DX3rd Q町キャンペーン第三話『魔境のレクイエム』(GM:クオンタム)

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PC1 朝比奈 望(PL:中村) キャラシート
PC2 名塚佑(PL:珪素) キャラシート
PC3 谷神錬磨(PL:ロケット商会) キャラシート
PC4 水波賢哉(PL:白金) キャラシート

目次

プリプレイ(成長報告) 
セッション一日目
1. 星唄の儀(オープニング:名塚佑)
2. 甘くみなさんな(オープニング:水波賢哉)
3. "蒼雁"(オープニング:朝比奈望)
4. 何か、忘れていることがあるのでは(オープニング:谷神錬磨)
5. Q"市"UGN支部(マスターシーン)
セッション二日目
6. 本家でお茶でも飲んでればいいじゃんミドルフェイズ01・合流パート
7. やっぱり、信用できないミドルフェイズ02・調査パート
8. 知るための努力をするべきだミドルフェイズ03・調査パートII
セッション三日目
9. 僕は、皆を信じたいんですミドルフェイズ04・調査パートIII
10. 清算すべき物は清算させるべきだミドルフェイズ05・トリガーシーン
11. 『私が殺さないといけない』ミドルフェイズ06・マスターシーン
セッション四日目
12. "魔境の毒蜘蛛"ミドルフェイズ07・調査パートIV
13. ボクは、魔術師だからミドルフェイズ08・RHOシーン:名塚佑
14. 願いが叶ったクライマックス
15. バックトラック
16. 合同エンディング
17. 『スタンドアロンでここにいるんだな』エンディング01:谷神錬磨
セッション五日目
18. 『友達のことぐらいは、信じたい』エンディング02:朝比奈望
19. 『これは……かなわないな』エンディング03:水波賢哉
20. 『嘘じゃなかった』エンディング04:名塚佑

プリプレイ

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
GM:ここがクオンペーン第三話か……いい風だ
GM:では、時間となったのでセッションを開始しましょう。
GM:まずはPC順のハンドアウト確認と成長報告から。
GM:PC1は東京ちゃん!キャラシを貼って、成長報告をしておくれ!
名塚遊http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327774113/148-149
名塚遊:東京ーっ!
GM:あっ来た!
名塚佑:あっ名前ちょっと誤字ってる。直しました
名塚佑:東京生まれの東京育ち、東京のすずきやまとです
GM:ふふ……私が突っ込むまでもなかったか……
名塚佑:Q町を一時離れて、高校になってから戻ってきた出戻り組。
名塚佑:趣味は東京自慢で、ことあるごとに都会人アピールをする女の子です。
名塚佑:そして、何故か魔術の使い手でもある!異様な雰囲気の知覚能力を持っている!
名塚佑:どうして今更こういう説明しているかというと
GM:おじいちゃん譲りだ!
名塚佑:ロールがマジで久々なので、自分自身で確認しておかないとロールの方向性が分からなくなる可能性があるからですね。
名塚佑:自我を保っていないともしかしたら突如として筋肉ダルマと化して敵を殴り殺しかねない
名塚佑:ただ、前回からの成長は非常に凄まじく
名塚佑:シーン7回、視界射程内の5人にラウンド中+24という強烈な攻撃増加能力を獲得しました。
GM:ヤベェー
名塚佑:最初は貧弱東京魔術師だった東京ちゃんだが、どんどんゴージャスナイスバディ最強東京ちゃんになるぞ!
名塚佑:以上です。ハンドアウト?知らないな~!
GM:OK! じゃあそのハンドアウトだ!
■PC1:名塚佑(PL:珪素)
・シナリオロイス:春月瑠璃(はるつき・るり) 推奨感情:P信頼/N不信感
 君はQ町に住む女子高生で、魔術師の端くれだ。
数年前、君は名塚の家で毎年行われる『星唄(ほしうた)の儀』で不思議な声を聞き、
その身に"起源"の欠片――起源の三、"声"の力を宿した。
しばらく東京へ行くと偽って魔術の修練を積み、最近ようやくQ町へ戻ってきたのだ。

そして今、君の身の回りで不可思議な事件が多く起きている。
UGNの増援として派遣されてきた春月によると、
"声"を強奪するべく"結社"の魔術師が君の命を狙っているらしい。
幸い、君には頼れる仲間がいる。彼らと協力し、"結社"の魔術師を迎え撃つべきだろう。

GM:ということで、君がめっちゃ命を狙われてます。前回のラストに出てきた脅迫状とかも毎日送られてきている。
名塚佑:いやじゃ 信じとうない
名塚佑:脅迫状なんかなかったし、私東京行ってたし……
GM:おまえは東京に行ってないって言ってんだろ~!
GM:あと、そうそう。オープニングはこの"星唄の儀"……"起源"を宿したところを少し描写するのですが、
GM:固定ロイスの清三さんが曽祖父さん。祖父の名前って設定ありましたっけ?
GM:幼い頃に魔術の手ほどきをしてくれたのは祖父の方らしいので、曽祖父と祖父が出てきそうな気がします。
名塚佑:どうしようかな。
名塚佑:名塚明星(あきほし)。
GM:はや!
GM:GMで用意してたのは、清三が水属性っぽいのでそこから派生して『雪彦』でした。『明星』を採用!
GM:ということで、今回の主役はキミです。よろしくね!
名塚佑:ほのぼの日常の主役!平和……!
GM:じゃあ次!
GM:PC2の水波くん。キャラシを貼って、成長報告をお願いします。
水波賢哉http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327772778/375
水波賢哉:PC2の水波賢哉です。元エリートのUGNチルドレン。蛇腹刺突剣使いのパーティーの盾役ですね!
GM:ぜんかいはひどいめにあったんだなあ GM
GM:あんなに避けると思わなかった……w
水波賢哉:恋人と犬と友人達を愛する模範的なと良き隣人であると共に
水波賢哉:何より鍛え上げた技術を存分に発揮した血を滾らす戦いを望む狂戦士じみた側面を持つ男です。
GM:最近、身長が166cmという新事実も判明しましたね(長身だと思っていた)
水波賢哉:(最初からなのにw)
GM:成長はどんな感じですか!
水波賢哉:今回、成長は地味です。凹型成長線の悲しみ!まず白兵技能が3上昇し白兵技能値が14になりました。
水波賢哉:そしてカバーリングキャラなのでバットステータスを喰らいがち、と言うわけでバステ回復エフェクト、セットバックを取得。これで僕に毒は効かない!
GM:復活ボスラッシュで仮に陰陽鬼が出てきても大丈夫っていうこと!
水波賢哉:後は情報と調達と、趣味技能である料理をちょいちょいあげました。成長は以上です。
GM:へい!
GM:じゃあ、そんなわんこ大好き水波くんのハンドアウトはこちら。
■PC2:水波賢哉(PL:白金)
・シナリオロイス:"歪みの手"ナザ・シルベストリ(推奨感情:P連帯感/N隔意)
 今回のミッションは、君の友人である名塚佑を守る事である。
"結社"。君の所属するUGNとは異なるアプローチで、世界の神秘を隠匿する者たち。
その"結社"の魔術師が、名塚佑に宿る"起源"と呼ばれる力を奪う為、Q町に迫っているらしい。
UGNからは三人の増援が派遣された。君のもとにやってきたナザもそのうちの一人だ。

やることはシンプル。魔術師を倒し、友人を守る。それだけだ。
君は動き出す。藍坂紗良から投げられた『忘れてる事、ない?』という問いを引きずりながら。

GM:ナザはUGNチルドレンの少女ですね。性格としてはドジな子犬みたいな娘です。
水波賢哉:ほぉーう。エリートかそうでないか見極めて見せましょう。
GM:上から目線w
水波賢哉:そして、恋人に忘れてることない。って言われるのはプレッシャーも過ぎますね。頑張りますw
GM:OPでは、ナザがキミの家を訪れて状況説明。そのあと、藍坂さんといつもの電話タイムといったところです。
GM:そう、プレッシャーなのだぞ! 話すこととか考えておいてね!
水波賢哉:はーい。あ、尚 なお、最近のマイブームは出汁醤油作る事。醤油にみりんと鰹節と昆布入れて一日寝かせるわけだ。とは本人の弁。以上です。
GM:あっおいしそう
GM:鉄火巻食べるのによさそうだなあ
GM:じゃあ次!PC3の朝比奈君!
GM:キャラシを貼って、成長報告を頼むよ!
朝比奈 望http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328019685/240
朝比奈 望:PC3の朝比奈望です。なんか優しいのが特徴?みたいな特徴がないのが特徴な子です。
GM:優しいからいいんだよ~
朝比奈 望:オーヴァード歴が長くないので未だに力に慣れてなかったりするし、前回は甘さゆえに敵にとどめをさせなかったりしたけど。
朝比奈 望:今回はきっちり殺します。その為に生命吸収も取ったしペルーにもいった。
GM:ひ、ひええ
朝比奈 望:もう人の手を汚させてばかりのポジションにならない!多分!
朝比奈 望:以上です宜しくお願いします。
GM:ウェイ!
GM:じゃあ、朝比奈くんのハンドアウトはこちら。
■PC3:朝比奈望(PL:中村)
・シナリオロイス:綾瀬春菜(推奨感情:P友情/N不安)
 月代コヨミが姿を消した。それも、ひどく唐突にだ。
コヨミを探している最中、君は綾瀬春奈から奇妙な問いを投げかけられた。
『私たち、なにか忘れてないかな』『Q町って、前からこんな町だったっけ?』
――何かがひっかかる。 思い出せるような、そうでないような。

携帯電話への着信が、君を非日常へと呼び戻した。
名塚佑の命を狙う"結社"の魔術師がQ町に侵入したらしい。日常を守るため、戦わなくては。

GM:今回の敵は明らかに悪い奴なので、たっぷりブチ殺してください!
GM:変な質問は、思い出せるかもしれないし、思い出すまでしばらく時間がかかるかもしれない。
朝比奈 望:ぶち殺してやる!ローマ兵のように!!
GM:OK!そんな感じ!
GM:じゃあ最後。PC4の練磨くん、キャラシを貼って成長報告をお願いします。
谷神錬磨http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327801386/156
谷神錬磨:PC4! 谷神錬磨です。
谷神錬磨:忍者の末裔のニンジャボーイであり、鬼を斬るために連綿と受け継がれてきた戦闘術の使い手。
谷神錬磨:エグザイル/ハヌマーンであり、能力は高速移動だ!
GM:ニンニン!
谷神錬磨:武術の達人のような、奇妙かつ古風な言動をするが……実はあんまり物事を深く考えないだけ! 考えが浅いゾ!
谷神錬磨:前回に助けた妹のことも大事だが、仲間の3人のことは非常に尊重しており、彼らと町の平和のためならがんばるぞ!
谷神錬磨:なお、喋り方が古風なだけで、中身と発想はすごく現代的だ。ユーチューバーでもある。
GM:そう、今回は仲間の佑ちゃんがピンチなのです
GM:谷神は仲間を見捨てねえ……そうですよねコブラさん
谷神錬磨:ああ…もちろんだ…。 成長としては、マシラのごとくを取りました。
谷神錬磨:これで火力が一気に上昇し、浸食率の上がり方も爆発的なものになりました…。へへ…。みんな、防御…頼んだぜ…。
谷神錬磨:今回もみんなと一緒にがんばっていきたいです。以上! 宜しくお願いします!
GM:はいはい!
GM:じゃあ、練磨くんのハンドアウトはこちら。
■PC4:谷神錬磨(PL:ロケット商会)
・シナリオロイス:名塚清三(推奨感情:P信頼/N不信感)
 最近天音の様子がおかしい。何か、重大な秘密を君に伝えるべきかソワソワしているようだ。
妹から事情を聞こうとする君だったが、折り悪く客人が現れる。
掴みどころのない白髪の青年だった。名を『名塚清三』……と名乗った。
はじめて聞く名前だが、ひどく馴染む。まるで何度も会っているかのように。

清三は、ひ孫の佑が"結社"から命を狙われている事を知り、UGNイリーガルの増援としてこの町へやってきたらしい。
桜生、水波からも似たような連絡が入っている。まずは清三を信用してもいいだろう。

GM:名塚清三。奇しくも、名塚佑ちゃんの曽祖父と同じ名前です。
谷神錬磨:不思議な偶然の一致か…
谷神錬磨:がんばるぞ!
GM:たまたまかもしれないし、血縁関係があるかもしれない。仲良くしてね!
GM:では、自己紹介パートはこれで終わり!
GM:トレーラーを貼って開始しましょう。
■トレーラー
魔境。それは力の淀み。
魔境。それは暴走の終着点。
人のこころを失った、悲しき少女の成れの果て――。

佑に宿った"起源"を狙い、"結社"の魔術師が牙を剥く。
月代コヨミの姿が見えない。彼女は何処へ行ったのか。
真なる敵は誰だ。結社か、ツキガミか、名塚清三か。
おぼろげな記憶が蘇り、道をかすかに照らし出す。

前へ進むがいい。
非日常を受け入れる勇気があるのなら。

ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
「守護者の願い」 第三話『魔境のレクイエム』
GM: 
GM:ということで、クオンペーン第三話を開始しましょう。よろしくお願いします。
朝比奈 望:しゃす!
名塚佑:お願いします!
谷神錬磨:お願いします!!
水波賢哉:お願いします!
GM:まずはPC1からいきましょう。PC1、佑ちゃんのOPからです。
GM:侵蝕ダイスは振らなくて良いです。なぜなら、
GM:なぜなら――。

オープニング01:名塚佑

GM:これは数年前。まだ名塚佑が中学二年生だった頃の話だ。
GM:つまり、まだ名塚佑がオーヴァードではなかった頃の話だ。
GM:この頃の彼女は、祖父・明星に教えてもらった『おまじない』の心得が多少あるだけの、平凡な女の子だった。
GM:――この日までは。

GM:正月。某市にある名塚の本家。里帰りしたキミの前には、多くの親戚たちが集まってます。
名塚ちひろ:「――まー佑ちゃん!? ちひろおばちゃんだよー。覚えてるー?」
名塚佑:「はぃ!?」
名塚佑:ガチガチに緊張している。正座だ。
名塚愛:「こら佑。アイサツくらいしなさいよ、もう」
名塚佑:「ち、ちひろおばちゃん……!3歳の時に、会い、ました!えっと、羊羹を持ってきて、帰る時に靴が片方なかったって」
名塚佑:「お、おもいだしてたんだよ~!」
名塚ちひろ:「うわっ、恥ずかしいことばっか覚えてる……!」
名塚ちひろ:「だいぶ会ってないもんね~。佑ちゃんもおっきくなるわけだわ……はい、お年玉」
名塚佑:記憶力はとてもいいのだ
名塚佑:「わあーっ!ありがとう!……ございます!」
名塚ちひろ:「……お母さんに渡しちゃダメだよ? 取られちゃうからね。ふふふ」 ひそひそと耳打ちする。
名塚佑:「三千円!」袋の中身を見る!
名塚佑:「やったー!」
名塚ちひろ:「お、大声で言わないで! 露骨に少ないのがバレる……!」
GM:他にも入れ代わり立ち代わり。出された料理を食べる暇もないくらい、多くの親戚がやってくる。
GM:おそらく、Q町の小中学校生徒全員より多いだろう。それくらい名塚の家は巨大だ。
名塚佑:会ったことのある人は覚えています。大きな家なので、大体ずっと緊張している。
GM:なら、その緊張を上乗せするかのように、奥の方から二人の男性が近づいてきます。
GM:ひとりは60代を過ぎていると思しき、白髪の老人。
名塚明星:「佑か。久しぶりだな」
名塚佑:「おじいちゃん!」
GM:もうひとりは……高校生か大学生くらいの見た目の、銀髪の青年。
GM:祖父の名塚明星。そして、曽祖父の名塚清三だ。
名塚清三:「やあ佑。一年ぶりだねえ、いやあ別嬪さんになって!」
名塚佑:見覚えはありますか?
GM:あります。キミが来ると、かならずこの二人が歓迎する。
GM:清三は昔からこの姿だ。
名塚佑:「ひ……ひいおじいちゃん」こちらの方は苦手だ。
名塚佑:初期ロイスは傾倒/恐怖:○
名塚清三:「うーん、私はどうも警戒されているな。明星よりもずっとフレンドリーなのに」
名塚明星:「……当主様は苦手か? 佑」
名塚佑:おじいちゃんの足元にしがみついてます(足がしびれて立てない)
名塚佑:「そ、そんなことない……けど」
名塚清三:「はははは。まあ、警戒されるのは慣れている。気にしなくていいよ」
名塚清三:「それよりもだ」
名塚明星:「"星唄の儀"。今年の一番手はお前だ、佑。手水で手と口を清めたら、蔵へ行け」
GM:名塚の新年会では、キミのような"魔術"の心得のある者だけが毎年行っている、ちょっとした儀式がある。
GM:"星唄の儀"。
GM:庭の片隅にある蔵にたった一人で篭り、数分間静かに精神集中し、"声"に耳を傾ける――そんな、おかしな儀式。
GM:寒いし、薄暗いし、カビ臭い。なによりおかしいのは、
GM:これまでに"声"を聞いた者は一人もいないという点だ――君も含めて。
名塚佑:「また、あれやるのー……?」
名塚明星:「……"声"を聞いたものは、次期当主になる。重要な儀式だぞ」
名塚佑:「うええ」
名塚佑:「やだ……」
名塚清三:「佑~? なぜイヤなんだい?」 しゃがんで目線を合わせる。
名塚清三:「今年はストーブも設置したから、寒くはないよ?」
名塚佑:「当主とか、なりたくないし!」
名塚佑:「ずっとQ町でくらしたい!」
名塚明星:「まったく……体は大きくなっても、精神はまだまだ子供だな……」
名塚清三:「大丈夫さ。これまでだって"声"は聞こえなかっただろう?」
名塚清三:「今回も聞こえないよ、きっと」
名塚清三:「行っておいで」 にこやかな笑みとは裏腹に、有無を言わさぬ目。
名塚佑:「はい……」しょんぼり
名塚佑:しびれる足をさすりながら、蔵のほうへと行こうとします。
名塚佑:「……ねえ、ひいおじいちゃん」
名塚清三:「うん?」
名塚清三:「なにかな、佑」
名塚佑:「“声”が聞こえるとどうなるの?」
名塚佑:「誰の声なの?」
名塚清三:「…………」
名塚佑:これまでは本当にいやいやこなしていた義務だったので、
名塚佑:このような質問をするのも初めてのことだ。
名塚清三:「誰の声かは分からない。どんな声が聞こえるかは、聞こえた者によって異なるらしい」「"声"というのも便宜上そう呼んでいるだけだ」
名塚清三:「ただ、最初の質問には応えられる」
名塚清三:「"声"が聞こえた者は――――」
名塚清三:「いずれ、魔術の秘奥に至る」
名塚明星:「……すごい魔法使いになれる、ということだ」
名塚佑:「……そう。そうなんだ。ふーん……」
名塚佑:「……いってきます」やはり、いやいや蔵に向かっていきます。

GM:ならば、フツーに蔵につくでしょう。そもそも玄関から歩いて30秒もかからない。
GM:がらんとした蔵の中には毛布と、ストーブ。それだけだ。
GM:ここで五分間。精神を集中しないといけない。
名塚佑:では例年通りに、ボーッとしてます。
名塚佑:「あ……本当にストーブついてる……」
名塚佑:「はー……」ストーブの近く、真正面からあたります。お母さんから怒られるやつ。
GM:橙色の暖かな明かりが君を包む。静寂。
GM:――その静寂の中から、湧き上がるかのように声がする。
GM:ただ一声だけ。
"声":『――ああ』
"声":『そこにいたんだね』
名塚佑:「……!」
名塚佑:「おじいちゃん!?」
名塚佑:「ひいおじいちゃん!?外にいるの!?」
名塚佑:「ねえ!」
GM:ストーブが消えます。そして、君の中に力が湧き上がる。
GM:制御できない力だ。君の意志とは関係なく、《ワーディング》が強制展開されます。
GM:オーヴァードの力。
GM:1d10を振ってください。君は今,オーヴァードになって"しまった"。わけもわからないうちに。
名塚佑:「そんな……そんな、なんで!?」
名塚佑:「ボクは、何も……!」
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+4(1D10->4)した (侵蝕:83->87)
GM:これ、前回の侵蝕が残ってるな!?
名塚佑:32+4なので,36にしていいでしょうかw
GM:お願いしますw
GM:君は《ワーディング》を抑えられるかもしれないし、抑えられないかもしれない。
GM:そもそもこれが何なのかすら、君にはよくわかっていないのだ。
名塚佑:抑えられない!
名塚佑:「意識……うああ、意識が、飛び、ちる……!」
名塚佑:頭を抑えて、蔵の真ん中で蹲っています。
名塚明星:「……佑!」 扉を開けて飛び込んでくる。
名塚佑:「おじ、おじいちゃん……いや……。根が、庭のナズナの根が伸びてる!」
名塚佑:「鉄、鉄の管が、水道管が……水が、冷たくて、露が浮かんで!」
名塚明星:「……認識力か? それもかなりの」
名塚明星:「佑、認識を広げるな。目の前の私だけを見ろ」
名塚明星:「深呼吸しろ。ゆっくりとだ……!」
名塚佑:「わからない!どこにいるの!?ボクは、あっ、あああ……!」
名塚佑:「はーっ、はーっ!ああ……わあああ」
名塚佑:「はーっ……はあーっ、はあーっ、ああっ、あっ……」
名塚佑:「床」
名塚佑:「木目と、風」
名塚佑:「おじいちゃん」焦点の合わない目でお爺ちゃんを見上げます。
名塚佑:どうにか、意識の中心だけは取り戻した。
GM:その後ろに、気がつけばもう一人が立っています。
名塚清三:《見えざる道》。何の前触れもなく、蔵の中に入ってきていた。
名塚清三:「……素晴らしい」
名塚清三:「いや素晴らしい! やはり私の目に狂いはなかった」
名塚佑:「ひいおじいちゃん……光の、道が……」
名塚清三:「ああ光の道だとも! 我ら名塚の前には輝かしい未来が広がっているとも!」
名塚清三:「佑! おまえこそ名塚の正当なる後継者だ」
名塚清三:「"起源"――"声"を宿し、名塚の家を未来永劫の繁栄へと導く、真なる魔術師だ!」
名塚佑:「ボク……ボクが……?」朦朧としたまま答える。
名塚佑:意識を少しでも揺らがせてしまえば、そのまま拡散してしまいそうな恐怖がある。
名塚清三:「そうだよ佑。お前は今、本当の魔術師になったんだ」
名塚清三:「私や、明星と同じような。ね」
名塚佑:「魔術師。ボクが」
名塚佑:「ふふ。ふふふふふふふ」
名塚明星:「……佑?」
名塚清三:「ふふふふふふ!」
名塚佑:「えへへ、えへへ……ご、ごめんなさい、おじいちゃん。た、楽しくて」
名塚佑:「えへへへへへへへ」
名塚清三:「ははははは……ほら言っただろう明星。佑はこういう子だと」
名塚清三:「さて、佑。良いニュースともっと良いニュースがある」
名塚清三:「まず良いニュースだが、今年で星唄の儀は終了だ。"声"はお前のものだからね」
名塚佑:「な、なんだろう。紫色が飛んでる。良いものと、もっと良いもの?」
名塚佑:「う、うん」
名塚清三:「そしてもっと良いニュースだが……お前が次期当主だ」
名塚清三:「しばらくQ町には戻れない。明日から此処に住み、魔術の修行をしたまえ。明星のもとでね」
GM:満面の笑みでそう伝える。
名塚佑:「Q町に……もど……」
名塚佑:「や、やだ」今度は焦点を取り戻した声で答える。
名塚清三:君の返事を待たず、すたすたと歩いていきます。
名塚佑:「なんで!?ねえ、帰れないの!?」
名塚清三:「いやあよかった。終戦から何年だ? 何人も子供をもうけたが、ようやくアタリを引けた!」
名塚佑:「錬磨は!?望は!?」
名塚清三:「これで名塚の家は安泰だ。はっはっは!」 歩き去る。
名塚清三:君の質問には、まるで答えない。
名塚明星:「……佑」
名塚明星:「Q町に帰りたいか」
名塚佑:「ねえ……!」追いかけようとしますが、圧倒的目眩!一発でぶっ倒れますね。
名塚佑:「か、かえり、たい……!」うつ伏せに倒れたまま答えます。
名塚明星:「……お前が宿したのは巨大な力だ」
名塚佑:「巨大な、力……」
名塚明星:「使いみちを間違え、もし力が暴走してしまったら。町ひとつを……ときには国すら消しされるだろう。それほどの力だ」
名塚佑:「ボク……ボクは、どうなるの!?」
名塚明星:「大丈夫だ。どうもならない。魔術師になっただけで、それ以外はいつも通りの佑でいればいい……ただ」
名塚明星:「Q町に帰りたいなら、一日でもはやく《力》を支配しろ」「私も、そのための全てを伝授する」
名塚明星:「力を支配する。それが、力を得たものの責務と知れ。」
名塚佑:「はぁ、はぁ……なんで……なんで……」
名塚佑:疑問を何度も口にしているが
名塚佑:その理由も、とうに分かっている。
名塚佑:体が破裂しそうなほどに膨大な力だ。そして、どうすればいいのかも分からない。
名塚明星:「……"なんで"。理由は、お前が一番わかっているな?」
名塚佑:「助けて、おじいちゃん……ねえ、こんなの……怖いよ……怖い……」
名塚明星:「……ああ、同感だ」
名塚明星:「……私も怖い。孫が、"起源"を宿すとはな……」
名塚佑:「“起源”」

GM:――あれから数年。Q町、名塚佑の自室。
GM:君はベッドで目を覚ます。
名塚佑:「……掛け布団」
GM:君は戻ってきたのだ。荒れ狂う《力》を制御し、祖父の許しを得て、このQ町へ。
名塚佑:「シーツのしわが、12」
名塚佑:「時計」
GM:君の認識力なら容易に気づくだろう。
名塚佑:「……ガラス。電線。鳩が二羽」
GM:机の上に、見知らぬ手紙が置いてある。
GM:ある時はリビング。あるときは枕元……知らないうちに手紙が置かれている。今週に入って、もう三度目。
GM:とある一点を除いて、内容は毎回違います。読んでもいいし読まなくてもいいでしょう。
名塚佑:ぼんやりと呟いていく。魔術の習慣の一端であった。
名塚佑:「……手紙……」
名塚佑:取って、中を見ます。
GM:なら、お約束の一文が君の目に飛び込んでくる。

 :『お前は東京へ行っていない』

GM:最初は、なにかの暗号のような奇妙な文字の羅列だった。今は違う。ハッキリと読める、普通の文章になっている。
GM:まるでラジオの周波数が合うように。あるいは、遠くにいた人が少しずつ近寄ってきて、声が鮮明になっていくように。

 :『お前は東京へ行っていない。 "声"を制御する術を身につけるため、本家で魔術の修行を積んでいただけだ』
 :『すべてが無意味だった』
 :『お前にその力は制御できなかった。災いをもたらすだけの力だ』
 :『――お前は死ななければならない。Q町が滅びる前に、お前を殺す』
 :『私は、その為にやってきた』

GM:それが全てです。
名塚佑:燃やします。
名塚佑:このような事実を、この町に持ち込むわけにはいかない。
GM:ちいさな音を立て、手紙はあっさりと灰になる。
GM:……事実は隠蔽した。それでも、予感がある。
GM:こんな脅迫状は序の口だ。
名塚佑:「……」料理用ライターを机の上に置く。
GM:これからもっと、酷いことになる――。
名塚佑:「おかあさーん」
名塚佑:「朝ごはんはー?」
名塚佑:ふらふらと、一階に下りていく。
GM:いつも通りの非日常が、はじまる。

GM:OP終了です。シナリオロイスは……まだ出てきてない!
GM:あとのシーンで出てくると思います。他にロイスを取りたい人がいれば取ってもいいですが、ありますか?
GM:なければ次のシーンだ!
名塚佑:今は保留で!
GM:へいへい!
名塚佑:というかロイスメモ作っとこう

オープニング02:水波賢哉

GM:じゃあ次のOPです。PC2の水波くん。
GM:君は覚醒ロールとは縁遠いエリートオーヴァードなので、最初から侵蝕を上げて登場してください。
水波賢哉:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 10[10]+35 → 45

GM:ヒエッ

GM:Q町、水波賢哉のアパート。
GM:普段は君と愛犬のサファイヤしかいない静かな空間だが、今はちょっと違う。
GM:UGNイリーガルの名塚佑が命を狙われている……それも、FHともゼノスとも違う"結社"という組織に。
GM:この状況を重く見たUGNは、何人かの増援をQ町へ送り込んだ。君の前にいるナザも、そのうちの一人だ。
ナザ・シルベストリ:「というわけでー」 褐色肌の小柄な少女。
ナザ・シルベストリ:「"結社"の大まかな説明はそんなところです! われわれUGNとは成り立ちから何まで異なる能力者集団――それが"結社"」
ナザ・シルベストリ:「そこのオーヴァード。彼らの呼び名で言うところの"魔術師"さんが、名塚佑さんに宿った"起源"を殺してでも奪おうとしている……という」
ナザ・シルベストリ:「バリバリにオカルトな話なんですけどー。状況、つたわりました?  "デュエルカウント"さん」
ナザ・シルベストリ:首をかしげる。
水波賢哉:「佑ちゃんにも魔術師のしがらみがあるとはね。因果なもんだなぁ。ええ、大体理解しましたよ、シルベストリさん」
ナザ・シルベストリ:「あっ他人行儀! ナザちゃん、とかでいいですって!」
ナザ・シルベストリ:「……あ、もしかしてー、カワイイ女の子が部屋にあがってるから緊張されてますー?」
水波賢哉:「緊張と言うか、自分の聖域に初対面の女子がいると言うのは、まあ怖いところはありますね」
ナザ・シルベストリ:「あははは。日本人はパーソナルスペースが広いですからねー」
水波賢哉:「まあ、オカルトなんてものはエフェクトやレネゲイドが定義化される前の古い言い方に過ぎない。ってのがUGN(若者)の意見な訳ですし、まあ、そんな組織があるという事も驚くところではないですね」
水波賢哉:と、サファイヤのお腹を撫でながら言いつつ。
サファイヤ:「ワフワフ」 ごろごろと君の膝下でおなかを見せている。
ナザ・シルベストリ:「ふぅん……柔軟な考えですね。好感がもてます」
ナザ・シルベストリ:「"起源"については知ってます? デュエル……水波さん」
ナザ・シルベストリ:「UGN全体にどれだけ"起源"の情報が伝わってるのか、結構アイマイなんですよね……」
水波賢哉:「起源。UGNのデータベース的には起源種って奴のことですかね?」
ナザ・シルベストリ:「そうそう。それです」
ナザ・シルベストリ:「フツーのオーヴァードが火力発電なら、"起源"を宿した者は核融合炉搭載……そんな感じだと、わたしは上司から聞いてるんですけど。ほんとですかねー?」
ナザ・シルベストリ:長い金髪をいじくりながら首をかしげる。
水波賢哉:「実感としては佑ちゃんの出力は高いと思いますが、まあ、それでも」顎に指を当てて思案する。
水波賢哉:「核融合炉搭載までの差は周りと比べて感じませんが」
ナザ・シルベストリ:「ふーん。噂ほどでもないのか、単に名塚佑サンが未熟なのか……」
ナザ・シルベストリ:「ま、いいです。そこもおいおい調査することになるでしょうし」 立ち上がる。
水波賢哉:「いや、だとすると逆かな。佑ちゃんの制御が卓越してる可能性が大いにある」
ナザ・シルベストリ:「…………」
水波賢哉:「そっちの方が怖いし、ならば、そう考えておくべきだと思うね」
水波賢哉:「僕らUGNは特に、ね」
ナザ・シルベストリ:「そうですか」
ナザ・シルベストリ:「いや、たしかにそうですね。私達UGNは、あらゆる可能性を想定して動かなくては。うんうん」
ナザ・シルベストリ:「そうそう。桜生さんが、三丁目の公民館を貸し切って拠点にしてくれたそうです」
ナザ・シルベストリ:「名塚佑、朝比奈望、谷神練磨。彼らにも招集がかかってます。私も、一足先に公民館へ向かってますんで!」
ナザ・シルベストリ:「集合は一時間後。チコクしちゃダメですよ!」
GM:特に君が呼び止めなければ、ナザは君の家を出ていきますね。
水波賢哉:「へぇ。結社って言うのは厄介な組織みたいですね。増援や拠点の設営まで、うわ、遅刻しそうなほど府抜けてるように見えます?」
水波賢哉:「ああ、そうだ。ナザさん」
ナザ・シルベストリ:「え、割と……なんか優しそうだし」
ナザ・シルベストリ:「はいはい?」
水波賢哉:「作戦終了までの間、どうかよろしく」右手を差し出す。
水波賢哉:「良かったら、お互い堅苦しいのは苦手みたいだし、タメ口でいきません?」
ナザ・シルベストリ:「…………」 目をぱちくりさせる。
ナザ・シルベストリ:「う、うわあ。握手求められたのひっさしぶりだあ……」
水波賢哉:「奇遇だね。僕も他人に握手求めたの久しぶりだ」
ナザ・シルベストリ:「……ここだけの話ですけど。私の能力、右手を使うんですよねー。ですから」
ナザ・シルベストリ:右手を差し出す。
ナザ・シルベストリ:「はい。よろしく!」
GM:ナザが利き手を差し出す。
ナザ・シルベストリ:「……こっちにしときます?」 左手も差し出す。
水波賢哉:仕方が無い。こちらも利き手を差し出そう。
水波賢哉:「いや、これも僕の甘さだな」苦笑しつつ握手。
ナザ・シルベストリ:「まったくです。私も、ほんとなら左手を差し出すべきなんでしょうけど」 苦笑しながら握手。
ナザ・シルベストリ:「じゃ、あとで! チコクしないでくださいねー!」
水波賢哉:(前に来たの千太郎だったしね。あれとは、握手する気には、うん、なれないな)
水波賢哉:「そちらこそ道に迷わないように。田舎は電波が届かないので迷うと辛い」笑って返そう。
GM:ナザがたったか走っていくのが見える。複雑な道の方に行ったので、多分君の言うとおり迷うだろう。
GM:しかし、君にはナザよりももっと重要な事がある。
GM:……電話だ! 君の携帯電話が鳴っている!
GM:毎週恒例の電話タイムが……やってきたのだ!
GM:発信者は藍坂紗良。電話に出てもいいし、居留守を使ってもいい。
水波賢哉:取る!空を切り裂く程の腕の動きで。
藍坂紗良:『やっほー。もしもーし』
藍坂紗良:『こちら藍坂です。賢哉隊員応答せよ。感度は良好ですかー?』
水波賢哉:「はいよ。聞こえてますよ。なにせ、僕の棲家はここら辺で一番電波の届きが良いもので」
藍坂紗良:『いいなぁ。私の携帯が悪いのかな……こっちは、やたらと電波が悪いのよ』
藍坂紗良:『賢哉も私と同じタイミングで機種変してなかったっけ。そっちはバッテリーの持ちとか大丈夫?』
藍坂紗良:『朝は充電100%だったのに、お昼に見たら40%くらいだったりしない?』
水波賢哉:「藍坂の声もクリアだ。……声だけなんだよなぁ、そう考えると無念にも程がある」
藍坂紗良:『あははは、同感。実際に会いたいよね、やっぱり』
水波賢哉:「それは藍坂が使いすぎなんじゃないか?僕なんて藍坂以外からかかってくる事の方が珍しいからな」
水波賢哉:「全然減らない。80%切ったことがないんじゃないか?」
藍坂紗良:『あっいけないんだー。せっかくの学校生活なんだから、友達とラインとか電話とか、もっとしなさいよ』
水波賢哉:「学校で会って、約束事して、それで終わりだよ、こっちの人間関係。いや、LINEとか使いこなすのもいないわけじゃないけどさ」
水波賢哉:「そして、その約束事もスマブラ大会しようぜ。とか、そんなん!」
藍坂紗良:『あー、スマブラ。そっちでもやってるんだ……』
藍坂紗良:『……ふう』
GM:少しだけ、電話先の雰囲気が変わる。
水波賢哉:「僕は小学校高学年か!って話でございますよ」と笑って「む。溜息」
藍坂紗良:『ねえ賢哉。別に、怒ってるとかそういうわけじゃないんだけどね』
藍坂紗良:『むしろ賢哉のためを思って聞くんだけど』
水波賢哉:「うん」
藍坂紗良:『――――忘れてる事、ない?』
水波賢哉:(忘れてる事?記念日関係は外してないだろ。毎日電話だって何があってもするし、昨日だって今日だって僕らの関係は良好そのものだ)
水波賢哉:「……」
水波賢哉:「……30秒待って」
藍坂紗良:『うん』
水波賢哉:「忘れてる事?うぅーん、む」
水波賢哉:「あー、いや、流石に改めてさ、愛している。と面と向かって言うのは気恥ずかしすぎない?そこは、ほら、察して欲しいというか、いや、気持ちを確かめ合うのは非常に大事だと思いますよ。ええ」
水波賢哉:と、いう事では?などと言ってみる。
藍坂紗良:『そ、そうじゃなくて! もう恥ずかしいなぁ!』
藍坂紗良:『私が言いたいのは、たとえば』
藍坂紗良:「――――――――――――――たとえば」 不意に声が近くなる。
GM:電話特有のくぐもった声ではない。まるで、藍坂紗良がすぐ側に居るような近さ。
藍坂紗良:「たとえば――」

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藍坂紗良:『聞こえた?』 電話越しに声がする。
GM:もう声は戻っている。いつもの、電話越しの声。
藍坂紗良:『――賢哉? もしもーし』
水波賢哉:「はっはっは、君の恋人を甘くみなさんな。思い出しましたって」
藍坂紗良:『えっ、ほんとに!?』
藍坂紗良:『……ホントに?』
藍坂紗良:『あっあっ、もし思い出したなら、そんな大声でリピートしなくていいからね!』
水波賢哉:「本当だって、お父さんにもよろしく言っておきますのでぇ、心配とかしなくて良いと思うな」
藍坂紗良:『……………………。』
藍坂紗良:『そっか。よかった』
GM:気がつけばだいぶ時間がたっている。そろそろ出発しないといけないだろう。
藍坂紗良:『賢哉』
藍坂紗良:『いまは離れ離れだけど、また賢哉と会える日を待ってるからね』
藍坂紗良:『本気で。私、やるって決めた事はやる女だから』
水波賢哉:「やっぱり、さっきの言葉は言っておいて正解だったね」
藍坂紗良:『? なにが?』
水波賢哉:「藍坂にそこまで啖呵切られたさ、今、愛してるよ。と言ってたところで、そりゃ負けた気分になる。男がすたるってもんじゃない」
水波賢哉:「だから、先に言っておいて良かったよ」
藍坂紗良:『あははは……なんだ、そういう事』
水波賢哉:少しだけ勝ち誇ったように笑う。
藍坂紗良:『覚えておきなさい水波賢哉くん。女の子はね、何度"愛してるよ"って言われても嬉しいものだから』
藍坂紗良:『言いたくなったら、何度でも言ってください。以上』
水波賢哉:「ははっー、神(藍坂紗良様)のお言葉には素直に従いますので」
水波賢哉:なんて、こんな感じで電話を切りますかね。
GM:そうですね。では、電話は切れる。
GM:あとは仕事だ。"結社"から友人を、町を守る、いつも通りの日常。
GM:いつも通りの、"非"日常がはじまる。
水波賢哉:「じゃあ、サファイヤ。行ってくるな。留守番よろしく」優しく頭を撫でて、愛剣を手に外に出る。
サファイヤ:しっぽをふりふり、ご主人を見送る。
水波賢哉:庭を突っ切って外に出る前に足を止める。
水波賢哉:腰から刺突剣を抜いて一突き。
水波賢哉:白銀の煌めきは甲高い風切り音を虚空に響かせる。
水波賢哉:悪くない、自分の技巧は実戦を経て確実に上がっている。
水波賢哉:達人の域に手を掛けたと言っても自惚れ過ぎではないだろう。だが、と、思う。技に偏り過ぎている、これは決して強い剣ではない。
水波賢哉:技に突出し過ぎていて、体が追いついていない、歪なバランスだ。そこを突かれると脆いガラス細工のように崩れ去るだろう。
水波賢哉:自分の敗北は仲間の命に直結する。肉体能力の向上に努めるべきである。この一突きを前に理性はそう叫ぶ。
水波賢哉:しかし、同時に思うのだ。
水波賢哉:技の果てにはどんな風景が広がっているのだろう、と。もう少し、あと一息でその風景が見える確信がある。
水波賢哉:「いいさ。過程はどうあれ、どんな無様を晒しても、文句のつけられない結果を出そう。そうすれば、僕は技の果てを見る事を自分に許す事ができる」
水波賢哉:「出来るさ。そう、僕にならね」
水波賢哉:剣を鞘に収め歩き出します。
GM:----
GM:ロイスがとれます。シナリオロイスはナザ・シルベストリ。
GM:推奨感情は連帯感/隔意ですね。もちろん、コレ以外で取ってもOKです。
水波賢哉:ナザ・シルベストリ 連帯感○/隔意で。
GM:推奨どおり! thx!
GM:ではPC2のOPはこれで終了。

オープニング03:朝比奈望

GM:次! PC3、朝比奈くんのOPです。
GM:登場侵蝕を上げてくんな!
朝比奈 望:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 8[8]+32 → 40

朝比奈 望:ぎゃ
GM:みんな高くない……?

GM:某日放課後、月代神社。
GM:月代コヨミの姿が消えたのは、つい昨日のことだ。
GM:いまの彼女は、残りのツキガミの気配を察知するため、君たちと一緒に学校へ通っている。少なくとも昨日の朝は君と一緒だった。
GM:そのあとだ。昼休みには不意に姿を消し、それ以来町のどこを探しても見つからない。
GM:君も、綾瀬と共に神社を探しているところだ。
綾瀬春奈:「……うーん、やっぱり居ないね。望くん、そっちはどう?」
朝比奈 望:他のクラスメイトとかもコヨミちゃんがいないことは認識してる感じでしょうかー
GM:してますね。まあ、普通のクラスメイトは1日くらい欠席しても気にしない。そんな感じです。
朝比奈 望:あい
朝比奈 望:「……うーん、やっぱり、見当たらない。」
朝比奈 望:ちょっと暗い表情を浮かべながら言います
綾瀬春奈:「そっか……」
綾瀬春奈:「学校にもいないし、神社にもいない……どこ行ったのかなあ」
綾瀬春奈:「それとも、残り二体のツキガミ……"青"だか"白"だかのせいなのかな……」
朝比奈 望:表情がもっと暗くなる
綾瀬春奈:君のやや前を歩く形で、とぼとぼと階段を降りていく。
綾瀬春奈:「望くん、最近元気がないね。大丈夫?」
朝比奈 望:「え、そうかな。」
綾瀬春奈:「うん。今もちょっと表情が暗かったから、コヨミちゃんのこと以外にも何かあったのかなって」
朝比奈 望:「ん…」
朝比奈 望:ちょっと言い淀んで、綾瀬さんならと思い直し、口を開きます。
朝比奈 望:「僕って、何も出来ないんだなあって。思わされることが続いただけなんだけどね。」
綾瀬春奈:「何も?」
朝比奈 望:「うん、錬ちゃんや賢ちゃんみたいに強くはないし、佑ちゃんみたいに賢くもないし。」
朝比奈 望:「こうして友達がいなくなってるのに、コヨミちゃんがどこにいってるのかもわからない。」
綾瀬春奈:「……」 長い階段を降りながら、遠くを見る。
綾瀬春奈:「ねえ望くん?」
朝比奈 望:「なに?春ちゃん」
綾瀬春奈:「望くんが戦う時に使ってる弓、あるでしょ。あれ、どこで手に入れたの?」
綾瀬春奈:「名前とかあるのかな」 不意に話題を変える。
GM:話をそらそうとしている様子ではない。むしろ、大事な話をするために、あえてこの話をしている……そんな風に見える。
朝比奈 望:「……」
綾瀬春奈:「あ、覚えてなかったり、特に名前とかなかったらそれでも全然いいんだけど……」
朝比奈 望:あの日、橋の上で一度死んだこと。その時に神社みたいな不思議な場所で、コヨミちゃんに力を貸してもらった時の光景を思い浮かべます。
朝比奈 望:「や。ちょっとなんていったらいいのかわからなくて。」
綾瀬春奈:「うん?」
朝比奈 望:「夢の中で、コヨミちゃんにあったんだ。」
朝比奈 望:「周りはいつもの神社と似ているけど、どこか違うような景色だったのは覚えてる。」
綾瀬春奈:「夢。夢かあ……」
朝比奈 望:「それで名前は…」
綾瀬春奈:「……名前、あるの?」
朝比奈 望:名前を付けたこともない。言葉にしたこともない。でも
朝比奈 望:「うん、改めて聞かれてみると、なんか前から知ってたような気がする。」
朝比奈 望:「蒼雁。蒼天の蒼に、鳥の雁で蒼雁。」
綾瀬春奈:「…………」 少しだけ驚いたような顔をして、すぐに戻る。
綾瀬春奈:「――そうだね」
綾瀬春奈:「"合ってる"。"蒼雁"で合ってるよ」
GM:不意に風が止む。
朝比奈 望:「…春ちゃん?」
GM:世界が息を呑んだかのように、すべての音が消え――無音の世界の中で、綾瀬春菜の口だけが動く。

▼ セッション終了後に折りたたみ公開されます

綾瀬春奈:「望くん?」
綾瀬春奈:「聞こえた?」
GM:すべて元通りです。いまの無音の世界は気の所為だったのかと思うくらい。
GM:君は何か聞こえたかもしれないし、何も聞こえなかったかもしれない。
朝比奈 望:「ごめん、ちょっとわからなかった。」
朝比奈 望:申し訳そうな顔をしながらそう言います。
綾瀬春奈:「そっか。うん……そっか」
綾瀬春奈:「あ」
朝比奈 望:「でも、うん」
朝比奈 望:「ありがとう。」
綾瀬春奈:携帯を取り出そうとしたが、それをやめて君の方を見る。
綾瀬春奈:「あは。なにそれ、急にお礼なんて……変なの」 くすくすと笑う。
朝比奈 望:綾瀬さんの話に耳を傾けます
綾瀬春奈:「それよりこれ!」
綾瀬春奈:「UGNからの連絡! 名塚さんが狙われているから、護衛作戦について説明する……って」
GM:メールで届いてます。たぶん、朝比奈くんの携帯にも同じものが届いているでしょう。
綾瀬春奈:「ゾウさん公園の横の公民館だって。行こう!」
朝比奈 望:じゃあ、携帯を見ます。時間は
GM:集合は1時間後ですね。ここからなら歩いて15分くらい。
朝比奈 望:「うん、コヨミちゃんの話も聞いてもらいたいし、早めに行こうか。」
綾瀬春奈:「よし! じゃあ公民館まで競争だ!」 階段をぴょんぴょんと降りていく。
朝比奈 望:不安と自分への失望を飲み込んで足を前に出します。
朝比奈 望:「階段は、危ないよ。ゆっくり行こう?」
綾瀬春奈:「おっと!」
朝比奈 望:「競争は階段降りてからで!」
GM:君といっしょにゆっくりと階段を降りていく中で、綾瀬春菜が小さく言う。
綾瀬春奈:「望くん」
綾瀬春奈:「……望くんだけ、なんだからね」
朝比奈 望:コクリと、頷きまず。
朝比奈 望:さっきよりは表情の暗さも消えてると思う。
朝比奈 望:「うん、行こう。こっから、競争で。」
朝比奈 望:不安を蹴散らすように駆けていきます。
綾瀬春奈:「……うん、いい顔!」 満足そうに、それを追いかける。

GM:ロイスがとれます! といっても、出てきたキャラは一人だけだな・・・w
GM:シナリオロイスは綾瀬春菜、推奨感情は友情/不安です。
GM:勿論、コレ以外で取ってもいいです。
朝比奈 望:そのままとります!
GM:アイヨッ
朝比奈 望:友人/綾瀬春菜/友情〇/不安

オープニング04:谷神練磨

GM:じゃあ最後。おまたせしました、PC4の谷神練磨くん。
GM:登場侵蝕をあげておくれ。
谷神錬磨:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 9[9]+35 → 44

谷神錬磨:ムゥンッ!
GM:みんな高いなほんと!

