DX3rd Q町キャンペーン第二話『修羅のメヌエット』(GM:クオンタム)

メインログ | 雑談ログ

#1『守護者のプレリュード』Prev<| #2『修羅のメヌエット』 |>Next #3『魔境のレクイエム』

オープニング 
ミドルフェイズ前半セッション一日目。合流~リサーチ
ミドルフェイズ中盤セッション二日目。リサーチ&錬磨単独
ミドルフェイズ後半トリガーシーン~FS判定
クライマックスセッション三日目
エンディングセッション四日目(最終日)

キャラシート

PC1 朝比奈 望(PL:中村) キャラシート
PC2 名塚佑(PL:珪素) キャラシート
PC3 谷神錬磨(PL:ロケット商会) キャラシート
PC4 水波賢哉(PL:白金) キャラシート

プリプレイ

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
GM:よしよし。では時間となったのでゆるりと開始しましょう。
朝比奈 望:おねしゃっす!
GM:まずはPC順のハンドアウト確認と、成長報告から。
GM:ということで、PC1の錬磨くんお願いします。
谷神錬磨:押忍!
谷神錬磨:谷神錬磨、ぼんやり忍者マンです。
谷神錬磨:性能は単体アタッカーとしての仕事をさらにバリバリ果たすべく、布石として「吠え猛る爪」を取得しました。
GM:うひょー
谷神錬磨:こいつがないとマシラに繋げないからな……。あとコンセントレイトもレベルアップし、ミドルから伝承者の威力を上げる目論見でもあります。
谷神錬磨:浸食効率はあんまりよくないし、行動値が遅いのはご愛敬!
谷神錬磨:今回は妹がものすごく大変なことになっているので、なんとかがんばってすごいいい感じにしたいと思います。
谷神錬磨:忍びの技でがんばります。以上、宜しくお願いします!
GM:がんばってほしい!家族の絆だぜ!
GM:じゃあ、そんな錬磨くんのハンドアウトがこちら。
■PC1:谷神錬磨 シナリオロイス:“夜叉童子”(推奨感情:P興味/N憎悪)

 5年前の事だ。君の父と祖父は“夜叉童子”を名乗る鬼との戦いで命を落とした。
父・谷神大誠は戦いに赴く前、君に一つの巻物を残していった。
「天音が谷神の力に目覚めた時は、これを読め」――それだけを言い残して。

UGNからの報告によれば、天音の強さには不自然なところがあるらしい。
ツキガミが憑いているのか。それとも何か秘密があるのか。
今こそ父の言葉に従うべきだろう。
谷神錬磨:くっ、嫌な予感ぜ
GM:まあ、夜叉童子は父と祖父が倒したはずの鬼なので、本編に出てくる事はないんじゃないでしょうか。
GM:多分……
GM:とにかく、今こそ巻物を読もう!よろしくおねがいします。
谷神錬磨:おねがいします!
GM:次!PC2!
GM:東京ちゃんこと、名塚佑ちゃん。お願いします。
GMhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327774113/146-147
名塚佑:東京ーっ!
名塚佑:東京からやってきたボクっ娘魔法少女、名塚佑です。
名塚佑:性能はソラリスにしては珍しい、オート支援を飛ばしまくる、色々できて楽しいタイプ。
名塚佑:前回の時点ではピュアソラ最強エフェクト《夢の雫》のレベルが低くそう強くはありませんでしたが
名塚佑:今回はきっちり上限レベル7まで取っており、いついかなる状況でも達成値14が飛ばせるようになりました。
GM:そ、そうだったかなあ
名塚佑:さらに今回、攻撃エフェクトも取得し錬磨クンたちの戦闘に介入ウィ……?
GM:ダイス1個のくせに達成値うわのせでドッジしてたりしたよ!
GM:ヒエーッ
名塚佑:これぞピュアソラパワー!魔城ソラリス!がんばります!
GM:ソードブレイカーは不完全です!よろしくおねがいします!
GM:じゃあ、佑ちゃんのハンドアウトもみていきましょう。
■PC2:名塚佑 シナリオロイス:谷神天音 (推奨感情:P庇護/N脅威)

 覚醒した谷神天音はUGNの元で一時保護され、戦闘訓練を受けていた。
様子を見に来た君にいつも通りの笑顔を見せる天音は、ふいに『忌子とは何か』と君に聞く。
お前は忌子だ。お前は鬼だ――誰かにそう囁かれる夢を毎晩のように見るのだという。
突然手に入ってしまった超人の力、そして毎晩の悪夢。
困惑する天音の助けになるべく、君は『忌子』に関する調査を開始する。
名塚佑:アヤ~ッ!?
名塚佑:天音チャンが、鬼になっちゃった!
GM:東京ちゃんが自発的に天音ちゃんの様子を見に行ったのでもいいですし
GM:もしそうでなかったら、なんか桜尾ジンさんあたりからお呼びがかかると思います。ここはお好きな方で!
GM:天音ちゃんとなかよくしてあげてね~
名塚佑:前回ラストでオーヴァード覚醒したことは知っていていいんですね
GM:そうですね。錬磨君経由で話がいっていても良いでしょう。
名塚佑:了解デース お見舞いに行こうかなあ
GM:やさしさ……
名塚佑:よろしくお願いしますね!
GM:ウィ!そんな感じで!
GM:次。PC3の水波くん、成長報告をお願いします。
GMhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327772778/370
水波賢哉:はい!
水波賢哉:UGNの精鋭(元エリート)の水波賢哉です。
GM:元……
水波賢哉:初めての成長で、まず心の中々のもやもやだったリフレックス2が3になりました。最大値です。
水波賢哉:そして後は白兵が11レベルまで伸びました。切り払いドッジマンは白兵を上げると攻防一体の技になる。なんとなく理不尽な気もしますね。
水波賢哉:後は、そうせっかくのキャンペーンですし、少し遊びの要素と言うか、前回、甲斐性を問われたので、男の甲斐性アップ要素として芸術:料理が2に上がり、調達も上昇して3になりました。
水波賢哉:なんか不真面目な成長に見えるかもしれませんが、戦闘の根幹に関わる部分は割と容赦なく上昇してるのでご安心ください。
GM:甲斐性www
GM:男の一人暮らしは料理スキルが上がりますしね
水波賢哉:死闘の果てに勝利を手にしてもなお、この心は次なる戦いを求めています!以上です。
GM:えらーい!さすがエリート!よろしくお願いします
GM:じゃあ、そんな水波くんのハンドアウトがこちら。
■PC3:水波賢哉 シナリオロイス:境千太郎(推奨感情:P連帯感/N食傷)
 天音が覚醒して数日後、君は都会からやってきた元・ライバルの境千太郎と再会する。
天音の訓練相手としてQ町に呼ばれた千太郎は、彼女の能力は異常だったとこっそり君に漏らす。
もしツキガミが憑いているせいだとしたら、天音の人格が呑まれる前にツキガミを引き剥がすべきだろう。

だが万が一、その強さがツキガミの仕業でないとしたら。
天音は何者なのか。本当にただの人間なのだろうか?
平和を守るチルドレンとして、谷神錬磨の友人として、君は天音に関する調査を開始する。
水波賢哉:真エリートが出てきた!
GM:境千太郎は君と同じ防御特化エージェントで、相手のシンドロームを見極めるのが超得意な男ですね。
水波賢哉:ほほーう。
GM:その彼がおかしいと言っているので、耳を傾けてもいいし、一笑に付してもよし!
水波賢哉:天音ちゃんの強さもとっても気になります!楽しみだなぁ!
GM:そんな感じです。ではラスト、PC4。
GM:PC4の朝比奈くん、成長報告をおねがいします。
GMhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328019685/237
朝比奈 望:はーい!
朝比奈 望:PC4の朝比奈望です。
朝比奈 望:気が優しいだけだの特に特徴のない高校生だよ!
朝比奈 望:成長は感覚を3上げただけのシンプルな成長です。
GM:ダイスが増えよったー
GM:行動値もあがりよった!
朝比奈 望:これで水波くんと行動値が被っている問題が解消されGMの負担が減る手はずです。
朝比奈 望:ダイスが増えるという副次作用もある。
朝比奈 望:以上です。よろしくお願いします。
GM:へい!宜しくお願いします!
GM:そんな朝比奈くんのハンドアウトがこちら。
■PC4:朝比奈望 シナリオロイス:“陰陽鬼”(推奨感情:P執着/N憤懣)
 天音が覚醒してからしばらく経ったある日、君は突然の襲撃を受ける。
コヨミそっくりの襲撃犯は“陰陽鬼”を名乗り、谷神天音の死と“夜叉童子”の復活を予告した。
夜叉童子とは何者か。陰陽鬼の狙いは何か。夜叉童子と天音には何か関係があるのか。
一人で考えていても埓があかない。今こそ仲間を頼り、共に事件を解決する時だろう。 
GM:考えてみると、前回に引き続きまた襲われるOPですね。
朝比奈 望:怖い。
GM:頑張ってほしい……敵を焼き殺してほしい……
朝比奈 望:そんなひどいこと…!
朝比奈 望:やってやらあ!!
GM:その意気で!よろしくお願いします。
朝比奈 望:しゃっす!
GM:じゃあ最後にトレーラーを流してオープニングに移っていきましょう。
■トレーラー
信仰を失った神は消えるのみ。
赤き欠片は月から逃れ、己が欲の為に動き出す。

夜叉童子と陰陽鬼。
谷神にまつわる二つの伝承が牙を剥く。

受け入れるのか、拒絶するのか。
殺すのか、救うのか。
今日の平和を明日へと繋げ。
それこそが守護者たる我らの務め。

ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
「守護者の願い」 第二話『修羅のメヌエット』
GM:ということで、クオンペーン第二話!開始します。
GM:宜しくお願いしまーす!
名塚佑:うおーっ!
谷神錬磨:お願いします!
朝比奈 望:お願いします!
水波賢哉:お願いします!

オープニング01:谷神錬磨

GM:よし!じゃあまずは錬磨君のOPからいきましょう。
谷神錬磨:はい!
GM:錬磨君は登場侵食をあげてください。
谷神錬磨:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42

GM:場面は5年前。雨がしとしと降る夜の事。
GM:Q町の近くに現れたという、強力な鬼――“夜叉童子”討伐の為、祖父・谷神錬蔵が谷神邸を訪れています。
GM:父の大誠と錬蔵は夕刻からずっと話し合いをしていたが、夜になって突然君が呼ばれ――
GM:今、座敷の間で三人が向かい合っている。
谷神錬蔵:「おう、おう。錬磨よ!大きゅうなったなあ!」
谷神錬蔵:「とりあえず乾杯じゃ! ジュースにするか?もう酒の方がいいか?ん?」
谷神錬磨:「はい。大きくなりました」 「時が、経ちましたから」
谷神錬磨:「ありがとうございます。麦茶をいただきたく」 割と図々しい
谷神錬蔵:「酒はまだ早いか」 からからと笑いながら、麦茶を注いだグラスを渡す。
谷神錬蔵:「再会を祝して。乾杯」
谷神大誠:「乾杯」 おちょこを掲げる。
谷神錬磨:「……乾杯」 見様見真似で掲げる。
GM:久々の再会だというのに、部屋の空気はどこか張り詰めている。
谷神錬蔵:「錬磨。もう谷神の技は身につけたか」
谷神錬磨:「……いささかほどには」 パッと見は泰然とした顔で、麦茶を飲んでいる。
谷神錬磨:場の空気にあまり頓着していないだけだ。
谷神錬蔵:「もうちょっと大きくなったら、儂のような毒をやってみたらどうだ。毒はいいぞう」
谷神錬蔵:「何にでも効く。たいがいの鬼にも効く!うっはっは!」 酒を煽る。
谷神大誠:「いや、術をやってみるのはどうだ。陰陽術は、奥が深い」
谷神錬磨:「鬼には、まだ会ったことがありません」
谷神錬磨:「毒も術も、鬼に対して必要とあらば。俺は、谷神ですから」
谷神錬蔵:「良い心構えだ。まさに後継ぎ、当主の器よ」
谷神錬磨:「器……」 麦茶の器を見ている。
谷神錬蔵:「……錬磨」 おちょこを置く。
谷神錬蔵:「その鬼が、すぐ近くまで来ておる」
谷神錬磨:「……鬼が?」
谷神錬磨:目を細める。神経を張り詰めさせる。本当に近くに来ていると思ったからだ。
谷神錬磨:(いま、俺の感知できる間合いの外だ)
谷神大誠:「……そういう近くではない。多分」 口を挟む。
谷神大誠:「名を、夜叉童子という」
谷神錬磨:「……そうですか。夜叉童子……?」
GM:じゃあ、谷神くんは〈情報:裏社会〉で判定してください。難易度は6。
谷神錬磨:あっ、裏社会は結構得意だった。やろう!
谷神錬磨:2dx+2=>6
DoubleCross : (2R10+2[10]>=6) → 4[3,4]+2 → 6 → 成功

GM:成功すれば、おとぎばなしとしての「夜叉童子伝」を知っているかもしれない。
GM:ピッタ!
谷神錬磨:これは辛うじて思い出せましたね
GM:じゃあ、次の情報を君は知っていても構いません。完全にかもしれないし、断片的にかもしれない。
■夜叉童子について
平安時代に実在した鬼。ジャーム。
戦場の血溜まりから生まれた戦の化身。

Q村(現在のQ町)付近の山を根城に腕自慢たちを返り討ちにしていたが、
京の陰陽寮より遣わされた術士・谷神旭と七日七晩の戦を繰り広げた後に退治された――とされている。
谷神大誠:「知らないか」
谷神錬磨:「いえ。かつて、昔話に聞いたことがあります」
谷神錬磨:「谷神の名を持つ術師に討たれた、と」
谷神大誠:「そう。紛れもなく、我らの祖が倒した。だが――」
谷神錬蔵:「完全には滅しきれなかった。彼奴は度々蘇り、世に害を為しておる」
谷神錬磨:「とても強い、ということですか」
谷神大誠:「強い。」
谷神錬磨:彼の中では、谷神が倒しきれないということは、そういうことだ。
谷神錬磨:錬磨の「とても強い」は、だいたい邪神レベルでの強さを意味している。
谷神大誠:「錬磨。本題だ」
谷神大誠:「これから俺は、ご隠居様と共に夜叉童子を討ちに行く」
谷神大誠:「お前は、連れていかない」
谷神大誠:「残るのだ」
谷神大誠:そこで言葉を切り、君の返答をじっと待つ。
谷神錬磨:「……。……そうですね」 谷神錬磨の思考はシンプルだ。大誠がそう言うのならば、その言葉には意味がある。
谷神錬磨:「こちらは俺が警戒します」
谷神大誠:「……うん。お前は昔から聞き分けが良くて助かる」
谷神錬磨:二手に分かれると解釈した。
谷神錬磨:谷神錬磨の中では、どんな鬼が相手でも大誠が後れをとることはない。
谷神大誠:「だが、万が一という事もある」 まるでその思考を読み取るかのように呟く。
谷神大誠:「錬磨。お前に、これを渡しておく」
谷神錬磨:「万が一……」 「それは、どのような状況ですか?」
谷神大誠:君に近寄り、懐から巻物を取り出す。 「ふたつ。」
谷神大誠:「我らが戻らず、お前が谷神を継いだ状況。そして」
谷神大誠:「天音が、谷神の血に目覚めた時だ」
谷神大誠:「そのときお前が何をなすべきか、ここに書いてある」
谷神錬磨:「……天音が?」
谷神大誠:「天音だ」
谷神錬磨:「二つの状況ともに、万が一よりも低い、と思います」
谷神錬磨:「まことに必要でしょうか」
谷神大誠:「……そうだな。俺も、最初は不要と思った」
谷神大誠:「それでも、大事な我が子の行く末に関わる事だ。万が……億が一に備えておきたい」
GM:大誠が君に巻物を手渡す。
谷神錬磨:「……。……心得ました」
谷神錬磨:「……夜叉童子、非常に強いのですね」 巻物を受け取る。
谷神大誠:「強い。だが錬磨……俺はしばしば考えるのだ」
谷神大誠:「本当の強さとは何だろうかと」
谷神大誠:「誰にも負けねば強いのか。どんな事をしてでも生き残れば強いのか」
谷神大誠:「錬磨。お前はどう思う」
谷神錬磨:「……? 俺ですか」 「本当の強さは……」 「……」
谷神錬磨:「……その……」 手をひらひらさせる。
谷神錬磨:「説明するのは苦手です。でも、父上は強い」
谷神大誠:「そうか」 少し笑う。
谷神錬磨:「俺も少し強い。鬼には、あったことがないのでわかりません」
谷神錬磨:「……戻られるまで、考えておきます」
谷神大誠:「よい。正解などないのだろうから」
谷神大誠:「……俺が思うに、自分の弱さを認められる者こそが強い」
谷神大誠:「力に呑まれるな、錬磨。弱さを受け入れてこそ、その先がある。心せよ」
谷神錬磨:「……はい」
谷神錬磨:「心します」
GM:といったところで、大誠と錬蔵が立ち上がります。夜も更けての出立だ。
GM:君が特に何か言わなければ、このまま二人は出ていくでしょう。
谷神錬磨:「……鬼退治の土産話、お待ちしています」 頭を下げて見送ります。
GM:では最後に、谷神くんは知覚で判定してください。難易度は7。
谷神錬磨:するぞ~
谷神錬磨:2dx+1=>7
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 9[8,9]+1 → 10 → 成功

GM:すげえ!
谷神錬磨:カッ!
GM:なら、二人が出ていった後に気付くでしょう。
GM:君に渡された麦茶のグラス。その縁に、テラテラとした何かが塗られている。
GM:谷神が用いる、揮発性の麻痺毒。
谷神錬磨:「……!」
GM:大誠が巻物を渡す際にさりげなくグラスをどけなければ、君はじきに毒にかかり、昏倒していた。
GM:君が「ついてきたい」と言っても、絶対についてこさせないつもりだった……。
谷神錬磨:「……暗いな」 立ち上がって、障子窓から外を見る。
GM:雨で真っ暗です。二人の姿も、星も見えない。何も。
谷神錬磨:「……夜明けが、遠く感じる」 しばらく見つめていましょう。 

GM:――結局、父と祖父は帰ってこず。君は谷神を継いだ。
GM:そして5年後。時は現在。
GM:とうとう天音が谷神の血に目覚め――今、君の手には巻物がある。
GM:開いてもいいし、今はまだ読まなくてもいいです。
谷神錬磨:「……」 巻物を抱える。
谷神錬磨:「いや」
谷神錬磨:「万に一つ、だ」 開いて読もうとします
GM:なら、中に書かれた文字が飛び込んでくるでしょう。
GM:『――――天音が谷神の血に目覚めた事、残念に思う』
GM:『そして錬磨。お前がこれを読んでいる事を、せめてもの幸運に思う』
GM:とりあえずはそれだけです。ただの遺言なのかもしれない。
GM:短い文章の中から父の想いがにじみ出ている。そして、まだ続きがある。
谷神錬磨:「技でもない。術でもない。手紙……?」 続きを手繰っていきます。
GM:続きは極めて短い。
GM:『天音は忌子だ』
GM:『天音が谷神の血に目覚めた時は』
GM:『必ず、』
GM:『殺せ』
GM:それだけです。それで終わっている。
GM:ぽつぽつと、家の外から雨の音が聞こえてくる。
谷神錬磨:「……」 続きを確かめ、何もないことを確認する。
谷神錬磨:「万に一つ、か」 巻物を再び巻き取り、紐で括る。
谷神錬磨:「……為すべきを為す」 巻物を引き出しの奥にしまって、外に出る支度をする。まずは確かめねばならない。
GM:というところでシーンを終了しましょうか。
谷神錬磨:そうですね。ここは終了でお願いします!
GM:ロイスのみ取得可能です。シナリオロイスは夜叉童子。
谷神錬磨:夜叉童子/執着/敵愾心〇/ロイス
谷神錬磨:以上です!
GM:ウェイ!
GM:では錬磨君のOPはこれで終了。

オープニング02:名塚佑

GM:次はPC2、佑ちゃんのOPにいきましょう。佑ちゃんは登場をお願いします。
谷神錬磨:はい!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+7(1D10->7)した (侵蝕:32->39)
GM:君も7か!
GM:----
GM:では佑ちゃん。君はオーヴァードに覚醒したという天音の様子を見るべく、町外れの山にやってきてます。
GM:ド田舎は土地がいくらでも余っている。UGNが戦闘訓練を施すなら、こういった山間の方が都合が良い。
桜生ジン:「いやー、助かりました名塚さん。天音ちゃんも寂しがってまして」
桜生ジン:山道を先導しながら苦笑する。
名塚佑:「やっぱりQ町はさ」
名塚佑:「家と家の間が遠いよねー……東京だとすぐなのに」
名塚佑:自転車でずいぶん走った。
桜生ジン:「そうですねえ。東京は家と家の間が近いというか」
桜生ジン:「無いですよね」
名塚佑:「へっへー、そうなんだよね」何故か得意げ
名塚佑:「東京は土地が狭いから、ビルがたくさん建ってるんだ」
名塚佑:「同じ土地で高さを高くしたほうがね、人がたくさん入れるから」
桜生ジン:「そのぶん、空が見えないんですよね。高い建物が多いから」 
名塚佑:「ん?う、うん」
名塚佑:「でも、空ってそんな大切かな……うへへ、天音の様子はどうなの?元気?」
名塚佑:心配を押し隠そうとして、口数が多くなっている。
名塚佑:魔に憑かれれば、後戻りができなくなることもある。自分もそうなりかけた。
桜生ジン:「ええ元気ですよ。この間も、えーと、あれだ」 前方を指し示す。
桜生ジン:赤・黄・青のカラフルなロープが張られている箇所があります。
桜生ジン:「訓練中に力が有り余った天音ちゃんが、盛大な土砂崩れを引き起こしまして」
桜生ジン:「あのロープ切らないで下さいね。ここらへん一帯が崩れますから」
名塚佑:「ええーっ……」
名塚佑:「大変だよ!天音、ヘンになったりしてないかな……」
桜生ジン:「……」
桜生ジン:「ツキガミが」
桜生ジン:「綾瀬さんのときのように、憑いている可能性は否定できません」
名塚佑:「……」
名塚佑:「天音も、昔からこの町に住んでた子だから」
名塚佑:「どこかで、自分がツキガミだと思うことがあったのかもしれない」
名塚佑:「そう認識しているなら、人は変わる。天音を助けたいな」
桜生ジン:「はい。しかも谷神の血筋……憑かれる要素は、ある」
桜生ジン:「ですから、天音ちゃんとお話してあげるのは良いです。でも私の目の届く範囲に居てください」
桜生ジン:「万が一がありますから」
名塚佑:「うん」真面目に頷く。
GM:そのあたりで、視界が開ける。
GM:山の中腹の広大な広場ですね。広場の真ん中あたりから女の子が駆けてくる。
谷神天音:「あー!佑ちゃん!」
谷神天音:「佑ちゃんだーー!」
名塚佑:「うおー!天音!」
谷神天音:そのまま、君にひしっと抱きつく。
名塚佑:こっちも駆け寄ります。
谷神天音:「天音だよー!」
名塚佑:「大丈夫?さみしくない?ちゃんとご飯食べてるかい?」
谷神天音:「大丈夫!桜尾せんせが居るし、今はいないけど、センタローもいるし、ご飯はおにぎり食べた!」
谷神天音:ぶんぶんと頷く。
谷神天音:「あ、おにぎりまだあるよ。食べる?」
名塚佑:「そっか~。元気でよかった!」
名塚佑:「おにぎり……」具はどんな感じですか?
GM:きれいに握られたおにぎりで、頂点にもちょこっと具が乗っていて、中身がわかりやすいものですね。明らかにプロの業。
GM:うめぼし、しゃけ、こんぶ。ついでに言うと、
GM:佑ちゃんはそれが朝比奈くんちの食堂で作られたものである事を察せても良いです。
名塚佑:「……」パチパチとまばたきをする。「もらおっかな」
名塚佑:しゃけを食べましょう。
名塚佑:「おいしいなーっ!でもこの味は知ってるぞ」
谷神天音:「うぃ!」 自分もおにぎりをひっつかみ、木陰に座る。
谷神天音:「知ってるー?ほんとにわかるー?」
名塚佑:「望んちのとこだ」
谷神天音:「あたった!」
名塚佑:「おいしーい」
名塚佑:はもはもと食べます。
谷神天音:「あたしね、なんかこの間からすごいパゥワに目覚めてねー」
谷神天音:「このパワのこと、誰にも言っちゃダメ!って言われてたんだけど、佑ちゃんとは話してもいいって言われて!」
谷神天音:「すごくうれしい!」
名塚佑:「うっへっへへー」
名塚佑:「ボクになんでも言ってくれたまえ」
谷神天音:「へへへへー」
谷神天音:「佑ちゃん、これできる?これ」 少しだけ《ワーディング》を展開する。
谷神天音:「キソのキソなんだって!」
名塚佑:「……!陣だ」
名塚佑:「意識の拡散。事物への認識の埋め込み……」
谷神天音:「??」
名塚佑:「錬磨と同じことができるんだ」
谷神天音:「にい様と同じなの?」
名塚佑:「錬磨は、うまいよ」
谷神天音:「おおー」 おにぎりを食べる。
谷神天音:「佑ちゃんは、どう?うまい?強い?」
名塚佑:「ボクは、どうなんだろうなあ」少し遠くを見やる。
名塚佑:「ぜんぜん、強くはないよ。錬磨がやっぱり、一番強い」
名塚佑:「あと、ええと…………水波くんとか」
谷神天音:「あ!知ってる、水波くん!」
谷神天音:「かっこいい人ね!」
谷神天音:言いながらも、どこかそわそわしつつ二個目のおにぎりに手を付ける。
名塚佑:「うへへ」
谷神天音:「んー……んっと……」
谷神天音:「佑ちゃん」
名塚佑:「ん?」
谷神天音:「佑ちゃん、見た夢っておぼえてる?わすれちゃう?」
名塚佑:「覚えてる」
名塚佑:「全部覚えてるよ。書き残すことだってある」
谷神天音:「!」
谷神天音:「じゃあじゃあ、現実と関係ある夢って、みたことある?」
谷神天音:「夢であった人とじっさいに会ったーとか」
名塚佑:「ううーん、逆かな」
名塚佑:「夢を見せてるのは、起きている間に見た物事なんだ……だから」
名塚佑:「実際に会った人とか、会うと考えた人を夢で見ることはあっても、逆は起こらないんじゃないかな」
谷神天音:「ふーむ」 梅干しの種をかりかりと噛む。
名塚佑:「天音は」
名塚佑:「気になる夢でも見たの?」首を傾げる。
谷神天音:「……うん」 大きく頷く。
谷神天音:「変な夢。それも、毎日」
名塚佑:「どんな夢?」
谷神天音:「いつもぼんやりーとしか覚えてないんだけど……えっと」
谷神天音:「夢の中のあたしは、なんだろ……おばけみたいな、モンスターみたいな姿で」
谷神天音:「何かをね。ブシャーって殺してた気がするの」
谷神天音:「いろいろ。女の人だったり、男の人だったり。よくおぼえてないけど」
名塚佑:「……何を?大きさは?」
名塚佑:「人……」
谷神天音:「たぶん、人……」
名塚佑:「……そんな夢、見たことないや。なんなんだろ……」視線を空にさまよわせる。
名塚佑:「それ、怖いよね……」
谷神天音:「こわい。しかも、誰かが言うの」
谷神天音:「お前はおにだー、お前は忌子だーって」
谷神天音:「佑ちゃん。忌子ってなに?」
名塚佑:「……!」
名塚佑:「ボクは……西洋の魔術だけだから、詳しいわけじゃないけど」
名塚佑:「“忌み”は、人に立ち入らせない禁忌のことだ」
谷神天音:「きんき?」
名塚佑:「ただのケガレって意味でもない。例えば忌子(いむこ)の読みなら、神に奉仕する子供になる」
名塚佑:「生まれ損なったヒルコを忌子と呼ぶこともある……だから」
名塚佑:「たぶん、人の社会から、遠ざけられる人のことだ」
谷神天音:「!」
谷神天音:「じゃあ、じゃあ、あたし変なのかな?」
谷神天音:「桜尾せんせは訓練が終わったら帰れるって……もうあたし、一生ここで暮らすの?」
名塚佑:「天音はそうしたい?」
谷神天音:「いや!」
谷神天音:「にい様といっしょがいい!」
名塚佑:「なら、そうしたいようにできるよ」頭を撫でる。
名塚佑:「天音は忌子の意味をわかってなかったけど」
谷神天音:「ほんとー?」 撫でられる。
名塚佑:「でも、やっぱり自分の力を恐れて、こわがってるんだ」
名塚佑:「だから、もう帰れないかもしれないって、不安になってる」
名塚佑:「それが夢を見せてるんだとボクは思うな……」
谷神天音:「そっか。あたしの、こころの弱さが原因ね!」
谷神天音:「うおーっ!この力は怖くなんかないぞー!」
谷神天音:「にい様のところに帰るぞー!」
名塚佑:「不安を忘れるくらいに遊んでれば、忘れちゃうよ!」
名塚佑:「ベイブレードやろう!」執拗に勧めてくる!
谷神天音:「やる!」 ごとごとと台を持ってくる。
名塚佑:「やったー!ベイスタジアムも持ってきたんだ!」
谷神天音:「あっ、いいなー。教室の床でやるとなかなか勝敗がきまんないから……」
名塚佑:では天音ちゃんと一緒に遊び呆けたいと思います。
GM:OKです。では最後に、佑ちゃんは気づいてもいいかもしれません。
GM:真っ平らに見えた山の中腹の広場。演習場。ここもよく見てみると、あちこちに戦闘の傷跡がある。
GM:毒か何かか。紫色に腐食してへし折れた木。
名塚佑:ゲェーッ!
GM:あるいは、一直線に焼き払われたと思われる芝生。
GM:あるいは、影になって見えなかったところに隠れている、巨大なクレーター。
GM:あまりに種類が豊富すぎる。しかも出力も高すぎる。
GM:オーヴァードに目覚めたての天音が出せそうなものではない。
名塚佑:(……あれは)
名塚佑:(なんだ)
名塚佑:黒のツキガミと対峙した時と似た
名塚佑:それよりも得体の知れない予感に心をざわつかせる。
名塚佑:まさか、天音と関係しているはずがない。ここはUGNの演習場だから
名塚佑:外から来た、他の誰かが、最近訓練に使っていただけのことかもしれない。
名塚佑:(大丈夫だ)
名塚佑:(……絶対、大丈夫)
谷神天音:「このブレードはー♪おれのぶんしんー♪」
谷神天音:「……? 佑ちゃん?」
谷神天音:「どしたのー」
名塚佑:「うへへー」
名塚佑:「ちょっと新しい組み合わせを試そうかなって思って」
名塚佑:「前のボクとは違うからね!」
谷神天音:「あたしも、男子との戦いでもまれて成長したんだから!」
谷神天音:「まけないぞー!」
GM:というところでシーンをカットしましょうか。
名塚佑:はい!
GM:ロイスのみ可!シナリオロイスは天音です。
名塚佑:友達の妹/谷神天音/庇護:○/脅威/ロイス
谷神天音:わーい庇護だー!
名塚佑:P感情とN感情を両方とりたいぜ!
GM:ではシーンカット。次のシーンへ参りましょう。

オープニング03:水波賢哉

GM:次のシーンはPC3、水波くんのOPです。登場をどうぞ。
水波賢哉:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 4[4]+35 → 39

GM:おっ、低い

GM:では、そうですね。平日でも休日でもいいですが、君はちょっとした買い物帰りだ。
GM:日用品かもしれないし、食料品かもしれないし、サファイアのごはんかもしれない。
GM:ゆっくりと夕暮れが迫っていく中、田舎道を君は歩いている。
???:「……ん?」 後ろから声をかける。
???:「おーい。おい、そこの」
???:「そこの、買い物帰りの人」
水波賢哉:振り向こう。
GM:では、そこに居るのは君よりひとつかふたつ上くらいの青年です。
GM:そいつの名前と顔を君は覚えていてもいいし、忘れていてもいい。
境千太郎:「水波!」
境千太郎:「ハッハッハー、久しぶりだなあ、おい!」
境千太郎:「居なくなったと思ったら、お前、こんなクソ田舎で!何やってんだ!」
GM:前の支部で一緒だったエージェント、境千太郎です。
水波賢哉:「なんだよ、珍しい顔だな。こんなクソ田舎にエージェントが二人なんていらないぞ」
水波賢哉:スーパーの袋を軽く持ち上げる。何をやっていたか?買い物だよ。という事らしい。
境千太郎:「俺もそう思う。なんだよこのド田舎、スタバどころかドトールすらないでやんの」
境千太郎:「水波。UGNだよな?まだ」
水波賢哉:「嫌味か、それは?」
境千太郎:「いやあ、こんな田舎に飛ばされたんだ。腐ってエージェントやめちまったかなあって」
水波賢哉:「やめて、どうなるもんでもないだろ。何かあった時に技能を持つエージェントはいた方が良いんだしさ」
水波賢哉:「僕に言わせれば、腐るのはともかく、あてもなく辞めるのは意識が低い。ってとこだよ」
水波賢哉:言いながら軽くため息はつく。実際腐っているし、都会には帰りたい。
境千太郎:「相変わらず真面目な奴だなあ。おまえ、一時は本部エージェント候補に抜擢って話もあったんだぜ」
境千太郎:「なーんでこんなへんぴなトコに飛ばされるかねえ」
境千太郎:「何かやったのか?偉いさんの娘に手を出したとか……」
水波賢哉:「偉いさんの娘なんかに手を出したら、僕は精神的に殺されるよ」誰にとは言わない
水波賢哉:恋人にも毎日だって会いたいものだ。
水波賢哉:「あんまり、ゾクッとするようなことは言わないでくれよ。寿命が縮むから」
水波賢哉:「まあ、昔はともかく、今の評価は、田舎で任務を待つだけの予備役みたいなもんさ」
境千太郎:「へへへ。じゃあそんなお前に自慢させてもらおうか」
境千太郎:「今の俺の肩書よ!“本部候補訓練官”!」
GM:各地を回り、新人オーヴァードと訓練戦闘を行うエージェントですね。
水波賢哉:「……っ!?」
GM:そこで良い実績を出せば、本部候補になる……かもしれない。というもの。
水波賢哉:相手をなんとはなしに見る。
境千太郎:「各地を回って人脈を作り!訓練戦闘で経験を積み!あと、オペレータの女の子とも仲良くなる!」
境千太郎:「どォーよ!」
水波賢哉:「その地位を手に入れるの、結構大変だったんじゃないのか?」
境千太郎:「大変だよ。しかも訓練相手に何かあったら責任を取らされる可能性もあるときた」
境千太郎:「だが、フフ……出世街道だからな……フフフ……」
GM:なお水波くんは、この千太郎が天音との訓練戦闘を担当している事を知っていても構いません。
水波賢哉:「充実してるみたいだな。…僕と違って羨ましい事だよ」
GM:もちろん知らなくてもいい。どうせこいつが喋りだしそうな気がする。
境千太郎:「だろぉ?ふっふっふ」
水波賢哉:(つまり、あれか。谷神妹の訓練官ってこいつか?)
境千太郎:「……だから困ってるんだよ。こんなところでドジ踏むわけにはいかない」
境千太郎:「お前、知ってるだろ。谷神天音ちゃん」
境千太郎:少し真面目になり、声のトーンも落とす。
水波賢哉:「そりゃあね。狭い町だし、友人の妹だ」
境千太郎:「そう。そうだよな」
水波賢哉:「ドジを踏みかねない難物なのかよ?聞き分けの良い明るい子だと思うけどな」
境千太郎:「……俺は」
境千太郎:「おおよそすべてにおいて天才ではあるが、中でもシンドロームを見極める目は自信がある」
境千太郎:「前、オペレータの女の子のシンドローム完全に当てて逆にドン引きされたの覚えてるだろ」
水波賢哉:「女心の機微においては発揮されなかった天才性だな」
水波賢哉:「うん。あれは非常に愉快だった。まあ、ほら、続けろよ」
境千太郎:「この野郎! ……それで、天音ちゃんな」
境千太郎:「わかんねーんだよ」
境千太郎:「シンドロームが、全然」
水波賢哉:「どういうことだよ?」
境千太郎:「そうだな……クイズだ水波。体内で毒を生成して放つ。このシンドロームは?」
水波賢哉:「特に引っ掛けがないならソラリスだな」
境千太郎:「アタリだ。俺もソラリスだと思う」
境千太郎:「人間の範疇に収まらない異形の体術。信じがたい柔軟性、身体形状の変化」
境千太郎:「これは」
水波賢哉:「お前僕を馬鹿にしてないか?」
境千太郎:「してねえよ!ほら、答えは!」
境千太郎:「いや、ちょっとはしてるかな……いや、してない。してないぞ」
水波賢哉:「エグザイル」言いつつ素直に答える。
境千太郎:「そうなんだよなあ」
境千太郎:「他にもいくつか。軽く手合わせしただけで、4個以上のシンドロームが見られた」
境千太郎:「天音ちゃん、あれ」
境千太郎:「本当に人間か?」
水波賢哉:「それだと普通はウロボロスって答えるところだと思うけど、明確に違うのか?」
境千太郎:「違った。ほら、ウロボロスの模倣には模倣ならではの無理が出るだろ」
水波賢哉:友人の妹に対してその物言いは少しばかり眉を顰める。
境千太郎:「いや、いっそウロボロスなら良いと思う」
境千太郎:「人類史上初の、トライを超える……フォース?クワドロプル?ブリードでも、いいと思う」
境千太郎:「もしそれ以外のケースだったら。そう考えている」
境千太郎:「……水波。お前、どう思う」
水波賢哉:「それ以外ね」
水波賢哉:「そうだな。僕が自分で見たわけじゃないから、保留だ。まずは自分の目で確かめる」
水波賢哉:「それで谷神に協力するさ」
境千太郎:「そうだな。考えたくない事だが」
境千太郎:「俺がマヌケで、シンドロームを見極めそこねただけって事もあるしな」
水波賢哉:「その時は失敗を吹聴してやるさ」
水波賢哉:軽く笑う。
境千太郎:「やめろや!俺の出世がかかってんだぞ、この仕事!」
境千太郎:こっちも軽く笑っている。
水波賢哉:「出世だけの人生なんて、なんて虚しい、かわいそうにな」などと手をひらひらと振る。
境千太郎:「う、うるへー!出世は男の花よ!」
境千太郎:「まあ、そういうことだ。しばらく俺は山の方で天音ちゃんと訓練デートしてるからよ」
境千太郎:「暇があったら来てくれや。暇だらけっぽいが」
水波賢哉:「ほっとけよ。…ま、お前も犬を飼うべきだな。後、僕の友人の妹には手を出すなよ」
境千太郎:「あ、ダメ?チェッ」
GM:という感じで、千太郎は背を向けて去っていこうとしますね。
水波賢哉:「男女交際で大事なのは感謝と尊敬と自分が思うより3倍くらいの誠実さだよ、君」
水波賢哉:なんて言って、じゃあ、最後に去る背中に声を掛けよう。
水波賢哉:「……なぁ」
境千太郎:「ん?」 立ち止まる。
水波賢哉:「そうだな、僕は腑抜けて鈍らになった。今なら、お前でも勝てるかもしれないな」自嘲気味に笑う。
水波賢哉:ここ数年、実戦はこの前の一度だけ、それもツキガミは綾瀬春奈を完全に掌握していなかった。不完全な相手を封殺して、それが実力であると誇る気にはなれない。
水波賢哉:「…はっ」
境千太郎:「……」 水波君を見る。
水波賢哉:顔を顰める。馬鹿な事を、と思う。これでは自分が完全な敵を望んでいるようだ。それが意味するのが、一つの命が手遅れになった後だと他の人間よりは知ってる自分が。
水波賢哉:力を振るう場所が欲しい。だが、自分の周りにいる人間を誰一人として犠牲にするのは許さない。そんな相反する想いを抱いている。
水波賢哉:「いや、まあ、聞き流せ。本気で言ってるわけじゃない」
水波賢哉:(…結局のところ、僕は強欲だな。だけど、僕の専門習熟技能は護衛だ。誰かを守る事を忘れて敵を求めるのは、それこそ本末転倒だ)
境千太郎:「……その割には、火が見えるけどな。胸の奥で燃え盛る火が」
境千太郎:「その火。良い意味で必要とされるといいな」
境千太郎:「んじゃな。ハムカツが売り切れちまう」
水波賢哉:時計を見る。
GM:ひらひらと手を振って、こんどこそ立ち去ります。
水波賢哉:「残念。時間切れだぞ…」と、消え行く背中に意地悪く呟いた。
GM:ここでシーンカットでよろしいか!
GM:ではカット。ロイスだけとれます。シナリオロイスは千太郎。
水波賢哉:ロイス取ります。 元同僚 境千太郎 連帯感○/嫉妬
水波賢哉:以上で
GM:オッケー!

