『絶対同化領域ベルゼブブ』
キャラシート
PC1 《モディ・ドゥ》 -
(キャラシート)(PL:森田)
PC2 《ゴーストディヴィジョン》ナターリア=ミュラー
(キャラシート)(PL:猫口@)
PC3 《サウィン・ベンダー》犀潟常青
(キャラシート)(PL:ロケット商会)
PC4 《クロックワークス》秋塚譲治
(キャラシート)(PL:オツカレー)
目次
プリプレイ
GM:時間だ!
GM:微妙にPLが足りないですが、自己紹介していればそのうちくるでしょう。
GM:ということでPC2のナターリアさん! はりきって自己紹介をお願いします。
PC2 《ゴーストディヴィジョン》ナターリア=ミュラー
(キャラシート)(PL:猫口@)
ナターリア:はい!
GM:美人!
ナターリア:ナターリア・ミュラー。一族の大事な指輪を探し求めて旅をしてる貴族です。
GM:逆指輪物語
ナターリア:旅の最中、ナザロフとリディア一行に出会い道連れに。
ナターリア:なかよし旅行となった…はずがどうしてこんなことに………
ナターリア:ナザロフもホームレスだし、ここは大人の私が何とかしなければ…
ナターリア:性能はカバー要員+火力支援。
GM:野良犬……
GM:ナターリアさん、僕が知る中でも八重垣をトップクラスに使いこなしているガードキャラで大好きです
ナターリア:今回はクリスタルシールド八重垣からフォールンシールド八重垣に宗旨替えしまして
ナターリア:氷盾と合わせてガード値41になりました
ナターリア:まあ200点帯だと不安がありますが…
GM:いや硬いよ!
ナターリア:そして勝利の女神と凍てつく刃を取得
ナターリア:達成値支援と火力支援が出来るよ!
GM:いや強いよ……!
GM:でもナターリアさん、この見た目で勝利の女神持ってるの、見た目と能力一致しすぎてて好き
ナターリア:そしてマスターズコネクション+氷壁でシナリオ1回だけ相手の攻撃を防げるぜ~
GM:ヒエー
GM:なんか秘密兵器、だいたい防御とか攻撃をガン上げするのに使われる印象がありますけど
ナターリア:もはや家族同然になった二人の動向も気になりますが
GM:ガード値を稼ぎつつマスコネもこんな感じで使ってくるの、おもしろいな……
ナターリア:同行者とも仲良くしたいです。よろしくお願いします!
GM:よろしくね! じゃあ、ナターリアさんのハンドアウトこれ。
GM:ナザ……モディ・ドゥくんと共通です。
■ハンドアウト:ナザロフ、ナターリア
シナリオロイス ・《魔人ディナ》リディア=スミルノフ/P庇護/N不安/
一年前、君たちの旅は唐突な終わりを迎えた。
獣人ナザロフ、麗人ナターリア、そして魔術師リディア。
君たちが旅の途中で立ち寄った『湯ノ浦町』で突如謎の大爆発が起こり、リディアが行方不明になったのだ。
一年経った今も事件の詳細は闇の中だ。
わかっているのは、湯ノ浦町の生き残りたちが『魔人』と呼ばれるオーヴァードとなり、FHオブセシオンセルを結成したこと。
そしてリディアが魔人たちのリーダー……《魔人ディナ》としてセルリーダーになったことの二つだけだ。
2020年末。N市に滞在する君たちの元へ、そのリディア本人が現れる。
彼女は君たちに『この町を守るため、復活した魔人をいっしょに止めてほしい』と言うのだった。
GM:ナターリアさんは、おのれリディアの名を騙る悪魔め!とリディアを殺しにかかってもいいですし
GM:彼女の話を聞いても、ナザ……ドゥ君に判断を委ねても構いません。
ナターリア:ドゥ………
ナターリア:勿論話を聞きましょう
GM:わーい!
ナターリア:殺しに掛かろうにも攻撃性能ゼロだしね
GM:じゃあ次に行きましょう! 時間的には一日半セッションみたいなものなので……PC1!
GM:PC1のナザロ……モディ・ドゥくん。おねがいします。
PC1 《モディ・ドゥ》 -
(キャラシート)(PL:森田)
"モディ・ドゥ":ワンワン!
GM:いぬ!
"モディ・ドゥ":ご紹介に預かりました謎の覆面ドッグです。
"モディ・ドゥ":ナザロフとかいうやつがどこの何者かはわかりませんが、好きなものはリディアとナターリア。
"モディ・ドゥ":2人のことにかけては突然興奮する迷惑ないぬです。
GM:ナザロフだこれ!
"モディ・ドゥ":違うワン!
"モディ・ドゥ":湯ノ浦の人々がリディアのパワーで生き残っているのを聞きつけ
"モディ・ドゥ":彼らがリディアを利用してFHのセルリーダーなどという立場に祭り上げていると思い込み大激怒。
"モディ・ドゥ":ナターリアの静止も聞き入れず、魔人どもをぶっ殺そうと画策しています。
GM:魔人スレイヤーと化した野獣
"モディ・ドゥ":とはいえ所詮はそこまで強力でもない1オーヴァードの力なのでそう上手くはいかず
"モディ・ドゥ":返り討ちにあってはボロボロになっています。
GM:そうですね。GMも
GM:なんか毎回死にかけて、そのたびにナターリアさんに「もうこんなことはやめるんだ」とか言われてるイメージです
"モディ・ドゥ":通じ合ってんじゃん?
"モディ・ドゥ":そういう感じです!
GM:イェイイェイ!
"モディ・ドゥ":性能は転生者破壊の爪+オリジンアニマル型の素手白兵
"モディ・ドゥ":ミドルはしょっぱいですが100%に行けばそこそこの火力でイニシアチブ範囲が打てます
GM:これ、ぱっと見た時は100%いくまで武器がないのかなーって思ってたんですが、オリジンアニマルがあったんですよね
"モディ・ドゥ":そうそう
GM:アニマルパワーしつつ、100%になると一気に強くなるというお手本のような転生者
"モディ・ドゥ":シンプルなアタッカーなので邪魔にはならないはず。以上!
GM:OKOK! じゃあ、モディさんのハンドアウトはこれ。
■ハンドアウト:ナザロフ、ナターリア
シナリオロイス ・《魔人ディナ》リディア=スミルノフ/P庇護/N不安/
一年前、君たちの旅は唐突な終わりを迎えた。
獣人ナザロフ、麗人ナターリア、そして魔術師リディア。
君たちが旅の途中で立ち寄った『湯ノ浦町』で突如謎の大爆発が起こり、リディアが行方不明になったのだ。
一年経った今も事件の詳細は闇の中だ。
わかっているのは、湯ノ浦町の生き残りたちが『魔人』と呼ばれるオーヴァードとなり、FHオブセシオンセルを結成したこと。
そしてリディアが魔人たちのリーダー……《魔人ディナ》としてセルリーダーになったことの二つだけだ。
2020年末。N市に滞在する君たちの元へ、そのリディア本人が現れる。
彼女は君たちに『この町を守るため、復活した魔人をいっしょに止めてほしい』と言うのだった。
"モディ・ドゥ":許さん…許さんぞ湯ノ浦人ども…
GM:OPは、ちょっとした魔人と戦闘してもらって
GM:危ういところをナターリアさんに助けられナントカ倒した……という流れでいきましょう。
GM:そのあとリディアが出てきます。よろしくね!
GM:じゃあ次! PC3……の犀潟さんが不在なので
GM:PC4の秋塚さん、おねがいします。
PC4 《クロックワークス》秋塚譲治
(キャラシート)(PL:オツカレー)
秋塚譲治:オッス! UGNエージェント秋塚譲治! いっちょやってみっか!!
秋塚譲治:ということでUGNエージェントとしてこの街にやってきていろいろな敵と戦ってきました。
GM:歴戦の勇士!
秋塚譲治:旧日本軍から始まって悪魔やら、獣人やら……ということで今回始めて魔人とエンカウントしますやったね!
秋塚譲治:というかクオンタムさんのGMセッション2回目なんですよね、がんばるぞ!
どどんとふ:「ロケット商会」がログインしました。
GM:おやーそんなに少なかったんだ
秋塚譲治:性格は飄々とした軽薄なイケメン、だけど本心は熱いそんな男であると思ってロールしてきました。
GM:というか僕自身、最近はあんまりGMやってないんですよね。大N市も5回か6回くらいだったし
秋塚譲治:今回もがんばってやっていきたいと思います。
秋塚譲治:性能は漆黒パンチと時の棺を少々。素手白兵、本当に重くて嫌になります。
GM:このセッションで唯一のUGN枠です。がんばって……!
秋塚譲治:あとは怨念の呪石でパワーアップして殴ります、暴走して殴る。それだけ。
GM:ダブルクロスにおいてシンプルなのは良いことだと聞いています
秋塚譲治:演出としてはソラリス薬品アンプルを体に投与する感じで。
秋塚譲治:みんなと仲良くして頑張りたいと思います、やるぞ! 以上です!
GM:センキュー!
GM:秋塚さんのハンドアウトはこれ。PC3の犀潟さんと共通です。
■ハンドアウト:犀潟、秋塚
シナリオロイス ・《マスターアビス》月代コヨミ/P有為/N敵対心/
君たちは今、とても忙しい。市内を騒がしている『ドッペルゲンガー事件』の調査をたった二人で行っているためだ。
ドッペルゲンガー。生きている人間そっくりの分身があちこちで発生している。
それどころか、死んだ人間が蘇ったという報告すらある……。
そんな中、君たちのもとに一人の少女が現れる。
彼女の名は月代コヨミ。オーガンのトリガーとなる楽園の十三人の一人にして、ドッペルゲンガー事件を巻き起こしている張本人──《マスターアビス》。
ドッペルゲンガー事件は自分が引き起こしているものだと、コヨミは君たちに説明する。
事態の収拾のため手を化してほしいと言うコヨミ。この依頼を受けるかどうかは君たち次第だ。
GM:オツカレーさんはマスターアビスのログを読んでくれているので
GM:秋塚さんはマスターアビスについて色々知っていてもいいですし、全然知らなくても構いません。
秋塚譲治:了解です! あ、このセッションの時系列ってベルゼブブの前って感じでしょうか?
GM:いえ、後ですね。
秋塚譲治:なるほど! 理解!
GM:これはOPで描写されますが、コヨミは数日後に自害する予定です。
GM:じゃあラスト! PC4の犀潟さん!
GM:PC3!
PC3 《サウィン・ベンダー》犀潟常青
(キャラシート)(PL:ロケット商会)
GM:張り切って自己紹介をお願いします。
犀潟常青:へい!
犀潟常青:犀潟常青、UGNに協力的なフリーランスです。
GM:この一行だけでGMにとても優しいキャラだと分かる
犀潟常青:趣味と仕事は怪談蒐集! 怖い話が飼っている凶悪な怪物のエサだからです。
犀潟常青:飼っているのは、青行灯と勝手に呼んでいる遺産(チャリオットバラ~)。
犀潟常青:ヘヴィギャロップと混沌なる者の槍で殴りかかります。
GM:この設定好きなんですよねー。いい具合に遺産とマッチしてて
犀潟常青:怖がりな成人男性として、様々な現象に首を突っ込んでいくスタイルで、
犀潟常青:戦術で味方のダイスを増やすなどの(ハイコストな)支援もちょっとだけします。ちょっとだけ…
犀潟常青:という感じです!よろしくお願いします!!!
GM:犀潟さんのOPでは、秋塚さんとちょっとした事件を解決した直後にしたいのですが
GM:どこか拠点にしてる場所とかあるんでしょうか? 完全に笑うセールスマンみたいに神出鬼没?
犀潟常青:特に定宿などない感じを想定してました。
犀潟常青:ビジネスホテルとかお寺とか神社とかに泊めてもらったりします。
GM:わかりました。マスターアビスがやっほーしてくるので、ほどよく人気のない適当な場所をご用意いたしましょう。
GM:では自己紹介は以上!
GM:トレーラーを流してはじめていきます。
■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。
それは唐突に広がった。
自分とそっくりの姿をした分身──ドッペルゲンガーの発生。
あるいは、既に死んだはずの人間の復活。
2021年が迫る中、楽園の十三人『マスターアビス』の脅威が静かに街を覆っていく。
灰は灰に。塵は塵に。
虚ろより現れし深淵の住人を、再び元の世界へと送り返せ。
ダブルクロス The 3rd Edition "大N市"
『再生のファンタジア』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
オープニング01
GM:OP。まずはモディドゥくんとナターリアさんのOPです。
GM:お二人は1d10で登場をどうぞ!
ナターリア:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 8[8]+37 → 45
"モディ・ドゥ":1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 10[10]+44 → 54
"モディ・ドゥ":ぎゃあ!
GM:しんでる!!
GM:このOPは、魔人と戦ういぬのところにナタ─リアさんが現れてナントカ魔人を倒し
GM:そこにシナリオロイスのリディアがやってきて、依頼をする……という感じになります。
GM:最初はいぬ一人で、危ういところにナターリア登場!これで形勢逆転だな! というのを想像してるんですが
GM:モヤイさん、それで大丈夫でしょうか?
"モディ・ドゥ":そうですねー
"モディ・ドゥ":どっちかというと
"モディ・ドゥ":形勢逆転だな!とはならずに
GM:ふんふん
"モディ・ドゥ":ナターリアさんが一旦戦闘を収めるために攻撃を防いで
"モディ・ドゥ":それを利用して魔人を攻撃する、みたいな
"モディ・ドゥ":卑劣なことをやりたいと思います
ナターリア:卑劣!
GM:卑劣www
GM:じゃあそれで!
"モディ・ドゥ":ヨシ!
GM:N市某所 路地裏
GM:路地裏。人気のない薄暗がりの奥で、二つの異形が戦っている。
GM:一つはどこか人間離れした長身の男。そしてもう一つは、男の数倍の体躯を持つ緑の巨人だ。
巨躯の魔人:『ヒッ、ヒッ』 ──ドガン!
巨躯の魔人:巨躯から繰り出された拳が、コンクリート壁を軽く粉砕する。
巨躯の魔人:『ぼうや。この体格差で勝てると思っているのかい』
巨躯の魔人:『あたしの狙いはあんたじゃない。今失せれば、命までは取らないよ』
"モディ・ドゥ":包帯で顔を隠した男が
"モディ・ドゥ":衝撃に地面を転がる。
GM:長身の男……モディ・ドゥは知っていてもいい。君はこの魔人の名と、その結末を知っている。
"モディ・ドゥ":「ハァ……ぐはっ」
GM:魔人ロイトス。かつて第7地区に攻め込み、魔人ナラシンハと共に倒された魔人のひとりだ。
"モディ・ドゥ":「うるせえよ、くそったれ」
巨躯の魔人:『歳上をくそったれ呼びは感心しないねえ』
"モディ・ドゥ":「お前らが生き永らえたのは、あの子のお陰だ」
"モディ・ドゥ":「その力はあの子に返せ!それであの子を開放しろ……!」
魔人ロイトス:『…………いいや。無駄さ』
"モディ・ドゥ":「第一てめえは死んだはずだろうが、”ロイトス”」
"モディ・ドゥ":「しぶといんだよ……!そうやっていつまでもいつまでも」
"モディ・ドゥ":「あの子のことを……」
魔人ロイトス:『ははは。なんか誤解してるね』
魔人ロイトス:『あたしはもう死んでる。魔人の力なんか、とっくにリディアちゃんに返しているよ』
"モディ・ドゥ":「ああ!?」
"モディ・ドゥ":「どういう意味だ、お前」
魔人ロイトス:『……細かい説明をする気はない。いいかい坊や』
魔人ロイトス:『あたしの目的は第七支部長だ』
魔人ロイトス:『どうしても気になるんなら……』
魔人ロイトス:ズン!
魔人ロイトス:『ケガを治しながら』 腕を振りかぶる。
魔人ロイトス:『病院でじっくり調査するんだね!』
GM:丸太のような腕が唸り、モディ・ドゥに迫る。
"モディ・ドゥ":「ゥウウウウッ!グァ!!」
"モディ・ドゥ":低くうなりながら、カウンターを取るべく真正面から突っ込む。
"モディ・ドゥ":命を削るような戦い方。
ナターリア:「全隊!!」
GM:パワーの差は歴然としている。体格もだ。このまま正面からぶつかれば……おそらく、モディ・ドゥの命が先に尽きる。
"モディ・ドゥ":それを厭わない。何よりも大切なのは……。
魔人ロイトス:『!』
ナターリア:「横列陣形!!」
"モディ・ドゥ":「!」
ナターリア:朗々とした女の声が響く。
ナターリア:その瞬間。
ナターリア:空気が割れるような音と共に、地中から氷漬けの屍が現れ、
ナターリア:結集して”モディ・ドゥ”の壁となった。
GM:唸りをあげた拳が壁に衝突し、半分以上を粉砕し──弾かれる。
"モディ・ドゥ":その瞬間
魔人ロイトス:『新手かい。面倒な……』
"モディ・ドゥ":壁を足場に跳躍
ナターリア:「今のうちに……ナザロフ!?」
"モディ・ドゥ":既にロイトスの首元に取り付いている
"モディ・ドゥ":「……お前たち”魔人”は」
"モディ・ドゥ":ジャキン!!
魔人ロイトス:『こ、の』
魔人ロイトス:『小僧!』 首元に向け、長い腕を振りかぶる。
"モディ・ドゥ":禍々しい鉤爪が片腕から飛び出す
"モディ・ドゥ":「俺が殺す」
"モディ・ドゥ":ずぶ!!
"モディ・ドゥ":深々と首元に爪を打ち込み
"モディ・ドゥ":何度も腕や壁に体を打ちつけられながら
"モディ・ドゥ":返り血を浴びる
"モディ・ドゥ":「ウォオオオオオオオオッ!!!」
魔人ロイトス:『がふっ……うごっ……!』
ナターリア:血の雫が頬に掛かる。
ナターリア:「ナザロフ……!」
GM:……ロイトスの巨体が血に染まり、徐々に力が失われていく。
ナザロフ:「あの子を」
ナザロフ:「返せッ!!」
ナザロフ:ぶしゃっ!
ナザロフ:爪を引き抜き、地面に転がる。
ナザロフ:「うう……ぐ……」
魔人ロイトス:倒れます。完全に戦闘不能のダメージだ。
魔人ロイトス:『……くく』
ナザロフ:こちらも満身創痍
魔人ロイトス:『そこのお嬢ちゃん』
ナザロフ:全身の骨を砕かれ、這いつくばってそれを見上げる。
ナターリア:「………ッ!」
魔人ロイトス:『犬の坊やから……せいぜい目を離さないことだ』
魔人ロイトス:『あたしらは……死んでいるがゆえに、殺せないんだから……』
魔人ロイトス:ナターリアにそれだけ言うと、死体が光の粒子となって消える。
ナターリア:「言われずともそのつもりだ!」
GM:路地裏に君たちだけが残された。
ナターリア:ナザロフに駆け寄る。
ナザロフ:「……ナター、リア……」
ナターリア:「この大馬鹿野郎!!」
ナザロフ:「!」
ナターリア:「脳まで狼になったか!」
ナザロフ:「なんだと……」
ナザロフ:「こっちの台詞だ!なんで出てきた!」
ナザロフ:「お前まで連中に目をつけられたらどうする……!」
ナザロフ:「俺がいつ助けがいるなんて頼んだ!ええ!」
ナターリア:「それを、」未だ倒れ伏すナザロフを見下ろす
ナターリア:「言わなきゃわからないのか」
ナターリア:震える声でそう呟く
ナザロフ:「……!」
ナザロフ:「だったら、言うな」
GM:コツ、コツ
GM:裏路地で言い争う君たちのもとに、ゆっくりと足音が近づいてくる。
GM:君たちは……というかナターリアさんは重症のナザロフを連れてこの場を離れてもいいし、
GM:適当に身を隠してやり過ごしても構わない。
ナターリア:「!」
ナターリア:氷の兵士たちがナザロフを守る様に、扇状に展開する。
ナザロフ:「今の俺と……”罰犬”(モディ・ドゥ)とお前は」
ナザロフ:「関係ない」
???:「そんなことないよ」 少女の声。
???:「ナターリアは、ナザロフのことを心配してくれてるんだから、そんなこと言っちゃだめだよ」
ナザロフ:「!」
ナザロフ:足音の方に振り向く
ナターリア:「……お前は………」
ナザロフ:「お前、は」
GM:ナターリアさんとナザロフくんは、情報:UGNか裏社会で振ってください。難易度は7。
ナターリア:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,5,8] → 8
ナザロフ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 5[3,5]+1 → 6
GM:いっいぬ!
ナターリア:あ、ごめん。一応、情報:裏社会です。どっちも技能ないのでこれで合ってます
ナザロフ:キャウン
GM:OKOK!
ナザロフ:情報UGNです!
GM:では、成功したナターリアさんは……声をかけてきた少女の事情をよく知っている。
■湯ノ浦の魔人とそのリーダーについて
大災害を生き延びた湯ノ浦町の住人は、人間態と魔人態という二つの姿を併せ持つオーヴァード──『魔人』となり、FHオブセシオンセルを結成した。
オブセシオンセルのリーダーは、かつて君たちと旅をしていた少女。リディア=スミルノフだ。
湯ノ浦の住人は全員死ぬかジャーム化するはずだったが、リディアが召喚した魔獣とヒトを融合させることで彼らの完全なジャーム化を防いでいる。
魔人化を治療する術が見つかるか、魔人すべてが死に絶えない限りリディアが解放されることはないだろう。
そのリディアは今、湯ノ浦穏健派の代表としてN市に滞在している。
UGNと協力して、楽園の十三人《マスターアビス》に対抗するためだ。
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。ナターリア。ひさしぶり」
リディア=スミルノフ:だぼだぼの服を着た、10歳くらいのロシア系少女だ。
ナザロフ:「リディア……」
ナザロフ:「リディア、なのか」
ナザロフ:やっとのことで体を起こし
ナザロフ:少女を見つめる
ナターリア:「無理に動くなっ」
ナターリア:隣で身体を支える
ナザロフ:「……っつ」
ナターリア:「……久しぶりだな、リディア。」
ナザロフ:「ナターリア、お前」
ナザロフ:「何か知ってるのか……?」
リディア=スミルノフ:「うん。リディアだよ」
リディア=スミルノフ:「ふたりに、お願いがあってきたんだけど。……どうしよう」
リディア=スミルノフ:「今度にしたほうがいい?」
ナターリア:「いいや、今頼む。…忙しいんだろう?」
リディア=スミルノフ:「ひさしぶり。ごめんね。いろいろあって、全然連絡できなかった」
ナザロフ:「ああ、そうだよ」
ナザロフ:「どこ行ってたんだ、全然見つからなくて」
ナザロフ:「……無事でよかった」
ナザロフ:ぐったりと力が抜ける
GM:湯ノ浦の魔人には、過激派と穏健派が存在します。先程のロイトスのような──N市に積極的攻勢をかける魔人と、
GM:UGNと協力しようとする穏健派。
ナターリア:「何か知っているのか、じゃない!バカ!」
ナターリア:「調べもせず突っ走って!」
リディア=スミルノフ:「ナターリア。あまり怒らないであげて」 とことこと近寄ってきて、傷の手当をはじめる。
ナザロフ:「……う、く」
ナターリア:「リディアは…あの爆発事故のあと町の住人を助けるため、」
ナターリア:「召喚した魔獣と住民を融合させることでジャーム化を防いでいる。」
ナザロフ:「俺だって、そこまでは知ってる……」
ナザロフ:「だから止めなきゃいけないと思ったんだ」
ナターリア:「だから魔人を全員殺して、リディアを解放しようとしているんだろう?」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:無言で頷く
ナザロフ:「リディアの優しさが」
リディア=スミルノフ:「それは無茶だよ、ナザロフ。魔人にもいい人はいるんだし」 包帯をまいている。
ナザロフ:「リディア自身を傷つけるようなことになるなら」
ナザロフ:「……俺は、どんな手を使ってでも」
ナザロフ:「そうだとしても、俺は……!」
ナザロフ:「黙ってなんて、いられなかった」
ナターリア:ナザロフが口を開こうとするのを、人差し指で制する
ナターリア:「お前一人じゃない。」
ナザロフ:「UGNとかいうのに追われてるんだろ!あいつらのために能力を維持するのだってとんでもない負担だ!それに……」
ナザロフ:「んぐ」
ナターリア:「”俺は”なんて言うな。私だってそうなんだから。」
ナザロフ:「……ナター、リア」
リディア=スミルノフ:「わたしは大丈夫だよ。能力の維持も、意外と負担じゃないから……でも」
ナターリア:「状況も変化しつつある。UGNも、そこまで敵対的じゃないんだろう、今は?」
ナターリア:リディアに
ナザロフ:「……」
リディア=スミルノフ:「うん。今のわたしは、穏健派の代表としてUGNと協力してるの」
ナザロフ:肩を落として口をつむぐ
リディア=スミルノフ:「UGNに倒された何人かの魔人が、《マスターアビス》の力で復活してる。それを止めないといけなくて……」
リディア=スミルノフ:「ふたりに協力してもらえたら、って思ったんだけど」
リディア=スミルノフ:「いそがしいかな。ナザロフも怪我してるし」
ナザロフ:「待て、待て」
ナザロフ:「どういう意味だ」
リディア=スミルノフ:「んん」
ナザロフ:「リディアはもう追われなくて済むのか?」
リディア=スミルノフ:「うん。でも復活した魔人が暴れ続けたら、話は変わってくるかも」
リディア=スミルノフ:「だからわたしは示さないといけないの。湯ノ浦は……湯ノ浦の穏健派は、理性をもってこの町を守る意志があるって」
リディア=スミルノフ:懐から連絡先を書いた紙を取り出し、ナザロフとナターリアに手渡す。
ナターリア:「……。」紙を受け取る。
リディア=スミルノフ:「いつでもいいよ。もし手伝ってもいいやって思ったら、連絡してくれるとうれしいな」
GM:そのままリディアは去ろうとします。
ナザロフ:「……リディア!」
ナザロフ:状況の整理がついていないまま
ナザロフ:反射的にその背中に声をかけます
リディア=スミルノフ:「む」
ナザロフ:「言ったろ」
ナザロフ:よろよろ立ち上がる
ナザロフ:「じっとしてなんていられないんだ」
ナザロフ:「また、勝手に1人になんてさせてたまるか!」
ナザロフ:「ナターリアだって、そうだろ」
ナターリア:ナザロフに肩を貸す。
ナターリア:「ああ。だが、」
ナターリア:「お前も一人になるな。」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:「悪かった」
ナザロフ:「ごめん」
リディア=スミルノフ:「……わたしに協力したら」
リディア=スミルノフ:「またナザロフがケガしちゃうかも」
ナターリア:「私が一緒に行けば、怪我なんてそうそうさせないさ。」
ナターリア:「そうだろう、リディア?」
リディア=スミルノフ:「ふふふ」
リディア=スミルノフ:「うん。ナターリアは、鉄壁の騎士様だもんね」
リディア=スミルノフ:「ありがとう、ナザロフ。ナターリア」「行こう」
リディア=スミルノフ:「もうひとり、協力者がいるから。コヨミもいまごろは……仲間を見つけているはず」
リディア=スミルノフ:そう言って、君たちを先導するようにとことことあるき出す。
ナターリア:「ああ。」
ナザロフ:包帯の上からでもわかるように、ぱあっと表情が明るくなる
ナザロフ:「おう!」
ナターリア:「…………ナザロフ。」
ナザロフ:「……おう」
ナザロフ:ちょっと気まずそうに返す
ナターリア:包帯が破れて露わになった頬にキスをする。
ナターリア:「……もう二度と、あんな真似はするな。」
ナザロフ:「きゃう!?」
ナターリア:「ばか。」
ナザロフ:「ナターリア……」
ナターリア:「………なんだ。」拗ねたように視線は合わさない。
ナザロフ:「ごめんな、俺はいつも間違ってばっかりで」
ナザロフ:「本当にケダモノ並みの脳味噌かも」
ナザロフ:肩を落として呟く
ナザロフ:「だけど」
ナザロフ:「またお前が助けてくれた、リディアと会えなくなる前に」
ナザロフ:「……ありがとう、ナターリア」
ナターリア:「それでいいんだ。」
ナターリア:「お前が間違ったら私が。私が間違ったらお前が。」
ナターリア:「リディアが間違ったら二人で。」
ナターリア:「こうして言ってやればいい。」
ナザロフ:「そっか」
ナザロフ:「……俺たち、仲間だったな」
リディア=スミルノフ:「…………ナザロフ? ナターリア?」
リディア=スミルノフ:「だいじょうぶ? 傷が痛むの?」 曲がり角の向こうから声をかける。
ナターリア:「ああ、リディア。何でもない。」
ナザロフ:ふ、と獣の顔が笑む
ナザロフ:「おう」
ナザロフ:「いつもどおりだって、話をしてたんだよ」
ナターリア:くす、と笑って口の前に人差し指を立てる。
ナターリア:「それと、二人で内緒話をな。」
ナターリア:少し濡れた唇が光に当たり艶めかしく照る。
GM:シーンカット!
