和は戻っていない。妹との静かな生活に戻るには、まだ早い。
GM:ならば、やるべき事は単純だ。次なる戦いに備え、一日でも早く力を取り戻す。それしかない。
GM:谷神は――Q市を守護する、鬼狩りの一族なのだから。
GM:では、錬磨くんのEDはこれで終了。
GM:おつかれさまでした!
谷神錬磨:あざっした!!!
エンディング03 - 名塚佑
GM:では、次。東京ちゃんのEDです。
GM:チンサンと話すことになるでしょう。場所の希望などはありますか?
名塚佑:表でも呼称がチンサンになってるw
GM:おしゃれな町中のカフェ、Q市を見下ろすQ市支部展望デッキ、自宅……など、いろいろあります。
名塚佑:どうしましょう。ここだと名塚本家ってあるんですかね?
名塚佑:いや、まず佑ちゃんとしては
名塚佑:神社の跡地とかに行ってみましょう。清三は動きを先読みして来るとか。
GM:ありますあります。Q町の頃と同様、Q市からはちょっと離れてますけど。
GM:オッケー!
GM:----
GM:Q市南部、月代神社
GM:----
GM:Q市は駅を境として、南北で栄え方が違う。
GM:駅の北は、すっかり再開発されきったエリア。ビルが立ち並び、東京となんら遜色ない。
GM:駅の南は……まだQ町の面影を残す、牧歌的なエリアだ。
GM:月代神社もここにある。もっとも、境内から見える景色は"Q町"の頃とは違っているが。
GM:その神社を訪れる一人の人物がいる。……それが、名塚佑だ。
名塚佑:「……」あの町では、ただの気まぐれで立ち寄っていた。
名塚佑:――慣れっこだ。
名塚佑:「みんな……忘れなければいいのにな」
GM:遊んでいる子どもたちはいない。神社前の長い階段がそもそも危ないと、自治会などで噂になっているからだ。
名塚佑:「ボクも……」
名塚佑:サンダルにワンピース姿で、一段ずつ、長い階段を登っていく。
名塚佑:Q町とは違う。けれどかつては、あのようだったのだろう。
名塚佑:VRのあの風景を思い出しながら、忘れないように、登っていく。
GM:祀られているツキガミの重要性は、UGNも認識していた。この神社の手入れをしているのはUGNです。
GM:しかしここ一ヶ月は……佑たちがQ町に囚われた騒動もあって、それどころではなかった。
GM:手入れがやや疎かになっている階段を登り切ると、本堂が見えるでしょう。
GM:そして、その前に立つ一人の人物も。
名塚佑:すごく、不機嫌になります。
名塚佑:「……もう、どいてよ」
名塚清三:「やあ佑。奇遇だね。こんなところで会うとは」
名塚佑:「邪魔!」駆け寄って、髪をひっつかみます。
名塚清三:「なっ」 動きは鈍い。 「痛い、痛い!」
名塚佑:「なんで!」「ボクが!」「物思いにふけりたいのに!!」
名塚佑:「やって、くるの~~っ!!」ググーッ
名塚清三:「グワーッ! ほ、本気で……怒っているな……!」
名塚清三:「でも、仕方がないだろう」「家族は大事なんだ」
名塚清三:「心配していたんだよ。お前が戻ってこれるかどうか!」
名塚佑:「……」
名塚佑:「……わかってるよ」しょんぼりする。
名塚清三:一瞬力が緩んだスキに抜け出す。「ふう」
名塚清三:「なぜ、ここに来たんだね」
名塚清三:「"ツキガミ"はUGN支部にいる。会いにきたわけではないんだろう」
名塚清三:「かといって、ここからの景色は……さほど面白くもないと思うが」 遠くを通る高速道路や、そびえ立つビル群を見る。
名塚佑:すねを蹴ります!