オープニング04:朝比奈望

GM:では次のシーン。
GM:お待たせしました。最後はPC4の朝比奈くん。
GM:登場をどうぞ!
朝比奈 望:はーい!
朝比奈 望:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 1[1]+32 → 33

朝比奈 望:わーい
GM:ひくっ

GM:では水波くんのOPとほぼ同時刻。君はスーパーで購入した野菜やらなにやらを持って帰路についてます。
GM:食堂で使う食材の買い出しですね。
朝比奈 望:野菜が例年より高くなっている気がする。
朝比奈 望:困る……!
綾瀬春奈:「野菜、高くなったねえ」 たまたまスーパーで出会ったので一緒に帰っている。
綾瀬春奈:「望くんのところは食堂だし、大変だよね。野菜使わない料理っていうのも少ないし」
朝比奈 望:「まあ、でも玉ねぎは一時期より安くなったから」
朝比奈 望:「少しはマシかなあ」
綾瀬春奈:「だといいんだけど。 ……あ、大変といえば」
朝比奈 望:「量を減らすわけにもいかないしねえ」
朝比奈 望:「なに?」
綾瀬春奈:「天音ちゃんの話。錬磨くんか桜尾先生あたりから聞いてる?」
朝比奈 望:聞いてていいですかね。
GM:いいです!もちろん聞いてなくてもいいです。
綾瀬春奈:「私達と同じオーヴァードになったって」 こそこそと囁く。
朝比奈 望:「うん、聞いた」
綾瀬春奈:「大変だよね。能力の制御の仕方とか、色々教わる事も多いし……」
綾瀬春奈:「あ、でも望くんはすごいよね!誰に教わったわけでもないのに、あんなに戦えたんだから」
朝比奈 望:「いや…僕のは、借りものみたいなものだし…!」
朝比奈 望:「それに、あの時は必死だったから…!」
朝比奈 望:なんかいきなり褒められたから困るし、照れるぞ!
綾瀬春奈:「ふふふふ。照れちゃってかわいいなぁ」
朝比奈 望:「うん、でも、天音ちゃんもきっと大丈夫なんじゃないかな。」
朝比奈 望:「だって錬ちゃんの妹だもん。」
綾瀬春奈:「あー」 ぽん、と手を打つ。
GM:というところで、朝比奈君は判定してください。
GM:知覚か回避で難易度は9です。
朝比奈 望:高いよう…!
朝比奈 望:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,2,4,7,10]+9[9]+1 → 20

GM:!?
朝比奈 望:余裕やわ
GM:超すげえ!
GM:なら君は即座に気づけます。夕暮れの闇の中から、いくつかの針が飛んでくる。君たち二人めがけて!
GM:しかもその針には何かしらのてらてらとした液体が塗られている。そこまで分かるでしょう。
朝比奈 望:「…!」
綾瀬春奈:「そうだねえ。錬磨くんの妹なら……」
朝比奈 望:「春ちゃん!」
綾瀬春奈:「え?」
朝比奈 望:春ちゃんを抱きかかえるようにして跳躍します!
GM:なら、君たちは針の一撃から逃れる!
綾瀬春奈:「……!」
???:「へェ~~~……なるほどなァ」
???:「“黒”を倒したの。存外マグレでもないわけだ」 闇の中から声がする。
朝比奈 望:「…ご、ごめんね…!いきなり!」
綾瀬春奈:「だ、大丈夫。大丈夫だけど……!」
朝比奈 望:春ちゃんに謝りながら声のする方に顔を向けます。
朝比奈 望:「だ、だれ?」
???:「……」 ひたひたと君たちの前に歩み出る。
GM:君たちの視界の端。投げられた針が薄い煙をあげ、近くを通りかかった猫が昏倒するのが見える。
GM:おそらくは何らかの毒。揮発性の麻痺毒かなにか。
???:コヨミそっくりの少女が、君たちの前に現れる。
朝比奈 望:「コヨミちゃん……じゃ、ない!」
陰陽鬼:「“陰陽鬼”」
陰陽鬼:「オレを呼ぶなら、そう呼べ……あいつと一緒にすんな!」
陰陽鬼:「今日はちょっとした挨拶に来ただけだ」
朝比奈 望:「…挨拶?」
綾瀬春奈:「気をつけて望くん。この人の言葉、あんまり信じない方が……」
陰陽鬼:「そう!挨拶!」
陰陽鬼:「ちょっとやりたい事があるもんでな。その邪魔さえしなければ、お前たちには危害を加えないと告げにきた」
朝比奈 望:「なに?」
朝比奈 望:「コヨミちゃんと、仲直りしたいなら。協力するよ?」
陰陽鬼:「誰がするかボケェ!あいつと仲直りしたところで、ツキガミに引きずられて滅びるだけだ!」
朝比奈 望:大声を出されてビクッとなったりする。
陰陽鬼:「――――オレの目的は二つ」
陰陽鬼:「まずひとつは、谷神天音」
陰陽鬼:「あれをこの世から消す」
陰陽鬼:薄笑いを浮かべて君の反応を伺っている。
朝比奈 望:「え…?」
朝比奈 望:「ダメだよ。そんなの!」
朝比奈 望:一瞬困惑するけどすぐに表情を変えるよ!
陰陽鬼:「ダメと言われてもなァ。オレたちにも色々事情がある」
朝比奈 望:「それでも。ダメだよ。天音ちゃんは錬ちゃんの妹で、僕の友達で」
朝比奈 望:「きっとコヨミちゃんとだって、仲良くできるよ。それなのに、殺すなんて、ダメだよ…!」
朝比奈 望:なんかうまく言葉が出てこない。佑ちゃんみたいにもっとすらすら言葉が出てくればいいのにって思ったりする
陰陽鬼:「クハッ!健気だなァ。何も知らないわけか」
陰陽鬼:「まあ、いいや。こっちがやることは決まってるしな……谷神天音を消す。そして」
陰陽鬼:「“夜叉童子”を復活させる」
朝比奈 望:「……何も知らないけど、けど知ってても知らなくても、僕は天音ちゃんを消すなんて、絶対納得しないよ」
陰陽鬼:「いいや、納得するさ。夜叉童子の事は知ってるか?」
GM:〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉で判定してください。難易度は6。
GM:成功すれば錬磨君のOPと同様、おとぎばなしとしての夜叉童子の話を思い出せます。
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

GM:www
朝比奈 望:極端マン!
GM:じゃあ君は何も知らない。聞いたこともない!
朝比奈 望:「夜叉童子?」
陰陽鬼:「聞いた事あんだろ?名前くらいよォ」
朝比奈 望:「…ご、ごめんなさい。ちょっとわからないです」
朝比奈 望:思わず敬語だ。
陰陽鬼:「…………」
陰陽鬼:少しだけ寂しそうな顔をしますね。すぐにもとに戻る。
陰陽鬼:「……まあ、そうだわな……。ツキガミが落ちぶれるんだ。夜叉童子伝も廃れて当然か」
朝比奈 望:「その、さっき俺たちって言ってたけど」
陰陽鬼:「あん?」
朝比奈 望:「それは、君と、その夜叉童子さんのことなの?」
陰陽鬼:「そうだよ」 あっさり肯定する。
陰陽鬼:「夜叉童子が完全復活するにゃあ、天音がいちゃ邪魔なんだ」
陰陽鬼:「だから消す。簡単だろ?」
朝比奈 望:「友達、なんだ」
陰陽鬼:「……ああ?」
朝比奈 望:「君と夜叉童子さん。友達なんだね」
陰陽鬼:「……チッ!」
陰陽鬼:右足で道路のアスファルトを踏み砕く。
陰陽鬼:「ちげェーよ!利用しあってるだけだ――生きる為にな!」
陰陽鬼:「……とにかく挨拶はした。死にたくなけりゃあ、谷神天音には近づくな」
陰陽鬼:「お前はどうする。大人しく手を引くか?」
朝比奈 望:「わからない。友達に会いたいっていう気持ちは、わかるから」
朝比奈 望:「それを邪魔していいのか、わからない」
朝比奈 望:「だけど、天音ちゃんは消させたりなんか、しないよ。それは、絶対だ」
朝比奈 望:迷いながら、最後の言葉だけは強く言い切ります。
陰陽鬼:「そうかい」 それを聞いて楽しそうに笑う。
陰陽鬼:「なら、意地の張り合いだ。俺たちとお前、どっちが意地を張り通せるか……」
陰陽鬼:「強いほうが生き残る。お前の強さを見せてみろ」
陰陽鬼:《瞬間退場》。その言葉を最後に、姿を消す。
綾瀬春奈:「……ふはーっ」
朝比奈 望:「……怖かった…」
綾瀬春奈:「よ、よくキッパリ言い切れたね。望くん……」
綾瀬春奈:「怖かった……」
綾瀬春奈:「……まず、みんなに相談かな。天音ちゃんが危ないよね」
朝比奈 望:「そうだね。あ、でもその前に」
朝比奈 望:さっき倒れた猫の方に駆け寄ります。
綾瀬春奈:「あ!」
GM:猫はぷるぷるしていますね。四肢がしびれてますが、命に別状はなさそうです。
GM:もともと君たちに宣戦布告していくつもりだった事もあり、致死性ではない。
GM:ジャマをするなといいながら、君たちがジャマしにくるならそれはそれで良い。そんな風に感じる。
朝比奈 望:「大丈夫かな…病院、より桜尾先生に相談した方がいいかな?」
綾瀬春奈:「うん!とりあえず先生!先生のところ運ぼう!」
朝比奈 望:「うん、そうしよう」
朝比奈 望:「春ちゃん、この猫、持ってもらってもいいかな?その代わり僕が春ちゃんの分の荷物持つから…!」
綾瀬春奈:「おまかせあれ!」
GM:買い物袋をひっさげたまま、君たちはネコチャンを運んでいく。
朝比奈 望:一応、どっちも客商売に使う買い物したから動物と食材を一緒に持たない方がいいんじゃないかという中途半端な配慮!
GM:あっそういうことか、偉いなあw
GM:ということで、ロールが他になければこれでシーンカットとしましょう。
朝比奈 望:猫をみながら、こんな風になる子がいっぱい出るなら、やっぱり陰陽鬼のことは許しちゃいけない。とか思いながら
朝比奈 望:僕は以上で大丈夫です!
GM:オッケー!
GM:ではシーンカット。ロイスだけとれます。
GM:シナリオロイスは陰陽鬼。
朝比奈 望:ツキカゲ様/陰陽鬼/有為/不安○
朝比奈 望:以上で!
GM:オッケイ!

オープニング05:マスターシーン

GM:淡い光に包まれた空間で、二人の少女が向かい合っている。
???:「――じゃあな。オレは行く」
???:「もうですか?もっとゆっくりしていけば良いのに」
???:「勘違いしてんじゃねえ!オレはお前と戦えりゃあいいだけだ!」
???:「必要以上に馴れ合うつもりはねえ。エサは撒いてやったから、それで終わりだ」
???:「そうですね……」
???:「あれだけ多彩な“谷神の技”を見せたんですから」
???:「UGNは食いついてきますよ。絶対に」
???:「そういう事だ。ここからどう転ぶかは、お前と」
GM:とことこと、もう一人の少女が駆けてくる。
???:「こいつ次第だ」
谷神天音:「あれ?――――ちゃん、どこか行っちゃうの?」
???:「おう。俺の仕事は終わった」
???:「天音」
???:「お前は忌子だ」
???:「お前は、鬼だ」
???:「大切な人間と離れ離れになりたくないなら――お前の強さを見せてみろ」
???:「強い方が生き残るんだ。死んだら全部終わりだぜ。死んだら――――」
GM: 
谷神天音:「……むにゃ」
谷神天音:布団から身体を起こす。
谷神天音:「……夢」
谷神天音:「どんな夢だったっけ……」

ミドルフェイズ01

GM:ということで合流シーン!やるよ!
GM:シーンプレイヤーは朝比奈くん。全員登場推奨です。
GM:ここからはミドルですね。
谷神錬磨:登場します!
朝比奈 望:いえっさー!
朝比奈 望:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 8[8]+33 → 41

谷神錬磨:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 4[4]+42 → 46

朝比奈 望:ひゃー
水波賢哉:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 7[7]+39 → 46

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+2(1D10->2)した (侵蝕:39->41)

GM:では翌日。昼休みの屋上です。
GM:コヨミも入れた全員が、屋上でお弁当を食べている。
GM:もちろん、お弁当を忘れた人がいてもいいです。
名塚佑:ハムカツのサンドイッチをおいしそうに食べてます。
水波賢哉:今日のお弁当は ゆで卵の輪切りの醤油づけをごはんの上に乗せ、おかずは鳥ささ身のほうれん草巻き、蓮根のキンピラ。
水波賢哉:なおサファイアをつれてきて屋上で走らせている。自由っぷりです。
谷神錬磨:「……」 いつもより緩慢に、質素な弁当を食べている。
谷神錬磨:主に焼く・炒めるだけでできる品ばかりだ。
朝比奈 望:唐揚げ弁当!
月代コヨミ:「佑のも、賢哉のも、望のも、美味そうだのう」
朝比奈 望:「僕のはお母さんが作ってくれたのだからねえ」
朝比奈 望:「賢ちゃんはそれを自分で作ってるっていうのがほんとうにすごいよね」
月代コヨミ:「見よ錬磨!賢哉の弁当の手の込みっぷりを!」
名塚佑:「彼女が作ったの?」水波くんのお弁当を覗き込む。
GM:サファイアはここぞとばかりにぐるぐる走り回ってますね。
谷神錬磨:「……水波の、特性だ……」
谷神錬磨:「俺は水波にはなれない。同じ年月が過ぎても、な……」
水波賢哉:「いやぁ、2年も自炊してれば、こんくらいは誰でも出来るって
水波賢哉:「あんまり褒められると増長しちゃうぜ」
名塚佑:「ええーっ、じゃあ褒めるのやめとこ!望んちのご飯も美味しそうだね!」
朝比奈 望:「えへへ。ありがとう。唐揚げ一個食べる?」
名塚佑:「食べる!望にもリンゴをあげちゃおう」
朝比奈 望:「わ、ありがとう!」
名塚佑:くし切りのリンゴを望くんの口に押し込んでやろう。
水波賢哉:「それにしても、なんだよ谷神、その弁当。栄養価しか考えてないじゃないか。それ、脳味噌までゴリラになるぞ」
谷神錬磨:「……ゴリラは存外に賢い」
谷神錬磨:「それに、あまり時間をかけていられない。ここのところは……」
水波賢哉:「ごめん、褒めて、調子に乗らせて?後、彼女の手料理食べたいからね、僕!」とか佑ちゃんに返しつつ
水波賢哉:「文明人になれよ。僕みたいにゲームブックを嗜むとかな。…なんだよ、最近何かあったのか?」
朝比奈 望:芸術、下拵えで判定していいですか。
GM:いいですよw
谷神錬磨:「多忙だ」 すごくマイペースに食事している。
朝比奈 望:「はぶっ」
朝比奈 望:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,4,8,8,10]+4[4] → 14

朝比奈 望:わーい
GM:めっちゃ美味しい!
谷神錬磨:うまい
朝比奈 望:「うん、りんごも美味しいねえ。」
朝比奈 望:モグモグ、ごっくん
月代コヨミ:「ごっくん……うむ」 唐揚げを飲み込んだ後、少し真面目な顔になる。
月代コヨミ:「天音の事か?錬磨」
名塚佑:「!」
朝比奈 望:「唐揚げは、どうかな?それ僕も下拵えを手伝ったんだけど」
水波賢哉:弁当をかき込む。外見に反しての豪快な男食いだ。視線を谷神君に向ける。
谷神錬磨:「……天音と、谷神のことではある。……UGNに、ひとつ尋ねてもいいか?」
月代コヨミ:つ、と賢哉君の方を見る。
水波賢哉:スポーツドリンクで流し込み頷く
水波賢哉:「よし、来いよ」
谷神錬磨:「感謝する。天音の様子に、変わったことはないか?」
谷神錬磨:「些細な兆しでも、違和感でもいい」
水波賢哉:「僕が直接見てるわけじゃあないが、担当官から報告は受けたよ」
水波賢哉:と、OPでの千太郎君の見解を述べておこう。
水波賢哉:「4つ以上のシンドロームの兆候が見られるってさ。UGNの常識から照らし合わせてもそういう例は稀有だ」
月代コヨミ:「ふむ。単に才能がある……というわけでもないのか」
名塚佑:「……天音の力も」膝を抱えるように座ったまま言う。
谷神錬磨:「複数の異能が発現している……つまり、奇怪な現象ということか」
名塚佑:「取り消したりはできないのかな」
月代コヨミ:「もしツキガミが憑いているなら。それを払う事で、力がなくなる可能性もあろうが……」
谷神錬磨:「天音のそれは、違うかもしれない」
水波賢哉:「そうだな。何がしか、その現象には理由はあるとは思うよ」
朝比奈 望:「……ねえ、僕からもいいかな?」
名塚佑:「ボクも天音の力が、どういうものかわからない」
名塚佑:「天音もわかってない。……だから怖がってる」
谷神錬磨:「……朝比奈?」 不思議そうに彼を見る。
名塚佑:「……ん」
月代コヨミ:「どうした。何か心当たりでもあるか、望」
谷神錬磨:この件の解決には、朝比奈は関わってこないと思っていた。
朝比奈 望:「えっと、みんな、陰陽鬼と、夜叉童子って知ってる?」
GM:あ、じゃあここは判定を入れましょうか。
水波賢哉:寄って来たサファイアを手元に寄せて頭をなでながら聞く。
GM:錬磨君は夜叉童子を知ってますね。陰陽鬼は、まだ誰も判定していない。
GM:〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉で判定してください。難易度は6。
GM:成功すれば、おとぎばなしとしてのそれらを知っている事にします。
水波賢哉:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

水波賢哉:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8

谷神錬磨:がんばる! エグザイルの社会パワーを見せてやる!
朝比奈 望:夜叉くん!
名塚佑:愚かな……ソラリスの威光を畏れよ
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 8[8]+1 → 9

名塚佑:6dx+1>=6
DoubleCross : (6R10+1[10]>=6) → 6[2,3,3,4,5,6]+1 → 7 → 成功

水波賢哉:陰陽鬼は知ってた。
GM:すげェ!
谷神錬磨:2dx+2=>6 陰陽鬼について
DoubleCross : (2R10+2[10]>=6) → 9[7,9]+2 → 11 → 成功

朝比奈 望:陰陽鬼ぐらい常識っすよー!
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

GM:判定は1回でもよかったけど、じゃあ2回振って貰いますかw
朝比奈 望:陰陽鬼の方は知らなかった。
GM:さっき知らなかったもんね君!
GM:あっ違う。あれは夜叉童子か。
名塚佑:あ、じゃあ私も陰陽鬼について。
名塚佑:6dx+1>=6
DoubleCross : (6R10+1[10]>=6) → 9[3,4,6,6,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:まあ、いい!谷神くんと東京ちゃんはどっちも知っている。
朝比奈 望:夜叉童子のことはあとで調べたみたいですね…!
谷神錬磨:知識~
GM:朝比奈くんは夜叉童子だけ。水波くんは陰陽鬼だけ。
GM:情報を開示します。
■夜叉童子について
平安時代に実在した鬼。ジャーム。
戦場の血溜まりから生まれた戦の化身。

Q村(現在のQ町)付近の山を根城に腕自慢たちを返り討ちにしていたが、
京の陰陽寮より遣わされた術士・谷神旭と七日七晩の戦を繰り広げた後に退治された――とされている。
■陰陽鬼について
夜闇に紛れて鬼や妖怪を討つ、“鬼を倒す鬼”の事。
刀を担いだ大男だとか、ツキガミ様の化身だとか、姿については諸説あり。

それもそのはず、陰陽鬼伝は谷神家の活躍から生まれた伝承である。
谷神の人間に助けられた人間が長い年月で少しずつ増えていき、
その正体を隠すのに協力するため、あるいはたまたま目撃した谷神の姿を語り継いだ結果、陰陽鬼伝承が生まれた。
GM:という事がわかります。
GM:実際のところ、おとぎばなしには谷神家の事は書かれていないので、
GM:君たちならそこらへんまで推測できる。あるいは谷神の人間として知っている、という感じですね。
谷神錬磨:「夜叉童子はおとぎ話の通りだが――、陰陽鬼は俺たちのことだ」
朝比奈 望:「…そうなの?」
谷神錬磨:「恐らくは」
谷神錬磨:よく知らないものごとをよく知らないまま話す男、谷神錬磨
GM:自分の家の事なのにw
水波賢哉:「陰陽鬼に関してはジンさんに聞いてたよ。っていう事は今世の陰陽鬼ってつまり、お前のことじゃないか」
水波賢哉:谷神君を指差す。
名塚佑:「ほら、錬磨が力を使うときって、ふつうの人とはぜんぜん違うから」
名塚佑:「鬼ってことにしたんだ。あまり、知ってる人はいないと思う」
名塚佑:(……ボクは、知ってたけど)ちょっと口元が緩む。
月代コヨミ:「うむ。谷神の人間も歴代で様々であるから、そういう伝承になってもおかしくはない」
月代コヨミ:「少なくとも……人を襲うような鬼ではないな。陰陽鬼は」
谷神錬磨:「朝比奈……そのことが、どうかしたのか?」
朝比奈 望:ちょっと不思議そうな顔をする。
朝比奈 望:「あの、陰陽鬼って名乗る人にあったんだ」
谷神錬磨:「……陰陽鬼、か」 眉をひそめる。 「不可思議だな」(不可思議だな……)
月代コヨミ:「ほう!それはそれは」 ちょっと笑う。
月代コヨミ:「昔話に詳しい年寄りか何かか? ふふふ、このご時世で陰陽鬼の名を知っておるとはなあ」
朝比奈 望:「人っていうか、コヨミちゃんと同じ姿をした、多分、ツキガミ様だと思う。」
朝比奈 望:「コヨミちゃん、心当たりある?」
月代コヨミ:「……!」
水波賢哉:「へぇ」口元が無意識に三日月の形に歪む。
月代コヨミ:「……我と同じ姿をしていたならば」
月代コヨミ:「鬼との戦。その伝承を核とする欠片、“赤”のツキガミである可能性が――――高い」
月代コヨミ:「何かしらの思惑があって“陰陽鬼”を名乗っているのだとは思うが、ううむ……」
谷神錬磨:「”赤”、か……」 頭の中でニンジンや楓の葉っぱを思い浮かべている。
水波賢哉:「分御霊の1体って訳か。朝比奈よ。陰陽鬼はなんて言ってた?」
水波賢哉:「話ししたんだろ?」
朝比奈 望:頷く
朝比奈 望:「夜叉童子を、完全復活させるって」
朝比奈 望:「その為に、天音ちゃんを、消すって」
名塚佑:「消す……!?」立ち上がる。
名塚佑:「そんな、そんなこと、よくないよ……!」
谷神錬磨:「そうか」 立ち上がる。 「その者に会いにゆく。どこだ?」
谷神錬磨:情報入手→思考→判断→行動 のうち、思考がショートカットされている形。
朝比奈 望:「待って、錬ちゃん、一人じゃ危ないよ…!」
朝比奈 望:「それに、ごめん。いきなり出てきただけで、僕もあの子がどこにいるかはわからないんだ」
月代コヨミ:「そうだな。何かを企んでいるなら、おいそれと己の隠れ場所は明かすまい」
水波賢哉:「消すなんて言われて、はい、そうですか。って訳には言かないよな。いや、行くなら」
水波賢哉:「天音ちゃんのところだろう」
水波賢哉:「狙ってくるなら、そっち張るほうが確実だろ」
谷神錬磨:「なるほど」
朝比奈 望:水波くんの的確で冷静な判断に感嘆している・
月代コヨミ:「――しかし、解せん。夜叉童子だと?」
月代コヨミ:「夜叉童子と天音と何の関係がある。だいいち夜叉童子は谷神が倒したのではないのか」
水波賢哉:「僕はそっちは全然初耳だな。後で解説してくれよ」
名塚佑:「夜叉童子は」
名塚佑:「谷神の敵だったんだよね?」
谷神錬磨:「いや」
谷神錬磨:「倒したとは、断言できない。俺の父と祖父はやつを討ちに陣を出て、戻らなかった」
谷神錬磨:「……夜叉童子は、谷神の敵だ」 父の遺言のことは言わない。
水波賢哉:「……強い敵、か」噛み締めるように静に呟く。
名塚佑:「……」
名塚佑:「天音にとっても、敵なのかな」
月代コヨミ:「何を言う。谷神の敵であれば、天音にとっても敵ではないのか?」
谷神錬磨:「……俺は天音ではない。天音しか知らない。……天音に会いに行く」
谷神錬磨:「待ち受けるのが上策なのだろう?」
水波賢哉:「谷神、その事でちょっといいか?」
谷神錬磨:「……何か、あるのか?」
水波賢哉:「僕と多分、他3名もこの件に首突っ込みたいんだが」
谷神錬磨:「……」 「……」 「……何故?」
水波賢哉:「ほら、家の問題でもある。お前の許可は貰っておかないとな。お節介するのにもな」
水波賢哉:「親しき仲にも礼儀ありだろ?察しろよ、距離感って奴よ」
谷神錬磨:「お前たちの使命ではないし、義務でもなければ、報酬もない」
谷神錬磨:「友達とはそこまでするものなのか?」
水波賢哉:「どこまで出来るかはともかく誰だって誰かを助けたいと思うだろ?この僕でさえそうだ」
朝比奈 望:「でも、天音ちゃんが消えていいなんて。思うわけないよ」
朝比奈 望:「錬ちゃんだって、佑ちゃんが転校した時寂しかったでしょ?」
谷神錬磨:「……そうだな」
名塚佑:「……えっと、ボクは」
名塚佑:「ぜんぜん、許可とか取らないで、助けようと思ってた」
谷神錬磨:「…………まあ、そうだな」 名塚の言葉を考えた挙句に、もう一回うなずく
谷神錬磨:「そうか。そういうものだな。合点がいった」
谷神錬磨:「……感謝する」
水波賢哉:「誰かを助けた事実は後々自分の誇りに繋がるからね、どんどんやるべきなのさ。勿論、無謀は論外。自分が大事無く切り抜けられる算段があるならだよ。無論、僕はかなりやれるぜ」
水波賢哉:(そう、出来るさ。友人を守ることくらいは。この僕になら)
月代コヨミ:「ふふ、そうそう。報酬などなくとも助け合うものよな。友人同士というのは」
月代コヨミ:「……いやすまぬ。そもそも、ツキガミさえ居なければこんな事にもならなかったであろうに」
月代コヨミ:「賢哉だけではない。我も精一杯協力するぞ!」
名塚佑:「まだ危ないって決まったわけじゃないし、ツキガミのせいだって決まったわけじゃない」
名塚佑:「だから、ボクだって天音を助けにいけるよ」
朝比奈 望:「そうだよ、陰陽鬼だってコヨミちゃんだもん」
朝比奈 望:「案外仲良くなれるかもしれないよ」
谷神錬磨:「ああ。可能性はある……」
谷神錬磨:「……ひとまず、天音の居場所を押さえたい。俺は先に行く」 というわけで、止められなければひらりと《軽功》で飛び、屋上から退場していく。
GM:いいでしょう!君は颯爽と、まだ昼休みなのに学校から飛び出ていく。
GM:ついでにいうと、このシナリオでの天音ちゃんは基本的にUGNの演習場。山の方にいます。
朝比奈 望:「え?あ…!」
名塚佑:「望!自転車で行こう」
名塚佑:「錬磨が走ったら追いつけないよ」
水波賢哉:「綾瀬にサファイヤ預かってもらうか。…いや、待て二人とも」
朝比奈 望:「うん、そうし…よう?」
水波賢哉:「タクシー呼ぶけど?」
谷神錬磨:文明~
名塚佑:「お金もち!」
朝比奈 望:「セレブ!」
月代コヨミ:「ま、待て!我も行く!賢哉含めて4人は乗れるか?乗れるのか?」
水波賢哉:「UGNはこういう時に領収書出してくれるんだぜ」
水波賢哉:勿論4人乗れる!
GM:よろしい!ならば、賢哉君はUGN経由で素早く(Q町の中では割と貴重な)タクシーを確保できます。
GM:錬磨君も行ってしまったので、全員が移動したらシーンカットにしましょうか。
朝比奈 望:おっけーです!
名塚佑:はーい!
GM:ではシーンカット!ロイスと購入ができます。
谷神錬磨:はい!
名塚佑:望くんに取ろうか、どうしようか……
名塚佑:まだやめておこう!ここぞというシーンが来るかもしれないし
朝比奈 望:やめられた…
朝比奈 望:ボデマ
水波賢哉:朝比奈 望 友達 友情○/憤懣
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

朝比奈 望:むりー
名塚佑:どうしても欲しいものがあればボクが調達してみせよう
谷神錬磨:ロイス! ここは水波くんに。 信頼〇/疑念 だ。
朝比奈 望:友達/谷神錬磨/友情○/不安
水波賢哉:ボデマ 防具はカバーするので少し重要
朝比奈 望:以上で
水波賢哉:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 5[5]+3 → 8

水波賢哉:無理。以上
谷神錬磨:ボディアーマー狙い!
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 10[3,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 成功

谷神錬磨:イェイ
GM:ほええ
GM:アダマンボディアーマーですね
名塚佑:では、ボルトアクションライフル。
谷神錬磨:以上デース!
名塚佑:6dx>=15
DoubleCross : (6R10[10]>=15) → 9[3,3,6,6,9,9] → 9 → 失敗

GM:東京ー!
名塚佑:ウーン、どうしようかな
名塚佑:……まだ1シーン目だし、やっぱり無駄遣いはやめておこう……!
名塚佑:戦闘ももうちょっと先だろうし!
GM:安定志向!
GM:じゃあ、これで全員ぶん終わったかな。シーンをカットします。

ミドルフェイズ02

GM:MF02に行きましょう。このシーンでは行動が二つ選べます。
GM:まず情報収集。
■谷神の忌子について 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉 難易度11
■望を襲った“陰陽鬼”について 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度7
GM:そしてもう一つは、天音に会いに行く事。
GM:会いに行く場合特に判定は要りませんが、その場合、情報収集はできないものとします。
GM:これは単純に天音がいるのが山の方で、調べ物には全く向いてないからですね。
GM:ということでとりあえず出る人は出て!その上で、行動を決めて貰いましょう!
谷神錬磨:出ます!
水波賢哉:出ましょう
谷神錬磨:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 2[2]+46 → 48

GM:ひくっ
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+9(1D10->9)した (侵蝕:41->50)
朝比奈 望:出る
水波賢哉:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 8[8]+46 → 54

朝比奈 望:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 5[5]+41 → 46

朝比奈 望:しゃー
GM:全員出ましたね。
GM:じゃあ行動を決めてもらいましょう!
名塚佑:天音ちゃんと会うのは確定ですが、
谷神錬磨:山にいるね/谷神錬磨
名塚佑:その前に天音ちゃんから聞かれたことを明らかにしておきたい気持ち。情報収集に向かいます
GM:おお、偉い。
水波賢哉:じゃあ僕は谷神君の背中を守りに行きましょう。
朝比奈 望:自信はないけど情報、集める…!
GM:水波・谷神コンビは山。朝比奈くんはどうしますか?
GM:女の子といっしょを狙った!
GM:では朝比奈・名塚コンビは情報収集としましょう。
GM:そうだなあ。まずは山の方から描写していきましょうか。

GM:場所が変わって、UGN演習場……の山のふもと。
GM:おそらく、先に行った錬磨君に水波くんがなんとか追いついた形でしょう。二人が合流します。
谷神錬磨:ちなみに、訓練場がえぐり取られたりしてた破壊痕跡もわかる感じですか?
GM:あ、そうですね。まだ山の麓なのでそういった破壊痕を認める事はできませんが
GM:逆になんかやりたいロールがあるなら、中腹から開始でもいいです。どっちがいいですか?
GM:中腹からでいいか!
谷神錬磨:そうですね、中腹あたりで痕跡を目撃して、一時停止していたことにしたいです!
GM:OKです。じゃあ、山の中腹に錬磨くん……と、それを追いかけてきた水波くんがいる。そんな感じですね。
GM:人の姿は見えません。ちょっと離れたところから戦闘音がする。
GM:巨大なクレーター。へし折れた木。複数の破壊痕跡。とてもじゃないですが天音がやったとは思えない光景が広がっている。
谷神錬磨:「……これは」 周囲を見回しています。
水波賢哉:「凄いもんだよな。…そら、やっと追いついた」
谷神錬磨:「……水波。UGNの鍛錬は、ここまでやるのか?」
水波賢哉:髪を手で撫で上げてこちらは耳を澄ます。
水波賢哉:「まさか。環境破壊なんて訓練じゃそうそう起きるもんじゃないぜ」《蝙蝠の耳》を使いたいです。
水波賢哉:音の中心とそこの会話を拾いたい。
谷神錬磨:「天音。異能の数だけではないな。威力も……これは異様だ」
GM:ならば、水波君は気がつくでしょう。
GM:物凄い勢いでこっちにぶっ飛ばされてくる物体がある。
GM:というか、人です。エフェクトで感知していた君なら避ける事は造作もない!
境千太郎:「――ぅううぉぉああ!」
谷神錬磨:「ん……」
水波賢哉:「谷神の技をしても異様なのね。なら、異常事態だな、これは…谷神、三歩左」
谷神錬磨:「承知」 正確に、三歩分だけ跳ぶ。
GM:避けた君たちの横に哀れなUGNエージェントが着弾し、
GM:木の枝をバキバキとへし折り、地面をえぐり、
GM:たっぷり10mくらい先で止まります。
GM:そして、同時に《ワーディング》を展開した小さな人影も飛んでくる。
谷神天音:「うおおーっ!センタロー、とどめだーっ!」
谷神錬磨:「……天音?」
谷神天音:「とどめ……あれ?」
谷神天音:「にい様ー!!」
水波賢哉:「今、吹き飛んできたのは防御を得意とするエージェントだったんだけどな。凄いもんだ」
GM:谷神君は肉体で判定してください。難易度は9。
谷神錬磨:「そうか。やはり、異様……」
GM:失敗すると1d10ダメージを受けます。
谷神錬磨:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[3,6,8,10]+5[5] → 15 → 成功

GM:す、すげえ!
谷神錬磨:ササッ
GM:なら、凄い勢いで抱きついてきた天音を……避けたり?あるいはうまい具合に抱きとめたりできますね。
GM:それでも凄い衝撃だ。身体能力が跳ね上がっている。
谷神天音:「にい様~!」
谷神錬磨:では勢いを利用し、ぐるっと一回転させて捕まえよう。
谷神天音:地面に小クレーターを作りながら飛びつく。
谷神天音:「あはははは!あっはははは!」
谷神錬磨:「……よく、やっているようだな」
谷神天音:「やっております!」
水波賢哉:「見事なもんだよ。呆れるね、君達のスキンシップ」
水波賢哉:「毎日こうなの?」
谷神錬磨:「そうか。だが、鍛錬で手荒くやるのは、谷神の者だけにした方がいい――彼は無事か?」
谷神天音:「あっ、水波くん……さん?」
谷神錬磨:「全力を以て当たるのが常だが、異能が発現してからは、こうだ」 水波くんにうなずく
水波賢哉:笑いながらも油断なくクレーター等を見やり千太郎君を助け起こそう。
谷神天音:「だいたいこんなかんじです!」 頷く。
境千太郎:「いっててて。ありがとう天音ちゃん、って」
境千太郎:「おう……水波じゃん」
水波賢哉:「やぁ、こんにちは。凄いね。ここまでの威力は中々でないもんだよ」
谷神天音:「えへへぇ」
GM:ここまでくると、賢哉君も錬磨君も気付く事でしょう。
GM:戦闘は一区切りついたというのに、天音から《ワーディング》が展開されっぱなしになっている。
水波賢哉:「なんてざまなんだか、そんなんで出世できるかあやしいもんだぜ」
境千太郎:「うるせーやい。こっちは必死だったんだぜ」
水波賢哉:「天音ちゃん。ワーディングを切ることは、こいつに教えてもらってない?」
谷神錬磨:「……天音、”それ”を止めてはどうだ。その状態では、鳥も魚も近づけん」
谷神天音:「ん……ごめんなさい」
谷神天音:「なんか、切れないの。これ……」
水波賢哉:(そう。こいつの性格を考えると手を抜いてるハズがないし、切り方を教えてないはずがない)
境千太郎:「今朝からずっとこんな感じなんだ。パワーが上がったと思ったら、ワーディングも常時ONだ」
水波賢哉:(つまりは異常なんだよな)
谷神錬磨:「なぜか、切れないか」 (コシのあるうどんのようだ)
境千太郎:「疲れれば切れるんじゃないかと思って昨日と同じ訓練メニューをしたら……いててて。この有様だ」
谷神錬磨:「疲れはないか? 天音」
谷神天音:「ぜんぜん大丈夫です!」
水波賢哉:「そうか。まぁ、切れないんじゃ仕方がないな。ここに宿泊施設作ってあるなら、まあ、しばらくはどうにかなるだろ」
谷神錬磨:「己の威を制御できないということは、威に乏しいよりも危ないことだ。なんとかする必要があるな」
境千太郎:「……水波。あと、えーと」
境千太郎:「天音ちゃんの兄貴。ちょっと」 手招きする。
谷神錬磨:「……承ろう」 天音を地面に下ろし、境さんに近づく
水波賢哉:「なんだよ?」
水波賢哉:近づく
谷神天音:「むう。なんとか……なんとか……」
谷神天音:君たちが難しい話をしだすのを察して、ちょっと離れた木陰に休みに行く。
境千太郎:「もうわかると思うんだが……」
境千太郎:「天音ちゃん、どうにもおかしい。パワーといい、ワーディングといい」
境千太郎:「制御装置がブッ壊れた機械みたいだ。身体に悪影響がありそうで正直怖い」
谷神錬磨:「……そのようだ。ただ不安定なだけ、ではないのかもしれない」
水波賢哉:「何もさせないほうが良いんじゃないか?」
境千太郎:「ああ、これ以上は何もさせないほうがいいと思う。それで治ればいいんだけどな……」
水波賢哉:「天音ちゃんの事だけじゃないよ。付き合ってるお前も、レネゲイド酷使しすぎるとやばいだろ?」
水波賢哉:「何枚防護エフェクトなりリザレクト使用したんだよ」
境千太郎:「ヤバいな……まあ、桜尾先生と共同で当たってるから当分は大丈夫だが」
境千太郎:「正直めっちゃキツい。あのパワーは異常だ」
境千太郎:「天音ちゃん、なんかの特異体質だったりするのかい?お兄さん」
谷神錬磨:「……わからない。俺が知る限りでは、違う。……UGNの医者に診てもらうことはできないか?」
谷神錬磨:(でかい総合病院をイメージしている)
谷神錬磨:「……迷惑をかけているようだ。すまない」
境千太郎:「いいんだよ!俺はエリートだからな、出世に際する名誉の負傷ってやつだ!」
水波賢哉:「まったくだよ。僕がピンチのときは力を無償で貸せよ」笑って返そう。
谷神錬磨:「そのように覚えておこう。いまは、天音の原因を……解消する必要がある」
谷神錬磨:追及・調査などの過程がスッ飛んでいる。
境千太郎:「このままじゃ町にも降ろす事もできん。とりあえずは休ませて様子を見るとして……」
境千太郎:「そう、それだ。原因を解明せにゃならん」
水波賢哉:「そもそも何がトリガーで覚醒したんだ?」
境千太郎:「どうなんだ?俺は、知らん。覚醒したので相手をしろと言われた。」
谷神錬磨:「俺にも心当たりはない……」
谷神錬磨:「ツキガミの一件のあと、稽古をした際に、気づいた」
谷神錬磨:「ずいぶんと、驚かされた」 (驚いた……)
境千太郎:「そりゃあ、妹が急に覚醒すればなあ……」
水波賢哉:「やっぱりツキガミと関係はあると見るのが自然か。少なからず影響は受けただろうな」
谷神錬磨:「もともと、谷神の家系は異能が目覚めやすいからな」
水波賢哉:「ああ、そうだ」
水波賢哉:「千太郎。天音ちゃんは、今狙われてるらしい。陰陽鬼を名乗る女に」
水波賢哉:「来てみたら山がクレーターになってたから忘れるところだったよ、僕としたことが」
水波賢哉:危ない危ないと独りごちる。
水波賢哉:「平和ボケか。あー、嫌だ。嫌だ。認めたくないけど毒されてるな」
境千太郎:「ああ?なんだそりゃ!?」
境千太郎:「陰陽鬼。コードネームか?それともジャームか。何にせよ初耳だ」
谷神錬磨:「同感だ。俺もなぜ陰陽鬼を名乗るのかは、わからない」 やり取りを誤解して、説明を若干スッ飛ばしている。
谷神錬磨:「”赤”のツキガミだという話だ」 脳裏にポストや消防車が浮かんでいる
水波賢哉:「ともあれ。谷神説明しろよ。夜叉童子の復活とかそこらへんをさ」
谷神錬磨:「……承知した」 というわけで、こちらで共有・把握している情報をつっかえながら語ります
GM:ならば、千太郎と君たちはおおまかな情報を共有できます。すぐに納得してくれる。
境千太郎:「あー、土地神の……カテゴリーレジェンドのRBが暴走してどうこうってやつか。それ絡みね……」
境千太郎:「正直俺には土地勘もないし、仕事ほったらかして離れるわけにもいかん」
境千太郎:「その、ツキガミ?だの陰陽鬼だのも含めて、調査の方はそっちに投げていいかね?」
境千太郎:「そのぶん、天音ちゃんは俺と桜尾先生で見ておく。どうだ?」
谷神錬磨:「……」 「……」 「……」 錬磨考え中
谷神錬磨:「了解した。俺はそれで問題ない」
水波賢哉:「お前が問題ないなら、僕が言う事もないよ。提案も妥当だと思う」
水波賢哉:「もっとも護衛という事であれば、僕の方が優れてると思うけどな」
水波賢哉:さっきまで千太郎がめりこんでたクレーターを見て少し唇を上げる。
境千太郎:「う、うるへー!」
谷神錬磨:「……待て。水波には、名塚や朝比奈を見てもらう必要がある」
谷神錬磨:「天音が迷惑をかけて申し訳ないが、宜しくお願いしたい。名前を尋ねてもいいだろうか?」
境千太郎:「おっと、これは失礼」 錬磨くんに一礼する。
水波賢哉:「それも、そうだな。こわーい魔女とそういう約束もしてた」
境千太郎:「境。境千太郎。いずれはUGN本部エージェント候補となる男だ」
境千太郎:「妹さんのことは、どうぞお任せあれ」
谷神錬磨:「谷神錬磨。速やかにこの土地の怪異を収束させたい。宜しくお願いする」 頭を下げました。
GM:ということで、君たちは調査のために一度下山してもいいし
GM:なんなら実際に天音と手合わせし、コトの重大さを把握してもいいです。
谷神錬磨:一度下山します! 重大さは見ればわかる!
水波賢哉:降りる前に声を掛けようかな。
谷神天音:まだ広域《ワーディング》を展開したまま、梅干しの種をカリコリ噛んでいる。
谷神天音:「あれ?もー帰っちゃうの!?」
水波賢哉:「天音ちゃん。僕達は降りるけど、なんか困ったことがあったら言ってくれ。学校のノートとか、漫画本とかさ」
水波賢哉:「ハムカツとか、そーゆうの。千太郎は天才だけどそうゆうの機微には疎いから」
谷神天音:「あー、ハムカツー」
水波賢哉:油断なく体のこなしを見る。
谷神天音:「食べたいなぁ……ハムカツ……今度来るとき、持ってきてくれる?」
谷神天音:立ち上がる動作ひとつとっても、しなやかさと強さがある。全身のスペックが向上しています。
谷神天音:「あ!でもね、やっぱり家のおふろに入りたいです!」
水波賢哉:「任されたよ」(疾そうだ。僕が相手をしたら、どうだろうな)
谷神錬磨:「水波」
谷神錬磨:「行くぞ。時が惜しい」
水波賢哉:「了解。あ、谷神、家の風呂って大きさどれくらい?日曜大工も考えておけよ」
水波賢哉:言いつつ手をひらりと振って下山。
谷神天音:「みんなで入るのかな」 ブンブンと手を振って二人を見送る。
谷神錬磨:こちらも下山でーす
GM:ここで分かったコトは二つ。
GM:まずひとつ、天音の身体に何らかの異変が起きている事。
GM:そしてもうひとつ。このまま何の手も打たなければ、あまり良い方向には転ばないだろう……ということ。
GM:ということで、君たちは下山後調査に向かうこととなる!というところで、こっちのシーンは終了!