GM:ロイスのみ可能です。シナリオロイスはリディア。
GM:シナリオロイス ・《魔人ディナ》リディア=スミルノフ/P庇護/N不安/
GM:もちろん、他の感情でとっても構いません。……というか
GM:今回はミドルがだいぶ少なくなりそうなので、購入もOKにしましょうか。
GM:ロイスと購入をどうぞ! 終わったら次!
ナターリア:リディア/〇庇護/隔意
ナターリア:購入は戦闘用着ぐるみ!
ナザロフ:リディアにはもう取ってる!
リディア=スミルノフ:やった
リディア=スミルノフ:えらいね、ナザロフ
ナターリア:3dx+4>=14
DoubleCross : (3R10+4[10]>=14) → 9[2,2,9]+4 → 13 → 失敗
ナターリア:財産1使って購入
ナターリア:装備!
ナターリア:以上です!
ナザロフ:購入は応急手当
ナザロフ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[1,4]+1 → 5
ナザロフ:ダメ!以上!
GM:しんでる!!
GM:OK! じゃあ今度こそシーンカットだ。
オープニング02
GM:次のシーン。OP02。
GM:犀潟・秋塚ペアのOPです。1d10de
GM:1d10で登場をどうぞ。
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:35->45)
秋塚譲治:うぎゃああ~~!!!
犀潟常青:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 2[2]+34 → 36
秋塚譲治:俺は生還者だ!
GM:生還者だから大丈夫……大丈夫
GM:N市第三地区 薬師池公園
GM:──夕刻。日が沈みかけた大きな公園の、森林エリア遊歩道。
GM:人気のない遊歩道で、一つの影が消滅しようとしている。
GM:半年前に倒されたはずの男、FHエージェントの《サルファレイン》──炎の雨を降らせる油断ならぬジャーム。
GM:そのドッペルゲンガーを、君たちはいままさに倒したところだ。
GM:満身創痍でもいいし、軽くひねったことにしても構わない。
秋塚譲治:じゃあ、そこそこ苦戦したていでいきます
GM:ここ数日、N市内のドッペルゲンガーは増加傾向にある……こうした危険な、死んだはずの存在のドッペルゲンガーもだ。原因はまだ不明。
犀潟常青:「……いやあ、ちょいと苦労しましたね」
秋塚譲治:「全くだね……まぁ、犀潟さんがいたおかげでなんとかなったよ」
犀潟常青:「いやいや。こちらも想定の外でしたよ、こんな……」 長い杖をついて、ベンチに座り込む。
犀潟常青:「怪獣みたいなのが出てくるのはね。せいぜい亡霊かオバケみたいなもんだと思ってました」
秋塚譲治:「ははは、まぁ、アレはな。びっくりした」
GM:では、君たちがそんな感じに話していると
GM:ゆっくりと遊歩道を歩いてくる人物がいます。明確に君たちに向かって声をかける。
犀潟常青:「こいつが例のドッペルゲンガーですかね? だとしたら、まあ、相当に良くないな。どちらかというと、これは……ああ」
黒髪の少女:「……疲れているところ悪いんだけど」
黒髪の少女:「そのドッペルゲンガーについて、新しい依頼をしたいの。ふたりとも、少し時間をもらえるかしら」
犀潟常青:「おっと。どちらさんでしょう?」 夕陽を手で遮って、そちらを振り向く。
秋塚譲治:「んー……」 少し悩んでから
秋塚譲治:「というわけで自己紹介してくれると助かる……ってのは大丈夫かい?」
秋塚譲治:おおよその事情は把握している、目の前の少女に関しても。
犀潟常青:「そうそう。お名前、大事ですからね」
黒髪の少女:「自己紹介はするわ」
黒髪の少女:「あなた達は、私を認識しても大丈夫みたいだから」
GM:では二人は<情報:UGN/裏社会>か<意志>で振ってください。難易度はどちらも7。
秋塚譲治:UGNで振るぞい
秋塚譲治:(2)dx+1>=7 <情報:UGN>
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 10[2,10]+1[1]+1 → 12 → 成功
秋塚譲治:hu-
犀潟常青:2dx>=7 意志
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 10[1,10]+1[1] → 11 → 成功
秋塚譲治:これで失敗したら赤っ恥だぜ
犀潟常青:YES
GM:強い!
GM:では君たちは、彼女についての基礎知識と
GM:ドッペルゲンガー現象に繋がる情報を一つ、知っています。
GM:まず基礎情報。
黒髪の少女:「私は月代コヨミ。オーガンのトリガーとなる楽園の十三人のひとりで、ドッペルゲンガー事件を起こしている大本――――」
《マスターアビス》月代コヨミ:「《マスターアビス》。月代コヨミよ」
■《マスターアビス》月代コヨミについて
湯ノ浦出身の14歳。オーガンのトリガーとなる楽園の十三人の一人。
極めて強力な同化能力を持ち、同化耐性のない人間は彼女の情報を知っただけで同化されてしまう。
数年前、UGNとFH共同で進んでいたジャーム化治療プロジェクト『アビス計画』の被験体として志願したが、
太陽と部分的に同化する実験が失敗したことでプロジェクト関係者もろとも死亡。更に湯ノ浦の大災害を引き起こす原因となった。
現在はその精神だけが太陽と同化してしまっており、また、同化能力も暴走している。
犀潟たちと会話しているコヨミは、人格を投射したアバターのようなもの。
滅ぼす方法は太陽を破壊するしかないため、数日後にコヨミ自ら自害する予定。
GM:太陽とコヨミが同化した結果、今の太陽は太陽光を通じて全世界の情報を吸い上げ続ける無差別同化装置と化しています。
GM:情報。つまり、N市に現れたジャームなどの人格もまた、太陽にストックされている。
GM:ドッペルゲンガー現象は、暴走し続けるマスターアビスの能力によって太陽から漏れ出した人格情報の一部です。
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなた達には迷惑をかけてすまないと思っているわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「この町のあちこちに出現しているドッペルゲンガーを倒してから、私は自害したい。手伝ってほしい……という依頼をしにきたの」
犀潟常青:「ああ、アマテラスの。まさか、本物から目の前にお越しいただけるとは……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あ、アマテラス?」
秋塚譲治:「太陽神だからかい?」
犀潟常青:「そうですねえ。アマテラスは巫女と女神の両方の側面をお持ちだ」
犀潟常青:「自らが太陽に捧げられた生贄でもある……と、まあ、その話は置いときまして」
秋塚譲治:「で、だ。前者に関しては俺は問題ない、UGNだからな。この街を守ることは当然の責務だよ」
秋塚譲治:「犀潟さんはどうだい?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……冷静ねあなた達。名乗った瞬間戦いになるかも、って思ってたのに」
《マスターアビス》月代コヨミ:犀潟の方を見る。
犀潟常青:「私もまあ、秋塚サン、UGNさん側の了解をとろうと思っていましたよ。ドッペルゲンガーってのはとにかく危険だ。ただ………」
犀潟常青:「後半の方は、どうなんですかね? UGNさんとしては?」
秋塚譲治:「後者に関しては、まぁ……出来ることを全部やって無理だったらという前置きがつく、くらいだな」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私が生きていればオーガンが発生するのよ。自害で済むならみんな大喜びだと思ってたんだけど、そうでもないの?」
犀潟常青:「さすがに現実的だ。……俺もね、こんな少女を殺すなんて、こわいはなしはご勘弁願いたい。怖いの苦手なんですよ」
秋塚譲治:「そこなんだよな、UGNが勘違いされるとこ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……《サウィン・ベンダー》。キャッチコピーは”恐怖、お売りください”だった気がするんだけど……」
犀潟常青:「俺自身は、怖がりですよ。そう簡単に自殺のお手伝いなんて、とてもできない」
犀潟常青:「大の大人が二人そろって、こんな子の首に縄をくくるご協力なんて、できれば勘弁願いたいですからね。……どうです、秋塚サン」
秋塚譲治:「犀潟さんと同意見だね。第一、大を救うために小を犠牲にするってはあくまでやむを得なくって奴だ」
秋塚譲治:「はじめから小を切り捨てるつもりなんて話にならないさ。なんてったってオーヴァードと人類の共存が目的だ」
秋塚譲治:「この綺麗事抜かすからには。当然、女の子一人を救うぐらいの綺麗事も吐くさ」
犀潟常青:「お見事」
《マスターアビス》月代コヨミ:「クロックワークス。……UGNエージェントっていうから、もっとカッチリした性格かと思ってたけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ずいぶん理想論に傾いているのね。嫌いではないけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「じゃあ、自害はひとまず置いておくわ。どっちにせよやるべきことはドッペルゲンガーの排除だから」
犀潟常青:「茶化すつもりはないんですが、こいつはいいおはなしを聞きました。そういうやり方でいくなら、俺も力になりますよ」
秋塚譲治:「犀潟さんもモノ好きだね、そういう人は嫌いじゃない」
犀潟常青:「やれることを、まずはぜんぶやらなきゃ。特にドッペルゲンガーの被害者とかはね……」
犀潟常青:「こいつは現在進行形でしょう。やっぱり止めなきゃなりませんぜ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……といっても、止めてほしいのは残り三体よ。たいていはもう討伐されたから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「結論から言うわ。UGNに倒されたはずの《魔人》が三体、ドッペルゲンガーとして復活しているの」
秋塚譲治:「そうだな。こいつは限界ってのはあるのか……っと、残り三体か」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そいつらを止める。協力者がひとりいるから、最低でも四人かそれ以上のチームになるはず」
《マスターアビス》月代コヨミ:「結構強い魔人よ。ケガするのが嫌なら断ってくれてもいいんだけど……どう?」
秋塚譲治:「いやぁ、それはないな」
犀潟常青:「ええ。魔人はともかく、そいつがドッペルゲンガーってことなら、俺の仕事ですよ」
秋塚譲治:「第一、俺は女の頼みごとは受ける主義でね」
秋塚譲治:「断るなんて考えたこともなかったな」 笑う
犀潟常青:「うん。この色男ほど立派じゃないが……俺も、こわいはなしは、ちゃんと最後まで聞く主義です」
犀潟常青:「途中でやめたら、もっとこわい」
秋塚譲治:「それは分かる、ちゃんと結末を聞いてこそだもんな」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そうね。恐怖という感情は、たいていの場合『未知』からくるものだわ」
犀潟常青:「ご理解どうも、感謝しますよ。……そういうことで、月代さん」
《マスターアビス》月代コヨミ:「正体を知っていれば大して怖くもない。……決まりみたいね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「なに?」
犀潟常青:「ご案内、お願いできますかね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
《マスターアビス》月代コヨミ:「こうもあっさり話しが進むと、かえって怖いんだけど……わかった」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ついてきて。第三支部の会議室を貸してもらえるから」
《マスターアビス》月代コヨミ:ローファーに黒タイツ、どこかの学校の制服。スカートを翻して夜の遊歩道を先導する。
GM:君たちはコヨミになにか言いたいことがあれば言ってもいいし、
GM:なければこのままシーンカットとなります。
秋塚譲治:じゃあ、ちょっとモノロぎたい気分です
犀潟常青:どうぞどうぞ!
GM:どぞ!
秋塚譲治:──今度はうまくやれるだろうか、と思う。
秋塚譲治:かつてそうするしかないと思い、ある少女を手に掛けた。実験の結果、ジャームとなった少女だ。
秋塚譲治:はじまりの地獄を思いだす。
秋塚譲治:今の俺は彼女の問題を解決するポジションではないかもしれない。
秋塚譲治:けれど少しでも良いからハッピーエンドの手助けになれることを祈る。
GM:シーンカット。ロイスと購入が可能です。
GM:シナリオロイス ・《マスターアビス》月代コヨミ/P有為/N敵対心/ シナリオロイスはこれ。もちろん、違う感情でとっても構いません。
秋塚譲治:3.《マスターアビス》月代コヨミ/尽力:○/脅威/ロイス
秋塚譲治:これでいきます、彼女に協力するがそれはそれとして脅威ではある。
GM:理性的!
犀潟常青:《マスターアビス》月代コヨミ/誠意〇/恐怖/
犀潟常青:こうです!
犀潟常青:購入は例のアーマーを一応ね…
犀潟常青:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗
秋塚譲治:えー、対BCスーツ
犀潟常青:ダメ~ッ
犀潟常青:以上です
秋塚譲治:(2)dx+2>=9 <調達>
DoubleCross : (2R10+2[10]>=9) → 8[4,8]+2 → 10 → 成功
秋塚譲治:購入成功! BCスーツをウェポンケースに格納! 以上!
GM:しんでる!!
GM:ではシーンカット。次のシーンにいきましょう。
ミドルフェイズ01
GM:本日最後のシーン。UGN支部の会議室での合流シーンです。
GM:情報も振れるよ。全員登場!
ナターリア:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 1[1]+45 → 46
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:45->54)
秋塚譲治:ぐえー
犀潟常青:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 9[9]+36 → 45
ナザロフ:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 3[3]+54 → 57
GM:あっ全員登場してた
GM:UGN第三支部・会議室
GM:白いテーブルに白い壁。綺麗な会議室でいま、二つのチームが合流している。
GM:ひとつはリディアが連れてきた旅人チーム。ナザロフ……そしてナターリア。
GM:もうひとつはコヨミが連れてきた怪異対策チーム。犀潟、そして秋塚だ。
GM:君たちは面識があってもいいし、これが初対面でも構わない。
GM:リディアとコヨミは面識があります。
ナザロフ:「……」
ナザロフ:部屋の隅の壁にもたれて
ナザロフ:ジロジロと包帯の下から辺りを見渡している。
《マスターアビス》月代コヨミ:「……女性の方はともかく、また変な助っ人をつれてきたものね」 椅子に座ってほうじ茶を飲んでいる。
《マスターアビス》月代コヨミ:「すごい警戒してるんだけど。その人、大丈夫なの?」 ナターリアに。
犀潟常青:「嫌われちまってますかね?」
ナターリア:「すまない。気が立っているんだ。戦闘と治療の直後でね。」
秋塚譲治:「どうだろうな、人が苦手なタイプなのかも」
ナザロフ:「余計なこと言うな、ナターリア」
ナザロフ:「名前はナザロフ……俺はリディアの味方だ」
ナザロフ:「あの子が無事に町を出るためならなんでもする」
ナザロフ:「そんだけだ、あんたらにはそんだけ分かってればいい」
ナターリア:「私はナターリア・ミュラー。ナザロフとリディアの連れだ。」
犀潟常青:「わかりやすい自己紹介、助かりますよ。どうも、ナザロフさん、ナターリアさん」
リディア=スミルノフ:「ナザロフはいい子なんだよ。ちょっと人に慣れてないだけで。ごめんね」
リディア=スミルノフ:椅子に座っておせんべいを食べている。
秋塚譲治:「オーケー、分かった。随分、キミが彼に大切に思われてるってことがね」
ナザロフ:「……ふん」
秋塚譲治:「んじゃ、次はこっちだな。犀潟さん、先にいくかい?」
犀潟常青:「ええ、それじゃお返しに。俺は、犀潟常青。フリーランスの……なんて言いますかね」
犀潟常青:「怪談屋です。聞く方が専門のね。そういう稼業なもんで、こわいはなしを集めてると、UGNの仕事をちょくちょく手伝うことがあるわけで」
犀潟常青:「まあ、一つ宜しくお願いします」
秋塚譲治:「続いて、UGNエージェント“クロックワークス”秋塚譲治」
秋塚譲治:「仲良くしてくれると助かる、よろしくな」
《マスターアビス》月代コヨミ:「シンプルすぎない?」
ナターリア:「…怪談屋とは…怪異の請負人と言ったところか?」
ナターリア:「祭司、あるいはシャーマン。人々の恐怖を聞くことで自身が引き受ける。」
ナザロフ:「物見遊山で首を突っ込もうってのか」
ナザロフ:「こっちゃ真剣なんだよ。気に入らねえぜ」
ナザロフ:ムスッとしている
秋塚譲治:「実力は確かだぜ、犀潟さんは」
秋塚譲治:「なんで素直に受け入れたほうがそっちのためにもなるぜ、ナザロフ」
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。よしよし」 背伸びして頭を撫で……ようとしても届かないので、背中を撫でている。
ナザロフ:「やめろってばリディア……ちぇっ」
犀潟常青:「俺も真剣ですよ。これで食ってるわけですからね……」
犀潟常青:「足を引っ張らないように気を付けます。いや、今回は頼りになりそうな人がたくさんいて幸運だな」
ナザロフ:「あいつらとの戦いで危なくなっても」
ナザロフ:「俺はあんたらの面倒見るつもりはないからな」
犀潟常青:「そう。それですよ、”あいつら”。ドッペルゲンガー。みなさんももうお目にかかってますか?」
ナザロフ:「リディアとナターリアが無事ならそれでいい」
ナターリア:「ナザロフと私が交戦した。」
ナザロフ:「……ついさっき戦った。死んだはずの”魔人”だ」
犀潟常青:「自分自身以外のドッペルゲンガーなら、まだ対処のしようがあるってもんで。残りの数は、あと三体でしたっけ」
秋塚譲治:「なるほどね。UGNで把握していない内に数が減ってるわけだ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そう、あと三体。ちょうどいいわ」
秋塚譲治:「そう、三体。目星ってのはついているのかい?」
ナザロフ:「第七支部を目指すだのなんだの言ってたが……俺には意味がわからねえ」
ナターリア:「我々は大N市の地理に疎い。」
ナターリア:「詳細な説明と…後程地図もいただけると助かる。」
ナターリア:「単独では…限界があるからな。」ちらり、とナザロフを見る。
ナザロフ:「う……分かってるよ」
秋塚譲治:「ああ、こいつは申し訳ない」
秋塚譲治:「随分と苦労しているみたいだね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……いちおう名乗っておくわ。私は《マスターアビス》。世界を破滅に導く楽園の十三人のひとり」
《マスターアビス》月代コヨミ:「信用してくれても、してくれなくてもいいから」
ナターリア:「よしよし。」リディアの真似をするように背伸びして頭を撫でる。
ナザロフ:「やめろ人前で!かっこ悪い!」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……なんか全然脅威とみなされてない気がするけど……」
秋塚譲治:「下手に警戒されて敵になるよりマシと考えたほうが良いぜ」
GM:情報項目を提示します。このシーンで調べられるのは次の三つ。
GM:というより、情報項目をOPで二つ開示してしまったので
GM:残ったのが三つしかない! 明日になったらいくつか追加されるかもしれません。
・ドッペルゲンガー現象 <情報:UGN><知識:怪談>難易度7
・復活した魔人について <情報:UGN/噂話/裏社会>難易度11
・マスターアビスの救済について <情報:UGN><交渉>難易度10
犀潟常青:ドッペルゲンガーについてど~~しても振りたいです
秋塚譲治:マスターアビスの救済について振りたいでーす!
GM:ふってふって!
ナザロフ:どれもダメそうだから復活魔人についてふるぜ~
ナターリア:復活した魔人やりますか
ナザロフ:情報:UGN!
犀潟常青:知識:怪談はスキル3!この力を発揮する時!
ナザロフ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[4,4]+1 → 5
GM:いぬーー!
ナザロフ:クゥン
犀潟常青:2dx+3=>7
DoubleCross : (2R10+3[10]>=7) → 5[3,5]+3 → 8 → 成功
GM:しんでる!!
ナターリア:情報:噂話。情報収集チームも乗ってるぜ!
秋塚譲治:情報収集チームを使って達成値+2!
秋塚譲治:アビスの救済行くぜ!
ナターリア:3dx+3>=11
DoubleCross : (3R10+3[10]>=11) → 10[3,7,10]+4[4]+3 → 17 → 成功
ナターリア:やったぜ
犀潟常青:ドッペルゲンガー現象に勝利しました
秋塚譲治:(2)dx+1+2>=10 <情報:UGN>
DoubleCross : (2R10+1+2[10]>=10) → 4[2,4]+3 → 7 → 失敗
秋塚譲治:財産3点使いまーす! クリア!
秋塚譲治:財産P4→1
GM:うわつよ!
GM:情報を開示します。今日はこの情報の共有ロールをして終わりにしましょうか。
犀潟常青:へいっ!
GM:まずドッペルゲンガーから。
■ドッペルゲンガー現象
現在N市内で確認されている怪奇現象。都市伝説のドッペルゲンガーと同じように、生きている人間と瓜二つの人間が現れるというもの。
死んだ人間のドッペルゲンガーが現れたという報告もあるため、一部では『黄泉還り』などとも言われている。
分身の性格は基本的にコピー元に準拠する。
コピー元が善良な市民であれば何の問題もないが、コピー元が好戦的なジャームであった場合、やはり人を襲うこともある。
特に死者のドッペルゲンガーは自分が死ぬ瞬間の記憶を所有しており、生前敵対していた相手に復讐を目論む可能性は高い。
GM:なお、犀潟・秋塚のOPでも少し描写しましたが、月代コヨミからドッペルゲンガーの原理については説明があり
GM:彼女の同化現象によって吸い上げられた人格データが太陽から漏れ出したもの。それがドッペルゲンガーの正体だと分かっています。
GM:メタ的なことを言えば、ただのデータなので殺しても和解して光落ちさせても構わない……ということですね。
GM:次。
GM:マスターアビスの救済についてです。これも犀潟・秋塚のOPで描写した通り
GM:『コヨミを殺すことはできず、数日後には自害する』という情報を元にした内容です。
■マスターアビスの救済について
月代コヨミを殺す事はできない。そのため数日後に自害する予定だが、一つだけ救済手段がある。
リディアの魔術で精神だけを肉体から分離させ、太陽に『情報』として送り込む。
そして太陽と一体化している『暴走しているマスターアビスの能力』だけを沈静化させるというものだ。
これが成功すれば月代コヨミが生きていても『オーガン』が発生することはなく、ドッペルゲンガーをはじめとする怪現象も消滅するだろう。
すでにUGNの選抜チームが、『太陽行き』に向けて準備を進めている。
ただし、これはオブセシオンセルのリーダーであるリディアとUGNの信頼関係があってこその計画だ。
ドッペルゲンガーとして復活した魔人三体を倒さない場合、リディアはこの町を追われることとなり、月代コヨミも自害するしかなくなるだろう。
GM:リディアはオブセシオンの穏健派代表ですが、実際にセルに所属していた魔人が暴れまわると
GM:いくら穏健派といえど、セルリーダーと仲良くするのはマズイよな……ということですね。
GM:そして最後。ナターリア・ナザロフペアが調べた復活した魔人について。
■復活した魔人について
殆どのドッペルゲンガーは他人に危害を加えないが、一部のドッペルゲンガーはUGNに対して明確な敵意を持っている。
現在確認できている危険個体は三体。魔人ロイトス、魔人ヴァルコラキ、そして魔人ナラシンハ。
いずれも
ナラシンハ事件で第七支部長・成田晴史率いるチームに倒された魔人だ。
彼らはオブセシオンセルの過激派に所属する魔人であり、成田晴史をおびき出し、倒そうとしている。
このまま彼らが暴れ続ければリディアのような穏健派もN市から追い出されることとなるだろう。
GM:アーカイブ:魔人ロイトス、魔人ヴァルコラキ、魔人ナラシンハが解禁されました。
【魔人ロイトス】
セル内ランクは90。人間態は不明。
魔人態は緑の肌、長い腕、腹部に巨大な口を持つ毛むくじゃらの巨人。
見た目の通り力押しに特化した魔人で、生命力は上位ランカーに匹敵する。
傭兵業に専念して『食事量』を増やせばランク一桁すら狙えると言われているが、
本人は乗り気ではないらしく、戦場に出る事は少ない。
【魔人ヴァルコラキ】
セル内ランクは61。魔人態は観測不能。
姿が全くと言っていいほど映像データに残されていない。
直接交戦して生き延びた者ですら、その正体を掴めていない状態である。
姿が見えないほどの超射程か、極めて高い精度のステルス能力を有するものと推測される。
唯一、シンドロームはブラックドッグ混じりであることが分かっている。
【魔人ナラシンハ】
セル内ランクは10位。魔人態は不明。
人間時の姿は、オレンジの髪と無数のピアスが目立つ20歳前後の青年。
好戦的な性格で、チームの勝利のためには己を捨て駒にする事すら躊躇わない。
セルメンバーからは割と慕われており、切り込み隊長としての素質が高く評価されている。
N市に最初に進行した湯ノ浦の魔人であり、上位ランカー。
最後は第7支部長・成田率いるメンバーに倒された。
GM:ということで、共有ロールに入りましょうか。今日はこれで終わり……なんですが
GM:本セッションはモヤイさんおつかれさまセッションをかねているので、四人で共有ロールをやるか、2チームくらいにわけてやるかは
GM:モヤイさんの希望によって変化するものとします。どっちがいいですか?
ナザロフ:え!難しいことを!
ナザロフ:せっかくだしみんなでやりましょう
ナザロフ:仲良くなりたい!