GM:谷神邸

GM:ある日の午後、君は自室にいる。学校から帰宅したばかりだ。
GM:"赤"を倒してからしばらくは、新たな鬼が現れる様子もない。
GM:すべてがいつも通りだ。
谷神天音:「……」
GM:――たびたび、物陰から君の様子を伺ってはピャッと逃げ出すのを繰り返す、谷神天音を除いては。
谷神天音:「……」 何かを話すべきか迷っている感じで気をうかがい、はぐれメタルのような速度で逃げる。それを繰り返している。
谷神錬磨:「……」 カメラを調整していた手を止める。今日の配信予定は、簡易式スリング作成用の革ひも加工だった。
谷神錬磨:「……」 正座する。説明しよう――
谷神錬磨:これは天音寄せのトラップの一貫である。正座して目を閉じていると、「死んでいるかも!?」と危惧した天音が近づいてくる可能性が高い。
GM:バ、バカ!
谷神天音:「……にい様?」 狙いどおり、君の部屋に入ってきます。
谷神天音:「ひえっ!? し、しんでるー!?」
谷神天音:「だ、だいじょうぶですか! にい様ー!」
谷神錬磨:「……。それは誤解だ。天音。俺は生きている」
谷神天音:「生きてる!」
谷神錬磨:「いまのは擬態だ。お前をおびき寄せるためのな」
谷神天音:「う……」
谷神天音:「べ、別に……あたしは、にい様から逃げてるわけじゃないし……」
谷神天音:もぞもぞと居心地悪そうにする。
谷神錬磨:「そうだろうか」 「先ほどまでの動きは、鰐から逃げる水辺のカササギといった風情だった……なんというか」
谷神錬磨:「見事だった」
谷神天音:「天音、もしかして褒められていますか?」
谷神錬磨:「そうだ。爪先からの重心移動が特に、いい。力を正しく伝えている」
谷神天音:「やったー!」 飛び跳ねて喜ぶ。 「そう、そうなのです! こないだの組手で教えてもらった重心移動を意識して……」
谷神天音:「じゃなくて!」
谷神錬磨:「……じゃなくて?」
谷神天音:「えっとね……これは、たとえ話。たとえ話なんですけど!」
谷神錬磨:「たとえ話か。得意分野ではないが……聞いておこう」
谷神天音:「言わなきゃわからないことってあるでしょ?」
谷神天音:「冷蔵庫の、上から三段目に置いてあるプリンはあたしのだから食べないでください、とか」
GM:一昨日から冷蔵庫にあるやつだ。君はもう食べていてもいいし、手を付けていなくてもいい。
谷神錬磨:「あれは良くなかった。天音。上から三段目には俺が作った茶碗蒸しもあった」
谷神錬磨:「間違えて食べてしまった」
谷神天音:「あーー!」
谷神天音:「あーー! もーー!」
谷神錬磨:「次は二段目にしまうことにする」
谷神錬磨:確信犯ではない! ではないが、阿呆なのだ!
谷神天音:「とにかく! プリンには、ちゃんと張り紙とかすればいいんだけど!」
谷神天音:「張り紙もできないし、自分からも言えない。でも、にい様には気づいてほしい……そういうセンサイな問題を、もし、あたしが抱えてるとして」
谷神天音:「……そういう時ってどうしたらいいのかな、って思ったのです」
谷神錬磨:「センサイな問題…」 戦災、閃彩、戦債……などの文字変換が頭脳をめぐったのち、
谷神錬磨:「……本当にセンサイな問題なら、天音。お前がそう思うなら」
谷神天音:「はい」
谷神錬磨:「そのときは、どうにかして俺に告げてほしい。そう願う。……いや。これは俺にも言えることだな」
谷神錬磨:「……天音。聞きたい、というよりも、確かめたいことがあるのだが。いいか?」
谷神天音:「えっ」
谷神天音:「あ、えっと、な、なんでございましょう」 露骨に動揺している。
谷神錬磨:「……天音。包み隠さず教えてほしい。俺は――」
GM:ポーン。
谷神錬磨:「俺は、何か、忘れていることがあるのでは――?」 眉間を押さえる。記憶を辿ろうとしています。
谷神錬磨:「む」
GM:君の邪魔をするように、君の家の、ややクラシックな呼び鈴がなります。
谷神天音:「あ……」
谷神錬磨:「来客か。迎えねばなるまい」
谷神錬磨:立ち上がります。 「どなたか。いま、参る」 玄関に向かっていきます。
谷神天音:「にい様……」 黙って君を見送る。 「……よかった」
GM:玄関先には……もし君が扉をあけたなら、一人の青年がたってますね。
谷神錬磨:「……さて」 青年を観察し、出方を待ちます。
谷神錬磨:「何者か?」
GM:歳は高校生か大学生くらい。ハッとするような銀髪。
青年:「やあ、こんにちは」
名塚清三:「"はじめまして"。UGNの方から来た、名塚清三と言う者だ! 谷神練磨くんはご在宅かな?」
名塚清三:にこやかにアイサツします。
谷神錬磨:「谷神錬磨は、……俺だ。あなたの名前は……名塚……?」
名塚清三:「ああ、君が。これはまた、お会いできて光栄だ」
名塚清三:「名塚清三……名塚佑の曽祖父の、名塚清三だ」
谷神錬磨:「名塚の曾祖父、か……」 眉間を押さえる 「それにしては、ずいぶんと若い。それが魔術か?」
名塚清三:「ああ。まあ、私も半分成り行き上で魔術師になったようなものなんだけどね」
名塚清三:「フーム」
名塚清三:君のつまさきから頭までをしげしげと見つめる。
谷神錬磨:「……何か、気になるだろうか?」
名塚清三:「いや。出会って早々、奇妙な質問をするのを許してほしいのだけどね」
名塚清三:「君と私は、今日この瞬間が"はじめまして"で良かったかな?」
谷神錬磨:「……。わからない。俺は、そう感じている」
名塚清三:「うん。なら、それでいいのだろう。……要件を伝えたい」
谷神錬磨:「あなたがどこから来たのか知らないが、そう思う」
谷神錬磨:「……」 聞く構え
名塚清三:「多分いまごろ、君の方にメールなりなんなりが入っていると思うんだが、佑が命を狙われている。"結社"の魔術師にだ」
名塚清三:「"起源"と"結社"について、谷神錬蔵から話は聞いているかな?」
谷神錬磨:多少は聞いていることにしてもいいですかね? さわりだけとか。
GM:錬蔵は君の祖父だ。聞いていてもいいし、全然知らなくてもいい。
GM:そうですねw ぶっちゃけ、これは部内基本知識前提みたいなところがあるので、知っててくれるとうれしい!
谷神錬磨:じゃあ、多少は聞いている! 谷神の精神:1で把握できるところまで!
GM:(これ、ほんとにふんわりとしか知らないな・・)
谷神錬磨:「……魔術絡みか。手を出しづらい領域ではあるが……」
谷神錬磨:「名塚に、なにがあった?」
名塚清三:「命を狙われている」
名塚清三:「ざっくり言えば、佑は"起源"と呼ばれる魔力炉を宿していてね。佑を殺して"起源"を強奪しようと目論む愚か者がいるのさ」
谷神錬磨:「”起源”、か……」 (よくわからないが、大変なもののようだ)
名塚清三:「(あっこれ、多分あんまり伝わってないな)」 顔には出ない。
谷神錬磨:「……名塚の”起源”を……」 (ただ単語を繰り返しているだけ! アホ!)
谷神錬磨:「名塚を助けられるか?」
谷神錬磨:「その方法があるのか?」
名塚清三:「助けられるとも。私はそのために来た。わざわざUGNイリーガル登録までしてね」
谷神錬磨:「そうか。いったいあなたが、どこから来たか気になるが――名塚の命が危ないというのなら」
谷神錬磨:「可能な限り助力しよう。……頼りにできる仲間に、連絡をとりたい」
名塚清三:「オーライ。もっとも、すでに桜生クンが朝比奈望や水波賢哉に連絡を取っているだろうけどね」
名塚清三:「集合地点は三丁目の公民館だそうだ。わかるかね?」
谷神錬磨:「……なるほど。では、俺も行こう。――天音」
谷神錬磨:振り返って、言う。
谷神天音:「にい様ー」 物陰からそっちを伺ってます。
谷神錬磨:「少し家を空ける。話の続きは、また後でだ。……留守を頼む」
谷神錬磨:「それができるほど。お前は強い」
谷神天音:「……うぃ! おまかせください!」
GM:名塚清三と共に君は歩き出す。
谷神錬磨:「……ということだ。待たせてすまない、清三殿。行こう」
GM:……歩き出した矢先。
名塚清三:「うん。ああいや待った」
名塚清三:「一番大事な事を聞き忘れていた。失礼失礼」
GM:不意に風が止む。
谷神錬磨:「……何か?」
名塚清三:「君は覚えているかな?」
GM:世界が息を呑んだかのように、すべての音が消え――無音の世界の中で、清三の口だけが動く。
谷神錬磨:「風が……止まった……?」 空を見つめる

▼ セッション終了後に折りたたみ公開されます

名塚清三:「聞こえたかね?」
GM:風が柔らかく駆け抜ける。
谷神錬磨:「……ああ。……おそらく」 頭を振り、眉間をおさえる。
谷神錬磨:「風が強くなってきた。速く事態を改善しなければならない、と思う」
谷神錬磨:「……だが……それは……。いや」
谷神錬磨:「いまは、急ごう。名塚に危険が迫っているのなら」
名塚清三:「よろしい。すべき事を把握しているのは良い事だよ」
名塚清三:「行こうか。鬼退治だ」
谷神錬磨:「名塚は、俺たちの仲間だ」
谷神錬磨:「……承知した。まずは、皆と会いたい」 清三の後に続きます。
谷神錬磨:(……俺は嘘をついている。天音にも、みんなにも)
谷神錬磨:(谷神の技は、鬼と戦うための技だ。人間が鬼と戦うには――)
谷神錬磨:(使うほどに鬼に近づく。わかっている。だが、それでも、お前たちが仲間でいてくれるなら)
谷神錬磨:(怖くはない)

GM:シーン終了。ロイスがとれます。
GM:名塚清三(推奨感情:P信頼/N不信感) シナリオロイスはこれですね。もちろん、他の感情で取っても良いです。
谷神錬磨:名塚清三に
谷神錬磨:信頼/不信感○ でとります! 以上です!
GM:アイヨッ!

オープニング05:マスターシーン

GM:では最後にマスターシーン。
GM:(最初にいれるつもりだったが、忘れていました)

GM:――某市UGN支部、第八会議室。
GM:超高層ビルの一角の広々とした空間だ。大きな窓からは外の風景がよく見える。
GM:ビル街。
GM:高速道路。
GM:のどかな田園地帯。
GM:丘の上の神社。
GM:会議室に集まった五名の男女のひとり――どこか軽薄そうな銀髪の青年が口を開く。
???:「さてさて。"黒"、"赤"ときたら、次は当然のように"青"が来るだろう」
???:「これはかつてのツキガミ事件と全く同じ順番だ。被害者から事件の内容までまったく同じ」
???:「そこにつけいる隙がある……私はそう考えているわけさ」
GM:その言葉を受け、隣に座っていた若い女性が口を開く。
???:「具体的にはどうなさるおつもりですか? 顧問錬金術師、名塚清三さん」
???:「確実に介入できるのは二度が限度。バクチみたいな作戦は許されない……っていうか」
藍坂紗良:「ぶっちゃけ感情論で申し訳ないのだけど、これ以上賢哉を危険に晒すような作戦は看過できないわ」
名塚清三:「わかっているとも! 私だって可愛い可愛いひ孫を失いたくはないからね!」
名塚清三:「佑を失えば、それは名塚の家だけに留まった話ではなくなる。世界どころか全宇宙の損失だ」
名塚清三:「魔術師でない君達には理解できないかもしれないが、"起源"の力を宿して暴走しないというのは並大抵の事ではないんだ。そもそも……」
???:「あ、あのー」 おどおどと、高校生くらいの少女が手を挙げる。
???:「家族が大事なのはみんなよくわかっていると思うので……本題を進めませんか? つまり、」
綾瀬春奈:「望くん達をどうやって助け出すか、という話なんですけど」
名塚清三:「ああ、そうだった」「……よし! 君達がガンバっている間、私が不眠不休で考えた作戦を発表しよう!」
名塚清三:「私が考えた作戦はだね、」
名塚清三:「……桜生くん、どのボタンを押すんだったっけ? この、POWERってボタン? でよかったかな?」
桜生ジン:「ですから、それは電源!」
桜生ジン:「この説明何度目ですかもう! 覚えてくださいよ清三さん!」
名塚清三:「いやあ申し訳ない。近頃の機械はどうにもややこしくてね」
GM:ノートパソコンのキーボードが叩かれ、プロジェクターにいくつかの図が投影される。
GM:画面が切り替わり、また切り替わる。
藍坂紗良:「……なるほど」「確かにこれならいけるかもしれない……でも、いいの?」
桜生ジン:「ええ。この作戦で一番危険に晒されるのは、おそらく佑さんですが」
名塚清三:「そうだねえ」 「でもまあ実際、これが一番成功確率が高そうだ。ならばやる他ないさ」
名塚清三:「それに、危険度で言えば君らも似たようなものだ。またQ町に戻るんだからね」
藍坂紗良:「……たしかにね」
GM:一度会話が途切れたのを見計らい、小柄な影がぴょん、と椅子から飛び上がる。
谷神天音:「はーい! 質問です! はい!」
谷神天音:「あたしはどうすればいいですか! 誰かをやっつけたりしますか!」
綾瀬春奈:「あ、天音ちゃんはね、普段通りの天音ちゃんでいいんだよ」
綾瀬春奈:「でも、練磨くんの様子には注意してね。もし錬磨くんが覚えていたら、そこが突破口になるかもしれないから」
谷神天音:「りょーかいです!」
GM:ノートパソコンの電源が落とされ、プロジェクターが暗転する。
GM:話は終わった。取るべき道も、決まった。
桜生ジン:「支部長代理として、清三さん提案の本作戦を承認します。作戦開始は2時間後としましょう」
桜生ジン:「みなさん、入念な準備を」
GM:第八会議室。
GM:――Q"市"UGN支部の第八会議室に集まった、五人の男女。
GM:"レベル2"綾瀬春菜。 "レベル4"谷神天音。
GM:支部長代理、桜生ジン。支部長代理補佐、藍坂紗良。
GM:そして、顧問錬金術師――名塚清三。
GM:全員が小さく頷き、その場を後にした。
GM:"レベル5"救出作戦の開始だ。

セッション二日目

どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
GM:ではクオンペーン3話! はじめていきましょう。
GM:OPが無事終わったので、今日からはミドルシーンです。

ミドルフェイズ01

GM:シーンプレイヤーは佑ちゃん。他の人も全員登場推奨です。
GM:出る人はどうぞ。なお、最初にちょこっとだけ佑ちゃん単独シーンが入ります。
谷神錬磨:登場します
名塚佑:東京ーっ
谷神錬磨:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 3[3]+44 → 47

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+5(1D10->5)した (侵蝕:36->41)
朝比奈 望:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 4[4]+40 → 44

水波賢哉:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 5[5]+45 → 50


GM:集合地点の三丁目公民館。佑ちゃんは今そこへ向かっている最中だ。二人で。
GM:君の隣にいるのは……正確には、君の家まで君を迎えにきたのは、
GM:今回増援として派遣されてきたUGNチルドレン。春月瑠璃。
春月瑠璃:「――一気に説明してしまったけど、状況はそんな感じ。当面の敵は、あなたの命を狙う"結社"の魔術師ね」
春月瑠璃:「急にこんな事言われても、なかなか信じられないかしら」
名塚佑:「け、“結社”……?」
名塚佑:「なんで“結社”が……ボクを。それに、水波くんじゃないの?」
春月瑠璃:佑ちゃんより少し年上の黒髪女性です。ダークブルーのスーツを着込んでいる。
春月瑠璃:「うん。状況説明には私が最適だと思ったから、私が来たわ。水波賢哉の方には別のエージェントが行ってるし」
春月瑠璃:「……というか、心配するのはそこなの? 命を狙われているとわかったら、そっちを気にしない?」
名塚佑:「気にしてるよ」
名塚佑:「でも……色々、心配になってて」
名塚佑:「なんていうか、皆、どこかに行ってないよね?」
春月瑠璃:「どこかに?」
名塚佑:「……何も、変わったところはないよね?」念を押す。
春月瑠璃:「……さあ。それは、本人たちに直接聞いたほうが早いんじゃないかしら」
春月瑠璃:「もし彼らも同じ事を気にしているなら、何か答えてくれるかも」
春月瑠璃:「もし、の話ね」
名塚佑:「い、行こう!別に気にしてないし……!」
名塚佑:脅迫状の一件から、怯えている。誰かがこのことを知っているのだ。
春月瑠璃:「ふ」 あきらかに気にしてるじゃない、という言葉を飲み込む。
春月瑠璃:「ね。今からするのは」
春月瑠璃:「今回のミッションとは全く関係のない……つまりわたしの興味本位から出た質問だから、答えなくてもいいのだけど」
春月瑠璃:「"起源"の力。この町に伝わる"ツキガミ"すら凌駕するかもしれない、禁断の果実……そんなものを突然宿してしまって、命を狙われている」
春月瑠璃:「この力に対する怒りだとか、捨てられるなら力なんて捨ててしまいたいだとか……」
春月瑠璃:「そういう気持ちは、ある?」
名塚佑:「そのことは、皆知ってるの!?」
名塚佑:「“起源”とか、名塚の家が…………とか……!」
春月瑠璃:「あなたを守るのだから、知ってるわ」
春月瑠璃:「正確には大雑把な連絡だけがいってて……これから改めてブリーフィングがある」
春月瑠璃:「……クリティカルな部分はぼかしてあるわ。あなたから説明したいなら、それでもいいと思う」
GM:ゲーム的には情報収集で明かすので、最低限しか伝わってない感じですね。今のところは。
名塚佑:「やだ。説明したくない」
名塚佑:「……皆に言うのは、待って。お願いだから」
名塚佑:「“結社”の敵はボクが倒す」
春月瑠璃:「そんな駄々を……」
春月瑠璃:「……何がイヤなの? 情報を明かしたほうが、守りやすくなるのに」
名塚佑:「……」黙り込んだまま歩いていきます。
春月瑠璃:「わかったわ。あなたが嫌な情報は伝えないから、機嫌を直して」
名塚佑:「……行こう」
春月瑠璃:「うん。行きましょうか」
春月瑠璃:「あ」
春月瑠璃:「そうだ。ごめんなさい、一番大事な事を聞くのを忘れていたわ」
名塚佑:「なに!?」不機嫌だ。
GM:不意に風が止む。
GM:世界が息を呑んだかのように、すべての音が消え――瑠璃の口だけが動く。
春月瑠璃:「あなたは覚えてる?」

▼ セッション終了後に折りたたみ公開されます

春月瑠璃:「どうかしら」 音が戻る。
名塚佑:「知らない……」
名塚佑:「わたしは、何も知らない……」それは、魔術の奥義でもある。
名塚佑:知っているものを、知らないでいるかのようにできる。
春月瑠璃:「……そう」 さして気にした様子もない。 「それなら、それでいいのかも」
春月瑠璃:「行きましょうか。集合時間に遅刻しちゃうわ」
春月瑠璃:先ほどとは逆。用事は済んだとでも言うように、さっさと歩き出す。
名塚佑:目の辺りをこする。春月に追いつかれまいと歩く。

GM:Q町、第二公民館。
GM:普段は子供たちの遊び場、あるいは地域の社交場として賑わっている施設だが、今日はひどく静かだ。
GM:それもそうだろう。今この場は、UGN対"結社"の最前線基地となっているのだから。
GM:君たちはそんな公民館の一角、大きな和室に集まっている。
桜生ジン:「だいたいの状況はいま説明した通り。名塚さん……苗字が同じだと混乱しますね」
桜生ジン:「佑さんを、"結社"の魔術師が狙っている。それを撃退するのが今回の仕事です」 最低限の説明。
GM:室内には君たち四人。それから桜生、ナザ、春月、名塚清三の計八人がいます。大所帯だ。
朝比奈 望:綾瀬さんはぶっちぎってきた
GM:あっいる!綾瀬もいる!
朝比奈 望:突き離せなかったか…!
名塚佑:「ううう。恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい……」床に体育座りをして、両手で顔を覆っている。
谷神錬磨:「……”結社”か……。難しいな」 あまりよくわかっていない。”難しい”というのもそのままの意味だ。
水波賢哉:気合を入れる時の仕事用のダークスーツを着用し、長めの前髪を邪魔にならないように後ろにざっくり撫でつけ臨戦態勢で待機。
水波賢哉:「エフェクトを使う相手なら、ツキガミと大差ないだろ。と、言いたいけどね。僕にしても未知の相手だ、大口は叩けないね」
水波賢哉:と谷神君の言葉に返す。

▼ 《彼方からの声》

朝比奈 望:「ええっと、大丈夫?」と名塚さんに声を掛けます
春月瑠璃:「……ほら。お友達が心配しているのに、いつまで顔を隠しているの」
名塚佑:「だって、ひいおじいちゃんまでいて、こんな若くて」
名塚佑:「普通じゃないもん……! こんなの……! ううう……」
名塚清三:「うーむ、若い曽祖父というのはむしろ自慢するべきポイントだと思うのだがね?」
朝比奈 望:「ひいおじいちゃんなの!?」
谷神錬磨:「そうらしい」
名塚清三:「ああそうだ。名塚清三。三つの清い、と書いてせいぞうだ!」
名塚清三:「よろしく頼むよ、朝比奈望くん」
朝比奈 望:「は、はい。朝比奈望です。ひ孫さんにはいつもお世話になってます?」
朝比奈 望:「友達のひいおじいちゃんに挨拶ってしたことないからどうすればいいのかわからなくて、すいません。」
水波賢哉:「精々、叔父さんくらいだと思ってたけどな、そうか…ひぃおじいちゃん」少し目を丸くする。
名塚清三:「それはそうだろうね。私と同い年の人間、最近はだいたいあの世へ行ってしまっているからなあ」
名塚清三:「健康は大事だよ。ひ孫の友達に挨拶ができる」
名塚佑:「なんでひいおじいちゃんがいるの!」
名塚清三:「なんではないだろう! ひ孫の危機に駆けつけたというのに!」
名塚佑:「駆けつけなくていい!本家でお茶でも飲んでればいいじゃん!」
桜生ジン:「私は魔術の心得がある。UGNに話も通してあるし、力になれると思う……そういう申し出があったのですよ」
朝比奈 望:「ええっと、佑ちゃん、落ち着いて、ね?」
名塚佑:「なんでわざわざ出てくるの――っ!」
朝比奈 望:「なか、悪いのかな?」と小声で二人に話しかけます
名塚佑:「うう~~っ……望……」
谷神錬磨:「むしろ、仲が良さそうに見えるな……」
水波賢哉:「照れもあるんじゃん?僕には、身内がいないからこういう気持ちはさっぱりだけどさ」
水波賢哉:「……あの人、東京から来たのかな」
名塚清三:「東京?」
名塚清三:「いやいや。名塚の本家は東京とは――」
名塚佑:「東京!!」遮って言います。
名塚清三:「東京です。間違えました」
名塚佑:「ねえ、皆、無理しないで、いいから」傍にいる望くんを肩でぐーっと押したりしますね。
名塚佑:「だって、こんなに、助けてくれる大人の人、いるし」
名塚佑:「望とか錬磨とかに、戦ってもらう必要ないし」
名塚佑:「帰ってていいから」
谷神錬磨:「……そうか? 難しい状況に思えるが」
桜生ジン:「しかしですねえ」 困ったように。
桜生ジン:「実際"結社"には謎が多すぎる。手札は多い方がいいんですよ」 手元の資料を指差す。
GM:君たちの前にはいくつかの紙資料。なんとなく、どどんとふの共有メモにも同じものがある気がする。
朝比奈 望:「佑ちゃんがその方が嬉しいならそうしたいんだけど…」
GM:君たちは『結社・魔術師』について、ある程度事前知識があるものとして振る舞って良いでしょう。

▼ 資料A:"結社"について

▼ 資料B:魔術師について

名塚佑:「でも、望なんて本当は普通の高校生だったんだよ!」
名塚佑:「水波くん……は、ギリギリ。いいかもだけど。でも、望と錬磨は、やだ」
名塚佑:「これまでだって、ヨミ姉ちゃんのことがあったから、仕方なかっただけなんだから」
朝比奈 望:「僕はそれだけじゃなかったけど」
水波賢哉:「そうは言っても佑ちゃんよ。君が命狙われてるって状況で、この二人が帰るわけないぜ」
朝比奈 望:「佑ちゃんだって、天音ちゃんの時は仕方ないだけじゃなかったでしょ?」
水波賢哉:「いや、帰らないよな?帰るって言ったら僕が間抜けになる」と、谷神君を見上げて言う。
名塚佑:「ううん、でも、ボクの場合は、望みがそうだったから……ゴニョゴニョ」
谷神錬磨:「なぜ、帰る必要が……?」
谷神錬磨:「敵がはっきりしている。俺も、役に立てるだろう」
名塚清三:「いい友達をもったねえ佑。おじいちゃんは嬉しいよ」
名塚清三:他人事のように言ってのける。
名塚佑:「いやだあ――っ」
名塚佑:泣き声をあげます。どうしようもない!
綾瀬春奈:「あ、あのー……なんか全然、対策会議になってない気がするんですけど……」
ナザ・シルベストリ:「そーですねえ。いっそ、佑ちゃんさん一人だけおうちで留守番してます?」
名塚佑:「ボクだけ帰るのもいやだあ」
谷神錬磨:「名塚はしばしば、よくわからないことを言う。今回もそうだろう……俺たちが帰って、状況がよくなるはずもない」
水波賢哉:「まあ、佑ちゃんの身内に関してはさ」
水波賢哉:「専門家の力が必要って事だろうね。ただ、守るだけなら僕だけで十分、倒すなら朝比奈と谷神で十分だろうけど、敵を知るには僕だけでは足りない」
朝比奈 望:「僕も、頑張るし、邪魔にはならないからさ。お願い、手伝わせて。」
朝比奈 望:前に見せた弱気な顔とは、違う表情で名塚さんを見つめます
名塚佑:「望……」
綾瀬春奈:「ほら佑ちゃん。望くんもこう言ってるし、一緒に頑張ろう? ね?」
名塚清三:「そうだよ。いっしょに頑張ろうじゃないか」
名塚佑:「うう……」
名塚佑:「う~ッ!」清三には唸る!敵意!
名塚佑:「望。絶対、あぶないことはしないでね」
名塚佑:「ボクか水波くんの後ろに隠れて。喉乾いたり、疲れたりしたら、休んでていいから」
水波賢哉:「ま、自惚れるのは良くないけどさ。何時も通り僕から離れなければ、命の心配は無しさ。佑ちゃんも朝比奈も」
朝比奈 望:「ん、わかった。僕も怖いのは嫌だから、約束する。」
朝比奈 望:その言葉を信用してもいいししなくてもいい。
名塚佑:「ん……」消極的に頷く。
谷神錬磨:「話はまとまったか……。戦の始まりだな」
ナザ・シルベストリ:「あのー。私、皆さんの能力をそこまで把握していないんですけど」
ナザ・シルベストリ:「いまの話を聞く限り、朝比奈さんと谷神さんがアタッカー。水波さんがディフェンダーで、佑さんがサポーターなんです?」
ナザ・シルベストリ:「見た目からして、ごっつい谷神さんあたりがディフェンダーだと思ってました!」
谷神錬磨:「……?」 ナザを奇妙なものを発見したような目で見る。
谷神錬磨:「水波の構えを見て、攻め手だと推測するとは……。変わった流派だな……」
ナザ・シルベストリ:「構え、見た事ないですし……」
谷神錬磨:「……? いや、いま現に、こうして……構えている……風には、見えないのか。そうか」 普通に立っている水波くんと、ナザを交互に見る。
朝比奈 望:「錬ちゃんはすごいんだよ。」
朝比奈 望:「ね、佑ちゃん」
ナザ・シルベストリ:「ほほう、そんなに」
名塚佑:「……なに?」
名塚佑:目の端の涙を拭う。
春月瑠璃:「谷神錬磨くんはすごいんだぜ、という話だと思うわ」
名塚佑:「う、うん」
名塚佑:「錬磨はすごいんだよ!」いつものペースではなかった!
谷神錬磨:「……朝比奈と名塚がそういうなら、そうかもしれない」 ひどく照れるので、それだけ言って黙る。
朝比奈 望:「でも変なところもあるから、あんまり気にしなくていいですよナザさん。」
水波賢哉:「ちなみに僕は癪だから褒めなかった」とからかうように笑う。
名塚清三:「さてさて。じゃあ、私はさっそく調査に出てみるよ」
名塚清三:「一人のほうが動きやすい。一時間後に戻ってくるとしよう」 ふらふらと出ていく。
ナザ・シルベストリ:「そうですねえ。あと谷神さん、シャイな方みたいです」 望くんに。ちょっと笑う。
ナザ・シルベストリ:「シャイで、口下手。あのおじいちゃんとは大違いですねえ」
GM:あとは皆の会話がきりのいいところで本シーンは終了となります。
谷神錬磨:「……」 水波を横目に、片眉を動かす。もしかすると、笑ったのかもしれない
水波賢哉:(僕に攻撃見切らせなかったからな、こいつ。凄い奴だよ、まったく)
水波賢哉:「よし。シャイで口下手マン。僕たちもそろそろ動くか?」
谷神錬磨:「承知した。動こう」
桜生ジン:「まずは情報を集めないといけませんからね。まあ、いつも通りです」
桜生ジン:「私は常にここに居ますから、何かあれば私へ連絡を」
水波賢哉:片手を上げて了解。と動作で応える。
水波賢哉:「しかしさ、コヨミちゃんがあんな事になってる時に、佑ちゃんが狙われるとはね。まったく、僕らの都合なんてお構いなく決闘への秒読みが始まってるな」そんな事をふと呟く。
谷神錬磨:「コヨミか。……見つからないのか、朝比奈?」
朝比奈 望:「ん、さっきまでも春ちゃんと一緒に探してたんだけどね。」
朝比奈 望:「いないんだ。本当に、どこにも。」
綾瀬春奈:「……うん。いなくなったっていうか、本当に"消えた"みたい」
綾瀬春奈:「どこに行ったのかなあ」
朝比奈 望:「佑ちゃんの騒動が終わったら、一緒に探してもらえないかな?」
朝比奈 望:探し物なら名塚さんが一番だと思ってる
谷神錬磨:「……。コヨミ、か……」 窓から外を睨んでいる。
朝比奈 望:なんとなくつられて外を見る。何か見えるのかな

▼ セッション終了後に折りたたみ公開されます

水波賢哉:「探す?消えた」一瞬眉を潜める。「ああ、いや、そうか」
水波賢哉:「いや、じゃあ、早くこっちを片付けちゃわないとな」
谷神錬磨:「……目に見えている危険から、対処していく。そうだな。やるか」
朝比奈 望:「ん、頑張ろう」
朝比奈 望:「ね、佑ちゃん。」
ナザ・シルベストリ:「ちゃっちゃとやってしまいましょう。こんな田舎町じゃ、満足にお茶もできませんからー」
ナザ・シルベストリ:「おっと失礼!」
ナザ・シルベストリ:両手で口を抑える。
朝比奈 望:「食堂はあるよ!うちとか!」
ナザ・シルベストリ:「あっあるんだ!? あとで行きます!」
GM:君たちは調査を開始する。
GM:"結社"。魔術師。――"起源"。
GM:すべてが謎だ。だが、これだけはわかる。
GM:多分、ろくでもない事が待っている。

GM:シーンを終了します。ロイス取得と、購入が可能。
名塚佑:望に!
GM:佑ちゃんはシナリオロイスの春月が出てきたので、こいつ嫌いだぜブッ殺したいぜ的な想いがなければ取得してあげてください。
名塚佑:友達/朝比奈望/庇護/罪悪感:○/ロイス
GM:・シナリオロイス:春月瑠璃(はるつき・るり) 推奨感情:P信頼/N不信感 推奨感情はこれ!
名塚佑:あと、錬磨のロイスも変えます。罪悪感を○。
朝比奈 望:ロイスはとりあえず保留
朝比奈 望:ボデマ
GM:あと、PC間ロイスというものを忘れてました。PC順で取ってほしい!
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+5[5] → 15

GM:名塚(かわいい方)→水波→朝比奈→谷神→名塚  かな。
GM:つよい
朝比奈 望:買えてしまった。変えた
名塚佑:協力者/春月瑠璃/信頼/恐怖:○/ロイス
谷神錬磨:では名塚さん(かわいい方)にロイス。
水波賢哉:朝比奈くん 庇護○/隔意 で
朝比奈 望:そういやあったなPC間ロイスなんて!
名塚佑:谷神くん(かわいい方)には初期ロイスでとっていました。
GM:すっかり忘れてました
谷神錬磨:名塚佑/尊敬○/不安/ロイス
朝比奈 望:友人/谷神錬磨/友情〇/嫉妬
GM:PC間ロイスをとると、なんかPC間の絡みやすさがあがるとか、そういうデータがあるそうで・・
朝比奈 望:以上で
谷神錬磨:ボディアーマー買うかッ!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 8[4,8]+1 → 9 → 失敗

谷神錬磨:はいダメ!以上です。
水波賢哉:ボディーアーマー
名塚佑:おっ
水波賢哉:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 8[8]+4 → 12

GM:ピッタ!
水波賢哉:買えました
名塚佑:達成値あげたい時は申し出ていただいてよいんですよ
谷神錬磨:まさか…!
GM:そうか、あれシナリオ縛りじゃなくてシーン縛りだから、ミドルから気軽に使えるんですね
GM:つよくない?
名塚佑:そう、これ!《夢の雫》!
GM:東京パワーで達成値をあげたい人はいるのかい!
谷神錬磨:でも使ってもらうほどじゃないですよ! 錬磨の装甲値なんて飾りっすから!
名塚佑:じゃあ何かピュアソラ・社会に購入してほしいものなどありますか
名塚佑:なければ医療トランク買おうかな。
水波賢哉:医療とランクじゃないですかね。
水波賢哉:言われてた
谷神錬磨:ご自由にどうぞですね!
名塚佑:6dx>=20 ピュアソラ・パワード!!
DoubleCross : (6R10[10]>=20) → 7[1,2,3,5,6,7] → 7 → 失敗

名塚佑:ギャアーッ
朝比奈 望:姐御ーーー!!
名塚佑:失敗!
谷神錬磨:エグザイルを混ぜておかないから…!
水波賢哉:私は以上で。
GM:東京ちゃんが一番低いw
GM:こんなところかな。じゃあ、シーンを終了しましょう。

ミドルフェイズ02

GM:情報収集パートです。シーンプレイヤーは朝比奈くんで、他の人も登場可。
GM:調べたい人はどうぞ。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+5(1D10->5)した (侵蝕:41->46)
名塚佑:TOKYO
朝比奈 望:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 3[3]+44 → 47

朝比奈 望:調子上がってきた
水波賢哉:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 1[1]+50 → 51

谷神錬磨:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 3[3]+47 → 50

GM:みんなひくっ! 良いことだ
GM:調査可能項目はこちら・・・を表示するまえに
GM:ちょこっと朝比奈くんの単体シーンが入ります。

GM:公民館前の道路。
GM:朝比奈くんはこれから調査に出るところだ。一緒に行く誰かを待っているところかもしれないし、単独かもしれない。
GM:……と、そこに君めがけて何かが飛んでくる。
朝比奈 望:春ちゃんをまったりしてよう
GM:難易度は対決にしましょう。こちらも判定するので、リアクションをどうぞ。
???:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 8[2,4,8]+4 → 12

朝比奈 望:何で判定をすれば!
GM:あ、ドッジかガード!
朝比奈 望:回避で!
朝比奈 望:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[4,4,5,10]+9[9]+1 → 20

GM:つええw
朝比奈 望:やべー
GM:じゃあ、君は飛んできたものを視認し、撃ち落とすことも掴み取ることもできる――丸めた紙くずですね。
名塚清三:《テレキネシス》。まるめた紙くずをゆるい速度で君の方に飛ばした。
朝比奈 望:一瞬下がりそうになるけど、
朝比奈 望:水波くんの動きを思い出しながら一歩前に出ながら避ける動作をします。
GM:なら、造作もなく避けられます。君の横をふわりと通って、紙くずは地面に落ちる。
朝比奈 望:「えーっと…、ポイ捨てじゃ、ないですよね」
名塚清三:「やあ朝比奈くん! すまないね、ゴミ箱が見つからないものだからついポイ捨てを」 歩いてくる。
名塚清三:「ポイ捨てを……うん。もちろん違うとも、ははは」
朝比奈 望:紙くずを広いながら
朝比奈 望:「あははは。じゃあ、お返しした方がいいですか?」
名塚清三:「いや? ただのメモ書きだからね。悪いけど君が捨てておいてくれるかな?」
名塚清三:「あ、中身は決して見ないように。決してね!」
名塚清三:「絶対にね!」
朝比奈 望:「はい、わかりました。」
GM:君は言いつけを守ってもいいし、守らなくてもいいし、そもそも捨てる事自体を忘れてポケットの底でクチャクチャにしてもいいです。
名塚清三:「君はこれから調査かね?」
名塚清三:「感心だね。私や佑のように魔術師でもないのに、"結社"との戦いに身を投じるとは」
朝比奈 望:実際問題魔術師に見ちゃあだめだよって言われたメモをみるのめっちゃこわい。
朝比奈 望:「はい、春ちゃんと一緒に。」
朝比奈 望:「それを言ったら錬ちゃんや賢ちゃんもそうですよ。
名塚清三:「フーム。でも彼らはほら、積んでるじゃないか。訓練を」 少し君に近寄ってくる。
名塚清三:「――"殺すべき時に、殺すべき敵を殺す訓練をさ"」 顔を近づける。
朝比奈 望:「……わっ!」
朝比奈 望:吃驚して、後ろに撥ね飛びます。全く警戒してなかった
名塚清三:「――君の力は強い」
GM:なら、飛び撥ねたはずなのに、
GM:君と清三との距離は全く変わっていない。
GM:飛び退いた君に顔を近づけたまま、清三が言葉を続ける。
朝比奈 望:「え?」
朝比奈 望:錬ちゃんや賢ちゃんみたいな、体術じゃない。もっと根本から異なる、奇妙な動き。
名塚清三:「君の……"蒼雁"を使った攻撃は。単純な破壊力や殺傷力なら、谷神錬磨や谷神天音をすら凌ぐだろう」
名塚清三:「だが、君は"陰陽鬼"を撃てなかった。そうだね」
朝比奈 望:「……はい…」
朝比奈 望:なんでそのことを、という疑問もわいてこない。この人なら当たり前のように知っていると思わされる。心の隙間に入り込んでくるかのような言葉。
朝比奈 望:魔術。佑ちゃんの使うそれとやっぱり似ている。
名塚清三:「……怒ってるわけじゃない。ただ、その甘さは命取りになるかもしれないと言いたいんだ」
名塚清三:「何を救い、何を殺すのか」
名塚清三:「今日の平和を明日へと繋ぎたいなら……平和な日常を守りたいなら」
名塚清三:「殺すべき相手は、殺したまえ」 《惑いの庭》を解除。
GM:いつの間にか、飛び退いた距離通り、数メートル離れたところに清三が立っている。ゆっくりと笑う。
朝比奈 望:「……でも」
名塚清三:「おじいちゃんからの忠告だよ」 にっこりと笑う。 「うん?」
朝比奈 望:言葉を詰まらせながら
朝比奈 望:「殺してしまったら、それでおしまいだから。」
名塚清三:「…………」
名塚清三:「そうか。そうかね。うん」
朝比奈 望:言葉にするだけでも、重い。改めて実感する。
朝比奈 望:「覚悟はしてます。してるつもりです。」
朝比奈 望:「でも、何かの為にとか、何かを守るためとか」
朝比奈 望:「その為なら、仕方ない犠牲だと、思えるようには、なりたくありません。」
名塚清三:「ふ」
名塚清三:「はははは! そうかそうか」
名塚清三:「……その言葉が聞けただけでも」 《猫の道》。姿を消します。 「話した甲斐はあったかもな」
名塚清三:「頑張りたまえよ。朝比奈くん」
朝比奈 望:「………はい」

GM:では調査パートです。現在調査可能な項目は次の通り。
■名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド><情報:裏社会>難易度9
■名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
■春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:なお、佑ちゃんだけは
GM:佑ちゃんが調べた情報について、(ある程度)自分で情報を加工してPCに伝える事が可能にします。
GM:要は、クリティカルな情報を隠したかったら自分で調べてね!ということですね。
名塚佑:この野郎~~ッ!
名塚佑:じゃあ私、■名塚佑が宿す"起源"について やるから!誰にも渡さねえから……
谷神錬磨:ですよねw
GM:あと、ナザについては任意オープンです。無視しても話は進むので、なんなら無視してもいいでしょう。
谷神錬磨:じゃあ、名塚清三についてを担当しましょうかね!
GM:アイヨッ!
谷神錬磨:裏社会はレベル2もあるし、いける気がする!
名塚佑:情報:UGNで起源について調べます。
GM:新情報が出るかもしれないので、とりあえず誰かが判定するのを待つのもおすすめです。らしくしろ!
朝比奈 望:じゃあ、待つ!
谷神錬磨:じゃあ、名塚ちゃんの成功を待ちます
名塚佑:6dx+1>=9 最初にあった時言っただろ? お前は……オレのモンだ……
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[2,4,5,8,9,10]+10[10]+9[9]+1 → 30 → 成功

名塚佑:バカ野郎……もう絶対……離さねえから……
谷神錬磨:エグザイルパワーだッ!
GM:30wwwww
GM:なんだ君!
名塚佑:馬鹿者~~ッ!!
名塚佑:どこからどう見てもソラリスパワーであろうが~~ッ
GM:情報開示はあとでまとめてにしましょうか。新情報がひとつ追加されます。
■名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド>難易度6
◎名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
 ■名塚清三が進めている怪しげな儀式について <情報:UGN><情報:噂話>難易度14
■春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:ずれたん
朝比奈 望:あやしげー
谷神錬磨:難易度14は無理だ、普通に名塚清三についてを調べよう。
GM:ん
GM:あっごめん!30は佑ちゃんか!
朝比奈 望:おっと何も見てないぜ
GM:追加情報は『名塚清三について』がオープンした場合なので、まだオープンされません! すみません!
名塚佑:なんだと~~っ!?
◎名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド>難易度6
■名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
■春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:こうですね。
名塚佑:『名塚清三について』がオープンしたらどうなっちまうのか
谷神錬磨:やるしかなくなったようだぜ…待ってな、朝比奈くん!水波くん!
名塚佑:全然分からなくなったぜ!!
水波賢哉:ふっ、谷神が抜いてくれるさ
谷神錬磨:あっしが「名塚清三について」を成功させてきますから!
谷神錬磨:情報:裏社会で、「名塚清三について」を判定!
谷神錬磨:2dx+2=>7 ドリャア~ッ!
DoubleCross : (2R10+2[10]>=7) → 5[4,5]+2 → 7 → 成功

GM:ウゲーッぴったり
谷神錬磨:ら、らく……らくしょ、楽勝ーーーッ!
名塚佑:フォホホホーッ
谷神錬磨:これが! エグザイルの力!
GM:情報開示はあとでまとめて。新情報が追加されます。
◎名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド>難易度6
◎名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
 ■名塚清三が進めている怪しげな儀式について <情報:UGN><情報:噂話>難易度14
■春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
水波賢哉:儀式をやりましょう。要人への貸しを使用します。
水波賢哉:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 7[4,5,5,7]+4 → 11

GM:あっつよい
名塚佑:お客様……
名塚佑:後乗せorDIE
GM:シチュエーション的に、儀式についてはナザと一緒に山の方へ調査しにいくことになります。財産使用は可。
水波賢哉:いや、これは自腹を切りましょう。後のせするなら買い物に使ったほうがいい。
GM:そこに絡みたいかどうかで財産使うか投稿してもらうか選ぶといいかもしれないですね。
GM:東京してもらうか
水波賢哉:財産3使用して成功させます。
GM:OKです。これ今気づいたけど、一個一個情報公開していったほうがよかったな・・・w
◎名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド>難易度6
◎名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
 ◎名塚清三が進めている怪しげな儀式について <情報:UGN><情報:噂話>難易度14
■春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:あとはこうですね。
GM:望くんは好きな方を調べるといいよ!
朝比奈 望:じゃあ、春月さん!
朝比奈 望:噂好きの友人を使って
GM:アイヨ!
朝比奈 望:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 7[2,6,7]+4 → 11

朝比奈 望:わーい
GM:うむ
GM:このパーティー、なんか社会強いな・・・?
◎名塚佑が宿す"起源"について <情報:噂話><知識:レネゲイド>難易度6
◎名塚清三について <情報:裏社会><情報:UGN>難易度7
 ◎名塚清三が進めている怪しげな儀式について <情報:UGN><情報:噂話>難易度14
◎春月瑠璃について <情報:UGN><情報:噂話>難易度6
 ■UGNから派遣された増援について <情報:UGN><情報:噂話>難易度11

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:新情報『増援について』が追加。順番に情報を公開していきます。
■名塚佑が宿す"起源"について
"起源"。正体不明の、遺産ともRBとも異なる高圧縮レネゲイド物質。
大小様々なものが世界中に散らばっており、間接/直接接触した者を《起源種》へ変える。
"結社"はそのうちいくつかの『オリジナル』とも呼ぶべきものを保護、隔離している。

適合者に強力な空間操作の力を与える、起源の十一、"右手"。
あらゆる過去を視る力を与える、起源の七、"目"。これは1944年に旧日本軍の実験で使用し、適合者と同化済み。
実体を持たない不可視の存在、起源の三、"声"。1970年頃に突如消失。

これら『オリジナル』は、適合者に《起源種》としての特性を付与するほか
制御次第で町一つを軽く消しされるほどの驚異的な力を秘めているとされる。

GM:佑ちゃんはこの"声"を宿していますね。
GM:この項目は佑ちゃんがオープンしたので、好きな部分を加工して皆に伝えて構いません。
名塚佑:恐ろしい……
GM:次。春月について。
■春月瑠璃について
Q町生まれのUGNイリーガル。外見年齢は20歳前後。
町を出て外で暮らしていたところで今回の事件があり、UGNの依頼でQ町に戻ってきた。君たちと出会うのも今回が初。

能力はサポート特化。
双方向テレパシーと若干の未来視能力があり、これによって攻防両面を効果的にサポート可能。
魔術や"結社"に関する知識は皆無だが、Q町の土地勘がある事もあって今回の事件の増援として参加した。
GM:双方向テレパシーは、先程飛ばした(佑ちゃんは知らないけど)《彼方からの声》ですね。
GM:次。じいさんについて。
■名塚清三について
1924年生まれのオーヴァード。外見年齢は19歳前後、シンドロームは不明。
第二次大戦末期、日本陸軍が"結社"の支援を受けて進めていた『超兵計画』の実験体に志願。
起源の七、"目"を宿す魔術師となった。

終戦後はしばらく"結社"に身を置き、上級幹部とも言える罷免達人《アデプタス・イグセンプタス》の位階を授かったが
1970年ごろ、家族との時間を大切にするために脱退。以後は名誉構成員に。
現在は名塚の家で後継者の育成に心血を注いでいる。

戦争で両親や兄妹を失ったため家族を想う気持ちは強いが、魔術師らしく一般倫理がやや欠けている。
少なくとも、現在Q町にいるメンバーの中では一番"結社"に近い、疑わしい人物である。
GM:あっ誤字ってる
GM:罷免達人→被免達人ですね。内容的には変わりなし。
GM:そして、水波くんが抜いた『名塚清三が進めている怪しげな儀式について』についてですが
GM:現時点だと『なんか怪しい儀式をやっているらしい』程度の情報だけを掴んでいる状態ですね。次シーンで独立調査イベントが入るので、そこで情報公開します。
GM:以上!
GM:ということで、水波くんが戻ったら会話パートに入りましょう。
GM:佑ちゃんはどの部分を隠すか考えてもいいし、いぬまるだしっしてもいいです。
名塚佑:えっち!