名塚佑:「ばか!!」
名塚清三:「あがっ!」
名塚佑:「……神様のことなんか、信じてないくせに」
名塚清三:「す、すね……すねは本当にやめなさい、痛いから……」
名塚清三:「…………」 今度はこちらが黙りこむ。
GM:名塚清三は魔術師だ。魔術師というのは、エゴの塊。自己中の極みだ。
GM:名塚清三は――自分と、自分の血族の絆以外、何も信じてはいない。
名塚佑:「ボクは……魔術師として、やっちゃいけないことを二つもした」
名塚佑:「……願いを諦めること」
名塚佑:「誰かの願いを壊してしまうこと……」
名塚清三:「誰かの願い、はわかる。"ツキガミ"の……殺してほしい、という願いを無下にしたわけだ」
名塚佑:頷く。
名塚清三:「だがそれなら、何の願いを諦めたというんだね」
名塚清三:「"友を殺さない"。お前の願いはかなったのではないのかね?」
名塚佑:「それは……」“毒蜘蛛”のことを思い出す。
名塚佑:あの頃のままの友達でいたかった、という願いは
名塚佑:永久に叶うことがない。
名塚佑:「……言いたくない。いいでしょ。どうでも」膝を抱えて拒否の姿勢を取る。
名塚清三:「ウーム」
名塚清三:「……禁忌を侵すというのはね、佑」「魔術師にとって、悪いことばかりではないんだよ」
名塚清三:「禁忌を侵すことで見えてくる真実もある」
名塚清三:「魔術師の中には、禁断の呪法に手を出して、器でもないのに"起源"を無理やり宿した愚か者も居るし」
名塚清三:「どうでもいい相手だから名前は忘れたけど……まあ、いるんだ。悪いことばかりではないんだよ」
名塚佑:「……そんなの」
名塚佑:「修行のときは、教えてくれなかった」
名塚清三:「下等な連中の話だからね。佑には本来、まったくかかわりがない……はァ」 不機嫌そうな顔になる。
名塚清三:「そう。かかわりがなければよかったんだが」
名塚清三:「……"ツキガミ"から、マガツを剥がす方法があるとしたら」
名塚清三:「佑はどうするかね?」
名塚佑:「……やる。いいや……」
名塚佑:「そうするために戻ってきたんだ。そうじゃなきゃ、戻ってきた意味がない」
名塚清三:「そうだろうね。そうだろうとも」
名塚清三:「"汝の意志することを行え"。私が教えた事だ」
名塚清三:「お前がやりたいことであれば……それは、私であっても止めてはいけない」
名塚清三:清三にしては珍しく、逡巡するような素振りを見せる。
名塚佑:「ボクは……」
名塚佑:「一度、諦めてしまった。だから、これは、すごく弱い魔術だけれど」
名塚佑:「諦めないからね」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんを、もう一度この町に――取り戻してみせる」
名塚清三:「……いいだろう」
名塚清三:「なら、人を探しなさい」
名塚佑:「……」
名塚清三:「"結社"の人間が……」「私の魔術の師が、この町にいる」
名塚清三:「彼女ならあるいは、知っているかもしれない。悪の神格だけを剥がす方法を」
名塚佑:「……おじいちゃんの」
名塚佑:「師匠」
名塚佑:理屈では、いるはずだ。
名塚佑:けれどそんな存在がいるなんて、今まで生きてきて想像もしていなかった。
名塚佑:名塚清三以上の魔術師が、この世にいる――ということを。
名塚清三:「ろくでもない人物だよ」
名塚佑:「わかるよ」少し笑う。
名塚清三:「そうだろう、そうだろう」 うんうんと頷く。
名塚佑:「……名前を、聞いてもいい?」
名塚清三:「言っておくがね、佑。すべてはお前のためだ」「他の魔術師と接することで……お前の力はより大きくなるだろう」
名塚清三:「ナザ・シルベストリとの邂逅がそうだったように。……名前は」
名塚清三:「……」
名塚佑:「……?」
名塚清三:「ろくでもない人物だよ」
名塚清三:「だが、きっと有益な情報をもたらしてくれる」
名塚佑:「忘れたんだね?」
名塚清三:「いや覚えているよ。もちろん。大事な師匠なんだから」
名塚佑:「ひいおじいちゃん」
名塚佑:「忘れたんだね」
名塚清三:「……」
名塚清三:「探しなさい。彼女は、力を持つものにのみ興味を抱くだろう」
名塚佑:「ひいおじいちゃん」
名塚清三:「はい」
名塚佑:「忘れたんでしょう?」
名塚清三:「…………」
名塚清三:「……人は」「興味のあることしか、覚えないものな……」 《猫の道》。
名塚佑:「あ!!」逃げた!!