リディア=スミルノフ:えらいね、ナザロフ
GM:じゃあみんなでやりましょう! 場所は相変わらずUGNの会議室。
GM:ウォーターサーバーやドリンク・軽食が入った冷蔵庫もあります。
リディア=スミルノフ:「うーん」
リディア=スミルノフ:「話す内容が多いね。どれから話すのがスムーズかな」
犀潟常青:「では、俺からがいいでしょう」
犀潟常青:「ドッペルゲンガーについて、基礎的な……今回のケースについてわかっていることを、少し」
リディア=スミルノフ:「常青から? うん。わかった」
ナターリア:「お願いする。」
犀潟常青:「ドッペルゲンガーの歴史はなかなか古い。色々な定義があって、”脳の認識の問題”という医学的な説明から……」
秋塚譲治:「犀潟さん、長くなるかい?」
犀潟常青:「生霊だとか、そういう妖怪だとかいう説もある。日本で言うと有名なのは芥川龍之介の……あ、失礼。要点だけ」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:(胡散臭いやつ)
《マスターアビス》月代コヨミ:「ほんとに長々とうんちくを語るつもりだったのね、こいつ……」
犀潟常青:「端的に言うと、この街のドッペルゲンガーは、月代嬢の”太陽”に蓄えられた情報の再生なんだと考えられそうだ」
犀潟常青:「記憶や人格は生前のそれを引き継いで再生されている」
犀潟常青:「だから、残りのドッペルゲンガー三人も、生前に恨みを持った相手を狙うだろうね」
ナザロフ:「”太陽”って」
ナザロフ:「あの太陽か?まさかな」
リディア=スミルノフ:「あの太陽だよ。ナザロフ」 天井を見上げる。
ナザロフ:「比喩表現はやめろ。日本語に慣れてねえんだ」
犀潟常青:「その”まさか”だね」
ナザロフ:「……何?」
ナザロフ:「マジで言ってんのかリディア」
秋塚譲治:「それじゃ、次行っても?」
ナターリア:「……今まで会った中で一番、途方もない敵だな。どうぞ。」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……私は実験の失敗で太陽と同化してしまったから。今の太陽は、あらゆる情報を吸い上げる巨大貯蔵庫なのよ」
犀潟常青:「うん。よろしくお願いしますよ、秋塚サン」
《マスターアビス》月代コヨミ:それだけ言ってほうじ茶を啜る。
ナザロフ:「???」
ナザロフ:「正直理解とか追いつかねえが」
秋塚譲治:「そこの《マスターアビス》月代コヨミちゃんは現在、太陽に居る。正確に言えば太陽と同化している」
ナザロフ:「話の腰を折るつもりもねえよ……クソ」
ナターリア:「秋塚さんがそれを説明してくれるから、大人しく聞いていろ。」
秋塚譲治:「原理としてはドッペルゲンガーと似たようなもの、って感じで大丈夫かい?」
リディア=スミルノフ:「よしよし」 ナザロフを撫でている。
犀潟常青:「うんうん。スケールが大きい現象ですよね、珍しい」
《マスターアビス》月代コヨミ:「その認識で合ってるわ。私の精神だけが太陽と同化しているし」
《マスターアビス》月代コヨミ:「今の私は、人格情報を投影したアバターにすぎない。情報を核としたレネゲイドビーイングね」
ナザロフ:「あー、ああ?」
ナザロフ:「要するにアレか」
ナザロフ:「太陽に取り憑いた幽霊みたいなもんか、てめえの本体は」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………すごく俗っぽくなったけど、それでいいわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「すごく……俗っぽいのが気に入らないけど……」
《マスターアビス》月代コヨミ:お茶請けのルマンドをかじっている。
秋塚譲治:「で、UGNとしては彼女の能力をなんとかするために太陽へ向かうメンバーを選定中なんだが……問題ってのはここからだ」
ナターリア:「通俗的な方が理解もしやすいものさ。」
ナターリア:コヨミに軽く弁明してから、秋塚を見る
ナザロフ:「それで放っておくだけでも地球に影響が出ると」
犀潟常青:「幽霊ってのは……ああ、また長くなる。大事なのは秋塚サンの問題ですよ」
秋塚譲治:「この太陽行きにはリディアちゃんの力が必要不可欠。もしこのままドッペルゲンガーの魔人が暴れまわれば……」
ナザロフ:「SF小説だな。そんなことまでアリなのかよレネゲイドってのは」
秋塚譲治:「当然、疑いをかけられリディアちゃんは追われるし、太陽行きの話もご破産だ」
ナザロフ:「!」
ナザロフ:「そんなこと、させてたまるか!」
ナザロフ:「リディアが敵じゃねえってのはもう分かっただろお前らも!」
ナターリア:「落ち着け。」
ナザロフ:立ち上がって身を乗り出す
ナザロフ:「くっ……」
ナターリア:「たとえリディアが無害でも、その下に着くものが制御不能では」
リディア=スミルノフ:「すごい。ナターリアがいると、ナザロフがすぐおとなしくなるね」
犀潟常青:「おお……すごいな……」
ナターリア:「UGNとしても協力できないというのは道理だ。」
ナザロフ:「リディア、お前の話なんだぞ……」
秋塚譲治:「そういうことさ、あくまでこのままだったらって話だ。その反応を見る感じじゃあそれはアンタたちだって望ましくないだろ」
ナザロフ:「なんでこんなことになっちまってるんだ」
秋塚譲治:「ということで、その三体の魔人をどうにかしなければいけない。っていう話になるわけだ」
秋塚譲治:こっちの話は以上、とナターリアさんに視線を向ける。
ナターリア:秋塚の視線を受けて、口を開く
リディア=スミルノフ:「そうだね。後でちょっと、わたしの話もしたいね。時間があったら話そうね、ナザロフ」
リディア=スミルノフ:ナザロフをなだめるようにぽたぽた焼きを口に突っ込んでいる。
ナターリア:「その三体の魔人を特定した。」
ナターリア:「UGNのデータベースにもあったので、今から全員に共有する。」
ナターリア:貸与した端末からUGN組の端末にデータを送る。
ナターリア:旅人組は紙で渡す。
秋塚譲治:「手際が良いね、感謝する」
ナザロフ:「むぐむ……」
ナザロフ:紙を受け取る
GM:UGNの秋塚さんはもちろん、N市の裏事情に詳しい犀潟さんや
ナターリア:「魔人ロイトス。魔人ヴァルコラキ。魔人ナラシンハ。」
犀潟常青:「これはありがたい」
GM:魔人スレイヤーのナザロフくん、調べたナターリアさんも彼らがどんな魔人か知っていても構いません。
GM:もちろん知らなくてもいい。どのみち戦えば分かる話だ。
秋塚譲治:「こいつは……骨が折れそうだな」
秋塚譲治:思わず苦笑いする。
ナザロフ:「……」
ナターリア:「UGNの第七支部長率いるチームと交戦して敗れている。」
ナザロフ:苦い顔をする。かつて交戦し、返り討ちにあった2人だ。
ナターリア:「おそらく、三体の狙いはそこだろう。」
犀潟常青:「なるほど、そりゃあ支部長サンを恨むってもんですよ」
GM:N市の中でも随一の武闘派──第七支部長、成田晴史。
GM:彼が率いるチームを持ってギリギリ殺しきれた強敵。それがナラシンハ率いる魔人軍団だ。
ナターリア:「あなたの流儀で言えば、怨念かな?」
ナザロフ:「こいつらをあの世に送り返せば」
秋塚譲治:「なるほどね……第七支部長のところに辿り着く前に終わらせる、か?」
犀潟常青:「うん。どちらかといえば、これは──”祟り”と括った方が座りがいいかもしれませんね」
ナザロフ:「リディアが追われることはないんだな」
ナザロフ:「だったら、やる。そんだけだ」
秋塚譲治:「そういうことだな、こいつらで打ち止め。のはずだ」
ナターリア:「……みんなで、な。」
ナザロフ:「……分かってる」
秋塚譲治:「祟りか……犀潟さんが知ってる中で一番最悪なのは何だったかい?」
秋塚譲治:「祟りか……犀潟さんが知ってる中で一番最悪なのは何だい?」
犀潟常青:「そりゃたぶん、人間の祟りでしょうな。神様なんかよりもずっとわかりやすくて性質が悪い」
犀潟常青:「持っていかれないように気をつけましょう。やるべきことはナザロフさんの言う通りだ」
犀潟常青:「あの世にお帰り願う」
リディア=スミルノフ:「うん。人間の意志っていうのは、この次元でもっとも強力なエネルギーだものね」
リディア=スミルノフ:「たちが悪いかはともかく、怖くて強いっていうのは常青の言う通りだよ」
リディア=スミルノフ:「止めてあげてほしい」
リディア=スミルノフ:オレンジジュースを飲んでいる。
GM:話がまとまったところで、一度小休止が挟まれた。
GM:やることは明確だ。魔人たちを探し出し、倒す。あとは町に出て魔人たちの行方を探すだけとなるだろう。
GM:あるいは、休憩中にちょっとしたコミュニケーションが挟まるかもしれない。……こんなふうに。
ナターリア:「秋塚さんも、こちらをどうぞ。」
ナターリア:ミネラルウォーターを注いだコップを秋塚に差し出す。
ナターリア:差し出した後、さらに空いたコップに水を注いでいく。
秋塚譲治:「どうも、ありがと。ナターリアさん」 コップを受け取る
ナターリア:一つはリディア用。ストローの付いたものはナザロフ用だろうか。
秋塚譲治:「随分と気が利くね。それ、あの二人のかい?」
ナターリア:「ああ。ナザロフはリディアにべったりだからな。」
ナターリア:「必然的に歩き回るのは私の役目さ。」くすりと笑う。
秋塚譲治:「ああ、そうだね。見てるとそういうのがすごい伝わってくるよ」
秋塚譲治:「一途っていうのかね、ああいうの」
ナターリア:「事情を汲んでもらえて助かるよ。」
秋塚譲治:「となると、ナターリアさんはだいぶ苦労してそうだなぁ」
秋塚譲治:「二人のこと気にして、世話焼いて……大変だと思ったことは?」
ナターリア:「案外楽しいものだよ。」
秋塚譲治:「そいつはよかった」 笑う
ナターリア:「私は…彼らと会うまでは一人で旅していたから。」
ナターリア:「紳士的だな、君は。」
ナターリア:「UGNの職員から聞いていた話と正反対だから、些か驚いているよ。」
秋塚譲治:「ははは、どんな話が飛んでいるやら」
秋塚譲治:「いや、全く。興味があるね、今後のために」
ナターリア:「なに。軽薄で、女に目がないという噂だよ。」
秋塚譲治:「あ~…………」
秋塚譲治:「……まぁ、仕方がない。仕方がないな」
ナターリア:「それとも、私に魅力がないかな?」
ナターリア:悪戯っ子のような笑みで秋塚を見上げる
秋塚譲治:「いいや、それはないね。フリーだったら口説いているとこさ」
秋塚譲治:「まぁ、俺もナターリアさんもそうではないから止しておくけど」
ナターリア:「………私も?」
秋塚譲治:「やっぱり、他の人間の世話を焼くってのは結構パワーを使うもんだと思うんだよな」
秋塚譲治:「リディアちゃんと同列なのか、それとも別なやつなのか……そいつは俺にはわからないけど」
ナターリア:「…………。」ナザロフをつい目で追ってしまう
秋塚譲治:「勘ぐって悪いね。ナザロフがリディアちゃんにそうなのに、ナターリアさんもかなって」
秋塚譲治:「まぁ、我慢するのは良いけど。後悔してからじゃ遅い、って言葉もある」
ナターリア:「我慢はしてないつもりだ。」
ナターリア:「ただ、あいつは鈍くてな。」
秋塚譲治:「なら、特に言うことはないかな。……って余計なお世話だったか」
秋塚譲治:「鈍い、か~」
ナターリア:「振り向かせるやり方があるなら教えて欲しいが、」
ナターリア:「君はどういうのに弱いかな?」
秋塚譲治:「なんとなく分かるよ、本当に苦労して……いや、だから良いのかもな」
秋塚譲治:「俺かい?」
秋塚譲治:「俺は……あ~、そうだな。正直、これは最近気づいたことなんだが」
秋塚譲治:「……振り回されるのも良いかもしれない、少なくとも俺はそうだったな」
ナターリア:「それは私の弱点だよ。」
ナターリア:苦笑する
秋塚譲治:「男ってのは強引なのもありってな」
秋塚譲治:「じゃあ、頑張るしかない。健闘を祈るよ」
ナターリア:「でも、いいかもしれないな。」
ナターリア:「助言に感謝する。秋塚さん。」
ナザロフ:「ん?…………。」
ナザロフ:視線に気付いて
ナザロフ:意を決したようにナターリアの方に近づいてくる
秋塚譲治:「助けになったのなら何より、親切分は返せたかな」
ナザロフ:ぎゅっとその手を握って
ナザロフ:顔を近づける
ナターリア:「ああ。借りすぎた分は戦いで返すさ。」
ナターリア:「ナザロフ。」
秋塚譲治:「おおっと」 ナターリアさんから距離を取る
ナザロフ:「……ナターリア、実は……」
ナザロフ:いつになく真剣な声色。
ナターリア:「どうした……?」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:すっと取り出すのは
ナザロフ:さっき支部の人から渡された連絡用の端末。
ナザロフ:「これの使い方がぜんぜんわからない……!」
ナザロフ:「スマートフォン?って触ったこととかないし……」
ナザロフ:「頼りになるの、ナターリアだけなんだよ……頼む!」
GM:ナザロフ君には、比較的……いや、だいぶ……操作が簡単なものが貸与されていることをナターリアさんは知っていてもいいです。
ナターリア:「……ナザロフ。」
ナザロフ:捨てられた犬のようなめつき。
ナターリア:背伸びして頭を撫でる。
秋塚譲治:「それじゃ、俺はここで失礼するよ。後はごゆっくり」 ナターリアさんにウィンクしてから去ります。
ナザロフ:「うわ!」
ナターリア:こちらもウインクを返してからナザロフに向き合う。
ナザロフ:「だから人前でそれは……聞いてんのか!ちょっと!」
ナターリア:「頼ってくれたのが久しぶりだから。」
ナターリア:「つい…な?」
ナザロフ:「……っ」
ナザロフ:「別に、こういうのが」
ナザロフ:「俺たちのいつもどおりだろ……」
ナザロフ:「ナターリアも、何かあったら」
ナザロフ:「俺に言え」
ナターリア:「いつも言ってるし、これからも言うさ。」
ナターリア:くい、と服の袖を引く
ナターリア:「二人きりになるか。」
ナターリア:「教えてほしいんだろう、使い方?」
ナザロフ:「お、おう」
ナザロフ:どこかぎこちなく、袖を引かれていく。
ナターリア:「ちゃんと覚えたら、」
ナターリア:細い指でナザロフの毛を梳く
ナターリア:「うんと撫でてやるからな。」
ナターリア:ナザロフに微笑みを向け、歩き始める。
ナザロフ:「……こんな感じだったか?なんか今日のナターリア……」
ナザロフ:「なんか……」
ナザロフ:どぎまぎしつつ
ナザロフ:大きな体を引かれていく。
ナザロフ:(きれいだ)
ナザロフ:とは、何故か言葉にできない。
GM:シーンカット。ロイスと購入が可能です。
ナザロフ:ナターリアさんへのロイス感情をP反転!
ナザロフ:信頼を慕情に変えておきます
GM:おっけー!
ナザロフ:購入はどうしよう
GM:秋塚さん、ナターリアさんもロイス購入をどうぞ。
GM:ロケットさんはちょっと早めに落ちちゃったので、犀潟さんの処理は明日まとめてやってもらいましょう。
GM:今日はここまでで終わり!
秋塚譲治:じゃあ、ナターリアさんに取ります。お話したので
ナザロフ:応急手当でいいかな
GM:えらい!
ナザロフ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[3,4]+1 → 5
秋塚譲治:4.ナターリア/同情:○/恥辱/ロイス これで行きます。
ナザロフ:失敗!駄犬!
ナザロフ:以上です…
GM:しんでる!!
GM:ナザロフくん、安定して社会ダイスの出目が悪い
ナターリア:わーい!では秋塚譲治/〇軽妙洒脱/軽佻浮薄
秋塚譲治:ナターリアさん苦労してんだなぁっていうのと、少し恥ずかしいことを話してしまったなという感情
ナターリア:これでロイスを取ろう
GM:ロイス感情までシャレオツすぎる
GM:では最後に
秋塚譲治:うーん、アームドスーツいきます
GM:あっ、購入がまだだった。どうぞどうぞ!
秋塚譲治:(2)dx+2>=15 <調達>
DoubleCross : (2R10+2[10]>=15) → 9[7,9]+2 → 11 → 失敗
秋塚譲治:だめ! 以上!!
ナターリア:購入は…アームドスーツ行きましょう
ナターリア:3dx+4>=15
DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 3[1,2,3]+4 → 7 → 失敗
ナターリア:これはひどい
ナターリア:無理!以上!
GM:OK!
GM:今日のシーンはここまで。明日はナザ・ナタ・リディアの会話シーンからです。
GM:雑談欄にも少し貼った通り、リディアは人助けのために生まれた存在なので
GM:湯ノ浦のみんなも(魔人化というイリーガルな手段で)つい助けてしまった……という感じになります。
ナザロフ:なんということだ
ミドルフェイズ02
GM:セッションを再開します。ロケットさんが遅くなるので、まずはナタナザリディアの会話シーンから。
GM:ミドルシーン02。シーンプレイヤーはナザロフくんです。登場をどうぞ。
ナターリア:出!
ナターリア:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 8[8]+46 → 54
ナザロフ:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 8[8]+57 → 65
ナザロフ:きゃいん!
GM:しんでる!!
ナザロフ:グワオ
GM:では、君たち四人が支部を出て三人の魔人の居場所を探しにいこうとする少し前。
GM:リディアがとことこ歩いてきて声をかける。
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。ナターリア。ちょっといい?」
リディア=スミルノフ:「さっきは落ち着いて話せなかったから、わたしの事を少しきいてほしいの。時間あるかな」
ナターリア:「リディア、どうした?」
ナザロフ:「!」
リディア=スミルノフ:売店で買ってきた石焼き芋をかじっている。君たち二人にも同じものを手渡す。
ナザロフ:「ああ、こっちも……探してた」
リディア=スミルノフ:「そう?」
ナターリア:「リディアのためなら時間は惜しまないよ。」
ナザロフ:「全部終わってからのほうがいいかとも思ってたが」
ナザロフ:「やっぱり……そりゃあ」
ナザロフ:「気になるさ。リディアのことだ」
リディア=スミルノフ:「そっか。ありがとう、ナザロフ。ナターリア」
リディア=スミルノフ:ちょこんとベンチに腰掛ける。
ナザロフ:「……ずっとどうしてた?」
ナザロフ:「痛いことや酷いこと、されなかったか?」
ナザロフ:その傍に腰掛けて、焼き芋を受け取る。
リディア=スミルノフ:「されてはいないよ。あのね、わたしもこれは最近知ったんだけど……」
ナザロフ:「リディアは優しいから……悪い奴らのせいでそういう目にあってないかって、俺は」
ナザロフ:手の中の焼き芋を見つめて
ナザロフ:「いや、俺のことなんてどうだっていいんだ。リディアが無事なら」
ナターリア:リディアの隣に座り、石焼き芋を頬張る
ナザロフ:「……大丈夫だったか?リディア」
リディア=スミルノフ:「ナザロフのことだってどうでもよくないよ」
リディア=スミルノフ:「あのね。わたしは、賢者の石を触媒にして作られた、一種のホムンクルスらしいの」
リディア=スミルノフ:「"人を助ける”という条件下のみ無尽蔵の力を発揮する。だから、困ってる湯ノ浦の人を助けるのは、別に苦しくはなかったよ」
ナザロフ:「ホムンクルス?」
リディア=スミルノフ:「うん。ナターリアはわかる? ホムンクルス」
GM:君たちは、魔人化した湯ノ浦の人間の一部が
ナターリア:「錬金術で造られた人工生命。」
GM:リディアに対して『こんな姿になってまで生き延びたくなかった』と言っている事を知っているかもしれません。
GM:リディアは人の命をなるべく繋げようとするが、生きていてこそ幸せになれるというのはあくまで彼女の考えだ。
リディア=スミルノフ:「そう。……どうなのかな」
ナターリア:「……そんな、ありきたりな事しか知らない。」
リディア=スミルノフ:「わたしは、ホムンクルスであっても狼の顔であっても、生きていればきっと幸せに届くと思っているんだけど」
リディア=スミルノフ:「わたし、あんまり誰かを助けないほうがいいのかな?」
ナザロフ:「……リディア」
リディア=スミルノフ:言葉を切って、もくもくと焼き芋をかじる。ナザロフとナターリアを見る。
ナザロフ:その瞳を見つめ返して
ナザロフ:「そんな事言うな」
ナザロフ:小さな手を握り返す
リディア=スミルノフ:「おう?」
ナターリア:「私は、」
ナターリア:「リディアとナザロフに救われたよ。」
リディア=スミルノフ:「そうなの? ナターリアが?」
ナターリア:「独りが三人になるだけで、旅に色彩が宿ったんだ。」
ナターリア:「私を受け入れてくれて、一緒に旅をしてくれて、助けられた。」
ナターリア:「だから…そんなことはないと断言できる。」
ナザロフ:「……どんな生まれだろうと、リディアはリディアだ」
ナザロフ:「どんな理由だろうと、俺の命を繋いでくれた」
ナザロフ:「今更、何も変わらねえよ」
ナザロフ:「誰が何と言おうと、俺とナターリアは」
ナザロフ:「お前の味方だ。お前が嫌がっても、ずっとだ」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。ふたりとも」
ナターリア:どういたしまして、と言う代わりに
ナターリア:リディアを抱きしめた。
ナザロフ:こちらもぎゅっと
リディア=スミルノフ:「おぷ」 小さい体が抱きしめられる。
ナザロフ:大きな体と暖かな毛皮で、被さるように2人を包み込む。
ナターリア:「今言うべきではないかもしれないが」
ナターリア:「……おかえり、リディア。」
リディア=スミルノフ:「ただいま。ごめんね、勝手にいなくなっちゃって」
ナザロフ:「いいんだ」
リディア=スミルノフ:「また三人で旅をしたい。いつかまたできるかな?」
ナザロフ:「そんな事はいい」
ナザロフ:「……ああ」
ナザロフ:「だって俺たちはみーんな」
ナザロフ:「生きてるからな。どこにだっていける」
ナザロフ:「そう教わった」
リディア=スミルノフ:「うん、うん。そうだね」
リディア=スミルノフ:「死んだら終わりだもの。でも、生きていればどこにでもいけるし、なんにだってなれる」
リディア=スミルノフ:「ちゃんとわかってるんだね。えらいね、ナザロフ」 頭を撫でる。
ナザロフ:「……」
ナザロフ:どこか複雑そうな表情でそれを受け入れて
ナザロフ:「まあな」
ナターリア:「次は…南にでも行くか?」
ナザロフ:「おいおいマジかよ」
ナターリア:くすり、と笑いナザロフの胸に顔を埋める。
ナザロフ:「暑いのは堪える、この国の湿気にもやっとで我慢してんのに」
ナザロフ:「でも、ま」
ナザロフ:「悪くないかもな。3人一緒なら」
ナザロフ:ふ、と苦笑して
リディア=スミルノフ:「あったかいところはいいね。わたし、水着着たことないし。海で泳いでみたい」 ちょこん、と
リディア=スミルノフ:つまさきしかついていなかった状態で腰掛けていたベンチから降りる。
ナザロフ:「あ、あー!ダメだぞリディア!水着なんか着たら」
ナザロフ:「ナンパ男どもが寄ってくる!リディアが可愛すぎるからって!」
ナザロフ:「まだ早い!まだまだ!」
リディア=スミルノフ:「そうなんだ。ナターリアに守ってもらえば、大丈夫かな……」
ナターリア:「そうだとも。」
リディア=スミルノフ:「水着……」 しょんぼりしている。
ナザロフ:「ぬぐぐ」
ナザロフ:「一旦保留だ、水着のことは」
ナザロフ:しょんぼり顔に歯噛みして
リディア=スミルノフ:「うん」
リディア=スミルノフ:「もうすぐ出発だから、他の人たちの様子を見てくるね」
リディア=スミルノフ:「またあとでね。海と水着の話もしようね」
ナザロフ:「おう、わかった」
ナターリア:「とびきりかわいいのを選んであげるから、楽しみにな。」笑顔で見送る。
リディア=スミルノフ:ぱたぱたと小さく手を振り、廊下を歩いていく。
ナザロフ:「リディア!」
ナザロフ:その背中を呼び止めて
リディア=スミルノフ:「?」
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。なに?」
ナザロフ:「……リディアはリディアだ」
リディア=スミルノフ:「うん?」
ナザロフ:「他の誰でもない。俺たちにとっても、それで」
ナザロフ:「お前にとっても、そうであってほしい」
ナザロフ:「……お前の思うことを」
ナザロフ:「お前の思う形でやってくれ、それを幸せに思うなら」
ナザロフ:「俺たちだって、幸せだ」
リディア=スミルノフ:目をぱちくりさせる。
リディア=スミルノフ:「…………そっか。うん」
リディア=スミルノフ:「そっか」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。わたし、今すごく幸せだよ」
リディア=スミルノフ:「自分を信じて、やってきてよかった」
ナザロフ:「……ならいい」
ナザロフ:「同じ火を囲むように」
ナザロフ:「俺たちはそれで、暖かいから」
ナザロフ:「がんばれ、リディア」
ナターリア:「今から私たちも頑張る。」
リディア=スミルノフ:「うん」 めったに見せない笑顔を見せる。にへっと笑う。
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。ナターリア。だいすきだよ」
リディア=スミルノフ:「がんばろうね」 立ち去りかけていたが、とことこと歩いてきて
リディア=スミルノフ:二人をぎゅっと交互に抱きしめ、今度こそ歩き去ります。
ナザロフ:「……」
ナザロフ:その小さな背中を見送って
ナターリア:「……」
ナザロフ:「俺は」
ナザロフ:「ケダモノよりも下かもな、ナターリア」
ナザロフ:肩を落とす
ナターリア:「どうして?」
ナザロフ:「何がのうのうと、生きてさえいれば、だ」
ナザロフ:「……あの子の言葉を借りる資格なんかねえよ」
ナザロフ:「あの子のやったことを台無しにしようとしてたくせにな」
ナザロフ:「本当に馬鹿野郎だ」
ナターリア:「ああ。本当にそうだ。」
ナザロフ:包帯の隙間から飛び出した耳が倒れている
ナターリア:「でも止まることが出来た。」
ナザロフ:「……ウゥ」
ナターリア:「私はな、ナザロフ。」
ナザロフ:「おう」
ナターリア:「お前がいくらバカで向こう見ずでケダモノでも、」
ナターリア:とん、とナザロフの胸に人差し指を当てる
ナターリア:「心根は正しい奴だと信じている。」
ナターリア:「信じているから、お前の”散歩”にここまで付き合ってやったんだ。」
ナターリア:「言ったろう。」
ナターリア:「誰かが間違えたら、別の誰かが止めればいいって。」
ナザロフ:「……そうだな」
ナザロフ:「それで本当にあの子を思うなら」
ナザロフ:「ウジウジしてる場合じゃないっていうのも分かる」
ナザロフ:「お前がいてくれてよかった、ナターリア」
ナターリア:「私もだ。ナザロフ。」
ナザロフ:「馬鹿だけど、運にだけは恵まれてる」
ナザロフ:「にしても、お前」
ナザロフ:「散歩ってのはねえだろうよ、オイコラ」
ナザロフ:「犬扱いしてるとそのうちほんとに噛み付くぞ、ガウ」
ナターリア:「飼い犬の脱走と呼んだ方がよかったか?」
ナターリア:「………。」
ナターリア:「噛みついてくれるのか?」
ナザロフ:わざとらしく歯をガチガチ鳴らす
ナザロフ:「……えっ」
ナザロフ:言葉に詰まる。
ナターリア:「優しくしてくれるなら、いいぞ。」
ナザロフ:「ど、だ、どういう意味で」
ナターリア:襟を軽く引き、白い首筋をちらりと見せつつ、
ナターリア:ナザロフを上目遣いで見る。
ナザロフ:「……。」
ナターリア:「どういう意味かは…宿題だ。」
ナザロフ:一瞬、その白く柔らかな肌と間近な吐息に胸の高鳴りを感じて
ナターリア:「戦いが終わった後に、改めて答えを聞くとしよう。」
ナザロフ:「……へ、ヘンな冗談覚えやがって」
ナザロフ:「ほんとになんなんだアイツ」
ナザロフ:ぶつくさ言いながらその後に続く。
ナターリア:くす、と笑って歩き出す
GM:シーンカット。ロイスと購入が可能です。
ナターリア:ロイス保留
ナザロフ:2人には取ってるぜ~~
GM:それと、NPCカードを入手しました。
■《魔人ディナ》リディア=スミルノフ
アクション:異界の星々、煌めきを示せ
戦闘時にラウンド1回、なんらかの判定直後に使用可能。
達成値を+5する。それが攻撃判定であった場合、ダメージを+10する。
ガード時に使用した場合、達成値は増加しないがガード値を+12する。
ナザロフ:リディア──!!