GM:ということで、Q町第二公民館。
GM:君たちはそれぞれで調べた情報を手に、一度この拠点へ帰ってきていた。
GM:この場に居るのは名塚清三を除く八人だ。清三はどこかに行っている。
綾瀬春奈:「ふーっ。戻りましたー」
ナザ・シルベストリ:「もどりまーしたー。ああ、からあげ定食美味しかった」
朝比奈 望:「お疲れさまでした。」
名塚佑:「……」すみっこで座り込んでます。
ナザ・シルベストリ:「でもさばの味噌煮とかいうやつ、あれはイマイチですねー。日本人は何でも味噌味にするの、よくないですよ!」
谷神錬磨:「蔵の書物を漁ってきた。俺の祖父の記録もあった」 古ぼけた髪の束を投げる。
谷神錬磨:紙の束
水波賢哉:皆にお茶を出そう。取って置きの来客用の紅茶を。料理技能で振っていいですか?w
GM:せっかく料理上げたんだし、振っていいですよw
水波賢哉:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 9[2,9]+4 → 13

名塚佑:「……それ」振り返らずに呟く。
名塚佑:「ボクのおじいちゃんのも混じってるかも」
ナザ・シルベストリ:「清三さんの?」
名塚佑:「うん」
谷神錬磨:「……そう思う」 名塚の背中を見つめて、うなずく。
谷神錬磨:「戦時中の……手記に近い」
名塚佑:陰鬱に座ったまま、芋虫みたいに紙の束に近づいていって
名塚佑:「ほら」中から一枚を抜き取りますね。
朝比奈 望:「読んでもいいの?」
名塚佑:「ん」
ナザ・シルベストリ:「うわ、よくわかりましたね。こんな紙の束から、一発で当たりを?」
谷神錬磨:「……名塚がそう思ってそうすれば、当たる」 不思議とは思わない。こちらも資料を読み始める。
水波賢哉:「さて、読みながら情報を纏ようか。まずは頭のリラックスからと僕は見たね」
水波賢哉:皆にお茶を振舞いつつ、資料に目を通そう。
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんがいれば、もっと簡単に読めるかな……来てないよね、ヨミ姉ちゃんは」
名塚佑:望たちと同じく、来てほしくないと考えている。
綾瀬春奈:「いないね……そっか。昔の書類だもんね。読めるかなあ」
GM:前回と比べると、さすがに近代の記録が多い。読みにくい事はありますが皆にも読めるでしょう。
谷神錬磨:「……名塚清三氏の能力と経歴については、いくつかわかったようだな。皆はどうだ」
名塚佑:(……起源の七。“目”)
名塚佑:(……! やっぱり、信用できない……っ!)ぎゅっと目をつぶる。
水波賢哉:紅茶に口をつけて皆の話を聞く。
朝比奈 望:さっきのメモのこと言った方がいいのかなと悩んでみる。
ナザ・シルベストリ:「あ、清三さんについてちょっと気になる事があるんですけど……」 手を挙げる。
ナザ・シルベストリ:「他に話したい人がいたら、そっち先にどうぞ」
ナザ・シルベストリ:「なにぶん、ふわふわした情報ですからー」
名塚佑:「……ボクだけじゃない」ボソリと呟く。
名塚佑:「“結社”に狙われるの、ボクだけじゃないよ」
春月瑠璃:「……? どういう事?」
名塚佑:「だって、ひいおじいちゃんの、この、“目”ってやつ」記述を指す。
名塚佑:「ボクにすごく近い……ものの、はずだし」“起源”については説明できない。
名塚佑:「嘘つき……ひいおじいちゃん、大嫌い」
谷神錬磨:「……名塚と同種という意味か?」
春月瑠璃:「……まあ、曽祖父とひ孫だものね。能力原理は似てて当然かも」 "起源"については言及しない。
谷神錬磨:理解力は、おそらく錬磨がこの場でもっとも低い。だが、それ故に、魔術的なアプローチにもっとも近い思考をする存在でもある。
名塚佑:「同じ名塚だし。ふふ」暗~く笑います
谷神錬磨:「なるほど。強いのだな」
水波賢哉:「あの御仁も狙われてるって?うん、力が同種と言うなら話の筋は通るな」
名塚佑:「だから、ひいおじいちゃんも見張ってたほうがいいと思う」
名塚佑:「ひいおじいちゃん、いじわるだもん……」
谷神錬磨:「……名塚清三氏を、見張る? ……それは……そうするべきなのか……」
朝比奈 望:「でも、ひいおじいちゃんも狙われてるってことなら。」
朝比奈 望:「少なくとも、今回は間違いなく一緒に頑張れるって、ことだよね。ひいおじいちゃんも危ないんだから。」
朝比奈 望:「…そうだよね?」
ナザ・シルベストリ:「うう~ん。そうですかね~?」
ナザ・シルベストリ:「実は私、ちょっと気になる情報を掴みましてー」 地図を広げる。
ナザ・シルベストリ:「このあたりで、清三さんが怪しげな儀式をやっているらしいのですよね」
GM:ナザが指し示したのは、谷神家からちょっと奥へ行ったあたりの山ですね。
GM:もともと、Q町を守護する谷神の家は地脈・霊脈が集う場所にある。
朝比奈 望:「えー……」
GM:そのあたりで何かをしている――魔術的な儀式であることは、違いない。
谷神錬磨:「儀式というのは……? 魔術師ならば、しばしば行うものではないのか?」
谷神錬磨:「何か問題があるのか……? 名塚もやるだろう。儀式」
名塚佑:「やらないよ!?」
名塚佑:「儀式魔術なんて、おじいちゃんから習ってないし……やっぱり、ヘンなことしてるんだよ、ひいおじいちゃん!」
谷神錬磨:「……やらないのか……。では、魔術師の儀式とは、危険なものなのか……。だが……。そういうことなら」
水波賢哉:「うへぇ、具体性がなくふわっとしてるな、怪しげな儀式って字面」
水波賢哉:渋面になる。
水波賢哉:「でも、だ」
ナザ・シルベストリ:「そーなんですよ。だから、あとで確かめに行こうと思うんですが……でも?」
水波賢哉:「いや、その本人が狙われてるかもしれないし、何らかの儀式をやってるなら、どの道、見張らなきゃならない。ってことさ」
水波賢哉:「人を割く必要があるのは確かなんじゃないの」
名塚佑:「むー……」
名塚佑:「じゃあ、ボクが行くよ……水波くん、ついてきてくれる?」
春月瑠璃:「そうね。ヘンな事してるのか、単に自衛目的なのか……まあ、警戒はした方がいいと思う」
水波賢哉:紅茶を飲み干す。
水波賢哉:「よし、お声が掛かった。やるよ。これで声が掛からなかったら自信無くすとこだった」
谷神錬磨:「水波が行くなら、滅多なことにはならないだろう」
名塚佑:「うん」
名塚佑:水波くんにくっつきます。「だから、望とか錬磨は!無理しなくていいからね!」
谷神錬磨:「無理はしていない。攻め手を担当する」
綾瀬春奈:「佑ちゃん、さっきからそればかりだねえ」 苦笑する。
朝比奈 望:「うん、さっき約束したから大丈夫。」
名塚佑:「そ、そんなことないもん……」
朝比奈 望:「賢ちゃんも、佑ちゃんをしっかり守って上げってね」
ナザ・シルベストリ:「あ、じゃあ私! 私も儀式の方に行きますよー!」
水波賢哉:「任せとけって。でも、ま、僕はお前らの分まで無理するつもりはないからな」
ナザ・シルベストリ:「ディフェンダーと、」水波くんを。 「サポーターでしょう?」佑ちゃんを指す。 「アタッカーが居ないといざという時に危険です!」
ナザ・シルベストリ:「私、こう見えても火力はあるんです。オトモしますから!」
谷神錬磨:「……やむを得ないな」
谷神錬磨:「こちらはこちらで、やるべきことをやるか……」

GM:シーンを終了します。ロイスと購入が可能。
水波賢哉:応急手当を買いましょう。
水波賢哉:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 2[2]+4 → 6

水波賢哉:買えた!無駄なし
朝比奈 望:応急手当かなあ
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

GM:応急の難易度は8!
谷神錬磨:ボディアーマーっ!
朝比奈 望:おしい、終わり
GM:8です!
朝比奈 望:おしくなかった!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗

名塚佑:今度こそ医療トランク!
谷神錬磨:はいだめ! ここは、これで以上です!
水波賢哉:佑ちゃんにロイスを取ろう 友情/隔意○ で
名塚佑:6dx>=20
DoubleCross : (6R10[10]>=20) → 6[1,2,2,3,5,6] → 6 → 失敗

水波賢哉:以上で。
名塚佑:アヤヤーッ!?
GM:東京ちゃん、調子悪いなあw
名塚佑:さっきは調子良かったし!
GM:それもそうだ!
GM:じゃあ、シーンは終了。
名塚佑:あ、水波くんにロイスを取ります。
GM:ほいほい!
名塚佑:友人/水波賢哉/信頼:○/依存/ロイス
朝比奈 望:ロイスは保留
GM:依存!
GM:いけないぞ佑ちゃん!

ミドルフェイズ03

GM:次のシーンです。清三が進めている怪しげな儀式について調査しにいくやつ。
名塚佑:ウオーッ
GM:これは……どうしようかな。他と並行で進めようかと思ったけど
GM:単独シーンにしましょうか。儀式について調べたい人のみ登場可。
■UGNから派遣された増援について <情報:UGN><情報:噂話>難易度11
□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:残りの情報としては、この二つがあるんですが
GM:このシーンだと調べられません。単純に儀式の方に時間を割くからですね。
GM:ということで、出たい方はどうぞ。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+10(1D10->10)した (侵蝕:46->56)
GM:高い!
水波賢哉:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 10[10]+51 → 61

名塚佑:しょうがないことだぜ……!
名塚佑:この山、レネゲイド濃度が高い
谷神錬磨:ここは登場を見送るぜ!
朝比奈 望:出ないのだ
GM:アイヨッ!

GM:名塚、水波、そしてナザ。
GM:谷神邸から少し離れた坂道を登ると、だんだんと舗装された道が消え、山道になっていく。
水波賢哉:「レフティ♪レフティ♪貴女の彼氏はサウスポ~♪」鼻歌を口ずさみながら歩いていたが、ここら辺で唄をやめる。
名塚佑:「なにその歌……」ちょっと引いてる
ナザ・シルベストリ:「なんですかその歌……」 こちらもヒイている。
ナザ・シルベストリ:「流行ってるんですか? Q町で?」
水波賢哉:「頼む、引かないで。僕がいたたまれなくない?」
水波賢哉:「いいじゃん。歌いたくなる時が僕にだってあるのさ。こう見えても寂しい単身赴任者みたいなもんなんだからさ」
名塚佑:「どうでもいいけど!儀式ってなんで分かったの?」ナザに。
ナザ・シルベストリ:「んー。陣……《ワーディング》がありますよね」
水波賢哉:「うわ、酷い。ちょいとショックだ、そのスルーっぷり。ま、本題にいくことに異存はないけどさ」
ナザ・シルベストリ:「あれの、もっともっと濃厚な空気。あれがこの山の上の方~に広がってたんです。一度だけ」
ナザ・シルベストリ:「しばらくしたら清三さんが山から降りてくるでしょ? 絶対何かありますよあれは!」
名塚佑:「絶対隠し事してる!間違いない!」敵意!
ナザ・シルベストリ:「そうです! 絶対隠し事してますよ!」
名塚佑:「してる!」跳ねる。
名塚佑:「しめ上げるよ!」
ナザ・シルベストリ:「水波さんも、あの人はなんか信用できないなぁ~って思いません?」
水波賢哉:「で、行動指針はどうする?本人に直接聞いてみるのかい?」表情を引き締める。エージェントとしてのスィッチを入れる。
ナザ・シルベストリ:「それが一番いいでしょうね~。現行犯逮捕は基本ですし」
ナザ・シルベストリ:「万が一反撃してくれば動かぬ証拠! とっ捕まえられます!」
名塚佑:「うわーっ!やるぞ~~ッ!」やる気満々で山に突撃していきますね。
ナザ・シルベストリ:「あっ無警戒! もー!」
水波賢哉:「僕は直感だけであんまり人の印象を決めるのは、どうかと思うけどね」
水波賢哉:「佑ちゃん達がその方針なら、お付き合いしましょ。魔術は門外漢だし」
ナザ・シルベストリ:「そーですね。そういえば、水波さんは魔術の事知らないんでした」
ナザ・シルベストリ:「……調査に入る前に、ちょこっとお聞きしたいんですけど」
水波賢哉:佑ちゃんにぴたりと併走して走る。
水波賢哉:「ん?なにさ?」
ナザ・シルベストリ:「さっき! 佑さん、真っ先に"水波くんついてきて"って言ってましたよね!」 たったか走ってくる。
ナザ・シルベストリ:「いえ。単純に、お二人はコイビト同士とかそういうのなのかな~?って気になりまして!」
名塚佑:「えッ」
水波賢哉:肩を震わせる。訓練修練のお陰か転ばずには済んだようだ。
名塚佑:横っ飛びしてナザちゃんに頭突きします!
ナザ・シルベストリ:「グワーッ!?」
水波賢哉:「くくく、ははっ、ふふっくくくっ」
名塚佑:「そんな!わけ!ないでしょ!」
名塚佑:「もーっ!!」
ナザ・シルベストリ:「あ、あいたた……ええ? そうなんですか?」
水波賢哉:「あーっはっはっはあああ、ひーひー」
ナザ・シルベストリ:「似合いだと思いますけど……ちょっと! そっちも何笑ってるんです!」
ナザ・シルベストリ:「ほんとに気になってたから質問したのに!」
名塚佑:「あれ、あれは……錬磨や望を巻き込みたくなかったから……!」
水波賢哉:「脇腹が痛い。ああ、これは不意打ちだ。流石の僕も言葉はまだ切り落とせないかもしれないな」
水波賢哉:「いや、悪い、悪い。まあ、知らない人から見れば、頼りにされてる人間がそう見えるのは、ありえるっちゃありえるか」
水波賢哉:手をひらひらと振る。
ナザ・シルベストリ:「はー。なあんだ」
名塚佑:「水波くん、カノジョいるし!」真っ赤になって指差します。
ナザ・シルベストリ:「それなら私にもチャンスが……えっ」
ナザ・シルベストリ:「えー! いるんですか!」
ナザ・シルベストリ:「期待して損した!」
水波賢哉:「そ。そ。僕には、すでに一択彼女がいる訳さ。他に選択肢があっても僕の心のカーソルは固定にして不動ですよ」
名塚佑:「たまに言ってること分かんないけど」
ナザ・シルベストリ:「わかんないですね……」
ナザ・シルベストリ:「はぁ。彼女、いるんだ。つまらな……」
GM:というところで、君たちは異変に気づいてもいいでしょう。
水波賢哉:「君達仲良(ひど)いな!」
GM:意志で判定してください。難易度は9。
GM:失敗すると侵食率が1d3上がります。
水波賢哉:「いやぁ、僕はナザさんのそのコイバナに敏感なとこは大いに共感できるぜ。同好の士として……っと」
ナザ・シルベストリ:「……これだ。さっき感じた空気」
水波賢哉:思い出の一品を無意識の内に握り締め。
水波賢哉:3DX+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 9[1,2,9]+3 → 12

名塚佑:2dx>=9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 4[2,4] → 4 → 失敗

ナザ・シルベストリ:「う、くそ……!」 膝をつく。 「重い……!」
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+1(1D3->1)した (侵蝕:56->57)
水波賢哉:「嫌な空気だな。二人とも、僕から離れるなよ」
ナザ・シルベストリ:個人差があるのか、君たちより負担が大きそうだ。ぜえぜえと息を吐く。
名塚佑:「あ、わっ……!」
GM:君たちならわかるでしょう。山道の先。
名塚佑:突然の変容に、意識が動揺している。プロではないのだ。
GM:やや開けた広場に、誰かがいる。 ――名塚清三。
GM:先程ナザが言っていた、濃厚な空気。それがいつの間にか広場の方から漂い、君たちを囲っている。
水波賢哉:右手で佑ちゃんの腕を軽く握ろう。
水波賢哉:「大丈夫だ。僕がいる」
名塚清三:『―――。――――、――――――』
名塚清三:『――ル、サー・レム、ネフ。万象の檻、縛鎖の光、この地へ宿れ』『囲え、夢幻の茨』『封ぜよ。異界への道を』
水波賢哉:《蝙蝠の耳》
GM:清三が手を振るたびに、足元の魔法陣が輝く。地脈に力が蓄えられている……ように見える。
名塚佑:「水波くん……水波くん……!」
GM:エフェクトを使った水波くんには、清三のつぶやきが聞こえるでしょう。
名塚清三:『……ふむ、こんなところかな? これで今日中にはQ町全体を結界が覆うはずだ』
名塚清三:『逃げられると厄介だものな。逃げ道とか、エフェクトとか、そういうものは全部塞いでおかなくては』
GM:君たちは飛びかかって取り押さえてもいいし、物陰で様子を伺い続けてもいいでしょう。
水波賢哉:「ああ。佑ちゃん。落ち着いて。レネゲイドを制御すれば十分に落ち着く。戦闘時よりも容易いはずだ」
名塚佑:「ひいおじいちゃん、何してるの……!?」
名塚佑:「うーっ」飛びかかりたそうです。
ナザ・シルベストリ:「取り押さえましょうよ! あれ、絶対なにか危ないですって!」
ナザ・シルベストリ:「やっぱ裏切者《ダブルクロス》ですよ裏切者《ダブルクロス》!」
水波賢哉:「話を聞く必要はあるね。その決めつけはどうかと思うけども」
水波賢哉:うん。姿を現しましょう。
名塚佑:「ひいおじいちゃん!悪いことはやめろ!」
GM:なら、君たちは広場に出るために一歩前に踏み出し、
GM:――――踏み出した先は、広場の向こう側の藪だ。
GM:君たちが振り向くと、やはり広場にいる名塚清三がいる――《ラビリンス》。
GM:名塚清三のエフェクトで、広場には入れないようになっている。
水波賢哉:「邪魔されないように対策は立て済みって?厄介だね」
GM:本来なら広場が見えすらしないのだろう。たまたま……何かがきっかけで、この儀式を目にすることができたらしい。
ナザ・シルベストリ:「こっこれ、なんとかならないんです? 佑さんの力とかで」
ナザ・シルベストリ:「怪しい儀式を邪魔するチャンスなのに~~!」
名塚佑:「ああっ、くそ……世界感覚の撹乱だ……!」
ナザ・シルベストリ:「はっ!? せ、世界……?」
名塚佑:「ひいおじいちゃんが『あっちにいる』と思ってる限り、だめだ!」
ナザ・シルベストリ:「ああダメってことですねこんちくしょー!」
名塚佑:「でも、ひいおじいちゃんだから……頑張っても、もしかしたら辿り着けないかも……」
水波賢哉:「直接攻撃じゃないから、僕じゃ役に立たないか。せめて、万一の時の為に離れないようにな」
ナザ・シルベストリ:「……とりあえず、どうしましょうか。拠点に戻って情報共有が基本ですかね?」
ナザ・シルベストリ:突破は困難だと判断した。
名塚佑:「せめて声が届けられればな……」
名塚佑:《声なき声》で話すことは可能そうですか?
GM:あっ、それなら可能にしましょう。ただし、話せるのは佑ちゃん⇔ジジイのタイマンですね。
名塚佑:ヌゥーッ、望むところ!
ナザ・シルベストリ:「戻るなら私のエフェクトがありますから。ゲートはいつでも開けますけど」
名塚佑:【ひいおじいちゃん】《声なき声》。
水波賢哉:「ゲート?ああ、その手で空間を歪めるってこと?」
ナザ・シルベストリ:「そうです。《ディメンジョンゲート》……佑さん?」
ナザ・シルベストリ:「……なんか集中してますね。ちょっと待ちましょう」
名塚佑:何も声を発していない。広場の中央をボーッと見ている……ように見えます。
名塚清三:【ん? おや佑】
名塚佑:【術を、見られてるよ。ひいおじいちゃん】
名塚佑:【観測されたら駄目になる術じゃないの?】
名塚清三:【ほー】 大して驚いていない。 【いや? 観測されても大丈夫だけど、それでも驚きだなあ】
名塚清三:【目隠しの結界を三重に張っておいたのに。お前が中和したのかい?】
名塚佑:【……】やはり術者としてのレベルが違うことを理解する。
名塚佑:【ボクは、何もしてないもん……】
名塚佑:【何も】
名塚清三:【ふむ。じゃあ、一緒に来た誰かが中和したのだろうね】
名塚佑:【ひいおじいちゃんも、何もしてない?】
名塚清三:【いやごめん、してる。めちゃくちゃしている】
名塚清三:【でもまあ……悪い事じゃないから……許してほしいんだ。許してくれるね。ありがとう】
名塚佑:【許してない!】
名塚佑:【説明してよ、ひいおじいちゃん!昔っからそう!】
名塚佑:【絶対、悪いことしてる!】
名塚清三:【説明か。説明したいのは山々なんだが、人の目があるところだと――】【あれ?】
名塚清三:【これ、もしかして、他の人には聞こえてないやつだな?】
名塚佑:【ボクが、思ってるだけだし。ひいおじいちゃんだってそうでしょ?】
名塚佑:相手が返すであろう返答を、頭の中に作り出しているに過ぎない。
名塚清三:【そうだね、うん。お前がこの術を使いこなせているとは思えなくて、判断が遅れてしまった】
水波賢哉:勿論、聞こえていない。だが、その立ち居振る舞いには隙が無い。いつでも護れる体勢だ。
名塚清三:【じゃあ簡潔に説明するとしよう。心のメモの準備はいいかな?】
名塚佑:【うん】
名塚清三:【そうだね。まず】
名塚清三:【ナザは裏切り者だ】 【"結社"の大達人《アデプタス・メイジャー》。じきにお前を殺しにかかるから、気をつけたまえ】
名塚清三:【あと、月代コヨミも危険だ。じきに滅ぼす必要がある】
名塚清三:【彼女の前では無害を装いたまえ】
名塚佑:【……!そんな……!】
名塚清三:【そんなところかな。じゃ、儀式の続きがあるから! 気をつけて帰るんだよ】
GM:一方的に会話が切れます。
名塚佑:返答を作り出そうとしても、その次の流れを想像できなければ、不可能だ。
名塚佑:ふらついて、寸前で止める。
名塚佑:「……うそだ」
ナザ・シルベストリ:「……何が起きてるんですかね、これ。ぜんっぜん分からないんですけど……」
ナザ・シルベストリ:「佑さん? 大丈夫です?」
ナザ・シルベストリ:遠慮がちに、ぺちぺちと君の肩を叩く。
名塚佑:ナザを見る。今の言葉が正しければ、裏切り者。
名塚佑:「……ひいおじいちゃんは……!やっぱり、悪い奴だよ……!」
水波賢哉:「身内の会話だからさ、突っ込むのは止めておくけどね。歩ける?佑ちゃん」
ナザ・シルベストリ:「……あっおんぶチャンス!」
名塚佑:「おんぶチャンスじゃない!」
ナザ・シルベストリ:「うぐぐ……実は私もさっきから具合が悪くてですね……」 わざとらしくその場にしゃがみこむ。
名塚佑:「……もー!」
水波賢哉:「手が出せないなら、みんなと合流して話しあった方が良いでしょ、これは」
水波賢哉:「する?おんぶ?僕は構わないぜ」
名塚佑:「……」ふと、ナザを見る。
ナザ・シルベストリ:「どーです? 佑さん、歩けます?」
ナザ・シルベストリ:「……?」
名塚佑:ぼんやりと視線を動かして、逡巡する。
名塚佑:深呼吸。
名塚佑:「おんぶする!」おんぶ!
ナザ・シルベストリ:「えっ」
名塚佑:というわけで水波くんに背負われますね。
ナザ・シルベストリ:「あーっ!もー、ずるーいー!」
水波賢哉:「片腕さえ動かせれば仔細無し、お任せあれ。多分、谷神よりは乗り心地は良いはずさ」
水波賢哉:背負う。
ナザ・シルベストリ:「ううっずるい……! おんぶチャンス……!」
名塚佑:「錬磨のほうがいいし……!」不満を漏らしながら
ナザ・シルベストリ:歯噛みしてます。
名塚佑:そうして、背負われて山を下っていきますが、
名塚佑:その最中に、水波くんの耳元で囁きます。
名塚佑:「……ね」
水波賢哉:「いやいや、あいつブレーキの効きが異常に良いダンプカーじゃん。ん?」
名塚佑:「さっき、ひいおじいちゃんと“話した”」
水波賢哉:「ああ」
名塚佑:「ひいおじいちゃんはナザちゃんを疑ってる。それと……」
名塚佑:「……ヨミ姉ちゃんも。『滅ぼす必要がある』って」
水波賢哉:(お互いがお互いを敵視してる感じか。ナザさんも清三のことを根本から信用してない。一応は味方と言う名目のはずなのに)
水波賢哉:(そもそも、この儀式のことを僕達に話したのも彼女だよな)
水波賢哉:「そうか。気にしておく」
名塚佑:「滅ぼすなんて、絶対にダメだ。……ヨミ姉ちゃんは、友達なんだ」コヨミのことを考えている。
名塚佑:「……ねえ水波くん。やっぱり、ひいおじいちゃんは……」
名塚佑:「……」
水波賢哉:「どうだろうね。僕達は何も知らなさ過ぎる。だから知るための努力をするべきだ
名塚佑:「……そんなのいらない。悪者だよ」
名塚佑:「絶対、悪者」水波くんの背中に顔を埋める。
水波賢哉:「そっか」
水波賢哉:「でも、僕は、間違いだけはしたくないからさ。それは佑ちゃんもだろ?って思うことにするよ」
GM:……その後方。ナザ・シルベストリが難しい顔をしている。
ナザ・シルベストリ:「んっ。んっ」
ナザ・シルベストリ:「んっ。んん~~?」
ナザ・シルベストリ:「おかしいな……ゲートが開かない。というか空間制御が不安定になってる……」
ナザ・シルベストリ:「清三さんのせいかな、やっぱり……。ごめんなさい水波さん、佑さん」
ナザ・シルベストリ:「歩いて下山するしか――」
ナザ・シルベストリ:「――いないし!!」 走って追いかける。

■調査報告:名塚清三が進めている怪しげな儀式について
谷神邸付近にある山で怪しげな儀式を行っていた事が、佑・水波・ナザによって確認された。
儀式の詳細は不明。だがあからさまに魔術的な儀式であり、結界のようなものを作り上げているらしい。

事実、結界の近くでは三名のレネゲイドが不必要に励起された上、
ナザのエフェクト発動が不安定になっていたという報告がある。
最悪の場合、Q町全体がこの結界に覆われる事も考慮すべきだろう。

GM:シーンを終了します。ロイス、購入が可能。
名塚佑:ナザちゃんに取りたいところだけど、まだ枠を空けておきたい……!
名塚佑:医療トランクを試みます。
名塚佑:6dx>=20
DoubleCross : (6R10[10]>=20) → 9[1,3,4,7,7,9] → 9 → 失敗

名塚佑:ノー!
GM:Q町の山では医療トランクが掘れるんじゃ
GM:掘れなかったw
水波賢哉:応急手当を稼いでおこう
水波賢哉:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 7[6,7]+4 → 11

GM:難易度は8ですからね、8!
水波賢哉:買えた。
GM:kaeteru!
GM:じゃあ、そんなところかな。もう1シーンくらい情報収集シーンがあり、
■UGNから派遣された増援について <情報:UGN><情報:噂話>難易度11

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:これの【増援について】を抜いたらトリガーシーンとなります。

セッション三日目

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:じゃあ、今日もセッションをはじめていきましょう。
GM:前回はひいおじいちゃんが楽しそうな儀式をしていたところでした。
GM:今回は、
■UGNから派遣された増援について <情報:UGN><情報:噂話>難易度11

□"歪みの手"ナザ・シルベストリについて <情報:UGN><情報:噂話>難易度8
GM:この二つの情報調査シーンです。ナザについては任意。
GM:増援について、を開けると次がトリガーシーンになりますね。

ミドルフェイズ04

GM:ということで、シーンプレイヤーは朝比奈君。他に出たい人はどうぞ!
谷神錬磨:出ます!
朝比奈 望:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 3[3]+47 → 50

谷神錬磨:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 6[6]+50 → 56

朝比奈 望:よかよか
GM:やるじゃない
GM:水波くんと東京ちゃんは休み。
GM:じゃあ、お二人は情報にがんばってチャレンジしてください
谷神錬磨:朝比奈くんの成否を見て、行動を決めよう…
朝比奈 望:じゃあ、増援チャレンジします。
谷神錬磨:ファイトー!
朝比奈 望:ワシが!日ノ下開山!朝比奈望じゃー!!
朝比奈 望:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 9[1,3,9]+4 → 13

GM:つええwww
名塚佑:すごーい!
谷神錬磨:イエーッ!
谷神錬磨:新しい情報項目が開くかな!?
朝比奈 望:やったー
GM:開かないヨ!
水波賢哉:情報は4あるとかなり安定するよね
谷神錬磨:じゃあ、ナザさんについて調べようかな…
谷神錬磨:あるのは噂話レベル1だけ。根性で開けてみせよう。
朝比奈 望:やっちゃえ!
谷神錬磨:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 9[2,9]+1 → 10 → 成功

GM:うーんつよい
谷神錬磨:イェイ!
朝比奈 望:イエーイ
GM:ふたりとも失敗して、東京ママ出陣の流れになるかと思ってたんですが、全然いけましたね
GM:じゃあ情報を開示していきます。
■"歪みの手"ナザ・シルベストリについて
イギリス生まれのUGNチルドレン。15歳。
ピュアバロールの空間使いで、右手で空間をひっかくようにする事で空間の裂け目を自在に生み出し、防御や攻撃を行う。
魔術に関する造詣が深く、今回の事件の増援にはうってつけと判断されてQ町へ派遣された。
■UGNから派遣された増援について
"起源の力"の危険性は、UGN上層部も認識している。
"起源"の争奪戦により万が一にも力の暴走があってはならない。
今回、名塚佑が狙われている事を重く見たUGN上層部は、Q町へ増援を派遣した。

今回、Q町へ派遣されたのは二名。
ナザ・シルベストリと春月瑠璃である。

GM:以上です。
GM:ということで、公民館でちょっとしたイベントが発生します。そっちにうつりましょう。

GM:朝比奈、谷神。君たちは再三、拠点の公民館に集まっている。
GM:水波と名塚はまだ外だ。とりあえずナザだけが先行して戻ってきて、
GM:そのナザが紙資料を机に叩きつけ、怒鳴り声をあげる。
GM:「――清三さんの! 町外追放を提案します!」
ナザ・シルベストリ:「――清三さんの! 町外追放を提案します!」
朝比奈 望:ナザさんの様子を伺ったてたところにいきなり大声を出されたのでびっくりします
名塚清三:「なんと。愚かすぎる」
谷神錬磨:「……何があった?」
朝比奈 望:「えっと、なんで?っていうかいつの間にいたんですか!?」
ナザ・シルベストリ:「えっ、普通に……おんぶチャンスを逃したから、先行して《ディメンションゲート》で……」「じゃなくて!」
ナザ・シルベストリ:前回ラストに判明した、『調査報告:名塚清三が進めている怪しげな儀式について』に関する情報を一通り共有します。
谷神錬磨:「……いや。魔術師が儀式を行うのは、至極当然のように思えるが……」
名塚清三:「そうだとも。錬磨君、もっと言ってやりなさい」
朝比奈 望:一通り目を通して、「えっと、清三さんから何から意見は…?」
名塚清三:「うーむ。正直、現時点だと儀式についてはあまり明かしたくないんだよね。ヒミツの儀式です、としか言えない」
名塚清三:「自分でもむちゃくちゃ怪しいとは思うが、納得してほしい」
谷神錬磨:「そうか……秘密か。ならば仕方ないな……」
ナザ・シルベストリ:「納得できるかー!」
春月瑠璃:「……あなた達は? なにか新たな情報を掴んではいない?」 朝比奈くんと谷神君に。
朝比奈 望:「僕も、事態の深刻さを再確認できただけで。」
谷神錬磨:「俺は……。大したことではない。偵察をしていた」 言いたくない。ナザ・シルベストリの身元調査を行っていたからだ。
谷神錬磨:とりあえずは、不審なところはなさそうだった。
谷神錬磨:「UGNから、二人も追加で派遣されている。……よほど難しい事態と見た」
ナザ・シルベストリ:「……そーですかねー」 紙資料をぺらりと皆に示す。
ナザ・シルベストリ:「この資料を見ると、UGNから派遣されたのは私と春月さんだけなんですよね」
ナザ・シルベストリ:「清三さんの名前は! どこにも! 載ってないんです!」
名塚清三:「あれっ?」
名塚清三:「んん? 情報操作の手順を間違えたのかな……?」
ナザ・シルベストリ:「ほら! 操作とか言ってるし!」
谷神錬磨:「清三氏は、ひ孫娘の身を案じてやってきたのだと思っていた」
朝比奈 望:「ごめんなさい。僕も普通にそう思ってました。」
名塚清三:「ああそうだとも。UGNイリーガルの登録をして、UGNから派遣され……された、という設定のはずだったんだけどなあ」
名塚清三:「ウーン」 考え込む。
谷神錬磨:「……そうか。いずれにせよ、うまくいっていないようだな」
谷神錬磨:「……奇妙な点が多い……。”結社”の攻め手はなんだ……?」
谷神錬磨:「何か見落としている……。何か……」 珍しく考え込んでいる、ように見える。
ナザ・シルベストリ:「……むー」
朝比奈 望:「でも、どっちにしろ、佑ちゃんの話だと清三さんを放っておくというのも危ないんですよね?」
名塚清三:「なに? 佑がそんな事を?」
谷神錬磨:「……名塚が、そこまで言うとは」
朝比奈 望:「はい。ひいおじいちゃんは嘘つきだって言ってました。」
朝比奈 望:「あれ?錬ちゃんも聞いてたよね?あれ?」
谷神錬磨:「あれは照れ隠しだと思っていたが」
名塚清三:「そうそう、佑はなかなか素直になれない子なんだよ。可愛いやつだなあ」
谷神錬磨:「本気だったか……。いや……何か、こう……」
朝比奈 望:「………」
名塚清三:「……ま、いいさ」
名塚清三:「怪しまれてるみたいだから私はここで大人しくしているとして。あの儀式について、やっぱり少しだけ話しておこう」
朝比奈 望:「お願いします。」
名塚清三:「あの儀式はね。端的に言うと、《空間の圧を強める》ものなんだ。……空間使いって居るだろう?」
名塚清三:「ほら。ジョジョの四部に出てきた……主人公の相棒の……アレみたいな」
朝比奈 望:いるんですか?と言わんばかりにナザさんたちの方を見ます
谷神錬磨:「いる」
谷神錬磨:ナザの身元を洗った関係上、すぐ答えた。
ナザ・シルベストリ:「……いますぅ。っていうか、私がそれですけど……」
名塚清三:「あれは《対空間使い結界》。空間を歪めて攻撃するのを阻止する。空間を通って逃げるのを阻止する……そういう結界を張ったんだ」
名塚清三:「たぶん、今夜中には結界が完成する。明日の朝には空間使いは完全に無力な存在になっているだろう」
名塚清三:「なんとなくだけど……結社の魔術師は空間使いな気がしたからね。なんとなく」
ナザ・シルベストリ:「……」
谷神錬磨:「そうか。魔術師の直感なら、一理あるのかもしれない」
名塚清三:「そうそう、私の直感は当たるんだ! 分かってるじゃないか!」
朝比奈 望:「えーっと、それだとナザさんのゲートも使えないってことですか?」
ナザ・シルベストリ:「そーですね。このままだと、明日の朝には私は完全に役立たず、ってことになってしまいますねー」
谷神錬磨:「そうだ。こちら側にも空間使いはいる。戦力に支障をきたす恐れがある」
名塚清三:「……」 ちらりと春月の方を見る。
谷神錬磨:ナザのことだけではない! 水波くんのこともだ!
名塚清三:「この会話、多分結社の魔術師も盗聴していることだろう」
名塚清三:「賭けてもいい。魔術師は今日中に君たちを襲いにくる……私の術式が完成する前に」
谷神錬磨:「……一手遅かったのか」
名塚清三:「もし今日一日なにごともなかったら、術式は解除すると誓おう!」「絶対に解除する。私を信じてほしい!」
谷神錬磨:「……どのくらい時間があるか、だな。……こんなときに済まないが、一度、家に帰っておきたいと思っている」
朝比奈 望:「盗聴してる魔術師さんが、その言葉を真に受けて本当に何もしてこなかったらどうしましょう。」
朝比奈 望:冗談めかして言う
名塚清三:「そうだねえ。それは困るなあ。うん、とても困る」
名塚清三:「"何事もなかったら明日には解除する"――そんな言葉を信じるような魔術師は、おそろしく稀有《レア》だ」
名塚清三:「そんな手合いだと、さすがの私も出方を読めないなあ」
名塚清三:「どうするんだろうね? 魔術師さんは」 お茶をすする。

▼ 《彼方からの声》

朝比奈 望:「うん、でも僕は信じます。」
名塚清三:「そうかね。ありがとう」
朝比奈 望:「だって、清三さんが本当に悪い人なら僕にあんなこと言ってくれませんから。」
名塚清三:「望くん~~! 君は本当に素直で良い子だねえ!」
名塚清三:「まるで私みたいな純真さだ! 佑も見習ってほしい!」
谷神錬磨:「……戦うなら、万全の備えをしておきたい。天音に確認したいこともある」
ナザ・シルベストリ:「家に? 何かあるんですか、錬磨さん?」
谷神錬磨:「武具がある。時間に猶予がなければ、このままやるしかないが」
ナザ・シルベストリ:「準備は重要ですよー。一度解散にして、戦闘準備を整えましょう? ね」
谷神錬磨:「朝比奈が信じるというのなら、俺も従う。備えはどうする?」
春月瑠璃:「一度解散にしましょう。もし清三さんの言葉が確かなら、もうすぐ襲撃があるのだし」
春月瑠璃:「準備をするに越したことはないわ」
GM:ということで、このシーンは朝比奈・錬磨ふたりが良いところで終了となります。
ナザ・シルベストリ:「私も。ちょっと準備をしてきますねえ」 ちょっと不機嫌そうに部屋を出て行く。
朝比奈 望:「あ、あの」
朝比奈 望:ナザさんに声を掛けます
ナザ・シルベストリ:「? はい?」
朝比奈 望:「ごめんなさい。ナザさんを、疑ってるとか。そういうわけじゃないんです。」
ナザ・シルベストリ:「別にいーですよー。どうせやることは変わらないですし」
ナザ・シルベストリ:「疑ってないなら、なんでしょう?」
朝比奈 望:「あの、ただ清三さんがただ危ない人だとも思えなくて…その…」
ナザ・シルベストリ:「……ははぁ。わかりましたよ」
ナザ・シルベストリ:「疑ってないけど、誰を信じていいかもわからない。そんなところですかね?」
朝比奈 望:ナザさんの言う通り、結局はナザさんを信じてないのと同じことをしているのに、何を言ってるのだろうという気持ちになってくる
朝比奈 望:でも
朝比奈 望:「近いけど、多分、そうじゃない。僕は、皆を信じたいんです。」
ナザ・シルベストリ:「……はー」「水波さんといい貴方といい。なんでこう……」
ナザ・シルベストリ:「もうちょっとこう、どーでもいい奴らなら良かったのにな」 ぶつぶつ言っている。
ナザ・シルベストリ:「佑ちゃんだって可愛いし。錬磨さん……あの人はよくわからないから、まあいいか……」
朝比奈 望:「あの、ごめんなさい。なんか、よくわかんないこと言っちゃって。」
ナザ・シルベストリ:「いーんです望さん。あなたが、私を信じようとしてくれてる事は、よーくわかりましたから」
ナザ・シルベストリ:「……お礼に、ひとつだけ」
ナザ・シルベストリ:少しだけ君に近寄る。
ナザ・シルベストリ:「あなたや、あなたの大事な存在を傷つけようとする者は、間違いなく敵です」
ナザ・シルベストリ:「迷ったら……そういう"間違いなく敵"って奴を殺すんですよ」「じゃないとあなたが死にますからね!」
GM:それだけ言って、ナザはさっさと走っていきます。
朝比奈 望:「……ナザさん…?」
谷神錬磨:「……朝比奈」 いつの間にいたのか、急に後ろから声をかけます。少し話しておきたい。
朝比奈 望:「なに、錬ちゃん?」
朝比奈 望:ナザさんの言葉から受けた微かな動揺を抑えながら声を出します
谷神錬磨:「言い方が難しいな。……お前は別に、変わる必要はないと思っていた」
谷神錬磨:「だが、変わりたいのか? 戦いに関する覚悟が、少し動いている気がする。……いまの朝比奈以外の何かになりたいか?」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「なりたいな。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんと再会してから、僕はみんなに守ってもらってるから。」
谷神錬磨:「そうか。お前がそれを望むなら」
谷神錬磨:「……俺は止めない。手伝うだろう。だが、これも覚えておいてくれ」
谷神錬磨:「俺はそういう朝比奈を、友だと思ってきた。変わろうと変わるまいと、それは変わらない」
谷神錬磨:「俺もみんなに守ってもらっているからな」
朝比奈 望:「ありがとう。」
朝比奈 望:「僕も錬ちゃんを友達だと思ってるし。友達になれて、本当によかったと思ってる。」
朝比奈 望:だから、変わらなきゃ。大好きな友達とずっと一緒にいられるように。コヨミちゃんに貸してもらっている力を正しいことに使えるように

ナザ・シルベストリ:「――はー」
ナザ・シルベストリ:「この指輪、対・名塚佑の切り札だったのになあ」
ナザ・シルベストリ:公民館の裏手。きらりと輝く、紫水晶がはめこまれた指輪を公民館の一角にかざす。
ナザ・シルベストリ:Eロイス"囚人の鳥籠"。 和室にいる名塚清三、春月瑠璃、桜生ジンを隔離。
GM:ナザ・シルベストリが死亡するか解除するまで、今後のシーンにこの三名は登場できません。
ナザ・シルベストリ:「まっ、いいか。佑さんも他の人達も、見たところ大した敵じゃなさそうだし」
ナザ・シルベストリ:「今日中に狩ろうっと」

GM:シーンを終了します。ロイス、購入が可能。
谷神錬磨:朝比奈望にロイス。友情○/不安/ロイス とります!
谷神錬磨:購入は、UGNボディアーマーッ!我が手に!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

谷神錬磨:ぜんぜん無理。以上です。
GM:朝比奈くんはどうしますか?
朝比奈 望:同行者/ナザ・シルベストリ/好意〇/不安
ナザ・シルベストリ:あっやったー!
ナザ・シルベストリ:わーいわーい!
朝比奈 望:ボデマー
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

朝比奈 望:流石にね。おわり!
GM:じゃ、シーンを終了しましょう。

ミドルフェイズ05

GM:トリガーシーンです。全員登場を推奨。
GM:端的に言うと、戦闘があります。
谷神錬磨:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 10[10]+56 → 66