GM:名塚佑の周囲で、かすかに葉っぱが揺れた。
GM:ゼロコンマ一秒ほどの意識も、葉っぱには向けていなかったはずなのに……その瞬間にはもう、消えている。
GM:だが、嘘ではないはずだ。マガツを剥がす方法を知っている者は……存在する。
名塚佑:それは疑っていません。
名塚佑:たとえ名前を忘れていても……他の要因で名前を口に出すことができなくても
名塚佑:それは『いる』と確信できる。それが名塚清三の言葉であるから。
名塚佑:「……いいよ。もしも、それが魔術の試練の一つなら」
名塚佑:「力を持つ誰かが、相応しいなら」
名塚佑:立ち上がって、神社から街を見下ろす。
名塚佑:あのQ町とは変わり果てた町。けれどあの景色を、今は覚えている。
名塚佑:魔術師は忘れない。
名塚佑:「ボクは……望にも、錬磨にも」
名塚佑:「――探しものなら一番だって言われてたんだから」
GM:……帰還は、果たした。
GM:本来ならばここで終わりなのだろう。だが、名塚佑の場合はそうではない。
GM:探す必要がある。邪悪な神格だけをコヨミから剥がす――そんな方法を。
:――――『諦めないからね』
:――――『ヨミ姉ちゃんを、もう一度この町に――取り戻してみせる』
GM:コヨミを取り戻すという己の望みを叶える為に……名塚佑は、必ず動く。
GM:"汝の意志することを行え"。
GM:それこそが、名塚の魔術師に唯一定められた、絶対遵守の掟なのだから。
GM:----
GM:では、佑ちゃんのEDはここまで!
GM:お疲れ様でした!
名塚佑:お疲れ様です!
エンディング04 - 朝比奈望
GM:じゃあ、朝比奈くんのEDにいきましょう。
GM:場所の希望はあるかい!
GM:見学室で希望が確認できたため、レストランになります。
GM:Q市駅前、某イタリアンレストラン
GM:多い。
GM:とにかく人が多い。
GM:昼時はもちろん、そうでない時も満席だ。駅前の好立地にあり、料理も安く、ドリンクバーもあるこのレストランは、いつでも人が多い……。
GM:だからこそ、込み入った話をするにはうってつけなのかもしれない。
綾瀬春奈:「お待たせ望くん。ドリンクバーもう行った?」
綾瀬春奈:オレンジジュースの入ったグラスを持って、テーブルに戻ってくる。
朝比奈 望:「ん、もらってきたよー」
朝比奈 望:ブドウジュースの入ったグラスをアピールする
綾瀬春奈:「ん。じゃあまずは……こほん」 咳払いする。
綾瀬春奈:「望くん達の、無事の帰還を祝って」
綾瀬春奈:「乾杯!」
朝比奈 望:「かんぱーい!」
朝比奈 望:「前の所だとこういうお店、遠出しないとなかったからなあ。その辺はちょっと嬉しいねえ」
綾瀬春奈:「うん。わざわざ電車で五駅も戻って、そこから乗り換えないといけなかったもんね」
綾瀬春奈:「子供のころとは……すっかり変わっちゃった」
朝比奈 望:「だねえ……」
朝比奈 望:「うん、佑ちゃんも言ってたけど、やっぱり、僕もあそこが好きだったよ。」
綾瀬春奈:「……うん。私も」
綾瀬春奈:「夜になると虫の声が聞こえる、あの頃の"Q町"だよね」
朝比奈 望:「うん。高校生になったら、商店街の大判焼き屋さんで買い食いして帰るんだーって思ってた頃の、あのQ町」
GM:では、朝比奈くんは情報:噂話で判定してください。難易度は9。
綾瀬春奈:「それでね、望くん」
綾瀬春奈:「"祝福の声"ってウワサ、知ってる? 最近学校で流行ってるんだけど」
朝比奈 望:コネつかっていいっすか!
GM:いいよ!
朝比奈 望:わーい!
朝比奈 望:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[2,4,4,9]+4 → 13
朝比奈 望:常識っすよー!!