ナザロフ:有能
ナターリア:リディア…!
ナザロフ:購入!
GM:購入おし!
ナザロフ:アームドスーツが欲しいワン!
ナザロフ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[2,7]+1 → 8
ナザロフ:所詮はいぬ。
ナターリア:購入はアームドスーツ。手配師使います
ナターリア:6dx+4>=15
DoubleCross : (6R10+4[10]>=15) → 9[3,5,7,7,8,9]+4 → 13 → 失敗
ナターリア:ムム……財産2点使って購入
ナザロフ:ナターリア!
ナターリア:いぬ!着なさい!
ナターリア:以上!
ナザロフ:ワオーン!
ナザロフ:装着!
ナザロフ:以上!
GM:アームドドッグ!
ミドルフェイズ03
GM:次にいきましょう。
GM:秋塚さんワイバーンタイムです。登場をどうぞ。
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:54->62)
秋塚譲治:出ると思ったよチクショー!!
GM:はわわ
GM:さて、誰かお話したい人はいますか? 特にいなければリディアか、コヨミあたりがやってきそうな気がします。
GM:リディアかな~
秋塚譲治:うーん、悩むな~。コヨミちゃんとお話したい感じです
GM:ほうほう。じゃあコヨミにしましょう。
GM:第三支部・正面玄関前
GM:やることは明確になった。魔人三体を見つけだし、倒す。準備ができた者から正面玄関に集まり、全員揃ったら出発だ。
GM:年末で多忙なこともあり、支部に詰めている人間はそう多くない。閑散とした正面玄関前に月代コヨミが立っている。
《マスターアビス》月代コヨミ:「さむっ……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「クロックワークス。あなたはもう準備終わったの?」
GM:既にいる体で声をかけちゃいましたが
GM:別に今きた感じで声をかけてもらっても構いません。
秋塚譲治:「まぁね、俺は色々と準備が必要なタイプじゃあないからな。はい」 ほうじ茶のペットボトルを渡す。
《マスターアビス》月代コヨミ:「……」 ペットボトルを受け取ろうとして、秋塚の顔を見る。
秋塚譲治:「待つにはちょっと寒いからな、ここ」
秋塚譲治:「ん、どうかしたかい?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……いや」
《マスターアビス》月代コヨミ:「毒は効かないわよって言おうとしたんだけど。さすがに失礼だからやめただけ」 ペットボトルを受け取る。
どどんとふ:「士騎朝輝」がログインしました。
《マスターアビス》月代コヨミ:「最初に会った時も言ったけど、私は楽園の十三人よ。私が生きていればオーガンが生まれる」
《マスターアビス》月代コヨミ:「秩序を維持するため、何が何でも殺そう、とは思わないわけ?」
秋塚譲治:「ははは。まぁ、それも当然だよな。そっちの立場ならね」
秋塚譲治:「あー、その話か……まぁ、そういう人もいるだろうな」
秋塚譲治:「だけど俺はそうじゃない……とは言っても、はじめに会った時に話した理由が全部じゃないってのも確かだ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「うん。陽一……ナラシンハが狙ってる成田支部長なんかは、まさにそういうタイプじゃないかしら」
《マスターアビス》月代コヨミ:「やっぱりね。女の子を守るだとか犠牲にさせないだとか、あまりにファンタジーすぎるもの」
《マスターアビス》月代コヨミ:「なにか理由があるなら聞かせてほしいんだけど」 くぴ、とほうじ茶を飲む。
秋塚譲治:「俺はね、まぁ、割と勝手な理由でキミが助かればいい。と思っている」
《マスターアビス》月代コヨミ:「勝手な理由?」
秋塚譲治:「理由か、オーケー。こっちだけがそっちの事情を知っているのはフェアじゃない」
《マスターアビス》月代コヨミ:「フェア、ね。ジャームもどきに対して気が利く男だわ……」
秋塚譲治:「俺の判定では、キミはそうじゃないってことさ」
秋塚譲治:「これはあんまり人に話したりはしない話なんで、特別だぜ?」 すこしいたずらっぽく笑う
《マスターアビス》月代コヨミ:「本当かしら。そういう風に言うやつほど、ほいほい”特別な話”をばらまいてたりするものだけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「まあいいか。光栄に聞かせてもらうわ」
秋塚譲治:「かもな。なんで話半分くらいに聞いてもらえると助かるよ」
秋塚譲治:「とはいえ、あんまり楽しい話じゃあないんだが……今から十年前くらい前かな、俺がガキだった頃の話さ」
《マスターアビス》月代コヨミ:壁によりかかり、温かいペットボトルを抱きかかえるように腕を組む。
秋塚譲治:「そん時の俺は普通のガキで、世界の裏側なんてなんにも知らなかった」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……大人になると”今から十年前”って表現が本当に出てくるものなのね。漫画の世界だけだと思ってた」
《マスターアビス》月代コヨミ:「まだ覚醒もしていなかったの?」
秋塚譲治:「笑っちまうくらいこてこてだろ? そう、覚醒もしていない普通のガキ」
秋塚譲治:「だけど、ある日、その世界の真実ってやつを知っちまうわけだ。きっかけは近所に住む女の子が失踪したことになんか出来ないか」
秋塚譲治:「そう思って色々と探し回ったわけだ。多分、初恋だったんだろうな~」 軽い口調で語る
《マスターアビス》月代コヨミ:「軽く済ませてるけど、失踪っていうのは良い話じゃないわね」
秋塚譲治:「幸か不幸か、俺の家は地元の名士ってやつでなぁ。子供なりに色々と情報を集める事が出来たわけだ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「結果は?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いなくなった女の子のことは、わかったの?」
秋塚譲治:「で、驚いたのはその失踪事件の黒幕ってのは俺の親父でFHと繋がって事件を起こしていたんだと」
《マスターアビス》月代コヨミ:「………………へえ」
秋塚譲治:「その子は、まぁ……そういう話な訳だ。実験台だよ、ジャームになってた」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私が言うのもなんだけど、相当にひどい話ね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「よくここまで──少なくとも表向きは──まともに育ったものだわ」
秋塚譲治:「色々とあったからな、十年くらい生きてりゃあいくらでも人格を叩き直す機会があったよ」
秋塚譲治:「話のオチとしては俺は覚醒して親父を止めた、その子俺が仕留めた。その後はUGNに引き取られたって流れさ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「オチはわかったわ。でもそれだと、なおさら納得がいかない」
《マスターアビス》月代コヨミ:「レネゲイドは人を狂わせる。私の能力が暴走しているのもそうだし、今発生しているドッペルゲンガーもそう」
《マスターアビス》月代コヨミ:「人を狂わせる元凶を断って、初恋の女の子のような悲劇を二度と起こさない」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたはそうするべきなんじゃないの?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「”お前のようなジャームがいるから俺の父はおかしくなったんだ”……とか言われてもおかしくないと思ったわ。今の話」
秋塚譲治:「あー……確かにそう考えるのが普通かもな。でもな、俺の親父はオーヴァードではなかったんだよ。俺が止めるまでは」
《マスターアビス》月代コヨミ:「え。そうなの」
秋塚譲治:「普通の人間として、レネゲイドに対抗するためにそういう手段を探していた。だから俺にとってはレネゲイドを原因にする考えは薄いんだよな」
秋塚譲治:「もちろん、理性を失ったジャームならそう考えるさ。だけどキミみたいに理性のある存在に対してはそう思えない」
秋塚譲治:「良かれと思って行動しても不幸が起きる。俺はね、コヨミちゃん」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「なに?」
秋塚譲治:「なにもかもすべてがハッピーエンドで終われるなんて理想論を大真面目に言えるほど青臭いわけじゃあないけど」
秋塚譲治:「それでもキミみたいな子が笑って明日を迎えられればいいって思ってる。そう信じたいから、俺は自殺を止めたいと思ってる」
秋塚譲治:「この答えじゃあ、不満かい?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………いや」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いや。率直なところを言えば、UGNのくせに少し夢見がちすぎると思うけれど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「なんかもう、慣れてきたわ。UGNっていうのはどうも、誰も彼も少なからずそういうところがあるのね」
秋塚譲治:「そうでなけりゃあ、正義の味方なんてやってられないさ」 ふっと笑う
《マスターアビス》月代コヨミ:「いいわ。実のところ、今回のメンバーにおいては」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたの意志をはっきり確認しておきたかったの。私に対して明確に敵対するなら、それも仕方ないと思ってた」
《マスターアビス》月代コヨミ:「でも、そうね。……あなたが”自殺を止めたい”と思ってくれているうちは」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私も頑張ることにするわ」 お茶を抱えたまま、空いた右手を差し出す。
《マスターアビス》月代コヨミ:楽園の十三人。凶悪なジャームとは思えない。どこにでもいる14歳の、ほっそりとした白い手。
秋塚譲治:「ああ、そうしてくれると助かる」 こちらも右手を差し出し、握る。
秋塚譲治:「……まぁ、最悪の事態が来たらちゃんとそっちも引き受けるさ。“クロックワークス”、予定は守ってみせる」 そして真面目な顔でその意志も伝える。
《マスターアビス》月代コヨミ:「それは頼もしいわね。太陽行きの準備をしているメンバーは、どうもお人好しすぎるから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いざという時にはどう動くかわからない。万が一に備えたあなたの言葉が聞けただけでも安心だわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……じゃ、そうね。残りのメンバーが来るまで雑談でもしましょう」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなた、犬と猫はどっちが好き? 私は犬派よ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「特にうちで飼ってた柴犬のハナが……」 くどくどと愛犬の話をはじめる。
秋塚譲治:「是非とも、そのハナちゃんに会ってみたいね」 笑いながら相槌を打つ。
秋塚譲治:そして目の前の少女の顔を見る、楽園の十三人、マスターアビスではない月代コヨミの顔を
GM:シーンカット。ロイスと購入が可能です。
秋塚譲治:コヨミちゃんのロイスはとっているのでなし!
秋塚譲治:購入は応急手当買います、今の私はダイスボーナスがある。
秋塚譲治:(2+1)dx+2>=8 <調達>
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 9[1,2,9]+2 → 11 → 成功
秋塚譲治:成功!
GM:さすが!
ミドルフェイズ04
犀潟常青:夕暮れ前の神社で、犀潟常青は人を待っていた。
犀潟常青:さびれた神社だ。ただし、手入れされている気配はある。
犀潟常青:いまとなっては由来を知る者も、その管理人ぐらいしかいないだろう──そういう神社こそ、
犀潟常青:犀潟常青が探していた男のねぐらにふさわしいような場所に思えた。
士騎朝輝:「通りすがるのが信条なんだがなぁ。俺が呼び出されて、わざわざ会う人間なんて、そうは……いや、呼び出されれば顔は出すな」
士騎朝輝:一つ縛りにして後ろに細く流した明るい茶の長髪。端正だが何処か挑発的な顔立ち。
士騎朝輝:スリムスラックスに気崩したシャツ、グリーンのネクタイを緩く締め、その上に校章のようなワッペンがついた灰色のブレザーを着ている。
士騎朝輝:端的に言うと学生服の少年。だが、無造作に掴まれている美しい拵の鞘入りの刀がただただ異質だった。
犀潟常青:「いや──だからかな、意表をつかれたよ。意外だった」
犀潟常青:「きみがこんなに長く、一か所に滞在するとは驚いたよ。士騎くん。久しぶり」
士騎朝輝:「ま、再会も旅の縁だよなぁ、怪談屋。良い怪異には巡り合えたか?」
犀潟常青:「人間の基準で良い怪異なんて、滅多にであえるもんじゃないよ。これは本当に」
犀潟常青:「きみのパートナーぐらいのものじゃないかな」
士騎朝輝:「はは。村雨丸はそんなに良いものか?こいつ、斬り合い強制してくるぜ。霊刀、聖剣の宿命だよなぁ」
士騎朝輝:「体を張る俺はたまったもんじゃない」と、肩を竦めて楽しげに笑ってみる。
犀潟常青:「その斬り合いが、きみが本当に望まないような斬り合いなら、妖刀かもしれないけどさ。……霊刀、聖剣は」
犀潟常青:「その人が必要としている場所、その人が必要とされている場所に、使い手を導く。この街が、そうなんじゃないかと思ってる」
犀潟常青:「推理するより、士騎朝輝を追え、だよ」
士騎朝輝:「相変わらず胡散臭い程口が上手いよなぁ。怪異を丸め込む人間は違うって話だよ」
士騎朝輝:「でも、その通りだ。今ここには、俺を必要とする人間もいるしな。村雨丸の力が必要なのもある」
士騎朝輝:「そういうのは定住の大きな理由だな。なんと笑えることに、マンション迄借りてるんだよなぁ、今の俺はさ」
犀潟常青:「な……」
犀潟常青:「マンション……!? きみが!? 驚いたな。よっぽどこれは曰くつきだ。いやむしろ……」
犀潟常青:「……一足遅かったな。もう少し早く来るべきだった。百話目の話が、もう始まろうとしている」
士騎朝輝:「上の階に魔人は住んでたし、14歳の幽霊が訪ねて来たんだよなぁ、あぁ、実にあんた向きだな」
犀潟常青:「だいぶ積もる話もありそうだ。どうだい、この一連の事件をきみが解決したら」
犀潟常青:「俺にそのはなし、聞かせてくれないか? 高く買うよ」
士騎朝輝:「村雨丸が斬り凍らせた後の怪異に価値があるかはわからないけどな」
士騎朝輝:「知ってるだろ?俺はお喋りは好きだし、いつもこう言ってやる事にしてる」
士騎朝輝:「1400円でいいぜ。怪談屋」
犀潟常青:「買った」 長い棒で地面を突いて、立ち上がる。
犀潟常青:「マスター・アビスの一件。少し手伝うことになった。きみがうまいこと働けるよう、なんとか仕立ててみるよ」
士騎朝輝:「ははっ」目の前の男は、自分が事件を解決すると疑ってないことに思わず笑う。
士騎朝輝:「さて、あまりよくないニュースではあるがなぁ。その手伝いなぁ、良い事を教えてやろう」
士騎朝輝:「よくないが、良い事って言うのも変な言い回しではあるんだがな」
犀潟常青:「勿体ぶらなくていいよ。俺じゃあるまいし」
士騎朝輝:「ナラシンハなぁ。あれ、俺が氷葬したやつなんだがな。この街に来て……単純戦力としてなら」
士騎朝輝:「最強だ。もう一度やりたいとこだよ。他の誰にも言わないけどな」
士騎朝輝:「こういう事言うと、怒られるんだよなぁ。秘密な」
犀潟常青:「約束しよう。黙っておく。……士騎朝騎がそう思うなら、」
犀潟常青:「それはとてもこわいはなしだ」 長い棒を突いて、鳥居をくぐり、歩いていく。
士騎朝輝:「犀潟。それでも俺は、仕立てると言ったお前の言葉を信じてみたいんで、そうだな、こう言っておこう」
士騎朝輝:「良いお年を。来年もよろしくな」
士騎朝輝:ふ、と笑って村雨丸を肩にかけて、鳥居をくぐり、こちらも歩いていく。
GM:犀潟さんはシーンカット。ロイスと購入が可能です。
GM:犀潟さんはロイスと購入が可能です。(なんか場所が変になった)
犀潟常青:ロイス保留、BCスーツ購入
犀潟常青:1dx+1=>9
DoubleCross : (1R10+1[10]>=9) → 5[5]+1 → 6 → 失敗
犀潟常青:だめ!おわり。
ミドルフェイズ05
GM:deha
GM:では、なんか並列で2シーンやってた気がしますが
GM:次のシーンへ行きましょう。ミドルシーン05。
GM:最後の情報収集です。シーンプレイヤーは犀潟さん。
GM:アッ! そういえば雑談の登場ダイスをふってもらわなかったので
GM:犀潟さんは2d10を振って登場してください。
GM:他の人も登場可能です。
犀潟常青:ウオーッ振ります!2回振ります!
犀潟常青:2d10+45
DoubleCross : (2D10+45) → 7[6,1]+45 → 52
GM:うわ犀潟さんひくっ
GM:2d10とは思えない出目
ナターリア:1d10+54 出ます
DoubleCross : (1D10+54) → 6[6]+54 → 60
ナザロフ:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 3[3]+65 → 68
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:62->67)
秋塚譲治:やった! 5が出たぞ!
GM:では情報項目を貼ります。残りは二つだけ。
・魔人達の動機 <情報:UGN><知識:怪談>難易度10
・魔人達への対処法と居場所 <情報:UGN/噂話/裏社会>難易度11
GM:こう! 行きたい人はどうぞ。
GM:あっ、しまった
GM:先にコヨミ*犀潟をやろうとしたけど
GM:まあいいか。判定をやってもらってからやりましょう。
犀潟常青:了解!
秋塚譲治:押忍!
ナザロフ:うおお幼女と話してやる気全開!
ナターリア:判定行きますぜ!
犀潟常青:魔人達の動機を、まずこの私が攻めてみます!
秋塚譲治:じゃあ、魔人の対処やります
ナターリア:あ、では様子見1
ナザロフ:様子見2!
犀潟常青:お金持ちのみんなは待っててね!
秋塚譲治:情報収集チーム二回目!
犀潟常青:いくぞ!
秋塚譲治:(2+1)dx+1+2>=11 <情報:UGN>
DoubleCross : (3R10+1+2[10]>=11) → 10[3,5,10]+2[2]+3 → 15 → 成功
秋塚譲治:フ!
犀潟常青:2dx+3=>10 知識:会談
DoubleCross : (2R10+3[10]>=10) → 9[6,9]+3 → 12 → 成功
犀潟常青:フ!
GM:さすが怪談専門家!
ナザロフ:サスガダァ
ナターリア:ワオ!
GM:そうだな。じゃあ先に、犀潟さんが抜いた情報だけ開示してから
GM:少し犀潟コヨミをやりましょう。そこから全員での共有ロールとします。
GM:魔人達の動機について。
■魔人達の動機
実際のところ、三人の魔人はただ怨念を持って蘇った存在というわけではない。
魔人ナラシンハは同じ湯ノ浦出身の月代コヨミを助けるため、第七支部長をはじめとする『厳しい』UGN関係者を倒そうとしている。
太陽に飛び、楽園の十三人である月代コヨミを助ける。
この作戦は第三支部主導で行われているが、これが他の支部長に漏れた場合、作戦が中断される可能性はかなり高いためだ。
魔人ヴァルコラキはある意味で最も怨霊に近い。
魔人はジャームと人との境目にあるためUGNからはジャームのような扱いを受けることも多く、そのせいで肉親を失った過去もある。
UGNに倒されてからはその念がいっそう強くなっており、力で報復を行おうとしている。
魔人ロイトスは最年長(80代)ということもあり、こういった強い想いは持っていない。自身の死についても納得している。
彼女は純粋に上記二名を手伝うつもりで出てきており、ナラシンハ・ヴァルコラキが倒された場合は自然消滅するだろう。
GM:支部を出た後。君たちはいくつかのチームに別れて情報を集めている。
GM:神社の大階段から降りてきた犀潟を、月代が待っていた。
《マスターアビス》月代コヨミ:「変わったところで調査をしてたのね」
犀潟常青:「まあ、俺はUGNとのコネが薄いからね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「神社なんかで。怪異収集家っていうのは、情報収集のしかたも変わってるわけ?」
犀潟常青:「フリーランスで、詳しそうなやつを当たった方が早いと見たんだ。成果はあったよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そう」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたには先に話しておこうと思ったんだけど……じゃあ、もしかすると」
《マスターアビス》月代コヨミ:「三人の動機についても察しはついてるのかしら」
犀潟常青:「だいたいは。恨みの強さはよくわかる。ただ、一人だけ……」
犀潟常青:「ナラシンハ」
犀潟常青:「これがよくわからないんだ。ただの恨みじゃない。でも、強い闘争心を持っているような気がする」
犀潟常青:「彼の動機がわからない……。何か手がかりはないかな?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」「
《マスターアビス》月代コヨミ:「……それ、わかってて言っているの? 本当にわからないの? どっち?」
犀潟常青:「俺には難しい。本当にわからない」
犀潟常青:「大事なのは……」
犀潟常青:「きみがどう思ってるかっていうのも含めて、知りたい。それが俺の根本的な欲求なんだと思う。こわから知りたい」
犀潟常青:→こわいから知りたい
犀潟常青:「どうだろう?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……そうね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「彼らは……特にナラシンハは、私を助けるつもりなんだわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「楽園の十三人を助ける。十三人も支部長がいれば、反対する人も当然出る。わかるでしょう」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私を助ける計画が滞りなく進むように、成田のような厳しい姿勢のエージェントを積極排除しようとしている」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いい迷惑だわ。本当に」
犀潟常青:「ははあ。きみを助ける計画よりも、もっと確実なやり方を考えそうな人を……ってことだね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そういうことね。成田晴史はデータでしか知らないけど、十三人を無条件で助けようとするほど甘い男じゃないはずだから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたは、オカルトの専門家なんでしょ。強い恨みを持った相手を鎮める術とかは持っているの?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ナラシンハはともかく、ヴァルコラキはほぼ悪霊に近い状態だわ。あなたが聖職者めいた浄化術を持っていることを期待してるんだけど……」
犀潟常青:「そういうのは、実はないんだ。すごく危険なことでもある。相手の心を変えるのは、肉体を変えるよりもずっと良くない……と、考えている」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……そうなの?」
犀潟常青:「そういうやり方をする人もいるんだけどね。……恨みは恨みのまま、終わらせてあげないと……」
犀潟常青:「悪い妖怪が良い妖怪になりましたとさ、では、在り方自体を手の施しようがないほど傷つけてしまうことになりかねない。でも、もしも」
犀潟常青:「最初から恨みを晴らしてほしくて戦っているなら、その希望に添えるようには頑張ってみようとは思う」
《マスターアビス》月代コヨミ:「………………」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………あなたに声をかけたのは」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私を正しく認識できるから、というのもあるけど。何より、怪異についての知識が豊富だから……」
《マスターアビス》月代コヨミ:頭を下げる。「お願い。なんとかして、三人の心を救ってあげて」
《マスターアビス》月代コヨミ:「倒されたのは仕方がないと思う。でも復活してまでジャームとして追い回されるのは、あんまりだわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「彼らの恨みを取り去って、綺麗に浄化出来る方法が……あると思う。出来る範囲でいいから、お願いしたい」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いいかしら」
犀潟常青:「頼まれたからには、やってみる」
犀潟常青:「鏡映しみたいな人たちもいるからね。うまくいく、気がしてる」
犀潟常青:「……いまのこと、みんなに伝えてくるよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ん」
《マスターアビス》月代コヨミ:「私も行くわ。どうせ集合時間だから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ありがとう、犀潟常青。……た」
《マスターアビス》月代コヨミ:「たよっ……頼り、に、しているわ」 照れくさいのか、たどたどしくそう言って先を急ぐ。
犀潟常青:「頼りにしている。俺には過ぎた言葉だな……青行灯」 杖を突く。影が蠢く。 「食うなよ」
GM:全員集合パートの前に、情報を開示します。
■魔人達の対処法と居場所
魔人たちはN市第七支部からやや離れた廃工場跡で待ち構えている。
ここは以前《マスターアビス・γ/00》が大規模な破壊を行った場所で、周囲2kmに一般家屋は存在しない。
多少派手に戦っても問題はないだろう。
また、魔人ナラシンハとヴァルコラキは特殊な能力を持っており、条件を満たさない限り何度でも復活する。
・魔人ナラシンハ:不滅の妄執
ナラシンハはUGNを信じていない。コヨミを助ける意志、あるいはリディアと協力する意志を示さない限り、彼は何度でも復活するだろう。
不滅の妄執を発動させずにナラシンハを倒せるのは、『月代コヨミに対してロイスを取得している者』のみとなる。
この際、ロイス感情はポジティブが表でなければならない。
・魔人ヴァルコラキ:不滅の妄執 / 超越活性・自爆装置
魔人ヴァルコラキはUGNとUGNに協力するすべてを憎んでいる。力でねじ伏せるか、彼の信頼を勝ち取るか、選択肢はどちらかになるだろう。
UGN関係者は魔人ヴァルコラキを倒すことはできない(上限:HP1)。
また、ヴァルコラキにロイスを結んでいるPCが彼を戦闘不能にした場合のみ、自爆装置は発動しない。
GM:ということで、このシーンは
GM:きみたちが廃工場に乗り込む少し前。工場地帯の末端部分で話してもらいます。
GM:次はクライマックスです。心残りがないようにお話しな!