水波賢哉:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 9[9]+61 → 70

GM:高い!
GM:高!
朝比奈 望:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 5[5]+50 → 55

朝比奈 望:よかよか
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+9(1D10->9)した (侵蝕:57->66)
GM:みんな高いなー

GM:さて。じゃあ君たちは、そうだなあ。
GM:自宅に戻るという谷神くんと一緒に、一度谷神邸に向かってることにしましょうか。
GM:途中で別れるのかもしれないが、今はひとまず一塊だ。
GM:もちろん、先程の公民館での話については水波・名塚に共有していていいです。
名塚佑:「……」ぼーっとしてます。
名塚佑:猫背気味にぼんやり歩いている。
谷神錬磨:「……すまない。どうしても気になることがある」
谷神錬磨:「すぐに用事は済ませるつもりだ」
名塚佑:「どうしたの」
谷神錬磨:「忘れ物をしている……気がする」
水波賢哉:「よし。謝ったな。貸し一、いや二だよな。これで…付き合ってやるから肝に銘じろよ」
名塚佑:「もしかして」「忘れ物取りに行ってる?」
名塚佑:なんで谷神邸に皆向かってるのか分かってなかったのだ!
谷神錬磨:「……せいぜい覚えておくとする」 「……名塚……」
谷神錬磨:「いつにもまして奇妙だな」
名塚佑:「別に、ヘンじゃないし……」
名塚佑:「全然、みんなに助けてもらわなくたって、大丈夫だし」
名塚佑:「……あのさ」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんなら、なんて言うかな……」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが、今の佑ちゃんと同じ立場だったらってこと?」
名塚佑:「んー……なんていうか」
名塚佑:「何か、こういう悩みって知ってるのかなって……」
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんは、望や天音よりずっと前から、自分の力で困ってたから」
朝比奈 望:「…んー…」
谷神錬磨:「気になるな。コヨミの不在か……」
名塚佑:「不在?」
水波賢哉:「…そうだな。どうなってるんだろうな、コヨミちゃん」
谷神錬磨:「……言っていなかったか?」 朝比奈くんを見る
名塚佑:「えっ、その。どうなってんの」
名塚佑:「コ、ヨミ姉ちゃんが」
朝比奈 望:「えーっと、この件が終わったら一緒に探してほしい的なことを言ったつもりだったんだけど。」
名塚佑:「それ、いつ……?公民館の時……?」
朝比奈 望:「最初にみんなで集まった時かな。」
谷神錬磨:「コヨミが姿を消した。消息がわからない」
朝比奈 望:「えっと、ごめん、僕の言い方が悪かったんだと思う。気にしないで。」
谷神錬磨:「やはり、少し上の空のように思える」
名塚佑:「ううう……!」常に全てを知覚しているべきだ。魔術師なら。
名塚佑:(【認識を押さえ込みすぎている。危ないよ】)
名塚佑:(【人の知覚に無理やり押し込めても、もっと弱くなるだけだよ】)
朝比奈 望:「ねえ、佑ちゃん」
名塚佑:「だって、ひいおじいちゃんが……ヨミ姉ちゃんを危険だって!」
名塚佑:「もしかしたら、もう危ない目にあってるかも!なんで平気でいるのさ!」
水波賢哉:「…難儀なもんだな。僕に出来る事は近くに控えて護る事だけなのが、いい加減もどかしいね」
GM:このあたりかな。
GM:コヨミの消息は不明だ。一方で、名塚清三は――佑に対して、『コヨミは危険だ』と言った。
GM:だが今は、それとはまた別の危険が迫っている。
朝比奈 望:じゃあ、言いかけて、何か来る気配を感じて言葉を閉じます
???:《コンセントレイト:バロール》《黒星の門》《黒の鉄槌》《アンプリフィケイション》《インビジブルハンド》。
???:狙いは、そうだなー。誰にしようかなあ。
???:朝比奈君にしようっと。
???:13dx7+5
DoubleCross : (13R10+5[7]) → 10[2,2,2,3,3,6,6,6,7,8,9,10,10]+10[2,5,7,7,10]+10[1,7,9]+3[3,3]+5 → 38

GM:リアクションをどうぞ。
朝比奈 望:あだば!?
朝比奈 望:よけようと、します!
朝比奈 望:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[2,3,5,7]+1 → 8

朝比奈 望:ぜん、ぜん!むり!
GM:ダメージ!
???:4d10+48 もろもろが有効です。
DoubleCross : (4D10+48) → 28[8,7,8,5]+48 → 76

水波賢哉:朝比奈よ。一撃は耐えろ。
GM:出目いいなこいつ・・・
朝比奈 望:侵蝕がひくいばっかりに。
???:「とりあえずアタッカーを狙う……のは、基本ですよねー」
GM:君たちの頭上で声。
GM:直後、朝比奈くんを見えない何かが襲います。一瞬だけ、黒い電撃のようなものが見えた。
GM:それだけで、全身が裂かれるような衝撃が襲う。
水波賢哉:「朝比奈、悪い。一撃耐えろ」
朝比奈 望:「え……」
GM:――バヅン!
朝比奈 望:攻撃を認識した瞬間にはすでに手遅れ!!
名塚佑:「望!!」
谷神錬磨:「……ここで来たか」
朝比奈 望:「……だ、大丈夫…!」
GM:リザレクトとかするといいよ!
朝比奈 望:膝をつく
朝比奈 望:リザレクト!
朝比奈 望:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 4[4]+55 → 59

朝比奈 望:エフェクトは使える。わーい
朝比奈 望:「賢ちゃん、相手は、どこ!?」
???:《魔王の玉座》を解除し、君たちの前に降りてくる。
GM:その顔は――君たちもよく知る顔だ。
ナザ・シルベストリ:「ハロー」
水波賢哉:「僕の見立てではまだ余裕はあるな。よし、次からは任せろ。悪いな」と朝比奈君に声を掛ける。
水波賢哉:「目の前だ」
名塚佑:「ナ、ナザ……!やめろ!」
名塚佑:怯えながらも、前に出て叫ぶ。
朝比奈 望:「ナザ、さん…」
名塚佑:「の、望は関係ないだろ!やめてよ!」
ナザ・シルベストリ:「やめる? なにをです?」 "悪意の伝染"。シーンを封鎖。
ナザ・シルベストリ:シーン終了まで、あらゆるPC/NPCの登場を封印します。増援は来ない。
谷神錬磨:「ナザ・シルベストリ? ……風が強くなってきたな」
名塚佑:「ボクの――ボクの“起源”が目的なんじゃないか!そうすればいい!」
ナザ・シルベストリ:「まー、そうなんですよねー。私の狙いは名塚さん、あなた一人なので……」
ナザ・シルベストリ:「おとなしく、無抵抗で、私と一緒にきてくれます? ひとりで」
ナザ・シルベストリ:「そうしたら他の人達は見逃してあげますけど……」 さらりと言う。
名塚佑:「そ、それでもいい……」(【それは違う】)
名塚佑:「ボクだけでいいなら、それでも」(【それで望みは手に入らない。分かっているでしょう?】)
朝比奈 望:「……ダメ!」
ナザ・シルベストリ:「ダメ?」
朝比奈 望:「佑ちゃんがなんて言おうと、僕と佑ちゃんは関係なくなんか、ないから、ダメだよ!」
朝比奈 望:「賢ちゃんだって、錬ちゃんだってそうだよね!」
水波賢哉:前に歩み出よう。
水波賢哉:「それは出来ないね。此処で佑ちゃんを行かせたら、僕が仕事を放棄するという事になる」
水波賢哉:ゆらりと刺突剣を自然体に構える。
水波賢哉:「僕は自分自身のプライドの為に君に佑ちゃんを渡さない」
谷神錬磨:「……ん……」 小太刀の鯉口を切っている。
谷神錬磨:「……よくわからないが、いつ仕掛ける? 朝比奈の拍子に合わせる」
名塚佑:「そ、そうだ……そうだよ」頭を振る。
名塚佑:(【ほんとうの願いのためなら、罪悪感も犠牲にしないといけない】)
名塚佑:「み、みんな……あの、さ。ごめん」
ナザ・シルベストリ:「奇遇ですね~。私も、この仕事が失敗したらお師様に怒られちゃうんですよ」
名塚佑:「全部、ボクのせいだけど。皆、死ぬかもしれないけど」
名塚佑:「とも……友達だよね……」
名塚佑:「……守ってくれるかなあ?」
朝比奈 望:「当たり前でしょ。」
谷神錬磨:「名塚、次から問うな」
谷神錬磨:「この次があれば、俺も問わないことにする」
水波賢哉:「ふっ、僕は先にも言ったけど勝手に佑ちゃんを守るさ。そう決めた」剣の切先をナザさんに向ける。
水波賢哉:「それが、邪魔だと思うなら実力で排除するといい。出来るならね。また、そのくらいのことが出来る相手であることを願うけど」
朝比奈 望:「僕は、コヨミちゃんがこういう時なんて言うかはわからないけど。」
朝比奈 望:「でも、きっと、ここにいるみんなは全部終わった時にコヨミちゃんが「ありがとう」って言えるように頑張ってくれることは知ってる。」
朝比奈 望:「だから、きっと今だっておんなじだよ。」
名塚佑:「……うん」
名塚佑:(本当の願いはひとつだ。それはここで死ぬことじゃない)
朝比奈 望:言いながら、手が震える。『迷ったら……そういう"間違いなく敵"って奴を殺すんですよ』。ナザさんの言葉の重みが今更のように手を震わせてくる。
朝比奈 望:(でも、それでも…!)
ナザ・シルベストリ:「……ふん。仲が良くて結構です」 友達、という言葉に眉をひそめる。 「じゃ、改めてご挨拶を」
ナザ・シルベストリ:「私はナザ。"結社"グリデイン派の第四位、大達人《アデプタス・メイジャー》」
ナザ・シルベストリ:「起源の十一、"右手"を宿すもの――"大虚歪腕" ナザ・シルベストリ」
ナザ・シルベストリ:「我が主、グリデイン・R・メイヤーの命により、名塚佑の"起源"を回収しに参りました」
ナザ・シルベストリ:「――――死んでいただきますよー! ふふ!」
名塚佑:「“大達人”……ひいおじいちゃんの、言ってた通りだ……!」
GM:戦闘を開始します。ナザとの距離は10m。
[23]ナザ・シルベストリ
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
ナザ

10m

名塚 水波 朝比奈 谷神

ROUND-01

GM:ナザは最初の一撃+シーン封鎖でメジャーアクションを消費してるものとします。
GM:セットアップから参りましょう。セットアップ。
水波賢哉:「死んでいただきます。それは、わかりやすいね。目的が明確だ」
水波賢哉:セットアップはなし。
谷神錬磨:セットアップなし。小太刀を引き抜き、背面に隠すような、奇異な構えをとる。
朝比奈 望:なし!
名塚佑:では、エフェクト使います。
GM:くるがいいさ!
名塚佑:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》。
名塚佑:「長いトンネル」。3体までの攻撃力を+18。ドッジが減りますが……
名塚佑:欲しい方はいますか
朝比奈 望:はいはーい!
谷神錬磨:ほしいぜ~っ!
水波賢哉:ドッジが減るので僕は拒否ろう
GM:トンネルを抜けると、そこはソラリス薬品工場でした
名塚佑:じゃあ残りの一人は私にしますね
名塚佑:全員+18されよ~~ッ!
GM:つよいなあw
GM:侵蝕もあげておくんだヨ!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:66->74)
ナザ・シルベストリ:セットアップで《爆裂重力》《赤方偏移世界》《空間圧縮》。攻撃力と行動値を増加させつつ、戦闘移動。
ナザ・シルベストリ:38m戦闘移動します。君たちの背後10m。
名塚 水波 朝比奈 谷神

10m

ナザ
名塚佑:「“大達人”……“大達人”……知ってる……魔術師の強さは、認識する現実の強さだ……」
名塚佑:「ほんとうなら、ボクが思う以上の現実を見ている。ボクの見ているものが間違いになる……」
ナザ・シルベストリ:空間操作の前に、あらゆる距離――間合いは無意味となる。
ナザ・シルベストリ:瞬き一瞬の間に、君たちの背後に佇んでいる。        「えーと」
ナザ・シルベストリ:「自慢じゃないんですけど、私、かなーり強いのでー」
ナザ・シルベストリ:「もう一度言いますね! 佑さんを差し出せば、他の人は見逃してあげますけど!」
ナザ・シルベストリ:「……聞く耳持たない系です?」
朝比奈 望:「持ちません。」
朝比奈 望:「ナザさんは、持ってくれますか?」
谷神錬磨:「……雲が出てきたな……」
名塚佑:「……ナザ。君は本当の願いを隠している……」
名塚佑:「師匠のため。起源のため。ボクを差し出せば見逃す……それを本当のことだと思う人はいない……」
水波賢哉:「いや、魔術師って言うのは親切だね」上唇を軽く舌で舐める。未知の使い手を前に鼓動が高鳴る音が聞こえる。
水波賢哉:「もしかして僕たちを殺したくないのか?そういうのなら相手にするのはどうもね」
ナザ・シルベストリ:「うーん、あんまり殺したくはないんですけど。まあ、仕事ですし」 夕食のメニューを選ぶくらいの気軽さで言う。
ナザ・シルベストリ:「っていうか、ひどいなあ! 狙いは佑さんだけだから、ほんとに見逃してあげるのに!」
ナザ・シルベストリ:「清三さんが変な結界張らなければ、適当なところで佑さん拉致して終わりだったのに!」
ナザ・シルベストリ:「まったくもう! あのおじいさんったら!」
名塚佑:「ぼくも、ひいおじいちゃんのことなんか……信じられないけど!」
名塚佑:「でも、ボクを殺すつもりなら、戦う!」
谷神錬磨:「時間を稼いでいる……? どこで、仕掛ける……」
ナザ・シルベストリ:「あ、いえ」 《時間凍結》。
ナザ・シルベストリ:HP20を消費して行動します。マイナー《盾なる力場》で盾を装備。
ナザ・シルベストリ:「もう終わってます」
ナザ・シルベストリ:メジャーで《黒星粉砕》。対象はPC全員。判定なしの必中です。
GM:リアクションは不能ですが、オートアクションは可能。何かありますか?
名塚佑:な、何もできないアヤ~ッ
谷神錬磨:何もできないガミ~ッ
水波賢哉:《マグネットフォース》佑ちゃんをカバー
GM:オッケー! じゃあ、ダメージを出します。
GM:――本来、空間に隙間は存在しない。そこに無理やりクラックを作りだすのが、空間使い。
GM:世界の復元力で、クラックは即座に修復される――が。
ナザ・シルベストリ:「運悪く挟まれちゃった人は、どうなるんでしょうね?」 軽く、右手で空を掴むような動作をする。それだけで、
GM:9d10+100 《爆裂重力》が乗ってます。装甲無視。
DoubleCross : (9D10+100) → 52[9,8,5,2,3,3,10,3,9]+100 → 152

GM:――断層!
GM:黒い稲妻のような"断層"が一瞬だけ走り、君たち全員を飲み込み――閉じる!
水波賢哉:その動きに反応、靴底が磁力反射し猛烈な勢いで地面を蹴る。佑ちゃんを突き飛ばす。
谷神錬磨:リザレクト!
水波賢哉:66→68
水波賢哉:リザレクト
谷神錬磨:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 6[6]+66 → 72

名塚佑:「あっ!」
朝比奈 望:リザ!
水波賢哉:違う。70→72
朝比奈 望:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 1[1]+59 → 60

水波賢哉:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 6[6]+72 → 78

朝比奈 望:あ、ソーバッド
ナザ・シルベストリ:「あっ、また佑ちゃんかばった!」
ナザ・シルベストリ:「い、いいなぁ……さっきのおんぶチャンスといい、今回といい……! 羨ましい~!」
谷神錬磨:「……水波! 任せた!」
谷神錬磨:全身を引きちぎられながらも、利き腕の右手は無傷に残した。
ナザ・シルベストリ:「うーん、でも、やりますね! 並の使い手なら今の一撃でケリがついてるのに!」
水波賢哉:「この前も言ったけどね。僕の背中が、この世界で一番の安全な場所だ」
水波賢哉:「簡単に事が済むとは思わないで欲しいね。まだまだ元気さ」
水波賢哉:全身から血を流しながら笑みを浮かべる。成程、こういう手合いか。と。
GM:イニシアチブ。朝比奈くんの手番です。
朝比奈 望:「……そうだね。僕たちは元気だ。でも。」
朝比奈 望:「ナザさんは、無理を、してるよね」
ナザ・シルベストリ:「はえ? 無理?」
ナザ・シルベストリ:「そ、そうなのかな……? してるように見えます?」
朝比奈 望:「いくら、ナザさんがすごい魔術師だからって、こんな攻撃何回もしてたら、持つわけがないよ。」
ナザ・シルベストリ:「あははは! そっちですか。それはご安心を!」
ナザ・シルベストリ:「持ちますよ?」「魔術師っていうのは、そういうものですから」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「じゃあ、僕にかけたくれた言葉も、ただ敵を惑わすための魔術なの?」
ナザ・シルベストリ:「……」「さー。どうなんでしょうね」
ナザ・シルベストリ:「というか、来ないんですか? 来ないならこっちから行きますけど」 ノーコメント、というように会話を打ち切る。
朝比奈 望:「大丈夫、行くよ。」
水波賢哉:「やれやれ相手の心情を自分の主観で決め付けるのは朝比奈の悪い癖だよな。僕はそういうところ嫌いじゃないけどね」
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス
谷神錬磨:「同感だ。そういう強さもある」
GM:きな!
朝比奈 望:6dx7+10
DoubleCross : (6R10+10[7]) → 10[3,4,7,7,9,10]+10[2,8,8,10]+10[1,6,9]+10[9]+10[8]+1[1]+10 → 61

朝比奈 望:ぎゃ
GM:やべー
谷神錬磨:殺意
名塚佑:つよい!
ナザ・シルベストリ:が、ガード……こいつはガード型です。
GM:ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:「ナザさんを。信じてるから。」
名塚佑:攻撃力は+18!
GM:や、やめろ!
GM:もういいだろ!
朝比奈 望:ナザさんを射抜くということから、目を逸らさない。
朝比奈 望:7d10+51
DoubleCross : (7D10+51) → 42[10,9,7,4,2,5,5]+51 → 93

GM:これ、18乗ったあとの数字ですよね
朝比奈 望:です!
GM:やばいなー
GM:ダメージは通ります。まだ死なない。
ナザ・シルベストリ:「……!」
ナザ・シルベストリ:《ショックアブソーブ》。
ナザ・シルベストリ:シナリオ1回の軽減エフェクトです。HPダメージを25軽減。
ナザ・シルベストリ:ガード値、装甲とあわせてそこそこ軽減した。
朝比奈 望:放たれた矢が、ナザさんを貫き。傷口から炎が噴き出す
ナザ・シルベストリ:「うっわ」
朝比奈 望:その傷からも、目を逸らさない。罪の意識はある。自分がやられた傷の方がまだマシだと思う。それでも、逃げない。そう決めた。
ナザ・シルベストリ:一瞬だけ空間を"渡る"。空間の復元力を利用して、炎を強制的にかき消した。
ナザ・シルベストリ:「え、つよっ! やりますねー朝比奈さん!」
朝比奈 望:「…僕も貴方を倒す、覚悟で行きます。」
ナザ・シルベストリ:「ふふーん、いいですねその顔。ナザちゃんもちょっと本気を出したくなってきました」
ナザ・シルベストリ:「でも……まだまだ。全然、ラクショーですよ!」
名塚佑:「の、望……心で張り合っても無理だ……ナザは感情を完全に切り離してる。魔術師だから、それができる」
朝比奈 望:「……大丈夫、僕も、負けないから」
朝比奈 望:>名塚さん
GM:佑の言う通り。魔術師には、人には本来あるべき良心回路というものがない。
GM:いや、あったとしても、それを切り離して行動できる。それが魔術師だ。
GM:次。水波くんの手番です。
名塚佑:「負けそうだったら、ボクが助けるから」
名塚佑:「ボクだって、助けられるから……望」
水波賢哉:(僕の攻撃は弾かれる公算が高いか…さぁてと)
水波賢哉:「谷神お先にどうぞ。譲るぜ」待機。
ナザ・シルベストリ:「水波さん、来ないんですか? 慎重派ですねえ~」
水波賢哉:「お。口説いてるつもりかい?でも、勝利の女神のキスはとっくにもらってるんだ。悪いね」
水波賢哉:開いた右手と軽い口で言葉を切って落とす。
ナザ・シルベストリ:「んもー! 恋するオトメにそういう軽薄な態度! よくありませんよ!」
GM:じゃあ次。谷神くんの手番です。
谷神錬磨:「……名塚がやる気だ。そっちに合わせる」
谷神錬磨:待機します!
ナザ・シルベストリ:「(……谷神錬磨も動かない?)」
GM:佑ちゃんの手番。
名塚佑:(【錬磨がこの道幅を通るなら落ちることはない。三歩目に小石が……】)
名塚佑:(【見えている空間は嘘だ。ナザがいる限りそうでないように見える】)
名塚佑:「錬磨。三歩目を踏んだらだめだ」
名塚佑:《戦乙女の導き》《タブレット》《多重生成》。
谷神錬磨:「……調子が出てきたな。そうしよう」
名塚佑:自分以外の3人にメジャーダイスを+5個、攻撃力を+5。
名塚佑:(錬磨は、魔術にかかる才能がある――つまり、理由を聞かないで信じられる)
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+7した (侵蝕:74->81)
名塚佑:極限に集中している。空間使いの支配する中で、その罠を避ける方法を教えたつもりだ。それが分かる!
谷神錬磨:「……三歩、だな」 一瞬の機を待つ。必ず来ると思っている。
GM:では待機した人の手番。行動逆順で、錬磨くん!
谷神錬磨:やるぞっ!
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動。10m動いて、ナザさんに接敵します。
GM
----
名塚 水波 朝比奈

10m

ナザ 谷神
----

谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+死神の精度+爪剣+吠え猛る爪! 浸食率13アップの、悔いを残さぬ攻撃でいく!
GM:本気で来るか……!
ナザ・シルベストリ:きなさい!
谷神錬磨:15dx7+1
DoubleCross : (15R10+1[7]) → 10[1,2,2,2,3,5,5,6,6,6,7,8,8,9,10]+10[3,7,8,9,10]+10[1,3,9,9]+5[3,5]+1 → 36

谷神錬磨:どりゃっ!
GM:さすがにまわるなあ
ナザ・シルベストリ:ガード。ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:4d10+52 装甲無視
DoubleCross : (4D10+52) → 25[2,9,5,9]+52 → 77

GM:グエエーッ!
GM:クソ強い!
谷神錬磨:浸食72→85
谷神錬磨:「三歩目が危険。……ならば」
谷神錬磨:「二歩で行く」 事実、一歩で跳んだ。あとはつむじ風となって、ナザの傍らを吹き抜ける。
谷神錬磨:無数の弧を描く痕跡が、地面を削って残る。放った刃の数は、瞬時に7つを越えている。
ナザ・シルベストリ:「む」 ナザの姿が一瞬霞む。 「疾――」
ナザ・シルベストリ:「……疾い! えー、なんですかそれ」 まだ生存しています。ただ、
ナザ・シルベストリ:そこそこ以上のダメージは与えている。ナザ自身も、少し驚きの表情を浮かべている。
水波賢哉:(ああ、そうだ。あの動きなら、問題はない、な)
水波賢哉:「精度はともかく、空間を裂ける乱撃だね、あれは。さて、やったか?」
谷神錬磨:「……水波。始末を頼む」
ナザ・シルベストリ:「そんなにおっきいのに、この疾さ。反則じゃありません?」
ナザ・シルベストリ:「Q町ってこんなのばっかりですか! もう!」
ナザ・シルベストリ:「"声"の保有者がいちばんショボく見えるっ!」
谷神錬磨:「……なるほど。節穴だな?」
名塚佑:「へ、平気……だ……!全然、実体を攻撃しただけだから……」
水波賢哉:「相性は悪いと思うけどね。手を抜く奴じゃないって知ってるだろ?行くさ」
GM:水波くんの手番。
水波賢哉:行動前のオートで剣の射程を延ばします。
ナザ・シルベストリ:「あ、水波さんだ」
水波賢哉:9dx+24
DoubleCross : (9R10+24[10]) → 10[1,1,3,3,4,5,9,10,10]+10[3,10]+3[3]+24 → 47

ナザ・シルベストリ:「ふーん。ディフェンダーだけど、普通に攻撃もできるって?」
ナザ・シルベストリ:ガード。そして、
ナザ・シルベストリ:《暗黒螺旋》。25点のダメージを与えます。
水波賢哉:5d10+13
DoubleCross : (5D10+13) → 28[5,3,10,1,9]+13 → 41

水波賢哉:リザレクトします。
GM:ま、マジか……超強いな……
水波賢哉:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 7[7]+78 → 85

ナザ・シルベストリ:ギリギリで生存してます。割とギリギリ。
水波賢哉:「結果的に、裏切られた事になるんだろうけどね。でも僕は君の事を憎めない。目的の為に全力を尽くし無関係の人間を極力巻き込もうとしない姿勢は、むしろ好きだ。勿論、それと命のやり取りは別だけれど」
水波賢哉:その場から一歩も動かずに左手を振るう。蛇腹に分かれた刺突刀身が不規則な軌道を描きながら唸りを上げて、獲物を串刺しにせんと音速の速さで迫る。
水波賢哉:「無走剣って言ってね。この剣なら、ほら、間合いを自分から詰めることなく攻撃が可能だろう?」
ナザ・シルベストリ:「そーですねー。まあ」 右手でさっと軌道をなぞるようにする。
ナザ・シルベストリ:「距離とか、無意味なんですけどっ!」
ナザ・シルベストリ:蛇腹剣の軌道を遡るようにして、空間の亀裂が君を襲う。相打ち狙い。
水波賢哉:反撃を受けて手がねじ切れそうになるが、その痛みは無視できる。むしろ、むしろ、笑みがこぼれる。
水波賢哉:「ははっ、はははっ、そうだ、戦いってのは、全力で互いの技を凌ぎあい、出し抜きあうフェアなものだ。次の手が楽しみだ」
谷神錬磨:「守り手に対して、確実な攻撃を通していくか……」
水波賢哉:「仕留めそこなったけど、僕でも傷はつけられる。なら、出来るさ」
ナザ・シルベストリ:「はぁぁ……清三さんといい、春月瑠璃といい、この人達といい」「なんなんですかもー! 腹立つなー!」
谷神錬磨:「……だが、水波だ。苦労してもらうか……」
GM:いまのうちに、ゲーム的なアナウンスを一つ行います。
GM:このナザ・シルベストリ、現時点で戦うにはちょっと強めな感じでデータを盛っ……盛……盛っており
GM:削りきった残HPに応じてボーナス経験点を配布する予定でした。
GM:残りHPが……『80%以下:経験点0』『50%以下:経験点1』『20%以下:経験点2』『討伐成功:経験点3』 こんな感じですね。
GM:現在、HPは20%前後です。それを踏まえて次ラウンドの行動をどうぞ。
GM:クリンナップ……はないでしょうから、2ラウンド目。
GM:セットアップ。
名塚佑:どうしましょうか。望が一発で仕留めるなら
ナザ・シルベストリ:《爆裂重力》《赤方偏移世界》。行動値、攻撃力、戦闘移動距離を増加。
名塚佑:単体活性の霧で行ける!
谷神錬磨:望に殺してもらおう!
朝比奈 望:自信はないけど、頑張る!
名塚佑:望さんはいかがですか
谷神錬磨:その手でなぁーっ!
水波賢哉:侵蝕にも一番余裕があるしな
名塚佑:ではそのプランでプランします!《活性の霧》!同じエンゲージだからタブレットも不要だ
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:81->84)
谷神錬磨:錬磨はもう死神の精度を使い果たし、へぼアタックしかできない!
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
GM:他にセットアップはなさそうかな? じゃあ、イニシアチブ。
ナザ・シルベストリ:「んー、んーんー」「ど~うしよう~かな~」
ナザ・シルベストリ:決して無視できない負傷に見える――が、言動には余裕があふれている。
ナザ・シルベストリ:待機します。
GM:朝比奈くんの手番。
名塚佑:た、待機……!
朝比奈 望:待機だと…!
どどんとふ:「GM」がログインしました。
朝比奈 望:でも行く、行くぜ!
GM:こいや!
谷神錬磨:決めてくれッ!
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス
朝比奈 望:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,4,5,7,8,8,10,10]+10[4,5,7,9,10]+10[4,4,8]+3[3]+10 → 43

朝比奈 望:調子いいな…
GM:なんかめっちゃ回りますねw
ナザ・シルベストリ:ガード。ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:5d10+56
DoubleCross : (5D10+56) → 30[10,5,2,3,10]+56 → 86

GM:だから高いって!
GM:お前らの! 火力は! なんなんだよ!
名塚佑:あ、望は
ナザ・シルベストリ:一度倒れます。《蘇生復活》……で、
名塚佑:前のターンの戦乙女があるので、そこも計算しておいてくださいね
GM:あ、そうですね。前ラウンドのメジャー支援も残ってる?
名塚佑:攻撃力+5です
朝比奈 望:あ、してます!
GM:しなくていいよ!
朝比奈 望:ありがとう!
GM:どのみち死ぬよこんなのw
名塚佑:やったぜ!
朝比奈 望:「ナザさん…!」
朝比奈 望:炎を纏った矢を放つ。
ナザ・シルベストリ:「……よし、決めた」 炎に包まれながら、 「本気でやろうっと!」
ナザ・シルベストリ:《ワームホール》。
ナザ・シルベストリ:望くんに63ダメージを返す。
ナザ・シルベストリ:自分を苛む炎を、望くんの足元に開いた亀裂から噴き上がらせる。
GM:望くんはリザレクトしてもいいし、倒れたままでもいいです。
朝比奈 望:リザレクト!
朝比奈 望:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 2[2]+76 → 78

朝比奈 望:低さ
谷神錬磨:「……やるのか? 朝比奈。変わるのか」
朝比奈 望:「わからない、でも今斃れてたら、前のままだよね」→錬ちゃん
朝比奈 望:自分が与えた痛みを、返してもらっているような感覚を覚える。痛みが、罪悪感を和らげてくれるのを感じる。
朝比奈 望:(でも、それじゃダメなんだ…!)
ナザ・シルベストリ:「今のままでも、勝てないわけではない。勝てないわけではないんですけどー」
ナザ・シルベストリ:ブスブスと焦げた肌が再生していく。 「舐めプはしない方がいいみたいですね。なんか皆さん、予想以上に強いです。びっくりしました!」
朝比奈 望:「僕たちだって、負けないよ。」
名塚佑:「……!」
名塚佑:「やった。勝った。望……錬磨……勝てる!」
名塚佑:彼女は『予想以上』と言った。魔術師としての彼女の認識を、こちらの戦力が上回ったことを意味する。
水波賢哉:「認識が1分ほど遅い。そこは同情する。君は強い、強すぎて戦いを真剣に考えてこなかったんだろうな」
水波賢哉:「ま、仕事で命を奪うと言ってる人間なら、そんなものか」
谷神錬磨:「……大変だな。ナザ・シルベストリ。ここで、どちらかが滅びるまでやるか……?」
ナザ・シルベストリ:「え、やらないです。痛いのイヤだし……」 《ディメンジョンゲート》。
谷神錬磨:「そうか」 刃を一振りして、収める
谷神錬磨:「名塚が言うのなら、そうなのだろう」
名塚佑:「そう……だから、そうする。ここから先の未来を予測できないから……」
ナザ・シルベストリ:「予測はできなくても、流れを引き寄せる事はできますね」 "破壊神顕現"。
ナザ・シルベストリ:Q町全体を覆う結界を作り出します。まだ破壊は行われない。
GM:空気が変わったのを君たちは肌で感じるでしょう。
ナザ・シルベストリ:「儀式をしてたのは清三さんだけじゃないんですよねー。私も、あらかじめ細工をしておきました」
朝比奈 望:「え。何か……」
朝比奈 望:辺りを見回す
ナザ・シルベストリ:「今夜0時に裏山のUGN演習場まで来てください」
ナザ・シルベストリ:「来なかった場合、Q町全体にクラックを開きます。無差別に」
ナザ・シルベストリ:「最初に皆さんを襲ったアレ――のおっきいやつが、ばんばか町の人を襲うと考えてください」
名塚佑:「……そこで。もう一度やるの?」
ナザ・シルベストリ:「やりますよー。あ、もちろん、佑さん一人で来てくれればそれが一番いいです!」
ナザ・シルベストリ:「たぶん佑さんは"結社"で色々されて死ぬと思うんですけど……水波さん達は助かりますね」
名塚佑:「分かってる……それはもう、分かった」
名塚佑:「ボクは皆と離れたりしない」
名塚佑:「それはQ町が滅んだって、同じことだよ」
ナザ・シルベストリ:「まー」 口を抑える。 「死にたくないから?」
名塚佑:「それがボクの願いだから」
ナザ・シルベストリ:「……願い~?」
名塚佑:「……うん」「他の何を引き換えにしても。だからボク一人を殺して手に入れるなんて、楽はできない」
名塚佑:「絶対に、その時には、水波くんが……望が、錬磨がいる……」
ナザ・シルベストリ:「ふぅん。信頼してる、って考えていいんですかね……それは」
ナザ・シルベストリ:「うらやましい」
ナザ・シルベストリ:それだけ言って、ゲートに身を引こうとする。
水波賢哉:「僕からも一つ良いかな?」
ナザ・シルベストリ:「はいはい?」 ゲートからひょいっと身を乗り出す。
水波賢哉:「こっちが出向くのは問題ない。当然の事だ。だけどさ、そちらにも用意して欲しいものがあるんだけど」
水波賢哉:ため息をつく。あまり言いたいことではない。
ナザ・シルベストリ:「なんでしょう。あ、迎撃結界とか使い魔なら、山ほど用意してありますよ」
ナザ・シルベストリ:「そういうのじゃなくて?」
水波賢哉:「これから先、生き死にの話になるなら、こういった物はきっちり清算すべきじゃないかと思ってさ」
水波賢哉:「不純物が混ざるのは僕としては本意じゃなくてね」
ナザ・シルベストリ:「……?」
水波賢哉:深くため息をつく。
水波賢哉:「君がUGNの経費で飲食した代金を、こちらが立て替える道理がなくなった」
ナザ・シルベストリ:「…………」
水波賢哉:肩を竦める。
ナザ・シルベストリ:「……ふっ」 ゲートに逃げ込む。
GM:逃走しました。
朝比奈 望:「逃げられちゃったね。」
朝比奈 望:自分が安堵していることに気付く。戦いが終わったことについてなのか、殺さずにすんだおかげなのかはわからない。
谷神錬磨:「魔術師だからな」
谷神錬磨:「俺の祖父もその類型だった」
ナザ・シルベストリ:『……しかし、飲食費の事はどうでもいいとして』 声だけが遅れて響く。 『分からないですねー』
ナザ・シルベストリ:『本来』 『増援としてQ町に来るのは、境ナントカ太郎って人ひとりのはずでした』
ナザ・シルベストリ:『だから色々と手をつくして、私が増援でーすって事にしたわけなんですけど』
ナザ・シルベストリ:『びっくりしますよね?』 『元被免達人の名塚清三はいるし、春月とかいうお姉さんも湧いて出るし』
ナザ・シルベストリ:「――――"どこから来たんです"? あの二人」
GM:声は消えます。今度こそ姿を消した。
水波賢哉:「神秘に生きる人間は性質が悪いよな」
谷神錬磨:「……」 時間を確認する。一度、家に帰るだけの間はあるだろうか――
名塚佑:「……水波くんから見ると、やっぱりヘンだよね?」
名塚佑:「全然、緊張感ないし。逃げるって言ったのに、ずっと話もしていた」
名塚佑:「……何もなかったみたいに、世間話みたいに」
GM:魔術師は、ろくでなしが多い。そして――常識や倫理観といったものを切り離して行動できる。
水波賢哉:「性格自体はかみ合うけどね。僕も相当UGNじゃ変わり者だ」
GM:ナザが君たちに親愛の情を抱いているのは事実ですが、山へ行けば君たちを躊躇いなく殺すでしょう。それが魔術師だ。
GM:しかも、確実に罠が張られている――それでも行くのか、考えなければならない。
名塚佑:「敵はそういうことができる相手だってことだ。だから……」
GM:彼女の言うとおり、名塚佑一人を生贄に捧げるという手もあるでしょう。
名塚佑:「やりたくないなら、逃げるのだっていいかもしれない。ボクたちのことを友達と思ってるままの相手と戦うんだ」
谷神錬磨:「名塚。お前たちが魔術師なら、俺は忍びだ」
谷神錬磨:「俺にとって、お前たちが理解しがたいように、お前たちも俺たちのことを完全には理解していない」
谷神錬磨:「やれる……というよりも、やってしまう。この街の人々を守ってしまう。そういう装置……とでも考えてくれ」
谷神錬磨:「だから、行く」
名塚佑:「……錬磨。あのね、錬磨」
名塚佑:錬磨の方に歩いて、その胸に掌を当てます。
名塚佑:そのまま額で寄りかかるようにする。
名塚佑:(錬磨が、そうだからだよ)
名塚佑:(街を守るために戦うしかないから)
谷神錬磨:「……」 無言で好きなようにさせる。こういうとき、谷神錬磨は、ただの土の壁のようになる。
名塚佑:「ボクは……力になれてるかな」
谷神錬磨:「それを聞くのか? 本来は、俺がお前の力になりたい。……助けてもらってばかりいる。今度は、俺が助けたいと思っている」
名塚佑:「ボクは街に帰ってきたばっかりだよ」
名塚佑:「……東京から」
名塚佑:「まだ、全然……助けられてない……時間も、力も……」
谷神錬磨:「そうか。東京は楽しそうだな。いずれ、案内してくれ」
名塚佑:「地下鉄があるよ。エスカレーターがあるんだ……こっちには隣町のデパートにしかないのに」
名塚佑:「10分歩くだけで次の駅があって、全部に……エスカレーターがある」
谷神錬磨:「それは面白いな。見たことがない」
名塚佑:「望も、つれてってあげるからね」
名塚佑:「絶対、楽しいから」
朝比奈 望:「最初は、二人で行った方が楽しいんじゃないかな」
朝比奈 望:「僕はその後二人の土産話を聞きたいから」
朝比奈 望:笑顔を作りながらそういいます
名塚佑:「そ、そうかな……」
水波賢哉:「谷神がエスコートできる女なんて佑ちゃんか天音ちゃんくらいだよな。真面目にさ」
名塚佑:錬磨から離れます。「不安なんだよ!これでも!」
谷神錬磨:「……失礼なことを言われている気がする……」
名塚佑:「し、死んじゃうもん……!なんで東京行ったくらいで命狙われちゃうんだろうね!あはは……」
水波賢哉:「ああ。失礼なこと言ってるんで、目に物見せてほしいもんだぜ」
谷神錬磨:「……ああ。そうだろうな……」 もう一度、時計を見る。時間はまだ残されているだろうか。 珍しく、考え込んでいる。
水波賢哉:「聞き逃せない。不安にならないで欲しいね。僕がいる限り佑ちゃんは安全だと思うんだけど」
水波賢哉:「佑ちゃんが弱音を吐くたびにプライドが傷つけられる人間がいることを知って欲しいよ」
水波賢哉:苦笑などして。
水波賢哉:「技術を振るってる甲斐もないってものさ」
名塚佑:「水波くんは……い、いいじゃん。いつも通りに、強いんだから」
名塚佑:「ボクや望はただの高校生だから、自分の命が狙われるなんて、はじめてなんだ」
水波賢哉:「そうだよ。僕は強い、強いとも。だからお前らを守る。守りきれる。何があっても」
水波賢哉:「確か、知り合ってまもなく魔女とそういう約束もしてしまったしね」
名塚佑:「……うん。そうだったね。そういう、魔術だった」
名塚佑:「迷惑ばっかりかけるね。水波くん」少し笑う。
水波賢哉:「自分の魔術を信じようぜ。そら、さっきだって佑ちゃんには傷一つつけなかっただろ?」
名塚佑:「絶対に守ってね。この事件が終わるまでは、ボクについていて」
水波賢哉:「当然。最後までついていくさ」
水波賢哉:「それに谷神が忍なら僕はUGNだ」
水波賢哉:友人だから。などと言うと、彼女の心の負担になる。敢えてそういう言葉は使わない。
水波賢哉:「そして、清算すべき物は清算させるべきだ。しょぼい飲食費の事だけじゃない、彼女のしてきた事に対してね」
水波賢哉:「だから、僕は行く。そして君を守りきる。そんなトコだな」
GM:----
GM:シーンを終了します。ロイス、購入が可能。
水波賢哉:まず応急手当キットを使用します
水波賢哉:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 11[7,4]+7 → 18

谷神錬磨:ロイスはなし。
谷神錬磨:応急手当キットを購入。
水波賢哉:応急手当キットを購入します
水波賢哉:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 2[1,2,2]+4 → 6

朝比奈 望:応急手当
谷神錬磨:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[5,7,9,9]+1 → 10

水波賢哉:うそ。買えぬ
朝比奈 望:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[4,8] → 8

朝比奈 望:ゲト
谷神錬磨:これを水波くんに渡します。
朝比奈 望:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 15[9,6]+2 → 17

GM:応急キットに嫌われてるw
谷神錬磨:使ってくれ!存分に!
水波賢哉:やった。使う。
水波賢哉:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 11[2,9]+18 → 29

朝比奈 望:いいキットだった
水波賢哉:うむ。ほぼ全快
GM:かわいい方の名塚さんは何かあるかな?
名塚佑:すいません、ボルトアクションライフル買います
谷神錬磨:以上!
名塚佑:応急手当とか……遊んでる場合ではなかった。
名塚佑:6dx>=15
DoubleCross : (6R10[10]>=15) → 9[2,3,3,3,4,9] → 9 → 失敗

名塚佑:フ……財産を6点使います。
名塚佑:購入!
GM:強引!
GM:そんなところかな。じゃ、シーンを終了します。

ミドルフェイズ06 - マスターシーン

GM:本日のラスト。マスターシーンです。

GM:UGN演習場。
GM:Q町のはずれにある山の一角――かつて"赤"に操られた天音と戦った地。
GM:だだっぴろい広場の片隅にある切り株に、少女が腰掛けている。
ナザ・シルベストリ:「さすがに油断しちゃったかなー」
ナザ・シルベストリ:「かるーく捻ってやれると思ってたんだけど、舐めプが過ぎましたねえ」
ナザ・シルベストリ:「魔術師が自分の領域外でソロ戦闘する……とか、ちょっとね。ガンダルフじゃないんだから」
GM:ナザが右手を一振りすると、広場をドーム状の結界が覆う。
GM:入るのは容易いが、出るのは難しい――そんな空間操作を、数百メートル規模で軽々と行っている。
ナザ・シルベストリ:「ふんふーん♪ よし、お出迎えの準備は完了っと!」
ナザ・シルベストリ:「全員で来るか、佑さん一人で来るか……どっちにしてもやることは同じ」
ナザ・シルベストリ:「殺して奪う。それだけ、っと」
ナザ・シルベストリ:「……」 空を仰ぎ、月光に透かすように右手をかざす。
ナザ・シルベストリ:「握手かあ」
ナザ・シルベストリ:「最後にフツーに握手したの、いつでしたっけ」
ナザ・シルベストリ:「"結社"に入ったのが三歳の頃で……あれ?」 「あれれ? もしかして、あれがほぼほぼ、初握手?」
ナザ・シルベストリ:「うぇへへへへ」
GM:笑っていたのは一瞬だけだ。すぐに真顔に戻る。
ナザ・シルベストリ:「……誘ったら」 「誘ったら来てくれないですかね~、水波さん。私といっしょに」
ナザ・シルベストリ:「来てくれたら佑さんは見逃してあげますよー、とかそういう条件で……いや、コレはだめですね! お師様に怒られちゃう!」
ナザ・シルベストリ:「はぁ~~~~~~あ~~~」 膝の間に顔を埋める。
ナザ・シルベストリ:「……"起源"なんて要らない」「魔術師になんて、なりたくなかったですねー」
GM:――ザク
GM:――ザク、ザク
GM:足音が近づいてくる。
GM:やがて、ナザの前に人影が現れた。
ナザ・シルベストリ:「お!」
ナザ・シルベストリ:「いいですねー、忠告通り一人で来ましたか~! 言うことを聞いてくれる人は、ナザちゃん、大好きです!」
ナザ・シルベストリ:「えーと、とりあえず隣町までゲートで移動しますね。そこからは、」
???:『私だ』
ナザ・シルベストリ:「はい?」
???:『殺すのは、私だ』
GM:ザク、ザク、ザク。
GM:人影が増える。
GM:二、三、四人。
ナザ・シルベストリ:「……ナザちゃんがっかりです」
ナザ・シルベストリ:「力の差はさっきの戦闘で思い知ったはずなのに。 おバカさんですね~」
ナザ・シルベストリ:「でも忠告はしましたからね! 私は悪くないですよ!」
ナザ・シルベストリ:「残念ですけど! ここで全員――――」
GM:ナザの言葉が止まる。
GM:真正面を見据えていたナザの視線が、ゆっくりと"上"へと移動していく。
ナザ・シルベストリ:「……」「なんだそれ」
ナザ・シルベストリ:「お前は」
ナザ・シルベストリ:「――――――――誰だ?」
???:『名塚佑を殺すのは、私だ』
???:『私が殺さないといけない』
???:『あれは、東京になんて行っていない』『あれは力を制御できなかった』『すべてが無駄だった』
???:『あらゆる名塚佑を殺す』
???:『私は、その為にやってきた』 ――ズシン。
???: 
???:『――――邪魔をするなら、お前から』
???:『死ね』
ナザ・シルベストリ:「――――――ぎッ」
ナザ・シルベストリ:「――――ゃあああァああアアアああああああッ!」

セッション四日目

どどんとふ:「谷神錬磨」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:谷神錬磨がファイルをアップロードしました
ファイル名:李書文.jpg
URL:
http://quantum44-02.sakura.ne.jp/DodontoF/fileUploadSpace/room_4_1510977827_61125_0.jpg
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:色々あって大変でしたが、はじめましょうか。セッション四日目の舞踏会を
GM:(GMに)色々あって
GM:前回の流れは、ナザが結社の魔術師であり、そいつが裏切って襲ってきたところまででした。
GM:しかもナザは町の人達を人質にとっている。君たちは刻限までに山のUGN演習場(前回のクライマックスセレモニー会場だ)に行き、ナザを倒さなくてはならない……
GM:という感じですね。