GM:安定して強いな……w
GM:なら朝比奈くんは知っています。まだ事件に巻き込まれる前から、ちらほら聞いていた話だ。
朝比奈 望:「"祝福の声"…?」
朝比奈 望:「よっちゃんは"ユルール"がなんだの言ってたの聞いたことあるけど」
朝比奈 望:ユルール=モンゴル語で祝福
GM:博識!
朝比奈 望:よっちゃんはシュトヘルとか読んでるのでカッコつけたかったのだ。
綾瀬春奈:「あ、それそれ。『ユルール』とか『ベネディクティオ』とか、色んな名前があるみたい」
GM:西地区の路地裏で、意識を集中する。
GM:自分から湧き出た力が、周囲に円を描くようなイメージを持つ。
GM:それが『儀式』だ。もし成功すれば……
綾瀬春奈:「声の主が現れる。そして、悩み事をひとつ、解決してくれる」
綾瀬春奈:「答えをくれる。そういうウワサ……」
綾瀬春奈:「……考えなきゃいけないと思うんだ。コヨミちゃんの事」
綾瀬春奈:「なんとかして"マガツ"を引き剥がさないと、また同じことが起こる。でも、手がかりは何もない……」
朝比奈 望:「……」
綾瀬春奈:「だったら、ウワサでも都市伝説でも、あたってみないと。って思うんだ!」
朝比奈 望:「あんまり、その手の胡散臭いのに頼るのはどうかと思うんだけど…」
朝比奈 望:ちょっと困惑している。
綾瀬春奈:「ううっ……で、でも、根拠もあるんだよ」
綾瀬春奈:「西地区でね。定期的に気絶してる人たちが保護されてるの」
朝比奈 望:「あるの?」
綾瀬春奈:「うん」
綾瀬春奈:「UGNが調査してみたら……保護された人たちは、全員が"非オーヴァード"だった」
綾瀬春奈:「……ね。さっきの、円を描くってイメージ……UGNで習った、《ワーディング》に似てない?」
朝比奈 望:「ん……」
朝比奈 望:確かに、似ている。
朝比奈 望:「試した人が、倒れちゃってるのに。そんな噂が流れるのも、おかしいよね。」
綾瀬春奈:「うん。だから多分これは、インチキなウワサじゃなくて……」
朝比奈 望:「意図的に、そういう情報を流してる人がいる」
綾瀬春奈:「……」 こくりと頷く。
朝比奈 望:「コヨミちゃん、云々に関係なく。それ、あんまり放っておきたくないよね。」
綾瀬春奈:「うん。もしウワサが本当だったら、コヨミちゃんをなんとかする方法もわかるだろうし」
綾瀬春奈:「本当じゃなくても……迷惑をかける人だったら、私たちが退治したりできる」
朝比奈 望:「そうだね。当たってみようか。二人だけじゃ不安だから、皆にも相談して。」
綾瀬春奈:「そうだね、明日の学校で相談してみよう!」
綾瀬春奈:「こうやって、一歩ずつでも進んでいって」「……コヨミちゃんを助ける手がかりを、探そう!」
朝比奈 望:「ん……えへへ」
綾瀬春奈:「え、なになに?」 ちょっと戸惑う。 「私、変なこと言っちゃった?」
朝比奈 望:「ん、ごめん。嬉しくて。」
朝比奈 望:「心配してくれたみんなの言葉を無視して、我儘言っちゃったのに。」
朝比奈 望:「春ちゃんがこんなに助けてくれるのがうれしくて」
朝比奈 望:「コヨミちゃんにもいっぱい言われるかもしれないけど、ありがとう、春ちゃん」
綾瀬春奈:「えへへ……それはそうだよ。私だって、望くんたちとずっと同じ気持ちだったもん」
綾瀬春奈:「嬉しかったんだ。みんながあの時、コヨミちゃんを見捨てて脱出しなかったって聞いて」
綾瀬春奈:「ありがとう、望くん。……コヨミちゃんのことを諦めないでくれて。」
朝比奈 望:「うん」
綾瀬春奈:「……よし!」 ぐいっとオレンジジュースを飲み干す。
朝比奈 望:あの時の僕たちの選択が間違っていたとは思わない
朝比奈 望:でも白ちゃんの信念だって間違っていたとは思えない。
朝比奈 望:闘って勝ったから、自分たちが正しかったなんて言い切ることもできない。
朝比奈 望:でも、僕たちの選択を、春ちゃんは喜んでくれている。喜んでくれる人がいる。
朝比奈 望:そのことに、すごく救われたような気がした。
朝比奈 望:「やっぱり、うん、ありがとう。春ちゃん」
朝比奈 望:春ちゃんにあわせて、ブドウジュースを飲み干します。
綾瀬春奈:「よーし! じゃ、今日は私のおごり!」
綾瀬春奈:「いっぱい食べて、元気つけて……明日から頑張ろう!」
朝比奈 望:「おー!」
朝比奈 望:「じゃあ、ポテト頼んでいい?ポテト?」
綾瀬春奈:「いいよ~! あと私、エスカルゴと……」
GM:――帰還は、果たした。
GM:本来ならばここで終わりなのだろう。……だが、朝比奈望の場合はそうではない。
GM:"マガツ"は未だ健在だ。コヨミが――大切な友が討伐対象になる可能性は、未だに根強く残っている。
GM:だが、悪いことばかりではない。悪いことがあれば、良いことも必ずある。
GM:この町には――朝比奈に力を貸してくれる人々が居るはずなのだ。
GM:ならば、諦めずに動くしかない。……希望の未来を、その手に掴むために。
GM:----
GM:シーンカット。
GM:朝比奈くんのエンディングはここまで!