GM:ということで、山に向かわなかった組。朝比奈、名塚、あとコヨミ。
GM:途中まで水波くんのタクシーで一緒だったはずですが、君たちは途中下車して情報収集に当たる事になったようですね。
朝比奈 望:情報収集大事
■谷神の忌子について 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉 難易度11
■望を襲った“陰陽鬼”について 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度7
GM:現在調査可能なのは、この二つ!
名塚佑:イエーイ!
名塚佑:忌子について調べさせてもらいましょう。望はどうだい
朝比奈 望:陰陽鬼頑張ります。
GM:追加情報を待ってもいいし、陰陽鬼に行ってもよいでしょう。
名塚佑:了解!ではこの分担で情報収集してやろうぞ
名塚佑:開かなければ追加情報もあらずんばだぜ!
GM:オッケー!ならば召され候え!
朝比奈 望:まだ東京ちゃんに頼るわけにはいかないから素振りだ…!
名塚佑:忌子を召され候え!
名塚佑:6dx+1>=11
DoubleCross : (6R10+1[10]>=11) → 10[1,7,8,9,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

名塚佑:アヤッター!
朝比奈 望:東京ちゃん。お願いします!
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 10[10]+3[3]+1 → 14

朝比奈 望:ひゃー!!
GM:そのおまじない、よく効くなあw
名塚佑:望ったらまた私の力を借りてw
GM:情報を開示します。まずは難易度の低い陰陽鬼から。
朝比奈 望:東京ちゃんはいてくれるだけでいい…それだけで力をくれる…
■望を襲った“陰陽鬼”について 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度7
正体は“赤”のツキガミ。強者との戦を何よりも好む、気性の激しい欠片。
コアとなる伝承は『夜叉童子伝』『陰陽鬼伝』。

夜叉童子伝も陰陽鬼伝も、鬼に関する戦の伝承。
それらはやがてツキガミ伝説に集約され、“赤”の主要素となった。
谷神から生まれた『陰陽鬼伝』をコアとする関係上、谷神の技にも深く通ずるため
他人に憑く事で幅広い谷神の技をエミュレートさせることも可能。

つい最近まで天音についていた可能性が高い。
GM:このあと、山に行った二人と話せばわかることですが
GM:今の天音は身体能力による力押し一辺倒で、多彩な技を見せる事はありません。
GM:陰陽鬼は既に天音の元を離れ、どこかに潜んでいる……と推測できます。
朝比奈 望:はわわ。なるほど
GM:じゃあ次。谷神の忌子。
■谷神の忌子について
その昔、谷神旭に討たれた夜叉童子は死の際に呪いをかけた。
『我、谷神の子として再び世に舞い戻らん』
――それ以来、谷神家には稀に“忌子”が生まれるようになった。

忌子の中には“夜叉童子”の人格が眠っている。
いわゆる『戦闘用人格』と呼ばれる体質の中でも特に悪質なもので、
夜叉童子に人格を呑まれて鬼そのものになってしまう忌子も多い。

鬼の力を律するのは容易い事ではない。多くの場合、忌子は親兄弟の手で始末される運命にある。
■過去に起こった天音の暴走 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度12
■忌子を救うには 〈情報:裏社会〉 難易度14
GM:調査可能項目が二つ追加されます。
名塚佑:そんなことがあったのか……!
名塚佑:許せねえぜ夜叉童子
GM:とりあえず開示は以上!
名塚佑:谷神家でこれらの情報をGETしたいと思うのですが構いませんでしょうか
GM:OKです。もし何らかの文献を漁るなら、
GM:谷神邸の裏手にある土蔵。そこには何かしらあるでしょう。
GM:君たちは子供の頃からよく遊びにきているので、勝手知ったる他人の家だ。
名塚佑:そういう探しものは直感ですぐに行き当たります。
朝比奈 望:「おじゃましまーす」
名塚佑:魔術の奥義は、知りたい情報を選び取ること。
名塚佑:「おじゃましまーす。入って入って」自分の家のように振る舞いますね
月代コヨミ:「お、おじゃましまーす……? 佑よ、どうして急に錬磨の家に?」
月代コヨミ:「賢哉と共に天音のところに行かなくてよかったのか?」
名塚佑:「天音に頼まれたんだ。天音は今、不安になってる」
名塚佑:「誰かから、夢で『忌子』って言われてるんだって」
月代コヨミ:「ふむ。夢、夢か」
月代コヨミ:「たかが夢……とも言えぬのだろうな。この場合」
名塚佑:「だから、どういう意味か調べてあげたい。天音が自分から不安に思うことなんだから」
朝比奈 望:「ここに、そんな夢を見るようになった原因があるのかな?」
名塚佑:「今の天音には、力よりも……それが一番大変だと思うし」
名塚佑:「そういえば」
名塚佑:「『陰陽鬼』って、谷神のお話が伝わったものなんだから」
名塚佑:「もしかしたらわかるかも……?望も探してみる?」
名塚佑:勝手にコップを出して
朝比奈 望:「そうだね」
名塚佑:麦茶を3人分注いだりしている
朝比奈 望:そのコップに目をやろう
名塚佑:ちゃぶ台に置いて、自分はふらふらと土蔵に向かっていきますね。
朝比奈 望:「あ」
朝比奈 望:名塚さんがふらふら行くのを見送って
朝比奈 望:「じゃあ、僕たちは二人で探してみようか」
朝比奈 望:とかコヨミちゃんに声をかけるよ
月代コヨミ:「うむ。何か手がかりがあると良いが」
月代コヨミ:「というか、我らも土蔵に行った方が良いのか?これは」
月代コヨミ:「錬磨の家はよくわからんが、おそらくここには情報はなかろうし……」 ちゃぶ台のある居間を見回す。
朝比奈 望:「そうだねえ。佑ちゃん、麦茶置いてっちゃったし、ついでに持っててあげようか」
朝比奈 望:じゃあ、麦茶を持って名塚さんを追っていこう!
月代コヨミ:「ふふ。本当に望は優しい子だな」 頷いて、こっちも土蔵へ向かう。
名塚佑:土蔵につくと、もう目当ての資料を見つけ出していますね!
名塚佑:「あったよーっ」
GM:土蔵に向かった佑ちゃんは、手間取って……あるいは直感で素早く、古ぼけた冊子のようなものを見つけるでしょう。
GM:もう見つけてる!
朝比奈 望:「はやい!さすが!」
名塚佑:「まだ中身読んでないけど、たぶんこれだと思うな!」
朝比奈 望:言いながら麦茶を差し出します。
名塚佑:「おいしい!」
GM:なら、その中に先の夜叉童子と忌子に関する情報が書かれてます。谷神が代々残してきたものですね。
月代コヨミ:「ちょ、ちょっとまて!」
月代コヨミ:「読んでおらんのにそうも分かるものか!?」
名塚佑:「……あれ?」
名塚佑:「でも、本を取るときって、いつでも読む前に取るものでしょ?」
朝比奈 望:「取らなきゃ読めないからねえ」
朝比奈 望:「でも、読まなきゃ中はわからないよ」
名塚佑:「これだって思う本があるから取るんだ。ボクじゃなくても、誰だってやってることなんだよ」
朝比奈 望:ちょっと不思議そうな顔をしていよう
名塚佑:少し目を閉じて、膝の上で資料を開いていきます。
名塚佑:「……あった。忌子」
月代コヨミ:「超直感というものか?わからん……」 佑ちゃんの横から資料を覗き込む。
名塚佑:「……は、孵り……忌子…………戮……」
名塚佑:読み進めるごとに、どんどん難しい表情になってくる。
名塚佑:「ヨミ姉ちゃん!」
月代コヨミ:「……」
名塚佑:「読んで!」昔の資料だから読めない!
月代コヨミ:「佑よ。これは――」
月代コヨミ:「読めんのか!」
名塚佑:「うん」しょんぼり
GM:そうです。昔の、漢字だらけの、候とかがいっぱい使われてるよくわかんない文字です。
名塚佑:召され候えとか書かれてるに違いないぜ
月代コヨミ:「だが、佑よ。これは当たりだぞ」
名塚佑:「そうなの?」少し嬉しそう。
朝比奈 望:「何て書いてあるの?」
月代コヨミ:「谷神の祖たる谷神旭。それに討たれし夜叉童子」
月代コヨミ:「夜叉童子は血筋に呪いを残し、谷神の忌子、絶える事なし」
月代コヨミ:「――――」 声に出して読み進めていく。
月代コヨミ:昔“夜叉童子”が倒され。その呪いで、谷神の血筋に忌子が生まれるようになった――という事がわかるでしょう。
GM:この資料だけでは、天音が“忌子”だと断言はできません。
GM:ただ、もしこの資料の「忌子」が天音の言う「忌子」と同じだとしたら――。
名塚佑:「……自我の転写……!」
名塚佑:「そんな、そんな魔術をやるやつがいるなんて……自分が生き返るわけでもないのに……」
月代コヨミ:「元々、我らのような存在は肉体への拘りが希薄だ」
月代コヨミ:「自我さえ保っていれば。己の思うがままに振る舞えるなら」
月代コヨミ:「肉体がどうあれ、それは生き返った事になるのやもしれん」
名塚佑:「……許せない」
朝比奈 望:「……待って。もし、あの忌子が天音ちゃんだったら」
朝比奈 望:「陰陽鬼が言ってた天音ちゃんを消すっていうのは」
名塚佑:「陰陽鬼は――夜叉童子を討つ」
朝比奈 望:「天音ちゃんの体から、天音ちゃんの居場所を無くすってことなの?」
月代コヨミ:「わからぬ。佑の言う通り、夜叉童子を討つということなのか」
名塚佑:「けれど、望が聞いたのは反対のことだったんだよね?」
月代コヨミ:「それとも、天音の心を消し去るのか……わからぬ!ああ、もう!何を考えておる!」
名塚佑:「夜叉童子を復活させるって」
朝比奈 望:「うん、天音ちゃんを消して、夜叉童子を復活させるって」
朝比奈 望:「お互いに利用し合うためだって言ってたけど」
名塚佑:「……どうしてだろう。陰陽鬼は、谷神の名のはずなのに……」
名塚佑:「陰陽鬼のこと、やっぱり何かもっとわからないかな」
GM:そうですね。これは情報項目としては出さなくてもいいかな、と思ってましたが
GM:東京ちゃんが推測していっているので、任意オープンの情報項目を更に一つ追加します。
朝比奈 望:陰陽鬼の姿を思い浮かべるけど、特に考えはまとまったりしない…
名塚佑:おお
■陰陽鬼の目的について 〈情報:噂話〉 難易度16
GM:任意オープンです。噂というのも、どちらかというと皆と相談しながら推測していく……という感じですね。
朝比奈 望:たったの16でいいんですか?うちには天下御免の東京ちゃんがいるんですぜー!
GM:ちょっと思ったw
GM:20くらいのほうがよかったかな……!
名塚佑:東京ー!
■過去に起こった天音の暴走 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度12
■忌子を救うには 〈情報:裏社会〉 難易度14
☆陰陽鬼の目的について 〈情報:噂話〉 難易度16
GM:ということで、次シーン以降に調べられるのはこんな感じですね。
朝比奈 望:えー、全体的に高い…!
名塚佑:大変だぜー
月代コヨミ:「まだ分からぬ事が多すぎるが、分かった事もある」
名塚佑:「うん」
月代コヨミ:「……天音には“赤”が憑いておったはずだ。これは違いない」
朝比奈 望:「わかるの?コヨミちゃん」
月代コヨミ:「ただでさえ谷神と縁深い“赤”だ。依代としてはうってつけだったはず」
月代コヨミ:「うむ、わかる。残滓を感じ取れる」
名塚佑:「“赤”は……。どんな子だったの?」
月代コヨミ:「戦を好む。」
月代コヨミ:「強きものと戦い、勝っても負けてもその過程を楽しむ」
名塚佑:「……そっか。夏の赤。活力の烈日」
名塚佑:「天音と、似てるね」
名塚佑:「天音はいつも楽しそうだから」
月代コヨミ:「うむ。同じ明るさでも、佑とはまた違った暖かさのある娘よな」
月代コヨミ:「救ってやらねば。そう思う」
朝比奈 望:こくりと頷く
名塚佑:「安心して、この家に帰ってこれるように……」
名塚佑:家屋を振り返る。「また、助けられるかな」
名塚佑:「春ちゃんの時みたく」
月代コヨミ:「……」 前回の事件を思い出して、望くんを見る。
朝比奈 望:「大丈夫だよ。」
朝比奈 望:「佑ちゃんがいて、賢ちゃんがいて、錬ちゃんもいるんだもん。」
朝比奈 望:「それに天音ちゃんだって凄い子だって、知ってるでしょ?」
名塚佑:「……ボクも」
名塚佑:「そう思いたい」次も、これから先もずっと、うまくいくと思いたい。
名塚佑:友達を誰も失わず、傷つけられることのないように。
名塚佑:ヨミ姉ちゃんが罪の意識を感じることのないように。
朝比奈 望:「僕も、頑張るからさ」
朝比奈 望:「一緒に頑張ろうよ。佑ちゃん」
朝比奈 望:名塚さんの悩みに気付かないまま、明るく笑いかけるよ
名塚佑:「望。ボクだってやるよ。うへへ」

GM:では、そんなところでシーンをカットしましょうか!
名塚佑:はーい!
朝比奈 望:はーい大丈夫です!
名塚佑:友達/朝比奈望/友情:○/不安/ロイス
GM:ちょっと間があきましたが、山の方に行った水波くんと錬磨くんも含めて
GM:ロイスと購入が可能です。
朝比奈 望:ボデマー
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

朝比奈 望:無理
谷神錬磨:応急手当きっと
名塚佑:ボルトアクションライフル!アヤッ
谷神錬磨:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[8,8]+1 → 9 → 成功

名塚佑:6dx>=15
DoubleCross : (6R10[10]>=15) → 5[2,2,3,3,3,5] → 5 → 失敗

GM:5www
朝比奈 望:東京ちゃん!!
名塚佑:もうがまんならん!《夢の雫》ーッ!
谷神錬磨:ソラリスの威光がーっ!
水波賢哉:谷神君にロイスを取りましょう。谷神錬磨 友人  友情○/不安
名塚佑:説明しよう!このエフェクトはわずか侵蝕3で
名塚佑:達成値を14上昇させるのだ
GM:や、やべー
名塚佑:つまり、成功です。殺ァーッ!
GM:これだからヒューマンリレーションとかいうやつは!
水波賢哉:ボディーアーマー
水波賢哉:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 5[5]+3 → 8

谷神錬磨:ロイスはなし!です。
谷神錬磨:以上。
水波賢哉:終了。以上です。
名塚佑:私も終了!
朝比奈 望:以上!

ミドルフェイズ03

GM:では次のシーン。引き続き情報収集です。
■過去に起こった天音の暴走 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉 難易度12
■忌子を救うには 〈情報:裏社会〉 難易度14
☆陰陽鬼の目的について 〈情報:噂話〉 難易度16
GM:調査可能項目はこの3つで、☆は任意オープン。
GM:ということで出る人はどうぞ!
朝比奈 望:一番低いから出るー
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+1(1D10->1)した (侵蝕:50->51)
朝比奈 望:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 3[3]+46 → 49

朝比奈 望:しゃっ
GM:オ ナイスダイス
名塚佑:ミドルで佑ちゃんが頑張らなければ、誰が頑張るというのか。
谷神錬磨:仕方ないここはエグザイル社会力を見せてやろうかのう
谷神錬磨:登場します。
谷神錬磨:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52

水波賢哉:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 1[1]+54 → 55

朝比奈 望:今回は全員低めだ

谷神錬磨:ここはあっしの「裏社会」力で、「忌子を救うには」を抜いて見せますぜーっ!
名塚佑:私は陰陽鬼の目的について調べるでヤンス
GM:じゅうよんだぞ!い、いけるのか!
GM:じゅうろくだぞ!
谷神錬磨:まあ見てなって!
名塚佑:ケッケッケ
谷神錬磨:2dx+2=>14 忌子を救うには(裏社会)
DoubleCross : (2R10+2[10]>=14) → 3[1,3]+2 → 5 → 失敗

谷神錬磨:帰って寝ますぜ~っ!
水波賢哉:では、暴走を。
GM:abemaTVでも観て寝なさい!
名塚佑:6dx+1 陰陽鬼の目的について
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,1,6,7,10,10]+7[6,7]+1 → 18

GM:超すげえ
名塚佑:エグザイル!使えぬクズ!
名塚佑:貴様はHigh&Lowでも見ていろ!
水波賢哉:要人への貸しを使います。
水波賢哉:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 5[1,1,3,5]+1 → 6

水波賢哉:無理でした。
朝比奈 望:過去に起こった天音の暴走
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

朝比奈 望:お前
谷神錬磨:論 外
名塚佑:お前は仮面ライダーグミでも食ってろ!
朝比奈 望:もきゅもきゅ…
名塚佑:我が暗黒首領トワイライトゾーンによって、貴様らの誰か一人を救済してやろう
朝比奈 望:ファンブルである僕は誰も救うことができない…
GM:望くん、既に1セッションで3回ファンブルしてるの
朝比奈 望:経験点150点ですね。SWなら。
名塚佑:choice[錬磨,賢哉]
DoubleCross : (CHOICE[錬磨,賢哉]) → 賢哉

水波賢哉:やったー♪
谷神錬磨:暗黒狩猟トワイライトゾーンさま!
名塚佑:怪人ミナミ!この暗黒エネルギーによってよみがえるがいい!
名塚佑:ズビビビビーッ!
名塚佑:《夢の雫》を使用します。侵蝕51→54
GM:ミナァミ……リサーチ、成功デスか?
名塚佑:というか、さっきも使ったので57ですね
名塚佑:達成値は+14!圧倒的成功よ!
GM:超やべえ
水波賢哉:この力の見返りに俺は絶対守護をにないますぜー
GM:よしよし。じゃあ、ちょうどいい事に忌子の救い方だけ失敗。
GM:残りの二つを公開します。
名塚佑:やったね!
■過去に起こった天音の暴走

天音は二度、鬼の人格を発現させている。

一度は幼年時。この際、母親を殺害。
二度目は五年前。この際、父親と祖父を殺害。
いずれの場合も陰陽術に長けた練磨の父が人格そのものを封じた事で事なきを得たが、
復活のサイクルから一時しのぎに過ぎなかったようだ。

闘争心が昂ぶれば昂るほど夜叉童子の封印は解けていく。
一方で、心身を鍛えることで夜叉童子を律する方法もあるらしく
娘を救いたい谷神大誠は天音への稽古を禁ずる事はしなかった。
GM:心身を鍛えてどのように律するのか。それは「救うには」の方で開示ですね。
GM:次。陰陽鬼の目的。
■陰陽鬼の目的

夜叉童子を復活させ『“陰陽鬼”対“夜叉童子”』の戦いを実現させる事が目的。
夜叉童子が目覚めれば長年の宿敵と戦える。
その戦いを町の人間に見せつけ、ツキガミではない『陰陽鬼』として存在承認を得る事が狙い。

闘争本能が昂るごとに夜叉童子の封印が緩んでいく事を知った陰陽鬼は、
天音に憑いて様々な谷神の奥義をふるい、UGNに検査という名の戦闘訓練を促した。
結果、天音の中の夜叉童子は日に日に覚醒しつつある。
GM:これは本来もうちょっと先のシーンで描写するつもりでしたが、
GM:情報項目化した珪素さんのロール力ですね。判定に成功した東京ちゃんはここまで推測できてもいいでしょう。
名塚佑:やった……!
名塚佑:ありがとうクオンタムさん!
GM:ということで、開示は以上!
GM:場所は谷神邸で合流でもいいですし、別のところでもいいぞ!
名塚佑:合流のほうがいいかな?こちらが山に行こうとしたところで2人が戻ってきて
谷神錬磨:じゃあ、谷神邸で歓談しますか。
名塚佑:今の天音に近づくと巻き込まれて大変だよ的なことを言われるのではないか
GM:そうですね。GMとしてもそんな感じだと楽かも。(情景描写追加しなくて済むので)

GM:じゃあ、谷神邸。名塚・朝比奈・コヨミの三人が気配を感じて土蔵から出てくると、
GM:ちょうど錬磨・賢哉の二人が戻ってくるころですね。
名塚佑:「錬磨ーっ!」手を振ります。
月代コヨミ:「おお、錬磨!賢哉!」
水波賢哉:「ほら。言っただろ。3人とも、お前の家にいるってさ」
水波賢哉:自分の耳をとんとんと指で叩き言う。
谷神錬磨:「……水波は知恵が回るな。……ここに、いたか」
谷神錬磨:「天音の様子を見てきた。そちらは……何かあったか」
朝比奈 望:「佑ちゃんがね、すごかったんだよ」
朝比奈 望:「本を読む前からどれが当たりなのかすぐにわかっちゃって」
名塚佑:「……ね、錬磨」肩に額をくっつけて、ひそひそと囁きます。
名塚佑:「あの、えっと……本とか、そこら辺に散らかしてるの、やめてよ」
谷神錬磨:「なるほど。聞こえるか……。 ……? なんだ、名塚」
谷神錬磨:「何かまずかったか」
名塚佑:「まっ、まずい……よ!もう!」二の腕あたりを叩いて離れる。
名塚佑:「掃除してよね!」
月代コヨミ:「なんだ?佑は何をそんなに怒っておるのか」
谷神錬磨:「掃除の周期を増やす」 うなずく 「だが、そちらでわかったことを知りたい」
谷神錬磨:「情報が必要だ。俺は不得手だ……」
水波賢哉:「朝比奈。で、なにがわかったんだよ?谷神のそういうほんの種類ってことはないんだろ」
名塚佑:「……うん」先程読み解いた情報を思い出して、少ししょんぼりする。
名塚佑:「天音にはツキガミはついていないと思う。……もし見たなら、水波くんたちも分かったかもだけど」
名塚佑:「でも、ついていた時はあったんだ。戦いを好む、夏の、“赤”のツキガミだった」
谷神錬磨:「”赤”……」 いちごゼリーを連想している
谷神錬磨:「なるほどな」
月代コヨミ:「天音の戦いぶりを見たのであろう。神らしさというか……そういう禍々しさだとか、そういうのは感じられたか?」
水波賢哉:「そうだね。拳は空を裂き、蹴りは大地を割ってたけど、あれは力だよな。技じゃなかった」
水波賢哉:「谷神なら、あんな言っちゃえば雑な組み立てはしないよな。いや、その必要もなく圧倒できるんだから、あれは凄いんだけど」
水波賢哉:吹き飛ばされた千太郎を思い出す。
月代コヨミ:「……谷神の技巧では、ない。やはりもう“赤”は憑いていないか」
名塚佑:「みんなには言ってなかったけど、ボク……天音がああなったって聞いて、お見舞いに行って」
名塚佑:「その時、天音から相談されたんだ。不安とか、困ったりとか、そういうこと、すごく珍しいから、驚いたよ」
谷神錬磨:「谷神の技は鬼を殺す技だ。鬼になる技では……。……。天音が、相談を?」
名塚佑:「……夢の中で、誰かに『お前は鬼だ』『お前は忌子だ』って……言われるって」
名塚佑:「谷神の技は、鬼になる技じゃないんだよね……?」
谷神錬磨:「無論だ。天音は想像以上に、心を弱らせているか……」  アイスとかお菓子とか持って行くべきか考えている
名塚佑:「錬磨。谷神ではさ……」
名塚佑:「忌子ってなんなの?」玄関前の石に座って、上目で見る。
月代コヨミ:「……」
谷神錬磨:「……俺も、よくは知らない」
谷神錬磨:「凶の運命を背負って生まれたものと、聞いたこともある」
名塚佑:「ボクと……ヨミ姉ちゃんと、望は知ってる。それを調べた」
名塚佑:「……」
名塚佑:「……忌子は夜叉童子だ」
名塚佑:「忌子が、夜叉童子になっていくんだ」
谷神錬磨:「……」 「……夜叉童子」
谷神錬磨:「忌子……」 「…………」
谷神錬磨:「助ける手だては?」
谷神錬磨:「何がある? 俺は何を懸ければいい?」
月代コヨミ:「……錬磨。おそらくお前の父と祖父は、なんとか天音を救おうとしたのだろう」
月代コヨミ:「むしろ何か言伝を預かってはおらんのか」
月代コヨミ:「殺す以外の手立て――――救う手段を」
谷神錬磨:「……」 「……」 「それ以外の手だては、何も。聞いていない」
月代コヨミ:「……殺せと?そう言われたか……」
名塚佑:(……錬磨は、考えてる。それだけ天音は、錬磨にとっても大事なんだ)
名塚佑:(錬磨のお父さんや、おじいちゃんにとっても、そうだったみたいに)
名塚佑:(……)
谷神錬磨:「何を懸ければいい? どうすれば助けることができる? どんな手立てでも、成功させてみせる」
名塚佑:「――水波くん!」
名塚佑:「ないの?何か……UGNなら、もしかして、わたしたちの知らない、手段が何か」
水波賢哉:思案顔だ。声にあわせて視線を向ける。
水波賢哉:「谷神なんでもする。って意味だよな、それは」
谷神錬磨:「…………」 「たぶん、正確ではない」 「なんでも”以上”のことをするという意味だ」 
谷神錬磨:「人が鬼と戦うというのは、そういうことだった。俺はそれをできる者を見て育った」
谷神錬磨:「だから、手立てがあればそれをするだろう。……なんでもいい。何かないか。なんでもいい」
名塚佑:(……魔術だ)
名塚佑:(願いを叶えるためには、すべてを手段にするしかない)
名塚佑:(大きな、どうしようもないものを前にした時、そうしなければ叶えることができなかった人達のためのもの)
水波賢哉:「なら、思い出せ。正確に、今までのことを、例えば…天音ちゃんが今まで暴走したことがなかったか?」
水波賢哉:「そして、親父さんが何か残していなかったか。この蔵にまだ残っているものはないか?」
谷神錬磨:「……あったのかもしれない」 「だが、俺には詳細を教えられていない」
GM:過去の暴走に関して。錬磨くんが実は覚えていてもいいですし
GM:覚えていないなら、記録が残っていることにしてもいいでしょう。秘密の日記とか。
水波賢哉:「もし、仮に暴走が初めてじゃないとしたら、絶対にそのことを記したものが残ってるハズだ」
水波賢哉:「そして、いつかお前が見るように処置をするだろう。UGNでも重要な案件の扱いは大抵そうだぜ」
谷神錬磨:「日記がある」
谷神錬磨:「隠していたもののようだが――」 「確保した」
谷神錬磨:「皆に見せよう。どうやら、幼少期から二度ほど、暴走したことがあるらしい」
月代コヨミ:「!」
谷神錬磨:というわけで、PDF化した日記をみんなに送ります。
GM:さ、最先端
水波賢哉:「夜叉童子のことを次期当主に伝えずに逝く筈はないよな。いや、佑ちゃんが話し振ってくれて助かった」
水波賢哉:「UGNならどうするかを考えたら、こうするはずだと思い当たったようなもんだよ。言葉の力は凄いもんだよ」
水波賢哉:そして端末から日記を拝見。
朝比奈 望:「えーっと、これをみて、いいんだよね?」
谷神錬磨:「自由に見てもらいたい」
谷神錬磨:「何が手がかりになるのか、俺にはわからないからだ」
名塚佑:読み進めます。
GM:ならば過去の暴走の事が記載されてます。1回目はまだ幼い頃で、2回目が5年前。
GM:1回目に関しては、天音が母親を殺したというところまで。
GM:2回目は、天音が暴走した。錬磨の父と祖父の二人でもう一度、鬼の人格を封じに行く……というところまで書かれています。
GM:夜叉童子を従える――というのは、やはり危険すぎる。錬磨にはやらせたくない。そんな想いが伝わってくる。
朝比奈 望:そのくだりを読んで思わず口を抑えたりする。
名塚佑:「……天音が」
名塚佑:「……………………殺した?」
谷神錬磨:「たいした記録ではない」
谷神錬磨:「……そういうこともある」
水波賢哉:「…危険ではあるけど封じる方法はあるっていうことだな」
水波賢哉:(戦闘用人格、最悪、古代種の力も兼ね備えてるかも知れない)
谷神錬磨:「俺も、そう考えている」
谷神錬磨:「だが、その方法が……俺にはわからない。何も」 さっき失敗した男
名塚佑:「錬磨」
名塚佑:「ボクが、探すよ。錬磨が探したいものは、なんでも探せる」
名塚佑:「ボクは魔術師だから、できる。なくした物はなんでも探してきた」
名塚佑:「ボクたちは、谷神の家に守られてきた……小さいころからずっと」
名塚佑:「それがどういうことか、どれほど辛いことなのかって、ボクは、本当には……」
谷神錬磨:「……名塚」
谷神錬磨:「できれば、お前は巻き込みたくはなかった。朝比奈もだ」
谷神錬磨:「気づいているかもしれないが、術を使うお前は、少しずつ鬼の側に近づいている」
名塚佑:小さく笑う。
名塚佑:「ボクは大丈夫。自分の願いのままにやっているだけだから」
名塚佑:「一つの願いのためなら」
名塚佑:「それが本当に錬磨の意思するところなら、ボクはついていく。それを後悔しないで。錬磨」
水波賢哉:「深刻になるなよ」呆れた風に言う。
水波賢哉:「危険が伴うなら、僕が全員を守るさ。護衛は僕の専門習熟技能だぜ」
谷神錬磨:「……水波の傍を離れるな」
谷神錬磨:「できることはすべてやる。お前たちも使う。自分ができるすべて”以上”を懸ける……」
谷神錬磨:「それでもやるか?」
月代コヨミ:「――うむ。後悔だけはしてほしくない」
月代コヨミ:「悔いの無きように、やれることをやるしかない。のう」
朝比奈 望:谷神くんと名塚さんが言葉を交わす様子を見て、少し笑みを浮かべたりしてよう
谷神錬磨:「そうだな。……俺の意思するところは、ひとつだ。この土地を守る」
谷神錬磨:「この土地に住む人間を守るということでもある。俺の、たった一人の妹も、それだ」
谷神錬磨:「……返す返す、世話になる。感謝している」
名塚佑:(大きい願いだ)魔術では叶え得ない願い。
名塚佑:(それでも、ボクは錬磨の友達だ)
名塚佑:(願いを叶えられる保障がどこにもなくても……それでも)
水波賢哉:「最初に首を突っ込むって言ったし、僕はUGNだぜ。皆の日常を守る義務がある。友情抜きにしても利害は一致してる」
水波賢哉:「百人…戦力が増えたと思えよ」片目を瞑り指の鉄砲で打ち抜く仕草。
水波賢哉:「後は、そうだな。真心は素直に受け取っておくものさ。送る側もそっちの方が気持ちが良いからね。お前の感謝は嬉しいよ」
谷神錬磨:「いい趣味だ」 「真心というものがもしあるなら、そうしよう。俺は、この五体で確かめた以上のことは信じないことにしている」
谷神錬磨:「いま、少し信じた」

GM:ではシーンカット!
GM:次のシーンは錬磨君単独シーンになります。
GM:ロイスと購入ができます。今日はここまで!
朝比奈 望:ボデマー
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

水波賢哉:ミドルの気配 ボディマがほしい
朝比奈 望:むりー
谷神錬磨:仕方ない、貧者の朝比奈くんにボディアーマーを買って進ぜよう。
谷神錬磨:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

谷神錬磨:はい撤退!
GM:全然ダメ!
水波賢哉:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 2[2]+3 → 5

谷神錬磨:以上、ロイスなしです!
名塚佑:水波くんも失敗したら私が支援しよう
名塚佑:いや、私も振ろう
名塚佑:6dx>=12
DoubleCross : (6R10[10]>=12) → 10[2,2,6,7,9,10]+8[8] → 18 → 成功

水波賢哉:無理。確率で言うと5分1ですからね。
名塚佑:フハハハハ、ソラリス
名塚佑:あげよう
朝比奈 望:キャー!
水波賢哉:やったー♪
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログアウトしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。

セッション二日目

どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログアウトしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
GM:点呼開始!
水波賢哉:準備完了!(1/4)
GM:久しぶりすぎて点呼ボタンの場所を忘れていました。
名塚佑:準備完了!(2/4)
谷神錬磨:準備完了!(3/4)
朝比奈 望:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:よし!ではくおんぺーん第二話パート2、はじめていきましょう!
GM:最初はちょこっとマスターシーンから。

ミドルフェイズ04:マスターシーン

GM:――昼下がり、山の中腹。
GM:一人の少女が木陰ですーすーと寝息を立てている。
谷神天音:「うーん……むにゃむにゃ」
谷神天音:「……ここ――どこ……? お姉さん……」
谷神天音:「……むにゃ」
桜生ジン:「ふう。ようやく落ち着いてくれましたね」
境千太郎:「つか……れた……」 地面にぶっ倒れている。
桜生ジン:「お疲れ様でした境くん。天音ちゃんは私が見ていますから、ゆっくり休んで下さい」
境千太郎:「言われなくても、はぁー。そうしますわあ」
GM:広場をざわざわと風が吹き抜けていく。
桜生ジン:「――しかし」
桜生ジン:「先程まではワーディングも展開されっぱなしだったのに、突如として止まるとは」
桜生ジン:「どうにも、嵐の前の静けさというか。嫌な予感がしますね。考え過ぎでしょうか」
境千太郎:「考え過ぎですよ。ずーっと訓練戦闘してたんですし、ようやく疲れてくれたんでしょう。天音ちゃんも」
境千太郎:「あとは水波たちが……えーと、そうだ。“陰陽鬼”の襲撃にだけは気を配らないといけないが」
境千太郎:「あいつらが解決法を持ってきてくれるのを待つのみです」
谷神天音:「むにゃむにゃ」
桜生ジン:「…………だと、いいんですが」

ミドルフェイズ05

GM:では次のシーン。引き続き、情報収集シーンとなります。が
GM:予告通りこのシーンは錬磨君単独!錬磨君のみ登場をお願いします。
谷神錬磨:ゆくぞっ
谷神錬磨:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 4[4]+52 → 56

GM:おお、控えめだ。
GM:さて。では残りの情報項目は【■忌子を救うには 〈情報:裏社会〉 難易度14】のみ。
GM:ちょっとしたイベントがあるので、錬磨君は今振ってもいいですし、イベント後に振ってもいいでしょう。
谷神錬磨:今振っときます。
GM:偉い!では難易度14に挑むのだ!
谷神錬磨:2dx+2=>14
DoubleCross : (2R10+2[10]>=14) → 8[8,8]+2 → 10 → 失敗

GM:お、惜しい……!
谷神錬磨:ですよね~。むり!

GM:では前シーンに引き続き谷神邸。君は忌子……天音を救う方法を探し、あちこちを探し回っている。
GM:今きみが居るのは父の部屋ですね。ここだけは流石に他人をほいほい入れるわけにはいかない。
GM:しかし、なかなか手がかりは見つからない。そんな状況です。
谷神錬磨:「……」 ひっくり返して回っています。
GM:必ず救う手立てはあるはず。コヨミはそういって君を励ました。
GM:だがここまで見つからないと、そんな方法などないのではないかという疑念が湧いてくる……かもしれない。
谷神錬磨:(なぜ、父上は”殺せ”と言ったのか)
谷神錬磨:(……谷神にはそれ以外に技がないから?)
谷神錬磨:(いままで谷神は忌子をどうしてきた……)
谷神錬磨:(殺すしかなかったとして、どうする) (殺すか?) (天音を?)
???:『――ずいぶんと』 窓の方から声。
???:『お悩みのようじゃねえか。谷神の』
谷神錬磨:(……) 考えているように見えて、実はたいしたことは考えていない。
谷神錬磨:「……誰だ」
谷神錬磨:探索の手を止めて、そちらを眺める。
GM:換気のため開け放たれていた窓。その縁に、一羽のハトがとまっている。
GM:ハトが喋っています。当然、喋るハトは日常的にお目にかかれる存在ではない。
GM:“何か”が。ハトを依代にして、喋っている。
陰陽鬼:『“陰陽鬼”』
陰陽鬼:『と言えばわかるかなァ?クククク』
谷神錬磨:「……鳩が、陰陽鬼」
谷神錬磨:「得心した」
陰陽鬼:『ちげェーよバカ!得心してんじゃねえ!』
陰陽鬼:『戦う気がねえからこういう姿で来てやったんだろうが!』
谷神錬磨:「それは結構。陰陽鬼は何を望む」
陰陽鬼:『お前を救ってやろうと思ってな』
陰陽鬼:『迷ってんだろォ?父親からの遺言を守るか、否か』
陰陽鬼:『本当に天音を殺すべきなのか。それ以外に手立てはないのか……。』
谷神錬磨:「よくしゃべる鳩だ……」
谷神錬磨:「手立てを探している」
陰陽鬼:『……あると』
陰陽鬼:『思うのか?そんな手立てが』
谷神錬磨:「お前がその答えを知るか、陰陽鬼」
谷神錬磨:「俺は知らない」
陰陽鬼:『ああ知っているとも。残酷な答えだが――』
陰陽鬼:『救う方法など、ない。殺すしかないのさ』
陰陽鬼:『だのに、手立てを懸命に探してるオマエたちが不憫で不憫でな』
谷神錬磨:「なぜだ。お前がそう思う理由は?」
陰陽鬼:「オレは一時期、谷神天音に宿っていた」
陰陽鬼:「オレが知る限りの谷神の技を振るい……いや、この話はいいか。とにかく、オレはあいつの中にいた」
陰陽鬼:「夜叉童子とも話した。だから分かる」
陰陽鬼:「救うには、天音を倒すしかないのさ」
陰陽鬼:「……だからなあ。谷神錬磨」
陰陽鬼:「オレが天音を殺してやる。オマエは、もう休んでおけ」
谷神錬磨:「……」 「そうか」
GM:陰陽鬼がじっと君を見据える。
谷神錬磨:「すまないが、俺は谷神だ。現実しか見ない」
谷神錬磨:「不可能を説かれても、それが証明されない限り」
谷神錬磨:「何も信じない」 「俺は俺が確かめたこと以外は、信じない」
谷神錬磨:「……お前が何を言おうと……意味がないと思う」
谷神錬磨:「すまないな……」
谷神錬磨:「俺は俺が無知なことを知っている」
谷神錬磨:「お前の言うことが現実だと、思えるほどの知恵も知識もない」
陰陽鬼:「そうだろうな。オマエは無知にすぎる……」
陰陽鬼:「だが、妹が鬼だという現実を見、それでもあがくか。その意気は褒めてやる」
陰陽鬼:「……いつの世も強いやつだけが生き残り、強いやつだけが我を通せる」
陰陽鬼:「お前が夜叉童子より強いなら、それはそれで面白い」
谷神錬磨:「……強さか。強者と戦いたいのか?」
陰陽鬼:「ああ」
陰陽鬼:「どうせ陰陽鬼に生まれ変わるなら。どうせツキガミと袂を分かつなら」
陰陽鬼:「強者と派手に戦って、陰陽鬼ここにありと世に知らしめたいのよ」
谷神錬磨:「……誰に? 世の中の全てに?」
陰陽鬼:「すべてに。」 「そしてオレは、ツキガミに引きずられた滅びから逃れ――」
GM:というところで、パタパタと足音がしますね。
月代コヨミ:『錬磨ー。手がかりは見つかったかー?』
陰陽鬼:「……チッ。」
谷神錬磨:「……ああ」 「陰陽鬼が来ている。話すか?」
谷神錬磨:他意ゼロ!
月代コヨミ:『……はああ!?』
陰陽鬼:「要件は済んだ。オレはお暇する」
陰陽鬼:「……強者。それがオマエたちなのか、夜叉童子なのか。楽しみに見守ってるぜ」
GM:ということで、君が何も言わなければ鳩は飛び去ります。
谷神錬磨:「……そうか。強者か……」 それだけ言って、黙って見送ります。
陰陽鬼:「――いや、違うな」 「“見極める”か」 鳩は飛び去る。
月代コヨミ:「れ、錬磨!」 同時に、ホウキを持って室内に飛び込んできます。
月代コヨミ:「陰陽鬼……!は、どこだ!いや、無事か?ケガはないか?」
谷神錬磨:「何も。 陰陽鬼は鳩だった」
月代コヨミ:「そもそも何故ここに陰陽鬼が!?何の用件で?鳩!?」 矢継ぎ早に質問する。
月代コヨミ:「……? 鳩……?」
谷神錬磨:「しばらく、見守っていてくれるらしい」
月代コヨミ:「なんだそれは……」
谷神錬磨:「理解しがたいが、そう言っていた。あれも神の一側面なら、そういうものなのかもしれない」
月代コヨミ:「天音の」
月代コヨミ:「天音の事は、なにか言っておらんかったのか。“赤”……違う。陰陽鬼は」
谷神錬磨:「たいしたことは、何も知らないらしい」 「天音を助ける手立てはなく、殺すしかないと言っていた」
月代コヨミ:「そんな事があるわけがない。長い谷神の歴史だ、どこかに殺す以外の手立てがあるはずだ」
月代コヨミ:「我はそう信じているぞ」
谷神錬磨:「……俺は何かを信じるだけの知識も、知恵もない」
谷神錬磨:「やるべきことをやる。それ以外にできることはない」
谷神錬磨:「天音を助けたい。だから助ける。その方法を探す」
谷神錬磨:「すまないが、力を貸してくれ……」
月代コヨミ:「……当たり前だ!いくらでも力を貸そう!」
GM:というところで、錬磨君は知覚判定してください。難易度は6。
谷神錬磨:がんばるぞ~
谷神錬磨:2dx+1=>6
DoubleCross : (2R10+1[10]>=6) → 10[3,10]+10[10]+1[1]+1 → 22 → 成功

谷神錬磨:カッ!
GM:すげえ!
GM:ならもう速攻で気づきます。コヨミがドタバタと部屋に入ってきた時から気づいていた。
GM:扉を勢い良く開いたときの衝撃で、本棚の上にあった古ぼけた日記が落ちてきてます。
GM:君の父。大誠のものです。
谷神錬磨:「日記……」
谷神錬磨:拾って、開きます。
月代コヨミ:「……ん」 逡巡したのち、覗き込まずにその様子を見守る。
GM:とりとめもない普段の思い出が綴られている。錬磨が技を身に着けたとか、天音が日に日に大きくなっているだとか。
GM:そんな中で、最後のページだけ明らかに雰囲気が違う。
谷神大誠:『――迷っている』
谷神大誠:『天音が目覚めた時。俺が既に没していたら、錬磨はさぞ迷うだろう』
谷神大誠:『錬磨を危険に晒さぬよう、ただ殺せとだけ告げるべきか』
谷神大誠:『忌子を救う方法を、残しておくべきか――。』
GM:そのページはそれで終わり。その次のページに、少し続きがある。
谷神錬磨:「……父上」
谷神錬磨:その続きを、無言で手繰る。
GM:次のページは明らかに君ら子供たちに残した言葉です。迷った末、大誠は『天音を殺せ』とだけ告げる事を決心したのでしょう。
GM:ここには、こう記されている。
谷神大誠:『――我らは鬼と戦うさだめ。時には自分も鬼になる。そんな自分を否定したくなる時も来る』
谷神大誠:『そんな時、どうあるべきか。迷った時は父の言葉を思い出せ』
谷神大誠:『逃げるな。戦え』  『己の弱き心と、戦え』
谷神大誠:『谷神が向き合うは鬼だけに非ず。弱き心、悪しき心を調伏してこそ真の谷神』
谷神大誠:『生きる事を諦めず、己に打ち勝つことを諦めるな』『錬磨。天音。おまえたちなら出来る。父はそう信じている』
GM:それで終わりですね。
谷神錬磨:(……俺は)
谷神錬磨:(父上を疑ったこともなければ、信じたこともない。谷神は現実しか見ない。ただ――)
谷神錬磨:(父上のことは好きだ。天音のことも好きだ)
谷神錬磨:(だから助ける。父上がそう言ってくれた以上、やるべきをやる……。強さを……)
谷神錬磨:(いま、必要だ) 日記を閉じます
月代コヨミ:「錬磨」
月代コヨミ:「……心が決まったのか?」
谷神錬磨:「もとより、決めてある」 珍しく、少し笑う
谷神錬磨:「俺は谷神だからな」 それだけです。
GM:ではシーンカット!ロイスと購入ができます。
谷神錬磨:ここはロイスなしですね。購入は、大事なライフラインである応急手当キットの補充!
谷神錬磨:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 9[5,9]+1 → 10 → 成功

GM:社会の出目、結構安定してるなあw
谷神錬磨:2つ目入手でターンエンドだ!
GM:では改めてシーンカットとしましょう。

ミドルフェイズ06

GM:次のシーン!おそらくは最後の情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは朝比奈君。その他、出たい人はどうぞ。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+5(1D10->5)した (侵蝕:57->62)
谷神錬磨:様子見です!
GM:TOKIO!
朝比奈 望:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 9[9]+49 → 58

朝比奈 望:つらい
GM:が、がんばって……!
GM:水波君はどうしますか?
水波賢哉:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 5[5]+55 → 60

GM:では、君たちは引き続き谷神邸で情報収集している。
GM:■忌子を救うには 〈情報:裏社会〉 難易度14
GM:残る情報項目はこれだけですね。会話をした後に振ってもいいし、とりあえず先に振ってもよいです。
名塚佑:グフフ……おぬしらは控えておれい
朝比奈 望:東京様…!
名塚佑:ワシが仕遂げてくれようぞ……
名塚佑:グッグッグ
名塚佑:6dx>=14
DoubleCross : (6R10[10]>=14) → 10[4,4,4,4,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

名塚佑:と、東京~~!
GM:群馬!!
名塚佑:でも、そんな時には、これ!
谷神錬磨:東京パワーとはこの程度でおじゃ?
名塚佑:財産ポイント~~!
水波賢哉:財産。これがソラリスの力。東京マネー!
名塚佑:ソラリス東京の圧倒的な財産力によって
名塚佑:なんとゲーム開始時から10もの財産ポイントを保有しておるのだ
名塚佑:さあ~~!金だ金だ!俺に情報を公開しろ――ッ!
名塚佑:ロール中に公開してもいいですw
GM:こんにゃろー!しかし難易度14は佑ちゃんくらいしかオープンできないからな……!
朝比奈 望:一応チャレンジ
名塚佑:あ、ここまでやっておいてアレですけど、財産は使っていいんですよね……?
GM:もちろんいいですw
朝比奈 望:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 6[6]+1 → 7

朝比奈 望:全然
GM:望くん!
名塚佑:財産10→7
朝比奈 望:よかったファンブルじゃなかった…
水波賢哉:財産使わせた後に振って万が一成功すると気まずいので振りません
GM:www
朝比奈 望:追加があるかもしれないしね
GM:それはそれでエリートの威厳を見せつけられるのにw
GM:情報項目はこれで終わり!内容に関しては、そうですね。ロールを交えて開示していきましょう。