ミドルフェイズ07

GM:おそらく最後のミドルです。シーンプレイヤーは佑ちゃん。
GM:他の人も全員登場を推奨します。
谷神錬磨:出ます!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+9(1D10->9)した (侵蝕:84->93)
谷神錬磨:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 10[10]+85 → 95

GM:ふええ
朝比奈 望:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 8[8]+78 → 86

水波賢哉:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 1[1]+85 → 86

朝比奈 望:ぎゃ
GM:水波くんw
GM:一人だけ冷めてるな君は!
GM:さて。情報が二つほど追加されます。
■ナザ・シルベストリの死体 <情報:噂話/UGN> 難易度6
■(ナザ殺しの犯人)について <情報:噂話/裏社会><知識:魔術> 難易度26?
GM:犯人については、このあとのロールパートでもしかしたら難易度が下がるかもしれません。
GM:そこで改めて調査をしてもいいです。
GM:もちろん、26くらい楽勝だぜというのなら、難易度ダウンを待たずに挑んでもいいです。調査したい人はどうぞ。
水波賢哉:では死体やりましょうか。シナリオロイスだったことも含めて僕やりたいな
名塚佑:水波くんなら適切!
谷神錬磨:おゆずりしますぜ!
GM:いいですよ! 挑むがいい!
水波賢哉:ではコネ要人への貸しも使用して技能UGNで
水波賢哉:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,1,3,7,8,9,10]+7[7]+4 → 21

名塚佑:犯人もいけそうだったw
GM:26いけるじゃねーか!
GM:じゃあ、死体の方だけを開示。これでロールパートが解禁されます。
水波賢哉:侵蝕は冷めてても捜査は熱いぜ。
■ナザ・シルベストリの死体
一足先にUGN演習場を偵察した結果、ナザ・シルベストリのものと思われる死体が見つかった。
かろうじて本人と見分けられる程の損傷だが、死因が不可解だ。
裂傷、火傷、毒。明らかに複数からの攻撃を受けて絶命している。

町の結界が消えている事からも、この死体がナザ・シルベストリである事は間違いない。
そしておそらく、ナザを殺した犯人こそが、今回の事件の真の敵だと考えて良いだろう。
GM:ということで、君たち四人と綾瀬春奈は演習場へ来ています。
GM:死体は水波くんが適切に処理しててもいいし、そのあたりに転がっていてもいいでしょう。
GM:なんにしても、ナザは死んだ。それは間違いありません。
水波賢哉:「貸しを作ったまま、僕の生き抜けか。君の勝ち逃げとまでは言ってやらないからな。………お疲れ様。君は君の仕事を終えたんだ。ゆっくり休むと良い」
水波賢哉:まぶたを閉じてあげよう。そして軽く十字を切る。
水波賢哉:「………」表情は険しい。彼女との決闘は終わっていなかったのだ。この終わり方は無性に腹立たしい。
綾瀬春奈:「……っ」 凄惨な状況だ。思わず目をそらす。
谷神錬磨:「……かなり、威の強い攻撃を受けている」
綾瀬春奈:「でも、ナザさんってかなり強かったんでしょ? みんなの話だと」
綾瀬春奈:「こんなになるまで……逃げる事もできずに?」
水波賢哉:「事実としてそうなんだろうね。結果としてこうなってる以上」
水波賢哉:死体を冷静に検分する。
朝比奈 望:「……」
名塚佑:死体を呆然と見ている。恐怖でもなく、ショックによるものでもない。
GM:死体には、刀剣類でつけられたと思われる切り傷。それも二種類――と、火傷がありますね。それが主な死因と考えていい。
谷神錬磨:「鋭利だな」
谷神錬磨:「傷口が……深い。このくらいの使い手が、まだ付近にいるということでもある」
水波賢哉:「裂傷、炎傷、毒、刀は二傷あたりか」
名塚佑:「…………」
名塚佑:「み、みんな……あの、さ!みんな!」
名塚佑:「じゃあ、これで事件は終わったってことだよね!もうボクを狙ってくる相手なんていないんだもん!」
綾瀬春奈:「え」「そ、そうなの……かな」
名塚佑:「“結社”の敵がいなくなったんだから、これで解決だよ!」明るく言う。
水波賢哉:「でも、さ。僕らは彼女が敵だとついさっき知ったばかりだぜ。それを誰にもまだ知らせていなかった」
水波賢哉:「増援の報告も受けていない。じゃあ、これはいったい誰がやったんだ?って事になる」
名塚佑:「ひいおじいちゃんがやったかもしれない……そうでしょ?他の人に、教えたのかも」
綾瀬春奈:「清三さんが!?」
谷神錬磨:「誰に教えた?」
名塚佑:「うっ」
名塚佑:「わ、わからない……けど……でも、春月さんとか……UGNの別の誰かとか……いたじゃん……」
水波賢哉:「魔術師らしくないね。佑ちゃん」
水波賢哉:「ひとつずつ……自分の見たものや、聞いたものから、まだ見てない世界を想像できる」
水波賢哉:「それが君の言う魔術じゃなかったか?」
谷神錬磨:「俺も、ここは現実のみを見るべきだと、思う。誰かがナザを殺した。それは複数の手練れだ」
名塚佑:「……違う!」
綾瀬春奈:「佑ちゃん?」
名塚佑:「なんで戦おうとするの!?もう天音も助かったし、ヨミ姉ちゃんが危ないわけでもないのに!」
名塚佑:「こんなの……こんな敵と、戦わないでよ!ボク……ボクは……!」
名塚佑:「……っ」その場を逃げ出します。
朝比奈 望:「え、待って…!」
綾瀬春奈:「望くん! 追いかけないと……!」
GM:おっと! じゃあ、そうですね
GM:佑ちゃんは回避で判定してください。難易度は8くらいかな。
名塚佑:1dx+1>=8 ナメくさった能力値!
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 7[7]+1 → 8 → 成功

GM:成功してんじゃねーか!
名塚佑:せ、成功してしまった!
水波賢哉:カバーリングは出来ます?と聞くまでもなかったぜ
GM:じゃあ、東京ちゃんの行き先を塞ぐように二人の影が現れる。……攻撃ではない。
名塚清三:「おっと!」
名塚清三:「おいおい佑、そんなに慌てて走ると転んでしまうよ」
春月瑠璃:「……」 山道を登ってきた。
名塚佑:突き飛ばしてその場を離れようとします。できますか?
GM:動物病院につれてこられた猫みたいだ
GM:なら、君がその考えを思いつく――よりも刹那早く、
名塚清三:「あっ、このおばか! 逃げるんじゃない!」 《テレキネシス》。先読みで佑ちゃんをゆるく拘束する。
名塚佑:「うう、うう――ッ!」
名塚佑:暴れる!無意味!
谷神錬磨:「名塚、あまり暴れない方がいい……」
朝比奈 望:「清三さん、やめて!」
名塚清三:「いや、やめてと言われてもだね望くん」
名塚清三:「ナザ殺しの犯人は佑が知っているんだから、彼女から説明させたほうが……」 拘束が緩む。
名塚佑:ひいおじいちゃんの腕に噛みつきます。
名塚清三:「あいだあー!」
名塚清三:《テレキネシス》が解除される!
名塚佑:「わあああっ!!」必死で逃げる!
谷神錬磨:「……そうか。知っていたのか」
名塚清三:「か、感心するのはあとでいいから、あのどら猫娘を追いかけてくれ!」
水波賢哉:「だとすると…僕の発言、地雷だったのかな。少し反省だよ」
水波賢哉:「朝比奈、お前が一番足が速い。頼む」
朝比奈 望:じゃあ、追いかける!
谷神錬磨:「わかった。追うか」
GM:君たちはここに居てもいいし、佑ちゃんを追いかけてもいいです。
朝比奈 望:謂れれる前に駆けだしてます
水波賢哉:こっちも追おう。
水波賢哉:ナザの死体をちらりと見る。少し未練を残すが、弔うのは終わってからと、今決めた。駆ける。
谷神錬磨:少し遅れて追います
GM:OKです。じゃあ、全員追いかけてるかな。

GM:山道は複雑だ。純粋な足の疾さよりも、直感や土地勘が重視される。
GM:名塚佑の足は思った以上に早く――ようやく追いついたのは、とりあえず、
GM:朝比奈望ひとりだけだ。
名塚佑:麓近くの、もう使われていないバス停か何かに座り込んでいます。
名塚佑:「……」
朝比奈 望:息を切らしながら、辺りを見回し
朝比奈 望:バス帝の近くにいる佑ちゃんを見つけます
朝比奈 望:「相変わらず、かくれんぼが上手だね。」
名塚佑:腐りかけたベンチの上に、膝を抱えている。
名塚佑:「……ううう」
名塚佑:「ううう……望……」
朝比奈 望:「ごめんね。みんなで、佑ちゃんを責めちゃってたんだね。」
朝比奈 望:「僕は、鈍いから、そのことにも気づけなかった。ごめんね。」
名塚佑:「違う……ボクの……ボクのせいなんだ……」
名塚佑:「叶えたい願いは、ひとつしかなかったのに――」
名塚佑:「ボクは、その手段を間違えた」
朝比奈 望:「佑ちゃんでも、間違えることってあるんだね。」
名塚佑:「ねえ、望……。望は、戦いたくなんてないよね?」
朝比奈 望:ちょっと返答に詰まる
朝比奈 望:「うん…そうだと思う。」
名塚佑:「前の事件の時、『もうこれで終わりだよ』って言ったのに」
名塚佑:「……ごめんね」
朝比奈 望:闘わないといけないとは思ってる。だけど、そう強く思わないと戦えないというのは、きっとそういうことなのだろう。
朝比奈 望:「それこそ、佑ちゃんのせいじゃないよ。」
朝比奈 望:困ったように笑いながら言います
名塚佑:朽ち果てたバス停の標識を見る。「……東京はさ……一つの路線に、何本もバスがあるんだ」
名塚佑:「10分待てば次のバスが来るのは、最初のバスと違うバスだから……」
名塚佑:「……ふ、ふふふふふっ……」
朝比奈 望:「間違って乗っちゃったら、大変だね。」
名塚佑:涙目で笑う。「東京はいいよねえ。望」
朝比奈 望:「僕は、言ったことがないからわからないや。」
名塚佑:「ボクもだよ」
名塚佑:「……ボクも、行ったことない」
朝比奈 望:「……」
名塚佑:「東京に行ったなんて」
名塚佑:「嘘なの」
朝比奈 望:「ベイブレードも、エスカレータも、バスの話も?」
名塚佑:「全部、嘘……。ううん、違う」
名塚佑:「ベイブレードだけ本当だった。一人でやってた。また会った時、遊びたかったし」
朝比奈 望:「そっか…」
朝比奈 望:「嬉しいな。佑ちゃんはQ町でも東京でもないところに行っても、僕たちとまた遊ぶことを楽しみにしててくれたんだ。」
朝比奈 望:「ねえ、佑ちゃん。」
名塚佑:「……ん……」
朝比奈 望:「僕が、本当は戦いたくないように。」
朝比奈 望:少し聞きづらそうに
朝比奈 望:「佑ちゃんも、本当は魔術師としていたくはないと、思ったりするの?」
朝比奈 望:今まで、佑ちゃん以外に魔術師を名乗る人にあったことがなかった。
朝比奈 望:だけど、今回の事件であった清三さんも、ナザさんも、佑ちゃんとは在り方が根本的なところから違うような気がした。
名塚佑:「……ううん」望の手を取ります。
名塚佑:胸に手を当てさせる。「ボクの心臓を聞いて。望」
朝比奈 望:「え…えと…!」
名塚佑:「1。1。2。2。1……」心臓の鼓動を自分で数えている。
名塚佑:「……ね?もう、普通の体じゃないの」
朝比奈 望:ちょっと動揺したけど、東京ちゃんの眼を見ると、不思議と静かに音にだけ集中することができる
名塚佑:「ボクは名塚本家で“起源”に触れた。その時から魔術師になった」
名塚佑:「東京じゃなくて、本家でずっと修行をしてた。誰にも迷惑をかけないように、またこの町に戻ってこれるように――」
名塚佑:「ずっと、魔術の修行を」
朝比奈 望:「そうじゃないよ。佑ちゃん。」
朝比奈 望:「僕は今の佑ちゃんも好きだよ。でもね、昔の、魔術なんて知らない頃の佑ちゃんのことも大好きだった。」
朝比奈 望:「だから、だからね。」
朝比奈 望:「佑ちゃんには、もっと佑ちゃんが好きな佑ちゃんでいてほしいんだ。」
朝比奈 望:「この街から離れて、魔術の修行をしてた佑ちゃんが好きならそれでもいい。東京に行ってた佑ちゃんが好きならそれでもいい。」
名塚佑:「望……う、ううっ、望……!」
朝比奈 望:「だから、教えてほしい。」
朝比奈 望:「魔術師としてでも、友達ととしてでもいいから。」
朝比奈 望:「佑ちゃんを怖がらせる、悪いヤツがどんなやつなのか。」
名塚佑:「……わたし」
名塚佑:「わたしなんだ」
朝比奈 望:「…どういうこと?」
名塚佑:「ボクを殺そうとしているのは……わたし」
名塚佑:リバースハンドアウトを公開します!
GM:くるがいい!
■PC1(名塚佑) リバースハンドアウト(1)
・シナリオロイス:"青"のツキガミ 推奨感情:P信頼/N不信感
このハンドアウトはナザ・シルベストリが死亡した後であれば、いつでも開示可能。
このハンドアウト公開により、"魔境の毒蜘蛛"の情報調査難易度が20低下する。

君のもとにやってきた春月は、開口一番で自分の正体を明かした。
自分は"青"のツキガミだ。あなたの曽祖父、清三に言われてあなたを守りにきたのだ、と。

私は少しだけ未来を観る事ができる。君を狙う"結社"の魔術師――起源の十一、"右手"を宿す大達人《アデプタス・メイジャー》、ナザ・シルベストリなどは些細な問題にすぎないと、春月は言った。
あなたを殺しうるのは、もうひとりの貴方。
力に呑まれ怪物と化した平行世界の名塚佑。”魔境の毒蜘蛛”。
彼女はもう、殺して救うしかない。そして彼女を殺すには、あなたの力が不可欠だ。
一緒に町を守ってください。今度は私もうまくやってみせるから――。

彼女を信じるか、最後まで自分達の力だけでやり遂げるかは、君次第だ。
名塚佑:「――ボクが、“起源”の力を手に入れたのは、不幸とか、偶然とかじゃない」
GM:ということで、次のシーンは佑ちゃんのRHO回想シーンとなります。
名塚佑:顔を膝に埋めて呻く。
名塚佑:「分かるんだ。ボクが望んだからだ」
名塚佑:「……ボクが、願ってしまったから……」
朝比奈 望:「…それはきっと、悪いことじゃないよ。」
朝比奈 望:「佑ちゃんは、僕たちと一緒にいたいって願ってくれたんでしょ・」
名塚佑:笑う。「……うん」
名塚佑:望がそれを理解してくれていたことが、本当に嬉しかった。
名塚佑:「ボクの願いは、ずっと……そうだった」
名塚佑:「『みんなと友達でいたい』」
朝比奈 望:「それを悪いことだって言われたら、錬ちゃんだって、賢ちゃんだって、天音ちゃんだって、春ちゃんだって、コヨミちゃんだって、みんな怒っちゃうよ。」
朝比奈 望:「僕だって、怒ってるもん。」
名塚佑:「……ごめん」
名塚佑:「ごめんね……」
谷神錬磨:「……いや。気にするな」 いつの間にかそこにいる。
谷神錬磨:「俺も同じ願い方をする……と思う」
名塚佑:「……錬、磨」
水波賢哉:こちらはバス停の雨除けの後ろに寄りかかってる。いつからか黙って聞いていたらしい。
春月瑠璃:「はあ……やっと見つかった」 木陰から出てくる。
春月瑠璃:水を差すつもりはないらしい。そのまま、少し離れたところで君たちを静観している。
朝比奈 望:「だよね。」
名塚佑:「し、知られたくなかった」
名塚佑:「前の、何も起こらなかったときみたいな友達でいたかった」
名塚佑:「お互いの秘密を握って、子供の時みたいにいられなくなるなんて、ボクの願いじゃなかった」
谷神錬磨:「……なぜだ? いまは違うのか?」
名塚佑:「だから、ずっと隠していたかった・…」
水波賢哉:「さて、僕は幼馴染同盟から外れるから、その分、率直に言うけどさ」
水波賢哉:「知られたくないにしてもさ。そんな願いに罪悪感を感じるのは、ちょっと環境良くないんじゃない」
水波賢哉:「まあ、それに、こいつら、隠される方が嫌だって人種だしね。間合い取れないから!なぁ」
谷神錬磨:「……」 少し考える 「そうかもしれない。……変わることが嫌だった。そのくらいなら、俺にもわかる。だが……」
朝比奈 望:「そうだね。僕は、この力を佑ちゃんたちに話すことが出来たのは、嬉しかったな
谷神錬磨:「結局、それでも俺は、名塚の友でいようと思っている。それは変わらない」
名塚佑:「……そう言うと思ってた。だから、ずっと……怖かった……」涙を落とす。
名塚佑:きっと許してくれるだろう。けれどお互いが知ってしまえば、もう知る前には戻れないから。
名塚佑:許すことも許されることも、頭にもよぎることのない、子供の頃のようにいたかった。
名塚佑:「……錬磨。敵は……敵は、わたしなんだ」
水波賢哉:「うん。良い奴だよな、お前ら。朝比奈も谷神もさ」
名塚佑:「“起源”の力を望んで、こうならなかった、わたし――」
谷神錬磨:「そうか。敵は名塚か……」 そのまま受け止める。
名塚佑:「ボクが友達なら、わたしは友達じゃないのかな?倒すしかないのかな」
朝比奈 望:「……」
名塚佑:「どっちが本当かなんて、わからない。ボクは……」
名塚佑:「ボクの友達が名塚佑と戦う姿なんて、見たくない」
谷神錬磨:「……」 答えられない。目の前に立てば、戦うだけだ。名塚佑を助けられるような答えを持っていない。
朝比奈 望:その言葉を聞いて悩んでると、パーカーのポケットからポロリとメモが落ちてきます。
GM:なら、メモに書かれている内容がちらりと見えるでしょう。
■"魔境の毒蜘蛛"について <情報:噂話/裏社会><知識:魔術> 難易度25→5
■"毒蜘蛛"の攻撃について <情報:噂話/裏社会><知識:魔術/レネゲイド> 難易度27→7
GM:書かれている内容はこれです。
朝比奈 望:やったー!攻撃について!
水波賢哉:「…おい、なんか、落ちたぞ、朝比奈」
朝比奈 望:敵を知り己を知れば百戦ヒャッハー!!
GM:情報判定をどうぞ。上段だけ抜けばクライマックス突入条件が整います。
朝比奈 望:「あ、これ、清三さんからもらったメモだ。」
朝比奈 望:「清三さんには開かずに捨てて言われて、そのままにしちゃってたんだ。」
朝比奈 望:最初にもらった時のままクシャクシャだけど、でも、あれだけの戦いがあったのに未だただクシャクシャなままのメモをみて、不思議に思ったりする
谷神錬磨:「魔術師の落としたものだ。……手掛かりになるかもしれない」
水波賢哉:「レネゲイドによる遅延攻撃の類はあるかも知らないけどな」
谷神錬磨:つまり朝比奈くんが読まないなら、錬磨が挑むつもりだ
水波賢哉:メモをちらっと見やる。
水波賢哉:「開けるな、か。ん、ちらっとだけど魔とか蜘って文字が見えないか?」
朝比奈 望:「開いても。いいのかな?」
名塚清三:「……おや! まだ読んでないのかい朝比奈くん」 のこのこと出てくる。
朝比奈 望:「だって清三さんが開くなって言うから。」
名塚清三:「"絶対読むなよ"っていうのは、若者からすると"読んでいいよ"の意味じゃなかったのかね?」
谷神錬磨:「そうだったのか」
名塚清三:「まさか……私の……知識が、古い……?」
名塚佑:涙目だが、少し不機嫌な顔になります。
水波賢哉:「…成程ね。流石にご高齢っていう事だな、これは」
朝比奈 望:「……佑ちゃんが清三さんに冷たく当たる気持ちが少しわかった気がしました。」
水波賢哉:「よし。谷神読め!僕が許す」
名塚清三:「ひどいなあ。万が一を見越してわざわざ書いておいたのに。危険を冒して……」
GM:そういうことで、情報収集判定をどうぞ。難易度は5と7。
谷神錬磨:「読んでみよう」 判定するつもりだ!
■"魔境の毒蜘蛛"について <情報:噂話/裏社会><知識:魔術> 難易度25→5
■"毒蜘蛛"の攻撃について <情報:噂話/裏社会><知識:魔術/レネゲイド> 難易度27→7
GM:東京ちゃんのRHOの影響で、難易度は-20されてます。
GM:ああ、すみません……"元"東京……でしたね
名塚佑:RHO最高~~
谷神錬磨:4dx+2=>7
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 9[3,4,7,9]+2 → 11 → 成功

谷神錬磨:エグザイルパワー!
GM:成功!
名塚佑:違う~~ッ!俺は東京だァ――ッ
名塚佑:俺の名を言ってみろ!!!
朝比奈 望:落ち着いて本家ちゃん!!
GM:"魔境の毒蜘蛛"について も挑んでくれ!
名塚佑:ギャアーッ!
GM:あとは佑ちゃんか朝比奈くんかな。
名塚佑:私が振ってもいいですけど
GM:(収集手番が残っているのは)
谷神錬磨:本家帰りパワーを見せてくれ!
名塚佑:社会強者用の情報が出てくる可能性もありますよね
朝比奈 望:じゃあ、おいどんがごわすしてもごわすか!
谷神錬磨:せごどん!
名塚佑:いや、でもストーリー的には私が振ったほうがいいのかなw
GM:情報はこれで最後なので、安心していいですw
GM:好きな方が振れ!
名塚佑:じゃあ私がチェスト関ヶ原します
朝比奈 望:じゃあ、本家ちゃんお願いします!
名塚佑:6dx 本家――ッ
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[4,6,9,9,10,10]+5[4,5] → 15

GM:つよいなー
名塚佑:チェイテ姫路城!
GM:コレに加えて、夢の雫とかいう後乗せエフェクトがあるので
GM:まあ最悪……RHOが公開されなくても、トリガー情報だけは自力で抜けるのでは?みたいなバランス調整でした。情報を開示します。
■"魔境の毒蜘蛛"について

ナザを殺害したのは、次元を超えて平行世界からやってきた殺戮のジャーム、"魔境の毒蜘蛛"。
ヒトだった頃の名前は、名塚佑。
"起源"の力に呑まれた平行世界の名塚佑が、更に自分の世界のツキガミや魔術師を吸収したものである。

"起源"の暴走により、平行世界のQ町は跡形もなく壊滅。死の荒野と化している。

"毒蜘蛛"の目的は『全世界、全宇宙、全分岐における名塚佑の完全抹殺』。
あくまでも己の手による殺害に固執しているため、邪魔者がいればそちらから排除する。
現在はQ町中央、月代神社に空間の裂け目を作り出し、そこに潜んでいる。

GM:ゲーム的にはエネミーエフェクト《時空の裂け目》の効果です。出入り条件はこちらの世界の名塚佑が一緒にいる事。
名塚清三:「ほら、私がヒミツの儀式で結界を張っていただろう?」
名塚清三:「あれはナザ・シルベストリ対策なんかじゃない。魔境の……」
名塚清三:「……この呼び方は嫌いだな」
名塚佑:「……」
名塚清三:「あちらの世界の佑を、この世界から逃さないためだ。なにせ空間を渡ってこっちの世界に来たんだからね」
名塚清三:「結界の維持も骨が折れるから、私は戦いでは役に立たない。小粋なトークができるだけのおじいちゃんだと考えてくれたまえ!」
名塚佑:「喋らなくていい!」なんかバス停にあった適当なオブジェクトを投げます!
名塚佑:ベチャーッ
名塚清三:「痛い!」
谷神錬磨:「小粋なトークは必要ないと思う」
水波賢哉:「それが必要って言う気持ちは分からないでもないけどさ」
水波賢哉:「TPOは考えるべきだよな」
水波賢哉:思うところあるのかうむと頷く。
GM:もう一つの情報も開示します。
■"毒蜘蛛"の攻撃について
"声"とツキガミの力が合わさり、いくつかの極めて強力な攻撃を保有している。
的確な対処が必要となるだろう。

・Eロイス"鏖殺の瘴気"
瘴気をばらまき、空間そのものを侵蝕して破壊する技。
ゲーム的にはEロイス"殺刃圏"……の強化版。クリンナップに【20d10】のHPダメージを与える。
春月のアドバイスに従う事である程度の回避が可能だが、限度はある。

・Eロイス"破滅の呼び声"
HPが0になった時にオートアクションで発動。
即座にメインプロセスを行う。

・エフェクト《魂喰い》
誰か1人が蘇生した瞬間、オートアクションで発動。即座に【9999】のHPダメージを与える。
ゲーム的には殺戮アージエフェクト《アポトーシス》……の強化版。
このエフェクトで死亡した対象が復活しなかった時、対象の持つエフェクトをシナリオ終了まで一つ奪う。
シナリオ3回まで使用可能。
名塚清三:「万が一……あらゆる万が一に対処しなければならなかった。彼女に気づかれる可能性を考えると、表立って説明はできなかった」
名塚清三:「だから、こういう迂遠な形でメモを残したんだ。まあ、杞憂に終わったようだけどね」
GM:ということで、ここからは質疑応答タイムになります。
朝比奈 望:こわ…
GM:今回の事件は、不可解な事が多すぎる。この段階に来てもなお、君たちの中にはいくつか謎が残っているかもしれない。
GM:それらを問いただしてもいいでしょう。
GM:もちろん、用事がすべて済んだのなら、毒蜘蛛のいる月代神社に行っても構わない。
春月瑠璃:「私がサポートするわ。"毒蜘蛛"の攻撃は、あなた達ならある程度避けられると思うけど……限度はある」
春月瑠璃:「行きましょう。彼女は月代神社にいる」
朝比奈 望:「清三さん、その佑ちゃんは、もう僕たちの知ってる佑ちゃんじゃ、ないんだよね。」
名塚清三:「そうだね」
名塚清三:「いや。でも、そうだな」
名塚清三:「それでも佑なんだよ。きっとね」「変わり果ててしまっても……彼女は、佑なんだ」
名塚清三:「私の大事な家族なんだよ」
朝比奈 望:「そっか、じゃあ、僕たちの大事な友達でもあるんだね。」
名塚佑:「……なんで、ボクを殺そうとするんだろう」
名塚佑:「どうして、憎んでるんだろう」
名塚佑:「恨んでるのかな」
春月瑠璃:「……彼女が抱いているのは、罪悪感。そして責任感よ」
春月瑠璃:「"自分がいなければ、Q町が滅びる事はなかった"」
春月瑠璃:「"自分がいなければ、望たちが死ぬ事もなかった"」
春月瑠璃:「"自分さえいなければ"」
春月瑠璃:「――"お前さえいなければ"」
名塚佑:「……っ!」
名塚佑:唇を噛む。自分の選択に対する後悔。“起源”を求めてしまった後悔。
名塚佑:それは何よりも自分自身がわかっていることだからだ。
朝比奈 望:「……」
水波賢哉:「…………これ、平行世界の僕達は負けたのかな。いや、あっちのQ町に僕がいたかは分からないけどさ」
名塚清三:「どうだろうね。それは、"あちらの佑"と話せばわかるかもしれない」 水波くんに。
水波賢哉:「そうか。じゃあ、僕はいなかったんだと思う。ことにする」
名塚清三:「ん、なんでだい?」
水波賢哉:「いたら、こうなってはいなかった。だから、こっちでは僕と言うイレギュラーが止めるさ」
名塚清三:「ははあ。さては君、凄まじい自信家だな?」
水波賢哉:「多分だけど、お爺ちゃん程じゃないんじゃないかなぁと」と、半分強がって笑みを浮かべる。
朝比奈 望:ちょっと辛そうなにみえる佑ちゃんに声を掛けたいです。
GM:OKです。たぶん、これが戦いの前の最後の会話だろう。
朝比奈 望:「佑ちゃん」
名塚佑:「……ん」
朝比奈 望:「もう一人の佑ちゃんが、佑ちゃんのことをどう思ってても。」
朝比奈 望:「僕たちは、"佑ちゃんがいてくれてよかった”って思ってるよ。」
名塚佑:「……分かってる」
名塚佑:「分かってるよ。だから……ボクも、本当のことを言うね」
朝比奈 望:「だから、たった一人で佑ちゃんがいなければいい思ってる人に負けるわけないよ。多数決で、圧勝だもん。」
名塚佑:「ボクはみんなが死んでしまってもいいと思ってた」
名塚佑:「だから、あんなに強い“赤”に、望を向かわせるような言葉をかけもした」
名塚佑:「たとえ……ボクや望たちが死んでしまったって、最後まで『友達だった』と思えるなら」
名塚佑:「それは引き換えにしてもいい対価だから」
朝比奈 望:「ひどいなあ」
名塚佑:「うん。だから……向こうのわたしが思っていることも分かる……分かるの……」
名塚佑:「願いが叶わなかったなら……別の世界のボクの願いを、叶えようって……」
名塚佑:「みんなに、友達だったって思ってもらえたまま……秘密を知られないまま、死んでいくなら……そう、思うはずだから……」
朝比奈 望:「ありがとうね。」
名塚佑:「え……?」
朝比奈 望:ここでこんなことをいうのは変かもしれない。でも出てきたのはそんな言葉だったし、それでいいと思った
朝比奈 望:「そんなに思い詰められるほどに知られたくなかったことを、僕たちに話してくれて」
朝比奈 望:「ここにいる佑ちゃんは、きっともう一人の佑ちゃんにも、他の佑ちゃんにはできなかったをやれたんだよ。」
名塚佑:「ごめん……ごめんね……」
名塚佑:これで願いは叶わなくなった。何も知らないままの友達ではいられなくなった。
朝比奈 望:「僕は、そんな佑ちゃんの友達でいられたことがとても嬉しいし、誇らしい。だから、ありがとう。」
名塚佑:「望……いつも、ごめんね……」全てをその願いのために使おうと決めていたのに。
朝比奈 望:「あ、ありがとうって言ってるのに、謝らないでよ……!こっちこそ、変なこと言ってごめんね?」
名塚佑:泣きながら謝る。
朝比奈 望:ちょっと困ったようにした後
朝比奈 望:「うん、いいよ。許してあげる。だから、佑ちゃんも自分を許してあげて。」
朝比奈 望:と言います
水波賢哉:「むこうはいい感じになったかな。朝比奈のああ言うところは本当に良いね」守らなきゃなと小さく呟き。そして清三さんの方を向こう。
水波賢哉:「質問いいかな?聞きたいことがあるんだけどさ」
名塚清三:「そうだねえ。佑は本当に良い友達を持ったみたいだ」
名塚清三:「こういう時に、抜け目なく質問してくる君も含めてね。何かな?」
名塚清三:「何でも答えるよ」
水波賢哉:「コヨミちゃんが今、本当はどうなってるか?貴方なら知ってるんじゃない?」
春月瑠璃:「……」
名塚清三:「うん、知っている。ずっと気にしていたのかね?」
水波賢哉:「まあ、聞かれるだろう。って予測はしてたでしょ。魔術師(佑ちゃんの師匠)だもの」
名塚清三:「ははは、それはその通りだ。魔術師の強さは、認識する現実の強さだからね」
名塚清三:「あらゆる現実を見据え、あらゆる予測を立てる……それが魔術師さ」
名塚清三:言いながら、ちらりと春月の方を見る。
春月瑠璃:「……大丈夫。今のところは」
春月瑠璃:「彼女が感づいた様子はない。説明する余裕は……あるわ。多分」
名塚清三:こくりと頷き、水波くんに向き直る。
名塚清三:「水波くん。逆なんだ」「月代コヨミが消えたんじゃない」
名塚清三:「世界から消えたのは君たちだ」
水波賢哉:「なんだって?」
名塚清三:「――月代コヨミは今、君たちと一緒に事件を解決している」
名塚清三:「彼女はこの事件の裏のレイヤーで、本来の事件。"結社"のナザ・シルベストリと、彼女の手駒になった"青"のツキガミと戦っている」
名塚清三:「そういう偽装プログラムを走らせている。いま彼女は、偽物の君たちと共に動いている」
名塚清三:「だから私も、春月くんも……堂々とこの世界に姿を晒せている。月代コヨミに悟られる事なく」
GM:君は彼の言っている事がわかるかもしれないし、よくわからないかもしれない。
GM:『彼女に気づかれる可能性を考えると、表立って説明はできなかった』と、メモの説明の時に清三は言った。
GM:『彼女』。――"毒蜘蛛"ではない。
GM:清三たちは、月代コヨミに気づかれる事を警戒している。
水波賢哉:額に手を当てて嘆息。どうも現実感が沸かない答えだ。
水波賢哉:「お前達、僕に優しく説明出来そう?」と皆を見回す。
谷神錬磨:「なるほど。コヨミではなく、消えたのは俺たちの方……か」
谷神錬磨:「……待て、水波。これ以上、どういう説明がある……?」
水波賢哉:「いや、だとすると、この世界はなんなの?とか、ほらあるじゃん」
谷神錬磨:「”この世界はなんなの”……? 難しい問いかけだ……」 ひとりで悩み始める
名塚佑:「ヨミ姉ちゃんは、無事なの?」
朝比奈 望:「僕たちが消えたってことは、コヨミちゃんも僕たちを心配してるってことだよね?」
朝比奈 望:「じゃあ、早く帰って安心させてあげないと…?」
名塚清三:「いや、そうでもない。彼女視点では、君たちと常に一緒だからね。今まで通り」
名塚清三:「……よし。ひとつずつ質問に答えていこう」
名塚清三:「まず君たちは、Q"市"――――」
春月瑠璃:「清三さん!」
GM:清三が口を開いた時だ。
GM:ザリザリと周囲の風景が、一瞬だけ霞む。
GM:世界に被さっていた幕が剥がれるように、一瞬だけ違う世界の光景が見えるだろう。
谷神錬磨:「……それどころでは無さそうだな」
水波賢哉:「また、僕の発言は地雷だったか!?」
朝比奈 望:「Q"市"…?」
GM:場所は先程と同じ、UGN演習場。
GM:操られている春月……"青"のツキガミ。
月代コヨミ:『――気をつけろ望! "青"の力は未来視だ!』
GM:戦っている君たち四人と、月代コヨミ。
GM:すぐにその光景は消える。
名塚清三:「……すまない。何でも答えると言ったが、あれは間違いだった」
名塚清三:「少しだけ時間がほしい。そう、君たちが"向こうの佑"を倒している間に……場を整えておくよ」
朝比奈 望:「コヨミちゃん…!」
朝比奈 望:「清三さん、今のは!?」
名塚清三:「本来の事件だよ望くん。覚えていないかな?」
名塚清三:「君たちが解決した、本来の事件だ。"Q市"の」
GM:清三が嘆息する。詳しく説明をしたいが、この場ではそうもいかない――そんなふうに見える。
名塚清三:「この事件が終わったら、すべて説明する。Q市の事――月代コヨミの事。君たちの事」
名塚清三:「約束する。だから今は、"向こうの佑"を止めてきてはくれないか?」
名塚清三:「……ここで話すと、月代コヨミに気づかれる可能性がある」 ぼそりと言う。
朝比奈 望:わからない。だけど、聞いたことのない、身に覚えにないはずの"Q市"という地名が、ひどくなじんだものであるかのようにも聞こえる
朝比奈 望:「約束、ですよ。」
名塚清三:「ああ。魔術師は約束を守るものだからね」
名塚清三:「言霊。口約束には強い力がある。違えないよ」 望くんに笑う。
名塚清三:「そうだ。最後に」
名塚清三:君たち四人に向き直る。
名塚清三:「"向こうの佑"。もはや彼女に……彼らに止まる手段はない」
名塚清三:「殺してやる以外にはね」
名塚清三:「ひ孫をよろしく頼むよ」 頭を下げる。
GM:清三はそう言って、結界の制御の為に別の方へ向かいます。特に君たちが止めなければ、彼はこのまま去るでしょう。
朝比奈 望:「はい」
朝比奈 望:一瞬の逡巡のあと、そう応える
谷神錬磨:「相手が誰にしろ、敵対するならば、俺はやるだろう。それはどこの世界でも同じだ。……任された」
水波賢哉:「決闘へのカウントダウンはもう終わりを告げたって事か。いいさ。やるよ。出来るさ。そう、僕にならね」

名塚佑:「――ひいおじいちゃん!」
名塚清三:「ん?」 立ち止まる。
名塚佑:「やっぱり、ひいおじいちゃんは、ひどいよ」
名塚佑:「嘘ばっかり……隠し事ばっかり……」
名塚清三:「うん。よく言われる」
名塚佑:ぐ、と涙を拭う。「ひいおじいちゃんなんか、大嫌いなんだから」
名塚清三:「私はお前の事が大好きだよ。佑」
名塚清三:「がんばりたまえ」 歩いていきます。
名塚佑:「……うん」
GM:魔境。それは力の淀み。
GM:魔境。それは暴走の終着点。
GM:――人のこころを失った、悲しき少女の成れの果て。
GM:止めるしかない。
GM:殺すしかない。

GM:シーンを終了します。ロイス、購入が可能。
GM:これが最後の購入チャンスかな。
谷神錬磨:応急手当キットを買ってきます!
朝比奈 望:応急手当
朝比奈 望:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,4,10]+7[7] → 17

朝比奈 望:いえいえい
谷神錬磨:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 9[1,1,3,9]+1 → 10 → 成功

朝比奈 望:2d10+17
DoubleCross : (2D10+17) → 5[1,4]+17 → 22

名塚佑:何か買ってほしいものがある人いますかー?
谷神錬磨:使います。
谷神錬磨:2d10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 15[6,9]+6 → 21

谷神錬磨:OK!
朝比奈 望:とくに!
水波賢哉:強化素材が欲しいが優先順位は最低ラインで化です
谷神錬磨:じゃあ、両手剣が欲しいです
名塚佑:イエス!じゃあこのバス停を……
名塚佑:ひっこぬいてやるぜ~~ッ!
名塚佑:6dx>=13 両手剣を購入します。
DoubleCross : (6R10[10]>=13) → 7[3,3,6,6,7,7] → 7 → 失敗

谷神錬磨:両手剣があれば…攻撃力が5も上がる!
谷神錬磨:これが……
名塚佑:アヤヤーッ!?
名塚佑:《夢の雫》!購入します!
谷神錬磨:東京パワーが……!
名塚佑:侵蝕3でダメージ+5と思えば
名塚佑:やすいもの!
水波賢哉:じゃあ強化素材をば。
水波賢哉:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 9[5,7,9]+4 → 13

谷神錬磨:い、いただきます! ありがたく!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:93->96)
GM:侵蝕が安いw
水波賢哉:財産使っても1足りないな。以上です。
名塚佑:水波くんと私が
名塚佑:買い物逆だったらよかったですねw
GM:ロイスとかはないかなー?
水波賢哉:ですねw
谷神錬磨:こちらは以上!
名塚佑:私は最後の一枠を空けておかなければならない気がする!
水波賢哉:クライマックスに出る奴にとるかもしれないので無しー
GM:アイヨ!
GM:じゃあ、正真正銘最後のミドルシーン。東京ちゃんのRHOシーン……回想シーンですね。
GM:回想なので、侵蝕アップは無しです。

ミドルフェイズ08 - RHOシーン:名塚佑

GM:登場PCは佑ちゃんのみ。
名塚佑:アヤーッ
GM:時系列的には、今回のOPの少し前。自宅にいた君を春月が迎えに来るシーンです。
GM:丁度両親は不在だ。呼び鈴に応じた君が玄関を開けると、見知らぬ女性が立っていた――そんな感じかな。

名塚佑:「……誰?」寝間着姿だ。
春月瑠璃:「あ……UGNから派遣された、春月瑠璃よ」
春月瑠璃:「ごめんなさい。寝てた?」
名塚佑:「う、うん……。UGNの人?ですか?」
名塚佑:「……???」
名塚佑:事件の心当たりはない。
春月瑠璃:「三つ、伝える事があるの」
春月瑠璃:「まずひとつ目なんだけど」
名塚佑:「はい」
春月瑠璃:「……あなたのもとに、届いているわよね」 「脅迫状が」
名塚佑:「……!」
名塚佑:(【――殺すしかない】)
名塚佑:「どこで」反射的に伸ばした手を、もう片手で止めている。
名塚佑:「どこで、知った」
春月瑠璃:「私はなんでも知っているわ。私は――」
春月瑠璃:「"青"。私は、町を見守るツキガミの一側面――未来視の力を持つ、"青"のツキガミだから」
春月瑠璃:「あなたの曽祖父――名塚清三に言われて、脅迫状の主から貴方を守りに来たの」
名塚佑:「ツキガミ。青。春の……青。ヨミ姉ちゃんの認識のひとつが……あなたに」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「うん。ほんとに見守るだけだけどね」 苦笑する。
名塚佑:「ひいおじいちゃんも、いるの?そんな……う、うう……」
GM:見た目は"黒"や"赤"とは違います。コヨミとはまるで似つかない。
名塚佑:(【ここで消さないと駄目だよ。UGNなら、きっと望や錬磨にもこのことを言う】)
名塚佑:(【そうなってしまえば、願いは叶わない。昔のような友達でいられない】)
名塚佑:「うるさい……うるさいから……」口の中で呟く。
名塚佑:「……ボクは、どうすればいいの?」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……真犯人を倒す。あなたの命を守るためにも、あなたのヒミツを守るためにも、それしかない」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「脅迫状を送りつけている犯人を、ね」
名塚佑:「わかった」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「――犯人の心当たりは、ある?」
名塚佑:頷く。魔術師としての合理も、名塚佑としての認識も、そうしろと言っている。
GM:心当たりはないかもしれない。
GM:あるいは、君なら――幾度となく脅迫状を受け取っているうちに、真相にたどり着いているかもしれない。
名塚佑:「わ……わからないよ……」
名塚佑:「ボクの部屋に、いつのまにかあるんだ。脅迫状なんて……」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……」 じっと佑を見ている。
名塚佑:「誰も、置けるはずがないのに……どんなに事実を追跡したって……」
名塚佑:「誰も居ないはずなんだ……」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……そうね。彼女は、こちらの世界の住人じゃないもの」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「次元を超えて手紙を送っている。それも、徐々にこちらの世界と波長を合わせてきている」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「最初は読めなかった手紙も、もうだいぶ読みやすくなっている。そうよね」
名塚佑:「わからない。何言ってるのか……ぜ、全然」
名塚佑:「彼女って誰?どうしてボクなんかを狙ってるの?」
名塚佑:「東京……東京のことなんて……」
名塚佑:(ボクしか執着していない……何の意味もない、嘘なのに)
"青のツキガミ"春月瑠璃:「そうね。東京の事なんて、あなたしか執着していない」 心を読むように。
"青のツキガミ"春月瑠璃:「だからなの。彼女の名は、"魔境の毒蜘蛛"」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「人間だった頃の名前は、――――」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「名塚佑」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「平行世界で"声"の力に呑まれたもう一人のあなた。世界の贖罪の為に、あらゆる世界の自分を殺戮して回る怪物……それが今回の敵よ」
名塚佑:「うっ」
名塚佑:「うううっ、う」よろけて、ドアの枠に寄りかかる。
名塚佑:「違う。違う違う……そんなの、違う……」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……しっかりして。可能性の一つに過ぎない」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「あなた自身が将来、かならず堕ちるわけではない。それは確かよ」
名塚佑:「どうすればいい?春月……さんが、それを倒してくれるの?ボク一人で殺らなきゃいけないの?」
名塚佑:「だって、ボクだ……そんなの……もしも、望や錬磨に見られたりしたら……!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「私は無理。戦闘向きじゃないもの……貴方だって同じなはず」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「朝比奈望。谷神錬磨、水波賢哉。彼らの手を借りるしかない」
名塚佑:「駄目……駄目、駄目、駄目……!」
名塚佑:「町がどうとか……ボクが死んでも、関係ない!知られたくない!」
名塚佑:「友達のままでいたい!そ、それだけなのに!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……それでも! 立ち向かうしかないの!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「これからも友達で居たいなら……未来を掴み取りたいなら。戦うしかない!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……お願い。私も全力で協力するから。命だって惜しまない」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……今度は私もうまくやってみせるから……」
名塚佑:「違う!何も分かってない!『これから』なんていらない!命や未来なんて、ただの対価でしかない!」
名塚佑:「ボク……ボクが、やればいい……!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「…………」
名塚佑:「水波くんなら、守ってくれる。ボク一人で勝ち目がなくたって」
名塚佑:「望や……錬磨は、絶対に、巻き込ませない……!」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「もし、今回の戦いで失敗したら」 意を決したように言う。
"青のツキガミ"春月瑠璃:「全員死ぬわ。あなただけじゃない」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「谷神錬磨、水波賢哉、朝比奈望――あなたを含む全員が、Q市に生還することはできない」
名塚佑:「……」
名塚佑:「方法は、探すよ……どんなに、小さな可能性だって」
名塚佑:(【殺してしまえばいい】)
名塚佑:(【望や錬磨が事実を知る前に終わらせれば、何も知らせずに済むよ】)
名塚佑:(【魔術師の願いは一つしか叶わないと、知っているでしょう?】)
名塚佑:「ボクは、魔術師だから」弱々しく微笑む。

クライマックス

GM:次のシーン。
GM:クライマックスです。全員登場。
朝比奈 望:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 2[2]+86 → 88

朝比奈 望:皆殺しだー!!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8(1D10->8)した (侵蝕:96->104)
水波賢哉:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 5[5]+86 → 91