GM:ありがとうございました!
朝比奈 望:ざっした!!
エンディング05 - 水波賢哉
GM:なら最後。水波くんのエンディング。
GM:水波くんもまた、好きな場所を選ぶことができます。具体的には
GM:【独房】、【牢屋】、【警察署めいた狭い取調室】、【壁も床も真っ白な取り調べ室】
GM:が選べます。
水波賢哉:警察署めいた狭い取調室で!
GM:オッケー!
GM:Q市UGN支部6F、第二取調室。
GM:あまり使われる事のない部屋だ。せいぜい、FHやSOGのエージェントを生け捕りにした時だが……そんなシチュエーションは当然、多くない。
GM:そんな取調室に、今日は珍しく人がいる。
GM:人影はみっつ。
GM:一つはQ市UGN"前"支部長、桜生ジン。
GM:一つは元支部長補佐、藍坂紗良。
GM:そして最後は……。
桜生ジン:「はあ……」
桜生ジン:「今回はまた、ずいぶんと思い切ったことをしましたね」
桜生ジン:「紗良。そして、水波くん」
桜生ジン:机の向かいに座る二人を見る。
水波賢哉:身嗜みを整えて、髪もQ町にいた頃くらいの長さに揃えている。外見だけはましになったか。
水波賢哉:「思い切ったことはしましたけどね。間違ったことはしてないって言うのは、教科書通りの返しですかね」
桜生ジン:「間違っています」 ぴしゃりと言う。 「ジャームがどれだけ危険かは、チルドレン時代からの訓練で嫌というほど知っているでしょう」
藍坂紗良:表向きは冷静に。内心はハラハラしながら二人のやりとりを見ている。
水波賢哉:「お言葉ですが」
水波賢哉:「真面目に僕は最善の手を打ったと確信しています。そこに恥じ入るものはないですよ。でなければ、こんな決断はしていません」
水波賢哉:「コヨミちゃんはジャームではない。それを切り捨てることは、Q市の有能なイリーガルの信用全てを失うことになる」
GM:Q市は急成長した町だ。それゆえに――戦力の多くをイリーガルに頼っている。
GM:中核を成すのが、正規エージェントの水波・藍坂・桜生。その周囲を、谷神をはじめとするイリーガルが固める形だ。
GM:水波の言う通り――コヨミを切り捨てれば、多くのイリーガルの心象悪化は免れない。
桜生ジン:「……。……」
水波賢哉:「危険性にばかり怯えて、最強戦力の心を不安定にさせるデメリットの大きさの方が問題だ」
水波賢哉:「という、あたりですね。UGNの支部長の判断としては」
藍坂紗良:「補足すれば」 控えめに口を開く。 「谷神くんをはじめとする現地イリーガルは、単純な戦力以外でも有用です」
藍坂紗良:「土地勘。古くからの言い伝えに関する知識や、都市伝説やウワサ。そういったものと密着している彼らの離反を招くのは、得策ではない……」