GM:引き続き谷神邸の土蔵。君たちは忌子を救う手がかりを探している。
GM:土蔵自体そこそこの広さがある上、古い書物は君たちだと読めたり読めなかったりする。なかなか大変です。
月代コヨミ:「うーむ。これは違うな……ただの美味しい梅干しの作り方だ」
名塚佑:「やっぱりヨミ姉ちゃんがいないとなあ」
朝比奈 望:「あ、錬ちゃんのちっちゃいころの写真だ。なつかしー」
水波賢哉:「整理整頓がされてないのは、血か?そういう奴らばっかりなのか?谷神家」
月代コヨミ:「ああ。そういえば先程も佑が、錬磨に……本の整理がなんだとか……」
名塚佑:「え!?本当?」朝比奈くんの見つけた写真に食いつきます。
名塚佑:「あ、あっちの本はいいんだよ!た、たた、大した内容じゃないし……!」
水波賢哉:「とは、言っても事が事だから目に付くような場所にはないか。おーぃ、君達ぃ、そういうの後にしない?」
朝比奈 望:「ほら、これこれ。覚えてる?」
朝比奈 望:あの時のさーとか言って適当な思い出話を続けようとするけど水波くんに言われたから自重しよう
名塚佑:「正解がひとつだけなら、たぶん見つかるけど」
名塚佑:「いくつか散らばってると、もしかしたら……わかんないかも」
月代コヨミ:「不思議なものだな、佑の異能は。直感なのか?」
月代コヨミ:「望もカンは鋭いが、望のそれとはまた違うように見える」
名塚佑:「ふふふ、ヨミ姉ちゃんにも、魔術を教えてあげよっか」
朝比奈 望:「教えてもらったらできるようになるの?魔術って」
名塚佑:「できるよ。訓練すればできるようになる……」
名塚佑:「例えば望は、今日、朝ごはん食べたとき」
朝比奈 望:「へー」
朝比奈 望:興味深そうに名塚さんの方を見よう
名塚佑:「テーブルの上に何があったか覚えてる?調味料とか、お皿の数とか」
朝比奈 望:「うん」
朝比奈 望:「えーっと」
朝比奈 望:「御飯があって、卵焼きと、ソーセージがあって」
朝比奈 望:手でお皿を確認するような素振りをする
朝比奈 望:「ソーセージに、ちょっとお塩をかけて、いただきました。」
朝比奈 望:「あとはお母さんが醤油とか使ってた?かな?」
朝比奈 望:自分が食べたもの以外は結構うろ覚えだ
名塚佑:「他には?もしかしたら、テーブルの上にいつか使った輪ゴムがあったかもしれないし」
名塚佑:「今日、ボクが朝ごはんを食べたときには、ハサミがあった。お母さんがスープの袋を切るのに使ったから」
朝比奈 望:「あー。テレビのリモコンはあったよ。」
名塚佑:「その場にあったものを、思い出せるんだね」
朝比奈 望:「思い出せる範囲なら、一応」
朝比奈 望:「それと魔術がどう関係してるの?」
名塚佑:「うへへ」意地悪そうに笑う。
朝比奈 望:本気で何にもわからないのだ。
名塚佑:「自分の見たものを思い出せるなら、そこからまた考えることができる……」
名塚佑:「例えば、昨日の晩、望の冷蔵庫にソーセージがあったことを想像できるし」
名塚佑:「テレビがあったことがわかる。リモコンがどれだけ新しいかわかれば、何年前にテレビを買い替えたかわかるかも」
朝比奈 望:「うんうん」
水波賢哉:「お。ホームズみたいなこと言い出したな」
名塚佑:「そうして、ひとつずつ……自分の見たものや、聞いたものから、まだ見てない世界を想像できる」
朝比奈 望:「……そうなの!?」
名塚佑:「うん」ニコニコと頷く。
朝比奈 望:「風が吹いたら桶屋が儲かるみたいな、そういう?」
名塚佑:「だから、よく見るの。よく聞かなきゃいけない」
朝比奈 望:「なる、ほど?」
月代コヨミ:「では、例えば今のような場合はどうすればいいのだ?」 口をはさむ。
月代コヨミ:「忌子を救う方法を探したい。この土蔵のどこかにその方法が眠っている……として」
月代コヨミ:「ごはんだとか、リモコンだとか。そのかわりに何を思い浮かべれば良い?」
朝比奈 望:そういわれてよく見て、よく聞こうとする。なんでそれがそこにあるのか。それがそこにあるということは他にどんな影響を与えるのかとか考えようとするけど
名塚佑:「もちろん、この土蔵にボクたちはいるんだから、この土蔵だよ」
朝比奈 望:情報処理は、全く追いつかないぞ
名塚佑:「ものは自然に散らかったわけじゃない。散らかした誰かがいる。誰かが、何かを考えて、ここを出たり入ったりして」
名塚佑:「自分の考えで、本を整理したり、忘れたままになっている……」
朝比奈 望:「う、うーん。ダメだ。なんか余計こんがらがってきちゃった」
GM:ということで、ここは判定を入れてみましょうか。東京ちゃん!
名塚佑:やってやるぜ!
GM:この魔術を行使する場合、判定ってなんですか!やっぱり意志?
GM:意志とか、知覚?
名塚佑:そ、そうですかね……w 意志で。
GM:了解です。じゃあ、もし今の佑ちゃんの説明を聞いて、試しにこの魔術……をやってみたくなった人は
GM:意志で振ってください。一番高い人が手がかりを見つけられるものとしましょう。
水波賢哉:「谷神の親父の思考をトレスか。それが出来れば見つかるか。出来れば」
名塚佑:あ、私はやらなくて大丈夫なんでしょうか?
GM:佑ちゃんは、そうですね。挑戦しても全然いいですし
朝比奈 望:知覚ではないのか。残念だ…!
GM:情報収集で成功しているので、無条件成功としてもいいです。
GM:ごめんね……!本家が意志って言ってるから、今回は意志!
朝比奈 望:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[4,7] → 7

水波賢哉:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 9[3,6,9]+3 → 12

朝比奈 望:普通!
名塚佑:じゃあ私はやめておきますw
GM:そうか、この人カバーキャラだから意志があるんだw
名塚佑:さすがだな~
GM:OKです。じゃあ、やり方を教わった君たちは土蔵の事を思い浮かべる。
GM:佑ちゃんと水波くんが同時に気づきますね。それまで影になって見えなかったところに、小さな隠し本棚がある。
月代コヨミ:「……だめだ。我には才能がないのか、全然わからん」
名塚佑:フラフラと土蔵の一角に歩いていきます。
朝比奈 望:「大丈夫。僕も全然わかんない」
GM:あるいは、その本棚の中に「伏魔調伏の書」とかすれた文字で書かれたものがあるところまで、佑ちゃんと水波くんは気付けるかもしれない。
水波賢哉:「谷神の家は忍者みたいなもんだから、物を隠すとき視覚的なトリックを使うんじゃないかな?」
名塚佑:「……水波くん、すごいよ!」
名塚佑:「あたりだ!」
水波賢哉:「例えば、そこの物陰、黒く塗れば近くで見ても影に紛れるとかさ・・・・」とか、言って冗談交じりに歩いて手を伸ばす。
月代コヨミ:「トリック、トリック。からくりか。つまり……おお?」
水波賢哉:「まじかよ!?魔術凄いじゃん!?」
名塚佑:「でも、ほら!」伏魔調伏の書を手にとって、笑います。
名塚佑:「簡単でしょ?」
月代コヨミ:「お、おのれ。そう言われるとなんか悔しい……!」
朝比奈 望:「簡単かどうかはわからないけど。二人ともすごいよ」
月代コヨミ:「いや、悔しくなんかないぞ。望と我は魔術ダメ同盟だ!」
名塚佑:「えっへへー!ヨミ姉ちゃんに勝ったーっ!」
朝比奈 望:「僕たちは魔術以外の方法で頑張ろうか、コヨミちゃん」
水波賢哉:「簡単なものかよ。常に休むことなく想像に頭を使ってるようなもんだ、これ。僕は佑ちゃん見直したね」
水波賢哉:「まったくお見事ってやつさ」割と感服の眼差しで見る。
名塚佑:「すごいかな。うへへ……」
月代コヨミ:「……して、その書にはなんと書かれておるのだ?佑」
名塚佑:「中身、読んでみよう。ヨミ姉ちゃんお願いします!」両手で持って差し出す。
月代コヨミ:「手がかりであるとよいが」
月代コヨミ:「む?うむ!」 ちょっと得意気に受け取って、開く。
GM:装丁こそ古ぼけてますが、割と近年に編纂されたものですね。君たちでも内容が読める。
GM:全員に見えるようにコヨミが書物を開き……こう書かれてます。
水波賢哉:(魔術か……僕だったら戦闘シミュレート以外でこんなことやらないぞ。さぁて、救う方法が書かれてるといいけど)
■忌子を救うには

――谷神の八代目は忌子でありながら頭領にまで上り詰めた。
その強さの秘訣は、夜叉童子の人格を自らのものとして制御する事だったと言う。

若き八代目はあえて“夜叉童子”に身体を乗っ取らせ、仲間たちにそれを倒させた。
意識を取り戻した八代目は「鬼の人格もまたもう一人の自分だ」と認め、負の感情を持たなかった。
「強き心乗っ取る事敵わず。強き仲間挫くこと能わず」。負けを認めた夜叉童子は従順になったという。
月代コヨミ:「――乗っ取らせた上で、倒す。そして、自分の中に鬼が棲んでいる事を認める」
月代コヨミ:「強い肉体と強い心。その双方が要求される儀である……」 読み終え、君たちの顔を見上げる。
名塚佑:「……そうか」まばたきをする。
朝比奈 望:「……」
名塚佑:「夜叉童子を殺したいだけなら、目覚めていないまま死なせてしまえばいいだけなんだ」
名塚佑:「……けれど、錬磨のお父さんとおじいちゃんは」
名塚佑:「そうしなかった」
月代コヨミ:「闘争本能が昂ぶれば昂るほど夜叉童子の封印が解ける。にも関わらず、錬磨に天音との手合わせを禁じなかったのは……これか」
朝比奈 望:「うん。」
水波賢哉:「でも、これは厳しいな。鬼の部分を認めてるってことは…」言葉に詰まる。暴走した過去を認めるということ、つまり…
月代コヨミ:「……」
月代コヨミ:「望、佑。お前たちは昔から天音と一緒だったのだろう」
月代コヨミ:「天音は、強い子か? 真実を受け入れて、前に進むだけの強さを持ち合わせておるか?」
名塚佑:「……わからない。天音はまだ、ちっちゃいんだ」
名塚佑:「これから、錬磨みたく、強くなるかもしれない。けれど今、今すぐ、事実を受け入れて、すすめるのかな……」
名塚佑:「そもそも、天音が……あの天音がさ……」
名塚佑:「お父さんとおじいちゃんを、その……殺しちゃったなんて、全然、信じられないよ」
名塚佑:「ボクだって、実感してない、話に聞いただけのことだから、今だって平気でいられるだけなんだ」
朝比奈 望:「……僕も、わからない」
朝比奈 望:「でも、僕は天音ちゃんに死んでほしくなんかないよ。」
朝比奈 望:「僕たちが天音ちゃんを助けようとしたことを怒るなら、一生懸命謝るし」
朝比奈 望:「一人で、進めなかったとしても、その手伝いぐらい、したいよ」
朝比奈 望:「違う。一緒に歩きたいんだ。」
月代コヨミ:「望……」
朝比奈 望:「わがままかもしれないけど。僕は天音ちゃんが強い子でも弱い子でも、助けるよ。だって天音ちゃんがすっごくいい子だってことを、僕は知ってるもん」
名塚佑:「――望。勇気づけられるかどうか、わからないけれど」
朝比奈 望:「ああ……ごめん。そういうことじゃないんだよね。」
名塚佑:「ボクは天音に会ったとき、天音の願いを聞いた……」
名塚佑:「天音は、『にい様と一緒にいたい』って言った」
朝比奈 望:名塚さんの方に顔を向ける
名塚佑:「その願いが本当の本物なら、天音は帰ってこれると思う」
名塚佑:「何を犠牲にしていたとしても、忌子がどんなものだったとしても、それを引き換えにしても錬磨と一緒にいようと思うはずだから」
朝比奈 望:「……なら、大丈夫だよ」
朝比奈 望:「前を進んでくのか、横に並んで歩くのかはわからないけど」
朝比奈 望:「錬ちゃんだって、そう思ってるはずだもん」
名塚佑:「そうだよね。錬磨なら……きっと」
水波賢哉:「また、当然とばかりに難しい事言うね。朝比奈は。そりゃ、僕達で天音ちゃんのその後の人生のケアまでする覚悟持つって事だよ」軽くため息をつく。
朝比奈 望:「う……」
水波賢哉:「まあ、でも、いいんじゃない。朝比奈から綺麗事と理想論とったら何も残らないんだし」
水波賢哉:「僕は好きだぜ、理想論とか綺麗事。それに則れるほど心が正しい愚か者になれないってだけでさ」軽く手を振って笑う。
水波賢哉:「いいよ。乗りかかった船だし僕も付き合うよ。感謝しろよ、この野郎」
朝比奈 望:「なんか、褒められてる気はしないけど」
朝比奈 望:笑いながらそう言う
朝比奈 望:「うん、ありがとう」
水波賢哉:「褒めてるんだよ。賞賛以外の言葉なかっただろ?…どう、いたしまして」
名塚佑:「……水波くん」
水波賢哉:「ん?」
名塚佑:「勝てるかな。夜叉童子に」
水波賢哉:「勝てるさ。そう、谷神と僕達ならね」
水波賢哉:自信に満ちた表情で返す。
朝比奈 望:「カッコいいなあ。賢ちゃんは」
名塚佑:「ありがとう」その言葉をもらえたことに感謝して、土蔵を出ます。
月代コヨミ:「……よし。錬磨に伝えて、すぐに天音のところへ向かおう」
GM:では、土蔵を出ようとした佑ちゃんは気付くでしょう。
GM:土蔵の入り口に立ちふさがっている人影がある。
陰陽鬼:「――――そういうワケには、いかねえんだよなあ」
GM:コヨミによく似た少女。ただ、殺気を放つ目だけが爛々と輝いている――。
名塚佑:「ヨミ……」
月代コヨミ:「……!」
名塚佑:「――陰陽鬼」

GM:というところでシーンカット!
GM:ロイスと購入が可能です。
朝比奈 望:ボデマ
朝比奈 望:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

朝比奈 望:むりー
朝比奈 望:おわりー
水波賢哉:応急手当を買っておきましょう
名塚佑:友達/水波賢哉/信頼:○/敵愾心/ロイス
水波賢哉:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 10[8,10]+4[4]+3 → 17

朝比奈 望:たいしたやつだ。
名塚佑:ボディアーマー買いますよ~
名塚佑:6dx>=12
DoubleCross : (6R10[10]>=12) → 9[2,2,3,4,4,9] → 9 → 失敗

名塚佑:ここでも財産使う!3点消費して望にあげるよーっ
朝比奈 望:東京ちゃん!!
GM:ふるぼけたニンジャ装束くらいしかなかったようですね!
名塚佑:財産7→4
GM:あった……
名塚佑:ふるぼけたニンジャ装束が……マジカルメイクアップ!
朝比奈 望:でもこのニンジャ衣装メッチャ軽くて頑丈
名塚佑:シャランラ~♪
どどんとふ:「GM」がログインしました。
名塚佑:魔法少女めいた頑丈ボディアーマーに!
GM:それ、望くんが着るんだよなあ……!
朝比奈 望:やったぜ!
GM:じゃあ、全員OKかな。あらためてシーンを切りましょう。

ミドルフェイズ07:トリガーシーン

GM:次のシーンはトリガーシーン。
GM:つまり、全員登場です。錬磨君も登場をどうぞ!
谷神錬磨:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 1[1]+56 → 57

朝比奈 望:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 4[4]+58 → 62

谷神錬磨:シャシャシャーッ
水波賢哉:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 8[8]+60 → 68

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+10(1D10->10)した (侵蝕:62->72)
GM:gueee-ltu

GM:では土蔵前。土蔵の入り口を塞ぐようにして立っている、陰陽鬼。
GM:錬磨君はどこから出てきても構いません。いつの間にか土蔵の中にいてもいいし、土蔵の外。陰陽鬼の背後を取っていてもいい。
朝比奈 望:挟み撃ちだーっ
水波賢哉:細長い黒いBOXから細身の西洋剣を抜いて、皆を守るように一歩前に出よう。
谷神錬磨:背後を取るぜ~っ
GM:では挟み撃ちの形になるな!
水波賢哉:エンゲージが別れる?
GM:分かれますねw
名塚 朝比奈 水波

5m

“陰陽鬼”

5m

錬磨
GM:会話イベント……のまえに、とりあえず全員<知覚>で判定をどうぞ。難易度は15です。
GM:あ、<知覚>か<交渉>にしましょう。難易度は15。
谷神錬磨:大丈夫、ちょっと浸食率をあげたいぐらいですし!
谷神錬磨:2dx+1=>15 知覚
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 4[1,4]+1 → 5 → 失敗

GM:成功した人にのみ秘話でちょっとした情報を差し上げます。
名塚佑:こ、交渉ーっ!
名塚佑:6dx>=15
DoubleCross : (6R10[10]>=15) → 10[1,2,7,9,9,10]+9[9] → 19 → 成功

朝比奈 望:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[3,3,4,4,8,10]+6[6]+1 → 17

GM:つええー
名塚佑:東京ーっ!
水波賢哉:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[7,10,10]+8[3,8] → 18

GM:おまえら!!!
朝比奈 望:あ、やった
水波賢哉:これが魔術の薫陶w
GM:く、くそ、この段階だと一人成功するくらいの想定だったのにな……w 秘話します。
GM:秘話を聞いてすぐにアクションに移ってもいいですし、様子を見ても良いです。
GM -> 秘話:陰陽鬼はすぐに襲ってくる様子はありません。口ぶり、そぶりから、何かしらの時間稼ぎをしている事がなんとなく読み取れる……。 以上です。
陰陽鬼:「全員揃ってるから、ちょうどいい」
陰陽鬼:「おまえら。二つ問題を忘れてるんじゃあないか?」
朝比奈 望:「どういうこと?」
陰陽鬼:「お前らは、本当に夜叉童子に勝てるのか?」 芝居がかった動きで両腕を広げる。
陰陽鬼:「覚醒した谷神の血、いにしえの鬼の力――――おまえら餓鬼どもが勝てると、本気でお思いか?」
陰陽鬼:ゆらゆらとその場で歩き回りながら、君たちを諭すように語る。
水波賢哉:「決闘への秒読みはすでに始まっているのさ。もう事はやるかやらないか、勝てる勝てないの段階じゃない」
水波賢哉:「やるし、勝つ。そういう話さ」
谷神錬磨:「答えを知らない。答えられない」
朝比奈 望:「勝てなかったら、天音ちゃんに、ごめんなさいって謝るよ」
名塚佑:「ボクは、勝ちたいと思っているわけじゃない」
名塚佑:「天音と錬磨のために何かをすることが、ボクの望みだ」
陰陽鬼:「――あの少女が、真実に耐えられると思うのか?」
陰陽鬼:「こんな真実知りたくなかった!どうして殺してくれなかったのか!」
陰陽鬼:「そう言われた時。お前たちはどうするつもりだ」
陰陽鬼:「撃退し、説得し、生きる力を与える。そんなことが出来ると思うのか?」
谷神錬磨:「……」
水波賢哉:「時間を稼ぎたいようだけど、お前の目的は?本当に心配してくれてるとか?」
陰陽鬼:「心配? ふはっ! ハハハハハハ!」
陰陽鬼:「バカ抜かせ。 ―――――――オレはなあ」
GM:朝比奈、水波、名塚の三人は回避判定をどうぞ。難易度は9です。
GM:失敗すれば3d10ダメージを受けてもらう!
陰陽鬼:“神格”。土蔵を崩壊させます。
朝比奈 望:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,2,4,7,10]+10[10]+6[6]+1 → 27

水波賢哉:これはカバーリングは?
谷神錬磨:なんだこいつはw
GM:できるとしましょう!
朝比奈 望:天才体術使いかよ
GM:なんだこいつはw
名塚佑:1dx+1>=9
DoubleCross : (1R10+1[10]>=9) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

名塚佑:クソ雑魚魔術師!
陰陽鬼:「お前らが!“夜叉童子”よりつえーのかどうか、見極めにきただけよ!」 地面に手をつく。
陰陽鬼:気脈を伝った一撃。土蔵の天井が崩落する!
朝比奈 望:「……佑ちゃん!」
朝比奈 望:一瞬早く反応して、土蔵から出る
朝比奈 望:けど名塚さんまでなんとかする余裕はない。そこまで戦いなれてはいない…!
水波賢哉:では《切り払い》後に《マグネットフォース》68→71
谷神錬磨:「陰陽鬼……。……鳩ではなかったか……」
水波賢哉:5dx+24
DoubleCross : (5R10+24[10]) → 10[1,3,4,10,10]+9[4,9]+24 → 43

GM:強すぎる……じゃあ、望くんは自力で。水波君は佑ちゃんを助けて無傷で離脱できます。
名塚佑:「うわあ!」見えていても、建物ごと壊されてはどうしようもない!
月代コヨミ:「う、うおお……!佑!賢哉!」 ギリギリで外に逃れる。
谷神錬磨:「水波がいる。問題ない」
水波賢哉:自分の分は回避し佑ちゃんをカバーします。
水波賢哉:白銀の細剣を一閃し瓦礫をなぎ払いながら、磁場を入れ替える。佑ちゃんと自分がいた場所がそっくりすり替わる。
水波賢哉:30-3d10
DoubleCross : (30-3D10) → 30-23[6,9,8] → 7

朝比奈 望:「よかった…」
名塚佑:「っ、水波くん!」
水波賢哉:「怖い」
陰陽鬼:「……ああん?」
水波賢哉:「怖いくらい遅い。話にならない。庇う余裕すらある」
水波賢哉:傷は場所の入れ替えで負ったもののみ、流れる血は自分の不手際ではない。余裕の笑みだ。
陰陽鬼:「フッ!そうかい、そうかい」
陰陽鬼:「なら……次も庇ってみるといいぜ!」
GM:ということで、ミドル戦闘を開始します。
名塚 朝比奈 水波

5m

“陰陽鬼”

5m

錬磨

----
[12]朝比奈望
[09]“陰陽鬼”
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
GM:エンゲージはこんな感じ。各5mずつ。

ROUND-01

GM:ということで、セットアップ!
谷神錬磨:なーし!
朝比奈 望:なっしん!
水波賢哉:なし
陰陽鬼:《アクセル》を自分に。行動値を+4。
名塚佑:ない!
GM:なんて寂しいセットアップだ
朝比奈 望:ひい、ちょうど抜かされた…!節約…!
[13]“陰陽鬼”
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
GM:では行動値順に処理していく……直前。
GM:このパーティって、全員携帯電話もってましたっけ?携帯持ってない人はいますか?
名塚佑:持ってるヨッ
GM:東京では必需品だもんねー!
朝比奈 望:一話で綾瀬さんと連絡とったりしてたし持ってます
谷神錬磨:持ってるさー!
水波賢哉:当然持ってる。僕の根本は都会の人間。
GM:それもそうだw となると、エリート水波君も電子機器好き錬磨君も全員もってるか。
GM:choice[名塚,朝比奈,水波,谷神]
DoubleCross : (CHOICE[名塚,朝比奈,水波,谷神]) → 名塚

GM:佑ちゃんの携帯が鳴りますね。それもずっとなり続けている。
GM:メジャーを放棄すればいつでも出られます。それがダメなら戦闘後に出る事になるだろう!
GM:ピリリリ!ピリリリ!
名塚佑:私でよかった!私は安心してメジャーを捨てられるので、手番が来たら出ましょう。
名塚佑:「うあああ、今、そんなヒマなんてないのに……!」わたわたと慌てます。
陰陽鬼:「出てもいいんだぜ?大事な用事かもしれないからよ」
谷神錬磨:「来るか……」
名塚佑:「ううーっ!」悔しい!
陰陽鬼:「まあ、出たら」
陰陽鬼:「当然――――そのスキを狙うがな!」
GM:OK!では、電話が鳴り続けている……中、陰陽鬼が動く!
陰陽鬼:マイナーで《毒の刃》《苦痛の矢》。武器を作成。
陰陽鬼:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》《うごめく弾丸》《痛みの水》《踊る髪》。
陰陽鬼:射撃攻撃です。ダメージが入ると重圧、放心、硬直。
朝比奈 望:ぎゃー
GM:うーん、ここは誰を狙おうかな。
GM:さっき大口を叩いた水波くん……が再度かばえるのか、見せて貰おう!
GM:choice[名塚,朝比奈]
DoubleCross : (CHOICE[名塚,朝比奈]) → 朝比奈

GM:朝比奈くんを狙います。
朝比奈 望:ぎゃー
陰陽鬼:11dx7+5
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,7,8,10]+10[7,9,10]+10[8,9,9]+10[3,4,8]+5[5]+5 → 50

GM:ヒエッ
朝比奈 望:あんまりドゥ…
朝比奈 望:避けるー!
朝比奈 望:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[2,2,3,4,6,8]+1 → 9

朝比奈 望:無理
GM:ハイダメー!カバーは入りますか!
水波賢哉:朝比奈君。攻撃侵蝕なんぼ?
朝比奈 望:13
水波賢哉:じゃあ庇うわ
朝比奈 望:ありがたう
水波賢哉:《マグネットフォース》71→73
陰陽鬼:毒が塗られた針を連続投擲。谷神君なら分かるかもしれない。
陰陽鬼:祖父が得意としていた麻痺毒!それがたっぷり塗られている!
陰陽鬼:6d10+32 装甲有効。そして重圧放心硬直。
DoubleCross : (6D10+32) → 39[3,9,10,3,8,6]+32 → 71

陰陽鬼:「しゃッ!」
谷神錬磨:「毒法……!」
朝比奈 望:無理…そんなものに反応しきれるか!
水波賢哉:攻撃と同時に足を踏み出す。朝比奈君の首根っこを掴み磁力反発による超加速で位置を入れ替える。
水波賢哉:リザレクト
水波賢哉:73+1d10
DoubleCross : (73+1D10) → 73+3[3] → 76

朝比奈 望:「あ……!」
陰陽鬼:「庇うよなぁ。当然……!」
陰陽鬼:「その毒、そうやすやすと抜けると思うなよ!」
水波賢哉:「オーヴァードの戦闘だ。死んでも安い。だけど、やってくれたね。今の僕には毒は効く」
水波賢哉:唇から垂れる血を舐め取る。腕が思うように動かない。
朝比奈 望:自分を守ってくれた水波くんを心配しつつ、陰陽鬼のほうをみる。
名塚佑:「ううう~~っ!」いくら遺産や魔術の力があるとはいえ、自分や望はただの田舎の高校生だ。
名塚佑:崩れる土蔵だったり、携帯電話だったり、陰陽鬼や水波くんのような戦いの世界の人々には追いつけない。
名塚佑:そう言われている気がしている。悔しい。
谷神錬磨:「谷神の毒だ。自然には癒えない……」
谷神錬磨:「……速やかに決着をつける必要がある」
水波賢哉:「少々、面倒だ。おい、朝比奈、僕の分まで、仕留めろ。って言ってもお前じゃ無理だな。あー、ぶっ飛ばせ」
GM:次の手番です。つまり、行動値12の朝比奈くんがぶっ飛ばす番。
朝比奈 望:皆が、陰陽鬼を敵として見ている気がする。そんな中でこんなことを考えてる自分は少しおかしいのかな。とか思っている。
朝比奈 望:「ねえ、“赤”ちゃん…じゃなくて、陰陽鬼さん?」
陰陽鬼:「……」 返事がなく、鋭く君の方を見据える。
朝比奈 望:「陰陽鬼さんは、本当にただ生き残りたいだけなの?」
陰陽鬼:「なに?」
朝比奈 望:「そうじゃなくて」
朝比奈 望:「ずっと一緒にいた。天音ちゃんの中の、もう一つの魂に会いたいっていうことなら」
朝比奈 望:「僕たちは、今からその子と戦って、それから友達になろうとしてるんだよ」
陰陽鬼:「………………どこまで」
陰陽鬼:「どこまで。甘いことを言ってんだ」
朝比奈 望:「その子と友達になれれば、僕たちもきっと仲良くなれると思うんだ。」
朝比奈 望:「だから…」
朝比奈 望:陰陽鬼の強い口調を聞いて声が途切れる。
陰陽鬼:「現実を見ろ。オマエらがやるのは鬼との殺し合い!それだけだ!」
陰陽鬼:「友達もクソもねえ。強いやつが生き残る。それだけが絶対普遍の真実よ!」
朝比奈 望:「そう…」
陰陽鬼:「甘すぎるぜオマエ!オレと戦う強さも持たねえなら、あの娘を救うなど到底不可能だ。今すぐここから失せやがれ!」
朝比奈 望:「わかった。ごめんね」
朝比奈 望:蒼い弓を取り出そう。
朝比奈 望:古ぼけているけど、どこか鮮やかな、蒼い弓を取り出そう。
朝比奈 望:メジャーでコンセ+炎の刃+アマテラス+滅びの一矢
GM:ううっ……明確に威力が高い……!
朝比奈 望:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,6,8,8,9]+10[6,6,8]+10[7]+10[8]+1[1]+10 → 51

名塚佑:つよーい!
GM:ううっ!明らかに威力が高い!
谷神錬磨:パワーッ
陰陽鬼:《スプリングシールド》でガード。嫌な予感しかしねえ……!
GM:ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:弓を引き絞り、解き放つ。蒼い炎を纏った矢が、陰陽鬼に向かって飛んでいく!
陰陽鬼:「そんな」
朝比奈 望:東京ちゃん、お願いします!
陰陽鬼:「子供だましで――――!」
名塚佑:敵の出目の時に言わないw
朝比奈 望:6d10+33
DoubleCross : (6D10+33) → 32[7,5,6,8,5,1]+33 → 65

名塚佑:でもダメージも悪くないな……!
GM:死ぬわそんなの!
GM:く、くそ……こんな早々に死んではミドル戦闘が物足りない……!
谷神錬磨:聖なる弓矢で蒸発しな~~~っ!
GM:このあとのたのしいFS判定で使おうと思ってたのですが、今切ります。
陰陽鬼:《透過》。ダメージを無効化。
朝比奈 望:ひゃあ…!!
陰陽鬼:「…………!」
陰陽鬼:炎に飲み込まれ、谷神邸の庭に巨大な穴が穿たれる。
朝比奈 望:「僕は、天音ちゃんを、助けるよ」
朝比奈 望:その為に、自分は今目の前の陰陽鬼を倒そうとしている。
GM:朝比奈君は気づいてもいいです。手応えがない。
GM:まだ、剣呑な空気が残っている……
名塚佑:「……」息を呑んで、ポケットの中の携帯電話に手をかけようとする。
陰陽鬼:「谷神流、躱の伍――“透過”」
陰陽鬼:虚空から現れる。傷は負っていない。
陰陽鬼:「……やるな」 望くんを見て、笑う。
名塚佑:「っ!!」
名塚佑:「まだ、全然元気だ!なんで……!」
谷神錬磨:「……あれも谷神だ」
水波賢哉:「まともに当たれば終わってたな、今のは。だからこそ奥義を使ったんだろ」
水波賢哉:「今の奥義であってる?」
谷神錬磨:「間違いない。体術ではなく、陰陽道に近い」
谷神錬磨:「……陰陽鬼か」 (ただの鳩ではないな)
朝比奈 望:天音ちゃんを助けるためにその他を犠牲にしようとしている自分に嫌悪を覚える。
朝比奈 望:そして、そう決意しているくせに、陰陽鬼が倒れなくてほっとしている半端な自分に腹が立つ。
朝比奈 望:「そう思ってくれるなら、もう、やめようよ。」
朝比奈 望:「僕は、天音ちゃんを助ける。」
朝比奈 望:「でもそれは、ただ、生きて、一緒にいてほしいだけなんだ」
朝比奈 望:何かを、犠牲にしたいわけじゃない
陰陽鬼:「そうもいかねえ。オレは生きる」
陰陽鬼:「夜叉童子か。夜叉童子を凌ぐ強者と戦って、本当の陰陽鬼になる!」
陰陽鬼:「お前らが、夜叉童子を凌ぐ強者だというなら……もっともっと、力を見せてみろ」
陰陽鬼:「でなけりゃ!ここで、死ね!」
朝比奈 望:「………!」
朝比奈 望:陰陽鬼さんに気迫にちょっと押されつつ次の人どうぞ!
GM:OK!次の手番です。行動値6の水波くん。
水波賢哉:(左手の感覚が半分死んでるな。…でも、この程度のことは、何千回も頭で思い浮かべてきたことだろ?これ以上の窮地を想像し、これ以上瀕死で、これ以上足場が悪いところを想像し続けただろ?僕は)
水波賢哉:薄く笑う。
GM:距離は引き続き、5mずつのままですね。 土蔵組-陰陽鬼-錬磨。
水波賢哉:「範疇の内だ。予想の中だ。想像から出てない」マイナーの前のオートで武器の射程を伸ばします。
水波賢哉:マイナーで重圧解除します。
GM:ひゅう!OKです。
水波賢哉:「オーヴァードの戦闘だ。死んでも安い。そして、僕はこの状態のままで攻撃態勢に移れるぜ」
水波賢哉:攻撃。
GM:だが放心と硬直は残っているぞ……!
水波賢哉:2dx+24
DoubleCross : (2R10+24[10]) → 7[3,7]+24 → 31

陰陽鬼:うげえーっ。
陰陽鬼:どうしようかな……いや、ここは時間稼ぎだ。《スプリングシールド》でガード。
水波賢哉:侵蝕?上がりません。
GM:この野郎!w
朝比奈 望:なんて男だ
GM:その無料勝利剣でどれほどのダメージが出るのか、見せてみよ!
谷神錬磨:これは強い!
水波賢哉:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 16[3,4,2,7]+9 → 25

GM:よ、よかった……ガードと装甲で軽減して、さすがに死なない!ダメージは入ります。
水波賢哉:血が混じった唾を吐き、笑う。
水波賢哉:刃を鞭状に変形させる。左手首をひねる、形状記憶超鋼ワイヤーの芯が敵の頭上まで伸びる。
水波賢哉:分断された刃がワイヤーに沿ってシャャラララと小気味良い音を立てて滑っていく。
水波賢哉:左手首を回す。連動するように超鋼ワイヤーが弧を描き、刃が敵の頭上から後頭部めがけて雪崩れ落ちる。
水波賢哉:「跳ねる鮫の様にっ」
陰陽鬼:毒に侵された身といえど、決して水波から視線は離さなかった。
陰陽鬼:だがそれは、避けられない!
陰陽鬼:「な!」
水波賢哉:「まずは皮一枚。返させてもらうよ」
水波賢哉:空を自在に舞う鋼の鋭刃は、エフェクトによる操作ではなく技量でのみ操られている。
水波賢哉:言ってしまえばこれは、馬鹿馬鹿しいまでに時間をかけた修練と執念が可能にした、ただの剣術である。
陰陽鬼:腕をクロスする。忍び装束のような手甲で、とっさにガード。
陰陽鬼:「テメェー……まだ動けるのか?あの毒で」
水波賢哉:「敢えて言おうか。僕の背中が、この世界で一番の安全な場所だ」
陰陽鬼:「ふかしやがる!」
水波賢哉:「動けないなんて言ってられないって事さ。ま、半死ではあるけど」
水波賢哉:「という事だ。僕の言葉が嘘にならない内に決めてくれ」
GM:では次。行動値5、錬磨くんの手番です。
谷神錬磨:「……承知した」
谷神錬磨:マイナーで陰陽鬼に接敵。
谷神錬磨:5mならチョロいもんよ!
名塚 朝比奈 水波

5m

“陰陽鬼” 錬磨

----
[12]朝比奈望
[09]“陰陽鬼”
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+死神の精度+爪剣。ついでに伝承者を使用してC値を下げます。
GM:ほ、ほええ
GM:そんな本気で……
谷神錬磨:威を放ち、骸を散らす.
陰陽鬼:変わらず《スプリングシールド》でガード。ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:対象は陰陽鬼。
谷神錬磨:まず判定するぞ~
陰陽鬼:あっはやかった。まず判定を!
谷神錬磨:9dx6+1
DoubleCross : (9R10+1[6]) → 10[3,3,3,4,4,5,7,8,9]+10[1,3,6]+10[10]+10[7]+1[1]+1 → 42

谷神錬磨:ダメージ。
陰陽鬼:無理無理!ガード!
谷神錬磨:5d10+30
DoubleCross : (5D10+30) → 21[6,3,6,2,4]+30 → 51

谷神錬磨:HP29→19
GM:それはもう、どうしようもないですね。ガードをぶち抜かれて戦闘不能です。
谷神錬磨:浸食57→68
谷神錬磨:「……水波いわく、遅い、か」
谷神錬磨:「一理ある」 体が斜めに傾いたと思った瞬間、その姿が消える。跳ぶ。
陰陽鬼:「来るか。谷神の……!」
谷神錬磨:袈裟懸けの旋回を伴った斬撃が、左右交互に、陰陽鬼を4度ほど切り裂く。
陰陽鬼:一撃目を躱し、二撃目を逸らし、
陰陽鬼:「……!」 三、四。対応しきれない。斬られて倒れる!
谷神錬磨:「父上はああ言っていたが……強さにも、色々あるな」 血煙よりも、刃の残光が途絶える方が速い
陰陽鬼:「疾い……!天音よりも、遥かに……!」
谷神錬磨:「……色々ある方が、強いのかもしれない。俺にも、色々ある」 納刀しました。
陰陽鬼:攻撃が途絶えた一瞬のスキをついて復活します。
陰陽鬼:《アクアウィターエ》。谷神の秘薬は、時として心の臓が止まった人間すら蘇らせたという。
陰陽鬼:その伝承もまた、“赤”のツキガミの一部として残っている……立ち上がる。
谷神錬磨:「……退いてくれるつもりはないか?」
陰陽鬼:「かはッ。そうだな。ここは退くとする」
陰陽鬼:「だが、まだだ。まだ足りない」
陰陽鬼:「お前らが……夜叉童子より強いと。夜叉童子を倒し、天音を助けるというのなら……」
陰陽鬼:「たどり着いてみせろ。天音のところまでな!」 《瞬間退場》。姿を消します。
GM:電話は、まだ鳴り響いている。
谷神錬磨:「移し身……」
名塚佑:「待って……」陰陽鬼に追いすがろうと一歩踏み出すが、
名塚佑:(【そうじゃないよ】)「……」(【こっち。こっちのほう】)
名塚佑:深呼吸をする。電話はまだ鳴り続けている。今、自分に電話をかける理由のある者がどれだけいるだろうか?
名塚佑:その人は――短い間とはいえ――この戦闘の最中、ずっと自分を呼び出していた。何のために?
名塚佑:「そうだ。こっちが、大切だ」
名塚佑:問題なければ、電話を取ります。イニシアチブ的にもちょうど行動順。
月代コヨミ:「引いた今がチャンスだ!すぐに天音のところへ……!」
谷神錬磨:「……追うか」
朝比奈 望:「うん、行こう」
GM:なら、みんなが走り出そうとした時。佑ちゃんは電話に出る。
GM:電話の向こうからは、連続した破壊音。木がメキメキと折れるような音。
GM:剣戟の音。桜尾ジンと――佑ちゃんは知らないが、境千太郎の声。
名塚佑:「!」
名塚佑:「誰!?どうしてかけてきたの?」
朝比奈 望:「佑ちゃん?」
桜生ジン:『――名塚さん!緊急事態です!』
桜生ジン:『天音ちゃんの様子が急変して……急に見境なく攻撃を』
名塚佑:「先生っ!」
境千太郎:『桜尾サン、あぶねえ!』
谷神錬磨:「天音……」
谷神錬磨:「天音のところへ向かう」
GM:ギッ!ガギャッ!
名塚佑:「すごい……すごい音だ!山が、またあんな風に壊れて……」
名塚佑:「ごめん……!うう、くっそう……!」
桜生ジン:『――とにかく、私達で押さえ込みます。彼女を救う手立てがあるなら、すぐにこっちへ!』
境千太郎:『桜尾サンッ!』
名塚佑:「先生!助ける方法はある!あるんだ!」
名塚佑:「天音は助けることができる!」
名塚佑:「今、行く!だから、待っていて!」
桜生ジン:『わかりました。一刻もはやく―――   』
GM:物凄い衝撃音。そして通話が切れる。
GM:桜尾の携帯が破壊されたようです。もう電話は鳴らない。
名塚佑:「急ごう!急ごう!」
月代コヨミ:「何かあったのだな!?天音に!」
水波賢哉:「秒読みが止まらない。って事ね」
名塚佑:「先生と、UGNの人が大変なんだ!」
名塚佑:「天音が暴走した!きっと……夜叉童子になった」
名塚佑:「だから、助けるのも、今しかないんだ!」
谷神錬磨:「承知した」
月代コヨミ:「おのれ!時間を稼いでいたのはこういう事か……!」
月代コヨミ:「だが、たしかに好機でもある。もし乗っ取られたのなら――夜叉童子を倒す事で、天音を救える……!」
朝比奈 望:「急ごう。錬ちゃんと賢ちゃんは、場所がわかってるんだよね?」
水波賢哉:「任せろよ。僕に手抜かりはないだろ?案内する」
水波賢哉:走りながら携帯を弄る。メールを打つ。内容:今日、帰り夜遅くなるかも。無理せず先に寝ちゃってて。帰ったらメッセージ入れておきます。…走る。
GM:谷神邸は、学校よりは山に近い。全力で走ればさほどかからずにたどり着けるでしょう。
朝比奈 望:ホントに手抜かりがねえ…
谷神錬磨:「行く」 それだけ呟いて、《軽功》を使って走り出す。
朝比奈 望:「待って…!賢ちゃん、案内お願いね!」
名塚佑:(【勝てないよ】)
名塚佑:(【見たままの事実で、判断して?】)(【陰陽鬼の前でも何もできなかったボクが行けば】)
名塚佑:(【死ぬよ】)
名塚佑:自転車に乗ります。「望!うしろに乗って!」
朝比奈 望:「うん!」
朝比奈 望:乗る!
名塚佑:(――それでも)魔術師としての直感に返答する。(ボクが行くことに意味があるんだ)
名塚佑:山に向かいます!
朝比奈 望:「佑ちゃん」
名塚佑:「なあに?」
朝比奈 望:「大丈夫だよね。」
名塚佑:ぎゅっと目を閉じる。
名塚佑:「……大丈夫だよ!」
名塚佑:「今度だって、絶対に!大丈夫だよ!」
朝比奈 望:「うん。」
朝比奈 望:「そうだよね。きっと」
朝比奈 望:「僕たちが頑張れば。絶対」
名塚佑:強く頷く。
名塚佑:(――ごめん)
名塚佑:(本当は、どうにかできるかもって思ってるんだ)
名塚佑:(望の、炎の矢の……あの破壊があるなら、できるかもって)
名塚佑:(本当にごめん)強くペダルを踏んで、夕暮れの道を行く。
名塚佑:友達/朝比奈望/友情/不安:○/ロイス
GM:では、全員が出発したところでシーンカット!ロイスだけ可としましょう。
GM:そして休憩タイムだ!再開は20時半から!
水波賢哉:応急手当使っても良いですか?
GM:いいですよー
GM:瀕死になりましたしねw
朝比奈 望:友達/水波賢哉/信頼○/罪悪感
水波賢哉:あまってる応急手当を寄越すのだーw
水波賢哉:2d10+3
DoubleCross : (2D10+3) → 3[1,2]+3 → 6

GM:ひくっ!
朝比奈 望:不良品…
名塚佑:今じゃ、パワーを賢哉に
水波賢哉:田舎の応急手当駄目!w
谷神錬磨:こちらも応急手当を使います。
GM:ばんそうこうの粘着力が弱かったり、マキロンの気が抜けてたり
谷神錬磨:19+2d10 1つ目
DoubleCross : (19+2D10) → 19+10[9,1] → 29

谷神錬磨:完全回復! もう1個の方を水波くんに渡します。
名塚佑:田舎者は田舎の応急手当でも回復する
名塚佑:体のつくりが単純だからな
水波賢哉:ありがたく。これが友情
水波賢哉:2d10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 10[6,4]+6 → 16

谷神錬磨:傷を癒せ!
水波賢哉:普通!隣町のに違いないぜ!
谷神錬磨:ロイスはなし。以上です。
水波賢哉:以上です。
GM:OK!では改めて、休憩に入りましょう。

ミドルフェイズ08:FS判定

GM:ではセッションを再開しましょう!
GM:それと、ひとつアナウンス漏れがあったので事前に申し上げておくと、
GM:天音の二重人格。これは、ゲーム的にはEロイス“ファイトクラブ”の影響となります。
GM:もし天音が夜叉童子に乗っ取られているのなら……真実を告げ、その上で夜叉童子を倒す必要がある。
GM:ただ、それも天音の意識が残っていればのこと。夜叉童子に乗っ取られてしまえば全てが終わります。
GM:ということも踏まえて、シーンを再開しましょう。全員登場!ミドルラストシーン、FS判定!
水波賢哉:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 5[5]+76 → 81

谷神錬磨:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 2[2]+68 → 70

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+1(1D10->1)した (侵蝕:72->73)
朝比奈 望:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 7[7]+75 → 82

朝比奈 望:はわわ
GM:ほええ
■FS判定-UGN演習場へ急げ(経験点:3点)
“陰陽鬼”の猛攻を凌ぎつつ、制限時間内に天音の元に辿り着け!