谷神錬磨:1d10+95
DoubleCross : (1D10+95) → 4[4]+95 → 99

谷神錬磨:セーフ!
GM:----
GM:ア!
GM:重大な事をRハンドアウトシーンでいい忘れてた!
GM:すげー重要だぜ兄貴!
GM:"魔境の毒蜘蛛"は、Eロイス"不滅の妄執"を持っています。
GM:特定条件が満たされない限り、HP30で復活する。復活の回数制限なし。というものです。
名塚佑:( 'д')なんだいなんだい
名塚佑:なっ
朝比奈 望:こわ…
谷神錬磨:なっばっ 強すぎるぜ
GM:特定条件は、名塚佑が毒蜘蛛の半径30m以内に居ること。
GM:同じ"起源"を持つ者だけが、彼女の時空の裂け目を開く力を持ち……平行世界移動すら可能にする時空歪曲能力を無効化できる。
GM:そういう理屈です。
GM:ナザはこれによってジリ貧になって死にました。
名塚佑:いいだろうこの野郎……どこからどうやって時空歪曲能力なんか手に入れたか分からねーが……
名塚佑:時空ごとブン殴っちまえば関係ねーってことだなァ――ッ!!
GM:そういうこと!
GM:そういうわけで、月代神社。
GM:君たちはいま、時空の裂け目の前にいる――丁度扉くらいの大きさの不気味な赤い亀裂が、ぽっかりと空中に浮かんでいる。
"青のツキガミ"春月瑠璃:「私はここまで。中に入っても足手まといになるだけだから」
GM:準備ができたなら、君たちはいつでも裂け目の中に入れます。
GM:"毒蜘蛛"の結界の中に。
朝比奈 望:「ん、ありがとう。春月さん。」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……ごめんね。ツキガミとか大層な名前なのに、結局何もできない」
谷神錬磨:「行くか」 いつもの小太刀ではなく、その身につりあう長大な太刀を担いでいる。
水波賢哉:「でも、サポートは出来るんでしょう?期待してますよ。僕は直接攻撃の対処以外はからきしなんでね」
名塚佑:「……ごめんね」
名塚佑:「ボクのわがままで、ずっと困らせてばっかりで」
名塚佑:「それを対価に決めたはずなのに、結局、ボクの願いも叶えることができなかった」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……堕ちた自分を倒すというのは、本当に辛いことだと思う」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「負けないでね。佑ちゃん」
名塚佑:「……“青”は……ずっと、ボクのことを……心配してくれて……」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「……佑ちゃん」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「私は、別にいいの。少しでも佑ちゃんの役に立てるなら嬉しいし」
名塚佑:「……願いが破れて。たった1つの魔術が叶えられなくなって」
名塚佑:「ボクは、ようやく――はじめて、他の誰かのために戦えると思う」
名塚佑:「信じていて。“青”」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「うん」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「信じてる。あなたは強い子だって知ってるから」
名塚佑:頷く。春月さんを置いて、戦いの場に踏み出していきます。
水波賢哉:「しかし入場ゲートが血の色って言うのは縁起が悪くない?……精神攻撃としては中々かな」左手には何時もの刺突剣。夜の光を反射し冷たく輝く。
谷神錬磨:「先に行くぞ」 無造作に踏み出している
朝比奈 望:「春月さんは、これが終わったらコヨミちゃんのところに戻れるんですか?」
朝比奈 望:最期にちょっと聞いてみる
"青のツキガミ"春月瑠璃:「…………」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「そうね」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「"戻る"ことになるかな?」 にこりと笑う。
"青のツキガミ"春月瑠璃:「彼女は、ツキガミ。私達の器だもの」
朝比奈 望:「そっか…うん。」
朝比奈 望:「本当に、ありがとうございました。」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「うん」
"青のツキガミ"春月瑠璃:「話しかけてくれて、ありがとう」
水波賢哉:「よし。いくか、朝比奈。ま、決闘場を用意してくれてるって言うのは分かりやすい。ちょっと僕も今日はやる気だ」
水波賢哉:入りますね。
朝比奈 望:「……?」
朝比奈 望:「うん、行こう。」

GM:裂け目を通った先。
GM:そこは、ボロボロになった神社跡地だ。かろうじて神社だったという事がわかるくらいの。
GM:あとは、荒野。
GM:一面の荒野。
GM:――"毒蜘蛛"が最後に見た光景。
GM:破滅したQ町。
GM:君たちの前。神社の境内に、一人の少女が佇んでいる。
朝比奈 望:「ここが、僕たちの町…なの…?」
谷神錬磨:「……風が、凪いでいるな」
"名塚佑":「そうだ」
GM:名塚佑と瓜二つ。いや、本人だ。
GM:君たちを見据えている。
"名塚佑":「私が……名塚佑が滅ぼした、Q町」
"名塚佑":「自戒の為に。けして忘れないように。私は、ここを拠点にしている」
朝比奈 望:「佑ちゃんがそう言うってことは、きっと、そうなんだね。」
朝比奈 望:ちょっと悲しげに言う
名塚佑:「ああ……わたし……」
名塚佑:「別の可能性の、わたし……」
水波賢哉:「やぁ、初めまして?それとも既に知った顔かな?」
"名塚佑":「よく知っている。水波賢哉……キミとこうして挨拶するのは、157回目だ」
"名塚佑":「殺すのは、158回目になるだろう」
水波賢哉:「何をやってる僕は。157回も敗北してるんじゃないよ。恥を知れ。それか、無駄死にではない気概を僕に寄越せよ」
"名塚佑":「……何故だ?」
"名塚佑":「何故どの世界でも、私を守ろうとする?」
"名塚佑":「名塚佑ひとりを差し出せば、それで終わる話なのに」
水波賢哉:「そうだな。仮に、どの世界の僕も僕だとして」
"名塚佑":「……」 ぼんやりとした視線を水波くんに向ける。
水波賢哉:「誰かに言われ与えられる未来の平穏じゃなく、この手で幸福を掴み取る、その未来を望むんだ。たとえ、魂を焦がし尽くしてもね」
水波賢哉:「そういう性分(さだめ)なのさ、きっとね」
水波賢哉:「150回は聞かされたんじゃない?」
谷神錬磨:「そうか。どの世界でも、俺たちは名塚の友ということか。……いい話を聞いた」
"名塚佑":「…………聞いた。お前たちは、いつもそう言う」
"名塚佑":「望、錬磨。無駄だと知りつつ聞いておく」
"名塚佑":「その名塚佑を差し出せば……お前たちの命は取らない」
"名塚佑":「どうする」
谷神錬磨:「なんの取引にもなっていない……」
谷神錬磨:「そちらの世界の谷神錬磨は、それに応じる人間だったのか? こちらは違う」
朝比奈 望:「そう言ってくれるってことは、きっと佑ちゃんも僕たちを殺したいわけじゃあないんだよね。」
"名塚佑":「……殺したいのは名塚佑一人」
"名塚佑":「忠告は、した」 足元から赤い光が立ち上る。
名塚佑:「ああ、ボクは……」
名塚佑:「ボクは、ずっと弱かったんだね」
名塚佑:「どの世界でも、隠し通すことができてなかった。自分一人で死んでしまうことも……」
名塚佑:「……」
朝比奈 望:「ごめんね。何度も辛い思いをさせて。」
朝比奈 望:「だけど、これできっと、終わらせるから。」
GM:少しずつ、"名塚佑"の身体が変容していく。
GM:巨大な蜘蛛。
GM:その頂点に、名塚佑の身体がある――磔にされた罪人のように。
名塚佑:「――そんな姿になるまで、ボクは」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「そうだ。私は弱かった……だからQ町が滅んだ」「私のせいで滅んだ」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「終わらせる。そうだ、終わらせるんだ」「私が終わらせないといけない」
GM:三つの影が現れる。
弓の使い魔:蒼い炎を噴き出す弓を構えた少年。
剣の使い魔:蛇腹状の剣を携えた少年。
殺の使い魔:小太刀を構えた大柄な影。
GM:朝比奈、水波、谷神。君たちの姿だ――おそらくは、"向こうの世界"の。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「あらゆる名塚佑を殺す」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「――――私は、その為にやってきた!」
GM:毒蜘蛛が吠える。
GM:結界内に漂う濃厚な瘴気が、君たちのレネゲイドを喚起するだろう。
GM:衝動判定です。難易度は9。
谷神錬磨:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[4,5,8] → 8 → 失敗

朝比奈 望:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 4[1,1,3,4] → 4

朝比奈 望:おしくもなんとも…!!
朝比奈 望:2d10+88
DoubleCross : (2D10+88) → 19[9,10]+88 → 107

朝比奈 望:えー
朝比奈 望:びっくりですわ。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+15(2D10->10,5)した (侵蝕:104->119)
水波賢哉:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 9[2,5,6,9]+3 → 12

水波賢哉:成功。
水波賢哉:2d10+91
DoubleCross : (2D10+91) → 11[3,8]+91 → 102

谷神錬磨:2d10+99
DoubleCross : (2D10+99) → 6[3,3]+99 → 105

谷神錬磨:よし、抑えた! 暴走したけど、セーフ!
名塚佑:2dx>=9 暴走のほう忘れてた!
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 4[4,4] → 4 → 失敗

水波賢哉:ここでロイス取っていいですか?
GM:佑ちゃん高っ!
GM:いいですよ!
朝比奈 望:錬磨くん、冒頭で99になってませんでした?
朝比奈 望:あ、違う、なんでもない、勘違いです
名塚佑:このシナリオでは仕方あるまい……
名塚佑:侵蝕が上がらぬほうが無理というもの
谷神錬磨:そう…合計、105!ラッキー!
GM:では、戦闘を開始します。

谷神錬磨:「……やはり、あの傷。谷神の技と思ったが……」
谷神錬磨:「事実、限りなく近くはあったのか」
水波賢哉:「死体思念すら利用されやがって。いいさ。これが僕の清算すべき物、敗北の罪を此処で贖おう」
水波賢哉:剣の使い魔にロイス取ります 共感/憤懣侮蔑○ で!
GM:憤懣侮蔑w
GM:めっちゃ呆れてる
[12]朝比奈望
[12]弓の使い魔
[06]水波賢哉
[06]剣の使い魔
[05]谷神錬磨
[05]殺の使い魔
[04]名塚佑
[04]"魔境の毒蜘蛛"名塚佑
GM
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑 剣の使い魔

10m

弓の使い魔 殺の使い魔

10m

名塚佑 水波 朝比奈 谷神

 ABCDE
1■■魔■■
2■■■■■
3■■使■■
4■■■■■
5■■PC■■

エンゲージ図

GM:本戦闘では特別ルールを採用します。5*5マスの結界内で戦闘し、1マスあたりが5m。
GM:プレイヤーは移動先を『C-4』みたいな座標で宣言してもいいですし、
GM:『前方へ10m』とか言えばGMが『じゃあC-3ですね』みたいなガイドをします。それ以外は通常の戦闘と変わりません。
GM:毒蜘蛛、剣。殺、弓がそれぞれ同エンゲージ。PCはひとかたまりです。
名塚佑:5mの倍数以下の移動でも、端数切り捨てになったりしませんか?
GM:内部的には距離は保有しておきましょう。9m上に移動したらC4ですが、
GM:次のラウンドでは1m移動だけでC3に行ける。そんな感じですね。
名塚佑:了解です!
谷神錬磨:おす!
水波賢哉:了解!
朝比奈 望:うい
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『同じだ。全て』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『みんな。いつも通りに――抜かりなく』
殺の使い魔:『承知した』
弓の使い魔:『……うん。わかった』
剣の使い魔:『ここまで来たら一蓮托生ってね、付き合いますよ僕は。地獄の底まで』
GM:――自我がある。
GM:"毒蜘蛛"が住んでいたQ町は既に滅んでいる。
GM:黒い影に覆われた"使い魔"たちは生者ではなく、ジャームですらない。ただ使役されるだけの使い魔にすぎない。
GM:それでも只の操り人形ではなく。確固たる自我を持って"毒蜘蛛"に従っている。
名塚清三:――『"向こうの佑"。もはや彼女に……彼らに止まる手段はない』
名塚清三:――『殺してやる以外にはね』
GM:殺す以外にない。
GM:それが、この事件の結末だ。

ROUND-01

GM:セットアップ!
水波賢哉:なしである。
谷神錬磨:なしです!
剣の使い魔:なし。
朝比奈 望:なし太郎
殺の使い魔:こちらもなし。
弓の使い魔:なし。
名塚佑:死ャアアア――ッ!《活性の霧》《タブレット》《多重生成》!
名塚佑:水波くん、支援いるか!
水波賢哉:セットアップ支援はノン!
水波賢哉:自分にかけてやれー
名塚佑:じゃあ望と錬磨と私の3体を対象!ラウンド中攻撃力を+24!ドッジダイスを-2個!
名塚佑:くらえ!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:119->127)
GM:つよいなーw
朝比奈 望:ひゃーーーー!!!これこれ!!
谷神錬磨:ギヒィィィ……ククク……最高にキくぜぇ~~~!
水波賢哉:このジャンキーどもがっ!
朝比奈 望:クズどもを皆殺しにする力がわいてくるぜ~!!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:Eロイス"鏖殺の瘴気"。マップ最外周エリアを指定。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:強化版"殺刃圏"です。クリンナップ時、最外周の赤ゾーンにいるPCは20d10のHPダメージ。

エンゲージ図

春月瑠璃:『――来た』
春月瑠璃:『"起源"の力で、空間自体を侵蝕している』
春月瑠璃:『いまは結界の外周だけだけど、じきに瘴気が空間すべてを覆い尽くすはず。その前にケリをつけて!』

朝比奈 望:ぎゃば
名塚佑:マップがどんどんせまくなりそう!
水波賢哉:吹き飛ばしとかは勘弁ですね
GM:イニシアチブに入ります。
谷神錬磨:「……風が戻ってきたな」
朝比奈 望:「やっぱり、佑ちゃんは凄いな」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「凄いものか……なにが凄いものか」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「忌まわしい力だ! こんな力を! 私は!」
名塚佑:「世界がないと思わせることで、体性感覚が混乱する……自分の存在を、自分で認識できなくなる……」
名塚佑:「……。違う」それは“魔術”の解釈だ。名塚明星から教えられた、古典的な魔術。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「何が違う」「なんだその目は……何が違う」
名塚佑:「わたしたちを侵蝕する瘴気が、ここにある。わたしの力は、世界を書き換えることができる」
名塚佑:「そうだ……ボクが、逃げていたことだ」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:「何も違わない……お前は、力を制御できなかった!」
GM:イニシアチブ。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《加速する刻》。先手を取ります。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《熱狂》《戦乙女の導き》《タブレット》《多重生成》。対象は殺、弓。
GM:殺・弓は暴走します。 次の行動の攻撃力とダイス、シーン間の攻撃力が増加。
GM:イニシアチブ。行動値12、同値なので朝比奈君の手番。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑 剣の使い魔

5m

弓の使い魔 殺の使い魔

10m

名塚佑 水波 朝比奈 谷神
GM:んっ、距離がおかしいな
GM:上の5mも10m!
GM:移動先はなるべく『○メートル移動してD-4にいきます』とかで指定してくれるとGMが泣いて喜びます。
朝比奈 望:あ、ちなみに斜め移動の処理は
名塚佑:三平方の定理!
GM:適当です。僕は算数がよくわかんないから・・・
谷神錬磨:数学的!
名塚佑:チェーッ
朝比奈 望:難しいこと言いやがるぜ東京の小娘はよ~~~!!
名塚佑:東京・インテリジェンス
朝比奈 望:じゃあ、マイナーで直角的に10M移動してB4に
GM:OK!
朝比奈 望:ボンバーマンのようにな!
名塚佑:ボンバーマン!

エンゲージ図

朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス+滅びの一矢+血の宴+生命吸収
朝比奈 望:対象は弓・殺!
GM:きたまえ!
朝比奈 望:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,7,8,8,9,9,9]+10[1,2,2,4,4,8]+4[4]+10 → 34

朝比奈 望:剣が相手ならかわされていた…
弓の使い魔:暴走リア不。
殺の使い魔:こちらも同様です。ダメージをどうぞ。
名塚佑:暴走はカバーリングも不可能ということ!
谷神錬磨:ナイスアタック!
朝比奈 望:4d10+63
DoubleCross : (4D10+63) → 15[4,2,8,1]+63 → 78

水波賢哉:己の手で己を切り刻め。だるまー
名塚佑:めっちゃ強~~い!
谷神錬磨:イケてるぜ!
GM:命中すると生命吸収レベル分のHPが追加で減るんですよねー
朝比奈 望:この後、生命吸収のあれこれで二人に18点ダメージが入るよ!
GM:とりあえず、初撃で弓・殺は一度落ちます。ので、
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:オートで《アクアウィターエ》《タブレット》《多重生成》。二人を蘇生させる。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《帰還の声》。《アクアウィターエ》を復活。
名塚佑:ぐっ……!
名塚佑:佑ちゃんの進化系の技を!
名塚佑:さすがは平行世界のボク……!
朝比奈 望:ビッチめ…!!
名塚佑:ボクのことをビッチっていうな!
GM:二体はHP全快で復活しています。生命吸収のダメージはライフで受けて生存。
朝比奈 望:佑ちゃんは、僕よりもずっと純粋だったのかもしれない。
朝比奈 望:僕は、錬ちゃんは僕よりも佑ちゃんと仲がいいと思ってたし。佑ちゃんは、僕よりも錬ちゃんが仲がいいと思ってた。
朝比奈 望:だから、きっといつか、僕が二人の傍にいられなくなる時が来るって、いつの頃からはわからないけど、ずっと思ってた。
朝比奈 望:だけど、佑ちゃんはそうじゃなかった。僕たちとずっと一緒にいたいと願ってくれていた。
朝比奈 望:そのことがとても嬉しかった。そして、自分の浅ましさがとても恥ずかしかった。
朝比奈 望:「だから、戦える。」
朝比奈 望:二人に向かって
朝比奈 望:矢を放つ。その矢が吹き出す炎は、まるで二人の命を奪うかのように燃え盛る
弓の使い魔:蒼白い炎の矢でそれを迎撃。矢を正面から真っ二つに。
殺の使い魔:そして、神速の斬撃で炎ごと矢を切り払う。
殺の使い魔:『炎だな……朝比奈と同じだ』
朝比奈 望:「朝比奈だからね。僕も。」
朝比奈 望:「ねえ、そっちの僕。僕は君とは違う心で、僕の友達を守るよ。」
弓の使い魔:『うん。わかってる。』
弓の使い魔:『……僕も同じだから。』 行動します。
谷神錬磨:「朝比奈の調子がいいな。……自分が相手だと、ここまで躊躇なく弦が引けるのか」
谷神錬磨:「……向こうも同じだろう」
GM:行動値12、弓の手番。
弓の使い魔:マイナー無し。《コンセントレイト:サラマンダー》《炎の刃》《アマテラス》《滅びの一矢》《血の宴》。
弓の使い魔:朝比奈以外の三人がいるエンゲージを狙います。
水波賢哉:《孤独の魔眼》
水波賢哉:102→106
名塚佑:ヒューッ
GM:やる!
GM:じゃあ、対象は水波くん一人!
弓の使い魔:18dx7+10
DoubleCross : (18R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,4,4,4,6,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,5,6,7]+10[8]+10[7]+10[10]+10[8]+2[2]+10 → 72

GM:おお
名塚佑:ば、化け物!
朝比奈 望:いけ!お前なら水波くんを倒せるぞもう一人の俺!!
水波賢哉:《リフレックス:ハヌマーン》+《切り払い》106→109
水波賢哉:7dx7+27
DoubleCross : (7R10+27[7]) → 10[2,3,5,5,6,6,10]+3[3]+27 → 40

GM:流石にこれは無理だろう……!
名塚佑:ゲーッ勝負する気か!
GM:上乗せはするかい!
名塚佑:これは《夢の雫》でも無理……!
水波賢哉:振るわないな。受けましょう。
弓の使い魔:8d10+61 装甲ガードが有効。
DoubleCross : (8D10+61) → 38[4,5,1,4,10,4,3,7]+61 → 99

水波賢哉:魔眼が空を螺旋状に疾る。大気が歪み蒼炎が収束され、水波賢哉の元へと誘導される。
弓の使い魔:躊躇いなく矢を放つ。正面ではなく――上へ。
弓の使い魔:上へ放ったただ一発が、無数の火矢になって降り注ぐ。
弓の使い魔:『佑ちゃんは友達だ。』
弓の使い魔:『最後まで付き合う……僕らは、そう決めてる!』
水波賢哉:その矢を切り払い続ける。終わらない。炎の滝が大気を切り裂くこちらの腕の振りよりも早く降り続ける。
水波賢哉:「っ、なんだ、まったく身内だと容赦ないな、このガキは!はっ、ははっ」
水波賢哉:凌ぎきれない!?
水波賢哉:「当てた!?回避行動を取った僕に?…ああ、ああ。そうか。そうだ。戦うと言うのは甘くなかった。僕だけが一方的に相手を刻み、相手の攻撃を全てかわす、そんなのは僕の理想であって戦いじゃあない」
水波賢哉:「礼を言うよ、朝比奈。調子に乗りすぎてたみたいだ、今まで」
弓の使い魔:『友達だからね。賢ちゃんは』
弓の使い魔:『動きは全部覚えてる。だから、当たる。』
弓の使い魔:《夜魔の領域》。行動値0になり、未行動に。
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[06]剣の使い魔
[05]谷神錬磨
[05]殺の使い魔
[04]名塚佑
[04]"魔境の毒蜘蛛"名塚佑
[00]弓の使い魔
名塚佑:(……望。水波くん……ああ、こんなに……)それをただ見ていることしかできない。
名塚佑:(傷ついている。戦ってる。それは他の誰の責任でもないんだ……ボク、だ)
水波賢哉:「へぇー、ふぅーん、あっ、そう」
水波賢哉:「…舐めてくれたな!手前」
水波賢哉:「158人目を同じだと思うなよ」
水波賢哉:朝比奈君のロイス昇華して復活
谷神錬磨:「……やはり、これは。手間がかかるな……」 向こう側の、剣の使い魔を睨んでいる。
剣の使い魔:『……』 毒蜘蛛の横から動かない。何かあれば全ての攻撃を打ち落とす構えだ。
GM:イニシアチブ。水波くんの手番。
水波賢哉:呼吸を整え落ち着く。待機だ。
GM:弓の使い魔は行動値0で未行動になってます。このあともう一度行動する。
名塚佑:こいつもぶっ殺さないとヤバい……!
水波賢哉:おっと、待機は無しで10-4に移動して弓を攻撃しましょう。
GM:OK!10-4ってことは、C3。つまり弓・殺と同じエンゲージですね。

エンゲージ図

水波賢哉:7dx+26
DoubleCross : (7R10+26[10]) → 10[1,1,5,5,7,9,10]+2[2]+26 → 38

弓の使い魔:暴走でリア不。ダメージをどうぞ。
名塚佑:達成値上げますか?
水波賢哉:上げていただけるとありがたい
名塚佑:私、多分このラウンド《夢の雫》使える機会があまりないので
名塚佑:では《夢の雫》!射程も視界だ
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:127->130)
GM:達成値はいくつになるんじゃー
名塚佑:達成値は……+18!
GM:アワワ
谷神錬磨:いける!
GM:つまり……56!
水波賢哉:56ですね。
水波賢哉:6d10+8
DoubleCross : (6D10+8) → 44[5,6,9,8,6,10]+8 → 52

GM:たけえーw
GM:お、おかしい……模擬戦では24くらいのダメージだったのに!
谷神錬磨:高め!
名塚佑:【水波くん。錬磨は水波くんの呼吸に合わせて、右から仕掛けてくる】
名塚佑:【タイミングがわかれば、水波くんなら――かわして、当てられる】
名塚佑:【錬磨の考えを読んでる。1秒。2秒。――そこで】
GM:そう言った矢先。"あちらの錬磨"が仕掛けてくる――右から!
弓の使い魔:こちらも合わせる。退路を塞ぐように、炎の矢を放つ。
水波賢哉:「お前がカバーリング?才能がない。やめておけよ。僕と佑ちゃんの裏をかくのは無理だ」
水波賢哉:斜めに走りながら、剣を鞭状に変形。伸びた刃を一閃し炎の矢を吹き飛ばしながら、谷神(偽)を避す。
殺の使い魔:『――朝比奈!』
水波賢哉:そのまま間合いを詰めて朝比奈(偽)の目の前に。
水波賢哉:柄頭を鎖骨めがけて振り下ろし、間髪いれずに胴体を蹴り飛ばす。振り下ろした左手首を捻り剣を鞭状へと変えて振るい、間合いが離れた相手に巻きつける。
水波賢哉:繋ぎ目のない流れるような三連動作。異能ではなく卓越した技術のみで構成された剣の術理は芸術の域にすら到達している。
水波賢哉:「仕上げの一手だ。悪く思え、痛いだろうからね」
水波賢哉:言葉と共に絡みついた刃を一気に引き抜く。
弓の使い魔:『その動きは……賢ちゃん』 弓が手から落ちる。
弓の使い魔:『……読めてなかったや。やっぱり、強いね。』
水波賢哉:「そっちも2人がかりなんだ。これは悪く思うなよ」
GM:弓の使い魔が落ちます。
GM:切り札は《夜魔の領域》。必ず最大数を巻き込んで範囲攻撃するロジックでした。
谷神錬磨:「残り、二つ。それで本陣に届くか……?」
名塚佑:「望……望」
朝比奈 望:「お疲れ様、僕。」
朝比奈 望:「後は任せて」
名塚佑:魔術師は人の願いを叶えたりしない。誰かの願いを踏みにじってでも。それでも。
名塚佑:「戦わせて、ごめんね……ごめん……」
弓の使い魔:『……僕は、撃てなかった。』 朝比奈くんに。
弓の使い魔:『倒さなきゃいけない敵を倒せなかった。佑ちゃんがこうなったのは、僕のせいだ。』
弓の使い魔:『だから、お願いします。こっちの世界の僕』
弓の使い魔:『佑ちゃんを止めてほしい。』『残念だけど、僕じゃ出来ないみたいだから。』
朝比奈 望:「うん、知ってる。」
朝比奈 望:「僕の友達に、頼まれた。信じてもらった。だから、安心して、休んでいいよ。」
弓の使い魔:『…………。』 少し笑って頷く。
GM:赤黒い粒子になって消滅します。風にふかれ、痕跡すら残さない。
GM:イニシアチブ。行動値6の後手、剣の使い魔の手番。
剣の使い魔:1マス下に移動します。C-2へ。

エンゲージ図

剣の使い魔:通常攻撃で水波くんを狙う。オートで武器の射程を延長。
剣の使い魔:7dx+24
DoubleCross : (7R10+24[10]) → 9[3,3,3,5,6,7,9]+24 → 33

"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《夢の雫》。達成値を上乗せ。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:達成値を+21します。
GM:あ、違う
GM:+20!
水波賢哉:《リフレックス:ハヌマーン》+《切り払い》109→112
水波賢哉:7dx7+27
DoubleCross : (7R10+27[7]) → 10[2,3,3,4,5,7,7]+10[3,8]+1[1]+27 → 48

GM:ううっ・・・!
GM:あ、でもそっちの夢の雫は使い切っているな!
名塚佑:ヒエーッ
GM:……使い切ったよね?
GM:(このラウンド分は)
名塚佑:アヤ!
GM:よし・・! じゃあ上乗せの分、こちらが少し上回った。命中だ。
水波賢哉:来たまえ。
剣の使い魔:『凄いな。自分で言うのもなんだけど、さすがは僕だ。当てられる気がしない』
剣の使い魔:『一人では、ね』 一瞬で剣が蛇腹状に変形し、水波くんを襲う。
剣の使い魔:5d10+8 もろもろ有効
DoubleCross : (5D10+8) → 33[1,10,7,10,5]+8 → 41

GM:途中で軌道が変わる。"剣"の重力操作と、"毒蜘蛛"の領域操作。
GM:前後左右上下。全く逃げ場が――ない!
水波賢哉:「1VS1なら当然の如く僕(守備)の勝ちは揺るがない。元々僕は防御の剣理の使い手だ。だが、当然こうなるか」
水波賢哉:「僕も同じ手段を使ってるからね。文句は言わないさ、ただ」
剣の使い魔:『ただ?』
水波賢哉:剣に心臓を刺し貫かれながら言葉を紡ぐ。魔境の蜘蛛にだ。
水波賢哉:「僕の心臓(ハート)は、すでに別の女性に撃ち抜かれてるんだ。とっくにね」
水波賢哉:剣の使い魔を昇華。復活。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『…………』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『だからこそ、殺したくはなかったのに』
GM:イニシアチブ。錬磨くんの手番。
水波賢哉:「よし、来なよ。負け犬。僕自身の責任だ。付き合ってやるさ」
谷神錬磨:やるか! アサシンを落としに行こう。
名塚佑:頼みます!
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動。C3へ。

エンゲージ図

剣の使い魔:『その通り、僕らは使い魔で、負け犬だ。困ったもんだよ』
剣の使い魔:『ミッションをトチって、既に生身を失って。帰る場所を失って』
剣の使い魔:『……困ったもんだよ本当に。こんな状況でも、技をふるうことに喜びを感じているんだから』
谷神錬磨:「……向こうの戦は、明るいな」
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+爪剣。
殺の使い魔:『まったくだ』 小太刀を構える。
谷神錬磨:ごくごく普通の、基本通常攻撃!
谷神錬磨:狙いは殺の使い魔。攻撃します。
GM:こいっ
谷神錬磨:13dx7-1
DoubleCross : (13R10-1[7]) → 10[1,1,1,3,3,4,4,5,7,7,7,8,10]+10[3,3,3,4,10]+5[5]-1 → 24

殺の使い魔:低い・・w でも、暴走していてリア不。ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:低いが、リア不のはず……!
殺の使い魔:『人と鬼。今の俺はどちらなのか、よく分からない』
殺の使い魔:『ただ、俺は名塚の友だ』
谷神錬磨:3d10+46 諸々有効
DoubleCross : (3D10+46) → 15[4,4,7]+46 → 61

殺の使い魔:『友は守ると誓った……最後まで守る』
谷神錬磨:「奇遇だな」 「俺も――」 超高速で駆け違う。
殺の使い魔:錬磨に向かって駆ける。
谷神錬磨:交差する一瞬、跳躍し、体を捻る。狙いは首筋と、胴体。太刀による瞬時の二連撃。
谷神錬磨:浸食109→116
谷神錬磨:違う、105→114
GM:首が撥ねられます。くるくると生首が宙を舞った――ように見えた。
GM:見えただけだ。
殺の使い魔:『――谷神流』
殺の使い魔:『躱の伍――"透過"』 《透過》。ダメージを無効化。
殺の使い魔:かつて"陰陽鬼"が使ったのと同じ技。紙一重で斬撃を逸らした。
殺の使い魔:『以前の俺では難しかったが、この躰ならば無理も利く』
谷神錬磨:「……奥の手か。そうか」
名塚佑:「……う」心のどこか奥底で、ほっとした自分がいる。動揺している。
名塚佑:死んでほしくない。殺したくない。叶えられる願いが一つしかないのに、不可能な願いを望んでしまっている。
殺の使い魔:『"こちら"の天音は元気か?』
谷神錬磨:「お前は、すでに……。いや。天音は」
谷神錬磨:「……お前には教えないよ、名無しの鬼め」 笑う
殺の使い魔:『……俺だな。やはり』 小さく苦笑する。
GM:殺の手番。
名塚佑:あ!
名塚佑:……すいまセーン……ボクウソついてまーした……
GM:エッ!
名塚佑:終わってからだし、全然意味ないけど
名塚佑:侵蝕130になったので
名塚佑:本当は火力支援が+27デース……
名塚佑:さっきの水波くんの達成値増加も
GM:もういいもういい、もういいよ
GM:そんなに火力いらないでしょ!
名塚佑:本当は+20でーした……
朝比奈 望:次回からそうしマース
谷神錬磨:さらに3点の殺人パワーがもらえていたというわけか…クク……!
GM:そんなに達成値いらないでしょ!
GM:よそはよそ!うちはうち!
谷神錬磨:たまんねえぜ~……!
名塚佑:さまざまなものがキマってくる
名塚佑:これが起源種の醍醐味よ……!
GM:起源はキメるもの
名塚佑:もはや《多重生成》の最大対象は6体だし、《タブレット》はシーン8回使えます
水波賢哉:「谷神は自分自身には意地が悪くなる訳か。ま、確か、あの奥義は乱発は出来なかったはずだ。なら、いけるな」

エンゲージ図

殺の使い魔:行動します。《形状変化:速》《影走り》……でPCに接近する予定だったけど、なにせ殆どのやつらがこのエンゲージに集まっているからな。
殺の使い魔:《形状変化:速》だけにします。このシーン中、行動値が増加。
[14]殺の使い魔
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[06]剣の使い魔
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
[04]"魔境の毒蜘蛛"名塚佑
殺の使い魔:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《爪剣》《死神の精度》。
殺の使い魔:錬磨くんを殴ります。死ねッ
谷神錬磨:こいやあ~!
水波賢哉:これはカバーしないぜ。
殺の使い魔:18dx7+1 爪剣効果でドッジダイスが-1。
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,6,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[5,6,7,8,8,9,10]+10[3,4,6,8,8]+10[4,8]+10[8]+10[10]+10[7]+1[1]+1 → 72

GM:お、おお
GM:君、強いな・・・
谷神錬磨:リア不!
GM:あっ暴走か!
殺の使い魔:『お前には帰る場所がある。それはたぶん、良い事なのだろう』
殺の使い魔:『……だが、俺にも役目がある』
殺の使い魔:錬磨めがけ、ふたたび交差するように駆ける。
殺の使い魔:8d10+37+5+21
DoubleCross : (8D10+37+5+21) → 44[2,1,3,7,9,9,6,7]+37+5+21 → 107

GM:もろもろが有効です。
谷神錬磨:「気持ちはわかる。俺だからだ」 こちらに避ける術はない。ただ、肉と骨で受け止める。
殺の使い魔:地を這うような体勢から、予測不能の高速斬撃。一度の交差で五度切り裂いている。
殺の使い魔:自身の肉体負担を度外視した一撃……既に生身ではないから出来る技。
谷神錬磨:突破はさせない。ここは自分が受け持つところだ。
殺の使い魔:『おそらく今、まったく同じ事を考えていると思う』
谷神錬磨:ロイスを殺の使い魔に 共感/憤懣○で取得し、昇華!
谷神錬磨:復活します。
殺の使い魔:『突破はさせない』
殺の使い魔:『お前は俺が受け持つ』
殺の使い魔:小太刀を一振りして血を払う。
谷神錬磨:「そうだな。俺はお前より弱い……だろう」
谷神錬磨:「だからこの状況そのものが、俺の有利だ。……俺たちの有利だ。じきに終わる。終わるまで、斬りあうとしよう」
谷神錬磨:砕けた肉体が再構成され、赤黒く強靭なものへと変わっていく。徐々に本気だ。
GM:イニシアチブ。行動値4組。
GM:佑ちゃんの手番です。
名塚佑:T・O・K・Y・O
名塚佑:支援でよろしいでしょうか皆さん
GM:TOKIO!
水波賢哉:はーい!
朝比奈 望:くださいな!
谷神錬磨:ぜひとも!
名塚佑:いまセーン……ボクウソついてまーした……
GM:またか!
名塚佑:気が変わったので、やっぱりブッ殺し攻撃しようと思います。
GM:ううっ……ここは支援してくると思ってたのに
名塚佑:6m進んで、C4に。

エンゲージ図

名塚佑:ボルトアクションライフルで攻撃!《腐食の指先》《タブレット》《多重生成》……!
GM:そ、装甲が
名塚佑:「意識の浮遊」!対象は毒蜘蛛、剣、殺!
GM:やめろ!
GM:孤独の魔眼ができないだろ!
名塚佑:ダブルクロスで一番ナメくさった攻撃ダイスを喰らえ!
GM:ファンブルしろ!
名塚佑:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6

GM:キキーッ!
谷神錬磨:殺ァァーーーッ!
名塚佑:1d10+35 シーン中装甲-20
DoubleCross : (1D10+35) → 2[2]+35 → 37

名塚佑:あ、しまった!リアクションしてください……
殺の使い魔:まずこっちは暴走でリア不。命中です。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ダメ元でドッジ。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx=>6
DoubleCross : (1R10[10]>=6) → 1[1] → 1 → ファンブル

"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ビッチ!!
名塚佑:ギャハハ~~ッ
名塚佑:貴様も所詮は起源種よの~~ッ!
名塚佑:いくらジャームになっても、起源種!
剣の使い魔:ドッジします。《リフレックス:ハヌマーン》+《切り払い》
剣の使い魔:7dx7+27=>6
DoubleCross : (7R10+27[7]>=6) → 10[1,2,3,6,7,9,9]+10[6,8,10]+10[8,10]+10[6,10]+10[8]+10[8]+10[7]+2[2]+27 → 99 → 成功

GM:お、おお
GM:お前も強いな……
名塚佑:やっぱりミナミは凄い
剣の使い魔:《マグネットフォース》。毒蜘蛛をカバー。
GM:ダメージをどう……もう出てるじゃん!
名塚佑:すいませーん……
GM:えっ37!?
GM:ええ……想定外すぎる……
朝比奈 望:自バフが強い
谷神錬磨:これがマルチロックの力だ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《アクアウィターエ》。殺をHP全快で復活。
名塚佑:つよいゾッ
剣の使い魔:《黒星招来》。ダメージを無効化。装甲は0になります。
GM:殺もですね。復活はしたが、装甲は0に。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+7した (侵蝕:130->137)
名塚佑:「……違う。本当は、違うんだ」
名塚佑:以前の事件で奪った拳銃を向ける。既に全ての弾を、前回で撃ち尽くしている。
名塚佑:「認識した世界を記憶して、自分の世界を変えることで……願いを、叶える」
名塚佑:「そんなことは、嘘だった」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前の攻撃は当たらない』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前に力は制御できない』『……制御できなかった!』
名塚佑:事実をありのままに見れば、分かりきっていたことのはずだった。
名塚佑:「ボクは致命の傷を負っても、再生する」――人間ではないから。
名塚佑:「ボクは自分の認識だけじゃない。事象を操作することができる」――それが“起源”の力だから。
名塚佑:「相手の思考を想像しているんじゃない。伝達物質を本当に読み取っている」
名塚佑:「他人の無意識に思考を割り込ませることができる。自分自身の認識の処理じゃない。伝達物質を操っている」
名塚佑:逃避していた。“魔術”であるから、そうではないと。
名塚佑:それは、オーヴァードの力だ。
名塚佑:かつての自分自身と決定的に変わってしまっているという証明だから。
名塚佑:「ボクは」
名塚佑:「自分の力を“認識”した」
名塚佑:引き金を引きます。空砲すら鳴らない。
名塚佑:だが、射撃したという“認識”を無意識領域に叩きつけて
名塚佑:生命活動を停止させます。
剣の使い魔:『……チッ!』 自分の手の甲に剣を突き刺し意識を保つ。
殺の使い魔:『……』 こちらも一瞬、ふらつく。輪郭が少しだけブレる。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『忌まわしい』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『そして、どうしようもなく愚かだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『本来の力を認識すればするほど。お前は私に近づくのに』
名塚佑:「そうだ。ボクは愚かで、きっとわたしが戦った誰よりも弱い」
名塚佑:「他の世界のボクは、願いを諦めなかった。『昔のままでいたい』と思い続けることができた」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……お前は?』
名塚佑:「……“諦めた”ボクだ」
名塚佑:「昔のようにいる望みを、絶たれた」
名塚佑:「だから君に近くて、近づくからこそ……」
名塚佑:「勝つ可能性だって、ある」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『勝てるものか。――負ける、もんか』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『すべてが無意味だった』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前は……私は!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『死ななきゃあいけない!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:行動します。C2、剣と同じエンゲージへ戦闘移動。

エンゲージ図

"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:殺の使い魔に《オーバードーズ》《狂戦士》。次のメジャーアクションのC値-1、ダイスを+14+4。
名塚佑:ア!
GM:お!
名塚佑:《オーバードーズ》は、使用メインプロセスだけのレベルアップだったはず!
GM:なんだって!
名塚佑:ソラリスマスターの言葉を信じるのだ
谷神錬磨:こ、これが……ソラリス使い…
GM:よくわからないけど、そうなるとこの《狂戦士》には乗らない……?
名塚佑:乗るには乗るんですけど
名塚佑:効果を発揮する頃にはふつうの《狂戦士》に……
GM:バカ!
谷神錬磨:うたかたの夢…
GM:じゃあ、《狂戦士》《戦乙女の導き》にしましょう。殺の次のC値-1、ダイスを+19、攻撃を+5。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:自分で攻撃は行わない。あくまで使い魔達が攻撃を行う。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:それが『使役』なのか、 
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:――『信頼』なのかは、分からない。
GM:クリンナップ。Eロイス"鏖殺の瘴気"が発動。
GM:赤ゾーンの人は20d10のダメージを受ける……のですが
GM:誰も受けないね! オッケー!
谷神錬磨:イェイ!
朝比奈 望:イエイイェイ!
GM:クリンナップエフェクトもないでしょう。2R目にいくとします。

(晩ごはん&ハイローLIVE休憩)

GM:では再開!
GM:そうだ……東京アタックでこっちの切り札を切らされたんだった
GM:思い出したくなかった

ROUND-02

GM:セットアップ。
水波賢哉:なしです。
谷神錬磨:なし!
剣の使い魔:なし。
朝比奈 望:ない!
殺の使い魔:なし。
名塚佑:また《活性の霧》をするつもりですが
名塚佑:水波くんはどうしますか。受けますか受けませんか
水波賢哉:受けません。東京ちゃんが殴れるようにしておくのは選択肢的に大きい
名塚佑:いえ、もう《多重生成》のレベルも圧倒的に上がっているので
名塚佑:6人まで同時支援できるんですよ
GM:マルチタプ使うね
名塚佑:もはや水波くんが受けるか受けないかの問題でしかない
水波賢哉:あ。じゃあ受けましょう
名塚佑:ウィルコ!
谷神錬磨:みなぎる!
水波賢哉:この敵は攻勢に出て潰したほうが良い。
名塚佑:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》!
水波賢哉:ドッジ不可になる訳じゃないしね
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:137->145)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:"鏖殺の瘴気"。範囲を拡大。

エンゲージ図

春月瑠璃:『結社の……"大達人"の空間操作能力があっても、この攻撃は無効化できなかった』 《彼方からの声》。
春月瑠璃:『気をつけて……! この攻性防壁が完成したら、手がつけられなくなる!』

GM:クリンナップ時、赤ゾーンのPCは20d10のダメージ。ピンクゾーンのPCには40d10のダメージ。
GM:安全地帯はC3のみです。
名塚佑:重複するんだこれ!
朝比奈 望:え、えぐ…!
谷神錬磨:「逃げ場はないな。もとより、そのつもりだ……!」
水波賢哉:「泥仕合が本領の僕に無茶を言ってくれるけど、やれるさ。そう、僕に、いや、僕達ならね」
名塚佑:「今のわたしは……それを知っている……」
名塚佑:「思考の導通と反響。そして、共有――」
名塚佑:“魔術”の修行も、無意味なものではなかった。その概念を知っているならば、
名塚佑:伝達物質の操作を、より深くまで行えることを知った。
名塚佑:全員の攻撃能力を鋭敏化する。支援だ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――必ず、殺す』 領域を更に広げる。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:実際に殺戮領域を展開しているわけではない。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:"その領域に踏み込めば死ぬ"という認識を、こちらの世界の名塚たちだけに植え付けている。
名塚佑:(……そうだ。さっきのボクと同じ技を、より強く、より広くまで)
GM:イニシアチブに入ります。最速は行動値14、殺の使い魔。
[14]殺の使い魔
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[06]剣の使い魔
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
[04]"魔境の毒蜘蛛"名塚佑
殺の使い魔:マイナーで《ライトスピード》。二回攻撃します。
殺の使い魔:メジャー一回目。《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《爪剣》《リミットリリース》+伝承者。
殺の使い魔:錬磨くんを狙う!
谷神錬磨:きなさい!
殺の使い魔:23dx5+1 前ラウンドのダイスバフが乗ってます。
DoubleCross : (23R10+1[5]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,5,5,5,5,7,8,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,1,2,3,3,4,5,5,6,8,8,10]+10[4,7,8,8,8,9]+10[2,4,5,7,8]+10[1,3,9]+10[10]+10[10]+10[7]+10[6]+10[7]+2[2]+1 → 103

谷神錬磨:リア不!
GM:あっ、そっちもリア不か!
GM:じゃあダメージ!
水波賢哉:谷神君。これ受けて2枚目だよね
谷神錬磨:そうですね。2枚目なら、まだ大丈夫です。
水波賢哉:じゃあ、これは耐えてくれ。次からカバーだ。
谷神錬磨:耐えられます!
谷神錬磨:朝比奈くんへのロイスをタイタス昇華し、蘇生!
殺の使い魔:11d10+43 もろもろが有効。
DoubleCross : (11D10+43) → 48[5,3,2,2,3,1,3,9,8,9,3]+43 → 91

殺の使い魔:『俺は……俺だ。手の内は見切られている……ような気がする』
殺の使い魔:『どうしようもない手を使う』 姿が霞む。
谷神錬磨:「無論」 こちらも姿が霞む。
谷神錬磨:「どうしようもないお前は、俺が止める」 加速し、自らの肉と骨で攻撃を受ける。
殺の使い魔:『強いな。 ……ヒトだった頃の俺は、こんなに強かったのか?』
殺の使い魔:『それとも、俺が弱くなったのか』
GM:交差したのは一瞬だ。その一瞬で11回斬った。
谷神錬磨:「……かッ!」 回転しながら、くず肉になって着地。
殺の使い魔:『そうやって受け止めるとは思わなかった』
水波賢哉:「十一斬。今のは十一斬だ」
水波賢哉:(見えたからと言ってアレは止めるのは僕でも厳しすぎるぞ)
谷神錬磨:「……お前は俺より強い」
谷神錬磨:「鬼に近い。谷神の技は、鬼を制する技だ。噛みあいがいい、ということだ……!」
谷神錬磨:次の攻撃に備える。まだ立てる。
殺の使い魔:メジャー二回目をいきます。《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《爪剣》《マシラのごとく》《かまいたち》――伝承者二回目。
殺の使い魔:対象は朝比奈くん!
水波賢哉:1シーン1回だ。伝承者は
GM:あ!
GM:で、伝承者ー!
谷神錬磨:そう、1回しか使えないんですよね……
谷神錬磨:悲しみ……
GM:悲しい……伝承者は無し。
殺の使い魔:9dx7+1
DoubleCross : (9R10+1[7]) → 10[2,3,3,4,5,7,9,9,10]+10[3,3,6,8]+2[2]+1 → 23

GM:低い! リアクションをどうぞ。
水波賢哉:こっちにこいよーww
GM:水波くんは1R目に散々殴ったしw
谷神錬磨:「そっちか……遠間の、斬撃。……朝比奈!」 これは止められない。
朝比奈 望:リア不!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《夢の雫》。達成値を+20。
GM:あっリア不!?
GM:し、しまった……間違えた。でもここは誠実に行こう……w
朝比奈 望:暴走してた!ごめん!
GM:達成値は43。ダメージを出します。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:5d10+70 もろもろが有効。
DoubleCross : (5D10+70) → 30[7,7,7,3,6]+70 → 100

GM:ピッタ!
GM:あっ、なんか違うヒトがダメージ出してる
GM:まあ、わかるからいいか。100ダメージで、装甲ガードが有効です。
朝比奈 望:どうしようもない!死にます!
殺の使い魔:小太刀を納刀。と同時に無数の真空波が巻き起こる。
殺の使い魔:『こういう技もある』
殺の使い魔:『それが谷神……だ』 納刀。
朝比奈 望:なすすべもなく切られます。
谷神錬磨:「……立て、朝比奈! そこにいると死ぬぞ」
殺の使い魔:『そちらの朝比奈。まだやるか?』
水波賢哉:「まだ耐えるぜ。朝比奈はやることやらずに倒れるなんて、そもそも出来ないだろ」
朝比奈 望:真空波が巻き起こした塵とかが残ってる間に反撃したいけど、次は僕の手番でいいのだろうか!
GM:いいです。でも復活宣言はお願いします。
水波賢哉:「しかしさ。なんだよ?本気出せば僕と歩調合せられるんじゃん、谷神。いや、真似しろとは言わないけどさ」
谷神錬磨:「……考えておく」
朝比奈 望:錬磨くんのロイスを斬って復活
GM:なんかのロイスを切るなりしたまえ!
GM:じゃあ朝比奈くんの手番。
朝比奈 望:魔境の毒蜘蛛狙い
朝比奈 望:コンセ+炎の刃+アマテラス+滅びの一矢+生命吸収
水波賢哉:移動は?
朝比奈 望:あっと移動してC3に!
谷神錬磨:COME ON!