GM:N市第7地区・工場地帯
GM:大きな道路を挟んでいくつもの工場が並んでいる。このうちの一つが、ナラシンハたちの拠点だ。
GM:君たちはいま、そのうちの一つ……工場地帯の入り口付近……で、最後の打ち合わせを行っている。
GM:周囲の工場は、実際のところ殆どが廃工場だ。とあるジャームが引き起こした大火災によって軒並み工場は移転した。
GM:なので、日没後。君たちが街灯の下で会話していても、怪しむものはいない。
ナザロフ:「お前らの組織の都合なんか知らねえ」
ナザロフ:「俺はただ、自分のやって来たことのけじめと」
ナザロフ:「リディアのこれからのために戦うだけだ」
リディア=スミルノフ:「できれば、ただ力で叩き潰すんじゃなくて」
リディア=スミルノフ:「彼らが納得してこの世界を去れるようにしてあげたいね」
秋塚譲治:「そいつは構わないが、足並みは最低限揃えてくれてくれると助かるね。お互いのためにもさ」
ナザロフ:「……リディアは優しいな」
犀潟常青:「いやあ、むしろ、ナザロフくんの動機はわかりやすくて助かりますよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「クロックワークス。そういうこと言うとまたナザロフがワンワン言い出すから……」
ナザロフ:「誰がワンワンだ!」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いいじゃない! 犬なんだし!」
秋塚譲治:「了解。で、犀潟さんはそこら辺のあたりはついてるかい?」
ナザロフ:「犬じゃない!これだからガキは嫌いなんだ」
ナザロフ:「人を見かけで判断するんじゃねえ!!」
犀潟常青:「俺にわかるのは、全員、相応の理由があってここにいるってことぐらいですかね」
犀潟常青:「ナラシンハは、月代嬢のため。ヴァルコラキはUGNとUGNに協力する者への恨みで。ロイトスは、そんな二人が心配だから……ってところではないでしょうかね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ロイトス……チヨおばあちゃんは昔からそうだったから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「心配性なの。子どもたちの事を放っておけないのよ。きっと」
ナザロフ:「……心配、か」
犀潟常青:「おっと、よくわかります?」
ナザロフ:「ち、うるせえよ」
ナザロフ:「どっちも譲れないから、こういう事は起きるんだろ」
ナザロフ:「……向こうがただの悪者で、怪物だなんて」
ナザロフ:「思えるほど目出度い頭はしちゃいねえ」
ナザロフ:「でもやってやる。そういうことだろうが」
ナターリア:皆が話しているところに、儀仗で地面を叩きつつ歩いて来る。
ナターリア:「猶更、終わらせなければな。」
ナザロフ:「……ナターリア」
リディア=スミルノフ:「ナターリア。おつかれさま」
ナターリア:「”部隊の配置”は終わった。」
秋塚譲治:「準備は万端、って感じかな」
秋塚譲治:「結局、いくら倒しても納得できないんじゃあまた戻ってくる可能性はある。そういうことでいいかい、リディアちゃん」
ナターリア:「ジャームの強靭な意志力、か。」
ナターリア:「肉体が限界を越え、死を迎えようとも動かし続ける慮外の再生能力。」
リディア=スミルノフ:「うん。特にナラシンハとヴァルコラキは、その側面が強いね」
リディア=スミルノフ:「生物はみな、マテリアル体とアストラル体を持っているけど――――アストラル体となった彼らは、精神的な側面にすごく影響されている」
ナターリア:「それを無効にするには……意志を折るか、納得させるしかない。」
秋塚譲治:「だとしたらナラシンハはコヨミちゃんを安心して任せられるように、そしてヴァルコラキはUGNと無関係なヤツで当たるしかないな」
犀潟常青:「むき出しの精神といってもいいかもしれませんね。……そういうことなら、秋塚サンの言う通りだ」
秋塚譲治:「ちょうど2、2で分かれる感じだが……ナザロフ、ナターリアさん。ヴァルコラキを任せても大丈夫かい?」
秋塚譲治:「やり方は任せるよ。力づくでもいいし、無念を受け止めるでも構わない」
ナターリア:「ああ。」頷く
ナザロフ:「……今度こそ、あいつを仕留める」
犀潟常青:「こいつは心強いお答えだ」
ナザロフ:「何をされても折れねえ意志は」
ナザロフ:「こっちだって同じだって教えて、引き下がらせてやる」
秋塚譲治:「頼もしい答えだ」
ナザロフ:「北国育ちは根性が違うのさ」
ナターリア:「適宜そちらのカバーにも入る。」
ナザロフ:ぐる、と喉を鳴らして笑う
秋塚譲治:「そいつはありがたいね、こっちも相当な相手だ」
ナターリア:「私の役割は防衛と支援だ。攻撃能力は無いと思ってくれ。」
ナザロフ:「ナターリアもリディアも、優しすぎんだよな」
秋塚譲治:「つーことで、俺と犀潟さんはキッツイ方を担当するわけだが……ナラシンハは知ってるかい?」 犀潟さんに
犀潟常青:「まあ、色々とおっかない話を聞きましたよ」
ナザロフ:「感謝しとけよ!感謝!」
秋塚譲治:「オーケー、オーケー。すごく感謝してる、ありがとうナザロフ」
ナザロフ:「お、れ、にじゃねえ!!」
ナザロフ:「ったく……この野郎」
リディア=スミルノフ:「よしよし。いい子いい子」 背伸びしてナザロフの背中を撫でている。
秋塚譲治:「そんじゃ、覚悟ってのは決まってるな。犀潟さん頼むぜ」
犀潟常青:「承知です。……ナザロフくんも優しいと思いますよ、俺は」
リディア=スミルノフ:「わかる? そうなんだよ」
リディア=スミルノフ:「ナザロフは人一倍優しい子なの。優しいから誰かのために怒れるし、戦えるの」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……ただワンワン吠えてる犬に見えるけど」
ナザロフ:「やめろってばリディア……そんな大したもんじゃねえ」
ナザロフ:「てめえはてめえでもうちょっとマシな口の効き方はねえのかコラ」
ナザロフ:「犬じゃねえっつってんだろ!!」
秋塚譲治:「……他人のために怒れるのは良いことだと思うぜ、本当に。テメーの勝手だとしてもな」
ナターリア:「今は自分のために怒ってるが。…まあ、そのあたりにしてやってくれ。」
ナザロフ:「……リディアとナターリアがいなけりゃ」
ナザロフ:「俺はホントの化物だ」
ナザロフ:「それを知ってるだけなんだよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
《マスターアビス》月代コヨミ:「人じゃないの?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「大事な人がいて、誰かの為に怒れるなら、それはバケモノじゃなくて人間だと思うけど」
ナザロフ:「さあな、俺も知らん」
ナターリア:「人さ。」
ナターリア:「私が保証する。」
ナザロフ:「……!」
ナザロフ:「ナターリア……」
ナターリア:「だから君も、ナザロフと呼んでやってくれ。」
秋塚譲治:「なるほどね、そりゃあ確かに人間だよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「わかっているわ。……ごめんナザロフ。あなたのリアクションが素直だから、少しからかってみただけ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたは人間よ。世界中に災厄をばらまいてる私なんかよりもずっと」
ナターリア:「それは納得の理由だ。」くすりと笑う
ナターリア:「君もだよ。」
ナザロフ:「……理由と結果がおかしいだろが」
ナザロフ:「あのな」
ナザロフ:「そうやって自分の在り方を勝手に決めんな」
ナザロフ:「テメーがどう生きたいか、だろうが」
リディア=スミルノフ:無言でナザロフの背中を撫でている。
ナザロフ:「少なくとも俺は、そう思う。お前もそう思え」
ナザロフ:「……コヨミ、だったか?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そうよ。《マスターアビス》──月代コヨミ」
ナザロフ:「コヨミ」
ナザロフ:「あいつらは、お前の幸せを願ってる」
ナザロフ:「そういう奴らが多分もっと沢山いる」
ナザロフ:「……幸せになってやれ。みんなのために」
ナザロフ:「それが1番いい、はずだ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……なる資格が」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あるのかしら。楽園の十三人指定をされて……ドッペルゲンガーとか、色々な事件を起こして」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そんな人間に、幸せになる権利が?」
ナザロフ:「死んでもまだお前のことを想ってる奴らに」
ナザロフ:「そんな事が言えるなら、酷いぞお前」
《マスターアビス》月代コヨミ:「うぐっ」
ナザロフ:「……受け取ってもらえなきゃ寂しいし」
ナザロフ:「受け取らなきゃあとで後悔する」
ナザロフ:「そんなもんだ。俺もさっき分かった」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……ふん」
《マスターアビス》月代コヨミ:「よく喋るい……男だわ。わかったわよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「後悔しないよう、私も頑張ってみるわ」
GM:NPCカードを入手しました。
■《マスターアビス》月代コヨミ
・アクション:守護者のノクターン
シナリオ1回、戦闘不能になった直後に使用する。
1d10を振り、出目の分だけ侵蝕率を上昇させ、同じぶんだけHPを回復させる。
同一タイミングで複数名が戦闘不能になっている場合、誰か一人にのみ使用可能。
GM:あとは皆さんがいいところでこのシーンはカットです。会話したり、魔人のアジトの廃工場に向かうと良いでしょう。
秋塚譲治:「そうそう、だから正直になって良いんだぜ。例えば──ナザロフを撫でる、とかな」
ナザロフ:「ああ……!?」
リディア=スミルノフ:「じゃあ、いこう。近くに民家はないけど、あまり遅くに戦うと近所迷惑になるから」
リディア=スミルノフ:「ナザロフ、コヨミに撫でてもらう?」
ナターリア:「はは、いいじゃないか。記念に、ね。」
ナザロフ:「今の話のどこでそうなる!」
《マスターアビス》月代コヨミ:「え、大丈夫なの? 飼い主以外が撫でると噛みつかない?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「確かに私、犬は好きだけど……」
秋塚譲治:「はは、やっぱり気になってたか」
ナザロフ:「だから犬扱いすんな!つーか勝手に話を進めんな!」
ナザロフ:「……噛みつきゃしねえよ」
秋塚譲治:「男に二言はないって言葉がこの国にはあるんだぜナザロフ。だから受け入れろ」
犀潟常青:「いやあ、本当にすごいな……」
リディア=スミルノフ:「常青や譲治も撫でてあげて。ナザロフの毛並みはやわらかくて気持ちいいよ」
リディア=スミルノフ:「撫で終わったら、いこうね」
ナターリア:くすくす、と笑いつつ、犀潟の傍へ。
ナザロフ:「リディアまで!」
犀潟常青:「ここまで完璧なイヌガミは見たことがない……」
犀潟常青:「しかも見事な毛並みだ。終わったら、一本いただいても?」
ナザロフ:「あーーーーー!」
秋塚譲治:「どうやら遠慮はいらないらしいぜ、コヨミちゃん」
秋塚譲治:「思いっきりやってやれ」
ナザロフ:みんなにモフられている。
ナターリア:「……戦いの寸前まで、あなたの真意は見えなかった。犀潟さん。」呟く。
《マスターアビス》月代コヨミ:「ふん……。賑やかなことだわ」
犀潟常青:「俺の真意なんて、それはもう、繰り返しお伝えしてますよ」
秋塚譲治:「でも、悪くはないだろ?」
ナターリア:「”怖い物見たさ”?」
犀潟常青:「よくご存じで。……このお話の結末を知りたい。それだけなんです。言ってみれば……」
犀潟常青:「語り終えてもらわないと、こわくて仕方がない」
ナターリア:「良い結末で締めくくれることを願っている。」
ナターリア:「そして、あなたもそうだと信じている。」
ナターリア:「…こわいのにここまで付いてきてくれてありがとう。」
ナターリア:「お代に、とっておきの怪異をお見せするつもりだ。」
ナターリア:にこりと笑う
犀潟常青:「……なるほど。この氷の匂いは、士騎朝輝だけじゃないようだ」
犀潟常青:「ありがたく、相伴に預かるとしましょうか」
ナターリア:会釈して、喧騒にまた目を向けた。
GM:シーンカット!
GM:最後のロイスと購入です。次はクライマックス戦闘。
GM:今日はクライマックス戦闘直前までやって終わりにしましょう。
GM:明日は21:30からです。
ナザロフ:イエーイ!
秋塚譲治:オイッス!
ナターリア:イエイ!
犀潟常青:はい!
秋塚譲治:ナザロフくんにロイス取ります
秋塚譲治:5.ナザロフ/感服:○/不安/ロイス
秋塚譲治:コヨミちゃんの心を解きほぐしたことに感服、そしてちょっと危ういので不安という感情だ。
犀潟常青:秋塚さんにロイス。尊敬〇/食傷!
犀潟常青:もう一つはナターリアさんに。誠意〇/恐怖、で!
ナターリア:ロイス!犀潟常青/〇親近感/猜疑心/ロイス
ナターリア:購入はブルーゲイル!
ナターリア:4dx+4>=20
DoubleCross : (4R10+4[10]>=20) → 10[2,3,5,10]+9[9]+4 → 23 → 成功
ナザロフ:欲しい物買ったしあとはダメ元ブルゲかな
ナザロフ:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,4,10]+9[9]+1 → 20
ナザロフ:まさかの成功
ナターリア:買えちゃったよ
GM:すげェ!
ナターリア:ナザロフ君に上げちゃお
ナザロフ:犀潟さん秋塚さん、コヨミちゃんにもロイス取っちゃお
ナザロフ:
同行者/犀潟常青/信頼/警戒心○/ロイス
同行者/秋塚譲治/感服/憤懣○/ロイス
同行者/月代コヨミ/誠意○/警戒/ロイス
《マスターアビス》月代コヨミ:あっ取ってくれてる!わーい
秋塚譲治:アームドスーツ狙います
秋塚譲治:アームドスーツ、アームスーツに勝手に変換するのが許せない
秋塚譲治:(2+1)dx+2>=15 <調達>
DoubleCross : (3R10+2[10]>=15) → 10[1,10,10]+9[8,9]+2 → 21 → 成功
秋塚譲治:フ!
GM:除外変換設定しましょう!
秋塚譲治:ウェポンケースにアームドスーツを格納! 以上です!
犀潟常青:ちょっとやそっとの買い物や装甲値が無意味な敵だからな~
犀潟常青:でも一応UGNボディアーマーッ
犀潟常青:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗
犀潟常青:財産2使って購入!終わり!
GM:やるな~
GM:ではシーンカット。
クライマックス
GM:本日最後のシーンです。ここは戦闘直前の会話だけやって終わりにしましょう。
GM:クライマックス。
GM:全員登場です。
ナターリア:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 9[9]+60 → 69
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:67->69)
犀潟常青:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 10[10]+52 → 62
GM:み、みんな!
ナザロフ:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 3[3]+68 → 71
GM:N市第七地区・廃工場
GM:──魔人たちは、特に隠れてはいなかった。
GM:君たちが踏み込んだ先はだだっぴろい広間だ。広間の奥に三人分の影がある。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:「ほォ……」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:吹けば飛ぶような背の低い老婆だ。杖をついて来客を見据えている。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:「あれだけやられておいて、また来たかね。狼の坊や」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:「勇気と蛮勇は違うよ。そっちのお嬢ちゃんも、ちゃんと抑えてやらなかったのかい」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:ナザロフとナターリアを交互に見据える。
ナザロフ:「引き下がれない事情くらい」
ナザロフ:「こっちにもあるってことだ、婆さん」
ナザロフ:「年寄りが結論を急ぐんじゃねえよ」
ナザロフ:「蛮勇かどうかは結果を見て決めやがれ」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:「お嬢ちゃんの言い分も同じかい?」
ナザロフ:暴れ狂うような獣の殺意ではなく
ナザロフ:ただ仕留めるという決意を拳に込めて対峙する。
ナターリア:「そうですよ、レディ。」
ナターリア:「我々は勇気でもなく蛮勇でもなく、」
ナターリア:「護るものを背負ってここにいるのです。」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:「レディか! うれしいね!」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:めきめきと体が膨張し、身の丈3Mほどの巨体へと変わる。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『──今のお世辞に免じて』『そっちのお嬢ちゃんは、なるべく痛くないように殴り倒してやろうかね』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:ドラム缶に腰掛けていた少年がゆらりと立ち上がる。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「……どうでもいい」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:ヘッドホンにニット帽にパーカー。今風の中学生という感じだが、その目には憎悪の炎が宿っている。犀潟と秋塚を交互に見る。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「UGN。その協力者──どっちも同じだ。結局UGNもFHも、力で何かを押さえつけるだけだと分かった」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「力には力でやり返す。……最後の警告をしてやろう。クロックワークス、サウィン・ベンダー」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「尻尾を巻いて、すぐ帰れ。そうすれば命は取らないでやる……」
秋塚譲治:「生憎と、はいそうですって帰るわけには行かなくてね」
犀潟常青:「おおっと……これはまさしく。quid Rhoetus。それにヴァルコラキ……」
犀潟常青:「そうそう。頼りにされてしまったもので、悪いね」
犀潟常青:「きみらを鎮めなきゃならなくなった。大変だよ……もう震えてきそうだ」
秋塚譲治:「ま、俺たちも俺たちでコヨミちゃんのために戦う理由がある」
秋塚譲治:「だからこれはやり方の違いだ。結局の所、どっちが良くて悪いなんざ今はわからねえ」
秋塚譲治:「それでも俺達は俺達が最善だと思うやり方を押し通す、それだけさ」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「いいことを言うじゃないか。クロックワークス」 足元から影が噴出する。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:「どっちが良いか悪いかなど、結局は勝負しないと分からないんだろうさ」 『…………なら』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:影が晴れると、異形へと変貌している。全身光沢質の漆黒のコウモリの亜人。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『こちらも押し通すまでだ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「さて」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:オレンジ色の髪。ピアスをじゃらじゃらとつけた青年が立ち上がる。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「お利口なUGNのことだ。もうこっちの動機やら能力やらは把握してんだろ……」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「始めようぜ」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「勝ったほうが、正義だ!」
GM:クライマックス戦闘を開始します。衝動判定は……明日!
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
5m
魔人ロイトス
5m
ナザロフ ナターリア 犀潟 秋塚
秋塚譲治:「名乗れよ、守護者達。お前達の魔人の名を」
秋塚譲治:「二度と目覚めることのないよう、きっちり墓に刻んでやる」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ごそり、と巨大な石斧を振りかぶる。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「くはッ」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:「────蹂躙しろ」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『"ナラシンハ!"』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:魔人態に変身する。獅子の上半身。巨大な黒い翼。ロイトスに迫る巨体。
――――昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。
それは唐突に広がった。
自分とそっくりの姿をした分身──ドッペルゲンガーの発生。
あるいは、既に死んだはずの人間の復活。
2021年が迫る中、楽園の十三人『マスターアビス』の脅威が静かに街を覆っていく。
灰は灰に。塵は塵に。
虚ろより現れし深淵の住人を、再び元の世界へと送り返せ。
ダブルクロス The 3rd Edition "大N市"
『再生のファンタジア』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
GM:魔人ロイトス。魔人ヴァルコラキ。魔人ナラシンハ。
GM:深淵より蘇りし魔人のワーディングが吹き荒れた。
■クライマックス - 『再生のファンタジア』
GM:ヨシ!
GM:セッションを再開しましょう。会話は昨日までで終わったので、今度こそクライマックス戦闘を開始します。
ナザロフ:イエーイ!
犀潟常青:了解!
GM:改めてエンゲージを貼っておきます。PCたちから5mのところにおばあちゃん。更にその奥にナラシンハ、ヴァルコラキ。
GM:魔人は人間態と魔人態がありますが、最初から全員が魔人態を取っています。本気モード。
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
5m
魔人ロイトス
5m
ナザロフ ナターリア 犀潟 秋塚
GM:三体の魔人のワーディングが君たちのレネゲイドを揺さぶる。
GM:衝動判定です。難易度は9。
秋塚譲治:(3+1)dx>=9 <意思>
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[2,3,9,10]+9[9] → 19 → 成功
秋塚譲治:フ……!
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+19(2d10->10,9)した (侵蝕率:69->88)
ナターリア:5dx+5>=9
DoubleCross : (5R10+5[10]>=9) → 10[6,8,9,9,10]+3[3]+5 → 18 → 成功
秋塚譲治:ぎゃああ!!!
ナターリア:成功だぜ
GM:君たち意志が強すぎない?
GM:あっしんでる!!
犀潟常青:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 5[3,4,5] → 5 → 失敗
犀潟常青:ガーン
犀潟常青:2d10+62
DoubleCross : (2D10+62) → 12[4,8]+62 → 74
ナターリア:69+2d10
DoubleCross : (69+2D10) → 69+9[7,2] → 78
ナザロフ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[1,6,6,7]+1 → 8
ナザロフ:ぎゃあ
ナザロフ:2d10+71
DoubleCross : (2D10+71) → 16[6,10]+71 → 87
ナザロフ:オイオイ
GM:あと、NPCカードについて案内します。今回はミドル戦闘がなくてみなさんの侵蝕があがりきっていないので
GM:もしかするとコヨミのカード(100%超でもリザレクト)が腐るかもしれません。ので、
GM:リディアと同様、こちらも攻防兼用にしました。次の効果を追加します。
NPCカード:《マスターアビス》月代コヨミ
・アクション:修羅のメヌエット
シナリオ1回、ダメージロール直前にオートで使用する。
この攻撃は対象の装甲とガードを無視する。
犀潟常青:修羅のメヌエット!
ナザロフ:柔軟性~~
ナザロフ:ありがたさの極み
秋塚譲治:ヤッタネ!
ナターリア:ヤッター!
GM:ラウンド進行に入りましょう。まずはセットアップから。
■ROUND-01
GM:1ラウンド目。セットアップ。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:サポートデバイス。ラウンド中、自身の射撃ダイスを+12。
ナターリア:なし
犀潟常青:戦術。自分以外の全PCのダイス5個プラス。
犀潟常青:侵食:74→80
犀潟常青:これで全員のダイス不足不安も解消!(自分は無理)
ナターリア:へへ、困ったときの勝利の女神がありますよ…(100%超えたら)
秋塚譲治:セットアップ:コンボ『アスラ・アンプル=セット』
秋塚譲治:『怨念の呪石』使用
秋塚譲治:暴走状態になる。この暴走中はあなたが行う攻撃のダメージに+2d10する。
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3した (侵蝕率:88->91)
ナザロフ:どうしようかしら
ナザロフ:侵蝕調整に使っておこうブルーゲイル
ナザロフ:ナターリアにもらったのも併せて2つある!
ナザロフ:行動値8、侵蝕92まで上昇!
GM:マッハドッグ!
ナザロフ:シュバイヌ
《魔人ロイトス》坂田チヨ:Dロイス野獣本能。キュマイラのマイナーエフェクトもセットアップで使用します。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:《フルパワーアタック》《破壊の爪》《完全獣化》《剛身獣化》。行動値が0になり攻撃力と装甲がアップ。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《原初の黄:限界突破》。自動触手の使用回数を増加。
GM:セットアップ演出とかする人がいたらしてもいいよ!
秋塚譲治:「──“アスラ・アンプル”セット」
秋塚譲治:銃のような形状をした注射器を首筋に当て、トリガーを引く。
秋塚譲治:パシュン。レネゲイドを活性化させる薬が体に巡り、秋塚譲治のエフェクト出力を引き上げる。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『あんま無理すんなよ。クロックワークスも、そっちの……”モディ・ドゥ”も」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『薬は体に悪いんだぜ。知ってるか?』
犀潟常青:「では、祟りを鎮めるとしましょうか。まずは、あちらとこちらの土俵を同じくするところまで……」
犀潟常青:「こちらも一度死ぬ、なんていいかもしれませんね」
リディア=スミルノフ:「死んじゃだめだよ。常青」 後ろから咎める。
犀潟常青:「ものの喩えですよ。でも、同じ目線に立つには、やっぱりね……こちらもすごく痛い目を見ないと」 前を見る
秋塚譲治:「いや、全く。できれば使いたくはないんだが……こうでもしないとアンタたちを止めるのは難しそうなんでね」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『っていうかよ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『モディ・ドゥ。お前本当に懲りねえな。前に返り討ちにして海に叩き込んでやったのに、まだ生きてやがったのか』
ナザロフ:「その呼び名はこの戦いで返上だ」
ナザロフ:「てめえをぶっ倒して、ケジメをつける」
ナザロフ:「見てろよナラシンハ、この間とは一味違うぜ」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『へッ』
GM:イニシアチブ。スピードフォースなどがなければ、ヴァルコラキの手番ですが……
GM:ナザロフ君はクロックアップしますか? おばあちゃんがいるので、すり抜け系エフェクトがないと奥の2人は殴れないものとします。
ナザロフ:うーん、まだやめときましょう!リザで攻撃を受けたい!
ナザロフ:ナシです!
GM:オッケー!
GM:イニシアチブ。魔人ヴァルコラキの手番……の前に、
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:エフェクトを使用します。《鼓舞の雷》。魔人ロイトスを即座に行動させる。
ナザロフ:こやつ!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:ということで行動。戦闘移動でPC達のエンゲージへ。
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
10m
魔人ロイトス
ナザロフ ナターリア 犀潟 秋塚
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『さて……改めて名乗っておこうか』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『オブセシオン、ランク90。魔人ロイトス』『殴り合いで負けたことは……』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『一度しかない』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:メジャーで《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》《吹き飛ばし》。
GM:対象はどうしようかな。ランダムで決めようと思ったんですが
GM:もし誰か受けたい人がいれば立候補してくれてもいいです。おばあちゃんは小細工せず、目の前にいる奴を殴る。
GM:当たると後方へ8m吹き飛ばしです。
秋塚譲治:じゃあ、せっかくなので受けます
GM:いないようだな!ランダムで決めよ!
GM:あっいた!
ナザロフ:男気!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[2,2,3,3,3,3,3,4,4,6,7,8,9,9]+10[3,3,3,9]+2[2] → 22
《魔人ロイトス》坂田チヨ:あっ低い。リアクションをどうぞ!
秋塚譲治:オートでアームドスーツを装備! 暴走中なので受けます!
GM:話がまとまったようなのでダメージを出しましょう。おばあちゃんパンチ。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:3d10+48
DoubleCross : (3D10+48) → 10[8,1,1]+48 → 58
秋塚譲治:うーん、デカイ! 即死!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:いや違う! 38です。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:固定値が38なので、ダメージは48かな。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:どのみち死ぬ気がするが……w
秋塚譲治:どっちにしろ死!
秋塚譲治:えー……うーん……ここは《リザレクト》しよう
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:91->96)
《魔人ロイトス》坂田チヨ:3mの巨体が、その巨体に見合わぬ速度で踏み込む。丸太のような腕がしなる。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:拳が秋塚を直撃し、廃材を周囲にぶちまけながら壁付近まで吹き飛ばした。
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
10m
魔人ロイトス
ナザロフ ナターリア 犀潟
8m
秋塚
秋塚譲治:吹き飛ばされて廃材がガラガラと崩れ落ちる……だが、
ナザロフ:「ッ!秋塚!」
ナターリア:「……!」死の暴風が自身のすぐそばで舞った。
ナターリア:そこに秋塚はおらず、遥か後方で廃材に埋もれている。
秋塚譲治:「いや……全く、殴り合いで一度しか負けたことがねぇって言うだけあるぜ」
犀潟常青:「なんて力だ。まさにティーターンの魔人か……」
ナザロフ:「見た目に惑わされんな……こいつの素早さは半端じゃねえ」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『巨人が遅いっていうのはおとぎ話の話さね』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『歩幅が広けりゃ踏み込みも早いに決まってるのさ』 喉を鳴らす。
ナターリア:「………にしては、脚運びがおかしかった。」
ナターリア:「何か、仕掛けたな?」
ナターリア:後ろの二人に目を向ける。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『…………』 魔人ヴァルコラキ。得意能力は、超遠距離からの狙撃すら可能にする磁力操作。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:磁力を反発させ、ロイトスを瞬間加速させた。
秋塚譲治:「だがな……俺だって一撃で殺せるとは思わねえことだ。なんてったって俺はUGNじゃあ──」
秋塚譲治:「“生還者”なんて呼ばれるんだぜ。さあ、さっさとかかってきな」
犀潟常青:「さすが秋塚サン。あなたと組めて心強いね……と、まだ来ますぜ」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『ふん……その生還者というのは』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『自分一人だけ戦場で生き残ってもなんとかなるものなのか?』 行動します。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:マイナーで《ハンドレッドガンズ》《シールドクリエイト》。更に《ポルターガイスト》でキーンナイフを破壊し攻撃力アップ。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:メジャーは《アタックプログラム》《バリアクラッカー》。
GM:秋塚さん以外の誰かを狙いましょう。
ナザロフ:ギエー!バリクラ!