最大達成値:30
進行値:20
終了条件:進行値20の達成、もしくは5ラウンド目のクリンナップ到達
GM:5ラウンド目のクリンナップで、天音は完全に“夜叉童子”に乗っ取られるものとします。
名塚佑:大変だ……!
朝比奈 望:間に合うかな…!
谷神錬磨:やるぜやるぜやるぜ~っ

GM:という事で、君たちは
GM:Q町を走り、山の方へ向かっている。
月代コヨミ:「佑!錬磨、賢哉!演習場というのはどっちであったか!」
名塚佑:「あっち!」自転車をこぎながら、錬磨くんの消えていった方角を指差しましょう。
GM:そうか、錬磨君は微妙に先行していたw
水波賢哉:「お山の中腹だよ。木々が妙に黒いとこあるじゃない」
月代コヨミ:「あそこか……!」
谷神錬磨:「最短距離……」 電信柱を跳びわたっています
水波賢哉:(よし。毒が抜けてる。流石はオーヴァドの肉体だ)
GM:なら、電信柱上の錬磨君は気付くでしょう。
GM:町がうっすらとピンク色の霧に覆われている。そして、
GM:民家の中から。続々と一般人が出てくる。――目がうつろだ。
陰陽鬼:《人形使い》《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》。どこかに潜み、傀儡の霧をばらまいている。
GM:進行値0:谷神流“傀儡の術”で操られた一般人の襲撃。峰打ちで済ませるか、敵に見つからないルートを探せ。
GM:前者なら<白兵><射撃><RC>のいずれかで難易度16。後者なら<知覚><情報:噂話>のいずれかで難易度8。支援判定は<社会>で8。
谷神錬磨:「……傀儡」 足を止め、みんなに警告を送る。 「人だ。……ただし、操られている。あまり手荒くしない方がいい」
月代コヨミ:「いかん……数が多い!道を塞がれるぞ!」
名塚佑:「うあっ、痛った!」二人乗りの状態で無理に止まろうとしたので足首を痛めました。
名塚佑:「うう……望、大丈夫?」
朝比奈 望:「僕は、大丈夫。佑ちゃんこそ」
谷神錬磨:「……散らない方がいいな」 みんなのところに着地する。

FS判定 ROUND-01

GM:ということで、最初の手番は行動値12の朝比奈くんです。もちろんFS判定の常に習い、待機とかしてもいいでしょう。
名塚佑:「……う、うん。でも、この人達を抜けないと」
水波賢哉:「……手荒な真似しても、死んでなければUGNが治す」
朝比奈 望:射撃なら滅びの一矢とか使えますか?
GM:使えます!もちろん侵食率は上がりますが、エフェクトを使えば確実な突破ができるでしょう。
水波賢哉:(上手く切り抜けても後始末か。後の始末の心配。こういうの久しぶりだよ。ふっ、ふふ…やるか)
朝比奈 望:その場合必中先輩は乗せれます?
GM:あ!
GM:く、くそー
GM:射撃である以上は乗るとしましょう……!
GM:そんなの、あったね……!
名塚佑:最悪の遺産
朝比奈 望:太っ腹マン……!
月代コヨミ:「気をつけよ望!夜叉童子も、陰陽鬼も残っておる。力を使いすぎるでないぞ……!」
GM:それと、今回はコヨミも判定に参加します。詳細は共有メモに記載しました。
■サポート:月代コヨミ
(1) 判定前にオートアクション。判定ダイスを+3。
(2) 判定後にオートアクション。その判定の達成値を+3。

(1)か(2)のどちらか、1ラウンドに1回。
朝比奈 望:「うん。わかってるよ」
谷神錬磨:やったー
朝比奈 望:頼りになるー
名塚佑:ヨミ姉ちゃーん!
名塚佑:ダイス+3はファンブルが怖いときに使えるとして
名塚佑:基本は達成値+3で10の位を底上げしたいところですね
月代コヨミ:「“黒”を平らげ、少しは我の力も戻っている。助けになれる……はずだ」
朝比奈 望:(だけど。街を守るためにいる錬ちゃんや賢ちゃんが)
朝比奈 望:(手加減してとはいえ、この人に手を出したりするのは、見たくないな)
朝比奈 望:意を決したように弓を取り出すよ
朝比奈 望:コンセ+滅びの一矢で判定だ
朝比奈 望:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,7,8,9,10]+6[2,2,4,6]+10 → 26

朝比奈 望:おしい。
GM:うーふ!でも高いヨ……!
朝比奈 望:「賢ちゃん」
朝比奈 望:「UGNって水道工事もできるかな」
GM:進行値3/20
水波賢哉:「僕は出来ないけどな。出来るやつが連れてこられる…気にしないで、やれることやれって」
水波賢哉:「僕のお墨つきだ」
朝比奈 望:その言葉を聞いて、矢を放つよ。
月代コヨミ:「いったい何を……?」
朝比奈 望:消火栓を狙う。水が噴き出す。距離を稼ぐ程度のことをはできるはず!
GM:上手い!
GM:なら、勢い良く水が噴出する。水自体がカーテンになるうえ、深い水たまりで群衆の足も鈍る。
GM:そのスキに進むことができるでしょう!
GM:判定の変更は無し。次の手番は行動値6の水波くんです。
朝比奈 望:「やりすぎちゃったかな…」
名塚佑:「びしょびしょだよ!」
月代コヨミ:「びしょびしょだ!」
水波賢哉:「謙虚な態度でやること派手だよね、お前って。でも、動きやすくなった」
谷神錬磨:「このくらいでいい。いまは時間が一刻でも惜しい……」 納刀。
朝比奈 望:「ご、ごめん。ちゃんと先に言っておけばよかったね」
名塚佑:「うん……手段なんてどうでもいい」
名塚佑:「目的に辿り着くことが重要なんだ……!」
GM:言い合っている間に曲がり角から新たな一群が現れます。学校のクラスメイトなど、見知った顔もちらほら居る。
水波賢哉:では判定をします。勿論白兵です。
GM:ですよね!
GM:なんでこいつら揃いもそろって固定値が高いんだ……!
谷神錬磨:「……水波、頼む」
水波賢哉:「本当に助かった。偉いぞ、朝比奈」
水波賢哉:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 7[3,3,5,5,5,7]+24 → 31

GM:クアーッ!一気に+4!
谷神錬磨:ケヒーッ!
朝比奈 望:頼りになる男だ。
名塚佑:達成値の魔獣!
GM:なら、水波君はどんな形でも群衆を無効化することができます。白兵スキルが生きる!
GM:進行値7/20
水波賢哉:細剣を鞭状へと変化させて更に水道管を破砕、辺りに大量の水をぶちまける。
月代コヨミ:「な!また水道管を……!」
水波賢哉:「水でも被って頭を冷やせ。眠たい頭には良く効くってさ」
一般人:「……う、あれ?」
一般人:「あれ?」「俺達、いったい……」
朝比奈 望:「町民のみなさんごめんなさい…!」
GM:毒が洗い流された事で、一般人たちが一時的に意識を取り戻す。
GM:君たちはワーディングで昏倒させてもいいし、すたこら逃げてもいい!
水波賢哉:鞭剣を引き戻し通常の状態に戻す。何事もなかったように走る。
水波賢哉:「女子には悪いことしてる自覚はあるよ」
月代コヨミ:「そんなことはない。よくやっているぞ賢哉!」 白いスカートを翻し、全力で走る。
谷神錬磨:「……冷たいな……」 降り注ぐ水滴を縫うように走る。
名塚佑:「望、やっぱ代わりにこいで!」
名塚佑:足首が痛い!
朝比奈 望:「うん、しっかり掴まっててね」
名塚佑:「……やれるよ、望!」背中にしがみつきながら励ます。
朝比奈 望:「うん、やれる」
朝比奈 望:「だから、飛ばすよ!気を付けてね!」
朝比奈 望:谷神くんに離されないように一生懸命自転車をこぐよ!
名塚佑:「ん!」
GM:進行値7。判定が変更されます。
GM:進行値7:陰陽鬼の襲来。撃退するか、多少の被弾は覚悟の上で走り抜けるか。
錬磨 佑 水波 朝比奈

10m

“陰陽鬼”
GM:陰陽鬼との距離は10m。倒した場合、進行値が大幅にプラスされ即座に次の判定へ進みます。
GM:走り抜けるなら<肉体><感覚>で難易度8。支援判定は<精神><社会>。
GM:メイン判定で失敗すると1D10ダメージを受けます。
GM:手番は行動値5の錬磨君。
名塚佑:くっ、攻撃担当の望くんの手番を残しておくべきだったかな……!
谷神錬磨:攻撃してみるかな……
陰陽鬼:「ハハハハハ!どうだ?ちょっとは楽しんで貰えたか!」
陰陽鬼:「だが、まだここからだ。“夜叉童子”を倒すと意気込むお前らの強さ……見せてみろ!」
谷神錬磨:「……強さ。強さか……」
谷神錬磨:「一つ、試してみるか……」
谷神錬磨:マイナーで戦闘移動。陰陽鬼に接敵します。
GM:きやがった……!
名塚 水波 朝比奈

10m

谷神 “陰陽鬼”
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+死神の精度+爪剣! 威を放ち、骸を散らすコンボ。
GM:や、やべー
谷神錬磨:陰陽鬼を攻撃。
谷神錬磨:伝承者2回目も載せます。
GM:本気だ!ちくしょう!
谷神錬磨:10dx6+1
DoubleCross : (10R10+1[6]) → 10[1,1,2,3,4,6,6,7,7,8]+10[1,2,5,7,8]+10[6,7]+10[6,9]+10[7,8]+10[7,10]+10[2,8]+10[8]+1[1]+1 → 82

GM:ヤベェー
名塚佑:怪物……!
朝比奈 望:えぐい…!
水波賢哉:シーン1回の能力を上手く使っている。
GM:だ、ダメだ……ガードするしかない。《スプリングシールド》。
GM:ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:9d10+30
DoubleCross : (9D10+30) → 62[8,10,9,7,5,10,4,6,3]+30 → 92

GM:バカヤロー!死ぬわそんなの!
名塚佑:すごすぎるww
谷神錬磨:「少し、急いでいる……」 「ゆえに、速い」 谷神流が急ぐとは、こういうことだ。
朝比奈 望:ひどいwww
陰陽鬼:先程の毒針を両手に構え、錬磨くんに向けて投擲する。が……
谷神錬磨:その体が地面すれすれまで傾いた次の瞬間、地を這うような斬撃が9度、一瞬のうちに殺到する。
谷神錬磨:HP29→19 浸食70→81
陰陽鬼:「……! ば」
陰陽鬼:「ばかな……!どういう、速さだ……!」
谷神錬磨:「……こういう強さも、ある」 「色々だな」 納刀。
GM:陰陽鬼の走る速度が落ち、脱落します。君たちは先に進める!
GM:進行値7→11/20
水波賢哉:(僕が、見切れなかった!?七、いや、九、十二?)
水波賢哉:「………」谷神君を見やる。
谷神錬磨:「……どうした、水波……」
水波賢哉:「…いや、でかしたよ。先を急ごう」
朝比奈 望:(すごいな…賢ちゃんは…)
朝比奈 望:(それに比べて僕は、気持ちばっかり焦って、佑ちゃんが足が痛いって言ってるのに無理させて)
朝比奈 望:自転車を漕ぎながら左手で頬を叩く
朝比奈 望:「うん、きっと。もうすぐだよ」
朝比奈 望:(もっと。しっかりしないと)
名塚佑:背後に倒れて、遠ざかる陰陽鬼を、少し振り返る。
谷神錬磨:「次……だな」
月代コヨミ:「学校だ!」 ふいに叫ぶ。
月代コヨミ:「学校の校庭を抜ければ、あの山までの短縮になる。あそこを抜けよう!」
名塚佑:「そうだね。望、おねがい!」
GM:あ、ちなみにこれは休日としましょう。なので学校には基本、誰もいない。
GM:いない、はずだが――。
谷神錬磨:「なるほど……」
朝比奈 望:「うん、まかせ…」
陰陽鬼:《蘇生復活》。そして《ヨモツヘグリ》《ポイズンフォッグ》。負傷しながらも校庭で待ち構えていた。
陰陽鬼:「――――“黒”を」
陰陽鬼:「ここで倒したそうじゃあねえか。ええ?」
朝比奈 望:「陰陽鬼さん…」
名塚佑:「まだ邪魔するの!やめてよ!」
水波賢哉:「気持ちはわかるよ。僕でもそうする」
陰陽鬼:「あいつが残した犬ども。使わせてもらう!」
GM:陰陽鬼が地面に手をつくと、以前戦った群狼が蘇り、君たちを取り囲む!
谷神錬磨:「……犬、か……」
朝比奈 望:「……!」
名塚佑:「同じ力を……知識を、使えるんだ!同じ存在!ツキガミだから!」
影の群狼A・影の群狼B

5m

錬磨 佑 望 賢哉

5m

影の群狼C・影の群狼D

10m

“陰陽鬼”
GM:進行値11:以前戦った影の群狼に包囲されている。数を減らせば包囲網からの脱出も容易になるだろう。
GM:<回避><知覚>で難易度は18。ただし、群狼を1体倒すごとに難易度が-4。
GM:群狼は4体なので、全滅させると難易度は2ですね。もちろん自信があるならノーキル離脱を試みても良いです。
朝比奈 望:「一人で。生き残れればいいって言ってたのに」
朝比奈 望:「“黒”ちゃんのことは気にしてくれてるんだね」
朝比奈 望:ちょっと笑みを漏らして
朝比奈 望:「ありがとう」
朝比奈 望:と言います
陰陽鬼:「ああ、気にかけているさ。ブザマな負け犬としてな」
陰陽鬼:「オレはどんな手を使っても……生き残る!」
GM:手番は行動値4の佑ちゃん。
名塚佑:抜けてやる!
名塚佑:だが、私は起源種なので回避も近くもダイス1個しかないぜ!FS判定と相性最悪の存在!
GM:そ、そうか……君、ダイスボーナスとかないんだね……!?
名塚佑:ヨミ姉ちゃんさん!ダイスの力、お借りします!
谷神錬磨:そうだ、ここで奮い立て!コヨミ姉ちゃんさん!
名塚佑:ラウンド1回のボーナスをここで使う他なし……!回避で振ります
名塚佑:4dx+1>=18
DoubleCross : (4R10+1[10]>=18) → 9[6,7,7,9]+1 → 10 → 失敗

名塚佑:フー……なんということだ……。
GM:失敗だァー!
名塚佑:ここまで成功するとはな。《夢の雫》。達成値を+14。
GM:クソヤロウ!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:73->76)
朝比奈 望:ファンブルしないためだけにダイスを増やしてもらったというのか…!外道…!
谷神錬磨:このパーティーに死角……なし!
GM:進行値11→14/20
GM:まだ判定に変更はありません。徐々に包囲網を突破はしつつあるが、もう一息。
水波賢哉:狼は行動します?
GM:もちろん、する!
月代コヨミ:「佑!」
名塚佑:(見ている。ボクは見ているはずだ。だから、どうやって逃げるかを……知っている)
名塚佑:(【動きを止めれば、飛びかかってくる】)
名塚佑:「動きを止めれば飛びかかってくる」
名塚佑:「だから、それに合わせて目眩ましを……足止めを、できれば!ヨミ姉ちゃん!」
月代コヨミ:「心得た…!」
谷神錬磨:「……」 小太刀を構えて、傾いた姿勢で立っている。名塚が逃げる道を見つけるだろう。寄ってくれば斬る。それだけだ。
朝比奈 望:「じゃあ、止まらないよ。このまま突っ切る」
名塚佑:「望はそのまま突っ切って!」
名塚佑:戦闘能力と判断力に劣る自分たちが真っ先に抜けるのが最善だ。
名塚佑:錬磨、水波くん、ヨミ姉ちゃんは、信頼して校庭に残す。残っても切り抜けられるだけの力があるからだ。自分たちはそうではない。
朝比奈 望:「わかった」
朝比奈 望:名塚さんに言われるまま。自転車を走らせるよ!信頼している!名塚さんがそういうなら、これがベストだ!
月代コヨミ:微力ながら、“黒”の持っていた影を操る力で佑と望を援護する。
GM:影の壁をすりぬけて、君たち二人は包囲網の外へ出る!
名塚佑:必死で望くんにしがみつきながら、突破!
谷神錬磨:「……」 狼たちの動きを、ぼんやり眺めているように見える。
水波賢哉:「さて、来るな。犬は飼い主のいう事聞く可愛さをもってるからな」
谷神錬磨:「応じよう」
GM:では最後。群狼どもが動きます。
GM:谷神・水波のバックを取っている群狼C、Dは動かず、警戒。A・Bだけが攻撃をしかけます。
水波賢哉:「特にウチのサーちゃんはとっても素直なんだけど、こいつらもそのようだ」
影の群狼A:「ルルルルル。――――オオオーン!」
影の群狼A:マイナーで《完全獣化》《ハンティングスタイル》《一角鬼》。対象は錬磨君。
影の群狼A:メジャーが抜けてる!メジャーが《獣の力》です。
影の群狼A:9dx3
DoubleCross : (9R10[3]) → 10[3,5,7,7,9,9,9,10,10]+10[1,3,4,6,6,7,8,8,9]+10[1,4,5,5,7,8,9,10]+10[1,3,4,7,7,9,10]+10[2,2,4,4,8,10]+10[2,3,9,9]+10[3,6,10]+10[6,9,10]+10[2,5,10]+10[7,9]+10[4,7]+10[3,6]+10[5,5]+10[3,3]+10[7,10]+10[6,10]+2[1,2] → 162

GM:あっ違う違う
朝比奈 望:9dx3はね!流石にね!
影の群狼A:9dx+3
DoubleCross : (9R10+3[10]) → 10[1,2,3,3,5,6,6,7,10]+4[4]+3 → 17

谷神錬磨:こっ殺されちまう!
朝比奈 望:びっくりした!
GM:びっくりした……なんかバグった犬が出ていました。
谷神錬磨:回避にワンチャン!
谷神錬磨:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,4,4,6,6,10]+2[2]+1 → 13

GM:やった!
谷神錬磨:ダメでした~!
GM:では、カバーなどがなければダメージを出しましょう。
水波賢哉:谷神君 攻撃侵蝕はいくつだい?
谷神錬磨:11~17ですね。場合によっては19
水波賢哉:《マグネットフォース》81→83
谷神錬磨:助かるばい!
GM:ほう!カバーだけとは!
GM:ではダメージを出しましょう。
水波賢哉:ルミナスサーペントでガードしますよ。
GM:うっ、武器のガード値があったか・・・!
影の群狼A:2d10+10 装甲ガード有効
DoubleCross : (2D10+10) → 7[6,1]+10 → 17

谷神錬磨:「サファイアの方が……色が綺麗で可愛い」
影の群狼A:牙をむいて、狼が飛びかかる。
水波賢哉:「良く言った」磁力反発による超加速。その立ち位置はすでに入れ替わっている。
影の群狼A:前回戦ったときと同じ……仲間が気を引いている間に死角から飛びかかる。そういう動きだ。
水波賢哉:防護点8とガード3で6点受けて生存。
GM:ヒエーッ
月代コヨミ:「賢哉!」
月代コヨミ:「先程から攻撃を受けてばかりだ。無茶をするな……!」
谷神錬磨:「……ゆえに、受けてくれると思った」 うなずいた。
水波賢哉:腕に鞭剣を巻きつけて即席の盾にしている。食い込む牙をそのまま払う。
GM:犬は打ち払われます。しかし、そのスキを狙ってもう1体が攻撃をしかけてくる。
影の群狼B:《完全獣化》《ハンティングスタイル》《一角鬼》。メジャー《獣の力》で、水波くんを攻撃。
水波賢哉:「大丈夫さ。護衛は僕の専門習熟技術でね。これくらいは軽いし、それに」
水波賢哉:「こういう時は僕の彼女なら褒めてくれるし、そっちのが嬉しい。多分ね」
影の群狼B:9dx+3
DoubleCross : (9R10+3[10]) → 8[1,2,3,4,6,7,7,7,8]+3 → 11

水波賢哉:(……我ながら吹いたな。物凄い怒られそうな気もする、けどさ)
谷神錬磨:「……あれでは、水波には当たらない」
水波賢哉:《切り払い》83→84
水波賢哉:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 10[2,3,4,5,6,10]+4[4]+24 → 38

GM:く、くそう……!固定値だけでもう負けてる……!
GM:水波くんは完全回避できます。犬の攻撃がかすりもしない!
GM:狼だ!
水波賢哉:「上手いものだろ?全てを飲み込む水波が如く」
水波賢哉:「前後左右上下陸海空六方三界に死角無し。って言うのはどうだい?」
谷神錬磨:「……やや長い、な」 「覚えきれない……」
陰陽鬼:「……ナメやがって!」
水波賢哉:剣を刺突剣に戻し、刃で円を描くように揺らす。切先で爪と牙をいなし、叩き、落とす。
GM:狼が地面に落ちます。とはいえ、まだ包囲されている事には変わりない……!

FS判定 ROUND-02

GM:2ラウンド目に入りましょう。
朝比奈 望:やー!
GM:そうだよな……これ、1ラウンドでここまできやがったのか……なんて奴らだ……
名塚佑:へっへっへー
GM:セットアップ。はまあ、無いでしょう。敵もありません。
GM:陰陽鬼は狼の制御に専念している。行動は行動値12の朝比奈くんから。
GM:<回避><知覚>で難易度は19、支援判定は<精神><社会>。群狼を1体倒すごとに難易度が-4です。
GM:19じゃない!18!
GM:判定的には、既に包囲網の半分を抜けた感覚がありますね。
朝比奈 望:じゃあいくぞー!知覚で頑張る!
名塚佑:東京ーっ!
朝比奈 望:東京ちゃん、お願いします!
名塚佑:東京パゥワ~~!
朝比奈 望:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,3,3,4,5,8,10]+8[8]+1 → 19

GM:ほげええ
名塚佑:と、東京――っ!?
谷神錬磨:これが東京パワー!?
水波賢哉:これは+3乗せよう
朝比奈 望:これはコヨミさんに+してもらうでもよさそう…!
名塚佑:そ、そうですね
谷神錬磨:やっちまってください!
名塚佑:ヨミ姉ちゃん、お願いします!
谷神錬磨:あ、判定前か
名塚佑:なにっ
谷神錬磨:判定後だった!
谷神錬磨:いけるいける!
GM:いえ!後乗せは判定後です!
朝比奈 望:やったー
GM:では、コヨミがサポートします。達成値は22で、+3。
名塚佑:ヨミ姉ちゃん!YOMI NE-CHANG!
GM:くそ……朝比奈くんに範囲を撃たせて消耗させるつもりだったんだけどな……!
GM:進行値17/20。君たちは包囲網を突破し、山のふもとまで進むことができる。
朝比奈 望:「ねえ、佑ちゃん。」
名塚佑:「うん」
朝比奈 望:「陰陽鬼さんの狙いは、僕たちの足止めだよね」
名塚佑:「……望も分かってたんだね」
朝比奈 望:「うん。」
名塚佑:「どうして足止めをしようと思うんだろう。夜叉童子は、もう目覚めたはずなのに――」
朝比奈 望:「それなら、僕たちが山に近づけば、陰陽鬼さんが賢ちゃんたちと戦う必要は、なくなるんだよね」
朝比奈 望:あ、この発言の前に、「理由はわからないけど」とか入れたいです
GM:へい!
名塚佑:「そうだと思う」ただ開けた、山の方角を見る。
名塚佑:死の災害が待ち受けている。そんな中に、ちっぽけな学生2人が、飛び込もうとしている。
名塚佑:「ねえ、望。……ボクは思うんだ」
朝比奈 望:「どうしたの?」
名塚佑:「谷神の心が……伝承が形になって生まれたものが、陰陽鬼なら」
名塚佑:「本当に、戦う鬼としてあることだけが、願いなのかな」
名塚佑:夜が近づく静寂の中で、音が聞こえる。錬磨が、陰陽鬼が、戦い、ぶつかり合う音が。
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:「守りたいのかな。」
朝比奈 望:「錬ちゃんたちが、自分たちがどんなになってもこの町を守ろうとしてたみたいに」
朝比奈 望:「ツキガミっていう存在を。自分がどんなになったとしても、それこそ本当に鬼になったとしても」
朝比奈 望:「守りたいのかなって……。ああ、こんなこと言ったらまた陰陽鬼さんは怒るかな」
名塚佑:「望みどおりに、夜叉童子を超える力の相手と戦いたいなら」
名塚佑:「最初から通していたと……ボクは、思う」
名塚佑:「錬磨と同じなのかな。ねえ、望」
名塚佑:「ツキガミも、町の人も、僕らも守りたいと思っている“谷神”なら……」
名塚佑:「誰も近づけないで、一人だけで、夜叉童子と戦おうとするのかな……」
朝比奈 望:「錬ちゃんのお父さんとおじいさんがそうしたみたいに」
朝比奈 望:「そうか。そうそれもあるかもね。」
朝比奈 望:「僕は、陰陽鬼さんと夜叉童子さんが友達で。陰陽鬼さんはもう一回友達に会いたいんだと思ってたんだ。」
朝比奈 望:「佑ちゃんがいなくなったときの寂しさも、佑ちゃんとまた会えた時の嬉しさも、僕は知ってるからさ。」
名塚佑:「わかんないや……ボクはもう、わかんないよ」苦しげに笑う。
朝比奈 望:「佑ちゃんでもわからないことがあるんだ」
朝比奈 望:後ろを気にしてみる。戦いの音は、もう聞こえない。戦いが止まっているなら、そろそろ二人が追いついてくるはずだ。
名塚佑:「魔法使いでも、誰かの心の中だけはわからないよ。自分の心だってわからないのに」
GM:なら、そのあたりで近づいてくる足音がするでしょう。
名塚佑:「でも、陰陽鬼が……谷神なら」
名塚佑:「そうだったらいいなって。願ってるだけなんだ」
名塚佑:足音を振り返る。
GM:足音は、複数。夕闇の中から近づいてくるのは、陰陽鬼と狼ども――――
GM:――では、ない。
GM:ということで、名塚&朝比奈コンビと、錬磨&水波&コヨミたちは合流できます。
名塚佑:「……錬磨」
月代コヨミ:「ひどい目にあった……!佑、望、無事か!」
谷神錬磨:「無事、のようだな」
名塚佑:「みんなも」目尻を拭う。
名塚佑:「無事で、良かった」
朝比奈 望:「コヨミちゃんたちが陰陽鬼さんたちを引き付けてくれたからだよ。ありがとう」
水波賢哉:「僕がいるんだ。二人が無傷なのは当然さ」
谷神錬磨:「魔術……徐々に、力を増しているな……」
朝比奈 望:「うん、流石だよ。賢ちゃん」
名塚佑:「――山が近い」前方の巨大な影を見上げる。
GM:では、そのあたりで
GM:山の上の方から何かが転がり落ちてきますね。人だ。
GM:山道の入り口でばたりと倒れて止まる。
桜生ジン:「ぐ……!」
朝比奈 望:「先生!」
桜生ジン:「……! 朝比奈くん、皆さん!」
谷神錬磨:「……これほど、か」
水波賢哉:「千太郎は?」
名塚佑:「先生ーっ!」自転車から飛び降りる!
桜生ジン:「私のことは構わず、早く上へ!境くんが一人で足止めをしていますが……もう長くは保ちません!」
名塚佑:「先生は大丈夫なの!?」
名塚佑:助け起こし、傷の深さを見ようとしているところだった。
GM:その問いにかぶせるように、後方から剣呑な気配が近づいてきますね。陰陽鬼だ。
谷神錬磨:「境が危うい」
桜生ジン:「私は大丈夫。それよりも、あの……あなた達を追ってきているのは……」
名塚佑:「陰陽鬼……」
名塚佑:「“赤”の、夏の、ツキガミ!」
桜生ジン:「なる、ほど……事態は把握しました」
GM:進行値17。最後の判定変更です。
GM:進行値17:ラストスパート。夕闇の山道を駆け登り、保全ロープを切って“陰陽鬼”を生き埋めにしろ!
GM:闇で視界が悪いが、<知覚><意志>のいずれかで9以上。支援判定は肉体、社会。
朝比奈 望:な、なんだって…!!
桜生ジン:「――名塚さん、以前来た時に見た、土砂崩れ防止のロープを覚えていますか。天音ちゃんの攻撃で崩れたところです!」
名塚佑:「うん!覚えてる!」
桜生ジン:「あのロープを切れば、局地的な崩落が……多少なりとも、陰陽鬼とやらを足止めできるはずです」
桜生ジン:「そのスキに、天音ちゃんのところへ!はやく!」
名塚佑:「せっ、先生は大丈夫なの!?」
桜生ジン:「問題ありません。逃げ隠れはお手の物ですから」 軽く笑う。
水波賢哉:「心配するなよ。僕達より経験豊富だぜ、その人。僕が保障する」
水波賢哉:「未来の本部エージェントの方も心配だしね」
名塚佑:(【わたしの目的は、天音と錬磨を助けることだ】)(【なにも関係ない】)
名塚佑:「……」深呼吸をして、心を整える。
谷神錬磨:「天音に会う。あと、少しだ」
名塚佑:「……うん」
朝比奈 望:こっから先は、自転車は使えそうにないな…!
朝比奈 望:「先生。行ってきます」
桜生ジン:「ええ、気をつけて」
桜生ジン:「……水波君!UGNエージェントとして模範的な行動を、期待していますよ!」
GM:桜尾はかろうじて身を隠します。陰陽鬼の気配は、既に近い!
水波賢哉:「心配ご無用。出来ますよ。そう、僕にならね」
月代コヨミ:「行こう!天音が心配だ!」
朝比奈 望:先生を見捨てるような少し後ろめたい気持ちを感じつつ、山道をすすもう!
谷神錬磨:「ああ。……行く」
名塚佑:「わかっ……た!」後ろ髪を引かれる思いだが、決意を固め、進む!
朝比奈 望:「佑ちゃん、足は大丈夫?」
名塚佑:「大丈夫!痛みを騙した!」魔術師流の《リザレクト》の言い回しだ
朝比奈 望:「すごいね。魔術ってそんなこともできるんだ」
GM:では行動値6。水波くんの手番です。<知覚><意志>のいずれかで9以上、支援判定は肉体、社会。
水波賢哉:「朝比奈は自分にもう少し人外としての自覚を持とうな。僕が甘やかしすぎたかな」
水波賢哉:などと、そういえば痛みに晒してなかったな。と苦笑い。
水波賢哉:判定します。意思
水波賢哉:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 5[1,2,3,5]+3 → 8

朝比奈 望:「それでも痛いものは痛いし、辛いことは辛いよ」
GM:惜しい……!
名塚佑:ヘイッ
水波賢哉:む。失敗。
名塚佑:惜しくなんかないぜッ
水波賢哉:東京ーー!!
名塚佑:なぜなら《夢の雫》!怪人水波よよみがえるがいい~~!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:76->79)
GM:このエフェクト、本当に強いな!
谷神錬磨:神の慈悲だ~っ!
GM:最終達成値はおいくつに……へへへ……なるんでヤンスかね?
名塚佑:最強・東京
名塚佑:達成値は+14です
水波賢哉:今の俺は芋羊羹を食った暴走族ー!行くぜ行くぜー!
GM:ヤベェー
水波賢哉:22!
朝比奈 望:ひゃー
GM:く、くそ!突破しやがった!
GM:20/20。FS判定達成!
GM:君たちは山道を駆け上り、保全ロープを叩き切り、土砂崩れを起こして陰陽鬼を盛大に足止めすることができる!
月代コヨミ:「ロープ……!?わ、わからん!見つからんぞ!」
水波賢哉:「結構視界が悪いな。見えさえすれば縄を断つのは造作も無いんだけどさ」
名塚佑:「あるよ」
名塚佑:指差す。「14m先にある。水波くんなら、走って近づけば切れる」
名塚佑:ロープの方に視線を向けた様子はまったくない。周辺視野を当然のように知覚している。
水波賢哉:「成程ね。天音ちゃんに会いに山に入ってるもんな」
谷神錬磨:「……あれか……」 陰陽鬼を警戒している
水波賢哉:「当然、周囲の状況は手の内にある、か」腰の刺突剣に手を掛ける。
水波賢哉:「後はタイミングだな。丁度良い時に横合いから土砂で殴りつける」
陰陽鬼:「――ッはァ!見つけたぞ!」 後方で声。
陰陽鬼:「“夜叉童子”を倒すのは、オレだ……!ジャマはさせねえ!」
GM:そのまま、鬼の力で急斜面を駆け上がってこようとしますね。
水波賢哉:眼を瞑る。耳を研ぎ澄ます。(声と足音からすれば後4秒)
谷神錬磨:「早めに済ませてくれ」 小太刀を構え、姿勢を低くする
水波賢哉:(…3)
月代コヨミ:「賢哉……!」
水波賢哉:白銀の剣の形を変える。
谷神錬磨:「俺の三太刀目は、天音にとっておく」
水波賢哉:(…2。まだ、早い)
水波賢哉:(此処で、僕達を見つけて奴は速力を上げる。…1)
陰陽鬼:斜面を駆け上がる速度が、急激に上がる。
陰陽鬼:陰陽鬼の足元の土が弾ける。
陰陽鬼:「くたば、れ―――!」
水波賢哉:「シャッ」空を銀の月が舞い。ロープに向かってギロチンのように零れ落ちる。
GM:きれいにロープが断たれるでしょう。そして。
水波賢哉:「気持ちはわかるよ。陰陽鬼。技を自分を示したいのは…お前だけじゃない、この僕もだ」
GM:――君たちの目の前で土砂崩れが起こり、陰陽鬼が崖下に流される!
陰陽鬼:「な……グおッ……!?」
陰陽鬼:「てめェこの、ナメた事――うッ、うおおおおあああッ!」
水波賢哉:「まだ、収まりがつかないだろ?上がってきたら、決闘してやるよ」
水波賢哉:「僕は、強い、ぜ」
陰陽鬼:「この――――!」 何か言おうとする前に、眼下の闇に消える。
GM:FS判定クリア!君たちは時間内に演習場にたどり着く事ができた!
GM:あとは少し上にあがったところが広場です。

谷神錬磨:「落ちた……な」
朝比奈 望:月明りに、土砂に飲まれていく陰陽鬼のその姿を見て心が痛む。
朝比奈 望:「ねえ、佑ちゃん」
水波賢哉:「行くか。…これで僕だけを狙ってくれれば良いんだけどな。庇う姿見せちゃったからな」
名塚佑:望を振り返る。
朝比奈 望:「僕たちは、陰陽鬼さんがいい人だったらいいと思ってるに。その人にこんなことをしてる。」
朝比奈 望:「心で思ってることはあっても、それをすることができない。ひどいやつだね、僕は」
名塚佑:「……ボクは……ボクは、心が傷んだりしない」
名塚佑:「願いを、一つだけにするんだ。一番大事なことだけを願うんだ、望」
朝比奈 望:訥々と、静かに、だけど心の内を響かせるように。声を出します
谷神錬磨:「……」
名塚佑:「それさえ叶えば、どんな結末になっても、後悔はしないはずなんだ」
名塚佑:望に、それができないことは分かっている。
谷神錬磨:(……そうだな。こういう強さもある。弱い自分と向き合えなくても……)
名塚佑:自分の知る限りの人間で、望は、一番魔術師としての才能がない。
朝比奈 望:「………変なこと言って、ごめん」
谷神錬磨:(……朝比奈は強い)
名塚佑:「変じゃない」それだけは断言する。
朝比奈 望:「ありがとう。」
朝比奈 望:顔を下に向けて、目を拭うような動作をします。
朝比奈 望:「会いに行こう、天音ちゃんに。きっと、錬ちゃんに会いたがってる」
名塚佑:頷く。山道を急ぐ。
朝比奈 望:何かを振り払うように、歩き出します。
谷神錬磨:「……承知した。行く」 跳ぶように走り出す
水波賢哉:「……」行く前に崖下を見る。
水波賢哉:(でも、奴は戦いたがっている。それこそが意味で、それこそが自分を証明する方法だからな。って言っても、普通は理解できないよな。この中じゃ僕くらいしか理解できない)
水波賢哉:(……まったく、僕が憑かれなくて良かったよ、いや、本当)
水波賢哉:足を進める。
月代コヨミ:「……天音。無事でいてくれ」
月代コヨミ:「死にたいなどと、思わないでくれ……」
月代コヨミ:皆の後を追う。
GM:というところで、シーンを切りましょうか。ロイスが取得できます。
GM:また、応急手当キットなどが余ってるならそれの使用も。
谷神錬磨:朝比奈望にロイス。 尊敬〇/脅威 です。
朝比奈 望:僕は以上で!
谷神錬磨:応急手当キットはない!以上です!
水波賢哉:応急ほしいところだがない。以上で。
名塚佑:購入ができたらなあ!
名塚佑:以上!
GM:山で購入ができるかーッ!キノコ狩りでもしておれ!
名塚佑:わあ~~マジックマッシュルームだ~~!
GM:ではシーンカット。次は(FS判定前に入れようと思ってすっかり忘れていた)マスターシーンです。
朝比奈 望:田舎者ならキノコで回復だってできるさ!

ミドルフェイズ09:マスターシーン

谷神天音:「――あれ?」
GM:見知らぬ小劇場の真ん中で、気がつくと小さなテーブルについていた。テーブルの上には和菓子やお茶。
GM:そして天音の向かいには、優しげに微笑む美女が一人。
???:「お疲れ様、天音ちゃん。いっぱい戦って疲れたでしょう」
???:「たんと召し上がりなさい」
谷神天音:「ここ……どこ?ですか? お姉さんは、だれ?」
???:「――私は」
夜叉童子:「私は“夜叉童子”。もう一人の貴方」
夜叉童子:「貴方は覚えてないかもしれないけど、何度も何度も、こうして夢の中で話をしているのよ」
谷神天音:「夢?」
GM:パチンと夜叉童子が指を鳴らすと、劇場の幕に現実世界の天音が映し出される。
谷神天音:『……』 木にもたれかかり、くうくうと寝息を立てている。
谷神天音:「そっか。あたし、疲れて寝ちゃったんだ……」
谷神天音:お茶をごくごくと飲む。夢の中だからか、どうにも満たされない。
夜叉童子:「ありがとう。ありがとうね、天音ちゃん」
夜叉童子:「貴方は私の言った事を覚えていてくれた。ことある毎にお兄さんに組手を挑んでくれた」
夜叉童子:「異能に目覚めてからもそう。あの……ええと……千太郎という人と、沢山戦ってくれたわね」
谷神天音:「えへへ……あのね、あたしね」
谷神天音:「いっぱい戦って、いっぱい強くなって、にい様の力になりたいの!」
谷神天音:「もう、かあ様も、とう様も、じじ様もいないけど」
谷神天音:「あたしは、谷神だから!にい様をお支えしていくの!」
GM:夜叉童子の笑みが深まる。
夜叉童子:「そう。それに対してもお礼を言いたいの、天音ちゃん」
GM:ぽん、と夜叉童子が手を叩くと、劇場の幕がするすると引かれる。
GM:そこに広がっているのは、ただの劇ではない。
GM:幼い頃の天音が、半身を鬼に変え、母を殺す光景が映し出されている。
谷神天音:「――――え」
夜叉童子:「くすくす」 手をたたく。場面が切り替わる。
GM:暗い山中。全身を鬼と化した天音が祖父を殺し、父を倒す光景が映し出されている。
谷神天音:「なにこれ」
谷神天音:「こんなの、あたし、知   ……………うっ!?」
谷神天音:いつの間にか、自分の両手が血まみれになっている。舞台の上の自分と同じように。
谷神天音:あちこちに無数の返り血。夜叉童子が封じていた記憶が、少しずつ戻ってくる。
谷神天音:夜叉童子に身体を乗っ取られ――大切な人たちを殺した記憶。
夜叉童子:「全部あなたのお陰よ!ありがとう、天音ちゃん」
夜叉童子:「貴方が、こうして!」「母を殺して、父を殺して、祖父を殺して!いっぱい戦って私の封印を緩めてくれた!」
谷神天音:「……うそだ」
谷神天音:「こんなの、あたしじゃない!あたしじゃない……あたしじゃ、ない……!」
GM:弱々しくかぶりをふる天音を否定するように、夜叉童子が言葉を重ねていく。
夜叉童子:「いいえ、貴方よ。貴方の中の“夜叉童子”――紛れもない貴方の一部がやったこと」
夜叉童子:「忌子とはそういうもの。あなたは、そういう人間……いいえ。人の世界にいてはいけない、“鬼”なのよ」
谷神天音:「うそ……うそ……!」
谷神天音:「にい様……にい様、どこ?」
谷神天音:「助けて……!」
GM:その言葉を最後に、天音の姿が消える。
夜叉童子:「……本当に、本当に、ありがとう――――天音ちゃん」
夜叉童子:「もう用済みよ。安心して消えなさい」
夜叉童子:「身体を明け渡してね。フフフフフフ!アッハハハハ!」

クライマックス

GM:ということで、次のシーン。
GM:クライマックス戦闘です。全員登場!
谷神錬磨:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 5[5]+81 → 86

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+1(1d10->1)した (侵蝕:79->80)
水波賢哉:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 3[3]+83 → 86

朝比奈 望:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 7[7]+83 → 90

朝比奈 望:ぬわー
GM:ひえー

GM:では、山の中腹の広場に君たちはたどり着く。
GM:濃厚なワーディングが展開されています。留めようとしても留めきれぬ、鬼の妖気が溢れている。
GM:まだ天音の姿は見えない。しかし――――
GM:衝動判定です。難易度は9。
水波賢哉:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[1,1,4,8]+3 → 11

水波賢哉:2d10+86
DoubleCross : (2D10+86) → 8[1,7]+86 → 94

GM:この場に居るだけで。レネゲイドが昂り、臨戦態勢に入る――!
朝比奈 望:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,4,8,10]+7[7] → 17

朝比奈 望:しゃー
朝比奈 望:2d10+90
DoubleCross : (2D10+90) → 6[4,2]+90 → 96

朝比奈 望:しゃーっ!!
谷神錬磨:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[2,7,9] → 9 → 成功

谷神錬磨:2d10+86
DoubleCross : (2D10+86) → 6[2,4]+86 → 92

谷神錬磨:フン!
名塚佑:2dx>=9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 10[8,10]+2[2] → 12 → 成功

名塚佑:名塚佑の侵蝕を+9(2d10->3,6)した (侵蝕:80->89)
GM:抑えた!
GM:全員成功して、全員抑えやがった!
GM:なんてやつらだ!
月代コヨミ:「気を抜くな。どこに潜んでおるかわからぬぞ」
月代コヨミ:「夜叉童子。既に天音の身体を乗っ取っている事は、違いない……!」
谷神錬磨:「天音……」 「……」 「……来るか?」 空を見ている
朝比奈 望:「……」
朝比奈 望:自分の心臓の音が大きくなっているのがわかる。
水波賢哉:耳を澄ます。《蝙蝠の耳》先に戦ったエージェントの呼吸音を確認したい。
GM:ならば、賢哉くんは50mほど先に微かな呼吸を確認できるでしょう。
GM:男性のもの。おそらく、境千太郎――そして。
朝比奈 望:<熱感知知覚>とかで、なんか気配を察知しやすくなったりしないかな
GM:そちらの方角から、駆けてくる足音がある。
GM:そんなの持ってたんだ!
谷神錬磨:すごい特技あ
GM:なら、朝比奈君は薄暗い夕闇の山中でもわかります。
GM:少女が駆けてくる。
GM:谷神、天音。
水波賢哉:「音が二つ、一つは近づいてくる。そっちだ。動かない一つは仙太郎。もう一つは来たぜ」
名塚佑:「天音――!」呼びかけようとするが、既に悟っている。
名塚佑:中身は違う。人間がこれほどの結界を構成できるはずがない。
GM:タッ、タッ、タッ。
朝比奈 望:「天音ちゃん」
谷神錬磨:「……ならば」 小太刀を構える
谷神錬磨:「天音だな」
谷神天音:姿をあらわす。
谷神天音:「………………………………。」
谷神天音:「みんな!兄様!」
名塚佑:「えっ?天音……」
名塚佑:「大丈夫なの……」
谷神天音:「はい!私は大丈夫」
谷神天音:「でも、大変なの!千太郎さんがケガをして……あっちで倒れてる!」
谷神天音:「お願いします。こっちについてきて頂けますか!」
GM:そう言って、先導しようとしますね。
GM:禍々しいワーディングは消えない。むしろ濃さを増したようにすら感じる。
朝比奈 望:「わかった。案内して」
名塚佑:張り詰めていた緊張が、一気に抜ける。
名塚佑:「じゃあ、この気配は……」天音の方に近づいて、警戒します。
朝比奈 望:ついていこうとします。
谷神錬磨:「天音。……そこを動くな」
谷神天音:「……………………」 足を止める。
谷神天音:「兄様?」
朝比奈 望:「え?」
朝比奈 望:同じく止まる
谷神錬磨:「組み手をする」
谷神錬磨:「お前に伝えるべきことがある」
谷神天音:「何故……?」
谷神天音:「そんな事をしてる場合では、ないと思います」
谷神錬磨:「……だから、消えろ。夜叉童子」
谷神天音:「………………」
谷神錬磨:「……天音はそんなに賢くない」
名塚佑:「……っ」その場から飛びのいて離れる!
水波賢哉:谷神君のすぐ後ろ、佑ちゃん、朝比奈君の前に護る様に立つ。
名塚佑:「夜叉、童子……!」
谷神天音:「……ふ」
夜叉童子:「フフフフフ。芝居はお気に召しませんでしたか」
夜叉童子:「無駄ですよ。天音ちゃんの自我は、今や沼の奥底に沈んでいます」
谷神錬磨:「そうか。……俺は忙しい。退いてくれると助かる。天音に伝えることがある」
谷神錬磨:無駄をわかってない男!
夜叉童子:「わかりますか?何故、そうなったか……伝えること?」
夜叉童子:「ええ、いいですよ。私が代わりに承りましょう」
谷神錬磨:「お前には関係ない。俺が話すのは天音だ。……二度も言わせるな。消えろ」
夜叉童子:「そういうわけにもいきません。やっとこの肉体を奪い取れたのだから」
夜叉童子:つつ、と自分の爪をパーカーに当てる。
夜叉童子:ゆっくりと生地が切り裂かれ、天音の肌があらわになり――
夜叉童子:次の瞬間。パーカーが宙を舞い、そこには豪奢な赤い和服姿の少女が立っている。
朝比奈 望:一瞬顔を背けようとするけどそんなことをする必要もなく着替え終わってる!
夜叉童子:「最後の忠告ですよ。現代の谷神」
夜叉童子:「もはやこの体は私のもの。諦めて、ここから消えなさい」
夜叉童子:「同じ血族のよしみ。命は取らないであげますが?」
谷神錬磨:「諦める理由がない。お前は現実を見ろ……」 「俺が人の言うことを聞く人間に見えるのか。おめでたいな……」
谷神錬磨:「消えろ。……三度目だ!」 攻撃態勢に入る。聞く耳……なし!
陰陽鬼:「そうかよ。なら――――」 後ろで足音。
陰陽鬼:「お前らは、天音を助けたい。オレは、夜叉童子と戦って新たな陰陽鬼伝承を作りたい」
陰陽鬼:「夜叉童子は――言うにおよばず。互いに我の張り合いだ」
陰陽鬼:「強いやつだけが我を通せる!力比べと、いこうじゃあねえか!」
名塚佑:「まだ、戦うの!陰陽鬼!!」
夜叉童子:「フフフフ!それはそうでしょう。そいつは陰陽鬼ですよ」
夜叉童子:「鬼を狩る、鬼!陰陽鬼は、戦う鬼がいなくては生きられませぬ。ふふふふ!」
谷神錬磨:「……来たか……」 最後の三太刀目。どちらに使うべきか、一瞬考える。
谷神錬磨:「……」 だが、どちらであろうとかまわない。水波が、名塚が、朝比奈が必ず一瞬を作る。信頼ではない。その可能性が極めて高いことを、実感として知っている。
水波賢哉:「やっぱり、上がってきたな。陰陽鬼、お前の相手は僕がしてやるよ」
水波賢哉:「だから谷神。わかってるよな」
谷神錬磨:「……承知している。頼む。あと少し、力を貸してくれ……」 作られた一瞬に、最大の一撃を叩きこむだけだ。臨戦態勢。
月代コヨミ:「――我は、足手まといだ。あちらの境千太郎を守る」
月代コヨミ:「頼むぞ!天音を……助けてやってくれ……!」
GM:――クライマックス戦闘を開始します。
朝比奈 望:かかってこい!
名塚佑:東京・BATTLE
水波賢哉:さぁ、戦いの始まりだ。
谷神錬磨:クライマックス!
“夜叉童子”