エンゲージ図

GM:判定をどうぞ。
朝比奈 望:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,4,5,7,7,9,9,10]+10[2,4,6,7,10]+10[1,8]+6[6]+10 → 46

GM:後乗せとかはあるのかい!
谷神錬磨:グッド!
名塚佑:いかがしましょう
朝比奈 望:ドッジなどにとっておいたほうがよいのでは?
名塚佑:でも私も錬磨くんも今のところドッジ不可なんですよね……w
名塚佑:まあでも
谷神錬磨:ダメージは十分出るだろうし、このままでいいのでは?
名塚佑:私が攻撃する時に自己バフできたほうがいいかな。
名塚佑:じゃあ保留させてもらいますね
GM:そうか。佑ちゃん、もともと暴走してるのもそうだけど
GM:そもそもドッジダイス-のせいでドッジ自体ができないんですね
名塚佑:そうですヨッ
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ドッジ。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx+1=>46
DoubleCross : (1R10+1[10]>=46) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

GM:上乗せしてもダメ! ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:5d10+63
DoubleCross : (5D10+63) → 19[4,4,3,7,1]+63 → 82

剣の使い魔:《マグネットフォース》。毒蜘蛛をカバー。
谷神錬磨:殺(と)ったぁーーーっ! 確殺ダメージーーーッ!
名塚佑:めちゃめちゃ強い!
剣の使い魔:あ、なんか微妙にカバータイミングがおかしかったな・・? まあいいか。
剣の使い魔:くそーっ!本来ならここで黒星招来するはずだったんだけどな!
剣の使い魔:ボルトアクションライフルは死ね!
剣の使い魔:剣も落ちます。切り札は《黒星招来》。必ず毒蜘蛛をカバーするルーチンでした。
水波賢哉:「お前だけならこれは避せる。けれど、お前は避せない。水波賢哉だったお前は、佑ちゃんを守らざるえないからな。敗れ去ったお前に魔術は呪いとなった」
名塚佑:「そうだ……そうだったね、水波くん……」
名塚佑:「もしも、破ったりしたら……ボクは、魔法使いだから」
剣の使い魔:『やれやれ、手の内を見透かされてるのは良い気分じゃないね』
朝比奈 望:殺の使い魔が巻き起こした土煙を払うように炎を纏った矢が放たれます
朝比奈 望:矢が剣の使い魔を貫き、その肉体を焼き尽くそうとします
剣の使い魔:重力操作で矢を捻じ曲げ、自分の方へ誘導する。切り払うのは――無理だ。
朝比奈 望:「ごめんね、賢ちゃん。」
剣の使い魔:『は、ははははは。気にするなよ朝比奈』
剣の使い魔:『こうして向かい合えば敵同士だ。お前が謝る必要はないだろ』
谷神錬磨:「よし。もう一枚だ。……これで……!」
水波賢哉:「百っぺん感謝しろ。ま、僕もお前を切り刻んだし、お相子だろ」
剣の使い魔:『そうだな。お相子だ……なあ僕?』
剣の使い魔:『僕はドジを踏んだ。サファイヤのとこにも、我が女神様のもとにもとうとう戻れず仕舞いだ』
剣の使い魔:『お前はどうする。ちゃんと戻れるのか?』
水波賢哉:「僕は戻るし、ケリもつけるさ。安心していいよ」
水波賢哉:「嘘をつくのは157回もあれば、もううんざりしてるだろ?なら、本当の事を言わなきゃな」
剣の使い魔:『……そうだな。できるさ、僕にならね』
水波賢哉:「それに、一つ教えてやるよ」
水波賢哉:「お前と僕では明確に一つだけ違う事がある。僕はこっちで知ったぜ。技を振るうのは何より楽しいけどな、戦いは疲れるし痛いのさ、お前は今ようやく気付いただろ?だから僕は帰れる」
剣の使い魔:『……そうか。言われてみれば、そうだよな』
剣の使い魔:『痛いし、疲れる。ははは、はははは』
剣の使い魔:『当たり前の事すぎて忘れていたよ。さすが僕だよ、最後の最後で良い事を教えてくれた』
剣の使い魔:『はあ、久々に笑った――じゃあな。ちゃんと帰れよ、僕』
剣の使い魔:赤黒の砂となって消える。
GM:赤黒の砂となって消える。
名塚佑:「……」消滅した水波くんを見送る。
名塚佑:「……。水波くんを呪ってしまうよ……」
水波賢哉:「その結果、どうなるのか見せてもらったよ。ああ、怖い」少しおどけて言う。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『(……水波……くん)』 小さく呟く。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『(……■■■■■■。)』
GM:行動値6、水波くんの手番。

エンゲージ図

水波賢哉:「魔境の蜘蛛。実は僕はこの戦いに意味をもう一つだけ持ってきてる」
水波賢哉:剣を鞭状に変化させ、だらりと垂らす。オート使用。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……意味?』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『互いの矜持を賭けて殺し合う。生きるか死ぬか』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『それ以外に何の意味がある』
水波賢哉:「まあ、敵同士だったし、彼女の想いに応える事は出来なかったけどね、それでも僕に好意を寄せてくれた人だ。仇の一つも取らせて貰うよ」
水波賢哉:「そう、ナザ・シルベストリの仇だ」
水波賢哉:あの戦いに決着はついていなかった。まだ掛けるべき言葉もあった。決闘に横槍を入れられ台無しにされたこの憤りを、この相手に直にぶつけなくては、自分の気が済まない。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『バカな』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『この世界でも同じだったはずだ。あれはお前たちに刃を向けた』『敵だぞ……!』
水波賢哉:「そうだね。敵だ。でも、だから、どうした。僕はこういう奴なのさ」
水波賢哉:魔境の蜘蛛を攻撃します。
水波賢哉:6dx+26
DoubleCross : (6R10+26[10]) → 9[5,5,5,6,6,9]+26 → 35

"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『………………ああ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『知ってるよ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ドッジ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx+1=>35
DoubleCross : (1R10+1[10]>=35) → 2[2]+1 → 3 → 失敗

GM:上乗せしてもだめ!
GM:ダメージをどうぞ。
水波賢哉:4d10+35
DoubleCross : (4D10+35) → 24[6,9,4,5]+35 → 59

GM:高過ぎるw
水波賢哉:左手首を回しながら払う。今から撃つのは蛇腹剣でしか出来ない、この世でただ一つの魔剣。
水波賢哉:左からの薙ぎ切りと同時に刃の先半分は鋭く伸び、切先は大きく回り込みながら右後方から串刺しにせんと疾駆する。
水波賢哉:武器を変形させながらの斬撃刺突。蛇腹剣の面目躍如、即ち一刀による二点同時攻撃。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:HPで受けます。異形の巨体ゆえのタフネス――まだ致命傷には至らない。
水波賢哉:「さしずめ僕の刃は、死を運ぶ鋼の翼、と言ったところか。かすり傷だからと言って甘く見ないことだよ」
水波賢哉:鞭剣を引き戻し再び構える。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前は……君は、どっちだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『何かを守る為に戦っているのか。それとも、ナザの仇とかそういう……誰かの為に戦っているのか?』
水波賢哉:「多分ね、きっと、そういうの全部さ」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……私は違う。私は一つだけだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『名塚佑を殺す。その為だけに戦い、そのためだけに生きている』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『ただ一つの目的に邁進する私が、敗れるわけがない』 まるで倒れる様子がない。
名塚佑:「……死んでいった、ボクは」
名塚佑:「感謝していた? ……願いを叶えられて、幸せだった?」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……』
名塚佑:「そうだと言って……。名塚佑」
名塚佑:「ボクが願ったことは、間違ってなかったって……一つの願いを叶えるためなら……」
名塚佑:「……死んでも、幸せだったって」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『知ったことか。死んでいった奴らの事など、覚えていない……何も』 殺戮衝動が全てを塗りつぶしている。記憶すらも。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『私が滅ぼしたQ町。それだけしか覚えていない……!』『覚えていないんだ!』
GM:谷神君の手番。
谷神錬磨:「すでに魔性、か……」 行動します。
谷神錬磨:マイナーで暴走を解除。
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+爪剣。対象は、殺の使い魔。
GM:手加減モードだ!
殺の使い魔:暴走でリア不。ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:13dx7-1
DoubleCross : (13R10-1[7]) → 10[5,5,6,6,7,7,7,7,8,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,4,6,9,10,10]+10[1,2,8]+10[7]+4[4]-1 → 43

谷神錬磨:ダメージも出します!
GM:まだ判定してなかったw
GM:どうぞ!
谷神錬磨:5d10+49 諸々有効!
DoubleCross : (5D10+49) → 26[5,9,7,4,1]+49 → 75

GM:えっ、超高い
殺の使い魔:殺も落ちます。切り札は《透過》と《ライトスピード》。2ラウンド目頭で全ての切り札を出し尽くしていた。
谷神錬磨:浸食率112→119
谷神錬磨:「……武技では、お前の方がはるかに上を行っている。だが」
谷神錬磨:その体が、つむじ風とともに霞む。それでも、速度自体は相手の方が勝っているだろう。
殺の使い魔:こちらも駆ける。同じ条件でぶつかれば、こちらが勝つ。
殺の使い魔:――はずだった。
谷神錬磨:「つまり……得物の差だな、これは」 太刀の柄の端を握り、加速の勢いで射出するように突く。
谷神錬磨:最速で最短の攻撃――つまり、刺突。正確に首を破壊し、頭部と胴体を切り離した。
殺の使い魔:『……すまない名塚。しくじった』 今際の際に呟く。
殺の使い魔:『お前も無理をするな』
GM:今度こそ首が飛ぶ。
谷神錬磨:「お前はいつもそうだ……」
谷神錬磨:「……大事なことは、すべて終わってから気づく」
GM:飛ぶと同時に、赤黒の砂になって崩れ落ちます。殺の使い魔も退場。
名塚佑:「なっ……なんで……そんなこと」
名塚佑:「『こっち』でも、ボクは……」
名塚佑:「錬磨を守れなかったの!?ねえ!」
谷神錬磨:「いい。ここは……終わらせよう。名塚。お前の悪い夢、のようなものだろう」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……私だ。私が力を制御できなかったから、錬磨も、望も、水波くんも死んだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『すべて私だ』『私の――名塚佑の』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前のせいで、みな、死んだ……!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――必ず、殺す!』
GM:佑ちゃんの手番。
名塚佑:「ああ。そうだ……やっぱり君は、ボクと同じだ。同じなんだ」
名塚佑:「力を制御できなかった自分すら、【殺してしまえばいい】と思う」
名塚佑:「ボクも、そうするんだ……!」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……やってみろ……!』
名塚佑:C3に移動。魔境の毒蜘蛛を攻撃!《腐食の指先》一点突破だ!
GM:ファンブルしろ!
名塚佑:1dx 90%の決死圏!
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

名塚佑:ウワーッ!
GM:はわわ
谷神錬磨:セーフ!
名塚佑:《夢の雫》!達成値は+20だ~~ッ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ドッジします。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:145->148)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx+1=>22
DoubleCross : (1R10+1[10]>=22) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

名塚佑:馬鹿め!貴様も……
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:雫……はもう! さっき使っちゃったじゃん!
名塚佑:私と同じ、起源種なんだよ~~ッ!!
名塚佑:ピュアソラ起源種には今日しかない!
GM:クソガーッ!
GM:ダメージください!
名塚佑:3d10+35
DoubleCross : (3D10+35) → 21[1,10,10]+35 → 56

GM:だから高いって!
谷神錬磨:信じていた未来を見に行こう
名塚佑:蹴散らせェ――ッ!
朝比奈 望:ゴーゴー!!
名塚佑:56点、装甲値は-20だ!(あれば)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:ううっ痛い……! 装甲は0になりました。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:まだ落ちません。HPで受けている。
名塚佑:「……どうして、蜘蛛なの」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『知らないよ』
名塚佑:「ずっと、考えてた」
名塚佑:「そうなることを望んだはずだったんだ。“起源”の力でそうなったのなら」
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+2した (侵蝕:148->150)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『知らない。西洋魔術において蜘蛛は魔女の使いとされてる……違う。違うな』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『そうだ。私が……望んだはずだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:攻撃を受ける。もとよりこの巨体では回避はかなわない。
GM:イニシアチブ。毒蜘蛛の手番。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『いや。違う。違うんだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『姿なんてどうでもいい。力さえあればいい』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『名塚佑を殺す。その力さえあれば……他はどうでもいい!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《狂戦士》を自分に。次のメジャーのダイスが+14、C値が-1。
名塚佑:「違う。その願いはもう叶わない……」
名塚佑:「願いをほんとうに叶える機会が与えられていたはずだ……わたしにも」
名塚佑:「わたしは生きてしまった。諦めたまま。呪われたまま」
名塚佑:「ボクを殺すことを願いにしても、それはもう、叶わない」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『違う。叶う。叶えてみせる』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『汝の意志することを行え』 『それが魔術の真髄だとしたら』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『ボクが本気で願うなら……叶うはずだ!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《加速する刻》。
GM:使い魔が全滅したため、モードチェンジします。ここからは自分で攻撃を行う。
名塚佑:私はとっくに自分で攻撃してるぜ
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《腐食の指先》。朝比奈くんを狙う。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:15dx9
DoubleCross : (15R10[9]) → 10[1,1,1,3,4,4,6,6,6,8,8,8,8,9,9]+7[3,7] → 17

名塚佑:こいつが自分で攻撃しなかった理由がわかった!
谷神錬磨:ぼくにもわかりました!
朝比奈 望:ファック!リア不!
GM:シーッ!言っちゃダメ!
GM:じゃあダメージ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:2d10+8 命中すると装甲が-20です。もろもろ有効。
DoubleCross : (2D10+8) → 10[5,5]+8 → 18

朝比奈 望:ありがとう、生命とか吸収する力…!死なない!
名塚佑:すごいよ望!
GM:ちょっと演出は待って下さい。というのも、
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《加速する刻II》。行動します。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《腐食の指先》。水波くんを狙う。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

GM:逆にすればよかったなこれ……?
名塚佑:ナメくさったダイス数!
GM:リアクションをどうぞ。
谷神錬磨:愚かな! その程度で水波くんに当てられると思うたか!
GM:コピー元がショボいから!
水波賢哉:《切り払い》
水波賢哉:112→113
名塚佑:切り払い使わなくても
名塚佑:回避できそう
谷神錬磨:本物だったならば、ボルトアクションライフルの達成値+5を使っておるわい~~~っ!
水波賢哉:6dx+27
DoubleCross : (6R10+27[10]) → 7[2,3,4,4,6,7]+27 → 34

GM:では、朝比奈くんには命中。水波くんにはハズレ。
朝比奈 望:何があるんだ…!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:領域を無差別に広げる。『撃たれた』という認識だけが残る。
GM:君たちには分かるでしょう。
GM:全力で攻撃している。
GM:直接攻撃は不得手だ。にもかかわらず、諦めようとはしない。
GM:殺意だけでこのジャームは動いている。
水波賢哉:「エフェクトに頼りすぎだ。僕の素の剣の方が圧倒的に速い」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『まだだ……! まだ……まだ!』
名塚佑:「諦めることができない……」
谷神錬磨:「……そういうものか?」
名塚佑:「魔術師は……何かを願うものは、誰だって……」
水波賢哉:レネゲイド起こりを感じ取り払い落とす。
朝比奈 望:「……そんなにまでして、佑ちゃんを殺したいの?」
名塚佑:「UGNの言ってるようなジャームと、同じものがあるのかもしれない」
名塚佑:「ボクも。わたしも……そうだよ……そうだった……」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『殺さないといけない……! ボクが……私が殺さないといけない!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『私が生きてるせいで、どれだけの人が死んだと思う!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『町が……平和に暮らしていた人が……』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『望たちが』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『死ななきゃいけないんだよ! それを分かれ!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『お前は、死ななきゃいけない。名塚佑!』
名塚佑:「――でも」
名塚佑:「君は違う。今、それがわかった」
名塚佑:「……そうだよね?君は、ボクの魔術の【声】でも、魔術師の部分でもない」
名塚佑:「だって、ボクは。願いのためなら、友達が死んでもいいと思ってたから」
GM:毒蜘蛛は、魔術師の部分の名塚佑ではない。
GM:ただの人間の――ただの少女の名塚佑だ。
名塚佑:「……罪悪感を覚えるわけがない――」
名塚佑:「君は……ボクの、人間の部分だ……魔術を極めた果てなんかじゃなくて」
名塚佑:「魔術師になれなかった未来の、名塚佑」
GM:クリンナップ。
GM:"鏖殺の瘴気"が発動します。赤・ピンクエリアのPCに20d10・40d10ダメージ。
GM:いないね!
朝比奈 望:いない!

ROUND-03

GM:セットアップ。おそらく、このラウンドで決着がつくだろう。
谷神錬磨:なし!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:Eロイス"鏖殺の瘴気"。範囲を拡大。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:マップ全体が致死圏に。クリンナップ時、全PCに100d100のダメージと硬直、邪毒R9を付与。

エンゲージ図

水波賢哉:なし
朝比奈 望:なし!
GM:東京ちゃんは何かセットアップありますか?
名塚佑:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》!
名塚佑:私がPC1だ!最後の最後まで……全力で……支援する!
GM:シブいねェ~
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:150->158)
水波賢哉:貰うぜー
朝比奈 望:ありがたく!!
谷神錬磨:いただき!!
GM:じゃあイニシアチブ。朝比奈くんの手番。
名塚佑:「わたしの願いが必ず叶うのなら――」
名塚佑:「ボクがわたしに殺されない方法は、一つしかない」
名塚佑:「ボクが、力を制御できる名塚佑になることだ。ようやく……分かった……」
名塚佑:「願いを諦めないと、制御することなんて……できなかったんだ」
名塚佑:再び、無意識領域を際限なく加速させていく!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『違う。制御できる名塚佑なんて、いない……』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『居るのなら。もしお前がそうだとしたら』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『そうだとしたら……』『……私は』
GM:イニシアチブ。朝比奈くんの手番。
朝比奈 望:「きっと、そうだよ。」
水波賢哉:「朝比奈、変わるか?」
谷神錬磨:「……」 横目に、朝比奈を見る
朝比奈 望:「大丈夫だよ。」
水波賢哉:前の戦いを思い出し声を掛ける。まあ、今のこいつなら射るだろうな。と思いながら。
朝比奈 望:水波くんと谷神くんに笑いかけます。
水波賢哉:「そっか。よし、外しても僕達がいるんだ。気楽に撃てよ。だったら無念無想の一射になるからな」
水波賢哉:任せたぜ。と、頷く。
朝比奈 望:「ん、ありがとう。」
谷神錬磨:「……そう、だな」 太刀を引く。その一射を待つ。
朝比奈 望:「うん、きっと、佑ちゃんが君が望んだ佑ちゃんだから。」
朝比奈 望:「だから、佑ちゃんはもう休んで、いいんだよ。」
朝比奈 望:弓を構えます。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『…………』『望…………!』
朝比奈 望:コンセ+滅びの一矢+炎の刃+アマテラス+生命吸収
朝比奈 望:対象は"魔境の毒蜘蛛"
GM:あっ生命を吸収する的なやつまで入ってる
GM:くるがいいさ!
朝比奈 望:「だから、僕は佑ちゃんを殺すね。」
朝比奈 望:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,7,7,7,7,8,10]+3[1,1,3,3,3,3]+10 → 23

朝比奈 望:あ、やべえ、ひくい!
GM:いける!
谷神錬磨:まずい!
名塚佑:私の出番ってことだなァーッ!
GM:やめろ!
GM:引っ込んでろ!
朝比奈 望:姐御!!
名塚佑:これは3以上を出されるだけで夢の雫されてしまうからな!
名塚佑:私が当てるしかないってことだぜ!
名塚佑:《夢の雫》!どや!
GM:達成値はいくつあがりますか?
朝比奈 望:姐御ーーーーー!!!
名塚佑:ああ、ちょっと待って下さいね……いま158だから……20……
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:158->161)
名塚佑:……おや?
GM:あっ
名塚佑:160を越えちまったァ……
谷神錬磨:ヒヒッ
朝比奈 望:あれれー?
名塚佑:達成値は……+22だァ~~!!!
谷神錬磨:起源種様の160オーバーだ…
朝比奈 望:ってことは攻撃力も…?
GM:本当にヤバいなこの支援キャラ・・・w
名塚佑:死ね!攻撃力ももう+30だぜ!!!
朝比奈 望:ひえー!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:達成値45か……ダメ元でドッジ。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:1dx+1=>45
DoubleCross : (1R10+1[10]>=45) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

GM:クソがー!
GM:どのみち上乗せされなくても命中じゃねーか!
GM:ドッジは失敗。ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:ひゃー!悪党に相応しい末路だぜーー!!
朝比奈 望:5d10+69
DoubleCross : (5D10+69) → 25[10,2,6,3,4]+69 → 94

朝比奈 望:帰りたいから。コヨミちゃんに会いたいから。色んな人と約束したから。もう後悔をしたくないから。変わりたいから。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《ショックアブソーブ》。50ダメージを軽減。
朝比奈 望:理由はいくらでもある。でも、どんな理由があっても、絶対に、友達を殺すのは、いけないことだと思う。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『望……!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『私は……ボクは』
朝比奈 望:「だから」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『ボクは……』
朝比奈 望:「ただ、受け入れることにするよ。自分の手が、穢れることを。魂が、地獄に落ちることを。罪を背負うことを。それを償うことを」
朝比奈 望:放たれた矢が"魔境の毒蜘蛛"の体が貫く。穿たれた傷口から炎が噴き出す。
朝比奈 望:追加で18点ダメージだ!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――――』言葉を紡ぐ事はできない。
朝比奈 望:「ごめんね、佑ちゃん。ずっと、一人で苦しませて。」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:戦闘不能になります。《蘇生復活》で復活し、追加ダメージで再度戦闘不能に。
朝比奈 望:「ありがとう、佑ちゃん。佑ちゃんが最初に会った僕たちのことを忘れないでいてくれて。」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『望……』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……ボクは、間違ってたのかな』
朝比奈 望:「うん、きっと。」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――――――ーそれでも』
朝比奈 望:「でも、それでいいと思うよ。」
朝比奈 望:「うん。」
朝比奈 望:涙が頬を伝っているのを感じながら、佑ちゃんの言葉を待ちます
朝比奈 望:「佑ちゃんが間違ってたとしても、僕たちが佑ちゃんについてきたのはきっと、佑ちゃんのことが大好きだからだし。」
朝比奈 望:「僕たちが佑ちゃんを止めたのも、佑ちゃんが大好きだからだよ。それだけわかってくれたら、僕はいいとおもう。」
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……そうだよ。望』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『望。錬磨。水波くん』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『彼らは使い魔だったけど。使役されるのを拒否する事だって出来たはずなんだ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『それでもついてきてくれた皆の為にも――』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『最後まで意思を貫く』 Eロイス"破滅の呼び声"。
GM:情報で公開した三つの攻撃手段のうちの一つです。要するに、ラストアクション。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:《黒星粉砕》。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:佑ちゃんを狙う。
名塚佑:当然、そうだろう……!来い!
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:9d10 リアクションは不能です。
DoubleCross : (9D10) → 57[10,3,2,8,5,10,3,10,6] → 57

"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:この世界のナザから奪ったエフェクトだ。空間断裂が佑ちゃんだけを襲う。
GM:復活はどうしますか?
名塚佑:復活は……
名塚佑:復活はしません。名塚佑の願いを叶える。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――――』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『余力はあるはずなのに』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『なぜ、起き上がらない――』
名塚佑:自分自身/名塚佑/理解:○/悲嘆/ロイス
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『どうしてだ? そんな無防備に倒れて』『私が――お前に、とどめを刺さないとでも』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:もう満足に動く事すらできない。自分自身を見ている。
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:目の前の、もう一人の名塚佑を見ている。
名塚佑:(――止まっていい)
名塚佑:(もう、止まっていいんだ……わたしは)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『立て』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『立て……立て!』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『ふざけるな……! こ、こんな……!』
名塚佑:(だから……)そう思うことを、自分自身に伝えたりもしない。
名塚佑:(願いが叶ったと、最後に信じたっていい……)
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『……ああ。なんでだよ』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『こんなの、絶対に嘘なのに――』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『ボクの願いが叶うはずないって、わかっていたのに』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『――やっと』
"魔境の毒蜘蛛"名塚佑:『やっと、止まれるのか……』
GM:"魔境の毒蜘蛛"は崩れ落ちます。
水波賢哉:「ん?………何時の間にか」
水波賢哉:「………風が止んだな」隣にいる谷神君に声を掛ける。
谷神錬磨:「……もともと、止んでいた」
GM:敵は全滅。君たちの勝利だ。
朝比奈 望:"魔境の毒蜘蛛"名塚佑/友情/罪悪感〇/でロイスをとります。
朝比奈 望:とっていいです?
GM:死んだのにw
GM:まあいいでしょう!
水波賢哉:「そっか。気付かなかった。これで終わったんだな」
朝比奈 望:攻撃する前に取ろうとしてたんだけど、忘れてて、ごめんなさい。
谷神錬磨:「終わった。だから……もう一度、吹くだろう。俺たちの世界にも。必ず……。……」
谷神錬磨:太刀を納刀。戦闘終了。
GM:目の前の風景が少しずつ薄れていくだろう。
GM:結界が消えていく。
名塚佑:「ああ……ああ……」断裂した体が、再生していく。
名塚佑:人ではない体。望や錬磨に隠しておきたかったもの。
名塚佑:「……わたしは……?ねえ……」
名塚佑:「向こうの、わたしは……」朦朧としたまま尋ねる。
GM:びゅう、と風が吹く。
GM:いつの間にか君たちは、元のQ町の月代神社に立っているだろう。
GM:時空の裂け目は、もうない。
朝比奈 望:「安心したみたいに、消えていったよ。」
名塚佑:「死んだんだ……ああ……」
名塚佑:「あああ……わたしが、わたしが」
名塚佑:望に縋り付きます。
名塚佑:「うううう。うわああああ」
谷神錬磨:「……あの”名塚”は死んだ。そこに救いはない。何かの救いか、その類のものを手にすることができるのは……」
朝比奈 望:「ありがとうね。僕じゃあ、佑ちゃんを、あんなに満足そうに殺してあげられなかった。」
名塚佑:「死んじゃった……死んじゃったよ……ねえ……」
谷神錬磨:「生きている者と、残されたものだけ。現実に留まる側だけだ」
名塚佑:人間であった自分の。そして、あの頃のようにいたかった願いの終わり。
朝比奈 望:「うん、そうだね。」
朝比奈 望:佑ちゃんの悲しみを受け入れたい、寄り添いたい、そう願いながら声を出します
名塚佑:「わあああああああ、わあああああん、わあああああん」
水波賢哉:皆を見守っている。自分は名塚佑の身体を無事に守れた。心を守るのは幼馴染達に任せよう。
水波賢哉:泣き顔を見ないように後ろを向いて頭をかく。
名塚佑:そのまま、風がやむまで泣き続けています。
谷神錬磨:じっと黙っている。
GM:全ては終わった。
GM:魔境は遥か彼方にあり、すぐ近くにある。
GM:名塚佑が、"毒蜘蛛"と同じ道を辿るのか、そうでないのか――
GM:それは誰にも分からない。"結社"にも、"ツキガミ"にも、佑本人すらも。
GM:未来は変わる。変えられるものなのだから。

バックトラック

GM:■バックトラック
GM:バックトラックの時間!
GM:Eロイスを表示します。今回のEロイスはこちら。
■ナザ・シルベストリ
"囚人の鳥籠"
"悪意の伝染"
"破壊神顕現"

■"魔境の毒蜘蛛"
"鏖殺の瘴気" ※強化版"殺刃圏"
"破滅の呼び声" ※《ラストアクション》
"不滅の妄執"
"惨劇の輪廻"
GM:惨劇の輪廻。イニシアチブに動く、トドメ専用の加速がありました。
GM:彼女は使わなかった。
名塚佑:うおお……
GM:ふりたい人はどうぞ。
朝比奈 望:ふらないわけがない
朝比奈 望:153-7d10
DoubleCross : (153-7D10) → 153-34[8,7,6,6,3,3,1] → 119

朝比奈 望:やったー
名塚佑:やるに決まってるぜ!
谷神錬磨:いや……
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-37(7D10->4,8,7,7,4,6,1)した (侵蝕:161->124)
名塚佑:悪くなし!
水波賢哉:1倍ぶり
谷神錬磨:振らない!
谷神錬磨:そのままいく!
水波賢哉:113-4d10
DoubleCross : (113-4D10) → 113-19[6,4,1,8] → 94

GM:ならば自前で行くと良い!
谷神錬磨:1倍振りだ!
水波賢哉:帰れました。
谷神錬磨:119-4d10
DoubleCross : (119-4D10) → 119-26[10,4,5,7] → 93

谷神錬磨:OK!
名塚佑:ダイスは6個振れる……!
名塚佑:2倍振りにします
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-62(12D10->1,6,9,3,10,1,6,6,2,10,7,1)した (侵蝕:124->62)
GM:めっちゃ戻ったw
朝比奈 望:2倍ぶり
名塚佑:戻りすぎ!
朝比奈 望:119-10d10
DoubleCross : (119-10D10) → 119-43[1,8,8,2,3,4,9,1,5,2] → 76

朝比奈 望:かえったー
名塚佑:でも本当、この流れでジャームになりたくないよ
GM:よかった。全員戻りましたね
GM:そうですね、ボクとしてもジャーム化PCオルタをロールしたのは初なので
GM:この流れで毒蜘蛛mkIIが生まれたら非常にイヤだw
GM:経験点も配布しましょう。
GM:いつもの5点に、シナリオ基本点は第二話と同じ7点。12点。
GM:Eロイスは上記の通り、全部で7個。
GM:Dロイスはナザの『起源種』、GMがうっかり着けてしまった『申し子』。
GM:それから毒蜘蛛の『起源種』、サーヴァンツの『遺産継承者』『精鋭』『伝承者』。全部で6個。
名塚佑:Dが2つ!
GM:12+7+6で,25点ですね。これにバックトラック経験点を足してください。
名塚佑:そういえばナザちゃんも起源種だよなあ
谷神錬磨:D2
GM:何点になりましたか?
水波賢哉:30点
谷神錬磨:30点になりました!
名塚佑:28点!
朝比奈 望:28点!
GM:ヘイヘイ!
GM:二人が1倍で、二人が2倍……まあまあ、僕にしては、二話よりは、良い戦闘バランスだったんじゃなかろうか……
GM:C((30+30+28+28)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 38

珪素さん 28点
白金さん 30点
中村さん 28点
ロケットさん 30点
GMクオンタム 38点
GM:こうかな!
GM:バックトラックは終了です。お疲れ様でした!
朝比奈 望:さっした!

合同エンディング

GM:では、合同EDに入りましょうか。
朝比奈 望:うぇい!

GM:君たちは神社の境内に立っており――
GM:その風景が、さらに薄れていく。
GM:世界に被さっていた薄皮を剥がすように。
GM:世界が一瞬真っ白にリセットされ、次の瞬間、
月代コヨミ:「――――よーし!」
GM:神社の境内だ。目の前に倒れているのは、ナザ・シルベストリ。そして"青"――春月瑠璃。
GM:君たちが倒したのだ。
GM:今回もまた、君たちはツキガミの欠片を一柱倒し、コヨミの力を取り戻した!

▼ 《彼方からの声》

月代コヨミ:「なんとか……なったな! 望、大事ないか!」 望くんの肩を叩く。
朝比奈 望:「うん、大丈夫。大丈夫だよ」
朝比奈 望:「ありがとう、コヨミちゃん。」
月代コヨミ:「……うむ。"赤"の一件以来暗い顔をしているから、少々心配だったのだぞ」
月代コヨミ:「礼を言うのは我の方だ。戦ってくれてありがとう」
朝比奈 望:コヨミちゃんに嘘をつくことの罪悪感と、
朝比奈 望:手に握った蒼雁にどこか違和感を覚えながら、そう応えます
GM:どういう事情かわからないが、コヨミは信じ切っている。
GM:"君たちと一緒に事件を、ナザと春月を倒した"――そういう事になっている。
GM:君たちは春月の言うとおりにしてもいいし、しなくてもいいでしょう。
朝比奈 望:「うん、コヨミちゃんがいてくれて、よかった。」
朝比奈 望:でも、それ以上に、目の前にコヨミちゃんがいる。そのことが嬉しくて、そして安心してします。
月代コヨミ:「よせよせ! 照れるではないか!」 ばしばしと望くんの背中を叩く。
谷神錬磨:「そのくらいにしておいた方が、いい」
谷神錬磨:「朝比奈の背中が、壊れる」
月代コヨミ:「ん、おお……すまんすまん、そうだった」
名塚佑:「……」目をゴシゴシとこする。
月代コヨミ:「"黒"に"赤"……我の力も戻ってきたからな。戦い終わったばかりの望に手荒な真似をした。すまぬすまぬ」
春月瑠璃:よろよろと立ち上がる。
春月瑠璃:「……迷惑をかけたみたい。色々と」
春月瑠璃:「私は……ここの魔術師に操られていただけで、元からコヨミに逆らう気はないわ」
春月瑠璃:「少しだけ。少しだけ、佑ちゃんと話をする時間がほしい。"今回"は色々、お世話になったから」
春月瑠璃:「そうしたら、コヨミのもとへ戻る」
月代コヨミ:「……」
月代コヨミ:「……望。錬磨、賢哉……佑」 声をひそめる。
月代コヨミ:「"青"に戦闘能力はない。それは分かっているが……」
月代コヨミ:「やつの言葉。信じて良いものだろうか?」
名塚佑:「……大丈夫」
名塚佑:「信じて。ヨミ姉ちゃん」
朝比奈 望:「僕は、信じたいな。」
谷神錬磨:「すでに深く断ち切った。それに……いまの名塚ならば、どうにでも手段はある」
水波賢哉:「御指名は佑ちゃんだしね。僕は、まあ、守って欲しいと言われたらついてくけど」
水波賢哉:「まあ、大丈夫じゃん?」
月代コヨミ:「相変わらず甘いな、お前たちも」「……まあ、そこが好きなのだが!」 にっかりと笑う。
月代コヨミ:「うむ。我はここで待っているとする――"青"! 話が終わったら、戻ってくるのだぞ!」
月代コヨミ:「約束だぞ!」
春月瑠璃:「ええ。約束よ」
水波賢哉:「うぇ、さっきまで嵐のように朝比奈を甘やかしてたコヨミちゃんに言われたよ」
GM:Q町に笑い声が戻ってくる。
GM:事件は解決したのだ。
GM:佑の"起源"を狙う、"結社"の大達人、ナザ・シルベストリ。
GM:ナザに操られ、暴走状態の使い魔として使役されていた、"青"のツキガミ――春月瑠璃。
GM:また一つ、コヨミはツキガミとしての力を取り戻した。
GM:あと一つ。あと一つだ。

エンディング01 : 谷神錬磨

GM:さて。
GM:どうしますか?
谷神錬磨:ここでRHOをオープンしてもいいですか?
GM:どうぞ!
GM:RHOをぺっとり貼ってください。
谷神錬磨:じゃあ、普通に貼ればいいのかな……!はります!
■リバースハンドアウト PC4(谷神錬磨)用
・公開タイミング:あなたの個別エンディング開始時

プレイヤーはこのRHOを公開しなくても良い。
公開した場合は【非日常ED】、公開しなかった場合は【日常ED】となる。

――今回の事件の中で、ひとつ思い出した事がある。
朝比奈、水波、名塚、そして君。ツキガミ事変を経て大きく成長した君達は、
いまやQ市UGN支部が誇る最強戦力――『レベル5』のオーヴァードだ。
そして、明日の起動実験を目前に控えたR災害予測システム『ツクヨミ』には、祖父の旧友である名塚清三も関わっている。
レベル5オーヴァードと、かつてない規模のR災害システム『ツクヨミ』。
この二つの守護があれば、Q市に鬼が生まれる事もなくなるだろう――――。

奇妙な記憶だ。これはいったい、いつの出来事だ?
しかし、君はこの記憶がウソではないと確信できる。忘れていた事が不思議なくらいに。
この事を誰かに相談するべきだろうか。何か知ってそうな妹――天音あたりに。

GM:OK。
GM:錬磨君のEDは、非日常EDとなります。
谷神錬磨:非日常~

GM:谷神錬磨。君は自宅へ帰ってきた。
GM:茶の間の方が、なにか騒がしい気がする。
GM:天音の友達でも来ているのかもしれない。
谷神錬磨:「……」
GM:君は動画配信の支度をしてもいいし、天音に何か話をしにいってもいいです。
谷神錬磨:「風が、騒がしいな……」 ふらっとした足取りで覗きに行きます。
谷神錬磨:もともと、天音には聞きたいことがあった。
GM:では、君が茶の間に行くと――
谷神天音:「あ! にい様!」
名塚清三:「おや、お疲れ様。お邪魔しているよ」
GM:二人が掘り炬燵でお茶をすすってます。
谷神錬磨:「……ああ。どうも」 軽く頭を下げる
谷神錬磨:「片はついた。名塚に関する一件は。だが……」
谷神錬磨:「聞きたいこともある」
名塚清三:「私はお邪魔かな?」
谷神天音:「にい様、あたし、外にいたほうがいい?」
GM:二人がほぼ同時に言う。
谷神錬磨:「いや。二人とも、いてもらっても構わない。たぶん……どちらにも関係があることだ」
名塚清三:「そうかね」 持っていこうとした茶碗蒸しをテーブルに置きなおす。
谷神錬磨:「……たぶん」
谷神天音:「……あの、それで」
谷神天音:「聞きたいこと?」
谷神錬磨:「……何か忘れている気がしていた」
谷神天音:「!」
谷神錬磨:「Q市」
谷神錬磨:「ツクヨミ」
谷神錬磨:「レベル5。……名塚清三氏」
名塚清三:「うん」
谷神錬磨:「どれも、現実のこととしか思えない」
谷神錬磨:「何か……俺は何か忘れていないか? ……水波が言った」
谷神錬磨:「”この世界はなんなんだ”? だ。なんなんだ? ……何か、知らないか。天音」
谷神天音:錬磨くんに飛びつきます。
谷神天音:「に」「にいさまーーー!」
谷神天音:「よかったー! おぼえてたー!」
谷神錬磨:「うぐ」
谷神天音:「うあああーんあんあんあん!」
谷神天音:万力のような力で抱きしめる。
谷神錬磨:「速いな。落ち着け。泣くな。力が強い。気道が絞まる。説明してくれ」
名塚清三:「うん……そのために私が来た。大丈夫だ」
名塚清三:「天音ちゃん。お兄さんが死ぬから、ちょっと離れなさい」 首根っこを掴んで引き剥がす。
谷神天音:「うわーんわーん!」
谷神錬磨:「……どうも」 頭を下げる
谷神錬磨:「……俺よりも、朝比奈や水波の方が適していると思うが」
谷神錬磨:「教えてくれるなら、ぜひ聞きたい。……俺が、何かの助けになるのなら」
名塚清三:「大丈夫だ。彼らの元にも、別の者が行っている。望むなら彼らにも同じ説明がされるだろう」
名塚清三:「……さて」
名塚清三:「……君も今回の戦いでよくわかっただろうが、"鬼"は本来、人だ」
名塚清三:「ボタンの掛け違い。あるいは足の踏み外し。そういう事が積み重なって、人は鬼になる」
谷神錬磨:「どうやら、そのようだ。天然の鬼とやらも、いるところにはいるようだが……この土地の鬼は、人だな」
名塚清三:「うん」
名塚清三:「それを防ぐのが、Q市UGN支部が開発した"ツクヨミ"――未来を予測し、それを現実と寸分たがわぬVR空間に投影する、災害予測&事案シミュレーションシステムだ」
名塚清三:「君たち四人は、このQ市のオーヴァードだった」
谷神錬磨:「いまは、そんな気がしている」
名塚清三:「そうだろう。少しずつ、月代コヨミの枷が外れてきている……続けるよ」
名塚清三:「ツクヨミにはパワーソースが足りなかった。なにせR事案という特例中の特例をシミュレートするんだ」
名塚清三:「動力源もそれに相応しいものが欲しい。簡潔に言うと、長年人間界を見守ってきてすごいパワーを持った神様とかね」
谷神錬磨:「なるほど」 頭の中で、関羽やガネーシャといった神々がポップしている
谷神錬磨:「……つまり」 ちーん! 「コヨミだな」
名塚清三:「君、もしかして結構アホだな!?」
谷神天音:「にい様はアホじゃないよ!」 頭突きする。
名塚清三:「ヴぐゥ!」
谷神錬磨:「ありがとう、天音」
谷神錬磨:「だが一理ある。いまだ自体がつかめていない。続きを話してくれ」
名塚清三:「ゲホッ……つ、月代コヨミは、そんな時にちょうどよく現れた」
名塚清三:「信仰が途絶え、力が暴走した。四つの分身を集めるのを手伝って欲しいと言い出したんだ」
名塚清三:「その見返りは、……自分自身が"ツクヨミ"の生体コアになること」
名塚清三:「第二の人生、いや神生ってやつだね。もう神様としてはやっていけないと悟ったんだろう」
谷神錬磨:「神としては。……そうかもしれないな」
名塚清三:「姿形は変わっても……ありようは変わっても。ツクヨミなら、強固な"器"として、自分の力を受け止めてくれる――Q市を見守っていける」
名塚清三:「UGNと月代コヨミは同意した。そして君たちはツキガミ事件を解決し――ツクヨミは無事起動し」
名塚清三:「……月代コヨミは、再び暴走した。我々が想像もしなかった力で、君たちを"Q町ステージ"内に縛り付けた」
名塚清三:「これが全てだ」
谷神錬磨:「なるほど」
谷神錬磨:「それが、この現状というわけか」
名塚清三:テーブルのカゴからのど飴を勝手に取って舐めている。
名塚清三:「ああ。現実世界において、君たちの体は仮死状態になっている」
名塚清三:「私や天音ちゃんは、なんとか現実とQ町を行き来できるのだがね。君たちはログアウトが出来ない状態だ」
谷神錬磨:「……、……ああ。話がわかりやすくなった」
谷神錬磨:やっと合点がいったという顔
GM:ログアウトができない。なら、ログアウトする手段さえ講じればなんとかなる。
GM:月代コヨミに悟られずに秘密裏に事を進め――彼女が気づいたときにはもう手遅れ。
GM:そんな作戦を、Q市は進めている。君たちを現実世界へ帰還させるために。
名塚清三:「ちょっと私ばかりが喋りすぎた気がする。質問があればじゃんじゃん言ってくれ」
名塚清三:「あ、苦情は桜生クンとか、藍坂くんに頼むよ」
谷神錬磨:「スタンドアロンでここにいるんだな。ネットワークは現実の俺たちに繋がっているのか? いや。そこに問題があるから、こうして囚われたままなのか」
名塚清三:「えっ?」
名塚清三:「スタン……?」
谷神錬磨:「ログアウトの方法は? pingは通っていると思うが、バイパス接続を通すことは可能か?」
谷神錬磨:「ああ……ええと……」
谷神錬磨:「脱出するには、ここからどうすればいい?」
名塚清三:「ま、待った待った」「専門用語は、よくない! わかりやすく話をするべきだよ!」
名塚清三:自分の事は棚に上げて言う。
谷神錬磨:「……脱出する方法を知りたい」
名塚清三:「おお。なるほど」
谷神錬磨:「みんな、それを知りたがっていると思う。俺もだ」
名塚清三:「うん。そうだね」
名塚清三:「――黒、赤はコヨミの支配下にあった。だが、青・白の制御はこちらが受け持っている」
名塚清三:「近いうちに、"白"が来る」
谷神錬磨:「……”白”」 まだ知らない相手だ
名塚清三:「彼女がこの世界をかき回し――同時に、我々が現実世界への帰り道を開く」
名塚清三:「混乱に乗じて逃げる事になるだろう。今回の作戦で、"青"の制御はコヨミに取られる事になる」
谷神錬磨:「未来予測が、向こうの手に渡る」
谷神錬磨:「不利ではないだろうか」
名塚清三:「可能な限り……手は講じてある。月代コヨミが観る未来は、我々があらかじめ用意して」
名塚清三:「バッ……バッチ?処理? で、偽装プログラム?そういう、なんか、そういうので、どかんと"偽の未来"を渡すから。大丈夫だ」
名塚清三:「大丈夫らしい。私は専門外だけど、そうらしい……藍坂くん考案だから、大丈夫だろう」
谷神天音:「……」 あたしも専門外です、という顔。
谷神錬磨:「わかった。時間を稼げそうだ。その間に、こちらで努力をする……」
谷神錬磨:「次の戦いが、一つの鍵になる。そう思ってもいいのだな」
名塚清三:「そうなる。次の戦いで、君たちが現実に戻れるか――この世界に永住することになるかが決まるだろうね」
名塚清三:「少なくとも、月代コヨミは君たちを手放すつもりはないようだから」
谷神錬磨:「……わかった」
名塚清三:「…………錬磨くん?」
名塚清三:「私からも一つ聞きたいのだけど、いいかな」
谷神錬磨:「ああ。……そうだな。なんでも、聞いてくれ」
名塚清三:「君は大丈夫だと思う。水波くんも大丈夫だろう」
名塚清三:「佑は、まあ、私のひ孫だからね。かわいいし、才能もあるし、思い切りも良い……問題はない」
名塚清三:「朝比奈くんだ」
名塚清三:お茶を飲み、じっと君を見据える。
谷神錬磨:(水波には、やることがあるからな……)
谷神錬磨:「……ああ。そうだな。朝比奈か」
名塚清三:「いざ、月代コヨミと戦いになった時……つまり、今回のような殺し合いになった時」
名塚清三:「彼は討てるかな?」
名塚清三:「"ツキガミ様"。月代コヨミを」
谷神錬磨:「あいつは……」 一瞬、沈黙する。
谷神錬磨:今回の戦いでよぎった、朝比奈望の横顔を思い浮かべる。
谷神錬磨:「朝比奈は、」
谷神錬磨:「……語るのも難しいな。あえて言うなら」
名塚清三:「うん。君の主観でいいよ」
谷神錬磨:「うまくやる。俺も、あなたも、想像もできない方法で。うまくやる」
名塚清三:「…………ほお」 湯呑みを置く。 「そんなにかね」
谷神錬磨:「あいつがコヨミを滅ぼす。そこまで簡単な結末になるとは、思わない方がいいと思う」
谷神錬磨:「きっと、とんでもない大騒動になるし、最も困難な道を選ばされると思う」
谷神錬磨:「簡単にやってくれると、俺は助かるが。そうなったことは一度もない」
名塚清三:「なんて奴だ」
名塚清三:「……いや、素晴らしいと思う。私の能力では過去は視えても、未来は視えないから」
名塚清三:「予測不可能な人間を見るのは生きがいだ。そういう子がいると……生きていてよかったと思えるな」
名塚清三:「わかったよ。ありがとう、錬磨くん」
谷神錬磨:「どういたしまして」 頭を深く下げる
GM:清三の話は終わったらしい。呑気にお茶をすすっているし、もう少ししたらここから出ていきそうな気もする。
GM:天音と話すなら、清三はここで退場します。
谷神錬磨:「……では。天音、少し話そう」
名塚清三:「うん。今度こそ私はお邪魔だな」
名塚清三:「では、しばしの別れだ。またね」 手を振り、
名塚清三:《猫の道》。姿を消す。
谷神天音:「うぇ、うぇい」
谷神天音:正座し、背筋をピンと伸ばす。
谷神錬磨:「……天音」
谷神錬磨:「本来の”Q市”で、俺はどのくらい眠っている?」
谷神天音:「……三週間。ううん、もっとかも」
谷神天音:「あのね。あたし、毎日お見舞にいって……にい様のね。腕の筋肉が、落ちてるの」
谷神天音:「どんどん細くなってるの」 だんだん涙声になる。
谷神錬磨:「……長いな」 (毎日配信する予定の動画が、大失態だ)
谷神錬磨:「すまない」
谷神天音:「うえっ。うぇぇぇ」 しがみついて泣く。
谷神天音:「でも、絶対……絶対、つぎのサクセンで、にい様を取り戻すから……あたしたち全員、がんばってるから……」
谷神錬磨:「寂しい思いをさせているとしたら……、いや……、たぶんさせているような気がするが」
谷神天音:「してる……」 ぐすぐす言いながら答える。
谷神天音:「すごくしてる」
谷神天音:「もう、Q市の事なんて思い出さないかなって思ってた」
谷神錬磨:「こうして話してくれるだけでも、ありがたい。俺も、全力を尽くす。すぐに戻る。戻らないと……」
谷神錬磨:「天音の水分が欠乏する」
谷神天音:「うぐっ」 鼻水をすする。
谷神錬磨:「戻る方法があるということがわかった。朝比奈も名塚も、……水波もいる」
谷神天音:「うん……はい」
谷神錬磨:「水波。あいつがいれば、どうにかなる。……少し待っていろ。すぐに戻る。すべて、いろいろと、元通りにする」
谷神錬磨:「だから、待っていてくれ。頼む」
谷神天音:「はい」
谷神天音:「にい様は強い人です。"夜叉童子"になったあたしを、あっちでも助けてくれたもん」
谷神天音:「絶対に戻ってくる。待ってます!」
GM:Q市。
GM:ツクヨミ。
GM:君たちは囚われ、未だに出口は見えない。
GM:コヨミは信じられない。万が一この脱出計画がバレれば、彼女がどういう行動に出るかもわからない。
GM:それでも――出口は見えなくとも、光明は見えた。
GM:進むしかない。帰るために。
GM:--------------------------------------------------------------
GM:そういう感じで、錬磨くんのEDは終了。
GM:お疲れ様でした!
谷神錬磨:お疲れさまでした!
谷神錬磨:やー、楽しいゲームですね! ありがとうございました! めっちゃ面白かったです!
GM:よ、よかった・・・そう言って貰えるとGMがんばった甲斐があります。ありがとう!
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。