藍坂紗良:「私も、今回の支部長の判断を支持します」
桜生ジン:「……」
桜生ジン:「……ひとつ聞きましょう。水波くん」
桜生ジン:「コヨミちゃんから"マガツ"を剥がす手段。現状確保できていますか?」
桜生ジン:「あるいは、確保のめどは?」
水波賢哉:「それは突かれるとは思っていました。個人の見解を述べても?」
桜生ジン:「ええ。むしろ、あなた個人の見解を伺いたい」
水波賢哉:「まず、谷神の口伝や魔術師の秘奥が当てになりますよね。解決の糸口としては大きいでしょう。この手の問題に関してはUGNよりも彼らの方がキャリアが上です」
桜生ジン:「その意見には同意します。外様のUGNよりも、この地に親しい現地民の方が上でしょう」
水波賢哉:「それは前提。…マガツと実際に遭遇した僕の私見ですが、早い段階でマガツはコヨミちゃんから離れると思っています」
水波賢哉:推測ですが、と付け加えて。
桜生ジン:「離れる?」
藍坂紗良:「え、どういうこと?」 思わず口をはさむ。
水波賢哉:「マガツが生きようとする神性なら、コヨミちゃんに留まっていられなくなる。簡単なことだよ、それじゃ勝てないからだ」
水波賢哉:「コヨミちゃんを内に抱えていたら、贄にすべき僕達にどうあっても勝利できない。だから、生きる為にはマガツは外に出なければ立ち行かなくなるだろ?」
藍坂紗良:「……あ、そうか。そうよね」「これまではコヨミちゃんの心の弱さにつけこんでたわけだけど……」
藍坂紗良:「今回でだいぶ心変わりしたものね。このままじゃあ、自浄作用で勝手にマガツが消滅する可能性だってありうる」
藍坂紗良:「"生きる"ためには……離れるしかない。希望的観測だけど」
桜生ジン:「希望的観測ではありますね。そうなれば一番うれしいですが」
水波賢哉:「コヨミちゃん全てを吸収するのは僕達がいる限りは無理だ。だったら切り離して力を蓄えるんじゃないかと思う」
桜生ジン:「それでもやはり、我らUGNが当て推量で動くわけにはいきません」
桜生ジン:「探したほうがいいでしょうね。能動的に引き剥がす手段を」
水波賢哉:「それは当然ですね。こっちで出来るならそうした方が良いに決まってます」
桜生ジン:「フー……」
藍坂紗良:賢哉をつつく。(あっ、フー! フー出た、フー!)
藍坂紗良:(あれ、重い話が来る前兆だから……! RPGのボスのカウントダウンみたいなやつだから……!)
藍坂紗良:(や、矢面よろしく!) さりげなく椅子をずらし、後ろに下がる。
水波賢哉:(知ってるよ。僕としても気が重いよ。ああ、夏の日はあんなに楽しかったのに)
水波賢哉:(いいさ。やるさ。決闘だ…)
GM:しばらくの沈黙が取調室に満ち、
名塚清三:「《剣士殺し(ソードブレイカー)》」
GM:お前じゃない!