GM:choice[ナターリア,犀潟,いぬ]
DoubleCross : (CHOICE[ナターリア,犀潟,いぬ]) → 犀潟
ナザロフ:侵蝕的にこっちに欲しい!
犀潟常青:来いーっ!
ナターリア:ば、バカ!
ナザロフ:ぎゃおん!
GM:犀潟!
犀潟常青:まだ元気だ!
ナザロフ:この野郎~~
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:18dx+18
DoubleCross : (18R10+18[10]) → 10[1,1,1,3,3,4,5,6,6,6,6,7,7,8,8,9,9,10]+5[5]+18 → 33
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:コンセないのにがんばるな~
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:リアクションをどうぞ!
犀潟常青:リアクション不能!ダメージください!
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:暴走してるw
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:4d10+15 装甲とガード無視。
DoubleCross : (4D10+15) → 13[3,1,3,6]+15 → 28
GM:あっ!これは……!
犀潟常青:なんと、生存……!
犀潟常青:2点残りました
GM:磁力操作は既に完了している。犀潟の周囲、そして犀潟自身が強力な磁石へと変わっている。
GM:廃工場に潜ませた無数の鉄パイプ、鉄球、そしてナイフが飛来した。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『お前は……どっちなんだ? サウィン・ベンダー』 『UGNか? ただの外注か?』
秋塚譲治:「ヴァルコラキ、さっきの質問の答えはこうだ」
犀潟常青:「俺はこれでもUGNのやり方にはおおむね賛成してましてね。だから、そんな気合の入った避けられない……ただ、」 足元の影が隆起して、それを受ける。
犀潟常青:「こういうおまじないは、意外なところで、ぎりぎりちょっとだけを凌いだりするんですよね」 十字架を差し出している。どういう原理か、攻撃が緩和されていた。
秋塚譲治:「ってわけだ、俺一人が生き残るってわけじゃあねえ」
秋塚譲治:「役割分担だぜ、チームだからな」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『……面白い真似をしてくれる』
犀潟常青:「吸血鬼避けなんて、ふつうはオーヴァードにはぜんぜん効かんでしょうが、意味を持つときに少しだけ運がよくなったりするもんです」
犀潟常青:「そういうわけですね。そろそろ攻撃係の出番ですぜ」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『仲が良くて結構なことだ』 《餓鬼魂の使い》。犀潟に邪毒ランク3を付与。
犀潟常青:邪毒なりました!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:弾丸に紛れて自分の細胞を埋め込み、侵蝕させた。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『神頼みでなんとかなるといいな。力を見せてみろ』
GM:イニシアチブ。行動値8、ナザロフくんの手番。
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
10m
魔人ロイトス
ナザロフ ナターリア 犀潟
8m
秋塚
ナザロフ:こうなると何も出来ねえんだよな~~
ナザロフ:実は…100%未満での火力がゴミ!
GM:いっいぬー!
秋塚譲治:待機していいぞい!
GM:殴ってあげればよかった
ナザロフ:なので待機します…こっちに攻撃が来るのを祈って
ナターリア:いぬ…
ナザロフ:以上!
犀潟常青:ワォン…
ナザロフ:クゥ~ン
GM:じゃあ犬はまてされちゃったので
GM:次です。ナラシンハと犀潟さんが同値なので、PC優先! 犀潟さんの手番。
犀潟常青:ウオーッ!
犀潟常青:とりあえずマイナーでチャリオットバラーに搭乗。
GM:でっ伝説の!
GM:チャリオットバラ~
犀潟常青:メジャーでコンセ+原初の赤:ヘヴィギャロップ+シャドーテンタクルス+オールレンジ+混色の氾濫!
犀潟常青:死神の精度は抜きます。まだそのときではない…!
犀潟常青:ターゲットはナラシンハ+ヴァルコラキ!
GM:はっ範囲攻撃だと……!
犀潟常青:ダイス計算…
犀潟常青:完了!
GM:チーン!
犀潟常青:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,1,2,2,2,4,4,4,7,8,8,9,9,9]+10[3,4,5,5,5,8]+10[9]+6[6] → 36
犀潟常青:悪くはない!(warukuha-nai)
GM:げーっ
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:こっちにも切り札があるんですが、ちょっとこれはまだやめとこう。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:シールドクリエイトしたシールドでガード。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:こっちも切り札があるんですが……おばあちゃんがナターリアさん殴ってないので、切り札が出せない……
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ガード。武器はジュラシックレコードです。そして
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《自動触手》。18ダメージを返す。
GM:ダメージ、そしてそっちのダメージ処理もどうぞ!
犀潟常青:ではダメージ!
ナターリア:ダメージロール前に《凍てつく刃》
GM:ウワーッ!!
GM:やめやめろ!
ナターリア:ダメージに+1d10+15してくださいませ~
犀潟常青:やった~~~~!
ナターリア:ナターリアの侵蝕率を+3した(侵蝕率:78->81)
犀潟常青:ありがとう、ドイツの軍人お姉さん!なのでダメージは…
犀潟常青:4d10+25+1d10+15 諸々有効
DoubleCross : (4D10+25+1D10+15) → 16[3,3,3,7]+25+2[2]+15 → 58
GM:ゲーッ
ナターリア:いいダメージ!
犀潟常青:出目は悪いが固定値に救われた!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ナラシンハはかなりHPを盛っています。ガード値と装甲で軽減して、まだまだ元気。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:こっちは切り札その1で軽減します。《電磁反応装甲》を2回。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:シールドと合わせて軽傷に抑えました。
GM:演出をどうぞ!
犀潟常青:「古来、魔人と呼ばれる存在は、人でありながら魔の領域に踏み込んだ。善悪はともかく、その力という点では……」 杖を突く。影が伸びる。
犀潟常青:「比類がない。よって対処方法は、ただ魔性のものを討つように、」 その影が長い腕となって、両者を引き裂くように走る。
犀潟常青:「ただ、祈る手を合わせるしかない。おっしゃる通り、神頼みですよ」 ばちん、と、影の両手が合掌する。打撃。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『おッ』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『下がれ陽一。あれは見た目より厄介だ』 磁力操作で瓦礫を操作した。一部の瓦礫が影を覆い隠し、打撃を部分的に消滅させる。
ナターリア:防御しようとした両者の動きを封じるように、
ナターリア:氷の死兵たちが地中から現れ、脚や腕にまとわりつく。
ナターリア:「フォイア!!」
ナターリア:ダメ押しの様に、ナターリアの前に並んだ戦列から氷の弾丸が斉射される。
犀潟常青:「これはすごいな。よくもまあ、これだけの念を背負って行使できるもんだ」
犀潟常青:浸食率80→90
犀潟常青:反撃で死んだのでリザレクト。
犀潟常青:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 3[3]+90 → 93
犀潟常青:以上!
GM:リザはいい出目!
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『チッ……!』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『面白いマネしてくれんじゃねえか、巨乳の姉ちゃん』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『も少し早く出会いたかったぜ。シンギュラルアーク……雨堂聖理とかいう小娘より前にな』
ナターリア:「与しやすいからか?」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『戦うと楽しそうだからだよ!』
GM:イニシアチブ。魔人ナラシンハの手番。
GM:とはいえこれはどうしようかな。うーん
GM:いや、プラン通りに行こう!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:マイナーで《命の黄金律》。《形状変化:剛》《形状変化:柔》《形状変化:速》。ダイス、攻撃力、ガード値、行動値を増加。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:メジャーは《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《伸縮腕》。ナザロフくんを殴ろうっと。
ナザロフ:来やがれ!!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:18dx7+9
DoubleCross : (18R10+9[7]) → 10[1,2,2,4,4,6,6,6,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,3,3,4,6,6,6,7,8,10]+6[3,5,6]+9 → 35
ナザロフ:暴走リア不!
GM:nara
GM:なら殴られてひき肉になるがいい!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:4d10+12+12
DoubleCross : (4D10+12+12) → 20[8,8,2,2]+12+12 → 44
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:もろもろ有効!
ナザロフ:死!リザ!
ナザロフ:92+1d10
DoubleCross : (92+1D10) → 92+9[9] → 101
ナザロフ:ぐああ
GM:100%犬!
犀潟常青:ナザロフくんが本気(マジ)!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『前回はブン殴って海に放り込んでやったよな。”モディ・ドゥ”』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『今回は────』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『確実に死ぬよう、あとでそのへんの崖から放り投げてやるよ!』 巨大な鉄骨を掴む。投擲。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ナザロフの腹部めがけ鉄骨が飛来する。
ナザロフ:「ぐぅあああ!!」
ナザロフ:貫かれ、質量に吹き飛ばされる
ナザロフ:「がはっ、くそったれ」
ナザロフ:「一度くたばったんなら、もう少ししおらしくなりやがれ!」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『そいつはできねえ。ていうかお前、わかってんのか?』
ナザロフ:「ああ!?」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『コヨミはともかく、UGNはいずれリディアにだって手を出すぞ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『魔人を生み出す根源。湯ノ浦の人間を助けたように、そいつが人助けをやめることはねえ』
ナザロフ:「……いいや」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『あん?』
ナザロフ:「そうはならねえ」
ナザロフ:「そうはさせねえ」
ナザロフ:「俺たちがいる」
ナザロフ:「リディアを守る、リディアのやりたいこともな」
リディア=スミルノフ:「ナザロフ……」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『くふッ』 『断言かよ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『面白い犬っころだ。……悪いが、俺もコヨミを守るつもりで戦ってる』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『我を通してみせろよ。ヴェアヴォルフ』
GM:イニシアチブ。行動値5、ナターリアさんの手番。
ナターリア:待機!
GM:まて!
GM:ナターリア、まてだぞ……まて……
ナザロフ:まて仲間!
ナザロフ:ワウワウ!
ナターリア:わんわん
GM:まてするナターリアさんのイラストを猫口さんが描いてくれることを信じて次の手番。
GM:行動値3。ロイトスと同値で、8mふっとばされた秋塚さんの手番です。
秋塚譲治:押忍!
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
10m
魔人ロイトス
ナザロフ ナターリア 犀潟
8m
秋塚
秋塚譲治:「申し訳ないが……こういう時、俺は相手がお婆ちゃんでも本気で行くぜ」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『そりゃそうだ。手加減されるほど老いぼれちゃいない』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『さっさとおいで』 手招きする。 『殴り返してやるよ、坊や』
秋塚譲治:「そいつはどうも……んじゃ、さっさといかせてもらうかッ!」
秋塚譲治:マイナー:コンボ『ロック・クロック』
秋塚譲治:《縮退機関》《白熱》《斥力跳躍》
秋塚譲治:+攻撃力+8[HP4消費*2]+素手変更、飛行状態で移動(通常移動+[10]m)
GM:突っ込んできた!
秋塚譲治:ロイトスお婆ちゃんのエンゲージに行きます、ただいま!
GM:おかえりw
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+6した (侵蝕率:96->102)
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
10m
魔人ロイトス
秋塚
ナザロフ ナターリア 犀潟
秋塚譲治:メジャー:コンボ『クロック・リリース』
秋塚譲治:《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》 対象はロイトスお婆ちゃん!
GM:カモンカモン!
秋塚譲治:(3+3+5+5)dx7+7 <白兵>
DoubleCross : (16R10+7[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,6,6,7,8,9]+10[1,2,10]+5[5]+7 → 32
《魔人ロイトス》坂田チヨ:リアクションを放棄。《復讐の刃》。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:ダメージをどうぞ。こちらも判定してダメージを出します。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,5,5,7,8,9,9]+6[5,6,6,6] → 16
秋塚譲治:4d10+2d10+7+6+8+3 装甲値無視
DoubleCross : (4D10+2D10+7+6+8+3) → 22[6,5,8,3]+12[7,5]+7+6+8+3 → 58
《魔人ロイトス》坂田チヨ:2d10+38
DoubleCross : (2D10+38) → 7[4,3]+38 → 45
GM:うわー痛い!
GM:でもまだ生きてるぞ……! 復讐の刃のダメージはもろもろ有効の45ダメ!
秋塚譲治:平均以上! そしてHP1なので死亡!
秋塚譲治:ナターリアさんのロイスをタイタス昇華して復活! HP13!
GM:演出をどうぞ!
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8した (侵蝕率:102->110)
秋塚譲治:次の瞬間、秋塚譲治の姿が魔人ロイトスの目の前に在った。
秋塚譲治:同時に廃工場跡に落雷の如き轟音と響き渡り、また地を揺るがす振動によって埃が舞う。
秋塚譲治:それは極限まで高められた運動エネルギーから放たれた震脚。
秋塚譲治:そしてその膨大な運動エネルギーで放つは──金剛八式、衝捶。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『はっはっは!』 こちらは一切の技巧なし。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:崩れた態勢のまま、雑に豪腕で殴り返す。
GM:双方の打撃が同時激突し、廃工場が揺れた。
秋塚譲治:瞬きほどの一瞬、まるで時間が飛ばしたかのような一撃が魔人の胸部へと向かって炸裂する!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『ふゥ~~~』 胸部に穿たれた穴がミチミチと塞がっていく。
秋塚譲治:「……かはっ」 血反吐を吐く
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『やるね坊や。まあ、メガネの坊やほどじゃないけどさ……』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『この町のUGNは、どいつもこいつもそうなのかい』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『殴り合いが好きか? ええ?』
秋塚譲治:「ああ、まぁ……正直なとこ、嫌いじゃあないんだが」
秋塚譲治:「やっぱり、レディに手を上げるのはいささか気持ちのいいもんじゃあねえな」
秋塚譲治:不敵に笑う。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『いいお世辞だねえ』 にたりと笑う。
GM:イニシアチブ。ロイトスおばあちゃんの手番。
ナザロフ:ここで!
ナザロフ:スピードフォース!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:今度こそ殴ります。あんたの硬さを見せてもら……おお!?
《魔人ロイトス》坂田チヨ:おお!
犀潟常青:加速!
ナザロフ:手番をもらいます!
GM:高速のヴィジョン見逃すな
GM:では、待機したナザロフ君の手番!
ナザロフ:マイナーでオリジン:アニマル+破壊の爪+ライトスピード
ナザロフ:ここまでで侵蝕18上昇!ヤバいわよ!
GM:うわーっライトスピード!
GM:ここで切るのか!
GM:ヤバいわよ!
ナザロフ:119まで来ました
GM:ナザロフ、命を削りすぎ問題
GM:では来るがいい……二連メジャーをな!
ナザロフ:初撃!
ナザロフ:コンセ+居合+インフィニティコロナ!
ナザロフ:おばあちゃんをパンチ!
GM:えーっ
GM:コロナまで!
ナザロフ:確実に仕留めるきもち
ナザロフ:11dx7+22
DoubleCross : (11R10+22[7]) → 10[1,2,5,5,6,6,7,7,8,8,8]+10[2,5,5,6,7]+10[10]+10[7]+3[3]+22 → 65
GM:うげゲゲゲゲーッ!!
ナターリア:ゴロゴロ回した!
《魔人ロイトス》坂田チヨ:これはスプリングシールドでどうにかなる攻撃ではない
《魔人ロイトス》坂田チヨ:リアクションを放棄。《復讐の刃》。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:ダメージをどうぞ!
ナザロフ:7d10+62
DoubleCross : (7D10+62) → 49[7,10,1,9,9,4,9]+62 → 111
ナザロフ:のった!3桁!
ナターリア:ヤベー
GM:ヤバすぎ
《魔人ロイトス》坂田チヨ:14dx7 こっちも復讐の刃します。
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,2,2,4,4,4,5,5,6,6,7,7,9,10]+10[1,3,4,9]+10[9]+3[3] → 33
《魔人ロイトス》坂田チヨ:4d10+38
DoubleCross : (4D10+38) → 22[3,8,10,1]+38 → 60
GM:そしてこれは流石に死ぬ……!
GM:魔神ロイトス、戦闘不能です。復活はありません。
GM:最大HPは93。残りHPは35でした。
犀潟常青:うおおおお!
ナザロフ:うおおお
ナザロフ:死!犀潟さんのロイス切って復帰!
GM:あっ、見学室で出てますけど
GM:クオンタムセッションでは、復讐の刃はカバーしてもいいです!
GM:ということでこの復讐は(もしカバーする人がいれば)カバーしてもいいんですが、いますか?
GM:もちろん犬が殴られてキャインするのを見ててもいいです。
ナザロフ:ヤッター!!
ナザロフ:誰か助けてワン!
ナターリア:ハイ!
ナザロフ:ごすずん!!
GM:復讐の刃カバーは割とGM裁定によるので
GM:ガード値は適用するものとします。ただし、
GM:このあとのメイン手番でナターリアさんを殴る時に使う予定だった、《鬼の一撃》ぶんの効果を追加させてください。
GM:ガードするなら更にダメージ+10!
GM:ダメージは70!
ナターリア:イイヨ~!勝負だ!メジャー放棄カバー。《氷盾》《八重垣》。
ナターリア:フォールンシールドの効果も発動!
GM:続くかァ~JOJO
ナターリア:ガード値41、装甲12です。
GM:うわっ
ナターリア:17通って立ってる!
GM:かったwww
ナザロフ:かった!
ナターリア:HP28→11
GM:演出は、そうだな
ナターリア:81→7
ナターリア:ごめんなさい
ナターリア:81→88
GM:若返ってる!
GM:判定が終わってからまとめてでいい?
ナザロフ:イエス!
ナターリア:まとめてでいいよ!
GM:じゃあナザロフ太郎の2回目メジャーをどうぞ!
ナザロフ:しゃらー!
ナザロフ:二撃目もいくぞっ
GM:あとナザロフくんはさっきのタイタス昇華はなしでいいからね~
ナザロフ:やさしみ…
ナザロフ:今度はコンセ+一閃+獅子奮迅!
ナザロフ:ナラシンハたちのエンゲージに飛び移りながら範囲攻撃!
GM:ヒエーッ
ナザロフ:コンセ+一閃+獅子奮迅!
ナザロフ:ナラシンハのエンゲージに移動しつつ範囲攻撃!
ナザロフ:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,2,5,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[1,3,5,8,8]+5[4,5]+6 → 31
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:来いや!
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:どうするかな~
ナザロフ:リディア!
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:まさか1ラウンドに2回も殴られるとは……
ナザロフ:力を貸してくれ!
リディア=スミルノフ:あなたに、力を……
■《魔人ディナ》リディア=スミルノフ
アクション:異界の星々、煌めきを示せ
戦闘時にラウンド1回、なんらかの判定直後に使用可能。
達成値を+5する。それが攻撃判定であった場合、ダメージを+10する。
ガード時に使用した場合、達成値は増加しないがガード値を+12する。
ナザロフ:マイクロウェーブ…来る!
GM:達成値+5、ダメージ+10です。判定しな!
GM:いやもう判定してるじゃん
GM:こっちがリアクションだw えーと
ナザロフ:あまりのスピードに気付かなかったようだな
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:こっちは普通にガード。で、
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《万象の虹》。ナターリアさんの八重垣をコピー。
ナザロフ:こいつ!
ナターリア:おまっ………
ナザロフ:シャレオツ動きしやがって
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《八重垣》《自動触手》。ジュラシックレコードとジュラルミンシールドでガード。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ナザロフに18ダメージを返します。
GM:ダメージを出しな!
ナザロフ:ではここで
ナザロフ:コヨミちゃん!お願いしもす!
《マスターアビス》月代コヨミ:しくじるんじゃないわよ犬!
■《マスターアビス》月代コヨミ
・アクション:修羅のメヌエット
シナリオ1回、ダメージロール直前にオートで使用する。
この攻撃は対象の装甲とガードを無視する。
ナザロフ:しゃらくさい素敵ムーヴをぶち抜いてくれ!
ナザロフ:いぬちがうワン!
GM:では君の……えっこれ範囲攻撃!?
GM:範囲攻撃じゃん……! ナラシンハとヴァルコラキのガード装甲を全無視。
GM:ダメージを出しな!
ナザロフ:おらーっ
ナザロフ:4d10+31+10
DoubleCross : (4D10+31+10) → 15[5,5,4,1]+31+10 → 56
GM:これはガード自体ができない、というイメージなので
GM:自動触手も発動しないものとします。八重垣はコピーした。
GM:ゲーッ
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:《電磁反応装甲》を2回。生存!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:こっちは普通にHPで耐えました。めちゃくちゃ痛いが……
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『やる気に満ちてるのはいいけどねェ~』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『あんたの動きは』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:両腕を振りかぶる。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『単純すぎるんだよ。あたし以上に!』
ナターリア:「自覚があるのはいいことだが、」
ナザロフ:「老人が結論を急ぐなっつっただろうが」
ナターリア:「改善しなければただの自虐だよ。」
ナザロフ:「俺にもてめえらに見せてない『手』はあるぜ」
ナターリア:ロイトスの直線的な攻撃を、既に見切っている。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『────ババア! 下がれ!』 声が飛ぶが遅い。
ナターリア:「アハトゥンク!!」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『!』
ナザロフ:腕に力をこめる
ナザロフ:制御不能の力に、全身がこわばる感覚。
ナザロフ:その一瞬の隙は
ナターリア:「前列!ナザロフに攻撃を通すな!」
ナターリア:「後列射手!道を開け!」
ナザロフ:傍らの仲間が補ってくれる。そう信じて。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『……なるほど……』
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『いい』
ナザロフ:「ーーウォオオオオオオオオッ!!」
《魔人ロイトス》坂田チヨ:『連携を……するじゃないか……!』
ナターリア:ロイトスの拳を受け、血を流す。
ナターリア:尋常でない衝撃。しかし──
ナザロフ:戦場に響く勝鬨めいた獣の咆哮とともに
ナザロフ:鉤爪はより獰猛に、形を変えていく。その形質も変化し、黒曜石めいた輝きを放つ。
ナザロフ:ルーンの文字が光とともに腕の表面に刻まれ、そして。
リディア=スミルノフ:「ナザロフ。大丈夫……」「あなたの気持ちは」
リディア=スミルノフ:「チヨに届いたよ」
ナザロフ:ざ う っ !!
ナザロフ:振り上げられた5つの光条が
ナザロフ:魔人ロイトスの巨体を空間ごと削り、引き裂いた。
《魔人ロイトス》坂田チヨ:巨体がしおれ、老婆の姿になり、その老婆も光の粒子となって消滅した。
GM:ロイトスが崩れ落ち、後方への道が開かれる。
ナザロフ:「……リディアは優しいな」
ナザロフ:「だけどまだ、足りねえ」
ナザロフ:「あとちょっとだけ、力を貸してくれ」
ナザロフ:「頼む、リディア」
リディア=スミルノフ:「うん。わたしだけじゃないよ」
リディア=スミルノフ:「コヨミも力を貸してくれるから。彼らを止めてあげて」
ナザロフ:「任せろ」
ナザロフ:「一緒なら、負ける気がしねえ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……さっさと行きなさいよ、犬」
《マスターアビス》月代コヨミ:「『楽園の十三人』が、面倒を見てやるわ!」
《マスターアビス》月代コヨミ:手をかざす。ナザロフと自分を部分的に同化させ、出力を爆発的に引き上げた。
ナザロフ:異形の片腕を構え、駆け出す
ナザロフ:小細工はない。真正面から魔人たちへと突っ込む。
犀潟常青:「本物のイヌガミか……。こいつはすごい。おそろしいものを見ている気がするよ」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『この野郎……!』
GM:無数の鉄球とナイフが飛来するが、
GM:それらはすべて、リディアの召喚術──コンクリートで出来たゴーレムによって阻まれる。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『ふははははッ! おもしれェな”モディ・ドゥ”!』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『前に戦ったおめーとは……』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『別人だ!』
ナザロフ:「でぇりゃあああああああああ!!」
ナザロフ:再び、光条が横一線に切り裂く。周囲の建物を巻き込んで、不可視の力が抉り切る。
GM:廃工場の壁が寸断され、ずるりと横にずれる。ほどなく崩壊するかもしれない。
ナザロフ:「……ああ、そうさ」
ナザロフ:土煙をあげて制動。顔を覆っていた包帯を自ら引きちぎる。
ナザロフ:「ナラシンハ、ヴァルコラキ、ロイトス」
ナザロフ:「名乗りを返すぜ」
ナザロフ:「俺はナザロフ」
ナザロフ:「てめえらをあの世に送り返す男だ」
魔人ナラシンハ 魔人ヴァルコラキ
ナザロフ
10m
秋塚
ナターリア 犀潟
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『……おもしれえ!』
GM:最後の手番です。待機したナターリアさんの手番。
ナターリア:あ、さっき行動放棄カバーしたよ
GM:あっあれ行動放棄か!
GM:じゃあクリンナップ!
GM:邪毒を受けているお方は、邪毒ランク3ダメージを受けてください。
犀潟常青:邪毒を、ナターリアさんのロイスを昇華して回復!
GM:OKOK!
犀潟常青:新たにナザロフくんにロイスを取得しておきます。 畏怖〇/恐怖 で!
犀潟常青:「……魂の兵士に協力を要請するという、そのやり方は」
犀潟常青:「勉強するところがありますね」 ごぼごぼと、影が分離する。さきほど打ち込まれた毒の細胞部分が、
犀潟常青:「やってみましょう。そのおはなし、確かに買い求めました。あとでもう少し詳しく聞きたいものです」 影の人型になって離れていく。
ナザロフ:「突っ立ってうんうん言ってないで手を貸せ!」
ナザロフ:「こいつら強いんだ!」
犀潟常青:「うんうん言うのが俺の仕事なんですよ。とはいえ、まさにおっしゃる通り」
犀潟常青:「彼らはとても強い。俺らの手で、いいおはなしにできるといいんですがね。まあ、あなたらが居れば楽勝でしょう」
■ROUND-02
GM:では2ラウンド目に入りましょう。
GM:まずはセットアップ。
犀潟常青:戦術!
秋塚譲治:なし!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《原初の黄:限界突破》。自動触手の使用回数を増加。
ナターリア:なし!