10m

錬磨 佑 望 賢哉

10m

“陰陽鬼”
---- [12]朝比奈望
[09]“陰陽鬼”
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
[03]“夜叉童子”

ROUND-01

GM:では、セットアップ!
谷神錬磨:なし!
水波賢哉:なし
夜叉童子:《蹂躙する蹄》。攻撃力をアップ。
名塚佑:なし!
朝比奈 望:なし!
陰陽鬼:《アクセル》。自分の行動値を+4。
[13]“陰陽鬼”
[12]朝比奈望
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
[03]“夜叉童子”
GM:メインに入りましょう。最速は――
夜叉童子:《加速する刻》。動きます。
夜叉童子:マイナーで《ハンティングスタイル》《一角鬼》。
夜叉童子:PC達のエンゲージへ。
“夜叉童子”
錬磨 佑 望 賢哉

10m

“陰陽鬼”
夜叉童子:で、メジャー。
夜叉童子:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《血に飢えた跳躍》《吹き飛ばし》《ジャイアントグロウス》。
夜叉童子:範囲攻撃です。当たると2名ずつを4m吹き飛ばし。
朝比奈 望:世界で一番安全な場所から離れることになってしまう…!
水波賢哉:《孤独の魔眼》94→98
GM:OK!
夜叉童子:天音の片腕がみしみしと音を立て、鬼のような異形へと変わっていく。
夜叉童子:14dx7+4 水波くん単体に攻撃。
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,3,3,3,4,5,5,7,8,8,10]+10[3,4,7,9]+5[3,5]+4 → 29

GM:うっ、回らなかったな……!リアクションをどうぞ。
谷神錬磨:「水波。来るぞ!」
朝比奈 望:「天音ちゃん…」
夜叉童子:「まずは小手調べと――――参りましょうか!」 跳躍!
夜叉童子:月を背景に、鬼の片腕を叩きつけようとする。技巧とは相性の悪い――“力”の一撃!
水波賢哉:指を鳴らす。魔眼が空を螺旋状に疾る。大気が歪み空気の壁が作られる、攻撃が水波賢哉の元へと誘導される。
水波賢哉:「先に抜きなよ。僕はいつも後から抜くことにしてる。後追いで追い越すのが流儀だからね」
水波賢哉:《切り払い》
水波賢哉:98→99
水波賢哉:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 10[1,3,6,6,8,10]+6[6]+24 → 40

名塚佑:ス、スゲェーッ!!
GM:ううーっ!た、たけえ!
名塚佑:これが真のエリートだぜ!!
夜叉童子:「――砕けなさい!」
GM:水波くんの回避は成功……夜叉童子の攻撃は失敗する!
水波賢哉:「膂力はよく伸びている。でも、ね。当てようと思うほど、当たらなくなる。そういうもんだぜ」
夜叉童子:「なに……」
水波賢哉:鍔元で鬼の腕を受け、回し、払い、体勢を入れ替えて、流す。
谷神錬磨:「遅くはない……のか。水波が上回っただけのことだ」
夜叉童子:「!」
夜叉童子:空中で一回転し、体勢を立て直す。組手で錬磨に吹き飛ばされた時のように。
夜叉童子:「フフフフ!なるほど、その程度の力はありますか!」
陰陽鬼:「なら――こっちは、どうだ!」
GM:行動値13。陰陽鬼が動きます。
陰陽鬼:マイナーで《氷炎の剣》《地獄の氷炎》《炎の加護》。
陰陽鬼:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》《フレイムタン》。水波くんを狙います。
陰陽鬼:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[1,1,1,2,4,4,4,5,6,6,7,9]+10[1,10]+10[8]+1[1]+5 → 36

GM:もうちょっと、回ってほしかった……!
名塚佑:12個ダイスがあって技能も5あるのに!
陰陽鬼:しなる炎の剣……いや、炎の鞭を生み出す。
陰陽鬼:一度燃え移れば決して消えぬ火遁。それもまた、伝承にある谷神の技の一つ――!
水波賢哉:《リフレックス》+《切り払い》99→102
水波賢哉:6dx7+24
DoubleCross : (6R10+24[7]) → 10[5,5,6,8,9,10]+10[3,6,8]+10[7]+1[1]+24 → 55

GM:畜生!!
GM:こ、攻撃は失敗です……!
名塚佑:天下無敵のこの強さ
陰陽鬼:「さっきは良くも――やってくれたな。クソ剣士!」
陰陽鬼:「夜叉童子を倒すのは!オレ、だッ!」 炎のムチを振るう。四方から襲いかかる!
陰陽鬼:更に振るう。芝が燃え広がり、水波君の足元も覆う。逃げ場無し!
陰陽鬼:「――谷神流火遁“送火”!」
陰陽鬼:「燃え!つき、ろッ!」
水波賢哉:(来る。同時に四本!下には極熱。まるで炎の爪と焦熱地獄だな)
水波賢哉:まずは一刀。草をなぎ払い炎を散らす。腕の振りが速い。
谷神錬磨:「……あれも相当な練りだ。が……」
谷神錬磨:「水波には……。……」
水波賢哉:ギアが上がっていくのがはっきりと分かる。動く。今まで動く必要がなかった部位までもが滑らかに動いていく。
水波賢哉:体中のいたる所で歓喜の悲鳴が上がる。もっと、動かせ、もっと速く、やっと出番が来た、今なら出来る、もっとずっと何処までも何時までもこれを続けていたい。
水波賢哉:都合三十六度、刃鳴散らす。銀光の刃は一撃たりとも異音を響かせず、赤色を散らさず、敵の猛攻を眼前で押し止める。
水波賢哉:口元から漏れる息切れは喜びの笑みのように弾む。
陰陽鬼:「なん、だと……!」
水波賢哉:「ふっ、ははっはは」
水波賢哉:「はっ、はははは。この数年、待ってた甲斐があった。一人で、毎日、毎夜、ずっと剣を振るってて良かった!僕は今こんなにも動けている!こんなにも悪夢のような猛威を凌げている!」
陰陽鬼:「この野郎……今、わかった」
水波賢哉:「さっき、言ったぜ。僕も、技を、振るいたかった。って。さぁ、決闘を続けよう」
陰陽鬼:「オマエも……オマエも!戦いたがりか!」
GM:行動値6。その水波くんの手番です。
朝比奈 望:12!12がいるよ!!
GM:あ!ごめん!
GM:12!望くんの手番!
朝比奈 望:行動値を増やしても意味がなかったw
GM:せっかくGMの手間を減らしてくれたのに……w
GM:ベキベキと音を立てて、夜叉童子の身体が鬼の姿に変わっていく。
GM:一刻一刻と――天音の自我が塗りつぶされていく!
谷神錬磨:「天音……」
谷神錬磨:「もう少しだ。もう少し……!」
朝比奈 望:マイナーでジェネシフト
GM:ジェネ!シフ!ト!
名塚佑:アヤーッ!?
朝比奈 望:1d10+96
DoubleCross : (1D10+96) → 4[4]+96 → 100

GM:な、ナメやがってー!
GM:ヒエーッ!!
名塚佑:ちょうどだ!
朝比奈 望:よっしゃー!
朝比奈 望:「錬ちゃん」
谷神錬磨:「……ああ」
朝比奈 望:天音ちゃんを撃つよ。そう言いかけた。
朝比奈 望:だけど、寸前で止まった。それはまるで錬ちゃんに許可を求めるような行為だと思ったからだ。
朝比奈 望:錬ちゃんに許可を求めて、錬ちゃんの責任にして、天音ちゃんを撃つ。今僕は無意識にそうしようとしていた。
朝比奈 望:それは、卑怯なことだ。借り物の力とは言え、その力を行使するのは僕だ。
朝比奈 望:だから、その力で友達を傷つけようとしているのなら、それは絶対に誰かのせいにしてはいけない。
朝比奈 望:「一緒に、天音ちゃんを、助けよう」
谷神錬磨:「……ああ」
朝比奈 望:メジャーでコンセ+滅びの一矢+炎の刃+アマテラス
谷神錬磨:「お前がいて良かった。何度もそう思った。これからも、そう思うだろう」
谷神錬磨:「頼む」
朝比奈 望:「言い過ぎだよ」
朝比奈 望:だけど、錬ちゃんの言葉で、弓が、少しだけ軽くなったような気がする・
朝比奈 望:東京ちゃん、お願いします!
朝比奈 望:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[1,3,5,5,5,6,7,8,8,8,10,10,10]+10[1,4,5,7,9,10,10]+5[2,2,4,5]+10 → 35

名塚佑:東京~~!
GM:オゲーッ
名塚佑:支援いりますか?
朝比奈 望:余裕があれば、いただきたいです…!
水波賢哉:1r1回ですっけ?
GM:いいのかなァ~!こんなにはやく使ってしまって!
名塚佑:いや、そう言われるとやめとこうかな……w
名塚佑:35あればそうそう外れることはないと思うし……!
名塚佑:1ラウンド1回なので、できれば取っておきたくはある
朝比奈 望:じゃあ大丈夫です!
谷神錬磨:当たる当たる!
夜叉童子:ではリアクション。
夜叉童子:《イージスの盾》。ガードします。
名塚佑:ガード型だったとは!支援しなくて正解だぜ
GM:ダメージをどうぞ!
朝比奈 望:4d10+39
DoubleCross : (4D10+39) → 19[7,5,4,3]+39 → 58

GM:固定値がくそたけえ……!
夜叉童子:58-3d10
DoubleCross : (58-3D10) → 58-26[8,9,9] → 32

谷神錬磨:クソ高固定値殺人弓!
GM:軽減して、32ダメージ。
朝比奈 望:出目ーーー!!
名塚佑:最悪の遺産(二回目)
GM:よ、よし。装甲も含めて、生存するぞ!
名塚佑:3d10で26かよ……
名塚佑:装甲まであるのかい
朝比奈 望:少しだけ軽くなった心で弦を引く。
朝比奈 望:天音ちゃん。昔からよく一緒に遊んだ。錬ちゃんの妹。僕の友達。
夜叉童子:「来ますか。弓使い!」
朝比奈 望:その天音ちゃんが今鬼になっている。化け物になっている。
朝比奈 望:「弓使いじゃない。朝比奈望だよ」
朝比奈 望:「あなたは悪くない。だって、あなたも天音ちゃんとずっと一緒にそこにいたんだから」
朝比奈 望:狙いを定める。少し風景がぼやけて、天音ちゃんの姿がはっきり見える。
朝比奈 望:「その体は、夜叉童子さんの体でもあると、思う」
夜叉童子:「でもある、ではありません」
夜叉童子:「この体は。私のもの!」
朝比奈 望:例え鬼になっていても天音ちゃんの面影はかすかに見える。これは僕の心が弱いからそうみえるのか。
夜叉童子:「谷神天音は……もう二度と、絶望の淵から戻ってはきませんよ。ふふふふ!」
朝比奈 望:「違う。夜叉童子さんだけのじゃない。あなたと、天音ちゃんの体だ」
朝比奈 望:「だから、あなただけの勝手にはさせない!」
朝比奈 望:矢を、放つ。
朝比奈 望:蒼白く光る炎がうねりを上げながら、
朝比奈 望:夜叉童子さんに襲い掛かるよ!
夜叉童子:「――普賢!三摩耶!」 手元で印を結び、障壁を生み出す。
夜叉童子:「大、金剛輪!」 火を、散らす!
GM:それでもあちこちが焼け焦げている。間違いなく、大ダメージを負わせている……!
夜叉童子:「ふふふふ!涼しい、涼しい!そんなものですか?」
夜叉童子:「その程度で……この夜叉童子を倒せるとでも、思ったか!」
GM:次の手番。行動値6、水波くんです。
朝比奈 望:「強いなあ。」
朝比奈 望:「ずっと錬ちゃんと修行してたんだもん。そりゃあ、つよいよね」
朝比奈 望:言いながら戦う決意を固めようとする。だけど、それができるのか、わからない
谷神錬磨:「……」
谷神錬磨:(朝比奈は強い。この強さは、父上や陰陽鬼が語ることとは、また別の強さだ)
谷神錬磨:(強い、ということは、一つではない……のだろう。おそらく……)
水波賢哉:白銀の刺突剣の切先が揺れる。まだ動かない。 待機します。
GM:了解です。では次、錬磨君の手番。
谷神錬磨:あ、そうか。ここは待機の一手ですね。小太刀を構えて、体を傾ける。
谷神錬磨:まだ動かない。
谷神錬磨:(ただ一撃……) (たった一撃を……) (何度も繰り返した。組手のように……) 呼吸を整えている。
GM:こ、こいつら……!要らん知恵を……!
GM:では次。行動値4、佑ちゃんの手番ですね。
名塚佑:「……夜叉童子。君は、生き返ってなんかいない」
名塚佑:「自我の投射は、禁忌の術だ。それは、術を使われた者も……使った者も、幸せにはしないから」
夜叉童子:「何ですって?誰が、何と?」
名塚佑:「君が」
名塚佑:「生きていないっていったんだ」
夜叉童子:「あははは!それは可笑しな事を!」
夜叉童子:「私はこうして生きています。天音を下し、肉体を得て、夜叉童子として立っている!」
名塚佑:「本人はそう思う。生きている時の意識を転写する術だから――」
名塚佑:「相手の周囲に暗示を配置し、言葉で呪いをかけて、まるで昔の誰かが生き返ったように思わせることもできる」
名塚佑:「自分自身ですら、そう思う」
夜叉童子:「ならば私は何と?こうして話し、あなた達を殺そうとしている私は?」
夜叉童子:「まさか、谷神天音だと?ふふふふ!」
名塚佑:「谷神天音でもない。過去の残滓。だから、誰も幸せにはならない」
名塚佑:「優しいことは言えない……ボクは許さない」
名塚佑:「錬磨が谷神の後継者であるように、ボクはおじいちゃんの弟子だ。禁術を許すことはできない。夜叉童子!」
名塚佑:《戦乙女の導き》《タブレット》《多重生成》!
GM:来たか……複数支援!
名塚佑:敵の真意を定義し、揺らがせる、魔術の初歩。
名塚佑:相手の定義がわかればそこを攻めることができる。誰であろうと。
名塚佑:次のメジャーアクションのダイスを+6個。攻撃力を+5。対象は全員です。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8した (侵蝕:89->97)
谷神錬磨:いただき~っ!
GM:クソーッ!待機しやがって!全員に乗るじゃねーか!
朝比奈 望:わーい!
夜叉童子:「誰も幸せにならない?いいえ、いいえ。それは否定しましょう」
GM:行動値3。改めて、夜叉童子の手番。
夜叉童子:「私は今!身体が手に入って、とても幸せだもの!」
夜叉童子:マイナーで《完全獣化》《形状変化:剛》。
夜叉童子:角が生え、妖気が満ちる。天音が鬼の力に飲み込まれていく。
夜叉童子:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《爪剣》《螺旋撃》《血に飢えた跳躍》。
夜叉童子:対象は、今さんざん煽ってくれた名塚!貴様だ!
名塚佑:ケヒャーッ!来やがれ!
夜叉童子:14dx7+4 ドッジC値が+1、ドッジダイスが-1です。
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,5,5,7,8,8,9,10,10]+10[5,6,6,8,8,10]+10[3,5,7]+3[3]+4 → 37

GM:よし!回ったぞ!
名塚佑:ドッジします!
名塚佑:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 5[5]+1 → 6

名塚佑:キャア!
GM:死ねーッ!
名塚佑:カバーリングは無用だぜ!
名塚佑:来い~~!
夜叉童子:4d10+38 装甲有効
DoubleCross : (4D10+38) → 28[9,4,8,7]+38 → 66

名塚佑:めちゃくちゃなダメージ!
名塚佑:死!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+8(1d10->8)した (侵蝕:97->105)
名塚佑:ゴバァ!
夜叉童子:風のように駆ける。両手には天音愛用の二本の小太刀。
夜叉童子:「死に――なさい!呪術師!」
夜叉童子:瞬く間に八度、斬りつける!
水波賢哉:すぐにカバーしようと加速を実行しようとするが…
名塚佑:(【天音の動きはもう見ている】)(【天音がどう動くかをわたしは知っている】)(【天音がどれくらいの速さなのかを知っている】)
谷神錬磨:「……名塚!」
名塚佑:(【対処する方法は】)(【何もない】)
名塚佑:少し微笑んで、そのまま旋風を受ける。
夜叉童子:「ふっふふふ!今度は庇うのも間に合わなかったようですね!」
名塚佑:渦を巻く血煙に巻かれるように倒れる。
水波賢哉:(微笑ってる…受け入れるか)
水波賢哉:「ああ。庇う必要がなかったからな。佑の顔がそう言ってた」
夜叉童子:「……必要がない?」
GM:次の手番。待機した谷神くんの手番です。
名塚佑:名塚佑は意識していなかったかもしれないが、魔術師としての判断は考えただろう。
名塚佑:一撃を受けることで夜叉童子の攻撃を見せた。
名塚佑:ダイス増加は+7になるぜッ
谷神錬磨:イェーッ!
水波賢哉:「死ぬし、死ぬほど痛いけどな、オーヴァードの視点から見れば安全域だ。それに、お前の動きがこれで、見えた」
水波賢哉:(皆も此処からが危険域だ。そろそろ僕の本領を果たすとしよう)
谷神錬磨:「……参る」
谷神錬磨:マイナーでジェネシフト!
GM:く、くそーっ
谷神錬磨:ダイス……3つ振っちゃうぜ!
GM:ジェネシフトだと!ナメやがって!
GM:ナ、ナメやがって!
谷神錬磨:3d10+92
DoubleCross : (3D10+92) → 10[3,3,4]+92 → 102

谷神錬磨:オラァッ!
GM:なめ!やがっ!てーーー!
名塚佑:ゲェーッ、なんだその判断力!
GM:すげーいい出目すぎる……w
朝比奈 望:マジかよ…!!
名塚佑:魔術師かよ……
谷神錬磨:いまのぼくならこうなる!
名塚佑:「3個は振り過ぎじゃない?」って思ったのに……
GM:思った思った
谷神錬磨:メジャー! コンセ+オールレンジ+死神の精度+爪剣+リミットリリース+吠え猛る爪 with伝承者3回目!
GM:くそ……!弱攻撃なら十分耐えられる算段だったのに……!
谷神錬磨:いくぞっ
GM:どうぞ!
谷神錬磨:対象は夜叉童子です。攻撃。 コンボ:蝕に至る(至蝕)。
谷神錬磨:20dx5+1
DoubleCross : (20R10+1[5]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,4,4,6,6,6,6,7,8,8,9,10,10]+10[1,1,1,3,3,6,7,7,8,9]+10[2,3,4,5,5]+10[4,7]+10[7]+1[1]+1 → 52

GM:ヤベェー
谷神錬磨:これだけ重ねたのに低い!
夜叉童子:ガードします。《イージスの盾》。
谷神錬磨:でも当たれば良しよ!装甲無視!アタック!
GM:あっこれC値5か……そう考えると低いなー
GM:ダメージをどうぞ!
谷神錬磨:6d10+40
DoubleCross : (6D10+40) → 38[2,5,10,10,9,2]+40 → 78

GM:10,10,9……つらい……
夜叉童子:78-3d10
DoubleCross : (78-3D10) → 78-13[8,3,2] → 65

谷神錬磨:「……当てる、と思ったとき」
GM:ダメだ!一度戦闘不能になります。
朝比奈 望:しかも今度はイージスも控えめだ!
谷神錬磨:「すでにその太刀は、狙いを過たず貫いている」 姿勢を低めて、跳ねる。瞬間。
夜叉童子:「――!」
夜叉童子:とっさに、二刀をクロスさせて急所を守る。
谷神錬磨:六度!前後左右上下から、刺突が天音……いや、夜叉童子を貫いて、焦げ付いたような軌跡を描く。
夜叉童子:「……は」
夜叉童子:「ふふふふふ。はははははは!」
夜叉童子:復活します。Eロイス“修羅の世界”。
谷神錬磨:「……蝕に至る……だ」 本人にも相応のフィードバック。全身を赤熱させて、ぎりぎりと音を立てつつ停止。
谷神錬磨:HP19→9
谷神錬磨:浸食102→121
夜叉童子:「なるほど。現代の谷神、未だ技は衰えず。ということですか?」
夜叉童子:「ですが、痒い!この程度の傷いくらでも再生できますよ!」
谷神錬磨:「……ふ、うっ………!」 熱蒸気のような呼吸。振り返る。
谷神錬磨:「……それでいい。天音の体だ……」
谷神錬磨:「傷一つ残してくれるな」 血がこぼれる。もう三度。四度目は使えない。あとは、錬磨自身の実力だけだ。
GM:次の行動。行動値6、水波くんの手番です。
水波賢哉:「まったく」音速機動の摩擦で焼け焦げた地面を見る。
水波賢哉:「谷神、死にたくなければ今日ばかりは僕から離れるなよ。ここから攻撃は全部肩代わりしてやるからさ」
谷神錬磨:「……世話をかける。今日ばかりは、そうだな。いくら水波でも、焼けこげるまで働いてほしい」
谷神錬磨:「俺もそうする。生きて、天音を取り戻す」
水波賢哉:では、夜叉童子を攻撃しましょうか。
GM:よろしい!
水波賢哉:「夜叉童子悪いね。僕は天音ちゃんと約束してる。ハムカツ買ってあげる事と、家に帰すことだ。家の風呂に入りたいといってた」
水波賢哉:「その約束を果たさせてもらう」
水波賢哉:14dx+24
DoubleCross : (14R10+24[10]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,7,8,9,9,10,10,10]+9[1,6,9]+24 → 43

GM:くっそ!たけえ!
谷神錬磨:イェーッ!
夜叉童子:ガードします。《イージスの盾》……!
名塚佑:あっ支援!
名塚佑:支援するんです!《夢の雫》します!
GM:ヒエーッ!
名塚佑:達成値は……
朝比奈 望:たよれるー!
谷神錬磨:☆溢れ出す東京の力……!
名塚佑:+18だぁ~~ッ!この暗黒ソラリス空間の中では怪人の力は3倍になるのだ!
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+3した (侵蝕:105->108)
GM:マジかよ
水波賢哉:達成値は61!
夜叉童子:「約束、約束、約束。まだ現実を理解していないと?」
夜叉童子:「何度でも言ってあげます」
夜叉童子:「谷神天音は、もう二度と!絶望の淵から戻ってはこないと!」
夜叉童子:「あの子に現実を見せてあげましたからね。親を殺し、祖父を殺した瞬間を!」
夜叉童子:「生きる気力など――――暗い沼の奥深くに沈んで、それきりですよ!」
水波賢哉:「本当にそうかな?もし、その言葉が本当なら、自分に言い聞かせることはないんじゃないか?」
夜叉童子:「……なんですって?」
水波賢哉:「不安だから、お前は、もう戻ってはこれないと口にする」
水波賢哉:「自分を安心させるために。本当に勝利を確信していれば、もっと余裕になるもんだぜ」
夜叉童子:「……黙りなさい!」 はじめて表情が崩れる。
夜叉童子:君に向かって斬りかかります。一直線に突撃する。
水波賢哉:「さぁ、その心の殻こそを剥いてゆこうか」
水波賢哉:7d10+13
DoubleCross : (7D10+13) → 39[1,3,9,6,10,4,6]+13 → 52

夜叉童子:鬼のスピードと、力!普通ならば受け流すことなどかなわない……!
夜叉童子:イージス!軽減!
夜叉童子:52-3d10
DoubleCross : (52-3D10) → 52-19[7,6,6] → 33

谷神錬磨:ヒット!
夜叉童子:ううーっ、支援さえなければ……!
水波賢哉:揺らいでいた切先が眼前の敵に突きつけられ止まる。狙う先を選定し、その場で踏み込み一直線に突き込む。
水波賢哉:流麗と表現する他ない刺突は速さもタイミングも姿勢も完璧だった。・・・刃が相手に届かぬ位置で繰り出されていなければ、だが。
水波賢哉:むしろ、滑稽にも映る技巧の極致。しかし、繰り出された一撃は愚剣ではなく、やはり完璧な一撃だった。
夜叉童子:「血迷ったか―――!」
水波賢哉:会心の笑みを浮かべ繰り出された突きと同時に、刀身に仕込まれた形状記憶超鋼の芯が伸び疾り刃が蛇腹へと分断されていく、刺突剣は瞬時に間合いを伸ばし狙いをたがわず選定箇所を貫いた。
夜叉童子:「がッ!」
谷神錬磨:「ああ。夜叉童子の防御を貫くには、そうだな……。点の動きが最善か……」
水波賢哉:「天音ちゃん。戻っておいで。兄貴が待ってる」
夜叉童子:「――――」
夜叉童子:《魔獣の証》で復活します。
GM:水波くんの言葉で、濃密なワーディングが薄れていく。
谷神天音:「――――水波くん、さん」
谷神天音:「佑ちゃん。望くん」
谷神天音:「にい様……」
谷神錬磨:「天音」
谷神天音:「にい様……」
谷神錬磨:「そこを動くな。すぐに行く」
谷神天音:「―――――――い」 小声で何かつぶやく。
谷神天音:「もう、いい」
谷神天音:「もう、嫌――――――!」
夜叉童子:Dロイス"神格"。山の広場を半壊させます。
谷神錬磨:「天音」
GM:鬼の気が吹き荒れ、ワーディングの“圧”だけで木々がへし折れ、君たちすら吹き飛ばそうとする!
谷神錬磨:「天音……!」
谷神天音:「いや!もう、いや!いや!いや!」
谷神天音:「とう様も……かあ様も……じじ様も!みんな、みんな、みんなあたしが!」
谷神天音:「…………あたし、が…………!」
谷神天音:「もう、いや。帰りたくない。鬼なら……あたしが鬼なら……にい様!」
谷神天音:「倒して、ください!いま、すぐ!!」
谷神錬磨:「天音」 「俺は人の話を聞かない人間だ」 「でも、お前の話はもっと聞きたい。それでいい。絶望でも怒りでもいい。もっと聞かせてくれ。俺も……」
谷神錬磨:「色々、伝えたいことがある。一度だけでいい。もう一度。だから、そこを動くな」
谷神錬磨:「いま、行く」
谷神天音:「ううっ……うううううーっ!」 吹き荒れる嵐の中で、ぼろぼろと涙をこぼす。返事は無い。
谷神錬磨:「いま、行く!」
谷神天音:「うああああーっ!」
GM:――クリンナップ!といっても、クリンナップエフェクトは誰もないはず。敵もありません。

ROUND-02

GM:2ラウンド目。セットアップ。
朝比奈 望:なし!
谷神天音:《蹂躙する蹄》《進化の末脚》《進化の大爪》。行動値+9、攻撃力をマシマシ。
谷神天音:更に身体が鬼に近づく。もう、猶予がない。
谷神錬磨:なし!
水波賢哉:なし!
名塚佑:なし!
陰陽鬼:Eロイスを使用します。“予告された終焉”。
陰陽鬼:解除条件は、このラウンドのクリンナップまでに谷神天音を倒す事。
陰陽鬼:倒せなかった場合――
名塚佑:こ、これはヤバイ!
GM:天音の自我が完全消滅。死亡します。そして完全に夜叉童子が復活し、クリンナップでPC達が一度戦闘不能に。
谷神錬磨:やるしかねぇーーーっ!
水波賢哉:やってやるさ!
陰陽鬼:「――もうダメだな、あれは。お前らもよく頑張ったが」
陰陽鬼:「もう天音に生きる気力はない。予告するぜ」
陰陽鬼:「天音は死んで、夜叉童子が生まれる」
陰陽鬼:「だから言ったのさ。殺すのは、この陰陽鬼に任せればよかったものを」
GM:鬼のワーディングが渦巻き、半壊した山の演習場はまさに修羅場。
GM:君たちには分かる。陰陽鬼の言葉は、嘘ではない――天音を助けるのは、容易ならざる事だ。
谷神錬磨:「お前は天音ではないし、夜叉童子でもなく、ましてや全知全能の唯一者でもない。この現実を直視しろ……」
谷神錬磨:「諦めていない者がいる。これが現実だ」
谷神錬磨:小太刀を構える。人の話を聞かない目だ。
谷神錬磨:夜叉童子にロイス。 執着/同情〇。以上です。
陰陽鬼:「――オレだって諦めん」
陰陽鬼:「生き残るのは、オレだ!ツキガミのように――滅びてたまるか!」
陰陽鬼:「お前らを倒し!夜叉童子を蘇らせ!陰陽鬼として、生き延びてやる!」
谷神錬磨:間違えた、陰陽鬼にロイスでした。
GM:おおっ、取ってくれた。鳩じゃないです。
谷神錬磨:鬼だ!

セッション三日目

どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「名塚佑」がログインしました。
どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「中村」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
GM:点呼開始!
水波賢哉:準備完了!(1/4)
朝比奈 望:準備完了!(2/4)
谷神錬磨:準備完了!(3/4)
名塚佑:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!


GM:では再開しましょう。クライマックス戦闘2ラウンド目、セットアップ終了から。
GM:ということで、イニシアチブ!
[12]朝比奈望
[12]“夜叉童子”谷神天音
[09]“陰陽鬼”
[06]水波賢哉
[05]谷神錬磨
[04]名塚佑
谷神天音:《加速する刻》。当然、動きます。
GM:最速手番は夜叉童子=谷神天音。
谷神錬磨:ひええ
名塚佑:速すぎるぜ!
谷神天音:マイナーで《幻想の獣王》《千変の刃》。攻撃力を更にアップ。
谷神天音:そのかわり、マイナーで《幻想の獣王》を解除するまでリアクション不能です。
谷神天音:で、メジャー。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《爪剣》《螺旋撃》《異形の祭典》《吹き飛ばし》。対象はPC全員です。
谷神天音:ドッジC値を+1、ドッジダイスを-1。当たると二人セットで4m吹き飛ばし。
谷神天音:20dx7+4
DoubleCross : (20R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,3,5,6,8,8,8]+6[3,3,6]+4 → 30

GM:ううっ!回らない……!
谷神錬磨:ドッジのC値が11になってるので、ガードしかできない……ガード!
朝比奈 望:異形か…!強い…!
朝比奈 望:意味はないけどガード
名塚佑:ドッジも無理か……
名塚佑:でも回避はしてみよう。抗うだけでも……
名塚佑:1dx11+1
DoubleCross : (1R10+1[11]) → 2[2]+1 → 3

朝比奈 望:いや、ドッジ
GM:偉い!
谷神錬磨:抗う姿……
朝比奈 望:7dx11+1
DoubleCross : (7R10+1[11]) → 9[1,3,4,5,7,9,9]+1 → 10

谷神錬磨:諦めてガードします。
水波賢哉:陰陽鬼の硬直を谷神君が喰らうと厄介ですので《マグネットフォース》谷神君。
名塚佑:ありがとう!
谷神錬磨:すまねえ!
GM:うおお、まだ庇うのか……!
水波賢哉:102→104
GM:ではダメージ。なお、せっかくなので
GM:かばった水波くんは一緒に吹っ飛ぶ人を決めても良いです。
GM:特になければランダムで決定しましょう
名塚佑:私は侵蝕がそんなでもない!
名塚佑:望はまだ上がるはずだ……アタッカーだから!
水波賢哉:自分の分は回避しておきましょう。悔しいので《切り払い》104→105
水波賢哉:7dx+24
DoubleCross : (7R10+24[10]) → 10[2,4,6,9,9,10,10]+6[4,6]+24 → 40

GM:ほ、ほえええ
朝比奈 望:クリティカルはしないけど回避だね!
名塚佑:ヤベェー!
水波賢哉:螺旋撃ですから11でしたね。それでも34
GM:クリティカル無しでも回避できてるw
名塚佑:超性能エージェント
谷神錬磨:さすがぜ
水波賢哉:じゃあ朝比奈君と共に吹き飛びましょう。
水波賢哉:攻撃が重いからね。次来たら庇うよ。
谷神天音:「うううう! うう゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっ!」
谷神天音:鬼の血に呑まれ、半ば暴走状態になりながらの攻撃。速度も、力も、これまでとは桁違い。
谷神錬磨:「……まずい、な」
谷神天音:地面ごとひっくり返すような一撃です。余波だけで吹き飛ばされる――いわんや、直撃となれば!
谷神天音:8d10+65
DoubleCross : (8D10+65) → 32[1,7,6,2,1,2,10,3]+65 → 97

水波賢哉:「攻撃規模が特殊だ。重力ルートの隙間をかいくぐってくる!?みんな、すまん。耐えろ」
GM:装甲ガードは有効。朝比奈&水波を右に4m、谷神&名塚を左に4m吹き飛ばします。
水波賢哉:谷神君は攻撃を喰らわないので吹き飛ばされないハズ
GM:あ!そうか!
谷神錬磨:ですね。カバってもらいました
       “夜叉童子”
名塚 4m    錬磨   4m 朝比奈・水波

        10m

       “陰陽鬼”
名塚佑:地面に倒れた名塚佑も、抉られた地面ごと吹き飛ばされ、血まみれで転がります。
朝比奈 望:「わかった。耐える…!」
名塚佑:「……」ダン!
GM:OKです。谷神くんだけが天音の至近距離にとどまる。
水波賢哉:言いながら谷神君の前に磁力反発加速で前に出る。
谷神錬磨:「……助けられたな」
水波賢哉:「お互い様。って言っておくさ。お前が動けなきゃ締まらないしね。ほら、助けてやれよ」
谷神錬磨:「……感謝する……!」 小太刀を構えなおす。
水波賢哉:直撃を喰らい立ち上がりながら、軽口を叩く。息も絶え、血がごぽりと溢れる。
水波賢哉:おっと、谷神君のロイス切って復活しておきます。
朝比奈 望:痛いのは一瞬だ。天音ちゃんは、こんな痛みよりもつらいものにずっと耐えている。
朝比奈 望:このぐらいで、折られて、たまるものか。
朝比奈 望:血まみれになり、吹き飛ばされながら、それでも立ち上がるよ!
名塚佑:先程の一撃を受けて倒れていた分、攻撃対象として見られなかっただけだ。
名塚佑:今のロイスは、切りたくない……。最後の切り札として、夜叉童子に取ります。
名塚佑:禁忌/夜叉童子/義務感/憎悪:○/タイタス
名塚佑:(【ただ死ぬだけ。わたしでは夜叉童子の戦力に勝てない。そのまま、事実だけを】)
名塚佑:(【けれど、望みは叶——……】)
名塚佑:ぶっ倒れたままだがタイタス復活はしている!脳の一部だけが稼働を続けています。
谷神天音:「いやだ……いやだ……もう、いや……!」
谷神天音:「あたし……あたし、どこに帰ればいいの……」
谷神天音:「うあああーっ!」
朝比奈 望:陰陽鬼のロイスを斬って復活!
GM:では次!朝比奈くんの手番!
朝比奈 望:マイナーなし
朝比奈 望:メジャーでメジャーでコンセ+滅びの一矢+炎の刃+アマテラス
朝比奈 望:20dx7+10
DoubleCross : (20R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,10]+10[1,4,5,5,7,8,10]+10[2,6,7]+5[5]+10 → 45

GM:グエーッ!高い!
谷神錬磨:いったぁーっ!
谷神天音:《幻想の獣王》でリアクション不可。ダメージをどうぞ。
朝比奈 望:5d10+44
DoubleCross : (5D10+44) → 28[6,10,1,6,5]+44 → 72

GM:ううっ、高い……!
名塚佑:ブチ殺せーッ!
名塚佑:あっ、戦乙女の+5入ってます?
朝比奈 望:入ってます!
名塚佑:よっしゃー!
谷神天音:一度きりの切り札を使います。――《不死なる獣》。ダメージを軽減。
谷神天音:72-5d10
DoubleCross : (72-5D10) → 72-44[10,9,5,10,10] → 28

朝比奈 望:は?
名塚佑:何ィ~~ッ!!
GM:装甲もガード値もありませんが、めちゃくちゃ軽減して……なんだこのダイス……28点。
GM:ギリギリで生存しています。
谷神錬磨:なんだと……
名塚佑:信じがたいダイス目!GM特異点!
名塚佑:敵も味方もダイス目がインフレしすぎだぜ!
谷神錬磨:気合で当てるしかない……!
水波賢哉:お兄ちゃん頑張れ!
朝比奈 望:「天音ちゃん」
谷神錬磨:いや、当たるには当たる。ダメージ量あるのみ……!
谷神天音:「うう……ううう……!」
朝比奈 望:「苦しいよね。辛いよね…」
朝比奈 望:「だけど、天音ちゃんは。"谷神"の一族で。」
朝比奈 望:「錬ちゃんの妹なんだ。」
朝比奈 望:「だから、闘って。負けないで!天音ちゃんなら、できるから!」
朝比奈 望:自分でもひどいことをいっていると思う。けど、もうそれぐらいしか言えることがない。
谷神天音:「うう……うるさい、うるさい!うるさい!うるさい!」
谷神天音:「戦えなかった……!あたし、戦うことすらできないで……鬼に身体を乗っ取られて……!」
谷神天音:「それで、それで……!とう様……かあ様……じじ様……!」
谷神天音:「死んじゃえばいいんだ!」
谷神天音:「あたしなんて!死んじゃえば!!」
GM:その言葉に呼応して、鬼――夜叉童子の侵食が進む。妖気が更に満ちる。
朝比奈 望:「そんなこと、言わないでよ!」
朝比奈 望:助かってほしいと思っている相手に、こんなことをするのは矛盾しているとはわかっている。
朝比奈 望:それでも、矢を放つ。
朝比奈 望:天音ちゃんの中の鬼を穿ってくれると信じて、天音ちゃんの中の魔を祓ってくれると願って
朝比奈 望:矢が天音ちゃんの体を貫くと同時に、
朝比奈 望:天音ちゃんの体が炎に包まれたりするよ!
朝比奈 望:肉の焼ける臭いが鼻につく。ごめんなさい。何度も心の中で唱える。
谷神天音:「―――う」
谷神天音:「ああああッ!」 その姿が、突如消える。
GM:陰陽鬼が使ったのと同じ谷神の奥義“透過”。 ――しかし。
GM:天音はこの奥義を使うほどの経験など積んでいない。自暴自棄になり、鬼に身を任せて奥義を“模倣”している!
朝比奈 望:「……僕たちも、いるから。」
谷神天音:「はァーッ!はーっ……ううう、うううっ!」
谷神錬磨:「……これも強さの一つか……」
GM:侵食は更に進む。天音の自我はもう一分と保たないでしょう。
朝比奈 望:「天音ちゃんが、一人で錬ちゃんみたいに戦えないっていうなら、僕たちだっているから。」
朝比奈 望:「頼ってよ。お願いだから!」
朝比奈 望:「一人で、諦めないでよ」
夜叉童子:『―――むだ』
夜叉童子:『です、よ。――――助けようとすればするほど』 天音の口から、同じ音で、違う声。
夜叉童子:『手――を、差し伸べようとすれば、するほど――――“自分にそんな価値はない”と苦痛を抱くものです』
夜叉童子:『救おうとする言葉ひとつひとつが、逆に傷つける刃になる! ふ、ふふふふ……!』
朝比奈 望:自分の魂を絞り出すように声を上げる。それが届かないかもしれなくても。
夜叉童子:『はははは……!あははははは……!』
朝比奈 望:「でも、僕は、それしかできないから。」
朝比奈 望:「何度でも、言うよ。一人ぼっちが、寂しくないわけがないんだから」
朝比奈 望:夜叉童子を真っ直ぐ見据えながら宣います。
朝比奈 望:そしてかかってこい陰陽鬼
GM:その前に、進化の末足で行動値が上がった夜叉童子の手番だったりする!
朝比奈 望:あ、ホンマや!鬼!!
夜叉童子:『あなたがどう言おうと――この子の心は既に定まっている』
夜叉童子:『あなた達が――殺してくれないのなら――!』
谷神天音:「――殺してくれないなら――こっちから!いきます!」
谷神天音:行動します。《コンセントレント:エグザイル》《オールレンジ》《爪剣》《血に飢えた跳躍》《吹き飛ばし》。
谷神天音:対象は谷神君。当たれば4m後方へ吹き飛ばします。
谷神錬磨:ケヒィーッ!
谷神錬磨:受けて立つぜ!
谷神天音:20dx7+4 ドッジダイスは-1!
DoubleCross : (20R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,6,6,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,7,9,10]+10[6,9,10]+10[5,8]+6[6]+4 → 50

GM:や、やっと回ったぞ……!どずあ!
水波賢哉:さすがにそれは助けられん。
谷神錬磨:避けてみよう……それっきゃない
名塚佑:ぐうう……!せっかく《螺旋撃》が切れたのに……
谷神錬磨:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[1,2,4,6,6,8]+1 → 9

谷神錬磨:ダメなものはダメ!
GM:よし!
名塚佑:アカン!
谷神天音:8d10+65 もろもろ有効。
DoubleCross : (8D10+65) → 52[10,3,9,9,3,10,5,3]+65 → 117

谷神錬磨:耐えられるはずもなし!
名塚佑:めちゃくちゃな威力だぜ!
       “夜叉童子”
名塚 4m         4m 朝比奈・水波

        4m

        錬磨

        6m

       “陰陽鬼”
谷神天音:激情を叩きつけるような、真正面からの一撃。ただただ力だけが篭っている。
谷神錬磨:水波くんのロイスをタイタス化して、復活します。
谷神天音:「にい様…………あたし」
谷神天音:「どこで……どこでまちがったの?」
谷神錬磨:「……い、や」 受け止めて、跳ぶ。
谷神天音:「戻りたかった……家に、かえりたかった……!」
谷神錬磨:「何も。それでいい。少し待て……」
谷神錬磨:「……どうにかする」 破壊された内臓の治癒力を加速。肉体を修復する。
谷神天音:「……」 もう、言葉すら失いかけている。
GM:次の手番は陰陽鬼。懲りずに水波くんを狙っている。
陰陽鬼:行動します。マイナーで《炎の加護》。
陰陽鬼:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《フレイムタン》。死神の精度が抜けたものの、前回と同じコンボで水波くんを狙う!
陰陽鬼:実は前回炎の加護のダイスを忘れていたので、改めて載せます。
陰陽鬼:16dx7+5
DoubleCross : (16R10+5[7]) → 10[1,2,4,4,4,5,5,7,8,9,9,10,10,10,10,10]+10[2,4,5,5,6,6,8,9,9]+10[4,5,8]+5[5]+5 → 40