桜生ジン:「《剣士殺し(ソードブレイカー)》」
桜生ジン:「20年ほど前に前線で活躍していた、FHチルドレンのコードネームです。ご存知ですか」
桜生ジン:「実際、剣士殺しの異名を取るだけはあったんですよ。あらゆる斬撃を撃ち落とし、切り結べばそれは死の宣告と同義……とか、言われていたそうで」
GM:賢哉くんは知っていてもいいし、知らなくてもいいです。
GM:もし知っているなら、ある日を境にFHから離反。行方不明という情報がある。
水波賢哉:「挑発的なコードですね。役割的には共感できそうですが」
水波賢哉:「その彼がなにか?」
桜生ジン:「フー……」
桜生ジン:「彼が以前所属していたセルのセルリーダーが、この町にいるそうです」
桜生ジン:「FHの中でもずいぶんと自由な身だそうで。特に事件を起こすわけでもなく、淡々と自分の研究を進めている」
桜生ジン:「――"ジャーム人格を殺す"という研究を進めています」
桜生ジン:「この世からジャームをなくす。それが彼女の夢だそうで」
水波賢哉:「成程。今回の件を考えるとコンタクトを取る価値は有る」
桜生ジン:「ええ。ただ、彼女は気に入った者しか相手にしないという厄介な性質を持ってます」
桜生ジン:「ですから……」
桜生ジン:「西地区のホームセンターへ行ってみてください」
桜生ジン:「ホームセンター裏の路地で《ワーディング》を広げれば、セルメンバーの誰かが出てくるはず」
桜生ジン:「"ソードブレイカー"からの紹介だと言えば、会えると思いますよ」
藍坂紗良:「は?」
藍坂紗良:「え……なに? 今の流れで、どうしてソードなんとかの紹介になるの……?」
水波賢哉:「あー。ソードブレイカー 目の前にいたんじゃないですか」
藍坂紗良:「……へ?」
水波賢哉:「おかしいと思ったんだ。FHを放置する理由だけがわからなかった」
水波賢哉:「これ知ってるの。かなり数限られてますよね。やっぱり内緒で?」
桜生ジン:「ええ。あと知っているのは、当時私と戦った数人しかいません」
桜生ジン:「"ベネディクティオ"セルは、とにかく変わり者の集まりです。ジャーム撲滅の野望だけを追求する者たち……」
桜生ジン:「彼らを味方につければ。研究成果の一部をわけてもらえれば」
桜生ジン:「見つかるかもしれません。引き剥がす手段が」
水波賢哉:「そうですね。ボクは生粋のUGNチルドレンなので」
水波賢哉:「FHと馴れ合う気はありませんが、せいぜい世の中の役に立ってもらうことにしますよ」
水波賢哉:「って言うのがぎりぎりの落しどころですね」
桜生ジン:「そうしてください。"私たち"UGNは、世の中のために働くのが第一義ですから。ね」
水波賢哉:「あ。一つ質問していいですか?ジンさんはなんでFH抜けを?」
桜生ジン:「ん?」
桜生ジン:「ああ、そんな事ですか。単純な話ですよ」
桜生ジン:「これはですね。水波くんなら間違いなく共感してくれ……」
水波賢哉:「藍坂のお母さんに惚れたとか?」
桜生ジン:「………………」
桜生ジン:「水波くん」
桜生ジン:「答えを先に言わないでもらえます?」
水波賢哉:「見事に切って落としました。ジンさんから一本取るとは僕も捨てたもんじゃないな」
桜生ジン:「……気をつけてくださいね。友好的だろうが非好戦的だろうが、FHはFHですから」
桜生ジン:「我々(UGN)の理は通じません。それでも、やれますか?」
水波賢哉:「やりますよ。責任を果たす為に僕達は戻ってきたんですから」
水波賢哉:「できます。そう、僕達になら」
桜生ジン:「よろしい。では……」
桜生ジン:おもむろに手元からボイスレコーダーを取り出し、一時停止を解除する。
桜生ジン:「"大馬鹿者"!」 バシン、と机を叩く。
桜生ジン:「"勝手な事を……あなたのやったことは、UGNの理念に背く行為です。しばらく頭を冷やしてもらう必要がある!"」
桜生ジン:「"三日ほど、町をじっくり見て回ってきなさい。そうすれば考えも変わるでしょう"」
桜生ジン:「"支部長として、理性在る判断をしなさい。……以上!"」
桜生ジン:ボイスレコーダーを切り、部屋を出ていきます。
GM:特に呼び止めなければそのまま出ていくでしょう。
水波賢哉:一礼して見送ります。
藍坂紗良:「び」
藍坂紗良:「びっくりした……」
水波賢哉:「いやぁ、やっぱり親子だね。やること似てるよ、なんかね」