犀潟常青:侵食93→99
犀潟常青:全員のメジャーダイスが+5です。
犀潟常青:ナザロフくんもこのダイス増加powerで殴っちゃってね!犀潟はもうチャリオットバラ~に乗ったので遅くなりました
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:サポートデバイス。ラウンド中、射撃ダイスを+12。
GM:チャリオットバラ~、かわいい
GM:ではイニシアチブ。ナザロフくんが割り込むかもしれない……んですが
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:それより早くエフェクトを使用します。《異形の転身》。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:5m移動してPCとヴァルコラキの中間エンゲージへ。
魔人ヴァルコラキ
ナザロフ
5m
魔人ナラシンハ
5m
秋塚
ナターリア 犀潟
ナザロフ:ワオーン
ナザロフ:こいつ!
秋塚譲治:取り残された!
ナザロフ:離脱しよった!
■Initiative
GM:あらためてイニシアチブ。ナザロフ君、スピードフォースはしますか?
犀潟常青:ぴゃ~
ナザロフ:うーんどうしましょ
秋塚譲治:ここでヴァルコラキ倒すと、攻撃が飛ばなくて済みますね
ナザロフ:ヴァッくんはこっちの攻撃じゃないと倒せないんですよね
GM:そうです。実質的に、これは秋塚さん専用不滅の妄執みたいなもので
GM:犀潟・ナザ・ナタの攻撃なら倒せます。まあナターリアさんは火力がないが・・w
ナザロフ:じゃあナッちゃんを秋塚さんに任せる形で
GM:ナッちゃんw
ナザロフ:ここでヴァッくんをトドメましょう!
ナザロフ:スピードフォース!
GM:いいぜ! じゃあ最速の男、ナザロフ君の手番!
ナザロフ:侵蝕は135まで来ました(Wピース)
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『お前の相手はこっちだ。”モディ・ドゥ”……いや、ナザロフ』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『お前は本当にUGNを信じているのか?』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『魔人を生み出す根源。あいつらはいつか絶対にリディアを殺すぞ』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『誰の味方をするべきか、よく考えろ……!』
ナザロフ:「ヴァルコラキ」
ナザロフ:「組織の話なんて、山奥で1人で暮らしてた俺にはわかんねえよ」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『なんだと……!?』
ナザロフ:「だからそのまんま聞き返すぜ」
ナザロフ:「お前らは今、誰の味方をしてるつもりなんだよ」
ナザロフ:「コヨミのことを助けたいんなら」
ナザロフ:「まずコヨミと話してやれ!!」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………ナザロフ」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『……黙れ! 俺は陽一やチヨ婆さんとは違う……!』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『俺が望んでいるのは────』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『復讐だけだ!』 無数のナイフが飛来する。
GM:行動をどうぞ!
ナザロフ:マイナーなし!メジャーでコンセ+一閃!
GM:省エネ犬!
ナザロフ:あ、いや違う
ナザロフ:マイナーなし!メジャーでコンセ+居合!
GM:あと、リディアも使えます。こちらはラウンド1回。
ナザロフ:こっちのほうが命中安定
GM:そうか、居合いも起点になりますからね。判定どうぞ!
ナザロフ:11dx7+22
DoubleCross : (11R10+22[7]) → 10[3,3,3,4,5,6,7,8,9,9,9]+10[1,4,4,5,8]+10[8]+1[1]+22 → 53
GM:リディアは使っても使わなくてもいいよ~
GM:うわつよ!
ナターリア:つよい!
ナザロフ:もちろん対象はヴァルコラキ!
ナザロフ:リディアパワーももらう!
リディア=スミルノフ:パワー!
リディア=スミルノフ:じゃあ達成値は58だね。ダメージも+10だよ、ナザロフ
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:さすがにこれはガードしても死ぬ気がするな……
ナザロフ:リディア~~
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:ちょっとさかのぼりますが、《フルインストール》します。ラウンド中の全ダイスを増加。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:そしてドッジ。ドッジに成功すれば生存。失敗すると多分死ぬ。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:19dx+2=>53
DoubleCross : (19R10+2[10]>=53) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,5,6,6,7,8,8,8,8,9,9,10]+6[6]+2 → 18 → 失敗
GM:まあ知ってたよ……!
GM:ダメージをどうぞ!
ナザロフ:うおおお
ナザロフ:6d10+31+10
DoubleCross : (6D10+31+10) → 37[9,8,2,7,1,10]+31+10 → 78
ナザロフ:諸々有効!
GM:死! 魔人ヴァルコラキ、戦闘不能です。復活もなし。……なので、
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:《自爆装置》。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:戦闘不能です。回避不能の6d10ダメージを同エンゲージの相手に与える。
GM:復活したり寝っ転がったりしな!
ナザロフ
5m
魔人ナラシンハ
5m
秋塚
ナターリア 犀潟
ナザロフ:ぐえーっ
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:6d10
DoubleCross : (6D10) → 31[5,2,8,6,3,7] → 31
ナザロフ:犀潟さんのロイス昇華して復帰!
リディア=スミルノフ:『ジャー・コー・ソル・シャエ』 『血濡れの大斧、破砕の剛腕』
リディア=スミルノフ:『ファル・イスト、ネフ・イオー』 『淵よりきたれ、不死なる巨人』
リディア=スミルノフ:『きたれ。 ────“アルキオネウス”』 虚空から現れた巨人が斧を一閃し、飛来するナイフを弾き返す。
リディア=スミルノフ:「いまだよ。ナザロフ!」
ナザロフ:「おう!!」
ナザロフ:「……そんな言葉で」
ナザロフ:「見えねえフリしてんじゃねえ!!」
ナザロフ:「大馬鹿野郎!!」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『このッ……!』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:磁力操作でナイフを更に引きよせる。自分自身すら串刺しにする捨て身の一撃だ。
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:踏み込めば、ヴァルコラキもろともナザロフが串刺しにされるが──
犀潟常青:「呪装? ……いや、まずいですよ、ナザロフさん。そこに踏み込むと」
犀潟常青:「反撃が」
ナザロフ:異形の鉤爪が拳を握り
ナザロフ:「構うか!」
ナザロフ:「傍から見ててよく分かるぜ」
ナザロフ:「こういうやつは、ぶん殴りたくなる!!」
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『それはなあ』
《魔人ヴァルコラキ》矢藤アキラ:『こっちのセリフなんだよォ! この犬がァァッ!』
ナザロフ:跳躍、ナイフに貫かれながら肉薄
ナザロフ:「オオオオオオッ!!」
ナザロフ:「犬、じゃ」
ナザロフ:「ねええええええええ!!」
ナザロフ:思いっきり、殴り飛ばす!!
GM:ヴァルコラキが殴り飛ばされた。黒いコウモリのような魔人態が解除される。
ナザロフ:そのまま空中でキャッチし
ナザロフ:地面に着地する。
矢藤アキラ:「…………てめえ」
ナザロフ:崩れていくヴァルコラキの体をコヨミの方に無造作に放る
ナザロフ:「オラッ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
ナザロフ:「……くだらねー意地」
ナザロフ:「張り続けてると、後悔すんだよ」
ナザロフ:「お前なんとか言ってやれ、そいつに」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……矢藤先輩」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ごめんなさい。湯ノ浦が壊れちゃったのは、アビス計画の失敗のせいで……私のせいなんです」
《マスターアビス》月代コヨミ:「恨むなら私を……」
矢藤アキラ:「……うるせえな……」
矢藤アキラ:「お前のせいじゃねーだろ。全部FHとUGNのせいで……クソ」
矢藤アキラ:「……おい。死ぬんじゃねーぞ。月代」
矢藤アキラ:「自害なんてよ。戦って死ぬよりも……ずっと、くだらねえよ……」
GM:光の粒子になり、消滅する。
GM:魔人ヴァルコラキ、戦闘不能です。
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ナザロフ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「礼は言っておくわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「────ありがとう」
ナザロフ:「……ちっ」
ナザロフ:「別に、いい」
GM:行動値15。魔人ナラシンハの手番。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『ふゥ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『今のやりとりで……コヨミがお前らを信用してることは、わかったが』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『信用だけじゃあどうにもならねーこともある』 上半身の筋肉が肥大化する。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『圧倒的な力の前では、何もかもが無力だ────見せてみろUGN』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『お前らの力をな!』 行動します。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:オートで《異世界の因子》。ライトスピードをコピー。
GM:あとアナウンスし忘れましたが、ナラシンハはEロイス『敗者死すべし』を持っています。攻撃で敵を倒すたびにダイス+1。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《ライトスピード》。メジャー一回目。
ナザロフ:めちゃくちゃだなこいつ!!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》。対象はPC全員!
秋塚譲治:オート:コンボ『クロック・アウト』
秋塚譲治:《時の棺》
秋塚譲治:その判定を失敗させます!
GM:やる……! 行動は失敗!
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+10した (侵蝕率:110->120)
GM:演出してもらいましょうか。ナラシンハのHPもそんなに残っていない。
GM:ナラシンハがジャンプする。そして、廃工場の天井を『掴む』。
GM:先程のナザロフの攻撃で寸断されたのを利用し、天井をそのまま崩落させる!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『全員』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『ブッ潰れな!』
秋塚譲治:──その未来を視た。
秋塚譲治:秋塚譲治の瞳には自分を含めた仲間たちがナラシンハの大規模な破壊によって押しつぶされる姿を。
秋塚譲治:その光景を見れば一目瞭然、喰らえば相当なダメージは必至。
リディア=スミルノフ:「譲治────」「なんとかできる?」
秋塚譲治:それは数秒後の未来。起これば避け得ぬ出来事。故に──
秋塚譲治:ナラシンハの跳躍と同時に足元の瓦礫を蹴り飛ばし、その出鼻を挫く。
秋塚譲治:「ああ、なんとかした。まずは、な」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『やるなァ……だが、わかってるよな』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『これで終わりじゃねーんだよ!』 メジャー二回目。
ナザロフ:「おいなんだ?分かるように……うお!」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:メジャーは《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《伸縮腕》《ジャイアントグロウス》! 対象はナザ・秋塚・犀潟!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ナザじゃない、ナタw
ナターリア:《氷壁》
ナターリア:あ、判定後か。
GM:あっそうか。判定しよっと
ナターリア:お先に判定どうぞ
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:18dx7+9 というかさっき命の黄金率のダイス増えてなかったな。増えました。
DoubleCross : (18R10+9[7]) → 10[2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,7,9,9,9,9,10,10,10]+6[1,2,3,3,5,6,6,6]+9 → 25
GM:おい!
犀潟常青:これは……!
GM:やる気あんのか!
ナターリア:《氷壁》
ナターリア:25を難易度としてRCで判定し、成功で攻撃失敗です。
GM:ファンブルしろ!
ナターリア:判定時にマスターズコネクション使用。成功させます。
GM:ヒエー
GM:判定は失敗しました……2連続範囲攻撃が……
ナターリア:ナターリアの侵蝕率を+5した(侵蝕率:88->93)
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:己の翼を硬化させ、天井を引き裂く。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:無数の鉄骨をそのまま刃として、秋塚・犀潟、そしてナターリアへと降り注がせる。
秋塚譲治:「つーことで、頼むぜナターリアさん。とっておき、あるんだろ?」
ナターリア:「ふ、勿論。」
ナターリア:「……全隊!!」
ナターリア:「捧げ、銃!」
《マスターアビス》月代コヨミ:「え「
《マスターアビス》月代コヨミ:思わずナターリアを見る。
《マスターアビス》月代コヨミ:「捧げ、って……
犀潟常青:「下がった方が良さそうだ。巻き込まれたくない」
ナターリア:ナターリアの使役する兵士たちは、
ナターリア:歴戦のドイツ国防軍であった。
ナターリア:彼らはその経験と忠義を再現し、ナターリアならびにその一族に力を貸している。
ナターリア:その勇猛さで知られる兵士たちが、
ナターリア:唯の一発も銃弾を使用しない戦争があった。
ナターリア:1939年9月から翌年5月にかけて、
ナターリア:西部戦線に於いてドイツとフランス・イギリスが”戦争ごっこ”をした期間。
ナターリア:それを”いかさま戦争”と呼ぶ。
ナターリア:鉄骨が派手に砕け散り、さながら戦場の有様となった廃工場で、
ナターリア:なお4人とナターリアの部下たちはナラシンハと正対している。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『やるなァ~~……”ゴーストディヴィジョン”。ナターリア=ミュラー』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『お前にも同じ質問をするが……』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『マジでUGNを守っていいのか? そいつらはいつか、魔人を生み出す源のリディアと敵対するかもしれんぜ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『ナザロフも一緒に狩られちまうかもな。お前の守るべきものはなんだ?』
ナターリア:兵士からたばこを受け取り、形の良い唇に咥え、火を点ける。
ナターリア:「昔は家名だった。」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『今は?』
ナターリア:「だが今は、名よりも人だ。」
ナターリア:「私はナザロフを、リディアを守りたい。」
ナターリア:「そして彼らなら、そうしてくれると信じている。」
ナターリア:「UGNという”名”ではなく、秋塚譲治という人。犀潟常青という人。」
ナターリア:「──名より、人なんだよ。”ナラシンハ”。」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『………………いいね』 翼を広げる。屋根がなくなった廃工場の天井付近から降下し、着地する。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『名より人。名より人か……』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『マジでいい女だぜ、お前』
ナターリア:煙を吐き出す
ナターリア:「口説くのが数年遅かったな。」
GM:イニシアチブ。行動値5、犀潟さんの手番。
GM:あっ、ナターリアさんと同値か。どちらからでも行動をどうぞ。
ナターリア:こちらは待機!
ナザロフ
5m
魔人ナラシンハ
5m
秋塚
ナターリア 犀潟
秋塚譲治:氷壁だと行動終了ですぜ!
GM:ほんとだ!!
GM:犀潟さんの手番だw
ナターリア:あ、そうだった
ナターリア:ごめんなしあ!
犀潟常青:がんばるぞい!
GM:ええんやで~
犀潟常青:マイナーでジェネシフト。ダイス1個振ります。
GM:ジェネシフトw
犀潟常青:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 1[1]+99 → 100
GM:うげえーーーっ
GM:特異点かな?
ナターリア:すげえ!
犀潟常青:そしてメジャーでフルコンボ!
犀潟常青:コンセ+オールレンジ+原初の赤:ヘヴィギャロップ+死神の精度+シャドーテンタクルス
犀潟常青:ナラシンハを狙う!
GM:インチキダイス……!
GM:どうぞ!
犀潟常青:ダイス計算
犀潟常青:16dx7
DoubleCross : (16R10[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,9,9,9]+10[2,3,7,7,10]+10[1,6,10]+1[1] → 31
GM:ダイスは控えめでよかった。これならワンチャンあるかもしれないな……
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《八重垣》《自動触手》。ダメージを軽減し、18ダメージを返す。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:ダメージをどうぞ!
ナターリア:《凍てつく刃》
GM:やめやめろ!!
犀潟常青:支援を!
犀潟常青:ありがたし~!
ナターリア:ダメージに+1D+15
ナターリア:どうぞ!
ナターリア:ナターリアの侵蝕率を+3した(侵蝕率:93->96)
犀潟常青:いきます!
犀潟常青:4d10+45+1d10+15
DoubleCross : (4D10+45+1D10+15) → 14[4,3,5,2]+45+5[5]+15 → 79
GM:うわ死ぬ!
GM:ワンチャンどころじゃなかった
犀潟常青:低いが高い!
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:これは圧倒的に死亡します。さすがにもうHPが全然なかった……
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《リヴァイブセル》。復活する。
犀潟常青:「……こわいはなしを、一つ」 杖で影を突く。 「これは精強を誇ったナチスドイツで、最強の兵士のお話しです」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『あァ……?』
犀潟常青:「あらゆる戦場に先駆けて現れ、どんな場所にでも忍び込み、決して死なず、あらゆる不可能を可能にした」
犀潟常青:「あのヒトラーが、最高の諜報員だと信じていたそうですよ。信じる力は本当にうんざりするほど強い。そいつの名前は」
犀潟常青:「キルロイ参上、ですってね」 ナラシンハの影が──彼の影そのものが、彼自身に噛みついていた。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『う、っお……!?』 肩の肉を半分以上えぐられた。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『へへっ。へ……なんだそりゃあ』
犀潟常青:その手に持ったのこぎり状の刃で、ぎりぎりと肉を引き裂く。
GM:魔人の再生能力は異常だ。特にナラシンハのように頑健な肉体を持つ者は、そう簡単に死なない。
犀潟常青:「すでにそこにいる。そういう怪異……。まあ、この距離なら……」
犀潟常青:「俺もタダじゃすみませんよね。でも、捕まえました」
犀潟常青:浸食率100→112
犀潟常青:ナザロフさんのロイスをタイタスにして昇華!
犀潟常青:「あと、お願いしたいんですが、いけますよね?」
秋塚譲治:「ああ、後は引き受ける」
GM:イニシアチブ。このラウンド最後の手番。秋塚さんの行動。
ナターリア:落ちてきた鉄骨の中に、長い鼻を壁から垂らした男の落書きを見つけ、
ナターリア:くすりと笑った。
秋塚譲治:「ナラシンハ。俺はお前に恨みだとか、個人的な因縁だとかは一切ない」
秋塚譲治:「だけどなぁ、めちゃくちゃ腹が立っている事が一つある」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『気が合うよなァ。こっちも色々腹が立ちっぱなしだぜ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『聞かせてくれよ。お前は何に腹が立ってんだ?』
秋塚譲治:「お前達がコヨミちゃんのことを大事に思うのも分かる、彼女の救済を望んでいることも」
秋塚譲治:「……だがな、テメーの力で人が苦しんでいることが辛くて自分の死を望むような女の子に対してな」
秋塚譲治:「お前を助けるために、邪魔なやつは消しておいてやったぜ。なんてこと、喜ぶと思ってんのか……!」
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『ふははは。喜ばねえよなあ、きっと……でもなあ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『これが一番、コヨミが助かる可能性がある方法だって俺は信じてンだよ!』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『邪魔すんじゃねえ!』 巨体で躍りかかる。
GM:行動をどうぞ!
秋塚譲治:マイナー:コンボ『ロック・クロック』
秋塚譲治:《縮退機関》《白熱》《斥力跳躍》
秋塚譲治:+攻撃力24[HP12消費*2]+飛行状態で移動(通常移動+[LV*2]m)
秋塚譲治:《縮退機関》《斥力跳躍》
秋塚譲治:ナラシンハのエンゲージに移動
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3した (侵蝕率:120->123)
ナザロフ
5m
魔人ナラシンハ
秋塚
5m
ナターリア 犀潟
秋塚譲治:メジャー:コンボ『クロック・リリース』
秋塚譲治:《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》 対象はナラシンハ
秋塚譲治:(3+3+5+5)dx7+7 <白兵>
DoubleCross : (16R10+7[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,8,10,10,10,10]+10[1,3,4,5,8,10,10]+5[1,5,5]+7 → 32
秋塚譲治:あ、あとひとつある
秋塚譲治:1dx7+7
DoubleCross : (1R10+7[7]) → 4[4]+7 → 11
秋塚譲治:はい、32です!
GM:ヒエーッ
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:でもやることは変わらん。《自動触手》《八重垣》。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:18ダメージを返しながらガードします。ダメージをどうぞ!
秋塚譲治:4d10+2d10+7+6+24+3 装甲値無視
DoubleCross : (4D10+2D10+7+6+24+3) → 14[1,7,5,1]+11[3,8]+7+6+24+3 → 65
GM:無理無理!
秋塚譲治:うーん、DRクソ!
秋塚譲治:そしてナザロフくんのロイスをタイタス昇華して復活します!
犀潟常青:なんか今回みんなDR腐り気味ですよね!
GM:リヴァイブセルのHPは40でした。ガード値は10、装甲も10。
GM:魔人ナラシンハ、戦闘不能です。演出をどうぞ。
秋塚譲治:「──この」
秋塚譲治:「馬鹿野郎がッ!!」
秋塚譲治:そのままナラシンハに向けて殴りつける。ただそれだけだ
秋塚譲治:既にナラシンハの体は限界に等しい、ならば。
秋塚譲治:「……確かに、助かる可能性は上がるだろうよ」
GM:ナラシンハが振り下ろした石斧と秋塚の拳が衝突する。
秋塚譲治:「でもよ、笑えない未来なんて辛すぎるぜ……ナラシンハッ!!」
GM:そして。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『チッ……これで二回目だぞ』
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:『砕かれるのは……!』 石斧が砕かれ、秋塚の拳を食らった。
秋塚譲治:「ああ……俺の勝ちだ。だから後は任せて眠れナラシンハ」
秋塚譲治:「俺達の方が強い、きっと」
秋塚譲治:「きっと上手くいく」 最後のロイスを取得します。
GM:おっ
秋塚譲治:7.魔人ナラシンハ/遺志:○/憤懣/ロイス
GM:魔人ナラシンハ、戦闘不能です。
GM:最後にエフェクトを発動させます。
《魔人ナラシンハ》大葉陽一:《原初の虚:ラストアクション》。
大葉陽一:魔人態が解除され、ピアスだらけの青年が廃工場に仰向けに倒れる。
大葉陽一:「おい──犀潟常青」
大葉陽一:「色々な恐怖を見てきたであろうお前に、ひとつ聞こうか」
大葉陽一:「お前から見て────今の《マスターアビス》は」
大葉陽一:「月代コヨミは、世界に恐怖をもたらす存在として、どれくらいの立ち位置なんだ」
大葉陽一:「"楽園の十三人"内の比較でいい。こいつは……」 「人類の脅威とみなされるような存在か?」
大葉陽一:屋根のない工場で仰向けに倒れ、月を眺めながら問いかける。
犀潟常青:「……世界の恐怖と言いますと」
犀潟常青:「俺ごときには答えにくい質問ですが、答えるのなら、きっと……」
犀潟常青:「この世には、無数の恐怖がありますよ。そのどれもが世界を滅ぼすに足ります。たった一人の人間の小さな想いだって……」
犀潟常青:「世界を滅ぼすこともできる。もう一度新しく始めることもできる。それをすべて取り壊して、幸せな結末を描くこともできる」
犀潟常青:「俺には、そのことがすごくこわい。月代コヨミさんはね……」
犀潟常青:「俺にとっては、もう、恐怖そのものですよ。なんだってできるんだ。あなたももっと怖がった方がいい」
大葉陽一:「よくわかんねえやつだ。禅問答かよ……」
犀潟常青:「リディアさんも、コヨミさんも……」
犀潟常青:「本当にこわいんですから。そう簡単に決めつけちゃいけませんぜ」
大葉陽一:「フン」
犀潟常青:「俺らとかUGNなんかじゃなく、もっと彼女らをこわがってあげてください」
犀潟常青:「……答えになってます?」
大葉陽一:「なってるよ。……結局、そこかしこに恐怖だの破滅の種だのが転がってるってこったろ」
犀潟常青:「あなたも俺もね」
大葉陽一:「俺は死んでるけどな」
大葉陽一:「よくわかったよ。………………おい」
大葉陽一:「おい。犬」
大葉陽一:「まだそこにいるな?」 ナザロフのことを言っている。
ナザロフ:「……おう」
ナザロフ:「なんだよ」
ナザロフ:ぶっきらぼうに応える
大葉陽一:「今の禅問答を聞いてたろ。"楽園の十三人"が片付いても──それは終わりじゃない」
大葉陽一:「きっとこれからも、この世界は混乱だらけで」
大葉陽一:「湯ノ浦、魔人、オブセシオンセルは依然として危険視されるだろう。穏健派のリディアもそれは変わらねえ」
大葉陽一:「守れるんだろうな?」
大葉陽一:「途中でほっぽりだしたり、しねえだろうな」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:「守るよ」
ナザロフ:「俺はリディアを」
ナザロフ:「リディアの守りたいものを守る」
ナザロフ:「だから、先に眠ってろ」
ナザロフ:「不本意ながら、引き継いでやる」
ナザロフ:「……じゃあな、”ナラシンハ”」
大葉陽一:「……………………」
大葉陽一:「そうするわ」 右手をあげる。
大葉陽一:「頑張れよ。"ナザロフ"」
GM:光の粒子となり、消滅する。
ナザロフ
5m
秋塚
5m
ナターリア 犀潟
ナザロフ:「……」
ナザロフ:散っていく光の粒子を見上げて、呟く
ナザロフ:「そうさ」
ナザロフ:「旅は続く」
■バックトラック
GM:バックトラックに入ります。今回のEロイスは4つ。
■魔人ナラシンハ
・敗者死すべし
・不滅の妄執
■魔人ヴァルコラキ
・不滅の妄執
・超越活性:自爆装置
GM:振りたい方はどうぞ。
ナターリア:振らずに1倍!
ナザロフ:ふりま!!
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8した (侵蝕率:123->131)
ナターリア:96-5d10
DoubleCross : (96-5D10) → 96-35[10,10,2,5,8] → 61
ナザロフ:136-4d10
DoubleCross : (136-4D10) → 136-17[4,6,4,3] → 119
ナターリア:オオウ、4点
犀潟常青:振らずに一倍!
ナザロフ:ハァハァ…素振り!
GM:いぬ!がんばれ!
秋塚譲治:131-4d10
DoubleCross : (131-4D10) → 131-16[2,10,1,3] → 115
犀潟常青:112-4d10
DoubleCross : (112-4D10) → 112-19[1,5,3,10] → 93
犀潟常青:生還!
ナザロフ:いやちょっと怖い倍振り!
ナザロフ:119-10d10
DoubleCross : (119-10D10) → 119-62[9,9,5,9,5,8,9,4,2,2] → 57
GM:生還犬!
秋塚譲治:115-3d10-4d10 一倍ぶり
DoubleCross : (115-3D10-4D10) → 115-17[8,5,4]-15[4,3,1,7] → 83
ナザロフ:無事生還!
ナザロフ:3点!
秋塚譲治:5点じゃい!
犀潟常青:5点!
ナターリア:4点!
GM:経験点の配布もしちゃいましょう。
GM:今回は短めだったのでシナリオ6点。いつもの5点にEロイス4点。Dロイスはナラシンハが遺産継承者(ジュラシックレコード)、ロイトスが野獣本能。
GM:11+4+2点で17点に各自の経験点を足してください。
ナターリア:21点!
秋塚譲治:22点!
ナザロフ:20!
犀潟常青:22点!
GM:チキチキチキ……
GM:C((21+22+20+22)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 28
森田さん:20点
猫口さん:21点
ロケットさん:22点
オツカレーさん:22点
GMクオンタム:28点
GM:こう!
GM:以上で経験点配布は完了!
秋塚譲治:いただきます!(トリコ
GM:エンディングに入るぞー!
ナザロフ:いえーい!受理!
ナザロフ:いただきます!
ナザロフ:ワオワオ!