GM:い、いけるか……!
水波賢哉:「いいんじゃない。脇同士、向こうの邪魔せずにじゃれ合おうか」
陰陽鬼:「ふ。ふふふふ」
陰陽鬼:「お笑い草だよな。信仰の途絶えたツキガミを捨て、“陰陽鬼”として生きようとしたが――」
陰陽鬼:「結局のところ。戦う相手がいなければ、陰陽鬼としての存在も確立できねえ」
陰陽鬼:「夜叉童子と戦うために夜叉童子を守る!こんな笑える話が――――あるか!」
水波賢哉:《リフレックス》《切り払い》
水波賢哉:7dx+24
DoubleCross : (7R10+24[10]) → 10[2,3,4,5,5,6,10]+10[10]+4[4]+24 → 48

GM:チックショーー!エリートに、勝てない!
水波賢哉:「まったく笑えないね。世界の秩序を護るためにエージェントになったって言うのにさ」
陰陽鬼:炎の鞭が形状を変える。燃え盛る蛇腹剣に。
陰陽鬼:君の剣と同じような軌道を描き、木々を焦がしながら襲いかかる。
水波賢哉:「結局のところ。戦う相手がいなければ、僕も自分の意味を見出せない」
水波賢哉:「自分の技を振るう為に、日常を侵す敵を待つ。こんなに笑えない話がある?」
陰陽鬼:「ハハハハハ!守護者とは結局、そういうもんだ!」
陰陽鬼:「敵は、ここにいるぞ――エージェント!」 心臓めがけて蛇腹剣が伸びる。
GM:もちろん、水波くんの回避は成功。こっちの攻撃は失敗です。
水波賢哉:炎の鞭と白銀の鞭が絡み合う。その猛炎の出所を切先で払い、回し、叩き、落とす。
水波賢哉:「これで速さも強さも重さも零に堕ちた。僕の勝ちだ」
水波賢哉:「古き神様。お前の待ち望んだ、強者の代わりくらいはやってやる」
陰陽鬼:「この一太刀はオレの負けだ。それでも……言わせてもらう」
陰陽鬼:「――楽しいなあ!戦うのは!」
GM:行動値6、水波くんの手番。
水波賢哉:陰陽鬼にロイス取ります 親近感○/不快感
GM:親近感!
水波賢哉:では、マイナーの前にオートで武器の射程を延ばす。鞭モード。
水波賢哉:攻撃先は夜叉童子 陰陽鬼の相手をしたいがこのラウンド縛りがあるからな。
谷神錬磨:頼む~っ!
水波賢哉:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 9[2,2,5,6,7,9]+24 → 33

GM:左様でございます。君たちは陰陽鬼に構っている暇は、ない!
朝比奈 望:やっちめえ!
谷神天音:当然リアクション不可。もう《不死なる獣》もありません。
GM:ダメージをどうぞ!
水波賢哉:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 23[4,4,6,9]+8 → 31

谷神錬磨:ナイスな出目!
名塚佑:今なら無料で31点
名塚佑:携帯電話会社のキャンペーンみたいだ
谷神天音:さすがに、無理!さっき28点も食らってるんだから!
谷神天音:倒れます。
水波賢哉:「厳しい事を言うと、泣き喚いても現実は変わらない」
水波賢哉:「君の犯した罪も、君が泣いてる事実も、君の為に修羅もかくやと戦う兄貴の姿も」
水波賢哉:「君は泣くだけで終わるのか?だとしたら、君はなんて弱い。そんな奴に兄貴が命を賭けるのは、どうだろうね」
谷神天音:「……!」
谷神天音:「じゃあ、じゃあ……!じゃあ、どうすればいいの!」
夜叉童子:『はははは!とうとう説得を諦めましたか?』
夜叉童子:『その現実が辛いからこそ、こうして彼女は苛まれているというのに!』
谷神天音:「みんなしんじゃって!あたしが殺して!あたしの中には、鬼がいて!」
谷神天音:「どうすれば!どうすれば!」
水波賢哉:「だから、死んで償う?笑わせないでくれ。なんで君の父さんは君をすぐに殺さなかった?」
谷神天音:「それ、は…………」
夜叉童子:『殺す機会を伺っていただけですよ。なにせ、忌子なのですから!』
水波賢哉:「話は簡単だ。誰にでもわかる。君を救う方法を残したのも君に生きてもらいたいからじゃないのか?」
谷神天音:「……っ……!」
水波賢哉:「後一つだけ付け加えるなら」
水波賢哉:「君はそこの自分だけは傷つかずに心の中に引き篭もってる鬼と、血まみれになって君の前に立つ兄貴の言葉」
水波賢哉:「どっちを信じる?」
夜叉童子:『……! 天音……!』
谷神天音:「あたし、は……」 動きが止まる。
谷神錬磨:「やめろ水波」 「……照れる」
水波賢哉:言葉を乗せながら同速で、白銀の細身の西洋剣で心臓の少し上、内臓を避けて血管の隙間を正確に突き通す。
谷神天音:そのまま喰らいます。そして、倒れる。
谷神天音:……そして《蘇生復活》。HP1で起き上がる。
谷神天音:「あたし、は………………」
夜叉童子:『天音』
谷神天音:「あたしは……!
夜叉童子:『天音……!』
谷神天音:「にい様を! 信じます!」
谷神天音:立ち上がる。
水波賢哉:「照れくさい事言ったの僕だってーの。後は、兄妹の問題だからな」だから決めろ。とまでは言わない。
谷神天音:「にい様!」
谷神錬磨:「……ああ」
谷神天音:「もう、あたしは鬼に負けません!身体を取られそうだけど、勝ってみせます!」
谷神天音:「だから、もういちど」
谷神天音:「組手!おねがいします!」 一礼する。
夜叉童子:『莫迦な……!こんな……!』
谷神錬磨:「……何度でも、相手をしよう」
GM:夜叉童子が天音のうちに引っ込むのが分かる。おそらく、錬磨君。君にとってはこれが最後の勝負。
GM:危うい境界線に立つ妹を、こちら側に引き戻せるか否か――最後の手合わせ。
GM:行動値5。錬磨君の手番。
谷神錬磨:(やるか……)
谷神錬磨:マイナーでまずは夜叉童子兼天音に接敵。
       “夜叉童子”
名塚 4m    錬磨   4m 朝比奈・水波

        10m

       “陰陽鬼”
谷神天音:いつもの組手のように、小太刀を構えて向かい合う。
谷神錬磨:メジャーでコンセ+オールレンジ+爪剣。これしかない!
谷神錬磨:対象は夜叉童子兼天音。アタックします。
GM:どうぞ!
谷神錬磨:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,6,8,8,8,8,9]+10[2,4,7,8,9]+5[4,5,5]+1 → 26

谷神錬磨:低めだが、当たってくれ~っ
名塚佑:低い!
名塚佑:でも敵はリアクション不可ウィ……?
谷神天音:しかし、《幻想の獣王》が続いている限りリアクションができない……!
谷神錬磨:よ、よかった。それがあって・・・。
GM:リア不です。ダメージをどうぞ。
谷神錬磨:3d10+17
DoubleCross : (3D10+17) → 20[5,8,7]+17 → 37

谷神錬磨:もろもろ有効。
GM:HP1で装甲ガードもないので、どうしようもなし。
GM:“夜叉童子”谷神天音、戦闘不能です。同時にEロイス“予告された終焉”も解除。
GM:これで天音が戦闘後も生きていれば。自我が残っていれば。
GM:君たちは夜叉童子を調伏することに成功したことになる――!
谷神錬磨:旋回しながら、すれ違いざまに、一瞬。触れたと思った時には、天音の体を投げ飛ばし、地面にたたきつけました。強かに。
谷神天音:「か――はッ」 呼吸が乱れる。
谷神天音:「にい様……」 片手で、兄の頬に手を伸ばす。
谷神錬磨:「……威が外れた。俺も未熟……か。天音」 天音の手を掴む。その顔を見る。
谷神錬磨:「正直なところ、少し悩んだ」 「俺はお前のことが好きだから、助かってほしい。だが、お前はそれほどには俺のことを好きではないかもしれない」
谷神天音:「……!」
谷神天音:その言葉を聞いて、ぼろぼろと涙が溢れる。
谷神天音:「あたしは……あたしは」
谷神天音:「にい様のこと、世界で一番、だいすきです……!」
谷神天音:「だから……あたしが、皆を殺したってわかったら……にい様に嫌われるって……」
谷神天音:「帰る場所が、なくなっちゃうって……」
谷神錬磨:「……そうか」 「そう言ってもらえると、俺は助かる。……しかし、照れるな」 錬磨が少し笑う。一日に二度も笑うのはめったにあることではない。
谷神錬磨:「不要な心配だ。……お前がいなくなると、俺も帰る場所がなくなる……」
谷神錬磨:「たった一人の家族だからだ。それは困る。……だから、助けてほしい」
谷神錬磨:「帰ってきてくれ」
谷神天音:「…………にい様。あたし」
谷神天音:「にい様のところに帰っても、いいですか?」
谷神錬磨:「うん」 あまりにも軽くうなずく。 「そうしてくれると、俺はとても嬉しい」
谷神天音:「…………。」 小さく、でも確かに頷く。
GM:天音は気絶します。鬼にずっと乗っ取られていた以上――消耗も激しい。あとは体力と気力次第でしょう。
GM:そして、すぐに手当をするわけにもいかない。
GM:まだ一人。敵が残っている――!
谷神錬磨:「……」 浸食率121→128
陰陽鬼:「――ははははは」
陰陽鬼:「オレはもう、夜叉童子を倒せない。陰陽鬼として生きる目は――なくなったな。ふふふふ」 嬉しそうに笑う。
陰陽鬼:「だが、構わねえ!」
陰陽鬼:「お前らが夜叉童子を倒す程の猛者なら――お前らを倒して――」
陰陽鬼:「荒神・陰陽鬼として! 世に名を残そう!」
GM:行動値4。佑ちゃんの手番です。
名塚佑:今こそマジカル☆ボルトアクションライフルが火を噴く!
名塚佑:マイナーで起動。達成値を+5します。
GM:マジカルライフル!とうとう出てきた!
名塚佑:《腐食の指先》!対象は陰陽鬼です。
名塚佑:1dx+5 史上最も舐めくさった射撃攻撃を受けるがいい
DoubleCross : (1R10+5[10]) → 7[7]+5 → 12

GM:よえええーっ!
名塚佑:《夢の雫》。達成値を+18。達成値は30です。
名塚佑:名塚佑の侵蝕を+5した (侵蝕:108->113)
陰陽鬼:これは、避けられるんじゃないか……
陰陽鬼:あっだめだこれ
朝比奈 望:ひえーーーー!!
陰陽鬼:30は無理!ミドルと同様《スプリングシールド》でガードします。
GM:ダメージをどうぞ!
谷神錬磨:邪悪なソラリス毒!
名塚佑:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 15[5,7,1,2]+8 → 23

名塚佑:装甲は-15です。
陰陽鬼:ヒエーッ!
GM:スプリングシールドもあるので流石に死にません。が、
GM:ダメージは普通に入る!辛い!
GM:腐食の指先、シーン間ずっと装甲マイナスか……つらい……
名塚佑:陰陽鬼が攻撃に動こうとした瞬間、
名塚佑:バキン!
名塚佑:横合いから頸動脈が撃ち抜かれます。
陰陽鬼:「……!」 致命傷にはならない。傷は、塞がる――。
陰陽鬼:ただし、遅い。明らかにここまでで消耗しすぎています。
名塚佑:だが、意識の隙を突いた。今まで倒れていたはずの人間だからだ。だから当てられた。
名塚佑:リボルバー式の拳銃を持っています。ニューナンブM60。
陰陽鬼:「……何のつもりだ、小娘」 佑ちゃんを睨む。
陰陽鬼:「そんなチャチなオモチャで……横槍を」
名塚佑:「……終わりだ。陰陽鬼」
名塚佑:「君の願いは叶った」
名塚佑:「対等な者と戦いたい。それが望みだったのなら」
名塚佑:「多くの対価は支払われて、成就したことだ。……それ以上を望むことは、ダメだ」
名塚佑:言葉ははっきりしている。夜叉童子の攻撃を二撃受けて、今は生命そのものを騙している。
陰陽鬼:「いいや。オレの望みは叶ってねえ……」
陰陽鬼:「オレの望みは、生きる事。生きる事とは、戦い、あがき、もがくこと」
陰陽鬼:「最後の最後まで!決着がつくまで!オレは、生きる!」
名塚佑:「叶わない、望みを」血痰を吐く。
名塚佑:「いくら……願ったとしても」
名塚佑:「君自身が。叶え、ない」リボルバーを取り落とす。
陰陽鬼:「かはッ」 片膝をつく。もう長くはない――満身創痍。

ROUND-03

GM:クリンナップはスキップしましょう。おそらく最後のラウンド、3ラウンド目。
GM:セットアップ。
名塚佑:なし!
陰陽鬼:《アクセル》。行動値を+4。
陰陽鬼:自分の!
水波賢哉:なしだ
朝比奈 望:ないよ!
谷神錬磨:なし!
GM:知ってた!
GM:ではイニシアチブ。最速は13の陰陽鬼。
名塚 4m    錬磨   4m 朝比奈・水波

        10m

       “陰陽鬼”
陰陽鬼:マイナーで《毒の刃》《苦痛の矢》。射撃武器を作成。
陰陽鬼:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《うごめく弾丸》《痛みの水》《踊る髪》!対象は、朝比奈くん!
朝比奈 望:ぎゃー!
陰陽鬼:あ、いや待てよ。
陰陽鬼:すみません。対象を変更します。
陰陽鬼:対象は水波くん!
陰陽鬼:当たると硬直、重圧、放心です。
水波賢哉:来い!
陰陽鬼:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[1,3,4,5,5,5,7,8,8,8,9,10]+10[1,1,2,3,8,10]+2[1,2]+5 → 27

名塚佑:当たれば硬直、重圧、放心!
水波賢哉:《リフレックス》《切り払い》108→111 僕の!全力で!回避してやる!
陰陽鬼:《盲目の羊》。ドッジダイスを-5。
陰陽鬼:「毒は、効くと――教えてもらった!」
水波賢哉:2dx7+24
DoubleCross : (2R10+24[7]) → 6[2,6]+24 → 30

陰陽鬼:破裂音と共に周囲が白煙で満たされる。 ――――煙玉!
GM:ちっくしょー!!
GM:攻撃は、外れる!
陰陽鬼:「仲良くしようとか言っていたな。弓使い!」 煙の向こうから声。
陰陽鬼:「オマエの友がこうして攻撃されて――それでもなお、同じ事が、言えるかッ!」
陰陽鬼:無数の毒針が飛来する。朝比奈くんの隣に立つ、水波君に向けて!
朝比奈 望:「……!」
水波賢哉:眼を瞑る。風を切る音、焔の粉が散る音。攻撃の数と軌跡を蝙蝠よりも鋭敏な耳で想定する。
水波賢哉:切先を正面に向ける。飛来する針を打ち払う。針は見えない壁に留められたように弾かれる。
陰陽鬼:「……チッ」
陰陽鬼:「届かねえ、か……」
水波賢哉:「なんでもありな相手は強い。毒が効くなんて、愚痴一つこぼすんじゃなかった」
GM:行動値12。朝比奈くんの手番です。
陰陽鬼:「それで俺の攻撃をことごとく撃ち落とすんだからな……大したものだ」
陰陽鬼:「オマエは、どうだ。こいつと違ってまだ甘いことを言うのか」 望くんに視線を向ける。
水波賢哉:「ここ今まで何もいなかったからね。目瞑って、剣振るうのもやった。役に立って嬉しいよ、まったく」
水波賢哉:(少し残念だな。僕個人の戦いじゃないのが…本当に)
朝比奈 望:目を背けそうになる。同時にそれをしてはいけないという気持ちも生まれる。
朝比奈 望:「甘いの、かな。」
陰陽鬼:「甘い。オマエは……」
陰陽鬼:「優しすぎる」
朝比奈 望:「でも、陰陽鬼さんだって。」
朝比奈 望:「"赤"ちゃんだって、コヨミちゃんじゃないか」
陰陽鬼:「……」
陰陽鬼:「そのコヨミは……ツキガミは」
陰陽鬼:「近い将来。どうあっても滅ぶ運命にある」
陰陽鬼:「信仰が蘇ろうが、どうなろうがな」
朝比奈 望:「信仰が…?どういうこと!?」
陰陽鬼:「ハッ。知るかよ、本人に聞け!」
陰陽鬼:「いま大切なのは。甘さや、優しさだけでは超えられない壁もあるってことだ!」
陰陽鬼:「オマエはどうだッ!弓使い!」
陰陽鬼:「その甘っちょろい優しさで、オレを倒せるのかッ!」
朝比奈 望:「………!」
朝比奈 望:弓を構える。弦を、引き絞る。
朝比奈 望:倒す。陰陽鬼を。"赤"を、殺す。
朝比奈 望:そうすれば、コヨミちゃんはまた一つ力を取り戻せる。
朝比奈 望:"赤"を犠牲にすれば。"赤"は、いきなり僕を襲ってきた。あの猫も。もしかしたら死んじゃうかもしれなかった。
朝比奈 望:今も、こうして僕たちと戦ってる。何度も、何度も、賢ちゃんが守ってくれてなかったら。僕なんかとっくに死んでいる・
朝比奈 望:だから、倒してもいい。倒すべきだ。倒さないと。
朝比奈 望:狙いをつける。
朝比奈 望:呼吸が、乱れる。当たる気がしない。当てられる気がしない。
陰陽鬼:「やれるのか」
朝比奈 望:倒さなければいけない。
陰陽鬼:「その乱れた心で。倒せるか!」
朝比奈 望:「ねえ、それだけなの…!」
朝比奈 望:そう、思うことは、できるのに。
朝比奈 望:「強いとか、弱いとか。」
朝比奈 望:「戦うとか、倒すとか、それだけしかないの!」
陰陽鬼:「なんだと……?」
朝比奈 望:そう思い切ろうとしても、体が言うことを聞かない。"赤"を、必死に生きようとしている"コヨミ"ちゃんを
朝比奈 望:穿つことが、どうしてもできない。
朝比奈 望:構えを解く。
陰陽鬼:「!」
朝比奈 望:手から力が抜ける。弓が地面に落ちる。
陰陽鬼:「何のつもりだオマエ……何のつもりだ」
陰陽鬼:「何の!つもりだ!」
朝比奈 望:弱い。何もできない。力があっても、それを奮う覚悟もない。
朝比奈 望:自分がいやに、なる。生き返らせてもらって。この町を守ろうと決意したはずなのに。
朝比奈 望:「撃てないよ…。もう天音ちゃんは助かったのに」
朝比奈 望:「なんで、なんで戦わないのいけないのさ」
朝比奈 望:途切れ途切れに、涙を流しながら、声を洩らします。
水波賢哉:朝比奈君の肩を開いた片手でポンポンと優しく叩く。
朝比奈 望:「なんで、"コヨミ"ちゃんと、戦わないと、いけないのさ」
朝比奈 望:行動放棄!
朝比奈 望:「ごめん…賢ちゃん…ごめん…」
朝比奈 望:顔を向けることもできず。うつむいたまま、水波くんに謝るよ
水波賢哉:「何?なんか謝ることしてんの?お前」
水波賢哉:「僕がお前に戦いを強制したか?してないだろ?天音ちゃんを助けられたんだ。お前はちゃんと自分のやることやったじゃん」
朝比奈 望:「だって、僕は…!」
水波賢哉:「それがお前の味だろ。言ったと思うぜ。僕はお前のそうゆう綺麗事とか好きだって」
朝比奈 望:「戦わないと、いけないのに。そのために、コヨミちゃんは…!」
朝比奈 望:「それなのに」
水波賢哉:「自分の取った行動に胸張れよな。お前、嫌なんだろ。撃ちたくないし、陰陽鬼が敵にも思えないんだろ」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:顔を向けないまま、その言葉に、二度、三度、頷く
水波賢哉:「だったら、それでいいんじゃん。戦わなきゃいけないから戦います、なんてさ。お前の心が死んじゃうよ」
GM:では、朝比奈くんは待機として……行動値6。水波くんの手番です。
朝比奈 望:優しさが心にしみる。同時に自分の汚さがいやになる。
陰陽鬼:「オマエも」
陰陽鬼:「そこで泣いてるやつと同じように、戦う理由が必要か?鉄壁剣士」
朝比奈 望:僕は今、逃げただけだ。自分のするべきことを。賢ちゃんに押し付けただけだ。
水波賢哉:「陰陽鬼こいつをあんまり虐めてやるなよ。見てて心配になる奴だけどさ。僕の方がよほど危ういぜ」
水波賢哉:「打ち合って、斬り合って、その果てに命を燃やしたい奴もいる。それを汲むぜ。好きだろ?」
GM:実際のところ、ここで君たちを倒したとしても“陰陽鬼”としての存在承認は得られません。……目撃者がいない。
GM:生き延びる道があるとすれば、すぐに逃走して他の人に憑く事。
GM:だが、それだけ。それで手詰まり。夜叉童子が倒された時点で、陰陽鬼は詰んでいる――。
GM:だからこそ、逃げない。“赤”がコヨミのもとに戻る時は、すなわち命を燃やしつくした時!
陰陽鬼:「ああ。結局オレも、根っこのところは“赤”だ」
陰陽鬼:「逃げて余生を送るより。戦って、戦って!命を燃やすのさ!」
陰陽鬼:「――――来い!」
水波賢哉:「陰陽鬼。お前に送っておく言葉がある」
水波賢哉:「僕は、お前を、忘れない」
陰陽鬼:「………………」 返答がわりにニッと笑う。そして、跳ぶ。
陰陽鬼:振るうのは炎の蛇腹剣。三度、君と切り交えるつもりだ。
陰陽鬼:「オレもだ」
水波賢哉:オートで剣の形状を戻す。炎の蛇腹剣を掻い潜り陰陽鬼に向けてじぐざくに駆け、跳ぶ。エンゲージ
名塚 4m    錬磨   4m 朝比奈

        10m

        水波
       “陰陽鬼”
水波賢哉:攻撃
水波賢哉:7dx+24
DoubleCross : (7R10+24[10]) → 10[2,3,4,7,7,9,10]+1[1]+24 → 35

GM:支援とかは入りますか!
GM:東京chang!
名塚佑:いいや……
名塚佑:ここは、ゲーム的にもストーリー的にも
名塚佑:一騎打ちが最善!タイマンだ!
陰陽鬼:いいだろう……!ならば、《スプリングシールド》。ガードします。
陰陽鬼:東京ちゃんの攻撃で装甲は無し。残りHPとガード値がすべて。
GM:ダメージをどうぞ。
水波賢哉:Sロイスで陰陽鬼を指定して昇華してダメージバースト+5Dします。
GM:ウゲー!!
水波賢哉:9d10+8
DoubleCross : (9D10+8) → 53[10,7,2,4,10,3,9,6,2]+8 → 61

GM:だ、ダメだ……!4dダメージだけならギリギリ耐える目もあったのですが
GM:完全にダメ!切り札の透過も、アクアウィターエも、ミドルで切ってしまった!
GM:今度こそ“陰陽鬼”戦闘不能です。
水波賢哉:剣を回す。陰陽鬼の炎を刃に巻き込む、白銀の刃が炎の赤に染まる。炎剣と化した刃を心臓めがけて突き込む。
陰陽鬼:「――――ッ!」 回避しようとするも、一歩及ばず。
陰陽鬼:貫かれる。
朝比奈 望:水波くんの動きを視ている。
朝比奈 望:迷いのない、美麗とさえ感じる技。
陰陽鬼:「かはッ…………ははっ。ははははは」
水波賢哉:「僕の剣に威はない。お前を倒せる力を借りる必要があった」
水波賢哉:「その炎はお前の強さだよ。これで倒れるなら、自分を誇って良いって事だ」
陰陽鬼:「要らん気遣いを。どこから借りてこようが……オレを倒したのは、オマエの剣の力だ。おい」
陰陽鬼:「オマエ……オマエ」 赤い粒子に還元され、ゆっくりと消えていく。
陰陽鬼:「名前は?」
水波賢哉:「水波賢哉」
陰陽鬼:「………………決して忘れねえ」
陰陽鬼:消滅します。
水波賢哉:「僕もだ。僕の知る中で、二番目に良い女だったと思うよ」
GM:赤い粒子がコヨミの方へと飛んでいき、吸収される。
GM:力がひとつ、また戻った。
月代コヨミ:「……みんな、無事か!」
月代コヨミ:「天音は。天音は、どうなった……!」
GM:……というところで、先にバックトラックに入りましょうか。

バックトラック

谷神錬磨:バックトラック~!
朝比奈 望:いえっさ!
GM:天音ちゃんがどうなったかは、バックトラックのあとだ!誰か死ぬかもしれぬしな!
名塚佑:泥水をすすってでも生き残ってやる
谷神錬磨:Eロイス振りまくってやる
GM:ということで、今回使用されたEロイスは4つ。
GM
二重人格の“ファイトクラブ”。
天音を絶望させる為の“歪んだ囁き”。
鬼の強力な再生能力の一端、“修羅の世界”。
そして“予告された終焉”。

GM:振りたければ振って!
谷神錬磨:4個振る!
水波賢哉:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-24[6,10,1,7] → 87

名塚佑:振らねえーッ!
谷神錬磨:128-4d10
DoubleCross : (128-4D10) → 128-29[9,8,4,8] → 99

水波賢哉:一倍
GM:出目がよすぎるw
名塚佑:水波くんのお陰で完全健康体よ!ロイス5個で一倍振り!
谷神錬磨:1倍
水波賢哉:87-4d10
DoubleCross : (87-4D10) → 87-18[5,2,9,2] → 69

朝比奈 望:120-4d10
DoubleCross : (120-4D10) → 120-21[6,9,1,5] → 99

GM:く、くそーっ
名塚佑:名塚佑の侵蝕を-30(5d10->10,1,8,1,10)した (侵蝕:113->83)
谷神錬磨:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-30[7,2,9,7,5] → 69

GM:マジで無敵要塞だった!
朝比奈 望:一倍ぶりー
朝比奈 望:99-4d10
DoubleCross : (99-4D10) → 99-20[4,5,4,7] → 79

朝比奈 望:わーい
水波賢哉:仲良しだな。谷神君とw
谷神錬磨:仲良しの4点!
GM:次はプレディクションやウィンドブレスなど、ドッジ殺しの強力なエフェクトをご用意することを約束いたします
名塚佑:やめろ!そんな約束はするな!
朝比奈 望:あんまりドゥ…
朝比奈 望:5点!
水波賢哉:4点
名塚佑:5点!
谷神錬磨:4点
GM:ではいつもの5点に基本が……ちょっと重い話で情報項目も複雑だったと思うので、7点。
GM:FS判定で3点。Eロイス4点で、敵側Dロイスが“神格”二つの2点。
GM:21点ですね。ここに最終侵食点を加えたものを申告いただきたい!
谷神錬磨:25ポイント!
名塚佑:26点だぜ!
GM:家族を殺すかどうかというところで、錬磨君はPC1としてブレずによく頑張ってくれた……!かっこよかった……!
朝比奈 望:26点!
水波賢哉:25!
GM:佑ちゃんは自転車を持ち出すところが物凄く非戦闘員でかわいいのに、「君は生きていない」とか断言するところの二面性が非常によかったです。
GM:望くんはもちろん、直前の撃てませんシーン。優しい子なだけあって賢哉くんとの掛け合いもバランスが取れててよかった……
GM:賢哉君はもう、なんか見どころがいっぱいありすぎましたねw あと、硬かった!
GM:ではGM経験点も!
GM:C((25+26+26+25)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 34

GM
ロケットさん 25点
珪素さん 26点
白金さん 25点
中村さん 26点
GMクオンタム 34点

GM:これが最終経験点。
GM:以上でバックトラックは終了!次はエンディングだぜ!
朝比奈 望:わはー!ごっつぁんです!
GM:まずは共通エンディングで天音ちゃんの様子などを描いた後、個別エンディングをやりたいと思うので
GM:個別でやりたいこと、話したい事などがあれば、考えておいてください。
朝比奈 望:えいさ!
谷神錬磨:おす!
名塚佑:はーい

セッション最終日

どどんとふ:「水波賢哉」がログインしました。
どどんとふ:「谷神錬磨」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「朝比奈 望」がログインしました。
GM:点呼開始!
水波賢哉:準備完了!(1/4)
谷神錬磨:準備完了!(2/4)
名塚佑:準備完了!(3/4)
朝比奈 望:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:じゃあ合同OP!はじめるよ!
GM:OP?

エンディング01 : 合同

GM:日も暮れてすっかり暗くなった山の広場。
GM:陰陽鬼は消滅した。
GM:夜叉童子は倒した。
月代コヨミ:「……みんな、無事か!」
月代コヨミ:「天音は。天音は、どうなった……!」
谷神錬磨:「寝ている」
谷神天音:「……」 死んだように倒れている。
水波賢哉:《蝙蝠の耳》心臓の鼓動音を探る。
月代コヨミ:「……動かぬぞ」
月代コヨミ:「まさか、まさか、身体の方が保たなかったのでは……」
谷神錬磨:「……それはない」 「……ない」
朝比奈 望:「そんなこと…大丈夫、だよね…!」
GM:なら、水波くんはわかります。
GM:心臓は動いている。
GM:……天音は生きている!
谷神天音:「……すー」 かすかな寝息。
谷神天音:疲れ切ったのか微動だにしないが、死んだように眠っている。
水波賢哉:「心臓は動いてるよ。大丈夫」
水波賢哉:「ほら、寝てるだけだ」
谷神錬磨:「……帰るより先に、医者に見せた方がいいかもしれない」
名塚佑:「……天音」負傷で立ち尽くしたまま呟く。
名塚佑:「よかった……」
水波賢哉:「任せろ。先生に連絡するよ」
谷神錬磨:「感謝する」
朝比奈 望:息をつき、そのまま力が抜けたように座り込みます
朝比奈 望:「うん、よかった。本当に、よかった」
水波賢哉:「でも、麓までは背負ぶっていけよ、谷神」言いながら連絡。
谷神錬磨:「承知している……」 天音を背負う
谷神天音:「ううん……にい様……むにゃ……」
水波賢哉:「あ。コヨミちゃんも大丈夫?喧嘩っ早くなったりしてない?」
水波賢哉:先ほどまで決闘していた陰陽鬼を少し思い浮かべる。
水波賢哉:微かに笑う。
月代コヨミ:「む!そこのところは安心せよ。我は全てを収容する殻である以上、ちょっとやそっとで芯は揺るがぬ」
月代コヨミ:「揺るがぬが……なんか賢哉、微妙に寂しそうだな?気のせいか?」
月代コヨミ:「喧嘩っ早くなっていたほうがよかったか?」
水波賢哉:「いや、ね。恐ろしく話が合う奴だった。同好の士ってやつ?そういう相手だからね、思うところはあるものさ」
月代コヨミ:「賢哉と話が合うか。ということは、望はさぞ苦労したのであろうな」
月代コヨミ:「望も、よう頑張った!」 ぽんぽんと背中を叩く。
水波賢哉:「ん。慰めてやって」
朝比奈 望:「……ん」
月代コヨミ:「どうしたのだ望。浮かぬ顔で」
朝比奈 望:頑張ってない。頑張れていない。と自分では思う
朝比奈 望:「なんでもないよ。ちょっと、疲れただけだから」
月代コヨミ:「……」
月代コヨミ:座り込む君の向かいにしゃがみこむ。
朝比奈 望:でも、それをどういえばいいのか。言ってもいいものなのかも、わからない。
月代コヨミ:「望よ」
月代コヨミ:「この世界には色々な強さがある。妹を救う事を諦めぬ強さ、生きる事を諦めぬ強さ……」
月代コヨミ:「陰陽鬼に対して矢を放たなかった事。戦いをやめようと説得し続けた事。あれは、間違いなく望の強さだ」
月代コヨミ:「誇って良いのだ!」
朝比奈 望:「………」
朝比奈 望:また涙が流れてくる。ダメだ。コヨミちゃんの言葉は、なんだか心に染み入ってくる。
朝比奈 望:「ありがとう。コヨミちゃん」
月代コヨミ:「……うむ」 ぽんぽんと望くんの頭を撫でる。
朝比奈 望:このままじゃ、いけないと思う。戦うって決めて、コヨミちゃんの力を借りた。だから、僕はこのままじゃダメだと思う。
朝比奈 望:だけど、コヨミちゃんにそう言ってもらえると、少し安心してしまう自分がいる。
朝比奈 望:「ありがとう。」
朝比奈 望:もう一度呟きます
谷神天音:「うーん……佑ちゃん……むにゃむにゃ」
谷神天音:「またベイブレード……ううーん……」 寝言だ。元気を取り戻しつつある。
名塚佑:「……天音、もう……もう、大丈夫だよ」
名塚佑:頭を撫でる。
谷神錬磨:「……そうだな。俺は行く……」
谷神天音:「むにゃ」 錬磨君に背負われるがまま。
名塚佑:「……錬磨!」
谷神錬磨:「どうした」
名塚佑:「ボクは……錬磨を助けられたかな!」
名塚佑:「ボクや、望が、いてよかったのかな……!」
谷神錬磨:「……」
谷神錬磨:「……十分すぎるくらいだ」
谷神錬磨:「名塚、お前、変なくらいに強いぞ」
名塚佑:「……っ」
名塚佑:「うへへ」ゴシゴシと顔を拭う。表情は見えない。
名塚佑:「変かな」
谷神錬磨:「……いや。元からか……。悪かった」 歩き出す
谷神天音:「いくぞー……」 寝言だ。
水波賢哉:「降りるか。丁度、月が照らしてくれるな、今日は」
月代コヨミ:「うむ。これなら麓までは心配あるまい。万事解決だ」
朝比奈 望:「そうだね。いこう」
GM:では、そのあたりで水波くんは気付くでしょう。
GM:広場の隅で、憮然とした顔をして座り込む境千太郎の姿がある。
水波賢哉:「………」
GM:ケガの方は大丈夫そうです。君たちの戦闘中に治癒したのか、ほっておいても一人で降りてこられるレベル。
GM:声をかけてもいいし、そっとしてやってもいい。
水波賢哉:「…………」自嘲めいたため息をつく。
水波賢哉:「僕は腑抜けて鈍らになった。……悪い。すっかり、忘れていた」
境千太郎:「むしろ声をかけないって選択肢はなかったのか?」
境千太郎:「ダサすぎる話だ。天音ちゃんの事を見抜けなかったばかりか、お前らが戦ってるあいだはのんきに気絶していた」
境千太郎:「俺の力はまだまだこんなもんか。悲しくなるぜ、へ」
水波賢哉:「時間稼いでくれて礼を言うよ。お前じゃなきゃ、あんなにも持たなかったと思うよ」
境千太郎:「だろ!俺もそう思う!」
境千太郎:「やはりこう、エリートだからな。土壇場の粘りっていうのが違うんだよな」
水波賢哉:「立ち直りが早いのは、本気で向いてると思うぜ。なぁ、爪の垢くれよ。朝比奈に飲ませれば丁度良くなると見た」
水波賢哉:軽口叩きながら、降りるぞ。と、ほざいて歩き出す。
境千太郎:「うるせー!チクショー!」
境千太郎:こちらも後を追う。

GM:帰り道。行きはあれだけ厳しかった山道も、こうして下ると緩やかな散歩道だ。
名塚佑:道の木々に手をかけつつ、よろよろと歩いている。
名塚佑:自分にダメージが残っているのだと主張しているようにも見える。
朝比奈 望:「大丈夫?佑ちゃん」
名塚佑:「……ん?」曖昧に笑う。
名塚佑:「んー」
名塚佑:「望は、大丈夫?」
朝比奈 望:張りのない声で名塚さんに呼びかける。
朝比奈 望:「え?」
朝比奈 望:「僕は」
朝比奈 望:辛い。情けない。申し訳なさで、消えてしまいたいとさえ思う。
朝比奈 望:「大丈夫だよ。いっぱい泣いたし、賢ちゃんやコヨミちゃんにも慰められちゃったし」
名塚佑:「もう、終わったんだ。望」
名塚佑:「……もう、大丈夫だよ」
名塚佑:「夜叉童子は……ボクたちみんなじゃないと、倒せないくらい、強くて」
朝比奈 望:「………」
名塚佑:「天音が助かるかどうか、ギリギリのとこだった」
名塚佑:「でも、もう……これで、終わりだ」
名塚佑:「春ちゃんも、天音も、無事で……生きてる。戦わなくてもいいんだ……」
朝比奈 望:「うん……よかった。天音ちゃんが、助かって、よかったよ」
名塚佑:「望は」
名塚佑:「望は、助かったの?」
朝比奈 望:「そんな」
朝比奈 望:「僕は元々、助けられるような側になってないよ」
朝比奈 望:「天音ちゃんを助けようと頑張って」
朝比奈 望:そのために天音ちゃんを傷つけて
朝比奈 望:「皆が、ちゃんとここまでたどり着けるように頑張って」
朝比奈 望:そのために"赤"ちゃんをたくさん傷つけて
朝比奈 望:「皆の足を引っ張らないように、必死になってた」
朝比奈 望:そのくせ最後の最後に何も出来なかった
朝比奈 望:「だけ、だからさ」
名塚佑:「——願いは、全て叶った。天音は助かって、皆は無事に辿り着いて。錬磨も水波くんも、望に感謝している」
朝比奈 望:言いながら、感情が溢れそうになる。だけど、我慢しなきゃ
名塚佑:「じゃあ、どうして苦しいと思う?」
名塚佑:望の両手を取る。
朝比奈 望:我慢しなきゃ
朝比奈 望:「苦しく、なんて」
朝比奈 望:佑ちゃんの眼を見る。僕のちっぽけな意地なんか見通しているような、不思議な目。
名塚佑:「それは望の本当の願いじゃないからだよ。」
朝比奈 望:「僕は」
朝比奈 望:我慢、しなきゃ
朝比奈 望:「僕は、みんなが仲良く居られたらいいなって」
名塚佑:頷く。
朝比奈 望:「誰かを蹴落として、誰かを幸せにするんじゃなくて」
朝比奈 望:ダメだ。
朝比奈 望:「"赤"ちゃんも、夜叉童子も、みんな、一緒に笑えたらいいのにって思って」
朝比奈 望:佑ちゃんに、嘘はつけない。
名塚佑:望を抱きしめて、背中を撫でる。
朝比奈 望:「いや、なんだ。誰かから、何かを奪おうとするのが。」
名塚佑:「それが、望の、本当のことだ」
朝比奈 望:「でも、それを嫌がって、その役割を誰かに押し付けるのは。卑怯な気がして」
朝比奈 望:「本当の?」
名塚佑:「本当の願いがわかっていれば、そのために生きていられる」
名塚佑:「天音を助けるためでも、ボクらを助けるためでも——」
名塚佑:「皆が仲良くできないのなら、それは望にとっての幸せじゃないんだ」
朝比奈 望:「…うん……うん…」
名塚佑:「望。……ボクは、今日、必死だった」
名塚佑:「錬磨が……天音が、どうにかなってしまう、ギリギリのところだったから」
名塚佑:「……」
朝比奈 望:心に染み入ってくるようなコヨミちゃんの言葉とは、違う。佑ちゃんの言葉は、僕の中にあるものを溢れさせ、外に出してくれる。
名塚佑:「いつものように見えても、望に優しくできなかったんだ」
朝比奈 望:首を横に振る。
朝比奈 望:「そんなこと、ないよ」
名塚佑:「ボクは望とは違う」
名塚佑:「天音を助ける戦いで、死ぬと思っていた。それがわかっていて、ここに来た」
名塚佑:「そして」目をぎゅっと閉じる。夜叉童子の一撃が頭に過ぎる。「……死んだ」
名塚佑:「……死んだのに……」
朝比奈 望:「死んだって」
朝比奈 望:「佑ちゃんは、今こうして、ちゃんと立って、喋ってるよ?」
名塚佑:「うん……うん、そうだね……」弱々しく頷く。
名塚佑:「ボクは、でも、自分で、自分の意志で、戦いに出たんだ……」
朝比奈 望:頷く。何か、分かる気がする。
名塚佑:「だから、もしも望が……ボクのことを、錬磨や、水波くんと違って……望と同じだと思っていたなら」
名塚佑:「ボクが必死だったせいで、望の心を、捻じ曲げてしまったかもしれない」
名塚佑:「誰かを助けるためでも、救うためでも、戦うことなんて普通じゃない」
名塚佑:「魔術師でもない限り、本当はやらなくてよかった」
朝比奈 望:「………僕は、もう一回死んでるんだ。」
朝比奈 望:「死んで、生き返って。だからもう、とっくに普通じゃないよ。」
名塚佑:「普通じゃないなら、なんでもできるなら、苦しんだりしない」目を正面から見る。
名塚佑:「ボクは苦しくない」
名塚佑:「……これは」先程の戦闘で使ったリボルバーを見せる。「駐在の山崎さんの銃だ」
名塚佑:「盗んできた。錬磨の家に行く前に」
朝比奈 望:「……いけないんだ」
名塚佑:「いけなくないよ」笑う。
名塚佑:「錬磨は、天音を助けるためなら『なんでもする』っていった」
名塚佑:「なんでもするっていうのはこういうことだ」
朝比奈 望:少しずつ、自分の頭が、心の内が静まっていくのを感じる。
朝比奈 望:暴れていたものは外に溢れ出した。今、残っているのは、とれも静かで整えられているようなものに思える。
朝比奈 望:「ねえ、佑ちゃん」
名塚佑:「……ん」
朝比奈 望:「これも、魔術なの?」
名塚佑:「——そうだよ」
名塚佑:「自分の、ほんとうの望みをひとつ、心に決めて」
名塚佑:「そのために『なんでもする』。自分の機能の全てを使って、それを叶えるようにする」
名塚佑:「魔術の全ては、『願い事を叶える魔法』でしかない」
朝比奈 望:「そっか。凄いんだね。魔術って」
朝比奈 望:少し、笑う。
名塚佑:“汝の意志することを行え”。そう教わって、そうであるように決めた。
名塚佑:「望にはそうなってほしくない。だから……」
朝比奈 望:「大丈夫だよ」
名塚佑:「だから、終わってよかった。もう、誰も苦しまなくていい」
朝比奈 望:「コヨミちゃんと同じで、僕は、魔術は苦手みたいだから」
名塚佑:「そうだね」
朝比奈 望:「うん、だから」
朝比奈 望:「もう少し。自分で考えてみるよ。自分の本当とか。どうするべきか、とか。そういうこと」
朝比奈 望:出来る限り優しく、自分を抱きしめていてくれていた佑ちゃんの手を、ほどきます。
朝比奈 望:「ありがとう。佑ちゃん」
名塚佑:「うん」
朝比奈 望:「大丈夫じゃ、なかったけど」
朝比奈 望:「少し、大丈夫になれそうだよ」
名塚佑:「うへへ、望」
名塚佑:「嘘ついてたんだ。いけないんだ」
朝比奈 望:「あはは。そうだね。」
朝比奈 望:「おあいこだね。」
朝比奈 望:また笑おう。何か、本当に心が軽くなった気がする
朝比奈 望:「行こう。佑ちゃん。
朝比奈 望:「熊が出たりしたら、危ない」
名塚佑:「そうだね。うへへへ……」
名塚佑:歩き出します。血はもう止まっている。
名塚佑:それを自覚して、わずかに、怯えたように振り返って、
名塚佑:そのまま山道を降りていきます。
朝比奈 望:佑ちゃんに続いていく。
朝比奈 望:空が目に映る。
朝比奈 望:月が中天に昇って、その周りに星が輝いている。
朝比奈 望:こんな綺麗な景色がさっきまで目に映っていなかった。

谷神錬磨:「……」 しゃべる必要がなくなった。無言で歩いている。
水波賢哉:「お疲れ、谷神、喋れる?」皆より少し先行してる谷神君に追いつき、声を掛ける。
谷神錬磨:「……どうした?」
水波賢哉:「……」なんとなく月を見上げる。「……いや、な」
谷神錬磨:「……月? 月が、青い……」
水波賢哉:「綺麗だよな。って違うよ。今はそれ関係ない」
水波賢哉:「ちょっと聞きたいことがあってさ」
谷神錬磨:「何かあるのか」 周囲を警戒している。
水波賢哉:「熊とか猪の気配はないよ」
水波賢哉:「……なぁ、お前は楽しくなかったか?培ってきた技術を存分に振るえて」
谷神錬磨:「楽しい?」 「……変わった意見だな。お前は、そうなのか?」
谷神錬磨:「考えもしなかった」
水波賢哉:「そっか。考えもしないか」
谷神錬磨:「戦いは下策だ。谷神はそう考える」
水波賢哉:「恐ろしいな。僕なら耐えられないぜ。自分が習熟した技術が使われることなく、終わるかもしれないことなんてさ。想像するだけで震えが来るよ」
水波賢哉:「僕は、正直、楽しかったよ」
谷神錬磨:「……なるほど」 「だからか。違和感があった」
谷神錬磨:「望んで戦っているように見えた……陰陽鬼。やつもそうか」
水波賢哉:「違和感?」
水波賢哉:「そうだな。奴もそうだ。自分が培ってきたことを無駄にしたくない、それを誰かに知って欲しい」
水波賢哉:「僕はお前も機会が来て、もしかしたら、と、少し思ってた」
谷神錬磨:「俺はお前にはなれないし、お前も俺ではない。……だから、お前にとって戦いが楽しいのならば、それはそれで良いことなのかもしれない」
水波賢哉:「幻滅されなかったようで、何よりだよ」
谷神錬磨:「……だが、気をつけた方がいいとは思う。……いまのお前は、少し、危ういように見える」
水波賢哉:「そうだな。僕も、それが怖い。だから、お前に言いたかったのかもな」
谷神錬磨:「お前が陰陽鬼になると、朝比奈や名塚が困るだろう。俺も困る」
水波賢哉:「戦いは谷神にとって下策だしな」軽く笑う。
谷神錬磨:「ああ。……疲れるし、痛い」
水波賢哉:「ああ。そっか。僕とお前、同じところ、やっぱあった」
水波賢哉:「疲れるし、痛いわ。楽しくてもそれは嫌だ」
谷神錬磨:「……気が合うな。やはりお前とは戦いたくない……」
谷神錬磨:「そうならないよう気を付けるとしよう」
水波賢哉:頷く。
水波賢哉:「ああ、そうだ。後で天音ちゃんに謝っておいて。キツい事言ってごめんって」
谷神錬磨:「……気にしていないだろう。が……お前がそうすべきだと思うなら、そうしておく」
水波賢哉:「そうしておけ。僕の気持ちの問題だよ。気にしてるかもしれない」
水波賢哉:「女性って言うのはデリケートなもんだぜ。自分の考える3倍の誠実さで対応すべし」
谷神錬磨:「そういうものか」 (3倍……3人分か……多いな)
谷神錬磨:「そちらも、気を付ける」
水波賢哉:「そういうもんだ」
水波賢哉:「うーん」歩きながら伸びをする「お前と僕が似てなかったのは残念だけど」
水波賢哉:「お前と友達でよかったよ」
谷神錬磨:「……ああ。……そうだな」
谷神錬磨:「俺も、そう思う」
水波賢哉:「道に戻れた。そんな気がする。気のせいかもしれない」表情は少し晴れやかだ。
水波賢哉:「疲れるし、痛い、か」心の中でも何度か繰り返し笑う。
谷神錬磨:「……道か」 月を横目に見て、歩いていく。 「これだけ明るければ、迷うこともない」
水波賢哉:どっちの意味で言ってるんだろうな。と思う。
水波賢哉:もしかしたら、そのままの意味だろう。
水波賢哉:でも、それじゃ味気ないので、自分はもっと良い意味にとろう。
水波賢哉:解釈するのは自分の自由だ。
水波賢哉:「まったく、明るいのは素敵なことだよ。ん。そろそろ麓だな。今日はお疲れ」
谷神錬磨:「ああ。……また明日、だ」
GM:やわらかな月明かりが夜の山を照らし出す。
GM:鬼の瘴気も徐々に薄れ、いつもの空気が戻ってくる。
GM:――Q町の日常が。

エンディング02:朝比奈望

GM:では次。望くんのEDです。コヨミとのお話タイム。
朝比奈 望:えいさ!
GM:場所とか時間の希望とかあれば受け付けます。特になければ、そうだなあ。翌日の通学路とか、学校とかかな。
朝比奈 望:なんとなく神社にお参りにいってバッタリとか?
GM:なるほど!じゃあそれ!