藍坂紗良:「え、そう? 全然似てないと思うんだけどなあ」
藍坂紗良:緊張がとけたので、だらしなく椅子にぐだーっとよりかかってます。
水波賢哉:「つまり、あれ ここから先は独り言だけどね。ってやつだ」
GM:桜生はあえてコヨミを救う手がかりを提供し、あえて"三日ほど支部から追放"した。
GM:これは間違いなく、コヨミを助けるための手助けです。
水波賢哉:「三日も自由時間をくれたよ、その間に、与えた情報使って、どうにかしろって事さ」
藍坂紗良:「……なんで」「応援してくれるんだろう。UGN的に考えれば、非情にコヨミちゃんを殺すのが最適解かもしれないのに」
水波賢哉:「?…藍坂、身内に鈍いね」
藍坂紗良:「ほぇ?」
水波賢哉:「藍坂と同じ事やってるだけじゃん」
藍坂紗良:「…………」
藍坂紗良:「…………あっ」
水波賢哉:「ジンさんもコヨミちゃんに思う所はあるのさ。沢山ね」
藍坂紗良:「あるいは、娘に甘いだけかもね。……でもよかった」
藍坂紗良:「まだ終わりじゃない。まだ、首の皮は繋がってる」
藍坂紗良:「なら、やるしかないわよね。トゥルーエンディングを目指して」
水波賢哉:「そうさ。本番はこれからさ。でも、その前に」
藍坂紗良:「ん? その前に?」
水波賢哉:「藍坂、お疲れ様。最後まで僕の味方でいてくれて本当に有難う…ただいま」
藍坂紗良:「……ばか」
藍坂紗良:「味方でいるに決まってるじゃない」 こつんと拳を賢哉の胸にあてる。
藍坂紗良:「私のパートナーは、賢哉くんだけなんだから。ね」
藍坂紗良:「……おかえり。賢哉」
藍坂紗良:「ね、賢哉」
藍坂紗良:「知ってる? ここ、記録に残るのは取り調べ担当の音声録音だけなの」
藍坂紗良:「カメラとか、ついてない……から」「……ちょっとくらい、いいよね?」
藍坂紗良:こつん、と寄りかかる。
水波賢哉:「あ。明日から忙しくなりそうだから、そうだよ、ご褒美」
藍坂紗良:「ん」
水波賢哉:肩を抱く。この感覚も現実世界では久しぶりなのだろう。
水波賢哉:視線を合わせる。
GM:心地よい沈黙。想いを寄せ合ったものだけが生み出せる、心地よい沈黙が部屋を包む。
GM:そして……
GM:――ドンドンドン! ドンドンドンドンドンドン!
GM:――ガチャ!
ヴァイス:「やっほー! やっほやっほやっほー!」 《万能器具》。 「ヴァイスちゃんだよ~~~~!」
ヴァイス:ノックの返事を待たずに入ってくる。【新情報】の木札を掲げています。
藍坂紗良:「は!?」
水波賢哉:「藍坂、僕は………って今いいとこだったんですけどねーー!」
ヴァイス:「ねえ聞いて聞いて! すんごい情報!」
ヴァイス:「FHのなんとかセルのリーダーと……あと、すごい魔術師と、都市伝説!」
ヴァイス:「コヨミを救う方法が見つかるかもしれないんだよ~~~~~!」
藍坂紗良:「は、はじめて……」
藍坂紗良:「はじめてよ。神様に対して本気でイラッとしたの……」
ヴァイス:「あれ? お邪魔だった?」
ヴァイス:「ノックからやりなおしたほうがいい?」
水波賢哉:「空気読みなさいよ。この不良神様。自分で考えて行動した結果が、これか!?これかよ!」
藍坂紗良:「はぁー……」
藍坂紗良:「……ご褒美はまた今度ね。賢哉」
水波賢哉:肩を竦める。まあ場所は悪かったよな。と独りごちる。
水波賢哉:「次は邪魔されない場所を確保するよ。お姫様」
水波賢哉:「よし。ヴァイス。仕方が無い、やろうか。作戦会議」
GM:――帰還は、果たした。
GM:本来ならば、ここで終わりなのだろう。……だが、水波賢哉の場合はそうではない。
GM:使命がある。それも、"町を守る"、"友を救う"、"大事な人の期待に応える"という使命が。
GM:かすかな手がかりではあるが――今はそれを頼りに、進むしかない。
GM:出来るはずだ。彼らなら。
GM:希望の未来を、引き寄せる事が。
GM:
GM:ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
GM:「守護者の願い」 第四話 『帰還』
GM:
GM:――――終
GM:ということで、キャンペーン前編・Q町編はこれにて終了!
GM:次は後編!Q市編だよ!
GM:おつかれさまでした!
谷神錬磨:おつかれ!さま!でしたーーーーー!
朝比奈 望:さっしたーー!!
名塚佑:お疲れ様でした!!
水波賢哉:お疲れ様でした。たのしかったー