■エンディング01
GM:N市某所。どこにでもあるビジネスホテル。
GM:本来1~2人で利用するためのこじんまりとした部屋。ここがN市のリディア=スミルノフの拠点でもあり――
GM:そして、今夜のささやかな慰労会の会場でもあった。
リディア=スミルノフ:「ナザロフとナターリアの部屋もとったからね。帰りは気にしなくてだいじょうぶだよ」
リディア=スミルノフ:お風呂あがりでほこほこと湯気がたっている。
ナターリア:「ありがとう、リディア。」
ナターリア:リディアの髪を丁寧にドライヤーで乾かし、梳いている。
ナターリア:こうするのは何日、いや何か月ぶりだろうか。
リディア=スミルノフ:「ひさしぶりだね。ナターリアにこうしてもらうの」
リディア=スミルノフ:「旅してるときは、こうしてお化粧の話とか、いろいろ教えてくれたよね」
ナターリア:ナターリアも風呂上りだ。
ナターリア:白い肌がわずかに上気し、どこか艶めいている。
ナターリア:「ああ。……髪が伸びたね。」
ナターリア:リディアの髪を一房手に取る。
ナターリア:「自分で手入れしてたのかな?」
リディア=スミルノフ:「うん。なるべく櫛を通したり、丁寧にシャンプーしたりしてたよ」
ナザロフ:「こんなところにいたんだな……ふるるっ」
ナザロフ:シャワーを浴びて出てくる。犬部分がしっとりしている。
ナザロフ:「……ご飯とかちゃんと食べてたのか?」
ナザロフ:「風邪とかひいてなかったか?」
リディア=スミルノフ:「食べてたよ。みかんとか」
ナザロフ:「ちゃんと野菜も食べなきゃダメだ!カルシウムだって……育ち盛りなのに」
リディア=スミルノフ:「大丈夫だよ。ナザロフ」
リディア=スミルノフ:「わたしは魔人の肉体維持の核だから。なんだかんだで、みんな親切にしてくれていた……と思う」
ナザロフ:「そうか……」
ナザロフ:「あいつらが」複雑な表情
ナターリア:「ああ。……ナザロフ。」ぽんぽん、と自分の隣の席を叩いて示す。
ナザロフ:「……ん」
ナザロフ:示された場所に座る
ナターリア:「ちゃんと食べていることくらい、顔色を見ればわかるだろう。」
ナターリア:「お前は次だ。順番を待ってろ。」
ナザロフ:「いや自分で……」
ナザロフ:と言いかけて
ナザロフ:「まあ、いいか、久々のことだし」
リディア=スミルノフ:「ナザロフとナターリアこそ」
リディア=スミルノフ:「ちゃんと仲良くしてた? ケンカしてない? 無茶してない?」
ナザロフ:「……それは」
ナザロフ:「おう、大丈夫だったぜ、とは」
ナザロフ:「あんまり言えねえな。言うとナターリアが怒るだろ」
ナターリア:「………ごめん。」
ナザロフ:「ああ?」
リディア=スミルノフ:「ナターリア?」
ナターリア:「リディアは、髪も一人で乾かせるし、誰かを助けるため一人で頑張れていたというのに。」
ナターリア:「私たちは二人揃ってこのざまだったよ。」
ナザロフ:「お前が謝るこっちゃねえだろ。俺だよ。闇雲になって無鉄砲してたのは俺だ」
リディア=スミルノフ:「……」
リディア=スミルノフ:立ち上がり、二人に向き直り
リディア=スミルノフ:「ごめんね」 二人の頭を撫でる。
リディア=スミルノフ:「わたしが勝手にどこか行っちゃったから。きっと、いろいろ困ったよね」
リディア=スミルノフ:「二人のせいじゃないよ」
ナザロフ:「……いいんだよ、そんなの」
ナターリア:「…………。」リディアを見上げ、むずがゆそうにするが
ナザロフ:「こうやってまた生きて会えた」
ナターリア:やがて手を受け入れる。
ナターリア:「ああ。」
ナザロフ:「ナターリアも、リディアも」
ナザロフ:「俺にはそれで十分過ぎる」
リディア=スミルノフ:「約束するよ。こんどは絶対、だまってどこかに行ったりしないから」
リディア=スミルノフ:「ナザロフとナターリアがよければ、また三人で旅しよう」
リディア=スミルノフ:「魔人化を……根本的に治療する方法も、探さないといけないから」
ナターリア:「ああ。旅の目的が…また一つ増えたな。」
ナザロフ:「そうだな」
ナザロフ:「これからしなきゃいけないことが沢山ある」
ナザロフ:「リディアさえよければ、一緒に背負わせてくれ」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。ふたりとも」
リディア=スミルノフ:「よかった……。ふたりに嫌われたかも、って思ってたから」
ナザロフ:「バカ」
ナザロフ:「俺たちがリディアを嫌いになったりするはずないだろ」
ナザロフ:「繋がりっていうのはそう簡単に消えたりしねえよ」
ナターリア:「例えば…」
リディア=スミルノフ:「たとえば?」
ナターリア:「リディアが私が教えた髪の手入れを忘れなかったことも、繋がりだ。」
リディア=スミルノフ:「ふふふ」
リディア=スミルノフ:「路地裏でわたしが話しかけた時、声だけでふたりがわたしだってわかってくれたのも、つながりだね」
ナザロフ:「……うん」
ナザロフ:そして
ナターリア:「さて、おしまいだ。」リディアの髪に軽くキスして、離す。
ナザロフ:死してなお、彼らを戦いへと向かわせたものも。
リディア=スミルノフ:「ありがとう。やっぱりナターリアにお手入れしてもらうのは、気持ちいいね」 ぴょんとベッドから飛び降りる。
リディア=スミルノフ:「ねえ。ふたりとも、食べたいものはある? 飲みたいものとか」
リディア=スミルノフ:「下になんでも売ってるお店があるの。ささやかだけど、再会のパーティをしよう?」
リディア=スミルノフ:「わたしが買ってくるよ」
ナザロフ:「!だったら俺も一緒に」
ナザロフ:と身を乗り出そうとして
ナターリア:ぐい、とナザロフの手を掴む
ナザロフ:「……う」
ナターリア:「お前は髪を乾かせ。」
ナザロフ:「ああ、わかってる」
ナザロフ:そわそわと二人の顔を見渡し
リディア=スミルノフ:「ふふ」 旅している時によく見たやりとりだ。
ナザロフ:「……早く帰ってこいよ、リディア」
ナターリア:「それじゃ…軽くつまめるサンドイッチを頼むよ。」
リディア=スミルノフ:「うん。いっぱい買ってくるからね」
ナターリア:「それと。」
リディア=スミルノフ:「お?」
ナターリア:「きれいになったね。リディア。」
ナターリア:にこ、と笑顔を向ける。
リディア=スミルノフ:「……」
リディア=スミルノフ:「ふへへ」 めったに見せない照れた笑いを見せながら、部屋を後にする。
ナザロフ:「……はぁ」
ナザロフ:それを見届けて
ナザロフ:「リディア、大人になっちまいやがって」
ナターリア:「誰だってそうなるのさ。」
ナザロフ:「もう俺があーだこーだ言うことはねえか」
ナターリア:「親離れが寂しいか?」
ナターリア:くすくすと笑いながら、ドライヤーの電源を入れる。
ナザロフ:「俺にとってリディアはずっと命の恩人だ」
ナザロフ:「それは変わらねえよ」
ナザロフ:「だから、どうせ」
ナザロフ:「もう横から口出す必要はねえってわかってても」
ナザロフ:「あーだこーだ言っちまうんだろうな」
ナターリア:「………私も、そうかもな。」
ナザロフ:「はッ」
ナターリア:ナザロフの言葉を聴きつつ、体毛をドライヤーで乾かしていく。
ナザロフ:「せいぜい置いてかれないようにしようぜ」
ナザロフ:「きっとリディアより俺たちのほうが」
ナターリア:髪を梳く、というよりはブラッシングに近い。
ナザロフ:「寂しがりなんだ」
ナターリア:「………。」
ナターリア:ドライヤーを切る。
ナザロフ:「おう、ありがとな」
ナザロフ:ふるるっと首を振るう
ナターリア:ナザロフの背中側からナターリアの両手が伸び、
ナターリア:ナザロフを後ろから抱き留める。
ナザロフ:「きゃう!」
ナターリア:「………寂しがりなんだ。」
ナターリア:「………それは、きっと、誰よりも。」
ナザロフ:「お、おう」
ナターリア:「私が一番、寂しがりなんだ。」
ナザロフ:「ナターリア……?」
ナターリア:「……………ナザロフ。」
ナターリア:「つながりが、欲しい。」
ナターリア:そのまま、ベッドにナザロフを押し倒す。
ナザロフ:「つ、つながりって、お前」
ナターリア:ナザロフが顔を上げると、腹に馬乗りになっているナターリアに気付くだろう。
ナザロフ:「りっ」
ナターリア:「ここに、」人差し指で、自らの唇を示す。
ナザロフ:「リディアが戻ってきちまうだろ!」
ナターリア:「忘れられないくらい、離れられないくらい、強いつながりが欲しいんだ。」
ナザロフ:「……っく」
ナターリア:「………すぐ、済むから。」
ナターリア:「すぐ、済ませてくれれば。大丈夫だから。」
ナザロフ:「……お前なあ」
ナザロフ:「相手は見ての通りケダモノだぞ」
ナザロフ:「ほんとに怖いもの知らずの女だぜ」
ナザロフ:腕を広げて、抱き寄せ
ナザロフ:鼻先で口づけをする
ナザロフ:「……ナターリア」
ナターリア:「………うん」
ナザロフ:「愛してるぜ」
ナターリア:「ああ。愛してる。ナザロフ。」
ナターリア:改めて想いを告げ、今度はこちらから唇を重ねる。
ナザロフ:「きゃう……!?」
ナザロフ:「戻ってきちまうってば……!」
GM:カチャン。
GM:オートロックが解除される小さな音がし、
ナターリア:「!!!」
GM:少し遅れて部屋のドアが開く。ガサガサというビニール袋の音。
ナターリア:ばばっ、とナザロフから身体を離し、元の席へと戻る。
リディア=スミルノフ:「ただいま。買って……おっと」 両手にいっぱいの飲み物やら食べ物やらケーキ、プリン、シュークリームやらを買ってきた。
リディア=スミルノフ:全部ホテルの1Fにあるコンビニで買ってきたものだ。
ナザロフ:「お、おうリディア!」
リディア=スミルノフ:「買ってきたよ」 よろよろと入ってきます。
ナターリア:「あ、おかえり。ちょうどドライヤーも終わったところさ。」
ナザロフ:「重くなかったか!俺が持つ!俺が持つ!」
リディア=スミルノフ:「……?
ナザロフ:ワタワタとリディアの方に
リディア=スミルノフ:「二人とも、慌ててない? だいじょうぶ?」
ナターリア:「だ、大丈夫!」
ナザロフ:「そう!ドライヤーをな!あた、当ててもらってて」
ナターリア:目を若干逸らしつつ、髪を整える。
ナザロフ:「慌ててなんていないぞ!リディア!」
リディア=スミルノフ:「そう? ならいいけど」
ナターリア:「さ、冷めないうちに食べようか。」
リディア=スミルノフ:「うん。あ、待ってね」 しゃがみこみ、ごそごそと冷蔵庫にドリンクやお酒を入れていく。
ナターリア:「折角リディアが買って来てくれたんだし…ね?」
ナザロフ:「お、おう」
リディア=スミルノフ:「飲み物だけ、冷蔵庫にいれちゃうね」
ナザロフ:畳み掛けるような展開で高まった鼓動のまま
ナザロフ:テーブルの近くに座る
ナターリア:「………」くい、とナザロフの服を引く。
ナターリア:「今日の部屋。」
ナターリア:「私とお前、一緒だとさ。」
ナザロフ:「……」
ナザロフ:「寂しがりが寂しがりを焚き付けて」
ナザロフ:「どうするつもりだよ。ホントに噛んじまうぞ」
ナターリア:「………風呂で、」
ナターリア:「香水の匂いも落としたぞ?」
ナザロフ:「ワゥフ」
ナザロフ:「ほんと、敵わねえな」
ナターリア:くすくすと笑って、テーブルに料理を並べていく。
■エンディング02:秋塚譲治
GM:次のエンディング!
GM:エンディング02に行きましょう。秋塚さんのEDです。
GM:希望があったので、相手はコヨミ。場所の希望はありますか?
秋塚譲治:なんでしょうね、遊びにいきたいかな……
秋塚譲治:あ~、あそこ、るるぽーと!
GM:遊びに!?
GM:おっけー! じゃあるるぽ!
GM:N市第三地区 大型ショッピングモール『るるぽーと』
GM:……マスターアビス、月代コヨミ。
GM:極めて強力な同化能力を持つ彼女を正しく認識できるものは少ない。『認識』すら同化されてしまうためだ。
GM:そして――数日後に自害することが決定しているとはいえ、
GM:UGNが、楽園の十三人を野放しにすることは許されない。
GM:ゆえに月代コヨミには、常に何かしらの監視がつくことになる。
GM:クリスマスを控えた今日の日中は、秋塚がその担当だった。
秋塚譲治:「もうすぐクリスマスだ、流石に街中が賑やかだね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「このうちの一体何人が」
《マスターアビス》月代コヨミ:「他の『十三人』や、オーガンといった世界の危機に気づいているのかしらね」
秋塚譲治:「さぁて、ね。世界の危機なんてもんには気が付かないほうが良いことは確かさ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そうかしら。どうせ終わるのなら、覚悟する時間とか……好きな人と過ごす時間とかがあったほうがいいと思うけれど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなた風に言うと、そもそも終わらせないから関係ないのかしら」
秋塚譲治:「そうだな、終わらせないから関係ないって言うのは間違っちゃいないが……」
秋塚譲治:「覚悟する時間だとか、世界最後の日になにをするかとか結局なにをしても後悔が残ると思うんだよな」
秋塚譲治:「人間ってのは欲が深いから、完全に納得して死ぬなんて難しい」 と笑う
《マスターアビス》月代コヨミ:「……それは確かに、そうね。言われてみれば、わたしも普段通りの日常を過ごして普通に死ぬと思うし」
《マスターアビス》月代コヨミ:「いくら覚悟する時間があったとしても、納得して死ねる人なんてそうそういないと思うわ」
秋塚譲治:「なら、当たり前のように楽しく過ごす方が良いって俺は考えるんだが……」
秋塚譲治:「ちょいと遊んでいくかい? まぁ、俺が相手じゃあ不足かもしれないがデートってやつだ」
GM:「……楽しく過ごせば過ごすほど、死ぬ瞬間に後悔が襲ってくるんじゃないかって思うことがあるわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……楽しく過ごせば過ごすほど、死ぬ瞬間に後悔が襲ってくるんじゃないかって思うことがあるわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「結局、死ぬ瞬間には全部手放さなきゃいけないんだから。そうでしょ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「だから私は正直、遊ぶのは嫌よ。数日後に死ぬかもしれないもの」
秋塚譲治:「そうかもな」
秋塚譲治:「数日後に死ぬ、楽しいと辛くなるから遊ぶのは嫌だ。筋が通ってる」
《マスターアビス》月代コヨミ:「でしょう?」
秋塚譲治:「でも死ぬ時に辛いだけなのは……寂しい、とも思うぜ」
秋塚譲治:「どうせ死ぬんだから、と楽しく残りを過ごすのも、まぁ、悪いことじゃあないと思うんだよ」
秋塚譲治:「本当に無責任なこと言ってるけどな」
秋塚譲治:残酷なことを言っている自覚はある、それでも。
《マスターアビス》月代コヨミ:「……まったく。あなたといい、ホワイトミュートといい」
《マスターアビス》月代コヨミ:「どいつもこいつも無責任なことを言ってくれるわ。万が一、本当に死ななきゃいけなくなった時の事を」
《マスターアビス》月代コヨミ:「本当に考えているのかしら」
秋塚譲治:たとえ、作戦がうまくいかず彼女が死ぬことになってしまっても。
秋塚譲治:「全くそのとおり、返す言葉もない」
秋塚譲治:「“ホワイトミュート”とは会うことはなかったが……」
秋塚譲治:「コヨミちゃんには死ぬことだけを考えてほしくなかったんじゃねえかなってのが俺の意見なわけだ」
秋塚譲治:「実際、そこのところはどうだった?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……全く同じようなことを言われたわ」
秋塚譲治:それでも、後悔しても、この街にも楽しい思い出があった。と思ってほしい。
《マスターアビス》月代コヨミ:「死ななきゃいけないんだ、じゃなくて、お前自身はどうなんだとか」
秋塚譲治:「ははっ、そうか」 嬉しくなって笑う
《マスターアビス》月代コヨミ:「生きたいなら生きたいって言えとか……ふん」 鼻を鳴らす。
秋塚譲治:「流石にそれじゃあ俺の言葉なんて耳にタコだよな」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そうでもないわ。同じ言葉でも、言い方や言う人によって印象はいくらでも変わってくるから」
秋塚譲治:「へぇ、それじゃあコヨミちゃんからみて俺はどういう印象だい?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「おせっかいで夢見がちなナンパ男」 率直に言う。
秋塚譲治:「よく言われる」 笑う
《マスターアビス》月代コヨミ:「……でも、いい? 言っておくけれど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「嫌いではないわ。私はアビス計画の実験体として申し出たけれど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「その動機はやっぱり、"UGNとFHが協力すれば、世界からジャーム化を根絶できるかも"って夢だったんだから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「夢見がちなのは、嫌いじゃないの。秋塚はできればそのままでいてほしいわね」
秋塚譲治:「…………ああ、分かった」
秋塚譲治:「理想は捨てないさ、どこまでも持っていくつもりだ」
秋塚譲治:「だからキミももう少し夢を見ても良いんだぜ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………」
秋塚譲治:「夢を見るのは嫌いじゃないんだろ?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「………子供の頃からの夢があるわ」 視線を遠くに向けている。
《マスターアビス》月代コヨミ:少し離れたところにクレープ屋がある。1つ最低500円くらいの、ちょっとお高めなやつだ。
《マスターアビス》月代コヨミ:「お腹いっぱいになるまでクレープを食べてみたいの。それも安い、バナナだけとかクリームだけとかのやつじゃない」
《マスターアビス》月代コヨミ:「イチゴとレアチーズとバナナとチョコとおもちが入ってるやつよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「今日叶える気になったわ。おごって、秋塚」
《マスターアビス》月代コヨミ:「おなかがいっぱいになるまで食べるわ」
秋塚譲治:「ははっ! 是非、奢らせてもらうよ。お姫様」
秋塚譲治:「他にもいっぱい叶えてほしいことはあるかい? そういう事を今日はやっていこう」
GM:そのままぐいぐいと秋塚を引っ張り、クレープ屋の方へ向かう。
どどんとふ:「犀潟常青」がログインしました。
《マスターアビス》月代コヨミ:「情報サイトで見たタピオカを飲みたいわ。流行りなんでしょ」 情報が古い!
《マスターアビス》月代コヨミ:「あと、都会には猫喫茶があるっていうから、猫喫茶も行くわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「服も見る。この体は情報体だからいくらでも服は変えられるけど、着たこと無い服は再現できないから」
《マスターアビス》月代コヨミ:「全部やるわ。いいわね」
秋塚譲治:「ああ、どこまでも付き合う。今の俺はキミの召使いだ、良いようにこき使ってくれ」
秋塚譲治:今日一日、彼女につきあわされることになるだろう。だけどこれくらい安いものだ。
秋塚譲治:こんな事で彼女の今までが癒やされるわけではないだろう、精一杯の強がりかもなのかもしれない。
秋塚譲治:けれど、それでも。
秋塚譲治:少しでも彼女の笑顔を引き出す手助けがしたかった。
秋塚譲治:やはり、女の子には笑っていてほしい。
秋塚譲治:——男だったらそう思うだろ?
GM:----
GM:
GM:秋塚さんのEDは終了!
■エンディング03:犀潟常青
GM:では最後のEDです。犀潟さんのED。
GM:会話相手は月代コヨミ。場所や時間の指定はありますか?
犀潟常青:じゃあ、神社で! 神社で会いたいです!
GM:オッケー!
GM:N市某所『月代神社』
GM:月や太陽というのは、古来から人々に祀られてきた存在だ。
GM:ゆえに、たまたま――彼女と同じ名前を冠する神社があったのも、それほど珍しいことではないだろう。
GM:長い石階段をのぼって制服姿の少女が現れる。スカートを翻し、境内に入ってくる。
GM:描写しちゃいましたが、よく考えると
GM:犀潟さんはここに呼び出した側ですか? それとも偶然出会う感じがいいですか?
犀潟常青:いや、呼び出した形にしたいです!
GM:オッケー!
《マスターアビス》月代コヨミ:「……たしかに、あなたのキャッチコピーは"恐怖、お売りください"だけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「だからって待ち合わせ場所までこんなオカルトチックな場所にしなくてもいいんじゃない?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あるでしょ。いくらでも。喫茶店とか……ファミレスとか……」
犀潟常青:「ああいう場所だと、どうも落ち着かなくてね。申し訳ない」
犀潟常青:「それにここの方が安全だ。静かだし、危険も少ない。そう長い話にならないから我慢してくれ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「というか、私が怖くないの? マスターアビスよ。十三人よ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「世間話をする相手は選んだほうがいいと思うのだけど……」 言いながら腕を組み、リラックスして話を聞く姿勢になる。
犀潟常青:「こわいよ。とてもこわい。片手で捻りつぶされたらどうしよう……とか、ね。ただ」
犀潟常青:「どんな人でも動物でもモノでも、同じくらいにはこわいものだ。俺は怖がりなもので、なんだってこわい」
犀潟常青:「きみもファミレスの店員も喫茶店のコーヒーカップも、同じくらいこわいんだよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「陽一さん――ナラシンハにも似たような事を言っていたわね。そういえば」
《マスターアビス》月代コヨミ:「どんな小さな想いも世界を滅ぼすに足りるとかなんとか」
犀潟常青:「そうだね。歴史を勉強すればするほど、そんな気分になる。でも、だからといって……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「話しっていうのは? あなたのその、なんでも恐怖症を克服したいとか、そういう類のもの?」
犀潟常青:「こわいものは全部消えてほしいと思うわけじゃない。……話って言うのはね、簡単なことだ」
犀潟常青:「そもそもの発端にあった、俺と秋塚サンへの依頼。あれは自殺が目的だっただろう」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……ええ。まあね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「今の私は地球破壊爆弾のようなものだもの。確実に解体出来る方法は確保しておきたくて」
犀潟常青:「いまは、どう思ってる? そこの”万が一に備えて”、って意見は変わらないかな?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「…………。」
GM:だいぶ長い沈黙があった。ざわざわと風が駆け抜け、木々を揺らす。
《マスターアビス》月代コヨミ:「……私自身、信じられないのだけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「この街にやってきてただの一度も、私はマイナスの感情をぶつけられていない。早く死ねとか。お前がすべての元凶だとか……」
犀潟常青:「それはそれは……」 「すごいな」
犀潟常青:「いい街なんだね」
《マスターアビス》月代コヨミ:「どうかしら。夢見がちな人が多いだけかもしれない。……けど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「だからこそ、私は考えてしまっているわ。"死ななくてもいいのかもしれない"って」
《マスターアビス》月代コヨミ:「だから答えは"わからない。迷っている"だわ。万が一に備えたかったけど……もしかしたら要らないのかもしれない……」
《マスターアビス》月代コヨミ:「犀潟はどう思う?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「一度は自害を決めた人間が、こんなことで悩むなんて。バカバカしいと思う?」
犀潟常青:「……そうだね。たとえば……この神社が祭っている神様の由来は、俺にも正確にはよくわからない」
犀潟常青:「たぶん、月読尊の系譜の祭神だったんだろうと思う」
犀潟常青:「神様とはいえ、色々な人格を持っている者だ。特に月みたいに、満ち欠けするものは特に」
犀潟常青:「荒ぶる側面、穏やかな側面、明るい側面、理知的な側面……色々ある」
《マスターアビス》月代コヨミ:「そうね。月、季節……自然の存在は、様々な側面を持ってるわ」
犀潟常青:「神様でさえそうなんだから、人間がどれだけたくさんの側面を持ち、その間で迷ったとしても、それは当たり前って気がする。その人が…ね」
犀潟常青:「まだ生きて、存在している限り、どれだけ迷ってもいいと思う。だけど」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……だけど?」
犀潟常青:「……答えをだすことがあるなら、きみは、きっときみが関わってきた人たちを思い出すだろう」
犀潟常青:「この街に来てから受けてきた言葉が、それだけ優しいものだったということは、忘れないでいてほしいな。きみのかかわりはそういうものだったということを」
犀潟常青:「覚えていてほしい。……答えになってないかな?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……秋塚にも同じような事を言われたわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「死ぬことだけを考えてほしくないとかなんとか。……一日に二回も同じようなことを言われるとは、思わなかったわ」
《マスターアビス》月代コヨミ:小さく息を吸って吐く。
《マスターアビス》月代コヨミ:「忘れないわよ」
犀潟常青:「うん。……死を選ぶこと自体は、俺は否定はできない。俺だってジャームになるくらいなら、殺してほしいと思う」
犀潟常青:「だからなおさら、みんなと一緒にいるんだろうな。そして結局、そのことが逆に死を遠ざける……」
犀潟常青:「きみは遠回りに見えて、一番の近道を歩いているのかもしれない、といま思った」
《マスターアビス》月代コヨミ:「……絆とか友情とかが、ジャーム化を遠ざけるっていうあれ?」
《マスターアビス》月代コヨミ:「正直、眉唾なんだけど……」
犀潟常青:「はは」
犀潟常青:「それが本当だったら、世界の真実だったら、この世はまるで楽園だよね。……でも、俺は信じたい」
犀潟常青:「まあ、これもきみと通りすがりに関わった、一人の人間の言葉だと覚えておいてくれ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「なんだか不思議ね。あなたとはつい選日あったばかりのはずなのに」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたの言葉は耳障りがいいわ。まるで昔からずっと一緒に居た人みたい」
《マスターアビス》月代コヨミ:「ね、犀潟。もしなんだけど」
犀潟常青:「俺は長く会っていなかった友人に、ようやく会えた気分だ。……こうして話せてよかったよ」
《マスターアビス》月代コヨミ:「もし私が自害しなくて済んで……2021年を迎えられたら」
《マスターアビス》月代コヨミ:「またこうしてお話してくれる?」
犀潟常青:「それはもう、喜んで。そのときには……」
犀潟常青:「きっとそのおはなしを、きみの目線から語ってください」
《マスターアビス》月代コヨミ:「約束するわ。……ふふ。なにせ、物好きな連中といっしょに太陽に行って、暴走している能力そのものを打ち倒すお話だもの」
《マスターアビス》月代コヨミ:「あなたの大好きな恐怖が、いっぱい摂取できるはずよ。きっとね」
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。
それは唐突に広がった。
自分とそっくりの姿をした分身──ドッペルゲンガーの発生。
あるいは、既に死んだはずの人間の復活。
2021年が迫る中、楽園の十三人『マスターアビス』の脅威が静かに街を覆っていく。
灰は灰に。塵は塵に。
深淵の住人は太陽へと戻り、そして――決戦の日が来る。
ダブルクロス The 3rd Edition "大N市"
『再生のファンタジア』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
GM:ということで、これにて全行程終了!
GM:どどんとふ最後のセッション……マスターアビス番外編は以上で終了です。
秋塚譲治:お疲れさまでした! めちゃくちゃ楽しかったです!
GM:お疲れさまでした!
GM:どどんとふもお疲れ様!
犀潟常青:どどんとふ……お疲れ様!
秋塚譲治:おつかれさま、どどんとふ……ゆっくりやすめ
ナターリア:お疲れ様!どどんとふも…GMも……