GM:翌日。Q町・月代神社

GM:よく晴れた空。
GM:昨日あんなことがあったとは思えないくらいのきれいな空が広がっている。
GM:事件は解決したのだ。夜叉童子、陰陽鬼、そして天音。
GM:すべては落ち着き、君の日常が戻ってきた。
GM:そんな中で君は、何気なく神社に足を運んでいる……。
朝比奈 望:「静かだなあ」
朝比奈 望:辺りを見回してなんとはなしにそんなことをつぶやく
朝比奈 望:神前に向かい、一礼する。
月代コヨミ:「……望?」
GM:一礼する君に、横から声がかかりますね。
GM:神社の物陰からひょこっとコヨミが顔を出す。
朝比奈 望:「コヨミちゃん」
朝比奈 望:「コヨミちゃんも、お参り?」
月代コヨミ:「莫迦を申せ。我はほれ、お参りされる側よ」 こつんと君の額をつつく。
朝比奈 望:「あはは。そうだよね」
月代コヨミ:「どうした。もう天音の事は落ち着いたというのに……縁結びか?金運向上か?」
朝比奈 望:「ん…」
朝比奈 望:「ここが一番、コヨミちゃんにまた会った場所に似てるから」
月代コヨミ:「うん……?」
朝比奈 望:「一回、自分がどうして戻ってこようと思ったのか。ちゃんと思い出そうと、確かめようと思って」
月代コヨミ:「最初の、あの時だな」
月代コヨミ:「一度命を失いかけて……そして戻ってきた、あの時。」
朝比奈 望:「うん」
朝比奈 望:「あの時、戦うって、決めたはずなんだ。それなのに、僕はコヨミちゃんを、裏切った。」
月代コヨミ:「……ふむ」 賽銭箱の前の小階段に腰を下ろす。
朝比奈 望:「ちゃんとしないと、って思ってさ」
朝比奈 望:立ったまま、コヨミちゃんに話しかけます。
月代コヨミ:「それで、どうだ。ちゃんとできそうか?」
朝比奈 望:ちょっと困ったように笑う
朝比奈 望:「わからない。」
月代コヨミ:「ふふふ。そうか、そうか」 何故か嬉しそうに笑う。
月代コヨミ:「望よ。我はな……」
朝比奈 望:「え?今何か変なこと言ったかな?」
朝比奈 望:むしろ怒られるかと思ったので、びっくりするぞ
月代コヨミ:「遠目に戦いを見守っていただけであったが。望が陰陽鬼を攻撃しなかった時、嬉しかったのだ」
月代コヨミ:「あの時も、今も、実に望らしいと思ってな。ふふふふ」
朝比奈 望:「んー、そんなこと言われても。わからないよ」
朝比奈 望:「あの時は、なんか本当にいっぱいいっぱいで」
朝比奈 望:「何をすればいいのかも、わからなくなっちゃって。それが、僕らしいのかな」
月代コヨミ:「うむ。らしい」
月代コヨミ:「想像してみよ、望。誰もが生きたいと願っている」
月代コヨミ:「天音も、夜叉童子も、“赤”――陰陽鬼も。そうだな?」
朝比奈 望:「…うん」
朝比奈 望:「だから、哀しかった。」
朝比奈 望:「生きたいと思う人を蹴落として、自分が生きてほしいと思う人を助けようとするのが」
朝比奈 望:「すごく、ひどいことをしているように、思えて」
月代コヨミ:「そうだ。時には、どちらかを殺してどちらかを生かさねばならぬ事もある」
月代コヨミ:「――だからこそ。誰かが陰陽鬼に手を差し伸べてやってほしかった」
月代コヨミ:「お前は生きていてもいいのだと言ってやってほしかった」
朝比奈 望:「……」
月代コヨミ:「錬磨にも、賢哉にも、佑にも出来ぬ事だ。お前にしか出来ぬ事だった!」
月代コヨミ:「嬉しかったぞ。望」 もう一度さっきと同じ事を言う。
朝比奈 望:「怒られて、ばっかりだったよ。“赤”ちゃんには。お前は甘いって言われて。」
朝比奈 望:コヨミちゃんの言葉に、胸が熱くなる。
朝比奈 望:「でも、コヨミちゃんがそう思ってくれるってことは。」
朝比奈 望:「“赤”ちゃんも、心のどこかで、ほんの少しぐらいは、そう思ってくれたのかな」
月代コヨミ:「無論だ。今やあれとは一心同体であるから、よくわかる」
朝比奈 望:「ん……」
月代コヨミ:「本当に気に入らぬなら、最初から望の言葉になど耳は貸さなかったであろうよ。ふふふふ」
月代コヨミ:「なんだかんだで、ちゃんと話を聞いて返事はしておったであろう。あれは」
朝比奈 望:「よかった。」
朝比奈 望:「ありがとう。コヨミちゃん。」
月代コヨミ:「少しは気が晴れたか?」
月代コヨミ:「どうにも、先程から」 立ち上がる。
月代コヨミ:「暗い顔をしておったからなあ。ほれほれ~」 君の頬をつねる。
朝比奈 望:「いたい、いたいよ」
朝比奈 望:言いながら顔はほころんでいる。
朝比奈 望:賢ちゃんも佑ちゃんも、こうして僕を励ましてくれた。僕は本当にいい友達に恵まれている。
朝比奈 望:そんな友達に、僕ももっと何かを返せるようになりたい。
朝比奈 望:「本当に、もう大丈夫だよ。ありがとう」
月代コヨミ:「……うむ!ならばよし!」
朝比奈 望:風が吹いた。木の葉が空に吸い込まれていく。
朝比奈 望:「ねえ、コヨミちゃん」
月代コヨミ:「よし。気晴らしと天音の見舞いも兼ねて、錬磨の家にでも遊びに――」
月代コヨミ:「うん?」
月代コヨミ:歩いていこうとしたが、振り返る。
朝比奈 望:「"赤”ちゃんが言ってたんだ。」
朝比奈 望:「ツキガミは、どうあっても滅ぶ運命にあるって」
月代コヨミ:「……」
月代コヨミ:「…………。」 ふいに笑顔になる。
月代コヨミ:「となると!こうして力を取り戻しているのも無駄ということになるな?ふふふ!」
朝比奈 望:「そうなっちゃうね。」
朝比奈 望:「だから、そうさせないよ。」
朝比奈 望:「僕はコヨミちゃんにもらってばっかりだから。」
月代コヨミ:「そう、か……」
朝比奈 望:「だから、コヨミちゃんが一番大事なものを取り戻せるように。頑張るよ」
月代コヨミ:「……どうあっても滅ぶというのは、バトルバカの“赤”の見込み違いだと断言するが」
月代コヨミ:「それでも、何かあったときは」
月代コヨミ:「その言葉。信じているぞ。望」
朝比奈 望:「うん。」
月代コヨミ:それ以上その話題が続くのを避けるかのように、背を向けます。
月代コヨミ:そして石段へ向かう。錬磨君の家の方へ。
月代コヨミ:「さ、行こう!」
朝比奈 望:いっぱい迷って、ぶれたりする僕だけど。そこだけは絶対迷わない。それだけは、失わない。
朝比奈 望:「うん、行こう」
朝比奈 望:"赤"ちゃんが勝てないと言ってた夜叉童子にも、僕たちは勝った。
朝比奈 望:だからその言葉も、絶対変えられる。
朝比奈 望:一歩。足を前に出す。地面をしっかりと踏みしめる。
朝比奈 望:錬ちゃんみたいに早く、色んな所を飛び回ることもできないし。
朝比奈 望:佑ちゃんみたいに、自分の行くべき道がわかったりもしない。
朝比奈 望:賢ちゃんみたいに、周りを見渡しているような余裕もない。
朝比奈 望:それでも、一歩一歩、しっかり進んでいきたい。そうすればいつか自分の本当のことに辿り着ける。
朝比奈 望:そう信じたい。
朝比奈 望:そんな感じでコヨミちゃんと一緒に神社を出て行きたいです!
GM:OK!
GM:すっきりと晴れた空の下、君とコヨミは日常に戻る。
GM:次の事件が起きるまでは、この平和を満喫できるだろう――。

GM:というところで、朝比奈くんのEDは終了。
GM:お疲れ様でした!
朝比奈 望:ありがとうございました!

エンディング03:水波賢哉

GM:じゃあ次。順番に行くと、水波くんですね。
GM:シチュエーションなどに希望はありますか?境がちょっと話しにきてQ町から去った後、彼女から電話がかかってくる予定です。
GM:今日は彼女の番ということですね。
GM:ああ、あとサファイアを受け取るんだったw
水波賢哉:了解です。サファイヤちゃんを回収したら帰り道でばったり千太郎君と会いましょう
GM:OKです。

GM:翌日。旅館『あやせ』、裏口

綾瀬春奈:「――はい、水波くん。サファイヤちゃん!」
サファイヤ:「ワフワフ」
綾瀬春奈:君から預かっていたサファイヤを手渡す。
GM:そう。君は今、大事な愛犬を受け取りにきているのだ。
水波賢哉:「ただいま。サーちゃん。寂しくなかった?いい子にしてたか?」受け取る。顔にしまりがない。
綾瀬春奈:「サファイヤちゃんはいい子だったよー。ねー?サファイヤちゃーん?」 デレデレしている。
水波賢哉:「綾瀬ありがとうな。迷惑かけなかった?いや、ちゃんとしてる子だけどなサファイヤは」
綾瀬春奈:「ぜんぜん!すっごくいい子で、むしろずっとここに居てくれてもいいくらい!」
綾瀬春奈:「……もう一週間くらい」
綾瀬春奈:「ウチに預けない?ダメ?」
綾瀬春奈:「ちゃんとお世話するし、ごはんもいい物を用意するから……!」
水波賢哉:「そうか、そうか、いい子だったか。流石だ」サファイヤの頭を撫でくりする。
水波賢哉:綾瀬さんの言葉を聞き、苦笑い。だが、愛犬が褒められてまんざらでもない。
水波賢哉:「さすがに駄目。ほら、僕が寂しくて大変なことになる」
水波賢哉:「また、何かあったら頼むからさ。そのくらいで勘弁して欲しい」
綾瀬春奈:「ぶー」
綾瀬春奈:「いいもんね、水波くんちにスマブラやりにいけばいつでも会えるし……ね~」 サファイヤちゃんを撫でる。
綾瀬春奈:「あ、そうだ。このあと水波くんって時間ある?」
水波賢哉:時計を見る。
綾瀬春奈:「うちのお客さまで、水波くんとちょっと話したいって人がいるんだけど……」
綾瀬春奈:「名前は、境さま。知ってる?」
水波賢哉:「そいつに、綾瀬口説かれてない?無茶苦茶軽く接してきてない?」
水波賢哉:電話がかかってくるまでまだ時間はあるので、相手をしても良いのだが、さて。
綾瀬春奈:「なんで知ってるの!?」
綾瀬春奈:「うん。今度遊びに行こうねーって言われたよ。あと、都内に出てきたら宿くらい用意できるよって」
水波賢哉:「そいつが、僕の知り合いだからだ。後、僕は他人の色恋沙汰は大好きだけど、そいつが良い感じになるのは癪なので、積極的に断って欲しい」
水波賢哉:「あれで、そこそこ性格が良いので、微妙に文句がつけれないのが癇に障るのさ」
綾瀬春奈:「丁重にお断りしたの、正解だったかな……」
綾瀬春奈:「どうしよっか。お話するなら、呼んでくる?」
水波賢哉:「そうだな。綾瀬はその間にサファイヤと遊べるという寸法だしな」呼んできてと告げる。
綾瀬春奈:「うっ」
水波賢哉:「でも、綾瀬。真面目な話し、僕に何か…万が一、何かあったらサファイヤ頼むな」
綾瀬春奈:「? 万が一って、境さまと喧嘩でもするの?」
綾瀬春奈:「……ツキガミ絡みで、何かあったら。そういう事?」
水波賢哉:「そいつとは喧嘩しないけどさ。預ける時って、色々危ないから」
綾瀬春奈:「…………。うん。わかった」
水波賢哉:「ありがとう」
綾瀬春奈:「万が一が起こらないようにね。サファイヤちゃん、寂しくて死んじゃうよ。きっと」
綾瀬春奈:そういってパタパタと境を呼びに行く。
GM:時間はそうかからない。程なくして、裏口に境千太郎が現れますね。
境千太郎:「おー、水波。おつかれさん」
境千太郎:「綾瀬さんってさ。彼氏いるの?」
水波賢哉:「諦めろ」
水波賢哉:「単刀直入良い言葉だ。僕の剣理にも通ずるところがある」
境千太郎:「ファック!まあ、娯楽の少ない田舎だもんな……彼氏の一人や二人くらいいるか……」
境千太郎:「で、だ。天音ちゃんの件も落ち着いた事だし、俺はQ町を出ようと思うんだが」
水波賢哉:「田舎を何だと思っていやがる。川も山あるぜ。クッソ、田舎を貶められてイラっときてる自分を発見だよ」
境千太郎:「田舎に染まってきてるなあ、お前……」
水波賢哉:「都会と違って空気も良いしな。なんて言い掛けたぞ。あー、嫌だ嫌だ」
境千太郎:「星もよく見えるしな。あーくそ、うまくやれば天音ちゃんか綾瀬さんと夜空をみあげて楽しくデートができたはずなのに」
境千太郎:「戦果無しでここを去る羽目になるとはなあ」
水波賢哉:「25分で飽きるな。お前の性格上」
水波賢哉:「で、何、UGNの金でこの県一の高級旅館にご滞在してた境千太郎様は凱旋帰国かよ?」
境千太郎:「ああ、それだ。それを言いに来た。……自慢じゃなくてな?」
境千太郎:「本部候補訓練官」
境千太郎:「あれは、半年ほど休みをもらった。許可も出た」
境千太郎:「平エージェントとしてもうちょい鍛えなおしてくるつもりだ」
水波賢哉:「お前は未熟でもなんでもないと思うけどね。今回のだって相性の問題だろ」
境千太郎:「俺もそう思う!今回は流石に相手と……相性と……あとシチュエーションも悪かった」
水波賢哉:「シチュエーション?」
境千太郎:「おう。天音ちゃんを抱っこして宿所まで運んでるところに暴れだしてな」
境千太郎:「かわいいなーもう5年したら美人さんだろうなー、って思ってたらあれよ。びっくりするっつーの」
水波賢哉:「ああ、御免。精神を鍛えなおせ。半年くらい」
水波賢哉:「前言撤回」
境千太郎:「うるせー!だから鍛えるつってんだろー!バーカバーカ!」
境千太郎:少し真面目な顔になる。
境千太郎:「……俺らはプロだ。人の命を預かってる」
境千太郎:「俺らが甘いせいで誰かが死ぬかもしれん。天音ちゃんが死んだら、彼女に“次”はなかった」
境千太郎:「未熟なところが自分の中にあるなら、叩き潰しておくに越したことはない。だよな?」
水波賢哉:「意識が高いところは流石だよ。お前みたいなのが上に行くべきだ」
水波賢哉:「本心からそう思うよ。そこは僕でもお前に勝てない部分だ。他の全ては勝ってる自負はあるが」
水波賢哉:「僕はお前ほど自分に厳しくない」
境千太郎:「田舎に飛ばされても鍛錬を怠らなかったやつが良く言うぜ」
境千太郎:「今回の一件、間違いなく手柄になる。お前の再評価は近いだろうから……あれよ」
境千太郎:「どっちが先に出世するか競争だぜ。それを言いたかったんだ、うん」
境千太郎:「俺は、負けねえからな!」
水波賢哉:「そうか、ところで、お前に会った時の言葉が引っかかってずっと気になってたんだけどな」
水波賢哉:真面目な顔を向ける。
境千太郎:「あ?なんか言ったっけ?」
水波賢哉:「僕の中に消えぬ炎がある」
水波賢哉:瞳をまっすぐに返す。
水波賢哉:「……ドラマの受け売りは正直どうかと思う」
水波賢哉:「僕もあのドラマは好きだぜ」笑う。
境千太郎:「ううう、うるせー!チックショー!」
境千太郎:「知らねーと思って!いい事言った気になってたのに!もう、この、アホったれめ!」
境千太郎:「あの台詞は忘れろ。あばよ!」
GM:ということで、君が止めなければ部屋を出ていこうとしますねw
境千太郎:「忘れろよ!」
水波賢哉:「ああ、達者でな。ああ、そうだ。聞いてなかった…今のコードネームなんだよ?」
境千太郎:「前と同じだよ。俺といえばすなわち、高貴なる決闘用の突剣――」
境千太郎:ふところのケースから、しゃらんと細身剣を抜く。
境千太郎:「“クリシュマルド”。今に世界に轟くコードネームだから、覚えておけ」
水波賢哉:頷いて、見送りましょう。
GM:そう言って、千太郎は去っていきますね。裏口に積んであるゴミゴミとしたダンボールとかを避けつつ。

GM:ということで、再度サファイヤを受け取った君は帰路につく。
GM:“時間”的にも、そろそろのはずだ。
GM:――君の携帯が鳴る。発信者は、よく知る人物です。
GM:出てもいいし、あとでかけなおしても良い。
水波賢哉:出ます。
藍坂紗良:『もしもし。おつかれさま』
水波賢哉:帰り道の途中、神社の石段に座って電話を取る。少し前に誰か二人がいたかもしれない。
藍坂紗良:『メッセージ読んだけど、なに?昨晩忙しかったの?』
水波賢哉:「いえいえ、今は疲れてませんよ。5時間は喋れる。…昨日はまあ、何と言うか」
水波賢哉:「友人の妹の誕生会っぽい催し」
藍坂紗良:『あー。友達付き合いは大事です、うん』
藍坂紗良:『誕生会の誘いをすっぽかして電話をかけてくるようなら、それはそれで怒ってたわよ』
サファイヤ:「ワフ」 同意するように鼻を鳴らす。
水波賢哉:「それはそれでってことは、やっぱし少し怒ってません?ちょっと機嫌悪くない?」
藍坂紗良:『怒ってまーせーんー!ちょっと相談ごとっていうか、聞きたい事があっただけ!』
藍坂紗良:『自分ひとりで考えてもなかなか答えがでなくて、頭がこんがらがっちゃうのよね』
水波賢哉:「僕としては常に藍坂が一番大事だという事を表明してるし、行動にも出てると思うんだが・・・で、相談?何か困りごと?」
藍坂紗良:『うん。なんていうか……例えばね?例えば』
水波賢哉:神妙に聞く。
藍坂紗良:『誰にも言えない秘密を抱えてる時って、どうするのがいいんだろうね?って話』
藍坂紗良:『その秘密を打ち明けたら嫌われるかもしれない、帰る場所を失うかもしれない。みたいな、クリティカルな秘密』
藍坂紗良:『賢哉ならどうする?』
水波賢哉:「もしも、僕がまさに、そんな秘密抱えてるって言ったら藍坂どうする?」
藍坂紗良:『えっうそ。抱えてるの!?』
水波賢哉:「もしも、もしもです。もしもですってば」
水波賢哉:「浮気とかじゃないよ!水波賢哉 恋人 で検索してもヒットする名前一件だけだから、本当に」
藍坂紗良:『あ、ああ……もしもね。もしも』
藍坂紗良:『どうするって、話を聞いてみないとわかんないわよ、そんなの』
藍坂紗良:『でも正直に話してくれたら、その姿勢にきちんと応じるわ。無碍にはしない……絶対。』
藍坂紗良:『って、なんで私のほうが質問に答えてるのよ』
水波賢哉:「そういうことだよ。僕も同じだ。藍坂に仮にそんな秘密あったとしても、僕はきちんと応じる」
藍坂紗良:『そっか』
藍坂紗良:『……うん。そっか』
水波賢哉:「大切な人間だからこそ、言いたくない。ってことはあるさ。その気持ちはわかる」
水波賢哉:「だから、言わなくても良いし、詮索もしない。でも、いつでも受け入れる。そう心を構えていきたい」
藍坂紗良:『実際に遭遇した?そんなシチュエーション』
藍坂紗良:『なんか、実感篭ってるなって思った』
水波賢哉:「ちょっと大人な感じがすると思いません?今の僕」
水波賢哉:笑う。
水波賢哉:「まあ、そういうのに遭遇もしてるんだけどさ」
藍坂紗良:『知ってる?そういう事言った時点で大人っぽさって吹っ飛ぶのよ』 呆れ笑い。
水波賢哉:「ははは、確かにな。ちょっと自分で言うのは無様だ」
水波賢哉:「いや、でも秘密を知って受け入れて上手くいった友人もいるので、見習いたいと思いますよ。ええ」
藍坂紗良:『ふうん?なに、やっぱり正直に話したの?その友達さんも』
藍坂紗良:『怖かっただろうなあ。話すの』
藍坂紗良:『話される側もか……』
水波賢哉:「本当にね。尊敬するよ。言う方も受け入れる方も、さ」
水波賢哉:「だから、藍坂も僕が何か告白する時には心に菩薩を持ってくれると嬉しいな」少し冗談めかして笑う。
藍坂紗良:『オッケー、オッケー。逆に私が秘密を告白する時もお願いね』
水波賢哉:「任せてよ。甲斐性見せるときだよ、それ」
水波賢哉:「何があっても僕は藍坂の味方です」
藍坂紗良:『安心しました。女の子はただでさえ秘密が多いんだから』
藍坂紗良:『昨晩お風呂あがりに測った体重とか……バイトの力仕事でちょっと筋肉がついてきたこととか……』
藍坂紗良:『……男女平等なんて馬鹿馬鹿しいわ、ほんと。重い物は男性が持つべきだと思わない?』
水波賢哉:「健康的で良いじゃん。藍坂は、でも、誰も運ばないと自分で率先して運ぶじゃん」
藍坂紗良:『まあねー。そういうところは私のいいところだと思います』
水波賢哉:「自分から仕事して、思わない?って言われてもなぁ。自分の責任感の強さを恨みなさいよ」
水波賢哉:「そういうところ好きだよ。頑張れ」
藍坂紗良:『あっおのれ、説教したと思ったら甘やかしおって!ずるい!』
藍坂紗良:『うん。でも、頑張る気は出てきたかな。ありがとう』
水波賢哉:「うん。僕も元気出た。気の迷いもなくなった」
GM:ということで、そろそろ電話の向こうが慌ただしくなってきますね。身支度をしている音。
GM:いつも通り、そろそろバイトに出る時間でしょう。君から何かなければ電話もじきに切れます。
水波賢哉:「バイト頑張ってな。帰ったら留守電のボタン押すと良い、お帰りメッセージ入れておくよ」
藍坂紗良:『そういうところがマメなんだよねー、賢哉は……うん、ありがとう。励みにします』
藍坂紗良:『それじゃあね!また明日』
水波賢哉:「じゃあな!また明日」
GM:電話が切れます。
GM:日はまだ高い。錬磨君のところに見舞いにいくのも、家でサファイヤと遊ぶのも良いでしょう。
GM:戦いのない、平和な日常が戻ってきた。
GM:――それでも、予感はある。
GM:ツキガミの欠片がどこかに眠っている限り、また戦いの日々がやってくる。
GM:決闘への秒読みは、まだ続いている。

エンディング04:名塚佑

GM:よし!ではエンディングを再開しましょう!
GM:次のエンディングは佑ちゃん。
名塚佑:わーい!
GM:オープニングリフレインですね。天音と、今回の事件について語り合ったりするわけですが
GM:シチュエーションの希望などはありますか?
名塚佑:私が谷神家に行くのがよさそうですね
名塚佑:お菓子とか持っていこう
GM:えらーい!それだとGMもありがたいです。
名塚佑:今度は、家に帰った天音ちゃんをお見舞いに行くのだ
名塚佑:これなら錬磨も出てきたかったら出てこれるし
名塚佑:そうしたいです!
GM:オッケー!

GM:数日後、谷神邸。

GM:あのあと、天音は改めてUGNのメディカルチェックを受けた。
GM:まだ幼い身体にかかった、心身両方の大きな負担。
GM:しかし、谷神の血の賜物か――あるいは調伏された夜叉童子が“自分の体”を死なせまいとしているためか。
GM:健康状態は極めて良好。今は自宅療養に移っています。
GM:そんなわけで、君は錬磨君に案内され、天音の部屋に入った。というところです。
谷神天音:「うー、ひまー。ひまー……ひ?」 ベッドで漫画を読んでいたが、跳ね起きる。
名塚佑:チョコレートの詰め合わせを持ってきています。半ズボン姿。
谷神天音:「佑ちゃーん!」
名塚佑:「へへー。ボクだよ」
谷神天音:ひしっと抱きつきます。 「ボクだー!」
谷神天音:「それなに?おみやげ?」
名塚佑:「ボクでーす!へっへー!」
名塚佑:「チョコレート、持ってきたよ!」
谷神天音:「チョコだーー!」
名塚佑:こちらも天音を抱きしめてぐるぐるとやります。
谷神天音:「あはははは!あっはははは!」
谷神天音:「は!」
谷神天音:抱きつくのをやめて、ちょっと後ろに下がる。
谷神天音:「ちがう、ちがう。そうじゃないんだ」
名塚佑:「どうしたの?チョコ食べよう」
名塚佑:「散らかしちゃだめだぞー」頭を撫でます。
谷神天音:「う……佑ちゃん」
谷神天音:その頭を、深々と下げる。
谷神天音:「このたびは……危ないところを助けていただき」
谷神天音:「かたじけのうございました」
谷神天音:「……ありがとうございますー」 礼。
名塚佑:少し笑う。「そうだよ」
名塚佑:「ボクは、天音を助けるために、死ぬところだったんだ」
名塚佑:「ボクだけじゃないよ」
名塚佑:「望も、水波くんも、UGNの人達も……錬磨も」天音の手を取る。
名塚佑:「だから、ね。天音」
名塚佑:「みんなの頑張りに、お礼するために」
谷神天音:「……うん」
名塚佑:「しっかりと、生きなきゃいけないよ」
谷神天音:ぶんぶんと首を縦に振る。
谷神天音:「はい!」
名塚佑:「悪いことをしても、遊んでも、錬磨と喧嘩したっていいから」
名塚佑:「生きていてくれれば、皆が報われるんだ」
谷神天音:「……」 ぺたんと座り、チョコを食べだす。
谷神天音:「あたしね」
谷神天音:「もう生きてちゃだめなんだ、って思ったの」
名塚佑:「うん」頬杖をついて、ニコニコと天音を見守る。
名塚佑:「どうして?」
谷神天音:「本当の事をにい様が知ったら、きっときらわれると思って……」
谷神天音:「そうしたら、ここにはいられないし……」
名塚佑:「でも、それは、天音の願いじゃなかったんだよね」
谷神天音:「うん」
谷神天音:「あたしはやっぱり、にい様といっしょに暮らしたいもん」
名塚佑:「『生きていたくない』とか『錬磨に嫌われたくない』とか」
名塚佑:「その、嘘の願いに」
名塚佑:「天音の本当の願いが、勝ったんだ」
谷神天音:「えへへへ。そっか」
谷神天音:「勝ったんだ、あたし」
谷神天音:「谷神として、ちゃんと強い人でいられたんだ」
名塚佑:「そうだよ。天音。強いってことは、自分を幸せにできるってことだ」
谷神天音:「にい様や佑ちゃんも強いから、今はしあわせ?」
名塚佑:「錬磨は、どうだろうなー……」
名塚佑:「あまり、そういうことを考えないかもしれない」
谷神天音:「そうなの?」
名塚佑:「錬磨は、難しいことや、曖昧なことは考えてないから。そこがいい所だと思うな」
谷神天音:「むずかしいことかあ」
谷神天音:そこでふと何かを思い出し、ちょっとふくれっ面になる。
谷神天音:「……水波くん!」
名塚佑:「どうしたの?」
谷神天音:「あの人……戦ってた時、むずかしくてイジワルな事言ってきたから、ちょっとキライ!」
名塚佑:「うへへへ、そうかなあ。それでもいいんだ」
谷神天音:「ぜんぶ好きじゃなくてもいいの?」 チョコをかじる。
名塚佑:「そりゃ、ボクが天音に嫌われたら、悲しいけど」
名塚佑:「皆が天音を助けようとしたのは、なんていうかな、多分、その……」
名塚佑:「夜叉童子みたいな悪い子になってほしくないとか、天音に嫌われたり、傷つけられるのがやだとか」
名塚佑:「そういうことじゃなくて……」
名塚佑:「天音が、天音の心を持ってることが、大事なんだ」
谷神天音:「そっか……そっか」
谷神天音:「そうだよね。あたしは、あたしだもんね」
名塚佑:「もしかしたら、また、夜叉童子が天音に何かを言うかもしれない」
名塚佑:「忌子のことや、お父さんおじいちゃんのことを思い出して、寂しくなるかもしれない」
名塚佑:「でも、天音。今生きているのは天音で、自分の心で決めることができる」
名塚佑:「汝の意志することを行え」
谷神天音:「なんじの?」
名塚佑:「うへへ。ためになったでしょ?」
谷神天音:「えへへへぇ~。佑ちゃんは、むずかしいこといっぱい知っててかっこいいから、すきー!」
谷神天音:君の腰のあたりに抱きついて、じゃれる。
名塚佑:「そう?いやー、じゃあ学校の先生にでもなっちゃおうかなあ」
谷神天音:「ねえ、ねえ、佑ちゃん。もしもね」
名塚佑:「うんうん」
谷神天音:「今回とは逆で、佑ちゃんの中に……鬼とか、そういう、いけないのが居て」
谷神天音:「そのせいで皆に迷惑がかかる」
谷神天音:「ってなったら、佑ちゃんはどうする?」
谷神天音:純粋に、事件を振り返っての質問。
名塚佑:「……」
名塚佑:「……ボクは」
谷神天音:「……?」 何か変な質問をしたかと唾を飲む。
谷神天音:「う、ん」
名塚佑:「それでも全然、平気だよ」笑う。
名塚佑:「錬磨みたく、強いからね」
谷神天音:「ナントカしちゃう?ってこと?」
名塚佑:「ううん、違う違う」
名塚佑:「迷惑をかけても、平気ってことさ」
谷神天音:「……? 他の人にめーわくをかけても、平気?」
谷神天音:「そ、それは、悪い人!悪い人だよ!」
谷神天音:あわあわする。
名塚佑:「へっへー。悪い人だぞー!」両手を上げて天音を怖がらせる。
谷神天音:「ひゃーっ!」
GM:天音としても、深く追求するつもりはないのでしょう。またじゃれあいをはじめる。
名塚佑:天音を追いかけ回したりして遊びます。
谷神天音:「ねえ佑ちゃん、佑ちゃん!」 どたばた走りながら言う。
名塚佑:「なーに!」
谷神天音:「佑ちゃん……だけじゃなくて、望とか、水波くんとかもそうだけど」
谷神天音:「もし佑ちゃんがあぶない事になったら、ぜったいあたしが助けたげるからね!」
谷神天音:「やくそく!ね!」
名塚佑:「へへ……悪い人を助けて、いいのかな~~っ!」
名塚佑:「うりゃーっ!」ベッドに頭から突っ込んだりします
谷神天音:「ああーっ!ベッドがーっ!」 その横に頭からつっこむ。
名塚佑:「あははははは」
谷神天音:「あはははは!」
GM:ということで、他に話す事がなければこのまま遊び呆けてシーンを切りましょうw
GM:では、佑ちゃんのEDはこれで終了!
名塚佑:ありがとうございました!

エンディング05:谷神錬磨

GM:じゃあラスト。錬磨君のEDに入りましょうか。
谷神錬磨:おす!
GM:時間としては夜。君の部屋に天音がやってくる感じではありますが
GM:たとえば、組手をしたいとかの要望があれば全然それでもいいです。どうしましょう?
谷神錬磨:いえ、部屋でyoutubeにアップする動画を準備しています
GM:都会派~~

GM:では、事件から数日後。佑ちゃんがやってきた日の夜。
GM:天音も自宅療養になって一段落だ。君は自室で趣味に没頭している。
谷神錬磨:「……」 新しく購入した家庭用研磨機をセットしている
谷神錬磨:「……角度……」 webカメラを台の上に載せたり、厚紙で固定したりしている
GM:なら、そうですね。錬磨君は気付くかもしれない。
GM:部屋の外で、そわそわと歩き回る気配がする。天音です。
GM:君に声をかけようか、かけまいか、悩んでいるような気配。
谷神錬磨:「……」 マイクを接続しようとするが、部屋の外を一瞥する。
谷神天音:「……、……」
谷神錬磨:「……天音」
谷神天音:「……!」
谷神錬磨:「…………中にいる。どうした?」
谷神天音:「えっと……」
谷神天音:「ちょっとおはなし、いいですか?にい様」
谷神錬磨:「構わない」
谷神錬磨:「入ってくれ」
谷神錬磨:研磨機と録画器具をどかす。
谷神天音:戸を開けて、おずおずと中に入ってくる。
谷神天音:「あ!新しい機械!」
谷神錬磨:「……小型の研磨機だ。これで武具の類を、加工できる……」
谷神錬磨:「……こうした情報は、みんなと共有するべきだと思った」
谷神天音:「そっか。刀の切れ味がよわくて、こまってる人とか居るかもしれないもんね」
谷神錬磨:「そういうことだ」 うなずく。 「だが、どうした?」
谷神錬磨:「研磨機に……興味が?」
谷神天音:「う」
谷神天音:「ちがいます!そうじゃなくて……」
谷神天音:錬磨君の向かいに正座する。
谷神錬磨:「何か、あったのか」
谷神天音:「弱気になったとかじゃなくてね。とう様、かあ様、じじ様の事をかんがえてたの」
谷神天音:「とう様は……にい様より、ずっと強かったんでしょ?」
谷神錬磨:「……父上たちか。俺もたまに考える」
谷神錬磨:「ああ。……戦においては、俺よりもずっと強かった」
谷神天音:「でも死んじゃって……でも、とう様たちが残してくれたお話のおかげで、あたしが助かって」
谷神天音:「負けて、死んじゃったなら弱いのかな。でも、あたしを助けてくれたなら、強いのかな」
谷神天音:「強いってなんなのかな。そう思ったら」
谷神天音:「なんか……えへへ。ねむれなくって」
谷神錬磨:「……強いということにも、色々ある」
谷神錬磨:「父上は、強さは弱さを受け入れることだと言っていた」
谷神錬磨:「だが、例えば朝比奈や名塚の強さはまた違う」
谷神錬磨:「陰陽鬼の強さも、また別の意味があったんだろうと思う」
谷神天音:君の言葉に興味深そうに頷く。
谷神錬磨:「それに、あらゆる意味で強いという必要もない……」
谷神天音:「……そうなの?」
谷神錬磨:「……おそらくは。俺もすべての強さを持っているわけではない、が……今回はそれでよかった」
谷神錬磨:「ほかの強さを持っている、仲間がいた。そういうことだった」
谷神天音:「あ」
谷神天音:「そっか。そういうことなんだ」
谷神天音:「ひとりですっごく強くなくても……みんなで合わせてすっごく強ければ、いいんだ」
谷神錬磨:「自分にできないことは、できるやつにやってもらう……」
谷神錬磨:「水波には、特に世話になった。お前に謝ってくれと頼まれている」
谷神錬磨:「すまなかった、と言っていた」
谷神天音:「!」
谷神錬磨:「あれは、お前の中の……。……。……」 ちょうどいい物言いが思いつかない有り様
谷神錬磨:「……頑張らせるために、言ったことだ」
谷神天音:「……うん。水波くんのおかげで、あたし、にい様と組手しよう!って思ったんだもん」
谷神天音:「わかっております!もちろん!」
谷神錬磨:「そうか。水波も喜ぶ……」
谷神錬磨:「……良かった。今度、礼にでも行くか。やつとの組手も、参考になるだろう……」
谷神天音:「行く!いきます!」
谷神錬磨:「天音は、元気だな」 「……それでいい。俺もうれしい」
谷神天音:「…………佑ちゃんに教わったから。」
谷神天音:「みんながあたしを助ける為に頑張って。本当に死んだり、死にかけたりしたから」
谷神天音:「みんなの頑張りにお礼するために、しっかり生きなさいって」
谷神天音:「あたし、もう逃げないからね!にい様!」
谷神錬磨:「……ああ。だが、時には逃げてもいい。俺たちの想像をはるかに超える、強さを持った者が現れるときがあるかもしれない」
谷神錬磨:「そのときは、俺たちが必ず助ける。連れ戻す。それだけ知っておいてくれれば、いい」
谷神天音:「にい様もだよ。あぶなくなったら、ちゃんと逃げて、帰ってきてね」
谷神天音:「あたしはにい様の事、世界で一番だいすきだから」
谷神天音:「いなくなっちゃったら、困ります!」
谷神錬磨:「……うん。それは照れるが、うれしい。……覚えておこう」
谷神錬磨:「もう夜も遅い。寝るべきだと思う、天音」
谷神天音:「……もうちょっとだけ、にい様のそれ、見てていい?」 動画配信のことを言っている。
谷神錬磨:「……そうだな」
谷神天音:ぺたぺたと歩いていく。もはや勝手に君のベッドに寝転がって、見学するかまえ。
谷神錬磨:「なるべく手早く済ませよう」 カメラをセットする。録画開始だ。

GM:――――信仰を失った神は消えるのみ。
GM:赤き欠片は月から逃れ、己が欲の為に動き出す。

GM:夜叉童子と陰陽鬼。
GM:谷神にまつわる二つの伝承が牙を剥く。

GM:受け入れるのか、拒絶するのか。
GM:殺すのか、救うのか。
GM:今日の平和を明日へと繋げ。
GM:それこそが守護者たる我らの務め。

GM:ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン
GM:「守護者の願い」 第二話『修羅のメヌエット』  ――――END






エンディング99:名塚佑

GM:では、最後のEDを開始します。

GM:場所は佑ちゃんの家。
GM:天音と遊んで、すっかり暗くなってから帰ってきた君を母親が暖かく出迎えてくれる。
名塚愛:「おかえりー。何処行ってたの?ごはん冷めちゃったわよ」
名塚佑:「錬磨のとこ行ってた!天音が、えー……退院!退院したから」靴を脱ぎながら答えます。
名塚愛:「あら!なに?天音ちゃん入院してたの?病気?」
名塚佑:「お見舞い行ってたの!戸棚のチョコ持ってったからね!」
名塚愛:「……ちょっとあんた。あれ高いやつ……うわっ、ほんとに持ってってる!」
名塚愛:「うわー」
名塚佑:「おいしかったよ」
名塚愛:「このオバカ!」 ぺちんと娘の頭をはたく。
名塚佑:「へっへへ」
名塚佑:「いいじゃん!天音も喜んでたよ!大変な病気だったんだから」
名塚愛:「……まあ、いいか。天音ちゃんは昔からの付き合いだもんねえ」
名塚愛:「ごはんあっちに出しておいたから。レンジでチンして食べてね」
名塚佑:「はーい」ドタドタとリビングに行きます。
名塚愛:「あと、たたんだ洗濯物いつものところに置いておいたから、自分でしまうようにー!」 その背中に声をかける。
名塚佑:「はーい!」
GM:なら、リビング。母が言った通りにごはんが出てます。
GM:丁寧にラップがかけられ、温めればすぐにでも食べられそう――――そして。
GM:その横に、ボロボロになった白封筒が置いてある。
GM:名塚佑 と、目立つ文字で殴り書きされています。
名塚佑:「ん、麻婆豆腐だ」レンジにぶち込んで、温まるのを待ってる間、
名塚佑:何の気なしに封筒を開けて中身を見ます。
名塚佑:「なんだろ」もう片手で牛乳を取り出す。
GM:おかしな手紙です。いや、手紙かどうかすらもわからない。
GM:途切れ途切れの文字の配置。見覚えがあるようで明らかな違和感がある文字。
GM:たとえば「あ」と「ぬ」が合体したような見たことのない文字だったり、漢字が90度傾いてたりするような。
名塚佑:「……」
GM:――その中で、ふいに読める文字が飛び込んでくる。

GM:「お前     は」
GM:「 東  京   .・   に」
GM:「    行  っ  て     いな い」

名塚佑:「……………」
GM:そこで終わっている。
名塚佑:牛乳を、テーブルの上に置く。
名塚佑:温め終わった麻婆豆腐を取り出す。
名塚佑:紙を丁寧に折りたたんで、封筒の中に戻す。
名塚佑:封筒ごと、コンロの上に置いて、着火します。
GM:封筒が燃えます。“しわひとつない、新品の封筒”が、中の怪文書ごと。
GM:驚くほどはやく火に飲み込まれ、小さな炭になる。
名塚佑:「……………」
名塚佑:「知ってるよ」
名塚佑:テレビをつけて、夕食を食べ始めます。

GM:ということで、クオンペーン第二話!
GM:『修羅のメヌエット』の全行程はこれにて終了です。
GM:おつかれさま!でしたー!
谷神錬磨:お疲れさまでした!
名塚佑:お疲れ様でした!楽しすぎる!
朝比奈 望:おつかれさっした!!
水波賢哉:お疲れ様でした!!