エンディング02 : 朝比奈望

GM:ではエンディング。順番的には朝比奈くんかな。
GM:場所は朝比奈食堂。ここは固定なのですが、
GM:朝比奈くんはどうしますか?
朝比奈 望:どうしますとは
GM:わかりやすく言うと、セッション開始前に渡したRHOの公開タイミングが『個別ED開始時』なので、公開するかどうかという事ですね。
朝比奈 望:あ、公開します!
GM:届いてない……?
朝比奈 望:貼ってもよいですか?
GM:自前で貼ってOKです。手順的には錬磨くんのEDと同じです。
朝比奈 望:えいよ!
■リバースハンドアウト PC3(朝比奈望)用
・公開タイミング:あなたの個別エンディング開始時

プレイヤーはこのRHOを公開しなくても良い。
公開した場合は【非日常ED】、公開しなかった場合は【日常ED】となる。

――今回の事件の中で、ひとつ思い出した事がある。
Q市の駅前はだいぶ変わった。再開発が進み、ビルが立ち並び、高速道路も開通した。
ツキガミ事変も終息した。あとはR災害予測システム『ツクヨミ』の起動を待つだけだ。
君に適合した、Q市支部に保管されていた神殺しの《遺産》。炎弓『蒼雁』。
ツキガミの脅威も消えた今、『蒼雁』の出番も少なくなるだろう――――。

奇妙な記憶だ。これはいったい、いつの出来事だ?
しかし、君はこの記憶がウソではないと確信できる。忘れていた事が不思議なくらいに。
この事を誰かに相談するべきだろうか。たとえば、気になる質問を投げてきた綾瀬春菜に。
GM:よかった。RHOが届いてなかったらどうしようかと思った。
GM:なら、朝比奈くんのEDは非日常EDです。

GM:朝比奈食堂。
GM:平屋建ての、この地区ではやや大きな建物だ。昼時になると町役場の人や近所の商店主で賑わっている。
GM:窓からはQ町の――どこか懐かしさを感じるのどかな光景が広がっている。
GM:そんなところに、君は綾瀬と一緒にいる。
GM:食堂の一角で、二人で昼食中としましょう。
綾瀬春奈:「今回も大変だったねえ、望くん」
朝比奈 望:「ん、そうだねえ。」
朝比奈 望:生姜焼き定食をもぐもぐと食べています
綾瀬春奈:「"黒"……"赤"、そして"青"」
朝比奈 望:ご飯にとても合う
綾瀬春奈:「コヨミちゃんの力は四つ散らばったって言ってたから、あと一つ」
綾瀬春奈:「もうすぐ終わるはずだよね。次で」
朝比奈 望:「そうだね。そうしたら力をコヨミちゃんに返して。」
朝比奈 望:「それで、めでたしめでたし。」
名塚清三:「――というのが、本来の流れだったんだけどね」 ふいに横手から出てくる。
朝比奈 望:コップの水に口をつける。
名塚清三:お盆に鯖味噌定食を乗っけています。君たちと同じテーブルに座る。 「隣、失礼するよ」
朝比奈 望:「どうぞ」
朝比奈 望:「…やっぱり、違うんですか。」
名塚清三:こくりと頷き、綾瀬の方を見る。
綾瀬春奈:「望くんも、もう思い出してるんでしょ」
綾瀬春奈:「本来、自分が居たのはQ町じゃない……Q"市"だって」
朝比奈 望:「やっぱり、春ちゃんが大変だったっていったのは、あっちの方のことだったんだね。」
綾瀬春奈:「うん。中学生の頃、高速道路の開通セレモニーで、私と望くんで一緒にテープを切ったの覚えてる?」
朝比奈 望:「覚えてる…っていうのとは違うのかもしれない。」
朝比奈 望:「でも、確かに知ってる。言われればすぐにわかる。」
綾瀬春奈:「駅前の一番大きなビルに入ったクレープ屋さんの、バナナカスタードクレープの事も?」
綾瀬春奈:「食堂とか、うちの旅館がある南地区……は、まだ"Q町"っぽい田舎が残ってるって事も、どうかな」
朝比奈 望:「うん、美味しかったね。食べたことなんてないはずなのに。そう思ったことを知ってるよ。」
朝比奈 望:「ごめん、ちょっと…」
名塚清三:「ふむ。まだ、全部の記憶が戻っているわけではないようだね」
朝比奈 望:自分の記憶の中の食い違いに、少し混乱している。体験したはずのことがあやふやだし、体験していないはずのことを鮮明に思い出せてしまう。
朝比奈 望:「えっと、ごめんなさい」
名塚清三:「いいかい望くん。ここは仮想空間だ」
名塚清三:「Q市UGN支部が作り出した、限りなく現実に近いレネゲイド災害をシミュレートする災害予想システム――"ツクヨミ"」
名塚清三:「その管理者である月代コヨミが作り出した仮想空間、Q町ステージ。そこに、君たちの精神だけが閉じ込められているんだよ」
綾瀬春奈:肯定するようにこくりと頷く。
朝比奈 望:「……」
名塚清三:「君たちは半分スタンドアロンで、もう半分がネットワーク管理者の支配下にある。だから記憶があべこべなんだろうね」
朝比奈 望:「ドラえもんの夢幻三剣士みたいな…?」
名塚清三:「ド?」
綾瀬春奈:「あ、そうそう。そういうの」
綾瀬春奈:「懐かしいなー。あれ、望くんちにまだDVDある?」
朝比奈 望:「あるある。今度皆で見る?」
綾瀬春奈:「見よう見よう! あっあとねー、私このあいだスイッチ買ったから、あれもみんなで……」
綾瀬春奈:「……そうだった。あれはQ市のほうの話だった」
朝比奈 望:「スイッチかー、遊びたいね。」
朝比奈 望:「賢ちゃんたちがゼルダやってるのもみたいし、みんなでスプラトゥーンもやりたいな。」
綾瀬春奈:「うん。やりたいよね」
綾瀬春奈:「現実世界に戻れば、みんなで出来る……そのために私達は来てるの。私も、天音ちゃんも、桜生先生も……あと、清三さんも」
朝比奈 望:「…でも、どうして?」
名塚清三:「あとって」
綾瀬春奈:「……どうして?」
朝比奈 望:「コヨミちゃんが作ったものなら、別に悪いものじゃないんでしょ?」
朝比奈 望:「なんで、閉じ込められて、春ちゃんたちが助けに来るようなことになってるの?」
名塚清三:「……そうだね。望くんは、推理小説を読んだ事があるかな」
朝比奈 望:「多少は」
名塚清三:「推理小説に必要な要素は三つらしい。ひとつはフーダニット(Who had done it)――犯人は誰か」
名塚清三:「ハウダニット(How done it)。どうやって犯行を成し遂げたか」
名塚清三:「そしてホワイダニット。(Why done it)、なぜ犯行に至ったか」
名塚清三:「WhoとHowは分かっている。月代コヨミが、ツクヨミを悪用した」
名塚清三:「Why。動機がわからないんだ」
朝比奈 望:「じゃあ、悪用かどうかもわからないじゃないですか。」
朝比奈 望:「向こうでの清三さんみたいに、何か理由があってそうしてるのかもしれない。」
朝比奈 望:静だけど、強い口調で言いきります。朝比奈くんがこんな風にしゃべることは珍しい
名塚清三:「そうだねえ」
名塚清三:「大事なひ孫が人質にとられていて、殺されるかどうかはあちらの思うまま。私にとってはこの時点で悪用なんだが……」
名塚清三:「何かしらの事情があるのかもしれない。そこは多分、君たちが調べるべき事なのだろう」
朝比奈 望:「コヨミちゃんは、僕たちにひどいことなんか、しません。」
名塚清三:「参考までに。何故、そうも君は言い切れるのかな」
綾瀬春奈:「うん。事実、この世界に囚われてるのは確かなのに……」
綾瀬春奈:「私も聞きたい」
朝比奈 望:「僕がつらいとき、一緒に泣いてくれた。」
朝比奈 望:「誰かに傍にいてほしかった時、一緒にいてくれた。」
名塚清三:「……」
朝比奈 望:「それだけだよ。」
綾瀬春奈:「……そっか」
綾瀬春奈:「うん。それなら、そう言い切れるのも分かる気がするな」
綾瀬春奈:「つらい時に一緒に泣いてくれる人は、悪い人じゃないと思うから」
綾瀬春奈:「……人じゃなくて"神"かな。あはは」
朝比奈 望:「……」
朝比奈 望:「人でも、神様でも、友達だもん。」
朝比奈 望:「友達のことぐらいは、信じたい…」
朝比奈 望:ナザさんのことを信じられなかった罪悪感を噛みしめながら、言います
名塚清三:「うん。やはり望くんは、錬磨くんが言っていた通りの人物らしい」
名塚清三:「大物だ。たとえ"青"の未来予知の力があっても、君の行動を予測する事はできない……かもしれない」
朝比奈 望:「褒めては、ないですよね。」
名塚清三:「褒めているよ!」
名塚清三:「予測不能というのは素晴らしい事だ。未来を変える力があるってことなんだから」
GM:これは掛け値なしの評価ですね。君のことを称賛している。
GM:決して変えられぬ"過去"を見通す起源。起源の七、"目"。
GM:それを宿す者だからこそ、未来にかける情熱は大きい。
綾瀬春奈:「"黒"と"赤"。そして今回協力してくれた"青"さんは、管理者……コヨミちゃんの管理下に入る」
朝比奈 望:「そう、ですか。」
朝比奈 望:ごめん、いまのなし
綾瀬春奈:「"青"の犠牲と引き換えに、『どのあたりまで管理者・月代コヨミを欺けるか』が分かったんだって」
名塚清三:「そうだ。だから、近いうちに"白"が来る」
名塚清三:「彼女が一度きりの脱出ルートを拓いてくれるだろう。月代コヨミを欺き……そのスキに現実世界へ逃げるんだ」
朝比奈 望:「最期の、ツキガミが」
名塚清三:「そう。最後の」
朝比奈 望:「わかりました。」
朝比奈 望:「皆にも、同じ話をしてるんですよね。」
名塚清三:「うん」
朝比奈 望:「なら、それに協力します。皆と、外に出る。」
朝比奈 望:「コヨミちゃんと話をするのは、その後にします。」
名塚清三:「そうか。その言葉が聞けてよかった」
名塚清三:「そう、出るのが最優先だ。現実世界の君たちの肉体は植物状態だからね」
名塚清三:「出なければ、そのうち全員死ぬ……どうか皆で脱出しておくれ」
名塚清三:「少なくとも、私のひ孫は絶対に殺させない」 席を立つ。
朝比奈 望:「あの、最後に一つ」
GM:呼び止めなければ、清三はこのまま退場します。
名塚清三:「うん?」
名塚清三:「あ、さば味噌は美味しかったよ。現実世界と寸分違わぬ味だ!」
朝比奈 望:「お母さんの料理は、いつでも美味しいですから。」
朝比奈 望:「Q市で起きたツキガミ事変って、一体何だったんですか。」
名塚清三:「半分は君たちが体験したとおりの事だね」
名塚清三:「信仰が途絶え、月代コヨミはツキガミの力を制御できなくなった。散らばった破片が、様々な害を及ぼした」
名塚清三:「"黒"は君を殺し、綾瀬くんに宿った」「"赤"は陰陽鬼となり、谷神天音の中の"夜叉童子"と共謀した」
名塚清三:「結社のナザは"青"を操り、使い魔とし――最後の"白"を討ち倒して事件は終結した」
名塚清三:「君たちがすべて解決したんだ」
朝比奈 望:「そう、ですか。」
綾瀬春奈:「……コヨミちゃんは、何度も私に謝ってた」
綾瀬春奈:「あの態度が嘘だとは思えないの。今回の暴走も、何か理由があるんだと……思いたい」
朝比奈 望:「うん。僕も、そう思う。」
朝比奈 望:現実世界でも、コヨミちゃんを助けてくれていた。そのことに安心する。
名塚清三:「白が来るまで、時間はある。事情を知るために月代コヨミと色々話してみるのもいいかもしれないね」
名塚清三:「ただ、脱出計画はバレないようにしてほしい。バレたら……」
名塚清三:「そこで終わりだ」 歩き去る。
朝比奈 望:清三さんを見送ります
綾瀬春奈:少し冷めてしまったホイコーローを食べている。
朝比奈 望:「ねえ、春ちゃん。」
綾瀬春奈:「ねえ、望く……」
綾瀬春奈:「あ、なに? 先にいいよ」
朝比奈 望:「ん、ごめんね。」
朝比奈 望:「僕はね、コヨミちゃんに助けられてから。一つ決めてたことがあるんだ。」
綾瀬春奈:「……決めてた事?」
朝比奈 望:「コヨミちゃんに貸してもらった力と、命だから。これは全部コヨミちゃんの為に使おうって。」
綾瀬春奈:「……」
綾瀬春奈:「望くんは、ほんとに優しいね」
綾瀬春奈:「私は意地汚いから。助けてくれたのはありがたいけど、儲け儲けって思っちゃう。自分のために使っちゃいそう」
朝比奈 望:「そんなんじゃないよ。」
綾瀬春奈:「え?」
朝比奈 望:「ただ、大きな力が怖かったんだと思う。だから、コヨミちゃんのためって思えば、どこかコヨミちゃんのせいに出来るから、安心してたのかもしれない」
綾瀬春奈:「あ……」
綾瀬春奈:「……そうか。そうだよね」
綾瀬春奈:「誰かのためだから仕方がないって。本心ではやりたくないけど、誰かの為だから……そういう言い訳ができる」
綾瀬春奈:「でも、今の望くんは違う?」
朝比奈 望:「勿論コヨミちゃんの為に使いたいって言うのは変わらないよ。」
朝比奈 望:だから、コヨミちゃんが自分に力を返してほしいと思えば返したいし。死んでほしいと願われれば多分、死ぬかもしれない
朝比奈 望:「でも、僕が守りたいもののために、コヨミちゃんの力を借りてるって思うことも、ちょっとは出来るようになったかもしれない。」
綾瀬春奈:「死んじゃだめだよ」 それを見透かしたように言う。
綾瀬春奈:「佑ちゃんや錬磨くん……おばさんに、私だってそう」
綾瀬春奈:「望くんに生きててほしいって思ってる人がいるんだから」
朝比奈 望:「ありがとう。だから、僕も生きたいって思えた。」
綾瀬春奈:「……うん」
綾瀬春奈:「"蒼雁"」 ぽつりと言う。
綾瀬春奈:「Q"町"時代より昔からある、神殺しの炎弓だって。"黒"の事件の時、支部に来た望くんに適合したの」
綾瀬春奈:「桜生先生や、藍坂さん……覚えてないかな。水波くんの彼女の人が言ってたんだけど」
綾瀬春奈:「管理者であっても、仮想空間のパラメータを完全に弄れるわけではない。この世界の"蒼雁"も、神殺しの片鱗を宿しているんだって」
朝比奈 望:「……」
綾瀬春奈:「……わかるよね。望くん」
綾瀬春奈:「"白"さんが来て。逃げ道ができて。もし、コヨミちゃんと戦う事になったら――――」
朝比奈 望:「わかってる。わかってるよ。」
朝比奈 望:「だから」
朝比奈 望:「その先は」
朝比奈 望:──言わないで
朝比奈 望:コヨミちゃんのために力を使いたい。"蒼雁"を手にした時からずっとその願いは持っていた。
朝比奈 望:コヨミちゃんの力を、自分の為したいことのために使う。その覚悟は、少しずつ出来てきたと思う
朝比奈 望:でも、その二つはずっと同じ方向を向いていると思ってた。この街で戦う限りはコヨミちゃんのためになることは、きっと自分の為したいことだと思っていた。
朝比奈 望:でも、もしコヨミちゃんのためになることと、僕の為したいことが、相容れない。どちらかしか選べないものになってしまった時は。
朝比奈 望:僕は、どっちを選んでしまうのだろう。
GM:----
GM:ということで、朝比奈くんのエンディングは終了。
GM:お疲れ様でした!
朝比奈 望:さっした!

エンディング03 : 水波賢哉

GM:■エンディング 水波賢哉
GM:シチュエーションとしては、いつも通り。つまり電話です。
GM:さて。もう何を言いたいかはバレバレだと思いますが、最後までこのスタイルを貫きます。
GM:水波くんはどうしますか?
水波賢哉:では僕も公開するぞ。一人だけ非公開は美味しいかもと思ったけどもw公開想定でED考えてたしw
■リバースハンドアウト PC2(水波賢哉)用
・公開タイミング:あなたの個別エンディング開始時
プレイヤーはこのRHOを公開しなくても良い。
公開した場合は【非日常ED】、公開しなかった場合は【日常ED】となる。

――今回の事件の中で、ひとつ思い出した事がある。
あなたは新興都市Q市のUGN支部長だ。
補佐官の藍坂紗良とは長い付き合いで、恋人同士でもある。
紗良の父親である桜生ジンとも関係は良好だ。

あなたはQ市を騒がせたツキガミ事件を無事解決し、朝比奈・谷神・名塚佑と共に
R災害予測システム『ツクヨミ』の最終起動実験に参加。
"Q町"ステージへと赴いた――――。

奇妙な記憶だ。これはいったい、いつの出来事だ?
だが、あなたはこの記憶が真実だと確信できる。忘れていた事が不思議なくらいに。
この事を誰かに相談するべきだろうか。例えば、電話先の藍坂紗良に。
GM:じゃあ、水波くんも非日常EDだ!

GM:事件のあと。自室の窓から差し込む心地よい夕日に包まれながら、君は電話をしている。
GM:電話相手は言うまでもないだろう。遠距離恋愛中の恋人、藍坂紗良だ。
藍坂紗良:「でね。こっちの駅前に出来たクレープ屋さんがすっごい美味しいの」
藍坂紗良:「特にイチゴスペシャル! あれは賢哉にも一度食べさせたいなぁ!」
水波賢哉:「あっはっはっ、藍坂は僕が甘いものに抵抗ないのに感謝すべきだよね」
藍坂紗良:「むしろ甘いものニガテな人がおかしいのよ。あんなに美味しいのに」
水波賢哉:「まあ、僕としてはなんであれ、二人で街を歩きたいよ。ええ、もう、それは切実に」
藍坂紗良:「ふーん? Q町……以外だと、どこか行きたいところある?」
藍坂紗良:「湘南の海とか。箱根の温泉とか。あと、東京にスカイツリー見に行くとか」
水波賢哉:「迷うな。でも、温泉と言うのは危険すぎやしないだろうか。え?いいの?って感じだけどさ」
水波賢哉:「僕は、まあ、藍坂の台詞じゃないけど好きな人とならどんなトコでも楽しい派ですので」
藍坂紗良:「大丈夫じゃない? ウチのお父さん、賢哉のこと信用してるしね」
藍坂紗良:「そっかー。じゃあ、あれだね」
藍坂紗良:「――Q"市"の駅前デートなんてどう?」
水波賢哉:「違う。違う。仁さんのアレはね、信用じゃなくてさ。僕を舐めてるの」笑う
藍坂紗良:「あははは。そーかもねー」
藍坂紗良:「ほんとに……」
藍坂紗良:「ほんとに、思い出したんだ」
水波賢哉:「…そう、Q市ね。Q市。思い出してるよ。それは大丈夫、大丈夫だけども」
藍坂紗良:「うん」
水波賢哉:「でもさ、うん、ちょっと話を聞いて欲しい」
水波賢哉:「藍坂にしかこんなことは言えないと思うんだ。ぶっちゃけ弱気の類かも」
藍坂紗良:『うん、聞くよ。そのために"電話"してるんだし』
水波賢哉:空いた手でサファイヤの頭を撫でながら言う。
サファイア:ごろんごろんと心地よさそうにおなかを見せてます。
水波賢哉:「果して、どっちが本当なんだ?今の僕にはQ市の支部長としての明確な記憶と、ドロップアウトして田舎に飛ばされて腐ってたエージェントの記憶…どっちも入り混じっている」
水波賢哉:「2人の僕を一つの体に押し込めてる。そんな感じだ。とても気持ちが悪い」
藍坂紗良:『うん。それで合ってるよ』
水波賢哉:少々苦しそうに息を吐く。
藍坂紗良:『私達が最初に会ったのは私が中学の時だから……賢哉がギリギリ中学生に上がった頃かなあ』
藍坂紗良:『あの頃のQ市はまだ開発途中で、Q町に毛が生えたようなレベルの田舎だったの。賢哉は相当腐ってた』
水波賢哉:「どうしようもない奴だな!僕は。いや、まあ、当然そうなるけども」
藍坂紗良:『ふふふふ。覚えてるかなあ、一時期は"僕はこんな田舎で終わる男じゃないんだ"みたいな事ばっか言ってたの』
藍坂紗良:『可愛げのない男の子だなーって思ったのを覚えてる。ふふふふ』 くすくすと笑う。
水波賢哉:「やばい。途端に聞きたくなくなってきたんですけど
水波賢哉:「いいや、続けてください、藍坂さん」頭を抱える。喋り方も変になってる。
藍坂紗良:『でも、そこから私達で色々な事件を解決してね』
藍坂紗良:『Q町はQ市になって――支部は大きくなった。賢哉はお父さんから支部長を継いで、私はその補佐についた』
藍坂紗良:『そう、その頃だったかなあ。藍坂が二人も居るとややこしいからって、お父さんが"藍坂"から"桜生"の方を名乗りだしたのは』
藍坂紗良:『それまでは"支部長"と"藍坂"で済んでたからね』 少し笑う。
水波賢哉:「ああ。僕が出世したからか」
藍坂紗良:『そ』
水波賢哉:「出世と言うか、まあ、押し付けられたのと、僕も僕で、上昇志向がそこそこあったから、話に乗ったというか」
GM:そういう感じですね。あと、Q市支部はツクヨミを作る事もあり、R犯罪対策では日本でもトップクラスの先進性を持っている。
GM:そういうことでも、この支部の支部長を務めるのはキャリアアップに大きな意味を持った事でしょう。
GM:市の中心に巨大なタワーがあり、その全てがQ市支部。ちょっとした研究所のようなものです。
水波賢哉:「当時の僕はあれだな。これで藍坂に見劣りしない男になれるぞ。とか意気込んでたわけだ」
水波賢哉:少しづつ自分と記憶の今の自分の波長を合わせていく。
藍坂紗良:『そうそう。支部長にならなくても十分頼れる男なのにねー、こっちの世界の賢哉がそうであるように』
藍坂紗良:『わかりやすい肩書に弱いんだから。まったくもう』
GM:また、君は他のEDで既に語られている『ツクヨミ』のことについて思い出していてもいいでしょう。
GM:現実そっくりのVR空間を作り出し、"毒蜘蛛"のような大規模レネゲイド災害をリアルにシミュレートする、R災害対策システム。
GM:思い出していなければ、藍坂が同じような説明をする事になりますね。
水波賢哉:「見透かされてるけどさ。そうは言っても不安なものだよ」
水波賢哉:「自分より優秀な人間に惚れてしまったらさ。何処かで価値を付加していきたいじゃん。こういうところが子供なんだけどさ」
藍坂紗良:『ふふん、そう。そういうコドモなところが可愛くて好きなんだ』
藍坂紗良:『だからこそ、"ツクヨミ"に賢哉が囚われているのは――見過ごせない』
水波賢哉:「こんな大事な彼女がいるのに、なんで僕はツクヨミに入ったんだかね」
水波賢哉:「藍坂の口から説明していい。今の僕だと事件の捉え方が主観的になりすぎると思う」
藍坂紗良:『うん。といっても、半分くらいはそっちで体験したとおりなんだけどね』
藍坂紗良:「信仰が途絶え、月代コヨミはツキガミの力を制御できなくなった。散らばった破片が、様々な害を及ぼした」
藍坂紗良:「"黒"は朝比奈くんを殺し――"赤"は陰陽鬼に。結社のナザは"青"を操って――最後の"白"を討ち倒して事件は終結した」
藍坂紗良:『覚えてないかもしれないけど、賢哉たちは月代コヨミと一緒にツキガミ事件を解決していったんだよ』
藍坂紗良:『だから私達の油断もあったと思う。私自身、月代コヨミは信じるに足る人物だと思ってたし』
藍坂紗良:ふう、と息を吐く。
水波賢哉:「こっちの僕は、フェーズ3まで進んだ感じだ」
水波賢哉:「こっちは白の事件がまだ起きてないね」
藍坂紗良:『"白"はこっちに協力してくれてる。じきに、彼女がそっちに行くと思うわ』
藍坂紗良:『世界を引っ掻き回して、管理者の目を欺く……そして、そのスキに私達が賢哉たちの脱出ルートを作る。そんな感じかな』
水波賢哉:「そっか、藍坂が僕に嘘をつくはずがないもんな」
水波賢哉:「こっちの生活とはそろそろおさらばってわけだ」
藍坂紗良:『つくわけないでしょー。嘘ついたのは、賢哉の誕生日プレゼントを買ってる時に本人と出くわしたあの時くらいよ』
藍坂紗良:『あれは笑ったなあ。あの時渡したやつ、そっちの世界にもあるのかな』
水波賢哉:「サプライズしようとして失敗した時。我ながらあの時の僕は空気が読めなかったな!」
水波賢哉:「大事に持ってるよ。今も胸ポケに入ってる。何度も助けられた」
藍坂紗良:『当然! 乙女の想いが詰まってるからね』
藍坂紗良:『賢哉。こういうVRモノでありがちな話なんだけどね?』
藍坂紗良:『――現実と見分けがつかないほどの仮想空間』
藍坂紗良:『そっちで死んだら、こっちの賢哉も死ぬわ。分かってるわよね』
水波賢哉:「僕にとっては認識としてはどっちも現実だからね。死ぬと思ってたよ」
水波賢哉:「むしろ、死なないなんて言われても現実味がない」
水波賢哉:「つまりさ。仮想現実世界だからって無茶はするな。ってことだろ?」
藍坂紗良:『そういう事。私より先に死んだら、あれ。あれだからね』
藍坂紗良:『私より先に死んだら、あの世まで追いかけていって叩き殺すからね?』
水波賢哉:「藍坂を何度も悲しませた僕はこの世界にはいませんって、ご安心を」剣の使い魔は大変だと内心哀れむ。
水波賢哉:「でも生前の恨みを引きずるのは、さすがにお姫様過ぎないかな?と僕は愚考するな」と笑う。
藍坂紗良:『い……いいでしょ。女の子は何歳になってもお姫様なのよ』 珍しく少し取り乱す。
水波賢哉:「ま、大丈夫ですって。この僕が藍坂を誰もが羨む幸せなヒロインにしてみますよ」
藍坂紗良:『嬉しい言葉ね。じゃあ、まずは早くこっちに帰ってきてもらわないと』
水波賢哉:「……なあ、白が来て僕達がやることって何かな?脱出ならそういう話だろ」
藍坂紗良:『サファイヤちゃん、いま私が面倒見てるのよ。もー大変なんだから!』
水波賢哉:「それは迷惑をかけてる!そして僕が触れるのが怖かったところだ。こっちのサファイヤも可愛いんだ」
水波賢哉:なー。と、お腹を撫でながらいう。
サファイア:「ワフッワフワフ」 ごろんごろんしてます。温かさも、触り心地も、すべてが本物。
藍坂紗良:『……そうね。今いくつかシナリオを考えているけど、いちばん実現可能性が高いのは』
藍坂紗良:『"白"が最後のツキガミとして事件を起こす。賢哉たちは管理者――コヨミと一緒にそれを追う』
藍坂紗良:『追いながら、だんだんと脱出ポイントに近づいて行って――』
藍坂紗良:『最後の最後で、"白"ではなくコヨミの方に攻撃する。怯んだスキをついて、逃げ出す』
藍坂紗良:『そんなところかな。まだ未確定だけど』
水波賢哉:「確定じゃなくて良かったな、それは」
藍坂紗良:『……どうして?』
水波賢哉:「どうせなら、友達は全員助けたいからね。いよいよとなれば乗るけど、ぎりぎりまで考えたいじゃない」
水波賢哉:「コヨミちゃんも持ってくる方法。それが出来なくて何のエリートか。って矜持だよ」
藍坂紗良:『――そうねー』
水波賢哉:「僕らは日常の為に誰かを犠牲に出来る組織だけど、切り捨てたくて切り捨てる奴はいないでしょ」
水波賢哉:「やってやるさ、できる。そう、僕になら。そんな感じ」
水波賢哉:軽く咳払いをする。
水波賢哉:「……少し青臭い事を言ってしまった。うん、しかし、藍坂と仕事の話するのは新鮮だ。なんか変な感じだった。オーヴァードだって事を隠して付き合ってた記憶も僕にはあるからね」
藍坂紗良:『あー、あったあった』
藍坂紗良:『懐かしいよね。事件の時に二人同時にワーディングして、ふたりとも倒れなかった時のあれ』
藍坂紗良:『緊急事態なのに、お腹痛くなるくらい笑ったなあ』
水波賢哉:「二人とも顔を見合わせてね。これからどうしよう?ってなった。結局、僕が守って藍坂が攻め倒してしまったやつね」
水波賢哉:「まあ、こっちの世界での電話のこともだったけどさ」
水波賢哉:「よし、じゃあ、次は電話じゃなくて生身で?ハグを期待してる、というか、してください」
藍坂紗良:『ふーん? 生身、生身ねー』『うん。いいよ。約束してあげる』
水波賢哉:「よぅし!賢哉君はやる気が出てきましたよ!」ガッツポーズを取り、そろそろ電話が切れるだろう時に思い出したように
水波賢哉:「ああ、そうだ。最後にひとつだけ」
藍坂紗良:『ん? 何?』
水波賢哉:砕けた声色は鳴りを潜め静かな声で告げる。
水波賢哉:「名塚清三は本当に信用できるのかい?」
藍坂紗良:『うわっ。それを賢哉が言うの、二回目』
藍坂紗良:『まあ、無理もないけど。そっちでも相当……アレな言動だったのね』
水波賢哉:「二回目か。そうかー、そうか、了解。わかった」
藍坂紗良:『大丈夫。言動は胡散臭いけれど、あの人はあの人で――ある程度は信用できる人だわ』
藍坂紗良:『佑ちゃんの為に必死になって、天音ちゃんを励まして、朝比奈くんのお母さんを心配させないよう、うまく言い繕ってくれてる』
藍坂紗良:『家族が大事。その一点において、彼は信じていいと思う』
藍坂紗良:『…………た、多分』
藍坂紗良:『根底が胡散臭いんだよなぁ~……あの人……』
GM:変な質問をしますが、水波くん
GM:いま《蝙蝠の耳》を使っていますか?
GM:常時物音には敏感になっていてもいいし、今たまたま使ってもいいです。使わなくてもいいです。
水波賢哉:あー、声を良く聞く為に多分使ってると思います。
藍坂紗良:『ま、いっか。そのあたりも含めて、直接話そう。電話持つ手も疲れてきたし』
藍坂紗良:『もうすぐ着くから』
GM:足音が聞こえるはずです。君の家の玄関前で止まる。
藍坂紗良:『フフフフ』
水波賢哉:「ん?」
藍坂紗良:『"私メリーさん"――だっけ?』
GM:ピンポーン。
GM:呼び鈴がなりますね。
GM:そして、電話も切れる。
水波賢哉:扉を開けましょう。おそるおそる。
GM:ならそこに立っているのは、
GM:ロングヘアをハーフアップにした、君よりちょっと年上の――女子大生。
GM:スタイルが良く、快活そうな見た目。物事をハッキリ言うタイプでしょう。
藍坂紗良:「やっほー。あ、違うね」
藍坂紗良:「こういう時は……そう」
藍坂紗良:こほん、と咳払いする。
藍坂紗良:「来ちゃった☆」
水波賢哉:「これは……かなわないな」両手を挙げて降参します。
GM:おぼろげな記憶が蘇り、道をかすかに照らし出す。
GM:仮初の現実は淘汰され、すべてが現実へ近づいていく。
GM:――君は非日常に足を踏み出したのだ。
GM:懐かしき非日常。それこそ、君の帰る場所だ。
GM:-------
GM:ということで、水波くんのEDは終了。
GM:おつかれ様でした!

エンディング04 : 名塚佑

GM:さてさて。じゃあ、いよいよラストとなりました。
GM:今回の主人公だった佑ちゃんのEDだ!
名塚佑:東京ーっ!
GM:場所、実は決めてないんですよね。場所希望はありますか?
GM:静かにお話ができればどこでもいいかなあって思いますけど
名塚佑:じゃあ毒蜘蛛ちゃんと対決した場所に戻ってこようかな。
GM:神社!
GM:そして、既に珪素さんの意向は裏取引で聞いていますが、あらためてお伺いします。
GM:佑ちゃんはどうしますか?
名塚佑:公開しません!
GM:オッケー!君は、日常EDだ!

GM:月代神社。
GM:つまり、"毒蜘蛛"と最後に戦った場所に君はいる。春月と――あと、食事から帰ってきた清三も一緒だ。
名塚佑:静かな境内で、ボーッと座っています。
GM:月代コヨミは別の場所で桜生と話しています。今はこの三人だけ。
春月瑠璃:「ふー」 こちらも、静かに腰掛けている。
春月瑠璃:「色々……あなたの質問に答える時間はあるのだけど」
春月瑠璃:「……」
春月瑠璃:「……ううん。なんでもない」 空を見上げる。
名塚佑:「……ね」顔を伏せている。
名塚佑:「“青”なら、分かるでしょう」
名塚佑:「向こうのわたしの願いは、嘘じゃなかったよね……」
春月瑠璃:「彼女の願いは――あらゆる自分を滅すること」
春月瑠璃:「それを嘘じゃなかったと、あなたは思いたいの?」
春月瑠璃:「そんな願いは間違っている。嘘だ――そう否定するならわかるけど」 少し不思議そうに聞く。
名塚佑:「ボクが生きてきて、決断した分岐は……ボク以外の誰だって……100回とか、1000回じゃきかない」
名塚佑:「……いつまでも叶わない。どれだけ戦い続けても、果てしのない願いだったんだ」
名塚佑:「今のボクですら、分かっている」
名塚佑:「どれだけ深い後悔が、そんな決断をさせたんだろう。どれだけ強い願いが――」
春月瑠璃:「そう、ね」
春月瑠璃:「"全世界、全宇宙、全分岐における名塚佑を殺す"」
春月瑠璃:「そんな事、不可能だって分かるはずなのに、彼女はそれを選んだ」
名塚佑:「魔術師でもなかったのに」
名塚佑:「……向こうのわたしは、魔術師じゃなかった。願いに呪われていたけれど、それでも人間の後悔だった」
名塚佑:「…………じゃあ、ボクは……どう、なるんだろう」
GM:あの時、こちらの名塚佑が指摘した通りだ。
GM:"毒蜘蛛"の名塚佑は魔術師ではない。彼女の心は人間だった――こちら側の佑と違って。
名塚佑:「力を制御できるようになって、本当の“声”が聞けるようになったって」
名塚佑:「ボクの願いも、終わってしまった……」
春月瑠璃:「……」
春月瑠璃:「力を手放したいと思う?」
名塚佑:「……わからない」
名塚佑:「“起源”はもしかしたら、誰にでもあるものなのだと思う。人に意識が芽生えた、そのはじまりなのかもって、今では思う」
名塚佑:「その力は、最初からあることに気づくだけで……本当は分かちがたい、自分自身なのかもしれない」
名塚佑:「向こう側のわたしが、ボクと同じであるように」
春月瑠璃:「そうね。佑ちゃんに限らない……人は、本人がそうあろうと願えば、誰しも怪物になれる可能性を秘めている」
春月瑠璃:「今回はたまたま佑ちゃんの写し身と戦っただけで。別の可能性の世界では、望くんや錬磨くんの写し身が同じことする世界もあったかも」
名塚佑:「ああ……“青”。春月さん。本当に……どうしようもなく、当たり前のことだったんだ」
名塚佑:頭を抱える。涙をこらえている。
名塚佑:「誰も昔のままではいられないんだ」
春月瑠璃:「……でも」「未来は変えられるわ。変えられる可能性がある」 清三の方を見る。
名塚清三:ゆっくりと歩いてきます。 「佑」
名塚清三:「分岐は無限に存在するけど――たとえば、佑が私に殺される未来というのは、そう多くないはずだ」
名塚清三:「私は家族を大事に思っているからだ。佑を殺すくらいなら、私が死ぬ」
名塚佑:「ひい、おじいちゃん……う、うう」
名塚佑:「なら、もし、それが本当の言葉なら……ひいおじいちゃんが、答えて」
名塚佑:「ボクはどうすればいいんだろう」
名塚佑:「ボクはもう、魔術師じゃなくなってしまった。一つの願いを叶える他に、どうすればいいんだろう」
名塚清三:「…………」 問いに応じるように、無言で空中に円を描く。
GM:なんらかの魔術だ。その円の向こう側に、懐かしい光景が見える。
GM:ひとりの――中学生くらいの女の子が、
GM:どこかの蔵の中。ストーブの前で寒そうに手をこすり合わせている。
GM:"星唄の儀"の時の君自身。
名塚佑:「ああ……」
名塚清三:「意思が未来を変えるなら――過去は変えられないが、流れを引き寄せる事はできる」
名塚清三:「今すぐそこから逃げろ、と呼びかければ」
名塚清三:「その意思が、いつしかお前から起源の力を取り除くかもしれない」
GM:分岐点といえるのかもしれない。
GM:ここで過去の自分を受け入れれば、君は正真正銘、本当の魔術師としての道を歩む。
GM:過去を否定すれば――あるいは、清三の言う通り。将来、ヒトに戻れる可能性が生まれるのかもしれない。
GM:おそらくどちらも、"毒蜘蛛"が願った道だ。彼女はどちらも選べなかった。
名塚佑:過去の自分。もしも、そのようなことを願わなければと思う。
名塚佑:本当は、人でなしになりたくはなかった。あの頃と変わらないままの友達でいたかったというのは、そういうことだった。
名塚佑:でも、こうして見る……かつての自分の姿は。
名塚佑:「ああ……もう、違うんだ」
春月瑠璃:「……佑ちゃん?」
名塚佑:自分であると信じることができなかった。
名塚佑:「昔のボクも……毒蜘蛛になった私も、“今のボク”じゃない」
名塚佑:「今のボクが何を決めたって、昔のボクが何を選んだって……ボク達は、別の分岐で」
名塚佑:「……違う未来を持ってる」
名塚佑:「だから……肯定も、否定もない。どちらを願ってもいけない」
名塚佑:「……そういうことだよね。ひいおじいちゃん」
名塚清三:「うん」 ビジョンを閉じる。 「本当に」
名塚清三:「本当に……ちょっと見ない間に、大きくなったものだね。佑」
名塚清三:「この事件で、お前の心が折れるか、壊れるかしてしまうかもしれないと思っていた」
名塚清三:「私が思うよりもずっと強い子だったようだ。お前は」
名塚佑:「……人間のように、願いたい」今の願いを漏らす。
名塚佑:「昔と違ってしまっても、皆と友達でいたい」
名塚佑:「錬磨みたいに強くなりたい」
名塚佑:「水波くんみたいに正しくありたい」
名塚佑:魔術師の叶えられる願いは一つだけだ。
名塚佑:「望みたいに優しくなりたい」
名塚佑:境内から見える、空の景色に思いを馳せる。夕焼けの一瞬、赤から緑へと変わる空の境目。
名塚佑:草と土の匂いがあって、そして寂れた静かな神社がある。ずっと過ごしてきた、思い出の光景。
名塚佑:「……ひいおじいちゃん……」
名塚清三:「うん」
名塚佑:「嘘だなんて思いたくない……」
名塚佑:「みんな、ボクとは違ったんだ。だから生きてて、別の想いがあったはずなんだ」
名塚佑:「毒蜘蛛だって、そうだ。本当の願いだったって思いたい――」
名塚清三:「信じた事が――己の認識こそが現実になる」
名塚清三:「認識した世界を記憶して、自分の世界を変える。それは"まじない"の基礎にして極意だ」
名塚清三:「嘘だなんて思いたくないのなら、本当だったと思いたまえ」
名塚清三:「そうすることで、今回の事件は紛れもない現実になる」「……彼女への手向けになる」
名塚佑:「ひいおじいちゃん……ふふふ」涙をこぼす。
名塚佑:「やっぱり嘘つきだね」
名塚佑:「大嫌い」
名塚佑:涙に滲む『Q町』を見る。ずっと戻りたかった故郷。友達と過ごした思い出の町。
名塚佑:「嘘じゃなかった……ねえ、嘘じゃなかったんだよ……」
名塚佑:何もかもが、いつか変わらずにいられないとしても。
名塚佑:「……ボクが、帰りたかった町だったんだ……」
GM:――人生には多くの嘘があり、真実があり、決断があり、分岐がある。
GM:その一つ一つが多くの可能性を生み出し、未来を形作る。
GM:もし未来が見えたとしたら、道を踏み外さずに済んだのだろうか。
GM:何が嘘で、何が本当か分かっていたら――道を間違えずに済んだのだろうか。
GM:それは、誰にも分からない。
GM: 
GM: 
GM
魔境。それは力の淀み。
魔境。それは暴走の終着点。
人のこころを失った、悲しき少女の成れの果て――。

佑に宿った"起源"を狙い、"結社"の魔術師が牙を剥く。
月代コヨミの姿が見えない。彼女は何処へ行ったのか。
真なる敵は誰だ。結社か、ツキガミか、名塚清三か。
おぼろげな記憶が蘇り、道をかすかに照らし出す。

前へ進むがいい。
非日常を受け入れる勇気があるのなら。

GM
ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
「守護者の願い」 第三話『魔境のレクイエム』

GM:――END

GM:ということで、クオンペーン第三話。『魔境のレクイエム』全行程はこれにて終了です。
GM:PLの皆さん、お疲れ様でした!
水波賢哉:楽しかったー。GM有難うございます!
名塚佑:お疲れ様でした!大変楽しかったです!
谷神錬磨:やー、お疲れさまでした!